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【1:1000】 よろず推理処(その3)
1: 名前: ケーナ:2013/01/14 05:01ID:c4OIlNsN
このスレッドは『うみねこ』完結から随分時間が経過したにも関わらず、真剣に考察したい人の為に設けました。考察する内容等は問いませんが、たった一つだけルールを設けさせていただきます。

仮名で構わないから、1人1つのハンドルネームを必ずつけ、発言者が誰であるか(どの発言と同じ人物であるか)を明確にすること

これは“誰”が“どの発言”を“誰”にしているのかが解らないことで、考察や議論の妨げになることを防ぐためのルールです。ご理解とご協力をいただける方、このスレッドでまだまだ終わらない『うみねこ』考察を楽しみませんか?

『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』 http://keena/。web。fc2。com/
『うみねこ』用辞書 http://keena/。web。fc2。com/uminekojisyo。txt
『うみねこ』テキスト抽出ツール http://harmonicharmo/。nobody。jp/bunko/
(それぞれ“。”は“ピリオド”に変換)
2: 名前: ケーナ:2013/01/14 05:03ID:c4OIlNsN
『続・最考考』の“■『うみねこ』はファンタジー?”
を完成形にしました
一応タチバナさんからのツッコミを反映しておきました

非常に疲れましたが
考えてみればこれは『うみねこ』の総まとめになるわけで
当たり前の話なのでした

僕がこれを『最考考』に入れなかったのは
“もはや考察ではなくなっている”為です
「こういう世界観であって欲しい」という
僕の願望によって構築した創作なのです
(僕の考察は基本的にこの願望で構築してはいますが…)

僕にはこれ以外の解釈は思いつかないのですが
それでもやはり本文中からの根拠に乏しく
「“読解”というスタイルを標榜する『最考考』には相応しくないだろう」
ということで外しました

そもそもタチバナさんとのやり取りがなければ
発表自体しなかったのではないかと思いますが

『最考考』にバラバラに仕込んでありますので
わざわざこうしてまとめなくても
伝わる人には伝わっていただろうと信じています
3: 名前: ケーナ:2013/01/14 05:05ID:c4OIlNsN
タチバナさん >>977 >>978 >>980

“■『うみねこ』はファンタジー?”を完成させましたので
お手数ですがもう一度ご覧いただけると助かります

>>この作品をファンタジーだと認めると、降伏したことになります。
>屈したとしても、別にそれは悪いことじゃないというのが僕の考えですね。

これは僕も同意ですが
結局これは“ゲーム盤において”の話ですよね
ゲーム盤は幻想修飾されたミステリー
ここを抑えておけば良いかと

>正しく理解しようとしているのにも関わらず、
>作中から手掛かりを探そうとしない

これは探して見つからない場合は
自分で補完しているという話です

>「書き手などいない」という前提が先にあって、
>それに合わせた解釈をしてしまっている

『最考考』の“■コラムコーナー2……096”にある
“■考察法指南”において僕の考察方法を提示していますので
もう一度ご覧下さい

>僕の解釈では「うみねこの作者は作中には登場しない魔女」です。

僕が「魔女が書き手ではない」と考える理由はごく単純です
魔女ならば“カケラ”を操れるため
文字をチマチマ綴って物語を書く必要などないのです

>「うみねこの作者は竜騎士07である」という主張も大真面目にしています。

僕も「この考え方で良いのかも」とは思いますが
このレベルまで行くなら
もはや書き手を想定する必要はないのではないでしょうか?

>故に梨花は魔女と決別し、その決別した魔女こそがベルンカステルなのです。

これは“想念が魔女化する”という考え方で良いでしょうか?

>鷹野三四とラムダも元々別人だと思うのですが。

“34”はギリシャ数字で“ラムダデルタ”だそうですし
ベルンとの因縁 そして顔や髪の色から考えても鷹野三四でしょう

ケーナさん >>974

>はい、ノックス十戒とノックスの十戒は別です。
>そういう意味で言葉を選んだつもりです。

僕はこの認識はなかったのですが
どういう意味でしょう?

>「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」で説明された
>アンチミステリーの定義で考えて欲しかったということですね。
>だとしても、一読者の考察の内容を考察せよと言われても困ります。

僕も「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」は通ると思っています
そしてウソッキーさんも僕もまったく別々に
それをちびゆかさんに説明しましたが
どうやっても納得してもらえませんでした

ですから流石に3人も「これは正しい」と言えば
ちびゆかさんも納得してくれるかも
ということでタチバナさんに期待してみた次第です

>キャラが一人歩きするという話は聞いたことがあると思いますが、
>作品自体も一人歩きするものです。

その場合 インタビュー及び対談でそのことに触れると思います
しかし竜騎士07さんからそのような話は出ませんでした

>いや、“食堂よりも遥かに狭く遮蔽物もある”のだから、
>食堂よりも書斎の方が逃げるのは困難ですよね?

僕は元々“逃げられる”という方向では考えていません
僕が想定したのは“反撃される”状況です

>>命令権者だろうが何だろうがやはりそれは“人間”ですよね
>>ミステリーの犯人は人間ですから
>人間ですけど、下位世界から見た場合はファンタジーの存在です。
>上位世界の存在なんてファンタジーでしかありませんので。

>>これはルールブックの盲点を突いた
>>ヱリカの攻撃でしょう
>だから、狂言殺人にしようとしたけど、
>ルールによってヱリカという犯人が生まれてしまったという流れですよね。

僕はルールの中に
「惨劇が起こらなければならない」というものは存在しないと思います
戦人の予定ではあのまま誰も死なないままに話が終わったでしょうし
ルール上 終わることが出来たでしょう

しかし ルールの盲点を付いたヱリカによって
それが引っくり返されたということです

>>僕はこれを「逆から捉えられないか?」と考えたわけです
>どこらへんが逆なのかは分かりませんけど、

>>918の考えは
「紗音が赤字で使用人であると定義されてしまっている」
という前提があるため 出てくる解釈です

しかしそれはそもそも勘違いで
「紗音は赤字で使用人であると定義されていない」
というまったく逆の前提で考えればどうか?
という話です

>>ただ「上記事情を考慮すれば別解もありえるのでは?」
>>という話です
>ケーナさんが言ってることなら、作者のミスと言わざるを得ない部分がどこにも存在しません。

《赤:マスターキーは使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
僕からするとこの赤字は《赤:紗音は使用人である》と書いてあるに等しいです
ですから紗音が使用人ではないというのであれば
《赤:マスターキーは源次、紗音、嘉音、熊沢、郷田がそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
としなければならなかったのです

>>979 >>981 >>982

比較的常識人であるタチバナさんがこの理解では
他は言わずと知れたことでしょうから
この方面は諦めることにします
4: 名前: ケーナ:2013/01/14 05:06ID:c4OIlNsN
オプスさん >>983 >>990

>自分が理解出来ない部分を最終的に「それは作者のミスですね」で結論付ける人と、
>どんな有意義な考察が望めるというのでしょう。
>例え作者のミスであろうとも、それを決して口に出さずに、考察し回答を出す気概が重要なんです。

この部分に関してはタチバナさんにはきちんと説明し
一応理解をいただけたと思っていますが
そのやり取りをご覧になっても考え方は変わりませんか?

>しかもこちらの考察内容に興味を持つ素振りさえ見せませんしね。

オプスさんの考察に対する僕の考えは書かせてもらったつもりですが
お気に召さなかったでしょうか?
僕は本文の記述を根拠に
もっとも妥当性のある一なる真実を追究していますので
そこから外れてしまうとあまり興味を持たないかもしれません

>『EP1第一の晩において作中内にて提示されていない、屋敷本館可能性密室』

例えばオプスさんはこれによってどのような考察を構築するつもりなのでしょう?
何故 自分はその説を提唱し
その結果 どのような新事実を提示できるのか?

この部分がなければ それは単なる思い付きでしかありません

ちなみにこれは就寝前に使用人が戸締り確認をしますが
朝はその逆で使用人が順次開錠していくのでしょう
朝 外を散歩をしたい客人がいて
外に出たいのに扉が閉まっているため
自分で開錠させるのでは失礼ですから
5: 名前: ケーナ:2013/01/14 05:08ID:c4OIlNsN
ちびゆかさん >>987

>紗音が使用人であることは常識の範疇であると思うのです。

ところがこの作品においては
赤字で定義されない限り
それは信用出来ないのです

逆もまた然り
赤字で定義されてしまったことは
問答無用で信じなければなりません

>真の当主だったとしても、使用人且つ真の当主となり、
>使用人であることには変わらないのです。

これだと
《赤:紗音は使用人である》
《赤:使用人が犯人であることを禁ずッ!!》
この2つが同時に成立できることになり
いささかズルくないでしょうか?

>実は困ったことにドレスベアトを視認する人が他にもいるのです。
>EP2のラストの戦人、EP5の夏妃

これは以前に話したことがありますね
EP2ラストでの戦人は駒
EP5の夏妃は夏妃の空想
ということで落ち着いた気がします

>あとスレが1000に近付いたので、
>よろず推理処の3rdシーズンをお願いしますのです。

承知しました
6: 名前: ケーナ:2013/01/14 05:18ID:c4OIlNsN
>>3

ざっと読み返して
引用だけして回答していない内容に気が付きました

>>命令権者だろうが何だろうがやはりそれは“人間”ですよね
>>ミステリーの犯人は人間ですから
>人間ですけど、下位世界から見た場合はファンタジーの存在です。
>上位世界の存在なんてファンタジーでしかありませんので。

それがミステリーで許されるのか?
という話です
7: 名前: タチバナ:2013/01/14 13:20ID:160Q5Yx1
ケーナさん >>2 >>3 >>4 >>5 >>6

>寿と戦人の再会(1998年の数十年後ですから最低でも2018年くらいです。
数十年後なのだから、20年後~90年後くらいでしょう?(普通に考えて90年後なんてあり得ませんが)
ケーナさんは日本語のセンスが微妙におかしいです。

>僕がこれを『最考考』に入れなかったのは
>“もはや考察ではなくなっている”為です
この考え方も納得できないなあ。
考察であるなら、別に妄想交じりでもいいと思います。
一応僕は使い分けてるつもりなんですが、推理は解答を絞るものですが、考察はむしろ解答を広げるものであると思います。

>“読む”とは表現されていますが、これは実際に本を読んでいるわけではなく、
>観劇者権限のように手で触れるとそのカケラの出来事が映像として観えるのでしょう。
突っ込んでなかったですけど、これはおかしいです。

“「“探偵権限”か。」
「ふっ、なぁに、その間抜けな能力。
……違うわ。それは観覧席への招待状よ。」
「……“観劇者権限”か。………それを元老院の許可なく与えることは禁じられてるはず。」”
とあり、“観劇者権限”のように観えているのであれば、このようなやり取りを行なうことは違和感があります。

>『最考考』の“■コラムコーナー2……096”にある
>“■考察法指南”において僕の考察方法を提示していますので
>もう一度ご覧下さい

>一つ気をつけていただきたいのは“自分に都合の良い材料だけを集めない”ということです。
>これをすると明らかに成立しない“考察の柱”が濫立する事態になりかねません。
ケーナさん自身が実践できてない気がしますけど、この考えはまともです。

>僕が「魔女が書き手ではない」と考える理由はごく単純です
>魔女ならば“カケラ”を操れるため
>文字をチマチマ綴って物語を書く必要などないのです
フェザリーヌの話を一言も聞いてないんでしょうか。

根拠はいろいろありますが、
“「……参ったものだ。……戦いを描くのは久しぶりでな。……唐突にこのような展開で筆を預けられても困るというもの……。」
 私は執筆で行き詰った時は、逆行して書くことにしている。
 つまり、冒頭から順に書いていくのではなく、終わりから遡って執筆していくのだ。
 こうすれば、伏線も張りやすいし、ラストのビジョンを明確に物語を描ける。”
というEP8のシーンを見れば、一番分かりやすいかと思います。

>>「うみねこの作者は竜騎士07である」という主張も大真面目にしています。

>僕も「この考え方で良いのかも」とは思いますが
>このレベルまで行くなら
>もはや書き手を想定する必要はないのではないでしょうか?
はい、フェザリーヌであろうと、竜騎士07であろうと、些細な問題です。
ミステリー部分は竜騎士07が、ファンタジー部分はフェザリーヌが執筆した合作であるという解釈が一番すんなり通るかと思いますが。

>>故に梨花は魔女と決別し、その決別した魔女こそがベルンカステルなのです。

>これは“想念が魔女化する”という考え方で良いでしょうか?
その考え方でいいと思います。

>>鷹野三四とラムダも元々別人だと思うのですが。

>“34”はギリシャ数字で“ラムダデルタ”だそうですし
>ベルンとの因縁 そして顔や髪の色から考えても鷹野三四でしょう
=で括るのは意味が分かりません。
その解釈は、真里亞の名で書かれてるのだから真里亞の執筆だというくらいの素直さを感じますが、
鷹野三四はラムダの駒と考える方が普通だと思います。だから別人です。

>>はい、ノックス十戒とノックスの十戒は別です。
>>そういう意味で言葉を選んだつもりです。

>僕はこの認識はなかったのですが
>どういう意味でしょう?
うみねこ定義のノックスがノックス十戒で、普通のノックスがノックスの十戒というだけの話です。
うみねこ内では、ノックス十戒、ヴァン・ダイン二十則と「の」が抜けてるものとして統一されてるはずです。
竜ちゃんが意図的に改変を行なっていることを意味していると思います。

>僕も「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」は通ると思っています
どういう意味で言ってるかは分かりかねますけど、普通に両立すると思いますよ。
ミステリーでもありアンチミステリーでもあるということ自体が普通にあり得ますから。

>その場合 インタビュー及び対談でそのことに触れると思います
>しかし竜騎士07さんからそのような話は出ませんでした
あれ、“作者の想定する解でなくてもいいから自由に解釈して欲しい”という話は、耳が腐るほどしてる気がしますけど。

>僕は元々“逃げられる”という方向では考えていません
>僕が想定したのは“反撃される”状況です
書斎なら反撃される可能性も少ないので、真正面から銃で向かっていってもいいという話?

>僕はルールの中に
>「惨劇が起こらなければならない」というものは存在しないと思います
んー、まあいいや。ここは突っ込んでも平行線ですね。

>しかしそれはそもそも勘違いで
>「紗音は赤字で使用人であると定義されていない」
>というまったく逆の前提で考えればどうか?
>という話です
逆に考えた結果、ロジックエラーになるのだから、逆に考えたことが間違いなのでしょう。
その前提から見直すべきという話になるところです。

>比較的常識人であるタチバナさんがこの理解では
>他は言わずと知れたことでしょうから
>この方面は諦めることにします
むしろ考察方面よりもこの方面について真面目に考えて欲しいところですが、
ケーナさんが人に欠点を指摘されても、それを一向に治す気がない人であると言うなら、僕も諦めざるを得ません。

>>自分が理解出来ない部分を最終的に「それは作者のミスですね」で結論付ける人と、
>>どんな有意義な考察が望めるというのでしょう。
>>例え作者のミスであろうとも、それを決して口に出さずに、考察し回答を出す気概が重要なんです。

>この部分に関してはタチバナさんにはきちんと説明し
>一応理解をいただけたと思っていますが
>そのやり取りをご覧になっても考え方は変わりませんか?
あれ、僕がケーナさんの考えで理解できた部分って何かあったっけ。

>>『EP1第一の晩において作中内にて提示されていない、屋敷本館可能性密室』

>例えばオプスさんはこれによってどのような考察を構築するつもりなのでしょう?
>何故 自分はその説を提唱し
>その結果 どのような新事実を提示できるのか?

>この部分がなければ それは単なる思い付きでしかありません
だから、この考え方がおかしいのです。ケーナさんの考え方では結論から考えてますよね?
「この考察の結果、どのような結論に至るのか」なんてどうして最初に言わなきゃならないんでしょうか。
結論から先に考えるなんて、考察でも推理でもなく、ただの妄想です。

>ところがこの作品においては
>赤字で定義されない限り
>それは信用出来ないのです
それを言うなら、赤字で人格死なんて定義されてないので信用できないですよね。

>>真の当主だったとしても、使用人且つ真の当主となり、
>>使用人であることには変わらないのです。

>これだと
>《赤:紗音は使用人である》
>《赤:使用人が犯人であることを禁ずッ!!》
>この2つが同時に成立できることになり
>いささかズルくないでしょうか?
いや、これはケーナさんの考えがおかしいという指摘だと思いますよ。
で、ケーナさんは盤上だけに目を向けてるからおかしいのです。

>それがミステリーで許されるのか?
>という話です
殺人を行なったのは紗音の肉体であるという点については変わってないです。
だけど、ノックスやヴァン・ダインによって、ファンタジー的解釈をしないと説明が難しくなっています。
ノックスやヴァン・ダインはファンタジー的解答への誘導だと言ってるのはそういうことです。

完璧なミステリー的解答もしようと思えばできると思いますが、
どこまでファンタジーを許容するのかは人それぞれという話だと思います。

僕に言わせれば、人格死だってファンタジーなので、
人格死を認められて何故この考えを認められないのかは非常に不思議なのですが。
(僕が人格死を認められないのは、殺されたという表現はミステリーとしてもファンタジーとしても
おかしいのではというような思いがあるからです)
8: 名前: まる:2013/01/14 13:51ID:1c.OJR/7
100%ファンジターを認めても(ひぐらしを思わせるゲームで)
梨花がベルンカステルになった、羽入はフェザリーヌであるとは
散々書かれていますが鷹野がラムダになったラムダが鷹野になった
と読める記述は一つもないと思います
あくまでひぐらし開始時点で既に絶対の魔女として存在した扱い

ファンジターを認める前提なのですから穿った見方をする必要はなく素直に
ラムダ=鷹野と読める記述があるなら引っ張ってきて見て下さい

「みよ」も「さよ」も34には変わらない=保護や助力程度でネームの継承はあり得る
と思います。

逆にヤス=シャノン(さよ)=カノン=ベアト=ラムダととっていいというなら滅茶苦茶すぎる
9: 名前: タチバナ:2013/01/14 17:08ID:160Q5Yx1
なんというか、未だにケーナさんの思考の軸が見えてこないんだよなあ。
ファンタジー説と言ったかと思えば、命令権者という考え方は理解できないと言うし、
人格死を認めているかと思えば、ベアト人格は認めてないし、
ヘンペルはミスじゃないと言いつつ、別にミスにする必要のないところをミスだと断定するし。

思考の軸がしっかりと見えれば、ここはこう考えたほうがもっと良くなるんじゃないかという提案ができるのですけど、
人が言ってることの逆を言いたいだけで自分自身の考えすら持ってないように見えてしまうんですよね。
10: 名前: ちびゆか:2013/01/14 21:00ID:39VyAUx9
ケーナ卿>>1
おおおおぉ!!!
自分の考察貼っちゃだめでしょうが!

これじゃあケーナのよろず推理処みたいじゃないですか!

まったくもう、一応みんなのよろず推理処なんだから。

タチバナさん>>9

初っ端からケーナ萌えなのです。

ちょっと話変えますのですが、うみねこにファンタジー解とミステリー解があるとか、急にいい意味で大胆なことを言う感じで、昔はなんか頼りない感じがあったんだけど、急成長して別人みたいになったと思うのですが、なんか切っ掛けとかあるのですか?

あとケーナさんの姿勢がどうのこうの言うのは愛があれば良いのです。
ケーナさんと対話をしても得るものはない、無駄だとか言う人がいますが、ボクからすれば、無知蒙昧で物も満足読めない我ら人の子が対話をしたところで得られるものなどたいして無いと思うのです。
得られるもので価値のあるものは仲間と楽しく語り合う時間なのです。

ボクがケーナさんにバカとか噛ませ犬とか言うとしても、これは友達に突っ込みを入れただけの事なのです。悪意や敵意などから言う訳ではないのです。
友達同士でバカというのと他人同士でバカというのでは全く違うのです。

もちろん、タチバナさん、花さん、デカルトさんも友達みたいな感じで接しているのです。
まあそのせいで馴れなれしく、逆に怒らせてしまうこともあるのですが。
11: 名前: オプス:2013/01/14 22:29ID:2cqPHch0
>>4
>この部分に関してはタチバナさんにはきちんと説明し
>一応理解をいただけたと思っていますが
>そのやり取りをご覧になっても考え方は変わりませんか?
あーもう……どこから何を言えばいいのやら。
まず「他の人とのやり取りを読んでて当然」という考え方はまともではありません。
次に「断言した発言をいつの間にか仮の話だった」事にしてはいけません。
最後に「断言しようが仮だろうが口に出すべきではない」というのがこちらの初めから主張です。
質問を質問で返す点も含めて、あまりに読解能力が無さ過ぎです。

>>10
いい加減そうやってケーナさんを甘やかすの止めて下さい。
考察スレの私物化とか別スレ立て直すレベルですよ。
突っ込みどころはそこだけじゃなくて、前スレがまだ書き込めるのに次スレを立てるわ、前スレを埋めずにほっとくわで、自分だけ注目を浴びればいいやという性根のどこに萌えがあるってんですか?
貴方のせいで最悪な人間が育ちつつある事を自覚して反省して下さい。
12: 名前: タチバナ:2013/01/14 23:03ID:160Q5Yx1
ちびゆかさん >>10

>ちょっと話変えますのですが、うみねこにファンタジー解とミステリー解があるとか、急にいい意味で大胆なことを言う感じで、
>昔はなんか頼りない感じがあったんだけど、急成長して別人みたいになったと思うのですが、なんか切っ掛けとかあるのですか?
これは僕自身、一番成長した部分だと思います。
結局、考え方の主軸は別肉体説でぶれてないのですが、人格説もファンタジー解として許容できるようになったのはよかったです。

きっかけは、ツイッターで人格説を主張する人と出会ったからですね。
僕自身は別肉体説派なので、「この人もこっちの考えのほうにいっちゃったか」と(それが悪いと言うわけではないですが)
思ったのですが、「紗音と嘉音には一切の罪はなく、ベアト人格が犯人である」という主張が非常に説得力があるもので、なかなか感心してしまったわけです。

そこで素直に人格説の考え方に鞍替えできなかったのは、自分が頑固すぎるせいで反省すべき点であるかもしれませんが、
しかし、よくよく聞いてみると彼の主張する説の根拠は、赤字や幻想描写、ノックスやヴァン・ダインだけにあり、
本当にボトルメールだけを読んだときに人格説という発想は生まれ得るかと疑問に思ったのです。

そして、自分が思い至ったのは「ファンタジー的なものを根拠にしているのだから、
そこから生まれる説というのはファンタジー解と言えるのではないか」というものでした。
これが他人の説を尊重・参考にしつつも、自分の考察を深めるということではないかと思いました。

>ボクがケーナさんにバカとか噛ませ犬とか言うとしても、
>これは友達に突っ込みを入れただけの事なのです。
>悪意や敵意などから言う訳ではないのです。
>友達同士でバカというのと他人同士でバカというのでは全く違うのです。
僕だって悪意や敵意などないですよ。
素直にケーナさんの話を聞いてても、何を主張したいのかもよく分からなくて、
元々の考え方自体がおかしいんじゃないのかとなるだけで。

ケーナさん自身は、おそらくちゃんと説明しているつもりなのでしょうけど、
今一度、「自分はこういう考え方を主軸にして考察しているのだ」ということを説明して欲しいという気持ちです。
今のままだと矛盾の塊にしか見えませんので。
13: 名前: ちびゆか:2013/01/15 00:52ID:1fvSJxLL
タチバナさん>>12

>この時点では、ノックスやヴァン・ダインを守っているのだと
>信じることはできても、
>改変されているかもしれないルールを根拠にして考える
>ということは不可能です。

やっとタチバナさんの考えが解ってきました。
確かにどこをどう改変しているかまでは出題編だけだと解らないかもしれません。

>その後のEPを読むと、やはり秘密の通路以外にもルール
>の改変が行なわれており、ヴァン・ダインに至っては最後まで
>二十則の全てが登場することはありませんでした。
>つまり遵守されているルールであると信じることはできても、
>ノックスやヴァン・ダインを“根拠”にして考えることは
>誤りであると証明されてしまっているのです。

実は私、個別EPのトリックとか考えたことがないんです。第何の晩とかよく覚えてないし(涙)。
でも今まで考察?を続けて思うことは、結構アバウトな方がいいんじゃないかなって思うことがあります。

物語全体で考えた場合、ノックスが思考する杖、ベアトへの道標であり、素直に受け止めた方が無難な気もします。それが自然体のような。
ヴァンダインは恐らくノックスを遵守していれば結果的に守っている解になるとか。なんとなくですけど。

こういった問題よりも、モーゼの十戒のように、うみねこも造物主と呼ばれる存在が人の子に十戒を授け、導くという形になっているという仕掛け、展開そのものが素敵だと思います。

>これは僕自身、一番成長した部分だと思います。
>結局、考え方の主軸は別肉体説でぶれてないのですが、
>人格説もファンタジー解として許容できるように
>なったのはよかったです。

男子は三日会わなければナントカといいます。カッコ好くなりましたね。
でも女子は三分もあれば変わるんですよ。

ただ私にとってのファンタジーはアンチファンタジーの視点で紐解くという考えなので、人格説は合理的な考えだと思ってます。もっと言っちゃうとファンタジー解の方が上位互換。

>しかし、よくよく聞いてみると彼の主張する説の根拠は、
>赤字や幻想描写、ノックスやヴァン・ダインだけにあり、
>本当にボトルメールだけを読んだときに人格説
>という発想は生まれ得るかと疑問に思ったのです。

私は単純に相変わらず、マリアッージュの魔法大系、真里亞や縁寿の世界の理屈を根拠にそういうもんなんだろうなあって思ってます。

>そして、自分が思い至ったのは「ファンタジー的なものを根拠に
>しているのだから、
>そこから生まれる説というのはファンタジー解と
>言えるのではないか」というものでした。
>これが他人の説を尊重・参考にしつつも、
>自分の考察を深めるということではないかと思いました。

我らの告白の感想を聞いてみたいです。
昨年の初め頃少し話したと思いますが、
うみねこにはファンタジーとミステリーの二つの物語があり、さらにもう一つある。
ファンタジーとミステリー、二つの解があると考えているタチバナさんはどんな風に思っていますか?

>今のままだと矛盾の塊にしか見えませんので。

全ての考察者が矛盾を抱えていると思います。
それに自分で気付くと前に進むんですよね。
14: 名前: タチバナ:2013/01/15 01:53ID:a0uwgsX1
ちびゆかさん >>13

>実は私、個別EPのトリックとか考えたことがないんです。
>第何の晩とかよく覚えてないし(涙)。
>でも今まで考察?を続けて思うことは、結構アバウトな方がいいんじゃないかなって思うことがあります。
ぶっちゃけ盤上トリックについて考えるのは超面白い“ミニゲーム”をやってるようなもので、
物語の本筋からは離れてしまいがちですからね。

>物語全体で考えた場合、ノックスが思考する杖、
>ベアトへの道標であり、素直に受け止めた方が無難な気もします。
>それが自然体のような。
物語的に考えてみれば、“紗音と嘉音は同一人物である”と気付いて欲しいというのがヤスの本心でしょうから、
それを理解したドラノールやウィルが、ノックスやヴァン・ダインによって同一説に誘導しようとしたのでしょう。
(それでも人格説というと、トリック的に納得いきづらいですが)

ただ、別肉体説でも、“紗音と嘉音は同一人物である”と気付いて欲しい想いは十分読み取れるんです。
同一肉体でも別肉体でも、どちらでも成立するように書かれていますから。

ミステリー的に考えると、同一人物による変装というのはトリックとして用いるのは難しいと判断したのか、
同一人物であるかもしれないというのは、あくまでそう疑えるように書いたというだけのことです。

だから、結局のところ、ヤスはどちらも成立するように書いていて、
それがファンタジー的な脚色によって同一説の方が可能性が高いかのように見えるようになったのではないかと。

ここらへん上手く言葉で説明できてませんけど、これが今の自分の考えの主軸ですね。
これを理解してもらうには、やっぱりトリック的なことをよく考えてもらった方がいいかなという気もしますが。

>ヴァンダインは恐らくノックスを遵守していれば結果的に守っている解になるとか。
乱暴に言ってしまえば、ノックスもヴァン・ダインも「ちゃんとした手掛かり示せよ!」と言ってるだけなので、
その考えも間違ってはないと思います。
(ヴァン・ダインは物語的の作り方にも突っ込んでますが)

>ただ私にとってのファンタジーはアンチファンタジーの視点で紐解くという考えなので、
>人格説は合理的な考えだと思ってます。
>もっと言っちゃうとファンタジー解の方が上位互換。
うーん、人格説はちょっと無理しないといけない気がしますけど、合理的と言えば合理的なんですよね。
だから、ミステリーとしては納得できないけど、物語的に考えれば人格説でもいいんですよ。
別肉体説は別肉体説で、ちゃんと物語的にも筋が通る説明ができると思ってますが。

>我らの告白の感想を聞いてみたいです。
>昨年の初め頃少し話したと思いますが、
>うみねこにはファンタジーとミステリーの二つの物語があり、さらにもう一つある。
>ファンタジーとミステリー、二つの解があると考えているタチバナさんはどんな風に思っていますか?
実はそのあたりの過去ログは読んでますが、我らの告白に対する解釈はケーナさんともほぼ一致してると思ってます。
ベアトが公開したのはファンタジーの物語であり、ドラノールがそう読めるように助けたというところは同じかと思います。
もう一つの物語というのも、現実のヤスにとっての物語という理解でいいでしょう。

>>今のままだと矛盾の塊にしか見えませんので。

>全ての考察者が矛盾を抱えていると思います。
>それに自分で気付くと前に進むんですよね。
人に言われると反発したくなるというのは分かるので、自分で気付いてくれれば一番良かったのでしょうけど、
でも2年近く考えていてこれなら、やはり誰かが言わなきゃいけないのでしょう。
15: 名前: ケーナ:2013/01/15 03:49ID:3a7XyvVf
タチバナさん >>7 >>9

>数十年後なのだから、20年後~90年後くらいでしょう?
>ケーナさんは日本語のセンスが微妙におかしいです。

これは“最短”と書くべきところなのかもしれませんが
「これじゃあ最低でも10年はムショ暮らしだろうな」
というふうに使われたりもしますので
特に問題はないかと

>一応僕は使い分けてるつもりなんですが、
>推理は解答を絞るものですが、考察はむしろ解答を広げるものであると思います。

このあたりはそれぞれの言語感覚でしょうね
僕は“考察”と“創作”で使い分けています
僕にとって“■『うみねこ』はファンタジー?”は
『最考考』のほかの考察の柱に比べて
“創作”の傾向が飛びぬけて高く思えましたので
『最考考』には採用しなかった次第です

>>“読む”とは表現されていますが、これは実際に本を読んでいるわけではなく、
>>観劇者権限のように手で触れるとそのカケラの出来事が映像として観えるのでしょう。
>突っ込んでなかったですけど、これはおかしいです。

>“「……“観劇者権限”か。………それを元老院の許可なく与えることは禁じられてるはず。」”
>とあり、“観劇者権限”のように観えているのであれば、
>このようなやり取りを行なうことは違和感があります。

観劇者権限は相手に触れるだけで
相手の意思に関わりなく相手の体験したことを認識できる能力です
気軽に他人に与えて良いものではないのでしょう

また 観劇者権限は“特殊能力”にあたるものですが
カケラは触れた者は無条件で内容が理解出来るものでしょうから
全然違うものです

僕が観劇者権限を例として取り上げたのは
作品中においてカケラを覗く場面よりも
こちらの方が具体的で
理解しやすいだろうと考えたからに過ぎません

>>魔女ならば“カケラ”を操れるため
>>文字をチマチマ綴って物語を書く必要などないのです
>フェザリーヌの話を一言も聞いてないんでしょうか。

フェザリーヌは“尊厳なる観劇と戯曲と傍観の魔女”です
執筆することによって魔法を使うのは
フェザリーヌ固有の能力であって
魔女全般に共通する力ではありません

フェザリーヌは何が凄いって
普通の魔女は自分の領地でしか自分の力を発揮できません
そして航海者の魔女は自分の領地を離れても力を発揮できます
ところがフェザリーヌの場合は執筆することによって
自分のいる世界そのものを書き換えることが出来るのです

また“カケラを紡ぐ能力”もやはりベルンとフェザリーヌ
この2人固有の能力なのかもしれません
ベルンにこれが出来るのは古手梨花が前身であるからでしょうし
フェザリーヌは“観劇”と“傍観”の魔女ですから

現実世界の過去を見せるのはベアトもラムダもやっているわけで
これは魔女全般に共通した能力と思われます

>ミステリー部分は竜騎士07が、ファンタジー部分はフェザリーヌが執筆した
>合作であるという解釈が一番すんなり通るかと思いますが。

僕としては作品内で完結した解釈の方が良いのではないかと思います
ベルンもフェザリーヌもゲームのカケラを持っていましたから
それぞれのゲームがカケラとして幻想世界を漂っていて
それをベルンとフェザリーヌがそれぞれ紡いで持っている
と考えるのが一番妥当ではないでしょうか?
EP5で戦人が立ち会った場面がまさにそれですし

>鷹野三四はラムダの駒と考える方が普通だと思います。だから別人です。

だとするとラムダとベルンとの因縁はどうなりますか?

>>僕も「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」は通ると思っています
>どういう意味で言ってるかは分かりかねますけど、普通に両立すると思いますよ。
>ミステリーでもありアンチミステリーでもあるということ自体が普通にあり得ますから。

これは“一般的な解釈として”の話ですよね
僕とウソッキーさんが言っているのは
『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の解釈としての話です
おそらく過去ログを漁れば理解出来ると思いますが
出来たらタチバナさん自身の力で理解して
それをタチバナさんの言葉でちびゆかさんに伝えてもらいたいのです
二本の矢では駄目でしたが三本の矢では果たしてどうでしょう?

>“作者の想定する解でなくてもいいから自由に解釈して欲しい”という話は、
>耳が腐るほどしてる気がしますけど。

それと同時に以下のような内容があります

“(聞き手)どうして明確な謎解きを出さなかったのかをお聞かせ願えますでしょうか。
それは、この作品が議論して楽しむゲームだからです。ゲームである以上、挑戦した人だけ、議論をして色々な情報を集めた人だけがゴールに辿り着けるようにしたかったんですよ。これこそが『うみねこのなく頃に』がゲームである理由です。(中略)今後も「真相はどこかに書かないんですか?」といった内容の質問を受けると思いますが、一切触れないことが真剣にプレイしてくれた人に対する一番の恩返しになると思っています。”

“『うみねこ』では、考えた人にしか分からない犯人。コピペでは分からない犯人にしたかったんです。そういう意味で「ヤス」は、画期的な発明だったと思います。”

“EP1や2の時点では複数あるのだけれど、それを全部足していくと、一本しか筋が通らないという風に作ったつもりです。”

“(KEIYA)一つの真実を言い当ててほしいというよりは、ある程度の範囲内でいくつかの説があってもいいという感じですか。
それはもちろんですよ。ある程度のゆとりは残しているつもりなので。「ベルンの出題」のように、明確な一つの答えにするつもりは毛頭ないですよ。でも、突き詰めればほぼ間違いない答えが出てくるようにはできています。”

これらを解釈すると「いろいろ考えてもらっても結構ですけど、答えは1つですよ」
という竜騎士07さんのメッセージになりませんか?

>書斎なら反撃される可能性も少ないので、
>真正面から銃で向かっていってもいいという話?

これもまた逆です
狭く遮蔽物も多い書斎なら反撃を受ける可能性が高いです
それなのに真っ向勝負を挑んだわけです

ならば広く遮蔽物のない食堂なら
毒物などの小手先の技に頼る必要など
尚更ないだろうということです

>>この部分に関してはタチバナさんにはきちんと説明し
>>一応理解をいただけたと思っていますが
>>そのやり取りをご覧になっても考え方は変わりませんか?
>あれ、僕がケーナさんの考えで理解できた部分って何かあったっけ。

前スレ >>978

>僕はタチバナさんの“血を吐く毒”を肯定する根拠を作品中に示せませんが
>同時に否定する根拠も作品中に示せません
>あくまで「僕はこう思う」としか書けないのです
>そのオプションの1つに“作者のミス”も加えるべきだということです
こういう言い方であれば理解できる考えですし。

これで納得してもらったという認識でしたが
違うのでしょうか?

>「この考察の結果、どのような結論に至るのか」
>なんてどうして最初に言わなきゃならないんでしょうか。
>結論から先に考えるなんて、考察でも推理でもなく、ただの妄想です。

仮説を立ててそれを検証するのが実験です
考察もそれと同じだと思います

例えば『最考考』に“■金蔵は夏妃を嫌っていたの?……068~”
という考察の柱があります
これは本文中の記述から「本当に金蔵は夏妃を嫌っていたのだろうか?」と
疑問を持ち
「もしかすると金蔵は夏妃を嫌ってはいなかったのでは?」
という仮説を立てました

そして本文中からこの考察に関する記述を
肯定する記述も否定する記述も集め
それらを分析した結果
「金蔵は夏妃を嫌っていなかった」という考察が成り立つことが解ったので
考察の柱としました

この考察のミソはこれが正解とは限らないということです
あくまで“成立しうる”という話です

以前 時代劇の時代考証をする人が書いていましたが
時代考証とは“出来ないこと”を確認するのではなく
“出来ること”を確認するものなのだそうです
「この時代にこれがあったか?」ではなく
「この時代にこれがあっても大丈夫か?」
ということです それと同じですね

ただ これは考察のスタイルの一例です
同じテーマで集めた材料から考察の柱を作ることもあります

僕がオプスさんに言いたいのは
「そのことを考えることに何の意味があるのかを考えた上で考えなければならない」
ということです

オプスさんの考察が僕の目から見て見当違いなのは
この考え方が出来ていないからです
“ビジョンがない”のです
そのため どうでも良い真里亞の言動に注目してしまい
意味のない考察をしてしまうわけです

もっともこれはオプスさんに限らず
多くの考察者が同じようなことをしています

>>赤字で定義されない限り
>>それは信用出来ないのです
>それを言うなら、赤字で人格死なんて定義されてないので信用できないですよね。

赤字で死亡認定されているはずの人間でなければ
不可能な殺人があるわけで
赤字での死亡認定が絶対ならば
人格死という解釈しか残りません

ちなみにタチバナさんは別人説だそうですが
EP6はどう潜るのですか?

>殺人を行なったのは紗音の肉体であるという点については変わってないです。
>だけど、ノックスやヴァン・ダインによって、
>ファンタジー的解釈をしないと説明が難しくなっています。
>ノックスやヴァン・ダインはファンタジー的解答への誘導だと言ってるのはそういうことです。

だからそれがミステリーで許されるのか?
という話です
『うみねこ』はミステリーですか? それともファンタジーですか?

>僕に言わせれば、人格死だってファンタジーなので、
>人格死を認められて何故この考えを認められないのかは非常に不思議なのですが。

人格死は本文中で以下のようにそれを認める記述があるためです

“「本来、人は人であり、人格そのものを指して人とは呼びません。しかし、人格を人と認めるニンゲンたちにとって、それはさながら他人のようなものでしょう…」(幾子)(EP6)
私たちにとって人格が人そのものならば。たとえ同じ肉体を共有していても、異なる人格を指して別人であると言い切れるだろう。人は同じ人間であっても、別人になる得る。いや、生い立ちと無限の可能性によって、無数の数の別人になる得るのだ。”

>ファンタジー説と言ったかと思えば、命令権者という考え方は理解できないと言うし、

ファンタジーなのはこの作品の大枠部分です
ゲーム盤はミステリー
“命令権者”“ベアト人格”を認めてはいますが
ミステリーの解答としてそれはどうなの?
ということです

>人が言ってることの逆を言いたいだけで
>自分自身の考えすら持ってないように見えてしまうんですよね。

『最考考』であれだけ自分の考えを書いているのにですか?
僕がこの場で書いていることは『最考考』の延長でしかありませんよ
もし「『最考考』に書いてあることと違う」と思ったなら
それは単に読めていないだけです
ご指摘いただいたらきちんと説明します

ちなみに例の《赤:紗音は使用人である》に関しては
「考えを変えた」と書きました通り
『最考考』とは違うことを書いています
16: 名前: ケーナ:2013/01/15 03:50ID:3a7XyvVf
まるさん >>8

>ファンジターを認める前提なのですから穿った見方をする必要はなく素直に
>ラムダ=鷹野と読める記述があるなら引っ張ってきて見て下さい

これはタチバナさんにも同じことを書きましたが
だとするとラムダとベルンとの因縁はどうなりますか?
17: 名前: ケーナ:2013/01/15 03:51ID:3a7XyvVf
ちびゆかさん >>10

>自分の考察貼っちゃだめでしょうが!

すみません
毎度リンクを貼るのが面倒になりました
18: 名前: ケーナ:2013/01/15 03:54ID:3a7XyvVf
オプスさん >>11

>「他の人とのやり取りを読んでて当然」という考え方はまともではありません。

別にそんなことは言っていません
同じようなやり取りをタチバナさんとしたため
それを再びやるよりは
そちらを参考にしてくれということです

>「断言した発言をいつの間にか仮の話だった」事にしてはいけません。

これはどの発言のことでしょうか?

>「断言しようが仮だろうが口に出すべきではない」
>というのがこちらの初めから主張です。

これは前スレ >>983

>自分が理解出来ない部分を最終的に「それは作者のミスですね」で
>結論付ける人と、どんな有意義な考察が望めるというのでしょう。

このあたりに関する内容だと思いますが

僕は理解出来ないから“作者のミス”にしているわけではありません
理解した上で“作者のミス”と考えざるを得ないから
そのように判断しているだけです

>例え作者のミスであろうとも、それを決して口に出さずに、
>考察し回答を出す気概が重要なんです。

これはミスに気がついても
それを無視して考察するということでしょうか?
それで考察など出来ますか?

例えばEP1における蔵臼の“条件の7”
これは“条件の6”をすっ飛ばしています
このことから「語られなかった条件の6にこそ重要な意味があるに違いない」
と考えて一生懸命考察した考察者がいたとします

しかし小説においてこれは“条件の6”に書き直されています
つまり単なるミスだったわけです
ならばそれを根拠に構築した考察は無意味になります

そしてこれに関しては修正されたわけですが
修正されていないミスがあるとしたらどうですか?
正しい考察をするためには
そのミスを我々が自分たちの手で訂正するしかありません

>私は貴方をやりこめる気などさらさらないです。
>貴方の説を完成させるために、視点を提示してるにすぎません。

と言いつつ 最近の僕とあなたのやり取りは
考察とは無関係なものばかりです

僕は基本的に相手の話題に合わせるため
これはあなたからの誘導です
言っていることとやっていることが違うのではないですか?

>考察スレの私物化とか別スレ立て直すレベルですよ。
>前スレがまだ書き込めるのに次スレを立てるわ、
>前スレを埋めずにほっとくわで、

僕は“掲示板のルール”というものを理解していないので
これらが禁則事項だというのは知りませんでした
失礼しました

ちなみにスレの私物化は理解出来ますが
前スレを埋めなくてはならないというのは
どういう事情なのでしょうか?
19: 名前: タチバナ:2013/01/15 07:44ID:a0uwgsX1
ケーナさん >>15

>これは“最短”と書くべきところなのかもしれませんが
>「これじゃあ最低でも10年はムショ暮らしだろうな」
>というふうに使われたりもしますので
あー、なんで寿ゆかりが38歳だとするとおかしいなんてアホなこと書いてるのかと思ったら、
要するに未来の出来事を書ける人物がいるはずがないと言ってる訳ですか。
当たり前のように作中作扱いしてるから何が言いたいのか分かりませんでした。
どのみち“竜騎士07が書いた”でいいと思いますけど。

>観劇者権限は相手に触れるだけで
>相手の意思に関わりなく相手の体験したことを認識できる能力です
>気軽に他人に与えて良いものではないのでしょう
だから、相手に触れるかカケラに触れるかの違いがあるだけの話ですよね。

>>>魔女ならば“カケラ”を操れるため
>>>文字をチマチマ綴って物語を書く必要などないのです
>>フェザリーヌの話を一言も聞いてないんでしょうか。

>フェザリーヌは“尊厳なる観劇と戯曲と傍観の魔女”です
>執筆することによって魔法を使うのは
>フェザリーヌ固有の能力であって
>魔女全般に共通する力ではありません
物語を書く必要などないと言っておいて、執筆することによって魔法を使うって、まずそこがおかしいでしょう

>だとするとラムダとベルンとの因縁はどうなりますか?
何が問題なのか分かりません。

>『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の解釈としての話です
結局、竜騎士定義で考えた上での読者の解釈を考えろって話ですよね。
あんまり興味の持てる話じゃないな。
そんなんでちびゆかさんを説得するための道具として使われたくないです。

>これらを解釈すると「いろいろ考えてもらっても結構ですけど、答えは1つですよ」
>という竜騎士07さんのメッセージになりませんか?
だから、「作者が考えた答えは一つだけど、いろいろ考えることができるので作品が一人歩きしている」という話ですね。

>ならば広く遮蔽物のない食堂なら
>毒物などの小手先の技に頼る必要など
>尚更ないだろうということです
まあ、そりゃそうかもしれないですけど、どちらかと言えばというだけの話で頼る必要がなかったとは言えないわけで。

>これで納得してもらったという認識でしたが
>違うのでしょうか?
可能性の一つとして“作者のミス”を想定するのは分かりますけど、
自分にとって都合が悪いからという理由で“作者のミス”にするのは全然意味が分かりませんよ。

続きはまたあとで返信します。
20: 名前: タチバナ:2013/01/15 12:33ID:f9QfD7Wl
ケーナさん >>15

ちょっと落ち着いて返信の続き書きます。

>これは本文中の記述から「本当に金蔵は夏妃を嫌っていたのだろうか?」と疑問を持ち
>「もしかすると金蔵は夏妃を嫌ってはいなかったのでは?」という仮説を立てました
この考え方なら間違ってません。
しかし、「屋敷の施錠について言及しなかったのには、何か意味があるのでは?」という仮定でも、
薄ぼんやりとしているとは言え、思考の流れとしては同じに見えるのですが。

>以前 時代劇の時代考証をする人が書いていましたが
>時代考証とは“出来ないこと”を確認するのではなく
>“出来ること”を確認するものなのだそうです
>「この時代にこれがあったか?」ではなく
>「この時代にこれがあっても大丈夫か?」 ということです
>それと同じですね
しかし、これと同じと言われると疑問です。

時代劇は娯楽ですので、表現したいものが先にあって然るべきです。
その表現したいものがその時代で可能なのかと考えるのは当たり前です。

しかし、例えば、戦国時代の合戦を描きたいだけなら、
庶民の生活についてはそこまで深く調べなくてもいいですし、
桶狭間を奇襲戦として描きたいなら、「本当は情報戦だったのでは?」という異説については、
必ずしも検証する必要はないと思います。
(無論、ちゃんと調べた方が作品に深みが出ると思いますが)

しかし、歴史を正しく理解しなければならない歴史学者の視点で言えば違うでしょう。
自分が研究したい内容とは程遠いことでも調査が必要でしょうし、
例えば、明智光秀=天海説などのトンデモ説でも検証が必要でしょう。
そして、その結果、やはり間違っていたという結論に達しても、
決してそれは無駄なことではありません。
それが正しく理解するために必要な作業だからです。

つまり、ケーナさんが言ってることだと、「自分は正しくりかいしたいわけではなく、
自分の創作として表現したいだけだ」と言ってるように聞こえ、
それはそれで楽しみ方のひとつだと思いますが、
やはり言ってることに一貫性がないように感じます。

>ちなみにタチバナさんは別人説だそうですが EP6はどう潜るのですか?
既に説明した気がしますが、嘉音がヱリカの封印前に脱出し、
クローゼットの中で嘉音でなくなれば何も問題ありません。
嘉音ではない何かであって、嘉哉かもしれないし紗音かもしれないし、
何者でもないかもしれません。

>ゲーム盤はミステリー
では、まずゲーム盤がミステリーであることを証明してください。

>『最考考』であれだけ自分の考えを書いているのにですか?
元ネタ解説や普通に読めば分かるレベルの話ばかりでしたよね。
「だから何?」という部分が非常に欠けているように思いました。
ケーナさんはいったい何を主張したいんですか?
21: 名前: タチバナ:2013/01/15 13:51ID:45ITqQEu
上記で一部変換ミスがありました。
りかい→理解

ついでにひとつ、話題提供します。
漫画版EP8において、
ベルンが「誰かさんのゲームと違って、名前を変えて生きてるなんてなし」と言ったそうです。

しかし、これはおかしな話です。
人格説で考えても、紗音や嘉音の名前を捨てて生きてたことはあっても、
名前を変えたことなど、一度もないはずです。

もしあり得るとしたら、EP6しかないと思うのですが、
皆さんはどうお考えでしょうか?
22: 名前: まる:2013/01/15 15:50ID:45O4O/Hj
まあ言い回しに過ぎないと思いますね、そこは

むしろベルンがそこを理解してる=
ep6の決闘全般がエンジェにみせるための八百長という点の暗示と思いましたが
23: 名前: オプス:2013/01/15 22:06ID:67gM4wcb
>>18
>正しい考察をするためには
>そのミスを我々が自分たちの手で訂正するしかありません
もうそれが結論でいいんじゃない。
だから「あなた竜騎士07?」とか聞きたくなるのだけど。

>と言いつつ 最近の僕とあなたのやり取りは
>考察とは無関係なものばかりです
よし分かったじゃあ考察に戻ろう。

>>『EP1第一の晩において作中内にて提示されていない、屋敷本館可能性密室』

>例えばオプスさんはこれによってどのような考察を構築するつもりなのでしょう?
>何故 自分はその説を提唱し
>その結果 どのような新事実を提示できるのか?
EP1におけるベアトリーチェの密室への拘りの無さと、密室への拘りについてですね。

>この部分がなければ それは単なる思い付きでしかありません
自分の回答こみで議題提案すると自己完結になってしまって、話題が広がりにくくなるんですよ。

>ちなみにこれは就寝前に使用人が戸締り確認をしますが
>朝はその逆で使用人が順次開錠していくのでしょう
>朝 外を散歩をしたい客人がいて
>外に出たいのに扉が閉まっているため
>自分で開錠させるのでは失礼ですから
実に惜しい回答ですね。そこまでたどり着いていながら後一歩が届かなかった。
最後に一言「だからこの議題そのものが無意味です」と結論付けていればパーフェクトだったんですが。
実はこの議題自体は無意味なものです。
作者がインタビューで「完全な密室は作成前か開閉後にしか細工は出来ない」というような事を言ってましたが、まさにそれです。
『嘉音は玄関を開けた後、真っ先に使用人室に行って園芸倉庫の鍵を確かめた訳ではない』
つまり所詮これは穴のある密室でしか無い訳です。

>前スレを埋めなくてはならないというのは
>どういう事情なのでしょうか?
埋めておけばもう誰も書き込みできないので、一番上に来て邪魔になったりしません。
なので終わったスレは埋めておくに限ります。
24: 名前: ちびゆか:2013/01/15 23:03ID:f6qWHznS
タチバナさん>>14

>ただ、別肉体説でも、“紗音と嘉音は同一人物である”
>と気付いて欲しい想いは十分読み取れるんです。
>同一肉体でも別肉体でも、どちらでも成立するように
>書かれていますから。

私は物語的には別肉体説は苦しいと思います。
EP2の頃から既に紗音、嘉音は魂が一に満たない家具であり、ニンゲンに満たない存在であることに悩んでいたと思います。
別肉体説では紗音も嘉音も魂が一に満たしたニンゲンであることになります。

どちらでも成立するというのはまだ解らないと思いますが。

>ここらへん上手く言葉で説明できてませんけど、
>これが今の自分の考えの主軸ですね。
>これを理解してもらうには、やっぱりトリック的
>なことをよく考えてもらった方がいいかなという気もしますが。

軸は解りました。だけど別肉体説に固執している感じですね。
人格説か別肉体説かでファンタジーかミステリーかの軸となるというのはしっくりこないと思います。

>実はそのあたりの過去ログは読んでますが、
>我らの告白に対する解釈はケーナさんともほぼ一致してると思ってます

やはり1000人に1人のファンタジーを本気で信じる稀有な者こそ、ベアトの待つ1000人に1人の救世主であるというのは信じられませんよね。
まあ、しょうがないですね。ケーナさんと一致ということは負けフラグが立つ予感はありませんか?ふふふ。

私は若干ぶれましたが基本的には去年の初め頃に言った話と同じです。
①ファンタジーの物語(公開された物語。ただ上辺の装飾であり解くべき物語ではない)
②ミステリーの物語(非公開の物語。幻想とは結果に対する過程の装飾という考えを基本とした解くべき物語)

ベアトの明かしたのはこの二つの物語。

「あなたはそれ(舌が肥えてない)を1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。~」
ドラノール気付いた「逆」の意味するものが三つ目
③1000人に1人のファンタジーを本気で信じる稀有な者にこそ解ける物語。
これも非公開で解くべき物語。

これで「3つ描き、1つしか公開しない物語」となります。

結果的にはファンタジーとミステリーの二つの解が存在することになります。
私自身がずっと本気でファンタジーを考えるということを実践してきたし、これだなって思います。

>漫画版EP8において、
>ベルンが「誰かさんのゲームと違って、名前を変えて
>生きてるなんてなし」と言ったそうです。

人格説に対する皮肉、嫌味だと思います。
25: 名前: 通行人C:2013/01/15 23:26ID:5dNCrtdg
>>24
こんばんはちびゆかさん、おひさしぶりです。覚えておられないかもしれませんが。
私は人格説そのものを否定しています
何年か前、2ちゃんの考察スレには書いたことがあるんですが、
みんなどうしてこのことに気が付かないのか不思議でなりません

というのもシャノンは二人いるというものです。
ヤスとシャノンは同一人物ではないと思います
同名の別人です
26: 名前: ちびゆか:2013/01/16 00:14ID:36mXbAOk
通行人Cさん>>25
お久しぶりです。もちろん覚えてますよ。

人格説の根拠はEP7で語られたクレルの告白のヤスと紗音の関係から、私はヤスと紗音は同一の肉体の中の人格と考えてます。
設定変更のところですが。

盤上のミステリーを解き導いた結論ではないですが、クレルの告白は正解なんじゃないかと思います。
27: 名前: 通行人C:2013/01/16 00:40ID:fflXBe88
>>26
EP1のシャノンの発言と、EP6のシャノンの発言を見比べたことはありませんか?階段から落ちる使用人の話です。
戦人の記憶には確かにシャノンと遊んだ記憶がある
ということは、階段の事故が起こった後に入ってきたシャノンと
ヤスであるシャノンと二人いるとおもうんです

EP8で最後に、シャノンは譲治宛てに手紙を残している、
かつてこのことを考察スレでは、左手で書いたに違いないとか言われましたが、普通に考えたら二人目の有力な証拠になるとおもうんですよね
28: 名前: タチバナ:2013/01/16 01:19ID:7eh612D7
オプスさん 前スレ>>998

>いえ他にもありますよ。
>鍵に拘ってないという事は、密室にも拘ってないという事です。
>しかし第一の晩は一応密室ですし、第二の晩はチェーン密室です。
>この統合性の取れなさに何か謎が秘められていると思いませんか?
源次、南條、熊沢殺しもより一層意味がなくなりますね。
だとすると、夏妃殺しの意味は逆に更に強くなると。

いや、確かにこれは盲点です。すばらしい。

ちびゆかさん >>24

>私は物語的には別肉体説は苦しいと思います。
>EP2の頃から既に紗音、嘉音は魂が一に満たない家具であり、ニンゲンに満たない存在であることに悩んでいたと思います。
>別肉体説では紗音も嘉音も魂が一に満たしたニンゲンであることになります。
いや、結局、現実では同一肉体な訳ですよ。
だったら、二人の悩みが書かれていてもなんらおかしくないと思うのですが、どうでしょうか。

>軸は解りました。だけど別肉体説に固執している感じですね。
>人格説か別肉体説かでファンタジーかミステリーかの軸となるというのはしっくりこないと思います。
まあ、そうだと思いますが、それでいいです。
こういう解釈の仕方もあるのだと分かってもらえれば十分です。

>これで「3つ描き、1つしか公開しない物語」となります。
③がどういう意味なのか詳しく聞きたいです。
①と②は多分僕が言ってることと近いですね。

>>漫画版EP8において、
>>ベルンが「誰かさんのゲームと違って、名前を変えて
>>生きてるなんてなし」と言ったそうです。

>人格説に対する皮肉、嫌味だと思います。
実際、僕もそれでいいと思います。

しかし、考えてみてください。
ベルンの言葉をそのまま受け取れば、これはEP6のトリックのことを指していることになります。
つまり、誰かさんとは戦人のことを指しているのです。
そうであるならば、ベルンはベアトのゲームについては言及してないということになり、
ベルンのゲームではこの手の名称トリックは使われてないということになるので、
不思議なことにこれは人格説を否定する発言であると取れるのです。
だからなんだと言われればそれまでですが、これは面白いと思います。

まあ、どのみちEP6のことである可能性が残る以上、
人格説か別肉体説かのどちらかで確定したとは言い切れないわけで、
どちらであっても別に問題はないわけです。

通行人Cさん >>25
僕も前に話したことありますよね? お久しぶりです。

>というのもシャノンは二人いるというものです。
>ヤスとシャノンは同一人物ではないと思います
>同名の別人です
確かにこの説は考察スレでも見たことがあるのですが、どういうことなのかよく分かりませんでした。
確かにヤスと紗音は=ではないですし、設定変更前の紗音と設定変更後の紗音の二人がいるのは確かでしょう。
でも、そういうことを言ってるわけじゃないんですよね?
29: 名前: タチバナ:2013/01/16 01:21ID:7eh612D7
訂正。
ベルンのゲームでは→ベアトのゲームでは

ちょっと興奮しすぎましたw
30: 名前: 通行人C:2013/01/16 01:36ID:fflXBe88
タチバナさんこんばんは
そういうことを言っているわけじゃないですよ
EP1の浜辺のシーン
「…はい。私が勤めを始める直前に、階段を転がり落ちて腰に大怪我をして辞めた方は、ベアトリーチェ様を悪く…」
EP6の玄関ホール
「あーー、去年だか一昨年だかに使用人の人が、階段から転げ落ちて大怪我して辞めたじゃん?」
「…お祖父さまがここに肖像画を掲げてすぐのことだから、一昨年のことだと思うよ。…確か、まさにここの大階段から落ちて怪我をしたんだよね?」
これです
31: 名前: タチバナ:2013/01/16 02:03ID:7eh612D7
通行人Cさん >>30
時系列が合わないっていう話ですね。
EP1のときは嘉音の記憶と混在、……してても計算合わないか。
それで紗音が2人という解釈になるわけですね。
32: 名前: ケーナ:2013/01/16 05:10ID:f4o8N7G/
タチバナさん >>19 >>20 >>21

>当たり前のように作中作扱いしてるから何が言いたいのか分かりませんでした。
>どのみち“竜騎士07が書いた”でいいと思いますけど。

作中作ならこの答はおかしいのではないですか?
そもそもタチバナさんが想定する
この作品の世界構造はどのようなものですか?

それに“竜騎士07さんが書いた”では
その瞬間に考察は終了です
『うみねこのなく頃に』を書いたのは
間違いなく竜騎士07さんなのですから

>だから、相手に触れるかカケラに触れるかの違いがあるだけの話ですよね。

>>15 でも説明しましたが
“触れるだけで映像が観える”という点で
カケラと観劇者権限は共通しています
ところがカケラに触れて映像を観る場面が
作品中にはなかったため
僕は代わりに観劇者権限の場面を取り上げたまでです
おそらく同じようなものでしょうから

>物語を書く必要などないと言っておいて、
>執筆することによって魔法を使うって、まずそこがおかしいでしょう

この作品に登場する2人の魔女
ベルンとフェザリーヌはカケラを紡ぐことが出来ます
そのため ゲームの記録を他人に見せるのに
わざわざ文字に書く必要はありません

ただ宇宙空間に行って
カケラを紡げば良いだけです

これは例え話にすると
世界中に監視カメラがあって
この世の全ての事象を記録している
ベルンとフェザリーヌはその監視カメラの記録を自在に検索し
必要な内容が記録された記録メディアを取り出せる
という感じです

これと 世界を書き換える
もしくは“創作をする”ということは
全く別物だということはお解りいただけると思います

>>だとするとラムダとベルンとの因縁はどうなりますか?
>何が問題なのか分かりません。

ベルンが古手梨花の魔女化で
ラムダが鷹野三四の魔女化ではないなら
ベルンとラムダの因縁はいつどこでどのように発生したのか?
ということです

>結局、竜騎士定義で考えた上での読者の解釈を考えろって話ですよね。
>あんまり興味の持てる話じゃないな。
>そんなんでちびゆかさんを説得するための道具として使われたくないです。

では ちびゆかさんは抜きで
僕からの個人的な問いかけとしてお願いします
僕は“日本一の至リスト”を名乗っているため
基本的に試されてばかりです
たまには他人を試したいのです
『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』
はそれほど長い内容ではありませんから
面倒ということはありませんよね?
もちろん 無理だというのなら断ってもらっても構いません

>「作者が考えた答えは一つだけど、いろいろ考えることができるので作品が一人歩きしている」
>という話ですね。

プレイヤーが様々に解釈するため
作品が作者の手を離れて一人歩きすることと
作者がその作品に込めたメッセージを受け取るのとでは
全然話が違うのではないですか?

>可能性の一つとして“作者のミス”を想定するのは分かりますけど、
>自分にとって都合が悪いからという理由で
>“作者のミス”にするのは全然意味が分かりませんよ。

おそらく タチバナさんは《赤:紗音は使用人である》
ということについて僕が語った内容を理解出来ていません
また 近いうちに『続・最考考』にまとめますので
それをご覧頂いてから意見交換しましょう

>しかし、「屋敷の施錠について言及しなかったのには、何か意味があるのでは?」
>という仮定でも、
>薄ぼんやりとしているとは言え、思考の流れとしては同じに見えるのですが。

その先がなければ
ただの思い付きだと言っているのです

僕だってプレイしていて
「あれ?」と思ったことはたくさんあります
それらを全て書き出して
同じ内容のものを集めたり
答になる部分を探したり
そうやって取捨選択した結果が“考察の柱”です

“疑問”→“仮説”→“検証”→“結果”
ここまでやって初めて考察と呼べると思いますが
他人に提示するからには
少なくとも“仮説”までは自分で出すべきだと思います

>つまり、ケーナさんが言ってることだと、「自分は正しくりかいしたいわけではなく、
>自分の創作として表現したいだけだ」と言ってるように聞こえ、
>それはそれで楽しみ方のひとつだと思いますが、
>やはり言ってることに一貫性がないように感じます。

ここは確かに誤解を招きやすい部分だと思います
ただ これは『うみねこ』という作品の性質上
こうならざるを得ないのです

というのは絶対的な証拠を示して説明出来るなら
猫箱が成立しなくなってしまうからです

ですから『うみねこ』の考察に
「これは間違っている」はあっても
「これが正しい」はないのです
我々が至れるのは「こう考えることが出来る」までです

>>ちなみにタチバナさんは別人説だそうですが EP6はどう潜るのですか?
>既に説明した気がしますが、嘉音がヱリカの封印前に脱出し、
>クローゼットの中で嘉音でなくなれば何も問題ありません。

これが別人説での解答だとしたら
あまりにお粗末過ぎませんか?

まず《赤:(“隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!”)認める。それ以外の全員が、いとこ部屋にいることを認める。 》
この赤字が出た時点で
ゲーム盤でのゲームの進行はストップしています
その流れで《赤:いとこ部屋、隣部屋の両部屋の密封は保証されマシタ。客室の完全な封印を確認しマシタ。》
があるわけですよ

この間に部屋を出たというのではあまりに力技です

これ以降の展開は《赤:(“隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!”)認める。それ以外の全員が、いとこ部屋にいることを認める。 》
これが《赤:いとこ部屋、隣部屋の両部屋の密封は保証されマシタ。客室の完全な封印を確認しマシタ。》
これとセットになっているという前提で初めて成立するものです

EP5におけるノックと手紙とは訳が違います
これでは竜騎士07さんも泣きますよ

>>ゲーム盤はミステリー
>では、まずゲーム盤がミステリーであることを証明してください。

あなたは本当にこの作品を理解出来ているのですか?
理解出来ているならこれがどれほど馬鹿げたことを言っているのか
解るはずです

>ケーナさんはいったい何を主張したいんですか?

何故 僕の主張が関係するのですか?
僕が書いたのは『うみねこ』の考察ですよ
主張するのは竜騎士07さん
僕はそれを受け取って解釈するだけです

>漫画版EP8において、
>ベルンが「誰かさんのゲームと違って、名前を変えて生きてるなんてなし」と言ったそうです。

これは『続・最考考』の“■コミックEP8で明かされる真相とは?”に
画像がありますよ
僕は『ガンガンJoker』を毎月買ってますから
よほどのことがない限り
重要な情報は『続・最考考』で拾えているはずです

ちなみにこれは僕も
まるさんの“言い回し説”に同意です
“EP1からしっかり考えて読んでいないとわからないギリギリのニュアンスを描いて頂いています。”
ということですから
露骨に“人格”で説明するわけにはいかなかったのでしょう
33: 名前: ケーナ:2013/01/16 05:15ID:f4o8N7G/
オプスさん >>23

>>正しい考察をするためには
>>そのミスを我々が自分たちの手で訂正するしかありません
>もうそれが結論でいいんじゃない。
>だから「あなた竜騎士07?」とか聞きたくなるのだけど。

文章を読む際には“文脈を読む”必要があります
ところがこれが出来ない人が結構多い
僕のようにある程度文章を読みなれている人間には
ごく普通に出来ることなのですが
出来ない人はとことん出来ない
酷くなると説明しても理解出来ない
そのため「何で解らないの?」という話になります

>自分の回答こみで議題提案すると自己完結になってしまって、話題が広がりにくくなるんですよ。

これはタチバナさんへの回答にも書きましたが
考察とは以下の一連の作業です
“疑問”→“仮説”→“検証”→“結果”
他者に示すからには“仮説”までは至っておくべきでしょう
“仮説”に至れない“疑問”の段階で提示されても
「だから何?」という話になります

>最後に一言「だからこの議題そのものが無意味です」と
>結論付けていればパーフェクトだったんですが。

そもそも僕は一番最初に「こんなこと考えることに何の意味があるのか?」
という話をしたはずですが
これは「こんな無駄な議論したってしょうがないだろ!」
という内容の婉曲表現です

>埋めておけばもう誰も書き込みできないので、
>一番上に来て邪魔になったりしません。

なるほど

ちなみにオプスさんは『最考考』『続・最考考』の内容で
「これはどうなの?」という内容はありませんか?
オプスさんならありまくる気がするのですが
きちんと説明しますよ
34: 名前: 通行人C:2013/01/16 07:28ID:85O.Psvo
タチバナさんおはようございます
EP2の絵羽の発言も見てもらいたいんですが

当時の私は中学生~
人間未満の私は、義務教育に行かせてもらえただけでも十分すぎる幸せだったのだ…
「使用人風情のあなたにぴったりの相手が、きっと見つかるわよぅ。…義務教育に行かせてもらった恩も忘れて。身の程を知りなさい」

「行かせてもらえた」「行かせてもらった」という文章がでてくるのでヒントだろうなあと
2年前の1984年の段階で、中学校を卒業していた人間がいると思いますね
35: 名前: まる:2013/01/16 11:08ID:e6YKYM4k
通行人Cさん

まあ正直オリジナルだけならそうとれなくないということには賛同しますが
漫画版で現世に私たちの器はひとつといってる以上あくまで
一個人がシャノンカノン兼任しているのだと思いますね
36: 名前: オプス:2013/01/16 20:01ID:9d.IGu7m
>>33
>ちなみにオプスさんは『最考考』『続・最考考』の内容で
>「これはどうなの?」という内容はありませんか?
>オプスさんならありまくる気がするのですが
>きちんと説明しますよ
特にないですが。
強いて言うなら『汝は人狼なりや?』に触れてない点が気になりますかね。
37: 名前: オプス:2013/01/16 20:07ID:9d.IGu7m
>>21
>ついでにひとつ、話題提供します。
>漫画版EP8において、
>ベルンが「誰かさんのゲームと違って、名前を変えて生きてるなんてなし」と言っ>たそうです。
ベルンの言う誰かさんのゲームっていうのは前作のひぐらしの事じゃないですかね。
それで前回はあったけど今回は認めないと。
38: 名前: 通行人C:2013/01/16 20:40ID:e46.PcD0
まるさんこんばんは
私は人格説を毛嫌いしています
どうぞよろしく。
39: 名前: タチバナ:2013/01/16 21:21ID:7eh612D7
ケーナさん >>32

話が噛み合ってないので、お互い前提のすり合わせをしましょう。

>作中作ならこの答はおかしいのではないですか?
>そもそもタチバナさんが想定する
>この作品の世界構造はどのようなものですか?
違う、違う。竜ちゃんじゃなくて、竜騎士07です。
最上位フェザリーヌに対応する存在だから、厳密な意味では我々の世界にいる竜ちゃんではありません。

>おそらく同じようなものでしょうから
おそらく、ね。まあ、それでいいならいいです。

>この作品に登場する2人の魔女
>ベルンとフェザリーヌはカケラを紡ぐことが出来ます
フェザリーヌは航海者じゃなくて、造物主でしょうけどね。

“造物主は、無の海に1を生み出すことの出来る神聖な存在。
0より1をも、無限をも生み出し、瞬きするように0に戻せる。
あらゆる制約から解き放たれており、航海者たちは特に、神とさえ呼ぶという。

その意味では、原初の魔女マリアは造物主となることを約束された、選ばれ
し少女なのかもしれない……。”
EP4のTIPSで、わざわざこんな説明までされてますし。

>ベルンが古手梨花の魔女化で
>ラムダが鷹野三四の魔女化ではないなら
>ベルンとラムダの因縁はいつどこでどのように発生したのか?
>ということです
普通にゲームで戦ったんじゃないですか?
やっぱり何が問題なのか分かりません。

>基本的に試されてばかりです
>たまには他人を試したいのです
自分で考えたわけでもないのに、なんでそんな態度なのか分からないし、
ケーナさんが望む回答じゃないと納得しないんだろうし、
ほとんど言ってること同じでも反論してくるんだろうし、もうどうでもいいです。

>プレイヤーが様々に解釈するため
>作品が作者の手を離れて一人歩きすることと
>作者がその作品に込めたメッセージを受け取るのとでは
>全然話が違うのではないですか?
同じだなんて言ってないじゃないですか。
どちらも両立すると考えられますよ。

>おそらく タチバナさんは《赤:紗音は使用人である》
>ということについて僕が語った内容を理解出来ていません
なんにせよ、他に解釈があるならミスにする必要はないと思いますけど。

>その先がなければ
>ただの思い付きだと言っているのです
その先があるかどうかなんて考えてみないと分からないんだから、
考える前から先がないなんて言うのは、ただの決め付けだって言ってるんです。
ある意味、それは思考停止ですよ。

>他人に提示するからには
>少なくとも“仮説”までは自分で出すべきだと思います
ここは考察を発表するだけの場じゃないと思うんですけど。
新しい考察が生まれることを期待して、疑問を投げかけたっていいじゃないですか。

>ここは確かに誤解を招きやすい部分だと思います
>ただ これは『うみねこ』という作品の性質上
>こうならざるを得ないのです
ケーナさんが言ってることに筋が通ってないという話です。うみねこ云々じゃありません。

>これが別人説での解答だとしたら
>あまりにお粗末過ぎませんか?
自分にとって都合のいい部分だけを抜粋しないでください。

“《赤:それ以外の全員が、いとこ部屋にいることを認める。》」
→「所在確認は、これで充分のはずだ。……ゲームを進めてもらおうか。」
→「いとこ部屋と隣部屋を封印っ。これで、犠牲者以外の全員を封じました。これ以降、何が起こってもッ、封印の中の人間たちは問題となりませんッ!」
→「扉、窓の封印により、
《赤:いとこ部屋、隣部屋の両部屋の密封は保証されマシタ。》」”という流れです。

所在確認のあとに、ゲームの進行、ヱリカの封印です。
このゲームの進行の間にいとこ部屋から抜け出すことは不可能じゃありません。

確かに竜ちゃんがここまで考えていたとは考えにくいですが、
見事に嘉音だけで解決する方法があるのです。
どちらかに確定するようなものではありません。

というか、ちょっと脱線しますけど、ケーナさんが尊敬してるというプルプルピコプヨさんの動画を観てみましたけど、
彼(彼女?)もどちらでも成立するように作ってるという解釈でしたよね。
それについてはどう思ってるのか、ちょっと気になりました。

>あなたは本当にこの作品を理解出来ているのですか?
>理解出来ているならこれがどれほど馬鹿げたことを言っているのか
>解るはずです
EP1からEP8の間までずっとミステリーかファンタジーかとの議論がなされ、結局最後まではっきりとはしなかったけれど、
魔法を認めるということが至るという表現をされていて、「愛がなければ、視えない」としつこいくらいに連呼され、
異なる真実でも両立することがあり得るという主張もされ、魔法ENDを選んだ場合の方がトゥルーエンドっぽい作品だってことまでは理解できてます。

まあ、実際そこまで単純な話ではないんですが、ケーナさんはこの作品が何を問いとしていたのか、どういうテーマで書かれたのかってことは理解していますか?
その前提をお互い確認して議論を重ねた上でなければ、ゲーム盤がミステリーかファンタジーかなんて断言不可能だと思いますよ。

>何故 僕の主張が関係するのですか?
>僕が書いたのは『うみねこ』の考察ですよ
>主張するのは竜騎士07さん
>僕はそれを受け取って解釈するだけです
つまり、ケーナさん自身には主張したいことなんてないと受け取っていいんですか?
作者はこう言いたかったんだろうけど、自分はこう思うってのは一切ないんですね。
捻くれた解釈してるつもりはないんですけど、こうなってしまいますけど、それでいいんですか?

まあ、ケーナさんがそれでいいなら別にいいですけど、じゃあケーナさんが思う竜ちゃんの主張でいいので、説明してください。

>ちなみにこれは僕も
>まるさんの“言い回し説”に同意です
>“EP1からしっかり考えて読んでいないとわからないギリギリのニュアンスを描いて頂いています。”
>ということですから
>露骨に“人格”で説明するわけにはいかなかったのでしょう
言ってることは分かりますけど、こういうところだけは素直に受け入れるから一貫性がないって思うわけですが。

というか、なんとなくケーナさんと噛み合わない理由が分かってきました。
ケーナさんは機械的に謎を解いているだけで、心を蔑ろにしてるんですよ。

「紗音と嘉音は同一人物で多重人格者」だとか、別に問題とされているのはそこじゃないんですよ。
重要なのは、「だから何?」の部分なんです。どうしてそうなったのか、どうしてそんな風に書いたのか、
ケーナさんの中では考えてるかもしれませんけど、そこらへんの説明が足りてないから何を言いたいのかよく分からないのかもしれないなと思いました。

落ち着いて書こうと思ってたのに、ちょっと言葉が悪くなってしまいました。ごめんなさい。
きつい言い方をするのは元々の性格なので、あんまり気にしないでください。
40: 名前: タチバナ:2013/01/16 21:51ID:7eh612D7
通行人Cさん >>34

>「行かせてもらえた」「行かせてもらった」という文章がでてくるのでヒントだろうなあと
現在進行形で中学生でもおかしくはないと思いますが、
可能性としては面白いですね。

オプスさん >>36 >>37
>特にないですが。
>強いて言うなら『汝は人狼なりや?』に触れてない点が気になりますかね。
僕はウォーズマン理論に触れてない点が気になりました。

>ベルンの言う誰かさんのゲームっていうのは前作のひぐらしの事じゃないですかね。
>それで前回はあったけど今回は認めないと。
ひぐらしでなんかありましたっけ……。
41: 名前: 通行人C:2013/01/16 22:12ID:e46.PcD0
タチバナさん
恩も忘れてという言葉が続くところも注意してみて欲しいんですよ
恩を忘れてというのはつまり、
恩を忘れることができる状況にあるということでしょ
それってつまり、義務教育に行かせてもらっていた時代と異なるということじゃないですかね。
それとこれは完了形です
42: 名前: タチバナ:2013/01/16 22:32ID:7eh612D7
通行人Cさん >>41

現在進行形でって言ってますけど、ここの文章の話じゃないです。
紗音が現在中学生でもって意味です。

「行かせてもらった」が「入学させてもらった」という意味ならおかしくはないと思うのですよ。
43: 名前: 通行人C:2013/01/16 22:54ID:e46.PcD0
タチバナさん
そういう解釈にはならないとおもうんです
なぜなら直前にシャノンが似たような形で述べているので
繰り返し述べるということはそこは強調、ハイライトされています。
読み手の勝手な解釈は制限される部分であり、言葉は言葉のままの意味だとおもいますよ
44: 名前: タチバナ:2013/01/16 23:07ID:7eh612D7
オーケー、オーケー。

ケーナさんみたいな言い方になりますけど、だとするとどうなりますか?
否定する気はないんだけど、もうちょいなんか決め手が欲しいです。
45: 名前: 通行人C:2013/01/16 23:37ID:e46.PcD0
タチバナさん
そうですねえ、「全ての名は本人以外には名乗れない」があるので、ヤスも紗音の名前を持っているはずだと思います。
またEP7に使用人は義務教育を終えてからやってくるとかいうのがあったような。
なんせずいぶん前なんで記憶がおぼろげで申し訳ないw

あとは考察投稿抜粋にもありますが、Ep2の1984年の紗音には銀のスプーンより、ミステリーの属性が無いと考えられるんです。これはEP5の紅茶の銘柄にスラスラ答えられたベアトとは対照的で、もっと言えばEP7のヤスとも対照的です。
紗音が10年前から連続して勤務しているとしたらこれはおかしいと思うんですよ
46: 名前: タチバナ:2013/01/16 23:57ID:7eh612D7
あんまり通行人Cさんの言ってる話と合ってないと思うけど、
設定変更前の紗音、紗音の設定を取り込んだヤス、盤上に存在する設定変更後の紗音の3人と考えるべきなんじゃないでしょうか。

盤上紗音は別に戦人に対してそこまで想いがあったわけじゃないだろうから、(昔好きだったのは確かな様子ですが)
ミステリーにもさほど興味はなかったはずで、だから銀のスプーンの知識がなかったという話だろうと思います。
譲治との仲が深まるきっかけの話ですし、そういう設定にしたのかなと。

47: 名前: ちびゆか:2013/01/17 01:40ID:b8GVOk4D
タチバナさん>>28
>いや、結局、現実では同一肉体な訳ですよ。
>だったら、二人の悩みが書かれていてもなんらおかしくないと
>思うのですが、どうでしょうか。

別肉体説の問題だと思うのは、魂が一に満たないニンゲン未満の存在である、二人の悩みが解決してしまいます。なんか面白くないですね。

>③がどういう意味なのか詳しく聞きたいです。
>①と②は多分僕が言ってることと近いですね。

「あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。」
「そういう輩も、時にはいるであろうな。」
「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。」

ベアトが語った舌の肥えてない1000人に1人がこの部分。
「1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。」

それに対しドラちゃんが「逆デス」と。1000人に1人の稀有なファンタジーを信じる者こそ、ベアトの物語を察することができ、それ以外は察することすら出来ないとあります。

ベアトの語った二つの物語に、ドラの「逆」を加え三つの物語になります。

私はファンタジーを本気で信じているつもりですが、そのファンタジーの方が圧倒的に上位だと思うんです。

ヘンペルのカラスも、1000に999人は先生のミス、遊び。こういった解釈しかできません。
ファンタジーを本気で信じる者なら、「私以外の人間=愚かである」「愚かでない=私」とあった場合、「私」とは造物主、人間が被造物の場合には、何の不思議はありませんし、

「人の子よ。私が聡明であることを知るだけで、人の子など舞い散る落ち葉程度の存在だと知ることが出来る。世界最速のQED、であるかな。」

フェザリーヌのセリフだと違和感はありませんよね。ベアトだとバカっぽいんですけど。
ファンタジーをちゃんと考えないと、読み手の受け取る情報は半分だとインタビューでもありましたし。

まあファンタジーの時代が来たぁ!って思うんです。

通行人Cさん>>45

凄いずれてますね。5、6年くらい違うのかしら。
解らないものは解らないとしか言えません。

何となくどっちかが嘘ということになると思います。

あと人格説を毛嫌いする理由はなんでしょうか?
私は人格説が大好きなんです。ふふふ。
48: 名前: カムイ:2013/01/17 03:53ID:15ZxY0m/
はじめまして。
未だに掲示板に頻繁に書き込みがあることにびっくりしました。
そこでちょっと皆さんにお聞きしたいのですが、
EP3の南條殺しについて、どのようにお考えですか?
全編を通しても最大の謎だと思うのですが。

自分は第一の晩の前に碑文がキリエとローザによって解かれており、
南條殺しはキリエが犯人であると考えています。
49: 名前: ケーナ:2013/01/17 06:42ID:7asFsGjw
オプスさん >>36

>強いて言うなら『汝は人狼なりや?』に
>触れてない点が気になりますかね。

これはどういう意味でしょうか?
50: 名前: ケーナ:2013/01/17 06:42ID:7asFsGjw
タチバナさん >>39

>違う、違う。竜ちゃんじゃなくて、竜騎士07です。

これまでのやり取りでこれを察しろというのは
無理があるのではないですか?

つまり作品内に竜騎士07さんがいて
作品内における『ひぐらし』と『うみねこ』を
書いているということですね

今後 この前提での話をするのなら
現実世界の竜騎士07さんと
作品内の竜騎士07さんを分けるための
約束事を決めておいてください

>フェザリーヌは航海者じゃなくて、造物主でしょうけどね。

ベルンはフェザリーヌの巫女だったわけですから
ベルンに出来ることはフェザリーヌにも出来る
そしてフェザリーヌに出来て ベルンに出来ないことがある
フェザリーヌの方が上位存在だということです

>>ベルンとラムダの因縁はいつどこでどのように発生したのか?
>>ということです
>普通にゲームで戦ったんじゃないですか?
>やっぱり何が問題なのか分かりません。

ベルンはラムダに囚われたことによって
魔女になったという内容があります

そしてベルンの前身は古手梨花という話です

ならば古手梨花はラムダに囚われたことによって
魔女になったということです

では何故 魔女であるラムダが
人間である古手梨花にちょっかいを出すのでしょう

『ひぐらし』での梨花の戦いを見て
興味を持ってそんなことをしたというのなら
それに言及があるはずです
ところがそんなものはありませんでした
ですからあまりに不自然なのです

>ケーナさんが望む回答じゃないと納得しないんだろうし、
>ほとんど言ってること同じでも反論してくるんだろうし、
>もうどうでもいいです。

僕はこの問題について
説明しうる限りの説明をしたつもりですが
ちびゆかさんには理解してもらえませんでした
ですから僕と同じ答になれば
それはそのままちびゆかさんへの説得材料になりますし

もし違う答でも
それがちびゆかさんへの説明の新しい切り口になります
ようは別の視点が欲しいだけです

タチバナさんが「馬鹿にされるかも?」「恥をかかされるかも?」
という点を気にしておられるなら
それは思い違いです

僕は“勝った負けた”などという
低次元の話をするつもりはありませんし
僕が望んだ問いかけに対し
タチバナさん一生懸命考えてくれた答を
そのように扱うことはありません

僕は前スレの>>960でタチバナさんが書いた内容を読んで
「この人なら理解出来る」と見込んで
このような問いかけをしています

「どうせ解らないだろうから間違えたら笑ってやろう」
こんなくだらない目的の為ではありません

>>プレイヤーが様々に解釈するため
>>作品が作者の手を離れて一人歩きすることと
>>作者がその作品に込めたメッセージを受け取るのとでは
>>全然話が違うのではないですか?
>どちらも両立すると考えられますよ。

両立するのは全然話が違うからです
そして我々が考えるべきことは
作者がその作品にこめたメッセージであり
作者の手を離れて一人歩きしている作品ではありません

>新しい考察が生まれることを期待して、
>疑問を投げかけたっていいじゃないですか。

“疑問を提示する”だけならいくらでも出来ます
それこそ1つの発言 1つの行動
それぞれに無限の疑問を提示できます

特に文章を読むとことに慣れていない人は
“文章の勘所”というものが掴めません
また“行間を読む”ということも出来ません
その結果 どうでも良い部分に疑問を感じ
それを真剣に考えたりします

個人でそれをやる分には問題はないでしょうが
それに他人を巻き込むのはどうかと思います
ですから 他人に疑問として提示するからには
それなりの体裁が必要だろうということです

>ケーナさんが言ってることに筋が通ってないという話です。
>うみねこ云々じゃありません。

僕は筋を通して説明しているつもりです
一方でタチバナさんは筋が通っていないと考えている
ということは我々の間に認識の齟齬があるわけです
その点を指摘してもらえれば
きちんと説明しますと僕は言っています

>所在確認のあとに、ゲームの進行、ヱリカの封印です。
>このゲームの進行の間にいとこ部屋から抜け出すことは不可能じゃありません。

そもそも何故 戦人がロジックエラーに陥ったのか
それを考えてみてください

戦人の認識として
誰も部屋から抜け出すことが出来ないから
ロジックエラーに陥ったのです

そしてゲームマスターについては以下の内容があります
“このゲーム盤のゲームマスターは自分だ。なのに、ゲームマスターに把握できない事態が起こるなんて、あるものか…。(EP8)”

ゲームの全てを把握している
ゲームマスターの戦人が
ロジックエラーに陥るのなら
あの状況は本当にどうしようもない状況ということです

>プルプルピコプヨさんの動画を観てみましたけど、
>彼(彼女?)もどちらでも成立するように作ってるという解釈でしたよね。
>それについてはどう思ってるのか、ちょっと気になりました。

実はプルプルピコプヨさんの動画の中に
僕には理解出来ない内容があります
そのうちの1つがこれですし
(ただ 説の名称から“トンデモ”であることは推測できます)

『【うみねこ考察】 うみねこEP8を終えて 【感想】』の中に
「《赤:我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!》」
を引用して
“人数の矛盾については、EP4の戦人の出生に関するやり取りを見れば突破可能です”
とありますが
これも理解不能です

>ケーナさんはこの作品が何を問いとしていたのか、
>どういうテーマで書かれたのかってことは理解していますか?

“テーマ”とまで言えるのかどうか解りませんが
“愛がなければ視えない”このフレーズの通りだと思います
登場人物を信じ 彼らの愛を信じるのならば
作品中で語られた材料を集めることで
作品中では語られなかった
登場人物の真の姿を知ることが出来るという認識です

また“挑めばミステリー、屈せばファンタジー”と一見
ミステリーと認識しなければ負けだと言っている様に見えますが
この作品をファンタジーと認識しなければ
ゲームマスターのベアトが戦人にゲーム盤での勝負を挑んだ意味が見えてきません
愛の為に負けを認めなければこの作品は理解出来ない
そういう意味でも“愛がなければ視えない”ということではないでしょうか

>つまり、ケーナさん自身には主張したいことなんてないと受け取っていいんですか?
>作者はこう言いたかったんだろうけど、自分はこう思うってのは一切ないんですね。

これは僕が『続・最考考』の“■『うみねこのなく頃に 完全版』”
で書いたようなことを書けということでしょうか?

>言ってることは分かりますけど、
>こういうところだけは素直に受け入れるから
>一貫性がないって思うわけですが。

これが“文脈を読む”“行間を読む”ことが出来ない人には
理解しづらく またこちらからも説明しづらい部分です
僕からすれば「読めば解るでしょ」というだけですから

>ケーナさんは機械的に謎を解いているだけで、心を蔑ろにしてるんですよ。

『最考考』をご覧になってこの理解なら
おそらく僕にはもう何も説明できないでしょうし
説明しても理解はしてもらえないと思います

何故なら
確かに『最考考』には僕が気がついた
(あるいは他の人が気がついたのをパクった)
あらゆることが書いてあります
元ネタとかミステリーの解答とか

しかし そもそも僕は下記の内容を書くために
『最考考』を書いたのですから

>「紗音と嘉音は同一人物で多重人格者」だとか、
>別に問題とされているのはそこじゃないんですよ。
>重要なのは、「だから何?」の部分なんです。
>どうしてそうなったのか、どうしてそんな風に書いたのか

結局 竜騎士07さんにしても僕にしても
“結構 本を読んでいる”んですよね
ですから僕は竜騎士07さんが書くことが
完全にではないにしても理解出来ます

ところがこれを“本を読んでいない人”に伝えるのが
あまりに難しいようなのです
「何で伝わらないのかなー」
おそらく竜騎士07さんも不思議でしょうがないと思います
51: 名前: ケーナ:2013/01/17 06:45ID:7asFsGjw
>>ちびゆかさん 前スレの>>996

すみませんこれ 見落としてました

>赤字に抵触しない解釈があり、自分で正解だと思っているなら、
>先生のミスだと言って赤字に抵触する解釈をする必要性はないと思います。

これ 近いうちに『続・最考考』にまとめてみますので
それを見てもらってご意見を頂けたらと思います

>夏妃はマリアージュの構成員でもないのにどうして空想できるのでしょうか。

空想自体は誰にでも出来ますからね
夏妃は融通が利かなくて厳しい人に見えますが
実は不器用で自分をうまく表現出来ないだけなんでしょう

日記に内に秘めた自分の心を吐露していたように
何か自分の外側に救いを求める気持ちが
空想のベアトへと繋がったのでしょう

これは紗音と同じですね
夏妃も紗音もベアトの話を散々聞かされていますから
人間以外の存在に救いを求めた時
共通して“魔女ベアトリーチェ”を思いついたのでしょう
52: 名前: まる:2013/01/17 10:59ID:64jpMtVP
>別肉体
物凄く根本的な話ですが現実世界においてカノンシャノンが別個の肉体を持っていた場合
少なくとも一方に一方のエクストリーム無理心中に付き合う義理が全くなくなりますよね

代表的例として
男性カノンとジェシカがいい感じで特に財産以外障害がなく、
一方(性的不具が有れど)女性シャノンが戦人と譲治を比べっこして
悩むあまり島全員を道ずれに無理心中使用している
という状況だったと考えてみてください

それこそシャノンはカノンにがけから突き落とされても文句言えません
カノン側に協力する義理が0になります

うみねこの使用人全員共犯トリックは使用人の反乱がないのが大前提です
別肉体の場合ここの説明が著しく難しくなります
53: 名前: ケーナ:2013/01/17 11:37ID:7asFsGjw
まるさん >>52

>それこそシャノンはカノンにがけから突き落とされても文句言えません
>カノン側に協力する義理が0になります

嘉音は紗音を姉と慕っていますから
“協力する義理が0”ということはないでしょうが
愛する朱志香が殺されるというのなら
止めるでしょうし協力はしないでしょうね
(崖から突き落としはしなくても警察に通報くらいするでしょう)

ところで >>1に“うみねこ辞書”というのの
リンクが貼ってありますが
これをパソコンに取り込むと紗音とか嘉音とか
一発変換できるようになりますよ

やり方はまずこのテキストファイルを
“ファイル”→“名前を付けて保存”
で一旦パソコンに保存します

それから“メモ帳”などのテキスト入力するための
アプリケーションを立ち上げて
下のツールバーに表示される
(これはOSによって変わるのかも)
“ツール”→“辞書ツール”→“ツール”→“テキストファイルからの登録”
でダウンロードしたテキストファイルを指定すればOKです

ただ これは僕が使うために作ったものなので
不要な単語も入っていると思います
「これはいらない」と思ったら
その単語は列ごと削除して必要な単語だけ残して
上書き保存してから登録するようにしてください

個人的なポイントは“妾”ですね
これいつも入力する時は“めかけ”で変換していました
“わらわ”というのは左手の薬指と小指を多用する
非常に打ちづらい単語ですが
やはり“めかけ”では雰囲気が出ません
54: 名前: タチバナ:2013/01/17 12:26ID:b21DNkM5
ちびゆかさん >>47

>別肉体説の問題だと思うのは、魂が一に満たないニンゲン未満の存在である、
>二人の悩みが解決してしまいます。なんか面白くないですね
僕は別に解決していていいと思います。
盤上の紗音は犯人じゃありませんから、動機となる部分が解決しているのは、むしろ自然なのです。

>私はファンタジーを本気で信じているつもりですが、
>そのファンタジーの方が圧倒的に上位だと思うんです。
ミステリーで説明できることならファンタジーでも説明できますけど、
逆はそうはいかないですからね。

例えば、「確かに紗音はこういうトリックで犯行を行なった。
ただし、そのときの紗音は魔女に身体を乗っ取られていた!」
という主張に対しての反論は、ほぼ不可能です。
だから、エヴァ以外は、そんな問題は出さなかったわけですが。

カムイさん >>48

はじめまして。南條殺しについては、以下の仮説が立てられると思います。

1.霧江夫妻が犯人
確かにミステリーの回答としては、なかなかもっともらしいです。
自分も一時期、霧江も碑文を解いていて犯行を行なったと主張していました。

しかし、(白字ですが)「第12則。真犯人が複数であることを禁ず」があって、
霧江が犯人であるというのはかなり無茶をしないと通りません。

とは言え、僕も熟考したので、ある程度の筋は通せると思います。
興味があれば、お聞きください。

2.譲治が犯人
戦人たちが発見した譲治は死んだ振りで、南條を殺したあとに自殺したという説です。
目を見開いたままの死んだ振りなんて可能なのかと思うでしょうけど、
ヱリカが仮死薬を既知の薬物としてあげていたことから、不可能ではなかったと言えます。
しかし、譲治が自殺する動機だけなら十分なのですが、南條を殺した動機についての解釈が困難です。
そして、やはりこれも真犯人が複数になってしまうという問題を抱えています。

3.ベアトが犯人
現在の主流はこれでしょうけど、ここに至るまでの過程を知らないと理解は困難でしょう。
多くの場合は、紗音と嘉音の人格を捨てたベアト人格のことを意味します。

ちなみにですが、どの説でも、07151129を書き残したのはベアトで説明できます。
もちろん「そんなオカルトありえません」と言うのであれば、
留弗夫や譲治が書いたのだとしても問題ありません。

しかし、僕は紗音と嘉音は別人・別肉体であると考えていますし、
碑文が解かれているのに殺人を犯したとは考えにくいです。

4.エヴァが犯人
故に、僕が現在主張するのがこの説です。
ベアト犯人説以上のファンタジーですが、明確な手掛かりがあります。

まずよく考えて欲しいのですが、ウィルの推理によれば蔵臼夫妻殺しは“明白なる犯人”によるものです。
つまり、ミステリー的に言えば絵羽、ファンタジー的に言えばエヴァでしょう。
それ以外を明白と言うのは無理があるように思います。

そして、南條殺しの犯人は絵羽ではありません。
幻想描写をそのまま受けとると、エヴァが犯人です。
第八の晩までの生け贄を捧げ終わったことで、エヴァは絵羽の肉体から解放されたという超ファンタジー的解釈です。

ただ、このような発想になったのはヴァン・ダインや赤字というファンタジーに遵守したからで、
ミステリー的に考えれば、単純に絵羽が犯人でいいと思います。

5.その他
その他としては、蔵臼夫妻や秀吉が犯人であるとも考えられるでしょうけど、
あまり考えたことはありません。
しかし、不可能ではないと思います。

一応、1~4であれば、詳しく説明できると思うので、
気になることがあれば聞いてください。
55: 名前: オプス:2013/01/17 13:01ID:12mDnVua
>>40
>ひぐらしでなんかありましたっけ……。
美代子→三四だったり、礼奈→レナだったり。

>>49
うみねこはTRPGだけじゃなく『汝は人狼なりや?』というゲームにも類似点があるのです。GMもいますしね。
知らないのであれば調べてみるのも一興です。
56: 名前: まる:2013/01/17 14:04ID:64jpMtVP
>>55
名前を代えて生きている事がトリックにかかわってないと文脈上無理があるので
100歩譲って魅音詩音姉妹だけじゃないですか?
んでもって魅音詩音姉妹が活躍するエピソードがラムダのコントロール下にあるってのも無理じゃないですか
(だってあれ鷹野にとっても大失敗でしょう)
57: 名前: ケーナ:2013/01/17 15:20ID:7asFsGjw
『続・最考考』に“■ゲーム盤のルール?”と“■紗音は使用人?”を追加しました

これはこの場での皆さんとのやり取りの中で
出てきた考察です

僕は正直「もう本編に(僕の力では)僕が考察出来ることはない」と
考えていましたので
「やはり考察は1人では出来ないものだ」と改めて実感しました
今後ともよろしくお願いします
58: 名前: オプス:2013/01/17 19:02ID:12mDnVua
カムイさん >>48
>EP3の南條殺しについて、どのようにお考えですか?
>全編を通しても最大の謎だと思うのですが。
禁断にして異端の『19人目のXによる犯行説』支持です。
赤字? 知らんな。というのは冗談で。

無印(EP1~4)段階までは19人目(18人目)の余地は残されていました。
しかし散(EP5~8)の段階においてベアトはその犯行目的を変え、自身の存在を完全に消すべく『赤字で嘘を吐く』という暴挙に打って出たものだと考えています。
これにより「赤字を信じる→真相にたどり着けない」「赤字を信じない→推考が破綻」のダブルスタンダードが形成され、物語を完全に猫箱に閉ざせます。
幾子(ベアト)は最終的に真相を明かさない選択を取りましたし、偽書にこのような意地悪な仕掛けを施していてもおかしくはないかと。

>自分は第一の晩の前に碑文がキリエとローザによって解かれており、
>南條殺しはキリエが犯人であると考えています。
「霧江は死亡している。(赤字)」のすり抜け方は、犯行後に死亡という考え方ですかね?
碑文解きに絵羽が関わっていないかのように書かれているのも気になります。

タチバナさん >>54
ちょっと聞いてみたいんですけど「エヴァ=絵羽」というのはどうなんでしょうね?

とある超パーさんが「語尾がえばぁだから絵羽なのよ」とか言って、とある黒猫さんが「はいはい(苦笑)」と返したやり取りが本編であったのですよ。
これ読んで、当時の自分は「エヴァだから絵羽」って単純な考え方をしてたのですが、そんな自分も一緒くたに馬鹿にされているように感じました。
それこそ結果ありきから逆算で絵羽を犯人扱いしてるような気がしたので、色々と考えてみると、南條のがアリバイもまったくなく犯人度が高い事に気付きました。
そんな訳で私は『エヴァ=南條』説を支持しています。

まるさん >>56
漫画を読んでいないので文脈とかは知りません。
だからベルンの台詞なのにラムダのコントロールがどうとか言われても良く分かりません。
59: 名前: 通行人C:2013/01/17 21:46ID:5bkKWuu7
ちびゆかさんこんばんは
これは私の人間性が原因でしょうねw
以前も言ったかもしれませんが
私は物に魂が宿るという考えが大大大好きで
俗に言う人格説自体を毛嫌いはしているものの理解はしています

人格説も人格をスイッチさせているのが、
ヤス、シャノンカノンの3人中の誰かではなくて
その三人を上で操る誰かがいて
その人が三人の人形を代わりばんこに演技させている
というものなら理解できますし
わたしはこの考えで一つ説を構築していますよ
60: 名前: タチバナ:2013/01/17 22:16ID:8e/KzcBj
ケーナさん >>50

>これまでのやり取りでこれを察しろというのは
>無理があるのではないですか?
勘のいい人なら「うみねこの作者は竜騎士07」だけで察すると思うし、
ケーナさんも分かってるように見えてました。

>現実世界の竜騎士07さんと
>作品内の竜騎士07さんを分けるための
>約束事を決めておいてください
竜騎士07と言った場合は、作中の竜ちゃんってことで一応使い分けてます。

>では何故 魔女であるラムダが
>人間である古手梨花にちょっかいを出すのでしょう
別に梨花にちょっかいを出したかったわけじゃなくて、鷹野の味方をしたかっただけでしょう?
やっぱり何が問題なのか、さっぱり分かりません。

>僕はこの問題について
>説明しうる限りの説明をしたつもりですが
>ちびゆかさんには理解してもらえませんでした
>ですから僕と同じ答になれば
>それはそのままちびゆかさんへの説得材料になりますし
だから、変な邪推なしでも、説得材料として扱われるのが嫌だし、
ケーナさんと同じ答えにならないと満足してもらえないのも嫌だし、
既に僕も回答を示したんだから、もういいじゃないかって言ってるんです。

>両立するのは全然話が違うからです
>そして我々が考えるべきことは
>作者がその作品にこめたメッセージであり
>作者の手を離れて一人歩きしている作品ではありません
全然違う話を同時にしてたら駄目なんですかね。

というか、“我々”って言うからおかしいんだと思います。
ケーナさんが作者のメッセージを読み取りたいのなら、別にそうすればいいですけど、
それとは関係なしに作中から読み取れることを考える人がいてもいいじゃないですか。

>個人でそれをやる分には問題はないでしょうが
>それに他人を巻き込むのはどうかと思います
>ですから 他人に疑問として提示するからには
>それなりの体裁が必要だろうということです
個人的にはありだったので、特に何も言わなかったんですけど、
ケーナさんだって、自分のHPのURLを貼るとか好き勝手なことしてるんだから、
他の人の掲示板の使い方に対しても寛容になりましょうよ。

そもそも別にここはケーナさんの場所じゃないのに、
人の使い方に口を出す時点でおかしいとは思いませんか?

>その点を指摘してもらえれば
>きちんと説明しますと僕は言っています
時代劇の例えはおかしいんじゃないかという点を指摘しても何も説明なかったですけど、まあ別にいいです。

>ゲームの全てを把握している
>ゲームマスターの戦人が
>ロジックエラーに陥るのなら
>あの状況は本当にどうしようもない状況ということです
人格説なら、なおさら何も悩む必要ないんじゃないですかね……。

>これは僕が『続・最考考』の“■『うみねこのなく頃に 完全版』”
>で書いたようなことを書けということでしょうか?
これはここをこうした方がもっと良くなったんじゃないかという“指摘”であって、
別に“主張”ってわけじゃなくないですか?

>結局 竜騎士07さんにしても僕にしても
>“結構 本を読んでいる”んですよね
>ですから僕は竜騎士07さんが書くことが
>完全にではないにしても理解出来ます
わざわざこういうことを言うから、話が捻れまくるんだと思いますが、
まあ、そんなことより、現実の紗音と嘉音がどういう扱いだったのかとか、何か考えはありますよね?
そこらへんの説明がもうちょっと詳しく聞きたいです。
61: 名前: タチバナ:2013/01/17 22:22ID:8e/KzcBj
ケーナさん >>50

>『【うみねこ考察】 うみねこEP8を終えて 【感想】』の中に
>「《赤:我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!》」を引用して
>“人数の矛盾については、EP4の戦人の出生に関するやり取りを見れば突破可能です”
>とありますが
>これも理解不能です
あと、これの動画も観てみましたが、これは多分そんなに難しい話じゃないです。
何が言いたかったのかははっきりしてませんけど、多分僕もプルプルピコプヨさんと同意見です。
62: 名前: タチバナ:2013/01/17 23:15ID:8e/KzcBj
まるさん >>52

>物凄く根本的な話ですが現実世界においてカノンシャノンが別個の肉体を持っていた場合
>少なくとも一方に一方のエクストリーム無理心中に付き合う義理が全くなくなりますよね
なんか誤解を生んでるようですが、現実世界で別肉体だなんて誰も言ってないと思います。

>うみねこの使用人全員共犯トリックは使用人の反乱がないのが大前提です
>別肉体の場合ここの説明が著しく難しくなります
なんか多分想定している状況が違いすぎて、話が食い違ってる気がします。

とりあえず紗音と嘉音が別肉体というのは、ボトルメール内だけの“設定”ですよ。
そして、犯人は紗音でも嘉音でもありません。命令権者であるヤスです。

オプスさん >>55
まるさん >>56

そもそも、それだと戦人やベアトにとっては「いきなりなんの話?」となりますよね。

ケーナさん >>57

>『続・最考考』に“■ゲーム盤のルール?”と“■紗音は使用人?”を追加しました

>1つ目は、紗音は使用人であると同時に“真の右代宮家当主”でもある。
これはちょっと言い換えてみれば、絶対におかしいと言い切れると思います。

【紗音は人間であると同時に女である】
【女が犯人であることを禁ず】
これなら絶対おかしいよねという話になると思いますが、なんかおかしな言い換えになってますでしょうか。

>しかし『うみねこ』をミステリーとして認識する場合「人格が犯人」など許されるのでしょうか?
ここでの人格って言うのは、魔女人格のことでいいんですかね。
ケーナさんって人格説主張してませんでしたっけ。

結論の部分は5回読み返しても、やはりどうしてそうなるのか全く意味が分かりません。
紗音は使用人というつもりじゃないと、竜ちゃんの言ってることが意味不明だと思いますけど。

>「やはり考察は1人では出来ないものだ」と改めて実感しました
>今後ともよろしくお願いします
もうちょっと人の意見にも耳を傾けて欲しいですが(同意しろという意味ではなく)、
こちらこそよろしくお願いします。

オプスさん >>58

>禁断にして異端の『19人目のXによる犯行説』支持です。
>赤字? 知らんな。というのは冗談で。
同意はしませんけど、個人的にはこういう意見がどんどん聞きたいです。
猫箱が閉ざされたのは、あらゆる真実が存在してもいいようにということですから。

>しかし散(EP5~8)の段階においてベアトはその犯行目的を変え、
>自身の存在を完全に消すべく『赤字で嘘を吐く』という暴挙に打って出たものだと考えています。
とは言え、嘘を吐いていると言えるようなところってどこかありましたっけ。

>>自分は第一の晩の前に碑文がキリエとローザによって解かれており、
>>南條殺しはキリエが犯人であると考えています。
>「霧江は死亡している。(赤字)」のすり抜け方は、犯行後に死亡という考え方ですかね?
>碑文解きに絵羽が関わっていないかのように書かれているのも気になります。
横から答えますけど、南條殺しのあとに実際に秀吉と相打ちになれば成立しますね。

>ちょっと聞いてみたいんですけど「エヴァ=絵羽」というのはどうなんでしょうね?
まず=というと、ちょっと誤解を生む気がします。
肉体を共有しているだけであって、絵羽とエヴァは別人ですから。
まあ、別に人格と呼んでもいいです。僕の表現だとちょっと違いますけど。

>それこそ結果ありきから逆算で絵羽を犯人扱いしてるような気がしたので、
>色々と考えてみると、南條のがアリバイもまったくなく犯人度が高い事に気付きました。
>そんな訳で私は『エヴァ=南條』説を支持しています。
南條万能説も南條=エヴァ説も想定の範囲内ですね。
第一の晩の犯人は南條という考えも当然あります。

ただ、南條=エヴァとするのは、それって自殺じゃないのって気がします。

ちょっと話しずれますけど、
人格を消すということを殺すと表現するのを百歩譲って認めても、
「他殺でもあり自殺でもある」と考えるべきだと思うしなあ。

人格説という無茶を通すのであれば、せめてプレイヤーの7割を納得させられなければ、
それはプレイヤーによる黄金の真実によって否定されてしまうと思うのです。
「納得はできないけど、それ以外ないでしょ」って人も多そうだし、
果たして7割が納得してるのかどうか……。
63: 名前: オプス:2013/01/17 23:38ID:12mDnVua
タチバナさん >>62
>そもそも、それだと戦人やベアトにとっては「いきなりなんの話?」となりますよね。
小説ひぐらしの話ですよ。
少なくとも戦人は小説読んでるのは確定ですし、おそらく6年前の戦人とミステリ談義してるベアトも読んでいるでしょう。
内容が私達の知るものと同じとは限りませんけれど、ベルンやラムダの姿はこの小説ひぐらしに描かれた挿絵か何かが元ネタな気がします。

>とは言え、嘘を吐いていると言えるようなところってどこかありましたっけ。
嘘云々というより、問題の性質というか方向性に着目しています。
無印の方の問いを乱雑に纏めると「問題:この島には18人います。さて19人目はいるでしょうか、いないでしょうか?」「答え:この島の人数は17人でした」となります。
さてそれでは散の方の問いはというと「問題:この島にいるのは実は16人でした。さて紗音嘉音は同一か、それとも別人でしょうか?」な訳ですから、傾向としては「この島の人数は16人じゃなくて、19人目は実はいます」という、無印の答えになってない解答にも決着を付けられる形かなと。「18人で決着、19人目はいません」でもいいですけど、そこは個人的な趣味。

>ただ、南條=エヴァとするのは、それって自殺じゃないのって気がします。
エヴァによって南條が明確に何かされた描写は幻想でさえなかったような。
確か目の見えない朱志香視点で、何か怯える声だけでしたよね。
ああ、そうだ。幻想キャラと中の人が同一人物だと、競演させられないかも知れない可能性に今気付きました。

最後に。人格説は支持してませんよ。赤字の人数縛りをすり抜ける以外に役に立たないし、現実的にもメリットがありませんからね。
64: 名前: まる:2013/01/18 00:08ID:abOqhXjm
○ロトムは水タイプである
○ロトムは草タイプである
×ロトムは草タイプであると同時に水タイプである

私が納得するかはともかく作者としては使用人/当主については
こういうことを言いたいのだと思いますけどね
65: 名前: タチバナ:2013/01/18 00:25ID:5bXI8aPR
オプスさん >>63

>>そもそも、それだと戦人やベアトにとっては「いきなりなんの話?」となりますよね。
>小説ひぐらしの話ですよ。
にしても、さすがに唐突過ぎるので、なんらかのリアクションを返しそうなところですが、
まあそういう考えもあるのかもしれませんね。

>無印の方の問いを乱雑に纏めると「問題:この島には18人います。さて19人目はいるでしょうか、いないでしょうか?」「答え:この島の人数は17人でした」となります。

>傾向としては「この島の人数は16人じゃなくて、19人目は実はいます」という、無印の答えになってない解答にも決着を付けられる形かなと。
>「18人で決着、19人目はいません」でもいいですけど、そこは個人的な趣味。
ここの意味がよく分かりません。なんか言い換えられますか?
あと、出題編の【この島には18人以上の人間は存在しない!!】と、
EP6ヱリカの【我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!】はどういう解釈で?

まるさん >>84

○紗音は使用人である
○ベアトは魔女である
×紗音とベアトは同一人物である

僕的にはこれが正しいんじゃないかと思いますけど、納得はできませんね。
66: 名前: タチバナ:2013/01/18 00:29ID:5bXI8aPR
番号間違えたー。
>>84>>64

というか、ロトムってなんじゃらほいと思って、わざわざ調べましたぜ。
まあ、それで言いたいことは分かりましたが。

ケーナさんの説明よりはるかに分かりやすいです。
67: 名前: ちびゆか:2013/01/18 01:34ID:bdl6yqlO
ケーナさん>>51
>これ 近いうちに『続・最考考』にまとめてみますので
>それを見てもらってご意見を頂けたらと思います

竜騎士先生のミスを前提とした解釈なんか読みたくなです!
先生を疑うのではなく、自分を疑うんです。

あとまた変なコラム書いてますね。

タチバナさん>>54

>ミステリーで説明できることならファンタジーでも説明できますけど、
>逆はそうはいかないですからね。

三つ目の物語については完璧でしょう。
我らの告白の内容から、しっかりと三つの物語を示したと思います。

ファンタジーが本命であるというのは、タチバナさんもファンタジー解釈に関しては私の方が上だと仰ってましたが、本心であるなら認めないとダメだと思います。
ファンタジー、アンチファンタジーから見たうみねこ世界の緻密、精巧さは、察することも出来ないと言われても不思議ではないと思います。

例えばフェザリーヌ。「観劇」「戯曲」「傍観」の魔女とあります。
歴史家の如く、歴史を観劇し(歴史検証)、歴史書を執筆し(戯曲)新たなる歴史解釈を生み出す、されど歴史に介入はできず傍観するしかない。

偽書作家八城という存在も86年の六軒島の歴史を観劇、戯曲、傍観する立場であり、八城=フェザリーヌが完全に理解できると思います。

ベルンやラムダの話が出てますが、フェザリーヌが解れば、ベルンやラムダが何処に存在するか、その位置もおのずと解ると思います。

ファンタジーを本気で考えるって面白いと思いませんか?

「タチバナさん、我は何処から生まれ、我は何者で、我は何処へ行くのでしょう。」
「ちびゆかさん、僕の知りうる限りでは、我は我より生まれ、我は我で、我は何処へも行かない。」
「ふふふ。カッコ良くなりましたね。そう、我は我より生まれ、我は我で、我は何処にも行かない。それは「我」が神でも人の子でも同じです。」

こういうもの、察することも出来ないものがうみねこには確実にあると思います。本格ミステリーって感じですよね。

通行人Cさん>>59

>以前も言ったかもしれませんが
>私は物に魂が宿るという考えが大大大好きで

最初は私もそうだったんです。でもなんかキリスト教的な一神教のような世界観の方がうみねこには合っていると思うようになりました。
造物主とか三位一体とか。多神教のアニミズムのようなものは、合理的に説明することが難しいなあと。
68: 名前: タチバナ:2013/01/18 02:16ID:5bXI8aPR
ちびゆかさん >>67

>例えばフェザリーヌ。「観劇」「戯曲」「傍観」の魔女とあります。
>歴史家の如く、歴史を観劇し(歴史検証)、
>歴史書を執筆し(戯曲)新たなる歴史解釈を生み出す、されど歴史に介入はできず傍観するしかない。

>偽書作家八城という存在も86年の六軒島の歴史を観劇、戯曲、傍観する立場であり、
>八城=フェザリーヌが完全に理解できると思います。
あー、うんうん。分かりやすいです。まさにその通り。
フェザリーヌの立ち位置について完璧に説明できてるんじゃないかな。

>ベルンやラムダの話が出てますが、フェザリーヌが解れば、
>ベルンやラムダが何処に存在するか、その位置もおのずと解ると思います。
フェザリーヌがカケラを生み出すのだから、ベルンやラムダの立ち位置は読者だろうと思います。
造物主と航海者の関係って、完全に作者と読者なんですよね。
69: 名前: ケーナ:2013/01/18 06:13ID:4aj6huSV
オプスさん >>55

>『汝は人狼なりや?』というゲームにも類似点があるのです。
>知らないのであれば調べてみるのも一興です。

僕はこれ名前は知っていましたし
どういうゲームかも大体知っていました

ですから『うみねこ』の中で
取り上げられているのだと思っていましたが
“なりや”“人狼”で全文検索かけても
引っ掛かりませんでした

おそらく鬼炎さんのサイトで見かけたのを
いつの間にか『うみねこ』に出てきたと
勘違いしたのでしょう

確かにクローズドサークルで
誰が敵か味方か解らないという点において
『うみねこ』における六軒島の状況に似ていますね
70: 名前: ケーナ:2013/01/18 06:16ID:4aj6huSV
タチバナさん >>60 >>61 >>62

>竜騎士07と言った場合は、作中の竜ちゃんってことで一応使い分けてます。

承知しました

>梨花にちょっかいを出したかったわけじゃなくて、
>鷹野の味方をしたかっただけでしょう?

“その一言で。私の心は決まったわ。私は彼女の願いを叶えた。彼女の努力が絶対に叶うという保証を与えた。”
“その少女は、よく頑張ったと思うわ。ただ、私も少し買いかぶっていたところがあったかもしれない。残念ながら、私の期待した世界へは遥かに及ばなかった。でも、それでもいいの。だって彼女が新たな魔女を生み出し、私のもとに送り届けてくれたのだから。”

上記内容から
ラムダが鷹野に手を貸したのは
“努力が絶対に叶うという保証を与えた”
というところまでであることが解ります

“前回は私がついつい哀れになって好きな場所から駒を進めていいわよって言ったら、ベルンのヤツ、お情けの空気も読めずに手持ちのポーンをぜーんぶ入城させた状態から始めて!! 何よあれ、あんなの負けでも何でもないんだからぁ!! あぁ、思い出しただけでもむかむかするわ。(EP2)”

ところがベルンとラムダの因縁としては
ベルンがラムダに勝っています

さらに勝ったのなら魔女にはなりません
この辺りの設定はもうぐちゃぐちゃなのです

>既に僕も回答を示したんだから、もういいじゃないかって言ってるんです。

あの答は僕からの問いかけへの解答としては不正解です
あくまで一般的な解釈としての話ですから
つまりタチバナさんはあきらかな誤答を出しておきながら
「これが俺の答だ!」と開き直っているわけです
ならば僕の感想は
「あっ、そう。あなたにとってはこれが答で良いんだ。ふーん」
になります

>>両立するのは全然話が違うからです
>>そして我々が考えるべきことは
>>作者がその作品にこめたメッセージであり
>>作者の手を離れて一人歩きしている作品ではありません
>全然違う話を同時にしてたら駄目なんですかね。

あなたは『うみねこ』の考察をどのように捉えているのでしょう?
竜騎士07さんが作品に込めた“一なる真実”を知ること?
それとも 自由な創作で自分の『うみねこ』世界を広げること?

この2つはまったく別のものであり
同時に出来なくはないですが
少なくとも完全に分離する必要があります

>そもそも別にここはケーナさんの場所じゃないのに、
>人の使い方に口を出す時点でおかしいとは思いませんか?

僕は“考察の姿勢”を問うているだけです
また 他人に見せる以上
“それなりの体裁”を整えるのは
最低限の礼儀というものです

>時代劇の例えはおかしいんじゃないかという点を指摘しても
>何も説明なかったですけど、まあ別にいいです。

これは >>20の話ですよね
>>32に書いた内容では駄目なのですか?

>>ゲームの全てを把握している
>>ゲームマスターの戦人が
>>ロジックエラーに陥るのなら
>>あの状況は本当にどうしようもない状況ということです
>人格説なら、なおさら何も悩む必要ないんじゃないですかね……。

実はEP6って“人格説”だと
かなりおかしいことに気がついていましたか?

“戦人は、“いとこ部屋には、蔵臼、留弗夫、朱志香、源次、郷田、嘉音がいる”、という復唱を求められたなら、きっと、特に気にもせず、認めると赤で宣言しただろう。”

とありますが その前に

“「今からする所在確認は、生死を問いません。体の所在と考えて下さい。そしてもちろん、現時点でのことです。では参ります。」(ヱリカ)”
“《赤:(“隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!”)認める。それ以外の全員が、いとこ部屋にいることを認める。》”

とある以上 これをした瞬間にロジックエラーに陥ります

>>これは僕が『続・最考考』の“■『うみねこのなく頃に 完全版』”
>>で書いたようなことを書けということでしょうか?
>これはここをこうした方がもっと良くなったんじゃないかという“指摘”であって、
>別に“主張”ってわけじゃなくないですか?

>作者はこう言いたかったんだろうけど、自分はこう思うってのは一切ないんですね。
ということでしたから「僕はこう思う」と書いた
“■『うみねこのなく頃に 完全版』”
を取り上げたわけですが それが違うというのなら
一体 僕に何を主張しろというのでしょう?

>現実の紗音と嘉音がどういう扱いだったのかとか、何か考えはありますよね?
>そこらへんの説明がもうちょっと詳しく聞きたいです。

これは『最考考』の“■嘉音は現実の六軒島にもいたの?……061~”に書いたことを
もっと補強しろということでしょうか?

一度 現実の六軒島における
使用人のローテーション表を作ってみようかと思いますが
おそらく作る前からとんでもないものになることが予想されます

でも 竜騎士07さんはこうせざるを得なかったんですね
だって嘉音は実際の六軒島にもいたのですから
(正直 この手の話題はちびゆかさんに嫌がられるので察してもらえると助かります)

>あと、これの動画も観てみましたが、これは多分そんなに難しい話じゃないです。
>何が言いたかったのかははっきりしてませんけど、多分僕もプルプルピコプヨさんと同意見です。

戦人の出生に関する赤字の抜け方は
戦人が2人いる
ということだと思いますが

それと同じということでしょうか?
ご説明いただけると助かります

>>1つ目は、紗音は使用人であると同時に“真の右代宮家当主”でもある。
>これはちょっと言い換えてみれば、絶対におかしいと言い切れると思います。

紗音は“使用人”“真の右代宮家当主”
2つの肩書きを持ちますので
《赤:使用人が犯人であることを禁ず》
と言われても
「私は使用人ですけど、右代宮家当主でもあります。今回、殺人を犯したのは使用人としての私ではなく、右代宮家当主としての私です」
と開き直るわけです

この理屈だと
《赤:右代宮家当主が犯人であることを禁ず》
と言われたら 今度は逆に
「私は右代宮家当主ですけど、使用人でもあります。今回、殺人を犯したのは右代宮家当主としての私ではなく、使用人としての私です」
と開き直ることが出来ます

だから「ズルい」のです

>ここでの人格って言うのは、魔女人格のことでいいんですかね。
>ケーナさんって人格説主張してませんでしたっけ。

人格による赤字の擦りぬけと
「犯人は人間」というミステリーの約束を
同じに扱って良いのか?
という話です

>紗音は使用人というつもりじゃないと、
>竜ちゃんの言ってることが意味不明だと思いますけど。

これはむしろ逆に僕が説明が欲しいです
どういうことでしょうか?
71: 名前: ケーナ:2013/01/18 06:17ID:4aj6huSV
ちびゆかさん >>67

>竜騎士先生のミスを前提とした解釈なんか読みたくないです!

ちびゆかさんだって
竜騎士07さんがどんなに凄い人でも
5000ページもあるような作品を
まったく綻びのない完璧な作品に仕上げた
とは認識していないでしょう?

竜騎士07さんだってミスはあります
僕はそのミスを受け手の側で修正することによってこそ
竜騎士07さんが本当に書きたかった内容を
理解することが出来ると考えています

あと ちびゆかさんの作品観が良く解らなくなっているのですが
ちびゆかさんにとって
「『うみねこ』は本格ミステリー」
ではなかったでしたっけ?

最近 書いている内容を読んでいると
とてもそうは思えないのですが…
72: 名前: タチバナ:2013/01/18 07:43ID:5bXI8aPR
ケーナさん >>70

>さらに勝ったのなら魔女にはなりません
>この辺りの設定はもうぐちゃぐちゃなのです
いや、だから、それの何が問題なんですか?
ホントにさっぱり意味が分からないんですが。
ラムダが鷹野を駒にして、ベルンが梨花を駒にしただけでしょ?

>あの答は僕からの問いかけへの解答としては不正解です
>あくまで一般的な解釈としての話ですから
>つまりタチバナさんはあきらかな誤答を出しておきながら
>「これが俺の答だ!」と開き直っているわけです
だから、ケーナさんの問いかけに答えなきゃならない意味が分からないって言ってるんですけど。

>あなたは『うみねこ』の考察をどのように捉えているのでしょう?
>竜騎士07さんが作品に込めた“一なる真実”を知ること?
>それとも 自由な創作で自分の『うみねこ』世界を広げること?

>この2つはまったく別のものであり
>同時に出来なくはないですが
>少なくとも完全に分離する必要があります
だから、ケーナさんは竜ちゃんが用意した解答を考えればいいし、
それを他の人に押し付けないようにってずっと言ってるじゃないですか。

>僕は“考察の姿勢”を問うているだけです
>また 他人に見せる以上
>“それなりの体裁”を整えるのは
>最低限の礼儀というものです
人の掲示板を借りているのに、そこで勝手に書き込みを制限するようなことを言うのは、
そもそも考察以前に人としての最低限の礼儀すらないように思うのですが。

>これは >>20の話ですよね
>>32に書いた内容では駄目なのですか?
自分の説明の悪さを、うみねこという作品のせいにしてただけじゃないですか。

>実はEP6って“人格説”だと
>かなりおかしいことに気がついていましたか?
だから、人格説だとおかしいって最初から言ってるじゃないですか。

>一体 僕に何を主張しろというのでしょう?
ここの話は確かに難しいかと思いますけど、
あれは作品から読み取れる内容について語った内容ではないんじゃないかなと。
多分ただの批評になってます。

>これは『最考考』の“■嘉音は現実の六軒島にもいたの?……061~”に書いたことを
>もっと補強しろということでしょうか?
そういうところじゃなくて、なんかもうちょっとホワイダニット的な部分で何か考えはないんですかね。

>戦人の出生に関する赤字の抜け方は
>戦人が2人いる
>ということだと思いますが

>それと同じということでしょうか?
>ご説明いただけると助かります
「人に問いかけしてるんだから、あなたも考えてみてください」と暗に言ってるのは分かりましたか?
戦人の出生の赤字について、もうちょっとよく考えてみてください。

>だから「ズルい」のです
まるさんの説明で分かった気がしますが、やっぱりその考えを採用する意味は分かりません。

>人格による赤字の擦りぬけと
>「犯人は人間」というミステリーの約束を
>同じに扱って良いのか?
>という話です
そろそろケーナさんの考える抜け方について詳しく説明して欲しいです。
「これじゃ駄目だ」「あれじゃ駄目だ」と言ってるだけで、だったらどう考えたらいいのかって部分が抜けてると思うんですけど。
『最考考』に書いたつもりかもしれませんが、いまいちよく分からなかったので、
ヤス、紗音、嘉音、ベアトの関係性について簡単にまとめてみてください。

>これはむしろ逆に僕が説明が欲しいです
>どういうことでしょうか?
やっぱり“本当の意味の犯人を分かってるか”という問いに対する答えにはなってないんじゃないかなと。


あと、ちょっと全体的に言いたいことが。
確かに僕もケーナさんが言ってることがあまり分かってませんけど、
もうちょっと人が言ってることの内容を理解して返信してもらえないでしょうか。
あまりにも噛み合ってなくて中身のない話題でループしてます。
僕もできるだけ読み取れるように頑張りますので、お願いします。
73: 名前: カムイ:2013/01/18 08:40ID:54gWDUl1


>>54 タチバナさん
自分もベアト犯人説は、碑文が解かれた後に
殺人を行なっているのがどう考えても納得出来ない
(というかその後の物語を色々と否定してしまう)ために、
自分の中では論外です。
紗音の死亡が赤できちんと宣言されているのもEP3だけだし。

譲治犯人説に関しては、動機が不十分なのと、
バトラがはっきりと死体を目撃している(赤字ではないですが)
ために厳しいと思います。

エヴァに関しては
「南條を殺したのは、確かに人間である!!
地に足のついた人間が、凶器をかざし、それにて殺した!眼前にて!」
とまで言っているので赤字を完全に無視でもしない限り無理だと
思っているので、ないと考えています。

そこで自分が本命だと思うのが
霧江犯人説と、秀吉犯人説です。
霧江犯人説で考えましたが、もう一度考えてみると両方混ぜあわせたものの方が
しっくりきたので、そちらで行こうと思います。

というわけで自分の考えです
①霧江と楼座は先に碑文の謎を解いていて、10億円のカードとパスおよび、4丁の銃を入手している。銃が全部出てきているのはこのため。(EP7のお茶会ような展開)
②その後使用人を全員殺害。ルドルフが最初の状況を確認しているため、ルドルフ・キリエ・楼座の共犯と思われる。
③嘉音の死体は存在しないが、既に真相を知っているため口裏合わせ。
④南條はお金目的による共犯者
⑤第一の晩の後に絵羽が碑文を解く。楼座は後をつけていた。(そのためにベアトの事を絵羽は知らない。10億のカードのこと等も知らない)
⑥楼座とマリア殺しは絵羽が口論の末に殺してしまう。
⑦霧江が秀吉を殺害を目的に連れ出す。(タバコの件で⑥の犯人は絵羽たちだと断定したため)コイントスによって台車を動かす人を決める→秀吉になる
⑧両手が塞がって無防備な秀吉に向かって射撃する。そこに絵羽がやってきて二人共撃たれてしまう。(キリエと秀吉はまだ死亡していない)
⑨秀吉は無事であったが、死んだふりをすることに。絵羽が銃とマスターキーを回収。
⑩蔵臼と夏妃は絵羽が殺害。
⑪譲治は息を吹き返した霧江が殺害。暗証番号は南條に向けての報酬。(南條に検死の時に死亡していなくても死亡扱いにするように頼んだ。)
⑫南條は秀吉が殺害。
⑬秀吉と霧江が出くわして同士討ちに。

メインは絵羽が殺人を行なっているが、
裏で二人が動いて殺し合いをしているといった感じです。
どちらか片方のみ生存だと、南條を殺した後に誰がその犯人を殺すのか?
という疑問が残ってしまうため、両方生きているとするトンデモ展開にしてみました。

・今回はベアトは第一の晩で死亡している
・赤字は全部守る
・タバコの話とコインを活用する
・絵羽がベアトに会っている様子がない理由付け
・暗証番号の理由付け
・銃とマスターキーが回収されている理由付け
このあたりの疑問が湧いたこと全部解決しようとした結果がこうなりました。
久々に見返した推理なので穴はありそうですがこんなかんじです。
⑥はルドルフ、⑩はキリエ犯人にして、⑧は絵羽はやって来ないで、同士討ちにして、
絵羽さんは誰も殺していない!やったね絵羽さん!というふうにもできるかもしれません。

>>58 オプスさん
赤字は信じない!でやってもいいんですけど、
赤字信じても十分解けるものだと思うので(少なくともEP4までは)
まあ赤字は信じるということでやってます。
少なくともベアトの赤字はフェアにやっているでしょう。(物語の構造上)
74: 名前: タチバナ:2013/01/18 08:48ID:b5MbJKwc
作者が用意した解答を考察しようとするのももちろん自由だけど、
それを人に押し付けてしまうことはよくないし、
正しく理解しようとするあまり、別にミスだとは言い切れない、
むしろミスだと考えるのは筋が通らない部分までミスだと断定するのは、
本末転倒だなあと思いました。

ミスをひとつの可能性として考えるのも分かるけど、
だとすると、ミスでない可能性も同じように考えなきゃならないのに、
感情的で根拠のない理由を前提にするから意味不明になるのです。

そして、その読み方は、国語の読み方なら通用するのかもしれないけど、
ミステリーの読み方としては、(絶対とまでは言わないまでも)
やってはいけないものです。

繰り返して話している内容ですけど、
今一度よく考えてみてください。
75: 名前: まる:2013/01/18 09:02ID:abOqhXjm
>使用人のローテーション表を作ってみようかと思いますが
>おそらく作る前からとんでもないものになることが予想されます

楽勝じゃないですか?
確か基本週三日勤務で残りの時間は外の職探しを期待されてるという話だったはず
(そもそも同一肉体を認める前提に立てば)ほとんど暗黙に以下のようなものかと思ってましたが

まず、シャノンカノンは一番下っ端というイメージがありますが
実際は羽根つきで若い使用人の中ではトップのはず。
(厳密には精度的には郷田熊沢よりは上?)
例えば
バイトリーダー、シャノンが月火水
バイトリーダー、カノンが木金土
他のバイト使用人は原則この二人とシフトチェンジはしない。
なぜなら階級が違うから。重要な日だけシャノンカノン同時勤務

外から見て何ら不自然ではないでしょう(変装以外は)
76: 名前: オプス:2013/01/18 09:04ID:75og6cye
>ここの意味がよく分かりません。なんか言い換えられますか?
なぜ赤字で嘘を吐いたのか動機面で説明してみます。

>あと、出題編の【この島には18人以上の人間は存在しない!!】と、
19人目は「妾は魔女」って主張ですから、戦人との戦いに負けたら「魔女失格で人間」だけど、勝ってしまったら「魔女確定で人間に非ず」という解釈ですね。
そしてその赤字を吐いた背景には「戦人は覚えてすらいなかった」事実がある訳で「魔女の完勝、すなわち自身の人間としての消失確定」なのです。

なので動機の一部としては自棄になって、ラブラブイチャイチャしてる紗音嘉音を、自身と同一存在にした挙句に消してしまおうとか赤字の悪用をし始めたんじゃないかなと。
完全に自身を消してしまえば裏で暗躍し放題だし、ブレザーベアトアバターなんて無くても古戸ヱリカアバターを装えば表に出る事だって可能ですし。

>EP6ヱリカの【我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!】はどういう解釈で?
ヱリカは無印ベアトだと思ってます。つまりあの赤字のやり取りは、
ベアト→ヱリカ「私もう魔女役辞めた。今は普通に探偵役や犯人役だから人間だよね?」
戦人「? 何の話だかさっぱり分からない」
ヱリカ「未練を残してもう一度だけ試した私がアホだった」
そしてEP7の碑文の間で、もはや燃え尽きて投げやりになっているベアトへ繋がる。碑文解いたの凄いねー、銃あるよー、真相こうだよー、後は殺し合いでも何でもやればー・・・。
という感じですかね。

散で発生した雛ベアトは、どんなにリアリティを伴っても、戦人の妄想からの派生である事実は変わらないと思います。
77: 名前: タチバナ:2013/01/18 12:39ID:deoPkda3
>>74で書いたことの補足。
皆さんへの返信はまたあとで。
この話の方が重要度高いと思ってるので。

「人格説はミステリーらしくないから駄目だ」というだけでは根拠になってなくて、
ただの感情的な意見にしかなってません。
それに例え感情的なものであったとしても、
そう思うに足る根拠がどこかにあるはずです。
それを示せていないがために、理解や共感がしづらいのだと思います。

僕も人格説については否定派ですが、ロジックとして納得できないとか手掛かり不足だとか言ってます。
感情的に言うとしても、人格説がありなら、魔法による殺人でもいいじゃないかと言います。
ケーナさんの言い方では説明不足のため、
「なんでミステリーだと人格説は駄目なの?」という話になってしまいます。

このようなことが他の考察に対しても言うことができていまい、
「感情を完璧に共有できるわけないんだから、共感されなくても当たり前じゃないか」という話になります。

それでも、一部理解できるのは、“たまたま”ロジカルな思考ができているか、
“たまたま”感情的な考えが一致しているからということであり、
結局のところ、考え方が一貫されていないために起こる弊害であると考えます。

また、個人的な意見を言うと、
単純に「ミステリーで人格死は許されるか?」という問いだけを与えられたなら、
「ロジックが成立していて、明確な手掛かりが与えられているなら、なんの問題もない」と答えます。

あまり他のゲームを例えにはしたくなかったのですが、
例えば逆転裁判というゲームには霊媒師というオカルト的な存在が普通にいますが、
明確な手掛かりが与えられているためにミステリーとして成立しています。

というようなことを深く考えて頂ければ、
ケーナさんの考察の精度はぐんと上がると思います。

言っておきますが、ケーナさんなら理解できると思ってますし、
さらにレベルの高い考察ができると思って言っています。
口うるさく言うのは高く評価しているからだということは、ご理解頂けると、ありがたいです。
78: 名前: Coin:2013/01/18 16:30ID:79WlwlaB
初めまして、固定のHNがあった方が良いようなのでCoinと名乗ることにします。
うみねこのなく頃にの一なる真実なり皆様の議論に興味が沸いたので及ばずながら参加させて貰いたいと思います。

>>77 タチバナさんへ
同一説(人格説)については、ネット上でいろいろと考えられていますが竜騎士07先生なりの『多重人格』と『本格ミステリ』の概念や考え方を知ることが大切だと私は考えています。

特に竜騎士07先生の『多重人格』への考え方は、ひぐらしの時代になされたインタビューのように(以下、リンク)
ttp://sai-zen-sen。jp/works/extras/higurashinonakasekata/02/01。html
※「。」は「ピリオド」に変換し「h」はご自分で付け足して下さい。「星海社、最前線、インタビュー」などのワード検索で出てきます。

>(前略)
>なんて言えばいいのかな…、「ネット人格」ってあるじゃないですか?
>(中略)
>考えなければ人間はただの肉の塊でしかない。
>だから私は本当の人間は魂のような、描きにくいものだと思います。
>インターネット上にしか登場しない…仮に「タロウ」という人格がいたら、
>その「タロウ」さんは実在する、でも現実の本人とは関係ない存在。
>(中略)
>私は“疑似人格”というのは本当の意味で存在すると思う。
>どちらかといえば“多重人格”という言葉の方が近いんですが。
>(以下略)

というような竜騎士07先生自身の発言もあります。
他にも公式サイトのかなり古いバックナンバーなども見れば似たような『人格観』は出てきますが、不思議なことにうみねこ発表前後からはこの手の話はあまりしていませんね。

竜騎士07先生の『本格ミステリ』への考え方は、作品中でも語られていますが敢えて極論するなら「作者と読者の信頼関係」でしょうか。
本格派推理小説は推理小説の1ジャンルであり、海外ではパズラー・フーダニットとか言うとか。
それが、いつの間にか『本格ミステリ』=作者が読者に絶対に解ける保証をしている ことになってしまったと。ここら辺は、詳しい方や講談社様に問い合わせて聞いたほうが早いのでしょうが。

『本格ミステリ』の定義はいくつもありますが、長大な量になるのでこちらも矛盾を恐れず最低限の要所をまとめると

1、ロジック(論理性)の成立

2、ヒント(伏線)の存在
※量は問わない

3、地の文に虚偽を書かないこと
※例外多数有り、地の文の区分け・定義と事実を明示しない・一人称での人物の誤解を描くことは問題ない等

ということになるかと。

>「人格説はミステリーらしくないから駄目だ」というだけでは根拠になってなくて、
>ただの感情的な意見にしかなってません。

という点を相手に伝える上で『過去の竜騎士07先生の「人格」に関する発言の内容』、『普遍的な共通のミステリ及び本格の定義』というのは結構な武器になるかと思います。

以上、駄文でした。
79: 名前: ちびゆか:2013/01/18 23:56ID:81nXq6aO
タチバナさん>>68
>あー、うんうん。分かりやすいです。まさにその通り。
>フェザリーヌの立ち位置について完璧に説明できてるんじゃないかな。

ふふふ。もっとこう、嗚呼、竜騎士先生!5千ページに及ぶ奇跡の算数パズルを顕現させるミステリー界の革命者!偉大なる先生の作りこまれた世界観に感動しています…
こんな気持ちは起こらないんですか?
偽書作家を観劇、戯曲、傍観の三つの言葉で表現する先生の知性そのものに対する想いは何かありませんか。

>フェザリーヌがカケラを生み出すのだから、
>ベルンやラムダの立ち位置は読者だろうと思います。
>造物主と航海者の関係って、完全に作者と読者なんですよね

考えがまだ非合理ですね。
偽書作家八城=フェザリーヌが完璧に説明できているなら、ベルンもラムダも偽書作家八城の中に概念として存在します。
例えば悟空やべジータもドラゴンボール世界の造物主、鳥山明の中に概念として存在します。漫画家=造物主です。
更に言えば、悟空やべジータが活躍できるのは、当然鳥山先生の内面世界。ベルンやラムダが存在し魔法を行使できる世界も偽書作家八城の内面世界となります。あとカケラ世界そのものが偽書作家の内面世界にあります。
この世には不思議なものは存在しません。不思議なものは人の中の概念として存在します。ベルンやラムダも同様となります。
それがベルンとラムダの位置です。

ケーナさん>>71
>ちびゆかさんだって
>竜騎士07さんがどんなに凄い人でも
>5000ページもあるような作品を
>まったく綻びのない完璧な作品に仕上げた
>とは認識していないでしょう?

私たち無知蒙昧な人の子には杞憂だと以前言ったと思います。
物も満足に読めない私たちが先生のミスを指摘するなど言語道断です。
まず、物をちゃんと読めるようにならないと。

>最近 書いている内容を読んでいると
>とてもそうは思えないのですが…

そうでしょうか。ケーナさんに以前言ったことと同じことをタチバナさんにも言っているだけなんですけど。

Coinさん>>78
どうも、ちびゆかです。
コインさんは人格説肯定なんですね。
うみねこに関しては、ゲーム盤というパズルに特化した世界観で、一般的な本格ミステリーのリアリズムのようなものと違うと思っています。
人格というのが記号的で、人間の世界のリアリズムが人格説に欠けていたとしても、ゲーム盤という世界でパズルが成立しているなら、私個人は本格だと思っています。
80: 名前: ケーナ:2013/01/19 04:42ID:2eXT6T5Z
タチバナさん >>72 >>74 >>77

>ラムダが鷹野を駒にして、ベルンが梨花を駒にしただけでしょ?

タチバナさんはラムダと鷹野は別人で
ベルンは梨花の魔女化という考え方ではなかったでしょうか?

その場合“ラムダが鷹野を駒にして”というのは
言葉の意味はよく解りませんが
だいたい言いたいことは解ります

しかし“ベルンが梨花を駒にした”というのは
どういうことでしょう?

>だから、ケーナさんの問いかけに答えなきゃならない
>意味が分からないって言ってるんですけど。

答が解らないなら「解らない」と素直に書けないのですか?
僕は答えられないときは「僕には解りません」と書いていますよ
大体 自分1人で何でもかんでも解るなら
掲示板に来る必要などないでしょう
解らないことは恥ではありません
むしろ 解らないことがあるから成長できるのです
解らないことが何もないのなら
それ以上 成長する余地もありません

>だから、ケーナさんは竜ちゃんが用意した解答を考えればいいし、
>それを他の人に押し付けないようにってずっと言ってるじゃないですか。

僕は本文の内容とインタビュー及び対談の内容を根拠にした
考察を構築しています
それに対して何か意見を頂くなら
同じ根拠で話をしてもらわないと
話がかみ合いません

そしてそれらを無視した考察を構築している人には
僕は自分からは関わりません
自分の考察のスタイルを他人に押し付けるつもりはないからです

だからこの掲示板においても
僕と同じルールで構築された考察
あるいは僕に対する意見には返答しますが
それ以外は基本的にスルーしています
関わってもしようがないからです
(ちなみに興味のない話題もスルーしますから、僕にスルーされたからといって「違うルールだと判断された」と考える必要はありません)

>人の掲示板を借りているのに、
>そこで勝手に書き込みを制限するようなことを言うのは、
>そもそも考察以前に人としての最低限の礼儀すらないように思うのですが。

僕が書いているのは
「他人に対するマナーとしてこれはどうか?」
ということです

人に物をあげるにしても礼儀を重んじるなら
剥き出しで渡したりしませんよね?

>>これは >>20の話ですよね
>>>>32に書いた内容では駄目なのですか?
>自分の説明の悪さを、うみねこという作品のせいにしてただけじゃないですか。

もう一度確認しますが
タチバナさんが>>20で僕に疑問として提示していたのは

>つまり、ケーナさんが言ってることだと、「自分は正しくりかいしたいわけではなく、
>自分の創作として表現したいだけだ」と言ってるように聞こえ、
>それはそれで楽しみ方のひとつだと思いますが、
>やはり言ってることに一貫性がないように感じます。

という部分であって
時代考証の話は例え話ですよね

その返答として僕は>>32において
「正しい理解をしたいけれども『うみねこ』の性質上、それは難しい」
という趣旨の内容を書きました

僕の説明が悪いのではなく(悪い点もあるかもしれませんが)
作品の性質上 完璧な説明など出来ないのです
あなたはこのことを理解しているのですか?

>人格説だとおかしいって最初から言ってるじゃないですか。

一方で別人説でもおかしいわけです
実は両方ともおかしいんですね

>あれは作品から読み取れる内容について語った内容ではないんじゃないかなと。
>多分ただの批評になってます。

あなたが“批評”を
どのように解釈しているのか解りませんが
批評とはあのようなものではありません

そもそも文章を読むことは“筆者の意図を読み取る”ことです
そこには一般論や読み手である自分の考えなど関係ありません

未だにあなたが僕に求めることが解りません
具体例を1つ挙げてもらえませんか?
そうすれば解ると思います

>>これは『最考考』の“■嘉音は現実の六軒島にもいたの?……061~”に書いたことを
>>もっと補強しろということでしょうか?
>そういうところじゃなくて、なんかもうちょっと
>ホワイダニット的な部分で何か考えはないんですかね。

これも解らないので
上と同じく具体例を挙げて欲しいです

>「人に問いかけしてるんだから、あなたも考えてみてください」
>と暗に言ってるのは分かりましたか?
>戦人の出生の赤字について、もうちょっとよく考えてみてください。

考えても解らないから尋ねています
僕は基本的に自分が答えられることなら全て答えています
そういう出し惜しみをするのは如何なものですか?

>>だから「ズルい」のです
>やっぱりその考えを採用する意味は分かりません。

答が1つに絞れない以上
考えられる答を全て提示しているまでです
だから僕だって「これはどうかと思うが」
というように書いています

>そろそろケーナさんの考える抜け方について詳しく説明して欲しいです。

これは具体的にどの内容に関する話ですか?
《赤:紗音は使用人である》という話についてなら
“■紗音は使用人?”で書いたつもりですけど

>ヤス、紗音、嘉音、ベアトの関係性について簡単にまとめてみてください。

まず僕はゲーム盤と現実世界の六軒島とを区別していません
つまり両方で同じ関係であると認識しています
そのうえでヤスは紗音の蔑称
嘉音とベアトは紗音が生み出した人格
ただしこれは“多重人格”のような病的なものではなく
“人格ごっこ”とでも言うものです

>>これはむしろ逆に僕が説明が欲しいです
>>どういうことでしょうか?
>やっぱり“本当の意味の犯人を分かってるか”
>という問いに対する答えにはなってないんじゃないかなと。

これは結局 竜騎士07さんは“本当の犯人”として誰を想定しているのか?
という話になります

紗音が持つベアトの人格なのか?
それとも紗音という1人の人間なのか?

そう考えた時に『うみねこ』はミステリーであるという認識なら
果たして竜騎士07さんは“人格が犯人”などと考えているだろうか?
ということです

>もうちょっと人が言ってることの内容を理解して返信してもらえないでしょうか。

これはお互い様なのでお互い努力しましょう

>むしろミスだと考えるのは筋が通らない部分までミスだと断定するのは、
>本末転倒だなあと思いました。

何故 そんな意味のないことをする必要があるのですか?
そもそも「ミスだと仮定するとこう考えることが出来る」
という可能性を提示したまでで断定などしていません

>感情的で根拠のない理由を前提にするから意味不明になるのです。

上に書いたことと被りますが
文章を読むことに読み手の事情や感情は関係ありません
どれだけ書き手が書こうとした内容を理解出来るかです

僕はこのことに関して高校時代に面白い経験をしました
僕はある時 模擬試験の現代文で府内3位に入りました
普段の僕は順位など気にしたことのないような順位でしたから
本来ならばありえないことです

何故 こんなことになったのかと言いますと
その模擬試験で出題されたのが『華岡青洲の妻』だったのです
この作品は華岡青洲の歓心を得るために
その妻と母が競い合って実験に身を捧げる異常愛を描いた作品です
その一部を切り出して試験問題にしたものですから
おそらく殆どの受験者がこの物語を理解出来なかったのです
そして一般常識や自分の考えで解答を出してしまったため
誤答が続出したのだと思います

ところが僕はたまたまこの作品を知っていましたので
きちんと解答出来たのです

文章を読むことは“書き手の意図を読み取る”ことです
それは評論文だろうが小説だろうがミステリーだろうが
文章である限り 共通です

>「人格説はミステリーらしくないから駄目だ」
>というだけでは根拠になってなくて、
>ただの感情的な意見にしかなってません。

これは感情ではなくミステリーの定義の問題です
ミステリーとして“人格が犯人”が成立しうるのか
という話です

僕は確かに「こういう物語であって欲しい」という願いを核に
考察を組み立てています

しかし考察そのものに僕の感情は入っていません
ただ機械的に情報を集め
パズルを組み立てるように考察を組み立てています

結局 タチバナさんは僕を色眼鏡で見ているため
いちいち僕の書くことを曲解しています
もう少し文章を客観視する必要があるのではないでしょうか?
(ついでに書く文章にも僕への悪意が感じられますし…こういうのは見苦しいです)
僕自身「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」を理解するのに
無茶苦茶苦労したため 人のことは言えないのですが…

僕はこの「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」は
考察者として一皮剥けるための
試金石なのではないかと思います
だからこそ 是非タチバナさんにチャレンジし
乗り越えて欲しいのです(もちろんちびゆかさんにも)
81: 名前: ケーナ:2013/01/19 04:43ID:2eXT6T5Z
まるさん >>75

この問題のポイントは以下の部分です

“「…普段はこの島には、何人いるんですか?!」(戦人)(EP1)
「し、…使用人のシフトにもよるでしょうが、お父様、夫に私に朱志香。そして使用人が2~3人。…昨日今日は5人いてもらってますが、普段はそこまでいません」(夏妃)”

1日あたりの使用人は2~3人
そして使用人は源次、熊沢、郷田、紗音、嘉音、瑠音、眞音、礼音、以上8人
「嘉音はゲーム盤だけの存在」という説を尊重しても7人

福音の家の使用人はアルバイトみたいなものとして
週に3日勤務でも良いとしましょう

しかし大の大人である源次、熊沢、郷田が
週に3日というのは如何なものでしょう?

まして料理をするのは熊沢と郷田だけっぽいので
この2人はどちらかが必ず出勤です

この条件でシフト表を作った時
どのようなものが出来上がるか…
想像するだに恐ろしいです
82: 名前: ケーナ:2013/01/19 04:48ID:2eXT6T5Z

ちびゆかさん >>79

>私たち無知蒙昧な人の子には杞憂だと以前言ったと思います。
>物も満足に読めない私たちが先生のミスを指摘するなど言語道断です。

僕だって竜騎士07さんを信じられるなら信じたいです
しかし実際 とんでもないミスがいくつもあるわけで
(EP1における蔵臼の“条件の7”は“考えられない級”です)

こういうのを思考停止して受け入れてしまうと
正しい理解にはなりません
むしろこういう問題点を読み手である我々が補完することで
本当に竜騎士07さんが書きたかった伝えたかった物語を
理解することの方が大切なのではないでしょうか?

>そうでしょうか。ケーナさんに以前言ったことと同じことを
>タチバナさんにも言っているだけなんですけど。

確かに内容としてはそうなのですが
これらと「『うみねこ』は本格ミステリーである」というちびゆかさんの考えは
破綻なく繋がるのでしょうか?

また ちびゆかさんは“縁寿創作説”のはずですが
「この内容だと“八城幾子創作説”なのでは」
と思える内容もありますし…

一度 自分の考察をまとめてみると良いと思います
そうすれば考察を客観視出来るようになり
次のステップに進めるのではないでしょうか?
83: 名前: タチバナ:2013/01/19 08:40ID:1eGT1HUy
カムイさん >>73

>譲治犯人説に関しては、動機が不十分なのと、
>バトラがはっきりと死体を目撃している(赤字ではないですが)
>ために厳しいと思います。
動機が不十分なのは確かですが、例え探偵であっても誤認はしますので無理ではありません。

>エヴァに関しては
>「南條を殺したのは、確かに人間である!!
>地に足のついた人間が、凶器をかざし、それにて殺した!眼前にて!」
>とまで言っているので赤字を完全に無視でもしない限り無理だと
>思っているので、ないと考えています。
じゃあ、エヴァの肉体が具現化したか紗音の死体あたりに乗り移ったんでいいです。

EP3は魔女復活ルールさえ認めてしまえば難しいことはありません。
絵羽が碑文を解いた時点でエヴァが生まれ、
第九の晩に至った時点でエヴァは本物の魔女になったのです。

これを認めないのは縛りプレイというもので、
碑文が解かれたあとに殺人が起きているという点も考えれば、
エヴァ犯人説がもっとも合理的なんじゃないかと思ってます。

とは言え、縛りプレイは縛りプレイで楽しみます。

>①霧江と楼座は先に碑文の謎を解いていて、10億円のカードとパスおよび、
>4丁の銃を入手している。銃が全部出てきているのはこのため。
確かにEP7お茶会と同じ展開ですが、銃は金蔵の書斎にあったのでは?
黄金部屋から出てきたのなら、どこから出てきたのかという話がされるでしょうし。

>②その後使用人を全員殺害。ルドルフが最初の状況を確認しているため、
>ルドルフ・キリエ・楼座の共犯と思われる。
親族会議中でしょうか、第一の晩発覚後でしょうか。
留弗夫なら親族会議中に抜け出しても、相変わらず長いトイレだなで済むんじゃないかと考えたことはあります。

>③嘉音の死体は存在しないが、既に真相を知っているため口裏合わせ。
と言うってことは親族会議中に殺人が起きたってことですかね?

ただ、連鎖密室を確認したのは、「蔵臼 夏妃 絵羽 秀吉 留弗夫 南條」なのですが、
口裏合わせとはどういうことでしょうか?

>コイントスによって台車を動かす人を決める
偶然に頼ったわけではなく必然だと思いますが、
まあこれはこれで霧江らしいかもしれませんね。

>⑪譲治は息を吹き返した霧江が殺害。暗証番号は南條に向けての報酬。
【霧江は何も書き残していない】という赤字があるので、
こういう筋書きにするなら留弗夫に書き残させるべきでしょう。

>⑬秀吉と霧江が出くわして同士討ちに。
このあたりのことは僕も考えましたね。

というか、もしかしたら反論ばかりに見えるかもしれませんが、
問題がないと思ったところについては書くことがないというだけですので、誤解なきよう。
第一の晩は苦しそうですが、基本的にはオーケーでしょう。

オプスさん >>76

>19人目は「妾は魔女」って主張ですから、
ああ、そういう意味か。なるほど。

>ブレザーベアトアバターなんて無くても古戸ヱリカアバターを装えば表に出る事だって可能ですし。
言われてみれば、展開編になってから盤上にベアトが出てきませんね。
ゲームが途中で中断されてるからかもしれませんが。

Coinさん >>78

はじめまして。よろしくお願いします。

>他にも公式サイトのかなり古いバックナンバーなども見れば似たような『人格観』は出てきますが、
>不思議なことにうみねこ発表前後からはこの手の話はあまりしていませんね。
竜ちゃんの人格観は特殊で、しかしそうは言っても理解できる部分も多いといった感じなので、
人格をトリックに用いていたとしても不思議はありませんね。
ただ、「その使い方はどうなの?」と思ってしまうだけで。

もしロジックに問題がなければ、あるいは真相がはっきり書かれていれば、
そういう考え方もあるよなあと、自然に受け入れられたんじゃないかなあとは思います。

>竜騎士07先生の『本格ミステリ』への考え方は、
>作品中でも語られていますが敢えて極論するなら「作者と読者の信頼関係」でしょうか。
>本格派推理小説は推理小説の1ジャンルであり、海外ではパズラー・フーダニットとか言うとか。
本格ミステリはパズル的な推理小説なので、ホワイダニットを重視したと言うなら、そぐわないはずなんですよね。

>『本格ミステリ』の定義はいくつもありますが、
>長大な量になるのでこちらも矛盾を恐れず最低限の要所をまとめると
一般的な定義としては問題ないかと思いますね。

>>「人格説はミステリーらしくないから駄目だ」というだけでは根拠になってなくて、
>>ただの感情的な意見にしかなってません。

>という点を相手に伝える上で『過去の竜騎士07先生の「人格」に関する発言の内容』、
>『普遍的な共通のミステリ及び本格の定義』というのは結構な武器になるかと思います。
これではパズル的な思考ではないということですよね?

竜ちゃんの人格観は、作中でもっとはっきり語られていれば……。

>以上、駄文でした。
いえいえ、僕みたいなにわかじゃなくて、ちゃんとミステリー読んでる人だろうなと思いましたよ。
本当に本を読んでる人なら、わざわざ言わなくても発言の内容からそう思えます。

ちびゆかさん >>79

>偽書作家を観劇、戯曲、傍観の三つの言葉で表現する先生の知性そのものに対する想いは何かありませんか。
んー、竜ちゃん自身にはあんまり興味ないですけど、巧い言い方じゃないでしょうか。

>考えがまだ非合理ですね。
>偽書作家八城=フェザリーヌが完璧に説明できているなら、
>ベルンもラムダも偽書作家八城の中に概念として存在します。
やー、ベルンやラムダを読者と捉えると同時に、八城コンビの中に存在する概念と捉えることもできると思いますよ。
飼い猫にベルンと名付けてるのも意味深ですし。

>>最近 書いている内容を読んでいると
>>とてもそうは思えないのですが…

>そうでしょうか。
>ケーナさんに以前言ったことと同じことをタチバナさんにも言っているだけなんですけど。
ミステリーでもありファンタジーでもあるという考えが成立するということが伝わってないのではないでしょうか。
84: 名前: オプス:2013/01/19 09:05ID:b8nL64l.
カムイさん >>73
>赤字は信じない!でやってもいいんですけど、
>赤字信じても十分解けるものだと思うので(少なくともEP4までは)
>まあ赤字は信じるということでやってます。
>少なくともベアトの赤字はフェアにやっているでしょう。(物語の構造上)
私は別に「赤字は信じない!」というスタンスで始めた訳ではなく(どちらかというと「魔女を信じる!」というスタンスでした)、「なぜ魔女の赤字なるものをベアトは持ち出したのか?」というのを考察内容の一つにくわえていただけです。
その結果EP4までの赤字に偽りが無いのは確信していますし(嘘を混ぜる動機が見当たらない)「ベアトの赤字」はEP4までで終わっていると思います。

ところで魔女の敵たる探偵サイドが、魔女の赤字を使ってる矛盾をどう考えているんですかね?
85: 名前: タチバナ:2013/01/19 10:13ID:1eGT1HUy
ケーナさん >>80

>タチバナさんはラムダと鷹野は別人で
>ベルンは梨花の魔女化という考え方ではなかったでしょうか?
ベルンは梨花の魔女化ではないと言ったはずです。
梨花の妄想から生まれたフレデリカ・ベルンカステルが魔女となったのだと言ってますので、全然意味が違います。

ケーナさんだって、ヤスとベアトが同一人物だとは思わないでしょう?

>答が解らないなら「解らない」と素直に書けないのですか?
>僕は答えられないときは「僕には解りません」と書いていますよ
一ユーザーの解釈を解る必要性があるのでしょうか。
作中の解釈をするのとはまた別の話で、ちょっとこれは理不尽さを感じます。

ケーナさんが論点先取して、無理難題を吹っかけているのがまずおかしいと最初から言ってます。

>僕は本文の内容とインタビュー及び対談の内容を根拠にした
>考察を構築しています
>それに対して何か意見を頂くなら
>同じ根拠で話をしてもらわないと
>話がかみ合いません

>そしてそれらを無視した考察を構築している人には
>僕は自分からは関わりません
>自分の考察のスタイルを他人に押し付けるつもりはないからです
なんとなくケーナさんの考え方は分かってきたのですが、だとすると、多分話が噛み合う人いないですし、
自分とは前提が違う人の意見でも参考になることは多いと思いますよ。

自分の視野を広げるためにも、他の人の意見にもちゃんと耳を傾けてみたらどうですか?
根本的な考えが違うからこそ得られるものは多いはずです。

>僕が書いているのは
>「他人に対するマナーとしてこれはどうか?」
>ということです

>人に物をあげるにしても礼儀を重んじるなら
>剥き出しで渡したりしませんよね?
これも例えがおかしいんじゃないですかね。
ケーナさんが上記で自分でも言ってるように、受け取りたくないなら受け取らなければいいだけですし。

>時代考証の話は例え話ですよね

>その返答として僕は>>32において
>「正しい理解をしたいけれども『うみねこ』の性質上、それは難しい」
>という趣旨の内容を書きました
例え話がおかしいので、そもそも本当にケーナさんの考えって「正しい理解をしたい」なのって疑問に思ったのです。

よく分からない話かもしれませんが、自分で言ってることと考えてることが別だということもあり得る話です。
その潜在的な思考を発見するためにも、
自分を客観視して「自分は本当に筋が通った話をしているのか?」
と考えてみることは大切なのです。

>僕の説明が悪いのではなく(悪い点もあるかもしれませんが)
>作品の性質上 完璧な説明など出来ないのです
>あなたはこのことを理解しているのですか?
なので、それとこれとは全く別問題です。

そして、説明ができないのだとしても説明不足です。
他人に伝えられるようには書けていません。

>未だにあなたが僕に求めることが解りません
>具体例を1つ挙げてもらえませんか?
>そうすれば解ると思います
多分根本的な考え方から違うからだとは思いますが、
ケーナさんは表面的な話しかしてないように思うんです。

「その理屈は分かったけど、そこから読み取れる作者の意図ってなんなの?」となってしまうんです。
書かれてあることを重視してるのは分かりましたけど、
書かれていないことがよく読めてないんじゃないかなって感じがしてるんですよね。

>>そういうところじゃなくて、なんかもうちょっと
>>ホワイダニット的な部分で何か考えはないんですかね。

>これも解らないので
>上と同じく具体例を挙げて欲しいです
これ自体が具体例のつもりなのですが、紗音と嘉音が生まれた意味についてとか、
現実でも嘉音を演じていたのか、演じていたとすれば何故演じていたのかとか、
実際には朱志香のことはどう思っていたのかとか、何故設定変更が必要だったのかとか、
いくらでも考えられるところなので、むしろこちらからはっきりと聞いてしまうと、
思考が制限されてしまうんじゃないかなと思ったわけですが。

>考えても解らないから尋ねています
>僕は基本的に自分が答えられることなら全て答えています
>そういう出し惜しみをするのは如何なものですか?
まず「戦人が二人」という説明だけでは誤解を招きかねません。
「戦人が二人」と一言言っただけでも、無限の解釈があるからです。
そこは考えて結論を出されているようですから、きちんと説明してください。

戦人の出生の赤字について共通認識であるという前提がなければ、次の思考のステップに進めません。
本題は人数赤字の解釈についてですから、まず前提を確認するところから始めなければならないのです。

「戦人の出生の赤字についてはこう考えられるから、人数赤字は~」という話をしてるときに、
「いや、まずその戦人の出生の赤字の解釈がおかしいよ」という話になると、話が捻れてしまいます。
多分ですが、こちらから話し始めるとそういう展開になります。
まず前提の認識が同じであることを確認させてください。

問いかけをされたから問いかけし返してやろうという気持ちがあったのも事実ですが、
そんな気持ちをなしにしても、まだ人数赤字の解釈について語る段階ではありません。

>これは具体的にどの内容に関する話ですか?
>《赤:紗音は使用人である》という話についてなら
>“■紗音は使用人?”で書いたつもりですけど
以前もお聞きしましたが、これだとEP3第一の晩が抜けられない気がします。
すみません、もう一度確認させてください。

>嘉音とベアトは紗音が生み出した人格
>ただしこれは“多重人格”のような病的なものではなく
>“人格ごっこ”とでも言うものです
つまりイマジナリーフレンドということですね。それ自体は理解できます。

次は、何故そのような状況になったのかということが問題ですね。
これだけだとホワイダニットが説明できていないのです。

もちろん説明を省いているだけで、ちゃんと何か考えているのだと思っていますが、
これだけだとそう見えてしまうという話です。説明が不足しているのです。

心を蔑ろにしてるように見えるというのはこういう話だと、
そろそろお分かりになられたんじゃないでしょうか。

>そう考えた時に『うみねこ』はミステリーであるという認識なら
>果たして竜騎士07さんは“人格が犯人”などと考えているだろうか?
>ということです
それを疑問に思うことはいいです。しかし、それに対する結論を出すための手掛かりはありますか?
手掛かりがないのであれば、その疑問を根拠に人格説を否定することはできません。
可能性の一つとして考え続けなければなりません。

本当に作中の手掛かりから結論を出すというスタンスであるならば、
この考えも理解していただけるのではないかと思っているのですが、どうでしょうか。

>>もうちょっと人が言ってることの内容を理解して返信してもらえないでしょうか。

>これはお互い様なのでお互い努力しましょう
はっきり言っちゃいますけど、今回の返信はかなり気を使っているので、変な煽りとかなしでお願いします。
これでも言い方が悪い部分があるというのであれば、反省します。
しかし、悪気はなく、真剣にこう思っているのだということはご理解していただきたいです。

>そもそも「ミスだと仮定するとこう考えることが出来る」
>という可能性を提示したまでで断定などしていません
ミスだと考える必要がないのに、ミスだと仮定するというのは、ミスだと断定するのとどういう違いがあるんでしょうか。
「どうせミスしてるに決まってるだろ」と言ってるのと同じに見えます。

>上に書いたことと被りますが
>文章を読むことに読み手の事情や感情は関係ありません
>どれだけ書き手が書こうとした内容を理解出来るかです
国語の問題であるなら、その通りです。
(誤解を生みそうなので補足。
国語の読み方なら通用するのかもしれないと言ったのは、
なんとなくで察することもあるかもしれないという意味です)

まあ、「作者が何を言いたかったのか答えよ」なんて問題はナンセンスだと思いますが。
正確に言うと、「作中に書かれてあることから推測できる作者の考え」ですよね。

国語でもミステリーでも作中の手掛かりが重要なことは同じです。
物語の読み方としては、もっと自由であっていいと思いますが。

>おそらく殆どの受験者がこの物語を理解出来なかったのです
>そして一般常識や自分の考えで解答を出してしまったため
>誤答が続出したのだと思います
これは国語の読み方としては誤答ということですね。
ただ、感想文を書けというような話だったなら、間違いではないでしょう。

>しかし考察そのものに僕の感情は入っていません
>ただ機械的に情報を集め
>パズルを組み立てるように考察を組み立てています
何度も言いますが、手掛かりを示せていないのなら感情的な意見です。
「人格が犯人であってはならない」というのはケーナさんの頭の中にしかないパズルのピースです。(作中に手掛かりがあるのだと示せない限り)

>結局 タチバナさんは僕を色眼鏡で見ているため
>いちいち僕の書くことを曲解しています
>もう少し文章を客観視する必要があるのではないでしょうか?
>(ついでに書く文章にも僕への悪意が感じられますし…こういうのは見苦しいです)
僕がこれだけ真摯に受け答えをしているのに、
悪意を感じるというのであればケーナさんが僕に悪意を持っているからでしょう。

きちんと話せば伝わると信じているから、これだけの長文を書いて話をしています。

何度でも言います。
作中の手掛かりから結論を出すというスタンスであるはずなのに、
作中には書かれていない「人格が犯人であってはならない」という考えを根拠にしてはいけません。

というか、ちゃんとしたロジックでも否定可能なはずです。
それをちゃんと示せれば、理解や共感も得られやすくなり、ケーナさんの考察の精度も上がるのだという話です。
ケーナさんの考えを否定しているわけではなく、より良くするためにはこうした方がいいんじゃないかという提案をしているわけです。

>僕はこの「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」は
>考察者として一皮剥けるための
>試金石なのではないかと思います
>だからこそ 是非タチバナさんにチャレンジし
>乗り越えて欲しいのです(もちろんちびゆかさんにも)
ケーナさんとは無関係に、もう一度考えてみようかとは思ってます。
べ、別に、ケーナさんのためなんかじゃ(ry
86: 名前: タチバナ:2013/01/19 10:27ID:1eGT1HUy
ケーナさん >>81 >>82

>しかし大の大人である源次、熊沢、郷田が
>週に3日というのは如何なものでしょう?
まあ、熊沢は80近いはずなので、パートタイマーのような扱いでしょうけどね。

あと、週に3日とは言っても24時間勤務ですので、ちょっと働き過ぎなくらいです。
これこそ感情的な意見が混じりまくりますけど。

>確かに内容としてはそうなのですが
>これらと「『うみねこ』は本格ミステリーである」というちびゆかさんの考えは
>破綻なく繋がるのでしょうか?
ちびゆかさんにも言いましたが、「うみねこは本格ミステリーである」「うみねこはファンタジーである」という考えは破綻せず両立します。
どの階層に視点を向けているのかという違いがあるからです。

オプスさん >>84

>ところで魔女の敵たる探偵サイドが、魔女の赤字を使ってる矛盾をどう考えているんですかね?
“「い、異議申請! ヱリカさんは探偵権限を持たないはずです! その彼女が、……どうして、ガムテープの封印以外の赤き真実を使えるのですか…?!」

「異議却下。……探偵権限を持たないことが即ち、一切の赤き真実が使えないことを示しはしないわ。
…………あるのよ。……ねぇ?」
「えぇ、……あるんです。探偵権限を持たないニンゲンにも許されている、いくつかの例外的な、赤き真実が。」

「……馬鹿な…。……そんなもの、あるわけがないッ。」
「ハイ、ありはしマセン。
……しかし、……探偵権限を持たないニンゲンにだけ許されたある行為は、……魔女によって容易に赤き真実に昇華できるほどの、………圧倒的信頼性をもった真実となりえるのデス。」
「探偵以外のニンゲンに許された、
……ある行為………?」

「…………………ま、……まさか。……ヱリカ、……お前……。」

「……ピ、…ピーンと来たわ。
……なるほどね、…私の想像が当たっているなら、……それは有効だわ、赤き真実…。」
「わ、わかりませんッ! 探偵権限がないことによって許される力なんて、あるんですか…?!」”

長めの引用ですが、要するに、
「1.探偵権限を持っていることで使える赤字がある
 2.そうでなくても、確実に真実だと言えることなら赤字で言うことができる」ということのようです。
87: 名前: タチバナ:2013/01/19 10:31ID:1eGT1HUy
ああ、ちなみにですが、
EP4の戦人と縁寿、EP5の夏妃は魔女に許されているから、
赤字を使うことができたということだと思います。
88: 名前: タチバナ:2013/01/19 11:29ID:1eGT1HUy
読み返してて、カムイさんの考察に別の疑問点が出てきました。

>譲治犯人説に関しては、動機が不十分なのと、
>バトラがはっきりと死体を目撃している(赤字ではないですが)
>ために厳しいと思います。
ならば、霧江と秀吉も戦人がはっきりと死体を目撃してるから厳しいのでは?
89: 名前: カムイ:2013/01/19 17:39ID:82Cy2pLL
>>83 タチバナさん
譲治犯人説は難しいなー
というだけで、無理とは言っていませんw
譲治が仮死薬みたいなものを使って
バトラの目をやり過ごした・・とかですね。

秀吉に関しては絵羽はハッキリ寄り添っているけれど、
バトラは遠目でしか確認していないので
ごまかせるかなーと。
霧江はバトラも共犯であるか、誤認したかのどちらかだと思います。

エヴァが乗り移ったというのも確かにありですねー
全く考えにありませんでしたw
全部の犯人が絵羽だと色々楽になりますね。
秀吉は銃の暴発とかで、譲治は自殺でなんとかなりそう。
問題は暗証番号とか、秀吉のTIPSが無意味になりそうなところでしょうか。


・銃について
ちょっと問題編の方はアニメと漫画でしか読んでいなくて、
(展開編だけ原作プレイという異端)間違っていたらすみませんが、
「金蔵のコレクションのウィンチェスター銃を持ってきた」
という説明だけで、実際にその場面は描写されずに
突然みんな持っているというものだったと思います。

・第一の晩
ルドルフが率先して死体確認をしていて、
きちんと死亡を確認したのは南條さんなので、
最低その二人が口裏合わせしていれば可能ではないかと。
蔵臼と夏妃も共犯であればもっと楽です。

全員共犯という線もありますね。
ただしその場合は事前に碑文を解いて実際に部屋に行っていたのは霧江+αだけということで。

殺害のタイミングは、
親族会議中に殺害して、マスターキーは持っていたものを拾ったフリだと思います。
発見時はまだ死んでいないが、ルドルフが殺害。
もしくは最初は全員狂言死体(つまりまだ死んでいない)→後に殺害でも一応可能ですね。
ちょっと厳しくなりますが。


・【霧江は何も書き残していない】
あーこれは盲点でした。
そういえば暗証番号書き残してしまったらこの赤字に抵触しますね・・
他に書き残しそうな人といえば秀吉ですが。
危なくリザインしかけましたが、妙案が浮かびました。

コイントスの話の後に、
霧江は秀吉に取引を持ちかけていたとしたらどうでしょうか?
霧江は真里亞と楼座を絵羽が殺害したと疑っており
(霧江の持っていたタバコの吸殻の話から推測)
タバコの吸殻を持ちだして、秀吉を揺さぶったと。
それだけでは告白するわけがないので、
代わりに「10億のカードのパスを教える」といった感じで。
それであれば、暗証番号の理由は簡単です。
絵羽の為に書き残したと。
10億のカードは楼座が持っていて、絵羽が奪ったと考えます。

と言った感じで再構築。

①霧江と楼座(+αでもよい)は先に碑文の謎を解いていて、10億円のカードとパスおよび、4丁の銃を入手している。
銃が全部出てきているのはこのため。(EP7のお茶会ような展開)
②その後使用人を全員殺害。親族会議中にルドルフ+αが銃で殺害。ルドルフはマスターキーを一つだけ持っている。
③嘉音の死体は存在しないが、既に真相を知っているため南條+ルドルフ+αの口裏合わせ。
④南條はお金目的による共犯者。または碑文が解かれている為に従っている。
⑤第一の晩の後に絵羽が碑文を解く。楼座は後をつけていた。(そのためにベアトの事を絵羽は知らない。10億のカードのこと等も知らない)
⑥楼座とマリア殺しは絵羽が口論の末に殺してしまう。この時に第一の晩の前の話を聞いて、楼座が持っていた10億のカードを奪う。
⑦霧江が秀吉を殺害を目的に連れ出す。(タバコの件で⑥の犯人は絵羽たちだと断定したため)コイントスによって台車を動かす人を決める→秀吉になる
⑧霧江が秀吉を問い詰めて、暗証番号と引き換えに自白させる。
⑨両手が塞がって無防備な秀吉に向かって射撃する。そこに絵羽がやってきて二人共撃たれてしまう。(キリエと秀吉はまだ死亡していない)
⑩秀吉は無事であったが、死んだふりをすることに。絵羽が銃とマスターキーを回収。秀吉には何処に隠すかは教えておく。
⑪霧江が息を吹き返して動き出す。蔵臼と夏妃を殺害。絞殺。銃を奪う。
⑫譲治を霧江が銃で殺害。
⑫秀吉が動き出す。隠してあった銃を持ち歩く。客間で譲治が死亡しているのを発見して、他に誰かが殺人をしていることに気付く。
⑬自分も殺害される可能性を考えて、絵羽のために暗証番号を書き残す。
⑭南條が殺人をしていると思い、秀吉が南條を殺害。
⑮秀吉と霧江が出くわして同士討ちに。
⑯絵羽は暗証番号に気づいてメモを取る。爆弾の話は楼座から聞いており、秀吉が来るのを信じて九羽鳥庵に走る。
⑰爆弾が爆発して朱志香と戦人が死亡。

蔵臼と夏妃が何で絞殺かの理由も霧江が犯人だとしたら納得行くな―と。
まあ絵羽でもいいんですけど、蔵臼の持ってた銃は何処にいったの?という話になるので。
大分しっかりしたかなー。

>>84 オプスさん
・魔女の敵たる探偵サイドが、魔女の赤字を使ってる矛盾
自分の場合は、EP8のベルンの紫の発言のゲームの紫の発言を信じるのと同じで、
これで解けるから考えろと言われてヒントとして赤字を見ているだけです。
推理小説でまず最初のページにルールが決められているようなものだと思っています。
それを物語にしただけで。
だから誰が使ってもいいんじゃないでしょうか?
90: 名前: タチバナ:2013/01/19 18:56ID:1eGT1HUy
カムイさん >>89

>霧江はバトラも共犯であるか、誤認したかのどちらかだと思います。
【戦人は犯人でもなく共犯者でもない。】
絵羽との共犯者ではないという意味かもしれませんが、まあ誤認ということにしておきましょうw

>秀吉は銃の暴発とかで、譲治は自殺でなんとかなりそう。
あ、譲治の自殺は考えてましたけど、秀吉も自殺や事故死でもいいですね。
だったら誰が銃を持って行ったのか不思議ですけど。

もしくは霧江と秀吉の相打ち殺人でもいいんですが。
この場合は霧江は殺人の犯人であっても真犯人ではないと考えます。

“『……共犯でない複数の犯人が存在して、偶然にも1人の犯人かのように……、』

「ヴァンダイン第12則。真犯人が複数であることを禁ず。」”という流れだったので、
ウィルがハッタリ野郎だったということになりますが。

なので、エヴァ(ミステリー解では絵羽)が殺したという考えももちろんあるのですが、
とは言え、【絵羽は秀吉を殺していない】という赤字が漫画版でわざわざ追加されたことも考えれば、相打ち殺人が自然かな。

>「金蔵のコレクションのウィンチェスター銃を持ってきた」
>という説明だけで、実際にその場面は描写されずに
>突然みんな持っているというものだったと思います。
そうですけど、親組みんなで銃を取りに行ったのではと思うわけで。

>発見時はまだ死んでいないが、ルドルフが殺害。
楼座と霧江はゲストハウスにいたから可能だと思いますけど、
留弗夫は蔵臼夫妻などと一緒にいたと思うので、ちょっと難しい気がします。

もちろん全員共犯者ならいいのですが、絵羽のコーヒーを疑いなく飲んだ蔵臼夫妻が共犯者だったのかというのが疑問です。
共犯者だからこそ疑いなく飲んだのだという意見もありますが、裏切られるのではと疑う方が普通な気がします。

>⑧霧江が秀吉を問い詰めて、暗証番号と引き換えに自白させる。
ここがちょっとつらいかも?
本当にそういう取り引きをしたとしても、霧江が本当の暗証番号を言うでしょうか。

>蔵臼と夏妃が何で絞殺かの理由も霧江が犯人だとしたら納得行くな―と。
>まあ絵羽でもいいんですけど、蔵臼の持ってた銃は何処にいったの?という話になるので。
>大分しっかりしたかなー。
死んだ振りがそう簡単にできるのかというのはあるのですが、論理的整合性は取れているように見えますね。

>推理小説でまず最初のページにルールが決められているようなものだと思っています。
>それを物語にしただけで。
>だから誰が使ってもいいんじゃないでしょうか?
僕が>>86の下の方で書いたことを見て欲しいのですが、
少なくともなんの条件もなしに使えるということはないようです。
91: 名前: Coin:2013/01/20 00:53ID:c9WS6/CF
返信2件です。

>>83 タチバナさんへ

こちらこそ、初めまして。今後ともよろしくお願いします。

>もしロジックに問題がなければ、あるいは真相がはっきり書かれていれば、
>そういう考え方もあるよなあと、自然に受け入れられたんじゃないかなあとは思います。

そうですね。
少なくとも発表する媒体ごとに細かなロジックに違いがある?以上、
改めて考えてみれば一つの考え方にしかなりませんね。

>本格ミステリはパズル的な推理小説なので、
>ホワイダニットを重視したと言うなら、そぐわないはずなんですよね。

そぐわないはずなのですが、歴史的に見ればそぐうという考え方もあったりしますね……
日本のミステリは独自の形に進化?してきたので
「本格」と「新本格」という感じにめんどうなことになっています。
ホワイダニットもパズルのピースとできれば、意味のありそうですが苦しいですね。

>これではパズル的な思考ではないということですよね?
>竜ちゃんの人格観は、作中でもっとはっきり語られていれば……。

はい、そうなります。
複雑怪奇なことになっていますが、竜騎士07先生の人格感を
どこかで詳しく語っていたらうみねこの完結がもっと速くなってしまっていたかもしれませんね。

>いえいえ、僕みたいなにわかじゃなくて、ちゃんとミステリー読んでる人だろうなと思いましたよ。
>本当に本を読んでる人なら、わざわざ言わなくても発言の内容からそう思えます。

いえいえ、十分に読んだと言うには年間100冊らしいですし
うみねこのなく頃にという土俵では0からに近いスタートみたいなものですので。


>>79 ちびゆかさんへ

こちらこそ、どうも初めましてCoinです。

>コインさんは人格説肯定なんですね。

人格説・同一説も「あり」だと思っています。
作品内の描写や既存の推理を十分に考慮すれば「最も合理的な説」なので、
うみねこのなく頃にという作品を自分で推理しようとするならば避けられない説ですね。
個人的には縁寿在島説を推したいですね。
あの六軒島事件があった日に、縁寿がいたという珍説ですが。

>うみねこに関しては、ゲーム盤というパズルに特化した世界観で、
>一般的な本格ミステリーのリアリズムのようなものと違うと思っています。

私的にはうみねこはパズルに特化したとは言い難いとも思っています。
パズル的な、論理(ロジック)に特化すればするほど
『作中に存在しないピースの存在』を容認しないことに繋がるので……

そういう面もこういう面もあり、
一般的な本格ミステリの要素とロジックパズルの要素が複合したものと考えています。
ゲーム盤の表面は本格ミステリ風、制作者・推理者的にはロジックパズル風というように。

>人格というのが記号的で、人間の世界のリアリズムが人格説に欠けていたとしても、
>ゲーム盤という世界でパズルが成立しているなら、私個人は本格だと思っています。

同意ですね。
体を器・魂を中身とする人格説もあれば、ゲーム盤内で体ごと違うとする人格説、
体という器をルームシェアしていて1人未満の体で動いているという人格説、
一概に人格説と言ってもいろいろあるそうなので難しいですが
本格という前提を信じて挑むことにも意義があると思います。

ミステリーとして人格を犯人とすることは「とっくの昔に成立」していますが、
1、そういう作品は本格ではない(変格、もしくは無印)
2、罪の所在や推理の方向性としてはキチンと前提から明示せねばならない
 …etc
など、それを認める・受け入れられるかは別問題ですから難しいです。

以上でした。
92: 名前: タチバナ:2013/01/20 02:42ID:24gQfoNH
Coinさん >>91

おおう、返信したいですけど、隙がなさ過ぎて言うことないですね。
なんか既に物凄い知性を感じますけど、恥を覚悟でいろいろお聞きしようと思います。

>ホワイダニットもパズルのピースとできれば、意味のありそうですが苦しいですね。
うみねこの話で言っても、別にホワイダニットから犯人を推理できるわけではなかったですしね。
出題編までで考えるなら、一番の根拠となりそうなのは「紗音と嘉音は戦人の前に同時に現れてない」という部分でしょう。

でも、あとから見返してみると、「ああ、ここではこういうことが言いたかったんだな」と分かるので、
展開編の情報も含めれば、ホワイダニットも重要な本格ミステリということになるんですかね。
なんか凄いややこしい話ですけど。

>複雑怪奇なことになっていますが、竜騎士07先生の人格感を
>どこかで詳しく語っていたらうみねこの完結がもっと速くなってしまっていたかもしれませんね。
一番気になるのは、本当に作中の手掛かりだけで十分だったのかという部分なんですけどね……。
少なくとも「ちゃんと考えた人なら“必ず”納得できる」という話ではなかったと思います。

これはミステリーに限った話ではないと思いますが、
ちゃんと読んだ人を納得させられなかったならば、
それは作者の負けということになると思います。

とは言え、僕はあえて真相をはっきりさせなかったという部分には納得してるから、別に不満があるわけではありません。

>人格説・同一説も「あり」だと思っています。
>作品内の描写や既存の推理を十分に考慮すれば「最も合理的な説」なので、
>うみねこのなく頃にという作品を自分で推理しようとするならば避けられない説ですね。
当然考えなければならない説のひとつですね。
しかし、考えた上で、それでは納得いかないからと言って別の説を考えるのも自由ですよね。

読者がどんな解釈をしても許される作品という意味で、
間違いなくうみねこは凄い作品であると言えます。

だから、「お前がそう思うならそうなんだろうな」という言葉が煽りとして使われるのがよく分かりません。
僕の個人的な感覚で言えば、この言葉はうみねこに対する賞賛にしかなってないと思うのです。

>パズル的な、論理(ロジック)に特化すればするほど
>『作中に存在しないピースの存在』を容認しないことに繋がるので……
この『作中に存在しないピースの存在』が愛なんでしょうね。

だとすると、確かに作中の手掛かりだけでは答えを導き出せないということになってしまいそうですが、
でも「愛がなければ、視えない」というのは出題編の時点でも言われていたことなので、
そう考えると十分な手掛かりが示されていたと言えるかもしれません。
なんか上手く考えがまとまっていませんが。

>ミステリーとして人格を犯人とすることは「とっくの昔に成立」していますが、
>1、そういう作品は本格ではない(変格、もしくは無印)
>2、罪の所在や推理の方向性としてはキチンと前提から明示せねばならない
> …etc
>など、それを認める・受け入れられるかは別問題ですから難しいです。
うみねこの人格説が納得できないというだけで、
人格が犯人であったとしてもミステリーとして確かに成立しますよね。

人格どころか超能力者や幽霊等の超常現象が登場したってミステリーになってるものも普通にあるかと。
僕は宮部みゆきなんか結構好きですし(これはSFと言った方がいいかもしれませんが)、
最近話題になったもので言えば、
綾辻行人の「Another」も超常現象が出てくるミステリーと言っていいんじゃないかと思います。
93: 名前: Coin:2013/01/20 04:24ID:c9WS6/CF

返信です。

>>92 タチバナさんへ

>おおう、返信したいですけど、隙がなさ過ぎて言うことないですね。
>なんか既に物凄い知性を感じますけど、恥を覚悟でいろいろお聞きしようと思います。

いえ、未だに隙だらけでうみねこの推理も当時からSTOPしています。
聞くは一時、聞かぬは一生の損ですし 聞かれたからには出来る限り御返事してみようかと思います。

>うみねこの話で言っても、別にホワイダニットから犯人を推理できるわけではなかったですしね。

そうですね。ですが、最後の詰めもしくは逆算的な推理には有用かも知れません。
ネットの世界にはEP8のベルンのゲームをホワイダニットから犯人を推理し
逆算的に導いた人もいるとか。

>展開編の情報も含めれば、ホワイダニットも重要な本格ミステリということになるんですかね。
>なんか凄いややこしい話ですけど。

たぶん、そういうことではないか?という曖昧なものですが、
最終的には「パズルとして完成させられないことはない」という点のみに着目すればというお話ですね。
結果的に 魔女の存在を愛なり計算式なり何でも良いので認めないといけないという……

>これはミステリーに限った話ではないと思いますが、
>ちゃんと読んだ人を納得させられなかったならば、
>それは作者の負けということになると思います。

そういう意味ではうみねこは負けたと言える作品かも知れませんね。
誰でも一億、一万、千の言葉を使えば説明することができますが
それを百以下の言葉で相手に正しく伝えられるかは
もはや才覚の領域なのだからこそ努力と真摯な態度で向き合うしかないのですが難しいものです。

>当然考えなければならない説のひとつですね。
>しかし、考えた上で、それでは納得いかないからと言って別の説を考えるのも自由ですよね。
>読者がどんな解釈をしても許される作品という意味で、
>間違いなくうみねこは凄い作品であると言えます。
>だから、「お前がそう思うならそうなんだろうな」という言葉が煽りとして使われるのがよく分かりません。
>僕の個人的な感覚で言えば、この言葉はうみねこに対する賞賛にしかなってないと思うのです。

そうですね、絶対に避けては通れない壁の一つです。
人格説(同一説)以外の説を語りたければEP6の密室トリックを説明しきること前提のような。

答えを出していれば、その答え以外は×になるので良い意味でも悪い意味でも凄過ぎる作品とも言えます。
カレーの例えは批判続出なので、別所で出た名画の例えだと批評家は見たい所を見て批評すると。

OSO(お前がそう思うならそうなんだろうな)というのは
『相手を説得仕切れないのに無理やり自分の説を押しつけるのをタブー』にした所から始まったはずなのですが
一方で、ある程度の地盤を築かなければ議論さえできないという弊害もあったということなのでしょうね。
作品の賞賛とも取れないことはないですが、推理する側として理想なのはそういう言葉も出ない程の
回答を作ることなので個人として精進し続けたい思います。
うみねこは推理の次に討議、討論、対話のゲームでもあったはずなので。

>この『作中に存在しないピースの存在』が愛なんでしょうね。
ミステリーでも、ファンタジーでもない、書かれていない絵柄の無いピースに
自分で絵を書いて 他のピースの間に埋めてパズルを完成させるとか。
その絵柄が推理する側の出す推理の差異になるはずだったのかと個人的に思っています。

戦人が出題編で多用した悪魔の証明はアンチテーゼなのでしょうね。
答えの出ない等式にⅩを代入して立ち止まらずに先に進むのは一つの正しい手法ですが、
それはたぶん愛ではないのかと。

>なんか上手く考えがまとまっていませんが。
それを短い言葉でかなりの完成度にまとめられたら、もはやGMの領域ですね。

>うみねこの人格説が納得できないというだけで、
>人格が犯人であったとしてもミステリーとして確かに成立しますよね。

うみねこの孕む矛盾点の一つに
変格的なトリック?を本格的な挑戦状で挑むが未来が社会派的なトリックが古典的な……etc
という『本来 別のジャンル的な傾向のモノの複合』があります。
何れもミステリ的な要素と言えなくもないですがどれでもないのでミステリと認識できるのか。
人物A 兼 人物B 兼 魔女C のような場合 ジャンルは人間なのか家具なのか魔女なのか。
信じれば一応ミステリーと言えなくもないですが厳しいですね……

Anotherも楽しく読ませてもらいましたね。
>人格どころか超能力者や幽霊等の超常現象が登場したってミステリーになってるものも普通にあるかと。
あるのですが、ミステリーに出すうえで暗黙の了解に
『十二分にそれらの推理以外の専門的知識を要するガジェットについて作中に明記する』
という点が嫌らしくも高く聳え立ちますね。
ひぐらし時代は「(部活に)勝つために手段は選ばない」という精神的前提があったので、
本当に手段を選ばずネットの検索や他者の推理さえ利用してでも
戦い続けられれば、その人にとっては何にしろミステリーなのでしょうが。

後は、人格説について軽く語るならば、

古くから言われているのが
1、『ミステリ解として合理的だが、リアルな解としては合理的でない』とか
(トリックは説明できるが、紗音と嘉音が同一人物だと長男一家全員・他使用人に露見するへの反証の必要性)
2、『他の説でも十分に説明できるので人格説である必要も作者がそんな解を使うわけがない』とか
(人格説でなければいけないことの具体的説明と他の代表的な説の反証の要求)
3、『赤字がなくても解けるということなら一切赤字に頼らずに説明してほしい』とか
(赤字ゼロの状況証拠などに基づいた人間が可能な限界までの出題編推理集の要求)

とかですね。

極論、人格説を使えば誰でもトリックを抜けることはできます。
ただし、『なぜどうやって誰が』「何を何時どこで」は誰しもトリックまで作ることはできません。
本来、フーダニット・ハウダニット・ホワイダニットでも状況説明として5W1Hさえ不足しています。

人格説も人格説で奥が深いですね。

以上です。
94: 名前: ケーナ:2013/01/20 06:57ID:40wrivFa
タチバナさん >>85 >>86

>ベルンは梨花の魔女化ではないと言ったはずです。
>梨花の妄想から生まれたフレデリカ・ベルンカステルが
>魔女となったのだと言ってますので、全然意味が違います。

ようは梨花の思念が魔女として具現化したということですよね?
何故 そうなったかというと梨花が過酷な運命に耐えかねたからです
つまり梨花の心が折れた 負けたからです

それならばベルンはラムダに負けています

逆に梨花が勝っていたなら梨花の思念は魔女化しません
人が人として生きられなくなったとき 魔女になるのですから

もしかしてタチバナさんの考え方は
梨花の敗北によって生まれたベルンが
その後 ラムダと戦い そして勝ったということなのでしょうか?

