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【1:1001】 よろず推理処(その2)
1: 名前: ケーナ:2012/03/05 20:49ID:d3SAg4C/
このスレッドは「うみねこ完結から2年が経過したにもかかわらず、謎として議論を要することについて真面目に考えていこうとするものです。
推理する内容等は問いませんが、たった一つだけルールを設けさせていただきます。

・仮名で構わないから、1人1つのハンドルネームを必ずつけ、発言者が誰であるか(どの発言と同じ人物であるか)を明確にすること

これは、「誰が」「どの発言」を「誰に」しているのかが分からないことで推理や議論の妨げになることが多いためです。
ご理解とご協力をいただける方、このスレッドでまだまだ終わらない「うみねこ」を楽しみませんか?
2: 名前: ケーナ:2012/03/05 20:52ID:d3SAg4C/
ちびゆかさん>>前スレの996

取りあえず新規スレッドを作ってみました
前スレッド製作者への敬意を込めて
基本以前のテンプレートを流用しました
(本当は新しく考えるのが面倒だっただけ)

一回失敗して変なのを作ってしまったのはスルーしてください
ついでに「名無しさん」を規制する方法もわかりませんでした
何か問題があったらもうちょっと勉強し直して
仕切り直すということで勘弁してください

>話を戻しますのですが、ファンタジーを認めると
>盤外の世界を説明することが不可能になるのです。
>細かいところはまだですが、全体的なうみねこ世界を
>人の中に収めることに不合理はないと思うのですが。

申し訳ないのですが
上記文章の意味が僕にはよくわからないのです
「ファンタジーを認める」とはそもそもどういうことなのでしょうか?
僕とちびゆかさんの間で基本的な認識の擦り合わせを行っていないため
互いが使う言葉の意味を共有できていないのではないでしょうか?
僕が使う言葉で理解できない言葉があったらご指摘ください
基本 本文からそのまま持ってきているはずで
オリジナルはないと思うのですが…

僕がこの作品で一番気になるのは『我らの告白』における以下の部分です
”彼女はこの物語を、2つ描き、1つしか公開しないと言った。しかし、本当はそれも違う。3つ描き、1つしか公開しない物語なのだ。この未完成原稿によって、その3つの内の2つまでが晒された。最後の1つは、どうかあなた一人の力で辿り着いて欲しい。それが、同じ女として、これを読む諸賢に強く願いたいことである。愛がなければ視えない。彼女の言葉だ。だが言い返そう。誰の心にも、愛はある。それが視えなかったことこそが、彼女の悲劇なのである。”

僕は今のところ”愛がなければ視えない登場人物たちの想い”だと考えています
実は『我らの告白』の前にこれには気がついており
むしろこの内容によって自分の考えの正しさを確信したのですが
1年前の僕はこんな理解はまったく出来ていなかったわけで
今は気づかなくても何年かして再プレイしたら
新たな何かが見えてくるかもしれません

最近『最終考察散』の偽書作家テストをやってみましたが
KEIYAさんの正解は90問中52問でした
著者が何やってんの!
3: 名前: ケーナ:2012/03/05 20:53ID:d3SAg4C/
あいりさん>>前スレの997

>私も1人の人間に複数の人格があるのも、状況によって入れ替わるのも認めています。
>しかし、それでも私が紗音とヤス(というか嘉音)を別人としたいのは
>朱志香の恋心を否定したくないからなのです。

嘉音は現実の六軒島に実在して勤務していたはずで
朱志香が嘉音に恋をし嘉音が朱志香に恋をしていたのも
間違いないはずです

これは数週間くらい前に気がついたのですが
当時六軒島に勤務していた瑠音や眞音、礼音は生存しており
メッセージボトルの内容を確認したのも彼女たちのはずです
もし現実には存在しない嘉音という人物が
メッセージボトルの中にだけ登場していたら
絶対何らかのツッコミがあるわけで
それがなかったということは
彼女たちは六軒島で嘉音と一緒に働いていたのです

>うみねこはEP1~4を振り返っても、
>犯人を1人(あるいは1グループ)に特定する物理的証拠は出なかったと思います。

実はつい昨日 本当にEP1~4だけでフーダニット(誰が)ハウダニット(どうやって)
ホワイダニット(何故)がわかるのか検証してみましたが
間違いありませんでした
ただEP5でヱリカが過去のエピソードは夏妃が犯人でもいけると言っていましたので
検証してみることにします(これは考察の項目に入れていませんでした ご指摘感謝)

>動機が頼りなのに、人物の心情に嘘をつかれると
>公平さを失い作者を信じられなくなります。

僕が検証した限りでは幻想描写以外の描写は全て信じられます
また幻想描写においても登場人物の性格なり行動なりは
信じられます

>話を戻しまして、紗音嘉音をヤスの一人二役とすると
>私が考えた可能性は
>朱志香は一人二役と気付かずに嘉音が好きか、それとも知った上で好きか、
>あるいは嘉音を好きという事自体が嘘かです。

実際にはちょっと違うのでしょうが
一人二役というより多重人格なのだと考えると良いと思います
紗音のときは紗音なのであり嘉音のときは嘉音なのです
その気持ちに偽りはありません
ちなみに朱志香は紗音が嘉音であることには気がついていなかったでしょう
4: 名前: ちびゆか:2012/03/05 23:27ID:73XfP7Ii
ケーナさん>>1
よろず推理処二代目襲名おめでとうございますなのです。
ケーナさんの二代目襲名の場に立ち会えたちびゆかは幸せなのです。舞い散る落ち葉の如きちびゆかには奇跡、あるいは僥倖。

ファンタジーとミステリーの定義は小冊子「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」に書かれているのが基本だと思うのですが。
ボクは当然「アンチファンタジーの世界」の基本フォーマットで考えてるだけなのです、解りやすいフォーマットなのですが。単純明快にこの世に不思議なものは存在しない、不思議なものは人の概念に過ぎない、という考えなのです。

我らの告白の三つの物語ですが、ボクも考えがあるのですが、ミステリー界の赤き彗星は通常の三倍くらいの力を発揮すると思ってますのです。

EP5「死体を保障する」(黄金)、「死体は保障できない」(赤)
EP6「魔法は存在する」(黄金)、「魔法は存在しない」(赤)
EP7「これは真実」(赤)、   「これは真実でない」(黄金?)

「これは真実でない」はEP8の「世界中の全てが私の家族を否定しても、それを一なる真実として突きつけても私は認めないわ。なぜなら~」が該当。

ケーナさんなら察しが良いと思うので何となくヤバイ展開を想像できると思うのですが、最低でもミステリー史上最大の論理パズルが二倍、三倍になる余地があるのですが。
赤と金はテーゼとアンチテーゼの関係になってるのです。解りやすそうなのを少しあげましたが、全部検証は難しそうですが、たぶん喜ばしい結果になるはずです。おそらくケーナさん以外戦意喪失状態、思考停止状態になると思うのですが。

「スーパーマリオは英雄である」がテーゼ、「スーパーマリオは極悪人」これがアンチテーゼ、このアンチテーゼはクッパ王国側の立場の視点、クッパ王国の国民を虫けらのように虐殺し、建造物を破壊し、コイン(黄金)を強奪、子クッパ七王子、クッパ大王も殺戮、おまけに金髪美女(ピーチ姫)まで攫っていく。

愛ある視点、愛なき視点で「スーパーマリオ」が観測者の立場により、違う結果になってしまう事実。インタビューで竜騎士先生は黄金字は誰がどのような立場での発言かが重要と言ってたと思うのですが。
もともと「赤き真実」に絶対性など宿る訳がないと思ってたのですが、時間や空間だけでなく、「真実」さえも相対的になっているのが現実の世界なのです。
5: 名前: ちびゆか:2012/03/06 00:52ID:5aM6Ps0h
あいりさん>>前スレ997
漫画でも地上にミステリー史上最大の算数パズルを顕現させた偉大なる竜騎士先生が監修してるので大丈夫だと思うのですが。
むしろ、ミステリー界の本流、王道にして算数パズルと謳われる本格ミステリーの世界に、赤き真実を筆頭にメタ世界、ゲーム盤、ノックス、ヴァンダインの擬人化等、型破りな要素で算数パズルを成立させる圧倒的な発想力の持ち主にして志の高い竜騎士先生が情報を取捨選択してくれたことへの感謝の気持ちを持つべきだと思いますなのです。

その竜騎士先生なのですが、どうもゲーム盤的構造が予想以上に緻密というか、物語の視点から切り込むのには、限界のような気がするのですが。特に動機とか気持ちのような曖昧なものは算数パズルと非常に相性が悪いのです。
理論上は創作の世界のようなもので、紗音嘉音の件だけでなく、現実の86年が何も見えない構造になってるはずなのですが。たぶん偽書作家の中の世界、宇宙を見せられてると思うのですが。宇宙というのもうみねこのキーワードで、二人の宇宙とか、一人でも宇宙を創れるとか、マリアージュにとっては重要な存在なのですが。

EP2の水族館の魚たちの立場では自分がいるのが水槽か海か証明するの困難なのです。うみねこ読者も似たような立場だなと思うのです。ただ信じれば水槽でも本当の海になる訳なのですが。理論上は外に出て海か水槽か確認しないと証明できないのですが。

個人的にはEP4の二つの赤字から右代官戦人は女であるのは確定的、ゲーム盤的視点でも、プレイヤーの性別など意味がなく(TVゲームでも男でも女でも操作するゲームキャラクタは同じ)、特に問題はないと思うのですが。

ヤスが男の方が難しい感じですが、確定的な解釈を出すのはまだ先になりそうなのですが。個人的にはヤス=男、バトラ=女くらいの曖昧なままの方がいろんな解釈が生まれていいと思うのですが。一つの説に固執するのはあんまり良くないと思うのです。

少しふざけた事もいうちびゆかですが宜しくお願いしますなのです。
6: 名前: ちびゆか:2012/03/06 02:55ID:b84M5pLX
7: 名前: ちびゆか:2012/03/06 03:07ID:b84M5pLX
ケーナさん>>2
偽書作家テストって竜騎士先生が監修しているのですか?
誰がどうやって作ってるのですか?

面白そうなテストですが本気のテストならみんな0点もありえそうですが、三つの物語など解ってる人なんていないと思うのですが。
8: 名前: ケーナ:2012/03/06 05:42ID:35lwGxv5
ちびゆかさん>>4 >>7

>よろず推理処二代目襲名おめでとうございますなのです。
>ケーナさんの二代目襲名の場に立ち会えたちびゆかは幸せなのです。

ありがとうございます
他人の名前を騙るわけにもいかず
自分の名前を書かざるを得なかっただけなのですが…

>ファンタジーとミステリーの定義は小冊子
>「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」に
>書かれているのが基本だと思うのですが。

ちょっと引用しますが
”私たちの住まうこの世界には、ファンタジーなど有り得ません。どんな空想のおとぎ話も所詮は創作。”
”魔女も魔法もあるわけがない。全ては推理で真実を暴きだせる。”
ということで
「この作品の全ては創作である」
「この作品の全ての事件は人間の仕業で説明できる」
この考え方がアンチファンタジーという認識でよいでしょうか?

>「これは真実でない」はEP8の「世界中の全てが私の家族を否定しても、
>それを一なる真実として突きつけても私は認めないわ。なぜなら~」が該当。

確かにこの部分はこの作品のテーマの中ではかなり重要な部分なのですが
ようは「気の持ちよう」ということです
留弗夫と霧江が親族を皆殺しにしようとしたのは間違いないのだろうけど
そうせざるを得なかった事情を汲み取る
あるいはもっと踏み込んで黒い魔女が乗り移ったに違いないと考える
これが究極まで行けば目の前に留弗夫の死体があったとしても
この死体は偽者で別の場所で生きていると考えられる境地に達することが出来るのです

>偽書作家テストって竜騎士先生が監修しているのですか?
>誰がどうやって作ってるのですか?

竜騎士07さんが監修しているかどうかは不明ですが
作ったのはKEIYAさんです
つまり問題を作った本人が90問中52問しか正解できていないという
何ともな結果です
最終考察散に掲載されていますが
「ふたりはウィルドラ」
というサイトに問題だけ抜粋して掲載してありますので
解答にはこれを使うと良いと思います
ただEP2の問03が書き忘れられていますので
以下に掲載しておきます
問03 親たち7人は深夜の礼拝堂で何を見た?
9: 名前: ちびゆか:2012/03/06 22:01ID:caeZRLl.
ケーナさん>>8
全て創作の世界というより、偽書作家の中の世界、宇宙、こういった感じなのです。創作物、偽書も人間の中から発信された情報であれば、人間の中の世界になるのですが。

赤と金はちょっと暴走気味だったのですが、
EP5「死体を保障する」(黄金)、「死体は保障できない」(赤)
(死体はDNA鑑定でもしない限り保障はできない)
EP6「魔法は存在する」(黄金)、「魔法は存在しない」(赤)
(常識的に魔法は存在しない)

まあこれは金の反対が真実の赤として成立しているという話なのですが。裏赤字みたいなものですが、理屈では反対の立場なら裏金字のようなものが生まれるのですが。赤と金の関係は反対になっているのは、二つの金字については明らかだと思うのですが。

我らの告白の最後の部分なのですが、ボクは作家への愛(偽書作家、竜騎士先生も含め)だと思うのですが。「彼女」の部分を偽書作家、竜騎士先生に置き換えると何となく意味が解る感じですが。

偽書作家テストですが覗いたのですが難しいので諦めましたのです。
もっとゲーム盤のルールみたいな物を公開していれば、みんな偽書作家的な二次創作を楽しめるのですが。ルールが解らずいまいち二次創作の世界も盛り上がりに欠けるのです。本質さえ理解できれば文章を書ける人なら偽書作家になれると思うのですが。
10: 名前: ケーナ:2012/03/07 18:30ID:afi.1IvI
ちびゆかさん>>9

>全て創作の世界というより、偽書作家の中の世界、
>宇宙、こういった感じなのです。
>創作物、偽書も人間の中から発信された情報であれば、
>人間の中の世界になるのですが。

僕は自分のスタンスがどういう立場になるのか
特に考えていなかったのですが
たぶんアンチファンタジーの立ち位置にいるのだと思います
ちなみにちびゆかさんは偽書作家はどこまでの物語を書いていると
考えていますか?
僕は以前にも説明しましたがもう少し説明の仕方を変えますと
ゲーム盤のはじまりは
10月4日の真里亞の薔薇消失よりあと
雨が本格的に降り始めたあたりから
そして終わりは10月5日の24時なのだと考えています
偽書はその時間内の出来事を真里亞の一人称で
書き記したもの という認識です

ですから僕の認識では各EPに偽書の記述は
直接的にはまったく登場しません
各EPは偽書の筋書きを三人称と戦人の一人称に変換した上で
読み物として成立するように脚色し
過去の話やメタ世界の話を付け加えたもの
と捉えています

ちなみに赤字と金字が反対になるのは
赤字が真実なのに対し金字が嘘だからです
《赤:戦人は無能だ》に対して嘘をつこうと思ったら
《金:戦人くんは有能ですよ》になるわけです

>偽書作家テストですが覗いたのですが難しいので諦めましたのです。

僕は結局4周半していますからね
伊達や酔狂でこんなことをしているわけではないので
KEIYAさんが作れる程度の問題なら楽勝です
(わからないことはまだまだあるのですが…)

>ルールが解らずいまいち二次創作の世界も
>盛り上がりに欠けるのです。

コミケで考察本でも出そうかと考えているのですが
売れなさそうですね…
僕が見たところほとんどの人はそもそも物語が理解できていません
そして理解したところでそれを受け入れられるかはまた別問題です
僕が読んだことのある作品では『カルメン』や『嵐が丘』に
近い印象を受けました
『嵐が丘』は名作だと呼ばれる一方で
理解できない人が続出する作品です
なぜかというとヒロインのキャシーが普通の人間とは
まったく違う価値観を持っているからです
そのキャシーの価値観を受け入れられるかが
その人にとって『嵐が丘』が
名作になりうるかどうかの分かれ目です

うみねこは物語というハードル
そしてヤスというヒロインのハードル
二つも大きなハードルがあるため
一般的にはまず受け入れられないだろう
と個人的には考えています
11: 名前: ちびゆか:2012/03/07 23:17ID:641qx/9m
ケーナさん>>10
アンチファンタジーの立場はとにかくラムダやベルンのような魔女、不可思議な存在は絶対に現実の世界には存在できない。いるならば人の中の世界の概念、駒のような存在である。人の中の世界では、絶対、奇跡の魔女として存在できる。

今となっては小冊子「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」は罠と思えるほど読者をファンタジーの世界へ引き摺り込んでしまう内容なのです。
一応警告(離乳食、勝つと解ってるボクサー等)は出ているのですが。

実際の偽書についてどこまで書かれてるか解らないと思うのですが。EP4の縁寿の世界以外物語りではないかと思うのですが。それも希望的な意見なのです。

例えばEP2の譲治、紗音の恋の話は「絵羽の日記」が情報源の可能性もあると思うのですが。一人息子が使用人と恋仲にあるのは絵羽にとって頭痛の種であり日記に書いていてもおかしい内容ではないと思うのです。
後世に残るもの、ボトメ、真里亞、絵羽、霧江などの日記、手記から全ての物語が創られているというのが自然だと思うのですが。86年の二日間だけきれいに切り取るというのはアンチファンタジー的には難しい解釈になるのですが。
真里亞の薔薇については何とも言えないのですが、真里亞とヤス(ベアト)の接触に関係有るものぐらいなのですが。

赤と金はどちらも真実として成り立っているという部分が重要だと思うのですが。時には勝り、時には劣る、ただ立場が違うだけで嘘ではなくどちらも本当の事を言ってるだけなのですが。絶対赤が正しいとは言い切れないのです。観測して赤字を保障することは不可能なのです。

物語の理解より、とにかくゲーム盤のルールや構造の方が重要だと思うのです。
うみねこは誤った解釈をすれば全て無に帰すような賽の河原のようなものなのですが、ボクが感じた範囲ではゲーム盤のルール、構造部分は積み重ねていける部分なのです。ボクがケーナさんと話ができるのもゲーム盤、構造重視の立場だからなのです。個人的にはゲーム盤を制するものがうみねこを制すぐらいに思っているのです。

あと魔法解釈はどうなのですか?ある意味ボクのうみねこに対する情熱の殆どなのですが。EP4のTIPSなどの解釈はどうですか?ボクとしては航海者ぐらいの気持ちはあるのですが。
12: 名前: ケーナ:2012/03/08 10:59ID:85QvdMWm
ちびゆかさん>>11

>ラムダやベルンのような魔女、
>不可思議な存在は絶対に現実の世界には存在できない。
>いるならば人の中の世界の概念、駒のような存在である。

うみねこのやっかいなところはここなんですね
ゲーム盤の中で起こる事件は全て人間の犯行で説明できます
しかしそれがファンタジーで修飾されているため
それが見えにくくなっているのです

実際に島にいるのは16人です
しかしEP5ではこれが38人にまで膨れ上がっています
22人の行動なり発言なりは全て幻想なのです
では残りの16人は真っ当な人間なのかというと
戦人以外はその発言なり行動もやはり幻想で修飾されています
(その戦人さえ駒の時もありますし)

>後世に残るもの、ボトメ、真里亞、絵羽、霧江などの日記、
>手記から全ての物語が創られているというのが自然だと思うのですが。

EP4における縁寿の真実を求める旅の話は
絵羽の日記以外の全ての情報を集めてもあれだけしか情報は集まらない
ということなのだと思います
そして縁寿が八城と出会ったのが1998年の数十年後ということは
縁寿は絵羽の日記を読んでいないのです
ということは縁寿が適当に創作したのでもない限り
各EPにおいて語られた出来事を縁寿が書くことは不可能なのです

>真里亞の薔薇については何とも言えないのですが、
>真里亞とヤス(ベアト)の接触に関係有るものぐらいなのですが。

正直 僕も真里亞の薔薇はそんなにたいした意味はないと思っています
現にEP2では消失したという話自体出てきませんし
ただ単に1986年の10月4日に六軒島であのような出来事があった
というだけのことでしょう

>絶対赤が正しいとは言い切れないのです。観測して赤字を保障することは不可能なのです。

竜騎士07さんはこの作品をミステリーとして成立させるために
赤字を物語に登場させました
その赤字を否定するということはこの作品を否定するということです
ここは竜騎士07さんを信じるかどうかという話になるのではないでしょうか

>物語の理解より、とにかくゲーム盤のルールや構造の方が重要だと思うのです。

これは僕が誤解して受け取っているかもしれませんが
僕は物語を理解するためにゲーム盤のルールや構造について考えています
ですから例えるならば英語の物語を読むために英語を学ぶようなものです
目的は物語であって英語ではないのです
パズルを解くような楽しさがあることは否定しませんが…

魔法関係については申し訳ないのですがあまり興味はありません
というのは「やさしい嘘」という一言で説明できてしまうためです
魔法体系も魔女も悪魔も全てこの一言に収斂します
13: 名前: ちびゆか:2012/03/08 22:31ID:a3BPT/Ul
ケーナさん>>12
>各EPにおいて語られた出来事を縁寿が書くことは不可能なのです

不可能かどうか解らないのです。縁寿の旅、手品、魔法エンドの解釈が完全でないのです。不可能なら誰なら可能なのか、そこまで考える必要になるのです。

解らないことが多少あっても、後世の圧倒的位置に身を置き黄金、無限そして反魂の魔女である縁寿は最強の魔女だと思うのですが。

赤と金の時には勝り時には劣るの部分を甘く見ていると思うのですが。ただ、赤と金が正反対のことを言ってるだけというのが解ったのですっきりしたのです。

物語は大事なのですが、不確定すぎるのです。ただルール、構造部分は不確定な要素がない(たぶん)ので安心して積み重ねていけるという感じなのです。

EP4「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」「右代官戦人は右代官明日夢の息子ではない」故に右代官戦人は右代官明日夢の娘である。俺(メタバトラ)とは限らない。
EP8「真実の書(絵羽日記)は存在する」「真実の書を最初に読むのは縁寿」
事実上、縁寿が真実の書の観測者であることを意味する。

物語は解釈で一気に変わるので積み重ねが難しいのです。
あとゲーム盤のルール関係で解らないのが「キング、クイーン」と言った駒ですが、戦人やベアトといった重要な駒だと思うのですが、いまいち理解できないのですが。
14: 名前: ケーナ:2012/03/09 08:50ID:a31dN2gO
ちびゆかさん>>13

>不可能かどうか解らないのです。
>縁寿の旅、手品、魔法エンドの解釈が完全でないのです。
>不可能なら誰なら可能なのか、そこまで考える必要になるのです。

縁寿が書いたと考えることは確かに出来ます
でもそう考えてしまうと「何でもありの自由創作」の世界に行ってしまうので
もはや思考停止のレベルです
ちなみに縁寿の旅のあたりは平行世界と考えるのが一番妥当ではないでしょうか?
竜騎士07さんも以下のように言っていますし

”(聞き手)手品エンドは、『Ep6』のあとの話ということになるんでしょうか?
正確には『Ep6』を途中までなぞった分岐世界ですね。あそこで縁寿が六軒島に行ってしまうと霞が待っていて『Ep6』の話になるんです。”

ひぐらしにおいてカケラというのはそのまま平行世界のことでした
ところがうみねこにおけるカケラはもう一つの意味を持っています
それは猫箱の中に創作によって生み出された世界です
この二つを意図的に混同させて使用しているため
理解しにくくなっているのだと思います

>赤と金の時には勝り時には劣るの部分を甘く見ていると思うのですが。

金字が赤字に勝るのは
その場にいる全員が嘘を真実だと認めたときです
金蔵が死んでいてもそれを確認した人間全員がそれを否定すれば
死体を発見できない限り外部の人間には金蔵の生存を否定できません
いかに金蔵の死を赤字で主張したところで
現実世界に赤字はありませんし通用もしないのですから

>物語は大事なのですが、不確定すぎるのです。
>ただルール、構造部分は不確定な要素がない(たぶん)ので
>安心して積み重ねていけるという感じなのです。

ルールや構造部分も作品の一部である以上
物語部分と扱いの重さは同じではないでしょうか?
僕が物語部分で解釈に困るのは
各EPによって展開の変わる
真里亞の薔薇以前の場面ですがこれはもう
創作を混ぜ込むことによって
真実を見えにくくしているだけ
と理解しています

>EP4「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」
>「右代官戦人は右代官明日夢の息子ではない」故に
>右代官戦人は右代官明日夢の娘である。

これは「《赤:右代宮戦人は右代宮霧江から生まれた》」
「《赤:右代宮明日夢から生まれた右代宮戦人と
右代宮霧江から生まれた右代宮戦人は別人である》」
が正解です

>あとゲーム盤のルール関係で解らないのが「キング、クイーン」と言った駒ですが、
>戦人やベアトといった重要な駒だと思うのですが、いまいち理解できないのですが。

確かベアトをクイーンと仮定したときに守らなければならないキングがある
というような文脈だったと思いますが
ベアトの心臓というのは二つあります
一つは10月5日の24時に全てを吹き飛ばす爆弾
もう一つは紗音=嘉音=ベアト
これがキングなのではないでしょうか?
15: 名前: ちびゆか:2012/03/10 21:58ID:acrWmvvM
ケーナさん>>14
もともと「創作の世界」である、という立場なのですが。
EP4の小説のあとがきなのですが、
そして、新たな観測者「右代官縁寿」。
十八歳になった彼女が、十二年前の六軒島で何があったのか。彼女の目線で物語を見ることにより、今までは見つけることの出来なかった、新しい光を見つけ、
魔女達に支配されたこの宴を照らす何かになれば幸いです。

ボクはこの「光」に賭けているのですが。

平行世界、分岐世界、カケラ世界…どのような世界でもいえることは一つ。
この世には不思議な物は存在しない。不思議な物は人の概念に過ぎない。
どのような世界であっても「不思議な世界」は人の中にしか存在できない、になるのですが。

>ルールや構造部分も作品の一部である以上
>物語部分と扱いの重さは同じではないでしょうか?

ルールや構造は恐らく普遍的なのです。物語は解釈によって大きく変わってしまうことが問題で、重要性の比重は同じでも、ルール、構造から攻めていかないと賽の川原になってしまうと思うのです。

>これは「《赤:右代宮戦人は右代宮霧江から生まれた》」
>「《赤:右代宮明日夢から生まれた右代宮戦人と
>右代宮霧江から生まれた右代宮戦人は別人である》」
>が正解です

これは何を根拠に正解と言っているのですか?
ボクの解釈は一応前に書いた奴を少し直して書いておきますのです。

キング、クイーンですがEP4だと戦人がキング、ベアトがクイーンのように描かれているのですが、ベアとは自ら「クイーン」と名乗り、戦人を「キング」と例え対峙するのですが。バルコニーの場面なのです。
16: 名前: ちびゆか:2012/03/10 22:49ID:acrWmvvM
追記、戦人出生の赤字解釈

EP4の赤字
①「俺の名は右代官戦人」
(「俺」とは「メタバトラ」であり、右代官戦人という名の概念、駒である。)
②「右代官戦人の母は、右代官明日夢である」
(人間「右代官戦人」の母は右代官明日夢である。)
③「俺の名は右代官戦人だ」
(①と同文)
④「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」
(人間「右代官戦人」は右代官明日夢から生まれた。)
⑤「俺は、右代官、」
(「俺」とは駒、概念(メタバトラ)であり、赤字で宣言不能。メタバトラを生み出したのはメタ世界をライティングしている存在である。)
⑥「そなたは、右代官明日夢の息子ではない」(ベアト)
(「そなた」はメタバトラであり、駒、概念であり、明日夢の息子ではない。)
⑦「右代官戦人は右代官明日夢の息子ではない」(グレーテル)
(人間「右代官戦人」は右代官明日夢から生まれ、且つその息子でない。故に人間「右代官戦人」は右代官明日夢の娘である。)

その他
グレーテルの青字「ベアトの対戦相手の資格は、金蔵の孫である右代官戦人であって~」
右代官明日夢の娘でも金蔵の孫であり問題なし。

グレーテルの赤字「早く帰ってきて!お兄ちゃん!!~」
グレーテルはメタバトラに対して赤字を宣言しており、人間「右代官戦人」ではない。

ゲーム盤的視点
プレイヤーの性別とゲーム盤の性別は何の関係もない。
そもそもプレイヤー自体も駒である。現実の性別を保障することができない。

霧江の息子バトラについては、盤上の駒の証言しか手がかりがない。
17: 名前: ケーナ:2012/03/11 07:45ID:62m7QVAE
ちびゆかさん>>16

>もともと「創作の世界」である、という立場なのですが。

これも表現がまずかったですね
縁寿が知りえなかった金蔵の過去の話や
現在(2012年)よりも未来の話を
縁寿が書いたのだとしたら
それは縁寿が勝手に想像して書いたことになります
そういうことを認めてしまうと
もはや信じられる記述がなくなり考察が出来なくなるのです

>平行世界、分岐世界、カケラ世界…どのような世界でもいえることは一つ。
>この世には不思議な物は存在しない。不思議な物は人の概念に過ぎない。
>どのような世界であっても「不思議な世界」は人の中にしか存在できない、になるのですが。

うみねこのやっかいなところはミステリーであると同時に
ファンタジーでもあることです
人間で説明できるミステリーの部分が中核にあり
それをファンタジーで修飾し
その外側に作品内の現実世界があり
同時にファンタジー世界もあるという

この世界観をまとめて捉えようとすると混乱してくるので
要素ごとに考えた方がよいのではないかと思います

>ルールや構造部分も作品の一部である以上
>物語部分と扱いの重さは同じではないでしょうか?

自分で書いておいて今読み返すと説明不足だなと思うのですが
物語部分もルールや構造と同じくほとんど信じられる
と僕は考えています
ただファンタジー成分があるため
そのままには受け取れませんが

>>これは「《赤:右代宮戦人は右代宮霧江から生まれた》」
>>「《赤:右代宮明日夢から生まれた右代宮戦人と
>>右代宮霧江から生まれた右代宮戦人は別人である》」
>>が正解です
>これは何を根拠に正解と言っているのですか?

非常にシンプルな答えを言いますと
「《赤:………お兄ちゃんだけが、あいつをやっつけられる!!》」(縁寿)
縁寿が赤字でお兄ちゃんと呼べる以上
戦人は女ではありえないのです

あとは以下の赤字で証明できます
「《赤:俺の名は右代宮戦人》だ。」
「《赤:右代宮戦人の母は、右代宮明日夢である。》」
「《赤:右代宮戦人は右代宮明日夢の息子ではないわ。》」
「《赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。》」
「《赤:そなたは、右代宮明日夢の息子ではない。》」
「《赤:縁寿は、……俺の妹だ。》」
18: 名前: ちびゆか:2012/03/12 20:48ID:5f5Z/uDU
ケーナさん>>17
うみねこを創作の世界とすれば少なくとも0を満たせるのです。
0すら満たせないメンガーのスポンジのような世界は無意味だと思うのです。

「庵野監督はゼーレのシナリオ通りにエヴァの世界を創ったんです。」
「僕はセカンドインパクト当時のミサトの回想は現実世界の出来事だと考えている。ゲーム開始である使徒襲来から創作の世界だと考えている。」
「綾波レイにも自由意志はあります。人や駒と区別する必要はありません。」
「サードインパクト後生き残ったシンジが庵野監督の正体です。アスカ=庵野説はありえないです。」

創作と現実の区別がついてないと全て虚数のような世界になるのです。

>非常にシンプルな答えを言いますと
>「《赤:………お兄ちゃんだけが、あいつをやっつけられる!!》」(縁寿)
>縁寿が赤字でお兄ちゃんと呼べる以上
>戦人は女ではありえないのです

ですから「俺」(メタバトラ)に対しての赤字なのです。
ポイントは「右代官戦人」では宣言可能な内容が「俺」では宣言不可能になることなのですが。この説明がないのですが。

④「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」
(人間「右代官戦人」は右代官明日夢から生まれた。)
⑤「俺は、右代官、」
(「俺」とは駒、概念(メタバトラ)であり、赤字で宣言不能。メタバトラを生み出したのはメタ世界をライティングしている存在である。)

この世に不思議なものは一つも存在しない。不思議なものは人の中の概念に過ぎない。EP2「そなたは無能だ」、これはメタバトラは人の概念に過ぎない。故に無能である。そして、駒の証明でもあるのです。

あと駒が現実の人間と同じ設定である保障がないのです。
さくたろうがライオンの男の子でも真里亞は人間の女の子なのです。
19: 名前: ケーナ:2012/03/13 19:40ID:09lQqmrP
ちびゆかさん>>18

>創作と現実の区別がついてないと全て虚数のような世界になるのです。

そもそも普通の作品は「誰が書いたか?」なんて気にしなくても良いのです
ただそこにある作品をそのまま受け取ればよいのです
うみねこは構造が複雑なため ついついそれを考えてしまうのですが
それが既に間違いなのではないでしょうか?
メッセージボトルと偽書は作中の登場人物が書いたものですから
誰が書いたかを考える必要があります
しかし作品そのものについてはその他の普通の作品と同じように
捉えるべきものではないでしょうか?

>ポイントは「右代官戦人」では宣言可能な内容が
>「俺」では宣言不可能になることなのですが。この説明がないのですが。

「俺」というのはゲームに参加している 霧江から生まれた右代宮戦人です
そしてもう一人の戦人は明日夢から生まれて死産だった右代宮戦人です
同じ名前の人間を巧みに使い分けているため
あのような変な赤字が成立するのです

メタ戦人だろうと駒の戦人だろうと戦人は戦人であるため
僕は赤字は絶対的に適応されると考えています
このあたりは赤字の解釈の問題ではないでしょうか?

>あと駒が現実の人間と同じ設定である保障がないのです。
>さくたろうがライオンの男の子でも真里亞は人間の女の子なのです。

”「おや、ベアトリーチェさんじゃないですか。てっきり前回、死んで消えたとばかり。」(EP6)
「……消えたのはプレイヤーのベアトよ。こいつは駒でしょ、戦人の。」
「駒ではあっても、ご本人と変わりありマセン。」”


このやり取りは駒が実際の人物を忠実に再現しているということではないでしょうか?
(ベアトは実際の人物ではありませんが)
20: 名前: ちびゆか:2012/03/14 21:25ID:22pke7OQ
ケーナさん>>19
>そもそも普通の作品は「誰が書いたか?」なんて気にしなくても良いのです
>ただそこにある作品をそのまま受け取ればよいのです
>うみねこは構造が複雑なため ついついそれを考えてしまうのですが
>それが既に間違いなのではないでしょうか?

ひぐらしの様な世界ならその考えでも良いと思うのですが、古手や前原のいる世界だけなのです。でもうみねこは次元の違う二つの世界が存在するので、ひぐらしの様に一元的に考えるのは問題があると思うのです。竜騎士先生がそこまで考えてる訳がない、という人もいるかもしれないのですが、ボクは竜騎士先生はちゃんと考えて作っていると信じているのです。

>「俺」というのはゲームに参加している 霧江から生まれた右代宮戦人です
>そしてもう一人の戦人は明日夢から生まれて死産だった右代宮戦人です
>同じ名前の人間を巧みに使い分けているため
>あのような変な赤字が成立するのです

この解釈はゲーム盤の駒の発言から得た情報で成立しているのです。一応ボクの解釈は純粋に赤字のみで成立させているのですが。まあ解釈の問題ですが、不確定要素がない解釈だとボクは思っているのですが。

>”「おや、ベアトリーチェさんじゃないですか。てっきり前回、死んで消えた>とばかり。」(EP6)
>「……消えたのはプレイヤーのベアトよ。こいつは駒でしょ、戦人の。」
>「駒ではあっても、ご本人と変わりありマセン。」”

>このやり取りは駒が実際の人物を忠実に再現しているということではないでし>ょうか?
>(ベアトは実際の人物ではありませんが)

理論上は出題ベアトも雛ベアトも、どちらも駒なのです。ご本人と変わらないというのも、同じ駒、設定という意味だと思うのです。

創作、人の中の世界では「駒」はその世界をライティングしている人物が自身の主観で再現しているはずなのですが、現実と一致している保障はないと思うのです。
21: 名前: ケーナ:2012/03/14 23:22ID:15ZxY0m/
ちびゆかさん>>20

>うみねこは次元の違う二つの世界が存在するので、

ここが既に誤解なのではないでしょうか?
僕は以前この作品の世界観を以下のように捉えていました
まずヤスが書いたEP1~8がメッセージボトルと偽書なりの形であり
その外側に現実世界がある
現実世界はそのさらに外にある猫箱の中に閉ざされており
竜騎士07さんが猫箱の外から赤字を刻んでいる

でも実際はもっとシンプルな構造だったわけです
かつての僕は本来存在しない世界を勝手に作り上げ
その複雑さに勝手に苦しんでいたのではないでしょうか?

>理論上は出題ベアトも雛ベアトも、どちらも駒なのです。
>ご本人と変わらないというのも、同じ駒、設定という意味だと思うのです。

僕がこの作品で理解できていないことの一つに
そもそもプレイヤーの戦人は一体何者なのか?
という問題があります

上層世界にいるため少なくとも駒ではありません
しかし現実の戦人でもないのです
それは以前にも説明したと思います

取りあえずの仮説は
駒であった戦人が二周目に入り
上層世界に位置するようになった
です

ベアトが設定した戦人の駒は
無能で約束を忘れた戦人です
しかしそんな戦人が何度もゲームを繰り返すうちに
やがては無能ではなくなり約束を思い出す
そんな奇跡を願って
ベアトはこのゲームを始めたのではないでしょうか?

これはメッセージボトルや偽書の内容とはまったく関係がなく
そして現実世界の出来事ともまったく関係のない
完全に独立した物語なのではないでしょうか
22: 名前: ちびゆか:2012/03/15 00:41ID:364kESKY
ケーナさん>>21
ボクのうみねこ世界は人の中の世界(創作、想像の世界)とする、は最も単純にして、且つ合理的な解釈なのですが。一番単純に考えた結果なのですが。
全ての読者に於いてですが難しく考え過ぎてる面はあると思うのです。

結局、「人と駒」の関係、これが曖昧なままなのですね。

>上層世界にいるため少なくとも駒ではありません
>しかし現実の戦人でもないのです
>それは以前にも説明したと思います

これがボクとしては納得の出来ない問題ある解釈なのです。ボクの意見はとにかく駒とは概念である、これなのですが。
EP6、真里亞に於けるさくたろうが駒の最たるもの、「さくたろう」とは真里亞の中の概念に過ぎない、という考えなのですが。
EP4
「私はあの日に言ったわ、暴言を。あなたたちやさくたろうに。存在するわけない、って。」
「失礼しちゃうわ。私たちは私たちが存在するって、自らを認めている。魂が寝ぼけてるニンゲンどもとは訳が違うのよ。“我思う故に我あり”。魔法を認めようと否定しようと、私たち煉獄の七姉妹という魔法が存在することは、ゆえに事実。縁寿様の言葉を借りるなら、私達が自らをそう認めているかぎり。」

縁寿とマモンの会話なのですが、注視すべきは“我思う故に我あり”なのです。
このとき、マモンの「我」は縁寿の中の概念に過ぎない、という事実なのです。そして「駒」の特徴として、“我思う故に我あり”と思っている事実、これは駒は自由意志があると自分では思っているが、実際は縁寿に操られている存在であるということなのです。
EP2「そなたは無能だ」この赤字はこれを意味していると考えてますなです。
つまりメタバトラは自由意志があるようで実は完全に操られている、故に無能であるとなるのです。

>これはメッセージボトルや偽書の内容とはまったく関係がなく
>そして現実世界の出来事ともまったく関係のない
>完全に独立した物語なのではないでしょうか

その世界はメンガーのスポンジと同じで虚数世界になるので好ましい解釈だと思わないのですが。仮に二週目のバトラだったとしても、偽書作家の中の世界であると考えれば合理的だと思うのですが。

あと、メタバトラの人形のようになってしまう状態、ボクは興味の喪失と言ってるのですが、この状態こそ、駒の証だと思ってますのです。
真里亞に於けるさくたろうは駒の最たるもの、真里亞がぬいぐるみに興味を失うとさくたろうは動かなくなる、メタバトラの人形状態はこの原理によって引き起こっていると考えてますのです。メタバトラ以外のケースでも同じだと考えてますのです。ケーナさんの言ったコントローラーを放すとゲームキャラは動かなくなる、これと同じ発想なのです。

興味の喪失というのは、広義に扱ってますのです。理由はそれぞれのケースで違うと思うのです。
23: 名前: ケーナ:2012/03/15 14:35ID:50MslHvo
ちびゆかさん>>22

>結局、「人と駒」の関係、これが曖昧なままなのですね。

駒はゲームマスターであるベアトが現実の人間をモデルに
ゲームのキャラクターとして登場させたものであると考えています
このあたりはテーブルトークRPGのキャラクターをそのまま
「駒」と呼び変えているということでよいと思います
ただ戦人だけは意図的に現実の戦人とは設定変更されています
これはヤスが6年間戦人と会えなかったため
「現実の戦人を知らない」という理由もあるのですが

>ボクの意見はとにかく駒とは概念である、これなのですが。

真里亞はさくたろうと会話をして楽しんでいましたが実際は以下の通りです
”「………う、……うりゅ………」(さくたろう)
「その変なぬいぐるみ語をやめなさいッ!!! ぬいぐるみじゃなく、あなたの言葉でしゃべりなさいッ!!!」(楼座)”
真里亞の一人芝居だったわけです
縁寿が真里亞や煉獄の七姉妹と会話をしていたのも
いわゆる単なる空想遊びでしょう

しかしベアトのゲームと
これらは分けて考える必要があるのではないでしょうか?
というのは真里亞にしても縁寿にしてもその空想遊びは
いわゆる劇中劇 物語の中で語られた出来事です
しかしベアトのゲームはそれ自体が物語なのです

>EP2「そなたは無能だ」この赤字はこれを意味していると考えてますのです。
>つまりメタバトラは自由意志があるようで
>実は完全に操られている、故に無能であるとなるのです。

EP6で戦人が自分の思い通りのベアトを生み出していましたが
すぐに消してしまいました
戦人の思い通りになる反面
思い通りにしかならなかったためです
これでは完全な一人芝居となってしまい
ゲームになりません
ですから戦人は雛ベアトを生み出しました
何も知らない代わりに自由意志を持つ駒です

雛ベアトの戦人版がプレイヤーの戦人なのではないでしょうか?
雛ベアトはそのゲーム中で本来の自分を取り戻しましたが
戦人はEP1からはじまってEP5でようやく本来の自分を取り戻した
ということなのだと考えています

>これはメッセージボトルや偽書の内容とはまったく関係がなく
>そして現実世界の出来事ともまったく関係のない
>完全に独立した物語なのではないでしょうか

これは我ながらへたくそな説明だと思いますが
もう少しうまい言い方を見つけるまで保留とさせてください
自分の中でうまくまとまっていません

>あと、メタバトラの人形のようになってしまう状態、
>ボクは興味の喪失と言ってるのですが、この状態こそ、駒の証だと思ってますのです。

以前 駒からプレイヤーが抜けた状態の説明でラムダを取り上げましたが
あれとEP2の裏お茶会の戦人とはまた違うものだと考えています
EP5のメタ世界におけるベアトと同じ状態ではないでしょうか
というのはメタ世界の戦人やベアトはプレイヤーそのものなので
抜けるべき駒がそもそもないのです
プレイヤー自体はそこにいるのですが
心を閉ざし 外界からの情報を遮断しているために
周囲に無反応なのではないでしょうか
24: 名前: ちびゆか:2012/03/16 21:35ID:cdQjLjE3
ケーナさん>>23
うみねこの現実世界にファンタジー要素はあるかないかだと話が平行線になってしまうのです。ファンタジー要素があるなら、あると主張する側に説明する責任があると思うのですが。ボクの創作、人の中の世界であるというのは人間の理屈では常識なのですが。
この世に不思議なものは存在しない。不思議なものは人の中の概念である。
故に「メタ世界」「メタバトラ」は人の中の世界にのみ存在する。それ以外はロジックエラーである。

ボクは「故に~である」という言葉をよく使うのですが、これは算数パズルとして確定的なものに使うのですが、一応。

同じ話ばかりだとなんですので、少し話を変えるのですが、EP5のベアト消滅からEP6の姉ベアト、雛ベアト、このあたりの話などどうなのですか?
ボクは未だに雛ベアトがバトラを「お父様」と呼ぶのがよく解らないのですが。

人形状態の話ですが、
>というのはメタ世界の戦人やベアトはプレイヤーそのものなので
>抜けるべき駒がそもそもないのです
メタ世界のバトラやベアトは上位の立場で誰にも操られていないように見えるだけだと思うのですが。アンチファンタジー視点だと人間(偽書作家)に操られているはずなのです。

少し形態が違うのですが、
マリア卿「さくたろう、そなたは無能だ」
さくたろ『う、うりゅ?』

縁寿(ふふ…)

EP4の縁寿の世界で例えるとこんな感じなのですが。
25: 名前: 入道:2012/03/17 04:08ID:ca.74dIJ
横から失礼します
俺は右代宮明日夢から生まれた、を赤で言えなかった理由はもっとシンプルでいいのではないでしょうか

理由は簡単、「知っていたから」です

誰がと言うと、メタ戦人のプレイヤーを担当していた現実の戦人=十八が、です

自分はこの物語の構造をゲーム板、メタ世界、更に執筆者の三層に分けて
メタ世界の展開には、幾子と十八のプロット会議が影響している、と考えています
幾子が知っていれば「その赤は認めない」となるし
十八が知っていれば「あぁ、これは赤で言えませんね」となるわけです

物語の構造上、「二人の知らないことは書けない、あるいは想像して書くしかない」わけで、
物語の後半に徐々に明らかになってきた事実は、戻りつつある十八の記憶から判明しているのではないか、と考える次第です
26: 名前: ケーナ:2012/03/17 18:31ID:74MBBB5f
ちびゆかさん>>24

僕が現在漠然と思っているこの作品の世界は
現実世界があり メッセージボトルと偽書がある
そしてそれらを下地にしたファンタジーの物語がある
これらのうちのどれが一番比重が重いかというと
実はファンタジーの物語なのではないか?
という感じです

僕は数日前までこの作品はミステリーであると言ってきましたが
趣旨替えします この作品はファンタジーです

ただしこれは現実世界の中にファンタジーがあるという考え方ではありません
現実世界は下地で それを飲み込む形でファンタジーがあるというものです

>ボクは未だに雛ベアトがバトラを「お父様」と呼ぶのがよく解らないのですが。

これは作品中での説明をそのまま受け取ってよいのではないでしょうか?
”「……あなたは、何で右代宮戦人を、お父様と呼ぶの?」(縁寿)(EP6)
「わ、私という駒を、生み出して下さったからです…。」(雛ベアト)”

>アンチファンタジー視点だと人間(偽書作家)に操られているはずなのです。

アンチファンタジーの視点だと人間(偽書作家)はただ物語を書くだけです
書いた人と書かれた物語があるだけです

入道さん>>25

>誰がと言うと、メタ戦人のプレイヤーを担当していた現実の戦人=十八が、です

赤字はEP2から登場します
EP2というのは警察が事件後に発見した
メッセージボトルが元になっていると考えられます
これを書いたのはヤスで書かれたのは事件の前です
ということは十八がメタ戦人のプレイヤーを担当することは出来ません
ではEP2のメタ戦人のプレイヤーは誰なのでしょう?
そもそもメタ戦人はプレイヤーそのものなのではないでしょうか?

ちなみに入道さんが想定する「執筆者」は誰ですか?
幾子と十八だとするなら
EP8では自分たちで自分たちのことを書いていることになりますが…
27: 名前: ちびゆか:2012/03/17 19:29ID:78bNZX1U
入道さん>>25
どうもなのです。ちびゆかなのです。

>俺は右代宮明日夢から生まれた、を赤で言えなかった理由はもっとシンプルで>いいのではないでしょうか

>理由は簡単、「知っていたから」です

至極当然だと思うのです。執筆者が知らないことを赤で言うことはロジックエラーに近いと思うのです。ただの嘘になってしまうのです。
入道さんの考え自体は自然で且つ合理的解釈だと思うのです。

ただ大きな問題点もあると思うのです。執筆者が何故「バトラ出生の秘密」を知っていたか、なのです。自分の出生など自分自身でも証明するのは困難だと思うのです。EP2だったと思うのですが、右代官戦人が本当に右代官戦人であるか証明は困難である、正確な記述は忘れてしまったのですが、そういった話があったと思うのです。

>誰がと言うと、メタ戦人のプレイヤーを担当していた現実の戦人=十八が、です

通説の戦人=十八では「バトラ出生の秘密」をどうやっって知ったのかが疑問なのです。幾子も同様なのですが。

あと算数パズルとして赤字を見た場合、
「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」
「俺は右代官・・・」

同じ内容のものを「右代官戦人」では復唱可能で「俺」では復唱不可能、ということは「右代官戦人」と「俺」には明確な違いがあるのですが。
例えば「俺は右代官戦人」ではなく「俺の名は右代官戦人」になってたり、竜騎士先生が意図的に「右代官戦人」と「俺」を使い分けていると思うのです。
ボクの>>16の解釈はそれを意識したものですが、一つの合理的な解釈だと自分では思うのですが。

28: 名前: ちびゆか:2012/03/17 20:07ID:78bNZX1U
ケーナさん>>26
>僕は数日前までこの作品はミステリーであると言ってきましたが
>趣旨替えします この作品はファンタジーです

うみねこのキャッチコピーである「アンチミステリーVSアンチファンタジー」になりましたのですね。その後に「絶対に貴方は屈服する」となっているのですが。ファンタジーを安易に認めるのは「屈服」になってしまうとボクは思うのですが。

>ただしこれは現実世界の中にファンタジーがあるという考え方ではありません
>現実世界は下地で それを飲み込む形でファンタジーがあるというものです

ファンタジー世界があるというならば、あるという側に説明責任があるのです。
説明できなければ、ファンタジーを妄信しているに過ぎませんなのです。

>これは作品中での説明をそのまま受け取ってよいのではないでしょうか?
>”「……あなたは、何で右代宮戦人を、お父様と呼ぶの?」(縁寿)(EP6)
>「わ、私という駒を、生み出して下さったからです…。」(雛ベアト)”

正確にいうと何故バトラはおかしな設定で雛を生み出したのか、なのです。駒ならば自由に生み出せばいいと思うのですが。

>アンチファンタジーの視点だと人間(偽書作家)はただ物語を書くだけです
>書いた人と書かれた物語があるだけです

無限の猿の定理、偽書作家は出鱈目にキーボードを叩いて物語を紡ぎ出す。こんな解釈も理論上は可能なのですが。
つまり、ただ書くという事は、うみねこ世界が偽書作家の中に入ってなければただ書くという事自体が不可能なのです。
よく、盤上世界は偽書に含むがメタ世界は別、という解釈を聞くのですが、不合理解釈なのです。上位と下位の世界は、操る側、操られる側、一体の関係なのです。真里亞に於けるさくたろうは駒の最たるもの、「さくたろう」(下位)のみで存在することはできないのです。上位と下位の世界全てが偽書作家の中にあって初めて偽書を書く事が可能になるのですが。

ボク達が見ているEPと偽書は全く違うものだ、というケースは推理不能だと思うので考えてませんなのですが、少なくとも盤上のミステリーの部分は同じ様なものと考えてるのですが。
29: 名前: ケーナ:2012/03/18 11:10ID:1dJWvtKS
ちびゆかさん>>28

>ファンタジーを安易に認めるのは「屈服」になってしまうとボクは思うのですが。

これは当然のツッコミですよね
僕はこの作品のミステリー部分はかなり早い時期に大体理解できていました
多分大抵の人はそのように思っていると思いますが
おそらくEP5をきちんと理解できている人はまずいないと思います
(僕自身まだ考えが固まっていない部分があります)
そして物語の構造も大体理解できていると思います
つまりこの作品を征服した上で(ここまで言うと言い過ぎですが)
「この作品はファンタジーである」という主張なのです
屈服したわけではありません

>ファンタジー世界があるというならば、あるという側に説明責任があるのです。
>説明できなければ、ファンタジーを妄信しているに過ぎませんなのです。

『指輪物語』の世界に説明責任がありますか?
『ハリーポッター』の世界に説明責任がありますか?
魔法と魔物はただそこに存在するのみです

>何故バトラはおかしな設定で雛を生み出したのか、なのです。
>駒ならば自由に生み出せばいいと思うのですが。

これも本文からの引用になりますが
”「ルールの擬人化から体を組成して、もうだいぶになるはずだ。まだ目覚めないのか…。」”
別に戦人は「おかしな設定」で雛ベアトを作ったわけではなく
本来のベアトと同じ手順で駒を作った結果が雛ベアトだったわけです
確かに戦人はゲームマスターですがゲーム盤を作ったのはベアトです
つまり世界の管理者ではあっても創造者ではないのです
だからベアトのルールから外れた駒を作ろうとしても
出来るのは操り人形としての駒だけなのです

>うみねこ世界が偽書作家の中に入ってなければ
>ただ書くという事自体が不可能なのです。

物語に登場した偽書作家は八城十八 一人だけですが
八城は作品内の現実世界の人間です
うみねこ世界の内部の人間であるため
うみねこ世界を書くことが出来ます

>盤上世界は偽書に含むがメタ世界は別、という解釈を聞くのですが、
>不合理解釈なのです。上位と下位の世界は、
>操る側、操られる側、一体の関係なのです。
>真里亞に於けるさくたろうは駒の最たるもの、
>「さくたろう」(下位)のみで存在することはできないのです。
>上位と下位の世界全てが偽書作家の中にあって初めて偽書を書く事が可能になるのですが。

まず盤上と偽書は分けて考えなければいけません
偽書はうみねこ世界の現実世界の八城十八が書いたミステリーです
盤上はファンタジー世界に取り込まれた偽書が物語として拡張されたものです
メタ世界は盤上を上から眺める世界です
上位と下位の世界として捉えるなら
上位世界はメタ世界 下位世界は盤上ということになります
偽書は下位世界である盤上の核みたいなものだと思ってください

偽書作家はメッセージボトルのルールに従って
ただミステリーを書くだけなのです
メタ世界も盤上も偽書作家には関係ありません

>ボク達が見ているEPと偽書は全く違うものだ、
>というケースは推理不能だと思うので考えてませんなのですが、
>少なくとも盤上のミステリーの部分は同じ様なものと考えてるのですが。

偽書は純粋なミステリーであるため
推理可能です
盤上としてファンタジーで装飾されていても
核にあるのは偽書であるため
盤上も推理可能なのです

正直 この世界観の理解は少し難しいと思います
僕自身 他人にうまく説明できるほどには
理解が進んでいないように思います
30: 名前: ちびゆか:2012/03/18 21:37ID:d9w04PfC
ケーナさん>>29
うみねこは「アンチミステリーVSアンチファンタジー」なのです。ただのファンタジー作品と一緒には考えてはダメだと思うのです。

「アンチファンタジー」のボクの意見はかなり言ったので、満足なのですが、アンチファンタジーの考え方、人の理のみで全てを説明する王道的で、痛快さもあってこの魅力に憑かれてしまった感じなのです。

EP5,6のベアト関係の話は難しいのですね。同じ手順で駒を作ってるのに結果が変わってしまう。変わっているのはバトラの立場、プレイヤーからGMに変わるのですが、それが原因のはずなのですが。
不思議なのは駒がどのような設定であっても「操り人形」であることに変わりなく、バトラは何故、自分の理想通り操らないのか、または操れないのか。
この辺りは苦手なのです。

偽書の問題ですが、まずボク達が見ている各EPが何であるかというのは証明するのは難しそうなのですね。ミステリーの定番として怪文書のようなものと読者が読んでいるものは同じじゃないとアンフェアだという考えもあるのですが。

31: 名前: ケーナ:2012/03/19 07:50ID:30ehcI4g
ちびゆかさん>>30

>うみねこは「アンチミステリーVSアンチファンタジー」なのです。
>ただのファンタジー作品と一緒には考えてはダメだと思うのです。

うみねこはミステリーであると同時にファンタジーです
どちらの要素がメインになるのかという判断において
僕はファンタジーがメインだと考えています

>EP5,6のベアト関係の話は難しいのですね。
>同じ手順で駒を作ってるのに結果が変わってしまう。
>変わっているのはバトラの立場、プレイヤーから
>GMに変わるのですが、それが原因のはずなのですが。

これは少し違います
雛ベアトは戦人に恋していた時の紗音なのです
雛ベアトが6年間戦人を待ち続けるとベアトになります

>不思議なのは駒がどのような設定であっても
>「操り人形」であることに変わりなく、
>バトラは何故、自分の理想通り操らないのか、または操れないのか。
>この辺りは苦手なのです。

実は僕もEP6で戦人がすぐに消してしまった操り人形のベアトが
気になってよく読んでみたのですが
「駒」が操り人形なのはあの場面だけで
他の場面ではAIによる行動にたまにゲームマスターが干渉する
という感じのようです
つまり「駒」という言葉を「操り人形」と「キャラクター」
二つの意味で使っていてほとんどの場面では「キャラクター」
として使っているようです

>偽書の問題ですが、まずボク達が見ている各EPが何であるかというのは
>証明するのは難しそうなのですね。

僕もEP1~4のゲーム盤以前の場面の処理は未だに未決着です
僕だったら現実の1986年10月4日に起こった出来事を
視点と場面を換えてバラバラにして詰め込み
全部を繋げるとゲーム盤以前に何があったのかわかるようにしたのですが…

ところで僕は自分で建てた考察の柱に関しては
全て考察しつくしてしまったのですが
ちびちかさんは「ここがわからん」と思っている部分はないですか?
個別のEPの個別の事件 個別の発言 個別の単語
どんな細かいことでも結構ですので
教えていただけたら幸いです

ちなみに僕がわからないのはEP3の以下の数字に何か意味があるのかな?
”「……妾が19人目を斬れば、そなたは20人目を呼び、20人目を斬れば21人目を呼び、21人目を斬れば22人目を斬れば、23人目を呼び34人目を呼び64358223579673204人目を呼びッ、妾を永遠に翻弄できるとでも?!」”
ということとEP5でのベアトと金蔵の発言です
”「貴様など、片羽をもがれた堕天使ではないか。揃わぬ翼なら、置き土産に捨てて行けぃ。」(ベアト)
「……ふむ。……それも良かろう。夏妃ならば、我が翼を背負うに相応しいかも知れぬ。
…しかし、………ここからが正念場となるぞ。……褒美は用意した。無事にこの試練を乗り越えてみよ……、夏妃…。」(金蔵)”
32: 名前: ちびゆか:2012/03/20 17:00ID:4bbn7Nii
ケーナさん>>31
物語については素人レベルの事しか解らないので、何を聞いたらいいかすら迷う次第なのです。

>雛ベアトは戦人に恋していた時の紗音なのです
>雛ベアトが6年間戦人を待ち続けるとベアトになります

雛ベアトは「お父様」と呼ぶのがやっぱり不思議なのです。何かベアトの設定に関わる部分があると思うのですが。紗音が戦人をお父様と呼ぶのに違和感があるのですが。バトラが駒を作ったからお父様では納得はいかないのです。それをいったら、殆どの駒にとってはGMバトラはお父様なのは当たり前のことだと思うのです。

あとEP6でお母様?も出てきたのですが、これもよく解らないのです。
「私は右代官戦人を愛することが出来ません。だから今日からあなたが彼を愛しなさい。」

少し話しが変わりますのですが、EP4のブレザーベアトがバトラの前に姿を見せる、尚且つ過去のEPの記憶ももっているような、どういう理屈でその場面が存在するか全く解らないのです。

EP3の数字はただ大袈裟な数字としか思いつきませんなのです。
EP5も曖昧でよく解らないのですが、夏妃に関してなのですが、マリアージュの同盟員かと思える程の召喚能力があるのですが、夏妃のこの能力は何を意味するのか、ボクとしては凄いことなのですが。
33: 名前: ケーナ:2012/03/21 16:09ID:49he8twP
ちびゆかさん>>32

>物語については素人レベルの事しか解らないので、
>何を聞いたらいいかすら迷う次第なのです。

何か思いついたらいつでも結構ですので
よろしくお願いします

>バトラが駒を作ったからお父様では納得はいかないのです。
>それをいったら、殆どの駒にとっては
>GMバトラはお父様なのは当たり前のことだと思うのです。

ベアトのゲーム盤の駒はベアトが作ったものです
戦人はゲームマスターとしてその駒を引き継いだだけです
ところがプレイヤーであるゲームマスターのベアトが
ゲームを降りてしまったため
ベアトは駒しか残っていないのです
そこで戦人はベアトを蘇らせるためにベアトのルールに基づいて
雛ベアトを生み出したのです

>あとEP6でお母様?も出てきたのですが、これもよく解らないのです。
>「私は右代官戦人を愛することが出来ません。だから今日からあなたが彼を愛しなさい。」

このお母様は紗音です
紗音は約束を忘れたであろう戦人を待ち続ける苦しさに耐え切れず
自分の恋心をベアトの人格に預けました
その時 既存のベアトと雛ベアト(紗音の戦人への恋心)
が融合して新たなベアトが誕生したのですが
恋心自体は紗音の頃からのものですので
雛ベアトの性格はあのようなものなのです

>EP4のブレザーベアトがバトラの前に姿を見せる、
>尚且つ過去のEPの記憶ももっているような、
>どういう理屈でその場面が存在するか全く解らないのです。

実は僕もベアトの件で引っ掛かることがあったので
新たな仮説をたててみました
駒のベアトとゲームマスターのベアトは別なのではないでしょうか?
駒のベアトの目的は「戦人を屈服させ黄金郷を開くこと」です
しかしゲームマスターのベアトの目的は「戦人に約束を思い出してもらうこと」です
EP2の終盤でベアトは戦人を屈服させましたが以下の台詞があります

”「前回。黄金郷の扉がようやく開いたが、お前はサインを拒んだ。……記憶にはないだろうがな。お前がサインを拒んだ為、この世界を再び闇に閉ざしてしまったのだ。」(金蔵)(EP3)”

EP2終盤の戦人はプレイヤーが駒から離れていると考えられますが
それならばゲームマスターが自由に出来るはずで
サインを拒ませる理由がありません。

”「ほらほら早く。」(ベアト)(EP3)
「そこに、サインを。」(ワルギ)
「…………ぇ…?」(戦人)
「早く。」(ベアト)
「サインを。」(ワルギ)
……何だか二人が、妙に気持ち悪い笑顔で、俺にサインを強請って来て…。”

こんな疑われるようなことをしなければ、戦人は素直にサインをしたはずです。
これはこのベアトよりもさらに上の存在からの干渉なのではないでしょうか?
EP4においてはゲームマスターのベアトが終盤大きくに干渉し
その結果 戦人が約束を思い出しそうもないため
失望してゲームを降り
EP5においてはゲームマスターのラムダが特に干渉せずに放置したため
駒ベアトは夏妃の味方をしたのではないでしょうか?

>EP3の数字はただ大袈裟な数字としか思いつきませんなのです。

多分 語呂合わせになっているか もしくは数字をずっと掛けていくと
あの数字になるのか そんなところであまり深い意味はないと思いますが…

>EP5も曖昧でよく解らないのですが、夏妃に関してなのですが、
>マリアージュの同盟員かと思える程の召喚能力があるのですが、
>夏妃のこの能力は何を意味するのか、ボクとしては凄いことなのですが。

これは自己解決したかもしれません

”「貴様など、片羽をもがれた堕天使ではないか。揃わぬ翼なら、置き土産に捨てて行けぃ。」(ベアト)”

これは「夏妃に片翼の鷲を許してやれ」という意味で

”「……ふむ。……それも良かろう。夏妃ならば、我が翼を背負うに相応しいかも知れぬ。
…しかし、………ここからが正念場となるぞ。……褒美は用意した。無事にこの試練を乗り越えてみよ……、夏妃…。」(金蔵)”

こっちは「試練を乗り越えたら片翼の鷲を許すから頑張れ」という意味なのだと思います
34: 名前: ちびゆか:2012/03/21 21:33ID:6a1NVYmX
ケーナさん>>33
EP6の赤字なのですが
「 私は、お父様のために生まれてきました。」
これは「ベアトリーチェ」の設定ではないのですか?赤字がある以上ベアトはお父様という存在の為に作られていると思うのですが。
ベアトは出題の頃からお父様という存在の為に生まれてきたことを知っていたのではないのですか?それをバトラが引き継いだのではと思うのですが。

EP6のお母様の件なのですが、「私は右代官戦人を愛することが出来ません。だから今日からあなたが彼を愛しなさい。」このセリフは紗音の言葉にしては大人びていると思うのです。
どちらかというとヤスの方が近い感じなのですが、性格ではなく能力に於いてなのです。ヤスの設定変更で説明はできると思うのですが。
設定変更によって生まれた「紗音」は自由意志はないはずなのです。恋心を移したりできるのは「ヤス」のはずなのですが。EP7では実際ヤスが恋の芽を移したのです。ヤス、紗音にしろお母様のセリフは大人びているので違和感があるの
すが。

>駒のベアトの目的は「戦人を屈服させ黄金郷を開くこと」です
>しかしゲームマスターのベアトの目的は「戦人に約束を思い出してもらうこと」です

EP4だとブレザーベアトが駒ベアトに該当し、ドレスの方がゲームマスターに該当すると思うのですが、駒(ブレザー)の方もバルコニーで6年前の罪を思い出せといってるので約束を思いださせるのは同じだと思うのですが。
あとゲーム盤の構造上、盤の駒は上位の操り人形なので、GMベアト、駒ベアトの二人のベアトは同じような気もしますのです。

EP5のベアトが夏妃の味方だったのはGMラムダのシナリオの問題だとおもうのですが。それ以外の可能性などあるのですか?

EP4の話に戻るのですが、バトラの探偵権限は信用してもいいのですか?バルコニーでベアトを視認したり、ラストでは赤青のバトルをしたりするのですが。

ついでなのですが、バトラ人形状態、縁寿黄金郷侵入、さくたろう反魂、さらにバトラ人形状態回復、そして縁寿消滅、このEP4の一連の流れがボクの中ではうみねこ最上位の謎だと思っているのです。一般的な意見はこの辺りを非常に曖昧に放置している感じなのですが、ゲーム盤的な視点での解釈を聞いた事がないのですが。


35: 名前: ケーナ:2012/03/22 20:33ID:11ptdQqQ
ちびゆかさん>>34

>「 私は、お父様のために生まれてきました。」
>これは「ベアトリーチェ」の設定ではないのですか?

まずお父様というのは戦人です
雛ベアトは6年前のベアトなので
普通にベアトの設定で間違いありません

>「私は右代官戦人を愛することが出来ません。
>だから今日からあなたが彼を愛しなさい。」
>このセリフは紗音の言葉にしては大人びていると思うのです。

確かにこの台詞はヤスの口調でも紗音の口調でもありません
しかし話している内容はヤスの設定変更ですので
雰囲気を出すための演出だと思います

>ゲーム盤の構造上、盤の駒は上位の操り人形なので、
>GMベアト、駒ベアトの二人のベアトは同じような気もしますのです。

そもそもベアトには実体がありませんので
他の駒とは違い プレイヤーの戦人とメタ世界で戦っているベアトが
駒ベアトだと考えています
ゲームマスターのベアトは姿を見せていないのではないでしょうか
縁寿が自分の駒に宿ったり離れたりしていましたが
あんな感じでたまに駒ベアトに宿るという解釈です

>EP5のベアトが夏妃の味方だったのは
>GMラムダのシナリオの問題だとおもうのですが。
>それ以外の可能性などあるのですか?

EP5ではゲームマスターのベアトがゲームを放棄しているため
駒ベアトがAIで行動しているのですが
碑文の謎が解かれてしまったため目的が消えてしまいました
その時点で本来ならばゲーム盤から降りるはずなのですが
夏妃に肩入れするためにゲーム盤に残りました
たぶんこれはラムダの意図とはまったく関係のない
動きなのだと思います
そもそもラムダはベアトを完全無視してゲームを進めています

>EP4の話に戻るのですが、バトラの探偵権限は信用してもいいのですか?
>バルコニーでベアトを視認したり、ラストでは赤青のバトルをしたりするのですが。

まず駒戦人がバルコニーにいるのを確認したベアトは
紗音の変装です 遠目にはベアトにしか見えないようです
また 探偵権限はゲーム盤の駒にくっつくものです
メタ世界の戦人とは直接的には関係がないのです

>バトラ人形状態、縁寿黄金郷侵入、さくたろう反魂、
>さらにバトラ人形状態回復、そして縁寿消滅、
>このEP4の一連の流れがボクの中では
>うみねこ最上位の謎だと思っているのです。
>一般的な意見はこの辺りを非常に曖昧に放置している感じなのですが、
>ゲーム盤的な視点での解釈を聞いた事がないのですが。

メタ世界はファンタジーです
これをアンチファンタジーで説明しようとしたら
メタ世界は消滅します
ゲーム盤はミステリーですので
ゲーム盤の視点からメタ世界を捉えようとすると
メタ世界は消滅するのです
36: 名前: ちびゆか:2012/03/22 22:09ID:c8wOmwQr
ケーナさん>>35
>まずお父様というのは戦人です
>雛ベアトは6年前のベアトなので
>普通にベアトの設定で間違いありません

出題ベアトもバトラのことをお父様と思ってたことになるのではないのですか?
違うのですか?同じ手順で生み出されたなら出題ベアトも同じ設定になると思うのですが。

>そもそもベアトには実体がありませんので
>他の駒とは違い プレイヤーの戦人とメタ世界で戦っているベアトが
>駒ベアトだと考えています
>ゲームマスターのベアトは姿を見せていないのではないでしょうか

EP5のTIPSですが
「この世界を生み出した最上層のベアト、第4のゲームにて全てをバトラに託しゲームマスターの座を降りた戦う意志はおろか、意志表示さえも失ってしまっており、今は人形のようになっている。~」

ボク達が見ていたベアトが普通にゲームマスターだと思うのですが。もちろん駒の性質(人形状態がある)もあると思うのですが。

>EP5ではゲームマスターのベアトがゲームを放棄しているため
>駒ベアトがAIで行動しているのですが
>碑文の謎が解かれてしまったため目的が消えてしまいました
>その時点で本来ならばゲーム盤から降りるはずなのですが

GMラムダが用意するシナリオ、これはプレイヤーがランダムに動く為、自由度の高いゲームのようになると思うのですが、プレイヤーが「勝利条件」を満たしてしまうとどうなるのか、GMのシナリオというのはそれも想定して作られているのか、碑文を解くことが本当にゲームの勝利条件を満たしているのか、
EP3でも絵羽が碑文を解いた後もゲームは続いたのですが、これも同じ問題だと思うのですが。

ボクの感じでは碑文を解くことはゲーム盤の勝利条件ではない、こんな感じなのですが、碑文の謎は盤上の駒レベルの話で、上位世界でのバトラVSベアトの戦いには直接影響を与えるものではないと思うのです。

バルコニーの件はとにかく駒が普通に過去のEPを知っていたように話すのが不思議なのです。

EP4の縁寿のさくたろう反魂からバトラ回復、そして縁寿消滅、これを説明する必要は絶対にあるのです。竜騎士先生が何も考えていないと言うのであれば別なのですが、本気で謎に挑む者なら説明する必要があるのです。
アンチファンタジーに拘ってる訳ではないのですが、EP2のラスト、バトラは何故、金蔵やベアトを視認したのか、これに対し、プルピヨさんの動画ではバトラが終盤で魔女に屈服してしまいゲームの敗北条件を満たし探偵権限が失われたとなるほどと思える説明を出したように、ゲーム盤的な視点からの解釈、説明などを求めているのです。何でもアンチファンタジーということはないのです。
37: 名前: ケーナ:2012/03/23 20:37ID:b6rGo7vq
ちびゆかさん>>36

>出題ベアトもバトラのことをお父様と思ってたことになるのではないのですか?
>同じ手順で生み出されたなら出題ベアトも同じ設定になると思うのですが。

出題ベアトが消えてしまったので
戦人が同じ手順でもう一度ベアトを再構築したのです

>ボク達が見ていたベアトが普通にゲームマスターだと思うのですが。
>もちろん駒の性質(人形状態がある)もあると思うのですが。

確かにまだ考えを詰めていないため
仮説の段階です
ただベアトの行動や発言には何かおかしなところがあり
それを説明するためには何らかの新しい説が必要だと考えています

>GMラムダが用意するシナリオ、
>これはプレイヤーがランダムに動く為、
>自由度の高いゲームのようになると思うのですが、

ラムダのゲームは夏妃を犯人に仕立てて
ベルンと遊ぶためのものです
ベルンもそれを理解しているようですが
ヱリカがどう考えているのかは検証する必要があります

>プレイヤーが「勝利条件」を満たしてしまうとどうなるのか、
>GMのシナリオというのはそれも想定して作られているのか、
>碑文を解くことが本当にゲームの勝利条件を満たしているのか、
>EP3でも絵羽が碑文を解いた後もゲームは続いたのですが、
>これも同じ問題だと思うのですが。

一応ゲーム盤の終了時刻は
10月5日の24時ということになっていますから
勝利条件を満たしていても
終了時刻にならないとゲームは終わらないのでしょう

>ボクの感じでは碑文を解くことはゲーム盤の勝利条件ではない、
>こんな感じなのですが、碑文の謎は盤上の駒レベルの話で、
>上位世界でのバトラVSベアトの戦いには直接影響を与えるものではないと思うのです。

この考え方で問題ないと思います

>バルコニーの件はとにかく駒が普通に過去のEPを知っていたように話すのが不思議なのです。

実は駒が過去のEPを知っていたように話すのは結構あります
確かに不思議なのですが そういうものなのだとスルーしていました

>ゲーム盤的な視点からの解釈、説明などを求めているのです。
>何でもアンチファンタジーということはないのです。

ゲーム盤はミステリーですので
解釈と説明が出来ます
しかしメタ世界は説明のしようのない世界なのです
何で魔女がいるの? 何で悪魔がいるの?
ファンタジーだからとしか言いようがありません
38: 名前: ちびゆか:2012/03/23 22:50ID:e6db.9t8
ケーナさん>>37
バトラがお父様、ヤス(紗音)がお母様、
ベアトって二人の子供みたいなのですね。

>実は駒が過去のEPを知っていたように話すのは結構あります
>確かに不思議なのですが そういうものなのだとスルーしていました

紗音、嘉音に集中しているのですが、現象自体は上位の存在の意思のようなものが関わってると思うのですが。EP4のブレザーベアトも含め、ヤスが共通点のような感じなのですが。GMのシナリオと関係あるのか、それとも駒のアドリブのようなものか、よく解らないのです。

>しかしメタ世界は説明のしようのない世界なのです
>何で魔女がいるの? 何で悪魔がいるの?
>ファンタジーだからとしか言いようがありません

何故「ファンタジー」が存在すると言い切れるのですか?ファンタジーが存在するという確かな根拠はあるのですか?メタ世界が謎の世界だったとしても、謎がファンタジーの証明にはならないと思うのです。

ボクの支持するアンチファンタジーは、小冊子ですが竜騎士先生が示した一つの考え方、基本フォーマットに忠実なだけなのです。
一方、アンチミステリーの世界の方は、ファンタジーの存在を認める内容でもありません、ただ彼女の言葉を信じるかということが問題になってるのです。

ケーナさんの世界観に近い形で、尚且つアンチファンタジーでも納得できる一般的な縁寿妄想説も一応あるのですが。ボクの考えてる縁寿創作と違うものなのですが。

まず下地に十八創作の偽書があり、そしてそれを読んだ縁寿の内面世界、妄想の世界、これがうみねこのファンタジー世界になるのですが。
戦人十八の偽書が核となり、それを縁寿の魔法世界で装飾という形、ケーナさんの世界観に近いと思うのですが。問題点も山程あると思いますのですが、ファンタジーを用いる必要がないので優れた形だと思うのです。

ボクが縁寿に拘っているのは、後世の魔女の視点を生かした解釈でないと縁寿が何の為に登場したのか解らないのです。ただの解説者の扱いではおかしいと思うのです。伊達に無限、黄金、反魂の称号を持っているだけではないと思うのですが。
あとEP2の水族館の魚の話なのですが、魚の立場では自分たちが泳いでいるのが海なのか水槽なのか判断できないのです。うみねこなら物語の登場人物の立場では現実なのか虚構なのか判断できないのです。
海なのか水槽なのか判断するには、外から観測する必要があるのです。中にいても海だと信じれば海になるのですが。一なる真実を望むなら、外から観測し、海なのか水槽なのか判断する必要があると思うのです。

右代官縁寿の立場は外から海か水槽か観測する立場なのです。縁寿の存在を軽視した解釈は事実上、水槽の中を海だと思い込む魚の如き解釈だと思うのです。

ファンタジーは万能なのです。解らないことを全て納得させてしまう力があるのですが、その力に頼っては一なる真実へは辿り着けないと思うのです。

39: 名前: ケーナ:2012/03/24 20:15ID:36D6ECRO
ちびゆかさん>>38

>紗音、嘉音に集中しているのですが、現象自体は
>上位の存在の意思のようなものが関わってると思うのですが。

■駒の認識力
”「さて、ベアトリーチェ。お前が取った6つの駒は何なのか、そして次なる手はどうくるのか。楽しませてもらうぞ。……私の守りは完璧だ。前回のような無様は晒さぬぞ。」(金蔵)(EP2)
「……珍しいよ。殺されないで、捕まるなんて」(嘉音)(EP4)
「今回はベアトリーチェさまがお越しにならないし。お館様が書斎を出られるし。……何が何だかわかんないね…」(紗音)
「わかるさ。………何が起ころうと変わろうと、全てあの魔女の気まぐれと余興。結果は何も変わらないのさ」(嘉音)
「今回は黄金郷に、………行けるかな」(紗音)
「さぁね。僕たちは脱落率が高いから」(嘉音)
「…………そう言えば、二人で第一の晩を生き延びたのって、ずいぶん珍しいね。……儀式が始まってるのに、こうして二人でお話できるなんて、何だかすごく珍しい気がする」(紗音)”

考察の柱を作っていましたのでそのまま貼り付けますが
確かもっとあったのを絞り込んだ気がします
しかし金蔵は死んでいるため幻想存在ですし
(扱いとしては魔女や悪魔と同列)
人間の駒でゲームを認識しているのはご指摘の通り
紗音と嘉音だけだと思います

>何故「ファンタジー」が存在すると言い切れるのですか?
>ファンタジーが存在するという確かな根拠はあるのですか?

証明できないからファンタジーなのですとしか言いようがないです
僕がファンタジーを主張するのはアンチファンタジーを主張すると
この物語が誰かの創作ということになり
つまらないし 何よりベアトが可哀想だからです
ファンタジーならばベアトという魔女が戦人に謎かけをし
戦人が答えを出した時にはベアトは消えていて
今度は戦人がベアトに謎かけをし
ベアトが答えを出して復活してハッピーエンド
という物語をそのままに受け入れられます

>一なる真実を望むなら、外から観測し、海なのか水槽なのか判断する必要があると思うのです。

うみねこの作品の中にはファンタジー世界だけではなく
現実世界とゲーム盤というミステリー世界も入っています
僕にとって一なる真実は現実世界とミステリー世界において
通じるものなのです
40: 名前: ちびゆか:2012/03/24 21:36ID:581.qYO8
ケーナさん>>39

>しかし金蔵は死んでいるため幻想存在ですし
>(扱いとしては魔女や悪魔と同列)
>人間の駒でゲームを認識しているのはご指摘の通り
>紗音と嘉音だけだと思います

金蔵もそうでしたのです。紗音嘉音と共通点は概念に過ぎない、になると思うのですが。死者も生者の中の概念、駒と同様操り人形なのです。これは紗音嘉音をヤスの中の駒(概念)の扱いでの話しなのですが。
EP4のブレザーベアトは人間の扱いなのですよね?やはりこのケースが特に不思議というか理解の範疇を超えている感じなのですが。

ファンタジーについては、何年もうみねこに付き合ってたらその世界に愛着というか護りたい気持ちが出てきてしまうのです。でもそういった感情からファンタジーは存在する、と判断するのは間違いだと思うのです。
ボクは竜騎士先生が小冊子で示したアンチファンタジーの世界、フォーマットを自分の考えの基本にしていますのです。軸のようなものなのです。

ボクとケーナさんの世界観は因果が逆になってるのですね。ボクは人の内面世界が下地、核となり、そして人がその世界を一部または全部記したのが偽書。
ケーナさんは下地、核として偽書があり、そして神秘の力でファンタジー世界が存在している。理解できる世界なのです。

でも逆にするだけでファンタジーから一気にアンチファンタジーなるのでボクはそういった所を面白いと感じる訳なのですが。

ボクが目指しているのは人間の理屈で神秘、ファンタジーを全て否定することになるのですが、これは罪なのですか?愛がないと思うのですか?
ボクは愛はあると思っていますのです。竜騎士先生を信じているからこそのアンチファンタジーなのです。
一なる真実についてですが、これを知りたいと思うのは愛と矛盾すると思うのですが。内容は恐らく知らない方がいいみたいなものだと思うのですが。
これを晒すのはヱリカのような知的強姦者のような立場になってしまうと思うのですが。本来は一なる真実など知るべきでない、というのが愛ある立場だと思うのですが。バトラや縁寿の気持ちを尊重するなら当然のことだと思うのです。
41: 名前: ケーナ:2012/03/25 12:48ID:8633PzPP
ちびゆかさん>>40

紗音と嘉音だけが人間の駒の中でゲームを認識している
というのはメッセージボトルを書いた本人だから
ではないでしょうか?
紗音と源次はロノウェと面識がありましたし
他の駒とは少し位置づけが違うようです

>EP4のブレザーベアトは人間の扱いなのですよね?
>やはりこのケースが特に不思議というか理解の範疇を超えている感じなのですが。

EP1のラストでも戦人はベアトに会っています
EP2で楼座と真里亞と源次がベアトに会っています
この三人は位置づけ的には共犯者なので
別に幻想と解釈しても良いのですが
その後でベアトはそのまま霧絵に会っています
霧江は共犯者ではないため実際にベアトに会ったと考えられます
EP3では絵羽と譲治が会っていますが
おそらくあれは幻想です
つまりEP4以外でも結構ベアトに会った人はいるのです
それらは全て紗音の変装です

EP3では何故幻想だと言えるのかといいますと
ゲーム盤がミステリーであり事件が人間の仕業であるなら
その人間の立場や状況で幻想とそうでない場面の
区別はつくようになっているのです(多分)

>ファンタジーについては、何年もうみねこに付き合ってたら
>その世界に愛着というか護りたい気持ちが出てきてしまうのです。
>でもそういった感情からファンタジーは存在する、
>と判断するのは間違いだと思うのです。

基本は以前の「作者は竜騎士07さんである」という考えとそれほど変わりません
ようは「作者」という存在を作品中から消しただけなのです
普通の物語であれば当然のことなのですが
僕もこの作品の幻想に捕らわれていたわけです

>ボクとケーナさんの世界観は因果が逆になってるのですね。
>でも逆にするだけでファンタジーから一気にアンチファンタジーなるので
>ボクはそういった所を面白いと感じる訳なのですが。

この作品を解釈していけばこのどちらかに収斂していくのだと思います
考える人間と考えない人間がいて
考える人間はこのどちらかに辿りつく
そんなところではないでしょうか?

>ボクが目指しているのは人間の理屈で神秘、
>ファンタジーを全て否定することになるのですが、
>これは罪なのですか?愛がないと思うのですか?

竜騎士07さんがインタビューで言っていましたが
「人は正解を見たいわけではなく、自分がそうだと信じる正解を見たいだけ」
なのだそうです
僕は以前 この掲示板で何人かとやり取りした時に思いました
「もしこの場に竜騎士07さん本人が現れて書き込んでも
この人達は多分否定するのだろうな」と

僕は竜騎士07さんが描こうとした作品の本質を理解したい気持ちはあります
しかし そこに「自分がそうだと信じる正解」があって欲しい
という気持ちもあるのだと思います

僕はメッセージボトルと偽書の仕組みに気がついた時に
EP1~4のゲーム盤以前のシーンは並存できる
という仮説をたてました
そのとき「竜騎士07さんはやっぱりスゲー」と思ったのですが
実際は並存できずがっかりしました

うまく説明は出来ないのですが「自分がそうだと信じる正解」
を求め続けるのは別に悪いことではないと思うのです
その過程で竜騎士07さんが用意した答えに至れればよし
至れなくても自分が納得できる正解に至れれば
それはそれで良いのではないでしょうか?
42: 名前: ちびゆか:2012/03/25 21:00ID:1cTM2vN7
ケーナさん>>41
ちょっと関係ない話なのですが、人が来ませんなのです。個別EPの解を持ってくる人がいればボクはケーナさんに任せて傍観し、勉強したいのですが。誰か来るまで世界観や構造の話をしていようと思っているのですが。このbbsには他にも一応考察系のスレがあるので、ケーナさんの個別EPの解を出していた方が興味がある人が集まるかもしれませんなのです。世界観、構造の話ばかりでは偏ってしまいますので。ボクはよろず推理処、たまに今までのまとめスレに書くだけなので、ケーナさんは他の推理系スレを活用してはどうなのですか。

人間の駒がベアトに会っていることは、ヤスの変装や幻想で説明できると思うのですが、EP4のバルコニーのケースは探偵でしかも過去のEPの記憶を持っているようで、特に不思議なのですが。

あと解らないことで聞いてみたいのは棋譜についてなのですが。
例えばEP1、2は「魔女ベアトリーチェ第九の晩に復活。彼女はついに黄金郷の扉を開きます。」、EP3だと「今こそ、彼女は真の黄金の魔女として覚醒します。」
他にもいろいろあるのですが、各EPで変化があるのですが、特にEP3が劇的に変化するのですが。棋譜についての考察はあまり聞かないのですが、注視していることなどあるのですか?

世界観については少し言いすぎてごめんなのです。
解って欲しいのは小冊子の「アンチファンタジーの世界」が確実にある、ということなのです。ボクの頭の悪さがその証明なのです。小冊子の殆どはアンチミステリーの世界についての説明で、全ての読者はアンチミステリーの世界の方しか考えてないと思える程、偏っているのですが。
竜騎士先生が「アンチミステリーの世界」「アンチファンタジーの世界」の二つを示しているという事実、そして頭の悪いボクが「アンチファンタジーの世界」を受け入れ、ケーナさんにものが言える程度に理解できる事実、

本心は「アンチファンタジーの世界」があることに気付いて欲しいのです。ボクが一人で考えても思うようにいかないのですが。ボクはアンチファンタジーの世界の入り口くらいは示すことが出来たと思うのです。

ケーナさんは断言できるのですか?「アンチファンタジーの世界」は存在しないと。もしできないなら、双方の世界を考える必要があると思うのですが。
43: 名前: ケーナ:2012/03/26 20:25ID:8aRgJlRT
ちびゆかさん>>42

>ちょっと関係ない話なのですが、人が来ませんなのです。

ごく単純な話
完結から結構時間が経っているため
考察を続けている人がいないのではないでしょうか?
2ちゃんねるに行けばいるかもしれませんが
個人的に2ちゃんねるは好きではないので…

ずっと二人だけでやり取りしているため
入りづらいというのもあるかもしれません
個人的には全然関係ない話題で
いきなり入ってきてもらっても
全然OKなのですが…

一応アマゾンに網を張っていて
「これは」と思う人がいたら声をかけているのですが
反応がないですね
みんなわかったつもりで
全然わかっていないと思うのです
僕も一周クリアした時点でかなりわかったつもりでいましたが
今の僕から見ればゴミのような理解でした

>人間の駒がベアトに会っていることは、
>ヤスの変装や幻想で説明できると思うのですが、
>EP4のバルコニーのケースは探偵で
>しかも過去のEPの記憶を持っているようで、特に不思議なのですが。

”「……了解デス。……ノックス第9条により、マリア卿の魔法目撃は認められマス。」(ドラノ)(EP6)
「あっははははははははッ!! そうですよねぇ、第9条ならね!! 観測者はいつ如何なる時でも、私見を語ることが許される! でなかったら、女装した犯人の目撃を“女を見た”と表記したミステリーは全て失格ってことになりますからアッ!! いいんですよぅ、あなたが魔法を見たと主張してもッ!!」(ヱリカ)”

とありますが 探偵は神様ではないので
見間違えることは許されるのではないでしょうか?
女装や変装を探偵が無条件で見抜けるなら
それはもはや超常能力でノックスに違反すると思います
過去のEPの記憶を持つことは紗音であるため
問題ないのではないでしょうか?
ちなみに僕はこの場面ではゲームマスターの
ベアトが駒に干渉していて
自分の言葉を駒に語らせていると解釈しています

>あと解らないことで聞いてみたいのは棋譜についてなのですが。
>他にもいろいろあるのですが、各EPで変化があるのですが、
>特にEP3が劇的に変化するのですが。
>棋譜についての考察はあまり聞かないのですが、
>注視していることなどあるのですか?

TIPSは正直難しくて人に説明できるほどには理解できていないのが現状です
EP1のExecuteは真里亞の喋り方で書かれているようですし
EP3ではエヴァの視点で書かれている部分もあります
EP3のベアトは一応三つの仮説を持っています
一つはエヴァに勝ったことでエヴァを黄金の魔女から引き摺り下ろし
戦人に認められたことで再び黄金の魔女に返り咲いた
二つは碑文の謎が解かれたことで儀式を諦めたが
魔女幻想を守るためと朱志香を助けるためとで
再び魔女として活動することにした
三つは有限の大切さを知ったことで
真の無限の力を手に入れた
です

>世界観については少し言いすぎてごめんなのです。

僕のファンタジー説だと立証のしようがないので
ある意味 説明放棄であり
やむを得ないと思います

>解って欲しいのは小冊子の「アンチファンタジーの世界」が確実にある、ということなのです。

ゲーム盤及び現実世界はアンチファンタジーである
という認識では駄目でしょうか?
僕は部分によって
それぞれ別のルールが適応されていると考えているのですが
44: 名前: ちびゆか:2012/03/26 23:26ID:28FA4aok
ケーナさん>>43
一年前はここも活気があったのです。ボクもちょっとだけ名無しで書いたりしたのですが。みんな何処へ行ってしまったのか・・・
EP8の八城が一なる真実の書を非公開にし、世間の六軒島ムーブメントに終止符をうったのと重なるのです。

読者自ら再びうみねこムーブメントを蘇らせるような動きがあれば嬉しいのですが、現状では困難な感じなのです。竜騎士先生が、ファンディスク、小冊子のようなものを出してくれると、少しは活気も戻ると思うのですが。

>とありますが 探偵は神様ではないので
>見間違えることは許されるのではないでしょうか?

常識の範囲で読者を騙すことは探偵はしないというくらいの解釈なのですが、ヱリカのように赤字で権利を保障したものは別なのですが。過去EPの記憶を持ったベアトが探偵と対峙する。変装に気付かないのは常識の範囲だと思うのです。
過去EPの記憶というのは常識の範囲を逸脱していると思うのです。探偵の主観を疑うかはともかく、なんらかの説明がないとすんなり納得は出来ないのです。

棋譜ですが、碑文の謎も高度な暗号が隠れていたように、棋譜もなんらかの意味、暗号的なものが隠れていることは可能性が高いと思うのですが。碑文レベルの難解さなら常人には解らないのですが。

「新しき魔女」というのが気にはなるのです。あとEP4には棋譜がないというのも気になるのです。

うみねこの翼のラストの部分ですが、
「ベアトリーチェのゲーム盤はすでに終わって閉じられているにも関わらず、まだ観客席を立たない魔女たち。
貴方は浜辺に流れ着くのを待つ陸の魔女?それとも航海者の魔女なのかしら。
もちろんどちらでも構わないのだけど
もし、あなたと再会できるなら、それはカケラの大海原の中がいいわね。
バイバイ、陸の魔女たち。」

翼のラストを普通に読めば、殆どの読者は陸の魔女に該当すると思うのです。海を目指す必要が絶対にあるのです。
我らの告白を普通に読めば、自分たちは三つの物語の一つ、ミステリーの物語ぐらいしか解っていない。そしてそれは1000人の内999人に該当していること、うみねこは料理で例えて半分しか使ってない贅沢なもの、そして1000人に1人が該当するのは捨ててしまった非公開の物語。(実際は三分の一しか公開していない)

こういったものを普通に読めば自分たちは殆どうみねこを理解できていないというのが判ると思うのです。解ったつもりでいるから普通に読むことすら出来なくなっていると思うのです。

ボクは奇をてらうようなことを言うのですが、全ては非公開の物語を見つけるためなのです。一つの突破口として、今まであまり重視されていなかった「アンチファンタジーの世界」というものがあると思うのです。
非公開の物語を見つけるには、従来の発想ではダメだと思うのです。
今までの考えを捨て(陸を捨て)、新しい世界を見つける必要があると思うのです。それが航海者だと思うのです。

45: 名前: ケーナ:2012/03/27 20:56ID:a2E9/j2/
ちびゆかさん>>44

>一年前はここも活気があったのです。
>EP8の八城が一なる真実の書を非公開にし、
>世間の六軒島ムーブメントに終止符をうったのと重なるのです。

僕は考察を止めてしまった人は二種類いると思います
一つはEP8に失望した人
もう一つは自分はもう至ったと思った人

前者は論外ですが後者も多分
本人が至ったと思っているだけで
実際は至っていないと思います

>読者自ら再びうみねこムーブメントを
>蘇らせるような動きがあれば嬉しいのですが、
>現状では困難な感じなのです。

僕もPS3版が出たことによって
こっちにも人が来るのではないかと期待しましたが
まったくその気配がありませんね
僕が『最後の告白』と『羽』で感じたのは
竜騎士07さんの深い失望でした
もはや竜騎士07さんからのこの作品への
アプローチはないのではないかと思います

>過去EPの記憶というのは常識の範囲を逸脱していると思うのです。
>探偵の主観を疑うかはともかく、なんらかの説明がないとすんなり納得は出来ないのです。

確かに超常現象ですよね
でもよく考えて欲しいのですが幻想だって超常現象です
ゲーム盤はミステリーですが幻想という超常現象で包まれているのです

>「新しき魔女」というのが気にはなるのです。
>あとEP4には棋譜がないというのも気になるのです。

新しき魔女は僕も気になります
”右代宮 戦人 第九の晩に、死亡。新しき魔女は、誰も生き残らせはしません。
主治医 南條 第九の晩に、死亡。 新しき魔女は、誰も生き残らせはしません。
右代宮 譲治 第九の晩に、死亡。新しき魔女は、誰も生き残らせはしません。”

戦人を殺したのは絵羽です
ところが南條は絵羽には殺せません
譲治だって絵羽が殺すわけがありません
つまり”新しき魔女”というのは
絵羽ともう一人を合わせた魔女のことです

そういえばEP4は杭も出てこなかったのではないでしょうか?
たぶんベアトは戦人に失望して儀式を止めてしまったのです

僕は元々『うみねこ』という作品をただの読み物として捉えていて
推理も考察もまったくする気はありませんでした
だから『最終考察散』に書いてあることを何の疑いもせずに
事実だと受け入れていました

しかしPS3版のEP1をプレイしたときに答え合わせのつもりで
『最終考察散』と『真相解明読本』を読んでびっくりしました
誰もこの作品をきちんと理解できていないことに気がついたからです
それから考察を始めたので普通の人からだいぶ遅れてしまいました

今の僕なら大概の人間と渡り合えると思うのですが
その相手がいないのではどうしようもありません
ですからこうしてちびゆかさんが付き合ってくださっていることに
大変感謝しています
飽きたら見捨てていただいて結構ですので
これからもよろしくお願いします

そう言えば竜騎士07さんはプレイヤーが作ったブログを見て
「この人は至ってるなー」とか思っていたそうですが
ちびゆかさんはそんなブログって見たことありますか?
僕が見つけることが出来たのはトンデモ系か途中で止めてる系の
どちらかだけなのですが…
ニコニコ動画は流石に盲点でしたが
探した限りではプルプヨさん以外にろくなものはありませんでした
46: 名前: ちびゆか:2012/03/27 23:40ID:cfS8h281
ケーナさん>>45
至った人はゼロだと思うのです。一なる真実のようなものに於いてなのですが。
我らの告白で解ったことは、従来の考えは、ミステリーの物語に該当しているということ。幻想は結果に対する過程の装飾、これは従来の考えそのものだと思うのです。そしてミステリーの物語は1000人の内999人に該当、二つの非公開の物語が1000人に1人に該当、どう考えてもミステリーの物語くらいしか解ってないのです。

>確かに超常現象ですよね
>でもよく考えて欲しいのですが幻想だって超常現象です
>ゲーム盤はミステリーですが幻想という超常現象で包まれているのです

幻想は結果に対する過程の装飾で一応説明はできると思うのですが、探偵戦人は例外になると思うのですが。解らないものは解らないのですが。

棋譜に関してですが、「新しい魔女」これは偽書の書き手に関係あると思うのですが。EP1、2はヤスが書いたボトメ、EP3以降は偽書作家、これが新しき魔女になると思うのですが。ヤス主観の世界から偽書作家主観の世界に変更、これが関係してると思うのですが。
杭も何かありそうなのですね。杭がないと棋譜は作れないのです。

>ですからこうしてちびゆかさんが付き合ってくださっていることに
>大変感謝しています
>飽きたら見捨てていただいて結構ですので
>これからもよろしくお願いします

こちらこそありがとうなのです。ボクは通説を破ることを目指しているので、非主流な縁寿創作説など奇をてらう発言が多いのですがよろしくお願いします。

ブログ等は見ないので解りませんが、噂なども聞いたことはないのです。
47: 名前: ケーナ:2012/03/28 09:30ID:28Zw6bhI
ちびゆかさん>>46

>至った人はゼロだと思うのです。一なる真実のようなものに於いてなのですが。

実は僕もそう思っています
正直 僕よりも考察力・読解力のある人は
この世にごまんといると思います
しかし この作品と出会い
この作品と正面から向き合い
僕と同じレベルで至っている人はほとんどいないと思います

例えばプルプルビヨプヨさんはEP7の段階で
あのレベルまで至っています
『最終考察散』やその他のインタビューを読めば
僕より上のレベルに軽々いけるでしょうが
たぶんEP8で失望したクチなのだと思います

>幻想は結果に対する過程の装飾で一応説明はできると思うのですが、
>探偵戦人は例外になると思うのですが。

これはEP4において戦人が会ったベアトが
過去のエピソードの話をすることですよね?
人間は空を飛ぶことは出来ませんが
話をするだけならどんなことでも話せます
ですからミステリーから逸脱してはいないのではないでしょうか?

>棋譜に関してですが、「新しい魔女」これは偽書の書き手に関係あると思うのですが。
>EP1、2はヤスが書いたボトメ、EP3以降は偽書作家、
>これが新しき魔女になると思うのですが。

「新しい魔女」という単語が出て来たのはEP3だけですので
EP3において犯人が途中で変わっていることを指して
「新しい魔女」という言葉を使っているのだと思います
ただ「それは絵羽だけではありませんよー」ということです

ところで僕は何気に気がついたことがあるのですが
”「狂ってやがるッ!! もう止めろ畜生ォオオオォ!! ワルギリアッ、この狂った茶番を止めさせるんだ!! どうすりゃいいんだ!!」
「………私たちは盤外の存在です。盤上には触れられません。」
ワルギリアは申し訳なさそうに首を振る。…彼女はすでに“殺された”身だ。何の干渉もできないということなのか…。”

EP3ではこのように書かれているのですが
EP5のようにプレイヤーが駒を操作できるなら
この時戦人は自分の駒を動かして薔薇庭園に行って
エヴァをぶん殴らせれば良かったのではないでしょうか?
48: 名前: ちびゆか:2012/03/28 23:06ID:08BQkSbo
ケーナさん>>47
ケーナさんでも甘さを感じるのです。我らの告白を読めばボクらが解っているのはミステリーの物語に過ぎないという現実、1000人の1人に該当する二つの非公開の物語は雲を掴むような状態、うみねこを十としたら半分も理解していないことになるのです。もしかしたら十のうち一にも満たないかもしれないのです。本編で八城は物を読めるのは100人に1人か2人と言ってたのですが、我らの告白では1000人に1人に気付いて欲しいとなっているのです。
これは、真相へ近付くどころか後退したと思えるのです。

うみねこは情熱が必要なのですが、自分は全く解っていないと認める勇気も必要だと思うのです。どのEPか忘れたのですが、時計の針は確実に時を刻んでいるのですが、24時を刻んだと思ったら、実は0時に戻ってしまったのかもしれない、こんな話だったのですが、今のうみねこ読者は殆ど24時を刻んだと思ってるだけで、本当は0時かもしれませんなのです。

>人間は空を飛ぶことは出来ませんが
>話をするだけならどんなことでも話せます
>ですからミステリーから逸脱してはいないのではないでしょうか?

確かに物理的な問題はないのですね。一応ミステリーの範疇なのですか。

「新しき魔女」、普通に読めばエヴァベアトなのかもしれませんが、現実に於いて、ボトメ世界からネットの偽書世界へと大きな変化があるのです。
もし古き魔女をヤスとすれば、新しき魔女はネットの偽書作家になると思うのですが、EP3は絵羽が碑文の謎を解いたとされているのですが、本当に解いたのは偽書作家なのです。偽書作家が絵羽という駒で碑文を解いただけなのです。

>EP3ではこのように書かれているのですが
>EP5のようにプレイヤーが駒を操作できるなら
>この時戦人は自分の駒を動かして薔薇庭園に行って
>エヴァをぶん殴らせれば良かったのではないでしょうか?

この時戦人はゲストハウスに居たと思うのですが、楼座、真里亞の救出に薔薇庭園に行ったとすれば、人間戦人として考えた場合、どうやって知ったんだ、という問題になってしまいますのです。プレイヤーも人間の可能な範囲でしか操れないと思うのです。
でも出題の戦人は操るというより、見てるだけというイメージは有るのです。
49: 名前: ケーナ:2012/03/29 09:40ID:c31qT2rK
ちびゆかさん>>48

>ケーナさんでも甘さを感じるのです。
>我らの告白を読めばボクらが解っているのは
>ミステリーの物語に過ぎないという現実、
>うみねこを十としたら半分も理解していないことになるのです。

一人では理解できているつもりでも
人からツッコまれたりしたら
うまく説明できなかったりします
ですから人にきちんと説明できるようになって初めて
「理解した」といえると思います
ところが相手がいなければこれは出来ないことで
ゆびゆかさんには非常に感謝しています

いかに凄い作品でも「書いてあること以上の情報」は盛り込めないため
我々が想像もつかないような真実が隠されている
というようなことないと思います
ちびゆかさんも至っていないと思い込んでいるだけで
結構至っているのではないでしょうか?

>うみねこは情熱が必要なのですが、
>自分は全く解っていないと認める勇気も必要だと思うのです。

これはまったく同感です
「全く解っていない」というのは流石にオーバーだと思いますが
解ったつもりで解っていないのでは?
という自問自答は絶えず続ける必要があると思います

>「新しき魔女」、普通に読めばエヴァベアトなのかもしれませんが、
>現実に於いて、ボトメ世界からネットの偽書世界へと大きな変化があるのです。

僕はこの部分の解釈は非常にシンプルです
メッセージボトルにせよ偽書にせよ
中身は「ゲーム盤部分の粗筋以上全文未満」です
それこそ「誰がいつどこでどのように殺されたのか」
そんなことしか書いていないと思います
我々が目にしているEPはそれらを元に
再構成された物語ですから
元がメッセージボトルであろうと偽書であろうと
全く違いはないと考えています

>>EP3ではこのように書かれているのですが
>>EP5のようにプレイヤーが駒を操作できるなら
>>この時戦人は自分の駒を動かして薔薇庭園に行って
>>エヴァをぶん殴らせれば良かったのではないでしょうか?

>この時戦人はゲストハウスに居たと思うのですが、
>楼座、真里亞の救出に薔薇庭園に行ったとすれば、
>人間戦人として考えた場合、どうやって知ったんだ、
>という問題になってしまいますのです。
>プレイヤーも人間の可能な範囲でしか操れないと思うのです。
>でも出題の戦人は操るというより、見てるだけというイメージは有るのです。

プレイヤーが駒を操作できるならプレイヤーが知りうる情報で
駒を行動させられるわけで
それこそ「EP1での嘉音に死亡は疑わしいから
EP2はずっと嘉音に張り付いていよう」とか
出来てしまいます
以前テーブルトークRPGの説明の時に
「プレイヤーの知識や能力がキャラクターには反映されない」
と書きましたが それと同じようなことなのかなと
今さらながらにして思いました

最初は「どう考えてもこれは設定変更だろう」と思っていましたが
テーブルトークRPGなら当然のことなのでした
自分で書いておきながら
いつの間にか思考がコンピュータRPGになっていました
50: 名前: ちびゆか:2012/03/29 21:52ID:bc6Z.WTl
ケーナさん>>49
これは考察ではなくただの読解の問題ですが、我らの告白を読み、自分たちが考えていた世界はミステリーの物語に該当しているとは思わないのですか?うみねこを半分捨てている贅沢な料理に例えてたのですが。実際は三分の二捨てているかもしれないのですが。
普通に読めばミステリーの物語しか解っていなかった、となるのですが。正確にはミステリーの物語さえ解らない部分があると思うのですが。竜騎士先生が三つの物語を用意しているというのを信じていないのですか?
1000人の999人に該当するミステリーの物語すら解が出せないのに自分が至っているとは全く思えないのです。

これは何故みんな普通に読まないのか不思議なのです。誤った解釈をしていると普通に読むことさえできないのかと思うのです。

インタビューのフェザリーヌとラムダの対決の場面、竜騎士先生の誰がライティングしているかが大事、の発言を、ケーナさんは竜騎士先生がライティングしていると解釈するなら、これはもう誤読していると思わざるえないのです。
ただ読むということは以外に大事だと思うのです。解らないなら取り合えずXとしておけばいいだけなのですが。

>いかに凄い作品でも「書いてあること以上の情報」は盛り込めないため
>我々が想像もつかないような真実が隠されている

これは普通にありえると思うのです。正確には気付かない、見落とし、だと思うのですが。

>メッセージボトルにせよ偽書にせよ
>中身は「ゲーム盤部分の粗筋以上全文未満」です
>それこそ「誰がいつどこでどのように殺されたのか」
>そんなことしか書いていないと思います
>我々が目にしているEPはそれらを元に
>再構成された物語ですから

ここが意見が食い違う部分なのですね。ボトメはあらすじのような日記風手記でしかない、ここは同意なのです。ボトメやその他の情報(自身の記憶とか)を再構成した世界が偽書作家の内面世界、これがボクたちが見ているEP、その内面世界を書き記したものが偽書。偽書にどこまで書いてあるかは不確定。

ボトメと偽書は大きく違うと思うのです。ボトメは86年の六軒島にいた人物がライティングした世界、偽書は後世の偽書作家がライティングした世界、だと思うのですが。読者が見ている世界は全て偽書作家が再構成した世界というのは同じなのですが。

少し話しがそれますが、ベアトリーチェの依り代、有無についてはどう思うのですか?貴賓室の人形、指輪、鏡、いまいち絞り込めないのですが。

あと気になるのは夏妃の霊鏡、この辺の意味が良く理解できないのですが。
岩礁の祠の鏡と関係あるのかとか。

TTRPGのことですが、プレイヤーの設定もGMが用意するのですか?
GMが用意した設定で自由に操るとか。



51: 名前: タチバナ:2012/03/29 23:03ID:23iMA9en
お久しぶりです
今更気付いたんですが、僕が管理してるサイトの「ふたりはウィルドラ」の話出てたんですねw
ずっと放置してるので、書き忘れにも気付いてませんでしたw ありがとうございます
偽書作家テストのまとめも中途半端なままになってるので、なんとかしないといけませんね…

ところで、ここでは今は何が議題になっているんでしょう?
お手数ですが、簡単にまとめていただければ、僕も考えてみようかと思います
52: 名前: ちびゆか:2012/03/29 23:29ID:3bk8ycCE
タチバナさん>>51
タチバナさん久しぶりなのです。
偽書作家テストって何なんですか?竜騎士先生監修じゃないと意味がないと思うのですが。

議題は相変わらず、うみねこにファンタジーは存在するかしないかのような話が中心なのです。ボクの考える「アンチファンタジーの世界」の肝なのです。

ボクがここに来た頃から同じで、魔法世界を人間の理屈で全て説明するという考えなのです。

話はうみねこ世界の構造、ゲーム盤の構造、こんな話をしています。

話す内容も偏ってしまうのでタチバナさんから何か議題を提供してくれると嬉しいのです。
53: 名前: タチバナ:2012/03/29 23:56ID:23iMA9en
ちびゆかさん>>52
最終考察に載っていたものですから、竜ちゃんもチェックしてるはずですよ
意味がないということはないでしょう

ファンタジーが存在するか否かで言えば、はっきりと存在しているでしょう
戦人とベアトがゲームで争う世界などはどう考えてもファンタジーです

人間の世界の人間の行動が反映されているという意味なら、魔法世界は人間で説明できますよね
あまり難しく考え込む必要はないように思います

最近考えたことで面白かったのは、「少なくともEP2の郷田は積極的な加担者ではない」「盤上紗音は真里亞を殺せない(殺してない)」
「ヤスが紗音・嘉音に、譲治・朱志香への恋心を持たせた理由のひとつとして、彼らが右代宮の姓を持っていたことが挙げられる」
というようなところかなー。結論だけ言うので、ちょっと考えてみてくださいw
54: 名前: ちびゆか:2012/03/30 00:30ID:4d.SoiRe
タチバナさん>>53
竜騎士先生がチェックしてるなら問題ないのですね。

>ファンタジーが存在するか否かで言えば、はっきりと存在しているでしょう
>戦人とベアトがゲームで争う世界などはどう考えてもファンタジーです

それは短絡的だと思うのです。偽書作家の内面世界ならファンタジーではないのです。EP4で縁寿は真里亞、さくたろう、七杭としりとり大会をするのですが、それは全て縁寿の内面世界で行われているのです。しりとり大会ができるなら戦人とベアトが争う世界も特に不思議ではないのですが。

郷田の件はちょっと解らないのです。盤上紗音が真里亞を殺せない…これはヤスで考えてますがEP4くらいしかヤスが真里亞を殺すケースが思い浮かばないのですが、マリアージュの同盟者だから殺せないくらいしか解らないのです。
まあ盤上は苦手なのです。
紗嘉の恋は、右代官姓に拘るなら右代官家を乗っ取る感じなのですが。恋心を持たせるという発想自体は面白いのです。二人は家具なのですから、ヤスが何らかの理由で恋心を持たせているはずなのです。
55: 名前: タチバナ:2012/03/30 08:04ID:f8H3P45d
ちびゆかさん>>54
>偽書作家の内面世界ならファンタジーではないのです。
僕とちびゆかさんとで解釈が違うのは、多分ここですね
十八の脳内世界=メタ世界ではなく、十八の脳内世界:メタ世界という対比構造になっていると思っています
便宜上、脳内世界だと説明することはありますが、メタ世界だけに視点を向けたのならファンタジーであると言えるでしょう

縁寿の脳内世界はどうだろ
あの時点での縁寿は魔法を完全に理解していたわけじゃないけど、似たようなものと言っていいかも
でも、真里亞たちは縁寿の視点でしか存在できなかったので、それは大きな違いと言っていいですね

最近考えたことの補足はあとでします
56: 名前: タチバナ:2012/03/30 08:55ID:f8H3P45d
よし、書くか

EP2郷田の無実は、偽嘉音の証言があったことで証明できます
何故なら、郷田が積極的な加担者であったのなら、使用人室で熊沢・南條の死体が発見されていないとおかしいからです
そうでないと、マスターキーを持たないとされる嘉音に罪を着せることができません
また、熊沢・南條に死んだ振りをさせるというのは難しく、苦肉の策として二人を別の部屋に移動させ、その部屋で(郷田に気づかれないように)殺すということを考え付いたのではないでしょうか
もちろん、この事件に関しては熊沢・南條についても騙されただけの犠牲者です

真里亞はサソリのお守りを持っていたというのが実は大きいのではないかと思いました
それに、おそらく彼女はそれ以外にも魔よけのお守りを持っていたでしょうから、魔女には手が出しにくい相手です
EP1・EP2では最後まで生き残っていましたし、EP3では紗音以外(おそらく楼座)が殺していますし、
EP4では直接的な殺害ではなく、おそらく毒によって死亡していました
自ら毒を飲むように仕向けられたのだとすれば、真里亞に対する攻撃は行なわれていません
EP5では碑文が解かれている以上、紗音以外が犯人でしょうし、EP6では言うまでもなくヱリカが犯人です
また、ボトルメールは本来は真里亞視点で書かれた物語であるはずなので、真里亞を途中で殺すわけにはいかなかったとも言えます
例え作中とは言え、真里亞という大切な友達を殺したくなかったという気持ちもおそらくあったでしょう

ヤスは本来、右代宮家の人間です。しかし、本名を隠し、安田という偽名を使うことを強いられていました
でも、仮に譲治や朱志香と結婚をしたなら、堂々と右代宮の姓を名乗ることが出来るようになるでしょう
(朱志香の旦那は、未来の当主となるので婿養子として迎え入れられるはず)
つまり、譲治と朱志香が右代宮という姓を持っていたことが大きなファクターだったということです
もちろんそれだけではなく、他にいろいろな理由があったでしょうが
57: 名前: ケーナ:2012/03/30 20:48ID:83JF5z2R
ちびゆかさん>>50

>我らの告白を読み、自分たちが考えていた世界は
>ミステリーの物語に該当しているとは思わないのですか?

”この未完成原稿によって、その3つの内の2つまでが晒された。”
『我らの告白』にはこのように書かれています
つまり本文と『我らの告白』の内容で3つの内の2つは解るわけです

『我らの告白』で描かれているのは
幻想描写の裏で行われている現実の工作です
しかし本文にはこれは書かれていません
一旦 現実での工作を考えた後に
それを塗りつぶすように幻想で上書きしているためです

つまり3つの内の2つは
「犯人の現実世界での行動」
「犯人の行動を上塗りする幻想描写」
であることがわかります

残りの1つは以前にも書きましたが
「愛がなければ視えない登場人物の真実」
だと僕は考えています

>インタビューのフェザリーヌとラムダの対決の場面、
>竜騎士先生の誰がライティングしているかが大事、の発言を、
>ケーナさんは竜騎士先生がライティングしていると解釈するなら、
>これはもう誤読していると思わざるえないのです。

以前は竜騎士07さんが作者だと考えていましたが
今はただファンタジーとして受けて入れています

>ボトメと偽書は大きく違うと思うのです。

そもそも偽書の最大の目的は「本物のメッセージボトルだと信じさせること」です
ですからスタイル 文章量 内容などを出来るだけメッセージボトルに
近づける必要があるため この二つはほとんど同じものであると考えられます

僕が思うにメッセージボトルは以下のような感じだと思います

”夕食後 ベアトにもらった手紙をみんなの前で読んだ
むずかしい漢字が多かったけど、上手に読めた
ママにはへんな笑い方をするなと頭をたたかれた
その後はゲストハウスで譲治お兄ちゃんと戦人と
朱志香お姉ちゃんと私とでトランプをした
私と譲治お兄ちゃんが圧勝した
次の日 朝 目を覚ますとママがいなかった
みんなを起こそうとしてもなかなか起きなかったので
戦人の上に飛び乗ったら大声を出して飛び起きた”

これが偽書(EP3)だったらこんな感じではないでしょうか?

”次の日 朝 目を覚まして 昨日ベアトにもらった封筒を
見ようとしたら なかった 確かにかばんにしまったはずなのに
戦人がママが私のかばんから何かを出していたと言った
きっとママが取ったに違いない”

>少し話しがそれますが、ベアトリーチェの依り代、
>有無についてはどう思うのですか?貴賓室の人形、指輪、鏡、いまいち絞り込めないのですが。

そもそも「依り代」なるものにあまり意味はないと思います
要はキャラクターを作り出す時に参考にするための材料です
煉獄の七姉妹の場合は煉獄の七杭ですし
ワルギリアなら熊沢です

>あと気になるのは夏妃の霊鏡、この辺の意味が良く理解できないのですが。
>岩礁の祠の鏡と関係あるのかとか。

「ベアトは鏡が苦手」とヤスが設定したため
切り札として使えるだけで
これもあまり意味はないと思います

>TTRPGのことですが、プレイヤーの設定もGMが用意するのですか?
>GMが用意した設定で自由に操るとか。

普通はプレイヤーが自分でキャラクターを作るのですが
それだとキャラクターにまつわるイベントが作れないため
(ロトの血を引く勇者であるとか)
ゲームマスターがあらかじめキャラクターを用意する場合もあります
58: 名前: ケーナ:2012/03/30 20:49ID:83JF5z2R
タチバナさん>>51 >>53 >>56

お久しぶりです

>今更気付いたんですが、僕が管理してるサイトの「ふたりはウィルドラ」の話出てたんですねw

タチバナさんがあのサイトを作っていることには気がついていましたが
特に関係のない話ですのでスルーしていました
コピぺして使わせていただきましたありがとうございます
ちなみに自分でやってみた結果
KEIYAさんの答えに修正や追加を加えた問題が37問ありました

>ところで、ここでは今は何が議題になっているんでしょう?

特に何について話しているわけでもなく
気になったことをお互い意見交換しています

僕は自分が気がついた考察の柱については
考察し尽くしてしまった感がありますので
この作品の世界観やテーマといった大きな問題から
個別のEPの個別の事件 個別の発言 個別の単語など
何でも結構ですので引っ掛かっていることを教えていただけましたら幸いです

タチバナさんが書いたことで少し気になったのですが
>「少なくともEP2の郷田は積極的な加担者ではない」
>「盤上紗音は真里亞を殺せない(殺してない)」
>「ヤスが紗音・嘉音に、譲治・朱志香への恋心を持たせた理由のひとつとして、
>彼らが右代宮の姓を持っていたことが挙げられる」

これらについて考えることにどういう意味があるのでしょうか?
あまり深い意味があるようには思えないのですが

郷田は臆病な性格ですから脅されれば犯行に協力するでしょうし
真里亞はEP3と4で死んでいますが
EP3では絵羽が殺したでしょうし
EP4ではそうとは知らず毒を自ら飲んで死んだでしょう
またヤスが右代宮家にこだわりを持っていたとは思えません

>EP5では碑文が解かれている以上、紗音以外が犯人でしょうし、
>EP6では言うまでもなくヱリカが犯人です

EP5の犯人は紗音です
EP6はそもそも犯人などいません
(殺人を犯したものが犯人だとするならばヱリカが犯人ですが)
59: 名前: タチバナ:2012/03/30 21:40ID:f8H3P45d
ケーナさん>>57 >>58
お久しぶりですー

>インタビューのフェザリーヌとラムダの対決の場面、
>竜騎士先生の誰がライティングしているかが大事、の発言を、
>ケーナさんは竜騎士先生がライティングしていると解釈するなら、
>これはもう誤読していると思わざるえないのです。
ああ、これは世界構造を読み解くための大ヒントですよね
更に上位の世界に存在するフェザリーヌがメタ世界に自分自身をキャラとして登場させてラムダの死を執筆したということです
つまり上位から見れば、メタ世界はフェザリーヌに執筆された創作物ということだと思います

>これらについて考えることにどういう意味があるのでしょうか?
>あまり深い意味があるようには思えないのですが
僕も考察はし尽くしたというつもりなので、遊びで考えてるというのが大きいですが、
こういった細かい考えの積み重ねで全体像が見えてくると思います

>郷田は臆病な性格ですから脅されれば犯行に協力するでしょうし
先述の通り、それでは使用人室に死体がなかったことの説明がつけられないと思います

>真里亞はEP3と4で死んでいますが
>EP3では絵羽が殺したでしょうし
あれ、そうだった。なんで楼座って書いたんだろ、自分w
楼座と口論になった絵羽がうっかり楼座を殺してしまい、その光景を見て騒ぎ出した真里亞を黙らせようとして首を絞めたら、
これまたうっかり殺してしまったと考えるのが自然ですよね
エヴァの存在が絵羽を苦しめているという描写は、故意ではなく過失で殺してしまったからだと考えられます

>EP4ではそうとは知らず毒を自ら飲んで死んだでしょう
他の死体とは明らかに状態が違ったというのは重要な情報でしょう
真里亞だけが特別扱いされてることを説明するのが、先述の考察です

>またヤスが右代宮家にこだわりを持っていたとは思えません
そこまでのこだわりではなかったかもしれませんが、本来ならヤスは右代宮家の当主です
右代宮にこだわりがなくても、身分を隠した生活を強いられるというのはやはりつらいものだと思いますし、本来の姓を堂々と名乗れるというだけでも大きいと思います

>EP5の犯人は紗音です
「愛のないゲームだから」とするなら、紗音主犯でもおそらく通りますね
でも、僕の考えでは「妾は約束は守る」という赤字は紗音にも適用され、故に「碑文が解かれれば儀式殺人はやめる」というのも絶対に守らなければならないルールです
60: 名前: ちびゆか:2012/03/30 22:52ID:d4t4zPzD
タチバナさん>>59
ファンタジー世界というのは人間の内面世界である、これはアンチファンタジー観点で考えれば唯一解なのです。これ以外の解釈は存在すら出来ません。
この世には不思議なものは存在しない、不思議なものは人の中の概念である。
メタ世界もメタバトラも人の中の概念である、これは合理的解釈なのですが。基本的に好んでファンタジーを受け入れてしまうのがボクはあまり良いとは思わないのです。

郷田なのですが、結果だけを考えると、死体があった方が郷田にとっては良いのですね。死体が消えたから楼座に疑われた訳で。確かに共犯だとすると動機面が変な感じはするのですね。積極的か消極的か解りませんが郷田自体はヤスの共犯と思っているのですが。死体を消す作業等考えると共犯の方が自然なのですが。

真里亞の方は、さそりのお守り自体もいまいち良く解っていないのです。人間の犯人がお守りのようなものを恐れるという非合理さが納得できないのです。
ただ設定というだけでは半信半疑なのです。

ヤスが何故家具に恋心を持たせたか、物語的に考えれば、自然と芽生えたのが妥当だと思うのですが、これはヤスの真意かヤスから独立した紗音、嘉音の意思かそれすらもわかりませんなのです。

EP3の第二の晩、楼座が真里亞を殺すのは十分ありえると思うのです。真里亞は絞殺、楼座は頭部にダメージだったと思うのですが。まず楼座が泣き止まない真里亞に怒り、首を絞めてしまう、黄金の話をしようとやってきた絵羽がそれを目撃、楼座を止めようと絵羽が突き飛ばす、楼座は頭を強く打って死亡、真里亞も手遅れで死亡、もちろん絵羽が二人を殺害でも説明はできますが。
61: 名前: ちびゆか:2012/03/30 23:36ID:d4t4zPzD
ケーナさん>>57
>つまり3つの内の2つは
>「犯人の現実世界での行動」
>「犯人の行動を上塗りする幻想描写」
>であることがわかります

「1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。」
我らの告白ですが、「犯人の行動を上塗りする幻想描写」とするのがミステリーの物語なのです。結果に対する過程の装飾というものなのです。本気でそれを信じるのがファンタジーの物語であり、1000人に1人に該当するものなのですが。自身が1000人の内の999人のミステリーの物語くらいしか解っていないと考えるのは、本気で1000人の1人を目指す者には絶対必要なことだと思うのです。今考えてるミステリーの物語が全てだと思い込んでいたら、そこで自分は至ったと勘違いをしてしまうのです。

ファンタジーを説明するのは、非常に難解だと思うのです。ケーナさんは魔法解釈など興味がないみたいなのですが、依り代、鏡なども含め、あとTIPSに出てくる用語、こういったものを真面目に考えないと1000人に1人に該当するファンタジーの物語は絶対に理解できないものだと思うのです。
もう一つの非公開の物語など夢のまた夢。それくらいに思ってるのです。

インタビューの読解の話ですが、読解とは1000人に999人の読解でいいと思うのです。考察は1000に1人を目指すべきなのですが。
竜騎士先生が誰がライティングしているかが大事なんです、と仰ったなら普通は誰か解らなくても、作中のキャラの中で考えるものなのです。竜騎士先生がライティングしているというのはジョークなのです。ただファンタジーとするのも、
竜騎士先生のインタビューを無視しているだけなのです。
言葉の論理パズルに於いて読解は非常に重要なのです。自身がないものは、解らないものは解らない、と絶対的な正しい解釈のみでいいと思うのです。少し解ってきたらxで仮定して考えればいいと思うのです。

自身の誤読を認めるのは恥ではない。恥なのは誤読を認める勇気がないことである。
これはボクは常にこう思っているのです。少し偉そうでごめんなのです。
62: 名前: ケーナ:2012/03/31 05:30ID:2a4h3jOr
タチバナさん>>59

>つまり上位から見れば、メタ世界はフェザリーヌに執筆された創作物ということだと思います

僕は「メタ世界はファンタジー」と捉えていましたので
特に執筆者については考えるつもりはなかったのですが
この答えなら納得で竜騎士07さんの発言とも整合すると思います

>>郷田は臆病な性格ですから脅されれば犯行に協力するでしょうし
>先述の通り、それでは使用人室に死体がなかったことの説明がつけられないと思います

熊沢 南條 郷田 この3人が共犯であれば
あの状況はいかようにも作れます

>>真里亞はEP3と4で死んでいますが
>EP3では絵羽が殺したでしょうし
>あれ、そうだった。なんで楼座って書いたんだろ、自分w

僕も何も考えずそのまま絵羽と書いてあると読んでいました…
ただちょっと気になるのが以下の描写です
”「…お願いだから静かにして…。どうしたらあなたは泣き止むの? どうしたらあなたはママの言うことを聞いてくれるの?」
「………。」
ぴたりと。真里亞が不自然なくらいに泣き止んだ。……すると振り返り、ぽつりと言った。
「…………真里亞の薔薇を見たら、ちゃんと明日まで静かにしてるよ。」
「本当?」
「うん。…薔薇庭園に行って、真里亞の薔薇を見たら、もう大人しくする。」
「………………。」
「本当だよ、ママ。」
「………………………………。」”

これは真里亞は誰かに「楼座を連れて薔薇庭園に来るように」
指示されていたのではないでしょうか?
碑文が解かれて儀式はやめになりましたが
碑文が解かれなかった場合でも第二の晩の犠牲者は
楼座と真里亞だったのではないでしょうか?

>でも、僕の考えでは「妾は約束は守る」という赤字は紗音にも適用され、
>故に「碑文が解かれれば儀式殺人はやめる」というのも絶対に守らなければならないルールです

ゲーム盤のルールの1つは「犯人は紗音であること」です
EP6で何故 戦人があのような展開にしたかと言いますと
「誰かを殺すならばその犯人は紗音でなければならないため」です
戦人は紗音に殺人をさせたくなかったのです

「約束を守る」のと「碑文が解かれれば儀式殺人はやめる」のとは
「ヤス紗音」の約束です
「ラムダ紗音」には関係がないのです

僕は個人的にEP5が全EP中一番面白いと思っています
以下の答えが傑作だからです
(1)金蔵の死体はどこにあり 何故発見されなかったのか?
(2)何故 ヱリカは戦人の寝息を聞いていながら
他の人間の寝息を聞かなかったのか?
63: 名前: ケーナ:2012/03/31 05:31ID:2a4h3jOr
ちびゆかさん>>61

>我らの告白ですが、「犯人の行動を上塗りする幻想描写」とするのが
>ミステリーの物語なのです。結果に対する過程の装飾というものなのです。

この部分に僕とちびゆかさんの解釈の違いがあると思います
僕はミステリーなのは『我らの告白』において描かれた
事件の舞台裏だと考えています
本文はそれをファンタジーで脚色したものです
一度ニンゲンに可能な事件の物語を描き
それを下地が完全に見えなくなるように
ファンタジーの物語で塗りつぶす
その二度手間を「2つの物語」と称していると思うのです

>今考えてるミステリーの物語が全てだと思い込んでいたら、
>そこで自分は至ったと勘違いをしてしまうのです。

自分は至ったつもりになっているだけでは?
という認識は大事だと思うのですが
謙虚も過ぎればなんとやらという言葉があります

>もう一つの非公開の物語など夢のまた夢。それくらいに思ってるのです。

宮本武蔵は「敵を知り、己を知れば、百戦すとも危うからず」
とかなんとか書いています
敵を過大に捉えてしまっては
勝てる敵にも勝てなくなってしまうのではないでしょうか?

>竜騎士先生が誰がライティングしているかが大事なんです、
>と仰ったなら普通は誰か解らなくても、
>作中のキャラの中で考えるものなのです。
>竜騎士先生がライティングしているというのはジョークなのです。

タチバナさんの説を採用させていただきますが
ファンタジー的解釈なら執筆者はフェザリーヌが適任です
64: 名前: ちびゆか:2012/03/31 22:50ID:d1PC/lCo
ケーナさん>>63
結果に対する過程の装飾、上塗り、脚色、全てミステリーの物語に該当する考えなのです。たぶんケーナさんはうみねこの全てがミステリーの物語だけであって欲しいと思っているだけなのです。
ただボクは記述にはっきりと、本気で信じている稀有なもののみファンタジーの世界足りえるとはっきりあるのです。どう考えても、装飾、上塗り、脚色というのは本気で信じていない普通の考えなのです。稀有な者でないのです。

ファンタジーを本気で信じるという概念が、ケーナさんだけでなく殆どの読者に欠けていると思うのですが。

小冊子のアンチミステリーとアンチファンタジーについて、の
「この世には真実など何もありません。
 この世の一なる元素であると謳われる「愛」すらも、所詮は幻想。ファンタジー。
 全てをミステリーで説明し、ファンタジーを否定しようとする人間には、愛する資格も、愛される資格もないということかもしれませんね。」

この一なる元素「愛」というファンタジーも本気であると信じ、考えれば一なる元素の正体は「我」である、と解るのです。ヒントも出題編の中にしっかり出てくるのです。EP4のマモンが“我思う故に我あり”と言ってたり、宇宙は宇宙と観測者の「二」で存在できるとか、「一」で存在できるのは「我」のみとなります。世界も「我」で説明もできる。特に不思議なことは有りませんなのです。

本気でファンタジーがあると信じていない人は、一なる元素「愛」について真面目に考えないのです。

他にも奇跡とは偶然である(正確には低確率な事象を観測者が奇跡や偶然と判断するだけ)とか色々言ったのですが。“本気”の意味が違うのかもしれませんのですが。

基本的に訳の解らないものはただのファンタジーだと思いがちなのですが、本質が解るとファンタジーも説明はできると思うのです。難解であり1000人に1人にのみ理解できる世界、ボクはまだ一部しか解りませんが、本気でファンタジーの世界に挑みたいのです。

ボクとしては一なる元素の正体が「我」だと気付けば、一気にアンチファンタジーの世界が開けると思うのですが。アンチファンタジーの世界はアンチミステリーの世界の上位互換で損は無いと思うのですが。

>タチバナさんの説を採用させていただきますが
>ファンタジー的解釈なら執筆者はフェザリーヌが適任です

読解については1000人に999人の読解なのです。作中キャラのフェザリーヌで考えるのが最も自然なのです。インタビューの自分で自分を描く、恥ずかしいことをしている、こういったことが該当するのです。
タチバナさんは最上位GMという言葉を使ってたような気もしますのです。
ゲームで例えるとゲーム機本体に該当する感じなのですが。立場上、GMの用意するシナリオ(ゲームソフト)を全て理解し、うみねこ世界を統轄するポジションなのです。実質、神に近く全て(シナリオ)を理解しているはずなのに、答え合わせがしたいと、言うのが面白いのですね。それを下位の存在のベルンに託すというのも意味深なのです。

ボクの世界観では最上位GMも含め全て人間の内面世界としているので、その世界の神であったとしても、答えを知るとは限らない、となるのですが。
65: 名前: ケーナ:2012/04/01 05:55ID:7ecXGuyp
ちびゆかさん>>64

>結果に対する過程の装飾、上塗り、脚色、
>全てミステリーの物語に該当する考えなのです。

ミステリーは「人の世の出来事」ですから
「結果に対する過程の装飾、上塗り、脚色」
こんなことが出来る時点でファンタジーなのではないでしょうか?

>記述に本気で信じている稀有なもののみ
>ファンタジーの世界足りえるとはっきりあるのです。

これはちょっと意味が解りません

>ファンタジーを本気で信じるという概念が、
>ケーナさんだけでなく殆どの読者に欠けていると思うのですが。

僕はこの作品をファンタジーであると捉えていますので
魔法も魔女も存在すると考えています
現実世界のパートやゲーム盤は
ファンタジーという本体に嵌め込まれた
部品という感じです

>この一なる元素「愛」というファンタジーも本気であると信じ、
>考えれば一なる元素の正体は「我」である、と解るのです。

そもそも一なる元素が「愛」と「我」の二つだと
一なる元素にならなくなると思うのですが…

>ボクとしては一なる元素の正体が「我」だと気付けば、
>一気にアンチファンタジーの世界が開けると思うのですが。

アンチファンタジーというのは
「魔女も魔法もこの世界には存在しない」
という考え方ですので
「この世の出来事は全て人間の仕業」とする
ミステリーの別表現であって
アンチファンタジー=ミステリー
なのではないでしょうか?

>(フェザリーヌは)実質、神に近く全て(シナリオ)を理解しているはずなのに、
>答え合わせがしたいと、言うのが面白いのですね。
>それを下位の存在のベルンに託すというのも意味深なのです。

我々はテレビの仕組みを知らなくてもテレビを使うことが出来ます
それと同じようにフェザリーヌも
現実世界のパートやゲーム盤の仕組みは知らなくても
自分の書く物語の部品に使うことはできるのではないでしょうか?

>ボクの世界観では最上位GMも含め全て人間の内面世界

ちびゆかさんの解釈だとラムダもベルンもフェザリーヌも
縁寿の頭の中の空想だということになると思いますが
ということは縁寿が考えることを止めてしまったら
(飽きたり忘れたりして)彼女たちは存在できなくなるということです
それではあまりに愛がないのではないでしょうか?
66: 名前: ちびゆか:2012/04/01 21:38ID:2aeEYyc4
ケーナさん>>65
我らの告白
「この世界を、ミステリーだと信じて挑む者たちなら、このようなまやかしには引っ掛かるわけもない。
この世界で“魔女を見た・魔法を見た・悪魔を見た”と宣言するのは、自分は犯人に買収され狂言に参加していると告白するも同然なのだから。

何と簡単でチープなミステリーだろう。
恐らく、私が敬愛して止まない推理作家の作品を愛読する人々ならば、大笑いしながら直ちに看破してくれるだろう。
悪魔の目撃こと、悪魔の証明というファンタジーの極みを見せたにもかかわらず、それがミステリー的決定打となる皮肉を、必ずや笑ってくれるに違いない。

とは思うが。
(これがミステリーの物語に該当する部分なのです。
>「結果に対する過程の装飾、上塗り、脚色」
>こんなことが出来る時点でファンタジーなのではないでしょうか?
それこそ、ファンタジーの極みに該当するのです。)

1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。
(これがファンタジーの物語に該当する部分なのです。)

「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。」
(切り捨てた残り半分の物語は、前述の1000人に1人のファンタジーの物語に該当するのです。当然殆どの読者はミステリーの物語しか理解できず、ファンタジーの物語は至るどころか察することすら出来ないのです。)

>>記述に本気で信じている稀有なもののみ
>>ファンタジーの世界足りえるとはっきりあるのです。

>これはちょっと意味が解りません

解らないというのは当然なのです。殆どの読者は察することも出来ないのです。

ただの読解の話ですが、意外とただの読解も難しいのです。八城はものが読めるのは100人に1人か2人と言ってたのですが、冗談でもないと思うのです。
基本的に誰でもものは読めると思うのですが、先入観、誤った解釈等を持っていると、ものが読めなくなってしまうのです。

>そもそも一なる元素が「愛」と「我」の二つだと
>一なる元素にならなくなると思うのですが…
ちょっと微妙なところなのですが、この世で確実に「一」で存在できるものは、唯一「我」のみです。これ以外は「二」になるのです。
「我」が生まれた時、世界が生まれ、「我」が滅ぶ時、世界は滅びます。
「一」で世界を説明できるものは「我」以外存在しません。「愛」については真実に於いて大きく関係していると思うのですが、「世界を一で説明する」ということに於いては「我」しかないと思うのです。

アンチファンタジーやミステリーの定義はとにかく小冊子に書かれていることに忠実なつもりでいますが、とくにアンチミステリーの方が曖昧な部分があるのです。「アンチファンタジーの世界」の基本フォーマットというのは、人間の常識とあるのですが、既存ミステリーのフォーマットに近いと思うのです。

フェザリーヌに関しては、メタ世界の更に上位に存在することは、ファンタジーの有無に関わらず確定的というのが大事だと思うのです。詳しいことは解らないというのが現状なのですが。

>(飽きたり忘れたりして)彼女たちは存在できなくなるということです
>それではあまりに愛がないのではないでしょうか?
真里亞、ヤスは86年に死亡し、その魔法世界、2人の宇宙は滅び去ったのです。しかし後世の魔女、縁寿が真里亞の日記やボトメを読み、再び魔法世界、2人の宇宙を蘇らせたとしたら、愛はあると思うのです。本物の魔女なら1人でも宇宙を創れるとEP4で出てきたのですが、縁寿こそ本当の魔女だと思うのです。


67: 名前: ケーナ:2012/04/02 08:00ID:3dEB1mrW
ちびゆかさん>>66

以下は『我らの告白』からの引用なのですが

”1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。”

僕はこれは「1000人に1人くらいは幻想描写を理解できなくて
魔女を信じる馬鹿がいるかもしれない」
という意味だと解釈していましたが
実は違うのではないでしょうか?

”彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよいと言った。”

この数字の一致は「ベアトはこの作品をファンタジーとして受け取って欲しい」
ということなのではないでしょうか?

>基本的に誰でもものは読めると思うのですが、
>先入観、誤った解釈等を持っていると、ものが読めなくなってしまうのです。

これは同感です
「読む」と「理解する」は別ですし
理解してもそれを受け入れられるとは限りません

下手をすれば竜騎士07さんが公式ページで
「これが答えです」と真相を書いても
「偽者だ」とか「嘘だ」とか言って
否定されると思います

というか現状でEP8はボコボコの評価ですが
もし答を書いていても
それに輪をかけてボコボコの評価だったのではないかと思うのです
「どうせボコボコなら自分が作りたいものを作りきる」
EP8は竜騎士07さんのそんな開き直りの産物なのではないでしょうか?

>「世界を一で説明する」ということに於いては「我」しかないと思うのです。

僕は「愛」と「我」一なる元素が二つあるのはおかしいとは思いますが
二つが同時に一なる元素になる解釈は出来ます
「我」は英語では「I(アイ)」です
つまり「愛」なのです
なんとなくこれが答えっぽくてイヤなのですが…

>とくにアンチミステリーの方が曖昧な部分があるのです。

アンチミステリーは竜騎士07さんの説明を読んでもよくわからないですね
「既存ミステリーのお約束を否定する要素」
「これはミステリーではないから解けないと挑むことを否定してしまう心理」
二つの意味で使っている気がします

>真里亞、ヤスは86年に死亡し、その魔法世界、2人の宇宙は滅び去ったのです。
>しかし後世の魔女、縁寿が真里亞の日記やボトメを読み、再び魔法世界、
>2人の宇宙を蘇らせたとしたら、愛はあると思うのです。

確かにこの解釈なら愛はあると思います
でも僕は空想の中でしか存在できないというのは
やっぱり可哀想だと思うのです

68: 名前: センテン:2012/04/02 10:34ID:cfTZIgR.
>>67
横レス失礼。

>でも僕は空想の中でしか存在できないというのは
>やっぱり可哀想だと思うのです

空想の存在だろうと、現実の存在だろうと同じですよ。
うみねこでの「愛」とは興味であり、それについて考えること。
それによって「自分の世界」の中に「存在」していることです。

考え、想像することで、駒は生まれ、
興味を失い、忘れ去ることで、駒は消え去り、死に至る。

故に、現実に存在していようとも、その存在を私が忘れてしまえば、「私の世界」ではその存在は消え去ります。
それって愛がないですよね?

現実に存在しているかいないかには、愛は関係ないんです。
愛に左右されないのが、現実というものでしょう。
客観と言い換えてもいいです。

愛とは主観です。
故に、愛を問うというのは、相手の「世界」に自分がいるのかを問うということ。
それが犯人の動機だと思うのですが…

…と、今は犯人なんかどうでもよかったですね…

というわけで、現実の存在だろうと、空想の存在だろうと、忘れ去られれば可哀想なのは同じだと思います。

大事なのは忘れないことさ☆
69: 名前: ケーナ:2012/04/02 13:47ID:3dEB1mrW
インタビュー及び考察抜粋を
読み直して更新しましたが
これは消す馬鹿がいるので
必要は方は消されていない時に
自分のパソコンに保存しておいてください

センテンさん>>68

空想の中でしか存在できないのと
現実に存在しているのとでは
全然話が違うと思うのですが…

考え方自体は肯定します
70: 名前: ちびゆか:2012/04/02 23:14ID:5bmPDOSp
ケーナさん>>67
我らの告白の読解については、ボクはただ自然に読んでいるだけなのです。ケーナさんはうみねこの全てがミステリーの物語だけであって欲しいという願望があるのですか?
二つ目の物語は999人には察することもできないのです。故に「非公開」なのです。更にもう一つは夢のまた夢なのです。故に「非公開」なのです。
三つの物語はどれも正解と思うのですが、実質1000人に1人が真の正解あるのは当然なのです。

ミステリーの物語は「幻想は結果に対する過程の装飾」
ファンタジーの物語は、「幻想は結果に対する過程の装飾に非ず」つまり、本気で信じ、説明するのです。故に1000人に1人しか理解できない「奇書」になるのです。一なる真実に挑むなら「奇書」に挑むことになるのです。
竜騎士先生が考える「ファンタジー」がただのファンタジーだと思うのなら、作家に対する愛に欠けていると思うのです。

一なる元素「我」については、森羅万象に於いて「一」で存在するものが「我」しか存在しない、故に一なる元素は「我」である。
「我思う故に我あり」、この言葉はEP4で“”がついて表記されてるのです。
重要なワードであるのは確かだと思うのです。「我」を中心に物事を考えるべきなのです。

愛ですが、「我」が信じるか、信じないかに大きく関わってくると思うのですが、「我」に愛がないとこの世に真実などありませんのです。疑えばきりがなく真実を生み出すものが「愛」」になるのですが。
二千年前の男の発言「汝隣人を愛せよ」に通ずる面もあり、一なる元素「愛」も結構大事だと思うのです。ただ物事は二つの視点で考えるのが大事とあるのです。ファンタジー「愛」、アンチファンタジー「我」、どちらも必要だと思うのです。

英語のI(私)は面白いのですね。眼(アイ)もかかってると思うのですが。
二つの視点が大事という部分なのですが。

小冊子の「アンチミステリー」の説明は少し誤魔化してる感じもするのです。重要なところを隠してるような気もします。普通に読めば「反ミステリー」、既存ミステリーに対する反発心、対抗心のようなものがあると思うのです。実際、既存ミステリーに反する要素でうみねこは成り立っているのです。
読者の立場では、「赤き真実」を信じるという部分は明確だと思うのです。

>確かにこの解釈なら愛はあると思います
>でも僕は空想の中でしか存在できないというのは
>やっぱり可哀想だと思うのです

現実的な考え方をするとヤスと真里亞の生み出した二人の宇宙は86年に完全に消滅していますのです。EP4では縁寿が真里亞の日記から二人の宇宙の一部、さくたろう達を蘇らせているのです。
縁寿は黄金、無限、反魂、三つの称号を持つ後世の最強の魔女だと思うのです。
彼女がヤスと真里亞の宇宙を蘇らせ、その宇宙、魔法世界を記し、後世に語り継ぐこと、これが魔女のライフワークでもあり、醍醐味になるのです。EP4のTIPSに該当するのです。

インタビュー抜粋はお疲れ様なのです。個人的には大変役にたったのです。
ただ編集合戦のようなことはしない方が良いと思うのです。意見、要望のスレに嫌がる人の意見が出てました。
北風と太陽作戦、反対のことをすれば反対の結果がでます(笑)
71: 名前: デカルト:2012/04/02 23:26ID:1feVlf1h
「我」がどうだこうだ言われてますけど、どういう意味で皆さん使っているんですか?
72: 名前: ちびゆか:2012/04/03 00:06ID:32M0uK5z
デカルトさん>>71
どうもなのです。
ボクが1人で言ってるようなものですが。
我思う故に我あり、世界を一で説明できる一なる元素は「我」しかないという事実なのです。我が生まれた時世界が生まれ、我が滅べば世界は滅ぶ。

EP4の縁寿とマモンの船上の会話で“我思う故に我あり”とマモンは縁寿に言うのですが、マモンの「我」は縁寿の中の概念に過ぎない。これが「駒」に於ける「我」になるのです。
EP6のフェザリーヌ発言「真里亞に於けるさくたろうが駒の最たるもの。」
縁寿とマモン、真里亞とさくたろう、これが人と駒の基本であり、駒の「我」は上位の操り人形に過ぎない。

こんな感じで考えてるのです。
73: 名前: デカルト:2012/04/03 00:13ID:86ziM7eY
ちびゆかさん>>72

>我思う故に我あり、世界を一で説明できる一なる元素は「我」しかないという事実なのです。
我とはどういう意味なんですか?
あと、説明できるものは何故それしかないんですか?
74: 名前: ちびゆか:2012/04/03 00:24ID:32M0uK5z
デカルトさん>>73
宇宙は宇宙とその観測者の「二」で存在するとEP4であったのです。
それならば「一」で存在できるのは「我」しかないと思うのです。
他に「一」で存在できるものがあるのですか?尚且つ世界を説明できるものはあるのですか?

我とは我としか言えませんが。
75: 名前: デカルト:2012/04/03 00:27ID:86ziM7eY
ちびゆかさん>>74

>それならば「一」で存在できるのは「我」しかないと思うのです。
>我とは我としか言えませんが。

説明になっていないような気がしてよく分からないです。
もうちょっと整理してもらえませんか?
まず「我」の意味をちゃんと言葉にして、それで世界の説明を実際にしてもらえると助かります。
76: 名前: ちびゆか:2012/04/03 00:56ID:32M0uK5z
デカルトさん>>75
「ニンゲンが宇宙を生み出すための、最小人数は、二人。」
が正確な記述でした。ボク流にアレンジしてしまったのです。ごめんなのです。

ただ「我思う故に我あり」の「我」で世界を一で説明できると思うのですが。
ボクとしては頑張って説明しているのですが、素人なので曖昧なのですが。

我こそは我にして我等なり、実際「我」を説明するのは難しいのです。我としか言えませんのです。
「我」の定義を言葉で説明するということですか?我は我以外に定義などあるのですか?
77: 名前: デカルト:2012/04/03 01:35ID:86ziM7eY
ちびゆかさん>>76

>ただ「我思う故に我あり」の「我」で世界を一で説明できると思うのですが。
その説明をお願いしているのですが
先程から「説明できる」「説明できる」としか言ってもらっていないのですが

>実際「我」を説明するのは難しいのです。我としか言えませんのです。
>「我」の定義を言葉で説明するということですか?我は我以外に定義などあるのですか?
意味が説明できない言葉を使う意味はあるんですか?
78: 名前: ちびゆか:2012/04/03 02:32ID:32M0uK5z
デカルトさん>>77
我思う故に我あり。我が生まれた時世界が生まれ、我が滅べば世界は滅ぶ。
我が世界の全てである。
一応できてると思うのですが。おかしいのですか?我を中心に世界を考えてるだけなのですが。

我は我でしかないと思うのですが。私でもボクでもいいのです。
我の意味をちゃんとするって何が言いたいのですか?
我思う故に我あり、これは誰でも知ってる言葉なのです。
79: 名前: デカルト:2012/04/03 02:45ID:86ziM7eY
ちびゆかさん>>78
>我思う故に我あり。我が生まれた時世界が生まれ、我が滅べば世界は滅ぶ。
>我が世界の全てである。

これはただの独我論の紹介だと思うんですが、これはうみねこの世界の何を説明しているんですか?
うみねこのテーマの「愛」やうみねこの世界とは特に関係が無いように思えるんですが
80: 名前: ケーナ:2012/04/03 18:15ID:a9ovcBo6
ちびゆかさん>>70

>ケーナさんはうみねこの全てが
>ミステリーの物語だけであって欲しいという願望があるのですか?

どちらか言うとファンタジーであって欲しいです
ミステリーの解釈だけだとあまりに哀しい作品ですから

>二つ目の物語は999人には察することもできないのです。

『我らの告白』には”この未完成原稿によって、その3つの内の2つまでが晒された。”
とありますので二つ目の物語までは『我らの告白』で解ると思うのですが…

>ミステリーの物語は「幻想は結果に対する過程の装飾」
>ファンタジーの物語は、「幻想は結果に対する過程の装飾に非ず」

ゲーム盤における幻想描写とメタ世界は
分けて考えるべきではないでしょうか
僕は前者は「幻想は結果に対する過程の装飾」で
後者は「幻想は結果に対する過程の装飾に非ず」と解釈しています

>「我思う故に我あり」、この言葉はEP4で“”がついて表記されてるのです。
>重要なワードであるのは確かだと思うのです。「我」を中心に物事を考えるべきなのです。

これはデカルトの言葉の引用だから
””がついているのではないでしょうか?