>一ユーザーの解釈を解る必要性があるのでしょうか。

これは一ユーザーの解釈ではなく
れっきとした『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の解釈です

『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』を読解すると
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
両方が成立する これは何故か?

という話です

>自分とは前提が違う人の意見でも参考になることは多いと思いますよ。

参考にはなりますが“意見の擦り合わせ”が出来ませんので
いつまで経っても話は平行線です
相手を説得できる根拠がないのですから

>>人に物をあげるにしても礼儀を重んじるなら
>>剥き出しで渡したりしませんよね?
>これも例えがおかしいんじゃないですかね。
>ケーナさんが上記で自分でも言ってるように、
>受け取りたくないなら受け取らなければいいだけですし。

掲示板においては“書き込む”という行為が既に
相手に品物を差し出しています
そして差し出された側は否応でも
受け取るか拒否するか選ばなければなりません
そのこと自体が既に受け手にとって負担です

>例え話がおかしいので、そもそも本当にケーナさんの考えって
>「正しい理解をしたい」なのって疑問に思ったのです。

読み返してみて 確かに内容を端折っていることに気がつきました
まず 大前提として「『うみねこ』に100%の正解はない」
となると ある程度受け手の側で解釈する余地が生まれる
(あるいは解釈せざるを得ない)
そのため 僕は竜騎士07さんの“愛がなければ視えない”という言葉を信じ
愛のある視点で読解することにした

こんな感じなのでしょうが
これでは説明し過ぎで
逆に読むづらくないでしょうか?

>「その理屈は分かったけど、そこから読み取れる作者の意図ってなんなの?」
>となってしまうんです。

そこから先は考察を外れていると思います
もちろん「自分はこう思う」と書くことは出来ます
しかし それには僕の価値観やら思いやら
いろんなものが入ってしまいます
そんな“個人の感想”みたいな物を読まされて
読む側は楽しめるのでしょうか?

「自分の考察を人に読ませる、読んでもらう」ことを意識した時
そういう内容は蛇足ではないかと思うのです
考察を超えて創作に踏み込んでいますので
それはまた別の楽しみ方ではないでしょうか?

>戦人の出生の赤字について共通認識であるという前提がなければ、
>次の思考のステップに進めません。

僕がこれを理解出来なかったのは
プルプルピコプヨさんがそもそも
戦人出生の赤字をどう捉えているか解らなかった為です

そして「《赤:我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!》」
こちらもどう解釈しているか解りません

僕はそれぞれに対して自分なりの答を出しています
しかし それではこの両者が繋がらない為
僕には手の出ない考察なのです

僕の本文とインタビュー及び対談の記述を根拠に考察する
というスタイルは“可能性を潰す”ことによって
答を絞り込みますから
この手の考察との相性は最悪です

ということを前置きにして

僕は《赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。》が成立するのは
明日夢が死産した子どもも“戦人”なのだからと考えています
そして六軒島にいるのは霧江から生まれた戦人
ですから戦人は2人いるという解釈です

>以前もお聞きしましたが、これだとEP3第一の晩が抜けられない気がします。

これは人格死ではEP3の赤字に抵触するという意味ですか?

>イマジナリーフレンドということですね。それ自体は理解できます。
>次は、何故そのような状況になったのかということが問題ですね。
>これだけだとホワイダニットが説明できていないのです。

これはEP7の中で語られたことだと思うのですが…
ベアトの人格はヤスが「魔女になりたい」と思ったからですし
嘉音は戦人を失った悲しみを癒すためです

>手掛かりがないのであれば、その疑問を根拠に人格説を否定することはできません。
>可能性の一つとして考え続けなければなりません。

僕は可能性の1つとして人格説と並列に並べたつもりですが…
(多少の濃淡はあるにしても)

>ミスだと考える必要がないのに、ミスだと仮定するというのは、
>ミスだと断定するのとどういう違いがあるんでしょうか。

これは各説のメリットとデメリットを並べてみると解りやすいのではないでしょうか?

“紗音は使用人であると同時に右代宮家当主である”
この説を“兼職説”
“そもそも竜騎士07さんは紗音を使用人と定義したつもりはない”
この説を“ミス説”
“紗音の人格は使用人でベアトの人格は右代宮家当主”
この説を“人格説”

それぞれ便宜上 こう呼ぶことにします

まず兼職説のメリットは
紗音が使用人であることを赤字で宣言されても
同時に右代宮家当主であるため
《赤:使用人が犯人であることを禁ず》を
デフォルトで潜ることができます

一方でデメリットは
いずれかを赤字で封じられても
もう一方で赤字を潜れるため
アンフェアではないか?
という指摘に対して無力であることです

次にミス説のメリットは
《赤:紗音は使用人である》という赤字が成立しなくなるため
《赤:使用人が犯人であることを禁ず》を潜ることが出来
兼職説のような指摘を受ける心配はありません

一方でデメリットは
竜騎士07さんはミスをした
と想定せざるを得ないことです

最後に人格説のメリットは
それぞれの人格に赤字を適用することで
《赤:使用人が犯人であることを禁ず》を潜ることが出来
ゲーム盤のルール上も問題はありません

一方でデメリットは
ミステリーの犯人が人格なんて許されるのか?
という指摘に対して無力であることです

こうして並べてみると完全な説などなく
それぞれ一長一短あることが解ると思います
決して“ミスだと考える必要がない”わけではありません

>>おそらく殆どの受験者がこの物語を理解出来なかったのです
>>そして一般常識や自分の考えで解答を出してしまったため
>>誤答が続出したのだと思います
>これは国語の読み方としては誤答ということですね。
>ただ、感想文を書けというような話だったなら、間違いではないでしょう。

正しく読み取った上で「気持ち悪い」と思うか
「素晴らしい」と思うかは人それぞれでしょうが
誤読した上での感想ではやはり間違いでしょう

何故 小説の読解が難しいのかと言いますと
評論文の場合“一般論”しか書かれていないのです
何せ 教科書や入試に採用されるような文章ですから
「人殺しは正義だ」「犯罪は素晴らしい」
このような考えの文章が採用されることはなく
“一般論”をそのまま適用するだけで正解出来ます

しかし小説の場合“一般論”が
通用しない作品が取り上げられる場合があります
なぜなら フィクションであるにも関わらず
一般論しか書いていないような小説など
何も面白くないからです

これに評論文と同じように“一般論”で解答したところで
それは不正解です
小説の読解に必要なものは“一般論”ではなく
“作者の意図”であり“登場人物の考え方”なのですから

読解とは数学のように決まった答えが出るもので
そこに受け手の考えである
“感想”が入り込む余地はありません

こういう部分が理解出来ていなくて
国語の成績が良かった人はまずいないと思います

>何度も言いますが、手掛かりを示せていないのなら感情的な意見です。
>「人格が犯人であってはならない」というのは
>ケーナさんの頭の中にしかないパズルのピースです。
>(作中に手掛かりがあるのだと示せない限り)

手掛かりを示せないということと
感情的な意見であることは違います
感情とは喜怒哀楽のことですから
「こう思う」というのは単なる意見です
「こう思う」の根拠が喜怒哀楽に基づく時
それは“感情的な意見”になります

>僕がこれだけ真摯に受け答えをしているのに、
>悪意を感じるというのであればケーナさんが僕に悪意を持っているからでしょう。
>きちんと話せば伝わると信じているから、これだけの長文を書いて話をしています。

悪意を持つことと
きちんと話せば伝わると信じることもまた別の話です

>ケーナさんは日本語のセンスが微妙におかしいです。
>ケーナさんが人に欠点を指摘されても、それを一向に治す気がない人であると言うなら、
>僕も諦めざるを得ません。
>あれ、僕がケーナさんの考えで理解できた部分って何かあったっけ。
>あー、なんで寿ゆかりが38歳だとするとおかしいなんてアホなこと書いてるのかと思ったら、
>元ネタ解説や普通に読めば分かるレベルの話ばかりでしたよね。
>ホントにさっぱり意味が分からないんですが。
>そもそも考察以前に人としての最低限の礼儀すらないように思うのですが。

少なくとも僕なら悪意を持たない相手に対し
こういうことは書きませんし
書くとしても婉曲表現を使います
もし 自覚がなかったのだとしたら
あなたは自分の色眼鏡に気がついていないということです

ネットは匿名ですから
実名の生活では絶対出来ないような真似をする人がいますが
僕はそういう場であるからこそ
普段の自分以上に自制しています

普段の僕ならこれだけ悪意を向けられればとっくにキレていますし
そもそも もっと適当で気ままです

>作中の手掛かりから結論を出すというスタンスであるはずなのに、
>作中には書かれていない「人格が犯人であってはならない」という考えを
>根拠にしてはいけません。

これは竜騎士07さんがミステリーをどのように認識し
『うみねこ』をどこまでミステリーとして書いたのか?
ということです

その答はおそらく本文とインタビュー及び対談では
語られていないことですから
我々が自分で考えなければならないところです

ですから僕は「考えられる可能性をなるたけ多く提示する」
という指針で考察を書いています
それをどう受け止めるかは受け手の判断に任せたいと思います

>>僕はこの「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」は
>>考察者として一皮剥けるための
>>試金石なのではないかと思います
>>だからこそ 是非タチバナさんにチャレンジし
>>乗り越えて欲しいのです(もちろんちびゆかさんにも)
>ケーナさんとは無関係に、もう一度考えてみようかとは思ってます。

よろしくお願いします

>熊沢は80近いはずなので、パートタイマーのような扱いでしょうけどね。

おそらく郷田が週に5~6日料理当番で
郷田が休みの日は熊沢が入るという感じではないでしょうか?

>週に3日とは言っても24時間勤務ですので、ちょっと働き過ぎなくらいです。

問題なのは船が日に何度島にやって来るかですね
早朝 船で来て 夜 仕事が終わってから船で帰るのかもしれませんし…
泊まり勤務なのは親族会議の時だけかも

>ちびゆかさんにも言いましたが、「うみねこは本格ミステリーである」
>「うみねこはファンタジーである」という考えは破綻せず両立します。

それは僕自身 そういう考察を構築しているわけで
異論はないのですが
ちびゆかさんの場合は“全てが創作”という考え方なので
「じゃあそれを何を根拠に、どこでどう区切るの?」という
問題が発生します
95: 名前: タチバナ:2013/01/20 09:19ID:24gQfoNH
ケーナさん >>94

>ようは梨花の思念が魔女として具現化したということですよね?
>何故 そうなったかというと梨花が過酷な運命に耐えかねたからです
>つまり梨花の心が折れた 負けたからです
その主張はかなり無理があるというか、うみねこの魔法の概念も理解できてないように見えます。
仮にそうだとしても、負けたのは梨花であってベルンは負けてないですよね。

>逆に梨花が勝っていたなら梨花の思念は魔女化しません
>人が人として生きられなくなったとき 魔女になるのですから
これも意味が分かりませんけど、そういう記述ってどこかにありましたっけ?

>これは一ユーザーの解釈ではなく
>れっきとした『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の解釈です

>『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』を読解すると
>「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
>「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
>両方が成立する これは何故か?
だから、「両方が成立するのは何故か?」という問いかけを竜ちゃんがしたわけではなく、
一ユーザーが勝手に命題を定めて、それに結論を出したという話ですよね?

別にそれが成立しないとは思ってないのですが、
「うみねこを解釈すると幾子=ヤス説が成立する」というように言ってるのと何が違うんですか?
僕としては一ユーザーの解釈としてはそういう考え方もあるよねで終わる話なのですが……。

ごめんなさい、本当に意味が分かりません。
でも、まあいいや。とりあえずまた今度考えてみますので。

>参考にはなりますが“意見の擦り合わせ”が出来ませんので
>いつまで経っても話は平行線です
>相手を説得できる根拠がないのですから
だとすると、どんな問題があるんでしょうか。
なんかケーナさんも僕の意見で新しい考察ができたみたいなこと言ってましたよね。

相手を説得することが目的であると考えた場合の話でしょうか?
別にそういう話をしていたわけじゃないような……?

>そして差し出された側は否応でも
>受け取るか拒否するか選ばなければなりません
>そのこと自体が既に受け手にとって負担です
そんなことまで負担と言うなら、
そもそも掲示板を見なければいいのではという話になるのですが……。
もしくは自分で掲示板を作って、そこでルールを定めればいいように思います。

>まず 大前提として「『うみねこ』に100%の正解はない」
>となると ある程度受け手の側で解釈する余地が生まれる
>(あるいは解釈せざるを得ない)
>そのため 僕は竜騎士07さんの“愛がなければ視えない”という言葉を信じ
>愛のある視点で読解することにした
作中の手掛かりから正しい理解をするというスタンスを取っているという話の言い換えということでいいですかね?
うーん、まあいいや、それなら多分理解も共感もできます。

>考察を超えて創作に踏み込んでいますので
>それはまた別の楽しみ方ではないでしょうか?
それならば、別の楽しみ方として楽しめばいいんじゃないでしょうか。
思考の切り分けができていれば、問題ない話ですよね。

>僕は《赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。》が成立するのは
>明日夢が死産した子どもも“戦人”なのだからと考えています
>そして六軒島にいるのは霧江から生まれた戦人
>ですから戦人は2人いるという解釈です
それだと確かに繋がりませんね。
分かりました。ようやく話が進みそうです。

では、そうではなく、明日夢から生まれた戦人とは盤上戦人のことを指していると考えればどうでしょうか。
ヤスも戦人の出生についてはっきりとは分かっていなかったのか、
戦人に気を使ってそういう設定にしたのかは分かりません。
でも、とにかくゲーム盤上の戦人を霧江から生まれたものと設定する必要はないと思います。

盤上と現実では設定が違うから、異なる二つの真実が両立したのだという考えです。
だとすると、EP6の人数赤字も盤上と現実では人数の数え方が違うから成立するのではという解釈になるんです。

以上のことで分からない点があれば、またお聞きください。

>これは人格死ではEP3の赤字に抵触するという意味ですか?
ベアト人格なしで、紗音と嘉音が死んでるとすると、その後の展開が難しくないですかね?

一度全体的な流れをご説明いただければいいかと思いますが、
時間がかかると思いますので、それは気が向いたときでいいです。

>これはEP7の中で語られたことだと思うのですが…
>ベアトの人格はヤスが「魔女になりたい」と思ったからですし
>嘉音は戦人を失った悲しみを癒すためです
間違ってはないんですけど、もうちょっと踏み込んだ説明が欲しいですね……。

僕が何を求めてるのか分かりづらいというのは分かります。
でも、ホワイダニットの考察としてはこれでは不足です。

>こうして並べてみると完全な説などなく
>それぞれ一長一短あることが解ると思います
>決して“ミスだと考える必要がない”わけではありません
これはケーナさんの論理の展開の仕方がまずかったところで、
最初からこういう説明であればよかったです。
ミス説が総合的な結論のようになっていましたので、それがおかしかったところです。

ありがとうございます。ようやく理解できたと思います。

>読解とは数学のように決まった答えが出るもので
>そこに受け手の考えである
>“感想”が入り込む余地はありません
繰り返しになりますが、国語の読解とするならば確かにそうです。

でも、ただの娯楽として読む小説に対してまで、
そういう読み方をする必要は必ずしもないという話です。

>感情とは喜怒哀楽のことですから
それは言葉の定義がおかしいですね。
喜怒哀楽以外の感情だって、いくらでもあると思いますよ。

>少なくとも僕なら悪意を持たない相手に対し
>こういうことは書きませんし
>書くとしても婉曲表現を使います
言葉がきつくなってしまった部分については素直に謝りますが、
僕とケーナさんでは根本的な考え方から違いすぎますので、
婉曲表現では伝わらないだろうと考えました。

>ですから僕は「考えられる可能性をなるたけ多く提示する」
>という指針で考察を書いています
>それをどう受け止めるかは受け手の判断に任せたいと思います
うんうん、考え方が理解できるようになってきました。

>泊まり勤務なのは親族会議の時だけかも
これはどうなんでしょう?
2日続けての勤務でしたら、わざわざ船を出すというのが結構無駄なような気がします。

(今回のような返信であれば、スムーズに議論が進むような気がします。
ただうみねこに対する考察と考えると内容が薄いので、また何かネタを考えておきます。
僕の言い方でまずい部分があれば、その点についてはご指摘いただければ配慮しようと思います)
96: 名前: タチバナ:2013/01/20 10:53ID:24gQfoNH
Coinさん >>93

>いえ、未だに隙だらけでうみねこの推理も当時からSTOPしています。
>聞くは一時、聞かぬは一生の損ですし 聞かれたからには出来る限り御返事してみようかと思います。
だからこそ、別の視点での考え方を示してくれそうで期待しています。
信者脳で考察厨な凝り固まった思考では気付かないところが多々あると思いますので。

>そうですね。ですが、最後の詰めもしくは逆算的な推理には有用かも知れません。
消去法で考えれば、「白馬に乗って迎えに来るぜ」以外に動機になりそうな部分がなかったというのも確かですね。

>最終的には「パズルとして完成させられないことはない」という点のみに着目すればというお話ですね。
>結果的に 魔女の存在を愛なり計算式なり何でも良いので認めないといけないという……
そうですね。返信の合間にちょっと考えてみたのですが、
結局、最後の最後の結論としては“魔女の存在を認める”ことになると思います。
考察を続けていれば一つの解答に定まるように作ったというのは、そういうことではないかと。

>そういう意味ではうみねこは負けたと言える作品かも知れませんね。
他人が言ってた言葉を借りて言いますが、“うみねこは超面白い失敗作”なんですよ。

竜ちゃんがやりたかったことは分かるけれど、それが上手く作用してない時点で失敗、
でも、それを差し引いたとしても超面白い作品であると思います。
短所は多々あるのですが、それが問題にならないくらい長所を持っているという考えです。

>それを百以下の言葉で相手に正しく伝えられるかは
>もはや才覚の領域なのだからこそ努力と真摯な態度で向き合うしかないのですが難しいものです。
問題なのは竜ちゃんには伝える力が圧倒的に不足していたという点ですね。
才能を活かすための才能がなかったのだと思っています。

>そうですね、絶対に避けては通れない壁の一つです。
>人格説(同一説)以外の説を語りたければEP6の密室トリックを説明しきること前提のような。
EP6はそれまでとは別のルールで考えなければいけないと思うので、あまり問題ではないと考えていますね。
ラストの人数赤字に繋げられるような解釈であるならば、なんでもいいと思います。
一番難しいのはEP3の南條殺しですね……。

>作品の賞賛とも取れないことはないですが、推理する側として理想なのはそういう言葉も出ない程の
>回答を作ることなので個人として精進し続けたい思います。
「お前がそう思うならそうなんだろうな(だから自分はお前が言うことを否定できない。その考えが成立することを認めざるを得ない)」という意味に取れると思ってます。
確かに皮肉的ではあるのですが、うみねこがやりたかったことを端的に表現した言葉であると思います。

>ミステリーでも、ファンタジーでもない、書かれていない絵柄の無いピースに
>自分で絵を書いて 他のピースの間に埋めてパズルを完成させるとか。
>その絵柄が推理する側の出す推理の差異になるはずだったのかと個人的に思っています。
考察を続けていれば、ほとんどの人が似たような意見になるのですが(同一説も別肉体説も肉体の動きとしてはほぼ同じです)、
あえてピースが足りないように作ったんでしょうね。

そして、そのピースは読者(プレイヤー)自身が生み出さないといけないので、
最終的に完成されたパズルは人それぞれ別の形になるという作品であったと思います。

>戦人が出題編で多用した悪魔の証明はアンチテーゼなのでしょうね。
>答えの出ない等式にⅩを代入して立ち止まらずに先に進むのは一つの正しい手法ですが、
>それはたぶん愛ではないのかと。
それだと、EP4ラストの戦人のようにアンチファンタジーとして解釈してしまうということですかね。

魔女を否定することが目的であるのであれば、確かにそれは正しいのですが、
説明不要の存在Xというピースを当てはめることは、確かに愛ではないのかもしれません。

>うみねこの孕む矛盾点の一つに
>変格的なトリック?を本格的な挑戦状で挑むが未来が社会派的なトリックが古典的な……etc
>という『本来 別のジャンル的な傾向のモノの複合』があります。
やりたいことを詰め込みすぎて破綻したのだろうという感はあります。

ただ、そのために、他作品の要素についてでも、
うみねこで使われた要素を例えにして、例えられないことはそんなにないんじゃないかなという気がします。

>信じれば一応ミステリーと言えなくもないですが厳しいですね……
「うみねこはミステリーではない」という意見もよくありますが、
それはうみねこと言うよりもミステリーという受け皿を過小評価してるのではという気がします。

厳しいことは厳しいのでしょうけど、
批判の言葉としてミステリーという言葉を使うのであれば、
「うみねこはミステリーとして駄作」ということになるのではないでしょうか。

>ミステリーに出すうえで暗黙の了解に
>『十二分にそれらの推理以外の専門的知識を要するガジェットについて作中に明記する』
>という点が嫌らしくも高く聳え立ちますね。
人格説を主張する人の中には、実際の多重人格者の症状を例に出す人もいますが、
それは専門知識を用いて説明しているのでミステリーとしては無効になってしまいますよね。

そして、実際の多重人格者の症状とヤスの症状が一致しているかという点についても甚だしく疑問です。

まあ、人格説が正解という前提で考えるならば、
結局は竜ちゃんがちゃんと明記していてくれたなら良かったという話なのですが……。

>古くから言われているのが
>1、『ミステリ解として合理的だが、リアルな解としては合理的でない』とか
>(トリックは説明できるが、紗音と嘉音が同一人物だと長男一家全員・他使用人に露見するへの反証の必要性)
>2、『他の説でも十分に説明できるので人格説である必要も作者がそんな解を使うわけがない』とか
>(人格説でなければいけないことの具体的説明と他の代表的な説の反証の要求)
>3、『赤字がなくても解けるということなら一切赤字に頼らずに説明してほしい』とか
>(赤字ゼロの状況証拠などに基づいた人間が可能な限界までの出題編推理集の要求)
1については、紗音と嘉音が同時にシフトに入ることはほとんどなかっただろうという点、
蔵臼一家も郷田も勘が鈍かったという点でなんとか乗り切れると考えてます。
(というか、別肉体説でも現実では一人二役を演じる必要があったでしょうし)

2、3については、そう簡単に結論の出る話ではないと思いますが、僕も似たような考えですね。
“作者がそんな解を使うわけがない”というか、
別に使わなくたって説明できるんだから使う必要がないじゃないかという考えですが。

別肉体説で推理するのであれば、わざわざ根拠を示す必要はないと思うのですが、
人格説という変格トリックを用いるのであれば、根拠を示すのに膨大な手間がかかるでしょう。

だから、これも個人的な意見になりますが、
人格説を主張する人は、平坦な近道があるのに、わざわざ遠回りの茨道を突き進んでるように見えるんです。

>極論、人格説を使えば誰でもトリックを抜けることはできます。
>ただし、『なぜどうやって誰が』「何を何時どこで」は誰しもトリックまで作ることはできません。
>本来、フーダニット・ハウダニット・ホワイダニットでも状況説明として5W1Hさえ不足しています。
「多重人格者である真里亞が犯人ではないのか? 絵羽が犯人ではないのか?」
「朱志香は多重人格者ではないのか? 源次は多重人格者ではないのか?」etc
多重人格者なのは誰でもいいのではと考え出してしまうと、説明しなければならないことが爆発的に増えてしまいますね……。

>人格説も人格説で奥が深いですね。
そうですね。完璧に否定はしません。
ただ、人格説なんて、そう簡単に用いることができるわけではないということが分かってない人は多いように思います。
それを認めてしまえば、どんな暴論であっても通ってしまうのではと考えなければならないように思います。
可能性を広げる考え方ではあるけど、そのせいで証明しなければならないことが増えるという印象ですね。
97: 名前: 名無しさん:2013/01/20 15:11ID:ab8SrHQk
自分はうみねこをPS3で超スローペースに推理をしています。
時々この掲示板をのぞいていますがいつのまにか人数が増えてスレッドも更新されていたので驚いています。
前のスレッドが閲覧出来なくなっているのが残念でした。
よろず推理処その3の書き込みを適当に流し読みして自分も刺激を受けたので今考えている事を書き込でみます。

自分はうみねこはファンタジーだと思っているのでファンタジー込みで推理したい派です。
ファンタジーだからミステリーじゃない。だから推理不可能とは思いたくないのです。
作中でノックス10条が出て来たのは「ファンタジーでもノックスを厳守しているから推理可能ですよ。実際に幻想の登場人物が魔法殺人を行ってもミステリーで解けるように殺人現場を改ざんしているから問題ないですよ。」と言う作者からのメッセージだと思いました。
そして自分は自分の望む真実(ハッピーエンド)に推理で至りたい派です。
「自分は作品は好きだけど作者は性格が悪そうなので嫌い。」と言う捻くれた考えの持主なので作者の用意した真実には至りたくないのです。
だから作者が作外で何を語ろうとまったく気にしませんし、作中でミスをしてしまったとしてもこちらの付け入るスキだと思ってそのまま推理する方針です。
で、うみねこでハッピーエンドに至るのは可能なのか?ですが、ファンタジーを都合よく使えば可能かもしれないと思います。自信の無い思い込みですが。
大雑把に言うと、うみねこは2つのゲーム盤で出来ていると思います。
1つのゲーム盤は1986年の六軒島。
もう1つのゲーム盤はEP3の1998年の縁寿を中心とした世界。
EP3のラストは戦人が無理矢理、魔女を認める書面にサインをさせられて、うみねこの物語がベアトリーチェの勝利で終わったのだと思います。
でもそれに納得のいかないベルンカステルがEP3の未来から縁寿を連れてきて引き分けに戻したのだと思います。
で、EP3の延長の世界で縁寿が飛び降り自殺をしようとしたその時に、ベルンカステルと出会ってそこから2つ目のゲーム盤が出来たのでは。と想像しています。
1998年のゲーム盤は1986年のゲーム盤の影響を受けて変化するカケラ世界だと思います。
EP6から登場する偽書はフェザリーヌとリンクした幾子が書いた他のゲーム盤の内容だと思います。
フェザリーヌは幾子を使ってそのままゲーム盤の内容を偽書に書いただけで1986年のゲームマスターとは関係ありません。
EP6の段階ではまだ十八はゲーム盤に存在していなかったと思います。
EP8で十八を追加した事から1998年のゲーム盤のゲームマスターはフェザリーヌだと思います。
実際のEP3の延長世界では縁寿が飛び降り自殺をして死亡していると思いますが、本人が現実世界で生きてると思えばゲーム盤であっても現実世界なのです。

1998年には1986年のゲーム盤の数だけひぐらしの様な並行世界が存在していると思います。
その中にはきっと1986年の惨劇を乗り越えたハッピーエンドな結末もあるのではないのか。
あったらいいなー。と思います。
うみねこは自分で選択肢を作って自分の望む真実に至るゲームだと思います。

以上、ぼんやりと考えている推理考察です。
使えそうなら遠慮なく使って下さい。
98: 名前: タチバナ:2013/01/20 19:14ID:24gQfoNH
>>97さん

初めまして。よろしくお願いします。

>前のスレッドが閲覧出来なくなっているのが残念でした。
書き込み制限でURLを貼れませんが、
このスレッドの「全部読む」をクリックして表示されたURLで、
kdate=と書いてあるところのうしろの数字を1330948196に。

多分これで見れるかと。

>自分はうみねこはファンタジーだと思っているのでファンタジー込みで推理したい派です。
>ファンタジーだからミステリーじゃない。だから推理不可能とは思いたくないのです。
むしろ「ミステリーでもありファンタジーでもある」と考えないと解けないと思います。

>「自分は作品は好きだけど作者は性格が悪そうなので嫌い。」
>と言う捻くれた考えの持主なので作者の用意した真実には至りたくないのです。
これはそんなに捻くれた考えでもないと思います。
どのような意見であれ、作者と作品を切り分けて考えてない人はちょっとめんどくさいのです。

>だから作者が作外で何を語ろうとまったく気にしませんし、作中でミスをしてしまったとしても>こちらの付け入るスキだと思ってそのまま推理する方針です。
竜ちゃんが嫌いなのであれば、「竜騎士が用意した解答よりもいい解答を考えてやる」という気概でいいですね。
というか、僕はEP1からずっとそういう方針で考えていました。(別に嫌いというわけでもないのですが)

>EP3のラストは戦人が無理矢理、魔女を認める書面にサインをさせられて、
>うみねこの物語がベアトリーチェの勝利で終わったのだと思います。
>でもそれに納得のいかないベルンカステルがEP3の未来から縁寿を連れてきて引き分けに戻したのだと思います。
現実世界で縁寿が八城を訪ねてきたことの幻想描写ですね。
結局会うことはできませんでしたが。

>で、EP3の延長の世界で縁寿が飛び降り自殺をしようとしたその時に、
>ベルンカステルと出会ってそこから2つ目のゲーム盤が出来たのでは。と想像しています。
ゲーム盤という言い方が適切かは分かりませんが、
縁寿の世界は縁寿の世界で切り分けて考えなければならないですね。

>EP6の段階ではまだ十八はゲーム盤に存在していなかったと思います。
ちょっとこれはよく分かりません。
だとすると、それまでのゲームマスターは誰なんでしょうか?

>EP8で十八を追加した事から1998年のゲーム盤のゲームマスターはフェザリーヌだと思います。
執筆者という意味ではフェザリーヌで問題ないかと思いますね。

>実際のEP3の延長世界では縁寿が飛び降り自殺をして死亡していると思いますが、
>本人が現実世界で生きてると思えばゲーム盤であっても現実世界なのです。

>1998年には1986年のゲーム盤の数だけひぐらしの様な並行世界が存在していると思います。
>その中にはきっと1986年の惨劇を乗り越えたハッピーエンドな結末もあるのではないのか。
平行世界という考えもあってると思います。

>以上、ぼんやりと考えている推理考察です。
>使えそうなら遠慮なく使って下さい。
人それぞれ独特な言い回しがあるところなので、
>>97さんの言うことをちゃんと理解できてないかもしれませんが、概ね問題ないような気がします。

また何か思ったことがあれば、次はハンドルネーム付きで書き込んでくださると、
スムーズな議論ができるのではないかなと思います。

以上です。
99: 名前: ちびゆか:2013/01/20 22:06ID:c5IN4xuE
Coinさん>>91

返信ありがとうございます。

>人格説・同一説も「あり」だと思っています。
>作品内の描写や既存の推理を十分に考慮すれば
>「最も合理的な説」なので、
>うみねこのなく頃にという作品を自分で推理しようと
>するならば避けられない説ですね。

私はそれ一本槍ですが、人格、正確に言うなら「思考する自分」、「我思う故に我あり」の我こそ人間の本質だと思います。
先生のインタビュー見ましたが、2005年の一月で既にもう、「人間」という言葉から「人形」と連想しているんですね。驚きました。

>個人的には縁寿在島説を推したいですね。
>あの六軒島事件があった日に、縁寿がいたという珍説ですが。

面白いし、私も考えてます。
出題の探偵である戦人の観測した情報、彼の主観、こういったものは疑わざるえません。でも唯一彼が観測できない存在、それが彼自身。縁寿が戦人の変わりにいたんじゃないかとか。

>私的にはうみねこはパズルに特化したとは言い難いとも思っています。
>パズル的な、論理(ロジック)に特化すればするほど
>『作中に存在しないピースの存在』を容認しないことに繋がるので……

私の感覚では算数パズルに特化していると思います。
ファンタジーを算数パズルとして受け止めて、私のうみねこ観が劇的に飛躍しました。EP7のヤスの設定変更とか前は意味不明でした。こういったものを論理的に説明する視点を持って初めてファンタジーを察することが出来るようになりました。

フェザリーヌ「人の子よ。私が聡明であると知るだけで、全ての人間は舞い散る落ち葉程度の存在だと知ることができる。まさに最速QED。」

ヘンペルのカラスはよく先生のミスだと言われてきましたが、私の定義が造物主、領主のように世界を生み出す存在なら、何もおかしなところはないと思います。「そなたは無能だ」も「私」が造物主、「そなた」が被造物なら、算数パズルのピースとしての赤字解釈はこれしかないはずです。

ファンタジー世界というのが実に論理的で算数パズルとして受け入れられるように出来ていると思います。
EP6の嘉音消失のトリックもファンタジー且つ合理的な解釈を私は持っています。自分で言うのもおこがましいですが(笑)

ファンタジー解釈、アンチファンタジー解釈に興味があるならちょっと言ってみたいです。
100: 名前: ちびゆか:2013/01/20 22:38ID:68Ljbr74
タチバナさん>>83

>やー、ベルンやラムダを読者と捉えると同時に、
>八城コンビの中に存在する概念と捉えることもできると思いますよ。
>飼い猫にベルンと名付けてるのも意味深ですし。

もう一度言います。
フェザリーヌの称号、観劇、戯曲、傍観。
これの意味することは、
偽書作家八城が86年の歴史を検証し(観劇)、そして新しい歴史解釈を生み出し歴史書を執筆する(戯曲)、されど歴史に介入はできない(傍観)。

八城=フェザリーヌが完璧に説明できているはずだと思います。

八城=フェザリーヌが真である場合、人であり同時に神(造物主)である存在であり、うみねこ世界の森羅万象の全て、被造物が造物主の中にあり、支配しているはずです。

したがってベルン、ラムダもフェザリーヌの駒であるなら、理論上は偽書作家八城の内面世界に存在し、ライティングされているということですが。

これが真であるか否か聞きたいです。

猫と対話するのも八城の内面世界にベルンがいるということです。
真里亞とさくたろうの対話と同じ現象です。
101: 名前: タチバナ:2013/01/20 22:45ID:24gQfoNH
ちびゆかさん >>100

>八城=フェザリーヌが完璧に説明できているはずだと思います。
自分も強く主張したいんですけど、
うみねこの解釈において、=で説明できることなんてまずないんじゃないですかねとは……。
≒の方が正確なはずです。

>猫と対話するのも八城の内面世界にベルンがいるということです。
>真里亞とさくたろうの対話と同じ現象です。
とは言え、別にこれで間違いはないはずで、
僕も同意してるつもりですが、何を気にされているんですか?
102: 名前: まる:2013/01/20 23:27ID:f6YFQZAf
微妙な話ですが幾子はあくまで執筆担当という話で
脚色する権利はあっても大筋考えてるとは考えがたいような
まあせめて漫画の作画原作ならともかくミステリの執筆担当とアイディア担当
では権力関係ってのは難しいですが
103: 名前: ちびゆか:2013/01/20 23:29ID:aaRfaITi
タチバナさん>>101
>うみねこの解釈において、=で説明できることなんて
>まずないんじゃないですかねとは……。
>≒の方が正確なはずです。

造物主が八城である場合、被造物は全て八城の内面世界にある。これは真だと思います。
真なら芋ズル的に「世界」が解ると思いますが、ベルン、ラムダ、カケラ世界、全て謎の人物八城の内面世界に存在することになります。

赤字も八城(造物主)にとっては主観的真実にすぎませんが、八城の内面世界に存在する被造物たちには客観的真実、神託そのものであり、理論上では赤字自体も不思議なものではなくなります。

私は、フェザリーヌの存在は、この「世界」を解き明かす大きな問題だと思います。まあ面白くなければもうやめようと思います(笑)。
104: 名前: タチバナ:2013/01/20 23:38ID:24gQfoNH
なんだろ、何が噛み合ってないのかな?

まるさん >>102

その通りだと思いますが、何か疑問点があるでしょうか。
幾子もフェザリーヌもあくまで編集や脚色をしてるだけですね。

ちびゆかさん >>103

>造物主が八城である場合、被造物は全て八城の内面世界にある。これは真だと思います。
七姉妹の外見などは知らないはずで、全てというのはなんか違いますね。
まあ、でも基本的には同じことを言ってるように思うのですが。

何か噛み合わない理由があるとしたら、僕が単純に考えすぎているせいでしょうか。
別に難しいことは何もないように思いますけど。
105: 名前: It's only a magic:2013/01/20 23:56ID:5duiqDYU
失礼します。 

ここの推理士の皆さまにお伺いしたいのですが、
戦人がベアトリーチェの赤字が真実であるという前提で推理を行うことって、
ノックス第二条違反になりませんか?
106: 名前: タチバナ:2013/01/21 00:11ID:4f.dKYEu
It's only a magicさん >>105

初めまして。
それの考え方としては4パターンくらいありますね。

1.通常の探偵方法でも分かることに対して保証をしてるだけなので問題ない
2.戦人が探偵方法として赤字を用いてるわけではなく、ベアトリーチェ等が用いているだけ
3.ノックス第2条を守らなければならないのは盤上戦人であって上位戦人ではない
4.単純にノックス違反なので、無効な推理である

ノックスを根拠にしてはいけないと考える僕にとっては、
どれでもいいですが、こんなところじゃないでしょうか。
107: 名前: ちびゆか:2013/01/21 00:33ID:53bACXzZ
タチバナさん>>104

>七姉妹の外見などは知らないはずで、全てというのはなんか違いますね。
>まあ、でも基本的には同じことを言ってるように思うのですが。

造物主というのは、宇宙を創造し、万物を支配する絶対者のことです。私の知る限りでは。基本的に知らないことなどないんです。

三段論法で説明してみます。

前提A 造物主(フェザリーヌ)とは宇宙を創造し、万物を支配している
前提B 八城=フェザリーヌである

結論 人の身である八城が造物主(フェザリーヌ)であるならば、八城が創造し万物を支配する世界は、その内面世界である。

その内面世界の情報をアウトプットしたものが偽書となります。
AとBの前提が真である保障はなくても、真である場合には絶対の結論だと思いますが。

>何か噛み合わない理由があるとしたら、
>僕が単純に考えすぎているせいでしょうか。
>別に難しいことは何もないように思いますけど。

多分、「造物主」の定義が噛み合ってないと思います。
108: 名前: タチバナ:2013/01/21 00:43ID:4f.dKYEu
ちびゆかさん >>107

>多分、「造物主」の定義が噛み合ってないと思います。
あー、はいはい。いや、多分造物主の定義はあってます。
ただ、僕は八城=フェザリーヌというのは間違ってないけど正しくもないと思ってるので、
フェザリーヌが造物主と言うなら同感です。
109: 名前: ちびゆか:2013/01/21 01:15ID:70ps77g.
タチバナさん>>108

>ただ、僕は八城=フェザリーヌというのは間違ってないけど
>正しくもないと思ってるので、
>フェザリーヌが造物主と言うなら同感です。

うふふふ。
まあ、曖昧ですね。ケーナさんと話してるみたいですw

私が拘っている点は、フェザリーヌが人であるってことです。
ファンタジー世界の頂点であるフェザリーヌが人の身なら、その生み出した世界が、人の内面世界であり、それをアウトプットしたものが偽書という考え。

訳の解らないファンタジー世界と現実の世界の接点が偽書作家で、フェザリーヌ=偽書作家を認めないということは、二つの世界の接点の喪失であって、作内現実の世界からの猫箱へのアプローチ方法がなくなってしまいます。

だから是が非でもフェザリーヌ=偽書作家の形は崩したくないんです。
110: 名前: タチバナ:2013/01/21 01:23ID:4f.dKYEu
ちびゆかさん >>109

>私が拘っている点は、フェザリーヌが人であるってことです。
「人の子よ」と繰り返しているので、フェザリーヌは人ではないと思います。

“「………………………。……こういう質問もおかしいんだけど、……その…。……………あんたがフェザリーヌなの? フェザリーヌがあんたなの?」”
という縁寿の質問に対する答えは、
「フェザリーヌはフェザリーヌであると同時に幾子である」
「幾子は幾子であると同時にフェザリーヌである」でいいかと思うのですが。
111: 名前: ちびゆか:2013/01/21 01:51ID:62VSv/kK
タチバナさん>>110

>「人の子よ」と繰り返しているので、
>フェザリーヌは人ではないと思います。

>「フェザリーヌはフェザリーヌであると同時に幾子である」
>「幾子は幾子であると同時にフェザリーヌである」

矛盾していますよ。幾子が人なら、フェザリーヌも人ってことになると思います。
あといくらなんでも「人の子よ」と言うだけで人じゃないって暴論です。
竜騎士先生もインタビューで「人の子よ」って言ったって良いし。私だって言えます。EP6の人間の八城としても「人の子よ」って言ってると思います。

あと、もう時間ですので、また今度。
近いうち、EP6の嘉音消失トリックの解釈を出すつもりです。
そのときに何かお願いします。
112: 名前: タチバナ:2013/01/21 02:07ID:4f.dKYEu
ちびゆかさん >>111

>矛盾していますよ。幾子が人なら、フェザリーヌも人ってことになると思います。
フェザリーヌは魔女で、幾子は人です。
だけど、フェザリーヌは幾子になることもあるし、
幾子はフェザリーヌになることもあるんです。

フェザリーヌと幾子は単純な=ではないです。
113: 名前: ケーナ:2013/01/21 03:18ID:e6UYYWap
タチバナさん >>95

>>つまり梨花の心が折れた 負けたからです
>仮にそうだとしても、負けたのは梨花であってベルンは負けてないですよね。

ベルンは梨花の思念がある時点で魔女化したわけですから
梨花の思念と連続性があると考えるのが妥当ではないでしょうか?
「はい、私は魔女になりました。これからは真っ新の状態で1からスタートです」
というわけにはいかないでしょうから

>>人が人として生きられなくなったとき 魔女になるのですから
>これも意味が分かりませんけど、そういう記述ってどこかにありましたっけ?

“人は、望んで魔女になりはしない。生きることが出来るなら、人は誰だって、ニンゲンとしての生を全うしたいのだ。……それが、何かの事情で躓くから、……魔女として生きる道が、開かれる。”

これは“原初の魔女”マリア
“真実の魔女”ヱリカ
“黄金の魔女”ベアトリーチェ
“黄金と真実の魔女”エンジェ
についての説明ですが(つまり人間の魔女)

僕はこれをベルンやラムダ(マジ魔女)にもあてはめてみました
(これは少し無理があることは認めます)

すると

“………ひどいことになったわね。私もラムダとのゲームで、だいぶ悲惨な末路というのを経験してきたつもりでいるけど、………今回のは、……群を抜いて酷いわ。…あなたが膝を抱いて心を閉ざしてしまう気持ちもわからなくない。こんな末路を、あと何度もやられたら、百年を待たずに心が殺されてしまうわ。……ベアトに看破されてしまったから白状する。今のあなたは、かつてラムダの世界に囚われていた頃の私にそっくりなの。過酷な運命の迷路に閉じ込められ、魔女にいいようにいたぶられている。…私はそこから生まれた魔女。(EP2)”

“「ラムダデルタ卿も、………かつて、どこかの大魔女のゲーム盤で、駒と弄ばれ、無間地獄に閉じ込められた経験がおありとか…。」(エリカ)(EP6)
ヱリカはまるで、相手の恥ずかしい思い出を穿り出したかのような、いやらしい勝ち誇りの表情を見せる。しかし、一方のラムダデルタはうろたえもせず、……しかし、相槌さえも打たず、バルコニーより眼下を見下ろしていた。
「………あるわ。……私は何年閉じ込められたかしら。……ベルンみたいに、私も律儀に数えていればよかったかしら…。………うぅん、多分、数えなくて正解だったわ。数えてしまったから、………ベルンは壊れてしまったのよ。」(ラムダ)”

この説明にも納得がいきます

ちなみにこれらの内容は『続・最考考』の
“■『うみねこ』はファンタジー?”で説明した内容の抜粋です

>だから、「両方が成立するのは何故か?」という問いかけを竜ちゃんがしたわけではなく、
>一ユーザーが勝手に命題を定めて、それに結論を出したという話ですよね?
>「うみねこを解釈すると幾子=ヤス説が成立する」というように言ってるのと何が違うんですか?
>僕としては一ユーザーの解釈としてはそういう考え方もあるよねで終わる話なのですが……。

別に違いはありませんよ
“ヤス=幾子説”は1つの読解
そして「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」も1つの読解です
ただ 僕に言わせてもらえれば“ヤス=幾子説”は否定出来る要素がありますが
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」は確定的な読解です

>>相手を説得できる根拠がないのですから
>だとすると、どんな問題があるんでしょうか。
>なんかケーナさんも僕の意見で新しい考察ができたみたいなこと言ってましたよね。

それで“一なる真実”が共有できるのか?
ということです

ちなみに僕がタチバナさんと話が出来ているのは
タチバナさんが僕のルールに合わせてくれているからです
その上でやり取りをしたから新しい考察が出来たわけで
タチバナさんが違うルールで話をしてきたなら
おそらく新しい考察は出来なかったでしょう

>そんなことまで負担と言うなら、
>そもそも掲示板を見なければいいのではという話になるのですが……。

これはマナーとかエチケットの部類で
他者とのやり取りを行う掲示板において
「これはマナーとしてどうなの?」と
いうことです

書き込みを行うことは
読む人の時間を奪うことでもあります
読んでくれる人のことを考えるなら
やはり それなりの気を遣う必要があるのではないでしょうか?
(これはマナーというよりサービス精神?)

>>考察を超えて創作に踏み込んでいますので
>>それはまた別の楽しみ方ではないでしょうか?
>それならば、別の楽しみ方として楽しめばいいんじゃないでしょうか。
>思考の切り分けができていれば、問題ない話ですよね。

往々にしてこれらは同時に語られます
区別している人を見かけることは稀です
何故 掲示板において話が平行線になるのかと言いますと
皆 これらをごっちゃにして話をしているからです
場面場面で本文の記述を信じたり信じなかったりするため
傍から見ていると「何だかなー」と思えたりします

僕からすれば本文とインタビュー及び対談の内容を根拠に
僕の考察と違う見解である
ほぼ全ての他者の考察を切り捨てることが出来ます
(ただし、本文とインタビュー及び対談の内容を根拠にしても「どちらとも言えない」内容に関しては無力ですが)

何故かというと 僕が本文とインタビュー及び対談の内容を根拠に
否定できる要素を全て切り捨てて残ったのが
現在の僕の考察だからです

ただ それをしてもあまり意味はないのです
相手が僕と同じルールであるとは限りませんし
意見を求められたわけでもないのに
「それは間違っている」と割って入るのも違う気がします

僕の目的は他者の考察を否定することではなく
自分の考察を認めてもらうことなのですから

ちなみに僕の考察は「僕はこう思う」がスタート地点になっていますし
何だかんだ言って“自分の考え”で補っている部分が多々あります
ただ 出来るだけそういうのは排除したいという思いがあるのです
“読解とは数学のように決まった答えが出るもの”なのですから
このあたりは『うみねこ』独特のジレンマです

僕の“創作”が気になる場合は
“偽書『Land of the golden witch』”をご覧下さいと
宣伝してみたり

>明日夢から生まれた戦人とは盤上戦人のことを指していると考えればどうでしょうか。

現実世界の戦人と盤上の戦人は設定が違うということですね

ただ 盤上の戦人に対して
《赤:俺(戦人)は、右代宮、(「明日夢から生まれた」が赤で言えない)》
《赤:そなた(戦人)は、右代宮明日夢の息子ではない。》

この2つがあるため
それはどうかと思いますが
タチバナさんの考え方は解りました

>ベアト人格なしで、紗音と嘉音が死んでるとすると、その後の展開が難しくないですかね?

これはどういう話の流れでこうなったんでしたっけ?

僕は人格説でそれによる考察は『最考考』の
“■EP3の譲治と南條は誰が殺したの?……054~”
に書いています

僕には別人説でEP3の第一の晩を潜る方法は示せません

>>これはEP7の中で語られたことだと思うのですが…
>>ベアトの人格はヤスが「魔女になりたい」と思ったからですし
>>嘉音は戦人を失った悲しみを癒すためです
>間違ってはないんですけど、もうちょっと踏み込んだ説明が欲しいですね……。

僕の場合は現実世界とゲーム盤を区別していませんので
ヤス(クレル)がEP7で語った内容をそのままゲーム盤にも適用しています
ただ 空想の存在であったはずの嘉音が実際の六軒島にもいた
と考えていますから ここは流石に説明が必要だろうと
『最考考』の“■嘉音は現実の六軒島にもいたの?……061~”で解釈しています

>>こうして並べてみると完全な説などなく
>>それぞれ一長一短あることが解ると思います
>最初からこういう説明であればよかったです。

僕としてはこの内容は『続・最考考』の“■紗音は使用人?”
に書いた内容を整理しただけですから
「同じことを書いているだけなんだけどなー」
という思いがあるのですが…

>ミス説が総合的な結論のようになっていましたので、それがおかしかったところです。

僕にだって“推したい説”があるわけで
新たに思いついたこともあり
“ミス説”が僕にとってのイチ押しだということです

僕の目的は“自分の考察を認めてもらうこと”ですが
その為に“詭弁”“印象操作”などの
手管を使っているかもしれない今日この頃です

>言葉がきつくなってしまった部分については素直に謝りますが、
>僕とケーナさんでは根本的な考え方から違いすぎますので、
>婉曲表現では伝わらないだろうと考えました。

“正確に伝えるために婉曲表現を使わずストレートに書く”ことと
悪意を文章に盛り込むことはまた別の話です
むしろ無駄をそぎ落としてストレートに書くと
悪意を盛り込むことすら出来ません

『続・最考考』の“■コラム 「それ、もしかして考察?」~公式考察者は何故にヘボいのか?~”
は僕としては珍しく“悪意全開”です
僕は公式考察者を心底嫌っていますので
「公式考察者を徹底的に貶めてやろう」という意図で
思い切り悪意を込めて書いています
参考にしていただけたら幸いです

>>泊まり勤務なのは親族会議の時だけかも
>これはどうなんでしょう?
>2日続けての勤務でしたら、わざわざ船を出すというのが結構無駄なような気がします。

正直 六軒島の交通事情は良く解りませんよね
朱志香は毎日 島と学校を往復していますし
夏妃が「デパートに買い物に行きたい」と思うことだってあるでしょうし
蔵臼だって仕事で島外に出ることは多々あるはずです
使用人だって皆 通いです

タクシーを呼ぶみたいにその都度 船を呼ぶのか?
バスみたいに決まった定期便があって
それが六軒島も回ってくるのか?
それとも蔵臼のモーターボートをマイカーのように使うのか?
(週末は家族揃って新島にショッピング?)

普通に考えれば お抱えの船長と船が用意されていて然るべきだと思うのですが…
114: 名前: ケーナ:2013/01/21 03:20ID:e6UYYWap
名無しさん >>97

通常“名無し”はスルーすることにしているのですが
(そういうルールですので)
ひやかしの“名無し”では無いようですのでレスします

>前のスレッドが閲覧出来なくなっているのが残念でした。

今でも過去ログは閲覧できます
左側の“目次”→“御意見・要望BBS”→
一番下までずらっとスクロールさせて“管理画面”→
見たいスレッドの“こちらへ”です

何か タチバナさんの二番煎じになっているような…
115: 名前: カムイ:2013/01/21 11:40ID:78Z/0SzS
>>90 タチバナさん
スレの流れはやいですねー

「真犯人」という意味であれば、
どの説であっても絵羽になるのだと思います。
絵羽さんは誰も殺してない説とか前にいいましたけど
バトラは絵羽さんが殺していましたねw


やっぱり他の説を考えていくと、
絵羽が主犯で、
ベアト人格の紗音(紗音と嘉音人格は死亡していて、ベアト人格だけ残っている)
が譲治と南條を殺害というのが一番スタンダードですねー
ベアトがエヴァを倒す赤文字を聞かれたくない理由もしっかりわかるし・・
というわけで逆に問題点ちゃんと考えてみます

紗音で死体のフリ→嘉音衣装に着替えて死体のフリ→紗音衣装に着替えて元の場所へ
→ルドルフ+霧江が絵羽に撃たれて、霧江はまだ死んでいず、絵羽に発泡。秀吉が撃たれる。
そして絵羽が去った後にやってきて、銃を回収して杭を置く
→蔵臼、夏妃を絵羽が殺害して去った後に銃を回収して杭を置く
→譲治がやってきてまだ生きていることがバレたので殺害
→暗証番号を書き残す(絵羽宛て?)
→死んだふりでバトラ達をやり過ごす
→南條さんは真相を知っている上にお金で裏切るかもしれないので殺害。

ベアト人格説をありとすればこれで全部できますが
・暗証番号のくだりがわからない。EP7の描写では銃と爆弾の話と
10億のカードと暗証番号全てを碑文解読者に教えているので、何故暗証番号を教えていなかったのかがわからない。
そして暗証番号を書き残した理由がわからない。
第一の晩の後に解かれるのが想定外で、絵羽に会えなかったために教えられず、
南條殺害後に絵羽に出くわして爆弾の話を教えたが譲治を殺したのがバレて殺された。・・とかでしょうか?

・南條を殺害する理由がイマイチ
碑文解いてもそれを受け継いだ絵羽が殺人を犯しているので、
南條を生かしておく訳にはいかなくなった?


この二点でしょうか。
物理的にはなんとか可能ではありますね。
第二の晩の二人には杭がなかったので、その時は動けなかった証拠になりそうです。


漫画版のEP8では原作と大分違っていて、
原作ではわからなかったこともわかったので、
(EP1の夏妃は空砲の銃を持ち歩いていたとか)
ちょっと期待してます。後はEP7の終盤にも。
116: 名前: カムイ:2013/01/21 11:45ID:78Z/0SzS
>>111 ちびゆかさん
横レス失礼します。

>矛盾していますよ。幾子が人なら、フェザリーヌも人ってことになると思います。

よく見かけるベアト=紗音=嘉音=ヤス説では
全員同じ人間ですが、ベアトは魔女扱いなことが多いので、
フェザリーヌの場合も同じ考え方で、
「人間ではない」と考えても間違いではないのではないでしょうか?
117: 名前: タチバナ:2013/01/21 12:41ID:f8QfET6d
ケーナさん >>113

>「はい、私は魔女になりました。これからは真っ新の状態で1からスタートです」
ヤスとベアトの関係なら、そういうことになってたと思いますが、
梨花とベルンも同じかというと、確かに不確定ではあると思います。

ただ、それでも負けたという表現はよく分からないですね……。
ラムダとのゲームに負けたわけでもないし……。

>ただ 僕に言わせてもらえれば“ヤス=幾子説”は否定出来る要素がありますが
>「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」は確定的な読解です
まず最初に「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」という考えを否定してるわけじゃないというのは分かって欲しいのですが、
「幾子=ヤス説は確定的な読解だから、考えれば絶対に分かる」と言われてるのと同じに感じるわけです。
だから、こちらからすれば「ケーナさんはそう考えてるんだ」で終わる話なんですよ。

>それで“一なる真実”が共有できるのか? ということです
共有する必要があるのかという話なんですが。
こういうところで、いつも噛み合わないのは、「○○ではない場合はどうなるのか」という説明ができてないからだと……。

>書き込みを行うことは 読む人の時間を奪うことでもあります
>読んでくれる人のことを考えるなら
>やはり それなりの気を遣う必要があるのではないでしょうか?
別に必ずしもケーナさんのために書き込みを行なってるわけじゃないでしょう。
ちょっと自分中心に物事を考えすぎです。

>往々にしてこれらは同時に語られます
>区別している人を見かけることは稀です
この話は、他の人云々ではなく、ケーナさんが切り分けられていればいいのではという話です。

>僕の“創作”が気になる場合は
>“偽書『Land of the golden witch』”をご覧下さいと宣伝してみたり
だから、こうして分けられているのなら、問題ありません。

>ただ 盤上の戦人に対して >《赤:俺(戦人)は、右代宮、(「明日夢から生まれた」が赤で言えない)》 >《赤:そなた(戦人)は、右代宮明日夢の息子ではない。》
この赤字の解釈から考え方が違いますね。

まず、ベアトの対戦相手としての資格を求められているのは、
盤上戦人ではなく、上位戦人というところまでは確定的で、
(正確な言い方ではありませんが、)
この上位戦人の正体は十八であり、つまり現実世界の戦人であると考えるのが自然かと思いますが、
ケーナさんの考えではそうではないということで宜しいでしょうか?

>僕は人格説でそれによる考察は『最考考』の “■EP3の譲治と南條は誰が殺したの?……054~” に書いています
今すぐは確認できないんですけど、確かベアトが犯人って書いてませんでしたっけ?
(そもそも人格が犯人なのを認めないのに人格説って時点で、ちょっと意味分かんないですけど)

というか、第一の晩で紗音と嘉音が死んでるのをどう考えてるのかがまず分かりません。

>僕の場合は現実世界とゲーム盤を区別していませんので
ついでに聞きますけど、ひょっとして上位世界も同じ設定だと思ってますか?

>僕としてはこの内容は『続・最考考』の“■紗音は使用人?” に書いた内容を整理しただけですから
>「同じことを書いているだけなんだけどなー」 という思いがあるのですが…
「人格が犯人ではないと考える場合は~、そして自分が推す説もこれです」
「人格が犯人だと考えるのはおかしいので~」
これは似てるようで違います。

後者は「なんでおかしいの? 別の解釈もあり得るんだし、
そもそもその前提自体がおかしいんじゃない?」という話になります。

>僕の目的は“自分の考察を認めてもらうこと”ですが
>その為に“詭弁”“印象操作”などの手管を使っているかもしれない今日この頃です
自覚があるかは分かりませんが、答えて欲しいところに答えてくれないこともよくあります。

そのため、ホワイダニットやファンタジー的解釈、作品のテーマについての
ケーナさんの考察は甘いという印象を受けています。

ミステリー的な整合性よりも、この辺りの方が重要な部分なのではと思うのですが。

人に言われると意固地になってしまうかもしれませんが、
とにかくケーナさんはまだ考察してない部分がたくさんあるように思います。

>朱志香は毎日 島と学校を往復していますし
>夏妃が「デパートに買い物に行きたい」と思うことだってあるでしょうし
>蔵臼だって仕事で島外に出ることは多々あるはずです
>使用人だって皆 通いです
考えてみれば、家人の送り迎えのときに使用人も乗っているということはあるかもしれませんね。
まあ、多分泊まりにするか一旦家に帰るかは本人の自由で、
その時々で柔軟に対応してると考えるべきでしょうか。
118: 名前: まる:2013/01/21 15:14ID:84nTUbkF
ちょっと話を追いきれませんがいくつか


人間であることと魔女であることは定義的には矛盾しない扱いかと思います
(魔女-人間というクリーチャータイプはありうるし、魔女単独、人間単独もありうる)
ep3あたりで確かに人間が殺したがそいつは魔法が使えたから魔女、
という理屈を持ち出していたはずですし、それが認められないなら
血に足がついた人間が眼前で凶器を~とか
もはやロジックエラーを通り越して降伏宣言です


ep3でなぜ碑文を解いたエバにベアトが攻撃するのか
これは割と単純でエバは碑文を説いていないと思います
直接離れ屋敷を見つけそちらから金塊のみ発見したか
皆殺しにしてから探査しようとした
根拠は三点
A:ep3時点で幻想シーンだがベルンカステルが奇跡でなくて偶然、
など正規の手順でない示唆がわざわざある
B:ep5黄金発見シーンでわざわざ今まで金塊を探偵が目撃したことはないから云々
と黄金発見自体が虚偽である可能性を指摘している
C:(人格説許せば)非常に行動原理がわかりやすくなる
119: 名前: Coin:2013/01/21 16:37ID:9a8R3zlE
返信です。

タチバナさん >>96

>だからこそ、別の視点での考え方を示してくれそうで期待しています。
>信者脳で考察厨な凝り固まった思考では気付かないところが多々あると思いますので。
出来る限りのことはやってみます。私もたぶんどちらかと言えば信者?側なので
皆さんの推理を見て添削し合えるようになりたいと思います。

>消去法で考えれば、「白馬に乗って迎えに来るぜ」以外に
>動機になりそうな部分がなかったというのも確かですね。
他の人物には見事に動機が揃っていますが、そこがポイントでしょうね。

>そうですね。返信の合間にちょっと考えてみたのですが、
>結局、最後の最後の結論としては“魔女の存在を認める”ことになると思います。
>考察を続けていれば一つの解答に定まるように作ったというのは、そういうことではないかと。
そういうことだと思いますが、今度は魔女の定義と魔法・各種色文字の話に移って
個々人同士の解釈のすり合わせになるのが典型的なパターンですね。

>他人が言ってた言葉を借りて言いますが、“うみねこは超面白い失敗作”なんですよ。
自分が面白いと思っても、なかなか同じように思える方を見つけるのが大変な作品ですよね。

>一番難しいのはEP3の南條殺しですね……。
殺すことの出来る人物は赤字を見る限り、数人しか居ないんですよね。
つまり、私的には以下のリストの通り

以下、南條殺害のみの容疑者
☓右代宮 金蔵  第一の晩 赤字 金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の六人は死亡している!
☓右代宮 蔵臼  第七のゲーム「土は土に。……明白なる犯人は、無常の刃を振るいたり。」
☓右代宮 夏妃  第七のゲーム「土は土に。……明白なる犯人は、無常の刃を振るいたり。」
☓右代宮 朱志香 第九の晩 赤字 南條を殺した犯人は戦人でも絵羽でも朱志香でもない!!
☓右代宮 絵羽  第九の晩 赤字 南條を殺した犯人は戦人でも絵羽でも朱志香でもない!!
☓右代宮 秀吉  第七のゲーム「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」
△右代宮 譲治  絵羽の協力があれば南條殺害のみ可能
☓右代宮 留弗夫 第七のゲーム「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」
☓右代宮 霧江  第七のゲーム「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」
☓右代宮 戦人  第九の晩 赤字 南條を殺した犯人は戦人でも絵羽でも朱志香でもない!!
☓右代宮 楼座  第二の晩 赤字 楼座と真里亞は死亡した。
☓右代宮 真里亞 第二の晩 赤字 楼座と真里亞は死亡した。
  ☓呂ノ上 源次  第一の晩 赤字 金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の六人は死亡している!
  ☓紗音      第一の晩 赤字 金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の六人は死亡している!
  ☓嘉音      第一の晩 赤字 金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の六人は死亡している!
  ☓郷田 俊朗   第一の晩 赤字 金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の六人は死亡している!
  ☓南條 輝正   第九の晩 赤字 犯人は、南條の目の前に堂々と現れ、そして互いに顔を見合わせながら、殺害したのだ…!!
  ☓熊沢 チヨ   第一の晩 赤字 金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の六人は死亡している!
  ○ベアトリーチェ 同一説的には第一の晩は幻、体は生きている確率が高いとされる
こうなりますね。

1、右代宮 譲治犯人説
 紗音を殺されたと判断した譲治が犯行に関わったと思われる南條を殺害したとする説。
 銃については次男夫妻を絵羽・秀吉が殺害した際に奪って隠していたものを使用するなど。
 隠し場所についてはメモなどで絵羽に教えられたものと考えられる。
 鍵の施錠などは絵羽に助けを借りて成し遂げた。
 譲治としては決して死んだふりなどではなく、本当に死に掛けの状態だった。

2、同一説によるベアトリーチェ犯人説
 紗音・嘉音を人格死させて、文字通りアリバイの必要ない魔女となったベアトリーチェ犯人説。
 特にEP3の紗音・嘉音の復活するような描写は本当に復活したのではなく
 ベアトリーチェが復活したことにして紗音・嘉音のフリをしていたというか当人の演技。
 説によっては、戦人と間接的な協力関係にあるなどのパターンも有る。
 幻想描写の紗音・嘉音の復活はベアトリーチェの魔法だったとも言える。

無理やりやればこの二択になるかと。

>確かに皮肉的ではあるのですが、うみねこがやりたかったことを端的に表現した言葉であると思います。
そうなりますね。

>そして、そのピースは読者(プレイヤー)自身が生み出さないといけないので、
>最終的に完成されたパズルは人それぞれ別の形になるという作品であったと思います。
それが完成させればいざ偽書へとなるのですが、オリスクを作る気力がないですね……。
その前に近場で添削しあうような感じに。

>魔女を否定することが目的であるのであれば、確かにそれは正しいのですが、
>説明不要の存在Xというピースを当てはめることは、確かに愛ではないのかもしれません。
ですね。最悪、Xだけで全てを説明した気になってないがしろにすることになりますから。

>「うみねこはミステリーではない」という意見もよくありますが、
>それはうみねこと言うよりもミステリーという受け皿を過小評価してるのではという気がします。
ミステリーとしては個々人の感性ですが、エンターテイメントとしては傑作ですね。
泣きも笑いも怒りもしましたから。

>そして、実際の多重人格者の症状とヤスの症状が一致しているかという点についても甚だしく疑問です。
検証してみたことが多々ありますが、現実の症状とかなり一致していますね。
同一説で言えばマスター人格とスレイブ人格と言いますか、日常生活などでの不自然な差異を減らすのと管理のために
全ての人格をコントロールし全ての人格の記憶を網羅する人格があるというのは。

>まあ、人格説が正解という前提で考えるならば、
>結局は竜ちゃんがちゃんと明記していてくれたなら良かったという話なのですが……。
明記していない以上、尤もらしいが断定はできないとなりますね。

>1については、紗音と嘉音が同時にシフトに入ることはほとんどなかっただろうという点、
>蔵臼一家も郷田も勘が鈍かったという点でなんとか乗り切れると考えてます。
>(というか、別肉体説でも現実では一人二役を演じる必要があったでしょうし)
けっこう我々というか推理するミステリ側の人は忘れていますが、
普通の人が紗音と嘉音が同一人物というのに疑問を抱かないのは明らかにおかしいですね。
長男一家は共犯としても、未来における他の使用人と関係者すべてが
紗音と嘉音が同一人物だと気づかずそれを一生言わないというのは確率論的には0%に近いですね。
シフトをこの二人が一生一緒にならないのも普通の人には不思議ですから。

>2、3については、そう簡単に結論の出る話ではないと思いますが、僕も似たような考えですね。
>“作者がそんな解を使うわけがない”というか、
>別に使わなくたって説明できるんだから使う必要がないじゃないかという考えですが。
>別肉体説で推理するのであれば、わざわざ根拠を示す必要はないと思うのですが、
>人格説という変格トリックを用いるのであれば、根拠を示すのに膨大な手間がかかるでしょう。
>だから、これも個人的な意見になりますが、
>人格説を主張する人は、平坦な近道があるのに、わざわざ遠回りの茨道を突き進んでるように見えるんです。
他の説にも言えてしまうことですが、証明しきれない所にいきなり当たりますね。
安易にトリックを説明出来ますが、決して初心者コースではないと言いますか。

>多重人格者なのは誰でもいいのではと考え出してしまうと、
>説明しなければならないことが爆発的に増えてしまいますね……。
ただ、多重人格者でも体の中身までシフトしないので
ここでおっぱいソムリエと片翼の鷲が力を発揮するとか。
ものすごい説だと夏妃が朱志香になるとかネタでありましたね。

>そうですね。完璧に否定はしません。
>ただ、人格説なんて、そう簡単に用いることができるわけではないということが分かってない人は多いように思います。
>それを認めてしまえば、どんな暴論であっても通ってしまうのではと考えなければならないように思います。
>可能性を広げる考え方ではあるけど、そのせいで証明しなければならないことが増えるという印象ですね。
ハイリスク・ハイリターンですからね。


>>97 名無しさん

初めまして、どうもよろしくお願いします。

>ファンタジーだからミステリーじゃない。だから推理不可能とは思いたくないのです。
同じ思いですね。自分は原作から始めたので媒体は違いますが切磋琢磨しあえると思います。

>うみねこは自分で選択肢を作って自分の望む真実に至るゲームだと思います。
基本、選択肢は0なのでそうなりますね。

>以上、ぼんやりと考えている推理考察です。
>使えそうなら遠慮なく使って下さい。
こちらこそ使えそうな所があれば遠慮なく持って行って下さい。


>>99 ちびゆかさん

こちらこそ、返信有難う御座います。

>私はそれ一本槍ですが、人格、正確に言うなら「思考する自分」、
>「我思う故に我あり」の我こそ人間の本質だと思います。
コギト・エルゴ・スムですね。
うみねこで言うファンタジーというか宇宙の理論ですね。
自分はそれには聖書の記述などから迫ってみたいと思います。

>先生のインタビュー見ましたが、2005年の一月で既にもう、
>「人間」という言葉から「人形」と連想しているんですね。驚きました。
他にも先生のインタビューで今だからこそ驚く推理の材料になるものがあったのですが
既にログが消失したり、出版化につき消失?したものもありますね。
先生のインタビュー以外だと
アンチ・ミステリーな疑似科学、アンチ・ファンタジーの異端宗教説も面白いですね。

>面白いし、私も考えてます。
>出題の探偵である戦人の観測した情報、彼の主観、こういったものは疑わざるえません。
>でも唯一彼が観測できない存在、それが彼自身。縁寿が戦人の変わりにいたんじゃないかとか。
ボトルメールでの書き換えは何を隠すために書き換えられたのか、縁寿は六軒島を覚えすぎでは、
一なる真実の書の何を見て縁寿はミンチになったのか、絵羽はなぜEP7のように描かれたのか、
なぜEP8の戦人とベアトがボートで逃げる際にもう一艘のボートがあったのか、
どうしてマリアの顎部だけが残ることとなったのか、十八の思惑とは、など

それらの要素を以外にも合理的に縁寿在島説で説明できてしまうんですよね。
ゲーム盤はベアトのゲームとして現実と切り離せば、

ボトルメール→縁寿の在島を隠すため、六軒島の地理→あの現場に居た、
一なる真実の書を見て→ショックでミンチ、絵羽→縁寿を逃がし守った、
もう一艘のボート→最高二人乗り最年少の縁寿と誰を乗せるか、縁寿の熱→記憶障害自己防衛
マリアの顎部→残った親族が重なり合ってマリアを中心に爆弾から守った、
爆弾→経年劣化でOFFにできない+島内にガスが充満、黄金部屋が安全?
戦人と絵羽が黄金部屋に鍵を掛ける→文字通り、外部からしか施錠できないので二人でやった
夫婦・恋人→基本二人セットで生存・死亡、絵羽→縁寿のために(EP7参照)

で以外にも綺麗に説明できるのがポイントですね。
ゲーム盤はゲーム盤として現実の六軒島で何があったのかの説ですが。

>私の感覚では算数パズルに特化していると思います。
>ファンタジーを算数パズルとして受け止めて、私のうみねこ観が劇的に飛躍しました。
>EP7のヤスの設定変更とか前は意味不明でした。
>こういったものを論理的に説明する視点を持って初めてファンタジーを察することが出来るようになりました。

私の感覚ではシューテイングとロジックパズルに特化してると感じます。
弾(推理・説)を相手(5W1Hなど)に打ち込みながら、ロジックの矛盾を解消していく。
EP7のヤスの設定変更は自分の推理などに自信がなければ衝撃的でしたね。
個人的にはファンタジーをミステリ側の視点に変更してから解釈していくので
その視点は素晴らしいものだとだと思います。

>ヘンペルのカラスはよく先生のミスだと言われてきましたが、
>私の定義が造物主、領主のように世界を生み出す存在なら、何もおかしなところはないと思います。
>「そなたは無能だ」も「私」が造物主、「そなた」が被造物なら、
>算数パズルのピースとしての赤字解釈はこれしかないはずです。

ロジックパズルの目線でも『定義、前提、公式』など大本となる条件があるわけで
パズルのルールである初期条件を好きに神のように条件を変えられれば
そうと認めるしかありませんね。

>ファンタジー世界というのが実に論理的で算数パズルとして受け入れられるように出来ていると思います。
>EP6の嘉音消失のトリックもファンタジー且つ合理的な解釈を私は持っています。
>自分で言うのもおこがましいですが(笑)
自分が一から作り上げた説でなくとも隠し球と言いますか
これはさすがに知らない・深くないようは理解できないという説を持っていること往々ですからね。
EP6の嘉音消失のトリックでロジックパズルとして挑むなら
嘉音消失トリックではなく、いつのまにか戦人の一人消失トリック?になったものもありますね。

>ファンタジー解釈、アンチファンタジー解釈に興味があるならちょっと言ってみたいです。
興味はありますが、自分はたぶんミステリー・アンチミステリー主体で
ファンタジー・アンチファンタジー解釈には弱いので、ご期待に添えぬかも知れません。

ちびゆかさんの取っておきのタイミングで放出?なさるのが良いと想います。
面白ければ飛びつかずには居られぬ質なので。


>>105 It's only a magicさんへ

初めまして。
自分の知り得る範囲の推理で多かったのは、ベアトもあくまで人間が完全に証明できることを
赤字で言っているだけでノックス十戒には抵触しないというものです。
(最終幕で崖の上から犯人の告白する内容みたいなものでしょうか)
他には、前提とするのは良いが根拠にしてはならないというものもありました。

ノックス十戒はあくまで推理するための杖なので、
推理に慣れたらその杖を一旦手放せば結果的には問題ないという説もあります。
人間の世界では証拠にも根拠にもなりませんが、それらは後で埋めることが可能ですね。
120: 名前: オプス:2013/01/21 19:17ID:abNKGI6B
人多すぎて何が何やら…
121: 名前: オプス:2013/01/21 19:34ID:abNKGI6B
>>105 It's only a magicさんへ
>戦人がベアトリーチェの赤字が真実であるという前提で推理を行うことって、
>ノックス第二条違反になりませんか?
戦人はアイゼルネ・ユングフラウ所属ではないので、ノックスやヴァンダイン
の提唱した規則を守る必要が無いと思います。

ノックス「ミステリだというならばこの十則を守れ」
魔女「いいえ、ファンタジーです」

そもそも赤字が真実であるという前提自体が問題だと思います。
赤き真実を公平なる審判(例えば作者とか)が提唱したならば、それは信じるに値するし、真っ当なゲームなのだと思います。
でも提示しているのは対戦相手です。
これではゲームとして成り立っているのかすら怪しいです。
122: 名前: タチバナ:2013/01/21 19:43ID:58mH5a.9
カムイさん >>115

>「真犯人」という意味であれば、
>どの説であっても絵羽になるのだと思います。
全てのEPで真犯人が同じという意味であれば、ヤスになるんですけどね。

>絵羽さんは誰も殺してない説とか前にいいましたけど
>バトラは絵羽さんが殺していましたねw
んー、あれも確定とは言い切れませんが、
あのシーンが書かれた意味についてもいろいろ考えられると思いますね。
現実の六軒島でも戦人は絵羽に襲われたのではとか。

というか、あの状況で絵羽を犯人だと断定するのはおかしいんですよね。
戦人は常に絵羽を見張っていたはずで、
絵羽には南條を殺せないと分かってるはずなんです、普通に考えれば。

>・暗証番号のくだりがわからない。
碑文を解いた者に暗唱番号を教えないと約束を破ったことになるが、
直接伝えることができなかったからでいいと思います。

>・南條を殺害する理由がイマイチ
そうしないと、絵羽犯人説で説明できてしまうからというのはどうでしょうか?
南條殺しは今もなお最難関の謎でベアトが魔女でいられる防衛ラインです。

まあ、結局戦人は絵羽を疑って終わりましたが。
123: 名前: ちびゆか:2013/01/22 00:40ID:4aAHKhq.
Coinさん>>119

>コギト・エルゴ・スムですね。
>うみねこで言うファンタジーというか宇宙の理論ですね。
>自分はそれには聖書の記述などから迫ってみたいと思います。

私が語るまでもなく神業と呼べる世界設定だと思います。
「我思う故に我あり」これはもう、哲学、宗教学のようなものを理解するには避けられません。魔法大系を理解する第一歩だと思います。
聖書についても、「愛」、この世界の唯一神が愛の力で人間たちを統べている神の教え、ミステリーの世界も「愛」、作家と読者の信頼、後期クイーン問題も愛があれば疑わず解決してしまう愛の作用。
偉大なる神が彷徨えるユダヤの民に十戒を授けたように、うみねこの神もまた十戒を授ける。

こういったところだけでも良くできてるなあって思います。
極めつけは、三位一体、トリニティだと思います。
父なる神、子なる神、聖霊なる神、たぶんこれは私の調べたところではあんまり完璧に説明できる解釈はなかったです。父なる神と子なる神は誰にでも理解できる範疇ですが、聖霊が曖昧でした。なんとなくですけど神の世界と人間の世界を繋ぐ媒介のような。
理論上の完全な三位一体の解釈ってない感じでした。神にしか理解できないと。

これは私たちの世界の話ですが、その「うみねこ世界」ではまた別で、多分竜騎士先生はこの理論上難しいとされる三位一体を一工夫加え完全に再現させたと思います。ベアトの例は不確定要素が多すぎて、あえて真里亞で説明します。

父なる神 真里亞の「我」 
子なる神 人間としての右代官真里亞
聖霊なる神 さくたろう

聖霊ですが、父なる神より出たもの、神の世界と人間の世界の媒介、てきとーな解釈ですが、さくたろうだなと。

しかも「我こそは我にして我等なり」のクレルの言葉も満たし三位一体のそれぞれの「我」が「我」であり「我等」でもあり、もう本とに凄いなあと。
EP4TIPSの「真里亞は造物主になることを約束された少女かもしれない」の記述も今ではなるほどなあって思います。

理論上完全な説明は難しいとされる三位一体までうみねこの世界設計では恐らく成していると思います。魔法大系を巨大宗教で例えたTIPSもありましたが、先生の世界設計というのは本気の哲学、宗教学のようなものであり、そうであるならば論理パズル、算数パズルの世界でもあるはずです。
ミステリーとしてはもう規格外だと思いますが、この「世界」を紐解くというのは面白いと思います。聖書もどこまで調べたら良いのか解りませんが、必要な知識だと思います。

>一なる真実の書の何を見て縁寿はミンチになったのか、
>絵羽はなぜEP7のように描かれたのか、
>なぜEP8の戦人とベアトがボートで逃げる際にもう
>一艘のボートがあったのか、
>どうしてマリアの顎部だけが残ることとなったのか、
>十八の思惑とは

各論の話は苦手ですが、こういった手がかりを並べ、1つの説、縁寿の在島を推測するのはありえそうな気になりますが、どうしても決定的なものに欠けてしまうと思います。なんとなくですけど、帰納的な考えだと思います。
偽書自体が縁寿のアリバイとなっているのは確かなんです。だから縁寿在島はミステリーとしては面白いし、綾辻先生の館シリーズのアレを思わせる感じです。

ファンタジー重視の私がこれは絶対意味があるっていうのは縁寿がミンチになること。これは何か「概念否定」が起きたと。ファンタジーというのは個人的にこれが命だなってのが「原理」なんですが、縁寿のミンチはEP5のベアト消滅と同じ原理が作用していると思います。
ベアトの消滅はバトラが「ベアトが魔女でいられる最後の謎(EP4)」に至り、その結果、ベアトの概念否定に繋がったと思います。
縁寿の場合では、縁寿が真実を知ってしまうことで(真実の書を読み)、縁寿自身の存在が概念否定されたと。
縁寿在島で例えると、それを知れば、在島していなかった自分の存在は否定されます。メタ世界では、人形のようになるのは、自身の命令権者の興味が喪失したという原理で起こり、消滅も命令権者の中で駒に対する概念否定が起こったという原理があると思います。

>興味はありますが、自分はたぶんミステリー・アンチミステリー
>主体でファンタジー・アンチファンタジー解釈には弱いので、
>ご期待に添えぬかも知れません。
>ちびゆかさんの取っておきのタイミングで放出?
>なさるのが良いと想います。
>面白ければ飛びつかずには居られぬ質なので。

ふふふ。じゃあ近いうちに出します。
ファンタジーとミステリーの融合的解釈です。
124: 名前: タチバナ:2013/01/22 01:01ID:a6qKTNN3
Coinさん >>119

>そういうことだと思いますが、今度は魔女の定義と魔法・各種色文字の話に移って
>個々人同士の解釈のすり合わせになるのが典型的なパターンですね。
大雑把に言えば、「犯人はヤス。魔女は“い”るー!」となるのが典型的ですが、
細かい部分では人それぞれ解釈が違いますね。

>自分が面白いと思っても、なかなか同じように思える方を見つけるのが大変な作品ですよね。
とは言え、最近は正当な評価を受けるようになってきたと思います。

全体的に考察が深まってきたとか、評判を聞いてからプレイし始めたとか、
漫画版の方でかなり分かりやすくなってるとか、理由はいろいろあるでしょうけど。

>けっこう我々というか推理するミステリ側の人は忘れていますが、
>普通の人が紗音と嘉音が同一人物というのに疑問を抱かないのは明らかにおかしいですね。
まあ、別に嘉音として表に出たことはないとしてもいいのですけどね。文化祭だけが例外だったとかでも。
125: 名前: ちびゆか:2013/01/22 02:50ID:8f5tDJnP
カムイさん>>116
どうも、ちびゆかです。
>よく見かけるベアト=紗音=嘉音=ヤス説では
>全員同じ人間ですが、ベアトは魔女扱いなことが多いので、

ヤスは命令権者、紗音は被命令権者、である場合、ヤスと紗音の関係は真里亞とさくたろうの関係と同じです。
1つの肉の器に、命令権者人格Aと被命令権者人格Bが存在することになます。
同じ人間ではないです。Aは魔女人格であり、Bはニンゲン未満の家具となります。
真里亞もさくたろうに自らの肉の器を与え、ニンゲンを辞め、ただの命令権者魔女マリアとし存在することも可能です。
これがEP7で語られた設定変更だと考えています。

>フェザリーヌの場合も同じ考え方で、
>「人間ではない」と考えても間違いではないのではないでしょうか?

造物主フェザリーヌの「我」と偽書作家八城としての「我」が同一であるという考えです。どちらもうみねこ世界の執筆者ということです。
ドラゴンボールの悟空やべジータから見れば鳥山明は造物主であり、読者から見れば漫画家鳥山明となります。これと同じ理屈です。
126: 名前: ケーナ:2013/01/22 05:27ID:ab1SFKG/
タチバナさん >>117

>>それで“一なる真実”が共有できるのか? ということです
>共有する必要があるのかという話なんですが。

“一なる真実”について竜騎士07さんは以下のように語っています

“あの世界では「受け取る人の数だけ真実がある」とさんざん言ってしまっているので、正解、本当の真実という意味の『一なる真実』という造語が必要になってしまったんです。”

“(聞き手)『一なる真実』はそもそも存在しないという見方もあるようですが?
僕としては一応用意はしてあります。ここは赤字にしてもらっても大丈夫です(笑)。”

“(KEIYA)一つの真実を言い当ててほしいというよりは、ある程度の範囲内でいくつかの説があってもいいという感じですか。
それはもちろんですよ。ある程度のゆとりは残しているつもりなので。「ベルンの出題」のように、明確な一つの答えにするつもりは毛頭ないですよ。でも、突き詰めればほぼ間違いない答えが出てくるようにはできています。”

“EP1や2の時点では複数あるのだけれど、それを全部足していくと、一本しか筋が通らないという風に作ったつもりです。”

これらをまとめると
“竜騎士07さんはたった一つの答を用意し、それが理解出来る作品として『うみねこ』を世に送り出した”
ということです

すると“一なる真実”を求めるならば
最終的に皆が同じ答に至らなければならないはずですし
至れなければおかしいのです

>>書き込みを行うことは 読む人の時間を奪うことでもあります
>>読んでくれる人のことを考えるなら
>>やはり それなりの気を遣う必要があるのではないでしょうか?
>別に必ずしもケーナさんのために書き込みを行なってるわけじゃないでしょう。
>ちょっと自分中心に物事を考えすぎです。

これは逆です
僕は読んでくれる人のことを意識して書き込みしています
ですからそれが出来ていない人が気になるわけです

>>往々にしてこれらは同時に語られます
>>区別している人を見かけることは稀です
>この話は、他の人云々ではなく、ケーナさんが切り分けられていればいいのでは

これはそもそも何の為に掲示板に参加するのか?
ということです
自分の考察を自慢したい?
自分の考察が正しいか確認したい?
単に『うみねこ』の話がしたい?
理由は人それぞれでしょうが

少なくとも“考察”ということで他者と話をする場合
そこに“創作”を混ぜ込んでしまうと
お互いの接点が見出せなくなるため
「何でこいつは理解出来ないんだ!」と
双方がイヤな思いをするだけです

僕が自分から話題を振らないのは
僕の考察に対して考えを述べる以上
相手は自動的に僕のルールに乗ってくることになるからです
(考察は全て『最考考』に書いてしまっているため“振る話題がない”こともありますが…)

>この上位戦人の正体は十八であり、
>つまり現実世界の戦人であると考えるのが自然かと思いますが

ようは駒の戦人は明日夢の息子で
プレイヤーの戦人は霧江の息子ということですね

>>僕は人格説でそれによる考察は『最考考』の “■EP3の譲治と南條は誰が殺したの?……054~” に書いています
>今すぐは確認できないんですけど、確かベアトが犯人って書いてませんでしたっけ?
>(そもそも人格が犯人なのを認めないのに人格説って時点で、ちょっと意味分かんないですけど)

ゲーム盤では人格死が認められています
しかし ゲーム盤の核であるメッセージボトル及び偽書ではどうでしょうか?
紗音という1人の人間が変装を駆使して
人を殺しているだけです

それをゲーム盤において幻想修飾すると
3つの人格を使い分けて殺人を行っている
となります

>>僕の場合は現実世界とゲーム盤を区別していませんので
>ついでに聞きますけど、ひょっとして上位世界も同じ設定だと思ってますか?

質問の意味がよく解りませんが
ゲーム盤 現実世界 メタ世界で
それぞれ設定が違うと考える方が不自然だと思います

>「人格が犯人ではないと考える場合は~、そして自分が推す説もこれです」
>「人格が犯人だと考えるのはおかしいので~」
>これは似てるようで違います。

>後者は「なんでおかしいの? 別の解釈もあり得るんだし、
>そもそもその前提自体がおかしいんじゃない?」という話になります。

このあたりは誘導している部分があるかもしれません
特に何も考えず 書きたいように書いているだけですので
意識してやっているわけではないと思いますが…

>自覚があるかは分かりませんが、答えて欲しいところに答えてくれないこともよくあります。

それは別に誤魔化しているわけではなく
単に「これは説明する必要はないだろう」と
考えているのだと思います
確認してもらえばきちんと答えます

>人に言われると意固地になってしまうかもしれませんが、
>とにかくケーナさんはまだ考察してない部分がたくさんあるように思います。

そういう部分を指摘してもらえれば助かります
自分では考察出来ることは全て考察し
その全てを説明しているつもりでも
読む側に伝わらなければ意味がありませんので

>まあ、多分泊まりにするか一旦家に帰るかは本人の自由で、
>その時々で柔軟に対応してると考えるべきでしょうか

ちょっとEP1を漁って以下の内容を見つけました

“「あれ? 今日のシフト、深夜勤は誰になってんだ?」
「親族会議中は特別シフトになってたと思いました。少し変更も出てるみたいなので、ちょっと確認してきます……。」”

“普段のシフトなら、深夜勤から早朝勤につながるような辛いことはそうない。親族会議の2日間だけの特別体制だった。”

つまり 元々 六軒島の使用人には“早朝勤”“深夜勤”があり(他にもあるのかも)
“深夜勤”から“早朝勤”に繋がることがないのなら
“深夜勤”が終わったら そのまま島から出るか
もしくは次の日の朝に島から出ることになるのでしょう
(“深夜勤”なんて名前から考えるとその日は帰れないでしょうか?)
127: 名前: タチバナ:2013/01/22 07:35ID:bci7QZ70
ケーナさん >>126

>すると“一なる真実”を求めるならば
>最終的に皆が同じ答に至らなければならないはずですし
>至れなければおかしいのです
「“一なる真実”を求めるならば」という条件付の話でしょう。
“一なる真実”を求める必要があるのかと聞いてるんですから、質問の答えになっていません。

>これは逆です
>僕は読んでくれる人のことを意識して書き込みしています
>ですからそれが出来ていない人が気になるわけです
そういうところが自分中心に物事を考えすぎだと言ってるんです。

>これはそもそも何の為に掲示板に参加するのか?
>ということです
だから、ここではそんな話はしていません。

>少なくとも“考察”ということで他者と話をする場合
>そこに“創作”を混ぜ込んでしまうと
>お互いの接点が見出せなくなるため
これならば、質問の答えになっていますが、
やはりケーナさんが切り分けて考えられていれば、気にする必要がない話じゃないでしょうか。

>紗音という1人の人間が変装を駆使して
>人を殺しているだけです

>それをゲーム盤において幻想修飾すると
>3つの人格を使い分けて殺人を行っている
>となります
ああ、これは一応言ってる意味分かります。
けど、結局「(ゲーム盤では)人格が犯人」ということを認めているということですか?

>質問の意味がよく解りませんが
>ゲーム盤 現実世界 メタ世界で
>それぞれ設定が違うと考える方が不自然だと思います
全て設定が同じであるとすれば、全ての創作者(という言葉にしておきます)が
現実世界での事実及び幻想上の設定を全て把握しており、それと違うことは一切書かないということですか?
つまり、ヤスもエヴァやヱリカの存在まで考えていたということ? いや、これはなんかずれてますかね?

とりあえず一度整理するために、上位世界が生まれた経緯についてどう考えてるのか教えてください。

>このあたりは誘導している部分があるかもしれません
>特に何も考えず 書きたいように書いているだけですので
>意識してやっているわけではないと思いますが…
人に理解してもらいたいという気持ちがあるのであれば、意識して書きましょう。
ケーナさんの説明が人に理解されづらいのは、そもそもの前提が説明不足であるためということが多いようです。

>そういう部分を指摘してもらえれば助かります
>自分では考察出来ることは全て考察し
>その全てを説明しているつもりでも
>読む側に伝わらなければ意味がありませんので
というか、僕からすると「物凄く勿体無い」んですよね……。
これだけ情熱を持っているのだから、興味の幅を広げればもっと深い考察になるはずなのにと。

ケーナさんがそれでいいならいいんですけど、
ミステリー的な整合性にばかり目が捉われてしまっているせいで、大事なことをいくつも見逃してしまっているようです。

本当に一切悪意とかなしで、なんとかこの感覚を伝えたいんですけど、なんとなくでも伝わってますかね?

>“深夜勤”が終わったら そのまま島から出るか
>もしくは次の日の朝に島から出ることになるのでしょう
やはり深夜に船を出すということはちょっと考えづらいので(川畑船長の負担が大きすぎる気がします)、
早朝勤の使用人がきたとき(朱志香の学校への送り迎えのときでもありますね)に、
六軒島発の船に一緒に乗って帰るんじゃないでしょうか。
128: 名前: まる:2013/01/22 11:40ID:243BIqTK
基本的に使用人宿泊部屋があるらしいので
連続3日24時間勤務が一応メインの活動形態と思いますけどね

船往来は少なくともジェシカ出発時と帰宅時の二回でしょう

いたら話しが終わりますけど島一つ専有する暮らしぶりでガードマンがいない
ってのが最大の謎ですね
129: 名前: タチバナ:2013/01/22 12:07ID:dfoR2yxx
まるさん >>128

>船往来は少なくともジェシカ出発時と帰宅時の二回でしょう
それプラス必要に応じてということでいいかと思います。
蔵臼の外出頻度は謎ですね。

>いたら話しが終わりますけど島一つ専有する暮らしぶりで
>ガードマンがいないってのが最大の謎ですね
郷田が体格で選ばれた可能性が(ry

でも、古参の使用人を除けば他は福音の家出身者なので、
信用できる人間だけで固めたかったのかと思いますね。

むしろ郷田が雇われた理由が謎です。
絵羽あたりに料理がまずいと言われたんですかね。

130: 名前: タチバナ:2013/01/22 12:10ID:e96nxPQG
ああ、違うか。

郷田が雇われたのは、
蔵臼によるリゾート地化計画のひとつでしょうか。
131: 名前: ちびゆか:2013/01/22 23:20ID:65lqpPmg
EP6のロジックエラー密室の解釈を投下してみます。
まあ、詰めてない面もありますが、何か思うところがあればお願いします。

「ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれていたことを理由とする青き真実の使用を禁じるものと知り給え。当該の青き真実への回答義務は、発生しないものと知り奉れ…!」

まずこの赤字を遵守すること。赤字遵守は絶対だと思います。
フェ「恐らくだが隣部屋の窓以外に出口はない。にも関わらず隣部屋の窓を推理に組み込むことが許されぬ。この密室を解く答えは…ない。」
フェ「いや、一手あるにはある。しかしその手は二度と使えぬ手だ。そしてそれはベアトの心臓の一部だ。」

封印の赤を遵守した一手がベアトの心臓であり、正解であり、封印を解かない以上、ヱリカとバトラで考えるしかありません。
取り合えず、ヱリカを真里亞とさくたろうで考えてみましょう。

「復唱要求。"戦人を救出したのは、間違いなく真里亞本人である"。」
「受けようぞ。戦人を救出したのは、間違いなく真里亞本人である。」
「復唱要求。"戦人と真里亞は別人である"。」
「戦人と真里亞は別人である。」

こんな感じで、真里亞=嘉音、さくたろう=ヱリカ

「復唱要求。 "戦人救出時、客室に入ったのは真里亞のみである"。」
「認めようぞ。戦人救出時、客室に入ったのは真里亞のみである。そういう話のつもりだが…?」
この赤字は問題なんですが、言葉遊びなら真里亞のみでもいいんですが、難しいところです。「戦人救出時」の定義がチェーンを掛けるところなら、それまでに依り代(さくたろう)を処分すればいいんじゃないかなと思います。

「復唱要求。"私の入室からロジックエラー時まで、私と戦人と真里亞以外に、入退室した者は存在しない"。」
「認めようぞ。そなたの入室からロジックエラー時まで、客室を出入りしたのは、そなたと戦人と真里亞のみだ。」
「復唱要求。"それは即ち、3人のことである"。」
「認めようぞ。そなたと戦人と真里亞で、3人である。」
「定義確認。この3人の定義は体の数に等しいと考えていい?3体が出入りをしたってことですよね? 」
「無論だ。3人、即ち3体が出入りした。そなたと真里亞は入ったのみ、戦人は出たのみ。 全ての名は本人以外に名乗れないと赤き真実ですでに語っている。よって、真里亞、戦人、さくたろうの名はいずれも、本人にしか名乗れぬのだ。」
3体ってあるからぬいぐるみ(依り代)でも大丈夫ですよね。

「復唱要求。"私は救出者ではない"。」
「当然だ! そなたは魔法のお友達ではないか。安心せよ、妾はそれを尊重する!」
「定義確認。"救出者の定義とは?"。 」
「救出者とは、戦人の開けたチェーンロックを、再び掛け直した者、ということにする。戦人を救う意思があったかどうかは、問わないことにしておく。」

「復唱要求。"出入りの定義とは、客室と外部の境界を跨いだかどうかである"。 」
「認めようぞ。」
「復唱要求。"客室とは、 ベッドルーム、 バスルーム、 クローゼット内の全てを含む"。」
「認めようぞ。クローゼット内を客室でないと言い逃れる気などさらさらないわ。」
「定義確認。客室内とは、ベッドルーム、バスルーム、クローゼット内の3区分である。」
「妾もその認識でいるぞ。 そしてすでにそなたは、ベッドルーム、バスルームの2区分で、誰も隠れていないことを赤き真実で確認したはずだ。」
「復唱要求。"クローゼット内には誰かがいる"。」
「拒否する。」
「真里亞は魔法が使えるのだぞ。確かにクローゼットに一時、姿を隠しはしたが、その後すぐに魔法で姿を消したのだ…!だからクローゼット内には不在!よって復唱は出来ぬわ!」

「ゲームは、私が客室に入ったところで終わってしまったのだから、私は、自分で閉めたチェーンロックを、開けてさえいない。だから、私が退出した後に、私に続いて脱出、というのは通用しない。また、チェーンロック施錠は、入室と同時に行なっている。私が入室してから、チェーンロック施錠までの数秒間に、誰も退室は出来ないのだ。客室は、戦人検死時に封印したため、私が再び訪れて封印を自ら破るまで、客室の出入りは一切不可能だ。よって、私の入室時、戦人は客室内のどこかに隠れていたことは確定する。戦人の脱出のチャンスは、私が封印を破った後のみ。さらに限定すれば、私がバスルームにいる間しか脱出チャンスは存在しない。

「客室に、真里亞は存在しない。………もちろん、クローゼット、ベッドルーム、バスルーム、この全てにおいてである。」

戦人脱出後、真里亞は設定変更でさくたろうになります。
例「うー、設定変更、真里亞はさくたろうになる。今までのさくたろうは、かわいそうだけどバイバイ」

「初めまして、こんにちは!さくたろうと申します!!招かれざる客人ですが、どうか歓迎を!!
我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!」

この時のさくたろうは真里亞が設定変更により自身になっているので、一なる魂を満たした人間 (元真里亞)で、だから「初めまして」になります。ロジックエラー前のさくたろうと別人なんです。

「そなたを迎えても、17人だ。」

これは18人目の一なる魂を満たした人間が生まれたことで、誰かが一なる魂を満たせなくなるという考えなんですが。

この説は嘉音とヱリカの関係が人間と駒(依り代)、命令権者と被命令権者の関係にあるという考えですが、「犯人はヤス」を満たし、(EP6のヱリカは殺人者)
「酷いトリックだ。こんなトリックじゃまたニンゲンどもが、こんなのミステリーじゃねーって騒ぎ出すぜ」
「いいえ、立派なトリックです。愛のない人には視えないんです…」
こういったところも満たせるかと思うんです。
132: 名前: オプス:2013/01/22 23:44ID:07w/J01s
>>128
>いたら話しが終わりますけど島一つ専有する暮らしぶりでガードマンがいない
>ってのが最大の謎ですね
投げナイフ捌きとか見るに源次がその役を兼ねてそうです。



ところで福音の家ってどこにあるんでしょうね?
少なくとも新島にはなさそうですが。
133: 名前: タチバナ:2013/01/22 23:56ID:bci7QZ70
オプスさん >>132

>ところで福音の家ってどこにあるんでしょうね?
>少なくとも新島にはなさそうですが。
“冬が近付いていることを知らせる、冷える10月の夜。
 ……八城十八を名乗る二人は、再び縁寿に招かれ、都内を訪れた。”
EP8ラストからの引用ですが、少なくとも都内のようです。
134: 名前: タチバナ:2013/01/23 00:33ID:caY0QR6.
ちびゆかさん >>131

>「ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれていたことを理由とする青き真実の使用を禁じるものと知り給え。
>当該の青き真実への回答義務は、発生しないものと知り奉れ…!」
この赤字を無視して考えてる人は多いですね。
というか、同一説でどうやって抜けるんでしょうか、これ。

まあ、これもなんでもありっちゃありですけど。

>フェ「いや、一手あるにはある。しかしその手は二度と使えぬ手だ。そしてそれはベアトの心臓の一部だ。」
そういえば、この台詞も探してました。

ベアトの心臓の一部を使ったという解釈なら、
やっぱり今までに一度も使われていない手を使ったということになりますね。

>この赤字は問題なんですが、言葉遊びなら真里亞のみでもいいんですが、難しいところです。
>「戦人救出時」の定義がチェーンを掛けるところなら、
>それまでに依り代(さくたろう)を処分すればいいんじゃないかなと思います。
ちょっとこれは苦しい気がしますね。
同一説だと紗音と嘉音が同時に入室したことになるよなあ……。

>「定義確認。この3人の定義は体の数に等しいと考えていい?3体が出入りをしたってことですよね? 」
>「無論だ。3人、即ち3体が出入りした。
とは言え、この定義なら問題ないわけですが、ここは自分から定義の説明をすべきところです。
定義確認されずにスルーされたら一体どうするつもりだったのかと……。

>この時のさくたろうは真里亞が設定変更により自身になっているので、
>一なる魂を満たした人間 (元真里亞)で、だから「初めまして」になります。
僕は、駒ヱリカの視点で言ったら「初めまして」なんだという意味だと思いますね。

>この説は嘉音とヱリカの関係が人間と駒(依り代)、命令権者と被命令権者の関係にあるという考えですが、
>「犯人はヤス」を満たし、(EP6のヱリカは殺人者)
一言で簡単にまとめるなら、『嘉音がヱリカになった』?

まあ、別にそれでもいいんじゃないでしょうか。
投げやりっぽく見えるかもしれませんけど、ここも別になんでもありなところですからね……。
135: 名前: ちびゆか:2013/01/23 01:52ID:e6uoj2QV
タチバナさん>>134

>この赤字を無視して考えてる人は多いですね。
>というか、同一説でどうやって抜けるんでしょうか、これ。
>まあ、これもなんでもありっちゃありですけど。

別人説だって無理だと思います。理論上はヱリカとバトラでなんとかするしかないと思います。

>ベアトの心臓の一部を使ったという解釈なら、
>やっぱり今までに一度も使われていない手を
>使ったということになりますね。

EP4のラストで心臓晒しましたよね。それしかありません。
ギミックなんです。人と依り代の。
真里亞「うー、お前を殺す」
さくた『うりゅ、右代官真里亞、今からあなたを殺します。』
真里亞「うー、それで」
さくた『この島にあなたはたった一人。そしてもちろん、私はあなたではない。なのに私は今、ここにいて、これからあなたを殺します。』

さくた『うりゅ、ボクはだぁれ?』

>ちょっとこれは苦しい気がしますね。
>同一説だと紗音と嘉音が同時に入室したことになるよなあ……。

ここは苦しい部分ですが、実際本当にヱリカ(あくまでぬいぐるみ)が既に入室していたら、これはもしかして依り代リレーをやったかも。ぬいぐるみを最初戦人が操り、脱出後ヤスと交代とか

>とは言え、この定義なら問題ないわけですが、
>ここは自分から定義の説明をすべきところです。
>定義確認されずにスルーされたら一体どうするつもりだったのかと……。

GM戦人の茶番かもしれませんね。ホントは全然ピンチでもなく計算通りって感じで。

>僕は、駒ヱリカの視点で言ったら「初めまして」
>なんだという意味だと思いますね

例えば嘉音が紗音に設定変更し、消失するという定番の説がいいなら、設定変更でヱリカ本人になったて良いと思うし、新ヱリカ(元嘉音)で「初めまして」の方が面白いと思うんです。駒ヱリカの視点といっても操る存在が同じなら、基本的には同じです。

>一言で簡単にまとめるなら、『嘉音がヱリカになった』?

まあそうです。最初はぬいぐるみ探偵ヱリカをヤスが操っていて、最後は設定変更で自分がヱリカになちゃった。
136: 名前: ケーナ:2013/01/23 03:51ID:6fQB9Z9i
タチバナさん >>127

>>僕は読んでくれる人のことを意識して書き込みしています
>>ですからそれが出来ていない人が気になるわけです
>そういうところが自分中心に物事を考えすぎだと言ってるんです。

例え話をしてみましょう

禁煙でない場所で煙草を吸う
これ自体は別に問題のある行為ではないでしょう
しかし 周囲に人がいればどうでしょう?
気を遣うのが当たり前ではないでしょうか?

僕はそんな人に「周りに人がいますよ」
と配慮を呼びかけたわけです

これが“自分中心”でしょうか?

>「“一なる真実”を求めるならば」という条件付の話でしょう。
>“一なる真実”を求める必要があるのかと聞いてるんですから、
>質問の答えになっていません。

例えば“EP3の南條は誰が殺したのか?”という命題があります
この命題を考察することは
そのまま“一なる真実”を考察することです

自分の考察を相手に説明する時
どんな根拠を示しますか?

「こんな赤字がある」「ここにこう書いてある」でしょう
プルプルピコプヨで納得してくれる人はいません

基本 『うみねこ』の考察は
自動的に“一なる真実”の考察になるのです

考察の対極が“創作”です
僕は『うみねこ』の楽しみ方の1つとして
“創作”を楽しむことを否定はしませんが
「命題の考察にそれを持ち込むのは違うだろう」と
考えています

>やはりケーナさんが切り分けて考えられていれば、
>気にする必要がない話じゃないでしょうか。

「他人と考察を分かち合いたい」
「自分の考察を理解してもらいたい」
このように考えるなら“創作”は捨てなければなりませんよ
というアドバイスだと考えてもらったら良いかと

>結局「(ゲーム盤では)人格が犯人」ということを認めているということですか?

「ゲーム盤においても犯人は紗音である」と考えています
“人格による赤字のすり抜け”は
あくまで“赤字による死亡認定を潜るためのもの”という認識です
そのため“ミス説”を推すわけです

>全ての創作者(という言葉にしておきます)が
>現実世界での事実及び幻想上の設定を全て把握しており、
>それと違うことは一切書かないということですか?
>つまり、ヤスもエヴァやヱリカの存在まで考えていたということ?
>とりあえず一度整理するために、
>上位世界が生まれた経緯についてどう考えてるのか教えてください。

僕は創作者(=執筆者)を想定していないと説明しましたが
僕が考えている『うみねこ』の世界観は
既存のファンタジー作品で言いますと

コミックなら『犬夜叉』(これは一応、戦国時代という設定ですが…)
『BLEACH』『幽☆遊☆白書』『ふしぎ遊戯』『魔法騎士レイアース』

アニメなら『聖戦士ダンバイン』『天空のエスカフローネ』
『千と千尋の神隠し』

小説なら『ナルニア国物語』『はてしない物語』『ハリー・ポッター』
『十二国記』『ゼロの使い魔』

などの現実世界の他に異世界があって
何らかの行き来が出来るタイプの世界観です

“人間が魔女化する”際は
異世界に転生するような形で魔女になるという認識です

紗音が魔女化することにより
異世界に転生した魔女ベアトリーチェは
寂しかったので戦人の復活を目論見ます

そのために現実世界からひょこひょこと材料を集め
自分の領地にゲーム盤を作りました

すると 暇をしていた航海者の魔女が2人(ベルンとラムダ)
「何か面白そうなことをやってる」ということで
遊びに来ました

こんなところでしょうか

ちなみにこの解釈だと
アイゼルネ・ユングフラウの一等大司教であるドラノールが
ヱリカなんぞの手下になっているのは不思議なことですが
以下の内容から ある解釈が出来ます

“「……お噂には聞いておりマシタ。……残虐で知られた無限の魔女、ベアトリーチェも、こうなっては寂しいものデス。」
「こいつはもう、ゲームには参加してねぇよ。……ゲーム盤のこいつを操ってるのは、ラムダデルタだ。」
「存じておりマス。……ですが、本来のこの世界の主デス。そしてあなたは、その主に招かれた、正当な客人デス。ですからこうして、ご挨拶に参じマシタ。」
ゲーム盤の上では、俺もベアトもドラノールに会っている。しかしそれは、あの魔女たちの、ゲームの駒としてだ。俺とベアト自身にじゃない。
「だからわざわざ、ここまで戦人くんとベアトに挨拶に来てくれたのですか…? …相変わらず、律儀な子ですね。」
「私の流儀デス。………初めまして、ミスター・戦人。ドラノール・A・ノックスと申しマス。…敵対する役ではありますが、よろしくお願いいたしマス。」”

“「……あのような邪悪の手先を務めることになろうトハ。………どうして私は、この世界に呼ばれたノカ。」
ドラノールは小さく溜め息を漏らす。“駒”は、自分に与えられた役目をこなすことしか出来ない。そしてその役目は、自分を操る者が与える。……彼女はおそらく、“自分”のプレイヤーである、ベルンカステルに逆らえないのだ。”

ゲーム盤のドラノールは
実際のドラノールではなく
分身だか分体だか良く解りませんが
何か“仮の存在”なのです

これは『Fate/stay night』の英霊のようなもの
と例えるのが一番解りやすいと思うのですが
これでご理解いただけるでしょうか?

>ケーナさんの説明が人に理解されづらいのは、
>そもそもの前提が説明不足であるためということが多いようです。

『最考考』は『うみねこ』を1~2周していて
『最終考察』と『最終考察 散』を読んでいる人を
ターゲットにしたつもりでしたが
どうも見通しが甘かったようです

途中の思考や式を抜かして
答だけ書いているようなものですから
かなり読み手を選ぶのでしょう

また 僕は一旦 完全に組み上げてから
それをバラしたような形で情報を提供していますが
読み手にとって説明書なしで
バラバラの部品を僕と同じ完成品にするのは難しかったようで…

「解る人間にしか解らない」作品を
解るように解説したつもりでしたが…
ままならないものです
137: 名前: ケーナ:2013/01/23 03:53ID:6fQB9Z9i
まるさん >>128 タチバナさん >>127 >>129

EP1に以下の内容があります

“そして、暗闇に支配された屋敷の中を、決められたルートに従いながら戸締りの確認をしていく。廊下を歩き、その窓ひとつひとつの戸締りを確認した。六軒島には右代宮家以外の人間はいないのだから、本来、戸締りにはそれほど重要な意味があるわけではない。夏妃がそれを無用心だと叱るまで、右代宮本家には戸締りの習慣はなかったのである。”

“六軒島には右代宮家の屋敷以外はないため、その昔は施錠の習慣はなかった。だが、夏妃の命令により深夜から早朝にかけては施錠が義務付けられたのだった。そして朝の開錠は早朝勤の使用人が行なうことになっていた。郷田は起床してすぐに朝食の準備に入るため、それは源次たちが行なうことになっていたのである。”

おそらく深夜勤の最後の仕事がこの戸締りの確認で
早朝勤の最初の仕事が朝の開錠なのでしょう

船の便が朝と夕の2回なら
朝の便で来ていては早朝勤の仕事に間に合いませんし
深夜勤で帰るのも無理でしょう

かといって両方がつながることがないのなら
毎日 最低2人は六軒島に泊まる必要が出てきます

早朝勤が朝の開錠と朝食の準備をし
朝の便で前日の深夜勤が離島する
同時にその日の深夜勤が来島する
そして夕方の便で早朝勤が離島し
翌日の早朝勤が来島する

使用人が2人の時は
早朝勤と深夜勤だけで回し
3人の時は朝の便で来て夕方の便で帰る“日勤”がいる

こんな感じになるのでしょうか?
(朝の便が7時、夕方の便が17時とすると、何か早朝勤がやたらキツくて、深夜勤がやたら楽な気がしますが…)

となると早朝勤が出来るのは
郷田と熊沢だけですね
(源次もっと働け!)

>島一つ専有する暮らしぶりでガードマンがいない
>ってのが最大の謎ですね

金蔵はああいう人ですからね
強盗になど入ったらどんな目に遭わされるか…

>むしろ郷田が雇われた理由が謎です。
>絵羽あたりに料理がまずいと言われたんですかね。

『ある料理人の雑記 』に以下のような内容があります

“ある大富豪が、住み込みの料理人を探している、というのだ。話を聞くと、給金は悪くないが、労働条件はかなりキツそうなイメージだった。その後輩が、かつて世話になった恩返しにと、俺にこの話を振ってくれたのだ。何でも、大富豪一家が、専属の料理人を探していて、かなり腕前に注文をつけてきているという。しかし、かなりの腕を持つ料理人は、普通、どこかに所属していて、フリーということはありえない。それに世話になったしがらみもあり、高給を示されたからといって、ほいほいと辞められるわけもない。つまり、俺のような人間にはぴったりの求人だったというわけだ。”

“俺の他にも、10人以上の若手料理人が集められていた。正直なところ、俺が最高齢だったかもしれない。……本当の意味で若い連中の中にいると、自分のことをまだ若いと思っている自分が、自意識過剰なだけなのではないかと思ってしまう。ただ、若い料理人たちも、良いインスピレーションを持っていた。さらに経験を積めば、さらに素晴らしい料理人になるだろう。積み重ねという点で、やはり俺にかなりの有利があった。また、先代総料理長の仕込みである、接客技術も大いに評価された。厨房から出ない料理人と、VIP相手に自ら料理を運び、歓談することさえあるホテル料理人の差が歴然と出る。だから、まず俺が採用されるだろうという手応えは感じていた。……しかしそれでも、“他の職場のクセがかえって邪魔になる”というような理由で、若手を優先して採用する可能性もある。結局のところ、神頼みだった。だから後に、夏妃奥様の鶴の一声で俺に採用が決まったと知った時、後光が差して見え
たものだ。”

料理が出来るのが熊沢だけでは過労死が心配されますので
郷田が来る前にもう1人料理当番がいたはずです
その人が辞めてしまったため
新たに料理を出来る人間を探す必要があったと思われます
(それまでの間は源次が昔取った杵柄で…)
138: 名前: ケーナ:2013/01/23 03:55ID:6fQB9Z9i
ガンガンJokerの2月号に『ベルンの出題』で
《赤:譲治一家はおろか真里亞一家にも犯行の余地はありますッ》
とあるのですが これっておかしくないでしょうか?

コミックは内容が改変されているため
原作とは違うのかな?

ちなみに全然関係のない話なのですが
コミック版のヱリカの鎌は柄のところに
薔薇があしらってあり 無茶カッコイイです
せめてPS3版にはこれを使って欲しかったところです
139: 名前: ケーナ:2013/01/23 04:14ID:6fQB9Z9i
>>138

考えてみれば
早朝勤と深夜勤は24時間
島にいるわけですから
キツさはどちらも一緒ですね

でも旅館の仲居さんとかもこんな感じでしょうから
(しかも毎日 深夜勤と早朝勤のハシゴ)
特別キツいわけではないと思います
(というわけで郷田は週6で早朝勤決定)

楽なのは日勤です
140: 名前: タチバナ:2013/01/23 08:31ID:24l5aqOE
ちびゆかさん >>135

>別人説だって無理だと思います。
>理論上はヱリカとバトラでなんとかするしかないと思います。
いや、同一説でも、ヱリカの封印が即座に行なわれたという宣言がないから、問題ないかもです。
しかし、時間差トリックもベアトの心臓の一部と言えなくはないですが、
なんか腑に落ちませんね。

別に壁を破壊して脱出してもいいですけど。

同一説で、今までで一度も使われてなくて、心臓を晒すトリック……、
この条件を満たすトリックってなんかありますかね……?
141: 名前: オプス:2013/01/23 08:55ID:acaGKGWA
タチバナさん

>>133
>“冬が近付いていることを知らせる、冷える10月の夜。
> ……八城十八を名乗る二人は、再び縁寿に招かれ、都内を訪れた。”
>EP8ラストからの引用ですが、少なくとも都内のようです。
いえ縁寿が復活させたそっちではなくて、紗音嘉音が所属してた方です。
前福音の家ってやっぱり右代宮の援助が無くなって潰れたんでしょうかね?
そうじゃなきゃ縁寿が訪ねない理由が無いもんなあ……。

>>140
>>フェ「いや、一手あるにはある。しかしその手は二度と使えぬ手だ。そしてそれはベアトの心臓の一部だ。」
>同一説で、今までで一度も使われてなくて、心臓を晒すトリック……、
>この条件を満たすトリックってなんかありますかね……?
思ったんですが、どんなトリックでも初見で見破られる事ってまず想定しないかと。
まずいのは二度三度と繰り返し使った時です。
つまり「しかしその手は(一度使っているため)二度と使えぬ手」とも読み取れます。
そしてベアトの心臓の一部を晒したというのは、EP3VSエヴァの時でしょう。
そりゃもうはっきり晒してましたよ物理的に。というのは冗談です。
戦人に耳を塞がせた時に使った一手じゃないですかね。
142: 名前: まる:2013/01/23 11:27ID:e9zmGlJg
>《赤:譲治一家はおろか真里亞一家にも犯行の余地はありますッ》
原作段階で譲治が南条云々と地の文に紫で矛盾を作っていて
(漫画版では削除)そこでヱリカが譲治が~ですから下手をすれば
現実において譲治が主犯と暗に言ってるととれなくないシーンでした

あくまで島外での殺人だから嘘をつける云々はイチャモンである
ということの強調であると思います
最悪全員島外で殺人経験があることにしておけばロジックの整合性はどうとでもなるはず?
143: 名前: タチバナ:2013/01/23 12:41ID:94K0fJQW
ケーナさん >>136

>禁煙でない場所で煙草を吸う
>これ自体は別に問題のある行為ではないでしょう
>しかし 周囲に人がいればどうでしょう?
>気を遣うのが当たり前ではないでしょうか?
>僕はそんな人に「周りに人がいますよ」 と配慮を呼びかけたわけです
その例えで言うと、ケーナさんはわざわざ喫煙所に行って
「自分は煙草なんて吸ってないぞ。周りの迷惑を考えろ」と言ってるか、
良く言っても「その吸い方はなってない(?)」と言ってることになるのですが……。

つまり「喫煙所で煙草を吸って何が悪いの?」という話になります。
考察をする場所で全然関係ない雑談をしてるなら、それは問題かもしれませんが、
少なくとも本人が考察のつもりなら、責められる道理がないですよ。

>例えば“EP3の南條は誰が殺したのか?”という命題があります
>この命題を考察することは そのまま“一なる真実”を考察することです
>自分の考察を相手に説明する時 どんな根拠を示しますか?
>「こんな赤字がある」「ここにこう書いてある」でしょう
それならまず、「南條殺しを考察することは“一なる真実”を考察することである」という根拠を示して欲しいですが、
それ以前に明らかに作者が用意した解答ではない解答を考えたって別に問題はないですよ。

“一なる真実”にこだわりたいと言うなら、それも個人の自由ですけど、
別に夏妃犯人説とか、ほぼあり得ないことでも考えていいはずです。

自分の考えを押し付けて、他人の思考まで制限しようとするのがよく分からないと言ってるんです。

>「他人と考察を分かち合いたい」
>「自分の考察を理解してもらいたい」
>このように考えるなら“創作”は捨てなければなりませんよ
>というアドバイスだと考えてもらったら良いかと
だから、これは自分の考えを理解してもらいたいという前提があって成り立つ論理です。

自分中心に物事を考えてしまっているから、
「他人に理解されなくてもいい」と考える人もいるということが想定外になってしまうのでしょう。

>「ゲーム盤においても犯人は紗音である」と考えています
>“人格による赤字のすり抜け”は あくまで“赤字による死亡認定を潜るためのもの”という認識です
>そのため“ミス説”を推すわけです
分かったようでまた分からなくなってきたな。

結局、紗音は赤字で死亡宣言を出されているわけで、これをどう抜けるんですか?
使用人としての紗音が死んだ? それだと、結局人格説と同じですよね。

>僕は創作者(=執筆者)を想定していないと説明しましたが
わざわざ別の言葉を選んだのに、
=で括られると理解されてないんじゃないかなという気が……。

>現実世界の他に異世界があって
>何らかの行き来が出来るタイプの世界観です
(内容をはっきり把握してないものもありますが)
それらは本人が直接異世界に行ってるわけで、例えとしては適切じゃないんじゃないですかね。
まあ、ここまでは別にどうでもいいんですけど。

>紗音が魔女化することにより異世界に転生した魔女ベアトリーチェは
>寂しかったので戦人の復活を目論見ます
ちょっと面白いかなとは一瞬思いましたが、
こんな考えになるということは、やはりホワイダニットの理解が不足しているのだと思います。

これができるのであれば、黄金郷を望む必要がないし、
EP6バトラだって、簡単にベアトを復活させられたはずです。
なので、これは無理筋です。

>ゲーム盤のドラノールは実際のドラノールではなく
>分身だか分体だか良く解りませんが 何か“仮の存在”なのです
ここは別に間違いではないと思いますが、多分僕の考えとは違いますね。
上から下に降りてきているとすれば、正しいです。

>途中の思考や式を抜かして 答だけ書いているようなものですから
>かなり読み手を選ぶのでしょう
いや、むしろ途中の計算式だけを見せられたような感じですかね。
どこに答えが書かれているのかがよく分かりませんでした。

うみねこの答えっていうのは、ホワイダニットにあると思うのですが、
それががっつり抜けているように見えたのです。

だから、一番最初に言ったように思考の土台としては悪くないと思うのですが……。
144: 名前: 通行人C:2013/01/23 18:13ID:3dppQTWg
ちびゆかさん
別人説で解けますよ。
145: 名前: タチバナ:2013/01/23 19:06ID:e4HZrZsW
ケーナさん >>137

>船の便が朝と夕の2回なら 朝の便で来ていては早朝勤の仕事に間に合いませんし
>深夜勤で帰るのも無理でしょう
これは、川畑船長が朱志香の送り迎えの時間より、1、2時間ほど早く来ればいいのでは?

>料理が出来るのが熊沢だけでは過労死が心配されますので
>郷田が来る前にもう1人料理当番がいたはずです
>その人が辞めてしまったため
>新たに料理を出来る人間を探す必要があったと思われます
>(それまでの間は源次が昔取った杵柄で…)
引用部分との繋がりがよく分かりませんけど、
とりあえず福音の家出身の使用人でもある程度は料理ができたから、
そんなにこだわってなかったんじゃないかなと。

それより、住み込みって部分が気になりますね。

オプスさん >>141

福音の家が建て直されたって情報ありましたっけ?
てっきり普通に同じ建物かと。
(内装は変えてるみたいですけど)

>つまり「しかしその手は(一度使っているため)二度と使えぬ手」とも読み取れます。
もちろん、それも考えられるんですが、
わざわざそんなことを言うっていう点にはやはり違和感が残ります。

というか、個人的には「同一人物と見せかけていたけど、実は別肉体でしたー」が
ベアトの心臓の一部だと考えると、すっきり過ぎて困ります。

同一説だと、朱志香たちの目の前で嘉音が消えた意味もよく分からん……。
146: 名前: ケーナ:2013/01/24 07:20ID:c0H81iaL
まるさん >>142

>>《赤:譲治一家はおろか真里亞一家にも犯行の余地はありますッ》

>あくまで島外での殺人だから嘘をつける云々はイチャモンである
>ということの強調であると思います

バックナンバーを捨ててしまったため
コミックEP8の確認は出来ないのですが

少なくとも原作においては
《赤:一同は退出と同時に部屋を封印した。その退出に犯人は加われない。そして、夏妃の部屋、食堂、屋敷の全ての封印は、決して破られることはない。》
《紫:いとこ4人と南條先生には、郷田さんと熊沢さんは殺せない。》
《紫:私にも真里亞にも、戦人にも譲治兄さんにも、南條先生は殺せない!》
《紫:俺も譲治の兄貴も真里亞も、朱志香は殺せねぇぞ!》
《紫:真里亞ちゃんには誰も殺せないよ。》

これらがあるため
共犯である楼座が部屋に閉じ込められることになり
以後の殺人は出来ず
真里亞も殺人が出来ないため
真里亞一家単独では犯行は不可能なはずなのです

コミック版においては
意図的に真里亞一家犯人説が成り立つように改変したのか?
もしくはもともと『ベルンの出題』そのものに穴があって
真里亞一家犯人説も成り立つのか?
どちらなのでしょう
147: 名前: ケーナ:2013/01/24 07:21ID:c0H81iaL
タチバナさん >>143 >>145

>つまり「喫煙所で煙草を吸って何が悪いの?」という話になります。
>考察をする場所で全然関係ない雑談をしてるなら、それは問題かもしれませんが、
>少なくとも本人が考察のつもりなら、責められる道理がないですよ。

僕にとっては「他人に迷惑をかける場所で煙草を吸っている」
と思える行為が
タチバナさんにとっては「喫煙所で煙草を吸っている」
と思えるわけです

このあたりは価値観の差になってくるので
これ以上やっても水掛け論でしょう
そろそろこの話題は止めにしませんか?

>「南條殺しを考察することは“一なる真実”を考察することである」という根拠を示して欲しいですが、
>それ以前に明らかに作者が用意した解答ではない解答を考えたって別に問題はないですよ。

作品の楽しみ方はいろいろあると思います
作者は「これが正解」というつもりなんだろうけど
こんな解答もありえる
そういうのを探すのだって楽しみ方の1つです

でも ここに考察を書くような人は
そんな楽しみ方をしているつもりはないでしょう

あくまで1つの正しい答があると信じ
その答に挑戦するつもりで書いていると思います
(本人達に確認したわけではありませんが)

『うみねこ』の考察とは基本的に
暗黙の了解で“一なる真実”の考察なのです
何故そんなことが言えるのかといいますと

考察を書く前にその考察のスタンスを示す人があまりいないからです
それは何故なのか?
本人が“一なる真実”の考察をしているつもりだからです
つまり 説明するまでもないと考えているのです

正直 このあたりは僕も感覚的に捉えていることで
あまりうまく説明出来ません

何なら 個別に訊いてみると良いと思います
「あなたは“一なる真実”の考察をしているつもりですか?」と

>自分の考えを押し付けて、他人の思考まで制限しようとするのが
>よく分からないと言ってるんです。

僕はいつも「僕はこう思います」と書いているはずです(そのつもりです)
あくまで自分の考えを述べているだけであって
それを受け入れる受け入れないは読み手の自由だと思います

それを「自分の考えを押し付ける」「他人の思考を制限しようとしている」
と認識されるのは心外です
それならばどうやって自分の意見を表明すれば良いのでしょう?

>だから、これは自分の考えを理解してもらいたいという前提があって成り立つ論理です。

そういう気持ちがあるから
この場に自分の考察を書くのではないのですか?
逆にそういう気持ちがないのなら
何故 ここに自分の考察を書くのでしょう?

>自分中心に物事を考えてしまっているから、
>「他人に理解されなくてもいい」と考える人もいるということが
>想定外になってしまうのでしょう。

そう考えるのなら 皆さんに訊いてみると良いでしょう
「あなたは他人に理解されなくても良い考察をこの場に書いているのですか?」と

僕からみるとタチバナさんはどうも
“他人の立場に立って考える”ということが苦手なように思えます
これは物語を読むときにも
この場に参加している人の書き込みを読むときにも
大切なことです

自分の考えを相手に投影するだけでは
相手の伝えたい内容は理解出来ませんよ

これで理解出来るのは
もともと自分と同じ考えを持っている人の考えだけです

以前の国語の読解の話で言えば
自分の理解出来る範囲の一般論を
他人に当てはめているだけの為
そもそも読解になっていません

>結局、紗音は赤字で死亡宣言を出されているわけで、これをどう抜けるんですか?
>使用人としての紗音が死んだ? それだと、結局人格説と同じですよね。

この答が
>>“人格による赤字のすり抜け”は あくまで“赤字による死亡認定を潜るためのもの”という認識です
のつもりなのですが これで伝わりませんか?

では EP3の赤字を実際に使って説明してみましょう

《赤:金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の6人は死亡している!》

僕は人格説なのでこの赤字で死亡認定されたのは
“紗音の人格”と“嘉音の人格”で
紗音は“ベアトの人格”で生存しているという認識です

ですがどんな人格であれ紗音は紗音です
肉体を持つ1人の人間です
ですから“犯人は紗音”なのです

>これができるのであれば、黄金郷を望む必要がないし、
>EP6バトラだって、簡単にベアトを復活させられたはずです。

まず1つ誤解があります
“黄金郷を望む”のは駒のベアトです
駒のベアトは魔女のベアトによって
そのように設定された駒なので
「自分は魔女で戦人に勝つことによって復活し、黄金郷を開くことが出来る」
と信じさせられています

EP6の戦人はゲームマスターになっていますので
事実上 魔女のベアトと同じ力を持っています
その戦人がベアトを蘇らせることは出来ませんでした
ですから魔女のベアトも同じように
戦人を蘇らせることは出来なかったのです

このあたりはもう一度『最考考』の
“■ベアトリーチェは駒のベアトとゲームマスターのベアト、二人いる?…088~”
をご覧頂くと良いかもしれません

>>ゲーム盤のドラノールは実際のドラノールではなく
>>分身だか分体だか良く解りませんが 何か“仮の存在”なのです
>ここは別に間違いではないと思いますが、多分僕の考えとは違いますね。
>上から下に降りてきているとすれば、正しいです。

僕がこの考えに辿りついた理由をお忘れでしょうか?

>>アイゼルネ・ユングフラウの一等大司教であるドラノールが
>>ヱリカなんぞの手下になっているのは不思議なことですが

何故 こんなお偉いさんが天界から魔女の領地に降りてきて
訳の解らない魔女のゲームの駒の
さらに駒にならなければならないのでしょうか?

>いや、むしろ途中の計算式だけを見せられたような感じですかね。
>どこに答えが書かれているのかがよく分かりませんでした。

それはつまり それだけ読めていないということです
あれより先はもう答ではありません
あなたは答を見てもそれが答だと解らないくらいに
読めていないのです

あれらが途中の計算式だというのなら
どれか1つで結構ですから答を出してみてください
それを見れば 僕にもタチバナさんが求めているものが
理解出来るかもしれません

>>船の便が朝と夕の2回なら 朝の便で来ていては早朝勤の仕事に間に合いませんし
>>深夜勤で帰るのも無理でしょう
>これは、川畑船長が朱志香の送り迎えの時間より、1、2時間ほど早く来ればいいのでは?

そして1~2時間待ちぼうけ?

>とりあえず福音の家出身の使用人でもある程度は料理ができたから、
>そんなにこだわってなかったんじゃないかなと。

これに関しては『最考考』の“■六軒島の料理事情……095”をご覧下さい

>それより、住み込みって部分が気になりますね。

これはEP1で以下の内容があります
“聞けば彼女(紗音)は住み込みで働いているという。”
そして紗音は右代宮家が用意した寮に住んでいるわけですから

郷田も同じような立場ということではないでしょうか?
確か六軒島に住んでいる使用人がいるという描写はなかったような…
でも逆もなかったかも
案外 源次と郷田は六軒島に住んでいたりして

その場合 郷田の週6早朝勤に
源次の週6深夜勤が加わり
もはや福音の家の使用人の出番なし
148: 名前: オプス:2013/01/24 11:42ID:c0Y.eQ/O
タチバナさん >>145
>福音の家が建て直されたって情報ありましたっけ?
>てっきり普通に同じ建物かと。
時系列的に数十年経過してましたから、てっきり別物だと思い込んでました。
それに内装のみならず、間取りも含めて(それこそ実際に事件の実地検分できるほど)本館再現してませんでしたっけ?
は! ひょっとするとボトメも偽書も、この縁寿の福音の家で行われたTRPGであった可能性が微レ存……?
でも確か二階が無かったか。

>というか、個人的には「同一人物と見せかけていたけど、実は別肉体でしたー」が
>ベアトの心臓の一部だと考えると、すっきり過ぎて困ります。
でも確か無印時点では同一説の傾向すら提示されてませんでしたから、私的には同一説はベアトの心臓の一部というよりも、ベアトの余計な蛇足って感じですね。
でも足は第二の心臓とも言いますし?
149: 名前: まる:2013/01/24 12:02ID:31.YLL4n
ケーナさん

まあ楼座一家に殺させるにはガンガン殺人経験者を増やして修羅の島にするしかない気がします
(考えてみたら戦後混乱期経験者多いから言うほど無理でもないし
島外での殺人云々を認めた瞬間”修羅の島”説による紫完全無視は否定出来なくなる)
漫画版で今更楼座犯人説プッシュってのはノックス以前に恥知らずのイカサマでしょう

話の落とし所がマリア犯人説はちょとありうる気がしますが
150: 名前: タチバナ:2013/01/24 12:43ID:e2JWIe.H
ケーナさん >>147

>このあたりは価値観の差になってくるので
>これ以上やっても水掛け論でしょう
>そろそろこの話題は止めにしませんか?
ケーナさんの例えに沿って考えると、他に考えようがないんですけどね。
なんか例えがよくないので、例え話しない方がまだ理解してもらえるんじゃないでしょうか。

>でも ここに考察を書くような人は
>そんな楽しみ方をしているつもりはないでしょう
仮にそうだとしても、そう決めつけるのがおかしいと言ってるんです。

>何故そんなことが言えるのかといいますと
>考察を書く前にその考察のスタンスを示す人があまりいないからです
>それは何故なのか?
>本人が“一なる真実”の考察をしているつもりだからです
>つまり 説明するまでもないと考えているのです
>正直 このあたりは僕も感覚的に捉えていることで
>あまりうまく説明出来ません
でも、この感覚は分かるんですよ。ただ、“一なる真実”という言葉の受け取り方が違うんでしょう。
「作者の用意した“一なる真実”を考察すること」が“一なる真実”と考える人もいれば、
「作者とか嫌いだし、自分の中で納得いく結論が出ればいいや」というのが
“一なる真実”であると考える人もいます。

そもそも、うみねこは「真実なんて見方を変えれば、いくらでも変わるものだし、人それぞれだよね」という話だったはずです。
「(作者が用意した)“一なる真実”を求めよ」なんて一言も言ってないはずです。

多分ケーナさんは、うみねこという作品の本質を全く理解していません。
ある意味では、“至った人”とは対極の位置にいるとすら言えます。

何度も言いますが、考察の土台はできているんですから、
ホワイダニットについても真剣に考えるべきです。

>それを受け入れる受け入れないは読み手の自由だと思います
>それを「自分の考えを押し付ける」「他人の思考を制限しようとしている」 と認識されるのは心外です
掲示板の使い方まで制限するようなことまで言っていて、
そう認識されたくないというのもよく分かりません。

>そういう気持ちがあるから この場に自分の考察を書くのではないのですか?
>逆にそういう気持ちがないのなら
>何故 ここに自分の考察を書くのでしょう?
無論、人に理解されたいという気持ちはなくはないでしょうが、
人に理解されることは必ずしも至上目的ではありません。

ただ、ケーナさんはそもそもうみねこという作品の本質もテーマも十分には分かってないようですので、
その点については理解して頂きたいと思っています。

>そう考えるのなら 皆さんに訊いてみると良いでしょう
>「あなたは他人に理解されなくても良い考察をこの場に書いているのですか? 」と
「そういう人もいるかもしれないと想定して考えるべき」という話をしてるのに、
ちょっと話がずれ過ぎです。

>僕からみるとタチバナさんはどうも “他人の立場に立って考える”ということが苦手なように思えます
それはそうかもしれませんけど、ケーナさんの考えを理解できる人は誰もいないと思います。
mixiのうみねこコミュでも似たような人がいましたが、
多分お互いに否定しあうだけで話が成立しません。

というか、多分これでも、僕はケーナさんの立場になって考えてる方だと思います。
それで考えた上で、「前に言ってたことと話が違ってて自己矛盾を起こしている」という結論になるのですが。

>《赤:金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の6人は死亡している!》
>僕は人格説なのでこの赤字で死亡認定されたのは “紗音の人格”と“嘉音の人格”で
>紗音は“ベアトの人格”で生存しているという認識です
>ですがどんな人格であれ紗音は紗音です
>肉体を持つ1人の人間です ですから“犯人は紗音”なのです
要するに、命令権者である紗音はベアト人格として生きていたと。
ベアト人格を認めるなら、ミスにする必要性が一切ないと思いますが。

>まず1つ誤解があります >“黄金郷を望む”のは駒のベアトです
>駒のベアトは魔女のベアトによって そのように設定された駒なので
>「自分は魔女で戦人に勝つことによって復活し、黄金郷を開くことが出来る」 と信じさせられています
現実も上位も盤上も設定は変わらないと言い出したのはケーナさんの方じゃないですか。
駒のベアトと魔女のベアトで設定が違うなら、そもそも前提から破綻してますよ。

次にくる言い訳もなんとなく分かりますが、
こうやって辻褄合わせの説明ばかりを繰り返すから、
心を蔑ろにした考察になってしまうんです。

>ですから魔女のベアトも同じように
>戦人を蘇らせることは出来なかったのです
これも自分で前提を破綻させてませんか?
上位世界が現実通りの設定だって言い切れなくなってるじゃないですか。

>あれらが途中の計算式だというのなら
>どれか1つで結構ですから答を出してみてください
例えば、シャノカノベアトが同一人物ということになったのかと言うと、
ヤスが戦人を待ちきれず、しかし諦めきれずにいたせいですよね。
だから、ベアトに恋心を預ける必要があったわけです。そして、自分は紗音として譲治と恋愛をした。
紗音にしてみれば、戦人への想いはすでに過去のものであり、惨劇を起こす理由がありません。
しかし、ベアトの中には戦人への恋心が存在しており、
また、ベアトは六軒島でしか生きられません。
だから、惨劇を起こし、全てを猫箱に仕舞う必要がありました。
そうすれば、シャノカノベアトの誰もが恋愛成就をすることができます。

ただし、本当にその計画を実行に移すつもりだったのかも定かではありません。
現実では、単なる狂言殺人のお芝居として行なうつもりだったのかもしれません。

どちらにせよ、ベアトは戦人が約束を思い出せば許すつもりだったでしょう。
元はと言えば、約束を勘違いして、しかも譲治との恋愛をしようとした自分のせいなのですから。

……というようなことが書ければ、いいかと思います。
この解釈が正しいかはともかく。
(僕も動機が苦手なのは確かなので、多分どこかから突っ込みきますw)
151: 名前: タチバナ:2013/01/24 20:11ID:39kjobpS
オプスさん >>148

>時系列的に数十年経過してましたから、てっきり別物だと思い込んでました。
>それに内装のみならず、間取りも含めて(それこそ実際に事件の実地検分できるほど)本館再現してませんでしたっけ?
“福音の家は、近年、大きく改装した。
 子供たちが将来、ここを思い出す時、楽しかったと思えるように。
 縁寿は私財を投じて、美しい施設に大改築したのだ。
(中略)
 ここは間違いなく、福音の家。
 そのホールは、……六軒島の屋敷のそれに、………瓜二つだった……。
「……素敵なホールですね。」
「これは、………六軒島の、……右代宮家のお屋敷のホールの、……再現ですね……。」
「えぇ。……私の記憶の中にあるものを再現しました。細部が間違っているかもしれませんが。」
「……いいえ。………これは本当に、………あの日の右代宮家のお屋敷の、……ホールです……。」”

読み返せば分かりましたね。大きく改装しただけで、やっぱり同じ建物のようです。
あと、はっきりとは言えませんけど、再現したのはホールだけじゃないですかね。

まるさん >>149

>漫画版で今更楼座犯人説プッシュってのはノックス以前に恥知らずのイカサマでしょう

>話の落とし所がマリア犯人説はちょとありうる気がしますが
そもそもヱリカの主張する譲治一家犯人説は、譲治が殺人を犯しているという手掛かりがないため、ノックス違反なのですよね。
EP6ラストで【我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!】と宣言したあたりから、EP6のトリックもなんとなく察しがついたのではと思われますし、
そういう屁理屈のようなトリックでも有効だなのだということに気がついたのでしょう。

その延長線上にあるのが、『ロングチェーン』『天井なし』であり、
“「トリックの馬鹿馬鹿しさは、互角だったようですね。……ミステリーマニアなら、憤怒しているところでしょうか?」

「しかし私は違う! その馬鹿馬鹿しさを暴くに至った、その過程に恍惚を覚えますッ!!
 それが探偵ッ、古戸ヱリカ!!」”
という台詞からも楽しそうな様子が窺えます。

(――という風に読むべきところなのに、『ロングチェーン』『天井なし』を本編で使われたトリックだと考えるという意味不明な誤読をしてる人もいるのが不思議です)
152: 名前: ちびゆか:2013/01/25 00:44ID:84V3SlXM
タチバナさん>>140

>同一説で、今までで一度も使われてなくて、心臓を晒すトリック……、
>この条件を満たすトリックってなんかありますかね……?

EP4のラストでベアトが心臓晒した明白なる場面を無視するんですか?
ベアトの心臓は私はだぁれを満たすものです。絶対!
爆弾はただの言葉遊びですよね。ほんと爆弾が好きなんだから、みんな。

通行人Cさん>>144

>ちびゆかさん
>別人説で解けますよ。

もっと詳しくお願いします。
あえて解けませんと言っておきます(笑)
153: 名前: タチバナ:2013/01/25 01:23ID:c9lyxYP2
ちびゆかさん >>152

>EP4のラストでベアトが心臓晒した明白なる場面を無視するんですか?
>ベアトの心臓は私はだぁれを満たすものです。絶対!
>爆弾はただの言葉遊びですよね。ほんと爆弾が好きなんだから、みんな。
客室での消失なら分かるんですが、いとこ部屋or隣部屋からの脱出で、心臓を満たすトリックとはなんぞやと。
別肉体説の方が容易に解けるので、同一説で抜ける方法については実はよく考えてませんね。

あと、ミステリー的な解答としては爆弾というだけで、
ファンタジーを認めるなら「ベアトは魔女である」と答えればいいんじゃないですかね。
多分そう答えていれば、ベアトは死ななかったんですが、
アンチファンタジーに至ってしまった戦人にはそんな答えは出せないとベアトも悟っていたのでしょう。

>>ちびゆかさん
>>別人説で解けますよ。

>もっと詳しくお願いします。
>あえて解けませんと言っておきます(笑)
僕が既に説明してますけど、『嘉音がヱリカの封印直前に脱出、客室内で嘉音じゃなくなる』で問題ありませんし、
同一説だと、【ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれていたことを理由とする青き真実の使用を禁じるものと知り給え】を抜けないといけないので、むしろ難解ですね。

“嘉音が突然、……貧血でも起こしたかのように、………くしゃりと、床に崩れ落ちたのだ。
 何の予兆もなく突然だったので、驚き、みんなが駆け寄る。

 見て驚く。彼の額が割れたかのように、血が一筋、尾を引いていた…。”
についても、『遡り手によって、嘉音がいとこ部屋から消失した(ことになった)』以外の解釈があるんでしょうか。
それとも、これって同一説でも同じ解釈で説明できるんでしょうか。正直、よく分かりません。

なんか前に同一説でも解答出した気がするんですけど、久しぶりに考えてみたら本気でよく分からなくなったので、
誰でもいいので解答願います。
154: 名前: タチバナ:2013/01/25 01:42ID:c9lyxYP2
と言いつつ、自分で考えてみましたが、
“「だって密室なんて。………体のある人間たちの問題じゃないか。」
「……え? ………………あ…。」
「僕らはすでに、肉の檻から解放された存在だよ。……密室なんか、僕たちの妨げになるものか。」
「……そ、そんなのいいんですか…? だって、チェーンロックとか、ガムテープの封印とか、赤き真実とか…!」
「そうか。……君は駒の世界じゃなくて、……それより上の世界の存在だったね。……だから僕たちとは違う制約があるらしい。……やれやれ。」”
うーん、やっぱこのトリックですかね。

同一説で抜けるなら、多分紗音の肉体は脱出してないんですね。
『人格だけが脱出し、戦人を助け、別の人格になる』、多分これしかないです。
(現実でも再現できるようになっていなければならないと考えるなら、別肉体説でも上記の会話に不自然さはないです)
155: 名前: ケーナ:2013/01/25 03:44ID:1dJWvtKS
まるさん >>149

>漫画版で今更楼座犯人説プッシュってのはノックス以前に恥知らずのイカサマでしょう
>話の落とし所がマリア犯人説はちょとありうる気がしますが

わざわざ 赤字として追加するからには
何らかの意図があるとは思うのですが…

これはコミックEP8の単行本を買ったときの
宿題に残しておきましょう
(“答”のはずのコミックEP8で逆に謎が増えているという…)
156: 名前: ケーナ:2013/01/25 03:46ID:1dJWvtKS
タチバナさん >>150

>>でも ここに考察を書くような人は
>>そんな楽しみ方をしているつもりはないでしょう
>仮にそうだとしても、そう決めつけるのがおかしいと言ってるんです。

これだって別に“決めつけている”訳ではありません
「僕はこう思います」と見解を述べているだけです
僕は基本的に“断定表現”は殆ど使いません
主に使うのは 考察の中での説明くらいだと思います
考察の場合はある程度 断定的に書かないと
「こいつの考察は大丈夫か?」と思われかねませんので
ある意味 ハッタリです

>「作者とか嫌いだし、自分の中で納得いく結論が出ればいいや」というのが
>“一なる真実”であると考える人もいます。

“一なる真実”というのは
竜騎士07さんが用意した答のことですから
この表現は既におかしいのですが
言いたいことは解ります

これは>>97で書かれていた考え方ですね
僕はこれを読んで「この人は解ってるなー」と思ったのですが
最初にこうやって自分のスタンスを明らかにしてくれていると
読み手はどう対処すればよいか解ります

この“スタンス表明”をしない人は
2つのパターンに分かれると思います

1つ目は「暗黙の了解として“一なる真実”を考察している」
2つ目は「そもそも“スタンス”という概念を理解していない」

1つ目は良いのですが2つ目はヤバいです
この手のタイプは基本“創作&電波系”です

>そもそも、うみねこは「真実なんて見方を変えれば、いくらでも変わるものだし、人それぞれだよね」
>という話だったはずです。
>「(作者が用意した)“一なる真実”を求めよ」なんて一言も言ってないはずです。

僕から見て
タチバナさんの残念なところはこういう部分です

確かに竜騎士07さんは直接的に
「“一なる真実”を解き明かしてください」
とは一言も書いていません

ところが僕が>>126で引用した内容を読むと
「“一なる真実”を解き明かしてください」
と書いてあるも同然なのです

これが“行間を読む”ということであり
僕から見て
タチバナさんには不足していると思われる要素です

基本的に“文章を読む”ことは“行間を読む”ことです
これが出来ない人は
ある程度 高度な文章には太刀打ちできません

そしてこれは一定以上の読解力を持つ人間は
当たり前に持っている技能ですので
書く人も読む人が“行間を読める”前提で書いてきます
『うみねこ』もその例に漏れません

竜騎士07さんは“行間を読めない人間”を相手にしていないでしょうし
そもそも“行間を読めない人間”がいることさえ
理解していないかもしれません

>>そういう気持ちがあるから この場に自分の考察を書くのではないのですか?
>>逆にそういう気持ちがないのなら
>>何故 ここに自分の考察を書くのでしょう?
>無論、人に理解されたいという気持ちはなくはないでしょうが、
>人に理解されることは必ずしも至上目的ではありません。

タチバナさんは上記のように安易に断定表現を使いますが
これこそ“他者の立場に立って考えられない”証拠です

確かにあなたにとっては「人に理解されることは必ずしも至上目的ではない」
のかもしれません

しかし それを他の方々本人の口から聞きましたか?
何故 聞いてもいないことを断言出来るのでしょう?

自分の価値観を勝手に他者に投影して
「この人たちも自分と同じに違いない」と
決め付けているからなのではないですか?

>ケーナさんの考えを理解できる人は誰もいないと思います。
>mixiのうみねこコミュでも似たような人がいましたが、
>多分お互いに否定しあうだけで話が成立しません。

人と人がすれ違うのには必ず原因があります
その原因を探そうとせずに
コミュニケーションを取ろうとするから
話が成立しないのです

僕とタチバナさんがすれ違う一番の原因は
僕にはタチバナさんのスタンスが掴めないためです
タチバナさんがどういうスタンスで
僕に何を求めているのか?
それが僕にはまだ理解出来ていません

それでも一応コミュニケーションが取れているのは
“本文とインタビュー及び対談に書いてある内容をすべて信じる”
という僕のルールにタチバナさんが乗っかってくれているからです

ただ 根本的な部分での相互理解が出来ていないため
ことあるごとにすれ違ってしまうわけです

>要するに、命令権者である紗音はベアト人格として生きていたと。
>ベアト人格を認めるなら、ミスにする必要性が一切ないと思いますが。

話が一周してしまいましたが
話がここまですれ違った理由がようやく解った気がします
《赤:マスターキーは使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
人格は鍵を持つことなど出来ませんから
この場合 肉体としての紗音が
“紗音の人格”の分の鍵と“嘉音の人格”の分の鍵
合計2つの鍵を持っています

そして“鍵を持っている”のは肉体としての紗音ですから
この赤字によって肉体としての紗音は
《赤:紗音は使用人である》と定義されてしまっているのです

そして《赤:使用人が犯人であることを禁ず》がありますから
2つの赤字が矛盾するわけです

>現実も上位も盤上も設定は変わらないと言い出したのはケーナさんの方じゃないですか。
>駒のベアトと魔女のベアトで設定が違うなら、そもそも前提から破綻してますよ。

これは僕の説明が不味かったですね
“魔女のベアト”と“駒のベアト”はそもそも別人です
魔女のベアトがプレイヤーの戦人の対戦相手として用意したのが
“駒のベアト”だからです
“駒のベアト”は位置付け的には“ロノウェ”“ガァプ”などと
同じようなものです

これはまあ良いのですが
問題なのはツッコまれなかった
プレイヤーの戦人の設定です
僕はプレイヤーの戦人は
“紗音との約束を忘れた戦人”という設定で作り出した駒だと考えています
僕は現実の戦人は約束を忘れていなかったと考えていますから

「何でそんなことが出来るのか?」と聞かれても
これは僕にも解りません
このあたりがこの考察が“創作”である所以です

>>ですから魔女のベアトも同じように
>>戦人を蘇らせることは出来なかったのです
>これも自分で前提を破綻させてませんか?
>上位世界が現実通りの設定だって言い切れなくなってるじゃないですか。

EP6において
戦人はベアトを蘇らせたつもりでしたが
失敗して“雛ベアト”が出来てしまいました

そして戦人が思うように作ったベアトは
戦人の操り人形のようなベアトでした

最終的に雛ベアトは
もう1人の魔女のベアトとして復活しましたが
別に戦人はこれを計画していたわけではありません

逆にこれを計画的に行おうとしたのが
魔女のベアトだということです

これは『ひぐらし』において
圭一が何周もして
ようやく過去のカケラの記憶を取り戻せたのに
レナは罪滅し編1つで
過去のカケラの記憶を取り戻せたのと同様だと思います
(女性には優しい竜騎士07さん)

>例えば、シャノカノベアトが同一人物ということになったのかと言うと、
>ヤスが戦人を待ちきれず、しかし諦めきれずにいたせいですよね。

これはむしろ逆ですね

先輩から“ヤス”と呼ばれていた紗音は
友達がいなかったため
自分の理想の姿をイメージ化した“紗音の人格”を
空想の友人として作り出しました

ちなみに便宜上“紗音の人格”と書きましたが
この時点では“紗音の人格”は“人格”ではなく
単なる“空想上の友人”(いわゆる1つの“エア友達”)です

ところがある時「魔女になりたい」と思ったため
“設定変更”します
その際 空想上の友人だった
紗音の人格を自分に取り込み
“ベアトの人格”を自分から切り離して新たに作り出しました
これは“空想上の友人”であった“紗音の人格”とは違い
本物の人格です

ただし多重人格のような病的なものではなく
“人格ごっこ”とでも言うべきものです

その後 しばらくは多重人格(ごっこ)状態でしばらく過ごすわけですが
紗音の人格は戦人を待ち続けることに耐えられなくなり
再び“設定変更”を行い
ベアトの人格がその恋心を引き受けます
その際 新たに“嘉音の人格”を生み出しました

ですから“シャノカノベアトが同一人物ということになった”
訳ではなく
同一人物が新たな人格を生み出すことで
複数の人格を持つようになったのです

>紗音にしてみれば、戦人への想いはすでに過去のものであり、惨劇を起こす理由がありません。
>しかし、ベアトの中には戦人への恋心が存在しており、
>また、ベアトは六軒島でしか生きられません。
>だから、惨劇を起こし、全てを猫箱に仕舞う必要がありました。
>そうすれば、シャノカノベアトの誰もが恋愛成就をすることができます。

紗音の人格とベアトの人格の間には以下の約束がありました

“「………もし。戦人が帰ってくる日が訪れた時。まだ、この芽が枯れずにいて、そなたが望んだなら。この芽をそなたに返そう。……それならば、どうか。」
「………………………………。」
紗音は俯いたまま、……無言で小さく頷く。”

作品中には描かれませんでしたが
戦人が6年ぶりに六軒島にやってくることが分かった時
戦人への恋心はベアトから紗音に返還されたのです

その結果 紗音は譲治への想いと戦人への想いの板挟みとなります
また 譲治の想いを受け入れることは嘉音の人格が育んできた
朱志香との想いを捨てることにもなります
そうして紗音は3つの恋心に苛まれることになります

しかもやっかいなことにこれに加えて
もう1つ悩みがあります

それは譲治とも朱志香とも実は結ばれないこと
(下手をすれば戦人とも)
紗音は男なので譲治の夢を叶えることは出来ません
そして生殖器を失っているうえ社会的には女なので
朱志香との将来も暗いです

そんなわけで八方塞の状態でどうにも決断出来ず
“運命のルーレットに全てを任せる”決心をしたわけです

ルーレットの出目は3つ
1つ目は狂言殺人のミステリーに挑む中で
戦人が自分との約束を思い出したなら
戦人と結ばれる
(ただし これはほぼありえない)
2つ目は親族の誰かが碑文の謎を解く
この場合は全てを諦める
もしくは譲治・朱志香ルート?
(ただし これもほぼありえない)
3つ目は全てを猫箱に閉ざし“黄金郷”に全てを預ける
(これが本命)

>ただし、本当にその計画を実行に移すつもりだったのかも定かではありません。

これは実行するつもりだったでしょう
縁寿たちにあのような手段で1億円を送ったのは
ルーレットの出目が3つ目になることを
確信していたからです(実際は2つ目になったわけですが…)

僕はこれを『最考考』にひとまとめにして書いてはいませんが
書いたつもりでいますし
そもそもこれでは考察ではなく
単なる“粗筋紹介”ではないでしょうか?

でも「書いてもらわなければ解らない」ということでしたら
「ここが解らない」と具体的に指摘してもらえれば
書きます

ただし 本文中から読み取れない場合は
“創作”になるか「僕にも解りません」になります
157: 名前: タチバナ:2013/01/25 08:47ID:8f1kW.pM
うーん、言い争いがしたいわけじゃなくて、
「もう少し視野を広げて考えて欲しい」という話しかしてないつもりなんですが、どうしてこうなるんでしょうかね。

そのへんの原因を考えつつ、また夜に返信します。
他の人の考察の妨げになるなら、そろそろ控えた方がいいかなとも思うのですが。
他の人も何か意見があれば、言ってください。
158: 名前: カムイ:2013/01/25 10:22ID:2cHRCWOK
>>157 タチバナさん
視野が狭い人に広くしろと
言っても、本人にその気がないなら無駄だと
思いますよー

そういえば南條殺しですが、
たけぽんさんという方の考察まとめで
しっかりと全編における動機の考察がされており、
非常に完成度が高かったので、
自分の中ではその考察で南條考察を含めた全ての疑問が解決しました。
読んでない方には是非読んで欲しいと思います。
うみねこのなく頃に真相考察というブログです。
159: 名前: タチバナ:2013/01/25 12:19ID:7969bOXd
カムイさん >>158

>視野が狭い人に広くしろと言っても、本人にその気がないなら無駄だと思いますよー
視野が狭いだけならまだいいですが、思い込みが激しく人の意見を素直に受け入れられないとなると、
かなり厳しいものがありますね。

たけぽんさんのことは当然知ってますが、
やや考え方に偏りがあるため、参考程度に留めています。
160: 名前: リド:2013/01/25 12:49ID:9cAv9WgK
カムイさん、タチバナさん
>視野が狭い人に広くしろと言っても無駄
自分の発言と推理が矛盾していることを理解できず、自分と違う意見はすべて「先生の意思に反している」と狂信している以上、話をするだけ無駄だと思います。
彼の書き込みが「無駄」なだけならまだいいですが、意味のない自己弁護や相手への誹謗中傷でこの「推理処」に長文を書きなぐって他のちゃんと推理したいと思っている人達の邪魔をしているのは目に余るものがあります。

いっそ、彼との話だけ別スレッドにして、彼以外の推理をしたい人達で正式な「推理処」を立てるのはいかがでしょうか。
161: 名前: タチバナ:2013/01/25 15:14ID:30TQYOEh
リドさん

そうですよね、ちょっと僕もスレ違いの話ばかりのようで、
控えるべきかなと思ってきました。

2chの超展開スレですら、まともに機能しなくなっている今、
この掲示板は貴重な存在であり、できれば潰したくないんですよね。
(これはケーナさんに対して厳しく言う理由のひとつでもあります)

ごめんなさい、僕も悪いところがあると思うので、
なんらかの対策を考えようと思います。
162: 名前: まる:2013/01/25 15:36ID:f6YFQZAf
話題を振ってみましょう

「現実の六軒島において紗音嘉音は日常的に変装していたがバトラと譲治をのぞく、少なくとも親世代ほぼ全員がそれを承知していた」
「変装は愚か性的不具や金蔵の子であることも少なくとも薄々は全員が承知していた」
「下級使用人は知らなかった」
という説


根拠として
漫画版で明かされたヤスの容姿は少なくとも金髪であり、おそらく白人の人種的特徴が幾らかはある
金髪の愛人がいるという噂のもとで公称6歳児を突然連れてきて特別扱い連発で
気づくなという方が無理であって「実はみんな知ってる」というのは不自然ではない

つまり
少なくとも半陰陽そのもの自体は南条の担保によって公知であり
第二次成長に当たって性自認が混乱しているため異性装を繰り返してるとみなされていた

金蔵の近親レイプが半陰陽の原因であると思っていた親世代は到底追い出せともやめろとも言えなかった
下手に自分から火中の栗に手を突っ込んだ場合なぜなら黄金の入手の合法性から
ヤスの取り分を始めとした遺産分配問題まで炎上する可能性があったからである
(特にキンゾー生存時は)

つまり嘉音紗音は「もう好きにさせるしかない」という
六軒島親世代全員の合意に基づく魔法である
ジェシカ?カノンくんと百合ってたんですよ
163: 名前: 通行人C:2013/01/25 19:23ID:76/FxAD/
ちびゆかさん
結論から言えば、ゲーム盤の終了時間とロジックエラーが発生した時間
これがイコールではないというものです
これを使えばゲームが終了するまでの間に
客室に入ったカノンはもう一度入れ替わることが可能になるんですよ

そしてそれがイコールでないことはエリカがロジックエラー時に放った赤
「外すも掛け直すも自由ですが、それは内側からしか出来ません。
そして、扉から出ることさえ自由ですが、
チェーンロックが掛かっていない状態での退出は脱出とはなりえません。」より立証できます。
(このエリカの赤字がロジックエラー時のものであることは
「謹啓、謹んで申し上げる。どちらも破られていないものと知り給え」と
「隣部屋は確かに封印されましたが、ロジックエラー時には、扉のみしかその維持が証明されませんでした。」
より理解してもらえると思います)

ヱリカは自分でロジックエラー時丁度にいる何者かにむかって
『これから』その行動を取れることを赤で証明しているわけです
行動をとれるという事は、それに見合った時間の存在も証明しているわけですよ。
外すも掛け直すも自由ですが
扉から出ることさえ自由ですが、
この場合、ロジックエラー時よりも先にある時間を使うことで
客室に閉じ込められた何者かが、脱出行動を取れることになり
ロジックエラー時≠ゲーム終了時 となります
結果的に、ロジックエラー時に閉じ込められていた嘉音は、
その先の時間で誰かともう一度入れ替わることにより、
戦人と同じく
客室からの脱出が可能になります
そして私の予想では、もう一度入れ替わったのは戦人であると考えています。

どうでしょうかちびゆかさん。
人格説も含め、EP6はほんとにおもしろいところですね。
みなさんいろんな解を持たれていて、一番楽しかったところです
164: 名前: タチバナ:2013/01/25 21:06ID:c9lyxYP2
ケーナさん >>156

多分もう何言っても無駄でしょうし、推理に直接関係ない妄言はできるだけスルーの方向で。
同意できるところは同意します。

>考察の場合はある程度 断定的に書かないと
>「こいつの考察は大丈夫か?」と思われかねませんので
>ある意味 ハッタリです
これは分かります。
論文とかで、「~と思う」を連発してたら叱られますし。

>ところが僕が>>126で引用した内容を読むと
>「“一なる真実”を解き明かしてください」
>と書いてあるも同然なのです
“あの世界では「受け取る人の数だけ真実がある」とさんざん言ってしまっているので、正解、本当の真実という意味の『一なる真実』という造語が必要になってしまったんです。”
あくまで主題は「受け取る人の数だけ真実がある」であって、
“一なる真実”は、その主題を語る過程で生まれた副産物だと言っています。

“(KEIYA)一つの真実を言い当ててほしいというよりは、ある程度の範囲内でいくつかの説があってもいいという感じですか。
それはもちろんですよ。ある程度のゆとりは残しているつもりなので。「ベルンの出題」のように、明確な一つの答えにするつもりは毛頭ないですよ。”
そして、ここで竜ちゃんはKEIYAさんの言うことに同意しています。
つまり少なくとも「一つの真実を言い当ててほしい」というのは主題ではありません。

“でも、突き詰めればほぼ間違いない答えが出てくるようにはできています。”
深読みしたとしても、「解答がないということはないから安心して欲しい」という以上のことは言ってないと思います。

>そして“鍵を持っている”のは肉体としての紗音ですから
肉体としての紗音じゃない紗音って、精神的な存在ですよね?
同じことばかり聞いてますが、人格説と何が違うんですか?

>これは僕の説明が不味かったですね
>“魔女のベアト”と“駒のベアト”はそもそも別人です
魔女のベアトと駒のベアトが別人であるということを「設定が変わってる」と言ったつもりです。

そして、魔女のベアトと駒のベアトが別人であるとするなら、
上位戦人と駒戦人だって別人の可能性があるわけじゃないですか。
言ってることが支離滅裂で破綻しています。

>僕はプレイヤーの戦人は
>“紗音との約束を忘れた戦人”という設定で作り出した駒だと考えています
約束を忘れていたかどうかはともかく、意図的に無能に設定されているとは思いますが、
この認識なら「現実も上位も盤上も設定は変わらない」と言った意味が分かりません。

あと、聞きそびれていたので、ついでに聞きたいのですけど、
「明日夢から生まれた子供も戦人」って、赤字の辻褄合わせをしているだけで愛を感じないんですが、
上手い理由付けはできますか?

>逆にこれを計画的に行おうとしたのが
>魔女のベアトだということです

>これは『ひぐらし』において
>圭一が何周もして
>ようやく過去のカケラの記憶を取り戻せたのに
>レナは罪滅し編1つで
>過去のカケラの記憶を取り戻せたのと同様だと思います
>(女性には優しい竜騎士07さん)
魔女のベアトにはできて魔術師のバトラにはできなかったのは、ベアトは女性だったからということですか?
予想以上の暴論ですが、それで説明になってると思いますか?

>ですから“シャノカノベアトが同一人物ということになった”
>訳ではなく
>同一人物が新たな人格を生み出すことで
>複数の人格を持つようになったのです
僕の説明が悪かったかもしれませんが、同じことを言っています。

>3つ目は全てを猫箱に閉ざし“黄金郷”に全てを預ける
>(これが本命)
一番確率が高いという意味ならそうかもしれませんが、最も出て欲しくない目がこれですよね。
“奇跡”のような確率にかけようとはしていましたが、他の出目が出ることを諦めていたわけではないでしょう。

そもそも、だとすれば、碑文殺人など行なう必要はないのです。
それなら単純に爆弾のスイッチを入れて放置すればいいだけです。

あと、“戦人が碑文の謎を解く”というパターンでは、
また違うと思いますので一考の価値があると思います。

>僕はこれを『最考考』にひとまとめにして書いてはいませんが
>書いたつもりでいますし
>そもそもこれでは考察ではなく
>単なる“粗筋紹介”ではないでしょうか?
んー、“粗筋紹介”にならないように説明して欲しかったってことです。

まあ、ここらへんの感覚は考察してる人でも分からない人は分からないでしょうし、
自分も苦手とするところですが、淡々と説明してるだけで愛を感じないです。
165: 名前: タチバナ:2013/01/25 21:17ID:c9lyxYP2
まるさん >>162

まるさんが言ってるような内容は、愛のある考察という感じがしますね。

>「現実の六軒島において紗音嘉音は日常的に変装していたがバトラと譲治をのぞく、少なくとも親世代ほぼ全員がそれを承知していた」
>「変装は愚か性的不具や金蔵の子であることも少なくとも薄々は全員が承知していた」
>「下級使用人は知らなかった」
>という説
自分の考えの一つとしてあるのは、「嘉音は朱志香の恋人役として生活していた」というものですが、
これとわりと近いものがあるかと思います。

これは、実際にはみんな紗音の変装だと分かっていますが、朱志香を女らしくするために
中性的な使用人であるヤスに恋人役をさせていたのではという考えです。
シミュレーションとは言え、本当の男を右代宮令嬢に軽々しく近づけるわけにはいきませんし。
166: 名前: まる:2013/01/25 22:32ID:f6YFQZAf
タチバナさん

半分くらいは冗談なのですけど
漫画ベルンゲームの紗音と嘉音の関係性は全員が承知しているものとする
という赤を見、いくらなんでもそりゃねえだろ、どんな状況だよと思ったわけです。

しかし考えてみると
金蔵の子供であり(生物学的にあり得ないが、親世代の認識としては)
それゆえに性的不具、だと全員が薄々気づいているという状況を仮定した場合

「とにかくほっとけば当人は満足なんだ…」
「遺産がどうの黄金の出処がどうと騒ぎ出さない限り見えぬ聞こえぬ云わぬ…」
だったらある意味魔法が成立しそうだなあ、と思ったのです
167: 名前: タチバナ:2013/01/25 22:59ID:c9lyxYP2
まるさん >>166

>「とにかくほっとけば当人は満足なんだ…」
>「遺産がどうの黄金の出処がどうと騒ぎ出さない限り見えぬ聞こえぬ云わぬ…」
>だったらある意味魔法が成立しそうだなあ、と思ったのです
EP8のハロウィンパーティが真実であるならば、
右代宮家の一族はお金の問題さえなければ、細かいことは気にしなさそうですね。

文化祭に嘉音が現れたということも黄金の真実でありますし、
黄金の真実によって六軒島では嘉音が存在できたとしても、別に問題はないような気がします。
168: 名前: ちびゆか:2013/01/26 01:35ID:3f/.GvQB
タチバナさん>>153
>あと、ミステリー的な解答としては爆弾というだけで、
>ファンタジーを認めるなら「ベアトは魔女である」
>と答えればいいんじゃないですかね。
>多分そう答えていれば、ベアトは死ななかったんですが、

EP4のベアトの晒した心臓が爆弾ならEP6の嘉音消失も爆弾で自爆したということになりますよね。

>僕が既に説明してますけど、『嘉音がヱリカの封印直前に脱出、
>客室内で嘉音じゃなくなる』で問題ありませんし、

「それ以外の全員がいとこ部屋にいることを認める」
「いとこ部屋、隣部屋の両部屋の密封は保障されました」

この赤字の間に嘉音が脱出したというのは、ただのインチキだと思いますが。
この前提を無視するなら封印そのものの意味もないと思います。

>(現実でも再現できるようになっていなければならないと
>考えるなら、別肉体説でも上記の会話に不自然さはないです)

別肉体説だから尚更、不自然さはあります。肉の檻である肉体に拘っている訳ですし。

通行人Cさん>>163
>この場合、ロジックエラー時よりも先にある時間を使うことで
>客室に閉じ込められた何者かが、脱出行動を取れることになり
>ロジックエラー時≠ゲーム終了時 となります
>結果的に、ロジックエラー時に閉じ込められていた嘉音は、
>その先の時間で誰かともう一度入れ替わることにより、

大体考えてることは解りましたが、かなり苦しく、これで堂々と解けると宣言できる解釈ではないと思います。

特に「そなたと嘉音は入ったのみ、戦人は出たのみ」の赤字
そして「客室に嘉音は存在しない」の赤字、
このことから戦人が再び嘉音を救出というのは無理だと思います。

あとこの問題の考え方は、ロジックエラーになるまでの過去の時間を、どう修正したらロジックエラーを回避できるか考えるもので、ゲーム中断時より未来のことは組み込めないと思います。中断時=ロジックエラ時ー=戦人救出時=チェーンを掛けた時点、だと思うんですけど。

>どうでしょうかちびゆかさん。
>人格説も含め、EP6はほんとにおもしろいところですね。
>みなさんいろんな解を持たれていて、一番楽しかったところです

面白いところですよね。
まあ恐らく真里亞とさくたろうなら突破できるという私の解釈が面白さでは圧倒していると思います。自分で言うのもなんですが。ふふふ。
169: 名前: 通行人C:2013/01/26 02:02ID:04a8U0tJ
ちびゆかさん
その赤字の時制もわすれずにチェックしてみてください。
特に「そなたと嘉音は入ったのみ、戦人は出たのみ」の赤字には
「そなたの入室からロジックエラー時まで、客室を出入りしたのは、そなたと戦人と嘉音のみだ。」が前述されていることから、
これらの事実は「エリカ入室から、ロジックエラー時まで」のことになるように思います。それから
「客室に嘉音は存在しない」
これは時間的に、特に限定されていないので、
この発話時点、つまり現在のものだとおもいます。
そしてゲーム盤はゲーム終了時点で止まったままだとするとこの時間は
そのゲーム終了時点の状態とおんなじものであると考えられます。

>ゲーム中断時より未来のことは組み込めないと思います
組み込めることは、エリカの赤字により説明されると思いますが、
私の日本語の解釈がおかしいでしょうかね。

どうもスレが不穏ですが。みなさんマイルドな気分で参りましょう。
170: 名前: タチバナ:2013/01/26 06:15ID:c4qjTUnl
ちびゆかさん >>168

>EP4のベアトの晒した心臓が爆弾ならEP6の嘉音消失も爆弾で自爆したということになりますよね。
いえいえ、ここではファンタジー的解釈をする方がむしろ自然でしょう。

>この赤字の間に嘉音が脱出したというのは、ただのインチキだと思いますが。
>この前提を無視するなら封印そのものの意味もないと思います。
脱出できない理由はありません。
同一説でも、あくまで現実的な方法に拘るなら他に方法はあまりないような気がしますが。

>別肉体説だから尚更、不自然さはあります。肉の檻である肉体に拘っている訳ですし。
拘っているのは、雛ベアトの方です。

>特に「そなたと嘉音は入ったのみ、戦人は出たのみ」の赤字
“嘉音は客室から一切出てない”と厳しく取るなら、例えば犬小屋密室でも封じていると思いますが、
通行人Cさんの言うことにも一理あると思います。

客室については、意外と笊密室(――というか、常識で考えてはいけないの)だからなんでもありなんですよね。
客室を爆弾で吹き飛ばしたから、客室には嘉音はいないということでも、別にいいですし。

通行人Cさん >>169

>組み込めることは、エリカの赤字により説明されると思いますが、
>私の日本語の解釈がおかしいでしょうかね。
個人的な感覚では微妙なところだと思いますが、筋は通っていると思います。

というか、何度も言うように、多少無理があるくらいの方が逆に自然なんですよね。
多分というか、ほぼ確定的に言葉遊びでロジックエラーを抜けているだけですから。

>どうもスレが不穏ですが。みなさんマイルドな気分で参りましょう。
これについては申し訳ないと思いますが、できるだけ平穏な解決を目指したいと思います。
とりあえず現段階でできることはしたというつもりです。
171: 名前: タチバナ:2013/01/26 06:28ID:c4qjTUnl
あ、でも、ヱリカとバトベアが何故あのタイミングで人数確認をしたのかという点について
説明ができないと言うならそれもなんとなく微妙です。

あのラストに自然な流れで繋げるのであれば、
『嘉音が嘉音じゃなくなる』しかないと思います。

“ロジエラ密室に閉じ込められたのはあくまで嘉音”としないと、
物語的にも変な感じがしますし。
(そう考えると、嘉音じゃなくて紗音(orベアト)になったという説もおかしな話です)

ただ、ロジックという点だけに目を向けるなら、通行人Cさんの解釈でも問題ないという感じです。
172: 名前: ケーナ:2013/01/26 08:13ID:3dEB1mrW
タチバナさん >>157 >>164

>うーん、言い争いがしたいわけじゃなくて、
>「もう少し視野を広げて考えて欲しい」という話しかしてないつもりなんですが、
>どうしてこうなるんでしょうかね。

また派手に誤読しているようですが
>>156で僕が書いたことに一体何を感じたのでしょう?

断言しますが
《赤:>>156に書いた内容には如何なる悪意も感情も込められていない》
です

僕はまったく感情を込めずに
淡々と自分の見解を述べたに過ぎません

あまり“考察者としての在り方”“読解というもの”について
語る機会がないので
「折角だから語っておこう」と思ったのです
(ですから“語る口実”を作ってくれたタチバナさんにはむしろ感謝しています)

タチバナさんだけでなく
多くの考察者が抱えている問題ですので
あれらを放置しておくと
いつまで経っても話が進みませんから

僕は確かにタチバナさんの問題点を指摘していますが
そこに悪意はありません
万引きをしようとする友人を止めるのは悪意からですか?
むしろ悪意があれば止めません
捕まったところで「ざまぁ見ろ!」と笑うでしょう

もう一度 僕が悪意を込めて書いた『続・最考考』の例のアレと
>>156を読み比べてみてください
きちんと読めれば 全然違うものだと解るはずです

こうやって いちいち誤読するから
話が先に進まないのです
そして その原因はタチバナさん自身にあります

これも根っこは“行間が読めない”のと同じです
ようは文章を読解しているわけではなく
文章に自分の価値観を当てはめるだけになっているのです

ちなみに本人は意識しなくても
心のうちが文章に表れてしまう場合がありますが
僕の場合はそれもありません
何故なら 意識して文章から感情を排除しているからです

タチバナさんは僕の考え方を「視野が狭い」と認識しているようですが
これはそういうことではありません

無線通信に例えるならば(とか言いつつ僕は無線通信のことなど何も知りませんが)
無線で相手と通信するには相手と周波数を合わせる必要があります
ところがそういうことを何も考えず
自分の好きな周波数で各自 勝手に喋っているのが現状です
しかもコロコロと周波数を変えながら

これでは その瞬間にたまたま周波数が合った相手としか会話出来ません

幸い『うみねこ』にはあらかじめ
いくつかの周波数が割り当てられています
ですから 相手とコミュニケーションを取りたいのならば
割り当てられた周波数で話しましょう
ということです
もしくは話をする前に自分の周波数を明記しましょう
ということです

“一なる真実”の解釈については
僕としても「タチバナさんの読解は間違っていると思う」
とまでしか言えません
竜騎士07さんに尋ねてみないと正解は解りませんから

この“解釈の差”が“考察の限界”であり
そしてどんなテーマを考察するにしても
最低 ここまでは到達出来ます
他のテーマでもここを目標にしましょう

>>そして“鍵を持っている”のは肉体としての紗音ですから
>肉体としての紗音じゃない紗音って、精神的な存在ですよね?
>同じことばかり聞いてますが、人格説と何が違うんですか?

もう一度>>156のこの部分を読み返していただきたいのですが
“肉体としての紗音じゃない紗音”という言葉を僕は使っていません
ですから このような尋ね方をされても
僕には返答のしようがありません

>魔女のベアトと駒のベアトが別人であるということを
>「設定が変わってる」と言ったつもりです。

ゲーム盤の駒は現実世界のモデルになった人を
忠実に再現していると考えられます
ところがベアトの場合 現実世界のモデルが
そもそも存在しません
ベアトの容姿は肖像画そのものです
つまり肖像画の姿を依り代とした幻想存在なのです

ちなみに肖像画に描かれたのは現実世界にいた
“九羽鳥庵のベアト”でしょうけど
駒のベアトの依り代はあくまで肖像画です
(ここは少し複雑です)

ですから モデルが存在しない以上
設定を変えるも何もないのです

>上位戦人と駒戦人だって別人の可能性があるわけじゃないですか。

この内容は意味が解りません

>>僕はプレイヤーの戦人は
>>“紗音との約束を忘れた戦人”という設定で作り出した駒だと考えています
>約束を忘れていたかどうかはともかく、意図的に無能に設定されているとは思いますが、
>この認識なら「現実も上位も盤上も設定は変わらない」と言った意味が分かりません。

ですから 戦人は例外的に設定変更されている駒なのです
そして 何故そんなことが出来るのかは
>>156にも書きましたが「僕にも解りません」
こういうどうにも説明できない部分があるため
僕はこの考察を“創作”だと言っています

>「明日夢から生まれた子供も戦人」って、
>赤字の辻褄合わせをしているだけで愛を感じないんですが、
>上手い理由付けはできますか?

そもそもあの赤字が何の為に出てきたのかを
考えてみてください

約束を思い出す気配のない戦人に失望したベアトは
ゲームを降りようとしましたが
戦人はそれを許しませんでした

そこでベアトは戦人を騙してゲームを終わらせるために
あの赤字を出してきました
ですからあれは単なるロジックパズルです

>魔女のベアトにはできて魔術師のバトラにはできなかったのは、
>ベアトは女性だったからということですか?

また派手に誤(以下略)
魔女のベアトは戦人復活を意図して
プレイヤーの戦人を生み出しました
しかしそれが叶わないとあきらめ
消えてしまいました

つまり失敗したわけです

ところがベアトが諦めてから
プレイヤーの戦人は魔術師の戦人として復活しました

そしてEP6のゲームを始めるわけですが
これは別に魔女のベアトがしたような
復活の為のゲームではありません

そもそも戦人は「新たに駒として生み出せばベアトは蘇る」と
考えていました

ところが実際にはそれではベアトは蘇らず
プレイヤーの戦人のベアト版である“雛ベアト”が
生まれてしまいました

そして何も知らなかったプレイヤーの戦人とは違い
雛ベアトは魔術師の戦人の想いを理解していましたので
努力して魔女のベアトになりました
プレイヤーの戦人は“意図して用意された依り代”であったのに対し
雛ベアトは“意図されずして用意された依り代”です

つまりプレイヤーの戦人と雛ベアトは
“復活のための依り代”という同じ立場でありながら
前者がEP1~4までかかって復活出来なかったに対し
後者はEP6だけで復活出来た訳です

この関係性が『ひぐらし』と共通しているため
“女性に優しい”と表現しました

>そもそも、だとすれば、碑文殺人など行なう必要はないのです。
>それなら単純に爆弾のスイッチを入れて放置すればいいだけです。

僕は実際の六軒島で紗音が計画していたのは
碑文に見立てた連続殺人事件の“狂言”だったと考えています
ただ 戦人が約束を思い出さず
誰も碑文の謎が解けなければ
島を爆破して全員を殺すつもりだったということです

>あと、“戦人が碑文の謎を解く”というパターンでは、
>また違うと思いますので一考の価値があると思います。

これは特に考える必要のない可能性だと思います
紗音にとって大切なのは“戦人が約束を思い出すこと”ですから
それなしに戦人が碑文の謎を解いたところで
他の親族が解いた場合と特に変わらないでしょう

>んー、“粗筋紹介”にならないように説明して欲しかったってことです。
>まあ、ここらへんの感覚は考察してる人でも分からない人は分からないでしょうし、
>自分も苦手とするところですが、淡々と説明してるだけで愛を感じないです。

本文中から読み解ける情報として書けるのはあそこまでです
あれ以上を求めるなら それはもう創作です
僕がやっているのはあくまで“読解による考察”
だということを理解してください
“読み手の主観”が入ると
それはもう読解ではなくなります

ちなみに今回のレスは
ちょっぴり悪意が入っています
それと1日家を空けますので
明日は書き込みが出来ません
173: 名前: タチバナ:2013/01/26 10:40ID:c4qjTUnl
ケーナさん >>172

妄言はスルーすることにしましたが、一言だけ言います。
愛という感情がないからこそ、共感されないということに気付いてください。

>もう一度>>156のこの部分を読み返していただきたいのですが
>“肉体としての紗音じゃない紗音”という言葉を僕は使っていません
あれ、確かにこれは僕が間違ってますかね。
肉体としての紗音が犯人だって、ケーナさんは言ってるわけですか。

>ゲーム盤の駒は現実世界のモデルになった人を
>忠実に再現していると考えられます
>ところがベアトの場合 現実世界のモデルが
>そもそも存在しません
ヤスの人格として、ベアトもいるはずでは?
そして、嘉音も同じ条件のはずでは。

>>上位戦人と駒戦人だって別人の可能性があるわけじゃないですか。

>この内容は意味が解りません
ケーナさんが言ってることは、戦人とベアトの立ち位置を逆にしても成立する話だと思うってことです。

>ですから 戦人は例外的に設定変更されている駒なのです
だから、それを認めるなら出生について設定変更されていてもおかしくないじゃないですか。

>そこでベアトは戦人を騙してゲームを終わらせるために
>あの赤字を出してきました
>ですからあれは単なるロジックパズルです
説明になってませんよ。
【右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。】は嘘だって言いたいんですか?

>魔女のベアトは戦人復活を意図して
>プレイヤーの戦人を生み出しました
>しかしそれが叶わないとあきらめ
>消えてしまいました
別に失敗してないと思いますけど。

>僕は実際の六軒島で紗音が計画していたのは
>碑文に見立てた連続殺人事件の“狂言”だったと考えています
>ただ 戦人が約束を思い出さず
>誰も碑文の謎が解けなければ
>島を爆破して全員を殺すつもりだったということです
同じこと言ってるじゃないですか。
なんで反論したのか意味分かりません。

>それなしに戦人が碑文の謎を解いたところで
>他の親族が解いた場合と特に変わらないでしょう
戦人が解いた場合なら、銃は隠したままだと思いますよ。

>僕がやっているのはあくまで“読解による考察”
>だということを理解してください
>“読み手の主観”が入ると
>それはもう読解ではなくなります
そういう考えだから、あなたはうみねこを全く理解できていないのです。
174: 名前: ちびゆか:2013/01/27 00:36ID:41e0zDip
EP6のロジックエラー密室の解釈を修正したので投下してみます。
タチバナさん、通行人Cさんへの返信はまた後で。

「ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれていたことを理由とする青き真実の使用を禁じるものと知り給え。当該の青き真実への回答義務は、発生しないものと知り奉れ…!」

まずこの赤字を遵守することは必至。
フェ「恐らくだが隣部屋の窓以外に出口はない。にも関わらず隣部屋の窓を推理に組み込むことが許されぬ。この密室を解く答えは…ない。」
フェ「いや、一手あるにはある。しかしその手は二度と使えぬ手だ。そしてそれはベアトの心臓の一部だ。」

基本的に解く答えは「ベアトの心臓」以外に存在しないということ。

「復唱要求。"戦人を救出したのは、間違いなく真里亞本人である"。」
「受けようぞ。戦人を救出したのは、間違いなく真里亞本人である。」
「復唱要求。"戦人と真里亞は別人である"。」
「戦人と真里亞は別人である。」

前回はこんな感じで、真里亞=嘉音、さくたろう=ヱリカ、でしたが今回は逆にしてみます。真里亞=ヱリカ、さくたろう=嘉音とします。ただし命令権者はさくたろう人格とします。
「復唱要求。"戦人を救出したのは、間違いなくさくたろう本人である"。」
「受けようぞ。戦人を救出したのは、間違いなくさくたろう本人である。」
「復唱要求。"戦人とさくたろうは別人である"。」
「戦人とさくたろうは別人である。」

こうなります。

「復唱要求。 "戦人救出時、客室に入ったのはさくたろうのみである"。」
「認めようぞ。戦人救出時、客室に入ったのはさくたろうのみである。そういう話のつもりだが…?」
①まず客室入室時、肉の器真里亞が入室。さくたろう(依り代)は室外に待機。
②肉の器真里亞がバスルームにいる間、戦人脱出。
③戦人脱出後、肉の器真里亞は室外に待機しているさくたろう室内に引き入れ、さくたろうがチェーンを掛ける(実質的には肉の器がチェーンを掛けます)

チェーンを掛けた時は、肉の器は入室済みでさくたろうのみ入室となります。

「復唱要求。"私の入室からロジックエラー時まで、私と戦人と真里亞以外に、入退室した者は存在しない"。」
「認めようぞ。そなたの入室からロジックエラー時まで、客室を出入りしたのは、そなたと戦人と真里亞のみだ。」
「復唱要求。"それは即ち、3人のことである"。」
「認めようぞ。そなたと戦人と真里亞で、3人である。」
「定義確認。この3人の定義は体の数に等しいと考えていい?3体が出入りをしたってことですよね? 」
「無論だ。3人、即ち3体が出入りした。そなたと真里亞は入ったのみ、戦人は出たのみ。 全ての名は本人以外に名乗れないと赤き真実ですでに語っている。よって、真里亞、戦人、さくたろうの名はいずれも、本人にしか名乗れぬのだ。」
この辺は特に問題ないですね。

「復唱要求。"私は救出者ではない"。」
「当然だ! そなたは探偵ではないか。安心せよ、妾はそれを尊重する!」
「定義確認。"救出者の定義とは?"。 」
「救出者とは、戦人の開けたチェーンロックを、再び掛け直した者、ということにする。戦人を救う意思があったかどうかは、問わないことにしておく。」

救出者は事実上は真里亞とさくたろう人格の存在する肉の器となりますが、人格的には別人ということになります。

「復唱要求。"出入りの定義とは、客室と外部の境界を跨いだかどうかである"。 」
「認めようぞ。」

「復唱要求。"クローゼット内には誰かがいる"。」
「拒否する。」
「さくたろうは魔法が使えるのだぞ。確かにクローゼットに一時、姿を隠しはしたが、その後すぐに魔法で姿を消したのだ…!だからクローゼット内には不在!よって復唱は出来ぬわ!」

「ゲームは、私が客室に入ったところで終わってしまったのだから、私は、自分で閉めたチェーンロックを、開けてさえいない。だから、私が退出した後に、私に続いて脱出、というのは通用しない。また、チェーンロック施錠は、入室と同時に行なっている。私が入室してから、チェーンロック施錠までの数秒間に、誰も退室は出来ないのだ。客室は、戦人検死時に封印したため、私が再び訪れて封印を自ら破るまで、客室の出入りは一切不可能だ。よって、私の入室時、戦人は客室内のどこかに隠れていたことは確定する。戦人の脱出のチャンスは、私が封印を破った後のみ。さらに限定すれば、私がバスルームにいる間しか脱出チャンスは存在しない。

「客室に、さくたろうは存在しない。………もちろん、クローゼット、ベッドルーム、バスルーム、この全てにおいてである。」

戦人脱出後、さくたろうは設定変更で真里亞になります。
例『うりゅ、設定変更、僕は真里亞になる。今までの真里亞は、かわいそうだけどバイバイ』
更に「さくたろうは存在しない」の赤字を満たす為、依り代を処分することになります。例えば嘉音の依り代が指輪だったら、バスルームの排水口へ流すことで消失します。多少大きな物でもバスルームにあったニッパーで千切って流せます。

「初めまして、こんにちは!右代官真里亞と申します!!招かれざる客人ですが、どうか歓迎を!!
我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!」

この時の真里亞はさくたろうが設定変更により自身になっているので、一なる魂を満たした人間 (元さくたろう)で、だから「初めまして」になります。ロジックエラー前の真里亞と別人なんです。

「そなたを迎えても、17人だ。」

これは18人目の一なる魂を満たした人間が生まれたことで、誰かが一なる魂を満たせなくなるということですね。

ロジックエラー時のシナリオではヱリカは18人目の人間であり、それを含めれば18人という設定だったと思います。
ロジックエラーの修正の為、ヱリカをヤスの中の人格、一なる魂に満たないニンゲン未満という設定に変更したのだと思います。

ヤスが18人目のヱリカになってしまうと、従来の在島者17人に必ず欠番がでてしまい、「そなたを迎えても17人だ」が成立します。

この説は嘉音とヱリカの関係が人間と駒(依り代)、命令権者と被命令権者の関係にあるという考えですが、「犯人はヤス」を満たし、(EP6のヱリカは殺人者)
「酷いトリックだ。こんなトリックじゃまたニンゲンどもが、こんなのミステリーじゃねーって騒ぎ出すぜ」
「いいえ、立派なトリックです。愛のない人には視えないんです…」
こういったところも満たせるかと思うんです。

ついでですがEP4の私はだぁれ、ベアトの晒した心臓も人間と依り代ギミックで成立できます。
真里亞「うー、お前を殺す」
さくた『うりゅ、右代官真里亞、今からあなたを殺します。』
真里亞「うー、それで」
さくた『この島にあなたはたった一人。そしてもちろん、私はあなたではない。なのに私は今、ここにいて、これからあなたを殺します。』

さくた『うりゅ、ボクはだぁれ?』

フェ「いや、一手あるにはある。しかしその手は二度と使えぬ手だ。そしてそれはベアトの心臓の一部だ。」

フェザリーヌの語ったベアトの心臓は人間と依り代ことであるかと思います。

175: 名前: ちびゆか:2013/01/27 01:13ID:75hQN06J
通行人Cさん>>169

少し遡ります。
>ヱリカは自分でロジックエラー時丁度にいる何者かにむかって
>『これから』その行動を取れることを赤で証明しているわけです
>行動をとれるという事は、それに見合った時間の存在も
>証明しているわけですよ。

この考えが変なんじゃないのかなあ。
「外すも掛け直すも自由ですが、それは内側からしか出来ません。
そして、扉から出ることさえ自由ですが、
チェーンロックが掛かっていない状態での退出は脱出とはなりえません。」

この赤はGM戦人に対しての発言ですよね。
これはゲームは中断したまま時間は止まってますと思います。
GM戦人に赤字に抵触しないロジックを再提出せよというだけの問題だと思いますが。GM戦人がロジックエラー時までの中で再構築するだけで、ロジックエラー時以降の時間は存在しないと思います。

>どうもスレが不穏ですが。みなさんマイルドな気分で参りましょう。

私は常にマイルドですよ。ふふふ。

タチバナさん>>170

>いえいえ、ここではファンタジー的解釈をする方がむしろ自然でしょう。

なんかファンタジーとかミステリーとか都合の良いように使い分けてませんか?
ただ算数パズルである「うみねこ」を解くという姿勢で良いと思います。

今度のEP6の嘉音消失トリックはどうでしょう。
矛盾点がありますか?
176: 名前: タチバナ:2013/01/27 01:49ID:50gljUyF
ちびゆかさん >>174 >>175

>基本的に解く答えは「ベアトの心臓」以外に存在しないということ。
それは多分その通りなのですけど、
ここでフェザリーヌが言ってるのは、いとこ部屋or隣部屋からの脱出の話ですよ。

>①まず客室入室時、肉の器真里亞が入室。さくたろう(依り代)は室外に待機。
>②肉の器真里亞がバスルームにいる間、戦人脱出。
>③戦人脱出後、肉の器真里亞は室外に待機しているさくたろう室内に引き入れ、
>さくたろうがチェーンを掛ける(実質的には肉の器がチェーンを掛けます)
んん、なんか逆に分かりづらくなったような。肉の器ってどういう意味ですか?
正直、真里亞とさくたろうと変換されてる時点で、物凄く分かりづらいんですけど。

でも、要するに、肉体だけが入って、あとから人格が入ってきたという解釈ですかね?
【戦人救出時、客室に入ったのは嘉音のみである。】を抜けるための説明ですよね。

ちびゆかさんの言ってることが上手く変換できなくて、よく分からないのですけど、
ヱリカの肉体が救出者であるということですか?
物語的には不自然さを感じるけど、ロジック上は問題ない、……のでしょうか?
うーん、この説明ではちょっと分かりかねます。

>更に「さくたろうは存在しない」の赤字を満たす為、依り代を処分することになります。
ん、ここもなんか認識が違いますかね。嘉音の依り代なんて別にないと思いますけど。

>>いえいえ、ここではファンタジー的解釈をする方がむしろ自然でしょう。

>なんかファンタジーとかミステリーとか都合の良いように使い分けてませんか?
>ただ算数パズルである「うみねこ」を解くという姿勢で良いと思います。
“「こんなのミステリーじゃねーって、騒ぎ出すぜ……。」”に自然な説明をつけるためにはということです。
納得いかなければ、爆弾で客室を爆破したとしてもいいのです。これでも別に不自然ではありません。

というか、そもそも爆弾だって心臓の“一部”であって、=ではありませんので、
爆弾以外のトリックが用いられたとしても問題ないです。何度も言うように、基本なんでもありということです。
どこに拘るのかという部分が人それぞれ違うというだけの話かと思います。

僕の考えでは、『嘉音が嘉音じゃなくなる(具体的に言えば、嘉哉になった)』というのが
物語的にも最も自然な解釈であるかなという感じです。
177: 名前: タチバナ:2013/01/27 02:02ID:50gljUyF
というか、いとこ部屋or隣部屋からの脱出トリックを説明せずに、
客室トリックから説明し始めるのは手順前後で、
それも説明が分かりづらくなる原因なのではと思います。
178: 名前: 通行人C:2013/01/27 02:55ID:69vQrGLz
ちびゆかさん
>この赤はGM戦人に対しての発言ですよね。
たぶんわかっておられるとおもいますが
「誰」のことかは赤字で明確に限定されていません
誰についての部分が無いという事は
「そこはGMの好きにしたらいい」という事だと思います
話し相手はGMでも
実際にこの赤字が示す動作の動作主にあたる人物はGM戦人ではなくて
ゲーム盤上の駒の誰かになるはずです

それと大事なことで、EP6は決闘シーンがありますね
これは決定的でどうしようもない
シャノンカノンが同時に現れない
人格を奪い合うような設定に関しては
私はゲーム盤は人形劇ではないのかと考えています
こうするとシャノンカノンの人格間のスイッチは
人形を変えるだけで物理的に説明できる世界になるはずだと思いますね
私の嫌いな人格説を物理的に考えられるわけです

というのは人形劇を思わせるような表現があるからです
糸が切れたように死ぬとか、EP7の舞台劇とか
人形の入れ替え(人格のスイッチ)は
舞台袖で行えば、観客にはばれないでしょう
観客の見てる前でやればお客さんが興ざめしてしまう
ので、EP6のカノンが客室から脱出するトリックに関して言えば物理的に挑んでいます。
179: 名前: ちびゆか:2013/01/27 03:09ID:75hQN06J
タチバナさん>>176
>それは多分その通りなのですけど、
>ここでフェザリーヌが言ってるのは、
>いとこ部屋or隣部屋からの脱出の話ですよ。

嘉音のいとこ部屋からの脱出と、戦人の救出はほぼ同義です。
「ベアトの心臓、またはその一部」が関係しています。
嘉音を依り代と仮定すれば、「それ以外の全員がいとこ部屋にいることを認める」の赤字に抵触しなくなるはずです。

>んん、なんか逆に分かりづらくなったような。
>肉の器ってどういう意味ですか?
>正直、真里亞とさくたろうと変換されてる時点で、
>物凄く分かりづらいんですけど。

真里亞とさくたろうの関係、これは右代官真里亞の肉の器に真里亞人格Aとさくたろう人格Bが存在する、ここまでは理解できると思います。
常識的には真里亞人格Aがさくたろう人格Bを操っていると考えられますが、逆も可能性はあり、AとBの人格のどちらが命令権者でも言い訳です。理論上は。

①まず客室入室時、肉の器真里亞が入室。さくたろう(依り代)は室外に待機。

まあ肉の器に存在する情報としての人格A、Bは共に入室していますね。あくまで肉の器は真里亞であり、ぬいぐるみでるさくたろうが室外待機。室外待機のさくたろうが命令権者であり、入室した真里亞を建前上は操っていることになります。

>でも、要するに、肉体だけが入って、あとから人格が入ってきた
>という解釈ですかね?

肉体が入った以上、情報としての人格A、Bは入室しています。ただあくまで真里亞が入室し、さくたろうが室外待機です。人の名が真里亞であり、ぬいぐるみの名はさくたろうです。真里亞という人が先に入室し、戦人脱出後、真里亞がぬいぐるみを引き入れる形になります。

赤字を抜ける為にぬいぐるみを人間のように扱っている面はあります。
マリアージュの魔法大系ならそういうもんなんじゃないかと思います。

>ちびゆかさんの言ってることが上手く変換できなくて、
>よく分からないのですけど、
>ヱリカの肉体が救出者であるということですか?
>物語的には不自然さを感じるけど、ロジック上は問題ない、
>……のでしょうか?

ヤスの肉体にヱリカ人格があるして考えています。嘉音は依り代。
物語的には唐突かもしれません。でもロジックは方向性、人間と依り代ギミックで解くというところは当たっていると思います。

>ん、ここもなんか認識が違いますかね。嘉音の依り代なんて
>別にないと思いますけど。

ふふふ。あったかもしれないですね。根拠は赤字ロジックを解くのに必要だからで十分だと思います。ないと解けない(封印が完璧であるという前提)。

>僕の考えでは、『嘉音が嘉音じゃなくなる
>(具体的に言えば、嘉哉になった)』というのが
>物語的にも最も自然な解釈であるかなという感じです。

物語的解釈では嘉音は決闘に敗れ、一なる魂を満たす人間になることが出来なかった(嘉音消失)。これが自然だと思います。
180: 名前: ちびゆか:2013/01/27 03:29ID:e6uoj2QV
通行人Cさん>>178
>話し相手はGMでも
>実際にこの赤字が示す動作の動作主にあたる人物はGM戦人ではなくて
>ゲーム盤上の駒の誰かになるはずです

うーん、駒が動作主だったとしても、ゲーム中断時(ロジックエラー時)から先の時間が自由に使えるという根拠はないと思いますが。
ロジックエラー時以前の物語を修正するしかないと思えますが。

>こうするとシャノンカノンの人格間のスイッチは
>人形を変えるだけで物理的に説明できる世界になるはずだと思いますね
>私の嫌いな人格説を物理的に考えられるわけです

スイッチの一つが設定変更だと思います。

>というのは人形劇を思わせるような表現があるからです
>糸が切れたように死ぬとか、EP7の舞台劇とか

人形劇を思わせるところはありますね。
私のEP6の解釈だって人形劇のような面もあるし、物理的にも可能だと思っています。というか物理的に挑まなきゃダメだと思います。
181: 名前: タチバナ:2013/01/27 11:01ID:50gljUyF
ああ、なるほど。物理トリックで突破するには依り代が必要ということですね。
ちびゆかさんの考えは、多分理解しました。
182: 名前: ケーナ:2013/01/27 18:50ID:e7ChOoQ5
タチバナさん >>173

>妄言はスルーすることにしました

僕の書いていることを“妄言”としか受け止められないのなら
これ以上説明しても無駄ですので
こちらからもやめておきます
(もう充分に書きましたし)

ただ 誤読を連発するのだけはやめてください
僕は普通に読めば普通に理解出来る内容しか書いていません

また その誤読を根拠にした
勝手な決め付けによる発言もやめてください
非常に迷惑で不愉快です

>>ゲーム盤の駒は現実世界のモデルになった人を
>>忠実に再現していると考えられます
>>ところがベアトの場合 現実世界のモデルが
>>もそも存在しません

>ヤスの人格として、ベアトもいるはずでは?
>そして、嘉音も同じ条件のはずでは。

あくまで“現実世界の人間”ですから
紗音をモデルにして
紗音の駒がゲーム盤には配置されています
その駒に3つの人格が搭載されています

その3つの人格のうちの1つ
“ベアトの人格”と駒のベアトはまた違う存在です
ですからベアトは3人います(EP4のベアト2も含めると4人)

ゲーム盤を作った“魔女のベアト”
魔女のベアトが戦人の対戦相手として用意した“駒のベアト”
(依り代は肖像画である幻想存在)
紗音に宿る“ベアトの人格”

>ケーナさんが言ってることは、
>戦人とベアトの立ち位置を逆にしても成立する話だと思うってことです。

これはどういうことでしょうか?

>>ですから 戦人は例外的に設定変更されている駒なのです
>だから、それを認めるなら出生について設定変更されていてもおかしくないじゃないですか。

その設定変更に何の意味があるかということです
何故 魔女のベアトが紗音との約束を忘れた戦人を
プレイヤーにしたのかと言うと
実際の戦人は紗音との約束を忘れていなかったからです

もともと紗音は“戦人は約束を忘れた”という前提で
狂言殺人のミステリーを考えたわけですから
実は“紗音との約束を覚えている戦人”は
紗音が待っていた戦人ではないのです

紗音が待っていたのは“約束を忘れてのこのこ六軒島にやってくる戦人”
だったのです

ですから魔女のベアトはかつての自分(魔女化する前の紗音)が待っていた
“約束を忘れてのこのこ六軒島にやってくる戦人”を相手に
今度こそ 本当のミステリー勝負がしたかったのです
そのため 戦人の駒の設定を変更したのだと考えられます

ところが戦人の出生の秘密など
明日夢が死産した子どもも戦人という名前だった
これだけで潜れてしまうような問題です

別に設定変更ということにしても良いでしょうが
わざわざ設定変更するほどのことでしょうか?

>【右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。】は嘘だって言いたいんですか?

どうも説明が理解出来ていないようですが
《赤:明日夢が死産した子どもは戦人という名前である》
《赤:霧江が生んだ子どもは戦人という名前である》

これだけでEP4の戦人の出生に関する赤字は全て潜れます

>>魔女のベアトは戦人復活を意図して
>>プレイヤーの戦人を生み出しました
>>しかしそれが叶わないとあきらめ
>>消えてしまいました
>別に失敗してないと思いますけど。

一応 最終的に戦人は復活しましたから
成功はしましたよね
ただ その時にはベアトは消えてしまっていたわけですから
もう手遅れです

死んでから功績が認められて
国民栄誉賞を貰うようなものです

>>僕は実際の六軒島で紗音が計画していたのは
>>碑文に見立てた連続殺人事件の“狂言”だったと考えています
>>ただ 戦人が約束を思い出さず
>>誰も碑文の謎が解けなければ
>>島を爆破して全員を殺すつもりだったということです

>同じこと言ってるじゃないですか。
>なんで反論したのか意味分かりません。

僕が引っ掛かったのは以下の部分です
>そもそも、だとすれば、碑文殺人など行なう必要はないのです。

>>それなしに戦人が碑文の謎を解いたところで
>>他の親族が解いた場合と特に変わらないでしょう
>戦人が解いた場合なら、銃は隠したままだと思いますよ。

別に親族にバトルロイヤルさせるために
銃を置いていたわけではないと思いますよ
それにEP7はあくまでゲームマスターのいない
AIで駒が行動するゲームですから
ゲームマスターであったベルンが
銃を置いておいたのかもしれません

あれを“六軒島での真実”と認識してはいけません

>>僕がやっているのはあくまで“読解による考察”
>>だということを理解してください
>>“読み手の主観”が入ると
>>それはもう読解ではなくなります
>そういう考えだから、あなたはうみねこを全く理解できていないのです。

だとするとタチバナさんは
『うみねこ』をどのように理解しているというのですか?

僕が「参考用に答を1つ書いて欲しい」と書いたのを
受けてタチバナさんが>>150で書いた内容を
僕の解釈で書いたのが>>156です

ところがタチバナさんは
>淡々と説明してるだけで愛を感じないです
と仰る

解釈の違いこそあれ
タチバナさんが>>150で書いた内容と
僕が>>156で書いた内容は
大した違いはありませんよ
183: 名前: タチバナ:2013/01/27 19:38ID:50gljUyF
ケーナさん >>182

>その3つの人格のうちの1つ
>“ベアトの人格”と駒のベアトはまた違う存在です
>ですからベアトは3人います(EP4のベアト2も含めると4人)
そんなこと聞いてないでしょうが。
そのベアトの人格は、駒のベアトのモデルじゃないのかって聞いてるんです。

>>ケーナさんが言ってることは、
>>戦人とベアトの立ち位置を逆にしても成立する話だと思うってことです。

>これはどういうことでしょうか?
自分に都合の言いようにしか考えられないようなので、もういいです。
なんで理解できないのか理解不能です。

>その設定変更に何の意味があるかということです
はっきりとした確証もないのに、戦人を霧江の子供として書くことが
どれだけ戦人一家に失礼なのか分からないんですか?

>ところが戦人の出生の秘密など
>明日夢が死産した子どもも戦人という名前だった
>これだけで潜れてしまうような問題です
なんで明日夢が死産した子供の名前も戦人だったのかって聞いてるんですけど、
いいかげん質問に答えてくれませんかね。
普通に考えれば、正妻の子供と愛人の子供に同じ名前をつける必要なんじゃないですか。

ついでに言っておきますが、仮にただのベアトのいちゃもんだとすれば、
明日夢の子供である必要もないです。

>一応 最終的に戦人は復活しましたから
>成功はしましたよね
復活の意味が分かりません。最初から戦人は戦人ですよ。

>別に親族にバトルロイヤルさせるために
>銃を置いていたわけではないと思いますよ
じゃあ、なんのために4丁の銃を見せびらかすように置いたんでしょうね。

>それにEP7はあくまでゲームマスターのいない
>AIで駒が行動するゲームですから
それ、ケーナさんの中でしか通用しない理論でしょ。
勝手にそんな前提にされたら困ります。

>ところがタチバナさんは
>>淡々と説明してるだけで愛を感じないです
>と仰る
これは僕の書き方が悪いとは思うのですが、
作中には書かれていない心情部分にも踏み込んで欲しいということです。
184: 名前: ちびゆか:2013/01/28 01:52ID:5fwt1J.M
通行人Cさん 別館>>6

>① ロジックエラー時ぴったりに行われた証明
>② 動作主は特に示されていない
>③ 現在形の証明であるため、長い短いの違いはあっても
>すべて今を中心とした過去・現在・未来の3つの時間帯
>にわたっている動作・状態の証明となる

③に根拠がないと思います。GMがロジックエラー時から過去のシナリオを修正するという考え以外浮かびません。「チェーンロックは施錠を維持している」という赤字があり、ロジックエラー時から物語を遡り、「チェーンロックの施錠を維持する」という状態を再構築するというシンプルな話に思えます。

>①~③を繋げて考えると
>「ロジックエラー時ぴったりに閉じ込められた何者かに対して、
>外すことも掛け直すこともできる時間の幅が存在している」
>となるわけです。

だからそれは、ロジックエラー以前の物語の中でGMは自由に修正し再構築できる(時間の幅の存在)、と思うんですが。

>1 ロジックエラーの密室に閉じ込められたのは下位戦人です
>2 それを救ったのがカノン
>3 ロジックエラー時ぴったりには戦人は入れ替わって
>客室に不在であるはず
>そこでエリカの赤字に注目してみてください

>エリカはロジックエラー時の時点から発話しています
>このエリカの赤字が下位世界の戦人に対してのものだとしたら
>「現在形」で話す限り、ロジックエラー時を含んでいなければ
>ならないとおもうのです

ヱリカの赤字はロジックエラー時までに何らかのトリックXをGMが再提出せよというだけのことに思えます。
漫画を見て確認していますが、ヱリカのセリフ自体は確実にGMに対してです。
ロジックエラー時とはゲーム中断時でもあり、ゲームを中断した無限の時間の中でGMが「外すも掛けなおすも自由ですが~」この赤字の条件を満たすトリックXを考えるという認識です。やっぱり中断時以前の物語をGMが修正というのが妥当だと思います。

>(たとえば「私は16歳です」と赤字で言った場合、
>16歳になったある時点から、

この例えは何か変な例えです。ロジックエラー時というのは、その時点のみです。

>ロジックエラー時には客室に不在になるであろう下位戦人に対して
>現在形で証明できるとは思えません
>もちろん表現を補えば、全ての現在形は未来や過去を証明
>できるものになります
>私は(その時)16歳です、(その時点で)外すも自由、
>掛け直すも自由です
>こういう表現を加えると日本語は現在形でたちまち今を
>含めない過去の事実、すなわち過去形と等しくなりますが
>しかしこういう言葉の装飾を許してしまうと、
>実にすべての赤字の時制が崩壊してしまいます

難しく考えすぎだと思います。その時(ロジックエラー時)は限定されていて時間の幅はないと思います。基本的に「ゲーム中断時」であり、未来の時間は存在しないと思います。GMが過去の物語を修正し、その時(ロジックエラー時)から時間が進み、「未来」が存在するのだと思います。
当然GMは「未来」のことは組み込めません。因果的に考えて。

>おそらく勘違いしている人の多くは、脳内でこの変換をやった結果、
>このエリカの赤字の動作主を下位戦人だと考えているかもしれないけど。

盤上の動作主はどう修正するかによりますよね。ただ私はゲーム中断時以前のシナリオを修正するしかないと思います。

タチバナさん>>181

>ああ、なるほど。物理トリックで突破するには依り代が
>必要ということですね。
>ちびゆかさんの考えは、多分理解しました。

もう完璧でしょう。まだ突っ込みところはありますか?
185: 名前: タチバナ:2013/01/28 02:03ID:3e5JmfxV
ちびゆかさん >>184

>もう完璧でしょう。まだ突っ込みところはありますか?
物語上の整合性を考えた場合の違和感は拭えませんが、ロジック上は問題ないんじゃないかと。

それよりどうしようかな。
別館へのレスなら別館の方に書き込んで欲しいけど、強制することはできないし……。
186: 名前: ちびゆか:2013/01/28 02:26ID:f2XL1acx
タチバナさん>>185

>それよりどうしようかな。
>別館へのレスなら別館の方に書き込んで欲しいけど、
>強制することはできないし……。

私が明確に自演だと思う奴はスルーしてるのは察していると思います。

あるコテが自演していたのはタチバナさんも気付いたなら、考えてみて下さい。
私が誰をスルーしているか。ケーナさんは勘が悪くて気付かないんですが、常駐していれば大体気付きます。

ケーナさん>>182
EP6の嘉音消失トリックを投下したんだから、意見はないのでしょうか?

あと以前、自分に対する敵意ある人間は全てスルーしなさい、どうしても反論したいなら三行以内にせよと教えたはずです。
守りなさい!
187: 名前: タチバナ:2013/01/28 02:37ID:3e5JmfxV
ちびゆかさん >>186

自演? 言っておきますけど、僕も勘が悪いほうですよ?w

何かあったとしても今の話と関係あるのかも分からないけど、
ともかく強制はできないので、ちびゆかさんも自由にしてください。
188: 名前: ちびゆか:2013/01/28 02:47ID:8dSer6op
タチバナさん>>187

ふふふ。こっちはまったりといきます。
もともと自由にやってますから。
189: 名前: ケーナ:2013/01/28 03:42ID:e6UYYWap
タチバナさん >>183

>そのベアトの人格は、駒のベアトのモデルじゃないのかって聞いてるんです。

そう考えても良いのかもしれませんが
駒のベアトは九羽鳥庵のベアトを
自分の過去と認識していますから
その場合 設定変更されていると考えられます

>はっきりとした確証もないのに、戦人を霧江の子供として書くことが
>どれだけ戦人一家に失礼なのか分からないんですか?

失礼も何も留弗夫が告白した内容ですが?

>普通に考えれば、正妻の子供と愛人の子供に同じ名前をつける必要なんじゃないですか。

では逆にどんな名前を付けますか?
戦人という名前は留弗夫が自分と明日夢の子供の為に
考えていた名前でしょう
ならば その名前の本来の持ち主は
明日夢が死産した子どもです

そして実際には霧江が生んだ子どもは
明日夢の子どもということにされたわけですから
戦人の名前をつけられた
ごく自然な解釈だと思います

>仮にただのベアトのいちゃもんだとすれば、
>明日夢の子供である必要もないです。

赤字に明日夢が登場する以上
明日夢の子どもでなければなりません

>>一応 最終的に戦人は復活しましたから
>>成功はしましたよね
>復活の意味が分かりません。最初から戦人は戦人ですよ。

ここまでの説明で理解出来ないなら
多分 これ以上説明しても
この内容は理解出来ないでしょうから
もうやめておきましょう

基本的に僕とタチバナさんのやり取りが長くなるのは
話の軸が多すぎるためです

多くても3~4つに絞って
それが片付いてから次に進むようにしまょう

>じゃあ、なんのために4丁の銃を見せびらかすように置いたんでしょうね。

紗音にとって地下貴賓室はそこに踏み込まれた全てが終わる本丸です
自分が使う為に置いておいたのか
もしくは親族の手に渡らないように
置いておいたのか知りませんが
悪意があって置いていたわけではないでしょう

>>それにEP7はあくまでゲームマスターのいない
>>AIで駒が行動するゲームですから
>それ、ケーナさんの中でしか通用しない理論でしょ。
>勝手にそんな前提にされたら困ります。

何故 そう考えるかは説明したはずです
納得出来ないならそれで構いません

>作中には書かれていない心情部分にも踏み込んで欲しいということです。

自分が答として書いた内容にそれがないのに
僕には要求し
さらには「全く解っていない」と断言する
意味が解りません
190: 名前: ケーナ:2013/01/28 03:44ID:e6UYYWap
ちびゆかさん>>186

>EP6の嘉音消失トリックを投下したんだから、意見はないのでしょうか?

口を挟むのは話が行き詰ってからにしようと思っておりましたので…
つい昨日 コミックEP6を最終巻まで手に入れましたので
それを読みながら少し考えてみます

>あと以前、自分に対する敵意ある人間は全てスルーしなさい、
>どうしても反論したいなら三行以内にせよと教えたはずです。

僕はここ最近
タチバナさん以外とはやり取りした覚えがないのですが…

1回 別スレに誤投下してしまって
もう一度 こちらに書き直したのですが
それのことでしょうか?

だとしたら それは誤投下による手違いです

あと 3行以内というのは場合によっては無理です
なるたけ簡潔に書くように心がけてはいますが
191: 名前: タチバナ:2013/01/28 07:30ID:3e5JmfxV
ケーナさん >>189

>戦人という名前は留弗夫が自分と明日夢の子供の為に
>考えていた名前でしょう
>ならば その名前の本来の持ち主は
>明日夢が死産した子どもです
こちらの意図を理解してない解答しか返ってこないから、もう一切返信しない方がいいかとすら思いましたけど、
この部分だけは確かに一理ありますね。なるほど、これは失礼しました。
192: 名前: ケーナ:2013/01/28 17:07ID:e6UYYWap
タチバナさん >>191

最後まで一言余計ですが
また僕に挑みたくなったら
いつでもどうぞ
193: 名前: ケーナ:2013/01/28 17:08ID:e6UYYWap
ブックオフに行ったら
誰かがまとめて売っぱらったらしく
『うみねこ』コミック既刊の
持っていなかったのが全て置いてあり
全部揃ってしまいました

特に新しい考察の柱を建てるほどの内容はありませんでしたが
既存の考察の柱を補強する材料になるものはありましたので
取りあえず画像だけ以下に上げておきます
http://keena/。web。fc2。com/comicgazou3。zip
(“。”は“ピリオド”に変換)
194: 名前: ケーナ:2013/01/28 17:09ID:e6UYYWap
ちびゆかさん >>131 >>186

“「謹啓、謹んで申し上げる。《赤:ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれていたことを理由とする青き真実の使用を禁じるものと知り給え。》」コーネリア”

この発言を受けての縁寿とフェザリーヌの会話は以下の通りです

“「これって重大なルール違反じゃないの?! だって、正解が言えないクイズなんて、フェアなゲームじゃない! これ、向こう側のロジックエラーじゃないの?!」(縁寿)
「……………………。……それがロジックエラーにならないから、こうして物語が続いているとも、受け取れる…。」(フェザ)”

“「隣部屋の窓以外に、出口はない。……にもかかわらず、隣部屋の窓を推理に組み込むことが許されぬ。…………この密室を解く答えは、恐らく、ない。」(フェザ)
「ないならどうなるの?!」(縁寿)
「答えがない以上、説明義務を求められているプレイヤーが敗北するのは必定だ。」(フェザ)
「それって、手詰まりってことじゃない…! つまり、今のドラノールの宣言は、……ある意味、トドメ! チェックメイトってことじゃない!!」(縁寿)
「……………………。……いや、一手、あるにはある。……しかしその手は、………二度と使えぬ手だ。……そしてそれは、…ベアトの心臓の一部でもある。」(フェザ)”

つまり“ベアトの心臓”を使えば
コーネリアの赤字に抵触することなく
隣部屋の窓から脱出出来ることになります

そして復活したベアトによる解答が以下です

“「密室のいとこ部屋より、嘉音は魔法にて封印を破らずに脱出。客室に至り、魔法にて戦人を密室の外へ脱出させた。」”

つまり赤字で窓が封印されているわけではなく
あくまでそれを理由とした青き真実が使えないだけです

そしてその後 以下の内容があります

“いとこ部屋ではなく、隣部屋に隠れていた嘉音が、封印後に窓から外へ、バチン!!
「痛ッ、……つつつ……。」(ヱリカ)
銃口が爆ぜて、指の先端に血を滲ませる。青き真実の火薬が破裂したのだ。……あ、……ちっくしょう……。……私、…さっきドラノールにそれ、……封印させた……。“隣部屋の窓を論点にした青き真実を禁止”って、封印させちまったです……ッッ!!!
「…………隣部屋の窓。下らん小細工で塞いだようだな? ガァプに聞いたぞ。」(ベアト)
「そ、……そうですか。それが何か?!」(ヱリカ)
「ドラノール。その下らぬ封印を解け。くっくっくっく、今や、その封印は貴様らの枷であるわ。」(ベアト)
ベアトは、こちらの思考を全て察しているのだ。しかもその上、どうぞ遠慮なくそれを論点に反撃せよと、余裕ぶっている…!
「……ヱリカ卿。」(ドラ)
「と、……解いてくださいッ。……あんにゃろォ、…後悔させてやります…ッ!!」(ヱリカ)”

このように何だかんだ言って
最終的には封印が解かれています

ですからコーネリアの赤字は無効になり
「《青:隣部屋の窓から誰かが脱出して戦人と入れ替わった》」
これが使えるようになっています
(そうなるようにベアトが仕向けたのか、もしくはそもそもベアトにはそんなもの必要ないのか良く解りませんが…)
195: 名前: タチバナ:2013/01/28 18:22ID:1dbEf29w
ケーナさん >>192 >>194

いや、「明日夢の子供に戦人と名付ける予定だったから」というのは、一言じゃ表せないくらい面白いですよ。

つまり「生まれてくる前の赤ん坊でも一個体の人間として認める」ということで、
「肉体を持たないものでも、人間としてカウントするのかどうか」という問題ともリンクすると思います。

この発想はなかったのですが、これはこれで愛のある解釈ですね。

> (そうなるようにベアトが仕向けたのか、
>もしくはそもそもベアトにはそんなもの必要ないのか良く解りませんが…)
だから、みんなそういう点について考えてるんだと思いますよ。
ケーナさんが説明したのは、ただの前提で、そこから一歩踏み込んで考えた方が楽しいと思いますよ。
196: 名前: ちびゆか:2013/01/29 01:29ID:d2vFglai
通行人Cさん 別館>>30

>でも実際にゲーム盤で助けられたのは、GMじゃないですよね
>下位戦人のはずですよね?だって下位戦人がゲーム盤で
>閉じ込められたんですから

そうです。だからロジックエラーになってしまいます。

>エリカの赤字はあの時点で、もともと下位戦人に対して
>のものであったと考えますね

ヱリカの赤字はあくまでGMに対してです。それまでのシナリオが下位戦人脱出不可能となり、修正し救出者嘉音のシナリオを再提出し、ロジックエラーから復帰となるので、下位戦人に対してのみの赤字ではないと思います。
そもそも盤上の駒にロジックを再構築する権利なんてないですよね。再構築するGMにヱリカが条件として赤字を出してます。

>でもそれはGMに昇格したベアトの物語修正によって、
>ロジックエラー時に下位戦人は客室には不在となり
>この赤字だけが魚の骨みたいに取り残されている

ヱリカの赤字は戦人脱出の条件が示されているだけで、下位戦人に課せられた義務ではないです。あくまでGMに課せられた義務だと思います。

>そこを追及しているというわけです
>救出者がだれもいなければ、この赤字は下位戦人を永遠に
>閉じ込める牢獄となったでしょう
>だけどカノンが救出者として現れた時点でこの赤字は、
>カノンに対するものになると言いたいわけです

GMがどう修正するかにより、下位戦人に対するものか、嘉音に対するのか当然変わるでしょう。赤字の条件を満たすなら誰でも良いと思います。

>掛け直すことも、外すことも自由であるというロジックエラー時
>の赤字が赤字たりえるためには
>この先に時間が無いと無理でしょう。という考えです

下位戦人に対する赤字と考えるならそうなるのでしょう。
しかし、GMに対する赤字であるなら、この先の時間は存在しません。
ゲームは中断する訳だから。修正し再び時間が進むのだと思います。

ケーナさん>>194

>つまり“ベアトの心臓”を使えば
>コーネリアの赤字に抵触することなく
>隣部屋の窓から脱出出来ることになります

そんなことは書いてないでしょ。組み込むこと自体禁止なんだから。

>このように何だかんだ言って
>最終的には封印が解かれています

>ですからコーネリアの赤字は無効になり

赤字が無効とか勝手なルールで解くこと自体がおかしいです。
赤字を遵守し解かないとダメ!

それを実際>>174で示しました。少し修正してあります。封印解除の定番の説は今はいいでしょう。
197: 名前: タチバナ:2013/01/29 01:59ID:03IaWAkM
ケーナさん >>194
ちびゆかさん >>196

>>つまり“ベアトの心臓”を使えば
>>コーネリアの赤字に抵触することなく
>>隣部屋の窓から脱出出来ることになります

>そんなことは書いてないでしょ。組み込むこと自体禁止なんだから。
ああ、確かに。隣部屋の窓からの脱出に限定してるのはおかしいですね。

>“「密室のいとこ部屋より、嘉音は魔法にて封印を破らずに脱出。客室に至り、魔法にて戦人を密室の外へ脱出させた。」”
窓から脱出できたなら、別に紗音で構わない訳ですから“ベアトの心臓”を用いる必要がないですね。
嘉音を救出者だとするのは、単なる結果論です。

>ですからコーネリアの赤字は無効になり
>「《青:隣部屋の窓から誰かが脱出して戦人と入れ替わった》」
>これが使えるようになっています
これは別に間違ってはいないと思いますが、
赤字が無効化される前にフェザリーヌが想定していたトリックとはなんだったのかという話になりますね。

ということで、これだけだと説明不足なので、ちょっと考えてみてください。
悪意があって言ってるわけじゃなくて、一歩踏み込んだ考察をして欲しいのです。
強制はできませんが、そうした方が楽しいと思いますから。
もし考えてることを十分に説明していないだけなら、ごめんなさい。
198: 名前: ちびゆか:2013/01/29 02:47ID:c5IN4xuE
タチバナさん>>197

>窓から脱出できたなら、別に紗音で構わない訳ですから
>“ベアトの心臓”を用いる必要がないですね
>赤字が無効化される前にフェザリーヌが想定していたトリック
>とはなんだったのかという話になりますね。

的確ですね。うふふふ。

以前ここに始めて来た頃、タチバナさんにベアトの心臓の話をしました。
覚えてますか?

真里亞「うー、お前を殺す」
さくた『うりゅ、右代官真里亞、今からあなたを殺します。』
真里亞「うー、それで」
さくた『この島にあなたはたった一人。そしてもちろん、私はあなたではない。なのに私は今、ここにいて、これからあなたを殺します。』

さくた『うりゅ、ボクはだぁれ?』

人間と依り代ギミックを使えば何の不思議もないと。狂気の世界ですが。
EP4のラストだけでは信じられるものではありませんが、EP6の心臓も人間と依り代ギミックで説明できるとしたら、これはかなり現実味を帯びると思いますが。

爆弾の擬人化という言葉遊びに過ぎない解釈を本当にそうだと思えますか?
ウィルの「約束された死神は魔女の意思を問わず(自らの手で)幕を下ろす」
も該当しているし、そろそろ本気で検討するべきテーマだと思いますが。

これは事実上、戦人の中に魔女人格があることを示し、ぶっちゃけ戦人犯人説、黒戦人説を示唆するものです。ノックスも以外にクリアできると思います。
基本の探偵の主観に偽りはない、戦人がライティングされているなら、(ヤスに操られる紗音のように)、少なくとも操られている方は偽ることはできません。

EP2のラスト、何故探偵である戦人が幻想(金蔵、ドレスベアト)を視認したかという問題も、ノックス7条に基ずく解釈でも説明は可能です。
EP2で戦意を喪失してしまった(魔女を認めてしまった)戦人は自在に魔女人格に操られ、幻想を視認してしまった。
操られている戦人は特に主観を偽っているわけでもないです。

ベアトの心臓の件は結構面白いテーマだと思います。
199: 名前: ちびゆか:2013/01/29 03:22ID:07msy4cz
通行人Cさん 別館>>31

>何回も言いましたがポイントはロジックエラー時の証明
>であるということですよ。ややこしい話はすべてこの部分に集約される
>赤字が絶対なら、そこに示された動作はその時点で絶対にできるはずです

絶対にできるはずという動作はただの条件でしょう。
赤字を満たした条件でロジックを再構築せよというだけの問題であり、これはGMの思考的な問題でしかないはず、思考上の問題であるならば、盤上の時間が進行している必要など全くないです、と思いますが。

>GMの修正に対する縛りであると考えても、この赤字の証明する
>動作・状態の時制がロジックエラー時に及んでいるなら同じです

そもそも「ロジックエラー時」に盤上の時間が進行することに疑問はないんですか?ロジックエラー時はゲームの中断時でもあると思います。
因果的にもおかしいです。ロジックエラー時のゲーム盤上の駒の動作がその後も保障されているって。
バックトゥザヒューチャーって有名な映画がありますが、なんかそれみたい。
ロジックエラー後(自分の両親の出会いを壊す)、自分でそれを修復するみたいな感じです。でもそれって変だと思うんです。
200: 名前: ケーナ:2013/01/29 06:37ID:22fjuE3O
タチバナさん >>195 >>197

>いや、「明日夢の子供に戦人と名付ける予定だったから」というのは、
>一言じゃ表せないくらい面白いですよ。

これは一般的な説なのではないですか?

“《青:ベアトの対戦相手の資格は、“金蔵の孫である右代宮戦人”であって、“明日夢の息子”であるか否かは問題ではない。即ち、あなたは明日夢の息子でなくても、金蔵の孫であることは出来る。留弗夫の息子でさえあるならば!》(EP4)”

“「死産したのはお前(霧江)じゃない。明日夢だ。………あの時、お前と明日夢との二股を清算できず、俺はどうかしてたんだ…。」(留弗夫)(EP8)”

この2つを組み合わせれば
普通に出てくると思いますが…

>赤字が無効化される前にフェザリーヌが想定していたトリックとは
>なんだったのかという話になりますね。

この問題は人格説ならば
「紗音が嘉音の人格になって隣部屋の窓から脱出して戦人と入れ替わり、その後、紗音の人格になってクローゼットに潜んでいる」

これで終わりです

封印がある状態なら
「嘉音が何とかして部屋を脱出して戦人と入れ替わり、その後、紗音の人格になってクローゼットに潜んでいる」

これで終わりです
201: 名前: ケーナ:2013/01/29 06:38ID:22fjuE3O
ちびゆかさん >>196 >>199

>>つまり“ベアトの心臓”を使えば
>>コーネリアの赤字に抵触することなく
>>隣部屋の窓から脱出出来ることになります
>そんなことは書いてないでしょ。組み込むこと自体禁止なんだから。

ということは“組み込まなければ良い”のです
現にベアトは“魔法で脱出した”で通しています

>>ですからコーネリアの赤字は無効になり
>赤字が無効とか勝手なルールで解くこと自体がおかしいです。
>赤字を遵守し解かないとダメ!

僕はベアトの“魔法で脱出した”が通るのなら
別に封印がされていようがいまいが
あまり関係ない気がします

部屋の封印に関する赤字は以下の2つ

《赤:(嘉音に戦人の救出が可能よ。ヱリカ封印後に窓を出て客室の戦人くんと入れ替わり、チェーンロックを閉めて、クローゼットに隠れた。) 不可能デス。(いとこ部屋の)窓も封印を維持していマス。無論、ロジックエラー時にデス。》
《赤:いとこ部屋は完全な密室が最後まで保証されています。隣部屋は確かに封印されましたが、ロジックエラー時には、扉のみしかその維持が証明されませんでした。封印時の隣部屋に居たのは、秀吉、譲治、熊沢、紗音、南條である。そして、隣部屋の人数は5人である。この5つの名に該当する者以外は存在しない!》

つまり
《赤:ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印は維持されている》
という赤字はありません

そしてフェザリーヌの発言から察するに
これをやってしまうとヱリカの側が
ロジックエラーになると思われます
(ロジックエラーはゲームマスター側の問題だと思うのですが…)

>そもそも「ロジックエラー時」に盤上の時間が進行することに疑問はないんですか?
>ロジックエラー時はゲームの中断時でもあると思います。

これに関しては以下の内容があります

“「これより、この部屋での戦いは、時間進行を停止して行ないます。それにより、双方の全ての手は、同時的であり、最初に出された手であろうと、後から出された手であろうと、同じ意味を持ちます。……意味がわかりにくいと思いますが、これはロジックを守るための、あなたを保護するルールです。」(エリカ)
「……あなたはこれから、屁理屈の限りを尽くして、この部屋のトリックの再構築を行なうわ。……つまり、戦いの途中で、良いアイデアが思いつく可能性もあるということ。………本来、筋書きを途中で変更するのはアンフェアな行為。それを認めるために、……後から思いついたロジックであっても、後出しではないという、同時的な時間停止の世界が必要なのよ。」(ベルン)
「もちろん、これはヱリカにとっても利用できるルール。……戦人が変更した新しいトリックに対応して、別の対応を取ることが出来る。」(ラムダ)
「………ややこしいですね…。」(雛ベアト)
「シンプルな話さ。……汚職政治家の屁理屈合戦と同じってことだろ。……しゃあしゃあと嘘をついて。それを看破される証拠を出されたら、それに矛盾しないように、それまでの嘘を、記憶違いでしたとしゃあしゃあと撤回して、新しい嘘に変更する。……嘘と、それを破る証拠と、それを逃げる嘘と、……そういう、互いの尻尾を飲み込もうとぐるぐる回る、2匹の蛇の戦いってわけだ。」(戦人)
「グッド! ……要するに、後出しの屁理屈がいくらでも許される世界と考えて下さい。……私も、この部屋の封印の件で、それを行使しました。だからあなたも行使できるようにするのが、フェアなことだと思いまして。」(エリカ)”
202: 名前: ケーナ:2013/01/29 06:40ID:22fjuE3O
ちびゆかさん >>196

書き忘れた内容がありました


>それを実際>>174で示しました。少し修正してあります。

“「定義確認。この3人の定義は体の数に等しいと考えていい?3体が出入りをしたってことですよね? 」
「無論だ。3人、即ち3体が出入りした。」”

この発言がある以上
3つの“肉の器”がこの場面には登場するわけで
ヱリカが“さくたろうのぬいぐるみ”を抱えて入室したのなら
そのことが書かれていないと
ノックスに違反するのではないでしょうか?
203: 名前: タチバナ:2013/01/29 07:31ID:03IaWAkM
ケーナさん >>200

>>いや、「明日夢の子供に戦人と名付ける予定だったから」というのは、
>>一言じゃ表せないくらい面白いですよ。

>これは一般的な説なのではないですか?
そういう意味じゃないですよ。そのあとの説明を読んでください。
愛を持った解釈をすると、「生まれる前の赤ん坊でも一固体の人間と認めている」というのが面白いと言ってます。

>封印がある状態なら
>「嘉音が何とかして部屋を脱出して戦人と入れ替わり、
>その後、紗音の人格になってクローゼットに潜んでいる」
それじゃ説明になってませんって。
フェザリーヌがそれをベアトの心臓を使ったトリックだなんて言わないでしょう。

うーん、今回は僕の言ってることが伝わりそうだと思ってるんですが……。
今までに言ってきたことの繰り返しなんですが、「そこで思考を止めてしまうから勿体無い」のです。
『最考考』を読んでも「途中の計算式だけ見せられたかのようだった」というのもこういう話です。
だから、「うみねこを全く理解できてない」と思えてしまうので、「もっと愛を持った解釈をして欲しい」のです。

これで伝わらないなら本当に諦めざるを得ませんが、言い方が悪いところがあっても悪意を籠めてるつもりはないので、真剣に考えてみてください。
要するに、「もっと視野を広げて」、別の楽しみ方を見つけて欲しいと思うのです。
多分ケーナさんが思っている以上に、うみねこって面白い作品ですよ。まだ本当の楽しみ方に気付いてないのだと思います。
だから、ケーナさんの考え方は物凄く勿体無いと思ってしまうんです。もっと素直に楽しんで欲しいというだけです。
204: 名前: タチバナ:2013/01/29 08:27ID:c4Mk/W7A
さらに付け加えておきます。
別にこれは「感情を殺して論理的に解く」ことを否定するものではありません。
確かに、それも必要な作業の一つです。
最初から自分の産み出したピースでパズルを完成させようとするのも
それはそれで一つの楽しみ方ですが、完成形は歪な形のパズルになってしまうでしょうから。

しかし、うみねこという作品の謎は論理的に解いたら、
それで終わりというものではないと思います。
仕上げの作業として、愛というピースを当てはめなければならないんです。

これは、小冊子「朱志香と殺人扇風機」に込められた隠しメッセージでもあります。
FAN(ファン=読者)のI(愛)がなければ、FIN(終わり)がないのです。

ケーナさんもこのことが全く分かってないわけではないと思うので、
そんなこと言われなくても分かってるという話になるかもしれませんが、
僕から見ると、ケーナさんのうみねこはまだ全然終わってないと思います。
205: 名前: オプス:2013/01/29 23:39ID:10MLH/xy
“ベアトの心臓”について一言

災害(津波&自然ガス)だと思います。

当時は台風が来ていたし津波警報も出ていました。
六軒島は大海のど真ん中ですし、本土や新島にまでは影響が出ない程度に“飲まれた”可能性はあるかと。
ただ海水自体はそれほど高くは無く、高い所に避難すれば助かる程度であったのが、島の地下に溜まっていたガスが海水で押し上げられて、その避難所すら飲み込んでしまったとのが直接の死の原因と見ています。
このガスこそが朱志香喘息の理由にして、EP4で真里亞を殺した毒の正体ではないかと。
206: 名前: ちびゆか:2013/01/29 23:44ID:49QU/sU1
ケーナさん>>201

>ということは“組み込まなければ良い”のです
>現にベアトは“魔法で脱出した”で通しています

>僕はベアトの“魔法で脱出した”が通るのなら
>別に封印がされていようがいまいが
>あまり関係ない気がします

本気でそう思うんだったら、日本一のイタリスト、ケーナのEP6の解は嘉音はベアトの魔法でいとこ部屋からテレポーテイションで脱出し、戦人を救出したと堂々と書けばいいと思います。
うみねこ幼稚園でもそんな理屈は通用しません。

“「定義確認。この3人の定義は体の数に等しいと考えていい?3体が出入りをしたってことですよね? 」
「無論だ。3人、即ち3体が出入りした。」”

>この発言がある以上
>3つの“肉の器”がこの場面には登場するわけで
>ヱリカが“さくたろうのぬいぐるみ”を抱えて入室したのなら
>そのことが書かれていないと
>ノックスに違反するのではないでしょうか?

真里亞とさくたろうの2人を2体と呼ぶことが何か問題ありますか?
あと何処に3つの肉の器と書いてありましたか?

ノックス8条については、フェザリーヌがベアトの心臓ならば解けることを示唆しています。
EP4のラストで晒したベアトの心臓、人間と依り代ギミックを十二分に想起できます。何の問題もありませんね。

というか私のEP6解釈にこれしか疑問、矛盾点がないんですか?
私の解釈が正解だと思えないなら、もっと指摘してください。
207: 名前: ちびゆか:2013/01/30 01:45ID:f4weAeS4
通行人Cさん

>思考上だと赤字の時間の範囲とかは無視できるってことでしょうか?
>この赤字はたとえば、この扉にはチェーンロックが
>掛かっているとかって言っているわけですが、
>こういうのってゲーム盤二日間のすべての時間帯に
>おいて言える事じゃないですよね

ゲーム盤は駒が動いたり、死亡したり常に進行しています。メタ世界でそれをGM、プレイヤーがゲーム盤の進行に合わせ議論しています。駒の状態に関する赤字は当然、ゲーム盤の進行時の駒の状態であり、時間の範囲を無視することは基本的には無理なはずです。

>いつの赤字なのか?という部分に注目しないと、
>どんなふうな条件なのかも見えてこないんじゃないでしょうか
>ただの条件だから時間は関係ないんだっていうのは、
>赤字の内容を見てない証拠だとおもいますよ

当然いつの赤字か注目するのは大事なんです。
でもEP6のケースは特殊だと思います。
「これより、この部屋での戦いは、時間進行を停止して行ないます。それにより、双方の全ての手は、同時的であり、最初に出された手であろうと、後から出された手であろうと、同じ意味を持ちます。……意味がわかりにくいと思いますが、これはロジックを守るための、あなたを保護するルールです。」
「……あなたはこれから、屁理屈の限りを尽くして、この部屋のトリックの再構築を行なうわ。……つまり、戦いの途中で、良いアイデアが思いつく可能性もあるということ。………本来、筋書きを途中で変更するのはアンフェアな行為。それを認めるために、……後から思いついたロジックであっても、後出しではないという、同時的な時間停止の世界が必要なのよ。」

「この同時的な時間停止の世界」が示され、その世界でヱリカはGMに対し赤字を出すんです。赤字で示された動作の保障がゲーム盤での時間の存在を意味しているとは思えません。

>たとえばじゃあEP3の赤字ラッシュとかも、
>何時のものかに注目しないとだめでしょ
>エヴァの、あの発話時点において現在形で語る真実
>あれはただの条件だから時間は関係ないとはならないでしょ?
>たとえば仮に、誰かに修正を迫っているものだったとしても、
>エヴァが語ったのは赤字ラッシュ時のゲームの状態になるはずですよね

エヴァの赤字ラッシュは当然その時のゲーム進行時のものです。

>エリカの赤字がロジックエラー時の客室の状態を語ったもの
>であるということを理解してもらえたらなによりです。

ロジックエラー時の赤字ということは理解しています。
そして赤字に示された動作がロジック再構築の条件、思考上の問題であり、ゲーム盤の時間の存在を示す根拠にはならないという考えです。
208: 名前: ケーナ:2013/01/30 07:06ID:f3t2om.9
タチバナさん >>203 >>204

>フェザリーヌがそれをベアトの心臓を使ったトリックだなんて言わないでしょう。

“ベアトの心臓”というのは
2つあります

1つは爆弾
もう1つは一人二役

と書いてふと思ったのですが
もしかすると爆弾で壁を爆破するというのだったりして…

ただ やはり普通に考えれば
一人二役のほうだと思います

正直 フェザリーヌの発言が竜騎士07さんの単なるハッタリなのか
何かきちんとした別解があるのか
解りません

>「そこで思考を止めてしまうから勿体無い」のです。

これは僕の“読解による考察”というものの限界なのだと考えてください
“書いてある以上のことは読み取れないし、読み取らない”
「愛がなければ視えない」このキャッチコピーを信じて
僕が出した答が『最考考』に書いた内容です
僕の考察は“道を辿ること”であって“道を作ること”ではないのです

>「もっと視野を広げて」、別の楽しみ方を見つけて欲しいと思うのです。

創作が楽しいことは僕も充分に承知しています
『偽書『Land of the golden witch』』は
1ヶ月くらいはかかるだろうと思っていましたが
書くのが面白くてベースは1日で書いてしまいましたから

ただ 同時に「これは僕が目指しているものではない」という
思いもありました

僕自身は“読解による考察”以上に踏み込むつもりはありませんが
タチバナさんがそれ以上を求め
本文とインタビュー及び対談の内容と整合性があるか
チェックしたい場合は
僕に見せてもらえれば 意見を出すくらいは出来ますので
挑戦してみては如何でしょうか?
209: 名前: ケーナ:2013/01/30 07:08ID:f3t2om.9
ちびゆかさん >>206 >>207

実は僕も昨日気がついたのですが
EP6において以下の内容があります

“魔女ってのは。
「謎を解かされる側じゃない。」(嘉音)
「……謎を、解かされる側じゃ、……ない……?」(雛ベアト)
「あぁ、そうさ。どうして魔女が、誰かの謎で頭を抱えてるんだい? ……頭を抱えるのは、魔女の仕事じゃないだろう?」(嘉音)
「じゃ、……じゃあ、……魔女の……仕事は……?」(雛ベアト)
「僕の知ってる黄金の魔女、ベアトリーチェというのは。……とびっきりの魔法で、誰にもわからない難問を生み出して、煙に巻いて嘲笑ってやるヤツを言うんだ。………誰にもわからない最悪の謎を作って、徹底的に煙に巻いて、扱き下ろしてやれ。相手に出された謎で頭を抱えるのはね、君じゃない。君の相手の仕事さ。」(嘉音)”

これを受けて
もう一度 このゲームのルールを確認してみましょう

“「そうね。赤き真実とはつまり、魔女が自由に行使できる権利。人間側が望んだ時に行使しなければならない義務ではない。……………ただし、内容によるわ。」(縁寿)
「……内容……? どういうことだ…。」(戦人)
「魔女はあなたの復唱要求に応える義務はない。ただし、あなたの主張によって、魔女説が打ち破られてしまう時のみ、義務が生じる。なぜなら、この裁判官なき法廷では、反論されないことは即ち“真実”だから。……あなたが思考停止に陥り、魔女の主張する魔女説を反論できなければそれが直ちに真実となって来たように。」(縁寿)”

“「……でも、だからと言って、復唱要求が戦人の反撃手段の一つであることに変わりはないわ。すでに言ってる通り、魔女は、魔女説を打ち破る致命的なものに限り、反論の義務、即ち、赤き真実を語ることが義務となる。……反論のタイミングこそ魔女の自由ではあるけれども、それは必ず履行されなければならない。………そうよね?」(縁寿)
「ふむ、そうなるであろうな。ゲームの終了時までに妾が戦人の提唱する“人間によるトリック”を否定出来なかった場合、戦人はそれを理由に妾を否定し、勝利を宣言することが可能となろう。」(ベアト)
「………それは、人間側が提示する“トリック説”、即ち復唱要求は必ず、そのゲーム内(エピソード内)に反論されなければならないという、魔女側の制約という認識でいいのかしら?」(縁寿)
「そうなろう。……戦人の目的は、妾がこの島で繰り広げる愉快なゲームの全てを、人間で説明し妾を否定して見せることだ。それを戦人が成し遂げたなら、その時点で戦人はゲームの勝者となるであろうぞ。」(ベアト)
「ルール確認。……ゲーム終了時とは、ゲーム内の六軒島時間で1986年10月5日24時00分という認識でいい?」(縁寿)
「問題ないぞ。」(ベアト)
「そのゲーム終了時に人間側が、全ての謎についてトリック説を主張できていて且つ、魔女側から反論がない場合、人間側は勝利を宣言できるものとする。……問題ない?」(縁寿)
「………もう少し詳細としよう。ゲーム終了時に、魔女側には反論の機会が与えられるものとする。」(ベアト)
「時間を切ってもらうわ。1分よ。1分以内に反論が行なわれない場合、勝利は宣言されるものとする。」(縁寿)
「ならば同じルールをそちらにも課させてもらおうぞ。ゲーム終了時に、人間側は与えられた謎に対し1分間の反論時間が与えられる。その時間内にたった1つであっても反論されない謎が残った場合、魔女側の勝利となり、そのゲームは終了する。……長考を理由にゲームを止められては興を削ぐのでな?」(ベアト)”

“「妾が赤を使えるように。戦人、今よりそなたには青を使うことを許そう。そなたは、妾の魔法殺人を人間とトリックで説明する際に、青で宣言することが出来る。妾はゲーム終了までの間に、そなたの青を赤にて反論する義務を持つ。」(ベアト)
「青……。……つまり俺は、復唱要求を“青”で語るということか…。」(戦人)
「少し違うぞ。復唱要求はどんな些細なことでも可能だった。しかし青はもう少し厳しいぞ。それ自体が魔女を否定しない限り、成立しない。」(ベアト)
「………………………。」(戦人)
難しい話になってきたが、…つまりこういうことだ。例えば、過去の謎で俺が復唱要求してきたことの1つ。「マスターキーの本数は5本である」。これは、5本しかないと主張するマスターキーが、本当に5本であることを確認するためのものだ。しかしこれだけでは、魔女の否定にはならないから青で宣言は出来ないのだ。だから、青で語るにはこう言わなくてはならない。“実はマスターキーの本数が5本を越えていた。犯人はその余剰の鍵で密室を出入りした!”……と、こうなって初めて、魔法で密室殺人を行なったと主張する魔女に、反論する義務が生まれるわけだ。つまり、推理の前提を確認するような復唱の要求には使えない。”

これがどういうことかと言いますと

魔女側が「魔法で行った」と主張した内容に対し
人間側は青字で「人間が行った」と追及し
魔女側が赤字でそれに反論出来なければ魔女側の負け
反論出来れば人間側の負け

ということです

EP6においては攻守が逆転しているため
我々は勘違いしているのですが
そもそもベアトの主張は「魔法で行った」
これだけで良かったのです

それを青字で否定するのはヱリカの側です

>真里亞とさくたろうの2人を2体と呼ぶことが何か問題ありますか?
>あと何処に3つの肉の器と書いてありましたか?

“「定義確認。この3人の定義は体の数に等しいと考えていい?3体が出入りをしたってことですよね? 」
「無論だ。3人、即ち3体が出入りした。」”
これは“3つの肉の器(肉体)が出入りした”と解釈するのが自然だと思います
また“ぬいぐるみ”という“モノ”に対して
「人格を与えても良い」という内容はなかったため
これはノックスに引っ掛かるのではないでしょうか?

“モノ”に人格を与えても良いなら
極端な話 着ている服にさえ人格を与えられるわけですから

あと ちびゆかさんの説だと
部屋に入ったのは戦人とヱリカだけになりますよね
ヱリカは戦人と敵対する立場ですから
そのヱリカが戦人のロジックエラー解決に協力するというのは
おかしくないでしょうか?

EP4の「私はだぁれ」も戦人が自殺したことになるわけで
やはりあの場面でいきなり戦人が自殺するというのも
無理があると思うのですが…

>駒の状態に関する赤字は当然、ゲーム盤の進行時の駒の状態であり、
>時間の範囲を無視することは基本的には無理なはずです。

これはEP8のベルンの出題がその答になっていると思います

“「“第一の晩の犯人は確実に6人を殺している”。もしこいつを、第一の晩の時点で言われていたなら、俺は素直に受け取っていたかもしれない。しかし、第二の晩の時点で言われたことを加味すると、別の意味も見えてくる…!」(戦人)
「まさか、………第二の晩の殺人までを含めて、“確実に6人を殺している”という意味なのか…?!」(ベアト)
「そういうことだ! やはり、食堂の6人の中に犯人が混じって死んだフリをしていたんだ! そしてそいつは食堂を抜け出し、夏妃伯母さんの部屋で2人を殺して、内側から施錠して室内に隠れたんだ…!」(戦人)”

EP3の六連鎖密室の赤字

《赤:ちなみに、6つの部屋の扉や窓はいずれも普通。オートロックのような鍵を使用せず施錠できるような仕掛けは存在しない。金蔵、源次、紗音、嘉音、郷田、熊沢の6人は死亡している!》

これがいつの時点でか確定していなかったため
EP3はいろいろな解釈が出来てしまったことから
ベルンの出題はその解釈を潰すためのものだと
僕は思っています
210: 名前: タチバナ:2013/01/30 08:45ID:d2DRaP.3
ケーナさん

僕が言いたいことはかなり伝わったんじゃないかなと思いますが、
やはり考えを変える気はないんでしょうか?

今、この掲示板の人たちは、ケーナさんが「ここまでが限界」だと思ってること以上に踏み込んで考えています。
その時点で、少なくともみんなケーナさんより一歩先に進んでしまっていると思うのですが、
“日本一の到リスト”の態度として、本当にそれでいいんでしょうか。

僕が残念だと思うのは、これだけ情熱を持って考察しているのに、
肝心なところで一歩踏み留まってしまうところです。

また、考察という言葉の定義の話になるのですが、
書かれてあることを読むのは“読解”であって、
書かれてないことを読むのが“考察”なんじゃないでしょうか。

ケーナさんが“創作”だと言ってる部分こそが
みんなが求めている解答なんじゃないでしょうか。

なんか話がまとまりつかなくなってきましたが、僕の気持ちとしては非常に残念だと言うことです。
言い方を悪くすれば、「言い訳ばかりして思考停止してるから、こいつは明らかに自分より(この掲示板に書き込む誰よりも)下のレベルにいる」
ということなのですが、そういう受け取り方をされても悔しくないんでしょうか?

一番気になるのは、ケーナさんは本当にそれでいいのかなというところなのですが、
これ以上考える気はないと言うのなら、強制はできませんし、
そろそろこれくらいでキリをつけたいと思います。
211: 名前: ちびゆか:2013/01/31 00:00ID:e45uNZv1
ケーナさん>>209

>EP6においては攻守が逆転しているため
>我々は勘違いしているのですが
>そもそもベアトの主張は「魔法で行った」
>これだけで良かったのです

本当にうみねこ幼稚園なんですか?
魔法というものは大雑把に言えば、手品か妄想で、前者は結果を伴う手品でなくてはなりません。その結果に対する過程を装飾したのが魔法なんです。
ベアトの「魔法で行った」だけではゲームが成立しません。

>「人格を与えても良い」という内容はなかったため
>これはノックスに引っ掛かるのではないでしょうか?

EP4に詳しく書いてありますよ。

>ヱリカは戦人と敵対する立場ですから
>そのヱリカが戦人のロジックエラー解決に協力するというのは
>おかしくないでしょうか?

GMの茶番かもしれませんね。あと駒というものに元々は自由意志というものはありません。命令権者の操り人形です。

>EP4の「私はだぁれ」も戦人が自殺したことになるわけで
>やはりあの場面でいきなり戦人が自殺するというのも
>無理があると思うのですが…

悲壮感があって良いと思いますが。まず爆弾が言葉遊びであり、赤字自体を満たしていません。爆弾の方がよっぽど無理です。ボンバーマンじゃないんだから。

私のEP6の解釈は実はあんまり検証していなくて、多分正解なら何の問題もないだろうと予想し見切り発車しましたが、あまり致命的なエラーはなさそうです。不正解だと思うのならもっと矛盾点を指摘してください。

とりあえず私の方からもケーナさんが考えている定番の説の問題点を指摘します。
①「ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれたことを理由とする青き真実の使用を禁じ~」の赤字を破っている。時間とともに赤字が無効となるなど、「ボクの考えたうみねこ」でしかない。
したがって不正解である。

②フェザリーヌの示した「ベアトの心臓」なら解けるという発言と、EP4のラストでベアトが晒した心臓との共通点を全く示していない。
したがって不正解である。

③「初めましてこんにちは古戸ヱリカと申します~」の赤字、何故「初めまして」なのか全く説明がない。
したがって不正解である。

④「我こそは来訪者、六軒島の18人目の人間。」「そなたを迎えても17人だ」の赤字解釈、人格の数と肉体の数を都合良く使い分けており、人間の定義すらも定まっていない。
したがって不正解である。
212: 名前: ケーナ:2013/01/31 04:38ID:ffiyCyIf
タチバナさん >>210

>>208で書いた内容を訂正します

フェザリーヌの以下の台詞
“「……………………。……いや、一手、あるにはある。……しかしその手は、………二度と使えぬ手だ。……そしてそれは、…ベアトの心臓の一部でもある。」”

これはやっぱり爆弾ですね

ようは爆弾から爆薬を少し持ち出して
壁を爆破すれば脱出出来るけれども
そんなことをすれば爆弾の存在が発覚し
ベアトの心臓を晒すことになってしまう
ということだと思います

どうも文脈を読み違えていたようです
こんな体たらくでは
今や亡きデカルトさんが
草葉の陰でがっかりしているかも…

>「言い訳ばかりして思考停止してるから、こいつは明らかに自分より
>(この掲示板に書き込む誰よりも)下のレベルにいる」
>ということなのですが、そういう受け取り方をされても悔しくないんでしょうか?

別に勝ち負けではありませんので
それはそれで構わないのですが
(そもそも他人にどう思われるかを気にしていたら“日本一の至リスト”などと名乗れません)
少なくとも「これについて説明して欲しい」ということなら

おそらく誰よりも正しく詳しく説明出来ると思います
(今回は考察していなかった部分ですので手間取りましたが…)

自分からは何をどのように提供すれば
タチバナさんの納得の行く答になるのかは解りませんが
タチバナさんの方から話題を振って貰えれば
本文とインタビュー及び対談から読解出来る範囲でなら
答えることが出来ます

これでは駄目ですか?
213: 名前: ケーナ:2013/01/31 04:40ID:ffiyCyIf
ちびゆかさん >>211

>ベアトの「魔法で行った」だけではゲームが成立しません。

“ベアトのゲーム”の仕組みをきちんと説明すると

(1)全てが人間で説明出来るミステリーがある
(2)魔女はそのミステリーを幻想修飾して人間側に提示する
(3)人間側は青字を用いて魔女の幻想修飾を指摘する
(4)魔女は人間側の青字を赤字で否定する

このような仕組みになっています

ですから 魔女の「魔法で行った」がまずあって
そこから青字と赤字の応酬が始まります

ところがEP6においては
戦人がやらかしたせいで
この流れが狂ってしまいました

復活したベアトは
狂ってしまった流れを
元に戻しただけなのです

>>「人格を与えても良い」という内容はなかったため
>>これはノックスに引っ掛かるのではないでしょうか?
>EP4に詳しく書いてありますよ。

真里亞とさくたろうの関係は
プレイヤーと駒の関係であって
“ベアトのゲーム”における
“人格”の話とはまた別です

>>ヱリカは戦人と敵対する立場ですから
>>そのヱリカが戦人のロジックエラー解決に協力するというのは
>>おかしくないでしょうか?
>GMの茶番かもしれませんね。

このように考える場合
ゲームマスターは何の為に茶番を行ったのでしょう?

>あと駒というものに元々は自由意志というものはありません。
>命令権者の操り人形です。

この考え方は間違ってはいませんが

“「おや、ベアトリーチェさんじゃないですか。てっきり前回、死んで消えたとばかり」(ヱリカ)(EP6)
「……消えたのはプレイヤーのベアトよ。こいつは駒でしょ、戦人の」(ベルン)
「駒ではあっても、ご本人と変わりありマセン」(ドラ)”

以上の内容があるため
ゲームマスターはプレイヤーの宿らない駒に干渉して
その行動を操作出来る
という解釈が正確だと思います

>>EP4の「私はだぁれ」も戦人が自殺したことになるわけで
>>やはりあの場面でいきなり戦人が自殺するというのも
>>無理があると思うのですが…
>爆弾の方がよっぽど無理です。ボンバーマンじゃないんだから。

以下の内容がありますからね

“「第4のゲームラストの、私はだぁれ?、はわかった……?」(ベルン)
「10月5日24時に必ず、場所を問わずに、殺せる“犯人”。その時点である種の仮定は可能だ。……それこそ、黄金郷のもう一つのお宝、ってわけだ。」(ウィル)”

“「だろうな。……お前の不幸は、多分。……碑文の謎を解いたことだろうな。」(ウィル)
「………え? あの、お祖父さまが出題したという、隠し黄金の碑文、ですか…?!」(理御)
「事件毎に異なる共犯者を得るシステム。………導き出される推理は、犯人が莫大なカネを持っていたという可能性。そして、………全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる、もう一つのシステム。」(ウィル)”

>あまり致命的なエラーはなさそうです。
>不正解だと思うのならもっと矛盾点を指摘してください。

『うみねこ』という作品は赤字を潜るだけなら
どんな無茶な主張も許されるような側面があります
(本人がそれで納得出来るのなら)

ただ それを他者に理解してもらう
他者に正解と認めてもらうのは
また違ったハードルになると思います

僕は無理にオリジナリティを出さなくても
ありきたりな答で良いと思います
ありきたりであるが故に普遍性があり
誰もが認められるものとなるのですから

>①「ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれたことを理由とする青き真実の使用を禁じ~」の
>赤字を破っている。時間とともに赤字が無効となるなど、「ボクの考えたうみねこ」でしかない。

これはこのレスの最初に書いた内容と差し替えさせてください

>②フェザリーヌの示した「ベアトの心臓」なら解けるという発言と、
>EP4のラストでベアトが晒した心臓との共通点を全く示していない。

これもフェザリーヌが示したのは
“爆弾による壁の爆破”に差し替えさせてください
ベアトの心臓は
(1)爆弾
(2)一人二役
ですから

>③「初めましてこんにちは古戸ヱリカと申します~」の赤字、
>何故「初めまして」なのか全く説明がない。

これは物語の開始当初まで話を遡ると
ヱリカは18番目の登場人物である
と解釈しています

>④「我こそは来訪者、六軒島の18人目の人間。」
>「そなたを迎えても17人だ」の赤字解釈、人格の数と肉体の数を
>都合良く使い分けており、人間の定義すらも定まっていない。

これは単なるロジックパズルと認識しています
214: 名前: タチバナ:2013/01/31 06:42ID:9bSzTI0y
ケーナさん >>212

>これはやっぱり爆弾ですね

>ようは爆弾から爆薬を少し持ち出して
>壁を爆破すれば脱出出来るけれども
>そんなことをすれば爆弾の存在が発覚し
>ベアトの心臓を晒すことになってしまう
>ということだと思います
そういう見方もあるんですけど、壁を破壊するだけなら爆弾を用いる必要はありませんよ。

>別に勝ち負けではありませんので
>それはそれで構わないのですが
>(そもそも他人にどう思われるかを気にしていたら“日本一の至リスト”などと名乗れません)
他人にどう思われるかを気にしてないということは、自分を客観視できていないということで、
それなのに“日本一の至リスト”を名乗るのは意味が分かりませんし、
名乗るなら名乗るで他人にそれを認めさせたくなるものかと思うのですが、
そういう気持ちもないように読めるので、何を考えてるのかがよく分かりません。

>おそらく誰よりも正しく詳しく説明出来ると思います
>(今回は考察していなかった部分ですので手間取りましたが…)
にも拘らず、こんなに自信満々なのも意味が分かりません。

考察してなかった部分を指摘されてる時点で自信がなくなるものじゃないのかなと思うし、
考察してなかった部分だとしても変な迷走をしまくってるように見えますし、
今回の返信でも微妙に説明し切れていませんし、正しさも詳しさもどこにもないように思います。

>自分からは何をどのように提供すれば
>タチバナさんの納得の行く答になるのかは解りませんが
>タチバナさんの方から話題を振って貰えれば
>本文とインタビュー及び対談から読解出来る範囲でなら
>答えることが出来ます

>これでは駄目ですか?
別に僕としてはそれでもいいんですけど……、
こちらとしては納得のいく答えを求めてるというのもなんか違うんですよね。

僕なりの答えを持った上で、ケーナさんはどう考えてるんだろうと聞いてるのであって、
仮にその答えが納得できないものであっても、
筋が通っていて本人が納得してるなら、それはそれでいいと思います。

また、僕が聞きたいのは「ちゃんとした読解力のある人なら誰でも分かる前提条件の話」ではなく、
「その前提条件から何を導き出せるのか」という話なのですが、
なんかまずこのあたりの認識からずれてるので、話が微妙にすれ違っているように思います。
215: 名前: ケーナ:2013/02/01 04:23ID:3dEB1mrW
タチバナさん >>214

>そういう見方もあるんですけど、
>壁を破壊するだけなら爆弾を用いる必要はありませんよ。

作品中に登場した物の中で
人が通れるほどの穴を壁に開けることが出来る物は
常識的に考えて爆弾しかないと思います
(銃で破壊するとか、ボクシング経験者の蔵臼のパンチとかはもはやトンデモ系です)

>他人にどう思われるかを気にしてないということは、
>自分を客観視できていないということで、
>それなのに“日本一の至リスト”を名乗るのは意味が分かりません

他者からの認識を気にしないことと
自分を客観視出来ないことはまた別の話です
(何かこの言い回し良く使いますね)

はっきり言ってしまうと
自分から“日本一の至リスト”を名乗るなど
馬鹿丸出しです

でも こう名乗っていると
面白がって「なら試してやれ」と
挑戦してくる人間が出てきます

ようは人集めの為に
自らピエロになったわけです
自分を客観視出来ていないわけではありません

また 僕にとって自分が“日本一の至リスト”であることは
単なる事実です
そしてそれ以上のものでもありません
他者がそれを認めようが認めまいが
知ったことではありません

>考察してなかった部分を指摘されてる時点で自信がなくなるものじゃないのかなと思うし、
>考察してなかった部分だとしても変な迷走をしまくってるように見えますし

僕は“一なる真実”の探求者ですので
それ以外の部分にあまり興味はありません
そのため 考察していない部分があります
そしてそういう部分は
竜騎士07さんもあまり力を入れていない部分ですので
下手につつくとボロが出るかもしれず
正直 あまり触れたくありません

また 僕は他者と比べて
特別に考察力や理解力が高いわけではありません
ですから考察していなければ迷走するのも
致し方ないのではないでしょうか?

僕が自分で自分を日本一だと認識しているのは
『最考考』よりも上の考察を見たことがないからです
もし そんなものを見せられたら
すぐに“日本一の至リスト”の名は返上します

現在 大相撲で日本一強い力士と言えば
“白鵬”でしょうが
(今場所は“日馬富士”の方が成績は良かったですが…)
その白鵬ですら 全勝優勝することは稀です
戦えば必ず勝つわけではありませんが
それでも日本一なのです

僕は“金隆山”のようは絶対的な強さを持つ考察者ではなく
あくまで白鵬の様な“アベレージチャンピオン”なのです

>僕なりの答えを持った上で、ケーナさんはどう考えてるんだろうと聞いてるのであって、
>仮にその答えが納得できないものであっても、
>筋が通っていて本人が納得してるなら、それはそれでいいと思います。

これは同感であって同感ではない部分もありますね
我々はそれぞれ違う人間ですから
同じ物を見ても同じように感じるわけではありません
そのため ある程度解釈に温度差が生まれるのは
仕方がないことです

しかし こういう点を割り引いて考えても
「そりゃおかしいだろう」という説を
「自分はこれで良い」と押し通すのも
違う気がします

また“一なる真実”を求めない人に
そんなことをツッコんだところで
「余計なお世話」ですから
僕は求められない限り
他者の考察にはノータッチなわけです

>「僕が聞きたいのは「ちゃんとした読解力のある人なら誰でも分かる前提条件の話」ではなく、
>「その前提条件から何を導き出せるのか」という話なのですが

これは僕には意味が良く解らないですが
ようはタチバナさんは『うみねこ』の内容に関して
何か疑問を持っているわけですよね
それを具体的に「何故この部分がこうなのか解らない」または
「これはこう思うがあなたはどう考えているのか?」と尋ねていただければ
出来る範囲で返答します

ようは腕には自信があるので
食材を与えてもらえれば
よりをかけて調理しますよ
ということです
216: 名前: カムイ:2013/02/01 17:45ID:e4.eoisn
はじめましての方ははじめまして

ケーナさんのサイトを今更ながら読んでみましたが、
「『最考考』へのツッコミが皆無であることです。」
といった記述を見かけたのでツッコミを幾つかさせて頂きます。

まず最初にサイトを含め読みづらかったです。
ツッコミがないのは読みづらいからじゃないでしょうか?
普段の掲示板でのやりとりも無駄に長すぎて読む気にもなりません。

ではトピック考察について
■ウィルの推理の解答は?
>「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体」
>「幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る」
>※園芸倉庫にあった紗音の死体はマネキンであったと考えられます。これは本物の死体とは違って腐らないため“土には帰れぬ”。
>それでもって本物の“骸”ではない為“幻に帰る”のです。もしくは完全な秀吉の狂言で、偽の死体すらなかったかもしれません。
>“土は土に”というのは“見たまま”という意味のようですので、死体も偽の死体もないのでは“土には帰れぬ骸が、幻に帰る”のは当然と言えます
マネキンではノックス第8条違反では?そのようなマネキンが用意されているてがかりはありましたか?
ここは普通に死んだふりで絵羽夫妻が共犯で良いのでは?


>「第3のゲーム、第一の晩。連鎖密室が繋ぎし、6人の骸」
>「幻は幻に。……輪になる密室、終わりと始まりが、重なる」
>※客間の紗音は死んだフリ、みんなが移動している間に嘉音になり、今度は礼拝堂で死んだフリをしたと考えられます。
>最後の礼拝堂と最初の客間で死んでいる人が同じだから“終わりと始まりが、重なる”のです。二人の人格を切り捨て、以後はベアトとして行動します。
最初の紗音の死体は、蔵臼 夏妃 絵羽 秀吉 留弗夫 南條の6人もの大人数が確認しています。
一番最初の死体だというのに共犯の南條以外の全員を欺いたということでしょうか?
それとも複数共犯がいるということですか?
せめて最初のルドルフくらいは共犯ではないと無理がありますがどういうことですか?



>「第3のゲーム、第四、第五、第六の晩。屋敷にて倒れし3人の骸」
>「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし」
>※絵羽が留弗夫、霧江を殺害したと考えられます。
>秀吉が射殺されたのは、腹を撃たれた霧江が死ぬ前に最後のあがきで絵羽を撃とうとした際に庇ったのでしょう。
秀吉についてはわかりますが、絵羽が銃を持った二人相手に無傷で無双したということでしょうか?
バトラの推理通りに秀吉にタバコの件で問い詰めたとすれば、当然絵羽のことを警戒しているはずです。
それなのに絵羽が銃を持った二人相手に無傷で殺害ですか?
「■EP3の譲治と南條は誰が殺したの?」では「不意をついて」で終わらせていますが説明不足ではないでしょうか。

■EP1~4で本当に謎は解ける?
何をもって解けるとしていますか?
ベアトの心臓と呼ばれている「同一人物による複数人格」と「時限爆弾」のことであれば解けるでしょう
碑文の謎も解けますね。
しかしながら、動機の部分は解けますか?
私はベアトの目的は「狂言殺人を起こし、バトラに事件を解決させる」(そしてその後結ばれる?)だと考えていますが、
EP7までやらないと解けそうにありません。どのようにお考えですか?

■EP7のお茶会が一なる真実なの?
>※戦人は紗音との約束を忘れていますし、金蔵はビンロウを止めていません。
>つまり、駒にヤス補正がかかっているのです。ですからあくまでベアトが作ったゲーム盤での、
>ベアトの駒による、ゲームマスター不在のゲームということになります。
約束を忘れていたままであったかどうかはハッキリしていないのでは?
ビンロウについてもおなじくです。
「これは全て真実」の赤字もあるので真実で良いのではないでしょうか?
どちらにしても否定根拠が足りません。

■黄金の真実とはどのようなもの?
>※あまり数がなかったので“黄金の真実”に関わる内容を全て抜き出してみました。
>多少バラツキがあるものの、これらを束ねると“真実ではないことが、信じる心によって真実に昇華されたもの”と読み取ることができると思います。
>戦人が金蔵の死体に使ったものも含めると“信じることによって生じる、赤字以外による真実”という抽象的なものになってしまうのですが…
(真実ではなくても)真実と認められる物。ではないでしょうか。


■嘉音は現実の六軒島にもいたの?
>紗音の生物学的な性別は男なので、紗音に胸はありません。
男であればEP7で理御が性別をぼかした理由は何故ですか?
紗音は事故により生殖器を失っている・・等という理由があげられますが、
どうして理御の性別までぼかしたのか?
女であるが男として育てられたという方が自然ではないでしょうか?
さらに紗音が女性として育っていった理由は?
男であれば金蔵を警戒する必要もない上に、男の使用人も普通にいるのに何故?
事故で生殖器を失ったとしても使用人としては男で問題ないのでは?

その他
■ こいつが、犯人だ ■
>「夏妃は数学的確率で見て、257万8917分の257万8916の確率で、あんた(理御)の育児を放棄するわ」(ベルン)
>※1億のカケラの中に、夏妃が理御の育児放棄をするカケラは257万8916個しかない可能性もあります。
ここまで考察しているのに算数できないんですか?
確率の話なので一億の欠片があるとすれば、40個近くの欠片で理御がいるという話です。

とりあえずこんなところで。
217: 名前: タチバナ:2013/02/01 21:00ID:b12gXrTO
ケーナさん >>215

>作品中に登場した物の中で
>人が通れるほどの穴を壁に開けることが出来る物は
>常識的に考えて爆弾しかないと思います
>(銃で破壊するとか、ボクシング経験者の蔵臼のパンチとかはもはやトンデモ系です)
一応筋は通りますけど、結果から過程を推理してしまう癖がまだ抜けてないようにも見えますね。

爆弾が存在することが確定したのはEP7であって、フェザリーヌのこの台詞までの手掛かりで想定できるものということであれば、
『壁を破壊する道具X』ということになるでしょう。
フェザリーヌのこの台詞の前に登場したものでも、ボイラー室の鉈でも不可能ではないでしょうし、
あとで別の道具Xが登場する可能性もあったということです。

ただ、フェザリーヌが見落とし、思い込み、勘違いをしていた可能性も当然考えられるので、別に問題ないですね。

>僕が自分で自分を日本一だと認識しているのは
>『最考考』よりも上の考察を見たことがないからです
>もし そんなものを見せられたら
>すぐに“日本一の至リスト”の名は返上します
何度も言いますけど、『最考考』に書かれてることはどこかで読んだことがあるような内容ばかりだったんですけど、どこらへんに自信を持ってるんですか?
評価すべき点は、全体的に上手くまとめてあるというところかと思いますが。

>>「僕が聞きたいのは「ちゃんとした読解力のある人なら誰でも分かる前提条件の話」ではなく、
>>「その前提条件から何を導き出せるのか」という話なのですが

>これは僕には意味が良く解らないですが
>ようはタチバナさんは『うみねこ』の内容に関して
>何か疑問を持っているわけですよね
いや、特に疑問と言った疑問はないですね。
多分僕もアベレージタイプなので、どんな謎でも70点以上の解答は出せると思います。

でも、それを80点、90点と高めたい気持ちがあると言えば、僕の言いたいことも分かるんじゃないでしょうか。

カムイさん >>216

ちょっと横レス失礼します。

>マネキンではノックス第8条違反では?そのようなマネキンが用意されているてがかりはありましたか?
>ここは普通に死んだふりで絵羽夫妻が共犯で良いのでは?
戦人が紗音の死体を目撃してないので、マネキンと考えるのは逆に手掛かり不足っぽいですよね。
アニメ版では足までは見ているので、むしろこちらの方がマネキンの可能性があるかなって感じです。

“もしくは完全な秀吉の狂言で、偽の死体すらなかったかもしれません。”という記述があったので、
特に突っ込む必要もないかなあと僕は判断しましたけど、そこらへんが追求不足だと思う点ですね。

>最初の紗音の死体は、蔵臼 夏妃 絵羽 秀吉 留弗夫 南條の6人もの大人数が確認しています。
>一番最初の死体だというのに共犯の南條以外の全員を欺いたということでしょうか?
一番最初の死体だからじゃないんですか?
気が動転してる状態なら、生死確認が疎かになっても不思議はない気がしますが。

>秀吉についてはわかりますが、絵羽が銃を持った二人相手に無傷で無双したということでしょうか?
秀吉と絵羽が協力して二人を殺したという考えじゃないでしょうかね。

んー、確かに無理があるようにも思うけど、霧江犯人説でもない限り通さなきゃいけないところだしなあ。

先に留弗夫が殺され、霧江が秀吉を殺そうとして銃を撃ち、でも秀吉は一見死んだように見えて死んでなくて、
油断した霧江は留弗夫が持っていた銃で秀吉に殺害され、その後、秀吉も生き絶えて、
2丁の銃は絵羽が回収したといったところじゃないでしょうか。

>しかしながら、動機の部分は解けますか?
>私はベアトの目的は「狂言殺人を起こし、バトラに事件を解決させる」(そしてその後結ばれる?)だと考えていますが、
>EP7までやらないと解けそうにありません。どのようにお考えですか?
その前に出題編で問われた謎とは何かを考えなきゃいけませんよ。
動機を解けなんて出題編じゃ言われてません。同様に「現実の六軒島で何が起きたのか」というようなことも謎として問われていませんね。

結局のところ、出題編で問われた謎は盤上事件のトリックと「私は、だぁれ……?」だけだと思いますよ。
そういう意味でなら、僕も出題編で出された謎は出題編だけで解けると思います。

>ここまで考察しているのに算数できないんですか?
>確率の話なので一億の欠片があるとすれば、40個近くの欠片で理御がいるという話です。
や、「~という可能性もあるかもしれない」って話をしてるんでしょ。
ここは単純にカムイさんの誤読だと思います。

ということで失礼しました。特に触れなかった点については、ほぼ同意ということで。
218: 名前: ちびゆか:2013/02/02 00:34ID:95r0B7ch
ケーナさん>>213
Q①「ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれたことを理由とする青き真実の使用を禁じ~」の赤字勝手に破っていいの?

ケーナ「魔女の魔法で行ったです」

Q②フェザリーヌの示した「ベアトの心臓」なら解けるという発言と、EP4のラストでベアトが晒した心臓との共通点は?。

ケーナ「爆弾による壁の爆破です」

Q③「初めましてこんにちは古戸ヱリカと申します~」の赤字、何故「初めまして」なの?。

ケーナ「ヱリカは18番目の登場人物です」

Q④「我こそは来訪者、六軒島の18人目の人間。」「そなたを迎えても17人だ」の赤字解釈、人格の数と肉体の数を都合良く使い分けており、人間の定義すらも定まってないじゃん?

ケーナ「これは単なるロジックパズルです」


理屈が解るのは②だけですよ。ケーナさんはアベレージチャンピオン?ならもっとしっかりしなきゃ。うふふふ。
219: 名前: ケーナ:2013/02/02 05:43ID:08.VSA9/
カムイさん >>216

こういうのを待っていました

>まず最初にサイトを含め読みづらかったです。

“考察の柱”という全EPを横断するテーマで考察しているため
引用が全EP さらには“インタビュー及び対談”も範囲となり
さらに引用だらけなので それはやむを得ないかと…

>>「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体」
>マネキンではノックス第8条違反では?
>そのようなマネキンが用意されているてがかりはありましたか?
>ここは普通に死んだふりで絵羽夫妻が共犯で良いのでは?

僕は“ノックス第8条”は
それが犯人特定の決定的な証拠となる場合に適用されると考えています
幻想修飾があるこの作品では
この場にマネキンがあることで
犯人が特定出来るわけではないため
これはOKなのではないかと思います

ちなみにこの質問は前にも受けた事があるのですが
“人格説”の場合は横に嘉音がいるわけで
死んだフリは出来ません

また インタビュー及び対談で以下の発言があります
“(EP1の園芸倉庫の6人殺しについて)引田天功などの大掛かりな水中爆破脱出マジックなどでは、やたら厳重に鎖で縛って何重にも鍵をかけている最中には、本人はすでに安全な場所にいることが多いと聞きますよ(笑)。だからあのシーンでは2個ではなく100個の鍵が付けられたとしてもあまり違いはないのかもしれません。”

>>「第3のゲーム、第一の晩。連鎖密室が繋ぎし、6人の骸」
>一番最初の死体だというのに共犯の南條以外の全員を欺いたということでしょうか?

共犯なのは南條だけだと思います
ですから以下のように慌てて留弗夫を止めています

“「おい、紗音ちゃん! 大丈夫か?! 返事をしろぃ!」(留弗夫)
「ゆ、揺さぶってはいけません…。今、容態を診ます…。」(南條)

>>「第3のゲーム、第四、第五、第六の晩。屋敷にて倒れし3人の骸」
>秀吉についてはわかりますが、絵羽が銃を持った二人相手に無傷で無双したということでしょうか?
>「■EP3の譲治と南條は誰が殺したの?」では
>「不意をついて」で終わらせていますが説明不足ではないでしょうか。

この作品における殺人は
流れ弾が出るとか 殺し損ねるとか
そういう部分がありません(演技・演出以外で)

これは核になる“メッセージボトル及び偽書”のシナリオを
駒がなぞっているためではないかと思います
(竜騎士07さんに好意的に解釈すれば)

>>■EP1~4で本当に謎は解ける?
>何をもって解けるとしていますか?
>しかしながら、動機の部分は解けますか?

僕自身 これは微妙であると考えています
しかし竜騎士07さんがそのように発言し
ウィルにも以下のような発言をさせている以上
竜騎士07さん的にはこれで良いということなのでしょう

“「そうだな。……ベアトリーチェと戦人の第4のゲームで、その因縁ははっきりとした。そしてその時点で、ベアトリーチェが誰であるか、そしてその心が、わかった。」(ウィル)
「心とは?」(理御)
「……動機だ。……ベアトリーチェが、1986年10月5日に、自らの運命さえ賭す、ゲームのような事件を起こさねばならなかった、動機だ。」(ウィル)”

何せ ウィルは以下のようなキャラクターですから

“(聞き手)真相が描写されていても、今までは幻想描写もあったので、ファン的には、「これは本当のことか?」と疑ってしまう部分があるのではないでしょうか。
そこで、なぜ戦人ではなくウィルに探偵役を与えたのかってことに繋がるんですよ。(中略)『うみねこ』ストーリーの答えあわせには、事件にまったく関わっていない人物が必要だってことで、急遽、ウィルって登場人物が必要になったんです。(中略)『うみねこ』には『赤き真実』がありますから、探偵役が赤文字で喋りまくれば良いじゃないかとも思われるかもしれませんが、先程申し上げました通り、赤で、すべてを言ってしまったら、考えていない人にも解答が分かってしまう。だから、赤き真実は使わずに、それでいて戦人より信用できる人物に語らせたいということで、ウィルという登場人物が出てきたんです。”

“(聞き手)ウィルと理御が物語を解明する役ということは、彼らが言っていることは真相と思っていいんでしょうか。
ウィルと理御のような信頼性の高い登場人物が口にすることが信用できないなら、もう誰の言うことも信用できないんじゃないですかねぇ(笑)。”

>>■EP7のお茶会が一なる真実なの?
>「これは全て真実」の赤字もあるので真実で良いのではないでしょうか?
>どちらにしても否定根拠が足りません。

赤字に関してはのちにベルン自身が「途中までだった」と言っていますし
竜騎士07さんの以下の発言があります

“ベルンカステルは「これはすべて真実」と言いましたが、セリフの途中で縁寿の悲鳴によってかき消されています。ひょっとするとベルンカステルは「これはすべて真実……だったらいいなぁ」とか言おうとしていたのかもしれません(笑)。”

この考察は“僕の願望による創作的な考察”の1つです
僕は戦人が約束を忘れていなかったと信じたいので
このように解釈しました

>>■黄金の真実とはどのようなもの?
>>戦人が金蔵の死体に使ったものも含めると
>>“信じることによって生じる、赤字以外による真実”という
>>抽象的なものになってしまうのですが…
>(真実ではなくても)真実と認められる物。ではないでしょうか。

個人的には“その場にいる全員が信じることで真実に昇華される嘘”で
統一してくれた方が解りやすくて良い気がします
ですから戦人の金蔵の死体への金字(きんじ)は禁じ(きんじ)手だと思います

>>■嘉音は現実の六軒島にもいたの?
>>紗音の生物学的な性別は男なので、紗音に胸はありません。
>男であればEP7で理御が性別をぼかした理由は何故ですか?
>さらに紗音が女性として育っていった理由は?

理御と紗音が“運命のコインの裏表”ならば
理御の性別が確定すれば紗音も性別も確定してしまいます

少なくとも幼少時において
生殖器を失った男性が生活する場合
女性として生活した方が
本人にとっても周囲にとっても自然です

>>※1億のカケラの中に、夏妃が理御の育児放棄をするカケラは257万8916個しかない可能性もあります。
>確率の話なので一億の欠片があるとすれば、40個近くの欠片で理御がいるという話です。

確率ではそうなりますが
ようはベルンは257万8917個しか
カケラを巡っていないわけで
ベルンが巡った257万8917個がたまたま
1億のカケラの中に257万8916個しかない
“夏妃が赤ん坊を崖から突き落とすカケラ”を引き当てただけで
残りの9742万1083個は
夏妃が赤ん坊を受け入れるカケラだった
そういう解釈も出来るということです

>とりあえずこんなところで。

他にもありましたらよろしくお願いします
220: 名前: ケーナ:2013/02/02 05:44ID:08.VSA9/
タチバナさん >>217

>>作品中に登場した物の中で
>>人が通れるほどの穴を壁に開けることが出来る物は
>>常識的に考えて爆弾しかないと思います

>爆弾が存在することが確定したのはEP7であって

一応 EP4までで“全ての謎は解ける”ことになっていますから
爆弾の存在もEP4までで解るはずです
(僕は解りませんでしたが)

>『最考考』に書かれてることは
>どこかで読んだことがあるような内容ばかりだったんですけど
>どこらへんに自信を持ってるんですか?

まず大前提として“一なる真実”は1つしかありませんから
誰が考察してもそれが正しい“一なる真実”であれば
皆 同じ答になります

僕が僕以外の考察で1番評価しているのは
“たけぽんさん”の考察ですが
(ちなみに僕の考察以上の部分もあります)
あの方の考察は僕の目から見ても9割以上正しいです
ということは僕の考察と9割以上同じなわけです

で 僕がたけぽんさんの考察を添削して
10割の完成度に仕上げたとしましょう
しかし それで『最考考』と同じ内容になるかというと
そうはなりません

『最考考』はああいったスタンダードな考察をベースとした上で
“僕の願望による解釈”を上乗せしたものなのです
このあたりは“読解による考察”を掲げる僕の方針と
真逆なので理解不能かもしれませんが
真逆だからこそ“読解による考察”にこだわったのです
(この説明で理解出来るのかしら?)

>>ようはタチバナさんは『うみねこ』の内容に関して
>>何か疑問を持っているわけですよね
>いや、特に疑問と言った疑問はないですね。
>多分僕もアベレージタイプなので、どんな謎でも70点以上の解答は出せると思います。

ならば僕から1つ問題を出しましょう
EP6のロジックエラー
僕は“クローゼットの中には紗音がいる”と書きましたが
おそらく 紗音がベッドに堂々と腰掛けていても問題はないはずです
これが何故か解りますか?
221: 名前: ケーナ:2013/02/02 05:44ID:08.VSA9/
ちびゆかさん >>218

>Q①「ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれたことを理由とする青き真実の使用を禁じ~」の
>赤字勝手に破っていいの?
>ケーナ「魔女の魔法で行ったです」

この赤字で注目してもらいたいことは
もし 赤字で隣部屋といとこ部屋を封じるつもりなら
《赤: 不可能デス。隣部屋もいとこ部屋も(扉だけでなく)窓も封印を維持していマス。無論、ロジックエラー時にデス。》
こうなったであろうということです

しかし実際は以下です
《赤:不可能デス。(いとこ部屋の)窓も封印を維持していマス。無論、ロジックエラー時にデス。》
《赤:ロジックエラー時に隣部屋の窓の封印が暴かれていたことを理由とする青き真実の使用を禁じるものと知り給え。当該の青き真実への回答義務は、発生しないものと知り奉れ…!》

何故 このようになったのか
フェザリーヌが縁寿とのやり取りで説明しています

“「私も、隣部屋の窓がまだ開いていることは気付いていた…。……しかしながら、それを反論に使えぬと封じられるとは、想像もしなかった…。」(フェザ)
「これって重大なルール違反じゃないの?! だって、正解が言えないクイズなんて、フェアなゲームじゃない! これ、向こう側のロジックエラーじゃないの?!」(縁寿)
「……………………。……それがロジックエラーにならないから、こうして物語が続いているとも、受け取れる…。」(フェザ)”

つまり赤字で両方の部屋を封じてしまうと
“正解が言えないクイズ”になってしまい
ロジックエラーとなるのです

ということは逆から考えれば
正解は“隣部屋の窓の封印が解かれていることによって導き出される”
ということになります

>Q②フェザリーヌの示した「ベアトの心臓」なら解けるという発言と、
>EP4のラストでベアトが晒した心臓との共通点は?。
>ケーナ「爆弾による壁の爆破です」

EP4の爆弾に関してはこれ以上説明のしようがない為
保留ということにしてもらって
僕が“爆弾による壁の爆破”に
なかなか思い至れなかったのは
これが“トンデモ”だからです

「フェザリーヌほどの人物がトンデモ説を持ち出すわけがない」
この先入観ゆえに僕にはこれは難しかったのです

ちなみにフェザリーヌの発言に“()”で注釈を入れると
以下のようになります

“「……………………。……いや、一手(とても馬鹿らしい手だが)、あるにはある。……しかしその手は、………二度と使えぬ手だ(壁を爆破などすれば、爆弾の存在は隠し通せまい)。……そしてそれ(爆弾)は、…ベアトの心臓の一部でもある。」”


>Q③「初めましてこんにちは古戸ヱリカと申します~」の赤字、何故「初めまして」なの?。
>ケーナ「ヱリカは18番目の登場人物です」
>Q④「我こそは来訪者、六軒島の18人目の人間。」「そなたを迎えても17人だ」の赤字解釈、
>人格の数と肉体の数を都合良く使い分けており、人間の定義すらも定まってないじゃん?
>ケーナ「これは単なるロジックパズルです」

“18人目”と“18人”は数字は同じでも
違う概念です

“18人目”は“18番目”で
“18人”は“18個”を表します

前者は英語の“first”“second”であり
後者は“one”“two”です
この違いを利用したロジックパズルだということです
222: 名前: タチバナ:2013/02/02 06:17ID:73CMucsG
ケーナさん >>219 >>220

>僕は“ノックス第8条”は
>それが犯人特定の決定的な証拠となる場合に適用されると考えています
都合のいい解釈でルールを捻じ曲げちゃいけません。
それを主張したいなら、その解釈が正しいかどうかにも手掛かりが必要です。

>これは核になる“メッセージボトル及び偽書”のシナリオを
>駒がなぞっているためではないかと思います
>(竜騎士07さんに好意的に解釈すれば)

>僕自身 これは微妙であると考えています
>しかし竜騎士07さんがそのように発言し
>ウィルにも以下のような発言をさせている以上
>竜騎士07さん的にはこれで良いということなのでしょう

>この考察は“僕の願望による創作的な考察”の1つです
>僕は戦人が約束を忘れていなかったと信じたいので
>このように解釈しました

>個人的には“その場にいる全員が信じることで真実に昇華される嘘”で
>統一してくれた方が解りやすくて良い気がします
>ですから戦人の金蔵の死体への金字(きんじ)は禁じ(きんじ)手だと思います
というか、ここらへんも全部都合のいい妄想でしかないじゃないですか。
これでどこらへんが“作中の手掛かりから結論を出すスタンス”で、どこらへんが“日本一の至リスト”なのかと。

いやもう、毎度のことなんでどうでもいいですけど。

>一応 EP4までで“全ての謎は解ける”ことになっていますから
>爆弾の存在もEP4までで解るはずです
>(僕は解りませんでしたが)
そんな話してませんって。
あくまで爆弾が存在する可能性が“濃厚”というだけで、存在が確定してるわけじゃなかったでしょ。
(ぶっちゃけEP1終了時点で時限爆弾説は普通にありましたが、確定はしてませんでした)

「部屋を丸ごと吹き飛ばす」というくらい、豪快な一手になれば「確かに爆弾くらいなものだよね」とも言えますが、
「壁を破壊する」程度で、存在が不確定なものを「“唯一”考えられる一手」という扱いにするのはおかしいってことです。
(部屋を丸ごと吹き飛ばすのだって、自然現象等で説明できなくもないですし)

>僕が僕以外の考察で1番評価しているのは
>“たけぽんさん”の考察ですが
>(ちなみに僕の考察以上の部分もあります)
>あの方の考察は僕の目から見ても9割以上正しいです
>ということは僕の考察と9割以上同じなわけです
でも、ケーナさん、たけぽんさんが言ってる動機について全く理解してませんよね。
「全然分かってないから相手するの大変だった」的なこと言ってましたよ。
まあ、それと同時に「まだまだ考える余地があるから、まだまだ考察楽しめるだろうな」とも。

>『最考考』はああいったスタンダードな考察をベースとした上で
>“僕の願望による解釈”を上乗せしたものなのです
>このあたりは“読解による考察”を掲げる僕の方針と
>真逆なので理解不能かもしれませんが
>真逆だからこそ“読解による考察”にこだわったのです
>(この説明で理解出来るのかしら?)
そう言われるなら分かりますよ?
でも、それと同時に「感情的に考えてるわけじゃない」とか言うから意味分からないんですって。

>ならば僕から1つ問題を出しましょう
>EP6のロジックエラー
>僕は“クローゼットの中には紗音がいる”と書きましたが
>おそらく 紗音がベッドに堂々と腰掛けていても問題はないはずです
>これが何故か解りますか?
何故と言われても、問題点が一切見つかりませんけど。
嘉音が紗音になってもいいし、ヱリカはバスルームを確認したあとベッドルームを再確認してないし。

クローゼットにいようと、ベッドルームにいようとどっちでもいいけど、
ミステリーらしくするためにはベッドルームの方が都合がいいですよね。
223: 名前: タチバナ:2013/02/02 06:23ID:73CMucsG
ケーナさん >>221

>EP4の爆弾に関してはこれ以上説明のしようがない為
>保留ということにしてもらって
>僕が“爆弾による壁の爆破”に
>なかなか思い至れなかったのは
>これが“トンデモ”だからです
それを“トンデモ”だと言うなら、他の“トンデモ”でもいいじゃないですか。
なんで自分で自分の説を否定するようなこと言うんだろ、この人。

先に反論潰しておきますけど、「ベアトの心臓なんだから爆弾だろう」ってのは、
もういちいち説明するのもめんどくさいくらい無意味な反論ですからね?
224: 名前: カムイ:2013/02/02 08:41ID:45a.mndS
>>217 タチバナさん
返信有難う御座います。

>戦人が紗音の死体を目撃してないので、マネキンと考えるのは逆に手掛かり不足っぽいですよね。
それであれば「偽の死体はなく、絵羽夫妻との共犯」で良いと思います
何が言いたいかというと、これ以外もそうなんですけど「可能性を幾つもあげている点」ですね。
「犯人は10代~20代、もしくは30代~40代、または50代以上の人物 」というネタを思い出しました。
「考察だから良い」と言われればそれまでですが、
“日本一の至リスト”を名乗るのであれば「一貫した推理まとめ」のようなものを作るべきだと思いました。

>先に留弗夫が殺され、霧江が秀吉を殺そうとして銃を撃ち、でも秀吉は一見死んだように見えて死んでなくて、
>油断した霧江は留弗夫が持っていた銃で秀吉に殺害され、その後、秀吉も生き絶えて、
>2丁の銃は絵羽が回収したといったところじゃないでしょうか。
「不意をついた」だけで終わらせるのは考察としてどうなのかなー・・・と思いました。
EP7で「霧江とルドルフは銃の扱いに慣れている」といったものがあるので
その辺の説明も欲しいですね。
「EP7の描写のように、霧江とルドルフの持っていた銃は銃口が反れていた。そのため二人がかりでも絵羽にやられてしまった」
といった感じで。

>結局のところ、出題編で問われた謎は盤上事件のトリックと「私は、だぁれ……?」だけだと思いますよ。
>そういう意味でなら、僕も出題編で出された謎は出題編だけで解けると思います。
後は碑文の謎ですね。これは実際にEP4後に碑文台湾説でほぼ解かれていましたね。
「謎の定義」を最初にしてほしいというだけの話です。

内容はそれほど重要じゃなくって、考察がブレすぎだというのが一番言いたいことでした。
225: 名前: カムイ:2013/02/02 08:43ID:45a.mndS
>>219 ケーナさん
>“考察の柱”という全EPを横断するテーマで考察しているため
>引用が全EP さらには“インタビュー及び対談”も範囲となり
>さらに引用だらけなので それはやむを得ないかと…
それらを含めて「読みにくい」と言っています。
やむを得ない範囲を超えているという意味です。

>僕は“ノックス第8条”は
>それが犯人特定の決定的な証拠となる場合に適用されると考えています
紗音の死体の話は犯人特定の決定的な証拠となる場合では・・・?
紗音の死体だけマネキンであれば、明らかに致命的ですよ。

>“人格説”の場合は横に嘉音がいるわけで
>死んだフリは出来ません
「EP1はメッセージボトルの内容なので嘉音が実際にいるように描写されている」
といった説も可能です。他にもあると思いますが。
偽書説であれば「偽書作家によって紗音と嘉音が同一人物の設定の場合と、別々の場合」
2つ同時に存在することも可能ということもできますね。

>共犯なのは南條だけだと思います
>ですから以下のように慌てて留弗夫を止めています
>“「おい、紗音ちゃん! 大丈夫か?! 返事をしろぃ!」(留弗夫)
>「ゆ、揺さぶってはいけません…。今、容態を診ます…。」(南條)
それでも良いと思いますが、非常に無理があることをしているので、
それの理由付けをしてほしかったです。
「ゲーム盤の駒は、その駒が可能な範囲のことであれば、行うことができる。連鎖密室の話は現実的には無理があるが、
”駒が行える行動”ではあるため、ゲームマスターの介入により可能になっている」
といったものとか。
ちなみに関係ありませんが、EP5のプレイヤーがベルンのバトラだけが、現実に近いバトラだと思っています。

>この作品における殺人は
>流れ弾が出るとか 殺し損ねるとか
>そういう部分がありません(演技・演出以外で)
>これは核になる“メッセージボトル及び偽書”のシナリオを
>駒がなぞっているためではないかと思います
>(竜騎士07さんに好意的に解釈すれば)
上で自分が言ったのとほとんど同じ内容ですね。
であれば、考察の一番最初に前提として上げるべき最重要なことではないでしょうか?


>僕自身 これは微妙であると考えています
>しかし竜騎士07さんがそのように発言し
>ウィルにも以下のような発言をさせている以上
>竜騎士07さん的にはこれで良いということなのでしょう
上でもタチバナさん相手にあげていますが、
何を謎としていて、何をどのように解くべきか?
といったことで話が変わってきます。


>赤字に関してはのちにベルン自身が「途中までだった」と言っていますし
>竜騎士07さんの以下の発言があります
ケーナさんは「ゲームマスターの制御なしに駒が行動するということは、
本人がその場にいるのとまったく同じように行動するということになります。
つまり現実の再現なのです。ところが現実の完全な再現ではないようなのです。」
といったことをあげていますが、それの「ところが」の理由として弱いという話です。
介入が一切ないのに何故違うのですか?


>個人的には“その場にいる全員が信じることで真実に昇華される嘘”で
>統一してくれた方が解りやすくて良い気がします
>ですから戦人の金蔵の死体への金字(きんじ)は禁じ(きんじ)手だと思います
「嘘」は入れないで良いと思います。
それだと、金蔵の死体は金蔵の死体ではないということになります


>理御と紗音が“運命のコインの裏表”ならば
>理御の性別が確定すれば紗音も性別も確定してしまいます
>少なくとも幼少時において
>生殖器を失った男性が生活する場合
>女性として生活した方が
>本人にとっても周囲にとっても自然です
性別が男→理御 女→紗音という考えもできます。
そして「生殖器を失った男性が生活するのに、女性として生活した方が自然」
というのが意味がわかりません。明らかに不自然です。
紗音に胸がないのは(そもそもこれも推測ですが。)
生殖器を失ったために女性ホルモンが少なく、
成長が芳しくなかった。でよいのでは?

そして「理御の性別を濁す理由」についての説明が全くできていませんよ。
事故していないのであれば完全に男性じゃないですか?
まあ、一番気に入らないのは「ホモストーリーになる」ということですけど。


>残りの9742万1083個は
>夏妃が赤ん坊を受け入れるカケラだった
>そういう解釈も出来るということです
そして、その全てで理御は殺されるということに?

>>220
横ですが目に入ったのでついでに。
たけぽんさんの考察と違って、ケーナさんの考察はしっかりと一貫した考察はされていませんよね?
同じようにEP1~8までの考察をきちんとまとめてみては?

勘違いされているようですが
「ケーナさんの考察一個一個は理解できる」人が多いと思いますよ。
しかしながらケーナさんの考察は、個々に「可能性をいくつかあげている」ものと、
「きちんと理由付けをされていないのに決定づけて言っているもの」とが混ざり合わさって意味不明になっています。
だから他人とうまく会話ができていないのです。
自分の中で勝手に自己完結していて、説明しているつもりになっているだけですね。
考え方がブレすぎているんです。
ミステリーならミステリーとして、
ファンタジーならファンタジーとして一貫した推理をするべきです。
ケーナさんは何説なのかも不明です。
226: 名前: タチバナ:2013/02/02 17:11ID:73CMucsG
カムイさん >>224 >>225

>何が言いたいかというと、これ以外もそうなんですけど「可能性を幾つもあげている点」ですね。
>「犯人は10代~20代、もしくは30代~40代、または50代以上の人物 」というネタを思い出しました。
>「考察だから良い」と言われればそれまでですが、
>“日本一の至リスト”を名乗るのであれば「一貫した推理まとめ」のようなものを作るべきだと思いました。
うみねこには可能性を潰しきれないところがあるというのも確かなのですが、
「いろいろな可能性が考えられるが、自分の考えは○○である」という言い方をしてもらわないと、
「この人はいったい何を言いたいんだろう」という話になりますからね。

まあ、このモヤモヤする感じは、実はKEIYAさんもやってしまっていることなんですよね。
好意的に解釈するならば、「想像の余地を残すためにわざと曖昧にしたのだろう」とか、
「考える時間が足りなかったのだろう」とか思ったりもしますけど、
ケーナさんはどちらにも当てはまってないですしね。

>「EP7の描写のように、霧江とルドルフの持っていた銃は銃口が反れていた。
>そのため二人がかりでも絵羽にやられてしまった」
>といった感じで。
「そりゃ無茶が過ぎるだろう」というようなものでも、何も説明しないよりはマシですからねえ。

>後は碑文の謎ですね。
ああ、それもそうですね。

>それらを含めて「読みにくい」と言っています。
>やむを得ない範囲を超えているという意味です。
引用部分が多いだけで中身は薄いですしね。

>紗音の死体の話は犯人特定の決定的な証拠となる場合では・・・?
>紗音の死体だけマネキンであれば、明らかに致命的ですよ。
言いたいことは分かるけど、どのみち紗音の死体が存在しないってのも致命的ですよ。

>偽書説であれば「偽書作家によって紗音と嘉音が同一人物の設定の場合と、別々の場合」
>2つ同時に存在することも可能ということもできますね。
「どちらでも成立するように書いている」というのが正しそうですけどねー。

>「嘘」は入れないで良いと思います。
>それだと、金蔵の死体は金蔵の死体ではないということになります
というか、黄金の真実で嘘を吐いたことってないですよね。

>たけぽんさんの考察と違って、ケーナさんの考察はしっかりと一貫した考察はされていませんよね?
>同じようにEP1~8までの考察をきちんとまとめてみては?
たけぽんさんも若干思い込みが激しくて、普通に読めば気付くであろう点でも見落としてたりするのですが、
一貫性は十分にあり、何を主張したいのかは分かりますね。

――と言うと、少し批判的に見えるかもしれませんが、彼が支持されるのは分かります。
僕の主張とは違う点が多々あるのと、興味を持ってる範囲が違うというだけで、
あの人の考察のレベルの高さは、うみねこ考察者の中でも十指に入ると言っていいんじゃないかな。

>自分の中で勝手に自己完結していて、説明しているつもりになっているだけですね。
>考え方がブレすぎているんです。
>ミステリーならミステリーとして、
>ファンタジーならファンタジーとして一貫した推理をするべきです。
>ケーナさんは何説なのかも不明です。
まあ、結局のところ、これですね。

多分他の人の考察のいいとこ取りをしようとした結果、
「無数の点が散らばってるだけでそれが線として繋がってない」ということになったのではないかと思います。

何故かケーナさんはこれだけ言われても理解できないようですが、ホントに一から考え直して欲しいです。
なんの先入観もなくして、もう一周した方がいいんじゃないかな。

あとは、EP1~EP4だけでいいので、第一の晩から第十の晩までを一つの事件として説明してみて欲しいです。
カムイさんが>>73で書いたようなことですね。そうすれば、線として繋がるかもしれないので。
227: 名前: ケーナ:2013/02/03 05:04ID:13vytzlx
タチバナさん >>222 >>223

>>僕は“ノックス第8条”は
>>それが犯人特定の決定的な証拠となる場合に適用されると考えています
>都合のいい解釈でルールを捻じ曲げちゃいけません。
>それを主張したいなら、その解釈が正しいかどうかにも手掛かりが必要です。

“提示されない手掛かりでの解決を禁ず”
あの場面で死体の代わりにマネキンが置いてあろうが
あるいは何もなかろうが
どちらも解決への手掛かりにはなりません

何故なら以下のように
秀吉は「死体がある」と嘘をついているわけではなく
死体を見ているのですから

“…秀吉は、足元の紗音の遺体を見下ろす。………それは、他の遺体と同じような目を覆いたくなるような惨状。……頭部を側面から砕かれ、表情は半分しか残っていなかった。”

>というか、ここらへんも全部都合のいい妄想でしかないじゃないですか。
>これでどこらへんが“作中の手掛かりから結論を出すスタンス”で
>どこらへんが“日本一の至リスト”なのかと。

これまでの経緯から
この辺りはタチバナさんに説明しても
理解出来ない話です

>「壁を破壊する」程度で、存在が不確定なものを
>「“唯一”考えられる一手」という扱いにするのはおかしいってことです。
>(部屋を丸ごと吹き飛ばすのだって、自然現象等で説明できなくもないですし)

では逆にお尋ねしますが
タチバナさんは爆弾以外でどのような手段なら
壁に人が通れるほどの穴を開けられると考えているのですか?

>そう言われるなら分かりますよ?
>でも、それと同時に「感情的に考えてるわけじゃない」
>とか言うから意味分からないんですって。

この辺りもタチバナさんに説明しても
理解出来ない話です

>>おそらく 紗音がベッドに堂々と腰掛けていても問題はないはずです
>>これが何故か解りますか?
>嘉音が紗音になってもいいし、ヱリカはバスルームを確認したあとベッドルームを再確認してないし。
>クローゼットにいようと、ベッドルームにいようとどっちでもいいけど

問題の意味さえ理解出来ていないようですので
もうやめておきましょう

>それを“トンデモ”だと言うなら、他の“トンデモ”でもいいじゃないですか。

良くないから“爆弾”なのです
これで解らないなら説明しても無駄ですので
これ以上は説明しません

申し訳ないのですが
僕にはタチバナさんに理解出来るように
自分の考えを説明するのは無理です

あなたからは僕の説明を理解しようという
意志が感じられません

一応 一度は説明しますが
それで通じなければ以後は説明しません
理解出来なければ理解出来るまで読み返すか
理解を諦めてください
何なら「コイツは妙な電波を発してやがる、一般人の自分には意味不明過ぎ」と
思ってもらっても構いません

僕にとってちびゆかさんに何かを説明するのは楽しいのですが
(それが理解されなくても)
あなたに説明するのは非常に苦痛です
正直 単なる時間の無駄にしか思えません
228: 名前: ケーナ:2013/02/03 05:06ID:13vytzlx
カムイさん >>225

>紗音の死体の話は犯人特定の決定的な証拠となる場合では・・・?
>紗音の死体だけマネキンであれば、明らかに致命的ですよ。

二度同じことを書くのはアレですので
お手数ですがタチバナさんへのレスに書いた内容(>>227)を
ご覧下さい

>「EP1はメッセージボトルの内容なので嘉音が実際にいるように描写されている」
>といった説も可能です。

探偵である戦人がその場にいますので
それは無理です

>考察の一番最初に前提として上げるべき最重要なことではないでしょうか?

「五十音順なら興味のある内容から読めるかな」という理由で
五十音順にしています

>ケーナさんは「ゲームマスターの制御なしに駒が行動するということは、
>本人がその場にいるのとまったく同じように行動するということになります。
>つまり現実の再現なのです。ところが現実の完全な再現ではないようなのです。」
>といったことをあげていますが、それの「ところが」の理由として弱いという話です。
>介入が一切ないのに何故違うのですか?

僕は現実の戦人は紗音との約束を覚えていたと考えています
そしてゲーム盤の戦人は紗音との約束を覚えていない
これはゲームマスターによって設定変更されているわけです
そして戦人ほどではないにしても
他の人物もゲーム盤においては
多少の設定変更がなされているのではないかと思います

例えば 朱志香の喘息は「演技だった」という話でしたが
ゲーム盤における朱志香の喘息はとても演技には思えませんでした
これは紗音が「朱志香は本当の喘息だ」と信じていたために
それが駒に反映されたのではないでしょうか?

実際 竜騎士07さんの以下の発言がありますし

“この世界の一番の主たる観測者は紗音なんですよね。少なくとも世界観においては。だから紗音が見て聞いて、そうだと思ったことが世界観のデフォルトになってしまう。ベアトリーチェが金蔵の書斎に入れないというのは、一方的に紗音が作った設定ですし。”

メッセージボトルの内容にそれが書かれることで
本来は“本人そのもの”であるゲーム盤の駒に変更が加わるのか
もしくはゲーム盤の駒そのものの“設定変更”なのかは
良く解りませんが…

>>個人的には“その場にいる全員が信じることで真実に昇華される嘘”で
>>統一してくれた方が解りやすくて良い気がします
>>ですから戦人の金蔵の死体への金字(きんじ)は禁じ(きんじ)手だと思います
>「嘘」は入れないで良いと思います。
>それだと、金蔵の死体は金蔵の死体ではないということになります

本来的には
金蔵の死体には金字を使ってはいけなかったのではないでしょうか?
これだけが他の黄金の真実とかけ離れています
これを除けば“信じることで真実に昇華される嘘”で
“黄金の真実”は全て説明できます

>性別が男→理御 女→紗音という考えもできます。

“戦人が本当に紗音のおっぱいを揉んでいたら、胸が偽物だということに気づいたかもしれない。紗音は常に「バレるならバレろ」という気持ちだったんでしょうね。”

この内容がありますからね
「紗音は貧乳だった」という説もありますが
胸がなくて妊娠が出来ないなら
男と考えた方が自然でしょう

>そして「生殖器を失った男性が生活するのに、女性として生活した方が自然」
>というのが意味がわかりません。明らかに不自然です。

自分の立場で考えてみてください
小学校に入りました トイレに行きます
モノがないので大便器を使います
「何だコイツ、いつもウ○コしてやがる」
いじめられます

体育の時間です
体操服に着替える時にパンツ姿になります
モノがないため 明らかに形状が違います
「こいつチ○チ○ないでやんの、実は女じゃねーの?」
いじめられます

源次に尋ねます
「源次様、どうして僕にはおチ○チ○がないのですか? 本当は女の子だからですか?」
源次も困ります

>生殖器を失ったために女性ホルモンが少なく、
>成長が芳しくなかった。でよいのでは?

女性の生殖器は体内にあります
まして卵巣は2つあり
片方だけでも機能します

それが2つとも駄目になるような大怪我
とても生きていられるとは思えません

>そして「理御の性別を濁す理由」についての説明が全くできていませんよ。
>事故していないのであれば完全に男性じゃないですか?

理御と紗音の違いは“崖から落とされたか落とされなかったか”です
これで性別が変わるとは考えられず
理御と紗音の性別は同じはずです

>まあ、一番気に入らないのは「ホモストーリーになる」ということですけど。

これは確かに受け入れ難い人も多いでしょうね
だから竜騎士07さんもあのような表現にしたのでしょう

>>残りの9742万1083個は
>>夏妃が赤ん坊を受け入れるカケラだった
>>そういう解釈も出来るということです
>そして、その全てで理御は殺されるということに?

ベルンは全てのカケラを見て回ったわけではなく
257万8917個のカケラを巡っただけです
257万8918個目のカケラでは
理御は殺されないかもしれません
ようはベルンの詭弁ですね

>たけぽんさんの考察と違って、ケーナさんの考察はしっかりと一貫した考察はされていませんよね?
>同じようにEP1~8までの考察をきちんとまとめてみては?

僕は“一なる真実”の考察には2つのタイプがあると思います
1つは“スタンダードな考察”
これはたけぽんさんやKEIYAさんが行っているものです
そして普通にプレイしている人は精度の差こそあれ
皆 このタイプだと思います

僕から見て たけぽんさんやKEIYAさんは
その精度が他より突出して高いです
KEIYAさんは8割
たけぽんさんは9割程度の精度だと思います

傲慢な書き方をしますが
僕はこれはある意味“誰でも至れるレベルの考察”
だと考えています

そして僕の『最考考』は
KEIYAさんの考察を下敷きにしていますので
例え 精度を10割にしたところで大した違いはありません
ですから『最考考』においてこのタイプの考察は
必要最小限に留めています

もう1つは“プラスアルファの考察”
これはニコニコ動画のプルプルピコプヨさんや
同人誌『霧江の犯行とヤスの動機と戦人のその後と縁寿の未来』を
描いた人たちが行っているものです

これは「“スタンダードな考察”はみんな解っているだろう」という前提で
そのさらに上を目指す考察です

そして僕の『最考考』もこのタイプです

僕も2周目の時点では“スタンダードな考察”でした
そこから抜け出せたのは完全に偶然です

僕はパソコン版をプレイして数年後に
PS3版のEP1~4をプレイしました

そしてPS3版のEP5~8が出るまでの間
暇だったのでパソコン版のEP1~4を
再プレイしていたのですが

EP3まで終えた時点でPS3版のEP5~8が出てしまったので
EP4はそのまま置いておいてPS3版のEP5~8を先にプレイしました
そしてEP4だけ残しているのは中途半端だということで
EP8の次にEP4をプレイしました
(“6周半”はこれが原因です)

その時に気がついたわけです
EP8で十八が縁寿の髪飾りを覚えていたのに
EP4で戦人は覚えていないことに

この瞬間から僕の“プラスアルファの考察”は始まりました

次のステップは“各EPはメッセージボトル及び偽書と同じではない”ということです
「600ページもの文章がワインボトルに入るのか?」という方向で
考察した人はいたようですが
僕のようにメッセージボトルは真里亞の一人称のはずなのに
EP1は戦人の一人称になっている
この理詰めでこれを理解した人は自分以外誰も知りません

たけぽんさんもKEIYAさんもプルプルピコプヨさんも
これには気がついていませんでした

これが第二ステップです

長くなるので第三ステップは省略しますが
僕が“スタンダードな考察”を書かないのはそういうわけです
(ぶっちゃけKEIYAさんの考察に僕が『最考考』で書いたことを乗っければ10割です)

はっきり言ってしまうとKEIYAさんの考察と『最考考』を読んで
“10割のスタンダードな考察”にすら至れない人間に
『最考考』は理解出来ない
と考えてきましたが

どうもこれでは
僕以外誰も理解出来ないようで…

たけぽんさん本人が
「自分の考察をベースにしてもらって構わない」と
おっしゃっていましたので
近いうちにたけぽんさんの考察に添削を加えて
“10割の考察”にしてみようと思います
(とか言って“10割”にはならなかったりして…)

>ケーナさんの考察は、個々に「可能性をいくつかあげている」ものと、
>「きちんと理由付けをされていないのに決定づけて言っているもの」とが混ざり合わさって
>意味不明になっています。

言いたいことは解りますが
そもそも『最考考』は“ごった煮”です
僕には何をどう分ければ良いのかよく解りません

>ミステリーならミステリーとして、
>ファンタジーならファンタジーとして一貫した推理をするべきです。
>ケーナさんは何説なのかも不明です。

僕はファンタジー説です
ただし ファンタジーの中にミステリーがある
という認識です
229: 名前: タチバナ:2013/02/03 06:28ID:c1K4bDjP
ケーナさん >>227 >>228

>では逆にお尋ねしますが タチバナさんは爆弾以外でどのような手段なら
>壁に人が通れるほどの穴を開けられると考えているのですか?
すでに説明してますよ。
ボイラー室の鉈でもいいし、『壁に穴を開ける道具X』だとしても問題ないでしょう。
「そんな道具があったなんて手掛かりはない」と言うのは手順違いで、
手掛かりというのはトリックが用いられたあとに発生するものです。
フェザリーヌの思考も謎を産み出す側の思考だということを忘れてはいけません。

あと理解する気がないのではという話ですが、よく理解できないから質問してるのに、
答えて欲しい質問に限ってスルーするか論点ずらしではぐらかされてるという印象なんです。
僕からすれば理解させる気を感じません。

>僕のようにメッセージボトルは真里亞の一人称のはずなのに
>EP1は戦人の一人称になっている
>この理詰めでこれを理解した人は自分以外誰も知りません
残念ながら、これについては僕がよろず推理処のパート1の>>7>>9で説明したことです。
ケーナさんが書き込みを始めるよりずっと前ですから知らなくても無理はありませんが、
単純にケーナさんが他人の考察をあまり読んでないだけのことだと思います。

最初の方の書き込みを見られるのはまだ未熟だった部分があるので恥ずかしいですが、
この部分については今でも同じ考えです。
これは真っ先に共通認識にしないと話が進まないと思って書いたことです。

>どうもこれでは
>僕以外誰も理解出来ないようで…
ケーナさんが何をスタンダードな推理と考えてるのかなんて、
説明されなければ知りようがないので当たり前です。

まあ、とりあえず10割の考察を書くように頑張ってください。
現状では、そもそも説明不足で何が言いたいのかも分かりませんから。
230: 名前: カムイ:2013/02/03 09:14ID:f2pQ4eu1
>>228 ケーナさん

他も突っ込みどころ満載ですが、スタンダードな考察を書くそうなので、一点だけ。

>理御と紗音の違いは“崖から落とされたか落とされなかったか”です
>これで性別が変わるとは考えられず
>理御と紗音の性別は同じはずです
同じという理屈はわかりますが、
ウィルから性別を問われて理御が言葉を濁した理由の話です。
あの時点では理御はヤスのことを何も知らない状態なのに
何故隠す必用があるのか?普通に男性と言えば良いはずなのに。ということです。
論点ずらしはやめてください。


ファンタジーの中にミステリーがあるといわれると
もしかしたら自分に近い可能性もありますね。

私はTRPGリプレイ説です。
多分他にそういう切をとっている人はあまりいないというので、説明します。
(といっても他に誰かが思いついたものと似通っているでしょうが。)
世界構造だけ違うだけで本編の大筋はスタンダードなものだと思っているので、世界構造の話を。

TRPGをご存知でしょうか?
テーブルトークロールプレイングゲームの略称で、
GM(ゲームマスター)が用意したシナリオに対して、
プレイヤーがGMと実際に会話をしながらやっていくというものです。

最初から世界設定がある程度、ゲームブック等で設定されていて、
GMはそれにそって話を練って、
シナリオを書いていくというのが一般的です。
そしてプレイヤーがそのシナリオにそって、謎解きやバトルをしていきます。


うみねこに当てはめていくと、
六軒島殺人事件というゲーム構造を作ったのがベアトリーチェ。
そのままGMはベアトリーチェ(EP1~4まで)。
そしてプレイヤーがバトラになります。
通常はプレイヤーが複数居て、シナリオを行なっていくものですが、
うみねこの場合はバトラ一人になります。
つまりはそれ以外の全員がGMの思い通りに動くというわけです。


しかしながら、ここで制約があります。
①版権物のTRPGをやっている人であればわかるでしょうが、
「そのキャラクターができることはできるが、できないことはできない」というものです。
これは一応EP5で説明されていますね。
バトラは碑文を解くことが可能なんです。

②さらにもうひとつ。
「動かす人によって、同じキャラでも、キャラが多少変わってしまう」
といったものです。
EP5のラムダが操作した?バトラを思い出していただければ分かりやすいと思います。


各EPの展開です。

EP1はプレイヤーは操作をせず、傍観。
完全にベアトリーチェが一人で全員を動かしている。
それを上位バトラに見せている。といったものだと考えています。

そしてEP2になって上位バトラと上位ベアトのバトルがはじまります。
これはGMベアトリーチェのゲームにそって、上位バトラがプレイヤーとなって、
下位バトラを動かしている。といったものです。
終盤になって上位バトラはベアトに屈服してしまい、
その後の下位バトラもGMが動かすことになっているという解釈です。

EP3のケースは非常に特殊です。
見ていればわかりますが、GMが途中でエヴァ・ベアトリーチェに切り替わっています。
そしてベアトはプレイヤー側についています。
何故、碑文が解けているのに、ヤスが殺人を犯しているのか?
といったことに非常に私は悩みましたが、
エヴァがGMに切り替わっているため、「ベアトの”碑文がとかれた場合はヤスに殺人をさせない”といったルール」がありません。
エヴァは自由にヤスを動かすことができると言うわけです。
そしてGMの座を降りたベアトは、プレイヤーのバトラに認められることによって再びGMに戻ることができた。という解釈です。

EP4は今までとは逆にGMがプレイヤーに敗北するといった形ですね。

EP5はラムダとベルンがGM、プレイヤーがベルンのゲームでエリカを操作
(上位バトラが下位バトラを操作させなかったために、ラムダが下位バトラも操作している。)
ベルンはプレイヤーでありながらGMでもあるという特殊な立ち位置であるために探偵権限をエリカに行使できる。
EP6はバトラ→ベアトがGM、プレイヤーがベルンでエリカを操作
EP7はベルンがGM、プレイヤーがウィル。
お茶会はGMなし。プレイヤーは操作をせず、外側から縁寿と理御が傍観。
EP8はバトラがGM、プレイヤーが縁寿で縁寿を操作。紫のゲームはGMがベルン、プレイヤーは操作をせず、傍観。

世界構造をまとめるとこういう感じです。
竜騎士07さん←原作者
物語を書いているとされる人(EP1,2はヤス。3~8は現実のバトラ=十八)←最上位の層
ベアトとバトラがTRPG(のようなもの)をしているところ。←ファンタジー層
TRPG世界←ミステリー層


この説の良いところは「GM切り替わりによる説明」ができることです。
何でEP5の下位バトラはあんなに頭良いの?→ベルンが操作しているため。
(つまりは上位バトラは下位バトラの設定を使いこなせない。
下位バトラがどれだけ推理力があっても、上位バトラになければ使えない。)

EP3で碑文が解かれているのにヤスが殺人を犯している
→ヤスは「碑文がとかれた場合は殺人を行わない」というのはベアトがGMの時の話であるため。

と言った感じで。
GMは「その人物が可能なことであれば、確実に行わさせられる」というわけですね。
これで「現実では難しい」といったものや、「探偵権限」といったものも成立するわけです。


長々と説明しましたが、要約すると
「ベアトとバトラが推理モノTRPGをしている物語」であるという説です。
TRPGの部分はミステリーですが、TRPGをしているところはファンタジーという
まさにファンタジーの中にミステリーがあるというものです。

まあ大筋は偽書作家説と同じなんですけど、
GMとプレイヤーの解釈が違うんです。
TRPGに見立てればEP5のゲームに愛がないというのは分かりやすいですね。
231: 名前: 名無しさん:2013/02/03 13:02ID:6fQB9Z9i
>僕のようにメッセージボトルは真里亞の一人称のはずなのに
>EP1は戦人の一人称になっている
>この理詰めでこれを理解した人は自分以外誰も知りません

土左日記って知ってるか?

そもそもメッセージボトルはベアトが書いたものだけど、
書き手を真里亞に仮託して記述したものだ。
その真里亞が、書き手を戦人に仮託して記述しても構わんだろうに。
232: 名前: 名無しさん:2013/02/03 16:06ID:f4weAeS4
>231
ばかじゃねーの?
末尾に真里亞と署名を入れているのに戦人に仮託しちゃ意味不明だろ。

ケーナ偽書のLandでマリアが本編の幼稚な口調で語っていたのも意味不明ではあるがね。
233: 名前: 名無しさん:2013/02/03 18:10ID:6fQB9Z9i
>>232
231だが、
筆跡によって偽者だとばれることが分かっているのだから、
本格的に真里亞のふりをする必要はないのだが。
234: 名前: 名無しさん:2013/02/03 18:28ID:6fQB9Z9i
>>233に追加だ。

真里亞を名乗ったのは、事件当時、島にいたって主張するためのもの。
真里亞は当時島にいた。しかし真里亞ではない。では誰だと考えせたかっただけだろう。
あと真里亞が魔女側の人間であるっていうのも重要か。
魔女を主張する側が、人間でといてみろということになるからな。

それから戦人に仮託する必要があるかだが、
謎を解いてもらいたい→ミステリー→ノックス準拠→戦人視点=探偵視点
メッセージボトルが戦人視点でないのなら、
謎を解いてもらいたいと思っていないってことになりかねん。
235: 名前: 名無しさん:2013/02/03 18:35ID:6fQB9Z9i
すまん、さらに追加だ。

真里亞は庭園倉庫に行っていないので、真里亞視点だと肝心な部分が記述できない。
というのも問題だな。
236: 名前: ケーナ:2013/02/03 19:13ID:13vytzlx
タチバナさん >>229

>>僕のようにメッセージボトルは真里亞の一人称のはずなのに
>>EP1は戦人の一人称になっている
>>この理詰めでこれを理解した人は自分以外誰も知りません
>残念ながら、これについては僕がよろず推理処のパート1の>>7>>9で説明したことです。

これは確かに
正直 タチバナさんを見くびっていました

僕は>>227で書いた“プラスアルファの考察”の出発点は
ここだと考えています
ところがどうもこれが通じない
これでは話になりません
237: 名前: ケーナ:2013/02/03 19:14ID:13vytzlx
カムイさん >>230

>ウィルから性別を問われて理御が言葉を濁した理由の話です。

これは理御が自分で説明しています

“「よく性別を聞かれます。だから悔しくて、こう言い返してます。……どっちに見えますか?って。」”
“「ありがとう。……容姿にコンプレックスがあったので、あなたの言葉が嬉しいです。」”

理御は男性なのに女性と間違われることがあり
そのことを悔しく思っているようです
そのため 嫌がらせとして自分の性別を隠すのです
「長髪だからだろ!」というツッコミがあるかもしれませんが
短髪でも間違われるため
あえて長髪にしているのかもしれません

>論点ずらしはやめてください。

本文に普通に書いてあるのだから
説明の必要などないでしょ
ということです

タチバナさんにしてもそうですが
何故 こういった自分の失態を
“論点ずらし”だの“誤魔化している”だの
人のせいにするのでしょう?

何度も書いていますが
僕は解らないことは「解らない」と書きますし
説明するまでもないことは説明しません

>私はTRPGリプレイ説です。

これは僕も『最考考』の“■テーブルトークRPG?……081”で説明しています
出来たら一通り『最考考』と『続・最考考』をご覧頂きたいのですが…

>EP3のケースは非常に特殊です。
>見ていればわかりますが、GMが途中でエヴァ・ベアトリーチェに切り替わっています。

正直 この発想はなかったですね
これが南條殺しの真相なのではないでしょうか?
ちょっと僕も検討してみます
238: 名前: カムイ:2013/02/03 21:35ID:f2pQ4eu1
>タチバナさんにしてもそうですが
>何故 こういった自分の失態を
>“論点ずらし”だの“誤魔化している”だの
>人のせいにするのでしょう?
それをちゃんと説明せずに自己完結させるためです。
素直に受け取ればそのまま「男性なのに女性と間違われることがあり
そのことを悔しく思っている。」でいいと思いますが、
色々と考察してきたのであればわかると思いますが、
いろいろな解釈ができる場面というのはたくさんあります。
赤字やウィルの解法も解釈の幅がありますよね。
(おそらくわざと、作者は性別をぼかしているのだと思いますが。)

他人が考える「他の可能性」を特に説明せずに無視するのは、
誤魔化しているととられるのはしかたのないことでは?


ちなみにTRPGリプレイ説であれば、
”現実の六軒島と全く同じ設定ではない”
ということが容易に想像できるため
現実の紗音は女性であった。とすることもできます。


>これは僕も『最考考』の“■テーブルトークRPG?……081”で説明しています
>出来たら一通り『最考考』と『続・最考考』をご覧頂きたいのですが…
かいてはありますけど、
そういう説をとっているとはかいてありませんよね?
TRPGでは?といっていて、それで解法を行うことはなく、
そこで終わっています。
それ以外の項目にはTRPGの話は全く出ていないと思いますが、
どうでしょうか?
この説をとるのであれば、すべての謎にこれを絡ませて行かないといけないと思います。


南條殺しは、「魔女が継承されたから~」といった理由よりも、
「GMが変わってヤスを動かす人が変わったから」
の方がしっくりしますね。
239: 名前: タチバナ:2013/02/03 22:50ID:950vkTEV
ケーナさん >>236 >>237

>これは確かに
>正直 タチバナさんを見くびっていました
ということになるので、安易に“自分だけ”とか“日本一”とか使わない方がいいです。
わざわざ自分から攻められる隙を作る必要はありません。

とは言え、本当に自力で気付いたなら、まあ誇ってもいいんじゃないでしょうか。
確かにKEIYAさんもたけぽんさんも何故か見落としてたのも事実なようですし。
(と言うと、僕自身の自画自賛にもなるのですが)

>タチバナさんにしてもそうですが
>何故 こういった自分の失態を “論点ずらし”だの“誤魔化している”だの
>人のせいにするのでしょう?
多分自覚はないんだろうなとは思うのですが、
論点がずれてるときは、何故ずれてると言えるのか説明してますよね?
それに対して「これ以上話しても無駄」とか言うから、文字通り話にならないんです。
240: 名前: ちびゆか:2013/02/03 22:59ID:0cfJ6Rbp
Coinさん>>73

返信ありがとうございます。

>”真里亞=嘉音、さくたろう=ヱリカ”を元に戻せば

救出者を普通の人間にしてしまうと、いとこ部屋に閉じ込められてしまいます。
だから、さくたろう=嘉音、真里亞=ヱリカとひっくり返しています。
ちょうどこれは、EP7のヤスと紗音の関係と同じになります。命令権者が魔女人格かぬいぐるみ人格かの違いだけです。

コインさんの文章を拝借して説明しますと
①客室入室時、ヱリカ(肉の器=肉体)が入室、嘉音人形(依り代=人格)が待機
②ヱリカ(肉の器=肉体)がバスルーム探索時、戦人が脱出。
③戦人脱出後、ヱリカ(肉の器=肉体)が嘉音人形(依り代=人格)を部屋に入れ、その嘉音人形(依り代=人格)がチェーンを掛ける
(※実質的にはヱリカ(肉の器=肉体)がチェーンを掛けた)
④ヱリカ(肉の器=肉体)は嘉音人形(依り代=人格)別人扱い

⑤ヱリカが嘉音人形を処分。(嘉音消失)
⑥命令権者人格(嘉音人格)が設定変更で自身がヱリカになる。
(旧ヱリカ人格は死亡)
⑦この時、ヱリカの肉体は魂が一に満たした状態(完全な人間)であり、ロジックエラー前とは別人格である。
「初めまして。こんにちは古戸ヱリカと申します。~18人目の人間」
⑧ヤス(嘉音)がヱリカになるだけなので、17人のままである。
「そなたを迎えても17人だ」

>第一に、『さくたろうことヱリカの依り代の存在について
>作中での明言・論拠』
>第二に、『ベアト=非GMかつヱリカはベルンの駒の状態で
>ロジックエラーの修正の為、ヱリカをヤスの中の人格、
>一なる魂に満たないニンゲン未満という設定に変更できるのか?』
>第三に、『この手は形を変えればなんどでも再利用可能ではないか?』

依り代については、理論上はあるはずという考えです。記述自体は魔法大系とか色々ありますよね。よく解っていないだけで。
第二の問題は確かにあります。でもライティングされる存在(駒)というのは、自由意志があるつもりでも、ライティングされていることに無自覚であるという原理が関係してくるかなあと。ここも魔法大系の部分です。
第三の問題は、確かにいろいろな他の手が見えてくると思います。でも斬新な方向性が打ち出せたと思うんです。

>隣部屋の窓を論点(=推理の原因)にできないだけで
>推理の結果(≠論点)にできるので。

同一説での推理の結果は限りなく隣部屋の窓を論点にせざる得ないと思うんです。そして依り代っていうのは肉の器の制限がないので、鍵を握る存在だと思います。

>そう言う意味では個人的に真・囮という区別は付けないように
>していますが、結果的に2段の構えになったということ
>については理解できます。

読者についてそのまま提示したのが爆弾です。心臓が二つあったとして、爆弾というのは囮的要素が強いです。爆弾と解るともう一つの方を考えなくなっちゃうから。
241: 名前: 名無しさん:2013/02/03 23:03ID:97m1iCz7
232だが
>> 233-235
あんたが必死になって書いている「書き手にとっての意味」なんて作者とされるヤスがキチにしか見えない時点でたいした問題じゃない。
意味不明なのは読者にとってのことで、お前の言う内容で「電波怪文書を意味ある文章だと看做す読み手」なんて本当にいるのか?

読者として、一体どんな情報を持った人物を想定してるのかという話だ。
242: 名前: ちびゆか:2013/02/03 23:36ID:59LxCh7b
通行人Cさん>>78

①ヱリカ入室
②ヱリカバスルーム探索
③ヱリカバスルーム探索後
「右代官戦人は客室に存在しない」(下位戦人脱出済み)
「チェーンロックは施錠を維持している」(救出者、救出済み)
④ヱリカロジックエラー動議を申請
⑤ヱリカの赤字発話

>そのちびゆかさんの③、④、⑤は同時ですよ
>③の時点がロジックエラー時じゃないと、
>意味合いからもロジックエラーの密室にはならないし、

③④⑤は同時でも、「さらに限定すれば私がバスルームにいる間しか脱出チャンスは存在しない」の赤字から②のバスルーム探索時に⑤の発話の動作が行われたのでしょう。
⑤の発話時ではロジック差し替え時、その内容の動作は行動済みであることには変わりませんよね。

>そして結論として
>ゲーム終了時とロジックエラー時が同時だった場合、
>エリカの「外すも掛け直すも自由~」は
>ロジックエラー時の先に時間が無いため、赤字ではなくなります
>したがって、少なくともゲーム終了時とロジックエラー時は
>同時ではないという結論です

⑤の赤字はGMに対する発言で、ロジック再構築の条件であり、GMが思考する時間は無限にあり、ロジックエラー後の盤上の時間を保証するものではない、という考えです。
まず、⑤の赤字がGMに対しての赤字であるというのは、間違いないんですよね?
243: 名前: タチバナ:2013/02/04 05:52ID:47TS9LaZ
名無しさんたちよ、よく考えてみて欲しいんだが、
EP1、EP2の真里亞は、EP1第六~八晩などは除くけど、
それ以外はほぼ戦人と行動を共にしていたわけで、
真里亞視点でも十分な手掛かりが揃っていると言えるんじゃないだろうか。

あと、真里亞の名を騙ったことについてはもうひとつ意味があるよな。
それは、「本物の真里亞の日記を読め」というメッセージだ。
魔法を理解するに当たって、真里亞の日記は大きな助けになるだろう。
244: 名前: ケーナ:2013/02/04 08:08ID:5ciYciA6
カムイさん >>238

>素直に受け取ればそのまま「男性なのに女性と間違われることがあり
>そのことを悔しく思っている。」でいいと思いますが、
>色々と考察してきたのであればわかると思いますが、
>いろいろな解釈ができる場面というのはたくさんあります。

僕は“書いてあることを素直に信じる”ことも
読解には大切だと思います
書いてあることをいちいち疑っていてはきりがありません
「文脈的にこれはおかしい」「あの描写と矛盾する」
こういう時は竜騎士07さんのミスでない限り“何かある”わけで
そういう部分を探すことから考察は始まるのです

>ちなみにTRPGリプレイ説であれば、
>”現実の六軒島と全く同じ設定ではない”
>ということが容易に想像できるため
>現実の紗音は女性であった。とすることもできます。

これは「この作品がBLだとは信じたくない」という
想いに基づく“逃げ”だと思います
もちろん そう解釈出来るのは否定しませんが
“一なる真実”的には間違いでしょう

>TRPGでは?といっていて、それで解法を行うことはなく、
>そこで終わっています。

最初 この指摘を受けて『最考考』の“テーブルトークRPG解釈”を採用している
“考察の柱”を列挙しようと思いましたが
改めて確認してみると多すぎて列挙出来ませんでした
僕の解釈では“ゲームマスター”は
テーブルトークRPGの“ゲームマスター”
“駒”はテーブルトークRPGの“キャラクター”
“プレイヤー”はテーブルトークRPGの“プレイヤー”
ですので かなりの“考察の柱”にこの考え方を使っています

>南條殺しは、「魔女が継承されたから~」といった理由よりも、
>「GMが変わってヤスを動かす人が変わったから」
>の方がしっくりしますね。

やっぱりこれ 違うと思います

『最考考』の“■ゲームマスターとはどのようなもの?……071~”を
ご覧頂きたいのですが
“ゲームの支配者”とはゲームマスターのことです
ゲームマスターになるには“ゲームの全てを理解している”必要があります
しかしエヴァは以下のような発言をしています

“「…………………………。……先代さまがどこかで戦っているとかいう、ゲームの相手、ですか? ロノウェに聞きました。」(エヴァ)”
“「………こことはその、異なる世界の住人だからの。私を介さねばならぬのだ。まぁとにかくだな、」(ベアト)
「……………………。……ということは、その方は私に何か干渉したくても出来ない。そして私も干渉したくても出来ない。それくらいに遠い世界の、無縁な方との認識でよろしいですか?」(エヴァ)”
“「私は魔女です。別に誰の認可がなくとも魔法が使えますが、何か……?」(エヴァ)
「この世界ではな? しかしだな、それをあやつが認めない以上はその、…うむむ、何と説明すれば良いのか…。」(ベアト)
「……説明、いりません。だって、決して交わることのない別世界の話じゃありませんか。それはつまり、無い世界も同じということです。……………別世界でゲームで戦っていると、先代さまが妄想を語っていることと、なぁんにも変わりません。……重ねて言います。私と関係ない話です。そして、私はもう魔女です。」(エヴァ)”

つまりエヴァはどこまでのゲーム盤の駒であり
ゲームマスターとは程遠い存在です

そしてEP4での戦人の発言

“「さらに続けて第3のゲームだ。六連結の連鎖密室、楼座叔母さんと真里亞の殺人、親父たちのホールでの死亡、蔵臼伯父さんと夏妃伯母さんの殺人、その全ては《青:絵羽伯母さんを犯人に仮定することで説明可能だ。》これは当時すでに論破済み。それに対しお前がエヴァを通して出題してきた最後の難題、《青:南條先生殺しも18人目の未知の人物Xで説明可能。》これで第3のゲームまで全て打ち破ったぞ!!! 反論はあるかッ!」”

つまりエヴァはゲームマスターのベアトの駒であった訳です
これは『最考考』の“■ベアトリーチェは駒のベアトとゲームマスターのベアト、二人いる?…088~”
で大体説明していると思います
(ちなみにこれも“テーブルトークRPG解釈”による考察です。しかもこの検証の為だけに1周プレイしたという…)

最近はかなり鈍ってしまったため
思い違いをしてしまいましたが
『最考考』執筆当時の僕は“エヴァは駒”という解釈だったため
そのエヴァがゲームマスターだとは考えなかったようです
245: 名前: ケーナ:2013/02/04 08:08ID:5ciYciA6
タチバナさん >>239

>安易に“自分だけ”とか“日本一”とか使わない方がいいです。
>わざわざ自分から攻められる隙を作る必要はありません。

これは確かにそうですね
過去ログを示されると何も言えません
とは言っても“日本一”なのは間違いないでしょうが

>本当に自力で気付いたなら、まあ誇ってもいいんじゃないでしょうか。
>確かにKEIYAさんもたけぽんさんも何故か見落としてたのも事実なようですし。

僕はこれ 気が付かない方がおかしいと思います
ついでに言うと“世界観”の根底になる話ですから
これを理解していないとこの作品の“世界観”自体理解出来ません

これは“プラスアルファの考察”をする上での
スタート地点です

僕の「この作品はファンタジー」という解釈だって
これがあるからそう考えられるし
そう考えざるを得ないのです

そして大多数の考察者はそのスタート地点にすら立っていないわけです
しかもトップクラスの考察者である
たけぽんさん KEIYAさん プルプルピコプヨさんですら

僕の“日本一”が如何にレベルの低いものか
この事実が如実にそれを語っています
だからこそ 僕にとって“日本一”など
何の価値もないわけです

“各EPとメッセージボトル及び偽書の内容は違う”
このことを理解すらしていない人間が
「自分の考察は終わった」「全て考察し尽くした」とか言うのは
滑稽を通り越してもはや唖然です

おいおい あんたらは考察の入り口にすら立っていないよ
246: 名前: ケーナ:2013/02/04 08:09ID:5ciYciA6
上でも書きましたが
完成度の高いたけぽんさんの考察をベースに
“10割”の考察を目指します

基本 殆ど正解ですので
間違っている部分のみ訂正します

ただ 困ったことに“間違っている根拠”を示すには
下手をすれば『最考考』の“考察の柱”を
丸々示す必要が出てくる場合があるため
あまり丁寧には説明しないか
もしくは『最考考』の“考察の柱”を紹介することとなり
まず間違いなく「これを見ればすぐに“10割”の考察を理解出来る」というものにはなりません
むしろ逆に解りづらくなるかも
というわけであんまり意味がないかも…

■Episode1 「Legend of the golden witch」

>なので、ここに紗音が来たと考えてしまうと、真里亞がなぜ紗音が来たと言わずに
>ベアトが来たと言ったのか疑問が残る。

これはEP7で解説されています

“真里亞は、人を視覚より、内面で判断する傾向が強い。同じ母親であっても、暴力的な時は黒い魔女と呼び、決して母親と同一視しなかった。即ち。視覚的には同一人物であっても、内面が異なれば、別の人間だと認識する傾向があるということだ。”

“大人の話があるからと屋敷を追い出された真里亞は、薔薇庭園でお茶を飲むことにした。恐らくその時、誰かが真里亞の話し相手になってくれた。そして、……魔女ベアトリーチェに会いたいと嬉しそうに話すオカルト少女に、………あたかも自分がベアトリーチェに憑依されたかのように振舞ったのだ。外見的には、それはベアトリーチェではない。しかし真里亞は、喋り方や振る舞いが急に変わった時点で、その人物を別の人間だと認識する。だからそれは、唐突に現れたのだ。”

>それが「盲目なる少女」であり、ベアトを盲信する真里亞の事を指している。

“盲目なる少女”はそのまま“目をつぶっていた”という意味です
何故なら“盲目なる少女が歌うは幻”ですから
“盲目なる少女”が“ベアトを盲信する少女”なら
“ベアトを盲信する少女が歌を歌っていたというのは幻”ということになり
真里亞は歌など歌っていなかったことになります

>生き残ったヤスによって夏妃は殺された。銃でお互い同時に発砲、夏妃は殺された

これは長くなりますので『最考考』の
“■偽書作家テストの解答は?……062~”をご覧下さい

>あの手紙というのは別に夏妃に宛てられた訳ではなく、
>本来は生き残った5人に向けて宛てられたものだと考えられる。

これはカンニングになりますが
コミックEP8において手紙の内容が書かれています
(『続・最考考』の“■コミックEP8で明かされる真相とは?”を参照)

>夏妃が殺されたのは、事件が第9の晩に達し、
>犯人の願う奇跡的なルーレットの目が出なかったせいであり、
>その場合生きる目的を失ってしまった犯人が黄金郷で思い人と結ばれるため、
>全員道連れに皆殺しをするのである

爆弾で皆死ぬため
特にわざわざ殺す必要はありません
現にEP2においては楼座 真里亞 戦人 源次を残して
紗音の方が死んでいます
247: 名前: オプス:2013/02/04 08:25ID:0aDGQfNX
EP6における「もし紗音嘉音同一であるならば」有り得ない、戦人の不可解な言動。

ヱリカ「"隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!"」
戦人「認める」

この流れの時点で結構ヤバイです。詰み一歩手前です。
「従兄弟部屋に所在する嘉音が云々」で詰みます。

ヱリカ「"いとこ部屋に所在するのは、それ以外の全員である"!」

ヱリカまさかの失策。
ここで詰めの甘さを見せて、「それ以外の全員」などという曖昧な言葉に逃げてしまった。
戦人、危うく難を逃れました。

戦人「……拒否する。それを認めるって言うと、金蔵の遺体もいとこ部屋の中にあるって論法になっちまうからな」

おっとここで戦人まさかの拒否。「認める。勿論、金蔵はいないぜ」で済んだはずです。
アホです。無能です。
ここでヱリカが「じゃあ金蔵を抜かして、一人一人の名前を全部挙げれば問題無いですね」などと言おうものなら、もはや言い逃れ不可能。


なんなんでしょうね、この不可解な、あるいはご都合主義とも言えるような流れは?
248: 名前: オプス:2013/02/04 08:28ID:0aDGQfNX
間違えました。
間違えたというか、全部読むとか最新50の方で書いてる時にスレ位置が動くと、書き込み先が変わってしまう仕様はなんとかならないかな~。
249: 名前: タチバナ:2013/02/04 08:48ID:3bqv/1cK
ケーナさん

>>245について、突っ込みどころしかないんですけど、一点だけ確認します。
ケーナさんが言ってることだと、少なくとも僕は考察の入り口には立っているわけで、
その三名よりも上だと認識してるってことになりますよね?
250: 名前: ケーナ:2013/02/04 08:49ID:5ciYciA6
オプスさん >>247 >>248

“戦人は、“いとこ部屋には、蔵臼、留弗夫、朱志香、源次、郷田、嘉音がいる”、という復唱を求められたなら、きっと、特に気にもせず、認めると赤で宣言しただろう。”

とありますが その前に

“「今からする所在確認は、生死を問いません。体の所在と考えて下さい。そしてもちろん、現時点でのことです。では参ります。」(ヱリカ)”
“《赤:(“隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!”)認める。それ以外の全員が、いとこ部屋にいることを認める。》”

とある以上 これをした瞬間にロジックエラーに陥ります
(人格説の場合には)

と僕も>>70で指摘したのですが
人格説の人には是非考えて欲しいですよね
(僕も人格説ですが…)

ご都合主義的展開はヱリカの“18人目”だってそうです
あの場面であんなことをいう必要などどこにもありません
そういう作品なのだと割り切るしかないでしょう

ちなみに誤爆を避けるコツは
(1)書き込む前には必ずリロードする
(2)書き込むときはコピペを使って速やかに
(3)人があまり書き込まない時間に書き込む

ですが 最終的には運です
251: 名前: カムイ:2013/02/04 10:39ID:deLVI4C9
>>244 ケーナさん

>僕は“書いてあることを素直に信じる”ことも
>読解には大切だと思います
たしかにそうだと思いますが、
それは自分で考察する時の話であって、
それを理由に他人の考察を否定してはいけないと思います。


>これは「この作品がBLだとは信じたくない」という
>想いに基づく“逃げ”だと思います
>もちろん そう解釈出来るのは否定しませんが
>“一なる真実”的には間違いでしょう
例えばの話です。
現実でそうであっても、どちらにしてもゲーム盤上では同じですしね。
まあさっきから自分は否定的なことを言っていますけど、
おそらくは男なんでしょうとは思います。
しかしながら何でわざわざ男にしたのかと・・・いう疑問が竜騎士07さんに対して湧きますね。
私は金蔵はヤスを強姦しようとして、
ヤスに殺害されたものだと思っているので、
そうなるとホモホモしすぎだろうと。
善意で解釈するのであれば、金蔵の男尊女卑設定で、
男にしか当主を継がせるつもりはないといった設定のせいですかね。
あとは多重人格+性同一性障害で複雑にさせたかったとか。
「実はうみねこのなく頃にはホモストーリーだったんだ」といった真相が作者から出たら荒れそうですね。



TRPGについては概ね同じ解釈だと思います。
しかしながらTRPGの”リプレイ”なので
「ベアトとバトラがTRPGをしているような物語」であって、
実際には作者が一人で全てを動かしている茶番劇。
作者がGMベアトという駒と、上位バトラという駒を使って一人で遊んでいるといった解釈です。
よく考えると他にも沢山駒がいます・・
ロノウェ、ワルギリア、エヴァ、縁寿、ベアト、ラムダ、ドラノール等など・・・

エヴァはもちろんゲーム盤の絵羽を元にして、上位世界に作った駒の一つなんでしょうね。
だから別世界の魔女なんでしょうけど、EP3に関してはGMをすることはできます。
(なぜなら絵羽はEP3世界の真相を知っているから。)
ですからエヴァはやっぱりGMを引き継いでいるかと。
そうでなければ、ベアトがGMを降りてからはGM不在で物語が進まなくなってしまいます。

>“「さらに続けて第3のゲームだ。六連結の連鎖密室、楼座叔母さんと真里亞の殺人、
>親父たちのホールでの死亡、蔵臼伯父さんと夏妃伯母さんの殺人、
>その全ては《青:絵羽伯母さんを犯人に仮定することで説明可能だ。》
>これは当時すでに論破済み。それに対しお前がエヴァを通して出題してきた最後の難題、
>《青:南條先生殺しも18人目の未知の人物Xで説明可能。》これで第3のゲームまで全て打ち破ったぞ!!!
> 反論はあるかッ!」”

エヴァを通して~と言っていますが、
「バトラがそう思っているから」だと思います。
EP3のエヴァのやりとりは、
「北風と太陽作戦」で、ベアトがバトラを騙していた・・・とバトラは思っているためです。
実際には自分の身を犠牲にしてまでエヴァに向かっていっていますし、
わざと黄金郷へのサインを躊躇させるようにしています。
EP3の漫画版のベアトの表情を見ると騙していたようには見えません。
一度歯を喰いしめて、何度か顔を作ったり悲しそうな顔をしたりして、最後にいつも通りの様子になっています。

といった理由で、やはりエヴァはGMで良いと思います。
ちゃんと魔女として登場していますしね。


まあもちろん自分の考えなので採用するかどうかはお好きに。
ケーナさんのスタンダードな考察があがるのを楽しみにしています。

>>239 >>245
ついでなので書きますが、
EP1と2はボトルメールを元にして書かれた偽書だと思っています。
(そして3~8は十八の偽書。1と2も十八が元にして書いたのかな?)
バトラ視点ももちろんですが、
物理的にもボトルメールに入るような量じゃないし・・
そんでもってお茶会とか????とかもあるので。
というか、それが一般的な説だと思っていたんですけど、
違うんですか?
びっくりしました。
252: 名前: タチバナ:2013/02/04 12:31ID:c1K4bDjP
ケーナさん >>246 >>250

>>249の質問に答えて欲しいんだけど、答えてもらえてないな……。

>>246については、考察の内容についてはほぼ同意なのですが、
“自分の言葉で”“丁寧に”“1から10まで”説明してくださいと何度も言ってます。
こんな解答求めてないので、これが10割の考察だと言うなら、やり直してください。

というか、そもそも前提から違う人の考察をベースにしたって仕方ないでしょうに。

>ご都合主義的展開はヱリカの“18人目”だってそうです
>あの場面であんなことをいう必要などどこにもありません
>そういう作品なのだと割り切るしかないでしょう
本当にそうでしょうか?
「あんなことを言う必要なんてなかった」と言う方が強引な気がしますが。
多分、ちゃんと考えれば、どんな意味があったのか分かるはずですよ。

カムイさん >>251

>というか、それが一般的な説だと思っていたんですけど、 >違うんですか?
>びっくりしました。
単純にケーナさんの視野が非常に狭いだけで、これこそスタンダードな考察だと思いますよ。
ただ、たまたまKEIYAさんもたけぽんさんも、そういう考えだったというだけです。
253: 名前: カムイ:2013/02/04 21:12ID:deLVI4C9
>>252 タチバナさん
ですよね・・
スタンダードな説は
「偽書説」で「紗音=嘉音=ベアト=ヤス 同一人物説」
だと思います。
犯行は全て当主と黄金による共犯者システムですね。
たけぽんさんの考察の何が優れているかは「動機について」ですね。
ヤスに関してはそのとおりだと思いました。
十八に関してはちょっと違うかもしれませんが・・

TRPG説であればEP6ロジックエラーのくだりも説明できそうなので
考えてみたいと思います。
254: 名前: 名無しさん:2013/02/04 21:42ID:0bb7w4d3
231だ。ついでに233-235でもある。

>>241
どうやら頓珍漢な方向で答えてしまったらしいな。すまない。

>意味不明なのは読者にとってのことで、お前の言う内容で「電波怪文書を意味ある文章だと看做す読み手」なんて本当にいるのか?
意味不明なことに対して意味を見出そうとするのも人間の性だと思うが。まあいいか。

>読者として、一体どんな情報を持った人物を想定してるのかという話だ。
六軒島殺人事件と呼ばれる出来事が起きたこと、
そして絵羽が生き残ったことを知っている者であれば十分だな。
(真里亞が偽名だと知った、でも可)

それだけ知ってれば、絵羽が死ぬという内容から、
事件の最中に真里亞が記述したはずがないことが分かる。
さらに事件後に誰か作ったのなら、
起こったものに合わせて絵羽生存の内容になるのが普通だろう。
悪戯である可能性はあるが、悪戯でないのなら事件発覚前に書かれたことになる。
もっと言うなら事件が起こる前に、だな。
そうなると執筆者は、事件を起こす側である可能性が高い。
少なくともメッセージボトルに記した事件についてはそうだろう。
よってその場合は、執筆者は自身が記した事件の真相を知っているのだとわかる。
その上で、真里亞を名乗る執筆者から謎を解いて下さいと言われたようなものだな。

つまり読み手からすると、
署名部分は出題者からの挑戦で、事件が記された部分は問題文だと受け取れる。
簡単に言うと、最後に出題者が登場するメタな感じの構図だな。
そして、その構図になっていれば、
問題文の主観が真里亞だろうと戦人だろうとどちらでも構わんだろうと思ったわけだ。

ということで、説明になっただろうか。



タチバナさん >>243
>名無しさんたちよ、よく考えてみて欲しいんだが、
>EP1、EP2の真里亞は、EP1第六~八晩などは除くけど、
>それ以外はほぼ戦人と行動を共にしていたわけで、
>真里亞視点でも十分な手掛かりが揃っていると言えるんじゃないだろうか。
確かに誰が犯人か程度なら十分だとは思う。

しかし、執筆者が紗音と嘉音が同一であると
推理してほしい(正解としてかブラフとしてかはさて置き)のであれば、
EP1の第一の晩はかなり重要な部分となる。

真里亞はそれを見てないので、知るには伝聞という形になる。
その時、死体の状況ならともかく、誰の遺体を誰が見て誰が見ていなかったまで詳細に話すだろうか。
話したとして、それを詳細に記述したら、その部分が重要なのだと発覚しかねない。
まぁ、執筆者がそれで構わないのならそれで良いという話になるが。

…とかなんとか書いたが、実際は、
紗音の死体を戦人が見ていない、というトリックを思いついたのだから、
執筆者はそれを書きたくなるものではなかろうか、
程度の思いついにすぎん。

>あと、真里亞の名を騙ったことについてはもうひとつ意味があるよな。
>それは、「本物の真里亞の日記を読め」というメッセージだ。
>魔法を理解するに当たって、真里亞の日記は大きな助けになるだろう。
これは確かに。




長文は疲れる。
255: 名前: オプス:2013/02/04 23:16ID:0aDGQfNX
ケーナさん >>250
>“戦人は、“いとこ部屋には、蔵臼、留弗夫、朱志香、源次、郷田、嘉音がいる”、という復唱を求められたなら、きっと、特に気にもせず、認めると赤で宣言しただろう。”
同一説を支持して、かつこれを宣言してもロジックエラーに陥らない方法はあります。

「"隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!"」からといって「"隣部屋に所在しないのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條以外である!"」訳でもありません。
別に隣部屋に未知の6人目がいてもいいはずです。
同様に「“いとこ部屋には、蔵臼、留弗夫、朱志香、源次、郷田、嘉音がいる”」という発言は、しかし「“いとこ部屋には、蔵臼、留弗夫、朱志香、源次、郷田、嘉音しかいない”」事を意味しません。
ここまで言えば分かりますよね?

このトリックの弱点は伏線が特に何もない事かな。
カップと飴玉の話を伏線として推察すると、ヱリカが確認してない間に嘉音移動した説が一気に有力になるですよね。
じゃあそれ支持しろよって話ですが、だが断る。

>(3)人があまり書き込まない時間に書き込む
朝だから人がいないだろうと油断してました・・・・・・。
256: 名前: オプス:2013/02/04 23:31ID:0aDGQfNX
231さん >>254
実際の生存者と違くても、ループ体験を書き込んだ可能性が微レ存。
ボトメにゲームEP1の分量が入る訳がないので、簡略化されてる可能性も微レ存。
あと真里亞は「顔が潰されてた」発言してるので、園芸倉庫で死体目撃(どころか事件目撃)した可能性も微レ存。
257: 名前: タチバナ:2013/02/04 23:58ID:55xKawkK
カムイさん >>253

動機面ではたけぽんさんには勝てないなと思ってますが、
案外簡単なことが分かってなかったりして、かなり前のことですが、
「EP8ラストの黄金郷は十八が死んだってこと?」と言ってたので、
「そうじゃなくて、戦人が成仏したんですよ」と言ったら納得していただけました。
そんな感じで若干甘いところはあるようです。

>>254さん

>しかし、執筆者が紗音と嘉音が同一であると
>推理してほしい(正解としてかブラフとしてかはさて置き)のであれば、
>EP1の第一の晩はかなり重要な部分となる。
まあ、その点では難易度上がるかも。魔法や人格説は逆に分かりやすくなるかもしれないけど。
258: 名前: ケーナ:2013/02/05 04:16ID:28Zw6bhI
タチバナさん >>249 >>252

>>249の質問に答えて欲しいんだけど、答えてもらえてないな……。

実はこれ タチバナさんに潜り込まれました
(タイムスタンプにご注目)
もしタチバナさんが書き込んだのが“別館”の方だったなら
誤爆です

僕から見るとタチバナさんは
考察者として歪な形をしています

ところどころ出っ張っている部分はあるけど
平均してしまうと3人のほうが上では?
という印象です

ただ あまりこういうのを気にする必要はないと思います
優れた考察なら自分の考察に取り込んでしまえば良いのです
(逆に言うとそれが出来ないからタチバナさんは歪なままなのですが…)

もし 僕が考察者として他者よりも圧倒的に優れている部分があるとしたら
それは“節操のなさ”だと思います

自分の考察をあっさり引っくり返す
他人の考察をすぐにパクる

こういうことを躊躇いもなく出来るからこそ
僕は“日本一の至リスト”なのです

上の内容を綺麗に表現すると以下になります

受容性が高く 器が広いため
他者からの指摘を真摯に受け止める
他者の良いところは素直に認める
ことが出来る

正解を正解だと理解出来る力
間違いを間違いだと理解出来る力
これが考察者にもっとも必要な力だと思います
自分ひとりの力で出来る考察など限界があるのですから

まず間違いなく こう書くと
「お前がやっていることと逆だろ!」
というツッコミが来ると思いますが

見当ハズレな指摘は相手にせず
パクる価値のない考察はパクらないだけです

ですから僕としては
僕の考察を引っくり返さざるを得ないほどの鋭いツッコミ
パクらざるを得ないほど凄い考察
を待っています

ただし それは簡単ではないですよ
何せ『うみねこ』を6周半し
全ての考察を本文とインタビュー及び対談の内容と矛盾がないか検証し
この掲示板で1年以上 他の考察者と渡りあってきた
“日本一の至リスト”ですから

最近 印象に残っているのは“まるさん”による
“後期クイーン問題”の説明です
あれのお陰で“後期クイーン問題”が理解出来ましたので
まるさんには非常に感謝しています

このように僕はごく稀に
>他者からの指摘を真摯に受け止める
>他者の良いところは素直に認める

をやっていますので
気になる場合は過去ログをご確認ください
(最近はあまり記憶にないので古いほうが良いでしょう。オススメは“デカルトさん”とのやり取りです)

>>>246については、考察の内容についてはほぼ同意なのですが、
>“自分の言葉で”“丁寧に”“1から10まで”説明してくださいと何度も言ってます。
>こんな解答求めてないので、これが10割の考察だと言うなら、やり直してください。

こんな偉そうなことを言われる筋合いはないのですが
おそらく これでは『最考考』を理解出来ない人には理解出来ないでしょうね
こんなことでは何の為に書くのか解りませんので
掲示板では問題点を指摘するだけにして
『続・最考考』できちんと書こうと思います

ただ どういうスタイルが良いと思います?
EPごとにそれぞれ分解して各EP内で完結する形式が良いのか
それとも全EPからテーマごとにまとめるのか
もしくはもっと別のスタイルか

>>ご都合主義的展開はヱリカの“18人目”だってそうです
>>あの場面であんなことをいう必要などどこにもありません
>>そういう作品なのだと割り切るしかないでしょう
>本当にそうでしょうか?
>「あんなことを言う必要なんてなかった」と言う方が強引な気がしますが。
>多分、ちゃんと考えれば、どんな意味があったのか分かるはずですよ。

これは訂正させて貰って良いでしょうか?

ヱリカは敗北したことにより
一人二役であったことに気が付きました
そしてカマをかける為に“18人目”という赤字を使いました
ところが戦人とベアトは“17人”という赤字を使うことで
それを切り返したのです

ただ おそらくヱリカはその切り返しによって
真実を確信して死んでいったことでしょう

とは言いつつも やはり根底にあるのは
竜騎士07さんの都合だと思います

>単純にケーナさんの視野が非常に狭いだけで

こういうことを書いていながら
「悪意はありません」とか書くから
僕はあなたが理解出来ないのです
こういうのは相手に対して
非常に失礼だということを理解してください

“悪意がない”のにこれなら
あなたはもはや病気です

>これこそスタンダードな考察だと思いますよ。
>ただ、たまたまKEIYAさんもたけぽんさんも、そういう考えだったというだけです。

プルプルピコプヨさんもね

あれだけの考察者がそろいもそろって
理解していないわけですから
おそらくスタンダードな考察ではないでしょう
259: 名前: ケーナ:2013/02/05 04:19ID:28Zw6bhI
カムイさん >>251

>>僕は“書いてあることを素直に信じる”ことも
>>読解には大切だと思います
>たしかにそうだと思いますが、
>それは自分で考察する時の話であって、
>それを理由に他人の考察を否定してはいけないと思います。

僕は他者の考察に口を出すつもりはありませんが
どうでも良い部分に引っ掛かりを感じて生み出した考察など
やはりどうでも良い考察になってしまうわけで
そういうのを「どうだ!」と示されても
こっちとしてもスルーせざるを得ず
それは僕以外の人も同じなはずで

そういう考察を量産して「誰も相手にしてくれない」と嘆くのは
違うのではないでしょうか?
本人が「誰にも理解されなくて良い」のなら
それはそれで構わないでしょうが…

僕だって本当は
「凄い考察ですね」「感心しました」と言ってあげたいです
他者から否定されて傷付くリスクを背負い
他の時間を削って書き込んでいるのですから
その程度の見返りはあって然るべきです

しかし 誰もそれをさせてくれないから困りものです
僕は考察に関しては譲らない“考察の鬼”ですから
適当なおべんちゃらも言えませんし…

>しかしながら何でわざわざ男にしたのかと・・・いう疑問が竜騎士07さんに対して湧きますね。

崖から落ちて生殖機能を失わせるためには
女性では無理があるからではないでしょうか?

生殖機能に問題がなければ譲治との未来に何の支障もないわけで
六軒島爆破事故を起こすほど思いつめなかったはずです
僕は戦人との約束の件は理由の半分なのではないかと考えています
むしろ譲治との未来に希望を持てなかったからこそ
過去の恋愛に縋った面もあるのではないでしょうか
(朱志香と嘉音の恋心を勘定に入れていませんが…)

>私は金蔵はヤスを強姦しようとして、
>ヤスに殺害されたものだと思っているので

これはEP7のクレルの告白を信じるべきでしょう
僕は基本的に書いてあることは全部信じています
そして相互矛盾がある場合のみ「これは何か理由がある」と
考察しています(「単なるミス」としか考えられない場合も有りますが…)

>「実はうみねこのなく頃にはホモストーリーだったんだ」
>といった真相が作者から出たら荒れそうですね。

これは確かに…
でも ここまで読める人間なら
この事実を受け入れられると思います
だからこそ 竜騎士07さんもあのような書き方をしたのでしょうし
僕は“紗音は肉体的には男性ではあるけれども女性である”
と認識しています

ちなみに『うみねこ』のファンは腐女子が多そうですから
逆の意味でも荒れるでしょうね
“戦人×紗音”がBLになりますし
“ウィル×理御”も掛け値なしのBLになりますから

>TRPGについては概ね同じ解釈だと思います。
>しかしながらTRPGの”リプレイ”なので
>「ベアトとバトラがTRPGをしているような物語」であって、
>実際には作者が一人で全てを動かしている茶番劇。
>作者がGMベアトという駒と、上位バトラという駒を使って一人で遊んでいるといった解釈です。

僕もこれは迷いました
この作品を完全なミステリーだと考えると
この解釈しかないからです

しかし これではあまりに“愛”がありません
また どこからどこまでが創作になるのか解りません
そして そんな空しい作品を通して
竜騎士07さんが訴えたかったことも理解出来ません
そこでファンタジー説に転向したわけです

>よく考えると他にも沢山駒がいます・・
>ロノウェ、ワルギリア、エヴァ、縁寿、ベアト、ラムダ、ドラノール等など・・・

ファンタジー説だと以下のようになります

駒のベアト ロノウェ ガァプ 煉獄の七姉妹 エヴァなどは
魔女のベアトが生み出したノンプレイヤーキャラクター(基本 AIで動きます)

ベルンとラムダはまんま“航海者の魔女”

ドラノール ウィルはファンタジー世界に実在する当人の“分体”

ワルギリアはドラノールと知り合いであるため
本物の魔女(竜騎士07さんがきちんと設定を詰めているなら)
熊沢にも何か魔女にならざるを得ない
哀しい事情があったのかもしれません
(鯖にあたって苦しみながら死んだ世界があったとか…)

EP4とEP6の縁寿は難しいですが
EP8の縁寿のようにプレイヤーとして召喚された
縁寿が操っているのかもしれません

>エヴァはもちろんゲーム盤の絵羽を元にして、上位世界に作った駒の一つなんでしょうね。
>だから別世界の魔女なんでしょうけど、EP3に関してはGMをすることはできます。
>(なぜなら絵羽はEP3世界の真相を知っているから。)
>ですからエヴァはやっぱりGMを引き継いでいるかと。
>そうでなければ、ベアトがGMを降りてからはGM不在で物語が進まなくなってしまいます。

ここは僕とカムイさんの見解が分かれる場所ですね
僕はメタ世界のベアトは“ゲームマスター(魔女)のベアトの駒”と捉えています
EP8の縁寿の駒にプレイヤーの縁寿が宿ったり離れたりしていましたが
あんな感じです
通常はAIで動き 要所要所でゲームマスターのベアトが
干渉して動かしている

そしてEP3においては駒のベアトが“約束”によって
殺人を続けられなくなってしまいました
そのため ゲームマスターのベアトはエヴァという駒を作り
殺人を引き継がせたわけです(この表現はちょっと変ですが)

>実際には自分の身を犠牲にしてまでエヴァに向かっていっていますし、
>わざと黄金郷へのサインを躊躇させるようにしています。
>EP3の漫画版のベアトの表情を見ると騙していたようには見えません。
>一度歯を喰いしめて、何度か顔を作ったり悲しそうな顔をしたりして、
>最後にいつも通りの様子になっています。

駒のベアトはそのように設定された駒ですので
「自分は魔女で戦人に勝つことで黄金郷を開き、魔女として復活出来る」
と信じさせられています(ゲームマスターのベアトによって)

EP5のベアトはラムダが放っておいたため
AIで活動していますが
EP3で碑文の謎が解かれて以降のベアトも
同じ状態だと思います

ただ最終盤でゲームマスターのベアトに干渉され
あのような真似をしてしまったと考えられます
ゲームマスターのベアトの目的は
「戦人に約束を思い出してもらうこと」ですから
あのまま終わってもらっては困るのです

ベアトの百面相は「このまま美しく物語を終わらせたい」一方で
それではゲーム盤を作った意味がなくなるわけで
その葛藤の表れだと思います(つまりあの場面ではゲームマスターのベアトが駒に宿っています)

僕としてはベアトの言動にはどうしても納得出来ない矛盾があり
その解釈のために生み出したのが『最考考』の
“■ベアトリーチェは駒のベアトとゲームマスターのベアト、二人いる?…088~”
な訳です

「『最考考』は魔女のベアトがゲームマスターを務めるテーブルトークRPG解釈で書かれている」
この前提で読んでもらうと
また 違った内容に見えてくるかもしれません
260: 名前: ケーナ:2013/02/05 04:19ID:28Zw6bhI
オプスさん >>255

>同一説を支持して、かつこれを宣言してもロジックエラーに陥らない方法はあります。

言われてみれば確かにそうですね

>朝だから人がいないだろうと油断してました・・・・・・。

僕も最初の頃はどう考えても自分が失敗したわけではないのに
何故 誤爆するのか不思議でしょうがありませんでしたが…

あと たまに《赤:書き込めました。》のはずなのに
書き込めていないことがあります
一体どこに書き込んだのでしょう?
全然赤字じゃないです
261: 名前: ケーナ:2013/02/05 04:21ID:28Zw6bhI
“10割考察”の続きです(>>246参照)
今回はEP2です

■Episode2 「Turn of the golden witch」

>最初に述べた戦人の完全敗北宣言によって、戦人は探偵ではなくなったので、
>その後の描写で金蔵とベアトを主観で目撃するという事が可能になったのだ。

これはプレイヤーの戦人が駒から離れたため
駒はAIもしくはゲームマスターの操作によって動いていると考えられます
そのため 幻想描写を見ている(見せられている)のです
(“探偵権限”は駒ではなくプレイヤーに付与されるもののようです)
まあ“この場面における戦人は探偵ではない”という点では同じなのですが…

>嘉音のマスターキーを朱志香のポケットに入れ

これは物語の筋書き通り
貴賓室に入るために朱志香が嘉音から借りたのだと思います
僕は少なくともEP1~4においては
共犯者以外には幻想描写を見せることは出来ないと考えています
(あるいはその場面の後に生きて探偵である戦人とは出会えない人物“死人に口なし”)
これはベアト自身がそのように自分を縛っているためです
というのはEP5においては共犯者側ではないキャラクター
(煉獄の七姉妹やガァプ)が幻想描写を見ているためです
あと駒への干渉も最低限に留めていると思います
こういった縛りをEP5のゲームマスターであるラムダは解いているため
“愛がない”のです

>紗音に譲治が殺せるのか?という疑問は竜騎士07氏により
>「紗音の格好をしていても、別人だったかもしれない」
>「譲治にこのときある事を聞いたはずで、譲治はそれに満足いく答えをだせなかった」
>と言われている。これは前者は紗音の格好をしたベアト人格で殺害した、
>後者は性的に障害を持った紗音が子供を産めない体である事を告白したのかもしれない。
>子沢山の未来を語る譲治は子供なんかいなくていいと答える事は出来たのだろうが、
>瞬時に即答はできなかったのだろう。

これは紗音の人格で譲治に婉曲な尋ね方をしたのだと思います
例えば「子どものいない将来はあなたにとってどのようなものですか?」
というように
それに対し譲治はその真意が理解出来ず
「そんな将来考えられないよ」とでも答えてしまったのでしょう
その結果 紗音は絶望してベアトの人格にバトンタッチ
ベアトの人格が譲治を殺したのだと考えられます

何故 このように考えられるかと言いますと
以下の内容があるためです

“恋ができない身体なのに「子供が欲しい」と言われることが、どれだけ怖いことなのか。だから紗音は打ち明けられなかった。打ち明けたら嫌われると思った。本当はね、譲治はそんなことを言われたら言われたで、未来像を喜んで修正する気だったと思いますよ。”

つまり本来であれば譲治は紗音が望む答を出せたはずなのです
それが出せなかったことから
紗音の真意が譲治には伝わらなかったことが推測出来ます

>この2人の殺害は第7、8の晩とされてるので、この後、紗音達が夏妃の部屋に行ってる間に
>源次がナイフで二人を殺害したものと思われる。

これは以下に引っ掛かります
《赤:使用人が犯人であることを禁ず》

また竜騎士07さんの以下の発言があります
“源次が犯行を犯さないまでも、協力するだけで何とかなるんですよ。「見て見ぬふりをする」、あるいは「殺人はしなくても死体は運んでいる」とか。”

つまり 郷田と熊沢を殺したのは紗音でなければなりません
基本 ゲーム盤において人を殺せるのは紗音だけだと考えられます
(EP3は例外 EP6のヱリカも例外)

>ラストのこの描写は楼座が「この島に生き残れる場所はない!」というセリフからも分かるように、
>爆薬で24時に島が爆発する事を知ってしまったという事だろう。
>戦人と言い争いをしてる時はまったく慌てた様子はないので、
>戦人同様23時30分以降に直前になって爆薬の事を知らされたという事だろう。

これは『我らの告白』で蔵臼と夏妃に為されたことが
EP2においては楼座に為されたと考えられます

楼座が紗音の死体を確認しに行ったのも
戦人を紗音の死体から慌てて引き剥がしたのも

それが原因だと考えられます

死体を確認しに行ったのは
犯人である紗音が殺されるわけがないからで
戦人を引き剥がしたのは“死んだフリ”だと考えていたからです

ところが実際に紗音は死んでいたわけで
以下の台詞が出てくるわけです
“「その笑いを止めなさいッ!! ……あぁッ、私が笑いたいくらいよッ!! そうね、アレは間違いなく魔女だったわ、間違いなく魔女だったッ!! 私はわかってなかった、魔女を名乗る人間だと信じてたッ、違うッ!!!」
「…あれは、本当に魔女だった!! 私はあんなのに誤魔化されないわよッ!! いるんでしょう?! 出てきなさい、姿を現しなさいッ!! ベアトリーチェえええぇえええええええぇえええッ!!!」”

>実際に考えて欲しいのはこのゲーム盤は人間犯人説で説明できるように作られているという事だ。
>人間で説明可能だが、戦人がそこまで推理できてないだけの話なのだ。
>ではベアトはなぜこのような人間犯人説で説明可能な事件を使って戦人に魔女を認めさせようとするのか。

これはゲーム盤の核に現実世界に実在する
メッセージボトル及び偽書を採用しているためだと考えられます
メッセージボトル及び偽書は魔女も幻想描写も出てこない
単なるミステリーです

そしてベアトがこれをゲーム盤の核に採用しているのは
これが現実世界の紗音がやろうとして出来なかったことだからです
現実世界において紗音は戦人に約束を思い出してもらうために
狂言の殺人ミステリーを行うつもりでしたが
途中で(あるいはやる前に?)絵羽を中心とする親族によって碑文の謎が解かれてしまったため
きちんと出来なかったのです
262: 名前: タチバナ:2013/02/05 08:59ID:f6PEUaoq
ケーナさん >>258

>実はこれ タチバナさんに潜り込まれました (タイムスタンプにご注目)
や、それは分かってたし、忙しいのかなと思ってましたが、
スルーされそうな気がしたので言いました。

>優れた考察なら自分の考察に取り込んでしまえば良いのです
> (逆に言うとそれが出来ないからタチバナさんは歪なままなのですが…)
まあ、最近は確かに他人の考察を採用することは少ないと思いますけど、
それはもう自分の中の“うみねこ”が揺るがないものになってきてるからかなと。
でも、もちろん僕が見落としてるいい説だったら、積極的に採用しますよ。

最近では、この前の日曜日に、うみねこ考察オフ会というものに行ってきて
「一手、あるにはある」の解釈を自分の中に取り込んできました。
自己解釈が加わってるから、そのまま採用したという訳じゃないですけど。
(というか、この件に対して議論が行なわれたという訳ではなく、
何気ない一言で、はっと気付いた感じです)

というか、この件で言いたいのは、「ケーナさんの言ってることが全て正しいのなら、
少なくとも僕は“日本二位”ということになってしまうので、
そういう危うい主張をするのはやめた方がいいんじゃないかな」ということです。

>こんな偉そうなことを言われる筋合いはないのですが
>おそらく これでは『最考考』を理解出来ない人には理解出来ないでしょうね
だから、『最考考』だけでは説明不足なので、ちゃんと人に伝わるように書いてくださいと
何度も言ってるんですが、どうしてそう頑なに「1から10まできちんと説明する」ということを避けようとするんですか?

どうすれば、伝わりやすくなるのかアドバイスをしているのに、
それを聞き入れる気がないと言うなら、一体なんのために説明してるのかも分かりません。
掲示板じゃなくて、自分のHPに書いておけばいいだけなんじゃないですか?

>ヱリカは敗北したことにより 一人二役であったことに気が付きました
>そしてカマをかける為に“18人目”という赤字を使いました
>ところが戦人とベアトは“17人”という赤字を使うことで それを切り返したのです
そういうことですよね。
あまりにも不自然な赤なので、「ご都合主義でしかない」とは言えないところです。

これは「ケーナさんなら分かってるはずだ」という信頼から言ったことですが、
僕の質問がなかったら、他の人から「ヱリカの意図するところも分かってないのかよ」と思われるところでしたよ。
そういう誤解があり得るので、わざわざ説明するまでもないと思ったことでも、
注釈として書いた方が安全です。

>>単純にケーナさんの視野が非常に狭いだけで
>こういうことを書いていながら 「悪意はありません」とか書くから
>僕はあなたが理解出来ないのです
ケーナさんの口から出てくる名前は非常に偏っていますし、
この掲示板でも興味のない話題は読んでないようですし、決して視野が広い方ではありませんよね?
事実を事実として受け止めたほうがケーナさんのためにもなると思いますけど……。

>おそらくスタンダードな考察ではないでしょう
もはや何を言っても後出しにしか見えないかもしれませんけど、
カムイさんも僕と同じこと言ってますよ。
また、ケーナさんが名前を知ってる人の中でもデカルトさんやken-writeさんは確実に分かってるはずです。
263: 名前: タチバナ:2013/02/05 12:43ID:f6PEUaoq
ケーナさん >>259

>どうでも良い部分に引っ掛かりを感じて生み出した考察など
>やはりどうでも良い考察になってしまうわけで
どうでもいいかどうかなんて、それこそ人それぞれの主観でしか決められないから、
どうでもいいと思うんですけど、結局何が言いたいんですか?

>僕だって本当は 「凄い考察ですね」「感心しました」と言ってあげたいです
正直、これは同感なんです。
でも、なんとか凄い部分を見つけてあげようと思って読んだ『最考考』でも、
誰でも思い付くようなことしか書いてなかったし、「もっと深く考えてるはずだ」と突っ込んで話を聞いても、
説明になってない説明を繰り返すばかりで……。

これだけ情熱を持って考察に取り組んだ人を否定したくはないのだけど、
凄いと思える部分が、その情熱だけしかないんですよね。

どうでもいいと思った部分でも真剣に取り組んでくれた方が凄いと思うんですが。

まあ、いいや。
聞きたいことは「どうでもいいかどうかの判断は一体どんな根拠でしているのか?」です。
264: 名前: カムイ:2013/02/05 18:33ID:04lLqQEC
>>259 ケーナさん

現実世界

うみねこ現実世界 偽書作家のいる場所(ミステリー層)

マスター世界 上位ゲーム盤を更に操る世界 フェザリーヌ達の世界(ファンタジー層)

上位ゲーム盤 GMベアト、上位バトラ達の世界(ファンタジー層)

下位ゲーム盤 六軒島殺人事件の世界(ミステリー層)

こういう認識でよろしいでしょうか?
単に前言ったものに一層増やしただけですけど、
こっちのほうがよさそうです。
GMベアトのGMベアトがいるというなんともややこしい話になりますけど。

この作品がミステリーか否かというのは
この解釈だと丁度半々になって面白いですね。


そういえばヤスについては
両性具有という説もあるのを思い出しました。
こっちの説のほうが有利な点もあれば不利な点もあるので、
なんとも言えませんが・・


EP1,2がメッセージボトルの内容か否かは
「少なくとも完全に全てがメッセージボトルではない」
というのが共通認識だと思います。
「バトラ視点で書いてあるために別物である。」
というところまでは恐らく言及していない人が多いですね。

何故そこまで言及していないかというと
「考察に使わなかった」(使う必要がなかった?)
ためだと思います。
世界観をきちんと考察するためには必要不可欠だと思いますが、
世界観をちゃんと捉えている考察は少ないですね

雛見沢研究メモくらいでしか見たこと無いかもしれません。
「EP1、2はメッセージボトルを元にして後に書かれた偽書では?」
といった話も出てきているので、
やっぱり世界構造を考える場合は出てくるんでしょうね。
265: 名前: ケーナ:2013/02/06 06:10ID:f5RX0Jt7
タチバナさん >>262 >>263

>というか、この件で言いたいのは、「ケーナさんの言ってることが全て正しいのなら、
>少なくとも僕は“日本二位”ということになってしまうので、
>そういう危うい主張をするのはやめた方がいいんじゃないかな」ということです。

あくまで客寄せのパフォーマンスですから
僕自身 どうでも良いことですし
長く見ている人も同じでしょう
ようはニューカマーを呼び込むための方策です

>どうしてそう頑なに「1から10まできちんと説明する」ということを避けようとするんですか?

一番目の理由は「面倒くさいから」
二番目の理由は「解りきったことを書くのはつまらないから」
三番目の理由は「書いたところでたいした価値はないから」

こんなところでしょうか
まあ 僕が知りうる限り
ネット上には1つにまとめられた
“10割のスタンダードな考察”は無いわけで
それはそれで価値があるのかもしれませんが
そもそも“書くまでもないから誰も書いていないだけ”
なのではないかとも思います

何にせよ『最考考』が理解されないのなら
『うみねこ』と『最考考』の隙間を埋める何かが必要ですから
それはどうにかしようと思っています

>>単純にケーナさんの視野が非常に狭いだけで
>>こういうことを書いていながら 「悪意はありません」とか書くから
>>僕はあなたが理解出来ないのです
>ケーナさんの口から出てくる名前は非常に偏っていますし、
>この掲示板でも興味のない話題は読んでないようですし、決して視野が広い方ではありませんよね?
>事実を事実として受け止めたほうがケーナさんのためにもなると思いますけど……。

ごく単純な話
他者に対する礼儀としてこれはありえません

僕から見るとどう考えてもタチバナさんは単なる“アンチ”です
それならそれで構わないのですが
「悪意はない」とか書くから
僕にはあなたが理解出来ず もやもやします
もちろんアンチ活動の一環としてなら理解出来ますが
どうも あなたは本気っぽいので困りものです

まあ あなたなりの文章スタイルと解釈して
接することにします
アンチには慣れていますから

>>おそらくスタンダードな考察ではないでしょう
>もはや何を言っても後出しにしか見えないかもしれませんけど、
>カムイさんも僕と同じこと言ってますよ。
>また、ケーナさんが名前を知ってる人の中でも
>デカルトさんやken-writeさんは確実に分かってるはずです

ようは考察者全体での比率な訳ですから
個人の名前を出しても意味はないかと

>これだけ情熱を持って考察に取り組んだ人を否定したくはないのだけど、
>凄いと思える部分が、その情熱だけしかないんですよね。

スタンダードな考察を
一から十まで説明されなければ
理解出来ない人に
このようなことを言われるのは心外ですが
考察にそれだけ差があるということですから
しかたがないことかもしれません

こうやって文章のやり取りをしているだけでも
あなたの読解力や思考力
そして人間性が僕には伝わっていることをお忘れなく
読解力のある人間にとって
文章は書き手を映し出す鏡なのです

>聞きたいことは「どうでもいいかどうかの判断は一体どんな根拠でしているのか?」です。

普通に読解すれば解ります
また 出てきた考察を見ても解ります
266: 名前: ケーナ:2013/02/06 06:10ID:f5RX0Jt7
カムイさん >>264

僕の考えている世界観は
もっと単純です

うみねこ現実世界←(深層心理に働きかけることが出来る程度に干渉可)←ファンタジー世界
        →(人としては生きられなくなった者の思念が魔女化)→

現実世界とファンタジー世界の関わりは
こんな感じでしょうか

ただ ファンタジー世界内における魔女の力は絶大で
自分の領地ではやりたい放題です

魔女のベアト(ゲームマスターのベアト)はまず 自分の領地内に
1986年10月4日と5日の六軒島をそのまま再現します
これがゲーム盤の舞台です

そしてその六軒島に現実世界の本人を
そのまま再現した“駒”を配置します
ただし この“駒”はある程度“紗音補正”が掛かっています
戦人が約束を忘れていて ミステリーに詳しいはずなのに
全然その知識がなかったり
朱志香の喘息は嘘なのに ゲーム盤においては本当に喘息であったり

次にゲーム盤のシナリオとして
現実世界に実際に存在する
メッセージボトル及び偽書を採用します

そしてそれらを核として
現実世界での出来事を組み込み
(EP2における譲治と紗音の沖縄デートなど)
ノンプレイヤーキャラクター(煉獄の七姉妹など)を絡めて
幻想修飾した上で1つのゲームを組み上げます

ようはファンタジー世界で行うゲームの材料に
現実世界のあらゆるものを使うことが出来るのです
(しかも時間軸さえ自由にして)
それゆえ魔女は“赤字”が使えます

実際のゲームの進行においては
“駒”はメッセージボトル及び偽書に書かれている通りの行動を行います
しかし 書かれていない部分においてはAI(現実の本人そのものの思考)で
行動します
この際 ゲームマスターが任意に操作する場合もあります

そして探偵以外の駒とゲーム盤を外部から見る者
(プレイヤーの戦人やベルン及びラムダ)に対して
ゲームマスターは
任意に幻想修飾された光景を見せることが出来ます

EP1は下準備の為のゲームで
戦人は探偵ではありますがただの駒でもあり
メッセージボトル及び偽書のシナリオに沿って
ただAIで行動しています

EP2からが本番で
EP1の駒の戦人がEP1の記憶を持ったまま
プレイヤーに昇格します

魔女のベアトはその対戦相手として
駒のベアト(いわゆるメタ世界のベアト)を作り
戦人と戦わせます

これが僕が想定する“ベアトのゲーム”の全容です
ようは現実世界を材料にして
ファンタジー世界で行われる
タイマン形式テーブルトークRPGなのです

>そういえばヤスについては
>両性具有という説もあるのを思い出しました。

これは以下のクレルのハラワタから考えると
崖からの転落による生殖機能の喪失が
妥当なところではないでしょうか?