>彼女がヤスと真里亞の宇宙を蘇らせ、その宇宙、魔法世界を記し、
>後世に語り継ぐこと、これが魔女のライフワークでもあり、醍醐味になるのです。

この辺りの解釈は問題ないと思います

>インタビュー抜粋はお疲れ様なのです。個人的には大変役にたったのです。

前回より少し増量していますので
一応ご確認ください
豆知識的な内容と
前回は見落としていた部分を追加しておきました
現状 ちびゆかさんに見てもらえればそれでよいです
81: 名前: ちびゆか:2012/04/03 22:37ID:8bkO2A3h
ケーナさん>>80
重複する事を言ってしまうのですが、
「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。」
(切り捨てた残り半分の物語は、前述の1000人に1人のファンタジーの物語に該当するのです。当然殆どの読者はミステリーの物語しか理解できず、ファンタジーの物語は至るどころか察することすら出来ないのです。)

察することも出来ないものが半分もあり、1000人に1人にしか切り捨てたものは理解出来ないのです。
>『我らの告白』には”この未完成原稿によって、その3つの内の2つまでが晒>された。”
>とありますので二つ目の物語までは『我らの告白』で解ると思うのですが…

うみねこに三つも物語があり、二つが晒された、これは当然のことなのです。
ただ晒されただけで、切り捨てた半分の物語は察することも出来ないと思うのです。三つ目に関しては晒されてもいないのです。
至る、には程遠いと思うのです。
我らの告白は、ミステリーの物語については構造のようなものを見せてもらったのです。それは999人に理解できるものに該当すると思うのです。
ファンタジーの物語は存在することだけは教えてもらったのです。そしてそれは1000人に1人いるかどうかの物語であり、999人には察することも出来ない切り捨てた物語なのです。

先入観を捨て自然に読めば、三つの内の一つしか察していなかったことになるのですが。自身に都合の良いように解釈するのは誤読と同じなのです。竜騎士先生が1000人に1人にしか理解できず、999人には理解することもできない、と仰るのであれば、自身を999人の内の1人と思わなくてはいけないのです。
自身を1000人に1人と思うのは驕りになるのです。「翼」のラストでも「バイバイ、陸の魔女たち」これは、自身が陸の魔女でしかないと思わなければ、驕りだと思うのです。

>ゲーム盤における幻想描写とメタ世界は
>分けて考えるべきではないでしょうか
>僕は前者は「幻想は結果に対する過程の装飾」で
>後者は「幻想は結果に対する過程の装飾に非ず」と解釈しています

我らの告白に、はっきりと本気で信じる者のみファンタジーの世界足りえる、と書いてあるのです。本気で信じる以上、盤上も「幻想は結果に対する過程の装飾に非ず」の方針であるべきなのです。だからこそ1000人に1人の物語になるのです。

我思う故に我あり、これは考え方が大事だと思うのです。船上のマモンが「我思う故に我あり」と言って、これを鵜呑みにせず、マモンの「我」は縁寿の中の概念であり、その「我」は縁寿にライティングされていると理解することが大事だと思うのです。

“”は確かにただの引用かもなのですね。

ボクはそろそろ、うみねこ読者はミステリーの物語からファンタジーの物語へ進む頃だと思うのです。ネットの集合知で挑まないとファンタジーの物語は解けないと思うのです。

うみねこには三つの物語が存在する、それならば三つ全て理解してやろう!と単純に考えているのですが。

インタビュー抜粋の件はケーナさんの主張と反することばかり言って申し訳ない気持ちもあるのですが、ありがとうなのです。
82: 名前: ちびゆか:2012/04/03 22:58ID:8bkO2A3h
デカルトさん>>79
ただの独我論の紹介でも良いと思うのです。「一なる元素」を見つけることがうみねこの目的ではないですし、直に何かが解るというものではないと思うのです。

ただアンチファンタジーの視点で物事を考えるのに、「我思う故に我あり」のような真理は大事だと思うのです。例えば駒に自由意志があるかないか、「我らの告白」の「我ら」の正体とか、そういったことを考えるとき、ファンタジー的な解釈に惑わされることなく、アンチファンタジーの視点の解釈が思いついたりすると思うのです。
83: 名前: デカルト:2012/04/03 23:11ID:86ziM7eY
ちびゆかさん>>82

独我論はうみねこや一なる元素とは特に関係ないということですね

>ただアンチファンタジーの視点で物事を考えるのに、「我思う故に我あり」のような真理は大事だと思うのです。

「我思う故に我あり」は「思考をしている自分自身の存在は疑えない」と言う意味であって、
これが「自分の思いだけによって世界が生まれる」なんていう独我論が真理だということを示しているわけではないことは注意するべきだと思います。
84: 名前: ちびゆか:2012/04/04 00:07ID:a7JQ.SA7
デカルトさん>>83
ボクは関係あると思ってるのですよ。
我思う故に我あり。我が生まれた時世界が生まれ、我が滅べば世界は滅ぶ。
ちゃんと「我」の一で世界を説明したと思ってるのです。

ただ専門家がみれば幼稚な理屈かもしれませんが、ボクのレベルでは納得の解釈なのです。うみねこは娯楽作品なのですから、常識の範囲で納得がいけばそれでいいと思うのです。
もちろん常識の範囲は人により違うのですが。

真理という言葉は大袈裟かもしれないのです。
もともと、世界を一で説明できる一なる元素、これはとんちやなぞなぞのようなものだと思ってるのです。それでも関係あると思うのです。
85: 名前: デカルト:2012/04/04 00:20ID:338.1.tN
ちびゆかさん>>84

>我思う故に我あり。我が生まれた時世界が生まれ、我が滅べば世界は滅ぶ。
>ちゃんと「我」の一で世界を説明したと思ってるのです。

これでは世界を「我」だけで説明したことにはなっていないですよ。
これは単に、「我」が生まれた時に世界を認識しはじめて、「我」が死んだ時に世界を認識できなくなるという、当たり前の言葉が並んでいるだけだと思います。
客観的に考えれば、「我」だけでは世界は出来ません。
86: 名前: センテン:2012/04/04 11:50ID:f0P7eHps
ケーナさん>>69

>空想の中でしか存在できないのと
>現実に存在しているのとでは
>全然話が違うと思うのですが…

ええ、現実に存在しているのと、現実に存在していないことは、全然違いますね。
しかしながら、可哀想だとか、愛がどうとかの話になるなら、どちらも同じです。

空想の存在は、現実には最初から存在しません。
最初から存在しないものに、可哀想もなにもありません。
あえて逆を言いましょう。
現実の中にしかいない存在は可哀想ですね。
死ねば終わりなんだから。

とは言え、死んでも忘れなければ、空想の世界で存在し続けるんですしょうか?
であるならば、現実の存在と、現実の存在を元にした空想の存在は別物です。
現実を元にした空想の存在が忘れられて消えてしまっても、現実は何も変わらない。
空想の存在を殺そうが、改変しようが、現実は変わりません。

愛も可哀想も忘れるも、そんなのとは関係なく存在するのが現実と言うもの。
誰にも知られず、誰にも覚えられず、誰にも認識されない人間は、存在しているのだから可哀想ではないと?

人間が認識するものはすべからく主観です。
人間は主観でしか認識できず、客観では認識することは一切出来ません。
現実の存在だろうと、空想の存在だろうと、主観上にしか存在できないんですよ。
よって、認識できなくなれば、どちらの存在も消えます。
どちらも、愛によってしか存在できません。

客観上に存在するものは、主観とは関係なく存在します。
愛なんて関係ありません。
よって、真実にとっては、可哀想などという主観自体どうでもいいです。

そして、愛にとっても、真実などどうであろうと関係ないです。
愛のみで話をするなら、推理などどうでもいいです。

推理=愛であるなら、愛とは論理であるべき。
ようは、推理や議論に感情を挟む必要はないってこと。
87: 名前: ケーナ:2012/04/04 20:40ID:a8TzV7HJ
ちびゆかさん>>81

>「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、
>恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、
>あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、
>切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。」

確かにこの文章の解釈は難しいですね
ミステリーを初めに書いてそれをファンタジーで上書きしたのなら
捨てたのはミステリーのはずですが
ベアトが読んで欲しかったのがミステリーだとは思えません
少し考えてみます

>ボクはそろそろ、うみねこ読者はミステリーの物語から
>ファンタジーの物語へ進む頃だと思うのです。
>ネットの集合知で挑まないとファンタジーの物語は解けないと思うのです。

僕はむしろネットの集合知ではこの作品は解けないと思います
ネットの集合知というのは単なる多数決だからです
「正しい答え」が残るのではなく「正しいと思う人が多い答え」が残るのです
1000人に1人が正しい答えを言ったとしても
残りの999人がそれを潰してしまうだけです

>インタビュー抜粋の件はケーナさんの主張と反することばかり言って
>申し訳ない気持ちもあるのですが、ありがとうなのです。

同じ考察する者であるのに
僕だけが持っている情報があるというのはアンフェアですから
ちびゆかさんにも僕と同じ情報を持っていて欲しいのです
88: 名前: ケーナ:2012/04/04 20:41ID:a8TzV7HJ
センテンさん>>86

こういう哲学的な話に興味はないのですが…
そもそも『うみねこ』とは全然関係のない話ですし

>空想の存在は、現実には最初から存在しません。
>最初から存在しないものに、可哀想もなにもありません。
>あえて逆を言いましょう。
>現実の中にしかいない存在は可哀想ですね。
>死ねば終わりなんだから。

まず「可哀想もなにもない」ということは「可哀想の対象外」
ということです
ですからその逆が「可哀想」ということはないですよね
「可哀想」の逆は「可哀想ではない」です

空想は個人の観念です
つまりその個人が誰にも伝えなければ誰も知りえませんし
伝えたとしても正しく認識されるとは限りません
というか観念である以上 全く同じ形で伝わることなどありえません

>死んでも忘れなければ、空想の世界で存在し続けるんでしょうか?

観念である以上 死んでも忘れないというのは意味不明です
その個人が死ねばその個人の観念は共に死にます

>現実を元にした空想の存在が忘れられて消えてしまっても、現実は何も変わらない。
>空想の存在を殺そうが、改変しようが、現実は変わりません。
>愛も可哀想も忘れるも、そんなのとは関係なく存在するのが現実と言うもの。
>誰にも知られず、誰にも覚えられず、誰にも認識されない人間は、
>存在しているのだから可哀想ではないと?

上記内容こそが「空想が可哀想で現実が可哀想ではない」理由ではないですか?

>現実の存在だろうと、空想の存在だろうと、主観上にしか存在できないんですよ。
>よって、認識できなくなれば、どちらの存在も消えます。

主観上にしか存在できないのは空想だけです
現実は認識者の有無に関わらずただそこに存在します

>推理=愛であるなら、愛とは論理であるべき。
>ようは、推理や議論に感情を挟む必要はないってこと。

この「推理=愛」という話はどこから出てきたのでしょうか?
そもそも「愛」というのは論理ではなく感情ではないのですか
89: 名前: ちびゆか:2012/04/04 21:05ID:e1Si/YCN
デカルトさん>>85
人間が認識するものはすべからく主観なのです。
人間は主観でしか認識できず、客観では認識することは一切出来ませんなのです。
現実の存在だろうと、空想の存在だろうと、主観上にしか存在できないのです。
よって、認識できなくなれば、どちらの存在も消えます。
どちらも、「我」によってしか存在できませんのです。

もともと世界を一で説明すること自体無理なことなのです。しかしながら主観によって認識した世界なら「我」の一で説明できるのです。
一なる元素自体はうみねこにどこまで関わってくるかは解りません。ただ「我」で説明するという考え方が大事だと思ってるのです。
90: 名前: ちびゆか:2012/04/04 21:24ID:e1Si/YCN
ケーナさん>>87
読解の件は先入観を捨て自然に読む、簡単なようで難しいのですが、ケーナさんは自身がほぼ至ってるという先入観があると思うのです。それが自然な読解を妨げてる感じなのです。

ネットの集合知はいい面と悪い面があるとは思うのです。ボクとしては頭の良い人の知恵が借りたいのですが。個人で挑むのには限界のような気もしますのです。

早速ですがインタビュー抜粋から気になったことを。
*のマークが付いてるのはケーナさんの意見なのですか?八百屋お七があったのですが。
縁寿が川畑寝具店で見たものは「さくたろうのぬいぐるみ」で確定なのですか?
本編の中に量産型さくたろうの手がかりはあったのですか?

ランドの毒ネタ、これは紗嘉の一人二役なのですか?竜騎士先生は気付いた読者はゼロと仰ってたのですが。一人二役くらい気付いていた読者はいると思うのですが。竜騎士先生がゼロと仰る以上、解らないとするのが正しい解釈だと思うのですが。
91: 名前: デカルト:2012/04/04 21:58ID:338.1.tN
ちびゆかさん>>89

>よって、認識できなくなれば、どちらの存在も消えます。
それは「存在が消える」ではなくて「自分が認識する世界が消える」だけの話ですよね。

>しかしながら主観によって認識した世界なら「我」の一で説明できるのです。
「我」だけで「自分が認識する世界」は説明できませんよ?
「我」が存在するために様々なものが必要ですし、「我」以外の者が存在しないとそもそも何も認識が出来ませんから「我勝認識する世界」も生まれません
92: 名前: デカルト:2012/04/04 21:58ID:338.1.tN
「我勝認識する世界」→「我が認識する世界」です
93: 名前: ちびゆか:2012/04/04 22:49ID:e1Si/YCN
デカルト>>91
素人が常識の範囲でなるほどと思えば良いと思うのです。
確かに我と我が認識する世界、二つ必要なのですね。
ボクの常識の範囲では、世界は全て我の中にあり、というだけで納得なのです。

うみねこには「我こそは我にして我らなり」とか「我らの告白」とか、「我」に関係するような言葉が出てきますのです。そういった「我」を考えることに「我思う故に我あり」のような哲学が大事なのかと思うのです。一なる元素「我」はただの独我論の紹介でも、ヒントになっていると思うのです。
94: 名前: ちびゆか:2012/04/04 22:51ID:e1Si/YCN
ごめんなのです。
デカルトさん>>91なのです。
呼び捨てでしたのです。
95: 名前: デカルト:2012/04/04 23:41ID:338.1.tN
ちびゆかさん>>93

>ボクの常識の範囲では、世界は全て我の中にあり、というだけで納得なのです。

了解です。
自分は「世界は全て我の中にあり」だけでは何の説明にもなっていないと考えますが、これだけで「理解に至った」と思うのも自由ですので、これ以上の説明は無理には求めないことにします。

この話題に関してはこの掲示板で何度も目にしたのでどんな話なのかと聞いてみてしまいしたが、この方向ではまだうみねこの世界の説明や考察はそんなに進んでいなくて「ヒントなのではないか?」と言う話題の段階ということですかね?
96: 名前: ちびゆか:2012/04/05 00:09ID:24u7Bodc
デカルトさん>>95
そうなのです。ケーナさんも納得している訳でもなく、ただボクの主張なのです。もともとファンタジーの有無が主な話だったのです。

小冊子で、一なる元素「愛」も所詮ファンタジーとあったのですが、それに対抗するアンチファンタジーの意見として、一なる元素は「我」である。ファンタジーさえも説明できるというボクの解釈なのです。
97: 名前: センテン:2012/04/05 01:07ID:ea8NhMy6
ケーナさん>>88

こういう哲学的な話に興味はないのですが…
そもそも『うみねこ』とは全然関係のない話ですし

ええ、うみねこの本編とは関係ないですね。
が、うみねこを推理する上での前提ではないかと、個人的には思ってます。

>>空想の存在は、現実には最初から存在しません。
>>最初から存在しないものに、可哀想もなにもありません。
>>あえて逆を言いましょう。
>>現実の中にしかいない存在は可哀想ですね。
>>死ねば終わりなんだから。

>まず「可哀想もなにもない」ということは「可哀想の対象外」
>ということです
>ですからその逆が「可哀想」ということはないですよね
>「可哀想」の逆は「可哀想ではない」です

あ~、言葉足らずでしたね。
空想の存在→可哀想
なら、
現実の存在→可哀想ではない
とケーナさんは思っているようなので、その逆ということです。
可哀想というのは見方なので、なにに対してだろうとどうとでも言えるということが言いたかっただけです。



>空想は個人の観念です
>つまりその個人が誰にも伝えなければ誰も知りえませんし
>伝えたとしても正しく認識されるとは限りません
>というか観念である以上 全く同じ形で伝わることなどありえません

>>死んでも忘れなければ、空想の世界で存在し続けるんでしょうか?

>観念である以上 死んでも忘れないというのは意味不明です
>その個人が死ねばその個人の観念は共に死にます

「死んで」は「現実の存在」にかかっています。
よって、「現実の存在」を「観念上の存在」にして忘れないようにするという意味。

観念の話は同意。
そして現実の存在も、正しく認識できるとは限らないです。
よって、実際の現実と、現実だと認識しているものは別物。



>>現実を元にした空想の存在が忘れられて消えてしまっても、現実は何も変わらない。
>>空想の存在を殺そうが、改変しようが、現実は変わりません。
>>愛も可哀想も忘れるも、そんなのとは関係なく存在するのが現実と言うもの。
>>誰にも知られず、誰にも覚えられず、誰にも認識されない人間は、
>>存在しているのだから可哀想ではないと?

>上記内容こそが「空想が可哀想で現実が可哀想ではない」理由ではないですか?

上記は、誰にも知られず、誰にも覚えられず、誰にも認識されないから可哀想とは考えられないの、と言う意味。


>>現実の存在だろうと、空想の存在だろうと、主観上にしか存在できないんですよ。
>>よって、認識できなくなれば、どちらの存在も消えます。

>主観上にしか存在できないのは空想だけです
>現実は認識者の有無に関わらずただそこに存在します

言い直します。
主観上における現実と空想は、主観上にしか存在できない。

そして、実際の現実を正しく知ることが出来ない以上、観測者にとっての現実とは、主観上のものでしかないです。
実際の現実≠認識上の現実
認識上の現実が消失しても、それが実際の現実に残るということはないです。

空想の存在だと「考える」
現実の存在だと「考える」
どちらも「考える」ことで存在しています。
忘れれば消えるのは一緒。
よって、どちらも可哀想。

実際の現実では、
空想の存在は「いない」
現実の存在は「いる」
忘れることで存在がなくなることはない。
よって、どちらも可哀想ではない。

どちらでも、同じです。

実際の現実に対して、愛を語る必要は無く。
故に、愛を問う必要もありません。

主観上の存在は、愛があれば存在し、無くなれば消える。
愛が無くなれば消えるので、どんな仮説でも、どんな見方でも、空想の存在と考えることも、現実の存在だと考えることも、忘れられれば消え去るのみ。
忘れられれば消えるから、愛が無いのではという問いに意味はないです。
どれだろうと同じ穴の狢だからです。

故に真実は並び立つことになります。
ので、最終的には、そこから何が本当の真実か選ばなければなりません。
選べば、選んだ者の中では、それ以外の仮説が消え去ります。
選ぶためには、仮説を戦わせなければなりません。
愛が問われる決闘に必要なのは、感情ではなく論理。


>>推理=愛であるなら、愛とは論理であるべき。
>>ようは、推理や議論に感情を挟む必要はないってこと。

>この「推理=愛」という話はどこから出てきたのでしょうか?
>そもそも「愛」というのは論理ではなく感情ではないのですか

うみねこ本編で、推理は恋愛に似ているとあります。
論理によって構築されたものも、感情によって構成されたものも、主観上にあるという意味で同じです。
主観上のものを構成しているもの=愛。
感情によって構成しようとすれば、真実から遠ざかります。
故に、推理には不要。
ということです。
98: 名前: デカルト:2012/04/05 01:22ID:9eFQySg7
ちびゆかさん>>96

>小冊子で、一なる元素「愛」も所詮ファンタジーとあったのですが、そ>れに対抗するアンチファンタジーの意見として、一なる元素は「我」で>ある。ファンタジーさえも説明できるというボクの解釈なのです。

傍から見ると、「我」で世界を説明するという話がファンタジーに屈しているように聞こえます。
99: 名前: ケーナ:2012/04/05 08:15ID:47rBbU7H
ちびゆかさん>>90

>読解の件は先入観を捨て自然に読む、簡単なようで難しいのですが、
>ケーナさんは自身がほぼ至ってるという先入観があると思うのです。
>それが自然な読解を妨げてる感じなのです。

確かに『最後の告白』を「理解した気」になっていました
これは慢心です

ご指摘の通り※は僕の補足説明です
原稿用に作ったテキストをコピペしましたので
そういうのも入ってしまっていますが
本当は良くないですね

>縁寿が川畑寝具店で見たものは「さくたろうのぬいぐるみ」で確定なのですか?

これは間違いないと思います
『翼』に入っていたさくたろうが地獄で苦行を積む話のラストで
さくたろうが目覚めた場所はマルフク寝具店でしょうし
EP6で縁寿が以下の様に言っています
”こうして彼女(八城)に会えたのは、全てが“奇跡”の塊だった。……そう。奇跡。……だって、ほとんどの場合、出版社からは何の連絡もなくて、そのまま明日、新島に出発してしまうのだから。………………? ………新島に出発したら、それから六軒島に行って。……お姉ちゃんに、…さくたろうのぬいぐるみを。……え? ………どうして私、さくたろうのぬいぐるみを………? …………………………。未来の記憶が、混濁する…。”

EP4で見つけたさくたろうのぬいぐるみを譲ってもらって
縁寿は六軒島に持っていったのです
だから以下の状況がありえるわけです
”「魔法のわけがない…!!《赤:ここは妾の黄金郷》!!《赤:妾以外の魔法は絶対に存在できない世界》!! そして妾の《赤:魔法でさくたろうを蘇らせることは出来なかった》…!! 出来るはずがないのだッ!!《赤:そのぬいぐるみは特別なぬいぐるみ》!《赤:楼座が娘の誕生日のために作った、世界でたった一つの》、………あ、………………ぅ、……………あ……、」(ベアト)”
縁寿はマルフク寝具店で見つけた
さくたろうのぬいぐるみを持ってきただけなのです

>ランドの毒ネタ、これは紗嘉の一人二役なのですか?
>竜騎士先生は気付いた読者はゼロと仰ってたのですが。
>一人二役くらい気付いていた読者はいると思うのですが。

『真相考察5』のインタビューが行われた時点で
竜騎士07さんが確認している中に
紗音と嘉音が同時に現れていることに
疑問を表明した人がいなかったというだけのことでしょう
もしくは単なるハッタリで
「凄いネタなんだぞー」ということを
アピールしたかっただけなのかもしれません
『Land』自体がガセネタなら
それもありえます
100: 名前: ケーナ:2012/04/05 08:16ID:47rBbU7H
センテンさん>>97

>うみねこを推理する上での前提ではないかと、個人的には思ってます。

個人的にはこの哲学的命題から導かれる
センテンさんの『うみねこ』本編の解釈を教えて欲しいです

>>>現実を元にした空想の存在が忘れられて消えてしまっても、現実は何も変わらない。
>>>空想の存在を殺そうが、改変しようが、現実は変わりません。
>>>愛も可哀想も忘れるも、そんなのとは関係なく存在するのが現実と言うもの。
>>>誰にも知られず、誰にも覚えられず、誰にも認識されない人間は、
>>>存在しているのだから可哀想ではないと?
>>上記内容こそが「空想が可哀想で現実が可哀想ではない」理由ではないですか?
>上記は、誰にも知られず、誰にも覚えられず、
>誰にも認識されないから可哀想とは考えられないの、と言う意味。

個人の観念による認識の有無に関係なく
現実はただそこに在ります
そして今現在正しく認識できる個人がいなくても
過去にはいたかもしれませんし
未来には現れるかもしれません

個人の死によって消滅し
真の意味で他人に伝えることも出来ない
空想ではこれはありえないことです

>認識上の現実が消失しても、それが実際の現実に残るということはないです。

個人に認識された現実は
その時点でその個人の観念になっています
ですからそれはもう現実ではありません

>どちらも「考える」ことで存在しています。
>忘れれば消えるのは一緒。
>よって、どちらも可哀想。

忘れれば消えてしまうのは観念になってしまっているからです
実際の現実は消えたりしません

ついでに言わせてもらいますと
ここまでの話と以下の話は連続性がありません
哲学上の「現実」の話と
『うみねこ』の真実の話は別のものだからです

>故に真実は並び立つことになります。
>ので、最終的には、そこから何が本当の真実か選ばなければなりません。
>選べば、選んだ者の中では、それ以外の仮説が消え去ります。
>選ぶためには、仮説を戦わせなければなりません。
>愛が問われる決闘に必要なのは、感情ではなく論理。

僕はいくつもの真実を抱えていても良いと思うのです
何故それを1つに絞る必要があるのでしょう
1つを選んだとしても
その他を捨ててしまう必要はないのではないでしょうか

>うみねこ本編で、推理は恋愛に似ているとあります。
>論理によって構築されたものも、感情によって構成されたものも、主観上にあるという意味で同じです。
>主観上のものを構成しているもの=愛。
>感情によって構成しようとすれば、真実から遠ざかります。
>故に、推理には不要。
>ということです。

ご指摘の内容はEP5の以下の部分だと思います
”「……推理できると先に相手に証明させなくては、推理をしない。……まるで、奥手な若者の恋愛のようですね。」(ワルギ)”

これは作家と読者の関係を男女の恋愛に例えたものです
推理に感情が必要かという話ではありません
ましてや哲学の話では到底ありません

以上のようにあなたの哲学話は
『うみねこ』とは全然関係のない話なのです
もし関係があると思っているのなら
あなたは何かを勘違いしています
101: 名前: センテン:2012/04/05 11:51ID:ea8NhMy6
ケーナさん>>100

>個人的にはこの哲学的命題から導かれる
>センテンさんの『うみねこ』本編の解釈を教えて欲しいです

愛がなければ見えないって時点で、哲学的で、主観に重点を置く話じゃあないかと。

>個人の観念による認識の有無に関係なく
>現実はただそこに在ります
>そして今現在正しく認識できる個人がいなくても
>過去にはいたかもしれませんし
>未来には現れるかもしれません

>個人の死によって消滅し
>真の意味で他人に伝えることも出来ない
>空想ではこれはありえないことです

正しく認識する個人を否定することはできないかもしれませんね。
でも、だからどうしたって感じですけど。
その人が正しく認識した世界は、その人が死ねば消失してしまう認識にすぎないです。
消えてしまう以上、消えることのない現実とは異なります。

>>認識上の現実が消失しても、それが実際の現実に残るということはないです。

>個人に認識された現実は
>その時点でその個人の観念になっています
>ですからそれはもう現実ではありません

正にその話をしていたんですけどね。

>>どちらも「考える」ことで存在しています。
>>忘れれば消えるのは一緒。
>>よって、どちらも可哀想。

>忘れれば消えてしまうのは観念になってしまっているからです
>実際の現実は消えたりしません

説明下手ですみませんね。
同じことを言っているのに、同じことじゃないと思われている時点で、もうどうしようもない気がするなぁ。

なんだろ、愛の話をしようとしているのに、愛と関係ない話を混ぜちゃってるよちゃってるよ、って指摘したかっただけなんですけどねぇ。
ま、もう理解しようとしてくれなくてもいいですよ。


>ついでに言わせてもらいますと
>ここまでの話と以下の話は連続性がありません
>哲学上の「現実」の話と
>『うみねこ』の真実の話は別のものだからです

同じように主観に重点を置く話だと思うのですけど。
うん、まあ、別だと思ってくれて構わないですよ。

それと、連続性がないってのは、ある意味あってますよ。
それまでに指摘したかったことと、以降で指摘したいことは異なってますので。
それまでの指摘は、愛の話とは関係のない現実の話をするな。混ぜたいなら主観から見ろ、まずはそれからだ。で。
以降の指摘は、混ぜた話を議論するなら、感情を交えるな。
だったんですが、もうなんでもいいや。

>僕はいくつもの真実を抱えていても良いと思うのです
>何故それを1つに絞る必要があるのでしょう
>1つを選んだとしても
>その他を捨ててしまう必要はないのではないでしょうか

まぁ、必要はないですね。
あれは、真に愛するものを選ぶならって話ですから。
魂が一つに満たないまま複数を愛したいなら、それでいいんじゃないかなぁ。

>ご指摘の内容はEP5の以下の部分だと思います
>”「……推理できると先に相手に証明させなくては、推理をしない。……まる>で、奥手な若者の恋愛のようですね。」(ワルギ)”

>これは作家と読者の関係を男女の恋愛に例えたものです
>推理に感情が必要かという話ではありません
>ましてや哲学の話では到底ありません

ええ、哲学じゃないかもね。
例え話から、うみねこの世界観を解そうとしているだけなので。
まぁ、私の解釈だから、どうでもいいって言えばどうでもいいんですけどね。

あえて言えば、私は哲学に拘って話している気は一切なかったんですけどね。
ま、もうどうでもいいですね。

>以上のようにあなたの哲学話は
>『うみねこ』とは全然関係のない話なのです
>もし関係があると思っているのなら
>あなたは何かを勘違いしています

ま、うみねこと関係ないと思うなら、それでいいんじゃないかな。
あなたが勘違いしていないのなら、私が勘違いしているんでしょうね。
それでいいですよ。
102: 名前: ちびゆか:2012/04/05 22:31ID:6cpDTCRF
ケーナさんもセンテンさんも、感情的にならないで楽しく議論しましょうなのです。主観や客観の話は興味深いのです。

デカルトさん>>98
我の一で世界を全て説明する、この部分はまあ、とんちやなぞなぞのような面もあり、それが本質ではないと思ってるのです。
ボクは駒の自由意志の有無、竜騎士先生のインタビューに出てくる「ライティング」という言葉、ライティングされている存在の「我」とは、とか考える上で、
我思う故に我あり、が重要であると思っているのです。

センテンさん>>101
ちびゆかなのです。よろしくお願いしますのです。
主観と客観の話ですが、「赤き真実」とは主観的事実なのか客観的事実なのか、そのあたりはどうなのですか?思うところがあれば聞いてみたいのです。
103: 名前: デカルト:2012/04/05 23:11ID:9eFQySg7
>>102
どうもちびゆかさんは、「我思う故に我あり」を一般的ではない意味で捉えているように思えます。
独自に解釈するのは自由ですが、その場合「我思う故に我あり」だけで済まさず、その独自解釈を自分の言葉で書いてみるのが良いと思います。
104: 名前: ちびゆか:2012/04/05 23:24ID:6cpDTCRF
ケーナさん>>99
我らの告白の読解は、自身が三つのうち一つしか解っていないという厳しい現実を認めるか認めないかなのです。読むのは簡単なのです。非公開の物語、察することさえできない物語が存在する、という現実を認めるのが難しいのだと思うのです。
「翼」のラストで、
「カケラ探しの旅に出かける勇気を持てたなら貴方も私たちの仲間。私の仲間たちは貴方のことを航海者の魔女と呼ぶでしょうね。
陸の魔女は、流れつくカケラを待って浜辺に座していることしかできない。

ベアトリーチェのゲーム盤はすでに終わって閉じられているにも関わらず、まだ観客席を立たない魔女たち。
貴方は浜辺に流れ着くのを待つ陸の魔女?それとも航海者の魔女なのかしら。
もちろん、どちらでも構わないのだけれど。
もし、あなたと再会できるなら、それはカケラの大海原の中がいいわね。
バイバイ、陸の魔女たち。」

半年前の「翼」の時点で、ボクたちは陸の魔女でしかないと言われているのです。海に出て新しいカケラを探せ、と。そうでなければ、浜辺で座して待つだけの陸の魔女だと。
我らの告白で、察することさえ出来ない物語があるのは当然なのです。なぜならボクたちは皆、陸の魔女なのだから。海に出て新しいカケラ、非公開の物語を見つける旅にでないといけないのです。

さくたろうはEP6にでていたのですね。見落としてたのです。確定的なのですね。あと縁寿が知ったもの、気付いたもの、本当の魔法を知ったもの、何故さくたろうのぬいぐるみを見ることで、縁寿は魔法を理解したのか。
あとEP4の98年の縁寿がさくたろうを見たという結果が、さくたろう反魂、ベアトをゲーム盤に戻す、という流れに明らかに反映されていると思うのです。
86年の猫箱に98年の縁寿の観測結果が反映されていること、事実上、縁寿創作説、妄想説のようなもの以外ありえないと思うのです。猫箱に無限の86年が存在する、これは認められる範囲ですが、98年の観測結果が86年の猫箱に反映するのはおかしいと思うのです。

ランドの毒ネタですが、あまりにも竜騎士先生を蔑ろした解釈なのです。先生がきっぱりとゼロと宣言した以上、紗嘉の一人二役、二重人格のようなありきたりなものであるはずないのです。ミステリーに於いて一人二役、二重人格など全然凶悪なネタでもないのです。平凡なネタなのです。
EP5、ヱリカがノックの推理をするのですが、ラムダとベルンがげらげらと笑い転げるのです。相当下らないものである可能性があるのです。
竜騎士先生のはったりなど、罰当たりな解釈などありえませんのです。先生のインタビューは事実上、福音のようなものであり、それを蔑ろにする姿勢、これこそ油断、慢心、驕り、そしてものが読めないという結果に繋がるのです。
105: 名前: ちびゆか:2012/04/06 00:36ID:8705bw1L
デカルトさん>>103
我思う故に我あり、我は思う、だから絶対に我は存在する。
この軽度の理解なのですが、十分だと思うのです。ボクが大事だと思うのはファンタジーに屈しない、妄信しないということなのです。
我思う故に我ありを意識しているとファンタジーを否定する武器になると思うのです。

実際それを武器にしてこのBBSで議論に参加できるようになったのです。昔は指を咥えて見てるだけだったのですが、素人の理屈でもアンチファンタジーの視点で考えるようになってから、自分の意見を言えるようになったのです。

ところで、ヘンペルのカラスなのですが、用語解説のところで竜騎士先生の使い方が間違ってるとあったのですが、デカルトさんが見てもそうなのですか?
デカルトさんは哲学とかに詳しそうなので聞いてみたいのです。
106: 名前: デカルト:2012/04/06 00:55ID:7eh612D7
ちびゆかさん>>105

>我思う故に我あり、我は思う、だから絶対に我は存在する。

その認識ならば良いのですが、これは「我以外のものは存在しない」と言う意味ではありません。
なので、ファンタジーを否定する武器として使うためには独自の理屈が必要になる訳で、それを自分の言葉の説明として整理するのが良いということです。
『「我思う故に我あり」だからファンタジーの世界は無い』だけで済ませるのは勿体無いです。

>ところで、ヘンペルのカラスなのですが、用語解説のところで竜騎>士先生の使い方が間違ってるとあったのですが

要するに対偶論法の話ですが、これに関しては論理の進め方がずさんでしたね
その辺は竜騎士先生が言葉足らずだったということで適当に脳内補正しておきましょう
107: 名前: ちびゆか:2012/04/06 01:28ID:8705bw1L
デカルトさん>>106
ボクの考えがうみねこ世界は偽書作家の内面世界である、故にファンタジーは存在しない、なのです。だから我思う故に我ありのようなものを自分では大事にしているのです。
勿体無いという考えはありませんのです。むしろ逆でファンタジーが存在すると妄信してしまう方が勿体無いのです。

ヘンペルのカラスは用法が間違ってると書いてあったのですが、本当なのですか?ずさんだったとはどういうことなのですか?
もしかしてベアトが聡明であることを証明するところですか?
私以外の人間=愚かである
愚かではない=私
私が聡明だと証明すれば良いというベアトの発言だったのですが。
108: 名前: デカルト:2012/04/06 02:03ID:7eh612D7
ちびゆかさん>>107

>うみねこ世界は偽書作家の内面世界である、故にファンタジーは存在しない



>我思う故に我あり

は全く別の理屈で、繋がりが論理的におかしいという指摘です。


>もしかしてベアトが聡明であることを証明するところですか?
その辺りです。細かい言葉の使い方や論理の繋がりをチェックする話になるので、ここでわざわざそちらに話を脱線させるのは気が進みませんが。
109: 名前: ちびゆか:2012/04/06 02:26ID:8705bw1L
デカルトさん>>108
ボクが「我思う故に我あり」の重要性に気付き、そして現在、うみねこ世界は偽書作家の内面世界であり、ファンタジーは存在しない、という考えを持つようになったのです。アンチファンタジーのきっかけというか、ボクにとってのスタートのようなものなのです。直接の繋がりはないのです。

ヘンペルのカラスは気が向いたら教えて欲しいのです。ボクは竜騎士先生が間違ってると考えられないというか、何がおかしいのかもわからないのですが。
素人の読者が竜騎士先生にケチをつけているだけなのか、それとも本当に間違いがあるのか、素人のボクには解らないのです。
110: 名前: デカルト:2012/04/06 02:33ID:7eh612D7
ちびゆかさん>>109

>直接の繋がりはないのです。
飛躍しているということですね。
直接の繋がりがないなら、きっかけの部分ばかり主張するのは意味が伝わらないので気を付けた方が良いと思います。

例えば、
「私が愚かでない」を証明しても「私以外の人間は愚かである」を証明したことにはなりません。
私以外にも愚かでない人間がいる可能性があるからです。
111: 名前: ちびゆか:2012/04/06 03:23ID:8705bw1L
デカルトさん>>110
EP5のTIPS
「この世界を生み出した最上層のベアト、第4のゲームにて全てをバトラに託しゲームマスターの座を降りた~」

これをそのまま信用するなら出題ベアトは「この世界」を生み出した存在なのです。したがって事実上の神と呼べる存在なのです。
「この世界」に於いて神であるならば、全知全能、実質聡明なのです。「この世界」のベアト以外の存在は神の操り人形になるのです。EP8のフェザリーヌとラムダの戦い、上位(ライティングする側)下位(ライティングされる側)の関係と同じになるのです。「この世界」を生み出したベアト以外は全て下位の存在になるのです。
EP3に於けるベアトは「この世界」を生み出した神、ベアト以外は操り人形、
「この世界」に於いては私は愚かではない、そしてそれを知るだけで証明になると思うのです。
竜騎士先生はうみねこ世界の構造のヒントとして、私が聡明であるとベアトに証明させたと思うのです。

これはボクの考えですが、我思う故に我ありを意識していると思いついたりするのです。
112: 名前: デカルト:2012/04/06 12:39ID:7eh612D7
ちびゆかさん>>111

>竜騎士先生はうみねこ世界の構造のヒントとして、私が聡明であるとベアトに証明させたと思うのです。
そういう解釈の問題ではなく


『“私以外の人間=愚かである”を、そなた風に言うならば、チェス盤を引っ繰り返し、“愚かではない=私”として証明しても良いということだ。』

という文章が論理的におかしいと言う話です。

>これはボクの考えですが、我思う故に我ありを意識していると思いついたりするのです。

これは関係ない話ですね
113: 名前: ケーナ:2012/04/06 19:26ID:80yXgeU/
ちびゆかさん>>104

もう一度『我らの告白』を読み返してみました
とりあえず気がついたことは”鎮守の社の消滅”が
昨年になっていること
本編では”今年の夏”でした
あとフラウロスは”中学生にも満たない”
にしては胸大きすぎだろ!ということです

で前回の話なのですがあの一文だけを取り出して解釈すると
確かにミステリーという解釈ではおかしかったのですが
『我らの告白』全体の中の一文という視点で見ると
やっぱりミステリーという解釈になりました

たぶん1000人に1人というのは
6年が1000年になるような
魔女の感覚での言葉なのだと思います

>86年の猫箱に98年の縁寿の観測結果が反映されていること、
>事実上、縁寿創作説、妄想説のようなもの以外ありえないと思うのです。

僕的にはむしろ86年の猫箱に98年の縁寿を招ける時点で
これはファンタジーと解釈するしかないのですが…

>ミステリーに於いて一人二役、二重人格など全然凶悪なネタでもないのです。
>平凡なネタなのです。

普通に解釈すればそうなのですが
これまでのEPでは主人公であり語り手である戦人の前に
紗音と嘉音が同時に現れることはありませんでした
これは戦人が主人公であり語り手であるからではなく
探偵であったからという理由が
このEP5で明らかになります
たぶん普通のミステリーでは主人公であり語り手であり探偵である人物が
こういう嘘の場面を目撃してはいけないのだと思います
このEPの戦人は本来ならば1セットになっているはずの
主人公・語り手・探偵これら3要素のうち
探偵だけが外されているという
特異なキャラクターになっているため
このようなことになります
竜騎士07さんはそれを指して「毒」という言い方をしているのだと思います

>EP5、ヱリカがノックの推理をするのですが、
>ラムダとベルンがげらげらと笑い転げるのです。
>相当下らないものである可能性があるのです。

あれはそもそも誰もノックなどしていないのです

>竜騎士先生のはったりなど、罰当たりな解釈などありえませんのです。
>先生のインタビューは事実上、福音のようなものであり、
>それを蔑ろにする姿勢、これこそ油断、慢心、驕り、そしてものが読めないという結果に繋がるのです。

僕はあらゆる可能性を考慮する必要があると思います
無条件で竜騎士07さんを盲信する姿勢はどうでしょうか?
”私は「木を隠すには森の中」というのが大得意なので、一番隠したい情報があるときには、他に疑わしきものをもっと用意しますが。”
という言葉もありますし
114: 名前: ケーナ:2012/04/06 19:35ID:80yXgeU/
デカルトさん>>112

僕はあれはベアトのジョークだと思うのですが…
115: 名前: ちびゆか:2012/04/06 23:19ID:a0gVi6QG
デカルトさん>>112
EP3のベアトは事実上、全知全能で聡明、上位の存在なのです。
愚かでない(全知全能)=私(神)
私以外の人間(神が生み出し操る駒)=愚かである(神が操る駒故に無能、神の視点から見れば自由意志さえも無い)

自分がその世界の神だと知るだけで、その世界に於ける神以外の存在は神の操る駒であり、無能であることが解るのです。(EP2赤字「そなたは無能だ」)

我思う故に我あり、
EP4の船上で縁寿にマモンが言うのです。「我思う故に我あり、故に煉獄の七姉妹は存在することは事実・・・」
我思う故に我ありは、思考する自分の存在は疑えないのですが、うみねこ世界では疑えるのです。マモンの「我」は縁寿の中の概念、駒に過ぎないのです。
この関係が上位と下位の関係を表していると思うのです。
縁寿=愚かでない
愚かである=縁寿以外の人間(縁寿の生み出した魔法世界の中の駒)

神の視点、魔法世界を生み出す存在、上位の存在にとっては、下位の存在など、ただの駒なのです。

ヘンペルのカラスは一般の理屈で考えればおかしいと思うのです。うみねこの世界構造が理解できてくると、おかしくはないと思うのです。
竜騎士先生はしっかりした考えがあって、書いていると思うのです。
116: 名前: ちびゆか:2012/04/07 00:34ID:0cWYcE1i
ケーナさん>>113
ボクの>>66の読解と比べて欲しいのです。どちらが自然なのかと。
「この世界を、ミステリーだと信じて挑む者たちなら、このようなまやかしには引っ掛かるわけもない。
この世界で“魔女を見た・魔法を見た・悪魔を見た”と宣言するのは、自分は犯人に買収され狂言に参加していると告白するも同然なのだから。」

ケーナさんはうみねこをミステリーだと信じて挑んでいたのですか?そうならばそれは1000人に999人に於いても言えることなのです。

>僕的にはむしろ86年の猫箱に98年の縁寿を招ける時点で
>これはファンタジーと解釈するしかないのですが…
縁寿創作、妄想説で合理的な解釈を求める方が正しいと思うのです。
ファンタジーで済ませてしまうのは思考停止と同じだと思うのです。

>あれはそもそも誰もノックなどしていないのです
ノックはなかったという意味なのですか?現時点では解らないものは解らないという感じなのですが。

>僕はあらゆる可能性を考慮する必要があると思います
>無条件で竜騎士07さんを盲信する姿勢はどうでしょうか?
>”私は「木を隠すには森の中」というのが大得意なので、一番隠したい情報が>あるときには、他に疑わしきものをもっと用意しますが。”
>という言葉もありますし

竜騎士先生への愛がないと読めなくなると思うのです。
翼でバイバイ陸の魔女たちと言われても、それを信じず、我らの告白で察することもできない非公開の物語が二つあると言われても、それを信じない。

自分は至っている、大体解っている、1000人に999人だと認めない、竜騎士ノイズだ・・・
これらは自己愛なのです。自身が解っていると思いたいだけで、竜騎士先生への愛はないのです。

森に木を隠すのが得意、先生がそう仰るのなら、察する事の出来ない二つの物語が隠れていても不思議ではないのです。
117: 名前: デカルト:2012/04/07 00:38ID:58tr87Db
ケーナさん>>114

はい。特に目くじら立てるような所ではないと思います。
きっちりした論理ではない、という話についてちびゆかさんにコメントを求められたので言及はしましたが、個人的には特に突っ込んで楽しい話題でもありません。
118: 名前: デカルト:2012/04/07 00:46ID:58tr87Db
ちびゆかさん>>115

>自分がその世界の神だと知るだけで、その世界に於ける神以外の存在は神の操る駒であり、無能であることが解るのです。

神の人数が二人以上である可能性を無視しているので、論理としては不完全です。


>我思う故に我ありは、思考する自分の存在は疑えないのですが、うみねこ世界では疑えるのです。

他人の「我」なら私たちの世界でも疑えますよ。
例えば、ちびゆかさんが「我思う故に我あり」と言っても、
ただそういう言葉を言ってるだけで「思う」という高等な活動はしていないのではないかという疑いはすることができます。

ですがそんな懐疑は現実的にはナンセンスですし、この七杭の台詞もそのような懐疑を誘うものではなく、縁寿が脳内の友人を尊重していると考える方が王道だと思われます。

>神の視点、魔法世界を生み出す存在、上位の存在にとっては、下位の存在など、ただの駒なのです。

この主張に関しては同意です。
ヘンペルの話をこれの根拠として考える必要はないと思いますが。
119: 名前: ちびゆか:2012/04/07 01:23ID:0cWYcE1i
デカルトさん>>118
「この世界を生み出した最上層のベアト、第4のゲームにて全てをバトラに託しゲームマスターの座を降りた~」

この世界を生み出した「私」はこの世界に於ける神なのは当然だと思うのですが。あくまで「私」が生み出した世界に於ける神なのです。
自分が生み出した世界に神は二人以上はいないと思うのです。自分と同じか高次元に於いては自分以外の神もいるかもしれませんのです。

自分が生み出した世界に於いては全知全能の神として保障できると思うのですが

>ですがそんな懐疑は現実的にはナンセンスですし、この七杭の台詞もそのよう>な懐疑を誘うものではなく、縁寿が脳内の友人を尊重していると考える方が王>道だと思われます。

ボクはそうは思わないのです。ファンタジーを妄信している人は、メタバトラやメタ世界の悪魔、魔女がいるから、ファンタジーは存在するんだ、という理屈をよく聞くのです。
マモンと同じ様に、思考していると思っているだけで、実際は人間の内面世界の概念に過ぎないという理屈で、うみねこのファンタジーを否定できると思うのです。

ヘンペルのカラスはうみねこの世界構造の中で考えれば、ベアトの自身の聡明を証明するのを、竜騎士先生がベアトを上位の存在である、というのを意識して書いていたと思うのです。
絶対に何も考えてないで先生が書いてる保障もないのです。

うみねこの構造が理解できている読者にだけ解る表現として書いた、というのが妥当だと思うのですが。
120: 名前: ケーナ:2012/04/07 06:37ID:4d1Upa5y
ちびゆかさん>>116

>縁寿創作、妄想説で合理的な解釈を求める方が正しいと思うのです。
>ファンタジーで済ませてしまうのは思考停止と同じだと思うのです。

僕は「縁寿が書いたとしたらおかしなことがある」
ちびゆかさんは「ファンタジーは思考停止」
この話題はこれ以上進まないのではないかと思います
お互い何か新しい思いつきが出るまで
この話題は封印することにしませんか?

>>あれはそもそも誰もノックなどしていないのです
>ノックはなかったという意味なのですか?
>現時点では解らないものは解らないという感じなのですが。

『最終考察散』でもKEIYAさんが
「ノックと手紙はなかった」と書いていました
間違いだらけのKEIYAさんでも
正解に至っているため
それほど難しいものではないと思います

>竜騎士先生への愛がないと読めなくなると思うのです。

僕は竜騎士07さんの「解るように書いた」
という言葉を信じます
「書いてある以上のことは書けない」
という実際的な事実もありますし…
121: 名前: ケーナ:2012/04/07 07:28ID:4d1Upa5y
デカルトさん>>117

僕は前に「竜騎士は馬鹿だから”ヘンペル”の解釈間違ってるよ!」
と書いている人がいるのを見て
「馬鹿はテメーだろ」と思っていたのですが
それを見た馬鹿が
「そうか竜騎士は馬鹿なんだ」と
自分で考えることもせずに勝手な誤解をするわけです
内容を理解できない馬鹿に馬鹿にされる
これほど辛いことはないと思います
竜騎士07さんもこれではイヤになるわけです

ところでデカルトさんは『うみねこ』で
何か疑問に思っていることや理解できないことはないですか?
個別のEPの個別の内容 発言 単語どんな細かいことでも結構ですので
教えていただけたら幸いです
122: 名前: デカルト:2012/04/07 12:38ID:58tr87Db
ちびゆかさん>>120

>自分が生み出した世界に神は二人以上はいないと思うのです。

「思う」レベルまでしか言い切れることではないので、しっかりした論理構成にするためにはその条件を提示する必要があるということです。
その意味で私は「言葉足らずだった」と発言しました。

>マモンと同じ様に、思考していると思っているだけで、実際は人間の内面世界の概念に過ぎないという理屈で、うみねこのファンタジーを否定できると思うのです。

駒が「私は思考している」と主張しているという事実はファンタジー否定には繋がりません。
駒が思考していようとしていなかろうと「ファンタジー世界は人間の内面世界である」と言う主張は行えるため、因果関係がないからです。
なので主張が正当でも、根拠として的はずれなものを挙げている状況になっています。


ケーナさん>>121

>竜騎士07さんもこれではイヤになるわけです

かも知れませんね。
とはいえ、誤解されないように言葉を選ぶと言うのも作家の仕事の一つだと思いますので、ある程度は自業自得かなと思います。
私はこんな細かい所で作者を馬鹿扱いして物語を楽しむのをやめるのは損だと思っています。重要なのは物語そのものを楽しむことですよね。

>ところでデカルトさんは『うみねこ』で
何か疑問に思っていることや理解できないことはないですか?

そうですね、一つピックアップするなら、八城十八がEP3以降の偽書をネットに流した動機や経緯の詳細でしょうか。
色々想像はできますが、論理的に特定することが難しい部分なので他の人の意見も聞いてみたいです。
123: 名前: ちびゆか:2012/04/07 21:50ID:eePWotqJ
デカルトさん>>122
人の子よ、私以外の人間=愚かである、愚かでない=私、私が聡明であることを知れば、私以外の人間は自由意志さえない駒と同じなのだ。

人の子に於ける「私」と世界の頂点に君臨する「私」の違いも解らぬのか?私が生み出した世界に存在する者は、全て私がライティングしているのだ。

人の子には難しすぎるのか。簡単に言おう。私の生み出した世界には、私以外自由意志のある者は存在しない。何故なら全て私がライティングしているからだ。

フェザリーヌの例えで解らないならもういいのです。EP8のフェザリーヌとラムダの戦いなど参考にすれば解ると思うのです。

語尾に~思うのです、とつけるのはただの潤滑油のようなもので、意味などないのです。本質で判断して欲しいのです。
124: 名前: デカルト:2012/04/07 22:11ID:58tr87Db
ちびゆかさん>>123

>フェザリーヌの例えで解らないならもういいのです。EP8のフェザリーヌとラムダの戦いなど参考にすれば解ると思うのです。

「分かる、分からない」の問題ではなく、「書いてある、書いていない」という論理の問題です。

>私の生み出した世界には、私以外自由意志のある者は存在しない。何故なら全て私がライティングしているからだ。

自由意志が自然発生する可能性がありますので、論理的な断定は不可能です。
これを断定するには、「自由意志は自然発生しないものと仮定する」等といった、別の前提条件が必要です。
125: 名前: ちびゆか:2012/04/07 22:53ID:eePWotqJ
ケーナさん>>120
ランドの毒ネタはEP4、5、6に散りばめてあるとインタビューにあったのです。4はラストの私はだぁれ?、5はノック、6は嘉音消失、
翼の「カケラの海に漂うのは、カケラばかりじゃない。それらは滑稽だけど衝撃的、~」
ランドネタはベアトリーチェの心臓にして、滑稽、時には衝撃的なもの。

「うーさくたろう、お前を殺す」
『うりゅ、右代官真里亞。今から私が、あなたを殺します』
「うーそれで」
『うりゅ、この島にあなたはたった一人。そしてもちろん、私はあなたではない。なのに私は今、ここにいて、これからあなたを殺します。』

『うりゅ、私はだぁれ?』

ランドの毒は人間と依り代の一人二役ギミック、
さくたろうはコンビニで買い物もできるし、テレビだって見れるのです。真里亞を殺すこともできるかもしれません。依り代によってはノックだってできるかもしれません。
滑稽にして衝撃的、且つベアトリーチェの心臓(一人二役)
あまりにも凶悪。

>僕は竜騎士07さんの「解るように書いた」
>という言葉を信じます
>「書いてある以上のことは書けない」
>という実際的な事実もありますし…
1000人に1人しか理解できない、は信じないのですか?
ミステリーの物語は1000人に999人は理解できると思うのですが。
書いている以上のことは書けない、しかし読む側は書いていること全てを理解できるとは限らないのです。
126: 名前: ちびゆか:2012/04/07 23:16ID:eePWotqJ
デカルトさん>>124
>自由意志が自然発生する可能性がありますので、論理的な断定は不可能です。
これを断定するには、「自由意志は自然発生しないものと仮定する」等といった、別の前提条件が必要です。

具体的にどういうケースが考えられるのですか?
フェザリーヌは小説を書くようにライティングしてたのですが(対ラムダ戦)

例えばボクが「ちびゆかの大冒険」という小説を書いたとしますのです。
その「ちびゆかの大冒険」の世界に於いては「ちびゆか」は主人公にして作者、つまり、フェザリーヌのような立場になるのですが。
「ちびゆかの大冒険」の世界に於いては「ちびゆか」以外」の存在は自由意志の無い駒になるのです。
ちびゆかの大冒険の世界に於いては、ちびゆか以外の人間=愚かである、愚かでない=ちびゆか、ちびゆかのみ自由意志があり、それを知るだけで、ちびゆか以外の人間は愚かであることが解るのです。

当然、ちびゆかのライティングした世界では、ちびゆか以外の自由意志は発生しないのです。
127: 名前: デカルト:2012/04/08 02:43ID:e60qZ7Am
ちびゆかさん>>126

>具体的にどういうケースが考えられるのですか?

例えば、ちびゆかさんが住む世界が神様にライティングされた世界だったらとします
ちびゆかさんには自由意志はありますよね?
そして、この世界が神様がライティングした何かの作品なのかも知れないという可能性は、論理的に否定することが出来ません。
(もちろんホンキでそんなこと信じてるわけじゃないです)
128: 名前: ケーナ:2012/04/08 09:55ID:8633PzPP
デカルトさん>>122

>誤解されないように言葉を選ぶと言うのも
>作家の仕事の一つだと思いますので、
>ある程度は自業自得かなと思います。

僕は少なくとも”ヘンペル”に関しては
ジョークだと理解できない人間が悪いと思います
あの程度が理解できない人間に対しては
いかなる比喩表現も使えないわけで
作品の質を大幅に下げることになってしまいます

また”推理小説”というものは
作家から読者への挑戦状なのだと思います
読者を煽り 挑戦意欲を掻き立てようという
意図があったのではないでしょうか?
完全に不発だったようですが…

>八城十八がEP3以降の偽書をネットに流した動機や経緯の詳細でしょうか。

僕が一番強く思う動機は”ミステリーだから”という
竜騎士07さんの作家としての動機です
事件が起きなければミステリーではない
謎がなければミステリーではない
だから連続殺人をして死体を損壊するし
メッセージボトルを流すわけです

でもこれでは身も蓋もないので
”作品内動機”を考える必要があります

十八のリハビリとして書いたという説がありますが
僕はこれはおかしいと思います
単なるリハビリなら世間に公表する意味がないからです

僕が考える動機は
”絵羽の救済”です
メッセージボトルが二つしかない段階では
世間の趨勢は”絵羽犯人説”が優勢だったと思います
しかし同じようなものがいくつもあり
その中には絵羽が犯人であるものまである
となると何が真実なのかわからなくなります
そういった混乱を生み出し
注目が高まったところで絵羽の日記の公開事件を起こし
六軒島事件への関心を抹消する
そういった意図があったのではないでしょうか?
僕は”偽書としてのEP3”が公開された時点で
絵羽から伊藤幾九郎に日記の鍵が贈られたのではないかと思います
EP4以降の偽書は公開事件を起こすための
下地作りだったのではないでしょうか?

ところで僕もデカルトさんに聞いてみたいことがあるのですが
以下の場面はEP3の九羽鳥庵での金蔵とベアトとのやり取りを
見た後の戦人とベアトの会話です

”「そのようだな。…まさかここまで遡るとは。」(ベアト)
「自分は誰なのか、とはまた、…えらく高尚な悩みをお持ちのようじゃねぇか。」(戦人)
「……無理もないわ。当時の妾は、自分が何者なのか。何の為に生きているのかを理解できなかった。」(ベアト)”

まず赤字で保証されていることから
あの場面は”過去に実際にあったこと”です
当然のことながら九羽鳥庵のベアトはただの人間であり
メタ世界のベアトとは別人です
それなのにメタ世界のベアトは”自分のこと”として
九羽鳥庵のベアトのことを語っています
これはどういうことなのだと考えますか?
129: 名前: ケーナ:2012/04/08 09:56ID:8633PzPP
ちびゆかさん>>125

>ランドの毒ネタはEP4、5、6に散りばめてあるとインタビューにあったのです。
>4はラストの私はだぁれ?、5はノック、6は嘉音消失、

EP4、5、6の共通点として一番大きいのは
”共犯者が非常に多いこと”です
基本的にプレイヤー以外はほとんどが共犯者であると考えられます
EP4の特徴は赤字による死亡宣言が最後のなっているため
そこまでのいつの場面で本当に死んでいたかがわからないことです
EP5では主人公が幻想を見ています
EP6では探偵役が人を殺しています
こんなところではないでしょうか?

”ラストの私はだぁれ?”と”嘉音消失、”は
普通にベアトの心臓の一部ですし
ノックはそれほど難しい謎解きでもありません

>ランドの毒は人間と依り代の一人二役ギミック、

ゲーム盤はミステリーですから
人間にできないことはできません
一人二役で出来ることは人格死を用いての
赤字による死亡宣告と所在確認の
擦りぬけだけです

>1000人に1人しか理解できない、は信じないのですか?
>ミステリーの物語は1000人に999人は理解できると思うのですが。

前に書きましたとおりこれは”魔女の感覚による比喩表現”
だと思います
”理解できる人が少ない”という内容を魔女的な比喩表現で
”1000人に1人”と言っているのです
”ヘンペルの比喩”すら理解できない馬鹿がいて
その馬鹿の発言を真に受ける馬鹿がいる
そんな状況では1000人のうち999人が
理解できるなんてことはありえません
130: 名前: デカルト:2012/04/08 10:37ID:e60qZ7Am
ケーナさん>>128

>六軒島事件への関心を抹消する
>そういった意図があったのではないでしょうか?
>僕は”偽書としてのEP3”が公開された時点で
>絵羽から伊藤幾九郎に日記の鍵が贈られたのではないかと思います

日記公開イベントを起こした理由に関しては、同じ考えです。
しかし、その計画がまだ無かったであろうEP3偽書を発表した動機が察しにくいなと。
元々世間を騒がさたのはEP3偽書を発表したのが発端になっている所もあるので、世間の騒ぎを収束させるために偽書を発表したとも考えにくいですし。


>これはどういうことなのだと考えますか?

「九羽鳥庵のベアトはただの人間でありメタ世界のベアトとは別人です」
とケーナさんは言っておりますが、この場面ではベアトは

「……どうせそなたは信じぬだろうがな。まずは聞け。………妾は千年を経た偉大なる魔女であった。
しかしある時、金蔵によって呼び出され、…その秘術にて永遠の虜となるよう縛られたのだ。」

と言っていることから、メタ世界のベアトは過去の人間ベアトの中に魂として存在していたという主張をしており、本人は「別人だった」という認識を持っていないことになります。
これは、ベアトがそのような「設定」をその世界の「真実」として用いていることを示していると考えられます。
他のエピソードを見ても分かるようにベアトは「設定」をかなり重んじる傾向があるので、これもその一つの例と考えるのが良いのではないでしょうか。
131: 名前: ちびゆか:2012/04/08 22:04ID:f3OMhsM1
デカルトさん>>127
一応、>>119
>自分が生み出した世界に神は二人以上はいないと思うのです。自分と同じか高次元に於いては自分以外の神もいるかもしれませんのです。

同次元と高次元に於いての自分以外の神が存在する可能性は既に説明していたのですが。

ボクが言いたいのは、「私」がライティングした世界には「私」以外の自由意志が入り込める余地はない、ということなのです。

ライィングされた世界、ちびゆかに於ける「ちびゆかの大冒険」の世界であり、フェザリーヌに於ける“あの世界”(インタビューでフェザリーヌはあの世界の頂点とありました)

私以外の人間=愚かである、愚かでない=私、世界をライティングしている私が聡明(自由意志があると解釈)であると知るだけで、私がライティングしている世界の私以外の人間は愚かである(自由意志が無い、ただの駒と解釈)ことが解るのです。

フェザリーヌが私は聡明だと知れば、下位のラムダでさえ愚か(ただの駒)になるのです。

インタビューで上位のフェザリーヌが下位のラムダと戦うことはとってもカッコ悪いことだと仰ってたのです。上位のベアトが下位のバトラに、私は愚かではないと言うことは、とてもカッコ悪いことになるのです。
竜騎士先生に“カッコ悪い”という発想がある以上、うみねこの構造を知る竜騎士先生は何らかの意識はしていると思うのです。

あとヘンペルのカラスですが、細かいことを言えば、本家のヘンペルだって理論上破綻すると思うのですが。色素の異常とかで白いカラスが生まれる可能性とか。学問とかで何かを証明するときは、細かいことまで詰める必要があると思うのですが、うみねこでは常識の範囲で読んでおかしくなければ良いとおもうのです。
132: 名前: デカルト:2012/04/08 22:48ID:e60qZ7Am
ちびゆかさん>>131

全体的に>>127の話とは関係ない話に見えます。
具体例は>>127で挙げた通りです。

>色素の異常とかで白いカラスが生まれる可能性とか。

これはヘンペルのカラスへの反論にはなりません。
133: 名前: デカルト:2012/04/08 23:02ID:e60qZ7Am
どうも、ちびゆかさんがEP3のヘンペルのカラスの話のどの部分がおかしいと指摘されているかを理解していないようなので、議論の整理のためにここで改めて解説をします(気は進まないのですが……)

ベアトの主張を引用すると

“私以外の人間=愚かである”を、そなた風に言うならば、チェス盤を引っ繰り返し、“愚かではない=私”として証明しても良いということだ。 ・・・(1)

“妾が聡明である”という事実を知るだけで、全人類は愚かであることの何十億人分もの証明が直ちに終了してしまうわけだ。 ・・・(2)

全人類が妾よりも愚かであることを、わずか1秒も掛けずに証明終了できる!! ・・・(3)

となります。
(1)で言ってることはおかしくないです。
しかし(2)で言っている事が論理的に誤りです。
(1)で「愚かではない=私」を証明する、と言っているのに、(2)では
「私=愚かではない」を証明すると言っています。
この時点で論理的に主張が破綻しているのでこれは詭弁となりますが、
(3)でさらに「全人類が妾よりも愚かであること」を証明したと〆ています。
「私は愚かではない」という事実から、「全人類は私よりも愚かである」という結論は導くことは出来ず、そのためには「愚かではない存在は唯一無二である」という前提が必要です。

このことから、ベアトは論理的におかしな詭弁で戦人をからかっているだけという話になるので、この辺りは話半分に聞いておけば良い部分であると考えます。
所詮はベアトのいい加減なジョークのようなものなので、特に作者を非難したり、世界構造がどうとかの書いていない話を読み取る必要はないですね。
134: 名前: ちびゆか:2012/04/08 23:36ID:f3OMhsM1
ケーナさん>>129
幻想は結果に対する過程の装飾、これはミステリーの話なのですが、ファンタジーは過程の装飾に非ず、と言ったのですが、私はだぁれは人間と依り代ギミックを使えば再現できると考えてるのです。

①「お前を殺す」
②右代宮戦人。今から私が、あなたを殺します。
③そしてたった今。この島にはあなた以外誰もいません。この島で生きているのは、あなただけです。島の外の存在は一切干渉できません。
④この島にあなたはたった一人。そしてもちろん、私はあなたではない。なのに私は今、ここにいて、これからあなたを殺します。

③により島に人間は1人が確定
人間がベアトを視認することは不可思議ではない。EP4で縁寿や真里亞は魔法世界の住人を視認している。ただし人間が1人である以上、ベアトは視認した人間の中の概念である事が確定。

④の「私は今、ここにいて」、人間が1人である以上、ベアトは人間ではないことが確定している。ただし「今、ここにいる」以上、ただの概念ではなく、確実に顕現している。故にベアトは「物」(依り代)である事が確定。

ベアトが「物」であることはEP4の真里亞、縁寿の人と依り代の関係が丁寧に描かれており、不可思議ではない。

「そしてもちろん、私はあなたではない。」真里亞は真里亞、さくたろうはさくたろう、人間は人間、依り代は依り代。「私」は依り代であり、「あなた」は人間。不可思議ではない。

「これからあなたを殺します」これも不可思議ではない。人形に刃物を装着し腹話術のように操れば自分を殺すことも可能。依り代が杭ならば凶器すら不要。
手がかりとして、EP4「お姉ちゃんは腹話術みたいに喋っているだけじゃない!それが魔法?それが魔女?」 「腹話術」もヒントと解釈

①、②のお前を殺す、あなたを殺します。依り代が人間を殺せば同時に満たすことが可能。
さくたろうが真里亞を殺せば、真里亞がさくたろうを殺すことになる。


その他の手がかり
EP3で晒されたベアトの心臓、シエスタの攻撃無効、魔法抵抗エンドレスナインの人間の心臓と解釈
EP7ウィルの約束された死神は、魔女の意思を問わず、幕を下ろす
約束された死神は、魔女の意思を問わず、自ら心臓を貫き、ゲームの幕を下ろした、と解釈(バトラってよりヤスみたいだけど)
ランドの毒ネタ、凶悪、気付いた読者ゼロに該当
「翼」の「それらは滑稽にして、衝撃的~」の「滑稽」、「衝撃的」に該当

ミステリーとしての面白さ(直接的手がかりではない)
偽の心臓、爆弾が真の心臓を護る二重の罠になっている。EP4で真の心臓を晒し、その後爆弾の存在が判明し、読者は思考停止してしまう。

ボクは幻想は結果に対する過程の装飾に非ずのファンタジーの物語に本気で挑んでいるのです。私はだぁれ?も本気で考えれば幻想ではなく、しっかりと人間の理屈で説明できるのです。

爆弾が今ここにいて、あなたを殺します、のような日本語を蔑ろにした解釈などボクは容認できませんなのです。

少し長くなりましたのです。

135: 名前: ちびゆか:2012/04/09 00:34ID:52220EHB
デカルトさん>>133
既に人間の理屈ではおかしいと言ったのですが。
「私」を神(フェザリーヌのような存在)として考えればおかしくないといってるのです。

>そのためには「愚かではない存在は唯一無二である」という前提が必要です。
フェザリーヌみたいなのです
136: 名前: デカルト:2012/04/09 01:21ID:17LQU3Ql
>>135

>「私」を神(フェザリーヌのような存在)として考えればおかしくないといってるのです。

>既に人間の理屈ではおかしいと言ったのですが。
元々私はうみねこのヘンペルのカラスの件のどこがおかしいのか?と繰り返し聞かれたのでその部分を指摘しただけです。
「論理の流れを十分に書いていない」という説明は理解してもらえたようですね。

「書いていない」部分を個々人で想像するのは自由だと思います。
ちびゆかさんの解釈に関しては特にコメントはありません。
137: 名前: ケーナ:2012/04/09 20:37ID:1fOJu4Sf
デカルトさん>>130

>元々世間を騒がしたのはEP3偽書を発表したのが
>発端になっている所もあるので、
>世間の騒ぎを収束させるために偽書を発表したとも考えにくいですし。

EP3偽書を発表する前は”絵羽怪し”の風潮があったわけで
そこに新たなメッセージボトルを投入することで
世間を混乱させ”本当に絵羽が犯人なのか?”
という空気を作りたかったのではないでしょうか?

>メタ世界のベアトは過去の人間ベアトの中に
>魂として存在していたという主張をしており、
>本人は「別人だった」という認識を持っていないことになります。

僕はこれに対して2つ考えを持っています
1つは“単にとぼけているだけ”
九羽鳥庵のベアトが自分ではないことは分かっているが
戦人を騙すために嘘をついている
という考えです
もう1つがデカルトさんと同じく“ベアトは本当にそれが事実だと信じている”
という考えです

僕は以前>>33で“メタ世界のベアトはゲームマスターであるベアトの駒ではないか”
という考えを書きました
これもその一環でメタ世界のベアトはゲームマスターのベアトによって
“自分は本当の魔女でかつては九羽鳥庵のベアトという肉体の檻に封じられていた”
と信じさせられているのではないでしょうか?
138: 名前: ケーナ:2012/04/09 20:37ID:1fOJu4Sf
ちびゆかさん>>134

>人間がベアトを視認することは不可思議ではない。
>EP4で縁寿や真里亞は魔法世界の住人を視認している。
>ただし人間が1人である以上、ベアトは視認した人間の中の概念である事が確定。

まずEP4の縁寿は探偵ではないので幻想を目撃することが出来ます
しかしゲーム盤の戦人は探偵ですから幻想存在を目撃することは出来ません
これは前にも説明しましたがゲーム盤の戦人が
バルコニーにいるのを目撃したベアトは紗音の変装です

>爆弾が今ここにいて、あなたを殺します、
>のような日本語を蔑ろにした解釈などボクは容認できませんなのです。

EP1のラストでベルンが以下のように言っています
“ベアトリーチェという名の存在を持っているけれども、だからといってそれは“一個体の女性”とは限らない。意味がわかる? つまり、あれはニンゲンの誰かじゃない。この世界のルールが擬人化した存在だということ。”
つまり爆弾が擬人化されているのです

ちなみに戦人が自分で自分を殺したという解釈も出来ます
人格による赤字の擦りぬけが可能だからです
しかし戦人にはそんなことをする意味がないのです
139: 名前: デカルト:2012/04/09 21:07ID:17LQU3Ql
ケーナさん>>137

>世間を混乱させ”本当に絵羽が犯人なのか?”
>という空気を作りたかったのではないでしょうか?

たしかに実際混乱した空気を作ることになっていますね。
その時十八は六軒島事件の謎を全て理解し終え、結果も見据えた上で世間を混乱させたということでしょうか?
なるべく、十八の行動は最善の結果のために自覚的に行ったと考えたい気持ちがあるので、ケーナさんと同じ解釈の方向で考えを固めていきたいと思っています。

>これもその一環でメタ世界のベアトはゲームマスターのベアトによって
>“自分は本当の魔女でかつては九羽鳥庵のベアトという肉体の檻に封じられていた”
>と信じさせられているのではないでしょうか?

面白い考えだと思います。
「ゲームマスターのベアト」が現れる場面を他にも見つけて一緒に説明出来ると応用が効きそうです。
140: 名前: ケーナ:2012/04/10 07:33ID:3fZDu6n2
デカルトさん>>139

>その時十八は六軒島事件の謎を全て理解し終え、
>結果も見据えた上で世間を混乱させたということでしょうか?

そういうことですね
ただ記憶は完全には戻っていなかったかもしれません
それでもとにかく“絵羽のため”に
あのようなことをしたのだと考えています

>「ゲームマスターのベアト」が現れる場面を
>他にも見つけて一緒に説明出来ると応用が効きそうです。

ベアトの発言と行動には何かおかしなところがあります
それを単純に単なる芝居と考えてよいのか
それとも何か他の理由があるのか
デカルトさんの“設定説“の方が
有力な気もしますが…

ついでにもうひとつ聞いてみたいことがあるのですが

EP5で以下のように煉獄の七姉妹が
第一の晩の被害者の死体を目撃しています

“嘉音は恐る恐る源次の毛布を剥ぎ、………源次の変わり果てた姿に、……絶句した。
「な、何よこれ。首がスッパリ、やられてるぅ!」
「………鋭利だ。…相当の刃渡りのものでなければ、ここまでの切り口には出来まい。」
「ど、どういうことよ。碑文の謎を戦人が解いたんでしょう? どうして殺人が起こるわけ?!」
「わからん。……いずれにせよ、厄介なことになるぞ。ベアトリーチェさまと夏妃さまにご報告申し上げた方がいい。」
「ベルフェは急いでルシ姉に報告を…!!」
「心得た…!」”

ガァプに至っては死体を目撃した後 それを消してさえいます

“「………ごめんね、源次。そこでゆっくり永眠してたいだろうけど、そういうわけにはいかないの。右代宮家の最後の当主、夏妃に死してなお奉公するために、ここから消えてちょうだい。」
ガァプは毛布を捲り、安らかに眠る源次に、そう語り掛ける…。そして深く刻まれた首の傷をじっと見る…。
「………見事な切り口じゃない。……まさに一刀で斬ったのね。………こんな真似が出来るヤツが、顕現しているの……? 嫌ね。…これが可能な心当たりのあるヤツに、ろくなヤツがいないわ。」
ベッドに漆黒の穴が開き、まるで源次をベッドの中に飲み込んでしまうように消し去る。”

これをどう解釈しますか?
141: 名前: デカルト:2012/04/10 09:21ID:90g5Am87
ケーナさん>>140

>ただ記憶は完全には戻っていなかったかもしれません
>それでもとにかく“絵羽のため”に
>あのようなことをしたのだと考えています

少なくとも六軒島事件の真相やボトルメール事件のトリック等は理解していないと偽書を構築することが不可能であるため、それらの理解はあったと考えています。

>ベアトの発言と行動には何かおかしなところがあります

気になるので、具体的な例があると嬉しいです。

>デカルトさんの“設定説“の方が
>有力な気もしますが…

これは少し考えてみると、本質はどちらも同じものであるような気がします。
私は、ベアトはヤスから生み出された存在であるため、ヤスが考えた設定に忠実である、と考えているのですが、
ケーナさんは「ヤスから生み出された存在だから」と言う部分が「ゲームマスターに生み出された存在だから」というように考えていて、
おそらくその「ゲームマスター」も「ヤス」と本質は同じであると考えられるため、その点で二つの解釈は近いのではないかなと。

>これをどう解釈しますか?

これはいわゆる「過程の装飾」と呼ばれる幻想描写ですね。
GMが探偵がいない場面を別のファンタジーの物語の場面のように描写するという、他のEPの幻想描写と同じようなものだと思います。
142: 名前: ケーナ:2012/04/11 08:50ID:4fz2AxYq
デカルトさん>>141

>>ベアトの発言と行動には何かおかしなところがあります
>気になるので、具体的な例があると嬉しいです。

これに気がついたのは最近なので検証はしていないのですが
今のところは>>33に書いたことと>>137に書いたことくらいです

メタ世界のベアトは“自分が魔女だと信じている”
そして“本気で黄金卿を開こうとしている”
これはこのベアトが“そのように設定された駒“だからです
そのため肝心な場面でゲームマスターの干渉を受け
本来ならば勝てるゲームを自ら捨てている
まとめるとこんな感じです

>これは少し考えてみると、本質はどちらも同じものであるような気がします。

実は僕もそんな気がしていました
僕は“駒”という概念を中心にこの作品を捉えているため
解釈に温度差が出るのかもしれません

>これはいわゆる「過程の装飾」と呼ばれる幻想描写ですね。
>GMが探偵がいない場面を別のファンタジーの物語の場面のように
>描写するという、他のEPの幻想描写と同じようなものだと思います。

僕はこれも2つ考えを持っていまして
1つはデカルトさんの考えと近くて
“ヱリカ以外は全てラムダの駒で
三つ巴の状況自体もラムダによる演出”
というものです
もう1つは
“三つ巴の状況自体は実際に存在しているが
探偵ではないためゲームマスターの干渉により
実際は存在しない光景を見させられている”
というものです

僕は全てを“駒”で説明しようとし過ぎて
“幻想描写”を間違えて認識しているのかもしれません
EP1で以下のように秀吉が紗音の死体を実際に見ています

“…秀吉は、足元の紗音の遺体を見下ろす。………それは、他の遺体と同じような目を覆いたくなるような惨状。……頭部を側面から砕かれ、表情は半分しか残っていなかった。”

これも“秀吉は死体を見させられている”と
解釈しているのですが
もっとシンプルにゲームマスターが本来の場面を
幻想で上書きしているだけと考えた方がよいのでしょうか?
143: 名前: デカルト:2012/04/11 10:03ID:22ZFIhXe
ケーナさん>>142

>今のところは>>33に書いたことと>>137に書いたことくらいです

>>33を読ませてもらいました。
ここで言及されているのはEP4のゲーム盤上に現れたベアトですね。
これは私もGMベアトに作られた駒のベアトであると解釈しています。
こちらはゲームマスターのベアトでないベアトであることはすぐに分かるので、駒のベアトだと自然に考えられます。
ケーナさんが話題に挙げたEP3のベアトは、発言者がゲームマスターのベアト(メタ戦人と対話しているベアト)なので、こちらは駒のベアトであると考えるのは同じようには行きませんが。

>そのため肝心な場面でゲームマスターの干渉を受け
>本来ならば勝てるゲームを自ら捨てている

この部分ですが、EP3でベアトが自らゲームに不利になるようなことをしたのはベアト自身の意思だとシンプルに考えています。
(黄金郷でサインを迫ったベアト自身がゲームマスターのベアトであるという解釈です)

>“三つ巴の状況自体は実際に存在しているが
>探偵ではないためゲームマスターの干渉により
>実際は存在しない光景を見させられている”

これは、幻想描写として上書きするファンタジーの物語が、キャラクター達がそれぞれ独自に行動して作られる物語であると考えたということですよね。
私も駒の動きというものは基本的にそのように解釈していまして、実はその根拠が小冊子「天使17歳」にあります(笑)
あの物語では、物語の作者である縁寿とワルギリアがうみねこの物語を好き勝手に改変していくのですが、その際動きを改変されたキャラクターは

「ぬお。喉の奥からセリフが湧き上がってくるぞ。……“源次よ、
我が友よ。”」
「私めにも、セリフが湧き上がってまいります。……“お館様……。
お慕い申し上げておりました……。”」

のように、""内のセリフ(斜体で書かれています)を無理やり言わされている、というおかしな話になっています。
ここで実際に作られる予定のBL本は、""内のセリフだけで進められるような話であったと考えるのが自然なのですが、この小冊子の駒の世界では
「うみねこ原作に準じて行動する駒が、無理やり台詞を言わされたり体を動かされたりするのを認識しながら、そのように行動してしまう」
という話となっています。
つまりここで言えるのは、「駒の動きは幻想世界の物語の舞台に実際に存在している」と言う結論です。

>EP1で以下のように秀吉が紗音の死体を実際に見ています

この場面は私は次のように解釈しています。
まず、紗音はゲームマスターベアトの構築したファンタジーの世界(戦人に信じさせたい世界)では実際に死んでいると考えます。
「紗音が死んでいる」ということはファンタジーの世界では事実であるため、秀吉の反応もその世界では演技ではなく本当の反応と同じです。
そして、その世界の裏側であるミステリーの世界ではご存知の通り、紗音が行なっているのは死んだふりであり、秀吉の行動も演技です。

つまり、魔女はトリックに基づいて進行する「人間の世界」の物語を依代に「ファンタジーの世界」を生み出し、そこで実際に進行する物語の一部を探偵がいない場面に上書きして見せることで幻想描写が発生しているということです。
この二つの物語が、「我らの告白」で述べられた「三つの物語」のうちの二つという訳ですね。
144: 名前: ちびゆか:2012/04/11 18:19ID:c90OsevL
ケーナさん>>138
「1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者がいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。」

EP4の私はだぁれ?、>>134は結果に対する過程の装飾ではなく、結果に対する過程をそのまま説明したものなのです。少なくとも、幻想描写を結果に対する過程だと本気で信じている稀有な読者がいるということを判って貰えれば嬉しいのです。

去年、ケーナさんがここにきた頃、紗音がドレスベアトに祠の鏡を割って欲しいと頼まれたシーンについて、ただの幻想描写だとケーナさんは言ったのですが、ボクは紗音の中の犯人人格(ドレスベアト)に操られているのではと言ったのですが、ファンタジーを本気で信じる姿勢は去年の段階で既に持っているのです。

爆弾も結果だけなら説明ができると思うのです。ただ、過程(私はだぁれ)もしっかりと説明するのが1000人に1人の稀有な者なのです。

あとEP4の縁寿、真里亞が依り代を使い魔法世界の住人を視認することは、幻想描写ではないのです。マリアージュの魔法大系の思想を持つものにとっては、現実なのです。魔法世界の住人でもしっかりと「顕現」の状態であれば、普通の人間でも視認できますのです。
コンビニのおじさんはさくたろうと会話をしてるのです。人間が魔法世界の住人を視認するのは不可思議ではないのです。
145: 名前: ケーナ:2012/04/12 21:45ID:65QmFdqm
デカルトさん>>143

まず>>128に書いたことを訂正させてください

“「………そうよ。元々、六軒島の事故は、ただそれだけならば、絵羽伯母さんと右代宮家の財産を巡る陰謀疑惑でしかなかった。……しかしそれが、後年。オカルトによって脚色され、陰謀は魔女伝説として塗り替えられる。」(縁寿)(EP4)
事件当時は陰謀として騒がれたのに、後年、それらは魔女の仕業だったとするおかしなオカルト説が蔓延し、1986年10月5日の真実を塗り替え始めた…。陰謀説は時間と共に忘れられていくだろう。……そして、奇異で印象深い魔女説だけが、迷信的に残り続け、最後には陰謀説を、塗り潰す。”

とありますので“混乱を引き起こして絵羽の陰謀説をうやむやにするため”
というのはなさそうです
“絵羽の救済”という線を残したまま
新たに考えた説は2つです
1つは“絵羽に理解者がいることを伝えるため”です
真実を断片的に織り交ぜた偽書を世に送り出すことによって
“事故の真実に至り絵羽のつらい気持ちを理解している者がいる”という
メッセージを絵羽に伝えるために偽書は書かれた
というものです
もう1つは“心ある人に真実を伝えるため”です
“愛”を持って偽書を読む
事故とは無関係の第三者に
六軒島爆発事故の真相が分かるようにするため
というものです

>ここで言及されているのはEP4のゲーム盤上に現れたベアトですね。

“「やっほおおぉおい、戦人ぁあああぁあああぁああぁ…!!」
2階のバルコニーから、……傘を差しながら身を乗り出し上機嫌に手を振っているのは、……紛れもなく、……肖像画の魔女、…ベアトリーチェ………!!”

まず こちらではありません
僕はこっちは紗音が変装しているベアトだと考えています

“戦人に問い掛けをしていた魔女は姿を消し、後より現れたもうひとりの魔女が、残る。確かに瓜二つの、同じ魔女だったが、………その表情はどこかとても淡白で冷め切っていて、……それまでの悪酔いした風とはいえ、元気のよかった彼女からはかけ離れていた。”

これのことでもありません
僕はこれを便宜上“ベアト2”と呼んでいますが…
僕はこの“ベアト2”は擬人化された爆弾だと考えています

この“ベアト2”と話をしているベアトが
僕は“駒のベアト”だと考えています
(つまり普段メタ世界で戦人と話をしているベアトが駒だということです)
ただEP4の終盤はゲームマスターのベアトが
ほぼ完全に操作していて
考え方も発言もゲームマスターのベアトのものだと思います

僕の考えではゲームマスターのベアトは作品内には現れず
要所要所で駒のベアトに干渉しているのです
こう考えるとメタ世界のベアトの発言や行動の
不審な点が説明できます

EP8で縁寿が駒に宿ったり離れたりしていますが
それはこの伏線なのではないでしょうか?

>幻想描写として上書きするファンタジーの物語が、
>キャラクター達がそれぞれ独自に行動して作られる物語である
>と考えたということですよね。
>私も駒の動きというものは基本的にそのように解釈していまして、
>実はその根拠が小冊子「天使17歳」にあります(笑)

この考えはかなり突飛なものであるため
ご賛同いただけて大変心強いです
それにしてもあの「天使17歳」がヒントになっていようとは…

>>EP1で以下のように秀吉が紗音の死体を実際に見ています
>この場面は私は次のように解釈しています。
>まず、紗音はゲームマスターベアトの構築した
>ファンタジーの世界(戦人に信じさせたい世界)では実際に死んでいると考えます。
>「紗音が死んでいる」ということはファンタジーの世界では事実であるため、
>秀吉の反応もその世界では演技ではなく本当の反応と同じです。

この解釈の方がすっきりしますね
僕は正直自分で書いていながらイマイチ理解できていませんでした

>そして、その世界の裏側であるミステリーの世界ではご存知の通り、
>紗音が行なっているのは死んだふりであり、秀吉の行動も演技です。

僕は紗音の死体はマネキンだったと考えています

“(EP1の園芸倉庫の6人殺しについて)引田天功などの大掛かりな水中爆破脱出マジックなどでは、やたら厳重に鎖で縛って何重にも鍵をかけている最中には、本人はすでに安全な場所にいることが多いと聞きますよ(笑)。だからあのシーンでは2個ではなく100個の鍵が付けられたとしてもあまり違いはないのかもしれません。”

『最終考察』の対談でこのような発言がありますし

“「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体」
「幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る」”

この“土には帰れぬ骸”はマネキンならば腐らないため
と考えています

>つまり、魔女はトリックに基づいて進行する「人間の世界」の物語を依代に
>「ファンタジーの世界」を生み出し、そこで実際に進行する物語の一部を
>探偵がいない場面に上書きして見せることで幻想描写が発生しているということです。
>この二つの物語が、「我らの告白」で述べられた「三つの物語」のうちの二つという訳ですね。

この説明と解釈は完璧だと思います
自分の力で至れなかったのが悔しいところです
146: 名前: ケーナ:2012/04/12 21:46ID:65QmFdqm
ちびゆかさん>>144

>去年、ケーナさんがここにきた頃、紗音がドレスベアトに
>祠の鏡を割って欲しいと頼まれたシーンについて、
>ただの幻想描写だとケーナさんは言ったのですが、

基本的に去年の僕の発言は忘れてもらえると嬉しいです
今の僕とはもはや別人です

あの場面はゲーム盤の外の話ですので
どこまでゲーム盤のルールを適用しても良いのか
よく分からないのですが
僕が考えている“メタ世界のベアトは駒”という考えをそのまま適応すると
あの時のベアトは“自分の力は鏡によって阻害されている”
と本気で信じていたと思うのです

>コンビニのおじさんはさくたろうと会話をしてるのです。
>人間が魔法世界の住人を視認するのは不可思議ではないのです。

これは以下が答えではないでしょうか?

「や、やめてママ……! 悪いのは真里亞…! おばさんを怒らないで……!」(真里亞)(EP4)
『真里亞は悪くないよ…、ボクが悪いの……! 真里亞を怒らないで…! うりゅ、うりゅうりゅうりゅ、うりゅーー!』(さくたろう)
「そ………、そのぬいぐるみごっこを止めろって言ったでしょおおおおぉおおぉ!!」(楼座)

つまり真里亞はさくたろうで腹話術みたいなことをしていたのです
コンビニのおじさんはそれに付き合ってくれたのでしょう
147: 名前: デカルト:2012/04/13 10:49ID:e7vc0NNn
ケーナさん>>145

>新たに考えた説は2つです

拝読させて貰いました。絵羽を助けるための偽書の発表、という仮設は良いですね。絵羽が日記を八城に託したのも、そのメッセージが伝わったからと考えると救いがあります。

>(つまり普段メタ世界で戦人と話をしているベアトが駒だということです)

この話を進めることは、「駒」や「ゲームマスター」とは何か?という話に繋がりそうで有意義だと思います。
この場合、ゲームマスターのベアトはどこに位置することになるのでしょうか?
縁寿の場合はメタ世界に主体が存在しているのが見られましたが。

>それにしてもあの「天使17歳」がヒントになっていようとは…

びっくりですよね(笑)
小冊子のショートストーリーは核心的なヒントを多く出しているので油断なりません。

>僕は紗音の死体はマネキンだったと考えています

ここは私もうっかりしていました。嘉音が園芸倉庫付近に登場しているので、紗音は園芸倉庫内にはいないはずですよね。

>この説明と解釈は完璧だと思います

ありがとうございます。この認識が共有できると嬉しいです。
148: 名前: ケーナ:2012/04/13 18:18ID:7ecXGuyp
デカルトさん>>147

>絵羽が日記を八城に託したのも、
>そのメッセージが伝わったからと考えると救いがあります。

僕は絵羽は“2つの奇跡”に真実を託したのだと考えています
1つは真実に至ったであろう伊藤幾九郎の元に日記が辿りつく奇跡
もう1つはそれまでに日記の鍵が壊されない奇跡
この“2つの奇跡”が起こるのなら
誰も傷付かないかたちで真実があきらかにされる
そのように考え
伊藤幾九郎に日記の鍵だけを贈ったのではないでしょうか?

>>(つまり普段メタ世界で戦人と話をしているベアトが駒だということです)
>この話を進めることは、「駒」や「ゲームマスター」とは何か?
>という話に繋がりそうで有意義だと思います。
>この場合、ゲームマスターのベアトはどこに位置することになるのでしょうか?
>縁寿の場合はメタ世界に主体が存在しているのが見られましたが。

この説の痛いところはここですよね
もしかしたらまだ何か読めていない要素があって
それを理解すればもっとうまく説明できるのかもしれません

“「そうそう。次期当主のテストであったな。そなたと喋るのが楽しくて、ついついさっきから脱線してしまうわ。………それでは次期当主のテストを始める。そなたに、右代宮家次期当主としての資格があるかどうかを問う。心して答えるが良い。」(ベアト)(EP4)
さっきまで、酔っ払いのようにふざけていた魔女が、その威厳を取り戻す。……その姿はまさに、あの貫禄ある肖像画から抜け出してきたかのようだった…。
「………我こそは右代宮家顧問錬金術師、黄金の魔女にして無限の魔女、ベアトリーチェ。……右代宮家の家督と我が黄金の全てを継承する資格があるかどうか。それを妾が問う。………そなたの名を名乗るが良い。」(ベアト)
「…………右代宮、戦人だ。」(戦人)
先ほどまでの様子からは想像もつかないその貫禄に、俺は何の迷いもなく、返事をしてしまう。……それくらいに、……その姿はなるほど、……本当の意味で、この島の女王と名乗るに相応しかった。”

この場面は駒にゲームマスターが宿っていると思うのですが
これだけでは弱いですよね
しかもこの場合はゲーム盤の駒に直宿りです

ところでEP5でヱリカは金蔵の死体を見つけたものの
「私が探しているのは“生きている金蔵”だからこれは違う」と
それをスルーしていると僕は考えているのですが
デカルトさんはどのように考えていますか?
149: 名前: デカルト:2012/04/15 23:53ID:613IUvZ.
ケーナさん>>148

>この場面は駒にゲームマスターが宿っていると思うのですが
>これだけでは弱いですよね

ここだけなら、単に駒にメタベアトの本性が反映されたと考えても良い部分ですからねえ
他の色々な要素から見つけていきたい所です

>デカルトさんはどのように考えていますか?

ヱリカが自分の説(夏妃が金蔵の愛人でどうこうというスキャンダル説)を押し通す為に金蔵の死体は偽物だと主張しているという話だと、普通に考えております。
また、これはEP5の位置付けが、現実の世間の右代宮家に期待するスキャンダルと、その視線で見た憶測等が反映されたストーリー(偽書・ゲーム盤)である為だと考えられます。
150: 名前: ケーナ:2012/04/16 07:10ID:c5edzwQd
デカルトさん>>149

何気に思ったのですが
EP3の南條殺しの答えは“約束を守るのは駒のベアトだから”
なのではないでしょうか?
駒のベアトは碑文の謎を解かれたことによって
儀式を放棄しました
そのため“約束”により人を殺すことは出来なくなりました

“「そなたに手はない。しかし妾に手はある。……この一手、逃せばあやつは魔女として真の意味で復活し、今度こそこの島の全てを支配する。…全ての悪夢はあの女の自由自在となり、この島は永遠に、邪悪なる魔女の妄想を繰り返す無間地獄に落ちるだろう。………そなたは、それを許せるというのか。…親しい家族たちが、永遠にあの魔女の悪夢に弄ばれても良いと、そういうのか。」(ベアト)”

この発言はゲームマスターのベアトとしての発言で
エヴァを何とかしないとゲーム盤がエヴァに乗っ取られる
ということではないでしょうか?
エヴァがベアトの心臓を理解してしまうと
ゲームマスターの権限がエヴァに移り
ゲーム盤を乗っ取られてしまう
だから元々共犯であったためベアトの心臓に触れている南條と
南條から事情を伝えられた譲治を殺す必要があったのではないでしょうか?

ゲームマスターなのだから本来ベアトは
南條と譲治に干渉することが出来るはずですが
エヴァが黄金の魔女になったことによって
ゲームマスターの権限がエヴァに移りかけているために
うまく干渉できないのだと思います

>ヱリカが自分の説(夏妃が金蔵の愛人でどうこうというスキャンダル説)
>を押し通す為に金蔵の死体は偽物だと主張しているという話だと、普通に考えております。

EP5では結局最後まで金蔵の死体は出てきませんでしたが
これは作品中の語られなかった部分で金蔵の死体が発見されたが
ヱリカは“これは金蔵の死体ではない”と言い張って
押し通したという解釈でよいでしょうか?
151: 名前: デカルト:2012/04/16 21:51ID:1dvm70B0
ケーナさん>>150

>EP5では結局最後まで金蔵の死体は出てきませんでしたが

確認してみたところ、ヱリカが金蔵の死体を発見してそれを隠していた、と読めそうな場面が見付からなかったので、この推理に関して即答は出来なさそうです
申し訳ないですが、この件に関しては考えがまとまるまで時間を下さい

>EP3の南條殺しの答えは“約束を守るのは駒のベアトだから”
>なのではないでしょうか?

これはかなり重要な所に関連していそうなアイデアです
南條殺しは犯人はともかく、動機が難しい箇所ですので、そこに駒とゲームマスターの関係を取り入れるというのはとても良さそうです
152: 名前: ちびゆか:2012/04/16 22:11ID:60UL5id4
ケーナさん>>146
(聞き手)(『Ep4』について)シリーズ内では、どういう位置づけになりそうでしょうか?
出題から解答編に行く、中継ぎ編ですね。物語りも折り返しになって変わってくると思うので、積み残しのヒントや情報がないように、荷物を積んでいかなきゃならないので、少し多めにTipsがあります。

EP4のTIPSに興味はないとケーナさんは言ったのですが、全て必要な情報でヒントなのです。
コンビニのおじさんの話は、依り代があれば魔法世界の住人でも現実の世界に介入できる、というだけの話なのです。ファンタジーを本気で考える者は幻想描写=虚構で済ませてはいけないのです。

半年前は忘れてもいいのですが、つい最近もフェザリーヌとラムダの戦いを竜騎士先生がライティングしていると、トンでも読解をしたのですよ。後でタチバナさんの意見を聞いてフェザリーヌがライティングしていると訂正したのですが、それだって50点くらいなのです。インタビューで既に、自分で自分を描く、恥ずかしいことをしている等、フェザリーヌがライティングしていることは竜騎士先生が仰っているのです。そして「実際には~そこまで考えてる読者は少ない」と続くのです。フェザリーヌがライティングしているのは当たり前で、更に深く考える必要があるのです。
ファンタジーを妄信してると、世界の頂点=フェザリーヌで止まってしまうのでこれ以上は出せないと思うのですが。

書いてあることが全てとケーナさんは言ったのですが、TIPSも意味はないと言い、インタビューですら明白な誤読をして、何故自身が1000人に1人の読者だと思えるのですか?1000人に999人の中の1人だと思わないのは驕りだと思うのです。
1000人に1人でも多く届くことを願った、とあるので、実際に至った人はゼロと見るのが妥当だと思うのです。インタビューの女性の方が至った人が多いとか、至った人の名誉を護るため解を出さない等の先生の発言は、1000人に999人の方の話だと思うのです。

元々一つの物語と考えてたのが、三つもあると解った時点で自身が至っていないのは明らかだと思うのです。

縁寿創作説が封印再度されたので話のネタがなくなってしまった感じなのですが、それ以外だと魔法解釈しか話ができないのですが。
それだと本気のファンタジー、幻想は結果に対する過程の装飾に非ずの世界なので1人暴走するだけなのですが。
縁寿創作説はいろいろ言ってボクも自分で何を言ったのか忘れてしまったので、再度まとめてみようかと思うのですが。
153: 名前: ケーナ:2012/04/16 22:33ID:c5edzwQd
デカルトさん >>151

EP5の金蔵の死体については
以下の発言以降の展開で
必要な情報は大体揃っていると思います
(長くなるので全文は掲載しませんが…)

“「ラムダ。金蔵の24時から朝までの所在について、確実にするわ。……《赤:金蔵は24時から朝まで、ずっと同じ部屋に滞在したわ。》」(ベルン)(EP5)”

僕はEP3の南條殺しに関してはいくつか考えを持っていたのですが
一番有力だったのが“碑文が解かれたことによる約束の消滅”でした

“「…ベアトは約束したよね?! 真里亞を黄金郷へ連れてってくれるって約束したよね?! そこではママとも仲良しになれて、みんなずっと笑い合えるの…! そこへ連れて行ってくれるって、約束してくれたよねッ?!」(真里亞)(EP3)
「………そ、…そのだな。…その約束はもう、…守れぬ。………碑文の謎を解く者が現れたから、……妾はもう、黄金の魔女ベアトリーチェではないのだ。……だからすまぬ。…そなたとの約束はもう守れぬ……」(ベアト)”

以上のやり取りがあるため“黄金の魔女であった時の約束は無効になった”
という考えです

しかしよく考えてみると“碑文の謎が解かれたらそれ以上誰も死なない”
という約束が“碑文の謎が解かれることによって守れなくなる”
というのなら そんな約束など何の意味もありません

少なくともこの考えよりかは
“駒のベアトとゲームマスターのベアトは別人である”
という考えに基づく説のほうが有効な気がします

もしこれが正しいのだとすれば
今まで誰も南條殺しの答えを
理解出来ていなかったのではないでしょうか?
154: 名前: ケーナ:2012/04/16 23:06ID:c5edzwQd
ちびゆかさん>>152

>EP4のTIPSに興味はないとケーナさんは言ったのですが、全て必要な情報でヒントなのです。

竜騎士07さんのEP4に関する発言は
TIPSに意味があるという意味ではなく
ミステリーの謎解きに必要な情報は全て盛り込む必要がある
という意味ではないでしょうか?

>半年前は忘れてもいいのですが、つい最近もフェザリーヌとラムダの戦いを
>竜騎士先生がライティングしていると、トンでも読解をしたのですよ。

実は僕の中で“書き手”は結構どうでも良い話なのです
あえて考えるとすると竜騎士07さんだけど
ファンタジーの解釈で行くと
タチバナさんのフェザリーヌ説でいいか
くらいの感じです

>何故自身が1000人に1人の読者だと思えるのですか?
>1000人に999人の中の1人だと思わないのは驕りだと思うのです。

確かに僕は“自分は結構至っている”と思っています
というのはネットで調べてみても本を読んでも
僕と同等以上のレベルで至っている人を見かけたことがなかったからです
ただデカルトさんは正直凄いと思います

>インタビューの女性の方が至った人が多いとか、
>至った人の名誉を護るため解を出さない等の先生の発言は、
>1000人に999人の方の話だと思うのです。

竜騎士07さんは“KEIYAさんは至った”と言っていましたが
あれは“物語を理解できた”というレベルの話です
あれくらいなら僕もPC版をプレイした時に至っていました

>縁寿創作説が封印再度されたので話のネタがなくなってしまった感じなのですが、
>それ以外だと魔法解釈しか話ができないのですが。

色々切り口はあると思います
僕は最近元ネタ探しに凝っています
結構古い作品が多いので
「これは今時の若者にはわからんだろうなー」と思いながら
発掘しています
ちびゆかさんも何か新たな切り口で
この作品に取り組んでみると良いと思います

ちなみに今僕は5周目のEP3まで来ています
それでも結構発見があります
155: 名前: ちびゆか:2012/04/17 21:44ID:99KFwF9Q
ケーナさん>>154
積み残しのヒントや情報がないように、荷物を積んでいかなきゃならないので、少し多めにTipsがあります。

竜騎士先生がこう発言してる以上、EP4のTIPSは大きな意味があると思うのです。特に先生は出題編の情報だけで解けるという部分に拘っていると思うので、本編で説明できなかったことを纏めてTIPSという形で出したと思うのです。フェザリーヌだって造物主についての項目を見れば存在を感じることはできるのです。名前こそ出てきませんのですが。

EP4のインタビューで重要だと思うのは、真里亞の存在はベアトリーチェと双璧を成す位置づけ、のような先生の発言、既存の解釈は「双璧」という部分が説明できていないのです。
TIPSの造物主、その意味では原初の魔女マリアは造物主となることを約束された、選ばれし少女なのかもしれない・・・。
何故、真里亞が造物主になるのか、簡単に言うと何故真里亞がフェザリーヌになるのか、魔法解釈に興味があればこういった話もできるのですが。縁寿創作説の範疇なので、今考えてるところなのです。

>実は僕の中で“書き手”は結構どうでも良い話なのです
>あえて考えるとすると竜騎士07さんだけど
>ファンタジーの解釈で行くと
>タチバナさんのフェザリーヌ説でいいか
>くらいの感じです

ファンタジーで考えると、世界の頂点、実質神に近い存在、フェザリーヌで止まってしまうのです。それを超える解釈を出すなら、偽書作家の次元までいかないと無理だと思うのです。それに対しての「実際は~そこまで考えてる読者は少ない。」の部分が該当すると思うのです。

至ってるの件はみんな非常に楽観的な考えの人が多いと思うのです。何故自分を1000人に999人と想定しないのか、インタビューで真相の更に真相がある可能性について先生の発言があったのですが、真相を出すと読者はそれが全てだと思い、思考停止してしまうという内容だったのですが。
真相の更に真相(1000人に1人)があったとしても不思議ではないのです。

デカルトさん(ウソッキーさん)は物の考え方がしっかりしているので議論していると勉強になるのです。デカルトさんと議論してボクは妙な自身を付けたのです。

ボクが凄いと思う人は、画期的な解釈を出す人なのです。一年程前、2chでメタバトラの正体は鍵を握るぬいぐるみである、という説を言う人と出会ったのです。これは非常に画期的で、珍説のようにも聞こえるのですが、人と駒の概念さえよく解らなかったボクには驚きでしたのです。この人から抜け殻状態は興味の喪失と習ったのです。ケーナさんがコントローラーを手放せばゲームキャラは動かなくなると言ったのと同じ様なことなのですが。

この人と出会ってから、ようやくボクもうみねこを真剣に考えようと思ったのです。

うみねこを様々な切り口から見るのは、自分で言うのもアレなのですが、アンチファンタジーの世界、98年起点、縁寿創作、魔法解釈、竜騎士先生賛美、結構切り口は多いと思うのです。

元ネタ探しですが、アニメ、ゲーム等のネタを探したりしているのです。ミステリーはあまり知らないので、自分では探せないのです。綾辻さんの館シリーズは結構にてるなあとかそのくらい、あとボク的ネタ、この世には不思議なものなど一つもない、不思議なものは人の概念に過ぎない。故にメタ世界が唯一存在できるのは人の中だけである。
これは京極夏彦さんの小説の探偵みたいな感じでやってますのです。
156: 名前: デカルト:2012/04/18 00:04ID:baPpN4Q2
ケーナさん>>150,>>153

まず>>150を見直してみてのコメントを書かせて下さい。

>この発言はゲームマスターのベアトとしての発言で
>エヴァを何とかしないとゲーム盤がエヴァに乗っ取られる
>ということではないでしょうか?

この発言は1998年の現実世界での状況を推理する為にも見逃せない部分だと感じました。
なので、

>エヴァを何とかしないとゲーム盤がエヴァに乗っ取られる

という推理はとても的を射ていると思います。
ただ、南條殺しはメタ世界での攻防で、ベアトの心臓(紗音=嘉音を使った犯人ベアトの犯行トリック)を使った赤をエヴァが用いており、それによってむしろベアトと戦人を追い込んでいるというストーリーに繋がっているので、そこまで含めて説明を聞いてみたいと思いました。
(話が複雑で難しそうですが……)
157: 名前: ケーナ:2012/04/18 08:11ID:28Zw6bhI
ちびゆかさん>>155

>EP4のTIPSは大きな意味があると思うのです。
>特に先生は出題編の情報だけで解けるという部分に
>拘っていると思うので、本編で説明できなかったことを
>纏めてTIPSという形で出したと思うのです。

EP4のTIPSの情報は“魔女と魔法”に関するものですが
これらをどう絡めたところで僕の考察に影響はありませんし
何か新しい解釈や理解に繋がるとも思えないのです

>真里亞の存在はベアトリーチェと双璧を成す位置づけ、
>のような先生の発言、既存の解釈は「双璧」という部分が説明できていないのです。

“魔法”で一番大切なことは“どれだけ孤独か?”
ということです
“魔法”は“現実逃避”です
身の回りに支えてくれる人がいて
現実生活が満たされている人には
そもそも魔法などいらないし魔女になる必要もないのです
そういった意味で真里亞は“魔女”としての
可能性を無限に秘めているのです
(もしかしたら前にも同じようなことを書いているかもしれませんが
そんなことしょっちゅうなので気にしないで下さい)

>至ってるの件はみんな非常に楽観的な考えの人が多いと思うのです。

これは確かに思います“至った”と思った時点で
その人にとって『うみねこ』は終わったわけですから
もはや『うみねこ』について考えることはなくなるでしょう
でも僕はそれはそれでよいのではないかと思います

“あなたは至りきれていませんよ”と指摘したところで
理解できない人には理解できないのです 指摘されて
“ああそうか、まだ自分は至りきれていなかったんだ”
と思えること自体
ある種の適性とか器なのではないでしょうか?

>デカルトさん(ウソッキーさん)は物の考え方がしっかりしているので
>議論していると勉強になるのです。

僕は不覚ながらこれには気がついていませんでした

>ボクが凄いと思う人は、画期的な解釈を出す人なのです。
>一年程前、2chでメタバトラの正体は鍵を握るぬいぐるみである、
>という説を言う人と出会ったのです。

根拠を示せない画期的な解釈は“単なる珍説”です
僕的には根拠も示せないのに“珍説”を出すなんて
恥ずかしくてとても出来ません
かと言ってトンデモな根拠を示されても
それはそれで困るのですが…

>元ネタ探しですが、アニメ、ゲーム等のネタを探したりしているのです。
>ミステリーはあまり知らないので、自分では探せないのです。

僕もミステリーはさっぱりです
学生時代に嗜みとして『そして誰もいなくなった』と『アクロイド殺し』
くらいは読みましたが 恐らくこれまでの生涯で
20冊は読んでいないと思います
また 読んだ作品も“ただ読んだ”だけで
“挑んだ”のは『金田一少年の事件簿』に2~3回くらいです
これは“真相あてクイズ”というのをやっていて
商品目当てで挑戦していました
その時に自分のセンスのなさに絶望して
それ以来ミステリーはなるたけ避けるようになりました
ちなみに京極夏彦は『ル・ガルー』だけ読みました

僕は『うみねこ』というミステリーに挑んでいるわけではなく
『うみねこ』という物語を解釈しているだけなのです
だからミステリーは嫌いなのにこの作品には熱中しています
158: 名前: ケーナ:2012/04/18 08:13ID:28Zw6bhI
デカルトさん>>156

>南條殺しはメタ世界での攻防で、
>ベアトの心臓(紗音=嘉音を使った犯人ベアトの犯行トリック)を使った赤を
>エヴァが用いており、それによってむしろベアトと戦人を追い込んでいる
>というストーリーに繋がっているので、そこまで含めて説明を聞いてみたいと思いました。
>(話が複雑で難しそうですが……)

僕にとってもこの説は思いついたばかりで
検証は何もしていません
とにかく絶対的だと思えることは
“誰かにとってどうしても譲治と南條を殺す必要があった”
ということです

また ふと思ったのですが“偽書でそうなっていたから”
というのはどうでしょうか?
偽書の書き手とゲームマスターは別個の存在ですから
“偽書の書き手”の意図を把握しないまま
ゲームマスターが自分の解釈で物語に取り入れた
という解釈です
両者の解釈に齟齬があった場合
それらが合わさった物語を読む我々には
“不自然な物語”に見えてしまうのではないでしょうか?

この説は参考程度にとどめておいてもらって
エヴァの件について考えてみます

ざっとテキストだけを読んでみての考えですが
ゲームマスターのベアトの努力及ばず
エヴァに一人二役がばれてしまったのではないでしょうか?
(紗音の死体が消えているわけですから
絵羽が朱志香を探す過程で当然気がつくでしょう)
それによってもはや後がなくなってしまったベアトは
エヴァと心中するつもりで
“「妾が、赤にて。魔女を否定する。」(ベアト)”
という暴挙に出たのだと思います

今ちょうどEP3を再プレイしていますので
新しい解釈が出来たら書かせてもらいます
159: 名前: デカルト:2012/04/18 08:58ID:baPpN4Q2
ケーナさん>>158

>“誰かにとってどうしても譲治と南條を殺す必要があった”

この部分はシンプルに解釈可能だと思うので書いておきます。
EP3第九の晩ではベアトリーチェに譲治と南條が殺され、朱志香だけ見逃されました。
この理由は、「譲治と南條が生還する可能性が高かった」からでしょうね。
生還されるとまずい理由はシンプルに、「魔女幻想を保ちたかったから」で良いと思います。
そもそも最後に爆弾で島を吹き飛ばすのは「魔女幻想を保ちたかったから」と言う理由なのは間違いないでしょうし、その理由があるなら生還者が出るのは都合が悪いと言えます。

そして朱志香を殺さなかったのは、あの時朱志香は絵羽に目を負傷させられており、生還が絶望的だったから見逃されたという形になったと考えています。
(目が見えなくなったので、最期に嘉音の幻想を見せるという慈悲を与えたということも一緒に考えられますね)

残るは最後の絵羽・エヴァとの攻防ですが(ここがメインの話題でしたね)、この議論はケーナさんの再プレイを待とうと思います。
160: 名前: ちびゆか:2012/04/19 00:03ID:1eBFXMvM
ケーナさん>>157
>EP4のTIPSの情報は“魔女と魔法”に関するものですが
>これらをどう絡めたところで僕の考察に影響はありませんし
>何か新しい解釈や理解に繋がるとも思えないのです

EP4のTIPSはうみねこの世界観に繋がるものなのです。これに関心がないということは、盤上のミステリーしか興味がないと言ってるに等しいのですが。
盤外の世界こそ真の現実であり、現実(一なる真実)を求めているなら、盤外の世界にも目を向けて欲しいのですが。

>“魔法”で一番大切なことは“どれだけ孤独か?”
>ということです
>“魔法”は“現実逃避”です

それが「双璧」なのですか?インタビューでベアトと双璧とあった以上、それに足る理由があると思うのですが。
何故、真里亞は造物主になるのを約束された少女なのかが関わってくるところだと思うのですが、魔法解釈に興味がなければ無意味な部分かもしれませんなのです。

>“あなたは至りきれていませんよ”と指摘したところで
>理解できない人には理解できないのです 指摘されて
>“ああそうか、まだ自分は至りきれていなかったんだ”
>と思えること自体
>ある種の適性とか器なのではないでしょうか?

これはもうしつこいかもなのですが、翼のラストで、カケラの海に出る勇気を持て、浜辺でぼうっと待つだけの陸の魔女、バイバイ陸の魔女たち、
我らの告白の1000人に999人は察することもできない非公開の物語があと二つもあること、ものを読めれば自身が至ってないのは明らかだと思うのです。
至ったと思う人は、作者の言葉を読む気がないのです。

鍵を握るぬいぐるみの説は、メタバトラを事実上「駒」として扱っていたのが、当時のボクには画期的でしたのです。当時は人と駒の区別もなく、盤上で探偵ごっこをするだけの世界だったのですが、盤外の世界に目を向けるきっかけになったのです。盤上のミステリーには正直飽きていたのですが、この説と出会っていなければ、うみねこから離れていたと思うのです。
最近画期的だなと思ったのは、ケーナさんの駒はAIで動いている、なのですが。うみねこは気付くか気付かないかで一気に世界が変わるので、奇説、珍説のようなものでも一応真面目に考えています。AIに関しては、奇説ではなく通説のように考えているのですが。

ネタ探しでは、彼岸花のことも考えたりしていますのです。二夜の桜田みちるの話が面白かったのです。これはもう反魂の魔法そのものだったと思うのです。
過程は装飾としても、ぬいぐるみを依り代に友人の魂を繋ぎとめる、この結果は現実の理屈でも納得できるものなのです。みちるの中に友人の人格が概念として存在するというだけの理屈なのですが、真里亞とさくたろうのケースと同じ構造になっているので興味深いのです。
161: 名前: ケーナ:2012/04/19 20:44ID:68P9dnNz
デカルトさん>>159

>EP3第九の晩ではベアトリーチェに譲治と南條が殺され、朱志香だけ見逃されました。
>この理由は、「譲治と南條が生還する可能性が高かった」からでしょうね。

何気に思うのですがこの問題は
幻想描写を取り除いて考えた方がよいのではないでしょうか?

終盤の時点で生き残っているのは絵羽と戦人と朱志香と譲治と南條と
紗音(ベアトリーチェ人格)です
絵羽は戦人を殺しましたがその理由は“生存者を残したくなかったから”
だと思います 一応爆弾で全てが吹き飛ぶ予定ですが
それが本当のことなのか絵羽には確信が持てません
もしかしたら爆弾の威力が予定よりも弱くて
生存者が出てしまうかもしれません

その場合 警察の捜査で下手なことを喋られると
絵羽の殺人が明らかにされてしまいます
ですから絵羽は脱出前に
譲治以外の全員を殺したかったと思います
生存者がいなければいくらでも良い訳は出来ますから

ところが実際には譲治と南條は紗音によって殺されてしまいました
紗音は自分の正体を知るこの二人が
絵羽に真実を伝えてしまう事態を恐れたのだと思います
その理由は定かではないのですが
猫箱を守りたかったのかもしれません

譲治と南條を殺してしまった後の紗音は
爆発で死ぬ気でしたが
絵羽が朱志香を殺そうとすると予想できたため
朱志香が安らかに死ねるように
絵羽の追跡からから匿い
絵羽に殺される事態を回避したのだと思います

これが僕のミステリー的解釈です
(偽書の解釈ということになるのでしょうか?)

幻想描写やメタ世界を含めた解釈は
もう一度EP3を終えてから考えてみようと思います
162: 名前: ケーナ:2012/04/19 20:46ID:68P9dnNz
ちびゆかさん>>160

>EP4のTIPSはうみねこの世界観に繋がるものなのです。
>これに関心がないということは、盤上のミステリーしか興味がないと言ってるに等しいのですが。

なんと言うか説明が難しいのですが
あのTIPSの情報を如何に盛り込もうと
僕の考察には影響がないのです
それこそゲーム盤だけでなく世界観全体での話です

>インタビューでベアトと双璧とあった以上、
>それに足る理由があると思うのですが。

どのEPのどの部分だったか忘れましたが
“望んで魔女になるものはいない。成らざるを得ないから魔女になる”
というような内容がありました
魔法とはニンゲンをやめざる得なかった魔女たちが
それでも人並みの幸せを手にしたいがために紡ぐものなのです
『うみねこ』世界においてもっとも不幸な二人
それがベアトと真里亞なのです

>最近画期的だなと思ったのは、ケーナさんの駒はAIで動いている、なのですが。

これはテーブルトークRPGの流れから出てきた考えですので
根っこはテーブルトークRPGの方ですね
僕はある事情からEP7のお茶会の出来事が事実であると
認めるわけにいかなかったのでこの考えに辿りつきました

>ネタ探しでは、彼岸花のことも考えたりしていますのです。

『彼岸花』は『我らの告白』の付録としてくっ付いていましたが
未開封のまま売り払ってしまいました
とりあえず“折り返し”までは放置しようと思っています
何せ『うみねこ』に掛かりっきりで
録画予約している『Fate/Zero』を視る時間さえないような状況ですから…
163: 名前: ちびゆか:2012/04/20 23:47ID:8aH0faOi
ケーナさん>>162
>なんと言うか説明が難しいのですが
>あのTIPSの情報を如何に盛り込もうと
>僕の考察には影響がないのです
>それこそゲーム盤だけでなく世界観全体での話です

「積み残しのヒントや情報がないように、荷物を積んでいかなきゃならないので、少し多めにTipsがあります。」

ケーナさんの考えはこの竜騎士先生の発言と明らかに矛盾するのです。最近「ものを読む」ということを考えたりしてるのですが、ただこれは竜騎士先生の御言葉を信じるか信じないかの問題だと思うのです。
ケーナさん(だけではないのですが)は、出題者である竜騎士先生の言葉を信じてないような気がするのです。

「双璧」というからには、ただベアトと真里亞は不幸なだけでは済まないと思うのです。これも先生の御言葉を信じるか信じないかの問題なのです。愛がないと先生が大袈裟に「双璧」と表現しただけ、になるのですが。

>僕はある事情からEP7のお茶会の出来事が事実であると
>認めるわけにいかなかったのでこの考えに辿りつきました

これはどういう意味なのですか?気になるのです。

>『彼岸花』は『我らの告白』の付録としてくっ付いていましたが
>未開封のまま売り払ってしまいました

彼岸花の付録だと認識していたのですが、反対の人も結構いるみたいなのです。
格闘ゲームの方は未開封のまま放置しているのですが、彼岸花は結構面白いので勿体無いと思うのですが。うみねこのネタを再利用して作ってる可能性があるのです。

縁寿創作説のまとめがやっと完成したのです。まあ感想みたいなものなのですが、ノート4枚くらいの量なのですが、文章を書くのが苦手なので大変なのです。とりあえず投下するのです。

デカルトさんも思うところがあれば愛のある指摘をお願いしますのです。
164: 名前: ちびゆか:2012/04/21 01:46ID:e0MKfdzC
縁寿創作説のまとめ

■縁寿創作説、はじめに

86年の爆発事故により拡散し、消滅した情報を復元するのは不可能なのです。
仮に真相と呼べるものがあるならば、それは残された情報を統合したものでしかないのです。そして、残された情報を統合しているのがEP4の右代官縁寿の真相を求める旅なのです。

後世の人間が86年の猫箱の中を覗く事は絶対に出来ないのです。これはつまり、真相は猫箱の外にあるということなのです。正確には猫箱の外に残された情報を統合したものが真相なのです。

■縁寿が知り得る残されし情報

①真里亞の日記、マリアージュの魔道書、これを縁寿が見たことににより、七杭姉妹、シエスタ、ロノウェ、ガァプ等の幻想キャラのライティングが可能。
②EP4の大月との会話、ここで二つのボトメを確認、ネットの偽書については出てこない。98年時点ではEP3以降のネットの偽書は存在しない可能性が高い。第一人者の大月が話さないのは不自然である。
EP6の98年の縁寿はネットの偽書を読み、八城の許を訪ねたが、自らを駒だと自覚していた。EP6の98年が現実である保障はない。
③南條の息子との会話、ここで貸し金庫、07151129、カードの情報を入手、これによって、EP3の扉に書かれた07151129をライティング可能。
④熊沢の息子との会話、ここで礼拝堂のレリーフの文字を確認、碑文の文字は真里亞の日記を読み既に知っていた。
これによって、後世の縁寿にも碑文を解く権利を獲得。EP3の絵羽が碑文を解く物語もライティング可能。
⑤川畑船長との会話、ここで九羽鳥庵の話を確認。金蔵、源次、熊沢、南條ら一部の人間しか知らないこと。19年前突然船の出入りがなくなり、ベアトリーチェが死に、食料や世話人を送る必要がなくなったこと。川畑自身はそう信じていること。地下トンネルの存在の可能性もあること。
これによって、EP3の楼座の19年前の回想、EP4の九羽鳥庵から地下トンネルで脱出等、九羽鳥庵関係の物語をライティング可能。
⑥EP6、霧江の手記を読んだ事があると駒縁寿発言。バトラ出生の秘密は本人でも証明は困難。
これによって、EP3の霧江と明日夢の因縁の物語、EP4のバトラ出生の秘密をライティング可能。EP8の駒ルドルフのバトラは霧江の子発言は、霧江の手記の情報から縁寿が導いた一つの可能性ではないのか。
⑦EP8赤字「一なる真実の書は存在する」「最初に読むのは縁寿」
この二つの赤字より、最初に一なる真実の書を観測するのは縁寿に確定。一なる真実の書が存在する以上、必ず観測者が存在する。
これによって、EP7のお茶会「これは真実」がライティング可能。
⑧EP8で縁寿がバトラの蔵書を漁っていたと発言。EP1でバトラはひぐらしを読んだ事があると記述あり、蔵書の中から縁寿もひぐらしを見つけ読んでいた可能性が高い。
EP6の無限の猿の定理の話、ベルンはかつて猿がハムレットを叩き出すが如く、奇跡に愛され、見事に奇跡を打ち出した、という内容の記述あり。ベルンに関しては明らかにひぐらしの古手がモデルになっていると思われる。ラムダに関してもはっきりとした記述はないがひぐらしの鷹野がモデルの可能性あり。
これによって、奇跡の魔女ベルン、絶対の魔女ラムダのライティングが可能。

■縁寿の脅威の才能、後世の最強の魔女
EP4で十の人格(真里亞、さくたろ、七杭、自分)を操りしりとり大会をする縁寿。(ゲーム盤で例えるとしりとり大会のGM)当然、全て縁寿の内面世界の中で行われている。この優れた才能こそ、自らの内面世界に複雑なうみねこの魔法世界を構築できる所以である。
称号に於いても無限、黄金、反魂を称し圧倒的才能である。各称号については魔法解釈の範疇なので別の機会に。

本編の後世の魔女は圧倒的優位な立場である。過去の魔女は後世の魔女に絶対に勝てない等の記述。これも縁寿の優位性を示すものである。
ぶっちゃけると盤上のキャラなど駒でしかなく、後世の縁寿しか物事を観測して真偽を判断できるキャラは存在しないとも言える。86年の猫箱は後世の人間が自由に書き換えることができるという見方もできる。

■縁寿創作説の問題点
■縁寿創作説と赤字の絶対性
■あとがき
と続きますが明日にしますのです。

165: 名前: ちびゆか:2012/04/23 22:35ID:b8GVOk4D
遅くなりましたのですが、縁寿創作説のまとめの続き
ケーナさんとデカルトさんに指摘してもらいその問題点も含めて答えようとセコイことを考えていたのです。

■縁寿創作説の問題点
第一に98年の縁寿自身の行動が不明な点が多いこと。私個人は合理性のある解釈を常に心がけているが、98年の縁寿自身の行動が不明であるならば、縁寿創作説も合理的解釈とは言い難い。

ライティングの問題にもいくつか説明の厳しいものが存在する。特にヤス、金蔵に於ける過去のシーンは本人でなければライティングは難しいと考える。
しかしながら楽観的な解釈ではあるが、真実の書(絵羽日記)に全て記されており、それを見た者ならばライティング可能ではないのかと考える。

ただ同じかそれ以上の問題点を通説の十八戦人創作でも抱えているはずである。6年ぶりに突然帰っていた戦人、現場には居合わせないが、後世に残った情報を統合している縁寿、どちらが真実に近いか考えて貰いたい。

■縁寿創作説と赤字の絶対性
これもある意味、縁寿創作説の問題点でもあると言える。
結論から言おう。縁寿創作説に於いては赤き真実とは縁寿の主観的真実に過ぎない。後世の縁寿が観測し、導いたもの、信じたもに過ぎない。
既に述べたが、EP7の「これは真実」の赤字、これは絵羽の日記を信じた結果である。戦人出生の赤字、これはEP6に登場した霧江の手記、これを信じた結果である。EP3の九羽鳥転落の「確実に死んでいる」は川畑船長の話を信じたのであろう。

赤字に絶対性は宿らないが、「信じる心」によって真実が生み出されるという考えは、我々、現実の人間社会に於いても通ずる考えである。
例えば歴史の真実、これは学校で習ったり、学者の考証を信じているからこそ真実足りえる。学校で習う事、学者の言葉を信じなければ、真実など存在しないと言える。歴史だけでなく、我々の身近にある真実というのも、自分が信じているから真実であり、愛する人の言葉、そして自分自身の観測結果さえも疑えば、この世には真実など一つもないことになる。

縁寿創作説に於ける真実とは縁寿の主観的真実となるのは道理であるが、内面世界、創作の世界に存在する駒(キャラクタ)の視点では、赤き真実とは神(造物主)の言葉でもあり、絶対的存在になる。
簡単に言うと外の世界と中の世界、主観と客観が反転しているのである。これがややこしいのだが、内面世界に於ける、赤字の拘束力(嘘を吐こうとすると息が出来なくなる)も再現できる。赤字の拘束力でさえ、ファンタジーに頼らずとも説明できるのである。

■あとがき
86年の爆発事故で拡散した情報は後世の縁寿の元に収束する。拡散した情報は完全な形で復元するのは不可能であるが、誰が最も精度の高い真実を復元できるかは明白である。

EP4で既に真里亞の日記から、一部とはいえマリアージュの魔法世界の情報を縁寿自らの内面世界に復元している。(真里亞、さくたろ達)

最終的には自らの内面世界に全てうみねこ世界を復元し、それを書き記したものが偽書である。そしてそれが魔女のライフワークでもあり、魔道の醍醐味ではないだろうか。
縁寿創作説は一見ファンタジーを完全否定し、愛がないように感じる者もいるかもしれない。しかし私はそうは思わない。86年に失われた情報、ヤスと真里亞のマリアージュの宇宙、親族や使用人の世界。そして縁寿の家族の世界。
これら全ての世界が縁寿の内面世界に蘇り、そして物語として後世に語り継ぐ。
私の中ではこれも一つの愛であると思う次第である。
166: 名前: ケーナ:2012/04/24 20:26ID:f5RX0Jt7
ちびゆかさん>>163~165

>「積み残しのヒントや情報がないように、
>荷物を積んでいかなきゃならないので、少し多めにTipsがあります。」

EP1が2個 2が1個 3が3個 4が7個
確かに多めですが“積み残しのヒントや情報”に過ぎないわけで
“出題編の中に入れておきたい情報”くらいのニュアンスではないでしょうか?

>>僕はある事情からEP7のお茶会の出来事が事実であると
>>認めるわけにいかなかったのでこの考えに辿りつきました
>これはどういう意味なのですか?気になるのです。

これは別に大したことはなくて
EP7のお茶会では戦人のモノローグで“約束忘れ”が語られています
発言やふるまいなら“約束忘れ”のフリをしてもおかしくないのですが
モノローグでは否定のしようがないのです
ですからEP7のお茶会が事実であると認めてしまうと
“戦人は約束を忘れていなかった”という説が崩れてしまうのです

>格闘ゲームの方は未開封のまま放置しているのですが、
>彼岸花は結構面白いので勿体無いと思うのですが。

ヤフオークションで売って
格闘ゲームのほうは1100円で売れました
大した金にはなりませんでしたが
持っていてもしようがなかったので…

彼岸花も『ひぐらし』や『うみねこ』と同じく
4話で折り返す可能性がありますので
それまでは放置しておこうと思います

ところでちびゆかさんの“縁寿創作説”を読ませてもらって
気になった点を指摘させていただきます

>86年の爆発事故により拡散し、消滅した情報を復元するのは不可能なのです。

眞音や恋音など六軒島の直接的な関係者が生き残っていますし
間接的な関係者(留弗夫が金で丸め込んだ病院の関係者など)もいます
『うみねこ』本編では語られませんでしたが
この人たちの持っている情報を束ねたら
かなりの情報を復元できるのではないでしょうか?

それに何といっても
絵羽と戦人 二人の生存者がいます
この人たちは当事者ですから
この二人が話したり書いたりする機会があれば
真実は明らかになります

>EP4の大月との会話、ここで二つのボトメを確認、
>ネットの偽書については出てこない。
>98年時点ではEP3以降のネットの偽書は存在しない可能性が高い。
>第一人者の大月が話さないのは不自然である。

大月教授は本物のメッセージボトルを持っていると思われる人物です
そんな大月教授にとってどこの誰が書いたかも分からない“偽書”など
何の価値もない(と本人は思っている)のではないでしょうか?

>奇跡の魔女ベルン、絶対の魔女ラムダのライティングが可能。

これは盲点でした
確かに『ひぐらし』を読んでいればベルンカステルとラムダデルタを
縁寿が物語に登場させることができます

あと基本的に“その情報を知りえる知りえない”という話は
“縁寿創作説”の場合には意味がありません
というのは“創作”だから
好きなように書けばよいからです
楼座が九羽鳥庵のベアトに会っていたと思えばそう書けばよいし
それが夏妃でも全然構わないわけです
真実を知り 縁寿のでたらめを指摘する人がいない限り
縁寿の書くことは全てが真実になるのです
“真里亞お姉ちゃんの日記に書いてあった”と縁寿が書いたところで
その“真里亞お姉ちゃんの日記”が実在する必要さえありません
(“民明書房刊”みたいに)

“あとがき”のまとめの部分は僕も“愛”のあり方として
賛同します
167: 名前: ちびゆか:2012/04/25 01:24ID:5eat06zI
ケーナさん>>166
>確かに多めですが“積み残しのヒントや情報”に過ぎないわけで
>“出題編の中に入れておきたい情報”くらいのニュアンスではないでしょうか?

ボクがEP4のTIPSをヒントだと考えるのはインタビューの発言だけが根拠ではないのです。お手数なのですが、ここのBBSの今までのまとめスレの、>>4、>>5、>>6の三大魔女の解釈、無限実現の解釈、無限の魔法の解釈を見て欲しいのです。
我らの告白に、ファンタジーを本気で信じる者のみファンタジーの世界足りえるとありましたのです。去年書いたものなので、修正したいところもあるのですが、少なくともボクがファンタジーの物語を本気で考えていることは解ってもらえると思うのです。これらのファンタジー解釈はEP4のTIPSがなければ出来なかったのです。

>ですからEP7のお茶会が事実であると認めてしまうと
>“戦人は約束を忘れていなかった”という説が崩れてしまうのです

86年の時点での戦人は約束を忘れていた。その後十八として偽書を書いていく内にベアト(ヤス)の気持ちを理解し、約束を思い出す。一般的解釈では忘れているのは当然なのですが、忘れていないと不自然な感じなのですが。
ボクは一般的な解釈を好みませんが、物語的には問題はないと思うのですが。

>『うみねこ』本編では語られませんでしたが
>この人たちの持っている情報を束ねたら
>かなりの情報を復元できるのではないでしょうか?

警察とかマスコミとか大月教授のようなウィッチハンターなどいろんな関係者が情報をもってると思いますが、個々の情報ではうみねこの物語をライティングするのは困難だと思うのです。個々の情報を統合している存在、縁寿が最も情報を保有していると思うのです。他者より圧倒的だと思うのですが。

>それに何といっても
>絵羽と戦人 二人の生存者がいます
>この人たちは当事者ですから
>この二人が話したり書いたりする機会があれば
>真実は明らかになります

この二人は別格なのですが、絵羽は黙秘し死亡、そして真実の書を残す。EP8の「最初に読むのは縁寿」により、事実上、縁寿専用の情報になるのです。他者が読んだ場合、縁寿も知っていることになるのです。

十八戦人も当事者なので強力な情報なのですが、縁寿創作説以上に問題を抱えてると思うのです。大きな問題点として「魔道書」の情報なのですが。マリアージュの魔道書を読めるのはヤス、真里亞、縁寿のマリアージュの関係者だけなのです。うみねこに登場する幻想キャラ、これは魔道書に設定など書いてあると思うのですが、これが無いとうみねこの物語は書けないと思うのです。七杭くらいならボトメで確認できますが、シエスタやロノウェ、ワルギリア等は絶対に書けないと思うのですが。

我らの告白
「魔道書を開き、72柱の悪魔たちからランダムに選び出そう。
・・・んー、適当にページをぺらぺらと捲って・・・」

たとえばフラウロスという悪魔を書けるのは、魔道書が絶対に必要であり、十八戦人には不可能なのです。ヤス=幾子、十八=戦人なら可能かもしれないのですが。

他の問題として、出題編の情報だけで、戦人生存、偽書執筆まで導けるか、竜騎士先生が、出題編だけで解けると断言し、そして縁寿創作説なら出題編だけでもかなり手がかりが出せるのですが、十八戦人はEP8まで手がかりがないようなのですが。ミステリーとして手がかりがないのは問題だと思うのです。

>あと基本的に“その情報を知りえる知りえない”という話は
>“縁寿創作説”の場合には意味がありません

意味は大きいと思うのですが。縁寿が何も知らなければ、うみねこはただの作り話なのですが、ちゃんと裏づけがあれば真実へと昇華すると思うのです。もちろん縁寿の主観的真実なのですが。ただの作り話と何らかの裏づけがある話とでは全く違うと思うのです。
トロイの木馬の御伽話は、シュリーマンがトロイの遺跡を発見したことにより、歴史的真実へと昇華した・・・こんな感じなのですが。

>“あとがき”のまとめの部分は僕も“愛”のあり方として
>賛同します

ありがとうなのです。ファンタジーの有無と愛は関係ないんだというボクの意見を聞いてくれる人はいないので、本当にありがとうなのです。
168: 名前: ケーナ:2012/04/25 08:43ID:10ynQxK3
ちびゆかさん>>167

“三大魔女の解釈、無限実現の解釈、無限の魔法の解釈”
を読ませてもらいましたが
見事な解釈だと思います

>86年の時点での戦人は約束を忘れていた。
>その後十八として偽書を書いていく内に
>ベアト(ヤス)の気持ちを理解し、約束を思い出す。

これは“戦人は事情を把握しないまま偶然生き残った”という解釈です
これの厳しいところは“絵羽が生き残りを見逃すか?”
というところです(善意にせよ悪意にせよ)
それでもこの解釈でも合理的な説明はできます
結局“戦人を信じられるか”この一点に尽きます

>縁寿が何も知らなければ、うみねこはただの作り話なのですが、
>ちゃんと裏づけがあれば真実へと昇華すると思うのです。

僕が“縁寿創作説”を否定するのはこの部分です
『うみねこ』世界にちりばめられた真実の描写が
“縁寿創作説”だと無価値化してしまうのです
我々は何を信じてよいか解らなくなり
考察の指針を失います

何の根拠も必要なく好き勝手書けるため
“縁寿創作説”だと何でもありになってしまいます
“説明不要の最終兵器”それが“縁寿創作説”
なのではないでしょうか?
169: 名前: デカルト:2012/04/25 20:00ID:5amRIm7n
ちびゆかさん>>167

>たとえばフラウロスという悪魔を書けるのは、魔道書が絶対に必要であり、十八戦人には不可能なのです。ヤス=幾子、十八=戦人なら可能かもしれないのですが。

「我らの告白」が十八に書けないと考えるのは良いと思いますが、それは即ち作者は縁寿と言うことにはならないかと。
「我らの告白」がうみねこの作中に存在する創作物であると断言できる要素はありません。
170: 名前: ちびゆか:2012/04/25 22:06ID:5eat06zI
ケーナさん>>168
>“三大魔女の解釈、無限実現の解釈、無限の魔法の解釈”
>を読ませてもらいましたが
>見事な解釈だと思います

ありがとうなのです。「無限実現」の解釈は強引なので、たぶんハズレの予感ですが、三大魔女と無限の魔法はほぼ中りだと思ってますのです。少し直すところはあるのですが。
極まれですが一応、本気でファンタジーの世界を考えてる人はいるのです。最近だと死体がほんとに動いたり、喋ったりする説を言ってる人を見ました。ボクを含めそういうファンタジーの物語を本気で考えている稀有な者は存在し、1000人に1人ファンタジーの世界足りえるというのは、唐突でもないのです。
まあ魔法解釈を本気でやってる人ってほんとに少ないのですが。

>これの厳しいところは“絵羽が生き残りを見逃すか?”
>というところです(善意にせよ悪意にせよ)

絵羽が悪人というのはEP3で植え付けられたイメージですが。実際は意地悪なところもあるかもですが。EP7のお茶会を信じるなら、戦人を殺すようなことは絶対にしないと思うのです。
EP4の黒き魔女エヴァ、これは完全に縁寿が晩年の心を病んだ絵羽から生み出してるので、86年の絵羽とは全く関係ないし、EP3は執筆者の主観かもしれないのです。絵羽が悪人であるという根拠は特には無いと思うのですが。

>“縁寿創作説”だと無価値化してしまうのです
>我々は何を信じてよいか解らなくなり
>考察の指針を失います

真実の真実たる根拠、ファンタジーなら是、縁寿の観測結果なら非。
ボクは逆の方がミステリーらしいと思うのですが。実際のミステリーは探偵(人間)の観測結果を信じることで推理するのです。縁寿だってEP4に於いては探偵のような立場だったと思うのです。

>“説明不要の最終兵器”それが“縁寿創作説”
>なのではないでしょうか?

まあそういう面もあると思いますのですが、ファンタジーの方が説明不可能の最終兵器という感じなのですが。

竜騎士先生はあらゆるものが考察の対象になりえる、のようなインタビューがあったと思うのですが、ライティングの問題、偽書を人間が書けるか書けないか、どうやったら書けるか、誰なら書けるか、こういった問題は疎かにしてたと思うのです。
動機、何の為に書いたかは、結構やってたと思うのですが。

デカルトさん>>169
>「我らの告白」が十八に書けないと考えるのは良いと思いますが、それは即ち>作者は縁寿と言うことにはならないかと。

だからこそヤス=幾子、十八=戦人のようなケースも言っといたのです。
戦人単独では無理だろうということなのです。

>「我らの告白」がうみねこの作中に存在する創作物であると断言できる要素は>ありません。

そうですね。我らの告白は、ドラノールに託された未公開原稿なので、どういう存在かはよく解らないのです。
ただ人間の誰かが書いたものならば「魔道書」は絶対に必要なものだと思うのですが。あと偽書というものが「我らの告白」に描かれたように作られている場合でも、魔道書は必要になると思うのです。
ミステリーの物語に幻想の装飾は必要不可欠で、その装飾の素材が魔道書の幻想キャラクタなのですから。
171: 名前: デカルト:2012/04/26 00:13ID:4dMpjXiK
ちびゆかさん>>170

>ただ人間の誰かが書いたものならば「魔道書」は絶対に必要なものだと思うのですが。

あれを作中の人間が書いたものであるという仮定ならば、その考察は妥当だと思います。
しかし一方、あのお話は作中の人間が書いているわけではないと言う可能性もあり、その立場の方が納得はしやすい解釈になると考えています。
172: 名前: ケーナ:2012/04/26 07:27ID:db8Hn3sg
ちびゆかさん>>170

>絵羽が悪人というのはEP3で植え付けられたイメージですが。
>実際は意地悪なところもあるかもですが。

EP7のお茶会が真実だったなら
六軒島が爆発することを知っている絵羽が
死亡を確認していない戦人を放置して
一人だけ脱出するわけがないのです
もし脱出するとしたら二人一緒になったはずです

そして絵羽と接触しなかった戦人が
爆発のことを知る由もなく
脱出できたわけもないのです

このあたりは多くの人が考察していることで
僕も合理的に説明できる説をいくつか持っていますので
致命的な問題ではないのですが…

縁寿創作説だと極端な話
六軒島も右代宮家も実在する必要はありません
例えば児童福祉施設に
右代宮縁寿という孤独な少女がいたとします
彼女は自分の両親が誰で
どういった経緯で
自分が児童福祉施設にいるのかも解りません

そこで自分はかつて存在した名門財閥
“右代宮家”の最後の生き残りで
とんでもない金持ちで
同時に偉大なる魔女でもある
と夢想しこの壮大なる物語を紡いだ
そう考えることさえできてしまいます
173: 名前: ケーナ:2012/04/26 07:29ID:db8Hn3sg
デカルトさん

結局 EP3ではあれ以上の新情報はありませんでした
で思いついたのが“偽書は推理ゲーム説”です
以前に少し触れた考えを拡張したものですが

ノート片に数枚という非常に限定された情報しか盛り込めない偽書は
18人の登場人物に紛れ込んだ紗音という犯人が
“ベアトの心臓”とトリックを駆使して
いかにして連続殺人を引き起こすかという
推理ゲームでしかないのではないか?
という考え方です

この考え方でEP3を読み解くと
十八は“絵羽だけが生き残る”という現実を反映した
偽書を書こうと考えた
そこで“ベアトの心臓”を使って
“絵羽だけが生き残る偽書”を書いた

ここまでなのではないでしょうか?

動機や約束はもともと偽書には含まれておらず
物語として拡張する際に盛り込まれたものであるため
EP3においては齟齬が生じてしまった
のではないでしょうか?
174: 名前: ちびゆか:2012/04/26 22:52ID:a9Zakxr5
デカルトさん>>171
>しかし一方、あのお話は作中の人間が書いているわけではないと言う可能性も

作中の人間以外の存在が書いているというのは、魔女や神様(フェザリーヌみたいな)が書いているという意味なのですか?
偽書を書く動機でケーナさんとデカルトさんはEP3の十八の話をしていたのですが、十八が誰で、偽書とはどういうものであるか、どういった前提で議論しているのですか?

ケーナさん>>172
>EP7のお茶会が真実だったなら
>六軒島が爆発することを知っている絵羽が
>死亡を確認していない戦人を放置して
>一人だけ脱出するわけがないのです
>もし脱出するとしたら二人一緒になったはずです

EP7のお茶会は途中で終わってしまって、その後の行動は生還した絵羽は黙秘して、ほとんど見得ない部分だと思うのですが。戦人についても行動が全く見えず、不確定要素が多いので詰めるのは難しい感じなのですが。

>縁寿創作説だと極端な話
>六軒島も右代宮家も実在する必要はありません

縁寿創作説というより創作説全般の問題だと思うのですが。戦人十八が創作だったとしても、嘘を書けると思うのですが。
縁寿創作の方がより、嘘は吐きやすいですが、偽書作家を人間と仮定するなら、
同じ問題だと思うのです。
EP4の縁寿の旅は信用できるという前提なら縁寿創作も納得できると思うのですが。

縁寿創作説のポイントは縁寿しか偽書を書ける人間が存在しないのでは?だと思うのです。
175: 名前: デカルト:2012/04/26 23:16ID:4dMpjXiK
ちびゆかさん>>174

>偽書を書く動機でケーナさんとデカルトさんはEP3の十八の話をしていたのですが、十八が誰で、偽書とはどういうものであるか、どういった前提で議論しているのですか?

「我らの告白」は偽書ではありませんよね
176: 名前: ちびゆか:2012/04/27 00:08ID:3eQs/BUg
デカルトさん>>175
「我らの告白」自体は偽書ではないと思うのです。ただそこで描かれていた物語の作り方、幻想の装飾、これが偽書の作り方ならば、魔道書を所持していない十八戦人単独では、偽書を書くのが困難になるのです。

仮に単独で書いたと仮定すると、十八戦人が書いたとするネットの偽書は、日記風手記のようなものでしかないかと。ミステリー作品としての体裁がない可能性が高いと思うのです。

EP6
縁寿「end of tha goldenn witch.読ませてもらいました。人の親族をよくも好き放題殺せるものです。」
彼女の最近の偽書、endは、その作中で少なくとも親族たちを七人は殺している。いやいや、banpet,alianceも含めれば、どれだけの親族を何度も惨たらしい方法でころしているやら。

特に最初の偽書「バンケット」は九羽鳥庵で右代官絵羽が難を逃れるまでを全て描いており、これこそ真実ではないかと囁かれ、ワイドショーまで取り上げた


EP6の記述を見る限りでは、タイトルさえ同じで内容もボクたちが見ているEPと近いような感じですが。EP6は分岐世界という謎はありますが。

他の伊藤幾九郎に関する記述も、
オカルトファンタジーを単純に楽しんでいる者たちの中には、ミステリアスな物語をさらに拡張させてくれると、その創作に作品性を認めている者も・・・
177: 名前: デカルト:2012/04/27 02:05ID:86ziM7eY
ちびゆかさん>>176

>仮に単独で書いたと仮定すると、十八戦人が書いたとするネットの偽書は、日記風手記のようなものでしかないかと。

この部分に同意です。私はこの説を採用しています。


ケーナさん>>173

>十八は“絵羽だけが生き残る”という現実を反映した
偽書を書こうと考えた
そこで“ベアトの心臓”を使って
“絵羽だけが生き残る偽書”を書いた

なるほど、シンプルに要所を抑えている考えだと思います。
動機や約束に関しての情報を十八が盛り込んでいたのかどうかは確定が難しい所なのですが、それらの真相に至っていないままトリックだけを理解してEP3を書いたという考えは一つの有効な手だと思います。
178: 名前: ケーナ:2012/04/27 07:51ID:d9e4qjU.
ちびゆかさん>>174

>EP7のお茶会は途中で終わってしまって(略)
>不確定要素が多いので詰めるのは難しい感じなのですが。

EP7のお茶会
絵羽と戦人が生き残ったという現実
EP8での十八の話

この3つを組み合わせると
答えを1つに絞ることは難しいのですが
“これらのうちのどれか”というところまでは
詰めることができます
僕はEP7のお茶会は“ゲームマスターの干渉のない
駒のAIでの行動による結果”と捉えていますが
だからこそ“限りなく現実に近い”とも考えています
この3つを読み解けば“一なる真実”が
ほぼ見えてくるのではないでしょうか?

>縁寿創作説というより創作説全般の問題だと思うのですが。
>戦人十八が創作だったとしても、嘘を書けると思うのですが。
>縁寿創作の方がより、嘘は吐きやすいですが、偽書作家を人間と仮定するなら、
>同じ問題だと思うのです。

これは“縁寿創作説”に限らず
“作中の登場人物による創作”という考え方の
限界なのだと思います
179: 名前: ケーナ:2012/04/27 07:52ID:d9e4qjU.
デカルトさん>>177

以下の部分も“ベアト二人説”の材料になると思います
“「この黄金郷には、ベアトが望まない限り、誰も辿り着けないのか。」(戦人)(EP5)
「えぇ。……ドラノールをここへ呼んだのは、この子なのですよ。」(ワルギ)
「………………………………。」(ベアト)
「………ベアトが、……あいつをここへ呼び、俺に会わせたのか…。」(戦人)
……しかし俺は、ベアトが望まない人間がここに辿り着いたことがあるのを知っている。縁寿だ。…前回のゲームで、縁寿は招かれざる客人でありながら、……ここへ一人、辿り着いて見せた。あれも、……ベアトが望んだこと、……なのか……?
「……縁寿……? ………ベアト、縁寿だ……!!」(真里亞)(EP4)
「……………どうやってここ(黄金郷)へ…? ………引き取られよ。妾はもはや、ここへは誰も招かぬのだ。」(ベアト)”

地道にこういう部分を拾っていくしかなさそうです

もうひとつ面白い考え方ができるのですが
EP6の以下の部分
“「《赤:我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!》」(ヱリカ)
「…………申し訳ないが、」(戦人)
「《赤:そなたを迎えても、》」(ベアト)
「「《赤:17人だ。》」」(戦人&ベアト)”

ヱリカが主張しているのは“人格の数”で
戦人とベアトが主張しているのは“在島者の数”
と解釈できます
EP6のこの場面以外ではメタ世界の住人は
“ベアトの人格”が存在していると思っています
しかし実際にはそんなものは存在しておらず
“ゲームマスターのベアトが宿った駒”を
メタ世界の住人が“ベアトの人格”と
誤解させられている可能性があるのです
180: 名前: ちびゆか:2012/04/27 21:56ID:baYIXTBy
デカルトさん>>177
偽書とは日記風手記でしかなく、読者が見ている物語とは違う。

この考えは問題点が多いと思うのですが。
うみねこの世界と現実の世界を繋ぐ唯一の接点ともいうべき偽書作家、ボクたちは偽書の世界から、現実の世界を探ろうとしているのに、ボクたちが見ている物語と偽書作家の書いている物語は違うとしたら、現実とゲーム盤世界との接点が無くなってしまうと思うのですが。

あと、偽書作家が何の為に偽書を書くのか。こういった動機を探るのも、読者と見ている物語が違うなら無意味なものになると思うのですが。

EP6でバンケット、アリアンセ、エンド、ドーン、とタイトルまで同じ、且つ殺され方も同じ(推測)、自ら「物語を全て理解した」という八城まで登場するのに、こういった情報も無価値となりかねない解釈なのですが。

ケーナさん>>178
>EP7のお茶会
>絵羽と戦人が生き残ったという現実
>EP8での十八の話

絵羽は確定的ですが、戦人と十八が不確定要素が多いと思うのです。
戦人は赤字で死亡を完全に宣言されていますし、EP8の脱出シーンは幻想描写が含まれているのです。幻想は結果に対する過程の装飾、鵜呑みには出来ないのです。
十八も立ち絵もなく、幾子との出会いも謎なのです。魔法エンドでは立ち絵もでましたが、戦人だという自覚がないようでしたし、ラストは幻想描写、同伴していた幾子は数十年後なのに見た目が変わってない、これも鵜呑みには出来ませんのです。

竜騎士先生は魔法エンドが正解だと仰ったとしても、正解が現実だと限りませんのです。愛ある物語が正解で、愛無き現実は不正解、という解釈かもしれないのです。

縁寿創作説ですが、確かに限界を感じるかもしれませんのです。
ボクはその「現実」というもの、これをどう確定させるか、コンセプトを考えたりするのですが。水槽の中の魚には、海か水槽か判断できません、うみねこの物語の登場人物もまた、自分たちの世界が現実なのか物語なのか判断できませんのです。
この問題の解決策が、後世の縁寿が観測者として86年の真実を確定させる、なのです。

うみねこは複数の86年が同時に存在するという不可思議な世界。なんらかの現実を確定させるコンセプトが必要だと思うのです。

簡単に言えば、うみねこは「八なる偽の書」これを、「一なる真実の書」に変換する、アイデアが必要だと思うのです。
181: 名前: デカルト:2012/04/28 00:47ID:8cQrXJtC
ちびゆかさん>>180

>うみねこの世界と現実の世界を繋ぐ唯一の接点ともいうべき偽書作家、ボクたちは偽書の世界から、現実の世界を探ろうとしているのに、ボクたちが見ている物語と偽書作家の書いている物語は違うとしたら、現実とゲーム盤世界との接点が無くなってしまうと思うのですが。

そんなことはありません。
我々は、うみねこのエピソードからうみねこの物語を理解することが出来ます。
それが偽書であるかどうかということは大した問題ではありません。
メタ世界の物語はうみねこの現実の物語を反映した世界であると考えられるからです。
182: 名前: ケーナ:2012/04/28 18:26ID:fdTM/zRq
ちびゆかさん>>180

>戦人は赤字で死亡を完全に宣言されていますし、

これはインタビューで以下の内容があります

“(聞き手)一方の魔法エンドですが、物語の中で縁寿を、元のままの戦人と再会させたいとは思われませんでしたか?
いや、可哀相なことに「絶対に戦人は帰ってこない」と、随分前から赤字で宣告して決定していますから。会わせてあげたかった気持ちはありますが、あの赤字のせいでどうにもなりませんでした(苦笑)。『Ep8』での2人の再会は、あの赤字にギリギリ抵触しない範囲で書いたという所ですね。戦人の体は帰ってきたかもしれないけど、戦人という個人は否定されている状態なんですね。なので、彼は戦人としては振舞っていないし、自分でも戦人であることを否定していますから。”

>EP8の脱出シーンは幻想描写が含まれているのです。

僕はEP8の戦人とベアトの脱出シーンは現実にあったことだと思っています
ただベアトの喋り方は幻想修飾されていると思いますが…

>同伴していた幾子は数十年後なのに見た目が変わってない、これも鵜呑みには出来ませんのです。

このあたりはあまり参考にならないと思います
なにせ元々6歳の縁寿の絵自体
竜騎士07さんは書く時間がなかったそうですから

過去のシーンの描写で戦人たちが中学生の場面があるのですが
絵は1986年のものと同じです

また夏妃や絵羽は50歳以上と推測されますが
とてもそうは見えません

>うみねこは複数の86年が同時に存在するという不可思議な世界。
>なんらかの現実を確定させるコンセプトが必要だと思うのです。

僕は“全部創作”か“全部真実”どちらかなのだと考えています
しかし前者だとあまりにも愛がないので消去法で僕は後者を取ります
その場合1998年の描写に矛盾する部分が出てきますが
これはもう“平行世界”と割り切っています
183: 名前: デカルト:2012/04/28 19:30ID:8cQrXJtC
ケーナさん>>182

>僕は“全部創作”か“全部真実”どちらかなのだと考えています
しかし前者だとあまりにも愛がないので消去法で僕は後者を取ります
その場合1998年の描写に矛盾する部分が出てきますが
これはもう“平行世界”と割り切っています

横からですが、この考え方には同意です。
作中の現実とメタ世界の描写の関係は、ゲーム盤の現実描写と幻想描写との関係に等しく、
また現実の縁寿の人生の物語が複数存在することは、ゲーム盤の物語が複数存在することと同じ事だと言えるであろうと考えています。
184: 名前: ケーナ:2012/04/29 07:46ID:79X5pLdz
デカルトさん>>183

>また現実の縁寿の人生の物語が複数存在することは、
>ゲーム盤の物語が複数存在することと同じ事だと言えるであろうと考えています。

僕はこの部分は少し違う考えを持っています
ゲーム盤の物語がそれぞれに違うのは
現実に存在するメッセージボトルと偽書が
“核”になっているためです

その内容がそれぞれに違うため
ノート片数枚程度の“核”を
物語に拡張した各EPも
内容がそれぞれに違うのです

そして竜騎士07さんは意図的に
ひとつの言葉に複数の意味を持たせています
“カケラ”“駒”“アンチミステリー”
これらの言葉は単一の意味では使われていません

“カケラ”は“個人によって創作された物語”
であると同時に“平行世界”でもあるようです
185: 名前: デカルト:2012/04/29 09:33ID:aaI90T.f
ケーナさん>>184

>ゲーム盤の物語がそれぞれに違うのは
現実に存在するメッセージボトルと偽書が
“核”になっているためです

>その内容がそれぞれに違うため
ノート片数枚程度の“核”を
物語に拡張した各EPも
内容がそれぞれに違うのです

これは私も全く同じ考えです。
核が物語に拡張される過程には、「核」を読んだり考えたりした十八や縁寿の心象世界の発生が存在するという訳ですね。
186: 名前: ケーナ:2012/04/30 02:17ID:0eqjK.zC
デカルトさん>>185

>核が物語に拡張される過程には、
>「核」を読んだり考えたりした十八や縁寿の
>心象世界の発生が存在するという訳ですね。

ちょっと長い引用になりますが…

“「さ。……どうぞ、続きを読んで。文字を追うあなたの顔を見るのが、何よりも楽しいの。そして、言葉を交し合うことも…」(八城)(EP6)
「物書きは感想に飢えてるってのは本当ね。……でも申し訳ないけど、こんな分厚い原稿を、延々と読んでる時間はないの。それより私はあなたに、……………」(縁寿)
「……時間なんて、いくらでもあるでしょうに……」(八城)
彼女の後ろにある、凝った意匠の飾り時計は、……振り子も秒針も、ずっと動かし続けている。なのに、……全然、さっきから時間が経っていない。この部屋に通されてから、まだ3分くらいしか経っていないのだ…。”

“縁寿と八城の物語を巡る議論は、物語を読み終えても、長く続けられていた。それはとても真剣で、……熱のあるものだった。縁寿は、この物語がふざけた創作ではなく、……六軒島より、真実の一つを知らせるために12年前より再び流れ着いた、新しいボトルメッセージだと、認めていた…。そして、………この物語の語ろうとする真実を、彼女なりの見方で、見つけられたようだった。……もちろん、それは、ある一つの真実であって、それをもって、彼女の旅が終わるわけではない。しかし、……こういう解釈もあってもいい。それだけで、彼女の12年の心の空白は埋まらないけれど。……でも今は、……少しだけ余韻を、八城の淹れた苦い珈琲で味わっても良かった。……窮屈なはずの、他所の家のソファーなのに、……すっかり自宅みたいに馴染んでしまっていて、何だか不思議な気持ちだった。でも、時計は、ここで彼女と会ってから、せいぜい2~3時間を回った程度だ。……時間の感覚が、とても不思議だった…。(EP6)”

何故 時間が進んでいなかったかというと
縁寿は3分で読める程度しか
偽書の内容を読んでいなかったのです
そして 偽書を読みながら議論をし
読み終わってからも長時間 話をしたのに
2~3時間しか経過しませんでした
もしこれが『Episode6 Dawn of the golden witch』を
読んだのだとしたら
とてもこんな時間では終わらなかったでしょう
つまり 偽書はその程度の文章量しかないのです

ただ各EPとして拡張された物語は
作品中で共通認識されているようで
雛ベアトやウィルが読んだ“カケラ”は
“偽書”ではなく“EP”の方のようです
187: 名前: ちびゆか:2012/05/01 17:36ID:486TyoVD
デカルトさん>>181
ケーナさん>>182

デカルトさんとケーナさんが偽書に対し近い考えを持ってると思うので、まとめて言うのです。

偽書がボクたちの見ているEPと違う、この考えは現実と偽書の世界の接点が無くなってしまうという問題があるのです。偽書作家が同じ物語を書いているという前提、これが現実の世界と偽書の世界を繋ぐ唯一の接点だと思うのです。

この前提を壊すのは偽書、偽書作家といったうみねこの設定が無価値化しかねない危険な解釈だと思うのです。現実に存在する偽書作家が書いているからこそ、
その物語を読み、理解することで、現実の世界を探ること、現実の世界に存在する偽書作家の心理を探ることができると思うのです。これが現実との接点なのです。

あと、カケラ世界、平行世界といったものが出ましたが、これは机上の空論のようなもので、現実には存在しないと思うのです。

EP6のインタビューで竜騎士先生は「分岐世界」という言葉を使ったのですが、とくに不思議なものでもないのです。

例えば、「もしあの時、こうしていれば、こんな世界になっていた」、こういった想像をしたとしますのです。
「もしあの時」が分岐点で、「こんな世界になっていた」が分岐世界となるのです。当然、分岐世界は自分の内面世界に存在しますのです。

縁寿で考えると、
①98年に八城に会わなかった世界
②98年に八城に会った世界

①を現実と仮定して考えると、98年より未来にいる縁寿が、「もしあの時、八城に会ったら、こんな世界になっていた。」と思い描いた世界が②の世界になるのです。そして②の世界は、98年より未来の縁寿の内面世界に存在することが確定するのです。

②が内面世界である根拠として、縁寿は別の分岐世界の記憶を持っていた、ということがあるのです。(天草のバッグ、真里亞にさくたろうを見せた?)
分岐世界A、分岐世界B、本当の分岐世界ならば、AとBの世界の記憶を同時に持つ事は不可能なのです。EP6の縁寿は別の分岐世界の記憶を持っていたので、その世界は現実世界ということはありえず、内面世界であることが断定できると思うのです。

EP7のカケラ世界、これもとくに不思議なものでもなく、
①19年前に赤ん坊が崖から落ちた世界
②19年前に赤ん坊が崖から落ちなかった世界

偽書の執筆者が①と②の二つの分岐世界を思い描き、それを貼りあわせたような世界を創っただけだと思うのですが。
当然、別の分岐世界の情報が混在している世界は内面世界だと断定できると思うのです。
188: 名前: ケーナ:2012/05/01 18:15ID:40wrivFa
ちびゆかさん>>187

>偽書がボクたちの見ているEPと違う、この考えは
>現実と偽書の世界の接点が無くなってしまうという問題があるのです。

偽書は現実世界の登場人物(例えば八城十八)が書いているわけですから
接点がなくなるわけではありません

>現実に存在する偽書作家が書いているからこそ、
>その物語を読み、理解することで、現実の世界を探ること、
>現実の世界に存在する偽書作家の心理を探ることができると思うのです。

僕の考えだと偽書はノートに数枚程度のものでしかないので
ゲーム盤部分の本当に骨格だけのようなものだと思います
ですから偽書そのものはあまり重要なものではないと認識しています

>例えば、「もしあの時、こうしていれば、こんな世界になっていた」、
>こういった想像をしたとしますのです。
>「もしあの時」が分岐点で、「こんな世界になっていた」が分岐世界となるのです。
>当然、分岐世界は自分の内面世界に存在しますのです。

僕はむしろ“分岐世界”が“個人の内面世界”のことであるなら
“分岐世界”という言い方はしないと思います
ビルから飛び降りるか 踏み止まるか
ひとつの選択によって別の世界が誕生する
それが“分岐世界”であり
「あの時こうしていたら」という想像程度では
“分岐世界”という呼び方は大げさだと思うのです
189: 名前: ちびゆか:2012/05/01 19:02ID:23utXCPy
ケーナさん>>188
>偽書は現実世界の登場人物(例えば八城十八)が書いているわけですから
>接点がなくなるわけではありません

ボクたちが見ているEPと八城十八が書いている偽書は違うというのは、八城十八そのものの存在価値さえ無くなってしまうような解釈だと思うのですが。
じゃあ八城は何を書いていたんだという話になるのですが。「我らの告白」で示した偽書の作り方のようなものさえ、意味のないものになってしまうと思うのですが。
単純にミステリーとして、怪文書のようなものは読者と同じものを見ている、というのはお約束だと思うのです。そのお約束を壊すのは興を削ぎますのです。

>僕はむしろ“分岐世界”が“個人の内面世界”のことであるなら
>“分岐世界”という言い方はしないと思います

分岐世界、平行世界、カケラ世界。こういった世界は、人間の内面世界以外存在できない、というアンチファンタジーの視点での考えなのです。唯一解だと思うのですが。
分岐世界を考える上で大事だと思うのは、別の分岐世界の記憶は絶対に持てないということ、持っているなら、真の意味で分岐世界と呼べないと思うのです。

>「あの時こうしていたら」という想像程度では
>“分岐世界”という呼び方は大げさだと思うのです

物語を書く立場なら「あの時こうしていたら」と思い描き、偽書を執筆するしかないと思うのです。魔法のペンで書くわけでもなく、神さまが書くわけでもありませんのです。真の意味の分岐世界など書くことは不可能なのです。

読んだことはないのですが、架空歴史物なんか分岐世界みたいなものだと思うのですが。
190: 名前: ケーナ:2012/05/02 08:24ID:76gSg9k8
ちびゆかさん>>189

>ボクたちが見ているEPと八城十八が書いている偽書は違うというのは、
>八城十八そのものの存在価値さえ無くなってしまうような解釈だと思うのですが。

>>188でも書きましたとおり“偽書そのものにはあまり意味はない”のです
“八城十八が偽書を書いた”という事にのみ意味があります

>「我らの告白」で示した偽書の作り方のようなものさえ、
>意味のないものになってしまうと思うのですが。

『我らの告白』で示されたのは
“ゲーム盤の物語の作り方”であって
“偽書の作り方”ではないのです

>分岐世界、平行世界、カケラ世界。こういった世界は、
>人間の内面世界以外存在できない、
>というアンチファンタジーの視点での考えなのです。

『ひぐらし』は“カケラ”と呼ばれる“平行世界”を扱った作品でしたが
『うみねこ』で竜騎士07さんが“分岐世界”と呼ぶものは
まさにこれのことだと思います

ちょっと違う話になるのですが
“魔女”とは“人の想念”もしくは“無念”が人格化したもの
あるいは“強い想念”もしくは“強い無念”を持った人が
解脱 もしくは死後に転生するような形で生まれるものではないでしょうか?

ラムダデルタとベルンカステルは同じ記憶を共有していますが
あれは『祭囃し編』の記憶だと思います
祖父の研究の偉大さを世に知らしめたかったけれども
それが叶わなかった鷹野三四の“無念”
それがラムダデルタになったのではないでしょうか?

そして『祭囃し編』で幸せを手にしたものの
『賽殺し編』で再び不幸に突き落とされた古手梨花の“無念”
それがベルンカステルになったのではないでしょうか?

家族に疎まれ 蟄居させられ 孤独のままに年老い死んでいった
八城幾子の“無念”それがフェザリーヌになったのではないでしょうか?
191: 名前: ちびゆか:2012/05/03 01:15ID:269eE1jM
ケーナさん>>190
ボクたちは基本的に、ゲーム盤世界とそのゲーム盤の駒を操るメタ世界を見ているのです。だからその世界が現実か物語か区別できないはずなのです。
現実の世界にいると思われる八城十八がうみねこの物語を記しているという前提が、唯一のうみねこ世界と現実世界との接点になるはずなのですが。
この前提を断つということは、うみねこ世界はゲーム盤世界とメタ世界が全てであり、現実の世界との繋がりが無くなるのです。

>『ひぐらし』は“カケラ”と呼ばれる“平行世界”を扱った作品でしたが
>『うみねこ』で竜騎士07さんが“分岐世界”と呼ぶものは
>まさにこれのことだと思います

ひぐらしも「小説」という形で登場したのです。偽書構造と変わらないものになると思うのです。偽書も小説も創作の世界であり、執筆者の内面世界ということになると思うのです。

>ちょっと違う話になるのですが
>“魔女”とは“人の想念”もしくは“無念”が人格化したもの
>あるいは“強い想念”もしくは“強い無念”を持った人が
>解脱 もしくは死後に転生するような形で生まれるものではないでしょうか?

魔女の定義はEP4のTIPSが重要だと思うのですが。
EP4
魔女の定義は曖昧だが、ニンゲンを基準に考えた場合、それを超えた力を持ち、自由に行使できるならば、その時点で魔女であるとするが一般的。

ニンゲンの常識を超えた能力、才能があれば、誰でも魔女であると解釈しているのです。マリアージュの魔法大系では、「想像力」という能力、才能だと思うのですが。

そして、それを自由に行使できる世界、あるいはカケラを、領地と呼ぶ。

人間で考えれば、自分の内面世界がカケラ、領地となるのです。内面世界なら自由に自らの想像力を行使できるのです。ニンゲン(駒と仮定)で考えれば、内面世界の自分(想像の中の自分)の世界という感じなのです。

多くの魔女はこの領地を出られないが、これを自由に出入りし、カケラ世界を回遊できる魔女を航海者と呼ぶ。

この部分が難しいところなのです。内面世界(領地)から出られない一般的な魔女。ベアトリーチェ、さくたろう、マモン、こういった存在は、概念であり、その概念を生み出している人間の内面世界から出られないのが、一般的であるのですが。航海者については、人間の内面世界に複数の領地があれば、回遊することが出来るのです。

ラムダとベルンに関しては、人間の中の概念としか言えませんのです。うみねこの作内現実に「ひぐらしのなく頃に」が小説として存在するなら、それを読んだ人間が古手や鷹野をモデルにベルン、ラムダを生み出したことになるのです。
偽書の執筆者がひぐらしを読み、物語に登場させたと考えていますのです。

もちろん、執筆者の内面世界に於いては、奇跡、絶対の魔女として、存在するものと思われるのです。

フェザリーヌはその世界(内面世界)の頂点にいる存在で、殆ど自分に近いはずなのです。もう一人の自分といったところだと思うのです。
192: 名前: デカルト:2012/05/03 01:36ID:cdnu0mmo
ちびゆかさん>>191

>ボクたちは基本的に、ゲーム盤世界とそのゲーム盤の駒を操るメタ世界を見ているのです。だからその世界が現実か物語か区別できないはずなのです。

私たちはEP4やEP8で舞台となる98年の現実の世界も見ていると考えられます。
ですので、こちらの前提でも現実の世界との繋がりが無くなるということはありません。
193: 名前: ちびゆか:2012/05/03 01:43ID:4cOLHbOH
追記
自分の意見ばっかでケーナさんの意見に全然答えてなかったのです。

>祖父の研究の偉大さを世に知らしめたかったけれども
>それが叶わなかった鷹野三四の“無念”
>それがラムダデルタになったのではないでしょうか?

>そして『祭囃し編』で幸せを手にしたものの
>『賽殺し編』で再び不幸に突き落とされた古手梨花の“無念”
>それがベルンカステルになったのではないでしょうか?

うみねこの作内現実の偽書作家が「ひぐらし」を読みそう理解し、ラムダやベルンを生み出したという感じなら同じなのです。細かい気持ちまでは理解できないと思うのですが。

>家族に疎まれ 蟄居させられ 孤独のままに年老い死んでいった
>八城幾子の“無念”それがフェザリーヌになったのではないでしょうか?

モデルは現時点では不明なのです。インタビューの「その世界の頂点」、内面世界なら、殆ど自分自身のはずなのですが。真里亞とさくたろうみたいな関係に近い感じもしますのです。
インタビューの「自分で自分を描くことで~」の部分が重要だと思うのです。自分で自分を描いているなら、幾子も駒になってしまうのです。
194: 名前: ちびゆか:2012/05/03 01:54ID:39VyAUx9
デカルトさん>>192
98年は現実の世界(不確かな部分もありますが)として、その世界で確認できたのが、ボトメ、やネットの偽書作家の存在なのです。ここまでだと思うのですが。ただ98年で確認できた偽書作家がうみねこ世界を書いているなら、現実(98年)と猫箱の物語が繋がるのですが。
195: 名前: デカルト:2012/05/03 15:16ID:cdnu0mmo
ちびゆかさん>>194

>98年は現実の世界(不確かな部分もありますが)として、その世界で確認できたのが、ボトメ、やネットの偽書作家の存在なのです。ここまでだと思うのですが。

ボトルメッセージの物語とゲーム盤の現実描写・幻想描写の関係が
うみねこ世界の物語と作中の現実の世界・幻想世界の関係に対応していると考えると全てを繋げて考えることが出来ます。
196: 名前: ケーナ:2012/05/03 19:50ID:7coz4uPT
ちびゆかさん>>191 >>193

ボクたちは基本的に、ゲーム盤世界と
>そのゲーム盤の駒を操るメタ世界を見ているのです。
>だからその世界が現実か物語か区別できないはずなのです。

あともう一つ“現実世界”があります
“現実世界”の描写はけっこう分かりやすいため
他の二つとはほとんどの場合で明確に区別できると思います

>ひぐらしも「小説」という形で登場したのです。
>偽書構造と変わらないものになると思うのです。

『ひぐらし』にしても『うみねこ』にしても
“テキストノベル”ですからそのまま小説に出来ます
ですから“テキストノベル”の中の物語である
“偽書”とはまた話が違ってきます

>多くの魔女はこの領地を出られないが、これを自由に出入りし、
>カケラ世界を回遊できる魔女を航海者と呼ぶ。

『ひぐらし』の“カケラ世界”を抜け出した
ベルンカステルとラムダデルタはまさに“航海者”でしょう
フェザリーヌも“航海者”ではあるのでしょうが
『うみねこ』世界はフェザリーヌの故郷であり
ある意味領地であるためあれだけの力を持つのではないでしょうか?
197: 名前: ちびゆか:2012/05/03 23:24ID:9fWv1O9O
デカルトさん>>195
ボトルメッセージの物語が何が書いているか解らないなら、対応しているかどうかも解らないと思うのですが。
現実に存在するメッセージボトル作家が、ボクたちが見ている物語と同じものを書いている前提があって、ゲーム盤の現実描写、幻想描写が現実と対応しているかもしれないと思えるのです。

現実?の八城十八と縁寿が面会し、バンケット、アリアンセ、エンド、ドーン、とタイトルまで同じものが出て、うみねこのゲーム盤世界は現実味が帯びてきたと一般的には思われてると思うのですが。真相を知る八城十八創作の物語だからこそ、信じられる、または信じるしかない、と解釈していたのではないのですか?

ケーナさん>>196
>あともう一つ“現実世界”があります
>“現実世界”の描写はけっこう分かりやすいため
>他の二つとはほとんどの場合で明確に区別できると思います

98年でさえ不確かな要素があるのに、86年当時の描写が現実である保障など全くないと思うのですが。複数の86年が同時に存在するだけで、ロジックエラーになると思うのですが。ただ86年の猫箱が後世の観測者の内面世界に存在するなら、不思議なことはないのです。

>『ひぐらし』の“カケラ世界”を抜け出した
>ベルンカステルとラムダデルタはまさに“航海者”でしょう

「ひぐらし」は小説で、古手も鷹野も小説に出てくるキャラクターに過ぎませんのです。恐らくひぐらしを読んだ人間がベルンとラムダを生み出し、自らの内面世界のカケラの海を回遊させているのだと思うのです。

>フェザリーヌも“航海者”ではあるのでしょうが
>『うみねこ』世界はフェザリーヌの故郷であり
>ある意味領地であるためあれだけの力を持つのではないでしょうか?

フェザリーヌは航海者ではなく造物主なのですが。航海者のようにカケラ世界を回遊する必要もないのです。昔は航海者だったと思うのです。
まず、人間の内面世界は当然一つなのです。その内面世界の頂点に君臨しているからこそ、あれだけの力を持つのだと考えていますのです。殆ど自分自身に近いはずだと思うのです。自分の内面世界に於いては自分が神なのは当然なのです。

人間の内面世界ですが、人は「あの時、こうだったら、こんな世界だった」と様々な異なる運命や境遇の世界を思い描くことが可能なのです。そんな内面世界のカケラを自由に回遊できる駒が航海者になると思うのです。

異なる運命、境遇の世界から出られないのが、一般的な魔女という駒なのです。
ただし、自分が上位の存在にライティングされているのを気付き始めるのが魔女という駒であり、ニンゲンという駒はライティングされていることに全く気付かないで、自由意志があると思い込んでいると考えているのです。

EP4のTIPS、
航海者たちは、自らの旅路の終点は、造物主になることだと恐れている。なぜ、上位の存在に進化する事を恐れるのか、当事者以外には理解できない。

この部分ですが、その内面世界の頂点に辿り着けば、航海者たちは自身が、ただの概念、ライティングされている駒に過ぎないと気付くはずなのです。
ベルンもラムダでさえ、ひぐらしのキャラクターをモデルに生み出された概念に過ぎないと気付いてしまうのです。
インタビューのフェザリーヌが自分が駒だった頃、自分がライティングされた存在だったと知り、死んでしまう、という部分と関係が深いと考えているのです。
198: 名前: デカルト:2012/05/04 02:43ID:93UHUNqG
ちびゆかさん>>197

>ボトルメッセージの物語が何が書いているか解らないなら、対応しているかどうかも解らないと思うのですが。

ボトルメッセージの物語に書いてあることは、各EPのゲーム盤描写に書いてあることに内包されていることは確実に言えます。
よって、ボトルメッセージに書いてあることと、各EPの現実描写・幻想描写の対応を考えることは可能です。

>現実?の八城十八と縁寿が面会し、バンケット、アリアンセ、エンド、ドーン、とタイトルまで同じものが出て、うみねこのゲーム盤世界は現実味が帯びてきたと一般的には思われてると思うのですが。真相を知る八城十八創作の物語だからこそ、信じられる、または信じるしかない、と解釈していたのではないのですか?

うみねこのEPの一部分が偽書であるという前提でも、EPのタイトルと同じものが偽書に付けられていることに大きな意味が出てくるので、特に問題はありません。
ちなみにAllianceはアライアンスと読みます。
199: 名前: ケーナ:2012/05/04 07:17ID:deLVI4C9
ちびゆかさん>>197

>98年でさえ不確かな要素があるのに、
>86年当時の描写が現実である保障など全くないと思うのですが。

“ゲーム盤”である10月4日と10月5日の描写は
“偽書”を核とした“物語”であると解釈できます
しかしそれ以外の描写 例えば朱志香が嘉音に
恋人のフリをさせた文化祭は現実であると考えられます

>フェザリーヌは航海者ではなく造物主なのですが。

確かにフェザリーヌの解釈は難しいです
一番の問題はベルンカステルとの関係です
本来ならば『ひぐらし』からの航海者であるベルンカステルと
『うみねこ』からの航海者であるフェザリーヌに
接点があるわけがないのです
あるいは『うみねこ』世界の中では
フェザリーヌが『ひぐらし』世界を創造した
(『ひぐらし』を書いた)ことになっているのかもしれません

>人間の内面世界は当然一つなのです。
>その内面世界の頂点に君臨しているからこそ、
>あれだけの力を持つのだと考えていますのです。
>殆ど自分自身に近いはずだと思うのです。
>自分の内面世界に於いては自分が神なのは当然なのです。

ちびゆかさんは“縁寿創作説”ですが
この考えだと“フェザリーヌ(八城幾子?)創作説”にならないですか?
200: 名前: ちびゆか:2012/05/05 22:47ID:d0FHRqup
デカルトさん>>198
>ボトルメッセージの物語に書いてあることは、各EPのゲーム盤描写に
>書いてあることに内包されていることは確実に言えます。

何か根拠を教えて欲しいのですが。
ボクの考えでは、ゲーム盤世界をそのまま受け入れてしまうと、ファンタジー世界となってしまう。ファンタジー世界の中で現実と対応してそうなのが「赤き真実」。ファンタジー世界と現実との接点、対応がよく解らないのです。

>ちなみにAllianceはアライアンスと読みます。

ありがとうなのです。

ケーナさん>>199
>しかしそれ以外の描写 例えば朱志香が嘉音に
>恋人のフリをさせた文化祭は現実であると考えられます

ボクの考えは、物語の登場人物の視点だけでは、現実なのか、物語なのか区別することは無理だと考えてるのです。区別できない以上、全て物語であると慎重な解釈をしているのです。

>確かにフェザリーヌの解釈は難しいです
>一番の問題はベルンカステルとの関係です

ベルンは「奇跡」、ラムダは「絶対」という概念が擬人化したものだと思うのです。ガァプも「物が消える、隠す」という概念の擬人化だとインタビューであったのですが、フェザリーヌも基本的には「観劇」という概念の擬人化だと思うのですが。人間(執筆者)が内面世界に様々な概念を擬人化し、魔女を生み出していると考えているのですが。

>あるいは『うみねこ』世界の中では
>フェザリーヌが『ひぐらし』世界を創造した
>(『ひぐらし』を書いた)ことになっているのかもしれません

小説「ひぐらしのなく頃に」とあったので、うみねこの作内現実では、ひぐらし作者も人間であるのは確実で、86年当時(バトラがいた頃)、小説家としてデビューしている人間になるのですが。幾子(フェザリーヌ)は年齢不詳ですからひぐらしの原作者と同時に、偽書作家でもあるというのも面白いのです。

>ちびゆかさんは“縁寿創作説”ですが
>この考えだと“フェザリーヌ(八城幾子?)創作説”にならないですか?

なりますのです。EP6の98年も未来の縁寿が「もしあの時(98年)、八城十八(未来の自分)に会っていたら・・・」という分岐世界だと考えているのです。過去の自分と未来の自分との対話となるのです。

縁寿については実は駒人間(紗音みたいな)かもしれないという考えを持っていて、駒としては98年に死亡したと解釈しているのですが。これは「謎」であるが「不可思議」ではないという認識ですが。
縁寿とフェザリーヌを繋ぐものが、真里亞(さくたろう)の存在、が鍵では?と考えてるのですが、うまく纏まってないのですが。
つまり、縁寿をフェザリーヌにしてしまえばいい問題なのです。
EP4TIPS
原初の魔女マリアは造物主となることを約束された、選ばれし少女なのかもしれない・・・。

原初の魔女マリアが造物主になる、と仮定すると、それは事実上、縁寿の中に造物主(フェザリーヌ)が存在することになるのです。
なぜなら、原初の魔女マリアは後世の縁寿の中に存在する概念なのです。マリアの日記を読み縁寿が勝手に作ったキャラみたいなものだと思うのです。実際、縁寿は妄想の中で魔女マリアと対話するのですが、確実に縁寿の中に魔女マリアという概念が存在するのです。

このことから、なんらかの過程を経ることで、縁寿とフェザリーヌは繋がるのです。過程を今考えているのですが。
201: 名前: ケーナ:2012/05/06 06:58ID:165aCVhv
ちびゆかさん>>200

>ボクの考えは、物語の登場人物の視点だけでは、
>現実なのか、物語なのか区別することは無理だと考えてるのです。

僕が“ゲーム盤以外は現実”と解釈しているのは
そう考えないと“現実”と“物語”を区別できないからです

>ベルンは「奇跡」、ラムダは「絶対」という概念が
>擬人化したものだと思うのです。
>ガァプも「物が消える、隠す」という概念の
>擬人化だとインタビューであったのですが、

ガァプはヤスが自分がすぐに物をなくすのを
“魔女の仕業”ということにして生み出した存在です

ベルンとラムダは『ひぐらし』からのスピンオフなので
また別の存在と考えた方がよいでしょう

>EP6の98年も未来の縁寿が
>「もしあの時(98年)、八城十八(未来の自分)に会っていたら・・・」
>という分岐世界だと考えているのです。

そう言えば以前にそんなことを書いておられた気が…
でも幾子は十八が六軒島から脱出してきて
すぐに出会っているわけで
その解釈はムリがあるのではないでしょうか?
202: 名前: ちびゆか:2012/05/08 12:56ID:bdl6yqlO
ケーナさん>>201
>ベルンとラムダは『ひぐらし』からのスピンオフなので
>また別の存在と考えた方がよいでしょう

ベルン、ラムダの「奇跡」、「絶対」の称号は重要だと思うのです。
フェザリーヌがベルンに答え合わせを託すのも「奇跡」が関係あると思うのです。

>そう言えば以前にそんなことを書いておられた気が…
>でも幾子は十八が六軒島から脱出してきて
>すぐに出会っているわけで
>その解釈はムリがあるのではないでしょうか?

幾子と十八は謎が多くムリとは限らないと思うのですが。
EP8の幾子と十八の出会いのシーンも、何時、何処で誰と出会ったかよく解らないと思うのですが。

幾子、十八の気になる会話(EP8)
「私はかつて、ミステリーとか、こういうものについて、議論を交わして、戦っていたことがあるきがする。
その当時に身につけた、ミステリーとの戦い方がうずく。」

この十八のセリフは変なのです。バトラとベアトのゲーム盤の対決はメタ世界の出来事で、現実の人間には持ち得ない記憶なのですが。
203: 名前: ケーナ:2012/05/08 19:25ID:fckZGizL
ちびゆかさん>>202

>ベルン、ラムダの「奇跡」、「絶対」の称号は重要だと思うのです。

これは『ひぐらし』における鷹野と梨花の関係がそういうものだったからで
それがそのまま『うみねこ』に持ち越されているのではないでしょうか?

>EP8の幾子と十八の出会いのシーンも、
>何時、何処で誰と出会ったかよく解らないと思うのですが。

僕が“ヤス=幾子説”を否定するのはあの場面があるためです
実は“ヤス=幾子説”が成立するように話を書くことは簡単で
あの場面をちょこっといじればよいのです
ところが竜騎士07さんはあのような書き方をしました
竜騎士07さんなりの“ヤス=幾子説”への答えなのだと思います

>「私はかつて、ミステリーとか、こういうものについて、
>議論を交わして、戦っていたことがあるきがする。

これは6年前に戦人が紗音とミステリー談義をしたことでしょう
204: 名前: ちびゆか:2012/05/09 00:01ID:c6Z7teXl
ケーナさん>>203
>これは『ひぐらし』における鷹野と梨花の関係がそういうものだったからで
>それがそのまま『うみねこ』に持ち越されているのではないでしょうか?

ベルンの「奇跡」は明白に説明があると思うのです。
縁寿が高層ビルから飛び降りても生還、これは偶然、極端な低確率。
エリカが海難事故から生還、これも偶然、低確率。
夏妃がリオンを受け入れる世界も、偶然、低確率。
無限の猿の定理、猿がハムレットを叩き出すのも、偶然、低確率。

ベルンの奇跡に関係するものは大体見当は付くとと思うのです。ラムダの絶対に関してが難しいところだと思うのです。
前にも言いましたのですが、その世界の頂点、フェザリーヌが下位の存在ベルンに答え合わせを任せるというのは、本当に不思議なことだと思うのです。
フェザリーヌさえも奇跡に賭ける、こんなイメージなのです。

>ところが竜騎士07さんはあのような書き方をしました
>竜騎士07さんなりの“ヤス=幾子説”への答えなのだと思います

EP8で幾子とフェザリーヌが重なるように描いてたのですが、あの幾子の描写
、ペンで書いたものをキーボードで打ち直すとか、気付いたら気付く前には戻れない、その処女性を尊重し真実を書かない。こういった幾子の描写は信用しているのですか?また幾子の記している物語はやはり日記風手記でしかないと考えてるのですか?ボクは幾子の記している物語と読者が見ている物語は同じものと受け止めていたのですが。ボクらの見ている物語と八城の記してる物語が違うというのはストーリーから考えても大きな問題があると思うのですが。

>これは6年前に戦人が紗音とミステリー談義をしたことでしょう
「私はかつて、ミステリーとか、こういうものについて、議論を交わして、戦っていたことがあるきがする。
その当時に身につけた、ミステリーとの戦い方がうずく。」

紗音とのミステリー談義にしては大袈裟な表現なのです。
「戦っていた」という表現が該当するのはベアトとバトラの対決だと思うのです。
205: 名前: ケーナ:2012/05/09 07:48ID:d3SAg4C/
ちびゆかさん>>204

竜騎士07さんが『うみねこ』という物語を書く際に
“奇跡の魔女”と“絶対の魔女”を物語の登場させようと
考えたわけで
元々その関係性にあった『ひぐらし』の“鷹野”と“梨花”を
引っ張ってきたというのが一番妥当な考え方だと思います
もしくはその逆ですね

そもそもフェザリーヌは八城幾子が「あれは自分だ」と言っている訳で
それならば答えを知らないというのがそもそもおかしな話です
もしかすると幾子は十八から真相を聞いていないのかもしれません
十八はプロット担当ですから人物や舞台を用意し
幾子がそれを基に物語を書く
十八はそれを読んで問題点があれば指摘する
その関係性が偽書においても保たれているのでしょう

>EP8で幾子とフェザリーヌが重なるように描いてたのですが、
>あの幾子の描写、ペンで書いたものをキーボードで打ち直すとか、
>気付いたら気付く前には戻れない、その処女性を尊重し真実を書かない。
>こういった幾子の描写は信用しているのですか?

基本的に相互矛盾の生じない描写は全て信じます

>また幾子の記している物語は
>やはり日記風手記でしかないと考えてるのですか?

これは逆に言うと「そうでなければいけない」のです
“彼女は鍵の掛かった引き出しから、分厚い何かの入った大きな茶封筒を出していた。中にはぎっしり、印字されたプリンター用紙が詰まっているようだった。……彼女の原稿を印刷したものだろうか。そして茶封筒には万年筆の達筆な字で、……「Dawn」と記されていた。”(EP6)

このあと縁寿がこの原稿を読みきっても物語は終わっておらず
幾子は続きを出してきます
偽書がこんな分量な訳がないのです
これではメッセージボトルと分量が違いすぎ
偽書であることがバレバレです

そもそもEP1とか2とかナンバリングがされており
順番になっているのが既におかしいです
2つのメッセージボトルは発見されたのは
EP2にあたるものの方が先ですし
EP3は数多くの偽書の中の一つでしかありません

>ボクは幾子の記している物語と
>読者が見ている物語は同じものと受け止めていたのですが。

この考え方だとEP6の縁寿が幾子と会う場面も
幾子の創作だということになり
それをさらに押しひろげると
全EPの全場面が幾子の創作だということになり
本当のことが何一つなくなってしまいます

>>これは6年前に戦人が紗音とミステリー談義をしたことでしょう
>紗音とのミステリー談義にしては大袈裟な表現なのです。
>「戦っていた」という表現が該当するのはベアトとバトラの対決だと思うのです。

そもそも現実の六軒島では戦人とベアトの対決などなかったわけで
現実の六軒島からの帰還者である十八が
そんな記憶を持っているはずがないのです
戦人と紗音がどのようなミステリー談義をしたのか
その全部が作品中で描かれているわけではありませんので
中には戦人とベアトの対決のようなものも
あったのでしょう
206: 名前: ちびゆか:2012/05/09 22:00ID:e9CwRS7J
ケーナさん>>205
(インタビュー)
メタのレイヤーが、どれが上でどれが下か、事件が一番下で、魔女たちがその上で、八城がさらにその上、と今は定義されているけれど、本当にそうか? そのあたりについても、もっと検討して議論を楽しんでいただきたいとも思っています。

この辺りの問題は竜騎士先生がこう仰る以上、非常に重要な部分と認識していますのです。ここを白黒はっきりさせたいと思うのです。難しいところなのですが。

>元々その関係性にあった『ひぐらし』の“鷹野”と“梨花”を
>引っ張ってきたというのが一番妥当な考え方だと思います
>もしくはその逆ですね

竜騎士先生の視点ではなく、うみねこの物語に於けるベルン、ラムダの存在というのが重要だと考えているのです。作内現実では、小説「ひぐらし」のキャラをモデルにした概念に過ぎない。ただ作内現実に存在する偽書作家の内面世界では奇跡、絶対の魔女として存在する。これはボクの解釈ですが問題は無いと思うのですが。

>そもそもフェザリーヌは八城幾子が「あれは自分だ」と言っている訳で
>それならば答えを知らないというのがそもそもおかしな話です
>もしかすると幾子は十八から真相を聞いていないのかもしれません

フェザリーヌ(幾子)は全て解っていると思うのです。その世界の頂点なのです。各GMの用意したシナリオを答えを含め全て理解している立場なのです。
それでも答え合わせがしたいというのは、フェザリーヌが君臨するその世界が人間の内面世界に過ぎないからだと解釈していますのです。

>偽書がこんな分量な訳がないのです
>これではメッセージボトルと分量が違いすぎ
>偽書であることがバレバレです

ネットの偽書は、偽書であることがバレバレでもいいと思うのですが。本気で海で拾ったメッセージボトルだと思ってる人はいないと思うのです。

(EP6のメッセージボトル偽書作家について)
伊藤幾九郎は日本のインターネット界隈で有名なウッチハンターの一人。
「メッセージボトル偽書作家」の一人としてである。
しかし、メッセージボトルの物語の謎を解き「真相」に至ったと自称する人間が次第に現れはじめ、あたかも出題者側に回ったかのように、右代官真里亞による第三、四のボトルメッセージを語って創作を始めるようになった。
彼等は好き勝手な解釈で魔女物語を書き綴り、その説の一部は時にネットで上で絶大なる支持を集めた為、あたかも真実が含まれているかのような信憑性を持ち始めている創作も存在する。
真相に至ったと称し、にも関わらず、至った真相を語らず試すかのようにメッセージボトルの偽書を創作する。
しかし、その一方で、六軒島のオカルトファンタジーを単純に楽しんでいる者の中のは、ミステリアスな物語を更に拡張させてくれると、その創作に作品性を認めている者も極めて一部であるが存在する。

(EP6の八城十八について)
縁寿「end of tha goldenn witch.読ませてもらいました。人の親族をよくも好き放題殺せるものです。」
彼女の最近の偽書、endは、その作中で少なくとも親族たちを七人は殺している。いやいや、banpet,alianceも含めれば、どれだけの親族を何度も惨たらしい方法でころしているやら。

特に最初の偽書「バンケット」は九羽鳥庵で右代官絵羽が難を逃れるまでを全て描いており、これこそ真実ではないかと囁かれ、ワイドショーまで取り上げた


こういった記述を見た限りでは、ボクたちが見ているEPと偽書作家八城が記した偽書はかなり近いと解釈するのは妥当だと思うのですが。タイトルさえ同じなのですが。偽書がただの日記風手記に過ぎないというのは非常に理不尽な解釈なのです。
「日記風手記」という言葉は、EP4の大月の発言ですので、二つのボトメに関しては、日記風手記なのだと思うのです。ただ大月はタイトルまで言った訳ではないので、レジェンドとターンは以外と後世に執筆された可能性は高いと思うのです。それこそボトメを核に後世の人間がミステリー風に再構成したのかもしれないのです。

>戦人と紗音がどのようなミステリー談義をしたのか
>その全部が作品中で描かれているわけではありませんので
>中には戦人とベアトの対決のようなものも
>あったのでしょう

「戦っていた」という言葉が該当するのは、バトラとベアトなのです。紗音とのミステリー談義で「戦っていた」は不適切なのです。
メタバトラの記憶を何故か十八が持っている(可能性)、これが意味するところを考える必要があるかと思うのです。
207: 名前: ちびゆか:2012/05/09 22:29ID:c6Z7teXl
追記
答え忘れたのす。

>この考え方だとEP6の縁寿が幾子と会う場面も
>幾子の創作だということになり
>それをさらに押しひろげると

EP6の縁寿と八城の対面が現実ではないのは確定的なのです。
まず縁寿が自身を駒と認識していたこと。
そしてEP6の縁寿は別の分岐世界の記憶を持っていたこと。故にその世界は非現実の世界。あるとすれば内面世界(創作世界)以外になし。
その世界で得た情報は信憑性が低くなるが、全部嘘かどうかは不確定。

>全EPの全場面が幾子の創作だということになり
>本当のことが何一つなくなってしまいます

幾子の物語(創作)は信用できないが、神様(フェザリーヌ)の物語は信用できる。こういうことなのですか?
基本的に全EPは、その世界の頂点フェザリーヌ執筆と解釈できるのですが。
その神様が答え合わせがしたいと言うのです。神様だって信用できないのです。
208: 名前: ケーナ:2012/05/10 09:05ID:77YhmYwB
ちびゆかさん>>206 >>207

>メタのレイヤーが、どれが上でどれが下か、
>事件が一番下で、魔女たちがその上で、
>八城がさらにその上、と今は定義されているけれど、本当にそうか?

これは『うみねこ』世界の構造解釈の話です
僕もフェザリーヌの扱いがよくわからないのですが
一番下はメッセージボトルと偽書
その上に現実世界の出来事と
物語として拡張されたメッセージボトルと偽書
が並列的に配置
その上に最上位世界としてメタ世界
と解釈しています

ただ最近思いついた“ゲームマスターのベアトと駒のベアトは別”
という考えをここに持ち込むと
メタ世界の解釈が混乱します
それでも世界構造の解釈自体には影響はないと思っています

>うみねこの物語に於けるベルン、ラムダの存在というのが
>重要だと考えているのです。
>作内現実では、小説「ひぐらし」のキャラをモデルにした概念に過ぎない。
>ただ作内現実に存在する偽書作家の内面世界では
>奇跡、絶対の魔女として存在する。
>これはボクの解釈ですが問題は無いと思うのですが。

この考え方でも別に問題はないと思います
ただ「なんで『ひぐらし』?」という疑問があります
『うみねこ』に出てくる『ひぐらし』の作者が誰にせよ
『うみねこ』との接点が見出せないのです

>フェザリーヌ(幾子)は全て解っていると思うのです。
>それでも答え合わせがしたいというのは、
>フェザリーヌが君臨するその世界が
>人間の内面世界に過ぎないからだと解釈していますのです。

フェザリーヌは“観劇の魔女”であり
“戯曲の魔女”でもあります
EP6の時点では前者として行動し
EP7で真相に至り
EP8においては後者としても行動したのだと思います

>ネットの偽書は、偽書であることがバレバレでもいいと思うのですが。

それならば“右代宮真里亞”の名前を使う必要はありませんし
“偽書”として発表する意味もありません
単なるレポートとして発表すればよいだけです
“偽書”であるからには“偽書の様式美”を
備えていると考えた方がよいと思います

>メタバトラの記憶を何故か十八が持っている(可能性)
>これが意味するところを考える必要があるかと思うのです。

僕はむしろ竜騎士07さんがミスリードを誘うために
仕掛けたネタだと思っています

>幾子の物語(創作)は信用できないが、
>神様(フェザリーヌ)の物語は信用できる。こういうことなのですか?

僕の基本的な立場は“書き手は存在しない”ですので
“フェザリーヌが書き手”という考え方も
「それでいいんじゃない?」というスタンスです
ただEP8を読む限りでは
フェザリーヌが『うみねこ』を書いたというより
『うみねこ』の記述に参加できる
という感じではないかと思っています
209: 名前: ちびゆか:2012/05/10 23:09ID:db6xsNfn
ケーナさん>>208
>一番下はメッセージボトルと偽書
>その上に現実世界の出来事と
>物語として拡張されたメッセージボトルと偽書
>が並列的に配置
>その上に最上位世界としてメタ世界

非常に複雑な解釈なのですね。
問題点として、物語と現実の並列的に配置、これはどうやって物語と現実を区別するのか、が難しいと思うのですが。登場人物の視点では、物語か現実かは絶対に区別できないのです。何度も同じ事を言うのですが。
ボクなら、物語と現実の並列的な配置を全て偽書作家の内面世界に変えるのです。内面世界なら真実なら「現実」、嘘なら「物語」。偽書作家という人間の中に「現実」と「物語」がうまく並列的な配置可能なのです。

そして内面世界に現実と物語を並列的な配置をし、その世界を書き記したものが偽書、という感じになりますのです。
最上位は当然、執筆者本人になるのです。

>EP6の時点では前者として行動し
>EP7で真相に至り
>EP8においては後者としても行動したのだと思います

EP6の時点で全て真相は解ってると思うのです。解ってるからこそ、バンケット、アライアンス、エンド、ドーン、と物語が書けると思うのです。
EP6の八城の「真実に至った」という発言を信じているのですが。その世界の八城も理論上は駒になると思うのですが。

フェザリーヌの「観劇」と「戯曲」の称号、いまいちピンとこないのですが、EP4のTIPSの「造物主」というのが一番しっくりくると思うのです。
インタビューでも「造物主」というのは退屈なものだという、先生の発言なんかがありましたのですが。

>“偽書”であるからには“偽書の様式美”を
>備えていると考えた方がよいと思います

右代官真里亞の名を使うことこそ、様式美だと思うのですが。ネットの偽書自体は誰かの「創作」というのが共通認識だと思うのですが。オリジナルは二つのボトメだけで、あとは偽物だとマスコミも大衆も解っていると思うのですが。
問題はその内容の信憑性で、偽書であることがバレバレでもいいと思うのです。

>僕はむしろ竜騎士07さんがミスリードを誘うために
>仕掛けたネタだと思っています

「戦っている」という表現が紗音とのミステリー談話を指すなら、大きな違和感がある。ただこれ以上は解りませんなのですが。何かあると睨んでいるのです。

あと気になるのは
「ここは天下の公道だ。そなたは挽き肉になりたいのか?あるいは既に挽き肉なのか。・・・」

戦人は海に飛び込んだことになってるのですが、幾子と十八の出会いは道路なのです。戦人の脱出シーンは幻想描写が含み、鵜呑みに出来ないのです。

そもそも幻想描写を装飾、嘘という解釈をしていながら、EP8の脱出シーンだけ現実と言うのは非常に一貫性がないのです。

>フェザリーヌが『うみねこ』を書いたというより
>『うみねこ』の記述に参加できる
>という感じではないかと思っています

フェザリーヌの場合、その世界を統轄している感じなのですが。
GMすらも駒みたいな存在。超越しているような存在。

幾子で考えても、執筆者にとっては創作のキャラなど駒と同じで超越した存在、創作の世界を統轄していると思うのです。
210: 名前: ケーナ:2012/05/11 05:32ID:21YOV2bg
ちびゆかさん>>209

>物語と現実の並列的に配置、
>これはどうやって物語と現実を区別するのか、
>が難しいと思うのですが。

僕は10月4日と5日に起こった出来事の記述が物語
それ以外は現実と解釈しています
そうしなければ個別の出来事ごとに
真贋を考える必要があり
そうなると何を基準にすればよいのか
わからなくなるからです

>EP6の時点で全て真相は解ってると思うのです。
>解ってるからこそ物語が書けると思うのです。

幾子の場合 真相を知る十八がすぐ側にいるわけで
真相を知らなくても物語が書けてしまいます
書いたものを十八に見てもらい
OKを貰えれば良いわけですから

フェザリーヌ=羽入説を採用すれば「観劇」と「傍観」の称号は
説明できることに気がつきました
あとシェイクスピアの話も…
その一方で幾子がフェザリーヌであり
飼い猫のベルンがベルンカステルであるというのも事実で
「戯曲」=「創作」と解釈すれば
作家である幾子が「戯曲」の称号を持つことに問題はありません

幾子=羽入を説明出来れば
全てが解決できるのではないかと思います

>オリジナルは二つのボトメだけで、
>あとは偽物だとマスコミも大衆も解っていると思うのですが。
>問題はその内容の信憑性で、偽書であることがバレバレでもいいと思うのです。

これは前にも書いたことですが“偽書”は
“メッセージボトルの偽物”です
“本物のメッセージボトル”に見せかけることが
最前提です
バレバレで良いなら
そもそもそれは“偽書”ではないし“偽書”として
世に出す意味もありません

>戦人は海に飛び込んだことになってるのですが、
>幾子と十八の出会いは道路なのです。

海に飛び込んでベアトを助けようとしたが果たせず
海岸に流れ着いて歩いていたら道路に出た
ということでしょう

>幻想描写を装飾、嘘という解釈をしていながら、
>EP8の脱出シーンだけ現実と言うのは非常に一貫性がないのです。

まず脱出シーンは10月6日ですので“ゲーム盤の外”です
幻想シーンは存在できません

幻想修飾というのは“実際の場面に幻想で脚色したもの”です
場面によって脚色の程度に差がありますが
EP8の脱出シーンは脚色が極度に抑えられています
出て来たのはモーターボートで
ベアトはエンジンをかけるに手こずっています
211: 名前: ちびゆか:2012/05/11 21:15ID:e9CwRS7J
ケーナさん>>210
>僕は10月4日と5日に起こった出来事の記述が物語
>それ以外は現実と解釈しています

紗音の前にベアトが現れ、鏡を割って欲しいと頼んだり、幻想描写が登場しますのです。現実の保障などできないと思うのです。

現実として保障できそうなのは、赤字の情報、EP4のTIPSに出てくる写真や本編に出てくる次男一家の集合写真(写ってる人物が偽者の可能性あり)、個人的に保障できると思ってるのはEP4の98年の世界、くらいなのです。

何を基準に考えればいいか、これはボクの現時点の考えは98年しかないと。

>フェザリーヌ=羽入説を採用すれば「観劇」と「傍観」の称号は
>説明できることに気がつきました

フェザリーヌ=羽生説というのはどんな説なのですか?

古手と羽生、縁寿と魔女マリア、八城とフェザリーヌ、単純に考えると人と駒の関係にあるのですが。

>「戯曲」=「創作」と解釈すれば
ボクもそう思っていますのです。しかしケーナさんのように「現実」というものに拘ってる立場なら「創作」というのは好ましくない解釈だと思うのですが。
ボクはうみねこ世界は内面世界=創作世界なので問題ないのですが。

>バレバレで良いなら
>そもそもそれは“偽書”ではないし“偽書”として
>世に出す意味もありません

(EP6のメッセージボトル偽書作家について)
伊藤幾九郎は日本のインターネット界隈で有名なウッチハンターの一人。
「メッセージボトル偽書作家」の一人としてである。
しかし、メッセージボトルの物語の謎を解き「真相」に至ったと自称する人間が次第に現れはじめ、あたかも出題者側に回ったかのように、右代官真里亞による第三、四のボトルメッセージを語って創作を始めるようになった。
彼等は好き勝手な解釈で魔女物語を書き綴り、その説の一部は時にネットで上で絶大なる支持を集めた為、あたかも真実が含まれているかのような信憑性を持ち始めている創作も存在する。
真相に至ったと称し、にも関わらず、至った真相を語らず試すかのようにメッセージボトルの偽書を創作する。
しかし、その一方で、六軒島のオカルトファンタジーを単純に楽しんでいる者の中のは、ミステリアスな物語を更に拡張させてくれると、その創作に作品性を認めている者も極めて一部であるが存在する。

また同じものを貼ったのですが、「創作」という言葉が何度も出ましたが、大衆はただの「創作」というのを理解しているのです。そして右代官真里亞がほんとに書いていると信じている人は殆どいないと思うのです。書いているのは伊藤幾九郎という謎のウィッチハンターだと思っているのです。
ボトルメッセージのスタイルは様式美のようなもので、バレバレでもいいと思うのです。バレバレでも内容に信憑性があること、これが重要かと。

偽書?を世に出す意味。出した本人に聞くしかないのです。
ボクの解釈では、自らの魔法大系を書き残し、それをライフワークとする。これが魔道の醍醐味なのである。こんな理由かもしれないのです。

>海に飛び込んでベアトを助けようとしたが果たせず
>海岸に流れ着いて歩いていたら道路に出た
>ということでしょう

全て推測なのです。しかもベアトを助けようと海に飛び込む、これは幻想描写だと思うのです。不確定すぎるのです。

>まず脱出シーンは10月6日ですので“ゲーム盤の外”です
>幻想シーンは存在できません

それはケーナさんの意見でしかないのです。
バトラの脱出シーンは明白な幻想描写が含んでいると思うのですが。ベアトリーチェというのは実在する人間なのですか?幻想の脚色が抑えられていても、幻想は幻想なのです。
212: 名前: ケーナ:2012/05/12 06:26ID:8bpaDOOg
ちびゆかさん>>211

>>僕は10月4日と5日に起こった出来事の記述が物語
>>それ以外は現実と解釈しています
>紗音の前にベアトが現れ、鏡を割って欲しいと頼んだり、
>幻想描写が登場しますのです。

ベアトは紗音の別人格ですから
紗音の内面に現れることが出来ます
また現実世界の出来事であっても
“幻想修飾”は可能です
僕はこの考え方が通るのか
全EPの全記述を確認していますが
矛盾する内容はありませんでした
(98年の縁寿の描写を除いて)

>フェザリーヌ=羽生説というのはどんな説なのですか?

「フェザリーヌも羽入も角が生えている」
「羽入を“羽=feather”と“入=in”と読み、繋げると“フェザリーヌ”になる」
「梨花がどうすれば生き続けることが出来るのか
答えが分からないままにループを繰り返させたのは
ラムダが語ったベルンの過去と重なる」
「羽入は“傍観者”であり続けた」

こんなところだと思います
幾子が「自分がフェザリーヌだ」と語っていたため
完全に切り捨てていましたが
今から考えるとフェザリーヌを説明するのに
必要な考えかなと思いました

>>「戯曲」=「創作」と解釈すれば
>ボクもそう思っていますのです。
>しかしケーナさんのように「現実」というものに拘ってる立場なら
>「創作」というのは好ましくない解釈だと思うのですが。

幾子は作家ですから“小説を創作する者”というだけのことで
『うみねこ』が創作だという考えとはまた別です

偽書に関しては
もちろん読む人はそれが「本物のメッセージボトルだ」と
信じているわけではありません
書く側も読む側が「これは本物のメッセージボトルだ」
と信じることは期待していないと思います

それでも“お約束”として
(1)メッセージボトルにあった真里亞の名前を使う
(2)ワインボトルに納まる文章量にする
という暗黙の了解があったと思います
“遊び”だからこそ“ルールを守る”ということが
大切なのだと思います

>>海に飛び込んでベアトを助けようとしたが果たせず
>>海岸に流れ着いて歩いていたら道路に出た
>>ということでしょう
>全て推測なのです。しかもベアトを助けようと海に飛び込む、
>これは幻想描写だと思うのです。不確定すぎるのです。

確かに“推測”ですが
書いてあることを自然に読めば
そう解釈せざるを得ないのではないでしょうか?

>>まず脱出シーンは10月6日ですので“ゲーム盤の外”です
>>幻想シーンは存在できません
>バトラの脱出シーンは明白な幻想描写が含んでいると思うのですが。
>ベアトリーチェというのは実在する人間なのですか?

紗音の姿と喋り方のみ幻想修飾されていると考えています
竜騎士07さんは「解るように書いた」と言っています
つまりある程度明確に答えを出せるようになっているはずなのです
その最たるものが「10月4日と5日はゲーム盤」という
表現なのだと思います
213: 名前: ちびゆか:2012/05/12 20:23ID:87/WH/pd
ケーナさん>>212
>ベアトは紗音の別人格ですから
>紗音の内面に現れることが出来ます
>また現実世界の出来事であっても
>“幻想修飾”は可能です

ふふふ。ボクが去年、ケーナさんにEP2の紗音は自分の中の犯人人格(ドレスベアト)に鏡を割るように頼まれたと言った時は、ただの幻想描写です、ときっぱりと言われたのですが、懐かしいのです。
ボクも解ってて聞いたのですが、ここまできたらもう、そろそろ「アンチファンタジーの世界」へ来てもらいたいのです。

98年縁寿も幻想を見ること自体は特に不思議はないのです。何故そのような幻想を見るのかが問題なのですが、それは謎でしかないのです。

お化けを見る人、妖怪を見る人、そういった人間が存在することは、不可思議ではないのです。嘘を吐いているか、自分の中の概念を見ているか(真里亞がさくたろうを視認)、駒人間が見せられているか(ヤスに操られている紗音が幻想を視認)、手品、トリックを本当の幻想だと勘違い、偶然の出来事を幻想だと勘違い、これくらいかなあ。

>幾子が「自分がフェザリーヌだ」と語っていたため
>完全に切り捨てていましたが
>今から考えるとフェザリーヌを説明するのに
>必要な考えかなと思いました

殆ど羽生=フェザリーヌのような気がするのです。ここまでくると、ファンサービスの域を超えて、うみねこの構造を説明するためのヒントのようなのです。
ありがとうなのです。

>幾子は作家ですから“小説を創作する者”というだけのことで
>『うみねこ』が創作だという考えとはまた別です

せっかくの「戯曲」の称号にケチが付く解釈なのです。いっそ幾子の創作がうみねこの全てだ、と言い切った方がすっきりするのです。幾子の創作が日記風手記でしかないというのは、彼女の神秘性、存在価値すら無くし、物語的にも非常に興を削ぐのです。

>それでも“お約束”として
>(1)メッセージボトルにあった真里亞の名前を使う
>(2)ワインボトルに納まる文章量にする

①はEP6のメッセージボトル作家の記述(>>206)からも当然なのです。
②は問題があるのです。
EP6「しかし、その一方で、六軒島のオカルトファンタジーを単純に楽しんでいる者の中のは、ミステリアスな物語を更に拡張させてくれると、その創作に作品性を認めている者も極めて一部であるが存在する。」
この記述を見た限りでは明白に「作品性」があるのです。ミステリー作品としての体裁があったとしかいえないのです。ワインボトルに詰る数枚の日記風手記でしかないというというのは考えられないのです。

>確かに“推測”ですが
>書いてあることを自然に読めば
>そう解釈せざるを得ないのではないでしょうか?

物語的には信じたいシーンというのは理解しているのです。一方で愛のある物語の真実に過ぎないのではという疑問もあるのです。「一なる真実」というのは縁寿にとっては相当ショックのあるものと予想されるのです。そのラストのシーンにしては美しすぎる(幻想的)のです。

>竜騎士07さんは「解るように書いた」と言っています
>つまりある程度明確に答えを出せるようになっているはずなのです
>その最たるものが「10月4日と5日はゲーム盤」という
>表現なのだと思います

先生の「解けるように書いた」ですが、論理パズルを解き、導き出せると解釈するのですが、物語の結果を鵜呑みにしている人が多いと思うのです。ただ魔法エンドを見せられて、それを鵜呑みにする。そうではなく論理パズルを解き導くものが真相(一なる真実)だと思うのです。
214: 名前: ケーナ:2012/05/13 00:32ID:e9XeADuJ
ちびゆかさん>>213

>98年縁寿も幻想を見ること自体は特に不思議はないのです。
>何故そのような幻想を見るのかが問題なのですが、それは謎でしかないのです。

“98年の縁寿”は本当に困りものです
平行世界 幻想 白昼夢 妄想
ろくでもない説明しかできません

>殆ど羽入=フェザリーヌのような気がするのです。

僕は“羽入=幾子”ではなく
“羽入+幾子=フェザリーヌ”なのだと思っていますが
この考え方にしても何故この式が成り立つのか不明です

>>幾子は作家ですから“小説を創作する者”というだけのことで
>>『うみねこ』が創作だという考えとはまた別です
>せっかくの「戯曲」の称号にケチが付く解釈なのです。
>彼女の神秘性、存在価値すら無くし、物語的にも非常に興を削ぐのです。

フェザリーヌはともかく幾子はただの風変わりな人間なので
僕的にはむしろこれでよいのではないかと思います

>EP6「しかし、その一方で、六軒島のオカルトファンタジーを
>単純に楽しんでいる者の中のは、ミステリアスな物語を
>更に拡張させてくれると、その創作に
>作品性を認めている者も極めて一部であるが存在する。」
>この記述を見た限りでは明白に「作品性」があるのです。

このあたりは“読解”の話になってくると思うのですが
“作品性”というのは“美しさ”という感覚に近いと思います
僕は明らかに偽物とわかる偽書には“美しさ”がないと思うのです
偽書の“美しさ”は“如何に本物のメッセージボトルに見えるか?”
に尽きると思います

>「一なる真実」というのは縁寿にとっては
>相当ショックのあるものと予想されるのです。
>そのラストのシーンにしては美しすぎる(幻想的)のです。

出来事だけを客観的に見れば“一なる真実”は縁寿にとって辛い内容です
しかしそれぞれの人たちが抱える事情や心に秘めた思いを勘案すると
不幸な事故でありやむを得ない事情による殺人であったりします
ちなみに戦人の脱出劇は“一なる真実”には含まれていないと思います
215: 名前: ちびゆか:2012/05/13 01:59ID:96DB0/7p
ケーナさん>>214
>“98年の縁寿”は本当に困りものです
>平行世界 幻想 白昼夢 妄想
>ろくでもない説明しかできません

そのろくでもない「不可思議」と思われる世界を全て人間の理屈で説明する。これがアンチファンタジーの醍醐味なのです。
抗えば「謎」、屈すれば「不可思議」。抗うも良し、屈するも良し。
選択肢ではなく貴方が抗うサウンドノベル。

一応98年という世界は「現実」という位置づけになっていると思うのです。その98年がろくでもない説明しかできないというのは、現実世界など何も解らないと言ってるに等しいと思うのです。
ボクたちは猫箱の中が解らないと思っていたのですが、実は猫箱の中も外も解っていないのです。

>“羽入+幾子=フェザリーヌ”なのだと思っていますが
>この考え方にしても何故この式が成り立つのか不明です

「観劇」+「戯曲」=フェザリーヌ。確かにしっくりくるのですね。
幾子像なのですが、大袈裟に「歴史学者」とすれば、解りやすいと思うのです。
歴史学者は歴史を直接観測することはできませんなのです。ただ歴史書を読むだけなのです。これが「観劇」。
しかしながら、歴史学者は歴史上の人物を駒のように操り、新しい歴史解釈を生み出し独自の歴史書を執筆できるのです。これが「戯曲」。

いってみれば歴史学者も物書きのようなものなのです。86年も過去の歴史なのです。過去の歴史学者(魔女)は後世の歴史学者(魔女)には絶対に勝てない。

>フェザリーヌはともかく幾子はただの風変わりな人間なので
>僕的にはむしろこれでよいのではないかと思います

偽書作家としてのうみねこに於ける役割は大きいと思っていますのです。
幾子のカリスマ性、神秘性を記述に基づいた手がかりもなく、ただの風変わりな人間と解釈してしまうのは、本編で描かれた、彼女の思いのようなもの、
「人は気付くと気付く前には戻れない。その処女性にもにた高潔さを尊重し、物語の結末を明かさなかった。」
正確な記述ではないのですが、彼女の神秘性を損なう解釈は、うみねこという作品の神秘性さえ損ねてしまう解釈だと思うのです。

>偽書の“美しさ”は“如何に本物のメッセージボトルに見えるか?”
>に尽きると思います

偽書、ボトメについては、ケーナさんは記述に基づいた手がかりを出さなければダメだと思うのです。ボクはEP6の記述を少し出したのですが。

最初、ケーナさんはボトメは日記風手記でしかない、と発言しましたのです。それは納得のいくものだったのです。EP4の大月の発言の記述、これは現実世界に存在する人間、しかもその道の第一人者である大月が二つのボトメは数枚の日記風手記だと認識し、タイトルも出てこなかったのは、非常に大きな手がかりであり、常識的に考えてもワインボトルに小説一冊分のノート片が入る訳はないのです。
十分な手がかり、根拠があれば納得できるのです。

しかし、ネットの偽書も同じであるというのは、納得のいく手がかり、根拠がないのです。

>ちなみに戦人の脱出劇は“一なる真実”には含まれていないと思います

一なる真実が何であるか解らないので、含むか含まないかは解らないのです。

例えばの話なのですが、魔法エンドを一なる真実の書を読まなかった世界(ビルから飛び降りず、真実を求める旅に出なかった世界)。その世界ではお兄ちゃんが帰ってきた。

手品エンドは一なる真実の書を読んでしまった世界(ビルから飛び降り、真実を求める旅に出る世界)。その世界ではお兄ちゃんは、縁寿が大事な思い出の品(景品)を海に投げ捨ててしまう程度の存在、更にお兄ちゃんの仲間だと思ったら躊躇わず射殺する程度の存在。

物語としてどちらが正解かは明白なのです。ただ正解=現実とは限らないと思うのです。もっと慎重に98年という世界を考えるべきだと思うのです。
216: 名前: ケーナ:2012/05/13 09:22ID:e9XeADuJ
ちびゆかさん>>215

>ろくでもない「不可思議」と思われる世界を
>全て人間の理屈で説明する。
>これがアンチファンタジーの醍醐味なのです。

僕の理解が足りてないだけなのかもしれませんが
この作品には「ここをこうしていればもっと凄い
美しい作品になっただろう」と思える箇所がいくつかあります
98年の縁寿の描写は今のところ僕にとってはその一つです

一番妥当な考えはそれぞれの場面は
縁寿の選択によって発生した“平行世界”で
メインとなる世界の縁寿は飛び降り前に
平行世界の記憶を共有し
飛び降りるとどうなるか理解したため
飛び降りるのを止めた
となりますが
僕はこれは何か美しくないと思うのです

「観劇」についてはEP8で以下の内容があります
“「あれだけ古今東西の様々な推理小説に精通していて、素人ということはないと思います。」(十八)
「大飯喰らいが、良き料理人になれるわけでもない。推理小説を読み散らすことが、良き推理小説家であることを保証するわけでもない。そういうことです。だからこんなものは、道楽に過ぎません。」(幾子)”
永年蟄居させられていた幾子は
暇をもてあまして大量の推理小説を読んでいました
それを指して「観劇」と言っているのだと思います

十八も幾子と同じく大量の推理小説を読んでいましたが
十八にとって推理小説は“紗音との絆”です
ただの暇つぶしとして読み散らしていた幾子は
そんな十八と出会ったことで
自分のスタンスを恥じたのだと思います

>偽書、ボトメについては、ケーナさんは
>記述に基づいた手がかりを出さなければダメだと思うのです。

僕はこれは“ヘンペル”の説明と同種のものだと考えています
馬鹿どもはあれを読んで「竜騎士07はヘンペルを理解していない」
と解釈しましたが
まともに文章が読めればあんな解釈に至るわけがないのです
メッセージボトルと偽書の関係も同じようなことで
竜騎士07さんは「この説明で充分に伝わる」と思ったはずです

>>ちなみに戦人の脱出劇は“一なる真実”には含まれていないと思います
>一なる真実が何であるか解らないので、含むか含まないかは解らないのです。

これは間違えました
“一なる真実の書”が正しいです
絵羽は戦人の脱出を知らなかったため
“一なる真実の書”にあの場面があるわけがないということです
217: 名前: ちびゆか:2012/05/13 21:27ID:96DB0/7p
ケーナさん>>216
>平行世界の記憶を共有し
>飛び降りるとどうなるか理解したため
>飛び降りるのを止めた
>となりますが
>僕はこれは何か美しくないと思うのです

異なる平行世界、分岐世界の記憶を共有することは不可能なのです。
もし異なる平行世界の記憶を持っている世界であるならば、その世界は内面世界だと確定するのです。
この世には不思議なものは一つもない、不思議なものは人の中の概念でしかない。これは真理なのです。

>暇をもてあまして大量の推理小説を読んでいました
>それを指して「観劇」と言っているのだと思います

それも観劇といえますのです。それらの小説をまね、自分も推理小説を書けば戯曲になるのです。
偽書は「現実にいた人物」を扱っているので、大袈裟なのですが「歴史学者」とすればわかりやすいと思うのですが。

観劇と戯曲が「歴史」というのは的を得ていると思っていますのです。
「歴史」というのは歴史家の書いた物語なのですから。

>メッセージボトルと偽書の関係も同じようなことで
>竜騎士07さんは「この説明で充分に伝わる」と思ったはずです

ボトメが数枚のノート片の日記風手記でしかない、というのは十分な手がかりを確認したのです。ネットの偽書が数枚程度の日記風手記でしかない、というのは全く手がかりを確認できてないのです。
可能性の一つという話ならともかく、ケーナさんの持論とするは、非常に軽々しい解釈なのです。

ヘンペルは面白い話なのですが、偽書の問題とは関係ないのです。

>絵羽は戦人の脱出を知らなかったため
>“一なる真実の書”にあの場面があるわけがないということです

絵羽が黙秘した以上全て推測なのです。
一なる真実の書にその場面がないからこそ、「愛のある物語」なのかもしれませんなのです。
218: 名前: ケーナ:2012/05/14 05:45ID:afi.1IvI
ちびゆかさん>>217

>異なる平行世界、分岐世界の記憶を共有することは不可能なのです。

これは『ひぐらし』を踏襲しているのだと思いますが
僕としてはこの“システム”は『うみねこ』には
持ち込んで欲しくなかったのです

>ボトメが数枚のノート片の日記風手記でしかない、
>というのは十分な手がかりを確認したのです。
>ネットの偽書が数枚程度の日記風手記でしかない、というのは全く手がかりを確認できてないのです。
>可能性の一つという話ならともかく、ケーナさんの持論とするは、非常に軽々しい解釈なのです。

僕が以前に書いたコラムがあるのですが
これを貼り付けておきます
失礼な内容が書かれていますがちびゆかさん個人への
意見ではないということで勘弁してください

■『うみねこ』の謎解きは“国語の読解”
 僕の考察を読んで「引用ばっかで自分の文章が全然ないじゃねーか!」と思われる方がいらっしゃると思います。しかし、僕にとってこれは必然なのです。何故なら、作者である竜騎士07さんが「答えは全て本文の中にある」と言っている為です。むしろ「本文中に根拠を示せない考察は信用できない」というのが僕のスタンスです。これは我々が学校でさんざんに学んだ(人によっては現在学んでいる)“国語の読解”なのだと思います。国語のテストで「作者の考えを本文中から見つけ、30文字以内でまとめなさい」という問題がありますが、まさにそれなのだと思います。ただ、その本文が小説に換算して5000ページにもなろうかというとんでもない分量であるだけで…。ミステリーに全く縁の無かった僕が、今のレベルまで至れたのはこの点が大きいのだと思います。僕は子どもの頃からよく本を読んだためか、国語の成績は結構良かったのです。また、それが理由で“伝えることの難しさ”も感じています。
 高校時代に定期テストで『山月記』が出題された時、1人の友人が「この問題が解らなかった」と言って持ってきた問題がありました。それは主人公が「俺の毛皮が濡れたのは夜露の為だけではない」と言ったのはどういう意味か問う問題でした。僕にとってこの問題は、問われることさえ馬鹿らしい問題で、問題になってない問題でした。しかし、その友人は「解らなかった」と言い、そもそも“問題として成立する”ということは、理解できない人間がいるということなのです。上から目線で非常に申し訳ないことなのですが、僕にとって“理解できないことが理解できない”レベルの読解力しか持たない人がいます。僕にとっては「この説明で理解できるだろう」と思ったことでも理解できない人がいますし、さらに言えば“どう説明しても理解できない”人もいます。残念なことですが、そのような人を納得させるだけの力は僕にはありません。竜騎士07さんもこの問題には苦しんでいるだろうなーと思います。
219: 名前: ちびゆか:2012/05/14 21:51ID:b9XcbG7z
ケーナさん>>218
>これは『ひぐらし』を踏襲しているのだと思いますが
>僕としてはこの“システム”は『うみねこ』には
>持ち込んで欲しくなかったのです

持ち込んだからこそ、現実と虚構を区別できる手がかりになると思うのです。

偽書の件は少し意地悪な質問をしてごめんなのです。
でも、
>むしろ「本文中に根拠を示せない考察は信用できない」
>というのが僕のスタンスです。

このポリシーがあるなら、八城執筆の偽書が数枚の日記風手記でしかない、という主張をする以上、本文中の根拠を示さなければならないと思うのです。

ちなみにボクは国語、英語、数学、が苦手だったのです。
くだらないことは得意だったかもしれないのですが、勉強はダメだったのです。
220: 名前: ケーナ:2012/05/15 05:18ID:74MBBB5f
ちびゆかさん>>219

>>これは『ひぐらし』を踏襲しているのだと思いますが
>>僕としてはこの“システム”は『うみねこ』には
>>持ち込んで欲しくなかったのです
>持ち込んだからこそ、現実と虚構を区別できる手がかりになると思うのです。

僕は“平行世界の記憶を得る”という奇跡は
『ひぐらし』という作品のみに限定して欲しかったと思います
そうでないと奇跡が奇跡でなくなってしまいます

>>むしろ「本文中に根拠を示せない考察は信用できない」
>>というのが僕のスタンスです。
>このポリシーがあるなら、
>八城執筆の偽書が数枚の日記風手記でしかない、
>という主張をする以上、本文中の根拠を示さなければならないと思うのです。

僕はEP4と6に出てきた内容が充分根拠になっていると思います
何故竜騎士07さんが偽書についてあのような説明をしたのか
そういうところを普通に読み取れば普通に出てくる解釈だと思うのです

>>218の『山月記』は僕にとっては衝撃的な出来事で
一度だけさらっと読んだ文章ならともかく
何度も繰り返して読んで数時間をその解釈に費やした作品で
あの問題を間違えるということは
ありえないことだと思うのです
しかもその友人は別に馬鹿なわけではなく
教科によっては僕よりも成績は良かったのです

僕も勉強は駄目でしたねー
理解力がない上に記憶力もないため
せっかく努力して理解してもすぐに忘れてしまうという…

そのわりにドラゴンボールに出てくる
登場人物の名前や技の名前はやたら覚えていますけど
覚えようとしたわけでもないのに…
以前『ガンダム』のDVDを通して視た時も
“アッザム”とか“グラブロ”とか
姿を見ただけで名前が頭に思い浮かんで驚きました
“ザク”や“グフ”ならともかく
あんなマイナーなものまで覚えているとは…

でも最近はDHAを飲んでいるせいか
昔よりも賢くなった気がします
あくまで僕個人内での相対的な話ですが
221: 名前: ちびゆか:2012/05/15 21:06ID:abuhmUqs
ケーナさん>>220
>僕は“平行世界の記憶を得る”という奇跡は
>『ひぐらし』という作品のみに限定して欲しかったと思います
>そうでないと奇跡が奇跡でなくなってしまいます

ひぐらしもゲーム盤世界のような構造なら、キャラクタは駒になってしまうのですね。ゲーム盤上の奇跡ということになるのですが、ボクとしては悪いとは思わないのですが。

>僕はEP4と6に出てきた内容が充分根拠になっていると思います
>何故竜騎士07さんが偽書についてあのような説明をしたのか
>そういうところを普通に読み取れば普通に出てくる解釈だと思うのです

EP4のボトメの記述は十分納得なのです。
散の八城像、EP6のネットの偽書についての記述、ケーナさんの主張、ネットの偽書が数枚の日記風手記である、に該当していないと思うのです。

>以前『ガンダム』のDVDを通して視た時も
>“アッザム”とか“グラブロ”とか
>姿を見ただけで名前が頭に思い浮かんで驚きました
>“ザク”や“グフ”ならともかく
>あんなマイナーなものまで覚えているとは…

ボクは「ギレンの野望、アクシズの脅威」をプレイしてガンダムの勉強をがんばっていたのです。ガンダムは多少わかりますのです。

ザビ家の4兄弟と右代官の4兄弟は似ているのですね。
特に次男の娘、ミネバが縁寿に該当するのです。

紗音もシャアみたいなのです。犯人はマスになるのです。
マス家はセイラ・マスのマス家。地球に亡命した時の家。その後サイド3に戻り紗音・アズナブルとしてザビ家の使用人になる。ザビ家に対し復讐の機会を窺う。一年戦争の混乱のさなか紗音はザビ家の復讐を遂行する。

そして、時は流れ宇宙世紀0098、ザビ家の残党が再び地球圏に姿を現した。
ドズル・ザビの娘。エンジェ・ザビを擁する「アクシズ」である。

>でも最近はDHAを飲んでいるせいか
>昔よりも賢くなった気がします
>あくまで僕個人内での相対的な話ですが

うみねこやってから頭が良くなったきがするのです。
特にものを読むという力がついたと思うのです。

自分よりも遥かに格上の人に、あなたは誤読しているのです、と指摘するのは爽快なのです。

222: 名前: ちびゆか:2012/05/16 00:13ID:05dyM/pz
鬼炎さん>>45
週に一度、月に一度でも鬼炎さんと交流できることは嬉しいのです。
いつでも好きな時にレスして欲しいのです。

少し気になったのですが、「1+1=?」の話が出たのですが、答えは2なのです。うみねこを算数パズルと認識していればこれ以外ないと思うのです。

ボクならフェルマーの最終定理で例えるのです。

ピタゴラスの定理の二乗を三乗に変更し、この式に整数の解が全くない。
そして、フェルマーは「この命題に関し、私は実に驚くべき証明を発見したが、余白がないのでここには書ききれない。」といったのですが、こういったふざけたところがうみねこに通ずるところがあるかなと思うのです。

うみねこが解けないのは、難解な算数パズルだからだと思うのですが。

フェルマーの最終定理は近年解けたようですが、うみねこも解ければいいなあ。
223: 名前: ケーナ:2012/05/16 07:08ID:47rBbU7H
ちびゆかさん>>221

>ひぐらしもゲーム盤世界のような構造なら、
>キャラクタは駒になってしまうのですね。

『ひぐらし』の場合は単純に“平行世界”で
それ以上でも以下でもありません

ところが『うみねこ』では“平行世界”と
プレイヤーが誤解するような仕組みを
取り入れています

それが作品中の現実世界に実在する
“メッセージボトル及び偽書”を核とした
“ゲーム盤”という世界です

『ひぐらし』は“平行世界”で
『うみねこ』は“ゲーム盤”
これがきっちり守られていれば良かったのですが

98年の縁寿の話では
“平行世界”も取り入れられていると解釈せざるを得ません
ここがいささか美しくないと思います

>EP4のボトメの記述は十分納得なのです。
>散の八城像、EP6のネットの偽書についての記述、
>ケーナさんの主張、ネットの偽書が数枚の日記風手記である、
>に該当していないと思うのです。

すみません
ちょっと意味がわかりません

『ガンダム』は『初代』(劇場版3部作でもよいですが
できたらTVシリーズ)と『ポケットの中の戦争』
は抑えておいて欲しいところです
(というか他はどうでも良いです)

僕はPS版の『ギレンの野望』をプレイしましたが
ガルマとドズルが好きなので
“新生ジオンエンド”がベストエンドです

>ザビ家の4兄弟と右代官の4兄弟は似ているのですね。
>特に次男の娘、ミネバが縁寿に該当するのです。

で デギンが金蔵ですね
年老いてから出来た息子ガルマ(理御)を溺愛しているという
絵羽もキシリアっぽいし…
224: 名前: ちびゆか:2012/05/16 21:06ID:5fwt1J.M
ケーナさん>>223
>『ひぐらし』の場合は単純に“平行世界”で
>それ以上でも以下でもありません

EP6ラムダ
「そうよ。当時あの子はまだ自覚さえしていない小さな駒だったわ。ロジックエラーを起こしたのはベルンの主であるゲームマスターだった。」

駒とかGMとかゲームとか壊れたすごろくとか出てくるのです。
うみねこの世界に「小説ひぐらしのなく頃に」が存在する以上、創作世界の可能性はあるのです。単純な平行世界を描いた創作ということになるのです。

>『ひぐらし』は“平行世界”で
>『うみねこ』は“ゲーム盤”
>これがきっちり守られていれば良かったのですが

ボクはどっちもゲーム盤世界だと思うのです。GMがいる以上ゲームなのです。

>すみません
>ちょっと意味がわかりません

確認のため聞くのですが、八城執筆のネットの偽書は数枚の日記風手記程度のものである。これがケーナさんの主張でいいのですか?

>『ガンダム』は『初代』(劇場版3部作でもよいですが
>できたらTVシリーズ)と『ポケットの中の戦争』
>は抑えておいて欲しいところです

劇場版は見たのです。ZとZZはDVD借りたけど途中でやめちゃったのです。

>僕はPS版の『ギレンの野望』をプレイしましたが
>ガルマとドズルが好きなので
>“新生ジオンエンド”がベストエンドです

ジオン、連邦、エウーゴ、アクシズをクリアしましたが、あとはめんどくさくてやめてしまったのですが。

>で デギンが金蔵ですね
>年老いてから出来た息子ガルマ(理御)を溺愛しているという
>絵羽もキシリアっぽいし…

リオンはジオンダイクンの忘れ形見、キャスバルがいいのです。真の右代官の後継者という意味合いで。サイド3を追われ、マスと名乗り、その後サイド3に紗音アズナブルとして潜入、ザビ家への復讐を計画。
こっちの方がいいなあ。動機がわかりやすくて。

ベアトみたいだなあ、リオンダイクン、なんとかマス、紗音アズナブル、九羽鳥バジーナ。四つの名を持つ男なのです。
225: 名前: ケーナ:2012/05/16 22:54ID:47rBbU7H
ちびゆかさん>>224

>EP6ラムダ
>「そうよ。当時あの子はまだ自覚さえしていない小さな駒だったわ。
>ロジックエラーを起こしたのはベルンの主であるゲームマスターだった。」

これは『ひぐらし』を『うみねこ』世界のルールで解釈すると
このようになるということだと思います

>確認のため聞くのですが、八城執筆のネットの偽書は
>数枚の日記風手記程度のものである。これがケーナさんの主張でいいのですか?

“偽書”は“メッセージボトル”の模倣であるため
そう考えるのが一番妥当だと思います

>劇場版は見たのです。ZとZZはDVD借りたけど途中でやめちゃったのです。

この話題をこの場で引きずり続けるのはどうかと思いますが
これだけは言わせてください
『ボケットの中の戦争』は密度及び完成度の点で言えば
『初代』をも凌ぎます
ZやZZはどうでもいいですが
これだけは視ておいてください

>ジオン、連邦、エウーゴ、アクシズをクリアしましたが、
>あとはめんどくさくてやめてしまったのですが。

僕はストーリーを楽しみたかっただけなので
改造プレイ一筋で
ゲーム自体は全然まともにプレイしませんでした
“ビグザム”を大量生産して遊んだことは覚えています
プレイ記録を見たらプレイ期間は22日で
“レビルとギレンとガルマクリア”
と書いてありました

ところでEP6に戦人と紗音がかつて話したと思われる内容が出ていました
“トリック。錯誤。誘導。からかう。引っ掛ける。一緒に笑う。……こんなトリックを知ってますか…? 前に読んだ本に、こんなトリックが……。”

これがEP8で十八が思い出していた内容だと思います
“私はかつて、……ミステリーとか、……そういうものについて、議論を交わして戦っていたことがある気がする。
その当時に身に付けた、ミステリーとの戦い方が、………疼く。”
226: 名前: ちびゆか:2012/05/17 22:39ID:0asH3kDa
ケーナさん>>225
>これは『ひぐらし』を『うみねこ』世界のルールで解釈すると
>このようになるということだと思います

ひぐらしは「小説」、うみねこは「偽書」。どちらも創作物で似たようなシステムがあるのだと推測しているのです。

>“偽書”は“メッセージボトル”の模倣であるため
>そう考えるのが一番妥当だと思います

たったこれだけの根拠で、八城創作のネットの偽書が数枚の日記風手記だというのは非常に軽々しい解釈だと思うのです。ボクは偽書作家はゲーム盤世界と現実世界を繋ぐ重要な存在だと思うのです。直に結論を出さないで、もっと慎重に考えるべき事項と思うのです。
言葉は悪いのですが「奇説、珍説」の類いと思われてもおかしくない解釈なのです。奇説を出す以上は、相当の手がかり、根拠が必要なのです。

>『ボケットの中の戦争』は密度及び完成度の点で言えば
>『初代』をも凌ぎます
>ZやZZはどうでもいいですが
>これだけは視ておいてください

今度見てみるのです。

>“トリック。錯誤。誘導。からかう。引っ掛ける。一緒に笑う。
>……こんなトリックを知ってますか…? 前に読んだ本に、
>こんなトリックが……。”

雛のセリフなのですか?EP6はベアトは密室トリックの天才だったとかいろいろでたのですが。

EP8の「戦う」という表現は大袈裟なのですが、ぎりぎり該当しているともいえるのですが。
227: 名前: ケーナ:2012/05/18 06:09ID:51ZvR15S
ちびゆかさん>>226

>ひぐらしは「小説」、うみねこは「偽書」。
>どちらも創作物で似たようなシステムがあるのだと推測しているのです。

僕は“魔女はいる”と考えていますので
『うみねこ』に登場する“小説の『ひぐらし』”と
ベルンやラムダがやって来た『ひぐらし』の世界はまた別だと思います

そもそも“小説の『ひぐらし』”が出てきたのは“ゲーム盤”での
話ですので『うみねこ』の現実世界には
そんなもの存在しない可能性もあります

“「うー。知り合いの魔女が言ってた。幸せは、みんなが信じなくちゃ叶わないんだって。」(真里亞)”
これはEP3での真里亞の発言ですが
『ひぐらし』に出てきた内容のことです

>>“偽書”は“メッセージボトル”の模倣であるため
>>そう考えるのが一番妥当だと思います
>たったこれだけの根拠で、八城創作のネットの偽書が
>数枚の日記風手記だというのは非常に軽々しい解釈だと思うのです。

僕がむしろ不思議なのは
“EP1と2はメッセージボトルが基になっている”
ということは認めているちびゆかさんが
何故“EP3~6は偽書が基になっている”
ということは認められないのかな?
ということです

少なくともEP1~4は作品全体の構成が酷似しています
そのうちEP1と2が“核となるメッセージボトルを拡張したもの”
であるのならEP3と4も“核となる偽書を拡張したもの”
であると考えるのが自然だと思うのですが

>>“トリック。錯誤。誘導。からかう。引っ掛ける。一緒に笑う。
>>……こんなトリックを知ってますか…? 前に読んだ本に、
>>こんなトリックが……。”
>雛のセリフなのですか?

雛ベアトが“ベアトリーチェ”としての記憶を取り戻した時に
頭の中に蘇った内容です
僕としてはこの場面がなくてもOKだろうと思っていましたが
竜騎士07さんはきちんと用意していたわけです
228: 名前: ちびゆか:2012/05/18 21:29ID:fcQfvPbf
ケーナさん>>227
>そもそも“小説の『ひぐらし』”が出てきたのは“ゲーム盤”での
>話ですので『うみねこ』の現実世界には
>そんなもの存在しない可能性もあります

ケーナさんは創作説を事実上無視の立場なので、そう思うのだと思うのです。

>僕がむしろ不思議なのは
>“EP1と2はメッセージボトルが基になっている”
>ということは認めているちびゆかさんが
>何故“EP3~6は偽書が基になっている”
>ということは認められないのかな?
>ということです

EP4、第一人者の大月がボトメを数枚のノート片、日記風手記と発言した以上認めざる得ないのです。またワインボトルには小説一冊分の情報量が入る訳がないという現実的な問題点、二つのボトメに関しては、日記風手記でしかないというのは妥当なのです。

ネットの偽書は全く別の問題なのです。大月はネットの偽書に関しては発言していないのです。現実の海に流すボトメとネットの海に流すボトメが同じわけないと思うのです。EP6の記述では作品性さえ評価されており、数枚の日記風手記というのは該当しないのです。

物語的視点でも多いに問題があるのです。八城十八がプロットを考え、幾子が執筆する物語。八城コンビが執筆しているものが数枚の日記風手記というのは、うみねこの世界を大きく損なう解釈なのです。
幾子と十八の世界を守りたいのか、壊したいのか、よく解らない解釈なのです。
何の為にそう解釈するのかさえ解らないのです。

奇説というのは言う以上、十分な手がかり、根拠を用意しなければならないと思うのです。赤字ルール否定と同じなのです。お約束を壊す解釈は慎重に考える必要があるのです。創作説というのは一般的には、お約束に近いものなのです。
鬼炎さんに縁寿創作説をぶつけたのですが、全て八城コンビの執筆という主張が返ってきたのです。創作説を無視しているのはケーナさんくらいなのですよ。

>雛ベアトが“ベアトリーチェ”としての記憶を取り戻した時に
>頭の中に蘇った内容です
>僕としてはこの場面がなくてもOKだろうと思っていましたが
>竜騎士07さんはきちんと用意していたわけです

雛ならヤスの記憶みたいなのです。ヤスがバトラと交わしたやり取りなら、バトラの記憶とも言えるのですね。戦人創作説も諦めないで頑張ってくださいなのです。
229: 名前: ケーナ:2012/05/18 23:18ID:51ZvR15S
ちびゆかさん>>228

>ケーナさんは創作説を事実上無視の立場なので

無視というより僕は“ファンタジー説”なので
“創作説”とは相容れないということです

>EP6の記述では作品性さえ評価されており、
>数枚の日記風手記というのは該当しないのです。

そもそも“偽書の作品性”とはどのようなものでしょうか?
僕は“素晴らしい偽書”とは“本物のメッセージボトルと見分けがつかない偽書”
のことだと思います
ですから“作品性が評価された”ということは
“限りなくメッセージボトルに近いと認められた”ということではないでしょうか

>八城十八がプロットを考え、幾子が執筆する物語。
>八城コンビが執筆しているものが数枚の日記風手記というのは、
>うみねこの世界を大きく損なう解釈なのです。

上記は“作家”としての二人の執筆体制です
“偽書作家”としてどのような執筆体制で書いたかは本文中に記されていません
僕は恐らく“真相を知らない”幾子が偽書を執筆し
“真相を知る”十八はそれが“通るかどうか”だけを判定していたと思います

>鬼炎さんに縁寿創作説をぶつけたのですが、
>全て八城コンビの執筆という主張が返ってきたのです。

ひとつ気がついていただきたいのですが
この“EP1と2はメッセージボトルそのものではない”
という説自体が比較的高度な説なのです
プルプルピコプヨさんもここまで至っていませんでした

今の我々からすれば当たり前の話なのですが
このレベルに至った人すら実は少ないのです
理解できる人すら少ないかもしれません
230: 名前: ちびゆか:2012/05/19 00:17ID:d4OLWx4c
ケーナさん>>229
>無視というより僕は“ファンタジー説”なので
>“創作説”とは相容れないということです

デカルトさんと十八は何の為に偽書を書いたかとか、そういう話をする時だけ都合よく創作説を前提で動機を話すのは一貫性がないと思うのです。ファンタジー説なら堂々とゲーム盤世界以外考察の対象になりません、とそう答えるべきだと思うのです。

>ですから“作品性が評価された”ということは
>“限りなくメッセージボトルに近いと認められた”ということ
>ではないでしょうか

殆ど推測で、重大な前提に関わることを判断するのは軽々しいと思うのです。
EP6の縁寿も一応分厚い原稿を見ているわけで、時間の問題はともかく。
八城コンビの生み出したものが、数枚の日記風手記というのは、ストーリー的にも不甲斐ないものなのです。

>ひとつ気がついていただきたいのですが
>この“EP1と2はメッセージボトルそのものではない”
>という説自体が比較的高度な説なのです

それは認識していますのです。レジェンド、ターンもネット偽書の可能性だって十分あると思うのです。ボトメを核に後世の偽書作家が再構成したものと解釈するのですが。
EP2「譲治様に習いました。そうそう、ツンドラとか言うそうですよ?」
ツンドラは後世の人間しか解らない概念なのです。レジェンド、ターンは後世の偽書作家がボトメを核に再構成した可能性は十分あると思うのです。
EP3以降はそれらを模倣した可能性、もしくは同一人物が執筆した可能性、偽書に関しては簡単に結論を出してはいけないと思うのです。

>今の我々からすれば当たり前の話なのですが
>このレベルに至った人すら実は少ないのです
>理解できる人すら少ないかもしれません

だからこそ時間を掛けて検討して欲しいのです。ファンタジー一辺倒の考えも見直して欲しいのです。
231: 名前: ケーナ:2012/05/19 06:48ID:b2wWHIG9
ちびゆかさん>>230

>ファンタジー説なら堂々とゲーム盤世界以外
>考察の対象になりません、とそう答えるべきだと思うのです

ちびゆかさんは“ファンタジーは思考停止”と考えていますか?
たとえファンタジーであったとしても“竜騎士07”という書き手が
何らかのメッセージやら意図やらを込めて書いているわけで
物語全体が考察の対象となります

>EP6の縁寿も一応分厚い原稿を見ているわけで、
>時間の問題はともかく。

縁寿は原稿を読み始めていたのに
部屋に通されてから2~3分しか
時間が経過していませんでした

幾子は分厚い封筒2つ分の偽書を縁寿に読ませました
その偽書を読む以外に話をしました
ところが2~3時間しか時間は経過しませんでした

これは“分厚い原稿”と“時間”どちらが正しいのか
いう話なのですが別れ際の会話
「………物語の中に登場した、フェザリーヌって魔女。……あれは、あんたよね?」(縁寿)
「語るのもおこがましいですが、そのつもりです。」(幾子)
これは竜騎士07さんが考えるためのヒントをくれたのだと思います

僕の考えでは偽書の中にフェザリーヌが出てくるわけがないのです
ということは“分厚い原稿”も“フェザリーヌが出てくる偽書”も
どちらも幻想描写ということになります

>八城コンビの生み出したものが、
>数枚の日記風手記というのは、ストーリー的にも不甲斐ないものなのです。

元になるメッセージボトル自体がそのようなものであったわけですし
そもそも偽書の具体的な内容が物語に登場しない以上
別に問題にはなりません

>レジェンド、ターンもネット偽書の可能性だって十分あると思うのです。
>ボトメを核に後世の偽書作家が再構成したものと解釈するのですが。

これは僕には否定できないですね

>EP2「譲治様に習いました。そうそう、ツンドラとか言うそうですよ?」
>ツンドラは後世の人間しか解らない概念なのです。

僕はこれを以下のようにまとめています
■1986年?
「ほら、対戦ゲームでもよくあるだろォ? 乱入したけど相手があまりに弱くて拍子抜けで、わざと負けて最終ラウンドまで延長させて、最後に本気でフルボッコにすることとかってあるだろォ?」(ベアト)(EP2)
「……例えの意味がわかんねーよ」(戦人)
※対戦ゲームの元祖とも言える『ストリートファイターII』の登場は1991年です。
「赤ん坊のお守りからネトゲのお相手、スペースシャトル撃墜まで何でもお応えしますよ。にひひ!」(シエスタ410)(EP3)
※インターネット普及の原動力となった『Windows 95』の発売は1995年ですし、ネットゲームの普及はブロードバンド登場前後です。
「あぁ、ミステリーでも、最近はそういう異世界はポピュラーですので。純粋推理空間とかご存知で?」(ヱリカ)(EP5)
「綾辻行人のデビューは来年(1987年)だ」(戦人)
「……………譲治ね? この問題を考えたのは。モンティ・ホール問題は1986年にはあったっけ?」(絵羽)(EP8)
「1990年だね。縁寿ちゃんの世界にはもうある問題なんだから、出題してもいいかなって思って」(譲治)
「お嬢様のような素直じゃない方を、…何でしたっけ、譲治さまに習いました。そうそう、ツンドラとか言うそうですよ? あと十数年かすると流行るんだそうですよ?」(紗音)(EP2)
※これらの内容は「この作品を書いているのは2007年以降に生きる自分なんですよ」という竜騎士07さんからのメッセージなのではないでしょうか。

>時間を掛けて検討して欲しいのです。
>ファンタジー一辺倒の考えも見直して欲しいのです。

いろんな考察を組み合わせた結果が“ファンタジー”なので
ここをひっくり返すとその他の考察も全部ひっくり返す必要が出てきて
どうしようもなくなってしまうのです
232: 名前: otoma:2012/05/19 14:13ID:1dHRLpd/
otomaです。こちらでは始めての推理考察の書き込みです。
お二人の議論にまったく関係の無い考察を割り込ませて申し訳ないと思っています。
お二人の議論に入れそうだと思ったら入るかもしれないのでその時は宜しくお願いします。
ではEP5のノックと共に現れたベアトリーチェの手紙の内容について書き込みます。
お二人の頭の中には手紙の内容が入っていると思いますが、一応本文の内容を書き写します。

「読むぞ。………コングラッチュレイションズ…。戦人さまが碑文の謎を見事に解かれ、黄金郷に辿り着きましたことを認めます。………黄金は全て、戦人さまのものです。そして、右代宮家の新しき当主も戦人さまです。……その証として、…………金蔵さまよりお預かりしている…、当主の指輪をお送りします…。……どうぞ戦人さま、指輪をされて、新しい黄金の主となり、どうか右代宮家をお導き下さい。……新しき当主のご活躍を、心よりお祈りいたしております…………。」

ノックをした人物が気になってたので手紙の内容は(4回も)あっさりスルーしてしまったのですがEP1~4の第一の手紙と比較すると驚くべき新事実が浮かんできます。
金蔵がベアトリーチェに当主の指輪を返していない。
だから金蔵が生み出した全ての利子を回収する作業もない。
つまりEP5では六軒島大爆発事件は起らない。
六軒島大爆発事件はヤスが新当主になってから、ヤスの動機によって起ると思います。
だからEP5ではヤスは碑文の謎を解いていない。
だからEP5にはベアトリーチェは存在しない。
では留弗夫の言う右代宮家顧問錬金術師、黄金の魔女、ベアトリーチェとは何者か?
手紙を書いてすぐに置く事の出来た唯一の人物、熊沢だと思います。
ではベアトリーチェではない人間のヤスはEP5に存在していたのか?
存在していました。
ヤスの存在している場面を書き写します。

ヱリカが、探偵権限で、集会の開催を宣言する。
この宣言に、駒は逆らえない。
夏妃は、自分に話が及ばないことを祈りながら、渋々と進められるままにソファーに腰掛ける。
「………あ、すみません。その扉、閉めてもらえます?」
「「は、はい…。」」
紗音と嘉音が扉を閉める。

ヱリカが初めて紗音と嘉音に声をかけた場面で二人は同じ動作をします。
つまり、探偵であるヱリカの瞳には紗音と嘉音ではなく、ヤス1人が写っていると思うのです。
だから、ヤス=紗音+嘉音であり、「ヱリカを含めても17人だ。」の赤字を潜れると思うのです。
この事から、うみねこの白字は語り手の言葉であり、語り手の解釈で偽りの白字を使う事が出来ると思います。
これで紗音と嘉音をヤスに置き換える事が出来ますがベアトリーチェをヤスに置き換える事はまだ出来ません。
熊沢=ベアトリーチェの可能性もあるからです。

とりあえず以上です。
これ以上の推理考察はまだ出来ておりません。
お二人にとってこの程度の推理考察はとっくの昔に既出かもしれませんが、自分はやっとこの位置に辿り着けたので何か意見とか感想を貰えればさらに前進出来ると思います。
それではまた何か思いついたら時々書き込みさせてもらいます。

233: 名前: ちびゆか:2012/05/19 21:31ID:58IojIVB
ケーナさん>>231
otomaさんが面白そうな話題を提供してくれたので、偽書の話は、いったんやめましょうなのです。

でもとりあえず、
>僕はこれを以下のようにまとめています
>■1986年?

そこまで考えてるのでしたら話は早いのです。うみねこ世界は後世の人間によって生み出されている(創作説なら執筆されている)のは確定的なのです。
86年の猫箱、並行世界というのは机上の空論なのです。脱ファンタジー路線に切り替えるべきなのです。

otomaさん>>232
ちびゆかなのです。宜しくお願いしますのです。
個別EPの解は苦手の分野なので、素朴な意見しか言えないのです。ケーナさんならいろいろ指摘できると思うのですが。

>ノックをした人物が気になってたので手紙の内容は(4回も)
>あっさりスルーしてしまったのですがEP1~4の第一の手紙
>と比較すると驚くべき新事実が浮かんできます。

出題編では金蔵は生きてたことになっているので、指輪の返還シーンが描かれたが、EP5では死体であることが、確定なので、返還シーンが描かれなかった。
一応、思いついたものなのですが。

>だからEP5ではヤスは碑文の謎を解いていない。
これは、少し慎重に考えるべきだと思うのです。
EP5では「19男」が出てきたのですが、19年前の真相を知っていた可能性は限りなく高いと思うのです。ヤスが碑文を解き、自らの出生を知ったと認識しているのですが。

>では留弗夫の言う右代宮家顧問錬金術師、黄金の魔女、
>ベアトリーチェとは何者か?
>手紙を書いてすぐに置く事の出来た唯一の人物、熊沢だと思います。

確かに熊沢は怪しいと思うのです。金蔵の死亡隠蔽に関わる人物なのです。関係者だと考えるのは妥当だと思うのです。でも「顧問錬金術師」本人かどうかは別に考える方が良いと思うのですが。

ずっと、世界の構造の話ばかりしていたのでEP5を思い出す為に、あらすじを読んでからまた考えようと思うのです。

>それではまた何か思いついたら時々書き込みさせてもらいます。

個別EPの解釈は苦手なので、otomaさんが中心にいろいろ意見を出して欲しいのです。
234: 名前: ケーナ:2012/05/20 07:53ID:0fAYJqta
otomaさん>>232

はじめましてケーナと申します
今後ともよろしくお願いします

EP5に着目したというのは面白いと思います
僕が考察していて一番楽しめたのがEP5でした
同時に一番難解だと思ったのもEP5です
生半可な考察では太刀打ちできませんので御覚悟を…

基本的に“駒”という概念を理解していないと
EP5の解釈は不可能です
で“駒”を理解するにはEP6~8から“駒”に関する
記述をかき集める必要があります
ですから現時点でotomaさんがEP5を考察するのは
難しいと思います

ちなみに“ゲーム盤”のルールと
“ゲーム開始以前の状況”は全EP共通ですので
以下の内容を踏まえておくと解釈しやすいかもしれません
(1)ゲーム盤において人を殺せるのは紗音の肉体のみ
(2)ゲーム開始以前に金蔵は死んでいる
(3)ゲーム開始以前にヤスが碑文を解き“真の当主”になっている

EP5はヱリカ以外は全員共犯者
語り手である戦人も共犯者であるため
戦人の“語り”は客観性がない
という最悪の状況が想定されますので
“ヱリカの発言”以外は
信用できないと考えた方がよいです

大概の疑問には答えられると思いますので
個別のEPの個別の出来事 個別の発言
個別の単語 何でも気になることがあったら教えてください
235: 名前: ケーナ:2012/05/20 07:54ID:0fAYJqta
ちびゆかさん>>233

合点承知!
236: 名前: otoma:2012/05/20 19:14ID:f7vKe1v.
初めまして。otomaと申します。
ひたすらEP5について1年以上考えている推理士です。
と言っても推理を再開したのが昨日で半年ぐらいブランクがあるので自分の推理考察を思い出しながら返信します。
宜しくお願いします。

ちびゆかさん>>233
>出題編では金蔵は生きてたことになっているので、指輪の返還シーンが描かれたが、EP5では死体であることが、確定なので、返還シーンが描かれなかった。

ちびゆかさんはEP5でもヤスは六軒島大爆発事件を起こすつもりだったとお考えでしょうか。
EP5では金蔵は最初から死んでいた事になっていて、夏妃の作った幻想の金蔵がその様に動くはずがない。
薔薇イベントで真里亜が孤立してもヱリカと先に会うから第一の手紙を渡しそこなった。
晩御飯後、すぐに碑文の謎を解かれたので第一の手紙を渡すタイミングを完全に失った。
とりあえず手紙で新当主は戦人である事を知らせて…その後ヤスはどうするつもりだったのでしょうか。
ベアトリーチェ側の幻想登場人物は今回は何も起らないはずなのに第一の晩が起ったので驚いていました。
制限時間内に碑文の謎を解かれた場合、爆発事件は起きないし、その過程の見立て殺人を装飾した魔法殺人の幻想も起らないと思っています。
手紙の内容から今回のヤスはベアトリーチェではない。と推理するのは飛躍しすぎかもしれませんが、六軒島大爆発事件はやっぱり起らなかったと思います。
だからもし殺人事件が起きたのならEP5の場合は人間による犯罪であり、魔法殺人の幻想は無いと思います。

>>だからEP5ではヤスは碑文の謎を解いていない。
>これは、少し慎重に考えるべきだと思うのです。
>EP5では「19男」が出てきたのですが、19年前の真相を知っていた可能性は限りなく高いと思うのです。
>ヤスが碑文を解き、自らの出生を知ったと認識しているのですが。

19人目としての19年前の男は六軒島には存在しません。
これは赤字から推理可能です。
だからヱリカ以外の人物が19年前の男を名乗って電話していると思います。
しかもPS3で確認すると戦人か譲治の声っぽいです。
19年前の男=ヤスだとお考えでしょうか。
自分はヤスは女性でなければならないと思っているのでラムダデルタが時間を遡ってヤスを19年前の男に変えたのだと思っていました。
ベルンカステルがヤスを理御に変えた様に。
だからヤス=紗音なら19年前の男=嘉音かな?と思っていた時期もありましたが間違いに気付きました。
ちょっと長くなるので19年前の男の正体については別の機会に書き込もうかと思います。
まだ確定はしていませんが容疑者は3人まで絞れてます。

>>では留弗夫の言う右代宮家顧問錬金術師、黄金の魔女、ベアトリーチェとは何者か?
>>手紙を書いてすぐに置く事の出来た唯一の人物、熊沢だと思います。
>確かに熊沢は怪しいと思うのです。金蔵の死亡隠蔽に関わる人物なのです。
>関係者だと考えるのは妥当だと思うのです。
>でも「顧問錬金術師」本人かどうかは別に考える方が良いと思うのですが。

手紙を書いたのは10月4日の23時から24時の間です。
手紙を書いた人物とノックして手紙を置いた人物は多分同一人物です。
手紙を書いた人物が手紙で「顧問錬金術師ベアトリーチェ」を名乗っているのなら手紙を置いた人物は顧問錬金術師ベアトリーチェだと思います。
自分は今回ヤスは関係ないと思っているのでヤスが代筆させたとは思っていません。
自分の意思で手紙を書いて置いたのだと思っています。
ではなぜ熊沢が置いたと思ったのか?
ちびゆかさんとケーナさんがどの程度推理しているのか測りたいので今は伏せておきます。



ケーナさん>>234
>基本的に“駒”という概念を理解していないとEP5の解釈は不可能です
>で“駒”を理解するにはEP6~8から“駒”に関する記述をかき集める必要があります
>ですから現時点でotomaさんがEP5を考察するのは難しいと思います

駒に関する記述は殆ど得られていませんが何となく駒とはこんな感じかなと言う特徴を挙げてみます。

・ゲーム盤を外から観劇しているゲームマスターやゲームプレイヤーの干渉を受けて行動する。
・普段とかけ離れた不自然な行動をする事は出来ない。
・筋の通らない行動をする事は出来ない。
・駒は自分の意思で考えて行動していると思っている。
・ゲームマスター又はゲームプレイヤーと駒が同じならリンクして完全に操る事が出来る。
・操られた駒はその間の記憶が無い。しかしそれを疑問に思わない。
・駒はゲーム盤のルールに逆らえない。

何となく思いついた駒の特徴ですが多分これらに対応する記述も物語中にあると思います。

>ちなみに“ゲーム盤”のルールと“ゲーム開始以前の状況”は全EP共通ですので以下の内容を踏まえておくと解釈しやすいかもしれません
>(1)ゲーム盤において人を殺せるのは紗音の肉体のみ
>(2)ゲーム開始以前に金蔵は死んでいる
>(3)ゲーム開始以前にヤスが碑文を解き“真の当主”になっている

(1)についてはそうかもしれませんね。否定する材料がすぐに思いつかないです。
いや、EP3の蔵臼と夏妃殺しはどうやって紗音が行ったのか具体的な殺人方法が知りたいです。
(2)についてはEP1~4では金蔵が生きている可能性もあるので納得出来ないです。
(3)もEP5でヤスが碑文の謎を解いてない可能性があるので納得出来ないです。

>大概の疑問には答えられると思いますので
>個別のEPの個別の出来事 個別の発言
>個別の単語 何でも気になることがあったら教えてください

今の所はそんな感じで特にないですね。
基本的に人に聞かずに自分で推理するタイプですので。
でもEP3で具体的にどうやって紗音が蔵臼と夏妃を殺したのかそこだけが知りたいです。

すみません。僕は素早く返信出来る能力がないので自分の書き込みは土日の休日のみという事で勘弁して下さい。
では、またー。
237: 名前: ちびゆか:2012/05/21 00:51ID:6f7Pz7u8
otomaさん>>236
>ちびゆかさんはEP5でもヤスは六軒島大爆発事件を起こす
>つもりだったとお考えでしょうか。
>EP5では金蔵は最初から死んでいた事になっていて、
>夏妃の作った幻想の金蔵がその様に動くはずがない。

舞台、人間関係などは同じだと考えていますのですが。
「前ゲーム開始時に金蔵は既に死んでいる」EP4
金蔵に関しては確定的だと思うのです。
ヤスに関しては、EP7のウィルの推理は19年前の赤ん坊の存在、ここから導いていますのです。つまり、ボクたちの認識しているヤスの物語はEP5が根拠となっており、ウィルを信じるなら、ヤスが碑文を解いた、という設定はEP5に於いても同じだと考えてますのです。

>制限時間内に碑文の謎を解かれた場合、爆発事件は起きないし、
>その過程の見立て殺人を装飾した魔法殺人の幻想も起らないと思っています。

EP3のケースはどう考えているのですか?絵羽が碑文を解いても事件は止まりませんのです。碑文を解けば事件が起こらないというのは、信用できないと思うのですが。

>だからもし殺人事件が起きたのならEP5の場合は人間による
>犯罪であり、魔法殺人の幻想は無いと思います。

魔法殺人という言葉は解りにくいのです。単純に装飾(結果に対する仮定の装飾)でいいと思うのですが。EP5はファンタジックな殺人描写はないのですが、
嘘、狂言、という装飾に変わっているだけだと思うのです。

>19年前の男=ヤスだとお考えでしょうか。
EP7のウィルでもヤスの性別は物語の謎と言っているし、難しいところなんじゃないかと思うのです。ウィルが解らないなら解る訳がないと思うのです。

>手紙を書いた人物とノックして手紙を置いた人物は多分同一人物です。

EP5のノックと手紙、全然わからないのです。あらすじを読み返したのですが、全く見当がつかないのです。

>ちびゆかさんとケーナさんがどの程度推理しているのか
>測りたいので今は伏せておきます。

測る程ボクは推理できませんなのです。ただ気付いたことを指摘していくだけなのです。自分では仮説のようなものは作れないのです。人の意見を聞き、正しい解釈を探していく感じなのです。

>では、またー。

またなのです。
238: 名前: ケーナ:2012/05/21 05:10ID:12zUZFni

otomaさん>>236

“駒”に関してはotomaさんが挙げた項目で大体合っています
これだけ解っていれば第一の晩の矛盾も
おそらく考えれば解ると思いますので考えてみてください

ヱリカは譲治たちが死んでいると思っていたため不審に思わなかったのですが
戦人の寝息は聞いていたのに他のいとこたちの寝息は聞いていません
もし死んだフリをしていたのならこれはありえないことです

>いや、EP3の蔵臼と夏妃殺しはどうやって紗音が行ったのか具体的な殺人方法が知りたいです。

EP3は碑文の謎が解かれてしまったため
紗音は儀式を止めています

>(2)についてはEP1~4では金蔵が生きている可能性もあるので納得出来ないです。

これは以下の赤字があります
・全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!(EP4より)

>(3)もEP5でヤスが碑文の謎を解いてない可能性があるので納得出来ないです。

基本的にゲーム盤外の出来事は現実での出来事ですので
EP5だけヤスが碑文の謎を解いていないということはありえません

>基本的に人に聞かずに自分で推理するタイプですので。

では「これは絶対に自信がある」と思う考察が出来たら
教えてください
答え合わせをしましょう

ちなみに“ノックできる人物”と“手紙を置ける人物”は
物理的に存在しえません

>すみません。僕は素早く返信出来る能力がないので
>自分の書き込みは土日の休日のみという事で勘弁して下さい。
>では、またー。

承知しました ではまた来週~
239: 名前: ちびゆか:2012/05/23 20:27ID:b4wltRgn
ケーナさん>>238
去年、ケーナさんは出題編の解を出してたのですが、今も同じなのですか?

「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体。」
「幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る。」
「第1のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人の骸は鎖で守られし密室に。」
「幻は幻に。……幻の鎖は、幻しか閉じ込めない。」
「第1のゲーム、第四の晩。密室書斎の老当主は灼熱の窯の中に。」
「幻は幻に。……幻の男は、あるべきところへ。」
「第1のゲーム、第五の晩。杭に胸を捧げし少年の最後。」
「幻は幻に。……幻想の魔女と杭は、幻想しか貫けない。」
「第1のゲーム、第六、第七、第八の晩。歌う少女の密室に横たわる3人の骸。」
「幻は幻に。……盲目なる少女が歌うは幻。密室幻想。」

出題のEP1から考えてみたいのですが。全部幻は幻になのですね。以外に難しいのですね。
240: 名前: ケーナ:2012/05/23 22:28ID:70QF1S7s
ちびゆかさん>>239

この辺りはいじりようがないです
ただ最後がいまだに引っ掛かります
ようは「真里亞がずっと目を瞑って歌っていたのは嘘」
で「密室だったのも嘘」ということなのだと思いますが
紗音はマスターキーを持っていると考えられるため
別に「真里亞がずっと目を瞑って歌っていても構わない」
のです
部屋にチェーンロックでも掛かっていれば
意味があるのですが…
この不発具合が逆に気になります
241: 名前: ちびゆか:2012/05/24 21:01ID:29J.EmuM
ケーナさん>>240
第一の晩、園芸倉庫、紗音の死体を戦人は観測しなかったのですが、どういう状態だったのですか?秀吉がおもいっきり見てたのですが。秀吉はヤス(紗音)の共犯なのですか?譲治は紗音が指輪をしているか秀吉に聞くのですが。

>紗音はマスターキーを持っていると考えられるため
客間の扉の鍵を開けたのは譲治なのです。戦人は確認していないのです。密室を生み出しているとしたら譲治が怪しいのですが。



242: 名前: ケーナ:2012/05/25 06:18ID:7cehp/8D
ちびゆかさん>>241

>第一の晩、園芸倉庫、紗音の死体を
>戦人は観測しなかったのですが、
>どういう状態だったのですか?

これって尋ねる側はあっさりなのですが
説明する側は大変です

まず EP1の核となるメッセージボトルでは
紗音の遺体はなかったか身代わりのマネキンが
置いてあったと考えられます
秀吉は共犯であるため それを「紗音の遺体がある」と説明します
実際の記述としては
“秀吉おじさんは紗音の遺体を確認しようとする
譲治お兄ちゃん達を止めた”
くらいにしか書いていないと思いますが

指輪はあらかじめ遺体がどのような状態か
打ち合わせをしていたため
秀吉は答えることが出来たか
マネキンの指に実際に指輪がはまっていたか
嘉音が持っていた指輪をすばやく秀吉に見せたか
そんなところだろうと思います

“…秀吉は、足元の紗音の遺体を見下ろす。………それは、他の遺体と同じような目を覆いたくなるような惨状。……頭部を側面から砕かれ、表情は半分しか残っていなかった。”

以上のように秀吉は紗音の遺体を目撃していますが
これは“ゲームマスターによる解釈”です

EP5で以下のように説明しています
“「……で。あそこで夏妃とお茶を飲んでるベアトだけど。大丈夫よね…?」(ベルン)
「あぁ……。…大丈夫だ。」(戦人)
「金蔵の時と同じよ。ベアトリーチェなんて存在しない。あれは、魔女の力を借りて危機を乗り越える妙案を思いついたと信じる夏妃が生み出した偽りの魔女幻想。二人が並んでお茶を飲んでるように見えるのは、
ゲームマスターであり、物語の語り手であるラムダデルタがそう解釈しているからなだけよ。夏妃に対し、一片の愛も持たずに凝視できたなら、そんな幻想が見えたりはしない。………だから私の目には、夏妃がひとりぼっちで、もくもくと紅茶を飲んでるようにしか見えないわ。」(ベルン)”

またEP8でも以下の説明があります
“「……朗読の巫女は、自分の口を通して、物語を脚色することも歪めることも出来る。……たとえ私のゲームに小細工がなくとも、朗読の術で、いくらでもそれをすることが出来る。」(ベルン)
「そうであるな。……それもまた、ゲームマスターの権利の一つだ。」(ベアト)
「あんたたちとしたい決闘は、シンプルでありたいの。………だから、朗読者はいらない。あなたたちが自らの目と耳で、物語を読みなさい。」(ベルン)
「いいの…?! それじゃベルンに有利なことがなくなっちゃうじゃない…!」(ラムダ)
「…………わかった。朗読者はいらない。俺たちが自分で、物語を読む。」(戦人)
「朗読者がいないということは、………いわゆる、物語のト書きに、一切の虚偽が混じらぬということか。」(ベアト)”

つまり核になるメッセージボトルをEPに拡張する際に
ゲームマスターは“自らの解釈”で物語を幻想修飾することが出来るのです

>客間の扉の鍵を開けたのは譲治なのです。
>戦人は確認していないのです。

EP1においてマスターキーの管理は以下のような状況です
“「…紗音や嘉音くん、郷田さんはマスターキーを持ってましたか?」(譲治)
「………はい。勤務時間中だったなら身につけていたはずです。」(夏妃)
「…現場をいじらない方がいいってんでそこまでは調べなかったろうが、誰かの鍵が奪われている可能性は否定できねぇな。」(戦人)
右代宮家は使用人の人数も少なくはない。そのため、マスターキーは複数本あった。また、勤務が交代する度に、それらを使用人の間でやり取りしていたため、その辺りの管理が若干ずさんであったことを認めなければならなかった。
「仮に、殺された使用人の誰かのポケットから鍵束を拝借したとして、その鍵でも開けられない安全な場所はあるのか…?」(戦人)
「………私たちはお仕事の都合上、全てのお部屋の鍵を預かっております…。お屋敷もゲストハウスも全てです…。」(源次)”

犯人がマスターキーを入手する機会は充分にあるため
(そもそも犯人である紗音は持ってますし)
マスターキーで鍵を開けて部屋に入って3人を殺して
部屋を出てからマスターキーで施錠して立ち去ることに
何の問題もないのです

鍵開けの場面は以下の通りですが
“「…扉は僕が開ける…。夏妃伯母さんと戦人くんは、武器を構えてて。」(譲治)
「…………わかりました。……気をつけて。」(夏妃)
「開けると同時に攻撃してくるかもしれないぜ…。譲治兄さん、注意して…!」(朱志香)
「…うん…。………じゃ、……行くよ…? …………ん?!」(譲治)
押してみるが、すぐに硬い施錠の手応え。夏妃伯母さんがポケットから鍵束を出すと譲治の兄貴に託す。……10本近くも鍵があり、どれが何の鍵かさっぱりだった。そのため、兄貴はガチャガチャと、数本の鍵を試さざるを得なかった。”

戦人が目撃しているため小細工は出来ませんし
そもそも犯人がマスターキーを所持しているなら
そんな必要もないのです
243: 名前: ちびゆか:2012/05/25 22:38ID:e45uNZv1
ケーナさん>>242
>これって尋ねる側はあっさりなのですが
>説明する側は大変です

ありがとうなのです。

秀吉が嘘を吐いている事はほぼ間違いないのですね。明白な協力者だと思うのですが、次の第二の晩にあっさり殺されてしまうのですね。
第一の晩は、幻は幻に、なのですが、他の死体はどうなのですか?紗音だけ幻は幻になのですか?

>つまり核になるメッセージボトルをEPに拡張する際に
>ゲームマスターは“自らの解釈”で物語を幻想修飾
>することが出来るのです

夏妃が金蔵と会話する場面、庭でベアトとお茶を飲み会話する場面、これらは幻想装飾とは断定できないと思うのです。
これは真里亞がさくたろうと会話、縁寿がマモンたちと会話するのと同様に何の不思議な描写でもないのです。
第一の晩で秀吉が嘘を吐くのも不思議なことでもない、ただ謎なのです。

>戦人が目撃しているため小細工は出来ませんし
>そもそも犯人がマスターキーを所持しているなら
>そんな必要もないのです

客間が密室だったか、密室ではないかの話なのですが、密室ではない(鍵が掛かっていない)としたら、譲治が鍵が掛かっているフリをしたことになるのです。
「幻は幻に。……盲目なる少女が歌うは幻。密室幻想。」
「密室幻想」これが何を意味するかいまいち解らないのですが。

この場面の戦人は自分で鍵が掛かっていることを確認していないのです。

押してみるが、すぐに硬い施錠の手応え。夏妃伯母さんがポケットから鍵束を出すと譲治の兄貴に託す。……10本近くも鍵があり、どれが何の鍵かさっぱりだった。そのため、兄貴はガチャガチャと、数本の鍵を試さざるを得なかった。
「・・・ん、・・・開いた。」(譲治)

ドアの鍵が外れる音すら聞いていないのです。戦人の探偵の主観から客間が密室だったことを保障するのはできないのです。
244: 名前: otoma:2012/05/26 03:15ID:18dacyON
どうも、otomaです。
この一週間、頭が暇な時は脳内でうみねこの推理ばかりしてました。
特に一番悩んだのが、>>237のこの苦情です。
>魔法殺人という言葉は解りにくいのです。単純に装飾(結果に対する仮定の装飾)でいいと思うのですが。

ファンタジーに偏った推理考察を展開されたくないから先に釘を刺したのかな?と思いました。
だからこちらで使う場合は碑文殺人を修飾する幻想としての「魔法殺人」だけにします。
「魔法殺人」を使わないと伝えにくい説明もあるので妥協案です。

ゆびちかさん>>237
EP5でヤスが碑文の謎を解けたのかどうかは、決め手が無いので今は保留にしましょう。
EP7の内容がEP5でも当てはまるとは限らないのでそれを理由に解けたとは思えません。

>EP3のケースはどう考えているのですか?絵羽が碑文を解いても事件は止まりませんのです。碑文を解けば事件が起こらないというのは、信用できないと思うのですが。

その通りです。うっかり忘れてました。
EP5でも強固な運命により高い確率で爆発事件が起こる可能性はあります。
しかし強固な運命を打ち破るために反論します。
多分、一なる真実においてヤスは第一の手紙を真理亜に読ませた後、爆弾のスイッチを入れて、後は時間切れになるのを待っていただけだと思います。
理由は第一の手紙に「黄金を暴けたなら、私は全てをお返しするでしょう。」と書いているからです。
ヤスが碑文殺人をしている途中で碑文の謎を解かれた場合、死者を蘇らせる事は出来ないからです。
紗音がゲーム盤で碑文殺人を行うのは最初から爆発事件が起る事が確定している猫箱の中だからです。
EP5では魔法殺人の幻想がありません。
つまり、紗音による碑文殺人が行われておらず、猫箱の中ではないと思います。
EP5は猫箱の外のゲーム盤であり、猫箱を作る原因となる爆発事件は起っていないと思います。
もし、EP5が猫箱の中ならばEP3の様な幻想的な当主の継承式が行われて戦人は黄金の魔術師になるはずです。
そして戦人は碑文殺人を行った後、1人六軒島から生還するはずです。
でも第一の晩の犯人が戦人でない事をヱリカが証明しているのでEP5では爆発事件は起っていないと思います。


ケーナさん>>238
>“駒”に関してはotomaさんが挙げた項目で大体合っています
>これだけ解っていれば第一の晩の矛盾もおそらく考えれば解ると思いますので考えてみてください

有難う御座います。第一の晩の矛盾には気づけませんでしたが考えてみます。

>ヱリカは譲治たちが死んでいると思っていたため不審に思わなかったのですが戦人の寝息は聞いていたのに他のいとこたちの寝息は聞いていません
>もし死んだフリをしていたのならこれはありえないことです

素晴らしい推理です。自分も楼座と合流した後、譲治達はゲストハウス2階の別の部屋に移動したと推理しましたが、寝息には気付きませんでした。

>EP3は碑文の謎が解かれてしまったため紗音は儀式を止めています

その通りです。うっかり忘れてました。
譲治と絵羽が蔵臼と夏妃を同時に絞殺したという事で納得出来ました。
有難う御座いました。

>これは以下の赤字があります
>・全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!(EP4より)

この赤字を否定する事が出来れば金蔵はゲーム開始時に生きている可能性は高くなります。
公式時代に自分で作った赤字設定でこの赤字を否定しようとしました。
でも今は赤字設定に自信が無くなってきたのでまた考え直そうかと思っています。

>基本的にゲーム盤外の出来事は現実での出来事ですので
>EP5だけヤスが碑文の謎を解いていないということはありえません

ベアトリーチェの作ったゲーム盤は2日間ですがラムダデルタやベルンカステルはひぐらしの様に大きなゲーム盤を作れると思います。
EP7は理御が生まれてから1986年10月5日までが全部ゲーム盤です。
だからEP5も2年以上前~1986年10月5日までがゲーム盤である可能性を否定出来ないので碑文の謎を解いてない可能性はあります。

>では「これは絶対に自信がある」と思う考察が出来たら教えてください
>答え合わせをしましょう

眠いので起きてから「手紙を置いたのは熊沢説」を書き込もうと思っています。
答え合わせを宜しくお願いします。
245: 名前: ケーナ:2012/05/26 06:51ID:13vytzlx
ちびゆかさん>>243

>秀吉が嘘を吐いている事はほぼ間違いないのですね。
>明白な協力者だと思うのですが、
>次の第二の晩にあっさり殺されてしまうのですね。
>第一の晩は、幻は幻に、なのですが、
>他の死体はどうなのですか?紗音だけ幻は幻になのですか?

『我らの告白』に書かれている“蔵臼と夏妃の共犯化”
がEP1では秀吉と絵羽に行われたと考えられます
EP2では楼座です
これらの“ゲスト共犯者”は
碑文の謎を解いたわけではありませんので
紗音は生かして解放するつもりはありません

紗音以外の遺体は戦人が確認していますので
確認していない紗音だけが“幻は幻に”です

>夏妃が金蔵と会話する場面、庭でベアトとお茶を飲み会話する場面、
>これらは幻想装飾とは断定できないと思うのです。

これは僕の説明が不味かったです
ご指摘の通り 真里亞とさくたろうの会話
縁寿とマモンの会話 これらと同種のもので
個人の内面における空想を現実化したものです
物語中にこれらを表現する言葉が出てこなかったため
一まとめにして“幻想修飾”としていました

>客間が密室だったか、密室ではないかの話なのですが、
>密室ではない(鍵が掛かっていない)としたら、
>譲治が鍵が掛かっているフリをしたことになるのです。

まず 犯人が鍵を持っていれば部屋は密室ではなくなります
また 真里亞が協力していても部屋は密室ではなくなります
例えばベアトが部屋の外から扉をノックして
「真里亞、妾だ。鍵を開けてくれ」
と言って 真里亞が
「わーい、ベアトだ」
と扉の鍵を開けたとします

そして部屋に入ったベアトは真里亞以外の3人を殺します
ベアトが出て行った後に真里亞は鍵を掛け
戦人たちに電話をかけて壁際に行って歌を歌います
これなら部屋は密室ではなくなりますし
“盲目なる少女が歌うは幻”にもなります

どちらにせよ 譲治が何かをする意味も必要性もないのです
246: 名前: ケーナ:2012/05/26 06:51ID:13vytzlx
otomaさん>>244

僕も“一なる真実”において紗音が予定していた“第一の晩”は
EP3における六連鎖密室と同じものだったと思います
ただし被害者は偽装死の
その後も戦人以外の被害者は偽装死で
最後まで行くつもりだったと思います

>自分も楼座と合流した後、譲治達はゲストハウス2階の
>別の部屋に移動したと推理しましたが、寝息には気付きませんでした。

これは以下の内容がヒントです
“「すでにお話していますが、私は24時にラウンジに下り、そこで南條先生と意気投合し、午前1時まで書庫でミステリー談義に耽っておりました。……お恥ずかしながら、すっかり熱中してしまっていたため、その間、廊下を誰かが通り抜けても、私は気付けませんでした。……探偵にあるまじき、痛恨のミスです」(ヱリカ)(EP5)”

>譲治と絵羽が蔵臼と夏妃を同時に絞殺したという事で納得出来ました。

別に“蔵臼と夏妃は同時に殺された”と
赤字で書かれているわけではありませんので
同時に絞殺する必要はありませんし
紐に輪っかを2つ作って片方をどこかに結びつけ
もう片方を引っ張れば
1人でも同時に絞殺することは可能です

>EP7は理御が生まれてから1986年10月5日までが全部ゲーム盤です。

そもそも“ゲーム盤”というものは
作品世界の現実世界に実在する“メッセージボトル及び偽書”
の内容を核としてゲームマスターが物語として拡張したものです
(と僕は考えています)
で EP7についてはその偽書の存在が物語中で語られていませんし
その内容もそれまでのEPとはかけ離れたものです
ですから僕はEP7と8は“ゲーム盤が存在しない”と思います
247: 名前: otoma:2012/05/26 21:51ID:18dacyON
では、「手紙を置いたのは熊沢説」を書き込みます。

<赤)24時の時点で、2階廊下にいた、蔵臼、夏妃、源次の3人と、食堂にいた全員以外の、一切のニンゲンは屋敷内に存在しなかった>
<赤)24時の時点で、屋敷以外に存在するのは、ヱリカ、譲治、朱志香、真里亞、南條、郷田、熊沢のみである>
この2つの赤字で六軒島から19人目の19年前の男の存在を消す事が出来ます。
ヱリカ以外の17人が手紙を置いたのですが、容疑者を絞り込みます。
金蔵の死後、当主の指輪を持つ事が出来るのは金蔵の死亡を知っている人物だけです。
金蔵の死亡を知っている人物は蔵臼、夏妃、南條、源次、熊沢、紗音、嘉音です。
手紙の内容から差出人は最初から地下貴賓室とベアトリーチェの存在を知っていると推理出来ます。
だから蔵臼、夏妃は容疑者から外します。
24時から3時まで南條はヱリカと共に居たので容疑者から外されます。
<赤)食堂の全員の誰も、いいえ、もっとシンプルな言い方をするわ。24時の時点で屋敷内にいた誰一人! あの手紙を廊下に置いた者はいないわ。>
この赤字から源次、紗音、嘉音は容疑者から外されます。
<赤)屋敷以外の全員は、親族会議開始後、屋敷内にて何を行なうことも不可能なり。>
この赤字から熊沢も容疑者から外されて誰も手紙を置けなくなります。
しかし戦人が当主の指輪をはめて新当主に認められた事から指輪の入った手紙が存在したのは確実です。
どこかに抜け道があって手紙を置く事が出来たのです。

自分は原作EP5を推理する前はアニメうみねこでEP1~4を推理してました。
アニメうみねこでは筆跡鑑定で熊沢がベアトリーチェの手紙を書いたと推理する事が出来ました(興味があるならもっと詳しく教えます)。
だからまず熊沢が手紙を置いたに違いない。という見方で推理すると熊沢だけが誰にも怪しまれずに手紙を置けたのです。
熊沢はゲストハウスに移動後すぐに使用人控え室に入って朝までぐっすり寝てしまいます。
熊沢のアリバイを証明するのはガムテープの封印です。
入り口のドアは熊沢が入室してすぐに封印しますが、窓の封印はヱリカが地下貴賓室から戻って来てからです。
もしも熊沢が入室して直ぐに窓から抜け出したらアリバイが無い状態になるので手紙を置く事が可能です。
後は熊沢を容疑者から外してしまう赤字を抜ければよいのです。

赤字を抜ける方法として赤字を使う事が出来る範囲を正確に理解して赤字システムの隙間を抜けようとしました。
赤字を真実A、真実B、真実Cと3種類に分けて真実Cは虚実だから抜けてもいい。という具合です。
でも説明が難しく、解釈のしかたでどうにでも抜けられるのではと思い始めました。
だからもっとシンプルなルールに変えます。

「赤字で嘘は吐けない」です。

例えば赤字を使えるAさんがBさんから嘘情報を教えてもらったとします。
Bさんの嘘情報はリアリティがあって証拠もあるのでAさんは真実だと思い込みます。
Aさんは赤字の使えるCさんに赤字で嘘情報を教えます。
それを信じたCさんも赤字で嘘情報を言う事が出来ます。
Aをベルンカステル、Bをヱリカ、Cをアイゼルネ・ユングフラウに置き換えると
<赤)屋敷以外の全員は、親族会議開始後、屋敷内にて何を行なうことも不可能なり。>
が信用出来ない赤字になるので赤字を抜ける事が出来ます。
これだと全てを知っているラムダデルタの赤字だけは素直に信じる事が出来ます。
ベルンカステルの赤字はヱリカ経由なので要注意。
アイゼルネ・ユングフラウの赤字は情報元がラムダデルタなら信用出来るし、ベルンカステルなら要注意です。
でもこれだと
<赤)全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!>
を抜ける事が出来ないのでやっぱり金蔵は死んでるのかな。と思い始めています。
今後の考察テーマは他の方法で上の赤字を抜く事は出来ないか?です。

この様な説明で理解出来ましたでしょうか?
ケーナさんの言う>>238
>ちなみに“ノックできる人物”と“手紙を置ける人物”は物理的に存在しえません
が気になるので答え合わせをお願いします。

248: 名前: ちびゆか:2012/05/26 22:11ID:6bVUmQTo
otomaさん>>244
>ファンタジーに偏った推理考察を展開されたくないから
>先に釘を刺したのかな?と思いました。
>だからこちらで使う場合は碑文殺人を修飾する幻想
>としての「魔法殺人」だけにします。

我らの告白で、「幻想とは即ち、結果に対する過程の装飾。」とはっきり出た以上、それ以外の言葉を使うのは、ややこしくなるだけだと思うのです。

「1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。」
稀有な者しか「魔法殺人」という言葉は使うべきでないのです。

>EP5でも強固な運命により高い確率で爆発事件が起こる
>可能性はあります。
>しかし強固な運命を打ち破るために反論します。

ボクらが認識している「ヤスの物語」はEP5の19年前の赤ん坊の話を根拠に、EP7でヤスが碑文を解き、新当主となったというウィルの仮説なのです。
これは現在のうみねこ推理の重要な前提の一つとなっていますのです。この前提を覆すというのは、ウィルの仮説そのものが信用できないということに繋がり、
ヤス=ベアト自体も危うくなってしまう考えだと思うのです。保留ならいいのですが、お約束、前提を覆す奇説というものを主張するなら十分な手がかり(記述に基づいた)を用意する必要があると思うのです。

>多分、一なる真実においてヤスは第一の手紙を真理亜に読ませた後、
>爆弾のスイッチを入れて、後は時間切れになるのを待っていた
>だけだと思います。

EP7のお茶会をみた限りでは、親族たちが勝手に殺しあったという感じで、ありえそうな考えだと思うのです。

>EP5では魔法殺人の幻想がありません。
>つまり、紗音による碑文殺人が行われておらず、猫箱の中ではない
>と思います。
>EP5は猫箱の外のゲーム盤であり、猫箱を作る原因となる
>爆発事件は起っていないと思います。

このあたりが問題になるのです。
魔法殺人の幻想がないのは、ただGMがラムダのせいなのかもしれないのです。
あとEP5が猫箱の外であるというのも十分な根拠が欲しいのです。
普通に読めば、出題ベアトからラムダにGMが変更となっただけで、同じゲーム盤のはずだと思うのですが。
例えばEP7のゲーム盤は19年前、赤ん坊が崖から落ちた分岐世界、落ちなかった分岐世界、その二つの世界を張り合わせたようなゲーム。猫箱(86年)を更に大きな猫箱(19年前の赤ん坊の可能性)で覆った世界。
正確な記述ではないのですが、EP7に於いては従来のゲーム盤とは明らかに違うと記述から十分に理解できるのです。

ゲーム盤、これは唯一といって良いほど、信頼のできる共通認識の作れる土台となるものなのです。これも重要な前提の一つでもあり、慎重に解釈するべきだと思うのです。

>もし、EP5が猫箱の中ならばEP3の様な幻想的な当主の継承式
>が行われて戦人は黄金の魔術師になるはずです。

現実の世界に於いては「幻想的な継承式」など存在しないと思うのです。
GMのシナリオの演出に過ぎないのかもしれませんのです。そもそも「エヴァ」という概念自体も後世の偽書作家の中にしか存在しない概念だと思うのです。
249: 名前: ちびゆか:2012/05/26 22:52ID:cdf.Aw3z
ケーナさん>>245
>紗音以外の遺体は戦人が確認していますので
>確認していない紗音だけが“幻は幻に”です

「第4のゲーム、第四、第五、第六、第七、第八の晩。逃亡者は誰も生き残れはしない。」
「土は土に。幻は幻に。……虚構に彩られし、物言わぬ骸。」

何故、「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体。」
「土は土に。幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る。」
というようにならないのですか?「6人の死体」に対して「幻は幻に」は変な感じなのです。

あと戦人は紗音以外の5人の死亡を確認した訳ではないのです。ただ顔面を破壊された死体のようなものを見ただけだと思うのですが。

>どちらにせよ 譲治が何かをする意味も必要性もないのです

これは「戦人が目撃しているため小細工は出来ませんし」のケーナさんの発言なのですが、客間の密室を戦人の主観で保障できるものではない、ということだけなのです。
誤読は絶対にダメなのです。解りきったことでも慎重に言葉を選ぶべきなのです。推測を勝手に断定してしまうことも誤読なのです。

ボクはただ記述の問題のみで考えているのです。どこまでが推測なのか、確認している感じなのです。


250: 名前: ケーナ:2012/05/26 23:34ID:13vytzlx
otomaさん>>247

僕の答えは非常にシンプルで申し訳ないのですが
ラムダの赤字は端的に言ってしまうと
“誰も手紙を置くことは出来なかった”ということだと思います
ということは“そもそも手紙などなかった”と読み解きます

“「では、あの時点で……犠牲者は生きていたと?! 首がばっくりと裂かれているのに?!」(ヱリカ)
「《青:それを、探偵殿はご覧になられましたかな…? 確かに全ての死体は、誰であっても検死を誤ることはないとなっておりますが、……死体でないものを、死体と言っていけないとは言われておりませんもので。》」(ロノウェ)”

これと同じことなのではないでしょうか?
あの時あの場に手紙が現れたのをヱリカは目撃していません

話の焦点は
“扉を開けてすぐの、廊下の床に、……その封筒は置かれていた。”
それが事実かどうかです

つまりあの場所に手紙がなければ
あとは何でもOKなのです
ということは誰かが懐から取り出しても構いませんし
そもそも手紙自体なくてもかまわないのです

基本的にEP5はこういうところは無茶苦茶です
“ゲーム盤のルールさえ守ればよい”
“赤字さえ守ればよい”
“ミステリーのルールさえ守ればよい”
この3つだけで構成されているEPだと思います
251: 名前: ケーナ:2012/05/26 23:35ID:13vytzlx
ちびゆかさん>>249

>「6人の死体」に対して「幻は幻に」は変な感じなのです。

僕はこの“土は土に”と“幻は幻に”の違いは
特に考えたことがなかったのですが

“第2のゲーム
「第2のゲーム、第一の晩。腹を割かれし6人は密室礼拝堂に」
「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす」”

ここも6人の死体に対して“幻は幻に”しか使っていません
これは何故かというと
この“幻は幻に”が指すのは
“礼拝堂の鍵”のことであって
“6人の死体”のことではないからだと思います
ということは

“第1のゲーム
「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体」
「幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る」”

この“幻は幻に”は
紗音の遺体のことのみを指しているためだと考えられます

>あと戦人は紗音以外の5人の死亡を確認した訳ではないのです。
>ただ顔面を破壊された死体のようなものを見ただけだと思うのですが。

“顔面は粉砕され、真っ当な人間なら例え死後でも浮かべられないような表情を作らされている。…目の位置も鼻の位置もわからねぇ、口はわかるぜ、歯茎が剥き出しになってて口をぽっかりと開けているから! でも、前歯は飛んでるし、そもそもそれを覆う頬っぺただってぐちゃぐちゃで剥き出しで! 男のくせにやたら気遣ってたお洒落化粧も何の役にも立っちゃいない…!!”

この状況で生きているとは到底考えられませんし
この描写から死体以外を想定するのは難しいと思います
自分で書いていて「何か弱いな」と思いますが
調べてみてもこの場面に関しては赤字がありませんので
断定できません

>客間の密室を戦人の主観で保障できるものではない、
>ということだけなのです。

確かにそうなのですが
以前説明しましたとおり
犯人は鍵を掛けることが出来るのです
譲治が鍵が掛かっていなかったのに
掛かっているフリをすることに
何の意味があるのでしょうか?
252: 名前: ちびゆか:2012/05/27 00:49ID:29J.EmuM
ケーナさん>>251
>ここも6人の死体に対して“幻は幻に”しか使っていません
>これは何故かというと
>この“幻は幻に”が指すのは
>“礼拝堂の鍵”のことであって

「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす」
EP2の第一の晩は「錠」についてなので、幻は幻にでも違和感はないのですが、「土には帰れぬ骸が、幻に帰る」は骸についてなので、紗音の骸しか言及しないのが違和感が大きいのです。

>自分で書いていて「何か弱いな」と思いますが
>調べてみてもこの場面に関しては赤字がありませんので
>断定できません

EP5
「されどあなたは、いとこ部屋にて、誤認不可能な遺体を確認されておりマス。それが虚偽であったと仰るのでスカ。」

顔面を破壊した遺体というのが「誤認可能」か「誤認不可能」か解らないんじゃないかと思うのです。

>掛かっているフリをすることに
>何の意味があるのでしょうか?

現時点では特に意味があるとは言えないのですが、読み方、読解のスタンスとして、できるだけ厳しく読む、というのがボクの読み方で、これが自分でいうのも何なのですが、今後、EP2、3,4とケーナさんの解を聞いてみたいのですが、見落としを気付く読み方だと思うのです。

あとボクは結論を早急に出さないというスタンスなので、まず、正しく認識するというのが第一歩で、EP1の戦人の探偵の主観によって、何がどこまで保障されているのか、はっきり確認したいだけ、という感じなのです。

EP1の他の気になるところは、第一の晩の夜、夏妃の部屋に侵入した犯人がさそりのお守りを見て、夏妃を見逃したというところなのです。
ただルールだと言われても納得のいくものではないのです。人間の殺人者の行動を阻止する理由、これがピンとこないのですが。
253: 名前: ケーナ:2012/05/27 05:10ID:2dHCaveR
ちびゆかさん>>252

>「土には帰れぬ骸が、幻に帰る」は骸についてなので、
>紗音の骸しか言及しないのが違和感が大きいのです。

6人の死体の中で“土には帰れぬ骸”は紗音だけですので
これはこれで良いと思います

>顔面を破壊した遺体というのが「誤認可能」か
>「誤認不可能」か解らないんじゃないかと思うのです。

“顔面を破壊した遺体”にしか見えない
リアルな模型があの場においてあれば
探偵である戦人が“遺体である”と
誤認してもおかしくないわけで
赤字がない以上これを抜ける方法はないと思います

>EP1の他の気になるところは、第一の晩の夜、
>夏妃の部屋に侵入した犯人がさそりのお守りを見て、
>夏妃を見逃したというところなのです。

そもそも人の生死を運命のルーレットに任せる時点で
既に犯人は常軌を逸しています
我々の一般常識では理解不能なのだと考えるしかありません
254: 名前: otoma:2012/05/27 16:39ID:27jgwvr.
どうも済みません。急にテンションが下がったので最後の書き込みにさせてもらいます。

ちびゆかさん>>248
>魔法殺人の幻想がないのは、ただGMがラムダのせいなのかもしれないのです。
そう返されるとそうかもしれないとうな垂れるしかないです。
でも犯人はスイッチ1つですむのにどうしてわざわざ碑文殺人を何回も繰り返すのでしょうか?
理由は戦人に碑文の謎を制限時間内に解いてもらいたいからだと思います。
つまり犯人だって爆弾で皆を殺したくないと思っているはずです。
そう考えると碑文を解かれた後で碑文殺人が行われるのは変だと思います。
EP5の第1の晩と第2の晩はいつもの碑文殺人ではないと確信しています。
EP7は勢いで殺してしまってサバイバル状態になりましたがEP5はそうではありません。
実は第1の晩の犠牲者は全員生きてるのでは?と思い始めています。
爆発事件が起きない可能性があり、第1の晩の犠牲者の赤字による死亡宣告を抜ける事が出来たなら。
それをラムダデルタに提出して納得させる事が出来たなら。
EP5は全員生きて帰れる可能性が僅かにあるEPだと思い始めています。

自分はまだ偽書の考察を全くしていません。
自分はカケラ世界がゲーム盤だと思っているので推理考察しだいでは運命を変える事が出来ると思っています。
でもちびゆかさんとケーナさんでは考え方が合わないのでここでの書き込みはこれで終了とさせて頂きます。
255: 名前: ケーナ:2012/05/27 18:29ID:2dHCaveR
otomaさん>>254

ざっと読ませてもらった印象では
『うみねこ』という作品の構造理解が不充分に思えます
僕も今の解釈に至るまで5周くらい掛かっているため
偉そうなことは言えないのですが
もう少し作品を読み込む必要があると思います

それでもそこいらの“至った君”よりは
遥かに上出来でしたので
充電し直してもう一度リベンジに来てください
待ってます

ちなみに今年の1月くらいの僕は
かなり考えが固まってきていますので
その辺りから過去ログをご覧頂くと
参考になるかもしれません
256: 名前: ちびゆか:2012/05/27 21:58ID:c82svgyO
otomaさん>>254
否定ばかりの意見でテンションが下がってしまったのなら、ごめんなのです。
ボクは「論理パズル」に於ける命題は、普遍的、科学的に正しいと論理的に説明しなければならないと思うのです。その第一歩が否定することだと思うのです。
互いに否定し合い、うみねこの理解を深めていくことは良い事と思うのです。

自説が否定されるとへこむのですが、同時に自身が誤った解釈、ただの推論を言っている可能性に気付くことに繋がるのです。

EP5については、GMがラムダに変更、第一の晩以前に碑文が解かれてしまった。こういった要素は確かに大きなことなのですが、だからといって他のEPとゲーム盤の前提条件が異なるというのは、断定はできないと思うのです。ただ途中で終わっているEPなので期待のようなものを抱くことはできると思うのです。

インタビューで先生はEP5は第二の晩以降も至った者なら展開がわかると仰っていましたのです。奥が深いというか、そういうEPだと思うのです。

>でもちびゆかさんとケーナさんでは考え方が合わないので
>ここでの書き込みはこれで終了とさせて頂きます。

ボクとケーナさんも考えが全く違っているのです。ボクは創作説を重視し、うみねこのファンタジー世界は偽書作家の内面世界に過ぎない。それを書き記したものが偽書である。というアンチファンタジーの意見なのですが、ケーナさんはファンタジー世界はあると主張していますのです。真逆なのですが議論はできるのです。気が向いたらまた意見を聞かせてくださいなのです。

257: 名前: ちびゆか:2012/05/27 22:39ID:1fvSJxLL
ケーナさん>>253
>6人の死体の中で“土には帰れぬ骸”は紗音だけですので
>これはこれで良いと思います

確かにそうなのです。納得したのです。

>探偵である戦人が“遺体である”と
>誤認してもおかしくないわけで
>赤字がない以上これを抜ける方法はないと思います

確認の為にあえて聞いたのですが、紗音は当然として理論上では6人全員の生存の可能性はあるのですか。狂言みたいなものはあると思うのですか?我らの告白だと狂言につき合わせ、殺すというパターンだったのですが。

>そもそも人の生死を運命のルーレットに任せる時点で
>既に犯人は常軌を逸しています
>我々の一般常識では理解不能なのだと考えるしかありません

その考えは非常に良くないと思うのです。狂人にも狂人の理があるのです。論理パズルに於いての命題は普遍的、科学的に堂々と論理的に説明しないといけないと思うのです。

夏妃の部屋で殺人者がさそりのお守りによって行動を阻止された。
一つの考えとして、殺人者は真里亞の意思だと勘違いをした。マリアージュの同盟者の真里亞の6人の生贄から夏妃をはずせ、というメッセージだと判断し、夏妃の殺害を断念した。
根拠はいうまでもなく、マリアージュの二人の同盟の絆。これなら理解はできると思うのですが。
ベアト=ジェシカ説を見て思いついたのですが。

EP1を纏めると
殺人者=紗音(ヤス)
協力者=、源次、熊沢、南條、
ゲスト協力者=絵羽、秀吉

でいいのですか?協力者というのは狂言に対しての協力と殺人に対しての協力の二つあると思うのですが。
258: 名前: ケーナ:2012/05/28 05:44ID:6a/goHpA
ちびゆかさん>>257

>理論上では6人全員の生存の可能性はあるのですか。
>狂言みたいなものはあると思うのですか?

基本的には探偵である戦人が“それが死体だと認識”しているため
確認していない紗音以外の死亡は確定だと思います
EP1の第一の晩は以下の様にまとめていましたので
そのまま転載します

“彼らは次々に食堂に飛び込むが、熊沢が真っ青になるほどの変化は見つけられなかった。……確かに、床に血の跡が残っていたのである。…しかし冷静に考えたなら、これは相当の出血を物語るのに間違いなかった。
「…………ここにも血溜まりがあるよ。…………これは一体……」(譲治)
※TIPSの“(蔵臼のExecute)薔薇庭園の倉庫内で死体が発見された。直接の死因は不明だが、死後に側頭部を損壊されたものと思われる。まずは全ての始まり。”と、二つの血溜まりから、この事件がどのように行われたか推理してみます。まず親族会議を行っている最中の食堂に紗音が現れます。銃を突きつけ「抵抗すると撃つ」と脅迫します。蔵臼は長男であり、ホストである責任感と、ボクシング経験者である自信から、紗音を取り押さえようとしますが、側頭部を撃たれて(突然だったのできちんと狙えなかった)死亡。もしくは食堂に現れた紗音がいきなり蔵臼の側頭部に銃口を突きつけ、発砲したと考えられます。それを見て、狂乱状態になった楼座が暴れたため、射殺します。銃声に驚いてやって来た郷田と、抵抗をあきらめた留弗夫に2人の死体を背負わせ、霧江に銃を突きつけて薔薇庭園の倉庫に移動します。そこで不意をついて残りの3人を射殺。一応ドラマチックなストーリーにしてみましたが、ようは体重の重い者(蔵臼、留弗夫、郷田)と体重の軽い者(霧江、楼座)から、残りの者に運べる重さの死体を2つ作って運ばせたということです(重い者を2人殺すと残りの者に運べない)。これには二つの目的があります。狭い園芸倉庫内で6人を同時に射殺するのは難しいため(抵抗されると抑えきれない)、人数を減らしておきたかったのと、死体を運ばせることで、とっさに抵抗出来なくするためです。殺す人間を選べたなら、戦闘能力の高い蔵臼と油断のならない霧江(怪しい古武術でも使いそう)を殺しただろうと推測できます。顔面を損壊させなければならなかった理由は、銃による弾痕を消すためです。もしくは紗音の死体に譲治達を近づけないためだったかもしれません。蔵臼だけ側頭部が損壊なのは、側頭部を派手に吹き飛ばしてしまったことから、顔面まで削ると不自然な死体になってしまうためでしょう。ちなみに当初の計画では、郷田は共犯で死体を運搬させるだけのつもりだったのですが、夏妃を殺せなかったため、その身代わりになったものと思われます。”


>狂人にも狂人の理があるのです。

この“狂人にも狂人の理“という言葉は良いですね
僕は紗音が“狂人”だとは思いませんし
その心情が理解できないわけでもありません
ただ“特殊な価値観”を持っていることは間違いなくて
これを他人に説明して納得させられる自信はありません

インタビューで竜騎士07さんは以下のように答えていましたが
“真犯人は殺人にも多くのルールを作っています。自分で作った自分を縛るルールがいくつもあります。”

誰も碑文の謎を解けなければ全員爆死という無茶苦茶をする以上
自分が決めたルールは絶対に守る
というのが紗音の決心だったと思います

>EP1を纏めると
>殺人者=紗音(ヤス)
>協力者=、源次、熊沢、南條、
>ゲスト協力者=絵羽、秀吉

協力者に真里亞も加える必要があると思います
基本的に郷田以外の使用人(南條含む)と
真里亞はデフォルトで共犯者(協力者)
あとは各EPごとにゲスト共犯者(協力者)がいる
というのがこの作品の構造だと考えています

僕が他の人の考察を見た限りでは
こういった基本的なことさえ理解できていないで
「至った」とのたまっている人が多すぎます
“ゲーム盤上のミステリー”はこの作品の中で
一番理解しやすい部分なのですが…
259: 名前: ゆんやーまりさ:2012/05/28 07:21ID:915HjcQj
 …ところで皆様方。ちょいと質問なんですが。
 EP1~EP4までの戦人は探偵、という認識でいいんですかネ?
 仮に探偵だとすると…EP5~EP8は、「何」なんでしょう?
 明らかに探偵であることを放棄している。古戸ヱリカが登場する・しないに全く関係無く、戦人は「プレイヤーの分身」的存在である筈でス。
 その戦人が魔女擁護派に廻ったような言動はつまり……
「プレイヤーは最終的に魔女を肯定する立場に立つべき」という事なんでしょうかネ?
260: 名前: ケーナ:2012/05/28 10:13ID:6a/goHpA
ゆんやーまりささん>>259

>EP1~EP4までの戦人は探偵、という認識でいいんですかネ?

“「《赤:探偵は古戸ヱリカだぜ、今回の俺は探偵じゃない!! そしてノックス第9条、観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される…!!》」(戦人)(EP5)
「《赤:ノックス第8条、提示されない手掛かりでの解決を禁ズ! これまでのあなたは探偵デシタ! そのあなたが今回は探偵でなく、私見を交える観測者であったことは示されていたのデスカ!! それがない限り、あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!》」(ドラ)”

というやりとりがありますので
その認識で良いと思います

>EP5~EP8は、「何」なんでしょう?