“「どうして…!! どうしてあなた(源次)たちは私を助けたんですか?! どうして死なせてくれなかったんですか?! 私はあの時の大怪我で、……こんな体で生きさせられている!! こんな体で、生きていたくなんかなかった!! こんな、恋をすることも出来ない体で……!! そんなの、そんなの、生きる価値がないんじゃないですか?! そんなのニンゲンじゃない…!! 家具じゃないですか!!」
「そう、私は、家具……!! 家具なんだ…!! どうして、………私をあの時に死なせてくれなかったんですかッ!! ぅわぁああああぁあああああぁああぁああ……!!!」”

>「バトラ視点で書いてあるために別物である。」
>というところまでは恐らく言及していない人が多いですね。

ワインボトルにあんな長い文章が入るわけがない
というのが多いでしょうね

>世界観をきちんと考察するためには必要不可欠だと思いますが、
>世界観をちゃんと捉えている考察は少ないですね

みなさんゲーム盤のミステリーで手一杯のようで…
世界構造の理解はここが出発点ですし
世界構造を理解しなければ
この作品の意味は理解出来ないわけですから
これでは考察としてまったく不充分です

しかも完結してから随分時間が経っても
未だにゲーム盤のミステリーについて
「ああでもない、こうでもない」とやり合っている始末
これでは“一なる真実”への道は果てしなく遠いです
267: 名前: ケーナ:2013/02/06 06:11ID:f5RX0Jt7
“10割考察”の続きです(>>246 >>261 参照)
今回はEP3です

■Episode3 「Banquet of the golden witch」

>ベアトの回想部分でかつて六軒島の九羽鳥庵にいたベアトについてのエピソードがある。
>この部分でメタ世界のベアトは、この九羽鳥庵にいたベアトの事を「自分」と言っている。
>ベアトが語るには、金蔵の思いを拒み逃げようとしたが、
>ホムンクルスの赤子の中に魂を封じ込められ、そのまま育てられたと言うのだ。
>この部分はベアトの語るミスリードではあるが、

このベアトは“駒のベアト”であるため
自分は魔女で九羽鳥庵にいたベアトの中に封じられていたと
本気で信じていると思われます(ゲームマスターのベアトにそのように設定されている)

>6人の死体の中で他殺でもなく、自殺でもない人物がいるという奇妙な推測が成り立つ。

金蔵は病死であるため《赤:6人は全員他殺である!》が言えません

>《赤:彼ら全員には致命傷となった銃創と思わしき傷痕があったぞ!》

これは“思わしき”ですし“傷痕”が体にあったとは言っていません
服に穴が開いていればそれでOKです
そもそも金蔵は病死ですから
銃創が致命傷になっているわけがありません

>譲治がこの時間帯前後ゲストハウスから失踪する。
>紗音の死体をもう一度見たかった譲治は、恐らく2Fから飛び降り屋敷に行ったに違いない。
>この時南條も一緒にいて、窓を内側から施錠したものと思われる。

殺人犯が潜んでいる状況で
紗音の死体を見るためだけにこんなことをするのは不自然です
譲治は南條から真相を聞かされ
紗音が現在も犯行を続けていると思っている南條に
説得を頼まれたのでしょう

>絵羽は恐らく紗音とベアトが同一人物だとは知らない。

『我らの告白』の内容から至近距離で見れば
正体は解るようですし
EP2の楼座も紗音がベアトであることは解っているようでした
そもそも誰も殺せるはずのない南條を殺した人間がいるわけで
死んだフリをしている人間を探せば
紗音が生きていることに気がつけます

>この赤字から分かるように全ゲーム(EP1~4)は17人しか人間がいない事になる。

これで分かるのはあくまで17人以下しかいないことです
実際の人数が確定するのはEP6ラストの
《赤:そなた(ヱリカ)を迎えても、17人だ。》です
268: 名前: タチバナ:2013/02/06 07:20ID:21FdCIq7
ケーナさん >>265

>一番目の理由は「面倒くさいから」
>二番目の理由は「解りきったことを書くのはつまらないから」
>三番目の理由は「書いたところでたいした価値はないから」
これはどんな説を採用していても同じなのですが、
ケーナさんは紗音についてミス説という特殊な前提を採用しているのですから、
ケーナさんにとっては分かりきったことでも他の人には分かる訳ないですよ。

そもそも全く同じ前提ということすら、ほぼあり得ません。
他人によっていくらでも解釈が分かれるのですから、
他人に伝えようという気があるなら、1から10まで書くべきです。

これだけ言われてもそうしないのであれば、他人に理解させる気は一切ないのだと判断します。
ならば、もはやケーナさんの言うことは一言も聞く必要がありません。

>僕から見るとどう考えてもタチバナさんは単なる“アンチ”です
>それならそれで構わないのですが
>「悪意はない」とか書くから
>僕にはあなたが理解出来ず もやもやします
>もちろんアンチ活動の一環としてなら理解出来ますが
>どうも あなたは本気っぽいので困りものです
そもそもの話ですが、あなたのアンチなんて本当に存在するんですか?
まあ、若干行き過ぎな人はいなくもないですが、的外れなことを言ってる人は特に見当たりません。

第一、掲示板に書き込んでいるだけでアンチが生まれるのであれば、
それは書き込んでいる本人にも何かしらおかしな点があるのでしょう。
色眼鏡をかけているという表現もよく使うようですが、最初から色眼鏡をかけることなど不可能です。

ちなみにですが、僕はケーナさんのことを評価はしてますよ。
でも、その実力と態度が見合ってないから、そこに気付いて欲しいのだと言ってます。

正直に言って、このレベルで“日本一”だと言って思考停止してしまうことは、非常に勿体無いことです。
もっと細部を詰められるはずなのに、“日本一”という言葉が単なる逃げ口上となっており、
それがケーナさんの成長を止めてしまっています。

別に自分で自分のことを“日本一”だと思うのは勝手ですが、
その言葉を自分が理解されないことの言い訳に使うことは全く意味のないことですから、多分この言葉自体封印するべきです。

また、僕が理解できていることでもケーナさんは理解できてないということもあるでしょう。
細部を確認するためにも1から10まで説明する必要があります。
「やっぱり全く同じ考えだったね」で終わったとしても、それは別に無意味なことじゃないですよね。
まず前提が共通認識であることを確認しないと話が進みませんから。

>こうやって文章のやり取りをしているだけでも
>あなたの読解力や思考力
>そして人間性が僕には伝わっていることをお忘れなく
>読解力のある人間にとって
>文章は書き手を映し出す鏡なのです
僕からすれば、ケーナさんは周りの人間を貶すことでしか自分を保てない人という認識です。
「そんなことは全くない」と言いたいでしょうし、本気でそう思っているのでしょうけど、今のままではそうとしか写りません。

ですから、僕はその誤解を解くためにはどうしたらいいのかというアドバイスまでしています。
それすら聞き入れてもらえないのだとすれば、一体僕はどうするのが正解なんですか?

最善手はケーナさんが言うことを全て無視することだとしか思えませんが、できることならそうはしたくありません。

>普通に読解すれば解ります
>また 出てきた考察を見ても解ります
じゃあ、僕の読解が正しいかどうかを確認させてください。
こうやって肝心なところの説明を避けるから、いつまで経っても話が進まないのです。

僕からすれば、ケーナさんが言ってることの方がどうでもいいことですよ。
それよりも前提の確認から始めることの方が重要でしょう。
269: 名前: タチバナ:2013/02/06 07:38ID:21FdCIq7
ケーナさん

>>267で書いてることについては僕もほぼ同じ認識ですが、
南條の行動原理について説明不足なように思います。
270: 名前: カムイ:2013/02/06 08:15ID:7fvp4l.G
>>266 ケーナさん
それだとファンタジー世界と現実世界との関係を
示しているだけで、世界観にはなっていないと思います。

先ほど私が示した4層は相互に干渉しあっているという解釈です。
ファンタジー世界では、もちろんファンタジーなのでやりたい放題でしょうね。
しかしながら、実際にはミステリー層から管理されたファンタジーだと思っています。
ファンタジーではあるものの「設定以上の行為はできない」です。
ベルンに奇跡は起こせるけど0の確率はどうにもならないように。



駒については概ね同じ解釈だと思います
EP1(正確にはEP1に相当するヤスのメッセージボトル)に書かれている
紗音から見たバトラ設定を、EP2からの上位バトラの設定に引き継がせて
ゲームを行なっている。
そのために実際のバトラと違ってミステリーに詳しくない。

だからドラノール等を出してミステリーを
知らせる必要があったのだと思います。
十八バトラにはもちろんミステリーの知識は豊富にあるでしょうが、
「上位バトラはミステリーの知識が少ない設定なので、
知らないことをさせることはできない」
といった制限がかかってくるという。

>メッセージボトル及び偽書のシナリオに沿って
>ただAIで行動しています

AIで行動というと少し違うと思います
GMが「○○はその時間××をしていた」というふうに
後でも決められるため、結局はGMに権限があるのかと。
そのためEP1は「プレイヤーなし」といったほうが妥当かと
(嘉音のシーン等で幻想描写ありますし)


>魔女のベアトはその対戦相手として
>駒のベアト(いわゆるメタ世界のベアト)を作り
>戦人と戦わせます

魔女のベアトがメタ世界ベアトの駒を作ったとすれば、
やはりファンタジー層が2つあることになります。
それとも同じ層という解釈でしょうか?
フェザリーヌや朗読をしている縁寿も同じ層ですか?



>これは以下のクレルのハラワタから考えると
>崖からの転落による生殖機能の喪失が
>妥当なところではないでしょうか?
そういうのがあるので不利な点です。
でも男であれば嘉音は結構すんなりジェシカと結ばれそうに見えますが、
おそらく結ばれる選択肢はないですよね。
まあその辺は「女性として育てられたため」ということですかね。


>みなさんゲーム盤のミステリーで手一杯のようで…
>世界構造の理解はここが出発点ですし
>世界構造を理解しなければ
>この作品の意味は理解出来ないわけですから
>これでは考察としてまったく不充分です
ミステリーの解釈の方がやりやすいし、
面倒くさくないからでしょうね。
一貫した考察をするにはまずは
世界構造を把握するのが定石ですけど、
うみねこは世界構造がややこしいので・・・

うみねこ現実世界かと思ったら現実世界じゃなかったり
ファンタジー層だと思ったらなんか更に上があるし・・・

実際、自分が「ミステリー層」と銘打った層は
そのまんまの解釈で解けるんじゃないかなーと思ってます。

即ち、紗音=嘉音=ベアト=ヤス同一人物説で
殺人犯も同じく。
郷田を除く使用人が共犯者。
ゲームによってバトラ以外は共犯者につく可能性がある。
EP1絵羽夫妻
EP2楼座
EP4バトラ以外全員が共犯者で偽装殺人の後に殺害
EP5エリカ以外全員共犯者で偽装殺人
EP6エリカ以外全員共犯者で偽装殺人だったが、エリカが殺人犯に。
と言った感じでしょう。

後はEP8の????をうみねこ現実世界ととるか、
偽書の中ととるかですが・・偽書の中だと思います。
即ちうみねこ現実世界は明確には描写されていない。
(情報としては出てきている)という解釈です。


>>269 タチバナさん
それは普通に「碑文がとかれているのにまだ紗音が殺人を行なっている。話が違う。譲治になら説得できるかもしれない。」ではないかと。
271: 名前: タチバナ:2013/02/06 12:35ID:55UaG7UB
うーん、言い方が良くなかったかな。
僕が聞きたいのは、「ケーナさんが考える前提だと、どういう解釈になるのか」ということで、
ケーナさんの言うところの“10割の考察”については、
多分どんな前提で考えても見解がほぼ一致する部分なんじゃないかなと思います。

――などと言ってても埒が空かないので、僕が思うところの“10割の考察”でなら、
抑えておいて欲しい要点だけまとめておきます。

例えば、今語っているEP3で言うなら、「ワルギリアがベアトの師匠として扱われているのはどういう意味か?」
「ベアトが壺を割ってしまった話はどういう意味か?」「何故第一の晩で使用人が皆殺されたのか?」
「何故紗音までが殺されたのか?」「何故連鎖密室である必要があったのか?」
「第二の晩以降はどうするつもりだったのか?」「絵羽が黄金部屋に行ったとき、誰もいなかったのは何故か?」
「絵羽が最初は、楼座親子を殺すつもりがなかったなら、なんのためのアリバイだったのか?」
「何故楼座は柵に刺さっていたのか?」「逆に真里亞は何故柵にささっていないのは何故か?」
「楼座の銃を回収しなかったのは何故か?」「誰が共犯者なのか?」
「紗音が紗音以外の存在として生きていたなら、その間何をやっていたのか?」
「秀吉の煙草は本当に秀吉のミスなのか?」「第四~六の晩の具体的な犯行方法とは?」
「銃を持った二人相手に敵うのか?」「七杭はどうやって入手したのか?」
「七杭の二人が倒された幻想描写の意味は?」「碑文の見立てを行なったのは何故か?」
「絵羽が犯人で、霧江と秀吉は相討ちだとして、
絵羽が秀吉の死体を装飾するなんて本当にするのか?」
「そもそも絵羽が犯人なら何故ホールにいたのか?」「秀吉から話を聞くことも不可能なはずでは?」
「楼座のときとは違い、銃を回収したのは何故か?」
「譲治がゲストハウスから脱出したのは何故か?」「紗音が復活したのはどういう意味か?」
「蔵臼夫妻の死因が絞殺であるのは何故か?」
「すでに死体だったか、あるいは睡眠薬で眠っていた状態だったと考えられるが、
どうやってゲストハウスから運び出したのか?」
「何故窓を内側から施錠したのか?」「南條は睡眠薬を飲まされていたか否か」
「扉の暗証番号は、誰がどんな理由で残したのか?」「絵羽が暗証番号をメモした理由は?」
「絵羽と朱志香の取っ組み合いは、本当にわざとじゃないのか?」
「何故南條は殺されたのか?」「失明状態の朱志香を導いた嘉音とは何者か?」
「嘉音と朱志香を守ったベアトの心臓とは何か?」「エヴァの劣勢は演技か否か」
「戦人に耳を塞がせてベアトが言ったこととは?」「何故その後、黄金郷に至ったのか」
「何故サインを迫る必要があったのか?」「その後、縁寿が現れた意味は?」
「何故盤上の戦人も絵羽を犯人だと断定したのか?」「何故絵羽は戦人を撃ったのか?」
「絵羽が真相を黙して語らなかった理由とは?」

簡単なのも含めたし、すでに答えてもらってるところもあるけど、
“10割の考察”というなら、最低限これくらいは答えて欲しいところです。
多分これでも5割にすら届いてないんじゃないかと思いますが。
あと、これは「偽書の作者は何を思って、こう書いたのか?」
という点についても考えて欲しいです。

――などと言いつつ、僕も答えきれるか不安な点もあるので、またあとで考えます。
272: 名前: タチバナ:2013/02/06 12:44ID:ecoPm0z3
変な日本語になってるところもあるな。まあ、気にしないで。

カムイさん >>270

その場合、南條が考えることは「譲治を一人にしたら、やはり殺されてしまうのでは?」だと思います。
説得するにしても、二人きりにする必要がないような。

という感じで深く突っ込むと見解が分かれることもあるのです。
南條が譲治に、「紗音は生きてる」と言ったという点では一致するけど。
273: 名前: タチバナ:2013/02/06 19:18ID:12xuIaRW
追加ー。「霧江の嫉妬は何故18年間なのか?」
「2回も死んだワルギリアが上位世界に存在できた理由とは?」

まあ、ぱっと思い付くのはこれくらいですね。でも、深く突っ込めば、まだまだ出てくるはず。

こういう一見どうでもよさそうなことこそ“愛”だと思うんだけどなあ。
竜ちゃんだって「考えた文字数=点数」って言ってたよ。
274: 名前: ケーナ:2013/02/07 07:30ID:fdTM/zRq
タチバナさん >>268 >>271 >>273

>そもそも全く同じ前提ということすら、ほぼあり得ません。
>他人によっていくらでも解釈が分かれるのですから、
>他人に伝えようという気があるなら、1から10まで書くべきです。

試しに僕とたけぽんさんとKEIYAさんとプルプルピコプヨさんの考察を
全て並列に並べて 一つ一つの事柄をそれぞれがどのように解釈しているのか
比較してみると良いと思います

おそらく7~8割は重なると思います
人によって解釈が違うのは
間違えた解釈をしている人がいるからです

>まあ、若干行き過ぎな人はいなくもないですが、
>的外れなことを言ってる人は特に見当たりません。

あなたを始めとして
誤読しまくった挙句
その誤読を根拠に文句を垂れる者多数です
馬鹿らしいので相手にはしませんが
ことごとく論破出来ます

>僕からすれば、ケーナさんは周りの人間を貶すことでしか自分を保てない人という認識です。
>「そんなことは全くない」と言いたいでしょうし、本気でそう思っているのでしょうけど、
>今のままではそうとしか写りません。
>ですから、僕はその誤解を解くためにはどうしたらいいのかというアドバイスまでしています。
>それすら聞き入れてもらえないのだとすれば、一体僕はどうするのが正解なんですか?

僕は自分以上の考察を発表している人を知りませんので
“日本一の至リスト”を自称しています

『最考考』を読んでそう思えなければ
考察問答を仕掛けてもらって結構ですし
『うみねこ』に関して
自分の理解出来ない部分を尋ねてもらえれば
それが本文とインタビュー及び対談から答を出せることなら
答えます

何というか それだけなんですよね

誤解されるならされても構いませんし
どう思われてもやはり知ったことではありません

ただ 高みを目指し
共に目指す人がいるなら共に目指す
ひたすらに考察者でありたいだけなのです

竜騎士07さんの不幸なところは
“日本一の至リスト”が
僕みたいな人間であることでしょう

完結後 随分時間が経ってから考察を始めたうえ
他の考察者からは異常者扱い

これがもっと早い時期で
“藤井ねいのさん”のように影響力のある人間だったなら
『うみねこ』の評価も全然違ったものになっていたかもしれません

>「ワルギリアがベアトの師匠として扱われているのはどういう意味か?」

ワルギリアはドラノールと知り合いであるため
解釈が難しいのですが
その部分を無視してしまえば
紗音の師匠である熊沢を依り代にした幻想存在だからです

>「ベアトが壺を割ってしまった話はどういう意味か?」

紗音が壷を割ってしまったのを熊沢が誤魔化してくれたのでしょう

>「何故第一の晩で使用人が皆殺されたのか?」

ゲーム盤の核となる偽書でそのようになっていたからです
おそらくこの答では満足しないでしょうから
全員デフォルトの共犯者で
無条件で協力してくれるためです

>「何故紗音までが殺されたのか?」

被害者が6人必要であるためです
(南條は検死役ですから被害者に入れられません)

>「何故連鎖密室である必要があったのか?」

一人二役をトリックに使うためです

>「第二の晩以降はどうするつもりだったのか?」

これはわかりません

>「絵羽が黄金部屋に行ったとき、誰もいなかったのは何故か?」

むしろ誰かいるほうが不思議だと思いますが

>「絵羽が最初は、楼座親子を殺すつもりがなかったなら、なんのためのアリバイだったのか?」

誰にも知られずに楼座と話をしたかったのでしょう

>「何故楼座は柵に刺さっていたのか?」

絵羽と揉み合いをする中で何かの弾みでよろけたのでしょう

>「逆に真里亞は何故柵にささっていないのは何故か?」

楼座は事故だからでしょう

>「楼座の銃を回収しなかったのは何故か?」

あわてていたからでしょう

>「誰が共犯者なのか?」

秀吉でしょう

>「紗音が紗音以外の存在として生きていたなら、その間何をやっていたのか?」

これは意味が解りませんが
絵羽の動向を観察していたでしょう

>「秀吉の煙草は本当に秀吉のミスなのか?」

本当にミスでしょう

>「第四~六の晩の具体的な犯行方法とは?」

不意打ちでしょう

>「銃を持った二人相手に敵うのか?」

偽書の内容通りに駒は動きます

>「七杭はどうやって入手したのか?」

地下貴賓室に置いてあったのでしょう

>「七杭の二人が倒された幻想描写の意味は?」

留弗夫と霧江の見せ場作り
さらにそんな2人を瞬殺する
シエスタ姉妹の強さの演出です

>「碑文の見立てを行なったのは何故か?」

魔女の犯行に見せかけるためです

>「絵羽が犯人で、霧江と秀吉は相討ちだとして、
>絵羽が秀吉の死体を装飾するなんて本当にするのか?」

絵羽は譲治の将来の為にも
お縄になるわけにはいかないわけで
するのでしょう

>「そもそも絵羽が犯人なら何故ホールにいたのか?」
>「秀吉から話を聞くことも不可能なはずでは?」

寝込んでいるフリをして盗み聞きをして
3人の後をつけたのでしょう

>「楼座のときとは違い、銃を回収したのは何故か?」

今回はあわてていなかったからでしょう

>「譲治がゲストハウスから脱出したのは何故か?」

これは>>267参照

>「紗音が復活したのはどういう意味か?」

六連鎖密室時は死んだフリだったということです

>「蔵臼夫妻の死因が絞殺であるのは何故か?」

殺害現場がゲストハウスだったため
銃声が聞こえるとまずい為です

>「すでに死体だったか、あるいは睡眠薬で眠っていた状態だったと考えられるが、
>どうやってゲストハウスから運び出したのか?」

食料運搬用の台車を使用したのでしょう

>「何故窓を内側から施錠したのか?」

譲治不在の発覚を遅らせるためでしょう

>「南條は睡眠薬を飲まされていたか否か」

飲まされていては譲治と話は出来なかったでしょう

>「扉の暗証番号は、誰がどんな理由で残したのか?」

紗音が譲治を殺さざるを得なかったためでしょう

>「絵羽が暗証番号をメモした理由は?」

地下貴賓室でカードを見つけていたのでしょう

>「絵羽と朱志香の取っ組み合いは、本当にわざとじゃないのか?」

これは事故に見せかけて殺すつもりだったかもしれません

>「何故南條は殺されたのか?」

紗音の共犯者であるため口封じです

>「失明状態の朱志香を導いた嘉音とは何者か?」

死んだフリで生きていた紗音でしょう

>「嘉音と朱志香を守ったベアトの心臓とは何か?」

これはこの後に書くEP4の“10割考察”を参照

>「エヴァの劣勢は演技か否か」

真面目にやっていたでしょう

>「戦人に耳を塞がせてベアトが言ったこととは?」

一人二役のことでしょう

>「何故その後、黄金郷に至ったのか」

戦人がベアトを認めたからでしょう

>「何故サインを迫る必要があったのか?」

戦人に不信感を持たせ
サインさせないためでしょう

>「その後、縁寿が現れた意味は?」

ベルンは自分の駒として送り込み
ベアトもここでゲームを終わらせるわけにはいかなかったため
受け入れたのでしょう

>「何故盤上の戦人も絵羽を犯人だと断定したのか?」

絵羽に銃を向けられたからでしょう

>「何故絵羽は戦人を撃ったのか?」

本当に爆弾が爆発するのか確信が持てず
また 万が一 生き残られて
不利な証言をされるとまずいからです

>「絵羽が真相を黙して語らなかった理由とは?」

縁寿に辛い思いをさせないためです

>“10割の考察”というなら、最低限これくらいは答えて欲しいところです。

こういうのを考えていくときりがありませんし
本文中に根拠を示せなければ単なる推測になるわけで
あんまり意味がないと思いますよ

>「偽書の作者は何を思って、こう書いたのか?」

“絵羽が生き残った”という現実を偽書に反映したかったのでしょう

>「霧江の嫉妬は何故18年間なのか?」

自分の子どもが死んで
明日夢の子どもである戦人(と霧江は思っている)が生きてきた期間だからです

>「2回も死んだワルギリアが上位世界に存在できた理由とは?」

これは黄金郷での話ですよね
黄金郷ではみんな蘇っていますから

>こういう一見どうでもよさそうなことこそ“愛”だと思うんだけどなあ。
>竜ちゃんだって「考えた文字数=点数」って言ってたよ。

これは“そういう楽しみ方もある”ということです
275: 名前: ケーナ:2013/02/07 07:30ID:fdTM/zRq
カムイさん >>270

>先ほど私が示した4層は相互に干渉しあっているという解釈です。
>ファンタジー世界では、もちろんファンタジーなのでやりたい放題でしょうね。
>しかしながら、実際にはミステリー層から管理されたファンタジーだと思っています。

僕は『うみねこ』世界を多層構造で語るのは無理があると思います

現実世界に作中の登場人物である
紗音と八城幾子が書いたメッセージボトル及び偽書がある

ファンタジー世界で魔女がゲーム盤を作ってゲームをしている

せいぜいこれくらいではないでしょうか

>AIで行動というと少し違うと思います
>GMが「○○はその時間××をしていた」というふうに
>後でも決められるため、結局はGMに権限があるのかと。
>そのためEP1は「プレイヤーなし」といったほうが妥当かと
>(嘉音のシーン等で幻想描写ありますし)

僕はベアトがゲームマスターのゲームに関しては
結構 駒に好き勝手に動いてもらっている気がします
夏妃の部屋のサソリのお守りは
駒が勝手に動いた結果
あのようになったのではないでしょうか?

EP1の幻想描写はEP1単体では意味がありませんが
EP2以降でEP1にも言及するわけですから
その時用に幻想描写を仕込んでおいたのだと思います

>魔女のベアトがメタ世界ベアトの駒を作ったとすれば、
>やはりファンタジー層が2つあることになります。
>それとも同じ層という解釈でしょうか?
>フェザリーヌや朗読をしている縁寿も同じ層ですか?

魔女のベアトにとって駒のベアトは
影武者みたいな感じだと思います
本人そっくりのアンドロイドといったところでしょうか
普段は影武者に戦人の相手をさせているけれども
要所要所で入れ替わるのです

正直 フェザリーヌは扱いが本当に難しいです
ただ EP6においては雛ベアトとしか接触しておらず
メタ世界の連中からは認識されていませんので
テーブルRPGで例えるなら
ゲームをしているプレイヤーの目を盗んで
ゲーム盤に何か細工をしているような感じでしょうか

>でも男であれば嘉音は結構すんなりジェシカと結ばれそうに見えますが、
>おそらく結ばれる選択肢はないですよね。
>まあその辺は「女性として育てられたため」ということですかね。

生殖機能がないわけですから
子どもが作れませんよね
譲治ほど明確な将来像はなくとも
朱志香だって結婚して子どもを作ってという
普通の未来を思い描くでしょうから
やはり厳しいのではないでしょうか?

また 紗音は戸籍を持っていますが
嘉音にはないわけで
そして紗音は戸籍上は女性になっているでしょうから
これまた厳しいでしょう

>うみねこは世界構造がややこしいので・・・
>うみねこ現実世界かと思ったら現実世界じゃなかったり
>ファンタジー層だと思ったらなんか更に上があるし・・・

僕はプレイヤーが難しく考えすぎて
自分自身で複雑にしている面もあると思います
1986年10月4日と5日以外の現実描写は
全て本物と考えてしまって良いと思います
(1998年の縁寿だけは平行世界と捉えるしかありませんが…)

>EP5エリカ以外全員共犯者で偽装殺人

EP5は赤字で死亡宣言されているため
EP4と同じパターンだと思います

最近 ふと不思議に思ったのですが
ヱリカって偽書にも登場すると思います?

まだ 検証はしていないのですが
以下の内容があるため
僕は偽書にヱリカは登場しないのではないかと考えています
ただ それで物語が成立するか…

“少女の名は、古戸ヱリカ。戦人や朱志香よりはわずかに年下に見えるが、高校生とは到底思えない落ち着きと仕草は、良家の令嬢を思わせた…。
「ちょっと待て。……こいつは何者だ。」(戦人)
「…………無能のあんたが主役駒じゃ、ゲームがさっぱり進まないもの。だから、私自身を、駒として出させてもらった…。」(ベルン)
「ま、ちょっとしたエキストラねー。いくらクローズドサークルだからって、いつも同じ面々ばかりじゃ飽きるでしょ?」(ラムダ)
「ふざけるな。ベアトのゲーム盤には存在しない駒だ。俺もベアトも認めない…!」(戦人)”

>後はEP8の????をうみねこ現実世界ととるか、
>偽書の中ととるかですが・・偽書の中だと思います。

僕はEP7と8に核となる偽書はないと思います
何故かと言いますと
偽書はメッセージボトルの偽物ですから
嵐に閉ざされた六軒島での殺人ミステリーなのです
そしてEP7と8にはそんなものはありませんでした
EP7のお茶会は一見それっぽいですが
あれは単なる殺人事件です

EP7は内容通りの
ベルンに招かれたウィルによる
ゲーム盤の答え合わせ
EP8は魔女のベアトと魔術師の戦人による
縁寿救済の為のゲーム

と解釈しています
276: 名前: ケーナ:2013/02/07 07:31ID:fdTM/zRq
“10割考察”の続きです(>>246 >>261 >>267参照)
今回はEP4です

■Episode4 「Alliance of the golden witch」

>その後ベアト人格のヤスと源次で留弗夫、絵羽、秀吉、楼座、夏妃を殺害。

これはEP2にも書きましたが
源次に殺人は出来ません

>ロープで首つりを演じている熊沢と郷田を小窓から銃で射殺。

これはEP1においては付いていなかった名札が鍵に付いていることから
一旦鍵を小窓から外に投げてもらって
中に入ってから2人を射殺
それから適当な鍵(名札付き)を郷田のポケットに入れ
本物の園芸倉庫の鍵で外から鍵をかけたと思われます
名札を付けたのは名札がなければ本当に園芸倉庫の鍵か
戦人が確認しようとするかもしれないからです

>紗音人格の勝利条件の「事件中碑文が解かれる事」という勝利条件

これは作品中に根拠を示せません

>戦人が約束を忘れている事が確定すると爆弾が爆発し全員死亡すると読み取れる。

それより先に“碑文の謎が解かれれば爆破は諦める”が来ると思います
爆弾の爆発条件は“碑文の謎が解かれるか解かれないか?”で
“戦人が約束を思い出す”は特別オプションと考えるべきでしょう

>南條殺害後に嘉音によって誘導されカーテンに隠れる。
>あの部屋をベアトが守り、エヴァによって最後心臓を晒されるが、
>あのシーンは南條を殺害したヤスが嘉音のフリをして朱志香を誘導し、
>最終的に絵羽によってヤスは射殺されるという部分の魔法解釈の描写と推測できる。

僕は嘉音が射殺されたら朱志香も射殺されると思います
目が見えないまま嘉音に去られることを朱志香は了承しないでしょうし
側にいたとしても絵羽の声と銃声が聞こえますから
やはり黙って隠れてはいないでしょう

朱志香を助けることによって
死んだフリをしていたことが絵羽にばれてしまいます
(死体がなくなっているわけですから)
それにより絵羽が他の死体も確認すれば
嘉音の死体もないことに気が付きます

そうすればベアトの心臓が絵羽に発覚してしまうわけで
その幻想描写が“心臓が破られる”ということなのでしょう

>この郵便も事件後配達日に期日指定にすると確実に事件後に渡ってしまう。
>ヤスは事件後に配達される可能性と事件前に配達されてしまう可能性の2つが欲しかったのだ。

これは紗音の悲壮な覚悟の現われだと考えられます
期日指定にすると碑文の謎を解く者が現れた場合
配達前に回収することが可能です
ならば その可能性を考慮するなら
期日指定にするはずです

しかし それをしなかったのは
紗音の中で爆破は確定事項であったからです

>「八城十八は異なるペンネームで複数の出版社で同時に大賞を受賞している」
>という情報が出ているので、
>「伊藤幾九朗以外のペンネームで偽書を書いている可能性」が否定できない。
>総合的に考えてEP2も彼女の偽書だと思われる。

メッセージボトルは2つあることが確定しており
“Banquest”を含めた4つの偽書を
幾子が書いたことになっているわけですから
EP1と2が紗音が書いたメッセージボトルを元にした物語であると考えられます
277: 名前: カムイ:2013/02/07 09:10ID:1cWXU4Vo
>>275 ケーナさん
>僕は『うみねこ』世界を多層構造で語るのは無理があると思います
ケーナさんは既に3層で語っていますよね?
ゲーム盤の層
ファンタジーの層
そしてうみねこ現実世界
既に多重構造では?

もちろんファンタジーは同じ層だと考えることもできますが・・・
フェザリーヌはそのまま過去のゲームを執筆していて、
縁寿はファンタジー縁寿のため色んな死に方をするし
フェザリーヌに会ったり合わなかったりする。と。

まあファンタジー層は2つあっても1つであっても同じ事かもしれませんね。
ファンタジーなので。


>僕はベアトがゲームマスターのゲームに関しては
>結構 駒に好き勝手に動いてもらっている気がします
>夏妃の部屋のサソリのお守りは
>駒が勝手に動いた結果
>あのようになったのではないでしょうか?

EP1においても要所要所でGMが動かしているのでは?
という意味です。
全部AIではなく半自動とでもいいましょうか。
あんまり都合が悪いことはさせられないですから。
(例えば譲治が秀吉の静止を振りきって紗音を見に行っちゃうとか)


>1986年10月4日と5日以外の現実描写は
>全て本物と考えてしまって良いと思います

それだと縁寿がパラレルワールド仕様になるのでなんとも・・・
自分は最初から最後まで全部偽書の中の話
(現実世界についての記述はある)だと思っています
全部偽書か、全部現実かのどっちかだとしたら全部偽書かなーと。


>最近 ふと不思議に思ったのですが
>ヱリカって偽書にも登場すると思います?

それは「EP5~8は偽書ではない」ということですか?
偽書の定義が何かによりますね。
自分の中では「EP1~8は全てが十八がうみねこ現実世界で書いた本」
であると思っています。
なので全て偽書といえますが・・・

「ヤスのボトルメールを元にして六軒島殺人事件を舞台にした書物」
は全て偽書といえるのでは?
何を持って偽書じゃないとできるのかがわかりません。
EP5~8は派生作品と言えるかもしれませんが、
偽書じゃないとは言えないのでは?
派生作品であっても偽書は偽書かと。
偽書の定義を勝手に狭めているような気がします。

EP8が縁寿のための作品であるという意見には同意です。



>>274 >>276
タチバナさんと何やら一問一答しているようですが
そして概ねそのとおりだとは思いますが・・・

一度うみねこを読んだ人であれば、大抵の人でも理解できるように
書かなければ誰にも評価されないと思います。
EP1~4までの10割り考察とやら読みましたが、
おそらくは誰も評価してくれないでしょう。
私もしません。酷い書き方だと思います。
解釈が酷いとは言っていません。

たけぽんさんの考察にいちゃもんつけて、補足書いているだけ
のようにしかみえません。
考察というのは自分の言葉で一から書いていくものではないでしょうか・・?
もちろん、ベースにするのはいいですが。
そもそも世界構造の捉え方が違うのであれば
全部書きなおさないとダメかと思います。


それ以外でもケーナさんはどの考察を読んでも引用だらけですよね。
引用っていうのは必要最低限に留めるべきです。
自分で考察するのはいいんですよ。
人に見せるにはそれではだめですよね。

もしもそれらができないのであれば、
あなたには人に聴かせる才能がないんです。
もっとキツく言ってしまえば
「あなたは人とのコミュニケーション能力が欠落してる」んです。


キツイ言い方をしましたが
タチバナさんにしろ、自分にしろ、
「普通にまとめることが出来れば良い考察になるのに惜しい」
と思って、キツイ言い方をしているんのだと思います。

タチバナさんに対して「悪意のある言い方だ」
だのなんだの言っているのを見かけましたが、
あなたには話している相手の心が読めないようですね。
つまり「話し相手の動機が読めない」
そんな人にクレルの動機が本当にわかるのでしょうか・・・?

今まで、ケーナさんを嫌がって消えていった人の動機がわかりますか?
以上です。
これでも通じないのであれば
時間の無駄なので諦めることにします。
278: 名前: タチバナ:2013/02/07 12:16ID:53a0VgdH
ケーナさん >>274

>試しに僕とたけぽんさんとKEIYAさんとプルプルピコプヨさんの考察を
>全て並列に並べて 一つ一つの事柄をそれぞれがどのように解釈しているのか
>比較してみると良いと思います
ケーナさんの考察がいまいちよく分からない以上、比較すらできないという話ですが、
まずKEIYAさんとたけぽんさんを比較したとしても、全然違うと思います。

KEIYAさんは役割説で、たけぽんさんはベアト人格説と、そもそも前提から違ってます。
そのため、仮に二人揃って「魔女はいる」と言ったとしても、全然意味が違います。
これを同じだと思うなら、本質が全く見えていません。
(僕はこういうことを“ほぼ”同じということはよくありますが、
全く同じとは思ってません)

あと、分かりやすい差異が出てるのは、EP3かと思います。

>あなたを始めとして 誤読しまくった挙句
>その誤読を根拠に文句を垂れる者多数です
ですから、その誤読を防ぐためにはどうしたらいいかという建設的な話をしています。

僕が言いたいことを分かりやすくするために、>>266の説明を例として挙げてみます。
いえ、これ自体は分かりやすい説明です。

この説明は、「僕の考えている世界観は もっと単純です」と前置きをしていながら、
説明してる内容はなかなか複雑なものです。
まずそこに違和感がありますが、
全体を通してみれば言いたいことが分かったので、特に何も突っ込みませんでした。

ただ、ケーナさんは別の説明をするときに
「僕の考えている世界観は もっと単純です」というようなところまでで
説明を止めてしまうということがよくあります。
そうすると、「なんだ、単純にしか考えてないのか」と
受け取られてしまうかもしれないでしょう。
そんな誤解は避けるようにした方がお互いのためにも懸命です。

これはあくまで例えですが、ちゃんと最後まで説明すれば分かってもらえることでも、
説明不足で分かってもらえないのは勿体ないという話です。

>誤解されるならされても構いませんし
>どう思われてもやはり知ったことではありません
申し訳ありませんが、誤解を解こうとしない人とは何を話しても無駄でしょう。
ケーナさんがそれでよくても、周りがよくありません。

自分が正しいはずなのに誰にも理解されないと思っているのなら、
まず伝え方を変える努力をしてみましょう。
繰り返しますが、今のままだと誤解されるだけだから勿体ないという話です。

一問一答については、またあとで返信しますが、もうちょっと深く考えて欲しいところです。
概ね間違ってはないようですが、説明不足です。
279: 名前: タチバナ:2013/02/07 12:16ID:e2JWIe.H
ケーナさん >>274

>試しに僕とたけぽんさんとKEIYAさんとプルプルピコプヨさんの考察を
>全て並列に並べて 一つ一つの事柄をそれぞれがどのように解釈しているのか
>比較してみると良いと思います
ケーナさんの考察がいまいちよく分からない以上、比較すらできないという話ですが、
まずKEIYAさんとたけぽんさんを比較したとしても、全然違うと思います。

KEIYAさんは役割説で、たけぽんさんはベアト人格説と、そもそも前提から違ってます。
そのため、仮に二人揃って「魔女はいる」と言ったとしても、全然意味が違います。
これを同じだと思うなら、本質が全く見えていません。
(僕はこういうことを“ほぼ”同じということはよくありますが、
全く同じとは思ってません)

あと、分かりやすい差異が出てるのは、EP3かと思います。

>あなたを始めとして 誤読しまくった挙句
>その誤読を根拠に文句を垂れる者多数です
ですから、その誤読を防ぐためにはどうしたらいいかという建設的な話をしています。

僕が言いたいことを分かりやすくするために、>>266の説明を例として挙げてみます。
いえ、これ自体は分かりやすい説明です。

この説明は、「僕の考えている世界観は もっと単純です」と前置きをしていながら、
説明してる内容はなかなか複雑なものです。
まずそこに違和感がありますが、
全体を通してみれば言いたいことが分かったので、特に何も突っ込みませんでした。

ただ、ケーナさんは別の説明をするときに
「僕の考えている世界観は もっと単純です」というようなところまでで
説明を止めてしまうということがよくあります。
そうすると、「なんだ、単純にしか考えてないのか」と
受け取られてしまうかもしれないでしょう。
そんな誤解は避けるようにした方がお互いのためにも懸命です。

これはあくまで例えですが、ちゃんと最後まで説明すれば分かってもらえることでも、
説明不足で分かってもらえないのは勿体ないという話です。

>誤解されるならされても構いませんし
>どう思われてもやはり知ったことではありません
申し訳ありませんが、誤解を解こうとしない人とは何を話しても無駄でしょう。
ケーナさんがそれでよくても、周りがよくありません。

自分が正しいはずなのに誰にも理解されないと思っているのなら、
まず伝え方を変える努力をしてみましょう。
繰り返しますが、今のままだと誤解されるだけだから勿体ないという話です。

一問一答については、またあとで返信しますが、もうちょっと深く考えて欲しいところです。
概ね間違ってはないようですが、説明不足です。
280: 名前: タチバナ:2013/02/07 12:26ID:3ajmG4HG
二重投稿失礼しました。
あんまりスマホから書き込まない方がいいなあ。
281: 名前: タチバナ:2013/02/08 01:50ID:e4rb7t8s
ケーナさん >>274

一問一答について答えます。特に問題なさそうなのはスルーで。
(なんか自分も他人の考察をベースにすることをやってることになりますが)

>>「ベアトが壺を割ってしまった話はどういう意味か?」

>紗音が壷を割ってしまったのを熊沢が誤魔化してくれたのでしょう
ベアトがお姫様と呼ばれていたり、六軒島に黒猫なんているのかという点から、
(ヤスが考えた)ベアトの過去と言った方が正確な気がしますが、そもそもそういう表面的な話ではありません。
これは「過程を変えることはできても、結果を変えることはできない」という魔法の概念を説明した話ですね。

>全員デフォルトの共犯者で
>無条件で協力してくれるためです
全員というのは使用人以外も含めて、全員ということですか?

僕の解答としては、「親族会議が徹夜で続いたために、他の方法では第一の晩を遂行することができなくなったから」、
また、「ベアトにとって最悪のパターンが起きたらどうするのかと考えた十八の思考実験であるから」ですね。

>>「何故紗音までが殺されたのか?」

>被害者が6人必要であるためです
でも、別に実際に死ぬ必要はないですよね。
まあ、上位世界での事情で死んだことになったということでしょうけど。

僕としては「紗音は死んだ振りでやり過ごすつもりだったが、絵羽に殺された」としたいところですが、
動機面で弱いのが難点だとは思います。
EP3は何かしら特殊なルールがあると考えた方が説明しやすそうではありますよね。

>>「何故連鎖密室である必要があったのか?」

>一人二役をトリックに使うためです
僕なら「現実で再現できるようにしなければならないので、
同時に死体を目撃されるわけにはいかなかったから」と答えます。

>>「第二の晩以降はどうするつもりだったのか?」

>これはわかりません
自分で言っておいてアレですが、これは難しいですよね。
紗音の死んだ振りだけでは苦しそうですが、
かと言って(金蔵を除く)全員が死んだ振りでやり過ごすつもりだったとするのも無理っぽいです。

第ニの晩については、真里亞を利用することで可能ですが、第四の晩以降に篭城を崩すのはかなり難しそうです。
となると、秀吉の煙草は、第二の晩の犯人も紗音だと思い込んでいる南條が仕掛けた罠なのではなどと考えられるところですが……。

>>「絵羽が黄金部屋に行ったとき、誰もいなかったのは何故か?」

>むしろ誰かいるほうが不思議だと思いますが
ですが、碑文が解かれたなら、即座に気付けるようにしていなければならないはずです。
第一の晩を死んだ振りでやり過ごしたのなら、なおさらで第ニの晩までは黄金部屋で控えているはずです。

かと言って、確かにずっと黄金部屋にいるわけにもいかないので、
なんらかの仕掛けによって気付けたのではないかと考えられるところです。

「誰もいなかったのは何故か?」という議題の解答としては、「本当に死んでいたからいなかった」と答えます。

>>「何故楼座は柵に刺さっていたのか?」

>絵羽と揉み合いをする中で何かの弾みでよろけたのでしょう

>>「逆に真里亞は何故柵にささっていないのは何故か?」

>楼座は事故だからでしょう
とも考えられますが、杭の代用として柵を使ったのではとも考えられるところです。
ただ、「寄り添う二人を引き裂け」という条件を満たせばいいだけなので、微妙なところです。

真里亞については、さすがに子供の死体に細工をするのは忍びなかったのではないかなどと。
(このあたりはベアト人格犯人説なら、説明しやすいところなのですが)

>>「楼座の銃を回収しなかったのは何故か?」

>あわてていたからでしょう
慌てていたからなのか、慌てていたかのように見せかけたかったのか。

まあ、別に第ニの晩をまとめると、確かに「絵羽が誤って楼座親子を殺してしまって慌てて逃げた」でいいとは思うのですが、
意外といろんな可能性が考えられるところであるとも思います。絵羽をエヴァと呼んでもいい。

>>「誰が共犯者なのか?」

>秀吉でしょう
真里亞がどこまで知っていたのか、紗音が生きてたとしたら何も関わっていないのか、
考察の余地が十分あるところです。

>>「紗音が紗音以外の存在として生きていたなら、その間何をやっていたのか?」

>これは意味が解りませんが
>絵羽の動向を観察していたでしょう
黄金部屋にいなかったのなら、絵羽とは断定できませんよね。
絵羽が碑文を解いたのもたまたまですし、第ニの晩自体もたまたまと言えるでしょう。

紗音は紗音で計画を立てていたところ、偶然絵羽が楼座親子を殺してしまったというようなところかと。
真里亞の誘導が紗音の計画ならば、遠くから第ニの晩を目撃していた可能性は確かにあります。

>>「第四~六の晩の具体的な犯行方法とは?」

>不意打ちでしょう
不意打ちというのは具体的ではないですね。

そもそも秀吉って、霧江に銃を預けちゃってるんですよね。
秀吉が共犯者と言えるのかどうかは、実は微妙だったりします。
とか言うと、更に難易度が上がるのですけども。

>>「七杭はどうやって入手したのか?」

>地下貴賓室に置いてあったのでしょう
あったとして、それに気付くのかって微妙ですよね。
ベアトからゲームを引き継いだエヴァならともかく。

>>「七杭の二人が倒された幻想描写の意味は?」

>留弗夫と霧江の見せ場作り
>さらにそんな2人を瞬殺する
>シエスタ姉妹の強さの演出です
これは多分、第ニの晩が杭なしで行なわれてしまったからじゃないかと思うんですよね。
紗音の計画では、ベルフェとレヴィの杭が第ニの晩で使われる予定だったということかと。

>>「碑文の見立てを行なったのは何故か?」

>魔女の犯行に見せかけるためです

>>「絵羽が犯人で、霧江と秀吉は相討ちだとして、
>>絵羽が秀吉の死体を装飾するなんて本当にするのか?」

>絵羽は譲治の将来の為にも
>お縄になるわけにはいかないわけで
>するのでしょう
ここらへんって魔女の犯行に見せかけるためじゃなくて、
本当にベアト(あるいはエヴァ)という魔女が死体の装飾を行なったとする方が自然な気がしますね。

絵羽にとって魔女の犯行に見せかけることが意味があることなのかが疑問です。

>>「そもそも絵羽が犯人なら何故ホールにいたのか?」
>>「秀吉から話を聞くことも不可能なはずでは?」

>寝込んでいるフリをして盗み聞きをして
>3人の後をつけたのでしょう
霧江が秀吉の煙草に気付いたのも偶然なんですよね。
その上、偶然盗み聞きができたとするのは、わりと危うい感じがします。

エヴァが他のニンゲンの動向を見張ってたからとか言いたいところです。

>>「紗音が復活したのはどういう意味か?」

>六連鎖密室時は死んだフリだったということです
ということでもいいですが、譲治の中では本当に紗音が生き返ったのかもしれません。
譲治が信じることで生まれた小さな黄金郷。

>>「何故窓を内側から施錠したのか?」

>譲治不在の発覚を遅らせるためでしょう
それによるメリットは?
僕は南條による絵羽への告発と取れると思います。

>>「南條は睡眠薬を飲まされていたか否か」

>飲まされていては譲治と話は出来なかったでしょう
や、譲治も睡眠薬を飲まされているはずですし、この時点では効き目は出ないはずですので、解答がずれてます。

南條は、紗音側と絵羽側の板ばさみになっていたから、絵羽に睡眠薬を飲まされていないとかそういうことです。

>>「扉の暗証番号は、誰がどんな理由で残したのか?」

>紗音が譲治を殺さざるを得なかったためでしょう
これは解答の意味が分かりません。

まあ、僕は第九の晩ルールで蘇ったベアトが書いたとすれば、何も不思議な点はないと思います。

>>「失明状態の朱志香を導いた嘉音とは何者か?」

>死んだフリで生きていた紗音でしょう
南條を殺しつつ、朱志香を導いたことになって、ちょっと苦しい気がします。

>>「戦人に耳を塞がせてベアトが言ったこととは?」

>一人二役のことでしょう
実際、本当に何かを言う必要はなく、あそこらへんは全部演出だったとしてもいいんじゃないかと。

>>「何故その後、黄金郷に至ったのか」

>戦人がベアトを認めたからでしょう
ただ、正しい理解をして認めたわけではないので、偽の黄金郷と言ってもいいところですよね。

>>「何故サインを迫る必要があったのか?」

>戦人に不信感を持たせ
>サインさせないためでしょう
これって、現実世界での死亡者名簿なんじゃないですかね。
戦人だけは十八の中に存在し続けていたけど、ここでサインをしていれば成仏していたでしょう。

>>「その後、縁寿が現れた意味は?」

>ベルンは自分の駒として送り込み
>ベアトもここでゲームを終わらせるわけにはいかなかったため
>受け入れたのでしょう
これも現実世界との対比を考えてみると面白いところです。
縁寿が訪ねてきたことによって、十八は目が覚めたのではないでしょうか。

>>「何故盤上の戦人も絵羽を犯人だと断定したのか?」

>絵羽に銃を向けられたからでしょう
これは違います。

“「あ、………あんたが犯人なんだ…。絵羽伯母さん……ッ!!!」

「くっくくくくくく……、あっははははははははははッ!!
 気付くのが遅いわよぅ、戦人くぅんッ!!」

 絵羽は何の容赦も躊躇もなく、銃を構えるとその引き金を引く。
 …破裂した音が聞こえ、戦人は心臓を撃ち抜かれて、床に倒れる。”
とあり、絵羽が銃を構える前に断定しています。また、戦人は南條殺しの犯人が絵羽ではないことは分かっているはずです。

故に、盤上だけで説明するなら、「なんとなく」なのですが、
十八が絵羽を疑っていたことが反映されていると考えれば面白いところです。

>こういうのを考えていくときりがありませんし
>本文中に根拠を示せなければ単なる推測になるわけで
>あんまり意味がないと思いますよ
結局、僕が言いたいのは、“10割”とか“日本一”とか自称するからには、
こんな些細なことでも説明を要求されますよってことです。

本来、楽しみ方は人それぞれなので、こんなこと考えなくてもいいのですが、
自分でハードルを上げまくっているのであれば、乗り越えて欲しいと思ってしまいます。
『最考考』を読む前に期待していたのも、こういうレベルの話です。

>>「偽書の作者は何を思って、こう書いたのか?」

>“絵羽が生き残った”という現実を偽書に反映したかったのでしょう
絵羽が犯人であると読めてしまう偽書を書くことは、縁寿を更に苦しめることになるはずです。
本来伝えたかったことは、魔女が犯人だから誰も悪くないってことかなあと思いますが。

>>「2回も死んだワルギリアが上位世界に存在できた理由とは?」

>これは黄金郷での話ですよね
>黄金郷ではみんな蘇っていますから
ゲームプレイヤー世界での話です。
そして、これは「熊沢という器の死とワルギリアという魂の死が盤上で起きたが、
ゲームプレイヤー世界のワルギリアは別人だから存在できた」と思います。

>これは“そういう楽しみ方もある”ということです
そうです。こういう楽しみ方もあります。
そして、“一なる真実”を考えることも楽しみ方のひとつでしかありません。

偽書作家テストの上級版として作ったつもりなので、やっぱり僕自身もあんまり答えられてませんが、
こういうところを追求していきたいのだという考えはご理解いただけたかと思います。

というか、今回の返信は自分で考えてて長かった……。けど、楽しかった。
すみません、長々とお付き合いありがとうございました。
282: 名前: タチバナ:2013/02/08 02:27ID:e4rb7t8s
ケーナさん >>275

>最近 ふと不思議に思ったのですが
>ヱリカって偽書にも登場すると思います?
これはEP6のTIPSから考えるべきところだと思います。

“プレジャーボートより転落し行方不明。

 その直後に起こった六軒島爆発事故の影響で、彼女の事故は忘却された…。

 遺族は、六軒島に漂着し事故に巻き込まれた可能性を主張しているが、島内の遺留品にも、彼女の存在を示すものは何もない。

 事故を知った偽書作家たちにより、六軒島漂着を仮定し、魔女幻想に加えられることも多い…。”
もちろん八城の偽書には登場しないとも読めるところなのですが、
ヱリカの六軒島漂着を仮定する偽書作家たちに間接的に煽られて、
八城の偽書にもヱリカを登場させざるを得ない雰囲気が出来上がったのだと考えています。

そう考えれば、
“「ふざけるな。ベアトのゲーム盤には存在しない駒だ。俺もベアトも認めない…!」”
というところとも矛盾しないと思います。
(この戦人の反応としては元々自然な気もしますが)

>僕はEP7と8に核となる偽書はないと思います
これについても僕の解釈を言っておきます。結構単純明快かと思います。

EP7は縁寿の手品的解答を求める気持ちによって生まれた幻想世界、
EP8は十八の魔法的解答を受け入れて欲しい気持ちによって生まれた幻想世界です。

普通にファンタジーであると考えた方がEP7とEP8の対比は理解しやすいところかと思います。
ミステリー的なゲームはEP6で終わってますし。

カムイさん >>277

>>1986年10月4日と5日以外の現実描写は
>>全て本物と考えてしまって良いと思います

>それだと縁寿がパラレルワールド仕様になるのでなんとも・・・
考えてることは違うかもしれないけど、僕はこの説明でいいかと思います。
縁寿が経験したのは、ひぐらしのようなループ世界ということで問題ないです。

>私もしません。酷い書き方だと思います。
>解釈が酷いとは言っていません。
順を追って説明しないと、「そもそもなんでそんな前提になるの?」って話になって、
逆にめんどくさい気がしますしね。

>もちろん、ベースにするのはいいですが。
>そもそも世界構造の捉え方が違うのであれば
>全部書きなおさないとダメかと思います。
それもそうですし、“考察の入り口にすら立っていない”人と7~8割、
解釈が一致しているというのも不思議な話ですよね。

>タチバナさんに対して「悪意のある言い方だ」
>だのなんだの言っているのを見かけましたが、
>あなたには話している相手の心が読めないようですね。
「悪意があるか否か」と、「論理的整合性が取れているか否か」では
全く別問題とお互いに切り分けられているのであれば、
まあ別に僕も他人にどう捉えられようが知ったこっちゃないですけど。

さて、長々文章書いたけど、要点は3点だけですかね。

1.「自分が考えていることを十分に相手に伝えきれないのは勿体無いので、伝え方を変えてみるべき」
2.「“これ以上考察をするのは無駄”と線引きしてしまうのも勿体無いので、考え方を変えてみて欲しい」
3.「自分でハードル上げまくると飛び越えるのに苦労するから、控えめな物言いにした方が無難」

まあ、こうしてみるとただの願望なので、
僕の言うことなんか聞く必要ないですけど、僕が言いたいのはこういうことです。
283: 名前: ケーナ:2013/02/08 04:45ID:ecXux.mK
カムイさん >>277

>>僕は『うみねこ』世界を多層構造で語るのは無理があると思います
>ケーナさんは既に3層で語っていますよね?
>ゲーム盤の層 ファンタジーの層 そしてうみねこ現実世界

まず現実世界とファンタジー世界は上下に重なる世界ではなく
横に繋がる世界です

かつて東西ドイツがベルリンの壁によって分断されていましたが
あんな感じです

そして現実世界には作中作である
メッセージボトル及び偽書が存在しますが
その中身が出てくるわけではありませんので
こっちは無視してしまって良いでしょう

ファンタジー世界では魔女がゲーム盤を作って
ゲームをしているわけですが
そのゲーム盤の状況とゲームをプレイしているメタ世界の状況が
並列して語られるため こちら2階層構造です

層になっているのはこの部分だけだと思います

ですから矢印で示すと以下のようになります

現実世界←→ファンタジー世界
 ↓         ↓
(MB&GS)    ゲーム盤

>フェザリーヌはそのまま過去のゲームを執筆していて、
>縁寿はファンタジー縁寿のため色んな死に方をするし
>フェザリーヌに会ったり合わなかったりする。と

フェザリーヌは現在自分がいる世界を書き換えることが出来る
特殊能力者です
しかし基本的にベアトのゲームにはEP6でちらっと
割り込んだくらいでほぼノータッチでしょう
フェザリーヌの求めに応じて
ベアトのゲームが終わった後にベルンが答あわせをしたのがEP7で
EP8は何となく参加した感じです

1998年の縁寿は平行世界で良いと思います
竜騎士07さんの以下の発言もありますし

“(聞き手)手品エンドは、『Ep6』のあとの話ということになるんでしょうか?
正確には『Ep6』を途中までなぞった分岐世界ですね。あそこで縁寿が六軒島に行ってしまうと霞が待っていて『Ep6』の話になるんです。”

>EP1においても要所要所でGMが動かしているのでは?
>という意味です。
>全部AIではなく半自動とでもいいましょうか。

僕もそんな感じの解釈です

>自分は最初から最後まで全部偽書の中の話
>(現実世界についての記述はある)だと思っています
>全部偽書か、全部現実かのどっちかだとしたら全部偽書かなーと。

だとすると“作品中の現実”は一体どこにあるのでしょう?
六軒島爆破事故は本当にあったのでしょうか?
そもそも六軒島など本当にあるのでしょうか?
さらに言えば右代宮家など本当に存在したのでしょうか?
確かなものなど何もなくなってしまいます
これで“一なる真実”は解るように書いたと
竜騎士07さんは思っているのでしょうか?

また この考え方では“赤字”の価値も激減です
ようは書き手が「真実だ」と決めたことが赤字になるわけで
“絶対の真実”ではなくなってしまいます

>>最近 ふと不思議に思ったのですが
>>ヱリカって偽書にも登場すると思います?
>それは「EP5~8は偽書ではない」ということですか?
>偽書の定義が何かによりますね。

ようは作中で八城幾子が書いたことになっている“偽書”のことです
ちなみにカムイさんの考え方だと“メッセージボトル”があって
それを元に十八が偽書である
『うみねこのなく頃に Episode1 「Legend of the golden witch」』
を書いたということですよね?

この考え方だとEP3は“偽書”の偽書があるわけではなく
十八が書いた「Banquet of the golden witch」が
そのまま『うみねこのなく頃に  Episode3 「Banquet of the golden witch」』
であるということでしょうか?
だとするとEP6において縁寿が読んだ「Dawn of the golden witch」は
『うみねこのなく頃に散 Episode6 「Dawn of the golden witch」』と
同じものなのでしょうか?

>EP5~8は派生作品と言えるかもしれませんが、
>偽書じゃないとは言えないのでは?

“偽書”の定義は“メッセージボトル”を真似て
誰かが書いた“メッセージボトルの偽物”です
作品中に登場したのは八城幾子が書いた
4つの偽書だけですが
それ以外にも無数に存在するでしょう
(八城幾子は自分で偽書を書く前に他人の偽書を楽しんでいましたから
偽書作家としては後発です)

僕は『うみねこ』の現実世界に“EP”は存在しないと考えています
“EP”はファンタジー世界で行われた
ベアトのゲーム盤を使ったゲームの記録映像のように認識しています
(EP8はファンタジー世界と現実世界の出来事の記録映像)
この辺りは『続・最考考』の“■『うみねこ』はファンタジー?”で
説明していますので参照していただけたら幸いです

>たけぽんさんの考察にいちゃもんつけて、補足書いているだけ
>のようにしかみえません。

>それ以外でもケーナさんはどの考察を読んでも引用だらけですよね。
>引用っていうのは必要最低限に留めるべきです。

>そもそも世界構造の捉え方が違うのであれば
>全部書きなおさないとダメかと思います。

どうもカムイさんも“読解”というものが解っていないようですね

国語のテストで不思議に思ったことはないですか?
「何故、物語をどう受け止めるかは人それぞれなのに、正解があるのだろう?」と

そして説明文における一般的な設問は以下の通りです
“本文中から著者の考えを抜き出しなさい”
“選択肢の中から正しい答を選びなさい”
本文から正解を抜き出すだけで答になります

もちろん 文章の中にはいくつもの解釈が出来る部分もあります
しかし そういう部分は決まった答が出ないため
設問には採用されません

読解とは文章中に明確に答が示されている内容を示すものなのです
ですから僕に言わせれば むしろ引用だけで構成しても良いくらいです

こう書くと「読解と考察は違うだろう」というツッコミがあると思いますが
少なくともミステリーの答は読解によって出せますし 出すものです
何故なら 作者によって1つの明確な答が用意されているのですから

ですから誰が書いても正解は同じ答になりますし
逆に言えば同じ答にならなければどちらかが間違っている
あるいはどちらも間違っているのです
(同じ答になっても両方間違っている場合もありますが…)

たけぽんさんの考察は僕から見て
正解が9割以上なわけですから
その部分は僕が書いたところで全く同じ内容になります
(文章のスタイルによる違いは出ますが…)
そもそも“書き手の色”が出る時点で
それはもはや読解ではありません

>もしもそれらができないのであれば、
>あなたには人に聴かせる才能がないんです。
>もっとキツく言ってしまえば
>「あなたは人とのコミュニケーション能力が欠落してる」んです。

ですからこのような指摘は僕に言わせれば
“読解を理解していない人間の戯言”です

ちなみにカムイさんから見て
プルプルピコプヨさんの考察スタイルはどうですか?
僕はあれを見て
「この人、僕がやろうと思っていたことをまんまやってる、スゲー!」
と感激したのですが

>タチバナさんに対して「悪意のある言い方だ」
>だのなんだの言っているのを見かけましたが、
>あなたには話している相手の心が読めないようですね。
>つまり「話し相手の動機が読めない」

文章に悪意を込めることと
相手の問題点を指摘するのはまた別のことです
(これいつもタチバナさんに使っている言い回しですが…)

上記で説明したように
タチバナさんが散々指摘している僕の考察の問題点は
読解を理解していない人間による
お門違いの指摘です

冷たい言い方をしてしまうと
僕はそういう人を対象にして
『最考考』を書いてはいないのです

何故 『うみねこ』が多くのプレイヤーに否定されたかというと
結局 『うみねこ』考察者の読解力は
竜騎士07さんが想定していた
読者のレベルではなかったということです
だから 誰にも理解されなかった

僕は本文だけで竜騎士07さんが作品に込めた意図を
読み取ることは出来ませんでしたが
何周もプレイし
インタビュー及び対談によるフォローも得て
何とか完全ではないにしても『うみねこ』を理解出来ました

そこで「ある程度“愛”と“読解力”があればこの作品は理解出来るので、そういう人達に理解出来る『うみねこ』の解説を書こう」
ということで『最考考』を書いたわけです

ところがやっぱり
竜騎士07さんと同じく
誰にも理解されなかった

「では次に何をしよう?」
という話ですが

少なくとも「一から十まで自分の言葉で説明しなければ意味がない」
と考えている人に
理解出来る内容は書けそうにありません
読解というものを根本的に勘違いしているわけですから

ただ タチバナさんの“想い”はありがたいですし
その“想い”に答えたい気持ちもあります
僕なりに何か考えてみようとは思います
284: 名前: ケーナ:2013/02/08 04:47ID:ecXux.mK
タチバナさん >>278 >>282 >>283

>まずKEIYAさんとたけぽんさんを比較したとしても、全然違うと思います。
>KEIYAさんは役割説で、たけぽんさんはベアト人格説と、そもそも前提から違ってます。

KEIYAさんは少し他の考察者とは外れているので…
“ウィルの推理”の解釈なんかは設問がハッキリしているため
比較しやすいのではないかと思います
僕の考察も『最考考』の“■ウィルの推理の解答は?……047~”で
ひとまとめになっていますし

>この説明は、「僕の考えている世界観は もっと単純です」と前置きをしていながら、
>説明してる内容はなかなか複雑なものです。

>>264でカムイさんが示したのは
5階層の多層構造です

ところが僕の世界観は

現実世界←→ファンタジー世界
 ↓         ↓
(MB&GS)   ゲーム盤

この2階層構造です
ですから“単純”なのです
(ゲーム盤の中身は複雑ですが)

>ただ、ケーナさんは別の説明をするときに
>「僕の考えている世界観は もっと単純です」というようなところまでで
>説明を止めてしまうということがよくあります。
>そうすると、「なんだ、単純にしか考えてないのか」と
>受け取られてしまうかもしれないでしょう。
>そんな誤解は避けるようにした方がお互いのためにも懸命です。

僕はおそらく無意識レベルで
「説明するまでもないだろう」と思ったことは
説明しないようにしているわけですが
もう少し丁寧に説明すべきだということですね
なるべく気をつけるようにしますが
気が付いた際はご指摘ください

>>誤解されるならされても構いませんし
>>どう思われてもやはり知ったことではありません
>申し訳ありませんが、誤解を解こうとしない人とは何を話しても無駄でしょう。
>ケーナさんがそれでよくても、周りがよくありません。

僕はこれは“うみねこヘンペルの説明”と同じだと思っています
普通に読めばベアトが戦人をからかっているだけなのに
まともに読めない人間は「竜騎士は馬鹿だからヘンペルを理解していない」
と解釈します

そんな人間にいくら説明したところで意味がありません
竜騎士07さんを色眼鏡で見ているため
理解出来ないでしょうから

“解らないけど解ろうとしている”人に説明するのは意味がありますが
“解ろうとしない”人に説明しても時間の無駄です
“馬を水飲み場に連れて行くことは出来ても、水を飲ませることは出来ない”のです

ちびゆかさんを相手にしてもタチバナさんを相手にしても
僕がどれだけ説明しても通じないため
理解してもらうのを断念することがありますが

基本的には相手が理解しようとする限り
理解出来るまで説明したいという気持ちはあります
(好感度によって忍耐力に差はありますが…それは自業自得と思ってください)

>>「ベアトが壺を割ってしまった話はどういう意味か?」
>(ヤスが考えた)ベアトの過去と言った方が正確な気がします

単純に幻想修飾されているのだと思いますが
(EP5においてもラムダが夏妃が1人でいるのを幻想修飾していました)
“魔法の概念の説明”だというのは同意です

>>全員デフォルトの共犯者で
>>無条件で協力してくれるためです
>全員というのは使用人以外も含めて、全員ということですか?
>僕の解答としては、「親族会議が徹夜で続いたために、
>他の方法では第一の晩を遂行することができなくなったから」

親族から共犯者を得るには“共犯化”が必要ですが
南條を含めた郷田以外の使用人は“共犯化”の必要がない
デフォルトの共犯者です

親族会議が長引くのは予め予想出来ますから
その前に特定の親族を共犯化しておく
あるいは親族会議そのもので共犯化を行う
親族会議に出席しない者で構成する

第一の晩にはこの3つのパターンが考えられますと思います

>>「何故紗音までが殺されたのか?」
>僕としては「紗音は死んだ振りでやり過ごすつもりだったが、
>絵羽に殺された」としたいところですが

これに関しては僕は“人格説”ですから…

>>「何故連鎖密室である必要があったのか?」
>僕なら「現実で再現できるようにしなければならないので、
>同時に死体を目撃されるわけにはいかなかったから」と答えます。

確かにこっちの説明の方が解りやすいですね

>>「第二の晩以降はどうするつもりだったのか?」
>(金蔵を除く)全員が死んだ振りでやり過ごすつもりだったとするのも無理っぽいです。
>第四の晩以降に篭城を崩すのはかなり難しそうです。

僕は紗音が現実の六軒島で行おうとした狂言殺人はまさにこれだったと思います
第一の晩はデフォルトの共犯者である使用人だけで構成し
あとは個別交渉で徐々に親族を共犯化していく
そういう意味でもEP3は他のEPに比べて現実に近いEPだと思います

>>「絵羽が黄金部屋に行ったとき、誰もいなかったのは何故か?」
>なんらかの仕掛けによって気付けたのではないかと考えられるところです。

EP7においてベアト(ヤス)が地下貴賓室に辿りついた時
すぐに源次が現れたことから何か察知するための仕掛けがあると思います
また 爆弾も教えられなければ解らないものですから
紗音と絵羽の間で何らかの情報の伝達はあったはずです

その後の話の流れから考えると
紗音は地下貴賓室に潜伏していたが
絵羽が碑文の謎を解いたことを何らかの形で察知し
絵羽に手紙を残して隠れた

というのが一番妥当な解釈ではないでしょうか?

>>「誰が共犯者なのか?」
>真里亞がどこまで知っていたのか

真里亞はベアトを盲信していますから
“無自覚なデフォルトの共犯者”という扱いで良いと思います

>>「第四~六の晩の具体的な犯行方法とは?」
>秀吉が共犯者と言えるのかどうかは、実は微妙だったりします。

絵羽と秀吉の間で打ち合わせはなかったと思います
ようは霧江が「食料を取りに行く」と言い出したことで
絵羽は「アリバイ工作に疑念を持たれたかも?」と考え
3人を尾行したわけです(もちろん盗み聞きをして)

そして霧江と留弗夫が秀吉を詰問し始めたので
不意を付いて2人を撃ったものの
霧江が最期の足掻きで絵羽を狙い
それに気が付いた秀吉が絵羽を庇って撃たれたのでしょう

>>「七杭はどうやって入手したのか?」
>あったとして、それに気付くのかって微妙ですよね。

貴賓室なんてものに余計なものは置いていませんから
紗音が犯行セットを地下貴賓室に置いていたなら
すぐに解ると思います

>>「碑文の見立てを行なったのは何故か?」
>>「絵羽が犯人で、霧江と秀吉は相討ちだとして、
>>絵羽が秀吉の死体を装飾するなんて本当にするのか?」
>ここらへんって魔女の犯行に見せかけるためじゃなくて、
>本当にベアト(あるいはエヴァ)という魔女が
>死体の装飾を行なったとする方が自然な気がしますね。

第一の晩は魔女を名乗る何者かが行った
あるいは金蔵の指示による使用人たちの狂言
というのがこの時点での親族の共通認識ですから
自分の犯行もそれに見せかけたわけです

>>「そもそも絵羽が犯人なら何故ホールにいたのか?」
>>「秀吉から話を聞くことも不可能なはずでは?」
>霧江が秀吉の煙草に気付いたのも偶然なんですよね。

霧江は煙草の吸殻を持っていってしまったわけですから
絵羽がそれに気が付けば「ヤバい、疑われている」
と考えるのは自然なことだと思います

>>「紗音が復活したのはどういう意味か?」
>譲治の中では本当に紗音が生き返ったのかもしれません。

ある意味生き返ってはいますよね
死んだはずの紗音にまた会えた訳ですから

>>「南條は睡眠薬を飲まされていたか否か」
僕はそもそも睡眠薬を飲まされたのは
蔵臼と夏妃だけだと思います

>>>「扉の暗証番号は、誰がどんな理由で残したのか?」
>>紗音が譲治を殺さざるを得なかったためでしょう
>これは解答の意味が分かりません。

譲治のTIPSに以下のように書かれています
“彼の魂と引き換えに、魔女は8桁の数字を与える。07151129。唱えれば、小さな黄金郷が、開かれる。”
紗音は六軒島の在島者は全員爆死すると考えていましたから
遺族になる人にはお金を送っていました
ところが絵羽は碑文を解いたことで生存者になることが確定ですが
これは想定外でしたのでお金を用意していませんでした
そこで絵羽用にお金を用意する必要があったのが一点
そして儀式が終わったにも拘らず真相を知ってしまったが為に
譲治を殺さなくてはなりませんでした
その罪滅ぼしの意味が1点
TIPSはそういう意味だと思います

>>>「失明状態の朱志香を導いた嘉音とは何者か?」
>>死んだフリで生きていた紗音でしょう
>南條を殺しつつ、朱志香を導いたことになって、ちょっと苦しい気がします。

南條を殺したのは譲治と同じく“真相を知る者”だからです
ところが朱志香の場合は目が見えない為
真相を守ったまま助けることが出来ました
そのため 孤独なまま絵羽に殺されるくらいなら
自分と一緒に爆死した方が良いだろうということで
あのようにしたわけです

>>「何故その後、黄金郷に至ったのか」
>正しい理解をして認めたわけではないので、偽の黄金郷と言ってもいいところですよね。

ベアトにとって“黄金郷に至ること”は本当の目的ではありません
本当の目的は“戦人に約束を思い出してもらうこと”です
ですから “黄金郷でみんな幸せ”という結末は
ベアトにとってはむしろまずいことなのです

>>>「何故盤上の戦人も絵羽を犯人だと断定したのか?」
>>絵羽に銃を向けられたからでしょう
>これは違います。

>絵羽が銃を構える前に断定しています。

これは確かにチェック不足でした
しかし 戦人の発言の前に何があったのか描写されていないため
戦人が絵羽が犯人だと確信する発言もしくは行動があったということでしょう

>結局、僕が言いたいのは、“10割”とか“日本一”とか自称するからには、
>こんな些細なことでも説明を要求されますよってことです。

僕が“日本一”なのは“まとめた考察”であって
個別の考察課題に対する考察力ではありません
(もっともそれにおいてもトータルで見れば他者におくれを取るつもりはありませんが)

>『最考考』を読む前に期待していたのも、こういうレベルの話です。

これは目指している方向性が違いますので
僕からはなんとも言えません

>>>「偽書の作者は何を思って、こう書いたのか?」
>>“絵羽が生き残った”という現実を偽書に反映したかったのでしょう
>絵羽が犯人であると読めてしまう偽書を書くことは、縁寿を更に苦しめることになるはずです。

絵羽犯人説はワイドショーで散々に語られていることですから
それに偽書が1つ加わったところで焼け石に水でしょう

>>これは“そういう楽しみ方もある”ということです
>そうです。こういう楽しみ方もあります。
>そして、“一なる真実”を考えることも楽しみ方のひとつでしかありません。

『最考考』は“一なる真実”を追究して書いたものですから
それにこういう内容を期待してもらっても困ります

>こういうところを追求していきたいのだという考えはご理解いただけたかと思います。

今回のように一度に大量に出されると
一つ一つの答がおざなりになってしまいますが
タチバナさん自身がこういうことを追究したいのであれば
話題として振っていただいたら
答えられる限り答えますし
解らなければ考えます

ただ 僕自身 自分の考察として
こういうことをするつもりはありません

ところで今回のやり取りで
すれ違ってしまった部分が結構あることにお気づきでしょうか?

それは世界観の認識と物語の構造認識に
僕とタチバナさんの間で齟齬があるためです
そこのところをまず詰めないと
共通認識は出来ません

>>最近 ふと不思議に思ったのですが
>>ヱリカって偽書にも登場すると思います?
>これはEP6のTIPSから考えるべきところだと思います。

そもそも名前がおかしくありませんか?
“古戸ヱリカ”“古手リカ”
偶然にしては話が出来すぎで
TIPS自体がでっち上げではないでしょうか?

>>僕はEP7と8に核となる偽書はないと思います
>EP7は縁寿の手品的解答を求める気持ちによって生まれた幻想世界、
>EP8は十八の魔法的解答を受け入れて欲しい気持ちによって生まれた幻想世界です。

この辺りは世界観をどう解釈するかで
受け止め方が全然変わってくるところですね
285: 名前: ケーナ:2013/02/08 04:48ID:ecXux.mK
“10割考察”の続きです(>>246 >>261 >>267 >>276参照)
今回はEP5です

ちなみにこの辺りから世界観の話が頻繁に出てくるようになりますが
僕とたけぽんさんは世界観の解釈がまるで違いますので
考察にズレが出てきます
また 否定も肯定も出来ない内容も増えてきますが
そういうのはスルーします

■Episode5 「End of the golden witch」

>筋書きとしてはベアト人格のヤスによる夏妃への復讐だ。

これは単にゲームマスターであるラムダが
紗音が犯人であることを隠すために
“19年前の男”という
アンノウンな存在を登場させただけです

何故そんなことをする必要があったのかと言いますと
敵はベルンですから
碑文の謎が解かれることが確定していたためです
(“解ける謎ならば必ず解ける”)
本来 魔女側はゲーム盤における人間紗音の犯行を
ベアトを中心とした幻想存在で幻想修飾して人間側に提示します

ところが碑文の謎が解かれてしまうと
ベアトは“約束を守る”ため
犯人役が出来なくなってしまいます

EP3においてはエヴァという新たな幻想存在を生み出すことで
その代わりをさせましたが
それがEP5においては“19年前の男”になるわけです

>この時点では生きていてその後フリーになった時に別の場所で殺害されたものと思われる。

それならヱリカが戦人以外の寝息も聞いているはずで
この時は既に部屋にはいなかったと考えられます

>ベアトにとって碑文が解かれる事の意味はない。意味があるのは紗音人格にとってなのだ。

碑文が解かれることは紗音がすべてを諦めることです
ですから《赤:「碑文の謎が解けても解けなくても、この子にとって得るものは何もありません。」》
なのです 碑文が解かれると紗音は全てを失うのです
かといって解かれなくても爆発で全てを失います
それと同時に黄金郷で全てを得ることは出来ますが
そんなものを望んでいるわけではありません

>ラムダは予想通りに本来ならばベアトがやらないような事件を作ってきた。
>夏妃を事件の犯人にした話を作った理由は、戦人がベアトの出題をミステリーとして見ずに、
>ずっと「アンチファンタジー」として接してきた態度や甘えを断ち切るためだ。

そんな深い意味はなく
単にゲーム盤でベルンと遊びたかっただけでしょう
(犯人を明かさないようにして)
ベルンもラムダの真意に気が付いていたからこそ
「面白そうだ」ということで夏妃犯人説に乗っかったと思われます

>碑文が解かれ紗音人格と譲治との恋が成立した場合、
>ベアト人格は事件を起こす事が出来ず、戦人に何も伝える事が出来なくなる。
>ヤスがワインボトルを海に投げた理由は、奇跡的に何本かが誰かに拾われ、
>戦人が読んでくれて、真相に至ってくれる事を願ったものなのではないかと思われる。

紗音は妊娠できない為 元々運命のルーレットに
“譲治と結ばれる”という出目はありえません
碑文の謎が解かれれば 爆破も戦人との恋も
全てを諦めるという結末になります

また 紗音が確信していたのは
“誰もが碑文の謎が解けず全員全ての証拠と同時に爆死”
という結末ですから
メッセージボトルは“猫箱の真実”の執筆者を生み出す為の
呼び水であったと考えられます
286: 名前: カムイ:2013/02/08 11:18ID:cfTZIgR.
>>282 タチバナさん
ループ世界説やパラレルワールド説であれば、
そのとおりだと思いますね
自分の考察の仕方だと、
あくまでもうみねこ現実世界はミステリーなので、
ファンタジーなことが起きていれば全て偽書の中
という認識です。


ケーナさんについては、
私ではどうすることもできないので
諦めることにします。

実は結構前からちょくちょく見に来ていたんですけど、
ケーナさんに傷つけられて、あるいは呆れて
書き込みを辞めていった方が多数いるように見えました。

それもあって最初は荒らしという認識だったので、
関わらないようにしていましたが、
タチバナさんが一人で戦っているように見えて、
他の人は我関せずのように見えたので、
自分なりに、私も相手をしてみようと思った次第なんですけど。
何度もポルナレフ状態になりましたね、はい。

ちゃんとまとめられれば、
それなりの考察になりそうな気がするので、
惜しいですけど仕方ないですね。


私もそのうちに考察をブログでも借りて、
まとめてみようかなーと思います。
まあ恐らく先人の方々には敵わないとは
思いますけど、他の人になかった見方とかはできるかなーと。
287: 名前: カムイ:2013/02/08 11:56ID:cfTZIgR.
>>283 ケーナさん
言ったとおりあなたへの返信を諦めます
全くもって意図していることが伝わらないので。

>ちなみにカムイさんから見て
>プルプルピコプヨさんの考察スタイルはどうですか?
>僕はあれを見て
>「この人、僕がやろうと思っていたことをまんまやってる、スゲー!」
>と感激したのですが

これだけは答えておきます。
あの人の考察は動画として普通にわかりやすく、
実際ある程度の評価を受けています。
ケーナさんが同じ事をやろうとしても、
貴方に同じレベルのものは作れないと断言できます。
そして誰にも理解されないでしょう。

どんな考察であっても、まとめあげているものは
一定の共感や理解をされています。


例えばファンタジー派の一任者だと
私が思っているTownmemoryさん。
この人は最後までジェシカ真犯人説を貫いて、
赤字も独自の方法で通してしまいます。
恐らくミステリー派の方々は共感しない方が
多いのではないかとは思いますが、
評価や共感をしている方もたくさんいると思います。

実際に私はミステリー派のつもりですが、
この人の考察は全て読みましたし、
この考え方は凄いと思いました。
読んでいて面白いと思ったし、
ある種の納得もしました。
竜騎士07さんが一番望んでいた考察者であると
さえ思っています。


それでは何故ケーナさんの考察が評価されないのか・・?
まあ何度も言っているのですが「理解できないほうが悪い」
というのがあなたのスタンスらしいので、
何を言っても無駄なようですね。




竜騎士07さんは別に理解が欲しかったわけではないでしょう。
作品のコンセプト的に答えを書くわけにはいかなかった。
もちろん明確な答えを書き綴っていれば、
うみねこの評価はまた違っていたかもしれませんが。

この作品はアガサ・クリスティーの
「そして誰もいなくなった」
の最後のボトルメールがもしもなかったら?
ということを実際にやってみたものなのです。

そして竜騎士07さんが「これが真相です」
といってしまったらそれが破綻してしまう。
後期クイーン的問題の話になりますが、
作者が後付で「実はこういう真実でした」
といってしまえばそれが真相になる。
それをしないためにあえて真相を
書かないでいたのでしょう。


本当に竜騎士07さんが理解されていないと思いますか?
もちろん2ch等では叩いている人が未だにいるでしょうし、
続編の売れ行きは芳しくないようですが、
発表から2年以上が経った今でも、
こうして考察をしている人がいる作品はなかなかありません。
もしもEP8で真相を明確にしていたら、
少なくとも考察はもうされていないと思います。

何をもって理解としているのか知りませんが、
竜騎士07さんとケーナさんが同じ理解されない人だとはとても思えません。

そもそもケーナさんが理解されないと言うよりも、
こっちが理解しようとしているのに、
そっちがこっちを理解しないんですけどね。

ということで自分からは以上です。
288: 名前: タチバナ:2013/02/08 23:15ID:e4rb7t8s
ケーナさん >>283

>そこで「ある程度“愛”と“読解力”があればこの作品は理解出来るので、
>そういう人達に理解出来る『うみねこ』の解説を書こう」 ということで
>『最考考』を書いたわけです
ここだけ抜き出すと正しいことを言ってるように思うのですが、
“愛”と“読解力”は違いますよ。
“読解力”がどんなにあっても、“愛”がなければ、視えません。

>親族会議が長引くのは予め予想出来ますから
>その前に特定の親族を共犯化しておく
>あるいは親族会議そのもので共犯化を行う
>親族会議に出席しない者で構成する
>第一の晩にはこの3つのパターンが考えられますと思います
無論、それはその通りなのですけど、EP3はその全てに失敗したパターンじゃないですか?
使用人(&南條)以外の誰かを紗音の共犯者と考えているように見えたので、
誰のことを言ってるのかと思って聞きました。

>あとは個別交渉で徐々に親族を共犯化していく
徐々に共犯化……、いや、個別交渉のタイミングすらないように思いますが。

>僕はそもそも睡眠薬を飲まされたのは
>蔵臼と夏妃だけだと思います
“「……僕は下に行って、もう一杯、コーヒーをもらってくる。
……うちの母さん、コーヒーの淹れ方にはこだわりがあるんだよ。みんなもお代わりはいるかい?」
(中略)
「俺たち、眠くなってその後は多分、居眠りしてたし…。
でも多分、朱志香の言う通りだと思うぜ。1時間か2時間くらい前だった。」”
これがミスリードだと言うなら、そうかもしれませんね。

>南條を殺したのは譲治と同じく“真相を知る者”だからです
>ところが朱志香の場合は目が見えない為
>真相を守ったまま助けることが出来ました
そういう話じゃなくて、南條を殺してすぐに部屋に入らなければならないので、
そのときに扉の音とか、不自然な気配を感じさせないかということです。

>『最考考』は“一なる真実”を追究して書いたものですから
>それにこういう内容を期待してもらっても困ります
まあ、そりゃそうでしょうけど、これが自分でハードル上げた結果ですよ。
何を持って“日本一の至リスト”とするかも人それぞれですので、こういうことが求められても仕方ありません。

>今回のように一度に大量に出されると
>一つ一つの答がおざなりになってしまいますが
これだけだと、順を追って説明するというのも難しいですね、
一応、どういう前提でも答えられるようにと設問したつもりですが、もっと精度が上げられそうです。

>ところで今回のやり取りで
>すれ違ってしまった部分が結構あることにお気づきでしょうか?
設問自体は一つの前提に縛られないようにしましたけど、解答は独自解釈でしましたからね。

>それは世界観の認識と物語の構造認識に
>僕とタチバナさんの間で齟齬があるためです
>そこのところをまず詰めないと
>共通認識は出来ません
むしろその件はこちらから散々言ってることだと思うんですが、
分かってくれたということで納得しておきます。

>そもそも名前がおかしくありませんか?
>“古戸ヱリカ”“古手リカ”
>偶然にしては話が出来すぎで
>TIPS自体がでっち上げではないでしょうか?
これについては、ヱリカも“ひぐらしのなく頃に”を読んでいて、
自分と似ている古手梨花の名前をもじって、探偵としての名前にしたと解釈してます。

>この辺りは世界観をどう解釈するかで
>受け止め方が全然変わってくるところですね
EP6までは全部偽書と言っても、一応通るところだと思いますが、
ヤスの過去まで明かされるEP7以降はなかなかそうはいかないと思いますしね。
289: 名前: タチバナ:2013/02/08 23:33ID:e4rb7t8s
カムイさん >>286 >>287

まあ、EP3の一問一答で、ようやくすっきりした気がするので、そろそろいいですかね。
自分からこれくらい説明してくれればいいのにと思うのですけど。

>竜騎士07さんが一番望んでいた考察者であると
>さえ思っています。
Townmemoryさんはトンデモ派とすら言ってもいいと思いますけど、
まさに竜ちゃんが望んでいたのはこういう人だというのは同意します。

ついでに言うと、竜ちゃんは「ひぐらしのオチを三行でまとめられたのが悔しかった」とどこかで言ってたと思います。
となると、引用だけでまとめられてしまうことも悔しいんじゃないかなあと思います。

別にケーナさんは引用だけでまとめてるわけじゃないと思うけど、考え方が竜ちゃんに反しているということです。
多分ケーナさんの“やり方”は望んでないと思うなあ。

>本当に竜騎士07さんが理解されていないと思いますか?
>もちろん2ch等では叩いている人が未だにいるでしょうし、
>続編の売れ行きは芳しくないようですが、
>発表から2年以上が経った今でも、
>こうして考察をしている人がいる作品はなかなかありません。
一応付け加えておきますが、同人ゲーム板外での叩きは随分と減ってきました。
それでもまだ賛否両論なのですが、ようやく正当な評価を受けるようになってきたという印象です。
(まあ、賛否両論くらいでちょうどいいです。叩かれても仕方ない作品でもありますし)
290: 名前: ケーナ:2013/02/09 07:28ID:e6UYYWap
カムイさん >>287

>全くもって意図していることが伝わらないので。

あなたの考えは理解しています
しかし 僕のしたいこと 求めているものとは違うということです

僕は「“一なる真実”を求めるなら、こういう考察をしなければならない」
という考えを持っており
何故 そうなのかを説明はします

しかし それを受け入れるかどうかは
その人の自由だと考えています

何故 自分の考えを人に押し付けようとするのでしょう?
そして 押し付けた自分の考えを相手が受け取らなければ
相手を罵倒する捨て台詞を吐いて去るのでしょう?

僕は自分の主張を相手に理解してもらおうと努力していますが
相手が理解してくれないからと言って
罵倒したり貶めたことがあったでしょうか?

僕は「人を傷つける、人の話を聞かない」と非難されます
しかし それはむしろ僕がされていることです

>貴方に同じレベルのものは作れないと断言できます。
>そして誰にも理解されないでしょう。

僕がこれまでにこんな失礼な発言をしたことがあるか
過去ログを振り返ってみてください

失礼極まりない発言をする相手に対して
反撃することはありますが
売られた喧嘩を買って何が悪いのでしょう?

そして 相手の話を聞かずに
一方的に対話を取りやめたことがあったでしょうか?
「これ以上は説明しても理解出来ないだろうから説明しない」
「これは説明しても理解出来ないだろうから説明しない」
とは書きますが
それはその件についてであって
その人に対するあらゆる説明を止めるということではありません

一方的に話を聞かなくなるのはいつも相手側です

あなたが僕の話を聞かないくせに
僕にはあなたの話を聞けというのは
筋が通らないのではないですか?

僕は僕なりに信念を持って考察をしていますから
譲れない部分はあります

それはあなただって同じでしょう

そこは尊重しあわなければ
コミュニケーションなど出来ません

もし あなたが物事をきちんと客観視出来るなら
これまでの僕とあなたのやり取りを読み返すことで
僕がこのレスでここまで書いてきたことは理解出来るはずです
291: 名前: ケーナ:2013/02/09 07:29ID:e6UYYWap
タチバナさん >>288

>“愛”と“読解力”は違いますよ。
>“読解力”がどんなにあっても、“愛”がなければ、視えません。

ですから「“愛”と“読解力”」なのです
どちらが欠けても駄目です

>>親族会議が長引くのは予め予想出来ますから
>>その前に特定の親族を共犯化しておく
>>あるいは親族会議そのもので共犯化を行う
>>親族会議に出席しない者で構成する
>>第一の晩にはこの3つのパターンが考えられますと思います
>無論、それはその通りなのですけど、EP3はその全てに失敗したパターンじゃないですか?

EP3の場合は3つ目にあたるのではないですか?

>>あとは個別交渉で徐々に親族を共犯化していく
>徐々に共犯化……、いや、個別交渉のタイミングすらないように思いますが。

篭城してからでもトイレや食事の準備など
単独もしくは少人数になる機会はあるでしょうから
そういう時に共犯化を行えば良いでしょう
説得するだけで殺すのとは訳が違いますから
他の人に不信感を持たれる事はないはずです

>“「……僕は下に行って、もう一杯、コーヒーをもらってくる。
>……うちの母さん、コーヒーの淹れ方にはこだわりがあるんだよ。みんなもお代わりはいるかい?」
>(中略)
>「俺たち、眠くなってその後は多分、居眠りしてたし…。
>でも多分、朱志香の言う通りだと思うぜ。1時間か2時間くらい前だった。」”

そもそも“もう一杯”ですから
みんな一度コーヒーを飲んでいますよね
飲んでからしばらく時間が経っているはずで
睡眠薬を飲まされていたのなら
そもそも会話が出来ないでしょう
(効果が出るまでどれくらい時間がかかるのか解りかねますが…)

で 以下の絵羽の発言があります

“「………顔を洗ってくるわ。…ごめんなさいね、寝ちゃってたわ。……戻ってきたら、またコーヒーを入れるわね。………特に濃い、明日の朝まで眠気が来なくなるようなやつを。」”

これも2回目でしかも“特に濃い”と発言しています
ようは睡眠薬の味をごまかすためのものだと思われます

>南條を殺してすぐに部屋に入らなければならないので、
>そのときに扉の音とか、不自然な気配を感じさせないかということです。

ちょっと長めに引用しますが

“「……あぁ、朱志香。可哀想にね、目を怪我しちゃったのね。…なら、あなたは逃げることもできないわね。くすくすくす。…今から、南條の死体でたっぷり遊ぶわ。…それに飽きたら、次はあなたを殺してたっぷり遊んであげる。……いいえ、せっかく目が見えないんだもの。……殺してからだけじゃない。殺す前にも、たっぷり遊んであげるわね。…くっひひゃひゃひゃひゃ…!! そこでしばらく、震えながら待ってなさいね? 南條の死体で、私がどんな風に遊ぶのかをたっぷり想像しながらッ!!」(エヴァ)
「ひ、…ひぃいいいいいぃいいいぃッ!!!」(朱志香)
朱志香は恐怖に駆られ、か細い悲鳴をあげる。……本当は、誰かに助けを求めるためにも、もっと大きな声で悲鳴をあげたかったのだ。でも、できなかった。本当の恐怖に取り付かれた時、人は喉が恐怖で詰まってしまうのだ…。今の朱志香には、自分の呼吸さえ自由に喉を通すことができなくなっていた。
「た、……助けて…、……助けて………!! ひぃいいいいぃい!!」(朱志香)
何とか逃れようと、手探りで辺りを探る。しかし、よく知るはずの部屋は、目が見えなくなっただけで、暗黒の密室も同然だ。棚か何かにぶつかってしまい、その上に積んであった菓子缶や瓶のようなものが降ってきて、彼女の頭にぶつかる。…今の彼女には、それを防ぐために頭を守ることすらおぼつかない。…視界を失うだけで、人はここまで無力なのかと痛感する。もちろん、そんなことに感心している暇はない。彼女はとにかく這い回って、その場を逃げ出そうとするのだが、よくわからないモノに次々にぶつかり、色々なモノが降ってきてはぶつかって、まるで部屋全体が生きていて、彼女を逃がすまいと意地悪をしているように感じるのだった。すると廊下の気配が足音を立てた。
 そして喋る。……恐らく、朱志香が賑やかにしているので部屋を覗き込んでいるのだろう。
「賑やかねぇ。レディなら大人しく、ベッドに座って待っていなさい。令嬢に相応しい、素敵な真っ赤な死に装束を与えてやるんだから。……あなたを見つけた人が、失神してしまいそうになるくらいのを、ね? くっふふふふふふふふふふふ!!」(エヴァ)
「ひぃ、ひぃいいぃいいいぃいいぃ!!」(朱志香)
ついさっきまで、彼女は犯人に会ったらきっと殺してやると胸に誓っていたはずだ。…しかし、今の彼女はあまりに無力。弱々しい悲鳴をあげ、床を這い回ってはベッドや机の脚に頭をぶつけることしかできない。”

これ 一見 朱志香とエヴァが会話しているように見えますよね
ところがおそらくこれ幻想修飾です
朱志香が盲目のまま1人で暴れているものに勝手にエヴァの発言を加えて
会話をしているように見せかけているのです

そして物語の中でエヴァは南條を一度殺したあと
蘇らせていたぶっていますから
結構時間はあります
(実際にはその時 絵羽は戦人を孤立させるためにダッシュしているわけですが…)

>>『最考考』は“一なる真実”を追究して書いたものですから
>>それにこういう内容を期待してもらっても困ります
>まあ、そりゃそうでしょうけど、これが自分でハードル上げた結果ですよ。
>何を持って“日本一の至リスト”とするかも人それぞれですので、
>こういうことが求められても仕方ありません。

“日本一のピアニスト”と呼ばれる人がいたとします
でも その人が何故 日本一なのか
この言葉は定義していません

日本一ピアノがうまいのかもしれませんし
日本一多くの賞を取っているのかもしれません

ある意味 詭弁ですが
僕にとって“日本一の至リスト”は
“日本一の(『うみねこ』考察をまとめている)至リスト”です

>ヱリカも“ひぐらしのなく頃に”を読んでいて、
>自分と似ている古手梨花の名前をもじって、探偵としての名前にしたと解釈してます。

つまり本名ではなくて“通称”ということですね
人格説がありならこれもありでしょうか
292: 名前: ケーナ:2013/02/09 07:29ID:e6UYYWap
10割考察”の続きです(>>246 >>261 >>267 >>276 >>285参照)
今回はEP6です

■Episode6 「Dawn of the golden witch」

>この謎の最大のポイントはヱリカの客室での見落としだ。
>EP5では死体を自ら確認せずに検視結果だけ聞いて物事を判断していたヱリカだが
>今回EP6でも同じ失敗をしている。
>ベアトとの論戦時に、バスルームからベッドルームに戻ったヱリカは、
>再び嘉音がベッドルームに隠れた可能性を考え、ベアトに青き真実で
>「嘉音はベッドルームに隠れている」と主張しベアトに
>「ベッドルームに嘉音は存在しない」と赤字で言われている。彼女はそれに納得し、
>クローゼットのみに焦点を絞るが、なぜ彼女は自分の目でベッドルームを再度確認しなかったのか。

とんでもない話ですが
このEPにおいてヱリカは探偵ではありませんから
幻想修飾に巻き込むことが出来ます
ですから“無い物を見せる”ことが出来るように
“在る物を見せない”ことも出来るはずで
紗音は普通に部屋の中にいて良いと思われます

>紗音としての服装や髪形を隠し、人格だけ嘉音として切り替わった状態で戦人と入れ替わり、
>客室内で雨ガッパを脱いだという事だ。その変装に使った雨ガッパが
>クローゼットに残ったままになってしまったのだろう。

単純に窓から出たら濡れるので
雨ガッパを着て部屋を抜け出したのだと思います

>変装によって一人の人間が紗音と嘉音を演じているという設定がそもそも通用するのか?
>なぜ誰も見破れないのか?長年右代宮家に勤めてて誤魔化せるわけがない、
>といった部分の疑問については、そもそもこのEP1~6の物語は
>98年の世界に存在しているワインボトルのノート片と八城十八による偽書であり
>文字で記された物語の設定でしかないという解釈で成立する。
>これは読み物の世界での同一人物トリックであり、現実世界ではないのだ。

これは『最考考』の“■嘉音は現実の六軒島にもいたの?……061~”
“■メッセージボトルとはどのようなもの?……091~”で説明しています

>「初めまして、こんにちは!」の部分と「探偵ッ、古戸ヱリカと申します!!」の部分だが、
>この部分を読んでいて違和感を持った人は多いのではないかと思う。
>まず、誰に対して初めましてなのか?という疑問が1つ目。
>ヱリカは殺人を犯しているのだから、探偵を名乗れないはずなのでは?という点が2つ目だ。

僕はこれEP5の冒頭まで遡っての話だと思います
293: 名前: タチバナ:2013/02/09 09:46ID:30G47lLZ
ケーナさん >>291 >>292

>篭城してからでもトイレや食事の準備など
それでもゲストハウス内にいないと、交渉できませんよね。
南條を利用してもいいですが、インゴットも見せられないようなら信憑性は低いでしょう。

>飲んでからしばらく時間が経っているはずで
>睡眠薬を飲まされていたのなら
>そもそも会話が出来ないでしょう
>(効果が出るまでどれくらい時間がかかるのか解りかねますが…)
超短時間作用型と言われる睡眠薬でも、効果が出るまでに2~4時間程度はかかるようです。

>ですから“無い物を見せる”ことが出来るように
>“在る物を見せない”ことも出来るはずで
>紗音は普通に部屋の中にいて良いと思われます
「クローゼットにいようと、ベッドルームにいようとどっちでもいい」と僕が前に言ったときに
「問題の意味さえ理解出来ていない」と言われたのですが、解答の意味さえ理解できてなかったのでしょうか。
これがその解答なら、同じことを言ってるようにしか見えません。
294: 名前: ケーナ:2013/02/10 03:50ID:05D8PbM6
タチバナさん >>239

>>篭城してからでもトイレや食事の準備など
>それでもゲストハウス内にいないと、交渉できませんよね。
>南條を利用してもいいですが、インゴットも見せられないようなら信憑性は低いでしょう。

やりようはいくらでもあると思いますよ
インゴットを見せればよいのなら
あらかじめゲストハウス内に持ち込んでおけば良いでしょうし

ただ 現実の六軒島で紗音がしようと思っていたのは
4日の親族会議の最中に乗り込んでいって全員共犯化
その後 EP3のような筋書きの狂言殺人を行う
ということだったと思います
(6人も一度に死体があるといろいろ面倒ですから)

ところが紗音が地下貴賓室で待機して
出て行くタイミングを計っていたところで
碑文の謎を解いた親族がご到着

あえなく紗音の目論見は潰えたのでしょう

>>睡眠薬を飲まされていたのなら
>>そもそも会話が出来ないでしょう
>>(効果が出るまでどれくらい時間がかかるのか解りかねますが…)
>超短時間作用型と言われる睡眠薬でも、効果が出るまでに2~4時間程度はかかるようです。

漫画とか映画の見すぎなのか
飲んでしばらくしたらコップを取り落として
「ちくしょう、薬を盛りやがったな!」という印象でしたが…

ただ 眠れない人が飲む“睡眠薬”と
相手の意識を奪うための“睡眠薬”では
また違うのではないでしょうか?
(こういうのは“睡眠薬”ではなく“昏倒薬”?)

ちなみに“フルニトラゼパム”という薬はウィキペディアによると
“経口投与時の効果発現はおよそ15~20分”とありましたし
“ハルシオン”も“空腹時15分~30分。通常時30分~1時間半で、効く”
と書いてあるサイトがありました

また ゲーム盤においては
紗音が「そう思っていたこと」が反映される可能性があります

例えば クロロホルムを染み込ませたハンカチを
相手の口や鼻に押し当てて気絶させる場面が
古いミステリーにはよく出てきますが
あれは実際には難しいそうです

しかし 紗音の知識はミステリーの受け売りですから
それがゲーム盤に適用されるなら
ゲーム盤においては“飲んだ相手をすぐに眠らせることの出来る薬”が
存在していてもおかしくありません

>>ですから“無い物を見せる”ことが出来るように
>>“在る物を見せない”ことも出来るはずで
>>紗音は普通に部屋の中にいて良いと思われます
>「クローゼットにいようと、ベッドルームにいようとどっちでもいい」と僕が前に言ったときに
>「問題の意味さえ理解出来ていない」と言われたのですが、解答の意味さえ理解できてなかったのでしょうか。
>これがその解答なら、同じことを言ってるようにしか見えません。

以前のタチバナさんの解答は以下です

>何故と言われても、問題点が一切見つかりませんけど。
>嘉音が紗音になってもいいし、ヱリカはバスルームを確認したあとベッドルームを再確認してないし。
>クローゼットにいようと、ベッドルームにいようとどっちでもいいけど、
>ミステリーらしくするためにはベッドルームの方が都合がいいですよね。

ポイントは“探偵ではないから幻想修飾に巻き込むことが出来る”
という部分ですから
この部分に触れなければ駄目だということです
295: 名前: ケーナ:2013/02/10 03:52ID:05D8PbM6
10割考察”の続きです(>>246 >>261 >>267 >>276 >>285 >>292参照)
今回はEP7です

■Episode7 「Requiem of the golden witch」

>EP7で語られた物語は実際の六軒島で起こった真相だと推測できる。

こう考えるにはいくつかおかしな部分があります
“魔女は口からどろりと血をこぼし”というほどの怪我と
“私たちは潜水艦基地の方に逃げました”という描写には
あまりに差がありすぎます

あの場面には戦人はいませんから
戦人が紗音と一緒に逃亡するのなら
かなり時間が経過しているはずです

ならばとっくに死んでいるでしょう

その他の問題については『最考考』の“■EP7のお茶会が一なる真実なの?……059”
“■戦人は本当に約束を忘れたの?……083~”
をご覧下さい

>クレルのハラワタとして唐突に挿入される3つの場面がある。
>金蔵のイタリア人からの金強奪部分、九羽鳥庵ベアトが金蔵の思いを拒否してる部分
>碑文を解いたヤスが金蔵に対面した時に自分の体の事を家具と言ってる部分、の3つだ。
>この場面背景が赤くなっているので、嘘の描写ではなく真実の描写と思われる

これは“紗音が誰にも話せず心にしまいこんでいた思い”
だと考えられます(何せ“ハラワタ”ですから)
金蔵が死んだ場面で以下の会話があります

“「何でも、お尋ね下さい。……今のあなたには、全てを知る資格がございます。」(源次)
「……今は、……何が何だかわからなくて。……何から聞けばいいかも、わかりません。……でもきっと、……たくさん聞きたいことが、これから見つかると思います。……その時、教えて下さい…。」(ヤス)”

つまり その後 紗音は源次や南條から
金蔵とビーチェのロマンスの話を聞いたのです
しかし紗音の金蔵に対する印象は最悪ですから
紗音は「そんなの嘘だ!」と思ってしまったのです

>九羽鳥庵ベアトに関してもEP3では「金蔵」と呼び捨てにしてたのに「お父様」と呼んでいる

EP3は以下のように赤字で真実が保証されている為
《赤:六軒島の中には、九羽鳥庵という隠し屋敷が実在します。 かつて実際にこの場所で、お二人(金蔵とベアト)はこのような会話をなされました。1967年の六軒島の隠し屋敷に、人間としてのベアトリーチェさまが存在した。》
もし どちらかが嘘ならばそれはこちらの方です

これも金塊強奪と同じく
金蔵と九羽鳥庵のベアトの話を聞かされた紗音が
「こんなことがあったのだろう」と推測した話なのでしょう
だからこそ「普通に考えて九羽鳥庵のベアトは金蔵のことを“お父様”と呼んでいただろう」
と事実とは違う内容になってしまったのです

>3つ目の「恋の出来ない体」に関しても、クレルの告白には無かった部分だ

紗音としてはあのような言葉を
本当は源次と南條に投げつけたかったのでしょう
しかし紗音はあのような性格ですから
とてもそんなことは出来ず
心にしまいこんでいたのです

>EP7ももちろん八城十八による偽書だ。

これに関しては『最考考』の
“■メッセージボトルとはどのようなもの?……091~”を参照してください
(前にもこれを書いた気が…)

EP7にはゲーム盤に相当する部分がありませんし
そもそもそのような偽書が存在する描写がなかったため
EP7は偽書ではないと考えられます

>「このゲームに、ハッピーエンドは与えない。」これは非常に重要で、
>世界構造をプレイヤーに分かってもらうための赤字だ。
>ゲームというのはもちろんゲーム盤の事であり
>EP8の最後の部分が黄金郷が消え去り
>縁寿の魔法によって全員生き返っているだけという部分は
>ハッピーエンドではないとも言えるだろう。

これはむしろ逆です
“このゲーム”は『うみねこ』という作品そのものを指すと考えられます
“戦人を除く親族全員が爆死している”これが確定することは
どう考えてもハッピーエンドではありません

その一方で 縁寿はEP8にあるように
親族の死を受け入れて新たな目的を持って生きることが出来
数十年後には死んだと思っていた兄
戦人と再会まで出来ました

これはある意味 ハッピーエンドです

そしてファンタジー解釈なら
(『続・最考考』の“■『うみねこ』はファンタジー?”参照)
ベアトと戦人は結ばれてハッピーエンドです

ようは受け取り方次第で
この作品はハッピーエンドにもバッドエンドにもなるのです

>つまり犯人はヤスのベアト人格、ベアトリーチェと言う事だ。

これに関しては『続・最考考』の“■紗音は使用人?”をご覧下さい

>ベアトリーチェという人物はヤスの有する1人格であり、
>ファンタジー的な存在でもない、ただの人間なのだ。

EP6の《赤:そなたを迎えても、17人だ。》の際には
“魔女人格”と説明していて
これはないのではないでしょうか?
296: 名前: ケーナ:2013/02/10 03:52ID:05D8PbM6
『続・最考考』に“■『うみねこ』の歩き方 その①「ある使用人のタイムスケジュール(EP1)」”
というものを書きました
もしかすると誰かが同じようなことをしているかもしれませんが
作品解釈によってこの内容は変わってきますので
最後まで続ければ 全く同じものにはならないと思います

それほど長くない為
こちらにも転載します

■『うみねこ』の歩き方 その①「ある使用人のタイムスケジュール(EP1)」
どうも『最考考』の内容が理解しづらいようですので、『うみねこ』と『最考考』の間を取り持つ“『うみねこ』の歩き方”というものをシリーズで書くことにしました。まず最初は“各EPにおける紗音のゲーム盤での行動”について書いてみようと思います。『うみねこ』本編において、これは幻想修飾されているため、案外きちんと理解していない人も多いのではないでしょうか? というわけで以下内容です(※“幻想修飾”とは、実際の場面が幻想によって別の場面に見せかけられていること。“幻想描写”とは、そもそも存在しない場面が幻想によって描かれていること)。

10月4日
10時30分~ 嘉音として、薔薇庭園で親族一同と遭遇
        紗音として、屋敷で大人組にお茶を給仕
        紗音として、厨房に戻る際、源次と嘉音に遭遇(幻想修飾)

12時00分~ 紗音として、ゲストハウスで子ども組と会話
        紗音として、子ども組を屋敷に案内

13時30分~ 紗音として、食堂でデザートを給仕
        紗音として、肖像画の前で子ども組と会話
        嘉音として、客間で大人組の会話を盗聴後、金蔵に報告(幻想描写)

15時00分~ 紗音として、砂浜で、子ども組と会話
        ベアトとして、薔薇庭園で真里亞に手紙を渡す

18時00分~ 嘉音として、ゲストハウスで、子ども組と会話
        嘉音として、真里亞を探しに薔薇庭園に移動
        紗音として、食堂でオードブルを給仕
        紗音として、厨房に戻る際、源次と嘉音に遭遇(幻想修飾)
        紗音として、食堂で食後のお茶を給仕
        嘉音として、金蔵の書斎で金蔵と会話(幻想描写)

22時00分~ 紗音として、子ども組とゲストハウスに移動
        紗音として、ゲストハウスの使用人室で嘉音と源次と会話(幻想修飾)
        紗音として、東屋で譲治と会話、プロポーズされ、指輪を受け取る

??????~ 紗音として、屋敷の使用人室で郷田と会話
        ベアトとして、第一の晩を決行

10月5日
06時00分~ 嘉音として、ゲストハウスで源次と会話
        嘉音として、源次と共に屋敷に移動

08時00分~ 嘉音として、薔薇庭園の倉庫へ源次たちを案内
        紗音として、秀吉に顔面が半壊した遺体を確認される(幻想修飾)

08時45分~ 嘉音として、一同と共に屋敷の客間に移動
        嘉音として、夏妃と共に屋敷の見回り

13時00分~ 嘉音として、厨房で他の使用人と会話
        嘉音として、客間に移動

19時00分~ 嘉音として、厨房で熊沢と夕食の準備(幻想描写)
        ベアトとして、第二の晩を決行(この際、客室の扉に魔法陣を描く)
        嘉音として、源次と共に客室の絵羽夫婦を訪問
        嘉音として、厨房に戻り、熊沢を伴い倉庫に移動
        嘉音として、熊沢と共に客室のドアチェーンを番線カッターで切断して室内に侵入(幻想修飾)

??????~ 嘉音として、熊沢と共にボイラー室に移動
        ベアトとして、嘉音を攻撃(幻想描写)
        嘉音として、使用人室で死亡(幻想修飾)

20時00分~ ベアトとして、第六の晩、第七の晩、第八の晩を決行

23時30分~ ベアトとして、玄関ホールで夏妃を殺害
        ベアトとして、玄関ホールで子ども組と対面

24時00分  ベアトとして、爆弾の爆発により死亡   
297: 名前: ケーナ:2013/02/11 04:33ID:acKF4Ix9
“10割考察”の続きです(>>246 >>261 >>267 >>276 >>285 >>292 >>295参照)
今回はEP8です

■Episode8 「Twilight of the golden witch」

ここまで来ると世界観解釈 物語解釈の話が
メインになってきますので
かなり認識にズレが出てきますが
これまでに説明してきていますので
新たに説明することはそれほどありません

>絵羽はEP8で語られた通り、真相を日記に書きとめており、
>右代宮蔵書の流出と共に幾子の元へ渡ったのかもしれない。

これは下記の内容をそのまま信じるべきでしょう
“右代宮蔵書の流出”は六軒島爆破事故後
一時的に困窮した絵羽が行ったものですから
時期が合いません

“「これは何…? 絵羽伯母さんの、……日記…?」(縁寿)
「ひょっとして、……こいつが噂の。」(天草)
「あんた、何か知ってるの…?!」(縁寿)
「噂程度ですがね。……絵羽会長は、秘密の日記を持っていて、それには厳重に錠前を掛けていて。……出先に行く時も必ず持って行ってた、ってぇ話は、護衛仲間から聞いたことがあります。」(天草)
「……秘密の、……日記……。それがどうしてここに……。」(縁寿)
「右代宮絵羽が息を引き取った病室にあったものです。」(幾子)
その日記は、ベッドの裏側に隠されていた。その為、絵羽の死後も長く発見されずに、病室内に留まった。それを偶然、病院の関係者か、もしくはその病室にかかわった患者か家族が発見したのだろう。……当然、その頃には六軒島ミステリーは、大きなムーブメントになっていた。その右代宮絵羽が過ごした最後の病室に隠されていた、錠前付きの日記ともなれば、……その価値は計り知れない。発見者は恐らく、その価値を正当に評価できる“ウィッチハンター”たちに、それを秘密裏に譲り渡したのだろう。幸運だったのは、この日記を手にしたウィッチハンターたちが、高尚な人間たちばかりだった点に違いない。彼らは、錠前を破壊して真実を暴くという無粋を嫌い、……このミステリアスな錠前の向こうに、あの日の真実が眠っているという事実だけに、純粋に酔いしれた。そのお陰でこうして、……絵羽の日記は、傷一つ付けられることなく現存しているのである…。”

>本来うみねこの中の現実世界の人々へ向けられた物語を、
>私達プレイヤーが一階層飛び越えて直接読んでしまっているため、
>作中のメッセージ性を「私達プレイヤーに向けられたメッセージ」と
>勘違いする例が顕著に出てしまった。それがEP8発売後に
>「自分が批判された」と誤解してしまったユーザーによる作品批判へと
>繋がってしまったのだ。それは誤解なのだという事をここで再度言っておきたい。

ごく単純にあれは
竜騎士07さんからの
自分の作品を理解出来ない者たちへの皮肉だと思います
もちろん言い訳としては上記でしょうが…

以上で“10割考察”は終了ですが
僕が書いた内容はほとんどが『最考考』に書いてあることです
そして たけぽんさんの考察とそれを補完する“10割考察”によって
この作品の全てが説明されたかというと
それはとんでもない話で

僕にとってこれは考察の次のステップの前に踏まえておく
ベースでしかありません

そして『最考考』とは
このベースを理解している人のための
さらに上を目指すためのベースなのです

矢印で示すと以下のようになります

次のステップの考察

『最考考』

たけぽんさんの考察+“10割考察”
※(=KEIYAさんの考察+『最考考』)

ただ『最考考』の上にある考察は
もはや“考察”ではなく“創作”の領域に踏み込んでいます
(『最考考』も多少は“創作”の部分がありますが…)
そのため“読解による考察”を標榜する僕としては
その領域に足を踏み入れるつもりはありません

しかし“創作”によって
さらに『うみねこ』の世界を広げたい人は
『最考考』を読んで
そのためのベースを固めておいて欲しいと思います

ちなみに『最考考』は
KEIYAさんの『最終考察』をベースとして書いたものですから
たけぽんさんの考察を
KEIYAさんの『最終考察』と差し替えてもらってもOKです

ただし その場合は+されるのは“10割考察”ではなく
『最考考』になります
298: 名前: ケーナ:2013/02/11 04:39ID:acKF4Ix9
『続・最考考』の
“■『うみねこ』の歩き方 その①「ある使用人のタイムスケジュール」”
にEP2を追加しました
これも転載します

Episode2 「Turn of the golden witch」
10月4日
10時45分~ 嘉音として、薔薇庭園で真里亞からマシュマロ菓子を貰う
        紗音として、客間で大人組にお茶を給仕
        ベアトとして、薔薇庭園で楼座親子にマシュマロ菓子を元に戻す魔法を披露(幻想修飾)
        ベアトとして、楼座と真里亞にそれぞれ手紙を渡す
        ベアトとして、玄関ホールで霧江と会話

13時00分~ 嘉音として、貴賓室でベアトに昼食を給仕(幻想修飾)

18時00分~ 紗音として、ゲストハウスで子ども組と会話
        紗音として、厨房で他の使用人と会話
        嘉音として、廊下から厨房の紗音と会話(幻想描写)
        紗音として、貴賓室でベアトに夕食を給仕(幻想修飾)

22時00分~ 紗音として、東屋で譲治からプロポーズされ、指輪を受け取る
        紗音として、嘉音と会話(幻想描写)
        ベアトとして、第一の晩を決行

10月5日
06時00分~ 紗音として、食堂で手紙を発見
        紗音として、嘉音、郷田と共に礼拝堂で楼座を迎える(幻想修飾)
        嘉音として、屋敷で子ども組に遭遇
        嘉音として、南條を伴い礼拝堂へ移動
        嘉音として、朱志香、郷田と共に屋敷へ移動

06時43分~ 嘉音として、朱志香にマスターキーを渡し、朱志香、郷田と共に貴賓室に入室
        嘉音として、朱志香と共に朱志香の部屋に入室
        ベアトとして、朱志香の部屋で朱志香と嘉音を殺害(幻想修飾)

06時50分~ 紗音として、金蔵の書斎で金蔵と会話(幻想描写)

07時30分~ 紗音として、楼座、源次と共に屋敷の客間で一同と合流
        紗音として、一同と共に朱志香の部屋へ入室

13時00分~ 紗音として、南條と他の使用人と共に厨房へ移動
        紗音として、使用人室で南條と熊沢を殺害した嘉音の偽者を撃退(幻想修飾)

13時17分~ 紗音として、屋敷の客間で一同と会話
        紗音として、一同と共に使用人室に移動
        紗音として、譲治、源次、郷田と共に厨房へ移動
        
18時00分~ 紗音として、譲治、郷田と共に礼拝堂へ移動
        紗音として、譲治、郷田と共に夏妃の部屋へ入室
        ベアトとして、夏妃の部屋で譲治と紗音と郷田を殺害(幻想修飾)
        ベアトとして、第七の晩、第八の晩を決行
        ベアトとして、夏妃の部屋で自らの額を拳銃で打ち抜いて死亡

※EP2においてはこの後、23時30分以降に金蔵の書斎で戦人と面会しますが、この場面は幻想描写です。この時の戦人はプレイヤーが駒から離れているため、探偵ではありません。そのため、幻想描写を見せることが出来ます。ちなみに夏妃の部屋で譲治と郷田を殺害後、屋敷のどこかに隠れていた南條と熊沢を中庭で殺害、その後、夏妃の部屋に戻り、化粧台の前で自殺しました。TIPSにおいて紗音は“第四の晩に、死亡”となっていますが、これは人格死です。 
299: 名前: 名無しさん:2013/02/11 19:24ID:ebt7tsEu
>>254 (231,233-235)
232(241)だが、煽り気味な口調の相手に対して真摯な回答ありがとう。
少し思うところがあったので、青空文庫の「土佐日記」をざっと読んでみた。
古写本の土左日記のほうまで辿って読むことはしていないのだが、WikiPediaを見る限りでは、内容に大差はないだろう。
雑な検討で非常に申し訳ないが、土左日記をみればおかしなことじゃないという指摘はやはり違うと思う。


最初に書き込んだ時のロジックはこんな感じだ。

土左日記は「紀貫之」→【ヤス】が「女文字で日記を書いてみたとある女官」→【真里亞】に仮託して書いた作品だ。
だから、真里亞主観でかかれているのであれば作品として文句はないが、土左日記自体には戦人主観を割り当てる余地はない。

では、ノックス第8条に沿って、本文も戦人主観を割り当てるための「手掛かり」があるかを考える。
うみねこ本文では、真里亞の名前を使わないとダメな理由と戦人が主観になっていないとダメな理由は語られていない。
ほかの人間も説明していることはあったが、それは類推でしかないから、ノックス第8条で切り捨てることが可能。

以上、論証終わり。

それとは別に、真里亞の署名で戦人主観にしたと仮定して、ヤスのミステリ書きとしての自己満足こそ感じられこそすれ、それが戦人に伝わるとは到底思えないという話があった。

ただ、これは少し考え直すことがあって、我らの告白のドラノールとベアトの会話の通り、
作者が「読者千人のうち一人しか理解できない」と嘆く物語という前提で考えれば、
読者と作者の考えがすれ違っていることこそが構造として正しいのかもしれない。
300: 名前: タチバナ:2013/02/11 19:58ID:1dvm70B0
そもそも何を悩んでるのか分からんから、頓珍漢なこと言ってると思うけど、
単純に「真里亞の名を騙る謎の人物がいる」ということさえ導ければいいだけの話。

その人物のことをどういう名称で呼ぶのかは展開編以降の情報で考えればいいし、
真里亞の名前を使わないとダメな理由と戦人が主観になっていないとダメな理由は
解くべき謎ではないので、ただの類推で構わない。別に難しい話は何もない。
301: 名前: 名無しさん:2013/02/12 02:13ID:cfSDC1OJ
>>300タチバナさん。
私は悩んでいません。
私の中では「だから間違いだ」という結論で落ち着いていますが、
正しいと看做す人相手には充分な根拠とも思わなので断言していないだけです。

私の論点は、「ヤス ≠ 出題ベアト」説が(他の説と並立できる程度には)妥当であるか、
その根拠に「EP1メッセージボトルの一人称と署名が一緒でない」ことを用いるのは妥当であるか、です。
私はケーナさんとは全く別?(※)のうみねこ観ですが、EP6~7の頃に上記の推論をしていました。

※:ケーナさんは未知のパラダイムで書かれたことは「読解力があれば間違いだとわかる」と断言する一方で、パラダイムを理解できた瞬間にその推理へ追いつく神速のスピードがある日本一の至リストなので全く別だとは断言できません。

この一点に関してだけ、特記しておきます。
> 解くべき謎ではないので、ただの類推で構わない。
まず、解くべき謎以前の問題として、「フィクションなんだから何でもあり」という理屈が通じないように、作中作も何でもありではいけない。
(第4の壁を超えるケースで何でもアリになっている印象はあるものの、これは例外的なことです。 そうでないとすれば、ワトソン博士の手記をはじめとする大半の古典ミステリが何でもあり=推理不可能ということになる)

また、「解くべき謎ではない」という話であれば、うみねこにおいて「私たちが解かねばならない謎」なんてないはずです。
おそらく、戦人と縁寿には解くべき謎があったとおもわれますが、彼らは、私たちの知らないところで解答を出してしまっています。
302: 名前: ケーナ:2013/02/12 04:39ID:22fjuE3O
『続・最考考』の
“■『うみねこ』の歩き方 その①「ある使用人のタイムスケジュール」”
にEP3を追加しました
これも転載します

Episode3 「Banquet of the golden witch」

10月4日
14時00分~ 紗音として、浜辺で子ども組と会話
        ベアトとして、薔薇庭園で真里亞に手紙を渡す

10月5日
00時00分~ 紗音として、源次、嘉音と共に金蔵の書斎に入室(幻想描写)
        ベアトとして、第一の晩を決行

06時00分~ ベアトとして、紗音の格好で屋敷の客間で死んだフリ
        ベアトとして、屋敷の客間から礼拝堂へ移動
        ベアトとして、嘉音の格好で礼拝堂で死んだフリ

17時44分~ ベアトとして、屋敷の客間で譲治を殺害後、扉に数字を書く
        ベアトとして、屋敷の客間で紗音の格好で死んだフリ

18時03分~ ベアトとして、屋敷の使用人室の前で南條を殺害
        ベアトとして、嘉音のフリをして、朱志香を客間まで誘導

24時00分  ベアトとして、爆弾の爆発により死亡

※EP3はあまり活動していません。これは第一の晩で紗音も嘉音も死亡させてしまったためと、絵羽と楼座が碑文の謎を解いてしまったことにより、儀式を止めてしまったためです。タイムスケジュールには記載していませんが、碑文を解いた絵羽と正体がバレない形で接触し(書き置き等)、爆弾のことを伝えています。

303: 名前: タチバナ:2013/02/12 08:30ID:0c6Ot4qf
>>301

>私の論点は、「ヤス ≠ 出題ベアト」説が
>(他の説と並立できる程度には)妥当であるか、
>その根拠に「EP1メッセージボトルの一人称と署名が
>一緒でない」ことを用いるのは妥当であるか、です。
作内現実世界とゲームプレイヤー世界とで、
住んでる世界が違うのだから=で結ぶなんて考えるまでもなく違うし、
論点と根拠が全く繋がってないようにしか見えないが……。

>まず、解くべき謎以前の問題として、
>「フィクションなんだから何でもあり」 という理屈が通じないように、
>作中作も何でもありではいけない。
そりゃ当たり前の話。作中作だとしても、ちゃんとルールはある。

>また、「解くべき謎ではない」という話であれば、
>うみねこにおいて「私たち が解かねばならない謎」なんてないはずです。
ないでしょ? ないけど、勝手に解こうとしてるのが我々。
しかし、作中で問われた謎と、そうでないものの区別はできる。
そうでないものには、解ける保障などないし、解く必要もないが、
それでも考えてみようとしている。

口出さない方が良かったかな。何が問題なのか分かんないや。
304: 名前: 名無しさん:2013/02/12 23:03ID:b17b2gA7
301です。
>>303

失礼。発言をたどればわかると思いますが、
メッセージボトルの作者(=ヤス)≠ゲーム盤のGM(GMベアト)説にケーナさんが
「戦人の主観なのはおかしいから別人です」と言って、それに対する反論から話題が始まっているなのですから、
論ずるまでもなくその話題なのは理解いただけていると思っていましたが、説明不足でした。

それとも、
> 作内現実世界とゲームプレイヤー世界とで、
> 住んでる世界が違うのだから=で結ぶなんて考えるまでもなく違うし、

というのは、フェザリーヌと八城幾子or十八も
> 住んでる世界が違うのだから=で結ぶなんて考えるまでもなく違う
という理解であるという主張でよいのでしょうか???

305: 名前: タチバナ:2013/02/12 23:34ID:acurG2on
>>304

>メッセージボトルの作者(=ヤス)≠ゲーム盤のGM(GMベアト)説
説にすらなってないよなあ、それ。
なんらかの説明が必要な時点で、=ではないだろ。

>>というのは、フェザリーヌと八城幾子or十八も
> 住んでる世界が違うのだから=で結ぶなんて考えるまでもなく違う
>>という理解であるという主張でよいのでしょうか???
下位世界にいるときは幾子で、上位世界にいるときはフェザリーヌなだけじゃん?
まずどういう意味で、=って言ってるのかですれ違ってると思うけど、自分は=じゃないと思うぞ。
306: 名前: ケーナ:2013/02/13 07:54ID:97.CFnAU
『続・最考考』の
“■『うみねこ』の歩き方 その①「ある使用人のタイムスケジュール」”
にEP4を追加しました
これも転載します

Episode4 「Alliance of the golden witch」

10月4日
14時51分~ ベアトとして、薔薇庭園で真里亞に傘を渡す
        嘉音として、客間で真里亞にタオルを持ってくる

21時48分~ 紗音として、子ども組をゲストハウスに案内
        紗音として、食堂に入室
        嘉音として、金蔵、源次と共に食堂に入室(幻想修飾)
        ベアトとして、第一の晩を決行

22時32分~ 紗音、嘉音として、地下牢からゲストハウスの子ども組と電話で会話(幻想修飾)
        ベアトとして、第二の晩~第九の晩を決行

23時47分~ ベアトとして、真里亞と電話で会話      
        ベアトとして、戦人と電話で会話
        ベアトとして、真里亞に毒薬を渡し、飲むように指示してから屋敷を施錠

24時00分~ ベアトとして、屋敷のバルコニーから戦人と会話
        ベアトとして、古井戸の前で紗音の格好をして、自分の顔を銃で撃って死亡

※EP4は10月4日の24時00分の時点で戦人とベアト以外の全員が死亡しています。22時32分の時点で、第一の晩の被害者6人を除く全員が生きていますので、それから1時間程度の時間に、残りの被害者を狂言と思わせながら殺害していきました。ちなみに真里亞は傘を金蔵本人から貰ったと言っていましたので、そう言うように指示されたと考えられます。
307: 名前: 名無しさん:2013/02/13 21:47ID:65QmFdqm
>>299
231および233-235だ。

>最初に書き込んだ時のロジックはこんな感じだ。
>土左日記は「紀貫之」→【ヤス】が「女文字で日記を書いてみたとある女官」→【真里亞】に仮託して書いた作品だ。
>だから、真里亞主観でかかれているのであれば作品として文句はないが、土左日記自体には戦人主観を割り当てる余地はない。

確かに、執筆者が自身の視点で書くべきところを真里亞に仮託しているというタイプの構造を、土佐日記に例えていた。
が、>>231はおざなりに書いたやつだ。間がかなりすっ飛んでいる。

メッセージボトル自体がそのタイプのメタ構造。、
そして、メタ構造は時に何層もあったりする。
つまり、これはメタだ。ならさらに層があっても良いだろう、
という感じで話をもっていくつもりなのを、端折ってしまった。

なので「土佐日記」は、これはメタ構造だと指摘することに用いたに過ぎない。
混乱させてもうしわけない。


>では、ノックス第8条に沿って、本文も戦人主観を割り当てるための「手掛かり」があるかを考える。
>うみねこ本文では、真里亞の名前を使わないとダメな理由と戦人が主観になっていないとダメな理由は語られていない。
>ほかの人間も説明していることはあったが、それは類推でしかないから、ノックス第8条で切り捨てることが可能。
>以上、論証終わり。

ふむ、確かに明確な根拠などないな。
こういう根拠からこうである、という風にはいかないだろう。
それはわかっているので、執筆者の意図の話をしてみたんだ。
というわけで、繰り返しになってしまうが、もう少し詳しく書いてみる。

こちらはノックス第9条を使う。
観測者が主張するということは、逆を言えば、主張するだけの意図があるということになる。
ここでは執筆者だな。
ならその意図を汲み取れば良い。ホワイダニット。なぜそうしたのか。

根拠を元に犯人と犯行内容を考え、最終的に動機はこうだろう推理できる。
なら逆に、動機あるいは目的から考え、このような犯行を行うだろうという推測も可能だろう。

我らの告白では「読者千人」とあるように、解いて欲しい相手は戦人一人だけではない。
その千人に読んでもらうためのメッセージボトルではないかと思う。
ゲームを作ったのがベアト=真犯人で、メッセージボトルを執筆したものそうであるなら、
メッセージボトルは、ベアトのゲームに準拠している可能性は高いと思う。

そして取りあえず、紗音嘉音同一トリックを使いたいなら、戦人視点にするだろうと推測したに過ぎん。
逆を言えば、執筆者の意図が異なっていれば、戦人視点などどうでも良いと考えている。
あるいは、意図を達成することができれば、戦人視点でなくても良い。
さもなくば、意図を間違って読んでいたかになるな。

出題者の意図関連はEP8のモンティホール問題であったな。
事後確率が変動するのは、出題者の意図が挟まるからだ。
出題者はどの箱に入っているのか知っており、
必ず選ばなかった残りの箱の内入っていない方を開けてみせ、
箱を選び直しても良いと言う。
その意図を信じれば、変更した方が高いという答えに辿り着ける。
だが、回答者がその意図を信じなければ、
あるいは出題者にそんな意図がなかったら、その答えは不正解となる。
(ちなみに中身を左右されるなは、どの箱に入っているか知らない者の言についてだな)


>ただ、これは少し考え直すことがあって、我らの告白のドラノールとベアトの会話の通り、
>作者が「読者千人のうち一人しか理解できない」と嘆く物語という前提で考えれば、
>読者と作者の考えがすれ違っていることこそが構造として正しいのかもしれない。
同意だ。
「千人に一人、理解して欲しい」ということは、逆を言えば、
「それ以外には理解して欲しくない」ということになるからな。

個人的には、相反するその2つの願いを同時に叶えようとしているのではないかと考えている。
具体的には、
辿り着いて欲しい真の物語とは別に、真犯人は犯人役をヤスに仮託した物語を作り、異なる過程を修飾したという感じだ。

つまり、真相とは異なる答えに辿り着かせたいという意図だな。
ついでに言うと、「魔法=人間には不可能」は答えに辿り着かせまいとする意図。


長々と書いたが、ありたいていに言えば、
私は、ベアトが2つの真実を並び立たせている、という立場をとっている。
なので、答えをひとつになるまで切り捨てることはしない。(選び取ることはするが)
逆に、答えはひとつというのに対し、他にもうひとつあるのでは? と取りあえず言ってみる側だな。
まぁ、他の選択肢を追加してみて、選択問題にしてみるって感じか。
面の推理ってやつだ。

これが最初に書いた>>231の部分だな。
真里亞視点を否定し、戦人視点が正しいと言っているわけではない。
真里亞視点以外を切り捨てずに、他の可能性も並列してみるべきだろうと感じだ。

そして、最終的に並び立っているものの内のどれを選び取るのかは、執筆者の意図を重視。
つまり、執筆者をどう信じるのか。
これが>> 233-235の部分だ。
私が戦人視点を選び取る理由を書いた。

が、何を選び取るのかは人それぞれ。
両方を合わせれば、
取りあえず選び取るためにも、まずは選択肢を用意しとくのも良いのではと、まあそんな感じになるな。
308: 名前: ケーナ:2013/02/14 04:36ID:32hqmjse
『続・最考考』の
“■『うみねこ』の歩き方 その①「ある使用人のタイムスケジュール」”
にEP5を追加しました
これも転載します

Episode5 「End of the golden witch」

10月4日
11時00分~ 嘉音として、客間でお茶を給仕(幻想描写)
        紗音として、ヱリカと共に客間に入室

23時49分~ 紗音、嘉音として、食堂でお茶を給仕(幻想修飾)
        
10月5日
07時00分~ 紗音として、厨房で郷田と共に朝食の準備(幻想修飾)
        嘉音として、厨房に入室
        嘉音として、熊沢と共に使用人控え室に入室、源次の遺体を発見(幻想修飾)
        紗音として、郷田と共に使用人控え室に入室、源次の遺体を目撃(幻想修飾)
        嘉音として、源次と共に夏妃の部屋へ夏妃を訪問
        19年前の男として、第一の晩を決行
        紗音、嘉音として、客間で一同と会話(幻想修飾)
        紗音、嘉音として、一同と共に蔵臼の寝室へ移動(幻想修飾)
        紗音、嘉音として、一同と共にゲストハウスのいとこ部屋へ移動(幻想修飾)
        紗音、嘉音として、一同と共に使用人控え室へ移動(幻想修飾)

08時04分~ 紗音、嘉音として、一同と共に金蔵の書斎前で会話(幻想修飾)
        紗音、嘉音として、一同と共に金蔵の書斎前で会話(幻想修飾)
        紗音、嘉音として、金蔵の書斎で一同と合流(幻想修飾)

12時33分~ 紗音、嘉音として、客間で一同と会話(幻想修飾)
        紗音、嘉音として、一同と共に客室に入室(幻想修飾)
        紗音、嘉音として、一同と共に客間に移動(幻想修飾)

※EP5は探偵であるヱリカの前に紗音と嘉音が同時に現れていますが、会話の内容から嘉音はヱリカに認識されていないものと思われます。ちなみに“19年前の男”は電話のタイミングから、電話に関しては戦人か譲治が演じているものと思われます。あるいは探偵ではない夏妃が幻想描写を見せられているのかもしれません(この場合は幻聴)
309: 名前: ケーナ:2013/02/15 10:11ID:58a/vuMm
『続・最考考』の
“■『うみねこ』の歩き方 その①「ある使用人のタイムスケジュール」”
にEP6を追加しました
これも転載します

Episode6 「Dawn of the golden witch」

10月4日
??????~ 紗音、嘉音として、ゲストハウスの準備(幻想修飾)
        嘉音として、船着場で一同を出迎え
        嘉音として、薔薇庭園で朱志香に告白
        紗音として、ヱリカと子ども組と屋敷で会話
        紗音として、ヱリカと子ども組とゲストハウスで会話

22時03分~ 紗音として、東屋で譲治と会話、プロポーズされ、指輪を受け取る
        紗音として、使用人室で源次と嘉音と会話(幻想修飾)

22時59分~ 嘉音として、いとこ部屋で子ども組とトランプ勝負
        紗音、嘉音、ベアトとして、魔女の喫茶室で“恋の試練”に挑む(幻想描写)

10月5日
00時12分~ 紗音、嘉音として、客間で楼座と真里亞を殺害(幻想描写)
        ベアトとして、夏妃の部屋で夏妃を殺害(幻想描写)

02時22分~ 嘉音として、ゲストハウスのいとこ部屋に封印(幻想修飾)
        紗音として、ゲストハウスの隣部屋に封印

??????~ 紗音と、嘉音として、決闘。紗音が勝利し、嘉音は死亡(幻想描写)
        嘉音として、いとこ部屋で死亡、遺体は消滅(幻想修飾)
        嘉音と、ベアトとして会話後、嘉音は戦人をロジックエラーから救出し、消滅(幻想修飾)
        
02時34分~ 紗音として、ゲストハウスの隣部屋の窓から脱出
        嘉音として、戦人と入れ替わりで客室に入室後、ドアチェーンを施錠
        紗音として、客室に滞在

※EP6は誰も殺していません。これにはゲームマスターである戦人の意向が反映されています。

以上で
“■『うみねこ』の歩き方 その①「ある使用人のタイムスケジュール」”は終了です
次は“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”
というものをチョコチョコ書いていこうと思います
310: 名前: ケーナ:2013/02/16 04:30ID:42JeXsRT
今回からしばらく
“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”
というものを連載形式で書こうと思います

これは作品中の描写とインタビュー及び対談の内容を根拠に
僕の解釈でそれぞれの人物について語るものです
あくまで解釈ですので「あれ?」と思われる内容になるかもしれませんが
少なくとも作品中の描写とインタビュー及び対談の内容から
否定出来る内容にはなりませんし
また それらから外れた内容にもなりません
ただし矛盾する内容がある場合は
そのどちらかを選択している場合があります

■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)

右代宮金蔵

 1923年の関東大震災によって、甚大な被害を被った名門“右代宮家”。小田原の屋敷は本家の一族と共にペッタンコ。東京下町に持っていた紡績工場は大火事で全焼。一瞬で主だった親族と財産を丸ごと失った後、その新当主に抜擢されたのは分家筋の若者、右代宮金蔵でした。これは生き残った長老たちの派閥争いの結果によるものです。長老たちの誰の息もかからない、無知な操り人形が求められたのです。金蔵の操り人形としての日々は20年にも及びました。その間に政略結婚により、妻を得、子も儲けましたが、金蔵は彼女たちを愛しも厭いもしませんでした。空虚な日々の積み重ねが、金蔵の心を少しずつ、少しずつ、磨耗させており、何もかもがどうでも良くなっていたのです。ある日、金蔵がふと気が付くと、金蔵は操り人形ではなくなっていました。これまで金蔵を操ってきた長老たちは、自分たちの寿命分程度には財産を得、金蔵を操る必要がなくなったのです。金蔵は自らが役割を終えたことを悟ります。役割を失った人形はうち棄てられ、朽ちゆくのみです。しかし、金蔵には自ら命を絶つ気力さえ残されていませんでした。そこで金蔵は、太平洋戦争に自らの死に場所を求めることにしました。金蔵には、土木・建築の知識がありましたので、兵隊としての金蔵は海軍設営隊で、施設造成の任にあたることになります。死に場所を求めて戦争に参加したはずが、ここでも運命は金蔵を思い通りにはさせてくれなかったのです。しかし1944年、六軒島において金蔵の運命は大きな転換点を迎えます。ある1つの出会いが、20年もの歳月によって、磨り減り、錆付いた金蔵の心を再び動かすのです。
311: 名前: ケーナ:2013/02/16 04:32ID:42JeXsRT
最近 対話する人がいなくなってしまったので
僕のスタンスを明らかにしておこうと思います

まず “別館”に関わるつもりはありません
僕のアンチによるアンチのためのスレッドなので

興味のある考察者が出てきたら
引き抜きの為に書き込むことはあるかもしれませんが
その他の考察者の書き込みに対する発言はしません

取りあえず 現状ではこちらのスレッドで“『うみねこ』の歩き方”を
書いていこうと思いますが
「これは他者に関わらない」という意思表示ではありません

稼動しているスレッドが2つある以上
埋もれてしまっては困るためです

基本的に僕を指名して発言していただいたら
よっぽど意味のないアンチな発言でない限り
スルーはしません

『うみねこ』のこの部分が理解出来ない
『最考考』及び『続・最考考』のこの部分が理解出来ない
『最考考』及び『続・最考考』のこの部分はおかしいのではないか?
過去ログのこの部分が理解出来ない
過去ログのこの部分はおかしいのではないか?

自分の考察や創作は
本文とインタビュー及び対談の内容と照らし合わせても
きちんと成立するか?

などなど“日本一の至リスト”に
聞いてみたいことがあれば
遠慮なく割り込んでもらって結構です

僕以上に答えられる人間は
おそらく竜騎士07さん以外にはいないでしょう

ちなみに僕が本当に“日本一の至リスト”なのか
試してみたい人も歓迎します

以上が僕のスタンスですが
これは逆に言えば
不特定多数を対象とした書き込みは
興味を持たない限りスルーするということです

また “名無し”も基本的にはスルーします

ちびゆかさんと僕のマンツーマンで
たまに別の考察者が書き込む
という状況の時は

その場に書き込むということは
僕とちびゆかさんに対しての発言でしたから
そうそうスルーするわけにはいかなかったのですが
現状ではそちらのほうが良いと思います
312: 名前: ケーナ:2013/02/17 04:57ID:eeb9NOkE
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)
の続きです

 1944年、海軍は本土防衛のため、八丈島と横須賀を結ぶ線上に“日本海軍の最後の切り札”と呼ばれた“人間魚雷”回天を搭載する潜水艦の秘密基地建造を計画します。金蔵はその工事の為、六軒島に派遣されました。しかし、六軒島の基地は未完成のまま放置されました。何故なら、当時の日本には回天を積めるほどの大型潜水艦は、もう残っていなかったのです。そのため、工事は中断され、六軒島には最低限の人員が配備されたまま、上層部から忘れ去られた存在となってしまいました。上空を横断する米軍の編隊を眺めながら、毎日、畑作と釣り、土いじりで過ごす日々。それが終わりを告げたのは突然でした。ある日、同盟国であるイタリア海軍の潜水艦が1隻、入港してきたのです。日本軍側で唯一英語が話せる金蔵は、同じくイタリア人側で唯一英語を話せる、ベアトリーチェ・カスティリオーニ(ビーチェ)と共に、日本軍とイタリア軍の橋渡しを務めることになりました。金蔵はビーチェに“金蔵”と呼ばれることで、自分を操り人形として縛りつけてきた“右代宮家”から自由になれた気がしました。一方でビーチェも“カスティリオーニのご令嬢”ではなく、ただの“ベアトリーチェ”として自分に接する金蔵に、親しみを覚えます。いつしか2人は、単なる共感を超えた想いを互いに寄せ合うようになりますが、ある日、問題が持ち上がります。イタリア人が潜水艦に10tもの黄金を積んでいることが明らかになるのです。潜水艦は修理不能で、浸水が進み、隠し切れないと判断したイタリア人側は日本人側に協力を求めますが、日本人側は膨大な分け前を要求し、両者の間で緊張が高まります。
313: 名前: ケーナ:2013/02/18 06:36ID:5ciYciA6
 殺戮劇の幕開けは日本人側の襲撃から始まりました。日本人側の要求を呑むべきか、イタリア人たちが相談している室内に突如、手榴弾が投げ込まれたのです。しかし、手榴弾は不発であったため、反撃に転じたイタリア人と迎撃する日本人の間で殺し合いが始まりました。その最中、眼前に突きつけられた死によって金蔵は気がつきます。死に場所を求めていたはずの自分が、ビーチェとの出会いによって、いつしか生きることの素晴らしさを知り、もっと生きたいと考えていることに。金蔵はビーチェの姿を求めて基地内を駆け回り、ビーチェを人質に抱え、唯一生き残った上官、山下中尉と遭遇します。山下は黄金を独占するために、金蔵を撃とうとしますが、その銃弾は金蔵の右耳をわずかにかすめただけでした。その隙にビーチェが山下の拘束から逃れようと暴れ、ビーチェを撃とうとした山下を止めるため、金蔵は山下を射殺します。両陣営でたった2人、生き残った金蔵とビーチェでしたが、ビーチェは山下によって重傷を負わされていました。ビーチェを病院に連れて行こうとする金蔵でしたが、ビーチェはそれを拒みました。両親を失い、祖国を失い、自分には帰る場所がないというのです。それならば少しでも長く金蔵と共にいたいと。その言葉を聞いて金蔵は決心します。黄金を使い、ビーチェをかくまうことを。
314: 名前: ケーナ:2013/02/19 04:05ID:85QvdMWm
 金蔵はビーチェを舟で新島に連れてゆき、1人の医者に黄金のインゴッドを差し出して秘密裏に治療を依頼しました。その医者こそ、その後、数十年に亘って金蔵の友となる南條でした。その後、ビーチェは金蔵の指示で小田原にある右代宮家の別荘にかくまわれ、女児を出産します。しかし、その子どもは金蔵とは血の繋がりのない子どもでした。ビーチェは祖国において家の事情による望まない結婚をし、本人の自覚なく妊娠したまま潜水艦に乗り込んでいたのです。その後、ビーチェは病で亡くなり、ビーチェの子どもは忘れ形見として金蔵に託されました。金蔵は10tの黄金を担保にして巧みに立ち回り、たちまちのうちに財産を築き上げていきました。また、持ち前の英語力を生かし、GHQに強いコネクションを作って、見る見るうちに大富豪となりました。その強引かつ、ギャンブル的な手腕は、敵対者に恐れられましたが、金蔵は愛するビーチェの死を受け止め切れず、やり場のない感情をビジネスにぶつけていただけなのでした。そして、金蔵は黄金の隠された六軒島を手に入れる為、GHQを通じて、水産資源基地を建設したいと申請します。そして六軒島を事業地として取得し、その後、申請を反故にして自分の土地にしてしまいました。金蔵は六軒島を入手して間もない1952年、島に2つの屋敷を建てました。1つは妻と子ども達のための屋敷、もう1つはビーチェの忘れ形見である子どものための隠れ屋敷。操り人形ではなくなった金蔵にとって、政略結婚によって得ることになった妻や子は、本来ならば用済みの存在です。しかし、ビーチェとの出会いによって愛を知った金蔵は、自分に向けられる愛情にも気が付きました。そのため、金蔵にとって妻と子どもはもう、どうでも良い存在ではなくなっていたのです。
315: 名前: ケーナ:2013/02/20 04:25ID:3bXQbdo6
 それから十数年後、金蔵の他には源次や熊沢など、一部の使用人しかその存在を知らない隠れ屋敷(九羽鳥庵)で、秘密裏に育てられたビーチェの娘(ベアトリーチェ)は、母親と同じ名前と、母親にあまりに良く似た容姿を受け継いでいました。育つほどにビーチェに似てゆくベアトリーチェ。折に触れて彼女にビーチェの面影を重ねてしまう金蔵は、苦悩のあまり悪魔的発想によって自らを正当化します。自分はビーチェの死後、ビーチェを蘇らせる為に黒魔術の研究を続けてきた。その成果がこの娘に現れたのだ、と。そうでなければ何故、この娘はこれほどビーチェに良く似ているのか。あとは記憶が蘇れば、自分の愛したビーチェは復活するのだ、この娘はビーチェ復活の為の依り代なのだ、と。もちろん、金蔵はそんなことはありえないことだと理解はしていました。しかし、金蔵のビーチェへの恋慕はあまりに深く、長い歳月は、もはや自らの嘘で自らを騙さざるを得ないほど、金蔵を追い詰め、捻じ曲げていたのです。
 一方でベアトリーチェはそんな金蔵に戸惑いを覚えます。世間と隔離されて育った為、一般的な知識は持っていませんでしたが、それでも、金蔵が自分に寄せる想いと、父親が自分の娘に向ける想いのギャップに違和感を持ったのです。そして、金蔵は自分を通して自分以外の何者かを見ていることにも気が付いていました。しかし、その疑問を金蔵本人に問うても、身の回りの世話をしてくれる熊沢などの使用人に問うても、彼女が満足出来る返答は帰ってきませんでした。
316: 名前: ケーナ:2013/02/21 04:56ID:9dc1e5Nr
 そんなある日、九羽鳥庵に1人の少女が迷い込みます。少女の名は右代宮楼座、金蔵の末娘です。当時中学生であった楼座は、信頼していた家庭教師の告げ口によって母親に叱責されたことに傷付き、家出のつもりで森に入り、偶然、九羽鳥庵に辿りついたのです。ベアトリーチェは楼座と会話をすることによって、自分が如何に無知であったのか思い知ります。何せ、父と慕っていた金蔵に、自分の他に家族があることさえ知らなかったのです。九羽鳥庵の外の世界を知り、これまで知らなかった様々なことを知ることにより、何者でもない自分と決別し、いずれ金蔵の想いも理解出来るかもしれない。そのように考えた彼女は楼座に頼みます。自分をここから連れ出して欲しい、と。楼座は自分よりも年上なのに、ずっと屋敷に軟禁され、あまりに知識や経験に乏しいベアトリーチェを気の毒に思いましたので、ベアトリーチェの願いを叶えることにします。
317: 名前: ケーナ:2013/02/22 08:19ID:1b9ibb6J
 物心付いてから、九羽鳥庵を一度も出たことのなかったベアトリーチェにとって、外の世界は驚きの連続でした。見る物全てが初めてで、刺激的なのです。しかし、浮かれていた為か、鳥篭の中での生活が危機意識を欠如させていたか、はたまたドレス姿が災いしたか、ベアトリーチェは逃避行の中で岸壁から転落し、死亡します。動転した楼座はその場から逃げ出しましたが、その夜、源次に全てを打ち明けました。源次は楼座に口止めをし、秘密裏に事故を処理しました。そして、金蔵にはベアトリーチェが九羽鳥庵を抜け出し、崖から転落した事実だけを伝えました。それを聞き、金蔵は自分の手から逃れる為に、ベアトリーチェが自ら命を絶ったと考えました。しかし、それは事実ではありません。ベアトリーチェはただ、何者でもない自分に耐え切れず、新たな世界を知りたいと願っただけだったのです。ところが源次は楼座から聞いていたその事実を金蔵には伝えませんでした。これには楼座を庇う意味もありましたが、何より金蔵は罰を受けるべきだと考えたのです。
318: 名前: ケーナ:2013/02/23 07:19ID:a5UUVndi
 ベアトリーチェの死後、金蔵の手元には、金蔵とベアトリーチェの間に生まれた赤ん坊が遺されました。しかし、金蔵は自分はもう、この赤ん坊とは関わるべきではないと考えます。ビーチェもその娘であるベアトリーチェも、自分と関わったが為に早死にすることになった。自分と関われば、この赤ん坊にも、また同じことが起きるに違いない、と思ったのです。赤ん坊を託す人物として、金蔵が白羽の矢を立てたのは長男、蔵臼の嫁である夏妃です。元々夏妃は、とある神職の家系の娘でした。夏妃が右代宮家に嫁いだ当時、金蔵はあらゆる財力とコネクションを手にしていましたが、成金呼ばわりされ、品格ある上流階級から見下されていることにコンプレックスを持っていました。その為、金蔵は、高貴な家から蔵臼の嫁を迎えて、右代宮家の格を上げたいと考えました。そこで、夏妃の実家を経済戦争で打ち負かし、その手打ちとして、縁談を提案し、夏妃を蔵臼の嫁として迎えたのです。しかし、右代宮家に嫁いだことで、打ち拉がれた様子の夏妃を見て、金蔵は気がつきました。これはかつての自分と同じではないか、と。思い通りに生きられない苦しさを知る自分が、夏妃に同じことをしてしまったのです。しかし、蔵臼は夏妃を歓迎していますし、トロフィーとして奪った以上、今さら実家に返すわけにもいきません。結局、金蔵は夏妃に対し、何とも言えない後ろめたさを感じながら生活していくことになります。それは夏妃から挨拶されても、目も合わせられないほどでした。
319: 名前: ケーナ:2013/02/24 07:00ID:2dHCaveR

 当時、夏妃が右代宮家に嫁いでから、12年が経過していました。金蔵自身は蔵臼と夏妃の間に跡継ぎが出来ることはもう諦めていましたが、立場上、厳しい言葉をかけざるを得ず、また、不妊治療に励む夏妃をその苦しさから救ってやりたいと考えていました。その為、金蔵は赤ん坊を夏妃に託すことに決めました。懸命に不妊治療に励む夏妃とそれを支える蔵臼の様子から、夏妃に蔵臼と相談する時間を与えては、二人揃って反対することだろうことは予想出来ましたので、金属は蔵臼の留守を見計らって、夏妃と赤ん坊を引き合わせました。ところが数日後、赤ん坊は世話係の使用人と共に崖から転落して死亡してしまいます。自分の側に置いていれば、こうなることは予想出来たはずなのに、自分が欲を出したが為に、再び悲劇が起きてしまった。自分とは全く関わりのない場所に養子に出せば、このような事故は起こらなかったのではないか。金蔵は運命を呪い、それ以後、逃避先として黒魔術にますます傾倒するようになります。
320: 名前: ケーナ:2013/02/25 02:59ID:c7LyJVdH
 それから9年近く経過した1976年4月、福音の家から1人の子どもが使用人として六軒島にやって来ました。子どもの名は安田紗音、これから小学校に入学する少女でした。他の福音の家の使用人は、最低でも義務教育を終えてから六軒島に来ますから、金蔵は紗音を迎えた時、全てを悟ります。死んだと聞かされていたあの時の赤ん坊が実は生きていたこと、そして、崖から落ちたことによって何らかの障害を負い、女性として生きざるを得なくなってしまったことを。金蔵は紗音と話をする機会を作るため、紗音に“見聞きしたことを金蔵に報告する仕事”を与えました。そうでもしなければ、一介の使用人である紗音と話をすることなど、なかなか出来ません。しかし、紗音にはこの仕事に込められた金蔵の意図など理解出来ませんから、自分はスパイをさせられている、と、この仕事を嫌い、そして自分にそんな仕事をさせる金蔵も嫌いました。
321: 名前: ケーナ:2013/02/26 04:51ID:7bkZp9kg
 また、金蔵は何としても、紗音に片翼の鷲を与えたいと考えます。自分の直系の子孫にしか許さなかった片翼の鷲ですが、自分とベアトリーチェの子どもである紗音は、誰よりも片翼の鷲を纏う資格を持ちます。そもそも片翼の鷲が刻まれた黄金を金蔵にもたらしたのは、ベアトリーチェの母親であるビーチェですし、金蔵がベアトリーチェを正式に右代宮家に迎え入れなかったが為に、あのような悲劇が起きてしまったのですから。しかし、紗音だけに片翼の鷲を与える良い言い訳は思いつかなかった為、福音の家出身の使用人全員に片翼の鷲を与えることにしました。これによって、傷付いたのは夏妃です。右代宮家の嫁として何十年も尽くしてきた自分に与えられていない片翼の鷲を、使用人風情が許されるとは。自然、夏妃は紗音を含む福音の家出身の使用人に対して厳しくなりました。紗音はそのことによって夏妃を嫌い、また、その原因である気まぐれ(と紗音は認識している)を起こした金蔵も嫌いました。
322: 名前: ケーナ:2013/02/27 03:23ID:deLVI4C9
 1984年4月、金蔵は屋敷の玄関ホールにベアトリーチェの肖像画を掲げ、その前に“魔女の碑文”を刻んだプレートを設置しました。これは自らの死期が近いことを察した、金蔵からの源次へのメッセージです。金蔵は紗音が自分とベアトリーチェの間に生まれた子どもであることは理解していますが、それを源次から正式に伝えられたわけではありません。ですから、死ぬ前に全てを清算したいと考えたのです。源次にとって紗音を六軒島に連れてきていながら、父親である金蔵に引き合わせなかったのには、2つの意味がありました。1つは金蔵の贖罪です。金蔵はベアトリーチェをビーチェの身代わりにした罪を贖う必要があると考えていたのです。もう1つは、金蔵が再び罪を犯してしまうことを恐れたのです。しかし、長年に亘り、金蔵と紗音の関わりを見守ってきた源次は、金蔵は充分に罪を贖い、また、新たな罪を犯すこともないと考えました。そこで、金蔵と紗音を引き合わせることにします。紗音に碑文を解く為のヒントを与え、碑文を解くように仕向けたのです。そもそも魔女の碑文は、金蔵がベアトリーチェを正式に右代宮家に迎え入れる為に用意した仕掛けです。金蔵はベアトリーチェにビーチェの黄金を与え、家族の一員として右代宮家に加える為に、1952年の屋敷竣工当時から、既にその準備をしていたのです。ところが、金蔵はベアトリーチェをビーチェの身代わりにしてしまい、子どもまで作ってしまいましたから、金蔵の目論見は叶わなくなってしまいました。それが十数年遅れでその子どもによって、ようやく叶えられたのです。はたして1984年11月29日、金蔵は碑文を解いて地下貴賓室に辿りついた我が子“理御”と正式に顔を合わせて謝罪したことにより、長年に亘って背負い続けてきた重荷をようやく降ろすことが出来、全ての未練を断ち切って、心置きなくこの世を去りました。
323: 名前: ケーナ:2013/02/27 03:25ID:deLVI4C9
以上が右代宮家第一のキーパーソン
右代宮金蔵の物語です
EP1、3、5、7で語られた内容によって
構成しました

「こんなの本文の内容を継ぎはぎしてるだけじゃねーか!」
と思われるかもしれませんが
それほど簡単なものではありません

どの内容を採用するか
どうまとめるか
推敲する必要がありますし

本文の内容にプラスして
きちんと裏を取りながら自分の解釈を加えて
書いている為
文章量の割にかなり手間が掛かっています

「『最考考』は引用ばかりで訳がわからないよ!」
という人もこれなら理解しやすいのではないでしょうか?

何故 僕が『最考考』をこのように書かなかったのかと言いますと
理由は2つあります

1つ目

このスタイルでは“根拠”を示さない為
いくらでも嘘を盛り込めますし
意図的に嘘を盛り込むことはなくても
僕の誤読・誤解をそのまま真実として主張することになります

おそらく大概の読み手は僕の意図無意図に関わらず
僕の“嘘”に気がつくことすら出来ないでしょう
だからこのスタイルでは駄目なのです

引用によってきちんと“根拠”を示すことによって初めて
読み手は「これはおかしい」あるいは「これは正しい」と
判断出来ます

僕は引用がなくても他者の考察を
「これはおかしい」「これは正しい」と
判断出来ますが
これは僕が『うみねこ』を6周半し
どこに何が書いてあるか大体把握出来ている為です

こんなことが出来るのは
おそらく僕くらいのものでしょうから
原則「考察は引用とセットでなければならない」のです

2つ目

このスタイルだと
いくつかの可能性が考えられる場合でも
どれか1つだけに絞って書かざるを得ません

A、B、C、3つの可能性があって
僕がAを採用して書いたとします
しかし実際にはBが正解だったとしても
読み手にはAしか読むことが出来ませんので
正解は僕の中にあるのに
読み手はその存在を知ることさえ出来ません

3つの可能性が提示されさえすれば
きちんと正解を選べる読み手がいたなら
これはもったいないことです

僕は『最考考』を「これが間違いなく“一なる真実”だ!」という
つもりでは書いていません

僕に考察出来る限界があそこまでだという事です
ですから僕の考察を引き継いでくれる人の為に
僕が手に入れた考察の材料は全て提示しておきたかったのです

以上 2つの理由により
僕は今回使用したスタイルを
『最考考』には採用しませんでした

「ベアトリーチェと金蔵の間に血の繋がりがない、というのはおかしいのではないか?」
と思われた方がいるはずですが
これはPS3版の設定です

そもそも日本人とのハーフに金髪が生まれるわけがないので
僕としてはこっちの設定の方が良いと思います

金蔵は赦されない罪を犯してしまいましたが
それほどまでにビーチェのことを愛していた
この事情を汲み取ることで
ある程度 同情出来るのではないでしょうか?

そして注目して欲しいのが
夏妃 紗音との“すれ違い”です

金蔵は夏妃に対して“後ろめたさ”を感じていた為
夏妃と目を合わせて挨拶することが出来ませんでした
そのため 夏妃は「自分は金蔵に嫌われている」と思ってしまいました

その結果「夏妃を不妊治療の苦しさから救ってやりたい」と思って
我が子を託したのに
夏妃には「自分は女として役立たずだと判断された」と
受け止められてしまいました
それが結果的に赤ん坊の転落死に繋がります

また 金蔵が紗音に対してしたことは全て裏目に出て
金蔵が紗音から嫌われる原因となってしまいました

この“すれ違い”こそが
『うみねこ』のもっとも重要なキーワードです

次は右代宮家第二のキーパーソン
安田紗音の物語です

ちなみに何か疑問や質問(“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”だけでなく『うみねこ』全般)
があるときは
遠慮なく割り込んでもらって結構ですので
よろしくお願いします
(相手がいないため連載しているだけですから) 
324: 名前: ケーナ:2013/02/28 06:47ID:68P9dnNz
安田紗音

 右代宮金蔵が所有する孤児院“福音の家”に1人の少女がいました。少女の名は安田紗代。もっとも、この名は孤児であった彼女に便宜上付けられた名前であり、本当の名前は不明でした。彼女は福音の家の他の院生とは隔離されて成長しました。これは、彼女が右代宮金蔵とベアトリーチェの間に生まれた子どもであり、赤ん坊の頃に崖から落ちて死亡したことになっていたためです。源次は金蔵には赤ん坊が崖から落ちて死亡したと伝えましたが、実際は大怪我をしたものの生き永らえていました。しかし、その怪我によって男性器を失い、女性として生きざるを得なくなっていました。源次は赤ん坊を金蔵の側に戻すことで、金蔵が再び過ちを犯すことを恐れ、密かに孤児として福音の家で育てることにしたのです。他の院生と交流出来なかった紗代は、孤独を紛らわせる為、もう1人の理想的な自分を空想によって生み出し、彼女だけを唯一の友人として育ちました。そんな紗代の人生が転機を迎えるのは、小学校に入学する時でした。
325: 名前: ケーナ:2013/03/01 04:25ID:3a7XyvVf
 これから小学校に入学する1976年4月、紗代は突然“紗音”として六軒島の右代宮家に仕えることになります(福音の家出身の使用人は、奉仕活動中は「音」の文字を持つ名前を名乗ることになるため)。これは源次による計らいでした。源次はいずれ金蔵と紗音を親子として引き合わせる為、その前準備として紗音を右代宮家に関わらせることにしたのです。そもそも、本来ならば右代宮家で育っていたはずの紗音を、自分の判断で福音の家に送ってしまったわけですから、源次としてはそれを元通りにしなければならないという思いもありました。もともと右代宮家ではボランティア事業の一環として、福音の家から使用人を雇っていました。しかし、それは義務教育を終えた者に社会勉強の機会を与える為のもので、紗音以外の使用人は16歳から18歳くらいでした。しかし紗音は当時、満年齢で6歳(実際は9歳)です。これには蔵臼と夏妃も疑問を感じ、金蔵に尋ねましたが、これは源次によるものですので、金蔵はノータッチでした。むしろ金蔵はこのことによって初めて、9年前の赤ん坊が生きていたことを知ったのです。そのため、恍けるしかありませんでした。福音の家に尋ねても、源次の指示によるものだという話になり、源次は金蔵の指示だということにしますので、話は堂々巡りです。結局、蔵臼と夏妃は六軒島には子どもがいないことから、娘である朱志香の為の配慮であろうということで納得し、紗音を受け入れることになりました。
326: 名前: ケーナ:2013/03/02 03:29ID:deLVI4C9
 他の福音の家出身の使用人にとっても、紗音は不可解な存在でした。福音の家出身のはずなのに誰も会ったことがなく、普段は学校に行く為、使用人として働くのはその空き時間のみ。それなのに給料はきちんと貰えて、そのうえ寮には3人部屋が2つなのに、自分達は3人部屋に押し込まれ、紗音1人でもう1つの部屋を独占(源次は本来は男性である紗音が、成長して性徴期を迎えた時に問題が起きるのを防ぐ為、紗音を他の使用人とは隔離した)。この特別扱いに気分を害した為、紗音に“ヤス”という蔑称を与え、いじめるようになります。そのため相変わらず、紗音にとっては空想で生み出した、もう一人の自分だけが唯一の友人でした。もう1人の自分は他の使用人とは違い、紗音に優しく、そして紗音には出来ないことが何でも出来てしまう、紗音の手本となる存在なのでした。
327: 名前: ケーナ:2013/03/03 03:34ID:a8TzV7HJ
 福音の家において、他の院生と隔離されて育った紗音は、社会経験に乏しく、そのうえ空想癖もあるため、幼いことを割り引いても優秀とは言い難い有様で、特によく物をなくしました。どんなに気をつけても物がなくなる為、ある時、紗音は考えました。これは自分が悪いのではなく、熊沢が聞かせてくれた怪談の“魔女ベアトリーチェ”の悪戯なのだ、と。そして“物が元々あった場所から消えて、別の場所から現れる”ことを具現化した存在“魔女ベアトリーチェ”を空想によって無意識に生み出し、会話をするようになります。魔女と会話したことにより、その存在を確信した紗音は(魔女が自分の空想の産物であることに気がついていない)、魔女の悪戯によって物がなくなってしまうことを熊沢に相談します。熊沢はその原因が紗音自身の不注意であることに気がついていましたが、紗音が納得出来る形でその解決方法を考えました。そのうちの1つが“蜘蛛の糸のおまじない”です。物に糸をつけて、もう片方の端を自分の体につけておけば、物を置き忘れることはなくなります。それを六軒島の悪霊が苦手な蜘蛛の糸に例えて紗音に教えた為、それ以後、魔女、ベアトリーチェは、蜘蛛の糸が苦手になりました。蜘蛛の糸のおまじないによって、良く物をなくす癖を克服した紗音は、自信を持ち、ますます空想癖を強めつつ成長していきました。空想で生み出したもう一人の自分と、空想で生み出した魔女、ベアトリーチェを友人として。
328: 名前: ケーナ:2013/03/04 04:00ID:d7n.fMXs
 仕事に慣れ、時間の余裕が出来た紗音は、熊沢の影響を受け、熊沢の趣味であった推理小説を楽しむようになります。やがて、学校の図書室の推理小説を全て読み尽くし、大人向けの推理小説にも手を出すほどになりました。そうして月日が過ぎたある年、紗音の先輩であった使用人と同期の使用人が一斉に仕事を辞め、代わりに2人の後輩を迎えることになりました。先輩としていろいろ教えなければ、と意気込む紗音でしたが、2人の後輩にとって紗音は年下の女の子です。その上、辞めた使用人から“ヤス”の悪評は聞いていましたので、先輩として尊敬される、というわけにはいかず、あまり真面目に受け取ってもらえませんでした。そこで紗音は、2人を懲らしめる為に悪戯をすることにします。紗音が目をつけたのは、いつも鍵束を放置したまま仕事をする鐘音でした。紗音はまず、自分の鍵束からその日掃除する部屋の鍵を外し、鐘音のロッカーに入れておきました。そしていつものように鍵束を放置したまま仕事を始めた鐘音の背後で、鍵を1つ抜いた自分の鍵束と鐘音の鍵束をこっそりすり替えてしまいました。これは悪いことだと解っていましたので、友人であるベアトリーチェが勝手に自分の体を操って“魔法”でしたことにして(ただし紗音本人はそれが真実であると信じている)。“魔法”の効果はてきめんでした。鐘音は自分の鍵束から突然、鍵が1つだけ消えたことによって、魔女の存在を信じ、紗音の言う事を聞いてくれるようになりました。
329: 名前: ケーナ:2013/03/05 04:08ID:ceFFBnLy
 こうして、魔法の素晴らしさを知った紗音は、自らも魔女になることにします。まず、自分が魔女ベアトリーチェになります。すると、これまでは空想の友人だったベアトリーチェと被りますので、以前のベアトリーチェは自分の友人である“名無しの魔女”にしてしまいます(この名無しの魔女は、後に真里亞によって“ガァプ”と名付けられる)。そして、空想の友人であるもう1人の自分には、これまでの使用人であった自分を引き継いで貰います。もう1人の自分は、優秀な使用人という設定であるため、かつては紗音とかけ離れた存在でしたが、この頃には、紗音自身もそれなりに優秀な使用人になっていた為、以前ほどのギャップはなくなっていたのです。この日、この瞬間から、紗音は“ベアトの人格”と“紗音の人格”2つの人格を持つ、1人の人間として生きていくことになります。しかし、紗音はベアトのことを覚えておらず、ベアトは魔法の楽しさに熱中して、紗音に関心を持たなかった為、しばらくの間、2つの人格に交流はありませんでした。
330: 名前: ケーナ:2013/03/06 04:17ID:a31dN2gO

 その後、様々な悪戯を“魔法”と称して遊びまわっていたベアトですが、ふと、紗音のことが気になり、夢の中で紗音に語りかけ、黄金郷に誘いました。1人でいるのは寂しかったのです。しかし、紗音はベアトの誘いを断ります。何故なら、その頃紗音には、戦人というかけがえのない存在がいたのです。紗音と戦人の交流は、たまたま同じ推理小説を読んでいたことを知った時から始まりました。互いにとって、相手が自分と同じくらい深く、そしてたくさんの推理小説を読んでいたことは大いに意外で、相互の関心を引きました。始めは互いの知識の探り合いのような、ちょっと鍔迫り合いのようなやり取りでしたが、それはやがて、互いの読書量や考察の深さを尊敬し合うものへと変わっていきます。尊敬、信頼、そんな気持ちが互いの友情をさらに育み、いつしか紗音と戦人は互いを異性として意識しあうようになっていました。そして戦人が12歳、紗音が10歳の時(実際は13歳)、2人は約束を交わしました。それは将来、紗音が使用人を辞める時が来たら、共に生きていく約束です。その時、戦人は紗音に伝えました。紗音がその気になりさえすれば、自分はすぐにでも紗音を迎えにいくことを。そして、紗音の決断を待ち続けることを。
331: 名前: ケーナ:2013/03/07 03:10ID:5bXlrPZZ
 この瞬間、2人の間に決定的なすれ違いが生まれました。戦人にとって、この約束はプロポーズも同然です。ですからこれは、遠い将来の話、場合によっては、2人が成人してからの話でした。しかし、小学校に入学した当時から使用人として働いていた紗音は、大金を所持しており、すぐにでもアパートを借りて1人暮らしが出来るほどの経済力を持っていました。ですから、これは紗音にとっては近い将来の話であり、戦人が来年、島に来れば、その時、現実になる未来だったのです。このすれ違いを抱えたまま、2人は来年の再会を約束します。しかし、その約束を戦人と紗音は全く違う意味に理解していました。戦人にとってその約束は、将来の決意を確認するためのものでしかありませんでした。しかし、紗音にとっては、戦人と共に生涯を歩む日になることを意味していたのです。
332: 名前: ケーナ:2013/03/08 04:07ID:45a.mndS
>>331

小学1年生から4年生まで働いていたら
すぐにでも1人暮らしができる経済力をもっていて
それが可能だったというのはおかしいのではないか?

というツッコミがあったのですが
これは以下の2つの部分をきちんと確認せずに書いてしまいました

「そなたは決意の日に、戦人が迎えに来てくれないかもしれないと恐れている。しかし、決意の日は、戦人が迎えに来てくれることだけを意味するのではないぞ。」
「あなたが戦人と、これからの人生を共に歩む決意を示す日でもあるのよ。」
「その決意は、そなたが自らするものだ。戦人がただ来てくれるだけで成し得るものではないぞ?」
「……紗音。あなたにはもう、これからの人生を彼と歩む決意はあるの? それがまだないから、次の親族会議の日に決心するなんて言ったんでしょう?」
「戦人と人生を共に歩むとは、どういうことなのか。そなたは真剣に考えたことはあるのか?」
「それは、………その…………。」
六軒島で使用人を続ける限り、彼と会える機会は限定される。未成年の自分たちは、その、……いきなり結婚とか、そういう話にはなれない。しかし、使用人を辞めれば、会える機会はもっと増えるだろう。ここを辞めたら、……私は福音の家に戻る。右代宮家のお給金があるから、戦人さんの家まで遊びに行くお金は充分にある。そして学校を卒業したら、戦人さんの家の近くにアパートを借りよう。あとはその、……働きながら学校に通おう。それは漠然と考えるよりも大変な人生。(EP7)

右代宮家で使用人として仕えるのは非常に負担の大きいことだが、給金は決して悪くない。3年も働けば社会に出る充分な準備金になる。(EP1)

一応今のままでも話が通らなくはないのですが
僕は「紗音は1年後、戦人が島に来たらすぐに使用人をやめて独り立ちするつもりだ」
と誤解して書いていましたので
『続・最考考』にまとめる時に修正しておきます
333: 名前: ケーナ:2013/03/08 04:09ID:45a.mndS
 はたして1年後、戦人は六軒島には現れませんでした。霧江との不倫が発覚した父親、留弗夫に失望し、家を出て、亡くなった母、明日夢の両親である祖父母と暮らすようになったのです。その翌年も、戦人は六軒島には来ませんでした。そして、さらにその翌年である1983年の親族会議に、霧江が戦人からの手紙を携えてやって来ました。手紙はいとこそれぞれに宛てて書かれたものでしたが、その中に紗音への手紙はありませんでした。戦人としては3年も前の約束を、当時小学4年生だった紗音が覚えているか、不安がありましたし、待つと言った以上、自分は紗音を信じて待つ他ないのだと考えたのです。しかし、自分宛の手紙がなかったことを、戦人は自分のことなど忘れてしまったのだ、と受け止めてしまった紗音は、これ以上、戦人を待つことに耐えられなくなります。そんな紗音を気遣い、ベアトは“恋の芽”を自分に移すことを提案します。これは紗音の為でしたが、同時にベアトの為でもありました。ベアト自身も人に恋する気持ちを知りたかったのです。こうして、もし戦人が戻った時に、紗音が望んだら“恋の芽”を紗音に返す約束で、ベアトは戦人への恋心を引き受けました。また、紗音の孤独を慰める為、新たな福音の家出身の使用人という設定で、空想の弟である“嘉音”を生み出しました。しかし、この“嘉音”はある事件をきっかけに、紗音の3つ目の人格である“嘉音の人格”となり、また、紗音は実際に六軒島において、嘉音としても働くことになります。
334: 名前: ケーナ:2013/03/09 04:42ID:f9BpEVQ7
 その事件は、ある日、紗音が着替えている最中に、朱志香が何気なく扉を開けてしまったことから始まります。紗音は元々男性ですから、胸がありません。それを目撃した朱志香は茫然自失となってしまいました。その隙に紗音は扉を閉め、鍵を掛けて、扉越しに朱志香と会話することになります。紗音自身も秘密が発覚したことに混乱し、とっさに自分は紗音の弟の嘉音で、たまたま遊びに来ていたのだと説明します。そして今、紗音は買い物で島外に出ており、自分は留守番をしているのだ、と。朱志香は紗音の胸に意識が集中していましたので、顔や服装を良く見ることが出来なかった為、この言い訳を信じてしまいます。朱志香は直接顔を合わせて話そうとしましたが、嘉音に断られた為、諦めて扉の前から去りました。こうしてその場は何とか乗り切った紗音でしたが、その後、嘉音に興味を持った朱志香から、何度も嘉音について尋ねられる為、源次に相談しました。源次は考えた末、金蔵、自分、熊沢、南條が協力すれば、何とかなるだろう、と、紗音を嘉音としても六軒島で働かせることにしました。皆、ベアトリーチェの死と紗音の崖からの転落による障害に、それぞれ責任を感じていましたので、紗音の為に何かしてやりたかったのです。こうして紗音は週に3日ずつ、紗音と嘉音として、六軒島で働くことになりました。紗音は戦人に好かれたい一心で、胸を巨乳に偽装し、念入りに化粧していましたから、髪を染めた上で短くして(紗音時にはウィッグを使用)、胸の偽装をなくし、化粧を落とした紗音が、嘉音として振舞うことに疑念を持つものはいませんでした。
335: 名前: ケーナ:2013/03/10 05:52ID:a6vDiYbb
 恋の芽をベアトに譲った紗音は、戦人への想いを忘れたわけではありませんでしたが、失恋の想い出として受け止められるようになっていました。そんなある日、紗音は譲治の優しさに触れ、譲治を意識するようになります。しかし、絵羽に釘を刺され、家具である自分が譲治に恋することは許されないことだと思い知ります。そんな紗音の前に再びベアトが現れますが、紗音はベアトのことを覚えていませんでした。恋の芽をベアトに譲った際に、ベアトの存在そのものも忘れてしまっていたのです。ベアトは紗音を家具の呪縛から解き放つには、何らかの結果を残す行動が必要だと考えました。そのために、悪霊が封じ込めているという伝説の、鎮守の社の鏡を割らせることにしました。禁忌を侵し、その罪を背負う覚悟がなければ紗音は変われないと思ったのです。もともと譲治も紗音に好意を持っていましたから、譲治と紗音の関係は少しずつ進展していきましたが、紗音は鏡を割る決意を固められないまま、時間だけが過ぎていきました。
336: 名前: ケーナ:2013/03/11 04:07ID:c4OIlNsN
 それからしばらく経った1984年11月29日、紗音は魔女の碑文を解いたことにより、右代宮家の真の当主となります。そして、その際、金蔵が実は父であったことを知り、その後、事情を知る者達(源次、南條、熊沢)から、様々な話を聞かされます。金蔵とビーチェの馴れ初め、九羽鳥庵のベアトリーチェに対する金蔵の苦悩、金蔵とベアトリーチェの子どもである自分が、孤児として福音の家に預けられた訳。しかし、金蔵を嫌っていた紗音は、それらの話をそのまま事実だとは受け止めませんでした。金蔵のことだから、もっと悪どいことをしたに違いないと考えたのです。また、この時初めて、自分は元々男性であり、自分に胸がないのは女性ではなかったからだということを知りました。紗音は自分が何かおかしいことは理解していましたが、原因が解るまでは、発育が遅れているだけだ、胸が小さいだけだ、と考えることも出来ました。しかし、もうその考えは棄てなければなりません。そして、ますます譲治との仲が進展したある日、紗音は譲治の夢について話を聞き、絶望します。譲治は多くの子どもや孫に囲まれた将来を希望しているのです。しかし、自分にはその夢を叶えることは出来ない。追い詰められた紗音は魔女に縋るしかなくなります。かくして1985年12月、紗音は鎮守の社に赴き、鏡を割りました。家具をやめ、人間として生きる決意と共に。
337: 名前: ケーナ:2013/03/12 04:14ID:55G89DXE
 1986年、11月に控えた親族会議を前にして、紗音は絶望的な苦悩の真っ只中にいました。プロポーズされるまでに至った、譲治との関係は一見、順風満帆に見えましたが、自分の体のことを伝えていないため、いつ壊れてもおかしくない状況です。さらに嘉音が朱志香を愛するようになっていた為、譲治と結ばれることになれば、自動的に嘉音と朱志香の関係は破局します。その上、6年間六軒島に顔を見せなかった戦人が、親族会議にやってくることになりました。それに伴い、ベアトから恋の芽を返還されたため、戦人への恋心も思い出してしまいました。真面目な性格の紗音は、3つの恋心に優越をつけることが出来なかった為、魔女の碑文を用いたゲームに運命を委ねることにしました。1986年11月5日の24時までに誰も碑文の謎が解けなければ、自分の勝利。この場合、島の全てが爆弾で吹き飛び、黄金郷において、譲治とも、朱志香とも結ばれます(ようは無理心中)。誰かが碑文の謎を解けば、自分の敗北。この場合、全てを諦め、自分の計画を告白し、成り行きに任せます。そして、紗音はこのゲームに、もう1つの意味を加えます。戦人は自分との約束を忘れてしまいましたが、死ぬ前にどうしてもそれを、戦人自身の力で思い出して欲しかったのです。もし、戦人が約束を思い出してくれれば、自分が抱える3つの恋、全てを黄金郷で叶えることが出来ます。その為に“六軒島連続殺人事件”を偽装し、ミステリーとして戦人に提示することにしました。
338: 名前: 名無しさん:2013/03/12 23:28ID:5eat06zI

>金蔵、自分、熊沢、南條が協力すれば、何とかなるだろう、と、
>紗音を嘉音としても六軒島で働かせることにしました。
あと最低限 夏妃と蔵臼の協力ないと不味くね?
後の話の展開的にも不自然だな。

あと鏡を割った件に関しては爆弾が起爆可能かの予行演習も兼ねていた気がする。
その辺の件も不思議だな。

>ベアトから恋の芽を返還されたため
作中にそう明言されてたっけ?

全員と結ばれるためじゃなくて、
全員と結ばれる可能性を残すうんぬんかんぬんな気がした。
不思議な理論がわからない。成功しても同時攻略はできぬし。

>その為に“六軒島連続殺人事件”を偽装し、
>ミステリーとして戦人に提示することにしました。
…現実に爆破事故はあったけど殺人事件はあったっけ?
その筋書きとか偽書は知ってるがそうなのか?

結論 読み手のことを考えてシンプルに、そしてできるだけ短くまとめよう。
   本当に分かっているなら長文はいらない原稿用紙一枚にまとめてこい。
339: 名前: ケーナ:2013/03/13 06:10ID:ef6KbvM1
>>338

>>金蔵、自分、熊沢、南條が協力すれば、何とかなるだろう、と、
>>紗音を嘉音としても六軒島で働かせることにしました。
>あと最低限 夏妃と蔵臼の協力ないと不味くね?
>後の話の展開的にも不自然だな。

EP5において以下のやり取りがあります

“「本当にご苦労でした。お前たちと源次と紗音には、約束どおり、過去一ヶ月分の休暇の買い上げと、新たに5日の有給を与えます。秘密の手当てですよ。取得に際しては源次と相談し、他の使用人たちに気取られないように。」(夏妃)
「え~え、心得ておりますとも。ねー?」(熊沢)
「………熊沢さん。声が大きいです。」(嘉音)”

そして『最考考』の“■嘉音は現実の六軒島にもいたの?……061~”
に書いたとおり
嘉音は六軒島に実在しなければならないのです

>あと鏡を割った件に関しては爆弾が起爆可能かの予行演習も兼ねていた気がする。
>その辺の件も不思議だな。

EP1で以下の内容があります

“「大方、波か何かでさらわれちまったんだろー? 小さい岩だったしな、だいぶ風化で脆くなってたんだろさ。」
「私もそうだと思ってるんだけどよ。なくなっちゃったのはこの夏のことなんだよ。何でもよぅ、」”

そして鏡割りはプルプルピコプヨさんが考察していますが
1985年の12月です

>>ベアトから恋の芽を返還されたため
>作中にそう明言されてたっけ?

EP7において以下の内容があります

“「決闘はしたのです。決着も、つきかけていました。………しかし、1986年という年は、……余りに無慈悲が過ぎました。」
「……運命を、呪ったろうな。」
「はい。………あと1年、早ければ。……あるいは、遅ければ。」
「決闘の勝敗は、違う形ではあっても、ついただろうな。」”

譲治と交際し婚約寸前だった紗音が
戦人の来島によってあのような真似をした以上
恋の芽が返還されたと考えるのが妥当です

>全員と結ばれるためじゃなくて、
>全員と結ばれる可能性を残すうんぬんかんぬんな気がした。
>不思議な理論がわからない。成功しても同時攻略はできぬし。

>>337にも書きましたが“無理心中”なのです

この先の展開のネタバレになってしまいますが
インタビュー及び対談で竜騎士07さんの以下の発言があります

“うーん。答えになってしまうのであまり言いたくないのだけど、「ベアトリーチェと戦人が添い遂げられてしまう」というのは「紗音と譲治、朱志香と嘉音が添い遂げられない」ということを確定させることでもあるんですよね。三組の恋がそれぞれ成就されるためには、実は誰も成就してはいけないんですよね。”

>>その為に“六軒島連続殺人事件”を偽装し、
>>ミステリーとして戦人に提示することにしました。
>…現実に爆破事故はあったけど殺人事件はあったっけ?
>その筋書きとか偽書は知ってるがそうなのか?

絵羽が真相を明かせなかったのは
殺人事件があったからではなく
自分が殺人を犯しているからです

もし 霧江と留弗夫が殺人を犯し
絵羽が偶然 もしくは正当防衛で助かっただけなら
真相を明かしているでしょう

>結論 読み手のことを考えてシンプルに、そしてできるだけ短くまとめよう。
>   本当に分かっているなら長文はいらない原稿用紙一枚にまとめてこい。

ここまでの内容と結論が乖離しています
また これは“解らない人のための解説”なので
相応の内容になっています

現に貴方はこれだけ詳しく書いても解っていませんし
340: 名前: ケーナ:2013/03/13 06:11ID:ef6KbvM1
 1986年11月4日の親族会議に際し、紗音はいくつかの事前準備をしました。まず1つ目、複数のメッセージボトルを用意しました。メッセージボトルの中身は11月4日と5日の間に六軒島で発生する連続殺人事件の物語です。これは爆発によって六軒島の全てが吹き飛んでしまうため、猫箱に閉ざされることになる六軒島の真実に、世間の注目を集める為です。犯人によって行われる真相の告白がいくつも見つかれば、多くの人が関心を持ち、中には自分で真相を考え、真似をして同じようなメッセージボトルを書く人間も出てくるだろう。そうすれば、その中には自分と譲治が、あるいは嘉音と朱志香が、自分と戦人が、それぞれ結ばれる物語が描かれることになるかもしれない。これこそが全ての願いが叶えられる黄金郷なのだ、と紗音は考えたのです。このメッセージボトルは11月5日に空き時間を利用して、密かに海に流します(あまり早めに流して、爆発前に発見されるとまずい)。2つ目、爆発によって遺族となる者たちへの見舞金を用意しました。基本的に親族は家族ごと島に来ますので、遺族は発生しないのですが、病弱な縁寿は当日欠席する可能性が高く、使用人や南條は島外に家族がいますので、その人たちへのせめてもの償いとして、お金を渡したかったのです。源次に頼んで黄金の一部を現金にしてもらい、そのお金を貸し金庫に預け、カードと鍵と暗証番号を封筒に入れ、死亡する人を差出人にして、宛て所不明になる住所を受取人の住所として書きました。こうしておけば、親族会議の前にポストに投函することによって、幾日かの調査期間を経て、六軒島の爆発後、遺族の手に封筒が渡ります。この封筒は11月3日にポストに投函します。3つ目、蔵臼のモーターボートを修理という名目で潜水艦基地に隠しました。台風の具合や親族の心理状況によっては、モーターボートが脱出に用いられる可能性があったためです。4つ目、当日に勤務となる、源次、熊沢、郷田、それと主治医の南條に事情を話し、戦人の気持ちを確かめる為に狂言殺人のミステリーに協力して欲しい、ということで共犯になってもらいました。以上で事前準備は終了です。 
341: 名前: ケーナ:2013/03/14 05:46ID:ea8NhMy6
 1986年11月4日当日、紗音の計画は思惑通りに進んでいました。縁寿は予想通り、体調を崩して親族会議を欠席、台風によって島は外部から遮断されました。しかし、親族会議以後、思いがけない展開が待ち構えていました。大人たちは魔女の碑文の謎を解き、紗音が拠点としていた地下貴賓室に至ってしまったのです。紗音は自分が敗北したことを悟り、全てを告白しました。これで全てが終わった、と考えた紗音でしたが、大人たちは黄金の分け方を巡って争いとなり、その中で絵羽が銃の暴発によって夏妃を射殺してしまいました。激怒して絵羽に掴みかかろうとする蔵臼でしたが、それを止めようとする秀吉と揉み合う中で、またしても暴発が起こり、蔵臼も死亡します。狼狽する絵羽と秀吉を尻目に、霧江は発射されていない銃を持っていた楼座を射殺しました。そんな霧江の話を聞くうちに、紗音は霧江が島にいる人間を皆殺しにして、爆弾で証拠隠滅を図ろうとしていることに気がつきました。しかし、現状の自分ではどうすることも出来ない為、万が一の場合は死んだフリをしよう、と、こっそり殺人事件擬装用の赤い塗料を口に含みました。もし、死んだフリでこの場を逃れることが出来たなら、霧江に狙われるであろう他の在島者を救えるかもしれない、と考えたのです。はたして、霧江は秀吉と絵羽を撃った後、紗音も撃ちました。幸い、弾は外れ、紗音は口から塗料を吐き出してそのまま倒れました。しかし、これは死んだフリではなく、紗音は撃たれた時の衝撃で気絶してしまったのです。
342: 名前: ケーナ:2013/03/15 04:40ID:24LWPSJN
 紗音が目覚めた時、地下貴賓室には蔵臼、夏妃、楼座、秀吉の遺体が残されていました。ゲストハウスに向かう途中で戦人と遭遇し、戦人に事情を説明しました。戦人は当初、何かの冗談かと、なかなか信じませんでしたが、何とか説得しました。ゲストハウスのみんなを救う為、ゲストハウスに戻ろうとしたところで、対峙する絵羽と霧江の姿を発見し、隠れて様子を伺いました。そして2人の会話から、もう生存者は自分達だけだと理解します。絵羽が霧江を射殺しましたので、紗音は戦人を連れて絵羽から逃げることにしました。紗音は絵羽の殺人を目撃していますし、紗音から話を聞いた戦人も状況は理解しています。霧江と同じく、絵羽も証拠隠滅の為に2人を殺そうとするかもしれない、と考えたのです。絵羽はこの後、九羽鳥庵に逃れるはずですから、絵羽を避けるために、紗音は戦人を潜水艦基地に案内することにしました。この時間にボートのところに行っても、台風は収まっていませんし、外は真っ暗ですから脱出するというわけにもいきません。ですから紗音は戦人と共に、かつて日本軍が居住していた部屋で、台風が収まるまで待つことにしました。その際、紗音は自分が碑文の謎を解き、真の当主になっていたこと。戦人が約束を忘れられたと考え、譲治を愛するようになったこと。譲治への想いと、もう1つの人格である嘉音の朱志香への想い、ベアトの人格に預けていた戦人への想いの板挟みにより、島を爆発させようとしたこと。戦人に約束を思い出して欲しくて、狂言殺人のミステリーを予定していたこと、などを戦人に話しました。一方で戦人も自分は約束を忘れていなかったこと。紗音は譲治と付き合っているという話を聞いて、紗音は自分よりも譲治を選んだのだ、と考えたことなどを紗音に話しました。この時、ようやく2人は、自分達が6年前からずっとすれ違っていたことを理解したのです。5日の24時に爆弾が爆発しましたが、この場所は屋敷から1㎞以上離れている為、2人は無事でした
343: 名前: ケーナ:2013/03/16 04:19ID:c6v.vGJu
 11月6日、台風は過ぎ去り、晴天となっていました。紗音は戦人にボートの操縦法を教えました。惨劇の責任を感じて、戦人だけを脱出させようと考えたのです。ところが、戦人は十字架は2人で背負おう、と紗音を抱き上げ、ボートに乗せました。そして、2人は島を脱出しました。しばらく進んだところで、紗音はキスをしたいからと戦人に目をつぶらせ、その間にボートに積んできたインゴットを重石にして、海に飛び込みました。自分の計画が結果として、このような惨劇を起こしてしまった。さらに言えば、碑文の謎が解かれなければ、爆発によってみんなを殺すつもりだった。そんな自分がこれ以上生きられるわけがないと考えたのです。自分は戦人が約束を覚えていてくれて、共に生きようと言ってくれたことで、もう思い残すことはない。また、自分が戦人と結ばれたなら、譲治と紗音の、嘉音と朱志香の想いはどうなるのか、という想いもありました。しかし、戦人は紗音を追って、自分も海に飛び込んできました。戦人は何とか紗音の手を掴みましたが、紗音を引き上げることは出来ず、とうとう力尽き、その手は離れてしまいました。紗音は、戦人の体が眩しい海面へ向かって浮かんでいくのを見て、安堵しました。これで戦人は助かる、と。戦人の体が光の世界へ、点となって消えたのを見届け、紗音は目を閉じました。そして奈落の世界へ落ち行くことに、永遠の孤独の世界に、全てを委ねるのです。しかし、その時、紗音は気がつきました。戦人がすぐそこにいることに。そんなはずはないのに、戦人はもう、遥かかなたで点になっているのに。でも、それは確かに戦人でした。戦人は紗音を抱きしめ、紗音も戦人を抱きしめました。2人は1つとなって、奈落へと沈んでいきました。
344: 名前: ケーナ:2013/03/16 04:21ID:c6v.vGJu
以上が右代宮家第二のキーパーソン
安田紗音の物語です
EP2、7、8で語られた内容によって
構成しました

結構 長くなってしまいましたが
この作品のメインとなる話ですので
仕方のないことでしょう

最後の部分は迷いましたが
普通に書いても味気ないので
本文をなるたけそのまま使いました

実は今回 書いていて指が動かなくなりました
どうもこれまでの解釈だと話がおかしいのです
“戦人が約束を思い出したら戦人と結ばれる”
どうしてもこれに納得がいかなくなり
解釈を変更しました

また EP7のお茶会で語られた内容を
そのまま採用しました
僕はEP7のお茶会を
“ゲームマスターの干渉のない、駒がAIだけで行動したゲーム”
と考えていますから
あれが真実だとは思っていませんが
書いているうちに何となくそのまま使ってしまいました

結構スケジュールがタイトで
紗音が誰も救出出来ずに戦人と合流し
霧江たちや絵羽と遭遇せずに全員の死亡を確認出来る状況は
あれしか思いつきませんでした

自分の中にあるものを出力するだけのはずなのに
書くことによってこれまで気がつかなかったことに気がついたり
考え方や解釈が変わってしまったりするから
不思議なものです

『最考考』を理解出来ない人のために書き始めた
“『うみねこ』の歩き方”でしたが
思いがけない効果を僕自身に与えてくれました

紗音がやろうとしたことはあまりに身勝手ですが
その生育環境にかなり問題があることから
同情の余地があると思います

紗音と譲治のすれ違い
紗音と戦人のすれ違い
この物語においてもやはり
“すれ違い”がキーワードになります

次は右代宮家第三のキーパーソン
右代宮縁寿の物語です
(まだ平行世界とかゲーム盤の部分をどうするか考えていなかったりして…でもまあ書いていけばどうにかなる?)