EP5は終盤まではラムダの“駒”
終盤は“プレイヤーの戦人が操作する駒”
EP6は“ゲームマスター”です
EP7では出てこないので“役なし”で
(お茶会の戦人は“クレルの作った駒”)
EP8は再び“ゲームマスター”です

“探偵”というものは“プレイヤー”の誰かに与えられる
“特別権限”みたいなもので“プレイヤー=探偵”
というわけではないと思います
EP1~4ではプレイヤーが戦人しかいないため
自動的に戦人に“探偵”という権限が与えられていたのでしょう

EP5の終盤で“魔女”と同格の
上位存在になったと考えています
(少なくともこのゲーム盤においては)

全部同じ“戦人”だから混乱するのですが
“現実世界の戦人”“駒の戦人”“プレイヤーの戦人”
それぞれ分けて考える必要があります
261: 名前: ケーナ:2012/05/28 13:03ID:6a/goHpA
>>258

読み返してみると内容に穴がありましたので
後半を以下に修正させてください

“顔面を損壊させた理由は、銃で殺害したことが解らないようにするため、あるいは身元不明死体を発生されることによる偽装死をミスリードさせるため、紗音の死体に譲治達を近づけないため、などが考えられます。蔵臼だけ側頭部が損壊なのは、側頭部を派手に吹き飛ばしてしまったことから、顔面まで削ると不自然な死体になってしまうためでしょう。あるいは紗音を顔面損壊にしてしまうと偽装死を疑われるため、半壊という設定にしたけれども紗音だけ半壊では不自然ですから、蔵臼も半壊にしたとも考えられます。ちなみに当初の計画では郷田は銃で脅して共犯にし、死体を運搬させるつもりだったのですが、夏妃を殺せなかったため、その身代わりになったものと思われます。”
262: 名前: ちびゆか:2012/05/28 18:07ID:f4weAeS4
ケーナさん>>258
>基本的には探偵である戦人が“それが死体だと認識”しているため
>確認していない紗音以外の死亡は確定だと思います

紗音=ヤスの犯行を否定するわけではなく、純粋にうみねこが真の意味で論理パズルのようにできているか確認したい、だから解りきったことも再確認の為、聞いているのです。出題編全て、ケーナさんの解釈を再確認したいと思うのです。

是非よりも記述から導けるかというところを重視していますのです。
第一の晩については、戦人誤認の可能性があり、死亡の確定はできない、これが記述から導ける前提であり、勝手に死亡を確定させるというのは、誤った解釈である。推測なら推測であると正しい解釈を出すべきと思うのです。

ふと思いましたのですが、蔵臼は側頭部を破壊だったのですね。これは誤認不可能な遺体に該当すると思うのです。顔面破壊ならホラー映画の特殊メイクのようなもので再現できるのですが、側頭部が完全になくなっていたとしたら、誤認不可能の遺体となるのですが。
EP1で一応、ホラー映画に出てくるものは、みんな作り物だと、戦人が回想する場面があったと思うのです。

>※TIPSの“(蔵臼のExecute)薔薇庭園の倉庫内で死体が発見
>された。直接の死因は不明だが、死後に側頭部を損壊された
>ものと思われる。まずは全ての始まり。”

探偵戦人によって最初に観測された誤認不可能の死体、全ての始まり、となると思うのです。つまり、第一の晩で死亡が確定なのは蔵臼のみということになるのです。他の留弗夫、霧江、楼座、郷田は生存の可能性が理論上はあると思うのです。第一の晩の前に留弗夫が「俺は今夜殺されるかも」と発言するのは狂言殺人を今夜実行すると予告するようなものなのです。

各EP、我らの告白、全体で見ると、第一の晩は狂言殺人のつもりだったのが、本当に殺人事件になってしまう、という流れがあると思うのです。

まず狂言殺人を行うというのが、ゲーム盤の一つのルールではないのですか?
第一の晩は一箇所に6人纏めて凝った装飾で殺したり、連鎖密室など労力のいるものなのです。それらを全て解決するものが「狂言殺人」ではないのですか?

ヤスによる犯行を否定するわけではないのですが、もう一度、「狂言殺人」という共通した前提があると仮定し、EP1も考え直す必要があると思うのです。
ボクの率直な意見は、うみねこは狂言殺人を利用した殺人事件なのです。

>インタビューで竜騎士07さんは以下のように答えていましたが
>“真犯人は殺人にも多くのルールを作っています。自分で作った
>自分を縛るルールがいくつもあります。”

これは、現場にいる殺人者の視点で物事を考えているのか、シナリオを作る、GM、作家のような視点で殺人者の行動を考えているのか、二つあると思うのです。現場にいる殺人者が本当に自分を縛るルールを作ったのなら、その理由も論理的に説明できるものであるべきだと思うのです。

さそりのお守りは、真里亞の存在を意識していると思うのです。人間の殺人者の行動を阻止するのには、人間の理屈で説明できるものでなくてはならないと思うのです。

>誰も碑文の謎を解けなければ全員爆死という無茶苦茶をする以上
>自分が決めたルールは絶対に守る
>というのが紗音の決心だったと思います

ヤスの動機の部分については保留でいいと思うのです。不確定な要素が多くある段階で動機を決めるのは良くないと思うのです。

>協力者に真里亞も加える必要があると思います
>基本的に郷田以外の使用人(南條含む)と
>真里亞はデフォルトで共犯者(協力者)
>あとは各EPごとにゲスト共犯者(協力者)がいる
>というのがこの作品の構造だと考えています

真里亞も当然協力者なのですね。協力者というより、共犯者でも良いと思うのですが。マリアージュの同盟が強固なものなら、二人一組の犯人と言ってもいいと思うのです。

あと、協力者なのですが、犯行そのものの協力者、狂言殺人の協力者、この区別が難しいと思うのですが。真里亞は問答無用で犯行でも狂言でも協力すると思うのですが。
そして、現実の世界の貸し金庫のカードの持ち主、南條の息子、熊沢の息子、次男夫婦の娘、このカードの持ち主と協力者の関係。単純に南條、熊沢、次男夫婦が買収されたと考えてよいのですか?

>“ゲーム盤上のミステリー”はこの作品の中で
>一番理解しやすい部分なのですが…

理解しやすいというのが大きな罠だと思うのです。本来はゲーム盤のルール、構造を十分理解してから、盤上のミステリーに挑まなくてはいけないのに、ゲームのルールを理解しないまま安易に盤上のミステリーを解き、それが正解だと信じ込んでしまう。こういった傾向があると思うのです。
ボクは個別EPの解など捨てて、去年からルールと構造しか考えないようになったのですが、ケーナさんと議論できるようになったので、この方針は良かったと思うのです。
263: 名前: ちびゆか:2012/05/28 18:26ID:25UCdn.W
追記
ケーナさん、いつも正確な記述を書いてくれてありがとうなのです。
ノックスの「提示されない手掛かりでの解決を禁ず。」の精神からもとても素晴らしい姿勢なのです。いつの間にか記述に基づく手がかりを出す、というのがよろず推理処の慣習になったのですが、水掛論を防止する効果的なルールなのです。
ボクはプレイメモを取るのが面倒だったので、小説版を買ったのです。出題編なら、~の~のような発言、みたいに大雑把でも自分で確認できるので、面倒なら正確な記述を書かなくても大丈夫なのです。
264: 名前: ケーナ:2012/05/28 20:45ID:6a/goHpA
ちびゆかさん>>262 >>263

>第一の晩については、戦人誤認の可能性があり、死亡の確定はできない、

これらの赤字はどうでしょうか?
“全ての死体は、決して検死を誤らぬ。登場人物以外の死体は登場しない”
“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”

>蔵臼は側頭部を破壊だったのですね。
>これは誤認不可能な遺体に該当すると思うのです。

精巧な偽死体の模型なら側頭部欠損でもOKだと思います
ただノックス4条
“未知の薬物、及び、難解な科学装置の使用を禁ず”
に抵触するかもしれませんが…

>まず狂言殺人を行うというのが、ゲーム盤の一つのルールではないのですか?

EP2の第一の晩は腹を割かれていますので
狂言は無理です

>現場にいる殺人者の視点で物事を考えているのか、
>シナリオを作る、GM、作家のような視点で殺人者の行動を考えているのか、
>二つあると思うのです。

この話題に踏み込むと話が複雑になってしまうので
僕は避けていたのですが
EP1で言うと元になるメッセージボトルを書いた紗音の意思と
それを拡張しているゲームマスターのベアトの意思
二つの意思が絡んできます

核になっているメッセージボトルが純粋にミステリーで
魔女の出題がミステリーで解けるものであるからには
基本的には紗音の意思が優勢であると考えられます
(EPによってその強弱に差はあるかもしれませんが)

>犯行そのものの協力者、狂言殺人の協力者、
>この区別が難しいと思うのですが。

あえて分ける必要もないのではないでしょうか?
意図的に犯人を幇助する行為をする人をひとまとめにして
“共犯者”と呼んでしまって良いと思います

>本来はゲーム盤のルール、構造を十分理解してから、
>盤上のミステリーに挑まなくてはいけないのに、
>ゲームのルールを理解しないまま安易に盤上のミステリーを解き、
>それが正解だと信じ込んでしまう。こういった傾向があると思うのです。

“盤上のミステリー”は基本的に他の部分とは独立しています
ですから犯人とトリックさえ解れば
ゲーム盤のルールや構造を理解していなくても
解けるようになっています
だからこそ困ったことに“盤上のミステリー”を解いただけで
“至った”と言い出す輩がいるわけです
さらに困ったことにそういうことを言い出す輩に限って
“盤上のミステリー”さえきちんと解けていないのです

>いつも正確な記述を書いてくれてありがとうなのです。

前にも書いたと思いますが
僕は“本文中に根拠を示せない考察は間違っている”と考えていますので
基本的には根拠と考察はセットで提示するようにしています

>ボクはプレイメモを取るのが面倒だったので、小説版を買ったのです。

誰にも聞かれなかったので特に書かなかったのですが
僕は“ひぐらしのなく頃に/うみねこのなく頃に 小説/文庫化計画”というサイトにある
ソフトを使って本文全文をテキストファイルにしたものを持っています
僕が本文の引用を使う場合 たいていこれから抜き出して使っています
これの利点は“キーワード検索”が出来ることです
例えばEP3のエヴァが薔薇庭園で楼座と真里亞をいたぶるシーン
僕は“ゼリー”という単語がこの場面で出てくることを覚えていましたので
EP3の“本文全文”を開いて“ゼリー”という単語を検索することによって
その場面にすぐに飛ぶことが出来ました
ちょっと上でEP1のマスターキーの話を書きましたが
あれを書くときも“マスターキー”でEP1の本文全文を検索しました

もしご存じでなかったなら活用してみてください
凄く便利です
265: 名前: ちびゆか:2012/05/29 00:21ID:d7wRA06q
ケーナさん>>264
>これらの赤字はどうでしょうか?
>“全ての死体は、決して検死を誤らぬ。登場人物以外の死体は
>登場しない”
検死というのが南條のような医師以外の観測結果にも該当するのか、これが解らないのですが。戦人が死体を観測する、この行為が「検死」に該当するなら、探偵戦人が観測し、死体と判断したものは全て死体だと確定するのです。

“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”
これはそのままの意味だと思うのですが、夏妃は他殺であり、かつ生存者全員にアリバイがある。ただそれだけかと思うのです。
「右代官夏妃。今から私が、あなたを射殺します。玄関ホールにあなたはたった一人。そしてもちろん、私はあなたではない。なのに私は今ここにいて、これからあなたを射殺します。」
ボクの好きなアレなら何の不思議もないのですが。後回しでもいいのですが。

>精巧な偽死体の模型なら側頭部欠損でもOKだと思います

模型がありなら理論上は問題ないのですね。
※TIPSの“(蔵臼のExecute)薔薇庭園の倉庫内で死体が発見された。直接の死因は不明だが、死後に側頭部を損壊されたものと思われる。まずは全ての始まり。

このTIPSに気付いた以上は、探偵戦人が最初に誤認不可能の死体を観測し、
全ての始まり。こう解釈するのがボクの中ではもう揺るがなくなってきたのです。基本的に面白い程、可能性が宿るという非論理的な考えもボクは持っているのです。

>EP2の第一の晩は腹を割かれていますので
>狂言は無理です

そういう問題ではなく、狂言殺人を行うフリをして、実際に殺してしまうという事件である、ということなのです。我らの告白の殺人方法がまさにそれだったのです。たとえば第一の晩に6人の人間を纏めて殺害するのは非常に労力がいるのです。狂言殺人を行うという名目を利用すれば、その労力が一気に減るのです。

我らの告白でも、狂言殺人のフリをさせることで、1人でも六連鎖密室という労力の掛かる殺人を成立させたのです。

これは例えばの話なのですが、EP1の第一の晩、蔵臼以外は顔面破壊の装飾なのですが、ホラー映画の特殊メイクなら、当然視界がなくなります。相手を全て視界のない状態にしてしまえば、殺害する労力は一気に減少するのです。

ケーナさんの食堂で紗音が銃を発射し犯行に及んだという解釈を見た感想は非常に都合の良いというか、楽観的というか、殆ど想像による部分が多いと思うのですが。
あとEP1の記述
「彼らは次々に食堂に飛び込むが、熊沢が真っ青に成る程の変化は見つけられなかった。~
だが後から来た熊沢が指差して教えてくれた。確かに床に血の跡が残っていたのである。あの惨状を思えばそれは決して派手ではない。しかし、冷静に考えたなら、これは相当の出血を物語るのに間違いなかった。
譲治「ここにも血溜まりがあるよ。これは一体。」

現場と思われる食堂は、血の海のような惨状ではなく、地味な血溜まりが幾つかあっただけと思うのです。銃で殺害した現場である可能性は低いと思うのです。
食堂の血溜まりは狂言殺人の偽装の可能性が大きいと思うのです。

実際は狂言殺人の芝居をさせる為に園芸倉庫に6人を集め、騙し討ちで殺害するのが、最も合理的かつリスクの少ないと思うのですが。我らの告白で狂言殺人の芝居をさせ、だまし討ちをしたように、狂言殺人の芝居というのはゲーム盤の共通のルールだと思うのですが。

第一の晩の前の留弗夫の「俺は今夜殺されるかもしれない。」
これも狂言殺人の芝居の一つの可能性もあるのです。EP1はボトメが核となっていて、その世界の主たる観測者、紗音の視点で描かれているはずなのですが、
紗音は戦人出生の秘密など知るわけがないのです。このシーンは狂言殺人の芝居と考えるのが妥当だと思うのです。

先生はインタビューで戦人出生の秘密は特に意味のないミスリードだと仰ったのですが、ミスリードなら、「今夜俺は殺されるかもしれない」は狂言殺人の芝居だったことになると思うのです。

>あえて分ける必要もないのではないでしょうか?
>意図的に犯人を幇助する行為をする人をひとまとめにして
>“共犯者”と呼んでしまって良いと思います

密室トリックを推理する視点、可能か不可能か考えるには、その考えは良いと思うのです。ただ我らの告白で描かれたように、狂言殺人の芝居のつもりで協力したのなら、純粋な犠牲者なのです。(金蔵の死亡隠蔽は別の問題として)
犯行に協力するものは明白な悪人であり、狂言の芝居のつもりで協力するのは明白な犠牲者であり、物語を考える上では、はっきり結論を出す必要になると思うのです。今は可能か不可能化のような話をしていますのですが、各EPのトリックを解く目途がついたらそこまで考えないといけないと思うのです。

>さらに困ったことにそういうことを言い出す輩に限って
>“盤上のミステリー”さえきちんと解けていないのです

ケーナさんだって、まだまだだと思うのですよ。もちろん、トップクラスの考察者だと思うのですが。EP1の話でもこれだけ問題点を指摘できるのです。
個人的には盤上のミステリーなど誰も解ける訳がないと思うのです。ただようやく、ゲーム盤のルール、構造が理解できてきた。やっと本当のスタート地点に辿り着けた気がするのです。
何か今までルールを知らないでチェスや将棋をやっていただけのような気もするのです。そのルールだって本当に正しいルールなのかも保障がない。

うみねこは拷問のように思えるのです。うみねこの考察が好きな人は拷問されるのが好きな人なんだと思うのです。
266: 名前: ケーナ:2012/05/29 05:45ID:fbzfIPpr
ちびゆかさん>>265

>>これらの赤字はどうでしょうか?
>>“全ての死体は、決して検死を誤らぬ。登場人物以外の死体は登場しない”
>検死というのが南條のような医師以外の観測結果にも該当するのか、
>これが解らないのですが。

そうなんですよね
だから今まで書かなかったのですが…

>>“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”
>これはそのままの意味だと思うのですが、

ここで注目して欲しかったのは
“身元不明死体は一切なく”の部分です
つまり園芸倉庫の顔面損壊死体は
間違いなくそれぞれの死体である
と解釈できないでしょうか?

>狂言殺人を行うフリをして、実際に殺してしまうという事件である、
>ということなのです。

この発想は僕にはなかったです
まさに目からうろこという感じです

ただ『我らの告白』の金蔵の書斎で5人を殺す場面
これが第一の晩に当たるのですが
普通に殺しています
僕はこれ「狭い室内で5人も一度に殺せるかなー」
と思ったのですが
園芸倉庫よりは広いでしょうから
これはこれで許容範囲でしょうか
(あくまで紗音が書いたミステリーですし
実際に可能はどうかは別問題です)

>我らの告白でも、狂言殺人のフリをさせることで、
>1人でも六連鎖密室という労力の掛かる殺人を成立させたのです。

あの六連鎖密室に関わった人たちは全員共犯者ですので
あの殺し方が一番都合が良かったと思います

>現場と思われる食堂は、血の海のような惨状ではなく、
>地味な血溜まりが幾つかあっただけと思うのです。
>銃で殺害した現場である可能性は低いと思うのです。

EP1のラストで夏妃が射殺された場面
“…夏妃伯母さんの額には、…まるで、ピジョンブラッドの煌きを一粒、あしらったかのよう。……そして、……そこから一筋の、………血の化粧が、目元を掠めて、表情を横断していく……。”
当たり所によってはこんな感じです

>食堂の血溜まりは狂言殺人の偽装の可能性が大きいと思うのです。

血溜りは2つでした
偽装なら6人分の血溜りを作ったと思います
僕はこれは読者に何があったか推理できる最低限の情報を与えるために
竜騎士07さんが出したヒントだと思いました

>犯行に協力するものは明白な悪人であり、
>狂言の芝居のつもりで協力するのは明白な犠牲者であり、
>物語を考える上では、はっきり結論を出す必要になると思うのです。

共犯者でも純粋に“金が欲しい”などの理由で
犯行に協力する人はいないと思います
『我らの告白』の蔵臼と夏妃のように
脅迫されてやむを得なく協力する人
熊沢などのように騙されて協力する人
どちらかしかいないと思うので
そのような意味で考えると“共犯者はいない”
ということになってしまいます

>ケーナさんだって、まだまだだと思うのですよ。
>EP1の話でもこれだけ問題点を指摘できるのです。

基本的にはきちんと答えを出したつもりなのですが
自分で考えるのと人から指摘されるのではやはり違いがありますね
何だかんだ言って僕がここまで辿り着けたのは
ちびゆかさん達
自分以外の考察者の存在が大きいと思います
1人ではKEIYAさんのように
阿呆な推理で終わっていたかもしれません

今後ともご指導ご鞭撻のほど
よろしくお願いします
267: 名前: ケーナ:2012/05/29 06:01ID:fbzfIPpr
ちびゆかさん>>262

一個答えるのを忘れていた問題がありました
>現実の世界の貸し金庫のカードの持ち主、
>南條の息子、熊沢の息子、次男夫婦の娘、
>このカードの持ち主と協力者の関係。
>単純に南條、熊沢、次男夫婦が買収されたと考えてよいのですか?

これはEP3で紗音が貸し金庫の暗証番号を
扉に書いたのと同じ意味です
紗音の予定では自分を含む全員が事故で爆死するはずでした
で大概の人は家族が丸ごと六軒島に来ていますので
遺族などいないのです
ところが上記の人たちは遺族が発生するため
その人たちに償いとしてお金が行くようにしたのです

ところがEP3では本来遺族の出ないはずだった
長女一家に遺族が出てしまいました
そこで急遽
遺族である絵羽にお金が行くようにしたのです

僕はこの遺族へのお金さえなければ
事件は全て事故で
犯罪の計画など何もなかったと考えることも
できたと思います
268: 名前: ちびゆか:2012/05/29 21:49ID:96DB0/7p
ケーナさん>>267
>ここで注目して欲しかったのは
>“身元不明死体は一切なく”の部分です
>つまり園芸倉庫の顔面損壊死体は
>間違いなくそれぞれの死体である
>と解釈できないでしょうか?

夏妃射殺の時点では確実に死体である、と思うのです。園芸倉庫で戦人が死体を観測した時点のことは解らないと思うのです。

>ただ『我らの告白』の金蔵の書斎で5人を殺す場面
>これが第一の晩に当たるのですが
>普通に殺しています

我らの告白の第一の晩は、直接の狂言殺人ではないのですが、奇襲というか騙まし討ちの部分はあると思うのです。労力の少ない殺人方法を行っていると思うのです。ショットガンのような銃で一気に5人を殺してしまうという、シンプルなスタイルなのです。
間接的には第一の晩も狂言殺人のシナリオに組み込まれていますのです。
「彼らは知らない。絵羽たち5人が本当に死んだ事さえ知らないのだ。
全ては、黄金を発見したベアトの茶番。5人もまた買収に応じ、茶番で死んだふりをしていると信じているのだ。
源次のような例外を除き、殆どの買収者たちは殺人事件に関わっていることを知らない方が扱い易い場合がある。ケースバイケース。」

ボクが「協力者」に犯行の協力者と狂言の協力者の二種類あり、それを理解する必要があるというのは、「ケースバイケース」のことなのです。

EP1の話に戻るのですが、第一の晩の5人の生死には、それほど拘ってなくて、他の協力者たちが狂言殺人の芝居だと思っているか、どうかが気になるところなのです。ケースバイケースらしいのですが、難しいと思うのです。

EP1の第一の晩の5人を殺害していると仮定すると、南條や秀吉は気付いてしまう可能性は高いと思うのです。気付かれると、用心し、後の展開が難しくなるのです。

>血溜りは2つでした
>偽装なら6人分の血溜りを作ったと思います
>僕はこれは読者に何があったか推理できる最低限の情報
>を与えるために竜騎士07さんが出したヒントだと思いました

ショットガンの散弾で5人を殺したと仮定した場合、もっと血の海のような惨状になると思うのです。床だけでなく壁なども散弾の痕跡が残ると思うのです。
我らの告白では、壁を爆破して大穴を開けたのですが、恐らく散弾の痕跡を消す為だと思うのです。

通常のライフル銃で5人を殺したと仮定した場合、5人を無力化するのに大きなリスクがあると思うのです。反撃される可能性が高いと思うのです。

どちらにしても食堂で5人を殺害するというのはスマートな方法ではないと思うのです。狂言殺人の芝居をやる為に5人を園芸倉庫に集めてから殺害する方法が最も合理的だと思うのです。
例えばロープで縛られた状態の死体役という狂言のシナリオを用意し、5人を無力化して殺害し、その後、じっくり凝った装飾を行う。食堂には偽装の血溜まりだけで、第一の晩を構築できるのです。

血溜まりの数は記述から確認できたのは二つですが、数にはあまり意味がないように思うのですが。確かに偽装にしては中途半端なのですが。

EP1の段階で竜騎士先生が用意してくれたヒント、これはやっぱり留弗夫のセリフ「俺は今夜殺されるかもしれない。」だと思うのです。
戦人出生の秘密がミスリードとなる以上、狂言殺人のセリフ、しかなくなりますのです。もともと紗音が戦人出生の秘密を知るはずがないので、狂言殺人の芝居はほぼ確定だと思うのです。

>脅迫されてやむを得なく協力する人
>熊沢などのように騙されて協力する人
>どちらかしかいないと思うので
>そのような意味で考えると“共犯者はいない”
>ということになってしまいます

既に書きましたのですが、「ケースバイケース」の問題なのです。
殺人を判っていて協力するケース、ただの芝居のつもりで協力するケースがあるのです。

>基本的にはきちんと答えを出したつもりなのですが
>自分で考えるのと人から指摘されるのではやはり違いがありますね

ルールを把握してなかった頃は指摘すらできなかったのです。ケーナさんにいろいろゲーム盤のルールを教えてもらったおかげなのです。

otomaさんが来たので、個別EPの話に切り替えたのですが、結構面白いのですね。問題点の指摘だけならボクにも何とかなりそうなのです。

>ところが上記の人たちは遺族が発生するため
>その人たちに償いとしてお金が行くようにしたのです

遺族が発生する、熊沢と南條は解りますのですが、次男夫婦は問題があると思うのです。6歳の縁寿は腹痛で突然キャンセルになったことになっているのですが。縁寿の腹痛による突然の欠席、これにどう対応するのですか?

>僕はこの遺族へのお金さえなければ
>事件は全て事故で
>犯罪の計画など何もなかったと考えることも
>できたと思います

貸し金庫のカードくらいしか証拠らしい証拠などないのですね。あとは偽書という怪文書なのです。
269: 名前: ケーナ:2012/05/30 05:41ID:3fZDu6n2
ちびゆかさん>>268

>夏妃射殺の時点では確実に死体である、と思うのです。
>園芸倉庫で戦人が死体を観測した時点のことは解らないと思うのです。

こうなるともはやお手上げです
ただ“精巧な模型”と“人格トリック”を組み合わせると
全てのEPでの全ての死体が否定できてしまうので
どうしようもなくなってしまうというのがあります

>ショットガンのような銃で一気に5人を殺してしまうという、シンプルなスタイルなのです。

不覚にも“散弾”という単語に気がついていませんでした
“45ロング・コルト弾”と“410ゲージショットシェル”
これらが場面によって使い分けられていると考えた方がよさそうです

>EP1の第一の晩の5人を殺害していると仮定すると、
>南條や秀吉は気付いてしまう可能性は高いと思うのです。

検死をしている南條を誤魔化すことは不可能だと思います
EP1にしても2にしても第一の晩が発覚した時点で
狂言だと思っていた人たちがいたとしても
殺人が実際に行われていることに気がついたはずです

>ショットガンの散弾で5人を殺したと仮定した場合、
>もっと血の海のような惨状になると思うのです。
>床だけでなく壁なども散弾の痕跡が残ると思うのです。

“…あの惨状を思えばそれは決して派手ではない。…しかし冷静に考えたなら、これは相当の出血を物語るのに間違いなかった。”

とのことですからそれなりの出血があったことが確認できます
また蔵臼が銃口を押し付けられて側頭部を吹っ飛ばされたなら
弾丸は頭の中に留まり周辺への被害はなかったと考えられます
あとはもう1人 同じように殺せば良いと思います
(血溜まりは2つですからあの場で殺したのは2人です)

>狂言殺人の芝居をやる為に5人を園芸倉庫に集めてから
>殺害する方法が最も合理的だと思うのです。

確かにそうなのですが
本文中からそれを読み取ることが出来ない以上
もはや“考察”ではなく“推察”になっていると思います

>EP1の段階で竜騎士先生が用意してくれたヒント、
>これはやっぱり留弗夫のセリフ「俺は今夜殺されるかもしれない。」だと思うのです。

これはメッセージボトルにはなかった内容だと思います
ゲームマスターのベアトが拡張する際に付け足した内容だと考えるのが
妥当です

>遺族が発生する、熊沢と南條は解りますのですが、
>次男夫婦は問題があると思うのです。
>6歳の縁寿は腹痛で突然キャンセルになったことになっているのですが。

そもそも紗音のメッセージボトルにも縁寿は登場しないと考えられます
おそらく登場人物をチェスの駒の数と同じ16人にしたかったため
一番来ない確率の高かった縁寿を来なかったことにしたところ
それがうまく的中したのでしょう

“「あなた(縁寿)が寝込んだのは1986年10月3日。そしてベアトのゲーム盤は10月4日から切り取られている。……あなたには体調を崩さない可能性が与えられていない。…つまり、あなたは本来、絶対にゲーム盤に上がれない存在なのよ。」(ベルン)(EP4)
緊張して体調を崩しやすかった縁寿が、何度も六軒島へ行けたとは思えない。(EP8)”

ということですから
あらかじめ縁寿が来ないことは予想でき
3日の午前中に縁寿欠席の連絡があったなら
3日のうちに新島に行き 郵便を出すことが可能です
270: 名前: ちびゆか:2012/05/30 22:18ID:76lNDRcy
ケーナさん>>269
>ただ“精巧な模型”と“人格トリック”を組み合わせると
>全てのEPでの全ての死体が否定できてしまうので
>どうしようもなくなってしまうというのがあります

精巧な模型というのは理論上ありえるというだけの話で、手がかりがなければ模型というのはないと思うのです。
本物の死体か死んだフリかどちらかだと思うのです。南條は検死の誤診をしなくても、嘘はつけるので、どちらの可能性もあると思うのです。

>不覚にも“散弾”という単語に気がついていませんでした
>“45ロング・コルト弾”と“410ゲージショットシェル”
>これらが場面によって使い分けられていると考えた方がよさそうです

一つのライフル銃で散弾と通常の弾丸を使い分けることは可能なのですか?銃に関しては殆ど知識がないのです。

>とのことですからそれなりの出血があったことが確認できます
>また蔵臼が銃口を押し付けられて側頭部を吹っ飛ばされたなら
>弾丸は頭の中に留まり周辺への被害はなかったと考えられます
>あとはもう1人 同じように殺せば良いと思います
>(血溜まりは2つですからあの場で殺したのは2人です)

その殺害方法が労力、リスクの面からスマートではない、と思うのです。
血溜まりが二つあっただけで、食堂で二人を殺したというのも短絡的なのです。

>確かにそうなのですが
>本文中からそれを読み取ることが出来ない以上
>もはや“考察”ではなく“推察”になっていると思います

EP1だけの記述から狂言殺人を導くのは難しいと思うのです。
うみねこ全体で考えた場合、第一の晩は嘘、狂言が関わっているのです。EP5、6は明らかに芝居のような事をしている。我らの告白でも狂言殺人の芝居が明確に出たのです。ゲーム盤として狂言殺人の芝居のルールは十分ありえると思うのです。
留弗夫のセリフ「俺は今夜殺されるかもしれない。」これも明確に狂言殺人の芝居を示すものである可能性は高いのです。
先生がインタビューで、バトラ出生の秘密はミスリードであるという発言。そして、EP1の世界を生み出したとされる紗音にはバトラ出生の秘密は解らない、
したがって狂言殺人の芝居のセリフだと十分考えられるのです。そもそも第一の晩の具体的描写、赤字の情報はないのですから、推論の部分もどうしても出てきてしまうのです。

>これはメッセージボトルにはなかった内容だと思います
>ゲームマスターのベアトが拡張する際に付け足した内容
>だと考えるのが妥当です

この三行こそ、推論の最たるものなのです。どうやって判断するのですか?
基本的に算数パズルでは不確定なものは0と同じなのです。根拠となる記述があるのですか?

>一番来ない確率の高かった縁寿を来なかったことにしたところ
>それがうまく的中したのでしょう

どうも算数パズルの解としてはいい加減なような気もするのですが,ボクも解らない以上、特に反論はできませんなのです。

EP1の第一の晩のボクの意見はほぼ出してしまったので、そろそろ第二の晩にいきたいのです。単純に5人の生死は確定できない、狂言の芝居の可能性あり、
こんなところなのです。手がかりも多少は出したと思うのです。

「第1のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人の骸は鎖で守られし密室に。」
「幻は幻に。……幻の鎖は、幻しか閉じ込めない。」

EP4「二人は他殺である!密室構築後に片方を殺害の後に自殺したのではない!また、殺人は執行者、犠牲者が共に同室して行われた!執行者が室外から殺害する手段は存在しない!」
「身元不明死体について、その身元を全て保証する」

ここからやっと赤字がでてくるのですね。単純なようですが、厳しい目で見るといろいろ出てきそうなのです。
単純に密室構築前なら片方を殺害できるのですね。
271: 名前: ケーナ:2012/05/31 05:34ID:fckZGizL
ちびゆかさん>>270

>精巧な模型というのは理論上ありえるというだけの話で、
>手がかりがなければ模型というのはないと思うのです。

“ノックス第8条。提示されない手掛かりでの解決を禁ず”ですね

僕としては探偵である戦人が
“生きているとは考えられない”と判断した死体は
死んでいると判断させて欲しいです
(例えば 顔面損壊 腹部切開 杭が刺さっている
肉体に銃痕と思わしき穴が開いている)
そうでないと話が進まない気がします

>一つのライフル銃で散弾と通常の弾丸を使い分けることは可能なのですか?

“ガチャポン”で考えて欲しいのですが
外見は一緒でも中身は“ガチャポン”によって違いますよね
大きなスーパーボールが1個入っているのが
普通の銃弾で
パチンコ玉が沢山入っているのが
散弾です

『我らの告白』にもう一度銃を使う場面があるのですが
以下のように描写されています
“ベアトは絞殺道具を仕舞うと、次に傍らのライフルを取る。そして熊沢のふくらはぎの辺りに狙いを付け、引き金を引いた。銃声は軽い。……ドラマや映画で聞くような、ドギューンなどという音ではない。せいぜい、シャンパンの栓を抜いたくらいの音だった。しかし、血の塊が飛び、そこにはぶくぶくと血の溢れ出す痛々しい穴が穿たれた。”

これはおそらく散弾ではないでしょう
また“ウィンチェスターM1894 ソードオフ”のTIPSで以下のように書かれています
“金蔵の趣味で45ロングコルト弾が使用できるようになっている”

この“45ロングコルト弾”は散弾ではありません
僕も場面によって銃の威力に差があることが気になり
色々勉強してみたのですが
まさか『我らの告白』に普通に答が書かれていたとは…
考察を書き直します

>血溜まりが二つあっただけで、食堂で二人を殺したというのも短絡的なのです。

これは逆に考えて欲しいのですが
どのような状況なら相当量の出血を想定できる
2つの血溜まりが出来るのでしょう?
偽装なら本来5人しかいない被害者を
6人に見せかけることが出来るため
6つの血溜まりを作るはずですし
これが3つなら残りの被害者(2人)では
運べなくなります

殺害に際して2つの血溜まりが発生する時点で
2人を殺してその死体を
残りに運ばせたと考えざるを得なくなるのです

>>これはメッセージボトルにはなかった内容だと思います
>>ゲームマスターのベアトが拡張する際に付け足した内容
>>だと考えるのが妥当です
>この三行こそ、推論の最たるものなのです。どうやって判断するのですか?

EP5における“「《赤:第4のゲームにおける、俺が、母親明日夢の息子でないとする赤き真実。第1のゲーム及び今回のゲームにおける親父の隠し事の気配。特に今回のゲームでは、俺の生まれに何か事情があることをはっきり明示している。》」”(戦人)
により各EPにおいて留弗夫が話そうとした内容は“ある事実”に関することが示されています
そしてEP8において“戦人は明日夢の息子ではなく霧江の息子である”ことが明かされます
これはおそらく紗音には知りようのない情報です

>>一番来ない確率の高かった縁寿を来なかったことにしたところ
>>それがうまく的中したのでしょう
>どうも算数パズルの解としてはいい加減なような気もするのですが,ボクも解らない以上、特に反論はできませんなのです。

正直 僕も説明に困るところです
これも“運命のルーレット”の一つなのかもしれません
もしかしたら縁寿が来ていたら事件は起きなかった?

>「第1のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人の骸は鎖で守られし密室に。」
>「幻は幻に。……幻の鎖は、幻しか閉じ込めない。」

これは推理したのをそのまま貼り付けます
“紗音は“今後の計画の打ち合わせ”という名目で秀吉夫婦を訪ねたと考えられます。秀吉はシャワー中ですが、紗音は“既に死んでいる”ため、人に見つからないうちに絵羽は紗音を部屋に招き入れます。紗音は隠し持っていた拳銃で二人を殺害後、普通に部屋を出たと考えられます。嘉音として再度訪れた時にはそもそもドアチェーンなど掛かっていなかったのです。後は部屋に入ってからドアチェーンをかけ、チェーンカッターでチェーンを切断したと考えられます。そのため“幻の鎖”です。”
272: 名前: ちびゆか:2012/05/31 22:50ID:8f5tDJnP
ケーナさん>>271
ふふふ。鬼炎さんのサイト見たらボクたち怒られてたのです。態度が凄い悪いみたいなのです。ケーナさんは特に他の考察者に対する敬意がない発言が多いので、直した方が良いと思うのです。ボクは元がバカなので、バカなのは直せないのです。

>僕としては探偵である戦人が
>“生きているとは考えられない”と判断した死体は
>死んでいると判断させて欲しいです

EP5でドラノールが「誤認不可能な遺体」という表現をした以上、誤認可能な遺体もありえるかと思うのです。
あと出題編を厳しい始点で再検証したいという目的なので、あえて探偵といえど観測しただけで死亡を保障できるものではない、というスタンスで考えようかと思うのです。

>そうでないと話が進まない気がします

ボクは話を進めることより、戻す方が好みなのです。

>これはおそらく散弾ではないでしょう
>また“ウィンチェスターM1894 ソードオフ”のTIPSで以下
>のように書かれています
>“金蔵の趣味で45ロングコルト弾が使用できるようになっている”

銃の知識は殆どないので、ありがとうなのです。一つのライフル銃でも散弾と通常の弾丸を使い分けできるのですね。

>まさか『我らの告白』に普通に答が書かれていたとは…
>考察を書き直します

ふふふ。壁に大穴を開けたのは、どう考えていたのですか?
「銃創の跡が見つからないように、その部位は丹念に破壊しておく」
散弾なら部屋の壁も銃創だらけになるのです。破壊するのが手っ取り早いと思うのです。

>殺害に際して2つの血溜まりが発生する時点で
>2人を殺してその死体を
>残りに運ばせたと考えざるを得なくなるのです

探偵戦人が血溜まりを観測した以上、血溜まりが存在した、という意味でしかないのです。ただその血溜まりが本物である保障はないと思うのですが。

疑問点を出せば、園芸倉庫の遺体の着衣が血だらけになっていたという記述はないのです。相当の出血量があったなら、着衣にも血が付くと思うのです。
食堂自体も犯行の現場なら、血飛沫が飛んだり、足跡が付いたり、血溜まりを擦った跡が付いたりすると思うのですが。
これらの問題も偽装なら、血の塗料を流すだけなので、解決するのです。

>EP5における“「《赤:第4のゲームにおける、俺が、母親明日夢
>の息子でないとする赤き真実。第1のゲーム及び今回のゲーム
>における親父の隠し事の気配。特に今回のゲームでは、俺の生まれ
>に何か事情があることをはっきり明示している。》」”(戦人)

メタ戦人の推理に過ぎないと思うのです。EP1の「親父の隠し事」の気配がEP5と同一である保障はないと思うのです。EP1はヤス、EP5は八城、二人の執筆者の解釈の違いがあると思うのです。
ヤスは狂言殺人の芝居として、留弗夫のセリフ「俺は今夜殺されるかも~」を執筆し、後世の偽書作家八城はそれを戦人出生の秘密に変えてしまった。(故意に変えたかどうかは不明)
ボトメに「俺は今夜殺されるかも~」が存在しないと断定はできないのです。

>正直 僕も説明に困るところです
>これも“運命のルーレット”の一つなのかもしれません

母親の霧江が明白な協力者なら、食事に細工でもして、確実に欠席にできるのです。まあそこまでやるとは思えないのですが。

「第1のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人の骸は鎖で守られし密室に。」
「幻は幻に。……幻の鎖は、幻しか閉じ込めない。」

普通に紗音の犯行の解釈でも疑問は特にないのですが、一応、死亡誤認可能な遺体なのです。戦人がきた時には南條の検死も終わっていて、探偵の主観からは特に保障できるものはないのですね。ドアの魔方陣くらいなのです。
戦人が来る前に殺すか、夏妃が部屋を封印し戦人がいなくなってから殺すかのどちらかになると思うのです。嘉音死亡後に紗音が自由になるなら、封印後に殺害でもいいと思うのですが。手がかりがないと思うのですが。

無茶苦茶なものなら、譲治が犯人というものも面白いのです。
まず、絵羽が秀吉を殺害し、自分は死んだフリ、その後、譲治が部屋に飛び込み絵羽を殺害。その直後、戦人、朱志香到着。
「嘉音が語らなくとも、部屋に飛び込んだ譲治の叫び声で、彼らは全てを理解するのだった。「うわあああ!誰がッ、誰がこんなことをッ!殺してやるッ、殺してやるッ!」
譲治にも一瞬のチャンスがあるのですが。

「譲治は絵羽のベッドの傍らに崩れ落ち、母の面影の前でベッドに顔を埋めながら号泣する。そして何度も何度も握りこぶしをベッドに打ちつける。」
ここにもチャンスがあるかもしれないのです。なんかネタみたいなのですが、真剣なのです。

戦人が見ていないなら何でもありって感じなのです。
273: 名前: ケーナ:2012/06/01 07:26ID:f4o8N7G/
ちびゆかさん>>272

>ケーナさんは特に他の考察者に対する敬意がない発言が多いので、
>直した方が良いと思うのです。

これはわざとやっています
僕が偉そうな態度をとっていれば
「こいつの高い鼻をへし折ってやる」
と挑んでくる人がいると思うのです
僕に対して腹を立てて
そのうえで陰口しか叩けない連中は
その程度の考察しかできていないということです
そんな連中のことを気にかけるつもりはありません

いっそのこと“ケーナ”の前に
ちびゆかさんが命名してくれた
“日本一の至リスト”という
通り名でもつけようかというくらいです

まあ正直 僕はKEIYAさんにも
『真相解明読本』に名前があった考察者連中にも
がっかりしているのは間違いないことで
本来ならば表に出さないそういう態度を
あえて表に出しているだけのことなのですが…

>誤認可能な遺体もありえるかと思うのです。

EP3の紗音の死体
“そこには、胸元を血で真っ赤に染めた紗音が横たわっていた……。”
戦人がこれを目撃したわけではありませんが
これならば探偵である戦人が目撃しても
“死体である”と誤認しても問題はないかと思います
実際 後で以下のように目撃しています
“譲治の兄貴は、紗音ちゃんの遺体と一緒に倒れていた。”

>ボクは話を進めることより、戻す方が好みなのです。

困った人ですが
貴方がいてこその僕なので
お付き合いします

>壁に大穴を開けたのは、どう考えていたのですか?

「単なる演出かなー」と…
僕も銃に詳しいわけではないのですが
“散弾”といってもそれほど広範囲には広がらないと思います
調べてみたら“2メートルの距離で直径6センチほど”と書いてありました

“腹を引き裂かれ、腸をぶちまけたまま横たわる無残な犠牲者たち”
とありますから 逆に言うとその程度の偽装でごまかせる程度の
銃創しか残らないわけです

また 爆発によって死体が損壊した描写もなかったことですし
なにより
“この場に蔵臼と夏妃もいて、この一部始終を目撃したものとする。なら、彼らの服に埃を浴びせて少し汚しておいた方がいいだろう”
とのことですから爆発による死体への影響はなかったものと思います

>疑問点を出せば、園芸倉庫の遺体の着衣が
>血だらけになっていたという記述はないのです。

このあたりは“雨に濡れた描写がない”ことと同じではないでしょうか
どうせ死体を損壊する時にある程度血は飛び散りますし
出血が収まってから損壊部にタオルでも押し当て
ビニールで包めば血による汚れも気にしなくて済むと思います

>留弗夫のセリフ「俺は今夜殺されるかも~」

これは竜騎士07さんが対談で書いているのがそのまま答えだと思います
“(聞き手)留弗夫が臭わせていた戦人についての謎が遂に明かされたことで、ひとつすっきりした感じがしました。
あの留弗夫のセリフは直接本編に関わる要素ではなく、推理をミスリードさせるための1つの罠ですね。『Ep5』に出てきた19年前の男の正体は自分だという戦人の推理は、そのミスリードに基づく仮説のひとつですから。議論が広がるようにするために配置したんです。”

ただ ちびゆかさんの以下の考えは
なかなか面白いと思います

>ヤスは狂言殺人の芝居として、留弗夫のセリフ「俺は今夜殺されるかも~」を執筆し、
>後世の偽書作家八城はそれを戦人出生の秘密に変えてしまった。

こういった“メッセージボトル及び偽書の書き手”と
“物語への拡張者”の意図の食い違いというのは
ありえるかもしれません

>母親の霧江が明白な協力者なら、食事に細工でもして、
>確実に欠席にできるのです。

あるいは紗音が「縁寿ちゃんに」と
傷んだお菓子でも送っていたりして…

>「第1のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人の骸は鎖で守られし密室に。」
>「幻は幻に。……幻の鎖は、幻しか閉じ込めない。」
>死亡誤認可能な遺体なのです。

ここは肉体に銃創が確認できるということで
“探偵による検死”と認定させてください

>無茶苦茶なものなら、譲治が犯人というものも面白いのです。

そんなちびゆかさんには以下のやり取りを贈らせてください
“「ホワイダニットを大切にしない推理小説ってのは、何だか一味足りないように思う。……いや、つまらないって言ってんじゃない。……何て言うのか、……一番大切なものが足りないような気がするんだ。」(戦人)(EP7)
「一番大切なものが、足りない……?」(ヤス)
「心だよ。心が、足りない。」(戦人)
「………心………。」(ヤス)
「人の心ってのは、すごく重要だと思うんだ。人間が、殺人を決意し、計画し準備し、実行に踏み切るには、ものすごい大きな心の力が必要なはずなんだ。人は、心で動いてるんだぜ。」(戦人)”

>戦人が見ていないなら何でもありって感じなのです。

これは確かにそうですね
274: 名前: ちびゆか:2012/06/01 22:39ID:bdl6yqlO
ケーナさん>>273
>本来ならば表に出さないそういう態度を
>あえて表に出しているだけのことなのですが…

能ある鷹は爪を隠す。

ボクは去年の春頃から2chでうみねこの意見などを始めて書き込むようになったのです。その時であった「イタリスト」という人に憧れて、ボクも真剣にうみねこの考察をやってみようと思ったのです。心の師匠のような人なのです。
まずwikiを読め、とか推理は面白ければよいが、根拠があれば尚よい、とか精神的な部分を教えて貰ったりしたのです。
その人はやたらに他人を批判するような人でなく、堂々と持論を述べる人だったのです。初心者だったボクにはとてもかっこよく思えたのです。

基本的に他人の批判をするのはカッコ悪いのです。ボクは一応、その人みたいになろうと努力はしているのです。ふざけたことは言っても、批判はしないように心がけていますのです。

>これならば探偵である戦人が目撃しても
>“死体である”と誤認しても問題はないかと思います

基本的に誤認不可能死体というのは首と胴体が離れているとか、そういうものだと思うのです。探偵というのは嘘はつかない駒という認識なのです。

>困った人ですが
>貴方がいてこその僕なので
>お付き合いします

再検証というのは建前で、通説を壊すことを目指していますのですが、お願いしますのです。

>“散弾”といってもそれほど広範囲には広がらないと思います

銃身を短く切り詰めたライフルでは広範囲に広がるように思えるのですが。そのあたりを考えると散弾の一発で5人を無力化できる可能性はあると思うのですが。

>とありますから 逆に言うとその程度の偽装でごまかせる程度の
>銃創しか残らないわけです

一発もしくは数発の散弾で射殺する以上、全て人間だけに命中するということはありえないと思うのです。どうしても壁に銃創が残ります。壁の銃創を隠す為に爆破して大穴を開けたと考えているのです。
もちろん人間の遺体の銃創は用意していた工具で隠すのです。

>このあたりは“雨に濡れた描写がない”ことと同じではないでしょうか

雨と血は全く別の問題なのです。
園芸倉庫の件より、食堂を犯行現場と考える方が理不尽さはあるのです。
血溜まり二つ以外の痕跡を残さず、二人を殺害し、残りを園芸倉庫まで誘導するのは不可能に近いと思うのです。しかも面子は蔵臼、留弗夫、霧江、楼座、郷田と曲者が揃ってるのです。周りに血をつけないように配慮している余裕などないと思うのです。

>ただ ちびゆかさんの以下の考えは
>なかなか面白いと思います

面白いじゃ済まないのです。罠と竜騎士先生と仰ってるのです。戦人出生の秘密はミスリードと認めただけで、狂言殺人のことは全く触れていないのです。

>ここは肉体に銃創が確認できるということで
>“探偵による検死”と認定させてください

どういう意味なのですか?
「わ、わかっとる。死斑は出取らんな。死後硬直も始まっておらん。恐らく、殺されてから一時間経ったかどうかということだろう。しかし、このような柄の短い凶器で頭蓋骨を。考えられん。」
脈拍や瞳孔の確認をし、南條は二人が絶命していることを改めて確認する。

南條は刺さっている凶器を抜こうかと考えたが、なるべく現状を保持して警察に引き渡した方がいいと判断し、手をつけないことにした。」

探偵のいない場面なのですが、銃創は確認できないのです。
あと基本的に銃創の一つや二つあったところで誤認可能死体であると考えているのです。南條が嘘を吐いている可能性はあるのです。

第二の晩に於いても、狂言殺人の芝居の可能性は理論上はあると思うのです。
夏妃が部屋を封印後に二人を殺害でもいいと思うのです。南條さえ共犯ならどちらでも良い問題なのですが。

取り合えず先に進みますのです。
「第1のゲーム、第四の晩。密室書斎の老当主は灼熱の窯の中に。」
「幻は幻に。……幻の男は、あるべきところへ。」
「第1のゲーム、第五の晩。杭に胸を捧げし少年の最後。」
「幻は幻に。……幻想の魔女と杭は、幻想しか貫けない。」
「第1のゲーム、第六、第七、第八の晩。歌う少女の密室に横たわる3人の骸。」
「幻は幻に。……盲目なる少女が歌うは幻。密室幻想。」

金蔵に関しては、特に疑問はないのです。
嘉音の人格死?これは面倒な感じなのです。
源次、熊沢、南條の死は、最後の夏妃と魔女の決闘の解釈にも関係しそうなのです。

>「心だよ。心が、足りない。」(戦人)

動機は後回しなのです。
275: 名前: ケーナ:2012/06/02 18:00ID:6fQB9Z9i
ちびゆかさん>>274

>基本的に他人の批判をするのはカッコ悪いのです。

確かに僕自身
今の自分が美しくないことは自覚しています
ただ 現状ではある程度悪者にならざるを得ないのかな
と思い 今のように振舞っていますが
ちびゆかさんの尊敬を勝ち取れるよう
努力してみようと思います

>基本的に誤認不可能死体というのは首と胴体が離れているとか、
>そういうものだと思うのです。

EP6で以下のように書かれています
「ヱリカ卿は、確かに写真並みの驚くべき記憶力をお持ちデス。……それは探偵権限と組み合わさることで、何物にも欺かれぬものと成り得マシタ。」(ドラ)
「極論、今のヱリカ卿は、どれほど検死をしようとも、死んだフリを見破れない可能性が常に残るということです。全ての状況を個別に確定させるためにも、戦人に復唱要求をする必要があるでしょう。」(ドラ)
……つい先ほどの戦いでヱリカが頭を悩ませた、犠牲者たちの検死。探偵宣言を以っての検死ならば、100%生死を特定できる。

ですから探偵である戦人が死体の状態を確認し
「これは致命傷だ」という傷があったなら
それはまぎれもない死体だということです

>そのあたりを考えると散弾の一発で5人を無力化できる可能性はあると思うのですが。

そもそも“散弾”とはどのように使われるかといいますと
遠方にいる鳥などを撃つ時に弾着範囲を広げることで
多少相手が動いても撃ち漏らさないようにします

こんな室内で使ってもあまり意味はないのです
では何の為に使ったのかといいますと
“弾の威力を弱めるため”ではないでしょうか

貫通力があると想定される45ロングコルト弾を使用した場合
当たり所が悪いと貫通した弾により室内に弾痕が残ってしまう可能性があります
そうしないために威力の弱い散弾を使ったのだと思います

>血溜まり二つ以外の痕跡を残さず、二人を殺害し、残りを園芸倉庫まで誘導するのは不可能に近いと思うのです。
>しかも面子は蔵臼、留弗夫、霧江、楼座、郷田と曲者が揃ってるのです。周りに血をつけないように配慮している余裕などないと思うのです。

この5人のうち危なそうなのは蔵臼と霧江くらいです
不意討ちでこの2人を取り除くことが出来れば
あとは銃で脅すことで無力化できると思います
手は出させないにしても源次にも銃を持たせて
威嚇させるくらいでは出来るでしょうし…

死体を背負った状態からいきなり攻撃するのは不可能ですから
移動中も死体を背負う2人を警戒する必要はなく
残りの1人さえ気をつけていれば良くなります

>戦人出生の秘密はミスリードと認めただけで、狂言殺人のことは全く触れていないのです。

狂言なら血溜まりの数は0か6です
2にはなりません

>>ここは肉体に銃創が確認できるということで
>>“探偵による検死”と認定させてください
>どういう意味なのですか?

勘違いしていました
この時は杭が刺さっていたのですね
ただ杭が刺さっていては探偵でなくても
死亡を確定できるのではないでしょうか?

>金蔵に関しては、特に疑問はないのです。

ということなので飛ばさせてもらって

>「第1のゲーム、第五の晩。杭に胸を捧げし少年の最後。」
>「幻は幻に。……幻想の魔女と杭は、幻想しか貫けない。」

一応以下の赤字があるのですが
“・(第五の晩において)全ての生存者にアリバイがある! さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!
・嘉音は自殺ではない。嘉音は事故死ではない!”

そもそも“嘉音は死亡している”という赤字がないため
赤字をいくら重ねたところで意味のないことです
(あったところで“人格死”で抜けられますが…)
これは嘉音の自作自演です

>「第1のゲーム、第六、第七、第八の晩。歌う少女の密室に横たわる3人の骸。」
>「幻は幻に。……盲目なる少女が歌うは幻。密室幻想。」

これは前に説明しましたので省略します
276: 名前: ちびゆか:2012/06/02 22:39ID:1bTLkKeb
ケーナさん>>275
>ちびゆかさんの尊敬を勝ち取れるよう
>努力してみようと思います

かっこいい考察者を目指す方が良いと思うのです。ここは一応一日に何百という人が見ているみたいなので、(多い時500くらい、少ない時200くらい)
ケーナさんがかっこいい考察者であれば、どんどん集まってくるのです。

いっそ「僕」を「私」、語尾を「ですわよ」、とかに変えて見るのも良いと思うのです。
例「わたくし、他の考察者を追い越してしまったのですわよ。をーほっほっほっ

この方がかっこいいと思うのです。「ケーナ」というのは声優のかないみかを思わせる予感、そしてボクの「ちびゆか」は当然、ゆかりん。時空を超えて梨花と沙都子の再会を暗示しているような、運命的なものがあると思うのです。

我らの告白で、奇人にしか読めない奇書とあり、インタビューでも女性の方が至った方が多いという先生の発言。これらの先生の御言葉に忠実であるべきだと思うのです。

>ですから探偵である戦人が死体の状態を確認し
>「これは致命傷だ」という傷があったなら
>それはまぎれもない死体だということです

検死と観測は違うのです。検死というのは脈を取ったり、瞳孔を確認したりする行為なのです。探偵自身で脈を取ったり、瞳孔を確認した場合は確実に死亡を断定できる「検死」になるのです。

基本的に探偵が観測を誤認することは可能なのです。
「それは風雨になびくシートか何かを、あなたが誤認しただけの可能性がありマス。ノックス第9条を示す伏線とはなり得まセン…!! 誤認は全ての観測者に許された権利デス!! 」(EP5)
このことから、探偵を含む全ての観測者が誤認をする可能性をはっきりと認められているのです。

「ノックス第8条、提示されない手掛かりでの解決を禁ズ! これまでのあなたは探偵デシタ! そのあなたが今回は探偵でなく、私見を交える観測者であったことは示されていたのデスカ!! それがない限り、あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!」(EP5)

ただし、探偵が観測を誤認した場合は、誤認結果をあたかも真実のように描写することを「作者」に許しているのです(探偵の主観の中では誤認内容を真実だと思い込んでるはずなのです)。

>貫通力があると想定される45ロングコルト弾を使用した場合
>当たり所が悪いと貫通した弾により室内に弾痕が残ってしまう
>可能性があります
>そうしないために威力の弱い散弾を使ったのだと思います

その発想はおかしいのです。散弾を使う方がはるかに室内に銃創が残る可能性が高いと思うのです。銃身を切り詰めたライフル銃なら尚更なのです。

銃身の切り詰めたライフル銃の散弾で一気に5人を無力化。その後、死体に残った銃創は工具で隠し、壁の銃創は爆薬で破壊し隠す。
特に問題はないと思うのですが。散弾の着弾範囲については、銃身が切り詰めているので、広くなると思うのです。一発で無力化できなければ、二発、三発と続ければ問題ないと思うのです。
散弾を使う意味は、単独でも確実に5人を無力化できる力だと思うのです。

>不意討ちでこの2人を取り除くことが出来れば
>あとは銃で脅すことで無力化できると思います

そういう問題ではないのです。相当量の血液の流出を予想される殺人行為を、血溜まり以外の痕跡を残さずに遂行するのは事実上不可能である、ということなのです。血を擦った跡、血飛沫、血溜まりを踏めば足跡が残る、血が衣服に付く、
様々な痕跡が残るはずなのです。

>狂言なら血溜まりの数は0か6です
>2にはなりません

0でも良いし、6でも良いし、百でも良いし、2でも良いのです。2であることが狂言殺人の偽装を否定する根拠にはならないのです。2だからこそいろいろな想像、疑念が起こり、良い演出だと思うのです。

>ただ杭が刺さっていては探偵でなくても
>死亡を確定できるのではないでしょうか?

探偵でなければ嘘を吐いている可能性があるので、死亡は確定できないのです。

>そもそも“嘉音は死亡している”という赤字がないため
>赤字をいくら重ねたところで意味のないことです
>(あったところで“人格死”で抜けられますが…)
>これは嘉音の自作自演です

EP1「床には、嘉音くんが残した血溜まりが残っている。そのおびただしい出血量と、~」
当然、嘉音の自作自演なら偽装なのですが、食堂の件と同じで血溜まりしか探偵は観測していないのです。血溜まり=殺人ではないのです。

ラストの夏妃と魔女の決闘、あえてこっちから考えますなのです。
“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”
この赤字の解釈はどう考えていますのですか?
277: 名前: ケーナ:2012/06/03 09:04ID:bdqUu1CC
ちびゆかさん>>276

>ここは一応一日に何百という人が見ているみたいなので、

そうなんですよね“見ている”人がいるのは間違いないです
(たまにポップコーンが飛んできますし)
僕だったら“見ているだけ”なんて我慢できないですけどね
僕みたいな偉そうな人間がいたら“論破してみたい”と思いますし
ちびゆかさんと考察を戦わせるのはとても楽しいです

>いっそ「僕」を「私」、語尾を「ですわよ」、とかに変えて見るのも良いと思うのです。

流石に今からキャラを変えるわけには…

>そしてボクの「ちびゆか」は当然、ゆかりん。

これは気がついていませんでした
僕の“ケーナ”はペルーの民族楽器です
音の響きが気に入っているという理由で
使っています

>検死と観測は違うのです。

これは確かにそうだと思いますが
困ったことにEP1~4の戦人は“自分は探偵である”
と自覚していないため
その能力を完全には発揮できていません
ですから戦人の行動が探偵としてどういう意味を持つのか
ある程度我々で補完するしかないでしょう

>基本的に探偵が観測を誤認することは可能なのです。

“紗音と嘉音の変装に気がつかない”
ということと
“観測を誤認する”
ということはまた違うのではないでしょうか?
僕は傷の偽装などは
探偵である戦人には通じないのだと思います

>散弾の着弾範囲については、銃身が切り詰めているので、広くなると思うのです。

銃身の長さと着弾範囲に直接的な因果関係はないのではないでしょうか
ライフルの銃身が長いのには2つの理由があると思います
一つは火薬の爆発エネルギーを最大限まで弾丸に伝えるため
もう一つは銃身に弾丸を横回転させるための溝を掘り込み
弾丸を横回転させ 軌道を安定させるため
いずれも着弾範囲に大きな影響を及ぼすことはないと思います

>相当量の血液の流出を予想される殺人行為を、
>血溜まり以外の痕跡を残さずに遂行するのは事実上不可能である

以下は『最期の告白』でベアトが熊沢を撃った時の場面です
“血の塊が飛び、そこにはぶくぶくと血の溢れ出す痛々しい穴が穿たれた。”
生きて立っている蔵臼の側頭部に同じことをしたとすると
まず蔵臼は倒れます
そして倒れた蔵臼の頭からは血が流れ出し血溜まりになります
しばらくして血が止まってから銃創にタオルを押し当て
頭全体にビニール袋をかぶせてしまえば
血で周囲を汚さない蔵臼の死体と血溜まりだけが残ります
あとはそれを郷田に背負わせて園芸倉庫に向かいます
園芸倉庫では顔面をぐっちゃんぐっちゃんに叩き潰しますので
血が飛び散り 食堂での惨劇の血痕が残っていたとしても
それに紛れて分からなくなります

>2であることが狂言殺人の偽装を否定する根拠にはならないのです。

それは確かにそうなのですが
あの場面では誰も血溜まりが2つであることについて重要視しませんでしたし
その後もまったく触れられませんでした

つまり“物語の中”で意味があるのではなく
“物語の外”で意味があるのです

だからこそ僕はあれは竜騎士07さんが
我々に事件の状況が推理できるように残した
ヒントなのだと考えています

>>ただ杭が刺さっていては探偵でなくても
>>死亡を確定できるのではないでしょうか?
>探偵でなければ嘘を吐いている可能性があるので、死亡は確定できないのです。

後のボイラー室の場面で以下の描写があります
“絵羽伯母さんたちの時は、少々残酷だが、現場保全の意味もあり、凶器は突き刺さったままの状態にされた。
 …だからこうして、完全な状態で凶器全体を見るのはこれが初めてだった。”

これは戦人の“語り”です
つまり直接的には描写されませんでしたが
戦人は絵羽と秀吉に杭が刺さっているのを目撃しています

>血溜まり=殺人ではないのです。

偽装もあれば本当の殺人もあるわけです

>“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”
>この赤字の解釈はどう考えていますのですか?

紗音が夏妃を射殺しました
紗音は死体がないため“身元不明死体”に該当しませんし
そもそも死んでいません
“生存者”というのはこの時点での“生存者”である
戦人 譲治 朱志香 真里亞 を指すと考えられます
つまり“生存者も全員がアリバイがある”というのは
“生存者(である戦人、譲治、朱志香、真里亞いずれ)も全員がアリバイがある”
を略したものです
278: 名前: ちびゆか:2012/06/03 22:29ID:4cOLHbOH
ケーナさん>>277
>ちびゆかさんと考察を戦わせるのはとても楽しいです

僕を「私」、語尾を「ですわ」に変えればもっと楽しくなりますのです。
気が向いたらお願いしますのです。

>ですから戦人の行動が探偵としてどういう意味を持つのか
>ある程度我々で補完するしかないでしょう

探偵は主観を偽る権利がない、これだけで十分だと思うのです。探偵が死体を見ただけで、検死に該当するというのは拡大解釈なのです。それを補完するのは赤き真実なのです。

>そして倒れた蔵臼の頭からは血が流れ出し血溜まりになります
>しばらくして血が止まってから銃創にタオルを押し当て
>頭全体にビニール袋をかぶせてしまえば

現実の殺害現場でそれを遂行するのは非常に困難なのです。曲者5人を相手に血溜まり以外の痕跡を残さないように配慮しながら、行動するというのは、非現実的なのです。不確実極まりないのです。

>それは確かにそうなのですが
>あの場面では誰も血溜まりが2つであることについて重要視
>しませんでしたしその後もまったく触れられませんでした

論理パズルに於いて、血溜まりが二つ存在する故に偽装ではない、という非論理的な解釈を出すこと自体が遺憾の意なのです。推測なら推測と正しい解釈のみを出すべきなのです。

>だからこそ僕はあれは竜騎士07さんが
>我々に事件の状況が推理できるように残した
>ヒントなのだと考えています

ボクはそのヒントから「狂言殺人の芝居を利用した殺人」を導いたのです。

>つまり直接的には描写されませんでしたが
>戦人は絵羽と秀吉に杭が刺さっているのを目撃しています

そうなのです。探偵は観測したのです。ただし、脈拍や瞳孔を確認したのは南條なのです。南條の行動が「検死」に該当するのです。そしてルール上は探偵の観測には誤認の権利が与えられているのです。したがって、探偵が死体を観測しただけでは、確実に死亡を断定することはできない、と言っていますのです。

>偽装もあれば本当の殺人もあるわけです

そうなのです。それ故に食堂の血溜まりも偽装である可能性を検討しなければいけませんなのです。

>紗音が夏妃を射殺しました
>紗音は死体がないため“身元不明死体”に該当しませんし
>そもそも死んでいません
>“生存者”というのはこの時点での“生存者”である
>戦人 譲治 朱志香 真里亞 を指すと考えられます
>つまり“生存者も全員がアリバイがある”というのは
>“生存者(である戦人、譲治、朱志香、真里亞いずれ)
>も全員がアリバイがある”を略したものです

ここは面白いところなのです。問題は「生存者」なのです。当然紗音(ヤス)が生存しているなら、「生存者」なのです。そして、常識的に考えればアリバイはないのです。
「生存者」を戦人、譲治、朱志香、真里亞の四人に限定するなら、紗音(ヤス)は死亡扱いになるのです。
紗音が生存しているのに、「生存者」から除外するのは、非常に都合の良い論理パズルとしては、好ましくない解釈なのです。

ここの場面で注目すべきは最後の真里亞のセリフ、
「きひひひひひひひひひ・・・くすくすくすくすくす・・・「くっくっくっくっくっくっく、あっはっはっはっはっはっは」!!」

鍵カッコの部分を見れば解ると思うのですが、全て真里亞のセリフになっているのです。
EP4の縁寿
「・・・大丈夫。さくたろうは、消えないよ。・・・『うりゅ、真里亞。ただいま。』」
これも縁寿のセリフとしての扱いなのですが、EP1のラストの真里亞も同じことをやっていますのです。これに気付いていない人が結構いると思うので先に言っとくのですが。ふふふ。

まあミステリーらしい解釈ならば、紗音は夏妃を射殺、その後すぐ別の場所で自殺。その後戦人たちが夏妃の遺体を発見、その時点で“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”の赤字は一応成立すると思うのです。

問題は最後に戦人たちが見た「魔女」の説明ができませんなのです。
探偵は一応誤認する権利を与えられていますのです。



279: 名前: ちびゆか:2012/06/04 03:00ID:f16ovCZg
追記なのです。
wikiの用語解説より

ソードオフ (sawed off) [軍事用語][武器・武術](EP1TIPS)
ライフルやショットガンのような銃身に長い銃において、銃身や銃床を切断すること。元来は銃の用語ではなくただの一般英語で、「Sawed off」というとそのものズバリ「切り落とす」という意味になる。「Sword Off」ではないことに注意。「Saw(ノコギリ)で切る」という意味なのである。
基本的にはショットガンの威力を増すために行われる改造。ショットガンで銃身を切り詰めると散弾が飛び散る範囲が極めて広くなり、至近距離での対人制圧力が飛躍的に上昇する。一方でライフル銃をソードオフしても携帯性が増すくらいでメリットはほとんどない(それどころか射程と命中率が下がる)。


やっぱり銃身を切り詰めた銃の散弾は飛び散る範囲が極めて広くなるみたいなのです。散弾を使う理由は対人制圧力が高いからだと思うのです。
散弾の飛び散る範囲が極めて広くなる以上、人間だけに散弾が命中というのは不合理だと思うのです。遺体の銃創を工具で隠し、壁の銃創は爆薬で破壊して隠すというのが妥当であると思うのです。
280: 名前: ケーナ:2012/06/04 08:21ID:7bkZp9kg
ちびゆかさん>>278

>僕を「私」、語尾を「ですわ」に変えればもっと楽しくなりますのです。
>気が向いたらお願いしますのです。

僕にはかなりハードルが高いので
本当に気が向いたらでお願いします

>探偵は主観を偽る権利がない、これだけで十分だと思うのです。
>探偵が死体を見ただけで、検死に該当するというのは拡大解釈なのです。
>それを補完するのは赤き真実なのです。

確かにこの考え方は至極妥当な気がします
銃痕のある死体を偽装できるかどうかは
微妙な感じですが…

>>そして倒れた蔵臼の頭からは血が流れ出し血溜まりになります
>>しばらくして血が止まってから銃創にタオルを押し当て
>>頭全体にビニール袋をかぶせてしまえば
>現実の殺害現場でそれを遂行するのは非常に困難なのです。

別に自分でやる必要はなく
銃で脅しながら郷田にでもやらせれば良いと思います
結局 紗音が書いた推理ゲームなわけですから
“実際上可能”である必要はなく
“理論上可能”であれば何でも良いと思います

>論理パズルに於いて、血溜まりが二つ存在する故に偽装ではない、
>という非論理的な解釈を出すこと自体が遺憾の意なのです。

これは“紗音が男かどうか?”という問題と同じだと思います
物語の本筋とは関係がないため
「きちんと考えれば答えを出せますよ」
という程度のヒントしか出されていないのです

>ボクはそのヒントから「狂言殺人の芝居を利用した殺人」を導いたのです。

僕からするとEP1のあの描写からは
「狂言殺人の芝居を利用した殺人」
と読み取るには
その根拠が作品中に示されていないように思います

>探偵が死体を観測しただけでは、確実に死亡を断定することはできない

額に杭が刺さっていては
検死も何もないのではないでしょうか?

>紗音が生存しているのに、「生存者」から除外するのは、
>非常に都合の良い論理パズルとしては、好ましくない解釈なのです。

EP1には不可解な赤字があります
“(第五の晩において)全ての生存者にアリバイがある! さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!”
この“死者”に注目してください
何故 赤字で“死者にも殺せなかった”と宣言する必要があるのでしょうか?
それはこの“死者”が“一般的な死者”とは違う意味であるためです
この赤字で言及している“死者”とは“物語中で既に死亡扱いされている人物”
つまり第四の晩までで“死亡”という扱いになっている人物が
実は生きていて犯行を行っている
という線を潰すための赤字なのです
ですから“生存者”も
“一般的な生存者”という意味ではないことが解ります

>ここの場面で注目すべきは最後の真里亞のセリフ、
>「きひひひひひひひひひ・・・くすくすくすくすくす・・・
>「くっくっくっくっくっくっく、あっはっはっはっはっはっは」!!」

確かにこれは気がついていませんでした
(あるいは気がついていて意識していなかった?)

>紗音は夏妃を射殺、その後すぐ別の場所で自殺。
>問題は最後に戦人たちが見た「魔女」の説明ができませんなのです。

紗音は“人格死”で良いのではないでしょうか?
どうせ後のEPでは“人格死”を使わなければ説明がつかないのですから
EP1で使っても問題はないと思います

ソードオフに関しては勉強不足でした
しかし死体が蜂の巣になるのなら
その処理について何らかの言及があってしかるべきだと思うのです
ただ
“鮮血の一文字が、何度も壁に描かれた……。”
“死体が千切れ飛び、内臓が散らばる、血塗れの第一の晩は実に見事だ!”
という内容があるため
前ほどは自信を持って自説を主張することは
出来ないとは思いますが…
正直 4:6 3:7 くらいでこちらの方が弱いかなと思います
僕がこの件で考察を書くとしたら両方を取り上げて
ちびゆかさんの説を推しますね
281: 名前: ちびゆか:2012/06/04 19:14ID:03232b4Z
ケーナさん>>280
>僕にはかなりハードルが高いので
>本当に気が向いたらでお願いします

遊び心も大事なのです。真面目に議論ばっかりでも飽きてしまうのです。

>確かにこの考え方は至極妥当な気がします
>銃痕のある死体を偽装できるかどうかは
>微妙な感じですが…

基本的に観測するだけでは何も解らないのです。触ってみたり瞳孔を確認したりして、死亡を確認できると思うのです。銃痕も偽装の可能性があるため、観測しただけでは死亡を確定できませんなのです。
探偵の観測結果だけで死亡と断定してしまった説、解釈は恐らくハズレだと思うのです。

>別に自分でやる必要はなく
>銃で脅しながら郷田にでもやらせれば良いと思います

実際に自分が犯人になったつもりで考えれば解ると思うのです。曲者5人を相手に血溜まり以外の痕跡を残さないで二人を殺害し、残り三人を死体も含め園芸倉庫まで移動させるのは不確実極まりないのです。

>僕からするとEP1のあの描写からは
>「狂言殺人の芝居を利用した殺人」
>と読み取るには
>その根拠が作品中に示されていないように思います

留弗夫の「俺は今夜殺されるかもしれない」も狂言殺人の芝居の根拠となるのです。EP1の主たる観測者である紗音には戦人出生の秘密など解らないのです。
竜騎士先生も戦人出生の秘密はただのミスリードと仰る以上、狂言殺人の芝居の以外に留弗夫のセリフを説明できるものがないのです。

>額に杭が刺さっていては
>検死も何もないのではないでしょうか?

杭を抜いてみるまで本当に刺さっているのか解らないのです。

>EP1には不可解な赤字があります
>“(第五の晩において)全ての生存者にアリバイがある! 
>さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる
>人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!”
>この“死者”に注目してください
中略
>ですから“生存者”も
>“一般的な生存者”という意味ではないことが解ります

死者に死んだフリで誤魔化している可能性のある死者も加えたというだけの赤字なのです。
「死者」は一般的な死者でない、故に生存者も一般的な生存者ではない、全く論理的な解釈ではないのです。「生存者」は「生存者」なのです。「死者」は「死者」なのです。論理パズルに於いて論理的でない説明は遺憾の意なのです。

>確かにこれは気がついていませんでした
>(あるいは気がついていて意識していなかった?)

EP1のラストは何故か真里亞が人形ごっこのようなことをするのです。
まだまだ気付いてないことだらけなのです。

>紗音は“人格死”で良いのではないでしょうか?
>どうせ後のEPでは“人格死”を使わなければ説明がつかないのですから
>EP1で使っても問題はないと思います

“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”の赤字は紗音の人格死では成立しないなのです。
生存者は戦人、譲治、朱志香、真里亞の4人なのです。紗音(ヤス)は確実に生存者であってはいけないのです。

生存者の解釈を勝手に都合よく、紗音を含むことにするのは、論理パズルの解釈として問題のあることなのです。赤字は論理パズルの非常に重要なピースの一つで言葉遊びで勝手に解釈を変えてしまうことは、論理パズルの崩壊と同義でもあり、その罪、万死に値するのです。

もう既に、紗音が夏妃を射殺、その後別の場所で自殺するだけで、その赤字を満たせる以上は、満たせないものに固執するのは良くないのです。

>ソードオフに関しては勉強不足でした
>しかし死体が蜂の巣になるのなら
>その処理について何らかの言及があってしかるべきだと思うのです

「銃創の跡が見つからないように、その部位は丹念に破壊しておく。」
この記述だけでも十分だと思うのです。壁を破壊し大穴を開けたのも銃創を隠すためなら意味があるのです。壁の爆破をただの「演出」とするのは、事実上、特に意味はないと言っているのと同義で、竜騎士先生に対する愛が不足しているのです。

>僕がこの件で考察を書くとしたら両方を取り上げて
>ちびゆかさんの説を推しますね

どんどん推してくださいなのです。
282: 名前: ケーナ:2012/06/05 08:13ID:b4A.qOwm
ちびゆかさん>>281

>銃痕も偽装の可能性があるため、観測しただけでは死亡を確定できませんなのです。

常識的にはそうなのですが
この作品における“探偵”は普通の人間ではありません
“「その全てを、探偵である私が捜しました。それでも見つからないなら、一体、どこに隠れていると? くすくすくすくすくす!!」”(EP5)(ヱリカ)
「探偵に発見できない通路は、秘密の通路デス。よって、ミス・ヱリカに発見できない侵入口は存在しないのデス!!》」(ドラ)
ヱリカは探偵権限により“全ての手掛かりを発見できる”。よって、そのヱリカに、“金蔵が屋外に存在するという手掛かり”を発見できなかったということは、金蔵が屋敷外に存在することはありないと断言するのに等しい。”

というような存在ですから“銃痕の偽装”
は探偵である戦人には通じないと思います

>実際に自分が犯人になったつもりで考えれば解ると思うのです。
>曲者5人を相手に血溜まり以外の痕跡を残さないで二人を殺害し、
>残り三人を死体も含め園芸倉庫まで移動させるのは不確実極まりないのです。

理想的な状況なら以下のようになります
銃を持った紗音と源次が食堂に現れ
紗音はいきなり留弗夫と霧江を射殺します
銃声に驚いた郷田がやってきますが
すかさず銃を突きつけて残りの二人と合流させます
三人に死体の止血処理を行わせ
郷田に蔵臼を留弗夫に霧江を背負わせます
人一人背負った状態からいきなり行動するのは不可能ですから
この時点で郷田と留弗夫は何もできなくなります
あとは手ぶらの楼座に銃を突きつけて園芸倉庫に移動します
現場に着いたら死体を背負って自由の利かない
郷田と留弗夫を立て続けに射殺し
最後は残った楼座を射殺します

それほど難しい手順とも思えません

>竜騎士先生も戦人出生の秘密はただのミスリードと仰る以上、
>狂言殺人の芝居以外に留弗夫のセリフを説明できるものがないのです。

竜騎士07さんの言う“ミスリード”とは
留弗夫の発言は“戦人の出生に何か秘密があり、それが事件の原因になっている”
と読者の思わせるためのものです

>杭を抜いてみるまで本当に刺さっているのか解らないのです。

煉獄の七杭は以下のようなシロモノです
“全長は柄の部分も入れて25cmくらい。その半分ほどが真っ赤に血で染められた杭状の部分。……血に染まった部分の長さが、嘉音くんの胸をどれだけ深々と貫いていたかを想像させる…。(EP1)”
これを偽装するには長さが半分くらいの偽物を用意する必要がありますが
(これをアロンアルファで額に貼り付けるわけです)
そんなものが存在する証拠がなかった以上
存在しないと考えられます

>死者に死んだフリで誤魔化している可能性のある死者も加えたというだけの赤字なのです。

この時点で“死者”は“一般的な死者”ではありませんよね?

>紗音が夏妃を射殺、その後別の場所で自殺するだけで、その赤字を満たせる

探偵である戦人が最後にベアトの姿を目撃しています
ベアトの死亡はおそらく戦人と同じく爆弾によるものです

>「銃創の跡が見つからないように、その部位は丹念に破壊しておく。」

“巨大な豹になったフラウロスの爪で腹を引き裂かれた”
という設定ですから
顔とかに銃創があったりしたらかなり厳しくなってしまいます
“死体が千切れ飛び、内臓が散らばる、血塗れの第一の晩は実に見事だ!”
ということは顔や手足に銃創があっても
凄まじい力でぶん殴られたためその衝撃や余波でで頭や手足にも
ダメージが行ったとごまかすつもりなのだと思われます
かなり苦しいとは思うのですが何とか許容範囲かなと…

壁を爆破したのは
“鮮血の一文字が、何度も壁に描かれた……。”
ということですから
壁際に立っている5人を立て続けに射殺したのだと考えられます
これでは“親族たちは第一の晩が終わることのない限り、二度と開かれることのない扉を背に、ある者はそれを叩き、ある者は背負ってフラウロスを凝視している”
という設定と矛盾するため
壁の血をごまかすために爆破したのだと考えられます
銃創を消す意味ももちろんあったとは思いますが…
283: 名前: 朝寝:2012/06/05 12:45ID:79agP0ei
初書き込みです。

ガァプ=南條のことで・・・。
既に出ていたらごめんなさい

伝承通りのガァプは太陽が南側にあるときに現れて、魔力を発揮するそうです
苗字に「南」がついていて、=ガァプだとするなら辻褄が合うような。
284: 名前: ケーナ:2012/06/05 13:03ID:b4A.qOwm
朝寝さん>>283

はじめましてケーナと申します

どのEPに書いてあったか忘れましたが
“ガァプ”は特に依り代を持たず
“すぐに物をなくす”という紗音の癖を
擬人化した存在なのだそうです
285: 名前: ケーナ:2012/06/05 13:14ID:b4A.qOwm
>>284

書いてから思い出したのですが
最終考察散の対談で以下のように触れられています
“(KEIYA)ノックスといえば、ドラノールの正体には何か設定があるんですか?
正体というか、ご存知の通りロナルドのスペルを逆から読んだだけですね。
(KEIYA)七姉妹に対する悪魔の杭のような、モデルになった存在はあるのでしょうか?
ないです。ノックス十戒という思考を縛るものが擬人化されただけですね。ガァプと同じです。彼女も「物がよくなくなる」という概念のみが魔女化・擬人化された存在ですから。”

このWikiの右上に
“最新15件(コメント除外)”という欄がありますが
そこの
“2012-04-03
RecentDeleted”
というのを開いてもらって
インタビュー及び対談抜粋?
の「?」の部分を開いてもらって
今度はメニュー左下の“ツールボックス”
の中にある“バックアップの表示”
を開いてもらって
“17 (2012-04-02 (月) 13:40:05)”
を開くと読めるようになっています
286: 名前: 朝寝:2012/06/05 13:17ID:79agP0ei
ケーナさん

ご指摘ありがとうございます。
私も忘れていましたが、こういう考えもあると思います。
特に依り代を持っていなくても、南條がガァプの元ではないか、という考察をしている方もいたような・・・、ここだったか、考察本だったかで。
彼が「南條」という苗字になったのは、彼女?がいたからかもしれませんね
287: 名前: ちびゆか:2012/06/05 21:56ID:c82svgyO
ケーナさん>>282
>というような存在ですから“銃痕の偽装”
>は探偵である戦人には通じないと思います

「ノックス第3条。秘密の通路の存在を禁ズ! ミス・ヱリカは探偵として全ての侵入口を封印していマス。探偵に発見できない通路は、秘密の通路デス。よって、ミス・ヱリカに発見できない侵入口は存在しないのデス!!」(EP5、ドラノールの赤字発言)

探偵は全ての手掛かりを発見できる
EP5の幻想法廷で探偵に与えられた能力としてベルンカステルが語ったもの。ただし、これは赤字で語られていない。
ノックス第8条「提示されない手掛かりでの解決を禁ず。」の逆説的解釈。
「探偵が観測したものの中に事件解決に必要な情報が混じっているなら、それらの情報を見落としはしない」ということになる。
ノックス第8条。提示されない手掛かりでの解決を禁ズ。いとこ部屋で実際に犯行が行なわれたなら、手掛かりが提示されなくてはなりマセン。それが、朝まで室内の異常を監視していた探偵であるヱリカ卿に与えられなかった以上、犯行は不可能デス…!!(EP5裏お茶会、ドラノールの赤字発言)
この権限を与えられた探偵・古戸ヱリカには「目で見たものは写真機並に、耳で聞いたものは蓄音機並に記憶できる」という設定がついている。
ただし、探偵が観測を誤認することは可能。
それは風雨になびくシートか何かを、あなたが誤認しただけの可能性がありマス。ノックス第9条を示す伏線とはなり得まセン…!! 誤認は全ての観測者に許された権利デス!! (EP5裏お茶会、ドラノールの青字発言)
上記の発言にて、探偵を含む全ての観測者が誤認をする可能性をはっきりと認められている。「探偵がくまなく調査を行った場合、見落としをする可能性は無い」というだけで、例えば遠目に見ただけという状況などでは、十分に誤認が起こる可能性があると思われる。

適当にwikiの解釈を貼っとくのです。勝手に、探偵の観測した死体は死亡を断定できるという拡大解釈をしてはダメなのです。
秘密の通路を見落とさないのはノックスの3条、手がかりを見落とさないのは8条に基づくものなのです。秘密の通路=検死、手がかり=検死ではないのです。

>理想的な状況なら以下のようになります

現実というのは甘くはないのです。血溜まりを踏めば足跡が残ってしまう、死体を動かしたとき、血を擦った跡が付いてしまう、着衣が血で汚れてしまうし、テーブルや椅子に血飛沫が付いてしまうし、様々な痕跡が残るのです。
そもそも人間は自分の予想通りには動かないのです。

我らの告白の犯行はもっとスマートなのです。不確定な要素が限りなく低い方法で殺人を遂行するのです。
血溜まりが二つ存在する。この事実だけで食堂を犯行現場とするのは非常に短絡的なのです。

>竜騎士07さんの言う“ミスリード”とは
>留弗夫の発言は“戦人の出生に何か秘密があり、それが事件の原因になってい>る”と読者の思わせるためのものです

だからこそ、紗音は「狂言殺人の芝居」として留弗夫の「俺は今夜殺されるかもしれない」のセリフを言わせたのだと言っているのです。紗音は戦人出生の秘密など知りえないのです。

>これを偽装するには長さが半分くらいの偽物を用意する必要がありますが
>(これをアロンアルファで額に貼り付けるわけです)
>そんなものが存在する証拠がなかった以上
>存在しないと考えられます

杭が七本ある証拠もないのです。完全な形では一本だけしか探偵は観測していないのです。98年縁寿も一本しか観測していないのです。

>この時点で“死者”は“一般的な死者”ではありませんよね?

“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”
今は「生存者」の話をしているのです。
「死者」には死んだフリをした生存者が含まれる可能性があるのです。
「生存者」には生きたフリをした死者が含まれることはないのです。

死者がこうだから、生存者もこうだ、というのはダメなのです。

>探偵である戦人が最後にベアトの姿を目撃しています
>ベアトの死亡はおそらく戦人と同じく爆弾によるものです

“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”
この赤字をしっかりと満たせる解釈を出さなければ、最後のベアトについては語れないのです。

>壁を爆破したのは
>“鮮血の一文字が、何度も壁に描かれた……。”
>ということですから
>壁際に立っている5人を立て続けに射殺したのだと考えられます
>これでは“親族たちは第一の晩が終わることのない限り、
>二度と開かれることのない扉を背に、ある者はそれを叩き、
>ある者は背負ってフラウロスを凝視している”
>という設定と矛盾するため
>壁の血をごまかすために爆破したのだと考えられます

壁の血を残しておいても矛盾はないのです。銃創が残っていれば矛盾が生じますのです。

そろそろEP2の方に進みたいと思うのです。ボクの意見も大体言い終わったのです。
これ以上は水掛け論になりそうなのです。

“第2のゲーム
「第2のゲーム、第一の晩。腹を割かれし6人は密室礼拝堂に」
「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす」”

288: 名前: ケーナ:2012/06/06 05:20ID:a8TzV7HJ
ちびゆかさん>>287

>「探偵がくまなく調査を行った場合、
>見落としをする可能性は無い」というだけで、
>例えば遠目に見ただけという状況などでは、
>十分に誤認が起こる可能性があると思われる。

僕も上記解釈の通りだと考えています
ですから戦人がきちんと観察して
「死体だ」と判断した死体は間違いなく死んでいるのです

>そもそも人間は自分の予想通りには動かないのです。

うみねこの“ゲーム盤”における出来事は
ゲームマスターによる介入が可能ですし
そもそもあくまで紗音が書いた推理ゲームです
不測の事態というものは基本的に考えられません

>我らの告白の犯行はもっとスマートなのです。

僕は狭い室内で5人を次々に射殺
というのは現実的にはかなり厳しいと思っています

>杭が七本ある証拠もないのです。

EP8で以下のように語られています
“戦人もかつて金蔵に、からかわれたことがある。おかしな杭が7本も詰まったアタッシュケースを見せられ、……これは中世の昔に、魔女が生贄の儀式で、心臓を抉るのに使った杭だ、みたいなことを。”
そもそも“七つの大罪”を司る“七悪魔”をモデルにしているわけですから
それが八本あるとか大幅に仕様が違うというのはあまりにスマートではありません

>死者がこうだから、生存者もこうだ、というのはダメなのです。

そもそも何故竜騎士07さんが
わざわざ“死者”の話を持ち出したのかといいますと
“生存者”が“一般的な生存者”ではないことを
プレイヤーに理解させるためだと思います

>“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”
>この赤字をしっかりと満たせる解釈を出さなければ、最後のベアトについては語れないのです。

僕はこの答えは上記解釈で充分だと思います

>壁の血を残しておいても矛盾はないのです。

扉の前にいる親族をフラウロスが襲ったなら
壁にその血が何人分も飛ぶというのはおかしいです
“暴風と熱い雨がざぁっと書斎内に吹き込んできた”
ということですから爆破したのは外に面した壁です
一方 扉は廊下に繋がっているため
この位置関係だと血が壁に飛ぶわけがないのです

>“第2のゲーム
>「第2のゲーム、第一の晩。腹を割かれし6人は密室礼拝堂に」
>「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす」”
これも解答をそのまま貼り付けます
“最初から鍵はかかっていなかったため“幻の錠”なのだと考えられます。現場にいたメンバーによる“黄金の真実”です。紗音と嘉音が同時にいるのを楼座と郷田が目撃していますが、共犯であるためか、そもそもこの場面自体が幻想描写なのか、もしくはゲームマスターに“見させられている”可能性があります。”
289: 名前: ちびゆか:2012/06/06 23:24ID:d85jUkFq
ケーナさん>>288
EP2
「続けましょう。第2のゲーム、第一の晩。腹を割かれし6人は密室礼拝堂に。」
「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす。」
「第2のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人は、死体さえも寄り添えない。」
「幻は幻に。……役目を終えたる幻は、骸さえも残せない。」
「第2のゲーム、第四、第五、第六の晩。夏妃の密室にて生き残りし者はなし。」
「土は土に。……棺桶が密室であることに、疑問を挟む者はいない。」
「第2のゲーム、第七、第八の晩。赤き目の幻想に斬り殺されし二人。」
「土は土に。幻は幻に。……幻に生み出せる骸はなし。」

急に難しくなったのです。夏妃の部屋くらいしかピンとこないのです。

>ですから戦人がきちんと観察して
>「死体だ」と判断した死体は間違いなく死んでいるのです

遠目から見れば誤認するというのはwikiの編集した人の個人的な考えなのです。探偵含め全ての観測者に誤認する権利がある以上、死体だと判断しただけでは、死んでいることは断定できないのです。何故探偵に死体を誤認する権利がないのですか?

>そもそもあくまで紗音が書いた推理ゲームです
>不測の事態というものは基本的に考えられません

いくら推理ゲームでもリアリティがないのは良くないと思うのです。
大量の血液が流れるような殺人行為を、血溜まり以外の痕跡を残さず遂行するのはリアリティがなく、手がかりも、血溜まりが二つある、故に食堂で二人を殺害した、と短絡的なのです。

>そもそも“七つの大罪”を司る“七悪魔”をモデルにしている
>わけですから、それが八本あるとか大幅に仕様が違うというのは
>あまりにスマートではありません

理論上の問題なのです。探偵は杭の柄の部分しか観測していないなら、引っこ抜いてみないと、本物の杭か判断できないということなのです。

>僕はこの答えは上記解釈で充分だと思います

考察本はどのような解釈なのですか?通説はどんな感じなのですか?

>この位置関係だと血が壁に飛ぶわけがないのです

血については装飾のシナリオと結果に大きな矛盾はないのです。銃創は大きな矛盾になるのです。戦人たちが銃創を見てしまえば、装飾のシナリオが危うくなるのです。

>「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす」”
>これも解答をそのまま貼り付けます

幻の錠である以上不思議はないのですが、いろいろ細かいところは解らないのです。これも基本的に騙し討ちだと思うのですが。
290: 名前: ケーナ:2012/06/07 05:25ID:1eWrC0YP
ちびゆかさん>>289

>何故探偵に死体を誤認する権利がないのですか?

“探偵”がそういうものだからではないでしょうか?
“人格死”のあるこの作品において
“探偵が明白な偽装死を見破れない”のでは
推理そのものが成り立たないと思います

>血溜まりが二つある、故に食堂で二人を殺害した、と短絡的なのです。

この問題に関しては僕にはこれまでしてきた以上の説明はもう出来ません
それでも納得していただけないなら
取りあえずこの問題は“棚上げ”でお願いします

>探偵は杭の柄の部分しか観測していないなら、
>引っこ抜いてみないと、本物の杭か判断できないということなのです。

実際的に考えれば“アロンアルファ”自体が既にかなり無茶な話で
“…眉間にまっすぐと、…古風なナイフ? のような凶器が突き立てられているッ!!!”
というような状況にするのはたぶん無理です
「ちょっと、ちょっと紗音ちゃん、これちゃんと取れるんでしょうね!?
これじゃ“ワムウ”のコスプレじゃない」(絵羽)
額から出ている部分が1センチや2センチならともかく
おそらく10センチくらいは出ているでしょうから…

>考察本はどのような解釈なのですか?通説はどんな感じなのですか?

KEIYAさんは僕とほぼ同じ考えでした(赤字に関しては)
『真相解明読本』はざっと見てみましたが
特に言及されていないようでした

>銃創は大きな矛盾になるのです。
>戦人たちが銃創を見てしまえば、装飾のシナリオが危うくなるのです。

頑張って工作したということでしょう

“「第2のゲーム、第二の晩。寄り添いし二人は、死体さえも寄り添えない」
「幻は幻に。……役目を終えたる幻は、骸さえも残せない」
※嘉音という“役目を終えた”だけであるため“骸さえも残せない”のだと考えられます。“嘉音はこの部屋で殺された。”と赤字で宣言されていますので、嘉音は人格死です。以後は紗音とベアトリーチェとしてしか登場できなくなります。
「第2のゲーム、第四、第五、第六の晩。夏妃の密室にて生き残りし者はなし」
「土は土に。……棺桶が密室であることに、疑問を挟む者はいない」
※紗音が郷田と譲治を殺した後、部屋を内側から施錠して自殺したと考えられます。
「第2のゲーム、第七、第八の晩。赤き目の幻想に斬り殺されし二人」
「土は土に。幻は幻に。……幻に生み出せる骸はなし」
※紗音が南條と熊沢を殺して、現場にいた源次と郷田と口裏を合わせて偽証したと考えられます。”

ついでに偽書作家テストの答も載っけておきます
“問03 親たち7人は深夜の礼拝堂で何を見た?
見たもの自体はKEIYAさんの考察通り、インゴッドでしょうが、やりとりは幻想描写ではないと考えられます。”

>これも基本的に騙し討ちだと思うのですが。

どうとでも考えられるのですが
僕はみんなでハロウィンの飾り付けをして
「お疲れ様」ということで乾杯して
毒が盛られていたと思っています
291: 名前: ちびゆか:2012/06/08 01:24ID:c0IQ6I5n
ケーナさん>>290
>“探偵が明白な偽装死を見破れない”のでは
>推理そのものが成り立たないと思います

「さあ戦人、南條に検死を任せてよいのか?ミステリーの古典では検死の医者がグルというのが伝統なのだろう?
 なら南條に検死を任せるな、そなたが自らするが良い。間違いなく、六人の死体が当人で、死んだフリなどでなく、本当の本当に死んでいることを充分に確認するがいいッ!」EP2
「でも馬鹿な!南條先生が死亡をちゃんと確認してくれた!なら南條先生もグルだってのか!?違う!朱志香が本当に死んでいるのは俺も確認した!確かに俺は検死なんかしたことないけど、確かに死んでいた!
 死んでたと思う!いや多分きっと絶対とは思うけれども必ずいやいや・・・、
・・・死んでた!死んでたんだ!」EP2

探偵が観測しただけでは絶対に死亡の保障はできないのです。EP2に於いては戦人が確認したようなので、限りなく死亡している可能性は高いと思うのです。

>KEIYAさんは僕とほぼ同じ考えでした(赤字に関しては)
>『真相解明読本』はざっと見てみましたが
>特に言及されていないようでした

紗音が夏妃を射殺、その後すぐ別の場所で自殺。簡単に赤字を満たせるのにボクの解釈は載ってないのですか?最後のベアトも記述から真里亞が明らかに人形ごっこをしていることから、紗音を生存させる必要もないのですが。探偵が人形を誤認しただけという無茶な解釈なのですが。

>「土は土に。……棺桶が密室であることに、疑問を挟む者はいない」
>※紗音が郷田と譲治を殺した後、部屋を内側から施錠して自殺した
>と考えられます。
>「第2のゲーム、第七、第八の晩。赤き目の幻想に斬り殺されし二人」
>「土は土に。幻は幻に。……幻に生み出せる骸はなし」

「土は土に。幻は幻に」。なんで第七、第八は土と幻が両方あるのかなと思うのです。土と幻の使い分けがいまいち解らないのです。もしかして使用人室で本当の殺されたのですか?中庭で殺害した方が労力は少ないと思うのですが。

>見たもの自体はKEIYAさんの考察通り、インゴッドでしょうが、
>やりとりは幻想描写ではないと考えられます。”

全部幻想描写でも良いと思うのですが。狂言殺人の芝居の為、6人を礼拝堂に集め、何らかの騙まし討ちでいいと思うのですが。

>「お疲れ様」ということで乾杯して
>毒が盛られていたと思っています

毒でなくても睡眠薬でもいいと思うのですが。
EP2はちょっと苦手なのです。もうEP3にいっちゃおうかなあ。
292: 名前: ケーナ:2012/06/08 04:59ID:dfGBGEoE
ちびゆかさん>>291

>探偵が観測しただけでは絶対に死亡の保障はできないのです。

結局のところ“戦人が自覚的な探偵ではない”以上
100%確実な答えは出せません
ですから僕がちびゆかさんを納得させられるだけの
根拠を示すことは出来ませんし
その逆も同じくです

>探偵が人形を誤認しただけという無茶な解釈なのですが。

僕は“赤字を信じる”“探偵の主観を信じる”
ということは即ち“竜騎士07さんを信じる”
ということだと思います

>>「土は土に。幻は幻に。……幻に生み出せる骸はなし」

これは関係者には狂言殺人と思わせておいての騙し討ちですので
このようになっているのではないでしょうか?
殺されたけれども死体がないということで
一旦隠れておいて貰って その後中庭で殺したのだと思います

>全部幻想描写でも良いと思うのですが。狂言殺人の芝居の為、
>6人を礼拝堂に集め、何らかの騙まし討ちでいいと思うのですが。

実は僕がEP1の“2つの血溜まり”の意味に気がついたのは
このEP2の“親族が礼拝堂で見た光景の意味”からなのです
「もしこのシーンに何か意味があるのだとしたら…」と考えたときに
「竜騎士07さんがプレイヤーに何があったか推理できるように
ヒントを出しているのでは?」と考え
「同じようなものがEP1にもあるのかな」と探したところ
“2つの血溜まり”に気がつきました
293: 名前: ちびゆか:2012/06/09 20:53ID:7bUkSCsD
ケーナさん>>292
出題編を再検証するつもりだったのですが、EP2でもう諦めたのです。EP3も多分無理なので、またうみねこ全体の構造の話に戻したいのです。解らないものは考える必要がない、これがボクのポリシーなのです。

>ですから僕がちびゆかさんを納得させられるだけの
>根拠を示すことは出来ませんし
>その逆も同じくです

「それは風雨になびくシートか何かを、あなたが誤認しただけの可能性がありマス。ノックス第9条を示す伏線とはなり得まセン…!! 誤認は全ての観測者に許された権利デス!! 」(EP5)

全ての観測者に誤認の権利があるとはっきり明記されているのです。
探偵が死体を見ただけで、死亡を断定できるという記述はないと思うのです。

>僕は“赤字を信じる”“探偵の主観を信じる”
>ということは即ち“竜騎士07さんを信じる”
>ということだと思います

これは重大な問題なのです。探偵の前で真里亞が人形ごっこのようなことをしているのです。
「きひひひひひひひひひ・・・くすくすくすくすくす・・・「くっくっくっくっくっくっく、あっはっはっはっはっはっは」!!」

この記述に関して殆どの読者が気付いてない、無視している、これは真里亞が自分と魔女の一人二役を演じているのです。しかも探偵の目の前で。
この問題にしっかりと解答をだす必要があるのです。

>実は僕がEP1の“2つの血溜まり”の意味に気がついたのは
>このEP2の“親族が礼拝堂で見た光景の意味”からなのです
>「もしこのシーンに何か意味があるのだとしたら…」と考えたときに
>「竜騎士07さんがプレイヤーに何があったか推理できるように
>ヒントを出しているのでは?」と考え
>「同じようなものがEP1にもあるのかな」と探したところ
>“2つの血溜まり”に気がつきました

全く論理的な思考ではないのです。血溜まり=殺人の現場であるならば、嘉音の殺害現場も偽装ではなくなってしまうのです。
第一の晩はうみねこ全体で考えれば、嘘、偽証、狂言殺人の芝居、こういったものが充分示されていると思うのです。

EP2の前半を読み返していたのですが、紗音がベアトに頼まれて祠に鏡を割りにいく場面、この時点でもう碑文を解き当主になっているのですか?多分そうだと思うのですが。19年前に九羽鳥が死に、金蔵はその魂を縛り付ける為、祠を修復するのですが、それと何か関係してくると思うのですが。

294: 名前: ケーナ:2012/06/09 22:54ID:b3dJUsSn
ちびゆかさん>>293

>またうみねこ全体の構造の話に戻したいのです。

承知しました
気になったらまた取り上げてください

>探偵が死体を見ただけで、死亡を断定できるという記述はないと思うのです。

逆に言うと“探偵は偽装死体を見破れない”とも書いていないわけです
ですから僕もゆびゆかさんも互いを納得させられるだけの
根拠は示しようがないのです

>これは真里亞が自分と魔女の一人二役を演じているのです。しかも探偵の目の前で。

僕はこの場面はそれほど深い意味はないと思います
戦人は真里亞の笑い声の中にベアトの笑い声も含まれているように感じた
くらいの認識です

>血溜まり=殺人の現場であるならば、嘉音の殺害現場も偽装ではなくなってしまうのです。
こういう推理小説の場合
“意味のないことは書かない”と思います
何故血溜まりがあるのか? 何故2つなのか?
これらから必然的に導き出される答えが
僕が出した考察です

>紗音がベアトに頼まれて祠に鏡を割りにいく場面、
>この時点でもう碑文を解き当主になっているのですか?

確かプルプルピコプヨさんが“空白の二年間”の考察をしていたと思いますが
それを確認しないで僕の考えを書きます
紗音が譲治を意識し始めたのは1983年以降のはずです
(恋の芽を紗音からベアトに移したのが1983年の親族会議であるため)
鏡を割ったのはおそらく1983年か84年
紗音が当主になったのは1985年の11月です
295: 名前: otoma:2012/06/10 16:58ID:b4geDNok
どうも済みません。otomaです。
前回もう書き込みませんと宣言しました(>>254)が、お二人の議論を読んで少しだけ横ヤリを入れたくなったのでお邪魔します。

目を開けた状態の死体は疑う必要はないと思います。
屋外で雨に打たれてる死体や不自然な格好の死体も疑う必要はないと思います。

お節介だと思いますが推理の参考になればと思います。
296: 名前: ケーナ:2012/06/10 18:49ID:41R.2tAR
otomaさん>>295

>目を開けた状態の死体は疑う必要はないと思います。
>屋外で雨に打たれてる死体や不自然な格好の死体も疑う必要はないと思います。

言われてみれば確かにそうですね
戦人が死体を見た場面が描かれていなかったりするため
なかなか難しいのですが…

僕とちびゆかさんのやり取りを見てもらえば解ると思いますが
意見をぶつけ合うと
どうしても相手を否定したり
自分の考えを押し付けることになってしまいます

自分としては“この説明で充分だろう”と思っても
相手には通じなかったりもしますし
基本的に“お綺麗なやり取り”にはなりません

やろうと思えば相手の考察を丸呑みし
“凄いですね”“感心しました”と
綺麗ごとを並べることも出来るのですが
僕はそれは違うと思うのです

“どう説明すれば通じるのだ”と悩む中で
新たな考察が思いつくこともありますし
お互いに斬り付け合うことでしか辿りつけない境地
というものがあると思うのです

「そういうのは自分にはムリだ」
と思われるかもしれませんが
ようは“慣れ”です
やってるうちに自然に馴染んできます

時々で良いので
また書き込みお願いします
297: 名前: ケーナ:2012/06/10 18:50ID:41R.2tAR
>>294

訂正させてください
紗音が当主になったのは1984年の11月です
298: 名前: otoma:2012/06/10 21:58ID:b4geDNok
ケーナさん>>296

>僕とちびゆかさんのやり取りを見てもらえば解ると思いますが意見をぶつけ合うとどうしても相手を否定したり自分の考えを押し付けることになってしまいます

ですよね。毎日の様に激しくガンガンとやり合うと頭に血が上って視野が狭くなると思います。
自分は碑文殺人を人間によるトリックで考えた事がなかったのでお二人の議論は新鮮で面白かったです。
ちびゆかさんの鋭い突っ込みが無かったらあっさりとケーナさんの説を受け入れていたと思います。
第二の晩の死体を疑う発想は自分には出来なかったし、そのお陰で譲治共犯説も浮かび上がりました。
ゲーム盤以前から譲治は紗音と付き合いがあり、紗音のためなら親族全てを殺す覚悟もあるのでEP1~4で譲治共犯説は十分考えられます。
それなら確実に薔薇イベントも起こせますし。
絵羽と秀吉は確実に死んでるけどそれで譲治共犯説を否定する事は出来ません。
しかし、譲治は紗音と一緒に九羽鳥庵に逃げたいから途中で書斎を出たかったはずです。
でも最後までそんな様子はありませんでした。
本当は真理亜達と一緒に出て行く予定だったけどタイミングがずれただけなのかもしれませんが。
EP2~4では紗音と一緒に九羽鳥庵に逃げこむ気がある様に思えました。
そういえば、源次、熊沢、南條は死ぬのが怖くないのかな?
この3人が九羽鳥庵に逃げこまないのが不思議です。

>「そういうのは自分にはムリだ」と思われるかもしれませんがようは“慣れ”です
>やってるうちに自然に馴染んできます

僕はへこみ易いタイプですから復活するのに時間が掛かります(笑)。
それにまだ発展途上なので自説を作るのも時間が掛かります。
今はEP6を読み始めた処ですが、時々でよいのならそのうちまた自説を発表させて下さい。
その時はお手柔らかにお願い致します。
299: 名前: 三隅のの:2012/06/10 22:03ID:c6P7RGwg
ここに、KEIYAさんを超える人がいると聞たのですが、どなたでしょうか?
また、その人の推理はどこで読めますか?

推理の途中に割り込んで申し訳ないですが、教えてください。
300: 名前: ちびゆか:2012/06/10 22:11ID:50j.7M8S
ケーナさん>>294
>逆に言うと“探偵は偽装死体を見破れない”とも書いていないわけです
>ですから僕もゆびゆかさんも互いを納得させられるだけの
>根拠は示しようがないのです

ドラノールが誤認は全ての観測者に許された権利と言った以上、探偵が観測しただけで、死亡確定のような解釈ではなく、記述から充分、誤認不可能の死体であると確認する必要があるのです。油断大敵なのです。

>僕はこの場面はそれほど深い意味はないと思います
>戦人は真里亞の笑い声の中にベアトの笑い声も含まれているように
>感じたくらいの認識です

真里亞がベアトの笑い声も一緒に演じているという記述、これが深い意味がない訳はないのです。
“夏妃は他殺である! 身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!”
この赤字と一緒に考えると、紗音は夏妃を射殺、その後自殺、これしかないのです。最後に真里亞が謎のお人形ごっこで戦人が魔女と誤認。これでEP1のラストは再現できるのです。
勝手な言葉遊びで紗音を「生存者」にしてしまう解釈は、赤字を尊重する姿勢ではないのです。

>何故血溜まりがあるのか? 何故2つなのか?
>これらから必然的に導き出される答えが
>僕が出した考察です

血溜まりの存在は、偽装か本物かの二分の一なのです。この二分の一の可能性を何らかの手がかりを示し、確定させる必要があるのです。
血溜まりだけでは「必然的」ではなく、ただの推測なのです。

>紗音が譲治を意識し始めたのは1983年以降のはずです
>(恋の芽を紗音からベアトに移したのが1983年の親族会議であるため)
>鏡を割ったのはおそらく1983年か84年

紗音(ヤス)が鏡を割る為に祠へ行くなら、当然、ヤスは祠にベアトを縛り付ける何かが存在すると知っていることになるのです。碑文を解き、金蔵本人か源次に情報を聞いたのだと思うのですが。

金蔵が常識的な人間なら、九羽鳥が死に、それを深く悲しみ、供養の為、祠を修復したと思うのです。そして祠には九羽鳥の形見のようなものを祀っていると思うのです。十数年後、ヤスが祠を訪ねれば、母九羽鳥の形見と再会するのです。
これがベアトリーチェの依り代だと思うのですが。

otomaさん>>295
>目を開けた状態の死体は疑う必要はないと思います。
>屋外で雨に打たれてる死体や不自然な格好の死体も疑う
>必要はないと思います。

瞬きをしないのは難しいと思うので、確かに誤認不可能な死体なのです。これはすっかり忘れていましたのです。
基本的に戦人がしっかり検証し、誤認不可能と判断できれば、疑う必要はないと思うのです。
例えば、EP1の第一の晩のように、南條に検死を任せ、自分は園芸倉庫の入り口で見てるだけというのは、充分な検証とは言えず、疑う余地があると思うのです。

>お節介だと思いますが推理の参考になればと思います。

ありがとうなのです。どんどん意見を言ってくれると嬉しいのです。

301: 名前: ケーナ:2012/06/11 06:58ID:ea8NhMy6
otomaさん>>298

>毎日の様に激しくガンガンとやり合うと
>頭に血が上って視野が狭くなると思います。

実は僕の場合はそうではありません
「これでも通じないなら次はどうするか…」
とただ純粋に楽しんでいます

もちろん僕だって
はじめからこうだったわけではなく
やり取りするうちに自然にこうなって行きました

>僕はへこみ易いタイプですから復活するのに時間が掛かります(笑)。

僕はotomaさんの考察の中身を否定することはあるでしょうが
otomaさんの人格やotomaさん自身を否定するわけではありません
言わば“ディベート”のようなものです
僕はただ 自分自身を“もっと至らせたい”と同時に
より多くの人に“もっと至って欲しい”だけなのです

僕はなるたけ感情をそぎ落として文章を書くようにしていますので
それが「冷たい」「厳しい」と感じられるかもしれませんが
そういう意図を込めているわけではないことはご理解ください

>EP1~4で譲治共犯説は十分考えられます。

EP7で以下の発言があります
“「事件毎に異なる共犯者を得るシステム。………導き出される推理は、犯人が莫大なカネを持っていたという可能性。そして、………全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる、もう一つのシステム。」(ウィル)”
僕はデフォルト共犯者(真里亞と使用人)と
EPごとのゲスト共犯者がいると考えていますが
譲治が共犯者のEPはEP4くらいだと思います
(下手をすると“全員共犯者”と目される“EP4”でさえ
共犯者ではないかもしれません)

>それなら確実に薔薇イベントも起こせますし。

もしかして真里亞を薔薇庭園に留まらせるために
“真里亞の薔薇”を誰かが取った
とお考えでしょうか?

EP2は“真里亞の薔薇の消失”が描写されなかったEPですが
以下の内容があります

“「……さ、真里亞。もうすぐお昼よ。ママと一緒にお屋敷に行きましょう。」(楼座)
「うー。行かない。」(真里亞)
「ど、…どうして…?」(楼座)
楼座は、もう真里亞に許しを得られたと思ったから、まさか断られると思わなかった。でもその表情には、母親に反抗したいという様子は見られない。…だから楼座は、どうして真里亞が天気の崩れつつある薔薇庭園に、意味もなく立ち尽くしていたいのか理解できなかった。その問いに真里亞は答える…。
「ベアトリーチェがね、もうすぐ来るの。だから待ってるの。」(真里亞)”

真里亞はもともと薔薇庭園でベアトと待ち合わせをしていたのです
ですから“真里亞の薔薇の消失”は
真里亞を薔薇庭園に留まらせるためのものではなく
単なるアクシデントです

>そういえば、源次、熊沢、南條は死ぬのが怖くないのかな?
>この3人が九羽鳥庵に逃げこまないのが不思議です。

『我らの告白』で以下のように描写されています
“「その通りだ。爆発から逃れる方法は二つしかない。一つは、妾しか知らない方法によって、時限装置を解除すること。もう一つは、この格子の向こうの地下通路より島の反対側へ行き、爆発を逃れることのみだ。……見ての通り、この格子の施錠も我が手中にある。いずれの方法で生き残るにせよ、妾を拒むことなど出来んのだ。」(ベアト)”

つまりベアトの持っている鍵がなければ
誰も九羽鳥庵には行けないのです

>今はEP6を読み始めた処ですが、
>時々でよいのならそのうちまた自説を発表させて下さい。
>その時はお手柔らかにお願い致します。

こちらこそよろしくお願いします
(“考察の穴”に関しては容赦しませんが…
逆にこちらの“考察の穴”にも容赦無用です)
302: 名前: ケーナ:2012/06/11 06:58ID:ea8NhMy6
ちびゆかさん>>300

>探偵が観測しただけで、死亡確定のような解釈ではなく、
>記述から充分、誤認不可能の死体であると確認する必要があるのです。

僕としてはそれが“杭が刺さっている”
“肉体に銃創と思われる穴が開いている”
というようなことだと考えています

>最後に真里亞が謎のお人形ごっこで戦人が魔女と誤認。

これがよく意味がわからないのですが
戦人が目撃したベアトは人形だということでしょうか?

>血溜まりの存在は、偽装か本物かの二分の一なのです。

まず“偽装”だったと考えましょう
“食堂で6人を殺した”という設定ですから
2つの血溜まりを偽装するというのは意味がわかりません
偽装なら6人分の血溜まりを用意するはずです

次に“本物”だったと考えましょう
“食堂で5人を殺した”のなら当然血溜まりの数は5人分です
さらに5人の死体をどのように園芸倉庫まで運ぶのでしょう

>紗音(ヤス)が鏡を割る為に祠へ行くなら、
>当然、ヤスは祠にベアトを縛り付ける何かが存在すると
>知っていることになるのです。

“鎮守の社の鏡がベアトの魔力を封じている”というのは
以下のように紗音が考えた“ベアトの設定”です

“ベアトリーチェは、蜘蛛の糸が苦手。熊沢さんが言ってた、六軒島の悪霊の弱点。その悪霊の力を得て、魔女ベアトリーチェは復活をしているから、弱点も引き継いでしまっているのだ。同様に、霊鏡も弱点。(EP7)”

しかし“紗音の人格”は
自分がその設定を考えたことを覚えていないため
“ベアトの人格”の言うことを信じているのです

さらに言うと“ベアトの人格”も
“紗音の人格”と同じように
それが“設定”であることを覚えていないため
「自分の魔力は鎮守の社の鏡に阻害されている」と
本気で信じているのかもしれません
303: 名前: ちびゆか:2012/06/11 16:38ID:90cFAk8m
ケーナさん>>302
>僕としてはそれが“杭が刺さっている”
>“肉体に銃創と思われる穴が開いている”
>というようなことだと考えています

EP2の夏妃の部屋で戦人は紗音の銃創の中までしっかり確認するのです。
こういった場合は揺ぎ無い死亡の確認、事実上の検死だと思うのです。99%死体だと思われるような場合でも、油断せずに、記述をしっかり確認し、探偵誤認の可能性を検討しなければならないと思うのです。

>これがよく意味がわからないのですが
>戦人が目撃したベアトは人形だということでしょうか?

ボクも解らないので、「謎の人形ごっこ」と表現したのですが。
「真里亞が突然、嬉しそうに叫び、暗がりへ駆けて行く。それはまるで、・・・その暗がりの中に、ベアトリーチェがいて、駆け寄っていくみたいじゃないか。俺は銃口越しに、朱志香は母の屍を抱きながら、譲治の兄貴は呆然としながら、
・・・その闇の向こうを見る。
 そこはベアトリーチェの肖像画の前。そして、真里亞が飛びつくのは、・・・肖像画の、・・・人物。」(EP1)

「暗がり」なので戦人が誤認する可能性は高いと思うのです。戦人が観測した肖像画の人物が絶対に人間だという保障はないと思うのです。
真里亞が自分と魔女の一人二役のセリフを演じている記述から、人形ごっこと推測するのですが、人形が最も人間と誤認しやすいものだと思うのですが。

全ての観測者に誤認する権利があるとはっきり明記されている以上、必ずどこかに「誤認」が紛れていると思うのです。

血溜まりの件は、血溜まりの数は問題にならないのです。例えば正直に6つ用意しても良いし、捻くれて2つでも良いし、遊び心で10用意しても良いのです。
2つというのは、色々な推測を生み出すので、ミステリーとしては面白いと思うのです。

>さらに言うと“ベアトの人格”も
>“紗音の人格”と同じように
>それが“設定”であることを覚えていないため
>「自分の魔力は鎮守の社の鏡に阻害されている」と
>本気で信じているのかもしれません

悪食島の伝説の設定の問題より、もっと物理的な問題で祠にベアトを縛り付ける何かが存在することを、何故ヤスが知っているのか、なのです。
ヤスがたまたま祠をに遊びに行って、偶然、悪食の伝説、鏡を発見したという話ではないと思うのです。
祠は金蔵が修復したもので、大昔の伝説と時代が違うのです。ヤスが行った祠は当然金蔵が修復したもので、中に収められているものも金蔵が用意したものなのです。その情報をヤスは知っていたと思うのですが。
304: 名前: ケーナ:2012/06/11 19:22ID:ea8NhMy6
ちびゆかさん>>303

>99%死体だと思われるような場合でも
>油断せずに記述をしっかり確認し
>探偵誤認の可能性を検討しなければならないと思うのです。

僕がこのあたりをあまり意識しないのは
「この場面で偽装死させることに何の意味があるのか?」
という物語的な解釈でこの作品を捉えているからだと思います
例えばEP1の園芸倉庫の死体
あの場面で蔵臼以外の全員が偽装死だったとします
そのことに何の意味があるのでしょう?
蔵臼も偽装死だったならそれは意味があります
“誰も死んでいないただのお芝居”と解釈できるためです
しかし蔵臼が明白に死んでいる以上
それ以外の誰が生きていたところで
その偽装死に物語的な意味を感じられないのです

>「暗がり」なので戦人が誤認する可能性は高いと思うのです。

EP1の最後の場面
ちびゆかさんが引用した場面の続きで
以下の内容があります

“「きひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす、「くっくっくっくっくっく、くっくっくっくっくっく、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」」
 魔女の、……いや、魔女たちの笑い声に合わせ、ホールの大時計までが、笑い出す…。”

客間の時と同じく「」が2つ重なっていますが
これはあの時とはまた違うものだと思います
真里亞の笑い声にベアトが自分の笑い声も重ねたのです
これを“誤認”と解釈するのは難しいのではないでしょうか?

>2つというのは、色々な推測を生み出すので、ミステリーとしては面白いと思うのです。

僕は逆に2つだからこそ状況が特定できるのだと思います

>悪食島の伝説の設定の問題より、もっと物理的な問題で
>祠にベアトを縛り付ける何かが存在することを、
>何故ヤスが知っているのか、なのです。

悪食島の伝説自体は古くから辺りに伝わっているもので
ヤスはそれを熊沢から聞きました

以下に考察の一部を抜粋します
“「ほっほっほ、ベアトリーチェさまの悪戯では困りましたねぇ。でも、魔女が相手なら、おまじないで何とか出来るかもしれませんよ?」(熊沢)(EP7)
熊沢さんは、あれはどこにあったっけ、と言いながら、厨房の棚を漁り始める。ようやく見つけてもって来てくれたそれは、何と、凧糸だった。それをピンと葉って見せ、50㎝くらいの長さに包丁で切ってくれた。
「これの端に鍵を括りつけ、反対の端は、ポケットのボタンのところでも、目立たないように括りつけておきましょう。……これは、蜘蛛の糸のおまじないなのですよ」(熊沢)
「蜘蛛の糸? 六軒島の悪霊が恐れたという?」(ヤス)
「そう、よく覚えていますね。この島の蜘蛛の糸には霊力が宿っていて、強い魔除けの力を持っていると言われていました。ほら,こうしてピンと張ると、蜘蛛の糸のようでしょう? ほっほっほ、これで蜘蛛の糸が苦手なベアトリーチェさまは、もう悪戯が出来ないというわけですよ」(熊沢)
※この場面が、ベアトが蜘蛛の巣が苦手になった瞬間です。ベアトの悪戯に対抗するための、蜘蛛の糸のおまじない。そして、蜘蛛の巣が苦手な悪食島の悪霊。熊沢がとっさにこの二つを結び付けてしまったため、ベアトは蜘蛛の巣が苦手になってしまったのです。”

この作品における“黄金の魔女ベアトリーチェ”とは
紗音がさまざまな情報を元に生み出した空想の存在です
ですから“鎮守の社の霊鏡がベアトに影響を及ぼしている”
という設定自体も紗音が考えたものなのです

“「くっくっく、いただこうぞ。……それらは人間たちに害をなし、恐らく数々の不気味なる伝承を残してきたであろう。それを聞きつけた東洋魔術師が、古代に設けたのがあの祠なのだ。長い時間を経て、その力は失われておった。金蔵はそれを修復することで、島の結界を蘇らせ、妾を再び島に縛り付けたのだ。」(ベアト)(EP3)”

おそらく金蔵が祠を修復したのは事実でしょう
しかしそれは別にベアトを封じるためではなく
“地元の名士”として行っただけなのだと思います
それを紗音が勝手に“ベアトを封じるために修復した”
と解釈したのです
305: 名前: ちびゆか:2012/06/11 23:55ID:55CQBD6x
ケーナさん>>304
>しかし蔵臼が明白に死んでいる以上
>それ以外の誰が生きていたところで
>その偽装死に物語的な意味を感じられないのです

偽装死の件は最近考えたことなので、細かいところは全く解らないのです。ルール上、探偵の誤認による偽装死も充分可能だという話なのです。
蔵臼の側頭部の破壊というのが偽装可能か不可能かどうやって判断したらいいのか解らないのです。ただ破壊されているだけか、完全に側頭部が欠損しているのか、これによって誤認可能か不可能か変わってくると思うのです。

>客間の時と同じく「」が2つ重なっていますが
>これはあの時とはまた違うものだと思います
>真里亞の笑い声にベアトが自分の笑い声も重ねたのです
>これを“誤認”と解釈するのは難しいのではないでしょうか?

「客間の時」って何なのですか?ボクはEP4の縁寿がさくたろうを反魂するシーンと同じようなことを真里亞がやっていると言ったのですが。
EP4の縁寿
「・・・大丈夫。さくたろうは、消えないよ。・・・『うりゅ、真里亞。ただいま。』」

探偵の誤認については暗がりなの可能性はあると思うのです。真里亞の行動自体は謎なのですが、縁寿はマリアージュの活動は「人形ごっこ」と発言しているように、人形、依り代を使って真里亞がベアトの笑い声を演じたとしても不思議なことだとは思わないのですが。

>僕は逆に2つだからこそ状況が特定できるのだと思います

二つの血溜まりが本物であるという仮定のもとなら、殺人の犯行現場の状況が推測できるのです。そして偽装という別の仮定でも、狂言殺人の芝居というものが推測できるのです。

ふと思ったのですが、二つの血溜まりが偽装だったとしたら、狂言殺人の芝居では二人が死体役の予定だったのが、突然6人に変わったとか。ただの想像なのですが。

>悪食島の伝説自体は古くから辺りに伝わっているもので
>ヤスはそれを熊沢から聞きました

悪食島の伝説に「鏡」も含まれているのですか?蜘蛛の巣は熊沢から聞いたものだと解るのですが。

>この作品における“黄金の魔女ベアトリーチェ”とは
>紗音がさまざまな情報を元に生み出した空想の存在です
>ですから“鎮守の社の霊鏡がベアトに影響を及ぼしている”
>という設定自体も紗音が考えたものなのです

鏡と蜘蛛の巣の設定はどちらも悪食島が由来なのですか?鏡は別のような気もするのですが。

>おそらく金蔵が祠を修復したのは事実でしょう
>しかしそれは別にベアトを封じるためではなく
>“地元の名士”として行っただけなのだと思います
>それを紗音が勝手に“ベアトを封じるために修復した”
>と解釈したのです

金蔵の祠の修復は、九羽鳥の供養の為に行った、というのが常識的な解釈だと思うのですが。後世の人間が、それをオカルト的に解釈したのだと思うのですが。
修復したのが金蔵である以上、そこに納められている鏡も金蔵が用意したものになるのです。
そして、その情報をヤスが持っているということなのです。
306: 名前: ケーナ:2012/06/12 05:15ID:53MaxVOp
ちびゆかさん>>305

>蔵臼の側頭部の破壊というのが偽装可能か不可能か
>どうやって判断したらいいのか解らないのです。

EP1の園芸倉庫の死体の状態を戦人が
確認したのが以下の場面です

“………ここに転がっている遺体は、どれも惨い化粧が施されていた。…化粧じゃねぇよ、…こいつは…、“顔面を耕す”って表現の方が相応しいだろ…! 顔面は粉砕され、真っ当な人間なら例え死後でも浮かべられないような表情を作らされている。…目の位置も鼻の位置もわからねぇ、口はわかるぜ、歯茎が剥き出しになってて口をぽっかりと開けているから! でも、前歯は飛んでるし、そもそもそれを覆う頬っぺただってぐちゃぐちゃで剥き出しで! 男のくせにやたら気遣ってたお洒落化粧も何の役にも立っちゃいない…!!”

顔面半壊の蔵臼はともかくとして
これを偽装だと考えると本来の顔の上に
ゴテゴテと飾り付けがしてあると考えられるわけですが
本当にこれが偽装で出来る状態なのでしょうか?

>>客間の時と同じく「」が2つ重なっていますが
>「客間の時」って何なのですか?

僕は >>293 でちびゆかさんがとりあげた「」が2つ重なっている場面は
南條たち3人が殺されていた客間でのシーンなのだと勘違いしていました
そうではなくて >>293 の場面は僕が >>304 で引用した場面ですね

なら僕の答えは >>304 だけで
>>294 での答えは無しにしてください

>二つの血溜まりが偽装だったとしたら、
>狂言殺人の芝居では二人が死体役の予定だったのが、
>突然6人に変わったとか。

碑文になぞらえている為
第一の晩の犠牲者は6人です
また血溜りが偽装なら
2つもを6つも大した違いはありません
(ケチャップのチューブから
2回出すか6回出すかの違いです)

>悪食島の伝説に「鏡」も含まれているのですか?蜘蛛の巣は熊沢から聞いたものだと解るのですが。

以下の場面はEP7でヤスがベアトの設定を考えた場面です(ちょっと長くなりますが)
“「くす。素敵ね。それこそ、まさに黄金の魔女。……じゃあ、蜘蛛の糸が苦手で、社に納められてる霊鏡が苦手で、という弱点もあなたに?」(ガァプベアト)
「ふむ。万能の魔女にも、何かささやかな弱点があった方が面白いというもの。では、こうしよう。蜘蛛の糸に触れたら火傷をするということとする。」(ベアト)
 すぅっと、銀色の蜘蛛が静かに、上から下に横切っていく。その後に軌跡として残る銀色の糸に、新しき姿を得たベアトがすっと触れる。すると、……小さく肉の焼ける音がして、ベアトの指先には一文字の火傷が残った。ベアトリーチェは、蜘蛛の糸が苦手。熊沢さんが言ってた、六軒島の悪霊の弱点。その悪霊の力を得て、魔女ベアトリーチェは復活をしているから、弱点も引き継いでしまっているのだ。同様に、霊鏡も弱点。……しかし、社の霊鏡なんて、そうそう妾の前には現れないだろう。ちょっと面白くない。
「………では、霊力のある鏡は無論のこと、鏡自体も苦手ということにしよう。」(ベアト)
「鏡って魔力があるってよく言うものね。いいんじゃない? 如何にも魔女っぽい感じ。」(ガァプベアト)
「鏡を見ると、魔力が吸い取られる感じがするので、苦手、ということにしよう。うむ、面白そうだ。」(ベアト)
……よくよく考えれば。そんな設定などなくとも、私は鏡が苦手。私が誰になろうとも、憧れようとも、……鏡に映るのは、いつも無残なくらいに情けなく現実的な、ヤスの顔。”

>修復したのが金蔵である以上、そこに納められている鏡も金蔵が用意したものになるのです。

以下はEP6でのヱリカと熊沢の会話です
“「……その鎮守の社は、悪食島の悪霊を封じるために、旅の修験者が建立した。そうでしたね?」(ヱリカ)
「えぇ、そうでございます。強い神通力をお持ちだったということで、その力を鏡に込め、」(熊沢)
「霊鏡として社に奉納し、悪霊を封印した。……少し違和感を覚えます。……悪食島の悪霊を封印する社が、どうしてベアトリーチェも封印するんです?」(エリカ)”

金蔵が修復したのは鏡を収める祠などの周辺部分で
鏡自体は昔からあるものだと思います
307: 名前: ちびゆか:2012/06/12 20:50ID:8bXG5INC
ケーナさん>>306
>顔面半壊の蔵臼はともかくとして
>これを偽装だと考えると本来の顔の上に
>ゴテゴテと飾り付けがしてあると考えられるわけですが
>本当にこれが偽装で出来る状態なのでしょうか?

EP1の蔵臼は側頭部損壊とTIPSにありましたのです。EP4の方は半壊という言葉になってたのです。損壊が半壊と同義なら死亡が確実だと思うのです。
そうでないなら、誤認可能死体の可能性もあるのです。
顔面粉砕の死体が偽装の可能性については、
「犯人には、アリバイのない人間を想定する。それは死者だ!最初の六人の死体の中には、顔面粉砕による身元不明死体が含まれる。これが実は偽装死体で、犠牲者のふりをして姿をくらました犯人Xが二人を殺したとの仮説は可能だ!そして犯人は密室殺人構築後、ベッドの下に隠れ、俺たち全員をやり過ごしたんだ!
」(EP4)
この青字の是非はともかく、探偵自身が本気で思っているなら、EP1の第一の晩の偽装は可能だと思うのです。探偵自ら誤認の可能性を認めているような発言なのです。そして
「さあ戦人、南條に検死を任せてよいのか?ミステリーの古典では検死の医者がグルというのが伝統なのだろう?
 なら南條に検死を任せるな、そなたが自らするが良い。間違いなく、六人の死体が当人で、死んだフリなどでなく、本当の本当に死んでいることを充分に確認するがいいッ!」EP2
このベアトの発言は、「死んだフリ」にも言及しているのです。南條がグルなら可能性はあるということだと思うのです。

「一番最初の犠牲者になった夏妃伯母さんたちの遺体だった。見事に全員が頭部を半分、ぶちまけられていて、俺に検死の知識がなくても、百パーセントの死亡を宣告できる惨いものだった・・・。」EP4

これはEP4の戦人の検証のシーンなのですが、こういった明確に記述から百パーセントの死亡を確定できるケースがある以上、そうではないケースもあると思うのです。つまり、探偵が観測しただけで死亡と断定してしまうのは、ルールの誤認だと思うのです。ルールの上では、探偵は誤認をするという前提で、探偵の観測した死体が誤認不可能な死体であることを、記述から十分確認する必要があるのです。

真里亞の謎の「「」」は現時点ではこうだ、というものではないのですが、EP1のラストで紗音を無理に生存者にする必要がないと思うのです。紗音が夏妃を射殺、その後自殺で、「夏妃は他殺、生存者全員にアリバイがある」の状況を生み出せる以上、おかしな赤字解釈は無用だと思うのです。
ボクは赤字絶対主義なのです。一応。

血溜まりについては、本物か偽装かは50%なのです。二つあるから本物ですという理屈は非論理的であり、別の手がかりが必要なのです。

鏡の設定も悪食島の伝説に由来するのですね。あとヤス自身が自分の姿を映し出す鏡がもともと嫌いだったというのも解りましたのです。

一方で金蔵が九羽鳥死亡のタイミングで祠を修復している以上、EP2の紗音が祠で鏡を割る事件と関係はあると思うのですが。
ボクとしては祠で鏡を割るという行為に合理的な解釈が欲しいのですが。

19年前の話ついでに、もう一つ。これは以前言ったことなのですが、19年前の九羽鳥転落の事故、そして赤ん坊を抱いた使用人の転落事故、これが同一の事象の可能性はないのか、駒の発言だけで何故、別の事象だと判断できるのか、うみねこのルールは赤字や探偵の観測結果から答えを導くものだと思うのです。
うみねこのルールから、19年前の事象、九羽鳥転落と使用人転落が同一の事象ではないと保障できるのですか?
308: 名前: ケーナ:2012/06/13 06:32ID:d6Z0RoVT
ちびゆかさん>>307

>この青字の是非はともかく、探偵自身が本気で思っているなら、
>EP1の第一の晩の偽装は可能だと思うのです。

『EP3 真相解明読本』で以下の発言があります
“ベアトリーチェも戦人も、『Ep2』でユーザーから出た意見をゲーム中で多く語っている。現在『Ep3』に対する推理や、色々なツッコミが出てきているので、それらをいくつかピックアップして、次回『Ep4』の戦人が主張していくものと思われます。”

つまり竜騎士07さんが作中で戦人に語らせている推理は
ユーザーから出てきた“トンデモ推理”です
常識的に考えてドアチェーンがかかっていたのなら
EP1の第二の晩で一番疑わしいのは
“犯人は室内のどこかに隠れている”という状況です
それなのにベッドの下を捜索しないというのはありえません

>探偵の観測した死体が誤認不可能な死体であることを、
>記述から十分確認する必要があるのです。

もう一度EP1の留弗夫たちの死体の描写を
読み直してもらいたいのですが

“口はわかるぜ、歯茎が剥き出しになってて口をぽっかりと開けているから! でも、前歯は飛んでるし、そもそもそれを覆う頬っぺただってぐちゃぐちゃで剥き出しで!”

本来の顔の上に“デコる”のはこれはムリでしょう

>EP1のラストで紗音を無理に生存者にする必要がないと思うのです。

戦人はベアトを目撃しその声を聞いています
つまり誰かがベアトを演じなければならないわけですが
“生存者”が戦人と譲治と朱志香と真里亞だけなら
それが不可能になってしまいます

>一方で金蔵が九羽鳥死亡のタイミングで祠を修復している以上、
>EP2の紗音が祠で鏡を割る事件と関係はあると思うのですが。
>ボクとしては祠で鏡を割るという行為に合理的な解釈が欲しいのですが。

“鏡を割る”という行為の意味には二つの可能性が考えられます
一つは以前に説明した“ベアトの設定”です
もう一つは“紗音の決意の具現化”です

EP2で以下の記述があります
“……ううん、これは鏡じゃない。…これは逃れえぬ今日までの私の人生、そして運命。これを、割るんだ。割って、……鏡の向こうの人生を掴み取るんだ。割らなければ、私の人生は永久に合わせ鏡。何もわずかも変わることはない…。”

紗音は「家具であり無教養な使用人風情である自分が
譲治と結ばれることなどありえない」という
諦めの感情を抱いていました
その諦めを捨て 自分の運命を変える決意表明として
鏡を割ったと考えられます

>うみねこのルールから、19年前の事象、九羽鳥転落と
>使用人転落が同一の事象ではないと保障できるのですか?

これは“ルール”という話ではなく
『うみねこ』という作品の
世界構造の解釈になってくると思うのですが
僕は“過去の話は全て真実”だと考えています
309: 名前: ちびゆか:2012/06/13 21:38ID:3cQ8bSBR
ケーナさん>>308
>つまり竜騎士07さんが作中で戦人に語らせている推理は
>ユーザーから出てきた“トンデモ推理”です

青字の是非は問題ではないのです。探偵が自ら死体を誤認したという前提の推理をしていることが問題なのです。探偵は主観を偽ることができませんなのです。
観測しただけでは百パーセント死体であると断定できないと探偵自身の明白な主観が存在するということなのです。
これは全ての観測者は誤認の権利があるとはっきり明記されたルールなのです。
観測者が死体を含め観測するもの全てに誤認の可能性があるという前提で物事を考える必要があるのです。個々のEPのケースについてはまだ解りませんが、うみねこのルールとしては、探偵も誤認をする権利があり、死体を観測しただけで死亡を確定する事はできない、これが記述より導いた正しいルールであると思うのです。

>“口はわかるぜ、歯茎が剥き出しになってて口をぽっかりと
>開けているから! でも、前歯は飛んでるし、そもそもそれを
>覆う頬っぺただってぐちゃぐちゃで剥き出しで!”
>本来の顔の上に“デコる”のはこれはムリでしょう

「こんな安っぽい光景、今日まで散々見てきた。漫画やテレビ、アニメに映画、いくらでも腐るほど見てきたぜ・・・。」EP1
顔面破壊死体など現実では見ることなどないのです。実際の顔面破壊死体を見たことがない以上、本物か偽装か見ただけでは区別つかないと思うのです。

「死後硬直がほぼ全身に認められる。多分、死後六時間以上は経過しとるだろう。損壊部位の状況を見る限り、死後に破壊された可能性が高い。~」
更に南條の検死が続くのです。素人なら医師の検死を、鵜呑みにすると思うのです。安っぽい作り物でも、医師が検死をすれば、疑わないと思うのです。

計画的犯行なら顔面破壊の偽装の準備もできると思うのです。

>戦人はベアトを目撃しその声を聞いています
>つまり誰かがベアトを演じなければならないわけですが
>“生存者”が戦人と譲治と朱志香と真里亞だけなら
>それが不可能になってしまいます

「きひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす、「くっくっくっくっくっく、くっくっくっくっくっく、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」」

どう見ても最後の魔女の笑い声は真里亞が演じている記述になっていますのです。したがって、生存者が戦人、譲治、朱志香、真里亞の四人でも問題ないと思うのです。魔女の声は真里亞、姿は人形のようなものを探偵が魔女と誤認、玄関ホールは暗がりなので、誤認が起こりえると思うのです。

真里亞の「「」」の記述がある以上、生存者紗音に拘り、無理な赤字解釈をする必要はないと思うのです。

>紗音は「家具であり無教養な使用人風情である自分が
>譲治と結ばれることなどありえない」という
>諦めの感情を抱いていました
>その諦めを捨て 自分の運命を変える決意表明として
>鏡を割ったと考えられます

ヤスが何故鏡を割ったか、そっちが気になるのです。ヤスが割った意味こそ、合理的な理由になると思うのです。

>これは“ルール”という話ではなく
>『うみねこ』という作品の
>世界構造の解釈になってくると思うのですが
>僕は“過去の話は全て真実”だと考えています

過去の話が信用できないのは、金蔵の話(貴様!それでも帝国軍人か!)で明らかだと思うのです。
うみねこのルール、構造、これは推理の前提となる重大なものなのです。何故19年前の二つの事故が同一の事象ではないのか。赤字「間違いなく死んでいる」とあるだけなのです。同じ事象の可能性はあると思うのです。
「過去の話は全て真実」という解釈なら、それを記述から導き、その前提が正しいことを説明する必要があるのです。

うみねこのルール、前提を個人で好き勝手に解釈して良い訳はないのです。論理パズルなら、記述からルール、前提を導き、推理しなければならないのです。
19年前の事故、二つの駒がそれぞれ回想したのですが、何故同一の事象ではないと思うのですか?ゲーム盤の構造からみれば、それはGMの用意したシナリオに過ぎないと考えるのは当然なのです。
310: 名前: ケーナ:2012/06/14 08:12ID:91lLd7qP
ちびゆかさん>>309

>探偵が自ら死体を誤認したという
>前提の推理をしていることが問題なのです。

ちびゆかさんの言いたいことはわかりますが
これは“そういうもの”と割り切ってもらうしかないでしょう
“戦人が語っているのはユーザーのトンデモ推理”
それ以上でもそれ以下でもありません
言うなればこれは“竜騎士07さんの遊び心”なのです

これは“ヘンペルのカラス”と同じです
読解力のない人間 竜騎士07さんを信じない人間
そういう人間には理解できません
(ちびゆかさんは逆に“竜騎士07さんを信奉しすぎている”ため
これがすっと理解できないのだと思います)

>実際の顔面破壊死体を見たことがない以上、
>本物か偽装か見ただけでは区別つかないと思うのです。

もう一度顔面損壊の描写を
自分の頭の中で実際に思い浮かべながら読んでみてください

まず“口がぽっかり”と開いています
口の中が見えるわけです
何故そうなのかというと
“頬っぺたがぐちゃぐちゃ”であるため
歯茎が剥き出しになり
さらに“前歯が飛んでる”ためです
これを端的に説明すると
“頬の肉や歯がないため
口の中が見える状態”です
こんなものを顔の上にデコったところで
どう考えたってバレバレです

>玄関ホールは暗がりなので、誤認が起こりえると思うのです。

僕はこの辺りが“誤認の限界”なのだと思います
EP4で戦人がベアトを目撃した時
戦人は屋敷の外でベアトは屋敷のバルコニーでした
ある程度距離があるため“紗音がベアトの扮装をしている”
ことを見抜けないのです

EP1ではある程度距離がある上
ベアトが暗がりに立っているため
やはり“紗音がベアトの扮装をしている”
ことを見抜けないのです

>ヤスが何故鏡を割ったか、そっちが気になるのです。

ヤスは紗音の“蔑称”です
先輩使用人が紗音のことを
“ヤス”と呼んでいただけです

>過去の話が信用できないのは、
>金蔵の話(貴様!それでも帝国軍人か!)で明らかだと思うのです。

これはちょっと説明が不味かったですね
登場人物が「過去にこういうことがあった」という前提でした話
(南條なんかは嘘をついていますが後に真実が語られます)
あるいは“過去の場面”として描かれている話
これらは“全て真実”ということです

“クレルのはらわた”はいずれにも該当しません
あれは“紗音がそうだと信じていた真実”と
“紗音が心に隠していた本音”です
311: 名前: ちびゆか:2012/06/14 22:47ID:5awO1Ank
ケーナさん>>310
>ちびゆかさんの言いたいことはわかりますが
>これは“そういうもの”と割り切ってもらうしかないでしょう
>“戦人が語っているのはユーザーのトンデモ推理”
>それ以上でもそれ以下でもありません
>言うなればこれは“竜騎士07さんの遊び心”なのです

EP4だけではないのです。
「いや、それはわからねえ。でも、とのかく、何かの仕掛けをうまくやってだな、あるいは誰かが嘘をついて、こうも考えられるぜ!そもそもあれは嘉音くんの自作自演だったとかな!そ、そうだ、自作自演だ!絵羽伯母さんたちも自作自演なんだよ。自分で密室を作り、死んだフリをした!」
「そ、そこまで憐れみの目で見られるほど妙なことをは言ってねえだろ。俺はあくまでも、トリックを考える上での可能性について言っただけだぜ?それにほら、死者が実は死んでないなんて、推理もののお約束じゃねえかよ!」EP1

「でも馬鹿な!南條先生が死亡をちゃんと確認してくれた!なら南條先生もグルだってのか!?違う!朱志香が本当に死んでいるのは俺も確認した!確かに俺は検死なんかしたことないけど、確かに死んでいた。死んでたと思う!いやたぶんきっと絶対とは思うけれども必ずいやいや・・・死んでた。死んでたんだ!」
EP2

探偵自身が自らの誤認の可能性を認めた上での推理をしたり、自ら観測した死体の死亡について自信がなかったりするのです。
そして、EP5でドラちゃんが「全ての観測者には誤認の権利がある」と明言するのです。出題編から戦人は一貫して探偵の誤認の可能性まで含め、推理しているのです。何故読者のケーナさんが探偵は観測しただけで死亡を確定できると、勝手に決めているのですか?
「一番最初の犠牲者になった夏妃伯母さんたちの遺体だった。見事に全員が頭部を半分、ぶちまけられていて、俺に検死の知識がなくても、百パーセントの死亡を宣告できる惨いものだった・・・。」EP4

探偵が観測しただけで死亡を確定できるケースはしっかりとEP4に出てくる以上、そうでないケースも当然あるのだと思うのです。

>これは“ヘンペルのカラス”と同じです
>読解力のない人間 竜騎士07さんを信じない人間
>そういう人間には理解できません

これはヘンペルのカラスとは関係ないのです。あとヘンペルのカラスは単純な遊びとは違う可能性が大きいのです。
「人の子よ。“私以外の人間=愚かである”。この命題を“愚かでない=私”をとして証明しても良いということなのだ。
私が思考するだけで、人の子など舞い散る落ち葉の如き存在であることを知ることができる。」
人間の「私」では満たせない命題も、フェザリーヌのような世界を生み出した「私」では命題を満たせるのです。ベアトは一応、カケラの領主なのです。

「この世界を生み出した最上層のベアト。第4のゲームにてすべてを戦人に託し、ゲームマスターの座を降りた。~」EP5TIPS

ヘンペルのカラスは、GMや駒の関係を知る手がかりの一つだと思うのです。竜騎士先生の単なるジョークとは違うと思うのです。

>こんなものを顔の上にデコったところで
>どう考えたってバレバレです

ばれるかもしれないし、ばれないかもしれないのです。不確定なのです。
個々のEPの件は保留しますのですが、記述より導いた正しいルールは、探偵が観測しただけでは、死体の死亡を保障できない、なのです。

>EP1ではある程度距離がある上
>ベアトが暗がりに立っているため
>やはり“紗音がベアトの扮装をしている”
>ことを見抜けないのです

EP1のラストのベアトを紗音にするには、二つの問題があるのです。
①「夏妃は他殺。生存者は全員アリバイがある」の赤字を満たす事ができませんなのです。これは紗音が夏妃を射殺。その後すぐ自殺すれば、「夏妃は他殺、生存者は全員アリバイがある」の状況を作ることが可能なのです。

②真里亞の「「」」の記述を全く考慮していない推理なのです。明白に真里亞が魔女を演じている記述を無視するのは良くないと思うのです。
「きひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす、「くっくっくっくっくっく、くっくっくっくっくっく、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」」

>ヤスは紗音の“蔑称”です
>先輩使用人が紗音のことを
>“ヤス”と呼んでいただけです

紗音はヤスの駒なのです。操られている紗音の気持ちではなく、操っているヤスの気持ちが重要だと思うのです。

>“クレルのはらわた”はいずれにも該当しません
>あれは“紗音がそうだと信じていた真実”と
>“紗音が心に隠していた本音”です

駒金蔵の回想が真実で、クレルのはらわたは真実ではないと仰るのですか!?
何故、駒の回想が真実であると判断できるのですか?赤き真実の回想など聞いたことはないのです。
312: 名前: ケーナ:2012/06/15 05:28ID:2dHCaveR
ちびゆかさん>>311

>EP4だけではないのです。

ですからEP4だけでなく
EP2~4で戦人が述べている推理の中には
“ユーザーのトンデモ推理”が入っていると考えられます
(EP1のお茶会はミスリードを誘うためのものでしょう)

>これはヘンペルのカラスとは関係ないのです。

僕が言いたいの
“愛がない視点”“愛がある視点”
両方から捉えないと真実は見えない
ということです

>ばれるかもしれないし、ばれないかもしれないのです。

竜騎士07さんとしては
「ここまで書けば偽装と考える人間はいないだろう」
というつもりで顔面損壊の描写を
あのように描いたのだと思います
そこを汲み取ってあげないと
竜騎士07さんが可哀想です

>「夏妃は他殺。生存者は全員アリバイがある」の赤字を満たす事ができませんなのです

普通に考えればそうなのですが
これは“《赤:全ての生存者にアリバイがある! さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!》”
という赤字があるがゆえに満たすことが出来るのです
(同じ説明のくり返しになりますが)

>真里亞の「「」」の記述を全く考慮していない推理なのです。

これも説明しましたが
真里亞の笑い声にベアトが笑い声を重ねたのを
「「」」で表現しているのです

この「」を重ねるのは作品中に何度か登場しており
いずれも複数の人間が同じ発言をした時に使用されています

>紗音はヤスの駒なのです。操られている紗音の気持ちではなく、
>操っているヤスの気持ちが重要だと思うのです。

“紗音”という人物を先輩達が“ヤス”と呼んでいるだけで
紗音とヤスは同一人物です
“紗音”の中に“ベアトの人格”と“紗音の人格”があり
“紗音”と“紗音の人格”はまた別です
(ちょっと面倒な話なのですが)

>駒金蔵の回想が真実で、クレルのはらわたは真実ではないと仰るのですか!?

この説明で納得していただけるか自信がないのですが
EP3で九羽鳥庵のベアトは金蔵のことを呼び捨てにしていました
ところが“クレルのはらわた”から出てきた話では
“お父様”と呼んでいました

EP7で以下の発言があります
“「何でも、お尋ね下さい。……今のあなたには、全てを知る資格がございます。」(源次)
「……今は、……何が何だかわからなくて。……何から聞けばいいかも、わかりません。……でもきっと、……たくさん聞きたいことが、これから見つかると思います。……その時、教えて下さい…。」(紗音)”

これは紗音が“真の当主”になった時の場面です
その後 紗音は源次などから
金蔵とビーチェ 九羽鳥庵のベアトの話を聞かされたのだと思います
ところが紗音は金蔵に対してよい感情を持っていません
そこで“源次たちの話は嘘で真実はこうだったんじゃないの?”
と考えたのです

“お父様”というのは
紗音は常識的に考えて
九羽鳥庵のベアトは
金蔵の事をそのように呼ぶだろうと推測したのです
ところが実際には呼び捨てにしていたわけです
313: 名前: ちびゆか:2012/06/15 23:56ID:4aAHKhq.
ケーナさん>>312
>ですからEP4だけでなく
>EP2~4で戦人が述べている推理の中には
>“ユーザーのトンデモ推理”が入っていると考えられます
>(EP1のお茶会はミスリードを誘うためのものでしょう)

ドラちゃんも「観測者には誤認する権利がある」と言い、探偵戦人も自らの誤認を認めた推理をし、ケーナさんだけが「探偵は死体を誤認しない」と独自の解釈をしているのです。

>僕が言いたいの
>“愛がない視点”“愛がある視点”
>両方から捉えないと真実は見えない
>ということです

愛が有ろうが無かろうが、観測者には誤認の権利があるのです。探偵は観測しただけで死亡を確定できる、という記述にないことを断定するのは誤った解釈なのです。

>竜騎士07さんとしては
>「ここまで書けば偽装と考える人間はいないだろう」
>というつもりで顔面損壊の描写を
>あのように描いたのだと思います

推測なら推測であると正しい解釈を出せば良いと思うのです。推測を勝手に確定してしまうと誤った解釈になるのです。竜騎士先生の頭の中を勝手に予想するのも推測でしかないのです。
算数パズルに於いて、不確定なものはゼロと同じなのです。例えば99%死体だと思うと探偵が言ったとしても、ルール上はゼロと同じなのです。
確定させるということは、証明するということなのです。算数パズルの証明というものは、100%のものに対してのみ証明となるのです。(たぶん)
推論、推測を言っただけで証明にはならないのです。

>普通に考えればそうなのですが
>これは“《赤:全ての生存者にアリバイがある! 
>さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる
>人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!》”
>という赤字があるがゆえに満たすことが出来るのです

そもそも、死者の定義がこうだから、生存者の定義もこうだろうという推測のようなものなのです。死者の定義をどう弄ろうが、生存者の定義は変わらないのです。あと「つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!」というのは、そのままの意味で人間=生存者、だと思うのです。

>この「」を重ねるのは作品中に何度か登場しており
>いずれも複数の人間が同じ発言をした時に使用されています

本当なのですか?EP1の真里亞とEP4の縁寿くらいしか気付かなかったのですが。

>“紗音”という人物を先輩達が“ヤス”と呼んでいるだけで
>紗音とヤスは同一人物です
>“紗音”の中に“ベアトの人格”と“紗音の人格”があり
>“紗音”と“紗音の人格”はまた別です
>(ちょっと面倒な話なのですが)

ケーナさんは「設定変更」の奥深さというか、面白さを解ってない可能性があるのです。一応、例え話をしますのです。

真里亞(うー!設定変更!真里亞をさくたろうに、さくたろうを真里亞に!)

ベアト「ほう。そうか、さくたろうと申すか。そなたの一番の友人とな!」
さくたろ『うりゅ?なりきりしたいんだったら、福音の家でやって。ていうかキモい』
真里亞「うー、さくたろうは人見知りするから緊張してるの。大丈夫だよ、ベアトリーチェも、真里亞の素敵なお友達なんだよ・・・!」

ベアト「・・・(真里亞め!もう設定変更を覚えたのか)」

これは、真里亞の肉体に存在する「真里亞」と「さくたろう」の人格の設定を交換してしまった例え話なのです。
この場合でも、当然、設定変更の権利を持つ真里亞人格が上位、さくたろうは下位というのは変わらないのです。というか変えようがないのです。

ヤスのケースでは、自分(ヤス人格)を「ベアト」に、そして恐らくイマジナリーフレンドの紗音人格を自分にしてしまったのです。さくたろうはぬいぐるみを依り代にしているのですが、紗音はヤスの肉体を依り代にしていると考えられるのです。冗談ではなく本当に紗音はヤスの駒なのです。
うみねこ風に言えば、ヤスは紗音の命令権者なのです。一応、真里亞もさくたろうの命令権者と言えるのです。

ヤス(ベアト)が紗音を黄金郷に招いたり、恋の芽を引き継いだりできるのは、自分の駒だからなのです。真里亞もさくたろうを自分の黄金郷に招くことができるし、さくたろうが恋?をすれば、自分に引き継ぐことが、理屈の上では可能なのです。これが、人と駒の関係なのです。

「設定変更」というのは、ただ人格の設定を変更しているだけなのです。不思議なものではなく、理論上では人間に可能なもので、非常に単純明快な理屈なのです。
大事なのは、設定変更の権利を持っている方が上位、ということなのです。

例えば、さくたろうがマリア卿に頼まれ、祠の鏡を割ったとする。常識的に考えれば、真里亞が自分の意思で鏡を割っただけなのです。
EP2の紗音がベアト(ヤス)に頼まれ鏡を割ったのだとしたら、紗音人格の上位、設定変更の権利を有するヤスが自分の意思で割ったことと同義なのです。

>“お父様”というのは
>紗音は常識的に考えて
>九羽鳥庵のベアトは
>金蔵の事をそのように呼ぶだろうと推測したのです
>ところが実際には呼び捨てにしていたわけです

まず、駒の回想というものは、事実上、GMの回想なのです。EP3の金蔵とベアトの会話はGMがメタバトラに見せたものだと思うのですが。どちらにしても、GM(ベアト)より発信された情報なのです。
クレルのはらわたについては、ベアトの亡骸なのですが、一応、これもベアトから発信された情報と言えるのです。

クレルより発信された情報が嘘かもしれないという可能性は確かにありますのですが、GMベアトより発信された情報だって嘘かもしれない可能性はあると思うのです。赤字の部分は信じるしかないのですが。
そもそも、小冊子「アンチミステリーとアンチファンタジー」で、赤字を信じるかの問題を、あなたは愛する人の言葉を信じますか?と締めているのです。
クレルの言葉(はらわた)は、愛する人ベアトの言葉と同義だと思うのです。
GMベアトから発信された情報は現実、クレルから発信された情報は現実ではないと決め付けてしまうのは問題だと思うのです。
314: 名前: デカルト:2012/06/16 02:01ID:d8ta4uZg
EP5でドラノールは

"探偵は客観視点を義務付けられていマス。"
"これまでのあなたは探偵デシタ!
 そのあなたが今回は探偵でなく、私見を交える観測者であったことは示されていたのデスカ!!
 それがない限り、あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!"