あと久しぶりに『続・最考考』を更新し
“■コラム 「それ、もしかして考察?」2~考察者は何故にいつまで経っても成長しないのか?~”
を付け足しました

この“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”は
縁寿まで書いて完成させてから『続・最考考』にまとめます
345: 名前: タチバナ:2013/03/16 05:54ID:14kPsReQ
で、結局のところ結論はなんですか?
「うみねこはすれ違いの物語だった」というところ? だとすると、何が凄いんですか?
何が言いたいのか、まだよく分からないので要点をはっきりさせましょう。
346: 名前: ケーナ:2013/03/17 05:25ID:41R.2tAR
タチバナさん >>345

>結論はなんですか?

“物語”に結論などありません
以前も書いたことですが
どう受け止めるかは読み手の自由です

“安田紗音の物語”に限定して言えば

身勝手な厨二病が企んだ馬鹿げたミステリーゲームのせいで
多くの犠牲者が出た 救いようのない物語と捉えるにしても

数奇な運命に翻弄された1人の若者の苦悩が生んだ悲劇と捉えるにしても

それは貴方自身が決めることです

僕が“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”で
伝えたかったのは(伝えようとしているのは)

「『うみねこ』ってのはこういう話なんだけど、みんなちゃんと解ってる?」
ということです
347: 名前: ケーナ:2013/03/17 05:26ID:41R.2tAR
右代宮縁寿

 縁寿が6歳の時、縁寿の一族である右代宮家は、伯母である絵羽以外、全員事故で死亡したことになっています。六軒島爆発事故と呼ばれるその事故は、1986年11月5日24時ちょうどに発生しました。この事故によって、六軒島にあった右代宮家の屋敷は、直径1km、深さ数十mのクレーターを残して消滅。親族会議に出席する為、当時、六軒島に在島していた、縁寿の両親と兄を含む右代宮家の親族とその他の関係者、合計17人の在島者は行方不明となりました。いくつかの断片的な遺体の一部は発見されましたが、顎部の一部が発見されたことにより、歯の治療記録から本人を特定できた真里亞は貴重な例で、ほとんどは誰の身体の一部かも解らないという惨状でした。事故から十数年経過した現在では、屋敷から2km離れた場所にあった隠れ屋敷“九羽鳥庵”にいた絵羽だけが、唯一の生存者であると考えられています。
348: 名前: タチバナ:2013/03/17 06:19ID:e1Ur5b9F
ケーナさん >>346

>“物語”に結論などありません
>以前も書いたことですが
>どう受け止めるかは読み手の自由です
“物語”に結論はないという時点で異論を挟みたいですけど、それは置いておいて、
最初からケーナさんがどう受け止めたのかを聞いてますよ。
こちらが質問している内容と解答がずれたまま、数ヵ月間もやり取りしてる気がします。

>「『うみねこ』ってのはこういう話なんだけど、
>みんなちゃんと解ってる?」ということです
みんなケーナさんが語ってるようなことはとっくの昔に分かった上で、
(異論を挟みたい箇所もそれぞれあるでしょうけど、)
「ここはもっと深く考えられるよね」という話をしてると思いますよ。

ずれが発生してる一番の原因って、
ケーナさんは「書かれてあることを読むのが考察」だと思ってて、
僕は「書かれてないことを読むのが考察」だと思ってるからかなあ。
このずれが解消されない限り、一生話が進まない。
349: 名前: ケーナ:2013/03/18 07:19ID:ecXux.mK
タチバナさん >>348

>最初からケーナさんがどう受け止めたのかを聞いてますよ。

自分がその作品をどう受け止め どう感じたか
これは“感想”です

感想は人それぞれです
人によって違うのは当たり前で
どちらが正しいとか間違っているとか
そういう問題ではありません

ですから“考察”とは全然別物になります
僕個人としては自分の感想を人に押し付ける気はありませんし
他人の感想を聞きたいとも思いません
ですから感想には興味がありません

>みんなケーナさんが語ってるようなことはとっくの昔に分かった上で、
>(異論を挟みたい箇所もそれぞれあるでしょうけど、)
>「ここはもっと深く考えられるよね」という話をしてると思いますよ。

断言しますが 絶対にそんなことはありません
ベースを固めた上で“プラスアルファの考察”なり創作なり
をしているのなら それなりの内容になります

「バイオリンを弾ける」というからバイオリンを渡してみたら
ギコギコやるだけ

「それって音は出てるけど、弾いてはいないよね?」
「いや、これが俺のスタイルだ。普通にも弾けるけど、あえてこういう風に弾いているだけだ」

出鱈目に弾いているか
基礎を踏まえた上で自己流でやっているか
そんなの弾ける人間が見ればすぐに解ります

僕は“プラスアルファの考察”なり創作なりを
否定するつもりはありません
「やりたい人間はやればいい」そう考えています

しかし“音を出しているだけ”なのを
「俺はバイオリンを弾いている、俺は上手い」と主張されるのは
見ていて辛いものがあります
最低限の基礎を踏まえてから
そういうことには挑戦して欲しいのです

>「書かれてないことを読むのが考察」

“行間を読む”という言葉があるように
書かれていないことを読むのは“読解”の基本です
僕の考察を「書いてあることしか読んでいない」としか
認識出来ないのなら
それは貴方が“読めていない”だけのことです

『花もて語れ』という朗読をテーマにしたコミックがありますが
貴方にはこれをオススメします
“読解”とはどういうもので 何故大切なのか?
解りやすく説明しています
350: 名前: ケーナ:2013/03/18 07:20ID:ecXux.mK
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>347)

 このあまりにセンセーショナルな事故に、世間の関心は唯一の生存者である絵羽に集中しました。嵐の夜に、まともな道はなく、2kmも離れた場所にある九羽鳥庵にどうやって辿りついたのか。また、何故、絵羽だけが九羽鳥庵にいたのか。多くの疑問がありましたが、絵羽は何も語りませんでしたので、ますます世間の事故への関心は高まりました。しかし、警察の徹底的な捜査をもってしても、事故の真相は明らかになりませんでした。そのため、ワイドショーや週刊誌は右代宮家について調べ上げ、あることないこと散々に放送、あるいは書き立てたのでした。その後、絵羽は相続した右代宮家の莫大な財産を活用して、金蔵がかつてそうしたような荒っぽい方法で、手段を選ばない利殖を繰り返し、莫大な財産を築き上げました。自分が傷つけられたが為に、他者を傷つけ、その為に恨みや憎しみを買い、再び傷つけられる。絵羽はそんな生き方を六軒島爆発事故後、12年間も続けたのです。
351: 名前: 名無しさん:2013/03/18 13:14ID:63uMdooN
>「俺はバイオリンを弾いている、俺は上手い」と主張されるのは
>見ていて辛いものがあります
>最低限の基礎を踏まえてから
>そういうことには挑戦して欲しいのです
ここまで自分を棚に上げられるのもすごいな・・・
あんたの言っていること、どんなにひいき目に見ても「まずお前自身に言えよw」って言うしかないじゃん。
352: 名前: タチバナ:2013/03/18 14:44ID:26IsDd3a
ケーナさん >>349

>自分がその作品をどう受け止め どう感じたか
>これは“感想”です
どう感じたかを聞いてるわけではなく、どう解釈したかを聞いています。

>“行間を読む”という言葉があるように
>書かれていないことを読むのは“読解”の基本です
>僕の考察を「書いてあることしか読んでいない」としか
>認識出来ないのなら
>それは貴方が“読めていない”だけのことです
「書いてあること“しか”読んでいない」とは一言も言ってません。
人が言ってないことを勝手に脳内補完しないように。
353: 名前: タチバナ:2013/03/18 21:28ID:26IsDd3a
>人によって違うのは当たり前で
>どちらが正しいとか間違っているとか
>そういう問題ではありません
考えてみれば、これが理解できてるなら、「並び立つ二つの真実」も理解できるはずですね。
「どちらが正しいとか間違ってるとかじゃなくて、どちらも正しいということはあり得る」というのは、
うみねこで何度も繰り返されてきた話ですよね。
これがメインの主張であるならば、うみねこを理解できてることになりますが……。
354: 名前: 名無しさん:2013/03/19 00:52ID:f6BArV1o
ケーナさん

よくたとえ話をしているようですが、他者に意味を伝えにくいものですよ。
議論をしているときに、的確でないたとえ話をすると論点がずれてきてしまいます。
もう少しだけわかりやすい、伝わりやすい言葉にしてみてはどうですか?
355: 名前: ケーナ:2013/03/19 04:35ID:aeFxcPo7
>>351

僕は「バイオリンを弾ける」と言える程度には
バイオリンについて勉強していますし練習もしています

しかし「自分はバイオリンが上手い」と書いたことは一度もありません
僕より上手な人間はいない
でも 別に僕が上手いわけではない
周りが下手なだけだ

と くり返し書いています

この程度の読解力しかないから
あなたはいつまで経ってもアンチなのです

僕がつくづく「この連中はどうしようもなくアンチだなー」
と思ったのは

“安田紗音の物語”において解釈を以前と変更したのに
誰もツッコまなかったことです

僕だったら間違いなく「おいおい、前と解釈変わってるじゃねーか!」
とツッコんでいます

アンチならアンチらしく
アンチの溜まり場で陰口でも叩いていてください
こっちに出てこられると迷惑です
(目障り故、出来たら“2ちゃんねる”あたりでやって欲しいのが本音)

ただし 考察者としてなら歓迎します

僕は下手な演奏を否定するつもりはありません
下手なら上手くなれば良いのです

僕が否定するのは演奏出来るだけの勉強も練習もしていないのに
演奏する人間を馬鹿にする者(演奏そのものは理解出来ないため、演奏者だけを馬鹿にする)や
「もうバイオリンは極めた」と語る者(しかも語るだけ、演奏はしない)
あるいは出鱈目な雑音を演奏と称して他人に聴かせようとする者です
356: 名前: ケーナ:2013/03/19 04:36ID:aeFxcPo7
タチバナさん >>352 >>353

>どう感じたかを聞いてるわけではなく、どう解釈したかを聞いています。

それを書いているのが『最考考』『続・最考考』です
「この部分をどう解釈するのか知りたい」ということなら
具体的に指摘してもらえれば答えますし
解らなければ考えます

「『うみねこ』の解釈を語れ」と言われても
漠然としすぎていて語りようがありません
「人間について語れ」と言われても
困ってしまうのと同じです

僕としては既に「語れる限り語った」つもりです
それが「足りない」というのなら
どこがどう足りないのか指摘してもらわないと
僕にも語りようがないのです

>>人によって違うのは当たり前で
>>どちらが正しいとか間違っているとか
>>そういう問題ではありません
>考えてみれば、これが理解できてるなら、
>「並び立つ二つの真実」も理解できるはずですね。

残念ながら『うみねこ』はそういう作品ではありません
“真実は受け取る人間によって変わる”ことを理解した上で
“本当の真実”を求める作品です
357: 名前: ケーナ:2013/03/19 04:36ID:aeFxcPo7
>>354

何故 例え話をするかというと
理由はいくつかありますが(単純に例え話が好きだとか…)

今回 例え話を使っているのは
何度も説明している内容だからです

以前の説明では理解されなかったのに
同じ説明をくり返しても理解されるわけがありません

ですから切り口を変えるために
例え話を持ってきています

あと「また、この話かよ」と退屈している人の為の
サービスも兼ねています
358: 名前: ケーナ:2013/03/19 04:39ID:aeFxcPo7
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>350)

 右代宮家、最後の生き残りである絵羽と縁寿でしたが、その関係は最悪でした。絵羽は右代宮家の栄光と歴史の全てを背負うことになる縁寿に、かつて自分が乗り越え、そして愛する息子である譲治にも課したような、厳しい教育を施そうとしました。しかし、縁寿はもともと絵羽に対して良い感情を持っていなかった上、何かにつけて両親である留弗夫と霧江を侮辱することが許せなかった為、絵羽を新たな母とは認めず、絵羽の教育も拒否しました。縁寿には絵羽が自分を嫌って、苛めているようにしか思えなかったのです。その為、脱走を企てましたが、捕まり、酷い罰を受けました。そして以後は自由な行動と時間の全てを奪われた上、四六時中を監視下に置かれ、やがて全寮制の学園、聖ルチーア学園に囚人として幽閉されることになります。
359: 名前: タチバナ:2013/03/19 09:08ID:32BNZJoe
ケーナさん >>355 >>356

>“安田紗音の物語”において解釈を以前と変更したのに
>誰もツッコまなかったことです
いちいち突っ込んでたらキリないし、そんな揚げ足取りをやってる方がアンチ的じゃないですか?
別に解釈を変更することは悪いことじゃないですよ。

>「『うみねこ』の解釈を語れ」と言われても
>漠然としすぎていて語りようがありません
たぶん何も感じ取れていないから語れないんじゃないですかね。
普通、うみねこについて語れと言われれば、「うみねこで何度も語られる愛とは何か」というような話になると思いますが。

>残念ながら『うみねこ』はそういう作品ではありません >“真実は受け取る人間によって変わる”ことを理解した上で
>“本当の真実”を求める作品です
その結果が手品ENDです。確かに手品ENDも間違いではないのですが、
作者が選んで欲しかったものという話なら魔法ENDの方でしょう。
「謎を解いて欲しい」と言われてきたのは、あくまでミステリー部分のみです。
もちろんヤスは戦人に対しては「できれば作者の想いにも気付いて欲しい」と考えていたでしょうが、
それは「現実の事件の謎を解いて欲しい」ということではありませんし、
我々が解くべき謎でもありません。

まあ、謎を解こうとすること自体は悪いこととは言われてませんが。
(推理山羊のシーンばかり槍玉にあがりますが、これはドラノールやウィルのような
良識あるウィッチハンターの存在を見逃しています)

うみねこという作品は「真実を求めるあまり、他人の言葉に耳を傾けようともせず、
自分の解釈が絶対に正しいと信じ込むことの愚かさ」を描いた作品です。
故に「自分の解釈が絶対に正しい」と思う時点で、うみねこという作品を激しく誤読しています。
これは「自分の解釈を変えろ」という話ではなく、
「他人の解釈も受け入れられるようになれ」という話です。

少し余談になりますが、アンチの解釈でさえも否定されるべきものではありません。
ウィルが怒ったのは「盤上世界の謎に対して、ミステリーとして挑まなかったこと」であって、
「悪意があるが、ミステリーとして挑んでいる者」に対しては敬意を払っています。

結論としては、「謎を解こうとすること自体は悪いことでは、
“一なる真実”に固執してしまえば、手品ENDのような結末を迎える」ということです。
「いや、あれはグッド!エンドだよ」と言うのなら、それはそれで正しいですが、
作者が出して欲しかった解答ではありません。
360: 名前: タチバナ:2013/03/19 09:12ID:abaEHivv
肝心な結論で脱字

「謎を解こうとすること自体は悪いことではないが、」です。
361: 名前: タチバナ:2013/03/19 13:09ID:deoPkda3
というか、相手がアンチかどうかにもやたらとこだわってるけど、
アンチでも冷静な突っ込みができる人はいるから、「アンチだから突っ込めない」って時点でかなり意味不明だし、
実際に相手が「何も分かってないアンチ」だとしても、そのレッテル張りをしてる時点で、
ケーナさんも同類でしかないから、
「ケーナさんだからまともに相手にする必要はない」という人がいて何が問題なのか分からないし、
結局のところ、ケーナさんが論理的な思考が一切できないアンチアンチってことしか伝わってこないんですけど、
なんか意味あるんですか、それ?
362: 名前: ケーナ:2013/03/20 07:26ID:94FYeMWf
タチバナさん >>359 >>361

>普通、うみねこについて語れと言われれば、
>「うみねこで何度も語られる愛とは何か」というような話になると思いますが。

その作品に何を見出すかは
感想と同じく人によって違うと思います

また その作品のどの部分に魅力を感じるかも
やはり人によって違います

ですから「『うみねこ』について語れ」という漠然としたテーマで
実際に僕が語ったとしても
タチバナさんが納得出来るものになる可能性は限りなく低いでしょう

ただ 上記の内容は「『うみねこ』で何度も語られる愛とは何か語れ」
ということですから それについてなら語れます

とは言っても「愛は愛」それだけです
「愛がなければ視えない」この作品で語るべきはこっちです

これに関しては 一応“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”
の最後のコメントで少し触れるつもりですので
それまでお待ちください

>>“真実は受け取る人間によって変わる”ことを理解した上で
>>“本当の真実”を求める作品です
>その結果が手品ENDです。

これは誤解がありますが
それほど深刻なものではありませんので
現時点ではスルーさせてもらいます

>「謎を解いて欲しい」と言われてきたのは、あくまでミステリー部分のみです。

これは「竜騎士07さんはミステリー部分の謎を解いて欲しいと考えているはずだ」
とタチバナさんは考えていると解釈して良いのでしょうか?

犯人は紗音 方法は変装による一人二役と在島者を自由に共犯者に出来る力(権力・財力・抑止力)
動機は戦人に約束を思い出してもらう為

正直 この部分は“普通に読めば誰でも解る”レベルの話だと思います
これらを理解したことで「『うみねこ』を極めた」と豪語する人もいるかもしれませんが
僕は『うみねこ』はそんな浅い作品ではないと考えています
僕にとってこれはむしろ考察の前の前提条件のようなものです

>うみねこという作品は「真実を求めるあまり、他人の言葉に耳を傾けようともせず、
>自分の解釈が絶対に正しいと信じ込むことの愚かさ」を描いた作品です。

これは少し違うと思いますが
なかなか良いところを突いていると思います

>故に「自分の解釈が絶対に正しい」と思う時点で、
>うみねこという作品を激しく誤読しています。

>「他人の解釈も受け入れられるようになれ」という話です。

僕は「自分の解釈が絶対に正しい」と主張したつもりはありませんし
自分の解釈を人に押し付けるつもりもありません

ただ 与えられた情報から「この解釈はありえない」というのはあります
意図的にそれらの情報を無視するのなら
それはそれで結構なのですが
そんな考察に何の意味があるのか理解に苦しみます

そしてこの掲示板において「これが俺の考察だ!」とばかりに繰り出される
“考察モドキ”はそんなのばっかです
それでいて本人達は自分が“考察”をしているつもりでいるようですから
目もあてられません

>アンチでも冷静な突っ込みができる人はいるから

この点は否定しませんし
実際に役に立って重宝している部分もあります

僕はアンチには3種類いると思います

①竜騎士07さんのアンチ
②僕のアンチ
③竜騎士07さんのアンチで僕のアンチ

このうち①と③は論外です
そもそも『うみねこ』に魅力を感じられないほど
読解力がない人間だからです

②は2種類いると思います

(1)書いていることが理解出来ない上“日本一の至リスト”を自ら名乗る“イタさ”や傲岸不遜な態度が許せない
(2)書いていることはある程度理解出来るが“日本一の至リスト”を自ら名乗る“イタさ”や傲岸不遜な態度が許せない

こちらも(1)は論外です
(2)は可能性がありますが
考察で語る者はまずおらず
基本的に僕個人の攻撃に特化しています

タチバナさんは例外的ですが
それでも読解力的にも書き込み内容的にも
アンチの範疇です

僕がアンチをイマイチ理解出来ないのは
自分の時間を削って書き込みをするのに
自分が下劣であることをわざわざアピールするところです

「俺ってこんなにサイテーなんだぜー」
露出狂か! それともMか! あるいは露出狂でMか!
363: 名前: ケーナ:2013/03/20 07:29ID:94FYeMWf
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>358)

 事故から12年後の1998年10月4日、18歳に成長した縁寿は、今際の際にある絵羽に呼び出されました。この頃の絵羽は縁寿を完全に憎むようになっており、また、被害妄想の虜になっていましたので、精神に異常をきたしていました。しかし、心のどこかに自分亡き後、縁寿がどのように生きるのか心配する部分があり、縁寿に発破をかける為に最期の言葉を投げかけるのです。しかし、絵羽を心底嫌い、憎んでいる縁寿には絵羽の想いは届かず、絵羽亡き後、縁寿の姿は高さ200mの超高層ビルの屋上にありました。絵羽を憎み、絵羽に反抗することだけを考えてきた縁寿には、もはや生きていく気力が残されていなかったのです。眼下に星の海を臨み、縁寿が一歩を踏み出そうとした時、漆黒と夜景の中空に不思議な少女の姿を認めた気がしました。縁寿はその少女に見覚えがありました。夢の中で幾度もその少女に語りかけられていたのです。少女は夢の中で聞いたのと同じ声で、“奇跡の魔女”ベルンカステルと名乗りました。ベルンカステルは家族の仇はベアトリーチェであると説明し、縁寿に復讐の機会を与えると共に、家族を助けるチャンスを与えると言います。縁寿はベルンカステルの言葉を信じ、家族を救う為に魔女ベアトリーチェと戦う決心をします。その時、絵羽の護衛たちが屋上に現れました。縁寿が自殺でもするのではないか、と心配していた小此木の指示により、縁寿を保護すべく捜索していたのです。しかし、縁寿は護衛たちの制止を振り切り、漆黒の中空に足を踏み出しました。
364: 名前: タチバナ:2013/03/20 21:08ID:02Ng2uhz
ケーナさん >>362

>その作品に何を見出すかは
>感想と同じく人によって違うと思います

>また その作品のどの部分に魅力を感じるかも
>やはり人によって違います
人によって違ったらなんか問題あるのかって何度も何度も繰り返してるんですけど、
一体いつになったら理解できるんですかね。

>ですから「『うみねこ』について語れ」という漠然としたテーマで
>実際に僕が語ったとしても
>タチバナさんが納得出来るものになる可能性は限りなく低いでしょう
おそらくそうでしょうけど、「『うみねこ』について語れ」という要求に応えてくれたことには納得しますよ。
こちらの求めることに一向に応えようとしないのが問題なんですって。

>これは誤解がありますが
>それほど深刻なものではありませんので
>現時点ではスルーさせてもらいます
こちらからすれば、深刻な問題なので誤魔化さずにちゃんと応えてください。

>これは「竜騎士07さんはミステリー部分の謎を解いて欲しいと考えているはずだ」
>とタチバナさんは考えていると解釈して良いのでしょうか?
誰がいつ竜騎士の話をしたんですか。作品全体を通しての話です。

>犯人は紗音 方法は変装による一人二役と在島者を自由に共犯者に出来る力(権力・財力・抑止力)
などと未だに言ってる時点で、真犯人について何も理解できてないことに気付いて欲しいですが、
まあ、ここは「人それぞれ解釈が違う」で片付けてもいいところです。

>僕は「自分の解釈が絶対に正しい」と主張したつもりはありませんし
>自分の解釈を人に押し付けるつもりもありません
その自覚がないなら意識するようにしてください。

>ただ 与えられた情報から「この解釈はありえない」というのはあります
与えられた情報を作者のミスだとして片付けるのもあり得ません。

とは言え、ケーナさんの解釈も与えられた情報から導き出せるものではあるかもしれませんね。
否定の根拠がいくらあっても、肯定の根拠が一つでもあるなら、与えられた情報から導き出せるとは言える。

>そしてこの掲示板において「これが俺の考察だ!」とばかりに繰り出される
>“考察モドキ”はそんなのばっかです
まあ、正直この掲示板の考察のレベルが低いのは確かです。
だから、もっと別の場所にも目を向けて欲しいなあと思うわけですが。

>①竜騎士07さんのアンチ
>②僕のアンチ
>③竜騎士07さんのアンチで僕のアンチ
竜ちゃんのアンチと作品のアンチだと、また別だと思うんだけどなあ。
作品はそうでもないけど、竜ちゃんの人間性が気に入らないって人も多いです。

>(1)書いていることが理解出来ない上“日本一の至リスト”を自ら名乗る“イタさ”や傲岸不遜な態度が許せない
>(2)書いていることはある程度理解出来るが“日本一の至リスト”を自ら名乗る“イタさ”や傲岸不遜な態度が許せない
ケーナさんが「“日本一の至リスト”を自ら名乗る“イタさ”や傲岸不遜な態度」をなくせばいいだけの話な気がするんですけどね、それ。
書いていることが理解できない上に理解するつもりもない奴ならスルーでおkです。

>タチバナさんは例外的ですが
>それでも読解力的にも書き込み内容的にも
>アンチの範疇です
別にそれでもいいですけど、僕の言ってることが正しいかどうかはちゃんと吟味してくださいね。
根拠のないことは言ってるつもりないです。

>僕がアンチをイマイチ理解出来ないのは
>自分の時間を削って書き込みをするのに
>自分が下劣であることをわざわざアピールするところです
言わなきゃ気が済まないくらい気に入らないんでしょ。

まあ、自分はどこが悪いのかをはっきり指摘してくれるならありがたいと思うけど、
具体的な指摘もできないんだったら黙っておけよとも思います。まあ、これは自分の話。
365: 名前: ケーナ:2013/03/21 08:31ID:020q5ZEw
タチバナさん >>364

まず大前提として
僕はこれまでのタチバナさんとのやり取りで
自分の考察に対する考え方や
考察というものの捉え方は全て吐き出しています

ですから基本的に以前と同じ話になるか
言い換えみたいな内容になってしまうことはご理解ください

>人によって違ったらなんか問題あるのかって
>何度も何度も繰り返してるんですけど、

竜騎士07さんの
「たった一つの解答を用意し、それが解るように書いた」
という発言がある以上“答えは1つ”なのです

ただ その“1つだけの答え”をどう受け止めるかは
人それぞれになってきます

バッドエンドなのか ハッピーエンドなのか
それすらも受け取る人次第でしょう

>こちらの求めることに一向に応えようとしないのが問題なんですって。

応えたい気持ちはありますが
何を求められているのか解らないので
応えようがないのです

>>>“真実は受け取る人間によって変わる”ことを理解した上で
>>>“本当の真実”を求める作品です
>>>その結果が手品ENDです。
>>これは誤解がありますが
>>それほど深刻なものではありませんので
>>現時点ではスルーさせてもらいます
>こちらからすれば、深刻な問題なので誤魔化さずにちゃんと応えてください。

“手品エンド”は“主観による真実の負の側面”を示しています
縁寿は“真実”の力で天草の企みを看破しましたが
EP4のやり取りからも解るように
川畑船長は縁寿を霞に売るような人間ではありません

しかし縁寿は“自分の真実”によって
川畑船長が自分を裏切ったことを真実にして
川畑船長を殺してしまいました

つまり縁寿は“自分の真実”によって“本当の真実”を
塗りつぶしてしまったのです

そしてその相棒はヱリカです
ヱリカは“自分の真実”によって彼氏の裏切りを知りました
確かに彼氏が最終的にヱリカを裏切ったことは間違いないでしょう
しかしそれはヱリカの“自分の真実”によって
“本当の真実”を塗りつぶされることに耐え切れず
結果としてそうなってしまっただけとも考えられます

“黄金の真実”は人を幸せにする為の“自分の真実”ですが
“自分の真実”にはこういった負の部分もある
それを手品エンドは示しているのです

※『最考考』の“■真実の魔女の限界……077~”に書いた内容と
変わってしまいましたが 内容の基点が違っていたからでしょう

>>これは「竜騎士07さんはミステリー部分の謎を解いて欲しいと考えているはずだ」
>>とタチバナさんは考えていると解釈して良いのでしょうか?
>誰がいつ竜騎士の話をしたんですか。作品全体を通しての話です。

つまりベアトリーチェからの戦人への問いかけの方ですね

僕は基本的に竜騎士07さんの発言の方を重視しています
何故なら 通常の作品なら作品そのものから解釈するしかないわけですが
『うみねこ』の場合は作者である竜騎士07さんが
作品外で非常に多くの情報を発しています

これは竜騎士07さんが「作品の内容だけでは自分の意図が伝わりきっていない」
ことに気がついた為だと思われます

ようは“解っていない人への解る為のヒント”ですから
竜騎士07さんの発言を指針にして
『うみねこ』に取り組むのが最も良いと考えています

>>犯人は紗音 方法は変装による一人二役と在島者を自由に共犯者に出来る力(権力・財力・抑止力)
>などと未だに言ってる時点で、真犯人について何も理解できてないことに気付いて欲しいですが、
>まあ、ここは「人それぞれ解釈が違う」で片付けてもいいところです。

これを理解出来ない時点で
根本的にこの作品を理解出来ていないことに気がついて欲しいところですが(以下略)

>まあ、正直この掲示板の考察のレベルが低いのは確かです。
>だから、もっと別の場所にも目を向けて欲しいなあと思うわけですが。

珍しく意見が一致しましたが
どう考えても僕はそのレベルの低いところにタチバナさんを入れていて
タチバナさんは僕を入れていますよね

でも僕はタチバナさんを評価している部分もありますよ
以前『真相解明読本』を読んでいて
タチバナさんの名前を見かけました
つまり考察者としては“公式考察者”レベルの古さです

しかし他の“公式考察者”とは違い
タチバナさんは今もこうして
考察者として『うみねこ』に向き合っています

その情熱はあるいはちびゆかさん以上かもしれません

ただ やはり“公式考察者”の宿命とも言える
“いろんなものを背負ってしまっての硬直化”の罠に嵌っています
一度自分を壊さないといつまで経っても変われませんよ

ちびゆかさんの面白いところは
「これは自分には解らない」ときっぱり言えるところです
これはなかなか難しいことだと思います

そして その部分に考察者として成長出来る余地があります
一度「自分は解った」と考えてしまうと
それで思考停止し 考察者としての成長も止まります
僕は公式考察者の過ちをいやというほど見てきていますので
絶えず「これは間違っているかも」という意識を持ち続けるようにしています

>竜ちゃんのアンチと作品のアンチだと、また別だと思うんだけどなあ。
>作品はそうでもないけど、竜ちゃんの人間性が気に入らないって人も多いです。

このあたりの分けは大雑把ですから
ご指摘の通りだと思います

>ケーナさんが「“日本一の至リスト”を自ら名乗る“イタさ”や傲岸不遜な態度」を
>なくせばいいだけの話な気がするんですけどね、それ。

“日本一の至リスト”は客寄せのパフォーマンスですし
“傲岸不遜な態度”は上記パフォーマンスの一環であると同時に
“考察への姿勢”が誤解・誤読されている部分がありますが

始めてしまった以上
今さら方向転換しようもありませんので
どうしようもないです
366: 名前: ケーナ:2013/03/21 08:32ID:020q5ZEw
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>363)


 数日後、縁寿の姿は絵羽の腹心だった小此木社長の前にありました。ビルから飛び降りた縁寿は、改装工事中の転落防止ネットを何層も突き抜け、アトリウムの宙を飾っていた色とりどりの横断幕に受け止められては滑り落とされ、…最後の横断幕1枚にふわりと受け止められて無傷で地上に降り立ったのです。屋上で縁寿の目の前に現れた謎の少女、ベルンカステルは夢の中で、12年前に何があったか、その真実に辿り着きなさい、と言っていました。そして、それが出来るのは1998年に生きる縁寿だけ、とも。1986年10月4日と5日の真実を明らかにする、それは縁寿が家族の仇と信じる、絵羽の犯罪を明らかにすることでもありました。その為に縁寿は、最も事情に詳しそうな小此木を訪ねたのです。
367: 名前: ドロクロド:2013/03/21 10:07ID:03RkVMAg
ケーナさん
>>365

そうそう。そうやって胸襟を開いて語り合おうとしてくだされば、周りの反応も随分違うものになると思いますよ。

お久しぶりです。もうお忘れになったか、そもそも覚えてもいらっしゃらないでしょうが。
当時のあなたとのやり取りで、私はあなたが何を誤解しているのかわかり、ちびゆかさんへのことも満足のいくものが得られ、
私の当初の目的をクリアしていたところで、ちびゆかさんの「ドロは無視で!」にあなたが同意されたのをみて
私は退場させて頂きました。
それ以来、もう絡むこともないと思っていましたが、ここ最近の集中砲火で弱気になったのか、随分と殊勝なことを
仰っているのをみて(褒めてますよ?)、もう一度お邪魔します。


>始めてしまった以上今さら方向転換しようもありませんのでどうしようもないです

そんなことないですよ。ご自身仰っているじゃないですか。

>一度「自分は解った」と考えてしまうとそれで思考停止し 考察者としての成長も止まります
>(中略)絶えず「これは間違っているかも」という意識を持ち続けるようにしています

考察そのものもそうですし、考察者としての態度としてもそうですよね。
今のあなたの態度は間違ていませんか?
それとも考察そのものと、態度は違うと仰いますか? その考え方は嫌いではありませんが
悲しいかな、それは一部の天才の台詞であって、私やあなたのような平凡な人間が言っていい台詞ではないのですよ。

考えてみてください。
あなたは、わざと注目を集める言動をすることによって、問題点の指摘を受けたり議論をして、より真相に近いところにいきたい、
そう思って、これまでやってきたわけですよね?

今そうなっていますか?

あなたは今、誰かと有意義な議論が出来ていますか?あなたの考えはきちんと周りに伝わっていますか?

はっきり言います。出来ていませんよね。
自分しか書き込まないスレッドで、読んでくれているかもわからないまま、自分の書き込みだけを毎日延々と綴っていく。

その事実を、あなたの選択の失敗を、認めましょう。

今はまだ、あなたの言うところの「アンチ」の反応や、気に掛けてくださっているタチバナさんがいますが
このままでいけば、タチバナさんも諦めて、そしてアンチすら反応しなくなりますよ。

その原因の1つはあなたの理解力の足らなさ(質問の意図が読めない。「うみねこ」の理解が足らない)ですが
もう1つの大きな原因は、あなたのその態度が周りの拒絶を招いているのですよ。

これまでにもこういった「ネットや掲示板で、自分の考えが周囲にうまく伝わらない」「なぜか批判ばかりされる」
そういった経験ありますよね?
時を変えても場所を変えても同じ結果になるなら、それは変化していない因子、つまりあなたに問題があるのではないですか?


方向転換はいつだって出来ます。
180度変えなくても、自分を自覚して表現を変える、行き過ぎを抑える、それだけでも軌道修正できると思いますよ。
368: 名前: ドロクロド:2013/03/21 13:08ID:03RkVMAg
重要なこと1つ抜けてました。前文台無し(泣)

もう1つ、ケーナさんの大きな欠点があります。

・説明力が決定的に不足している。

これも過去に多くの人が指摘していることです。
相手に理解してもらうための説明も、また理解してもらおうという誠意もあまり感じられないのです。
「そんなことはない。十分に説明している」「何度も書いた」とあなたは言いますが
それに対して
これだけ多くの人が「いや、何が言いたいのかわからない」と評しているのです。これは事実なのです。事実は受け止めましょう。

「伝わらないのは、理解できないお前らのレベルが低いんだ」と自己を正当化するのなら、そんなレベルの低いところからは
出ていって、あなたを理解してくれる人がいる別の場所を探したり自分のブログでやったらどうですか?
そして彷徨い続けて全ての人から拒絶されて孤独にすごせばいい。



私はあまり「うみねこ」の考察に詳しくないので、もしかしたら他の人の考察と被ってるのかもしれませんが
ケーナさんの考察の中にも面白い箇所や感心する箇所があると、私も思っていますよ。
でもそれがケーナさんの説明不足や普段の態度で、周囲にうまく伝わっていないのはもったいないと思います。
「説明しています」と言うのなら、それでもまだ足りないんですよ。量も深度も誠意も足らないんです。

私も、そしてたぶん他の皆さんも、原作終了からこれほど時間のたった今でも、いまだにこんなところに顔を出しているということは
なんだかんだ言いながら「うみねこ」が好きなんですよね。「うみねこ」の話がしたいんです。考察したり考察を聞きたいんです。
私が感じた良い箇所以外にも、まだたくさん良い箇所がケーナさんの考察の中には埋まっているのかもしれません。
それらがきちんと聞けたらいいなぁと思っています。
369: 名前: ケーナ:2013/03/21 13:58ID:020q5ZEw
何となく独り言

僕は閑古鳥が鳴いていたこの掲示板において
“日本一の至リスト”を名乗ることにより
人を集めようと思いました

僕の考え方は手段はどうでも良いから
とにかく人を集め
あとは自分の考察の正しさを証明していけば良い
というものでした

しかし 集まってくる考察者のレベルがとにかく低い
僕がこれまで言葉を交わした考察者の中で
僕が同等以上と認められるのはデカルトさんのみです

集め方がまずいのか
そもそもまともな考察者がいないのか
解りませんが

現時点で僕が満足出来る考察者は1人もいません

かと言って僕が方針転換したところで
考察者のレベルが上がるわけではありません

僕が反感を持たれるのと
考察者のレベルが低いことに因果関係はないからです

僕に対して反感を持っているため
訊くべきことを訊けなかったり
本来ならば理解出来る内容が理解出来なくなっているのでは?
という思いはありますが

料理人の人間性と出来上がる料理の味に関係はないわけで
それを理解出来ない考察者を相手にしても仕方がありません

以前から書いているように僕は“真剣勝負”で自分と相手を磨きたいのです
なあなあで相手を傷つけず適当にあしらう事ももちろん出来ます

しかし それをやってしまうと相手が考察者として成長しませんし
何より相手を騙すことになってしまいます
僕にとってこれは誠意に欠ける行為です

自分の考察の問題点を指摘されて自分の考察を修正し
相手の考察の問題点を指摘して相手の考察を高める助力となる

そういう関係を築きたかったのですが
どうも“打たれ弱い”考察者しかいないようです

自分の考察を否定されたことで
自分の人間性そのものを否定されたように傷付き
僕を敬遠するようになる
これではいつまで経っても成長出来ないと思うのですが
どうも僕のように「真剣勝負で自分を高めたい」という考察者は少数派のようです

でも僕にとって真剣勝負を求めない考察者など興味はありませんので
“別館”の存在はそういう考察者を
スルーしなければならない申し訳なさを抱えなくて済むので
ある意味助かります

ただ この掲示板の構造上 黙っているとスレが埋まってしまい
その存在が認識されなくなってしまいますので
「我ここに在り」を示す為
連載を続けています

というわけで“一なる真実”を求める人
自分の考察を真剣勝負で高めたい人
挑戦待っています

ちなみに勝負はしたくないけれども
“一なる真実”を知りたい人には
質問をいただければ答えられる限りお答えします

基本的に僕は喧嘩を売られない限り大人しいです
喧嘩を売られてばかりいるので
そういう印象はないでしょうが…
370: 名前: 名無しさん:2013/03/21 18:06ID:af.UWdM7
素直な疑問なんですけど
↑でドロクロドさんも指摘されてますが、考察者のレベルが低いと思うのなら何でこんなとこに張り付いてるんですか?
それこそタチバナさんのようにツイッターでやるなりした方がより多くの人の目に触れますし、返信もこういう掲示板より早いと思うんですけど

何時までも自分以外はレベルが低い、自分が一番理解してると騒ぎまくって総スカン食らうよりもよっぽど良いと思うんですけど(ケーナさん的にも、ここの他の考察者の方々的にも)

それとも、レベルが低い(と思ってる)相手としか戦えませんか?
もしそうなら黙ってた方がいいですよ
371: 名前: タチバナ:2013/03/21 21:16ID:4eAREoRv
ケーナさん >>365

>ただ その“1つだけの答え”をどう受け止めるかは
>人それぞれになってきます
それ以前に答えを理解し、それを受け入れるかどうかですら、人それぞれの範疇だと思いますが、
それを抜きにしても、こちらの問いかけの答えにはなってませんよね。

答えを受け止めた上で、人それぞれの解釈を語るということに何か問題があるのかと聞いています。
確かに、そこには主観は混じるでしょうが、そもそも主観の混じらない考察などありませんし、
作品から読み取れるテーマについて語るというのは感想とはまた性質が違うものだと思います。

>応えたい気持ちはありますが
>何を求められているのか解らないので
>応えようがないのです
その原因は、ケーナさんの読解力の不足、理解力の不足にあるというところはいいですかね。
ある程度は仕方のないことですが、自覚はあった方がいいと思います。

>黄金の真実”は人を幸せにする為の“自分の真実”ですが
>“自分の真実”にはこういった負の部分もある
>それを手品エンドは示しているのです
僕が言ってることとなんの違いがあるのかは気になりますが、これは正しいです。
ただ、ここでいう真実とは現実における真実であるという点には注意が必要です。
ミステリー部分における真実の話とは区別しなければなりません。
そして、真実を追い求めるという行為自体は悪いことだとは言われてませんね。

>つまりベアトリーチェからの戦人への問いかけの方ですね
ベアトリーチェとも限りません。
ヤスから戦人、十八から縁寿も同様です。

>これを理解出来ない時点で 根本的にこの作品を理解出来ていないことに
>気がついて欲しいところですが(以下略
だって、これ、ノックスとヴァン・ダインで切れますよ。
どうしてもミスだとしたいなら、人それぞれってことで片付けてもいいですが。

>しかし他の“公式考察者”とは違い
>タチバナさんは今もこうして 考察者として『うみねこ』に向き合っています
>その情熱はあるいはちびゆかさん以上かもしれません
真相解明読本に名前が載っている人という話ならば、
ツイッターやmixiで考察を続けてる人も多いですよ。

>始めてしまった以上
>今さら方向転換しようもありませんので
>どうしようもないです
これは言い訳にすらなってない、ただの開き直りですよね。
「クズでどうしようもないニートだけど、
今までこうやって生きてきたから変えようがない」というレベルの。

これが「俺は日本一だから尊大な態度を取ってもいいんだ」という方向での開き直りならば一応話の筋は通りますが、
悪いという自覚が少しでもあるなら素直に直せばいいと思います。

でないと、「一度アンチを始めてしまったから、もうどうしようもない」という人がいても、
何も批判できないじゃないですか。「まず自分の態度を見直せよ」って話になるだけです。

ケーナさんもこんなこと言われたくないだろうし、お互い損をするだけだと思いますが、
何をそんなに意固地になってるんでしょうか。
372: 名前: 名無しさん:2013/03/21 21:57ID:29lVDTJn
>>369
>僕が同等以上と認められるのはデカルトさんのみです
ケーナの妄想の世界では、だろ?
現実世界では、残念ながらケーナが平均点をとれていると思っている人間なんてどこにもいないんだけど。
あくまで現実世界に目を向けないならwikiにいる理由はないし、「僕が頑張ったからこのwikiがにぎわっているんだ!」と思っているなら思い上がりも甚だしい。
自分に都合のいい妄想のせいで、どれだけ多くの「まだ残っている竜騎士ファン」が嫌な思いをしているのかを理解すべき。

極限まで嫌われ、場を汚し、それでもなお他人への誹謗中傷と自分の神格化を叫び続けるなら、日本一のアンチうみねこであると言わざるを得ない。
もしかけらでも竜騎士07先生やうみねこに「愛」があるのであれば、二度と先生の名もうみねこのタイトルも口にすべきではないと思うんだが。
373: 名前: タチバナ:2013/03/21 21:59ID:4eAREoRv
ケーナさん >>369

>しかし 集まってくる考察者のレベルがとにかく低い
「自分の考察を認められる人=レベルが高い」になってやしないかというところが気掛かりです。

>僕がこれまで言葉を交わした考察者の中で
>僕が同等以上と認められるのはデカルトさんのみです
あの人は有能だけど、性質としてはケーナさんと似通ってますからね。
あの人の方がネチネチとした嫌らしいタイプ(ある意味誉め言葉)ですが。
そういう意味では、ケーナさんの方が語り合いやすくはありますね。

>僕が反感を持たれるのと
>考察者のレベルが低いことに因果関係はないからです
逆に言えば、考察者のレベルとケーナさんの態度には因果関係はないのだから、
そんな態度続ける意味ないじゃんっていう話です。

>料理人の人間性と出来上がる料理の味に関係はないわけで
>それを理解出来ない考察者を相手にしても仕方がありません
それはそうかもしれませんけど、「あなたの料理を食べさせてください」って言ってるのに、
「あちらに別のシェフが作った料理がありますよ」って言ってる訳じゃないですか。
そして、たまに出てくる料理は「これは食材が悪いから出来が良くないけど」って言って出してる。
そもそもケーナさんが作った自信作の料理がどこにあるのかが見付けられてないんですけど。
374: 名前: ケーナ:2013/03/22 05:13ID:e0tpnpQx
>>370

何故 誰も理解者が居ないのに
僕がここに居続けるかといいますと

現在この場にいる考察者ではなく
これからこの場に現れる考察者に期待しているからです

「『うみねこ』を一通り理解出来たから、掲示板で腕試しをしてみるか」
という考察者が掲示板を覗いたときに
レベルの低い考察者しか居ない為
「掲示板なんてこの程度か」と去って行っては
あまりにもったいないです
375: 名前: ケーナ:2013/03/22 05:14ID:e0tpnpQx
タチバナさん >>371 >>373

>答えを受け止めた上で、人それぞれの解釈を語るということに何か問題があるのかと聞いています。
>確かに、そこには主観は混じるでしょうが、そもそも主観の混じらない考察などありません

僕にとってこれらは
出来うる限り排除したいものの
どうしても排除しきれない要素です

人を納得させるには
説得力のある内容を提示する必要があります
その為には根拠と客観性が不可欠です
ですから主観は可能な限り取り去りたい

しかし 視点を持つことはそこに自分を位置づけることであり
その時点で主観が混じってしまうのは避けられないことなのです

>>応えたい気持ちはありますが
>>何を求められているのか解らないので
>>応えようがないのです
>その原因は、ケーナさんの読解力の不足、理解力の不足にあるというところはいいですかね。

申し訳ないですが これは違うと思います
タチバナさんが具体的に自分が求めるものを提示できない為
僕には応えようがないのです

>>黄金の真実”は人を幸せにする為の“自分の真実”ですが
>>“自分の真実”にはこういった負の部分もある
>>それを手品エンドは示しているのです
>僕が言ってることとなんの違いがあるのかは気になります

僕が>>359で書いた“本当の真実”とは
金蔵が家族を愛していた真実 戦人が約束を忘れていなかった真実
霧江が縁寿を愛していた真実など

竜騎士07さんが明かさなかったけれども
作品中に盛り込んだ真実のことで
手品エンドの“自分の真実”とは別のものです

>>これを理解出来ない時点で 根本的にこの作品を理解出来ていないことに
>>気がついて欲しいところですが(以下略
>だって、これ、ノックスとヴァン・ダインで切れますよ。

単純にこれらを抜けるだけなら
“兼職説”で良いと思います

>真相解明読本に名前が載っている人という話ならば、
>ツイッターやmixiで考察を続けてる人も多いですよ。

この辺りに僕は疎いので…
「この人の考察を読んでも“日本一の至リスト”を名乗れるのか?」
という人がいたら紹介して欲しいです

>>始めてしまった以上
>>今さら方向転換しようもありませんので
>>どうしようもないです
>これは言い訳にすらなってない、ただの開き直りですよね。

信念を持って一旦始めた以上
途中で変節する訳にはいかないということです

>悪いという自覚が少しでもあるなら素直に直せばいいと思います。

「悪い」とは思っていません
ただ「目論見が外れた」それだけです

また「間違っている」とも思いません
僕が目指す道と他の考察者が目指す道が違うだけですから

>「自分の考察を認められる人=レベルが高い」になってやしないかというところが気掛かりです。

僕的な基準で言いますと
僕の考察の問題点を(僕が認めうるレベルで)指摘出来る、僕が気がつかなかった考察を提示出来る=レベルの高い考察者
僕の考察が理解出来る、僕が納得出来る考察を提示出来る=普通の考察者
あきらかに『うみねこ』を読めていない=レベルの低い考察者
という感じです

>>料理人の人間性と出来上がる料理の味に関係はないわけで
>>それを理解出来ない考察者を相手にしても仕方がありません
>「あなたの料理を食べさせてください」って言ってるのに、
>「あちらに別のシェフが作った料理がありますよ」って言ってる訳じゃないですか。

僕は自分が作れる限りの料理を作って出していますが
食べもせずに難癖をつける連中と
舌がジャンクフードに慣れている為
味が理解出来ない連中しかいないのです
376: 名前: ケーナ:2013/03/22 05:14ID:e0tpnpQx
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>366)

 しかし、小此木の見解は六軒島爆発は単なる事故だろう、というものでした。絵羽は腹心である小此木にさえ、事故の真相は話していなかったのです。その為、小此木は個人的な見解として事故の真相を語りました。それは、金蔵は自分の後継者として絵羽が相応しいと考えており、本来の後継者である蔵臼を飛び越えて、絵羽に当主を引き継がせる為に、魔女の碑文を用意した。そして当日、絵羽が金蔵の指示に従い1人、隠し館である九羽鳥庵に行ったところで、爆発が起き、絵羽以外は死んでしまった、というものでした。右代宮家の内情を良く知り、絵羽の家族への深い愛情を知る小此木には、絵羽が家族を殺して生き残るとは考えられませんでしたし、警察の捜査で絵羽が犯人だと断定出来なかった以上、そう考えるのがもっとも妥当だったのです。しかし、絵羽を嫌い、絵羽の犯罪を暴きたいと願う縁寿には、その考えを受け入れることは出来ません。そんな縁寿に小此木は言いました。縁寿の中の真相は絵羽が犯人であることで決まっている。それならば、どんな新情報を手に入れても、縁寿の結論は変わらない。本当の真相が知りたいのなら、異なる立ち位置からも物事を眺める必要がある、と。
377: 名前: タチバナ:2013/03/22 07:32ID:00N/YhIo
ケーナさん >>375

>人を納得させるには
>説得力のある内容を提示する必要があります
>その為には根拠と客観性が不可欠です
>ですから主観は可能な限り取り去りたい
部分的には理解できるんですけど、人それぞれの解釈をすることと主観的な解釈をすることは=ではないので、
こちらの問いかけの答えにはなってません。

>申し訳ないですが これは違うと思います
>タチバナさんが具体的に自分が求めるものを提示できない為
>僕には応えようがないのです
だから、「うみねこ全体を通して読み取れたテーマについて」ですよ。
2年間も付き合ってきた作品についてなら、普通は語れると思います。

>僕が>>359で書いた“本当の真実”とは
>金蔵が家族を愛していた真実 戦人が約束を忘れていなかった真実
>霧江が縁寿を愛していた真実など
縁寿が魔法ENDで得た真実とは少し性質が異なりますね。

“「こ、……こんな……。こんなエンドレスナインがあるの…?! あ、赤き真実さえ、……通じないなんてッ!! 何なのよ、黄金の真実って!! 赤き真実に打ち勝てる黄金の真実って、一体何なのよ……!!!」
「信じる心よ。……それは“私たち”の総意。……私たちが認めて共有した真実の前に、お前の赤き真実など、何も貫けたりしない。」”
別に猫箱の中身は問題じゃなくて、「実際の真実がどうであっても、信じる心によって異なる真実を真実に昇華することができる」という話です。
もし仮に【霧江は縁寿を愛していなかった】と赤字で宣言されても、黄金の真実は否定できないという話です。
(確かに、霧江が縁寿を愛してないとすれば、逆に不自然だとは思いますが)

>単純にこれらを抜けるだけなら
>“兼職説”で良いと思います
竜ちゃんが(と言っておきます)ヒントとして用意したものを屁理屈で抜けたいなら、別にそれでも問題はありません。

>この辺りに僕は疎いので…
>「この人の考察を読んでも“日本一の至リスト”を名乗れるのか?」
>という人がいたら紹介して欲しいです
ぱぱ☆vip、沙竹唯、Long28(敬称略)の名前はあげておきます。
一応、彼らは考察を纏めてるんで検索すれば出てくるかと。できれば、対話をして欲しいところですが。

>信念を持って一旦始めた以上
>途中で変節する訳にはいかないということです
そんな信念捨ててしまえ。

>「悪い」とは思っていません
>ただ「目論見が外れた」それだけです
目論見が上手くいくと思っていたなら、それだけ客観視できてないということでしょう。

>また「間違っている」とも思いません
>僕が目指す道と他の考察者が目指す道が違うだけですから
尊大な態度を取るかどうかは考察のレベル以前の話なんですが、そこらへん勘違いしてませんかね。

>僕的な基準で言いますと
>僕の考察の問題点を(僕が認めうるレベルで)指摘出来る、僕が気がつかなかった考察を提示出来る=レベルの高い考察者
>僕の考察が理解出来る、僕が納得出来る考察を提示出来る=普通の考察者
>あきらかに『うみねこ』を読めていない=レベルの低い考察者
という感じです
その基準で言えば、僕もレベルの高い考察者にカテゴライズされて然るべきな気はします。
あんまり素直に認めてくれませんけど、僕の指摘を認めて撤回したことも何度かありますよね。
まあ別にケーナさんの基準なんてどうでもいいけど。

>僕は自分が作れる限りの料理を作って出していますが
>食べもせずに難癖をつける連中と
>舌がジャンクフードに慣れている為
>味が理解出来ない連中しかいないのです
料理にすらなってない食材のまま出してることも多いと思いますけどね。
378: 名前: タチバナ:2013/03/22 08:27ID:50B2TZIh
ちょっと補足。
とりあえず、「縁寿が真実を得たことが至ったと表現されている→縁寿と同じ真実を得ることが至るということ」
というところまではいいかと思う。
ならば、EP8で縁寿が得た真実とは何かを考えてみればいい。

その縁寿は一体どこから真実を得たのかと考えてみると、先に真実に至ったバトラからである。
確かに、バトラは縁寿に対して「真実を思い出せ」とも言っているが、
それは縁寿が思い出せるであろう範囲なら思い出せとも言うというだけの話。
でなければ、「我々には真実を思い出すことなどできない=至ることなどできない」という話になる。
「考えれば真実に至れる」と竜ちゃんも言ってるのだから、
「思い出すこと=至るということ」とするのはおかしいのである。

つまり、そうではなく、「86年に金蔵が生きていて、みんなでハロウィンパーティを行なったというのは嘘だ。
嘘だけど、それを真実として受け入れろ」という方が戦人が縁寿に伝えたかったことである。
実際の真実はどうだったのかなんて、別に問題ではないのである。

また、手品ENDで描かれた真実を“負の真実”と呼ぶなら、
その対比となる“正の真実”は魔法ENDで描かれていると考えるのが自然だろう。
そして、そこで描かれたのは、「【戦人は死んだ】、【親族は死んだ】と赤字で言われていてる。
だけど、黄金の真実によるならば、みんな黄金郷で幸せになった」ということである。
「黄金の真実を得ること=真実に至ること」と言い換えても問題はない。

少なくとも、「本当の真実を探れ」なんてバトラは言ってないし、
魔法ENDでも、そんなことは描かれていない。
故に「本当の真実を探ること=真実に至ること」としているのなら誤りである。
379: 名前: 禿は遊びじゃない:2013/03/22 11:25ID:28aGK2FD
うみねこで竜ちゃんの凋落が始まったよね。

アニメの散がいつまで経っても出てこず、漫画も打ち切りになったのが
証拠。

380: 名前: 名無しさん:2013/03/22 12:32ID:d33KVBw8
>「この人の考察を読んでも“日本一の至リスト”を名乗れるのか?」
>という人がいたら紹介して欲しいです
「少なくともこの人は、僕のことを“けっこう正しい推理ができる人間”だと認めています」
という人がいたら紹介して欲しいです。
381: 名前: 初心者です:2013/03/22 20:59ID:23yI1pRy
ケーナさんという方は真性のマゾなんですか?
他の人に対して批判しているような言い方をしていますが、全部自分のことですし。
本当に居るんですね、こういう人って。世の中は広いです。
382: 名前: ケーナ:2013/03/23 07:17ID:0aOiOtNC
タチバナさん >>377 >>378

>人それぞれの解釈をすることと主観的な解釈をすることは=ではないので

僕はそもそも“解釈”とは主観的なものだと思っています
これまであまり明確に分けて考えてはいませんでしたが
“読解”がパズルのように文章から1つの答を導き出すものなら
“解釈”は主観的に設定した“視点”で文章から1つの答を導き出すもの
という感じでしょうか

>「うみねこ全体を通して読み取れたテーマについて」ですよ。
>2年間も付き合ってきた作品についてなら、普通は語れると思います。

これは以前 答えたと思いますが
「愛がなければ視えない」これそのままです

もう少し細かく書くことも出来ますが
(確か以前はもう少し詳しく書いた覚えが…)
結局 こういう大きいテーマだと
答も大きくならざるを得ず
抽象的なものになってしまいます

>別に猫箱の中身は問題じゃなくて、
>「実際の真実がどうであっても、信じる心によって異なる真実を真実に昇華することができる」という話です。

僕はこれは“表テーマ”とでも言うべきものだと思います
竜騎士07さんがこの作品に仕込んだ“裏テーマ”が
僕が説明したようなことだと考えています

>>単純にこれらを抜けるだけなら
>>“兼職説”で良いと思います
>竜ちゃんが(と言っておきます)ヒントとして用意したものを屁理屈で抜けたいなら、
>別にそれでも問題はありません。

この作品は3つの人格をその身に宿した1人の少女の
葛藤から生まれた悲劇を描いた物語です
それを考えると「人格の1つが犯人」という答は不自然だと思います

また 『うみねこ』の現実世界において
紗音が書いた2つのメッセージボトルの犯人は
紗音なわけで それとも矛盾します

>ぱぱ☆vip、沙竹唯、Long28(敬称略)の名前はあげておきます。
>一応、彼らは考察を纏めてるんで検索すれば出てくるかと。
>できれば、対話をして欲しいところですが。

ありがとうございます
たけぽんさんくらいに可能性を感じたら
接触してみようと思います

>>信念を持って一旦始めた以上
>>途中で変節する訳にはいかないということです
>そんな信念捨ててしまえ。

別に“日本一の至リスト”を名乗ることに信念を持っているわけではなく
この作品には竜騎士07さんが主張するように“一なる真実”があり
それを竜騎士07さんが“解るように書いた”のなら
それを追究するのがもっとも大切だ
ということです

>>「悪い」とは思っていません
>>ただ「目論見が外れた」それだけです
>目論見が上手くいくと思っていたなら、それだけ客観視できてないということでしょう。

単純な話 僕がその他の考察者を過大評価していたということです
「竜騎士07さんはこの作品を1000人に1人しか理解出来ないと書いたけど、そんなことはないはず、理解出来る人間はもっと大勢いる」
そう思っていましたが
どうも竜騎士07さんの見立てのほうが正しかったようです

>>また「間違っている」とも思いません
>>僕が目指す道と他の考察者が目指す道が違うだけですから
>尊大な態度を取るかどうかは考察のレベル以前の話なんですが、そこらへん勘違いしてませんかね。

パフォーマンスとしての尊大な態度と考察の中身は別物です
その部分を区別出来ないような考察者では元から話になりませんので
考察者を篩い分ける意味もあります
(誰も網を潜れませんけど…)

>その基準で言えば、僕もレベルの高い考察者にカテゴライズされて然るべきな気はします。

確かに少なくとも“別館”の他の考察者とは一線を画しているとは思います
しかし“『うみねこ』を根本的な部分で理解出来ていない”
“誤読が多いなど読解力に疑問がある”
“『最考考』を読んではいても読めてはいない”

これらの点から僕が“レベルの高い考察者”と位置づける
デカルトさんには及ばないと思います

また 僕が“普通のレベルの考察者”として挙げた点を
クリア出来ていない部分もありますので
“レベルの低い考察者”と“普通のレベルの考察者”の間くらいという印象です

>>僕は自分が作れる限りの料理を作って出していますが
>>食べもせずに難癖をつける連中と
>>>舌がジャンクフードに慣れている為
>>味が理解出来ない連中しかいないのです
>料理にすらなってない食材のまま出してることも多いと思いますけどね。

あまり加工してしまうと素材の持ち味を殺してしまう場合があります
僕の感覚で言いますと
“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”は
加工しすぎです その問題点は>>323に書いたとおりです

ここまでやってしまうと
その味が素材のものなのか
料理人である僕が付与したものなのか
解らなくなってしまいますし
多彩な味わい方があったはずなのに
そのうちの1つを押し付けることになってしまいます

>「86年に金蔵が生きていて、みんなでハロウィンパーティを行なったというのは嘘だ。
>嘘だけど、それを真実として受け入れろ」という方が戦人が縁寿に伝えたかったことである。
>実際の真実はどうだったのかなんて、別に問題ではないのである。

上でも書いたとおり こっちは“表テーマ”であり
手品エンドとの対比として魔法エンドが来ることを考えれば
この解釈が妥当です

しかし この作品の裏側に竜騎士07さんが用意した
“裏テーマ”はまた違うものである
というのが僕の認識です

図示すると以下のような感じでしょうか

(表テーマ)手品エンド←(対比)→魔法エンド ←愛がなければ視えない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(裏テーマ)物語の裏に隠された真実の物語。 ←愛がなければ視えない
383: 名前: ケーナ:2013/03/23 07:18ID:0aOiOtNC
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>376)

 しかし、小此木の見解は六軒島爆発は単なる事故だろう、というものでした。絵羽は腹心である小此木にさえ、事故の真相は話していなかったのです。その為、小此木は個人的な見解として事故の真相を語りました。それは、金蔵は自分の後継者として絵羽が相応しいと考えており、本来の後継者である蔵臼を飛び越えて、絵羽に当主を引き継がせる為に、魔女の碑文を用意した。そして当日、絵羽が金蔵の指示に従い1人、隠し館である九羽鳥庵に行ったところで、爆発が起き、絵羽以外は死んでしまった、というものでした。右代宮家の内情を良く知り、絵羽の家族への深い愛情を知る小此木には、絵羽が家族を殺して生き残るとは考えられませんでしたし、警察の捜査で絵羽が犯人だと断定出来なかった以上、そう考えるのがもっとも妥当だったのです。しかし、絵羽を嫌い、絵羽の犯罪を暴きたいと願う縁寿には、その考えを受け入れることは出来ません。そんな縁寿に小此木は言いました。縁寿の中の真相は絵羽が犯人であることで決まっている。それならば、どんな新情報を手に入れても、縁寿の結論は変わらない。本当の真相が知りたいのなら、異なる立ち位置からも物事を眺める必要がある、と。
384: 名前: タチバナ:2013/03/23 08:56ID:742b8IUH
とりあえず一言だけ。

>ありがとうございます
>たけぽんさんくらいに可能性を感じたら
>接触してみようと思います
たけぽんさんは、動機面の考察とEP1~EP8まできちんと考察を纏めている点は評価すべきだけど、
基本的にはこの3人の方が上だと思います。
ぱぱ☆vipさんなんて、EP5終了時点で碑文の謎をちゃんと推理して解いてるし、
沙竹唯は出題編に登場した使用人の名前から「七杭のモデルとなったのは使用人」と気付いてたし、
Long28は柔軟性が高く一つの発想に絞られないタイプです。(一貫性がないのとは違う)
385: 名前: ケーナ:2013/03/24 07:22ID:04lLqQEC
タチバナさん >>384

僕がたけぽんさんを評価しているのは
考察の中に「これは飛躍しすぎだろう」と
思える部分がまるでないことです

「ここはおかしい」と思える部分も
本文の内容に忠実に読解して
誤読しているだけです

これがどういうことかと言いますと
“きちんと読解して考察している”ということです
僕が知りうる限り
これがきちんと出来ている考察を発表している考察者は
これまで“KEIYA”さん “プルプルピコプヨ”さん
“たけぽん”さん だけでした

ぱぱ☆vipさんは
http://www49/。atwiki。jp/uminekokousatsu/
というサイトを拝見しましたが
どうも途中までしか完成していないようです

発表されている分だけで言えば
かなり完成度の高い考察だと思います

ただ 完成されていると同時に“固まっている”印象を受けます
おそらくこの人は他人の考察を受け入れないでしょう
あと ちょっとトンデモな部分があります

沙竹唯さんは
どこを見れば良いのかよく解らなかったのですが
http://jbbs/。livedoor。jp/bbs/read。cgi/radio/7612/1276564013/l50

というサイトを見る限りでは
情報が古い為 特にどうという印象も受けませんでした

Long28さんは
http://long28/。blog。fc2。com/  
をチラッと見た印象では
“僕と違うゲームをしている”タイプです

>ぱぱ☆vipさんなんて、EP5終了時点で碑文の謎をちゃんと推理して解いてるし、
>沙竹唯は出題編に登場した使用人の名前から「七杭のモデルとなったのは使用人」と気付いてたし

「ここまでの情報で、これが解っていた」という話なら
僕は考察者としては最底辺クラスの能力しかありません
何せ 一周目はそういうのがまるっきり解らない為
“ただ読んでいた”だけですから

しかし 様々な情報が集積されている現時点で
僕を超える考察を発表している考察者を見たことがありません
だから僕は“日本一の至リスト”なのです
386: 名前: ケーナ:2013/03/24 07:26ID:04lLqQEC
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>383)

 縁寿が小此木と話している最中に、縁寿の母、霧江の妹である須磨寺霞がやって来ました。須磨寺家は京都の旧家ですが、現在は斜陽を迎えており、莫大な財産を相続した縁寿の後見人の座を狙っているのです。小此木の立場は微妙でした。絵羽が後継者を明確に指名しなかったため、右代宮グループの有力者同士での綱引きが発生していたのです。そんな中、筆頭株主である縁寿が、財産を全て売却して何処かへ寄付する、などと言い出したものですから、グループは揺れに揺れ、須磨寺家の介入を許してしまいました。もし、須磨寺家の思惑通り、縁寿の後見人の座が須磨寺家のものになるのなら、ここで須磨寺家の不興を買うわけにはいきません。かといって、縁寿を野放しにすれば、宣言通り、財産を全て第三者に売却し、グループは崩壊することになりかねません。そこで、かつて絵羽の護衛を務めていた天草十三を護衛という名目で縁寿にあてがい、縁寿の逃亡を援助することにしました。縁寿の来訪を報告することで、須磨寺家に協力する意思を示し、一方で護衛をつけて逃亡を援助することで、縁寿の歓心を買いつつ、縁寿の動向を監視することが出来ます。
387: 名前: タチバナ:2013/03/24 15:59ID:d2SZeU/n
ケーナさん >>385

>僕がたけぽんさんを評価しているのは
>考察の中に「これは飛躍しすぎだろう」と
>思える部分がまるでないことです
確かにそうかもしれません。
それだけに、僕からすると思考が凝り固まっているという印象を受けますが。

>ぱぱ☆vipさんは
http://www49/。atwiki。jp/uminekokousatsu/
>というサイトを拝見しましたが
>どうも途中までしか完成していないようです
リアルタイムで考察していたわけではないですからね。

>ただ 完成されていると同時に“固まっている”印象を受けます
>おそらくこの人は他人の考察を受け入れないでしょう
>あと ちょっとトンデモな部分があります
これは他人の考察をあまり読んでいないからであり、考察している時間が少ないからだと思います。
しかし、きちんと異論を出せば、その内容についても考慮してくれます。

>沙竹唯さんは
>どこを見れば良いのかよく解らなかったのですが
http://jbbs/。livedoor。jp/bbs/read。cgi/radio/7612/1276564013/l50

>というサイトを見る限りでは
>情報が古い為 特にどうという印象も受けませんでした
そこに書いてあるのとは考えが変わってるところもありますからね。
ただ、ミステリー部分の駒の動きについては変わってないはずで、ここまで細かく考えている人はそんなにはいないはずです。

>Long28さんは
http://long28/。blog。fc2。com/  
>をチラッと見た印象では
>“僕と違うゲームをしている”タイプです
説明が一番分かりやすいし、バランスのいい考察なので、突っ込みを挟むのは難しいと思いますけどね。

「うみねこは(一人用のゲームとして遊んでもいいけど、)対話をすることがゲーム」だと思うので、できればちゃんと話をしてみて欲しいですね。
名人の棋譜を見ても実際に対戦してみないと、その凄さってあんまり分からないと思います。

要するに、ツイッターを始めてみてほしいなあということなのですが。ここで語っているよりはずっと食い付きがいいと思いますよ。
求める相手がここにいないのなら、別の場所に行って探してみてもいいんじゃないですか。
388: 名前: ケーナ:2013/03/25 04:32ID:c6v.vGJu
タチバナさん >>387

>「うみねこは(一人用のゲームとして遊んでもいいけど、)対話をすることがゲーム」
>だと思うので、できればちゃんと話をしてみて欲しいですね。
>名人の棋譜を見ても実際に対戦してみないと、その凄さってあんまり分からないと思います。

前にも書いたことですが
僕は自分と違う考察をほとんど
既存の情報で切り捨てることが出来ます

ただ それに意味が感じられないのです
考察をまとめている人は自分の考察に
自信と誇りを持っているでしょう

そこに押しかけて行ってズバズバ切り捨てるのは
押し込み強盗みたいでちょっと違うと思います

「自分の考察で他の考察者と勝負してみたい」という人なら
こういう場所に自分から来るはずで
来ないという事はおそらく
そういうことは求めていないのでしょう

ちなみに僕は以前
この掲示板にたけぽんさんをスカウトしようとしましたが
断られました

「上記と話が違うじゃないか」と思われるかもしれませんが
“10割考察”をご覧いただくと解るように
僕はたけぽんさんの考察をけっこう否定出来るのですが
その点はたけぽんさんの考察者魂を刺激する程度に抑えましたし
(あくまで目的はスカウトです)

「この人なら僕の考察が理解出来るかも」と思えた人は初めてだったので
ちょっと無理をしてみた次第です

>ツイッターを始めてみてほしいなあということなのですが。

ツイッターは一度に140字しか書けないのですよね?
これはちょっと面倒すぎます
ブログでさえもページ構成がごちゃごちゃしていて性に合わないほどですし

未だかつて「『最考考』を読んで挑戦したくてやって来ました」という人に
遭遇したことがありませんので
「宣伝が足りないかなー」とは思いますが…

たけぽんさんのページは“うみねこ 考察”で検索したら
一番に出てきますから
客も良く来ると思いますが
僕からすれば内容的には物足りない部分がある為
「あれで納得してしまうのはもったいないなー」と
思うと同時に羨ましいですね
考察なんて読んでもらってナンボですから

僕の『最考考』が一番に出てくるのなら
今頃はここも もう少し活気があったかもしれません
(いろんな意味で)

>求める相手がここにいないのなら、
>別の場所に行って探してみてもいいんじゃないですか。 

僕にはたけぽんさん以外には見つけられなかったので
「この人なら」という人がいたら また紹介してください
特にツイッターとかしている人は僕には見つけられない為
助かります
389: 名前: ケーナ:2013/03/25 04:35ID:c6v.vGJu
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>386)

 縁寿が小此木と話している最中に、縁寿の母、霧江の妹(縁寿の叔母)である須磨寺霞がやって来ました。須磨寺家は京都の旧家ですが、現在は斜陽を迎えており、莫大な財産を相続した縁寿の後見人の座を狙っているのです。小此木の立場は微妙でした。絵羽が後継者を明確に指名しなかったため、右代宮グループの有力者同士での綱引きが発生していたのです。そんな中、筆頭株主である縁寿が、財産を全て売却して何処かへ寄付する、などと言い出したものですから、グループは揺れに揺れ、須磨寺家の介入を許してしまいました。もし、須磨寺家の思惑通り、縁寿の後見人の座が須磨寺家のものになるのなら、ここで須磨寺家の不興を買うわけにはいきません。かといって、縁寿を野放しにすれば、宣言通り、財産を全て第三者に売却し、グループは崩壊することになりかねません。そこで、小此木はかつて絵羽の護衛を務めていた天草十三を護衛という名目で縁寿にあてがい、縁寿の逃亡を援助することにしました。縁寿の来訪を報告することで、須磨寺家に協力する意思を示し、一方で護衛をつけて逃亡を援助することで、縁寿の歓心を買いつつ、縁寿の動向を監視することが出来る為です。
390: 名前: タチバナ:2013/03/25 08:44ID:25bohtCa
ケーナさん >>388

>前にも書いたことですが 僕は自分と違う考察を
>ほとんど 既存の情報で切り捨てることが出来ます
百歩譲って、反論ではなく異論にしかなってないと思うけど、まあいいや。

>そこに押しかけて行ってズバズバ切り捨てるのは
>押し込み強盗みたいでちょっと違うと思います
他の考察ブログでケーナさんの名前を見かけたことがあるけど、ツイッターに行くのは駄目なんですか。

と言うと、「ズバズバ切り捨ててるわけではない」とか言うのだろうか。
基準がよく分からない人だ。

>自分の考察で他の考察者と勝負してみたい」という人なら こういう場所に自分から来るはずで
>来ないという事はおそらく そういうことは求めていないのでしょう
ツイッターやmixiや2chは“こういう場所”ではないのか。
ケーナさんの理屈だと、ここに閉じ籠ってて、別の場所へは行こうとしないということも、
「他の考察者と勝負したいというわけではない」ということになるはずですが。
(そもそも勝負という言葉を使っている時点で、だいぶ勘違いをしてる気もします)

>ちなみに僕は以前 この掲示板にたけぽんさんをスカウトしようとしましたが
>断られました
そりゃ、たけぽんさんからすれば、そんなところにいくメリットがないわけで、当たり前だと思います。
ただ、逆にケーナさんの方から来るなら、無下に嫌がったりはしないんじゃないでしょうか。

確かに、たけぽんさんも「正直めんどくさかった」って言ってたし、
そもそもあの人は議論を求めてる人ではないけど、相手に自分に合わせるように言うんじゃなくて、
自分が相手に合わせなきゃ、話の筋が通らないと思います。

>ツイッターは一度に140字しか書けないのですよね?
>これはちょっと面倒すぎます
それはケーナさんの文章構成力が低いから、一言で纏められることが長文になってしまうのだと思いますが、
別に140字に纏めようとしないで、複数回の投稿に分けたとしても別に問題はないですよ。

>たけぽんさんのページは“うみねこ 考察”で検索したら
>一番に出てきますから 客も良く来ると思いますが
それは因果関係が逆で、客がよく来るから検索のトップに出てくるのでしょう。

ツイッターの拡散力に比べれば、ここでは宣伝効果が低いというのは確かにありますが。
(だからこそ、なんでわざわざ管理人も放置しっぱなしなところに閉じ籠っているのかという話になるんですが)

こういう考察ではない話でも論理破綻してるところばかりで、それで一体何が否定できるのかって感じだし、
なんか言い訳にすらなってない言い訳を並び立てているようにしか見えないなあ。

そもそも僕が名前をあげた人は、例え他人に否定されたとしてもめげるような人ではないです。
391: 名前: タチバナ:2013/03/25 08:46ID:763b64q.
(負けるのが怖いから逃げてるだけだろうとか、ベタな煽りでもした方がいいんだろうか。
それでも、言い訳して逃げるだけの根性しかなさそうだけど)
392: 名前: 名無しさん:2013/03/26 05:02ID:40ePBTid
タチバナさん

ケーナさん自身が「対話」を求めていない気がします。
ここ最近の言動を見てみると

 ・ケーナさん自身が意見を変えない
 ・ケーナ的解釈を他者に理解させる(正しく伝える)気がない
 ・他者の意見を理解する気がない

という感じでしょうか。
対話をしようとすれば、

「 相手が何をいいたいか 」

を理解しようするはずです。
彼にはそういったことが見受けられません。
また彼自身は「 討論 」をしたいようなので、
「 対話 」をしたいタチバナさんとは「 議論の仕方 」が違うんじゃないかと思いますよ。
それがうまく噛み合わない原因なのかと。
393: 名前: ケーナ:2013/03/26 06:31ID:872MkByR
タチバナさん >>390 >>391

>ツイッターやmixiや2chは“こういう場所”ではないのか。
>ケーナさんの理屈だと、ここに閉じ籠ってて、別の場所へは行こうとしないということも、
>「他の考察者と勝負したいというわけではない」ということになるはずですが。
>(そもそも勝負という言葉を使っている時点で、だいぶ勘違いをしてる気もします)

僕はこの“うみねこのなく頃にWiki”を
『うみねこ』のポータルサイトと認識しています
何故なら“うみねこ”で検索して
公式サイトなどの次に出てくるのがここだからです

ということは「『うみねこ』についてもっと深く知りたい」と考えた人が
まず来るのがここになりますので
ここにいることにこそ意味があると考えています

そしてツイッターもmixiも個人と個人を繋げる為のサービスです
(両方ともあんまり良く解らないのですが…)
そこにあるのは“場”ではなく“線と線の繋がり”です
これは僕の考え方が古いのかもしれませんが
こういうのは“場”がないと駄目な気がします

そして僕は“勝負”という言葉を使いますが
別に相手を負かしたいわけではなく
違う考えをぶつけ合うことで
互いを高めあいたいのです

>逆にケーナさんの方から来るなら、無下に嫌がったりはしないんじゃないでしょうか。

たけぽんさんは「自分の考察は終わった」と考えているようです
これは鬼炎さんも同じことを言っていましたが
たけぽんさんの場合はきちんと自分の考察をまとめている為
鬼炎さんのような“逃げ”ではありません

少し煽ってみましたが
翻意する様子がなかった為
未練タラタラながらあきらめることにしました

こちらから話題を振れば応えてはくれるでしょうが
本人が「もう考察をする気はない」と言う以上
無理に付き合ってもらうのも気がひけます

あれだけの考察が出来るのだから
かなりもったいないとは思うのですが
しかたがないでしょう

>>たけぽんさんのページは“うみねこ 考察”で検索したら
>>一番に出てきますから 客も良く来ると思いますが
>それは因果関係が逆で、客がよく来るから検索のトップに出てくるのでしょう。

それはもちろんそうなのですが
現状では循環になっているわけですから
どちらが先かを考えても仕方がないことです

>そもそも僕が名前をあげた人は、例え他人に否定されたとしても
>めげるような人ではないです。

相手がめげるかどうかではなく
相手がそれを求めているかどうか
です

僕は自分の考察の完成度を高めたい為
“挑戦者大歓迎”のクチですが
一般的には歓迎されないでしょう

「掲示板にやってくる人とえらく扱いが違う」と
思われるかもしれませんが
自分から掲示板に来る人間は基本的に
何らかのコミュニケーションを求めています

そういう人間と同列で考えてはいけないと思うのです

また 個人のサイトでやり取りしても
そのやり取りはそのサイトを見に来た人しか見れません
有意義な内容になったとしてもそれを見る人が限られてくるわけで
もったいないです

>負けるのが怖いから逃げてるだけだろうとか、ベタな煽りでもした方がいいんだろうか。

僕はこれまで見てきたどの考察者と考察をぶつけても
必ず勝てます(見たことのない考察者の中に、僕以上の人はいるかもしれませんが)
何故かというと“穴のない”考察をしている人を見たことがないからです
勝ちの判った勝負ほど つまらないものはありません

僕はむしろ負けたいのです
負けなければ僕はこれ以上先には進めません
ところが僕に勝てるのは僕のみ
ですから こうして1人孤独に
昨日の自分を倒しながら考察を進めているわけです

タチバナさんやカムイさんとのやり取りは
触媒として機能している感じで
それでも考察が進む為
出来たら考察関係の話題を振ってもらえると助かります
(お2人とのやり取りを『続・最考考』に反映しなければならないのですが、なかなか時間が…)

ただ 現状どうにも行き詰っているのは確かなので
ツイッターで延々“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”
を呟いてみましょうか
もともと読解が得意でない人用の内容ですから
他の考察の柱よりは理解しやすいでしょう
キモいこと この上ないですが
何もしないよりかはマシかもしれません
394: 名前: ケーナ:2013/03/26 06:33ID:872MkByR
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>389)
(昨日間違えて同じのを貼り付けてしまった為、ちょっと長めに貼り付けます)

 かくして、天草の助けを得て、霞の手から逃れた縁寿は、12年前の真実を知る為の旅に出発します。まず縁寿は、大月教授と面会しました。大月は“六軒島ウィッチハンター”と呼ばれる、六軒島爆発事故をオカルトの側面から説明しようと試みるマニアの1人であり、日本有数のウィッチハンターなのでした。絵羽に最も近い立場だった小此木から、絵羽を擁護する立場からの話を聞くことが出来ました。ですから今度は、全くの第三者でありながら、事件に最も詳しい大月に話を聞くことにしたのです。大月によると、六軒島が魔女の島として世界的に有名になったのには、2つの理由がありました。
 1つは事故から半年しか経ておらず、危難失踪が成立していなかった為、一時的に経済的に困窮していた絵羽によって行われた“右代宮蔵書の流出”です。九羽鳥庵に残されていた金蔵の蔵書を絵羽が競売に掛けたところ、その中には千年以上にも亘る間、その存在だけが知られているにもかかわらず、発見されていなかった数々の極めて重要な文献が含まれていたのです。そして、金蔵の書斎は爆発によって吹き飛んでしまいましたから、その書斎にはもっと価値のある文献が収められていた可能性もあるのです。
 2つは“メッセージボトル事件”です。右代宮蔵書で六軒島が世界的注目を浴びた為、式根島の若い漁師が、事故後、拾って保管していた手紙入りのワインボトルを公表しました。当初、このメッセージボトルの信憑性は低いと考えられました。ワインボトルの中のノート片に書かれていた署名が、右代宮真里亞のものでありながら、真里亞の筆跡ではなかった為です。しかし、同様のメッセージボトルが、事故当日に警察による遺留品捜索で周辺海域から回収されていたことが判明し、センセーションを巻き起こします。漁師のメッセージボトルと、警察のメッセージボトルの筆跡が一致したのです。2つのワインボトルの中には、ノート片が何枚もぎっしり詰められていました。それは、右代宮真里亞を名乗る本人以外の何者かによる、事故前日から当日を日記風に記した膨大な手記でした。台風で島に釘付けにされた右代宮家の親族たちが、魔女復活の儀式に巻き込まれ、次々に不可解な方法で殺されていく様子が記されており、そして最後に黄金の魔女ベアトリーチェが蘇り、全てを黄金郷に飲み込む。……まるで、それこそが当日の全容であるかのように記されていました。また、当時の島の状況についても非常に詳しく描写されており、右代宮家に勤務したことがある元の使用人たちは、間違いなく内部に詳しい人間が書いたに違いないと証言しました。ところがこの2つのメッセージボトルはそれぞれ全く内容が違うものでした。2つの日記は、どちらも魔女の碑文に沿った連続殺人を描いていましたが、犠牲者の順番も死に方も、“二日間の物語”さえも違いました。しかし、どちらも最後は全員が死亡し、魔女が復活するという同じ顛末を描いていたのです。縁寿は大月との別れ際に、真里亞が遺した“魔導書”を見せました。その魔導書にはベアトリーチェの署名が記されていたのです。そして、大月の反応から、縁寿は2つのメッセージボトルの筆跡と、この署名の筆跡が一致することを知りました。メッセージボトルの書き手は、真里亞の側にいたのです。
395: 名前: タチバナ:2013/03/26 08:56ID:16nDPD8Y
ケーナさん >>393

>僕はこの“うみねこのなく頃にWiki”を 『うみねこ』のポータルサイトと認識しています
>何故なら“うみねこ”で検索して
>公式サイトなどの次に出てくるのがここだからです
おそらく思い違いをしていることが3点あって、
まずひとつは「うみねこ完結直後ならば、公式の掲示板も超展開スレも生きていた」ということ、
もうひとつは「別にwikiの掲示板は考察を目的に作られた訳ではない」ということ、
最後に「現状であっても、07thに関わった考察者や漫画家などの書き込みが見れるサイトがある」ということ。

言い方悪いけど、「こんな過疎ってる掲示板に来る人なんて珍しい」という点も含めるなら、4点になりますね。

特にツイッターは、2chでも「信者はそっちに流れた」と言われるし、
07thの公式ツイッターだってあり、数十人規模で議論をすることだって可能です。

故に、「考察をしたい人なら、ここに来るはずだ」という論理は破綻しています。
ここを選ぶというのも選択肢のひとつではあるでしょうが、普通の感覚の人ならどうするかは明々白々でしょう。

>少し煽ってみましたが
>翻意する様子がなかった為
>未練タラタラながらあきらめることにしました
たぶんあの人はこういうところに来るタイプではないけど、「煽らなければ来たかもしれない」とは思わないですかね。
別に考察の相手に困ってる訳でもないのに、そんな煽ってくる相手がいるところに行きたくないでしょ、普通。

>それはもちろんそうなのですが
>現状では循環になっているわけですから
>どちらが先かを考えても仕方がないことです
言葉の裏が読めてないみたいだから、はっきり言うしかないんだけど、
つまりケーナさんの考察には人を集められるような魅力なんて皆無ってことですよ。
そもそも人を集める力がない。だから誰も来ない。そういう話をしてるつもりですが。

>何故かというと“穴のない”考察をしている人を見たことがないからです
>勝ちの判った勝負ほど
>つまらないものはありません
自分の考察には、穴がないとでも思ってるんですか?
さすがにこれは自覚あると思うんだけど、他人に言われて自分の考察を修正したことだってあるでしょう?

>負けなければ僕はこれ以上先には進めません
>ところが僕に勝てるのは僕のみ
他人に負け続けているのに、その自覚がないというだけの話です。
そもそもケーナさんの考察で、論理的な思考に基づいて結論を出したと思える部分が記憶にないです。
根拠のない妄想を撒き散らすことが勝ちだと言うなら誰だって勝てます。

>タチバナさんやカムイさんとのやり取りは
>触媒として機能している感じで それでも考察が進む為
>出来たら考察関係の話題を振ってもらえると助かります
まあ、あえて考察の話題に触れないみたいな感じになってるから、これは考えます。
その方がケーナさんの考察は論理的な筋が通っていないということが分かりやすいと思うし。
おかしな点は散々指摘してきたと思うけど。

>ただ 現状どうにも行き詰っているのは確かなので
>ツイッターで延々“■『うみねこ』の歩き方
>その②「右代宮家の物語 」(ケーナ解釈)” を呟いてみましょうか
そもそもこれ、他人に読ませるような文章だとは思ってないんですけど
(長文過ぎるし、改行も少ないため)、
まあ何かしらの反応はあるんじゃないでしょうか。
それよりは、偽書作家テストに1問ずつ答えていくとかの方が良さそうな気がしますが。
396: 名前: ケーナ:2013/03/27 07:33ID:b4A.qOwm
タチバナさん >>395

>「考察をしたい人なら、ここに来るはずだ」という論理は破綻しています。
>ここを選ぶというのも選択肢のひとつではあるでしょうが、
>普通の感覚の人ならどうするかは明々白々でしょう。

僕はそのあたりの事情には疎いので
「そういうものなのか」という感じです
『うみねこ』の考察に興味がある人が極端に少ない為
ポータルサイトであるここでさえ
こんなものなのだろう
と考えていました

ちなみにこれは“論理”ではありません
前から気になっていたのですが
タチバナさんに限らず“論理”だの“結論”だの
皆さん 簡単に書きますが
全然正しく使えていないですから

ただ 以下の内容は引っ掛かりを感じます

>「うみねこ完結直後ならば、公式の掲示板も超展開スレも生きていた」

なら現状はどうなの?
ということではないでしょうか

>「別にwikiの掲示板は考察を目的に作られた訳ではない」

それは確かにそうですが
“『うみねこ』の考察を目的として作られた場”などあるのでしょうか?

検索でトップに来る以上
ここがもっとも人が来るわけで
その掲示板が『うみねこ』の考察について議論する場としては
もっとも相応しいと思います

>「現状であっても、07thに関わった考察者や漫画家などの書き込みが見れるサイトがある」

これは上で書いたことにも重なりますが
僕はあっちこっちに議論する場があるのはまずいと思います
何故なら それだけ人と情報が分散するからです

そして考察の場として
個人や団体の色がついたサイトは
相応しくないと考えています

誰の色もついていなくて
『うみねこ』に興味のある人間が一番集まる場所
それはやはりここしかないでしょう
ならばここを盛り立てていくのが筋というものです

>たぶんあの人はこういうところに来るタイプではないけど、
>「煽らなければ来たかもしれない」とは思わないですかね。

普通に誘って駄目だったから
失礼を承知で煽ってみたまでです
普通はそこまでしないのですが
僕はそれほど たけぽんさんが欲しかったのです

>つまりケーナさんの考察には人を集められるような魅力なんて皆無ってことですよ。
>そもそも人を集める力がない。だから誰も来ない。そういう話をしてるつもりですが。

僕に言わせれば
それは単に「読解力がないだけ」です
僕の考察は“凄い”ものではありませんが
本文に忠実に読解しています
そして“当たり前”の読解でしかありませんが
それでも これだけ深いレベルまで考察している人は他に居ません
それが理解出来ないのなら
その程度の読解力しかないということですし

魅力を感じないのなら
それは『うみねこ』の“一なる真実”に
魅力を感じないということです

>他人に言われて自分の考察を修正したことだってあるでしょう?

掲示板での“思い付きを適当に書いた”程度のレベルでは
確かにそういうこともあります
しかし 他人の指摘を受けて『最考考』『続・最考考』に“考察”として
書いた内容を訂正した覚えはありません(覚えがないだけかもしれませんが)

ただ「これでは理解しづらいか」ということで
より説明を詳しくしたり解りやすくしたことはあります

>ケーナさんの考察で、論理的な思考に基づいて結論を出したと思える部分が記憶にないです

僕の考察は論理ではなく読解です
そもそも物語の読解・理解に一般常識とか論理とか
そういうのを持ち出すと誤読・誤解します

僕がタチバナさんを認めないのは
こういう根っこの部分で既に道を誤っているからです
ですから枝葉の部分で光るところがあったとしても
とても評価は出来ないのです

積み上げているものは膨大なのですから
根っこさえきちんとすれば
僕なんてすぐに追い越せるかもしれませんよ

>それよりは、偽書作家テストに1問ずつ答えていくとかの方が良さそうな気がしますが。

偽書作家テストははっきり言って
あまり出来の良いテストではありません
何故かというと作成者であるKEIYAさんの読解レベルが低い為です
その結果 どうでも良いことや答の出しようのない内容が
設問になっていたりします

もし 同じようなことをするとしたら
“ウィルの解答”の解釈ですが
あれはむしろ解らない人間のほうがおかしいレベルですので
やっぱり『最考考』あたりから
僕のお気に入りの考察を引っ張ってこようと思います

ただ EP5・6はウィルの解答がありませんので
EP5・6版のウィルの解答を作るのは良いかもしれません
(実はこれ“『うみねこ』の歩き方”でやろうと思っていたのですが…)

今日は時間があるので
ちょっと試してみます
上手く出来なかったらご助力お願いします
397: 名前: ケーナ:2013/03/27 07:34ID:b4A.qOwm
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>394)

 次に縁寿が訪ねたのは、南條の息子である南條医師でした。南條医師は新島で南條が開業した診療所を引き継いでいました。南條医師は当初、かつてウィッチハンターやマスコミの執拗な取材攻勢に苦しめられた為、縁寿に否定的な態度を示しましたが、私はあなたよりも遥かに大きな被害に遭ってきた、と主張する縁寿の迫力に負け、重い口を開きます。そして、長年隠し続けてきた封筒を縁寿に見せました。その封筒は消印が1986年の10月3日の新島内になっており、差出人は南條医師本人。しかし、南條医師本人にその封筒を出した覚えはなく、受取人は“南條輝正”南條医師の父であり、六軒島爆発事故で亡くなったはずの南條でした。送付先住所は“北海道礼文島礼文郡礼文町1-2-34-567”日本の最北端であると共に、明らかに存在しない住所です。この封筒は事故の数日後に南條医師の元に“住所不明”ということで還付されてきました。つまり、何者かが南條医師を騙り、事故の数日後に、この封筒が南條医師に届くように手配したのです。封筒の中身は畳まれた小さな手紙と、ナンバープレートの付いた小さな鍵、それと磁気カードでした。手紙には“07151129”という数字と、誰もが知る日本の某巨大銀行の名が記されており、鍵のナンバープレートにはA112と刻印されていました。南條医師が銀行を訪れたところ、厳重なセキュリティに保護された地下4階の大金庫室に案内され、A112の金庫には1億ほどの現金が入っていました。南條医師はこれには関わるべきではないと考え、そのまま金庫を施錠し、封筒を誰にも知らせず12年間隠し続けてきたのでした。縁寿が確認したところ、その封筒の筆跡は真里亞の魔導書に記されたベアトリーチェの署名と同じものでした。
398: 名前: タチバナ:2013/03/27 13:27ID:1897WjW1
ケーナさん >>396

>ちなみにこれは“論理”ではありません
「考察をしたい人なら、ここに来るはず」という仮定から始まり、
「なのに、ここには人が少ない」という事実から、「考察をしたい人が少ないのだろう」と結論付けたわけですよね?
これを“論理”と呼ばずに、なんと呼ぶのか疑問です。

>前から気になっていたのですが タチバナさんに限らず“論理”だの“結論”だの
>皆さん 簡単に書きますが 全然正しく使えていないですから
「結論はこうだ。論理的に考えると、そうなるからだ」という主張の仕方をしないと、
「何が言いたいのかも分からないし、妄想を語っているようにしか見えない」文章になるからでしょ。

僕も前から思ってましたけど、ケーナさんはまず論理学の勉強をした方がいい気がするなあ。
もしくは、もう少しミステリーを読むとか。

>「うみねこ完結直後ならば、公式の掲示板も超展開スレも生きていた」
>なら現状はどうなの? ということではないでしょうか
「うみねこ完結直後はそちらへ行き、現状でも考察をしたいと思った人はツイッターやmixiなどに移行した」と言ってます。

>“『うみねこ』の考察を目的として作られた場”などあるのでしょうか?
超展開スレが正しくそうでした。公式掲示板にも考察スレはあったでしょう。
確かにツイッターは特定のコミュニティを作るようなSNSではないですが、
mixiならば、考察コミュニティもあります。

僕の話の趣旨は、「元々考察を目的としていない場所に、そういう場所を作った。
だから、一般的には考察をする場というイメージがない」ということです。
ケーナさんが「ツイッターやmixi、2chは考察をする場ではない」と考えているように、
一般的な感覚では「うみねこwikiは考察をする場ではない
(議論をする場ではないと言った方が正確かもしれませんが)」という認識だということです。
だから、「まず選択肢として、うみねこwikiはあがらない」という話です。

>検索でトップに来る以上 ここがもっとも人が来るわけで
>その掲示板が『うみねこ』の考察について議論する場としては
>もっとも相応しいと思います
現状、ここには人が来ていなくて、ツイッターやmixiの方が活発なのだから、
まずその認識が誤っているのだろうという話になります。

うみねこと、ツイッターやmixiなどのSNSは直接関係あるとは言えませんが、
「うみねこをプレイし考察しようと思った人の数は、ここと比較してどちらが多いのか」なんて、
考えるまでもなく、結論が出るところだと思います。

>誰の色もついていなくて 『うみねこ』に興味のある人間が一番集まる場所
>それはやはりここしかないでしょう
>ならばここを盛り立てていくのが筋というものです
意味がよく分からないけど、ここも個人が作ったサイトであり、僕たちは場所を借りているだけですよね?

あと、上記で書いたことに加えて、ツイッターでは「考察をするだけの場を作ろう」と、
スカイプで会議部屋を作って話をしてました。(この話は前にした気がします)
そこには数十人単位で人が集まり、毎日数百件のログが溜まっていました。

自分にとっては、ふとした疑問を書き込むと、すぐに誰かが応えてくれるという場はツイッターかスカイプか超展開スレだったな。
mixiなどのSNSは詳しくないから、そこらへんは自分も認識不足だと思ってますが。

>普通に誘って駄目だったから
>失礼を承知で煽ってみたまでです
ここから読み取れることは、ケーナさんのコミュニケーション能力が不足しているということで、
やはりそんな人がいるところには望んで行きたくはないでしょう。

>それは『うみねこ』の“一なる真実”に
>魅力を感じないということです
というか、何度も何度も聞いてますけど、ケーナさんが考える「うみねこの“一なる真実”」ってなんですか?
具体的な回答が返ってきたことが一度もないから、何が言いたいのか理解不能です。

>掲示板での“思い付きを適当に書いた”程度のレベルでは
>確かにそういうこともあります
思いつきレベルで留まってるところがいくつもあるんだから、全然深いレベルに到達してないと思うんですけど。
というか、勝手に「ここまで考えれば十分だから、これ以上考える必要はない」って見切りをつけて、
思考停止してるだけですよね。

それに加え、考えを変えることを恥だと思ってる節すらあるから、
いつまで経っても成長しないんです。

>僕の考察は論理ではなく読解です
>そもそも物語の読解・理解に一般常識とか論理とか
>そういうのを持ち出すと誤読・誤解します
そう思う理由や根拠を示してください。なければ、ただの願望か妄想だと判断します。

そもそも論理がなければ、疑問に思うこともなく、読解の出発点すらないと思います。

例えば、「彼はドラフト指名を受け、ミュージシャンになった」という文章があったとすれば、普通は疑問に思うでしょう。
何故なら「ミュージシャンにドラフト指名なんてないはず」という論理があるからです。
そういう一般常識を無視するならば、それは暴論というものです。

故に「彼は何かのスポーツでドラフト指名を受けたが、ミュージシャンになる道を選んだのだろう」と考えるのが読解です。
そこで、「何故、彼はドラフト指名を蹴ったのか」と考えることは考察になります。

>今日は時間があるので ちょっと試してみます
>上手く出来なかったらご助力お願いします
やるなら、そもそもの大前提から説明した方がいいと思います。
僕なら、シャノカノルールや世界構造の説明から始めますが、何を前提とするのかすら人それぞれだと思うので、難しいかなとは思います。

僕も偽書作家テストの上級版を作ろうかなと思っていて、この前やったEP3の一問一答みたいな感じなのですが、
どんな前提の人でも答えられる設問となると、やはり難しいところがあります。
ですが、そういうものがあれば、お互いに前提確認をしやすいかなとは思ってます。

なんか話がずれた気がしますけど、僕にできることがあるなら協力しますよってことです。
リツイートという機能を使って拡散すれば、多くの人に見てもらえますし。
399: 名前: ケーナ:2013/03/28 04:50ID:b3dJUsSn
タチバナさん >>398

>「考察をしたい人なら、ここに来るはず」という仮定から始まり、
>「なのに、ここには人が少ない」という事実から、
>「考察をしたい人が少ないのだろう」と結論付けたわけですよね?
>これを“論理”と呼ばずに、なんと呼ぶのか疑問です。

“論理”なら仮定と結論は同じになるはずです
しかしタチバナさんの説明では同じになっていません

僕だってこういうのに詳しいわけではありませんが
主張(仮説)→理由説明(検証)→結論
“論”とはこういうものではないでしょうか

僕が書いているのは多分“論”ではないと思います

>>前から気になっていたのですが タチバナさんに限らず“論理”だの“結論”だの
>>皆さん 簡単に書きますが 全然正しく使えていないですから

>「結論はこうだ。論理的に考えると、そうなるからだ」という主張の仕方をしないと、
>「何が言いたいのかも分からないし、妄想を語っているようにしか見えない」文章になるからでしょ。

僕は「何故そのように考えるのか」きちんと根拠を示しています
別に“論”でなくてもそれで充分に説得力は持たせられます
最後の部分は単にタチバナさんが“読めない”だけのことです

>僕も前から思ってましたけど、ケーナさんはまず論理学の勉強をした方がいい気がするなあ。
>もしくは、もう少しミステリーを読むとか。

僕もタチバナさんはもう少し本を読むか
読解の勉強をしたほうが良いと思います
学校教育では読解について教えてくれませんので
独自に勉強する必要があります
僕だって駿台予備校で読解を学びましたから

>確かにツイッターは特定のコミュニティを作るようなSNSではないですが、
>mixiならば、考察コミュニティもあります。

タチバナさんが勧めてくれたのはツイッターでしたが
mixiでなかった理由は単純にそれほど詳しくないからでしょうか?

>現状、ここには人が来ていなくて、ツイッターやmixiの方が活発なのだから、
>まずその認識が誤っているのだろうという話になります。

僕はそのあたりの状況は全く把握していないので
実際に見てみないと何とも言えないですね

>>誰の色もついていなくて 『うみねこ』に興味のある人間が一番集まる場所
>>それはやはりここしかないでしょう

>意味がよく分からないけど、ここも個人が作ったサイトであり、
>僕たちは場所を借りているだけですよね?

確かにこれは説明が難しいですが
“主催者”がいるような場所では
フラットなやり取りは難しいだろうということです

また その主催者に心変わりが起きたら
場がなくなってしまう可能性があるわけで
そういう場は継続的な議論の場として問題があると思います

>スカイプで会議部屋を作って話をしてました。(この話は前にした気がします)
>そこには数十人単位で人が集まり、毎日数百件のログが溜まっていました。

これは過去形なのが気になりますが
現在は稼動していないということでしょうか?
そのログが参加者以外には読めないのなら
情報の一般性と保存性に欠ける為
やはり場としてふさわしくないでしょう

>何度も何度も聞いてますけど、ケーナさんが考える「うみねこの“一なる真実”」ってなんですか?
>具体的な回答が返ってきたことが一度もないから、何が言いたいのか理解不能です。

こんな説明を求めること自体
タチバナさんが『最考考』を読めていなくて
『うみねこ』を根本的に理解出来ていない証拠なのですが
『最考考』の“■“一なる真実”とはどのようなもの?……046~”をご覧下さい

>>掲示板での“思い付きを適当に書いた”程度のレベルでは
>>確かにそういうこともあります

>思いつきレベルで留まってるところがいくつもあるんだから、
>全然深いレベルに到達してないと思うんですけど。

ちびゆかさんとのやり取りの中で
これまで考えたことのなかった事柄について
考える必要が出来たものの
いちいち調べて裏を取るのが面倒だから
とりあえず思いついたことを適当に書いておこう
という感じです

ようはちびゆかさんを納得させられれば良いわけで
それが正しいのかどうかは気にしていなかったり…

>勝手に「ここまで考えれば十分だから、これ以上考える必要はない」って見切りをつけて、
>思考停止してるだけですよね。

ある程度 読解力があれば
何が重要か どこが限界か
ある程度解るものなのです

>考えを変えることを恥だと思ってる節すらあるから、
>いつまで経っても成長しないんです。

僕は「負けたい」と書きました
これは「僕の考察を否定する証拠を突きつけてくれ」という意味です
何をどう誤読すればこういう解釈になるのか理解不能なのですが
僕は「考えを変えることは恥ではない」と言い続けてきたつもりですし
「否定されることによって成長する」とも言い続けてきたつもりです

>>僕の考察は論理ではなく読解です
>>そもそも物語の読解・理解に一般常識とか論理とか
>>そういうのを持ち出すと誤読・誤解します

>そう思う理由や根拠を示してください

“そう思う”ではなく“そういうもの”なのです
以前『華岡青洲の妻』の話をしましたが
この物語は異常な心理による異常行為を描いた作品です
(僕も全文を読んだことはありませんが、そんなに長い話ではないと思うので、実際に読んでみると良いと思います)
ということは登場人物のその異常さに寄り添わなければ
登場人物の心を理解出来ません

もちろん 一般常識を当てはめることで
理解出来る作品は数多くあります
というかむしろ大多数です
だからこそ勘違いしがちなのですが
それは“たまたまその作品に一般常識が当てはまったから理解出来た”だけであり
その作品を読解して理解出来たわけではないのです

以前勧めた『花もて語れ』の8巻で(まだこれは発売されていないです)
おそらく宮沢賢治の『注文の多い料理店』最大の謎
何故 死んだ犬が生き返ったのか?
の読解が為されると思います

かつて大学で学んだ時「これは宮沢賢治の死生観の現われだ」と先生が説明していましたが
7巻の展開から察するにおそらくそのような読解になるでしょう

普通ならありえない“生き返り”ですが
作者の死生観からそれを読み解くことが出来るのです
これも一般常識を当てはめていては理解出来ないことです

以上のように読解とは
登場人物や作者に寄り添うことで
その作品を読み解くことなのです

>>今日は時間があるので ちょっと試してみます
>>上手く出来なかったらご助力お願いします

>やるなら、そもそもの大前提から説明した方がいいと思います。
>僕なら、シャノカノルールや世界構造の説明から始めますが

ツイッターにアカウントを作成しました
@keena07151129
です

取りあえず既に『最考考』の“■戦人は本当に約束を忘れたの?……083~”
を簡略化してツイートしてしまいました

かなり省略しましたが
それでも8ツイート
そのまま転載すれば50ツイートくらい
行くのではないでしょうか

“世界観”関係は解りづらさと解った時のなるほど感が比例しない為
ある程度 解りやすくてなるほど感が高いものからツイートしていこうと思います

それにしても140字の制限はきついですね
下手をすればひとつの発言すら収まりません

>どんな前提の人でも答えられる設問となると、やはり難しいところがあります。
>ですが、そういうものがあれば、お互いに前提確認をしやすいかなとは思ってます。

世界観認識の違う者同士が同じ答を出せる問題となると
本質から外れているものにしかならないのではないでしょうか?
世界観が違えば出てくる答は違って当然で
そこを詰めておかなければ“テスト”は作れても
正解は共有出来ないでしょう

>なんか話がずれた気がしますけど、僕にできることがあるなら協力しますよってことです。
>リツイートという機能を使って拡散すれば、多くの人に見てもらえますし。

正直 現状で情報発信になっているのか
すこぶる疑問なのですが
よろしくお願いします
400: 名前: ケーナ:2013/03/28 04:50ID:b3dJUsSn
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>397)

 同じような封筒は、次に訪ねた、熊沢の息子である鯖吉の元にも届いていました。差出人は鯖吉本人、しかし南條医師と同じく鯖吉にもそのような封筒を出した覚えはありませんでした。こちらの受取人は“熊沢チヨ”で送付先住所は“沖縄県八重山郡与那国町1-2-34-567”こちらも日本の最西端であり、明らかに存在しない住所です。鍵のナンバープレートはA113。鯖吉は銀行に確認には行きませんでしたが、こちらも大金が入っているのでしょう。そして縁寿は自分もかつて、同じような封筒を受け取っていたことを思い出しました。当時、6歳だった縁寿には封筒の中身が理解出来ず、その後のゴタゴタでどこかに紛失してしまったのです。ベアトリーチェを名乗る何者かは、六軒島爆発事故で遺族になる者に、大金が渡るように手配していました。つまり、あの事故は偶発的に起きたものではなく、ベアトリーチェによって計画的に引き起こされた事件だったのです。そして、そのような大金を用意出来たことから、それは絵羽ではありえません。本来ならばメッセージボトルの物語のように、絵羽は六軒島で死亡するはずだったのでしょう。しかし、何らかの手違いで生き残ってしまったのです。
401: 名前: 名無しさん:2013/03/28 16:54ID:3boQJIRh
>以前『華岡青洲の妻』の話をしましたが
>この物語は異常な心理による異常行為を描いた作品です
>(僕も全文を読んだことはありませんが、そんなに長い話ではないと思うので、実際に読んでみると良いと思います)
>ということは登場人物のその異常さに寄り添わなければ
>登場人物の心を理解出来ません

推理物以外ならばこの考えも正しいのでしょうが、推理物を読み解く為には一般常識や論理などは必要不可欠に思います
うみねこは推理物じゃないって言うなら何故一なる真実なんてものを求めてるのかもわかりませんし、求める必要も無いんじゃないかな

あと、負けたい負けたいって言ってますけど、考察に勝ち負けなんてあるんですか?
というか、たとえ思いつきでの部分であれ、他人に気付かされた点があったもしくは考えさせられたあげく、その内容に対する回答にさらに他人に突っ込まれ、回答を修正したというのは貴方の中では「負け」に入ってないんでしょうか
(というか、貴方がこれ以上の考察を見たことが無いって言い張ってる最考考ですら、ここの人達の指摘で何度も書き直してますよね)
過去ログを見ると何度も何度もそういう展開になっているのが確認出来ますけど、そんな体たらくでよく読解力があるだのここの考察者はレベルが低いだの書けたもんですね
402: 名前: オプス:2013/03/28 19:12ID:3eHU8pKF
>あと、負けたい負けたいって言ってますけど、考察に勝ち負けなんてあるんですか?
普通にあると思いますよ。論理的で分かりやすいとか、個人的に好ましいとかの差が。つまりは理解者の数が一応の勝ち負けにはなるかと。

しかしこういう考え方による勝ち負けだと、例えばネット限定な情報開示だけとかだと、真実や真相は、虚偽や嘘に負けると思ってます。
素顔よりフォトショで虚偽を混ぜて美人にした方が人気は出るだろうし、ずぶの素人より芸能人の名を騙った方がツイートに人は集まるでしょう。
ボロが出たらお終いですけど。
でもうみねこってそのボロを最後まで出さなかったお話だと思うんですよね。

だからおそらく真相に到達した説は“誰よりも何よりも負けている”と私は思っています。
しかしそれは逆説的には成り立ったりはしないです。支持されていないから真実という訳ではなく、さきほどの例えならば、フォトショの腕が無くて素顔より不細工にしてしまったり、騙った芸能人のチョイスが微妙だったりして、支持を得られないパターンもあるでしょう。

結論としてうみねこにおいては勝てば勝つほど、真相に余計な虚偽がくっついている、真相から遠のいている可能性が高くなるんじゃないかと思ってます。
403: 名前: ケーナ:2013/03/29 04:57ID:4fz2AxYq
>>401

>推理物を読み解く為には一般常識や論理などは必要不可欠に思います

ミステリーの謎解きとしては確かにそうです
しかし 僕が言っているのは人間の内面や心理の話です
これらは分けて考えるべきことです

また この作品においてミステリー部分は結構アバウトです
変装によって同じ人間が別人として振舞えるというのは
一般常識から言えばありえないことですし

死体を2年も保存ってどうやって?
とかツッコミ出せばきりがありません

何故 こんなことになっているかというと
この作品はミステリーではあっても
ミステリー部分はあまり重要ではないからです

>考察に勝ち負けなんてあるんですか?

「考察は勝ち負けではない」と言いつつ
「負けたい」とも言っていますので
矛盾しているように思われるかもしれませんが
上手い言葉が見つからない為
このような表現になっているだけです

ようは“正解”があり
2人の考察者がそれぞれ解答した結果
出てきた答が違うなら
①片方があっている
②両方間違っている
どちらかになります

ある考察について片方があっていたなら
それはその考察者の勝ちです
間違っていた考察者は負けです

ところが負けた考察者はそれによって
正解を知り より“一なる真実”に近づけます
つまり負けたことによって得をするわけです
これはある意味 勝ちとも言えるでしょう

一方で勝った考察者は自分の考察がそのまま維持されるだけである為
成長することが出来ません
これはある意味 負けとも言えるでしょう

この関係性をどう書けば良いか解らない為
矛盾のある内容となっています

>最考考ですら、ここの人達の指摘で何度も書き直してますよね

何らかのミスを指摘されて修正したことはあるかもしれませんが
誤解や誤読を修正したことはないと思います
というのは『最考考』は基本的に本ですので
修正するとページ数にズレが出ます
他人からの指摘でそういうのを直した覚えがないのです

ただし具体的にご指摘いただいて
それが確かに事実なら
謝罪すると共に自分の発言を訂正せざるを得ないでしょう
404: 名前: ケーナ:2013/03/29 04:58ID:4fz2AxYq
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>400)

 縁寿が最後に訪ねたのは、マルフク寝具店に住む、川畑船長でした。川畑は12年前、六軒島への連絡船の船長を務めていましたが、大きな病気をして体調を崩してからは引退し、息子夫婦の家で世話になっていたのです。川畑は縁寿のことを覚えており、1986年の10月4日に親族を六軒島に運んだ際に、戦人が落ちる落ちると騒いだことさえ覚えていました。縁寿が頼むと、川畑は特別にかつて使っていた船を1日だけ返してもらい、縁寿を六軒島に乗せていくことを約束してくれました。元々、漁民たちの間では六軒島は不吉の島と恐れられており、12年前の事故で、それは頂点に達しました。彼らは海を尊敬し、畏怖し、そして信心深い為、呪われた島に船を出そうとする船乗りはほとんどいなかったのです。その為、興味本意で六軒島を目指したウィッチハンターの多くは島へ渡ることが出来ず、せいぜい、島の周りを周遊するのが限界でした。ですから川畑に断られれば、縁寿が六軒島に行くのは絶望的だったのです。縁寿は船代にと、大金を川畑に渡そうとしましたが、川畑は断りました。自分の仕事は右代宮家の親族を無事に送り迎えすることだった。しかし12年前、それを果たすことが出来なかった。それが縁寿のおかげでようやく果たすことが出来る。だからむしろ、縁寿には感謝しているのだ。そしてカネなら当時、金蔵から充分に貰っている、と。
405: 名前: ケーナ:2013/03/30 04:39ID:c31qT2rK
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>404)

 縁寿はマルフク寝具店からの帰り際、布団売り場の片隅で“さくたろう”を発見しました。さくたろうはかつて、真里亞の母である楼座が、娘である真里亞の為に誕生日プレゼントとして作った、世界でたった一つだけのぬいぐるみです。真里亞は楼座が自分の為に作ってくれたさくたろうを、何よりも大切にしていました。しかし、自分の言うことをきかない真里亞に激怒した楼座によって、ズタズタに切り裂かれてしまったのです。そんなさくたろうがマルフク寝具店にあったことで、縁寿はさくたろうが楼座の“魔法”によって生み出されたことを知りました。仕事と男遊びに忙しかった楼座は、真里亞の為にぬいぐるみを作る時間がなかった為、市販されていたぬいぐるみ形の枕を自分が作ったことにして、真里亞に与えていたのです。しかし、そんな事情を知らない真里亞にとって、さくたろうは楼座が自分の為に愛情を込めて作ってくれた、世界にたった1つの、かけがえのない親友だったのです。
406: 名前: タチバナ:2013/03/30 19:00ID:e7aVprHa
ケーナさん >>399

>“論理”なら仮定と結論は同じになるはずです
>しかしタチバナさんの説明では同じになっていません
ん。これは説明不足だったところがあるかもしれません。
議題が「考察をしたい人が多いのか少ないのか」、仮定が「考察をしたい人なら、ここに来るはず」、
結論は「考察をしたい人は少ない」、理由は「ここには人が少ないから」ということですね。

で、問題は仮定と結論が同じになるかどうかですが、仮定という言葉を使うと間違いだと思います。
仮に定めているのだから、正しいのかどうかは検証しないと分かりません。

>主張(仮説)→理由説明(検証)→結論
主張と仮説は別物だと思いますが、主張と結論なら同じになりますね。

正直、説明がめんどくさいんですが、別なものを混同してるように思います。

>僕だって駿台予備校で読解を学びましたから
僕は河合塾で(ry

>タチバナさんが勧めてくれたのはツイッターでしたが
>mixiでなかった理由は単純にそれほど詳しくないからでしょうか?
正直詳しくないですが、チラッと見た感じではツイッターの方が盛んだしレベルも高いです。
ただ、mixiで活動してる人と実際に会ってみると、結構深いレベルまで考えてる人もいますね。

>また その主催者に心変わりが起きたら
>場がなくなってしまう可能性があるわけで
>そういう場は継続的な議論の場として問題があると思います
場がなくなってしまう可能性と言うなら、ここだって今でも残ってるのが奇跡みたいなものじゃないですかね。

>>スカイプで会議部屋を作って話をしてました。(この話は前にした気がします)
>>そこには数十人単位で人が集まり、毎日数百件のログが溜まっていました。

>これは過去形なのが気になりますが
>現在は稼動していないということでしょうか?
うみねことは関係ない話ばかりになったので、僕は抜けました。そもそも稼働率自体低くなっていましたし。
ただ、部屋自体は多分今でも残ってるんじゃないかと思います。

>そのログが参加者以外には読めないのなら
>情報の一般性と保存性に欠ける為
>やはり場としてふさわしくないでしょう
人に見せたいという気持ちがあるならそうですが、そういう人はブログで纏めればいいだけです。

>『最考考』の“■“一なる真実”とはどのようなもの?……046~”をご覧下さい
これは、絵羽の日記に書かれていた“一なる真実”のことでしょ?
こちらが求めているものとは違います。

>ある程度 読解力があれば
>何が重要か どこが限界か
>ある程度解るものなのです
まず読解力があるということを保証できてないので、不毛なんですよね。
うみねこという作品で、読解力の高さを証明するのは難しいけれど。

>普通ならありえない“生き返り”ですが
>作者の死生観からそれを読み解くことが出来るのです
>これも一般常識を当てはめていては理解出来ないことです
こちらの言ってることが分かってないのかな。
「普通ならありえない」ということは、一般常識を持ってないと判断できませんよね。
「一般常識で考えるとありえない→作者の死生観が特殊なんだ」と考えるのは別に普通だと思うけど。

うみねこで言ったら「人格を人だと認めるなんて一般常識ではあり得ない→作者の人格観が特殊なんだ」という話になるところですね。

>ツイッターにアカウントを作成しました
>@keena07151129
>です
返信が遅れたので今更ですが、よろしくお願いします。

>取りあえず既に『最考考』の“■戦人は本当に約束を忘れたの?……083~”
>を簡略化してツイートしてしまいました
ツイッターでも言いましたが、自信があるというだけあって、これはほぼ同意見です。
しかし、「約束を忘れているかどうか」を論点とするならば、EP3の序盤での白馬発言も織り込むべきだったとは思います。

>世界観認識の違う者同士が同じ答を出せる問題となると
>本質から外れているものにしかならないのではないでしょうか?
と言うより、世界観認識の違いをはっきりさせるため? まあ、難しいとは思うのですが。

>正直 現状で情報発信になっているのか
>すこぶる疑問なのですが
>よろしくお願いします
僕視点では結構反応がありますが、ケーナさんがどこまで認識してるのか気になります。

まあ、裏でも懇切丁寧に説明してるところからも察して欲しいんですが、
できることならケーナさんの味方になりたいというつもりなので、
よろしくお願いします。
407: 名前: ケーナ:2013/03/31 05:30ID:ea8NhMy6
タチバナさん >>406

>議題が「考察をしたい人が多いのか少ないのか」
>仮定が「考察をしたい人なら、ここに来るはず」、
>結論は「考察をしたい人は少ない」
>理由は「ここには人が少ないから」ということですね。

僕はこの内容の場合
タチバナさんの側からなら“論”になると思いますが
僕の側からは“論”にならないと思います

タチバナさん側からだと

仮定「ここに考察者が少ないのは、もっと他に考察者のいる場所があるからではないか?」
検証「mixiやツイッター、それに2ちゃんねるに多くの考察者がいる」
結論「ここに考察者が少ないのは、もっと他に考察者のいる場所があるからである」

となります

僕の側からだと

仮定「ここに考察者が少ないのは、そもそも考察者の絶対数が少ないからではないか?」
検証「mixiやツイッター、それに2ちゃんねるに多くの考察者がいる」
結論「ここに考察者が少ないのは、もっと他に考察者のいる場所があるからである」

となるため
“論”になりませんし
そもそも検証していませんから
“論”じているつもりはないのでしょう(他人事)

>正直、説明がめんどくさいんですが、別なものを混同してるように思います。

タチバナさんは“論”じなければ人を納得させられない
僕は“論”じなくても人を納得させられる
それぞれこのように考えているわけですから

ここで考える必要があるのは
“論”とはどういうものか?
ではなく
“論”じなければ人を納得させられないのか?
ということでしょう

>>mixiでなかった理由は単純にそれほど詳しくないからでしょうか?
>正直詳しくないですが、チラッと見た感じではツイッターの方が盛んだしレベルも高いです。

僕は少なくとも“場”としては
ツイッターはあまり良くないと思います
ただ ようは“人”ですから
“場”が良くても“人”がいなければ話にならないわけで…

>場がなくなってしまう可能性と言うなら
>ここだって今でも残ってるのが奇跡みたいなものじゃないですかね。

このWikiを作った人が今どうしているのか解りませんが
消せるのはその人だけですから
その人が現在 何もせずに見守っているだけなら
安泰ですし

その人が『うみねこ』に興味をなくし
放置しているのならますます安泰です

>これは、絵羽の日記に書かれていた“一なる真実”のことでしょ?
>こちらが求めているものとは違います。

これはあえて恍けてみましたが
竜騎士07さんの発言から考えると
“現実世界で何があったのか?”が“一なる真実”であると考えられます

これは狭義には“1986年の10月4日と5日に六軒島で起こったこと”
ですし
広義には“『うみねこ』世界の現実世界での出来事全て”になります

実は
“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです”
というのは実質的には僕の解釈による“広義の一なる真実”です

>うみねこで言ったら
>「人格を人だと認めるなんて一般常識ではあり得ない→作者の人格観が特殊なんだ」
>という話になるところですね。

“人格”の話は竜騎士07さんに答を求めるのではなく
物語の登場人物である“紗音”に答を求めるべき事柄です
紗音にとって“人格”は“人”なのです
ですから上記の例えで言うと特殊なのは“作者の人格観”ではなく
“紗音の人格観”です

>>ツイッターにアカウントを作成しました
>>@keena07151129
>>です
>返信が遅れたので今更ですが、よろしくお願いします。

こちらこそ その節はお世話になりまして…
(これからもお世話になるでしょうが…)

>>取りあえず既に『最考考』の“■戦人は本当に約束を忘れたの?……083~”
>>を簡略化してツイートしてしまいました
>「約束を忘れているかどうか」を論点とするならば、
>EP3の序盤での白馬発言も織り込むべきだったとは思います。

EP3の場合は“忘れているフリをしている”とも解釈出来ますので
モノローグであるEP7の
“今さら気付くけど、……当時の俺と紗音ちゃんのあれってやっぱ、俺の初恋だったんだろうなー。ま、再会するまで、ケロリと忘れてた俺には、妬く資格なんてありゃしねぇな。”
のほうが適切だと思いますが
これはまた別の考察の柱で使っている為
こちらでは使いませんでした

考察の柱を作る時に
材料を集めてから
それをテーマごとに割り振ってしまった為
複数の考察で使える材料があっても
どれかにしか使われていないということは結構あると思います

>>世界観認識の違う者同士が同じ答を出せる問題となると
>>本質から外れているものにしかならないのではないでしょうか?
>と言うより、世界観認識の違いをはっきりさせるため? まあ、難しいとは思うのですが。

違う答が出るならば認識にズレがあるわけですから
それを焙り出す手段としては良いかもしれません

>>正直 現状で情報発信になっているのか
>>すこぶる疑問なのですが
>>よろしくお願いします
>僕視点では結構反応がありますが、ケーナさんがどこまで認識してるのか気になります。

実は時間がなくて人のツイートを全く読めていません
これからざっと確認してみようと思います

>できることならケーナさんの味方になりたいというつもりなので、
>よろしくお願いします。

こまめなフォロー感謝しています
期待に答えられるよう頑張ります
408: 名前: ケーナ:2013/03/31 05:32ID:ea8NhMy6
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>405)

 六軒島への航海途上、川畑は九羽鳥庵の物資運搬に使われていた、もう1つの船着場について、縁寿に話してくれました。その船着場のことを知るのは、金蔵、源次、南條、熊沢、それに高齢の使用人が数人、そして川畑をはじめとする船の関係者のみでした。川畑自身は九羽鳥庵についてはその存在を聞かされてはいましたが、実際に足を運んだことはありませんでした。しかし、川畑が船で運んだ雑貨の中には女性しか使わない、しかも高級品が多く含まれていたため、川畑は九羽鳥庵には誰か女性が住んでいることを確信していました。ところが川畑によると、1968年頃に源次から突然連絡があり、それまでは定期的に食料やゴミの運搬をしていたのが、停止され、それ以降、川畑がもう1つの船着場に荷物を運ぶことはありませんでした。川畑は九羽鳥庵のことを知る使用人たちの様子や、源次から念入りに口止めされたことにより、ベアトリーチェが亡くなったのだろうと推測しました。
409: 名前: タチバナ:2013/03/31 13:00ID:c8sPCFxb
ケーナさん >>407

>このWikiを作った人が今どうしているのか解りませんが
>消せるのはその人だけですから
>その人が現在 何もせずに見守っているだけなら
>安泰ですし
このwikiのサービス自体が停止する可能性もあると思いますが、現段階で心配しても仕方ないことではありますね。

>これはあえて恍けてみましたが
>竜騎士07さんの発言から考えると
>“現実世界で何があったのか?”が“一なる真実”であると考えられます
竜ちゃんが言ってる“一なる真実”とも別だと思うんですけど……。
作品で一貫して語られてるテーマみたいなもので、そういうことを聞いてるわけじゃないんだけどな。

>“人格”の話は竜騎士07さんに答を求めるのではなく
>物語の登場人物である“紗音”に答を求めるべき事柄です
意味分かんないけど、じゃあ別にそれはそれでいいです。

ここで話してるのは、一般常識が必要かどうかであって、
作者の人格観だろうと登場人物の人格観だろうとどっちでもいいです。

>EP3の場合は“忘れているフリをしている”とも解釈出来ますので
これも「ん?」と思ったけど、それは盤上戦人の話ですか?

そうではなくて、「EP3の冒頭でわざわざ書いているのだから、十八(戦人)は約束を覚えている」という話です。
ついでに言えば、約束が重要だってことも分かってるわけです。この話の論点は「現実戦人が約束を覚えているかどうか」ですよね?

>モノローグであるEP7の
>“今さら気付くけど、……当時の俺と紗音ちゃんのあれってやっぱ、俺の初恋だったんだろうなー。
>ま、再会するまで、ケロリと忘れてた俺には、妬く資格なんてありゃしねぇな。”
>のほうが適切だと思いますが
これを現実でも言っていたかどうかで話は変わってきますが、「約束を完全に忘れていたというわけではない」というのは分かりますね。
そして、この言葉をそのまま受け取ると、(ツイッターでも言いましたが、)
「約束を忘れていたわけではないが、それほど重大なものだとは考えていなかった」という僕の主張通りになりますね。
ここも“忘れていた振りをしている”と解釈できると思いますが。

>これはまた別の考察の柱で使っている為
>こちらでは使いませんでした
「○○という項目でも説明しましたが~」と付け加えるだけでいいんじゃないですか?
それが点と点を線で結ぶということじゃないですかね。

>実は時間がなくて人のツイートを全く読めていません
>これからざっと確認してみようと思います
あ、僕もケーナさんのツイートに対して言いたいことあります。
まあ、それはツイッターで言えばいいですかね。やり取りを公開した方がいいと考えるならば、こっちに転載してくれてもいいですが。

>こまめなフォロー感謝しています
>期待に答えられるよう頑張ります
頑張ってください。
相手の反応は絶対ツイッターの方がいいので、やりがいはあるんじゃないかな。
410: 名前: ケーナ:2013/04/01 04:09ID:e0tpnpQx
タチバナさん >>409

>竜ちゃんが言ってる“一なる真実”とも別だと思うんですけど……。
>作品で一貫して語られてるテーマみたいなもので、
>そういうことを聞いてるわけじゃないんだけどな。

“一なる真実の書”は絵羽が遺した日記です
それに“一なる真実”が記されているわけですから
これだけで解釈すると“六軒島爆発事故の真相”が
一なる真実になると思います

ただ 竜騎士07さんの発言から考えると
竜騎士07さんがこの作品に仕込んだ裏の物語
これも一なる真実に含まれるのではないか?
というのが僕の認識です

正直 テーマというのは難しいです
「10文字で書きなさい」と言われれば
“愛がなければ視えない”が正解ですし

400字 800字となると
また答は変わってきますが
核になるのは“愛がなければ視えない”ですから
これを説明する為のものになると思います

>ここで話してるのは、一般常識が必要かどうかであって、
>作者の人格観だろうと登場人物の人格観だろうとどっちでもいいです。

一般常識が必要なのは間違いないことですが
それを作者や登場人物に当てはめて解釈してしまうのは
読解ではありませんよ
ということです

読解とは
一般常識を踏まえた上で
作者や登場人物に寄り添う
そういうものだと思います

清水義範さんの
『国語入試問題必勝法』という作品は
短編ユーモア小説ですが
読解というものをなかなか上手く説明していますので
読んでみると良いかもしれません

>「EP3の冒頭でわざわざ書いているのだから、十八(戦人)は約束を覚えている」という話です。

僕はEP3もメッセージボトルと同じく
本来は数枚のノート片程度のボリュームしかない偽書が
数百ページに拡張されたものだと認識しています

そう考えた時
あの内容は元になる偽書にはない可能性があります
どっちに解釈すれば良いのか良く解りませんので
“現実世界の戦人は約束を覚えていたか?”
という考察の柱に組み込むことは出来ませんでした

『最考考』の
“■1986年10月4日……080”
“■メッセージボトルとはどのようなもの?……091~”
でも書いていますが
どこからがゲーム盤なのか
はっきりわかる形で作品に仕上げて欲しかったです
そうすればもう少しスッキリするのですが…

>>“今さら気付くけど、……当時の俺と紗音ちゃんのあれってやっぱ、俺の初恋だったんだろうなー。
>>ま、再会するまで、ケロリと忘れてた俺には、妬く資格なんてありゃしねぇな。”
>>のほうが適切だと思いますが
>これを現実でも言っていたかどうかで話は変わってきますが、
>「約束を完全に忘れていたというわけではない」というのは分かりますね。

これはどこまで忘れていたのか?
という話になりますが

EP1に以下の内容があります
「紗音? ……しゃのん。……あぁぁあああぁ…。思い出したぜ、そんな子もいたな! 今も使用人やってんのか? 元気かよ!」(戦人)

戦人は約束どころか
紗音の存在自体を忘れています(恍けている可能性もありますが)

紗音の名を聞いて紗音の存在を思い出した→紗音とのやり取りを思い出した
EP7はこんな感じではないでしょうか

>>これはまた別の考察の柱で使っている為
>>こちらでは使いませんでした
>「○○という項目でも説明しましたが~」と付け加えるだけでいいんじゃないですか?
>それが点と点を線で結ぶということじゃないですかね。

考察の材料を集めた資材置き場があったとします
その材料を使ってA~Eまで5本の考察の柱を立てます
資材をそれぞれの考察の柱を造る場所に運びます
すると資材置き場にはもう何も残っていません

こういう考察の柱の立て方をした為
一度別の考察の柱で使った材料を
他で使うという発想がなかったのです

あとでこの問題に気がついて
ある程度フォローはしましたが
フォローしきれていない部分が残ってしまいました

どこかで使ってはいるわけですから
全体を見れば見えるわけで
それはそれで良いかも
という考えもありました

>やり取りを公開した方がいいと考えるならば
>こっちに転載してくれてもいいですが。

ありがとうございます
でも おそらくそれはしないと思います
『続・最考考』に組み込むことはあるかもしれませんが

ただ 説明に文章量が必要な場合は
もしかするとこっちで説明することになるかもしれません

>相手の反応は絶対ツイッターの方がいいので、
>やりがいはあるんじゃないかな。

そうですね
特にたけぽんさんがいるのがうれしいです

ただ “おはようございます”だの“行って来ます”だの“帰宅しました”だの
そんなツイートばかりしている人をフォローしてしまうと
タイムラインがそんなので埋め尽くされて困ります

僕をフォローしてくれたということは
『うみねこ』の考察に興味があるはずですから
フォロワーに入れておきたいのですが…

タチバナさんは“タイムラインを追い切れない”
ということはありませんか?
411: 名前: ケーナ:2013/04/01 04:11ID:e0tpnpQx

■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>408)

 六軒島に着いた縁寿は、天草に待機するよう指示し、一人で屋敷跡に行くことにしました。屋敷のあった場所はすっかり様変わりしていました。かつては高台にあったのに、爆発によって大きく陥没し、遥か崖下になっていました。丘の上から眼下を見下ろし、縁寿はこれまでの旅を振り返ります。初めは死ぬための旅でした。しかし、今は何かを成し遂げる旅に変わっています。12年前を暴く最後の旅は、初めはその目的も抽象的なものでした。しかし、今、縁寿は理解しています。この旅は、12年を経て、様々な思いや運命によって誘われたものであり、縁寿にとって、過去を過去として終わらせる旅なのです。縁寿は右代宮家の最後の人間として、そしてマリアージュ・ソルシエール最後の魔女として、ここまでやって来ました。縁寿は真里亞に謝罪し、伝えます。かつての自分が魔法を理解出来ず、真里亞を傷つけたこと、そして今では魔法を理解し、真里亞が縁寿に見せたかった世界を、全て受け入れられることを。縁寿が取り出した真里亞の魔導書のページが、風で次々にめくられていきます。最初のほうは優しさに満ちた世界でした。カラフルなイラストで彩られ、毎日を楽しくする魔法が記されています。しかし、その世界はやがて、様変わりしていきます。黒一色で記された、不気味な魔法陣や、悪魔の召喚術、そして人に害を為すための邪悪なる魔法が記されるようになっていくのです。縁寿はそのきっかけこそが、かつての自分が真里亞の魔法を拒絶したことなのだと考えました。自分が六軒島に導かれたのは、最後の魔女として、マリアージュ・ソルシエールを元の優しい魔女同盟に戻す為なのだ、と縁寿は信じ、真里亞に呼びかけました。
412: 名前: タチバナ:2013/04/01 23:58ID:26IsDd3a
ケーナさん >>410

>清水義範さんの
>『国語入試問題必勝法』という作品は
>短編ユーモア小説ですが
>読解というものをなかなか上手く説明していますので
>読んでみると良いかもしれません
これはちょっと気になりますが、結構古い本ですし、簡単には見付かりませんかね?
Amazonでポチるのが一番いいでしょうか。

>そう考えた時
>あの内容は元になる偽書にはない可能性があります
>どっちに解釈すれば良いのか良く解りませんので
>“現実世界の戦人は約束を覚えていたか?”
>という考察の柱に組み込むことは出来ませんでした
それを言い出したら、他のシーンだって偽書にはない可能性があると言えると思いますけど……。

>EP1に以下の内容があります
>「紗音? ……しゃのん。……あぁぁあああぁ…。思い出したぜ、そんな子もいたな!
>今も使用人やってんのか? 元気かよ!」(戦人)

>戦人は約束どころか
>紗音の存在自体を忘れています(恍けている可能性もありますが)
いや、EP1の戦人がそんな反応なのは当然だと思いますよ。
あれはヤスが考える現在の戦人であって、ヤスの認識だとすっかり約束を忘れているわけですから。
それに、盤上戦人が約束を覚えているなら、そもそもボトルメールを書く意味がないはずです。

>タチバナさんは“タイムラインを追い切れない”
>ということはありませんか?
僕は2000人近くフォローしてますから(当然、全くツイートをしなくなった人もいますが、)、それを追うのは不可能ですが、
リストで追うんだったら、難しくはありません。
413: 名前: ケーナ:2013/04/02 04:33ID:6dkEULZh
タチバナさん >>412

>>清水義範さんの
>>『国語入試問題必勝法』という作品

“駿河屋”
http://www/。suruga-ya。jp/
で150円で買えますが
有名な作品ですので
大概の図書館においているのではないでしょうか?
近所の図書館のデータベースを検索したところ
『清水義範本人の愛好本』という作品にも収録されているようです

>>あの内容は元になる偽書にはない可能性があります
>それを言い出したら、他のシーンだって偽書にはない可能性があると言えると思いますけど……。

1986年の10月4日と5日以外の描写は
メッセージボトルや偽書(以下“メ偽”)に入っているわけがありません

ところが10月4日に関してだけは
どこからが“メ偽”なのか
はっきり区別できるだけの情報がないのです

また 偽書においては
“お昼ごはんを食べた後、いとこのみんなと一緒に海に行って遊んだ。楽しかった”
としか書いていないかもしれません

ですから現実世界の戦人である十八が
約束を覚えていたという証拠に
EP3において“約束”に関する描写があることは
使えないのです

そんなことは偽書には書いていないのかもしれないですから

>>タチバナさんは“タイムラインを追い切れない”
>>ということはありませんか?
>リストで追うんだったら、難しくはありません。

僕がフォローしているのは僕をフォローしてくれた20人程度ですから
「頑張って追え」ということですね
414: 名前: ケーナ:2013/04/02 04:39ID:6dkEULZh
■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)の続きです(>>411)

 しかし、縁寿の前に現れたのは、部下を引き連れた須磨寺霞でした。霞は縁寿の目的地が六軒島であることを推測し、待ち伏せていたのです。縁寿は霞の部下によって袋叩きにされます。霞は縁寿を、そしてその母であり、自分の姉であった霧江を憎んでいました。何故なら、霧江が須磨寺家を勘当されたことにより、その後始末を押し付けられたばかりか、将来を誓い合った恋人と引き裂かれ、霧江の婚約者だった男と無理やり結婚させられたからです。縁寿の心を傷つける為に、魔法を馬鹿にし、真里亞の魔導書を引き裂き、踏み躙った霞に、縁寿は尋ねました。魔法を見せることが出来たなら、真里亞の魔法を信じるのか、と。肯定した霞に、縁寿は魔法を見せることにします。果たして、縁寿の魔法によって霞の部下達は次々に殺されていきます。縁寿の魔法とは、天草による狙撃でした。縁寿は霞の部下が持つトカレフの射程距離外からこちらを狙う、天草の存在に気がついていたのです。霞一味を全滅された天草が縁寿の前に姿を現した時、その手にはトカレフが握られていました。そして、そのまま縁寿を射殺しました。これは小此木の指示によるものです。六軒島で縁寿と霞一味が鉢合わせし、縁寿を殺されたが、天草が霞一味を返り討ちにした、ということで、小此木は須磨寺家に対し、交渉のカードを得ることが出来ます。縁寿が死ねば、右代宮グループは当面安泰です。その上、須磨寺家には釘も刺せます。さらに言えば須磨寺家も、持て余し気味の過激派の急先鋒、霞を綺麗な形で処分出来る為、両者は表面上、痛み分けで手打ちする、ということにしつつ、実は万々歳、というのが、小此木が描いたシナリオだったのです。

以上で“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”は終了です

ということにしたら「何じゃそりゃ?」になると思いますので
このまま続けますが
ここからはゲーム盤も入れていきます
というのはこれを入れておかないと
EP8における縁寿の心変わりが説明出来ないのです

というわけで
どっちにしろ「何じゃそりゃ?」になると思いますが
まあこっちの方が良いでしょう
ということです
415: 名前: ケーナ:2013/04/03 05:56ID:42JeXsRT
 ベルンカステルに誘われるまま、漆黒の中空に足を踏み出した縁寿が辿り着いたのは、ベアトの黄金郷でした。ベルンカステルから状況は聞かされていましたので、取りあえず、ベアトに騙されてサインしようとしていた戦人を止めました。ベアトの放った雷撃が縁寿に襲い掛かりましたが、1998年の存在である縁寿には、1986年のベアトの攻撃は通用しません。山羊に押さえつけられていた戦人を解放しましたが、6歳の縁寿しか知らない戦人には18歳になった縁寿が誰なのか判りませんでした。しかし、ベアトは縁寿と戦人のやり取りによって、1998年からやって来た縁寿だと気がつきました。そして決着をつける為に、次のゲームに縁寿を誘うのでした。
416: 名前: ケーナ:2013/04/04 06:42ID:55G89DXE
 ゲーム盤に降り立った縁寿は、1986年10月4日の新島空港にいました。縁寿の横を懐かしい面々が通り過ぎていきます。その時、真里亞とはしゃぐ戦人の肩が縁寿に当たりました。しかし、戦人は縁寿には気がつかず、謝罪の言葉を残してそのままタクシーに乗り込み、港へと走り去っていきました。1986年の10月4日にこの場にいなかった縁寿には、戦人たちを止めることは出来ません。ですから、こうして父や母、そして戦人の元気な姿を見ることが出来、声をかけてもらえただけでも奇跡なのでした。縁寿はこの奇跡を噛み締め、ベアトとのゲームに臨みます。
417: 名前: ケーナ:2013/04/05 04:44ID:e0tpnpQx
 ゲーム盤において再会した戦人はやはり、縁寿のことが判りませんでした。前回のゲームで再会した時にも感じたことですが、戦人がとても幼く見えます。かつて6歳の縁寿にとって12歳年上の兄、戦人は何でも知っていて、何でも出来る、自分とはかけ離れた存在でした。しかし、こうして同じ18歳になってみると、自分と何ら変わるところのない、ごく普通の若者なのです。そのことに失望を感じた縁寿にとって、戦人はどこか、腑抜けているように感じられました。自分が12年間、孤独の中で帰りを待ち続けていたというのに、戦人は両親と親族に囲まれ、敵であるはずのベアトとすら馴れ合っている、そんな姿に憤りすら覚えます。そして何より、縁寿がこの場に来たのは、ベアトを倒し、家族を取り戻す為です。戦人と馴れ合っていては、懐かしさのあまり、油断して自分の正体を明かしてしまうかもしれません。その為、ずっと会いたかった、愛する兄だというのに、ぶっきらぼうに接してしまうのでした。
418: 名前: ケーナ:2013/04/06 04:20ID:50MslHvo
 縁寿は戦人に自分を信用しないように、と、提言します。ひとつの目では距離は測れない。ふたつの目があって初めて物事は立体的に見え、その距離も測れる。……そして二つの視点があっても、同じ場所からでは意味がない。離れている方が、魔女を正確に測ることが出来る、と。それは奇しくも、現実世界においてビルから飛び降りて、奇跡的に無傷だった縁寿がその後、小此木から教わった考え方の応用でした。名前を尋ねる戦人に、縁寿はグレーテルと名乗ります。グリム童話の一篇『ヘンゼルとグレーテル』に登場する、愚かな兄を支える賢い妹です。しかし、戦人には縁寿がこの名前に込めた想いは届きませんでした。
419: 名前: ケーナ:2013/04/07 04:34ID:f0P7eHps
 ゲームが進行し、楼座が真里亞が仲睦まじく振舞う様子を見た時、縁寿の中に怒りがこみ上げ、思わず、手に持っていたティーカップを地面に叩きつけてしまいました。真里亞の日記を読み、楼座が如何に真里亞をないがしろにしていたかを知る縁寿には、その光景は見るに堪えないものだったのです。しかし、縁寿が空想で生み出した“真里亞お姉ちゃん”はそんな縁寿を憐れみます。自分は日記に楽しく過ごした、と記したのに、縁寿にはそれが悲しい思い出としか、受け止められない。それは縁寿が、ある“力”を知らないからだ、と。真里亞は言います。世の中には、幸せのカケラも、不幸せのカケラも、どちらもいっぱいあって、世界を満たしてる。だから“力”によって身近の幸せが見つけられない人は、どこまで探しに行っても見つけられない。だから、永遠に縁寿は自分の幸せを見つけられないのだ、と。“力”とは何なのか知りたがる縁寿の前に、ベアトが現れ、真里亞と声を揃えて言いました。それは“魔法”なのだ、と
420: 名前: ケーナ:2013/04/08 06:40ID:b7PflWpH
 ゲームが進行し、ゲーム盤の戦人が6年前の約束を思い出せなかったことに失望したベアトは、ゲームを降りると言い出しました。ベアトに勝とうと意気込んでいた戦人にとって、これは拍子抜けでしたが、このゲームから解放されるなら、ということで納得しそうになります。ところが、そんな戦人の前にベルンカステルとラムダデルタが現れ、このままでは戦人は永遠にゲーム盤に囚われたままになると説明してくれました。これを戦人と縁寿が受け入れられるわけもなく、2人はベアトを非難します。するとベアトは、戦人に自分の対戦相手としての資格があるか、問うと言い出し、絶対の真実である赤字を用いて、戦人が母親であるはずの明日夢から生まれた子どもではない、という事実を突きつけます。そして、自分は金蔵の孫である“右代宮戦人”と戦う為にゲームを開催した以上、この場にいる戦人は偽物であり、留弗夫が用意した“右代宮戦人”の替え玉なのだと主張しました。戦人はベアトの赤き真実の前に屈し、ゲームを降りてしまいます。そして、ベアトはマリアージュ・ソルシエールの同胞、真里亞と共に黄金郷に篭りました。
421: 名前: ケーナ:2013/04/09 04:16ID:ddAva.Q5
 “魔法”を理解し、六軒島で射殺されたはずの縁寿がふと気がつくと、再び、ビルの屋上に立っていました。不思議なことに、ベルンカステルの駒としてゲーム盤に参加した記憶も同時に持っています。魔法は愛と悲しみと怒りで出来ています。ベアトがどんなに残酷な魔女であったとしても、その魔法の源泉もまったく同じです。だからこそ、ベアトの世界を侵すことに、縁寿は躊躇いを覚えます。しかし、家族を取り戻す為には、ベアトの世界を切り裂き、再びゲーム盤に引き摺り出さなければなりません。縁寿は心を鬼にして、再びゲーム盤に挑みます。
422: 名前: ケーナ:2013/04/10 06:35ID:a2E9/j2/
 黄金郷に侵入した縁寿の前にはベアトと真里亞がいました。ベアトさえいれば他には何もいらない、黄金郷には全てがあるから、と主張する真里亞に、縁寿は言います。この黄金郷には真里亞が本当に求める者、さくたろうがいない、と。そしてベアトにさえ蘇らせることの出来ないさくたろうを、自分が蘇らせる代わりに、黄金郷から出ることを要求しました。ニンゲンが宇宙を生み出すための最少人数は2人、それが崩れれば世界は滅びます。黄金郷に引き篭もったベアトを引き摺り出すには、真里亞を黄金郷から出すことによって、この世界を滅ぼさなければならなかったのです。ベアトは、自分以外の魔法は存在出来ない黄金郷において、縁寿が魔法を使えるわけがないから、そんなことは無理だと言いましたが、縁寿は見事さくたろうを蘇らせてみせました。縁寿はマルフク寝具店で見つけたさくたろうを譲り受けていたのです。
423: 名前: ケーナ:2013/04/11 06:43ID:d7n.fMXs
 真里亞がさくたろうと共に消えたことで、ベアトの黄金郷は崩れ、ベアトは再びゲーム盤に引き摺り出されました。しかし、肝心の対戦相手である戦人はゲームを降り、抜け殻のようになっていました。そんな戦人に縁寿は赤字で宣言します。明日夢の息子でなくても、金蔵の孫であることは出来る。留弗夫の息子でさえあるならば、と。これにより、戦人の魂は僅かに戻りましたが、それでも、その目に光は戻りませんでした。アイデンティティを失い、赤字以外は信じられない、と言う戦人に、縁寿は赤字で、お兄ちゃん、と、呼びかけます。戦人を後ろから抱き締め、赤字で魔女を倒して帰って来て、と訴える縁寿の叫びを聞いて、ようやく戦人はゲーム盤に復帰します。しかし、振り返った戦人の眼前にあったのは、血と肉と服の山でした。縁寿には戦人に正体を明かしてはならないという制約があったのです。それを破ってしまった為、駒としての縁寿は消滅し、本来の縁寿が迎えるはずだった結末、200mの超高層ビルの屋上から飛び降りた結果としての、肉塊と化した遺体がそこにはありました。
424: 名前: ケーナ:2013/04/12 04:44ID:15ZxY0m/
 縁寿がふと気がつくと、いつの間にか見知らぬ応接室にいました。後には天草がいます。自分は絵羽の死亡後、真実を求める旅に出たはずではなかったのか、縁寿の頭は混乱しますが、入室してきた人物の名前を知ったことで、ようやく状況を理解しました。“八城十八”近年、話題になっている推理作家ですが、縁寿が八城を訪ねたのは、正体不明のメッセージボトル偽書作家“伊藤幾九郎〇五七六”としてでした。伊藤幾九郎〇五七六を数字に直すと、11019960576。これは18の8乗、であり、伊藤幾九郎〇五七六の正体は八城十八であることに縁寿は気がついたのです。メッセージボトル偽書作家とは、その名の通り、六軒島の事件を記した謎のメッセージボトルの、文章を捏造して発表する者たちのことです。彼らは、新しいメッセージボトルが発見されたと称し、よく似た贋作、もしくは、真相を自分なりに解釈した新説を、右代宮真里亞の文書を騙って発表しています。伊藤幾九郎がこれまでに発表した偽書『Banquet of the golden witch』『Alliance of the golden witch』『End of the golden witch』は、その規模、完成度において、限りなく2つのメッセージボトルに近いと評価されており、特に『Banquet of the golden witch』は、これこそ六軒島の真実ではないか、とさえ囁かれ、ワイドショーで取り上げられたほどです。
425: 名前: ケーナ:2013/04/13 04:49ID:d9e4qjU.
 八城と話しながら、この出会いの“奇跡”を噛み締める縁寿の脳裏に、不思議な記憶が蘇ります。ほとんどの場合、自分は八城と会えずに明日、新島に出発してしまうのです。それから六軒島に行って、真里亞にさくたろうのぬいぐるみを…。何故、自分にはまだ見ぬ未来の記憶があるのか、混乱する縁寿でしたが、八城が未発表の偽書『Dawn of the golden witch』を見せたとき、全てを理解しました。八城は人間ではなく、魔女であり、自分は再び駒として魔女に弄ばれつつあるのだと。しかし、正体を現し、フェザリーヌと名乗った八城は、自分が縁寿に求める役割は、駒ではないと言います。ただ、自分の巫女として、朗読をして欲しいのだ、と。そして、縁寿はその見返りとしてフェザリーヌの力によって魔女達から保護され、真相を求める旅を続けることが出来るのです。駒である縁寿に、もともと選ぶ権利などありません。縁寿はフェザリーヌの巫女として『Dawn of the golden witch』を朗読することにします。
426: 名前: ケーナ:2013/04/14 05:01ID:4aj6huSV
 縁寿とフェザリーヌは以前とは違う(朗読の前に、縁寿もこれまでのベアトのゲームのカケラを見せてもらった)ベアトの様子に戸惑いを覚えます。そもそもベアトは前回のゲームで消えてしまったのでは、という疑問を呈する縁寿に、フェザリーヌはゲーム盤における死には2種類あることを説明し、赤字で前回までのベアトは二度と蘇らないことを宣言します。そして新たに戦人が生み出したベアトは、ベアトの生まれ変わりのような存在である、と。縁寿は“ベアトの生まれ変わり”なのに、ベアトとはまったく違う、この“雛ベアト”にこそ、真相に至る鍵が隠されていると認識します。そして、戦人の望むベアトリーチェになる為に、かつての自分のことを知りたい、と、願う雛ベアトに、フェザリーヌはこれまでのゲームのカケラを見せることにします。
427: 名前: ケーナ:2013/04/15 05:29ID:00okvabp
 縁寿は戦人に邪険にされても、ひたむきに戦人に尽くそうとする雛ベアトに疑問を持ちます。それは戦人がそのような設定で雛ベアトという駒を作ったからなのか、と。しかしフェザリーヌは、雛ベアトを生み出したのはゲームマスターのベアトであり、戦人は元々存在していた駒を盤上に置いただけに過ぎないと言います。その話を聞いて、縁寿の疑問はさらに大きくなります。何故、ベアトは自分の駒に恋の肩代わりをさせるのか、そんなことをしても戦人が振り向くのは、ベアト自身ではなく、駒なのに、と。
428: 名前: 名無しさん:2013/04/15 20:24ID:32Ihd1.M
推理スレあげ
429: 名前: ケーナ:2013/04/16 06:34ID:58a/vuMm
 朗読が終わり、フェザリーヌから巫女の任を解かれた縁寿は、いつの間にか、八城の応接室に戻っていました。八城と会話しながら偽書を読み、読み終わってからも長く議論したというのに、八城と顔を合わせてから、2~3時間しか経過していませんでした。縁寿は小此木への連絡の為、公衆電話を探しに行った天草の帰りが待ちきれず、八城への失礼な言動を詫び、八城宅を後にします。別れ際に縁寿は、八城に不思議な質問をしました。物語に登場した魔女フェザリーヌはあなたなのか、と。八城が縁寿に見せた偽書に、そんな魔女は登場しなかったというのに。しかし八城は、その質問を肯定しました。その後、縁寿は天草と合流し、新島に渡るため、港を目指すのでした。
430: 名前: ケーナ:2013/04/17 04:49ID:f6CkNp09
 縁寿が再び、意識を取り戻すと、そこは見知らぬ劇場でした。縁寿1人ではなく、もう1人、客がいました。縁寿と同じ年頃のその客は、右代宮理御と名乗りましたが、縁寿には見覚えのない人物でした。しかし、縁寿が名乗ると、理御は縁寿を知っており、縁寿は6歳のはずだと言います。これにより、縁寿は理御が1986年の人間であることは解りましたが、父と母が蔵臼と夏妃で、朱志香は妹だと主張する理御に疑問を持ちます。朱志香は一人っ子ではなかったか、と。縁寿には何が何だか良く解らない状況でしたが、理御は事情を把握したようでした。そして、自分は縁寿とは別の世界の人間であり、縁寿の世界では、自分は右代宮家の人間ではないのだと説明してくれました。理御との会話の中で“ベルンカステル”の名が出たことにより、縁寿は自分が再び駒として魔女に手の内にあることを理解します。ここから逃げ出そうにも両手首と両足首が鎖のようなもので繋がれていたため、縁寿は観念して魔女の余興が始まるのを待つのでした。
431: 名前: ケーナ:2013/04/19 05:20ID:41R.2tAR
 しばらくすると、舞台にスポットライトが当たり、白いドレス姿の女性が照らし出されました。それは縁寿には見覚えのない人物でした。スポットライトが次々に増え、目も開けていられないほど眩しくなった時、物語は幕を開けました。それは1986年の10月4日の物語でした。当初、それはこれまでの魔女のゲームと何ら変わることのない、物語のように思えました。しかしこの物語においては親族兄弟全員の協力によって、事件が起こる前に魔女の碑文が解かれてしまいました。理御はこれでもう、誰も死ぬことはない。ゲームは終了だ、と言います。しかし、その後も物語は続き、銃の暴発により、絵羽が夏妃を殺してしまったことを発端に、殺戮劇が幕を開けます。しかも、その主役は、縁寿の両親である留弗夫と霧江でした。協力して島の人間を次々とその手に掛けていく留弗夫夫婦でしたが、留弗夫が絵羽に殺され、霧江と絵羽の一騎打ちとなります。そして、幼い真里亞まで殺した霧江を非難する絵羽に、霧江は自分の本心を語ります。縁寿は留弗夫の心を繋ぎとめる為の駒でしかなく、留弗夫亡き今、もはや必要ない、と。
432: 名前: ケーナ:2013/04/20 04:58ID:69pDL9AQ
 決闘を制したのは、絵羽でした。母が自らを否定し、喉に開いた穴から血を零しながら死にゆく様に、縁寿は耐え切れなくなって取り乱します。これはゲームだから、と、縁寿を宥めつつ、こんなゲームを縁寿に見せるベルンカステルを非難する理御でしたが、突如、劇場は闇に包まれました。再びスポットライトが当たり、先ほどと同じように白いドレス姿の女性が照らし出されました。理御が女性に呼びかけましたが、その瞳は虚ろで、まるで人形のようです。やがてもう一本スポットライトが、舞台袖のベルンカステルを照らし出します。理御はこのゲームのゲームマスターは彼女なのか問いましたが、ベルンカステルは否定しました。そして、この物語こそが、絵羽が最期の瞬間まで守りきった猫箱の中身なのだと言います。赤き真実での発言を求める縁寿に、ベルンカステルは応じようとしますが、縁寿の絶叫により、その言葉は途中までで遮られてしまいました。やがて縁寿はかつてのゲームと同じく、肉塊へと変わり果てます。
433: 名前: ケーナ:2013/04/21 05:45ID:f4o8N7G/
 他に誰もいない礼拝堂で泣き続ける少女が1人。それは6歳の縁寿でした。そこに魔法使いとなった戦人が現れます。あの日、六軒島で何があったのか、知りたがる縁寿に戦人は言いました。あの日、あの島で何があったのか話してあげる、と。そして、それは決して辛い話でも、悲しい話でもないのだ、と。戦人は縁寿の首に鍵がついた首飾りをかけ、言いました。この鍵を使うかどうかは縁寿自身が決めるのだ、と。戦人は縁寿をゲーム盤に連れていってくれると言います。そして、そこから帰るかどうかも縁寿自身が決めるのだ、とも。その時、縁寿は祭壇に一冊の本を見つけました。本に鍵が掛けられているのを見て、思わず自分が持つ鍵を見つめる縁寿でしたが、戦人に、あの本は駄目だ、と言われ、面食らいます。それから2人は手を繋いで礼拝堂を後にしました。
434: 名前: ケーナ:2013/04/22 04:45ID:beMNYtI0
 戦人が連れて来てくれたゲーム盤は、縁寿にとって夢のような世界でした。いとこ達との楽しいやり取り、孫に出会えて喜色満面の金蔵、親族は皆、和気藹々としています。ランチ後、海岸で楽しく遊んだ後、戦人と二人きりになった縁寿は、戦人に問います。ここはどこ? と。縁寿の知る金蔵は、孫に出会えて大はしゃぎで目尻を下げるような人間ではありませんでした。しかし戦人は言います。縁寿が覚えていないだけだ、と。本当の金蔵こそ、先ほど縁寿が目にした金蔵であり、縁寿が知る金蔵は世間向けに修飾された姿なのだ、と。それでも納得しない縁寿に、戦人は言います。確かにこれは作り話だ、しかし、真実よりもっと大切なことを伝えたいのだ、と。これまで散々に魔女に弄ばれてきた縁寿は、今度は戦人が自分を騙そうとしていると認識し、プレイヤーを離れ、傍観者としてゲーム盤の物語を眺めることにします。
435: 名前: タチバナ:2013/04/22 08:20ID:8blFMAVK
ケーナさん 意見まとめスレ >>134

>タチバナさんの“時間差説”はあの赤字を抜ける為の説ですから
>抜く必要のない そして抜けない赤字を抜いているわけで
>この時点でおかしいと思います
抜けないのは窓の封印であって、扉から出ることはできます。

>そして在室確認の赤字そのものは有効ですから
>ロジックエラーを別人説で抜けるのは不可能なのです
ロジックだけを見るなら在室確認後に脱出することができます。

>また EP8のやり取りは単なる“屁理屈合戦”ですから
>これとはまた違う話です
別に“屁理屈合戦”でいいんですよ。重要なのは「心臓を晒しながらも明かさなかった」という点です。
これは、「真相を猫箱に閉じ込めたことの意味」に関わってくる問題で、
EP6のトリックだけで語ると、話が噛み合わないと思います。
436: 名前: ケーナ:2013/04/23 04:53ID:dc50GC7m
タチバナさん >>435

>抜けないのは窓の封印であって、扉から出ることはできます。

これでは何の為に戦人があんなに苦しんだのか
訳がわからなくなってしまいます

“「ここで、登場人物全員の所在確認をさせて下さい。復唱要求です!」(ヱリカ)
「無論、これにも答える義務はねぇぜ…?」(戦人)
「その場合は、私が見てない間に部屋を抜け出し、その人物が、今後起こるだろう、不思議な事件の実行者だと主張し切るだけです。不可能犯罪を見せたいなら、まずは所在確認に応じるべきです…!」(ヱリカ)”

タチバナさんが主張しているのはまさにこれです
ヱリカはこれを封じる為に
赤字での所在確認を要求したわけですから
そんなことで抜けられるのなら
何の為の所在確認なのでしょう?

ゲーム盤上で考えれば
ヱリカが隣部屋を出て
秀吉による内部からの施錠を確認した瞬間に
以下の所在確認をして

“「グッド。続けます。“隣部屋に所在するのは、秀吉、譲治、紗音、熊沢、南條である!”」
「《赤:認める。》」
《赤:それ以外の全員が、いとこ部屋にいることを認める。》」”

そのまま部屋を封印した(ガムテープを張った)わけですから
ヱリカから見えない窓ならともかく
ヱリカが目の前にいる扉から出るというのはありえません

そして この場面で窓から出ていたというのなら
戦人はまったくフェアではありませんし
ロジックエラーに陥ることもなかったでしょう
437: 名前: ケーナ:2013/04/24 04:53ID:719U4tcf
タチバナさん >>435

EP6はメタ世界がメインになっている上
ゲーム盤が途中で終わっている為
解りづらいのですが

ゲーム盤上のヱリカの行動だけを切り取って考えれば
理解しやすいのではないかと思います

ヱリカは隣部屋から出た後
隣部屋といとこ部屋
両方の扉をガムテープで封印します

その後 例の如く水着に着替えて
外側に回って窓も封印します

「外側に回る間に部屋から脱出出来るじゃないか!」
と思われるかもしれませんが
実はこれ 別に脱出されていても構いません

何故なら ヱリカが封印を確認して
封印を破って中に入った時
部屋にいれば問題ないからです

封印を破って入った時に部屋の中にいれば
封印以降 ずっと部屋の中にいたことになりますし
いなければ 封印前に部屋を脱出したことになります

封印によって所在確認が赤字で行えるようになるのは
こういう事情です
438: 名前: ケーナ:2013/04/25 06:40ID:50MslHvo
>>434の続きです

 プレイヤーの縁寿が離れ、6歳に戻った縁寿にとって、それからの出来事は夢の続きでした。“黄金の魔女ベアトリーチェのお孫さん”であるベアトも合流したハロウィンパーティにおいては“黄金の返還式”が執り行われ、かつて金蔵が黄金の魔女ベアトリーチェから借り受けた黄金が、ベアトに返還されると共に、金蔵の資産が息子達に生前贈与されることが発表されました。これにより、苦境に陥っていた息子達は救われることになり、手を取り合い、涙を流して喜びます。一時的に駒に戻った縁寿はその光景に感動しつつも、これは戦人による茶番であるからと、素直に認めることが出来ませんでした。ハロウィンの余興として行われた“王様ゲーム”において縁寿は見事、当たりを引きましたが、絵羽も同時に当たりを引いていました。しかし、絵羽は縁寿がお姫様で自分は付き人になり、縁寿が臨むクイズゲームで協力してくれると言います。
439: 名前: ケーナ:2013/04/26 06:32ID:28Zw6bhI
 縁寿は絵羽の助けを得て、みんなが出題するクイズゲームに挑戦しました。しかし、あとは戦人とベアトだけというところで睡魔に負け、眠り込んでしまいます。戦人の指示で源次は縁寿を客間に運び、ソファに寝かせました。しばらくして目を覚ました縁寿はみんなのところに行こうとしましたが、扉の鍵が開きません。いつの間にかそこにいた謎の黒猫に案内され、縁寿は窓から部屋を出て、ホールを目指します。開いていた窓から再び屋敷に入った縁寿を、恐るべき惨状が待ち構えていました。縁寿が入った食堂での6人をはじめ、夏妃の部屋に2人、薔薇庭園に2人、ゲストハウスに3人、合計13人もの死体があったのです。
440: 名前: ケーナ:2013/04/27 06:40ID:17iDHrJH
 泣きながらゲストハウスを飛び出した縁寿は、まだ死体を見ていない戦人、譲治、真里亞の姿を探します。はたして薔薇庭園で3人を見つけましたが、真里亞は犯人は戦人一家であると主張していました。するとそこに殺されていたはずの留弗夫と霧江が現れ、譲治と真里亞を射殺しました。そして戦人、留弗夫、霧江はこれまでの殺しっぷりについて互いを褒め称えました。真里亞の言うとおり、犯人は戦人一家だったのです。その姿に縁寿は逃げ出そうとしますが、山羊頭の人々に取り囲まれてしまいました。彼らは留弗夫一家が犯人だと口にしながら縁寿に迫ります。絵羽の死亡後、その財産が縁寿に相続されることを知った世間は、留弗夫と霧江のことを調べ上げ、二人のかつての悪行を暴きました。その結果、留弗夫一家犯人説は絵羽犯人説を含むその他の諸説を駆逐し、もっとも信憑性の高い説として扱われるようになったのです。
441: 名前: ケーナ:2013/04/28 05:29ID:ceFFBnLy
 一匹の山羊が縁寿を掴み上げ、飲み込もうとした時、青い一閃が山羊の頭を吹き飛ばしました。そして山羊達は赤と青の軌跡によって次々と斬り倒されていきます。縁寿を救ったのは赤と青、双方の真実を自在に操る“真実の魔女”ヱリカでした。そして新たな魔女がもう1人。猫箱に閉じられた後の世界で、無限の魔女を名乗ることとなる、未来の魔女エヴァ・ベアトリーチェでした。エヴァが手にした片翼の鷲の杖を振るうと、天地から真っ赤な蜘蛛の巣が現れ、残りの山羊達を飲み込んで得体の知れない塊に凝縮し、どこかに消してしまいました。エヴァが自分を助けてくれたことを受け入れられない縁寿に、エヴァは自分はいつだって縁寿の味方だと言い残し、姿を消しました。ヱリカは縁寿に、縁寿は自分と同じ真実の魔女なのだ、と言いました。だから助けに来たのだ、と。そして縁寿に真実の魔女としての心構えを教えてくれました。真実の魔女は他人が押し付ける真実に惑わされることなく、自分の手で真実を手にしなければならないのだ、と。
442: 名前: ケーナ:2013/04/29 06:12ID:9fUfTs9o
 みんなが隠すから自分は真実に至れない、真実がどこにあるのかだけでも教えてほしい、と求める縁寿の前にベルンカステルが現れました。そして、真実を教えることは出来ないが、真実に至る道を指し示すことは出来る、と言ってくれました。しかし以前、ベルンカステルに留弗夫と霧江が親族を皆殺しにしようとしたカケラを見せられた縁寿には、その言葉が信じられませんでした。そんな縁寿にベルンカステルは言います。あれは縁寿を試したのだ、と。真実は時として期待を裏切ることがある、あるいは最も望まない形を取ることもある。それを乗り越える力と勇気がなければ真実に近付く資格はないのだ、と。その言葉に、縁寿はこれまでの自分には覚悟が足りなかったことを悟りました。真実を知らない間は、家族が生きていて、いつか帰ってくるという希望を持ち続けることが出来ます。しかし、真実を知ることにより、家族は既に死んでおり、もはや再会出来ない事実を突きつけられるかもしれないのです。縁寿は“真実の魔女”として一なる真実を求める決意をベルンカステルに告げました。
443: 名前: ケーナ:2013/04/30 05:48ID:a8TzV7HJ
 ベルンカステルは縁寿の決意を受けて、縁寿をフェザリーヌの元へと案内しました。縁寿はフェザリーヌが自分が求める真実への鍵を握っていると考えますが、フェザリーヌは真実への鍵を握っているのは縁寿なのだと言います。その言葉に、縁寿はフェザリーヌが言う“真実への鍵”とは、自分が戦人に渡された鍵であることに気がつきます。フェザリーヌは縁寿が持つ鍵は縁寿の決断を具現化したものなのだ、と言いました。そしてベルンカステルは戦人には縁寿に選ばせたい答があり、その答を選ぶように誘導されていることに縁寿は気がついているはずだ、と指摘します。縁寿は2人の魔女とのやり取りにより、戦人はゲームマスターとして、プレイヤーである自分をうやむやのうちに敗北に導こうとしているのだと確信します。そして戦人とのゲームに勝利し、真実を掴む決意を固めました。
444: 名前: まる:2013/04/30 06:11ID:9fOXj8lP
あれこれって漫画版のまとめなんです?
445: 名前: ケーナ:2013/05/01 04:58ID:d1LCz3Gl
まるさん >>444

どこかおかしいところがありましたでしょうか?

基本はPC版のテキストを見ながら書いていますが
(PS3版の内容を使っている部分も一部あり)
そこに僕の解釈も混ぜ込んでいます
446: 名前: ケーナ:2013/05/01 05:00ID:d1LCz3Gl
 パーティに戻った縁寿は“黄金と真実の魔女”エンジェ・ベアトリーチェとして、戦人に戦いを挑むことを宣言します。そして姿を消した縁寿の代わりに現れたのはエヴァでした。エヴァは未来において想像によって生みだされた猫箱の物語を、カケラとして六軒島に降らせました。カケラから現れたのは無数の山羊たちでした。山羊たちはゲーム盤を食べることにより、六軒島を侵食し始めます。戦人とベアトは皆を黄金郷に避難させることにしました。縁寿は混乱の隙を突いて礼拝堂にあった本“一なる真実の書”を目指しますが、その前にベアトが立ち塞がります。戦人の気持ちを尊重するように、と訴えるベアトに、縁寿は自分は1986年に既に死んでおり、12年間、亡霊として生きてきた。絵羽亡き今、亡霊としてさえ地上に留まる意味がなくなった為、最期に1つだけ、自分がしたいこと、1986年の真実を知って死ぬのだと切り返します。
447: 名前: ケーナ:2013/05/02 06:34ID:d8xY741d
 ベアトを打ち破った縁寿は、一なる真実の書を持って“図書の都”にいるベルンカステルの元に戻りました。一なる真実の書の封印が解けるまでの間、ベルンカステルの指示でヱリカがお茶を振舞ってくれることになりました。ヱリカは真実に辿り着くことで全てが終わるという縁寿の考えを聞き、縁寿は真実の魔女ではない、と言いました。ヱリカにとって真実の魔女とは真実に堪える力を持つ者だったのです。しばらくすると、エヴァが一なる真実の書の封印が解けたことを知らせにやってきました。縁寿は使い魔の猫に案内され、ベルンカステルの元へと向かいます。縁寿は手渡された一なる真実の書を戦人から貰った鍵で開けました。表紙を開くと文字や言葉ではなく、意識に直接、内容が飛び込んできます。縁寿の意識の中に山羊が現れ、絶対の真実を意味する魔女の言葉、赤き真実で真相を語ります。その内容はとても縁寿には受け入れられないものでした。赤き真実で告げられた事実を否定する為、縁寿はニンゲンにしか記せない、本当の赤き真実で自分の真実を記すと言い残し、図書の都のバルコニーから身を投げました。ベルンカステルはエヴァに縁寿のなれの果てである挽肉を処理するように言い残し、真実の書をフェザリーヌに届ける為、その場を立ち去りました。
448: 名前: ケーナ:2013/05/03 05:02ID:5fFAzQPX
 縁寿が気がつくと、黄金郷にいました。エヴァによって虚無の海に捨てられ、流れ着いたのです。そこには絵羽がいました。縁寿は絵羽をお母さん、と呼びました。一なる真実を知った縁寿には、全てが理解出来たのです。2人は静かに抱き合い、互いの肩に顔を埋めて泣きました。一なる真実を知ったことにより、過去の真実に囚われていた自分の愚かさを縁寿は思い知りました。本当に大切なことは現在の、そしてこれからの自分が、いかにより良く生きるかということだったのです。縁寿はその場にいる一人ひとりに挨拶と感謝と謝罪をしました。そしてマリアージュ・ソルシエールの教えを受け継ぎ、真里亞の魔法を伝えていくことを約束します。戦人は縁寿の使命は真里亞の魔導書を翻訳し、かつての縁寿と同じような境遇の子ども達に伝えることだと言いました。縁寿は自分を導いてくれた親族を、そして彼らの住む黄金郷を守る為、ベルンカステルが目論む、一なる真実の書の公開を阻止することを決意します。縁寿はベルンカステルから入館証を受け取っている自分が図書の都に行き、一なる真実の書を取り返してくるつもりでしたが、ラムダデルタが言うには、バケモノの伏魔殿である図書の都にベルンカステルの庇護を失った縁寿が向かったところで、あっさり叩き潰されるのがオチなのだそうです。それならば猫箱の中にしか存在出来ない自分が行くべきだと戦人が主張しましたが、縁寿も譲りません。1つしかないはずの入館証を巡り、2人は争いますが、ラムダデルタは入館証がもう1つ、縁寿のポケットに入っていることに気がつきました。エヴァが挽肉となった縁寿を処理する時に自分が持っていた入館証を密かに持たせてくれていたのです。2人は協力を渋るラムダデルタを何とか説き伏せ、図書に都に向かいます。
449: 名前: ケーナ:2013/05/04 04:24ID:d9e4qjU.
 衆人環視の中、一なる真実の書を奪い返すのは不可能な為、縁寿たちは別の場所に保管されている鍵を狙うことにします。しかし、ベルンカステルがその前に立ち塞がりました。その相手を買って出たのはラムダデルタでした。2人の魔女の力は拮抗していましたが、そこにフェザリーヌが現れ、“戯曲”の魔法でラムダデルタをあっさり退けました。ラムダデルタがベルンカステルを足止めしてくれたことにより、あと一歩のところで鍵を奪うことに成功しかけた縁寿たちでしたが、ベルンカステルに妨害されます。やがて黄金郷への攻撃を指揮していたヱリカが合流し、ベアトの心臓を差し出しました。ベルンカステルはベアトの心臓を破壊すると共に、赤字によってベアトの死と黄金郷の消滅、そして親族は誰一人帰ってこないことを宣言します。絶望的な空気の中、戦人はベルンカステルに立ち向かいますが、まるで歯が立ちません。やがてベルンカステルの攻撃により、絶命します。しかし、戦人は蘇りました。ベルンカステルは赤字で戦人の死を宣言しますが、それでも戦人は倒れません。やがて黄金郷の消滅と共に消え去ったはずのベアトが、親族たちが、次々と蘇ります。縁寿は“反魂”の魔法の深淵に至ったのです。縁寿とその仲間たちが呼び出した黄金の鷲は、ベルンカステルを打ち破りました。
 フェザリーヌは縁寿たちがベルンカステルの命を奪わなかったことに感謝し、戦人に最後のゲームのゲームマスターとしての仕事を果たすように勧めます。その言葉を受け、戦人は縁寿の手に再び鍵を握らせます。すると縁寿の前に2つの扉が現れました。ヒントもなしにどちらかを選ぶのか、と問う縁寿に、ベアトは左手を差し出し、手の平には何もないことを示しました。そして人差し指を伸ばして拳を握り、上下左右に何度も動かします。そして最後に天を指し、一気に振り下ろした時、人差し指は握られ、ただの拳になっていました。ベアトはゆっくりと右手を開きます。するとそこには飴玉がありました。ベアトはこれが魔法だと思うか、手品だと思うかで開ける扉を決めるように、と言いました。縁寿は躊躇うことなく片方の扉に鍵を刺し、扉を開きました。
450: 名前: ケーナ:2013/05/05 05:34ID:26HER359
僕の考察では登場人物の年齢は以下のようになっています

■年齢はいくつ?
(真里亞の年齢は)「9歳。うー」(真里亞)(EP1)
「えっとえっと…! (嘉音の年齢は)確か、私たちの2つ下だから、…16だったよなー?」(朱志香)(EP1)
「はい。お陰様で10年ほどお仕えさせていただいております」(紗音)(EP1)
彼女(紗音)は6つの時からここに勤めているという古参の使用人だ。
※紗音の年齢は16歳(と他人は認識している)。
(古戸ヱリカについて)「(朱志香)お嬢様くらいの、若い女性でございます」(源次)(EP5)
「朱志香お姉ちゃんよりは下だった」(真里亞)
(ヱリカは)戦人や朱志香よりはわずかに年下に見えるが、高校生とは到底思えない落ち着きと仕草は、良家の令嬢を思わせた……。(EP5)
ヱリカの着ていた服は、朱志香の昔の余所行きの服だった。大人顔負けの貫禄を持つ客人も、体格はまだ中学生くらいだ。朱志香の昔の服のサイズがぴったりだった。(EP5)
※ヱリカは16~17歳。
「私しゃ花も恥らう18だぜ!」(朱志香)(EP1)
(譲治の年齢は)俺(戦人)より5つ上だから、今年で多分23のはずだ。(戦人)(EP1)
※戦人の年齢は18歳。
「はい。《赤:ここは1967年の世界》。19年前の世界でございます」(ロノウェ)(EP3)
「……あれはいくつの時だったのかしら…。…多分、中学生か、……よく覚えてない。とにかくそのくらいの頃だったと思うわ…」(楼座)
※1967年に中学生だったということは、楼座の年齢は32~34歳。
2つ年上の兄、蔵臼は、私(絵羽)に比べたらまったくと言っていいほど、右代宮家に相応しくあろうという努力をしているとは言えなかった。(EP3)
「大学院に進んで、もっといっぱい勉強して、優れた成績を出して、蔵臼を追い詰めてやりましょう」(絵羽)(EP3)
「私は女で、子を産むことができるわ。そして兄さんには未だ縁談もない」(絵羽)
「夏妃姉さん、私より3つも若いんだからぁ。もうちょっとしっかりなさい?」(絵羽)(EP1)
※絵羽の大学院進学時(22歳)にまだ蔵臼は結婚していなかったため、最も早くてその翌年に結婚したとして、当時、夏妃は20歳。12年間子どもが出来ず、その後、生まれた朱志香が18歳であるため、夏妃の年齢は50歳。絵羽は53歳。蔵臼は55歳。何となく留弗夫は、蔵臼と絵羽の間より、絵羽との年齢差があるように思われるので(留弗夫は私には逆らわないとの絵羽の発言から)、50歳。
(熊沢の年齢は)下手すりゃ80にも届くはず。(戦人)(EP1)
451: 名前: ケーナ:2013/05/05 05:34ID:26HER359
 縁寿が閉じていた目を開くと、高層ビルの屋上から、片足を踏み出したところでした。縁寿はその足をゆっくりと戻しました。そして、小此木に連絡し、右代宮グループを全てあげる代わりにいくつかのお願いを叶えて欲しいと告げました。数日後、縁寿は小此木に見送られ、旅立ちました。マリアージュ・ソルシエールの教えを作家として伝えていくつもりなのです。小此木との連絡役でもある天草が運転する車は、南を目指して進みます。縁寿の暖かい地方で、海が見える街が良い、という呟きと共に。
 数十年後の未来、縁寿の姿は作家“寿ゆかり”としてホテルの一番大きなバンケットルームにありました。縁寿が書いた『さくたろうの大冒険』が大手出版社の賞を受賞した為、その式典に招待されたのです。縁寿は作家として活動を続けてきましたが、長く評価されませんでした。しかし『さくたろうの大冒険』が爆発的な人気を得たことにより、今やその名は日本中の津々浦々にまで響き渡っています。そんな縁寿に1人の編集者が声をかけてきました。その編集者が言うには、推理小説家の八城十八が個人的に面会を希望しているのだそうです。数十年前、縁寿は偽書作家の伊藤幾九郎の正体が八城十八であることに気がつき、面会を求めたことがありましたが、その願いは叶えられませんでした。今の縁寿には、以前ほど、八城十八との面会を求める気持ちはありませんでしたが、それでも、何故、彼女が縁寿から見てさえ、限りなく近い真実に至っていたのか、知れるなら知りたいと思いました。そのため、申し出を受けることにします。すると編集者は内密の話として、八城十八は対外的には女性の作家だが、実はもう1人男性の作家がいて、2人で執筆しているのだと教えてくれました。その話を聞いて、縁寿はその男性の正体に気がつきます。右代宮家と何の縁もない八城十八がその内情を詳細に書けたこと、さくたろうのことを知っていて、そこから“寿ゆかり”が縁寿であることに気がつけたこと、そして推理小説に堪能なこと。縁寿に思い当たる人物は1人しかいませんでした。
452: 名前: otoma:2013/05/05 23:05ID:c4juvfDH
ケーナさん >>450
おひさしぶりです。って書き込むのも変ですが、まさかケーナさんに返信する事があるとは思わなかったもので。
ケーナさんの年齢推理考察はとても素晴らしくて参考になりました。
ありがたく自分の年表の修正に使わせてもらいます。
僕は金蔵の妻が何歳で楼座を生んだのかを決めてから、金蔵との結婚や上3兄弟の年齢を決めましたのであの年表になりました。
蔵臼夫婦がいつ結婚したのか。子供が出来なかった期間が何年なのか。が分からなかったので自説に説得力が無いと思っていたのでありがたいです。
でも1986年の留弗夫の推定年齢は43歳でいきます。
たまたま昨日読んだ楼座と2代目ベアトの出会いの場面に次の様な会話がありましたので。

>「…彼女はお茶を淹れながら、私のことを色々と聞いたわ。……まず、森を抜けてやってきたことを驚かれた。彼女は、柵の外には危険な狼がたくさんいると信じていたみたいだった。…だから私が森を抜けて辿り着いたと言ったら、とても驚いていたわ。どうやって、狼から逃れたのか、ビスケットを渡して許してもらったのか、それとも魔法の外套を被って…、なんて感じのことを言ってたっけ。」(楼座)
>「わっはっはっは。…そりゃあ、確かに魔女っぽいわなぁ。面白いお人や。」(秀吉)
>「あなた、黙って。…………ずいぶん昔だけど、お父様は、森には狼が住んでいるから近寄ってはならないって、私たちを脅さなかった?」(絵羽)
>「あぁ、そんなこともあったな。馬鹿らしいね。日本の狼はとっくの昔に絶滅しているというのに。まさに子供騙しだな。」(蔵臼)
>「記憶にねぇなぁ? そんな話、親父に聞かされたっけ…? 森には魔女だろ? 狼なんて話、聞いたことないぜ?」(留弗夫)
>「あんたがまだ小学校だった頃よ。覚えてない?そしたらあんた、むしろ狼を撫でてみたいなんて言い出すもんだから。お父様はすぐに狼の話を引っ込めて、魔女の話に切り替えたのよ。もうそのウソっぽいことと言ったら、あっははははは。」(絵羽)

僕は右代宮一家が六軒島に引越して来たのは1949年だと決め付けているのですが、その年の留弗夫は13歳になるのです。1986年の留弗夫の年齢を50歳だとすると。
でも13歳は中学1年生だし発想が小学校低学年だからその当時は6歳で、1986年は43歳でいいじゃないかと言う訳です。
まあ、あまり関係の無いどうでも良いことなのですが。
では、有益な情報をありがとうございました。
453: 名前: ケーナ:2013/05/06 05:32ID:30ehcI4g
otomaさん >>452

“「お屋敷が竣工したのは昭和27年と聞いています。」(夏妃)”
昭和27年というのは
西暦1952年です

ですから右代宮家が六軒島に住むようになったのは
最低でもそれ以降になります

ただ 確かに留弗夫は蔵臼や絵羽とは
少し年齢が離れている印象がありますね
43歳でもおかしくないと思います
454: 名前: ケーナ:2013/05/06 05:33ID:30ehcI4g
 果たして、面会の日、待ち合わせた喫茶店に現れたのは戦人でした。縁寿は戦人が生きていたのに自分の元に帰って来なかった事情を知りたいと考え、戦人が助かった状況を尋ねました。しかし、戦人は脱出の途中でモーターボートに乗ったことまでは覚えていましたが、それ以降のことは記憶が曖昧なのだと言いました。そして長く記憶を失っていたという事情を説明します。その言葉に、縁寿は自分が以前、面会を断られたのは、自分のことを覚えていなかったからだと考えましたが、戦人はその頃には記憶が戻っていたと言いました。記憶が戻っていたのに、孤独な自分を放置したという戦人に縁寿は怒りを覚えますが、事情を聞いて納得しました。戦人は記憶を取り戻したものの、その記憶を自分の記憶として認識できなかったのです。自分の中に他人の記憶があり、その記憶に自分が飲み込まれるかもしれない恐怖に、当時の戦人は押し潰されそうになっていました。その為、縁寿との面会出来なかったのです。縁寿はその想いを理解しました。そして戦人を“十八さん”と呼びました。縁寿にとっては死んだと思っていた兄が生きていてくれた、それだけでもう充分だったのです。
 それからしばらくしてから、縁寿は十八を福音の家に招待しました。かつて金蔵の援助によって成り立っていた福音の家は、その援助が途切れたことにより、一度、閉鎖されました。しかし、縁寿の援助により、数十年の時を経て、再び蘇ったのです。施設の中に入り、大扉を開けた先で十八を待っていたもの、それは六軒島にあった右代宮家の屋敷の玄関ホールでした。縁寿は近年、福音の家を改築した際、1986年の爆発事故によって失われた玄関ホールを再現したのです。駆け寄ってくる福音の家の子どもたちの笑顔を見たとき、十八の中に眠っていた黄金郷の扉が開きました。そこには懐かしい面々が揃っていました。そして、もちろんベアトの姿も。黄金郷の皆からの割れんばかりの拍手に歓迎されながら、戦人はベアトを抱きしめ、永遠を誓いました。

以上が右代宮家第三のキーパーソン
右代宮縁寿の物語です
EP3、4、6、7、8で語られた内容によって
構成しました
(どうりで長い訳だ…)

正直言って 書き始めた当初は
ここまで長くなるとは想定していませんでしたが
(メインは“安田紗音の物語”のつもりでしたから…)
縁寿の場合は外すことの出来ない内容が多すぎました

この“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”は
現実世界における出来事を中心となる3人の人間に焦点を絞って描く
というコンセプトで書き始めたのですが
縁寿の場合は死ぬ為にビルの屋上に行ったのに
片足まで踏み出したところで突然心変わりをしたわけで
その理由説明の為
平行世界及びゲーム盤の描写も入れることにしました

僕は“右代宮家の物語”とは
“すれ違いによる負の連鎖”だと考えています
長老達によって心を殺された金蔵は
自分を蘇らせてくれたビーチェを失ったことにより
心に狂気を宿し 過ちを犯してしまいます

その過ちによって誕生した紗音は
夏妃が金蔵から女として役立たずだと告げられたと
考えたことにより 結果として崖から転落します

大怪我を負って生き残ったものの
生殖機能を失って性転換する羽目となり
さらに金蔵が再び過ちを犯すことを恐れた源次により
福音の家で隔離されて育ちます

その為 空想癖を抱え
擬似的な多重人格者となってしまいます

そんな紗音が戦人が約束を忘れたと考え
3つの恋によってどうしようもなく追い詰められ
島の爆発による猫箱の中の黄金郷に望みをかけ
惨劇を引き起こそうとします

その結果 全てを失った絵羽が
やはり全てを失った縁寿を支えきることが出来ず
ここまで続いてきたすれ違いによる負の連鎖が
縁寿にまで引き継がれます

しかし“愛がなければ視えない”このキャッチコピーの通り
“愛”を信じることによって
縁寿は一族が背負ってきた負の連鎖を断ち切り
立ち直ることが出来ました

そして今度は魔法の力を伝えることで
正の連鎖を生み出す存在となります
“愛”によって負の連鎖が正の連鎖へとなる

これが本来的にはこの作品の一番メインとなる部分
なのではないかなと思います
(僕にとってのメインは紗音の物語なのですが…)

次は“右代宮家の物語”の番外編として
“魔女のベアトの物語”を書きます

創作バリバリの上
作品中の説明同士に矛盾があるため
何とも書きづらいのですが
何とかやってみます
455: 名前: ケーナ:2013/05/06 18:51ID:30ehcI4g
よく考えてみると
留弗夫が50歳というのはおかしいですね

僕が留弗夫と絵羽の間がそれほど離れてはいないと考えた根拠は
EP1で以下の内容があるためです

“楼座は昔から気が効く女性だった。…4兄弟の末っ子であり、上の3人と歳が大きく離れていることもあって、兄や姉たちの毒気を宿さずに成長できたお陰かもしれない。”

しかしEP2の以下の内容を見てみると
留弗夫はやはり蔵臼や絵羽とは少し離れている印象です

“楼座、楼座。どうしてお前はそんなに馬鹿なのか。あぁ、これは蔵臼兄さんの声です。蔵臼兄さんはとても大人だからとても頭がいいのです。”

“楼座、楼座。どうしてお前はそんなに馬鹿なのか。あぁ、これは絵羽姉さんの声です。絵羽姉さんはとても大人だからとても頭がいいのです。”

“楼座、楼座。どうしてお前はそんなに馬鹿なのか。あぁ、これは留弗夫兄さんの声です。留弗夫兄さんはとても要領がいいのです。”

そして狼の話が留弗夫が小学校の時であったなら
屋敷の竣工が1952年で
この年に六軒島に引っ越してきたとして
当時 留弗夫は6~12歳なわけです
34年後の1986年には40~46歳になります

絵羽が53歳で 楼座が32~34歳
この間でしかも絵羽に近くなくてはならないわけですから
上限の45~46歳辺りが妥当なところではないでしょうか
456: 名前: ケーナ:2013/05/07 04:36ID:6eKVEjkj
ツイッターで以下のツイートがありましたが
夏妃はどう考えてもおかしいでしょう

今日のセブンスパーティで公開されてたうみねこキャラの年齢メモったよ〜

金蔵78
蔵臼50
夏妃45
朱志香17
絵羽48
秀吉55
譲治22
留弗夫45
霧江45
戦人17
楼座37
真里亞9
南条80
源次75
姉沢マイ(熊沢チヨ)82
郷田58
紗音16
嘉音15
457: 名前: ケーナ:2013/05/07 04:38ID:6eKVEjkj
今日からしばらく“「右代宮家の物語」”の番外編として
「魔女のベアトの物語」というのを書きます

「右代宮家の物語」は現実世界での出来事を
3人のキーパーソンに焦点を絞って綴ったものですが
今度の「魔女のベアトの物語」は
ゲーム盤でのやり取りを「魔女は実在する」と考える
“ファンタジー説”の立場から説明するものです

これによって表と裏
両方の物語を説明することが出来ますので
ここまで説明してようやく
『うみねこ』の全てを説明出来ることになります

ちなみに序盤は作品中で説明されていない部分になりますので
基本 全部創作です
「何じゃこりゃ?」な展開になると思いますが
ゲーム盤までご辛抱ください

■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈) 番外編

魔女のベアトの物語

“彼女”が目を覚ますと、宇宙のような不思議な空間にいました。“彼女”が覚えている最後の記憶は、自らが海に飛び込み、沈んでいくところまででした。ここは死後の世界なのでしょうか。真っ暗で、遠くには星々が輝いているように見えますが、宇宙ではないようです。何故なら、星のように見えたものは、近くで見ると光輝くカケラであった為です。手近にあったカケラの一つを覗き込んでみると、何か映像が見えます。もっと良く見ようとカケラに触れた瞬間、“彼女”の意識はカケラの中に飲み込まれていました。そのカケラの中には、1つの宇宙の誕生から終焉までが記録されていました。それは実に1000億年にも及びました。しかし、カケラから意識を切り離した時、“彼女”は全く時間が経過していないことに気がつきました。もっとも時計があるわけではなく、何となくそんな気がする、という程度でしたが。隣にあったカケラに手を伸ばすと、今度は一匹のアブラゼミの生涯が記録されていました。“彼女”はそのアブラゼミが6年間、幼虫として地中で生活し、そして成虫として3週間過ごした後、寿命を迎えるまでを見守りました。
458: 名前: ケーナ:2013/05/07 04:51ID:6eKVEjkj
書くのを忘れていましたが

2カ月半ほど連載していた
“■『うみねこ』の歩き方 その②「右代宮家の物語」(ケーナ解釈)”
をホームページ
http://keena/。web。fc2。com/
(例によって“。”は“ピリオド”に変換)
に上げておきました

掲示板に書いたときよりも少し手を入れてあります

あと皆さんとのやり取りで出てきた部分を
考察に加えておきました
459: 名前: 名無しさん:2013/05/07 05:57ID:bfokB2HN
100万歩譲って他はどうでもいいが戦人が17ってどういうことなの?
ライフオブパイ並みに漂流してたの?