と言っていますね。
EP1~4までの探偵である戦人視点の描写には見間違いは無いと言って良いかと。
(そうでないとあらゆる推理が「○○の描写は戦人が見間違えていただけ」という根拠から言えてしまいます)
315: 名前: ケーナ:2012/06/16 07:14ID:61IOpAbG
ちびゆかさん>>313

>観測者には誤認の権利があるのです。

どうもこの話題は“同じカード”を出してばかりの気がします
僕もちびゆかさんも“手持ちのカード”を
使い切ってしまっているためだと思います

一旦“棚上げ”してしまいませんか?

>死者の定義がこうだから、
>生存者の定義もこうだろうという推測のようなものなのです。

まず 何故竜騎士07さんは
“《赤:島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!》”
という妙な赤字を出したのか?
その意図を考えてみてください

おそらく「これがないとプレイヤーが“生存者”の定義を正しく理解できない」
と竜騎士07さんは考えたと思うのです
本来ならば“生存者”の定義をもっと解りやすく説明したいところですが
それをすると“ベアトの心臓”を晒すことになってしまいます
そこで“生存者”の逆である“死者”について説明することで
この問題をクリアしたのです

>>この「」を重ねるのは作品中に何度か登場しており
>>いずれも複数の人間が同じ発言をした時に使用されています
>本当なのですか?EP1の真里亞とEP4の縁寿くらいしか気付かなかったのですが。

これは検索するといくらでも出てきますが
良くあるのが“煉獄の七姉妹”です
“「静かにせぬか、やかましいッ!!」(ベアト)(EP3)
「「「「「「「ひぃッ!!」」」」」」」(煉獄の七姉妹)”

これなんて7個も重なっています

>EP2の紗音がベアト(ヤス)に頼まれ鏡を割ったのだとしたら、
>紗音人格の上位、設定変更の権利を有するヤスが自分の意思で割ったことと同義なのです。

少なくとも“人格”についての解釈は
僕とちびゆかさんの間で齟齬はないように思えます

僕は“命令権者”であり“設定変更の権利”を持つ最上位の人格を
“紗音”と表現していますが
ちびゆかさんは“ヤス”と表現している
ということのようです

“紗音”と“紗音の人格”だと区別をつけ辛いので
僕も以後は“紗音”を“ヤス”と書くことにします

僕は鏡を割ったのは“ベアトの人格”もしくは“紗音の人格”
の意思によるもので“ヤス”の意思は絡んでいないと思います

>GMベアトより発信された情報だって嘘かもしれない可能性はあると思うのです。
>赤字の部分は信じるしかないのですが。

九羽鳥庵のベアトの話が出てくるのはEP3ですが
以下の2つの赤字があります

“《赤:六軒島の中には、九羽鳥庵という隠し屋敷が実在します。 かつて実際にこの場所で、お二人(金蔵とベアト)はこのような会話をなされました。1967年の六軒島の隠し屋敷に、人間としてのベアトリーチェさまが存在した。》
《(崖から落ちた九羽鳥庵のベアトリーチェは)間違いなく死んでいる!》”

僕はこの“このような会話”というのは
“幻想修飾さえされていない実際の会話”
と解釈しています

僕は以前に「この作品はファンタジーである」と言いましたが
その所以がここにあります
何故ゲームマスターは
誰も知りえない過去の現実を描写することが出来るのでしょう?
それはこの作品がファンタジーであり
魔女が実在するためです

魔女は“過去の現実”“実在するメッセージボトル及び偽書の内容を拡張したゲーム盤”
これらを組み合わせることによって物語を紡ぎ
それで勝負をしているのです
316: 名前: ケーナ:2012/06/16 07:14ID:61IOpAbG

デカルトさん>>314

お久しぶりです

>EP1~4までの探偵である戦人視点の描写には見間違いは無いと言って良いかと。

結局“探偵に偽装は通じるのか?”これにつきますね
“額に銃創のある死体”を探偵が目撃したとして
それが特殊メイクなどで偽装されていた場合
ノックス9条“観測者は自分の判断・解釈を主張することが許される”
ということで見破れないのか
もう少し物語の中で説明して欲しかった気がします
(たぶんデカルトさんは僕の説明で納得してくれると思いますが…)
317: 名前: デカルト:2012/06/16 10:17ID:d8ta4uZg
ケーナさん>>316

犯人側も死体に偽装を行う権利があり、探偵側もそれによって騙される可能性はあると思います。
ただ、その場合は描写には偽装を示唆するような記述があることになります。
伏線描写のない偽装トリックは「ノックス第8条。提示されない手掛かりでの解決を禁ず」に抵触しますからね。

なので「死体は偽装だった」と言う推理を行う場合には、どの記述を根拠として偽装だったことを証明するのかを明確に示す必要があります。
「偽装が完璧だったため死体描写に不自然な所は出なかった」
という説明ではノックス違反でしょう。

実際うみねこでは、偽装死体は探偵が直接観測していないものばかりを登場させており、竜騎士先生もその辺りはしっかり気を使っていますね。
318: 名前: ケーナ:2012/06/16 14:26ID:61IOpAbG
デカルトさん>>317

あいかわらず端的かつ明確ですね

>実際うみねこでは、偽装死体は探偵が直接観測していないものばかりを登場させており

全EPを通して探偵が偽装死体を目撃する場面はほとんどないですよね

これからもたまにで結構ですので
僕の考察に穴や疑問に思うところがあったり
あるいは助け舟を出したくなったらよろしくお願いします
319: 名前: ちびゆか:2012/06/16 21:52ID:ddXRNAUZ
デカルトさん>>314
探偵主観に偽りがない、と探偵主観に誤認がないというのは違うと思うのですが。
あと探偵は観測しただけで、死体の死亡を確定できる、というケーナさんの解釈なのですが、ノックスの2条の超能力と同じだと思うのですが。人間は見ただけでは正確な検死などできないと思うのです。

「一番最初の犠牲者になった夏妃伯母さんたちの遺体だった。見事に全員が頭部を半分、ぶちまけられていて、俺に検死の知識がなくても、百パーセントの死亡を宣告できる惨いものだった・・・。」EP4

こういったケースは観測しただけで死亡を確定できると思うのですが。
そうでないケースは誤認の可能性があると思うのです。

探偵は嘘をつかないけど、誤認する可能性がある、これがうみねこのルールだと思うのです。
320: 名前: ちびゆか:2012/06/16 22:42ID:e6uoj2QV
ケーナさん>>315
>一旦“棚上げ”してしまいませんか?

棚上げしますのです。

>“《赤:島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!》”
>という妙な赤字を出したのか?
>その意図を考えてみてください

その赤字をどう解釈するかは自由だと思うのです。だからといって、その赤字が
「夏妃は他殺。身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある」の赤字とは別の問題だと思うのです。
紗音が夏妃を射殺。その後自殺。これだけで、夏妃は他殺、生存者にアリバイがある状況を生み出せるのです。何故、無理な赤字解釈をするのか理由がわからないのです。

>これは検索するといくらでも出てきますが
>良くあるのが“煉獄の七姉妹”です
>“「静かにせぬか、やかましいッ!!」(ベアト)(EP3)
>「「「「「「「ひぃッ!!」」」」」」」(煉獄の七姉妹)”
>これなんて7個も重なっています

そういう記法のことを言ってるのではないのです。
EP4
「大丈夫。さくたろうは消えないよ。・・・『うりゅ、真里亞。ただいま。』」

普通の記法だと、
「大丈夫。さくたろうは消えないよ。」
『うりゅ、真里亞。ただいま。』

になるのですが。

>僕は“命令権者”であり“設定変更の権利”を持つ最上位の人格を
>“紗音”と表現していますが
>ちびゆかさんは“ヤス”と表現している
>ということのようです

設定変更の権利を持つ最上位の人格を「ヤス」と認識しているなら良いのですが。

>僕は鏡を割ったのは“ベアトの人格”もしくは“紗音の人格”
>の意思によるもので“ヤス”の意思は絡んでいないと思います

これは大いに問題のある発言だと思うのです。これは例えば、さくたろうの行動、発言に真里亞の意思は絡んでいないと言ってるようなものなのです。
設定変更の権利を持つ最上位のヤスの操り人形と同じ紗音。(さくたろうと同様、紗音自身はヤスに操られている自覚はない)
その言動の全てはヤスの意思によるものなのです。

>僕はこの“このような会話”というのは
>“幻想修飾さえされていない実際の会話”
>と解釈しています

ボクはGMのシナリオだと思うのです。その内容の是非は赤字であれば信じるのみと思うのです。少なくとも「現実」ではないと思うのです。EP3なら後世のネットの偽書作家の主観ということになるのです。

>僕は以前に「この作品はファンタジーである」と言いましたが
>その所以がここにあります
>何故ゲームマスターは
>誰も知りえない過去の現実を描写することが出来るのでしょう?
>それはこの作品がファンタジーであり
>魔女が実在するためです

やはりファンタジーの存在が人を惑わせるとしか思えないのです。
ファンタジーの有無についてはっきりさせないと前に進めない気がするのです。
ファンタジー要素が一切確認できないことを、少しまとめて書こうと思うのです。
321: 名前: デカルト:2012/06/17 00:20ID:6bwoSTjQ
>ちびゆかさん

>探偵は嘘をつかないけど、誤認する可能性がある、これがうみねこのルールだと思うのです。

誤認をする可能性はあります。その場合は誤認をしたことを示す伏線描写が登場するでしょうね。
伏線描写が無い場合、「探偵が誤認をした」と言う推理が根拠不足でノックスに抵触します。

>「大丈夫。さくたろうは消えないよ。・・・『うりゅ、真里亞。ただいま。』」

これは『』が使われていますよね。
「「」」とは別の表記法なので、混同は良くないかと。
322: 名前: ちびゆか:2012/06/17 01:01ID:98UgmUQo
デカルトさん>>321
単に言葉だけの問題かもしれないのですが、探偵は誤認する権利がある以上、ケーナさんの主張である、探偵が死体を観測しただけで、死亡を確定できるというのは誤った解釈である、と言わざるえないと思うのです。

仮に推測であっても、その推測以外に、十分な手がかりのある説がなければ、実質的には、正解となるので、堂々と推測だと言えば良いと思うのです。

あとノックスに於ける探偵も観測しただけで、死亡を確定できるというのは無理だと思うのですが。見ただけで死亡を確定できるなら超能力と同じなのです。

「「」」の表記については
①「きひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす、「くっくっくっくっくっく、くっくっくっくっくっく、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」」

②「大丈夫。さくたろうは消えないよ。・・・『うりゅ、真里亞。ただいま。』」

①と②の類似性は極めて高いと思うのです。①は真里亞がベアトの声を演じているように思えます。②は縁寿がさくたろうの声を演じているように思えるのです。これを意味のない表記とするのは不自然だと思うのです。
竜騎士先生が意図的に表記したとしか思えないのです。
323: 名前: ケーナ:2012/06/17 01:11ID:872MkByR
ちびゆかさん>>320 >>322

>紗音が夏妃を射殺。その後自殺。
>これだけで、夏妃は他殺、生存者にアリバイがある状況を生み出せるのです。

これだと赤字を通すために紗音が自殺をすることになります
物語の解釈の手段として赤字があるはずなのに
赤字の為に物語を動かすというのは本末転倒ではないでしょうか?
しかもEP1の赤字が出るのはEP4です
EP4で使用する赤字の為にEP1が書かれていたとは到底思えません

“「……大丈夫。さくたろうは、消えないよ。…………『うりゅ、真里亞。ただいま。』」
「さくたろ、……さくたろ……、……ううぅうううううぅ、うわああああぁあぁうう!! さくたろぉおおぉ……、
会いたかった……、…よぉぉ……………。」
それは紛れもなく、………あの、ライオンの、……さくたろうのぬいぐるみ。そのやわらかさを、生地も縫い目も何もかも、………真里亞は忘れていた。でも、………ぬいぐるみを抱いた瞬間に、その全てを鮮明に鮮明に思い出す……。
『うりゅ。真里亞、……ただいま。』”

確かにこの場面の解釈は難しいです
さくたろうの台詞でほぼ同じなのが
2回繰り返されているのが気になるところです

何も考えずにぱっと思いつきだけを述べさせてもらうと
最初の台詞は縁寿が話したもので
後者は真里亞が話したものではないでしょうか?

というのはその後の場面で以下のベアトの発言があるからです

“「魔法のわけがない…!! 《赤:ここは妾の黄金郷》!! 《赤:妾以外の魔法は絶対に存在できない世界》!! そして妾の《赤:魔法でさくたろうを蘇らせることは出来なかった》…!! 出来るはずがないのだッ!! 《赤:そのぬいぐるみは特別なぬいぐるみ》! 《赤:楼座が娘の誕生日のために作った、世界でたった一つの》、………あ、………………ぅ、……………あ……、」”

ベアトはさくたろうをあくまで“ぬいぐるみ”として扱っています
ですから幻想存在ではなく本当にただのぬいぐるみなのではないでしょうか?

縁寿の台詞の中にさくたろうの台詞が入っているのは
それをプレイヤーに伝えるためのギミックではないかと思います

>設定変更の権利を持つ最上位のヤスの操り人形と同じ紗音
>その言動の全てはヤスの意思によるものなのです。

ここに認識の違いがあったようですね
僕はヤスと紗音の人格とベアトの人格の関係は
多重人格に近いものだと考えています
ヤスはあくまで“人間としての本体”であり
その中に宿るのが紗音の人格であり
ベアトの人格です

本物の多重人格ではないため
“設定変更”なんて真似が出来ますが
基本的な認識は
一般的な多重人格と同じでよいのではないでしょうか?
(“花さん”とか“タチバナさん”あたりがいれば
“解離性障害”とか“イマジナリーフレンド”という
語句を使えとか言い出しそうですが…)

>少なくとも「現実」ではないと思うのです。
>EP3なら後世のネットの偽書作家の主観ということになるのです。

とするならば何故 後世の偽書作家が
赤字で断言できるほど
過去にあったことを明確に描写できるのでしょう?
当事者である九羽鳥庵のベアトはこのしばらく後に死んでしまいますし
金蔵だってこんな話を誰かにするとは思えません

>ファンタジー要素が一切確認できないことを、少しまとめて書こうと思うのです。

僕自身さんざん迷走して“ファンタジー”に辿りついています
ちびゆかさんも色々考えてみてください

>ケーナさんの主張である、探偵が死体を観測しただけで、
>死亡を確定できるというのは誤った解釈である

これはちょっと誤解があるかもしれません
“探偵が死体を観測し
その死体にごまかしようがなく
明確に致命傷と思われる傷が確認できたなら
それは間違いなく死んでいる”
というのが僕の考え方です

>堂々と推測だと言えば良いと思うのです。

というか本文中に確定できる情報がないため
推測で説明せざるを得ないのです
324: 名前: デカルト:2012/06/17 01:15ID:6bwoSTjQ
ちびゆかさん>>322

>仮に推測であっても、その推測以外に、十分な手がかりのある説がなければ、実質的には、正解となるので、堂々と推測だと言えば良いと思うのです。

ノックスに抵触する推測をすること自体は自由だと思います。
ノックスも絶対に守らなければいけないという訳でもないですし。
(私は守られているという仮定で推理しますが)

>①と②の類似性は極めて高いと思うのです。

他の場面(ケーナさんが挙げた七杭の例等)の「「」」表記は同時に喋っていることを表していることを示していますよね?
なのに何故この場面だけ「「」」が「『』」の表記と同じ意味で使われたと考えるのでしょうか?
325: 名前: otoma:2012/06/17 20:12ID:bd6d.hQp
ちびゆかさん>>322
偶然EP2で次の記述を見つけたので考察してみます。
>「くっくくくくくくきききききききききききききききききき!! さぁ戦人、南條に検死を任せてよいのか? ミステリーの古典では検死の医者がグルというのが伝統なのだろう?なら南條に検死を任せるな、そなたが自らするが良い。間違いなく、6人の死体が当人で、死んだふりなどでなく、本当の本当に死んでいることを充分に確認するがいいッ!!お前の父親が、母親が、腹を裂かれて臓物を引きずり出されて殺されていることを、腹に手を入れてその手触りで確認するがいいッ!!!くっはははははははははははははははははははは、きーっはっはっははははははははははははははははッ!!」
これは挑発ではなくプレイヤーの探偵駒が現場検証や検死をする事をゲームマスターが認めているセリフではと思いました。
EP5ではヱリカが次の様に言ってます。
>「(赤:探偵権限。……探偵は全ての現場を検証する権利を持つ。そこを退きなさい、右代宮戦人。これはニンゲン側に認められた、ゲームの正当な権利よ。)」
駒達の常識では現場保全のために素人による直接の検死が禁じられていますが、これらの記述から駒戦人が直接検死をしても周りの駒やゲームマスターはそれを阻止する事は出来ないと思います。
この事から物語上では観測による検死しかしておらず、誤認の可能性はありますが、リスクを考えると殆どの死体は死んでると思います。
しかし、例外があります。
EP1の第一の晩の紗音の死体を戦人が空気を読まずに検死すれば直ぐに見破られたと思います。
EP3の紗音の死体も戦人が直接検死すれば見破られたと思います。
EP3でベアトリーチェがラムダデルタに怒られたのもこの事かと思いました。
EP4では戦人が嘉音以外の死体を充分検死しているので疑う必要はないと思います。
EP1~4の実行犯が紗音なら紗音と嘉音の死体は疑うべきですが、他の死体はリスクを考えると疑う必要は無いと思います。
326: 名前: ちびゆか:2012/06/17 22:15ID:84V3SlXM
ケーナさん>>323
>これだと赤字を通すために紗音が自殺をすることになります
>物語の解釈の手段として赤字があるはずなのに
>赤字の為に物語を動かすというのは本末転倒ではないでしょうか?

ボクは逆だと思うのです。物語の為に赤字を動かすというのは本末転倒だと思うのです。何故なら「絶対の真実」という建前の赤字。物語の解釈しだいで、「絶対の真実」がころころ変わってしまうのは、おかしいと思うのです。

>ベアトはさくたろうをあくまで“ぬいぐるみ”として扱っています
>ですから幻想存在ではなく本当にただのぬいぐるみなのではないでしょうか?
>縁寿の台詞の中にさくたろうの台詞が入っているのは
>それをプレイヤーに伝えるためのギミックではないかと思います

最初のさくたろうのセリフは縁寿、二回目は真里亞というのは、ありえると思うのです。
「……大丈夫。さくたろうは、消えないよ。…………『うりゅ、真里亞。ただいま。』」
「さくたろ、……さくたろ……、……ううぅうううううぅ、うわああああぁあぁうう!! さくたろぉおおぉ……、
会いたかった……、…よぉぉ……………。」

縁寿の人形ごっこにより、真里亞がさくたろうの魂を呼び戻し、再び人形ごっこを行ったとするのは何の不思議は無いのです。

>僕はヤスと紗音の人格とベアトの人格の関係は
>多重人格に近いものだと考えています

実際の多重人格というものがよく解らないのですが、駒の恋の芽を引き継いだり、弟を与えたり、自分の黄金郷に招いたり、自由に操ることは不可能だと思うのです。それゆえに紗音は、真里亞に於けるさくたろう、縁寿に於けるマモン、こういったマリアージュの魔法世界の仲間と同じ存在だと思うのです。
マモンやさくたろうと決定的な違いは依り代が肉の器(ヤスの肉体)である為、
第三者が見れば普通の人間に見えるということなのです。

竜騎士先生は恐らく、人格A、人格B、が一つの肉体に存在し、設定変更の権利を持つ人格が上位、持たない人格は下位。上位は下位を思い通りに操ることができる。下位は上位に操られている自覚がない。
病気というより、人格を記号のように扱っていると思うのです。

あと「イマジナリーフレンド」というのは真里亞とさくたろうのケースによく似ている、というのをどこかで見たのですが。直訳すれば「想像の友達」なのですが、マリアージュの仲間に近いと思ったのです。

>とするならば何故 後世の偽書作家が
>赤字で断言できるほど
>過去にあったことを明確に描写できるのでしょう?
>当事者である九羽鳥庵のベアトはこのしばらく後に死んでしまいますし
>金蔵だってこんな話を誰かにするとは思えません

これは以前、縁寿創作説のまとめでライティングの一部の裏づけしたのですが、必ず、ライティングの根拠となる手がかりがあると思っていますのです。
これは歴史小説のようなものなのです。歴史小説であれば、嘘は当然含むのですが、全部嘘というものでもないのです。

>僕自身さんざん迷走して“ファンタジー”に辿りついています
>ちびゆかさんも色々考えてみてください

ファンタジーが確認できない。これは簡単な奴を言うと
「私はあの日に言ったわ、暴言を。貴方たちやさくたろうに。存在するわけがないって。」
「失礼しちゃうわ。私たちは私たちが存在するって、自ら認めている。魂が寝ぼけてるニンゲンどもとは訳が違うのよ。・・・“我思う故に我あり”。魔法を認めようと否定しようと、私たち煉獄の七姉妹という魔法が存在することは、ゆえに事実。~」EP4

我思う故に我あり、これは思考する自分の存在は疑えないという真理なのですが、うみねこの世界では「思考する自分」ですら疑えるのです。
マモンが「我思う故に我あり。煉獄の七姉妹という魔法が存在する事は、故に事実。」と言っても、マモンは縁寿の中の概念に過ぎないのです。

ファンタジーを妄信してしまう、最も代表的な理由の一つは、ラムダがいるから~、フェザリーヌがいるから~、ファンタジーに決まってる、というものがあるのですが、うみねこの世界では「思考する自分」が疑える以上、魔女や悪魔がいるからいるという論法は通用しないのです。

そのうち、まとめて言おうと思うのです。

>その死体にごまかしようがなく
>明確に致命傷と思われる傷が確認できたなら
>それは間違いなく死んでいる”
>というのが僕の考え方です

誤解はないと思うのです。
「一番最初の犠牲者になった夏妃伯母さんたちの遺体だった。見事に全員が頭部を半分、ぶちまけられていて、俺に検死の知識がなくても、百パーセントの死亡を宣告できる惨いものだった・・・。」EP4

これが100%の死亡を確定できるケースなのです。ドラちゃんのいうところの誤認不可能な死体というものなのです。99%死体だと思う描写でも、理論上は誤認可能死体となるのです。

327: 名前: ケーナ:2012/06/17 23:00ID:872MkByR
ちびゆかさん>>326

>物語の為に赤字を動かすというのは本末転倒だと思うのです。
>何故なら「絶対の真実」という建前の赤字。物語の解釈しだいで、
>「絶対の真実」がころころ変わってしまうのは、おかしいと思うのです。

僕が言いたいのは“物語にあわせて赤字をコロコロ変える”
という意味ではありません

ベアトは赤字について以下のように説明しています
“「妾がどのような魔法の一手を仕掛けようとも、そなたには常に“情報不足”や“根拠否定”を繰り返すことで延々と逃げ続けることができる。…これでは最終的に妾が勝つことが変わらぬとしても、あまりに退屈を極める。……その為、妾はそなたが望む“情報”と“根拠”を与えてやろうと思う。しかし、そなたは妾の言葉ひとつひとつを疑って掛かるだろう。それ自体は悪いことではない。妾もそなたを屈服させるためにあらゆる手を指す。互いに最善手を探りあうその姿勢は嫌いではない。……しかしそれではゲームにもならぬ。だからこのルールを設けた。《赤:妾が赤で語ることは全て真実》! 疑う必要が何もない!」(ベアト)(EP2)”

つまり“赤字”とは物語を解釈する上で
必要な“情報”と“根拠”を与えるためのもので
物語を読み解くための“ツール”なわけです

ですから物語があってはじめて赤字があるわけで
その逆ではないのです

>実際の多重人格というものがよく解らないのですが、
>駒の恋の芽を引き継いだり、弟を与えたり、
>自分の黄金郷に招いたり、自由に操ることは不可能だと思うのです。

本来“多重人格(解離性障害)”というものは“病気”です
心理学で言うところの“逃避”や“適応機制”による
人体の自己防衛反応といったところでしょうか
(昔 本を読んだことがありますがよく覚えていません)

ですから本来的には“自分では制御不能”です
ところがヤスの場合は“設定変更”によって
新たに人格を作り出したりしています
ですから言うなれば“多重人格ごっこ”であり
本当の“多重人格”ではないのです

>「イマジナリーフレンド」というのは真里亞とさくたろうのケースによく似ている

この“イマジナリーフレンド”という言葉は
あまり見たことがない気がしますが
おそらく日常生活をする上で
“多重人格”ほど悪影響を及ぼさないため
それほど問題視されないためでしょう

ヤスの過去の話に“ヤスが憧れる理想の使用人”である
“紗音”が出てきますが
あれがイマジナリーフレンドだと思います

真里亞とさくたろうの関係も
イマジナリーフレンドに近いでしょうが
“さくたろうのぬいぐるみ”という媒介がありますので
また少し違うのではないかと思います

>うみねこの世界では「思考する自分」が疑える以上、
>魔女や悪魔がいるからいるという論法は通用しないのです。

赤字を信じると“創作”という考え方に無理が出てくるため
僕はこの作品を“ファンタジー”と認識しています
魔女や悪魔がいるからではありません
328: 名前: ちびゆか:2012/06/17 23:04ID:23utXCPy
デカルトさん>>324
「堂々と推測だと言えば良いと思うのです。」というのは、ケーナさんのような立場なら、探偵は死体を誤認しない、という拡大解釈はせず、堂々と、死体である可能性が高いと述べるべき、という意味なのです。
ボクの書き方が悪かったのですが。

ボクは一応ノックスも含め、赤字も絶対に守るという立場なのです。

>他の場面(ケーナさんが挙げた七杭の例等)の「「」」表記は
>同時に喋っていることを表していることを示していますよね?
>なのに何故この場面だけ「「」」が「『』」の表記と同じ意味で使われたと考>えるのでしょうか?

①「A「B」」 EP1の真里亞
②「A『B』」 EP4の縁寿

この類似時は高いと思うのですが。

煉獄の七姉妹のは
「「「「「「「A」」」」」」」
ですので、違う表記法だと思うのです。

otomaさん>>325
>これは挑発ではなくプレイヤーの探偵駒が現場検証や検死をする事
>をゲームマスターが認めているセリフではと思いました。

ボクはどちらかと言うと、EP1の探偵戦人の検証が不十分だったことを意味して、EP2では誤認のないように、しっかり検証しろ、という意味だと思うのです。

>「(赤:探偵権限。……探偵は全ての現場を検証する権利を持つ。
>そこを退きなさい、右代宮戦人。これはニンゲン側に認められた、
>ゲームの正当な権利よ。)」
>駒達の常識では現場保全のために素人による直接の検死が
>禁じられていますが、これらの記述から駒戦人が直接検死
>をしても周りの駒やゲームマスターはそれを
>阻止する事は出来ないと思います。

確かに探偵は現場の検証をする権利があると、はっきり明記されているのです。
ただ、「権利」というのは必ず行使するものではないのです。
その権利をしっかり探偵が行使しているとは限らないのです。
ルール上では確かにGMといえどそれを阻止することは出来ないと思うのです。

>この事から物語上では観測による検死しかしておらず、
>誤認の可能性はありますが、リスクを考えると殆どの死体は
>死んでると思います。

ボクは100%の保障はできないが、死んでいる可能性は高いと推測することは良いと思うのです。断定してしまうと、油断というか、見落としが生じてしまうと思うのです。

>EP1~4の実行犯が紗音なら紗音と嘉音の死体は疑うべきですが、
>他の死体はリスクを考えると疑う必要は無いと思います。

EP1、3の紗音は直接探偵が観測していないので、疑うのは当然だと思うのですが、ボクが気になっているのは、探偵が直接観測した死体の問題なのですが、ルール上は100%の死亡の確定はできないので、もしかしたら、という気持ちはあるのですが。考えすぎということも十分あるのですが。

EP3でベアトがラムダに怒られたのは、遊びが多い、という部分だと思うのですが、これはまた別の問題ような気がするのですが。本気を出していないみたいな。
329: 名前: ちびゆか:2012/06/18 00:12ID:6d70vZFA
ケーナさん>>327
>つまり“赤字”とは物語を解釈する上で
>必要な“情報”と“根拠”を与えるためのもので
>物語を読み解くための“ツール”なわけです

>ですから物語があってはじめて赤字があるわけで
>その逆ではないのです

それは建前なのです。絶対性を謳っているのは「赤字」なのです。絶対性の保障された赤字が算数パズルの土台となるのです。物語にあわせ赤字の解釈を変えるなど、本末転倒なのです。

>ですから本来的には“自分では制御不能”です
>ところがヤスの場合は“設定変更”によって
>新たに人格を作り出したりしています
>ですから言うなれば“多重人格ごっこ”であり
>本当の“多重人格”ではないのです

ヤスも縁寿や真里亞と同じ種類に属する人間だと思うのです。マリアージュの魔法は多重人格ごっこ(高度な人形ごっこ)であると思うのです。

>真里亞とさくたろうの関係も
>イマジナリーフレンドに近いでしょうが
>“さくたろうのぬいぐるみ”という媒介がありますので
>また少し違うのではないかと思います

依り代が自分の肉体かぬいぐるみかの違いしかないと思うのです。
ヤスの方が、自分の体を駒に譲ってしまうという大胆なことはしていますが。

>赤字を信じると“創作”という考え方に無理が出てくるため
>僕はこの作品を“ファンタジー”と認識しています
>魔女や悪魔がいるからではありません

ファンタジーを信じたいが為に、八城創作の偽書が数枚の日記風手記でしかないと、それこそ本末転倒の解釈を出してしまうのが、ファンタジーの限界というか矛盾なのです。
ファンタジーとは不可思議。そして不可思議とは絶対に人間の理屈では説明できないのです。算数パズルの命題とは本来、普遍的、論理的に説明しなければならないのです。ファンタジーという不可思議を妄信している限り、永遠にそれはできないと思うのです。
330: 名前: デカルト:2012/06/18 01:43ID:a5d58/vg
ちびゆかさん>>328

>煉獄の七姉妹のは
>「「「「「「「A」」」」」」」
>ですので、違う表記法だと思うのです。

もしうみねこの本文のテキストを持っていましたら 」」 で検索をかけてみてください。
他の例はとても沢山あり、全てが同時に複数の人が喋っていることが明白な場面です。
勿論二人の場合は「「」」となっています。
対して、「『』」となっているものは真里亞とさくたろうの例のようなものしかありません。

これはちびゆかさんだけに対しての助言ではありませんが、自分の説を守るために視野が狭くなるということは良くないことなので、最近うみねこを通して読みなおしていない人は、一度本文を広く読みなおすことをオススメします。
331: 名前: ケーナ:2012/06/18 05:06ID:9c/gpTif
ちびゆかさん>>329

>物語にあわせ赤字の解釈を変えるなど、本末転倒なのです。

EP1ではそもそも赤字などありませんでした
下手をすれば竜騎士07さんはEP1の段階では
赤字というアイデアを持っておらず
EP1を終えてのユーザーのトンデモ推理を見て
「このままEP2に入っては大変なことになる」
ということで
EP2を書く際に思いついた可能性さえあります

竜騎士07さんが
何故EP4でEP1の赤字を出したかといいますと
ユーザーの推理が余りにショボく
「このまま出題編を終えては大変なことになる」
ということでテコ入れを図ったのだと思います
(まあ結局“大変なこと”になったまま
最後まで行っちゃったのですが…)

>依り代が自分の肉体かぬいぐるみかの違いしかないと思うのです。
>ヤスの方が、自分の体を駒に譲ってしまうという大胆なことはしていますが。

僕も基本的には同じものだと考えています
ただ 本来的に“イマジナリーフレンド”というものは
媒介を持たないはずで
他人には認識できない不可視の存在なのだと思います
(いわゆる一つの“エア友達”)
真里亞の場合はさくたろうのぬいぐるみを擬人化し
「さくたろうがしゃべった」という設定で
自分がしゃべっています

ですから厳密に言うとヤスにとっての”紗音”と
真里亞にとっての“さくたろう”は
少し違うものなのではないかと思います

>ファンタジーを信じたいが為に、八城創作の偽書が
>数枚の日記風手記でしかないと、
>それこそ本末転倒の解釈を出してしまうのが、
>ファンタジーの限界というか矛盾なのです。

ここにも誤解があると思います
僕は“ファンタジーありき”ではなく
本文中のさまざまな情報を組み合わせると
“ファンタジーと考えざるを得ない”
という立場です
332: 名前: ケーナ:2012/06/18 05:10ID:9c/gpTif
デカルトさん>>330

>もしうみねこの本文のテキストを持っていましたら

どうも僕以外に“本文テキスト”を
活用している人はいないですよね
引用する時に“コピペ”が使えますし
検索する時も非常に便利なのですが…
333: 名前: ちびゆか:2012/06/18 19:45ID:5awO1Ank
デカルトさん>>330
>もしうみねこの本文のテキストを持っていましたら 」」
> で検索をかけてみてください。
>他の例はとても沢山あり、全てが同時に複数の人が喋っている
>ことが明白な場面です。
>勿論二人の場合は「「」」となっています。

「・・・お前たちはゆっくり修理していなさい。私が行って来ます。」
「「ごめんなさいいい~!!」」 EP4

こういったものは、「「A」」であり、これは単に複数のキャラクターが「A」と同時に言っているだけなのです。

ボクが言っているのは「A「B」」の表記についてなのです。

「きひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす、「くっくっくっくっくっく、くっくっくっくっくっく、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!」」

「「A」」と「A「B」」が同じ表記の訳はないのです。
そして「A「B」」の表記はEP4の縁寿の「A『B』」と類似していると言っているのです。

>これはちびゆかさんだけに対しての助言ではありませんが、
>自分の説を守るために視野が狭くなるということは
>良くないことなので、~

「「A」」と「A「B」」の表記の違いを無視する方が視野が狭くする考えだと思うのです。

ケーナさん>>331
>下手をすれば竜騎士07さんはEP1の段階では
>赤字というアイデアを持っておらず
>EP1を終えてのユーザーのトンデモ推理を見て
>「このままEP2に入っては大変なことになる」
>ということで
>EP2を書く際に思いついた可能性さえあります

んなわけないでしょッ!!なのです。
そういった出題者への不敬がものを読めなくする最大の理由となるのです。

>ですから厳密に言うとヤスにとっての”紗音”と
>真里亞にとっての“さくたろう”は
>少し違うものなのではないかと思います

依り代が違うだけで、紗音もさくたろう同じ存在だと思うのです。
ただ人間の肉体に人格A、人格Bが存在し、設定変更の権利を持つ方が上位人格(ヤス、真里亞)であるというだけだと思うのです。

>僕は“ファンタジーありき”ではなく
>本文中のさまざまな情報を組み合わせると
>“ファンタジーと考えざるを得ない”
>という立場です

生物は何故誕生したのか?宇宙は何故存在するのか?物質には何故質量というものがあるのか?
この世には解らないものがたくさんあると思うのです。
解らない故に、全て神が創造した。それ故に神が存在する。こういった考えを持つ人も大勢いるのだと思うのです。

でもボクは人間の知性によってうみねこの謎を照らしたいのです。
人間の歴史が神の束縛からの解放のようなものであり、うみねこもまた、ファンタジーの束縛からの解放だと思うのです。

解らないからファンタジーが存在する。中世の人間のような発想なのです。
334: 名前: ケーナ:2012/06/18 20:15ID:9c/gpTif
ちびゆかさん>>333

>>下手をすれば竜騎士07さんはEP1の段階では
>>赤字というアイデアを持っておらず
>>>EP2を書く際に思いついた可能性さえあります
>そういった出題者への不敬がものを読めなくする最大の理由となるのです。

僕はむしろEP1でのユーザーの反応から赤字を思いつき
それをそのまま以降のゲームの根幹に据えたのなら
すごいことだと思います

>依り代が違うだけで、紗音もさくたろう同じ存在だと思うのです。

さくたろうの場合“媒介”である“さくたろうのぬいぐるみ”が失われると
存在できなくなってしまいます
ところが“紗音”は“媒介”を必要としないため
そのようなことはありません

また 真里亞とさくたろうのやり取りは実際に声に出して行われているため
第三者にもそれが伝わります
ところがヤスと紗音のやり取りは
心の中で行われれるため
第三者にはただ“ヤスがボーっとしている”
だけにしか思えないでしょう

ただ今のところ僕にはこの違いに何か意味があるとは思えませんので
“基本的に同じもの”と考えています

>解らないからファンタジーが存在する。中世の人間のような発想なのです。

これも少し違います
“ファンタジーである証拠”があるために“ファンタジー”なのです
“理解できないからファンタジー”というわけではありません
335: 名前: デカルト:2012/06/18 21:33ID:a5d58/vg
ちびゆかさん>>333

>「「A」」と「A「B」」の表記の違いを無視する方が視野が狭くする考えだと思うのです。

以下のように「A「B」」の例もあります。
ちゃんと探してみてください。

(EP4 縁寿の学園時代)
「大丈夫よ、右代宮さん。これからは私たちがいつも一緒にいてあげるから。一緒にお勉強して、生まれ変わりましょう? ね?」
「くすくすくす「あははははは「きゃっひゃひゃひゃひゃひゃ!!」」」

(EP5 ベルンとラムダ)
「嫌じゃないってぇ!
 くすくすくす!! あんた、ピン確定ねー!!」
「あっははは、あっはははははは「
きゃっはははっはっはっはっはくっひゃっはっはっはァ!!!」」
336: 名前: ちびゆか:2012/06/19 02:32ID:c6Z7teXl
ケーナさん>>334
>僕はむしろEP1でのユーザーの反応から赤字を思いつき
>それをそのまま以降のゲームの根幹に据えたのなら
>すごいことだと思います

うみねこはひぐらし執筆中からじっくり構想を練っていたと思うのです。
赤字は急に思いついたようなものではないと思うのです。

>ただ今のところ僕にはこの違いに何か意味があるとは思えませんので
>“基本的に同じもの”と考えています

設定変更の権利を持っている人格こそ、真の意味での「人間」ということが重要ではないかと思うのです。
紗音がベアトに頼まれ祠の鏡を割ったという行動は、ヤス人格から見ると、ただ自分の意思で祠の鏡を割ったということになるのです。
設定変更の権利を持つヤスの意思は、通常のゲーム盤では非常に解りにくくなっているのです。単純に「ベアト」がヤス人格として解釈してよいのか、難しいところだと思うのです。
ボクが祠の鏡に拘るのは駒紗音の動機より、その上位のヤスの動機が大事だと思っているからなのです。

>これも少し違います
>“ファンタジーである証拠”があるために“ファンタジー”なのです
>“理解できないからファンタジー”というわけではありません

ファンタジーの存在など確認できないと思うのですが。そんな証拠はないと思うのです。あったらびっくりなのです。そもそも、ファンタジーを否定する為に戦人は戦っているのに、読者がファンタジーを護ろうとする姿勢は、うみねこのキャッチコピーでもある「アンチミステリーVSアンチファンタジー 絶対にあなたは屈服する」の「屈服」の状態のようだと思うのです。


デカルトさん>>335
もうびっくりさせないで欲しいのです。
「大丈夫よ、右代宮さん。これからは私たちがいつも一緒にいてあげるから。一緒にお勉強して、生まれ変わりましょう? ね?」
「くすくすくす」「あははははは」「「「きゃっひゃひゃひゃひゃひゃ!!」」」

が正確な記述なのです。

EP5はまだ確認していませんが・・・多分そんな表記になっているとは思えないのですが。


337: 名前: デカルト:2012/06/19 03:06ID:10SP0sTe
ちびゆかさん>>336

>「大丈夫よ、右代宮さん。これからは私たちがいつも一緒にいてあげるから。一緒にお勉強して、生まれ変わりましょう? ね?」
>「くすくすくす」「あははははは」「「「きゃっひゃひゃひゃひゃひゃ!!」」」

>が正確な記述なのです。

こちらこそびっくりしました。
さすがにこれはちょっと自分の説に拘りすぎてしまっているのでは……

該当場面のスクリーンショットを撮りましたので、よく見てみてください。

EP4
www1。axfc。net/uploader/Img/so/144433

EP5
www1。axfc。net/uploader/Img/so/144434

(書き込み制限があったので「。」を「半角ピリオド」に変えて開いてみてください)
338: 名前: ケーナ:2012/06/19 05:11ID:85QvdMWm
ちびゆかさん>>336

>うみねこはひぐらし執筆中からじっくり構想を練っていたと思うのです。
>赤字は急に思いついたようなものではないと思うのです。

僕も実のところはそう思います
(インタビューで「赤字があるから主観異常が許される」
というようなことを言っておられましたし)

>設定変更の権利を持つヤスの意思は、
>通常のゲーム盤では非常に解りにくくなっているのです。
>単純に「ベアト」がヤス人格として解釈してよいのか、難しいところだと思うのです。
>ボクが祠の鏡に拘るのは駒紗音の動機より、
>その上位のヤスの動機が大事だと思っているからなのです。

ゲーム盤はヤスが書いたメッセージボトルを核とした
“純粋なミステリー”なわけですが
メッセージボトルの中に登場するのは
紗音と嘉音だけだと思います

これをゲームマスターであるベアトが
ゲーム盤として拡張するわけですが

そのベアトにとっての更なる上位存在である
ヤスの影響をベアトは受けているのか否か
確かにこれは難しい問題です

僕は以前「メタ世界のベアトは
ゲームマスターであるベアトの駒なのでは?」
という仮説を検証してみましたが
いろいろそれっぽい証拠は出てくるものの
確証には至りませんでした

ただ“鏡割り”は現実世界での出来事ですので
もう少し単純に捉えることができると思います

ヤスの中に存在する“ベアトの人格”と“紗音の人格”
それぞれに鏡を割る動機がありますが
ヤスにはそんな動機など考えられないためです

>ファンタジーの存在など確認できないと思うのですが。
>そんな証拠はないと思うのです。

確かに“明確な証拠”を示すことは出来ません
でもそれは僕が“ヤス=幾子説”は絶対にありえない
と考えつつも“明確な証拠”を提示出来ないのと
同じことだと思います

もしそれが出来てしまったら
“猫箱”の意味がなくなってしまいますから
339: 名前: otoma:2012/06/19 20:31ID:88R7K/dy
ケーナさん>>331
すみません。腹が立ったので2度目の最後の書き込みにさせてもらいます。
ケーナさん。平均より少し推理が進んでいる程度で他の推理士を見下すような態度はいけないと思います。
自分も大したことありませんが、ケーナさんが公式を遥かに超えてKEIYAさんも超えた推理士とは思えません。
今までの受け答えを見た限りでは。
ちゃんとした説を見てないのでこちらの勘違いかもしれませんが、ケーナさんは公式の平均よりも上のレベルだと思います。
ただ、公式では自分の説を相手に強要せずにお互いの説を尊重していましたから、これが真実だ。みたいなインパクトは無かったと思います。
自分はEP8が出てから公式が閉鎖されるまでの僅か11ヶ月の間にポツポツと自説を投下していただけなのでそれ以前のもっと推理が活発に行われていた時期の様子は知りませんが、多分ケーナさんが想像する以上にハイレベルな推理考察が行われていたと思います。
とにかく。彼らをよく知りもしないで自分は凄いと勘違いして馬鹿にするような態度が許せません。
仮にケーナさんが全て至ったとして、それを小出しにして他の推理士を見下すような態度をとるのも人間として最低だと思います。
これを読んで気分を悪くされたと思いますが、元公式推理士代表として自分が意見しなければと思い書き込みました。
ケーナさんは少しでも多くの真実に至りたいと、毎日ちびゆかさんと激しい議論を繰り返している。
その努力は立派だと尊敬していますので、「自分はまだまだ未熟だからもっと精進せねば。」という謙虚な気持ちで頑張ってほしいと思います。
それと自分以外の説は間違ってるから否定してやるぜ。みたいな態度もよくないと思います。>>301
もっと気楽に書き込めて受け入れてもらえる雰囲気を作らないと敷居が高すぎて他の推理士が書き込みにくいと思います。

最後に色々と言いたい事を言って逃げる様に立ち去るのは自分でも卑怯だなと思いますがどうしてもケーナさんとは合わないのでこれを最後の書き込みとさせてもらいます。
340: 名前: ケーナ:2012/06/19 21:42ID:85QvdMWm
otomaさん>>339

残念なことに僕は公式掲示板に
出入りしたことがないものですから
そのレベルがどの程度のもので
最終的にどれくらいのレベルに至ったのか
わかりません

ただ『真相考察』を持っていますので
各EPごとのリアルタイムでの考察の至り具合は
把握していますし
その至り具合を
竜騎士07さんが
どのように受け止めていたのかも
だいたい把握しています

その情報を基にして書いたのが>>331ですので
内容的にはそれほど問題はないのではないかと思います

僕がむしろ不思議に思うのは
otomaさんにせよ鬼炎さんにせよ
「公式に参加していた」という触れ込みで接触してくる以上
“公式の看板を背負っている”という事実を認識しているのだろうか?
ということです

僕が拝見する限りお二人は
「自分の説を否定されたり気に食わないことがあると
すぐにへそを曲げて文句を垂れてどこかに行ってしまう人」
にしか思えません

これで僕に対して「敬意を持て」だの「立場を弁えろ」だのと言われても
正直言って困ります
僕にとって“公式のレベルを下げている”のは
何よりもあなた方のこの場での振舞いなのです

「自分はたいしたことはないけど仲間には凄い人がいた」
というのならその人を引っ張ってきてください
あなた方が僕の考察を上回る考察を示せず
僕以上の考察者も引っ張って来れないのなら
僕にとってはそんなのただの幻想です

何度も書いていますが
僕は“考察自慢”がしたいわけではないのです
人と考察を戦わせ より高みに上りたいだけです
“公式”という肩書き自慢がしたいのなら
どこか別のところでやってください
少なくともこの場ではそんなものは何の価値もありません

こういうことを書くと
ちびゆかさんにまた怒られるかもしれませんが
二度と来ないと言うのですから良いですよね?
341: 名前: 名無しさん:2012/06/19 22:35ID:02zpSpLh
>>ケーナ
お前のその態度とかが「うみねこのなく頃に」と竜騎士07先生を貶めていることを少しは自覚しろ。
342: 名前: デカルト:2012/06/19 23:32ID:10SP0sTe
議論の外から少しだけコメントをさせてもらいますが、推理の話ではなく態度やマナーの話で盛り上がるのなら、うみねこ関連雑談専用スレの方で話し合って頂ければと希望します。
343: 名前: ちびゆか:2012/06/19 23:46ID:67S2WLaj
デカルトさん>>337
確認しましたのです。確かに原作ではデカルトさんのいうとおりの記述だったのです。
でも小説版だと
「大丈夫よ、右代宮さん。これからは私たちがいつも一緒にいてあげるから。一緒にお勉強して、生まれ変わりましょう? ね?」
「くすくすくす」「あははははは」「「「きゃっひゃひゃひゃひゃひゃ!!」」」

こうなっているのです。本当なのですよ。
PS版だとどうなってるんだろう。本当にびっくりなのです。

ケーナさん>>338
>僕は以前「メタ世界のベアトは
>ゲームマスターであるベアトの駒なのでは?」
>という仮説を検証してみましたが
>いろいろそれっぽい証拠は出てくるものの
>確証には至りませんでした

EP5のTIPSだと「この世界を生み出した最上位のベアト。第4のゲームにて全てをバトラに託し、ゲームマスターの座を降りた。~」
メタのベアトはカケラの領主で、領地(ゲーム盤)に於いてはトップだと思うのですが。

>ヤスの中に存在する“ベアトの人格”と“紗音の人格”
>それぞれに鏡を割る動機がありますが
>ヤスにはそんな動機など考えられないためです

さくたろうが勝手に動かないように、駒である紗音も勝手に動くことは、理屈の上ではないのです。ボクは設定変更の権利を持つ、上位の人格「ヤス」の動機を正確に知る必要があると思うのです。
事件の動機がいまいちピンとこないと思ってる人は多いと思うのですが、紗音とヤスがごっちゃになっていると思うのです。

>確かに“明確な証拠”を示すことは出来ません
>でもそれは僕が“ヤス=幾子説”は絶対にありえない
>と考えつつも“明確な証拠”を提示出来ないのと
>同じことだと思います

ファンタジーの存在する明白な証拠がないのに、ファンタジーが存在するという前提を鵜呑みにしているのが、ボクは理解できないのです。

あと不可思議だと思われていた存在を全て人間の理屈で説明する。
「ケーナくん、この世には不思議なものなど、一つもないのだよ。不思議なものは人間の概念でしかないのだよ。」
名探偵が不思議を全て解明するのがミステリーの醍醐味だと思うのです。
ボクが知っているのは、そういったミステリーなのです。ファンタジー風ミステリーというのがどうも好きになれないし、うみねこは本格ミステリーだと信じているので、ファンタジー要素は皆無だと思うのです。
344: 名前: デカルト:2012/06/20 00:31ID:20yC7TLp
ちびゆかさん>>343

>こうなっているのです。本当なのですよ。
>PS版だとどうなってるんだろう。本当にびっくりなのです。

そうだったのですか、それは予想外でした。
ちびゆかさんが原作のテキストを読み間違えたみたいなことを言ってしまって申し訳ありません。失礼しました。

とはいえ先に示したように、原作では「「」」、「~「」」共に、複数の人物がしゃべっていることを示しているということは言えますので、
「~『』」とは分けて考えるのが無難だと思います。
「~『』」は原作だと1箇所しか見つかりませんでしたし、そもそも使われている記号そのものが違うので。
345: 名前: ちびゆか:2012/06/20 00:52ID:b2VwN3Ku
デカルトさん>>344
>「~『』」とは分けて考えるのが無難だと思います。

「~「」」と「~『』」の違いは、たださくたろうのセリフかどうかだけだと思うのです。同一人物が演じている可能性はあると思うのです。
あと、EP1のラストという重大な場面ですので、無視はできないのです。
「夏妃は他殺、生存者に全員アリバイ」の状況にも関わってくると思うのです。
ラストのベアトが真里亞が依り代のようなものを使い演じるものであるならば、
紗音を生還者に含めるような強引な赤字解釈が不要になるのです。玄関ホールが暗がりだったことも探偵が誤認する可能性もあると思うのです。
すぐに結論を出せるものではないのですが、「~「」」は気に留めておいた方が良いと思うのです。
346: 名前: デカルト:2012/06/20 01:07ID:20yC7TLp
ちびゆかさん>>345

>「~「」」と「~『』」の違いは、たださくたろうのセリフかどうかだけだと思うのです。同一人物が演じている可能性はあると思うのです。

だとすると、ベルンとラムダは同一人物が演じているということになってしまいます。

赤字の解釈を特定する為に記号の解釈をその場その場で歪めてしまうのも良くないと思いますので、ちびゆかさんも両方に筋が通る別の解釈を考える挑戦を改めて行うことをオススメします。
ベアトを真里亞が演じるというのも他の場面には無い強引な解釈にも思えますし、他にもっと良い解釈があるかと。

探偵が誤認する可能性があるというなら、敢えて真里亞がベアトを演じていた等という解釈をしなくても、探偵側のゲームの敗北により魔女の声を探偵が聞くという幻想描写を挿入されたとだけ考えるのも一つの手ですね。
(EP2で戦人がベアトを見ているというのと同じような話です)
347: 名前: ケーナ:2012/06/20 06:56ID:5fFAzQPX
ちびゆかさん>>343

>EP5のTIPSだと「この世界を生み出した最上位のベアト。
>第4のゲームにて全てをバトラに託し、ゲームマスターの座を降りた。~」

でゲーム盤のベアトの説明が以下です
“彼女自身は駒に過ぎず、上層界の当人はゲームマスターを退いているため、第5のゲームの真相を知り得る立場にない。そのため、これまでのゲームとは異なる立ち位置にいる。”

ゲームマスターのベアトはゲームから降りてしまったのに
駒のベアトはゲーム盤に残っているわけです
というか僕はこのTIPSに気がついていなかったですね
これは僕の説を肯定する内容です
教えていただいてありがとうございます
(本体がそこにあるのにその欠片ばかり探していたような感じです)

>ボクは設定変更の権利を持つ、
>上位の人格「ヤス」の動機を正確に知る必要があると思うのです。

僕はヤスの人格は普段は存在しないのだと思います
というのは以下のようにヤスはベアトになってしまったからです

“「魔女がやりたい。ベアトがやりたい。」(ヤス)(EP7)
「しかし、妾がすでにベアトリーチェであるぞ?」(ガァプベアト)
「あなたが魔女で、私の友人という設定はそのままで。ベアトは私ということに世界を変更する。」(ヤス)”

つまり元々はヤスとそのイマジナリーフレンドである紗音
がいたわけですが

ヤスが“ベアトの人格”になり
イマジナリーフレンドであった
紗音は“紗音の人格”に昇格したわけです

>ファンタジーの存在する明白な証拠がないのに、
>ファンタジーが存在するという前提を鵜呑みにしているのが、
>ボクは理解できないのです。

結局これは“妥当性の天秤”です
どちらがより“もっともらしいのか”ということです
僕は自信のない説の場合
複数の説を用意するのですが
この“ファンタジー説”は自信がないにもかかわらず
他の説が用意できないのです

>うみねこは本格ミステリーだと信じているので、ファンタジー要素は皆無だと思うのです。

僕も『うみねこ』は“ミステリーのルールに則ったミステリー”
であるとは思っています
でもそれはこの作品の中の“メッセージボトル及び偽書”の話で
作品全体としてはファンタジーだと思うのです
348: 名前: ケーナ:2012/06/20 21:17ID:5fFAzQPX
デカルトさんがいるうちに読んでもらいたいので
ちょっと長いですが“駒ベアト”と“ゲームマスターベアト”
の考察を投稿します
(これを完成することが出来たのはちびゆかさんのおかげです)

■ベアトリーチェは駒のベアトとゲームマスターのベアト、二人いる?
※EP5のTIPSを見ると、ベアトリーチェは二人いることがわかります。
彼女自身は駒に過ぎず、上層界の当人はゲームマスターを退いているため、第5のゲームの真相を知り得る立場にない。
この世界を生み出した、最上層のベアトリーチェ。第4のゲームにて全てを戦人に託し、ゲームマスターの座を降りた。
※EP1~4でプレイヤーの戦人と対戦しているベアトは、駒のベアトの方ではないでしょうか? 彼女の目的は“戦人を屈服させて自らを魔女と認めさせ、黄金卿を開くこと”です。しかし、ゲームマスターであるベアトの本当の目的は“戦人に自分との約束を思い出してもらうこと”です。ですから、駒ベアトが勝利しそうになると干渉され、結局勝てないのではないでしょうか?
「…妾は生まれた時からその屋敷におった。そして屋敷の中だけで生きた。もちろん、庭には出られたが、敷地はとても高い柵で囲まれており、それを出ることは出来ず、また出てはならないと厳しく言われておった。……妾はな、屋敷と庭は自由に歩けたが、その外へは、自らの意思ではたった一歩、出ることさえ叶わなかったのだ」(ベアト)(EP3)
「……………そりゃどういう意味だよ。…物心ついた時から、ずっと篭の鳥だったって言いたいのか」(戦人)
「……そういうモノだと思っていた。何しろ、気付いた時からそういう生活だったからな。疑問にも思わなかった」(ベアト)
「お前、…………一体、何者なんだ」(戦人)
「それよ。それこそ、妾もまた望んだものだった」(ベアト)
※ベアトは九羽鳥庵のベアトのことを自分のこととして話しています。本来は別人のはずですが、駒ベアトはゲームマスターのベアトにそのように設定された駒なので、それが事実だと信じているのです。
「……今、俺は漠然と思ったことがある。………どうして俺がお前と、こんなおかしなゲームを延々と続けてるのかだ。……これは俺を屈服させるためのゲームじゃない。……お前が、本当の意味で、無限の魔女に認められるための試験ではないのか、ってな」(戦人)(EP3)
「…し、………知らぬわ。…妾がそなたにゲームを申し込んでいるのはその、……単なる暇潰しだ…。誰の思惑でもないわ」(ベアト)
※この“誰の思惑でもない”という発言は不自然ではないでしょうか? 何故ベアトが戦人にゲームを申し込むのに、ベアト以外の思惑が絡むのでしょう?
「前回。黄金郷の扉がようやく開いたが、お前はサインを拒んだ。……記憶にはないだろうがな。お前がサインを拒んだ為、この世界を再び闇に閉ざしてしまったのだ」(金蔵)(EP3)
※EP2終盤の戦人は、プレイヤーが駒から離れていると考えられますが、それならばゲームマスターが自由に出来るはずで、サインを拒ませる理由がありません。
「ほらほら早く」(ベアト)(EP3)
「そこに、サインを」(ワルギ)
「…………ぇ…?」(戦人)
「早く」(ベアト)
「サインを」(ワルギ)
……何だか二人が、妙に気持ち悪い笑顔で、俺にサインを強請って来て…。
※こんな疑われるようなことをしなければ、戦人は素直にサインをしたはずです。これはこのベアトよりもさらに上の存在からの干渉なのではないでしょうか? EP4においてはゲームマスターのベアトが終盤大きくに干渉し、その結果、戦人が約束を思い出しそうもないため、失望してゲームを降り、EP5においてはゲームマスターのラムダが特に干渉せずに放置したため、駒ベアトは夏妃の味方をしたのではないでしょうか?
「そうそう。次期当主のテストであったな。そなたと喋るのが楽しくて、ついついさっきから脱線してしまうわ。………それでは次期当主のテストを始める。そなたに、右代宮家次期当主としての資格があるかどうかを問う。心して答えるが良い」(ベアト)(EP4)
さっきまで、酔っ払いのようにふざけていた魔女が、その威厳を取り戻す。……その姿はまさに、あの貫禄ある肖像画から抜け出してきたかのようだった…。
「………我こそは右代宮家顧問錬金術師、黄金の魔女にして無限の魔女、ベアトリーチェ。……右代宮家の家督と我が黄金の全てを継承する資格があるかどうか。それを妾が問う。………そなたの名を名乗るが良い」(ベアト)
「…………右代宮、戦人だ」(戦人)
先ほどまでの様子からは想像もつかないその貫禄に、俺は何の迷いもなく、返事をしてしまう。……それくらいに、……その姿はなるほど、……本当の意味で、この島の女王と名乗るに相応しかった。
※この急激なベアトの変化は、駒にゲームマスターのベアトが宿ったためではないでしょうか?
「つまり、この島の本来の人数は18人じゃなく17人だったんだ。そこに未知の人物Xが隠れ潜んでいて、犯行を行なったんだ。……どうだベアトッ?! 出て来い、前回の最後の、最大の謎は今、解けたぞ!!」(戦人)(EP4)
※戦人が言っているのはEP3の“南條殺し”のことなのですが、以下のようにこの謎を出題したのはベアトではなく、エヴァです。
「南條を殺した犯人は、動物などの類ではないわよ。それはすでに赤で宣言済みよ? 人間以外は一切、考慮から外しなさい。ロボットなんかも駄目よ。《赤:人間以外の一切の要素は、このゲーム盤に関与しない》! ゆえにこうも言えるわね。《赤:南條を殺したのは、確かに人間である》!《赤:地に足の付いた人間が、凶器をかざし、それにて殺した! 眼前にて!》 ただし、その人間は魔法が使えたかもしれないわ。……それは即ち、魔女だったということ。……それがつまり、この私。黄金の魔女、ベアトリーチェ!!」(エヴァ)(EP3)
※ところがベアトは以下のように自分が出題者であるかのように振舞っていますし、戦人もベアトが出題者であると認識しています。
「くっくっく、くっはははははは…! ブラヴォー、ブラヴォー。そなた如き無能にしては、ようやくの感は否めぬが、兎にも角にも、ひとつの解答を出してみせた。思考停止ならコンクリートの塊でも出来る! つまり、そなたはようやく今、ようやく知性ある存在に進化できたわけだ。……ただ涙を流し、歯噛みしながら妾の靴を舐めるだけの存在から、ようやく一歩を踏み出したと言えようぞ。くっくっくっく!」(ベアト)(EP3)
「さらに続けて第3のゲームだ。六連結の連鎖密室、楼座叔母さんと真里亞の殺人、親父たちのホールでの死亡、蔵臼伯父さんと夏妃伯母さんの殺人、その全ては《青:絵羽伯母さんを犯人に仮定することで説明可能だ。》これは当時すでに論破済み。それに対しお前がエヴァを通して出題してきた最後の難題、《青:南條先生殺しも18人目の未知の人物Xで説明可能。》これで第3のゲームまで全て打ち破ったぞ!!! 反論はあるかッ!」(戦人)(EP4)
「この黄金郷には、ベアトが望まない限り、誰も辿り着けないのか」(戦人)(EP5)
「えぇ。……ドラノールをここへ呼んだのは、この子なのですよ」(ワルギ)
「………………………………」(ベアト)
「………ベアトが、……あいつをここへ呼び、俺に会わせたのか…」(戦人)
……しかし俺は、ベアトが望まない人間がここに辿り着いたことがあるのを知っている。縁寿だ。…前回のゲームで、縁寿は招かれざる客人でありながら、……ここへ一人、辿り着いて見せた。あれも、……ベアトが望んだこと、……なのか……?
「……縁寿……? ………ベアト、縁寿だ……!!」(真里亞)(EP4)
「……………どうやってここ(黄金郷)へ…? ………引き取られよ。妾はもはや、ここへは誰も招かぬのだ」(ベアト)
※つまり“駒のベアト”は真里亞と二人で黄金郷に閉じこもることを選びましたが“ゲームマスターのベアト”は縁寿を黄金郷に招き入れたのです。EP4で“ゲームマスターのベアト”はゲームから降りました。EP5では“駒のベアト”だけがゲーム盤に残り、夏妃の為に頑張っているのだと考えられます。そしてEP5のラストで“ゲームマスターのベアト”が消えたため、その駒である“駒のベアト”も消えてしまったのだと考えられます。ですからEP6で戦人は新たに“雛ベアト”を生み出す必要があったのです。
「《赤:初めまして、こんにちは! 探偵ッ、古戸ヱリカと申します!! 招かれざる客人ですが、どうか歓迎を!!》《赤:我こそは来訪者ッ、六軒島の18人目の人間ッ!!!》」(ヱリカ)(EP7)
「…………申し訳ないが、」
「《赤:そなたを迎えても、》」
「「《赤:17人だ。》」」
※“紗音”“嘉音”“ベアトリーチェ”3つの人格があると考えれば人数が合いませんが、そもそも“ベアトリーチェの人格”などないとしたらどうでしょうか? “ゲームマスターのベアト”が宿った駒をプレイヤー達が“ベアトリーチェの人格”だと誤解させられているのではないでしょうか。
349: 名前: ちびゆか:2012/06/21 01:26ID:ecKnW/1e
デカルトさん>>346
>だとすると、ベルンとラムダは同一人物が演じているという
>ことになってしまいます。

EP5の記述が正しいのだとするとそうなるのです。ベルンとラムダなら、ラムダっぽい気もするのです。
「くすくす、声くらい誰だって変えられるわよう。パパにおねだりの時は甘い声♪
ガッコ休む時は風邪っぽい声。実は嫌いな友達に断る時は、申し訳なさそーな声。オ望ミナラ♪どんな声でも~、tukaiwakete☆、見ッセルけど~
?!」
「あんた、魔女やめたら、声優になるといいわ。」

EP1の「~「」」はそのままで、EP4の「~「」」は小説版で修正するということは、竜騎士先生に何か考えのあってのことだと思うのです。

>赤字の解釈を特定する為に記号の解釈をその場その場で
>歪めてしまうのも良くないと思いますので、
>ちびゆかさんも両方に筋が通る別の解釈を考える挑戦を
>改めて行うことをオススメします。

赤字の解釈では紗音を生還者に含めない方が圧倒的に自然だと思うのですが。紗音を生還者にする為に言葉遊びのような赤字解釈をするというのは本末転倒のような気がするのです。

>ベアトを真里亞が演じるというのも他の場面には無い
>強引な解釈にも思えますし、他にもっと良い解釈があるかと。

人形ごっこというのはマリアージュの活動では普通だと思うのです。EP1の段階では解らないことなのですが。

>探偵が誤認する可能性があるというなら、敢えて真里亞
>がベアトを演じていた等という解釈をしなくても、
>探偵側のゲームの敗北により魔女の声を探偵が聞く
>という幻想描写を挿入されたとだけ考えるのも一つの手ですね。

それでも、紗音を生存者にいれる必要がなくなるので、良いと思うのです。
全体的に赤字の解釈が蔑ろにされている気がするのです。算数パズルの重要なピースだという認識をもっと持った方が良いと思うのです。

ケーナさん>>347
>ゲームマスターのベアトはゲームから降りてしまったのに
>駒のベアトはゲーム盤に残っているわけです
>というか僕はこのTIPSに気がついていなかったですね
>これは僕の説を肯定する内容です
>教えていただいてありがとうございます

出題のメタベアトはカケラの領地の主で、メタバトラと対戦している本人で、EP5で人形のようになってしまったベアトだと思うのですが。

ケーナさんの考えだと、最上位のベアト、メタ世界で戦人と対戦しているベアト、最下層の盤上のベアトの3人になってしまうのです。

>ヤスが“ベアトの人格”になり
>イマジナリーフレンドであった
>紗音は“紗音の人格”に昇格したわけです

ちょっと違うと思うのです。ヤスが紗音の人格を演じていると言えると思うのです。簡単に言うと「我思う故に我あり」の「我」がヤスなのです。
設定変更の権利を持つ方が「我」になるのです。ヤスは自分の肉体を依り代にして「紗音」を顕現させただけなのです。真里亞はぬいぐるみを依り代にして「さくたろう」を顕現させたのです。

>僕は自信のない説の場合
>複数の説を用意するのですが
>この“ファンタジー説”は自信がないにもかかわらず
>他の説が用意できないのです

ボクの縁寿創作説はファンタジーを否定する一つの解釈だと思うのですが。
「魔道書」を持つ人間しか偽書は書く事ができない。創作説が前提ならもう決まりと言って良いほどだと思うのです。
350: 名前: デカルト:2012/06/21 03:15ID:17Hbq.D8
今ちびゆかさんが話しているEP1ラストに関する赤字ですが、
その前の嘉音殺しの赤字で

「全ての生存者にアリバイがある! さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!」

というものがあります。
パズル的に「アリバイ」がどのように使われているのかを考えると、
ここでは「生存者のアリバイ」と「死者のアリバイ」が分けられ、
更に「死者には嘉音を殺すことが出来る可能性がある」ということが示唆されています。

赤字を論理パズルとして考えるのなら、この箇所のロジックは有効に使うことができますね。

実際に生き残っている人が嘉音を殺せないことを言うだけなら夏妃殺しと同様に
「全ての生存者にアリバイがある」
だけで済んでしまいます。
裏を返せば、「死者にもアリバイがある。よって死者にも殺せなかった」とまで言わないと「アリバイのない死者が殺人を実行した」が言えてしまうと言う事です。

つまり、「生存者にアリバイがある」としか条件が付けられていない夏妃殺しに対して「アリバイのない死者が殺人を実行した」という推理は有効となることが言える訳です。

勿論、こういう解釈も有効だ、というだけでこれが絶対に正しい訳ではありませんので、
この考え方が嫌ならば夏妃殺しの犯人は死者ではないと言う説を採用すれば良いのですが。
351: 名前: デカルト:2012/06/21 03:18ID:17Hbq.D8
>>349

>EP5の記述が正しいのだとするとそうなるのです。ベルンとラムダなら、ラムダっぽい気もするのです。

の件ですが、あの場面でラムダがベルンの声真似をしていたという解釈は大変不自然なので、そうなってしまうような記号の解釈の仕方が不自然であると考えるのが無難かと思います。

算数的に言えば「~「」」と「「」」は全く同じ意味になるのが自然ですね。~の文字数が0の時両者は等しくなります。
352: 名前: ケーナ:2012/06/21 05:01ID:ccuxz1rO
ちびゆかさん>>349

>ケーナさんの考えだと、最上位のベアト、
>メタ世界で戦人と対戦しているベアト、
>最下層の盤上のベアトの3人になってしまうのです。

“盤上のベアト”というのは実際の人間ですので
紗音の変装です(この説明は何度もくり返している気がしますが…)

>ヤスが紗音の人格を演じていると言えると思うのです。

ややこしい話になるのですが
僕は“多重人格ごっこ”という表現をしましたが
実質的には“多重人格”そのものだと考えられます

EP7で以下の場面があります
“「我が魔法を見せてやるッ!! 愚かなる鐘音とやら! 我が友の忠告に耳を貸さなかったこと、後悔させてくれるッ! この希薄な体では物足りぬ! 借りるぞ、そなたの体ッ!! 久々に本当の魔法を見せてやりたくなったぞ! わずかのひと時、再び、我が身を現世にッ!」(ガァプベアト)
「え? あ、………………ッ、」(ヤス)
足元から霜柱が上るような悪寒が、感電するかのように全身に広がる。その瞬間から、……私の体の全てが、自分の意思で動かせなくなった。突然の停電に、何も出来ず呆然とするしかないように、私は、自分の体の支配を失うということを、呆然と受け容れるしかない……。私の体の全ての細胞が、泡立つようなぞくぞくした感じ。……それは、肉体が、私でない誰かのものに瞬時に作りかえられている感触。……私の肉体を依り代に、……魔女ベアトリーチェは、束の間の復活を果たすのがわかる…。
「……ふむ、いいぞ。この外気の肌をくすぐる感覚、やはり肉体はいい!」(ガァプベアト)
な、……何をするつもりなの? 酷いことはやめて……。今や全ては正反対。私が口にしていた言葉は心の声。そして魔女の声こそが私の口から出る声…!”

この時は“ガァプベアトがヤスの肉体を操った”という設定ですので
ヤスの意識がありますが
意識そのものも入れ替わってしまうのが
“人格の交代”なのだと考えられます

>ヤスは自分の肉体を依り代にして「紗音」を顕現させただけなのです。
>真里亞はぬいぐるみを依り代にして「さくたろう」を顕現させたのです。

“ヤスの紗音”と“真里亞のさくたろう”は
両方ともイマジナリーフレンドで

設定変更による“ヤスのベアト人格化”“紗音人格の誕生”
とはまた違うと思います

>ボクの縁寿創作説はファンタジーを否定する一つの解釈だと思うのですが。

僕も“縁寿創作説”を立説出来ないか検討してはみたのですが
とても一つの説にまでは昇華できませんでした
353: 名前: ちびゆか:2012/06/22 21:51ID:51PflIn7
デカルトさん>>350
>赤字を論理パズルとして考えるのなら、この箇所の
>ロジックは有効に使うことができますね。

嘉音の件も含め「生存者」の定義は、島に生存している人間全てを指す可能性はないのですか?
「さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!」
念には念を入れた表現の可能性もあると思うのです。
ボクの中の常識では、「生存者」は島に生存している人間、というのが普通なのですが。「生存者」の定義が探偵の認識している生存者というのは、言葉遊びのような気がして個人的には面白い解釈だと思わないのです。

>算数的に言えば「~「」」と「「」」は全く同じ意味
>になるのが自然ですね。~の文字数が0の時両者は等しくなります。

「~「」」と「「」」が同じ意味というのは不自然だと思うのです。
実際、EP1の「~「」」はそのまま残し、EP4の「~「」」は「「」」に修正したのです。同じ意味ならどちらも修正すればいいし、また修正しなくてもいいと思うのです。

ケーナさん>>352
>“盤上のベアト”というのは実際の人間ですので
>紗音の変装です(この説明は何度もくり返している気がしますが…)

ブレザーベアトが紗音の変装だと思うのですが、それは盤上のベアトではなく、盤上の紗音(ヤス)だと思うのです。
とのかく、出題のメタベアトは、GMでカケラの領地の主で、それより上位のベアトは存在しないはずなのです。
領主より上位は、フェザリーヌ、または偽書作家くらいなのです。

>ややこしい話になるのですが
>僕は“多重人格ごっこ”という表現をしましたが
>実質的には“多重人格”そのものだと考えられます

ボクは多重人格を広義に解釈すれば、ヤスも真里亞も多重人格と思うのです。ただ狭義に解釈すれば、お人形ごっこのようになると思うのです。
病気かどうか区別する必要はないと思うのです。ただ肉体に人格Aと人格Bが存在する状態、設定変更の権利がある人格が主人格、これでいいと思うのです。

>“ヤスの紗音”と“真里亞のさくたろう”は
>両方ともイマジナリーフレンドで

>設定変更による“ヤスのベアト人格化”“紗音人格の誕生”
>とはまた違うと思います

設定変更の権利を持つ上位がヤス、真里亞。上位の人格に操られている下位の人格が、紗音、さくたろう。依り代の違いしかありません。
上位と下位、操る側、操られる側。

>僕も“縁寿創作説”を立説出来ないか検討してはみたのですが
>とても一つの説にまでは昇華できませんでした

その言い方だと縁寿創作説が非常に劣るように思えるのですが。
あらゆる説の中で縁寿創作が最も合理的だと思うのです。戦人執筆の手がかりなどゼロに等しいものですが、縁寿創作はゼロではないのです。

創作説という前提では、書けないものを書いたと言い張るしかない戦人創作よりも、縁寿創作は遥かに上だと思うのです。
354: 名前: デカルト:2012/06/22 22:28ID:cbxKU0Za
>嘉音の件も含め「生存者」の定義は、島に生存している人間全てを指す可能性はないのですか?

もしそうなら
「さらに死者も含めようぞ!! つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!」
を言う意味は無くなりますね。
意味が無いことをわざわざ赤で言うと考えるのは個人的には面白くありません。
「死者には嘉音を殺す可能性がある」という反論を出されてしまう余地が出てきてしまうので、言う必要が無いなら言わない方が遥かにマシです。

>ボクの中の常識では、「生存者」は島に生存している人間、というのが普通なのですが。

ちびゆかさんは自分の常識に拘り過ぎていると思います。
作品を立体的に読む為には、慣れた視点だけではなく新しい視点を得ることが重要です。
「自分の価値観で納得する」ことは容易ですが、「相手の価値観で納得する」ことは難しいです。
しかし、相手のことを本当に理解するためには自分の定規だけに相手を押し込めることを我慢することが必要となるでしょう。


>「~「」」と「「」」が同じ意味というのは不自然だと思うのです。

少なくとも、別の記号である「~『』」と「~「」」が同じ意味であるというよりは自然です。
算数的に考えると、「~『』」と「~「」」が同じと主張することは、『』と「」が同じと主張することと同じであり、別の記号を使う意味が失われます。
355: 名前: ちびゆか:2012/06/23 01:01ID:aeFOKUUY
デカルトさん>>354
確かにベアトと戦人の会話の中で考えると「死者のアリバイ」について戦人が言ってるのです。
「犯人には、アリバイのない人間を想定する。それは死者だ!~」EP4
デカルトさんの言うことに一理あるということには気付いてはいるのです。

>ちびゆかさんは自分の常識に拘り過ぎていると思います。
>作品を立体的に読む為には、慣れた視点だけではなく
>新しい視点を得ることが重要です。

この新しい視点を得るということだけは頑張っているのですが。
ボクはうみねこの既存の常識を壊し、新しい視点を常に求めているのです。
ボクから見たらデカルトさんの方が、既存の解釈に拘ってるんじゃないかと思うところはあるのです。

EP1のラストのベアトは、真里亞が演じている可能性、紗音が死亡している可能性、こういったものが有り得ると思い、生存者の定義について、いろいろ考えているのですが。
最後のベアトが、真里亞が人形ごっこでベアトを演じ、探偵はそれを本物のベアトと誤認。面白さはあると思うのです。無限の猿の定理、猿がハムレットを叩き出すよりかは、十分可能性のあることだと思うのです。
竜騎士先生は理論上可能なことはバカバカしくてもやるかもしれない、ボクはこう考えているので、結構本気なのですが。

>少なくとも、別の記号である「~『』」と「~「」」が
>同じ意味であるというよりは自然です。
>算数的に考えると、「~『』」と「~「」」が同じ
>と主張することは、『』と「」が同じと主張する
>ことと同じであり、別の記号を使う意味が失われます。

『』がさくたろうのセリフという以外の意味があるのですか?
ないのなら、算数的にも「~「」」と「~『』」はほぼ同じだと思うのです。

一般的な小説では「「」」はあるかもしれませんが、「~「」」はうみねこ以外に見たことが無いのです。
これは竜騎士先生が拘っている部分なのではと思うのです。
356: 名前: デカルト:2012/06/23 01:33ID:e1V5JYUd
ちびゆかさん>>355

>デカルトさんの言うことに一理あるということには気付いてはいるのです。

>この新しい視点を得るということだけは頑張っているのですが。

それは何よりです。応援します。

>EP1のラストのベアトは、真里亞が演じている可能性、紗音が死亡している可能性、こういったものが有り得ると思い、生存者の定義について、いろいろ考えているのですが。

様々な可能性を考えるのは重要な姿勢だと思います。
うまく論理が構築出来ると良いですね。

>『』がさくたろうのセリフという以外の意味があるのですか?

その意味がとても重要です。
さくたろうは「他の人間に演じられる存在」という特徴があります。
その特徴を際立たせる為に、さくたろうの台詞はわざわざ「」でなく『』を使用されたのでしょう。
そのさくたろうの台詞を縁寿が演じたということを強調するために、縁寿の台詞の中に『』が入り込む形で表現がなされたという流れです。

一方、「~「」」は「「」」の例と同じように解釈できる場面ばかりに登場します。それをわざわざ特別な例であり、かつ別の記号が使われている縁寿とさくたろうの場面と同じ意味であると仮定して話をすすめることには、不自然な強引さがあるということです。

また、「真里亞がベアトを演じている」という結論から得られる推理上の利点が
「紗音が死亡していてもベアトの笑いを説明できる」ことだけという話でしたら、
前にも書きましたが、「ベアトの笑いはEP2のラストと同様に魔女が挿入した幻想描写」と言う説明でできてしまうので、無理に採用する必要は無いと言えます。
357: 名前: ちびゆか:2012/06/23 02:20ID:cfSDC1OJ
デカルトさん>>356
>それは何よりです。応援します。

本当に応援してくれるのですか?お世辞でも嬉しいのです。ボクはwikiの編集ができないので、このBBSに書き込むのですが、いままでのボクの出した説の中で、既出推理、考察投稿抜粋に載せても良いと思うようなものはあったのですか?今までのまとめスレに魔法解釈、最近だと縁寿創作説のまとめを頑張って書いたのですが。
デカルトさんの率直な意見を聞きたいのです。

>その意味がとても重要です。
>さくたろうは「他の人間に演じられる存在」という特徴があります。

EP4だとマモンだって「他の人間に演じられる存在」なのです。
それでもマモンのセリフは「」で表記していますのです。『』だけが演じられる存在という訳ではないのです。

>一方、「~「」」は「「」」の例と同じように解釈できる
>場面ばかりに登場します。

小説版だとEP4の「~「」」は修正されているのです。
展開編の方は解りませんが、

>それをわざわざ特別な例であり、かつ別の記号が使われている
>縁寿とさくたろうの場面と同じ意味であると仮定して話
>をすすめることには、不自然な強引さがあるということです。

強引なところはあると思うのです。そもそも真里亞の動機すら説明できませんのです。ただ真里亞がベアトを演じるという行為自体は、依り代を使い幻想キャラを演じるというマリアージュの活動の範疇だと思うのです。

>また、「真里亞がベアトを演じている」という結論から
>得られる推理上の利点が
>「紗音が死亡していてもベアトの笑いを説明できる」
>ことだけという話でしたら、~

幻想描写を装飾ではなく、実際に再現する。これがあると思うのですが。推理上の利点というより、アンチファンタジーのポリシーのようなものなのですが。
幻想を全て人間の理屈のみで解明するという醍醐味、こういったものこそ、我らの告白で、「1000人に1人くらい、本気でファンタジーを信じる稀有な者」
に該当するかもしれないと思っていますのです。


358: 名前: デカルト:2012/06/23 03:07ID:e1V5JYUd
ちびゆかさん>>357

>いままでのボクの出した説の中で、既出推理、考察投稿抜粋に載せても良いと思うようなものはあったのですか?

説は意欲的なんだろうとは思いますが、全体的に文量が多く、まとまっていないので要点が良く把握できていません。
評価や批判のチェックを多くの人にしてもらいたいと考えるなら、一度推理をまとめて一つの形にすると良いのではないでしょうか。

>小説版だとEP4の「~「」」は修正されているのです。
展開編の方は解りませんが、

修正されたからといって、原作の表記が誤りだったとは限りません。
(どちらも正しい可能性や小説版が誤植の可能性もあります)
その判断のためにEP5の小説版やPS3版を参考にしたいのですが、情報がないのでこれ以上の判断は難しそうです。

>ただ真里亞がベアトを演じるという行為自体は、依り代を使い幻想キャラを演じるというマリアージュの活動の範疇だと思うのです。

他の場面で真里亞がベアトリーチェを演じているということを示す場面があれば、その説に説得力は出ると思います。
今の所はそれがないので、わざわざ採用するべきではない要素と考えたくなります。

>幻想を全て人間の理屈のみで解明するという醍醐味

EP2で戦人が目撃したベアトはどのように解釈していますか?
359: 名前: ケーナ:2012/06/23 07:40ID:baa08c/i
ちびゆかさん>>353

>ブレザーベアトが紗音の変装だと思うのですが、
>それは盤上のベアトではなく、盤上の紗音(ヤス)だと思うのです。

人格がいくらあろうと
肉体は“紗音の肉体”ひとつしかありません
人格を主体で考えると
一つの肉体を複数の人格で使いまわしているということです

>出題のメタベアトは、GMでカケラの領地の主で、
>それより上位のベアトは存在しないはずなのです。

僕が「どう考えてもベアトがおかしい」とはっきり認識したのは
5周半目でした
そこで“ゲームマスターのベアト”と“駒のベアト”は別人ではないのか?
という仮説をたててまるまる一周をその検証に当てました
その結果が>>348で書いたものなのですが
結局 確信に結びつく内容は発見できなかったのです

ところがちびゆかさんの>>343の返事を書こうとして
EP5のTIPSを見てみたら
“ゲームマスターのベアト”と“駒のベアト”は別人である
と書いてあったわけです

つまりそもそも仮説の前提が間違っていたのです
僕が検証すべきだったのは
“ゲームマスターのベアト”と“駒のベアト”は別人ではないのか?
ではなく
“ゲームマスターのベアト”と“駒のベアト”の関係性はどのようなものなのか?
ということだったのです

検証の内容自体は使いまわせるため
それほど問題はないかもしれませんが
仮説の前提が変わってしまったため
もしかすると何らかの見落としが出てしまったかもしれません

>ボクは多重人格を広義に解釈すれば、ヤスも真里亞も多重人格と思うのです。

何となくですけれど
“イマジナリーフレンド”が悪化すれば
“多重人格”になってしまうのではないでしょうか?
第一段階として自分以外の存在に人格を与える
第二段階として与えた人格を自分の中に取り込んでしまう
こんなイメージです

まだ真里亞は“イマジナリーフレンド”の段階で
これが進行すればヤスのように
“多重人格”になってしまうのではないかと思います

>縁寿創作説が非常に劣るように思えるのですが。

劣るとかそういう話ではなく
本文中に立説するための材料が足りないということです
僕は「答えは本文の中にある」という考えですから
本文の中から立説するための材料を集め
それが“立説するに足る”ほど集まった時はじめて
“考察の柱”を立てるようにしています
そして如何に材料が集まろうと
それを否定する内容が一つでもあれば
その“考察の柱”は捨てます
もったいない話ですがこれをしないと本来は成立しない
“考察の柱”が乱立することになりかねないのです

ちょっと長くなりますので
一旦レスを切り替えて
僕が“ヤス=幾子説”を捨てたときの
検証を例として紹介しようと思います
360: 名前: ケーナ:2012/06/23 07:43ID:baa08c/i
>>359の続きです

以前に僕は“ヤス=幾子説”を否定する立場であると
書いたことがありますが
何故否定するのか?

それを考察していますので
如何に掲載します

■ヤス=幾子説
※ヤスが戦人と共に六軒島を脱出し、八城幾子になったとする説です。十八=18=戦人の年齢、幾子=19=ヤスの年齢、という共通点がありますし、それを裏付けるような以下の記述も存在します。
しかしこれらの作品群(八城の書いた偽書)は、その規模、完成度において、限りなく、「右代宮真里亞」本人が記してきたそれまでの物語に近いと評価されていた。(EP6)
この八城十八という人物を好きになるのは、あまりに困難だ。……しかし、彼女が書くこの偽書は、……まだ冒頭の部分だけとはいえ、確かにメッセージボトルの物語と、とてもよく似た何かを感じる。メッセージボトルを記した“ベアトリーチェ”と、八城十八は別人。……であるにもかかわらず、その物語は、同じ匂いを持つ…。(EP6)
※同一人物が書いているのですから当然です。
月日を重ねぬうちに、私(ヤス)は学校の図書館の推理小説を全て読み尽くし、大人向けの推理小説にも手を出し始める。(EP7)
「あれだけ古今東西の様々な推理小説に精通していて、素人ということはないと思います」(十八)(EP8)
※ヤスも幾子も推理小説に精通しています。
幾子と名乗った女性は、私(縁寿)よりずっと年上のはずなのに、信じられないくらいに若々しいのが印象的だった。お化粧が上手とか、若作りが上手いとか、そういう感じじゃない。こう言っては変だけど…。不老不死だから老けない、とでもいうような、……そんな不思議な神秘性を感じた。(EP8)
※縁寿とヤスの年齢差は13歳です。ずっと年上というほどではありません。などなど多くの証拠があります。しかし、この説だと以下の出会いの場面の説明がつかないのです。
傘を広げ、運転手らしき人影が、私(十八)に近付いてくるのが見える…。(EP8)
「………ここはそなたの庭か?」(幾子)
人影は問い掛ける。無論、私には返事をすることも出来ない…。
「……そなたの庭ならば、私は謝らなければならないな。なるほど、このような良き天気の日には、昼寝と洒落込みたくなるような素晴らしき庭だ。……しかし、私の記憶が確かなら」(幾子)
人影がしゃがみ込み、私の顔を覗く。………女だった。
「ここは天下の公道だ。そなたは挽き肉になりたいのか? ……あるいはすでに挽き肉なのか。どちらなのか教えて欲しい」(幾子)
私は、……下腹に力を込める。何かの返事を返し、意思を疎通させなければならないと思った。だからようやく、……うぅ、という短い唸り声を発することが出来た。
「……なるほど。まだ挽き肉ではなかったようだな」(幾子)
それが私と、………幾子との出会いだった。
※無理やりに解釈すると、この時は本物の八城幾子で、以下の場面ではヤスに入れ替わっている、と考えることも出来ます。現に18歳であることを否定するような内容もあります。
「……非常に衰弱しております。あと、記憶障害の可能性が高いですな。CTを見ないことにはわかりませんが、脳にダメージがある可能性もあります」(医者)(EP8)
「ダメージ程度で済んで大いに結構でした。あそこであのまま寝ていれば、それどころでは済まなかったでしょうから」(幾子)
「……ですな。何れにせよ、大きな病院で一度見せた方がいいでしょう」(医者)
「ありがとう、先生。………この件は内密に。これはわずかですが、往診のお車代に」(幾子)
「わざわざ他言はしませんが、……いやいやっ、こんなにたくさんいただくわけには…」(医者)
結局、医者は金を受け取り、他言はしないと誓わされた。やがて、八城が戻ってくる。
「おや、起きていたのですか。具合は如何です…?」(幾子)
私は小さく頷き、とりあえず悪くはないことを意思表示した。……しかし、ここはどこだろう。まったく知らない家、……まったく知らない部屋だった。そしてそれ以前に、まったく知らない女性だった……。「まずは私の自己紹介から。私は八城幾子。八城家はこの辺りではちょっと知られた大地主の名家。……出来のいい兄たちと違い、わたしはどこかズレた変わり者。色々と悪さが過ぎまして、とうとう親たちからも愛想を尽かされて追い出され。今はここで蟄居をさせられています。……趣味は推理小説を読むことと、そして書くこと。歳は秘密の独身女。心は女子でも、そろそろそれを語るにはおこがましいかなという年頃です」(幾子)(EP8)
自分の年齢はと自問した時、浮かんできた数字が、18だった。正直なところ、自分に18歳だという自覚は少し薄い。……心はそれよりずっと幼いように感じるし、……愚鈍な体は、それよりずっと老いて感じられた。私は八城十八と名乗ることになった。体がうまく動かないのは、恐らく交通事故のせいだという。私はあの日、あそこで車にはねられ、倒れているところを、幾子に拾われたのだ。八城幾子は、海の見える町の、小高い丘の上に、小さいがとても立派な邸宅に住んでいた。ゆっくりと時間を掛けて、リハビリを進め、私は体の自由を少しずつ取り戻していった。(EP8)
※幾子と共に暮らしていた十八はある日、以下の事件を起こすのです。
「…………彼はある日、自分と、受け容れられぬもうひとりの自分との板ばさみに、発作的に…………」(幾子)(EP8)
「……………………………………」(十八)
「運良く、一命を取り留めましたが、その後遺症で、車椅子で生活せざるを得ない体に…」(幾子)
※そして、再び記憶を失ったため、使用人として側に仕えていたヤスは幾子と入れ替わって、十八と一緒に暮らすようになるのです。
彼女(幾子)の実際の年齢はわからない。婚期的には、まだ取り返しのつく年齢らしいが、こんなところで一人で隠居していては、出会いもあるわけがない。(EP8)
※その時にはヤスは二十代後半くらいになっていたわけです。
実際に島から出ていって「添い遂げられました」という事実が確定するとベアトリーチェの中では残り二組の恋愛を否定することにつながってしまう。残り二組も幸せでいるためにはベアトという猫箱は伏せたまま、閉められたままでなければならないんですよ。でもそのまま戦人に島から連れ出されたら猫箱が開いてしまう……うーん、ここはお茶を濁したいな。(インタ)
※ヤスはベアトの人格を殺し、別の人格として生きることで、猫箱を閉じたのです。一応筋は通ります。しかし、僕はこれはありえないと考えます。何故なら、ヤス=幾子説が真実だったのなら、もっとそれっぽく書けるためです。僕がこの設定で書くなら以下のようにします。まず、ヤスは事前に八城家と交渉し、八城幾子という人物をでっちあげてもらいます。もしくは八城幾子と交渉し、その存在を売ってもらいます。幾子だって蟄居生活はイヤだったでしょうから、渡りに船だったはずです。そして六軒島から脱出してきて、八城幾子として、戦人と共に暮らし始めます。ところが、戦人は事件の真相を抱え続ける辛さに耐え切れず、自殺を図ります。自殺に失敗した戦人が目を覚ました時に、側にいるのは使用人です。ヤスは何らかの事情でたまたま席をはずしていたのです。目を覚ました戦人と話をした使用人は、戦人が記憶を失っていることに気がつきます。ヤスはその話を聞き、一芝居打つことにします。自分と戦人は初対面で、事故に遭った戦人をたまたま自分が助けたのだと。あとはEP8の展開通りです。つまり、この作品ではヤス=幾子説が成り立つような展開を意図的に避けているのです。これこそが竜騎士07さんからの答えなのではないでしょうか。


361: 名前: ちびゆか:2012/06/23 22:30ID:aeFOKUUY
デカルトさん>>358
>説は意欲的なんだろうとは思いますが、全体的に文量が多く、
>まとまっていないので要点が良く把握できていません。

今までのまとめスレに、もう一度推敲して書いてみるのです。
魔法解釈は去年書いたものだから、直したいところがいっぱいあるのです。

>その判断のためにEP5の小説版やPS3版を参考にしたいのですが、
>情報がないのでこれ以上の判断は難しそうです。

そうなのですが、散の小説版が出る気配がないのですが・・・

>他の場面で真里亞がベアトリーチェを演じているという
>ことを示す場面があれば、その説に説得力は出ると思います。
>今の所はそれがないので、わざわざ採用するべきではない要素
>と考えたくなります。

算数パズルは1と0で考えがちなのですが、竜騎士先生はインタビューで1と0ではなく、0,9だったり、0,8だったりアナログ的要素があると仰ってたのです。EP1のラストのベアトが真里亞が演じる可能性。
真里亞のセリフ、犯人が夏妃を射殺、その後すぐ自殺で、「夏妃は他殺、生存者にはアリバイ」の状況、玄関ホールは暗がりで探偵の誤認が起こりえる状況。
こういったことを考えると、0,1くらいにはなると思うのです。0でなければ1になる可能性は残ると思うのです。

>EP2で戦人が目撃したベアトはどのように解釈していますか?

探偵が魔女に屈服した為、ゲームの敗北条件を満たし、探偵権限が喪失。
こういった解釈で一応の納得は得ていますのです。

ただし、幻想は結果に対する過程の装飾に非ずという完全アンチファンタジーの視点で考えると、面白みのない解釈なのです。

挑戦する意味で、奇説、珍説の類いを言ってみるのです。あくまで挑戦なのです。
「戦人が魔女を視認すた」これが、不可思議であるということにはならないのです。幽霊を見た人間がいたとするのです。その幽霊が何処に存在するかというと、幽霊を見た人間の中に概念として存在しますのです。これは100%なのです。現実には幽霊などいないのですから、幽霊は人間の中にのみ存在し、それを見たことになるのです。
「戦人がベアトを視認した」、これの一つの考えとして、戦人の中に「ベアト」が存在することになるのです。
ただ問題点として、戦人が自分の中の概念「ベアト」を視認したというのは、実質、幻覚を見ただけというだけで、何の説明にもならないのです。

こんどは「戦人」の定義を、人間Aの中の「戦人人格」と仮定して考えてみますのです。「戦人はベアトを視認した」の命題は「人間Aの中の戦人人格がベアトを視認した」に変わるのです。
そして、「幽霊は幽霊を見た人間の中に概念として存在する」これが真ならば、
人間Aの中に、ベアトを視認した「戦人人格」と戦人人格によって視認された「ベアト人格」の二つの人格(概念?)が存在することになるのです。

したがって、人間Aの中に「戦人人格」と「ベアト人格」が存在することになるのです。うみねこでは上位の人格が思い通りに下位の人格を操れるのです。
「戦人がベアトを視認した」という状況は上位の「ベアト人格」が下位の「戦人人格」を思い通りに操り、幻想を視認させたというのが妥当だと思われるなのです。
物語的には、人間Aの中で戦人人格とベアト人格が主導権を懸けて争い、勝った方が「自分」になるという感じなのです。EP2では完全に戦人人格が屈服した為に「ベアト人格」が主人格となってしまったと思うのです。

人間Aに二つの人格が存在するという他の手がかりは
EP4のラスト「私はだぁれ?」
これは人間Aが人形ごっこ、腹話術のような形で再現できますのです。
これは以前言ったと思うので省くのですが。

362: 名前: ちびゆか:2012/06/23 23:02ID:ccxcrrTL
ケーナさん>>359
>人格がいくらあろうと
>肉体は“紗音の肉体”ひとつしかありません
>人格を主体で考えると
>一つの肉体を複数の人格で使いまわしているということです

そうなのですが、何が言いたかったのかわかんなくなちゃったのです。

>“ゲームマスターのベアト”と“駒のベアト”は別人ではないのか?
>ではなく
>“ゲームマスターのベアト”と“駒のベアト”の関係性はどのようなものなの>か?ということだったのです

上位は操り、下位は操られる、下位には操られている自覚はない、とりあえずの基本的な関係なのですが。

>まだ真里亞は“イマジナリーフレンド”の段階で
>これが進行すればヤスのように
>“多重人格”になってしまうのではないかと思います

もしかしたら既に真里亞は設定変更でさくたろうの人格と入れ替わってるかもしれませんなのです。
さくたろう反魂が真里亞反魂になるのです。
そうであれば、後世に於ける真里亞の魂は、造物主となることを約束された選ばれし少女なのかもしれないのです。もちろん縁寿創作の前提なのですが。

>劣るとかそういう話ではなく
>本文中に立説するための材料が足りないということです

「創作説」は事実上無視されているのです。ケーナさん自身が偽書は数枚の日記風手記でしかないと言ったのです。つまり、創作説から目をそむけてしまったのです。縁寿創作説だけが、人間がどうやって偽書を執筆するのか?という疑問と向き合っているのです。魔道書すら持たない戦人が書いたと言い張るしかない既存の説は、ファンタジーに惑わされているとしか言えないのです。
363: 名前: デカルト:2012/06/24 02:46ID:b8Hkdui5
ちびゆかさん>>361

>今までのまとめスレに、もう一度推敲して書いてみるのです。

今回の話題はそろそろ、ちびゆかさんの意見が同じような話の繰り返しで尻すぼみになりそうな気配があるので、指摘や意見の続きは「可能性」や「挑戦」の具体的な内容がまとまったその時にでもしたいと思います。

今はケーナさんとなにやら変わった話で白熱しているようなので、そちらに注力して下さい。
(また何か話題や疑問点がありましたら参加させてもらうかも知れませんが)
364: 名前: ケーナ:2012/06/24 07:58ID:75RmIJof
ちびゆかさん>>362

>そうなのですが、何が言いたかったのかわかんなくなちゃったのです。

よく考えてみれば“ゲームマスターのベアト”“駒のベアト”
“ゲーム盤の紗音に宿るベアトの人格”
確かにご指摘の通り“ベアトは3人”います
(>>348の最後に書いたとおり
“ゲームマスターのベアト”と“ベアトの人格”は
同じかもしれませんが
これは「こういう考え方もある」という程度ですので
とりあえずは無視してください)

おそらく大抵の人は“ゲームマスターのベアト”と
“駒のベアト”を一緒の人物だと考えていると思います
しかしそれだとどうにもベアトの行動に統一性がなく
よくわからない部分が出てきてしまいます

EP5の戦人は途中までは“駒の戦人”で
終盤だけ“プレイヤーの戦人”になっています

またEP8の縁寿は“駒の縁寿”と
“プレイヤーの縁寿”が何度か入れ替わります

ベアトもそれと同じで
“プレイヤーのベアト”である“ゲームマスターのベアト”が
“駒のベアト”とたまに入れ替わっていると考えられるのです

“ゲームマスターであるベアト”に“魔女”として設定され
“黄金卿を開く”ためにAIで自律行動する“駒のベアト”

そしてたまに“駒のベアト”に宿り
“戦人に約束を思い出してもらう”ために活動する
“ゲームマスターのベアト”

この二人が何の説明もなく入れ替わるため
ベアトの行動に統一性がなくなるわけです
これはおそらく“ゲーム盤”の解釈の中では
一番難しいものではないかと思います

>「創作説」は事実上無視されているのです。
>ケーナさん自身が偽書は数枚の日記風手記でしかないと言ったのです。
>つまり、創作説から目をそむけてしまったのです。

その点は確かに否定できません
僕の考察の柱にも“■『うみねこ』は創作かファンタジーか?”
というものはありません

僕はこの作品を“小説”と同じように捉えていますから
普通の小説で“書き手”を想定しないように
この作品でも“書き手”については考えません

この作品に登場する“メッセージボトル及び偽書”については
作品中の現実世界に存在しますので
その書き手については考察します
(作品中の誰かが書いたわけですから)

デカルトさん>>363

またよろしくお願いします
(>>350の説明は流石だなと思いました
僕も同じことが言いたかったのですが
どうもデカルトさんのようにはいきません)
365: 名前: ちびゆか:2012/06/24 23:15ID:8ciwxF7H
デカルトさん>>363
確かにボクもEP1ラストの話は飽きてきたのです。
でも、EP2の戦人が何故ベアトを視認できたのかという解釈はデカルトさんに聞かれたので、考えてみたのです。面白くないとか、理解できないとか少し感想くらい聞かせて欲しいのです。結構時間を掛けて考えたものなのです。

ケーナさん>>364
>おそらく大抵の人は“ゲームマスターのベアト”と
>“駒のベアト”を一緒の人物だと考えていると思います
>しかしそれだとどうにもベアトの行動に統一性がなく
>よくわからない部分が出てきてしまいます

ベアトに関しては本当に解らないことが多く、面倒なのです。
恐らくは複数の人間が「ベアトリーチェ」という概念を持っている為、解りにくくなっていると思うのです。

例えば、さくたろうも、真里亞の中のさくたろう、縁寿の中のさくたろう、別の人間の中の二つの概念なのですが、普通に「さくたろう」として出てくるのです。

あと盤上と盤外の時代。盤外のGMベアトは86年より後世の時代に存在するのです。そして盤上のベアトは86年の存在。
基本的にベアトと戦人の戦いは、後世の時代なのです。これは創作説に於ける絶対の構造なのです。後世の人間が偽書を執筆している以上、うみねこ世界そのものが後世に存在するのです。

>僕はこの作品を“小説”と同じように捉えていますから
>普通の小説で“書き手”を想定しないように
>この作品でも“書き手”については考えません

うみねこには「書き手」と思われる人物が登場するのです。
そして、書き手こそ、現実世界とうみねこ世界を繋ぐ接点なのです。書き手を想定し、そこから現実世界を導く以外に合理的な手法による解はないと思うのです。
ファンタジーを容認してしまうということは、自ら現実の世界との接点を断ってしまうことでもあるのです。

たとえば、学者が天動説など誤ったフォーマットで物事を考えていたら、正しい学説というものは出てこないのです。うみねこも正しい基本フォーマットで考えなければいけないと思うのです。その正しい基本フォーマットはもう小冊子で先生が教えてくれているのです。もちろん、ママが咀嚼してくれた離乳食ではない方のフォーマットなのです。

うみねこは物語の登場人物の視点からしか殆ど情報が入手できない構造になっているのですが、つまり、読者は世界の内側からものを見ているのです。
ただし一部、98年の外側から見る視点もあるのです。
この外と中の二つの視点を駆使し算数パズルとして、一なる真実というものを導くのです。
創作説の放棄とは、この二つの視点の接点を放棄してしまうことなのです。
内側の視点全てが現実世界との繋がりが無くなってしまうのです。
志が高い読者は是が非でも「創作説」というものと向き合わねばならないのです。
366: 名前: ケーナ:2012/06/25 08:07ID:f6CkNp09
>盤外のGMベアトは
>86年より後世の時代に存在するのです。
>そして盤上のベアトは86年の存在。
>基本的にベアトと戦人の戦いは、後世の時代なのです。

これは僕も間違いないと思います
ただこれは『Fate/stay night』の“英霊”と同じく
“魔女”になった時点で“通常の時間軸”から
外れるのだと思います
(これは前に書いたかもしれませんが
そういうのを気にするのが面倒なので
以後 何でもかんでも“はじめて”のように
書かせてもらいます)

ですから1967年の六軒島での出来事である
“九羽鳥庵のベアト”にまつわるエピソードを
現実そのままの形でゲーム盤に取り込むことが出来るのです

>うみねこには「書き手」と思われる人物が登場するのです。

この作品における『書き手』は
現実世界の“メッセージボトル及び偽書”の書き手であり
あるいは魔女の世界における書き手です
作品そのものの書き手ではないと思います
(フェザリーヌは“書き手”として物語に“参加”出来るようですが)

>志が高い読者は是が非でも「創作説」というものと向き合わねばならないのです。

結局 僕の考察は“本文中の記述”を根拠としているため
“本文中に書いていないことには対応できない”のです

国語のテストで言うならば
「本文中から作者の考えを抜き出しなさい」
というタイプの問題になら対応できるのですが
「○○はどういうことを意味するのか書きなさい」
というタイプの問題には対応できないのです

“ファンタジーか創作か?”という命題は
この作品の枠そのものを超えていますので
正直 僕には荷が重いです
367: 名前: ちびゆか:2012/06/25 21:56ID:03232b4Z
ケーナさん>>366
>これは僕も間違いないと思います
>ただこれは『Fate/stay night』の“英霊”と同じく
>“魔女”になった時点で“通常の時間軸”から
>外れるのだと思います

何故そういったファンタジー要素を鵜呑みにできるのですか?そういったものはこの世に存在しないのです。
算数パズルの命題は普遍的、科学的に正しいと堂々と論理的に証明する必要があるのです。ファンタジー要素を容認してしまうと、永遠に証明ができなくなってしまうのです。

竜騎士先生はファンタジーを鵜呑みにすることを「離乳食」と例えたのですが、
ファンタジーというのは、一言で言うと幼稚なのです。
ミステリー史上、最大の5000ページに及ぶ膨大な算数パズルが幼稚な理屈で解けると本気で思っているのですか?
ファンタジーは人の目を曇らせ、惑わし、ものも読めなくしてしまう毒のようなものなのです。
ケーナさんはフェザリーヌを羽入(傍観)+幾子(戯曲)と例えたのです。これは慧眼と思わざる得ないのです。物事の本質を見抜く力はあると思うのです。ただ悲しいかなファンタジーを妄信する限り、それが解釈の限界であり、人間の理屈の及ぶところまで届かないのです。

ボクはケーナさんの解釈を聞きすぐに、人間の理屈に変換するのです。
歴史家は歴史を「傍観」することしかできない。
歴史家は歴史を「観劇」し、検証することができる。
歴史家は独自の歴史解釈を生み出し、新たな歴史書を執筆する事ができる。それが「戯曲」

ファンタジーを妄信していると、どれだけ読解力があったとしても、真の意味での本質は理解できないのです。
フェザリーヌ=歴史については、記述を出すまでもなく、理解できるものと思うのですが。人類の歴史など、書物に記された情報を歴史家が解釈したものに過ぎないのです。
偽書は大袈裟に言えば86年の六軒島、右代官家の歴史を記した歴史書のようなものなのです。

もう創作説から目を背ける余地などないのです。歴史家のように、真実を求めるだけなのです。

>“ファンタジーか創作か?”という命題は
>この作品の枠そのものを超えていますので
>正直 僕には荷が重いです

荷が重いも軽いもないのです。うみねこは今ようやくスタート地点に立てたようなものなのです。基本は読解と観察。推理などまだ先なのです。
「翼」のラストで「カケラ探しの航海に出よう。バイバイ陸の魔女たち。」
意味の解らない文章かもしれませんのですが、それ程難しいことを言ってる訳ではないのです。
「航海者について
異なる運命や境遇の世界をカケラと呼び、無限のカケラの海を自由に渡り歩くことのできる魔女を航海者と呼ぶ。~」EP4TIPS

翼のラストは異なる運命や境遇の世界を探しなさい!という竜騎士先生の読者に対する大きなヒント、メッセージなのです。
そして、EP7でベアトの異なる運命、境遇の象徴のようなキャラが既に出てきているのです。志の高い読者なら、己の成すべきことはもう解ると思うのです。

ケーナさんは浜辺でぼうっとしている陸の魔女なのですか?
それとも、航海者の魔女なのですか?もちろんどちらでも構わないのですが。

ちなみに一つのカケラである、ヤスの運命、境遇の世界が誤った答えだということはないと思うのです。ただ真相の真相、一なる真実は、記述から恐らく、異なる運命、境遇の世界だということは理解できると思うのです。

荷が重いとか、言ってる場合ではないのです。
カケラの海へ飛び込むのです!
368: 名前: ケーナ:2012/06/26 04:54ID:f8DB2Z7t
ちびゆかさん>>367

>ケーナさんはフェザリーヌを
>羽入(傍観)+幾子(戯曲)と例えたのです。
>これは慧眼と思わざる得ないのです。

これは結構苦し紛れの部分がありますし
そもそもこの解釈自体
ファンタジー的な解釈だと思います

結局のところ僕は“考察者”である前に
“読書者”なのだと思います
“読書者”としてこの作品を理解するために
“考察者”にならざるを得なかったのです

言い訳がましくなって申し訳ないのですが
ついでに言うと僕は結構
“直感で物事を判断する”タイプの人間でして
理由なんて後付けです

判断が先にあり
その判断に都合の良い理屈を
後付けで構築する

このあたりが“僕の説明力の弱さ”
に直結してくるのだと思います

いつもとスタイルが違いますが
“創作説”に関しては
僕のほうから提供できる“答え”というものがありませんので
ちびゆかさんのほうで“創作説”について
説明してください

僕はそれについて本文中の記述を用いて
否定なり矛盾の追及なりをしたいと思います

その過程で僕のほうでも“創作説”について
何らかの考えが浮かぶかもしれませんし…
369: 名前: ちびゆか:2012/06/27 03:00ID:7dwkj3.B
ケーナさん>>368
>これは結構苦し紛れの部分がありますし
>そもそもこの解釈自体
>ファンタジー的な解釈だと思います

そうなのですが、傍観と戯曲が何を意味しているか、本質に迫っていると思うのです。これを人間の理屈、アンチファンタジーの基本フォーマットで考えれば、
傍観、観劇、戯曲が歴史を意味していると気がつくのです。
物語を書くというのは歴史家のお仕事なのです。現代の歴史家はもう自由に物語を書き記すことが難しくなってきたと思うのですが。

>言い訳がましくなって申し訳ないのですが
>ついでに言うと僕は結構
>“直感で物事を判断する”タイプの人間でして
>理由なんて後付けです

ボクだってそうなのです。ただアンチファンタジーという明確な軸を持っていますのです。この絶対の軸を持てば、学や教養のないボクでも、ここでケーナさんやデカルトさんたちと議論できるのです。
ボクの頭の悪さがアンチファンタジーの正しさの証明になるのです。

>“創作説”に関しては
>僕のほうから提供できる“答え”というものがありませんので
>ちびゆかさんのほうで“創作説”について
>説明してください

とりあえず>>164の縁寿創作説をもう一度見てくださいなのです。
これに魔道書を所持している人物しか偽書を書けないというのも加えて下さいなのです。

縁寿創作説は問題点があるのですが、大事なのは「ライティング」に対する考え方なのです。人間の理屈でしっかりとうみねこ世界を説明するというアンチファンタジーの拘りを解ってほしいのです。

話は少し変わりますのですが、うみねこ翼のラスト、ケーナさんは航海者の魔女なのですか?それとも陸の魔女なのですか?
カケラの定義はEP4のTIPSに明記されているのです。
翼でカケラの海に出ようと呼びかけた竜騎士先生のメッセージは明白だとおもうのですが。

これはケーナさんにとっては事実上の後退を意味するかもしれないのです。
いや勇気の問題かもしれないのです。カケラ探しの旅に出る勇気を持って欲しいのです。明白な記述がある以上、この問題からも目を背けてはいけないのです。
うみねこの考察に必要不可欠な勇気、志、こういったものが前進する力となるとおもうのです。

創作説の話に戻しますのです。
ボクは元々創作説というものには関心が薄かったのです。最初に入ったのは魔法解釈なのです。魔法解釈をしていくと、やがてアンチファンタジーに辿り着いたのです。うみねこの世界は人間の内面世界に過ぎない。それを記したものが偽書であるという結論を持ったのです。
とにかくファンタジーから脱却する方が大事かもしれないのです。

あと竜騎士先生への揺ぎ無い信頼、敬意。
そしてボクたちなど竜騎士先生から見れば、ミジンコかゾウリムシ程度の知性しかないという謙虚な気持ち。

ケーナさんの場合、自分はほぼ至っているという驕りがあり、一つの考えに固執している気もするのですが。謙虚な気持ちがあれば至れるはずはないと思うのです。今の段階はものを読むことすらままならないのです。

だらだらと書いてしまったのです。いつものことなのですが。
370: 名前: ケーナ:2012/06/27 08:06ID:dabZPunq
ちびゆかさん>>369

>ボクだってそうなのです。
>ただアンチファンタジーという明確な軸を持っていますのです。

このあたりが僕とちびゆかさんのスタンスを分ける
分岐点なのだと思います

僕は元々この作品を“物語”として受け止めて
その物語が“実は結構理解されていない”し
“僕自身 全然理解できていない”
ということに気がつき
考察をはじめたクチです

何せ“直感型”の人間ですから
「ここは考えても仕方がない」と
直感的に判断した内容は
さっさと考察対象から外しています

>とりあえず>>164の縁寿創作説をもう一度見てくださいなのです。

僕はおそらくこの時に“手持ちのカード”は
使い切ってしまっていると思います
ですからそれこそ
「以前に出したカードを“前と違う角度で出す”“違うスピードで出す”ぐらいのことしか出来ない」
ということをまずご了承ください

僕は誰が書いたにせよ
“創作説”というもの自体がまず
厳しいと思います

というのは物語の一番最後の場面である
“数十年後の未来”
この場面で縁寿は以下のような状況です
“彼女がもう20歳、いや、せめて10歳若かったら、……21世紀に名を残す大作家になっただろうと惜しむ人間もいる。彼女は正当な評価を受けるのに、あまりに長い時間を掛けたのである……。もう、若いとはとても言えない。”

一般的に“数十年”という数字は
“2~30年”程度を意味します

縁寿は1998年に18歳ですから
20年後には38歳です
これくらいならまだ何とかなりそうです

しかし30年後なら48歳
あと2歳で50歳
結構厳しい感じです

ですから この“数十年後の未来”は
1998年の30年後
2028年ごろであると推定されます

この『うみねこのなく頃に』の
EP8の発表が2010年です

ということは“未来の出来事”を
描いているということになります

“過去の出来事”なら何とかして調べたりして
書くことは出来るかもしれませんが
“未来の出来事”はどうやったって調べようがありません

これは仮に“数十年”が
20年後の2018年であったとしても
やはり同じことです

ですから“考察説”は考察の前提の時点で
既にかなり厳しいと考えざるを得ないのです

>うみねこ翼のラスト、ケーナさんは航海者の魔女なのですか?それとも陸の魔女なのですか?

僕は多分 そもそも“魔女”ではないです
ただ“自分の知りたいことを知れる範囲で知りたいだけ”ですから
そして“解らんことは解らん”という思考放棄
も兼ね備えています

僕は“驕っている”というより
“自分の器は弁えている”ので
“(自分の力では)考えても仕方がないことは考えない”
というスタンスです

それと同時に“解ることは解る”ので
そのことに関しては人から“天狗になっている”
と認識される程度には自信を持っています
371: 名前: ちびゆか:2012/06/28 02:24ID:aeFOKUUY
ケーナさん>>370
>何せ“直感型”の人間ですから
>「ここは考えても仕方がない」と
>直感的に判断した内容は
>さっさと考察対象から外しています

解らないことは解らない。これは正しい解釈なのです。解らないことを無理に考えず、考察対象から外すのは良いことだと思うのです。
でも目を背ける、なかったことにしてしまうというのは別なのです。
いずれ考察しなければならないという気持ちがあれば良いのだと思うのです。

>僕は誰が書いたにせよ
>“創作説”というもの自体がまず
>厳しいと思います

厳しいもなにも、創作者、八城が出てくる以上考察の対象にしなければなりませんのです。解らないことがある、これはただの謎であり、一部の謎に縁寿創作説で答えているのです。少なくとも魔道書を所持しない戦人には執筆できない、ということは解ると思いますのです。
戦人が執筆したという手がかりは殆ど無いと思うのです。解らなくても、比較はできるのです。どちらが優劣があるのか明白だと思うのです。

>ということは“未来の出来事”を
>描いているということになります

>“過去の出来事”なら何とかして調べたりして
>書くことは出来るかもしれませんが
>“未来の出来事”はどうやったって調べようがありません

そもそも何故魔法エンドが現実だと決め付けてしまうのですか?竜騎士先生は魔法エンドが正解として出したとしても、「現実」とは限らないのです。
現実を晒してしまうことは、作中で知的強姦と表現しているのです。魔法エンドは愛のある物語のエンドという解釈も十分にできると思うのです。

あと魔法エンドの難しいからといって、創作説を即否定してしまうのは乱暴なのです。

>僕は多分 そもそも“魔女”ではないです
>ただ“自分の知りたいことを知れる範囲で知りたいだけ”ですから
>そして“解らんことは解らん”という思考放棄
>も兼ね備えています

出題者があなたは陸の魔女か、航海者の魔女かと問うのです。自分は魔女ではないという答えは、出題者の言葉を無視しているのです。さっきも言ったのですが、無視というのはダメなのです。解らないなら解らないと正しい答えを常に出せば危うからずなのです。
自分が陸の魔女か航海者の魔女か、今のケーナさんなら「直感」でもう気付いているはずなのです。難しい読解ではないのです。
カケラの定義はEP4のTIPSに「異なる運命、境遇の世界」とあり、カケラ探しの旅に出よと先生は仰っているのです。
そして、「もし、あなたと再会できるなら、それはカケラの大海原の中がいいわね。バイバイ、陸の魔女たち。」
と締めているのです。
これは今すぐ「異なる運命、境遇の世界」を出せというより、カケラ探しの旅に出る勇気を持て!という感じだと個人的には思うのです。
陸の魔女、航海者の魔女が何を意味するか察することができる以上、あとは自分が陸の魔女だったと認識する勇気。それを認識すればもうその時点で航海者の魔女だと思うのです。

>それと同時に“解ることは解る”ので
>そのことに関しては人から“天狗になっている”
>と認識される程度には自信を持っています

陸を制したと自信があるなら、今度は海も制すれば良いのです。
372: 名前: ケーナ:2012/06/28 07:55ID:1dJWvtKS
ちびゆかさん>>371

>戦人が執筆したという手がかりは殆ど無いと思うのです。
>解らなくても、比較はできるのです。
>どちらが優劣があるのか明白だと思うのです。

「“縁寿創作説”と“八城十八創作説”
どちらがよりもっともらしいか?」
ということですね

僕はこの両者なら“八城十八創作説”の方が
よりもっともらしいと思います

というのは1986年当時
6歳だった縁寿には創作に必要な情報が
あまりに少ないのです

縁寿が八城十八よりも有利なのは
“霧江の手記”“真里亞の日記”“真里亞の魔導書”
この3つの情報だけだと思います

一方の八城十八はと言いますと
1986年当時
18歳でしかも事件の現場であった六軒島に滞在していました
親族や使用人からいろんな話を聞く機会もありました
“霧江の手記”はともかく“真里亞の日記”と“真里亞の魔導書”
に関しては実物を見ることはできなかったでしょうが
その内容を真里亞本人から聞くことは出来たでしょう

>そもそも何故魔法エンドが現実だと決め付けてしまうのですか?
>竜騎士先生は魔法エンドが正解として出したとしても、「現実」とは限らないのです。

魔法エンドが現実ではないとすると
物語を遡って十八の存在 幾子の存在
これらまで現実ではないことになってしまいます

ということは八城十八が書いたという
偽書の存在も現実ではなくなり
芋づる式に物語が崩壊していきます

>カケラの定義はEP4のTIPSに
>「異なる運命、境遇の世界」とあり

僕はカケラの定義は2つあると思っています
ひとつは『ひぐらし』に出てきた
“平行世界”としてのカケラです
TIPSで触れられているのは
こちらの方です

そしてもうひとつが
『うみねこ』世界でのカケラ
ウィルや雛ベアトが読んだものです
内容としては各EPにあたるのですが
これは“平行世界”そのものではないと思います

>自分は魔女ではないという答えは、
>出題者の言葉を無視しているのです。

僕は『翼』でベルンが言っているのは
“物語の解釈”もしくは“偽書作家への誘い”
的なことだと思います
“物語の解釈”としてなら僕も“航海者の魔女”を
名乗れるかもしれませんが
果たしてそこまで至っているかどうか…
373: 名前: ちびゆか:2012/06/28 22:15ID:730FasGZ
ケーナさん>>372
>縁寿が八城十八よりも有利なのは
>“霧江の手記”“真里亞の日記”“真里亞の魔導書”
>この3つの情報だけだと思います

「一なる真実の書は存在する」「最初に読むのは縁寿」。
EP8の二つの赤字は、絵羽日記を縁寿が必ず読んでいることを示していますのです。読んだ人間がいるなら、最初に読む者は縁寿であり、読んだ人間がいなければ「一なる真実の書」など無きに等しいのです。

霧江の手記、真里亞の日記、魔道書、そして絵羽の日記。
86年の事故で拡散してしまった情報が、後世の縁寿も元に集まり、そこで復元されるのです。これが縁寿創作説の核となる部分なのです。

そして、忘れてはならないのが、縁寿自身が黄金、無限、反魂の称号を持ち、後世という圧倒的優位な立場に身を置く魔女ということなのです。過去の魔女は未来の魔女には絶対に勝てない。
EP4で見せた十の人格を操り、しりとりゲームをするその才能。
こういった要素も彼女の優位性を示すものなのです。

更に>>164の縁寿創作説の中に加えるものとして、EP4が98年の縁寿の観測結果が反映されているということなのです。
川畑の家で「何か」を発見し、魔法を理解する縁寿。その結果が黄金郷へ侵入、さくたろう反魂、ベアトをゲーム盤に戻す、こういったEP4の流れがあるのです。98年縁寿の観測結果など本人しか解るはずもなく、それがEP4のゲーム盤に反映されていることの意味を考えて欲しいのです。

>一方の八城十八はと言いますと
>1986年当時
>18歳でしかも事件の現場であった六軒島に滞在していました
>親族や使用人からいろんな話を聞く機会もありました
>“霧江の手記”はともかく“真里亞の日記”と“真里亞の魔導書”
>に関しては実物を見ることはできなかったでしょうが
>その内容を真里亞本人から聞くことは出来たでしょう

ここでは、記述に基づく手がかりのない推理は無効のはずなのです。
ないものはないと思うのですが。

>魔法エンドが現実ではないとすると
>物語を遡って十八の存在 幾子の存在
>これらまで現実ではないことになってしまいます

縁寿がビルから飛び降りない世界(魔法エンド)が現実だとすると、ビルから飛び降りたEP4の縁寿の旅、これらまで現実ではないことになるのです。
インタビューでも98年の六軒島で殺人事件が起きたと先生も断言しているはずなのです。
EP4の98年が全て無くなってしまうような解釈など無意味だと思うのです。

>僕はカケラの定義は2つあると思っています
>ひとつは『ひぐらし』に出てきた
>“平行世界”としてのカケラです
>TIPSで触れられているのは
>こちらの方です

記述に基づかない解釈など、ここでは通用しないのです。

TIPSにカケラが「異なる運命、境遇の世界」とはっきり明記されているのです。それ以外にもあるというのなら、根拠となる記述を提示して下さいなのです。

カケラ=異なる運命、境遇の世界(EP4TIPS)

「カケラ探しの旅に出かける勇気をもてたなら、貴方も私たちの仲間。私の仲間たちは貴方のことを、航海者の魔女と呼ぶでしょうね。」(翼)

これにより、カケラ探しの旅=異なる運命、境遇の世界を探す旅
となるのです。

そして本編EP7で、ベアトの異なる運命、境遇の世界の存在、理御が登場するのです。そのEP7で明白に「理御を救え、あきらめるな」という記述が存在する以上、志の高い読者であれば、己の成すべきことが解ると思うのです。

これは簡単な読解の話なのです。
基本的に読解は記述を自然に読むだけなのです。

>“物語の解釈”としてなら僕も“航海者の魔女”を
>名乗れるかもしれませんが
>果たしてそこまで至っているかどうか…

「カケラ探しの旅に出かける勇気をもてたなら、貴方も私たちの仲間。私の仲間たちは貴方のことを、航海者の魔女と呼ぶでしょうね。」(翼)

勝手に名乗ってはいけませんなのです。「勇気」がある者こそ航海者の魔女。
自分が陸の魔女だったことを認め、カケラ探しの旅に出る勇気を持てた時、航海者の魔女となるのです。

少し関係ない話になるのですが、ケーナさんは出題者の言葉を無視する姿勢があるのです。
先生の、EP4のTIPSはヒントの為、多めに出したとの御言葉に、そんなものは自分の考察に必要ないと断言し、
EP8のフェザリーヌとラムダの戦いが誰の視点で描かれているかが大事、そしてそこまで考えてる読者は少ない、との御言葉には、竜騎士先生の視点で描かれていると、トンでも読解。

もう少し読解というものに真面目に向き合って欲しいのです。
自分に都合の良い部分だけ読み、都合の悪い部分は読まない、考えないという感じなのです。
少し厳しい意見かもしれませんなのですが、本気で一なる真実を目指す者なら、真摯に受け止めて欲しいのです。
374: 名前: ちびゆか:2012/06/29 01:01ID:34dIbXr/
追記
>僕はカケラの定義は2つあると思っています

二つあるのは当たり前だったのです。
ヤスから見れば理御の世界は異なる運命、境遇の世界
理御から見ればヤスの世界は異なる運命、境遇の世界

>ひとつは『ひぐらし』に出てきた
>“平行世界”としてのカケラです
>TIPSで触れられているのは
>こちらの方です

>そしてもうひとつが
>『うみねこ』世界でのカケラ
>ウィルや雛ベアトが読んだものです

平行世界が異なる運命、境遇の世界というのは当然そういうものなのです。
何故、それがウィルや雛ベアトが読んだものと区別するのですか?
ウィルや雛が出題のカケラと違うものを見ていたなど、聞いたことはないのですが。出題編のカケラ(平行世界)と同じものをウィルと雛が読んでいたとするからこそ、推理の前提になるのです。
375: 名前: ケーナ:2012/06/29 20:09ID:deLVI4C9
ちびゆかさん>>373 >>374

>EP8の二つの赤字は、絵羽日記を縁寿が
>必ず読んでいることを示していますのです。

これには抜け穴があります
《赤:一なる真実の書を、封印が解けて一番最初に読むのはあなた、縁寿よ。》
これが正式なのですが“封印”がどの封印か明言されていません
幾子は鍵を持っているわけですから封印を解くことが出来ますし
同時に封印することも出来ます
つまり幾子が封印を解いて中を確認し
それから再び封印を施しても
赤字には抵触しないのです

また“封印が解けて一番最初に読むのが縁寿である”というだけですから
そもそも封印が解かれなかったり
たとえ封印が解かれても縁寿も含めた誰も読まないのであれば
やはり赤字には抵触しません

ちなみに僕は
縁寿は“一なる真実の書”を読んではいないと思います
というのは“一なる真実の書”を持っていたのは幾子ですが
縁寿は幾子には会えていないのですから

>縁寿自身が黄金、無限、反魂の称号を持ち、
>後世という圧倒的優位な立場に身を置く魔女ということなのです。

>川畑の家で「何か」を発見し、魔法を理解する縁寿。
>その結果が黄金郷へ侵入、さくたろう反魂、
>ベアトをゲーム盤に戻す、こういったEP4の流れがあるのです。

ちなみにこれらの解釈はちびゆかさん的には
“ファンタジー”には該当しないのでしょうか?

>ここでは、記述に基づく手がかりのない推理は無効のはずなのです。

縁寿創作説の問題点として
“譲治と紗音の沖縄デート”
“楼座が語った九羽鳥庵のベアトとの出会いのエピソード”
“金蔵が語ったビーチェとの出会いのエピソード”

これらを如何にして縁寿が知ったのかという点が挙げられます
この点についてはどのように解釈しますか?

>縁寿がビルから飛び降りない世界(魔法エンド)が現実だとすると、
>ビルから飛び降りたEP4の縁寿の旅、これらまで現実ではないことになるのです。
>インタビューでも98年の六軒島で殺人事件が起きたと先生も断言しているはずなのです。

確かにこの部分の解釈は僕もよく解りません
しかたがないのでこの部分のみ“平行世界”として解釈しています

あるいはもしかすると霞は「縁寿は六軒島に向かった」というガセネタを掴まされ
実際に六軒島に行って密かに殺されてしまったのかもしれません
右代宮グループにとっても須磨寺家にとっても
霞の存在は邪魔だったでしょうから

>>僕はカケラの定義は2つあると思っています
>>ひとつは『ひぐらし』に出てきた
>>“平行世界”としてのカケラです
>>TIPSで触れられているのは
>>こちらの方です
>記述に基づかない解釈など、ここでは通用しないのです。

これには根拠があります

EP8の以下の場面 これは“ベルンの出題”をベルンが提示した時の場面です

“「………私のゲームは、もっとシンプルよ。ただの犯人当てクイズ。……あんたたちと、赤やら青やらの攻防をやるつもりはないの。」(ベルン)
「へぇ…? それってどんなゲーム…? 先に見せてもらってもい~い?」(ラムダ)
ベルンカステルが手の平を上へ向けると、そこに青白く光るカケラが現れる。そのカケラにラムダデルタは手をかざして、目を瞑る……。
「……ね? 簡単なゲームでしょう?」(ベルン)
「確かに……。これは戦人たちがやっていた思考ゲームに比べたら、はるかに単純だわ。これはもはや、魔女とニンゲンのゲームじゃない。」(ラムダ)”

この“カケラ”はどう考えても“平行世界”ではありません
『ひぐらし』とは違い『うみねこ』では“創作された世界”も
“カケラ”として認識されているのです

>平行世界が異なる運命、境遇の世界というのは当然そういうものなのです。
>何故、それがウィルや雛ベアトが読んだものと区別するのですか?
>ウィルや雛が出題のカケラと違うものを見ていたなど、聞いたことはないのですが。
>出題編のカケラ(平行世界)と同じものをウィルと雛が読んでいたとするからこそ、
>推理の前提になるのです。

僕は
魔女が実在するメッセージボトル及び偽書を核として
幻想描写や現実世界での過去の出来事を盛り込んでゲーム盤を作り
そのゲーム盤でプレイヤーとゲームマスターが勝負をする
というのが各EPの構成だと考えています

誰がそのEPを一つのカケラにしているのかはわかりませんが
そういった“カケラ”と平行世界としての“カケラ”は
また別だと思います
376: 名前: ちびゆか:2012/06/30 00:34ID:d5ybb13Q
ケーナさん>>375
>ちなみに僕は
>縁寿は“一なる真実の書”を読んではいないと思います
>というのは“一なる真実の書”を持っていたのは幾子ですが
>縁寿は幾子には会えていないのですから

縁寿が読まなければ「最初に読むのは縁寿」という赤字の存在意義が無くなってしまうのです。意味のない赤字というのは算数パズルに於いては好ましくないのです。

EP7のお茶会の「これは真実」の根拠となるのが「絵羽日記」だと解釈していますのです。縁寿創作説では当然、縁寿が絵羽日記を読むことになるのですが。

>ちなみにこれらの解釈はちびゆかさん的には
>“ファンタジー”には該当しないのでしょうか?

この世にはファンタジーは存在しないのです。存在できるのは、内面世界の中だけなのです。EP4の黄金郷もゲーム盤も人間の内面世界に存在するのです。
98年縁寿の観測結果がEP4に反映されている以上、その世界は縁寿の内面世界となるのです。

>縁寿創作説の問題点として
>“譲治と紗音の沖縄デート”
>“楼座が語った九羽鳥庵のベアトとの出会いのエピソード”
>“金蔵が語ったビーチェとの出会いのエピソード”

解らないものは解らないというのが正しい解釈なのですが、戦人執筆でこれらが説明できるものでないのなら、縁寿創作説を脅かすものでもないのです。

推論なのですが、手元にある情報は霧江の手記、真里亞の日記、魔道書、絵羽の日記(これはもう、読んだという仮定)、小此木、南條、熊沢、川畑の証言。マスコミで報道された「ボトメ」、、自分自身の記憶。これらの中に必ず手がかりがあるはずなのです。
創作説は、ボクたちが読んでいるEPは偽書作家からアウトプットされた情報である、という前提、そして、その情報は必ず偽書作家の知りえるものという前提なのです。

沖縄旅行、金蔵の過去、楼座の過去。いま出せるのは、楼座の19年前の回想。
これは、EP4の川畑の証言から、ぎりぎり導けるものがあるのです。
19年前の船の往来が突然無くなった。川畑は九羽鳥ベアトが存在し、そして死んだと考えており、縁寿にそれを証言するのです。
ここから、19年前に九羽鳥が存在し、そして死亡したというくらいは、導けるのですが。

あと違う話なのですが、EP5の夏妃の日記ですが、どこかで見た気もするのですが、これが残っていれば面白いのですが。

>確かにこの部分の解釈は僕もよく解りません
>しかたがないのでこの部分のみ“平行世界”として解釈しています

だったら何故、魔法エンドを平行世界としないのですか?
「魔法エンド」という名前からして、幻想っぽいのです。EP4の98年はTIPSに写真まであるのですよ。

>この“カケラ”はどう考えても“平行世界”ではありません
>『ひぐらし』とは違い『うみねこ』では“創作された世界”も
>“カケラ”として認識されているのです

ひぐらしのことは忘れてくださいなのです。
カケラの定義はEP4のTIPSの説明で十分だと思うのです。
「魔女について 魔女の定義は曖昧だが、ニンゲンを基準に考えた場合、それを超えた力を持ち、自由に行使できるならば、その時点で魔女であるとする説が一般的。
そして、それを自由に行使できる世界、あるいはカケラを領地と呼ぶ。
多くの魔女はこの領地を出られないが、これを自由に出入りし、カケラ世界を回遊できる魔女を航海者と呼ぶ。」
「航海者について 異なる運命、境遇の世界をカケラと呼び~」

EP8のベルンのゲームも、「それを自由に行使できる世界」に該当し、基本的にカケラといっても良いと思うのです。
カケラ=平行世界という定義はどこから出てきたのですか?

各EPも思考ゲームなのです。それを更に単純化したものがベルンゲームであり、カケラの定義と矛盾するものではないのです。

ここからは、少し私見も混じるのですが、「カケラ」とは、この世には存在しないのです。
これは、当たり前のことなのです。

この世には不思議なものは存在しない、これは真理なのです。
少なくともアンチファンタジーの基本フォーマットで考えるとそうなるのです。

では、「カケラ」とは何かというと、ただの概念なのです。ただの概念ならば当然、人間の中にしか存在しないのです。そして人間の中の概念「カケラ」を記したものが偽書であり、不思議なことはなにもないのです。

例えば、ケーナさんが藤原紀香と結婚するカケラがあったとする。そんな世界はケーナさんの中の概念に決まっているのです。
そしてその世界では、自由に力を行使し、ケーナさんは藤原紀香と楽しむことができるのです。そして、その世界はケーナさんの異なる運命、境遇の世界だった可能性もちょっとはあるかもしれませんのです。
そしてその世界は当然、現実の世界ではなく、「平行世界」なのです。

このケーナさんが藤原紀香と結婚するというカケラ世界も、TIPSのカケラ定義と特に矛盾することもないのです。

この世には不思議なものは存在しない、不思議なものは人の中の概念に過ぎない。
この言葉で何でも説明できるのです。(たぶん)
377: 名前: ちびゆか:2012/06/30 01:09ID:c6Z7teXl
追記
一番言いたかったことを忘れたのです。

何故、理御を救いたくないのですか?

EP7で、異なる運命、境遇の理御が登場し、救え、あきらめるな、と明白に記述があって、
翼で、カケラ探しの旅に出る勇気が持てたなら、貴方は航海者の魔女。
そして、再会するときは大海原がいい、バイバイ陸の魔女たちとあるのです

カケラはTIPSに「異なる運命、境遇の世界」とあり
これを当てはめれば、カケラ探しの旅は「異なる運命、境遇の世界を探す旅」となるのです。

何故、ここまで解りやすい読解を理解しようとしないのですか?
EP7は竜騎士先生が意味もなく、煽っただけという心無き批判者と同じことを言うのですか?
愛が無ければ視えない。愛があるなら、理御を救おうと思わないのですか?
あきらめるのが正解なのですか?竜騎士先生が本当の奇跡を用意していると信じられないのですか?
378: 名前: ケーナ:2012/06/30 19:37ID:9fUfTs9o
ちびゆかさん>>376 >>377

>縁寿が読まなければ「最初に読むのは縁寿」という
>赤字の存在意義が無くなってしまうのです。

ゲーム盤で縁寿は読んでいるわけですから
この赤字はある意味正しいでしょう
しかし現実世界の縁寿は幾子に会えなかったわけですから
幾子が持っていた“一なる真実の書”を読めたはずがないのです

>この世にはファンタジーは存在しないのです。
>存在できるのは、内面世界の中だけなのです。

ファンタジー要素は“縁寿の空想遊び”
もしくは“縁寿が創作した物語に書かれた内容”
という解釈で良いでしょうか?

>>縁寿創作説の問題点として
>>“譲治と紗音の沖縄デート”
>>“楼座が語った九羽鳥庵のベアトとの出会いのエピソード”
>>“金蔵が語ったビーチェとの出会いのエピソード”
>戦人執筆でこれらが説明できるものでないのなら、
>縁寿創作説を脅かすものでもないのです。

戦人なら1986年の六軒島で
これらの話を当事者から聞くことが出来ます
(“金蔵の話”は本人が死んでいるため又聞きですが)

EP8で紗音は以下のように発言しています
“「私の譲治さんへの愛は、純粋で高潔です。……譲治さんは、私が記した手紙の全てを保管なさっているでしょう。それらをご覧いただければ証明できるでしょう。」”

この手紙は譲治の遺品の中にあるわけで現実に存在します
しかし この場面以外では全く触れられませんでした

また六軒島の関係者には当日非番だった使用人たちも含まれているわけで
情報の信頼性や確実性を考えると
縁寿が会った人たちとは比べようがありません

しかし縁寿はそういった遺品やそれらの人たちにはまったく興味を示しませんでした

これがどういうことを意味するかと言いますと
そこから得られる情報には物語的に意味がない
ということです

縁寿が各EPの創作者なら絶対に必要な情報のはずで
それを縁寿が必要としないということは
縁寿が創作者ではないということです

>EP5の夏妃の日記ですが、どこかで見た気もするのですが、
>これが残っていれば面白いのですが。

夏妃の自室にあったわけですから
爆発で吹っ飛んでいるでしょう

>何故、魔法エンドを平行世界としないのですか?

これまでに語られてきた描写と相互矛盾がないからです
98年の縁寿の描写については相互矛盾する場面があります
ですから平行世界と考えざるを得ないのです

>カケラの定義はEP4のTIPSの説明で十分だと思うのです。

この説明はファンタジー的解釈としての説明です
縁寿が創作したのならそもそもこんな説明は必要ないのです

>カケラ=平行世界という定義はどこから出てきたのですか?

これは『ひぐらし』の設定です
『うみねこ』における“カケラ”は
これとは本来的には違うはずです


>「カケラ」とは、この世には存在しないのです。
>これは、当たり前のことなのです。

そもそも“カケラ”という概念自体が
ファンタジー的解釈に必要な要素であり
創作の場合“カケラ”は不要です

>愛が無ければ視えない。愛があるなら、
>理御を救おうと思わないのですか?
>あきらめるのが正解なのですか?
>竜騎士先生が本当の奇跡を用意していると信じられないのですか?

“愛”があればこの作品の表面からは見えない
さまざまな真実が見えてきます
しかし それでもこの作品は“悲劇”なのです
むしろ“愛があるからこそ”悲劇なのです
僕はこの作品をそのように解釈しています
379: 名前: ちびゆか:2012/07/01 23:31ID:49QU/sU1
ケーナさん>>378
>ファンタジー要素は“縁寿の空想遊び”
>もしくは“縁寿が創作した物語に書かれた内容”
>という解釈で良いでしょうか?

ファンタジーとはそういった形でしか存在できません。
これはアンチファンタジーの基本フォーマットに於ける常識です。

>戦人なら1986年の六軒島で
>これらの話を当事者から聞くことが出来ます
>(“金蔵の話”は本人が死んでいるため又聞きですが)

理論上は聞く事が可能でしょう。
ただし、記述に基づく手がかりがなければ、ただの推測に過ぎない。

ここでは論点先取は御法度。
解りきったことですが、何故論点先取が無効であるか、説明しておきましょう。

手がかり無き推理、これを容認するということは、「戦人が当時者から情報を聞いたかもしれない」という理屈が許されるなら、縁寿創作の視点に於いて、真里亞に日記に書いてあったかもしれない、という理屈も容認されてしまうのです。
つまり、うみねこがなんでもありの連想ゲームになってしまいます。
ミステリーを算数パズルとして認識しているなら、論点先取など無意味なのです。

>しかし縁寿はそういった遺品やそれらの人たちには
>まったく興味を示しませんでした

真里亞の日記、霧江の手記、戦人の蔵書、幾つかの遺品には興味を示しています。再度、ご確認ください。

>これまでに語られてきた描写と相互矛盾がないからです
>98年の縁寿の描写については相互矛盾する場面があります
>ですから平行世界と考えざるを得ないのです

貴方は初め、魔法エンドが現実でなければ、幾子、十八が現実の存在でなくなり、芋づる的に世界が崩壊すると言いました。
私が魔法エンドを現実にすると、今度はEP4の縁寿の旅自体が現実でなくなってしまい、うみねこの重要な前提の多くが無意味になってしまうと指摘。
貴方は、よく解らないと、根拠もなく、EP4の98年を平行世界と解釈。

自説をころころと変える時点で、ロジックエラーと同義です。
一貫性が全くありません。改めて考え直すことをお勧めします。

>そもそも“カケラ”という概念自体が
>ファンタジー的解釈に必要な要素であり
>創作の場合“カケラ”は不要です

ファンタジーと創作というのは一体です。

ATフィールドも使徒もぜーレのシナリオも、エヴァのファンタジー解釈に必要な要素であり、創作の場合、使徒もぜーレも不要です。

こんな論法は意味が解らないのです。
創作だからこそ、カケラ世界が存在できるのです。
エヴァも創作の世界だからこそ、ファンタジー要素が存在できるのです。

>しかし それでもこの作品は“悲劇”なのです
>むしろ“愛があるからこそ”悲劇なのです
>僕はこの作品をそのように解釈しています

「貴方は陸の魔女、それとも航海者の魔女かしら。」
出題者の問いを無視しているという認識でよろしいですか?

出題者の言葉を無視したり、自説をころころ変えたり、誤読を認めなかったり、
発言に論理性がなかったりで、もっと言葉というものを大事にしてくださいなのです。
今日はデカルトさんっぽくやってみたのですが、ケーナさんもデカルトさんを見習ってくださいなのです。
380: 名前: ケーナ:2012/07/02 19:14ID:9c/gpTif
ちびゆかさん>>379

>ただし、記述に基づく手がかりがなければ、ただの推測に過ぎない。

“EPの書き手”は作品中で説明されていません
ということは“記述に基づく手がかり”は
そもそも存在しないのです
ですからこの点に関してはあらゆる説が“ただの推測”に
ならざるをえません

>うみねこがなんでもありの連想ゲームになってしまいます。

それ故に僕は“創作説”を否定するのです
“創作説”を使えば作品中のあらゆる記述が創作と見なせる為
何が本当で何が嘘か我々プレイヤーに判断できなくなってしまいます

“真里亞の日記”“霧江の手記”
そんなものいくらでも
でっち上げることが出来ます
ですからこれらは何の証明にもならないのです

>真里亞の日記、霧江の手記、戦人の蔵書、
>幾つかの遺品には興味を示しています。

よく考えてみて欲しいのですが
事件当時縁寿は6歳でした
最後に六軒島に行った時はおそらく5歳だったはずです

我々プレイヤーは各EPを読んでいるため
それぞれの人物がどんな人なのかよく解ります

しかし5歳の縁寿がどれほど六軒島での出来事や
人々を覚えていられたでしょう?
現に金蔵については全然違った認識をしている可能性があります

各EPで取り上げられる内容は5歳時の記憶しか持たない
縁寿のものでは到底ありえません

だからこそ 六軒島のことを実際に知っている人物に
もっと話を聞く必要があるはずですし
数々の遺品を徹底的に調べる必要もあるはずなのです

それなのにEP4の縁寿はメッセージボトルの内容自体を
よく知らない様子でしたし
そもそも内容そのものには興味が無いようでした

1998年における縁寿の振る舞いは“執筆者”としては
あまりにおかしいのです

>貴方は、よく解らないと、根拠もなく、EP4の98年を平行世界と解釈。

TIPSにおける“カケラ”の説明及び
竜騎士07さんのインタビュー及び対談から
平行世界は肯定されていますし
同時に“カケラ”が“創作世界”であることも
本文中から読み取れます

ただ僕個人としては「平行世界は『ひぐらし』だけで充分」
と考えていますので
「スッキリ納得」というわけにはいかないのです

>ATフィールドも使徒もゼーレのシナリオも、
>エヴァのファンタジー解釈に必要な要素であり、
>創作の場合、使徒もゼーレも不要です。
>こんな論法は意味が解らないのです。

エヴァがファンタジーなら
ATフィールドも使徒もゼーレのシナリオも
そもそも必要ありません
エヴァがファンタジーではないからこそ
いちいちATフィールドが“心の壁”だとか
そういう設定が必要になるのです

>>しかし それでもこの作品は“悲劇”なのです
>>むしろ“愛があるからこそ”悲劇なのです
>>僕はこの作品をそのように解釈しています
>「貴方は陸の魔女、それとも航海者の魔女かしら。」
>出題者の問いを無視しているという認識でよろしいですか?

まず上記問い掛けはベルンによるものですので
“出題者の問い”と無条件に認識するのはどうかと思います

また この問い掛けは
「貴方はこの作品に挑戦する考察者なのか それともこの作品に屈した敗北者なのか?」
これを問う問い掛けだと思います

>ケーナさんもデカルトさんを見習ってくださいなのです。

僕は“感覚派”なのでデカルトさんのような“理詰め”は苦手です
この“説明力の無さ”は何とかしたいところですが
なかなか難しいです
381: 名前: ちびゆか:2012/07/03 01:40ID:304ijqLg
ケーナさん>>380
>僕は“感覚派”なのでデカルトさんのような“理詰め”は苦手です
>この“説明力の無さ”は何とかしたいところですが
>なかなか難しいです

算数パズルに挑み、至ったと思う人間が、理詰めは苦手というのは致命的なのです。今日は物事を論理的に説明する手段について言ってみるのです。論理性がない者は算数パズルに挑むことはできないのです。

帰納法と演繹法というものがあるのです。

まず帰納法というのは、複数の事実から物事の共通した原理を導く論法なのです。たぶんそうなのです。
ただし、帰納法というのは統計的に原理を導くだけなので、絶対の証明にはならないのです。

算数パズルであるうみねこは当然、演繹法で物事を考えるべきなのです。
物事を論理的に説明できない人間は、この演繹法というものを意識すると良いのです。

演繹法を簡単に使いこなせるものとして、三段論法というのがあるのです。
人間は死ぬ(原理)
ソクラテスは人間だ(事実)
ソクラテスは死ぬ(結論)

となるのです。原理、事実に誤りがなければ、結論は100%なのです。
非常に簡単なものなのです。

ボクの発言をこの演繹法の三段論法を使い、実際に説明するのです。

偽書は魔道書を所持している人間が執筆している。(原理)
「魔道書を開き、72柱の悪魔たちからランダムに選び出そう。・・・んー、適当にページを捲って・・・」我らの告白より

後世の縁寿は魔道書を所持している(事実)EP4より

後世の偽書を執筆しているのは縁寿(結論)

となりますのです。原理に問題があるかもしれませんのですが、一応記述に基づくのです。

全てのファンタジーは人の中の概念である。(原理)
小冊子「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」のアンチファンタジジーの世界の基本フォーマット。常識。

ゲーム盤世界、カケラ世界はファンタジーである。(事実)
同じく、アンチファンタジーの基本フォーマット。常識。

ゲーム盤世界、カケラ世界は人の中の概念である。(結論)

これは単に常識という以外に根拠はないのですが。常識は常識なのです。
創作というのは人の中の概念を記すことであり、創作とファンタジーは一体なのです。

三段論法についてはもう解ったと思うのです。
論理性が普通にある人間は、こういうものは無自覚に使っているのです。
ケーナさんもこの三段論法を実践してくださいなのです。
原理、事実の解釈が絶対でない限り、絶対の証明にはならないのですが、これを意識するだけで、飛躍的に論理性が増すのです。

>エヴァがファンタジーなら
>ATフィールドも使徒もゼーレのシナリオも
>そもそも必要ありません

エヴァはSFファンタジーなのです。
エヴァの世界の登場人物にとっては、ファンタジーではないのです。
ケーナさんは何処の世界に住んでいるのですか?


>TIPSにおける“カケラ”の説明及び
>竜騎士07さんのインタビュー及び対談から
>平行世界は肯定されていますし
>同時に“カケラ”が“創作世界”であることも
>本文中から読み取れます

論点がずれてるのです。何故ケーナさんが魔法エンドが絶対現実で、EP4の98年が現実でないと解釈したのかが疑問なのです。
平行世界が存在する、故に魔法エンドは現実ですと言われても解らないのです。

>それなのにEP4の縁寿はメッセージボトルの内容自体を
>よく知らない様子でしたし
>そもそも内容そのものには興味が無いようでした

>1998年における縁寿の振る舞いは“執筆者”としては
>あまりにおかしいのです

縁寿創作説に於ける偽書の執筆の時期は当然、98年以降となり、EP4の旅の時点ではまだ執筆者ではないのです。旅の情報を反映させている以上、旅の以降の執筆と理屈の上ではなるのですが。

>“真里亞の日記”“霧江の手記”
>そんなものいくらでも
>でっち上げることが出来ます
>ですからこれらは何の証明にもならないのです

いくらでもでっち上げたたら論点先取になるのです。
一なる真実、作内現実に於ける真実というものを本気で考えるならば、作内現実に残った遺品、人の証言は重要だと認識していますのです。
まだ証明はできませんなのです。

>“EPの書き手”は作品中で説明されていません
>ということは“記述に基づく手がかり”は
>そもそも存在しないのです
>ですからこの点に関してはあらゆる説が“ただの推測”に
>ならざるをえません

そう思うのであれば、戦人執筆に拘る理由もないのです。


>まず上記問い掛けはベルンによるものですので
>“出題者の問い”と無条件に認識するのはどうかと思います

>「貴方はこの作品に挑戦する考察者なのか 
>それともこの作品に屈した敗北者なのか?」
>これを問う問い掛けだと思います

そう解釈しているなら、出題者の問いと同義なのです。

カケラ=異なる運命、境遇の世界(EP4TIPS)

「カケラ探しの旅に出かける勇気をもてたなら、貴方も私たちの仲間。私の仲間たちは貴方のことを、航海者の魔女と呼ぶでしょうね。」(翼)

これにより、カケラ探しの旅=異なる運命、境遇の世界を探す旅
となるのです。

記述に基づく解釈なのですが。
記述に基づかない解釈を出しても意味はないと思うのです。

広義の意味では、カケラ探しの旅に出る者=作品に挑戦する考察者ではあるのですが、具体性がなく、実質無視しているだけなのです。

382: 名前: ケーナ:2012/07/03 19:32ID:7ecXGuyp
ちびゆかさん>>381

>算数パズルに挑み、至ったと思う人間が、
>理詰めは苦手というのは致命的なのです。
>算数パズルであるうみねこは当然、演繹法で物事を考えるべきなのです。

僕は“直感派”であると同時に“文系”です
ですから“読解”という手法でこの作品に挑んでいます
この作品を“算数パズル”と認識して挑んでいるちびゆかさんとは
この点で齟齬があるため
お互いに意見がすれ違うのかもしれません

>偽書は魔道書を所持している人間が執筆している。(原理)
>後世の縁寿は魔道書を所持している(事実)
>後世の偽書を執筆しているのは縁寿(結論)

僕はこの三段論法は
“原理”の部分がおかしいと思います
というのは作品中に
“偽書は魔道書を所持している人間が執筆している”
とは書いていないためです

三段論法の“基点”である“原理”の部分が
本文の記述に基づいていない以上
これは三段論法として
成り立っていないのではないでしょうか?

>全てのファンタジーは人の中の概念である。(原理)
>ゲーム盤世界、カケラ世界はファンタジーである。(事実)
>ゲーム盤世界、カケラ世界は人の中の概念である。(結論)

僕は“ファンタジー”を“常識”で語るのは無理があると思います
“常識”から外れているからこそ“ファンタジー”なのですから
エヴァは使徒の存在などを科学的に証明できないため
ファンタジーの部分もありますが
本質的にはSFだと思います

>何故ケーナさんが魔法エンドが絶対現実で、
>EP4の98年が現実でないと解釈したのかが疑問なのです。
>平行世界が存在する、故に魔法エンドは現実ですと言われても解らないのです。

『うみねこ』という作品において
“ゲーム盤”と呼ばれる部分以外で
“相互矛盾”が発生する記述というのは非常に稀です
というか98年の縁寿の話以外ありません
(ゲーム盤においても“ミステリーの中身自体”と
後に「嘘だった」と解る内容以外は相互矛盾はありません)

ですから“98年の縁寿”をどう解釈するか?
が全てになってくるのですが
竜騎士07さんはこの部分をあまり重要視しなかったか
もしくは「読めば普通に理解できる」と考えたのだと思います

しかし我々の読解力は竜騎士07さんが
期待していたほどではなかったため
この点で躓いてしまうわけです

ちなみに“平行世界が存在する”ということと
“魔法エンドは現実である”ということは
別個の問題です
この本来無関係である2つの事柄を
関連付けてしまっているため
ちびゆかさんは混乱してしまっているのではないでしょうか?

>縁寿創作説に於ける偽書の執筆の時期は当然、
>98年以降となり、EP4の旅の時点ではまだ執筆者ではないのです。
>旅の情報を反映させている以上、旅の以降の執筆と理屈の上ではなるのですが。

“ノックス第8条。提示されない手掛かりでの解決を禁ず”
というのがありますが
縁寿が執筆者なら“そうと判断できる手掛かり”が
本文中の記述にあると思います
そう考えると縁寿があまりに情報に無頓着なのは
むしろ“縁寿が書いたのではない”という証拠として
竜騎士07さんが仕込んだ手掛かりではないでしょうか?

>>“EPの書き手”は作品中で説明されていません
>>ですからこの点に関してはあらゆる説が“ただの推測”に
>>ならざるをえません
>そう思うのであれば、戦人執筆に拘る理由もないのです。

僕がこの話題にあまり興味を持てないのは
「本文中に証拠を示せない以上、相手を説得できる根拠がない」ためです

証拠を示せない以上
相手を納得させることが出来ませんし
磐石の自説を組み上げることも不可能です
ですからこれはもはや“考察”ではなく“推察”です

“戦人執筆説”も“縁寿執筆説”よりかは
まだ可能性が高いという程度で
それ以上でも以下でもありません

>カケラ探しの旅=異なる運命、境遇の世界を探す旅

文章をそのまま受け取ると確かにそうなのですが
これは比喩表現が入っていると思います

“与えられる情報をただ受け取るだけで考察しない者”
“この作品に敗北し考察しない者”

これらが“陸の魔女”であり

“自分でこの物語に挑み考察する者”
“自ら偽書を書き新たな世界を生み出す者”

これらが“航海者の魔女”である

この説明を比喩的に表現したものが
『翼』のラストでベルンが語ったことなのだと思います
383: 名前: ちびゆか:2012/07/04 23:49ID:2bWlU5Yu
ケーナさん>>382
>僕は“直感派”であると同時に“文系”です
>ですから“読解”という手法でこの作品に挑んでいます

それは、当たり前のことなのです。誰もが読解し、推理考察をするのです。
文系とか理系は関係ないのです。ミステリーとは算数パズルであると竜騎士先生が考えるならば、うみねこは算数パズルなのです。

>僕はこの三段論法は
>“原理”の部分がおかしいと思います
>というのは作品中に
>“偽書は魔道書を所持している人間が執筆している”
>とは書いていないためです

「魔道書を開き、72柱の悪魔たちからランダムに選び出そう。・・・んー、適当にページを捲って・・・」我らの告白より

我らの告白でこう描かれている以上、物語を生み出すのに必要だと思うのです。
魔道書には幻想キャラの駒の設定が書かれていると思うのですが、人間の駒なら誰でも描くことができると思うのです。ただこの幻想キャラの駒だけは、魔道書なしではその駒たちを描くことが不可能なのです。

>僕は“ファンタジー”を“常識”で語るのは無理があると思います
>“常識”から外れているからこそ“ファンタジー”なのですから

この世の全てのファンタジーは創作だったり、人間の概念に過ぎないのです。
これは、アンチファンタジーの基本フォーマットに於ける常識なのです。

>ちなみに“平行世界が存在する”ということと
>“魔法エンドは現実である”ということは
>別個の問題です

魔法エンドが現実であり、EP4の98年が現実でないという主張の根拠は何なのですか?
EP4の98年が平行世界だと言ったのはケーナさんなのです。
ボクはEP4の98年の方が現実であると思うのです。

>“戦人執筆説”も“縁寿執筆説”よりかは
>まだ可能性が高いという程度で
>それ以上でも以下でもありません

書けないものを書いたと言い張るのはロジックエラーなのです。
創作説はそれをどうやって解決するかを考えるものなのです。
無視するのは簡単なのです。

>>カケラ探しの旅=異なる運命、境遇の世界を探す旅

>文章をそのまま受け取ると確かにそうなのですが
>これは比喩表現が入っていると思います

そして、異なる運命、境遇の世界に理御がいるのです。
何故、理御を見捨てるのですか?
カケラ探しの旅は理御を救い出す旅だと思わないのですか?
384: 名前: デカルト:2012/07/05 01:19ID:c64VqmF.
ちびゆかさん>>383

名前を出されたので引っかかるところに少しだけコメントします。

>我らの告白でこう描かれている以上、物語を生み出すのに必要だと思うのです。

>ただこの幻想キャラの駒だけは、魔道書なしではその駒たちを描くことが不可能なのです。

ちびゆかさんの前提では、うみねこに含まれている物語は全て縁寿の創作だというお話ですが、
「縁寿の書いた物語の登場人物が魔導書を使っている」と言う事実が何故「物語の創作には魔導書が必須」というお話になるのでしょうか?
非現実のファンタジーの設定と現実の設定が同じであるということを「原理」と言い張るのは難しいと思います。

>この世の全てのファンタジーは創作だったり、人間の概念に過ぎないのです。

「ファンタジーは全て創作(及び人の概念)である」という前提から、
「『うみねこのなく頃に』のファンタジー世界は『うみねこのなく頃に』の登場人物に書かれた創作(及び人の概念)である」
と言う結論を導く論理には大きな飛躍があります。
ファンタジー世界を創作出来るのは作中の登場人物だけではありません。
竜騎士先生がうみねこのファンタジー世界を創作しているという事実がある時点で、作中人物が創作せずとも作中にファンタジー要素が登場できます。

>ボクはEP4の98年の方が現実であると思うのです。

この根拠はどこにあるのでしょうか?

>カケラ探しの旅は理御を救い出す旅だと思わないのですか?

理御というキャラクターも、ちびゆかさんの前提では縁寿の創作要素の一つに過ぎない事になると思うのですが、
縁寿の創作した非現実的な存在を救い出さなくてはいけないと考える理由はどのようなものなのでしょうか?

ちびゆかさんの主張を「論理的」と言うことには首をひねってしまう所があります。なので他の人の意見に対して論理についての説教じみたことをするのは第三者から見ておかしく映るので、そのようなことは自重した方が賢明かと思われます。
385: 名前: ケーナ:2012/07/05 16:44ID:32hqmjse
ちびゆかさん>>383

>魔道書には幻想キャラの駒の設定が書かれていると思うのです

以下の記述はEP4に出てきた“真里亞の魔導書”について書かれた内容の抜粋です

“私はナップザックから、もう一冊の本を取り出す。……これまた古めかしい、見るからにオカルト的な本。しかしこれも中身は無地のもの。真里亞お姉ちゃんの凝ったノートの内の一冊だ。こちらは日記ではない。……彼女が魔女として記した、魔導書。煉獄の七杭は、ベアトリーチェの家具。彼女が生み出し、彼女のためだけに使役される。でも、ベアトリーチェは、マリアージュ・ソルシエールの魔女でもあるから、同盟の魔女であるマリアにも使役できる。その為、真里亞お姉ちゃんの魔導書に、煉獄の七杭たちの召喚方法や、その取り扱いなどが事細かに記されているのだ…。”
“ベアトは真里亞の手提げから、魔導書を借りると、バラバラバラッとページを華麗にめくる。……そして様々な魔法陣が記されたページの途中に空きページを見つけ、そこを押し広げる。そして、ニヤリと笑ってさくたろうを凝視してから、一気にペンを走らせた。”
“1人、2人、3人。4人、5人、6人、7人…。次々に召喚されて並んでいくその様子は圧巻だ。……すごい。お姉ちゃんの魔導書の挿絵そのままの、……煉獄の七姉妹だ…。”
“いつの間にか手に持っていた魔導書。……それが強い風で次々と素早くページが捲られていく……。最初はやさしい世界だった。どうやったら、空からお菓子が降ってくる魔法が生まれるか。どうやったら、明日の晩御飯がクリームコロッケになる魔法が生まれるか。どうやったら、明日のお出掛けがお天気になって、楽しい一日になる魔法が生まれるか。新しい幸せな魔法が次々に生まれて、彼女の世界をやさしく彩っていった…。そんな日々が次々に捲られていき、………どんどんと月日が、走馬灯のように駆け巡っていく…。カラフルだったイラストのページは、次第に黒いインク一色のページに様変わりしていく……。……不気味な魔法陣や、悪魔の召喚術。人に害を為すための邪悪なる魔法。どうやったら、クラスのいじめっこが風邪を引く魔法が生まれるか。どうやったら、クラスの誰それが大怪我をして死んでしまう魔法が生まれるか。どうやったら、いじめっこ全員の乗ったバスが崖から落っこちる魔法が生まれるか。陰湿な魔法が次々に生まれて、……ページと彼女の心を、埋め尽くしていく…。”

これらの記述から解ることとしてまず
“真里亞の魔導書”は“凝った装丁の無地のノート”であることです
つまりそれほど分厚いものではないことが解ります

そして書かれている内容ですがこれは3つあると考えられます
(1)真里亞が聖書などから自分に必要な魔術の知識を書き写したもの
(2)ベアトが生み出した魔術体系に関するもの
(3)真里亞自身が生み出した魔術体系に関するもの

そしてEP7で以下の場面があります

“「瞬間移動が得意なのはガァプだね!! 序列第33位の大悪魔だよ…! そんなのがお友達なんて、やっぱりベアトはすごいね、うー!」(真里亞)
「なるほどな、大悪魔のガァプか。………よし、我が友よ、そなたはこれよりガァプだ。ガァプと名乗るが良い!」(ベアト)
「やれやれ。やっと私に名前が付いたのね。ずっと名無しだったから嬉しいわ。」(ガァプ)
「では、その調子で私にも名前を賜れますと光栄ですな。いつまでも家具頭だけでは、味気がないというものです。」(家具頭の悪魔)
「真里亞。こやつにも名付けを頼む。こやつも大悪魔で、妾に仕える執事のようなものだ。妾の信頼できる部下であるぞ。」(ベアト)
「うー……。ロノウェ、かな? 序列第27位の大悪魔だよ…! 頼れる従者を与えてくれると言われてる!」(真里亞)”

真里亞は72柱の悪魔を暗記しているため
特に何かを見なくても説明できるようです
つまり“真里亞の魔導書”には
72柱の悪魔については
書かれていない可能性があるわけです

そして『我らの告白』でベアトが見た“魔導書”
これには72柱の悪魔についての記述がありました

“真里亞の魔導書”と“ベアトの魔導書”
果たしてこれは同じものなのでしょうか?

ちなみに“真里亞の魔導書”には以下のように“シエスタ姉妹”の絵も描いてあるようです

“「真里亞、そなたのお陰で、妾の友人たちは名前を得た。心より感謝するぞ…!」(ベアト)(EP7)
「うーうー! じゃあ今度はベアトの番! 真里亞のお友達の、ウサギさんたちにも、また絵を描いてあげて! さくたろみたいに!」(真里亞)
「ふむふむ、良かろうぞ。その魔導書を貸すが良い。」(ベアト)
「うりゅー! ベアトは絵がとっても上手だから、とっても楽しみ!」(さくたろう)
「どんな絵になるの? どんな絵になるの? ウサギさんたち、楽しみ! うーうーうー!!」(真里亞)
「森の音楽隊であったな。……音楽隊、音楽隊……。……ふぅむ。よしよし、こんな感じではどうか…。」(ベアト)”
>魔法エンドが現実であり、EP4の98年が現実でないという主張の根拠は何なのですか?

EP4の縁寿は現実世界とゲーム盤
両方で死んでいます
現実世界では天草に射殺されていますし
ゲーム盤では挽肉になっています

ちなみに挽肉というのは
200メートルのビルから
飛び降りた時の死亡状況です

もしこっちが現実なのだとしたら
縁寿は死んでしまっているため
創作活動が出来なくなってしまいます

>そして、異なる運命、境遇の世界に理御がいるのです。
>何故、理御を見捨てるのですか?

現実世界の理御はどうも
あらゆる平行世界において
1986年に死ぬ運命にあるようです

しかし魔女の世界において駒となった理御は
FXで一山当てたウィルと一緒に幸せに暮らしているようです

僕はこの結末で満足です
386: 名前: ちびゆか:2012/07/07 22:13ID:c7ZuRozG
デカルトさん>>384
ケーナさん>>395

間違えて雑談スレの方に書いちゃったのです。
ごめんなのです。
387: 名前: ケーナ:2012/07/08 00:39ID:a6vDiYbb
ちびゆかさん>>386

>魔道書が同じものと認識するのは妥当なのです。

僕は“真里亞の魔導書”は手書きで
この世に一つしかないものだと思います

そしてそれは常に真里亞の元にあり
1986年の親族会議では
真里亞は自宅に置いてきていました

それを縁寿が持っている以上
『我らの告白』でベアトが持っていた魔導書は
別のものだと思います

と ここまで書いてから気がついたのですが
ちびゆかさんは『我らの告白』も
縁寿の創作だと考えているのでしょうか?
だとしたらこの話題は意味がなくなります

>縁寿が創作できるから魔法エンドは現実であり、
>縁寿が創作できないからEP4の98年は現実ではない。
>意味が解らないのです。
>魔法エンドで寿ゆかりが創作したのは「さくたろうの大冒険」なのです。
>寿がさくたろうの大冒険を創作できるから魔法エンドは現実だと仰るのですか?

EP4の98年での出来事が現実なのだとしたら
縁寿は六軒島で死んでいることになります
死んでしまっては創作活動は出来ません

>最初は魔法エンドが現実でなければ、八城十八創作の偽書が現実でなくなり、
>芋づる的に世界が崩壊するという主張だったのですが。
>論旨が変わっているのです。

>ボクはEP4の98年の方が現実であると思うのです。
というちびゆかさんの書き込みがあったため
「それならばこの切り口が使える」
ということでこの話題を持ち出しました

でもそもそもちびゆかさんの考えでは
EP4自体が縁寿の創作のはずで
それが現実だというのはおかしくないでしょうか?

>>現実世界の理御はどうも
>>あらゆる平行世界において
>>1986年に死ぬ運命にあるようです
>それでも、救ってみせろ、あきらめるなと記述があるのです。

“猫箱”を使えば救うことは可能です
真実が誰にも観測されない以上
語り手は自由に真実を生み出すことが出来ます
ですから“理御が助かる真実”を紡げばよいのです

ところでここまでの話とは全然関係のないことなのですが
夏妃は30年前に嫁いできました
楼座は19年前に中学生だったわけですから32~35歳です

ということは楼座が2~5歳の時から
夏妃は“お義姉さん”だったわけで
「人間関係のイメージが少し変わるな」と思いました

ただEP3で以下の内容があります
“「そ、そんな話、楼座の口からは一度も聞いたことがないわ。…楼座、いつよ? あなたは一体、いつベアトリーチェに会ったのよ?!」(絵羽)
「昔よ! ずっとずっと昔よ!! まだこの島に引っ越してきたばかりで私は幼かった!! 私は悪くないの、私が殺したわけじゃ…!! うううぅうううぅ!!」(楼座)”

ついでにEP1では以下の内容があります
“「お屋敷が竣工したのは昭和27年と聞いています。」(夏妃)”

昭和27年というのは1952年です
1986-1952=34ですから
屋敷が出来たのは34年前です
楼座は屋敷の完成後
だいぶ経ってから引っ越してきたようです

でも九羽鳥庵のベアトは生まれてからずっと
六軒島で暮らしてきたわけで
ということは金蔵も六軒島に住んでいたわけで
何だかよくわかりません
388: 名前: デカルト:2012/07/08 10:14ID:b3WtYFEV
ちびゆかさん >雑談スレ>>92

>幾つかの前提の上での原理なのです。
それは原理とは言いません。
論理を主張するなら、仮定や前提を最初から書かないと土台のない空論となってしまいます。

>これは、ファンタジー要素がないという考えなのですが。

ちびゆかさんの主張にはこの「仮定」が常に必要になるということはお互い常に確認するべきですね。
「ファンタジー要素が無い」ということは一つの「仮定」なので、この仮定を採用しない人にとっては話がすれ違ってしまいます。

>あと魔道書もマリアージュの唯一無二の物、他に複製等はない。
>我らの告白の記述も偽書執筆のヒントとして扱う。
>こういった前提があれば、原理と呼べると思うのです。

ものすごく仮定が多いですね……これは三段論法の例として使うには相応しくなかったように思えます。

>人の中の概念=竜騎士先生の中の概念になるのです。

これは一般論としては正しいです。
しかし、ちびゆかさんは基本的に「作中のファンタジーは作中の登場人物の中の概念である」という主張をずっとしてきていたので、
ここで急に作外の竜騎士先生を含む一般論でその主張の証明のようなことをするというのは、一種の詭弁になってしまいますので注意した方が良いと思います。
ちびゆかさんが示したいことは「作中のファンタジー要素は作中の登場人物か、竜騎士先生のどちらかが創作した」等という内容があまり無い論理ではありませんよね?

>うまく説明できないのですが、その竜騎士先生の立場は作中の創作者、八城として考えているのです。

これは、一つの仮説として面白い話なので考えを纏めてみるのも面白いと思います。

>理御を救うということ。これも後世の人間の立場で、解釈の中で救うことが出来るのだと思うのです。

理御を救う方法があるということは分かるのですが、ちびゆかさんの仮説だと理御という人物は創作の中の1人物でしかないんですよね?
その空想のキャラクターを解釈の中で救うということをしてどのような嬉しいことがあるんでしょうか?
作中の現実では既に縁寿が六軒島事件の被害者を解釈の中で黄金郷で救っているので、わざわざ読者が空想のキャラクターを救わなくても問題無いのではないでしょうか。

もし理御という空想上のキャラが好きでもっと幸せになってほしいと個人的に思っているだけなら、
「理御は一つのカケラで殺人事件に巻き込まれずに平穏無事な生活を過ごした」
と「解釈」をするだけで済んでしまうのではないかと思います。
389: 名前: ちびゆか:2012/07/08 22:38ID:25UCdn.W
ケーナさん>>387
>それを縁寿が持っている以上
>『我らの告白』でベアトが持っていた魔導書は
>別のものだと思います

魔道書の定義はEP4のTIPSに書かれているものを、とりあえず採用すればいいと思うのです。記述こそ大事なのです。
■魔道書
つまり、その魔法大系について記し、後世に伝えたものが魔道書なのである。

ヤスの魔道書でも、真里亞の魔道書でも、マリアージュ・ソルシエールという魔法大系について記されたものなのです。
後世の人間、縁寿が所持している魔道書が、マリアージュの魔法大系を記したものであることは変わらないのです。
そして、偽書の執筆にはマリアージュの魔法大系を記した魔道書が必要であり、後世の縁寿がそれを所持している事実が大事であると考えているのです。

>でもそもそもちびゆかさんの考えでは
>EP4自体が縁寿の創作のはずで
>それが現実だというのはおかしくないでしょうか?

98年に縁寿が死亡という前提ではおかしいのです。
理論上は少なくとも縁寿の肉体は死んでいないはずなのです。人格死のようなものもうみねこではあると思うのです。戦人がその論法で生存扱いなら、縁寿にも同じことが言えると思うのです。
EP4の記述では絶対に死んだと断言できないと思うのです。

魔法エンドが本当の現実か否か、少し厳しいことを言ったのですが、これは創作説に於いて重要で、戦人執筆の根拠が、魔法エンドの十八の証言なのです。
戦人が偽書を執筆したと主張するなら、魔法エンドが真の現実であると、保障または十分納得のいく説明が必要なのです。

縁寿創作の立場なら当然反論するのですが。

>真実が誰にも観測されない以上
>語り手は自由に真実を生み出すことが出来ます
>ですから“理御が助かる真実”を紡げばよいのです

個人が自由に解釈して楽しむということではなく、竜騎士先生が真相として用意してあるということなのです。
それを信じられるだけの、記述があるということなのです。
EP7の理御を救え、諦めるな、は先生は本気で書いたと思うのです。

>昭和27年というのは1952年です
>1986-1952=34ですから
>屋敷が出来たのは34年前です
>楼座は屋敷の完成後
>だいぶ経ってから引っ越してきたようです

楼座が誕生した同時期に屋敷も竣工したのですか。
面白いのですね。

気になるのは、九羽鳥は楼座より年上だったはず(楼座主観)。
九羽鳥が誕生したときは屋敷は無かったのですか。

屋敷は無くても、旧海軍の地下施設なんかはあったと思うので、九羽鳥が島にずっといたと仮定するなら、幼いころは地下にいたことになるのですが。

デカルトさん>>388
>それは原理とは言いません。
>論理を主張するなら、仮定や前提を最初から書かないと土台
>のない空論となってしまいます。

ボクの土台となっている考えは、先生が小冊子で示されたアンチファンタジーの世界の基本フォーマットなのです。
このフォーマットで考えれば、余計な前提は不要なのです。
常識的に原理というものはアンチファンタジーの基本フォーマットで考えるものだと思うのです。

>ものすごく仮定が多いですね……これは三段論法の例として
>使うには相応しくなかったように思えます。

大体でいいのですよ、こういうものは。偽書執筆に魔道書が必要であるという原理、後世の縁寿がそれを所持している事実。
多少の飛躍があっても、一つの結論を導くことはできるのです。


>これは一般論としては正しいです。
>しかし、ちびゆかさんは基本的に「作中のファンタジーは
>作中の登場人物の中の概念である」という主張をずっと
>してきていたので、
>ここで急に作外の竜騎士先生を含む一般論でその主張の証明
>のようなことをするというのは、一種の詭弁になって
>しまいますので注意した方が良いと思います。

ボクが言いたいのは、創作説に於ける八城という人間は、竜騎士先生みたいな立場なんだよ、ということなのです。
うみねこの作内現実で、八城は竜騎士先生のように創作しているという、当たり前のことを言っただけなのです。
ボクが以前から主張している創作説と違うところはないのです。

全てのファンタジーは人の中の概念である。(原理)
ゲーム盤世界、カケラ世界はファンタジーである。(事実)
ゲーム盤世界、カケラ世界は人の中の概念である。(結論)

ボクらの現実の竜騎士先生、うみねこの作内現実の八城。
人の中の概念というところが重なるのですが、竜騎士先生の方は考える必要はないのです。ボクらが求めているのは、うみねこの作内現実の真実なのです。

>理御を救う方法があるということは分かるのですが、
>ちびゆかさんの仮説だと理御という人物は創作の中
>の1人物でしかないんですよね?
>その空想のキャラクターを解釈の中で救うということ
>をしてどのような嬉しいことがあるんでしょうか?

ボクが知りたいのは、当然、一なる真実なのです。
作中で理御を救えと出てきたので、救うべきと言っているのです。

あとヤスだって空想のキャラクターみたいな存在だと思うのです。
竜騎士先生(作中では偽書作家)が一つの解釈として、ヤスの物語を示し、それが唯一絶対の答えだとは思わないのです。

>「理御は一つのカケラで殺人事件に巻き込まれずに
>平穏無事な生活を過ごした」
>と「解釈」をするだけで済んでしまうのではないかと思います。

でも理御の世界でも殺人事件が起こってしまうみたいなのです。
起きなければ、それでもいいと思うのですが。
390: 名前: デカルト:2012/07/09 01:30ID:7ag1jKca
ちびゆかさん>>388

>常識的に原理というものはアンチファンタジーの基本フォーマットで考えるものだと思うのです。

それはただの仮定ですね。
論理的な話がしたければ、主観で「常識」と言う言葉を持ち出すのは我慢する方が賢明です。

>大体でいいのですよ、こういうものは。偽書執筆に魔道書が必要であるという原理、後世の縁寿がそれを所持している事実。

「大体でいい」というのも論理的な考え方ではありませんね。
「偽書執筆に魔導書が必要」というのも原理ではなく、一つの推測です。

>ボクらが求めているのは、うみねこの作内現実の真実なのです。

それならば、三段論法の結論の
「ゲーム盤世界、カケラ世界は人の中の概念である。」は求めているものとは違う結論が出てしまっていることになりますね。
これは、ちびゆかさんが求めたいと思っている
「ゲーム盤世界、カケラ世界はうみねこの作内現実の人の中の概念である。」
とは論理的に別物です。

>起きなければ、それでもいいと思うのですが。

理御はカケラ世界の人物です。ちびゆかさんの主張ではカケラ世界は作内現実の作った空想上の世界でしかないので、その内容は創作者の解釈次第です。
なので理御を救いたかったら
「カケラ世界を創作した人物が理御の世界で殺人事件が起きなかった場合のことを考えた」
と解釈するだけで終わりです。
391: 名前: ケーナ:2012/07/09 10:13ID:8fTpvp4a
ちびゆかさん>>389

>偽書の執筆にはマリアージュの魔法大系を記した魔道書が必要であり、
>後世の縁寿がそれを所持している事実が大事であると考えているのです。

『我らの告白』が縁寿が書いたものであれば
ちびゆかさんの言うところの
“縁寿の中の概念”ということになり
“真里亞の魔導書は一つしかない”ことは意味がなくなります

>理論上は少なくとも縁寿の肉体は死んでいないはずなのです。
>人格死のようなものもうみねこではあると思うのです。
>戦人がその論法で生存扱いなら、縁寿にも同じことが言えると思うのです。

僕は思うのですが
ちびゆかさんは一度
どの部分が縁寿の創作でどの部分が事実なのか
はっきり分けてしまったほうが良いと思います

この部分は縁寿の作り話
この部分は現実の出来事

というのをきちんと分けて
それを前提として話をしないと
“論理的な説明”にはならないのではないでしょうか?

>EP4の記述では絶対に死んだと断言できないと思うのです。

確かにEP4だけだと98年の六軒島で何が起こったのか(何が起こるのか)
よくわかりません

しかし
EP6の終盤における天草と小此木のやり取り
EP8の手品エンドにおける縁寿と天草のやり取り

これらとEP4の98年の六軒島での出来事を総合的に考えると
答えが分かるようになっています

>戦人が偽書を執筆したと主張するなら、魔法エンドが真の現実であると、
>保障または十分納得のいく説明が必要なのです。

“戦人執筆説”と魔法エンドが現実であることは
直接的には関係ありません
“戦人執筆説”の一番の根拠は
六軒島と右代宮家に関する知識を
もっとも多く持つ人物の1人で
さらに“六軒島爆発事故”の現場にいて
生存した2人のうちの1人であることです

ですからこの前提で言いますと
“絵羽執筆説”もほぼ同じくらいの
根拠を持ちます
ただ戦人には幾子という作家がバックにいるわけで
“書き手”としては絵羽よりは有力です
また絵羽は98年には死んでしまいますから
色々不都合な点もあります

>EP7の理御を救え、諦めるな、は先生は本気で書いたと思うのです。

僕はこの作品で竜騎士07さんが一番言いたかったことは
「真実を知って、それでもあきらめるな」ということだと思います
つまり真実そのものは竜騎士07さんの答えではないのです
“真実のその先にあるもの”それこそが竜騎士07さんの用意した
答えなのではないでしょうか

>気になるのは、九羽鳥は楼座より年上だったはず(楼座主観)
>九羽鳥が誕生したときは屋敷は無かったのですか。

屋敷とほぼ同じ時期に建てられた礼拝堂に
“地下貴賓室”に至るための仕掛けがあったわけですから

そもそも屋敷を建てたのは
“ビーチェの娘(九羽鳥庵のベアト)に全てを継承させるため”
だったのだと思います

ですから碑文の謎を解くのは金蔵の予定では
九羽鳥庵のベアトだったのでしょう

ビーチェは右代宮家の別荘に匿われていた
とのことですから
ビーチェに子どもが出来たことで
金蔵は六軒島に屋敷を作ることを
思いついたのだと思います
392: 名前: ちびゆか:2012/07/10 00:47ID:87/WH/pd
デカルトさん>>390
>「偽書執筆に魔導書が必要」というのも原理ではなく、一つの推測です。

幾つかの前提があれば原理足りうると言ったのですが、当然、記述にもない出鱈目な前提ではないのです。

人間の常識で考えてくださいなのです。後世の人間がどうやって偽書を執筆するのか。絶対に魔道書は必要なのです。知らないものは書けないのです。
人間の常識で考えれば普遍的な原理と呼べるのです。

大体でいいというのは、常識的に考えれば偽書は魔道書がないと書けないよね、
後世の人間で魔道書を所持しているのは縁寿だけだよね、だから後世の偽書は縁寿が執筆してるんじゃない?という極めて単純な理屈を理解できれば良いということなのです。
本質は単純なことを言っているのです。

>それならば、三段論法の結論の
>「ゲーム盤世界、カケラ世界は人の中の概念である。」
>は求めているものとは違う結論が出てしまっている
>ことになりますね。


全てのファンタジーは竜騎士先生の中の概念である。(原理)
ゲーム盤世界、カケラ世界はファンタジーである。(事実)
ゲーム盤世界、カケラ世界は竜騎士先生の中の概念である。(結論)

全てのファンタジーは八城の中の概念である。(原理)
ゲーム盤世界、カケラ世界はファンタジーである。(事実)
ゲーム盤世界、カケラ世界は八城の中の概念である。(結論)

①も②もボクたちの現実と作内現実の違いが有れど、あとは同じなのです。
全く問題ないと思うのです。
これも本質は単純な理屈で、ファンタジーなんてあるわけないじゃん、創作者の中の概念に決まってるじゃん、というだけなのです。
単純な理屈故に、演繹法の三段論法自体は問題ないのです。

>理御はカケラ世界の人物です。ちびゆかさんの主張では
>カケラ世界は作内現実の作った空想上の世界でしかないので、
>その内容は創作者の解釈次第です。

話がそれるかもなのですが、フェザリーヌの傍観、観劇、戯曲は歴史または歴史家を意味していると解釈しているのです。
歴史家は歴史を傍観することしかできない。
歴史家は歴史を観劇することができる。(傍観と似ていますが、検証のようなものと考えていますのです。)
そして歴史家は歴史書を執筆できる。これが戯曲。

後世の人間からすれば、歴史上の人物も創作のキャラクターのようなものなのです。ヤスの物語も後世の人間から見れば一つの歴史なのです。
ボクはただ本当の歴史、一なる真実を知りたいのです。別にキャラクターに愛着があって救いたいとかそういう気持ちはないのです。

竜騎士先生が既に示したヤスの物語が唯一絶対の歴史的真実と言えるのですか?
我らの告白で三つの物語があるとありましたのです。
理御の物語がないと断言できるのですか?

ケーナさん>>391
>『我らの告白』が縁寿が書いたものであれば
>ちびゆかさんの言うところの
>“縁寿の中の概念”ということになり
>“真里亞の魔導書は一つしかない”ことは意味がなくなります

何故そう思うのですか?

>ちびゆかさんは一度
>どの部分が縁寿の創作でどの部分が事実なのか
>はっきり分けてしまったほうが良いと思います

EP4の縁寿の旅の世界が現実だと言ったのですが。
何故なら魔法エンドを現実と仮定すると、EP4の縁寿の旅が存在しないことになり、うみねこの重要な前提の多くがなくなってしまい、芋づる的に世界が崩壊するのです。

あとインタビューで、98年の六軒島で殺人事件が起きたと断言しますという竜騎士先生のありがたい御言葉がありましたのです。縁寿が旅に出ないと須磨寺一味との事件も起きませんのです。

そして98年縁寿の観測結果がEP4のゲーム盤世界に反映されていること。
川畑の家でさくたろうを見る→黄金郷でさくたろう反魂→ベアトをゲーム盤の対戦に戻す
98年の旅がなければEP4も存在できなくなってしまうこと。

>“戦人執筆説”と魔法エンドが現実であることは
>直接的には関係ありません

関係はあるのです。戦人がベアトと一緒にボートで脱出したという前提そのものが魔法エンドが根拠になっているのです。
魔法エンドを見てからみんな、戦人執筆を言い出したのです。

>屋敷とほぼ同じ時期に建てられた礼拝堂に
>“地下貴賓室”に至るための仕掛けがあったわけですから

金蔵が島に屋敷を立てる同時期に碑文の仕掛けを作っていたということは、金蔵はそのころから九羽鳥をベアトにする計画を本気で考えていたことになるのですが。確か成長する九羽鳥を金蔵はかつてのビーチェと重ね過ちを犯したことになっていたはずなのですが。

393: 名前: ケーナ:2012/07/10 05:25ID:fckZGizL
ちびゆかさん>>392

>>『我らの告白』が縁寿が書いたものであれば
>>ちびゆかさんの言うところの
>>“縁寿の中の概念”ということになり
>>“真里亞の魔導書は一つしかない”ことは意味がなくなります
>何故そう思うのですか?

僕は『我らの告白』を書いたのはゲームマスターのベアトだと考えています
(正確にはゲームマスターのベアトとドラノールのやり取りを誰かが記したもの)
その場合 この世に一つしかなく
真里亞か縁寿が所持している“真里亞の魔導書”を
ベアトも持っているというのはおかしいことになります

ところが『我らの告白』が縁寿が書いた“物語”に過ぎないのなら
ベアトが持っている“魔導書”は“物語に登場するアイテム”でしかなく
現実世界における唯一性など何の意味もなくなってしまいます

>EP4の縁寿の旅の世界が現実だと言ったのですが。
>何故なら魔法エンドを現実と仮定すると、
>EP4の縁寿の旅が存在しないことになり、
>うみねこの重要な前提の多くがなくなってしまい、
>芋づる的に世界が崩壊するのです。

EP4における98年の六軒島での出来事が現実だったなら
縁寿は98年に六軒島で死んでいることになります
ところがEP8では手品エンドにおいては
六軒島に行く途中で天草を返り討ちにして六軒島には行きませんし
魔法エンドにおいてはそもそも“真実を求める旅”自体をしません

この矛盾もEP4自体が縁寿の創作なら矛盾ではなくなります
あくまで“縁寿が書いた物語の中での出来事”に過ぎなくなり
どのような矛盾も並列的に存在できます

全てのEPが縁寿の創作なら“何故縁寿はこの情報を知りえたのか?”
ということを考える必要もなくなります
何でもかんでも縁寿が勝手にでっち上げればよいからです

ですから
“縁寿の創作”と“現実の出来事”
この2つを明確に区別しないと
何でもありになってしまいます
これではちびゆかさんが求める
“論理的な思考”にはなりえません

>縁寿が旅に出ないと須磨寺一味との事件も起きませんのです。

右代宮グループと須磨寺家にとって霞の存在は
両者の提携に悪影響を及ぼすものです
ですから「縁寿が六軒島に向かった」というガセネタを掴まされ
六軒島で密かに殺されている可能性があります
ですから縁寿が真実を求める旅に出なくても
霞が六軒島で殺されている可能性はあります

>そして98年縁寿の観測結果がEP4のゲーム盤世界に反映されていること。
>川畑の家でさくたろうを見る→黄金郷でさくたろう反魂→ベアトをゲーム盤の対戦に戻す
>98年の旅がなければEP4も存在できなくなってしまうこと。

これも事実がどうであれ
“さくたろうは楼座の手作りではなく市販品だった”
ことに縁寿がしてしまえば良いことです
EP4が縁寿の創作なら何の問題もありません

>>“戦人執筆説”と魔法エンドが現実であることは
>>直接的には関係ありません
>戦人がベアトと一緒にボートで脱出したという前提そのものが
>魔法エンドが根拠になっているのです。
>魔法エンドを見てからみんな、戦人執筆を言い出したのです。

他の人はどうであれ
僕が“戦人執筆説”を推すのは
>>391が根拠です
“戦人がベアトと一緒にボートで脱出した”
というのも縁寿が執筆者なら
そのようにでっち上げることが出来るわけで
“戦人執筆説”の根拠にはなりえません

>金蔵が島に屋敷を立てる同時期に
>碑文の仕掛けを作っていたということは、
>金蔵はそのころから九羽鳥をベアトにする計画を
>本気で考えていたことになるのですが。
>確か成長する九羽鳥を金蔵はかつてのビーチェと重ね
>過ちを犯したことになっていたはずなのですが。

この指摘はある意味正しく
ある意味間違っています

“碑文を解いた者が黄金と家督を継承する”という意味では
金蔵はビーチェの娘を“黄金の魔女ベアトリーチェにする”
つもりでいたのは間違いないでしょう

しかしそれは“ビーチェの復活”ではなく
“ビーチェから借り受けた黄金を正当な持ち主に返却し
ビーチェの娘を自分の後継者として右代宮家に迎え入れる”
為のものなのです
394: 名前: デカルト:2012/07/11 00:48ID:fdQuPyy8
>幾つかの前提があれば原理足りうると言ったのですが
そういうものは原理とは言わないということを言いました。
説得力のある論理的な主張をしたければ、前提から書きましょう。

>人間の常識で考えてくださいなのです。後世の人間がどうやって偽書を執筆するのか。絶対に魔道書は必要なのです。知らないものは書けないのです。

絶対に魔導書が必要と言う話は人間の常識ではありません
主張の正しさや整合性以前に、ちびゆかさんの文章は説得力に欠けるので、まずは「常識」という言葉を使わないで前提から結論までを書くことをオススメします。
以降、常識という根拠から展開される話についてはスルーします。

>全てのファンタジーは八城の中の概念である。(原理)

この時点で既におかしいです。
何故全てのファンタジーが八城の中の概念という突拍子もない話を他の前提も無しに主張されるのでしょうか。
ちびゆかさんの説では八城も縁寿の創作物語に登場しているだけの人物なのではないですか?

>これも本質は単純な理屈で、ファンタジーなんてあるわけないじゃん、創作者の中の概念に決まってるじゃん、というだけなのです。

ですから、竜騎士先生の中の概念というだけの話で済みますよね、と意見しています。
作中のファンタジー要素が竜騎士先生という人の中の概念という位置に既に置かれている以上この世にファンタジーはなくなるので、わざわざ縁寿や八城が作中ファンタジーの作者であるという話を無根拠に出す必要は無いです。

>我らの告白で三つの物語があるとありましたのです。
>理御の物語がないと断言できるのですか?

ちょっと話を飛ばしてこちらからコメントします。
我らの告白の中で提示されたのは、ベアトはミステリーの物語を創っているにも関わらず、読者に読ませるのはそれを装飾したファンタジーの物語だという話です。
つまり、2つの物語はベアトのゲームのファンタジー設定の物語とミステリー設定の物語を指していることになります。
そして3つ目の物語がどのようなものであるかを考えるための記述は

『しかし、何度も読み返す内に、……彼女の原稿は、宛先なき恋文であると気付くようになった。

彼女さえも気付けなかった本心。
私はそれを今、理解し、それを叶えてやるべきだと思った。』

この未完成原稿によって、その3つの内の2つまでが晒された。
最後の1つは、どうかあなた一人の力で辿り着いて欲しい。
それが、同じ女として、これを読む諸賢に強く願いたいことである。』

の部分です。
これは素直に読むと、3つ目の物語が
「ベアトが自分でも気付ず書いていた"宛名なき恋文"に関わる物語」
であると読み取れます。
さらに、ドラノールが「同じ女として」辿り着くことを願うと書いていることから、この「恋文」という表現が比喩ではなく、文字通り女性の恋の話であると考えるのが妥当だと言えます。
まとめると、三つ目の物語は、ベアトリーチェの執筆動機である恋心の物語であると考えるのが順当な流れであると言えるでしょう。

この解釈については、ケーナさんの意見はおそらく聞いたことがないと記憶しているので、何かコメントがあれば意見を貰いたいと思います。

>ボクはただ本当の歴史、一なる真実を知りたいのです。

ここで話がよくわからなくなりましたが、ちびゆかさんは理御がうみねこの作中現実の歴史に存在した人物だと考えているということですか?
(そうでなければ作中作の登場人物ということになって「本当の歴史」とは全く関係のない話になってしまうので)
395: 名前: ケーナ:2012/07/11 06:19ID:6a/goHpA
デカルトさん>>394

興味深い話題を振っていただいてありがとうございます

実は僕はデカルトさんの解釈を読ませてもらって
「あっ、そうなんだ。流石はデカルトさんだなー」と
ただ感心してしまいました

僕は3つ目の物語はごく単純に
“愛がなければ視えない物語”
だと捉えていました

夏妃は「金蔵は自分を嫌っていた」と考えていましたが
本当にそうなのか

縁寿は「絵羽は自分(縁寿)が憎いから真実を教えてくれなかった」
と考えていましたが
本当にそうなのか

ベアトは「戦人は約束を忘れた」と主張していますが
本当にそうなのか

“愛”を信じてこの作品を読むと見えてくる真実
それこそが3つ目の物語

なのだと考えていましたが
デカルトさんの考察を拝見すると
自信がなくなりました
396: 名前: ちびゆか:2012/07/12 00:18ID:60pACmAK
デカルトさん>>394
>絶対に魔導書が必要と言う話は人間の常識ではありません

常識なのです。幻想キャラの設定が記されている以上、魔道書なしでは人間には偽書が書けませんなのです。無限の猿の定理。猿が理論上ハムレットを書けるならば確かに原理とはいえませんなのですが。

>この時点で既におかしいです。
>何故全てのファンタジーが八城の中の概念という突拍子
>もない話を他の前提も無しに主張されるのでしょうか。

八城はEP8で物語を書いている人物として登場するのです。
本当に八城が物語を記しているなら、当然その物語はファンタジーの部分も含め書いた人間の中の概念になるのです。
突拍子もない話ということはないと思うのです。作中で物語を自分が書いているという人物がいるわけで、その人物の創作、内面世界と考えるのは結構普通だと思うのです。

>ちびゆかさんの説では八城も縁寿の創作物語に
>登場しているだけの人物なのではないですか?

八城についてはよく解らないところがあるのです。
EP8の幾子と十八の場面は創作ではないと考えているのです。
これといった根拠はないのですが。基本的にゲーム盤世界が偽書作家の内面世界だと考えていますのです。EP6の98年は縁寿が自身を駒だと認識しているので、これは内面世界としていますのですが。
EP4の98年を現実としていますのです。

>これは素直に読むと、3つ目の物語が
>「ベアトが自分でも気付ず書いていた"宛名なき恋文"に関わる物語」
>であると読み取れます。

『しかし、何度も読み返す内に、……彼女の原稿は、宛先なき恋文であると気付くようになった。』

「彼女の原稿」とは当然、非公開の原稿、我らの告白のことを指していますのです。したがって「宛先なき恋文」とは我らの告白のことであり、本編の物語が宛先なき恋文というわけではないのですが。

三つの物語については前の方で言ったと思うのですが、1000人に1人だけ理解できるというのが、ファンタジーの物語。
『1000人に1人くらいは本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。』(?)
『あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』(ドラちゃん)

二つ目の物語の時点で、殆どの読者は察することもできないと言われているのです。
察することもできないということは、何も解らないということなのです。
三つ目など雲を掴むようなものなのです。
だからこそ理御を救うような夢みたいなことも信じられるのです。

>ここで話がよくわからなくなりましたが、
>ちびゆかさんは理御がうみねこの作中現実の歴史に
>存在した人物だと考えているということですか?

もちろんボクだって解らないのです。
ただヤスと理御はコインの裏と表の関係とあったのですが、絶対にヤスの方が表だと言い切れるのか?と思うのです。
竜騎士先生はヤスの物語を答えとして示したのですが、それが本当の答えか?という単純な疑問なのです。
創作説で考えると歴史解釈と同じで絶対に後世の人間は歴史を検証はできても、それが絶対に正しいとは言い切れないのです。
歴史って真実と創作が混ざっているものだと思うのです。なんだかうみねこの世界みたいだと思うのですが。

ケーナさん>>393
>これも事実がどうであれ
>“さくたろうは楼座の手作りではなく市販品だった”
>ことに縁寿がしてしまえば良いことです
>EP4が縁寿の創作なら何の問題もありません

ケーナさんは創作説を支持しているのですか?
EP4が縁寿の創作なら問題ないってどういう意味なのですか?
戦人の執筆(創作)の立場だと思うのですが。

>他の人はどうであれ
>僕が“戦人執筆説”を推すのは~

EP8以前の情報で戦人が生き残り偽書を執筆していると考えていた人はいるのですか?EP8を読んで突然湧いたような説だと思うのですが。

>しかしそれは“ビーチェの復活”ではなく
>“ビーチェから借り受けた黄金を正当な持ち主に返却し
>ビーチェの娘を自分の後継者として右代宮家に迎え入れる”
>為のものなのです

島に仕掛けなどなくても、理御のように堂々と後継者にすればよいだけなのです。指輪でも渡せば済む問題なのです。仕掛けを作る意味が解らないのです。
金蔵は何を考えていたんだろうなのです。少なくともこの頃はまだ正気だったはずなのです。
397: 名前: デカルト:2012/07/12 02:09ID:673zy2gy
ケーナさん>>395

良い評価をありがとうございます。
最低限の要素を切り分け、本文から読み取るということを強く意識すると主張の範囲自体は狭くなり地味な結論になってしまいますが、説得力は無難に増すものですね。
ケーナさんのアイデアの

>“愛”を信じてこの作品を読むと見えてくる真実
>それこそが3つ目の物語

というものも、広義の解釈では言えることだと私も同意します。
「愛が無ければ視えない」はうみねこのテーマであるので、それがうみねこの中の作中作のテーマにもなっていると良い関係になるからです。
ただ具体的には、ヤスが執筆した「“愛”を信じてこの作品を読むと見えてくる真実」
は主にヤスと戦人を中心とする、紗音・嘉音・譲治・朱志香の範囲でのストーリーであると考えています。
金蔵や夏妃等の親族に関して「“愛”を信じてこの作品を読むと見えてくる真実」を重視して書いたのは八城十八であると考えると、
それぞれの創作者が2つの角度から「愛が無ければ視えない」というテーマのある物語を書いていることになるので収まりが良いのではないでしょうか。
398: 名前: デカルト:2012/07/12 02:40ID:673zy2gy
ちびゆかさん>>396

>常識なのです。幻想キャラの設定が記されている以上、魔道書なしでは人間には偽書が書けませんなのです。

魔導書以外に幻想キャラのモチーフの情報を得る手段があるので、常識で片付けられる問題ではありません。
また、幻想キャラが登場する場面とそうでない場面の作者が別であるという可能性もあるので、創作者を縁寿ただ一人だけだと結論付ける為にはさらに前提が必要になります。
どのような結論が出ても構わないのですが、論理的な主張をする場合には、その結論を導くのに用いた前提を全て整理して示すことで、説得力が生まれます。
勘違いをしないで欲しいのですが、私は別にちびゆかさんのだした結論を否定しているわけではありません。
その結論に必要な前提を整理することを推奨しているだけです。

>本当に八城が物語を記しているなら、当然その物語はファンタジーの部分も含め書いた人間の中の概念になるのです。

>突拍子もない話ということはないと思うのです。作中で物語を自分が書いているという人物がいるわけで、その人物の創作、内面世界と考えるのは結構普通だと思うのです。

>八城についてはよく解らないところがあるのです。
>EP8の幾子と十八の場面は創作ではないと考えているのです。

>これといった根拠はないのですが。基本的にゲーム盤世界が偽書作家の内面世界だと考えていますのです。EP6の98年は縁寿が自身を駒だと認識しているので、これは内面世界としていますのですが。
>EP4の98年を現実としていますのです。

私はちびゆかさんの縁寿創作説という主張しか聞いていませんでした。
その説の中の八城の位置付けに関して、ちびゆかさんがロジックをまだしっかり組み立てきれていないように見えるので、一旦この部分の思考を整理してから議論を進めるのが良いように感じました。
ここまでの議論を踏まえて、もう一度ちびゆかさんの説をバージョンアップして纏めて書いてみてはいかがでしょうか?


>「彼女の原稿」とは当然、非公開の原稿、我らの告白のことを指していますのです。

当然そうですが、何か問題があるでしょうか?
元々そのつもりの主張です。

>もちろんボクだって解らないのです。
>ただヤスと理御はコインの裏と表の関係とあったのですが、絶対にヤスの方が表だと言い切れるのか?と思うのです。

この部分は曖昧な文章が多く、まだ意見がまとまっていないようでどのような主張がしたいのかが読み取れません。
一度理御に関してどのような筋道で考え、どのような結論を出したのかを書いてもらってから議論を進めたいと思います。

>創作説で考えると歴史解釈と同じで絶対に後世の人間は歴史を検証はできても、それが絶対に正しいとは言い切れないのです。

とありますが、ちびゆかさんは創作説の主張者ではなかったのでしょうか?
「絶対に正しいとは言い切れない理御の歴史」に対して「理御を救わなければいけない」と考えることの繋がりには違和感があります。
この点に関して、ちびゆかさんが理御をどのような存在であると考えているのか、そして理御を救うとはどのような方法で行われるのか、という点についての説明を一度整理してしてもらいたいと思います。

ちびゆかさんの主張を巡って行われるケーナさんとの議論を傍から見ていて、まとまりが悪かったり、堂々巡りを多くしているように感じるのですが、その原因はおそらく主張がまだ整理されていないまま言葉のやり取りを進めていくことにあるのではないかと考えます。
繰り返しになりますがここらで一度、思考を整理してみてはいかがでしょうか。
399: 名前: ケーナ:2012/07/12 20:09ID:bb9WIXTZ
ちびゆかさん>>396

>ケーナさんは創作説を支持しているのですか?

僕は“創作説”を否定する立場です
ただ“縁寿執筆説”と比較した場合
“戦人執筆説”の方が優位である
と考えています

>EP4が縁寿の創作なら問題ないってどういう意味なのですか?

ちびゆかさんの考えは

“98年の縁寿が観測した事実が
EP4のゲーム盤世界に反映されている為
この作品は縁寿の創作である”

ということだと思いますが
EP4が縁寿の創作なら
観測結果をそのまま書く必要もないのです

マルフク寝具店に実際に行く必要はありませんし
川畑船長に会う必要もありません
量販品のさくたろうを見つける必要もありません

何でもかんでも“創作”してしまえばよいのですから
“観測する必要さえない”のです

>EP8以前の情報で戦人が生き残り
>偽書を執筆していると考えていた人はいるのですか?
>EP8を読んで突然湧いたような説だと思うのですが。

僕が考察をはじめたのはPS3版に触れてからですので
それ以前の考察は基本的に知りません
ただ“戦人執筆説”がEP8以前からあったとしても
あるいはなかったとしても
僕が“縁寿執筆説”よりも“戦人執筆説”を推す
理由とは関係はありません

>島に仕掛けなどなくても、
>理御のように堂々と後継者にすればよいだけなのです。
>指輪でも渡せば済む問題なのです。
>仕掛けを作る意味が解らないのです。

「それを言っちゃあ、おしめえよぉ」な考えを述べさせてもらうと
“『うみねこ』がミステリーだから”なのですが

理御と九羽鳥庵のベアトでは立場が違います
理御は正式に蔵臼と夏妃の養子となっており
正当な当主後継者です

しかし九羽鳥庵のベアトは戸籍さえなく
公式な右代宮家との関係はありません

そんな人間にいきなり「家督を譲る」と
金蔵が言ったところで親族が納得するわけがありません

そこで「碑文の謎を解いたものなら誰でも後継者になれる」
という条件をつけることで
九羽鳥庵のベアトに家督を継がせることを
正当化したかったのでしょう
400: 名前: ケーナ:2012/07/12 20:12ID:bb9WIXTZ
デカルトさん>>397 >>398

>ちびゆかさんの主張を巡って行われる
>ケーナさんとの議論を傍から見ていて、
>まとまりが悪かったり、堂々巡りを多くしているように感じるのですが、

これは多分に僕の力不足もあると思います

僕は『我らの告白』を“解答”だと捉えていたため
“『我らの告白』そのものが考察の対象である”という
認識に欠けていました

ですから壁の爆破の件ではちびゆかさんに完敗しましたし
今回のデカルトさんの考察もそこまで考えていませんでした

また「この作品には“愛”がなければ見えない真実がある」
と元々考えていましたので
それを肯定するような“3つ目の物語”という内容を
何も考えずに受け入れてしまっていました

>ただ具体的には、ヤスが執筆した「“愛”を信じてこの作品を読むと見えてくる真実」
>は主にヤスと戦人を中心とする、
>紗音・嘉音・譲治・朱志香の範囲でのストーリーであると考えています。

僕も今ではこれに同意です

ただ以下の部分は少し認識が食い違うようです

>金蔵や夏妃等の親族に関して
>「“愛”を信じてこの作品を読むと見えてくる真実」を
>重視して書いたのは八城十八であると考えると

僕は八城十八が書いた物語(偽書としてのEP3~6)自体は
メッセージボトルと同じような“単なるミステリー”なのだと思います
ちなみにEP7と8を外したのは「核となる偽書が存在しないのでは?」
とも考えられるためです

僕は“各EPの書き手はそもそも存在しない”という考えですので
これを説明するには“ファンタジー”を用いるしかないのですが
“ヤス”の想念のようなものが“魔女ベアトリーチェ”になった世界があり
“魔女ベアトリーチェ”は実在の戦人を設定変更した“駒の戦人”を生み出し
“駒の戦人”が赤字で無能宣言できるような
へっぽこに設定されているにもかかわらず
自分との勝負に勝ったり
あるいは自分との約束を思い出すことがあれば
かつての「白馬に跨って迎えに来る」と約束した戦人が蘇る
そんな奇跡に願いを託して“駒の戦人”と勝負をしている

その勝負の舞台として“魔女のベアトリーチェ”は
現実世界に実在する“メッセージボトル及び偽書”を
核にして幻想修飾を施した“ゲーム盤”を作り
そして現実世界の実際の出来事などを盛り込んだ“カケラ”としてまとめた

そのカケラを便宜上“EP”としている

こんな感じの解釈です

僕は自分の考察をコミケで発表しようと思って
1冊の本にまとめたのですが
コミケに落選したため宙に浮いています

とりあえず竜騎士07さんとKEIYAさんには
送ったのですが
どうしようか悩んでいます

というのは自分で言うのもなんですが
「結構核心に至っている」と思うのです
果たしてこれを発表することが竜騎士07さんの本意なのか
測りかねる部分があるのです

『うみねこ』は竜騎士07さんが
“考えた者だけが至れるように作った”作品です

ですから本来的には発表すべきではないと思うのです
ところが現状を見てみると
完結後何年も経つのに
どうもプレイヤーの至り具合がヤバい感じです

多分これはこのままずっと変わらないと思います
この現状も決して竜騎士07さんの望むものではないはずです

判断がつきかねるので竜騎士07さんには
「発表するのが本意ではない場合は連絡を下さい」と
手紙を添えておきました

ただ竜騎士07さんも新作ゲームで忙しいでしょうから
膨大なファンレターに目を通す時間もあまりないと思います
ですから9月か10月くらいまで待ってみて
ストップがかからなければ発表しようと考えています
401: 名前: デカルト:2012/07/12 22:37ID:673zy2gy
ケーナさん>>400

>僕は八城十八が書いた物語(偽書としてのEP3~6)自体は
メッセージボトルと同じような“単なるミステリー”なのだと思います
ちなみにEP7と8を外したのは「核となる偽書が存在しないのでは?」
とも考えられるためです

この考え方については実は私も基本的に同意見です。
この場合、EP8ゲーム盤については「執筆者」という所を「八城十八(の中の戦人の立場の思考)の思考の反映」のようなものに読み替えてもらえると良いです。

>僕は自分の考察をコミケで発表しようと思って
1冊の本にまとめたのですが
コミケに落選したため宙に浮いています

>ストップがかからなければ発表しようと考えています

楽しみです
402: 名前: ちびゆか:2012/07/12 22:52ID:d1yWqcg3
デカルトさん>>398
創作説は時間を掛けて整理したいと思うのです。理御も含め。

>当然そうですが、何か問題があるでしょうか?
>元々そのつもりの主張です。

三つ目の物語が愛や恋の物語という根拠は、女だから恋愛の話だというだけなのですか?

>我らの告白の中で提示されたのは、ベアトはミステリーの物語
>を創っているにも関わらず、読者に読ませるのはそれを装飾した
>ファンタジーの物語だという話です。
>つまり、2つの物語はベアトのゲームのファンタジー設定
>の物語とミステリー設定の物語を指していることになります。

この問題の方が三つ目を考えるより先だと思うのです。
ファンタジーの物語が1000人に1人に該当し、ミステリーの物語は1000人に999人に該当という極めて重大なことなのです。

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『そういう輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』

まずドラノールが「ニンゲン全てが舌が肥えているわけではない」と言います。
そしてベアトが「そういう輩もいるだろうな」と答えます。
それに対してドラノールが「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス」と答えます。

つまり、舌が肥えてないそういう輩、それをベアトは1000人に1人と記したということになるのです。それがこの部分、
『1000人に1人くらいは本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。』

そしてドラノールは逆だと言うのです。
つまり舌が肥えてない輩がミステリーの物語を信じる者で、1000人に1人のファンタジーを信じる稀有な者が舌が肥えている者となるのです。

ドラノールの「逆デス」に対しベアトは「ならばその読み手も、1000人に1人を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか」と答えるのです。

ボクらが考えているミステリーの物語は1000人に999人に該当し、ファンタジーの物語が1000人に1人に該当するのです。

当然ベアトが本当に理解して欲しいのは1000人に1人の王子様となる訳で、
ファンタジーの物語こそ、真の正解だと思うのです。
三つ目に関しては、まだ先の話だと思うのです。

ケーナさん>>400
>“98年の縁寿が観測した事実が
>EP4のゲーム盤世界に反映されている為
>この作品は縁寿の創作である”

>ということだと思いますが
>EP4が縁寿の創作なら
>観測結果をそのまま書く必要もないのです

だからボクの主張はEP4の98年が「現実」だと何度も言っているのです。
全て創作だといっているわけではないのですよ。

>そんな人間にいきなり「家督を譲る」と
>金蔵が言ったところで親族が納得するわけがありません

ただ愛人の子に家督を譲るというだけの話なのです。
その為に大掛かりな仕掛けを島に作るというのは、不合理な気がしますのです。
403: 名前: デカルト:2012/07/13 13:26ID:98hFj.7I
ちびゆかさん>>402

>三つ目の物語が愛や恋の物語という根拠は、女だから恋愛の話だというだけなのですか?

話の流れがよく分かりません。
『「彼女の原稿」とは当然、非公開の原稿、我らの告白のことを指していますのです。』
というコメントに異議は特に無いという話です。
主張の内容や根拠等は>>394で書きましたので読み返して確認して下さい。

>つまり舌が肥えてない輩がミステリーの物語を信じる者で、1000人に1人のファンタジーを信じる稀有な者が舌が肥えている者となるのです。

そのようなことは言っていません。

『1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、
あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

というドラノールの発言は、

「1000人の中の999人の読者は、切り捨てられたミステリーの物語を察することが出来ないに違いない(=ベアトが伝えたかったミステリーは1000人に1人にしか伝わらない)」

という意味です。
ベアトによって書かれ、捨てられ、公開されなかった物語はミステリーとファンタジーの内、ミステリーの方なので、
『捨てられた残りの半分』=「ベアトの書いた物語のミステリーの部分」
であることに注意して下さい。
404: 名前: ケーナ:2012/07/13 18:26ID:ddAva.Q5
デカルトさん>>401

>EP8ゲーム盤については「執筆者」という所を
>「八城十八(の中の戦人の立場の思考)の思考の反映」のようなものに
>読み替えてもらえると良いです。

正直EP6までは構造的に理解しやすいのですが
7と8はなんとも解釈が難しいです

ですから僕の考察でもあまり突っ込んだことは書いていません
「僕の考察を読んだ人が答えを出してくれたらいいなー」
と期待しています
405: 名前: ケーナ:2012/07/13 18:27ID:ddAva.Q5
ちびゆかさん>>402

>だからボクの主張はEP4の98年が「現実」だと何度も言っているのです。
>全て創作だといっているわけではないのですよ。

ということはEP8の魔法エンドで縁寿はビルから飛び降りず
“真実を求める旅”にも出ませんでしたが
こっちは創作ということでよいですか?

また手品エンドでは六軒島に向かう途中で
天草と川畑船長を殺してしまいますが
これも創作ということでよいですか?

またEP4のラストで縁寿は天草に射殺されてるっぽいわけですが
これはどう解釈しますか?

>ただ愛人の子に家督を譲るというだけの話なのです。
>その為に大掛かりな仕掛けを島に作るというのは、不合理な気がしますのです。

そのあたりは“物語的事情”であると同時に
“金蔵らしさ”の顕れでもあると思います
406: 名前: ちびゆか:2012/07/13 21:21ID:eeHSyIGJ
デカルトさん>>403
『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『そういう輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

まず、ベアトの言う「そういう輩」とは何を指していますのですか?
次に、ドラノールの「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが」の
「それ」とは何を指していますのですか?
「それ」を記した「1000人に1人」とはどの部分なのですか?まあ一箇所しかないと思うのですが。

そして「逆」にするとどうなるのですか?

ケーナさんも考えてくださいなのです。
簡単な読解なのです。

ケーナさん>>405

>ということはEP8の魔法エンドで縁寿はビルから飛び降りず
>“真実を求める旅”にも出ませんでしたが
>こっちは創作ということでよいですか?

EP4の98年を「現実」とする以上、創作、内面世界、もう一つの可能性の世界、そういう類いのものになるのですが。手品エンドもEP4の98年を信じるなら同様なのですが。
手品エンドの方が現実に近いと思うのです。

EP4の98年を現実として考えることは、割りと普通のことなのです。
EP8が出るまで、殆どの人はそういう前提で考えていたのです。

魔法エンドが「現実」であるというのは、以前の前提を壊してしまい、明確な根拠がなければ、信じがたいのです。

当然、魔法エンドが正解だから現実なんだ、という理由では納得はいかないのです。ただの物語の正解かもしれませんなのです。
407: 名前: デカルト:2012/07/13 22:29ID:98hFj.7I
ちびゆかさん>>406

>まず、ベアトの言う「そういう輩」とは何を指していますのですか?

「ベアトが望むほど舌が肥えていない人間」
つまり、ミステリーの部分を読み取れない人間のことですね。

>次に、ドラノールの「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが」の「それ」とは何を指していますのですか?

当然、上の話題の続きなのでそのまま同様に「ミステリーの部分を読み取れない人間」のことです。

>「それ」を記した「1000人に1人」とはどの部分なのですか?まあ一箇所しかないと思うのですが。

『1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。』

の部分ですね。
「ベアトの世界がファンタジー足りえる人間」には「ミステリーの部分を読み取れない人間」という解釈が整合します。

>そして「逆」にするとどうなるのですか?

『あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。』

の『逆デス』の部分ですよね。
これは、元々ベアトは
「書かれなかったミステリーの物語を理解しない人は1000人に一人である」
と書いていたことに対して、ドラノールは
「書かれなかったミステリーの物語を理解しない人は1000人に999人である」
と返しているという文脈です。
『逆デス』の台詞の続きが、

『1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、
あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

となっていることからもこの解釈で良いことは明らかでしょう。
簡単な読解ですね。
408: 名前: ちびゆか:2012/07/13 23:05ID:97m1iCz7
デカルトさん>>407
中途半端に読めていますなのです。
問題は「ファンタジーを本気で信じる1000人に1人の稀有な者」以外察する事もできないと言われていることなのですが。

解りやすくするために、「そういう輩」や「それ」を具体的に埋めますなのです。

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『舌が肥えてない輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』


つまり、
『1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。』

これに該当する者しか察することはできないと言われているのですよ。
デカルトさんは本気で信じている稀有な者なのですか?
409: 名前: デカルト:2012/07/14 00:13ID:6assC4O1
ちびゆかさん>>408

>『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

これは残念ながら誤読です。
正しくは

『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ない(舌が肥えてない輩)に違いないのデス。』

です。

こちらからも基本的な前提を理解しているかどうかを確認するために、ちびゆかさんに逆に聞きますが、

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』

というセリフの『舌が肥えている』とはどういう意味を指しているかを理解していますか?
410: 名前: ちびゆか:2012/07/14 01:31ID:4dxV/zCs
デカルトさん>>409
うふふふ。ただ小冊子の記述に「それ」に該当する部分を当てただけなのですよ。
誤読しているのはデカルトさんだと思うのですよ。

『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ない(舌が肥えてない輩)に違いないのデス。』

当たり前なのですよ。ベアトは舌が肥えていない輩を1000人に1人の稀有な者と記したのです。
ドラノールはその逆で1000人に1人を除いて全ての人間(999人)が察することも出来ない(舌が肥えてない輩)と言ってるのです。

>こちらからも基本的な前提を理解しているかどうかを
>確認するために、ちびゆかさんに逆に聞きますが、

読解はただ読むだけなのですよ。考える必要すらないと思うのですが。
あなたの言葉で当てはめても文脈は変わらないのです。

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『ミステリーの部分を読み取れない人間も、時にはいるであろうな。』
『あなたはミステリーの部分を読み取れない人間を、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ミステリーの部分を読み取れない人間)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人(ミステリーの部分を読み取れない人間)を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』

あなたの言葉でも、ミステリーの部分を読み取れない人(稀有な者)しか察することが出来ないと言われるのです。

「そういう者」「それ」「1000人に1人と記した部分」
これが同じもの指しているなら、あとは文章に当てはめるだけなのです。
そして読むだけなのです。そこから先が推理、考察なのです。

あなたの言葉でも本質は同じなので良いのですが、解りにくいので、できるだけ記述に近いものを当てはめるべきだと思うのです。

舌が肥えているというのはもちろん、ミステリーを読み取れるという意味で良いと思うのです。


411: 名前: デカルト:2012/07/14 02:51ID:6assC4O1
ちびゆかさん>>410

>『あなたはミステリーの部分を読み取れない人間を、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ミステリーの部分を読み取れない人間)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

この部分がおかしいですね。

『あなたはミステリーの部分を読み取れない人間を、1000人に1人と記しました』

の逆が

『1000人に1人(ミステリーの部分を読み取れない人間)を除いて全てのニンゲンはあなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

となってしまいます。これは、
『あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語』=『ミステリーの部分の物語』
であることをあわせて考えると、

『1000人に1人(ミステリーの部分を読み取れない人間)を除いて全てのニンゲンはミステリーの部分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

となってしまいます。
これはとてもおかしな文章ですよね?
412: 名前: ちびゆか:2012/07/14 03:42ID:c0IQ6I5n
デカルトさん>>411
>『あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、
>切捨てて葬った、残り半分の物語』=『ミステリーの部分の物語』
>であることをあわせて考えると、

どこにそんな記述があったのですか?
「幻想は結果に対する仮定の装飾」とあったように、ミステリーの物語の方はファンタジーをただの装飾と切り捨てて葬っているのではないのですか?
本質的にはファンタジーの物語が無視され切り捨てられていることになっているのですが。ボクは本質的にはミステリーの物語が上辺の物語だと思いますのです。

>となってしまいます。
>これはとてもおかしな文章ですよね?

『1000人に1人(ミステリーの部分を読み取れない人間)を除いて全てのニンゲンはファンタジーの物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

こうなるのです。
当然、1000人に1人のファンタジーを本気で信じる稀有なものしか察することができないと言われる以上、その物語はファンタジーの物語なのです。

あとミステリーの物語は程度の差はあるのですが、もうみんな十分察していると思うのです。察していないのはファンタジーの物語なのです。

いずれにせよ、「それ」や1000に1人の部分が何を指しているかは問題はないなのですね?
あとはそれらを当てはめた文章を読むだけでいいなのですか?

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『舌が肥えてない輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』

どう読むかはともかく、この文章に問題はないのですね?
413: 名前: ケーナ:2012/07/14 05:23ID:7bkZp9kg
ちびゆかさん>>406

>ケーナさんも考えてくださいなのです。
>簡単な読解なのです。

僕もデカルトさんの考えと同じです
基本的にこういう文章の論理的な読解と説明は
僕はデカルトさんには敵いません

ただ一つだけ言わせてもらえると
“1000人に一人”というのは
“とても少ない”という言葉の比喩表現だと思います
額面どおりに受け取ると
0.1%というとんでもない数字ですが
この数字をそのまま受け取るのは誤読だと考えています

>EP4の98年を現実として考えることは、割りと普通のことなのです。
>EP8が出るまで、殆どの人はそういう前提で考えていたのです。

これは情報が不足していたためです
EP6と8(手品エンド)で何故 天草が狙撃銃を持ち込んだのか
理由が明かされますが
EP4の段階では最後の銃声が何を意味するのか
判断できる明確な情報がありませんでした

>当然、魔法エンドが正解だから現実なんだ、
>という理由では納得はいかないのです。

僕の基本的な考え方は「ゲーム盤外の描写は全て真実」です
ただ98年の縁寿の描写に関しては
2つの相互矛盾する描写が示されています
(手品エンドも含めると3つですが)

ですから何らかの理由をつけて片方を否定するしかないのですが
それが“平行世界”というスッキリしないものであることは
僕自身残念に思います
414: 名前: デカルト:2012/07/14 20:03ID:6assC4O1
ちびゆかさん>>412

>どこにそんな記述があったのですか?

>ボクは本質的にはミステリーの物語が上辺の物語だと思いますのです。

これは完全に文脈を見誤っています。
ベアトの物語の本文中にはファンタジーのキャラクターが登場し、魔法を使用して事件を起こす描写があります。
つまり、

『妾は常に、ミステリーの物語とファンタジーの物語の2つを描いている。にもかかわらず、公開されるのはその一方の物語だけだ。』

というベアトの台詞の示す「公開される物語」とは「ファンタジーの物語」となります。
そもそも、ミステリーの物語が公開されていたら魔女伝説なんて最初から起きようがありません。
ファンタジーの物語から、ミステリーの物語を見出させることが読者や戦人に求められたことであることはうみねこの大前提でしょう。


>どう読むかはともかく、この文章に問題はないのですね?

大きな問題があることは>>411で示しました。
ちびゆかさんの反論は>>411の問題を何も解消していません。
415: 名前: ちびゆか:2012/07/14 22:38ID:56jb2VVt
ケーナさん>>413
>僕もデカルトさんの考えと同じです
>基本的にこういう文章の論理的な読解と説明は
>僕はデカルトさんには敵いません

簡単な読解なのです。ただ読むだけのことなのですが。ただ読み感想を言うだけでいいのです。ものが読める人間ならそのまま読めばいいのです。

>0.1%というとんでもない数字ですが
>この数字をそのまま受け取るのは誤読だと考えています

そんなことは何も論点になってないのです。
ベアトが舌が肥えてない輩を1000人に1人と記し、ドラは逆に1000人に1人以外、察することも出来ないと言っていることが、どういう意味なのか議論しているのです。100人に1人でも一万人に1人でもいいのです。

>ですから何らかの理由をつけて片方を否定するしかないのですが
>それが“平行世界”というスッキリしないものであることは
>僕自身残念に思います

自身が誤った解釈をしている可能性については考えないのですか?

デカルトさん>>414

>『妾は常に、ミステリーの物語とファンタジーの物語
>の2つを描いている。にもかかわらず、
>公開されるのはその一方の物語だけだ。』

>というベアトの台詞の示す「公開される物語」
>とは「ファンタジーの物語」となります。

あなたが勝手にそう思っているだけではないのですか?。
ボクは逆でミステリーの物語が公開されているとするのです。

何故なら、切り捨てた残り一つの物語は察することも出来ないとあるからなのです。ミステリーの物語は、犯人はヤス、爆弾、紗音嘉音同一等、正解かどうか解りませんが、ある程度察し、十分公開されている物語なのです。

>ベアトの物語の本文中にはファンタジーのキャラクターが登場し、
>魔法を使用して事件を起こす描写があります。

それがミステリーの物語に於ける「結果に対する過程の装飾」というものなのです。
「何と簡単でチープなミステリーだろう。~
悪魔の目撃こと、悪魔の証明というファンタジーの極みを見せたにもかかわらず、それがミステリー的決定打となる皮肉を、必ずや笑ってくれるに違いない。」

これが「ミステリーの世界」の考え方。

『1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。』

これがファンタジーの世界の考え方なのです。

ファンタジーのキャラクターが登場しただけで、即ファンタジーの物語と断定してしまうのはうみねこの理解が足りないと思うのですが。

幻想は結果に対する過程の装飾に過ぎないと考えているなら「ミステリーの物語」
そうではないと本気で考えているなら「ファンタジーの物語」となるのです。

>大きな問題があることは>>411で示しました。
>ちびゆかさんの反論は>>411の問題を何も解消していません。

別に大きな問題だとは思わないのです。

『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

あなたが、二つの物語をどう解釈しようが、
ドラノールはベアトが本当に読んでもらいたかった物語は、ファンタジーを本気で信じる稀有な者だけだが察することが出来ると言っているのです。ファンタジーを本気で信じる稀有な者ならば当然「ファンタジーの物語」になると思われますなのです。

そろそろあなた読解も聞かせてくださいなのです。
文章はこれで良いのですね?

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『舌が肥えてない輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』
416: 名前: デカルト:2012/07/14 22:56ID:6assC4O1
ちびゆかさん>>415

>ボクは逆でミステリーの物語が公開されているとするのです。

ちびゆかさんが、ベアトの物語はミステリーとして公開され、ファンタジーの物語は書いた後に捨てられているという解釈をしていることが分かりました。
この考えを改めないならば、論理性を重視した議論を続ける意味は無いと判断します。
前提から結論までが支離滅裂過ぎますので。
417: 名前: ちびゆか:2012/07/15 00:10ID:5fwt1J.M
デカルトさん>>416
そうなのですか。
せめてあなたの論理的な読解を教えてくださいなのです。

文章は問題ないのですよね?あなたの前提(ファンタジーの物語を公開)でいいのですよ。

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『舌が肥えてない輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』
418: 名前: デカルト:2012/07/15 00:52ID:2cMi1SJr
ちびゆかさん>>417

>文章は問題ないのですよね?あなたの前提(ファンタジーの物語を公開)でいいのですよ。

大きな問題があると>>411で示しました。
419: 名前: ちびゆか:2012/07/15 01:49ID:c6Z7teXl
デカルト殿>>418
それが何か。
私の非論理的読解に問題があるからこそ、君の論理的な読解を聞きたいのだ。

私はただ、「そういう輩」「それ」「1000人に1人」の部分が具体的に何を指しているか答え、それを文章に当てはめただけなのだ。
だが論理的な君なら完璧なものが出来るだろう。

参考までに私の非論理的な読解も貼っておく、参考にしても良い。


『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『舌が肥えてない輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』
420: 名前: ケーナ:2012/07/15 08:41ID:0dmUm/zI
ちびゆかさん>>415

>簡単な読解なのです。ただ読むだけのことなのですが。
>ただ読み感想を言うだけでいいのです。
>ものが読める人間ならそのまま読めばいいのです。

僕はデカルトさんほど論理的には語れませんが
デカルトさんと僕が入れ替わっても
書く内容自体はほぼ同じになると思います

もしデカルトさんの書くことと
僕の考えに食い違うことがあれば
その時は少し書かせてもらおうと思います

>100人に1人でも一万人に1人でもいいのです。

この理解があるなら結構です
もしかしたら“1000人に一人”という言葉に
過剰に捉われているのでは?
という気がしたものですから…

>>ですから何らかの理由をつけて片方を否定するしかないのですが
>>それが“平行世界”というスッキリしないものであることは
>>僕自身残念に思います
>自身が誤った解釈をしている可能性については考えないのですか?

もちろんそれはありえます
現状の僕の理解がここまでだということです
421: 名前: ちびゆか:2012/07/15 21:30ID:37aV0rxw
ケーナさん>>420

>僕はデカルトさんほど論理的には語れませんが
>デカルトさんと僕が入れ替わっても
>書く内容自体はほぼ同じになると思います

デカルトさんが言うことが絶対に正しい訳ではないのですよ。
ケーナさん自身が普通に読んだ感想を聞きたいのです。

>もしかしたら“1000人に一人”という言葉に
>過剰に捉われているのでは?
>という気がしたものですから…

1000人に1人のところで大事なのは。ベアトが記した箇所が
『1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。』

であるということなのです。
ベアトは稀有なものと評したのですが、ドラは逆だと。その1000人に1人以外、察することが出来ないと言ったこと。

魔法、ファンタジーを修飾に過ぎないと決め付ける、愛なきミステリーの世界に挑む者たちには、ベアトが本当に記したかった物語が理解できないという意味ならば、それ程おかしいことでもないと思うのですが。
愛がなければ視えない。ファンタジーを本気で信じる愛ある稀有な者しか察することが出来ないというなら、良い話だと思うのです。

>もちろんそれはありえます
>現状の僕の理解がここまでだということです

魔法エンドが現実かそうでないか証明できないなら、至った、という言葉は使わない方がいいと思うのです。全てを証明してから堂々と至ったと言えば良いと思うのです。
422: 名前: デカルト:2012/07/15 22:39ID:2cMi1SJr
ちびゆかさん>>419

私は「文章は問題ないのですよね?」と聞かれたからそれに答えただけですよ。
ちびゆかさんの改変が入った文章を元に読解をする気はありません。
私の読解なら、既に>>409でしています。
423: 名前: ちびゆか:2012/07/15 23:40ID:c4TggoxC
デカルト殿>>422
私の改変は気にせずとも良い。
「そういう輩」「それ」「1000人に1人」、これらが何を指すか示し、
文章に当てはめるだけでよいのだ。
正しいものを指し示しているならば、当然正しい文章になる。

改変前のものを貼っておく。言う必要はないが、記述に忠実にな。

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『そういう輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』


>私の読解なら、既に>>409でしています

同じことを言わせるでない。
ベアトは舌が肥えていない輩を1000人に1人の稀有な者と記し、
ドラノールはその逆で1000人に1人を除いて全ての人間(999人)が察することも出来ない(舌が肥えてない輩)と言ってるだけだが。

それが何故私の誤読となるのか理解に苦しむが、言っていることは当たり前のことであるな。この部分には異論などない。

とにかく、改変前の記述にそういう輩、それ、1000人に1人、が何を指しているか示し、ドラノールとベアトの会話を成立させれば良い。
君の読解で会話が成立するなら異論はない。

424: 名前: ケーナ:2012/07/16 07:09ID:a73iGyjN
ちびゆかさん>>420

>デカルトさんが言うことが絶対に正しい訳ではないのですよ。
>ケーナさん自身が普通に読んだ感想を聞きたいのです。

もしこれが小説の読解として国語のテストに出たとします
その場合 僕はデカルトさんの解答が正解だと思います
ですから僕の解答もデカルトさんとほぼ同じになり
同じ答えが2つになるだけなのです
(デカルトさんの解答は解答欄を大幅にはみ出して
解答用紙の裏にまで書いてあるような印象ですが…)

ちなみにこれを国語の問題風にすると以下のようになると思います

(問1)ベアトリーチェは“ミステリーの物語”と“ファンタジーの物語”2つの物語を描き、片方のみ公開しています。ベアトリーチェが公開しているのは“ミステリーの物語”と“ファンタジーの物語”どちらになりますか? また、理由を本文中の語句を用いて○○文字以内で説明しなさい。

(問2)本文中に以下の2つの内容があります。
(A)1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
(B)彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよいと言った。
(A)(B)共に出てくる“1000人に1人”は同じ意味ですか? 正しい方に○をつけなさい。また、具体的な内容を本文中の語句を用いて○○文字以内で説明しなさい。

(問3)ドラノールは“3つ描き、1つしか公開しない物語なのだ”と考えています。3つの物語を全て答えなさい。

解答

(問1)
(      )の物語
(理由)



(問2)
(同じ意味/違う意味)
(内容)



(問3)
(      )の物語 (      )の物語 (      )の物語 

頭を切り替えて挑戦してみては如何でしょうか?
ちなみに全問正解できる人間は1000人に1人くらいだと思います

>愛がなければ視えない。ファンタジーを本気で信じる
>愛ある稀有な者しか察することが出来ないというなら、良い話だと思うのです。

それは僕もそう思います
確か以前 ちびゆかさんが
『我らの告白』の一文を抜き出して説明した際
僕も「自分の読解が間違っているのでは?」と考えて
『我らの告白』を読み返したことがありましたよね
でもその時は文章全体を読むと
「僕の読解に間違いはない」と思えました
ですから結構微妙な内容なのだと思います

>魔法エンドが現実かそうでないか証明できないなら、
>至った、という言葉は使わない方がいいと思うのです。
>全てを証明してから堂々と至ったと言えば良いと思うのです。

この「至った」という言葉の定義は考察者によってバラバラなのだと思います
ゲーム盤のミステリー部分の犯人 動機 トリックを理解したことで
「至った」という人もいれば
この作品のありとあらゆる疑問を解かなければ
「至った」とは言えないと考える人もいるでしょう

ちなみに僕は自分が「至った」とは一度も書いていないと思います
(「人より至ることができた」「ここまで至っている」
というようには書いているはずですが)

僕にとって「(ここまで)至った」という言葉は“至り度”を示す
バロメータみたいなものです
ですから僕が「この作品の全てを完全に理解した」という意味で
「至った」と書くときは「完全に至った(至ることができた)」
と書くと思います(そんな日は来ないと思いますが…)
425: 名前: デカルト:2012/07/16 09:39ID:7eVXm0aQ
ちびゆかさん>>423

申し訳ありませんが、乱暴な言葉使いをするようになってしまった落ち着きのない人とは議論を進める気はありません。
ちびゆかさんが落ち着くまで待ちたいと思います。
426: 名前: ケーナ:2012/07/16 12:45ID:a73iGyjN
ちびゆかさん>>423 デカルトさん>>425

結構煮詰まっているようですので
一旦 >>424の問題に取り組んで
仕切り直してみては如何でしょうか?
427: 名前: ケーナ:2012/07/16 17:24ID:a73iGyjN
>>424の問題は“真面目”に作っています
正直 僕自身正解を出せる気がしないのですが…
428: 名前: ちびゆか:2012/07/17 22:05ID:62VSv/kK
デカルトさん>>425
ごめんなのです。
ただちょっとふざけちゃっただけなので、落ち着いてはいるのですが。

ただの、ちびゆかビーストモードだと思ってくださいなのです。
通常モードの方が良いならそうしますのです。

ケーナさん>>427

挑戦してみるのです。


(問1)ベアトリーチェは“ミステリーの物語”と“ファンタジーの物語”2つの物語を描き、片方のみ公開しています。ベアトリーチェが公開しているのは“ミステリーの物語”と“ファンタジーの物語”どちらになりますか? また、理由を本文中の語句を用いて○○文字以内で説明しなさい。

「表の物語と裏の物語」「上辺の物語」「公開されるのはその一方の物語だけ」

まず竜騎士先生はどちらの物語が公開されているかはっきりと明言していないのです。これは当然考察の対象であり、根拠なく決め付けてはいけないのです。

これは思うのですが、読者は同じ物語を読んでいるはずですが、読む人によって変わってくると思うのです。

「この世界をミステリーだと信じて挑む者たち」にはミステリーの物語であり、
「本気でファンタジーを信じる稀有な者」にはファンタジーの物語足りえる。

読者の立場によってミステリーの物語かファンタジーの物語か違ってくると思うのです。ということは読む人によって公開されている物語が違うと思うのです。

(問2)本文中に以下の2つの内容があります。
(A)1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
(B)彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよいと言った。
(A)(B)共に出てくる“1000人に1人”は同じ意味ですか? 正しい方に○をつけなさい。また、具体的な内容を本文中の語句を用いて○○文字以内で説明しなさい。

『あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』

ベアトが1000人に1人と記した箇所は
「1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。」のところしかないのです。
したがって1000人に1人というのはこの部分に該当する人だと思うのです。
その後のベアトとドラノールの会話に出てくる1000人に1人も、これに該当する人だと思うのです。会話の流れなのです。

(問3)ドラノールは“3つ描き、1つしか公開しない物語なのだ”と考えています。3つの物語を全て答えなさい。

①装飾としてのファンタジーの物語
②ミステリーの物語
③ドラ曰く、1000人に1人、ファンタジーを本気で信じる稀有な者にだけ察することのできる物語。

>僕にとって「(ここまで)至った」という言葉は“至り度”を示す
>バロメータみたいなものです

「至った」というのは全てを理解したという感じで受け止めている人が多いので、全てを証明しなければ、使わない方がいいと思うのです。
後期クイーン問題のことも含めれば、簡単に使ってよい言葉でないと思うのです。
429: 名前: ケーナ:2012/07/18 21:25ID:e3PUNOLd
>>424

問題だけ作って解答がないのでは話にならないので
一応模範解答を作ってみました

カンニングは一切なしで
使ったのは『我らの告白』の小冊子と当Wikiの“抜粋”のみです

ただ 正解しているかどうかは知りません

解答

(問1)
(ファンタジー)の物語
(理由)本文には“なぜなら、今の状態は未完成であっても、……そのレシピが晒されている状態。完成した後には決して見ることの出来ない、貴重なその裏側を見ることが出来るのだ。”と書かれている。ということは『我らの告白』に書かれていて、各EPに書かれていない部分が“公開していない物語”ということになる。完全に分けられているわけではないが、太字のゴシック体で書かれた内容は各EPに書かれていないため、これが“公開していない物語”であると考えられる。太字のゴシック体で書かれた内容は幻想描写を伴わない実際の場面であり、また、幻想描写の裏側にある真実である。そのため、ベアトリーチェが公開しているのは幻想描写の物語、つまり、ファンタジーの物語であると考えられるから。

(問2)
(○違う意味)
(内容)(A)の前には以下の内容が書かれている。“何と簡単でチープなミステリーだろう。恐らく、私が敬愛して止まない推理作家の作品を愛読する人々ならば、大笑いしながら直ちに看破してくれるだろう。”そのため(A)に出てくる“1000人に1人”は“誰でも簡単に理解できるようなことを理解できない人”を指す内容。
 一方、(B)で語られている“かつて”とは以下のやり取りを指す。
“「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。」(ドラ)
「くっくくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか。」(ベアト)”
このやり取りから読み取れる(B)に出てくる“1000人に1人”は“ベアトが本当に読んで欲しかった物語を察する事が出来る人”を指す内容。

(問3)
(ミステリー)の物語 (ファンタジー)の物語 (ベアトの恋)の物語
430: 名前: ケーナ:2012/07/18 21:30ID:e3PUNOLd
ちびゆかさん>>428

一応>>429で“僕が正解だと思う答え”を書いてみましたので
参考にしていただけたら幸いです
ついでにデカルトさんがこれまでに述べてきたことと
比べてみてもらえば
おそらく被っているのではないかと思います
(繰り返しますがカンニングはしていません)

>「至った」というのは全てを理解したという感じで受け止めている人が多いので、
>全てを証明しなければ、使わない方がいいと思うのです。

他に適当な言葉が思いつかないんですよねー
何か良いのがあったらお願いします
431: 名前: デカルト:2012/07/18 23:38ID:deIl4fHp
ケーナさん>>429

チャレンジしようと思ったら、既に書こうと思っていた内容が殆ど書かれてしまいました(笑)
殆ど繰り返しになってしまいますので、私は後の議論で補足を入れるという形だけで参加しようと思います。
432: 名前: ケーナ:2012/07/19 00:00ID:a8TzV7HJ
デカルトさん>>431

一応デカルトさんとちびゆかさんのやりとりは
ざっと読んでいますので
頭の片隅には引っ掛かっていたのだと思います

3つ目の物語は完敗したわけですし
忘れようがないです
433: 名前: ちびゆか:2012/07/19 22:21ID:27u06qa/
ケーナさん>>430

問1はいいと思うのです。
999人の人間にとっては、表、装飾のファンタジーの物語があり、そして裏、
ミステリーの物語がある。


問2はおかしいのです。
ベアトが1000人に1人と記したのはこの箇所なのです。
『1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。
そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。』

そしてドラちゃんが
「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。」(ドラ)

と言うのです。
したがってA、Bどちらも同じものを指しているのです。

問3もまあおかしいのですが、恋というのはただの例えだと思うのです。
ベアトは1000人に1人の王子様、救世主に謎を解いて欲しいというのを恋に例えていると思うのです。

基本的に皆自身を「1000人に1人」に該当させようとするのでおかしくなるのです。自身を999人に該当させる謙虚さがあれば何も不思議はないのです。
謙虚さ、そして自身が全く解っていないと認める勇気。
あとはもう読むだけなのです。

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『舌が肥えてない輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』


>他に適当な言葉が思いつかないんですよねー
>何か良いのがあったらお願いします

「証明」でいいと思うのです。
算数パズルであれば、証明という言葉が相応しいと思うのです。
434: 名前: ケーナ:2012/07/20 09:17ID:6btjRtR1
ちびゆかさん>>433

何か僕とデカルトさんが入れ替わっただけのような気がしますし
デカルトさんと同じことを説明するだけになる気もしますが
僕なりに説明してみようと思います
(デカルトさんの説明はあえて見ないで説明しますので
デカルトさんの説明と読み比べてみてください)

>問2はおかしいのです。

まず(A)に関してですが

この問題を“国語のテスト”と考えた場合
“本文”は以下になると思います

“バウチャーの密室分類に基づくならば、直ちに右代宮家の何者かが犯行に協力していることが疑えるのである。ならば、密室を確認したゲストハウスの子供たちと、“魔女に呼び出された悪魔が親族を殺したのを目撃した”唯一の惨劇の生還者、蔵臼と夏妃のどちらが疑わしいかは、火を見るより明らかなはずだ。この世界を、ミステリーだと信じて挑む者たちなら、このようなまやかしには引っ掛かるわけもない。この世界で“魔女を見た・魔法を見た・悪魔を見た”と宣言するのは、自分は犯人に買収され狂言に参加していると告白するも同然なのだから。何と簡単でチープなミステリーだろう。恐らく、私が敬愛して止まない推理作家の作品を愛読する人々ならば、大笑いしながら直ちに看破してくれるだろう。悪魔の目撃こと、悪魔の証明というファンタジーの極みを見せたにもかかわらず、それがミステリー的決定打となる皮肉を、必ずや笑ってくれるに違いない。とは思うが。1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。”

第一のポイントは“強調表現”です
“直ちに”“火を見るよりも明らか”“引っ掛かるわけもない”“告白するも同然”
“簡単でチープ”“直ちに看破”“ミステリー的決定打”“必ずや笑ってくれるに違いない”
これだけの“強調表現”を使うということは
“如何にバレバレなトリックであるか”ということです

そして第二のポイントは“とは思うが。”で
この“バレバレなトリック”と“1000人に1人”が繋がれている点です

これを解りやすく繋げると
“(バレバレなトリックだと思うけど)1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。”
となります
つまりこの場面で用いられている“1000人に1人”は肯定的な意味ではなく
“バレバレなトリックなのにそれを見抜けないオッチョコチョイ”を指します

そして第三のポイントはその後の文章
“そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。”です
まず上で示しましたとおり
“そんな稀有な者”とは“バレバレなトリックなのにそれを見抜けないオッチョコチョイ”のことです
この文章にこれを当てはめると
“バレバレなトリックなのにそれを見抜けないオッチョコチョイにだけはベアトの世界はファンタジーとして通用する”
これを裏返すと
“普通の人はこんなファンタジーには引っ掛かりませんよ”という意味になります

ですから(A)の“1000人に1人”は
“普通に人にはバレバレなトリックなのに、それを見抜けないオッチョコチョイ”
と読み取れるわけです

一方で(B)に関しては
“本文”は以下の2つの部分です

“「……あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。……贅沢に捨てられた残りの半分を知る者は、その味と大胆な切り捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。……しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。」(ドラ1)
「そういう輩も、時にはいるであろうな。」(ベアト1)
「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。」(ドラ2)
「くっくくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか。」(ベアト2)
「………それであなたは良いのデスカ。人は物語を、読まれるために描くのデス。……誰にも読まれることのない物語を描き、自ら闇に葬るなど、……贅沢の極みを超えて、愚かしくさえ思えるのデス。」(ドラ3)”

“遺言に従い、大ベアトリーチェ卿の死後に、この未完成原稿を公開する。この原稿を読んで、私は晩年の彼女の悲しみを思い浮かべ、涙が浮かぶのを禁じえなかった。同時に、彼女が哀れでもあった。彼女は愛ある者を求めながらも、彼女の心は皮肉的に批判的に、愛なき者への怒りでいっぱいであったからだ。彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよいと言った。しかしそれは違った。彼女は1000人の中に、1人でも多く届くことを願ったのだ。それを彼女に問えば笑いながら否定するだろう。しかし間違いなく、それが彼女の本心だったのだ。”

本文が2つあるため
とりあえず上のほうを“本文上”下のほうを“本文下”と呼ぶことにします
また各発言を“ドラ1(ドラノールの1回目の発言)”という風に
名前を付けることにします

(B)の“1000人に1人”は“本文下”に書かれているものです。
しかし“かつて”ですから実際に使われた場面は“本文上”の方です
ですから“本文上”を使って説明します

“ドラ2”の“1000人に1人と記しましたが”の“1000人に1人”は
“(A)の1000人に1人”つまり“普通に人にはバレバレなトリックなのに、それを見抜けないオッチョコチョイ”のことです
ところがそれより後に出てくる“1000人に1人”は“恐らくは逆デス。”という発言がくっついています
ですから“普通に人にはバレバレなトリックなのに、それを見抜けないオッチョコチョイ”の逆の存在
“凄く頭が良くて普通の人では気がつかないようなことに気がつける人”ということになります

ですから(B)の“1000人に1人”は
“凄く頭が良くて普通の人では気がつかないようなことに気がつける人”
と読み取れるわけです

これを当てはめて“本文上”を翻訳すると以下のようになります
「ベアトリーチェさん、あなたは“ファンタジー”と“ミステリー”2つの物語を描いた上で、ファンタジーの物語だけを公開し、ミステリーの物語は公開せずに捨てています。捨てられたミステリーを読み取れる読者は、その思い切りの良さと工夫の見事さに感心するでしょうね。でも実際のところ、捨てられたミステリーを読み取れる読者はとても少ないのではないですか?」(ドラ1)
「そうですね、読者の中には捨てられたミステリーを読み取れない人もいるかもしれません」(ベアト1)
「ベアトリーチェさん、あなたはそれを1000人に1人しかいないような“オッチョコチョイ”な読者だと考えているようですが、それは逆ではないですか? むしろ捨てられたミステリーに気がつくことが出来る“凄く頭の良い読者”が、1000人に1人なのだと思います」(ドラ2)
「私はそれでも良いと思います。この物語は2つの物語を書きながら、その半分しか公開しない物語です。それなら、1000人のうちの“凄く頭の良い”1人にしか理解できないというのも、贅沢で面白いものです」(ベアト2)
「ベアトリーチェさん、あなたはそれで本当に良いのですか? 誰かに読んで欲しくてこの物語を書いたのでしょう? 1000人のうちの“凄く頭の良い”1人にしか理解できないような物語なんて、私には贅沢どころか馬鹿馬鹿しく思えてしまいます」(ドラ3)

長くなってしまったので
(問3)については(問2)が片付いてからにしましょう

>>他に適当な言葉が思いつかないんですよねー
>>何か良いのがあったらお願いします
>「証明」でいいと思うのです。
>算数パズルであれば、証明という言葉が相応しいと思うのです。

“証明した”でも“至った”と同じではないでしょうか?
「僕はうみねこを証明した」と言うと
いかにも「僕はうみねこの全てを理解した」という感じです
435: 名前: ちびゆか:2012/07/21 00:30ID:91YTf1jN
ケーナさん>>434

ケーナさんもデカルトさんもファンタジーを本気で信じる1000人に1人の稀有な者を勝手に、ミステリーを読み取れない人と変換しているのです。
何故記述に忠実に読まないのですか?

あと現実的な視点で、うみねこの読者は1000の内999人はミステリーの物語を察しているのです。犯人はヤス、爆弾、紗音嘉音の同一。
ドラは「察することも出来ない」と言っているのです。
察することも出来ないというのは、全く解っていないのと同義だと思うのです。
察していないのはファンタジーの物語なのです。

とにかく記述に忠実でなくてはダメなのです。
「そういう輩」「それ」「1000人に1人」、これらが何を指しているか記述通りの言葉を使えばいいのです。

『あなたは倍の物語を描き、その上辺の半分だけを料理しマス。贅沢に捨てられた残り半分を知る者は、その味と大胆な切捨てに、驚きと賞賛を送るでショウ。
しかし、世の中のニンゲン全てが、あなたの望むほど舌が肥えているとは限らないのデス。』
『舌が肥えてない輩も、時にはいるであろうな。』
『あなたは舌が肥えてない輩を、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないに違いないのデス。』
『くっくくく。良いではないか。贅沢に上辺のみを切り取って物語とした読み物だ。ならばその読み手も、1000人に1人(ファンタジーを本気で信じる稀有な者)を除いて全てを切り捨てるというのも、何とも贅沢で良いではないか』

これは、できるだけ記述に忠実に当てはめたものなのです。

おかしいところはないのです。
ベアトは舌が肥えてない輩を1000に1人の稀有な者と記し、ドラは逆で、1000人に1人の稀有な者以外は察することも出来ないと言っているのです。

愛がなければ視えない。ファンタジーを結果に対する過程の装飾と切り捨てるだけの愛のない読者には察することもできない。
ファンタジーを本気で信じる愛ある1000人に1人の稀有な者だけが、ベアトが本当に記したかった物語を察することが出来る。

ドラちゃんが訴えているのはこれだと思うのです。
三つの物語も、
装飾としてのファンタジーの物語、ミステリーの物語。
そして、1000人に1人、ファンタジーを本気で信じる愛ある稀有な者だけが察することの出来る、真のファンタジーの物語。

ファンタジーの奥深さは十分言ってきたと思うのです。

例えば、フェザリーヌの傍観、観劇、戯曲の称号。
これが意味するのは「歴史」ではないかと。

歴史家は歴史を傍観することしかできない。
しかし歴史家は歴史を観劇し検証することはできる。
そして歴史家は独自の新しい歴史解釈を生み出し、歴史書を執筆できる。
これが戯曲。

魔女、航海者、造物主。どこまで解っているのですか?
うみねこのファンタジーがただの「装飾」であるはずはないのです。

「奇跡」一つとっても、低確率な事象、偶然。しっかりと考えられているのです。
ボクたちは、「ファンタジー」を殆ど察していないのです。

聖書に人は神を模して造られたとあるならば、ボクたちはみんな造物主なのです。
仏陀はだれもが仏になりうるといい、イエスは神の国は汝らの内にありといい、
そして竜騎士07は言うのです。
造物主は、無の海に1を生み出すことのできる神聖な存在。

竜騎士先生の「ファンタジー」の深淵、ボクたちのようなミジンコかゾウリムシ程度の知性では、察することも出来ないと思うのです。

436: 名前: デカルト:2012/07/21 01:25ID:3brworDe
ちびゆかさん>>435

>ケーナさんもデカルトさんもファンタジーを本気で信じる1000人に1人の稀有な者を勝手に、ミステリーを読み取れない人と変換しているのです。
何故記述に忠実に読まないのですか?

記述に忠実に読むとそのような解釈になるのです。
単純な国語の問題ですね。
私の以前の書き込みでの解説やケーナさんの詳しい解説がされているので、おかしい箇所があったら具体的に指摘してもらえれば詳細な説明をしようと思います。
どの部分がおかしいと思っていますか?
437: 名前: ケーナ:2012/07/21 02:31ID:6btjRtR1
ちびゆかさん>>435

>>434は我ながら見事な説明だと
感心していたのですが通じませんか…
これが通じないとなると
僕からはもう何も出せないというのが
正直なところです

>現実的な視点で、うみねこの読者は1000の内
>999人はミステリーの物語を察しているのです。

『我らの告白』の内容は時間軸的には
EP1の前と考えるのが妥当です(最後の一幕だけはEP4より後?)
ということはドラノールは現実世界での読者の考察具合を知りません

ですから竜騎士07さん的には
「ゲーム開始前、ドラノールは皆さんのうち“1000人に1人しかミステリーに気づけない”と思っていましたが、実際にゲームをプレイした皆さんは1000人に999人がミステリーに気づくことが出来ました。良く頑張りましたね」
という感じではないでしょうか?

>ベアトは舌が肥えてない輩を1000に1人の稀有な者と記し、
>ドラは逆で、1000人に1人の稀有な者以外は
>察することも出来ないと言っているのです。

まず“舌が肥えていない”というのは
“ろくに味もわからない”という意味です
つまり悪口です

ベアトは読者に好意的であるため
「ろくに味もわからないような読者は1000人に1人しかいない」
と考えていました

ところがドラノールは「それは逆ですよ」と言うのです
「味がわかる読者は1000人に1人なのですよ」と

>>424の問題で説明すると
こんな感じです

読者の理解度
(A)の“1000人に1人”<<<越えられない壁<<<普通の人<<<越えられない壁<<<(B)の“1000人に1人”

>1000人に1人、ファンタジーを本気で信じる
>愛ある稀有な者だけが察することの出来る、真のファンタジーの物語。

ちょっとちびゆかさんの考えがわかった気がします
つまりちびゆかさんは
「ファンタジーは2種類ある」と考えているわけですね
“装飾としてのファンタジー”そして“真のファンタジー”

僕とデカルトさんがこれまで説明してきた“ファンタジー”は
“装飾としてのファンタジー”のことです
“真のファンタジー”についてはまったく考えていませんでした
(少なくとも僕は)

『我らの告白』で語られる“ファンタジー”はいずれも
“装飾としてのファンタジー”のことだと思います
この視点でもう一度『我らの告白』を読み返してもらえないでしょうか?
438: 名前: デカルト:2012/07/21 16:47ID:3brworDe
ベアトの公開しなかった物語がミステリーだと言える根拠に関する補足をここでしてみます。
ベアトとドラノールの会話はこのように続きました。

「……あなたは恐らく、誰にも理解されないでショウ。しかしながら、それはあなたの本心とも思えマセン。
あなたは999人への理解は求めていナイ。しかしそれでも、たった1人への理解を求めてイル。」
「その1人さえ、現れぬ可能性もあるわけだからな。………自分の胸の内を誰かに理解して欲しいと願うのは、恋する少女だけではない。
……千年を経た魔女とて、それを願うのだ。」
「そして少女はわざと難解な言葉でそれを語り、たった1人の王子の迎えを待ツ……。」

「そういうわけだ。くっくくくく、妾も、長い月日をかけて、何ともややこしい物語を書き上げたものよ。」
「もし、その王子が現れない時。………私があなたへ導く、道標となりまショウ。」
「……ミステリーであること保証するノックスの十戒か。くっくくく、そんなものが、果たして妾への道標となるものか……。」

この会話から分かるように、ドラノールの「ノックスの十戒」は1000人に一人にも理解できないかも知れないというベアトの物語を理解するための道標として提案されるものです。
ノックスの十戒が『ミステリーであること保証する』ことで『せめてあと1人、理解できるようにする手伝い』になるということは、公開されていないベアトの物語を理解することはミステリーの物語を理解することであると言えることになります。
もし公開されていないベアトの物語がファンタジーの物語だとしたら、このドラノールとベアトのやり取りは辻褄が合わないということになってしまいますので、確認してみて下さい。
439: 名前: ケーナ:2012/07/21 17:04ID:6btjRtR1
デカルトさん>>438

そして実際にEP5において戦人は
“ノックスの十戒”を用いて考えることで
ベアトの真実に辿りついています

“「もし、その王子が現れない時。………私があなたへ導く、道標となりまショウ。」(ドラ)”
この約束はきちんと果たされたわけですね
440: 名前: ちびゆか:2012/07/23 00:50ID:94Vx/7ao
ケーナさん>>437
その説明は確かに解ったのです。
ただ何故そこまでして、自身を1000人の1人の立場に置こうとするのかという疑問があるのです。

ボクは1000人に1人の本質は「魔法を本気で信じる」というところにあると思うのです。ボクたちは魔法エンドが正解だと言っている割には、魔法を本気で信じていないのです。
幻想は結果に対する過程の装飾に過ぎないというミステリーの物語に愛があると思わないのです。

>ベアトは読者に好意的であるため
>「ろくに味もわからないような読者は1000人に1人しかいない」
>と考えていました

>ところがドラノールは「それは逆ですよ」と言うのです
>「味がわかる読者は1000人に1人なのですよ」と

記述に忠実なら「本気で魔女や悪魔を召喚したと信じる者」が1000人に1人の該当するところなのです。
ベアトはそれを記し、ドラは逆に「本気で魔女や悪魔を召喚したと信じる者」を除いて全てのニンゲンは察することが出来ないと言っているのです。
ボクは余計な変換をしていないのです。

>ちょっとちびゆかさんの考えがわかった気がします
>つまりちびゆかさんは
>「ファンタジーは2種類ある」と考えているわけですね
>“装飾としてのファンタジー”そして“真のファンタジー”

そうなのです。幻想は結果に対する過程の装飾に非ず!
この精神なのです。去年からずっとこの方針なのです。

>“真のファンタジー”についてはまったく考えていませんでした
>(少なくとも僕は)

EP4のTIPSは竜騎士先生がヒントの為、多めになったとのことなのです。
造物主とは何か?無限実現とは何か?
ファンタジーの物語はちっとも察していないのです。

>『我らの告白』で語られる“ファンタジー”はいずれも
>“装飾としてのファンタジー”のことだと思います
>この視点でもう一度『我らの告白』を読み返してもらえないでしょうか?

999人のこの世界をミステリーだと信じて挑む者たちに対しては、詳しく書かれているのです。
1000人の1人の稀有な者に対しては、あまり触れられていないのが、我らの告白だと思うのです。

デカルトさん>>438

「……ミステリーであること保証するノックスの十戒か。くっくくく、そんなものが、果たして妾への道標となるものか……。」

これはむしろ「ミステリーの物語」ではないとベアトは言っているのです。
この世界をミステリーだと信じて挑む者たち、999人には理解できないとドラが言い、せめて1人、ファンタジーを本気で信じる稀有な者に、理解できる手伝いを出来るかもしれないと言っているのです。


>もし公開されていないベアトの物語がファンタジーの物語
>だとしたら、このドラノールとベアトのやり取りは辻褄が
>合わないということになってしまいますので、確認してみて下さい。

「この世界」がミステリーの物語であれば999人だって理解できるのです。

「ファンタジーの物語」こそベアトの本命であり、ドラノールも手伝いくらいしか出来ないと言っていると解釈するのです。

441: 名前: haimao:2012/07/23 02:31ID:2chWUuos
エピソード3が未だにわからない点が多いのでみなさんに意見をお伺いしたいです。

1、07151124 でしたっけ詳しい数字忘れましたが、貸金庫の番号が書かれてたといことは誰かに金をやるから~~をしろと言う、教唆的意味合いを持つと思うのですが、誰が誰に向けて送ったメッセージなのでしょうか。

2、霧江が本館にいった理由というのは本当にタバコを問い詰めるためでしょうか。エピ1,2を見る限りベアトの協力者というのは基本的に使用人達です。その使用人達を第一の晩で殺したので協力者がいなかった。エピ3では霧江たちを協力者として篭城組みを分断させるために本館に行かせたという風にも考えられると思うのですがいかがでしょうか。

3、紗音が死んだ段階はいつごろでしょうか

4、南条を殺したのは紗音であってるでしょうか

エピ3は情報が比較的少なく、紗音主犯、黄金を見つけた絵羽主犯など色々予想ができるだけに難しいです。もしわかるかたいらっしゃいましたらお教えください。
442: 名前: ケーナ:2012/07/23 08:13ID:fdTM/zRq
ちびゆかさん>>440

僕は個人的に「面白いなー」と思うことがあります

僕は「この作品は(真の)ファンタジーである」と思っています

ちびゆかさんはこの作品を
「縁寿という個人が書いたもの」であると考えています
その一方で「3つ目の物語は(真の)ファンタジーである」という主張です

根底に“(真の)ファンタジー”があるのはどちらも共通だという

僕は「この作品は(真の)ファンタジーである」と考えているため
魔女も魔法も本気で信じています
ちびゆかさんの読解自体は間違っていると思いますが
奇しくも僕が1000人に1人であることは間違いないでしょう
(この説明はちびゆかさんの混乱を煽るかもしれませんが)
443: 名前: ケーナ:2012/07/23 08:15ID:fdTM/zRq
haimaoさん>>441

はじめましてケーナというものです

EP3は“何があったのか”はほぼ間違いなく説明できます

ただ“何故そんなことをしたのか?”が非常に難しいです

おそらく“ゲームマスターのベアトと駒のベアトが別だから”
というのが理由なのでしょうが
誰もが「なるほどそうなのか!」と合点できる
答えは僕には示せません

譲治のTIPSに以下の記述があります
“彼の魂と引き換えに、魔女は8桁の数字を与える。07151129。唱えれば、小さな黄金郷が、開かれる。”

>誰かに金をやるから~~をしろと言う、教唆的意味合いを持つと思うのですが

この解釈はむしろ逆で
「譲治を殺さざるをえなかったからお詫びにお金を差し上げます」
ということだと思います

>エピ1,2を見る限りベアトの協力者というのは基本的に使用人達です

『我らの告白』でこの作品の共犯者の構造が示されています
使用人はデフォルトで共犯者
各EPごとにゲスト共犯者(EP1は絵羽&秀吉 EP2は楼座)

EP3はゲスト共犯者を買収する前に
親族が碑文の謎を解いてしまったため
誰だったのかわかりませんが
流れからすれば留弗夫&霧江の予定だった
と考えるのが妥当ではないでしょうか

>紗音が死んだ段階はいつごろでしょうか

“人格としての紗音”が死んだのは六連鎖密室の時で
(赤字で死亡認定されていますので)
肉体としては最後の爆発時でしょう

>南条を殺したのは紗音であってるでしょうか

肉体としては紗音ですので
「半分あっている」という感じでしょうか
ベアトに聞いたら
「<赤:紗音は六連鎖密室時に死亡している>」
と答えると思いますが…
444: 名前: haimao:2012/07/23 11:26ID:2chWUuos
ケーナさんご返信ありがとうございます

紗音は確かに不適切な表現でしたね。失礼しました。ヤスとか理御と表記することにします。


>この解釈はむしろ逆で
>「譲治を殺さざるをえなかったからお詫びにお金を差し上げます」
>ということだと思います

なるほど、それはありそうですね。ところで、そうすると絵羽に対して与えられたのでしょうか。絵羽だとすると、
1、黄金を見つけていた絵羽に対して今更数億を分けたところで怒りが収まると思えないのですがいかがお考えでしょうか?2、絵羽達が譲治と紗音が倒れているのを発見したときに絵羽がその場で復習の為に紗音を射殺しそうなものですがそれについてはいかがでしょうか?


>流れからすれば留弗夫&霧江の予定だった
>と考えるのが妥当ではないでしょうか

やはりエピ3はもともとルドルフ達が共犯だったんですね。ちなみにエピ4は蔵臼と霧絵を買収したと言うことなのでしょうか。


>肉体としては紗音ですので
>「半分あっている」という感じでしょうか

何故最後の最後でヤスが南条を殺したのかがわからなく混乱しました。ケーナさんがおっしゃる通り「何故」がわかりづらいエピソードですよねorzそれだけ南条が治療して延命させたことを恨んでいるということなのでしょうか。


エピソード3はエピ7で明白な犯人がと書いてあるにもかかわらず紗音でも絵羽でも説明できる箇所が多く難しいです。
私としては絵羽は戦人に対しての発砲と次女家族殺害しか関与してにと思うのですがいかがでしょうか。

質問ばかりで申し訳ございませんがもしよろしければお教えください。
445: 名前: ケーナ:2012/07/23 14:32ID:fdTM/zRq
haimaoさん>>444

>1、黄金を見つけていた絵羽に対して
>今更数億を分けたところで
>怒りが収まると思えないのですがいかがお考えでしょうか?

『我らの告白』で以下の内容があります

“蔵臼は、島が吹き飛ぶなら、黄金を運び出す時間がないと言い返す。ベアトは銀行の地下金庫のカードを差し出す。それはベアトがこれまでに換金してきたもの。銀行本店の地下金庫には、アタッシュケースに詰めた現金10億円が眠っている。”

つまり証拠隠滅のため島を吹き飛ばさざるを得ない
絵羽は黄金を手に入れることが出来ないのです

ですから地下金庫の金だけが絵羽が当面手に出来る金です
(危難失踪の成立まで時間がかかるため)

>2、絵羽達が譲治と紗音が倒れているのを発見したときに
>絵羽がその場で復習の為に紗音を射殺しそうなものですが
>それについてはいかがでしょうか?

まず爆弾の仕掛けは“教えられなければわからない”ものです
ですから普通に考えれば絵羽は紗音と会って
爆弾の仕掛けを教えられているはずです

ところがそれだとご指摘の通り
屋敷で間違いなく止めを刺されます

ベアトの扮装をしていたため
紗音とは気づけなかったとも考えられますが
それはかなり厳しいと思います
というのは『我らの告白』で以下の場面があるためです

“「こ、……こら驚いたわ……。まさに肖像画の魔女に瓜二つやで……。そのドレス、特注したんかいな……。」(秀吉)”
この発言は明らかに面識のある人間に対するものです
各EPでベアトを目撃している人は何人かいますが
いずれも暗がりであったり距離があったりして
見抜けなくてもおかしくない状況です
しかし流石に至近距離だとバレてしまうようです

そのため紗音は絵羽とは会っていないと考えられます

EP7でヤスが地下貴賓室に辿りついた時
すぐに源次が現れました
ということは何らかの仕掛けで地下貴賓室に至ったことが
屋敷にいても把握できるということになります

その仕掛けが黄金のレリーフで作業を始めた段階で作動するものなら
手紙などを残す時間はあったはずで
紗音は地下貴賓室に絵羽への手紙を置いておいたと考えられます

手紙と一緒に“煉獄の七杭”“貸し金庫のカード”などが置かれていたはずで
手紙を読み煉獄の七杭などを絵羽が手にしたことを
幻想修飾したのが“黄金の魔女の継承式”なのだと思います

ただ時間がなかったか忘れていたのか
紗音は貸し金庫の暗号を手紙に書いていなかったのです

そのため屋敷の扉に書いたのでしょう

>エピ4は蔵臼と霧絵を買収したと言うことなのでしょうか。

EP4以降は共犯者は探偵以外ほぼ全員です
これは『最終考察散』でも以下の様に語られています

“EP4の「とても多い共犯者」は、『Land of the golden witch』のギミックの一つだったんですよ。「とても多い」という言葉で誤魔化しておきます(笑)。”

>何故最後の最後でヤスが南条を殺したのかがわからなく混乱しました。

これは2つ説を持っています
1つは“偽書のミステリーとしてのギミック”
死んでいるはずの紗音が人を殺せば“不可能犯罪”になるわけで
そのためだけに紗音に譲治と南條を殺させた
つまりEP3の元になったと思われる偽書を書いた八城十八が
“メッセージボトルのルール”に基づいてミステリーを書いた結果
そのようになった
というものです

もう1つは“ベアトの心臓を守るため”
南條は共犯者ですから紗音が生きていることを知っています
その南條から真相を聞かされたと思われる譲治も
ベアトの心臓を知ってしまったと考えられます
この2人を生かしておくと
ベアトの心臓がバレてしまう可能性があります
そのためこの2人を殺さざるを得なかったのです

>私としては絵羽は戦人に対しての発砲と次女家族殺害しか
>関与してにと思うのですがいかがでしょうか。

碑文の謎が解かれたため
紗音はそれ以降の殺人に関われません
そのため第二の晩以降の殺人は全て絵羽によるものです

ところが譲治と南條に関しては
絵羽が譲治を殺すわけはなく
南條を殺すのは物理的に不可能です

“約束は守る”ため
もう殺人は出来ないはずの紗音が何故
この2人を殺せたのか
ここがEP3の一番難しいところです

>質問ばかりで申し訳ございませんがもしよろしければお教えください。

全然大丈夫です
大概の疑問には答えられるつもりでいますので
何でも聞いてください
自説の確かさを証明するために
むしろ僕には必要なことです
446: 名前: デカルト:2012/07/23 21:47ID:43EF2r5T
ちびゆかさん>>440

>「ファンタジーの物語」こそベアトの本命であり、ドラノールも手伝いくらいしか出来ないと言っていると解釈するのです。

残念ながら本命がファンタジーの物語なら、物語がミステリーであると言うことを保証するドラノールは手伝いどころか逆効果のことしか出来なくなってしまうので辻褄が合わないですね。
ベアトが物語がファンタジーであることを読み取って欲しいとミステリーの物語を公開していたとしたら、ドラノールはノックスの十戒がベアトの物語の理解の手助けになるかも知れない等と思わないはずです。

ベアトが公開した物語が「ファンタジーの物語」だからこそ、
舌が肥えていない1000人に999人が公開されていない「ミステリーの物語」を読み取れない、という話となり、ドラノールがミステリーの物語を読み取るための手伝いをノックスの十戒によって出来るようになる訳ですね。


ここでおさらいですが、wikiで読める「我らの告白」のページで、

 ■協力者
 今回の協力者は、蔵臼と夏妃にしよう。

のように太字で書かれている部分が「公開されない物語」

 10月4日。夕方過ぎ。
 雨はますます大粒に、そして風も強くなってくる。

のように通常書体で書かれている部分が「公開される物語」
だという前提はちびゆかさんも持っていると思いますが、
それを再確認してもらえば「公開される物語」が

 そう叫ぶと、フラウロスは豹の姿に変わり、炎の足跡を残しながら雷雨の大空へ飛び出す。
  壁の大穴より飛び出し、中庭に飛び降り、壁を蹴って、跳ねて跳ねて、漆黒の大空へ消える。

と言う文章が地の文に現れる「ファンタジーの物語」であり、
「公開されない物語」が

 以上のシナリオに従い、遺体を破壊する。
 銃創の跡が見つからないように、その部位は丹念に破壊しておく。
 フラウロスに、腹を引き裂かれ、腸を引きずり出され、食い千切られ。
 それを丹念に再現しておく。

のように、ファンタジーを装って事件を起こすというシナリオである「ミステリーの物語」であることは納得してもらえるかと期待します。

これを逆に読み取るとフラウロスが召喚されたり魔法を使ったりする描写が地の文で登場するものがミステリー、ファンタジーを装って事件を起こしていたというネタばらしを行うのがファンタジーの物語だということになってしまいますが……
447: 名前: ちびゆか:2012/07/24 00:31ID:c3XHSxYA
ケーナさん>>442
>僕は「この作品は(真の)ファンタジーである」と思っています

>ちびゆかさんはこの作品を
>「縁寿という個人が書いたもの」であると考えています
>その一方で「3つ目の物語は(真の)ファンタジーである」という主張です

>根底に“(真の)ファンタジー”があるのはどちらも共通だという

ちょっと違うのです。ケーナさんはハリーポッタァのようなファンタジーだと思うのです。それはただのファンタジーなのです。

ボクの考える真のファンタジーとは?

仏陀はだれもが仏になりうるといい、イエスは神の国は汝らの内にありといい、
そして地上の造物主、竜騎士07の真意とは。

ニンゲン、宗教、科学。根源的問題を華麗にミステリーに昇華させた、ミステリー界の革命者、竜騎士07の描く「真本格ミステリー」なのです。
全ての本格ミステリーを過去にし、もう竜騎士07以外誰も「本格」を名乗れない。
まさに「新本格」から「真本格」への進化。

まあこういった物語なのです。
簡単にいうと、うみねこのファンタジーは思想、宗教、哲学のようなものをミステリーに混ぜてある感じだと思うのです。

ケーナさん。ボクたちはかつて、造物主に創られ、自分たちが造物主たる神に弄ばれる無力な羊だと思い込んでいたのです。
でもボクたちは、ガリレオ、ニュートンたち、偉大な賢者たちの発見により、造物主たる神が地上に存在できない程、毒素をばら撒いてしまったのです。

これが是か否か問われてもボクたちには解らないのです。

うみねこには、こういったファンタジーがあると信じているのです。


>ちびゆかさんの読解自体は間違っていると思いますが
>奇しくも僕が1000人に1人であることは間違いないでしょう
>(この説明はちびゆかさんの混乱を煽るかもしれませんが)

本気でそう思うなら「証明」するだけなのです。
算数パズル、論理パズルに相応しく、普遍的、論理的に堂々と証明すればいいのです。
普通は「至った」とか、「俺は1000人に1人の者」とかは、証明してから宣言するものなのですが。

デカルトさん>>446
ベアトの本命が「ファンタジーの物語」というのは、三つ目の「真のファンタジー」と仮定した場合なのです。
ボクの考える「ファンタジー」とはアンチファンタジーの基本フォーマットで考えるもので、これはミステリーの基本フォーマットと言えると思うのです。
ノックスとの相性はいいと思うのです。手伝いくらいできるかもしれませんなのです。

>ベアトが公開した物語が「ファンタジーの物語」だからこそ、
>舌が肥えていない1000人に999人が公開されていない
>「ミステリーの物語」を読み取れない、という話となり、
>ドラノールがミステリーの物語を読み取るための手伝いを
>ノックスの十戒によって出来るようになる訳ですね。

「もし、その王子(1000人に1人の稀有な者)が現れない時。・・・私が貴方へ導く、道標となりまショウ。」

ファンタジーを本気で信じる稀有な者(王子)なら、道標もいらないと思うのです。

あとこれはどうなるのかなあ。
「彼女はこの物語を二つ描き、一つしか公開しないと言った。
しかし本当はそれも違う。
三つ描き一つしか公開しない物語なのだ。」

一つが公開で、二つが非公開になるのですが。

ファンタジー(装飾)の物語。これが公開。
ミステリーの物語は非公開
真のファンタジー(装飾に非ず)の物語。これも非公開。

三つあって一つが公開ならファンタジーが公開でもいいのです。
非公開が二つあるので、一つの読解に拘っていたボクが間違っていたのです。

本命は真のファンタジーというのは変わりませんが。
448: 名前: ケーナ:2012/07/24 04:55ID:50MslHvo
ちびゆかさん>>447

>簡単にいうと、うみねこのファンタジーは
>思想、宗教、哲学のようなものをミステリーに混ぜてある感じだと思うのです。

僕は正直『うみねこ』に
思想とか宗教とか哲学のようなものは感じなかったのですが…
(こういうことを書くと「読めてないだけ」と言われそうですが…)

ごくシンプルに“信じることの大切さ”と“人の愛”について
描いた作品だと思っています

>普通は「至った」とか、「俺は1000人に1人の者」とかは、
>証明してから宣言するものなのですが。

僕が“1000人に1人”なのは
“「1000人に1人くらいは、本気で魔女が悪魔を召喚したと信じる者もいるかもしれない。そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。」”
の“ファンタジーを本気で信じる1000人に1人”ですので
証明は必要ないかと思います
もっともこのベアトの発言は“装飾としてのファンタジー”についてですので
厳密に言うとまた違う話になるのですが…
449: 名前: 名無しさん:2012/07/26 06:25ID:3dZWrk9Q
ケーナさんありがとうございます

確かにその時手紙でしか伝えてないとなると説明がつきますね。てっきり黄金の部屋でヤスと絵羽があって、そのときにキャッシュカードについても渡していたと思っていたのでそう考えるとすんなり生きます。

>そのため屋敷の扉に書いたのでしょう
絵羽がメモしてましたしやっぱり絵羽に向けた伝言だったんですね。しかし黄金の部屋に改めて手紙を置いておけば…とも思うのですがそこらへんはストーリーの展開上の問題なんですかね。

>1つは“偽書のミステリーとしてのギミック”
>もう1つは“ベアトの心臓を守るため”

偽書なので前者になるんでしょうか。こういう偽書でのギミックをみると純粋にヤスが書いたエピ1,2の様なストーリーを見てみたい衝動に駆られます(笑)

>“約束は守る”ため
>もう殺人は出来ないはずの紗音が何故
>この2人を殺せたのか
>ここがEP3の一番難しいところです

エピ3からは回答編の内容を随時入れているからか、偽書だからかわかりませんが駒が駒としての働きをしていれば何をしていても良いといった感じで動機がわかりづらい点が多いですねorz
450: 名前: haimao:2012/07/26 06:26ID:3dZWrk9Q
名前を記入し忘れました。↑はhaimaoの文章になります。
451: 名前: ケーナ:2012/07/26 15:52ID:01JnM5JJ
haimaoさん>>449

>確かにその時手紙でしか伝えてないとなると説明がつきますね

haimaoさんに尋ねられるまで
この辺りは深く考えていなかったのですが

「どんな文面だったら紗音が疑われないで済むのだろう?」
「実際には絵羽と紗音は会っていて 人目があるために屋敷では殺せなかったのかも?」
「終盤で紗音の死体が消えていたら流石にバレるよな」
などなど

色々新たな疑問が出てきました
結局 1人で考えていると考え方が硬直してしまうため
どうしても限界があります
こうやって人に説明することで
気づかされることがたくさんありますので

また何か疑問がありましたらよろしくお願いします

僕は基本的に他人の考察にケチをつけるのはイヤですし
>>400の事情があるため
自分からは話題を振りたくありません

ですのでhaimaoさんとのやり取りのスタイルが
一番僕には良いようです

>黄金の部屋でヤスと絵羽があって、そのときに
>キャッシュカードについても渡していたと思っていたので

手渡しだったらおそらくその時に番号を聞きますよね
現にEP7のお茶会では以下の場面があります

“絵羽は脂汗を浮かべた酷い形相で、魔女の手からキャッシュカードを引っ手繰る。
「……通帳と印鑑は? カードだけじゃ引き出せないわよ!」(絵羽)
「暗証番号で引き出せます。8桁です。」(魔女)
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!! 今、書くから…!!」(絵羽)”

あるいは何らかの交渉で「今は教えないけれども後で教える」
というやり取りがあったのかもしれません

>偽書なので前者になるんでしょうか。こういう偽書でのギミックをみると
>純粋にヤスが書いたエピ1,2の様なストーリーを見てみたい衝動に駆られます(笑)

“メッセージボトル”はどのようなものなのか
作品中で結構説明がありますが
“偽書”についてはほとんどありません
ですから我々はその内容を推測するしかないわけですが
EP3の場合“どこまでが偽書なのか?”それすらはっきりしません
碑文に定められた人数は東屋での蔵臼・夏妃殺しで達成されているため
屋敷での殺人は偽書には書かれていない可能性もあります
(いかにも前から考えていたように書いていますが
haimaoさんとのやり取りの中で思いあたりました)

またEP5においては偽書はもっと続きがあったはずですが
ゲーム盤では途中で終わってしまっています
単純に偽書=ゲーム盤という式が成り立つわけではないところも
悩みどころです

『我らの告白2』みたいなもので
メッセージボトルの中身を公開して欲しいですね

>エピ3からは回答編の内容を随時入れているからか、
>偽書だからかわかりませんが
>駒が駒としての働きをしていれば何をしていても良いといった感じで
>動機がわかりづらい点が多いですね

僕はこの考えが成り立つのは
ゲームマスターがラムダである
EP5だけなのではないかと思っています

例えばEP1の“本当は夏妃が第一の晩の犠牲者であったが サソリのお守りのせいで殺せなかった”
という設定がありますが
はたしてあれはメッセージボトルにも
書いてあったことなのでしょうか?

僕はメッセージボトルの文章量から考えれば
あれはメッセージボトルにはなかった内容なのではないかと思います

ゲームマスターが駒に干渉せず
自由に振舞わせた結果
あのようになってしまったのではないでしょうか?

僕は少なくともベアトがゲームマスターのゲームに関しては
“駒への干渉”は最低限に抑えられているのでは?
と考えています

それをラムダが破っているため
以下の発言があるのではないでしょうか

“「……………ロノウェは、ヤツらのゲームを見たのか。」(戦人)(EP5)
「一部ではございますが。」(ロノウェ)
「どうだった。」(戦人)
ロノウェは、ポットを優雅な仕草で高々と掲げながら紅茶を注ぐ。それを終えてから、ようやく一言。短く感想を教えてくれた。
「愛が、ありませんな。」(ロノウェ)
「……愛って何だ。」(戦人)
「これは失礼。女性風に申し上げると、です。……男性風に申し上げるならば、……義理が通らぬと申しましょうか。」(ロノウェ)”
452: 名前: ちびゆか:2012/07/26 23:33ID:ad9vRUR1
ケーナさん>>448
夏バテ気味でレスが遅くなっているのです。ごめんなのです。

ファンタジーを本気で信じていること。
幻想は結果に対する過程の装飾とするなら、それは信じていないと同義だと思うのです。

ケーナさんは盤上のゲームではファンタジーは幻想とし、作内現実(縁寿や八城の世界)ではファンタジーは存在するという感じなのですが。

本来なら創作の中でならファンタジーは存在可能であり、作内現実では存在しないはずなのです。

ファンタジーとミステリー。これを同時に満たすものが、1000人に1人に該当する物語だと思うのです。

少なくとも「察していない」のはファンタジーの方なのです。
EP4のTIPSを見て全て理解できる人がどれほどいるのかと思うのです。
先生がヒントの為にEP4のTIPSは多くなったと発言している以上、こういったものは必要なものなのです。
453: 名前: ケーナ:2012/07/27 20:07ID:25VhCRUb
ちびゆかさん>>452

>夏バテ気味でレスが遅くなっているのです。ごめんなのです。

一気に夏になりましたからねー
夏バテには甘酒が良いそうですよ
いろいろ飲み比べてみましたが
個人的には“かねこみそ”という会社の
ペットボトルに入ったのがお気に入りです
(近所のスーパーが取り扱わなくなったため
買おうと思うと通販になってしまうのですが…)

全然かまいませんので
気が向いたときにまたお願いします

>ケーナさんは盤上のゲームではファンタジーは幻想とし、
>作内現実(縁寿や八城の世界)ではファンタジーは存在するという感じなのですが。

ゲーム盤におけるファンタジーは“語り手”であるゲームマスターが
メッセージボトル及び偽書を“幻想修飾”という形で脚色したものであり

“魔女の世界”というファンタジーは
現実世界とは別の世界での物語である

正直「これで納得してください」というのは無理があると思いますが
僕には現状これ以外は思いつきません

ところで(問3)について説明していなかったので
説明しておきます
(しつこいですがデカルトさんの説明は見ません)

“「……あなたは恐らく、誰にも理解されないでショウ。しかしながら、それはあなたの本心とも思えマセン。あなたは999人への理解は求めていナイ。しかしそれでも、たった1人への理解を求めてイル。」
「その1人さえ、現れぬ可能性もあるわけだからな。………自分の胸の内を誰かに理解して欲しいと願うのは、恋する少女だけではない。……千年を経た魔女とて、それを願うのだ。」
「そして少女はわざと難解な言葉でそれを語り、たった1人の王子の迎えを待ツ……。」”

この文章に出てくる“たった1人”は
(A)と(B)2つの“1000人に1人”
のことではないと思います

“ベアトが理解して欲しいたった1人”
つまり戦人のことです
“恋する少女”と“(白馬に跨って迎えに来る)王子”
たとえ話のようにして語っていますが
これはそのものズバリ紗音と戦人です

“私は初め、この原稿の公開に消極的だった。彼女が生前、何度も口にしていた、1000人に1人の、彼女の救世主の神秘を守るためにも、非公開であるべきだと思った。しかし、何度も読み返す内に、……彼女の原稿は、宛先なき恋文であると気付くようになった。彼女さえも気付けなかった本心。私はそれを今、理解し、それを叶えてやるべきだと思った。それが、この未完成原稿を公開するに至った動機である。もし可能ならば。この物語の一番底に秘められた、彼女の思いに至って欲しい。彼女はこの物語を、2つ描き、1つしか公開しないと言った。しかし、本当はそれも違う。3つ描き、1つしか公開しない物語なのだ。この未完成原稿によって、その3つの内の2つまでが晒された。最後の1つは、どうかあなた一人の力で辿り着いて欲しい。それが、同じ女として、これを読む諸賢に強く願いたいことである。”

“彼女さえも気付けなかった本心”“宛先なき恋文”
“この物語の一番底に秘められた、彼女の思い”
これらの言葉からベアト自身は
自分が3つ目の物語を書いていることを
自覚していなかったことが読み取れます

またこの文章をまとめると以下のようになります
“私はベアトの原稿は、宛先なき恋文だと気付いた。書いたベアト自身も気付いていなかったベアトの恋心。私はそれを理解し、叶えてやるべきだと思った。どうかベアトの恋心にはあなた一人の力で辿り着いて欲しい。ベアトと同じ女として、私は強く願う。”

結構 感覚的に読み解いている部分がありますので
うまく説明出来ないですね
454: 名前: ちびゆか:2012/07/28 22:24ID:4fedhByp
ケーナさん>>453
三つ目の物語を「恋の物語」とするのは、何も解らないというのと同義だと思うのです。
ミステリー、ファンタジーの物語だって恋が出てくる訳で、うみねこの一つのテーマが恋や愛に関するものであり、三つ目の物語の説明にはならないのです。

「彼女はこの物語を、2つ描き、1つしか公開しないと言った。」
まずこれが指しているのは
「そうであるな。妾は常に、ミステリーの物語とファンタジーの物語の二つを描いている。にもかかわらず、公開されるのはその一方の物語だけだ。~」

普通に読めば、ファンタジーが公開、ミステリーが非公開。この段階ではそうなのです。

「しかし、本当はそれも違う。3つ描き、1つしか公開しない物語なのだ。」

それは違うとドラちゃんは言うのです。
三つの物語があり、一つが公開ということなのです。

このドラちゃんの指摘に該当するのが
「あなたはそれを、1000人に1人と記しましたが、恐らくは逆デス。1000人に1人を除いて全てのニンゲンは、あなたが本当に読んでもらいたかったにも関わらず、切り捨てて葬った、残り半分の物語を察することも出来ないのデス。」

1000人に1人、ファンタジーを本気で信じる稀有な者だけが察することの出来る物語。このドラちゃんの示す物語が三つ目になるのです。

①ファンタジーの物語
②ミステリーの物語
③ドラの指摘する1000人に1人しか察することが出来ない物語

基本的にもう三つ出ているのです。
ここでの「物語」というのは、ミステリーだったり、ファンタジーだったり、構造の話であり、愛や恋といったテーマの話ではないのです。

「この未完成原稿によって、その3つの内の2つまでが晒された。」
これは①、②の物語が晒されたということなのです。

>“彼女さえも気付けなかった本心”“宛先なき恋文”
>“この物語の一番底に秘められた、彼女の思い”
>これらの言葉からベアト自身は
>自分が3つ目の物語を書いていることを
>自覚していなかったことが読み取れます

「宛先なき恋文」というのは「原稿」(我らの告白)のことなのです。
三つ目の物語のことではないのです。

何でもかんでも恋の話にしちゃうのは、ダメなのです。

三つ目の物語。これをあえて真のファンタジーとボクは言ったのですが、真のミステリーの方がいいかなと思うのです。

これは「察することも出来ない」とあるので、全く解らない物語でもあるのですが。犯人はヤス、爆弾、紗嘉の一人二役、こういった誰もが「察している」ものではないのです。

ファンタジーでもあり、ミステリーでもある真の物語とはどのようなものか。

EP4
「この島にあなたはたった一人。そしてもちろん、私はあなたではない。なのにここにいて、これからあなたを殺します。」

ただ爆弾オチでは日本語すら満たせないのです。爆弾がここにいて、あなたを殺しますとか、冗談もいいところなのです。

さくたろう『右代官真里亞。今からボクが真里亞を殺します。うりゅ』
真里亞「・・・それで・・・?」
さくたろう『この島に真里亞はたった一人。そしてもちろん、ボクは真里亞ではない。なのにここにいて、これから真里亞を殺します。うりゅ。』

『ボクはだぁれ?』

これは一人二役なら誰でも再現できるのです。解りやすくするために、真里亞とさくたろうで例えたのですが。
EP6の紗音と嘉音の決闘も似たようなものなのです。

爆弾いう囮の心臓が、真の心臓を隠すという二段構えになっていて、ミステリーとしては最高の形だと思うのです。
もちろん、ファンタジーでもあり、ミステリーでもあり、魔女が悪魔を召喚したと本気で信じる者にこそ察することの出来る物語になるのです。

455: 名前: ケーナ:2012/07/29 07:56ID:96VdASh4
ちびゆかさん>>454

>ミステリー、ファンタジーの物語だって恋が出てくる訳で、
>うみねこの一つのテーマが恋や愛に関するものであり、
>三つ目の物語の説明にはならないのです。

三つ目の物語は“単なる恋の物語”ではなく
ベアト自身が気付いていなかった“ベアトの恋の物語”です
“EP4までで事件の謎は解ける”のがこの作品ですが
もちろんそこに“ベアトの恋の物語”は入っています
しかし直接的には全く語られてはいません
それを読み解くのが“三つ目の物語を読む”
ということだと思います

>①ファンタジーの物語
>②ミステリーの物語
>③ドラの指摘する1000人に1人しか察することが出来ない物語

これはどう考えても誤読だと思います
別に僕とデカルトさんがヒネているからではなく
文章を普通に読むと普通に出てくる解釈です
例えるならば「青空がどこまでも広がっている」
という文を読んで「良い天気なんだ」と思うような話です

>「宛先なき恋文」というのは「原稿」(我らの告白)のことなのです。
>三つ目の物語のことではないのです。

僕も基本的にはその理解なのですが
“宛先なき恋文”なのは
『うみねこ』という物語そのもの
だと考えています

>これは「察することも出来ない」とあるので、
>全く解らない物語でもあるのですが。
>犯人はヤス、爆弾、紗嘉の一人二役、
>こういった誰もが「察している」ものではないのです。

“「そうだな。……ベアトリーチェと戦人の第4のゲームで、その因縁ははっきりとした。そしてその時点で、ベアトリーチェが誰であるか、そしてその心が、わかった」(ウィル)
「心とは?」(理御)
「……動機だ。……ベアトリーチェが、1986年10月5日に、自らの運命さえ賭す、ゲームのような事件を起こさねばならなかった、動機だ」(ウィル)
「さすがだわ。第4のゲームの時点で、フーダニットとホワイダニットが推理できてたなんて。……じゃあハウダニットは?」(ベルン)
「犯人が誰であるかわかれば、それを推理することは不可能じゃない。……第3のゲームの連鎖密室は、なかなか器用にやったもんだと拍手さえしたくならァ」(ウィル)”

このウィルの物語の読み解き方に注目してもらいたいのですが
まず解るのは“犯人”と“動機”です
実はこれ同時に判明します
“「そうですね。……(戦人は)確か、お帰りの際はこう仰っていました。“また来るぜ、シーユーアゲイン。きっと白馬に跨って迎えに来るぜ。”」(紗音)(EP3)”
この場面でそれが解るのですが
この物語が“ベアトの恋の物語”であると読み解けた人間にしか
これは解りません

我々はさまざまな周辺情報(インタビュー及び考察)を持ち
EP5~8の情報も持っているため
いろんなことが解るのですが
EP1~4でこの物語の謎を解くためには
“察することも出来ない”物語を理解する必要があるのです

>ただ爆弾オチでは日本語すら満たせないのです。
>爆弾がここにいて、あなたを殺しますとか、冗談もいいところなのです。

これは爆弾を擬人化した比喩表現です
何故“透き通っている”のか“無表情”なのか
それはこのベアトが爆弾だからです
456: 名前: ちびゆか:2012/07/29 23:49ID:71YY2Gdg
ケーナさん>>455

>三つ目の物語は“単なる恋の物語”ではなく
>ベアト自身が気付いていなかった“ベアトの恋の物語”です

だから何でもかんでも恋で説明するのはダメなのです。
「彼女さえも気付かなかった本心」これが何を指しているかは明白な記述があるのです。何故記述にない推測を勝手に断定してしまうのですか?

「彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよいと言った。
しかし、それは違った
彼女は1000人の中に、1人でも多く届くことを願ったのだ。
それを彼女に問えば笑いながら否定するだろう。
しかし間違いなく、それが彼女の本心だったのだ。」

ドラちゃんが間違いな「それ」が本心だったという以上、「それ」が本心なのです。「それ」とは当然『彼女は1000人の中に、1人でも多く届くことを願った』ことであるのです。

つまり、ドラは最初、我らの告白は非公開だと考えていたのです。
1000人に1人の神秘を護るために。
しかし、気付いたのです。ベアトの本心に。
だから、「それ」を叶えてやる為に、原稿を公開したのです。

つまり、原稿を公開し、1人でも多く届くようにしたのです。

>これはどう考えても誤読だと思います
>別に僕とデカルトさんがヒネているからではなく
>文章を普通に読むと普通に出てくる解釈です

ベアトの本心を勝手に「恋」だと決め付けてしまう方が誤読なのです。
もう「それ」(本心)がそのまま書いてあるのです。
宛先なき恋文だから恋だあ!ドラちゃんが同じ女としてと言ってるから恋だあ!
ただの連想ゲームが「読解」なのですか?デカルトの大将さんも同じようなことを言ってたのですが。

>僕も基本的にはその理解なのですが
>“宛先なき恋文”なのは
>『うみねこ』という物語そのもの
>だと考えています

だからどこにも書いてないことを言っちゃダメなのです。
宛先なき恋文は、ドラが預かった原稿(我らの告白)のことなのです。

何故「宛先なき恋文」となるのか、小冊子の記述
「その1人さえ、現れなぬ可能性もあるわけだからな。自分の胸の内を誰かに理解して欲しいと願うのは、恋する少女だけではない。千年を経た魔女とて、それを願うのだ。」
「そして少女はわざと難解な言葉でそれを語り、たった一人の王子を迎え待ツ。」

難解なミステリーを解くことのできる、1000人に1人の王子を待つという例えが「恋」のようなものに例えていると思うのです。

「何と恥曝しな話だ。告白する勇気もない小娘が、友人に代弁させるかのようではないか。」
「それで成立する愛もあるのデス」

こういったところも「恋」に例えていますのです。はっきり恋文と書いてあるところはないのですが、例えなんじゃないかと推測しますのです。

>この場面でそれが解るのですが
>この物語が“ベアトの恋の物語”であると読み解けた人間にしか
>これは解りません

紗音の恋の話ならみんな察しているのです。出題編の頃は確かに察することも出来ませんでしたのですが。それを以って1000人に1人にしか察することの出来ない物語とするは、ただ竜騎士先生がカッコつけて大袈裟に表現しただけという、心無き批判者たちと変わらないのです。

>これは爆弾を擬人化した比喩表現です
>何故“透き通っている”のか“無表情”なのか
>それはこのベアトが爆弾だからです

999人の人間にとってはそれも一つの正解でしょうなのです。
「爆弾がここにいてあなたを殺します」
こういった幼稚な日本語を何故容認できるか不思議なのです。
一人二役なら赤字を全て再現できるのですが。そしてミステリーとファンタジーを同時に満たす解でもあるのです。さらに999人が察してもいない解でもあるのです。

>何故“透き通っている”のか“無表情”なのか
>それはこのベアトが爆弾だからです

「透明で無表情なら爆弾である」
何処に書いてあったのですか?書いてあったとしても信じ難い理屈なのです。


我らの告白の読解に戻しますのですが、ベアトの本心が「1人でも多く届くこと」というのは理解して貰えたと思うのです。
ただ察することも出来ない物語である以上、確かに「ロマンス」の話が潜んでいる可能性は否定はしないのです。しかし恋文だから恋の物語だ!ドラが同じ女っていったから恋の物語だ!というのはただの連想なのです。

三つの物語
①ファンタジーの物語
②ミステリーの物語
③ラブリーの物語

ちょっとアレなのですね。
我らの告白で示された~の物語というのは、構造や読み解く手法のようなものだと思うのですが。テーマやストーリー(愛や恋の話)に関係あるとは思わないのですが。ミステリーの物語だって十分、愛や恋は出てくるのです。

ベアトは物語を二つ描き、一つしか公開しないと言ったもです。
しかし、ドラちゃんはそれも違うと言ったのです。
三つ描き、一つしか公開しない物語だと。

どうすれば2が3になるのか。
愛とか恋とか世界の中心で叫んだとしても、2は2であり、3にはならないのです。
いつまでも、ドラちゃんが「それも違う」といったことに固執するのはどうかと思うのです。
457: 名前: ちびゆか:2012/07/30 00:52ID:c3XHSxYA
訂正
ドラちゃんが間違いな「それ」が本心だったという以上、「それ」が本心なのです。

ドラちゃんが間違いなく「それ」が本心だったという以上、「それ」が本心なのです。

458: 名前: ケーナ:2012/07/30 10:54ID:e4.eoisn
ちびゆかさん>>456

>つまり、ドラは最初、我らの告白は非公開だと考えていたのです。
>1000人に1人の神秘を護るために。
>しかし、気付いたのです。ベアトの本心に。
>だから、「それ」を叶えてやる為に、原稿を公開したのです。

僕は“ベアトの本心”は2つあるのだと捉えています

1つはご指摘の通り“1人でも多くの人に自分の心を知ってもらいたい”
という思いです

もう1つはベアト自身も気がついていなかった本心
“戦人への恋心”です

ここはちょっとデカルトさんとは解釈がズレるところです
デカルトさんは紗音を中心とした譲治 朱志香 嘉音
も含めた“恋の物語”と解釈していましたが
僕は“戦人への恋心”限定です
(ここ最近 読み込んで思ったことですが)

>宛先なき恋文だから恋だあ!ドラちゃんが同じ女としてと言ってるから恋だあ!
>ただの連想ゲームが「読解」なのですか?

このあたりは“読解”の範囲を超えて
“解釈”になっています
本文中に明確な根拠は示せないけれども
たぶんそういうことなんだろうな
という感じです

僕は「本文中に根拠を示せない考察は成立していない」
と考えていますが
同時に「それだけではこの物語は読み解けない」
とも考えています

“読解”とは機械的な解読作業です
正しく読解すれば誰もが同じ答えに至れる
数学の問題のようなものです

しかしそれだけでは“物語”は理解できないと思うのです
僕はこういうのを感覚的に捉えてしまうため
説明が難しいのですが
「心でしか読み解けない」
そもそも物語とはそういうものなのだと考えています

>だからどこにも書いてないことを言っちゃダメなのです。
>宛先なき恋文は、ドラが預かった原稿(我らの告白)のことなのです。

僕はドラノールは“原稿”と“物語”を使い分けていると思います
“原稿”とは『我らの告白』のこと
“物語”は一般的な物語を指すときもありますが
基本は『うみねこ』という物語そのものだと思います

>難解なミステリーを解くことのできる、
>1000人に1人の王子を待つという例えが
>「恋」のようなものに例えていると思うのです。

これは>>455でも書きましたが
たとえ話に見せかけて
実は本当のことをストレートに書いているという
“比喩偽装”とでもいうべきものだと僕は考えています

>紗音の恋の話ならみんな察しているのです。
>出題編の頃は確かに察することも出来ませんでしたのですが。

もしこの『我らの告白』の最後の場面が
EP4終了後 EP5開始前だったとしたらどうでしょうか?
誰もベアトの恋心を理解できていないのは
ちびゆかさんも納得してもらえると思います

僕は“ベアトの物語”自体はEP4で終わっているのだと思います
EP5以降は“解説編”みたいなものではないでしょうか?

>「爆弾がここにいてあなたを殺します」
>こういった幼稚な日本語を何故容認できるか不思議なのです。

これは比喩だからです
そもそもこの問題は以下のようにウィルがEP7で解答を出しています

“「だろうな。……お前の不幸は、多分。……碑文の謎を解いたことだろうな。」(ウィル)
「………え? あの、お祖父さまが出題したという、隠し黄金の碑文、ですか…?!」(理御)
「事件毎に異なる共犯者を得るシステム。………導き出される推理は、犯人が莫大なカネを持っていたという可能性。そして、………全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる、もう一つのシステム。」(ウィル)
「……………動機だけでなく。そこまでを、お察しでしたか。」(クレル)
「それこそが、第4のゲームの最後の謎の答えだ。……お前の最大の不幸は、碑文を解き、………本当の意味で、黄金の魔女として復活し、その魔力を得てしまったことだ。」(ウィル)”

>「透明で無表情なら爆弾である」
>何処に書いてあったのですか?書いてあったとしても信じ難い理屈なのです。

これはむしろ逆です
先に“爆弾である”と解っているため
「だから透明で無表情なんだ」と読み解けるわけです
459: 名前: ちびゆか:2012/07/31 01:06ID:18.kqLJn
ケーナさん>>458
>僕は“ベアトの本心”は2つあるのだと捉えています


「彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよいと言った。
しかし、それは違った
彼女は1000人の中に、1人でも多く届くことを願ったのだ。
それを彼女に問えば笑いながら否定するだろう。
しかし間違いなく、それが彼女の本心だったのだ。」

「それ」が本心であり、「それ」とは1人でも多く届くことなのです。
ベアトが否定しても(本人が否定しても)、ドラちゃんは「それ」が間違いなく本心だと言っているのです。これが「本人さえも気付かなかった本心」に該当するのです。

「私は初め、この原稿の公開に消極的だった。彼女が生前、何度も口にしていた、1000人に1人の、彼女の救世主の神秘を守るためにも、非公開であるべきだと思った。しかし、何度も読み返す内に、……彼女の原稿は、宛先なき恋文であると気付くようになった。」

ドラは最初、1000人に1人の神秘を守るため、公開に消極的だったのです。
そして原稿が宛先なき恋文だと気付くようになった、これは「1000人に1人の王子を待つ」というベアトの気持ちを「恋」に例えたのでしょう。


「彼女さえも気付けなかった本心。私はそれを今、理解し、それを叶えてやるべきだと思った。それが、この未完成原稿を公開するに至った動機である。」

彼女さえも気付けなかった本心、「それ」。「それ」を叶える為、原稿を公開するに至ったのです。

つまりベアト曰く「1000人に1人だけに届けばよい」という1000人に1人の神秘を守ることがベアトの本心であると、ドラちゃんは最初はそう思って、公開に消極的だったのです。

しかしドラちゃんは原稿を読み直す内に、
本当のベアトの本心が1000人に1人の神秘を守ることではなく、1000人の中に1人でも多く届くことだと気付いたのです。

だから、それを叶えてやる為に原稿の公開に至ったのです。

本心が二つあるとすれば
一つは「1000人に1人だけに届けばよい」というベアト自身が語った本心。
もう一つは「1000人の中に1人でも多く届いて欲しい」というドラちゃんが本人さえも気付いていないと言った本心。

読解とは記述に忠実でなければならないのです。何故なら「算数パズル」(ミステリー)の読解だからなのです。

彼女さえも気付いていない本心がベアトの恋心のようなものと考えるなら、誤読と言わざる得ないのです。
誤読を認めるのは恥ではないのです。誤読を認める勇気がないのが恥なのです。

誤読を認めるのは口惜しいし、自身の考察を大きく後退させるかもしれませんなのです。
それでも勇気を持って欲しいのです。

>もしこの『我らの告白』の最後の場面が
>EP4終了後 EP5開始前だったとしたらどうでしょうか?

だから記述にないものを何でもかんでも信じちゃダメ!という話をずっとしているのですが。

話を戻すのですが、この読解は竜騎士先生の真意さえも察することが出来る可能性もあり大事なところだと認識していますのです。

物語の書き手として先生がベアトを自身と重ねてる可能性は高いと思うのです。
先生は解る人だけ解ればいいとか、ミステリーについて来れない読者は切り捨てているとか、考えない人には答えを教えたくないとか・・・色々と読者にとっては厳しいことを言うのです。
ベアトもまた「1000に1人にだけ届けばいい」と似たようなことを言うのです。

ドラちゃんはそれはベアトの本心でなく、1人でも多く届くことが本当の本心だと言うのです。
そうであるならば、ミステリー界の偉大なる革命者、竜騎士07の本心は如何に。

竜騎士先生もベアトと同じ気持ちだと思うのです。
先生も5000ページに及ぶミステリー史に類のない、難解にして華麗なる巨大な算数パズル、奇跡のミステリー「うみねこのなく頃に」を通じ、1人でも多くの読者に、ミステリーの楽しさ、素晴らしさ、そしてそれ解く喜びを感じて欲しいというのが先生の偽りなき本心だと思うのです。

解る人にだけ解ればいい、考えない人には答えを教えない・・・
こういった発言は先生の本心ではないのです。

先生は恐らく、どうすれば1人でも多くの読者に、高度な算数パズルであるミステリーの魅力を届けることが出来るか、苦労して考え、悩んでいたのだと思うのです。答えを出してしまったら、猫箱の謎は死んでしまう。
先生は猫は愛でて殺して二度楽しめるという表現をしたのですが、「生きた猫」(解かれていない謎)を1人でも多くの読者に届け、愛でてもらうことを考えていたのだと思うのです。
現実の読者は死んだ猫、猫の殺し方を教えてもらうことしか興味はないみたいで、ボクはその辺が寂しいと思う次第なのです。

>これは比喩だからです
>そもそもこの問題は以下のようにウィルがEP7で解答を出しています

比喩というのはまさに999人が挑むミステリーの世界に於ける「結果に対する過程の装飾」。大変結構なのです。
とは思うが。
1000人に1人くらい本気で戦人の前にベアトが現れ殺したと信じる者もいるかもしれない。そんな稀有な者にとってのみ、私の世界はファンタジー足りえるのだ。

こんな感じなのです。


「そして、………全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる、もう一つのシステム。」(ウィル)

これが爆弾って言われても・・・
連想ゲームはダメなのですよ。
460: 名前: ケーナ:2012/07/31 02:30ID:7dFKF1fn
ちびゆかさん>>459

>「それ」が本心であり、「それ」とは1人でも多く届くことなのです。

これに関しては僕も同意です

>ベアトが否定しても(本人が否定しても)、
>ドラちゃんは「それ」が間違いなく本心だと言っているのです。
>これが「本人さえも気付かなかった本心」に該当するのです。

ここに既に答えが書いてあると思うのですが
ベアトが否定する本心
ベアト本人も気付かなかった本心
2つの本心があるということではないでしょうか?