58でホテルで若手だった郷田も狂ってるし姉沢マイも
誰やってことを差し置いてもそこはどうなんだ
460: 名前: ドロクロド:2013/05/07 17:38ID:49/aiVbh
ケーナさん
>>創作バリバリの上
前にも言いましたが、むしろそれが読みたいです。(たぶん皆もそうだと思いますよ)
期待して楽しみに待ってます。
461: 名前: ケーナ:2013/05/08 06:00ID:6dkEULZh
■魔女のベアトの物語(第2回)←ツイッターでも書いているのでタイトルつけました

 その後、“彼女”は手当たり次第にカケラに触れて回りました。僅か数秒で終わってしまうカケラもあれば、永遠に続くのではないかと思われるようなカケラもありました。また、現実の出来事だけではなく、誰かが空想で生み出した物語のカケラもありました。数え切れないほどのカケラに触れて回ったことにより“彼女”はこの空間がどのようなものであるのか、自分が何故ここにいるのか、大体理解出来ました。ここは“虚無の海”、様々な可能性、幻想、妄想がカケラとして結晶化した世界。彼女自身はまだ遭遇していませんが、この世界の住人は魔女や悪魔など、“彼女”が元いた世界の常識では想像上の存在とされているような、現実世界には存在しなかった者たちです。どうやら“彼女”自身、魔女としてこの世界に存在しているようです。かつて、“彼女”が人間であった時、満たされなかった想念が、この世界に一個体の存在として転生した、それが今の“彼女”なのです。
462: 名前: ケーナ:2013/05/09 03:33ID:18y.41v4
魔女のベアトの物語(第3回)

 “彼女”は、とあるカケラから生まれた2人の魔女に心惹かれました。“奇跡の魔女”ベルンカステルと“絶対の魔女”ラムダデルタ。この2人は“彼女”と同じ世界の出身で、共に“彼女”と近い1983年に生まれた魔女でしたから、親近感を覚えました。この世界は時間が経過しないだけではなく、そもそも時間という概念自体がないようで“彼女”の僅か数年先輩なだけにも拘らず、ベルンカステルとラムダデルタは他の魔女や悪魔から一目置かれる存在のようです。やがて“彼女”はカケラを眺めるだけでは満足出来なくなり、自身も魔女として活動することにします。まずは体を作るところから始めなければなりません。今の“彼女”は肉体を持たない精神存在で、この“虚無の海”に生れ落ちて以来、一度も動くことなく、ただカケラを近くに引き寄せたり、カケラ紡ぎ(※“虚無の海”用語。自分が求めるカケラを“虚無の海”から見つけること)をしたりしていただけだったのです。
463: 名前: ケーナ:2013/05/10 04:23ID:91lLd7qP
魔女のベアトの物語(第4回)

ラムダデルタがニンゲンであった時、彼女は成人していましたが、“絶対の魔女”ラムダデルタは幼い少女の姿です。ラムダデルタはあるカケラにおいて、自分の“絶対”を破った古手梨花を前身とするベルンカステルをライバル視していた為、魔女としての姿を定める時、ベルンカステルの年恰好に自分も合わせました。魔女は自分の望む姿を取ることが出来るのです。“彼女”が望む魔女としての自分の姿、それは“彼女”がニンゲンであった時、愛した“彼”が語った姿、金髪碧眼にハリウッド女優のようなグラマーな女性。そしてその身を包むのは、黒を基調に金糸で豪華な刺繍が施されたゴシックドレス。名前はもちろん“ベアトリーチェ”。“彼女”は「戦人に約束を思い出して欲しい」と願い、それが叶えられなかった、紗音の想念が魔女化した存在だったのです。

以上で第一部 第一章 第一節 第一話“魔女ベアトリーチェ誕生”終了です(このネタ、解る人いるのかな?)。これからラムダデルタにその可能性を認められ、正式な魔女として認められた“絶対の承認”。とあるカケラにおいて、地獄のような苦しみを味わっていた七姉妹を、自分の家具として取り立てることで救済した“煉獄からの解放”。かつての師、熊沢が魔女化したワルギリア(鯖にあたって熊沢が死んだカケラがあり、その想念が魔女化した)との邂逅と決裂、そして千日に渡って繰り広げられた死闘の末、見事ワルギリアを鯖缶(みそ煮)に封じた“無限と有限のウロボロス”。後にベアトの使用人頭となる悪魔、ロノウェとの黄金のキセルを巡って千年にも及んだ確執と、その果てに交わされる主従の誓いを描いた“黄金の絆”。ガァプと組んで、天界大法院の異端審問官を恐怖のどん底に叩き込んだ“無限空間の災禍”などなど、666もの血湧き肉躍る熱いエピソードがあるのですが、そこは一気に飛ばして、魔女のベアトが魔女としての暮らしに飽きてしまったところまで話を進めます。の前に少し戻ります。何てことを書いて真に受けられても困りますので、説明しておきますが、僕はロノウェなどはベアトの駒だと認識しています。ですから、そもそも“虚無の海”の住人ではなく、ベアトの領地にしか存在できません。ちなみに「戦人は約束を覚えていたのだから、“彼女”の願いが叶えられなかったというのはおかしいのではないか?」という疑問があるかと思いますが、紗音が待っていたのは“約束を忘れ、ミステリーへの興味も失った戦人”です。“ミステリーを愛し続け、約束を覚えていた戦人”は、紗音が待っていた戦人ではないのです。紗音の願いは“約束を忘れた戦人が自分とのミステリー勝負によって約束を思い出し、かつての自分を愛してくれた戦人に戻ること”だったわけで、実際の六軒島において紗音の願いは叶えられませんでした。ですから、その想念が魔女化したわけです。女の子は複雑なのです。ちなみにツッコミがありましたら、遠慮なくいつでもどうぞ。
464: 名前: ドロクロド:2013/05/10 13:07ID:cdoigaon
創作バリバリと言うだけあって、なかなかのものですね。
でも考えてみれば、ここまで自分設定を盛り込んだ話というのも、私は見たことないですね。さすがです。(褒めてます)

ところで、
>“ミステリーを愛し続け、約束を覚えていた戦人”は、紗音が待っていた戦人ではないのです。

ここらへんはちょっと苦しいような気がするのですが、単純に「実際は戦人は約束を覚えていたが、紗音にはそうは思えなかったので
その想念が魔女化した」とかにしなかったのは、何か理由があるのですか?
465: 名前: タチバナ:2013/05/10 18:26ID:284hh6pd
ここの紗音って、現実世界の安田紗代のことですよね。
その彼女が待っていたのは、あくまで現実世界の戦人であって、
ボトルメールの中の登場人物である戦人ではないという意味なら極々自然かと思います。

現実世界の戦人が約束を覚えていたとする根拠もあります。
466: 名前: タチバナ:2013/05/10 20:25ID:5c3bNKg6
ん? ごめん、読み返したら確かに意味がよく分からないや。
だから、まず紗音ってのがどの世界のどの紗音なのかをはっきりさせろと(ry
467: 名前: まる:2013/05/11 01:08ID:f22T42qR
縁寿の言によれば戦人の遺品にはミステリ盛りだくさん
最近の漫画だと覚えてたっぽい扱い

ってだけじゃないですかね
468: 名前: ケーナ:2013/05/11 08:11ID:8655ZWDl
この“魔女のベアトの物語”は
“右代宮家の物語”が表の物語だとしたら
裏の物語になります

ですから両方の内容が食い違うのはむしろおかしなことです
僕としても1つの考察を2つに分けて
語っているつもりです

僕は“右代宮家の物語”において
嘉音が実際の六軒島にもいたと解釈する以上
そうなった理由があるはずだということで
“嘉音顕現”のエピソードを付け足しました

しかし それはあくまで作品を解釈するにあたり
足りない情報があるから補足説明を加えただけで
作品中の描写と矛盾するわけではありません

この“魔女のベアトの物語”も
それと同じようなことになっています

紗音としてはいろいろ準備したのに結局
やろうとしたミステリー勝負が出来なかったわけで
沈んでいく時に「やっぱりミステリー勝負をしたかったなー」
なんて思ったのでしょう

ただ それだけで魔女化するのは
動機として弱いかなーと思いましたので
あのようになってしまったという所もあります

また この先の展開で
この設定を再び使いますので
何故こうなったのかは
それをご覧いただいてからということで
469: 名前: ケーナ:2013/05/11 08:12ID:8655ZWDl
魔女のベアトの物語(第5回)

 魔女は皆、絶大な力を持ちますが、原則として自分の領地限定です。そもそも普通の魔女はこの世界に漂うカケラを覗くことは出来ても、自分の領地を離れることさえ出来ません。そのため、ベアトはまず、自分が力を振るえる領地を作ることにしました。果たしてあっという間に出来ました。魔力の源泉は“信じる心”と“想像力”なのです。ニンゲンであったころから、ベアトにとっては得意分野でした。ベアトは自分の領地でいろんなことをして遊びました。ニンゲンの頃には考えもしなかったようなことが、魔女になった今は指先1つで出来てしまいます。やがて、ベアトは自分の領地から出ることさえ出来ない“辺境の魔女”であるにも拘わらず、その優れた魔法大系によって無限の物語を生み出す無限機関“ベアトリーチェの猫箱”を生み出した天才魔女として“虚無の海”の中で知られた存在となり“黄金と無限”の銘を持つまでになります。ベアトは自分の力に酔いしれましたが、しばらくすると、飽きてしまいました。何でも思い通りに出来る代わりに、思い通りにしかならないのです。戦人を愛し、愛されることに何の不都合もない立場と肉体を手に入れましたが、肝心の戦人を生み出すことが出来ません。ベアトが魔法で生み出した戦人は、彼女にとって都合が良いだけの操り人形にしかならなかったのです。
470: 名前: ドロクロド:2013/05/11 09:29ID:8fhWSrTA
タチバナさん
>>466
おそらくここでの紗音というのは、タチバナさんでいう安田紗代でいいと思いますよ。
最初の”彼女”というのが、EP8で海に飛び込んだベアトですよね。

流れとしては
10/6で海に飛び込む→その想念が魔女化(それまではベアトは紗音の人格の1つと変装であって、本当の意味での魔女としてのベアトは存在しない)→
→魔女には時間の因果律は関係ないので、島内での2日間を魔法の力で猫箱に入れることができた。
こんな感じでしょうか。違ってたらごめんなさい。

ところで、少し話はそれますが、ケーナさんは安田紗代という名称を使うことをかたくなに拒んで、あくまで紗音と読んでいるような印象を受けますが
それには何か理由があるのですか?

>>464の私の疑問にもちゃんと答えは用意されているようですので、楽しみに拝見しています。
471: 名前: ケーナ:2013/05/12 06:56ID:bd9FALdb
“虚無の海”においては
時間という概念自体が存在しない為
現実世界のカケラが過去 未来を問わず存在し
ベアトはそれを自分が行うゲームのシナリオに使用している
こんな感じでしょうか

このあたりも説明していくことになると思います

僕が“紗代”を使わないのは
単純にこの名称が作品内であまり使用されない為です
“紗代”と呼ぶのは譲治だけで
それも2人きりのときだけですから
472: 名前: ケーナ:2013/05/12 06:57ID:bd9FALdb
魔女のベアトの物語(第6回)

 そこでベアトは戦人を蘇らせる儀式を行うことにしました。儀式には相応のリスクが必要になります。それはニンゲンであっても魔女であっても違いはありません。。絶大なる魔女の力を持ってしてさえ、蘇らせることの出来ない戦人を蘇らせる奇跡、それに見合うリスクをベアトには1つしか思いつきませんでした。彼女がまだニンゲンであったとき、叶うことを願い、そして果たされなかった奇跡、ベアトはその奇跡の成就に再び自らの運命を賭けることに決めました。失敗すれば無間地獄に囚われることになるかもしれませんし、せっかく得た、魔女としての何不自由ない生活を失うことになるかもしれません。しかし、如何に絶大な力を持っていたとしても、愛する者のいない孤独な世界に、ベアトはこれ以上耐えられなかったのです。
473: 名前: ケーナ:2013/05/13 07:25ID:9eSh9WY5
魔女のベアトの物語(第7回)

 まず、ベアトは戦人の依り代となる“駒戦人”を用意しました。この戦人は現時点では自由意思を持つだけのただの駒ですが、ベアトの儀式が成功すれば、この駒戦人を依り代としてベアトが求める戦人が蘇ることになります。次に駒戦人の対戦相手として“駒ベアト”を用意しました。この駒ベアトは自分を“黄金と無限の魔女ベアトリーチェ”である、と認識しています。そして現在は力を失っているが、戦人に魔女の存在を認めさせることで魔女の力を取り戻し、黄金と無限の魔女ベアトリーチェとして復活出来る、と信じています。ベアト自身が駒戦人の相手をしない理由は2つありました。1つは“勝負をフェアにする為”です。駒戦人は“約束を忘れ、ミステリーへの興味も失った戦人”ですから、その探偵能力は本来の戦人から著しく減退しています。そんな駒戦人の相手が“黄金と無限”の銘を持ち、現実世界を1つのカケラとして認識し、その全てを知ることが出来る魔女の自分では、あまりにアンフェアです。2つは“感情移入を避ける為”です。駒戦人はあくまで駒ですが、それでも戦人です。自分が相手をしていては、感情移入してしまって冷静にゲームを進められなくなるかもしれません。ですから“ゲームマスター”として第三者的な立場から駒戦人と駒ベアトの戦いを眺めるべきだと考えました。
474: 名前: ケーナ:2013/05/14 05:59ID:1fOJu4Sf
魔女のベアトの物語(第8回)

 次にこの2つの駒が対戦する舞台“ゲーム盤”を用意します。戦人とベアトリーチェが対戦するのに相応しい舞台、そんなものは考えるまでもありません。1986年10月4日と5日の六軒島です。対戦方法も同じくです。六軒島を舞台とした推理ミステリーです。ベアトにとって、これはかつてニンゲンであった自分が、果たそうとして果たせなかったゲームの再現なのです。ニンゲンだった時、ベアトは戦人に自分との約束を思い出して欲しくて、六軒島を舞台とした狂言の連続殺人ミステリーを仕掛けるつもりでした。しかし、親族が碑文の謎を解いたことにより、これを果たすことは出来ませんでした。また、そもそも戦人は約束を覚えていましたし、ミステリーを愛し続けていました。ですから現実世界において、本来ベアトが待っていた“約束を忘れ、ミステリーの知識も失った戦人”は存在すらしなかったのです。
475: 名前: ケーナ:2013/05/15 04:41ID:99VNqymJ
魔女のベアトの物語(第9回)

 ミステリーのシナリオはニンゲンであった時に自分が書いたメッセージボトルが2つありますから、取りあえず、2回分は確保出来ています。また、現実世界には数多くの偽書が存在しますから、その中から“ルール”に沿っていて、ゲームに使えそうなものを見繕えば良い話です。後は戦人以外の“駒”として、シナリオに沿ってAI(人工知能)で行動する15人の登場人物を配置して準備終了です。いよいよゲームを開始しようとした時、突然、ラムダデルタがやって来ました。ラムダデルタは“ベアトリーチェの猫箱”がお気に召したようで、たまにベアトの領地に遊びに来るのです。“虚無の海”においてベアトの名が知られるようになったのには、顔の広いラムダデルタによる宣伝が大きく貢献していました。ラムダデルタは、ベアトが予定している儀式の内容を熱心に聞いているうちに、突然大きく手を叩き、ゲラゲラ笑いながらどこかに行ってしまいました。ベアトは何かイヤな予感がしましたが、航海者の魔女の気まぐれを気にしていてもしようがありません。諦めて儀式を開始することにしました。
476: 名前: ケーナ:2013/05/16 04:30ID:ffiyCyIf
魔女のベアトの物語(第10回)

 1回目のゲームに使用したのは『Legend of the golden witch』。六軒島爆発事故から数年後、式根島で漁師が発見したものであり、黄金の魔女ベアトリーチェの存在を世に知らしめた物語です。しかし、1回目はまだ勝負ではありません。駒戦人に物語の流れを理解させると共に、駒ベアトと戦う動機付けをしなければなりませんから、他の駒と同じく駒戦人もAIでシナリオに沿って行動させました。駒がAIで行動する場合、現実世界の本人がその場にいるのと、全く同じ行動をします。何故なら、魔法によって現実世界の人間をそのままゲーム盤に顕現させているだけだからです。ですから、『Legend of the golden witch』自体はノート片数枚に収まる程度の内容でしかありませんが、物語に書かれていない部分はシナリオから外れない範囲で駒が自分で考え、その考えに基づいて発言したり、行動したりするのです。このシステムなら、自分ひとりで15個もの駒を操作する必要はなくなりますので、ゲームマスターであるベアトは基本、視ているだけで済みます。
477: 名前: ケーナ:2013/05/17 04:05ID:165aCVhv
魔女のベアトの物語(第11回)

 メッセージボトルの犯人は、紗音に固定されています。その理由は2つありました。1つ目はニンゲンであった紗音が、他人に犯人役を押し付けることは出来なかった為、2つ目はこれが紗音と戦人のミステリー勝負だからです。そして紗音は変装によって、一人三役で嘉音、ベアトとしても行動します。これがこのミステリーの肝であり、これを見破らなければ、犯人は解りません。また、紗音は真の右代宮家当主であり、莫大な財産を持つと同時に900tもの爆薬を爆発させる時限装置を持っている為、多くの共犯者を得ることが出来るという設定です。ただのニンゲンであった紗音には1986年当時、親族が経済的に逼迫していた事実を知る由もありませんでした。ですが、大金というアメと、爆弾というムチがあれば、大概の人間は言うことを聞かせられるだろう、という認識でした。魔女となり、現実世界をカケラとして眺めることの出来るようになったベアトにしてみれば、本当に親族を買収出来る下地があったことは驚きでした。
478: 名前: ケーナ:2013/05/18 03:58ID:5ciYciA6
魔女のベアトの物語(第12回)

『Legend of the golden witch』における共犯者は源次、熊沢、南條、秀吉、絵羽です。シナリオの段階では、全てニンゲンによる犯行で説明出来ますが、ベアトはそれを幻想修飾して提示します。ですから第一の晩において秀吉は、シナリオの段階では「死体がある」と嘘をついていますが、ゲーム盤においてはその場にない紗音の死体を実際に目撃します。第二の晩において源次、嘉音、熊沢が客室のチェーンロックを確認していますが、これも同様です。金蔵は物語の開始前に既に死亡しているため、ゲーム盤に出てくる金蔵は全てベアトによる幻想描写です。第五の晩における嘉音は、シナリオの段階では自作自演による死んだフリです。しかしベアトの幻想描写により、ゲーム盤においては魔女と戦って負けたことになります。物語の最終盤で、ようやく魔女が駒戦人の前に姿を現しますが、これは紗音による変装です。駒戦人はゲーム盤においては探偵ですので、駒戦人が目撃している場面では幻想描写は使えません。
479: 名前: ケーナ:2013/05/19 05:08ID:64u1EZ4m
魔女のベアトの物語(第13回)

 物語が終了してからが本番です。駒ベアトをメタ世界に送り込み、駒戦人と対面させます。基本、駒ベアトもAIで設定された通りに行動しますので、設定通り、戦人を挑発し、戦いの動機付けを行いました。駒ベアトは第二の晩を幻想修飾して駒戦人に見せましたが(この時点で駒戦人は“プレイヤー”としてメタ世界の存在になっており、ゲーム盤の駒戦人ではなくなっている為、探偵ではなく、幻想描写を見せることが出来る)、実際にはベアトが幻想修飾しており、駒ベアトは自分が見せているつもりにさせられているだけです。駒ベアトは自分がベアトの駒に過ぎないことを理解していないのです。これで準備は終了、次からが本番ですが、予定外の事態が発生しました。ベルンカステルが領地に侵入してきたのです。おそらくラムダデルタが良い暇つぶしがあると、吹聴したのでしょう。“奇跡の魔女”ベルンカステルの恐ろしさは様々なカケラで見てきていますので、ベアトにとっては由々しき事態ですが、相手は自分より上の位階である“航海者”です。下手に機嫌を損ねて大切な儀式を邪魔されては敵いません。そこでベアトはベルンカステルの機嫌を伺いつつ、客としてもてなすことにしました。

※魔女のベアトと駒ベアトの関係性が伝わりにくいと思うので、補足説明しておきますが、メタ世界において戦人とやり取りをしているのが駒ベアトで、魔女のベアトは基本的に戦人の前には姿を現しません。ただ、たまに駒ベアトに宿り、自分の考えを発言させたり、自分の思うような行動をさせます。EP8におけるプレイヤーの縁寿と駒縁寿の関係と同じような感じです。駒ベアトはAIによって自律行動する駒で「自分は魔女である」と本気で信じています。そして自分が魔女のベアトの駒であることを理解していません。何故、このような解釈をするかと言いますと、そう考えなければ説明がつかない部分がこれから多々登場する為です。というわけで次からは第二のゲームに進みます。
480: 名前: ケーナ:2013/05/20 04:14ID:47rBbU7H
魔女のベアトの物語(第14回)

 2回目のゲームに使用したのは『Turn of the golden witch』。六軒島爆発事故の当日に、警察による遺留品捜索で周辺海域から回収されたものであり、このメッセージボトルの筆跡と式根島で漁師が発見した『Legend of the golden witch』の筆跡が一致した為、センセーションを巻き起こしました。この『Turn of the golden witch』と『Legend of the golden witch』、どちらが欠けても“六軒島魔女伝説”は成立しえず、紗音の猫箱の語り手を生み出したい、という願いは辛うじて叶えられました。その一方で“六軒島爆発事故”が忘れ去られていくのを阻害した為、唯一の生存者である絵羽の心を抉り続けました。ベアトがニンゲンであった時、考えうる限りの可能性を想定したつもりでしたが、これは完全に想定外の事態です。“人の世のままならなさ”をベアトは痛感しました。

※何気にふと思ったのですが、EP1においてそれぞれの“第○の晩”の仕組みについて詳しくは説明しませんでしたが、これは説明した方が良いでしょうか? 特に説明の必要性を感じなかったため、ざっと流してしまったのですが…。EP2以降で説明が欲しい方は何らかのコメントをお願いします。ゲーム盤の説明に入るまで少し時間がありますので、今ならまだ間に合います。ついでにEP1のここが気になるという場合も個別に答えますのでお気軽にお尋ね下さい。
481: 名前: ケーナ:2013/05/21 04:15ID:8e0tFjn2
魔女のベアトの物語(第15回)

 2回目のゲームの序盤には、現実世界における過去の出来事をそのまま仕込みました。何せ魔女ですから、現実世界のカケラから、さらにカケラとして出来事の一部を切り出してゲーム盤に仕込むことが出来るのです。ですからゲーム盤を眺める者は、過去の出来事をその場にいるかのように目撃します。譲治と紗音との沖縄でのデート、紗音による鏡割り、絵羽一家の六軒島訪問、紗音とベアトの交流、朱志香の学校での文化祭、これらは全て現実世界での実際の出来事です。ベアトはこれらの場面を見せることで、紗音という1人の少女が抱えていた苦悩を駒戦人に理解させたかったのです。今はまだ、駒戦人にとって紗音と嘉音は別人ですから、これらの出来事の意味を理解することは出来ません。しかし、駒戦人が真相に気がついたとき、これらの出来事から紗音の苦悩を読み取ることが出来るはずです。ベアトは駒戦人に自分との約束を思い出してもらうと共に、紗音という1人の少女の生き様をも理解して欲しかったのです。
482: 名前: ドロクロド:2013/05/21 11:40ID:83LYPESy
>>480
>紗音の猫箱の語り手を生み出したい、という願いは辛うじて叶えられました。

「ミステリーに興味をなくし約束を忘れた戦人」を「ミステリーへの興味を取り戻し約束を思い出した戦人」に蘇らせたい、以外にも
上記のような「後世に猫箱の物語を伝え続けたい」という願いもあったのですね?
いえ、別に変ではないですが、(たぶん)『魔女のベアトの物語』では初めて出てきたと思うので、一応確認を。

>>481
>紗音による鏡割り
人格:ベアトが、爆弾がまだ使えるかどうかを試したのとは別で、人格:紗音が現実に鏡を壊したのも現実にあったという解釈ですね?
(人格と、肉体(複数の人格の統合)を一緒の名前で呼ぶのは、やはり読者の混乱を招くような…)
「恋の決着をつける為に、一族を巻き込む事件に消極的ながら加担する決意を示した」とかそういう感じでしょうか。
483: 名前: ケーナ:2013/05/22 04:52ID:07WXJ7bM
ぶっちゃけてしまうと
現実世界の実際の出来事をEPの中に登場させたのは
作者である竜騎士07さんの都合だと思います
しかし僕のファンタジー説においては
“書き手”の存在を想定しない為
それは魔女のベアトの動機になります
では 何故魔女のベアトは
そんなものをプレイヤーである戦人に見せる必要があったのか?
魔女のベアトの物語(第15回)で説明した
理由くらいしか思いつきませんでした

僕はこのあたり竜騎士07さんは全然設定を詰めていないと考えています
別にファンタジー説でなくても
“魔女のゲームの意味”と“魔女の設定の整合性”を
説明する必要があるはずですから
他の説の人にもこれはきちんと考えて欲しいところです

爆弾が使用可能か確認したのは1986年の夏で
鏡を割ったのは1985年の12月です
ちなみにベアトが紗音に鏡を割らせたのは
“ベアトは紗音を家具の呪縛から解き放つには、何らかの結果を残す行動が必要だと考えました。そのために、悪霊が封じ込めているという伝説の、鎮守の社の鏡を割らせることにしました。禁忌を侵し、その罪を背負う覚悟がなければ紗音は変われないと思ったのです。”(「右代宮家の物語」安田紗音の物語 より)

ようは儀式には何らかの生贄(代償)が必要だということです
紗音に決意させるにはこういうやり方が一番良いと考えたのでしょう

あと
ファンタジー説においては1986年10月4日と5日以外の出来事は
全て現実世界での出来事です(平行世界、幻想修飾あり)
むしろこの解釈のためにファンタジー説があるのだと言っても
過言ではありません

ちなみにベアトは

(1)“魔女でありゲームマスターであるベアト”
(2)“魔女のベアトの駒であり、メタ世界で戦人と戦うベアト”
(3)“ゲーム盤の駒であるベアト”
(4)“紗音に宿る人格のベアト”

4人いますが基本的に

(1)は“(魔女の)ベアト”
(2)は“(駒)ベアト”
(3)は“ベアト(の駒)”
(4)は“ベアト(の人格)”

と表記する予定で
他のキャラクターも同様になると思います
文脈でどれがどれかは解ると思いますが
解らなければお尋ねください
484: 名前: ケーナ:2013/05/22 04:53ID:07WXJ7bM
魔女のベアトの物語(第16回)

 その後には、それぞれの親族が抱える事情を伝える現実世界での出来事を仕込みました。1回目のゲームと違う場面がありますが、これは別の現実世界でのカケラの出来事を仕込んでいる為です。1つのカケラは可能性によって分岐し、無限のカケラを生み出します。ベアトはそれらの中から、もっとも解りやすいカケラを見つけてきました。例えば、1回目のゲームと2回目のゲームでは、真里亞が買ってもらったハロウィンのマシュマロ菓子が原因でカケラが分岐します。1回目のゲームのカケラにおいて楼座親子が遅刻してきたのは単純に電車の接続が悪かった為ですが、2回目のゲームのカケラにおいては、真里亞を宥める為にハロウィンのマシュマロ菓子を探して遅くなりました。楼座と真里亞の関係を説明するには後者の方が都合が良い為、今回はこちらを採用しました。ベアトはそれぞれの親族が抱えていた事情や想いも、駒戦人に背負って欲しかったのです。
485: 名前: ケーナ:2013/05/23 05:52ID:93xeLWu6
魔女のベアトの物語(第17回)

 『Turn of the golden witch』における共犯者は源次、熊沢、南條、郷田、楼座です。現実世界において紗音が用意したメッセージボトルは4本。そのうち人の目に触れたのは2本だけ。使用人以外には、秀吉、絵羽が共犯者である『Legend of the golden witch』、そして今回のゲームで使用する、楼座が共犯者である『Turn of the golden witch』です。残りの2本の共犯者は、それぞれ蔵臼、夏妃と留弗夫、霧江でした。4本が全て人の目に触れれば、猫箱の中に4つの真実が存在することになりました。爆発事故によって全ての証拠がなくなり、残されたのは並び立つ4つの真実。この猫箱の中の真実を巡り、後世の人々が様々に想像し、あるいは新たに生み出す真実、これこそがニンゲンであった時のベアトが求めた“黄金郷”なのです。魔女になったベアトが“無限の魔法体系”を創造し、“ベアトリーチェの猫箱”を生み出すことが出来たのは、ニンゲンであった時、既にその原型を確立していたからなのでした。
486: 名前: ケーナ:2013/05/24 06:24ID:a2E9/j2/
魔女のベアトの物語(第18回)

 2回目のゲームと1回目のゲームの決定的な違いは、1回目のゲームにおいてはゲーム盤のただの駒だった駒戦人が、2回目においてはプレイヤーに昇格し、メタ世界で駒ベアトと戦うことです。その為、ゲーム盤における出来事で、駒戦人がプレイヤーとして操作する“戦人の駒”が見ていない場面は幻想修飾されることが多くなります。紗音と嘉音とベアトが同席する場面、煉獄の七姉妹や金蔵が出てくる場面は必ず幻想修飾されています。楼座と霧江が話をしたベアトは紗音の変装ですが、共犯である楼座はその正体を知っており、逆に共犯ではない霧江は知りません。しかし、幻想修飾されることにより、両者の反応は同じようなものになります。
487: 名前: ケーナ:2013/05/25 04:04ID:d0g2.MZs
魔女のベアトの物語(第19回)

 はじめは威勢の良かった駒戦人ですが、親族を疑わざるを得ない状況に耐え切れなくなり、あろうことか途中でゲームを投げ出し、プレイヤーであることを放棄してしまいます。その為、ゲーム盤の戦人の駒は探偵権限を失い、AIで自律行動するただの駒になってしまいました。これは戦人が魔女を認めたことになりますから、事実上、駒ベアトの勝利です。しかし、ベアトの本来の目的は駒戦人に約束を思い出してもらうことであり、駒ベアトはその目的を達成する為の駒でしかありません。ベアトにとって駒ベアトが勝利しても何の意味もないのです。勝負は次のゲームに持ち越しですが、ベアトは次のゲーム以降の布石として、探偵権限を失った戦人の駒に幻想描写を見せておくことにします。戦人を金蔵の書斎に導き、金蔵とベアトと面会させました。こうしておけば以降のゲームでアドバンテージを得ることが出来ます。
488: 名前: ケーナ:2013/05/25 04:05ID:d0g2.MZs
※僕はEP3の最後の場面で金蔵が発した以下の台詞に引っ掛かりを覚えました。“「前回。黄金郷の扉がようやく開いたが、お前はサインを拒んだ。……記憶にはないだろうがな。お前がサインを拒んだ為、この世界を再び闇に閉ざしてしまったのだ。」”ところがEP2にそんな場面はないのです。そして“記憶にはない”ということは、プレイヤーの戦人が戦人の駒から抜けたときにそれが行われたと考えられます。プレイヤーがいない駒などゲームマスターは自由に操ることが出来ますから、もしベアトが戦人に勝つつもりだったなら、戦人の駒を操って、サインをさせてしまえば良かったのです。ところがベアトは逆のことをしています。戦人の駒にサインを拒ませたのです。何故、僕がゲームマスターである魔女のベアトと、メタ世界で戦人と戦う駒ベアトを別の存在であると考えたのか、その理由の1番目がこれです。魔女のベアトは戦人を屈服させて黄金郷を開くことなどに興味はないのです。一方でメタ世界の駒ベアトは本気で戦人を屈服させ、黄金郷を開こうとしているように思えます。この矛盾を説明するには“2人は別人である”と考えるのが一番妥当だと考えました。
489: 名前: ケーナ:2013/05/26 04:10ID:bb9WIXTZ
魔女のベアトの物語(第20回)

ゲームが終わり、ベルンカステルと腹の探りあいをしているところに、ラムダデルタがやってきました。辺境の魔女の身で“航海者”を相手にするのは分が悪い為、ベアトはもう1人の“航海者”をゲーム盤に呼びこむことで牽制しようと、こっそりラムダデルタに連絡を取ったのです。もっとも、ベルンカステルがやって来たこと自体、ラムダデルタの企みでしょうから、放っておいても、やがてはやって来たでしょうが…。ベルンカステルとラムダデルタはゲームを投げ出した駒戦人をそれぞれに励まし、再び戦いに戻る力を与えてくれました。それが、単にゲームの続きを見たいが為であることは重々承知していましたが、ベアトにとってはありがたいことでした。たった一度の敗北で諦められては、ここまでのお膳立てが水の泡です。駒ベアトにこれ見よがしに楼座の駒をいたぶらせていると、2人の魔女の励ましによって戦う気力を取り戻した駒戦人が現れ、駒ベアトに啖呵を切りました。これでようやく次のゲームが始められます。
490: 名前: ケーナ:2013/05/27 05:07ID:ffiyCyIf
魔女のベアトの物語(第21回)

 当初、3回目のゲームのシナリオにベアトが採用しようと思ったのは、かつてニンゲンであった自分が書き、海に流したものの、誰にも読まれることもなく海の藻屑と消えた2本のメッセージボトルのうちの1つ、蔵臼と夏妃が共犯者となる物語でした。しかし、ゲーム盤の構想を練っている段階で、天界大法院の異端審問官、ドラノールがやって来たことにより、途中まで完成した状態でドラノールに渡してしまいました。カケラでその存在は知っていたものの、辺境の魔女に過ぎない自分には関わり合いがないと思っていた天界大法院にまで、今回のゲームが知られているのは驚きでしたし、アイゼルネ・ユングフラウの主席であるドラノールが直々に訪問してくれたのは光栄でもありました。無限のカケラが漂う“虚無の海”において、法務を司る天界大法院の異端審問官は多忙を極めますから、天界大法院を離れる時、通常は自らの“分体”を生み出して派遣するものなのです。しかし、この時やって来たドラノールは“分体”ではなく本人でした。これはドラノールがそれだけ、ベアトのゲームに関心を示している事実を物語っています。そして、ドラノールは自分の事情をよく理解していてくれましたから、その気持ちがとてもありがたかったのです。
491: 名前: ケーナ:2013/05/28 04:25ID:01JnM5JJ
魔女のベアトの物語(第22回)

 ドラノールが去ってから、ベアトは再びゲーム盤の準備に戻りますが、ドラノールとの別れ際におけるやり取りが重く心に圧し掛かっていました。おそらくドラノールはこの儀式が失敗することを確信しているのです。だからこそ、あの未完成の原稿を、いつの日にか公開したい、と言ったのです。ドラノールほどの異端審問官がそのように判断するということは、本当に奇跡でも起きない限りこの儀式は失敗するのでしょう。心が折れそうになりますが、まだゲームは始まったばかりです。こんなところであきらめるわけにはいきません。自分が書いたシナリオはあと1つ残っていますが、それは験が悪いので使わないことにしました。誰にも読まれることなく波に飲まれ、海の藻屑と消えた物語に奇跡を託すことなど出来ません。また、留弗夫と霧江が共犯者というのは、現実世界で発生した惨劇に通じる部分がある為、引っ掛かりを覚えました。幸いなことに現実世界には膨大な数の“偽書”が存在します。きっとその中には“ルール”に沿い、この儀式に使えるものがあるはずです。
492: 名前: ケーナ:2013/05/29 03:47ID:91lLd7qP
魔女のベアトの物語(第23回)

 ベアトが着目したのは“伊藤幾九郎〇五七六”こと、八城十八が書いた4つの偽書でした。執筆しているのは六軒島のことなど何も知らない八城幾子ですが、彼女の優れた洞察力と監修を担当した十八のサポートにより、現実世界に存在する偽書の中では、もっともベアトのメッセージボトルに近い内容となっています。そして何より、関わっているのが戦人が記憶を失った結果、生まれることになった十八です。戦人としての記憶を失った戦人が関わった物語を、自分との約束を忘れた戦人復活の儀式に使用する。この不思議な因縁にベアトは奇跡を託そうと思いました。こうして、3回目のゲームのシナリオは八城十八が初めて書いた偽書『Banquet of the golden witch』に決まりました。
493: 名前: ケーナ:2013/05/30 06:46ID:fckZGizL
魔女のベアトの物語(第24回)

 実は『Banquet of the golden witch』には大きな問題がありました。これを執筆した時点の八城幾子は、現実世界で発生した六軒島爆発事故の真相を完全には理解していなかった為、取りあえず、絵羽1人が生き残った、という事実を解釈するだけの偽書を書いたのです。当時は十八が蘇りつつある戦人の記憶からの侵食に苦しみつつ、世間からの誹謗中傷に苦しむ絵羽と縁寿の為に何も出来ない自分を責めていた時期でした。幾子は2つの記憶の狭間で苦しむ十八を見守ることしか出来ない自分にも、何か出来ることがあるはずと、偽書の執筆を思い立ちました。しかし、そんな状況の十八に六軒島の様子を根掘り葉掘り尋ねるわけにもいかず、十八には自分が書いた内容を最低限、監修してもらう程度に留めました。また、監修を請け負った十八にしても、記憶が戻り切ってはおらず、完全な監修は不可能でした。その為、いささか“ルール”から外れてしまう部分があるのです。しかし、致命的なものではないことから、工夫すれば何とかなりそうです。そもそも、自分との約束を思い出すことも出来ない駒戦人では、この僅かな綻びに気がつくわけもありません。そのような事情で変則的な内容になってはしまいましたが、こうして3回目のゲームの準備は終わりました。いよいよ勝負開始です。
494: 名前: ケーナ:2013/05/31 04:00ID:b9GNW2dO
魔女のベアトの物語(第25回)

 3回目のゲームの冒頭には、現実世界において使用人として六軒島で働き始めたばかりの紗音と熊沢とのやり取りを幻想修飾して仕込みました。自分と“魔法”との出会い、それを通じて駒戦人にも“魔法”の何たるかを理解するきっかけを与えたかったのです。しかし、魔女のベアトの駒に過ぎない駒ベアトは、その光景を自分の過去と認識させられていました。しかも、この場面が幻想修飾されていることに気がついてはいません。この幻想修飾された場面こそが、駒ベアトにとっては自分の過去なのです。その後は1回目のカケラとは違うカケラでの、六軒島に向かう親族のやり取りを仕込みました。また、それだけでなく“観劇者権限”により、絵羽の過去も追体験させるようにしました。“観劇者権限”とは、ある個人が体験した過去の出来事を、その場にいるかのように追体験出来る力を与えるものです。本来は“権限”として人に付与するものですが、ゲーム盤に仕込むことも可能です。これは今回のゲームで重要な役割を果たす、絵羽が抱く想いを駒戦人に理解させる為です。そして、かつて絵羽の中に宿って絵羽を支えた、もう一人の絵羽である“エヴァ”の存在を駒戦人に認識させる為でもありました。
495: 名前: ケーナ:2013/06/01 06:36ID:f9BpEVQ7
魔女のベアトの物語(第26回)

その後に仕込んだのが、やはり1回目のカケラとは違うカケラにおける浜辺でのやり取りです。この場面には駒戦人に約束を思い出してもらうためには、最も大切な発言があったのです。今の駒戦人には気がつくことはできないでしょうが、いくつものゲームを重ね、この3回目のゲームをカケラとして再び眺めた時、この発言は戦人復活の為の重要な鍵になることでしょう。今回はゲーム盤における薔薇庭園での真里亞とベアトの会話の場面を登場させました。これも駒戦人に“魔法”を理解させる為です。どうも駒戦人のポンコツ設定を誤ったらしく、このまま戦いを続けていては、いつまで経っても駒戦人は約束を思い出せないどころか、まるっきり勝負にもならないでしょう。ですからベアトはある程度、駒戦人がゲーム盤の仕組みを理解出来るよう、サポートすることにしたのです。ゲーム盤において金蔵が手放した当主の指輪を受け止めた悪魔ロノウェ。駒ベアトはロノウェのことを本物の悪魔だと信じていますが、実際には魔女のベアトが源次を依り代として生み出した、ベアトの駒です。クローズドサークルの筈の孤島に新たな登場人物が加わる、通常のミステリーではありえない展開ですが、だからこそ逆にゲーム盤というものの仕組みを理解するヒントとなりますので、ゲーム盤にも登場させることにしました。
496: 名前: ケーナ:2013/06/02 05:05ID:2eXT6T5Z
魔女のベアトの物語(第27回)

今回のゲームにおいては駒戦人に19人目の人物、ベアトリーチェの存在をミスリードさせることに成功しました。実際には16人しかいないのに、それを18人に水増しした上、さらにもう1人追加する。我ながら見事な策略です。こうしておけば、人数の争点は19人目が存在するか否かとなり、その上、さらに2人少ないなど、とても考えが及ばないでしょう。駒戦人にベアトリーチェの存在を確信させたところで、現実世界の九羽鳥庵において、かつて金蔵とベアトリーチェが会話した場面を見せます。これで駒戦人はこのベアトリーチェが今も六軒島にいる19人目だと誤認するでしょう。もっとも、駒ベアトは九羽鳥庵のベアトリーチェこそがかつての自分だと、魔女のベアトによって信じ込まされているのですが。これが実際の場面かどうか疑う駒戦人に、ロノウェは赤字を使って事実であることを証明しました。ロノウェは魔女のベアトの駒に過ぎませんが、故に、魔女のベアトの力を一部貸与されているのです。
497: 名前: ケーナ:2013/06/03 03:52ID:a9ovcBo6
魔女のベアトの物語(第28回)

やがて、ゲーム盤の楼座の駒がかつて九羽鳥庵のベアトリーチェと邂逅した場面を語り始め、同時にゲーム盤に仕込んでおいた“観劇者権限”が作動しました。これにより、ゲーム盤を眺める駒戦人は、楼座が過去に実際に見聞きしたことを、その場にいるかのように追体験します。やがて、楼座と共に九羽鳥庵を抜け出したベアトリーチェは崖から落ちて死亡します。駒戦人は“観劇者権限”によってその現場にいますので、ベアトリーチェの顔を覗き込むことが出来ましたが、どう見ても死亡しているようにしか思えませんでした。実はこのときは死んでいなかったのだろう、と言い張る駒戦人に、駒ベアトは赤字で九羽鳥庵のベアトリーチェの死亡を宣言します(駒戦人は“探偵権限”を持たない為、赤字で宣言されなければ死亡を確定出来ない)。駒ベアトは“肉の檻”であった九羽鳥庵のベアトリーチェが死亡したことにより、自分は魔女としての存在を取り戻した、と魔女のベアトに信じさせられていますが、実際はそんなことはなく、九羽鳥庵のベアトリーチェはかつて実在したニンゲンであり、駒ベアトは魔女のベアトがゲームの為に生み出した駒です。
498: 名前: ケーナ:2013/06/04 04:40ID:47rBbU7H
魔女のベアトの物語(第29回)

ゲーム盤において、ベアトの駒による第一の晩が始まりますが、これは完全な幻想描写です。かつて駒ベアトが熊沢に封印した先代ベアトリーチェ(ワルギリア)が蘇りますが、これも魔女のベアトによって駒ベアトが信じ込まされている“設定”です。実際にはワルギリアもロノウェと同様に魔女のベアトが熊沢を依り代にして生み出した駒です。ゲーム盤におけるベアトの駒とワルギリアのド派手な魔法バトルを見せ付けられた駒戦人は取り乱し、再びゲームを降りそうになりますが、そんな駒戦人の前にゲーム盤においてベアトの駒に破れ、ゲーム盤の外の存在となったワルギリアが現れます。そして“魔法”とはどのようなものか、そして魔女との戦いとはどのようなものか、説明してくれました。それにより駒戦人はやる気を取り戻し、再び駒ベアトと戦う意思を固めます。魔女のベアトからすれば、何とも世話の焼ける話です。
499: 名前: ケーナ:2013/06/05 04:39ID:f8DB2Z7t
魔女のベアトの物語(第30回)

第一の晩後、ゲーム盤の駒はゲストハウスに篭城します。その中で、絵羽の駒が碑文の謎を解き、地下貴賓室に至ってしまいます。そして、少し遅れて楼座の駒も碑文の謎を解き、2人は地下貴賓室で鉢合わせしました。すぐにみんなに報告しようという楼座に対し、絵羽はしばらく秘密にしたいと告げます。二人は険悪な空気となりますが、楼座が一晩だけなら、と譲歩したことで話はまとまりました。絵羽が最終的には黄金を親族にも分け与えるつもりであることに納得がいかないのが、絵羽の中で目覚めた“エヴァ”です。黄金は全て自分のものであり、右代宮家の当主は自分だ、と主張するエヴァの前に、ベアトの駒が現れ、当主の指輪を差し出しました。そして金蔵との契約により、黄金の魔女としての全ての力をエヴァに継承することを宣言しました。それにより、エヴァはベアトリーチェの名を受け継ぎ、エヴァ・ベアトリーチェとなりました。駒戦人はこの光景に驚きますが、ワルギリアはこれは“解釈”に過ぎないと説明します。実際、幻想修飾が為されていないゲーム盤におけるこの場面は、地下貴賓室に辿り着いた絵羽がそこにあった手紙から、爆弾の存在と作動方法を知り、同時に当主の指輪、煉獄の七杭、キャッシュカードを手に入れただけです。
500: 名前: ケーナ:2013/06/06 05:51ID:ea8NhMy6
魔女のベアトの物語(第31回)

駒ベアトは、そういうルールである為、黄金の魔女の座とベアトリーチェの名をエヴァに引き継ぐことを宣言します。2回目のゲームにおいて、駒ベアトは赤字で自分は約束を守ることを宣言しています。そして手紙でそのルールを公示している以上、駒ベアトはこれを破ることが出来ないのです。この時点で駒ベアトは自分はゲームマスターとしての権限を失ったと考えていますが、そもそもこのゲームの本当のゲームマスターは駒ベアトではなく、魔女のベアトです。魔女のベアトにとって駒ベアトは自分の存在を隠す為の影武者兼、操り人形でしかありません。魔女のベアトは以後、エヴァという駒を使ってゲームを進めます。その為、以後、駒ベアトにとって不測の事態が発生しますが、ようはゲームマスターである魔女のベアトが、駒ベアトがルールによって使えなくなった為、操る駒を駒ベアトからエヴァに変更しただけなのです。
501: 名前: ケーナ:2013/06/07 03:54ID:a5UUVndi
魔女のベアトの物語(第32回)

ゲストハウスに篭城したゲーム盤の駒たちでしたが、薔薇が心配だ、と駄々をこねる真里亞を落ち着かせる為、楼座は真里亞と共にゲストハウスを抜け出し、薔薇庭園に向かいました。そこに現れたのは絵羽です。絵羽は楼座と真里亞の会話を盗み聞きしており、他の親族には聞かれない場所で楼座にもう一度口止めをする為、薔薇庭園にやって来たのです。絵羽と楼座は口論の末、掴み合いとなりました。ぬかるみに足を取られた楼座が転倒した先には庭園の柵があり、その切っ先に延髄を貫かれ、楼座は死亡しました。その光景に恐慌した真里亞が泣き叫ぼうとした為、絵羽はとっさにその首を絞め、絞殺してしまいました。我に返った絵羽は狼狽し、ゲストハウスに逃げ戻ります。ベアトはその場面をエヴァが魔法を使って2人を弄ぶ場面に幻想修飾し、駒戦人に見せますが、駒戦人はその残酷な光景に怒り狂います。そして、この残酷ショーを楽しんでいた駒ベアトを非難し、その場から逃げ出します。
502: 名前: ケーナ:2013/06/08 05:02ID:b1gM.tVf
魔女のベアトの物語(第33回)

ワルギリアに見放され、ロノウェからも諌められ、落ち込んだ駒ベアトはゲーム盤のエヴァに残酷なことは控えるように、と進言します。エヴァはそんな駒ベアトに失望しつつ姿を消しました。ゲーム盤において、楼座と真里亞の不在が発覚し、駒たちは薔薇庭園で殺害されている二人を発見します。駒ベアトと駒戦人の戦いも再開されますが、駒戦人が相手をしてくれない為、駒ベアトはロノウェに駒戦人の相手を任せて姿を消しました。今度はエヴァに接触しますが、エヴァにも手は借りない、と拒絶されてしまいます。やがてゲーム盤において、霧江の駒が体調不良の絵羽が在室していたはずの室内で煙草の吸殻を発見し、秀吉の嘘を追及する為、屋敷に食料を取りに行くことを提案します。その後、霧江の提案を受けて、留弗夫、霧江、秀吉の3人が屋敷に向かいます。屋敷に着いた留弗夫と霧江は秀吉を問い詰めますが、こっそり後をつけてきた絵羽によって射殺されました。しかし、腹を撃たれた霧江は即死せず、絵羽に反撃しようとしますが、絵羽を庇って秀吉が撃たれ、死亡します。絵羽は島に潜む19人目の仕業に見せかける為、地下貴賓室にあった煉獄の七杭を3人の遺体に突き刺し、秀吉の死を悼む間もないままゲストハウスに戻ります。その間に紗音の駒は屋敷に戻ります。3人が死亡している以上、一同が屋敷に戻ってくることは確実であり、客間で死亡している筈の紗音の遺体がないとまずいことになるからです。
503: 名前: ケーナ:2013/06/09 03:06ID:13vytzlx
魔女のベアトの物語(第34回)

ベアトは屋敷での一連のやり取りを、エヴァとその家具である煉獄の七姉妹及びシエスタ姉妹による犯行として幻想修飾しました。駒ベアトは3人の遺体を使って再び残酷な遊びをしようとするエヴァを諌めますが、エヴァは儀式は行うが、口出しされる謂れはない、と駒ベアトを拒絶します。駒ベアトは無限の力に酔いしれるエヴァの姿に、かつての自分を見る思いでしたが、そんな駒ベアトの前にワルギリアが現れ、そんなことではいつまで経っても戦人に魔女と認められることはない、と言いました。そして、このゲームは戦人を屈服させる拷問などではなく、ベアトが戦人に認めてもらうために努力する、試練なのだ、とも。今更どうすれば良いのか、と問う駒ベアトに、ワルギリアは言いました。それは自分で考えなければならない、そして、エヴァに黄金の魔女を継承したことにより、その為の時間は充分にある、と。その言葉に駒ベアトは、これから自分が取りうる道を探す決意を固めます。
504: 名前: ケーナ:2013/06/10 04:21ID:e7ChOoQ5
魔女のベアトの物語(第35回)

 やがて、ゲーム盤において3人の帰りが遅いことから、駒たちが屋敷に移動し、留弗夫、霧江、秀吉の遺体を発見します。駒戦人はゲームを続けようとしますが、ロノウェはベアトの代行者を返上すると言い出しました。そして駒戦人に再びベアトを対戦相手として認めてくれるように頼みました。ワルギリアも同調した為、駒戦人は仕方なく、再び駒ベアトと向き合うことにします。そして姿を現した駒ベアトに言いました。魔法が人に幸せをもたらす為のものなら、お前は魔女失格だ、と。そして、これが人間と魔女との戦いだというのなら、魔女でないベアトには参加資格がない、とも。この発言を受けてワルギリアは、ベアトが対戦資格を取り戻すまで対局者不在でゲームを進行することを提案し、駒ベアトがこれを受け入れたため、以後、しばらくの間、対局者不在のままゲームは進みます。
505: 名前: ケーナ:2013/06/11 05:04ID:68P9dnNz
魔女のベアトの物語(第36回)

駒ベアトは、譲治の駒の、紗音を生き返らせてくれるなら、どのような悪魔の契約も受け入れる、という願いに力を貸すことで、自分は魔女として認められるのではないかと考え、譲治の前に姿を現します。そして魔法によって譲治を屋敷へと運びますが、これは魔女のベアトによって幻想修飾された場面です。ゲーム盤においては、譲治になら紗音を説得出来ると考えた南條が、紗音に協力していた事実を打ち明け、譲治が窓から脱出した後、鍵をかけただけです。実際には紗音は犯行を続けてはおらず、絵羽が引き継いでいるのですが、南條はそれには気がついていません。そして、それを魔女のベアトが幻想修飾し、駒ベアトは巻き込まれています。譲治がゲストハウスを脱出してから間もなく、絵羽は蔵臼と夏妃に催眠薬入りのコーヒーを飲ませ、2人が眠り込んでから絞殺し、台車に載せて薔薇庭園の東屋に運びました。そして煉獄の七杭を刺しました。ベアトはそれをエヴァとシエスタ姉妹による犯行として幻想修飾します。
506: 名前: ケーナ:2013/06/12 04:33ID:95nW3.t3
魔女のベアトの物語(第37回)

駒ベアトに導かれ、屋敷にやって来た譲治の駒は、駒ベアトの力を借りて、紗音の魂を呼び戻すことに成功しました。譲治に力を貸したことで疲労困憊の駒ベアトは、命の大切さと一生懸命を知る者にしか宿しえない魔力、そして無限の魔女には知ることのできない、有限の力にしか起こせない、奇跡の力を目の当たりにして、ようやく自分が正しい魔法の使い方を思い出したことを悟ります。しかし力強く抱擁し合う譲治と紗音を、シエスタ姉妹の黄金弓が貫きました。駒ベアトの動向はエヴァの命令によってシエスタ姉妹に捕捉されていたのです。エヴァに敵と認識された駒ベアトは命からがら逃げ出しました。しかし、以上の場面も魔女のベアトによって幻想修飾された場面です。実際にはゲストハウスを抜け出してきた譲治が屋敷の中で紗音に殺され、紗音はこれまでのように死んだフリを続けただけです。
507: 名前: ケーナ:2013/06/13 04:35ID:61IOpAbG
魔女のベアトの物語(第38回)

その頃、ゲストハウスでは蔵臼と夏妃、そして譲治の不在が発覚し、駒達が大騒ぎしていました。やがて、絵羽と朱志香に引き摺られるようにして、全員で表を探しに行くことになります。薔薇庭園の東屋で蔵臼と夏妃の遺体を発見し、一行はそのまま屋敷に向かいました。そして屋敷において客間の扉に新たに書かれた“07151129”という数字を発見します。絵羽はその番号が地下貴賓室で発見したキャッシュカードの暗証番号である可能性に気がつき、メモしました。これは地下貴賓室に手紙を残した紗音が、慌てていた為キャッシュカードの暗証番号を書き忘れ、譲治を殺さなければならなかったせめてもの償いとして、絵羽の為に書いたものです。室内には寄り添うように倒れる譲治と紗音の遺体がありました。目を見開いた譲治の様子から、その死亡を確信した戦人の駒は脱力してソファに座り込み、物思いに耽っていました。するといつの間にか絵羽と朱志香が取っ組み合いをしており、やがて絵羽が手にしていた銃が暴発し、朱志香が両目を覆いながらその激痛に床を転げまわります。直接当たったわけではなさそうですが、その様子から、軽傷とは思えません。絵羽が恐慌して部屋を飛び出してしまった為、戦人はどこに犯人が潜んでいるかも解らない現状において、孤立する危険性を鑑み、絵羽の後を追いかけました。
508: 名前: ケーナ:2013/06/13 04:40ID:61IOpAbG

最近 ツイッターがメインになってしまって
こちらでは『魔女のベアトの物語』を書くだけになってしまっていますが
『続・最考考』その他 微妙に更新していたりします
“■コラム 第二の『うみねこ』? 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』”
は結構タイムリーですので是非ご覧頂きたい内容です

また『魔女のベアトの物語』だけに限らず
『うみねこ』関係の疑問や質問がございましたら
お気軽にどうぞ
509: 名前: ケーナ:2013/06/14 06:18ID:8c83QV4d
魔女のベアトの物語(第39回)

南條は朱志香の治療をする為、朱志香と共に使用人室に移動します。そして応急措置として朱志香の両目をガーゼで覆い、包帯で固定しました。これにより朱志香の両目は完全に塞がれました。朱志香の治療後、廊下に出た南條は紗音に射殺されます。これを魔女のベアトはエヴァの仕業として幻想修飾しました。朱志香とエヴァが会話しているように見えるのも、幻想修飾です。朱志香は廊下での物音から南條が何者かに殺害されたことを知り、次は自分の番だと一人怯えています。そこに一方的にエヴァの発言を重ねると、エヴァの発言によって朱志香が怯えているように見えます。駒ベアトはそんな朱志香を救う為、残された魔力を全て使って嘉音の魂を蘇らせることを決意します。駒ベアトによって再び生を受けた嘉音は朱志香を案内し、客間のカーテンの中に隠しました。駒ベアトは客間の扉を封印し、自らその前に立ち塞がります。やがてエヴァ一行が現れ、シエスタ姉妹の攻撃を受けますが、駒ベアトは心臓だけになって尚、扉の封印を守りました。ちなみにこの場面も魔女のベアトによる幻想修飾です。ゲーム盤においては紗音の駒が南條を殺した後、嘉音として朱志香を客間に誘導しただけです。その幻想修飾に駒ベアトは巻き込まれているのです。
510: 名前: ケーナ:2013/06/15 04:39ID:3cbihlgH
魔女のベアトの物語(第40回)

やがて駒戦人が現れ、エヴァを対戦相手として戦うことを宣言します。エヴァは魔女のゲームのルールに不慣れな為、序盤は駒戦人に圧倒されますが、やがてコツを掴み、駒戦人を追い詰めていきます。駒戦人は苦戦しますが、駒ベアトの助力を得て最終的にエヴァが絵羽であることを証明しました。それにより、一度は魔女としての姿を失いかけたエヴァでしたが、あらゆる赤字を用いて絵羽には南條を殺せないことを、そして誰にも南條を殺せない事実を駒戦人に突きつけます。駒戦人はこの一手に屈しましたが、それを受けて駒ベアトは自ら赤字を用いて魔女を否定することで、エヴァを退けました。この時、魔女のベアトは駒ベアトに宿り、このゲームの真相を語ることで、自らの心臓を晒しました。しかし、幻想修飾により、駒ベアトは自分はただ、赤字で魔女を否定しただけだと認識しています。やがて、エヴァの全ての魔法が否定され、幻想が取り払われた時、戦人の駒は絵羽によって射殺されました。
511: 名前: ケーナ:2013/06/16 07:05ID:96VdASh4
魔女のベアトの物語(第41回)

ふと気がつくと、駒戦人は駒ベアトと二人、真っ暗で何もない空間にいました。駒戦人が駒ベアトを魔女と認める発言をしたとき、黄金郷が開きました。そこには死んだはずの皆がいました。駒戦人は黄金郷を完成される為にはサインが必要だと促され、ペンを手に取りますが、駒ベアトとワルギリアの態度に不信感を持ちました。すると突然、大音響と共に1人の少女が現れました。ベルンカステルの駒としてゲームに参加した縁寿です。ベルンカステルがゲームを面白くする為、現実世界の縁寿に働きかけ、駒としてスカウトしてきたのです。謎の少女(駒戦人には縁寿と解らない)にサインを制止され、駒戦人は戸惑いますが、この時、実は駒ベアトには魔女のベアトが宿っていました。ベアトは葛藤を抱えていました。駒戦人がサインをした時点でこの儀式は失敗です。しかし、このまま美しく幕を下ろすのも悪くない、そう考えてしまったのです。黄金郷に入るにはベアトの承認が必要ですから、縁寿の侵入を許したのもベアト自身です。儀式を続けるには、またとない闖入者だったのです。やがてベアトは葛藤を振り切り、駒ベアトから抜けて後の対応は任せました。
512: 名前: ちびゆか:2013/06/16 21:10ID:4fHvgmR8
こっちに帰りたいです。
513: 名前: ケーナ:2013/06/17 04:49ID:07WXJ7bM
魔女のベアトの物語(第42回)

ゲーム終了後、ラムダデルタが駒ベアトを苛めて遊んでいましたが、無視しておきました。ベルンカステルは駒ベアトが魔女のベアトの操り人形に過ぎないことに気がついていませんが、ラムダデルタはゲーム開始前に遊びに来てゲームの仕組みを理解している為、駒ベアトと魔女のベアトの関係も理解しているのです。駒ベアトは自分が魔女でいられるのはラムダデルタが後見人である為と思っていますが、それ自体が魔女のベアトの作った“設定”であり、ラムダデルタはそれに付き合っています。

※EP3は構造が複雑である為、かなり説明臭い内容になってしまいました。僕が魔女のベアトと駒ベアトを分けた一番大きな理由が「EP3を説明出来る解釈がこれしかないから」です。ルールから外れた八城十八の『Banquet of the golden witch』。これをシナリオに採用してゲーム盤を作ったが為に、EP3はあのような内容になってしまったのだと考えています。碑文が解かれる展開はEP5にもありますから、あちらでもまた説明することになりますので、現時点では「良く解らない」と思われている方も、EP5で理解出来るかもしれません。正直、EP3は『うみねこ』の中で最も理解しづらいEPだと考えています。何か質問がございましたら遠慮なくどうぞ。それにしてもこの調子で続けていくと、これはいつ終わるのでしょう…。
514: 名前: ケーナ:2013/06/17 04:50ID:07WXJ7bM

ちびゆかさん >>512

ご無沙汰です その後考察はどうですか?
僕は最近“第二の『うみねこ』”と化した
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
に注目しています
アマゾンのカスタマーレビューが
凄いことになっていますよ
515: 名前: ちびゆか:2013/06/17 22:48ID:c9YtbnC7
ケーナさん>>514
>ご無沙汰です その後考察はどうですか?
うむ、特に進んでいるわけでもない。

>僕は最近“第二の『うみねこ』”と化した
>『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
>に注目しています

人の子よ、汝はうみねこをラノベ如きと比するか。何たる不敬。
我の知る限りでは、うみねここそ“第二の『神曲』”と謳われるであろう。
人の世に衝撃をもたらす作品などダンテ以来数百年ぶりであろうな。
516: 名前: ケーナ:2013/06/18 04:25ID:e7ChOoQ5
魔女のベアトの物語(第43回)

4回目のゲームのシナリオに使うのは、八城十八が書いた『Alliance of the golden witch』です。この偽書の共犯者は戦人以外の全員です。この頃の幾子は六軒島爆発事故の真相を理解していましたし、十八も戦人としての記憶を完全に取り戻していました。ですからその内容は“ルール”に沿い、また、現実の六軒島において紗音がしようとしたことに近い内容となっています。この後に続く、八城十八の『End of the golden witch』及び『Dawn of the golden witch』も同様の内容である上、以降、偽書の質は落ちる一方ですから、ここで駒戦人が約束を思い出せなければ、いくらゲームを続けても後は無間地獄となる可能性が高いです。ですからベアトにとってここは正念場です。それなのに、今回のゲームにおいては縁寿という闖入者が新たに参加します。前回、駒戦人にサインをさせるわけには行かなかった為、受け入れざるを得なかった部分があるのですが、そのツケを今回のゲームで払うことになりそうです。
517: 名前: ケーナ:2013/06/18 04:27ID:e7ChOoQ5

ちびゆかさん >>515

僕は毎年『このライトノベルがすごい!』の
上位10位に入った作品は必ず読むようにしているのですが
基本“流行り路線”は苦手で
『俺妹』も読む前は
「絶対つまんねーよ!」と思っていました

しかし 実際に読んでみると無茶苦茶気に入りましたし
完結した今では
ライトノベルに限らず
僕が持っている全てのコミック 小説 ゲーム DVD
と比べてもトップクラスの作品だと思っています

騙されたと思って一度試してみてください
(本当に騙されるかもしれませんが)

ちなみに今年の作品では『六花の勇者』という作品がなかなか良いです
ファンタジーなのにミステリーになっていて
『うみねこ』好きのちびゆかさんも楽しめるのではないでしょうか

ところでニコニコ動画の
“ヤスの一なる真実”というシリーズはご覧になったでしょうか?
僕はこれ 前から存在自体は知っていたのですが
初っ端の「私、ヤスちゃん」で
「これはねーわ!」と投げていました

それが人に勧められて視てみると
おおよそ“創作説”として完成していると
認めざるを得ない出来でした

僕は創作説を否定する立場ですから
あれを真実だとは認めませんが
少し手を加えれば僕の目から見ても完全な創作説に出来ます
(それをしちゃうとあれが真実みたいになってしまうのでしませんが…)

ご覧になっていなければ是非お試しください
ご覧になっていても“ケーナも認める動画”として
もう一度 ご覧になると
何か発見があるかもしれません
518: 名前: :2013/06/18 08:15ID:c4fNCZQi
他作品といえばライフオブパイがかなり構造が近いと思いますね
虎の話はゲロカスで残酷な第二の話が真実に見えて
よくみると残酷な話のほうがもっとつじつまがあわないという
519: 名前: ドロクロド:2013/06/18 11:52ID:e4oEZ5ED
こんにちは。お久しぶりです。
まず最初に、この書き込みはほとんど『うみねこ』と関係ないです。ごめんなさい。

ここ最近は、魔王さんの話を読めるのをキリンのように首を長くしながら毎日心待ちにしつつも
でもやっぱり自分の中の『うみねこ』の区切りをつけるのは自分自身でしかないよなと、二次創作を書こうとしたりしなかったり
そのために原作を再読したりネットで他の人の考察を漁ったりしていました。

漁ってる最中にTwitterでのケーナさんの発言も拝見していたのですが、私は未だにTwitterのアカウントは持っていないので
見るだけで、こちらからは発言できずに距離があって、ここでのやり取りよりもずっと冷静に第三者として見れているつもりです。
芸能人が発言しているのをTVを通してお茶飲みながら見ているような感じで、感情的な部分は少なく、ごくごくフラットに受け止めて感じたことですので
ケーナさんもそう受け取ってほしいのですが…。

「あ~またケーナさんの悪いクセが出ちゃってるなぁ」と感じちゃいました。

1つは、一部の(こういう言い方も良くないですが)レベルの低い意見を、大多数の人がレベルが低いと誤解して、それを大っぴらに言ってしまう点。

もう1つは、自分とは違う意見を貶める点。
『ホーリーランド』も『俺妹』も私はちゃんとは読んでいませんが、それでもケーナさんの読解が間違ってるとは私も思いませんよ。
でもケーナさんが間違っていない(正しい)からといって、他の解釈が絶対に間違っているケースばかりではない筈です。
ケーナさんは自分の意見を主張すればいいのであって、他の意見をあざ笑う必要はないですよね。

最後に、自分が言いすぎた時、間違ったことを言った時に素直に謝れない点。
謝ったら負けなんですか?

たぶんケーナさんは本当に自覚がないのでしょうし、性格なんてそんな簡単に変えることは出来ないとは思いますが、意識して制御していかないと
せっかくの新しい交流の場でもまた同じことの繰り返しになってしまいますよ。
また喧嘩売られてると思われてしまうかもしれませんが、私は、ケーナさんはもうちょっと高く評価されていてもいいと思ってますし、
そうなっていないのを残念に思ってます。

さてさて、そういった「今までに散々繰り返されてきた指摘」をどう受け止めるかは、もう私の知ったことじゃないので、
ケーナさんの好きにすればいいと思いますから、ここからが本題です。

“■コラム 第二の『うみねこ』? 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』”を読みました。
私はきちんと全て通して読んだわけではないので、本来口を挟むべきではないとも思うのですが、あまりに「ん?」と思ったので…。

>親父と対決したあのときよりも、
>妹の親友に嘘を吐いたあのときよりも、
>ずっとずっとでかい声で、俺は思いの丈を叫んだ。
>※ここでのポイントは“親父と対決したあのとき”も“妹の親友に嘘を吐いたあのとき”も、どちらも“京介が桐乃の為に自分の身を省みず
>嘘を吐いたとき”です。これらと並列的に並べられるということは、この場面における京介の告白も“京介が桐乃の為に自分の身を省みず
>吐いた嘘”であると考えられます。

並べられていますかね?
「○○よりも△△よりも、ずっとずっと」というのは、私には並列ではなく対比だと思えるのですが。
「桐乃の為に嘘をついた時」より「桐乃の為に本心を言う」もしくは「自分の為に本心を言う」ことの方が「ずっとずっとでかい声」で叫ばなければ
伝えられないことだった、と私はこの引用部分を読んだ時に解釈しました。

他にも、ケーナさんの解釈「京介は、桐乃に恋心の決着をつけさせる為に、良い兄の立場から敢えて恋人として告白した」のであれば
>12巻P202
>自分に吐き続けてきた嘘を、嘘だと認めようと決めたのだ。
この「吐き続けていた嘘」とは何のことなのでしょうか? ケーナさんの説明では、引用部分だけを読んだ私には違和感があります。

繰り返しますが、全文を読んだわけではないので、ケーナさんの解釈自体を否定しているわけではありません。
ただ、引用文とケーナさんの説明を受けて、「それは違うんじゃない」と感じたり、別の解釈を持つということは、引用箇所や説明の仕方を
変えた方がいいんじゃないかな?と思った次第です。

ただまぁ何度も繰り返しますが、所詮はちゃんと読んでない馬鹿が出しゃばって言ってることなので、全く見当違いのたわ言でしたらすみません。
520: 名前: ちびゆか:2013/06/19 00:10ID:8cjPHtDN
ケーナさん>>517
ボクもコラムでも書こうかな。

■『俺の竜騎士がこんなに偉いわけがない』と思っている人の子たちへ

 およそ二千年前、一人の男が一なる元素「愛」を唱え、迷える人の子らを導いた。それから二千年たった今、また一人の男が星の導きが如くミステリ界に颯爽と現れ、神が如きその比類なき才により、迷える人の子らを導くのです。その男の名こそ『竜騎士07』。そして『うみねこがなく頃に』とは、見事な構成力、圧倒的な語りの上手さで一大ムーブメントと巻き起こした『ひぐらしのなく頃に』でデビューした竜騎士07が執筆した本格ミステリ作品である。
 その竜騎士がうみねこで挑もうとした一つがクラシックな王道ミステリーであり、閉ざされた孤島で起こる連続殺人、死者からの贈り物、暗号読解、見立て殺人、犯人からの挑戦状などなど。古今東西、これほどミステリ趣味に溢れた作品を目にした者などいないだろう。ミステリーの本流、王道と謳われる本格ミステリの世界に逃げも隠れもせず、5000ページに及ぶ堂々たる真っ向勝負を挑む作家など竜騎士以外に存在しない。
 更に驚愕すべき事実として、うみねこは「アンチミステリー」という本格ミステリとは正反対の性質も合わせ持っているのだ。従来のミステリでは考えられない荒唐無稽とも思えてしまう程、斬新なアイデアの数々。アンチミステリーの筆頭とも言える「赤き真実」をはじめ「メタ世界」「ゲーム盤」「登場人物は駒」「探偵権限」「ノックス・ヴァンダインの擬人化」などなど。これら本格ではありえない型破りなアイデアに溢れた作品など古今東西存在しないであろう。これだけ型破りな要素に溢れているにも関わらず、ミステリーの本流、王道でもある本格以上に、5000ページに及ぶ算数、論理パズルを華麗に成立させてしまう
竜騎士の才こそ、正に驚愕すべき事実であるのです。
 さてミステリ界の革命者、風雲児、竜騎士07の偉大さについては、これを読んでくれた読者諸兄には十二分に伝わったはずである。そんな偉大なる竜騎士先生がEP8のコミックのあとがきで「答えを出す決意をした」と発表した。先生のアンチミステリに対する拘りは前述したが、当然ミステリに於いて「答えを出さない」というのも拍手喝采すべきアンチミステリーの最たるものの一つ。「答えを出す」ということは、先生のアンチミステリーに対する美学が崩れてしまうのだ。我ら無知蒙昧な人の子には竜騎士先生の心中など察することもできないが、我ら人の子の罪深さが偉大なる竜騎士先生に答えを出す決意を促してしまったのかもしれない。
 敢て問おう。汝ら無知蒙昧なる人の子よ。さあ思い出してごらんなさい。汝らには罪がある。さあ思い出せ!!汝らのその罪が、偉大なる執筆者が生み出した無限機関うみねこを殺してしまうのだ!!!汝らはそこまでして猫を殺したいのか!
 偉大なる知の巨人竜騎士の生み出したうみねこに触れていただけでも、我ら人の子には身に余る程の喜びがあった。嗚呼、それなのに……人の子の罪深さよ。
 
 最後に本編でベルンカステルが言った言葉で締めくくる。
「“知らぬ”から“知る”に移ることは出来ても、“知る”から“知らぬ”には移れない。」




 
521: 名前: ケーナ:2013/06/19 06:40ID:18y.41v4
魔女のベアトの物語(第44回)

今回のゲームにおいては縁寿が駒として参加していることもあり、“観劇者権限”を用いて現実世界の縁寿の様子をゲーム盤に入れ込みました。“真里亞の日記”を通して間接的に真里亞の様子も入れ込むことも出来ますし、何より縁寿が魔法を理解していく過程は、駒戦人に魔法を理解させるにはもってこいなのです。また、同時に、あるカケラにおける縁寿の“真実を求める旅”も入れ込みました。戦人を蘇らせることに成功したら、次は縁寿の番です。かつてニンゲンであった時のベアトの過ちが、現実世界の縁寿を運命の袋小路に追い込んでしまいました。現時点で存在するカケラの中に、縁寿が1998年を生き延びるカケラは存在しません。復活した戦人と力を合わせれば、あるいは縁寿に新たなカケラを生み出す選択をさせること出来るかもしれません。その為にも縁寿の駒に自分の可能性を理解させたかったのです。
522: 名前: ケーナ:2013/06/19 06:51ID:18y.41v4
>>518 儲さん

僕はこの作品は
映画の宣伝を見たくらいでしか知らないのですが
「この内容でどうやって2時間の映画を作るんだろう?」
くらいにしか思っていませんでした
(『フォーン・ブース』という作品は電話ボックスの中だけで話が進むそうですが…)

ご紹介いただきありがとうございます
近いうちに読んでみます
523: 名前: ケーナ:2013/06/19 06:58ID:18y.41v4
ちびゆかさん >>520

コミックEP8も結構話が進んできましたが
この調子でいくと
“真相が明かされる”という感じにはならなさそうです
解釈の為の追加情報を
チョコチョコ入れていくくらいではないでしょうか?

そういえばツイッターで話題になったのですが
“現実世界の安田紗音は実際の六軒島で大量殺人をするつもりだった?”
ちびゆかさんはこれをどう考えていますか?
524: 名前: :2013/06/19 13:12ID:00mD9lkN
>“真相が明かされる”という感じにはならなさそうです

どうでしょうね
大筋を替えない範囲で答え合わせするとしたらすぐ思いつく候補は2つしかなくて
「絵羽日記入手時点で答え合わせしてそっからストーリーを変える」
「十八と出会うまで魔法ルートで進んで十八の口から言わせる」
で商業的に考えたら後者かなあと思うのです、最後まで買い続けろってことですね

というかそもそも正直現時点であまり大筋の謎って残ってない気がするのですよ
”わざわざ漫画で追加した情報は絶対正しい”と考える限り、既に「かなり強く潰された解釈」がいくつかあります

まず「戦人犯人説」コレはいまだ掲示板にたむろしてる人にどうしてか説明する必要はないでしょう

第二に「六軒島に限らずともうみねこ世界に魔女が全くいない」という解釈です。色々根拠はありますが最大のものはこの赤字です

夏妃。金蔵があんたの心に、片翼の鷲を刻むことを、いつ許したっての? あんたの妄想の中の金蔵の言葉でしょうが、それは。……本当の金蔵はね。生涯、ただの一度も! あんたを心の底から信頼したこともないし、あんたに紋章を許そうと思ったことも、ただの一度もないわ!

コレは完全に「人物像かつ猫箱の外に対する言及」です。
しかもまさかの金蔵執筆説を取らない限りとっくに死んだろくに面識もない
(バトラにしても6年は金蔵と音信不通)死者の過去十年以上の期間にわたっての内面を断言しています
色々考えたのですが、この赤字だけはど~頑張っても神仏なくして成立する可能性はないのです

第三に「現実世界に嘉音はいなかった」という解釈です
コレは漫画以前一番論議を呼んだ点と思いますが「そもそもいなかった」
「ジェシカは嘉音に恋していない。だってそもそもいないから」これで「人物像に嘘はない」とはとてもいえません

正直上の三点はミステリとしてどうかと思いますが「竜騎士が言うならそうなんだろううみねこの中ではな」
と受け入れる他ありません
525: 名前: ケーナ:2013/06/20 00:19ID:7cehp/8D
儲さん >>524

僕はおそらくEP8コミックは原作通りの進行で
所々に補足説明が入るくらいになると思いますよ

実は赤字に関しては
そもそも“赤字を信じる”ということ自体が既に
「この作品はファンタジーである」と認識することになります

何故なら この作品が誰かの創作なら
赤字で保証された内容自体が“創作者が作品中で設定した真実”
で構わないからです

ただ そうなってくると
赤字も含め“作品中の真実”と“創作者が作品中で設定した真実”を
どうやって切り分けるのかという問題が発生し
僕はここをクリアできなかった為
“ファンタジー説”に転びました

僕は上でニコニコ動画の“ヤスの一なる真実”を
「“創作説”として完成されている」と書きましたが
やはり“創作説”である以上
この問題をクリア出来てはいません
526: 名前: ドロクロド:2013/06/20 03:32ID:0dWqiUZj
ケーナさんへ
同じ「嘘」という話だけど、前二者と比べて遥かに大きな覚悟を必要とすることだった、というケーナさんの解釈は私も理解できます。
敢えて書きませんでしたが、前回の書き込みの時点で私も「そういうふうに読むこともできるなぁ」とは思っていました。
ただ自分としては「嘘をつくより、本当のことを言う方が、ずっと覚悟のいること」という方が文章として美しく感じるというか、
私の好みだったので、別の解釈として提示させて頂きました。

「自分に吐き続けてきた嘘を、嘘だと認めようと決めたのだ」の「自分に吐き続けてきた嘘」は何か?に関しては、ケーナさんの返答は
正しいか間違いかの判断の前に、私には理解ができませんでした。たぶん原作を知らないからなのでしょうね。
「何か」をこれまでずっと自分に言い聞かせてきて、告白の際にその「何か」は嘘だったと認めようと決めた、わけですから
ケーナさんも仰るように、普通に読み取れば「何か」とは「自分は桐乃のことを異性ではなく妹として好きだ」だと思うのですが、
それがケーナさん曰くの「京介の覚悟の現れ」「自分自身も騙している」になるのかは、私にはよくわかりませんでした。
ただこれ以上は原作を知らない人間が深入りしていい話ではないと思うので、私はここまでで。

話は変わりますが、私も漫画版で真相(?)をハッキリと明かすようなことはないと思いますよ。漫画版はさっぱり読んでいませんが。
竜騎士さんがコミックスの後書き?で何をどう書いたのか知りませんが、インタビューでよく見かける竜ちゃんのいつもの失言や
過剰なリップサービスでしょう。銃の威力を説明したりとかのせいぜい匂わす程度。
ハッキリと明かしてしまったら、それはもう『うみねこ』ではなくなってしまいます。
これまでにも何度か述べてきましたが、『うみねこ』を不満に思う人が何故不満なのかは、べつに「ハッキリ明かさないから」なんて部分じゃないですし。
(と言うかそんな人っているんですかね? 『うみねこ』はそういう話じゃないとEP8まで読んでもわからなかったんだとしたら、
 それはもう作品ではなく、その人の側にある問題だと思います)

もっと言うと、私はインタビューや小冊子、漫画版など原作以外のものは、儲さんのように「追加された絶対に正しい情報」ではなく
「そういった解釈もある」「○○という説を唱える際の補強になる」ぐらいに受け取っています。例えそれが竜騎士さん本人の言であっても。
(タチバナさんも以前同じような事を仰っていたような…)

だって、例えば「鏡台と壁の間に隙間があって(床に深い溝があって)、そこに凶器を落とした」だとかの完全後出しを
「絶対に正しい情報」だなんて私には受け取れません。
私からすると、そこから導かれるのは「凶器の隠匿の仕方の真相」などではなく、「ゲーム盤でのミステリー部分の現実性や
どこに焦点を当てているか」の確認でしかありません。
つまり『うみねこ』では、どうやって殺したか?とか凶器は何で殺害後どうしたのか?とかに謎の焦点をあてていない、
そこは別に深く考えなくていいという確認にすぎません。

「人物像に嘘はない」とかも、文言だけでなくどういう状況でどういう意味合いで言われたのかによって、だいぶ意味が違うと思うんですが、
読んでいる方はそこらへんどう受け取っているんですかね?(あと縁寿の「全てのEPの記憶を思い出した」云々も)
そもそも「人物像」って何?って話ですし。
私は黒戦人説や嘉音否実在説ではありませんが、完全に否定されたわけじゃないと思いますよ。
あくまで、竜騎士さんの用意した真相(竜騎士さんの解釈での真相)ではない可能性がある、というだけで。
527: 名前: ケーナ:2013/06/20 06:45ID:7cehp/8D
魔女のベアトの物語(第45回)

 ゲームの進行に伴い、ゲーム盤に新たに登場した悪魔、ガァプが駒戦人の前にも姿を現しました。ガァプはかつてベアトがニンゲンであった時、空想で生み出した魔女でしたが、後に真里亞の発言を受けての設定変更により、悪魔となりました。このガァプもロノウェやワルギリアと同じく、魔女のベアトが生み出した駒です。もっとも、駒ベアトは相変わらず、ガァプを本物の悪魔だと信じていますが。このゲームは戦人以外は全員共犯者である為、戦人が見聞きした場面以外は、ほぼ幻想描写です。魔女のベアトは戦人の駒への次期当主のテストにおいて、駒ベアトを飛び越して、ベアトの扮装をした紗音の駒に宿りました。そしてゲーム盤の戦人の駒に直接、約束のことを尋ねました。戦人の駒は“約束を忘れた戦人”ですし、そのプレイヤーである駒戦人は“約束を忘れた戦人がプレイヤーに昇格した存在”です。ですから、戦人の駒に問いかけることで、2人の戦人に同時に問いかけることが出来るのです。しかし、戦人の駒は約束を思い出せませんでした。失望したベアトはゲームから降りることを決め“爆弾を擬人化したベアト(爆弾ベアト)”に後を任せました。この爆弾ベアトの役割は、10月5日の24時に六軒島から全ての証拠を消滅させることです。ですから本来ならばゲーム終了まで出番はないのですが、もうベアトはゲームを続けることに堪えられなくなったのです。
528: 名前: :2013/06/20 10:03ID:70hS9TkU
>何故なら この作品が誰かの創作なら
>赤字で保証された内容自体が“創作者が作品中で設定した真実”

一応、例の赤字への追加ルールがあったとして「作者がまず事実と確信していること」
を赤く書いたのであるといったたぐいの反論はありえたと思います
しかし金蔵の赤字は完全に「あの世に行った人物の内面」を断言しています
”よしんば遺品として日記を手に入れてもそれが事実とは限らない”
というモチーフは夏妃絵羽二回も出てきており執筆者Xが誰であろうと
ここを彼(女)自身が理解しておらず平気で赤く書いたというのはもはや破綻しています

それでもって正直カケラファンジターを認めた瞬間当日何があったかって無価値化してると思うんですよ
だって複数のカケラ見たけどどいつもこいつも殺人の可能性ありってのは断言されちゃったわけですから

>ドロクロドさん

う~ん
ぶっちゃけた話うみねこの続編なりお祭り作品でうみねこのキャラが出てくるとして
当然漫画の前提で話が進むでしょうし、正直竜騎士さんの解釈すら
もはや関係ないっていうのはさすがについていけません
529: 名前: ABC:2013/06/20 18:20ID:18Z9.mD2
赤字は作者の補足じゃん…
竜騎士07であれ作中の作者の方々であれ、参加者の想像があんまりに
トンデモな方向へ飛んでいった時に「それは違うから他の考え方して」
と断じるための。
真相がわからないから無限にEPが作れるのであって、多用は好ましく
ないけどね〜って程度の。

完結から何年も経って、そんなことみんなわかっているもんだと思って
いたけど、久々に掲示板覗いたら、まだこんなトコに引っかかっている
人いるのね…。
530: 名前: ABC:2013/06/20 18:47ID:18Z9.mD2
いや、見ているとわかっているつもりでわかっていないみたいだから、
こんな書き方じゃ伝わらないし開き直るな…あー

「本当に全部疑うと後期クイーン問題により推理(想像)のしようがなくなる
から、疑う必要のないというところを赤で書きます」
「もっと説得力があること、どうしても譲れないことがあるなら無視して
もいいですよ、黄金あるし」

これで伝わるだろうか…?
531: 名前: ABC:2013/06/20 19:00ID:18Z9.mD2
あと、二次創作はそれっぽいスレタイつけて別のところでやりなさい。
その方が風当たり小さいと思うんで。
というか邪魔。それは推理じゃない。
お話作るのは主旨として悪いのことじゃないだろうけど。
532: 名前: ドロクロド:2013/06/20 20:51ID:0fxKO3xx
なんか新しいスレッドが立っていたので、なんじゃらほいと思っていましたが…あぁなるほど。
えぇABCさんが「久々に覗いた」のは確かに本当でしょうね。
ここしばらくの別館があんな感じの時に、ふっとここだけ覗いたら、そう思うのも無理はありません。
ん~でもどうなんでしょう?私は別にこのままでもいいかなぁ?と。ずっとここでやってきてますし。
まぁどうするかはケーナさんご自身が決めればいいとは思いますが。
533: 名前: ABC:2013/06/20 22:39ID:18Z9.mD2
ふーん…
まあ「引っかかっている人」はそっちじゃないけどね。
問題児らしき方は、押さえるべきところは押さえている感じなので、まあ。

勝手に想像して遊ぶのは正しい遊び方かもしれないけど、関係ない場所で
垂れ流すのは良くないな。夜中に許可も取らず路上でギターかき鳴らす
みたいなもんだ。
迷惑押し通して見せるほどの価値はないし。
534: 名前: タチバナ:2013/06/20 23:20ID:3fsMhT8C
なんか全体的に、話がよく分からないところにいってるなあ。
まあ、大体言いたいことは分かるけど、妙なところを気にしますね、みんな。
535: 名前: ちびゆか:2013/06/20 23:48ID:fe6aWuNV
ケーナさん>>523

>“真相が明かされる”という感じにはならなさそうです
>解釈の為の追加情報を
>チョコチョコ入れていくくらいではないでしょうか?

そんな訳ないでしょ!5000ページに及ぶ奇跡のミステリーを書き上げたあの竜騎士先生が、「答えを明かす決意をした。今だけが最後の答えあわせを楽しめる唯一の機会なのです。」と仰っているのですよ。偉大なる世界の執筆者の言葉を信じずして何を信じると。

>そういえばツイッターで話題になったのですが
>“現実世界の安田紗音は実際の六軒島で大量殺人
>をするつもりだった?”
>ちびゆかさんはこれをどう考えていますか?

結論から言うとたぶんNOかな。
理由は1000人に999人が察している真実というのはみんなハズレ。
1000に一人いるかどうかのベアトの救世主のみ察することのできる真実こそ、現実の六軒島の真実なのです。

我らの告白で「非公開の物語」が二つあるとありましたが、ケーナさん含め999人が察している物語も正解の一つであるでしょう。
ただ、1000人に一人しか察することの出来ないもう一つの物語の前ではハズレに等しいと思うのです。

あと現実現実って言うけど、我々が見ている世界は、86年の事故以前に用意された二本のボトメの世界、そして86年の事故より後世の未来の偽書作家が記した偽書の世界。つまり「現実」など観測していないのです。敢て言えば、後世の偽書作家の内面世界を観測しているだけなのです。
軽々しく現実の~はとか言うのはあまり意味がないと思うのです。まず偽書に記された内容をしっかり理解するのが大事かと。
更にもう一つ。そろそろファンタジーを卒業して、「創作説」へ転向して欲しいのです。「創作説では解らないことがある、だからファンタジーだ」のような幼稚な理屈をいつまで言い続けるのですか?
謎とは解らないことであり、不可思議とは誤った解釈なのです。
謎(解らないこと)があることがファンタジーの証明にはなりません。

宇宙が何故生まれたか、生命が何故生まれたか、生命が何故進化したのか。
この世は謎だらけ。でもそれが神の証明とはならないように。
536: 名前: た*ばな:2013/06/21 00:08ID:65qgkKg.
訂正
なんか全体的に、話がよく分からないところにいってるなあ。
まあ、大体言いたいことは分かるけど、妙なところを気にしますね、いつもの人。
537: 名前: :2013/06/21 00:52ID:9bK0J./2
>“現実世界の安田紗音は実際の六軒島で大量殺人
>をするつもりだった?”

身も蓋もない意見ですが
漫画の内容を是とするなら夏妃が空中に幻覚を見るレベルで曖昧だったんですから
「およそトリック殺人を実行できる環境ではない」でおわる気がしますのです

後一応もう少し綺麗な回答としては妾は約束を守る以上
自主的に中空にベアトをみる夏妃ごとの抹殺はアウトなんじゃないでしょうか

爆薬無理心中はカウントしないとしてですがね
538: 名前: タチバナ:2013/06/21 01:09ID:a6OMbmLg
儲さんの考え方とはちょっと違うかもだけど、確かに「本当に殺人可能環境だったのか?」という点には疑問が残りますね。
実際、源次だって金蔵に対してでも素直に従っていたわけではないし、そんなに簡単に共犯できるのかと言うと、そうではないと思います。

僕の考えとしては、「現実で行なわれる予定だったのは、戦人以外が仕掛け人の狂言殺人(爆弾は本気)」なので、
六軒島が殺人可能環境でなくてもいいのですが。
539: 名前: ちびゆか:2013/06/21 02:11ID:22UuQ869
タチバナさん

>僕の考えとしては、「現実で行なわれる予定だったのは、
>戦人以外が仕掛け人の狂言殺人(爆弾は本気)」なので、

狂言殺人には二種類あって、一つは六年ぶりに帰ってきた戦人を歓迎するためのドッキリとして狂言殺人。
もう一つは、我らの告白にもあったように、効率よく殺人を遂行するための狂言殺人。
これを明確にしないと。
“現実世界の安田紗音は実際の六軒島で大量殺人をするつもりだった?”
正にこれ。

540: 名前: ケーナ:2013/06/21 06:19ID:b7PflWpH
魔女のベアトの物語(第46回)

ベアトと入れ替わった爆弾ベアトは戦人を残し、無言で書斎に戻ると賑やかに楽しんでいた、金蔵とガァプをそれぞれ黒焦げの死体とガラスの彫像に変えました。ただならぬベアトの様子に恐れをなしたワルギリアとロノウェは被害に遭わないうちに姿を消します。魔法で散らかった部屋を片付けた爆弾ベアトは、駒戦人にゲームを放棄する意思を伝えました。肩透かしを喰らった駒戦人は、引っ掛かりを感じながらも、それを了承しようとしましたが、ベルンカステルとラムダデルタが現われ、このままでは駒戦人は永遠にゲーム盤に囚われたままになる、と説明します。これを受けて駒戦人は爆弾ベアトを非難し、姿を消していた縁寿も現れ、駒戦人に賛同しました。
541: 名前: ケーナ:2013/06/21 06:19ID:b7PflWpH
儲さん >>528 >>537

創作なら そもそも赤字が事実ある必要すらありません
作者が“戦人は明日夢の息子ではなく霧江の息子である”と考えたなら
《赤:戦人は明日夢の息子ではなく霧江の息子である》と
書いてしまえば良いからです

「《赤:夏妃。金蔵があんたの心に、片翼の鷲を刻むことを、いつ許したっての? あんたの妄想の中の金蔵の言葉でしょうが、それは。……本当の金蔵はね。生涯、ただの一度も! あんたを心の底から信頼したこともないし、あんたに紋章を許そうと思ったことも、ただの一度もないわ!》」

これだってそれが事実であったかどうかは関係なく
作者がそう思ったならそれを赤字で書いてしまって良いわけです
だって創作なんですから

ただ そうなると“赤字の絶対性”は消滅し
赤字は“単なる物語上のルール”に成り下がってしまいます

何故 本人以外誰も知りえないことを赤字で宣言出来るのか?
魔女は現実世界をカケラとして外部から眺めることが出来
“観劇者権限”を使って人の内面をも知ることが出来るから

こうなると もはや完全にファンタジーです
しかし“赤字を信じる”とはそういうことなのです

>それでもって正直カケラファンジターを認めた瞬間当日何があったかって無価値化してると思うんですよ
>だって複数のカケラ見たけどどいつもこいつも殺人の可能性ありってのは断言されちゃったわけですから

これは“平行世界のカケラ”と“ゲームのカケラ”を
ごっちゃにしてしまっているのではないでしょうか?

“(聞き手)『Ep8』ではファンタジックな描写が沢山出てきましたが、今回登場した幻想世界の描写についてお聞かせ願えますか?
広大な虚無の海の中に、可能性や幻想、妄想の数だけかけらが浮いていて、そのかけらが島や領地と呼ばれている。『ONE PEACE』で言うところのグランドラインみたいな感じですか(笑)。”

という竜騎士07さんの発言がありますが
ベルンが縁寿の為に探した“家族の帰ってくる世界のカケラ”
あるいはEP7の為に探した“夏妃が理御を子どもとして迎える世界のカケラ”
これらは“平行世界のカケラ”で
(これは『ひぐらし』のカケラと同一のもの)

各EPはベアトのゲームを記録した“ゲームのカケラ”で
また別のものだと思います

どっちも同じように“カケラ”として
“虚無の海”に浮いているのでしょうが…

>爆薬無理心中はカウントしないとしてですがね

ツイッターで話題になったのがこの部分の解釈でした
僕は連続殺人自体は狂言のつもりだっただろうけど
誰も碑文の謎が解けなければ
最終的には爆弾で全員殺すつもりだっただろうと考えています

ところが「それは違うだろう」という意見があるのです
「ヤスはそんなことを計画するようなキ○ガイではない」と
542: 名前: ケーナ:2013/06/21 06:20ID:b7PflWpH
ABCさん  >>531

『魔女のベアトの物語』は単なる2次創作ではなくて
“ファンタジー説”とはどのようなものか
説明する為のものです
僕としては以前に発表した『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』で
説明したつもりでしたが
どうも伝わらないようなので…

ようは一つの異常に長い考察を
分割して投稿していると思ってもらったら…
543: 名前: ケーナ:2013/06/21 06:21ID:b7PflWpH
ちびゆかさん >>535

>竜騎士先生が、「答えを明かす決意をした。今だけが最後の答えあわせを楽しめる唯一の機会なのです。」
>と仰っているのですよ。偉大なる世界の執筆者の言葉を信じずして何を信じると。

僕としてはEP5~8でもう充分
答は貰えていると思っています
そう考えるとコミックEP8は
“解答の解説”になってくるわけで
実際 ここまでコミックEP8を読んできて
まさにそういう展開でした

>そろそろファンタジーを卒業して、「創作説」へ転向して欲しいのです。

僕が“創作説”を採るならば
ニコニコ動画の“ヤスの一なる真実”をそのまま引っ張ってきて
多少手を加えて終了です

僕が“ファンタジー説”を採る理由は
「創作説では解らないことがある」だけではなくて
“創作説”で描かれる世界はあまりに哀しく救いがないからです
僕にはこれが真実だとは思えませんし
竜騎士07さんがそんな話を書くとも思えません

それにやっぱり登場人物を信じたいのです
赤字を信じたいし 語られる過去も信じたい
そして魔女の存在も信じたい
そうなってくると
“ファンタジー説”を採らざるを得なくなってしまいます
544: 名前: タチバナ:2013/06/21 08:41ID:d90oI6vY
ちびゆかさん >>539
ああ、「狂言殺人だと騙して共犯化することは可能」だという指摘ですね。
もちろん、それなら単純に共犯化するよりは難易度は下がるでしょうけど、
狂言殺人だと見抜かれるリスクは背負うことになります。
(だから、いっそ戦人自身も狂言殺人だと知った上の予定だったとしてもいい)

もちろん、ヤスが楽観視していただけかもしれませんが、
「ボトルメールの内容をそのまま再現するのは難しいんじゃないか?」と考えた上での判断です。
明確な根拠なんてあげられないので、「こういう考えもある」と掲示してるだけと思ってください。
(そもそも「どうする予定だったのか」なんて、憶測にならざるを得ないとも思いますが)



ケーナさんも儲さんも「赤字は創作上のルールではない」で意見が一致してるように見えるけど。
メタレベルを引き上げれば、ABCさんの説明になるけど、誰も間違ったこと言ってなくない?
545: 名前: :2013/06/21 10:52ID:9bK0J./2
すべての人物は金像を見間違わない(複数共通赤字)=
全員金蔵脂肪を認識してる=現実の状況はep5にちかい

だと思いますけどね

ちょっと考えてみて爆薬無理心中以外の殺人はないと思います

まず第一にカノンくんの立場です
100歩譲って譲治は紗音が殺人しまくっても二人で逃げてくれる可能性があるとしましょう
しかしどう考えても一人でも殺したら使用人続行という嘉音くんの望みは破綻します
有るプレイヤーに全く勝ち筋がないというのはもはやゲームではありません

第二にそもそも爆薬無理心中を前提とした場合、中途の殺人は死体をリアルに出来る
くらいしかメリットがありません。反乱リスクや「生き残り」が本当に狂乱して
殺しあう可能性など考えればほとんど利がありません
546: 名前: ちびゆか:2013/06/21 23:38ID:e4Nl5AQw
ケーナさん>>543
>“解答の解説”になってくるわけで
>実際 ここまでコミックEP8を読んできて
>まさにそういう展開でした

ケーナ「EP8の新情報は夏海ケイさんが勝手に考えたんです。竜騎士先生があんな答えを出すはずがありません。」
あの頃のケーナさんは何処へ行ってしまったのですか?

>僕が“創作説”を採るならば
>ニコニコ動画の“ヤスの一なる真実”をそのまま引っ張ってきて
>多少手を加えて終了です

だったら手を加えて、うみねこの謎を解けばいいのです。

>僕が“ファンタジー説”を採る理由は
>「創作説では解らないことがある」だけではなくて
>“創作説”で描かれる世界はあまりに哀しく救いがないからです

創作説でもファンタジー説でも同じ物語を見ているはずなのです。
「物語」自体は基本的には同じです。神(魔女)が執筆したか、人(偽書作家)が執筆したかの違いがあるだけなのです。

>僕にはこれが真実だとは思えませんし
>竜騎士07さんがそんな話を書くとも思えません

ただの感想なのです。

>それにやっぱり登場人物を信じたいのです
>赤字を信じたいし 語られる過去も信じたい
>そして魔女の存在も信じたい
>そうなってくると
>“ファンタジー説”を採らざるを得なくなってしまいます

ケーナ「それにキリストを信じたいのです。福音を信じたいし、語られる過去も信じたい。そして偉大なる唯一神も信じたい。そうなってくると、聖書の教えを採らざるを得なくなってしまいます。」(♪BGM ALIVE)

立派な宗教家なのです。

タチバナさん>>544

>ああ、「狂言殺人だと騙して共犯化することは可能」だという
>指摘ですね。もちろん、それなら単純に共犯化するよりは
>難易度は下がるでしょうけど、
>狂言殺人だと見抜かれるリスクは背負うことになります。

ああ、じゃないのです。
“現実世界の安田紗音は実際の六軒島で大量殺人をするつもりだった?”
これがYESかNOかでその狂言殺人の性質が全く変わってくるでしょ。

ボクは推量で多分NOかなと言ったのですが、タチバナさんはどう思っているのですか?
547: 名前: タチバナ:2013/06/22 03:51ID:2a7Yq5be
ちびゆかさん >>546
ずっとNOだと言い続けてると思うんだけど……。(爆弾除き)
儲さんも言うように、実際に碑文殺人を行なうことにメリットはないですから。

「殺すという覚悟があったはずだ」という意見もありますが、爆弾で皆殺しなら同じことですし、
「死体(の振りをしてる人間)を調べられたら狂言だとバレるのでは?」という意見も「いや、別にバレたところでデメリットないよね」と思います。
548: 名前: ケーナ:2013/06/22 03:55ID:f9BpEVQ7
魔女のベアトの物語(第47回)

すると爆弾ベアトは駒戦人に自分との対戦資格があるかどうか問う、と言い出しました。ベアトの思惑を察した縁寿が何かを言いかけましたが、爆弾ベアトによってゲーム盤から退場させられてしまいました。そして爆弾ベアトは赤字を用いて、駒戦人の母親が明日夢ではないことを宣言します。自分は右代宮金蔵の孫である右代宮戦人と戦うためにゲームを開催したのだから、明日夢の子どもではない駒戦人は、金蔵の血を引いておらず、自分との対戦資格はない、というのが爆弾ベアトの主張でした。その発言を受け、アイデンティティを喪失した駒戦人はゲームを降りてしまいました。戦人の退場によって、爆弾ベアトも姿を消し、残されたベルンカステルとラムダデルタもゲーム盤を去った為、書斎には誰もいなくなりました。
549: 名前: ケーナ:2013/06/22 04:40ID:f9BpEVQ7
タチバナさん >>544

“赤字を信じる”ってことは
同時に“創作説を捨てる”ことでもあります
その辺りを確認しておきたかったのです

ちなみに“ファンタジー説”は
“作者不在”である為
ABCさんの解釈とは相容れません
550: 名前: ケーナ:2013/06/22 04:41ID:f9BpEVQ7
儲さん >>545

《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》
これは“全員が金蔵の死亡を認識している”という意味ではなく
アンチミステリー的なルールだと思います

金蔵の死体は黒焦げですから
本来ならば足の指が6本ある
別人の死体を持ってきて
金蔵の死体に見せかけることが出来ます

しかし この赤字によって
それが封じられているのです

僕が「最終的には爆弾で全員殺すつもりだっただろう」と考えているのは
回収不可能な方法で遺族となる人間に大金が送られているからです
もし爆発が無かったなら遺族となる予定だった人たちは
意味不明の大金を受け取ることになります

つまり犯人にとって“爆発による遺族の発生”は
確定事項もしくは限りなく確定事項に近い結果なのです

犯人が“碑文の謎が解かれて誰も死なない結末”を
想定していたなら回収可能な方法で金を送ったでしょうから
犯人的にはこれは“ありえない事態”だったわけです
551: 名前: ケーナ:2013/06/22 04:41ID:f9BpEVQ7
ちびゆかさん >>546

>「EP8の新情報は夏海ケイさんが勝手に考えたんです。竜騎士先生があんな答えを出すはずがありません。」
>あの頃のケーナさんは何処へ行ってしまったのですか?

普通に読めば上記解釈になりますが
“愛”をもって深読みすれば現在の解釈になりました

>>僕が“創作説”を採るならば
>>ニコニコ動画の“ヤスの一なる真実”をそのまま引っ張ってきて
>>多少手を加えて終了です
>だったら手を加えて、うみねこの謎を解けばいいのです。

“ヤスの一なる真実”は間違った解釈もありますが
それは本筋とは関係ない部分です
ですから事実上“創作説による解釈”は
あれで完成しています
そういう意味では「創作説の立場からの『うみねこ』の謎は既に解かれている」
と言っても良いでしょう

>「物語」自体は基本的には同じです。
>神(魔女)が執筆したか、人(偽書作家)が執筆したかの違いがあるだけなのです。

そもそも“ファンタジー説”では書き手を想定しません
書き手によって創造されたのと
実際にそこにいるのとでは全然話が違うわけで…

>立派な宗教家なのです。

ある意味“『うみねこ』教”の信者なのかもしれませんね
ただ 僕は竜騎士07さんすら信じていない部分がありますので
“竜騎士07教”ではありません
552: 名前: タチバナ:2013/06/22 05:34ID:2a7Yq5be
ケーナさん >>549

>ちなみに“ファンタジー説”は
>“作者不在”である為
>ABCさんの解釈とは相容れません
“ケーナさんの”ファンタジー説だと、ね。
話がややこしくなるから、もっと上手い言い方考えておいた方がいいですよ。

というか、ABCさんが言ってるのは我々の現実世界の作者である竜ちゃんの話でしょ。
作中の作者のことも一応想定してるみたいだけど、後期クイーン問題云々と言うなら、そっちは本命じゃなさそう。
553: 名前: ABC:2013/06/22 07:56ID:6dc5qCO/
なるほど、こりゃ問題児だ。
作者はあんただよ。あんたが書いた偽書でしょ、それ。
自分だけ特別なつもりになって、いかに特別か熱弁ふるってもねぇ。

舞台設定を使って、それぞれが偽書を作るのが楽しみ方なんだけど、
唯一無二のそれを作ろうとしている勘違いってのは痛いねぇ。


あと赤字については、まあ大体言いたいことが伝わっていればいいかと。
メタ世界の赤字は全部竜騎士のフォローと捉えて何ら問題生じないし。
554: 名前: ABC:2013/06/22 08:02ID:6dc5qCO/
で、何が問題って、
つまんないのよ。あんたのファンタジーとやら。
そんなもの見たくないの。邪魔なの。
というより、ここに書き込むくらいの人なら、一回くらい
わかった気に陥ってそんな感じの妄想したことあるの。
でも、あんまりに恥ずかしくて自粛しているの。

わかる?
555: 名前: ABC:2013/06/22 08:27ID:6dc5qCO/
まあ赤字はね。
たぶん散4作でメタ側のキャラクターがゲーム盤のキャラクターと
やり取りしているからわからなくなっちゃう人が出るんだよね。

素直に解答編にすればわかりやすかったのに良かったのに、凝りすぎて
いらん混乱招いているよね。
556: 名前: ドロクロド:2013/06/22 10:02ID:3dMx0z1k
昔の自分を見ているようで、なんだか微笑ましいw
557: 名前: :2013/06/22 10:53ID:88m3EeWr
>《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》
>これは“全員が金蔵の死亡を認識している”という意味ではなく
>アンチミステリー的なルールだと思います
そういう立ち位置の赤字はあってはならない、複数共通の赤字は現実でも何がしか理由があって適用された
と思ってとっています。少なくとも漫画のを素直に読めばそうです

>つまり犯人にとって“爆発による遺族の発生”は
>確定事項もしくは限りなく確定事項に近い結果なのです

これ怪しいと思うんですよね
実のところ確認された限り多額の金を受け取ったのはいずれも古参の老人であり
誰が勝とうと勝って生き残りエンドなら頭首交代が発生するのですから「これを機に引退せよと」
退職金を渡されることは不思議ではないのです

だいたい我らの告白でも熊沢は「終われば金くれる、お遊びのイベント
」という認識を示しています
金の受け取りそのものは使用人に隠していたとは思えません

まあ正直私は殺人否定と知ってもあくまで利方からいって利点が見いだせない
といってるだけでヤスが想像以上に狂乱していたと言われればそれまでですし
逆に言えば別にヤスの善性故殺すつもりがなかったとはいってません
558: 名前: :2013/06/22 11:07ID:88m3EeWr
(少なくともたてまえは)退職金説について追加3点

まず少なくともバトラ譲治勝利の場合紗音が若奥様ってことになる
(つもり)でしょうから今まで上司だった二人の上に立つの面倒です

コレはまあ言い方を丁寧にすれば直接二人にそう言っても別におかしい理屈ではなく少なくとも怪しまれない

第2に一億という額です
完全にフィーリングになりますがこれは退職金としては多いが明らかに何かヤバイんじゃないかと思わせるレベルではない

第三にこれが一番ですが、キャッシュで支払ってる点です
爆破猫箱で伝説を作りたいなら金塊で支払うのが一番です
たまたま受け取り先全員が公表しなかったから良かったものの、
多額の諭吉にビビって警察に駆け込まれたら「間違いなく人間の陰謀」
という金字がすべての警官の胸に焼き付けられたことでしょう
だいたい換金時に足がつくという圧倒的不味さがあります

これは要するに「支払いが金塊では困る」程度の交渉が使用人とのあいだにあった事を示すと思います
559: 名前: :2013/06/22 17:14ID:88m3EeWr
いきなり話変わりますが竜騎士先生はとんでもないところまでハードルを上げて来ましたね

十六則守ってるって…これで解決編やらなかったら流石に二度と
560: 名前: タチバナ:2013/06/22 23:32ID:2a7Yq5be
漫画版で十六則用いたんですか。
でも、これで封じられる推理って何もないですよね。
不必要なシーンなんてないから、ちゃんと考えてみなよって言いたかったんだろうけど、どっちかって言うと作者の心構えの話。
561: 名前: ちびゆか:2013/06/23 00:40ID:9fOuVzfA
今月のジョーカー凄いなあ
流石のケーナ卿も白旗揚げて降参じゃないの?
ケーナ「至ってませんでした!すいませんでした!」
ジャンピング土下座しないと。ふふふ。
562: 名前: タチバナ:2013/06/23 01:40ID:ebXToKph
ケーナさん、原作の推理山羊のシーンの意味すら、いまいち分かってないみたいだったからなあ。
563: 名前: ケーナ:2013/06/23 04:46ID:4aj6huSV
魔女のベアトの物語(第48回)

 魔女のベアトが去り、爆弾ベアトも去ったベアトの駒には、駒ベアトが宿っています。駒ベアトはマリアージュ・ソルシエールの同胞、真里亞と共に黄金郷に篭りました。互いを認め合っている真里亞と二人だけなら、誰にも傷つけられることなく、そしても誰かを傷つけることもありません。駒ベアトは全てを忘れ、真里亞と共にこの黄金郷で永遠に過ごすつもりでした。しかし、そこに縁寿がやって来ました。魔女のベアトが全てを清算する為に招いたのです。縁寿に説得され、真里亞が黄金郷を離れたことで、黄金郷は崩壊し、駒ベアトは再びゲーム盤に引き摺り出されました。ところが、肝心の対戦相手である戦人が戦意を喪失したままです。そこで縁寿は自らを犠牲にして、再び戦人に戦う気力を呼び起こしました。
564: 名前: ケーナ:2013/06/23 04:48ID:4aj6huSV
ABCさん >>553

『魔女のベアトの物語』は
“ファンタジー説”で解釈した
『うみねこのなく頃に』です

本文から外れる内容は書いていませんし
本文だけでは解釈しきれない部分に
自分の解釈で説明を加えているだけです

これのどこが偽書なのでしょう?

おそらくメタ世界をきちんと考察している人はいないと思います
ベアトと戦人の戦いは一体何なのか?
何故 ベアトの発言は場面によって食い違うのか?
そういったもろもろの謎を物語を辿りながら
解釈していっている訳です

正直 僕自身書きながら「あっ、これは考察していなかった」
という場面が多々出てきますので
リアルタイムで解釈しながら書いている部分もあります

書いてみないと“解ったつもりで解っていなかった”ことに
気付けない場合がありますので
僕自身の考察をさらに深める役にも立っています
565: 名前: ケーナ:2013/06/23 04:49ID:4aj6huSV
儲さん >>557~559

《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》

これって現実に適応すると無茶苦茶な話だということにお気づきでしょうか?
ようするに金蔵は現実世界においてどんな変装をしても
絶対に全ての人に見破られるのです

ですからコミックEP8に出てきた
“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
という説明は竜騎士07さんが説明を簡単にしようとして
変なことを書いてしまっただけだと思います
(以前、もっと良い解釈を見つけてどこかに書いた覚えがあるのですが、どこに書いたか…)

貸し金庫の鍵とカードと暗証番号を送られたのは
作品中で確認出来る限り 熊沢の息子の鯖吉
南條の息子の南條医師 そして縁寿です

何故 この3人かと言いますと
当時 島にいた16人のうち
右代宮家の親族は家族丸ごと島に来ているため
縁寿以外の遺族が発生しないのです

紗音は孤児ですので遺族はいませんし
源次と郷田にも遺族がいたら
送られていたでしょうが
この辺りはどうでも良い話なので割愛したのでしょう

受取人が遺族になっていることから
これを退職金なり口止め料と解釈するのは
無理があるのではないでしょうか?
566: 名前: ケーナ:2013/06/23 04:55ID:4aj6huSV
タチバナさん >>560 ちびゆかさん >>561

今月の『うみねこ』コミックEP8は
色々情報が出てきました
http://keena/。web。fc2。com/comicgazou4。zip
(例によって“。”は“ドット”に変換)
12Mですので結構重いです
黄金蝶は特に考察していなかったので
気になるところです

僕はここまで詳しく書いてくれるとは予想していませんでしたが
でも こういう方向性は想定内です

個人的には早くタチバナさんのEP6解釈の
“封印前脱出説”を潰して欲しいですね
567: 名前: タチバナ:2013/06/23 08:49ID:ebXToKph
いろいろ明かしてくれてますね。
黄金蝶は幻想描写が行なわれる前触れ以上の意味があるのだろうか。

ガーさんとネリアちゃんは扉の封印という概念と窓の封印という概念って言った方が正確な気がしてたけど、
絵羽がガーさんをこの子って言ってたから、レシートとガムテープという方が自然か。

まあ、山羊さんパワーアップは嬉しいところだなあ。
568: 名前: タチバナ:2013/06/23 09:03ID:ebXToKph
一番でかいのは南條殺しの犯人が限定されたところか。
今から村民ぷち行ってくるので、考察勢見かけたら話振ってみます。
569: 名前: ドロクロド:2013/06/23 10:16ID:a9ytpJ5Y
遅レスですが…。
まぁ私も過去色々とケーナさんに失礼なことを言ってしまっているので(ごめんなさい)言えたものじゃないのですが
ケーナさんも、一周まわってファンタジー説に落ち着いたなら、そこらへんもきちんと(わかりやすく)最考考とかに書いておいた方が
理解されやすいと思うなぁ。

ABCさん
今の状況をパッと見てそう思うのは当然ですし、ということはその意見もある意味正しいとも思うのですが、それでもやはり
物事にはそうなるべくしてなった経緯があるとも思うので…まぁお察し下さい。
古参ぶって勿体つける気はありませんが、わざわざ過去の(?)騒動を蒸し返すのも行儀がわるいので。
ただ
>で、何が問題って、
>つまんないのよ。あんたのファンタジーとやら。
これは全く的外れですけどね。じゃあ面白かったら良いのかって話です。
とは言え、個人的には「そんなにお上品にまとめてんなよっ。もっとはっちゃけてくれ」とは思っています。
ただ非難するだけではなくわざわざ新スレを立てて下さっていて、ABCさんもいい人だと思いますので、色々考察を聞かせて貰えたらなと思います。
ケーナさんが邪魔、絡みたくないなら別館でどうぞ。
570: 名前: :2013/06/23 11:45ID:57N5Kq4E
>これって現実に適応すると無茶苦茶な話だということにお気づきでしょうか?

だからそれが成立しうるトリックが必要で
それとしては全員が実際には死んでると承知してるから
というのが妥当だろうと考えたのです

またep5の島到着以前部分はゲームには関係ないと言い切ってしまってるので
これが逆に「必要以上のことではない」ならこれがほぼ現実という説がかなり強化されたと思います
571: 名前: ドロクロド:2013/06/23 13:03ID:a9ytpJ5Y
えっと別に攻撃しようと煽ってるわけじゃないので冷静に聞いてほしいんですが
儲さんって、文面だけじゃなくて思考も統一が取れてないというか、あっちではこう考えているけど、こっちでは全然別のレベルで
考えているように見えるんですが、そこらへんご自身ではどうお考えですか?

例えば、赤字について
>>524
>夏妃。金蔵があんたの心に、片翼の鷲を刻むことを、いつ許したっての? あんたの妄想の中の金蔵の言葉でしょうが、それは。
>……本当の金蔵はね。生涯、ただの一度も! あんたを心の底から信頼したこともないし、あんたに紋章を許そうと思ったことも、ただの一度もないわ!
>コレは完全に「人物像かつ猫箱の外に対する言及」です。
>しかもまさかの金蔵執筆説を取らない限りとっくに死んだろくに面識もない
>(バトラにしても6年は金蔵と音信不通)死者の過去十年以上の期間にわたっての内面を断言しています
>色々考えたのですが、この赤字だけはど~頑張っても神仏なくして成立する可能性はないのです

と、文面通りに「金蔵は夏妃をそう捉えていた」としているのに

>>570
>>これ(金蔵を見間違えることはない)って現実に適応すると無茶苦茶な話だということにお気づきでしょうか?(ケーナ)
>だからそれが成立しうるトリックが必要で
>それとしては全員が実際には死んでると承知してるから
>というのが妥当だろうと考えたのです

と「全ての人物は金蔵を見間違えない」と文面通りに解釈するのではなく、その赤字が示す裏側の意味「死んでいることを知っている」を推測しています。
死んでいるのを知っていたとしても見間違わないわけはないので、文面以上に、儲さんが推測する裏側の意味を重視しているわけですよね?

なら、金蔵が夏妃をどう思っていたかの赤字も文面通りではなく「そう思いたい誰かの意思」とかの裏側の意味があればいいんじゃないですか?
572: 名前: :2013/06/23 13:27ID:57N5Kq4E
ドロクロドさん

前提として

赤字は常に真実ではなければならないが真実とは嘘ではないということであって
嘘、大げさ、紛らわしい、説明不足どちらとでも言えるくらいは許される
バトラは無能とも言えるしバトラは有能とも言える

と考えております

金蔵は~の方は死者の内面の断言であってコレはトリックや言い逃れの余地がない
そう思いたい誰かの意思だけで断言すれば明らかな嘘です

つまり
*全ての人物は金蔵を見間違えない(だって全員が一度死体はを確認した)

*本当の金蔵はね。生涯、ただの一度も! あんたを心の底から信頼したこともないし、
あんたに紋章を許そうと思ったことも、ただの一度もないわ!(とべるんちゃんは思いますのですよ)


前者は仮に()内が省略されてるとしても()外が嘘になるわけではないです
後者は()省略したら()外の意味が完全に変わります

これで伝わる文になってますかね…?
573: 名前: :2013/06/23 13:36ID:57N5Kq4E
>嘘、大げさ、紛らわしい、説明不足どちらとでも言えるくらいは許される
嘘って部分は読み飛ばしてください

つまり短くまとめると

「すべて人物は金蔵を見間違えない」にしたような理由の省略のカット程度は常に許されると考えています

しかし死者の内面の断言は(とべるんちゃんは思いますのですよ)クラスの根本的に
意味内容が代わるような補足でないとフォローしきれないと思うのです
574: 名前: ドロクロド:2013/06/23 14:03ID:a9ytpJ5Y
ケーナさん
>>565
>コミックEP8に出てきた
>“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
>という説明は竜騎士07さんが説明を簡単にしようとして変なことを書いてしまっただけだと思います

私もそう思います。金蔵の認識以外にも、十戒や探偵絡みの赤は全EP共通ですが、現実では通用しませんよね。

赤字は「そのEP限定」「全てのEP共通」「現実でも事実」の3種類(3範囲)でしょう。

更に言えば、人物像云々という説明も、わかりやすい例えの1つとして出しただけで、人物像だから現実でも事実とか、そういうことはありません。
『そなたは無能』、EP3のエヴァの霧江についての赤字、『右代宮朱志香は殺人を犯していない』とか、人物像だけどそのEP限定の赤字は沢山あります。
(というか、そもそも人物像って何?)


送られた封筒の意味に関してですが、あれは私も悩み中です。
遺族への見舞い金だとすると、「なぜ縁寿が欠席することを予見していたのか?」の疑問が一層深まってしまいます。

けっこう有名だと思いますのでご存知かもしれませんが、牢人形さんという方が面白い解釈をニコニコで見せてくれていました。
http://www/。nicovideo。jp/watch/sm19244365
考察動画ではなくキャラ萌え話なので、ケーナさんの口には合わないでしょうし、そのままでは私もちょっと無理があるかな?という感じですが。

(これが蝋人形さんの最後の投稿で、半年たっているんですが、もう作品は作られないんですかねぇ。
 キャラ萌えなのですが、すごく愛に溢れているので好きなんです)
575: 名前: :2013/06/23 14:11ID:57N5Kq4E
>赤字は「そのEP限定」「全てのEP共通」「現実でも事実」の3種類(3範囲)でしょう。

いいえ
バトラは”二種類”あって「1エピで完結のトリックや死因」
「複数エピ適用」後者は”現実でも疑いの余地ない真実”
と言っているのです(ケーナさんのページ行けば現物キャプってあります)

勿論漫画版の追加情報を信じないという立場はありえますが
漫画版で提示されたことは3種類目を明らかに拒否しています
576: 名前: ドロクロド:2013/06/23 15:10ID:a9ytpJ5Y
>>575
>バトラは”二種類”あって「1エピで完結のトリックや死因」
>「複数エピ適用」後者は”現実でも疑いの余地ない真実”
>と言っているのです

ですので、私もケーナさんもあの戦人の説明は、作者のミスか、あのシーンの目的は赤字の説明ではなく、
別の意味合いだった為(それが何なのかは前後を読んでいない私にはわかりません)、説明を簡単にしてしまった為だと考えています。

全EP共通の赤字が、ただそれだけで現実でも事実であるなら、十戒はどう解釈するんですか?
『秘密の通路の存在を禁ず』は、「現実に秘密の通路が実際になかった事件」だったから赤で言えるとすることができるかもしれませんが
やはり『金蔵を見間違うことはない』を現実でも通用させるのは無理があると思いますよ。
死体を確認していたとしても、風雨にたなびくシートを金蔵だと見間違ってドキリとすることはありえるわけですから。
577: 名前: ドロクロド:2013/06/23 15:16ID:a9ytpJ5Y
ミス説の補強として、あの説明では「人物像の赤字=全EP共通の赤字」という誤り、もしくは非常に誤解されやすい表現が他にもあるわけで
そんなミスをしている箇所の他の部分「全EP共通の赤字=現実でも事実」の信頼性も低い、というのもあります。
578: 名前: :2013/06/23 18:13ID:57N5Kq4E
流石にわざわざバトラのニンゲンの世界に赤き真実はないってセリフを消して差し替えた
シーンでミスをしてるんだってのは愛が無さすぎじゃないですかね

竜騎士先生は可能性は否定出来ない方ではありますが

だいたい結局「複数エピソード共通だが現実では適用されない」
赤字があるならあのページの追加情報はなにもないことになります
579: 名前: 名無しさん:2013/06/23 18:30ID:08.VSA9/
EP共通の赤字は現実にも事実というのは、
現実において、事件が起こった時間の、事件が起こった場所でも、
同じルールに従ってってだけだと思うけど。
なんでそれ以外の時間や場所にまで、十戒などのルールに縛られていると言っていることになる、という方向に思考が行くのか理解できない。
580: 名前: 名無しさん:2013/06/23 18:34ID:08.VSA9/
例えば、虚構の物語における日本の法律が、現実でも同じで適用すると言ったとする。
それに対して、いや現実では日本以外の国では日本の法律は通用しないよ。と返しているようなもの。
581: 名前: ドロクロド:2013/06/23 20:23ID:a9ytpJ5Y
儲さん
>>578
>流石にわざわざバトラのニンゲンの世界に赤き真実はないってセリフを消して差し替えた
>シーンでミスをしてるんだってのは愛が無さすぎじゃないですかね

原作で「赤き真実で縁寿に言うことができない」と意味として「ニンゲンの世界に赤き真実はない」と書いたのが
「赤き真実は現実では通用しない」と誤解されかねないので、別の表現に差し替えたのでしょう。
あのシーンの目的は赤字の説明ではなく、縁寿に伝えることが出来ないが主だと思いますよ。

>だいたい結局「複数エピソード共通だが現実では適用されない」
>赤字があるならあのページの追加情報はなにもないことになります

最初からそう言っています(苦笑)
楼座の人形にせよ、私は漫画版での「より考察を狭める追加情報」はない、としていました。
今回の南條殺しは苦しいところですが。(きちんと読んでないので(略))
582: 名前: ドロクロド:2013/06/23 20:44ID:a9ytpJ5Y
書き忘れました。

儲さん
>>578
私がいくつか反証を挙げて説明しているのに対して、儲さんは「それは愛がない」と感覚での判断をされているのですが、
自分の説の具体例や私の解釈への反証を具体的には示せませんか?
示せないのであれば、儲さんの解釈が否定されはしないまでも、私の解釈への否定は出来ませんよね。

>>579
>EP共通の赤字は現実にも事実というのは、現実において、事件が起こった時間の、事件が起こった場所でも、同じルールに従ってってだけだと思うけど。
>なんでそれ以外の時間や場所にまで、十戒などのルールに縛られていると言っていることになる、という方向に思考が行くのか理解できない。

ちゃんと伝わっていないようなので、もう一度書きますが
>『秘密の通路の存在を禁ず』は、「現実に秘密の通路が実際になかった事件」だったから赤で言えるとすることができるかもしれませんが
と、その点については私も既に述べていますよ。
ただその上でも「EP共通ではあるが現実では通用しないであろう赤字」があるので、そう主張しているわけです。

誤解してほしくないのですが、べつに漫画版で追加情報があって、それで考察の幅がより狭められていると解釈する人を
否定はしません。そう解釈したい人はそう解釈して自説を展開すればいいんじゃないですか。それが面白いものなら(ちゃんとしたものなら)
認められると思いますよ。
でも私は私は私なりの根拠をもって、そうは解釈しないとしているだけです。
583: 名前: ドロクロド:2013/06/23 20:59ID:a9ytpJ5Y
儲さん
>>572
>金蔵は~の方は死者の内面の断言であってコレはトリックや言い逃れの余地がない
>そう思いたい誰かの意思だけで断言すれば明らかな嘘です

嘘かどうかは、他の物証がない限り金蔵本人以外には誰にもわからないですよね。

もちろん曖昧さがあるのは認めますが、「金蔵を見間違えない」から「死体を確認している」を導くのも、私には同様のものを感じます。
584: 名前: :2013/06/23 22:25ID:57N5Kq4E
>私がいくつか反証を挙げて説明しているのに対して、儲さんは「それは愛がない」と感覚での判断をされているのですが、

感覚というのがまずいならもう少し率直な言い方をすれば
竜騎士及び書いている夏海両先生が「馬鹿だと思っているのか?」と言うことです

ミスを主張するということは
”字義通り取れば”「2種類しかなく、1epにとどまるものと全エピ&現実共用」
としか読めないことには合意してくださっているのですよね?

些細なシーンならともかくも
わざわざ原作から大きく変更したシーンで致命的に誤読されかねないとどちらも気づかず
かつ(そういう解釈がインターネットで広まったのに)単行本で修正もしなかった
と言っていることになります

反証を上げてくださいましたが、そもそも
「ある種の赤字は現実に適用されたら不自然でしょう?ってのは全く合意します」
だからこそ金蔵の変装が通じないってのは暗に全員が死んだと知ってると言いたいのか
とかつじつま合わせしてるわけです

>嘘かどうかは、他の物証がない限り金蔵本人以外には誰にもわからないですよね。
これも含めて
「ちょっとおかしいけど、でも作者が改めてそう言うならそうなんだろううみねこの中では…」
ということです。
水深7mのスエズ運河突破とかパンダ問題と同種です
585: 名前: ちびゆか:2013/06/23 22:31ID:04528MTJ
タチバナさん

今ツイッタで話しているたんまり@って人、面白いね。
黄金蝶のルールでも聞いてみたら?

ケーナさん
EP8漫画の新情報など正解の解説に過ぎないという全てを知る男「ケーナ」のご高説を拝聴したいですな。
今月のジョーカーはいろいろ出ました。至りし者ケーナさんには解りきったものかもしれませんが。
586: 名前: ちびゆか:2013/06/23 22:44ID:04528MTJ
追記

タチバナさん、たんまり@さんはベアト=楼座とか素人が一見するとトンデモ系かと思われるかもしれないのですが、魔法解釈とか構造解釈とか真面目にやってる人。だから議論になるとタチバナさんより強い。
上位世界と下位世界が乖離しているタチバナさんの方が分が悪い。
587: 名前: タチバナ:2013/06/23 23:21ID:ebXToKph
たんまりさんもちょっと誤解してるみたいだけど、別に乖離はしてないんだけどな……。
588: 名前: ちびゆか:2013/06/23 23:44ID:04528MTJ
タチバナさん

盤上事件も幻想描写も同一存在が執筆しているときっぱり断言するたんまりさんの方は、上位と下位が執筆者の内面世界で一体となって存在しています。
迷いがないです。そこに「完成された世界」があります。

乖離の話は以前言いましたが、タチバナさんの世界観は十八が超能力で上位の電波を受信して書いている、というものと似たようなものなのです。
ファンタジーを妄信している者は皆この問題を抱えています。
589: 名前: :2013/06/23 23:53ID:57N5Kq4E
逆に言えばそれっぽい文章を拾ってきてどんどん上位の執筆者を想定していけば
縁寿が須磨寺に引き取られた世界が真実、なんて結論までそれなりに一貫性を持ってひねり出せる

という否定にも使えそうですが

そりゃあ物理は満たすでしょうが…
590: 名前: タチバナ:2013/06/23 23:58ID:ebXToKph
盤上と幻想が同一作者だとするのは、現実との繋がりを考えると説明するのが困難なんですけどね。

多分前も同じような返ししたと思いますけど、十八は自分の思うままに書いてるだけなので、まずそこに誤解がありますし、
「超能力で上位の電波を受信している」のだと仮定したとしても、何が問題なのかさっぱり分かりません。
591: 名前: タチバナ:2013/06/24 00:05ID:49I.uPT6
あ、三行目は多分話がややこしくなるから、まあ無視してください。

それより、僕は幻想世界に別の作者が存在すると想定しているだけなので、
十八が幻想世界から何かしらの影響を受けているのではないということは分かって欲しいです。
592: 名前: タチバナ:2013/06/24 00:25ID:21U4lQm2
タチバナさん

①フェザリーヌ(神様)が世界を執筆
②偽書作家(人間)が世界を執筆

①と②の矛盾が上位と下位の乖離を引き起こしてしまいます。
ここがはっきりしないので、曖昧な解釈しか出せないのです。
だから、たんまりさんに後れをとるのです。
593: 名前: ちびゆか:2013/06/24 00:26ID:22UuQ869
コテ間違えたw
594: 名前: ケーナ:2013/06/24 05:15ID:b3dJUsSn
魔女のベアトの物語(第49回)

 魔女のベアトは自ら駒に宿り、戦人との最後の戦いに臨みます。しかし、これはベアトにとって、勝つ為の戦いではなく、負ける為の戦いでした。何故なら、駒ベアトとは違い、魔女のベアトにとって、戦人に勝つことなど何の意味もないのですから。しかし、それでも全てを終わらせる為に、ベアトは戦人と戦わなければならないのです。黄金の魔女に相応しい、華々しくも壮絶な散り際を見せなければならないのです。はたして、戦人の放つ青い楔が次々とベアトの体を刺し貫きます。その激痛に、思わずベアトは駒から意識を離してしまいました。すると駒ベアトの意識が浮かび上がってきます。混濁する意識の中でベアトは思いました。駒ベアトに悪いことをした、と。戦人と戦わせる為に作った駒ではありましたが、駒ベアトはこれまで自分なりに必死で戦人と戦ってきました。しかし、その、戦人に勝利して魔女として復活し、黄金郷を開く、という目的はベアトが与えた嘘の目的です。本来ならば駒ベアトはとっくに戦人に勝っていたのです。それが魔女のベアトの横槍によって妨害され、結局、このような結末を迎えることになりました。ならば、もう少し、駒ベアトの努力に報いよう、ベアトはそのように考え、最後の気力を振り絞ります。そして、赤字を使って体に刺さった青い楔を全て砕け散らせました。第二ラウンド開始です。
595: 名前: ケーナ:2013/06/24 05:16ID:b3dJUsSn
儲さん >>570

《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》

この赤字は結構
無茶な話で

例えば“全ての人物”という部分
これは普通に読めば“世界中の全ての人間”という意味です
世界中の全ての人間が金蔵のことを知っているわけはなく
もちろん 金蔵が既に死んでいることを知らない人もいるでしょう

しかし この赤字を文面通りに受け取るなら
金蔵の死体にドナルドの衣装を着せて
ドナルドの化粧をさせて
ニューヨーク辺りに持ち込んでも
誰もが一目で見抜くわけです
「Oh! KINZOU!」
そんな馬鹿な!

“全ての人物”を“(六軒島にいる)全ての人物”と解釈しても
話は同じです
金蔵の死体を“くまもん”の着ぐるみに放り込んで
食堂の椅子に座らせておくとします
それを見た瞬間 夏妃は絶句するわけです
「なぜ、お父様の遺体がこんなところに!」
そんな馬鹿な!

EP5の描写が事実だというのは僕も同じ考えです
そもそも1986年の10月4日と5日以外の描写は全て
事実だと考えています
596: 名前: ケーナ:2013/06/24 05:17ID:b3dJUsSn
ちびゆかさん >>585

うーん 特に
>>566で書いた以上の感想はありませんね

冬月「始まったな。」
ゲンドウ「ああ、すべてはこれからだ。」

くらいの感じでしょうか

僕がコミックEP8で一番驚いたのは以下の部分です

“現世で許された私達(紗音と嘉音)の器はひとつ”
“だから私(紗音)とあなた(嘉音)は現世では一緒に幸せにはなれないけど”

これは「ここまで書くか!」と流石に思いました
597: 名前: ドロクロド:2013/06/24 07:38ID:e3mQEifu
儲さん

一度整理すると、話は2つありまして、1つは漫画版での赤字の説明についての解釈。もう1つは儲さんの、対象によって
異なる赤字の解釈の仕方です。
私としては、この2つは別物としていましたが、もし儲さんの中で何か繋がることであるなら、どうぞそのようにお話し下さい。
漫画版での赤字の説明について
あの説明を、何の疑いもなく素直に読めば
1赤字は2種類ある。
2そのEP限定のもの。
3鍵の本数や個々の状況を示す赤字が2にあたる。
4全てのEPに共通する赤字。
5在島人数や人物像の赤字が4にあたる。
64は猫箱の外にも通用する疑いようのない事実。
72も4も直接魔女の存在自体を示すことは出来ない。
となると思いますが、ここまでは同意して頂けますでしょうか?

まず5はおかしいですよね。私は以前「わかりやすい例えとして人物像を出しただけで、人物像の赤字=全EP共通と言っているわけではない」と言いましたが、
あれはあくまで好意的に解釈した場合であって、普通にそのまま読めば「人物像の赤字=全EP共通」となってしまいます。
「無能」が全EP共通なわけがありません。
まずここで、おかしい点が1つ。
(「無能」の定義が曖昧なので無能とも言えるし無能じゃないとも言える、と屁理屈をつけて逃げるのはここでは無しです。
 あくまで公正に素直に読んでいきます)

さらに6。これも普通に考えれば、およそ受け入れがたい説明です。
「秘密の通路を禁ずる」とかは、「謎を用意する側の問題」ですから、狂言殺人だったとしたら、秘密の通路に頼らない
解決法を用意していたから赤字で言えたとすることもできますが、「探偵が探索した箇所の手掛かりは理由なく見落とすことは
ない」とか「探偵は主観を偽らない」とか(※)は、いくら狂言で周囲がサポートしても、探偵役がうっかり屋さんだったら無理でしょう。
(※ただし、これら自体がそのままの表現で赤字で語られたことはありませんから、まだ抜ける余地はあるかもしれませんが。)

「金蔵を見間違えることはない」も、百歩譲って狂言側の人間は儲さんの考察のように「金蔵の死亡を知っているから」だとしても、
探偵役の人間はどうです?現実世界で戦人に狂言を仕掛けていたとしたら、戦人も金蔵の死を知っていたんですかね?
知っていながら、知らない振りをして狂言を受けていた?なんだか色々と矛盾が出てきてしまいそうな話ですね。

このように、あの説明をそのまま受けとるのであれば、まず私達の一般的な常識や判断基準と食い違います。その上で、
原作と食い違うどころか漫画版での他のシーンとも整合性がうまく取れない事態になります。楼座の人形どころの話ではありません。

ここで選択肢はおそらく2つです。
常識的に考えておかしくても、従来の考察のほとんどをひっくり返すような、そしてこのままでは矛盾だらけの情報だとしても
それを信じて受け入れて、全く新しい説を組み立てていくか、作者のミスだとみなすか。
考察者として正しい姿は前者なのでしょうが、情報のトンデモさ加減、他の情報との整合性、漫画版という原作から
一旦離れたメディア(原作者と漫画家とのすれ違いの可能性)、そもそもこのシーンは赤字の説明の為のシーンではなく、
赤字しか信じようとしない縁寿に赤字(真実)より大切なことがあると伝えたい戦人を描いたシーンであるので、赤字の
正確な説明ではなく簡単に済ませてしまった可能性、それらから私はミスだと主張しているわけです。

儲さんがあくまで追加情報だとして、そこから全く新しい説を考え出そうとすることを否定はしません。むしろ、
嫌みではなく、そんな説が立てられるなら見てみたいです。
598: 名前: タチバナ:2013/06/24 08:42ID:30TQYOEh
ちびゆかさん >>592

矛盾しているとだけ言われても、「リライトのシナリオ担当者が複数人だなんて矛盾している」と言われてるようなもので、
なんとも応えられません。むしろ同一作者だとする方がいろんな矛盾をクリアしないといけないと思うけど。

ケーナさん >>595

意図としては「金蔵でない存在が金蔵として見られることはない」でしょうけど、
この言い方だと「金蔵が金蔵でない存在として見られることもない」ですよね。
ミステリーのゲーム盤では、そういうルールが適用されているというだけで、
現実とは関係ないと考えるのが自然ですね。

でも、複数のEPで適用される赤字は現実でも真実なんだっけ?(だとすると、マスターキーの本数がおかしいけど)
まあ、別に実際現実でも誰も金蔵を見間違えることは、たまたまなかったのかもしれないし。
599: 名前: ドロクロド:2013/06/24 08:52ID:e3mQEifu
もう1つの、儲さんの赤字の捉え方が対象によって違うように見える件。

これも繰り返しになりますが、金蔵が夏妃をどう捉えていたかの赤字は、そのまま素直に考えれば、現実的には絶対性を
保証できない赤字ですが、これは文面通りにそのまま受け取っていて、尚且つこれを基に「『うみねこ』には魔法的な
人知を越えた存在がいる」という根拠にしているのに、「金蔵を見間違えることはない」は、同じく現実的ではない赤字なのに、文面通りに受け取らずに
ミステリー的な解釈をしている。

「金蔵を見間違えることはない」を「金蔵の死亡をはっきりと観測しているから」と解釈するなら、
「金蔵が夏妃をどう思っていたか」を「はっきりと観測できる何か」を考えることを諦めなくてもいいんじゃないかなぁと
思った次第です。

まぁご本人が納得されてるなら、それでいいんですけど、なんかこう、聞いてて座りが悪いというか…。
じゃあ「金蔵を見間違わない」も魔法的なモンでいいじゃん、とか思っちゃうんですよね。
600: 名前: :2013/06/24 10:30ID:f2aKa6WV
ドロクロドさん

↓より上の部分については完全に同意します
>まず5はおかしいですよね。私は以前「わかりやすい例えとして人物像を出しただけで、人物像の赤字=全EP共通と言っているわけではない」と言いましたが、
>あれはあくまで好意的に解釈した場合であって、普通にそのまま読めば「人物像の赤字=全EP共通」となってしまいます。
>「無能」が全EP共通なわけがありません。
>まずここで、おかしい点が1つ。
>(「無能」の定義が曖昧なので無能とも言えるし無能じゃないとも言える、と屁理屈をつけて逃げるのはここでは無しです。
 あくまで公正に素直に読んでいきます)
以下の赤字を御覧ください

ひーっひひっひひひひひひひひひひひひ!!

冗談で引用しているのでなく「実質的には何も言っていない文も」赤く出来る
というのは示されているわけです。比較対象も分野の指定もなく「無能」と言ったところで
これは何も指し示しません。この無能を「実際のバトラ」との乖離の証拠と重視している方がいるのは知っています
しかし実際問題「八城十八はシャーロック・ホームズと比べれば無能である」
とは言えるでしょう


>「金蔵を見間違えることはない」も、百歩譲って狂言側の人間は儲さんの考察のように「金蔵の死亡を知っているから」だとしても、
>探偵役の人間はどうです?現実世界で戦人に狂言を仕掛けていたとしたら、戦人も金蔵の死を知っていたんですかね?

これ、ドロクロドさんに言われて初めて気づいたんですがep4だとこういう一連の会話なんですよ
赤:親族会議に居合わせた全員が、金蔵の存在を認めた!
青:その祖父さまは別人の替え玉だ。親族たちが祖父さまと見間違えた別人だ!
赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!

つまり隠蔽チームと狂言チームしかおらずバトラ真里亞あたりまで含めグルです
601: 名前: :2013/06/24 10:40ID:f2aKa6WV
>もう1つの、儲さんの赤字の捉え方が対象によって違うように見える件。
私はフェザリーヌなどの存在についてはファンジターと言いましたが最低限、
事故当日の六軒島に魔法はないと見ています

(ちなみに手品魔法で世界観自体違うという自説は捨てていません
魔法世界の話だけします。手品ルートの方でしたら以前ep8はただの夢ですので
何ら問題ありません)


金蔵の内面は調べる手法はともかく事実ではありえるわけです
彼の内面にすぎないのですから全く魔法も、トリックすら必要としません
極論金蔵自身が言ったのなら何の問題もありません
ですからこれに読み替えは必要ですし読み替えたらどうあっても嘘になります
片翼のワシを許す許さないは1か0であって「無能」のようなファジーさ頼みの抜けはできません

「死んでから14年ほどたって赤字で言った」ことが魔法なのであって
金蔵が夏妃を死ぬまで信頼しなかったことそれ自体にファンジター性は0なのです

一方誰も金蔵を見間違わないというのはドロクロドさんケーネさんが指摘くださるように完全に魔法です
これが事故当日六軒島に成立していたというならトリックが必要です

これで私の考えの説明になっていますか?
602: 名前: 儲け:2013/06/24 11:12ID:f2aKa6WV
☓ですからこれに読み替えは必要ですし
○ですからこれに読み替えは不要ですし

ついでに(今月は情報が多かったのですぐ代わるかもしれませんが)
今のところの私の理解です


1:ヤスは一度はボトルメールに書かれたような殺人を企画しました
2:しかしポシャりました。なぜなら夏妃の頭がおかしくなったからです
これではコマとして使い物になりませんし泳がせることもできません
爆破以前の殺人はハイリスクすぎると気づくくらいの正気はヤスにも残っていたのです
もうゴミなのでボトルにまとめて捨てました

3:めげずにヤスは次の企画を考えます、ほぼep5通りですが大筋はこうです

*親族全員に金蔵死亡をちくる。ついでにこれだけで脅して当主の座をえても
すっからかんであることもチクる。金塊を探すしか無い、いくつかは確認した金塊は実在すると
何なら源次が実は一個あずかっていたとか言って見せつければ信頼性はアップです

*ここでヤスは持ちかけます。(まあ源次辺りに言わせたかもしれませんが)

「物取りがはいったことにしましょう。

被害者チームと探偵チームに別れましょう

被害者チームは死んだことにして家探し(金塊探し)担当です。多分使用人の私達が普段
掃除してる本邸にはまずありませんから被害者が本邸に入れないことは問題になりません

探偵チームは夏妃を追い込んで金蔵死亡を認めさせます。最悪銃をよこせといいたてて
金蔵部屋扉を蹴破っても構いません。余力があれば万一本邸に金塊があった場合に備えそっちも探します

万一バレたらみんなでクラッカー鳴らしてバトラさんへのドッキリだったことにしましょう
あっちは後ろめたいんですから追求できるわけがありません」

これならなんとかまあ全員コマにできそうです
後は誰か適当な犯人がこの企画の裏で殺して回った感じにすればよいかと
603: 名前: ドロクロド:2013/06/24 14:39ID:b0KXKs3m
誰か翻訳してください。
604: 名前: まる:2013/06/24 15:17ID:674iukhs
>翻訳

>1つは漫画版での赤字の説明についての解釈。
漫画で言っている内容は文字通り信ずる。夏海竜騎士両先生が揃って重要追加シーンで間違えたなんて滅茶苦茶だ
>「無能」が全EP共通なわけがありません。
曖昧だったり無内容なことは赤で言える証明は「ひひひ」を赤く塗ってるだけで十分だ
戦人が無能であるかどうかは主観に過ぎず現実に適用されても何ら問題がない(だって何も言ってはいないから)

>もう1つの、儲さんの赤字の捉え方が対象によって違うように見える件。
赤それ自体の情報ソース、信頼性の保証は魔法を認めるが、当日魔法が実際に起こっていてはならない
(というのが儲さんの考える一貫したルールだ)
だから言っていること自体は何ら不思議のない金蔵夏妃赤字はそのままとる
理屈がなければ成立し得ない金蔵を絶対見間違わないについてはトリックが必要である


美文とは言いませんが読み取れないとも思いませんが
605: 名前: タチバナ:2013/06/24 18:50ID:77CWxs7M
そういや、村民ぷちで南條殺しの新赤字について聞いてくると言ったので報告しますが、
結構ベアト犯人説が浸透してきてるっぽかったです。

ken-writeさんは、村民ぷちには来てなかったし、ツイッターでもタイミングが合わなかったので、まだ話を聞けていません。

それだけですが、一応。
606: 名前: ドロクロド:2013/06/24 20:32ID:e3mQEifu
儲さん
>>600
だから、屁理屈で抜けていい話じゃないと思うんですけど。
笑い声を赤字で言えるのは、それはそれで論理的に破綻してるわけじゃないですよね?

屁理屈で「そなたは無能」を抜けようとするなら、赤字の信頼性自体を疑うということですか?

まぁ私も以前同じ事実誤認を言った際に、タチバナさんに指摘されていますが、赤字は作中できちんと公正に使われていますよ。
使い方で誤誘導を促すものはあっても、そのように赤字そのものが曖昧な意味のまま使われてはいません。

そして、屁理屈で「無能」を抜けたところで、他にも人物像の赤字は多数あります。それら全てを屁理屈で切り抜けるおつもりですか?
「人物像の赤字である」というだけで、それが「全EP共通の赤字」で、且つ「現実でも真実」である、なんて漫画版の説明は
常識的にも論理的にもおかしいという私の主張は変わりません。

儲さんの赤字の解釈はかなり曖昧な範囲を許容されているようですが、そこまで曖昧なものであるなら、ぶっちゃけ
赤字なんて何も言ってないのと同じで、同様に漫画版での説明も何の説明にもなってない、ということで、追加情報が
云々と気にすることでもないでしょう。


>>601については、儲さんがそれで納得しているなら、別に私がどうこう言うことじゃないので、それでいいです。
ただ私と納得のつけ方の重点が違ったというだけですね。
607: 名前: :2013/06/24 21:13ID:f2aKa6WV
コレはうみねこというより人生観の問題かもしれませんが
私はある人物がいかなる状況でも無能であるとかいかなる状況でも
有能であるということがあり得るとは思いません

つまりそれは有る人間を評しての有能無能という評価そのものが元からファジーだと言ってるんであって
特に赤字抜け、というかうみねこの解釈のためにあえてファジーにして弄ってるつもりは全くないです

例えば↓が指し示す意味内容ってのは
>右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。
まあ同姓同名の別人を持ち出さない限りかなり唯一性があります

しかし
>そなたは無能だ
は元から大変多義的です


(だいたい人物像の赤字って殆ど無いと思いますが)
608: 名前: :2013/06/24 21:22ID:f2aKa6WV
もうちょっとうみねこの中で証拠を探しましょうか

>夏妃伯母さんは高潔にして貞淑だ!(原作では純潔)

私は常識的に考えて遺産横領のために祖父の死体隠蔽しちゃう人は高潔ではないと思います
ep5だけ見ても、なのですよ

じゃあなぜ赤で言えるかというと高潔という言葉はどこまでやったら決定的に嘘になるかという
ラインを何ら明示しない概念だからです。つまりバトラは無能同様実質的に空文です

これと「一度でも紋章を許すつもりにあったかならないか」という1か0の赤字は全く違います
609: 名前: ケーナ:2013/06/25 04:35ID:c4OIlNsN
魔女のベアトの物語(第50回)

 駒戦人が繰り出す青字は無茶苦茶な暴論でしたが、敢えてベアトはそれを受け止めました。駒戦人はミステリーというものをまるで理解していません。しかし、それはベアトがそのような設定で駒戦人を生み出したからです。現実世界の右代宮戦人はミステリーを深く愛し、その知識も卓越したものでした。そして、それほど好きなミステリーを通して交流した紗音のことを忘れているわけもなく、ただ約束通り、紗音を待ち続けていただけだったのです。ところがベアトの前身である紗音は、戦人との約束を誤解し、最終的に14人もの人命が失われる惨劇のきっかけを作ってしまいました。その罪を今、自分は贖っているのだ、ベアトはそのように考えました。そもそも“約束を忘れた戦人”である駒戦人が約束を思い出すという奇跡に賭けた自分の目論見が外れた結果がこれです。駒戦人が無能であることが罪ならば、それはそのような設定で駒戦人を生み出したベアトの咎です。体を穿つ痛みの1つ1つが、ベアトにとっては贖罪の為の刑罰なのでした。
610: 名前: ケーナ:2013/06/25 04:36ID:c4OIlNsN
タチバナさん >>598

“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”

これは“全てのゲーム盤において共通して赤字で語れる内容は現実世界でも通用する”
ということでしょうから
マスターキーは問題ないと思います

EP1では予備も含めていくつかあったわけですが
EP2で“各使用人が持つ5本だけ”に変更されたわけですから

《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》

この赤字は“将来的な可能性”も含みますので
金蔵の死体は将来的に如何なることがあっても
“見間違われること”はないわけです

特殊メイクの技術を駆使して
ジョニー・デップそっくりに仕上げても
それでもやはり誰が見ても金蔵と解るわけです
まあ無茶な話です
611: 名前: ケーナ:2013/06/25 04:36ID:c4OIlNsN
タチバナさん >>598

“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”

これは“全てのゲーム盤において共通して赤字で語れる内容は現実世界でも通用する”
ということでしょうから
マスターキーは問題ないと思います

EP1では予備も含めていくつかあったわけですが
EP2で“各使用人が持つ5本だけ”に変更されたわけですから

《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》

この赤字は“将来的な可能性”も含みますので
金蔵の死体は将来的に如何なることがあっても
“見間違われること”はないわけです

特殊メイクの技術を駆使して
ジョニー・デップそっくりに仕上げても
それでもやはり誰が見ても金蔵と解るわけです
まあ無茶な話です
612: 名前: ケーナ:2013/06/25 04:39ID:c4OIlNsN
>>611

手が痙攣して
2重投稿になってしまいました
失礼しました
613: 名前: ケーナ:2013/06/25 04:56ID:c4OIlNsN
儲さん >>608

僕は夏妃は高潔な人間だと思いますよ

夏妃が金蔵の死を隠蔽したのは
夫を守る為であり また
右代宮家の名誉を守る為です

金蔵を尊敬する夏妃からすれば
金蔵に相応しい立派な葬儀をあげることが
第一義だったはずです

『論語』にこんな話があります

葉公が孔子に話した、「私どもの村には正直者の躬という男がいて、
自分の父親が羊を誤魔化したときに、息子がそれを知らせました。」
孔子は言われた、「私どもの村の正直者はそれとは違います。
父は子の為に隠し、子は父の為に隠します。正直さはそこに自然に備わるものですよ」

金蔵が大切にしていた“右代宮家の名誉”を守る為
そして愛するものを守る為
自分を曲げた夏妃は
僕にとって“高潔”です
614: 名前: タチバナ:2013/06/25 08:37ID:badlaOsa
ケーナさん >>610

もちろん実際に夏妃がマスターキーを処分したというだけの話でしょうけど、
いくつか気になる点はあると思います。
別に問題があるわけではないですが、下記の事実が証明できます。

1、ある時点以降からという意味で使っていいのなら、【金蔵を見間違えない】も、
例えば爆発事故以降の話だとしてもいい。
また、爆発事故によってマスターキーも消失したはずなので、期間の終わりすら明確でない。
つまり、ある一瞬だけでもいいので、実質的に【金蔵を見間違えない】は無意味な赤字となる。



(以下はおまけ)
2、EP1のあとにEP2が書かれた。

3、紗音と嘉音の両方にマスターキーが与えられていた。

4、(夏妃がマスターキーを処分して以降、)六軒島では、6人以上の使用人が同時にシフトに入ることはない。
615: 名前: タチバナ:2013/06/25 08:45ID:f8QfET6d
戦人が無能かどうか、夏妃が高潔かどうかは、その赤字を使った者がどう思っているかでしかないってことですよね。
ケーナさんは反論してるつもりかもしれないけど、儲さんの言ってることを補強してるだけだよ。
別に【夏妃は高潔である】と【夏妃は高潔ではない】を同時に赤で言ってもいい。
616: 名前: :2013/06/25 08:47ID:74ugEG1w
>僕は夏妃は高潔な人間だと思いますよ

勿論そのような捉え方もあります。特に倫理判断はひとによって全く違うのです。

勿論「無能」にせよ「高潔」にせよベアト、バトラとも本気でそう信じて言ったと思いますよ
心にもないことをレトリック的言い換えで言っていいなら、一種の挑発として赤を使ってる
シーンが意味をなしません

しかし実質的に事実を何かしばってるかというとそうでないと言ってるだけです
617: 名前: :2013/06/25 08:56ID:74ugEG1w
>ある時点以降からという意味で使っていいのなら、【金蔵を見間違えない】も、
これは単純な話で複数エピソード共通ということは最低限
親族会議の間中一貫して成立していなければなら無いと思います

ちょっとその前後においても保証するのかは迷い気味ですが
金蔵見間違えについては爆破事故で粉微塵になるので特に問題ないかと
618: 名前: ドロクロド:2013/06/25 09:57ID:ac6PZ7L8
儲さん
屁理屈合戦がしたいのか何なのか、儲さんが何をしたいのか正直よくわかりません。

>じゃあなぜ赤で言えるかというと高潔という言葉はどこまでやったら決定的に嘘になるかという
>ラインを何ら明示しない概念だからです。つまりバトラは無能同様実質的に空文です

はいはい、そんな程度でいいなら、

>これと「一度でも紋章を許すつもりにあったかならないか」という1か0の赤字は全く違います

同じです。

「あんたを心の底から信頼したこともないし、あんたに紋章を許そうと思ったことも、ただの一度もないわ!」

信頼なんて曖昧な概念を1か0かで表現することは不可能ですよね。『走れメロス』のセリヌンティウスがメロスを「信頼していた」と
赤字で言うことも言えないこともできるでしょう。
「紋章を許そうと思った」も同様ですよね。実際の行動として「夏妃に紋章を身にまとうよう言った」としても、「それでも内心は迷いがあった」と
言えてしまう上に、そういった実際の行動がなく完全に内面の話であるなら、屁理屈を捏ねるのも楽です。
「ただの一度も」は何の足枷にもなりません。元々が(儲さんの弁で言えば)曖昧なものなのですから、曖昧なものが一度あるかどうかは曖昧でしかないからです。
「セリヌンティウスはメロスを疑ったことはただの一度もなかった」は赤で言えもするし、言えないとすることもできるわけですよね。
(実際には、セリヌンティウスは「一度疑った」と言っているので「一度しか疑わなかった」とか「二度以上疑うことはなかった」になりますが)

>つまりバトラは無能同様実質的に空文です

>しかし実質的に事実を何かしばってるかというとそうでないと言ってるだけです

前にも言っているので、自己引用しますね。

>儲さんの赤字の解釈はかなり曖昧な範囲を許容されているようですが、そこまで曖昧なものであるなら、ぶっちゃけ
>赤字なんて何も言ってないのと同じで、同様に漫画版での説明も何の説明にもなってない、ということで、追加情報が
>云々と気にすることでもないでしょう。(ドロクロド)

儲さんの言で言えば、赤字には意味がないわけで(人物像の赤字限定? まぁなんでもいいですけど)、赤字に意味がないなら、赤字の説明にも意味がない。
赤字の説明に意味がないなら、漫画版での追加情報がどうとか拘る必要もないでしょう。

結局何が言いたいんですか?


それと、漫画版での赤字の説明の解釈を、言葉の定義の曖昧さに摩り替えちゃってますけど、儲さんがどんなに言葉のレトリックをいじって屁理屈を
こねても、元々の「漫画版での赤字の説明は、誤っているか説明不足で誤解を招く表現である。あれをそのまま文面通りに鵜呑みにしてはいけない」
という私の主張はなんら変わりません。
619: 名前: まる:2013/06/25 11:56ID:f57jK/QO
言葉の曖昧さてこに赤字が言葉遊びで抜けられるのは前提かと(ep6ヱリカなんてはっきりそう言ってる)

信頼の方はファジーと言えますが「一度でも思ったか」どうかは割りと01問題かと

大体ですね
すごく単純な話、今回漫画で青いの二人が景気よく赤字連発してましたけど
複数エピにいっちゃった赤字は現実でも真実であるという前提がなけりゃ
わざわざ改変した意味が全くなくなるじゃないですか
(それこそ儲さんの手品解釈見たくそれも全部嘘だと言い切るならまだしも)

率直に言えば
漫画の追加情報を認めてしまったら自分の推理が破綻するから認めたくない
という心理を見とらずにはいられません
620: 名前: タチバナ:2013/06/25 12:24ID:74pu2Ewe
うーん、僕はそこまで儲さんがおかしなこと言ってるとは思いませんが……。
(紋章を許す許さないの話は、ドロクロドさんに同意)

赤字って、絶対の真実ではあっても唯一の真実ではないんですよね。
視点の違い、解釈の違いによって異なる赤字でも並び立つ、
その最たる例が【18人目の来訪者】【17人だ】ですね。
別にそれは無意味ではないし、もちろん嘘でもないけど、発言者の意図を読み取ってやる必要はある。
ただ、それだけの話じゃないのかなあ。
621: 名前: まる:2013/06/25 12:45ID:f57jK/QO
というか一番ちょっと…と思うのは今ドロクロドさんが行ってることって
(少なくとも潜在的に)
「あのハゲは見開きで設定変えた重要シーンもろくにチェックできないバカ」
「でも無能については私が信ずる厳密な定義に従って完璧な運用してるに違いない
(=竜騎士大先生は儲が言っているようなファジー頼みの逃げはしないッ!)」
という矛盾をはらんでいるのですね
622: 名前: ドロクロド:2013/06/25 12:57ID:ac6PZ7L8
まるさん
>>619
>言葉の曖昧さてこに赤字が言葉遊びで抜けられるのは前提かと(ep6ヱリカなんてはっきりそう言ってる)

抜けた先に何があるんですか?
抜けられるか抜けられないかで言えば、私も抜けられると思いますよ。
正確に言うなら、屁理屈で抜けようとする説を否定はしない、ですが。同意はしません。OSSですね。
で、問題は抜けられるかどうかではなく、その屁理屈で何が言いたいかってことですよね。それに価値があるなら再評価されるでしょう。

ヱリカもそう言っているって……。
『うみねこ』でヱリカの思想がどう評価されているか知らないわけじゃないでしょうに…。

>信頼の方はファジーと言えますが「一度でも思ったか」どうかは割りと01問題かと

ファジーなものがあったかどうかが、なぜ01問題になるのですか。
「一度」の対象がファジーな判定のものなら、「一度」があったかどうかもファジーです。

>複数エピにいっちゃった赤字は現実でも真実であるという前提がなけりゃ
>わざわざ改変した意味が全くなくなるじゃないですか

改変というのは「ニンゲンの世界に赤き真実はない」をあの説明の仕方に差し替えたという意味ですが?
もしそうなら、それに対しての私からの返答はもう済ませています。

何の意味があるの?と聞きたいのはこちらです。
儲さんの反論も自己矛盾を起こしていますよね。
ドロ「あの説明をそのまま解釈すると、成り立たない赤字が出てくる」
儲「赤字の絶対性を無くして曖昧なものにすれば抜けられます」
ドロ「そんな曖昧なものが現実でも事実だとする説明に何の意味があるの?」

あと、誤解されているかもしれませんが、私は全EP共通の赤字の中に現実でも通用する赤字が含まれていることを
否定しているわけではありません。
あの説明の仕方では「全EP共通の赤字であるというだけで、それらが全て現実でも通用する」、「人物像の赤字は全EP共通。すなわち現実でも事実」と
読めてしまうので、それを指してミス、説明不足だと言っているだけです。

>漫画の追加情報を認めてしまったら自分の推理が破綻するから認めたくない
>という心理を見とらずにはいられません

いや、ぶっちゃけると、あの説明を儲さんのようにそのまま受け取ったとしても、別段私の説どころか世に出回っている大多数の説に
たいした影響はありませんよ。

ただ、あの説明の仕方は明らかにおかしいでしょ?言葉足らずじゃないですか?って話ですよ。
なんで人物像だからってそれがいきなり全EP共通の赤字になって現実でも通用しちゃうんですか?
まぁ「人物像」の定義にもよるので前半は良しとしても、全EP共通の赤字の全てが現実でも事実とか、到底おかしいですよ。
少なくとも説明が足りてない、文面そのままには受け取れない、というのはすごく素直な反応だと思いますが。

「竜騎士さんや漫画家さんがそんなミスを犯すわけない」「単行本化の際などで訂正のタイミングはあったのに、
それをしていないということはあれで正しい」
漫画家さんのことは知りませんが、竜ちゃん、そういうのいっぱいあるじゃないですか(苦笑)
「マスターキーは5本以上ない」とか「ヘンペルのカラス」とか訂正されました?
623: 名前: まる:2013/06/25 13:18ID:f57jK/QO
まあ1947年のローガンでバーコードが出てくるとかうん…まあ・・・
なんですが竜騎士が信頼出来ないという過程はすべての謎を無価値化してしまうのです…
(私が一番そう言ってましたしね)

まあ赤字というより無能という言葉が何をどこまで限定するかということだと思います

例えば「鳩山は無能」というのはまあ赤き真実で言えそうですがあの人の大学院時代の業績って
客観的に見てもひどかないらしいのですね

学者としては有能といえるかもしれないんです
無能という言葉にはこの類のの不定性が元からあるってのは必ずしもそこまで無茶とはいえないと思います

一方例えば夏妃は純潔って赤字は高潔に差し替えられましたが
「純潔」だと強い意味で取ると蔵臼とも交渉がないことになりかねませんよね
これは一応エラッタ入れてるわけです
624: 名前: まる:2013/06/25 13:21ID:f57jK/QO
ちょっと追加

>あと、誤解されているかもしれませんが、私は全EP共通の赤字の中に現実でも通用する赤字が含まれていることを
>否定しているわけではありません。

いやどれが共通の赤か見分ける手段がないならやはりそれは実質何も言っていないんです
複数共通即現実適用と言える、といえないなら追加情報はないです
625: 名前: ドロクロド:2013/06/25 13:23ID:ac6PZ7L8
タチバナさん
うーん、前の書き込みで
>でも、複数のEPで適用される赤字は現実でも真実なんだっけ?
と言われているということは、たぶん、話がちゃんとタチバナさんには伝わってないんじゃないかと…。

漫画版でGM戦人が赤字の説明をしているそうなんですが、それをどう解釈するかという話で、儲さん、まるさんは「あれは文字通り
そのまま受け取るのが正しい」と、私やケーナさんは「簡単に書きすぎていて説明不足である」という考えです。
直リン張るのも抵抗があるので、ケーナさんとこのを見て下さい。続最考考の「コミックEP8の“真相”は本当に真相?」の「赤字についての解釈」辺りです。

あとまぁこの話題は、私がケーナさんに自分の考えを述べたものを、儲さんに「それは違う」と言われてるのであって
私は儲さんやまるさんのように、あれをそのまま受け取る人の考えを積極的に否定はしていませんよ。
「そう思いたければそう思えばいいんじゃない。いろいろ不都合や無理が出てくると思うから、私はそう思わないけど」という感じです。
626: 名前: ドロクロド:2013/06/25 14:16ID:ac6PZ7L8
まるさん

いや、私はむしろ「無能」に拘ってるわけじゃありません。(赤字の鬼子「無能」を持ち出したから理解や同意されにくくなってるのかな?)
あの説明自体がおかしいと言っているわけで、「無能」をどう捉えるかという話ではありません。

人物像が曖昧だと言うなら、「金蔵を見間違わない」、素直に解釈すればおかしいでしょう。金蔵の死亡を知っていたとしても見間違うことはあります。
ベアトの密室定義はどうします?

>いやどれが共通の赤か見分ける手段がないならやはりそれは実質何も言っていないんです
>複数共通即現実適用と言える、といえないなら追加情報はないです

えぇ、ですので私は(せいぜい解説程度のものを除けば)追加情報はないと言っているわけです。(繰り返しますが、南條殺しは別)
逆にお聞きしますが、なぜそうまでして追加情報があるとするんですか?
竜騎士さんの「真相を明かす」コメント以外に何かあったんですか?
627: 名前: まる:2013/06/25 17:09ID:f57jK/QO
ドロクロドさん

論点は2つ有る気がします

A元から考えていたことなのかはさておき
”「複数エピ共通赤字即現実でも真実」を作者の権威で提示された絶対とみなすかどうか”

B Aを受け入れいた時、それによって保証された現実赤に深読みする意味はあるか

儲さんはAyesByesなわけですよね
私はAyesB保留

儲さん及び私は「わざわざ追加したからにはそれは作者の権威で提示された絶対(なんぼなんでもそんなとこでミスしない)」
と思ってるわけで不自然って言われてもそれに対してカウンターにならないんですよ
儲さんも不自然とは認めてるんですから

正直私には後付で有りもしなかった答えと論理性をでっち上げようとしてるようにすら見える
628: 名前: ケーナ:2013/06/25 19:03ID:c4OIlNsN
タチバナさん >>614

>もちろん実際に夏妃がマスターキーを処分したというだけの話でしょうけど

これは世界観解釈の話になってきますが
そもそも“赤字”って
メッセージボトルには出てこないと思うんですよね

ようはメッセージボトルをシナリオの核に採用した
テーブルトークRPGを遊んでいる最中に
ゲームマスターであるベアトがプレイヤーである戦人に
「マスターキーの数を変更した」
「赤字というルールを追加することにした」
と言っているわけで
そのあたりはゲームマスターが結構
自由に変更出来る部分なのではないでしょうか?

現実世界にマスターキーが何本あるとか
そういうのは“ベアトのゲーム”には関係ない気がします
629: 名前: タチバナ:2013/06/25 21:21ID:c3fhezdv
ドロクロドさん >>625

>直リン張るのも抵抗があるので、ケーナさんとこのを見て下さい。
>続最考考の「コミックEP8の“真相”は本当に真相?」の「赤字についての解釈」辺りです。
というか、これ見ると、マスターキーについても“ゲーム盤でのみ通用する赤”になってますし、
別に「どのゲーム盤にも共通する=現実でも通用する」とは言ってないじゃないですか。【金蔵を見間違わない】云々もゲーム盤のみの赤でいいじゃん。
それを人物像に含むのかも疑問だし、人物像に関する赤字全部が現実での真実だとも言ってませんね。

どっちにしろ、赤字って“ある時点での真実”であればいいだけだから、おかしな点とか別にないと思います。
作者の説明不足とか言う前に、(これで文句を言うとしたら)読者の読解力不足なんじゃないのという気すらします。
ちなみに、この説明で言いたかったのは【戦人は犯人ではない】とかは現実でも真実として捉えていいよってことかと。

ケーナさん >>628

>これは世界観解釈の話になってきますが
>そもそも“赤字”って
>メッセージボトルには出てこないと思うんですよね
1967年の真実を語れる時点で、わりとおかしいですしね。
赤字というか、そもそも幻想描写がボトメ、偽書には存在しないと考えるのが自然でしょうね。

>現実世界にマスターキーが何本あるとか
>そういうのは“ベアトのゲーム”には関係ない気がします
ゲーム盤のみで通用する赤字もあれば、逆に現実のみでしか通用しない赤字もありますしね。
マスターキーについては確かに前者のようでした。
630: 名前: ドロクロド:2013/06/26 03:51ID:54UrgVxs
タチバナさん
>>629
>というか、これ見ると、マスターキーについても“ゲーム盤でのみ通用する赤”になってますし

イヤイヤww マスターキーが云々と持ち出したのはタチバナさんですよwww
ケーナさんが律儀に相手してただけで、「あぁたぶん話の筋わかってないなぁ。でもわざわざ指摘するのもなんだしなぁ」と
私も他の人も誰もマスターキーがどうとかは言ってないですよ。

>別に「どのゲーム盤にも共通する=現実でも通用する」とは言ってないじゃないですか。【金蔵を見間違わない】云々もゲーム盤のみの赤でいいじゃん。
>それを人物像に含むのかも疑問だし、人物像に関する赤字全部が現実での真実だとも言ってませんね。

えぇっと、これ、私宛ての文章ですか?

まぁとにかくタチバナさんの意見としては、「どのゲーム盤でも共通する赤字だからといって、現実でも事実とは限らない」し、
「人物像に関する赤字全部が、現実でも事実ということではない」ということですね?

じゃあタチバナさんも私と同じ受け取り方ということですね。

ただ私との差異があるとすれば、タチバナさんは「あの説明は、そのまま読んでも、そういう(上記の)意味である」で
私は「文章そのままではなく、これまでの赤字の使われ方などを考慮しながら読めばそういう(上記の解釈)意味になるし、そう読むのが正しい。
しかしそのまま文章だけ読めば誤解されてしまう文章である」でしょうか。

まるさんや儲さんの名誉の為にも弁護しますが、タチバナさんはこれまでの赤字の使われ方をきちんと理解しているから、そう読むのが普通だと
思えるのであって、あの説明文だけで考えれば、やはりおかしな文章ですよ。

・AやBなど、全てのゲーム盤で共通する赤字。
・これは現実でも通用する、疑いようのない事実。

と書いてあったら、そりゃ「AやBは全てのゲーム盤で共通であり、なんの条件も検証も証拠も必要なく、AやBは現実でも事実」と読むのが普通ですよ。
AやBの具体的な内容や使われ方を知っているから、好意的に解釈できるだけで。

ちなみに「金蔵を見間違わない」は初出はEp4でベアトが「全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、
右代宮金蔵を見間違わない!」
その後Ep5で戦人が「第4のゲームにてベアトが示した赤き真実!! 全ての人物は右代宮金蔵を見間違わないッ!
つまり、この島では、祖父さまのふりはもちろん、祖父さまに見間違うような一切の現象は、“絶対に通用しないのだ”」としています。
まぁ「これはEp4とEp5だけ通用する赤字で全Ep共通の赤ではない」と言えるかもしれませんが、文脈としては全Ep共通として語られていますし、
それを疑ってしまうと、在島人数「○○人以上は存在しない」の赤も、それがハッキリと全Ep共通と赤字では語られていないので、そこも崩れてしまいますね。

(私の赤の解釈は、厳格に解釈するとか曖昧に解釈するとか、言葉の定義を突き詰めたり文言そのものを重視するのではなく、
 前後の文脈も踏まえて素直に読み取る、です)
631: 名前: ドロクロド:2013/06/26 04:01ID:54UrgVxs
あぁ、こういう書き方が誤解されるのかな?

>~語られていないので、そこも崩れてしまいますね。

私、よくこういう書き方をしますが、本気で崩れると思っているわけではなく、「こういう解釈をするなら、ここも変になってしまいますよ。
だからその解釈は間違ってると思います」という意味です。って、こんな説明いるのか?w
いや、なんかうまくタチバナさんに伝わってないみたいだったので不安になって…。
632: 名前: ケーナ:2013/06/26 05:38ID:e3PUNOLd
魔女のベアトの物語(第51回)

 激痛に耐えながら、ベアトは自分が負うべき全ての青き楔を受け切りました。残されたのは爆弾を擬人化した存在である“爆弾ベアト”が持つ謎だけです。力尽きたベアトは駒から離れ、駒には爆弾ベアトが宿りました。爆弾ベアトは駒戦人に自らの存在を赤字として投げかけ、駒戦人はその謎を受け止めたまま、ゲーム盤を降りました。

※EP4はEP3とはうって変わって短くなりました。一番大きな理由は「右代宮家の物語」の“右代宮縁寿の物語”で大体書いてしまっているからです。今回、クロスオーバーするのは解っていましたが、あえて“右代宮縁寿の物語”を読み直さずに書いてみました。すると、クロスオーバーする部分がほぼ同じ内容になっていました。さすが同じ人間による読解です。今回は、あまり考察していなかった部分を解釈する必要があった為、解釈しながら書く羽目になりました。書いていて「なるほどこう解釈するのか!」と自分で感心しました。ですから書いていてなかなか楽しかったです。次のEP5は魔女のベアトがゲームマスターを降りているため、ラムダデルタがゲームマスターになります。ところが魔女のベアトの影武者であった駒ベアトはゲーム盤に残っている為、いろいろ理解しにくい部分が出てきます。構造的にはEP3に近い為、両者を並べて読むことで理解しやすくなるかもしれません。
633: 名前: ケーナ:2013/06/26 05:49ID:e3PUNOLd
どうもツイッターで僕とやり取りしている人は
ニコニコ動画の“ヤスの一なる真実”の世界観で
解釈している人が多そうです

僕に近そうなのはタチバナさんくらいかなー

確かにあの解釈は完成されているのですが
僕が“創作説”を受け入れはしないものの理解しているように
“ファンタジー説”も受け入れられなくても
理解はして欲しいなーと思います

牢人形(不法投棄)さんの動画を視てみましたが
『絶体絶命戦人』の人だったのに驚きました
2009年から2012年まで
ずっと動画を作り続けていたわけです
よほどの愛がなければこれは無理だろうなー
634: 名前: ドロクロド:2013/06/26 06:34ID:54UrgVxs
>>430
あ、間違ってました。在島人数はEp4でベアトが「全ゲームで共通とする」と赤で語っていますね。
「Ep4時点での”全ゲーム”であって~」という反論もあるかもしれませんが、まぁその後のEpでも守られていますね。
635: 名前: ドロクロド:2013/06/26 06:53ID:54UrgVxs
ケーナさん
>>633

ご存知でしたか。そうですそうです、『ベアバトのレトロノーム』シリーズの方です。
この前貼ったのは『猫箱』シリーズですが、続編というか同じ世界観ですよね。

キャラ重視の動画ですけど、ほんと愛に溢れていますよね。この前貼った『ボーナスゲーム』とか泣けてきます。
私としては、Ep8の偽書として相当の上の部類に入ってます。
『謎の武勇伝』も当時は単にベルン萌えの話だと思ってましたが、あれも絵羽の話ですよね。

スポットが当たるキャラがかなり偏ってる点がちょっとマイナスですが、それさえ目をつぶれば、もうこれを公式でいいと思うぐらい好きですね。
私の中の『うみねこ』のキャラのイメージは、この人の作品のキャラでだいぶ上書きされてるっぽいです。
636: 名前: タチバナ:2013/06/26 08:28ID:1dbEf29w
ドロクロドさん >>630

まだ何か見落としてたら謝るけど、あのコマだけ見ても
「マスターキーの本数など、全EPに共通する赤字でも、
人物像に関係ないのであれば、それはゲーム盤のみで適用される赤字である」
という十分な説明がされているので、【金蔵を見間違えない】などといった
人物像に関係があるとは言いがたい赤字を現実でも適用される赤字であると
解釈することが無理があるんじゃないかと思います。
漫画的表現を無視し、台詞だけを読んで誤解してるようにしか思えません。
637: 名前: :2013/06/26 13:47ID:bb6TaCUh
タチバナさん

自分がおかしいのかと思ってしまいますがマスターキーは
どうみてもゲーム版ごとに完結している赤字カテゴリのコマで説明されてると思いますが
マスターキーついて設定を変更するって言って切った時点で第一のゲームでは
適用されてないわけで(そもそも3以降でキー数が問題になった覚えがないような?)
638: 名前: タチバナ:2013/06/26 19:42ID:46TTbIDq
儲さん >>637

マスターキーの本数についても金蔵を見間違えるかどうかも条件は同じですよね。
確かにマスターキーについては、EP2とEP3でしか赤字宣言がなかったけど(EP8のベルンゲームも一応)、
金蔵を見間違えるかどうかだって、EP4とEP5でしか赤字宣言がなく、
(普通に考えれば全ゲームだろうとは思いますが、)
全ゲームで適用される赤字かどうかは定かではないわけです。
(余談。マスターキーについても、ゲーム盤上のルールとしてはEP1から5本だった可能性もあります。
金蔵を見間違えるかどうかのルールがEP1でも適用されるのか否かが不明なのと同じです)

つまり、同条件であるマスターキーの本数についての赤字がゲーム盤のみの真実にカテゴライズされている以上、
金蔵を見間違えるかどうかの赤字を現実でも適用される赤字であるという前提にまず無理があると思います。
もちろん可能性としてはどちらでもありえますが、そんな不確かな要素を持ち出して、
作者のミスだと言い出すのはおかしいですし、
説明不足だと言い出すなら、全ての赤字について一つ一つ説明を加えなければならないのかと思います。

まあ、確かに台詞だけを見ると誤解しても仕方ないかなと思わなくもなかったのですが、
マスターキーの本数がゲーム盤上のみの真実にカテゴライズされているのなら、
むしろ誤解するのが至難の業と言っていいほど、これ以上ない完璧な説明だと思います。

プラス、重ねて言いますが、そもそも「全てのゲーム盤上で適用される=現実でも適用される」とは言われてません。
「人物像や在島人数など」という条件付きです。
その条件に、金蔵を見間違えるかどうかが当てはまるということもちょっと考えづらいです。
639: 名前: ちびゆか:2013/06/26 22:19ID:5adVRGz3
タチバナさん>>598
>なんとも応えられません。むしろ同一作者だとする方が
>いろんな矛盾をクリアしないといけないと思うけど。

タチバナ「それが最上位世界に存在するフェザリーヌであるという僕なりのファンタジー説を取れば、話は全部解決するんじゃないですかね。」

タチバナ「宇宙の始まりも、生命の誕生も最上位世界に存在するフェザリーヌであるという僕なりのファンタジー説を取れば、話は全部解決するんじゃないですかね。もしかして僕ノーベル賞貰えちゃう?」

創作説の矛盾というのは「解らないことがある」即ちただの「謎」。反証可能性のないファンタジー説など思考停止、矛盾から目を背けているだけなのです。
基本的にファンタジーというのは不可思議であり、誤った解釈なのです。そして不可思議など算数、論理パズルの考察の対象にもなりません。

「世界」を算数パズル足らしめるものとは何か。それこそ人間の常識、アンチファンタジーの基本フォーマットなのです。

かつて古代ギリシャ人は、棒を地面に突き立てて太陽光線と棒が作る角度から地球の円周を求めた。人の子に棒を一本与えただけで、地球の大きさがわかってしまうのだ。
まさに「世界」は算数パズルである。

アインシュタインはこの世を巨大な図書館に喩えた。その図書館にある本は全て図形や数式で書かれていると。

偉大なる執筆者の創造した「世界」の謎に挑む者には、反証可能性なきファンタジーなど無意味なのです。
ファンタジーを妄信する者は、全て等しく誤った解釈をしてしまうのです。
640: 名前: タチバナ:2013/06/26 22:28ID:4foPLb/a
ちびゆかさん >>639

>反証可能性のないファンタジー説など思考停止、矛盾から目を背けているだけなのです。
根拠は掲示してるから反証可能性はありますよ。そっちはなんの根拠もないみたいですが。
641: 名前: ドロクロド:2013/06/26 23:14ID:54UrgVxs
私はケーナさんとこのやつしか知らないんですが、あの前後に別の情報があるんですか? もしあったら以下は私の誤解です。ごめんなさい。

タチバナさん
ちょっと暴論すぎますよ。タチバナさんらしくないです。

「マスターキーの本数に関する赤字は全EP共通か?」
私も儲さんと同じく「共通ではない」という見解です。Ep2以降は同一だと見ていいと思いますが、Ep1は明らかに違います。

Ep1ではマスターキーは使用人が持つ分以外にも余剰分がありましたし、過去に紛失したりするなど、それまでの管理もずさんでした。
ゲーム盤上の戦人達は、犯人が何らかの手段でマスターキーを手にいれて、屋敷内を自由に行動していると考えたので、
マスターキーでは開けられない金蔵の書斎に立て篭もることにしたのです。

それをベアトはEp2で「マスターキーが何本もあると、それを使用したニンゲンの犯行だと言われやすくなって、魔女の犯行だと
主張する自分にとって不利である」として、「マスターキーの本数の設定を変更する」と赤字で本数を限定する宣言をしたのです。

もちろんこれらの描写は白字ではありますが、完結後の漫画版の伏線をこんなところで張っているとは私には思えません。


それに対して【金蔵を見間違うことはない】はEp5で戦人とドラノールの以下のようなやり取りの中で宣言されたものです。
戦人「犯人、俺。俺が発見したと主張していた第一の晩の死体発見も嘘」
ドラ「探偵が犯人であることを禁じます。探偵は客観視点を義務付けられているので嘘はつけません」
戦人「今回の俺は探偵じゃない」
ドラ「提示されない手掛かりでの解決を禁じます。これまで探偵だったあなたが、今ゲームに於いて探偵ではないとする手掛かりはあったのですか?」
戦人「碑文を解いた時、俺は金蔵を見た。これ虚偽の私見。私見を述べていることが探偵ではない手掛かり」
ドラ「それは虚偽の私見ではなく、風雨にたなびくシートか何かを誤認した可能性があります。誤認は探偵もします」
戦人「Ep4でベアトが赤で【金蔵を見間違うことはない】としている。つまりこの島では何かを金蔵に見間違うことは絶対にないということ。
それなのに見たと言うということは、誤認ではなく故意についた虚偽である」

【金蔵を見間違えることはない】が、もしEp4とEp5だけの限定赤字だったとしたら、ドラノールはここで認めずに
「Ep4で出した赤字がEp5でも有効だとする手掛かりはあったのか?」と切り返した筈です。
別の例えでわかりやすく言うと、Ep2の【嘉音はこの部屋で殺された】をEp3でも有効だとするのであれば、それなりの理由なり、
流用するという手掛かりを示す必要があるわけです。でもドラノールはあの時点で戦人の主張を認めました。
なぜなら【金蔵を見間違うことはない】はEp個別の赤ではなく、全Ep共通の赤であるからです。

以上が、マスターキーの本数の赤字と金蔵の赤字は別種であるとする根拠です。



>そもそも「全てのゲーム盤上で適用される=現実でも適用される」とは言われてません。
>「人物像や在島人数など」という条件付きです。

--------------------------------
もう一つは人物像や
在島人数など
どのゲーム盤にも共通し並列する赤

これは猫箱の外にも通用する
疑いようのない事実でもある
--------------------------------
これを普通に読んで、タチバナさんの言うように解釈するのはちょっと無理がありますよ。

まず「赤字には2つある」と述べて1つ目は個別Ep限定の赤なのに、2つ目が条件付きというのは、文章として不自然です。
これでは条件外の全Ep共通の赤も説明しないとしっくりきません。

また、もし本当に条件付きだと示したかったのなら「など」という表現は使わないでしょう。
条件をつけるというのは、言い方を変えれば、限定をするということなのに、「など」なんて限定範囲を広げるような物言い(しかも
拡大解釈されかねない表現)は普通はしません。


まぁタチバナさんの読み取り方が完全に間違いだとも思いませんよ。むしろ、かなり高度な読み取り方をされていると思います。
文面だけじゃなく作品全体を含めた読み取り方ですし、作家が表現したかったことを的確に読み取っていると思います。

…ただ、普通に文面(と絵)を読むとそうは読めないのも確かだと思いますよ。
現にこうして、あれを文面通りに読んでいる人や、「言いたいことは違うと思うけど、これじゃ誤解されるよなぁ」と読んでいる人が
いるわけですから。
少なくとももっといい表現方法があったと思います。
642: 名前: ちびゆか:2013/06/26 23:41ID:a4wQBHcu
タチバナさん>>640

「アンチファンタジーについては、特に語ることもないでしょう。
 私たちの住まうこの世界には、ファンタジーなど有り得ません。どんな空想の
おとぎ話も所詮は創作。実在が信じられたとしても、それは何かの誇張か、政治的な作話に過ぎません。
 まさかあなたは本気で、地球が造物主によって7日で作られたと信じているわけですか? イザナギノミコトが矛で突いて日本列島を生み出したと本気で…?」(小冊子)

>根拠は掲示してるから反証可能性はありますよ。

ないのです。全てのファンタジーに於いていえることです。基本的に「世界は神が創った」など非科学的なものは全て反証可能性がありません。根拠があろうがなかろうがフェザリーヌが世界を執筆しているというタチバナさんの説は反証可能性がない説です。

タチバナ「聖書に世界は神さまが7日で創ったてあるでしょ。それが根拠だよ。僕ノーベル賞貰えるかな?」
ちびゆか「君の説には反証可能性がないね。たぶん貰えないよ」

643: 名前: :2013/06/26 23:53ID:bb6TaCUh
タチバナさん

それは私達が住む現実の世界だから言えることです
「この世界には一貫した物理法則が有利、全てを支配する!」
まあたいていの日本人が認める赤き真実でしょう

しかしうみねこは竜騎士先生がお書きになられたものでそんな保証はなにもないのです
と言うよりもう第十六条、「物語に必要以上の記述は入れるべきではない」
と言い出した時点で少なくとも漫画版ではその路線はぶん投げたに等しいのです
(なぜなら漫画ではひとつしかエンディングを用意できない都合上手品エンドの方の都合を考える必要はないのだ、
というのが私の考えです)

そもそも飽く迄魔法を拒むなら今更ep8で何を言われようが「ゲロカスゲロカス」
で終わりです
644: 名前: タチバナ:2013/06/27 00:09ID:e2G3YzCz
ドロクロドさん >>641

>「マスターキーの本数に関する赤字は全EP共通か?」
>私も儲さんと同じく「共通ではない」という見解です。Ep2以降は同一だと見ていいと思いますが、Ep1は明らかに違います。
設定変更の範囲がどこまでかって話ですよね。無論、EP1はマスターキーが6本以上あるものとして物語が進んでいますよ。
ただ、赤字に反しない範囲であるならば、物語を変更することも可能であるのはEP6でも示されており、
EP2で行なわれたマスターキーの本数の設定変更により、EP1の物語が変更された可能性も考えられます。

もちろん、そんなことが実際に行なわれたなんて考えてませんけど、EP1だけなら夏妃が金蔵を目撃したのが事実だったのに、
EP4の【右代宮金蔵を見間違わない】によって、夏妃の妄想だったと書き換えられた可能性もあります。

>【金蔵を見間違えることはない】が、もしEp4とEp5だけの限定赤字だったとしたら、ドラノールはここで認めずに
>「Ep4で出した赤字がEp5でも有効だとする手掛かりはあったのか?」と切り返した筈です。
もちろん理屈は分かりますし、その通りだと思いますよ。でも、切り返せたのに切り返さなかった可能性も否定できません。

>これを普通に読んで、タチバナさんの言うように解釈するのはちょっと無理がありますよ。
金蔵を見間違えるかどうかを「人物像や在島人数など」に含まれると受け取る方が思い込みの類にしか思えないけど。
「現実にはあり得ねーよ」と思うなら、尚更それは読者の誤解か思い込みでしょう。そんな意味で使ってないのはすぐに分かります。

>…ただ、普通に文面(と絵)を読むとそうは読めないのも確かだと思いますよ。
>現にこうして、あれを文面通りに読んでいる人や、
>「言いたいことは違うと思うけど、これじゃ誤解されるよなぁ」と読んでいる人がいるわけですから。
「金蔵を見間違えるかどうかについてはどうなんだ?」と思う程度に考えられる人がそんな誤解をするのが理解できないし、
誤解をしたとしてもすぐに気付けるような説明になってると思いますよ。ちょっと考えれば分かる説明をミスとか言うのは無理があるんじゃないですかね。

ちびゆかさん >>642

人が言ってないことを言ったかのようにする人は相手にしません。

儲さん >>643

>それは私達が住む現実の世界だから言えることです
“それ”が何を指してるのか分かりません。

>しかしうみねこは竜騎士先生がお書きになられたものでそんな保証はなにもないのです
ちょっと言いたいことが分からないですけど(現実的に考えれば如何なる変装でも見間違わないというのはおかしいけど、うみねこの世界では当たり前かもしれないということ?)、
「マスターキーの本数がEP1とEP2で異なるか否か」も「【右代宮金蔵を見間違わない】が全ゲーム共通であるか否か」もどちらも保証はないですよね。
「保証のないものを根拠に、ミスとか説明不足とか言うのは違うんじゃね?」って思ってるだけですよ。
普通に考えれば、「マスターキーの本数が5本というのはEP2から」で、「【右代宮金蔵を見間違わない】は全EP共通」だと思いますけど、
そんなことに保証はなくてどこかのEPで例外がある可能性は否定できませんから。どっちの赤字もEP6とかで、また設定変更されてるかもしれないし。

>(なぜなら漫画ではひとつしかエンディングを用意できない都合上手品エンドの方の都合を考える必要はないのだ、
>というのが私の考えです)
なんか話がずれていきそうですが、何故漫画だと一つしかエンディングを用意できないんですか?
ゲームブックみたいにするのが理想ですが、別にやりようはいくらでもあると思いますよ。
645: 名前: :2013/06/27 00:22ID:552ogeUt
それとは>642全体です

もう少し詳しく書きましょう

今まさにご自身がおっしゃったように、またまるさんがまさにそういった議論を熱く語っておられましたが
オリジナルのうみねこは何が現実かに一切保証を与えておりません
信じられることなんかない、という方向にいけば何一つ得るものはないのです

「小説家志願のニート幾子が全部頭のなかからひり出した」ですべての謎は解けます
しかしこれは全知全能の神フェザリーヌがいるというのと全く等価なのです


そしてそもそも竜騎士先生が物理法則完全順守でうみねこを書いているということすら突き詰めれば無根拠な期待にすぎないのです

ある意味今月号でこの状況は大きく変わりました
儲と名乗る私でさえ大抵の幻想シーンはゴミ扱っていいのだとおもって読んでいましたが
今月幻想シーンにも暗喩レベルの意味はあると言い出しました
これはまあつまりファンタジーであろうとソフィーの世界やパイの冒険程度の意味で
考察は出来るということです
646: 名前: ちびゆか:2013/06/27 00:41ID:6dKEoL8z
タチバナさん

ごめんなのです。

「反証可能性」というのは科学的なものか非科学的なものかを区別するポパーの提唱した概念で、「神が世界を創造した」のような非科学的なものは反証可能性はないのです。
したがって「フェザリーヌが世界を執筆している」という非科学的解釈は反証可能性がない解釈となります。
647: 名前: タチバナ:2013/06/27 00:45ID:e2G3YzCz
儲さん >>645

>信じられることなんかない、という方向にいけば何一つ得るものはないのです
逆に信じられることがあるという方向に行ったら、何か得るものがあるんですか?