>つまりベアト曰く「1000人に1人だけに届けばよい」という
>1000人に1人の神秘を守ることがベアトの本心であると、
>ドラちゃんは最初はそう思って、公開に消極的だったのです。

「1000人に1人だけに届けばよい」はタテマエで
本心は「1人でも多くの人に届いて欲しい」です
ところがベアト自身も気付かなかった本心は
「戦人にかつての愛を思い出して欲しい」なのです

>解る人にだけ解ればいい、考えない人には答えを教えない・・・
>こういった発言は先生の本心ではないのです。

この辺りの考え方は僕も完全に同意です
9月か10月まで考察を凍結せざるを得ないところが残念なところです
この辺りに絡んでくる考察が結構あるのです

>「そして、………全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる、もう一つのシステム。」(ウィル)
>これが爆弾って言われても・・・
>連想ゲームはダメなのですよ。

これは結構簡単な答えだと思っていたのですが…

“「だろうな。……お前の不幸は、多分。……碑文の謎を解いたことだろうな。」(ウィル)
「………え? あの、お祖父さまが出題したという、隠し黄金の碑文、ですか…?!」(理御)
「事件毎に異なる共犯者を得るシステム。………導き出される推理は、犯人が莫大なカネを持っていたという可能性。そして、………全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる、もう一つのシステム。」(ウィル)
「……………動機だけでなく。そこまでを、お察しでしたか。」(クレル)
「それこそが、第4のゲームの最後の謎の答えだ。……お前の最大の不幸は、碑文を解き、………本当の意味で、黄金の魔女として復活し、その魔力を得てしまったことだ。」(ウィル)”

もう一度 前回と同じ引用を使いますが
碑文の謎を解いたことでヤスが手にしたのは
“200億の黄金”“右代宮家当主の座”“爆弾”
この3つです

そしてウィルが話すシステムは2つ

1つは“事件毎に異なる共犯者を得るシステム”
これは200億の黄金によるものです

もう1つは“全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせるシステム”
残りの2つのうちどちらかなわけですが
右代宮家当主の座ではそんなことは不可能です

ということは消去法で爆弾が残りますし
絶対にありえない“全ての恋を成就をさせる”ことが可能ということは
猫箱による“多層世界収縮術”しか考えられません
461: 名前: ちびゆか:2012/07/31 23:51ID:2dOeXIqA
ケーナさん>>460
>ここに既に答えが書いてあると思うのですが
>ベアトが否定する本心
>ベアト本人も気付かなかった本心
>2つの本心があるということではないでしょうか?

なんでそうなっちゃうのですか。
「1人でも多く届くこと」というのが本心かとベアトに問えば、否定するだろうとドラちゃんが思っているだけなのです。だからドラちゃんは彼女さえも気付けなかった本心と言ってるのです。
文脈的にも非公開のままなら「1人でも多く届くこと」に反するので、「彼女さえも気付けなかった本心」(1人でも多く届けること)を叶えるために公開しようとドラちゃんは思ったとなるのです。

基本的にベアトはこれが本音とか建前とか言ってないのです。
ドラちゃんが推測しているのです。

>ところがベアト自身も気付かなかった本心は
>「戦人にかつての愛を思い出して欲しい」なのです

どこにもそんなことは書いてないのです。

>もう一度 前回と同じ引用を使いますが
>碑文の謎を解いたことでヤスが手にしたのは
>“200億の黄金”“右代宮家当主の座”“爆弾”
>この3つです

>そしてウィルが話すシステムは2つ

「それこそが、第4のゲームの最後の謎の答えだ。」の「それ」は何を指しているのですか?
「それ」がEP4最後の謎、私はだぁれの答えなのです。
「それら」ではなく「それ」なのですよ。

つまり、「全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる、もう一つのシステム。」
これが「それ」なのですが。
難解なのですね。爆弾だと言い切れるか、もちろん爆弾も一つの候補だと思うのですが。これが結構簡単な答えとは流石ケーナさんなのです。
単純に考えると、爆弾はベアトの黄金郷を吹き飛ばし、消滅させてしまう存在なのです。

>絶対にありえない“全ての恋を成就をさせる”ことが可能
>ということは猫箱による“多層世界収縮術”しか考えられません

マリアージュの魔法大系、その魔法世界で全ての恋を成就させるという考えはないのですか?何の為の「魔法」なのですか?
厳密に恋が成就している「場所」は何処ですか?黄金郷は何処に存在するのですか?
それらが偽書の中の物語に存在するとしたら、それを発信した偽書執筆者の中に概念として存在することになるのではないのですか?
462: 名前: ケーナ:2012/08/01 20:31ID:baa08c/i
ちびゆかさん>>461

>「1人でも多く届くこと」というのが本心かとベアトに問えば、
>否定するだろうとドラちゃんが思っているだけなのです。
>だからドラちゃんは彼女さえも気付けなかった本心と言ってるのです。

そもそも何故
“ベアトの本心”と“ベアト自身も気付けなかった本心”が
別のものだと判断できるのかといいますと

前者についてベアトは“笑いながら否定する”わけです
つまりベアトはその内容を理解出来ているわけです

ところが後者についてベアトは気付いていなかったわけですから
理解出来ているわけがないのです

ですからこの両者は別のものだと考えることが出来るわけです

>文脈的にも非公開のままなら
>「1人でも多く届くこと」に反するので、
>「彼女さえも気付けなかった本心」
>(1人でも多く届けること)を叶えるために公開しよう
>とドラちゃんは思ったとなるのです。

確かにこの文脈でも意味は通ります
僕も現役を退いて久しいので
この読解がどの程度のレベルなのか
イマイチ把握出来ないのですが
少し難しい読解なのかもしれません

“彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよいと言った。しかしそれは違った。彼女は1000人の中に、1人でも多く届くことを願ったのだ。それを彼女に問えば笑いながら否定するだろう。しかし間違いなく、それが彼女の本心だったのだ。私は初め、この原稿の公開に消極的だった。彼女が生前、何度も口にしていた、1000人に1人の、彼女の救世主の神秘を守るためにも、非公開であるべきだと思った。しかし、何度も読み返す内に、……彼女の原稿は、宛先なき恋文であると気付くようになった。彼女さえも気付けなかった本心。私はそれを今、理解し、それを叶えてやるべきだと思った。それが、この未完成原稿を公開するに至った動機である。”

僕の解釈でこの文章を翻訳すると以下のようになります

“ベアトはかつて「1000人に1人しかいないような、読解力のある人にだけ、この『うみねこ』という物語が理解出来ればそれでよい」と言った。でも、私は、ベアトは1人でも多くの人に理解して欲しいと願っていたのだと思う。もっとも、ベアトに問い質したところで、笑いながら否定するだけだろうが。でも、私はそれ(1人でも多くの人に理解して欲しいという願い)がベアトの本心だったに違いないと確信している。私は初め、この原稿を公開することにためらいを感じていた。なぜなら原稿を公開してしまうと、読解力のある人だけが辿りつけるはずの“うみねこの真実”が、誰にでも辿りつけるものになってしまうのだから。でも、私はこの原稿を何度も読み返す内に、この『うみねこ』という物語は“ベアトが恋文だと認識しないで書いてしまった恋文”なのだと気が付いた。ベアト本人すら書いてしまったことに気が付かなかった“戦人への恋心”。私は今、それを理解し、ベアトの恋文の受取人である戦人に、あるいはベアトの恋心を理解できる心ある人に、伝えるべきだと思った。だから私はこの原稿を公開する。”

>>ところがベアト自身も気付かなかった本心は
>>「戦人にかつての愛を思い出して欲しい」なのです
>どこにもそんなことは書いてないのです。

確かにこれは明確な根拠を示せません
でも 僕としては「こう読み取って欲しい」
という思いがありますし
竜騎士07さんも同じ思いなのだと考えています

>「それこそが、第4のゲームの最後の謎の答えだ。」の
>「それ」は何を指しているのですか?
>「それ」がEP4最後の謎、私はだぁれの答えなのです。
>「それら」ではなく「それ」なのですよ。
>つまり、「全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる、もう一つのシステム。」
>これが「それ」なのですが。

“それ”は“爆弾”です
ウィルの発言をきちんと埋めると以下のようになります
“「爆弾こそが、“私は……だぁれ………?”の答えだ。」”
これは国語で言う“擬人法”ですね

>単純に考えると、爆弾はベアトの黄金郷を吹き飛ばし、消滅させてしまう存在なのです。

この解釈は逆です
爆弾で全てを吹き飛ばすことにより
猫箱を開けられなくする(真実を確認できなくする)
これによって黄金郷を生み出すことが出来るのです

>何の為の「魔法」なのですか?

魔法は“やさしい嘘”ですから
“辛い真実”から逃避するもの
もっと肯定的に捉えるならば
“より良い明日を生きるためのもの”です

>厳密に恋が成就している「場所」は何処ですか?黄金郷は何処に存在するのですか?
>それらが偽書の中の物語に存在するとしたら、
>それを発信した偽書執筆者の中に概念として存在することになるのではないのですか?

この解釈で間違っていないと思います
“真実”が爆弾で吹き飛んでしまっている為
執筆者は自分の望みどおりの真実を描くことが出来るのです
463: 名前: ちびゆか:2012/08/02 00:00ID:92pOuRzr
ケーナさん>>462

>そもそも何故
>“ベアトの本心”と“ベアト自身も気付けなかった本心”が
>別のものだと判断できるのかといいますと

>前者についてベアトは“笑いながら否定する”わけです
>つまりベアトはその内容を理解出来ているわけです

笑って否定しても、怒って否定してもベアトの真意は解らないのです。
解るのは「彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよい」と言ったことなのです。

>確かにこの文脈でも意味は通ります

そう読む以外に有り得ないのです。少なくとも難しい読解ではないのです。
難しいのはベアトが「届けたい」具体的内容なのです。ただそれについては言及はしませんなのです。

>僕の解釈でこの文章を翻訳すると以下のようになります

>でも、私はこの原稿を何度も読み返す内に、
>この『うみねこ』という物語は“ベアトが恋文だと
>認識しないで書いてしまった恋文”なのだと気が付いた

やはりこの部分が致命的飛躍なのです。
宛先なき恋文は「我らの告白」の原稿なのです。「告白」であるなら「恋文」に例えることも不自然ではないのです。
宛先がない、これは不特定多数に宛てた「告白、恋文」とするのが自然だと思うのです。

算数パズルの読解は記述に忠実であるべきだと思うのです。自分の言葉に置き換えてしまう時点でもうそれは、推理、考察の範疇になってしまうのです。
一応くどいようですが、ボクの読解も言っておきますのです。
わざと解りにくい文章を書くことも竜騎士先生のお仕事なのですが、この文章は「私は初め~」を頭に持ってくると読みやすくなるのです。

「私は初め、この原稿の公開に消極的だった。彼女が生前、何度も口にしていた、1000人に1人の、彼女の救世主の神秘を守るためにも、非公開であるべきだと思った。しかし、何度も読み返す内に、……彼女の原稿は、宛先なき恋文であると気付くようになった。彼女さえも気付けなかった本心。私はそれを今、理解し、それを叶えてやるべきだと思った。
彼女はかつて、1000人に1人だけに届けばよいと言った。しかしそれは違った。彼女は1000人の中に、1人でも多く届くことを願ったのだ。それを彼女に問えば笑いながら否定するだろう。しかし間違いなく、それが彼女の本心だったのだ。
それが、この未完成原稿を公開するに至った動機である。」

>確かにこれは明確な根拠を示せません
>でも 僕としては「こう読み取って欲しい」
>という思いがありますし

明確な根拠が示せないのは、恋文だから恋の物語だ、彼女さえも気付いてない本心だから、きっと恋だ、同じ女としてとあるから恋の話だ…
連想ばかりだからなのです。あと自分の願望はできるだけ排除し、中立的視点で物事を考えるべきなのです。

>この解釈は逆です
>爆弾で全てを吹き飛ばすことにより
>猫箱を開けられなくする(真実を確認できなくする)
>これによって黄金郷を生み出すことが出来るのです

爆弾は全てを吹き飛ばし、真実が解らなくなる。
ここまでなのです。

「全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる、もう一つのシステム。」
実際、物語の中で駒を黄金郷に招き、全ての恋を成就させているのは、後世の偽書作家なのですが。

この「システム」が機能しているのは偽書作家の中になるのです。

問題は爆弾そのものが「システム」ではなく、爆弾が爆発することにより、後世の偽書作家の中でそのシステムが機能しているということなのです。

>この解釈で間違っていないと思います

ケーナさんは、偽書は数枚の日記風手記に過ぎないって言ってたと思ってたのですが、それと思いっきり矛盾するのですが。
偽書作家はボクたちが見ているEPとほぼ同じものを書いているという前提で考えているのですよ?
464: 名前: ケーナ:2012/08/02 08:14ID:18y.41v4
ちびゆかさん>>463

>>確かにこの文脈でも意味は通ります
>そう読む以外に有り得ないのです。少なくとも難しい読解ではないのです。

僕が引っ掛かるのはこの“難しい読解ではない”というところです
確かに書いてあることをそのまま読めば
普通にちびゆかさんの解釈に至ると思います
でも それだと逆に「ヒネりがなさ過ぎる」気がするのです
竜騎士07さんなら何か仕込んでくると思いませんか?

>宛先がない、これは不特定多数に宛てた「告白、恋文」とするのが自然だと思うのです。

僕はこの“宛先がない”という部分は
“意図せず書いてしまったから受取人が具体的に指定されていない”
と読み取りました
そこで「2つの意味を持つのかな?」と意訳してしまいました

正直 僕の解釈は自分の願望を込めてしまって
“そうであって欲しい真実”になってるのかも?
という気はします

というのはちびゆかさんの解釈に全く問題を感じないのです
普通に意味が通ります
ですので「こういう解釈もあるんだよ」ぐらいのニュアンスで
受け取っていただけたら幸いです

>ケーナさんは、偽書は数枚の日記風手記に過ぎないって
>言ってたと思ってたのですが、それと思いっきり矛盾するのですが。
>偽書作家はボクたちが見ているEPと
>ほぼ同じものを書いているという前提で考えているのですよ?

紗音の本来の意図は「真実が猫箱に封じられている以上
この事件を知った人はそれぞれの想像でそれぞれの真実を紡いでくれるだろう」
ということです

ところが後世の偽書作家は“メッセージボトルの形式をパクることで
本物のメッセージボトルに見せかけた偽書を書く”という遊びをはじめてしまいました

ですからこの“偽書”というもの自体は
紗音の意図を歪めてしまっているのです

ただ紗音としてはこういうことをする人間が出てくるのは
想定済みだったでしょうし
それらもひっくるめて“六軒島爆破事故”を
語り継いで欲しいと思っていたでしょう
465: 名前: ちびゆか:2012/08/02 22:06ID:00SH1H9r
ケーナさん>>464
>普通にちびゆかさんの解釈に至ると思います
>でも それだと逆に「ヒネりがなさ過ぎる」気がするのです
>竜騎士07さんなら何か仕込んでくると思いませんか?

算数パズルに於ける読解、これはただ出題文を正しく認識する作業なのです。
出題文を正しく認識し、推理考察するというのが大事なのです。
この文脈自体は、「1000人に1人だけ届けばよい」というベアトの言葉。
ドラはそれは本心ではなく、「1人でも多く届くこと」が本心だと思うようになった。本人が否定しようが、気付いてなかろうが。
だからドラは、1人でも多く届くように、原稿を公開した、という文章でしかないのです。

ここで推理考察しなければならないのは、ベアトが届けたいもの、具体的な内容なのです。
当然、これは単純な作業ではないと思うのです。

>正直 僕の解釈は自分の願望を込めてしまって
>“そうであって欲しい真実”になってるのかも?
>という気はします

まあ、「届けたいもの」、これに関してはボクはまだ言及はしていないのです。
それを、推理考察しなければならないのです。

あと、ベアトさえも気付いていない本心は恋心だから、1000に1人に届けばよいという、三つ目の物語が恋の物語であるという論法は破綻しているということなのです。これは誤読であり、それを認める勇気を持って欲しいのです。

ベアトが「届けたいもの」自体はまだ解らないのですが、誤った解釈で導くのではなく、正しい読解、推理で導くものなのです。

なんか最近国語の先生になった気分なのです。演繹と帰納。
算数パズルの推理とは演繹によって導くものであるのです、とかなんとか。

ところでケーナさんの本音が聞きたいのですが。
本当は「ベアトさえも気付けなかった本心」が、そのまんま書いてあることに気付いてなかっただけじゃないのですか?ふふふ。

>紗音の本来の意図は「真実が猫箱に封じられている以上
>この事件を知った人はそれぞれの想像でそれぞれの真実を
>紡いでくれるだろうということです

そうだとしても、偽書は数枚の日記風手記であるという解釈では、「全てを黄金郷に招き、……全ての恋を成就をさせる」というのは無理だと思うのですが。
ボクたちが見ているEP6で恋の成就というのが果たされたのなら、偽書というものは、ボクたちが見ているものと同じものであると思うのですが。
466: 名前: ケーナ:2012/08/02 22:50ID:18y.41v4
ちびゆかさん>>465

>ベアトさえも気付いていない本心は恋心だから、
>1000に1人に届けばよいという、
>三つ目の物語が恋の物語であるという論法は
>破綻しているということなのです。

僕はこの解釈自体は正しいと思います
ただ ちびゆかさんの解釈を明確に否定できる
根拠がないため
ここは両説並存せざるを得ないのかな
と思いました

また僕がまとめた考察でも
同じような内容があるため
この場はとりあえず保留にしておいて
その時にまた話をすれば良いかなと
思っています

>ところでケーナさんの本音が聞きたいのですが。
>本当は「ベアトさえも気付けなかった本心」が、
>そのまんま書いてあることに気付いてなかっただけじゃないのですか?

最初に読んだ瞬間からその考え方を捨てていたのは確かです
そういう意味では「思いつきもしなかった」と言えるかもしれません

>ボクたちが見ているEP6で恋の成就というのが果たされたのなら、
>偽書というものは、ボクたちが見ているものと同じものであると思うのですが。

偽書としてのEP6は単なるミステリーのはずです
それをゲームマスターである戦人が
ゲーム盤に拡張する際に盛り込んだのが
“恋愛”というテーマです

基本的に偽書には魔女も悪魔も魔法も出てこないと考えてください
“単なるミステリー”ですから
これらが出てきた時点で破綻します
467: 名前: ちびゆか:2012/08/03 02:22ID:1dNF7pgK
ケーナさん>>466
>僕はこの解釈自体は正しいと思います
>ただ ちびゆかさんの解釈を明確に否定できる
>根拠がないため
>ここは両説並存せざるを得ないのかな
>と思いました

ボクはただの読解、書いてあることを読んだだけなのです。
解釈とか説を言っているのではないのですが。正しく読解をし、解釈、説を言いましょうと言っているのです。

>最初に読んだ瞬間からその考え方を捨てていたのは確かです
>そういう意味では「思いつきもしなかった」と言えるかもしれません

それが誤読ということなのですが。
ボクにとっては誤読を指摘されるのは喜びになるのですが、やっぱり嫌なことなのかなあ。
誤読に気付くことは、正解に近付くことなのです。

>基本的に偽書には魔女も悪魔も魔法も出てこないと考えてください
>“単なるミステリー”ですから
>これらが出てきた時点で破綻します

「この世界を、ミステリーだと信じて挑む者たちなら、このようなまやかしには引っかかるわけもない。
この世界で魔女を見た、魔法を見た、悪魔を見たと宣言するのは、自分は犯人に買収され狂言に参加していると告白するも同然なのだから。

何と簡単でチープなミステリーだろう

悪魔の目撃こと、悪魔の証明というファンタジーの極みを見せたにもかかわらず、それがミステリー的決定打となる皮肉を、必ずや笑ってくれるに違いない。」

うみねこの「ミステリー」は結果に対する過程をファンタジーで装飾するのがミソなのです。
むしろ、魔女や悪魔(過程の装飾)が出てこなかったらミステリーとして破綻するのです。
それはもうヤスの頑張り物語なのです。

常識的に考えても、偽書の世界は創作の世界であり、過程の装飾として魔女や悪魔が出てきたとしても、何も不思議はないのです。
魔女や悪魔が出てくると、ミステリーとして破綻するというのは意味がわからないのです。

もう既に八城執筆の偽書が、数枚の日記風手記という解釈自体が破綻していると思うのですが。数枚の日記風手記のようなミステリーなんて、子供向けみたいなのです。

そろそろ、うみねこの世界観、構造を一から考え直した方がいいと思うのですが。
468: 名前: ケーナ:2012/08/03 08:55ID:21YOV2bg
ちびゆかさん>>467

>ボクはただの読解、書いてあることを読んだだけなのです。
>解釈とか説を言っているのではないのですが。
>正しく読解をし、解釈、説を言いましょうと言っているのです。

『買い被られた名作』という本がありまして
この本では『嵐が丘』をけちょんけちょんに貶しています
僕はそれが“『嵐が丘』をきちんと読めての考え”なら
問題はないと思うのですが
困ったことにこの本の著者は
『嵐が丘』をきちんと読めていないのです

この本の著者は以下のように書いています
「読者は作品の隅々にまで着目しながら読み進めなければならない」
「読者は登場人物がなにを語り、どんな行動をなしたかを注意ぶかく観察すること」

ご立派なことなのですが
著者は“書いてあることしか読めない”人で

「登場人物Aは○と言った」と書いてあれば
それをそのまま受け取ってしまうのです
「○と言ったけれども内心は×」なんてことは
考えもしないのです

書いてあることを額面通りに
受け入れるだけで
これではまるでロボットです

僕はこれでは“物語”を読んで理解するのは不可能だと思います
現に著者は『嵐が丘』を全く読めていません
ちびゆかさんの考えはこの本の著者に似ている気がします

>ボクにとっては誤読を指摘されるのは喜びになるのですが、
>やっぱり嫌なことなのかなあ。
>誤読に気付くことは、正解に近付くことなのです。

僕もこの考え方には同意です

>常識的に考えても、偽書の世界は創作の世界であり、
>過程の装飾として魔女や悪魔が出てきたとしても、何も不思議はないのです。
>魔女や悪魔が出てくると、ミステリーとして破綻するというのは
>意味がわからないのです。
>もう既に八城執筆の偽書が、数枚の日記風手記という解釈自体が
>破綻していると思うのですが。
>数枚の日記風手記のようなミステリーなんて、子供向けみたいなのです。

ここはデカルトさんに説明して欲しいなー
と思いつつも説明してみます

まず偽書で考えるのをやめましょう
メッセージボトルの方なら
まだ共通理解があると思うので
メッセージボトルについて話をします

EP1・2はそれぞれ漁師が拾ったものと警察が拾ったもの
それらが元になっているというのは
共通理解があるということで良いでしょうか?

EP2には煉獄の七姉妹やら山羊の皆さんが出てきますし
ベルンやラムダも登場します
ところが元になるメッセージボトルには
そんなものは登場するわけがないのです

というのは幻想修飾はゲームマスターが
メッセージボトルの内容をゲーム盤に拡張する際に
付け加えたものだからです

また元になるメッセージボトルが
人間による殺人を描いた物語であるからこそ
幻想修飾が施されていても
この作品はミステリー足りえるのです

>そろそろ、うみねこの世界観、構造を
>一から考え直した方がいいと思うのですが。

これには同意ですね
この機会にお互いの世界観及び構造理解を
擦り合わせておきましょう
469: 名前: ちびゆか:2012/08/04 23:28ID:3d8bcWD2
ケーナさん>>468
>書いてあることを額面通りに
>受け入れるだけで
>これではまるでロボットです

>僕はこれでは“物語”を読んで理解するのは不可能だと思います
>現に著者は『嵐が丘』を全く読めていません
>ちびゆかさんの考えはこの本の著者に似ている気がします

①ベアト自身も気付かない本心は恋心である。
②ベアト自身も気付かない本心は、1000人の中に1人でも多く届けることである。

①は誤読であり、②が正しいと主張しているのです。
ただそれだけなのですが。誤読というのは、内容を語る以前の問題なのです。
日本語が正しく読めてないという指摘なのです。

ロボットのように読むのも結構大事なのです。
主観を排除し、ロボットのように客観的に読むこと。
算数パズルの読解には必要だと思うのです。

>僕もこの考え方には同意です

だったら勇気を持って、自身が誤読したと認めて欲しいのです。

>まず偽書で考えるのをやめましょう
>メッセージボトルの方なら
>まだ共通理解があると思うので
>メッセージボトルについて話をします

八城執筆の偽書は数枚の日記風手記であるというケーナさんの主張が破綻していると言ったのですが。
あと、魔女や悪魔が出てくるとミステリーとして破綻するという考え方、これも、おかしいと言っているのです。

基本的にミステリーという読み物は結果に対する過程が出てこないのです。
その過程を探偵が推理するものなのです。
うみねこのミステリーは結果に対する過程が装飾として堂々と出てくるのです。
したがって、過程の装飾として幻想が堂々と出てくるのです。

何故、魔女や悪魔が出てくるとミステリーとして破綻すると思ったのか。
それを聞いているのですが。

ボトメについては大月の語った内容が全てだと思うのです。現時点では。

>また元になるメッセージボトルが
>人間による殺人を描いた物語であるからこそ
>幻想修飾が施されていても
>この作品はミステリー足りえるのです

まず、ボトメの内容がEP1、2と同じなのか、違うのか、それをどうやって判断するのか。
あと人間による殺人の過程を幻想で装飾するから、うみねこはミステリー足りえるのです。
過程の装飾がなければミステリー足りえないと思うのです。

>これには同意ですね
>この機会にお互いの世界観及び構造理解を
>擦り合わせておきましょう

とりあえず、「死」について。
フェザリーヌが語った、うみねこ世界の二つの死。駒の死と盤外の死。
これについて話したことはなかったと思うのですが。
特に盤外の死が具体的に何を示しているのかとか。
470: 名前: ケーナ:2012/08/05 08:21ID:e4.eoisn
ちびゆかさん>>469

>誤読というのは、内容を語る以前の問題なのです。
>日本語が正しく読めてないという指摘なのです。
>ロボットのように読むのも結構大事なのです。
>主観を排除し、ロボットのように客観的に読むこと。
>算数パズルの読解には必要だと思うのです。

まず 文章には“表現技法”というものが存在します
“比喩”なんかが代表的なものです
これは文章を額面的に受け取るだけでは
理解できない場合があります

また 人間はロボットではないので
内面で考えていることと違うことを話したり
やむを得ず不本意な行動をとります
“心は心でしか理解できない”のです

“愛がなければ視えない”この作品は
この両者がかなり盛り込まれていますので
ロボット的文章解釈では太刀打ちできません

>だったら勇気を持って、自身が誤読したと認めて欲しいのです。

僕は自分の過ちを認めることに抵抗はありませんが
この件に関しては自分が間違えたとは思えません
ある程度“読める人”なら
普通に至れる答えだと思います

>八城執筆の偽書は数枚の日記風手記であるという
>ケーナさんの主張が破綻していると言ったのですが。

僕にとって偽書とメッセージボトルは同種のものです
しかしちびゆかさんにとっては別種のものです

ですが少なくともメッセージボトルには
「ワインボトルに収まる量である」という共通理解がありますので
こちらだけで話したほうが良いと思います

>何故、魔女や悪魔が出てくるとミステリーとして破綻すると思ったのか。
>それを聞いているのですが。
>ボトメについては大月の語った内容が全てだと思うのです。現時点では。

これを説明するのは“ベルンの出題”が一番適当だと思います
ベルンの出題は“朗読者のいない物語”です
“ゲームマスターによる幻想修飾のない物語”
つまりメッセージボトルとまったく同形式の内容であると考えられます

その内容は魔女も悪魔も出てこない“純粋なミステリー”です
ですからメッセージボトルにも魔女やら悪魔やらが出てくるわけがないのです

またメッセージボトルについては以下のように説明されています

“「……確か、漁師のノート片と、警察のノート片で、内容がまったく違うと聞きましたが」(縁寿)(EP4)
「左様です。このせいで、六軒島ミステリーはさらに面白みが増したのです。2つのボトルの中身は、どちらも事故前日から当日までを記した日記風の手記です。しかし、その内容はまったく異なったのです。まるで、どちらかが真実で、どちらかが虚偽のように。あるいは両方とも虚偽なのかもしれない。…しかし、始まりと終わりだけは一致するのです。始まりは、親族たち18人は台風で島に閉じ込められた。そして終わりは、全員が死に、黄金の魔女が蘇り、全ては黄金郷に飲み込まれる」(大月)
2つの日記は、どちらも魔女の碑文に沿った連続殺人を描いているのだが、犠牲者の順番も死に方も、“二日間の物語”さえも違う。しかし、どちらも最後は全員が死亡し、魔女が復活するという同じ顛末を描いている。メッセージボトルが本当に日記であるかは大いに疑わしい。……何しろ、文章量が膨大だ。実際に連続殺人の渦中にあった人物が、冷静にそれらを記せたとは考え難い。だとすると、この日記は、事故前日までにゆっくりと時間を掛けて執筆されたという方が現実的だろう。”

あくまで“日記風の手記”です“ファンタジー小説”ではありません
ですから魔女も悪魔も出てきるわけがありません

>ボトメの内容がEP1、2と同じなのか、
>違うのか、それをどうやって判断するのか。

“違う”ことはEP1・2の内容と
大月教授の語るメッセージボトルの内容を比較すれば一目瞭然です

>フェザリーヌが語った、うみねこ世界の二つの死。駒の死と盤外の死。
>これについて話したことはなかったと思うのですが。
>特に盤外の死が具体的に何を示しているのかとか。

“駒の死”というのは“ゲーム盤における登場キャラクターの死”
ひいては“メッセージボトル及び偽書における物語の中での死”
そしてもう1つは“真里亞におけるさくたろうの死”のような
“個人の内面世界における死”

“盤外の死”は“現実世界におけるその人物の死”だと思います
471: 名前: ちびゆか:2012/08/07 00:35ID:a4VYeS7E
ケーナさん>>470
>“愛がなければ視えない”この作品は
>この両者がかなり盛り込まれていますので
>ロボット的文章解釈では太刀打ちできません

誤読は誤読。比喩は比喩。
①ベアト自身も気付かない本心は恋心である。
②ベアト自身も気付かない本心は、1000人の中に1人でも多く届けることである。

①と②の違いは明白なのです。①は誤読なのです。
これを認めないというのは頑固すぎるのです。比喩の話ではないのです。

>ですが少なくともメッセージボトルには
>「ワインボトルに収まる量である」という共通理解がありますので
>こちらだけで話したほうが良いと思います

EP1、2だけが全てではないのです。EP1、2がそうだからEP3以降も同じだという論法なのですか?

>あくまで“日記風の手記”です“ファンタジー小説”ではありません
>ですから魔女も悪魔も出てきるわけがありません

「そのおかしな幻想小説と『右代官蔵書』以降のオカルトブーム、そして、結局は真相は闇の中という三つが合わさり、六軒島の魔女伝説を生み出したと?」

「幻想小説」と縁寿は言ってますのです。
あと大月自身も「黄金郷」や「黄金の魔女」という言葉は使っているのです。

個人的に「ボクが見ている偽書(EP)と実際の偽書は違うんだ!」という理屈は、言っても意味がないように感じますのです。
この理屈を言っちゃうと、作内現実が何の意味もない世界になると思うのです。
何故、ヤスがボトメを残したか?、八城が何故偽書を書いたのか?こういった考察は、ボクたちが見ているEPと偽書が同じであるという前提の基、行っているのではないのですか?同じでないなら、こういった考察など意味がないのです。

>“盤外の死”は“現実世界におけるその人物の死”だと思います

盤外の死というのはニンゲン(駒)たちにとっては、世界の破滅、宇宙の終わりと同義、つまり、造物主の死。神の死ともいえるのです。

肉体的な死だけが「盤外の死」ではないのです。興味の喪失、真里亞がお人形遊びを卒業してしまうことも、死と同じ扱いだったのです。むしろこっちの方を詳しくフェザリーヌは語っていましたのです。

駒の死の方は特に問題はないのですが、駒の死を内面世界の死とするなら、うみねこの物語(ゲーム盤世界)は人間の中の概念(人間の内面世界)に過ぎないとなるのです。
神(造物主)の内面世界と思っているのですか?それとも人間の内面世界だと思っているのですか?

駒、盤外、二つの死を簡単に言うと、駒の死は、綾波レイの死、碇シンジの死。
物語の登場人物の死。
盤外の死は、原作者、庵野監督の死、また庵野監督がエヴァに対する興味を喪失し、エヴァというゲーム盤が終わってしまうこと。

盤外の死の方は当然「現実」なのですが、うみねこで「盤外の死」を具体的に示す部分がわかりますのですか?
ボクたちは「駒」の世界を見ているわけなのですが。基本、見ているのは全て駒の死なのです。
472: 名前: ケーナ:2012/08/07 07:58ID:b0QmWFpU
ちびゆかさん>>471

>①ベアト自身も気付かない本心は恋心である。
>②ベアト自身も気付かない本心は、1000人の中に1人でも多く届けることである。
>①と②の違いは明白なのです。①は誤読なのです。
>これを認めないというのは頑固すぎるのです。比喩の話ではないのです。

僕は「自分が誤読している」と思ったら素直に認めます
しかしこの件に関してはそう思えませんので
それを認めません 別に頑固というわけではないのです

この件に関してはお互い意見を出し尽くしたと思います
それで相手を納得させられないのであれば
一旦保留にするしかないと思うのですが
どうでしょうか?

>EP1、2だけが全てではないのです。
>EP1、2がそうだからEP3以降も同じだという論法なのですか?

“偽書”がどのような目的で書かれたものであるかを考えると
自ずと答えは出てくると思いますが
現時点では共通理解のあるEP1、2に
限定して話を進めたほうがよいと思いますので
とりあえずEP3以降は無視してください

>「幻想小説」と縁寿は言ってますのです。
>あと大月自身も「黄金郷」や「黄金の魔女」という言葉は使っているのです。

これは以下の部分ですが
“「この奇妙な日記風手記には、台風で島に釘付けにされた右代宮家の親族たちが、魔女復活の儀式に巻き込まれ、次々に不可解な方法で殺されていく様子が記されていました。 そして最後に黄金の魔女ベアトリーチェが蘇り、全てを黄金郷に飲み込む。……まるで、それこそが当日の全容であるかのように記されていました。また、当時の島の状況についても非常に詳しく描写されており、右代宮家に勤務したことがある元の使用人たちは、間違いなく内部に詳しい人間が書いたに違いないと証言しました。」(大月教授)
「……その、おかしな幻想小説と右代宮蔵書以降のオカルトブーム、そして、結局は真相は闇の中という3つが合わさり、六軒島の魔女伝説を生み出したと…?」(縁寿)”

あくまで“最後に”です
日記風手記の形で殺人事件の物語が描かれ
その結末として“その結果”魔女が蘇り
全てを黄金郷に飲み込む

ようはエピローグにあたる部分が
そのようになっているということです

そして縁寿はメッセージボトルを読んでいないため
大月教授の話だけを聞いて
「魔女が出てくるから幻想小説」と判断しました

>個人的に「ボクが見ている偽書(EP)と実際の偽書は違うんだ!」
>という理屈は、言っても意味がないように感じますのです。
>この理屈を言っちゃうと、作内現実が何の意味もない世界になると思うのです。

これはむしろ逆です
「各EPはメッセージボトル(偽書)そのものではない」
この前提がなければ僕にとってこの物語は
「理解不能&意味不明」になってしまいます
この前提によって作内現実と創作部分を切り分けることが出来
物語の構造が理解できます

>盤外の死というのは
>ニンゲン(駒)たちにとっては、世界の破滅、宇宙の終わりと同義、
>つまり、造物主の死。神の死ともいえるのです。
>肉体的な死だけが「盤外の死」ではないのです。
>興味の喪失、真里亞がお人形遊びを卒業してしまうことも、
>死と同じ扱いだったのです。
>むしろこっちの方を詳しくフェザリーヌは語っていましたのです。

これは以下の部分ですが

“「そうね。……確かに、さくたろうはお姉ちゃんの駒かもしれないわ。少なくとも、依り代が無事である限り、何度でも蘇れる存在だわ。」(縁寿)
「そう。依り代が無事である限り、何度でも蘇ることが出来る。それが駒の命というものだ…。」(フェザ)
「……それが、この世界での死における1つ目。……もう1つは?」(縁寿)
「ゲーム盤の外の存在の死だ。さくたろうの話で続けるなら、この場合は、真里亞の死だ。」(フェザ)
「駒じゃなく、……本当のお姉ちゃんの死、ね。」(縁寿)
「死だけではない。興味や関心の喪失でも同じだ。……真里亞がぬいぐるみ遊びを卒業すれば、ゲームのプレイヤーとしての真里亞は死ぬ。さながら、テレビに飽きてスイッチを切るかのように、簡単にあっさりと。」(フェザ)”

これは“ゲーム盤の外の存在”が
ゲーム盤の駒に対して
“興味や関心を喪失する”ことによって
ゲーム盤の駒が死ぬ
という説明です

ちびゆかさんの説明する“盤外の死”は
“盤外の(存在からの興味や関心の喪失によるゲーム盤の駒の)死”
のことですので
また違う意味になります

>駒の死を内面世界の死とするなら、
>うみねこの物語(ゲーム盤世界)は
>人間の中の概念(人間の内面世界)に過ぎないとなるのです。
>神(造物主)の内面世界と思っているのですか?
>それとも人間の内面世界だと思っているのですか?

フェザリーヌは便宜上
“盤外の存在からの興味や関心の喪失によるゲーム盤の駒の死”
について説明しましたが
これはこの作品の中においては特に考える必要のない問題です
あくまで縁寿に“駒”という概念を説明するための“たとえ話”の一つです

>ボクたちは「駒」の世界を見ているわけなのですが。
>基本、見ているのは全て駒の死なのです。

“作内現実”というものが絶対的に存在しますので
“全てが駒の死”ということはありません

ここを切り分けるための道しるべが
“メッセージボトル及び偽書”です
473: 名前: ちびゆか:2012/08/07 23:42ID:6bVUmQTo
ケーナさん>>472
>この件に関してはお互い意見を出し尽くしたと思います
>それで相手を納得させられないのであれば
>一旦保留にするしかないと思うのですが
>どうでしょうか?

①ベアト自身も気付かない本心は恋心である。
②ベアト自身も気付かない本心は、1000人の中に1人でも多く届けることである。

ここまで明白に違いが出たのに、白黒つけないなんて、往生際が悪いとしか思えないのです。保留でもいいのですが。

>現時点では共通理解のあるEP1、2に
>限定して話を進めたほうがよいと思いますので
>とりあえずEP3以降は無視してください

EP3以降無視するって意味がないと思うのです。
共通認識は「わからない」なのです。
解らないものを勝手に解ってしまうのも誤読、ロジックエラーと同じなのです。
縁寿も大月もボトメの具体的内容まで語っていないのです。
したがって解らないのです。ただ常識、お約束として、ボトメはEP1、2と同じような物語だろうと推測はできるのです。

>ちびゆかさんの説明する“盤外の死”は
>“盤外の(存在からの興味や関心の喪失によるゲーム盤の駒の)死”
>のことですので
>また違う意味になります

「盤外の死」は「盤外の死」のことで当たり前なのですが、何が違う意味なのですか?さくたろうにとって真里亞の死と真里亞の興味の喪失は同じなのですよ。

>フェザリーヌは便宜上
>“盤外の存在からの興味や関心の喪失によるゲーム盤の駒の死”
>について説明しましたが
>これはこの作品の中においては特に考える必要のない問題です
>あくまで縁寿に“駒”という概念を説明するための
>“たとえ話”の一つです

呆然、唖然と言った理屈なのです。
先生「EP4はヒントの為にTIPSが多めに有ります。」(インタビュー)
ケーナさん「僕の考察にEP4のTIPSは必要ありません。」

何かこういう理屈が多いのです。
出題者の言葉を無視するということを平然とやってのけるのです。

だったら、「盤外の死」とは現実に於ける肉体的死のみを示すものという解釈になるのですが、それでよいのですね?
あとフェザリーヌがこの世界には二つの死があると言った以上、二つの死があるのですが、うみねこで具体的に「盤外の死」が何を示しているのか言ってくださいなのです。
これもまた、考える必要がないという超論法なのですか?

>“作内現実”というものが絶対的に存在しますので
>“全てが駒の死”ということはありません

ふふふ。そう思ってるなら、どの部分が盤外の死に該当するか言ってくださいなのです。ふふふ。「作内現実」って98年の世界のことですか?何のことを言っているのですか?

やはり、「死」の問題はいいのですね。
「死」が解らないということは、うみねこが何も解っていないのと同義なのです。

単純明快に二つの死を説明すると、
駒の死、これは被造物の死
盤外の死、これが造物主の死、または造物主の興味の喪失による死

盤外の死がポイントなのは、さくたろう(被造物)にとって、真里亞の死と真里亞の興味の喪失は同じという意味なのです。
どちらの場合でもさくたろう(被造物)は消滅しますのです。
この説明にフェザリーヌは結構丁寧に語っていたのですね。

盤上の駒の死は基本的に全て駒の死なのです。駒だから駒の死なのです。
物語の登場人物の死は登場人物の死でしかないのです。

ケーナさんが具体的な「盤外の死」に該当する部分が示せないなら、一つ議題を提供するのです。
EP5のベアトの消滅、これが駒の死か盤外の死か、面白いと思うのですよ。

さあ考えてみようなのです。

474: 名前: ケーナ:2012/08/08 08:20ID:94FYeMWf
ちびゆかさん>>473

>EP3以降無視するって意味がないと思うのです。
>共通認識は「わからない」なのです。

ちょっと整理しておきましょう

2つのメッセージボトルの内容は
ワインボトルに収まる程度のもの
(数枚のノート片に収まるもの)
という認識で大丈夫でしょうか?

>「盤外の死」は「盤外の死」のことで当たり前なのですが、
>何が違う意味なのですか?
>さくたろうにとって真里亞の死と真里亞の興味の喪失は同じなのですよ。

フェザリーヌの言う“ゲーム盤の外の存在の死”というのは
“現実世界に生きる人間の死”という意味です

ですから真里亞とさくたろうの話で説明すると
『うみねこ』世界の現実世界に生きていた真里亞は
1986年に死亡しましたが
それが“ゲーム盤の外の存在の死”のことです

また“さくたろう”という存在は
真里亞が“ぬいぐるみが喋っている”
という設定で行っている“一人遊び”ですので
真里亞がその遊びに飽きてやめてしまうと
やはり“さくたろう”は存在できなくなる

これは“ゲーム盤の外の存在(からの興味や関心の喪失による駒)の死”です

少し意味合いが違うのです

①主体者(真里亞)の死
②主体者(真里亞)からの興味や関心の喪失による客体者(さくたろう)の死

「①と②は別々のものですが
客体者(さくたろう)にとっては
どっちも同じようなものですよ」

というのがフェザリーヌの話です

②の方が説明が長いのは
解りにくい内容だからです

>「盤外の死」とは現実に於ける肉体的死のみを示すもの
>という解釈になるのですが、それでよいのですね?

厳密に言うとそういうことです
ただ ちびゆかさんの説明を読んでいると
正直これは「(僕とちびゆかさんの間で)単なる言葉遊びになっているだけなのかも?」
という気がします

>フェザリーヌがこの世界には二つの死があると言った以上、
>二つの死があるのですが、
>うみねこで具体的に「盤外の死」が何を示しているのか言ってくださいなのです。

フェザリーヌの言う“2つの死”を説明するには
少し話を遡らなくてはなりません

僕が>>472で引用した場面の前で
以下のやり取りがあります

“「……縁寿。ベアトの様子が、あまりにこれまでと違うな。」(フェザ)
「私も驚いてるわ。……何が何だかさっぱりよ。それ以前に、何でベアトが蘇ってるのかさっぱりだわ。さっき読ませてもらったけど、……前回の物語の最後で、お兄ちゃんが真相に辿り着く直前に、死んで消え去ったんじゃなかったの?」(縁寿)
「この世界での死は2つある。……1つは駒としてゲーム盤より取り除かれること。これはゲームにおける死でしかなく、仕切り直せば、何度でも蘇る命だ。」(フェザ)
「……だから魔女たちはその命を奪うことに、あまりに無慈悲なわけよね。」(縁寿)
魔女というプレイヤーにとって、ゲーム盤の上の登場人物の命など、取ったり取られたりを競うチェスの駒以上でも以下でもない。次のゲームが始まれば、また並ぶ駒なのだから。”

まず「この世界での死は2つある」というのは
「ゲーム盤における駒の死は2種類ある」という意味です

①駒がゲーム盤から取り除かれること
②駒を操作するプレイヤーが死ぬこと

この2種類が“駒の死”だとフェザリーヌは言っているのです

>「作内現実」って98年の世界のことですか?何のことを言っているのですか?

“作内現実”とはゲーム盤の外の出来事
明確に分けることが出来るのは
1986年の10月4日と5日の出来事は“ゲーム盤の出来事”
それ以外は作内現実です
(10月4日と5日の出来事にも作内現実は入っているのでしょうが
明確に切り分けることは出来ません)

>EP5のベアトの消滅、これが駒の死か盤外の死か、面白いと思うのですよ。

これはむしろこちらからの質問にさせてもらいましょう
以上の説明から僕はどっちだと考えているか当ててください
475: 名前: ちびゆか:2012/08/08 14:07ID:0esBp7Ot
ケーナさん>>474
>2つのメッセージボトルの内容は
>ワインボトルに収まる程度のもの
>(数枚のノート片に収まるもの)
>という認識で大丈夫でしょうか?

その認識をEP3以降の偽書まで広げなければ良いのですが。
というかボトメとか偽書ではなく、「ゲーム盤」の視点で考えるのがいいと思うのです。


>フェザリーヌの言う“ゲーム盤の外の存在の死”というのは
>“現実世界に生きる人間の死”という意味です

ファンタジー世界を妄信するものにはゲーム盤の外や中という概念など無きに等しいと思うのですが。ゲーム盤を創作の世界、内面世界という認識があって、ゲーム盤の外の存在の死という概念が理解できるはずなのですが。

真里亞(造物主)の内面世界(ゲーム盤)に於けるさくたろう(被造物)は駒。
偽書作家(造物主)の内面世界(ゲーム盤)に於ける登場人物(被造物)は駒。

ゲーム盤の外の存在の死というのは、外の存在である「造物主」、その中に存在するゲーム盤と駒、この関係が重要なのですが。

盤外の死=現実の人間の死ではないのですよ。
盤外の死とはゲーム盤を生み出している人間の死、またはその人間がゲームに対する興味の喪失してしまうこと。

>1986年の10月4日と5日の出来事は“ゲーム盤の出来事”
>それ以外は作内現実です
>(10月4日と5日の出来事にも作内現実は入っているのでしょうが
>明確に切り分けることは出来ません)

明確な作内現実とは98年の縁寿や天草のいる世界なのです。
それ以外は解らないのです。
ただ86年の世界は偽書作家の創作の世界だと推測は出来るのです。

>これはむしろこちらからの質問にさせてもらいましょう
>以上の説明から僕はどっちだと考えているか当ててください

難しいのですね。素人に多い考え、ヤスが死んだからベアトは消えた。
したがって、ベアトの消失は、現実世界の人間であるヤスの死(盤外の死)により、引き起こされた。
まあこんなところなのですか?

476: 名前: ケーナ:2012/08/08 15:25ID:94FYeMWf
ちびゆかさん>>475

>>2つのメッセージボトルの内容は
>>ワインボトルに収まる程度のもの
>>(数枚のノート片に収まるもの)
>>という認識で大丈夫でしょうか?
>その認識をEP3以降の偽書まで広げなければ良いのですが。

とりあえずここまでは共通認識がありますね

では次に
EP1・2と2つのメッセージボトルの
文章量の違い及び文章形式の違い
(EP1・2は戦人による一人称及び三人称
メッセージボトルは真里亞による一人称もしくは三人称)は
どう認識していますか?

>ファンタジー世界を妄信するものには
>ゲーム盤の外や中という概念など無きに等しいと思うのですが。

僕の認識する『うみねこ』におけるファンタジーは
“異世界”です
魔女が存在する異世界があり
その世界において魔女は魔法を操り絶大な力を持ちます
しかし現実世界には干渉出来ないか
出来たとしてもごくわずかにしか干渉出来ません

“ゲーム盤”とは魔女がゲームをするために
現実世界をコピーしたようなもので
実際の現実世界ではありません

ですから“ゲーム盤”と“現実世界”は明確に違いますし
切り分けることが出来ます

>真里亞(造物主)の内面世界(ゲーム盤)に於けるさくたろう(被造物)は駒。
>偽書作家(造物主)の内面世界(ゲーム盤)に於ける登場人物(被造物)は駒。

真里亞に関してはその通りだと思いますが
偽書作家の認識は間違っていると思います

『うみねこ』世界における偽書作家には
ゲーム盤も駒も関係ありません
ただ本物のメッセージボトルに見せかけた
偽書という名のミステリーを書いているだけです

“ゲーム盤”や“駒”といった概念は
魔女の世界における魔女のゲームにおいてのみ通用します

>盤外の死=現実の人間の死ではないのですよ。
>盤外の死とはゲーム盤を生み出している人間の死、
>またはその人間がゲームに対する興味の喪失してしまうこと。

大雑把に見るとこの件に関して
僕とちびゆかさんの認識に違いはないですし
厳密に見ても問題が生じるほどの認識差はないと思います
ただ 何かひっかかるんですよねー

>明確な作内現実とは98年の縁寿や天草のいる世界なのです。
>それ以外は解らないのです。
>ただ86年の世界は偽書作家の創作の世界だと推測は出来るのです。

“創作説”の問題はここにあります
創作説だと何が現実で何が創作なのか区別が付かないのです
これでは読解のしようがありません

>>これはむしろこちらからの質問にさせてもらいましょう
>>以上の説明から僕はどっちだと考えているか当ててください
>難しいのですね。素人に多い考え、ヤスが死んだからベアトは消えた。
>したがって、ベアトの消失は、現実世界の人間であるヤスの死(盤外の死)により、引き起こされた。
>まあこんなところなのですか?

自分から質問にしておいて
「しまったなー」と思ってしまったのですが
僕の解釈だとEP5で消滅したベアトは
魔女の世界における魔女のベアトです

ですから“現実世界における実在の人物の死”である
“盤外の死”ではありませんが
かといって駒でもないので“駒の死”でもありません

だから答えは「どちらでもない」でした
これではイジワル問題ですね
477: 名前: ちびゆか:2012/08/09 23:31ID:e0MKfdzC
ケーナさん>>476
>では次に
>EP1・2と2つのメッセージボトルの
>文章量の違い及び文章形式の違い

ボトメの実物を見るまで解らないのです。

>魔女が存在する異世界があり
>その世界において魔女は魔法を操り絶大な力を持ちます
>しかし現実世界には干渉出来ないか
>出来たとしてもごくわずかにしか干渉出来ません

そんな異世界などどこで出てきたのですか?
基本的にゲーム盤世界は「領地」なのです。
そしてその世界が創作の世界なら、「領地」とは偽書作家の中に概念として存在し、それを書き記したものが偽書となるのです。

>真里亞に関してはその通りだと思いますが
>偽書作家の認識は間違っていると思います

>『うみねこ』世界における偽書作家には
>ゲーム盤も駒も関係ありません
>ただ本物のメッセージボトルに見せかけた
>偽書という名のミステリーを書いているだけです

縁寿「それそれ、人の家族を物語の中で勝手に殺す事に対する怒りは置いといて、あえてこの物語を書いた八城先生に敬意を表して言うなら、その描写は意味があることになる。何しろ、これだけの文章量を割いて、さんざん愛だの試練だの語っている。つまりこれが、この物語のテーマであり、キーワードだってことになるわ。」
八城「おや。赤インク以外で書いた文字は全て読むに値しないとまで言い切る御仁も多いというのに、光栄なるかな人の子よ。黒い文字も読んでくれて。」
ケーナさん「偽書は数枚の日記風手記に過ぎない、魔女や悪魔が出てきたらミステリーとして破綻する。」

>僕とちびゆかさんの認識に違いはないですし
>厳密に見ても問題が生じるほどの認識差はないと思います
>ただ 何かひっかかるんですよねー

「盤外の存在」に対する考えが違うのです。
ケーナさんは「異世界の存在」くらいの認識だと思うのです。

「盤外の存在」とは異世界の存在ではないのです。
異世界の存在が死んでも、何かに興味を喪失しても、ゲーム盤世界には全く関係ないのです。
「盤外の存在」とは真里亞とさくたろうに於ける真里亞の立場、つまり上位の存在というだけなのです。
盤外の死というのは、上位の存在が死んだり、上位が下位に対して興味を喪失すると、下位は死んでしまうということなのです。

>“創作説”の問題はここにあります
>創作説だと何が現実で何が創作なのか区別が付かないのです
>これでは読解のしようがありません

確定的世界の98年と赤き真実。十分な推理の足場だと思うのです。

>ですから“現実世界における実在の人物の死”である
>“盤外の死”ではありませんが
>かといって駒でもないので“駒の死”でもありません

>だから答えは「どちらでもない」でした
>これではイジワル問題ですね

盤外の死は「現実世界に於ける人物の死」ではないのです。
上位の存在の死なのです。
そしてボクたちが見ているのは全て駒の死なのです。フェザリーヌからすればラムダも駒と同じであり、上位の存在からすれば下位は全て駒なのです。

みんな駒なのです。

ベアトの消失はEP6の雛ベアトの問題と一緒に考えた方がいいと思うのです。
何故ベアトは二度と戻らないのか。駒というものは何度でも理論上は蘇ることができるのです。
478: 名前: ケーナ:2012/08/10 07:48ID:375iHY32
ちびゆかさん>>477

>>EP1・2と2つのメッセージボトルの
>>文章量の違い及び文章形式の違い
>ボトメの実物を見るまで解らないのです。

まず大前提として我々プレイヤーは
メッセージボトルそのものを見ることは出来ません

しかし作品中の説明から
EP1・2と2つのメッセージボトルの間には
あきらかに隔たりがあることが読み取れます

その隔たりは一体何なのか?
竜騎士07さんはどのような意図で
そのようにしたのか?

この部分の解釈はこの作品を理解するうえで
もっとも基本的な解釈です

ただ『最終考察散』の時点で
このことに気が付いている人は
まずいなかったと思います

あれから少しは改善されたのでしょうか

>>魔女が存在する異世界があり
>>その世界において魔女は魔法を操り絶大な力を持ちます
>>しかし現実世界には干渉出来ないか
>>出来たとしてもごくわずかにしか干渉出来ません
>そんな異世界などどこで出てきたのですか?

“プルガトリオ”がそうですし
広義には“元老院”“天界”“図書の都”も
“魔女の世界”の構成要素です
これはもう「そういう世界がある」と割り切るしかないと思います

>基本的にゲーム盤世界は「領地」なのです。

『うみねこ』世界の出身者である黄金の魔女ベトリーチェ
彼女が自分の出身世界を基にして作り出したのが
この作品において“ゲーム盤”と呼ばれる彼女の領地です

>そしてその世界が創作の世界なら、
>「領地」とは偽書作家の中に概念として存在し、
>それを書き記したものが偽書となるのです。

この作品における“偽書”は
作品中の現実世界に実在する人物が書いたものです
基本的に彼らはただの愉快犯ですから
メッセージボトルに見せかけた偽書を書くだけです
“領地”とかそういうのは関係ないのです

“「あえてこの物語を書いた八城先生に敬意を表して言うなら、その描写は意味があることになる。何しろ、これだけの文章量を割いて、さんざん愛だの試練だの語っている」(縁寿)(EP6)”

これはメタな話になるのですが
実際に縁寿が幾子に見せられた偽書は
メッセージボトル同様
数枚のノート片に収まる内容だったと思われます

そしてその偽書をゲームマスターである戦人が
物語に拡張したのがEP6で語られる内容です

ところが上記引用部分で縁寿が読んでいるのは
幾子が書いた偽書ではなく
戦人が物語に拡張した方です

これは本来的にはおかしな話ですが
EP6の冒頭で縁寿は幾子の正体が
人間ではなく魔女のフェザリーヌであると看破しています

この時点で縁寿は魔女の世界に引きずり込まれているのです
ですからこれは厳密には違うのでしょうが
“幻想修飾”と同種のものであると考えられます

>「盤外の存在」とは異世界の存在ではないのです。

僕もそのように考えています
プレイヤーが“異世界の住人(魔女の世界における魔女)”かどうかは
この説明には関係のない問題です

ゲーム盤の外に存在するプレイヤーの死及び
ゲーム盤の駒への興味の喪失
それが“駒の死”です

プレイヤーが現実世界に実在する人間だろうが
魔女の世界の魔女だろうが
どっちだって良いのです

ただフェザリーヌが話していたのは
現実世界での真里亞とさくたろうの関係でしたので
あの話に限定すれば
プレイヤーは現実世界の実在の人物である真里亞である
それだけのことです

>>“創作説”の問題はここにあります
>>創作説だと何が現実で何が創作なのか区別が付かないのです
>>これでは読解のしようがありません
>確定的世界の98年と赤き真実。十分な推理の足場だと思うのです。

98年の描写は出てくるEPが限られている上
各EPごとに矛盾します
また 赤き真実は“ゲーム盤の中においてのみ通用する”ものですので
ゲーム盤の推理には役立ちますが
現実世界の解釈においては無力です

>ベアトの消失はEP6の雛ベアトの問題と一緒に考えた方がいいと思うのです。
>何故ベアトは二度と戻らないのか。駒というものは何度でも理論上は蘇ることができるのです。

あのベアトは“盤外の存在”で“駒”ではありません
ですから蘇ることが出来ないのです
479: 名前: ちびゆか:2012/08/11 22:13ID:60pACmAK
ケーナさん>>478
>しかし作品中の説明から
>EP1・2と2つのメッセージボトルの間には
>あきらかに隔たりがあることが読み取れます

縁寿がビルから飛び降りなかった魔法エンドが現実、ビルから飛び降りたEP4の98年は現実ではないとケーナさんは言ったのです。
大月の話は現実の話ではないのですか?

>この部分の解釈はこの作品を理解するうえで
>もっとも基本的な解釈です

「ボクたちが見ている偽書と、現実の偽書は違うんだあ!」
何でもありの最強の一手なのですね。
算数パズルを壊し解らなくしてしまうだけの解釈なのです。

>“プルガトリオ”がそうですし
>広義には“元老院”“天界”“図書の都”も
>“魔女の世界”の構成要素です
>これはもう「そういう世界がある」と割り切るしかないと思います

創作でいいのです。ラムダがバトラのことを「物語の登場人物に過ぎない」と言っているのです。煉獄だろうが図書の都であろうが、物語の登場人物ならそういった世界に存在出来るのです。

>『うみねこ』世界の出身者である黄金の魔女ベトリーチェ
>彼女が自分の出身世界を基にして作り出したのが
>この作品において“ゲーム盤”と呼ばれる彼女の領地です

そんなこと何処に書いてあるのですか?
「それ(魔女の力)を自由に行使できる世界、あるいはカケラを領地と呼ぶ。」

自分が思い通りに全てを操れる世界であれば、「領地」なのです。
偽書作家のように、物語の中で登場人物を自由に操れる世界があるなら、それは「領地」なのです。

>これはメタな話になるのですが
>実際に縁寿が幾子に見せられた偽書は
>メッセージボトル同様
>数枚のノート片に収まる内容だったと思われます

そんなことは絶対に書いていないのです。
そもそも考え方自体もおかしいのです。
いっそEP6の98年そのものが幻想であると言った方がよいのです。

>あのベアトは“盤外の存在”で“駒”ではありません
>ですから蘇ることが出来ないのです

雛ベアトはかつてのベアトと同じルールで作られた駒ではないのですか?
480: 名前: ケーナ:2012/08/11 23:23ID:53MaxVOp
ちびゆかさん>>479

>縁寿がビルから飛び降りなかった魔法エンドが現実、
>ビルから飛び降りたEP4の98年は現実ではないと
>ケーナさんは言ったのです。
>大月の話は現実の話ではないのですか?

98年の描写は扱いが難しいのですが
現実の98年では
おそらく縁寿は大月教授には会っていないと思います
ビルから飛び降りるのを止めて
そのまま“寿ゆかり”になるための旅に出たでしょう

では大月教授の話したことは出鱈目なのかというと
そうではなく もし現実の縁寿が大月教授と会ったなら
同じ話を聞くことが出来たでしょう

これは縁寿の選択によっては現実に有り得た出来事
縁寿が真実を求めて旅立ったなら
どうなったのかという可能性の話です

>「ボクたちが見ている偽書と、現実の偽書は違うんだあ!」
>何でもありの最強の一手なのですね。
>算数パズルを壊し解らなくしてしまうだけの解釈なのです。

EP1・2と2つのメッセージボトルは違います
それなのにEP3と偽書は同じであると考える方が
むしろ不自然ではないでしょうか?

また“何でもあり”にはなりません
その構造はEP1・2と2つのメッセージボトルの関係と
全く同じだからです
偽書を基にしたEP3が“何でもあり”なら
EP1・2も同じように“何でもあり”になります

>ラムダがバトラのことを「物語の登場人物に過ぎない」と言っているのです。
>煉獄だろうが図書の都であろうが、物語の登場人物ならそういった世界に存在出来るのです。

正直 EP7・8は扱いが難しいです
ただ ベアトにしろ戦人にしろ
“航海者”ではないため
自らの力ではゲーム盤の外には出られません
ゲーム盤をカケラと認識すれば
それはゲーム盤を外から眺めることの出来るラムダにとっては
“物語”と呼べるのかもしれません

また 創作説をとる場合
“天界”だの“元老院”だの“図書の都”だのを
その創作者が設定を考えて物語に登場させたわけですが
そんなことに何の意味があるのでしょう?
“真実の魔女”と“絶対の魔女”
この2人がいれば充分ではないでしょうか

>「それ(魔女の力)を自由に行使できる世界、あるいはカケラを領地と呼ぶ。」
>自分が思い通りに全てを操れる世界であれば、「領地」なのです。
>偽書作家のように、物語の中で登場人物を自由に操れる世界があるなら、それは「領地」なのです。

僕は“カケラ”や“領地”といったものは
偽書作家の内面にしか存在できない
そんな矮小な存在ではないと思います
まあ このあたりは本文中に根拠を示せないため
根拠なしの推測なのですが…


>>これはメタな話になるのですが
>>実際に縁寿が幾子に見せられた偽書は
>>メッセージボトル同様
>>数枚のノート片に収まる内容だったと思われます
>そんなことは絶対に書いていないのです。

僕は以前 その根拠を時間の経過で示しました

どこに書いたか覚えていないので
僕が考察したものをそのまま引用して
もう一度説明します

「さ。……どうぞ、続きを読んで。文字を追うあなたの顔を見るのが、何よりも楽しいの。そして、言葉を交し合うことも…」(幾子)(EP6)
「物書きは感想に飢えてるってのは本当ね。……でも申し訳ないけど、こんな分厚い原稿を、延々と読んでる時間はないの。それより私はあなたに、……………」(縁寿)
「……時間なんて、いくらでもあるでしょうに……」(幾子)
彼女の後ろにある、凝った意匠の飾り時計は、……振り子も秒針も、ずっと動かし続けている。なのに、……全然、さっきから時間が経っていない。この部屋に通されてから、まだ3分くらいしか経っていないのだ…。
「ね? 時間など、気にすることもないでしょう。……あなたが読み終わるまで、全ての時間はあなたを追い立てない…」(幾子)
「お嬢、次のページ、次のページ」(天草)
天草に次のページをせがまれるので、……私は再び、物語の世界へ戻る。
縁寿と八城の物語を巡る議論は、物語を読み終えても、長く続けられていた。それはとても真剣で、……熱のあるものだった。縁寿は、この物語がふざけた創作ではなく、……六軒島より、真実の一つを知らせるために12年前より再び流れ着いた、新しいボトルメッセージだと、認めていた…。そして、………この物語の語ろうとする真実を、彼女なりの見方で、見つけられたようだった。……もちろん、それは、ある一つの真実であって、それをもって、彼女の旅が終わるわけではない。しかし、……こういう解釈もあってもいい。それだけで、彼女の12年の心の空白は埋まらないけれど。……でも今は、……少しだけ余韻を、八城の淹れた苦い珈琲で味わっても良かった。……窮屈なはずの、他所の家のソファーなのに、……すっかり自宅みたいに馴染んでしまっていて、何だか不思議な気持ちだった。でも、時計は、ここで彼女と会ってから、せいぜい2~3時間を回った程度だ。……時間の感覚が、とても不思議だった…。(EP6)
※何故、時間が進んでいなかったかというと、縁寿は3分で読める程度しか、偽書の内容を読んでいなかったのです。というかこの時点ではゲーム盤の場面まで読み進めていないため、そもそもまだ読み始めてもいないでしょう。そして、偽書を読みながら議論をし、読み終わってからも長時間、話をしたのに2~3時間しか経過しませんでした。もしこれが『Episode6 Dawn of the golden witch』を読んだのだとしたら、とてもこんな時間では終わらなかったでしょう。つまり、偽書はその程度の文章量しかないのです。

>>あのベアトは“盤外の存在”で“駒”ではありません
>>ですから蘇ることが出来ないのです
>雛ベアトはかつてのベアトと同じルールで作られた駒ではないのですか?

まず EP5のラストで“魔女のベアト”は消滅しました
ですから戦人はEP6において“魔女のベアト”と同じルールで
“雛ベアト”を生み出しました

この“雛ベアト”は駒でありつつも駒ではありません
僕は“魔女のベアト”の“種”みたいなものだと考えています
ちなみにプレイヤーの戦人も駒ではなく
ゲームマスターになった戦人の“種”だと思います

この辺りの解釈は結構“核心”に近いと思いますので
現時点ではここまでとさせてください
481: 名前: ちびゆか:2012/08/15 22:53ID:f6qWHznS
ケーナさん>>480
インタビュー
(聞き手)そういう目線で見ると、フェザリーヌとラムダデルタの戦いは面白いですね(笑)。
自分がラムダデルタをやっつける展開にする、でもどうやってラムダをやっつけるか分からないから、とりあえず「倒した」だけ書く。このシーンは不思議と『ジョジョ』っぽくなってしまいました(笑)。実際には「誰があの世界をライティングしているのか?」という主観の問題になるんですよね。そこまで考えながら読んでいる人は、少ないと思いますけど。


ケーナさんは竜騎士先生がライティングしていると言ってたのですが、これは歴史的誤読であり、それはファンタジー世界を妄信しているが故の過ちなのです。
ファンタジー世界を妄信している者たちには、その世界の頂点、造物主であるフェザリーヌの存在する世界を誰がライティングしているのか?という発想が起こらないのです。
創作説を前提にしていれば特に不思議はないのです。謎の偽書作家八城があの世界をライティングしているというだけのことなのですが。
ファンタジーを信じる、でも八城は信じない(八城執筆の偽書は数枚の手記)という矛盾を抱えた世界はもう破綻していると思うのです。
物語を信じること、即ちその執筆者(八城)を信じることでもあるのです。

物語と執筆者の乖離は、物語と現実との乖離でもあり、「一なる真実」を求める志高き読者には絶対に認められない解釈なのです。

>98年の描写は扱いが難しいのですが
>現実の98年では
>おそらく縁寿は大月教授には会っていないと思います
>ビルから飛び降りるのを止めて
>そのまま“寿ゆかり”になるための旅に出たでしょう

先生はインタビューで、98年の六軒島、霞の死について、殺人事件が起こったときっぱりと断言しているのです。つまり、EP4の98年が可能性の一つであるという解釈は有り得ないのです。

>EP1・2と2つのメッセージボトルは違います
>それなのにEP3と偽書は同じであると考える方が
>むしろ不自然ではないでしょうか?

ネットの偽書と海に浮かぶワインボトルの偽書が同じわけはないのです。
我々が見ている偽書、これは八城創作のネットの偽書の形態であると基本的には思うのです。EP1、2の扱いについては保留するのです。
レジェンドもターンもネット上の偽書(後世の人間がボトメを基にミステリー作品として昇華させた)だったとしてもおかしいとは思わないのです。
「つんでれ」など86年には存在しない言葉も出てくるのです。

>正直 EP7・8は扱いが難しいです
>ただ ベアトにしろ戦人にしろ
>“航海者”ではないため
>自らの力ではゲーム盤の外には出られません
>ゲーム盤をカケラと認識すれば
>それはゲーム盤を外から眺めることの出来るラムダにとっては
>“物語”と呼べるのかもしれません

航海者から見ればカケラの領地は異なる運命、境遇の世界の一つなのです。
確かにラムダからすれば登場人物のように思えるかもしれませんなのです。

ただそのラムダですら、世界の執筆者フェザリーヌの前では登場人物に過ぎないのです。創作というのは妥当だと思うのです。

>また 創作説をとる場合
>“天界”だの“元老院”だの“図書の都”だのを
>その創作者が設定を考えて物語に登場させたわけですが
>そんなことに何の意味があるのでしょう?

魔法大系について記すのは魔女のライフワークでもあり、様々な「設定」を記すのです。
今日、世界で最も有名な魔法大系も、様々な「設定」が出てくるのです。

>僕は“カケラ”や“領地”といったものは
>偽書作家の内面にしか存在できない
>そんな矮小な存在ではないと思います
>まあ このあたりは本文中に根拠を示せないため
>根拠なしの推測なのですが…

ボクは八城創作の偽書が数枚の日記風手記という解釈の方がうみねこ世界を矮小かつ幼稚にしてしまうと思うのです。八城の神秘性は我々が見ている物語と同じものを書いているからこそ生じるのです。
ミステリーの前提、お約束としても偽書という怪文書が読者が見ているものと同じであるというのは望ましいのです。


>どこに書いたか覚えていないので
>僕が考察したものをそのまま引用して
>もう一度説明します

>「さ。……どうぞ、続きを読んで。文字を追うあなたの~

それは偽書が「数枚の日記風手記」という根拠にはなっていないのです。
EP6の98年の描写が疑わしいというだけなのです。
偽書そのものについては不確定なのです。


>この“雛ベアト”は駒でありつつも駒ではありません
>僕は“魔女のベアト”の“種”みたいなものだと考えています
>ちなみにプレイヤーの戦人も駒ではなく
>ゲームマスターになった戦人の“種”だと思います

自分独自の言葉は使わない方がいいと思うのです。作中に出てきた言葉を使うべきだと思うのです。種といっても曖昧でよく解らないのです。

雛ベアトなのですが、なんで戦人のことをお父様と呼ぶのですか?
同じ質問をしたと思うのですが、雛を生み出したのはかつてのベアトで、戦人は盤上に駒を置いただけだったはずなのですが。
雛がお父様と呼ぶ設定はかつてのベアトが生み出したことになるのですが。
482: 名前: ケーナ:2012/08/16 06:56ID:53MaxVOp
ちびゆかさん>>481

“実際には「誰があの世界をライティングしているのか?」という主観の問題になるんですよね。そこまで考えながら読んでいる人は、少ないと思いますけど。”

確かにこの発言は“重要そうなことを言っている”ように思えますが
僕はむしろ逆だと思います
竜騎士07さん的にはむしろ“結構どうでも良い”のだと思います

以下の内容は“元老院”についての発言です

“(聞き手)『Ep8』ではファンタジックな描写が沢山出てきましたが、今回登場した幻想世界の描写についてお聞かせ願えますか?
広大な虚無の海の中に、可能性や幻想、妄想の数だけかけらが浮いていて、そのかけらが島や領地と呼ばれている。『ONE PEACE』で言うところのグランドラインみたいな感じですか(笑)。なんともいえない不思議な空気感がありますね。そこに世界政府ならぬ元老院と呼ばれる組織が存在する。組織に関しては、謎めいた雰囲気を楽しんでもらえるだけでいいかなと思いました。”

これと同じようなことだと思います

>創作説を前提にしていれば特に不思議はないのです。
>謎の偽書作家八城があの世界をライティングしているというだけのことなのですが。

ちびゆかさんは“縁寿創作説”ですが
これだと“八城十八創作説”になりますよ

>先生はインタビューで、98年の六軒島、霞の死について、
>殺人事件が起こったときっぱりと断言しているのです。
>つまり、EP4の98年が可能性の一つであるという解釈は有り得ないのです。

竜騎士07さんは“98年の六軒島で霞が殺された”と断言していますが
誰にどのように殺されたのかは発言していません
その場に縁寿はいなかったかもしれませんし
もしかしたら天草さえも絡んでいないかもしれません
縁寿も天草も霞が殺されたことさえ知らないかもしれません

ですから“現実の98年”で霞が六軒島で殺されていても
何の問題もありません

>EP1、2の扱いについては保留するのです。
>レジェンドもターンもネット上の偽書
>(後世の人間がボトメを基にミステリー作品として昇華させた)
>だったとしてもおかしいとは思わないのです。

以下の引用はEP1のエピローグです

“それから数年後。近隣の島の埠頭にて波間を漂う不思議なワインボトルが、漁師によって引き上げられました。その中にはびっしりと細かい文字で書かれ、細く丸めたノート片が詰め込まれておりました。それこそが、…………この、物語。謎に包まれた1986年10月4日からの謎と怪異に満ちた二日間の正体を、人々はこのノート片によって初めて知ることになります。そしてワインボトルのノート片は、この謎に満ちた事件を語りつつも、その真相については語っていません。書き記した人物の自著によれば、…彼女の名前は右代宮真里亞。(EP1)”

逆に混乱させるかもしれませんが
“この、物語”は“この(EP1の)、物語”という意味です
この内容を信じるならば少なくともEP1に関しては
ネット上の偽書ということはありえません

>>この“雛ベアト”は駒でありつつも駒ではありません
>>僕は“魔女のベアト”の“種”みたいなものだと考えています
>>ちなみにプレイヤーの戦人も駒ではなく
>>ゲームマスターになった戦人の“種”だと思います
>種といっても曖昧でよく解らないのです。

“雛”は必ず大人になります
しかし“種”は芽が出ないこともあります
“雛ベアト”にしても“プレイヤーの戦人”にしても
“可能性の存在”です(これ以上の説明は…)
ですから“種”という表現が一番しっくり来ると思いました

>雛ベアトなのですが、なんで戦人のことをお父様と呼ぶのですか?
>雛がお父様と呼ぶ設定はかつてのベアトが生み出したことになるのですが。

“「わ、私という駒を、生み出して下さったからです…。」(雛ベアト)”

この発言がそのままその答えだと思います
“設定”を作ったのはベアトですが
今 この場にいる雛ベアトを盤上に置いたのは戦人です
ですから雛ベアトにとって“生みの親”は戦人になります
483: 名前: ちびゆか:2012/08/16 22:29ID:e7gEUT0w
ケーナさん>>482
>確かにこの発言は“重要そうなことを言っている”ように思えますが
>僕はむしろ逆だと思います
>竜騎士07さん的にはむしろ“結構どうでも良い”のだと思いす

(インタビュー)
メタのレイヤーが、どれが上でどれが下か、事件が一番下で、魔女たちがその上で、八城がさらにその上、と今は定義されているけれど、本当にそうか? そのあたりについても、もっと検討して議論を楽しんでいただきたいとも思っています。

先生がもっと検討して議論してと仰っているのです。どうでもいいわけないのです。しかも「造物主」に関する問題なのです。

造物主、これが神のように世界を創造し、ニンゲンたちを駒の如く操っているのか。
それとも、人が内面世界に世界を創造し、その世界のニンゲンたちを駒の如く操っているのか。
つまり、うみねこ世界は神が生み出したのか、人が生み出したのか、二つに一つなのです。
創作説では当然、「人」が世界を生み出したとなるのです。

先生はインタビューで、ニンゲンは自由意志があるつもりでいるが、実際は上位の存在にライティングされている存在だと仰っていましたのです。
造物主と被造物であるニンゲン。この関係は非常に重視していると思うのです。

神と人の子。真里亞とさくたろう。物語の執筆者とその登場人物。領主とその領地の駒たち。
前者は造物主であり、後者は被造物なのです。

「造物主」という存在は、EP4のTIPSにも出てきますのですが、恐らくうみねこ世界の核心的存在なのです。

>ちびゆかさんは“縁寿創作説”ですが
>これだと“八城十八創作説”になりますよ

今は「人」が物語(偽書)を書いているということを言ってますのです。
造物主フェザリーヌが存在する世界をライティングできるのは「人」であると言っているのです。縁寿創作説に於ける八城十八の説明は別の機会にするのです。

>竜騎士07さんは“98年の六軒島で霞が殺された”と断言していますが
>誰にどのように殺されたのかは発言していません
>その場に縁寿はいなかったかもしれませんし
>もしかしたら天草さえも絡んでいないかもしれません
>縁寿も天草も霞が殺されたことさえ知らないかもしれません

>ですから“現実の98年”で霞が六軒島で殺されていても
>何の問題もありません

かもしれない、かもしれない、かもしれない、だから問題もない。
なんて最強すぎる理屈なのです。
先生が98年の霞の殺人についてはっきり起こったと断言した以上、EP4の98年は「現実」とするのが妥当なのです。

>逆に混乱させるかもしれませんが
>“この、物語”は“この(EP1の)、物語”という意味です
>この内容を信じるならば少なくともEP1に関しては
>ネット上の偽書ということはありえません

EP1、2の扱いは保留なのです。わからないものはわからないという正しい解釈に留めるのです。

>この発言がそのままその答えだと思います
>“設定”を作ったのはベアトですが
>今 この場にいる雛ベアトを盤上に置いたのは戦人です
>ですから雛ベアトにとって“生みの親”は戦人になります

それだと雛にお父様と呼ばせるのは戦人の趣味ということになるのですが。

『うりゅ、お母様、ボクはぬいぐるみなの?』
「うー、さくたろうはぬいぐるみじゃない、そんなこと言わないで。」

例えばこれは真里亞の趣味となるのです。
484: 名前: ケーナ:2012/08/17 06:17ID:0eqjK.zC
ちびゆかさん>>483

>メタのレイヤーが、どれが上でどれが下か、
>事件が一番下で、魔女たちがその上で、八城がさらにその上、
>と今は定義されているけれど、本当にそうか?
>先生がもっと検討して議論してと仰っているのです。

これはこの一般的な解釈が間違っているためです
竜騎士07さんが言いたいのは
「正解は別にありますよ」ということでしょう

僕が竜騎士07さんのインタビュー及び対談を読んでいて感じるのは
「ファンタジー部分の解釈は好きなようにして」というメッセージです
おそらくこれはこの部分が
この作品の“核心”ではないからなのだと思います

>縁寿創作説に於ける八城十八の説明は別の機会にするのです。

つまりちびゆかさんは“縁寿創作説”と
偽書作家である八城十八の存在を矛盾なく説明できる解を持っている
ということでしょうか?

>先生が98年の霞の殺人についてはっきり起こったと断言した以上、
>EP4の98年は「現実」とするのが妥当なのです。

この件に関しての
竜騎士07さんの発言は以下の通りです

“(聞き手)六軒島で霞が死亡したのは、事実と考えて良いのでしょうか?
構いません(キッパリと)。“1998年の六軒島で殺人が起きた”というのは、紛れも無い事実です。”

これはインタビュアーの人の発言が竜騎士07さんにとって
非常に都合の良い聞き方だったので
竜騎士07さんは断言していますが

もしこれが「縁寿が六軒島で霞一派を返り討ちにした話は事実ですか?」
だったなら竜騎士07さんの返答は全く変わってしまったと思います

>EP1、2の扱いは保留なのです。
>わからないものはわからないという正しい解釈に留めるのです。

僕はこの部分の解釈から逃げてしまうと
何も考察できなくなってしまうと思います
というのはここを基点として
この作品の構造解釈が始まると思うからです

>それだと雛にお父様と呼ばせるのは戦人の趣味ということになるのですが。

僕の解釈だと駒は基本的にAIで行動しています
戦人が“ベアトの設定”で作った駒を盤上に置いたら
その駒は自らの意思で戦人のことを“お父様”と呼ぶようになった
ということでしょう

もちろん戦人は駒に干渉して
自分の好きなように呼ばせることも出来たでしょうが
戦人は雛ベアトの自由意思を尊重するため
そんなことはしないのです
485: 名前: ちびゆか:2012/08/17 23:17ID:e45uNZv1
ケーナさん>>484
>僕が竜騎士07さんのインタビュー及び対談を読んでいて感じるのは
>「ファンタジー部分の解釈は好きなようにして」というメッセージです
>おそらくこれはこの部分が
>この作品の“核心”ではないからなのだと思います

今、うみねこ世界の構造の話をしているのですが。
構造を好きに解釈してよいわけないのですよ。

>つまりちびゆかさんは“縁寿創作説”と
>偽書作家である八城十八の存在を矛盾なく説明
>できる解を持っている
>ということでしょうか?

世界の構造、造物主、航海者の魔女、そして領主
この辺を理解する方が先なのです。

縁寿創作説については>>164で書いたことをまず理解できているのか。
「縁寿創作説」と言ってる以上、八城=縁寿に決まっているのです。

>これはインタビュアーの人の発言が竜騎士07さんにとって
>非常に都合の良い聞き方だったので
>竜騎士07さんは断言していますが

>もしこれが「縁寿が六軒島で霞一派を返り討ちにした話は事実ですか?」
>だったなら竜騎士07さんの返答は全く変わってしまったと思います

(聞き手)六軒島で霞が死亡したのは、事実と考えて良いのでしょうか?
構いません(キッパリと)。“1998年の六軒島で殺人が起きた”というのは、紛れも無い事実です。”

その場に縁寿はいなかったかもしれませんし
もしかしたら天草さえも絡んでいないかもしれません
縁寿も天草も霞が殺されたことさえ知らないかもしれません

ですから“現実の98年”で霞が六軒島で殺されていても
何の問題もありません

かもしれない、かもしれない、かもしれない。
こういったものは「論点先取」なのです。ここでは論点先取は認めないというルールだったはずなのですよ。
うみねこは算数パズル(ミステリー)という認識はあるのですか?

一般的にEP4の98年が現実ではないという論法は、ただ魔法エンドが現実だからEP4の縁寿の旅は現実じゃないんだあ!というだけのものなのです。
素直に、魔法エンドを信じているから、EP4の縁寿の旅はよく解らないけど現実じゃないと思う、と言えばかわいいのですよ。

>僕はこの部分の解釈から逃げてしまうと
>何も考察できなくなってしまうと思います
>というのはここを基点として
>この作品の構造解釈が始まると思うからです

解らないものは解らない、これは正しい解釈なのです。
5000ページに及ぶ巨大な算数パズルに挑む以上、正しい解釈以外したくないのですが。でも「逃げ」と呼ばれると、ちびゆかの精神が疼くのです。

推論ですが、うみねこ世界の基点、それは縁寿。だって縁寿だもん!なのです。
86年の爆発事件で六軒島の情報は全て拡散してしまった。
その拡散した情報、それを掻き集め復元しているのが、EP4の縁寿の旅。

したがって、うみねこ世界とは理論上縁寿の内面世界にのみ存在可能。
そして、98年以降の縁寿がネット上に自らの内面世界、復元した情報、を創造する。なんとなく造物主な感じである。

86年の爆発。これによりヤスと真里亞の二人の宇宙、世界、黄金郷は全て消滅してしまった。
だがしかし、後世の魔女、縁寿がその内面世界に全てを蘇らせ、若き恋人たちの恋すらも成就させてしまった。

黄金、無限そして反魂。縁寿の驚異的な魔女の資質の賜物である。

したがって、EP1、2の扱いは保留なのです!

486: 名前: ケーナ:2012/08/18 05:07ID:b52qtOIF
ちびゆかさん>>485

>今、うみねこ世界の構造の話をしているのですが。
>構造を好きに解釈してよいわけないのですよ。

“構造”そのものの話ではなくて
実際に“構造”を支える“材料”の部分の話です
何に例えれば良いのか良く解りませんが
家を建てるとき「ここにはどうしても拘りたい」
という部分と「ここはある程度妥協しても仕方がない」
という部分があると思います
「『うみねこ』にもそういう部分があるのだろう」という話です

>「縁寿創作説」と言ってる以上、八城=縁寿に決まっているのです。

八城十八は“右代宮戦人”と“八城幾子”のコンビによる
作家ではなかったでしょうか?
それが縁寿と同一人物だということは
98年において右代宮戦人は生きておらず
八城幾子は縁寿その人ということでしょうか?

ということはEP8における物語のどの部分が現実の描写になりますか?

>かもしれない、かもしれない、かもしれない。

これは作品中に答が書かれておらず
インタビュー及び対談でも答えが示されていないため
自分で解釈するしかない部分です

逆に言えば竜騎士07さん的には
「どう取ってもらってもかまわない」という部分なのでしょう

>素直に、魔法エンドを信じているから、
>EP4の縁寿の旅はよく解らないけど現実じゃないと思う、
>と言えばかわいいのですよ。

基本的にはこの考え方ですね

>86年の爆発事件で六軒島の情報は全て拡散してしまった。
>その拡散した情報、それを掻き集め復元しているのが、EP4の縁寿の旅。

前にも書いたことですが
六軒島の情報を集めるのなら
まず訪ねるのは“元の使用人”達であって
実際の六軒島を知らない
鯖吉や大月教授 川畑船長ではありません

これまでのEPで語られた内容と重複するため
省略された可能性もありますが
それなら“省略された”ことが描写されるはずです

>後世の魔女、縁寿がその内面世界に全てを蘇らせ、
>若き恋人たちの恋すらも成就させてしまった。

この部分は6歳の縁寿では気がつけない部分で
縁寿の手元にある資料“霧江の手記”“真里亞の日記”
“真里亞の魔導書”にも書かれているとは考えられず
鯖吉達からも入手できない情報です
487: 名前: ちびゆか:2012/08/19 02:22ID:02VUKsBz
ケーナさん>>486
>家を建てるとき「ここにはどうしても拘りたい」
>という部分と「ここはある程度妥協しても仕方がない」
>という部分があると思います
>「『うみねこ』にもそういう部分があるのだろう」という話です

話を戻しますなのです。
インタビュー
(聞き手)そういう目線で見ると、フェザリーヌとラムダデルタの戦いは面白いですね(笑)。
自分がラムダデルタをやっつける展開にする、でもどうやってラムダをやっつけるか分からないから、とりあえず「倒した」だけ書く。このシーンは不思議と『ジョジョ』っぽくなってしまいました(笑)。実際には「誰があの世界をライティングしているのか?」という主観の問題になるんですよね。そこまで考えながら読んでいる人は、少ないと思いますけど。

「誰があの世界をライティングしているのか?」という問題にケーナさんは「竜騎士先生がライティングしています」と言ったのです。
これは誤読だったと認めるのですか?

>それが縁寿と同一人物だということは
>98年において右代宮戦人は生きておらず
>八城幾子は縁寿その人ということでしょうか?

先生がインタビューで絵羽と戦人が生き残ると仰る以上、戦人生還は認めざる得ないのです。
推測ですが、恐らくセカンドインパクトを生き延びた戦人。そして98年にラストエンジェルといえる使徒縁寿と接触することにより、サードインパクトが引き起こるのです。
このサードインパクトを阻止するため、小此木、天草たちは動いていたのです。
そして決戦、新第三六軒島で、エヴァとエンジェの「女の戦い」をへてサードインパクトが引き起こったと考える次第なのです。

エヴァ理論で考えると、戦人はセカンドインパクト当時からずっと六軒島の地下に囚われていることになるのですが。

戦人の扱いは難しいのです。魔道書も所持せず、魔法大系に関しても恐らく何も知らない戦人が偽書を執筆するのは不可能であり、いない方が、後世の魔女縁寿によって全て世界は創られたとなるので解り易いのです。

一つ言えるのは、理論上は縁寿がうみねこ世界を生み出しているのです。
86年に拡散した情報。ボトメ、魔道書、真里亞の日記、霧江の手記、関係者の証言…、
こういったものが縁寿の許に集まっているのです。
これらの情報から86年の真実を復元する以外に「一なる真実」などこの世に存在できないのです。
EP8の話は解りません。意外とボクは「出題編だけで解くべき派」なのです。

>これは作品中に答が書かれておらず
>インタビュー及び対談でも答えが示されていないため
>自分で解釈するしかない部分です

解釈をするのは自由なのですが、記述に基づく解釈でなければ「論点先取」であり、ここでは無意味というルールだったのですが。
論点先取を認めることは、うみねこを本格ミステリー(海外ではパズラー)という認識がないことになるのです。
そしてそれは竜騎士先生を一流のミステリー作家と認識していないことにもなるのです。

>>素直に、魔法エンドを信じているから、
>>EP4の縁寿の旅はよく解らないけど現実じゃないと思う、
>>と言えばかわいいのですよ。

>基本的にはこの考え方ですね

それで良いのです。解らないものを無理に解ろうとすると、誤った解釈をするのです。

>前にも書いたことですが
>六軒島の情報を集めるのなら
>まず訪ねるのは“元の使用人”達であって
>実際の六軒島を知らない
>鯖吉や大月教授 川畑船長ではありません

情報を集めていないとしたら、縁寿は観光でもしているのですか?
真相を求める旅なんだから情報を集める旅なのです。

>この部分は6歳の縁寿では気がつけない部分で
>縁寿の手元にある資料“霧江の手記”“真里亞の日記”
>“真里亞の魔導書”にも書かれているとは考えられず
>鯖吉達からも入手できない情報です

恐らくボトメの情報から導いたのだと思うのです。沖縄旅行や文化祭の描写なしでも、二日間の情報だけでも恋の部分は読み取れると思うのです。
488: 名前: ケーナ:2012/08/19 14:58ID:15ZxY0m/
ちびゆかさん>>487

>「誰があの世界をライティングしているのか?」という問題に
>ケーナさんは「竜騎士先生がライティングしています」と言ったのです。
>これは誤読だったと認めるのですか?

そもそもこれは誤読とかそういう問題ではないと思います
僕は元々「もし“書き手”を想定するなら それは竜騎士07さん」
という考えでした

僕にとってこれは結構“どうでも良い問題”だったのです

しかし 今は「この作品はファンタジーで そもそも“書き手”など存在しない」
という考えです

どちらにせよ“どうでも良い問題”であるという認識に
変化はありません

>先生がインタビューで絵羽と戦人が生き残ると仰る以上、
>戦人生還は認めざる得ないのです。

EP8において戦人は記憶喪失の状態で八城幾子に拾われ
その後 幾子と共に“八城十八”というペンネームで
ミステリー作家になったと語られたわけですが
ちびゆかさんはこれは事実だと考えていますか?
それとも縁寿による創作だと考えていますか?

>EP8の話は解りません。意外とボクは「出題編だけで解くべき派」なのです。

“一なる真実”とは現実の六軒島での出来事です
しかし出題編で語られる六軒島での出来事は
現実の六軒島での出来事ではありません
ですから出題編だけでは“一なる真実”には辿り着けません

>解釈をするのは自由なのですが、
>記述に基づく解釈でなければ「論点先取」であり、
>ここでは無意味というルールだったのですが。

僕はなるため“本文中に根拠を示す”ようにしてはいますが
そもそも全てが本文に書いてあるのなら考察にならないわけで
逆に言えば“記述に基づく解釈”ではこれが限界ということです
(少なくとも現時点の僕の理解では)

>恐らくボトメの情報から導いたのだと思うのです。

EP4で以下の発言があります

“「……確か、漁師のノート片と、警察のノート片で、内容がまったく違うと聞きましたが。」(縁寿)”

もし縁寿がメッセージボトルを読んでいれば
こういう発言にはならないはずです
つまり縁寿はメッセージボトル具体的な内容を知りません
489: 名前: ちびゆか:2012/08/21 02:36ID:f0.mPGyg
ケーナさん>>488

まずミステリーに於いて論点先取が如何に無意味か、ということを言うのです。
義務教育を受けた人なら誰でも解ると思うのですが、算数のテストで答えだけ書いても正解じゃないよ、という話なのです。
答えを出す過程が大事なのです。仮に正解を出したとしても、過程がなければ無意味なのです。

当然、ぼくの考えたうみねこの過程を一生懸命書いたとしても無意味なのです。竜騎士先生の書いたうみねこの記述から正解を出す過程を示すのです。

出題者(竜騎士先生)のメッセージ?を勝手に受信し、正解を出しても無意味なのです。

かもしれない、かもしれない、だからこうだ!
竜騎士先生はきっとこう考えている。メッセージを受け取った。だからこうだ!

こういった推理は本当に無意味なのです。少なくともうみねこをミステリー(算数パズル)と認識するならば。
ただうみねこは本格ミステリーじゃない、二流三流のミステリーだ、という認識であれば、自由に論点を先取り、探偵ごっこを楽しむのも、結構なのですが。

「基本的に“ミステリー”と語った場合、これは“本格ミステリー”のことを指します。
 乱暴なまでに簡単に説明すれば、本格ミステリーとは、作中で説明された情報によって、
劇中の解答を待たずに読者が正答可能なものを指します。」(小冊子アンチミステリーとアンチファンタジーについて)

>そもそもこれは誤読とかそういう問題ではないと思います
>僕は元々「もし“書き手”を想定するなら それは竜騎士07さん」
>という考えでした

>僕にとってこれは結構“どうでも良い問題”だったのです

先生「EP4にはヒントの為、TIPSが多めにあります」
ケーナさん「僕の考察には必要ないです。」

先生「フェザリーヌとラムダの戦い、「誰があの世界をライティングしているのか?」という問題なんです。そこまで考えてる読者は少ないですが。」
ケーナさん「どうでもいい問題です。」

ふふふ。一貫性はあるのですね。

>EP8において戦人は記憶喪失の状態で八城幾子に拾われ
>その後 幾子と共に“八城十八”というペンネームで
>ミステリー作家になったと語られたわけですが
>ちびゆかさんはこれは事実だと考えていますか?
>それとも縁寿による創作だと考えていますか?

全く解らないのです。ただ十八の正体を戦人だと鵜呑みにはしていないのです。
あくまで推論なのですが、縁寿と十八は物語の中でシンクロする部分があるのです。
縁寿がビルから飛び降りたシーンの後、十八登場。十八が幾子から六軒島ミステリーについて聞かされ、記憶が混乱した後、黄金郷で縁寿が目覚める。
十八の話し方も女言葉のような部分もあるのです。
なんか縁寿っぽい気がするのですが。

>しかし出題編で語られる六軒島での出来事は
>現実の六軒島での出来事ではありません
>ですから出題編だけでは“一なる真実”には辿り着けません

先生「出題編の情報だけで解けます。」
ケーナさん「出題編だけでは解けません。」

ふふふ。一貫性があるのです。

ケーナさんはもっと言葉というものを大事にしないとダメなのです。
「出題編が現実の六軒島の出来事ではない、故に出題編だけでは解けない。」

この命題をどうやって証明したのですか?


>“「……確か、漁師のノート片と、警察のノート片で、
>内容がまったく違うと聞きましたが。」(縁寿)”

>もし縁寿がメッセージボトルを読んでいれば
>こういう発言にはならないはずです
>つまり縁寿はメッセージボトル具体的な内容を知りません

これもなかなか凄いのです。
原理「?」
事実「縁寿は大月からボトメの内容を確認した」
結論「縁寿はボトメの具体的内容を知らない」

原理がわからないのです。事実だけ挙げて結論を言ってもよく解らないのです。

大月「メッセージボトルの内容については、週刊誌などが繰り返し報道しているようですが、説明がいりますかな?」
縁寿「…いいえ。一応知っていますので。」

原理「具体的内容を知らなければ大月の説明を聞くはず」
事実「縁寿は大月の説明を断った」
結論「縁寿はボトメの具体的内容を知っている可能性は高い」

算数パズルの解というのは演繹により導くものなのですが、この演繹というのがダメなのですね、ケーナさんは。
当たり前のことを言うだけでいいのですよ。苦手なら全ての発言に原理、事実、結論と三つに分けて考える努力をするといいと思うのです。
ボクも一応、努力はしているのです。
成果が出ているかどうかは解りませんなのですが。
490: 名前: ケーナ:2012/08/21 09:19ID:99VNqymJ
ちびゆかさん>>489

>算数のテストで答えだけ書いても正解じゃないよ、という話なのです。

算数のテストで式も書く必要があるのは
その答えがあてずっぽうなのか
計算で導き出されたものか
答えだけでは判断が付かないためです

しかし 現実の場面では式など関係ありません
答えさえあれば良いのです
逆に言えば如何に式が正しかろうと
答えが間違っていては何の意味もありません

テストでは式が正しければ
答えが間違っていても部分点がもらえますが
現実では答えが違えば無条件で0点です
そして例えあてずっぼうでも正しければ100点です

これは『うみねこ』の解釈においても同じだと思います
大切なのは“竜騎士07さんが考えた正解に至ること”
過程そのものは必要条件だとは思いません

ただ『うみねこ』においては
“解答”が出題者(竜騎士07さん)から提示されていません
ですから自分の出した答えが正解である事を示すために
過程(根拠)を示す必要があるわけです

>当然、ぼくの考えたうみねこの過程を
>一生懸命書いたとしても無意味なのです。
>竜騎士先生の書いたうみねこの記述から正解を出す過程を示すのです。

これは全く同意ですね
世の中にはこれを理解できていない考察者が多すぎる気がします
「あんたのは“考察”じゃなくて“創作”だよ」とどれだけ言いたいか…

>出題者(竜騎士先生)のメッセージ?を勝手に受信し、正解を出しても無意味なのです。

以前『買い被られた名作』について説明した時にも書いたことですが
何よりも大切なのは文章に込められた“書き手の意図”を読み取ることです
“書き手の意図”を無視して文章の表面的な意味にこだわっていては
“物語”は読めません
僕は電波を受信しているわけではなく
竜騎士07さんの文章なり言葉なりから
“書き手の意図”を読み取っているつもりです

“「EP4には(これで出題編が終了であることから)ヒントの為、TIPS(その他 考察のために必要な情報)が多めにあります」”

“「フェザリーヌとラムダの戦い、「誰があの世界をライティングしているのか?」という問題なんです。そこまで考えてる読者は少ないです(まあ そこまで考えてもらわなくても良いのです)が。」”

という感じですね

>縁寿がビルから飛び降りたシーンの後、十八登場。
>十八が幾子から六軒島ミステリーについて聞かされ、
>記憶が混乱した後、黄金郷で縁寿が目覚める。
>十八の話し方も女言葉のような部分もあるのです。

以下に『最終考察散』の331ページと332ページの内容を抜粋します

“(竜)EP8(についてのKEIYAさん)のファーストプレイメモ。アップされるたびに拝見しておりました。幾子の車に助けられたのは縁寿だと書いてあって「よしよし騙されたな」と”

“(K)直前のシーンとの繋がりが、縁寿だと思わせる仕掛けになっていましたね。
(竜)はい、ミスリードするように時系列を調整しました。”

“(K)その上で最後に驚きとして「実は戦人だった」というネタばらしをするということですからね。
(竜)あそこはミステリーというより、小説としての技法ですね。どちらかいうと”

十八の喋り方は“単に丁寧なだけ”です
「縁寿だ」と思い込んでいるため
女性のように思えるのです

>先生「出題編の情報だけで解けます。」
>ケーナさん「出題編だけでは解けません。」

単純にミステリー部分の“犯人”“動機”“手段”だけなら
出題編だけでも解ります
しかし 僕やちびゆかさんが求めているものは
そんなものではないはずです
ですから出題編だけでは
この作品の“答え”に至ることはできないのです

>「出題編が現実の六軒島の出来事ではない、故に出題編だけでは解けない。」
>この命題をどうやって証明したのですか?

この作品の構造を理解すれば
出題編が現実の六軒島ではないことは解ります

また EP1~4でそれぞれ出来事が違うわけで
現実ならそんなことがあるわけありません

>原理「具体的内容を知らなければ大月の説明を聞くはず」
>事実「縁寿は大月の説明を断った」
>結論「縁寿はボトメの具体的内容を知っている可能性は高い」

縁寿の目的は「真実を知ること」です
そのため「メッセージボトルの具体的な内容には意味がない」と考えています
ですからその具体的な内容を調べませんでしたし
大月教授に確認するつもりもありません

“「……確か、漁師のノート片と、警察のノート片で、内容がまったく違うと聞きましたが。」(縁寿)”

この発言から縁寿はメッセージボトルの具体的な内容を知らないことが解ります
では知る方法がないのかというと
週刊誌に「内容がまったく違う」と書けるということは
週刊誌の記者はその具体的な内容を知っているということになります
ということは週刊誌の別の号に
具体的な内容が全文掲載されている可能性が高いですし
記者に尋ねれば具体的な内容は解ります

解るはずなのに縁寿は知らない
つまり調べなかった

何故調べなかったのか?
興味がなかったから

と導き出されるわけです
491: 名前: ちびゆか:2012/08/23 00:55ID:56jb2VVt
ケーナさん>>490
>これは『うみねこ』の解釈においても同じだと思います
>大切なのは“竜騎士07さんが考えた正解に至ること”
>過程そのものは必要条件だとは思いません

>ただ『うみねこ』においては
>“解答”が出題者(竜騎士07さん)から提示されていません
>ですから自分の出した答えが正解である事を示すために
>過程(根拠)を示す必要があるわけです

反対のこと言ってるのですが、どっちなのです?

>これは全く同意ですね
>世の中にはこれを理解できていない考察者が多すぎる
>気がします「あんたのは“考察”じゃなくて“創作”だよ」
>とどれだけ言いたいか…

だから、「大切なのは“竜騎士07さんが考えた正解に至ること”過程そのものは必要条件だとは思いません」これも反対のこと言ってるのですが。

>“「EP4には(これで出題編が終了であることから)
>ヒントの為、TIPS(その他 考察のために必要な情報)
>が多めにあります」”

>“「フェザリーヌとラムダの戦い、「誰があの世界をライティング
>しているのか?」という問題なんです。そこまで考えてる読者は
>少ないです(まあ そこまで考えてもらわなくても良いのです)が。」”

>という感じですね

ボクの考えたうみねこは算数パズルとして無意味なのですが、ボクの考えた竜騎士先生のインタビューも無意味だと思うのです。

>“(K)直前のシーンとの繋がりが、縁寿だと思わせる仕掛けに
>なっていましたね。
>(竜)はい、ミスリードするように時系列を調整しました。”

これは初耳なのです。大変有りがたい情報なのです。
それでも十八=戦人は鵜呑みにしませんなのです。

>この作品の構造を理解すれば
>出題編が現実の六軒島ではないことは解ります

そしてそれは展開編に於いてもいえることなのです。

>また EP1~4でそれぞれ出来事が違うわけで
>現実ならそんなことがあるわけありません

そしてそれは展開編に於いてもいえることなのです。

「出題編が現実の六軒島の出来事ではない、故に出題編だけでは解けない。」
この命題を何も証明していないのです。

>縁寿の目的は「真実を知ること」です
>そのため「メッセージボトルの具体的な内容には意味がない」
>と考えています
>ですからその具体的な内容を調べませんでしたし
>大月教授に確認するつもりもありません

最初の一行以外、何処にも根拠はないと思うのですが。

大月「メッセージボトルの内容については、週刊誌などが繰り返し報道しているようですが、説明がいりますかな?」
縁寿「…いいえ。一応知っていますので。」

まず本人が、ボトメの内容を知っていると証言しています。
これだけでも十分、縁寿はボトメの内容を知っていると推測できますなのです。
原理「具体的内容を知らなければ大月の説明を聞くはず」
事実「縁寿は大月の説明を断った」
結論「縁寿はボトメの具体的内容を知っている可能性は高い」

大月の説明を断る程なら、内容もかなり知っていた可能性は高いと思うのです。

>“「……確か、漁師のノート片と、警察のノート片で、
>内容がまったく違うと聞きましたが。」(縁寿)”

>この発言から縁寿はメッセージボトルの具体的な内容を
>知らないことが解ります

原理「?」
事実「縁寿は大月からボトメの内容を確認した」
結論「縁寿はボトメの具体的内容を知らない」

原理の部分を言わないとわからないのです。


EP8の謎と考察を見ていてふと思ったのですが。

「作中世界の本当の1998年」はどの視点なのか
ミスであるかもしれないが、漫画Ep8縁寿が「さくたろうは量産品」という情報を認識してしまっている。縁寿は六軒島に行かねば知り得ず、まして十八幾子はオリジナルさくたろう自体の認識が困難であり、何かの機会に量産品を見てもさくたろうと結びつけたとは考えがたい。つまり、漫画Ep8縁寿はどちらの立場からも最も無かった事にされがちなEp4上陸ルートでしか知りえぬ情報を認識してる。「1998世界は何もかも全部ウソ」か「本当に時間巻き戻しが起こっていて縁寿はすべて認識してる」以外では説明が難しい。


これはもう縁寿創作説の重要な手がかりだと思うのです。
縁寿が見た情報が反映されているなら、縁寿創作で決まりのようなものだと思うのです。偉大なる竜騎士先生の監修にミスなどありえないのです。
492: 名前: ケーナ:2012/08/23 20:12ID:bfuwTJia
ちびゆかさん>>491

>>これは『うみねこ』の解釈においても同じだと思います
>>大切なのは“竜騎士07さんが考えた正解に至ること”
>>過程そのものは必要条件だとは思いません
>>ただ『うみねこ』においては
>>“解答”が出題者(竜騎士07さん)から提示されていません
>>ですから自分の出した答えが正解である事を示すために
>>過程(根拠)を示す必要があるわけです

>反対のこと言ってるのですが、どっちなのです?

端的にまとめてしまうと

現実世界で大切なのは過程(根拠)ではなく
結果を出す(正解に至る)こと
しかし『うみねこ』は
正解が示されていないため
過程(根拠)を示す必要がある
ということです

この辺りは一般論的な話で
『うみねこ』に深く関わる内容ではありませんので
さらっと流してもらって結構です

>「出題編が現実の六軒島の出来事ではない、故に出題編だけでは解けない。」
>この命題を何も証明していないのです。

竜騎士07さんはEP5~8を“展開編”と位置づけていますが
僕は“解答編”と認識しています
インタビュー及び対談
それに『我らの告白』
これらとEP5~8の情報を合わせると
充分に解答になっていると思います

“「(前略)メッセージボトルの内容については、週刊誌などが繰り返し報道しているようですが、説明がいりますかな?」(大月教授)
「……いいえ。一応、知っていますので。」(縁寿)”

“「……確か、漁師のノート片と、警察のノート片で、内容がまったく違うと聞きましたが。」(縁寿)”

この流れから読み取れる
縁寿の言う“一応知っている”は
“(具体的な内容は知らないがどのようなことが書いてあるかは)一応知っている”
だと思います

もし 具体的な内容を知っていたなら
縁寿の発言は以下のようになるはずです
“「……確か、漁師のノート片と、警察のノート片で、内容がまったく違ったように思いましたが。」(縁寿)”

>漫画Ep8縁寿が「さくたろうは量産品」
>という情報を認識してしまっている。

そもそもEP8で縁寿が飛び降りを踏み止まったのは
平行世界であるEP4やEP6の出来事を
認識したからだと考えられます

でなければあんなにあっさり
思考を切り替えられるわけがありません
493: 名前: ちびゆか:2012/08/24 01:58ID:7bUkSCsD
ケーナさん>>492
>この辺りは一般論的な話で
>『うみねこ』に深く関わる内容ではありませんので
>さらっと流してもらって結構です

論点先取はミステリーでは御法度だとデカルトさんに教えてもらったことなのですよ。
何故、ミステリーのルールを守らないのですか。これはうみねこに深く関わることなのですよ。

ボクがケーナさんに求めているのは、うみねこをミステリー(算数パズル)だと認識して欲しいということなのです。

うみねこを算数パズルだと認識していないから、インタビューで竜騎士先生が魔法エンドが正解だと言ったので、魔法エンドは現実で、EP4の98年は現実ではないです、とか竜騎士先生からメッセージを受け取ったから、こうですとか、
算数パズルの解とは思えないことばかり言ってしまうのです。
うみねこを算数パズルだと認識すれば、こういった発言は無くなると思うのです。

あとできれば、自分は至ったとか、全ての考察者を越えたという考えも捨てて欲しいのです。
ここのWIKIの考察の見ただけでも、自分が素人レベルだと感じると思うのです。恐らくはデカルトさんが殆ど書いてるのかなと思うのですが、幼稚なことは書いてないと思うのです。

去年の秋頃ボクもケーナさんもデカルトさんから、ミステリーのルール、論点先取は禁止とか、教えてもらっている時点で先生と生徒くらいの差があるのです。
いつまでも至ったばっかり言ってても前進はしないと思うのです。

「出題編が現実の六軒島の出来事ではない、故に出題編だけでは解けない。」
こんな命題は証明できるわけないのです。竜騎士先生しか解らないのです。
証明が出来ないなら、出来ないと言えばよいと思うのです。
出来ない以上、素直に何となく出題編の情報だけじゃ無理だと思うと言えばいいのです。
基本的に証明できないものは断定できないのです。
断定するなら証明と言えるだけの根拠を言う必要があるのです。

もちろん、出題編の情報だけで全部解るわけないと思うのは自然な考えだと思うのですよ。でも100%ではないのです。

算数パズルと認識していれば、不確定なものを勝手に確定させることもなくなると思うのです。

“「(前略)メッセージボトルの内容については、週刊誌などが繰り返し報道しているようですが、説明がいりますかな?」(大月教授)
「……いいえ。一応、知っていますので。」(縁寿)”

本人がボトメの内容を知っていると発言している以上、内容を知っている。
しかも大月の説明を断るほどなら、十分内容を知っている。
その後の流れは、ボトメの実物を見た大月に真偽を確認しているだけなのです。


>この流れから読み取れる
>縁寿の言う“一応知っている”は
>“(具体的な内容は知らないがどのようなことが
>書いてあるかは)一応知っている”
>だと思います

具体的内容を知っているから、大月の説明を断るのです。知らなければ大月の説明を聞くのです。
そもそも、縁寿本人が知っているという証言を信じないなら、何も信じられないのです。縁寿は98年では主人公のような探偵的存在なのです。

>そもそもEP8で縁寿が飛び降りを踏み止まったのは
>平行世界であるEP4やEP6の出来事を
>認識したからだと考えられます

魔法エンドの縁寿はEP4、6の記憶を持っているという認識なのですか?

>でなければあんなにあっさり
>思考を切り替えられるわけがありません

そういった考えは「かもしれない」というのと同じなのです。あんまり意味がないように思うのですが。
魔法エンドの縁寿がEP4、6の記憶を持っていることが記述から確認できれば、理論上はそうなるのです。まあ確認は出来ないと思うのですが。
494: 名前: ケーナ:2012/08/24 05:29ID:b1gM.tVf
ちびゆかさん>>493

>論点先取はミステリーでは御法度だと
>デカルトさんに教えてもらったことなのですよ。

“論点先取”というのは
“結論ありき”の論理展開のことだと思います

つまり 得られた情報から答えを導き出すのではなく
何の根拠も持たずに先に答えを出し
後付けで答えに相応しい情報をくっつける

僕は別にこれでも良いと思います

僕の基本的な考察のスタイルは
本文中の気になる記述を抜粋し
テーマごとにまとめる中で“考察の柱”を作り
あとは本文中から“考察の柱”を補強する材料を見つけて
“考察の柱”にくっつける
というものです

そしてもう一つが
「○○は△△ではないか?」という仮説をたて
本文中の記述と照らし合わせて
仮説を実証できるか確認する
というものです

これが“論点先取”と言えるのかどうか解りませんが
“研究”とか“考察”とは
そもそもそういうものではないでしょうか?

デカルトさんが戒めたかったのは
結論を先に出してしまって
自分が創作した(本文中にない)根拠で
それを説明することだと思います

ちなみに巷の“トンデモ説”は大概これです
残りは“本文の意味を捻じ曲げた(誤読した)解釈”です

>何故、ミステリーのルールを守らないのですか。

僕はむしろ逆にちびゆかさんにお尋ねしたいのですが
僕のやり方のどこに問題があると思いますか?

>あとできれば、自分は至ったとか、
>全ての考察者を越えたという考えも捨てて欲しいのです。

僕にとって「僕を超える考察者はいない」というのは
単なる事実です
それ以上でも以下でもありません

それを自慢するつもりはありませんし
人を蔑むつもりもありません

僕がこの場で絶えず発しているメッセージは
「文句があるなら論破してみろ!」
ということです

自分の考察が他人の目から見ても矛盾がないか
(単なる独りよがりの考察になっていないか)
確認したいのです

ついでに言えば“なあなあ”のやり取りよりも
意見をぶつけ合う“斬り合い”のやり取りのほうが
好みなので挑発的な書き方をしています

例えるなら
「我は日本一の剣士なり」という旗を立てて
対戦相手を求めるようなものです

>本人がボトメの内容を知っていると発言している以上、内容を知っている。
>しかも大月の説明を断るほどなら、十分内容を知っている。

“知っている”ということにはピンからキリまであると思います
僕が縁寿と大月教授のやり取りから読み取った
縁寿の“知っている”は“最低限の知識は持っている”という意味です

そして説明を断るのは“そもそも具体的な内容には興味がないから”です
縁寿が知りたいのはあくまで“六軒島の真実”なのです

>魔法エンドの縁寿はEP4、6の記憶を持っているという認識なのですか?

そう考えざるを得ないと思います

あれだけ絵羽を憎み
人生の全てを六軒島の真実に捧げるつもりでいた縁寿が
屋上に立っただけで180度 考え方を変えています
何故そんなことになるかを考えると
“飛び降りた自分”が体験する平行世界での出来事を
認識したからとしか思えないのです
495: 名前: デカルト:2012/08/24 22:35ID:3dGIPO45
「論点先取」という言葉が独り歩きしているようなので少しだけ。

論点先取とは「結論が前提に含まれている論法」のことを言います。

例えば

>>489

原理「具体的内容を知らなければ大月の説明を聞くはず」
事実「縁寿は大月の説明を断った」
結論「縁寿はボトメの具体的内容を知っている可能性は高い」

のような論法がまさに論点先取に当たります。
参考までに。
496: 名前: ケーナ:2012/08/25 18:22ID:a2E9/j2/
デカルトさん>>495

ああ いらぬ恥をかいてしまった…
ということでお久しぶりです

ちゃんと調べればよかったですね

基本的に三段論法というものは
「△△は××である」と言い切れなければ
使えないものだと思うのですが

『うみねこ』の場合
断言できる内容がないため
三段論法には馴染まないと思います
デカルトさんはどのようにお考えですか?
497: 名前: デカルト:2012/08/25 23:37ID:abhx0vBy
ケーナさん>>496

三段論法のような理屈は、複数の箇所の記述を纏めて一つの結論を得るような考察をする場合には有用でしょうね。
498: 名前: ちびゆか:2012/08/26 00:40ID:57xgBWeh
ケーナさん>>494
A「テストでは式が正しければ
答えが間違っていても部分点がもらえますが
現実では答えが違えば無条件で0点です
そして例えあてずっぼうでも正しければ100点です

これは『うみねこ』の解釈においても同じだと思います
大切なのは“竜騎士07さんが考えた正解に至ること”
過程そのものは必要条件だとは思いません」

これはミステリーに於ける論点先取を容認する考えなのです。

(竜騎士先生の書いたうみねこの記述から正解を出す過程を示すのです。)
B「これは全く同意ですね
世の中にはこれを理解できていない考察者が多すぎる気がします
「あんたのは“考察”じゃなくて“創作”だよ」とどれだけ言いたいか…」

これはミステリーに於ける論点先取を認めないという考えなのです。
AとBで矛盾するのです。

AとBを同時に満たす言い訳として
C「この辺りは一般論的な話で
『うみねこ』に深く関わる内容ではありませんので
さらっと流してもらって結構です」

とあったのですが、ミステリーに於ける論点先取がうみねこに深く関わる問題ではないと認識しているなら、Bの根拠がなくなりますのです。

したがって、ケーナさんは
自分の考察は論点先取を容認し、他人の考察は論点先取を認めず、批判していることが、証明できるかと思われますのです。ふふふ。
論点先取VSアンチ論点先取。
両方使い分けるのがお利巧ですなのです?

>ついでに言えば“なあなあ”のやり取りよりも
>意見をぶつけ合う“斬り合い”のやり取りのほうが
>好みなので挑発的な書き方をしています

ボクも同意なのですよ。
算数パズルの解の根拠として、竜騎士先生からメッセージを受け取ったとか無意味な発言はダメなのですよ。


>“知っている”ということにはピンからキリまであると思います
>僕が縁寿と大月教授のやり取りから読み取った
>縁寿の“知っている”は“最低限の知識は持っている”という意味です
>そして説明を断るのは“そもそも具体的な内容には興味がないから”です
>縁寿が知りたいのはあくまで“六軒島の真実”なのです

一行目は良し。
二、三行目はケーナさんが勝手に思ってるだけなのです。
四行目も勝手に思ってるだけなのです。
五行目は良し。

>何故そんなことになるかを考えると
>“飛び降りた自分”が体験する平行世界での出来事を
>認識したからとしか思えないのです

超能力でも使って平行世界の記憶を手に入れたのですか?
非常に合理的なのです。

デカルトさん>>495
算数パズルの解は演繹により導くものなのです。演繹といえば三段論法。
原理、事実、結論。

原理とは、アンチファンタジーの謳う、人間の常識、基本フォーマット。
これこそ絶対の原理。
事実とは、アンチミステリーの謳う、赤き真実。
これこそ絶対の事実。

そしてついにボクたちは知る、絶対の結論を。
算数パズル「うみねこ」の真実を・・・。

選択肢などあってなきが如く。
竜騎士07の真骨頂。

あなたはアンチファンタジーですか?アンチミステリーですか?
両方使い分けるのがお利巧ですな。

原理「具体的内容を知らなければ大月の説明を聞くはず」
事実「縁寿は大月の説明を断った」
結論「縁寿はボトメの具体的内容を知っている可能性は高い」

これはぱっと見ただけだと論点を先取りしている感じなのですが。

ものを読むというのは本質を正しく理解することなのです。
原理「人は真実を求めていれば、第一人者の説明を聞くはず」
事実「縁寿は大月の説明を断った」
結論「縁寿は既にボトメの内容を十分知っている可能性が高い」

こんな感じなのつもりだったのですが。
大事なのは普遍的人間の行動原理として、「具体的内容を知らなければ大月の説明を聞くはず」としたのです。

あくまで、縁寿の行動は不自然なところは感じない、というくらいの認識なのですが。
499: 名前: ケーナ:2012/08/26 05:58ID:f9BpEVQ7
デカルトさん>>497

三段論法は数学的な考え方なので
読解である『うみねこ』の解釈に適用するのは
なかなか難しいですね

ちびゆかさん>>498

「大切なのは過程ではなく結果である」
というのが現実世界での一般的な考え方であり
『うみねこ』の解釈にもそれは通じると思います

しかし その一方で
『うみねこ』には“正解が示されない”という
特殊な条件が存在します
そのため“結果だけでは誰も納得しない”のです

例えば誰かが適当に「この作品の犯人は紗音である」
と言ったとします
普通のミステリーであれば作者によって
答えが発表されますので
それで確認すれば正解と解ります
実際 この答えは正しいです

ところが『うみねこ』においては
作者が正解を示しません
ですから“正解が正解であること”を
自分で説明しなければならないわけです

これを矛盾と言えるかどうか
僕にはよくわかりませんが
「正解さえ出来れば良い」という考え方と
「根拠を説明できなければ正解とは認められない」
という考え方で
僕の中に葛藤があるのは間違いないです

ただ この葛藤が僕の考察に影響を及ぼすかというと
全然そんなことはなくて
他者に対しても自分に対しても
「根拠を説明できなければ正解とは認められない」
という考え方で一貫しています

>>“知っている”ということにはピンからキリまであると思います
>>僕が縁寿と大月教授のやり取りから読み取った
>>縁寿の“知っている”は“最低限の知識は持っている”という意味です
>>そして説明を断るのは“そもそも具体的な内容には興味がないから”です
>>縁寿が知りたいのはあくまで“六軒島の真実”なのです

>二、三行目はケーナさんが勝手に思ってるだけなのです。
>四行目も勝手に思ってるだけなのです。

これは作品中の情報から“そう解釈した”のであって
僕が“創作した”わけではありません

>>何故そんなことになるかを考えると
>>“飛び降りた自分”が体験する平行世界での出来事を
>>認識したからとしか思えないのです

>超能力でも使って平行世界の記憶を手に入れたのですか?
>非常に合理的なのです。

“ミステリーとファンタジーという一見相反するものをカオスに受け入れるということ。光は波でありまた粒子でもあり、その双方を理解しないと光は語れないように、真実もまたミステリーのような現実味と、人の心の動きといったファンタジー的側面を理解しなくてはやはり計れない。”

これは竜騎士07さんの発言ですが
屋上に立っただけで考え方が180度変わる
この現象を説明できるのはファンタジーしかないと思います
500: 名前: デカルト:2012/08/26 23:11ID:6e69QvdB
ちびゆかさん>>498

私は論点先取の例を挙げただけで、ケーナさんとちびゆかさんの議論に深入りするつもりはありませんので、続きはお二方でよろしくお願いします。

ケーナさん>>499

三段論法等の演繹は、読解の前の条件の整理の為に使う場合には有用であると考えています。
演繹は基本的に情報を増やさないで形を変えるだけの行為なので、整理やまとめに使うための武器であると認識するのが良いかと。
501: 名前: ちびゆか:2012/08/27 02:53ID:53bACXzZ
ケーナさん>>499
>普通のミステリーであれば作者によって
>答えが発表されますので
>それで確認すれば正解と解ります
>実際 この答えは正しいです

>ところが『うみねこ』においては
>作者が正解を示しません
>ですから“正解が正解であること”を
>自分で説明しなければならないわけです

「基本的に“ミステリー”と語った場合、これは“本格ミステリー”のことを指します。
 乱暴なまでに簡単に説明すれば、本格ミステリーとは、作中で説明された情報によって、
劇中の解答を待たずに読者が正答可能なものを指します。」

答えがあろうが、なかろうが、本文中に推理に必要な情報が全てあるのが「ミステリー」なのです。だから、本文中から推理の根拠を提示せよ、と言っているのです。
これは、本格、パズラーに嗜みがあれば常識なのです。これは竜騎士先生独自の考えではないのですよ。
「僕の考えたミステリーの定義」など意味がないのです。

>「正解さえ出来れば良い」という考え方と
>「根拠を説明できなければ正解とは認められない」
>という考え方で
>僕の中に葛藤があるのは間違いないです

>他者に対しても自分に対しても
>「根拠を説明できなければ正解とは認められない」
>という考え方で一貫しています

この時点で矛盾しているのです。
一貫してないから無意味な葛藤が生じるのです。
一貫していれば葛藤などないのです。

>これは作品中の情報から“そう解釈した”のであって
>僕が“創作した”わけではありません

根拠なき解釈、ロジックの破綻した解釈も、僕の考えたうみねこと同義。
正しい解釈であることを証明すればよいのです。

>これは竜騎士07さんの発言ですが
>屋上に立っただけで考え方が180度変わる
>この現象を説明できるのはファンタジーしかないと思います

誰もが「ぼくの考えたうみねこ」を抱えているのかもしれないのです。
だからこそ、論理的に説明しなければならないのです。

算数パズル、論理パズルの解というものは演繹によって出すものなのです。もう何度も言っていることなのです。ミステリー(算数パズル)に挑むなら常識だと思ってもらいたいなのです。

原理「ビルの屋上で心変わり起こすのは平行世界の記憶を持った以外に説明できない。」
事実「縁寿はビルの屋上で心変わりを起こした。」
結論「したがって魔法エンドの縁寿は平行世界の記憶を持っている。」

三段論法ならこうなるのです。幼稚な理屈なのですが、屁理屈も理屈のうち。
ただ、三段論法に当てはめると、「原理」に致命的問題があると認識できるはずなのです。原理とは基本的に「人間の常識」だと思ってくださいなのです。是非よりも、ロジックそのものを考えて欲しいのです。

演繹法、三段論法というのは論理的証明の基本だと認識し、ロジックというものを大事にして欲しいのです。

論理的思考というものを少しずつ身に着けていってもらいたいのです。

古の探偵たちも演繹により、解を導いているのです。

原理「被害者の飼い犬は顔見知りには吠えないはず」
事実「犯行当時、犬は吠えなかった」
結論「したがって犯人は顔見知りである」

ちなみに論点先取の話が出たのですが、
原理「被害者の飼い犬は顔見知りには吠えないと仮定する」
事実「犯行当時、犬は吠えなかった」
結論「したがって犯人は顔見知りである」

こういった場合が論点先取となるのです。
この二つの例の違いは流石に解ると思うのですが。

デカルトさん>>500

原理「人は真実を求めていれば、第一人者の説明を聞くはず」
事実「縁寿は大月の説明を断った」
結論「縁寿は既にボトメの内容を十分知っている可能性が高い」

これは論点先取なのですか?
デカルトさんはボクの言った例を論点先取だと言ったのです。
そこは白黒はっきりさせて欲しいのです。
502: 名前: ケーナ:2012/08/27 09:35ID:1dJWvtKS
デカルトさん>>500

“三段論法”に“演繹”ですか
学生時代は全然駄目でしたが
今でもたぶん駄目でしょうね

ちびゆかさん>>501

“ミステリーの定義”については
ちびゆかさんに同意ですし
実際『うみねこ』においても
“盤上のミステリー”については
“犯人”“動機”“トリック”は
本文中に示された情報で導き出せます

ところがこの作品はメタ構造による
ミステリー兼ファンタジーです

“盤上のミステリー”と現実の六軒島で起きた事件
そして魔女の世界におけるやり取り
その全てがミステリーで説明できるとは限らない

竜騎士07さんの発言には
そういう意味が含まれているのではないでしょうか?

>一貫してないから無意味な葛藤が生じるのです。
>一貫していれば葛藤などないのです。

正直これは「余計なことを書いてしまったな」と反省しています
一般論は一般論
『うみねこ』は『うみねこ』
そう割り切って 自分の葛藤は胸に秘めておくべきでした

>誰もが「ぼくの考えたうみねこ」を抱えているのかもしれないのです。
>だからこそ、論理的に説明しなければならないのです。

これは同意ですね
「自分の『うみねこ』を相手に理解してもらう(理解させる)」
それこそが今ここで
僕とちびゆかさんがやり取りをしている意味なのだと思います

>原理「ビルの屋上で心変わり起こすのは平行世界の記憶を持った以外に説明できない。」
>事実「縁寿はビルの屋上で心変わりを起こした。」
>結論「したがって魔法エンドの縁寿は平行世界の記憶を持っている。」

“Wikipedia”で“三段論法”について調べてみましたので
それを参考に書いてみます(あっているかどうかは知りません)

大前提:人は神秘体験によって突然 心変わりをすることがある
(人は何のきっかけもなく突然 心変わりするものではない)
小前提:縁寿は屋上に立っただけで突然 心変わりをした
結論:縁寿は屋上で神秘体験をした

その“神秘体験”が平行世界での自分の運命の理解です

これはうまく使えばこれまでとは違った角度で
自分の考察を説明できるかもしれません
ちょっと研究してみることにします
503: 名前: デカルト:2012/08/27 21:25ID:adBApDnO
ちびゆかさん>>501

>こういった場合が論点先取となるのです。
>この二つの例の違いは流石に解ると思うのですが。

この2つの例は論理的に同じことを言っていますね。
どちらも論点先取です。
504: 名前: ケーナ:2012/08/28 01:13ID:020q5ZEw
デカルトさん>>503

何か難しいですね

大前提:犬は顔見知りには吠えない
小前提:犯行当時 犬は吠えなかった
結論:犯人は顔見知りである

これでも駄目ですか?
505: 名前: ちびゆか:2012/08/29 00:21ID:76lNDRcy
デカルトさん>>503
ボクの書き方が悪いのかなあ。
本質的に違うはずなのです。

原理「被害者の飼い犬は顔見知りには吠えないはず」
事実「犯行当時、犬は吠えなかった」
結論「したがって犯人は顔見知りである」

原理「被害者の飼い犬は顔見知りには吠えないと仮定する」
事実「犯行当時、犬は吠えなかった」
結論「したがって犯人は顔見知りである」

上のケースは物語の中で顔見知りには吠えない犬というのが記述から確認されている場合なのです。ミステリー的には普遍的な原理なのです。

下のケースは被害者の犬を良く解らないのに、勝手に仮定した場合なのです。
この場合では詭弁になると思うのですが。

ケーナさん>>502
三段論法の話は大事だと思うのですよ。
小冊子「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」の
アンチファンタジーの謳う「人間の常識、私達の基本フォーマット」というのが三段論法の原理に該当するのです。
そして、アンチミステリーの謳う「赤き真実」は三段論法の事実に該当するのです。
この「人間の常識」を原理、「赤き真実」を事実とし、結論を出すといううみねこの仕掛けというか、このアイデアは間違いないと思うのです。

>大前提:人は神秘体験によって突然 心変わりをすることがある
>(人は何のきっかけもなく突然 心変わりするものではない)
>小前提:縁寿は屋上に立っただけで突然 心変わりをした
>結論:縁寿は屋上で神秘体験をした

結論が飛躍しているのです。
この場合なら
大前提 人は神秘体験がなければ突然の心変わりはしない
小前提 縁寿は屋上に立っただけで突然 心変わりをした
結論 縁寿は屋上で神秘体験をした

これなら理論上は真だと思うのです。

あと、本文の記述から前提の根拠を示さないと、ただの仮定になってしまうのです。
大前提 人は神秘体験がなければ突然の心変わりはしないと仮定する
小前提 縁寿は屋上に立っただけで突然 心変わりをした
結論 縁寿は屋上で神秘体験をした

仮定した前提では詭弁になってしまうのです。
だからミステリーでは全ての推理に作中から根拠を示す必要が出てくるのです。
506: 名前: ケーナ:2012/08/29 05:06ID:8aRgJlRT
ちびゆかさん>>504

>この「人間の常識」を原理、「赤き真実」を事実とし
>結論を出すといううみねこの仕掛けというか
>このアイデアは間違いないと思うのです。

『うみねこ』における“赤字”は“問答無用の真実”ですから
三段論法に当てはめるとすると
“大前提”の部分に入ってくるのではないでしょうか?

>大前提 人は神秘体験がなければ突然の心変わりはしない
>小前提 縁寿は屋上に立っただけで突然 心変わりをした
>結論 縁寿は屋上で神秘体験をした

>これなら理論上は真だと思うのです。

“突然の心変わり”は神秘体験以外でも有り得るので
ここまで強気に言い切れるものではないと思います

大前提:人はそれに見合うきっかけがあれば突然 心変わりをする
小前提:縁寿は屋上に立っただけで突然 心変わりをした
結論:縁寿には屋上に立っただけで突然 心変わりをするきっかけがあった

こんなところでどうでしょうか?

正直“三段論法”は難しいですね
ネットの具体例を見ていても
「本当にこれで成立しているの?」
というのがあります
507: 名前: ちびゆか:2012/09/01 00:12ID:44UVzm3I
ケーナさん>>506
>『うみねこ』における“赤字”は“問答無用の真実”ですから
>三段論法に当てはめるとすると
>“大前提”の部分に入ってくるのではないでしょうか?

小冊子の内容はアンチファンタジーの人間の常識、私達の基本フォーマットの方が「原理」に該当していますのです。
赤き真実は「事実」に該当するのです。

でもこれは結構当たり前のことなのです。
人間の常識と赤き真実。この二つから結論を出すというのは当然といえば当然なのです。

あと事実上、ファンタジーから決別しないといけないのです。
人間の常識、私たちの基本フォーマットに反するのです。

>“突然の心変わり”は神秘体験以外でも有り得るので
>ここまで強気に言い切れるものではないと思います

ケーナさん自身が縁寿の心変わりは神秘体験以外では説明できないと言ったはずなのですが。
それが魔法エンドの縁寿に平行世界の記憶があるという根拠だったのですよ。
一貫性がないのです。

>正直“三段論法”は難しいですね
>ネットの具体例を見ていても
>「本当にこれで成立しているの?」
>というのがあります

人に説明するときに役に立つのです。
相手に自分の考えを正確に伝えることが出来るのです。

話は変わりますのですが、EP8の漫画版を読んでるのですか?
新情報が結構あるみたいなのですが。
508: 名前: ケーナ:2012/09/01 05:32ID:c2FALNCW
ちびゆかさん>>507

>私達の基本フォーマットの方が「原理」に該当していますのです。
>赤き真実は「事実」に該当するのです。

たとえば以下の赤字がありますよね

《赤:これまで(EP1~4)のあなた(戦人)は探偵デシタ! (探偵である)あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!》

これを三段論法に当てはめると
以下のようになるのではないでしょうか?
大前提:《赤:これまで(EP1~4)のあなた(戦人)は探偵デシタ! (探偵である)あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!》
小前提:EP2ラストで戦人は死んでいる金蔵を目撃し会話した
結論:EP2ラストの戦人は探偵ではない

何かこれは特殊例のような気がしますので
もっと別の例も

大前提:《赤:真実を語る時、赤を使うことにする》
小前提:《赤:全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!》
結論:EP2ラストで戦人が目撃した金蔵は金蔵ではない

正直 どう使えばよいのかよく解りません

>ケーナさん自身が縁寿の心変わりは神秘体験以外では説明できないと言ったはずなのですが。
>それが魔法エンドの縁寿に平行世界の記憶があるという根拠だったのですよ。
>一貫性がないのです。

“物語”の解釈としてはそれ以外に考えられないのですが
“三段論法”で考えると
“神秘体験”に限定できるものではないということです

>話は変わりますのですが、EP8の漫画版を読んでるのですか?
>新情報が結構あるみたいなのですが。

僕はコミックは読んだことがないです
でも 現在進行形で展開しているわけですから
竜騎士07さんがてこ入れしてくるとしたら
コミックでしてくるというは充分に考えられますよね

ちなみにちびゆかさんはコミックにおける新情報を
何かご存知ですか?
509: 名前: ちびゆか:2012/09/03 21:53ID:15NSRECo
ケーナさん>>508
>これを三段論法に当てはめると
>以下のようになるのではないでしょうか?
>大前提:《赤:これまで(EP1~4)のあなた(戦人)は探偵デシタ!
> (探偵である)あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!》
>小前提:EP2ラストで戦人は死んでいる金蔵を目撃し会話した
>結論:EP2ラストの戦人は探偵ではない

面白いのです。
でも問題はあるのです。
結論の「EP2ラストの戦人は探偵ではない」は、大前提の赤字「これまでのあなたは探偵でした」に矛盾するのです。
本来なら一貫して出題戦人は「探偵」であり、主観を偽ることが出来ないのです。EP2のラストだけ探偵ではないというのは少し変な感じなのです。

>大前提:《赤:真実を語る時、赤を使うことにする》
>小前提:《赤:全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!》
>結論:EP2ラストで戦人が目撃した金蔵は金蔵ではない

>正直 どう使えばよいのかよく解りません

これも面白いのです。
ただこれはぱっと見た感じでは詭弁だと思うのです。

大前提 赤字は絶対の真実と仮定する
小前提 《赤:全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!》
結論 EP2ラストで戦人が目撃した金蔵は金蔵ではない

言ってることはこういう理屈なのです。
これも探偵である戦人の主観を信用しないという部分が違和感があるのです。

三段論法を算数パズルの解を導く手法として有用かと思ったのですが、自分の考えを相手に正しく伝える手法としても有用な感じなのです。

>“物語”の解釈としてはそれ以外に考えられないのですが
>“三段論法”で考えると
>“神秘体験”に限定できるものではないということです

変な理屈なのです。
「物語」の解釈とは何なのですか?
「魔法エンドの縁寿は平行世界の記憶を持っている」
これの根拠として「縁寿の心変わりは神秘体験に以外説明できない」と
ケーナさんは言ったはずなのですが。
他にも根拠があるのですか?

>僕はコミックは読んだことがないです
>でも 現在進行形で展開しているわけですから
>竜騎士07さんがてこ入れしてくるとしたら
>コミックでしてくるというは充分に考えられますよね

凄いことになっているのですが。
あとがき
「こんにちは、竜騎士07です
中略
これから先も、この漫画では原作で描かれなかった様々な真相を夏海先生が描いてくれるでしょう。それは僕が夏海先生の情熱に負け、愛の深さに感動し、それを明かす決意をしたからです。
中略
何度でも僕は言いたい。うみねこを追いかけて下さった皆さんに言いたいのです。今だけが、最後の答えあわせを楽しめる唯一の機会なのです、と。
どうぞあなたの推理や考察が有意義なものになりますように。ヒントも答えも、全てがここにあります。愛がなければ視えない。」

ついにというか漸く、偉大なる竜騎士先生がミステリー史上類のない5000ページに及ぶ算数パズルの答えを出すという決意を持たれたようなのです。
まさに啓示の時が来たという感じなのです。

まだ1巻しか見ていないのでアレですが、
新情報で気になったのは、魔方陣の描き方なのです。
まず、ポスターのような紙に、文字と図形を書いて、その部分を切り抜くのです。そして扉に紙を貼り、赤い塗料のスプレーで吹き付けるだけで、一瞬で文字と図形が書けるのです。
漫画では「ハッピーハロイン」の文字とカボチャと魔女の絵を紗音が書いたみたいなのです。
510: 名前: ケーナ:2012/09/04 01:23ID:5ciYciA6
ちびゆかさん>>509

>大前提:《赤:これまで(EP1~4)のあなた(戦人)は探偵デシタ!
> (探偵である)あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!》
>小前提:EP2ラストで戦人は死んでいる金蔵を目撃し会話した
>結論:EP2ラストの戦人は探偵ではない

よく考えてみれば“大前提”と“結論”が逆である時点で
既に三段論法として破綻していますよね

>大前提:《赤:真実を語る時、赤を使うことにする》
>小前提:《赤:全ゲームの開始時に金蔵はすでに死んでいる!》
>結論:EP2ラストで戦人が目撃した金蔵は金蔵ではない

これもそもそも《赤:真実を語る時、赤を使うことにする》
ということはこの作品の前提条件ですから
大前提に入れる意味がありませんでした

どうも赤字を三段論法で使うのは難しそうです

>「物語」の解釈とは何なのですか?
>「魔法エンドの縁寿は平行世界の記憶を持っている」
>これの根拠として「縁寿の心変わりは神秘体験に以外説明できない」と
>ケーナさんは言ったはずなのですが。

僕が三段論法を使わないで考えた場合
このような考えになります

しかし三段論法の“大前提”は“普遍的事実”のはずですから
心変わり=神秘体験
という等式はおかしいということになります

>ついにというか漸く、偉大なる竜騎士先生が
>ミステリー史上類のない5000ページに及ぶ
>算数パズルの答えを出すという決意を持たれたようなのです。

凄い情報をありがとうございます

取りあえずEP8のコミックは買いですね
僕は個人的に非常に気になっていることがあって
EP7のお茶会において
絵羽が地下貴賓室で目覚めた時
ベッドに魔女の姿はあるのかどうか
是非知りたいです

コミックにおいてベッドの状況が描かれなければ
おそらく意図的に描いていませんし
描かれていて魔女の姿がなければ僕の考察が破綻します

ちょっとドキドキです
511: 名前: ケーナ:2012/09/04 01:25ID:5ciYciA6
僕の考察をまとめた

『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』を
下記URLで公開しましたので

是非ご覧下さい
http://keena/。web。fc2。com/
(“。”は“ピリオド”に変換してください)

この掲示板で書いたことと同じことが多いですし
“本文中に根拠を示す”形式ですので
普通の人には考えも付かないような
そんな凄い考察を期待してもらっても困るのですが

それでも僕が調べた限りでは
このレベルに到達している考察は皆無だと思います

ちびゆかさんなら
ツッコミどころ満載だと思いますので
話のタネにしていただけたら幸いです

またその他の方も
疑問 ツッコミ 何でも結構ですので
ご意見よろしくお願いします

これから方々を回って
“挑発的な宣伝”をしてこようと思いますが
無反応も寂しいですし
かといってこの場が荒れるのも
本意ではないので難しいところです
(鬼炎さんのところと2ちゃんねるはどうしよう…)
512: 名前: ちびゆか:2012/09/05 23:38ID:10RiXXz6
ケーナさん>>511
考察見たのです。
かなりのボリュームなのです。

読むだけでも大変なのです。これからじっくり読もうかと思うのです。

煽り文句みたいなのは相変わらずなのです。
これはプロレスのマイクパフォーマンスみたいで、ケーナさんにとっては必要不可欠の要素なのですね。

最後にボクのことも触れていたのですが、ボク自身は、至ってる奴など絶対にいない、至っていると思い込んでいるだけ、という否定的発言を繰り返していたのですが、ケーナさんの役に立っていたのか疑問なのです。

>凄い情報をありがとうございます
>取りあえずEP8のコミックは買いですね

まさに啓示の時が訪れようとしているのです。
ミジンコかゾウリムシ程度のものも満足に読めない我ら人の子に、竜騎士先生が知性という光を照らして下さるのです。
まあ、うみねこ関連は全部買いなのですね。

>僕は個人的に非常に気になっていることがあって
>EP7のお茶会において
>絵羽が地下貴賓室で目覚めた時
>ベッドに魔女の姿はあるのかどうか
>是非知りたいです

ここは、わざと生死不明にしたと思うので、普通は書かないと思うのです。
でも、答えを出すという決意をしたなら書く可能性もあるのですね。
513: 名前: ケーナ:2012/09/06 04:54ID:44xd9fqB
ちびゆかさん>>512

>読むだけでも大変なのです。これからじっくり読もうかと思うのです。

コスト的理由で「A5で100ページ以内に収める」
必要があったため
無茶苦茶圧縮してあるのですが
(試しに1ページ印刷してみるとそのフォントサイズに驚くと思います)

通常なら200ページ近くになったと思います
ただ 引用が8~9割近いと思いますので
僕の書いた文章自体はかなり少なめです

>煽り文句みたいなのは相変わらずなのです。

「自分はこれだけ考察している」という自負がありますから
『最終考察』や『真相』程度の考察
あるいは巷のトンデモ考察で納得している連中には
どうしても厳しくなってしまうのかもしれません

>ボク自身は、至ってる奴など絶対にいない、
>至っていると思い込んでいるだけ、
>という否定的発言を繰り返していたのですが、
>ケーナさんの役に立っていたのか疑問なのです。

それが全然役に立っているのですね
「ちびゆかさんにどう説明しよう」
こう考えることで思いついた考察がいくつもありますし
否定されるということは自分の考察を客観視するためには
不可欠です
それに何より1人で考察していても
全然面白くありませんからね

これからも是非よろしくお願いします

>まあ、うみねこ関連は全部買いなのですね。

僕は昔『ひぐらし』の没原稿集を手に入れるために
コミック既刊全部と『ひぐらし祭』のセット
というのをオークションで買ったことがあるのですが
(何せ応募券単独の値段が2000円を超えて取引されていましたから
それならセットで買ってバラして売ったほうが良いと判断しました
実際 買ったときよりも高く売れました)

結構なボリュームでした
あれ以上になると思うと眩暈がします

>>僕は個人的に非常に気になっていることがあって
>>EP7のお茶会において
>>絵羽が地下貴賓室で目覚めた時
>>ベッドに魔女の姿はあるのかどうか
>>是非知りたいです

>ここは、わざと生死不明にしたと思うので、普通は書かないと思うのです。
>でも、答えを出すという決意をしたなら書く可能性もあるのですね。

そうなんですよね
たぶん描くとしてもモロに描くのではなくて
ベッドの隅のほうが描かれて
そこにドレスの一部が見えるとか
そんな描き方をすると思いますが…
514: 名前: haimao:2012/09/07 03:09ID:04bkFQsD
先日こちらに書き込みしたものです。面倒くさがりな性分でまったく返信できておりませんで申し訳ありません。
しかしケーナさんの考察を拝見させていただいたので久しぶりに書き込みさせていただきます。


ところでまたエピ3の話になりますが、エピ3のベアトは、碑文をとかれなかったら第二の晩をどうやって実行に移そうとしたのでしょうか。
絵羽がたまたま黄金を見つけたことによって渡来庵組みは分断されていきましたが、そうでなかったら紗音に協力する人間は南条しか残っていません。篭城されたら犯行を起こせない気がしますがどうするつもりだったのでしょうか。
515: 名前: ケーナ:2012/09/07 04:43ID:36D6ECRO
haimaoさん>>514

お久しぶりです

>篭城されたら犯行を起こせない気がしますが
>どうするつもりだったのでしょうか。

僕は正直 ここまで考えてはいませんでした

というのはEP3の核となった偽書を書いたのは
八城十八だと考えられますが
八城十八が書きたかったのは
“碑文の謎が解かれ絵羽1人が生き残った”という
現実を反映した偽書です

ですからもともと第二の晩以降は
想定されていないと思うのです

ただ“紗音と嘉音は死んでいる”という設定ですから
姿を目撃されなければ自由に行動できますし
(仮に目撃されても「あれは金蔵が仕組んだ芝居だ」と誤魔化すことも可能です)
南條が手駒として残っている以上
南條をうまく使えば
個別に切り崩しを図れるのではないでしょうか
516: 名前: ケーナ:2012/09/07 19:05ID:36D6ECRO
haimaoさん>>514

すみません
>>515は忘れてください

しばらく考察していなかったため
呆けていたようです

これはまず
EP3の核となった偽書の内容はどうだったのか
考える必要があります

絵羽が碑文を解き
誤って楼座を殺してしまい
その後 碑文に見立てた殺人を続けていく

これがEP3の核となった偽書の内容です

EP3はそれをゲームマスターのベアトが
ゲーム盤に拡張したものですが
核そのものは変えられないため
“碑文が解かれない”という展開自体が
そもそも考えられないのです
517: 名前: ちびゆか:2012/09/08 23:14ID:68Ljbr74
ケーナさん>>513
やっと全部読んだのです。
頭には入っていないのですが。

>それが全然役に立っているのですね
>「ちびゆかさんにどう説明しよう」
>こう考えることで思いついた考察がいくつもありますし
>否定されるということは自分の考察を客観視するためには
>不可欠です

じゃあ遠慮なく否定していくのです。

>結構なボリュームでした
>あれ以上になると思うと眩暈がします

漫画って結構いいかもしれないのです。
情報が取捨選択されていて、視覚的にも解り易いし、何度も気軽に読み返せるのです。前、花さんに漫画版でも問題ないって言ったのですが、むしろ漫画の方が効率的で良いのかもしれないと思うのです。

EP4で縁寿の六軒島の場面の最後
「ハバナイスドリーム。シーユーヘル」
「クール」

これが意味がよく解らなかったのですが。
クールって天草のセリフみたいで。

漫画だと顔面を負傷した絵羽が言ってるみたいになってたのです。
クールって天草が言ったものと思ってたので、ちょっとびっくりなのです。
普通に縁寿が絵羽の額に杭を突き刺して殺そうとしている感じだったのです。

少なくとも天草に縁寿が六軒島で殺された?という感じではなかったのですが。
漫画だと視覚的に解るのが凄いと思ったのです。

haimaoさん>>514
こんにちわなのです。
haimaoさんは漫画版読んでいるのですか?
とくにEP8で新情報が出るみたいなのです。
ガンガンとか全く読まないので、漫画の情報とか知っていたら教えて下さいなのです。
518: 名前: ケーナ:2012/09/09 07:04ID:2eXT6T5Z
ちびゆかさん>>517

>じゃあ遠慮なく否定していくのです。

よろしくお願いします
ちなみに“元ネタ系”はちびゆかさんは
理解できますか?

僕は竜騎士07さんとは
世代と文化が近いせいか
結構すんなり理解できるのですが
『メタルギア』や『ミシシッピー殺人事件』は
解らない人のほうが多いのではないかと思うのですが…

>漫画って結構いいかもしれないのです。
>情報が取捨選択されていて、視覚的にも解り易いし、
>何度も気軽に読み返せるのです。

小説と違って情報量が限られるため
推理に必要な情報だけが取捨選択されている
可能性がありますよね

>少なくとも天草に縁寿が六軒島で殺された?という感じではなかったのですが。
>漫画だと視覚的に解るのが凄いと思ったのです。

僕は漫画には“絵で見て解るが故の罠”というものがあると思います
この『うみねこ』という作品には“幻想描写”“幻想修飾”が存在します
これは文字ではなく絵になっても有効で
むしろ文字の時よりも効果的なのではないかと思います

例えばEP3の終盤
絵になれば真相が理解できるかというと
まったくそんなことはなくて
むしろ絵で描かれている分
幻想修飾がよりリアルに見えると思います
519: 名前: sevencity:2012/09/09 15:12ID:f9Ie7ssU
ちょっと失礼。

>>517
>EP4で縁寿の六軒島の場面の最後
>「ハバナイスドリーム。シーユーヘル」
>「クール」
>
>これが意味がよく解らなかったのですが。
>クールって天草のセリフみたいで。
>
>漫画だと顔面を負傷した絵羽が言ってるみたいになってたのです。
>クールって天草が言ったものと思ってたので、ちょっとびっくりなのです。

今頃こんな初期問題を議論していることに驚き。wikiもだいぶレベルが下がった?
520: 名前: ちびゆか:2012/09/10 21:45ID:aaRfaITi
ケーナさん>>518
>ちなみに“元ネタ系”はちびゆかさんは
>理解できますか?

結構解ったのです。博学なのですね。

ボクは一つの本気のネタを探し、真面目に考察することが大事だと思うのです。
以前ガンダムの話をしたのですが、シャアは四つの名を持つ。ダイクン、マス、アズナブル、クワトロ。そして紗音も理御ダイクン、ヤス、紗音アズナブル、嘉トロ。
ただこういった言葉遊びだけで終わってしまってはいけないと思うのです。
更に大きな視点、違った視点で物事をみることが必要だと思うのです。

ザビ家の四兄弟、ギレン、キシリア、ドズル、ガルマ。これは蔵臼、絵羽、留弗夫、楼座に該当し、更にどういうわけか、次男の娘が唯一の生き残りとなるのです。ミネバと縁寿には共通点が多いのです。
ここから、ミネバに一年戦争の真実を伝えるべきか、否か。
ミネバは一年戦争の真実を探る旅にでるべきか。

こういったところまで考えるべきだと思うのです。クワトロならどうミネバに接するか、ハマーンならどう接するか、とか。

もちろんガンダムのことばかり考えていてもダメなのです。
バランスが重要で、86年世界はガンダム、98年世界は当然我らがエヴァになるのです。
セカンドインパクトから12年後。
ラストエンジェル、使徒縁寿とエヴァとの決戦、第三六軒島。

縁寿が手にする鍵はベアトリーチェ補完計画の要、ネブカトなんとかの鍵。

全ては十八のシナリオ通り。

ボクはこのガンダムとエヴァの二本柱に、更に「一なるネタ」というべきアレを加え、この三本を考察の中心にしていますのです。
今、ケーナさんやデカルトさんに偉そうなことを言えるのは「一なるネタ」の発見があったからなのです。

他にも北斗の拳やキン肉マンといったものも勉強はしているのですが。
これはなじみがないので、本質的な部分がいまいち解らないのです。
できるだけ多角的な視点を持とうかと努めていますのです。

ぶちゃけ去年の春頃まで、ネタだけで解けると信じていたのです。
でもそれではダメだと師匠から教えてもらい、真面目な部分も考えるようになったのです。
でも本質的にはボク自身の考えはあまり変わっていないのです。

>僕は漫画には“絵で見て解るが故の罠”というものがあると思います
>この『うみねこ』という作品には“幻想描写”“幻想修飾”が存在します
>これは文字ではなく絵になっても有効で
>むしろ文字の時よりも効果的なのではないかと思います

確かに罠になる面もあると思うのです。絵で見てしまうと強烈な先入観を持ってしまうのです。

EP4で縁寿の六軒島の場面の最後
「ハバナイスドリーム。シーユーヘル」
「クール」

これなのですが、ケーナさんの考察だと「クール」(絵羽)となっていたのですが、どうやって絵羽だとわかったのですか?
絵羽のセリフだとすぐ解ったのですか?
521: 名前: ケーナ:2012/09/10 22:26ID:42JeXsRT
ちびゆかさん>>520

“駿河屋”で『うみねこ』のコミックを調べてみると
なかなか面白かったです

『うみねこのなく頃に Episode1 全4巻セット / 夏海ケイ』
定価\2490→売価\130

とんでもない値段ですが
“駿河屋”では珍しいことではありません

『ランクB)八神くんの家庭の事情 全7巻セット / 楠桂』
定価\2786→売価\50

これなんて1冊 約7円ですから
(この作品がこの値段なら買いですね)

もっと面白いのがこれです

『うみねこのなく頃に Episode4 1~5巻セット / 宗一郎』
定価\3040→売価\900

『うみねこのなく頃に Episode4 1~6巻セット / 宗一郎』
定価\3690→売価\2080

定価650円の本が増えるだけで
値段が1180円も上がります

“駿河屋”のこういうところ大好きです
どの組み合わせで買うのが一番安いのか
考える楽しみがある店など
そうそうあるものではありません
(普通にAmazonで新品が定価で買える商品が
中古なのに定価よりも高いこともありますし)

>理御ダイクン、ヤス、紗音アズナブル、嘉トロ。

僕は個人的には前にちびゆかさんが言っていた
“九羽鳥バジーナ”が結構好きだったのですが…

>他にも北斗の拳やキン肉マンといったものも勉強はしているのですが。

結構ジャンプネタは多いですよね
「“ウォーズマン理論”が用いられているのでは?」
という話もありましたし

>ケーナさんの考察だと「クール」(絵羽)となっていたのですが、
>どうやって絵羽だとわかったのですか?