>「小説家志願のニート幾子が全部頭のなかからひり出した」ですべての謎は解けます
>しかしこれは全知全能の神フェザリーヌがいるというのと全く等価なのです
うん、まあそれはそうでしょうね。根拠があるかどうかは別問題ですけど。

>そしてそもそも竜騎士先生が物理法則完全順守でうみねこを書いているということすら突き詰めれば無根拠な期待にすぎないのです
別に現実の物理法則なんかどうでもよくて、作中のルールに従って解けばいいですからね。
言ってる内容はその通りだと思います。

>儲と名乗る私でさえ大抵の幻想シーンはゴミ扱っていいのだとおもって読んでいましたが
>今月幻想シーンにも暗喩レベルの意味はあると言い出しました
幻想シーンって心情部分が深く描かれることが多いので結構重要だと思いますが、解釈を押し付ける気もないので別にそういう認識でもいいと思います。

なんか感想を言ってるだけなようなので、まあ別にそれでいいんじゃないかとしか言えませんが、
別に悪意はないので、お気に障ったらごめんなさい。

ちびゆかさん >>646

>「神が世界を創造した」のような非科学的なものは反証可能性はないのです。
うん、それとは全然違いますから。1から説明するのめんどくさいんだけど。
648: 名前: :2013/06/27 00:53ID:552ogeUt
例えば数学は公理を設定して議題を進めますよね
で、例えばなにか複数の公理を集めて新しい公理系をつくったとしてそれが現実に何ら
対応を持たない純粋数学出会っても反証可能性はもちますよね

公理1,2,3を集めて公理系をつくった時1,2から3が否定できる場合です
逆に123が互いに無矛盾という証明は決して出来ません)

うみねこに限らず完全な物理世界を対象にしない作品の考察だって
にたようなものと思います


信じると言ってるルールが互いに無矛盾か
(どうしたってある程度矛盾するでしょうが)アドホックな仮説が多すぎないか

とかね

フェザリーヌが造物主と認めたって「彼女は自己申告通り傍観に徹する」
とかそのたぐいの制約つけるならならそれはそれで考察できぬわけでもないと思いますよ
649: 名前: ちびゆか:2013/06/27 01:21ID:8dSIJ8hO
タチバナさん>>647

>うん、それとは全然違いますから。
>1から説明するのめんどくさいんだけど。

頑固だなあ。ファンタジーには如何なる反証可能性もないはずなのです。
フェザリーヌの存在が「科学的」に説明できるはずないのです。
「科学的」ではないから「反証可能性」はないよねと言っているのです。
650: 名前: ケーナ:2013/06/27 05:26ID:07WXJ7bM
魔女のベアトの物語(第52回)

 前回のゲームで魔女のベアトがゲームから降りてしまった為、ベアトの領地には“ベアトの屍”だけが残されていました。ベアトの足首には鋼鉄の足枷が括られています。勝敗は、どちらか一方の勝とうとする意思が挫けた時に決まります。その意味では前回のゲームによって魔女のベアトと駒戦人との戦いはベアトの敗北で決着しました。しかし、このゲームでもっとベルンカステルと遊びたいラムダデルタは、ここで終わってもらっては困るのです。ですから、足枷でベアトを繋ぎとめることによってラムダデルタはゲーム盤を消滅から守りました。ベアトにはワルギリアが付き添っていますが、その髪を解き、櫛で丁寧に手入れされてもベアトは反応しません。その瞳は何も映さず、その口が、何を語ることもありませんが、ベアトの魂が消えてしまったわけではありません。ですからその傍らで過去のゲームの譜面を再考する駒戦人に時折、虚ろではあっても、眼差しを向けてくれることはありましたし、時に何かの仕草らしきものを見せたり、唇を動かして見せたりもしました。
651: 名前: ケーナ:2013/06/27 05:46ID:07WXJ7bM
マスターキーに関しては
以下のやり取りがありますので

“「マスターキーは何本あるの? 使用人の人は全員持ってるの? 余剰分はある?」
「はい。私たちは全員が持っています。………余剰分は、…どうでしょう。」
「以前は何本かありましたが、…奥様に無用心だと強くお叱りを受けまして、対応が取られたはずです。」
「……そうです。私たち使用人が一本ずつ持つのみです。それ以外は存在しません。」
「…ん? ちょいと待て。…確か前回のゲームじゃ、マスターキーには余剰分があるって話じゃなかったのか?」
「うむ。それについてだがな。所在不明のマスターキーが何本もあっては、妾にあまりに不利であることに気付いたのだ。」
「……そりゃあそうだろうよ。密室で俺に魔法を信じさせたいお前にとっちゃ、想定外のマスターキーは非常に不利だろうよ。…何しろ俺は、施錠に関するトリックが登場する度に、過去に紛失したマスターキーやその複製を犯人が所持していてって論法で対抗していくつもりだったからよ。」
「そうよ、その通り。だから、そこを崩す一手を打たせてもらうことにした。……設定を変更する。」
「《赤:マスターキーは使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ》。くっくっくっく。」”

“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
という内容に当て嵌めた場合

そもそも“どのゲーム盤にも共通し、並列する赤”にはなりませんから
これが“猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”であるかどうかを
考える必要もありません

ところが
“《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》”

この内容は“どのゲーム盤にも共通し、並列する赤”であり
さらに“人物像”でもあります(“人物像”の定義は曖昧なのですが…)

ならばこれが“猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”になるかというと
上でも説明したとおり
とんでもない話で
そんなことがあるわけがありません

ですから普通に考えれば
「“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”という説明自体に何かおかしいところがあるのでは?」

という考えが出てくるのではないでしょうか?
652: 名前: ドロクロド:2013/06/27 09:11ID:9eHFfliU
うーん、タチバナさんも「考察者たるもの、与えられた情報を作者のミスとするのはよくない」を固持するあまり、変な方にいっちゃってるように見えます。

とりあえず、「マスターキーに関する赤字は全Ep共通の赤字ではなく、個別Ep限定の赤字である」と「【金蔵を見間違えない】は
全Ep共通の赤字である」は、タチバナさん視点でも認めてもいいんじゃないでしょうか?

マスターキーに関する赤字は、漫画版のあの説明では、文章(現場状況の赤字)でも背景の絵でも、個別Ep限定の赤字として
説明されています。もっと言えば原作の表現でも個別Ep限定の赤字とされています。
これはややこしく考えなくても「マスターキーの赤字は個別Ep限定の赤字」と普通に解釈すればいいだけのことではないですか?
「1はAである」と提示されているのに、「いや1は本当はBである。BなのにAとしているのは、Aの例外があることを示唆している」と
するのは、それだけの論理性と、そうすることで得られる結果の面白さ(良さ)がなければ、そう曲解するだけの意味がないですし、
タチバナさんとしても「与えられた情報を信じる」に反しているのではないですか?

【金蔵を見間違うことはない】も、私が提示した通り原作で全Ep共通の赤字とされています。
>切り返せたのに切り返さなかった可能性も否定できません。
その可能性を提示するなら、なぜ切り返さなかったのかという手掛かりを原作から提示しなければいけません。

上記の2つを認めたところで、タチバナさんが主張したい「漫画版の説明は作者のミスではなく、正しい説明である」は変わらず主張できると思いますよ。


>ちょっと考えれば分かる説明をミスとか言うのは無理があるんじゃないですかね。

ミスというのは言いすぎだったと認めます。表現不足または別のもっと誤解されにくい表現の方がよかったと言い直させて下さい。

文章通りに読んで(私視点では)作者が言いたい事とは違うように受け取ってしまっている儲さんやまるさんに
「いや、あれはそういうことを言いたいわけじゃないですよ。確かに書き方が悪いんでそういうふうに読めちゃいますけど」と
私は言ってきただけで、私自身としては、あのシーンは「ちょっと変な書き方だなぁ」と多少の引っかかりは感じたものの、特に問題視は
していませんでした。
(とは言え、あまり擁護する気もなくて、儲さんやまるさんの発言があった時に「あぁやっぱり誤解されちゃうよな」とも思いましたが)

なんにせよ、あそこでわざわざ誤解される可能性が高い書き方をすること自体に、作者の思惑や目的があるようには思えません。ならば、誤解されにくい
もっと適切な書き方にした方が作者にしても読者にしても良かったねと言いたいだけです。

そして「誤解されやすい」とか「適切な」というのは、例えば登場人物の心情の表し方とかの叙述的な話ではなく、あくまで日本語としての
文法作法や論理的文章の構造の話なので、客観的な判断が出来ると思いますし、その判断の上で私はあの説明を「誤解されやすい」
としているつもりです。



『うみねこ』や考察というものに対するスタンスによって、ここまで三者三様に違うのも面白いなぁ。
653: 名前: ドロクロド:2013/06/27 09:53ID:9eHFfliU
まるさん >>627

思わぬ第三勢力の出現で遅レスになってしまいましたが…。

>儲さん及び私は「わざわざ追加したからにはそれは作者の権威で提示された絶対(なんぼなんでもそんなとこでミスしない)」

まぁそういう「まず基本信じる受け入れる」というのが考察で正しいというのもわかるんですけどねぇ…。
(とは言え、まるさんご自身も仰ってますが、信じ方というか「またこいつ変なこと言い出したな」という意味で懐疑的な分、
 タチバナさんとも違うんですよね)

わかりはするんですけどねぇ。

まぁ竜ちゃん自身が直接描いてるわけじゃない(漫画家さんが悪いと言ってるわけでもなくて、やはり複数人で物をつくると
意思の伝達やら難しいものがあるということで)というのと、うん、まぁ、やっぱり他にも前科がいくつかあるのが…。
漫画版ではEp2の楼座の「5つ以上」は訂正されたんでしたっけ?

まぁ元々そうでしたし、タチバナさんのおかげで(?)さらに「あぁそういう解釈する人もいるんだ」感が強まったので、特にこれ以上
自分の主張を続けたり相手への反論をしたい気はかなり薄まりました。
儲さんやまるさんの主張も(同意はできませんが)理解はできたと思いますし。
654: 名前: まる:2013/06/27 13:45ID:83zVPL1t
ドロクロドさん

>まぁ竜ちゃん自身が直接描いてるわけじゃない(漫画家さんが悪いと言ってるわけでもなくて、やはり複数人で物をつくると
>意思の伝達やら難しいものがあるということで)というのと、うん、まぁ、やっぱり他にも前科がいくつかあるのが…。
まあ突き詰めるとここなんですね

ドロクロドさんは竜騎士先生以外が干渉してるかもしれないからミスが有ってもおかしくない
と考え、私は他人のチェックがはいった状態のほうが信頼出来る、と考えてるわけです

夏海先生、多分小説で考察協力に正式任命されたKEIYAさん、あと名前が出ることはないでしょうが
未知の編集者Xサンの4人程度はたぶんいま原稿の内容チェックしてると思います

正直の話、私はオリジナルのエピ8の評判がよろしくなかったゆえ、
新たに「うみねこ推理可能だった」という魔法をかけようとしてる可能性を捨て切れません

だから複数共通赤字→現実というのは「概ね」行けそうだとは思ってますが
儲さんのような深読みに耐えられるか?ってとこまでは信頼しかねます

だいたい「バトラがバトラだけは犯人ではないと言っている」って状態ですしね
655: 名前: まる:2013/06/27 13:52ID:83zVPL1t
つーか
この複数共通すなわち現実設定があったなら
今月号の(オリジナルにもあったやり取りですが)

黒山羊「ベアトリーチェの事件なんか全部狂言だ!誰も死んでない!」
ウィル「死体なき事件を禁ず!」
↑鬼ですかこいつは

無能さんは単行本二巻ほど賭けて何頑張ってたんですか?ってなりますよ
656: 名前: 名無しさん:2013/06/27 17:31ID:f0JOHf.8
し、死体なら金蔵さんがいるから・・・(震え声
657: 名前: :2013/06/27 20:13ID:552ogeUt
爆発事故自体は公知なんですからそこでいう死体って
明らかに2日の間での他殺死体ってニュアンスじゃなきゃ会話成立してませんよね…
658: 名前: 名無しさん:2013/06/27 21:22ID:09U8L8Zx
爆発事故はあくまで“事故”であって“事件”では無いんだよなあ…
659: 名前: タチバナ:2013/06/27 22:53ID:12xuIaRW
ちびゆかさん >>649

じゃあ、ちびゆかさんの科学的な解釈を聞かせてくださいよ。
ろくに根拠もあげず、代案も出さないなら話すことないです。

ケーナさん ドロクロドさん

んー、というか、勘違いや思い込みという読者側のミスがなければ発生しない誤解を作者のせいにするのは、
考察云々以前の話だと思うのですよ。
話のレベルとしては、EP5で戦人が紗音と嘉音を同時目撃したシーンを指して、
作者のミスとか言ってるようなものじゃないですか。
普通にちょっと考えたらおかしいと思うのなら、そりゃその人の考える前提に何か間違いがあるんでしょ。

……とか色々思うけど、言いたいことは大体言ったのでもういいです。



余談。ノックスやヴァン・ダインについては確かに誤解を生みやすいところですね。
“ミステリーであるなら成立するルール”であって、
ボトメや偽書がミステリーであることを保証するものではないし、
当然、現実で適用されるルールではないわけですが。
660: 名前: ケーナ:2013/06/28 04:46ID:ffiyCyIf
魔女のベアトの物語(第53回)

 その一これは自分とベアトの勝負だ、と憤る駒戦人を2人の魔女はヒントになると言ったり、縁寿を気の毒に思わないのか、などと説得しようとしましたが、駒戦人は聞き入れず、勝手にやればいい、との駒戦人の発言を受け、このような形となりました。方で、魔女のベアトの替わりにラムダデルタがゲームマスター、駒戦人の替わりにベルンカステルがプレイヤーを務める5回目のゲームが開始されました。ラムダデルタは魔女のベアトがゲーム盤の準備をしている時に遊びに来て説明を受けている為、このゲームの仕組みを理解しており、ゲームマスターを務めることが出来るのです。
661: 名前: ケーナ:2013/06/28 04:49ID:ffiyCyIf
そもそも何故
“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
などという追加情報を竜騎士07さんが追加したのかといいますと

《赤:六軒島の中には、九羽鳥庵という隠し屋敷が実在します。 かつて実際にこの場所で、お二人(金蔵とベアト)はこのような会話をなされました。1967年の六軒島の隠し屋敷に、人間としてのベアトリーチェさまが存在した。》
《赤:(崖から落ちた九羽鳥庵のベアトリーチェは)間違いなく死んでいる!》
《赤:妾(ベアト)が今、そなた(戦人)に思い出すことを要求している罪は、右代宮戦人とベアトリーチェの間のものではない。右代宮戦人には罪がある。そなたの罪で、人が死ぬ。そなたの罪により、この島の人間が、大勢死ぬ。誰も逃さぬ、全て死ぬ。》
《赤:戦人くんは(全てのゲームにおいて)誰も殺してはいません。》
《赤:全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!》
《赤:右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではないわ。》
《赤:………縁寿は、……俺(戦人)の妹だ。》
《赤:ベアトは、あなた(戦人)に解いて欲しいと願って、解けるようにこのゲームを、……この物語の謎を生み出しました。》

これらの赤字を指して
「赤字はゲーム盤限定のものではなく、現実世界の事実を示す内容もあるんだよ」と言いたかったのだと思います

ところがそれを直接書くと“EP1からしっかり考えて読んでいないとわからないギリギリのニュアンス”
から外れてしまう為
“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
と大雑把に書いてしまったところ

“《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》”
もそこに含まれてしまい
いろいろと面倒なことになっているのではないでしょうか?
662: 名前: ケーナ:2013/06/28 04:53ID:ffiyCyIf
>>660

何故かコピペに失敗しているので
修正

魔女のベアトの物語(第53回)

 その一方で、魔女のベアトの替わりにラムダデルタがゲームマスター、駒戦人の替わりにベルンカステルがプレイヤーを務める5回目のゲームが開始されました。ラムダデルタは魔女のベアトがゲーム盤の準備をしている時に遊びに来て説明を受けている為、このゲームの仕組みを理解しており、ゲームマスターを務めることが出来るのです。これは自分とベアトの勝負だ、と憤る駒戦人を2人の魔女はヒントになると言ったり、縁寿を気の毒に思わないのか、などと説得しようとしましたが、駒戦人は聞き入れず、勝手にやればいい、との駒戦人の発言を受け、このような形となりました。
663: 名前: ドロクロド:2013/06/28 10:22ID:b6vrif25
まるさん >>627

思わぬ第三勢力の出現で遅レスになってしまいましたが…。

>儲さん及び私は「わざわざ追加したからにはそれは作者の権威で提示された絶対(なんぼなんでもそんなとこでミスしない)」

まぁそういう「まず基本信じる受け入れる」というのが考察で正しいというのもわかるんですけどねぇ…。
(とは言え、まるさんご自身も仰ってますが、信じ方というか「またこいつ変なこと言い出したな」という意味で懐疑的な分、
 タチバナさんとも違うんですよね)

わかりはするんですけどねぇ。

まぁ竜ちゃん自身が直接描いてるわけじゃない(漫画家さんが悪いと言ってるわけでもなくて、やはり複数人で物をつくると
意思の伝達やら難しいものがあるということで)というのと、うん、まぁ、やっぱり他にも前科がいくつかあるのが…。
漫画版ではEp2の楼座の「5つ以上」は訂正されたんでしたっけ?

まぁ元々そうでしたし、タチバナさんのおかげで(?)さらに「あぁそういう解釈する人もいるんだ」感が強まったので、特にこれ以上
自分の主張を続けたり相手への反論をしたい気はかなり薄まりました。
儲さんやまるさんの主張も(同意はできませんが)理解はできたと思いますし。
664: 名前: ドロクロド:2013/06/28 10:24ID:b6vrif25
おっとごめんなさい。ページの更新したらまた書き込みしちゃいました。
665: 名前: :2013/06/28 10:47ID:36DIypkq
>「赤字はゲーム盤限定のものではなく、現実世界の事実を示す内容もあるんだよ」と言いたかったのだと思います
読者にとってそれを見分ける手段がないなら無価値な追加になります
特に金蔵は~というのははっきり複数エピで引用されてしまっています

これが邪魔ならなにせ漫画なのですからアリバイトリックコマに
金蔵~を突っ込んでおけばよかったのです

実際左のコマには人物像かといえばそうは言いがたい(読者が判定に迷う)微妙な例ばかり突っ込んでおります
666: 名前: ドロクロド:2013/06/28 11:55ID:b6vrif25
うーん、あんまり続けるつもりもなかったんですが、すこしまた考えが変わったので…。

タチバナさん
>>659
>勘違いや思い込みという読者側のミスがなければ発生しない誤解を作者のせいにするのは、考察云々以前の話だと思うのですよ。

いやいや、勘違いや思い込み、読者側のミスから発生している誤解ではなく、あの説明を日本語としてそのまま普通に受け取れば
そういう誤解を産ませる表現なんですよ。
あの説明がおかしい、というのはここではタチバナさん以外の4人が認めていることですよ?
まぁべつに多数決で決めることじゃありませんが、この4人全員読解力がないってことですかね?

>話のレベルとしては、EP5で戦人が紗音と嘉音を同時目撃したシーンを指して

いえ、話のレベルが違います。
それは「状況」ですよね。今回のはもっと単純に「文章」として、誤解を孕んでいる表現なんです。
(これを本当に理解してもらえないんだろうか?)

「もともと赤き真実には”2種類”ある」で始まっていますし、「その”どちらの”赤も~」と締めていることから、
ここでの説明は「全ての赤字を2種類に分けて説明している」と読み取るのが普通です。

1つ目の赤の説明が以下の表現。
----------------------------------
死亡状況や現場状況
アリバイなど

それぞれの
ゲーム盤でのみ
通用する赤
----------------------------------
ここでの主体は「それぞれのゲーム盤でのみ通用する赤」です。
その個別Ep限定赤の具体例として「死亡状況や現場状況アリバイなど」と挙げています。
主述の関係をわかりやすく書き直すと「それぞれのゲーム盤でのみ通用する赤とは、死亡状況や現場状況、アリバイなどの赤のことである」となります。

そして読者は当然コマの順番通りに読んでいきますので「2種類ある赤字の片方は、個別Ep限定の赤」と認識します。

2つ目の赤の説明
----------------------------------
もう一つは人物像や
在島人数など
どのゲーム盤にも共通し並列する赤

これは猫箱の外にも通用する
疑いようのない事実でもある
----------------------------------
「赤字を2つに分けて説明する」と最初に言われて、1つ目の赤が「それぞれのゲーム盤限定の赤」と言われた読者は
個別Ep限定赤との対比として、ごく自然に「どのゲーム盤にも共通する赤」が2つ目の主体だと認識します。
「人物像や在島人数など」は、1つ目の説明と同じ文法で具体例を示していると認識するのも自然な流れです。
同じように主述をわかりやすくすると「どのゲーム盤にも共通する赤とは、人物像や在島人数の赤のことである」となります。
そして次のセンテンス「これは猫箱の外にも通用する疑いようのない事実でもある」が続くわけです。
まとめるとこうです。
「どのゲーム盤にも共通する赤とは、人物像や在島人数などの赤のことである。これは猫箱の外にも通用する疑いようのない事実でもある」

1つ目の説明との対比、説明の仕方の類似から、こう読み取ることはなんら不自然ではありません。むしろ素直に読み取った結果です。

これをタチバナさんのように「人物像や在島人数など」は具体例ではなく、主体を狭める条件とか「人物像~」が主体であるとして、
「人物像や在島人数などの赤は、どのゲーム盤にも共通する赤で、これは猫箱の外にも通用する赤である」とするのは、
むしろ文脈を無視した表現で、1つ目の赤の説明と似た構成にしながら、実は違うというのは、読者に混乱を招かせてしまい、良い表現だとは言えません。
(混乱させるのが目的でないならば)

「全Ep共通赤だけど、現実には通用しない赤」の説明がされていませんので、全ての赤を説明しきってもいませんし。


繰り返しますが、タチバナさんのように読み取ることが完全に間違いだとは言い切れません。この説明のシーンだけでなく、
『うみねこ』全体を捉えて、これまでの赤字の使われ方を考えて、読者が歩み寄って意訳をすればそうなるでしょうし、
おそらくそれが作者が本当に表現したかったことだと思います。正しいです、合ってると思いますよ。

ただ、少なくとも私達の読み取り方は素直に読んだ結果ですし、「誤解をうむ原因」が読者にあるのか、作者にあるのかは明白ではないですか?
誤解させるのが目的でないなら、読者が意訳をせずとも、もっとちゃんと伝えられる表現があった筈です。
それを「そんな解釈をする奴の方が読解力がない」と言うのは言い過ぎだと思います。


と、ここまで書いといてなんですが、もしかしたらケーナさんの言うように、あえて変な書き方をして
>EP1からしっかり考えて読んでいないとわからないギリギリのニュアンス
を出したかったということだったかもしれませんねぇ。
「わかる人にはわかる」というやつで。

ただ個人的には、そうであってもあの説明の構成の仕方は日本語として酷いと思いますが。
667: 名前: :2013/06/28 12:50ID:36DIypkq
アイディアレベル失礼

”誤解させるつもりで書いていた”場合、真のルールは
「現実と一致してしまった赤は取り消せない」のではないだろうか

ちょっと気になったのはこれです

>6人の中に事故死は、(ロノウェが復唱を阻止)

どんなトンデモ推理でも本当に事故死者がいたというのは見たことすらありません
明らかに死亡死因ですから別に次のエピになれば今回の無能の説明ならすぐ取り消せるはずです

しかし、いおうとして止めたという幻想には意味がある=言えない事情がある、はずなのです
668: 名前: :2013/06/28 12:53ID:36DIypkq
うーんでもこれだと自分で書いといてなんですが推理論戦で
再引用されただけのヴァンダイン系は意味が無いってなっちゃうし
金蔵見間違は結局現実と一致ってなってしまいますね
669: 名前: まる:2013/06/28 17:02ID:b6TjlDQq
いや飽く迄国語として読めば先に2種類だといっている以上明らかに重点は

それぞれのゲーム盤でのみ通用する赤
どのゲーム盤にも共通し並列する赤
(こうでなければ二分されない)

にあって、アリバイやトリックや人物像というのはその補足に過ぎない
と読むべきでは

人物像に該当していても金蔵が夏妃は別に誰も無条件引用していないから
現実的用は保証されない
金蔵見間違えは現実引用されているからこれは考える必要はある

これだと夏妃お茶の説明がうまくつかない?
670: 名前: タチバナ:2013/06/29 02:38ID:666fR/Xn
ドロクロドさん >>666

自分もちょっと考え変わったかも。なので、前に言ったことと矛盾しててもお見逃しを。

>まぁべつに多数決で決めることじゃありませんが、この4人全員読解力がないってことですかね?
というか、【右代宮金蔵を見間違わない!】を全EP共通だと“断言”することがおかしいです。
かと言って、読解力が低いわけではなく、むしろ凄く高度なことを考えてますよね。そして、みんな考えた上で誤解だと気付けているのだし、やはり誤解する方が難しいのだと思います。

さて、まず【右代宮金蔵を見間違わない!】を全EP共通だとする前提についてですが、この赤字が出た直後に【4つのゲーム開始時の金蔵の生死設定は全て同一である。】という赤字が出ています。
この赤字についてはわざわざ“4つのゲームで生死設定は全て同一”だと言われています。ということはつまり、注釈のない他の赤字については個別のEPでしか適用されていない可能性があるわけです。
【右代宮金蔵を見間違わない!】はEP4だけではなくEP5でも適用されていますが、ドラノールは過去のゲーム盤から手掛かりを見つけた戦人に敬意を表して、切り返さなかったのかもしれません。
そもそもドラノールには、ベアトが赤字で宣言した設定を変更することはできないのだとも考えられます。EP6以降では適用されていない赤字である可能性も否定できません。
よって、実際どうかはともかく、【右代宮金蔵を見間違わない!】が全EP共通の赤字であるというのは確定情報ではありません。確定ではないことを確定であるかのように言うのは思い込みというものです。

でも、【だって、夏妃はそこで、ひとりぼっちで紅茶を飲んでるんだもの。】のように、全EPで共通なのかどうか不確かなものを例としてあげているのが逆に混乱を招くのかもとは思いましたし、
ドロクロドさんの説明が間違ってるとは思いませんよ。
ただ、【右代宮金蔵を見間違わない!】が全EPで共通かどうかは、はっきりとは分からないのでそれを持っておかしいと言うのはおかしいと思います。
671: 名前: ケーナ:2013/06/29 05:44ID:cbGdgwEQ
魔女のベアトの物語(第54回)

 ラムダデルタがゲームのシナリオに採用したのは3回目、4回目と同じく八城十八が書いた偽書『End of the golden witch』でした。ラムダデルタは空気が読めますので、魔女のベアトが4つある八城十八の偽書を発表順にシナリオに採用してきたことから、次はこのシナリオを使う予定だったのだろう、とベアトの意志を酌んだのです。今回のゲームにおいてはベルンカステルを対戦者として迎えることで、2つ、問題がありました。1つ目はベルンカステルが““解ける謎であるならば、難易度に関係なく必ず解ける”奇跡の魔女であることです。EP3で絵羽が碑文の謎を解いた以上、ベルンカステルは必ず碑文の謎を解いてきます。ということは駒ベアト及びその眷属による幻想修飾は封じられるのです。EP3で魔女のベアトが駒ベアトの替わりにエヴァを使ったように、何か替わりの駒を用意する必要があります。
672: 名前: ケーナ:2013/06/29 06:06ID:cbGdgwEQ
儲さん >>665

赤字の分別はそれほど難しくないと思います

例えば
《赤:六軒島に存在する全ての扉は鍵が通り抜けられる隙間などない。》
これなんかはハッキリ言ってそれが現実世界に通用しようがしまいが
どうだって良い話です

ですからこの手の赤字はスルーしてしまえば良いですし
個別のゲーム盤の状況を説明する赤字もスルー出来ます

すると分別すべき赤字など殆ど残らないのです
そしてそこからさらに“現実世界に通用することで意味を持つ赤字”
だけを絞り込むと僕が>>661で挙げた赤字くらいしか残りません
673: 名前: ケーナ:2013/06/29 06:07ID:cbGdgwEQ
タチバナさん >>670

“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
という内容は2つの意味を持ちます

1つは“人物像の赤字は現実世界にも通用する疑いようのない事実”
2つは“どのゲーム盤にも共通し、並列する赤字は現実世界にも通用する疑いようのない事実”

“《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》”
という内容はこの2つ
両方に当てはまります

“金蔵は誰にも見間違われることがなく、どんなに変装しても必ず見破られる人物である”

そしてEP5における以下の内容
“「《赤:第4のゲームにてベアトが示した赤き真実!! 全ての人物は右代宮金蔵を見間違わないッ!》」
かつての俺の青き真実、“何者かが祖父さまに変装”して、祖父さまが現れたかのように偽装したと主張した際の、ベアトの反論の赤き真実だ。《赤: つまり、この島では、祖父さまのふりはもちろん、祖父さまに見間違うような一切の現象は、“絶対に通用しないのだ”。》 かつて夏妃伯母さんが工作した、祖父さまが生存しているフリは、常に親族たちの死角に匿い、ついさっきまでここにいた、あるいは今は一人で書斎にいる、等として、巧みに居るフリをして誤魔化したものだ。 祖父さまと見間違えるような、何かの工作をしたわけではないから、これとは矛盾しない。もしこれを、使用人の誰かに祖父さまのローブを着せて…、なんてやろうとしたら、瞬時に看破されていただろう……。この物語の全ての人物は、“何かを祖父さまに見間違えてしまう”ことは、絶対にないと保証されているわけだ…! にもかかわらず、祖父さまを見たと主張するなら、それは“虚偽”になる。観測の虚偽は誰にも認められた権利だが、……ただ一人だけ許されていない人物がいる。それが、“探偵”なんだ…!!
「《赤:風雨になびくシートを見間違え、それを何であったと誤認して語るのも、ノックス第9条の権利だ。……しかしッ! 祖父さまだと誤認することだけは、赤き真実において、本ゲームでは許されていないッ!!》」”

この内容から“金蔵を見間違わない”のは
ベアトのゲームでのルールであることが解ります
ということは自動的に“全EP共通”ということになります
674: 名前: タチバナ:2013/06/29 06:14ID:666fR/Xn
そんなん分かった上で可能性は否定できないって言ってるって。
675: 名前: タチバナ:2013/06/29 06:23ID:666fR/Xn
あー、いいや。もうちょっと説明するか。

だからさ、ベアトのゲームのルールだとしても、マスターキーの本数が途中で変更されたように、
途中のEPで設定が変更された可能性は否定できないじゃん。ケーナさん、だいぶ話通じる人になったけど、やっぱりまだなんかずれてるな。
676: 名前: :2013/06/29 10:03ID:aanaIApM
タチバナさん
>途中のEPで設定が変更された可能性は否定できないじゃん。
二点あると思いますのです

第一に散々言われているように無条件に4から5で引っ張ってきていること一応私は当初からこの規定は先生の脳内にはあったと信じています

第二に金蔵への変装を認めるとゲームが破綻するであろうことです
基本的に金蔵の親類縁者しかゲームにいませんから遠目位だったら
(例えば)蔵臼が金蔵に化けるのは手がかり無き変装にふれるかというと微妙になってしまいます
(ええ格闘ゲームであったネタですがw)

これを一旦受容すると常にきんちゃんの分未知のXが好き勝手動き回れることになるのでゲームマスターとしてはお手上げです

また魔女と幻想のルールを上に押し出すことでシャノカノの肉体的変装から目をそらしたいわけです
何にせよ肉体的変装を認めるのはGMに取って残りHP1で開始くらいなものです
677: 名前: ドロクロド:2013/06/29 10:59ID:c6Fv.A3c
まるさん >>669
>いや飽く迄国語として読めば先に2種類だといっている以上明らかに重点は
>それぞれのゲーム盤でのみ通用する赤
>どのゲーム盤にも共通し並列する赤
>(こうでなければ二分されない)
>にあって、アリバイやトリックや人物像というのはその補足に過ぎない
>と読むべきでは

えぇその通りだと思いますよ。あのシーンだけを切り取って、よくある現代文のテストみたいな感じに「この説明の意味を答えなさい」という
設問があったら、この解答が正解な筈です。

ただ、対象を『うみねこ』全体に広げた場合、その解釈ではこれまで議論してきたように、色々な齟齬が生まれてきてしまいます。
私とまるさんとは、そこで意見が分かれて、まるさんは「おかしいけれど、作者が間違えるわけがないのだから、
(おかしな)追加ルールが提示された」で、私は「おかしいのだから、これは作者の表現不足。作者が言いたいことがきちんと
表現されていない。(特に追加ルールはない)」
ちなみにタチバナさんは「おかしくない」なんですよね? 作者が何を言いたいかの結論は私も同じだと思うんですけど、その過程がだいぶ違うので…。

>人物像に該当していても金蔵が夏妃は別に誰も無条件引用していないから
>現実的用は保証されない
>金蔵見間違えは現実引用されているからこれは考える必要はある

あれ? いつの間にか解釈変わりました?
たしか以前は、漫画版の表現をそのまま受け取って「人物像の赤字=全てのEp共通の赤字=現実でも通用する赤字」かと思ってましたが。
678: 名前: ドロクロド:2013/06/29 14:23ID:c6Fv.A3c
タチバナさん

う~ん、言わんとすることはわかりますが、絶対ではないとか可能性の話とかになっちゃうと、なんとでも言えちゃいませんか?
いい例えが思いつきませんが、例えば「戦人は本当に約束を忘れていたのか?」のケーナさんの説でも、「いや、それでも本当に
忘れていた可能性は否定できない」と言うこともできるわけですし、ちびゆかさんの世界観が、まさに竜騎士さんの考える世界観と
ドンピシャである可能性もあるわけですよね。

『うみねこ』の推理って、本格ミステリと違って、そういう唯一解を求められるものでもないですし。

それに他のことならともかく、「金蔵を見間違えることはない」も「マスターキーの本数」も、きちんと原作の記述から
導いている話で、しかも考察者の推測をほぼ含んでいません。原作をそのまま素直に解釈した結果です。
むしろこれらを否定する説を立てようとする時にこそ「~かもしれない」のような、原作に明確な記述のない考察者の推測を必要としているように思えます。

いえ、もちろん、私達もこれ以外の説を絶対認めないとしているわけじゃないですよ。当たり前ですけど。
そうは思わない人がいたっていいし、そうは思わない人が別の説を立てたっていいと思います。
ただ、例えば「ヤス(紗音=嘉音=ベアト)」(大雑把に言って)とか「24時に爆弾が爆発した」「真相はEp7のお茶会?」ぐらいの
信憑性のある、主流となる説だと思いますよ。
信憑性を認めた上で、それでも「それを前提にするのはおかしい」と言うのもちょっと変というか、じゃあ何も前提にできないよねって
話になっちゃいそうです。

あとまぁちょっとだけ気になったんですけど
>あー、いいや。もうちょっと説明するか。

>ケーナさん、だいぶ話通じる人になったけど(略)
同じ事を繰り返して言わなければいけない苛立ちはわかりますけど、今回の件では、その後の解釈は分かれるものの、共通認識はおおよそ同じ人達が
話をしているところに、タチバナさんが別の切り口で参加されたわけですから、タチバナさんの方に、周囲に説明をして理解を得る姿勢が必要だと
思いますよ。そういう態度はどうかなぁと。

ま、お二人の親密さの現れかもしれないですけどねっw 仲良しで羨ましいです。
679: 名前: タチバナ:2013/06/29 15:05ID:666fR/Xn
ドロクロドさん >>678

「100%でないことを前提にするのが悪い」と言ってるわけではなく、「100%でないことを前提にして、相手の方が間違っているとするのは良くないんじゃないか」と言ってます。
その上で「いや、まず【右代宮金蔵を見間違わない!】が本当に全EP共通の赤字なのかどうか疑うべきなんじゃないの?」と思うのは、別にそんなにおかしくない気がするんですが。

ケーナさんは、「○○という前提から××と考えることができる」って話をしてるときに、「○○と考えるべきです」って言い出すからなあ。
「いや、最初から○○という前提で話してるよ」っていう。他の人への返信見てても、ちょいちょいずれてるんで一言言っておいた方がいいかと。
680: 名前: ちびゆか:2013/06/29 22:02ID:196NeJfo
原理 「赤き真実はただ真実であり、証拠も証明も、議論の余地も必要ない」赤
事実 「祖父さまだと誤認することだけは、赤き真実において、本ゲームでは許されていないッ」赤
結論 「右代宮金蔵を見間違わない!」は証拠も証明も議論の余地もなく、本ゲーム(ベアトのゲーム)の真実である」

絶対の結論なのですね。
681: 名前: ケーナ:2013/06/30 06:56ID:18y.41v4
魔女のベアトの物語(第55回)

 2つ目はこれがベアトの儀式であることです。毎回共犯者を変えることの出来るこのゲーム盤は“奇跡の魔女”ベルンカステルにとって相性が悪いのですが、相手は百戦錬磨の“航海者の魔女”ですから、それでも答に辿り着かれてしまう可能性はあります。そうなってはベアトがこの儀式に賭けた全てが無駄になってしまいます。ラムダデルタとしてはベアトを応援したい気持ちがありますので、万が一にも部外者であるベルンカステルが正解に至る事態は避けたいのです。ラムダデルタとは違い、ベルンカステルは空気を読むことなど出来ませんから、答に至ってもそれを明かさない、などという気遣いは期待出来ません。そこでラムダデルタはあからさまに正解ではない答を示し、ベルンカステルがそれを正解ではないと理解しつつも、面白がって乗ってくるようなストーリーを作ることに決めました。同じ脚本を使っても演出を変えることでまったく違う芝居を作れるように、ゲームマスターの采配しだいで、ベアトのゲームもこれまでとは違った趣に出来ます。これなら自分もベルンカステルも楽しめますし、ベアトの儀式の邪魔にもなりませんから、一石二鳥です。
682: 名前: ケーナ:2013/06/30 06:57ID:18y.41v4
タチバナさん >>675

“真相が分かってから改めて赤字を読み返すと、私が赤字をまるで契約書のように気を遣って書いていたことが分かると思いますよ。”

という竜騎士07さんの発言がありますが
これは何故かと言いますと

赤字を赤字で上書きすることは出来ない為です
“《赤:赤は真実のみを語る》”という内容がありますが
では相反する2つの赤字が出てきてしまったらどうなるでしょうか?

《赤:この矛はどんな盾も貫く》
《赤:この盾はどんな矛も通さない》

これはロジックエラーになります

“《赤:第4のゲームにてベアトが示した赤き真実!! 全ての人物は右代宮金蔵を見間違わないッ!》”
“《赤: つまり、この島では、祖父さまのふりはもちろん、祖父さまに見間違うような一切の現象は、“絶対に通用しないのだ”。》”
“《赤:風雨になびくシートを見間違え、それを何であったと誤認して語るのも、ノックス第9条の権利だ。……しかしッ! 祖父さまだと誤認することだけは、赤き真実において、本ゲームでは許されていないッ!!》”

これらの内容から

“《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》”

という赤字がEP5だけに適用される赤字でないことは明らかです
ならばこの赤字を覆す赤字は自動的にロジックエラーとなる為
存在し得ないのです
683: 名前: :2013/06/30 07:23ID:f7m4R70K
(遺伝子的に考えて)右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではないわ。
(戸籍的に考えて)右代宮戦人は右代宮明日夢の息子だわ。

これは()内を認識してれば言えるんじゃないかな?
ただそれだとたとえ真実と言い逃れられることでも当人が
ロジックをもってなければ言えない?、事になりますが


あれでもこれが言えないと見るのもおかしい気がする…
684: 名前: ドロクロド:2013/06/30 08:41ID:d4ybufId
ケーナさん
たぶん、タチバナさんは【金蔵を見間違わない】は全Ep共通という説の信憑性を認めていますよ。もしかしたらタチバナさん自身は
同じように【金蔵~】を全Ep共通だと考えているかもしれません。

ただ、「絶対にそうだとは言い切れない事」を根拠にして、他の意見を否定するのはよくないと言っているのだと思います。


タチバナさん
たぶんケーナさんは、タチバナさんがそう言っているのを理解した上で、「【金蔵~】は全Ep共通は、絶対と言い切ってもいいぐらいに
正しいと言いたいのだと思います。

(私もそう思います。やっぱりあそこでドラノールが切り返さなかったことが決定的だと言ってもいいんじゃないかと。
 もしその後に設定変更がされたなら、変更がされたことを提示しなければいけないでしょうし)
685: 名前: ケーナ:2013/06/30 10:47ID:18y.41v4
儲さん >>683

これは僕が『最考考』に書いた
以下の考察が参考になるかと…

ちなみに最後の部分は
ちびゆかさんとのやり取りで追加しました

■EP4で戦人の母親が霧江だと確定できる?
※まず“《赤:右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではないわ。》《赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。》”この二つの赤字が両方とも成立するということは、右代宮戦人は二人いることになります。明日夢以外の女性から生まれた戦人と、明日夢から生まれた戦人です。“《赤:そなたは、右代宮明日夢の息子ではない》”以上の赤字があるため、今この場にいるのは前者の戦人ということになります。“《赤:金蔵の孫である戦人にしか対戦相手の資格がない》”ということですから、この戦人は金蔵の血を引いている必要があります。ここでポイントなのが以下の赤字です。“《赤:戦人は明日夢の息子ではない》”この戦人は戸籍上も実際上も明日夢の息子です。しかし、赤字でそれを否定されるということは、赤字でいう“息子”とは遺伝学上の“息子”であるということになります。ということは“《赤:縁寿は、……俺の妹だ》”と言えるからには、この戦人は遺伝学上で縁寿の兄なのです。縁寿の両親は留弗夫と霧江です。金蔵の血を引いていなくてはならない以上、父親は留弗夫です。ただ、母親を霧江と断定できるかは疑問が残ります。血が半分でも“《赤:縁寿は、……俺の妹だ》”と言えるのか判断材料がないためです。そのため結論は“確定できない”です。ちなみにEP8の最後まで行っても、やはり確定はできません。
明日夢さんは戦人くんを身篭ってたわ。そして同じ頃、私もまた男の子を身篭ってた。…運命的なことに、私たちの出産日は共に同じ日だったわ。
「そして明日夢さんは戦人くんを出産したわ。…だけれど私は流産したの。………思ったことがあるわ。もし流産したのが明日夢さんで、出産したのが私だったなら。……留弗夫さんは婚約を解消して、私と結婚してくれたかしら? ……でも私は子どもを産めなかった。だから明日夢さんが死ぬまで。そして縁寿を懐妊するまで、私は明日夢さんを呪ったわ、嫉妬したわ」(霧江)(EP3)
「そういうこと。お母さん(霧江)は、お父さん(留弗夫)の右腕として活躍しながらも、その陰では狡猾に、他の女性を切り離していったわ。……お母さんの恋の成就は、もはや時間の問題だった」(縁寿)(EP6)
※とは言ってもこれだけ伏線があるため、確定的ではあるのですが…。ちなみに「戦人は明日夢の息子ではなく、娘ではないか?」と考えることも出来ますが、以下の赤字がありますので、それは否定されます。
「《赤:早く帰ってきて、お兄ちゃんッ!! 私を独りぼっちにしないでッ!!!》」(縁寿)(EP4)
686: 名前: タチバナ:2013/06/30 12:29ID:2c6uX0TN
遺伝子的とか戸籍的とか考えるのも眉唾物で、あれは「ゲーム盤上のみで通用する赤字」と「現実でのみ通用する赤字」であると考えても説明できます。
【18人目の人間】と【17人だ】も同様です。

もちろん他の考えを否定しているわけじゃないですが、ゲーム盤上と現実では状況が違っているときに、一見矛盾するような赤字を出すこともできると示されていると思います。
687: 名前: ケーナ:2013/06/30 18:45ID:18y.41v4
誤解する人がいては困るので
もう少し説明しておきますが

僕が>>682で書いたことは

赤字で一旦書いてしまったことは
取り消し出来ない為
設定変更は不可能

ということです

もちろん個別のEPでのみ通用する赤字なら
次のEPになれば白紙ですから関係ないのですが

“《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》”

という赤字は>>682で書いたように
個別のEPでのみ通用する赤字ではありません

ということは
この赤字は設定変更不可能なのです

ちなみにミステリーが“作者と読者の知恵比べ”なら
設定変更した時はそれを作品中で提示しないとルール違反です
688: 名前: 名無しさん:2013/06/30 19:31ID:44AXEK6/
タチバナさんの言う通り【18人目の人間】と【17人だ】でダブってる以上、矛盾しても良いとしか言いようが無いんじゃねーの?
もっともその矛盾の存在と、取り消し不可、設定変更不可は両立可能だけど。
例えば赤字で嘘を言うのは可能、ただしもしばれたらそのキャラは死ぬ、とかそんな感じの設定があれば。

Aさん《赤:この矛はどんな盾も貫く》
Bさん《赤:この盾はどんな矛も通さない》

これはロジックエラーだが、存在は出来る。ただしAさんかBさんのどちらかが死ぬまで決着を付けねばならない。
これはEP6で戦人が嵌り込んだ状態と同じだし、EP4ベアトが廃人化してしまった原因のような気がする。ベアトの出した最後の謎がロジックエラーだったんじゃないだろうかと。あれって「私」はどう足掻いても存在できないからね。
689: 名前: タチバナ:2013/07/01 01:08ID:340cu9ov
《赤:この矛はどんな盾も貫く》
《赤:この盾はどんな矛も通さない》

この二つが並び立つ可能性も普通にありますね。
瞬間的に真実であればいいだけだし、条件が省略されてる可能性もあるし。
690: 名前: ケーナ:2013/07/01 04:44ID:43J8gXXA
魔女のベアトの物語(第56回)

ラムダデルタとベルンカステルがゲームを開始しても、駒戦人は関心を示さず、ベアトとの勝負を振り返ることに専念していました。しかし、ワルギリアによる、魔女たちはベアトのやらないことをやる、という発言、そして実際に2人のゲームを見たロノウェの“愛がない”という発言に憤り、ベアトのゲームを2人の魔女から取り返すために参戦することを決意します。ところが、既にゲームはベルンカステルが詰めてゲームセット、という状況でした。ゲーム盤では事件2日目、10月5日を迎えており、1人の少女が夏妃を犯人として名指ししています。状況が理解出来ない駒戦人の為に、ラムダデルタがこれまでの展開を見せてくれることになりました。
691: 名前: ケーナ:2013/07/01 04:45ID:43J8gXXA
タチバナさん >>686

“ゲーム盤のみで通じる赤字”と“現実世界にも通じる赤字”
その分け方の説明として以下の内容が出てきたわけです

“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”

“《赤:右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではないわ。》《赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。》”

この両者はどちらも人物像であり
内容も似通っている為
分けるとなると両方とも同じカテゴリーに入ります

ですから片方が“ゲーム盤のみで通じる赤字”で
もう片方が“現実世界にも通じる赤字”であることはありえないでしょう

以下の内容は『最考考』からの抜粋ですが
これで《赤:18人目》と《赤:17人》は説明出来ていると思います

「《赤:初めまして、こんにちは! 探偵ッ、古戸ヱリカと申します!! 招かれざる客人ですが、どうか歓迎を!!》《赤:我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!》」(ヱリカ)
「…………申し訳ないが、」(戦人)
「《赤:そなたを迎えても、》」(ベアト)
「「《赤:17人だ。》」」(戦人&ベアト)
※戦人とベアトが言っているのは“在島者の数”です。ヱリカが言っているのは“登場人物の中で自分が何番目に登場したか、という順番”です。「初めまして」なのは、物語のヱリカの登場シーンまで話を遡らないと、18人目にならないためです。日本語では、数を表す数字と、順番を表す数字が同じであるため、わかりにくいのですが、英語ならこれが分けられているため、わかりやすいかもしれません。英語では前者はone、two、three、fourで、後者はfirst、second、third、fourthです。もっとシンプルな解釈もあります。18人は“人間の人格の数”だと考えるのです。金蔵は既に死んでいるため幻想存在であり、魔女や悪魔と同格であるため、数に含まれません。
692: 名前: タチバナ:2013/07/01 06:36ID:340cu9ov
【だって、夏妃はそこで、ひとりぼっちで紅茶を飲んでるんだもの。】
【霧江はね、死ぬ最後の瞬間まで“食料を取りに行かない=屋敷に行かない”という行動式を維持していたわ!】

例として、この二つの赤字をあげますが、これはどちらも人物の行動について説明したものであり、ケーナさんの理屈で言うとどちらも人物像です。
しかし、普通に考えれば下の赤字はゲーム盤のみの赤字です。

そう考えると、本来、正しい説明としては「1986年の親族会議より前の人物の行動についての赤字は現実でも適用される赤字」なのではないかとも思いますが、
「【右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。】という赤字は出産という過去の行動を説明したものであるため、ゲーム盤でも現実でも適用される赤字」ということになってしまい、
【戦人は明日夢の息子ではない】という過去から現在までの血縁関係を説明した赤字が現実で適用される赤字かゲーム盤で適用される赤字かどうかを考えるまでもなく矛盾が発生しますので、
同じカテゴリーかどうかという理由で現実でも適用される赤字かゲーム盤でのみ適用される赤字かを判断するのはおかしいです。

予想される反論としては、「【右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。】という赤字は過去の行動を説明したものではなく、過去の状況を説明したものである」というものですが、
そうなると今度は【1967年の六軒島の隠し屋敷に、人間としてのベアトリーチェさまが存在した】と同じカテゴリーに入ることになりますので、やはり同じカテゴリーかどうかではなく、その赤字が出された意図を考える必要があると思います。

ならば、「【右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。】と【戦人は明日夢の息子ではない】、【18人目の人間】と【17人だ】という赤字は、ゲーム上のルールに則った赤字ではなく、
相手を斬り捨てるために出されたものである」という風に意図を読み取って、「通常の赤字とは違った運用がなされている」と考えることができます。
と言っても、これはルール違反ではなく、「ルール上はできるけど、通常ならやらないこと」でしょう。どちらにせよ、通常のゲームと同じように赤字を使わなくてはならない理由がありません。
693: 名前: タチバナ:2013/07/01 12:21ID:09ZfNv0b
あ、これだと反論になってないですね。
戦人がふたりいて、遺伝的に考えれば成立するか。
694: 名前: まる:2013/07/01 13:29ID:86/VGyJ2
>>677
いや、上の話の流れで
「悪意があって誤解させるように書いてあるとして最低限保証されるものは何か」
と考えた場合
全ゲーム並立=現実/一ゲーム完結
という区分けであろう
「など」は例に過ぎず何も約束していないと言いはる余地はあるかな、と
695: 名前: まる:2013/07/01 14:23ID:23Ok4dkF
というか、ぶっちゃけ金蔵云々は小さいことで

第1則。 手掛り全ての揃わぬ事件を禁ず
第7則。 死体なき事件であることを禁ず。
第11則。使用人が犯人であることを禁ず。
第12則。真犯人が複数であることを禁ず。
が漫画で改めて複数共通、すなわち現実的要カテゴリと名言されたことのほうがでかいと思います

一応偽書と作中現実世界を調べれば六軒島の真犯人が解けるように書いてるつもりだ、
現時点で手がかりは全て提示したつもりだ、ということになるのです
696: 名前: ケーナ:2013/07/02 07:01ID:40wrivFa
魔女のベアトの物語(第57回)

 ラムダデルタはゲーム盤の冒頭に、現実世界において金蔵が死亡した際の出来事を入れ込みました。今回のゲームにおいてベルンカステルの関心を犯人から逸らせる為に“生贄”として、ラムダデルタが選んだのは夏妃です。事故とはいえ、夏妃による赤ん坊の崖からの転落がなければ“魔女のベアト”が生まれることもなかったでしょうから“夏妃が犯人”をミスリードさせる為、観劇者権限を用いて金蔵死亡時から1986年の親族会議までの夏妃を描写しました。夏妃は金蔵の書斎において金蔵の幻に励まされ、魔女ベアトリーチェの助力を得ますが、これらは夏妃の内面をラムダデルタが視覚化した幻想描写です。夏妃は蔵臼の半年あれば金策が出来る、という言葉を信じ、その間、蔵臼による金蔵の資産の無断流用を誤魔化す為、金蔵の死を隠蔽することにしました。その際、最も大きな障害となるのが、毎年行われる親族会議です。金蔵の死後、親族会議が行われましたが、夏妃の機転と金蔵の死を知っている使用人たちの協力により、金蔵の死を隠したまま乗り切ることが出来ました。ところが蔵臼の金策が間に合わないうちに1986年、金蔵の死後、2度目の親族会議が近付いてきました。
697: 名前: ケーナ:2013/07/02 07:31ID:40wrivFa
タチバナさん >>692

《赤:だって、夏妃はそこで、ひとりぼっちで紅茶を飲んでるんだもの。》
《赤:霧江はね、死ぬ最後の瞬間まで“食料を取りに行かない=屋敷に行かない”という行動式を維持していたわ》

僕はこれらは“人物像”ではないと考えています
“人物像”とは“その人はどんな人か?”なのではないでしょうか?

夏妃なら 巨乳 生真面目 蔵臼LOVE
絵羽なら 巨乳 イジワル 秀吉LOVE

こういった感じで

ところが上記赤字は
それぞれの人物の“その瞬間における状況”です
夏妃は紅茶を飲んでいた
霧江はこのように考えていた

ですから“その人はどんな人か?”には当てはまらず
“人物像”ではないと思うのです

ただ もっと良い説明があったのではないか?
例えば“1986年の親族会議より前の人物の行動についての赤字は現実でも適用される”
の方が良かったのではないか?

というのは僕もそう思います
(1998年の描写も考えると“1986年の10月4日と5日に限定されない赤字は現実でも適用される”の方が良いかな)
698: 名前: ケーナ:2013/07/02 07:32ID:40wrivFa
まるさん >>695

確かにヴァン・ダインもノックスも
“どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)”ですが

“《赤:全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。いかなる変装であったとしても、右代宮金蔵を見間違わない!》”
と同じく これらも現実世界には通じないと思います

結局 こういうのは“ゲーム盤にのみ通用するルール”なんですよね
“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
この説明が拙かった為 こういうことになってしまっているのではないでしょうか?
699: 名前: ケーナ:2013/07/02 07:46ID:40wrivFa
まとめてしまうと

赤字には本来3つの種類があります
(下に行くほど上位概念)

(1)個別のゲーム盤においてのみ通用する赤字
(2)ゲーム盤においてのみ通用する赤字
(3)現実世界にも通じる赤字

ところが
“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
という説明だと
(2)と(3)が両方とも(3)にカテゴライズされる為
おかしなことになっているのだと思います
700: 名前: :2013/07/02 08:57ID:552ogeUt
3つになってる時点でそれは作者がこの期に及んで嘘ついてる
と主張してるのと変わらないのですよ
701: 名前: ケーナ:2013/07/02 09:33ID:40wrivFa
儲さん >>700

別に“嘘をついている”わけではなくて
“この説明ではおかしい”ことに
気がつかなかったのだと思います

ノックス第9条。観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される

探偵が“嘘をつく”ことは出来ませんが
犯人の変装に気がつかないことは許されます

「解りやすく説明しよう」と思って単純化した結果
説明不足になってしまったのでしょう
702: 名前: :2013/07/02 10:06ID:552ogeUt
その可能性が0ではないのが大変悩ましいところですが…
作者のミスであるという主張はなんでも説明できてしまう究極の魔法なのです
現実世界の事実認識の誤認を覗いてそう滅多に使うものではないと思います
703: 名前: タチバナ:2013/07/02 12:22ID:1ef0JMnP
ケーナさん >>697

>僕はこれらは“人物像”ではないと考えています
>“人物像”とは“その人はどんな人か?”なのではないでしょうか?
あれ、金蔵を見間違えるかどうかは、ケーナさんの考えだと人物像じゃないんだっけ?

というか、その理屈で言うと、漫画で例としてあげられている赤字には人物像に関するものはないことになりますよね。
夏妃が紅茶を飲んでるのもベアトが九羽鳥にいるのも、
どちらもその人物がそこにいると言ってるだけでしょ。

>ただ もっと良い説明があったのではないか?
>例えば“1986年の親族会議より前の人物の行動についての赤字は現実でも適用される” の方が良かったのではないか?
>というのは僕もそう思います
考えの一例としてはあげただけで、僕自身はそこには懐疑的ですが、
ケーナさんの理屈だと、そうなるはずですね。



赤字の種類については、もう一種類あると思っていて、
それは【これは全て真実(ry】や【日記には真実が記されています】など、現実にのみ通用する赤字です。
ただ、このような赤字の存在はバトラは知らないはずなので、説明から漏れていても不思議はありません。
704: 名前: ケーナ:2013/07/03 04:29ID:74MBBB5f
魔女のベアトの物語(第58回)

再び金蔵の死を隠し通さなければならない重圧から、夏妃の頭痛は増す一方でしたが、そんなある日、夏妃の元に一本の電話がかかってきました。電話の男は夏妃のことを“カアサン”と呼び、19年前の復讐の為に帰ってきたと言います。そして親族会議の日に帰ると言い残し、電話を切りました。この“19年前の男”こそ、ラムダデルタが駒ベアトの替わりに用意した“犯人役”なのです。もちろん、現実にはこのような電話は存在しませんでした。この電話自体がラムダデルタによる幻想描写です。魔女は現実世界をカケラとして眺めることが出来ますから、ラムダデルタは19年前に発生した、夏妃が金蔵から預けられた赤ん坊を崖から突き落としてしまった事故を知っています。その時の赤ん坊が奇跡的に生き長らえて紗音として六軒島で使用人をしているわけですが、夏妃はそれを知りません。ですから“生贄”として犯人に仕立てられた夏妃を追い詰めるのに、これほど相応しい駒はないのです。EP3においては碑文の謎が解かれてから幻想修飾の担い手が変更されましたが、ラムダデルタはこれではエレガントさに欠ける、と思いました。そこでゲーム開始前から駒ベアトによる幻想修飾は捨て、“19年前の男”で勝負するのです。
705: 名前: ケーナ:2013/07/03 04:31ID:74MBBB5f
儲さん >>702

逆に作者を絶対視するのもまた
思考停止だと思うんですよね

竜騎士07さんには他にも
数々の“やらかし”がありますので…

厄介な話なのですが
それがミスなのかミスでないのか
そういう部分も含めて考察する必要があると考えています

ミスしない人間なんていないわけですから
作者がミスをしたならその本来の意図を汲んで
受け手の側でそれを修正すれば良い話
なのではないでしょうか?

こういうのにいちいち目くじらを立てて
「だから竜騎士07は駄目なんだ!」
「だから竜騎士07はハゲなんだ!」
というのはむしろ自分の器の狭さを露呈するだけです
706: 名前: ケーナ:2013/07/03 04:32ID:74MBBB5f
タチバナさん >>703

金蔵は誰からも見間違われない
そして変装しても必ず見破られる

これは“その人はどんな人か?”を説明する内容ですので
“人物像”だと思います

ようはその人の“特徴”“属性”などを説明するものが
“人物像”だと考えているわけで

夏妃は“運が悪い”
楼座は“男に逃げられる”
こういうのも“人物像”だと思います

僕はそもそも
“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
という説明はおかしいという認識ですから

人物像の赤字=現実世界にも通用する
どのゲーム盤にも共通する赤字=現実世界にも通用する

とは考えていません

コミックの画には注目していませんでしたが
あれは“ゲーム盤にのみ通じる赤字”と
“ゲーム盤外にも通じる赤字”で分けているのでしょう
(あの説明は“赤字は2種類ある”という説明ですから)

僕はゲーム盤はEP6までだという認識ですから
EP7以降に出てくる赤字は“ゲーム盤を基準にした説明”では
説明出来ないと考えています

そういう意味では“もう一種類の赤字”とも言えますね
707: 名前: タチバナ:2013/07/03 22:08ID:0fTsboMC
ケーナさん >>706

>金蔵は誰からも見間違われない
>そして変装しても必ず見破られる
この説明の時点で詭弁だと思います。勝手に主語を変えちゃいけません。
【全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。】という赤字の主語は“全ての人物”であって“金蔵”ではないのですから、金蔵の人物像を説明したものとは考えられません。

では、“全ての人物”の人物像を説明したものかと言うと、不特定多数の人間の人物像を説明にしたことになるので、これもおかしいです。なので、あくまでこれは金蔵を見間違う可能性を否定しているだけです。

>僕はゲーム盤はEP6までだという認識ですから
>EP7以降に出てくる赤字は“ゲーム盤を基準にした説明”では
>説明出来ないと考えています
それはまさしくその通りです。
708: 名前: ちびゆか:2013/07/03 22:40ID:21U4lQm2
赤字解釈好きだねえ。ボクも好きだけど。

基本的に赤字が二種類あるのは当たり前の話なのです。
将棋で喩えると、将棋のルール、駒の特徴などこれが共通の赤字なのです。
そして、対局ごとの指し手、駒をどう動かしたか、これが個別EPの赤字なのです。当然指し手は対局ごとに変わります。

ゲームを生み出した存在(領主または造物主)が保証できるのはこの二種類のみなのです。共通の赤字が現実を保証するというのは、恐らく「信じる」か「信じない」かの話なのです。
709: 名前: :2013/07/03 23:49ID:60LreGHi
ちびゆかさん

「ルール」に該当するであろう現実(特に夏妃のお茶やら初代ーチェの顛末)を執筆者が把握してるのか
把握してるとしてそいつの認知能力の限界はどうするのか?

というのが実在人物に執筆者を求める議論の最大の難点なのですよ

突き詰めるとこの議論はここまで詳しく知ってる「書いた奴」が犯人だという方向にいきます


まあ置いといて
それはそれとして共通赤字すなわち現実と見た場合誰が犯人なのかというのは考えるべきなのですよ
一応漫画版を信じる限り「特定一人の犯人を指すように書いてるつもりだ」
と宣言したに等しいのです


魔法を信じない方についても「誰に濡れ衣を着せようとしているのか」は無視できない要素のはずです
710: 名前: ケーナ:2013/07/04 05:30ID:ed6x1LaN
魔女のベアトの物語(第59回)

親族会議当日、六軒島についた親族たちと、早速、金蔵との面会を巡って諍いが発生しました。やはり、2度も誤魔化すのは大変そうです。夏妃が協力者である源次及び駒ベアトと(ゲームが始まっている為、これまでは夏妃の内面の存在だった魔女ベアトリーチェが、ゲーム盤の駒ベアトに摩り替わっている)、今後の対応を協議しているとベアトの眷族であるロノウェとガァプが現れました。見知らぬ存在に夏妃は驚きますが、ロノウェもガァプも駒ベアトの眷属としてゲーム盤に配置された駒ですので、駒ベアトが夏妃に協力する以上、この2人及び煉獄の七杭も夏妃の協力者となるのです。本来ならば、ゲームマスターは駒ベアト及びその眷属を使って“人間が犯人”のシナリオを魔女の仕業として幻想修飾しますが、今回のゲームにおいては“19年前の男”を駒として使うことになりました。そこでラムダデルタはあぶれてしまった駒ベアトを、夏妃の内面の魔女ベアトリーチェと摩り替えてしまったのです。
711: 名前: ケーナ:2013/07/04 05:32ID:ed6x1LaN
タチバナさん >>707

>>金蔵は誰からも見間違われない
>>そして変装しても必ず見破られる
>この説明の時点で詭弁だと思います。勝手に主語を変えちゃいけません。
>【全ての人物は右代宮金蔵を見間違わない。】という赤字の主語は
>“全ての人物”であって“金蔵”ではないのですから、
>金蔵の人物像を説明したものとは考えられません。

“全ての人物は金蔵を見間違えない”=“金蔵は全ての人物から見間違われない”
ということですから
これは“金蔵の人物像”を示す文章に変換できます

英語で“受け身”っていうのがありましたよね
確か問題で“この文章を受け身の文章にしなさい”というのが
あった気がします
ですから普通の文章を受け身の文章に変換しても
その内容は同じです
712: 名前: ケーナ:2013/07/04 05:32ID:ed6x1LaN
ちびゆかさん >>708

ちびゆかさんが言っている2種類は>>699の説明で言うと

(1)個別のゲーム盤においてのみ通用する赤字
(2)ゲーム盤においてのみ通用する赤字

ですね

《赤:六軒島の中には、九羽鳥庵という隠し屋敷が実在します。 かつて実際にこの場所で、お二人(金蔵とベアト)はこのような会話をなされました。1967年の六軒島の隠し屋敷に、人間としてのベアトリーチェさまが存在した。》
《赤:右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではないわ。》

これらの赤字がある以上

(3)現実世界にも通じる赤字

の存在も確実かと
713: 名前: タチバナ:2013/07/04 06:41ID:17.kYBKE
ケーナさん >>711

>ですから普通の文章を受け身の文章に変換しても
>その内容は同じです
違います。“全ての人物は金蔵を見間違えない”なら、全ての人物には金蔵を見間違えない性質があるということです。
“金蔵は全ての人物から見間違われない”なら、金蔵には全ての人物から見間違われない性質があるということでしょう。

逆にした方が分かりやすいかな。
“全ての人物は金蔵を見間違う”という赤字があったとすると、全ての人物の視覚や認識に誤りがあるということになりますが、
“金蔵は全ての人物から見間違われる”なら、(本人の意思を問わず)金蔵には卓越した変装能力があるということになるでしょう。見間違うかどうかの原因がどちらにあるのかということです。
714: 名前: タチバナ:2013/07/04 12:00ID:50B2TZIh
全ての人物というのが分かりにくいのかもしれないな。

例えば、“霧江は留弗夫の浮気を必ず見抜く”という赤字があったとすれば、
それは霧江の観察眼の鋭さを示すものであって、留弗夫が浮気を隠すのが下手なのかどうかは分からないわけですよ。
つまり、どちらにせよ霧江は留弗夫の浮気を必ず見抜くという意味なので、
留弗夫の人物像を示したものとは言えないのです。
留弗夫は霧江以外になら、浮気を隠し通せるかもしれないし。
715: 名前: :2013/07/04 12:05ID:169sdihN
そもそもアリバイトリック死因人物像では全てを語れない以上
今お二人が議論していることって無意味じゃないかと思うんですけど

アリバイトリック人物像についてはっきり「など」と追加されうることが示されていますが
「2種」というのははっきりした数字です

3種目を作れること前提に語るなら(多少なりと嘘、錯誤を交えてるといってるのだから)
尚更人物像という言葉尻についての議論はほとんど無意味です
716: 名前: タチバナ:2013/07/04 14:21ID:1a5t/Txb
うん、そもそも人物像という言葉自体があやふやで、あんまり気にすることじゃないと思うんですけど、
どうしても気になる人が何名かいるようなので。
717: 名前: :2013/07/04 15:16ID:169sdihN
ところでケーナさん

9ページ説への賛成反対はともかく9ページで偽書がかけるって言ったんだから書いて証明してくれる!
って熱意は本気で尊敬しますがこっちでもいくらか議論がスタートした以上
恐ろしく見難くなってるのです

ご自分のHPまで作成なさっているのですからそちらにあげられてはいかがでしょうか
718: 名前: ちびゆか:2013/07/04 23:49ID:79ifnkJf
ケーナさん>>712
>これらの赤字がある以上
>(3)現実世界にも通じる赤字
>の存在も確実かと

これらの赤字も「(2)ゲーム盤においてのみ通用する赤字」なのです。
そして且つ「猫箱の外にも通用する疑いようのない事実」であるのです。

なんで三つに分けたがるのかなあ。

719: 名前: :2013/07/05 00:48ID:63SnZNtJ
なんでかというのは明白だと思いますよ
私の金蔵が誰にも見間違えられなかったということは
すなわち全員が知ってて(1~4)よりep5にちかい、といったたぐいの推論を認めるかはともかく
直接的な解釈だけでかなりいくつかの可能性のカケラはふっとばされますよね

まうバトラ犯人説は死んでしまいますし
ベアト現実殺害説もかなり苦しくなります(妾は約束を守る以上ガチ殺害では碑文を解いても戻せない=殺してない)
その上で死体なき事件を禁ずっていうんだからかなり絞られます
720: 名前: ケーナ:2013/07/05 04:58ID:2eXT6T5Z
魔女のベアトの物語(第60回)

 事件が起こらなければ何も始まらない、と考えていた駒戦人に、2人の魔女はそんなだから無能なのだ、と釘を刺しました。そしてベルンカステルは事件が起こらない10月4日にだって解ける謎はある、と言います。駒戦人はその謎が魔女の碑文であることに思い至りますが、自分は謎を解くどころか、その存在意義さえ理解していないことに気がつきました。なぜ、その謎が設けられ、提示されているのか? 解けぬ謎であってもその意味を探ることで、それを提示したベアトの心を知ることが出来るのではないか、駒戦人はそのように考えました。

※第59回で“駒ベアト”と書きましたが、正しくは“ベアトの駒”でした。メタ世界で駒戦人と戦っていたのが“駒ベアト”で、ゲーム盤で幻想修飾を担当していたのが“ベアトの駒”です。EP5においては“駒ベアト”に“魔女のベアト”が宿っていますので“駒ベアト”は登場しません(あるいは影武者である“駒ベアト”はもういなくて、魔女のベアトがそのまま居る、という解釈でも構いません)。ちなみにこのEP5においては夏妃に仕える“ベアトの駒”を“ベアトリーチェ”と表記することにします。
721: 名前: ケーナ:2013/07/05 04:59ID:2eXT6T5Z
タチバナさん >>713

これには2つの説明が出来ます

まず 主体を“全ての人物”に置く場合でも
これは“全ての人物”の“人物像”を示す文章です
ですから“人物像”であることに変わりはありません

そして
“全ての人物は金蔵を見間違えない”=“金蔵は全ての人物から見間違われない”
この関係が成立するのは
1つの場面を
どちらを主体にして捉えるかで解釈が変わるからです

“全ての人物”を主体にすれば
“全ての人物の人物像”になりますし
金蔵を主体にすれば
“金蔵の人物像”になります

金蔵からすれば「こいつらは絶対に自分(金蔵)を見間違えない人物だ」
ということになりますし
全ての人物からすれば「金蔵さんは他に見間違えようのない人物だ」
ということになります
722: 名前: ケーナ:2013/07/05 05:00ID:2eXT6T5Z
儲さん >>717

前にも書いたのですが
『魔女のベアトの物語』は“偽書”ではなくて
“ファンタジー説に基づく解釈”です

魔女が実在して
ベアトのゲームが魔女による“儀式”であるなら
『うみねこ』はどう読み解けるのか?
という話です

本当は解釈部分だけを書きたいところですが
それだと流れが掴めない為
解釈していない部分も話が通じる程度に
ダイジェスト化しています

書いている僕自身
書きながら発見がありますので
読んでいる方も何かしら発見があると思いますよ

メタ世界を解釈している考察を見たことはありませんし
EP3とEP5をきちんと説明出来ている考察も同じくです
そもそもこの2つは理解出来ている人自体
稀なのではないでしょうか?

あと これは個人的な事情なのですが
これを書くモチベーションを保つのが結構大変で
“連載なのだから毎日書かなくてはならない”
というプレッシャーを自分に与えることで
何とか書けている部分があります

また ホームページにまとめる時は
“完成形”としたいので
ツッコミどころを知っておきたいという意図もあります
読んでいておかしいと思うところや
疑問に思うところがありましたら
ご意見お願いします
723: 名前: ケーナ:2013/07/05 05:01ID:2eXT6T5Z
ちびゆかさん >>718

この解釈だと>>595で指摘した問題が出てきてしまいますし
まるさんが主張するようにヴァン・ダイン及びノックスが
そのまま現実世界に適応されます
(これらは“どのゲーム盤にも共通し、並列する赤”ですから)
724: 名前: タチバナ:2013/07/05 08:44ID:7f3DlwHX
ケーナさん >>721

なんの説明にもなってないから返答に困るんだけど……。

>まず 主体を“全ての人物”に置く場合でも
>これは“全ての人物”の“人物像”を示す文章です
>ですから“人物像”であることに変わりはありません
人物像という言葉は、特定の人物に対して使う言葉です。
これは、辞書を引いてくださいとしか言いようがないです。

2番目の説明は、「どちらも現象としては正しい」って説明にしかなってないでしょ。
「金蔵の人物像を説明したものである」という説明にはなってないです。
もうちょっと、まともな反論を想定してたんだけど、これだと僕が言ってることと同じです。
725: 名前: :2013/07/05 10:31ID:63SnZNtJ
ケーナさん

当たり前の大前提ですが現実世界について適用されるといってもNYなどうみねこの作品外の部分は問題になりません
そもそもノックスやヴァン・ダインそのものが内包してる大前提だからです
726: 名前: ドロクロド:2013/07/05 14:32ID:e2pfd10z
赤字の文章のみで解釈すればタチバナさんの話になって、あの赤字が何を意味するのかまで考えればケーナさんの話になるかなと思います。

まぁタチバナさんも言っているように、人物像という元々の表現自体が、言いたいことのイメージは伝わるけど、きちんと細かい所まで
理詰めで考えようとすると、あまり適してないと思うので、あんまりそこにこだわらなくてもいいんじゃないかなぁと思いますが。

>>719 儲さん
>直接的な解釈だけでかなりいくつかの可能性のカケラはふっとばされますよね

漫画版で新事実登場派の儲さんとしてはそうなんですか?
私にはそう見えないんですけど。

>まうバトラ犯人説は死んでしまいますし

ガチの黒戦人説って、私は実はまだきちんと読んだことないんですが、あれは、そういう赤字だの偽書だのも全部まるっと誤誘導させる為のものって
説なんじゃないの?
だから偽書内やEp内で「戦人は犯人ではない」と赤字で言われて、それが「現実でも適用される」と言われても、何の否定にもならないと思いますが。

>ベアト現実殺害説もかなり苦しくなります(妾は約束を守る以上ガチ殺害では碑文を解いても戻せない=殺してない)

そう考える人もいるし、そう考えない人もいますよね。

と言うか今この時期に、親族の暴走無しで、ヤスが現実でも殺してまわったと考えていた人っていたんですかね?
(殺そうという計画を立てていたとかじゃなくて、実際に殺した説)
それは漫画版以前に、けっこう厳しいと思いますけど。

>その上で死体なき事件を禁ずっていうんだからかなり絞られます

爆発があって真里亞の顎部は発見されているんだから、されだけで既に条件は満たしていると思いますよ。
727: 名前: タチバナ:2013/07/05 18:48ID:59yZJd4v
というか、【死体なき事件を禁ず】って言葉通りに受けとれば、
狂言殺人とかを斬ってるだけで別に事故の可能性については否定されてませんよね。
【死体なき事件を禁ず】の対偶は“事件であるならば死体がないことを禁ず”ですよね。
(狂言殺人を事件に含むかも微妙だけど、ウィルは斬ったつもりになってるので、
含まれるのでしょう)
728: 名前: まる:2013/07/05 18:59ID:bbYLTLsM
最低限あの山羊さんたちはうみねこ現実世界の基本情報くらいはもってるでしょうから
(=事故は知ってる)爆発以外の他殺死体を言ってると思いますけどね
これはそうでなきゃ会話が成立してない
729: 名前: ちびゆか:2013/07/06 00:37ID:4dy8VLsm
ケーナさん>>723
>この解釈だと>>595で指摘した問題が出てきてしまいますし
>まるさんが主張するようにヴァン・ダイン及びノックスが
>そのまま現実世界に適応されます
>(これらは“どのゲーム盤にも共通し、並列する赤”ですから)

よく読めば「現実世界に適応」なんて一言も書いてないのです。
あくまで「猫箱の外にも通用する事実」なのです。
この世の全てが造物主によって創造された世界なら、猫箱の外だって造物主によって創造されているのかもしれません。神が猫箱の外にも通用するというなら、神の創造した世界に於いてはそういうもんなんでしょう。

あと理屈で考えれば、「現実世界」というものは人間には保証なんてできませんのです。歴史書にしろ新聞にしろ偽書にしろ。基本的には「信じる」ことで真実というものは保証されています。だからもう世界の執筆者を信じればいいでしょ!
730: 名前: ちびゆか:2013/07/06 00:58ID:1aOacp6W
全て造物主が創造した世界って完全創作説と同じだなあ。
完全創作説は自己言及のパラドックスの問題があるからダメってケンさんが言ってたけど。ボク的には完全創作の方が美しい感じがするのです。
731: 名前: ケーナ:2013/07/06 04:37ID:07WXJ7bM
魔女のベアトの物語(第61回)

ゲームが開始されてしばらくすると、異変が発生しました。これまでのベアトのゲームには登場しなかった“古戸ヱリカ”という少女が六軒島に漂着したのです。ベルンカステル曰く、無能な戦人が主役駒では話が進まない為、自分自身を駒として登場させた、とのこと(実際にはベルンカステル自身ではなく、ベルンカステルの駒)。ベアトのゲームを冒涜する行為に戦人は怒りますが、ゲームマスターはラムダデルタですから、ラムダデルタが了承する限り、こういうことも可能なのです。もちろん、八城十八が書いた偽書『End of the golden witch』には古戸ヱリカなる人物は登場しません。
732: 名前: ケーナ:2013/07/06 04:38ID:07WXJ7bM
タチバナさん >>724

例えば“日本人像(日本人はこういうものだ)”
というものがありますが
ようは“言葉”を捉えるか
“概念”を捉えるかの違いだと思います

適応されるのが個人でなくなれば
言葉は変わってきますが
そういう概念はなくなりません

これは2つ目の説明も同じ話で
僕の解釈では赤字で“言葉”を括っているのではなく
“状況”で括っています

《赤:全ての人物は金蔵を見間違えない》
が成り立つなら
《赤:金蔵は全ての人物から見間違われない》
が成り立つ

これだけでは解りにくいようなら
もう一個 例を出しましょう

《赤:右代宮戦人は右代宮明日夢の子どもではない》
が成り立つなら
《赤:右代宮戦人は右代宮明日夢以外の女性から生まれた》
が成り立つ

ということです

ただ他の人からも指摘されている通り
“人物像”の定義が曖昧な上
本命は“全てのゲーム盤に共通する赤字は現実世界にも通用する”
という内容ですから
もう“人物像”の話は止めておきましょう

僕はあくまで「“人物像”からも話は詰められる」
という立場で書いてきただけですから
733: 名前: ケーナ:2013/07/06 04:39ID:07WXJ7bM
まるさん >>728

あれは“ゲーム盤(メッセージボトル)”についての話だと思います

そもそも現実世界の犯人って誰なのでしょう?
EP7のお茶会を信じるならば最初に人を殺したのは絵羽ですし
次は秀吉ですがこの2人は事故です
明確な意思を持って人を殺したのは霧江が最初ですが
その後 留弗夫も絵羽も同じように殺しています
734: 名前: ケーナ:2013/07/06 04:40ID:07WXJ7bM
ちびゆかさん >>729 >>730

>よく読めば「現実世界に適応」なんて一言も書いてないのです。
>あくまで「猫箱の外にも通用する事実」なのです。

このツッコミはもっと早い段階で来ると思っていたのですが
ようやくですね
ただ これを持ち出すと議論が終わってしまうので
あえて黙っていました

>ボク的には完全創作の方が美しい感じがするのです。

僕も正直『ヤスの一なる真実』は見事だと感心しました
ただ“創作説”が美しくまとまるのは“何でもあり”だから
という部分もあって
ある意味“つまらない解釈”ではあります
735: 名前: ケーナ:2013/07/06 07:07ID:07WXJ7bM
儲さん >>725

『パイの物語』読みました
途中から「何じゃこれ?」でした

そもそも“作家”の人はどこにいってしまったのでしょう?

『ジョジョ』のスモーキーのようですが
スモーキーはちゃんと最後出てきますからね

でも8メートルの救命ボートに
2.5メートルのトラと同居というのは
どんなものかビジュアル的に興味がありますので
映画の方も視てみたいと思います
736: 名前: タチバナ:2013/07/06 08:34ID:f22veRI6
ケーナさん >>732

>例えば“日本人像(日本人はこういうものだ)”
>というものがありますが
>ようは“言葉”を捉えるか
>“概念”を捉えるかの違いだと思います
それは日本人という民族の特徴であって、人物の特徴ではないでしょ。
別に否定したいわけじゃないんだけど、この点については明らかに間違ってるんだから素直に認めなよ。

>《赤:全ての人物は金蔵を見間違えない》
>が成り立つなら
>《赤:金蔵は全ての人物から見間違われない》
>が成り立つ
>(中略)
>《赤:右代宮戦人は右代宮明日夢の子どもではない》
>が成り立つなら
>《赤:右代宮戦人は右代宮明日夢以外の女性から生まれた》
>が成り立つ
まあ、常識的に考えればそうなるんだけど、下のは論理的には間違ってますよ。上のは確かに正しいです。

【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではない】の対偶は“右代宮明日夢の息子であるならば、右代宮戦人ではない”であって、
右代宮戦人が誰か(人間の女性とか)から産まれたことを保証するものではないです。
うみねこだと、「幻想上の存在だから親は存在しない」なんてのもあり得るから、この手の論理的誤りは致命的になりかねないかと。(右代宮戦人がふたりいる可能性は確かに考えられる)

別にそんなに難しい話じゃないと思うから、これくらいは論理的に正しいかどうか考えて欲しいです。
論理的に間違ってることを堂々と言われるせいで、話が噛み合ってないことが結構あると思うので。

>もう“人物像”の話は止めておきましょう
こっちが話を切り上げようとしてるところに、そっちが食いついてきたので、その言い方は引っかかるけど、まあいいや。

>僕はあくまで「“人物像”からも話は詰められる」
>という立場で書いてきただけですから
そうでない可能性も考えられるのに、そうだとして作者が間違ってるだなんておかしな話だと思うけど、まあ全否定はしないです。
竜ちゃんがどう考えているのかが分からないので、金蔵を見間違えるかどうかが人物像に含まれる可能性もないとは言い切れません。

最後に強調しておくけど、なんで話が噛み合わないのかは真剣に考えて欲しいです。人物像の話自体はどうでもいいです。
737: 名前: ケーナ:2013/07/07 06:47ID:e0tpnpQx
魔女のベアトの物語(第62回)

そもそも、偽書『End of the golden witch』は“探偵”不在、“語り手”である戦人も含めた、登場人物全員が共犯者である内容でした。しかし、もともとラムダデルタは偽書のシナリオに添いつつもミスリードさせる展開にするつもりでしたから、あらかじめベルンカステルに、今回のゲームには探偵がいないことを知らせ、何なら探偵役の駒をベルンカステルが出しても良い、と水を向けていたのです。元の偽書には登場しなかった“探偵”が新たな登場人物として参加することで、偽書の内容通りの展開から外れることになりますが、ベアトのゲームの駒は“実際の人物がそこにいるのと同じように”行動しますので、元のシナリオになるたけ添う形で対応してくれるでしょう。後はゲームマスターであるラムダデルタが駒に干渉してちょくちょく介入すれば、何とかなります。
738: 名前: ケーナ:2013/07/07 07:02ID:e0tpnpQx
タチバナさん >>736

自分の手番で話を切り上げると
論破されたみたいでイヤなのですが
これ以上続けてもお互い得るものはないでしょう

>【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではない】の対偶は
>“右代宮明日夢の息子であるならば、右代宮戦人ではない”であって、
>右代宮戦人が誰か(人間の女性とか)から産まれたことを保証するものではないです。
>うみねこだと、「幻想上の存在だから親は存在しない」なんてのもあり得るから、
>この手の論理的誤りは致命的になりかねないかと。

《赤:人間以外の一切の要素は、このゲーム盤に関与しない!》
という赤字がありますから…
僕は論理とか良く解りませんが
単純に「赤でない」なら「赤以外の何かである」ということで良いのではないですか?

そう言えば
タチバナさんはまるさんが指摘した
ヴァン・ダインとノックスがゲーム盤外にも適応されるというのは
どう解釈しますか?
739: 名前: タチバナ:2013/07/07 11:08ID:45nykilT
ケーナさん >>738

>自分の手番で話を切り上げると
>論破されたみたいでイヤなのですが
>これ以上続けてもお互い得るものはないでしょう
そういう気持ちがあるのは凄く分かるんだけど、明らかにおかしいことを言うから突っ込みを入れざるを得ないのですよ。
こっちもいじめてるみたいで嫌なんだけど、そっちが素直に認めれば、すぐに終わる話です。

>《赤:人間以外の一切の要素は、このゲーム盤に関与しない!》
>という赤字がありますから…
それは「七姉妹やシエスタやドラノールやウィルたちなども含めて、全員人間の女性から生まれた」という主張になってしまうと思うんだけど、それでいいんですか?
ゲーム盤上の戦人ではなく、ゲームプレイヤーの戦人に対して使われたのだから、「人間の女性から生まれたわけではない」としても、別におかしくないですよ。

「幻想キャラのことを考慮するのはおかしい」と反論するにしても、ベアトは盤上にもはっきりと登場してますし、
『夏妃の言う金蔵とはこの部屋の別称かもしれぬぞ?』といった青のように、
【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではない】に対しても、“ベアトの言う右代宮戦人とは人間ではなかった”という可能性は考えられます。

もちろん、これだと反論になってないし、この赤字以外のその他諸々の情報を考慮すれば、そんな話ではないことは分かります。
あくまで【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではない】という赤字だけを抜き出して、
“右代宮戦人は右代宮明日夢以外の女性から生まれた”というのは確実だと考えるのは論理的に誤ってるし、安直過ぎるという話です。

――以上の話も人物像の話と同じで、別にそこまでこだわる必要はないけど、ケーナさんの言ってることは論理的に飛躍しすぎていることが多くて、
その積み重ねで話が噛み合わないことになってるんじゃないかと思ったので、指摘させていただきました。

>僕は論理とか良く解りませんが
>単純に「赤でない」なら「赤以外の何かである」ということで良いのではないですか?
だから、そういう話ですよ。
【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではない】のならば、“右代宮戦人は右代宮明日夢の息子以外の何かである”ということです。

何かって言うのは、例えば、右代宮明日夢の娘だったとか、七文鎮だとか、うさぎの人形だとか、妄想上でしか存在できないイマジナリーフレンドだとか、多重人格者の持つ人格の一つだとかです。

繰り返しますが、「明日夢の息子ではない」という部分だけを抜き出すなら、「明日夢以外の女性から生まれた」ことは保証されてないのです。
別に論理的じゃなく感情的に考えてもいいんだけど、これはそんなに難しい話じゃないと思うし、これくらいは理解して欲しいところです。

>そう言えば
>タチバナさんはまるさんが指摘した
>ヴァン・ダインとノックスがゲーム盤外にも適応されるというのは
>どう解釈しますか?
「ゲーム盤外のミステリーに対して適用されると考えればいいんじゃないの?」、……というのはノックスやヴァン・ダインを破ってるミステリーを考慮してないから暴力的か。
「ベアトが出した謎がミステリーであるならば、ノックスやヴァン・ダインが適用されるという話だ」と言った方がいいですね。
こういう考えなら、普通にゲーム盤でも現実でも適用される赤字ですよ。「ミステリーのルールなんだから、ミステリーにしか適用されない」と考えるのは極々自然ですし。
740: 名前: ドロクロド:2013/07/07 13:04ID:adLJX85F
漫画版は見ていないので、また変なこと言ってるかもしれませんが

・「死体なき事件であることを禁ず」
 二十則ってノックス十戒と比べて、推理に関するフェアネスについてだけじゃなくて、読者の興味を惹きつける為に
 平凡な(程度の軽い)事件はダメだって言ってる部分も強いんですよね。

 地形が変わる程の大爆発があって多数の死者が出ているわけですから、事件の規模としては十分でしょう。
 また、ゲーム盤の途中は狂言殺人であっても、最後に爆弾が爆発して皆が死ぬのはどのゲーム盤上でも同じ、むしろその最後も
 ベアトのゲーム盤の肝の1つなのですから、そこを謎解きと別にして考えるのは少々疑問に思われます。

 漫画版では知りませんが原作では、狂言殺人だとする黒山羊にウィルが「死体無き事件を禁ず」と切り伏せた後
 ウィル「大ノックスも、狂言殺人までは封じ損ねたな」
 ドラ「殺人以外のミステリーも立派なミステリーです」
 と言ってますしね。

・事件
 個人的には二十則で使われている「事件」というのは、大きなカテゴリーとしての「事件」、意味合いとしては「出来事」であって
「人為的な犯罪」だけのことを指しているわけではない。「事故」もその中に含まれていると思っています。
 そうでないと、古典ならともかく現代ミステリーではかなり対象が制限されてしまいますので。

・相手の説に対して赤字宣言をする
 誤解されやすいのですが、
 A「この真相は○○だ!」
 B「赤字【ノックス第×条 △△を禁ずる!】」
 これだけでは○○という説が客観的に否定されてはいません。Aの○○という主張に対して「それはノックスに違反していると思われる」という
 Bの主張を対抗で出しているだけです。
 この後Aの手番になり、Bの主張に対抗できる主張をAが出せない場合に、Aの○○が論理を維持出来なくなって否定されるのです。
(もちろんその後に対抗案を出せれば議論は再開されます)

 Ep5裏お茶会での、金蔵を見たとする戦人とドラノールの論戦で、戦人の説に対してドラノールは赤字のノックスを宣言して
 戦人の主張を否定しようとしましたが、戦人はその赤字に抵触しないと主張を続けて、最終的には自分の主張を通しています。

 さらに(ちょっと精査が必要かもしれませんが)、こういったやり取りの際の「斬る」「刺さる」「貫く」などの描写は、その有効性とは
無関係である可能性も高いです。
 上の例で言うなら、Bの「赤字【禁ずる!】」で、Aがバッサリ斬られたとしても、あくまでそれは演出上のものや、Aの心理状態を
 示していることで、Aの主張が否定されたり、Bの否定の絶対性が示されているものではないということです。

 Ep4お茶会での戦人の暴論青字ラッシュもベアトにグサグサ刺さってましたし、Ep5で戦人は赤に貫かれて一度は完全に絶命させられましたが
 真相に至って対抗する論を練り上げることによって復活しています。

 赤字による宣言そのものが対象の否定になるのではなく、それに反論できずに思考停止して自ら否定を受け入れた時にこそ
 その説の否定になるわけです。


つまり何が言いたいかというと…

1回や2回赤で斬られたからって、そこで諦めてんじゃねぇよ、黒山羊。
ちょっと、おまえ、私と代われ。

Ep8発表当時、同じように思った人がどれだけいたか。
漫画版では少しはパワーアップしているようで、多少は溜飲が下がる思いですが、やはり原作のあのシーンは『うみねこ』の評価を
下げる大きな要因の内の1つであったことは間違いないでしょう。
執筆期間の短さ故か、竜ちゃん、どうかしちゃってのかと。
741: 名前: タチバナ:2013/07/07 14:18ID:45nykilT
ドロクロドさん >>740

>・「死体なき事件であることを禁ず」
> 二十則ってノックス十戒と比べて、推理に関するフェアネスについてだけじゃなくて、読者の興味を惹きつける為に
> 平凡な(程度の軽い)事件はダメだって言ってる部分も強いんですよね。
実際、米澤穂信の古典部シリーズとか松岡圭祐の千里眼シリーズとか乾くるみのイニシエーション・ラブとか、人が死なないミステリって結構ありますよね。
ヴァン・ダイン以前の時代で該当する作品というとエドガー・アラン・ポーの盗まれた手紙とかコナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズの一部(赤毛組合など)あたりですが、
二十則はアガサ・クリスティのアクロイド殺しの叙述トリックを批判していたりと、彼の嗜好の部分が大きく反映されているんですよね。

>・事件
> 個人的には二十則で使われている「事件」というのは、大きなカテゴリーとしての「事件」、
>意味合いとしては「出来事」であって「人為的な犯罪」だけのことを指しているわけではない。
>「事故」もその中に含まれていると思っています。
原典の二十則だと、おそらく「殺人事件でなければならない」と言いたかったのだと思いますけど、
ウィルの二十則が現実の事件にも適用されると仮定するのならば、そういう解釈になるのかなと思います。

>1回や2回赤で斬られたからって、そこで諦めてんじゃねぇよ、黒山羊。
>ちょっと、おまえ、私と代われ。
ぶっちゃけ、ドラノールはともかく、ウィルは斬った振りして誤魔化してるように見えるんですよねw
真犯人の定義も事件の定義も確認せず、あっさり引き下がる推理山羊も相当アレですがw

>Ep8発表当時、同じように思った人がどれだけいたか。
>漫画版では少しはパワーアップしているようで、多少は溜飲が下がる思いですが、
>やはり原作のあのシーンは『うみねこ』の評価を下げる大きな要因の内の1つであったことは間違いないでしょう。
>執筆期間の短さ故か、竜ちゃん、どうかしちゃってのかと。
「読者批判とも取れる描写を出したことが問題」なのではなく、「推理山羊の推理があまりにも低レベル過ぎることが問題」だったんですよねえw
言いたいこと、やりたいことは分かるけど、あの部分はもう少し精査して欲しかったところです。アンチはアンチで「俺たちはこんな低レベルなこと考えてない」と怒るべきところですw
742: 名前: :2013/07/07 14:24ID:ddbK.m45
>こういったやり取りの際の「斬る」「刺さる」「貫く」などの描写は、その有効性とは無関係である可能性も高いです。

こうなると漫画の表現技法の話になりますが、一体お前何秒で喋ってるんだと言いたくなるような
ちゃんとした推理をした追加優秀山羊の攻撃は「かわす」か「新しい赤字を持ちだして」ますよね(模範解答だということなのでしょう)
ちゃんと刀での切りつけはしていない

フェアを信じる限り夏海先生は書き分けているように思われる

また(知らなかったのはバなんとか位で)爆発事故自体は明らかに全員にとって既知です
死体なき事件とは明らかに他殺死体を言っていると取れる
743: 名前: ケーナ:2013/07/08 04:45ID:4aj6huSV
魔女のベアトの物語(第63回)

 ベルンカステルはヱリカについて“探偵宣言”を出しました。そのため、ヱリカは犯人ではないこと、また、これまでのゲームにも影響を与えないことと、ヱリカの分、在島者の数が1人プラスされたことを確認しました。ヱリカが南條の診察を受け、朱志香が昔着ていた余所行きの服を貸し与えられて客間に案内された時、そこには六軒島の在島者が勢ぞろいしていました。ラムダデルタは赤字で、現在客間にいる人数が在島者全ての人数であることを宣言します。戦人の駒は客間をぐるりと見回し、その場にいる人間を確認しました。客人の古戸ヱリカ、そして、その後には熊沢と紗音。その傍らには源次。客人を歓迎する蔵臼と夏妃。さっそくアピールを開始した郷田、相変わらず淡白そうな表情で愛想がない嘉音。そして、留弗夫と霧江、絵羽に秀吉、楼座に真里亞。それに南條。そして戦人の左右には譲治と、朱志香。自分も含めたこの18人が戦人の駒が認識した在島者でした。ところが、今回のゲームにおける戦人の駒は“語り手”ではあっても“探偵”ではありませんので、戦人が認識した“18人”は幻想修飾された人数であり、探偵であるヱリカにとって、この場にいるのは17人です。
744: 名前: ケーナ:2013/07/08 04:49ID:4aj6huSV
タチバナさん >>739 >>741

>「明日夢の息子ではない」という部分だけを抜き出すなら
>「明日夢以外の女性から生まれた」ことは保証されてないのです。

僕は基本的に真面目の考察していますので
そういう“トンデモ系”はどうでも良いです
他者がそういうのを楽しむことを
否定はしませんが
僕自身は関わるつもりはありません

>「ミステリーのルールなんだから、ミステリーにしか適用されない」と考えるのは極々自然ですし。

“ベアトのゲーム”はミステリーですから
犯人は決まっていますしミステリーのルールに従っています
それに対してヴァン・ダインやノックスが赤字で登場するわけで
これらは『うみねこ』の現実世界における実際の事件に
適応されるものではないでしょう

ようは“ベアトのゲーム”の核となっている
メッセージボトル及び偽書に対しての赤字だろう
ということです

>「読者批判とも取れる描写を出したことが問題」なのではなく、
>「推理山羊の推理があまりにも低レベル過ぎることが問題」

あれはまんま
ショボい考察を垂れ流す読者への批判だと思いますよ
そういうのにはうんざりしていたのでしょう
あれで自分が斬られたと思ってしまう時点で
その程度のショボい考察しか出来ていないということです
745: 名前: タチバナ:2013/07/08 12:42ID:65HOLOmM
ケーナさん >>744

>僕は基本的に真面目の考察していますので
>そういう“トンデモ系”はどうでも良いです
だから、【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではない】という赤字だけでは、
“トンデモ系”かどうかの判断すらできないでしょ。
“トンデモ系”かどうかの判断をしたのは、この赤字からじゃなくて、
何か別の根拠があるわけでしょ。
それをあげずに、「【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではない】という赤字から、
“右代宮戦人は別の女性から生まれた”と言える」っていうのが
論理的に飛躍しすぎているという指摘ですよ。それを認めた上で詰めていかないと話にならない。

>“ベアトのゲーム”はミステリーですから
>犯人は決まっていますし
>ミステリーのルールに従っています
否定はしないけど、これも話が飛躍しすぎています。というか、説明不足と言うべきか。

1、何故ベアトのゲームがミステリーであると言えるのか
2、何故ミステリーならば犯人が決まっていると言えるのか
(虚無への供物など、犯人が明らかでない作品もある。
最もあれはあくまでアンチミステリーであってミステリーではないと言うなら筋は通るが)
3、何故ミステリーならばミステリーのルール(ノックスとヴァン・ダイン)を守っていると言えるのか

この3点を説明できないなら、ただの決めつけになってしまいます。
というか、説明の仕方が悪いというか、「ミステリーだから」を理由にしてるのがよくないと思います。
僕なら言いたいことは分かりますけど、他の人に同じ説明しても伝わらないことがあると思いますよ。

>あれはまんま ショボい考察を垂れ流す読者への批判だと思いますよ
「あのシーンの解釈で、至ってるかどうかが分かる」という発言がどこかであったはずですけどね。
ケーナさんもたぶん感覚的には理解してると思うんだけど、単なる読者批判というだけでは説明できません。
746: 名前: :2013/07/08 12:43ID:9bK0J./2
私は基本的にミステリのルールはうみねこ現実世界(と言うか六軒島事件)に対して適用されるものと思っております

ロジックというのとはちょっと趣が違う意見ですが…

まず第一にうみねこが本質的に「解けるようにできていない」のならば全ての考察は無意味であって
その仮定のもと進められる議論に意味は無いと思うのです

第二に漫画版で明白化されたかなり上位の作者である無能さんの意思です
赤字真?ルール追加ページだけ着目されますが、その次で赤字のルールを教えたとしても
信じなかったり言い逃れの類を用いればどうとでもなると言っているのです
だから信じてほしいと言ってるのです

上の描写からして無能さんは次善として縁寿が真実を知らぬほうが良いと思ってるでしょうが
十分愛を持って赤字を信じれば解けるつもりではつくってると思います

なぜなら本気で絵羽日記以外縁寿の勝ち筋が一切なくしたいのならば
そもそも全体共通赤字は猫箱でも真実という風に今までの物語を書く必要はなかったのです

全体共通赤字ルールが無能にとって変更不能のルールであったとしても
じゃあ全体共通赤字など出さなければよかったのです

少なくとも6以降(魔法解釈でも、単に八城であるという意味でも)彼はかなり強烈なコントロール権を常に持っていたはずであり
特に7でしか出てこないヴァンダインなぞ一切触れさせないことは可能であったはずです
747: 名前: :2013/07/08 12:50ID:9bK0J./2
自分で見ても曖昧なので補足します

つまり全体共通赤字について強烈な言い逃れで誤解を誘ったりするくらいなら
(そこまで本気でバトラがエンジェを騙したいなら)黙っていればいいのであって
そうはしてないだろう

全体共通赤字がある以上(愛があれば)解けるつもりでつくってるだろうということと

「登場人物の意思とは無関係に」竜騎士先生がペテンを仕掛けてる=本質的にとけないようつくってる
なら考察なんて意味が無い

ということです
748: 名前: ドロクロド:2013/07/08 17:31ID:fdVhQgLv
まずは自己レスから
>Ep5で戦人は赤に貫かれて一度は完全に絶命させられましたが、真相に至って対抗する論を練り上げることによって復活しています。

これは至る前の無能推理を強化補強したわけではなく、全く新しい論を組んだわけなので、「自論を赤で否定されても、反論できればセーフ」
「ダメージ描写は説の有効性とは無関係かも?」の具体例としては適していませんでしたね。すみません。

全部検証してみたわけじゃありませんが、無関係と言うのも言い過ぎでしょうね。
Ep4お茶会の戦人の暴論青字が刺さっているのは、わざと受けたというケーナさんの解釈でもいいと思いますし。


タチバナさん >>741
>原典の二十則だと、おそらく「殺人事件でなければならない」と言いたかったのだと思いますけど

えぇそうですね。事故や自殺であってはならないとされていますね。
あくまであれは私の解釈ということで。

>ぶっちゃけ、ドラノールはともかく、ウィルは斬った振りして誤魔化してるように見えるんですよねw

そうなんですよねw 「無職探偵のマイルールw」感がそこはかとなく漂ってくるのはなぜなんでしょう?
お尻つねられたりもしてますが、原作では硬派な言動に終始しているように思えるのですが…。
(牢人形さんのオリスクの影響で私のイメージが上書きされているのか…)

>「読者批判とも取れる描写を出したことが問題」なのではなく、「推理山羊の推理があまりにも低レベル過ぎることが問題」だったんですよねえw

そうですね。考えることを放棄した読者への批判なら八城もさんざんしてますけど、それを批判する声って私は聞いたことないです。
推理山羊の不甲斐なさが、読者が感じる他のマイナス感情ともあいまって、いい効果を生み出しているとは思えません。
至っているかどうかの振るいだと言うなら、至っている読者へのご褒美もないと。
七杭あたりをメタメタにしてハァハァさせてあげてもよかったのに(コラ!!)

「嘉音は朱志香が生み出した幻想」なんて、確かに愛のない考察かもしれませんが、1つの考察としては、別にそこまでおかしな説ではないわけで
(原作中でも嘉音の存在の疑わしさはあからさまに語られていたわけですし)
それを一撃で否定されて、反論もしないとか…。
むしろ、あそこはもっと論戦を続けた方が面白くなったと思うんですけどねぇ。

儲さん >>742
>また(知らなかったのはバなんとか位で)爆発事故自体は明らかに全員にとって既知です
>死体なき事件とは明らかに他殺死体を言っていると取れる

まるさんも同じようなこと言ってましたけど、漫画版では何か別の表現なり情報があるのですか?
爆発が既知かどうかなんて、べつに関係なくないですか?

爆発が起きたことは知られていますが、誰が何故、どうやって、爆発をおこしたのか(事故であるなら、爆発が起きたのか)は
おそらく警察でもわかっていないでしょう。もし判明していたなら、世間での六軒島疑惑のムーブメントは起こっていないでしょうし
なにより遺族である縁寿にそれが知らされていない筈がありません。

爆発が人為的なものなのか事故なのか、人為的なものなら犯人は?手段は?動機は?それは立派なミステリーですよね。
そこも含めて言及したり反論せずに「狂言殺人」だけで済ませちゃった推理山羊がお馬鹿なだけで、やっぱり私は「死体無き事件を禁ず」で
斬れてるわけじゃないと思いますよ。
749: 名前: タチバナ:2013/07/08 19:52ID:fcLk0pt1
>>745の続きのような独り言。

「ベアトのゲームはミステリーだから、ノックスやヴァン・ダインを守っている」というのは因果関係が逆で、
「ベアトのゲームはノックスやヴァン・ダインを守っているから、ミステリーである」と言うべきところかと思います。
そうでないと、「ノックスやヴァン・ダインを守っていないものはミステリーではない」と言ってることになります。
そして、それは戦人が愛したミステリーの一部を否定することになります。

ベアトにとって、ノックスやヴァン・ダインというのは、必ず解けるようにできているという保証です。
ノックスやヴァン・ダインを守っていなくても、ミステリー足り得ますが、
戦人に謎を解かせるためには守る必要があったのです。
750: 名前: ケーナ:2013/07/09 04:39ID:d9e4qjU.
魔女のベアトの物語(第64回)

 その年齢不相応に立派な立ち居振る舞いから、親族の関心を集めるヱリカでしたが、ディナー後、玄関ロビーの魔女の肖像画に興味を持ち、魔女の碑文と黄金の話を聞いただけで金蔵の意図を看破し、さらなる親族の関心を得るのでした。ヱリカの能力に感服した親族は、謎解きをしたいというヱリカの意向を受けて、みんなで碑文の謎に挑戦することにします。ヱリカは親族からのヒントを得て、碑文の謎を解明していきました。ヱリカをサポートする戦人の駒のキレの良さに驚く駒戦人に、ベルンカステルはこの時の戦人の駒は自分が操っていると説明しました。しかし、実際のところ、これこそが本来の戦人の駒の実力なのです。魔女のベアトは駒戦人を“紗音との約束を忘れ、ミステリーの知識も失った戦人”として生み出しましたから、これまでのゲームではその無能な駒戦人が宿ることで、ゲーム盤の戦人も自動的に無能になっていたのです。
751: 名前: ケーナ:2013/07/09 04:40ID:d9e4qjU.
タチバナさん >>745

>「【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではない】という赤字から、
>“右代宮戦人は別の女性から生まれた”と言える」っていうのが
>論理的に飛躍しすぎているという指摘ですよ。

暗黙の了解として《赤:右代宮戦人は人間である》がありますから
そこにイマジナリーフレンドやら人格やらを持ち込むのはどうなのかということです

>1、何故ベアトのゲームがミステリーであると言えるのか
>2、何故ミステリーならば犯人が決まっていると言えるのか
>3、何故ミステリーならばミステリーのルール(ノックスとヴァン・ダイン)を守っていると言えるのか
>この3点を説明できないなら、ただの決めつけになってしまいます。

1、については竜騎士07さんが散々そのように語っていますし
2、については《赤:真犯人が複数であることを禁ず》があります
3、については作品中にそのような書かれているからです

具体的に疑問をぶつけられればそれに回答は出来ますが
逆に詳しく解説しなくても通じるなら
それはそれに越したことはないわけで
特にタチバナさんとは長い付き合いですから…
(>>749なんかはその回答を求められたら書いたと思います)

>>あれはまんま ショボい考察を垂れ流す読者への批判だと思いますよ
>「あのシーンの解釈で、至ってるかどうかが分かる」という発言がどこかであったはずですけどね。

あのシーンに“ショボい考察を垂れ流す読者”への悪意が
多少なりとも入っているのは間違いないでしょうが
同時に「この考察は間違っていますよ」という解答も兼ねています
ですから竜騎士07さんの優しさでもあるでしょう

ただ“ここまで書かないと伝わらない”ことへの
失望感みたいなものもあるわけで
どちらかいうと“負のエネルギー”の方が強いでしょう
752: 名前: ケーナ:2013/07/09 04:41ID:d9e4qjU.
儲さん >>746 >>747

“『うみねこ』は解けるように出来ている”と考えるならば
赤字を信じることは必須条件です
しかし その“赤字を信じる”に足る根拠は何一つありません
作品中で登場人物が語る内容と
作品外で竜騎士07さんが語る内容を信じる
それしかないのです

“人物像などの、どのゲーム盤にも共通し、並列する赤(字)は猫箱の外(現実世界)にも通用する疑いようのない事実”
という説明はつまるところ「赤字を信じてください」という作者からのメッセージです
それを何とか解り易く
それでいてストレート過ぎない
別の表現に言い換えられないか考えた結果
“やらかし”た
そのように考えています

本来的には「赤字は3種類あって…」と
説明すれば一番良かったのでしょうが
それをやってしまうと
“考えていなかった人にも理解出来る内容”になってしまいます
いろいろな読者を想定して匙加減する必要がある為
こういうことになってしまうのでしょう
753: 名前: 名無しさん:2013/07/09 19:03ID:b3wAloEI
ベルンが戦人の駒に介入して頭いい事言わせてたってのは本当なんじゃないの?
あの会話中ずっとベルンが戦人の駒操ってたかどうかはともかくとしても
754: 名前: タチバナ:2013/07/09 19:11ID:61DQi2b9
ケーナさん >>751

>暗黙の了解として《赤:右代宮戦人は人間である》がありますから
>そこにイマジナリーフレンドやら人格やらを持ち込むのはどうなのかということです
自分の間違いを認められない人だなあ。
そっちが【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子である】という赤字だけを抜き出して、
“右代宮戦人は右代宮明日夢以外の女性から生まれた”と言い出したので、
その赤字だけに論点を絞って話をしてるんですよ。
全体を通して判断すべきだという話ならば、>>732の時点で話が噛み合ってません。

更に言うなら、魔女であっても魔法が使える人間と定義されている以上、
“戦人は人間である”という赤字だけでは、イマジナリーフレンドや人格などを否定することはできません。
(そもそもどこに“戦人は人間である”なんて赤字あったっけ?
【人間以外の一切の要素は、このゲーム盤には関与しない】を根拠にしてるなら、
それはそれでおかしな話です)

まあ、次に何を言うかも大体分かるけど、こっちはそっちの前提に合わせて話をしてるんだからね?
次に別の根拠をあげて説明したとしても、
今までのやり取りであげたそっちの根拠が間違ってることの証明にしかならないよ。
うみねこ全体を通しての話なんかしてないからね? それ分かってる?
(上記で魔女が人間と定義されていることを根拠にあげたけど、
別に作中から根拠を求めなくても、人間であっても親がいない可能性なんていくらでも考えられる)

>1、については竜騎士07さんが散々そのように語っていますし
>2、については《赤:真犯人が複数であることを禁ず》があります
>3、については作品中にそのような書かれているからです
まず1について。竜ちゃんの説明だと、エンターテイメントだったと思うけど、
……という突っ込みはさすがに野暮だとしても、それは「ミステリーであることの根拠」にはなっても、
「ミステリーでなければならなかったことの根拠」にはなってないのが惜しいところです。
なので、ここの説明としては、「戦人とのミステリー談義が云々」という話をするのがベストかと。

2、3については、EP8で南條で言っていたように、ヴァン・ダインを守っていないミステリーなんていくらでもあるので、
説明不足というか、説明が間違っています。
ノックスやヴァン・ダインは、あくまでベアトのゲームに対して適用されるものです。

>(>>749なんかはその回答を求められたら書いたと思います)
ケーナさんが同じことを書いたら、「ミステリーだから」という説明と矛盾します。
そういうところは気を付けないと誤解されるって話です。

というか、説明不足なだけなら、こっちで補足して受け取ってあげることもできますけど、
言葉通りに受け取ると矛盾したことを言ってることになるのが厄介です。

>あのシーンに“ショボい考察を垂れ流す読者”への悪意が
>多少なりとも入っているのは間違いないでしょうが
>同時に「この考察は間違っていますよ」という解答も兼ねています
>ですから竜騎士07さんの優しさでもあるでしょう
あそこで批判されてるのは、うみねこ現実世界の読者であることは理解しないといけませんよ。
考察があってる間違ってるっていうのもあるだろうけど、ちゃんと階層の違いを理解できているかが試されています。
755: 名前: :2013/07/09 21:37ID:ecPim/24
>ノックスやヴァン・ダインは、あくまでベアトのゲームに対して適用されるものです。

基本的に八城さんは事の真相を知っていると思われます
(うみねこ世界の事件一般についてどうかはともかく)
六軒島事件についてなら彼はそれをミステリーに昇華することはできます
早い話偽書シリーズ全部読んで考えれば実際の犯人がわかるように書いてあれば良い

だから実際の六軒島事件で成り立つはずがないから現実に適用されないという理屈はおかしいと思います

逆に言えば現実の事件で破れていたヴァンダイン(例えば3)については宣言できないわけです

ついでに
真犯人が複数あることを~は彼の両親が犯人であることを否定している気がします
真犯人が複数あることを禁ず、とあり偽書中仮に事起こすとして留弗夫と霧江どっちが(ボス=真犯人)かを
確定できる記述はない気がするのです
(kill江というのがよく言われてるがなんとなく尻に敷かれてるレベルでしかない)
756: 名前: タチバナ:2013/07/09 22:56ID:77M6MwkO
儲さん >>755

>基本的に八城さんは事の真相を知っていると思われます
>(うみねこ世界の事件一般についてどうかはともかく)
>六軒島事件についてなら彼はそれをミステリーに昇華することはできます
>早い話偽書シリーズ全部読んで考えれば実際の犯人がわかるように書いてあれば良い
「ヴァン・ダインを出したのは十八である」「ヴァン・ダインは現実でも六軒島の事件においてのみ成立する」という前提で考えるなら特に問題ありませんね。

【第1則。手掛り全ての揃わぬ事件を禁ず】は微妙なラインというか、
“「《赤:第1則、手掛り全ての揃わぬ事件を禁ず》。」
 (中略)
「霧江と留弗夫が犯人だとする、お前の“ミステリー”を、認めない。……霧江たちが犯人であることを示す手掛りは、何れのゲーム中にも存在しない。」
「あるわけないじゃない。
あったとしても、島は丸ごと吹っ飛んだんだし。」
「つまり手掛りなしってわけだな。
ならばそれはミステリーじゃねぇ。ファンタジーだ。」”というやり取りから考えると違反してることになるけど、なんの手掛かりなのかも明確じゃないし。
(ついでに言えば、霧江と留弗夫が犯人だということは立証できない)

「元々ベアトのゲームではノックスしか適用されていなかったけど、のちに十八がヴァン・ダインの一部も適用されていることにした」と考えれば綺麗にまとまりそうです。
757: 名前: ドロクロド:2013/07/10 01:43ID:e8t4JZOR
私宛てではありませんが、基本的な部分なので
>>753
>ベルンが戦人の駒に介入して頭いい事言わせてたってのは本当なんじゃないの?

ドラノールによれば駒は「出来ないことは出来ない。(そして本来の性格に相応しい行為を得意とする)」とされています。
Ep5推理と検証より

なので、駒が自律行動をしていたにせよ、ベルンやラムダに操られていたにせよ、駒バトラはそれだけの能力を本来は持っていたと推測されます。
758: 名前: 名無しさん:2013/07/10 01:57ID:e3/H2v.u
そもそも人間側のプレイヤーであるベルンがどうしてヱリカ以外の駒を操れたんだろうか
単純に魔女だからかラムダが操作権限を貸してたのか
759: 名前: タチバナ:2013/07/10 02:02ID:93BSw8/s
現実の偽書作家たちが好き勝手な話を書き始めたということと絡めると説明がつくかと思います。
760: 名前: ドロクロド:2013/07/10 02:56ID:e8t4JZOR
駒戦人は探偵ではないだけで、ニンゲン側の駒だからでしょう。
Ep6のヱリカをみればわかるように、探偵であるかどうかという設定は、ニンゲン側の駒かどうかとは別ですから。
761: 名前: 名無しさん:2013/07/10 03:06ID:e3/H2v.u
ふむ そうなると書斎でドラノール達と戦ってた駒戦人は
ラムダの直接的な干渉は一切なしに戦っていて(コーネリアには干渉してたけど)
ベルンはベルンで夏妃犯人説のためにヱリカがボロ負けになるのを見過ごしてた
という考え方でよろしいか?
762: 名前: タチバナ:2013/07/10 03:12ID:93BSw8/s
ヱリカってベルンの駒ではあるけど、ベルンが動かしてるわけじゃなくて自由意志で動いてる感じですよね。
ベルンが動きを制御できるのは戦人だけだったのではないかとも思います。
763: 名前: ケーナ:2013/07/10 04:34ID:d9e4qjU.
魔女のベアトの物語(第65回)

 碑文の謎解きは22時近くになったことで、お開きになります。戦人はコーヒーカップを片付ける楼座の手伝いをしながら、1人残って碑文の謎解きを続けていました。トイレに行こうとした戦人は書庫に入ろうとするヱリカを見かけ、付き合います。ヱリカは碑文の謎解きの為に地図帳を求めて書庫に来たのだ、と言いました。その後、戦人とヱリカは知恵を出し合い、碑文の謎を解くことに成功します。2人が碑文の手順に従い、作業を終えても特に何も起きませんでした。しかし戦人は暗闇の中に金蔵の姿を見出します。金蔵は戦人に地下貴賓室への道を示すと姿を消した為、ヱリカは金蔵の姿を認識しませんでしたが、その導きにより、戦人とヱリカは10tの黄金を発見しました。2人がそのまま屋敷に戻り、全員立会いの下に黄金の場所に案内する、と言ったことで、大騒ぎになります。
764: 名前: ケーナ:2013/07/10 04:35ID:d9e4qjU.
>>753 >>758 >>761

ベルンカステルは適当なことばかり言っているんですよね

“「…………無能のあんたが主役駒じゃ、ゲームがさっぱり進まないもの。だから、私自身を、駒として出させてもらった…。」”

とか言って ヱリカはベルンカステルとは別人ですし
戦人が不在の時はベルンカステルが駒を操っていたのなら
以下の場面はおかしいです

“「日本ミステリー界の話だが。……『占星術殺人事件』より、坂口安吾の『不連続殺人事件』の方が先だぜ。」
「…………………っ。…………………に。………人数、同じじゃないですか。」
「記録はタイだが、『不連続殺人事件』の連載開始は1947年だ。『占星術殺人事件』は1981年だぜ。……あんたくらい博識なら、『不連続殺人事件』を先に挙げるべきじゃなかったのかい。」
「…………ん、…………………く。」
 ヱリカは、憮然とした、…という表現では足りないくらいの形相で戦人を睨み、両腕をぷるぷると震わせながら、言葉を失っていた……。
「あっははははははっはっはっは、きゃーっはっはっはっはっはっはッ!! 何これダッサぁイ、超ウケルー!!」
「まー、仕方ないわよねぇ? 『占星術』は、事件が起こるのが1936年だもんねぇ? それと混同しちゃったのよねぇ? うっひっひひっひひっひゃっはっはァア!!」
ラムダデルタは、テーブルを両手でバンバンと叩きながら笑い転げる。屈辱に堪えていたベルンカステルも、唐突に噴出すと、同じようにテーブルを笑い転げながら叩き出す。
「ふ。……………くっくくくくくぁっはっはっはははははははッ!! オモシロイオモシロイ!! ぎーっひっひっひひひひひひひひィ!! ………やるじゃない、戦人の駒。ぐぐっひっはっひゃっはっはっはっはっははははははははっはっはああぁああッ!!」”

ですから以下の発言も適当だと考えました

“「あぁ、ごめんなさい。……戦人はこの時、不在だったから、私の方で勝手に駒を操らせてもらったわ。………切れ者っぽくていいでしょう…?」”

>そもそも人間側のプレイヤーであるベルンがどうしてヱリカ以外の駒を操れたんだろうか

これ自体はこのゲームがテーブルトークRPGであると考えれば
特におかしなことではないと思います
前に読んだテーブルトークRPGのリプレイで
自分のキャラクターが死んでしまって暇になったプレイヤーに
ゲームマスターが自分が操作していたノンプレイヤーキャラクターを
一時的に演じさせていたことがありました

ちなみに僕自身は>>761のように解釈しています
ベルンカステルは楽しめれば何でも良い訳で
ラムダデルタはその性格を見越して上手く後誘導した
ということです
765: 名前: ケーナ:2013/07/10 04:38ID:d9e4qjU.
>>764 後誘導→誤誘導

失礼しました
766: 名前: ケーナ:2013/07/10 04:39ID:d9e4qjU.
タチバナさん >>754

>そっちが【右代宮戦人は右代宮明日夢の息子である】という赤字だけを抜き出して、
>“右代宮戦人は右代宮明日夢以外の女性から生まれた”と言い出したので、
>その赤字だけに論点を絞って話をしてるんですよ。

“トンデモ系”を持ち出せば何でもありですから
いくらでも屁理屈を並べられますが
僕はそういう考察には興味がないのです

右代宮戦人は普通に考えれば人間ですから
《赤:明日夢の子どもではない》と宣言されれば
《赤:明日夢以外の子どもである》というだけのことです

右代宮戦人が人間とは限らない
という考察で話をしたいのなら
僕以外の相手を探したほうがよいでしょう

>人間であっても親がいない可能性なんていくらでも考えられる

親のいない人間ってどんな人間ですか?
試験官ベビーにだって親はいますよ

>ヴァン・ダインを守っていないミステリーなんていくらでもあるので、
>説明不足というか、説明が間違っています。

『うみねこ』に関して“ミステリー”を語る場合
それは竜騎士07さんが語った“ミステリー”を指すのであり
一般的なミステリーの解釈とはまた違った話になります

>あそこで批判されてるのは、うみねこ現実世界の読者であることは理解しないといけませんよ。
>考察があってる間違ってるっていうのもあるだろうけど、ちゃんと階層の違いを理解できているかが試されています。

これはおそらく読み違っています
あれはどちらか言うと
『うみねこのなく頃に』という作品をプレイしたプレイヤーに対しての
竜騎士07さんの思いを間接的に表現したものでしょう
(もちろん、言い訳としてはタチバナさんがしたような説明をするでしょうが…)
767: 名前: ドロクロド:2013/07/10 06:54ID:e8t4JZOR
>>761 名無しさん
なかなか鋭いご指摘をくださるので、名無しではなく、ぜひ名乗って色々な話に参加してくださいな。

で、本題ですが、仰る通り、駒戦人が自律行動でヱリカに反論するのを、金蔵が存在する余地を残すことによって終盤の夏妃を
貶める展開への布石として、ベルンはわざと見逃していたのでしょう。
(そう見ると、ベルンのヱリカへの叱責もそこまで強くないような…? 「あんたのその顔~」と金蔵に密室から逃げられた
 ヱリカの狼狽を楽しんでいるようにも見えます)

碑文を解くシーンでの駒戦人はベルンが操っていて(ベルンが嘘をついていたなら、わざわざ誤魔化す意味は?)、ヱリカとの
ミステリー談義のシーンは自律(こんな小さな事でベルンがヱリカのミスを指摘して恥を晒す意味はないと思われる為)
だと解釈しています。

原作中では、書斎密室のシーンはラムダが駒戦人を操っていて、その理由は、ヱリカ登場によってニンゲン側に大きく傾いた
パワーバランスを均衡にする為とされてましたが、それらは上位戦人、ワルギリアの推測として描かれていますので、その真偽は実際のところわかりません。
上記のような解釈もできます。

同様に、書斎での論戦でコーネリアの赤が何者かの干渉で禁じられたのも、ラムダデルタの干渉だと推測したのはドラノールです。
これも同様の解釈で、ベルンが干渉して使わせずに、金蔵をわざと逃がしたとした方が私としてはしっくりきます。

もし金蔵を密室から逃がさないことが最重要であるなら、赤字【全てのゲーム盤にて金蔵はゲーム開始時に既に死亡している】で済む話ですから。


余談ですが、この時の書斎から飛び出した戦人とドラの論戦で、ドラは
ドラ「青【書斎内に死角があることが示す手掛かりは提示されていたのか?】
   赤【ノックス第8条 提示されない手掛かりでの解決を禁ず】」
というのを、ドラ自身は手掛かりが提示されているのを知っていながら、戦人に斬りつけていました。
結果としては、戦人が避けていますが(空振り)、もし戦人が手掛かりが示されていたことに気付かず反論できなかったら
青赤の斬撃を喰らって書斎内に叩き返されていたんでしょうか?それとも戦人が何もしなくても空振り?
何もしなくても空振りなら、それこそドラはわざわざ何しに戦人を追って外まで出てきたんだって話になるので、
たぶん喰らってたんじゃないかなと思います。

そうなると、ますます推理山羊の不甲斐なさと無職探偵の「とりあえず二十則叫んで斬っとけ」感が強まりますw


……と笑い話で終わらせようと思っていたのですが、もしそうなら、赤字で斬られて終わった他の論戦も実は反論に気付かないだけで
十分まだまだ先に進める説もあったのかもしれない、と真相は別にあるのでは?と色んな信憑性が揺らいでしまったのと、
「え?いまさら全部の論戦を検証すんの!?メンドッ!」と恐くなってしまいましたとさ。
768: 名前: タチバナ:2013/07/10 07:54ID:93BSw8/s
ケーナさん >>766

他人の話を勝手に都合よく変換するのやめてね。

>《赤:明日夢の子どもではない》と宣言されれば
前から思ってたけど、勝手に赤字改変するなよ。息子と子供じゃ違うだろ。

>右代宮戦人が人間とは限らない
>という考察で話をしたいのなら
>僕以外の相手を探したほうがよいでしょう
そんなこと、一言も言ってないでしょ? 他人の話聞いてる?

>親のいない人間ってどんな人間ですか?
>試験官ベビーにだって親はいますよ
精神的な概念、空想上の存在である人間ですよ。
この話も上記と同様で、あなたの論理的誤りを指摘してるだけで、そんなことで議論したいわけじゃないですからね?

>これはおそらく読み違っています
>あれはどちらか言うと
>『うみねこのなく頃に』という作品をプレイしたプレイヤーに対しての
>竜騎士07さんの思いを間接的に表現したものでしょう
うみねこ現実世界のウィッチハンターや偽書作家を無視して話をすることはできないでしょ。
769: 名前: ドロクロド:2013/07/10 07:57ID:e8t4JZOR
考察ではなくて感想です。

>あそこで批判されてるのは、うみねこ現実世界の読者であることは理解しないといけませんよ。
>考察があってる間違ってるっていうのもあるだろうけど、ちゃんと階層の違いを理解できているかが試されています。

一応引用しましたが、私は私が感じたことを正しいと思っていますけれど、それと同様に他の方が感じたことも、その方にとっては正しいとも
思っていますので、返信を特に望んでいたり、タチバナさんの意見を否定したりするものではありません。
タチバナサンも「考察としてはああ書きましたけど、感情としてはわかります」ということかもしれませんしね。


あのシーンの不満点というかEp8の不満点なのですが、そういうことを伝えたいなら、そういう風に伝わるように書いてください、
というものが大きくあります。
数式や論理式ではなく物語である以上、理屈だけではなく読者が受ける感情も作者は十分に考慮しないといけない。
むしろ読者の感情に訴えかけるものが物語であると私は考えます。

「ここにこう書かれているからこうなんだ」というのは理屈では正しいのですが、物語としては「こういうことが読者に伝わるように
書かれている」ことが、正しい物語の書かれ方だと思います。

推理山羊のシーン、竜騎士さんの真意がどこにあるのかわかりませんが、あれをそのまま読んだ読者は様々なマイナスの感情を持ってしまいます。
「自分の推理が否定された」「幻想キャラの実在を認めないミステリー派である自分の説が否定された」「ファンタジー派の自分が否定された」
「きちんと推理をしなかった受身の自分が否定された」

思考停止=悪と言われますが、途中で投げ出さずにEp8まで付き合ってくれている読者は、少なくとも『うみねこ』が好きで、
続きを気にしてくれているわけで、明確な自論を持たなくても十分『うみねこ』の物語を愛していた筈です。
そういった部分へのフォローもなく、ああいう風に悪者扱いで一方的にぶった切られるのは、読者に物語を伝える作者として
私は厳しい評価をせざるをえません。
はっきり言って、作者の鬱憤を一方的に押し付けられているように感じ取りました。

それをタチバナさんのように「私達現実の読者に向けてのものではなく、あの世界で六軒島疑惑に興じている人達への批判」とか
ケーナさんのように「質の低い考察をしている人への批判」と、完全に他人事として捉えられたのは、おそらく少数だと思いますよ。
(もちろん統計をとっているわけではないので正確なところはわかりませんが、少なくとも、不満を感じた人の数は無視できない割合だと思います)

「いやいや、そんなことはないですよ。あれは読者への批判ではなくて、こういう意味なんですよ。ほら、ここにこう書いてあります」
ええ、理屈ではわかります。理屈では間違っていないんでしょうね。
でも感情では同意できません。
それに、感情をそこまで誘導できない理屈は、物語として本当に正しい理屈なのでしょうか? 私はそうは思いません。

何度か書いたことありますが、そういう読者感情をうまく誘導できていない部分って、これまでにいくつもあったんですけど
(Ep4の縁寿を失った戦人の怒りがEp5で無かったことになっていたりとか)
Ep8は特にそれが(私にとって)酷かった。本当に残念です。
770: 名前: タチバナ:2013/07/10 08:41ID:75nfJTqu
僕は完全に真逆で、推理山羊のシーンが現実世界の読者に向けての批判だとは一瞬も思いませんでした。
何故なら、推理のレベルが低いだけではなく、明らかに六軒島に対して悪意を持っていたからです。
幻想否定のために推理をしてる人なんて、一人も知りませんでした。
だから、あれを読んで自分自身が否定されたと解釈する人がいると聞いて、
いろんな考え方をする人がいるんだなあと思ったくらいです。

また、ドロクロドさんのように「きちんと伝わるように書くべきだった」と考えるのも納得いきません。
何故万人に理解されるように書かなければならないのか、そんなことは作者の義務ではありません。
伝えたかったのに伝わらなかったなら、作者の筆力不足ですが。

ただ、あれで激おこぷんぷん丸になる人も少なからずいるんだなあとは思ってます。
2chくらいでしか見かけないから、あまり実感が湧かないですが、
そういう考え方の人がいてもいいんじゃないかとは思います。
「作中で読者批判がされた“らしい”」と、誰かから伝え聞いたような人なら結構見かけるんですが。
771: 名前: :2013/07/10 09:21ID:07mcERTV
ベルンの話

魔法的に解釈するにせよ八代さんの猫(でファンタジーは一種の擬態)と考えるにせよ
「ベルンは十八の知能程度を知っている」
「常識的に考えて脳にダメージを受けて知識が上がったり知能下がったりはしない」
と考えられます

成り駒であるバトラ=ヤスが想定した知能程度のバトラが操ってる限りは無能で問題がありませんが
プレイヤーがベルンである以上ベルンは自分が知ってる出会った当時の十八のスペックまで
バトラに出させる権利があるでしょうし多分オート操作でもそうしなければならない

なぜなら多分六軒島事件の真相を唄って偽書を作っている以上無能を無能として行動させて
ベルンに「バトラはこんなこと知っていたわよ」と赤でつきつけられたら
それに合わせて修正しなければならないと思われまする
(エピソード限定の赤は現実の赤に勝てない)

逆に言うとあのシーンからして原則ベルンは十八=真バトラは自分より上だと思ってることになりまする
だから多分照れ隠しの萌えシーンと見るべきなのです…
772: 名前: タチバナ:2013/07/10 12:40ID:50B2TZIh
追記。理屈ではなく、感情の話だというのは分かります。
しかし、感情的に考えても「作者の能力不足だ」と結論付ける思考の過程が分かりません。

「自分の考えを否定されたようで悲しかった」というところまでは分かりますが、
何故「自分の読解力が不足していたのだろう」と自分が主体にならないのか、
何故相手のせいにしてしまうのかがよく分かりません。
それには、それまでの人生経験とかが作用してくるもので、簡単には説明できないのだろうけど……。

また、そのように受け身の姿勢だったならば、尚更自分と推理山羊の姿を重ねることはないだろう、
……と言うと、理屈っぽくなるかもしれませんが。

ただ、夏妃による金蔵信仰のように、本人の中で「○○はこうあるべきだ」という妄想が広がった上で、
裏切られたと感じたのなら、相手のせいにしてしまうということもあり得るのかなとは、
自分の中で整理をつけようと思って考えたことです。
773: 名前: ドロクロド:2013/07/10 15:52ID:e8t4JZOR
お互いに感想なので、言い合ってもしょうがないとはわかっているのですが、ちょっと言葉足らずと言うか…うーん正直にいって
そうは思わない人に配慮しすぎて言い足りない分があったので、もう少しお目汚しをば失礼します。


ちょっと誤解があるというか、あぁ私の書き方が悪かったですね。
推理をして自論を持っている人が「自説が直接否定された」と受け取った人はさすがにほとんどいないでしょう。
タチバナさんの言うようにツッコミ所のある説でしたから。(しかし逆に言えば、そういうレベルの低い形でしか描いていない所も
タチバナさんも言うように批判の対象となってもいるのですが…)

しかしレベルが低い説とは言え、まがりなりにも考察が悪としてバッサリ斬られるのを続けざまに読まされて
気分がいい人はいないと思いますし(たとえば、タチバナさんはあれを読んで「やったぁ!こんな悪意のあるレベルの低い考察は
斬られるべきだ!」と楽しかったですか?)、少しは良心のある考察者なら「そういうふうに作者に言われたら、自分の説も
レベルの低い悪意のあるものなのかな…誰かを傷つけるものなのかもな…」と自省の念に駆られる人もいるでしょう。

>うみねこ現実世界のウィッチハンターや偽書作家を無視して話をすることはできないでしょ。

ならば同様に、私達現実世界でのアンチの方々の存在も無視しないで下さい。
「こんなのミステリーではない。ファンタジーだ」「解ける手掛かりがそろっていない」
当時(今も?)竜騎士さんが散々言われてきたことで、何度も作中やインタビュー等で弁明しようとしてきたことです。
(私自身は『うみねこ』のファンを自認しますが、それらの指摘が全く的外れだとは今も考えてはいません)
原作中の
>しかし多くの山羊たちは、アンチファンタジーを口にしながらも、ミステリーの答えを用意できていない。(地文)

>思考を止めたなら、お前はもう舞台の上にいるべき役者じゃねぇ。……偉そうに語ってないで、観客席でポップコーンでも食ってろよ(戦人)
なんてのは、そういったアンチへの批判でしょう。作品世界のウィッチハンターや偽書作家は、そういうふうにミステリーの答えを
用意せずに悪意をもって評している、なんて描写1行でもありましたか? 絵羽陰謀説や次男夫婦犯人説で縁寿を苦しませている描写ではなく
アンチファンタジーだとしている、でもミステリーの答えを用意していない。考えても無駄、としている描写がありましたか?
タチバナさんは『うみねこ』を好きすぎて、またもや擁護が行き過ぎているようなので、ここだけははっきり認識して頂きたいところです。
あのシーンは、他にも意図があるにせよ、現実のアンチ『うみねこ』の人達に向けた嫌味が過分に含まれています。
アンチに野次を飛ばされて竜騎士さんが嫌な気分になるのもわかるけど、ファンが読んでいる作品でそんなアンチへの恨みを
綴られてもファンにとっても気分が悪いだけです。喧嘩なら他所でやってくれ、『うみねこ』のラストEpを汚さないでくれって感じです。

その後、山羊の出したミステリーとしての答え「共犯ではない複数の犯人が存在して、偶然にも1人の犯人かのように…、」を
言い終わりもしないうちに無職探偵が「ヴァンダイン12則、真犯人が複数であることを禁ず」でバッサリ。
おまえのマイルールwなんか知らねぇよ!(山羊も白字で斬られてんじゃねぇ!)
それも立派なミステリーだし、考察だろうが。せめて全部聞いてからにしろ、と思わずにはいられません。
「狂言殺人」が斬られていることは既述の通り。

だいたい「悪意のある」って、なんですか? 「嘉音は孤独な朱志香が生み出した幻想」を、レベルが低い、悪意があると断罪して
切り捨てることができる人ってなんなんです? その人の考察(作者の用意した答え)は、他の考察を切り捨てられるほど
愛に溢れていてレベルの高いものなんですか? 誰も傷つけないものなんですか?

仮に、ベアト、紗音、嘉音はヤスの別人格。数奇な運命に翻弄され、身体に障害を持ったヤスが、満足に恋も出来ず苦しんで悩み抜いた末に起こした事件
と考えた人がいて、その人に少しでも自分を省みる良心があれば、「嘉音は朱志香の幻想」が悪とされて斬られたのを見て、
「自分の説は違うから」と他人事のようには捉えられませんよ。

仮に「銃の暴発事故をきっかけに、次男夫婦が全員を殺してまわった」と考えた人は、その解釈を次男夫婦を貶める解釈かもしれないと
恥じたりはしないのでしょうか?

「七杭姉妹は杭の擬人化、シェスタ姉妹兵はうさぎの人形を依り代、ロノウェは源次、ワルギリアは熊沢を依り代」
そう考えなかった人はいないのですか? 同じ指摘をした推理山羊が、醜悪で否定されるべきものとして切り捨てられるのを見て
心穏やかな人は少ないでしょう。

確かに「蔵臼は無能な事業家」「譲治は引きこもりの根暗」みたいに、謎解きにはほとんど関わらないような単純な人格批判や、
「楼座は真里亞を愛していなかった」というような(はっきりと断定も否定もできないけれど)それこそ愛のない解釈も描かれていて、
それらが斬り捨てられるのはまだわかりますが、上記の様な「まだまともと言える考察」も、よく言えば一緒にされて斬り捨てられる、
悪く言えば、斬られて当然のものを言い訳にして、作者のストレスの発散も一緒にされているのは読んでいて気分がいいものではありません。

いやいや、わかりますよ。
推理山羊は全てをを喰らっていて、喰われたものは消滅してしまっていた。つまり、全ての存在自体を否定しようとしていて、
全ての可能性が実現する幻想郷(善意のある解釈?)とは違う。それを自分達のこととして解釈するのは間違っている、ということですよね。
だから、理屈ではわかるんですって。
そう書いてありますからね。
でもそうは思えない表現が多数あるから、読者の感情としてはそうではない流れていくのです。
物語という大きな流れの中で、1文だけ「A」と書かれていたとしても、それを根拠に、他の多くの「B」を無かったことには出来ないです。

>「…ミステリーもファンタジーも、お前ら自慢のご高説をゆっくりと拝聴してぇところだがな。…しかし今回はお前らのゲームじゃない。
> …お前ら未来のカケラがどんなに否定しようとも、俺のは折れるわけにはいかねぇんだよ…」
>「ミステリーもファンタジーも、ベアトのゲームに挑む姿勢は大いに結構だ。歓迎もする。だがな…俺のこの、最後のゲームの否定だけは、
>絶対ぇにさせねぇ。眠る者の尊厳を傷つける不謹慎を知れ」

言いたいのはこれなんでしょうね。少なくとも建前としては。
でも「このゲーム盤は縁寿のためのゲーム盤だから、家族が楽しく過ごした記憶さえ否定してしまうものは許さない」なら
こんな戦人の台詞だけで表現するだけでなく、もっと他にもやり様があった筈です。もっとうまく伝わるやり方が。

>何故万人に理解されるように書かなければならないのか、そんなことは作者の義務ではありません。

「万人」というのが少し悪意のある表現ですが、「より多くの人に」伝わるように書くのは、作者の義務ですよ。
なぜなら、それが「物語」だからです。人が人に語って聞かせる話だからです。
べつに相手に伝わらなくてもいいなら、壁に向かってつぶやいているのと変わりありません。
でもそうするなら、それは天才芸術家かただの変人で、たいていの場合後者です。
べつに「商業作品だから」なんて野暮なことは言いませんし、読者に媚びる必要はありません。読者が望むものだけを書く必要もありません。
でも読者に誤解させるような、言いたいことが伝わらないような書き方は、作者はすべきではないと、私は固く信じています。

(こんなとこで引き合いに出すべきじゃないかもしれませんが、それでも「より多くの人にわかるように書く努力を怠るべきではない」を
 否定するなら、今後ケーナさんにも「説明不足」とか言っちゃ駄目なんじゃないですか? ケーナさんが人に伝えたい、
 人に理解してもらいたいのに、それがうまく伝わらないのは、周りの読解力がないからなんですかね?)
(ケーナさん、ごめん。許して)

>伝えたかったのに伝わらなかったなら、作者の筆力不足ですが。

推理山羊のシーンのことは知りませんが、Ep5での戦人の心変わり(縁寿を失った怒りの喪失)に関しては、竜騎士さんは
インタビューではっきり「自分の筆不足だった」と言っていましたね。

>2chくらいでしか見かけないから、あまり実感が湧かないですが、

あまりにガチ考察勢の中に居過ぎて、一般的な評価をご存じないのでしょうか?
「うみねこ Ep8 感想」とでもググってみて下さい。
もちろん、その中には私から見ても少々的外れな感想もあります。しかし、あのシーンを私と同じように感じた人の多さ、
タチバナさんのように解釈した人の少なさは歴然としていると思いますよ。

>理屈ではなく、感情の話だというのは分かります。
>しかし、感情的に考えても「作者の能力不足だ」と結論付ける思考の過程が分かりません。
>自分の考えを否定されたようで悲しかった」というところまでは分かりますが、
>何故「自分の読解力が不足していたのだろう」と自分が主体にならないのか、

私は竜騎士さんが本当に伝えたかったことは読者批判だとは思っていません。少なくとも全ての読者に対しての批判ではないでしょう。
竜騎士さんが言いたかったことは(アンチへの嫌味はあるにせよ)別のことだと考えています。
でも、私の心に残るこの嫌な感情はそう解釈したところで消せません。
もちろん「なぜそう感じたのか?」という分析はしますし、その結果感情が変わることもあります。
しかし、この件に関しては私には「そう言いたいならば、素人の私にもわかるぐらいもっといいやり方がある」という評価しか
出て来ませんでした。
少なくとも前述のように、現実のアンチへの鬱憤を晴らしている臭いがするようなやり方は避けるべきでしょう。

漫画版での赤字の説明の時のように、作者の力不足であるということを論理的に説明することは、残念ながら私には出来ません。
読者感情のコントロールという切り口で、その方面に造詣の深い方ならうまく説明してくださるのでしょうが、私にはそこまでの知識はありません。

しかし、だからといって、これだけ多くの人が同じように感じたことを無視して、そんな風に解釈する方がおかしい、と言い切るのは
現実的におかしいですよ。それだけ多数の人がそう受け取ったからには、多くの読者の問題ではなく、そう受け取らざるをえない作品の方に
問題があるとするのが現実的な判断です。


もちろん、表現者でもないのに、出された作品に対して批評家気取りであれこれ注文をつけるのがみっともないとは思いますよ。
出来上がった物にケチつけるのは、1から物を創り出すこと凄さと比べたらカスみたいな行為です。
ただそれでも言わせてほしいと思うのは、『うみねこ』への愛着故だと思って下さい。身勝手な傲慢なものかもしれませんが。
774: 名前: ドロクロド:2013/07/10 17:49ID:e8t4JZOR
感想が長文すぎて(ごめんなさい)、遅レスになってますが

タチバナさん >>756
>【第1則。手掛り全ての揃わぬ事件を禁ず】は微妙なラインというか
>(中略)
>ならばそれはミステリーじゃねぇ。ファンタジーだ。」”というやり取りから考えると違反してることになるけど、なんの手掛かりなのかも明確じゃないし。
>(ついでに言えば、霧江と留弗夫が犯人だということは立証できない)

う~ん、どうなんでしょうね。
会話だけ見れば両者とも違反している前提で話しているようにとれますが、実際は第1則の斬撃でベルンは斬れていないですからね。
(斬った筈だが何も変化なし)
手掛かりが揃っているとみることも出来ますし、ファンタジーだからミステリーのルールは通用しないともとれますし…。

次男夫婦が犯人とする手掛かりが作中で示されていたかというと、タチバナさんの仰るように立証も無理ですし、推理としてもかなり無理筋のような…。
親族の中でライフルの扱いに1番長けていた、法律スレスレの仕事など他の親族より若干ダーティな雰囲気をもつ、戦人が縁寿に一なる真実を
明かそうとしなかった、一なる真実を知った縁寿がショックを受けていた(その時の描写が次男夫婦犯人を暗喩している?)
ぐらいしか手掛かりらしきところはないと思います。
後はまぁ次点で、それが真相(に近いもの)だから次男夫婦が共犯になったEpがない
、ぐらいでしょうか。

黄金を見つけた末に銃の暴発、親族の暴走という流れは、変な話、長男夫婦であっても、それこそストレートに長女夫婦であっても
起こりうる話であって、犯人となった親族の子供が生き残っていないことに、多少の修正は必要ですが、「絵羽をかばって撃たれた」とか
決して成り立たないわけでもないですしね…。
775: 名前: ドロクロド:2013/07/10 18:04ID:e8t4JZOR
儲さん >>755
>逆に言えば現実の事件で破れていたヴァンダイン(例えば3)については宣言できないわけです

あれって、まぁ原典での意味はともかく、『うみねこ』では「推理とは無関係な恋愛要素を入れて、推理を混乱させてはいけない」と
解釈すれば、『うみねこ』でも通じますよ。

要は、郷田が実は鐘音と付き合っていたとかいう描写を入れることは駄目だけど、紗音譲治、嘉音朱志香、戦人○○(ヤス?紗音?ベアト?)の
恋愛描写は『うみねこ』の推理に不可欠なのでOKということで。

(留弗夫の思わせぶりな台詞、戦人の出生の秘密は16則に斬られそうですが…)
776: 名前: ペンウッド:2013/07/10 20:50ID:e3/H2v.u
要望があったのでHNをつけました。考察家をやっていたのは何年も前なので
大した事は言えないでしょうがよろしくお願いします

20則が話題になってるみたいなのでそれについて確認してみたい事があります
12則が禁じてる複数犯ですがそもそもうみねこにおける
「犯人」の定義ってどんな感じなんでしょう

例えばケーナさんとかは考察で「EP3での秀吉の死因は霧江の今わの際の銃撃から絵羽を庇った結果である」
と考えてるようで、私も同様に考えてるのですがこれだと一応、事件の首謀者でなくとも
「EP3の霧江は殺人者である」という事になるんですよね

EP7のウィルが「霧江や留弗夫が犯人である証拠はEP6までに登場しない」とか何とか言ってる事からして
殺人者であることがすなわち犯人という事にはならないという事でしょうか
それともこの推理自体が間違っているんですかね
777: 名前: ちびゆか:2013/07/10 22:00ID:5aLmbiL4
ケーナさん>>734

>僕も正直『ヤスの一なる真実』は見事だと感心しました
>ただ“創作説”が美しくまとまるのは“何でもあり”だから
>という部分もあって
>ある意味“つまらない解釈”ではあります

何でもありはファンタジー説も同じなのです。
つまり偉大なる唯一神、造物主が世界を創造したというファンタジー視点でも、人間(偽書作家)が造物主のように内面世界に世界を創造したというアンチファンタジー視点でも、その世界のニンゲン(登場人物)にとっては本物の「世界」であるのです。
ただファンタジー説という不可思議を容認するのは“つまらない解釈”なのです。ファンタジー世界が存在するだけで、ロジックエラーと同じだと思うのです。

ちなみにEP6にあった「一なる原始のトリック」。
「かつてのあんたは、推理小説を愛し密室犯罪を愛した不可能犯罪のエキスパート。いくつもの密室トリックを読み漁り、究極にして一なる原始のトリックに気付き、それを魔法の核としたわ。」(ラムダ)

推理小説を愛し読み漁った、「誰か」が「一なる原始のトリック」に気付いた。
これこそ、全ての作家は「内面世界」に「世界を創造(ビッグバン」し、その世界の「造物主」して君臨しているという事実を天才ベアトが気付き、うみねこ世界の核としたのです。

もう創作説以外考えられないのです。

778: 名前: ドロクロド:2013/07/10 22:10ID:e8t4JZOR
ペンウッドさん >>776
よろしくお願いします。私もここ最近の復帰組です。ケーナさんじゃないですけど、何回か読み直すと、その度に違う面白みに気付きますね。

「犯人」の話ですが、二十則で禁じているのは「真犯人」が複数であることだけで共犯者はOKでしょうね。

「犯人」の定義としては、ベルンのゲームでは「殺人者のこと」とされていましたが、ベアトのゲームでは共犯者には殺人の経験の有無は関係ないかと思います。

「真犯人」の定義は、なかなか難しいところですね。
真相がEp7裏お茶会のようなものであった場合、事件の直接の発端も、実際に親族を多数殺したのも暴走した親族であってヤスではありません。
現に、理御がいる世界では、理音は事件に全く関与していないにも関わらず、惨劇は起きています。(ベルンの言葉を信用するなら)
それでゲーム盤上と同じくヤスが真犯人だと言うのも、ちょっと違うような…。

質問の意図とは違うかもしれませんが、私もペンウッドさんに言われて疑問に思ったんですけど、皆さんはどう考えているのでしょうか?
779: 名前: :2013/07/10 23:51ID:07mcERTV
真犯人=犯行グループのボスないし単独犯だと思いますね
もしうみねこの事件が全部証拠があって裁判所に連れて行かれたら
主犯と認定される人、でいいんじゃないでしょうか

そもそも私は現時点で真里亞単独犯だと思ってます
皆さんを納得させられるほどのものではなくまだカンですが

まず先にも言いましたが第一に真犯人がただ一人というやつです
うみねこは館ものの一族には大変珍しく金蔵を除けば夫婦間の不和というのは全く存在しません
夫婦のどっちかが犯行を決意すれば必ず味方になっています
これは逆に言えば現実世界で夫と妻どちらがボス=真犯人であるか指し示す手がかりが全くない
=犯人の資格が無い、ということです

またep7ではっきり示されましたが出所不明の金塊を手に入れた所で換金は著しく難しいのです
周りを殺して、なんて派手なことをやる可能性は現実にはほとんどありません
「カッとなって撃ち合いになった」のならばバトロワで誰が勝つかなどランダムに過ぎません
これも手がかりなき解決を禁ず、に触れます

一方で子供世代です
第三のゲームでわざわざ進行に全く関係ないシーンで真里亞が楼座に殺意を抱いている事が書かれています
また譲治ジェシカもep6で「殺しも辞さない」とはっきり述べています

ある意味残念ながら幻想シーンに意味がある(心情レベルの証拠にはなる)と宣言された以上
疑わしいと思われた大人世代には全く合理的動機がなく、逆に子供世代は殺る気満々ということが確定したのです

つまり、例えば
「ヤスの恋のロシアンルーレットに気づいた時点で
譲治ジェシカは自分以外の恋敵を抹殺してでもヤスを手に入れようとした
(ついでに近親婚だと反対しそうな親族も抹殺しようとした)」

というのはワイダニットとして成立しそうです
アレほど恋は殺人の動機となると言っているのですから
また「真里亞は本気で全員で氏ねばやさしいママに会えると思った」
も成立するはずです。

んでまあ縁寿と譲治ジェシカは大して親しくないから真里亞かなと

まあ上の駄文は基本100%動機、人間関係頼みであって、証拠がほぼ存在しません
動機がないから親世代は排除くらいはまあありかも知れませんが
三人から真里亞を選ぶ理由は酷いと思います
780: 名前: ペンウッド:2013/07/11 00:59ID:bfi6z4nl
ドロクロドさん>>778
こちらこそよろしくお願いします。

「真犯人」の定義は前に「自分自身の明確な殺意や計画を持って、殺人を実行した人間である」
とも考えたんですが、その考え方だと上述した霧江も
「明確に絵羽への殺意を持って、絵羽を相打ちにしようとして銃撃し、結果として秀吉が死んだ」
となってしまうので、この定義だと霧江は当てはまってしまうんですよね
(もちろんこの秀吉殺害を持ってEP3の「真」犯人と呼べるかどうかは微妙ですが)

なら突発的な殺人なら意図的でも真犯人足りえないのか?って考えたら
今度はそもそも絵羽の楼座&真里亞殺しが突発的殺人の可能性が濃厚であるという問題が出てきてしまうわけで
こちらの場合はその後も殺人を継続したからOKなのか
あるいはEP3の真犯人も結局ヤスであるってことになるんでしょうか
781: 名前: タチバナ:2013/07/11 01:44ID:2a7Yq5be
ドロクロドさん >>773

>しかしレベルが低い説とは言え、まがりなりにも考察が悪としてバッサリ斬られるのを続けざまに読まされて気分がいい人はいないと思いますし
>(たとえば、タチバナさんはあれを読んで「やったぁ!こんな悪意のあるレベルの低い考察は斬られるべきだ!」と楽しかったですか?)
ちょっとそれは言いすぎだと思いますよ。別にそこまで喜ぶほどのことではありませんが、あれはひぐらしで言ったら山狗VS部活メンバーのシーンのようなものかと。
悪人として描かれた者がばっさりと叩き切られていくのは至極当然というか、竜騎士作品では「罪を許しあおう」というようなことが繰り返されるだけに、
だからこそ、縁寿などの遺族の気持ちを考えずに好き勝手な妄想をする者たちを悪として断罪しなければならなかったのです。
これは竜騎士作品の特徴でもあり、ほとんどの場合、罪を犯した者たちはきっちりと罰を受けています。推理山羊のシーンはそれと同系列のものかと思います。

>ならば同様に、私達現実世界でのアンチの方々の存在も無視しないで下さい。
無視はしてませんけど、作者のせいにするために結構無理してませんか?
ドロクロドさんは理屈で考えることもできる人なので分かってて言ってると思うんですけど、今回の返信は話が飛躍しすぎてますよね。

>作品世界のウィッチハンターや偽書作家は、
>そういうふうにミステリーの答えを用意せずに悪意をもって評している、
>なんて描写1行でもありましたか?
何故推理山羊のシーンより前に描かれている必要があるんですか?
幾子の考えぬ豚発言とかを取り上げてもいいけど、そんなことしなくても推理山羊のシーンだけで十分だと思いますよ。

>アンチに野次を飛ばされて竜騎士さんが嫌な気分になるのもわかるけど、ファンが読んでいる作品でそんなアンチへの恨みを
>綴られてもファンにとっても気分が悪いだけです。
>喧嘩なら他所でやってくれ、『うみねこ』のラストEpを汚さないでくれって感じです。
理屈で説明するなら、「そんな意味じゃない」っていくらでも言えますけど、まあ分かってて言ってるんですよね。
なので、あえて感情的に言いますが、僕はあのシーンはワクワクしましたよ。一体どこまで謎を明かしてくれるんだろうかって。

>言い終わりもしないうちに無職探偵が「ヴァンダイン12則、真犯人が複数であることを禁ず」でバッサリ。
>おまえのマイルールwなんか知らねぇよ!(山羊も白字で斬られてんじゃねぇ!)
一対一の戦いなら、最後まで聞いたかもしれませんよね。
黄金郷を守るためなら、多少の誤魔化しがあっても、それは仕方のないことです。

>だいたい「悪意のある」って、なんですか?
>「嘉音は孤独な朱志香が生み出した幻想」を、レベルが低い、悪意があると断罪して切り捨てることができる人ってなんなんです?
考察の内容自体に悪意があるわけではない、……なんてのも言わなくても分かってますよね。

>「万人」というのが少し悪意のある表現ですが、「より多くの人に」伝わるように書くのは、作者の義務ですよ。
>なぜなら、それが「物語」だからです。人が人に語って聞かせる話だからです。
>べつに相手に伝わらなくてもいいなら、壁に向かってつぶやいているのと変わりありません。
気持ちは分からなくもないけど、「物語とはこうあるべきだ」なんてのは批判の材料にはならないのは分かってますよね?
個人の感想としては、別にそう思っていてもいいんじゃないかと思いますが。

>でも読者に誤解させるような、言いたいことが伝わらないような書き方は、作者はすべきではないと、私は固く信じています。
伝えたいことが伝えられていないのであれば、確かにそれは批判されるべきところです。

>(こんなとこで引き合いに出すべきじゃないかもしれませんが、
>それでも「より多くの人にわかるように書く努力を怠るべきではない」を否定するなら、
>今後ケーナさんにも「説明不足」とか言っちゃ駄目なんじゃないですか?
>ケーナさんが人に伝えたい、人に理解してもらいたいのに、
>それがうまく伝わらないのは、周りの読解力がないからなんですかね?)
伝えようとしているのに伝わらないのは、説明力不足でしょう。聞き手の読解力不足も当然あるでしょう。
「ここの説明がおかしいから上手く伝わらないんだと思いますよ」とか「自分はまだ上手く理解できないので、ここを説明してください」とか言うのは、必要なコミュニケーションですよ。

考えた人だけに分かるように書くのと、多くの人に分かるように書く努力を怠ることと、伝えようとしているのに上手く伝わらないのは、全然別の話ですよ。
というか、竜ちゃんは考えた人だけに分かるようにするために、相当努力してるはずですよ。誰にでも分かるように書くということの方がむしろ簡単です。

>あまりにガチ考察勢の中に居過ぎて、一般的な評価をご存じないのでしょうか?
>「うみねこ Ep8 感想」とでもググってみて下さい。
EP8完結直後なら、荒れてるかもしれませんね。現状なら、多分五分五分くらいの評価かと。
僕はツイッターで常時「うみねこ」と検索していますが、あまり悪い評価は見かけませんし、2chでも同人ゲーム板以外では、そこまで悪評価ではないようです。
信者だからずっと話し続けているというのもあるかと思いますが、正当な評価を受けつつあるように感じています。

>でも、私の心に残るこの嫌な感情はそう解釈したところで消せません。
うーん、難しいですね。理屈でならいくらでも説明できますけど、そういう話なら「時間が解決してくれるんじゃない?」くらいの漠然としたことしか言えません。
ただ、ドロクロドさんの感覚の方が普通なんでしょうね。自分なんか、作中で描かれたことが作者の伝えたいことだとは限らないとまで思うので、
その感情を共有することはできませんが、そんな風に考える人がいてもいいとは思っています。

>しかし、だからといって、これだけ多くの人が同じように感じたことを無視して、
>そんな風に解釈する方がおかしい、と言い切るのは現実的におかしいですよ。
ドロクロドさんも理屈では理解してしまっていますよね。つまり、考えれば分かるのだということを証明してしまっています。
一見すれば鬱憤晴らしをしているだけと思えてしまうのかもしれないけど、竜ちゃんのやりたいことはできてると思いますよ。
伝えたいことを上手く伝えられなかったとか、伝えたいこととは逆のことを書いてしまったとか、そういうのがあるならば作者の実力不足だろうと思いますよ。
要点は、書きたいことがちゃんと書けているかどうかであって、読者がどう感じるのかなんて二の次だと思います。

>ただそれでも言わせてほしいと思うのは、
>『うみねこ』への愛着故だと思って下さい。身勝手な傲慢なものかもしれませんが。
これだけ物語に対して感情移入できるなら、メールなりなんなりで竜ちゃんに直接伝えればいいんじゃないかと思ってしまいます。
いや、既に伝えているかもしれませんけど。
782: 名前: タチバナ:2013/07/11 01:59ID:2a7Yq5be
EP3では霧江が殺人を犯しているかもしれないという前に、EP6でははっきりとヱリカが殺人を犯しています。故に少なくとも殺人者がEPごとに変わってはいけないというわけではないのは分かります。
そして、「こいつが、犯人だ。」とウィルに指摘されたのはクレルでした。なので、犯人というのは事件が起きるきっかけを作った人物と解釈できます。
物凄く単純に説明しましたが、こういう考えで問題はないかと。
783: 名前: ケーナ:2013/07/11 07:14ID:6a/goHpA
魔女のベアトの物語(第66回)

 金蔵は魔女の碑文について何も説明していなかった為、絵羽が説明を求めて金蔵の書斎に押しかけました。しかし、部屋の中には今後の対策をベアトリーチェたちと協議し、その精神的疲労から居眠りしていた夏妃がいました。書斎に中に踏み込まれては金蔵の不在が発覚する為、蔵臼の協力を得て、夏妃はなんとか室外に脱出します。碑文の謎が解かれたことにより、お役御免となったベアトリーチェ及びその眷属たちでしたが、ベアトリーチェは親族会議を終えるまでは夏妃に仕える決意を固めました。金蔵もそれに同調します。一方で地下貴賓室で黄金を目の当たりにした親族たちは狂喜しますが、その分配及び次期当主の座を巡って口論となりました。口論は舞台を屋敷に移して続けられますが、ヱリカは一同と別れ、ゲストハウスに戻ることになります。戦人も共にゲストハウスに行こうとしましたが許されず、急遽始まった親族会議に付き合わされることになりました。
784: 名前: ケーナ:2013/07/11 07:15ID:6a/goHpA
ペンウッドさん >>776

>そもそもうみねこにおける「犯人」の定義ってどんな感じなんでしょう

まずヴァン・ダインの
“第12則。真犯人が複数であることを禁ず”

これにより“真犯人(=犯人)”は1人だけだと解ります

そして“源次が犯行を犯さないまでも、協力するだけで何とかなるんですよ。「見て見ぬふりをする」、あるいは「殺人はしなくても死体は運んでいる」とか。”

この内容から犯人に協力する“共犯者”は殺人は出来ないことが解ります
(人を殺せるのは犯人だけ)

となると当然ながら
「EP3の霧江による秀吉の殺人は何なのか?」
「EP3の絵羽による殺人は何なのか?」
この2つの疑問が出てきます

僕は前者は“事故死”
後者は犯人の犯罪に見せかける為にその犯行を模倣した
“模倣犯による殺人”
と解釈しています

どんな解釈をするにせよ
EP3の場合は犯人以外が人を殺しているわけで
色々苦しいのですが
これは書き手が八城十八であることに
理由があるのではないでしょうか?

僕はEP3は八城十八が書いた偽書を
シナリオに採用していると考えていますが
執筆当時 もしかすると八城十八は
ミステリーを書くつもりはなかったのかもしれません
あるいはミステリーではあっても
ノックスやヴァン・ダインは意識していなかったかもしれません

メッセージボトルと同じような内容で
絵羽が生き残ったという
現実世界の出来事を反映した偽書を書いたら
“ルール”から外れてしまったのではないか
そのように考えています

ただ“ゲーム盤の犯人”が
紗音(もしくは紗音に宿るベアトの人格)として書かれていることは
間違いないでしょう
785: 名前: ケーナ:2013/07/11 07:15ID:6a/goHpA
ちびゆかさん >>777

>何でもありはファンタジー説も同じなのです。

ここは大きな誤解があると思いますので
説明しておきます

創作説が何でもありなのは
その内容が何一つ真実を保証しないからです
絶対の真実である赤字でさえ
“作者がそうと決めた真実”でしかありません

《赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。》
そもそもこの赤字を書こうと思ったならば
明日夢の出産に立会い
戦人がこの世に誕生した瞬間を確認しなければ
本来は書けないはずなのです

留弗夫がすり替える前に
病院で取り違えられていた可能性だってありますし
留弗夫の証言と病院の関係者の証言だけで
“絶対の真実”を確定して良いものでしょうか?

もし 現実世界の人間が赤字を使えるとしたら
それはその人が実際にその目で
確認したことに対してだけでしょう

ですから『うみねこ』に登場する数々の赤き真実は
人間にはあつかえないものなのです

一方でファンタジー説の場合は
魔女が観劇者権限と現実世界をカケラとして眺めることが出来る
という能力を駆使して真実を確認している
と解釈しますから

赤字は本当に真実であり
描かれる過去の場面は
実際にうみねこの現実世界で過去で起こった出来事です

ですから何でもありどころか
創作など入る余地がなく
ただ事実がそこにあるのみなのです
786: 名前: ケーナ:2013/07/11 07:16ID:6a/goHpA
タチバナさん >>>782

>「こいつが、犯人だ。」とウィルに指摘されたのはクレルでした

面倒くさいのでガバッと引用しますが

“「ではつまり、ベルンカステルの問う、ベアトリーチェを殺したのは誰か、というのは、そのベアトリーチェを演じた心優しい誰かを殺したのは誰か?、という話なのですか。」
「似てて少し異なる。演じたんじゃない。異なる2人なんだ。……真里亞にとって、黒い魔女と母は別人物であるように。真里亞にとって、ベアトリーチェとそれを演じた人間も、別人物になるんだ。」
マリアージュ・ソルシエールのように。1人が生み出し、もう1人に認められることで、幻想を育む関係だったように。黄金の魔女ベアトリーチェも、1人に生み出され、真里亞に認められることで育まれた。
「つまり、演じた役を殺しても、それは演じた心優しい誰かを殺したことにはならないと?」
「依り代が失われただけでは、ベアトリーチェが殺されたことにはならないってことだ。……電話で例えるとわかりやすい。俺とお前が電話で話しているとする。その時、俺にとって電話は、話し掛ける対象でありお前そのものだ。」
「しかしもし、電話を壊したなら?」
「……なるほど。電話を殺せば、私と話すことは出来なくなりますが、しかしそれは、私を殺したことにはならない。」
「真里亞は初期のベアトリーチェに、自分に憑依してもいいと言った。それは明白に、初期のベアトリーチェが、肖像画の姿を模していなかったことを示す。」
「演じた魔女役と、演じた人物は別人という考え方で、……演じた魔女役のみを殺す。……そんなことが出来るんですか?」
「演じた本人にしか、殺せない。即ち、ベアトリーチェを殺したヤツとは、ベアトリーチェを演じたヤツと同義だ。」
「真里亞ちゃんと魔女ごっこをした相手が、ベルンカステルの求める犯人だということなんですか?」
「そうなる。………しかし、ややこしいことに、この礼拝堂は今、猫箱の内側の世界だ。その犯人という名の猫は、生きた猫と死んだ猫の2匹がここに、同時に存在している。」
「……本当にややこしい。さっぱりですが、先を促しましょう。つまり、犯人が2人いると仰りたいので?」
「そうだ。……ベアトリーチェを生み、殺すことが出来る人間と、……そもそもベアトリーチェなど生ませもしない、概念ごと殺すことが出来る人間。その2人が、ここにいるってことだ。」
「では、お尋ねしましょう。ベアトリーチェ殺人事件。その2人の犯人は誰です?」
「まず最初の1人。死んだ猫。」
「誰です?」
「お前だ。」”

EP7でウィルがベルンカステルから探すことを依頼された“犯人”は
“ゲーム盤の犯人”ではなくて
“ベアトリーチェを殺した犯人”なんですよね
ですからEP1~6までの“犯人”とEP7の“犯人”は少し違います
787: 名前: タチバナ:2013/07/11 08:28ID:54zVXdU0
上記であげたように、ウィルは第一則を現実の事件でも適用されるものとして使っています。
実際には適用されないのでしょうけど、このことからゲーム盤でも現実でも犯人の定義は変わらないのだろうということが推測できるわけです。
788: 名前: 名無しさん:2013/07/11 11:33ID:82NKRkJ4
>>773
>少しは良心のある考察者なら「そういうふうに作者に言われたら、自分の説も
>レベルの低い悪意のあるものなのかな…誰かを傷つけるものなのかもな…」と自責の念に駆られる人もいるでしょう。

それは混同していますね。

あの山羊達とウィル達にとっては『六軒島爆発事故』という事件を巡っての攻防です。
実際に被害者がおり、遺族がおり、加害者疑惑が生じるだけで社会的影響は大です。無関係な人間が無責任に首を突っ込んで引っ掻き回して良い話ではない。
だから罰として山羊達に真相は明かされなかった。

一方私達にとって『六軒島爆発事故』は現実の事件ではなく、『うみねこのなく頃に』という物語内の架空の事件です。
誰を加害者扱いしようが誰にも被害は出ないし、むしろ犯人を探して遊ぶ事を推奨(挑発)されているゲームです。
ゆえにいつまでも遊べる娯楽として残すべく真相は明かされなかった。

もっとも、明確な解答を出して終わらせるべきだという不満が強く出たため、今の有様ですけど(私もその一人ですし)
きちんとした答えを見たい人達で作者に直談判とか出来ないんですかね。
あるいは二次創作で誰か『うみねこのなく頃に解』を作ってたりしませんかね。
789: 名前: :2013/07/11 11:58ID:6aczNQm9
犯人については現実と同じで
「正当なる防衛は罪ではない」
「殺意なき過失は殺人罪ではない(ムショにはいくことになるでしょうが)」
でいいと思うんですけど
790: 名前: ドロクロド:2013/07/11 14:47ID:ddwAciHp
タチバナさん >>781
宣言していたことですが、ただの感情の吐露につきあって頂いてありがとうございます。
そして興味のない方すみません。
言いたい事はほとんど言ったので、私はこれで終わりにします。

>縁寿などの遺族の気持ちを考えずに好き勝手な妄想をする者たちを悪として断罪しなければならなかったのです

ですので、それを悪だときちんと読者に伝えていないので、読者には受け入れられないのですよ。
「遺族の気持ちを考えずに好き勝手な妄想をする者」とやらがした事と、自分達が推理と称してこれまでしてきた事と、どう違うのか?
それを読者に伝えずに、タチバナさんの言い方で言えば、罪をきちんと描かずに罰だけを執拗に繰り返すので、読者との認識の齟齬が生まれてしまうのです。
ひぐらしのシーンでは、山狗の非道さ冷酷さ、部活メンバーの苛烈な運命に翻弄される様、そして団結してそれを乗り越えていく様が
克明に描かれていて、それが読者に伝わったからこそ、多少の陳腐さとご都合主義的展開には目を瞑れて、爽快なシーンになっているのです。
『うみねこ』では一方的に悪と決め付けて断罪する負の側面が強調されすぎています。


>>ならば同様に、私達現実世界でのアンチの方々の存在も無視しないで下さい。
>無視はしてませんけど、作者のせいにするために結構無理してませんか?
>ドロクロドさんは理屈で考えることもできる人なので分かってて言ってると思うんですけど、今回の返信は話が飛躍しすぎてますよね。

そうですか?話を煙に巻くために、わざと飛躍したことを言っているつもりはありませんよ。素直にどう感じたのかを記しています。
あの表現で推理山羊が斬られるのを見て、心を痛めたり嫌な気持ちになったりする人がいることが想像できなかったのなら、
竜騎士さんは「心を蔑ろにするミステリー」を批判してはいけません。

また、相手が本当は何を言いたいかということを理解するのと、その真意を伝える為の適切な表現方法が取られているかどうかの判断とは
別の話だと思いますよ。

あと、あの推理山羊のシーンに、竜騎士さんのアンチへの鬱憤が混じっているということは本気で言ってます。
鬱憤という言葉が汚過ぎるなら、アンチへの返答とでもしましょうか。なんにせよインタビュー等でもしきりに言及していることですから。


>>作品世界のウィッチハンターや偽書作家は、そういうふうにミステリーの答えを用意せずに悪意をもって評している、なんて描写1行でもありましたか?
>何故推理山羊のシーンより前に描かれている必要があるんですか?
>幾子の考えぬ豚発言とかを取り上げてもいいけど、そんなことしなくても推理山羊のシーンだけで十分だと思いますよ。

なぜ「前に描かなければいけないか」と言えば、推理山羊のシーンだけでは不十分だからですよ。
繰り返しますが、読者にそれがきちんと伝わっていないから、もっときちんと表現しなければならないのです。
幾子(というか八城)の読者批判は(あれはあれでアンチへの発言だと思いますが)、一般的なミステリーの話で
六軒島疑惑について言及していた箇所なんてなかったと思いますが?
あくまで作中世界での批判とするなら、架空の存在である一般的なミステリーと現実に起きている六軒島疑惑を
一括りにしてしまうのはおかしいです。

これは、あくまで勝手な推測ですが、そもそも竜騎士さんはなぜ八城に「作中世界内の読者の批判」などをさせなければ
いけなかったのでしょう?
八城のキャラクターの造詣には、竜騎士さんが受けた批判という体験が少なからず盛り込まれていると思います。

>ちゃんは考えた人だけに分かるようにするために、相当努力してるはずですよ。誰にでも分かるように書くということの方がむしろ簡単です。

今話をしているのは、そういう論理の部分ではなくて、読者感情の誘導がきちんと行われていないという話ですよ。
明文化してハッキリと書けと言っているわけじゃないです。きちんと丁寧に読者を導いてくださいって話です。

>P8完結直後なら、荒れてるかもしれませんね。現状なら、多分五分五分くらいの評価かと。

現状で五分五分というのは若干甘い認識だと思いますが、これが全てを物語っていると思うのですが…。

つまりタチバナさんの認識であっても、半分の読者には伝わっていないわけですよね。
(繰り返しますが、ミステリー的な解釈ではなくて、どう感じてほしいのかという感情の部分で)
読者の半分に伝わっていない表現の仕方をどうして肯定できるのか、私には理解できません。

>僕はツイッターで常時「うみねこ」と検索していますが、あまり悪い評価は見かけませんし、2chでも同人ゲーム板以外では、そこまで悪評価ではないようです。

理解して下さっているとは思いますが、一応確認のために言っておきますけど、今私が批判しているのはEp8全体や
『うみねこ』全体の評価ではなく、推理山羊のシーンのことです。
(いやまぁEp7後半、Ep8後半、まるっと書き直してほしいとは思っていますが)


漫画版での赤字の説明の時にも思ったんですが、タチバナさんと私で決定的に違うのは、タチバナさんは「考えて理解できることなら
それでいいし、読者は考えるべきだ」と読者寄りの視点かつ論理で考えていて、私は「きちんと伝わるように表現すべきだ」と
作者寄りの視点かつ感情で考えている点でしょうね。
タチバナさんの考えが間違っているとまでは言いませんが、私から言わせて貰えれば、読者はなぜ物語を欲するのかと言えば
物語に理屈や論理なんかがあるからじゃないですよ。それらが欲しいならビジネス書でも読めばいい。
心が揺さぶられるから物語を読むし、作者は読者に伝えたい心があるから物語るわけですよね。
ましてや『うみねこ』は論理でガッチガチに固められた本格ミステリーじゃないですし。


とまぁ長々と述べてきましたが、最終的には「じゃあおまえが書けよ」って話になるのは私もわかっていますので…。
もちろん、読者がきちんと読もうとする姿勢は前提の話ですしね。

付き合って頂いてありがとうございました。
言いたいこと言って、ちょっとすっきりしましたw
791: 名前: ドロクロド:2013/07/11 15:18ID:ddwAciHp
おっと、終わると言っておいてなんですが、長文書いてる間に絡んでくれた人がいたので、そこだけ簡潔に。

>>783
>それは混同していますね。

えぇ混同しているのはわかっていますよ。
ですから、作者は混同させたくないなら混同させないように描かなければいけないし(※1)、あの表現で読者が混同するのは
当たり前の受け取り方だと言っているのです。(※2)

※1 例えば、作中世界での偽書作家やウィッチハンターの醜悪な部分を以前からもっと強調させたりとか、簡単に出来ることはいくらでもある筈。

※2 もし架空の学校を舞台にした説があって、その小説内で現代教育の在り方について批判した内容が出てきた場合、
   それを読んだ人は普通は架空の学校の架空の問題と認識した上で、それでも現実の問題とオーバーラップして受け取ります。


>もっとも、明確な解答を出して終わらせるべきだという不満が強く出たため、今の有様ですけど(私もその一人ですし)

いや、それは申し訳ないですけど的外れな不満だと思いますよ。
あぁまぁあなたが感じたこと求めたこと、それ自体は否定しませんが…。
ただ、そういうのを求めるなら、純愛映画にアクションの爽快感を求めているようなもので、他の作品を読んだ方がいいかなとは思います。

>きちんとした答えを見たい人達で作者に直談判とか出来ないんですかね。

あ~、名無しさん宛てじゃなくてタチバナさん宛てで書き忘れてしまってました。
以下、名無しさんへの嫌味じゃなくて、タチバナさんへの返答です。
------------------------------------------------------------------------------------------
>メールなりなんなりで竜ちゃんに直接伝えればいいんじゃないかと思ってしまいます。(タチバナさん)

いや、さすがにそこまで厚顔無恥ではありませんw
何をどう言ったところで、作品は良いところも悪いところも作者のものだと私も思っていますよ。
読者に言えるのは感想止まりであって、作品に対してあ~しろこ~しろってのは違うと思います。
今までの私の発言がそう見えてしまっていたなら、私の思い入れが強過ぎるせいですね。すみません。
------------------------------------------------------------------------------------------

>あるいは二次創作で誰か『うみねこのなく頃に解』を作ってたりしませんかね。

求めているものは違いますが、その気持ち自体はよくわかります。私も機会があればネットで探してはいるんですけどね…。
ただまぁやっぱり自分が納得できる結末は、自分自身でしか書けないのかなとも思っています。

…ただ、いい機会なのでお聞きしたいのですが、そういうミステリー的にはっきりと謎を明かさなかったことが不満な方って
例えば、公式にせよ二次創作にせよ、謎がはっきりと明かされた話があったら、それで満足するんですか?
だとすれば、なんだか随分と簡単な話というか…。それとも謎が明かされても縁寿のように「こんなのは本当の真実じゃない!」となるんでしょうか?

質問しといてなんですが、終わりを宣言してますし、特に返信の必要がないと思ったら返事しないと思いますが、すみません。
792: 名前: :2013/07/11 16:58ID:6aczNQm9
基本的にあの描写混同させるように書いてると思いますけどね

うみねこ自体究極のところ「作者は信頼に値するのか」というのが常に最大の焦点となっています
ベアトリーチェにしろフェザリーヌ、バトラにしろそうです

極端まで突き詰めればフェアリーヌが人間か神かさえ基本的に
「善性か否か」に比べればフレーバーレベルの違いでしかありません

逆に言うと作者に疑念を抱く要素無ければゲームにならないのですよ
793: 名前: タチバナ:2013/07/11 23:25ID:2a7Yq5be
ドロクロドさん >>791

ドロクロドさんには当てはまらないように思いますが、一点だけどうしても言いたいことがあります。

それは「作者の狙い自体を否定するのは批判ではない」ということです。
作者が狙いに失敗したとか、狙い通りだったけど別に面白くなかったとか、そういうことならば批判の対象になると思います。

しかし、「考えた人だけに分かるように」というのが作者の狙いであるならば、読者がいくら「そんな狙いはおかしい」と言ったとしても、それはその人の肌には合わなかっただけです。
批判になるのは「考えても分かるようになってねーよ」とか「分かっても面白くねーよ」とかでしょう。まあ、ドロクロドさんが言ってるのは、後者なんだろうと思います。
ただ、ここらへんの理屈を分かってない人もいるんじゃないかなと思ったので、言わせてもらいました。

>いや、さすがにそこまで厚顔無恥ではありませんw
>何をどう言ったところで、作品は良いところも悪いところも作者のものだと私も思っていますよ。
「なんとなく否定された気になったから、なんとなく腹が立った」ってところで止まってしまってる人が多いように思うので、ドロクロドさんの意見は貴重だと思いますよ。
うみねこ擁護に必死なように見えてるかもしれませんけど、否定したい人は否定しまくればいいんですよ。それが次回作へと繋がるならば、誰にとってもいいことです。
だから、歯に衣着せてでいいんで竜ちゃんに伝えて欲しいと思いますよ、本当に。

>…ただ、いい機会なのでお聞きしたいのですが、そういうミステリー的にはっきりと謎を明かさなかったことが不満な方って
>例えば、公式にせよ二次創作にせよ、謎がはっきりと明かされた話があったら、それで満足するんですか?
というか、既に謎は明かされてるのに、それを受け入れられていないだけだと思うんですよね。
実際、EP6まででも謎なんかほとんど解き明かされてますよ。戦人がベアトを目撃したのは全て第九の晩以降であるということにさえ気付けば、南條殺しすら謎ではありませんしね。
ただ、「約束を守るって赤字があるのにベアトが犯人ってどうよ?」とは僕も思うので、エヴァ犯人説でも成立すると言ってるわけですが、
まあ、そんな感じで気に入らない解答は自分の解釈で塗り替えてもいいのです。受身のままで解答を待ち望むだけなら、何をどうやっても納得できないでしょうね。
794: 名前: :2013/07/11 23:45ID:6aczNQm9
エヴァが実際には黄金を見つけていない可能性はep5で明言されている
妾は約束を守る
今回のウィルの赤でまずベアトによる殺人以外解はなくなった

からしてep3エヴァはただ単に発狂して殺して回っていただけであり
ベアトは碑文が解かれない限り全殺しを決意してたってのが模範解ではないかと思いますが
795: 名前: タチバナ:2013/07/12 01:09ID:b3QOnAQ9
(今更こっそり訂正。松岡圭祐の作品で人が死なないミステリなのは千里眼シリーズじゃなくてQシリーズでしたね)
796: 名前: ケーナ:2013/07/12 06:46ID:bfuwTJia
魔女のベアトの物語(第67回)

 そんなゲーム盤でのやり取りを眺めていた駒戦人は、碑文を解かせることでベアトにどのような利益があるのか疑問に思い、傍らのベアトに確認しましたが、反応はありません。するとワルギリアが、碑文が解かれてもベアトには何の利益もないこと、そして黄金はもともとベアトのものであることを赤字で宣言しました。碑文が解かれても解かれなくても、ベアトには価値がない。しかし、天秤の片方の皿に乗るのが碑文の謎であるならば、もう片方に乗るのが碑文殺人です。ということはベアトにとって碑文の謎が無価値なら、碑文殺人も無価値ということになります。チェス盤を引っくり返すことにより、ベアトの意図を探ろうとしていた駒戦人ですが、どうしても理解出来ないのが、碑文の謎に見立てた連続殺人でした。復讐のために右代宮家の人間を皆殺しにするというのなら、もっと簡単な方法はいくらでもあります。それなのにベアトは自ら難易度の高い殺人方法を選んでいました。そこに意図があるのなら、それは最後まで生き残る人間へのメッセージであることに思い至った駒戦人は、それがここまでの全てのゲームにおいて唯一、最後まで生き残った自分であることに気がつきます。
797: 名前: ケーナ:2013/07/12 06:52ID:bfuwTJia
タチバナさん >>795

『催眠』のころから
“人が死なないミステリー”とは言われていましたよ

僕は『催眠』と『千里眼』を旧版も完全版も
両方持っていますので
これらをミステリーと認識すると
持っているミステリーの数が数十倍になります

『万能鑑定士』はどちらか言うと“日常のミステリー”
の系統ではないでしょうか
798: 名前: ドロクロド:2013/07/12 10:34ID:8ckNyh5p
まぁ雑談レベルでちょろちょろと。

タチバナさん >>793
>批判になるのは「考えても分かるようになってねーよ」とか「分かっても面白くねーよ」とかでしょう。まあ、ドロクロドさんが言ってるのは、後者なんだろうと思います。

ん~と私は、読者には理屈で理解する部分と感情で感じる部分があって、両方とも大事(場合によっては感情の方が上)だと
思っているってことですかね。
プラスにもマイナスにもうまいこと持っていってくださいって感じです。

>「なんとなく否定された気になったから、なんとなく腹が立った」ってところで止まってしまってる人が多いように思うので、
>ドロクロドさんの意見は貴重だと思いますよ。

いや、長所も短所もきちんと評している方、けっこういましたよ。って、たぶんタチバナさんの方がそこらへんはお詳しいでしょうね。
それこそ魔王14歳さんの評なんか、Ep8読後の私のモヤモヤとしたものをきっちり言語化してくださっていて、後光が見えました。

>だから、歯に衣着せてでいいんで竜ちゃんに伝えて欲しいと思いますよ、本当に。

歯に衣着せて話すのは苦手です(苦笑)
799: 名前: ケーナ:2013/07/13 03:53ID:36D6ECRO
魔女のベアトの物語(第68回)

 ベアトの意図を測りかねる駒戦人に、ワルギリアは赤字で宣言しました。ベアトの意図は恐怖を味わわせるためのものではなく、また、復讐のためでもない。さらに、快楽目的でもないことを。戦人は前回のゲームで、6年前の罪を思い出せと迫ったベアトの真剣な眼差しを思い出しました。天秤の両端は無価値でも天秤そのものに価値がある。駒戦人にはこれが子どもが何も賭けずに行うジャンケン遊びのように思えました。ジャンケンの勝敗は何も生み出しませんが、子どもはジャンケンそのものを楽しみます。そんな姿をベアトの天秤に重ねました。そして、今はまだベアトの意図がさっぱり理解出来ないものの、その思考を辿る旅を絶対に途中で諦めないことを誓います。
800: 名前: 名無しちん:2013/07/13 21:30ID:56zaN4eh
>というか、既に謎は明かされてるのに、それを受け入れられていないだけだと思うんですよね。
謎は解き明かされかけてるけど決定打にかける。
ひぐらしの目明し編で例えるなら、魅音と詩音の入れ替わりを示唆するけど、明確には描写せずに終了。魅音が犯人だった可能性もあるし、詩音が犯人だった可能性もある。真相はおやしろ様だけが知っている。みたいな?

>例えば、公式にせよ二次創作にせよ、謎がはっきりと明かされた話があったら、それで満足するんですか?
とりあえず二次創作は活発になると思う。
というのも現状で真相絡みの二次創作をしようとすると『ドラえもん最終話同人誌問題』が壁になる。
どんな真相を書いてもそれが真実の可能性が出てしまう。
公式の著作権をモロに侵害する可能性が僅かだが確実にある。
ゆえに誰も手をつけたりしない。
ありとあらゆる解は作者の領分だから。
801: 名前: ケーナ:2013/07/14 06:59ID:09lQqmrP
魔女のベアトの物語(第69回)

 親族会議は何の進展もないまま、24時前になってようやく小休止となりました。蔵臼と夏妃は食堂を出て、2階の廊下に移動し、今後の対応について話し合います。すると源次が現れ、夏妃に電話がかかって来ていることを報告しました。その瞬間に、ホールの大時計が鳴り響き、24時を知らせます。電話は“19年前の男”からのものでした。夏妃は蔵臼には知られない様に電話を自室に転送するように源次に伝えると、蔵臼にはもう休むことを告げ、自室に戻ります。19年前の男はヱリカが島に漂着したことを知っていました。ということはヱリカと共謀しているか、もしくは島に内通者がいる、あるいは19年前の男自身が密かに島のどこかに潜んで様子を伺っているということです。19年前の男は自分の存在を蔵臼や朱志香に知られたくなければ自分の言うことを聞くように、と夏妃を強迫しました。そして今夜はもう、自室を出ないこと、電話をかけることもかかってきた電話をとることもしないこと、明日の朝はいつも通りの時間に起床することを約束させます。しかし、この電話は幻想描写です。ゲームマスターであるラムダデルタが夏妃の駒に、このような電話があったと思い込ませているだけなのです。
802: 名前: ケーナ:2013/07/14 07:00ID:09lQqmrP
>>800

そもそも“物語”に答え合わせなんてナンセンスなんですよね
手品ショーを見に行って「種明かししろ!」と文句を言うようなものです

色々解釈出来るから良いという面もあって
例えば『あしたのジョー』の結末は
死んだようにも見えるし
力の全てを出し切って燃え尽きただけのようにも見える

ところが作者のちばてつやさんが
「あれは死んだつもりで描きました」と書くことで
結末が確定してしまいました

もちろん それを認めないという道もありますが
僕はそれは違うと思うのです

ですから『うみねこ』もあの終わり方で良かったと思います
803: 名前: ドロクロド:2013/07/14 12:33ID:28peZ0Mw
>>800
ごめんなさい、たぶんあなたの言いたい事が私に伝わってないだけなんでしょうが、ずいぶんと浅いところで
引っかかっているように見えてしまいます。

>謎は解き明かされかけてるけど決定打にかける。

ディテールの話なのかなと思ってましたが、そういう「作者の太鼓判」が欲しいってことですか?
で、同じ疑問を繰り返しますが、作者から「はい、これが真相ですよ」と太鼓判を貰えば、それで納得するんですか?

>というのも現状で真相絡みの二次創作をしようとすると『ドラえもん最終話同人誌問題』が壁になる

なんだかご大層な話を持ち出してこられましたがw、あれは(オリジナルで最終回を描いていないのに)最終回を同人誌で描いたから
問題になったのではなくて、単純に著作権侵害だからですよ。

もちろん「最終回」というセンセーショナルな内容が注目を集めた点は無視できませんが、それを考慮しても「最終回だから」ではなく
単純に「無視できない程広範囲に拡大して、これ以上放置してさらに影響力を持つことを危惧されたから」警告を受けたと捉えるのが常識的でしょう。

あと、根本的な所で誤解されているみたいですが
>とりあえず二次創作は活発になると思う。
>(中略)
>公式の著作権をモロに侵害する可能性が僅かだが確実にある。
>ゆえに誰も手をつけたりしない。
公式で真相を明らかにしたから、二次創作で独自の真相を語っても著作権の侵害にはならない、なんて滅茶苦茶な話ではありませんからね。


二次創作がどうとか著作権がどうとかそういうことじゃなくて、『あなたはどう感じたんですか?』ということを
お聞きしたかったんですけどね……。

「作者に直談判したい」とまで言ったのが、単に騒動好きなだけという理由ではなく、本当にそこまで『うみねこ』に愛着と不満を
持っているが故のことなら、もう少し自分の内面を見つめ直して、自分はどう感じたのか?何が不満なのか?を考えてみたらどうでしょうか。
そうすることで、自分が求めているものが何か?も見えてくると思いますよ。

叩いているとかじゃなくて、あなたの心の中のモヤモヤが晴れるように、本当にそう思います。
804: 名前: ドロクロド:2013/07/14 12:49ID:28peZ0Mw
ケーナさん >>802
ケーナさんご自身はわかってると思いますが
>ですから『うみねこ』もあの終わり方で良かったと思います

良いとか悪いとかそういう話ではなくて、そもそも「解答をはっきりとは書きませんよ」とは途中から言っているわけで(遅くともEp4発表後辺り?)
そう言われても読み進めておいて、最後に「なんではっきりとさせないんだ!」と文句をつけるのは酷い言い掛かりでしかないかと…。

それでも、そこらへんをあえて批判するのであれば、Ep4までの読者の煽り方でしょうけど…。
う~~ん、まぁねぇ…気持ちはわからなくはないですけど、やっぱり所詮は「ジャンル違い」に治まっちゃう話かと。

そんなところを突っつくより、『うみねこ』には別のもっと大きな問題点(というか短所)があるんだから、アンチの人は
そっちを問題視するべきだと思うんですけどね。タチバナさんじゃないですけど、正当な批判は、アンチとしても、竜騎士さんとしても、
ファンとしても、有益なものなので、そういうツッコミは「いいぞ!どんどんやれ!」となるんですが…。
805: 名前: :2013/07/14 13:56ID:e0MsywvN
儲と名乗っておいといて何ですがそこら辺についてお手本とすべきだったはパイの冒険だと思います

あれって突き詰めればうみねこ以上に何一つ確定しませんが、まあ実質的に3択ですよね
虎の話を信じるか、残酷な悲劇か、純粋に退屈と孤独に耐え一人で漂流してたか
と言ってこれらの中間地点が排除されてるわけでもない

回答をはっきりとは書かないといってもせいぜい数択には絞られる、
とは多くの人が期待してたのではないでしょうか
806: 名前: ペンウッド:2013/07/14 13:59ID:16/.6OwP
うーん EP8に関しては真相が開かされなかった事よりも(これは事前に言われてたし)
やっぱり「縁寿の心境の変化」に最初から最後まで対応できなかったのが個人的には痛いですね
EP4の縁寿に感動してた者としては、「絵羽叔母さんが犯人!魔法なんてただの白昼夢!」
とか言ったりする縁寿にはなんだかなあと思わずにはいられませんでしたし、
その後の真実を知った後の態度の急変にもついていけませんでした
何というか「置いてけぼりにされてるなぁ」と終始感じてました
EP5の戦人に関しては特に違和感を感じなかったのですが・・・

推理山羊に関しては・・・・ドロクロドさんも言ってましたけど
読者からネガティブに捉えられるだろうことは作者視点でも十分理解できたでしょうに
なんでやったし!という感じですね
(個人的にケーナさんの竜騎士さんのインタビューへの印象「意味はわかるけど何でああいう事言ったし!」に近い感じです)


ところで話は変わるんですが ケーナさん的にはEP5で夏妃たちがしていたという
「ヱリカの家族への電話」 あれってどう見てます?
個人的にはこれもあって「もしかして現実世界で本当にヱリカが何らかの形で
10月4,5日の六軒島に関わっていたのでは?」と思った事もあるのですが
807: 名前: ペンウッド:2013/07/14 14:05ID:16/.6OwP
ああ、あとEP3の犯人の扱いに関してですが
このスレで話題に出てた「ヤスの一なる真実」を久しぶりに見て
もしかしてBanquetを書いていた時点の十八はまだ全てを思い出したわけでも
ベアトのゲームのルールを完全に理解していたわけではないから
ああいうゴチャゴチャな結果になってしまった可能性があるのでは
なんて考えが頭に浮かびました

まあ、正直本編中にそれを直接的に示す描写がないのでノックス8条に引っかかるわけですが
808: 名前: :2013/07/14 14:26ID:e0MsywvN
Banquetの時点でジェシカの中に魔女人格~って無能さんが言ってるところから見て
物理的に何があったかは完全に思い出してるんじゃないかと
心情面の理解は5まで掛かったにしろ
809: 名前: 名無しちん:2013/07/14 21:07ID:e9d7CJEW
>>803
>「最終回だから」ではなく
正確には「描かれなかった最終回だから」です。
問題点は「公式との混同」です。だから「無視できない程広範囲に拡大して、これ以上放置してさらに影響力を持つことを危惧された」です。
ドラえもんに正式な最終回があったらアレは「絵が似てるね( ´_ゝ`)フーン」で終わってたわ。

>公式で真相を明らかにしたから、二次創作で独自の真相を語っても著作権の侵害にはならない、なんて滅茶苦茶な話ではありませんからね。
当たり前だろ何いってんだお前?
侵害っつってもピンキリ、作品の宣伝になったなら喜ぶし、実害が無いならスルーするが、作者が将来得たはずの利益に手え出したら裁判沙汰になって当然だろが。

>で、同じ疑問を繰り返しますが、作者から「はい、これが真相ですよ」と太鼓判を貰えば、それで納得するんですか?
作品なら納得。インタビューとかはNG。
810: 名前: ケーナ:2013/07/15 06:14ID:12zUZFni
魔女のベアトの物語(第70回)

 一方で食堂に残った面々には、紗音と嘉音が紅茶を給仕していました。2人が親族たちの暇つぶしに捕まり、話をしているとノックの音が聞こえました。紗音と嘉音は不審に思いました。今日の使用人は自分たちと源次と熊沢と郷田、合計5人です。そのうち、郷田と熊沢はゲストハウスにいる為、屋敷にいるわけがありません。そして源次はこのようなノックの仕方をしないのです。留弗夫が入るように声をかけても、もう一度ノックが繰り返されるのみでした。少しおかしな空気が流れる中、ホールから24時を告げる大時計の音が聞こえてきます。時計の音が鳴り終わってから嘉音が扉を開けると、廊下に封筒が置いてありましたが、ノックをした人物の姿はありませんでした。紗音と嘉音が食堂に入って来た時はそのような封筒がなかったことを全員が確認している為、その後、誰かがやって来て、封筒を置き、ノックをしたことになります。屋敷はこの時点で戸締りされ、ゲストハウスのいとこたちと、南條、郷田、熊沢、そしてヱリカは屋敷に入ることは出来ません。一同は金蔵がこのようなことをする理由もない為、蔵臼たちが金蔵のフリをして封筒を置いたのだと考えました。
811: 名前: ケーナ:2013/07/15 06:15ID:12zUZFni
儲さん >>805

>お手本とすべきだったはパイの冒険だと思います
>あれって突き詰めればうみねこ以上に何一つ確定しませんが、まあ実質的に3択ですよね
>虎の話を信じるか、残酷な悲劇か、純粋に退屈と孤独に耐え一人で漂流してたか

ところで儲さんは小説の方は読んだでしょうか?
僕は未だかつて原作を超えている映画というのは
『黄泉がえり』くらいしか見たことがなかったのですが
『パイの物語』も明らかに原作よりも優れています

映画だとお母さんやコックが出てくる話は映像がありませんよね
もしあれで映像があったら視る側はかなり困惑しますが
ないことで少なくとも映画を作った人の用意した正解は解ります
小説だと船にミーアキャットらしき骨が残っていて
もはや何が何だか…
812: 名前: ケーナ:2013/07/15 06:16ID:12zUZFni
ペンウッドさん >>806 >>807

>やっぱり「縁寿の心境の変化」に
>最初から最後まで対応できなかったのが個人的には痛いですね

EP4において縁寿は“犯人を理解する”ことに注力していました
それは“絵羽を理解する”ことではなく“ベアトを理解する”
ことでした

そして“ベアトを理解する”ことと
六軒島の真実はまた別の話です

ですから縁寿にとって六軒島の真実を受け入れ
絵羽との関係が清算されたのは
EP8においてですね

>EP5で夏妃たちがしていたという
>「ヱリカの家族への電話」 あれってどう見てます?

僕は“19年前の男からの電話”は幻想修飾
(実際には電話などなかった)
だと解釈していますが
あれも同様だと思います

ヱリカは“古戸ヱリカ”という名前がネックです
これがもっと別の名前であれば
「現実世界にもいたのかも」と思えるのですが…
逆に言えばこれは竜騎士07さんからの
「古戸ヱリカなんて人間は現実世界には存在しませんよ」
というメッセージなのかもしれません

>もしかしてBanquetを書いていた時点の十八はまだ全てを思い出したわけでも
>ベアトのゲームのルールを完全に理解していたわけではないから
>ああいうゴチャゴチャな結果になってしまった可能性があるのでは
>なんて考えが頭に浮かびました

僕もこの解釈が一番自然かなと思います
何にせよ 竜騎士07さんの頭の中では
あれでOKなのでしょう
(「EP3は簡単だ」と言っているわけですから)
正直 僕もしっくり来ないのですが…
813: 名前: :2013/07/15 07:57ID:eeEknXFr
映画版は「虎の話が真実かもしれない」と思わせる要素をそぎ落としすぎてダメだと思います

パイ一人なら100日(約200日に対し)分近い食料があるけど四人ならあっという間に摩耗するということを述べてない点、
商業上仕方がないがいずれの話でもパイが食人してる点を省いてる点が一番まずいと思う

>逆に言えばこれは竜騎士07さんからの
>「古戸ヱリカなんて人間は現実世界には存在しませんよ」
>というメッセージなのかもしれません

割と真面目な問題かと思いますのです
特に漫画だとはっきり羽入の容姿が出てくるコマすらあります
さて考えられるのは

Aひぐらしのなく頃にという作品が作中独立して存在しそれを八城が引用している(意図が意味不明すぎる)

Bひぐらしのなく頃にという作品が作中存在し八城はその版権を所持している。
この場合古戸ヱリカから梨花が作られたという順番になる。ひぐらし絡みの発言はファン向けイースターエッグである

B’八城のモデルは知り合いの作家、とのことなのでうみねこ世界にも竜騎士先生がおられ八城の友人である

C羽入ちゃんは「いる」よ…では何気にヱリカ問題は説明がつかない?

D偽書には羽入は出てこず再生時に縁寿が脳内で付加した。さすがに現実と夢の境がなさすぎる?
814: 名前: ドロクロド:2013/07/15 10:54ID:adLJX85F
>>809
>>公式で真相を明らかにしたから、二次創作で独自の真相を語っても著作権の侵害にはならない、なんて滅茶苦茶な話ではありませんからね。
>当たり前だろ何いってんだお前?

お前は何を言ってるんだ?w

>>800
>>例えば、公式にせよ二次創作にせよ、謎がはっきりと明かされた話があったら、それで満足するんですか?
>とりあえず二次創作は活発になると思う。
>というのも現状で真相絡みの二次創作をしようとすると『ドラえもん最終話同人誌問題』が壁になる。
>どんな真相を書いてもそれが真実の可能性が出てしまう。
>公式の著作権をモロに侵害する可能性が僅かだが確実にある。
>ゆえに誰も手をつけたりしない。

ドロ「作者から、これが真相だよって言われたらそれで満足すんの?」
名無し「自分のことはともかく、二次創作は活発になるだろ。原作が真相を明かしてないから、現状では真相絡みの二次創作を作ると
    原作の著作権を侵害する可能性がある。だから誰も真相絡みの二次創作には手を出していない」
ドロ「いや、その理屈はおかしいww」

著作権を侵害するかどうかは、原作が真相を明かしているかどうか、また、原作が隠している真相と同じものを二次創作で描いたかどうか
じゃないのはわかってますか?

「本当は後で公表するつもりだったのに、先に別の真相を公表されたことによって、将来得る筈であった利益を不当に摂取した」とか
言いたいなら、著作権そのものや著作権侵害について争う裁判について、本気で誤解してると思うんで、悪意がないのはわかったから、
ちゃんと理解した方がいいですよ。

百万歩譲ってそこらへんを全部丸々聞かなかったことにしても、結論の「著作権侵害になるから真相絡みの二次創作は誰も手を出せなくて
作られていない」とか、それの具体例として同人誌ドラえもん最終回への警告事件を引き合いに出してくるのは、的外れもいいところです。


はい、とまぁ以上は明らかに間違ったことなのでツッコミを入れてるわけなんですが(本題でもないんでもういいです)、
ここから以下のものに関しては、あなた自身が感じたこと考えたことを聞きたいだけなので、それを否定する気はさらさらないです。

真相がはっきり明かされなかったと言う人に聞きたいんですが、

Q1 そういう人は例えばEp7のクレルの独白やお茶会での次男夫妻の凶行の描写なんかはどう受け取っているんですか?
  「あくまで可能性の提示であって、確定とはされていない」ですか?

Q2 では、たかが可能性の提示だけの為に、シリーズ終盤であれだけ長い割合を占めて描写されている点、複数の可能性を提示したのではなく
  (クレルの独白とハラワタで違いはあるにせよ)ほぼ1つの可能性が強調された点を、主観的にはどう捉えますか?

Q3 またそれを客観的にはどう捉えるのが妥当だと思いますか?

Q4 インタビューで「○○が真相」と言われても駄目で、作品として語られなければ納得がいかないそうですが、作品として表現されるということは
   物語として書き記すわけなので、お話の中で「○○が真相」と表現されたところで、それは結局のところEp7と同じで、
   疑おうと思えばいくらでも疑えてしまうものになってしまうと思うのですが、それはどうお考えですか?
  それで本当に納得がいくのですか?

Q5 それで納得ができるのなら、Ep7で納得がいかない理由はなんですか?

繰り返しますが、そう感じたことそう考えること自体を否定するつもりはありませんし、無理に考えを変えてやろうと思っているわけでも
もちろんありません。ただ、真相が明かされなかったから不満だとする人は、どうやって納得をつけるのかなと興味があるのでお聞きしているだけです。

あ、もちろん、無理して答えてくれなくてもいいですけどね。
815: 名前: ドロクロド:2013/07/15 11:27ID:adLJX85F
儲さん >>805
>回答をはっきりとは書かないといってもせいぜい数択には絞られる、
>とは多くの人が期待してたのではないでしょうか

わざわざ「猫箱にしまって明かさない」と宣言しているのに、数択に絞られるだろうと期待するのは個人的にはどうかなと思うのですが…。

まぁ数択だというなら1魔女がやった、2次男夫妻、3黒戦人、ここら辺で絞られたとは受け取らないんですかね?

って儲さん自身はどうお考えでしたっけ?
816: 名前: ドロクロド:2013/07/15 12:32ID:adLJX85F
ペンウッドさん >>806
>何というか「置いてけぼりにされてるなぁ」と終始感じてました

まさに同感です。読者が寄り添える視点がないまま、登場人物だけが物語だけが勝手に終わってしまった。
魔法と手品の恣意的な比較という問題もあるんですが、それ以上にこの読者と物語の剥離が酷かった。

それまでもそういった部分は見られてはいたんですが、それでもまだ「ちゃんとノせてくれていた」のが、Ep8は
戦人は隠し事をしようとする、推理することはバッサリ斬られて否定される。これまで読者がそのキャラや思想を通して物語を見ていたものが
ことごとく離れていってしまい、頼みの綱の縁寿もご指摘の通り、何の描写も無く「至って」コロッと心変わり。

あそこまで完全に「描かない」となると、ひょっとしたら竜騎士さんからすると「これが最後の謎ですよ。考えてみて下さい」という
つもりなのかもしれませんが、そこは読者に委ねるところじゃないだろぉと。

っていかんいかん、また愚痴っぽくなってしまいました。



以下オリスク『The detective's lost love』についてのネタバレがあります。
未読の方はご遠慮下さい。




>「ヱリカの家族への電話」 あれってどう見てます?

『The detective's lost love』でもその点に触れられていましたね。
偽書を単なる「偽書作家が好きに書いたもの」ではなく、ゲーム盤として「猫箱に閉じ込めた、観測者のいない事象は無限の可能性を持つ。
逆に言えば、観測者のある事象に関しては現実でも実際に起こったことである」とするなら、島内で完結する内線電話ではなく、
島外への外線電話なので、ヱリカの家族という観測者がいる。つまり電話は実際にあった。ヱリカも実在していた。とする説は
論理的に有効だと思いますし、なかなか興味深い解釈だと思います。

もちろんケーナさんの解釈のように、あのシーン自体が幻想だとする解釈でも成り立つでしょうし(ケーナさんも言葉をちゃんと
選んでいるようにみえます)、ヱリカが実際に六軒島で事件に巻き込まれたのだとすると、未来の世界で只1人だけの部外者である
ヱリカの存在について全く言及されていないのも不自然というネックはありますよね。

ただヱリカ萌えの私としてはかなり魅力的な説ではあります。


上記のオリスクは、偽書というより1つのEpを書ききっていて、かなり完成度の高いものですよね。脱帽です。
Ep8で不満に感じていた時に見たので、終盤でベルンがベアトに執拗に迫り、猫箱を無理やりこじ開けようとするシーンとか、
「そうそう!こういうふうに描けばまだ受け入れられるのに!」と思ったことを覚えています。
ただ1つだけ個人的な難点を挙げると、ベルンカステルへの変態的(絶対的)な忠誠も含めて「ヱリカ」だと思っているので、
あの展開は燃えはしたものの、最後にはやっぱりベルンにアヘ顔晒して元の関係に戻って欲しかったですが。
817: 名前: :2013/07/15 16:10ID:eeEknXFr
>って儲さん自身はどうお考えでしたっけ?
手品エンドを重視するなら(ep4移行すべて白昼夢であり)ベアトリーチェなる隠し子がいてやったとしか結論し得ない
魔法ENを重視するならあそこから解を導くのは無理ではないでしょうか
漫画だったら真里亞だという印象を持っています

ヱリカ

ヱリカへの電話が真であるなら猫箱の外の事実であるから他のエピにも反映されている必要があると思われます
(少なくとも執筆時期から見れば)3や4で言及がないのは理解しがたい
ヱリカなる人物が行方不明になったのは事実の可能性はありますが外部への連絡はないと思います
818: 名前: 名無しちん:2013/07/16 00:34ID:7dLl./WA
>>814
>著作権そのものや著作権侵害について争う裁判について、本気で誤解してると思うんで、悪意がないのはわかったから、
>ちゃんと理解した方がいいですよ。

例えばサッカーのルールをちゃんと理解しなくとも、1つだけ分かることがある。
イエローカードを食らったからって、そいつが本当に反則した証明にはならんて事だ。
つまりはそういう事だ。
・・・違うかも知れない。

Q1 そういう人は例えばEp7のクレルの独白やお茶会での次男夫妻の凶行の描写なんかはどう受け取っているんですか?
貴方はEP8の戦人が創りだした六軒島をどう受け取っているんですか?
「あくまで可能性の提示であって、確定とはされていない」ですか?

Q2 では、たかが可能性の提示だけの為に、シリーズ終盤であれだけ長い割合を占めて描写されている点、複数の可能性を提示したのではなく
  (クレルの独白とハラワタで違いはあるにせよ)ほぼ1つの可能性が強調された点を、主観的にはどう捉えますか?
EP7の主張がEP8でひっくり返されてる事についてはどう捉えているのですか?

Q3 またそれを客観的にはどう捉えるのが妥当だと思いますか?
後期クイーン問題的には後出しのがつおいと作者が言ってた気がする。
つまり完全なる真実に近しいのがEP8、誇大妄想の塊へと追いやられつつあるのがEP7、EP9が出たら前EP全ては無価値。
・・・・・・酷い話である。

Q4 インタビューで「○○が真相」と言われても駄目で、作品として語られなければ納得がいかないそうですが、作品として表現されるということは
物語として書き記すわけなので、お話の中で「○○が真相」と表現されたところで、それは結局のところEp7と同じで、
疑おうと思えばいくらでも疑えてしまうものになってしまうと思うのですが、それはどうお考えですか?
それで本当に納得がいくのですか?

物語作りにおいて重要な観点だと思われるので真面目に答えるね。
読者を納得させる答えというのは、結局のところ登場人物を納得させる答えの提示だと思うよ。
登場人物が説得されて納得したなら納得するしかないんだ。それが答えだ。愛だ。
ところがうみねこはその登場人物の説得されたシーンが、心変わりして納得したシーンが欠けている。
戦人はいつの間にかベアトを許し、縁寿はいつの間にか絵羽を許す。

Q5 それで納得ができるのなら、Ep7で納得がいかない理由はなんですか?
Q4で言ったとおり、EP7で納得いってなかったのは戦人や縁寿。
というか正直、八城が作者権限による俺TUEEEで二人納得した結果だけ書いたようにしか見えんのね。
作者権限っていうのはラムダを倒したあの技ね。
819: 名前: 名無しちん:2013/07/16 00:57ID:7dLl./WA
>>817

ナニカ

失恋旅行してて深窓の令嬢風ワンピースに身を包み、煌めく海の光に誘われて儚くも衝動的に飛び込み自殺を図ったのが本当のヱリカ。
ウェットスーツを着て歴戦の海の男すら躊躇する荒波を泳ぎ切り、プロの漁師に上陸不可能と言わしめた島にあっさり上陸てみせたのがヱリカを騙るナニカ。

ナニカはだぁれ?

答え、戦人の要望にお応えして現れただけの黒髪長髪のロリ貧乳です。

ただそれだけの事だと思う。


ところでスキューバダイビングって集団でやるだろし、プロのインストラクターいるだろし、それで一人だけ遭難とか無理くなくなーい?
820: 名前: ケーナ:2013/07/16 04:49ID:8633PzPP
魔女のベアトの物語(第71回)

 しかし、金蔵は既に死んでおり、この時間、蔵臼、夏妃、源次は2階にいました。ですから、ノックも廊下に置いてあった封筒も実際は存在せず、これは幻想描写です。封筒は紗音が普通に持ってきました。食堂に残った全員が共犯者である為、このようなことが出来ます。封筒の中には手紙と当主の指輪が入っていました。手紙の差出人は右代宮家顧問錬金術師である黄金の魔女ベアトリーチェで、黄金も当主の座も碑文の謎を解いた戦人のものであると書かれています。そこへ蔵臼と源次が戻ってきたことで、再び親族会議は再開されました。その後、午前1時頃に親族会議の終了が宣言され、楼座はゲストハウスに戻りましたが、それ以外の面々は食堂に缶詰でした。戦人が一同を残し、ようやくゲストハウスに戻れたのは午前3時でしたが、こんな時間だというのに1階のラウンジで郷田と南條、そしてヱリカが談笑しています。戦人が帰ってきたことがきっかけとなり、ゲストハウスの面々も解散することになりました。戦人がいとこ部屋の扉を開けると中は真っ暗で皆、既に眠っているようです。戦人は自分のベッドに潜り込むと、そのまますぐに眠ってしまいました。
821: 名前: ケーナ:2013/07/16 04:52ID:8633PzPP
儲さん >>813

>映画版は「虎の話が真実かもしれない」と
>思わせる要素をそぎ落としすぎてダメだと思います

どこがこの作品のメインなのかという解釈が違うようですね
僕は“虎と一緒に漂流して生き延びた”というのが
この作品のメインだと思いました

映画を作った人も
同じように解釈したのだと思います
だからその部分をメインにして
作品を構成し直した

一方で儲さんは“何が真実か解らない”というのが
この作品のメインだと考えた
だから映画の構成はダメだと思った

僕はこの話で高校時代に先生が
『山月記』の解釈の説明をしたことを思い出しました

先生は「実は、李徴は虎になってはいなかったのではないか?」
という話をしました

李徴は人間のまま藪の中から話をしたのではないか?
最後に出てきた虎はたまたま近くにいただけではないか?

ようは「人間が虎になるなんて、そんな馬鹿な話があるか!」
ということです

両方とも“虎”なのが面白い偶然です

コミックには確かに“羽入”と“梨花”と思しき
人物が描かれていますが
ベルンカステルの前身が“梨花”であるなら
特段 問題ないのではないでしょうか?

ただ EP8において幾子がフェザリーヌに変身し
その飼い猫である“ベルン”が
ベルンカステルに変身するのは色々説明が難しいですが…
822: 名前: ケーナ:2013/07/16 04:58ID:8633PzPP
>>819

ヱリカは傷心旅行に出た挙句
ヤケ酒でもかっくらって
慣れない酒に酔っ払って海に転落したのでは?

ようは非常に頭の良いお嬢様がいて
自分の恋人の裏切りに気がついてしまい
傷心旅行で事故死した

それをベルンカステルが拾い上げ
“古戸ヱリカ”の名前と青い髪を与えて
自分の駒とした

というところではないでしょうか?
823: 名前: ドロクロド:2013/07/16 07:54ID:f56PzsHx
>>818
>貴方はEP8の戦人が創りだした六軒島をどう受け取っているんですか?
>EP7の主張がEP8でひっくり返されてる事についてはどう捉えているのですか?

え?これ真面目に答えた方がいいですか?
全く別の話なのでひっくり返すも何もないですよね。

>読者を納得させる答えというのは、結局のところ登場人物を納得させる答えの提示だと思うよ。
>登場人物が説得されて納得したなら納得するしかないんだ。それが答えだ。愛だ。
>ところがうみねこはその登場人物の説得されたシーンが、心変わりして納得したシーンが欠けている。
>戦人はいつの間にかベアトを許し、縁寿はいつの間にか絵羽を許す。

うん。そこまで分析が出来ている人が

>>800
>謎は解き明かされかけてるけど決定打にかける。
>ひぐらしの目明し編で例えるなら、魅音と詩音の入れ替わりを示唆するけど、明確には描写せずに終了。
>魅音が犯人だった可能性もあるし、詩音が犯人だった可能性もある。真相はおやしろ様だけが知っている。みたいな?

みたいなことをこの話の流れで言うのは、絶対に誤解されるので、気を付けた方がいいですよ。もったいないです。


全然話は変わりますが、ウェットスーツとかスキューバの最中に遭難とか何の話です? 漫画版?
824: 名前: ドロクロド:2013/07/16 08:18ID:f56PzsHx
自己レス >>816
未来の世界でヱリカについて何も言及がないと言いましたが、違いましたね。
Ep6のTipsによると
・遺族は六軒島爆発事故に巻き込まれた可能性を主張している。
・事故を知った偽書作家たちにより、六軒島漂着を仮定し、魔女幻想に加えられることも多い…。

ということで八城作のものじゃない、他の偽書にもけっこう登場しているみたいです。

ただEp5ではヱリカの家族だけじゃなく、海保にも問い合わせているんですよねぇ。
本当に電話をしたなら通話記録とか残ってるだろうし、
オカルトマニア、机上のミステリーとして楽しんでいる人たちの間でならまだしも
ワイドショーとか世間一般的な興味や嫌疑も
掛けられているだろうから、それでヱリカの存在がはっきりと示されていないのは、やっぱり実際は漂着しなかったいうことなんでしょうかね。


825: 名前: :2013/07/16 14:08ID:674sBORD
あの場にいた全員が海上保安庁庁やまして警察に来てもらっては絶対困ると思ってるのは明らかですから
ヱリカはきたが連絡していない、というのは妥当というか着ていた所で連絡などするはずがありません

また魔法を認めない場合クソブタ云々含めヱリカの人格のソースは何なのか?
無関係の故人を適当に侮辱しているのかという大きな問題が残ります

逆にまあバトラとヱリカが実際に出会っていてわずか2日でクソブタ云々まで聞かされるほど
フラグをおったてていたならそりゃそれで問題がありそうですが
826: 名前: ドロクロド:2013/07/16 16:21ID:f56PzsHx
儲さん >>825
原作シーンの既述によると、夏妃達は金蔵の死を隠し通す親族会議という重要なタイミングで突如として現れたヱリカを、
完全に信じきっていたわけではありません。誰かが差し向けた者なのではないか?と訝しんでもいました。(19男の電話の件もありましたし)

家族や海保への電話は、単純にヱリカを気遣ってのことだけではなく、ヱリカの証言や身元を洗う意味も強くありました。
古手ヱリカという人間が偽名などでなく本当に存在するのかどうか、乗っていたというプレジャーボートの存在や航路の確認、
そのプレジャーボートに確かにヱリカという者が乗船していたかどうかの確認は、本文中にも描写されています。

まぁあくまで、六軒島サイドの「電話を掛けて問い合わせた」という描写で、島外の「電話を受けて会話をした」という描写はないので
「それ全部幻想だから」と言わればそれまでですがね。

ただ儲さんが言うほどには可能性のない話ではありませんよ。
むしろ電話を掛ける動機としては十分にあります。
ヱリカの遺族が、六軒島爆発事故に巻き込まれたと「主張する」というのも、島から連絡があって、遺族はその事実を知っているけれど
証明はできないので、客観的にはそういう表現になっているという解釈も出来るでしょうし。

>また魔法を認めない場合クソブタ云々含めヱリカの人格のソースは何なのか?

だからなんで猫箱の中で完結していることの真偽を気にするんですか。家族への電話で重要なのは、猫箱の内と外を
繋いでいるかもしれないシーンだからなんですよ。
そもそも偽書内での描写(ゲーム盤上)で、ヱリカはそこまでおかしな発言をしていましたっけ?
一睡もせずに聞き耳を立てていたり、深夜に水着でガムテを貼ってまわっていた、ですって?
「名探偵ならやりかねない」「えぇ名探偵なら仕方ありませんな」

>無関係の故人を適当に侮辱しているのかという大きな問題が残ります

無関係じゃないとしたら?ニヤリ (適当)


まぁ私個人は前述したように、別の理由から、残念だけどちょっと厳しいかなぁ?と思ってはいますが。
827: 名前: :2013/07/16 16:35ID:674sBORD
家族はともかく海保に電話をかけていたら猫箱とは到底言えないと思います
レコーダーがあるはずですしわずか48時間足らずで大爆発です
絶対当直の人は覚えています

一方で
一応漫画版では必要ない描写は幻想含めないと言い出したのですから
クソブタにも意味が無くてはいけません
いもしない人物の有りもしない過去の暴露というのは厳しい気がします
(他の何かの比喩ととるのもちょっと思いつかない)
828: 名前: ペンウッド:2013/07/17 00:46ID:02L3FBRr
ケーナさん >>812

仰るとおり、ベアトや魔法を理解する事とあの日の真実を理解する事は別の事です
ただ、そのベアトを理解する過程で縁寿が絵羽や魔法への見方を変えていたのもまた事実です
その過程に感動を覚えた者としては、やはりEP8の絵羽を憎む縁寿の様子や少年兵の話、
「魔法」に殆ど共感をしない縁寿は見ていてやるせなかったのですよ

ひぐらしの祭囃しで「皆殺し編の記憶を失った梨花」を見たときの気分
と言ったらわかりやすいでしょうか?まあ個人的にはあれ以上(以下?)でしたが・・・

だから個人的に言うならば、「絵羽叔母さんやベアトがどれだけ苦しんでたかはもうわかってるし
あの人たちを憎んではいないけど、それでもやっぱり真実が知りたい」とか
そういう感じにしてほしかったのです

>僕は“19年前の男からの電話”は幻想修飾(実際には電話などなかった)
>だと解釈していますが

まあそれが一番自然な回答になるんですよね
ただ、「猫箱の外に情報をもたらしかねない」という1点において
あの描写はほかの描写とは一線を画すのでは?と私は思ってたわけです
わざわざあんなものを入れたからにはって事ですね

EP3を竜騎士さんが簡単だと思ってるという事については
EP5のあの「騎士と夜のなぞなぞ」の例えが適切でしょうね
「向こうの考え方とこちらの考え方が同じとは限らない」

あの南條殺しを「説明するまでもないだろう」と思っていたりしそうなあたり真面目にそう考えられます
829: 名前: ペンウッド:2013/07/17 00:56ID:02L3FBRr
あと儲さんの

>また魔法を認めない場合クソブタ云々含めヱリカの人格のソースは何なのか?
>無関係の故人を適当に侮辱しているのかという大きな問題が残ります

これについてですが、そもそもEP6もtipsで「事件を知った偽書作家たちによって~」
という部分がある事から、どういう形でかはともかく彼女が複数の偽書に
参加させられていた というのはほぼ間違いないと思ってます

彼女のあのヱキセントリックな性格については・・・
各々の偽書作家が自由に性格や設定を決めつけて書いたか
もしくは多くの支持を受けたヱリカの登場した偽書作家の作品を下地にして
作家たちの中でどんどん共通事項に近い設定が加えられていった
(所謂「共有幻想」といったやつでしょうか)とかそんな所ではないでしょうかね

本物の故人ヱリカへの侮辱がどうこう、については
そもそもEP8の山羊たちを見るに、ウィッチハントや偽書作家には
「不謹慎な」人たちも少なからずいたよですし
830: 名前: ペンウッド:2013/07/17 00:57ID:02L3FBRr
×少なからずいたよ
〇少なからずいたよう

誤字失礼しました
831: 名前: 名無しちん:2013/07/17 01:09ID:baGX2ErZ
>>823
何を誤解したのかさっぱり分からないけど、誤解ではないと断言しておく。


漫画でヱリカはウェットスーツ着てなかった?
まあ普通の服とかで上陸は無理ありすぎるっしょ、常識で考えて。
でウェット着る系のアレはスキューバ以外に何かあるん?
832: 名前: ペンウッド:2013/07/17 01:12ID:02L3FBRr
ドロクロドさん >>816

『The detective's lost love』を知ってる人がこの掲示板にいた人に感動しました
これは物語としても偽書としても非常に完成度の高い作品なので
うみねこ好きで知らない人には是非見てほしいです

(初見だとpart1,2で強烈な違和感を感じるかもしれませんが
 それらの理由についてはprat3以降でちゃんと説明されます)
833: 名前: ペンウッド:2013/07/17 01:18ID:02L3FBRr
漫画版は知りませんが原作ではヱリカは水着で来島してたという話だったのでは?
(それがウェットスーツだったかどうかはともかく)
そもそもEP5でゲストハウスの窓に封印を施していた時に
ヱリカが使っていたというのが「漂流してた時に着ていた水着」だったかと
(記憶違いだったらすいません)
834: 名前: 名無しちん:2013/07/17 01:19ID:baGX2ErZ
>>829
>多くの支持を受けたヱリカの登場した偽書作家の作品
それが八城でしょう。
ていうか他の作家の作品分からんし、エキセントリックヱリカは丸々八城ヱリカだよね。

本物の故人ヱリカへの侮辱については、あるいは自ら命を捨ててるぽかったので、そもそもヱリカが自身を侮辱してるじゃん的な判断とか。
835: 名前: 名無しちん:2013/07/17 01:25ID:baGX2ErZ
>>833
10月の日本近辺の海で水泳楽しめる奴はいないと思うんですがね、水温的な意味で。
もし本当にただの水着で辿りつけてたとしたら、ヱリカは奇跡の魔女そのものか、あるいは六軒島に“い”たんですよ初めからね、キヒヒヒヒヒヒ。
ドレスの下には水着を着込んでいたんですというオチ。
836: 名前: ペンウッド:2013/07/17 01:26ID:02L3FBRr
>>834

勿論一番可能性が高いのは八城さんですが
そもそもヱリカを最初に偽書に登場させたのがどこのだれかまでは明言されてませんし
八城さんがヱリカを登場させるまでに既にヱリカの架空設定が固まっていた可能性もあるかと
837: 名前: ペンウッド:2013/07/17 01:34ID:02L3FBRr
10月の水泳だとか台風が迫ってる最中とかについては
そもそも作中で夏妃さんに「最近の若者はなんて無謀な~」とか言われてますし
実際の所、失恋か何かあって自暴自棄になってたとかあるかもしれませんね
本物のヱリカも
838: 名前: ケーナ:2013/07/17 08:05ID:30ehcI4g
魔女のベアトの物語(第72回)

 翌日の朝、戦人が目を覚ますと、同じ部屋で寝ていたはずの譲治、朱志香、真里亞、楼座が首を切られ、大量の血を流して死んでいました。ゲストハウスの一同が集まり、騒いでいる最中にヱリカがやってきました。この殺人は狂言ですので、探偵であるヱリカが遺体を確認すれば、そもそもこの場には遺体などないことは解ったはずです。しかし、ヱリカは現場検証を怠った為、この場には4人の遺体があると思い込んでしまいました。一方で殺人が起こったことにより、煉獄の七姉妹は驚愕しました。碑文の謎が解かれたことにより、儀式は中断されたはずだからです。何が起こっているのか理解出来ないまま、大慌てでベアトリーチェへの報告に向かいます。
839: 名前: ケーナ:2013/07/17 08:05ID:30ehcI4g
儲さん >>827

>家族はともかく海保に電話をかけていたら猫箱とは到底言えないと思います
>レコーダーがあるはずですしわずか48時間足らずで大爆発です
>絶対当直の人は覚えています

何故 1986年の10月4日と5日における六軒島での出来事が
猫箱に封じられたのかといいますと
その間の情報が外部に全く伝わらなかったからです

もし 現実世界でそのような連絡があったなら
EP6のTIPSはもっと違った内容になったと思いますよ
840: 名前: ケーナ:2013/07/17 08:06ID:30ehcI4g
ペンウッドさん >>828 >>829

>「絵羽叔母さんやベアトがどれだけ苦しんでたかはもうわかってるし
>あの人たちを憎んではいないけど、それでもやっぱり真実が知りたい」とか
>そういう感じにしてほしかったのです

縁寿はEP4の段階で絵羽が犯人でないことは解っても
縁寿の為に何も話さなかったことは理解していませんでした
それを理解したのがEP8です

そしてベアトが何らかの意図でもって
あのようなことをしたことは理解していても
その真意を最後まで理解していなかったでしょう
(おそらく十八は縁寿に話さなかった)

我々はEP7のクレルの告白を知っていますから
ベアトの想いを理解出来ますが
縁寿はEP7の内容を知りません
知っているのはお茶会の惨劇だけです

我々の持っている情報と縁寿の持っている情報は違う
この部分に留意すれば
縁寿の心境の変化が理解しやすいのではないでしょうか

>EP6のtipsで「事件を知った偽書作家たちによって~」
>という部分がある事から、どういう形でかはともかく彼女が複数の偽書に
>参加させられていた というのはほぼ間違いないと思ってます

僕はあのTIPS自体がガセだと思います
例えばEP1の紗音は
“薔薇庭園の倉庫内で死体が発見された。死後に側頭部を損壊されたものと思われる。”
と書いてありますが
実際には違います

ようはTIPSというのは“客観的な事実”ではなく
“書き手が伝えたい情報”なのです

ゲームマスターがラムダデルタであることを考えれば
あのTIPSはラムダデルタが“古戸ヱリカ”を物語に登場させる
正当性を示す為に入れ込んだガセネタなのではないでしょうか?
(“古手梨花≒古戸ヱリカ”これはどんな偶然?)
841: 名前: ドロクロド:2013/07/17 10:07ID:bcMXdZcA
名無しちんさん

1つ聞いていいですか?
本当に原作やったことあります?

昔やって記憶が薄れているなら自分で確認するべきだろうし、
今は出来ない状況にあるなら、確認できない(自分の記憶が間違っているかもしれない)ことについて
もう少し謙虚になった方がいいと思いますし。
842: 名前: :2013/07/17 10:36ID:d5f5aKyq
ツイッターでヱリカはこじゃれた水着を着ていたけど
フェザリーヌに頼んで替えさせてやったとベルンカステルが言っていましたね…

どこまで真面目にとっていいものか?
と言うかやっぱり最初からフェザとベルンは結託してるのは前提で
竜騎士先生にとって隠すことでもないんでしょうか
843: 名前: ドロクロド:2013/07/17 11:03ID:bcMXdZcA
儲さん >>827
>家族はともかく海保に電話をかけていたら猫箱とは到底言えないと思います

だから、最初からそういう話をしてるんですけど。

猫箱の蓋が開いちゃってるよね、っていう。
(言い方を変えると、この時点では猫箱が閉じられていないよね)

>一応漫画版では必要ない描写は幻想含めないと言い出したのですから

「ヴァンダイン16則 物語に必要以上の描写を入れるべきではない」で推理山羊を斬ったシーンのことですか?
これについてもこれまで話をしてきたつもりだったんですが、再度ツッコミを入れると…

1.まず私個人の見解として、竜騎士さんは漫画版の描写の仔細まで完全に監修できてはいない箇所もあると思われる。
 (七杭の形状、魔方陣の書かれ方などの不統一から)

2.赤字で斬る、特に十戒二十則で斬った場合は、実は斬った振り、斬られたという思い込みである可能性が極めて高い。
  二十則で斬られたからといって、相手の説が完全に間違っていたわけではなく、単に相手が反論を思いつかなかっただけである可能性。
 (Ep5書斎空中での戦人とドラの論戦から)

3.そもそもこの16則はかなり緩い条項で、解釈次第でどうとでもなる。

1,2は解釈の違いとしても3は有効だと思いますし、逆に3を反転させると
「16則が有効だとするなら、ではヱリカという新しい人物が登場したことに推理面で意味がなければならない」
となって、無能探偵の代わりに物語を進行させるため(もしくは戦人に発破をかけるため)に投入した、これまでの推理とは無関係な存在という
ベルンの言葉だけでは説明しきれていない、ということになって、ヱリカが現実にも漂着していた説を後押ししかねくなってしまいますが
それについてはどうお考えですか?

>>825
>無関係の故人を適当に侮辱しているのかという大きな問題が残ります

儲さんだけじゃなくて他にも誤解している人がいるかもしれませんが、Tipsを信じるなら、ヱリカが現実で漂着していたかどうかは別にしても
ヱリカという人物が実在していて海難事故で行方不明、ここまで現実にあった事実となります。

つまり、漂着しているいないに関わらず、「実在していた故人を貶める描写がされている」という問題は既に発生しているわけですよ。
むしろ漂着せずに全くの無関係だった場合の方が、よりこの問題は大きくなってしまいます。

よってこの点でヱリカ漂着説に疑問を投じることは出来ません。

(ケーナさんのようにTipsの情報は事実ではなく筆者が出してきた意図的な情報という指摘は正しいです)
844: 名前: 名無しちん:2013/07/17 17:15ID:baGX2ErZ
>>837
無謀なっていうのは、嵐が近づく時化の中でスキューバダイビングなんてって意味でしょう。
まさか海水浴を楽しんでいたとはいくら夏妃でも想像すらすまい。
845: 名前: 名無しちん:2013/07/17 17:21ID:baGX2ErZ
>>841
遠い昔にプレイしたことがあるような気がするレベル。
もう一度プレイすんのは面倒いので、謙虚になる事にするよ。
846: 名前: ケーナ:2013/07/18 06:58ID:2dHCaveR
魔女のベアトの物語(第73回)

 同じ頃、屋敷においては、源次が起きてこない為、使用人控え室に熊沢と嘉音が起こしに行きました。嘉音は使用人控え室の扉を開ける時、扉を封印するようにガムテープが張ってあることに気がつきましたが、気にせずガムテープを破って扉を開けます。部屋の中にはゲストハウスの4人と同様、首を切られ、大量の血を流してベッドに横たわる源次の遺体がありました。こちらもゲストハウス同様、驚愕した煉獄の七姉妹はベアトリーチェへの報告に向かいました。
847: 名前: :2013/07/18 21:46ID:dePaeBaX
割と真面目にいくら小さく見えるからってあの状況で単身泳いできた不審者に対して
「プロの殺し屋」という発想が出ないのは結構謎な気がしますね
848: 名前: タチバナ:2013/07/18 22:50ID:7aUKQN/w
「プロの殺し屋」なのに、わざわざ自分の姿を見せるのか……。
849: 名前: 名無しちん:2013/07/19 00:14ID:fcqit5wb
子供の殺し屋はその容姿も利用するために、姿を見せることもあると思うけどね。
最終的に目撃者がいなけりゃいいんだし。

でもわざわざ殺すまでもない、倒産寸前四兄妹にその子供と使用人という、社会的に死にかけている人ばかりなんだよな。
850: 名前: タチバナ:2013/07/19 01:17ID:7eT0x77P
こんなこと議論しても仕方ないと思うけど、標的が2、3人程度ならまだしも、
十数人いる中で姿を現して皆殺しに失敗したらって考えたらリスク高すぎるし、殺し屋雇うなら1人だけじゃなくて何人か雇うよ。
851: 名前: ケーナ:2013/07/19 03:51ID:00okvabp
魔女のベアトの物語(第74回)

 自室で寝ていた夏妃は突然の電話に飛び起きました。傍らには妹達からゲストハウスと屋敷での殺人を知らされたルシファーが控えていましたが、ルシファーに電話を優先するよう進言されたこともあり、夏妃は電話を取りました。電話の相手は19年前の男でした。19年前の男は声を聞かせたい人がいる、と何やら電話の向こうで作業を始めました。やがて、受話器から拘束され、解放を求めている様子の蔵臼の声が聞こえてきました。夏妃は蔵臼に呼びかけますが、その声は蔵臼には聞こえていないようです。19年前の男は夏妃が2つの約束を守るなら、蔵臼を解放すると約束しました。1つ目は蔵臼の不在が発覚しても、19年前の男に捕まっていることを知らないフリをすること。2つ目は、今日の昼の1時になったら、屋敷の1階の、一番手前の客室に入り、クローゼットの中に隠れていること、でした。電話の最中に源次の死を報告するために郷田と嘉音がやってきました。夏妃は約束を守ることを19年前の男に伝え、電話を終えました。電話の向こうで19年前の男を演じていたのはラムダデルタでした。実は電話などかかってきてはおらず、ゲーム盤の駒である夏妃とルシファーは電話がかかってきたと思い込まされていたのです。
852: 名前: ケーナ:2013/07/19 03:57ID:00okvabp
EP5の場合 普通に考えれば
部外者であるヱリカが第一に疑われると思いますが
それがなかったあたり既に
“ヱリカ以外全員共犯”が暗示されているという
(でも夏妃は共犯ではないかな)
853: 名前: ドロクロド:2013/07/19 04:43ID:8aHUvMup
ペンウッドさんに触発されて色々考えていたら、なんだかどんどんヱリカ漂着説に傾いてきました。

やはりポイントは、あの島外への電話です。

>ただ、「猫箱の外に情報をもたらしかねない」という1点において
>あの描写はほかの描写とは一線を画すのでは?と私は思ってたわけです
>わざわざあんなものを入れたからにはって事ですね

ペンウッドさんも仰るように他の「猫箱が閉ざされた後のシーン」とは違うんですよね。
客観的に真偽の判断がつくシーン。

電話を掛けたという描写が幻想であるかどうか、猫箱の外にいる者はその真偽を確かめることが出来ます。
遺族だけならともかく海保には、電話があった場合にせよ無かった場合にせよ、どちらの場合でもそれを確かとする証拠が残っている筈です。
つまり観測者がいるわけです。

観測者がいる場合に事実を幻想修飾で上書きしようとしてしまうと、それはもはや魔法ではなく明確な「嘘」になってしまいます。

19男が島外から掛けてきた電話は、それを観測した源次も夏妃も既に亡くなっており証言できません。
それ故に猫箱に閉ざされて、外線電話ではなく内線電話だった可能性、そもそも電話などなく幻想描写だった可能性などが生まれるわけで
その点でヱリカの電話とは別物です。

Tipsについても同じで、確かにTipsには事実とは違う情報も含まれています。ただそれらもよく見ると、遺体の状態など
爆発によって最終的に観測者のいなくなる猫箱の中で終わることは幻想描写を混ぜることができますが、真偽が確かめられる
ようなものについてはおそらく信頼できる情報が述べられています。

偽書の中にTipsが含まれているかどうかは個々の解釈によって違うでしょうが、もし『うみねこ』世界での現実の読者が偽書や
Tipsを読んだ時に、そこに明確な嘘が書かれていては不味い筈です。
ヱリカという人物が実在しない、海難事故で行方不明になっていない、エターナルメイドⅡというプレジャーボートなど存在しない、
他の偽書にヱリカが登場していない、と事実と異なる嘘のオンパレードとなると偽書の信憑性が著しく薄れてしまいます。
他の有象無象の偽書作家の物ならともかく、偽書の中でも特に規模と完成度が高く、高評価を得ている八城の偽書が
よく言えば完全なオリジナルの要素、悪く言えば嘘、でっち上げをいれるか?というのは疑問の余地があると思います。
もちろん、それでもオリジナル要素を盛り込んだ可能性は否定できませんが、そうなると、なぜオリジナル要素を入れたのか?という
新たな疑問が生じてきます。

これはあくまで私の勝手な憶測ですが、オリジナル要素であるよりも
話題の伊藤幾九郎の新作偽書がネットで発表された→新キャラが登場!誰だこいつ!?→おいおい、調べてみたらこのヱリカって奴、
ほんとに当日行方不明になってるらしいぜ→伊藤スゲーーーー!!
という流れでさらに伊藤作の偽書の評価が上がったとする方が私としてはしっくりきます。


さて、ヱリカが現実でも六軒島に漂着していたとすると、いくつかの疑問が生じますので、それらについて考えてみます。

・なぜそれまでのEpには登場していないのか
 Ep1、Ep2はヤスが流したボトルメールが元になっています。ボトルメールはヤスが事前に書いた犯罪計画書もしくは推理小説ですから
(という解釈が一般的ですから)、ヱリカの漂着が完全に偶然ないし、少なくともヤスの予定にはなかった第三者の思惑でのことであるなら
 Ep1、Ep2で登場していないの当然です。

 八城が書いた4作の内の後半2作での登場というのは、他の方が述べておられた「Ep3執筆時では十八の記憶がまだ混乱していた」という解釈と
 同じように、記憶が明朗になるにつれ途中で思い出したと解釈することが出来ます。

・現実に漂着していたのであれば、只一人の部外者であるヱリカが、未来の世界でもっと注目されていないのはおかしい。

 現実に漂着していたとしても、猫箱の外で観測できている事というのは「古戸ヱリカという人間が存在した」「ヱリカが海難事故で
 行方不明になった」「六軒島の住民から海保(と遺族)に古戸ヱリカという少女を保護したという連絡があった」だけです。

 確かに連絡があったわけですが、本人と家族が直接会話をしたわけではありませんし、爆発事故でヱリカと認識できる遺体があったわけでも
 ありません。Ep6Tipsにも「島内の遺留品にも、彼女の存在を示すものは何もない」とあります。
 ただ「六軒島から本人ではない者から連絡があった」というだけです。そういう意味では猫箱の蓋は完全に開いているわけではありません。

 もう一度整理します。現実として事実であるのは「ヱリカは実在していた人物である」「ヱリカが海難事故にあって行方不明になった」
「六軒島から海保に保護の連絡があった」
 これだけでは公的な機関、例えば警察や保険会社が、ヱリカはプレジャーボートから転落した後(ここまではOK)、六軒島に漂着して
 爆発事故に巻き込まれて死亡した、とまで断定して公表するでしょうか? 私はかなり難しいと思います。

 もちろん常識的に考えれば、ヱリカの氏名や遺族の連絡先、船舶名など六軒島の人間には知りえない情報を元に行動していることから、
 漂着して爆発事故に巻き込まれたのではないだろうか、と推測することは妥当な判断でもあります。

 ところが、それはあくまで平時での判断であって、原因不明の大爆発が起こって有名な富豪の一族が揃って謎の死を遂げた、
 なんていういかにも犯罪臭、裏の事情があることが容易に塑像できる事件に関わっているのですから、
 警察等の判断も厳しくなってくると思います。

 つまり最終的には、公的な発表としては「古戸ヱリカは海難事故で行方不明」というものが大元にあり、それに付随する情報として
「六軒島に漂着した後爆発事故に巻き込まれたとする情報もあるが証拠はない。何がしかの関係性はあると思われるが真偽は不明」
 というのが公式的な見解となると思われます。
 猫箱はすんでの所で開封を免れたわけです。

 未来の世界の話に戻して、そういった「居たか居なかったかわからない」という公式見解がされている中では、さすがに週刊誌や
 ワイドショーも取り上げづらいと思われます。
 当日の天候などを考えれば、ヱリカの電話をそのまま素直に「ヱリカが漂着した
」と捉えるより「ヱリカの海難事故も、六軒島疑惑に
 便乗した別の(もしくは六軒島疑惑と同じ犯人による)殺人事件で、事故に見せかけるために嘘の電話をかけて、捜査を撹乱しようとした」
 と受け取る方が現実的ですし、ワイドショー好みの話でしょう。そうやって別の説が出てくるようになると、中には明らかに
 トンデモ説も出てくるでしょうし、そういった流れの中では、ますますヱリカの漂着という真実は、他の造られた説に埋没していきます。
 また、六軒島疑惑に興じる人達の中には、確たる証拠のみで検証しようとする人達ばかりではなく、勝手な憶測や悪意で事件を弄ぶ
人達も多くいて、そういった人達の影響で最後には「電話があった」という事実さえも軽視されていってもおかしくはないと思います。

・作中でヱリカの言動はかなりの変人として描かれているのは問題がある。
 もしかしたら八城は、わざとヱリカのキャラクターをあのように描くことによって、「そんな奴いねぇよ」と、上記のような
 悪意のある読者の追及を緩めようとしたのかもしれません。
 そう考えると「見たものを写真のように鮮明に記憶できる」「探索をすればどんなに隠されている物でも発見できる」というような
 探偵的能力も、同様に現実の人物を極端にデフォルメして描くことで幻想化している節があります。


……みたいなことをつらつらと考えていましたが、あーー駄目だ。観測できる露骨な嘘があっても、別にいいんだよねぇ。
絵羽は生還してるから、絵羽が死んだ描写は完全に嘘だよね。
854: 名前: ドロクロド:2013/07/19 06:32ID:8aHUvMup
>>831 ペンウッドさん
>『The detective's lost love』を知ってる人がこの掲示板にいた人に感動しました

いやぁけっこう皆さんご存知でしょう。出来がよくて知名度高いですし。
あれが凄いのは、単にキャラ萌え話ではなくて、きちんとミステリーとして読めて、1アイデアだけじゃなくちゃんとEp単位で
書ききっているとこですよね。

私が知っている中で長編としては1番ですね。短編集では以前書いたベアバトのレトロノーム、猫箱シリーズ。

『The detective's lost love』の人の、次の『Period of the tragic truth』は、オリジナルの『うみねこ』からは
若干離れた印象はありますが、想いを込めて閉じられた猫箱を閉じようとする意味、それを暴こうとする醜さは、オリジナルより
強調されていていいですね。これも『lostlove』と同じく終盤の山羊対山羊なんかは「そうそう!こういうふうに描いてくれれば
受け入れられるのになぁ」と思いながら読んでいましたw

ちなみに「挑戦状」の答え、未だにわかりません。
855: 名前: ちびゆか:2013/07/19 21:31ID:96dECLxg
ケーナさん>>852
もうこっちに書く。ツイッターは難しいなあ。普通の掲示板が落ち着くなあ。

なんか創作説に対して少し前向きになった感じなのです。
少なくとも盤上のミステリーを解くだけなら、ファンタジーと創作も本質的には何も変わらない。積極的に創作説を拒否する必要なんかないと思う。

碑文についてはまあ「戦人が解く」ということに意味はあると思う。
戦人が碑文を解くことで何か奇跡を起こすような。EP5で解いたけど手遅れで、出題で解いていれば、ベアトにとっての「勝ち」があったんだと思うけどなあ。
856: 名前: :2013/07/19 23:51ID:9etidaO5
ベアトの勝ちなんかありえなかったんじゃないですかね
うみねこが始まった時点でどう考えても幾子と懇ろでしょうしベアトは死んでます

現実一発目で解かれた場合まず親が止めます
857: 名前: ケーナ:2013/07/20 03:34ID:14U6TRo4
魔女のベアトの物語(第75回)

 その後、島にいる全員が屋敷で合流し、お互いの状況を確認しました。蔵臼の不在が話題となり、蔵臼の部屋へと移動することになります。その様子を眺めていたベアトリーチェは先手を打つ為、ガァプに命じて4人の死体を隠してしまいました。蔵臼の部屋は空でしたが、ベッドには大量の出血を窺わせる血痕が残されています。それを見た夏妃は、朱志香の遺体を確認していなかったことを思い出し、ゲストハウスに駆け出していきました。残りの一同も、ゲストハウスに戻ることにします。しかし、ゲストハウスにあるはずの4人の遺体は忽然と姿を消していました。これを受け、ベルンカステルは青字で3つの仮説を示しましたが、ラムダデルタは赤字での返答を拒否しました。ゲームのルール上、それはゲームの終了期限である10月5日24時に行えば良いからです。
858: 名前: ケーナ:2013/07/20 04:04ID:14U6TRo4
ちびゆかさん >>855

ツイッターは他人との距離感が難しいですよね
相手が反応を求めているか解らないので
どこまで踏み込んで良いのやら…

140字制限がウザいし
動作もトロい(それとも僕のPC環境がマズい?)

ちなみにツイッターで僕とやり取りする人は
概ね創作説だと思います
ただ 八城十八創作説でしょうけど

EP5で戦人が語っていましたが
“碑文が解かれること”それ自体には意味がないのです
これはベアトにとって“負の奇跡”であり
ベアトの敗北を意味します

ベアトにとって意味があったのは
“正の奇跡”である“戦人が約束を思い出すこと”であり
“碑文が解かれること”は
天秤の反対側の重石のようなものです
859: 名前: ケーナ:2013/07/20 04:05ID:14U6TRo4
儲さん >>856

“ベアトの勝ち”を現実世界で考えると
1986年の10月4日と5日での話になります

ようは六軒島で戦人に狂言殺人のミステリーを仕掛け
戦人がそれによって約束を思い出すかどうか
というゲームだったわけです

碑文を解くとかミステリーの犯人を当てるとか
そういうのは実はどうでも良かったりします
860: 名前: :2013/07/20 18:24ID:36DIypkq
よしんば思い出した所で

肉体的不具を受け入れるか
三重人格を受け入れるか
↑を受け止めきったとして譲治と対決しようと言い出すか
↑すべてパスして今度は親が泣いて止める
↑全部パスしてもそれこそkill江が「殺してでもとめる」で新たな惨劇ルート

などあまりに壁がタカすぎます
しかもゲームと違ってワンチャンです
ベルンにもこんな奇跡はキツイでしょう
861: 名前: ちびゆか:2013/07/20 22:25ID:881LcGZY
ケーナさん>>852
>ツイッターは他人との距離感が難しいですよね
>相手が反応を求めているか解らないので
>どこまで踏み込んで良いのやら…

とりあえず返信きたら返し、TLの方は一日一ツイートぐらいにしとくのです。しばらく様子みよう。

>ちなみにツイッターで僕とやり取りする人は
>概ね創作説だと思います
>ただ 八城十八創作説でしょうけど

魔女が跋扈しカケラが漂い、無限のファンタジー世界だったうみねこもいつの間にか創作説という現実的な方へシフトした感じ。ファンタジー説の方が少数派になっちゃったみたいなのです。ボクとしては好ましい流れなのですが。

>EP5で戦人が語っていましたが
>“碑文が解かれること”それ自体には意味がないのです

「我が碑文が、ついに解かれたか。そして、戦人がか。ふっ、はっはははは!!愉快。この上なしっ。」
「これにて、わが生涯に一切の未練はなし!!ベアトリーチェ、そなたの許へ行くぞ。我が碑文が選びし奇跡を手土産にな!」
よりによって戦人がな。あの、戦人が・・・。
「わっはっはっはっはっは!うっはっはっはっは!!我が最後の生涯に真の奇跡を見たり!!」
「ベアトリーチェえええ!この賭けは私の勝利だああ!!!」

金蔵の視点だと戦人が碑文を解くことに明白なる意味が存在しているのです。
①戦人が解くことは真の奇跡である。
②戦人が解くことは金蔵にとっても賭けの勝利である。

したがって戦人が碑文を解くことに何らかの意味があるはずなのです。たとえ幻想描写でも何らかの意味はあるはずなのです。
862: 名前: :2013/07/20 23:51ID:36QwG7ow
>金蔵の視点だと戦人が碑文を解くことに明白なる意味が存在しているのです。
糞馬鹿息子のせいで家出した男系の孫が帰ってきて後を継いでくれるからおじいちゃんうれしい、奇跡!

でもとおってしまう気がするのです
ベアトを引き取るかはともかく黄金と家督については次男一家総出で権利がある
と主張するでしょうし
863: 名前: ケーナ:2013/07/21 06:54ID:81VtyYfb
魔女のベアトの物語(第76回)

 一同がゲストハウスに向かった為、誰もいなくなった屋敷にはガァプの姿がありました。ガァプはゲストハウスの4人同様、源次の遺体も隠してしまいます。しかし、実は元々、ゲストハウスにも、使用人控え室にも、遺体などなかったのでした。これは幻想存在とはいえ、ゲーム盤の駒である煉獄の七姉妹やガァプが、ゲームマスターであるラムダデルタに見せられた幻想です。この場面におけるゲーム盤での駒の動きは以下でした。ゲストハウスから一同が退出した後で、隠れていた譲治、朱志香、真里亞、楼座は源次から借り受けていたマスターキーを使っていとこ部屋に入り、遺体の偽装のために布団と毛布の下に仕込まれていた、余分な布団と毛布を取り去り、遺体が消えたように見せかけました。その後、一同が再びゲストハウスに戻ってくる前に姿を隠したのです。そして使用人控え室で死んだフリをしていた源次は、一同が蔵臼の部屋に向かっている隙に屋敷を抜け出しました。
864: 名前: ケーナ:2013/07/21 06:54ID:81VtyYfb
儲さん >>860

僕は戦人が約束を思い出しても
譲治や朱志香と同列になるだけで
戦人と結ばれるつもりはなかったと考えています

譲治と朱志香
二人を愛している時点でかなり
いっぱいいっぱいだったのですが
それでもこの状態では何とか踏み止まっていました

ところがそこに戦人が帰ってきてしまったことで
もはやキャパシティを越えてしまい
自分ではどうしたら良いか判断がつかなくなってしまった

そこで無理心中を決断したわけです

戦人が約束を思い出しても
二又から三又に変わるだけですから
どうしようもない状況がさらに悪化するだけです
865: 名前: ケーナ:2013/07/21 06:55ID:81VtyYfb

ちびゆかさん >>861

明確に“『うみねこ』について話をしたい”
人が集まってくる掲示板のほうが
どう考えても良いのですが
あっちにしかいない人がいるわけで
なかなか難しいところです

僕はファンタジー説には2種類あると思っています
『うみねこ』に屈したファンタジー説と
『うみねこ』を理解したファンタジー説

大概は前者なのではないでしょうか

ちなみに金蔵は死んでしまっていますから
ゲーム盤の金蔵は“作者によって歪められた金蔵”です
現実の金蔵がどんな人だったのか判断する材料があるとすれば
それはゲーム盤に出てくる金蔵ではなく
それぞれの登場人物が語る“過去の出来事”に登場する金蔵でしょう
866: 名前: ちびゆか:2013/07/22 02:19ID:46PP3HtP
ケーナさん>>865
そういえばツイッターって下ネタみたいなものどこまで許されてるのですか?2CHみたいなカオスなイメージあるのですが。規制とかあるのですか?

>僕はファンタジー説には2種類あると思っています
>『うみねこ』に屈したファンタジー説と
>『うみねこ』を理解したファンタジー説

まずファンタジーには反証可能性がない。ということはファンタジー説には反証できないので議論が成立しない。たとえば神は存在しますと言われたら、反証不可能なのでもうそこで終わってしまう。
つまりファンタジー説とは議論の相手に反論の余地を与えない意味のない説とも言えるのです。
昔デカルトさんが世界の成り立ちについては個人で好きに解釈すればよいでしょうと言ってたけど、これは世界の成り立ちは考察の対象にしていないという意味でもあり、潔い解釈でもあると思う。

全てを知る偽書作家が物語の中で、戦人が碑文を解くは、金蔵が賭けに勝つのと同じだと解釈していることに何らかの意味はあるはずです。
ただ戦人が解くことが愉快痛快であるという意味だけではないでしょうと思うのです。
867: 名前: ケーナ:2013/07/22 04:35ID:3a7XyvVf
魔女のベアトの物語(第77回)

 源次の遺体の消失を確認した一同は金蔵の書斎を訪ねましたが、反応はありませんでした。非常事態ですので、屋敷の外から窓を破り、金蔵の書斎に入ることになります。金蔵の書斎に立て篭もっていたベアトリーチェは金蔵をベッドの下に隠し、もしもの場合の為にロノウェとガァプを退避させました。ベアトリーチェが黄金の蝶の群となって、書斎の中に溶け込むことにより、書斎は誰もいなかった沈黙を取り戻します。そこに窓を破って留弗夫が侵入し、中から開錠したことで一同は金蔵の書斎に踏み込みました。金蔵の姿を求めて徹底的に書斎内を捜索しましたが、金蔵の姿は見当たりません。そこで最後に金蔵と会った、と主張する夏妃に注目が集まります。何故なら、自分と会った後に金蔵が別の誰かに会った可能性を考えていない発言だからです。ヱリカはそんな夏妃に尋ねました。金蔵はいつからいないのか、と。
868: 名前: ケーナ:2013/07/22 04:54ID:3a7XyvVf

ちびゆかさん >>866

確かにツイッターでは下ネタ書く人が多いですね
(たまたま僕がフォローしている人たちがそうなだけかもしれませんが…)

まあ あの人たちが書くようなレベルなら
問題ないということでしょうが
個人的に下品なのは好きではないので
どうかと思いますけど…

僕は一般的なファンタジーという概念と
『うみねこ』におけるファンタジー説とは
また違うものであると考えています

赤字を信じる
登場人物の語る過去の出来事を信じる

その為には「この作品はファンタジーである」
という認識が必要になってくるわけで
あくまで“事実を確定する為の方策”であり
あるいは“考察の指針を定める基点”なのです

僕は“一なる真実の考察者”ですので
「個人で好きに解釈すればよい」というのは
僕の方針から外れます
(考えても仕方のない部分や考察に影響を及ぼさない部分は、その限りではありませんが…)

ゲーム盤に存在する金蔵の言動は
それこそ“書き手”が込めたメッセージなのだと思います
(僕の解釈だとゲームマスターのベアト)

たけぽんさんが「書き手が何故そう書いたのかが重要だ」と言っていましたが
それがゲーム盤の金蔵に当てはまると考えています

また“金蔵が実際にそこにいる”というミスリードを誘う為の
ギミックも兼ねていると思います
869: 名前: 名無しちん:2013/07/22 05:19ID:cew/MCsb
>>862
家督はともかく黄金の権利って意味があるのかな?
黄金独り占めして右代宮家の誰かが破産者になったら、その家督に傷が付くと思うんだけど。
家を守るのも当主の勤めでしょう?
そう考えると全員分の借金を返して余りある黄金の山を前に、殺し合いまでして奪い合いをするメリットが思いつかん。
家督所持者のおこぼれで会社再生には十分、爆弾も止めたので問題なし。
どこかの辻褄が合わないような。
870: 名前: ドロクロド:2013/07/22 14:32ID:69JqDuvv
儲さん >>860
>肉体的不具を受け入れるか
>三重人格を受け入れるか

肉体的な面は愛情があれば乗り越えられない障害ではないと思うし、多重人格というのは、ヤスという存在をどう解釈するかによっては
そもそも障害にさえなっていない話だと思いますよ。
よく言われるような完全な別人格ではなく、あくまで1人の人間の内面に於ける多様な感情面(例えば同じ1人の人間でも、
旦那の前では妻の性格、子供の前では母親の性格、浮気相手の前では女の性格とか)という程度の話なら、特に障害とはならないでしょう。

>全部パスしてもそれこそkill江が「殺してでもとめる」で新たな惨劇ルート

使用人との結婚に猛烈に反対するのは、家督や面子にこだわる長男夫妻と長女夫妻(絵羽だけか。秀吉は同意してくれそう)だけで
他の親は反対しないと思いますよ。
871: 名前: ドロクロド:2013/07/22 15:14ID:69JqDuvv
>>869
>そう考えると全員分の借金を返して余りある黄金の山を前に、殺し合いまでして奪い合いをするメリットが思いつかん。

Ep7お茶会では、銃の暴発事故がトリガーとなっていますね。
事故とはいえ死者が出た後では、更に世間の注目を集めるインゴットの換金は事実上困難になり、既に現金化された
キャッシュカードの10億のみ。これを3家で分ければ3億。借金を返せば残るのはほんの僅か。長男夫妻の死体の処理の為に
どうせ爆弾を爆発させるなら、他の親族も皆殺しにして10億を独り占めに…。

という思考の流れはありえなくはないと思いますが。
では発端となる暴発事故に繋がる揉みくちゃの口論が起こりえるかというのは、なんとも私には何ともいえません。
とりあえず10億で事業の建て直しや借金を返して、黄金の換金や分配は後でゆっくり冷静に決める、という正論を黄金の山を
目の前にして言えるかどうか。
872: 名前: 名無しちん:2013/07/22 19:01ID:cew/MCsb
>>871
あの状況で銃を手にする短慮な思考は、当主に向かないとか難癖付けられかねない。
夏妃が銃を手にすれば汚点は蔵臼が被る。蔵臼を支えたいと考える夏妃の行動としておかしい。
またEP1で夏妃を挑発して銃を向けさせて心象を悪くしようと図ってた絵羽が、EP7では短慮に奪い合いとかおかしい。

金塊の山を前にしては冷静になれなくとも、死体の山を前にしたなら冷静でありえるのか?
873: 名前: ペンウッド:2013/07/23 01:17ID:e8.ryZCm
ドロクロドさん>>853

『Period of the tragic truth』
これもすごい懐かしいです 当時「これがうみねこ礼だったらなぁ」
と本気で考えてました

挑戦状は私もわかりませんでしたね 今度また暇ができたら
読んでおきたいです

ヱリカというオリジナル要素を十八が敢えて取り込んだ理由は・・・
「テコ入れ」か何かでしょうかね 作中でワルギリアが「あなたはいつまで鍵を開く事を
恐れているのですか?」とか「あの2人(ベルン&ラムダがそれを開きに来てくれた」みたいな事を言ってるあたり
作中のバトラを真相に至らせるためにヱリカを触媒(探偵兼悪役)として使った、
などと思った事を書いてみましたが・・・流石にこれはOSSが過ぎるでしょうかね
874: 名前: ペンウッド:2013/07/23 01:36ID:e8.ryZCm
ケーナさん>>858

すいません さきほど推理処別館の方にこちらのスレに書き込むべき事を
間違えて投稿してしまいました 同じ物を二回書き込むのもあれなので
別館の573を見てやってください
875: 名前: ケーナ:2013/07/23 05:20ID:98haUZz5
魔女のベアトの物語(第78回)

 ヱリカはゲーム盤でもゲーム盤の外でもない不思議な空間に戦いの舞台を移し、金蔵を追及しましたが、そこにベアトリーチェが割り込みます。ベアトリーチェの青き真実を受けてルシファーが青い杭となり、ヱリカに青い楔を打ち込みました。楔を抜こうとするヱリカにベアトは宣言します。青き真実を打ち破れるのは、赤き真実のみであること、そしてこの島に来て間もないヱリカに使える赤など存在しないことを。しかし、ヱリカは動じることなくドラノールを自らの駒として召喚しました。元老院の魔女であるベルンカステルは天界大法院の異端審問官であるドラノールの分体を強制的に召喚するほどの権限を持っており、その権限が駒であるヱリカにも与えられているのです。ドラノールはベアトリーチェにはじめまして、と自己紹介しました。ドラノールは魔女のベアトがゲームを始める前に訪ねて来ていますから、魔女のベアトとは面識があります(このドラノールは分体ではあるが、知識及び能力は本人に準じる)。しかし、この場にいるベアトリーチェは魔女のベアトによって生み出された駒である為、ドラノールとは初対面なのです。
876: 名前: ケーナ:2013/07/23 05:23ID:98haUZz5
ペンウッドさん >>874

ご指摘の通り
「誰かに碑文を解いて欲しい」という
思いも間違いなくあったでしょう

福音の家で孤独に育ち
小学1年生からの10年間を
六軒島で過ごしてきた紗音にとって
六軒島の人々は家族そのものです

それを自分の身勝手に巻き込んで
殺してしまうわけですから
その苦悩たるや想像を絶するものがあると思います

EP8のベアトはそのまま雛ベアトという解釈で良いと思いますよ
結局 ベアトの本質はおとなしい紗音なのです
ところが「朱志香みたいな女の子が好み」と戦人が言ったことで
それに合わせて“キャラ作り”をした
それがベアトなわけですから

EP6の終盤でベアトが復活しましたが
以下の場面に注目してください

“「「それでは両名は指輪の交換を!!」」
……ベアトは戦人の手を取り、………片翼の鷲の紋章の指輪を差し出す。
「………いいのか…。」
「領主は、すでにあなたです。……ですからこの指輪は、戦人さんのものです。」
「……本当にいいのか。……これは、お前が生み出した世界、……そして物語。」
「はい。………あなたと一緒になりたくて、生み出した物語。……だから、もうこの世界の目的は果たされました。……だからこれからは、……あなたが紡いで下さい。……私とあなたの、これからの物語を。」
「……………………………。」
「……ってンじゃ勝手が狂うかァ? くっくくくく、領主の面倒臭い仕事を押し付けるだけよ。夫人は威張るだけでいいから実に気楽なことだ…!」
「妾は日々を遊んで、そなたが新しい物語を書くのを待てばいい。そして、新しい物語の度に、そなたのために、どんな役でもこなそうぞ。………凶悪な魔女でも、好敵手でも。……恋人でも、……妻でも。」”

このやり取りから解るように
雛ベアトが戦人の好みに合わせて
振舞っているわけです

EP8では素の部分を出していないわけですね
877: 名前: ケーナ:2013/07/23 09:41ID:98haUZz5
ガンガンJoker8月号の
『うみねこ』コミックEP8
EP6ロジックエラーの解答を
挙げておきました

http://keena/。web。fc2。com/comicgazou/ep6misshitsu1。jpg
(“。”はピリオドに変換)

ちなみにこれ1~4まであります
はたして戦人はどう切り返すのやら…
(《赤:17人》と《赤:18人》の解答 ショボ過ぎ!)
878: 名前: 名無しさん:2013/07/23 10:05ID:38mJcwDb
さすがに絵がある漫画で天井なしロングチェーンは無理か…(ポソ
879: 名前: ドロクロド:2013/07/23 13:04ID:a0IAZlfk
>>872
>あの状況で銃を手にする短慮な思考は、当主に向かないとか難癖付けられかねない。
>夏妃が銃を手にすれば汚点は蔵臼が被る。蔵臼を支えたいと考える夏妃の行動としておかしい。

あぁ、うん、あのね、あなたは悪い人ではなさそうだし頭もいい人だと思うので言わせてもらいたいんですが、悪いことは言わないから、
とりあえず自分で確認してみた方がいいですよ。それが出来ない状況なら、そういう否定とかのネガティブ方向での断定口調は止めた方がいい。

もちろん新規の方(?)をハブりたいとは全然思っていませんし、完結して2年以上たっている話を細部まで覚えていろっていう方が
無茶なわけですが、これまであなたが提示した疑問とか断定って、原作読めば、そのままの文章で既述されていることか、
そこから容易に推測できることばかりなんですよ。普通に書いてあって説明されていることを、そんなふうに大上段から否定したり
おかしいとか言ってると、せっかくのあなたの話の参加が変なふうに思われてしまってもったいないですよ。

とは言え
>またEP1で夏妃を挑発して銃を向けさせて心象を悪くしようと図ってた絵羽が、EP7では短慮に奪い合いとかおかしい。
こんな細かいところを指摘されているということは、たまたまそこは覚えていてくれただけでしょうが、もしかしたらEp1から
読み直してくれているという可能性もあるかと思うので、今回は真面目に返答します。

以下Ep7お茶会での描写を信じるなら、という話です。(漫画版は知りません)
>あの状況で銃を手にする短慮な思考は、当主に向かないとか難癖付けられかねない。

碑文解読以前の時点で、家督を継ぐのは蔵臼だという合意が兄弟の中で既になされていました。
もちろんその約束を反故にするような展開もありえたかもしれませんが、実際には(Ep7お茶会の中では)もし黄金を見つけた場合の
分配方法の取り決めの合意の反故であって、家督の継承自体に異議を唱えた者は絵羽も含めて誰もいませんでした。
なので、まず
>当主に向かないとか難癖付けられかねない。
という指摘自体が的外れかと思われます。難癖付けられかねないと言われても、実際そんなこと問題にされてないんで、としか言い様がありません。
また、立ち絵を信じるなら、1番最初に銃を構えたのは絵羽です。蔵臼は夏妃が撃たれた後に激昂して構えました。

>夏妃が銃を手にすれば汚点は蔵臼が被る。蔵臼を支えたいと考える夏妃の行動としておかしい。

完全な事実誤認です。夏妃は銃を手にしていません。少なくともその描写は本文、立ち絵、共に一切ありません。
銃を持った絵羽と揉み合いになって暴発事故が起きたのです。

>金塊の山を前にしては冷静になれなくとも、死体の山を前にしたなら冷静でありえるのか?

これはEp1の絵羽は冷静なのに、Ep7お茶会の絵羽がそうでないのはおかしいという意味ですよね?
Ep1の絵羽はヤスの共犯者という役割でした。さらに言えば、解釈にもよりますが、Ep1第一の晩も狂言である可能性もあります。
事件の裏側を知っていて演技をしている状態と、200億の黄金を目の当たりにして興奮した状態とでは比ぶべくもないでしょう。
880: 名前: ドロクロド:2013/07/23 13:24ID:a0IAZlfk
自己レス
>>879
>Ep1の絵羽はヤスの共犯者という役割でした。
あぁ、もちろんこれも解釈によりますけどね。
紗音の遺体(と思われるもの)に近付けさせなかったことから、協力関係であったことは予想されます。
881: 名前: ちびゆか:2013/07/23 20:43ID:00NvzP3D
ケーナさん877
ジョーカーの「俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ」を黄金にして言う意味なんだろう。普通のセリフでもいいような気もするが。
882: 名前: ドロクロド:2013/07/23 20:50ID:a0IAZlfk
ケーナさん >>877
>(《赤:17人》と《赤:18人》の解答 ショボ過ぎ!)

そうなんですよね。
人格と身体の違い、○人と○番目の違いとか解釈はありますが、そういった言葉遊びレベルのものではなく、まだ誰も提唱していないような
もっと及びもつかないような解法だと思っていました。

ベアトからの逆提示、ロジックエラーを回避した客室からの消失トリックを解けなかったことが致命傷ではあったものの、
あの17人と18人の赤字がヱリカに止めを刺したので、言葉遊びレベルのものなら「チーズを切り分ける問題」とか得意なヱリカなら
回避できるだろう、と。

いやまぁ文章のスピード、ノリはとてもよかったシーンですけどね。
883: 名前: :2013/07/23 20:59ID:38mJcwDb
>ジョーカーの「俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ」を黄金にして言う意味なんだろう。普通のセリフでもいいような気もするが。
金で言える=その場の全員が承知している=
山羊さんも含めみんな縁寿のためのお芝居です、ep8に悪い人なんていません

割と真面目にこう言いたいのでは
884: 名前: タチバナ:2013/07/23 22:19ID:33V5I70L
人数赤は解答みたいなものなんだから、誰でも思いつく簡単な解法でいいんですよ。
そして、ヱリカの言ってることが正解だとしても、まだ複数通りの解釈が考えられます。
あのレベルまでは誰でも辿り着けて当然で、その先が議論の対象になるんじゃないかと。
885: 名前: :2013/07/23 23:37ID:38mJcwDb
そこまで行くと二次創作な気がするのですよ
バなんとかさんが来月華麗にやり返さない限りは

特にヱリカが私は名前のつもりで言ったといってしまったことは
(別解釈を考える場合)致命的です
886: 名前: タチバナ:2013/07/23 23:52ID:33V5I70L
名前のつもりでも、人格なのか役割なのか、はたまた階層の違いの話なのかはっきりしてないと思います。
漫画版は通しで読んでないですけど、“客室にはヱリカ以外の人間はいなかった”と返せば、ぼかしたまま流せるかと。
887: 名前: :2013/07/24 00:04ID:48qqPLKn
“客室にはヱリカ以外の人間はいなかった”
もう一度ロジックエラー域になって天井なしロングチェーンに追い込まれかねませんのです
888: 名前: ペンウッド:2013/07/24 00:14ID:fa5NoiwQ
townmemoryさん辺りが言ってた事ですが、
チェーンを破壊して外から再度修復してしまえば
ヱリカ以外誰もいない客室を作りだせるんじゃないでしょうかね
もっともこれだとそもそも嘉音が救出に来る意味自体がなくなるわけですが
(これは犬小屋説も似たような事が言えますね)

まあ、それ以前にクローゼットでなくてベッドの下にでも
隠れてから必殺!人格変更!あたりでどうにかなってしまうわけですが
(差し替えロジックに自力で気づいていたヱリカをこれで欺けるかはともかく)
889: 名前: ペンウッド:2013/07/24 00:41ID:fa5NoiwQ
ケーナさん >>877

ふ~む やはりあれは素直に雛ベアトのその後なんですかね>EP8ベアト
個人的にはガサツな雛ベアトがたまに見せるあの「本質」が好きだったのですが・・・

ベアトの六軒島爆破計画と碑文解読という奇跡による中止 に関しては
私はガンダムSEEDに出てきたラウ・ル・クルーゼを連想したんですよね
(一応10年前の作品とはいえ、以下ネタバレ注意)


彼は自身の出生や環境を憎んで人類滅亡を企てていたわけですが、
同時に「人類を滅ぼしたくない」という葛藤も抱えていたようで(インタビューより)

それ故に、「ムウ・ラ・フラガに討たれるならあるいは」という考え方や
捕えた捕虜の少女に銃弾入りの拳銃を持たせて自室に拘束もせずに放置する
などといったかなりリスクを伴った行為や考えに至っていたと私は考えてます
多分、彼は彼で「人間も捨てたものではないと証明してほしい」と心のどこかで思ってたんでしょう


これと同じでヤスはただ運命に身を委ねるというだけでなく
「自分が思っているよりもこの世界はマシなものなんだと誰かに示してほしい」
という風に思っていたんじゃないでしょうか

その結果が、自らに敗北条件を課す様なことをしたり、事件を破綻させかねない要素
(EP1で譲治が無理やり紗音の死に顔を見ようとしたりする可能性など)
を敢えて放置したりする といった行動を自ら行うようになり
最終的にはEP4の真里亞の日記にあった気まぐれなイタズラと合わさって
「ベアトのキマグレ」という一つの要素になったのかもしれませんね

(うみねことは直接的には関係ない話を挟んでしまってすいません)
890: 名前: :2013/07/24 01:32ID:48qqPLKn
>>889
ちょっとこれは非考察系の所で指摘されて気づいたんですけど
今月先月の漫画でドラノールは謎を出題した人はミスベアトリーチェ(と赤)
だと言っていてミセスとはよんでないんですね
891: 名前: ケーナ:2013/07/24 05:57ID:ccuxz1rO
魔女のベアトの物語(第79回)

 絵羽は夏妃が金蔵の書斎から出てきて以降、書斎の扉が開かれていないことを宣言しました。何故なら、その時、絵羽が扉に挟んだレシートが留弗夫が扉を開けたことによって落ちたからです。このようなゲーム盤の駒の証言をドラノールの部下であるコーネリアとガートルードが赤字に昇華することによって、ヱリカは魔女でもないのに赤字を使うことが出来ます。留弗夫が窓を破った時に内部から施錠されていたと証言したことにより、これも赤字に昇華されました。窓も扉も閉まっていたのに金蔵がいないことで俄然、夏妃への疑惑が高まりますが、ベアトリーチェは隠し通路の存在を青き楔で繰り出します。ところが、ドラノールは赤い太刀でこの楔を打ち砕きました。ドラノールが操るノックスの十戒はミステリーのルールである為、無条件で赤字に昇華出来るのです。その後、ベアトリーチェは次々と青字を繰り出しましたが、ことごとくドラノールの赤字で退けられました。
892: 名前: ケーナ:2013/07/24 05:58ID:ccuxz1rO
ちびゆかさん >>881

僕もそう思うんですよねー
赤字ならまた意味はあるのでしょうけど金字では…

ただ 原作において
あの場面の戦人は黄金の太刀によって
山羊を薙ぎ払っていますので
それを盛り上げる演出として
金字を使ったのかなーなんて考えています

何にせよEP8が縁寿の為のゲームであることは
最初に戦人が語っているわけで
今更言われるまでもないことです
893: 名前: ケーナ:2013/07/24 05:59ID:ccuxz1rO
儲さん >>883

>金で言える=その場の全員が承知している

僕は最初 これは違うのではないか?
と書こうと思って調べてみたのですが
確かに金字の解釈はこれで良さそうですね

実は金字がこの作品に出てくるのは以下の2回だけです

EP5の「《金:この死体が右代宮金蔵の死体であると保証する…!!》」
EP6の「くっくくくくく……。うむっ、なるとも。《金:そなたが魔法にて、伏せたカップの中に黄金の花びらを生み出した。
見事な魔法であったぞ。》」

前者はドラノールが死体が金蔵であると理解していながら
赤字の使用を禁じただけですし
後者はその場にいるのは姉ベアトと雛ベアトだけです

そしてEP8の終盤で
ヱリカが赤字でその死亡を宣言しても
戦人や親族が蘇った場面は
金字そのものは使用されていません

894: 名前: ケーナ:2013/07/24 06:08ID:ccuxz1rO
ペンウッドさん >>889


>個人的にはガサツな雛ベアトがたまに見せるあの「本質」が好きだったのですが・・・

EP8で“素”を出してしまうとキャラがブレるので
封印したのでしょう
でも あくまで戦人に合わせて
“強気でガサツなベアト”を演じているだけですから
その発言の裏側を妄想して萌えるわけです
895: 名前: ちびゆか:2013/07/24 21:35ID:29iVClHs
ケーナさん>>892
>それを盛り上げる演出として
>金字を使ったのかなーなんて考えています

演出だけってことはないはず。
EP5の《金:この死体が右代宮金蔵の死体であると保証する…!!》
現実では保証などできない。

EP6の《金:そなたが魔法にて、伏せたカップの中に黄金の花びらを生み出した。見事な魔法であったぞ。》
現実では魔法など存在しない。

EP8の「俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ。」
現実では縁寿に贈ることなどできない。プレイヤー縁寿は登場人物に過ぎない。

黄金の規則性は一応ありそうなのです。
896: 名前: :2013/07/24 21:48ID:48qqPLKn
赤や金を持ち出してる時点で用意には証明できないことなのですが
少なくとも金蔵の死体は物理的に無理なわけではないと思いますのです
(生き残って警察に持ち込めれば)

だいたい最初の一回は「6本指」とかなり明快な証拠がある上でごねまくってる相手に対して
「お前もわかってるんだろうが!」と使ってるわけです
(たまたま替え玉の6本指の死体を見つけられた!なんてどこの裁判所でも認めてくれないレベルです)
897: 名前: ケーナ:2013/07/25 04:13ID:38Rqy6Di
魔女のベアトの物語(第80回)

 これを受けて、ベアトリーチェは戦略を変更しました。金蔵の不在を認め、金蔵が部屋にいなくても夏妃が金蔵と話せた理由を青い楔で繰り出します。これらはノックスの十戒に抵触しませんでしたので、5本もの楔がドラノールの身体を穿ちました。しかし、ヱリカが夏妃からそのうち4本の楔を否定する証言を引き出した為、金蔵が書斎のどこかに潜んでいる、という1本を残してベアトリーチェの楔は打ち砕かれます。そしてその1本もあらゆる可能性をドラノールが赤字で斬り捨てたことで砕け散りました。探偵権限を持つヱリカが室内のあらゆる場所を捜索し、密室であったことを確認した為、それを赤字に昇華したのです。
898: 名前: ケーナ:2013/07/25 04:14ID:38Rqy6Di
ちびゆかさん >>895 儲さん >>896

今更ですけど
>>893で書いた
EP8の終盤で戦人や親族の死亡を赤字で宣言したのは
ベルンカステルでした

で ベルンカステルが赤字で死亡を宣言するということは
ベルンカステルはその蘇りを承知しないわけです
ところがその眼前で戦人や親族は蘇った

となると“黄金の真実”は必ずしもその場にいる全員が
承知しなければ使えないもの
ではないことになります

“その人物が揺ぎ無い意志で信じることにより、その人物の内面では絶対の真実である事柄”
これが“黄金の真実”なのではないでしょうか?
(EP2の礼拝堂も考えると、あるいは2つの発動条件があるのかも)

コミックEP8の《金:俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ。》は
「これは私(戦人)が縁寿の為に用意したゲームですので、ベアトのゲームで遊びたい人はお引き取りください」
ということで山羊を一掃したのだと思います

(山羊1)「私の考察を聞いてください」
(山羊2)「俺も俺も」
(山羊3)「わしの考察は凄いんじゃぞ」
(戦人)「悪ぃけど、今、忙しいんだ。また今度な」
黄金の太刀を一閃
(山羊1~3)「ギャー!」
899: 名前: :2013/07/25 08:13ID:7b46gfRH
応用として誤魔化し染みた言い方はできるものの原則として赤き真実にベルンちゃんの意思など関係ないのです
実際にはベルンフェザ陣営も「あなたの心のなかでご家族は生きています」
に持って行こうとしているのは明らかななのです
900: 名前: 名無しちん:2013/07/25 08:47ID:96AR2W5f
>>879
>完全な事実誤認です。夏妃は銃を手にしていません。
夏妃は安易に銃を手に出来ない動機があると説明しただけ。その下は絵羽が銃を手にしない動機、動機というかやり口がおかしいという説明。
絵羽って敵に銃を持たせて銃口を向けさせて相手に悪人のレッテル貼るタイプよね?
更に言えば銃に細工して暴発仕向けるタイプかな。
柱時計のスイッチは疑ったのに、銃への細工は疑わず。
EP3の慎重さはどこへいったか。
辻褄が合わない。
不自然にシーンを切って間の何かを飛ばされたかのような。
過程を飛ばして結果だけを描かれたかのような。

「完全にありえないことを取り除けば、残ったものは、いかにありそうにないことでも、事実に間違いないということ」
「明白な事実ほど誤解を招きやすいものはない」
901: 名前: 名無しちん:2013/07/25 09:06ID:96AR2W5f
推理作家と探偵は似て非なるもの

そもそもがノックス十戒もヴァンダイン二十則も推理作家の心得であって、探偵の心得を書いた訳ではない。

ミステリ犯人たるものかくあるべしとか探偵が語っても滑稽だ。卑劣であり決まり事を破るからこそ悪党だ。

つまり禁則系統の赤字は犯人それそのものでなく、作者八城幾子・十八を縛っている。作者が自身を縛っている。

自縄自縛の強制力はどの程度あるのだろうかと考えると、読み手が信頼しているかどうかに掛かってくる。

信頼に足るかどうかは動機を知って判断すべし。十八は自身の中の戦人に対しかなり懐疑的態度を取っていた。幾子は・・・・・・何がしたかったのか。
902: 名前: 名無しちん:2013/07/25 09:09ID:96AR2W5f
>>883
>ジョーカーの「俺から縁寿に贈る最後のゲームなんだ」を黄金にして言う意味なんだろう。普通のセリフでもいいような気もするが。
「押すなよ、絶対に押すなよ」と同じで実はEP9あります伏線じゃなかろか
903: 名前: ドロクロド:2013/07/25 09:44ID:98At87AI
儲さん >>899
>実際にはベルンフェザ陣営も「あなたの心のなかでご家族は生きています」
>に持って行こうとしているのは明らかななのです

明らかとまでは言い過ぎだけど、まぁそういうのは見て取れますよね。それこそEp8お茶会でも言われてますし。

(私の中の真実では、ファンタジー側の真相は牢人形さんのオリスク「総集編・散」で、雛ベアトは微笑を浮かべながら
 サソリの護符を姉ベアトに押し当てる人なのです)
904: 名前: ドロクロド:2013/07/25 10:46ID:98At87AI
>>901

>>872
>夏妃が銃を手にすれば汚点は蔵臼が被る。蔵臼を支えたいと考える夏妃の行動としておかしい。

ハッキリと「行動としておかしい」って言ってますが…。
この表現では「行動=夏妃が行ったこと」と受け取るのが普通だと思いますが。
よしんば、その言い分のように「夏妃が銃を手に取らない理由」を説明したにせよ、で、現に夏妃は銃を手にしてないわけですけど、
それで何が言いたいの?

あなたの中での絵羽のイメージと違うということらしいけど

>絵羽って敵に銃を持たせて銃口を向けさせて相手に悪人のレッテル貼るタイプよね?
>更に言えば銃に細工して暴発仕向けるタイプかな。

もちろん頭のいい人なので狡猾なところもありますが、それ以上に直情的、激情家の面があることも強く描写されています。
Ep3で煙草の吸殻で霧江を誘い出していますが、同じEp3で、口論の末に(おそらく故意ではなく過失とは言え)楼座を殺して、
確実に自覚して真里亞を絞殺していますし。
単に冷静で計算高いだけなら、あんなふうに周りに嫌味を振りまいたりしません。
私の中では、普段は頭は回るけれど感情的になりやすく、一旦そうなると自分でブレーキがかけられなくなるタイプですね。

別の反論をするなら、Ep1での夏妃との口論では、銃を持つ夏妃1人に対して、持たない大勢という状況で、他の大勢の人の
夏妃に対しての悪印象が最初からあった上で、自分は多数の側の立場から、それを利用したわけです。煽られた夏妃の暴走を
止めてくれる人がいるだろうことも計算の内で。
200億の黄金という現実離れした状況で、自分以外の3家族が銃を持ったのに、自分達だけが銃を持とうとしないことが
冷静と言えるかどうかという問題はひとまず脇に置くとしても、Ep1とは違い、自分が少数派な状態で場をコントロールできなかったとも
考えられます。


Ep7お茶会が真実ではない可能性、ということに関しては同意しますが、私が言いたいのはそういうことではなくて
繰り返しますけど、あなたの疑問って、あなたのおぼろげな記憶故に発生しているものがほとんどで、その曖昧な記憶に基づいて
ありもしない描写や設定を理由に「これはおかしい」とか言われても、こっちとしては「それはおまえさんの記憶がおかしいんだよ」
って言いたくなるし、あなたが今演じているキャラに合ってないですよってことなんですよ。

全部を読み返せって言ってるわけじゃなくて、当該シーンだけでも読んで、(あと個人的には、そこで生じた疑問が
解決できるような、逆の立場からも一旦考えてみてから)、話をしてくれるとお互いとても有意義な議論になるので、お願いします。
ってことなんです。
読めない状況にあるなら、そのキャラ止めて、断定口調やらなんやら文体に気を使って、「よく覚えていないんですけど」って
してもらませんかって話です。

今のままでは「よく読め」で終わっちゃって対話にならないので。
905: 名前: ペンウッド:2013/07/25 18:18ID:7dEQ97kM
名無しちんさんが何を論点にしたいのかがイマイチ掴めませんが・・・

ベアトから時計の爆弾の仕掛けについて聞いた後に
「本当はこのまま爆発させるつもりなんだろう」とか言い出して
挙句にスイッチをONにしようと騒いでた人が冷静 というのは流石に・・・
(そもそもそのつもりなら爆弾の事を話す必要がないのは霧江の指摘通り)

もともと絵羽さんは「普段は大人しいけど右代宮家が関わると昔に戻る」(秀吉談)
とか蔵臼との因縁やそれに伴う夏妃への悪感情が出題編で
散々説明されてますから彼女のEP7での行動に関しては
私は特に違和感を感じませんでしたよ
(もちろんこれはEP7のお茶会が真実、と言ってるわけではありません)
906: 名前: ペンウッド:2013/07/25 18:21ID:7dEQ97kM
付け加えて言うなら、絵羽や夏妃に限らず
ぶっちゃけた話竜騎士さんの作品に出てくる女性は激情家な面を持ち合わせてる事が
非常に多いですし・・・
907: 名前: :2013/07/25 23:51ID:7b46gfRH
ぶっ殺すと思った時には行動は既に終了しているのがデフォです
男はもう少し理性的です
度胸がないともいう
908: 名前: ちびゆか:2013/07/26 00:56ID:59XXfE/J
「この閉ざされた六軒島では、この死体が祖父さまのものだと示せる客観的な方法はない。」のだから、金字も「超自然能力」に該当し、その金字が通っている以上、別の理由であるはず。
金字とはなにか?
ラムダデルタ曰く、「黄金の真実は、……この世界の領主、……いえ、……ゲームマスターにしか使えないッ!!」

金字の本質ってゲームマスターにしか使えないってところに関係があると思うのです。
以前中世ではガリレオの地動説が金字、教会の天動説が赤字だと言ったのですが、自身の信じる真実が金字のような。赤字は世界が示す真実のような。
少なくとも金字はゲームマスターが確信している真実なのかなあ。
909: 名前: :2013/07/26 01:35ID:d7zWT1Hv
>竜騎士07 厳密に言うとゲームの答えを知った者にしか使えません。答えを知っていれば、ゲームマスターでなくても使えます。
>EP5読本インタビューより 

姐ベアトが使えたことからするにやはり「その場にいる全員が認めること」
だと思います
GMなら全員の共通理解は即座に示せるし、ゲームの答え=全員の行動原理を把握していれば
全員が認めることを指し示すことはできます
910: 名前: ケーナ:2013/07/26 04:44ID:00okvabp
魔女のベアトの物語(第81回)

 打つ手をなくしたベアトリーチェは全てを諦めましたが、ふと、盤上の戦人と目が合った気がしました。ゲーム盤の駒である戦人には、上層世界のベアトリーチェを見ることは出来ないにも拘らず。戦人は夏妃を問い詰めるヱリカに、自分が金蔵になってこの部屋から脱出してみせる、と宣言します。戦人は夏妃に昨日と同じように行動するように指示し、自らは金蔵に成り代わってベッドに横になりました。そして夏妃がトイレに入り、ベッドから目を離した隙に窓から脱出出来る、と指摘します。ヱリカは書斎が3階にあることから、それを否定しますが、一同は金蔵ならやりかねない、と戦人に賛同しました。ヱリカは窓の鍵は施錠されていた、と主張しますが、戦人はトイレから戻った夏妃が窓が開いていることに気がつき、閉めたのだ、と言いました。そして窓を封印するコーネリアを弾き飛ばし、窓から飛び出します。戦人は軽やかに中庭に着地しました。そして、ベアトに声をかけます。ベアトは戦人を追って窓から飛び出し、戦人はその身体を両手で受け止めました。もっとも、これは幻想修飾された光景で、実際には戦人は窓から外に出て、雨どいを伝って下に降りただけなのですが…。
911: 名前: ケーナ:2013/07/26 04:51ID:00okvabp
儲さん >>899

>実際にはベルンフェザ陣営も「あなたの心のなかでご家族は生きています」
>に持って行こうとしているのは明らかななのです

僕もベルンカステルは“ベルンの出題”で改心していて
それ以後は縁寿の為に悪役を演じてくれている
と解釈していますので こういう考え方もありかなと思います

でも 同時に“手加減抜き”でもあると思うんですよねー
「私を打ち破って、自分の真実を掴んで見せろ!」みたいな感じで…
912: 名前: ケーナ:2013/07/26 04:54ID:00okvabp
ちびゆかさん >>908

“黄金の真実”と“金字”は分けて考えたほうが良いのかも…
何にせよ まだ情報不足ですね
コミックEP8でもっと金字が出てくれば
もう少し何か解るかもしれません
913: 名前: ケーナ:2013/07/27 04:07ID:aa1uaC62
魔女のベアトの物語(第82回)

 第一の晩が終わり、小休止となったことで、ドラノールは黄金郷の東屋を訪ねました。この領地の本来の主である魔女のベアトに挨拶をしにきたのです。ドラノールとワルギリアが知り合いであることに駒戦人は驚きますが、これは魔女のベアトの“設定”にドラノールが付き合っているだけです。ワルギリアは魔女のベアトが熊沢を依り代として生み出した駒ですから、実際にはドラノールとは面識がありません。しかし、ドラノールは付き合いが良い為、この“設定”をそのまま受け入れているのです。ドラノールは駒戦人と魔女のベアトに初めまして、と挨拶しました。ドラノールは魔女のベアトがゲームを始める前に、ベアトの領地を訪れていますから、これも実際には初対面ではありません。しかし、駒戦人の手前、面識があることを明かすわけにも行かず、このような挨拶となりました。
914: 名前: ペンウッド:2013/07/27 13:10ID:6dk/7.h9
ケーナさん>>913

少し質問、「ドラノールは魔女のベアトがゲームを始める前に、ベアトの領地を訪れていますからこれも実際には初対面ではありません。」

これは我らの告白の事でしょうか?もしそうだとすると
このtips内でのドラノールの台詞に

「……私が立会いを命じられる程に、あなたのゲームが複雑難解かつ見事なものでアル、とお思いいただきたいものデス。」

こういうものがありますが、ベアトとバトラのゲームの開始前から
ドラノールとベアトに面識があったとするなら
EP1の前(つまりバトラとベアトがゲームを開始する前)から
既にベアトのゲームが天界から評価されていたという事になりますが
ここはどうお考えでしょうか?

私自身はこのtipsはEP1~4の合間の出来事であるか、
そもそも本編外の出来事なので時系列を深く気にするべきでない
のどちらかと考えていたのですが
915: 名前: 名無しさん:2013/07/28 00:36ID:09A6Vq3Q
>>909
つまりゲームの答えというのは登場人物を把握する事と同義?
それは全てを手駒にするという意味なのか、それとも駒の動き方を全て把握すればいいという意味なのか、どっちだろうね。
916: 名前: :2013/07/28 07:16ID:a49WxCCE
実は本当に委員せきの直撃→日本軍の爆薬に引火
でもない限り全員の行動原理を把握すればどんな謎も解けると思います
917: 名前: ケーナ:2013/07/28 07:46ID:b7PflWpH
魔女のベアトの物語(第83回)

 ワルギリアは黄金の蝶を茶のポットや、茶葉の缶に化けさせ、紅茶を用意します。駒戦人は異端審問官であるドラノールがその光景にどのような反応をするのか気になりました。しかし、ドラノールは物陰に紅茶の道具があり、自分たちの死角でワルギリアが紅茶を淹れているのを、魔法で淹れたのだ、と解釈することはノックス9条で許されている、と主張しました。そして、自分の敵は邪悪であり、魔法そのものではないのだ、とも。ドラノールは異端審問官としては無慈悲に魔女を断罪しますが、一個人としては魔女を憐れんでさえいたのです。ドラノールは先ほどの戦いで戦人が手心を加えてくれたことに対して礼を言いました。しかし、駒戦人はあの時点ではまだゲームには参加していませんでしたから、戦人の駒を操作していたのはラムダデルタかベルンカステルだろうと考え、あれは自分ではない、と言います。ところが、本人に出来ないことは駒にも出来ず、本来の性格に相応しい行為を駒は得意とする為、自分は駒戦人に感謝するのだ、とドラノールは説明しました。もっとも実際には、ゲーム盤の戦人の駒は最初から誰の操作も受けず、駒戦人の影響さえ受けない、純粋な右代宮戦人として振舞っているのですが。
918: 名前: ケーナ:2013/07/28 08:12ID:b7PflWpH
ペンウッドさん >>914

僕は『魔女のベアトの物語』を書くにあたって
「『我らの告白』をどうしよう?」と思いました
というのはこれを本編に組み込むと色々問題が出てくるのです

でも逆に 組み込むと
何故 八城十八の偽書をゲームに使ったか?
を上手く説明出来ると思いました

そこで“ドラノールは非常に付き合いの良い人物である”
ということで押し切ることにしました

そもそもベアトは自分の領地から出ることの出来ない
“辺境の魔女”ですから
それがカケラが漂う“虚無の海”(竜騎士07さんはこの世界の名称としてこの単語を出したわけではないでしょうが、僕はこれを世界名に採用しました)
に知れ渡るわけがないのです

ならば それを“虚無の海”に知らせて回る存在が必要なはずで
その人物として適当だと考えたのがラムダデルタです

ベアトは今回の戦人とのゲームの前に
“ベアトリーチェの猫箱”を使って色々遊んでおり
暇を持て余して“虚無の海”を彷徨っているラムダデルタが
ベアトの領地にやって来て“ベアトリーチェの猫箱”に感心し
“虚無の海”にその話を広めた

それが天界(これも“虚無の海”に漂うカケラの一つ)にも伝わり
ドラノールが関心を持った
そして今回 その“ベアトリーチェの猫箱”を使って
ベアトが大きな儀式をするということで
ドラノールはベアトの領地を訪ねた
こんな感じです

最初の方で(僕が解釈した)世界観については
ある程度説明したつもりですので
読み返していただければ幸いです
919: 名前: ケーナ:2013/07/28 08:34ID:b7PflWpH
ペンウッドさん >>914

自分で書いておいて何ですが
『魔女のベアトの物語』を読み返すと
ドラノールがベアトに会いに来たのは
EP2と3の間になっていました

ということはラムダデルタが
「あの“ベアトリーチェの猫箱”のベアトが凄い儀式に挑戦している」
と宣伝したことでそれが天界にも伝わり

>「……私が立会いを命じられる程に、
>あなたのゲームが複雑難解かつ見事なものでアル、とお思いいただきたいものデス。」

ということになったのでしょう
もっともこれはドラノールが上司から命令されたわけではなく
自分の意志で興味を持って見に来ただけの可能性もありますが…
920: 名前: ケーナ:2013/07/28 08:39ID:b7PflWpH
ペンウッドさんの指摘を受けて
ちょっと内容を変更します
(ご指摘ありがとうございます)

魔女のベアトの物語(第82回改)

 第一の晩が終わり、小休止となったことで、ドラノールは黄金郷の東屋を訪ねました。この領地の本来の主である魔女のベアトに挨拶をしにきたのです。ドラノールとワルギリアが知り合いであることに駒戦人は驚きますが、これは魔女のベアトの“設定”にドラノールが付き合っているだけです。ワルギリアは魔女のベアトが熊沢を依り代として生み出した駒ですから、実際にはドラノールとは面識がありません。しかし、ドラノールは付き合いが良い為、この“設定”をそのまま受け入れているのです。ドラノールは駒戦人と魔女のベアトに初めまして、と挨拶しました。ドラノールは以前にベアトの領地を訪れていますから、これも実際には初対面ではありません。しかし、駒戦人の手前、面識があることを明かすわけにも行かず、このような挨拶となりました。
921: 名前: :2013/07/28 08:52ID:a49WxCCE
>魔法前提の世界観の話

私はニンゲンの作者では「知っているからには未知の情報入手経路Xがあったのだ式でない限り」
到底知りえない情報が含まれるゆえに魔法EDをを信じるならファンタジーだ、という主張ですが
その場合でも「実在」するのはフェザリーヌ、せいぜいベルンラムダまでで後は全部
フェザリーヌが一時つくってるだけで本質的に自我も歴史もない存在だと思います

第一に
「ヤスは本当に魔女として転生し実在している」なら余りにも意味合いが全く違ってしまいます
極論そんな状況ならバトラが約束を忘れていようがなんだろうが大した問題ではない

第二に
絵羽存命中に書かれたep3に出てきたエヴァは何者かという問題があります
922: 名前: 名無しちん:2013/07/28 19:49ID:09A6Vq3Q
>>916
将棋に例えると、敵の駒全部取るのと、駒の動き(ルール)と定石覚えるだけ、ぐらい違うんだけど。

ところで委員せきって隕石の誤字?
923: 名前: 名無しちん:2013/07/28 19:54ID:09A6Vq3Q
>>921
>「ヤスは本当に魔女として転生し実在している」なら余りにも意味合いが全く違ってしまいます
>極論そんな状況ならバトラが約束を忘れていようがなんだろうが大した問題ではない
それはつまり戦人より金蔵のが第一って話か、二股か、二股なのか。

>絵羽存命中に書かれたep3に出てきたエヴァは何者かという問題があります
エヴァが絵羽である必要は別にないじゃん。ようは絵羽の子供の頃の外見と性格と要所エピソードを知ってりゃ誰でもなれるでしょあのキャラ。
924: 名前: ケーナ:2013/07/29 06:10ID:3dEB1mrW
魔女のベアトの物語(第84回)

 戦人はドラノールを見直し、好敵手として全力で戦うことを約束しました。ドラノールも同意しましたが、先ほどの戦いにおいて、自分たちが全力を尽くしたわけではなかったことを打ち明けます。コーネリアには雨が降り出してから窓が開かれたことはない、という赤字が与えられていましたが、それが何故か使えなかったのです。そもそも、金蔵が死亡していることは赤字で宣言されているのに、ラムダデルタもベルンカステルも金蔵が存在する余地を残してゲームを進めているように思えました。ドラノールは何か邪悪な目的があるかもしれないから注意するようにと言い残し、その場を去ろうとします。何故、自分はこのゲーム盤に呼ばれたのか、と呟くドラノールに、ワルギリアは呼んだのはベルンカステルかもしれないが、受け入れたのはベアト自身だと告げました。
925: 名前: ケーナ:2013/07/29 06:11ID:3dEB1mrW
儲さん >>921

>「ヤスは本当に魔女として転生し実在している」なら余りにも意味合いが全く違ってしまいます
>極論そんな状況ならバトラが約束を忘れていようがなんだろうが大した問題ではない

魔女は自分の領地内では絶大な力を持ちますが
その力には限界があります
その辺りがEP6で説明されていますので
『魔女のベアトの物語』がEP6まで進めば
説明出来ると思います

>絵羽存命中に書かれたep3に出てきたエヴァは何者かという問題があります

僕はEPと偽書を分けて考えています
EPは“虚無の海”に存在するベアトの領地で
ベアトが行っている儀式がカケラとして結晶化したもの

そして偽書は現実世界に存在する
ノート片9枚に収まる程度の内容で
魔女も魔法も出てこない普通のミステリーだという解釈です
ですから伊藤幾九郎が書いた“偽書『Banquet of the golden witch』”
にはエヴァは出てこないと考えています
926: 名前: まる:2013/07/29 11:21ID:a108QiRW
ケーナさん

いやいやそれはおかしいでしょう
ファンジター解釈するなら上位世界は単に起こったことであって
偽書に何を書かれていようがそれは最早議論に値すらしません
(実際起こったこと=我々が見ているもの→まとめた偽書という順番)

あの時「実際に」ベルンたちと話しておったエヴァは何者か?
こういうことになるはずです

またうみねこのカケラと無関係に確たる実在として天界があるなら、
正体レシートと言ってコーネリアたちが苦しむのが理解出来ません
実際あれ見るまでノックスとか作者の良識もっと抽象的なものの具現化だと思ってました
927: 名前: :2013/07/29 18:01ID:13/dNvYz
>ところで委員せきって隕石の誤字?
はい…

魔女として確固たる女性体を手に入れたならもうあんまり紗音とか嘉音とかいいんじゃないですかね
って感じがします
928: 名前: 名無しちん:2013/07/29 23:28ID:65nPMcln
>>927
そういえばEP3でVSワルギリア戦の時に隕石っぽいものを落としてたよね。
つまりあれが真相へ至る伏線だったという訳か。
このリハクの目をもってしても見抜けぬとはry
929: 名前: ケーナ:2013/07/30 06:01ID:94FYeMWf
魔女のベアトの物語(第85回)

 ドラノールが去ってから、戦人はワルギリアにベアトが望まない限り、黄金郷に入ることは出来ないのか、と確認しました。ワルギリアがそれを肯定したことにより、戦人の疑問は深まります。何故なら、前回のゲームにおいて、縁寿は招かれざる客でありながら黄金郷に辿り着き、真里亞と共に閉じ篭っていたベアトを再びゲーム盤に引きずり出したのですから。ワルギリアはここに自分がいて、戦人がいて、ベアトがいること。そしてドラノールが茶会に招かれたことも、全てはベアトが望んだことなのだと言いました。ファンタジーを否定するミステリーの尖兵であり、魔女の天敵でもある異端審問官。そのドラノールを自ら招いたというベアト。戦人にはベアトの思惑がますます解らなくなります。
930: 名前: ケーナ:2013/07/30 06:02ID:94FYeMWf
まるさん >>926

>ファンジター解釈するなら上位世界は単に起こったことであって
>偽書に何を書かれていようがそれは最早議論に値すらしません

ベアトは戦人と勝負するにあたり
“人間で全てが説明出来る物語”を
幻想修飾して戦人に提示しています

その“人間で全てが説明出来る物語”が
現実世界に存在する
メッセージボトル及び偽書ではないか?
というのが僕の解釈の根幹です

EP6に以下の内容があります

“彼女の最新の偽書、「End」は、その作中で少なくとも親族たちを7人は殺している。いやいや、彼女のこれまでの偽書、「Alliance」や「Banquet」も含めれば、どれだけの親族を、何度、惨たらしい方法で殺しているやら…。私が嫌味の一つも言いたくなっても、これは当然のことだ。しかしこれらの作品群は、その規模、完成度において、限りなく、「右代宮真里亞」本人が記してきたそれまでの物語に近いと評価されていた。特に、伊藤幾九郎の最初の偽書、「Banquet of the golden witch」は、九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまでを全て描いており、これこそ六軒島の真実ではないかとさえ囁かれ、ワイドショーでまで取り上げられたことがある…。”

魔女が出てくるような物語が
“六軒島の真実”として認識されるわけがなく
となると「Banquet of the golden witch」には
魔女も魔法も出てこないと考えられます

そして その伊藤幾九郎の偽書が
限りなくメッセージボトルに近いというのなら
メッセージボトルも同じく
魔女も魔法も出てこないと考えられます

ちょっと不思議なのが上記で説明されている
「Banquet of the golden witch」と
『Episode3 「Banquet of the golden witch」』の内容が食い違うことです
これが何故なのか 考えてみるのも面白いかもしれません
(僕の解釈だと、これはきちんと説明出来ます)

>またうみねこのカケラと無関係に確たる実在として天界があるなら、
>正体レシートと言ってコーネリアたちが苦しむのが理解出来ません

実は僕もあれを見て「まいったなー」と思ったのですが

“虚無の海”という世界があるとして
その世界の住人が人間の想念や想像によって生まれるのなら
逆にその存在を否定する想念や想像によって死ぬのかもしれません
(『はてしない物語』の“ファンタージェン”みたいな感じ)

ですから あれは正体を見破られたから
ダメージを受けたのではなく
存在を否定されたことで
ダメージを受けたのだと解釈しました
(実際には竜騎士07さんが設定をきちんと詰めていないから、あんなことになっているのだと思いますが…)
931: 名前: ケーナ:2013/07/30 06:05ID:94FYeMWf
儲さん >>927

ベアトは戦人にしか興味を持っていませんよね
譲治にも朱志香にも無関心です

本来ならば紗音には3つの人格があったはずで
それがそのまま魔女化したのなら
戦人だけでなく譲治や朱志香にも興味を示したはずです

ところがベアトは戦人にしか興味を示さない
ということは魔女化したのは
戦人を愛していた人格のみ
と解釈出来ます

ですからその姿や性格は
戦人が語った“タイプの女性”である
グラマーで金髪碧眼
朱志香のように気軽に話が出来る
ベアトになったわけです
932: 名前: :2013/07/30 12:22ID:e5la7Iis
>これが何故なのか 考えてみるのも面白いかもしれません
まるさんがおっしゃられるとおりファンタジー解釈ならばこれは簡単な話で
我々が見ているものが現実で偽書が「まとめ」なのだと思います
その線を外すとなんでもありの限度を超えると思います
933: 名前: ケーナ:2013/07/30 13:51ID:94FYeMWf
儲さん >>932

まずメッセージボトルがどのようなものかと言いますと
ノート片が入ったワインボトルです
僕はこれを本文の記述とコミックの画から
“9枚程度”と推測しました
(詳しくは『最考考』の“■メッセージボトルとはどのようなもの?”『続・最考考』の“■メッセージボトル中のノート片の枚数は?”をご覧ください)

そして偽書とは
「新たにメッセージボトルが見つかった」という触れ込みで
偽書作家が捏造したものです

それならば その内容及び文章量は
メッセージボトルに準じるはずです
(>>930で引用した内容にも同様のことが書かれています)

ですから単行本にして600ページを超える
各EPが偽書と同じ文章量のわけがなく
“EP=偽書”はありえません

また >>930でも書きましたが
ワイドショーで取り上げられるほど
「Banquet of the golden witch」
に真実味があるのなら
その内容は人間による犯行として説明されているはずで
やはり“EP=偽書”はありえません
(EP3では“九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまでを全て”描いてはいません)

僕はこれ
至極当たり前の解釈だと思うのですが
通じる人があまりいないのが不思議なところです
934: 名前: :2013/07/30 14:07ID:e5la7Iis
落ち着いて私が言っていることを読んでください
935: 名前: ちびゆか:2013/07/30 20:30ID:bedxPNd1
ケーナさん

>(EP3では“九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまでを全て”
>描いてはいません)

EP3は“全てを描いた”と思えるだけの内容だと思う。世間に対しては絵羽犯人説が真実であるかのように十分納得できる内容です。
936: 名前: ケーナ:2013/07/31 04:32ID:38Rqy6Di
魔女のベアトの物語(第86回)

 一方で戦人にやり込められ、主人であるベルンカステルの前で恥を晒すこととなったヱリカは、コーネリアを苛めることで憂さ晴らしをしていました。しかし、茶会から戻ったドラノールが割り込んだことで興醒めし、第一の晩を検証することにします。実はヱリカには解かなければならない謎があったのです。それは昨夜の24時に何者かのノックによって突如現れた、片翼の鷲の刻まれた手紙の謎でした。ヱリカは瞬く間にいくつもの青字による推理を構築します。しかしラムダデルタは赤字によってヱリカの推理をことごとく否定しました。打つ手をなくしたヱリカは、時間さえあれば必ず答を導き出して見せると宣言しますが、ベルンカステルはヱリカなど所詮は駒なのだから、役に立たないのなら必要ない、と言い切ります。そして二人の魔女はヱリカを無視して推理合戦を続けました。ヱリカはこの屈辱に歪んだ笑顔で耐え、心の中で必ず戦人への雪辱を果たすことを誓います。
937: 名前: ケーナ:2013/07/31 04:32ID:38Rqy6Di
儲さん >>934

儲さんの解釈だと
偽書について作品中で説明された内容を
全て無視することになります

偽書はあくまで『うみねこ』の現実世界に実在する人間
八城十八などがメッセージボトルを真似て書いたものであり
それ以上でも以下でもないと思います
(作品中の記述を信用するなら)
938: 名前: ケーナ:2013/07/31 04:33ID:38Rqy6Di
ちびゆかさん >>935

EP3のゲーム盤は絵羽が戦人を射殺したところで終わっています
絵羽がその後どうしたのか?
そして九羽鳥庵や地下通路の存在自体も出てきません
これは“九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまでを全て”
という内容とずいぶん食い違うように思います
939: 名前: :2013/07/31 13:18ID:a0nxQEUf
ケーナさん

ですから

ファンタジー肯定する場合偽書というものは、そういうものが出回っていて縁寿ちゃんが苦しんだ
以上の意味はなく、上位世界の出来事はそのまま通常の小説のように提示されていて
その欠片を見たフェザが大体のまとめを八城作偽書として巻いているということになると思います

ファンタジー現実世界→偽書→(何らかの改変)→我々に提示されてるもの

では無いだろうと言ってるのです
940: 名前: sevencity:2013/07/31 20:06ID:b5VZBkQh
>>儲さん
あ~、無駄無駄。
ケーナは自分の解釈と違う推理は一切認めようとしないから。
「それはあなたの読解が不十分だからです。僕のようにちゃんと理解できるようになってから出直してください。でないと話にもなりません」
って言ってくるだけだよ。
相手にするだけ人生無駄になるから気を付けて。
941: 名前: ちびゆか:2013/07/31 21:26ID:1bu8KD76
ケーナさん>>938
>EP3のゲーム盤は絵羽が戦人を射殺したところで
>終わっています。絵羽がその後どうしたのか?

世間の人間は警察やマスコミの発表で絵羽が九羽鳥庵で発見されたことを知っています。絵羽は戦人射殺後、九羽鳥庵へ逃れたことは察することができると思います。EP3を「全てを描いた」と形容するのは大袈裟ではないと思います。
942: 名前: ドロクロド:2013/08/01 02:32ID:bfPY2C2m
sevencityさん >>941
いや、それはむしろ逆でしょう。儲さんの方が「自分が考えるファンタジー説」に囚われていて、ケーナさんの説を
理解しようとしていないようにみえます。
(ken-writeさんの時も感じたことですが)

儲さんの論調は、ケーナさんの説自体のおかしなところを指摘しているのではなく、「ファンタジー説とは○○というものなんだから、
ケーナさんの言っていることは違う」という指摘しかしていないようにみえます。

それでは、儲さんが考える一般的なファンタジー説(かどうかは一旦さておき)とケーナさん流のファンタジー説が
違うという指摘なだけであって、ケーナさんの説が間違っているという説明にはなっていません。

それに対してケーナさんは「自分は△△という理由でこのように考えている。儲さんが言うファンタジー説では△△の点を
説明できないので、それは違うと思う」と言っているだけで、至極真っ当な反論です。
943: 名前: 名無しちん:2013/08/01 03:07ID:a93R1mgR
何説を支持するにしろ偽書に上位世界は書いてないだろうと思われ。

ファンタジー説支持ならば上位は事実。ただ下位への物理的な影響は無いに等しいので、心象が重要になってくる。

ミステリ説を支持するならば上位は比喩。キャラには中の人がいて、そのやり取りも下位であった何らかを変換したものであり、動機などの推理に役立つ。
944: 名前: ドロクロド:2013/08/01 04:15ID:bfPY2C2m
で、私なりのケーナさん説の感想。

偽書内に魔法描写は存在しない、私達が読んでいるEp内で語られている話とは別物、というのはなかなか興味深いです。その発想はなかった。
というか、そっちの方向で考察を進めようとすると、じゃあ偽書にはどんなことが書かれているかわからず、収集がつかなくなるので
踏み込んでいませんでした。

たぶん、ここらへんの「偽書の内容の不確実性。偽書の内容を自分勝手にでっち上げれてしまう」あたりが、儲さんやまるさんが
受け入れられないところなんでしょう。

しかしよくよく冷静に考えると、偽書に何が書いてあるかわからなくても、考察はできますよね?
別の言い方をすれば、これまでだって私も儲さんもケーナさんも、偽書を読んで考察をしていたわけではなく、Epを読んで考察をしていた
わけですよね。作中でも偽書そのものが話の本筋に関わったものはEp6しかないわけですよ。Ep6の縁寿と八城の会談が現実でないとして
除外できるなら、『うみねこ』を紐解く考察のメインストリームには「偽書にはどんなことが書かれていたのか」を考える必要は
なくなるわけです。(考察の枝葉の1つとして「偽書には何がどんなふうに書かれていたのか」はアリですよ)

ふむふむ。
以下、もう少し細かく。

・ボトルメール、偽書の文量について
これは私は以前述べたように、ボトルメールは「ノート片」「細く丸められた」という表現があることなどから、ケーナさんと同じく
ノート十数枚。(ただEp4では「ノート片が何枚もぎっしり詰められていた」「事故前日から当日を日記風に記した『膨大な』手記」と
されているので、もう少し多いかも?)

偽書は、Ep6で「分厚い束」とされていたり、十数枚程度のプロットレベルの文量では、作品として評価しづらく、ネット上で
伊藤作の偽書が他の物より高評価を得るだろうか?そんなプロット程度を縁寿が読んで「真に迫っている」と感じるだろうか?と
いう疑問から、偽書の文量はもっとずっと多いとしています。

・ボトルメール、偽書内には魔女や魔法は出てこない。
まぁ全くそういう要素がないわけではなくて、要はEp1のように不可思議な事件や魔方陣は出てきて、登場人物達が魔女ベアトリーチェの
存在を匂わす、ということですね。
確かに、私達が読んでいるEpのように魔女が作中に登場してバンバン魔法を使っていたら、世間の反応はもっと冷めたものになっていた
でしょうし、オカルトマニアもそこまで直接的な表現は興醒めでしょう。

もちろん、そうではない説を完全に否定しきれるものではありませんが、かなり的を射た説ではあると思います。

ところで、ケーナさんはなぜ八城は偽書「Banquet」で(あるいはそれ以降も?)、ボトルメールの作法の1つである
「最後には誰も生き残れはしない」を破ったと考えていますか?
945: 名前: ドロクロド:2013/08/01 04:15ID:bfPY2C2m
で、私なりのケーナさん説の感想。

偽書内に魔法描写は存在しない、私達が読んでいるEp内で語られている話とは別物、というのはなかなか興味深いです。その発想はなかった。
というか、そっちの方向で考察を進めようとすると、じゃあ偽書にはどんなことが書かれているかわからず、収集がつかなくなるので
踏み込んでいませんでした。

たぶん、ここらへんの「偽書の内容の不確実性。偽書の内容を自分勝手にでっち上げれてしまう」あたりが、儲さんやまるさんが
受け入れられないところなんでしょう。

しかしよくよく冷静に考えると、偽書に何が書いてあるかわからなくても、考察はできますよね?
別の言い方をすれば、これまでだって私も儲さんもケーナさんも、偽書を読んで考察をしていたわけではなく、Epを読んで考察をしていた
わけですよね。作中でも偽書そのものが話の本筋に関わったものはEp6しかないわけですよ。Ep6の縁寿と八城の会談が現実でないとして
除外できるなら、『うみねこ』を紐解く考察のメインストリームには「偽書にはどんなことが書かれていたのか」を考える必要は
なくなるわけです。(考察の枝葉の1つとして「偽書には何がどんなふうに書かれていたのか」はアリですよ)

ふむふむ。
以下、もう少し細かく。

・ボトルメール、偽書の文量について
これは私は以前述べたように、ボトルメールは「ノート片」「細く丸められた」という表現があることなどから、ケーナさんと同じく
ノート十数枚。(ただEp4では「ノート片が何枚もぎっしり詰められていた」「事故前日から当日を日記風に記した『膨大な』手記」と
されているので、もう少し多いかも?)

偽書は、Ep6で「分厚い束」とされていたり、十数枚程度のプロットレベルの文量では、作品として評価しづらく、ネット上で
伊藤作の偽書が他の物より高評価を得るだろうか?そんなプロット程度を縁寿が読んで「真に迫っている」と感じるだろうか?と
いう疑問から、偽書の文量はもっとずっと多いとしています。

・ボトルメール、偽書内には魔女や魔法は出てこない。
まぁ全くそういう要素がないわけではなくて、要はEp1のように不可思議な事件や魔方陣は出てきて、登場人物達が魔女ベアトリーチェの
存在を匂わす、ということですね。
確かに、私達が読んでいるEpのように魔女が作中に登場してバンバン魔法を使っていたら、世間の反応はもっと冷めたものになっていた
でしょうし、オカルトマニアもそこまで直接的な表現は興醒めでしょう。

もちろん、そうではない説を完全に否定しきれるものではありませんが、かなり的を射た説ではあると思います。

ところで、ケーナさんはなぜ八城は偽書「Banquet」で(あるいはそれ以降も?)、ボトルメールの作法の1つである
「最後には誰も生き残れはしない」を破ったと考えていますか?
946: 名前: ドロクロド:2013/08/01 04:17ID:bfPY2C2m
おっとごめんなさい。反応が遅かったからもう1度押したら2回書き込みしてしまいました。
947: 名前: ケーナ:2013/08/01 08:01ID:dabZPunq
魔女のベアトの物語(第87回)

 ゲーム盤では、朝からの騒ぎで朝食など考える暇もなかった駒たちが、もはや朝食と呼ぶにはあまりに遅すぎる朝食を摂っていました。その最中にヱリカが突然、立ち上がります。そして戦人の駒に対して、3階から飛び降りられるわけがないのだから、かっこよく飛び降りたように見えたのは幻想で、実は雨どいを伝って降りただけなのだと青字を使って指摘しました。これに戦人をはじめ、一同は面食らいます。確かに戦人は雨どいを伝って3階から中庭に降りたのですが、あの場面における論点は窓から脱出出来るか、否かであり、飛び降りたかどうかではなかったからです。そもそも、彼らはゲーム盤の駒に過ぎませんから、戦人がコーネリアを弾き飛ばして窓から飛び出した場面など目撃していないのです。ヱリカは混乱のあまり、ゲーム盤とラムダデルタによって幻想修飾された場面を混同してしまったのでした。
948: 名前: ケーナ:2013/08/01 08:02ID:dabZPunq

儲さん >>939

なるほど こういう解釈は初めて見たので
儲さんの主張が理解出来ていませんでした

フェザリーヌは扱いが厄介で
言うなれば“世界そのものに干渉して書き換えることの出来る魔女”ですから
考察に絡めてしまうとやはり“何でもあり”になってしまう為
僕は八城幾子とフェザリーヌを完全に切り離して
解釈しています
949: 名前: ケーナ:2013/08/01 08:03ID:dabZPunq
ちびゆかさん >>941

確かに偽書「Banquet of the golden witch」に
“地下通路を使って絵羽が九羽鳥庵に脱出した”と書いてあったのなら
1998年の描写のどこかでそこに触れられていないとおかしいですね
(この段階では地下通路を出したくなかっただけでしょうが)

ですが朱志香の件はどうでしょうか?
絵羽が爆弾の爆発で全ての証拠を抹殺するつもりなら
戦人と2人で孤立した段階で戦人を殺し
そのまま地下貴賓室に鍵をかけて脱出するだけで済みました

ところが絵羽は戦人と共に朱志香と南條の元に戻っています
これは万が一 爆弾が不発であったり
威力不足で生き残りが発生してしまった場合
都合が悪いからです
その為 絵羽は口封じの為に全員を殺しておく必要がありました
ならば戦人殺害後に最後の生き残りである
朱志香を殺す場面なり
朱志香を探したけれども見つからなかった場面が
出てくるのではないでしょうか
950: 名前: ケーナ:2013/08/01 08:04ID:dabZPunq
「メッセージボトルはワインボトルに入っていたのだから、それほど長くないだろうけど、偽書はもっと長いのでは?」
という意見はよく目にします
(というよりそれ以外を目にしたことがない)

ところがそれだと以下の内容と決定的に矛盾します
(“規模”に注目)

“彼女の最新の偽書、「End」は、その作中で少なくとも親族たちを7人は殺している。いやいや、彼女のこれまでの偽書、「Alliance」や「Banquet」も含めれば、どれだけの親族を、何度、惨たらしい方法で殺しているやら…。私が嫌味の一つも言いたくなっても、これは当然のことだ。しかしこれらの作品群は、その規模、完成度において、限りなく、「右代宮真里亞」本人が記してきたそれまでの物語に近いと評価されていた。特に、伊藤幾九郎の最初の偽書、「Banquet of the golden witch」は、九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまでを全て描いており、これこそ六軒島の真実ではないかとさえ囁かれ、ワイドショーでまで取り上げられたことがある…。”

そして偽書はあくまで
「新たなメッセージボトルが見つかった」という触れ込みですから
“ワインボトルに入っていた”と
読む人が納得出来る程度の文章量でなくてはなりません

僕が推測したメッセージボトル及び偽書の文章量は
1ページ945字で18ページ
合計16000文字~17000文字です

で 実際に偽書を書いてみて
必要な内容を全て盛り込んだ初稿は9ページしかありませんでした
(この場にいる人でこの初稿をご覧になったのはちびゆかさんくらいでしょうが…)

これを18ページまで拡張する為に
文体を真里亞が話しかける文体に変更したり
(真里亞の日記にあわせた)
様々な余計な内容を追加して
ようやく18枚まで水増しすることが出来ました
(アニメを見る限り“魔女の棋譜”を入れても良いようですので、本当はここまで水増しする必要もなかった)

そもそもミステリーとして成立する為には
“ベルンの出題”と同程度の情報が入っていれば良いわけで
偽書を書く前に確認すると 数ページで収まりました

18ページもあればかなりの内容が書けますし
むしろ書かなくてはなりません
この辺りが気になる方は
僕が書いた“偽書『Land of the golden witch』”をご覧くださいと
宣伝してみたり…

ちなみに何故 偽書「Banquet of the golden witch」
はミステリーのルール(あるいはメッセージボトルのルール)から外れているのか?

これは2つの理由が考えられると思います
(1)書き手である幾子がルールを完全には把握していなかった
(2)ルールよりも“絵羽が生き残った”という現実世界での結末を重視した
951: 名前: :2013/08/01 10:42ID:6b17ReBQ
以下の点が納得できかねまする

1:ボトルメールの記録容量の物理的限度という話題が作中一度も登場していいないこと

身も蓋もない話ここが最大のネックだと思うのです
竜騎士先生が気づいていない問題は発生しえません
儲と名乗っておいてなんですがもし「これがボトルに収まるはずがない」
と気づいたのがep1書いた後であればこの問は全く無意味です
また、「ものすごく細かく書きました」という言分けは常に可能であることも大きな問題と思います
要するに論点として成立しているかという大問題です

2:ファンタジーを認めず偽書に魔法がない場合、魔法ENDで言っていたベルンカステルとは何者か?知る機会すら無いではないか?

これも問題です

3:我らの告白を素直に読む限り魔法の描写が含まれること

4:魔法が書かれていないとep2のキーであるバトラが見ていないところにおける魔法の行使が成り立たない
952: 名前: :2013/08/01 10:48ID:6b17ReBQ
ちょっと追加

もしも偽書の内容が我々の見ているものより「大幅に」少ないのなら
「手がかりなき解決を禁ず!」というフェアネスからいって
何が入り何が入らないのかは手がかりが提示されなければいけません

つまりオリジナルの偽書を9ページで書きましたでは足りないと思うのです
任意のエピを9ページにまとめてかつその削除基準を明白に出来なきゃアウトだと思います
953: 名前: ケーナ:2013/08/02 04:43ID:bb9WIXTZ
魔女のベアトの物語(第88回)

 その後、ヱリカは関係者全員に聞き込みをし、アリバイや証拠を確認する為に、場合によっては屋敷中を同行させ、何度もゲストハウスと往復しました。その隙を突いて、ゲーム盤では嘉音(紗音)の駒が隠れていた譲治、朱志香、真里亞、楼座、源次の5人の首を切って殺害します。その為、精力的に探偵活動に励むヱリカを尻目に、ガァプと作戦会議中であったベアトリーチェに対し、ワルギリアは5人の殺害を赤字で確認し、ベアトリーチェも赤字でそれを肯定することが出来ました。しかし、ベアトリーチェは決定的な勘違いをしています。ベアトリーチェは朝の時点でゲストハウスに5人の遺体があり、それをガァプが隠したという認識でいます。ところが実際にはゲストハウスには5人の遺体などなく、ラムダデルタによって幻想描写を見せられた煉獄の七杭とガァプがありもしない遺体を発見し、そして魔法で隠したつもりでいるだけなのです。ですから5人が殺されたのは、朝ではなく、遅すぎる朝食が終わってからです。
954: 名前: ケーナ:2013/08/02 04:44ID:bb9WIXTZ

儲さん >>951 >>952

>1:ボトルメールの記録容量の物理的限度という話題が作中一度も登場していいないこと

あまりに短すぎると“事件の渦中にあった人物が書いたとは考えられない”
という話にそぐいませんし
あまりに長いと今度は「EPが丸まま入っている」
と誤解されかねない
ですから僕はノート片に18ページというのは
竜騎士07さんが考え抜いた結果の数字だと思います

>2:ファンタジーを認めず偽書に魔法がない場合、魔法ENDで言っていたベルンカステルとは何者か?知る機会すら無いではないか?

現実世界の縁寿はビルの屋上で突然
心変わりして飛び降りるのを止めたわけです
これはEP8でのやり取りが
現実世界にも影響を及ぼしたと考えるのが妥当だと思います

>3:我らの告白を素直に読む限り魔法の描写が含まれること

あれは“幻想修飾される前の場面”と“幻想修飾された場面”を
同時に説明している為 両者を混同しがちなのですが
よく読んでみると きちんと分けられていることが解ります

>4:魔法が書かれていないとep2のキーであるバトラが見ていないところにおける魔法の行使が成り立たない

“幻想修飾される前の物語”において
探偵である戦人の目の届かない場面で行われる殺人
これを幻想修飾したのが魔法です
通常のミステリーでは描くと犯人が解ってしまう為
描かれない部分ですね

ですからメッセージボトルや偽書には
煉獄の七杭などによる殺人は描かれていないと考えられます

>もしも偽書の内容が我々の見ているものより「大幅に」少ないのなら
>「手がかりなき解決を禁ず!」というフェアネスからいって
>何が入り何が入らないのかは手がかりが提示されなければいけません

メッセージボトル及び偽書に求められる用件は
(1)1986年10月4日と5日の六軒島における魔女の碑文を模した連続殺人が描かれる
(2)“ベアトの心臓”をトリックに組み込む
(3)金蔵は既に死亡、紗音と嘉音は同一人物、犯人は紗音
(4)1986年の10月5日の24時に爆弾で全てが消滅
これくらいです

そして各EPにおいてはこれらを全て組み込んだ上で
余計な要素で水増ししているわけですから全ての“手がかり”は
盛り込まれています
大切なのは“本当の偽書はどのようなものであったか?”ではなく
偽書に求められる用件を全て満たした物語が
18ページに収まるかどうかです
955: 名前: :2013/08/02 13:19ID:9fOOulIw
失礼ながらそんなことを聞いているのではありません

大問題1
スエズ運河が7mしか無いとかパンダはその時点でいないと言ったたぐいのミスではないと言い切れるのか?

大問題2
ミスではなく、意図した差分であるなら”実際には偽書には書かれてない部分”が
”虚偽であり無価値である”か
”偽書作者でない誰かが追加したものであり、それには意図Xがある”
とかなり決定的に推理に関わってきます
A実在のエピにおいてどの部分が虚偽なのですか?
Bそれは無価値として切り捨てるべきですか?意味があるのですか?
B-2:意味があるならなんですか?
C:A及びBについて手がかりなき解決を禁ず

ファンタジー側補足
D1:ファンタジー説を取りフェザリーヌによる担保を認めるなら、そもそも乖離してるとして何の意味がありますか
D2:実際魔法世界→完骨堕胎→偽書→改変→我々のエピとまで入り組ませる世界観を主張してるなら
その意味はなんですか

これに答えられないならエピと偽書の内容に大幅な乖離があるというのは
自分の都合が良い結論を出すために証拠を切り貼りするためと批判されかねないのです
956: 名前: まる:2013/08/02 17:05ID:2dgllbj/
ケーナさん
ken-writeさんとも似た様なことを長々やり合いましたが
記述の大部分が無効であるという筋の建て方はよほど
選択根拠を明白に出来るのでなければ考察者に無限の裁量を与えます
無意識に自分好みの結論に都合がいい場所だけ選ぶことになりかねません

kenさんと話してる段階では正直そういう無効な部分を選り分けるのを100%は否定出来ませんでしたが
(だってそういう推理を肯定してるようにみえる部分があったし)
最近のイトミミズさんの追加赤字はまあ考察界隈でその類が主流になって発散してることに対する
フォローかと思います
957: 名前: ドロクロド:2013/08/02 20:58ID:88HQXEWU
横槍失礼します。

たぶん儲さんはまだケーナ説を誤解しているんじゃないでしょうか?
もし私の受け取り方が違っていたらすみません。訂正をお願いします。〉ケーナさん
ケーナ説では偽書(ボトルメール)と、私達が読んでいるEpは別物です。
Ep内で語られている2日間の事件(下位世界)はゲーム盤であって、これも偽書の内容とは違います。

もっとも、ゲーム盤はボトルメールや偽書を元に作られていますから、全く完全に別のストーリーというわけではありません。
重複していたり似通っていたりする箇所もあるでしょう。
しかし、ゲーム盤のシナリオからこの部分とこの部分を抜いたのが偽書、というような単純な足し算引き算の話ではありません。
あくまで同じ大筋を元にした別の話です。
と言うと別物感が強くなりすぎるかもしれませんが、大筋が同じなのは確かです。ただその表現の仕方や場合によっては話の展開の仕方が違っているわけです。

1.偽書
魔女や魔法が直接的には出てこないが、登場人物達が魔女や魔法の存在をにおわす話。言ってみればEp1のような話の
偽書(ボトルメール)がまずある。

2.ゲーム
1を元にしてベアトや他の魔女が、幻想描写とは言え、魔女や魔法がはっきりと描かれているゲーム盤のシナリオを作った。

3.Ep
そのゲームでベアトや戦人が対戦している様子が描かれているのが私達が読んでいるEp。


この解釈では「ではゲームのシナリオのどの部分が偽書に書かれていることなのか?」「偽書には何が書かれているのか
不明瞭で、なんとでも言えてしまう」「何が書いてあるかわからないのはフェアではない」といった指摘は不適切です。
同じことを前にも書いていますが、ケーナ流ファンタジー説では、偽書に何が書いてあったかは、『うみねこ』の謎とそもそも関係ないからです。

ファンタジー的世界で、魔女であるベアトが、約束を思い出してほしい、恋の決着をつけたいと願って、ゲームを仕掛けた
のですから、問題なのはゲーム盤のシナリオに何が書かれているか、ゲームで対戦した際にどんなやり取りがあっかかであって
偽書に何が書かれているかではありません。

例えて言えば、推理小説が独自の要素を盛り込まれて映画化された時に、その映画の考察をする際に重要なのは、
その映画内でどんな描写がされたか、どんな話であったかであって、原作の小説に何が書かれているかは問題ではないですし、
原作小説を読んでいなくても、映画の考察に支障はないわけです。
同じ理由で、ケーナ説は本文の記述を切り捨てているわけでもありません。
958: 名前: :2013/08/02 23:06ID:9fOOulIw
>偽書に何が書いてあったかは、『うみねこ』の謎とそもそも関係ないからです。
はい、ファンタジーとる限り(魔法世界については我々にそのまま提示されてるととる限り)
正直どうでもいいことと思うんですよ
前にいったとおり「そういうものが出回ってて縁寿ちゃんが苦しみましたのです」
以上の意味がある気がしないのです
959: 名前: ケーナ:2013/08/03 07:29ID:aeFxcPo7
魔女のベアトの物語(第89回)

ヱリカの捜査が進む中で夏妃のアリバイが争点として浮かび上がりました。夏妃は自室に戻ってから19年前の男の指示した通り、朝まで部屋を出なかった為、誰にもそのアリバイを証明できないのです。夏妃は手にしたカップを床に叩きつけ、憤慨して部屋を退出しました。これは実のところ、19年前の男の指示に従う為の芝居です。まもなく1時になろうとしていましたから、指示に従う為には部屋を出る理由が必要だったのです。夏妃は客室に入り、クローゼットの中に隠れました。暗闇の中、夏妃は思案します。島の状況を把握している以上、19年前の男の協力者がいるはずなのです。使用人が怪しいと考えていたところで、誰かが室内に入ってきました。声を聞く限り秀吉のようです。施錠とチェーンロックを掛ける音が聞こえました。その後、ガタガタと鎧戸を閉めたらしき音も聞こえます。やがて秀吉の嗚咽が聞こえてきました。秀吉も1人息子を失った悲しみをずっと堪えていたのでしょう。1人になったことで、ようやくその悲しみを現すことが出来たのです。
960: 名前: ケーナ:2013/08/03 07:30ID:aeFxcPo7
確認の為 ファンタジー説について
ざっと説明します

ファンタジー説は“書いてあることを全部信じるための説”
だというのが大前提です
(創作説ではそれは不可能)

この前提で『うみねこ』の世界観を解釈すると
現実世界とは別の
魔女のいる世界“虚無の海”があり
そこに魔女のベアトがいる
(現実世界は虚無の海に浮かぶカケラのひとつに過ぎない)

魔女のベアトは自分が生み出した駒戦人と
“ベアトのゲーム”を使って勝負をしている

“ベアトのゲーム”はタイマン形式のテーブルトークRPGのようなもので
ゲームマスターである魔女のベアトがゲームの用意をし
駒戦人がプレイヤーとして参加する

魔女のベアトは現実世界に存在する
“全てが人間で説明出来るミステリー”である
メッセージボトル及び偽書を
ゲームの“核”に採用している

魔女のベアトはその核を“魔女の魔法による犯行”に幻想修飾し
現実世界の出来事を付加した上で
“ゲーム盤”としてプレイヤーである駒戦人に提示している
(魔女はカケラとして外部から現実世界を認識できる為、現実世界の過去の出来事も未来の出来事もゲーム盤に使用出来る。また、その為、現実世界の出来事に対し“赤字”を使用出来る)

そんな2人の勝負を航海者の魔女である
ラムダデルタとベルンカステルが
暇つぶしに見学に来て
たまにちょっかいを出してくる

その光景がゲームごとに録画されたようなものが各EPで
これは“虚無の海”にカケラとして結晶化する為
フェザリーヌなどはそれを紡ぐことが出来る

1998年の縁寿の物語はいくつも存在するが
これは『ひぐらし』や『うみねこ』EP7に登場する
“平行世界のカケラ”で
各EPとはまた性質の違うもの
魔女はこんなものさえゲーム盤に使うことが出来る

そしてメインとなるのは“ゲーム盤の犯人は誰か?”ですから
プレイヤーが「ここまでで犯人が解った」と思ったならば
ゲームを途中で中断してしまっても良いのです
それがEP5や6になります
(おそらくEP5は偽書にはいなかったヱリカを登場させているはずで、もはやしっちゃかめっちゃかになっていると思いますが…)
EP3なんかは偽書にはもっと続きがあったはずですが
ゲームに採用したのが途中までだったか
もしくは途中で中断されてしまったと考えられます

これは“隠された5つの文字を探し出して単語を作りなさい”
というクロスワードパズルみたいなものですね
ようは答さえ解れば全てのマスを埋める必要はないわけです

こう解釈すれば
『うみねこ』に出てくる様々な場面を全て信じることが出来る
それがファンタジー説です

整理すると

メッセージボトル=現実世界の安田紗音が1986年10月4日以前に書いたもの。2つ発見されており、1つは1986年10月6日に警察の捜索によって発見、もう1つは事故の数年後に式根島の漁師が発見。魔女のベアトは漁師の見つけたメッセージボトルをEP1に、警察のメッセージボトルをEP2にそれぞれゲーム盤の“核”として使用。その内容は不明だが、幻想修飾を取り去ることで、大体の内容は把握出来る。

偽書=八城幾子が右代宮戦人の監修の元、1986年~1998年の間(時期不明)にメッセージボトルに模して書いたもの。4つ発表されており、魔女のベアトがEP3~4、ラムダデルタがEP5、バトラがEP6にそれぞれゲーム盤の核として使用。ただしEP5も6もゲームマスターが本来は登場しなかった人物を登場させたことで、本来の物語とはまったく違う物語となってしまっている上、途中でゲームを中断してしまった為、その内容は不明。

ゲーム盤=ゲームマスターが現実世界に存在するメッセージボトル及び偽書を核として、現実世界の出来事を組み込み、幻想修飾してプレイヤーに提示するもの。登場人物である“駒”はゲームマスターの干渉がない限り、メッセージボトル及び偽書の通りにAIで行動する。その際“シナリオを守った上で、本人がその場にいるのと同じ言動”を取る。

EP=“ベアトのゲーム”で勝負するゲームマスターとプレイヤー、そして観客のやり取りがビデオに録画されたようなもの。ゲーム盤にカメラが切り替わる際はプレイヤーに提示されているのと同じ“幻想修飾された物語”が映し出される。
961: 名前: ドロクロド:2013/08/03 16:05ID:6dJ9UcL/
儲さん >>958
>はい、ファンタジーとる限り(魔法世界については我々にそのまま提示されてるととる限り)正直どうでもいいことと思うんですよ
>前にいったとおり「そういうものが出回ってて縁寿ちゃんが苦しみましたのです」以上の意味がある気がしないのです

おっと失礼しました。そういえばそういう事言ってましたね。
しかし、「偽書に何が書かれているかは『うみねこ』のメインの考察の対象ではない」ということを理解どころか同意されて
いるのなら、どうしてあんな的外れな反論を列挙したのですか?

>1:ボトルメールの記録容量の物理的限度という話題が作中一度も登場していいないこと

これは表現が適切ではないと思いますが、その真意として、作者のミスを疑うということについて言えば、
そこを信じられないのであれば、他のことでも全て最終的にはそれを持ち出すことになりかねないので、これ以上の議論は無意味だと思いますよ。
『うみねこ』のことなんか忘れた方がいいかと思います。

私も作者のミスを主張することはありますが、国語表現としての文法上での明らかな誤り(適切ではない表現)に留めているつもりです。

あと、これはボトルメールの文量の話であって、偽書に魔女や魔法の描写があるかどうかという話ではないですよね。

>2:ファンタジーを認めず偽書に魔法がない場合、魔法ENDで言っていたベルンカステルとは何者か?知る機会すら無いではないか?

>4:魔法が書かれていないとep2のキーであるバトラが見ていないところにおける魔法の行使が成り立たない

>ちょっと追加
>もしも偽書の内容が我々の見ているものより「大幅に」少ないのなら
>「手がかりなき解決を禁ず!」というフェアネスからいって
>何が入り何が入らないのかは手がかりが提示されなければいけません

偽書、ゲーム、Epの区別が出来ていないようにみえます。


>3:我らの告白を素直に読む限り魔法の描写が含まれること

その読み方を否定はしません。
ただケーナ説では別の読み方をしていて、その読み方もまた否定できないものであるだけです。
ケーナさんの説明でもいいですし、あそこでベアトが書いていたのは偽書ではなく、ゲーム盤のシナリオであるという読み方でもいいですし。
(ん?同じか?)

>大問題1
>スエズ運河が7mしか無いとかパンダはその時点でいないと言ったたぐいのミスではないと言い切れるのか?

パンダについてはまぁそこまでツッコムことではないでしょう。私自身は単純に些細なミスと思っていますが、考察に絡めてもいいでしょうし。

ちょっと話は逸れますけど、たまに儲さんはスエズ運河の話を持ち出してきますが、これって地の文でそう書かれていたわけでも
金蔵やベアトが「スエズ運河を通ってきた」と語ったわけでもないですよね。
過去の六軒島にイタリア軍の潜水艦が入港したシーンの後、ベアトリーチェの話題になり、彼女が高官の娘であると説明された流れで

ウィル「その高官が、なぜ日本に?スエズ運河からインド洋を越えて、はるばる日本まで来たと言うのか?」
理音「確かに。同盟国としてはドイツの方がはるかに近いはず。……なぜわざわざ日本までやってきたのでしょう?」
金蔵「………途方もない規模の、遠大な作戦か何かだったのかもしれぬ。……その全容はわからぬが、その潜水艦が只ならぬ任務を帯びていたらしいことは、後に理解することとなる…。」

金蔵はべつにスエズ運河から来たなんて一言も肯定していません。発言主のウィルですら「まさかそんなことはないよな」と
茶化しているニュアンスも私には感じ取れます。

ここでスエズ運河という名前が出てくることに何か問題でもありますか?

>大問題2
>ミスではなく、意図した差分であるなら”実際には偽書には書かれてない部分”が”虚偽であり無価値である”か
>”偽書作者でない誰かが追加したものであり、それには意図Xがある”
>とかなり決定的に推理に関わってきます
>A実在のエピにおいてどの部分が虚偽なのですか?
>Bそれは無価値として切り捨てるべきですか?意味があるのですか?
>B-2:意味があるならなんですか?
>C:A及びBについて手がかりなき解決を禁ず

だから、偽書に何が書かれているかをEpで描く必要はないですよね。偽書に何が書かれていても考察とは関係ないのですから。

というか、私達が読んでいるEpやゲーム盤上での既述が偽書と同じであるとは、作品内ではそもそも言われていないですよね。
唯一の例外としてはEp6での縁寿と八城(フェザリーヌ)の会見のシーンですが、縁寿が八城から渡されて読んだものは
現実世界で八城が書いた偽書ではなく、フェザリーヌが記したEpである。という解釈も出来ます。
(記すという表現は別のものに置き換えてもいいでしょう。縁寿に観劇させた、カケラを見せた、とか)
だから偽書には書かれていない上位世界でのやり取りも、あそこでは含まれていた。と解釈しても何も問題ありません。
(ケーナさんご自身はどう解釈されているのでしょうか?)
まぁぶっちゃけフェザリーヌが絡んでいることなので、なんとでも言えてしまうと思いますが…。(苦笑)
962: 名前: ドロクロド:2013/08/03 21:06ID:3eGAzw5U
いま出先なのですが
>>961
>そこを信じられないのであれば、他のことでも全て最終的にはそれを持ち出すことになりかねないので、これ以上の議論は無意味だと思いますよ。
>『うみねこ』のことなんか忘れた方がいいかと思います。

これはちょっと言い過ぎでしたね。すみませんでした。
偉そうなこと言っておきながら、「パンダはミス」って言ってますし。

それにまぁやっぱり、そういう作者と読者の信頼関係を揺るがすようなことを、実際いくつか竜ちゃんやっちゃってますからねぇ。

ただ、私が言いたいのは、その人が「信じられない」と感じるのは仕方がないにせよ、それを理由にして「信じる」とする人の
考察を否定するのはおかしいですよねってことです。

パンダの例で言えば、私はあれは他愛もない作者のミスだと思っていますが、だからと言って、それを説明しようとする考察を
他の人が提示した時に、「それは納得いかない。なぜなら自分は信じられないから」と言うのは議論とか対話というより、自分の感情の報告です。
(もちろん納得するしないは個人の自由ですが)

あと、ついでなので、別件で追加の説明を。
これまで何度も、ケーナ説の解釈では、偽書に何が書いてあるかは『うみねこ』の考察に関係ない、と言ってきましたが、
もちろん、そこにまで踏み込んでいった方がより深い考察ができるとは思っていますよ。
ある偽書をゲーム盤の基にするという行為には、ゲームマスターのなにがしかの感情なり考えなりの現れでしょうし、
偽書と同じ部分、違った部分、変えた部分、それらにもやはり意味がある筈です。
ただ、そこまで深い考察や、それを行う為に必要な情報を作品内に入れ込むかどうかは、ミステリとしてのフェアネスを
越えた話であって、個人的には私は絶対必要条件ではないと思っています。
963: 名前: 名無しさん:2013/08/04 01:14ID:dckt9oH3
>>962
現実の歴史と比べるというのは、現実と物語の区別が付いていないと言われても仕方ない事だと、私は思います。
私たちの世界にうみねこ世界はありますが、うみねこの世界の中には私たちの世界なんてどこにもないのですから。
つまり「日本には六軒島なんて名前の島は実在しないからこれは作者のミス」「右代宮なんて日本人の苗字は存在しないからミス」って言ってるのと何ら変わりません。
「○○の件は作者のミス」というのは、例えどんな小さなものでもうみねこ世界の否定です。
世界を受け入れられないなら忘れるべきという意見に同意します。

ちなみにパンダの件ですが「日本と中国の友好関係が、本来の時代設定より色々と早まっていた、ゆえにパンダの貸与も早まった」というのがうみねこ世界的に正しい見方(一例)だと思います。
そして、この我々の世界は、パンダ贈与が遅い間違った歴史であると考えられるようになれれば、考察者としては最上で、現実と物語の区別が付いていないと言われても仕方ない事だと、私は思います。
964: 名前: 名無しさん:2013/08/04 01:17ID:dckt9oH3
つまり馬鹿と天才は紙一重って事です。b
965: 名前: ケーナ:2013/08/04 06:22ID:dc50GC7m
魔女のベアトの物語(第90回)

すると突然、秀吉が誰かと取っ組み合いをする物音が聞こえてきました。夏妃はクローゼットに入る前に室内には誰もいないことを確認しましたから、秀吉以外には誰もいないはずなのに…。夏妃は秀吉を助ける為にクローゼットから出ようと考えますが、19年前の男の指示を破ることで、人質になっている蔵臼の命が危険に晒されてしまうことを考えると、迂闊には動けません。その時、誰かが扉の施錠を解除したものの、チェーンロックによって扉を開けることを阻まれた音が聞こえました。絵羽が秀吉に合流しようとして、部屋にやってきたのです。秀吉は絵羽に助けを求めますが、会話は出来てもチェーンロックによって室内に入ることは出来ません。夏妃には絵羽が助けを呼ぶために慌てて駆け去る足音が聞こえます。しかし、その時には、もう部屋は静まり返っていて、さきほどまでの、取っ組み合うような秀吉の賑やかな気配は、一切消え去っていました。夏妃は秀吉を殺害したであろう犯人と2人きりで室内にいることに気がつき、恐怖します。
966: 名前: ケーナ:2013/08/04 06:23ID:dc50GC7m
『EP6』は踏み込んだ考察はしていないので
『魔女のベアトの物語』を書きながら
リアルタイムで考えていく予定です

ただ『右代宮家の物語』との兼ね合いもありますから
場合によっては縁寿と八城(フェザ)は完全に切り捨てるかも…
(あくまで『“魔女のベアト”の物語』ですのですし、フェザリーヌは難しいので…)

ちなみにEP6のコミックで非常に興味深い場面があります
http://keena/。web。fc2。com/comicgazou/ep6gisyo2。jpg
(“。”はピリオドに変換)

一体何なのでしょうこれは?
八城幾子は実は漫画を描いていたのでしょうか?
967: 名前: 名無しさん:2013/08/04 12:35ID:13vytzlx
原稿の中にイラストが入っていただけだと思うのだが。
それとも、ふきだしとかこまわりとかあるのが他にもあったの?
968: 名前: 名無しさん:2013/08/04 12:40ID:13vytzlx
まあ、八城が絵を描けるというのは、新しい手掛かりにはなったけどね。
969: 名前: ドロクロド:2013/08/04 14:27ID:80tYJ9rU
>>963
ジョークに対して真面目に返すのもなんですが…。

フィクションをうたっているとは言え、あくまでそれは現実の権利や名誉を考慮したものです。
現実世界を舞台にした創作作品であっても、現実世界を舞台にしている以上、歴史や社会情勢、物理法則、一般常識、地理 etc、
それらは現実と同じでなければ、フェアであるとは到底言えません。もし違うのであれば、違うという手掛かりが必要です。

例えば…『うみねこ』世界に於いては、魔女はいないとされているけれど宇宙人は普通に居て、地球人と一緒に普通に暮らしています。
そうではないという既述はどこにもありません。
事件は宇宙人が起こしました。宇宙人は人じゃないので在島人数には含まれません。そもそも六軒島上空で浮遊しているUFOからの
犯行なので、六軒島には上陸していないのです。作品世界では宇宙人は一般的な存在なので、UFOやワープ装置も既知の科学技術ですから
作品世界内ではノックスにも抵触しません。
なんてのは、それを示唆するものがなければフェアとは言えないですよね。

そして、わざわざ現実との差異を設けるのであれば、その差異に何か大きな意味がなければなりません。

パンダの話で言えば、日中の友好関係が現実より良好であったなら、それを示す記述が必要ですし、日中の親密さ、
もしくは当時のパンダの存在が『うみねこ』の中で大きな意味をもたなければなりません。そこまで意味がないのであれば
わざわざ変える必要はないわけですから。
970: 名前: :2013/08/05 00:09ID:d6H3Haig
ドロクロドさん
>>911

要点だけ返すと「意味が無い幻想はない」というのが一応最近明かされた新ルールなのです

偽書と我々が見ているものが大幅に違う

なんて超重大な設定、伏線があるならその幻想の意味を説明しなくちゃいけないのです

これは(特に初代に大ベアトの事情あたりの真実性の担保を羽入ちゃんはいい子なのですで済ませるという)
ファンジター説の利点をほぼブンなげることになるのです

勿論ガキンガキンとか言うエフェクトとかは偽書に書かれてないと思いますよ
しかし考察で問題にならない程度の差異であろうといってるのです
971: 名前: ケーナ:2013/08/05 03:57ID:e9XeADuJ
魔女のベアトの物語(第91回)

しばらくすると、絵羽が一同を引き連れ、番線カッターでチェーンロックを切断して入室しました。ベッドの上では秀吉がうつ伏せに倒れ、その背中には煉獄の七杭が刺さっています。絵羽が引き抜くと15cm近くも突き刺さっていました。やがてこの部屋が密室であったことが話題になり、戦人が鎧戸を外からでも閉められる可能性を挙げましたが、遅れて到着したヱリカが、実際に外から試してみたところ、不可能であったことを告げます。やがて絵羽が秀吉の遺体を客間に移動するべきだと主張し、これまでの遺体が全て消えてしまったことから、秀吉の遺体をシーツに包んで客間に運ぶことになりました。ヱリカは今朝の遺体と同じく、秀吉の遺体も検死しませんでした。もし、この時、ヱリカが秀吉の遺体を検死していたなら、秀吉が実は生きていたことが解ったはずです。何故なら、探偵の検死を死んだフリで潜ることなど不可能ですから。夏妃が聞いた秀吉の犯人との争いは秀吉の1人芝居、そして絵羽以下の一同が秀吉の死亡を確認し、背中から杭を抜いたのは幻想描写です。
972: 名前: ケーナ:2013/08/05 04:00ID:e9XeADuJ
儲さん >>970

>偽書と我々が見ているものが大幅に違う

これは至極当然の話だと思います
各EPは小説にして600ページ
一方でメッセージボトル及び偽書は
ワインボトルに収まる程度の内容

※以下参照
http://keena/。web。fc2。com/comicgazou/ep8bottle。jpg
(ちなみにアニメでもノート片の画像が出来ますが、文字の大きさ行数、共にこれと同程度)

ですから我々が考えなければならないのは
この文章量の差は一体何なのか?
ということなのです

で 僕が考えたのは
メッセージボトル及び偽書は
ベアトが戦人と戦う為に用意した
“ゲーム盤の核”に過ぎず

ベアトはそれを大幅に拡張した上で
幻想修飾して戦人に提示し
そのゲーム盤を用いてのベアトと戦人の戦いが
カケラとして“虚無の海”に結晶化したのがEP
(フェザリーヌ辺りが勝手にナンバリングした)

この解釈ならEPはカケラ(触れるとその光景が目に飛び込んでくる)ですから
ガキンガキンやってても問題ありませんし

そもそも根本的な問題として
偽書は漫画ではないでしょうから
それなら我々はどうやって登場人物の姿を認識しているのだろうという…
973: 名前: ドロクロド:2013/08/05 11:17ID:58zhrRQh
儲さん >>970
>要点だけ返すと「意味が無い幻想はない」というのが一応最近明かされた新ルールなのです

要点として「意味が無い幻想はない」を挙げてくることこそ、やはりきちんとケーナ説を理解していない証拠だと思います。

>偽書と我々が見ているものが大幅に違うなんて超重大な設定

どうしてそれが超重大な設定なんですか?
儲さん自身も「偽書にはさして意味がない」と言ってるわけですよね。それなのになぜそんなに偽書に拘っているんですか?むしろそちらのが謎です。
ケーナ説に於いて考察する際に注目すべきは偽書ではなく、ゲーム盤でありEpです。

>伏線があるならその幻想の意味を説明しなくちゃいけないのです

まず前半の「伏線があるなら」の部分ですが、これは「偽書には魔女や魔法は出てこない。ゲーム盤のシナリオやEpとは違うなら、
その手掛かりは明示されていたのか」という意味でいいですか?
これはケーナさんも示されています。
まずボトルメールが2通発見されました。絵羽が放出した右代官蔵書の後押しを受けて、オカルトマニアの間で六軒島爆発事故が
一気に有名になり、事件はオカルトめいたものになっていきます。
もしボトルメールに魔女ベアトリーチェが登場していて、六杭姉妹を使役して魔法で連続殺人を行って儀式を進めていたら
そんなライトノベルのような陳腐な話を、真面目にオカルトに取り組んで、その方面に精通している人達が好んで受け入れるでしょうか?
腕からブレードを出して山羊を斬るとか、巨大なケーキを出現させて人を圧死させるとか描写されている話を、悪魔学や民俗学を
研究している人が取り上げてくれますかね?
例えば、Ep1とEp2、オカルトマニアの評判が高くなりそうなのはどちらだと思いますか?

偽書はボトルメールを模して書かれたものですから、ボトルメールに魔女や魔法が直接的に出てこないのであれば、偽書にも
書かれていない筈です。
週刊誌やワイドショーでも紹介されているわけですが、そこでEp1のような魔女や魔法は直接出てはこないけれど、居るとしか思えない
ミステリアスな話か、それとも魔女や魔法が出てきてバンバン活躍する話と、どちらが信憑性をもたれると思いますか?
常識的な感覚で判断できることだと思います。

後半の「その幻想の意味を説明しなくちゃいけないのです」は「その」が何を指しているのかよくわかりません。
文章通りなら「伏線があるなら」なのでしょうが、「伏線の幻想の意味を説明しなければいけない」? 「伏線の幻想」ってなんのことです?

>これは(特に初代に大ベアトの事情あたりの真実性の担保を羽入ちゃんはいい子なのですで済ませるという)
>ファンジター説の利点をほぼブンなげることになるのです

なぜ偽書に魔女や魔法が出てこない事が、ファンタジー世界での物語の真実性の担保に影響があるのですか?
やはりあなたは偽書とゲーム盤、Epの区別が出来ていません。ごっちゃにしています。
一度冷静になってケーナさんや私の説明を読み直してみてください。あなたの説での解釈の話をしているわけではありません。
自説は一旦忘れて、ケーナ説での解釈を捉えてください。




>勿論ガキンガキンとか言うエフェクトとかは偽書に書かれてないと思いますよ

ちょっと本題とは逸れて、ケーナ説の話ではなく儲さんの考えの話ですが、「ガキンガキンとか言うエフェクトとか」というのは
言葉通り「音」という意味ではなく、「そういったバトル的な描写」ということでいいですか?
もしそうなら、それこそ、何が記されていて何が記されていないのか、基準が曖昧で儲さんの恣意的な選択によるものだと思いますが。

>しかし考察で問題にならない程度の差異であろうといってるのです

何度も言っているように、ケーナ説では偽書はゲームのシナリオやEpとは別物なので、考察の対象ではないのです。
ケーナ説での解釈の説明をしているだけで、儲さんが儲さんの説に於いて「考察で問題にならない程度の差異であろう」と考えることには
何も触れていません。(もし触れるのであれば、上記のように「え?それはそれで問題なんじゃないの?」とは思いますが)
そこを儲さんが混同している限り、この話は何も進展しません。

「意味の無い幻想はない」に反するですか? 偽書を元にしてゲーム盤のシナリオを作ることがなぜ幻想だとするのか、私には理解できません。
あくまで大筋が同じなだけで別物です。真実を覆い隠す幻想描写ではなく、ファンタジー世界での創作活動という、単に「実際に
あったこと」なだけです。

あと、それって正確には「物語に必要以上の描写を入れるべきではない」ですよね?それとも漫画版でまた新しいものが出てきたんですか?
「必要以上の描写を入れるべきではない」で合っているならで話を進めますが、ケーナ説では偽書の内容は考察に必要ないので、
だからこそ作品内で語られていません。はい、十六則にも抵触しません。

戦人は偽書を読んで真相に至ったわけですか?違いますよね。ゲーム盤上での出来事や上位世界での出来事から至ったわけですよね。(ケーナ説では)
なぜそこまで偽書に拘るんですか?


Ken-writeさんの時も感じたことですが、ケーナさんの説を肯定したからと言って、儲さんが支持している説が否定されるわけではないですよ?
私はこうやってケーナ説の説明をして、その正当性をある程度認めていますが、自分が支持する説は別にあります。
自分と相手の説を比較してお互いにより高めあうことももちろん意義のあることだと思いますが、まずは相手の説をきちんと理解しないと
意味がないと思います。
今のところ、儲さんは自分の説の解釈でケーナ説を捉えようとするから、ケーナ説がおかしく見えてしまっているように思えてしまいます。
974: 名前: ドロクロド:2013/08/05 11:29ID:58zhrRQh
>>974
>巨大なケーキを出現させて人を圧死させる
あ、これはEp3なのでボトルメールじゃなくて偽書の話でしたね。

>六杭姉妹を使役して

誰だ!?誰を抜かしてるんだ!?ww
975: 名前: 名無しさん:2013/08/06 00:46ID:60cqFUWx
>>969
>わざわざ変える必要はないわけですから。
それはまったくの逆で、わざわざ変えない必要がないというべきです。
『これはフィクションです』と断らなければならないのは、「現実とそっくり同じ物」を書いた場合に生じる不都合が発生するからなのですからね。

特にタブーなものは戦争とか宗教とかですね。

ドロクロドさんがもし何かお書きになる際には、ストーリーとはまったく関係ない何かを違わせておくことをお奨めします。思わぬ所からのジョークで済まされない嫌がらせを食らうかもしれませんよ。
976: 名前: 名無しさん:2013/08/06 00:50ID:60cqFUWx
>>969
もう一つ言っておきます。

>例えば…『うみねこ』世界に於いては、魔女はいないとされているけれど宇宙人は普通に居て、地球人と一緒に普通に暮らしています。
>そうではないという既述はどこにもありません。
>事件は宇宙人が起こしました。宇宙人は人じゃないので在島人数には含まれません。そもそも六軒島上空で浮遊しているUFOからの
>犯行なので、六軒島には上陸していないのです。作品世界では宇宙人は一般的な存在なので、UFOやワープ装置も既知の科学技術ですから
>作品世界内ではノックスにも抵触しません。
>なんてのは、それを示唆するものがなければフェアとは言えないですよね。

さらっとひぐらしディスってんじゃねーよカス、お前竜騎士アンチだろ消えろ。
977: 名前: ケーナ:2013/08/06 03:46ID:aa1uaC62
魔女のベアトの物語(第92回)

 部屋から退出する際、ヱリカはふとクローゼットが気になりました。もしかすると犯人が潜んでいる可能性がある為です。しかし、ベルンカステルの干渉を受けた戦人が半ば強引に肩を掴み寄せた為、クローゼットの中を確かめることは出来ず、部屋を後にしました。夏妃は全員の退出を確認してからクローゼットを抜け出し、自室に向かいます。騒ぎのことを知らずに部屋で休んでいたことにしようと考えたのです。ところがその途中にヱリカに呼び止められ、ヱリカと共に客間に向かう事になりました。客間に全員が集まり、ヱリカに促されて紗音と嘉音が扉を閉め、嘉音が扉を施錠したところで、ヱリカはチェックメイトを宣言しました。ちなみにこの場面で嘉音が施錠している為、ゲーム盤でヱリカが認識しているのは嘉音であることが解ります。
978: 名前: まる:2013/08/06 12:59ID:36DIypkq
チラシの裏
>現実のタブー
昔初代ベアトは要するにナチ戦犯だから本気でモサドに殺された
縁寿に言えるわけないから全力で隠してる…
って考察?見たことありましたな
979: 名前: ちびゆか:2013/08/06 19:11ID:a7oBQ2cH
>>977
「食堂の全員は午前1時まで誰一人食堂を退出していない」赤字

小説版
「楼座を除く食堂の全員は午前1時まで、誰一人屋敷を退出していない」赤字
「午前0時五十四分の小休止で最初に食堂を出たのは、楼座と絵羽よ。絵羽が戻るまで、食堂の人間は全員その場に留まっていた。絵羽は、楼座を見送った後、控え室へ行き、封印を行った。無論、その際に室内には一切立ち入っていないわ。そして封印を施した絵羽は、すぐさま食堂へ戻っている。」赤字

基本的に楼座の食堂退出を午前1時から午前0時五十四分に変更している。ヱリカがゲストハウスで楼座を確認するのは午前1時というのは同じ。
980: 名前: ケーナ:2013/08/07 04:47ID:28Zw6bhI
魔女のベアトの物語(第93回)

 ヱリカのチェックメイトを受けて、ゲームマスターであるラムダデルタは、幻想法廷の開廷を宣言しました。幻想法廷にはゲーム盤の全ての駒が一同に揃います。ニンゲンも、家具も、魔女も、さらにその上の魔女も。この時点でゲーム盤の時間は10月5日の24時となりました。ゲームマスターであるラムダデルタを皮切りに、法廷の参加者全員が自己紹介を始めます。ゲーム盤の駒たちは自分たちの状況も含めて自己紹介しました。生存者は戦人、エリカ、金蔵、蔵臼、絵羽、留弗夫、夏妃、霧江、南條、紗音、嘉音、郷田、熊沢。死亡者は楼座、朱志香、譲治、真里亞、秀吉、源次。ヱリカは被告人として夏妃を名指ししました。それを受け、ベルンカステルはこのゲームの犯人はニンゲンである右代宮夏妃であると主張します。一方でベアトリーチェは犯人は魔女である自分であると主張しました。ヱリカは秀吉殺害時、夏妃以外は全員一緒にいた為、唯一アリバイのない夏妃が犯人であると指摘します。ベアトリーチェは夏妃が部屋のクローゼットに隠れていたのは事実であることから、復唱要求によって所在の確認を行なわれると追い詰められると考ました。ゲームの支配者はラムダデルタである為、ラムダデルタが面白がれば、事実に関係なく、夏妃が犯人ということで確定されてしまいます。
981: 名前: ケーナ:2013/08/07 04:50ID:28Zw6bhI
ちびゆかさん >>979

ありがとうございます

でも これだと

“ヱリカが、いとこ部屋を出た24時。これが譲治たちの最後の生存時刻。そして、ラウンジで団欒が始まった午前1時以降は、如何なる方法でも、いとこ部屋に至ることは出来ない。”

“「すでにお話していますが、私は24時にラウンジに下り、そこで南條先生と意気投合し、午前1時まで書庫でミステリー談義に耽っておりました。」
「……お恥ずかしながら、すっかり熱中してしまっていたため、その間、廊下を誰かが通り抜けても、私は気付けませんでした。……探偵にあるまじき、痛恨のミスです。」”

“「その後、私たちは午前1時に、書庫から廊下へ出ます。すると偶然、お戻りになられた楼座さんと鉢合わせになりました。
そして私が郷田さんにそれを教えました。……客人を出迎えるのは使用人の役目だろうと思いまして。」
郷田は、タオルをお持ちしましょうかと尋ねるが、楼座は拒否。さっさと2階へ上がっていってしまう。ここで、ヱリカ、南條、郷田の3人は集まり、ラウンジで一杯やらないかということになる……。”

ということですから

“《青: 以上により、犯行時刻は、生存確認をした24時から、ラウンジで団欒が始まった午前1時までの1時間の間に限定される!》”

ここがおかしくなってしまいますよね
「じゃあ、楼座はいつ殺されたんだ?」という
982: 名前: 名無しさん:2013/08/08 00:34ID:7b1pTj/E
あげ
983: 名前: ケーナ:2013/08/08 06:08ID:11ptdQqQ
魔女のベアトの物語(第94回)

そこでベアトリーチェは主導権を握る為、時系列に添って話を進めないと混乱する、と主張しました。ラムダデルタがこの主張を受け入れた為、第一の晩から話を進めることになります。ヱリカは10月4日の親族会議の小休止の後、夏妃が1人だけ退席し、その時刻から翌朝までアリバイが消失することから、夏妃が犯人であると主張しました。それを受けて、ベアトリーチェは他にもアリバイのない者がいる可能性を指摘します。しかし、ヱリカは夏妃以外の全員のアリバイを証明して見せました。また、自分がゲストハウスのいとこ部屋において譲治たちとトランプをして遊んだことから、24時の時点で譲治たちが生存していたことを宣言します。これらの事実はヱリカの主人であるベルンカステルによって赤字に昇華されました。ついでに譲治、朱志香、真里亞、楼座、源次の5人の死亡が赤字で宣言されますが、これは10月5日の24時の時点での話であり、5人の死亡時刻をミスリードさせる為の罠です。
984: 名前: ケーナ:2013/08/09 04:23ID:75RmIJof
魔女のベアトの物語(第95回)

駒戦人はヱリカとベアトリーチェの戦いに、かつての自分とベアトの戦いを重ねました。しかし、この戦いにおいては魔女であるベアトリーチェに使える赤字がなく、逆に探偵であるヱリカが赤字を使います。ベアトは駒戦人がゲームに慣れるまでは復唱要求に応じてくれました。ところがこのゲームにおけるベルンカステルは、容赦なくベアトリーチェを追い詰めています。このことで、駒戦人はかつての自分がベアトに手加減されていたことに気がつかされました。駒戦人にはヱリカが描いたシナリオ通りになるように、2人の魔女が事実を曲解しているように思えます。そんな駒戦人にワルギリアは言いました。ゲームマスターであるラムダデルタが納得するなら、その真実の真贋は問われない。たとえその真実が、本当の真実と掛け離れていたとしても、と。そして、筋が通るなら、それが虚実であったとしても、真実と同じ価値を持つ、とも。駒戦人は夏妃が犯人ではないと信じつつも、ヱリカが示した真実以外の真実を示せませんでしたが、ワルギリアはそんな駒戦人に1つの赤き真実を託します。それは夏妃は犯人ではない、というものでした。
985: 名前: ケーナ:2013/08/10 04:30ID:c0H81iaL
魔女のベアトの物語(第96回)

ベルンカステルは打つ手をなくした夏妃に司法取引を持ちかけます。蔵臼が犯人だと認めたならば、夏妃に対する追求を中断し、以後は所在不明の蔵臼が犯人ということで話を進めるというのです。しかし、夏妃は右代宮家の名誉を重んじ、その取引を突っぱねました。するとベルンカステルは赤字で蔵臼の死亡を宣言しました。しかも、夏妃に電話で声を聞かせた直後に殺されていたといいます。これを受けてラムダデルタは第一の晩の犯人は夏妃である、とする主文を読み上げました。また、ベルンカステルは追い討ちをかけるように、今回のゲームに出てきた金蔵は夏妃によって生み出された幻想であり、本当の金蔵は夏妃のことを心の底から信頼したことも、紋章を許そうと思ったこともない、と赤字で宣言します。
986: 名前: ケーナ:2013/08/11 04:36ID:f7rT6v.U
魔女のベアトの物語(第97回)

幻想法廷で敗北したベアトリーチェはバルコニーから階下にひしめく山羊たちの元に投げ落とされますが、ドラノールが介入したことで命を取り留めました。駒戦人が異議を申し立てた為、再審請求として受理されたのです。しかし、駒戦人はヱリカの真実を覆す真実を持ってはいませんでした。破れかぶれで青き真実を繰り出しますが、いずれも赤き真実で斬り捨てられます。最後の切り札としてワルギリアが託してくれた、夏妃は犯人ではない、という赤字を繰り出しますが、ノックス第2条によって認められませんでした。探偵は推理によって真実を導き出さなければならないのです。かくして幻想法廷は閉廷し、天空から飛来した巨大な赤き太刀が駒戦人の心臓を貫き、立った姿のまま、磔にしてしまいます。その瞬間、ベアトリーチェは眷属共々黄金の飛沫になって掻き消えました。魔女たちが去り、誰もいなくなった大聖堂の中央には、赤き巨大な太刀の墓標に貫かれた駒戦人の亡骸だけが残されました。
987: 名前: ケーナ:2013/08/12 04:03ID:54gWDUl1
魔女のベアトの物語(第98回)

 ゲーム盤においてはヱリカの推理により、夏妃が犯人であることが確定しました。三流ミステリーならここで犯人による動機の告白が為されるところですが、一流の探偵であるヱリカは、それさえも暴いてしまいます。というのは建前で、本来は犯人ではない夏妃を犯人に仕立てた以上、その動機もでっち上げる必要があるのです。ヱリカは夏妃の部屋を漁って発見した、夏妃が右代宮家に嫁いだ当初に書いていた秘密の日記帳を証拠として持ち出しました。政略結婚によって蔵臼と結婚することとなった夏妃は新婚時代、その不満を日記帳に記すことで押し殺していたのです。夏妃は当初は蔵臼を嫌っていたものの、やがてその気遣いに気付き、愛するようになりました。しかし、夏妃の日記帳は口に出せない想いを記すことで封印する為のものでしたから、その変化は日記帳には記されていません。夏妃には自分が蔵臼を愛していた証拠を見せることは出来ないのです。
988: 名前: 名無しさん:2013/08/12 21:22ID:f4/NeUFO
ケーナはコミケに行かないのね
989: 名前: ケーナ:2013/08/13 04:34ID:58a/vuMm
>>988

欲しいものと言えば
『賽の目繁盛記』くらいですからねー

同人って全然知らないんです
990: 名前: ケーナ:2013/08/13 04:35ID:58a/vuMm
魔女のベアトの物語(第99回)

 ゲーム盤の誰もが夏妃が犯人だと受け入れる中、ヱリカはもう1人だけ犯人の候補がいると言い出しました。それは金蔵です。金蔵は書斎の窓から姿をくらましたという話になっていますから、アリバイがありません。ヱリカは夏妃に対し、濡れ衣を晴らす為には金蔵が犯人だと認めるしかない、と迫りました。夏妃に金蔵の死を認めさせることで、金蔵の書斎での敗北を帳消しにしたかったのです。しかし、夏妃は自分を守る為に右代宮家の名誉を差し出すことは出来ない、と拒否しました。このやり取りを受けて、ベルンカステルは“生きている金蔵”が屋敷内のあらゆる場所に存在しないことを赤字で宣言していきます。もっとも、金蔵は既に死亡していますから“生きている金蔵”はそもそも存在しないのですが…。
991: 名前: ケーナ:2013/08/14 07:26ID:3fZDu6n2
魔女のベアトの物語(第100回)

 ゲーム盤においてはヱリカが一同を引き連れて、屋敷内を徹底的に捜索しました。ちなみにその際、ヱリカは金蔵の遺体を発見しましたが、ヱリカが探しているのは“生きている金蔵”ですから、スルーしました。やがてヱリカは夏妃の部屋の夏妃のベッド以外の全ての場所で、金蔵の姿はおろか、金蔵が存在した痕跡さえ見つけられなかった為、24時から朝までの間、金蔵は夏妃のベッドにいたと結論付けます。そして、夏妃も同じベッドで就寝していることから、ヱリカが推理によって導き出した今回の事件の真相とは、以下のようなものでした。右代宮家によって実家が経済的に屈服させられ、望まぬ結婚を強いられた夏妃は復讐の為、右代宮家の財産を奪おうと考えます。その為、金蔵がベアトリーチェに偏執的な拘りを持つ点を利用し、ベアトリーチェの扮装をして金蔵を肉体的に篭絡しました。しかし、戦人が魔女の碑文を解いて黄金を発見し、親族たちが、彼が当主を継承するべきだと騒ぎ出したため、事件を画策します。子どもたちを殺害し、戦人に罪を被せました。以後は無差別に関係者全員を殺害する予定でしたが、名探偵、古戸ヱリカの活躍により、あえなく失敗。
992: 名前: 名無しさん:2013/08/14 13:15ID:20ycuAlq
100回おめでとう御座います。

惜しむらくは他の考察と同じ場所に書き込んでいるために、スレが終わると共に落ちてしまう事でしょうね。
「魔女のベアトの物語」専用スレッドを作っても良いのではないでしょうか。
993: 名前: 名無しさん:2013/08/14 16:17ID:f4o8N7G/
もうすぐ落ちるスレだから書くけどさ、なにこのクソスレ。
ここって御意見・要望BBSじゃないの?このwikiに対しての。
俺理論展開しあう場所じゃねーんだよ。

なんだよ魔女のベアトの物語(第100回)って。改行もまともにされてない妄想SSなんて誰が読むんだよ自分のサイトでやってろよ興味ねーよ。
しかもスレ立て時のテンプレに自サイトへの誘導貼るとかなんなの?馬鹿なの?皆のwikiを私物化してんじゃねーよks。宣伝したいなら2chででもやってろ。

それに誰も彼もが1レスが無駄に長すぎるんだよ読む気全く起きねーよ。
議論がしたいってなら、読みやすく簡潔に書かないと意味ないだろ。
自己満オナニー長々と垂れ流し合ってるだけにしか見えねえよ。そもそもここでやるのもおかしいが。


結論:よそでやれ
994: 名前: 名無しさん:2013/08/14 16:31ID:32p.9KxO
>>993
10行にもわたって無駄に長々と他人の長文批判乙
つーかなげーよ 長文批判するならせめて3行にする事くらい覚えろ 中身ないんだから尚更
995: 名前: 小鳥遊:2013/08/14 21:00ID:55GLm5FR
ついで。

>>993
>ここって御意見・要望BBSじゃないの?このwikiに対しての。
何言ってんだろうか。それは別のスレだ。
996: 名前: タチバナ:2013/08/14 21:23ID:3di9CBuF
“雑談や簡単な考察は、各ページのコメント欄へ。BBSでもOKです。”とトップに書いてありますね。
“簡単な”という域を超えてると言うなら分かるけど、それで誰が困るのかは分からないです。
997: 名前: ケーナ:2013/08/15 04:46ID:baa08c/i
魔女のベアトの物語(第101回)
 ゲーム盤の戦人の駒はヱリカの推理を信じました。そして今回の連続殺人を悲しい事件だと認識します。嫁いだ経緯はどうであれ、蔵臼は夏妃を大切にしていましたし、朱志香という愛娘も得ています。しかし数十年という永い年月を経ても夏妃の心が癒されることはなく、このような事件を引き起こしてしまいました。ベアトリーチェへの執着心を夏妃に利用され、篭絡された金蔵も気の毒です。夏妃は全てを諦め、19年前に自らが犯した殺人を告白しました。これは19年前の男による復讐だと考えたのです。泣き崩れる夏妃でしたが、そんな夏妃に突然、戦人の駒が駄目出ししました。戦人の駒に駒戦人が再び宿ったのです。
998: 名前: ケーナ:2013/08/15 04:47ID:baa08c/i

>>992

>100回おめでとう御座います。

ありがとうございます
「EP5は丁寧に書こう」と思ったら
やたら長くなってしまいました
しかも本文のダイジェストばかりで
書いていて全然面白くないという…

ただ そろそろ『うみねこ』解釈の
最重要部分になると思いますので
少しは書き甲斐が出そうです

>惜しむらくは他の考察と同じ場所に書き込んでいるために、スレが終わると共に落ちてしまう事でしょうね。

一応 完結したら
もう一度推敲して『続・最考考』に掲載します
ただ それがいつになるのか…

>「魔女のベアトの物語」専用スレッドを作っても良いのではないでしょうか。

毎日続けているのには
「この掲示板は現役稼動していますよ」という
存在証明の意味もありますし
これだけでスレッドを作ってしまうと
それこそ“掲示板の占有”になってしまいます
(誤爆の危険性も出ますし)

『うみねこ』の本文を順次
解釈・考察している為
それが繋がって一つの物語になっていると
捉えてもらえれば良いかと

ですから「ここはおかしいのではないか?」
「ここが理解出来ない」と思われたら
自由に割り込んでご意見頂いて構いません
999: 名前: ケーナ:2013/08/16 05:36ID:bdqUu1CC
魔女のベアトの物語(第102回)

 誰もいない大聖堂には依然、天を見上げた姿のまま赤き太刀に胸を貫かれ、地面に縫い止められた駒戦人の屍が残されています。そこに駒戦人と同様、屍と化した魔女のベアトが現われました。その瞳は光を宿さず動作も緩慢でしたが、やがて、駒戦人の元に辿り着きます。ベアトは戦人の胸に触れますが、鼓動は感じられませんでした。もうこの肉体に魂が宿ることはありません。ですからもう、ベアトが存在する理由もありませんでした。黄金の魔女はその役目を終え、黄金の飛沫となって散ります。
1000: 名前: ケーナ:2013/08/17 04:35ID:a1Vvb3Rj
魔女のベアトの物語(第103回)

 しかし、駒戦人は赤き太刀に貫かれながらも、考えることを止めてはいませんでした。あるいは真実を司る赤き太刀を通して、真実を求める力が再び駒戦人に宿ったのかもしれません。駒戦人はドラノールが黄金郷のお茶会に訪れてくれた場面を回想します。ノックス第3条により、ミステリーにおいて隠し扉は存在してはならない、故に探偵は隠し扉を探す必要さえない。駒戦人にはこれが暴論に思えました。しかし、そんな駒戦人にドラノールは問います。では第3条がなければ、ミステリーはどうなるのか、と。その言葉によって、駒戦人は気がつきました。ノックス第3条がなければ密室ミステリーは読み物にもならないことに。ノックスの十戒があることでミステリーは推理可能になる。つまりノックスの十戒は傲慢なルールではなく、頑張れば解けるという励ましなのだと、ワルギリアが補足します。
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