あの時点であの場にいたのは縁寿と絵羽だけですからね
ただ 絵羽は幻想で実際には天草です
522: 名前: ちびゆか:2012/09/10 22:43ID:e5FlIa1K
追記
ケーナさん、haimaoさん
なんとなく割り込み失礼なのです。
>これはまず
>EP3の核となった偽書の内容はどうだったのか
>考える必要があります


「『うみねこ』世界の出身者である黄金の魔女ベトリーチェ
彼女が自分の出身世界を基にして作り出したのが
この作品において“ゲーム盤”と呼ばれる彼女の領地です」

「この作品における“偽書”は
作品中の現実世界に実在する人物が書いたものです
基本的に彼らはただの愉快犯ですから
メッセージボトルに見せかけた偽書を書くだけです
“領地”とかそういうのは関係ないのです」

これは>>478のケーナさんの発言なのですが、基本的に魔女のゲーム盤世界と人間の世界(十八のいる世界)が乖離しているのです。二つの世界の接点が無いのです。

ケーナさんは十八の都合(絵羽が碑文を解き生存する前提の物語を書く)で、
絵羽が碑文を解かないケースは想定していないという考えだと思うのですが、ケーナさんの世界観では詭弁になるのです。

ファンタジー世界のプリンセス マジカルベアトが生み出した世界、領地、これがケーナさんのゲーム盤なのです。

ファンタジー世界の存在のベアトに人間の十八の都合で、影響が出るというのは不合理なのです。
ファンタジー世界のベアトは十八の都合など全く関係なくゲームのシナリオを生み出せるのです。ケーナさんの世界観ならば。

そもそも、建前としてベアトのゲーム盤世界は1986年の猫箱に無限の世界を生み出すというものなのです。
86年より未来の存在、十八は猫箱の外の人物なのです。
ケーナさんの世界観ではベアトは猫箱の外の十八の脳みそまで魔法で操っているのですか?

523: 名前: ちびゆか:2012/09/10 23:03ID:3eQs/BUg
ケーナさん>>521
そんなに安いのですか。
ボクは新品がいいので普通に本屋で買うのですが。

>あの時点であの場にいたのは縁寿と絵羽だけですからね
>ただ 絵羽は幻想で実際には天草です

ボクも実際は天草がいて縁寿を殺したように感じたのですが、
幻想とはいえ「クール」が絵羽のセリフだとしたら、天草が縁寿を殺害する場面は出てこないのですが。
逆に縁寿が天草(幻想の絵羽)を殺したみたいなのです。
漫画版だと思いっきり縁寿が「クール」と言った(ような)絵羽を殺す感じだったのです。縁寿が殺されるという気配がないのです。
524: 名前: ケーナ:2012/09/11 07:02ID:72.T1333
ちびゆかさん>>522 >>523

>ファンタジー世界の存在のベアトに
>人間の十八の都合で、影響が出るというのは不合理なのです。
>ファンタジー世界のベアトは十八の都合など全く関係なく
>ゲームのシナリオを生み出せるのです。

確かに絶大な魔力を誇る魔女のベアトなら
いかなる物語も自由に紡ぐことができるでしょう
しかし それでは何の意味もないのです

僕の解釈では
魔女のベアトは“雛ベアトの戦人版”である
“プレイヤーの戦人”にミステリー勝負を仕掛け
“無能な戦人”として生み出された“プレイヤーの戦人”が
自分に勝つような奇跡が起これば
自分を愛してくれたかつての戦人が蘇る

そのように期待してこのゲームを始めたわけです

ということはこのゲームにおいては
プレイヤーの戦人のためのヒントが重要になります
ですから“現実世界の存在であるメッセージボトル及び偽書”
また“過去の現実世界での出来事”
これらを忠実にゲームに持ち込む必要があるのです

無数にある偽書の中から八城十八の偽書をゲームに使うのは
八城十八が戦人であるためということがあるでしょうし
“真相を知る”十八自身が“真相を伝える”という目的で書いているため
ということもあるでしょう

>建前としてベアトのゲーム盤世界は
>1986年の猫箱に無限の世界を生み出すというものなのです。

1986年の出来事を猫箱に閉ざすことで
無限の可能性を求めたのは
現実世界に生きた紗音であり
魔女となったベアトではありません

>86年より未来の存在、十八は猫箱の外の人物なのです。
>ケーナさんの世界観ではベアトは猫箱の外の十八の脳みそまで魔法で操っているのですか?

魔女のベアトはEP5のラストで消滅していますので
EP6以降はもう
“魔女のベアトのゲーム”ではなくなっています
少なくともEP6は“魔女となった戦人によるゲーム”ですが
EP7とEP8は正直良く解りません
無理に解釈すると
EP7は魔女の世界においての戦人とベアト以外による
ベアトのゲーム盤の解釈(テーブルトークRPG風に言うと
ルールブックの解読)
EP8は“魔女となった戦人による縁寿のためのゲーム”
といったところでしょうか

>そんなに安いのですか。
>ボクは新品がいいので普通に本屋で買うのですが。

ブックオフの最安値が100円ですから
ちょっと考えられない値段ですよね

ヤフーオークションでも送料を考えると
あんな値段では買えないと思います

それに商品の充実度が凄まじく
大概の商品は発売後1ヶ月もあれば入荷しています

>漫画版だと思いっきり縁寿が「クール」と言った(ような)絵羽を殺す感じだったのです。
>縁寿が殺されるという気配がないのです。

あの場面には“観測者”がいませんので
自由に幻想描写が可能です
ですから銃声以外の要素は
全て無視してしまってよいと思います

むしろ重要なのはEP6における天草と小此木の電話の内容です
525: 名前: ちびゆか:2012/09/11 21:08ID:97m1iCz7
ケーナさん>>524

>魔女のベアトは“雛ベアトの戦人版”である
>“プレイヤーの戦人”にミステリー勝負を仕掛け
>“無能な戦人”として生み出された“プレイヤーの戦人”が
>自分に勝つような奇跡が起これば
>自分を愛してくれたかつての戦人が蘇る

三行目以外は自然な解釈で良いと思うのです。
戦人が無能なのは駒ゆえに無能。
ベアトと戦人は造物主と被造物の関係にあるのです。正確には領主と領主が生み出した駒の関係にあるのです。
領主が「無能の戦人」を生み出したのではなく、領主が生み出した存在は全て「無能」(被造物)となるのです。
ベアトが戦人を何度も殺して蘇らせることができるのは、領主(造物主)だからなのです。

>ということはこのゲームにおいては
>プレイヤーの戦人のためのヒントが重要になります
>ですから“現実世界の存在であるメッセージボトル及び偽書”
>また“過去の現実世界での出来事”
>これらを忠実にゲームに持ち込む必要があるのです

ここからがおかしいのです。

86年の無限の猫箱に未来の十八の都合など関係ないのです。過去や現在ならともかく。
ベアトが6年前の罪を思い出させているのは86年の戦人に対してなのですよ。

あと魔法で86年を切り取ったなら、過去や現在の情報など必要ないのです。
人間の理屈で考えているのか、ファンタジーの理屈で考えているのか良く解らないのです。

>1986年の出来事を猫箱に閉ざすことで
>無限の可能性を求めたのは
>現実世界に生きた紗音であり
>魔女となったベアトではありません

これもおかしいのです。何が言いたいのかもよく解らないのです。
「『うみねこ』世界の出身者である黄金の魔女ベトリーチェ
彼女が自分の出身世界を基にして作り出したのが
この作品において“ゲーム盤”と呼ばれる彼女の領地です」

ゲーム盤を創ったのはベアトだとケーナさんは言ったのですが。
無限の猫箱世界はベアトが創ったという認識でいいのですね?

>魔女のベアトはEP5のラストで消滅していますので
>EP6以降はもう

今はEP3の話をしているのではないのですか?
絵羽が碑文を解かないケースは想定していないという話だったのですよ。

>あの場面には“観測者”がいませんので
>自由に幻想描写が可能です
>ですから銃声以外の要素は
>全て無視してしまってよいと思います

これもおかしいのです。
何故銃声だけ本物だといえるのですか?
というかどこに「銃声」と書いてあったのですか?


526: 名前: ちびゆか:2012/09/11 21:21ID:f3vpSHSn
2chにEP8の新情報があったので貼っとくなのです。

ガンガンJOKERの漫画版EP8の今月号で明かされた物まとめ

・ベアトがカボチャ型のおかしを持って「見よ!壊れたキャンディーもこの通り!」と言ってて
縁寿が「壊れてないのと取り換えたんでしょー!」とじゃれあってる場面。EP2のベアトのカボチャのおかし修復の伏線かな?

・絵羽のモノローグ「真実の重みや孤独や悲しみに耐えきれなくなった私は、あなたとの関係の修復を断念してしまった。
最後までお互いに呪いの言葉を吐きあって。せめてこれ以上あなたを嘆かせまいとあの日の真実は守り通したけど
それすらもあなたにとって良かったのか私には分からない」絵羽が縁寿に真相を教えなかった事の伏線のようだ。

・以降クイズ大会がかくれんぼに変更

・ベアトが夏妃の部屋の扉にEP1の時のような赤ペンキのいたずらをしていてる場面を見つかってしまう場面あり

・ベアトの夏妃へのセリフ「金蔵の事他の親族にチクッてあんたが疑われるように仕組んでさ、あんたの困る顔
見ながらざまぁみろって思ってたぜ。」EP5の真相のようだ

・サソリのお守りについて「あれのせいであなたは私の部屋に入れなかったのですよね」
ベアト「入れねぇわけあるかよ!だって黄金の魔女の孫だぜ?つってもそういう設定だったからさ、一応入れなかった
って事にして、代わりにドアベッタベタにしてビビらせてやる事にしたんだよ」

・EP1の夏妃が見た手紙の内容「右代宮夏妃様 私とあなたどちらが当主にふさわしいか、決着をつけましょう
私の肖像画の前にてお待ちしております」どうやらあの手紙はそのまんまの内容だったようだ。

・EP1の夏妃の持ってた銃について「弾丸の入ってない銃だって気付かずに勇ましく決闘に現れたりしてさぁ
あらかじめ弾丸抜いて渡してやったのに確認もせずずーっと意気揚々と振り回してんの!あれ超滑稽だったぜぇ?」
「火薬さえ入ってりゃ発砲音はするし、硝煙も上がるんだぜぇ。あんたど素人だから知んねえだろ」

→夏妃が弾の確認もせずに銃を携帯していた馬鹿だということが確定

・かくれんぼで夏妃とベアトが見つかりそうになり、タンスに隠れる。探しに来た絵羽が縁寿を殺そうとしてる様子が
タンスの中から見える。夏妃が止めに出ると、演技でしたぁと言われ見つかる。EP5の秀吉殺しの真相だと思われる。
527: 名前: ケーナ:2012/09/11 23:03ID:72.T1333
ちびゆかさん>>525 >>526

>戦人が無能なのは駒ゆえに無能。

EP5の戦人は駒なのに優秀ですよ
ところがEP2の戦人は赤字で無能宣言されています
さらに言えばプレイヤーの戦人は駒ではないと思います

また駒であっても本人と変わらないわけですから
優秀な人の駒は優秀で
無能な人の駒は無能なのです

>86年の無限の猫箱に未来の十八の都合など関係ないのです。

猫箱は紗音の願いであって
ベアトの願いではありません
ここをきちんと分けないと話がこんがらがると思います

この作品における猫箱とは
爆発によって全ての証拠が抹消されてしまうため
六軒島で何が起こったのか解らなくなることです

そして それを仕組んだのは紗音であり
魔女のベアトとは何の関係もないのです

>あと魔法で86年を切り取ったなら、
>過去や現在の情報など必要ないのです。

メッセージボトル及び偽書は
単なるミステリーですから
それをゲーム盤に拡張するだけでは
あまりにヒントが少なすぎますし単調になります
そこで切り口を変えたヒントとして
過去や現在の話を盛り込んでいるのでしょう

>人間の理屈で考えているのか、
>ファンタジーの理屈で考えているのか良く解らないのです。

ベースはファンタジーです
デコレーションの部分に
現実がちりばめられていると考えてください

>今はEP3の話をしているのではないのですか?
>絵羽が碑文を解かないケースは想定していないという話だったのですよ。

EP3単独では説明する材料が足りませんので
他のEPを引用して説明しています

>何故銃声だけ本物だといえるのですか?
>というかどこに「銃声」と書いてあったのですか?

“そして、……その額を穿つ、軽い音が轟き渡る。……硝煙と狂乱と、……白と黒の魔法の戦いが、終わる。長い、………本当に長い旅だった気がする。そして、ゆっくりと世界が……闇に沈んでいった………。”

この内容をEP6の天草と小此木の会話から解釈すると
そのようになりました

>ガンガンJOKERの漫画版EP8の今月号で明かされた物まとめ

一話分でこんなに盛り込んであるんですね
僕もこれからは毎月立ち読みしようと思います
528: 名前: ちびゆか:2012/09/12 01:22ID:3aZwnWq3
ケーナさん>>527
>EP5の戦人は駒なのに優秀ですよ
優秀でもそうでなくても「駒故に無能である」と言っているのです。

>さらに言えばプレイヤーの戦人は駒ではないと思います
ケーナさんが勝手に思っているだけなのです。この世に駒でない存在など1人しかいないのです。それは「宇宙を1人で創れる存在」。少し考えてみて下さいなのです。

>また駒であっても本人と変わらないわけですから
>優秀な人の駒は優秀で
>無能な人の駒は無能なのです

惣流アスカは優秀である。
ただし、庵野監督の駒ゆえに無能である。
造物主と被造物の関係が理解していれば、「そなたは無能だ」の解釈などただ読むだけなのです。

「この世界を生み出した最上層のベアト。第四のゲームにて全てを戦人に託し、ゲームマスターの座を降りた。~」(EP5TIPS)

この世界を生み出したから造物主(正確には領主)だと言っているのです。
ラムダやベルンのように領地の外の航海者の魔女以外、領主の駒(被造物)なのです。
故に「そなた(戦人)は無能だ」となるのです。

基本的に赤字を算数パズルのピースと認識しているなら、この唯一解というべき解釈以外ありえないのです。

約束を忘れたから無能だあ、ゲームに勝てないから無能だあ、女を傷つけたから無能だあ・・・
こういった無限の言葉遊びなど、無限ゆえに無価値なのです。

>この作品における猫箱とは
>爆発によって全ての証拠が抹消されてしまうため
>六軒島で何が起こったのか解らなくなることです
>そして それを仕組んだのは紗音であり
>魔女のベアトとは何の関係もないのです

話を摩り替えているのです。
今話しているはEP3の絵羽が碑文を解かないケースについてなのですよ。
ゲーム盤世界の話をしているのです。

ケーナさん「『うみねこ』世界の出身者である黄金の魔女ベトリーチェ
彼女が自分の出身世界を基にして作り出したのが
この作品において“ゲーム盤”と呼ばれる彼女の領地です」

現実の世界の紗音などどうでも良いのです。
ファンタジー世界の出身者のマジカルベアトとの接点など何もないのですから。
現実世界と完全に乖離したケーナさんのゲーム盤世界に、何故、十八の都合で影響がでてくるのかという問題なのです。

>ベースはファンタジーです
>デコレーションの部分に
>現実がちりばめられていると考えてください

典型的な「ボクの考えたうみねこ」の理屈なのですね。
もういい加減、創作説を認めたらいいと思うのですが。

ボクの見ているEPと実際の偽書は違うんだあ
八城執筆の偽書は数枚の日記風手記だあ
偽書には魔女も悪魔も出てこないんだあ
ただファンタジー世界があるだけなんだあ

なんかもうこの世界観は無理だなとか思わないのですか?
ミステリーの定番として謎の怪文書から、事件、犯人を導きだすという醍醐味があるのですが、現実とゲーム盤世界が完全に乖離しているケーナさんの世界観はミステリー的に非常にまずい解釈なのです。

>この内容をEP6の天草と小此木の会話から解釈すると
>そのようになりました

何故そうなるのか理由を聞いているのです。
ただなりましたと言われても解らないのです。

>一話分でこんなに盛り込んであるんですね
>僕もこれからは毎月立ち読みしようと思います

これだけ出されると自分が至っているとは思わないと思うのですが。
そのあたりどうなのですか?
529: 名前: ケーナ:2012/09/12 07:26ID:6dkEULZh
ちびゆかさん>>528

>優秀でもそうでなくても「駒故に無能である」と言っているのです。

ちびゆかさんの言いたいことは解ります
しかし「被造者であるがゆえに無能」という考え方は
あまりに乱暴なのではないでしょうか?

「被造者であるがゆえに無能」
「無能に被造されたがゆえに無能」

どちらがより妥当かと言えば
後者の方だと思います

“「ついでに言おう。《赤:そなたは無能だ》! くっくくくっくくくくく、《赤:ひーっひひっひひひひひひひひひひひひ》!!」(ベアト)(EP2)”

ちなみにこれは「(探偵として)そなたは無能だ」という発言です
ノックスもヴァン・ダインも知らないプレイヤーの戦人
一方で自室に推理小説を積み上げていた本当の戦人

本当なら戦人が(探偵として)無能なわけがないのです

>現実の世界の紗音などどうでも良いのです。
>ファンタジー世界の出身者のマジカルベアトとの接点など何もないのですから。

そのマジカルベアトは紗音の化身です
紗音の想念と言って良いでしょう
接点がないどころか紗音そのものです

その上魔女ですから
猫箱なんてチンケなものに頼らず
魔法で何でも出来ます

>現実世界と完全に乖離したケーナさんのゲーム盤世界に、
>何故、十八の都合で影響がでてくるのかという問題なのです。

ゲーム盤の材料に現実世界を使っているからです
現実世界に実在する偽書をゲーム盤の核に使っているため
如何に魔女と言えどその部分はいじりようがないのです

>典型的な「ボクの考えたうみねこ」の理屈なのですね。
>もういい加減、創作説を認めたらいいと思うのですが。

僕は“創作説”でこの作品の謎を解き明かせているものを
見たことがありません
もちろん納得できるだけの説明があれば
僕も創作説を信じるのですが
現時点ではそんなものは見たことがないので
認めるわけにはいきません

>>この内容をEP6の天草と小此木の会話から解釈すると
>>そのようになりました
>何故そうなるのか理由を聞いているのです。
>ただなりましたと言われても解らないのです。

この説明で納得してもらえないのであれば
説明のしようがないのですが
一応説明しています

EP4の六軒島での殺人事件は
物語の中では縁寿が煉獄の七姉妹を使役して
為したことになっていますが

そんなわけないですよね

考察の柱を作ってますので
そのまま引用しますが

“■魔法とはどのようなもの?
「……魔女は魔法を以ってしても、自らに出来ないことを出来ない。……自らに出来ることのみ、魔法で“装飾”できる」(縁寿)(EP6)
“魔法は、出来ることしか、出来ない”。つまり、魔法なくして出来ることのみが、魔法で残せる結果なのだ。はっきり言い切ろう。魔法は大別して2種類がある。巨人を呼び出したり、塔を地面から生やしたり。……でも、蓋を開けてみれば、薔薇庭園には何一つ起こっていなかった、というタイプの魔法。これはただの“幻想”。魔女の言うところの、半魔法の毒素が一切ない場所での、観測者なき“嘘”だ。結果を伴う必要のない魔法は、もっとも簡単な魔法で、そして“嘘”だ。これは取るに足らない妄想、幻想、白昼夢に同じ。そしてもう1種類が、本当の魔法とも言うべき、“結果を伴う魔法”。つまりこの場合で言えば、観測者が、実際に中身が空であることを確認して伏せたカップの中に飴玉が現れ、それを実際に観測者が得られるという、“結果を伴う魔法”だ。幻想の魔法と違い、結果の伴う魔法は、すでに私(縁寿)が看破しているある大きなルールがある。それは自分の成し得たことの観測者なき過程のみを、人は魔法に昇華できる、というもの。もっと平たく、冷酷に言い切ろう。つまり、全ての魔法は手品なのだ。“魔法なくして出来ることしか、結果を伴えない”(EP6)”

ということですから
縁寿は霞一味を全滅させうる手段を持っていたことになります

ではその手段とは何かと言いますと
EP8で詳しく説明されています
(考えてみればEP6よりもEP8の方が説明としては適切です)

“「(天草の)ゴルフバッグには最新式の狙撃銃の他に、ドイツ製の新型短機関銃も入っていた。」(縁寿)(EP8)”

つまり天草の狙撃銃です

遠方からの狙撃であれば拳銃しか持たない霞一味では
手も足も出ません

それを幻想修飾した場面が煉獄の七姉妹による
殺戮劇です

EP8の手品エンドにおいて縁寿が見抜いた天草の計画が
実際に実行されたのがEP4で
それが幻想修飾されているのがあの場面です

>>一話分でこんなに盛り込んであるんですね
>>僕もこれからは毎月立ち読みしようと思います
>これだけ出されると自分が至っているとは思わないと思うのですが。
>そのあたりどうなのですか?

僕の解釈とずれている部分はないと思いますよ
(『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』の内容と
照らしあわせてみてください)
EP1の夏妃の銃に弾が入っていないというのは
流石に解りませんでしたが
これは情報がなかったためしょうがありません
(夏妃がそこまでドジっ子だったとは…)
530: 名前: 名無しさん:2012/09/12 10:06ID:db8Hn3sg
夏妃の銃に弾が入ってないのは既出推理
531: 名前: ちびゆか:2012/09/12 22:42ID:e6uoj2QV
ケーナさん>>529
>ちびゆかさんの言いたいことは解ります
>しかし「被造者であるがゆえに無能」という考え方は
>あまりに乱暴なのではないでしょうか?

乱暴どころか、記述やうみねこの構造を丁寧に解釈しているのです。
且つ連想、帰納的思考ではなく演繹により導いているのです。

原理 造物主は万能、被造物は無能
事実 「そなた(戦人)は無能だ」赤字
結論 戦人は被造物(駒)故に無能

「この世界を生み出した最上層のベアト。第四のゲームにて全てを戦人に託し、ゲームマスターの座を降りた。~」(EP5TIPS)

ベアトは正確には領主であるが、この世界を生み出した存在である以上、領地に於いては造物主と言えるのです。
全く問題のない解釈だと思うのです。

真里亞「そなたは無能だ。うー」
さくたろう『う、うりゅうッ』

庵野監督「そなたは無能だ」
惣流アスカ「あ、あんたバカァ?」

神と人の子、人とぬいぐるみ、作家と物語の登場人物、
造物主と被造物の関係にあれば「そなたは無能だ」は全てに該当するのです。

>ちなみにこれは「(探偵として)そなたは無能だ」という発言です

ケーナさんが勝手に思っているだけなのです。基本的に、約束を忘れたから無能だ、探偵として無能だ、罪な男だから無能だ…
こういった無限の言葉遊びは無限ゆえに無価値。算数パズルの解釈としては無意味なのです。

>そのマジカルベアトは紗音の化身です
>紗音の想念と言って良いでしょう
>接点がないどころか紗音そのものです

恋に翻弄された紗音の魂は死後、マジカルベアトを誕生させます。
マジカルベアトは魔法の力でゲーム盤世界を生み出し、戦人の魂ともども、
永遠の86年の二日間に縛り付けているのです。

ふふふ、素敵な世界観なのですね。

>もちろん納得できるだけの説明があれば
>僕も創作説を信じるのですが
>現時点ではそんなものは見たことがないので
>認めるわけにはいきません

ファンタジーを妄信しても説明したことにはならないのです。
事実上の思考停止なのです。人間の理屈で説明するのがミステリーなのです。

>EP8の手品エンドにおいて縁寿が見抜いた天草の計画が
>実際に実行されたのがEP4で
>それが幻想修飾されているのがあの場面です

魔法というのは大雑把に言えば、手品か妄想。
前者は結果を伴い、後者は伴わない

まず重要なのは「結果」なのだ。
たとえば赤字で保障された結果、探偵が観測した結果、こういったものは信用できる。
さてEP4の98年の六軒島の「天草による殺戮劇」の結果はどうやって保障しているのだ。
結果を保障できなければ、幻想などただの妄想に等しい。

私が求めているのは「証明」なのだ。
基本的に私はルールで保障されたもの、証明されたもの以外全く信用しない。

ただ無理に証明する必要は全くない。
確定か不確定かを知りたいのだ。

>EP1の夏妃の銃に弾が入っていないというのは
>流石に解りませんでしたが
>これは情報がなかったためしょうがありません

その発想はおかしい。
本格なら探偵は全ての手がかりを見つけなければならない。
正解に至った者なら手がかりの見落としなどありえない。

情報がなかったためしょうがないではなく、自分が情報を見落としていたというだけなのだ。
ミステリーに挑む者なら、このように考えて欲しい。
532: 名前: ケーナ:2012/09/13 05:09ID:88VxWs66
ちびゆかさん>>531

>ベアトは正確には領主であるが、この世界を生み出した存在である以上、
>領地に於いては造物主と言えるのです。
>全く問題のない解釈だと思うのです。

僕の世界観でも「ベアトは全ての駒を無能という設定で生み出すことが可能」です
ただ そんなことをして何の意味があるのでしょう?

竜騎士07さんも以下のように発言しています
“自分(作者)の望まないような展開やキャラクターは生まれてこない、造物主というのは何でも生み出せるが故につまらない生き物ですよ。”

ベアトにとって戦人を無能にすることには意味があります
「自分との約束を忘れ、ミステリーにも興味を失った」
のですから

そんな戦人が自分に勝つからこそ
ベアトにとってこのゲームには意味があるのです

>恋に翻弄された紗音の魂は死後、マジカルベアトを誕生させます。
>マジカルベアトは魔法の力でゲーム盤世界を生み出し、戦人の魂ともども、
>永遠の86年の二日間に縛り付けているのです。
>ふふふ、素敵な世界観なのですね。

僕にはこの作品の謎を説明できる解釈が
これしか思いつきません

ですからこれを覆すことの出来る創作説があるのであれば
むしろ大歓迎です

>たとえば赤字で保障された結果、探偵が観測した結果、こういったものは信用できる。
>さてEP4の98年の六軒島の「天草による殺戮劇」の結果はどうやって保障しているのだ。
>結果を保障できなければ、幻想などただの妄想に等しい。

“ゲームマスターである戦人には、赤き真実を使うことも出来る。しかし、赤き真実というルールは、魔女のゲーム盤にだけ出てくるものだ。ニンゲンの世界に、赤き真実など、存在しない。自らが見て、聞いて。……信じるに足ると、自らが信じたものを、赤き真実として受け入れるのだ。(EP8)”

“赤字”も“探偵”もゲーム盤の中のルールです
現実世界では通用しません
ですからちびゆかさんの解釈では
現実世界の出来事については何も信用できないことになってしまいます

>>EP1の夏妃の銃に弾が入っていないというのは
>>流石に解りませんでしたが
>>これは情報がなかったためしょうがありません
>その発想はおかしい。
>本格なら探偵は全ての手がかりを見つけなければならない。
>正解に至った者なら手がかりの見落としなどありえない。

夏妃が持ち出した銃について説明がなされているのは以下の部分です
“「…それは金蔵さんの銃ですな…?」(南條)
「ご存知でしたか。そうです。お父様の古いコレクションの中にあったことを思い出し、探し出してきました。」(夏妃)
「ひゅぅ! すっげぇ…。夏妃さん、それホンモノなんすか?」(戦人)
「えぇ、本物です。実弾を発砲できますよ。昔、お父様は野鳥を追い払うのに使ったりしていました。」(夏妃)”

この作品で説明される夏妃の性格は“真面目で几帳面”です
そんな夏妃なら「まだちゃんと発砲できるかしら?」と
試し撃ちをするのではないでしょうか?
そもそもコレクションとしておいてある銃に
初めから弾が入っている方が不自然で
その確認をしないというのはむしろありえないでしょう

もしEP8のコミックの情報がない段階で
ちびゆかさんが「夏妃の銃には弾が入っていなかったのでは?」
と言い出したら
僕は上記事実を指摘したと思います

ですから夏妃が一方的に敗れた理由として
“夏妃は古いコレクションの銃に弾が入っていると勝手に思い込み
それで決闘に赴くドジっ子だった”
と考えるよりも
“真面目な夏妃はベアトに騙されて不意討ちを喰らった”
と考えた方が自然です

“本文中に根拠を示す”という僕のスタイルから言えば
「これはむしろ解る方がおかしい」レベルの話です
533: 名前: コナン:2012/09/13 10:32ID:e2..pEzy
最近うみねこやりました。
既に出ている理論だと思うのですが良かったら意見を下さい。

ズバリ犯人は黄金の魔女ベアトリーチェです

根拠1
ep2の序盤でベアトがこれで全て揃った。みたいな事を言っていますので、その段階で全て謎が解ける要素が入っているはずです。
よってその後のepは全てヒントだと思います。

根拠2使用人は全員クロで根拠3黄金の魔女ベアトリーチェとはお金に目の眩んだ人の事だと思われるため
根拠の根拠となってしまいますが、説明すると
ep2の序盤で、長男夫妻と使用人が南条先生もこちらがわ、、、みたいな事を話しています。
まぁ、南条先生や熊沢さんはお金もらってるみたいだし源二はロノウエだと思われるのでクロ確定かと
極めつけは序盤に使用人が全員死んでしまったepがありますが、その後ベアトリーチェは出て来なくなります。
そのepではエバが黄金を見つけてお金の魔力に取り憑かれてしまいます。
そして新たにエバが黄金の魔女になります。
他にもちょこちょこ匂わせるシーンはありますが、ベアトリーチェ=お金の魔力に取り憑かれた人という認識で良いかと思われます。

上記の根拠に当てはめると戦人推理は筋が通るようになる気がします

私なりに最後の答えを出すと
戦人は黄金を見つけて島を出ます。
ボートに金塊を乗せて島を出るのですが金塊の重さでなかなか進まず、また戦人は乗り物が苦手なので真っ直ぐ進めず遂には体力が尽きて死ぬという所じゃないかと思います。
まぁ乗り物に弱いというフリがあったのでこじつけですが、要するにお金の魔力に取り憑かれ自滅する
自滅でもお金に目の眩んだ人のした事なので犯人はベアトリーチェという推理になりましたがいかがでしょうか?




534: 名前: 名無しさん:2012/09/13 19:00ID:e5A6Fuwo
夏妃は銃に詳しいという手掛かりはない
源次は金蔵のために日々精進している(例:酒
銃は金蔵の趣味
夏妃は源次を連れて行動していた
銃は金蔵の所有物
535: 名前: コナン:2012/09/14 04:34ID:80BsDBkK
>534

この物語には赤の文字と同等意味を持つ事柄があります。
それは六軒島にいる戦人の目の前で起きた事です。
その戦人の目の前で夏紀が銃を持っているので扱えると思えますし練習もしていたのではないかと思います。
私的にはep1は蔵臼達の殺人計画が上手くいったバージョンだと思います。
倉庫での殺人は戦人が言うように死体の偽装で蔵臼は生きている
ルドルフが殺されるかもしれないと言ったのは殺意を感じたからでその相手とは、、、、
あの場にいるなかで蔵臼しかいないとおもいますし
蔵臼が生きていて殺人計画があらかじめ用意されているものだとしたら
源次はあの段階で夏紀を殺せません
そして熊沢、南条に源次を殺すように指示なんてのもありですし最後の鍵のやり取りもしっくりいきます

なぜ源次=ロノウエなのか、もちろん呂ノ上源次ってのもありますが
源次の動機は金蔵の敵討ちだからだと思います
ベアトリーチェ=お金の魔力に取り憑かれた人と考えると
源次が起こした殺人にベアトリーチェは使えない為ロノウエになるのだと思います
536: 名前: コナン:2012/09/14 04:35ID:80BsDBkK
>534

この物語には赤の文字と同等意味を持つ事柄があります。
それは六軒島にいる戦人の目の前で起きた事です。
その戦人の目の前で夏紀が銃を持っているので扱えると思えますし練習もしていたのではないかと思います。
私的にはep1は蔵臼達の殺人計画が上手くいったバージョンだと思います。
倉庫での殺人は戦人が言うように死体の偽装で蔵臼は生きている
ルドルフが殺されるかもしれないと言ったのは殺意を感じたからでその相手とは、、、、
あの場にいるなかで蔵臼しかいないとおもいますし
蔵臼が生きていて殺人計画があらかじめ用意されているものだとしたら
源次はあの段階で夏紀を殺せません
そして熊沢、南条に源次を殺すように指示なんてのもありですし最後の鍵のやり取りもしっくりいきます

なぜ源次=ロノウエなのか、もちろん呂ノ上源次ってのもありますが
源次の動機は金蔵の敵討ちだからだと思います
ベアトリーチェ=お金の魔力に取り憑かれた人と考えると
源次が起こした殺人にベアトリーチェは使えない為ロノウエになるのだと思います
537: 名前: ちびゆか:2012/09/14 21:59ID:61Otg2rS
ケーナさん>>532
>僕の世界観でも「ベアトは全ての駒を無能という設定で
>生み出すことが可能」です
>ただ そんなことをして何の意味があるのでしょう?

その考え自体がおかしいのです。
自分が生み出した駒は等しく無能、操り人形なのです。
だから駒というのです。
領主(造物主)が生み出した存在は全て領主の駒なのです。

原理 駒とは操り人形であり無能である
事実 「そなたは無能だ」
結論 戦人は無能である以上駒であり操り人形である

>僕にはこの作品の謎を説明できる解釈が
>これしか思いつきません

これしか思いつかないからファンタジー世界は存在する、という考えは思考停止と同じなのです。解らないから思考するのです。

>“赤字”も“探偵”もゲーム盤の中のルールです
>現実世界では通用しません
>ですからちびゆかさんの解釈では

たとえばの話として言っただけなのです。ボクの解釈など今はどうでもいいのです。
「あの場面には“観測者”がいませんので自由に幻想描写が可能です
ですから銃声以外の要素は全て無視してしまってよいと思います」

「銃声」があったことを、証明しなさいと言っているのです。
何故銃声だけ無視できないのか、理由がわかりませんなのです。

解らないなら素直に、何となく天草が怪しいからと言えば良いのです。

>“本文中に根拠を示す”という僕のスタイルから言えば
>「これはむしろ解る方がおかしい」レベルの話です

その発想自体がダメと言っているのです。
ミステリーとは推理に必要な情報は全て揃っているのです。
これはミステリーの定義なのです。「ぼくの考えたミステリーの定義」ではダメなのです。
ただ単にものも満足に読めない我ら無知蒙昧な人の子であるからこそ、推理に必要な手がかりを見落としてしまうというだけなのです。

少し課題を出すのです。
EP8の漫画で魔方陣は紙と塗料のスプレーで一瞬に描けることを示したのですが、本文中から「紙と塗料のスプレー」を導いてくださいなのです。
538: 名前: ケーナ:2012/09/14 22:46ID:11ptdQqQ
ちびゆかさん>>537

>自分が生み出した駒は等しく無能、操り人形なのです。
>だから駒というのです。
>領主(造物主)が生み出した存在は全て領主の駒なのです。

この考え方だと“雛ベアト”の説明がつきません
戦人が生み出したの戦人の思い通りの存在ではありません

また戦人は“操り人形としてのベアト”も生み出しましたが
こちらにも満足できませんでした

“駒”はゲームマスターから独立した存在なのです

>「銃声」があったことを、証明しなさいと言っているのです。
>何故銃声だけ無視できないのか、理由がわかりませんなのです。

“そして、……その額を穿つ、軽い音が轟き渡る。……硝煙と狂乱と、……白と黒の魔法の戦いが、終わる。長い、………本当に長い旅だった気がする。そして、ゆっくりと世界が……闇に沈んでいった………。”

以上は以前も引用した部分ですが
“その額を穿つ、軽い音が轟き渡る”
これを銃声以外に何と解釈できるでしょうか?

また それによって“ゆっくりと世界が……闇に沈んでいった………。”
これはその銃声によって死んだと解釈できるでしょう

あの場面では観測者がいないため
事実上如何なる幻想修飾も可能です

しかしEP8の天草の計画と組み合わせると
どういう仕組みであったか理解できるようになっているのです
(本当はEP6の電話の話でそれが解るのですが
よりそれを直接的に説明したのがEP8です)

>ミステリーとは推理に必要な情報は全て揃っているのです。

ベアトが夏妃を射殺したという事実を確認できるだけの
情報は揃っています
しかし弾が入っていなかった
ということまで解るほどの情報はありませんでした

>EP8の漫画で魔方陣は紙と塗料のスプレーで一瞬に描けることを示したのですが、
>本文中から「紙と塗料のスプレー」を導いてくださいなのです。

これも上と同じことです
10分で書く必要があり
実際に書いたのなら
書く方法があるというだけのことです

他にもいくつか方法はあります

例えば予め扉に魔法陣を書いておき
その上からそれを隠すシールのようなものを張って置く

乾燥すると透明になり濡らすと赤くなる塗料
(そんなものがあるのかどうか知りませんが)
で予め書いておく

魔法陣のはんこを作っておき
それを扉に押す

方法自体は別にどうでも良いのではないでしょうか

ところでガンガンジョーカーを立ち読んできましたが
やたら散弾の威力に拘っていました
金蔵のコレクションにはM1894以外の銃もあり
中には00Bという非常に強力な散弾を使用できる銃があり
これを使えば火薬を半分にしても
人の頭くらい簡単に吹き飛ばせるとのことでした

しかしそもそも死体が著しく損壊されていた死体で
損壊方法のわからない死体と言えば
EP1の園芸倉庫しかなく
その為だけにあんなに詳しく説明する必要があるのかなと
疑問に思いました

クイズ大会が変更されていたように
ベルンの出題や黄金卿での山羊との闘いにも
変更が入ってくると思います

ちょっと楽しみです
539: 名前: ちびゆか:2012/09/15 01:00ID:7eX3qtX5
ケーナさん>>538
>この考え方だと“雛ベアト”の説明がつきません
>戦人が生み出したの戦人の思い通りの存在ではありません

これは理論上の造物主と被造物の関係であるならば、~であるという理屈なのですが。
出題ベアトと戦人の関係は造物主と被造物の関係である、ここまでは完全に言えると思うのです。
展開編は難しいのです。

>以上は以前も引用した部分ですが
>“その額を穿つ、軽い音が轟き渡る”
>これを銃声以外に何と解釈できるでしょうか?

漸く本題に入れそうなのです。
ボクも「その額を穿つ、軽い音」は銃声だと思っていたのです。
EP4の漫画を見たら、縁寿が絵羽の額に杭をあて、これから貫こうとするところで、「シーユーヘル」「クール」となっているのです。
ここで終わっているのですが、銃声だと言い切れなくなったのです。

>しかし弾が入っていなかった
>ということまで解るほどの情報はありませんでした

だから自分が見落としているだけだと言っているのです。
ミステリーには推理に必要な情報は全て揃っているのです。

>魔法陣のはんこを作っておき
>それを扉に押す

>方法自体は別にどうでも良いのではないでしょうか

どうでもいいことはないのです。
ミステリーというものは推理に必要な情報が全て揃ってるはずなので、紙とスプレーで魔方陣を描いたというのが正解なら、必ず本文中にヒントが示されているのです。

>ところでガンガンジョーカーを立ち読んできましたが
>やたら散弾の威力に拘っていました

ボクも見たのです。
前に散弾について話をしましたが、ボクの言った通りなのです。
銃身を切り詰めたライフルは広範囲に散弾が飛ぶのです。
さすがボクといったところなのです。

>しかしそもそも死体が著しく損壊されていた死体で
>損壊方法のわからない死体と言えば
>EP1の園芸倉庫しかなく

顔面半壊死体も散弾による可能性は高いと思うのです。
「とはいえ通常の火薬量では撃ち手の反動が大きくなりすぎるがな。
だが火薬の量を減らしても顔の半分くらいはふきとばせよう」(金蔵)

>クイズ大会が変更されていたように
>ベルンの出題や黄金卿での山羊との闘いにも
>変更が入ってくると思います

>ちょっと楽しみです

竜騎士先生自身が答えを出す決意をしたといってるので、大幅に変更するとおもうのです。
EP8の連載している間はうみねこを楽しめるのです。
540: 名前: ケーナ:2012/09/15 06:16ID:a045jmlm
ちびゆかさん>>539

>展開編は難しいのです。

出題編でも同じようなことはあります
EP1の夏妃の部屋のサソリのお守りです

駒が造物主の思い通りになるのなら
何故 殺害を諦めなければならない状況になるのでしょう

確かにベアトは“駒を無能にすること”も“駒に干渉して操ること”も
出来るでしょう

しかし 基本的にはその人間を忠実に再現した
駒のAIに勝手に行動させているのだと思います

>EP4の漫画を見たら、縁寿が絵羽の額に杭をあて、
>これから貫こうとするところで、「シーユーヘル」「クール」となっているのです。

これこそまさに以前に取り上げた“漫画ゆえの罠”
ではないでしょうか

>紙とスプレーで魔方陣を描いたというのが正解なら、
>必ず本文中にヒントが示されているのです。

僕は「型紙とスプレーを使えば魔法陣は短時間で簡単に書ける」
という考察を見たことはあります
しかし 根拠を示して「魔法陣は型紙とスプレーで書いた」
という考察は見たことがありません

ちびゆかさんは「本文中にヒントがある」と主張するのであれば
その証拠を示す必要があります
それではじめて「必ず本文中にヒントがある」と言えるのではないでしょうか

>前に散弾について話をしましたが、ボクの言った通りなのです。
>銃身を切り詰めたライフルは広範囲に散弾が飛ぶのです。
>さすがボクといったところなのです。

正直 我々にとっては新情報ではなかったですよね

ただ あれが顔面半壊の真実なのだとしたら
物語には登場しない銃を使ったわけで
アンフェアな話な気もしますが…

それを言えばEP2の拳銃と鏡台のトリックも
同じことなんですけどね

おそらくあくまで本編しか知らない人へのヒントなのだと思います
我々には“インタビュー及び対談”“我らの告白”といった
情報がありますから 既に知っていることの
再確認になる情報も結構あるのではないかと思います
541: 名前: ちびゆか:2012/09/16 00:26ID:05dyM/pz
ケーナさん>>540
>出題編でも同じようなことはあります
>EP1の夏妃の部屋のサソリのお守りです

>駒が造物主の思い通りになるのなら
>何故 殺害を諦めなければならない状況になるのでしょう

GMはシナリオを書くわけなのですが、だからこそ、駒、登場人物、操り人形なのです。シナリオを書くというのは造物主のような存在なのです。

駒の動きに理解できない部分があっても、GMがシナリオを書いているというならば、登場人物は駒であり、操り人形なのです。

>これこそまさに以前に取り上げた“漫画ゆえの罠”
>ではないでしょうか

「その額を穿つ、軽い音」の正体が銃声である保障がないのです。
漫画版では「その額を穿つ、軽い音」の「その額」とは絵羽の額のようになっているのです。

>ちびゆかさんは「本文中にヒントがある」と主張するのであれば
>その証拠を示す必要があります
>それではじめて「必ず本文中にヒントがある」
>と言えるのではないでしょうか

だから何度も言っているのですが、ミステリーとは推理に必要な情報が全て揃っているものなのです。
ここでいうミステリーとは本格、パズラーのことを指していますのです。
必ず本文中に手がかりがあるからこそ、ミステリーは高度な算数パズルと謳われる所以なのです。

論より証拠
はたして「紙とスプレーで魔方陣を描いた」という命題を証明できるか否か。
ミジンコ程度の知能しかないボクが挑戦してみますのです。まあただの挑戦なのですが。

原理 人が短時間で複雑な図形を正確に描くことは困難である
事実 魔方陣は複雑で正確な図形だった。
結論 したがって魔方陣は道具を使いプリントした可能性が高い

更に探偵の「赤い塗料」という観測結果、ここから、ペンキや塗装スプレーというものは十分想起できると思われるなのです。

したがって、魔方陣とは赤い塗料と何らかの道具を使いプリントしたことが推測できますなのです。

常識的に考えた場合、大きな判子を使った、大きなシールを貼って隠していた、
濡らすと赤くなる塗料で描いた・・・こういった非常識なものは考えにくいものなのです。非合理と思わざる得ないのです。
シンプル且つ合理的な魔方陣を描く唯一の方法は型紙と赤いスプレー以外に存在しませんなのです。

以上のことから「魔方陣は紙とスプレーで描いた」という命題を少し証明できたかと思う次第なのです。
ミジンコ程度の知能があるだけで、これだけの推理が可能なのです。

>ただ あれが顔面半壊の真実なのだとしたら
>物語には登場しない銃を使ったわけで
>アンフェアな話な気もしますが…

00(ダブルオー)から00鹿撃ち散弾
00鹿撃ち散弾からM1897

ぎりぎりフェアかもしれませんなのです。

地上に5000ページにも及ぶ奇跡の算数パズルを顕現させた偉大なる竜騎士先生がアンフェアなミステリーを書くとは考えられませんなのです。

542: 名前: あいり:2012/09/16 00:54ID:a4Nam3T.
以前に書き込んだ者ですが、あれから半年以上経っているので
もういちど初めまして、あいりです。

私が思う黄金の魔女のゲーム盤のルールは
「真実を一つに絞らせない」です。
具体的にいうと「赤字を全て肯定しても犯人候補は複数いる」かな?

まずEP8が実際にそうでした。
赤字を否定すること無く、ルドルフ一家と譲治一家の二つの説が成立しました。
譲治一家説の方は屁理屈のレベルかもしれませんが、
否定する証拠が出るまではルドルフ一家と同じく犯人の可能性があります。

EP1~4は赤字まで含めて考えてないのですが、物的証拠では一人に絞れません。
これは過去にケーナさんが確認してくれました。
今さら言うのもなんですが、ケーナさん ありがとうございました。

EP5は細かい内容を把握していないのでパスします。
EP6は古戸エリカ以外の犯人を探すのは困難ですが、
「犯行可能なのが証明された」だけで「犯行を行った証拠は無い」のと
赤字で「古戸エリカ」と「エリカ」を使い分けてる?所があるので、
屁理屈をこねれば古戸エリカ以外にも犯人をあげる事ができるかもしれません。
自信は全く無いですが。

EP7お茶会でベルンが「これが真実」と赤で言いましたが
EP8で白字でですが「とは限らない」と続けたので、
ギリギリですが唯一無二の真実ではなくなりました。
ベルン本人が「これが真実とは限らない」と言った以上は、唯一の真実ではないでしょう。

おそらく竜騎士先生は、仮説をいくつも立てられる様にゲームを作ったんじゃないかと思います。
そして「竜騎士先生の考えた一つの答え」に辿り着く事はできても、
それが唯一無二の真実だと証明するものは無い、かもしれない。
何故そんな風に作ったかというと、うみねこの遊び方の幅を広げたかった、のではないかと思います。

「うみねこのなく頃に」というゲームの遊び方は何でしょうか?
竜騎士先生の考えた一つの答えに辿り着く事、と答える人が多数でしょう。
(私もそのつもりでいましたし)
でも可能性がいくつも考えられるのなら、一つの正解を求めるだけがうみねこの楽しみ方じゃないのかもしれない。
状況や赤字を否定せずに、どれだけの方法が「可能か不可能か」を推理する。

先生の用意した答えと違っていたとしても、状況や赤字に矛盾しなければ間違いではない。
現にEP8のルドルフ一家説と譲治一家説はどちらも否定はされてないでしょう。

EP8が出た頃は真相を明かしてくれない事が不満でした。
でも今は永遠に明かされなくてもいい、とさえ思っています。
先生が一つの真相を明かしてしまえば答え合わせはできるけど、
それ以外の無限の可能性は全て消されてしまいます。
私はそれはもったいないなと思います。

…とか言いながら先生が真相を明かしたらすぐに見に行きそうが気がしますが。
すいません堪え性のない駄目人間です。
答えが出たら見たくなるから出して欲しくないというのが正直な気持ちです(ワガママなのは承知です)

後、「答えが正解かどうか拘らない」というのは私の楽しみ方であって、
他の人の推理の姿勢にケチをつもりは全くありません。
私の文章を不快に思う人がいたらすみません。
では長文失礼しました。
543: 名前: ちびゆか:2012/09/16 02:56ID:7fNZ83bl
あいりさん>>542
雑談スレの方に書いちゃったのです。ごめんなのです
544: 名前: ケーナ:2012/09/16 07:14ID:4fz2AxYq
ちびゆかさん>>541

僕も誤投下してしまいましたので
(たった数十秒の間に潜り込まれました)
こっちにも投下します

>駒の動きに理解できない部分があっても、
>GMがシナリオを書いているというならば、
>登場人物は駒であり、操り人形なのです。

“ゲームマスター”が僕が指摘するように
テーブルトークRPGのゲームマスターと同義なら
ゲームマスターのベアトに予測不可能な出来事が起こるのも
不思議なことではありません

ゲームマスターはゲームの進行管理役であり
ゲームを進めるのはプレイヤーなのですから
(ベアトのゲーム盤ではAIで動く駒もあり)

実際のテーブルトークRPGでも
プレイヤーがゲームマスターが想定していなかった行動をとったために
クエストが破綻したり
ゲームマスターが用意した仕掛けが不発になったりします

>漫画版では「その額を穿つ、軽い音」の「その額」とは
>絵羽の額のようになっているのです。

絵羽は病院でもう死んでいますよ
六軒島にいるわけがありません

>ミステリーとは推理に必要な情報が全て揃っているものなのです。

ミステリーで言われる“推理”とは
フーダニット(誰が) ホワイダニット(何故) ハウダニット(どうやって) 
この3つを推理することです

このうち ハウダニットはどうやって(殺したか)
ということですので それを推理するための情報は入っているでしょう
しかし それと関係ない部分での
“どうやって”は入っていなくてもかまいませんし
実際『うみねこ』には入っていません

もしちびゆかさんがそれは違うというのであれば
その証拠を示す必要があります

僕はそもそも魔法陣で一つ疑問に思うことがあるのですが
『我らの告白』で以下の内容があります

“これで現場に行くと、さっきはなかった不気味な魔法陣が描かれていた……、というのも面白い。魔法陣自体は数日前から用意しておけば良い。蔵臼たちに、さっきはなかったと虚偽発言をさせれば良いだけだ。”

これは「魔法陣は短時間で書く必要はない」という趣旨の内容です
しかし実際には短時間で書くために型紙とスプレーで書いたという話です
また 夏妃の銃に弾が入っていなかった
というのも正直かなり無茶な話です

これはもしかして 竜騎士07さんが正解を出したわけではなくて
作者である夏海ケイさんが
自分の解釈で解答を出しているだけなのではないでしょうか?

正直 僕からすれば竜騎士07さんが出してくる解答としては
あまりにお粗末です
545: 名前: ケーナ:2012/09/16 07:15ID:4fz2AxYq
あいりさん>>542

お久しぶりです

>私が思う黄金の魔女のゲーム盤のルールは
>「真実を一つに絞らせない」です。

僕も竜騎士07さんは「真実を一つに断定できる情報は入れない」
という確固たる方針でもってこの作品を書いたと思います
ヤス=幾子説然り 戦人の出生の秘密然り

ただ 同時に“愛がなければ視えない”=“愛があれば真実が視える”
というふうにも書いていると思います

>おそらく竜騎士先生は、仮説をいくつも立てられる様にゲームを作ったんじゃないかと思います。
>そして「竜騎士先生の考えた一つの答え」に辿り着く事はできても、
>それが唯一無二の真実だと証明するものは無い、かもしれない。
>何故そんな風に作ったかというと、うみねこの遊び方の幅を広げたかった、のではないかと思います。

インタビュー及び対談で以下の発言があります

“私はアナログ的な思考をユーザーさんに持ってもらいたいんですね。0か1かじゃなくって、0.1や0.8もあっていいという。『ひぐらし』もそうなんですけど、『うみねこ』はそのアナログ的な面白さを異常にパワーアップさせたもの。夢野久作先生の『瓶詰地獄』ですね。あの作品の瓶の中の手紙が、いったいどの順番で書かれたものか、それは誰にもわからない。夢野久作先生が「正解」を書かなかったから、未だにあの作品は最高の知的ゲームとして存在しているわけです。その方が、楽しいんじゃないですか? ユーザーさんどうしも、さまざまな考えをぶつけあうような。非日常を論破する瞬間、生き生きして楽しいじゃないですか。”

おそらく竜騎士07さんは“21世紀の『瓶詰地獄』”になることを期待して
この『うみねこのなく頃に』を世に送り出したのだと思います

ちなみにあいりさんは>>511で紹介した
『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』はご覧いただけましたでしょうか?
あいりさんなら結構理解できると思いますので
まだでしたら是非ご覧下さい

そして出来ましたら感想なり苦情なり疑問なり
お聞かせください
546: 名前: ちびゆか:2012/09/16 23:29ID:e2Y9DQ1D
ケーナさん>>544
「基本的に“ミステリー”と語った場合、これは“本格ミステリー”のことを指します。
 乱暴なまでに簡単に説明すれば、本格ミステリーとは、作中で説明された情報によって、
劇中の解答を待たずに読者が正答可能なものを指します。」(竜騎士)

何度でもボクは言いたいのです。ミステリーとは推理に必要な情報が全て揃っているものなのです。
これは常識なのです。

>このうち ハウダニットはどうやって(殺したか)
>ということですので それを推理するための情報は入っているでしょう
>しかし それと関係ない部分での
>“どうやって”は入っていなくてもかまいませんし
>実際『うみねこ』には入っていません

ぼくの考えたミステリーの定義を言われても困るのです。

>もしちびゆかさんがそれは違うというのであれば
>その証拠を示す必要があります

ミステリーの常識、推理に必要な情報は全て揃っている、この証拠を示す必要など全くありませんなのです。

まず、基本的に今自分が解っている情報が推理に必要な情報の全てであると宣言することは理論上不可能なことなのです。
見落としがあるかもしれない、誤った解釈をしているかもしれない、そもそもものが読めないかもしれない・・・
色々考えられるのです。自分が解らないから本文中に手がかりがないというケーナさんのこの発想に問題があるのです。

魔方陣については十分説明できたはずなのです。
我らの告白の
「魔法陣自体は数日前から用意しておけば良い。蔵臼たちに、さっきはなかったと虚偽発言をさせれば良いだけだ。」
「用意した」という表現は「赤いスプレーと型紙」を用意したと解釈できますのです。数日前か扉に直接書き始める必要もないのです。
蔵臼たちは共犯化しているので、驚かす必要はないのです。事前に紙と赤いスプレーで描いたのだと思うのです。

散弾銃についても軽く説明するのです。
>物語には登場しない銃を使ったわけで
>アンフェアな話な気もしますが…

必ず本文中に推理に必要な情報があるのです。これがミステリーのお約束。

「00は前衛能力、偵察能力に優れ、遭遇戦に絶大な制圧力をもつ。ただし、その過剰すぎる戦闘力は、非人道的とされており、戦場で投降した際には、私刑や虐待を受けることも少なくない。」(00TIPS)

これは第一次世界大戦でアメリカ軍が使用したショットガンM1897を十分に想起できる内容なのです。あまりの非人道的な威力にドイツ軍は何か条約のようなものに違反していると抗議したり、M1897を持っていた捕虜の虐待を容認していたのです。

これは連想の類いなのですが、シエスタ自体まだ謎がある存在で、更に決定的な根拠、手がかりがあるかもしれませんなのです。

魔方陣の赤いスプレーと型紙、M1987の鹿撃ち散弾
ボクが見た限りでは本文中に手がかりはあると思えますのです。
夏妃の空弾は全く見当がつきませんが、これは自分が手がかりに気付く事ができないだけという認識なのです。ミステリーには推理に必要な手がかりは全て揃っているのです。

>作者である夏海ケイさんが
>自分の解釈で解答を出しているだけなのではないでしょうか?

自分が解らない、読めないのを夏海先生のせいにしてはダメなのですよ。
547: 名前: ケーナ:2012/09/17 01:34ID:e2UzGA/n
ちびゆかさん>>546

>ミステリーとは推理に必要な情報が全て揃っているものなのです。

これはその“推理”がどこまでの範囲なのかという
問題なのだと思います

僕が魔法陣について引っ掛かる部分はまだあります

僕は模型を作るのですが
筆で色を塗った場合とスプレーで塗った場合では
その違いが一目で解ります

というのは筆で塗ると“筆ムラ”が出るため
それがはっきりと解るのです

ですからよく見れば
魔法陣がスプレーで描かれたものなら
バレバレです

“厨房に一度戻った。それから倉庫に工具を取りに行き、そのままここへ直行した。時間に直して5分も経っていないはずだ。…その間に、こんな不気味なものが書き加えられているなんて…?!”

これはEP1の絵羽と秀吉の部屋の扉に描かれていた
魔法陣についての記述ですが
“5分で描けるものではない”のなら
型紙とスプレーはありえません

そしてEP5で以下の内容があります

“壁には、ベアトのゲームと同様の、第一の晩を示す魔法陣。くすくす、あの子、偉そうなこと言ってるけど、どこまでベアトの真似が出来るのかしらね。くすくすくす、あっはははははは…! ヘブライ語、下手ね。少し間違ってるわよ。”

型紙とスプレーを使って描いたのなら
間違えるわけがないのです

>「用意した」という表現は「赤いスプレーと型紙」を用意したと
>解釈できますのです。数日前か扉に直接書き始める必要もないのです。

この解釈は苦しいと思います

型紙とスプレーを用意したということなら
“魔法陣自体”という表現はしないでしょうし
(“魔法陣の準備は”になると思います)

型紙とスプレーを使えばすぐ描けるわけで
虚偽発言をさせる必要もないでしょう

>蔵臼たちは共犯化しているので、驚かす必要はないのです。

あれは共犯者以外の人間を驚かせるための仕掛けです

シエスタ姉妹は幻想存在ですから
その存在で以って
実在の銃と弾丸に結びつけるのは無理があるでしょうし

シエスタ556 127 20
あたりに至っては戦争用の兵器で使用される弾丸ですから
これらを使用する兵器が六軒島にあるとは思えません
548: 名前: ちびゆか:2012/09/18 00:10ID:edZAUhow
あいりさん>>542
「 皆さんの推理や考察などをお願いします。」スレの>>501ってあいりさんだと思うのですが、どうなのですか?
たぶんそうだと思うのですが。
うみねこ世界の構造部分はかなりいいのです。

ケーナさん>>547
少し疲れたのでリセットするのです。
ケーナさんも花さんの皆さんの~スレの>>501を見て欲しいのですが。ケーナさんも参考にした方がいいのです。

もうすぐジョーカーの10月号が発売なので、新情報が出たら色々議論しましょうなのです。

ところでネットのマナーでは自演する人はスルーというのが常識だと思うのですが。
549: 名前: ケーナ:2012/09/18 08:42ID:91lLd7qP
ちびゆかさん>>548

>花さんの皆さんの~スレの>>501を見て欲しいのですが。

確かに僕がこれまで見てきた世界観の考察の中では
一番まともな考察だと思います

ただ いつも指摘するように
この物語には“その本人しか知りえない情報”が多分に含まれています

僕は“愛がなければ視えない”という言葉を
考察の前提に置いていますので
この物語におけるさまざまな“愛の物語”が
戦人の妄想だとは思いたくありません

“竜騎士07さんを信じる”ということは
“物語の登場人物を信じる”ということであり
そして“彼らが語る過去の出来事も信じる”ことだと僕は思っています

そうするとこの作品の世界観は
ファンタジーと認識せざるを得なくなるのです

>もうすぐジョーカーの10月号が発売なので、
>新情報が出たら色々議論しましょうなのです。

そうですね ただ僕は
現在 EP8のコミックで明かされている“正解”は
夏海ケイさんが考えた正解であり
それを竜騎士07さんに見せて
「これが正解ということでいいですか?」
「(これでも)いいよ」
というやり取りによって描かれているものではないかと疑っています

何故 竜騎士07さんがこんなことをするのかというと
我々プレイヤーへの最後の謎かけのつもりなのではないでしょうか?

貴方は本当にこの解答で満足ですか?
という

僕は基本的に“ゲーム盤で語られるミステリー”にはあまり興味がありません
(一応考察はしていますし 正解している自信もありますが)
というのはこの作品の本質はその部分ではないと思っているからです
ですから竜騎士07さんがEP8のコミックで明かす真実というのも
やはり“ゲーム盤で語られるミステリー”以外の部分なのだと思っています
550: 名前: 名無しさん:2012/09/22 21:39ID:e1aZBWP8
テスト
551: 名前: ちびゆか:2012/09/22 22:08ID:daurb.OS
ケーナさん>>549
10月号は大きな新情報はないようなのです。
実際の親族たちはみんないい人だったというのが強調されていたのです。
一巻の情報も含め、ボクらが知っている右代官家というのは、後世の人間(マスコミや世間)によって歪められてしまったようなのです。

EP8は結構忘れているので、何が正確な新情報かわからないのです。

>確かに僕がこれまで見てきた世界観の考察の中では
>一番まともな考察だと思います

メンガーのスポンジのように三次元の世界では存在できないような、ファンタジー世界観とは天と地ほどの差があるのです。
思考停止のファンタジー世界ではなく、人間の理屈で説明するという姿勢が良いのです。

>この物語におけるさまざまな“愛の物語”が
>戦人の妄想だとは思いたくありません

ファンタジーこそ、幻想、白昼夢、存在すらできない無価値な世界なのです。
愛があればこそ、うみねこは人間の世界の理屈で説明できるミステリーだと思うのです。

>そうですね ただ僕は
>現在 EP8のコミックで明かされている“正解”は
>夏海ケイさんが考えた正解であり

最近こういう無意味な発言が増えたように思うのですが。
素直に「ぼくが考えたうみねこの方が正解に決まってる。夏海先生の漫画の新情報は夏海先生が勝手に考えただけなんだあ」と言えば少しはかわいいのですが。

真相を明かす決意をした、ヒントも答えも全てがここにある、そして今が最後の答え合わせを楽しめる唯一の機会だと。
これらは出題者である竜騎士先生の言葉なのです。

出題者の言葉を信じない者が「愛」を語るなど笑止なのです。
552: 名前: ケーナ:2012/09/23 08:13ID:10ynQxK3
ちびゆかさん>>551

>10月号は大きな新情報はないようなのです。

僕も今月号は買いました(ゴムがかけてあったので)

金蔵のプレゼントが気になりますね
ゲームでは人形でしたが
コミックの包装からはとても人形とは思えません
(もしかして現代風に“携帯ストラップ”?)

>ファンタジーこそ、幻想、白昼夢、存在すらできない無価値な世界なのです。

ここに僕とちびゆかさんの大きな認識差がありますね
僕はファンタジーという世界観だからこそ
魔女が存在することが出来
理御が幸せになれ
古戸ヱリカが死なずに済み
戦人とベアトが結ばれることが出来ると思います

“魔女の世界を認めない”のであれば
それら全てを否定することになってしまいます

>素直に「ぼくが考えたうみねこの方が正解に決まってる。
>夏海先生の漫画の新情報は夏海先生が勝手に考えただけなんだあ」
>と言えば少しはかわいいのですが。

僕がEP8コミックの“真相”に疑念を抱くのは
違和感がありすぎるからです

例えば 魔法陣ですが
EP1~3のコミックを見たところ
非常に大きいものです

僕はせいぜい50センチ四方を想定していましたが
あの大きさでは型紙ではありえないですし
そもそも扉の取っ手などにも描かれています

そして 00Bの件が決定的です

“怒りの銃口が留弗夫の眉間に押し付けられる。落雷の光が辺りを真っ白に染め上げる。しかし、礼拝堂の壁は、真っ赤に染め上げられた。留弗夫の後頭部で、トマトを潰したような真っ赤な飛沫が、壁いっぱいに広がっていた……。留弗夫の無残な亡骸が、ひさしからぼたぼたと垂れる水滴に晒される。目は見開いたまま。後頭部には握り拳ほどの大きさに、ぐずぐずの挽き肉状の穴が開き、……その中身を外気に晒していた。(EP7)”

以前も引用しましたが
この場面には大きなヒントが隠されています

後頭部には握り拳ほどの穴が開いているのに対し
銃口を押し付けられた眉間の損傷はそれほど大きくないようです
というのは“目は見開いたまま”であるからです
“眉間”というのは文字通り“眉と眉の間”のことです
つまり目のすぐ上です
“握り拳ほどの大きさ”の穴が開けば
目も一緒に吹っ飛んでしまいます

これは散弾の広がり方によるものと思われます

おそらく散弾は銃口を頂点とした
円錐形に飛ぶものと想定されます

ですから眉間の部分ではまだ
それほど弾丸が拡散されておらず
後頭部に至ってやっと握り拳ほどの範囲に広がるわけです

ここでのポイントは
この場面で絵羽が使った銃は“ウィンチェスターM1894”
であることです

そして同じ銃を使っていながら
留弗夫や霧江は至近距離で外していますから
彼らの弾は散弾ではないでしょうし

実際 地下貴賓室での射殺の描写は以下の通りです
“……それは、夏妃の顔から、……右目から、ぼろぼろと零れ落ちる、血雫の音だった。銃弾は彼女の右目から、後頭部へ向けて貫いていた……。”
“破裂音が再び鳴り響いた。秀吉の顔に、返り血が浴びせられる。二人は、蔵臼の持つ銃を押し合うような形で取っ組み合っていたのだ。その銃口が、蔵臼の顎の下に入る形になった時、………黄金の部屋で嘲笑う、姿無き死神は、再び同じ鎌を振るった。蔵臼の口から、……血が、とろりと筋を引く。”

とても散弾の威力とは思えません

地下貴賓室には普通の銃弾が装填された銃と
散弾が装填された銃
2つの銃があったのです

そして散弾を装填された“ウィンチェスターM1894”
その威力は眉間に押し付けて撃ってさえ
後頭部に握り拳ほどの穴を開けてしまいます

これがどういうことかと言いますと
M1897なんて銃は必要ありませんし
火薬を半分に減らした弾丸を準備するなんて必要もない
ということです

では 何故 EP8のコミックではあのようになってしまったのでしょう
おそらくこんな会話があったのではないでしょうか?

夏海「場面によって銃の威力に差がありすぎる気がするのですが?」
竜騎「ああ、あれは散弾を使っている場面があるんですよ」
夏海「散弾ってそんなに威力があるものなんですか?」
竜騎「ありますよ。例えばM1897という銃は鹿撃ちに使う散弾を装填できるんですが、これなら火薬の量を半分にしたところで、頭くらい簡単に吹き飛ばせてしまいます」

この時 竜騎士07さんは“例え話”のつもりでM1897のことを取り上げたのですが
夏海ケイさんは「これが真相なんだ」と早合点してしまい
EP8のコミックではあのようになってしまったのではないでしょうか

そして竜騎士07さんは夏海ケイさんからあげられたプロットを見て
「ああ、勘違いしてる…。でも、鏡台と拳銃もアンフェアさでは同じようなものだからこれでも良いか」
と判断したのではないでしょうか

型紙とスプレー
M1897
夏妃の銃の弾丸

どれか1つだけだったなら
僕も今のような疑念は抱かなかっただろうと思います
しかし3つも重なってしまうと
これは流石にどう考えてもおかしいです

>出題者の言葉を信じない者が「愛」を語るなど笑止なのです。

“ヒントも答えも、全てがここにあります。愛がなければ視えない”

これはちびゆかさんが紹介してくれた
EP8コミックの竜騎士07さんのコメントです

何故 “答え”ではなく“ヒントも答えも”なのでしょう
何故 全ての答えを明かすのに“愛がなければ視えない”のでしょう

僕はこの『うみねこ』という作品を通じて
あるいは前作である『ひぐらし』を通じて
そして“インタビュー及び対談”を通じて

竜騎士07さんという人をある程度理解できているつもりです
ですから僕にとってEP8のコミックの真相はおかしいですし
そして真相が描かれていなくてもおかしくはないのです

親から与えられる餌をただ口を開けて待っているだけの雛鳥を
はたして竜騎士07さんは求めているのでしょうか?
553: 名前: ちびゆか:2012/09/23 21:36ID:aaRfaITi
ケーナさん>>552
>金蔵のプレゼントが気になりますね
>ゲームでは人形でしたが
>コミックの包装からはとても人形とは思えません

そうなのです。長細い箱でしたのです。マモンの杭でも入ってそうな形なのです

>“魔女の世界を認めない”のであれば
>それら全てを否定することになってしまいます

だからファンタジー世界を認めてしまうと、メンガーのスポンジと同じでこの世に存在できない世界になるのです。
まさに全てを否定した世界なのです。

>僕がEP8コミックの“真相”に疑念を抱くのは
>違和感がありすぎるからです

自分の考察が間違っている、見落としがあるという疑念は抱かないのですか?
夏海ケイ先生に疑念を抱く読者がいるとは、竜騎士先生としても想定外でしょうなのです。

魔方陣についてはもう十分納得がいくのです。

原理 人間が複雑で正確な図形を短時間で描くことは困難である
事実 魔方陣は複雑で正確な図形だった
結論 魔方陣は道具を使いプリントした可能性が高い

現実的で合理的なプリントする道具として、型紙と赤い塗料のスプレー
これが妥当であるのです。紙の大きさなど問題にならないのです。
何枚か紙を貼り合わせるだけなのです。

M1897についても唐突なものではないのです。
「00は前衛能力、偵察能力に優れ、遭遇戦に絶大な制圧力をもつ。ただし、その過剰すぎる戦闘力は、非人道的とされており、戦場で投降した際には、私刑や虐待を受けることも少なくない。」(00TIPS)

これは第一次世界大戦でアメリカ軍が使用したショットガンM1897のエピソードであり、あまりの非人道的な威力にドイツ軍はハーグ条約に違反していると抗議したり、M1897を持っていた捕虜の虐待を容認していたのです。
一応実話なのです。

EP4で探偵戦人は食堂の頭部半壊死体について
「マグナム弾とかショットガンとか、そういう強力なもので頭を砕かれたのではないか。」
と考えているようですが、M1897の威力はこれに該当するのです。

EP7のお茶会のライフルは常識的にM1894なのです。
M1897はポンプアクションでレバーアクションのM1894とは違うのです
が、お茶会のライフルは全てレバーアクションだと思うのです。

威力についてもEP7のお茶会のライフルでは頭部半壊の威力はないと思うのです。

まあ特にM1897が出たからといって、アンフェアということはないと思うのです。

夏妃の空弾
これはちょっと現時点ではわかりませんなのです。
でも自分が解らないからといって、夏海ケイ先生が勝手に考えたというおかしな論法は絶対に間違っていると思うのです。
全てはものも満足に読めない我ら無知なる人の子の性だと思うのです。

>どれか1つだけだったなら
>僕も今のような疑念は抱かなかっただろうと思います
>しかし3つも重なってしまうと
>これは流石にどう考えてもおかしいです

その発想はミステリー(算数パズル)に挑む者として相応しくないのです。
算数のテストで、一つでも三つでも計算ミスをしたらアウトなのです。
探偵は全ての手がかりを見落としなく見つける必要があり、本格なら一つでも見落としがあれば正解には至れないのです。
まあ探偵(読者)には推理に必要な手がかりが全て揃っているか否か、判断できないのですが。後期クイーン問題に関係するところなのですが。
EP8の漫画で新情報が続々出る以上、推理に必要な手がかりに見落としがあったという事実を受け入れなければならないと思うのです。

真に至ったという者ならば、新情報などとっくに解っていたと堂々と宣言できる人なのです。夏海ケイ先生が勝手に考えたなど言語道断なのです。

>何故 “答え”ではなく“ヒントも答えも”なのでしょう

EP1からちゃんと考えている人にしかわからないギリギリのニュアンスを描いてもらってると竜騎士先生は仰っているのです。だから「ヒントも答えも」となるのだと思うのです。
554: 名前: ケーナ:2012/09/24 06:28ID:c99eGsan
ちびゆかさん>>553

>長細い箱でしたのです。マモンの杭でも入ってそうな形なのです

僕も一瞬 そう考えましたが
マモンの杭は縁寿が既に持っていますし
プレゼントで渡すなら7本まとめて渡すと思います

ついでに良く考えてみたら1986年ですから
携帯ストラップはないですよね

ここは無難に“片翼の鷲をあしらった万年筆”でしょうか
将来 小説家になる縁寿にはピッタリですし
未来の場面で持っていたら“画”になります

大穴では“ベアトのキセル”でしょう

>ファンタジー世界を認めてしまうと、
>メンガーのスポンジと同じでこの世に存在できない世界になるのです。
>まさに全てを否定した世界なのです。

僕とちびゆかさんではそもそも
“ファンタジー世界”の認識にズレがあるようです

例えば『ハリーポッター』では“魔法の世界”があり
魔法があり モンスターがいます

それは別に“全てを否定した世界”ではありません
ただ“そこに在る”それだけです

『うみねこ』にも『ハリーポッター』と同じく
“魔法の世界”がある
ただ『ハリーポッター』のように
生身の人間が自由に行き来は出来ない
そのように解釈しています

>自分の考察が間違っている、見落としがあるという疑念は抱かないのですか?
>夏海ケイ先生に疑念を抱く読者がいるとは、竜騎士先生としても想定外でしょうなのです。

これまで竜騎士07さんが書いてきたことと矛盾する描写が
3件もあるわけです

夏海ケイさんに責任を押し付けるのは納得がいかないというのであれば
竜騎士07さんが意図的にそのように描いてもらっているということになります
(僕はその可能性もありえるかなとは思っていますが…)

>現実的で合理的なプリントする道具として、型紙と赤い塗料のスプレー
>これが妥当であるのです。紙の大きさなど問題にならないのです。
>何枚か紙を貼り合わせるだけなのです。

確かに大きさだけなら
模造紙を使えば何とかなるでしょう

しかし 魔法陣のデザインをもう一度確認してみてください
そして それが型紙で再現可能なデザインか
検討してみてください

型紙なら1枚の紙でなければ意味がないわけで
必ずどこか 繋がっている部分がなければならないわけですが
あのデザインでは不可能です

そしてEP3のような扉の取っ手の部分はどう処理しますか?
マスキングというのは結構大変です
自分で実際に作業することを考えれば
ありえないことがお解かりいただけると思います

>威力についてもEP7のお茶会のライフルでは頭部半壊の威力はないと思うのです。

握り拳の大きさの穴を開けられるのなら
充分ではないでしょうか

また あれは眉間に押し当てた距離からでは
握り拳の大きさになるということですから
もう少し距離を取れば
もっと大きな損傷を与えることができるということです

僕はそもそも 頭部半壊にせよ 顔面損壊にせよ
射殺後に道具を使って加工したものだと思います
散弾でそんなことをすれば 磁石を使うにしても
弾丸の回収が大変です

一個でも残してしまったら全てが水の泡ですから
そんな手間をかけるくらいなら
霧江みたいに銃床でぐっちゃぐっちゃ…

>まあ特にM1897が出たからといって、アンフェアということはないと思うのです。

僕も拳銃の件があるので あれが許されるのであれば
これも別にアンフェアとは思いません

>夏妃の空弾

僕これ ちょっと気になっていることがあるのですが

>>526で以下のように書かれています

“EP1の夏妃の持ってた銃について「弾丸の入ってない銃だって気付かずに勇ましく決闘に現れたりしてさぁ
あらかじめ弾丸抜いて渡してやったのに確認もせずずーっと意気揚々と振り回してんの!あれ超滑稽だったぜぇ?」
「火薬さえ入ってりゃ発砲音はするし、硝煙も上がるんだぜぇ。あんたど素人だから知んねえだろ」”

これって“弾丸と火薬は別” という意味なのでしょうか
“(薬莢に弾丸が入っていなくても)火薬さえ入ってりゃ発砲音はするし、硝煙も上がるんだぜぇ”
という意味なのだとしたら
薬莢から火薬を残して弾丸を抜き出しておいて
それを使わせたというのなら納得がいきます

素人である夏妃には薬莢から弾丸が抜いてあったとしても
解らないでしょうから

ただ だとしたら銃声が1つだけだった理由が
KEIYAさんの「2つが重なった」になるわけで
やはり無茶設定になってしまいます

>EP1からちゃんと考えている人にしかわからない
>ギリギリのニュアンスを描いてもらってると竜騎士先生は仰っているのです。
>だから「ヒントも答えも」となるのだと思うのです。

これは納得です
ただ だとしたらやはり“解る人にしか解らない”
内容になるかもしれないわけで
ジレンマですね
555: 名前: ちびゆか:2012/09/25 00:58ID:89B3I9Tl
ケーナさん>>554
>僕も一瞬 そう考えましたが
>マモンの杭は縁寿が既に持っていますし
>プレゼントで渡すなら7本まとめて渡すと思います

86年のプレゼントなんだから6歳の縁寿とは関係ないのです。
マモンの杭は98年縁寿が手にしている唯一の現場の遺留品なのです。
つまり86年の六軒島から98年の縁寿の手元に届いたものであり、プレゼントと言えるものだと思うのです。
物的なプレゼントだとすれば、理論上マモンの杭以外ありえないのです。
プレゼントの箱の形状も問題ないのです。

マモンの杭は出題編の情報で確実に縁寿が受け取っているものであり、縁寿に愛があれば、プレゼントと解釈できるものなのです。

>例えば『ハリーポッター』では“魔法の世界”があり
>魔法があり モンスターがいます

>それは別に“全てを否定した世界”ではありません
>ただ“そこに在る”それだけです

ハリポタはハリポタ。うみねこはうみねこ。何の関係もないのです。
一応ハリポタの世界は、エヴァでもガンダムでもいいのですが、一元的世界なのです。
一元的な世界ならただそういう世界なんだと思うのは当然なのですが、
うみねこは二元的な世界なのです。
無限のゲーム盤世界と98年の作内現実。この二つの世界の違いを考える必要があるのです。そして当然作内現実の方は人間の理屈、常識で考える世界なのです。作内現実の常識ではファンタジーの存在などありえないのです。

>これまで竜騎士07さんが書いてきたことと矛盾する描写が
>3件もあるわけです

それは違うのです。自分の考察と矛盾する描写が3件ある、なのです。

>型紙なら1枚の紙でなければ意味がないわけで
>必ずどこか 繋がっている部分がなければならないわけですが
>あのデザインでは不可能です

EP8の漫画版では型紙の方はつなぎ目があります。「app」のところを見てくださいなのです。
そしてドアの「app」にはつなぎ目は有りませんのです。
可能性として、塗料が垂れてつなぎ目が消えたと解釈していますのです。
あとつなぎ目だけ修正するということも有り得ますが。

一応可能だと思うのです。

ドアのノブについてはどの場面なのですか?探偵が観測しているのですか?

>僕はそもそも 頭部半壊にせよ 顔面損壊にせよ
>射殺後に道具を使って加工したものだと思います
>散弾でそんなことをすれば 磁石を使うにしても
>弾丸の回収が大変です

M1897の使用が想定されるのはEP4だと思うのです。TIPSにも銃によって頭部を破壊が妥当とあるのです。
確かに屋内での散弾の使用は問題があるのです。我らの告白ではその後始末をしていたのです。
屋外に関しては何の問題もないと思うのです。

ただ、M1897の「情報」は第一次世界大戦のエピソードまでだし、出ているのです。そして漫画版でも金蔵が詳しく説明し、もはやM1897の存在は無視できないものだと思うのです。意味のない情報を漫画の中で詳しく説明するというのはおかしいのです。

>ただ だとしたら銃声が1つだけだった理由が
>KEIYAさんの「2つが重なった」になるわけで
>やはり無茶設定になってしまいます

戦人が銃声を聞く直前にドアに体当たりしたりしていたのです。
銃声というのがシャンパンの栓を抜く程度の音なら、この時に一発目の銃声があってもわからないと思うのです。
ドアを蹴破ってから二発目の銃声を聞いたというケースもあると思うのです。

二つの銃声が同時にあったというのも、理論上はありえることで不思議ではないのです。まあ同時っていうのはちょっとずるい気もするのですが。

>これは納得です
>ただ だとしたらやはり“解る人にしか解らない”
>内容になるかもしれないわけで
>ジレンマですね

納得したのなら、夏海先生が勝手に考えたんだとか言っちゃダメなのですよ。
556: 名前: ケーナ:2012/09/25 05:30ID:62m7QVAE
ちびゆかさん>>555

>物的なプレゼントだとすれば、理論上マモンの杭以外ありえないのです。
>プレゼントの箱の形状も問題ないのです。

煉獄の七杭はEP1で以下のように描写されています
“全長は柄の部分も入れて25cmくらい”
あのプレゼントのサイズから考えると箱からはみ出てしまいます

手品エンドで縁寿はクイズ大会で貰った人形を海に捨ててしまいますが
あんな風にファンタジー展開で使用するものだと思いますので
事故の遺留品として縁寿の手に渡ったマモンの杭は
ありえないと思います

まあ これはいずれコミックで出てくるでしょうから
そのときまで保留にしておきましょう

>うみねこは二元的な世界なのです。
>無限のゲーム盤世界と98年の作内現実。
>この二つの世界の違いを考える必要があるのです。

各EPで語られる過去の出来事を事実と考えた場合

何故 その本人しか知りえない過去の情報が
各EPの中に入っているのか?

そして作中の現実世界に存在する
メッセージボトルと偽書が何故
あきらかに各EPとは違うのか?

これをうまく説明できる解釈が
僕には「“魔女の世界”というファンタジー世界がある」
というもの以外には思いつきません

また そんな世界があるのであれば

無能な駒として生み出された戦人に奇跡を願ったベアトが
いつまで経っても記憶を取り戻さない戦人に失望してゲームを降り
戦人が奇跡を起こして記憶を取り戻した時にはベアトは消滅しており
新たに戦人が生み出した雛ベアトがやはり奇跡を起こして
ベアトも復活

そして2人は結ばれて
現実世界で孤独に生きる縁寿のために
最後の物語を紡ぐ

この展開を事実として受け入れることが出来ます

この辺りまで来ると考察ではなく解釈の世界になってきますが
戦人が人を殺してのうのうと生きているとか
ヤスが人を殺してのうのうと生きているとか
全てが戦人もしくは縁寿が生み出した妄想だとか

こういうのと比べたら
遥かに僕の好みです

ですから僕は「この作品はファンタジーである」
と主張します

>>これまで竜騎士07さんが書いてきたことと矛盾する描写が
>>3件もあるわけです
>それは違うのです。自分の考察と矛盾する描写が3件ある、なのです。

僕の考察は本文とインタビュー及び対談に根拠を求めています
(あくまで基本的にはですが…)
そして少なくとも この3つに関しては
それらと明らかに矛盾しています

>EP8の漫画版では型紙の方はつなぎ目があります。
>「app」のところを見てくださいなのです。

僕はまだEP8のコミックは持っていません
先日注文しておいたので近いうちに手に出来るはずではありますが…
この件はその時まで保留ということでお願いします

>ドアのノブについてはどの場面なのですか?探偵が観測しているのですか?

EP3のコミック2巻の177ページあたりに
6連鎖密室の扉の魔法陣が描かれていますが
扉の取っ手の部分にも魔法陣がかかっています

>M1897の使用が想定されるのはEP4だと思うのです。
>TIPSにも銃によって頭部を破壊が妥当とあるのです。

“……惨いのは誰も一緒だが、紗音ちゃんの可愛らしい顔が半分吹き飛んでいるのを正視するのは、とても辛かった……。”(EP4)

この時の紗音は井戸に銃が落ちるようにして自殺したはずで
この死体の状態はその時のままだと思います
眉間に押し付けて撃った場合に
後頭部に握り拳ほどの穴が開くというのであれば
ある程度 離れた状態で撃てば
このようになると思います

>意味のない情報を漫画の中で詳しく説明するというのはおかしいのです。

僕が一番引っ掛かったのがここなのです
何故 こんなどうでも良いことを熱心に説明するのか
意味が解らなかったのですが

>>552のようなことがあったのだとしたら
納得がいきます

>戦人が銃声を聞く直前にドアに体当たりしたりしていたのです。
>銃声というのがシャンパンの栓を抜く程度の音なら、
>この時に一発目の銃声があってもわからないと思うのです。

夏妃はベアトに呼び出されて決闘の場に赴いた
ベアトは決闘の作法に則り
3歩歩いてから振り向いて撃つ
というルールを提案した

夏妃は真面目だから素直にルールを守ったが
ベアトは初めからルールを守るつもりなどなかったため
2歩歩いた時点で振り向いて夏妃が振り返るのを待ち構えていた

これだけで何の問題もなく
全てが説明できます

それなのに わざわざ 空包を用意しただの
銃声が2つ同時だっただの
何故 そんな面倒くさいことをする必要があるのでしょう

あまりに不合理です

魔法陣
M1897
夏妃の銃

いずれの解釈も必要のないことをわざわざしている感じです
そして これはこれまで竜騎士07さんが説明してきた
真相の合理性とはかけ離れたものです

これでは違和感を持つなというほうが不自然です
557: 名前: ちびゆか:2012/09/25 23:55ID:a1BlEqcH
ケーナさん>>556
>何故 その本人しか知りえない過去の情報が
>各EPの中に入っているのか?

歴史と同じなのです。歴史家は過去の情報を残された資料から歴史解釈を生み出すのです。ファンタジーを妄信する理由にはならないのです。

>そして作中の現実世界に存在する
>メッセージボトルと偽書が何故
>あきらかに各EPとは違うのか?

幼稚なファンタジー世界を信じられるなら、ワインボトルに物語が詰っていたと信じても良いのだと思うのです。
つまり、理論上ワインボトルに各EPの物語の情報量が入る訳がないと合理的な解釈を出すなら、ありえもしないファンタジー世界の不合理な解釈も捨てるべきなのです。

>EP3のコミック2巻の177ページあたりに
>6連鎖密室の扉の魔法陣が描かれていますが
>扉の取っ手の部分にも魔法陣がかかっています

探偵の観測した場面ではないのですね?EP3後半戦人、朱志香、絵羽、南條たちが見た魔方陣の方以外保障はないのですよ。

基本的に探偵のいない場面では「ネバついた」「粘液」といった表現なのですが、探偵自身の観測ではただ「赤い塗料」という認識なのです。
この探偵以外の観測者たちの主観を鵜呑みにすると、誤った先入観をもち、単純な赤い塗料のスプレーという発想が出来なくなるのです。

おそらく、ケーナさんの言っているEP3の魔方陣は探偵のいない方だと思うのですが。探偵の観測した魔方陣にはドアノブは入ってないと思うのです。
探偵の観測結果でもない事実を指摘し、新情報は夏海ケイ先生が勝手に考えたと主張するは大変遺憾の意なのです。

>眉間に押し付けて撃った場合に
>後頭部に握り拳ほどの穴が開くというのであれば
>ある程度 離れた状態で撃てば
>このようになると思います

ならないと思うのです。
そもそも410ゲージの散弾では人間の頭部を貫通する威力があるのかさえわからないのです。
EP7のお茶会で絵羽が留弗夫を射殺した弾丸は散弾だとケーナさんは言ったのですが、何の根拠も無いのです。
ケネディ暗殺の映像は知っていると思うのですが、通常のライフル弾というものはトンネルのように真っ直ぐに貫通するわけではないのです。
留弗夫の頭部に握りこぶし程の穴が開くなら、常識的に考えて貫通力のある通常の弾丸だと思うのです。

銃の知識は素人なので断定はできないのですが、EP8漫画版で人間の頭部を半壊させるライフルであるM1897を詳しく説明した以上、頭部を半壊させる銃器はM1897以外ありえないのです。
通常弾にしろ散弾にしろM1894では頭部半壊の威力はないと思うのです。それを示す手がかりもないと思うのです。
EP4の紗音が銃を使って自殺のケースでは、M1897を使用し頭部半壊となったと解釈するのが妥当だと思うのです。

>夏妃は真面目だから素直にルールを守ったが
>ベアトは初めからルールを守るつもりなどなかったため
>2歩歩いた時点で振り向いて夏妃が振り返るのを待ち構えていた

>これだけで何の問題もなく
>全てが説明できます

自分が決闘する立場なら問題あるのです。
リスクが大きすぎるのです。
犯人にリスクを犯さない、100%確実な殺害方法を使うという行動原理があれば、夏妃の空弾は極めて妥当なことだと思うのです。全く不合理ではないのです。夏妃に実弾を渡す方が不合理なのです。

>いずれの解釈も必要のないことをわざわざしている感じです
>そして これはこれまで竜騎士07さんが説明してきた
>真相の合理性とはかけ離れたものです

竜騎士先生がこれから真相を明かすのです。
自分の考察の真相と区別してくださいなのです。
558: 名前: ケーナ:2012/09/26 09:02ID:3bXQbdo6
ちびゆかさん>>557

>>何故 その本人しか知りえない過去の情報が
>>各EPの中に入っているのか?
>歴史と同じなのです。歴史家は過去の情報を残された資料から
>歴史解釈を生み出すのです。

僕は歴史解釈ほどあてにならないものはないと思います
例えば“司馬遼太郎”さんは
『新選組血風録』で
“沖田総司”が“菊一文字”を持っていたことにしています
ところがこれ 絶対にありえないことなのだそうです
当時の菊一文字は城が買えるような値段で
一介の武士が持てるようなものではなかったのです

司馬遼太郎さんは歴史考証をしっかりする人なので
僕はこれをそのまま信じ込んでいたのですが
しっかりした歴史考証の中に
こうしてファンタジーを埋め込まれると
読む側にはそれを見破る手段はありません

これは『うみねこ』にも同じことが言えると思います
というか『うみねこ』は構造が複雑なため
そんなことをされたら真実など何も見えなくなってしまうでしょう

>ワインボトルに各EPの物語の情報量が入る訳がないと
>合理的な解釈を出すなら、
>ありえもしないファンタジー世界の不合理な解釈も捨てるべきなのです。

合理的に解釈すると
ファンタジーしかありえないのです

僕は合理的な“創作説”を見たことがありませんし
僕自身“創作説”で合理的な考察を構築することも出来ません

ファンタジーを否定するのであれば
それをきちんと説明できる対案を示すべきではないでしょうか?

人間の常識とかミステリーの常識とか
そういうことで否定するのであれば
それは単なる思考停止です

>>EP3のコミック2巻の177ページあたりに
>>6連鎖密室の扉の魔法陣が描かれていますが
>>扉の取っ手の部分にも魔法陣がかかっています
>探偵の観測した場面ではないのですね?

ミステリー的には
あの時の魔法陣と後に探偵である戦人が目撃した魔法陣に
違いがあるのなら
それが解るようにしておく必要があるのではないでしょうか?
それなしで魔法陣が違っているのなら
もはやミステリーではないと思います

>そもそも410ゲージの散弾では
>人間の頭部を貫通する威力があるのかさえわからないのです。
>EP7のお茶会で絵羽が留弗夫を射殺した弾丸は散弾だと
>ケーナさんは言ったのですが、何の根拠も無いのです。

この解釈は無茶ではないでしょうか?
『我らの告白』で説明された“ウィンチェスター銃”の威力
また それまでの射殺の描写

それらと比較するとあの時の絵羽の銃弾は破壊力がありすぎです
また 要は球状の塊が飛んでいくわけで
特殊な構造でもしていない限り(内部で分裂するとか)
入り口よりも出口の方が破壊されているというのは
ありえないことです

泥に石を投げつけると
石の大きさ以上の穴が開くことがありますが
あれは泥が水に近い性質を持っているからでしょう
石を水に投げつけると水しぶきが上がりますが
泥の場合 粘性が高いため
水しぶきがそのまま残ってしまうのです

でも それは入り口の話です
どんなことがあれば
球状の塊で入り口よりも出口が大きくなるのか?
考えてみてください

>EP4の紗音が銃を使って自殺のケースでは、
>M1897を使用し頭部半壊となったと解釈するのが妥当だと思うのです。

僕が一番不思議なのがここです
M1897を使ったと仮定した場合
あの場面以外では使ったとは考えられないのです

何故 そのためだけにあれほど長い説明をする必要があるのでしょう?
何故 そのためだけにわざわざM1897という銃を持ち出すのでしょう?

>犯人にリスクを犯さない、100%確実な殺害方法を使うという行動原理があれば、
>夏妃の空弾は極めて妥当なことだと思うのです。

ベアトは“運命をルーレットに託す”主義です
この考えた方はベアトの主義に反しないでしょうか?

でも実は 合理的に説明できる解釈が一つだけあります
それはベアトが夏妃に空包を渡しつつ
さらに最後の決闘では夏妃を騙し討ちにした

という二段構えの解釈です

騙し討ちにはするけれども
一応念のため 実弾ではなく空包を渡しておく
ということです

>竜騎士先生がこれから真相を明かすのです。
>自分の考察の真相と区別してくださいなのです。

僕が言っているのは
「無条件にEP8で描かれる真実を信じてはいけない」
ということです
竜騎士07さんなら最後に一捻り加えてきても
全然おかしくありませんし
そもそもあれだけ
「真相は明かさない」と言ってきた訳ですから
ただ答えを出すのでは
これまでの自分を完全否定するだけになります

僕はEP8コミックは竜騎士07さんからの最後の謎かけだと考え
その姿勢で臨みます

ところでEP2コミックの夏妃の部屋での紗音の自殺の場面
かなり厳しくないですか?
額の穴がやたら大きいですし
鏡台が壁に密着しているため
『我らの告白』で描写された方法は使えません
それこそゴムひもでも使わないと拳銃を隠しきれないと思うのですが…
559: 名前: ちびゆか:2012/09/26 23:39ID:9cYLBZiy
ケーナさん>>558
>司馬遼太郎さんは歴史考証をしっかりする人なので
>僕はこれをそのまま信じ込んでいたのですが
>しっかりした歴史考証の中に
>こうしてファンタジーを埋め込まれると
>読む側にはそれを見破る手段はありません

「傍観」「観劇」「戯曲」
歴史家は歴史を傍観することしか出来ない
歴史家は歴史を観劇し検証することが出来る
そして独自の新しい歴史書を執筆できる。これが戯曲

歴史家も偽書作家も過去の情報から物語を生み出す似たようなお仕事だと思うのです。

>合理的に解釈すると
>ファンタジーしかありえないのです

凄い日本語なのです。
合理的なファンタジー。

>人間の常識とかミステリーの常識とか
>そういうことで否定するのであれば
>それは単なる思考停止です

ファンタジーを妄信する方がどう考えても思考停止なのです。
解らなくても創作説のようなもので考えるべきなのです。ブラウン管の構造がわからなくても、妖精は絶対にいないのです。

>それが解るようにしておく必要があるのではないでしょうか?
>それなしで魔法陣が違っているのなら
>もはやミステリーではないと思います

ふふふ。やっぱり探偵以外の観測者の情報なのですね。
探偵の観測結果しか信用できないというのは、うみねこの初心者でも解るようなことなのです。漫画版を見ていませんが、おそらく探偵以外の観測者の場面ではネバついた、粘液のような表現になっていたり、ドアのノブにも描かれたりしているのです。
探偵の観測した魔方陣は多分、黒一色で描いてあると思うのです。
まあしかし、探偵の観測結果でもない不確定な情報を根拠に、夏海ケイ先生が新情報を勝手に考えたとするのは極めて遺憾な解釈なのです。

>特殊な構造でもしていない限り(内部で分裂するとか)
>入り口よりも出口の方が破壊されているというのは
>ありえないことです

ライフル弾の貫通の仕方について調べたのです。
結論から言うと広がっていくのです。

「弾頭のエネルギーが大きい場合、空洞径が大きければ、その空洞を作るのにエネルギーを使い果たして、貫通力が低下し、最大侵入距離は短くなります。また、空洞径が小さい場合は、エネルギーを貫通に使うことが出来、最大侵入距離が長くなります。
 ライフル弾で動物を撃ったとき、入り口の穴よりも出口の穴の方が大きい様を見たことがあると思います。これは、最大空洞径が修了する前に、獲物の体外に弾頭が突き抜けた証拠となります。」

「ライフル・スラグ・サボット弾丸の貫通力と威力」というところで調べましたのです。
調べなくてもケネディ暗殺の映像を知っていれば、常識的にライフル弾がどう貫通するのか察することは出来るはずなのですが。

したがってEP7のお茶会で絵羽が留弗夫の額を撃ち、後頭部にこぶしくらいの穴があいたとしても特に不思議なことはないのです。

>M1897を使ったと仮定した場合
>あの場面以外では使ったとは考えられないのです
>何故 そのためだけにあれほど長い説明をする必要があるのでしょう?

全てこれからなのです。竜騎士先生のヒントのおかげで、漸く頭部を半壊させる強力なM1897の存在が確定的になったのです。
だからこそ、前向きに推理するのです。

>でも実は 合理的に説明できる解釈が一つだけあります
>それはベアトが夏妃に空包を渡しつつ
>さらに最後の決闘では夏妃を騙し討ちにした

>という二段構えの解釈です

ふふふ。久々にまともな解釈を聞いたのです。それでもいいのですね。

「微かに香る硝煙の臭いは、夏妃伯母さんが握ったままのライフル銃の銃口から。」(EP1)

とある以上、夏妃の空弾は必ず撃たなければならないのです。
騙まし討ちの場合、まずヤスが拳銃で夏妃を射殺。その後夏妃のライフル銃の空弾を撃ち、再び夏妃に握らせるという手順になるのです。

少し面倒な気もするのですが。もたもたしてると戦人たちに見つかってしまうのです。

>ところでEP2コミックの夏妃の部屋での紗音の自殺の場面
>かなり厳しくないですか?

出題のコミックはEP4の6巻しか持ってないのです。
ごめんなのです。
560: 名前: ちびゆか:2012/09/26 23:49ID:42GMGMNq
追記
銃声は一発っていうのを忘れてたのです。
騙まし討ちの場合、戦人たちがドアを蹴破っている時に拳銃の一発。
探偵は銃声を確認できず、
ドアを蹴破った後、二発目のライフル銃の空弾を探偵が確認。
となるのかな。
561: 名前: ケーナ:2012/09/27 10:25ID:03SS.7xu
ちびゆかさん>>559 >>560

>ファンタジーを妄信する方がどう考えても思考停止なのです。
>解らなくても創作説のようなもので考えるべきなのです。

“『うみねこ』は相反する2つの世界を相互に理解しないと、物語の半分しか読めないということになるのです。「ミステリーとファンタジーは同時に存在しうる要素」ということを理解しないと、受け取れる情報量は半減してしまいます。”

“読み手の受け取り方次第で、ミステリーにもファンタジーにも読める物語を目指しています。「ミステリー&ファンタジー」とでもいいましょうか。ただ、根本にあるのは『ひぐらし』と同じで、「エンターテインメント性」ですね。”

このような竜騎士07さんの発言がありますし
ファンタジーだからといって何でもあり
ということにはなりません

例えば SFは
“現実には存在しないこんな物があったら”
というファンタジーを物語の根源においていますが
基本的にそれ以外は現実です

例えば“タイムマシン”が登場するSFがあったとします
この場合 タイムマシンそのものはファンタジーですが
それ以外は現実の制約を受けます

ファンタジー要素を取り入れるからこそ
その他の部分はきっちりしていないと
物語が崩壊してしまいます

>探偵の観測結果でもない不確定な情報を根拠に、
>夏海ケイ先生が新情報を勝手に考えたとするのは極めて遺憾な解釈なのです。

僕は“結果が残る幻想”については
例え幻想描写で描かれたことでも信じられると思いますし
そうでなければ 何でもありになってしまいます

もし 幻想描写で目撃された魔法陣が
後に探偵が目撃する魔法陣とは違うもので
そのことについて全く言及がないのであれば
もはやそれはミステリーではないでしょう

>「ライフル・スラグ・サボット弾丸の貫通力と威力」というところで調べましたのです。

これは勉強になりました
ありがとうございます
(僕も探してはみたのですが見つけられませんでした)

銃創が入り口よりも出口の方が大きい場合がある
このことは納得しました

ただ 絵羽が留弗夫を撃った時と
その他の場面とではあきらかに威力に差があります

使われたのが同じ弾丸なら
威力も同じになるわけで
威力が違うということは
そもそも弾丸が違うということです

何気に思ったのですが
もしかすると竜騎士07さんは
EP1における顔面損壊は
M1894と410ゲージショットシェル
EP4における頭部半壊は
M1897と00B
この組み合わせで行ったというつもりなのではないでしょうか?

だとすると弾丸の回収や流れ弾の処理などで
非常に苦労することになると思うのですが…

特にEP4の食堂での殺人をやろうと思ったら
まず睡眠薬で全員を眠らすなり
毒薬で殺すなりしておいてから

床に弾受けみたいなシートを用意しておいて
そこに頭を乗っけて流れ弾が室内を傷つけないようにして撃つか

もしくはどこか別の流れ弾が出ても構わない場所で殺しておいて
えっちらおっちら死体を運んできたことになります

>騙まし討ちの場合、まずヤスが拳銃で夏妃を射殺。
>その後夏妃のライフル銃の空弾を撃ち、再び夏妃に握らせるという手順になるのです。

空包を撃つと火薬は入っていますので
銃声が発生します

ベアトは夏妃と同じ銃を持っていて
その銃で夏妃を射殺した後
夏妃が持っていた銃とすりかえて
夏妃が持っていた銃はどこかに隠してしまったのでしょう

>出題のコミックはEP4の6巻しか持ってないのです。

そうなのですか
ちびゆかさんは全部持っているのだと思って
現在発売されているコミックはほとんどそろえてしまいました

“(EP2の夏妃の私室について)あれも井戸のトリックと同じなんです。紗音は化粧台の前でうつ伏せになって死んでいるんですよ。簡単なトリックです。銃と重い物を紐で結んでおき、重い物を化粧台の後ろに放り込んでおきます。そして自殺すれば、銃が重い物に引きずられて化粧台の裏に消えるという、古典のトリックです。”

とありますが
化粧台が壁にピッタリくっついているため
“化粧台の後ろ”がそもそも存在しないのです

ただ 化粧台の引き出しがいくつか途中まで引き出されているため
その隙間から紐をつけた銃を使えば良いのですが
高さがあまりないため“重い物”が落ちれる距離が少なく
ひいてはあまり紐で引っ張れないのです

“EP7のコミックで分かるように解説される”
ということなので期待して待とうと思います

そう言えば安かったのでついでに
小説のEP1も買ってみましたが
“「……条件に7を付けて貰おう。私以外の兄弟が黄金を発見した場合、速やかに私に引き渡すこと」(蔵臼)
※条件の6は?”

が ちゃんと“条件に6”になっていました

現在 小説でも“散”が刊行中のようですが

以下の問題も解決されているのでしょうか
気になります

“「では、……まさか、あなた(南條)なのですか! お祖父さまがベアトリーチェを連れて行った、新島の医者というのは…」(理御))(EP7)
「突然、海軍の兵隊さんが、外国人の女性を連れて現れたのです。驚きましたとも。……しかも、その上、軍機なので、秘密で治療しろというのです」(南條)
「それが、お祖父さまとの初対面だったのですか…?」(理御)
「…そうです。それが、金蔵さんとの初めての対面でした」(南條)
※明らかにおかしいです。金蔵が南條に会ったのは、当主になってから20年も経ってからです。15歳で当主に抜擢されたとしても、35歳です。果たして若いといえるでしょうか? まあ、これに関してはそれから40年も経っているわけで、現在の年齢から考えれば若いと言ってもおかしくはないでしょう。ところが以下の内容は致命的です。
金蔵が右代宮家の当主に突然抜擢され、右往左往していた頃のことを覚えている南條は、蔵臼のその姿に金蔵の当時を懐かしむ。だからこそ、蔵臼の苦悩にも理解が及び、同情できるのだった…。(EP5)”
562: 名前: ちびゆか:2012/09/27 23:54ID:a0wOBSVJ
ケーナさん>>561
>このような竜騎士07さんの発言がありますし
>ファンタジーだからといって何でもあり
>ということにはなりません

ファンタジーなど妄信しているから、ライフル弾はトンネルのように真っ直ぐ貫通するとか、EP8の新情報は夏海先生が勝手に考えたとか、幼稚なことばかり言ってしまうのです。
ファンタジーかミステリーか、変格か本格か、確かにうみねこは読み手によって変わってくると思うのです。
ただファンタジーは卒業した方が良いのです。我々は堂々とミステリー、本格と言えば良いと思うのです。

>僕は“結果が残る幻想”については
>例え幻想描写で描かれたことでも信じられると思いますし

魔方陣については、探偵以外の観測者は「ネバついた粘液」のように観測しますのです。
探偵自身はただ「赤い塗料」と観測するだけなのです。

漫画版では恐らく探偵以外の観測ではネバついた粘液のような塗料で、ドアノブまで描いてあるのです。
探偵自身の観測では黒一色でただの赤い塗料のように描いてあるのでしょう。ドアノブには描いてないでしょうなのです。

これはケーナさんがルールを誤認しているだけなのです。探偵以外の観測結果など保証はないのです。
保証のない探偵以外の観測結果を根拠に夏海ケイ先生が新情報を勝手に考えたとするのは、極めて遺憾だと思うのです。

>これは勉強になりました
>ありがとうございます
>(僕も探してはみたのですが見つけられませんでした)

うむうむ。本格というジャンルはリアリティというものを非常に大事にしているのです。多少本格に嗜みがあれば空洞径くらい知っていて当然の知識なのです。
知識がなくともケネディ暗殺の映像などでライフル弾がどのように貫通するか察しがつくのです。

あとボクはEP8の新情報を前向きに考えているから、自分で調べて確認するのです。ケーナさんは新情報を前向きに考えていないので、思考停止するのです。

>だとすると弾丸の回収や流れ弾の処理などで
>非常に苦労することになると思うのですが…

以外に後始末には苦労しない可能性があるのです。
散弾は貫通力がないので、人体の内部に残ると思うのです。
例えば410ゲージを顔面に撃った場合、見た目は顔面破壊死体になるかもしれません。散弾は内部に埋まってしまい、外からは見えないかも知れません。

次に00Bで顔面を撃った場合、これは完全に頭蓋骨を砕いてしまうのですが、散弾のエネルギーは頭部の破壊で殆ど失ってしまうと思うのです。
もしかしたら、床とか傷つけることもなく、数個程度の散弾が散らばるだけかもしれませんのです。犯人は散らばった数個の散弾を回収するだけなのです。

顔面破壊死体、頭部半壊死体、非常に少ない労力で作ることができるかもしれませんなのです。

あとライフル弾の威力の差、これは明確に有るのです。
EP7のお茶会の絵羽の撃ったライフル弾は留弗夫の頭部を貫通しています。
我らの告白では犯人はライフルで熊沢のふくらはぎを撃つのですが、貫通はしないのです。ピンセットで弾を回収していますのです。

ライフル弾の方も火薬の量とかいじれるのかなあ。

>ベアトは夏妃と同じ銃を持っていて
>その銃で夏妃を射殺した後
>夏妃が持っていた銃とすりかえて
>夏妃が持っていた銃はどこかに隠してしまったのでしょう

「夏妃の額の弾丸は夏妃の銃から放たれたものではない」の赤字に抵触するのです。

>“EP7のコミックで分かるように解説される”
>ということなので期待して待とうと思います

EP7の漫画版も新情報が入るのですか?

>以下の問題も解決されているのでしょうか
>気になります
>“「では、……まさか、あなた(南條)なのですか!

これはあんまり気にならないのです。
でもどっちも嘘っぽいのです。
563: 名前: ケーナ:2012/09/28 07:33ID:bcYGOREL
ちびゆかさん>>562

>ファンタジーなど妄信しているから、
>ライフル弾はトンネルのように真っ直ぐ貫通するとか、
>EP8の新情報は夏海先生が勝手に考えたとか、
>幼稚なことばかり言ってしまうのです。

ライフル弾については知らなかったし
調べてみたけれども
見つけられなかったというだけのことです

EP8の解答は穴があり
竜騎士07さんらしくないということです

ファンタジーを信じるということと
これらはまた別の問題です

『うみねこ』はメタ構造であるため
ゲーム盤は本格ミステリー
その外側はファンタジーと
2つの要素を同時に持つことが出来ます

それを指して以下の発言があるのではないでしょうか?

“「ミステリーとファンタジーは同時に存在しうる要素」ということを理解しないと、受け取れる情報量は半減してしまいます。”

>散弾は貫通力がないので、人体の内部に残ると思うのです。

上でちびゆかさんが紹介されていたサイトに
以下のように書かれています

“スラグや、サボットの場合、ライフルの4分の1の貫通力という様な値になってしまいます。これが正しければ、ほとんどの弾頭が体内に残っている訳なんですが、実際猟場で、サボットは獲物を解体しても弾頭を回収することは滅多に無いからです。ライフルの弾頭も回収できるケースは少ないですが、それでも、回収する事があります。私は、サボットの方がライフルよりも回収できる頻度は少ないと強く感じます。”

これはあくまでこの人の経験による感想ですが
散弾の場合 弾自体が小さいため
底面積が小さくなり
ライフル弾と同じ速度で飛んだ場合
貫通力が高くなるのではないでしょうか?

例えば粘土の上に50センチの高さから針を落とした場合
先から落ちれば針は粘土に刺さりますが
横向きに落ちれば刺さりません

位置エネルギーと質量は同じですが
落ちた時の底面積に差があるためです

僕はそもそも疑問に思うことがあるのですが
『我らの告白』では弾の回収用に
“磁石”を用意していましたが
鉄で出来ている弾丸というのは少ないのではないでしょうか?

>顔面破壊死体、頭部半壊死体、
>非常に少ない労力で作ることができるかもしれませんなのです。

我々は素人ですからこの辺りはどうしても限界がありますし
さらに竜騎士07さんだって
ライフルマニアというわけではないでしょうから
やはり限界があるでしょう

「理論上可能であればそれで良い」
ということなのかもしれません

>「夏妃の額の弾丸は夏妃の銃から放たれたものではない」の赤字に抵触するのです。

“夏妃の銃”はベアトがすりかえて隠してしまいました
夏妃が持たされているのは“ベアトの銃”です

>>“EP7のコミックで分かるように解説される”
>>ということなので期待して待とうと思います
>EP7の漫画版も新情報が入るのですか?

新情報というより絵で説明するため
“見て解る”ということだと思います

>>以下の問題も解決されているのでしょうか
>>気になります
>>“「では、……まさか、あなた(南條)なのですか!
>これはあんまり気にならないのです。
>でもどっちも嘘っぽいのです。

ごく単純に南條が“金蔵が右代宮家の当主に突然抜擢され、右往左往していた頃のことを覚えている”
というのは竜騎士07さんの勘違いだと思います(“条件に7”と同じく)

そう言えば もう一つありましたね
楼座が九羽鳥庵のベアトに会ったのは
1967年のことなのですが
“まだこの島に引っ越してきたばかり”
だったそうです

屋敷が出来たのは

“「お屋敷が竣工したのは昭和27年と聞いています」(夏妃)
※1952年ですから、34年前ということになります。”

ということですから

屋敷が出来てから10年以上
楼座は別の場所に住んでいたことになります
564: 名前: ケーナ:2012/09/28 10:52ID:bcYGOREL
>>563

磁石は僕の勘違いですね
失礼しました

何かと混同してしまったようです
565: 名前: ちびゆか:2012/09/29 00:39ID:54Eqtgzw
ケーナさん>>563

EP8漫画版
「同じウェンチェスターライフルでも これはM1894!
こっちはM9410!そしてこれはM1897!」(金蔵)

M9410って最近の銃だったのです。410ゲージ専用の散弾銃なのです。
2001年頃出た銃だったのです。
同じ9月号で
「これはモンティホール問題ね~86年にはまだなかったはずよぅ」(絵羽)

86年にないものでも堂々と出してくるのです。
EP8は少なくとも86年より未来は確実だと思うのです。

>ライフル弾については知らなかったし
>調べてみたけれども
>見つけられなかったというだけのことです

ケーナさんは自分の勝手な理屈を、絶対にそうだと決め付けるのが問題なのです。ケネディ暗殺の映像を思い出せば何となくわかることなのですよ。常識力の問題なのです。つまり、人間の常識、私たちの基本フォーマットである「アンチファンタジー」の考えが欠落しているのです。

>散弾の場合 弾自体が小さいため
>底面積が小さくなり
>ライフル弾と同じ速度で飛んだ場合
>貫通力が高くなるのではないでしょうか?

なるわけないのですよ。ふふふ。
その理屈はライフル弾と散弾の質量が同じ場合なら通用するのです。
ライフル弾と小さな散弾が同じ質量なわけないのです。

基本的にライフル弾は貫通力があり、散弾はないのです。スラグやサボットですらライフル弾の四分の一のと言ってるなら散弾ならもっと低くなるのです。
アンチファンタジーの基本フォーマット、人間の常識を大事にしてくださいなのです。ファンタジーなんか妄信していると無自覚に人間の常識力を蝕むのです。

>我々は素人ですからこの辺りはどうしても限界がありますし
>さらに竜騎士07さんだって
>ライフルマニアというわけではないでしょうから
>やはり限界があるでしょう

顔面破壊は410ゲージ、頭部半壊は00Bを使用したという可能性は高いのです。実際、凶器と思われる銃器が出てきたのです。
前向きに考えてくださいなのです。

>“夏妃の銃”はベアトがすりかえて隠してしまいました
>夏妃が持たされているのは“ベアトの銃”です

夏妃の死体が握っている以上「夏妃の銃」と解釈できるのです。だから「抵触」という言葉を使ったのです。

>新情報というより絵で説明するため
>“見て解る”ということだと思います

竜騎士先生の発言を聞きたいのですが。
EP7で新情報を出すと言ったのですか?
566: 名前: ケーナ:2012/09/29 05:32ID:7dFKF1fn
ちびゆかさん>>565

>86年にないものでも堂々と出してくるのです。
>EP8は少なくとも86年より未来は確実だと思うのです。

この問題は僕も以前に指摘しています

“■1986年?
「ほら、対戦ゲームでもよくあるだろォ? 乱入したけど相手があまりに弱くて拍子抜けで、わざと負けて最終ラウンドまで延長させて、最後に本気でフルボッコにすることとかってあるだろォ?」(ベアト)(EP2)
「……例えの意味がわかんねーよ」(戦人)
※対戦ゲームの元祖とも言える『ストリートファイターII』の登場は1991年です。
「赤ん坊のお守りからネトゲのお相手、スペースシャトル撃墜まで何でもお応えしますよ。にひひ!」(シエスタ410)(EP3)
※インターネット普及の原動力となった『Windows 95』の発売は1995年ですし、ネットゲームの普及はブロードバンド登場前後です。
「あぁ、ミステリーでも、最近はそういう異世界はポピュラーですので。純粋推理空間とかご存知で?」(ヱリカ)(EP5)
「綾辻行人のデビューは来年(1987年)だ」(戦人)
「……………譲治ね? この問題を考えたのは。モンティ・ホール問題は1986年にはあったっけ?」(絵羽)(EP8)
「1990年だね。縁寿ちゃんの世界にはもうある問題なんだから、出題してもいいかなって思って」(譲治)
「お嬢様のような素直じゃない方を、…何でしたっけ、譲治さまに習いました。そうそう、ツンドラ(正しくは“ツンデレ”)とか言うそうですよ? あと十数年かすると流行るんだそうですよ?」(紗音)(EP2)”

金蔵は1986年より前に死んでいるわけで
そのコレクションに1986年より後に出た銃が
入っているわけがありません

>散弾の場合 弾自体が小さいため
>底面積が小さくなり
>ライフル弾と同じ速度で飛んだ場合
>貫通力が高くなるのではないでしょうか?
>>その理屈はライフル弾と散弾の質量が同じ場合なら通用するのです。
>>ライフル弾と小さな散弾が同じ質量なわけないのです。

運動エネルギーの公式は

“質量×速度の2乗×2分の1”です

普通のライフル弾の重さが15グラム
散弾1粒の重さが3グラムと仮定すると
15÷3=5

散弾よりもライフル弾の方が
運動エネルギーとしては5倍高いことになります

一方で圧力は
“運動エネルギー÷力が働く面積”で求められます

ライフル弾の直径が10ミリとすると
半径×半径×π(面倒なので“3”で計算)で
面積は約75ミリ立法メートル

散弾の直径が3ミリとすると
面積は約6.75ミリ立方メートル

10倍以上の差となります

ということは運動エネルギーはライフル弾の方が5倍ですが
圧力は10分の1ですので
圧力は散弾のほうが2倍高いことになります

ということは貫通力は散弾のほうが高いことになります

>夏妃の死体が握っている以上
>「夏妃の銃」と解釈できるのです。

“夏妃の銃”の定義は
“夏妃が金蔵のコレクションから持ってきて、ずっと持っていた銃”
だと思います

>>新情報というより絵で説明するため
>>“見て解る”ということだと思います
>竜騎士先生の発言を聞きたいのですが。
>EP7で新情報を出すと言ったのですか?

そのまま抜粋すると以下の通りです

“紗音の自殺に気付けないともうお手上げですね。でもその場には銃はない。では銃はどうしたのか? そこからは想像力ですね。現在製作中のコミック版EP7では恐らく、その辺も絵で分かるように解説されると思いますよ”
567: 名前: 名無しさん:2012/09/29 12:25ID:d02uYj2d
横から突っ込みますが散弾が直径3ミリでライフル弾が直径十ミリで質量差が五倍って計算はないでしょう
単純に同形状同密度なら10x10x10x/(1000)3x3x3(27)で30倍ほど差があっていいはず
だいたい散弾のほうが面当たりのエネルギーがでかい=貫通力が高い=射程が長い
ならライフルはなんのためにこの世に存在するのですか
568: 名前: ケーナ:2012/09/29 18:25ID:7dFKF1fn
>>567

>横から突っ込みますが
>散弾が直径3ミリでライフル弾が直径十ミリで
>質量差が五倍って計算はないでしょう
>単純に同形状同密度なら
>10x10x10x/(1000)3x3x3(27)で30倍ほど差があっていいはず

確かにそうですね
僕もこの計算であってるのかなー
と思っていましたが…

ちなみに質量差が5倍という
前提で話をしていますので

この場合の突っ込みどころは
「質量差が5倍なら面積差がこの程度で済むわけがないだろう!」
です

面倒なので立方体で考えてみましょう
散弾を1立方センチだとします
ライフル弾を3立方センチだとします

その場合 質量=運動エネルギーは27倍
対して面積は9分の1

同じ速度なら
ライフル弾は散弾の3倍の貫通力を持つ
ということになるのでしょうか

ただ これはあくまで“同じ速度なら”の話ですので
重いものを飛ばすには
相応のエネルギーが必要なわけですから
火薬の威力とそれがどれだけ弾丸に伝わるかで
また変わってくるのでしょう

>だいたい散弾のほうが面当たりのエネルギーがでかい
>=貫通力が高い=射程が長いなら
>ライフルはなんのためにこの世に存在するのですか

面積が小さいということは
破壊範囲が小さいということです

針でプスプス手に10回穴を開けても
致命傷にはならないかもしれませんが
その10回分をまとめて刺せば
動脈をモロに破壊するなど
刺さりどころが悪ければ大量出血で死ぬかもしれません
569: 名前: ちびゆか:2012/10/06 23:29ID:4dxV/zCs
ケーナさん>>568
ジョーカーの11月号が出るまで少しおやすみなのです。

なにか面白い話題でもあればいいのですが。
570: 名前: ケーナ:2012/10/07 16:18ID:c15MSyJt
ちびゆかさん>>569

承知しました

コミックでまた何か書こうと思うのですが
取りあえず材料集めをしています

http://keena/。web。fc2。com/comicgazou。zip
(例によって“。”はピリオドに変換)

EP1・2は用済みと思って
職場の休憩室に置いてきてしまったので
回収してきます

ところでちびゆかさんは
EP5の小説は買いましたか?

“金蔵が右代宮家の当主に突然抜擢され、右往左往していた頃のことを覚えている南條は、蔵臼のその姿に金蔵の当時を懐かしむ。だからこそ、蔵臼の苦悩にも理解が及び、同情できるのだった…。(EP5)”

これがどうなっているのか確認したいのですが
近所の本屋には入荷しませんでした…

ちなみにPS3版では
EP1の蔵臼の“条件の7”
EP3の楼座の“「昔よ! ずっとずっと昔よ!! まだこの島に引っ越してきたばかりで私は幼かった!! 私は悪くないの、私が殺したわけじゃ…!! うううぅうううぅ!!」(楼座)”
EP5の南條
いずれもPC版のままでした
571: 名前: ちびゆか:2012/10/07 21:48ID:d6h.pdC7
ケーナさん>>570
>ところでちびゆかさんは
>EP5の小説は買いましたか?

一応買っているのです。
“金蔵が右代宮家の当主に突然抜擢され~
の部分は同じだったのです。

ボクは1と0、確定と不確定を常に考えているのですが、うみねこで1足りえるものは赤き真実と探偵の観測結果なのです。そして1を積み重ねて推理をするというのが大事だと思うのです。

このEP5の南條の回想は、赤字でもなく、探偵の主観でもなくボクの考え方では0であり、気にはならないのす。

過去の回想で一番重要だと思うのは19年前の事故なのです。
EP3楼座の回想、EP5夏妃の回想、どちらも19年前に誰かが死んだという内容で、何故みんな同一の事件だと考えないか不思議なのです。
この部分の解釈は赤字を含み、ヤス、理御、もしかしたら戦人までかかわってくるところだと見ていますのです。
572: 名前: ケーナ:2012/10/08 02:06ID:f6CkNp09
ちびゆかさん>>571

>“金蔵が右代宮家の当主に突然抜擢され~
>の部分は同じだったのです。

調べていただいてありがとうございます
これの解釈の難しいところは
“条件の7”はあまりにもあからさまであるため
気が付いて修正したけれども
それ以外の部分は竜騎士07さん自身
気が付いていないかもしれないところです

もし 意図的に残しているのなら
それは竜騎士07さんにとっては間違いではなく
何らかの意味があるということになります

楼座が六軒島に屋敷が出来てから
10年以上も経ってから引っ越してきたこと

EP5では南條が古くからの金蔵の知り合いであるのに
EP7では金蔵が当主になってから
20年も経ってから知りあっていること

はたしてこれにどういう意味があるのか?
イマイチよくわかりません

わからないと言えば
EP4の殺人は基本的に
シエスタ姉妹の黄金弓によって
成されたことになっていますが

死体には杭が刺さっていたり
側にあったりします

霧江に至っては以下の通りです
“……霧江さんの状況も、朱志香とそっくりだった。俺との電話中に殺されたのだろう。受話器がだらしなくぶら下がり、……その脇に霧江さんが、倒れている。しかし、殺され方が朱志香のそれとは大きく異なった。頭部を砕かれてはいない。……その代わりに、額に、オカルトめいた装飾の、杭のようなものが打ち込まれている。”

他の黄金弓による殺人とされているものが
頭部が砕かれているという状況なのに
霧江だけ普通に杭が刺されています

それならはじめから
七姉妹によって殺されたことにしておけば
何の問題もないはずなのです

シエスタ姉妹に活躍させたかったのか?
いつも七姉妹ではワンパターンだと思ったのか?
(その割にEP3ではシエスタ姉妹が活躍している)
どうしても410ゲージショットシェル
もしくはM1897を使いたかったのか?

僕にはどう考えても物語の辻褄と
儀式の整合性を失わせるほどの意味があるとは思えません
(EP3の時と威力に差がありすぎますし)

>EP3楼座の回想、EP5夏妃の回想、
>どちらも19年前に誰かが死んだという内容で、
>何故みんな同一の事件だと考えないか不思議なのです。

これは誰が死んだか明確に示されていますから
同一の事件と考えるのは難しいと思います
573: 名前: ちびゆか:2012/10/10 20:53ID:86X3c1eV
ケーナさん>>572
>はたしてこれにどういう意味があるのか?
>イマイチよくわかりません

>わからないと言えば
>EP4の殺人は基本的に

自分は至っていると宣言しているのに、わからないというのは矛盾しているのです。ミステリーを算数パズルと認識していれば、一つでもわからないことがあれば至っていないと考えなければならないのです。

解らないことがある、これ即ち至っていないことの証明なのです。

ジョーカーが出るまで時間があるので、ケーナさんを一から鍛えなおす為に、ちびゆかのパーフェクト読解教室を開くのです。
ボクのうみねこ観はとにかく「読解」、出題文すらまともに読めない者が解けるわけもない、ものを正しく読むということを第一だと認識していますなのです。

「ニンゲンの語るミステリーが何と下らないものなのかと理解できたそなた。そして妾の笑いたい気持ちが理解できたそなたはようこそ“アンチミステリー”の世界へ。
 「この世には科学では説明できないことが多々ある」ってよく言うだろォ? そういうことなんだよ。この世の全ては完全証明不能! 常に我々の想定しない未知のXが想定しうる。そしてそれは誰にも否定できない!
 推理ぃ? ミステリー? 本格ゥ? あっひゃははははははははははは!! ばァかばかしいぃいいぃ!! ボクちゃんはミステリー文庫で新刊を買ったら、まず先にママに読んでもらうといいさ。そして「この本はボクにも解ける?」と聞いて、ママが頷いてくれたのだけ読めばいいさ! ママに咀嚼(そしゃく)してもらった離乳食だけくってりゃあいいんだよゥ、うっひぇっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁ!!

 ──だからお嬢様、そういうのが品がないと申しています。

 ベアトリーチェさまが使われる「赤き真実」は、それに対するひとつのアンチテーゼと申せましょう。」

これは小冊子「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」の記述なのですが、ロノウェの言葉「それに対するひとつのアンチテーゼ」の「それ」とは何を指すか答えなさいなのです。
具体的に赤字とは何に対するアンチテーゼなのか。ケーナさんには簡単すぎるかもしれませんが、以前デカルトさんと異なる見解を出してしまったのですが、こんどはケーナさんに聞くのです。
574: 名前: ケーナ:2012/10/10 22:29ID:06u8lCOo
ちびゆかさん>>573

>自分は至っていると宣言しているのに、
>わからないというのは矛盾しているのです。

僕はこの作品の全てを理解出来ているわけではありません
“僕と同じレベルまで理解している人を知らない”
というだけのことです

>具体的に赤字とは何に対するアンチテーゼなのか。

赤字とは

“その謎が、合理的な解答が得られるものであるという前提がない限り”、ニンゲンたちは謎に挑むことすらかなわないのです。そしてそんな前提が与えられることは絶対にない。

ということへのアンチテーゼだと思います

http://keena/。web。fc2。com/comicgazou。zip
(例によって“。”はピリオドに変換)

を更新しておきました
(EP1・2を追加)

やたらサイズが大きいですが
解像度を下げてしまうと
拡大しての検証が出来なくなってしまうため
取りあえずこのままで…

ところでEP5でもう一つ
気になっていることがあるのですが

“■ 19年前の復讐 ■
(略)
「当主様は、社会活動と職業訓練の一環として、福音の家の子たちの中から成績優秀な子を使用人として受け入れていました。……当家にいる紗音や嘉音、瑠音や眞音、礼音などの“音”の名を持つ使用人は全て、そこからやって来た子たちでした。」”

この“礼音”は“恋音”の間違いなのではないでしょうか?
EP1の小説では“恋音”のままでしたので
修正するとしたらこちらの方だと思うのですが
575: 名前: ちびゆか:2012/10/10 23:32ID:7fNZ83bl
ケーナさん>>574
>赤字とは

>“その謎が、合理的な解答が得られるものであるという前提
>がない限り”、ニンゲンたちは謎に挑むことすらかなわないのです。
>そしてそんな前提が与えられることは絶対にない。

>ということへのアンチテーゼだと思います

そこは竜騎士先生のアンチミステリーの説明部分なのです。

「それ」が何を指しているのか聞いているのですよ。
ベアトとロノウェとの会話で、ベアトの発言に対しロノウェが「それに対するひとつのアンチテーゼ」と発言しているのです。
当然「それ」とはベアトの発言の中から該当するところを答えなくてはいけないのです。

国語のテストなら0点なのです。

とりあえず、「それ」をそのまま抜き出してくださいなのです。
簡単な問題なのですよ。
576: 名前: ケーナ:2012/10/11 06:05ID:03SS.7xu
ちびゆかさん>>575

>当然「それ」とはベアトの発言の中から
>該当するところを答えなくてはいけないのです

言われてみれば確かにそうですね
それならば答えは以下です

“この世の全ては完全証明不能”であることを指す
577: 名前: ちびゆか:2012/10/12 22:09ID:c82svgyO
ケーナさん>>576
微妙なところを選んだのですね。

「この世の全ては完全証明不能」というのを「アンチミステリー」と置き換えると、赤字はアンチミステリー(完全証明不能)に対するアンチテーゼとなってしまうのです。変な日本語なのです。

ちなみにデカルトさんも赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼと言っていたのです。

ボクが国語の先生ならケーナさんもデカルトさんも0点にするのです。

結論から言うと赤字はミステリー(本格ミステリー)に対するアンチテーゼとなるのです。

赤き真実とは、探偵が人間の理屈で完全証明可能としているミステリーの陳腐な世界に対するアンチテーゼとなるのです。

「それ」を直接抜き出すと、
ベアト「 推理ぃ? ミステリー? 本格ゥ? あっひゃははははははははははは!! ばァかばかしいぃいいぃ!! 」
が該当するのです。
赤字はミステリー、本格、に対してのアンチテーゼとなるのです。
578: 名前: ケーナ:2012/10/13 07:45ID:1dJWvtKS
ちびゆかさん>>577

>結論から言うと赤字はミステリー(本格ミステリー)に対するアンチテーゼとなるのです。

僕はこの考え方でもあっていると思います

ただ 赤字はもう少し範囲の広いものです
EP8コミックの1巻の最後のほうで
戦人が「元々赤き真実には2種類ある」と言っています
http://keena/。web。fc2。com/comicgazou/ep8akaji。jpg
※例によって“。”は“ピリオド”に変換

1つは“それぞれのゲーム盤でのみ通用する赤字
ちびゆかさんの言う赤字はこちらに該当します

そしてもう1つは“猫箱の外にも通用する疑いようのない事実”
『うみねこ』という作品そのものを“1つのミステリー”
として捉えるならちびゆかさんの考えでも正しいのですが…

僕が>>575で答えたのは
『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』
を本文として

ちびゆかさんが尋ねた「具体的に赤字とは何に対するアンチテーゼなのか?」
を問題とした上でその答えを本文から抜き出したものです

同じく>>577
ロノウェの言葉「それに対するひとつのアンチテーゼ」の「それ」とは何を指すか答えなさい
を問題とした上でその答えを本文から抜き出したものです
579: 名前: ちびゆか:2012/10/13 21:47ID:84V3SlXM
ケーナさん>>578

>僕はこの考え方でもあっていると思います

んなわけないのですよ。
①赤き真実はアンチミステリーに対するアンチテーゼ(ケーナさん、デカルトさんの主張)
②赤き真実はミステリーに対するアンチテーゼ(ちびゆかの堂々たる主張)

①と②は反対のことを言っており、どちらかが誤読しているのです。

ケーナさんは赤字は「この世の全ては完全証明不能」に対するアンチテーゼと言ったのですが、これはアンチテーゼという言葉が適切に使われていないと思わざる得ないのです。
ちなみにデカルトさんは、赤字は「ミステリーの否定性」に対するアンチテーゼと言っていたのです。
どちらも赤字をアンチミステリーに対するアンチテーゼとしており、ボクの赤字はミステリーに対するアンチテーゼという主張と相反するのです。どちらでもいいという問題ではないのです。天動説と地動説くらい違うのです。


ボクが国語の先生ならケーナさんを0点にしますのです。
アンチテーゼという言葉は非主流の立場から主流、本流に対しての批判、皮肉という機能があり、一般的には正論には使わないのです。

この世は完全証明不能である、したがって赤き真実で証明可能とする
これはただの正論であり、批判、皮肉でもないのです。
正論故に「赤字はアンチミステリー(完全証明不能)に対する象徴」でも意味が通ってしまうのです。

後期クイーン問題という欠陥があるにもかかわらず探偵が人間の理屈で証明可能とするミステリーの本流、王道たる本格ミステリーに対し、非主流のアンチミステリーの象徴的存在「赤字システム」によって、本流にして王道たる本格以上に華麗に5000ページにも及ぶ巨大な算数パズルを成立させてしまうこのうみねこの性質が本流、王道のミステリーに対しての痛烈な批判、皮肉となるのです。こういったところが正に赤き真実はミステリーに対するアンチテーゼのひとつと言えるのです。

ミステリーに対するアンチテーゼのひとつ「赤字システム」以外にも、ゲーム盤世界、ノックスやヴァンダインの擬人化、変態的探偵ヱリカ、答え合わせをしない等、うみねこには本格の世界では考えられない型破りな要素で満ちているのです。これらもミステリーに対するアンチテーゼとなりえるのです。
こういった本格では非常識とされる要素(アンチミステリー的要素)で主流にして王道と謳われる本格ミステリーに真っ向勝負を挑むこの竜騎士先生の姿勢こそ先生のミステリーに対する愛、高潔さを証明していると思うのです。

したがってケーナさんの赤き真実はアンチミステリー(完全証明不能)に対するアンチテーゼという解釈はただの誤読であると言わざる得ないのです。

更に竜騎士先生自身がインタビューで「赤字はアンチミステリーなんです」と発言していると思うのです。
したがって赤字がアンチミステリーに対するアンチテーゼであるはずないのです。神に等しい出題者本人の言葉なのです。

ここまで理解できればあとは勇気、誤読を認める勇気なのです。

ちびゆかのパーフェクト読解教室なのでした。
580: 名前: まる:2012/10/14 00:47ID:dcXk6GVm
そもそもあげられた漫画の例ですと明らかに戦人も幾子もおよそ知る由のない
夏妃のプライベートを現実でも疑う余地のない赤字として挙げてしまっています
とするとこれはもう八城=フェザリーヌはうみねこ現実世界において超常の力を持っているとしか解釈のしようがない

よし、幾子=ヤス説を採用しヤスが直接カーテンのかげからこれを見ていたとしても
やはりそこに記憶の錯誤がない完全な真実だと断言することは超常現象でしかない

これはもう完全なファンタジーであってアンチミステリーともミステリーどちらに対しても
アンチテーゼたりえないと思いますが

もし「作者竜騎士の権威を持って赤字の効力を信ぜよ」というならそんなことは
ミステリの地の分だったら当たり前のことをわざわざ宣言しなおしたに過ぎない
581: 名前: ケーナ:2012/10/14 03:28ID:c2FALNCW
ちびゆかさん>>579

>①赤き真実はアンチミステリーに対するアンチテーゼ(ケーナさん、デカルトさんの主張)
>②赤き真実はミステリーに対するアンチテーゼ(ちびゆかの堂々たる主張)

少なくとも僕は“赤き真実はアンチミステリーに対するアンチテーゼ”
とは思っていませんし
おそらくデカルトさんもそのようには考えていないと思います

3人とも方向性としては“赤き真実はミステリーに対するアンチテーゼ”
という考え方なのでしょうが
それにバラつきがあるのだと思います

>>578では引用を間違えていましたが

>>574 >>576
で僕が引用した内容は
同一の意味ですが(前者は竜騎士07さんの言葉 後者はロノウェの言葉)

僕の言葉で書くと赤字はこうなります
「問答無用の真実」
582: 名前: ケーナ:2012/10/14 03:31ID:c2FALNCW
まるさん>>580

ご指摘の通り
EP8コミックの説明はおかしいです
(僕はもはやEP8コミックの内容が
竜騎士07さんの答とは思っていません)

EP2で以下の赤字があります
「ついでに言おう。《赤:そなたは無能だ》! くっくくくっくくくくく、《赤:ひーっひひっひひひひひひひひひひひひ》!!」(ベアト)

これは人物像に関する赤字ですから
全てのゲーム盤に共通し
さらに現実世界にも通用するはずです

ところがEP5の戦人は有能ですし(駒ですが)
現実の戦人はミステリーに詳しく
あそこまで無能なわけがありません

また 何故 夏妃のプライベートで赤字を使えるのか
これはこの作品がファンタジーだからです

この作品にはファンタジーの面とミステリーの面があり
ミステリーの面には赤字が適用され
ファンタジーであるからこそ赤字が使える
という構造になっていると考えられます

ついでに言えば表面がファンタジーで裏面がミステリーというのではなく
ファンタジーの中にミステリーが内包されているという
2重構造だと思います

僕は基本的に赤字とその他の部分はそれほど区別していません
僕にとって赤字は疑いようのない真実で
赤字以外の部分は矛盾がない限り信じられる真実です
583: 名前: ちびゆか:2012/10/14 21:53ID:82/4.T7A
まるさん>>580
まるさんの意見は理解しましたのです。

ではまるさんは
「 ──だからお嬢様、そういうのが品がないと申しています。

 ベアトリーチェさまが使われる「赤き真実」は、それに対するひとつのアンチテーゼと申せましょう。」

このロノウェの発言の「それ」とは何を指すのか?赤き真実とは何に対するアンチテーゼだと考えているのですか?

ケーナさん>>581
>少なくとも僕は“赤き真実はアンチミステリーに対するアンチテーゼ”
>とは思っていませんし
>おそらくデカルトさんもそのようには考えていないと思います

デカルトさんは赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼだとはっきり言い、言質もとったのです。

ケーナさんは、赤字は「この世は全て完全証明不能」に対するアンチテーゼと最初に言ったのです。この世は全て完全証明不能であり探偵が人間の理屈で証明しようとするミステリーの世界が実にくだらない世界であるというのは、アンチミステリーの考えなのです。

ボクは赤字は探偵が人間の理屈で証明可能とするミステリーに対するアンチテーゼだと言っているのです。

反対のことを言っているのですよ。

>で僕が引用した内容は
>同一の意味ですが(前者は竜騎士07さんの言葉 後者はロノウェの言葉)

>僕の言葉で書くと赤字はこうなります
>「問答無用の真実」

そんなことはどうでもいいのです。
その「問答無用の真実」が何に対するアンチテーゼかが論点なのです。

まったくもう潔く誤読しちゃったと言えばかわいいのですよ。

ボクが「赤字はそれに対するアンチテーゼ」の読解で大事だなあと思うところは、ものを読むという行為はなかなか難しいことなんだという事実なのです。
実際、「それ」が何を指すかという小学生の国語の問題のようなものでも、無知蒙昧な我ら人の子は右往左往してしまうというのが現実なのです。竜騎士先生がものを読めるのは100人に1人とか1000人に1人と仰るのは煽りや誇張でもなく、現実なのです。
日ごろボクはケーナさんに言葉を大事にしなさいと言っているのは、こういった意味もあるのです。
言葉の算数パズルでもあるうみねこで、言葉を正しく使えない、読み取れない、言葉の矛盾に気がつかないというのは致命的なのです。

赤字は探偵の理屈では証明不可能(アンチミステリー)に対するアンチテーゼ
赤字は探偵の理屈で証明可能(ミステリー)に対するアンチテーゼ

この二つは相反するのです。
自身でこの矛盾に気がついてもらいたいのです。
そして、どちらが正しいのか考えて欲しいのです。

ちびゆかのパーフェクト読解教室はまだ序の口なのです。
このレベルは即答して欲しいのです。
584: 名前: ケーナ:2012/10/15 04:15ID:49he8twP
ちびゆかさん>>583

>デカルトさんは赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼだと
>はっきり言い、言質もとったのです。

正直言って『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』
の読解はそれほど難しいものではありません
デカルトさんが誤読するような内容ではないのですが…

>ミステリーの世界が実にくだらない世界であるというのは
>アンチミステリーの考えなのです。

僕は竜騎士07さんは「ミステリーがくだらない」とは言っていないと思います

ミステリーが“徹底的に算数的なパズルゲーム”であるためには
“後期クイーン問題”という障害がある
その解決策として“赤字”を導入した

これが『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の主旨です

でも僕 これはそもそも出発点が間違っていると思います
ミステリーが作者と読者の信頼関係に依存するならば
後期クイーン問題など考える必要がないのです

「私は本格ミステリーのルール(ノックス・ヴァンダイン)を守ります」
これだけで充分です

作者は物語の中に正解を用意し
読者はその正解を探り当てる

元々作者によって正解は用意されているわけですから
正解以上の正解を想定する
後期クイーン問題など介在する余地はありません

ですから赤字とはつまるところ
『うみねこ』独自のノックスでありヴァンダインなのです

それを後期クイーン問題などを持ち出すから
話がややこしくなっているだけのことです

赤字だって作者と読者の信頼関係がなければ
成立しないわけで
抱える問題は後期クイーン問題と同じなのですから

僕はミステリーはからっきしですが
恐らくミステリーに行き詰まりを感じた
ミステリー作家(エラリー・クイーン?)が
苦し紛れに繰り出した後期クイーン問題によって
ミステリーというものが無茶苦茶になってしまったのだと思います

それを憂いて「元の純粋なミステリーに回帰しよう」
というのが“新本格ミステリー”なのではないでしょうか?

>ケーナさんは、赤字は「この世は全て完全証明不能」に対する
>アンチテーゼと最初に言ったのです

これは僕が言ったというより
『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』にそう書いてあるのです

>ボクは赤字は探偵が人間の理屈で証明可能とする
>ミステリーに対するアンチテーゼだと言っているのです。

“この世は全て完全証明不能”
これはミステリーが抱える問題です
その問題を解決するためのアンチテーゼ
それが赤字です

と竜騎士07さんは言っています
(別に僕が言っているわけではありません)

僕の考えは
「後期クイーン問題など そもそも考えるだけ無駄」です

>赤字は探偵の理屈では証明不可能(アンチミステリー)に対するアンチテーゼ
>赤字は探偵の理屈で証明可能(ミステリー)に対するアンチテーゼ
>この二つは相反するのです。

これは上のほうを“赤字は探偵の理屈では証明不可能
(というミステリーの欠点)に対するアンチテーゼ”
としてください
585: 名前: 名無しさん:2012/10/15 06:02ID:afV89Nfu
はいはい、ちょっと通りますよ。

「アンチテーゼ」とは、命題に対して正反する命題のことです。ある主張に対して反する別の主張。
例えば、性善説のアンチテーゼは性悪説。都会でのライフスタイルへのアンチテーゼとして田舎暮らしがブームになる。「お金で愛情は買えない」という純愛小説へのアンチテーゼとして「お金で愛情が買える」という小説を書いた。ミステリーのアンチテーゼはアンチミステリー(うみねこで使われる意味合いでの。以後のものも同様)etc
テーゼが主流でアンチテーゼが非主流ではありませんし、どちらが正でどちらが誤とかそういう話でもありません。当然逆も成り立ちます。性悪説のアンチテーゼは性善説。

批判とか皮肉とかそういう意味合いも「アンチテーゼ」という語句そのものには本来ありません。
まぁ語句ではなくアンチテーゼを出すという行為で批判なりを表現することもあるでしょうが、それは別にアンチテーゼに限ったことじゃないですよね。褒め言葉で相手をけなすとか。
批判的皮肉的に使うのだとしても、前述の「テーゼに対して反対のもの」は言葉の定義からいっても絶対なわけです。


さて、「赤き真実」を「未知なる情報に左右されない真実である」「真実を提供する」と解釈した場合、テーゼ「X」に対してアンチテーゼ「赤き真実」であるならば、そのテーゼ「X」は「未知なる情報に左右されない真実などない」「真実は提供されない」であるわけです。

よって『「赤き真実」は、それに対するひとつのアンチテーゼ』の「それ」とは「アンチミステリー」「真実は証明不可能」が正解です。
引用するのであれば「この世の全ては完全証明不能」

もしそうではなくて、「それ(テーゼ)」が「ミステリー(探偵の理屈で真実が提供される)」だとするならば、そのアンチテーゼは「アンチミステリー」であり「真実は提供されない」「未知の情報に左右されない真実はない」それが「赤字」ということになります。
まぁ考察される方の中でも赤字へのスタンスは人それぞれなので、「赤字なんか信じないよ」という人もいるでしょうから、そういう人はこういう解釈なのでしょう。ちびゆかさんがどうなのかは知りませんが

>言葉の算数パズルでもあるうみねこで、言葉を正しく使えない、読み取れない、言葉の矛盾に気がつかないというのは致命的なのです。

あとは勇気なのです。


もっとも、原文を書いた人がアンチテーゼの意味を取り違えていて、言葉を正しく使えない人だったとしたら、そこから間違ってるのですが…。


只... スタッスタッ
586: 名前: 名無しさん:2012/10/15 06:29ID:afV89Nfu
ごめんなさい、深入りする気はないのですが、あまりに噴いたので…

>>584
>僕はミステリーはからっきしですが
>恐らくミステリーに行き詰まりを感じた
>ミステリー作家(エラリー・クイーン?)が
>苦し紛れに繰り出した後期クイーン問題によって
>ミステリーというものが無茶苦茶になってしまったのだと思います
>
>それを憂いて「元の純粋なミステリーに回帰しよう」
>というのが“新本格ミステリー”なのではないでしょうか?


他所じゃ言わない方がいいです。笑われます。
からっきしなのはよくわかりましたが、からっきしだと自覚なされているのであれば、発言は慎むようにしましょう。
587: 名前: 名無しさん:2012/10/15 12:28ID:9dmPKxBN
後期クイーン問題というのはわかりやすく、ネタバレにならないように言えば

証拠がそろってなかったために(もうずいぶんシリーズを重ねていて名探偵として信頼ある)探偵が誤った犯人を指摘してしまう。元々は一人殺した時点で満足してた犯人がそれに乗じて「もう一人いける!」と殺人続行してしまう。

この展開に対し
*そもそも道義的に、警官ではない探偵が首を突っ込んでかき回していいのか?被害が増える可能性に対して責任をとれるのか
*証拠がそろっていない可能性がある以上真犯人を見つけたというのは常に確証できないのではないか

というものです。
ちなみにこの問題に対して「超常の存在から保障をもらう」というのは竜騎士が初めてでも何でもない上、赤字のルール詳細自体完結してから漫画版で追加されるというアンチテーゼどころかギャグみたいな状況になってるわけですが
588: 名前: ケーナ:2012/10/15 18:57ID:49he8twP
名無しさん>>587

僕もウィキペディアは見ましたので
後期クイーン問題というものが
どういうものかは知っています

作者は犯人 手段 (動機)
これが推理可能な物語を書く

読者は物語から
犯人 手段 (動機)を推理する

これがミステリーというゲームのはずですが
後期クイーン問題というのは
それから外れています

正直 何がやりたいのか
理解不能です
(ミステリーへのアンチテーゼのつもりなのでしょうが)
589: 名前: まる:2012/10/15 19:56ID:2e7.1oCk
さらに横からですがクイーンシリーズはアンチテーゼなどを考えて書かれたわけではないと思います

単にシリーズが長くなって犯人がただの殺人犯というよりは「(探偵の存在前提に偽の証拠を用意など行動してくる)怪盗」にインフレしただけでしょう。「偽の証拠をつかまされたぜ!しまった!」ってのは中盤で明かされるわけですし。

後記クイーン問題というのは後になって「偽の証拠という可能性を認めるなら~」と批評家が言い出したにすぎません
590: 名前: ちびゆか:2012/10/15 22:32ID:d1yWqcg3
まるさん>>589
まるさんは頭が良いのですね。ケーナさんにも少し分けて下さいなのです。以前デカルトさんも同じようなことを言っていたのです。

とりあえず、赤き真実は「神託」、超常により推理に必要な情報が与えられる。(アンチミステリー)
赤き真実はテーゼXに対するアンチテーゼである場合、
テーゼXは「超常により推理に必要な情報が与えられない」(本格ミステリー)

まあこんな感じかなあ。
赤字はミステリー(本格)に対するアンチテーゼという読解が妥当だと思うのですが。
本来超常から推理に必要な情報を得るのは本格ではタブーだとされているはずなのですが、ミステリー界の革命者、我らが竜騎士07はあえてタブーとされる超常「赤字システム」を繰り出し、5000ページにも及ぶ巨大な算数パズルをカレーに顕現させた神業としか思えない偉業が事実であるならば、赤字とはミステリー対するアンチテーゼという解釈は全く以って当然至極なのだと思うのでありますのです。
変格で以って本格を制す、これぞ竜騎士先生の真骨頂だと思うのです。

竜「だからこそEP3での「赤字システム」こそが究極のアンチミステリー的思考なんですよ。ただ、こう言うとミステリーに詳しい方々からは、メタ視的なミステリーを書かれた先行の作家さんたちを例に挙げて、赤字システムが目新しいシステムではないと指摘されるんですけど」(インタビュー)

全く以って竜騎士先生の仰る通りなのです。
まるさんこそ「ミステリーに詳しい方々」に該当しているような感じなのです。ふふふ。

とにかく出題者本人が赤字システムをアンチミステリーとしているなら、
赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼという解釈は変なのです。
むしろ赤字こそアンチミステリーの象徴的存在なのです。特にEP3に於ける赤字は究極的アンチミステリーだと先生は仰っているのです。

以前デカルトさんと議論した時に、赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼという読み方もできるんだなっていうのは理解したのです。
ただ何故普通に本格ミステリーに対するアンチテーゼと読まないのかなあって思ったのです。

あと文脈の面でも
「 推理ぃ? ミステリー? 本格ゥ? あっひゃははははははははははは!! ばァかばかしいぃいいぃ!! ボクちゃんはミステリー文庫で新刊を買ったら、まず先にママに読んでもらうといいさ。そして「この本はボクにも解ける?」と聞いて、ママが頷いてくれたのだけ読めばいいさ! ママに咀嚼(そしゃく)してもらった離乳食だけくってりゃあいいんだよゥ、うっひぇっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁ!!

 ──だからお嬢様、そういうのが品がないと申しています。

 ベアトリーチェさまが使われる「赤き真実」は、それに対するひとつのアンチテーゼと申せましょう。」

ベアトの発言は明らかに本格ミステリーに対する痛烈な批判、皮肉だと思うのです。そのあとロノウェが続けて「赤字はそれに対する~」だから、「それ」は本格ミステリーだと思うのですが。「品がない」にも「それ」は当てはまるのです。
591: 名前: ちびゆか:2012/10/15 23:49ID:b7E3ADnC
ケーナさん>>590
>ミステリーが“徹底的に算数的なパズルゲーム”であるためには
>“後期クイーン問題”という障害がある
>その解決策として“赤字”を導入した

本格ではタブーとされる超常である赤字を解決策として導入したと考えてるいるなら、素直に赤字は本格ミステリーに対するアンチテーゼと読めば良いのです。

>でも僕 これはそもそも出発点が間違っていると思います
>ミステリーが作者と読者の信頼関係に依存するならば
>後期クイーン問題など考える必要がないのです

「はっきり言って僕は至っています」
「僕は全ての考察者を越えてしまいました」
「僕は竜騎士先生からメッセージを受け取りました。だから至っています」

ケーナさんはもう少し後期クイーン問題について考えた方が良いのです。
読者(探偵)には自分が正解かどうか判断できないという問題なのですが、ケーナさんは簡単に自分が正解(至っている)と判断しているのです。

ケーナさんが後期クイーン問題を語ると何かジョークのような感じなのです。
592: 名前: まる:2012/10/16 01:02ID:caCi8ij0
まあしかし露骨に漫画で後付されてしまうと赤字システムは失敗してる気はシマスケド

「作者は良識があると信じろ」ということを改めて宣言したに過ぎない。どころか終了してからの新ルール追加です。オリジナルだけで複数エピソードにまたがる赤字は現実に適用できると(他人を説得できるレベルに)論理だてられた人がいるのでしょうか
593: 名前: ちびゆか:2012/10/16 02:33ID:c6Z7teXl
まるさん>>592
赤字が二種類あるってのは、一応察しが付くところだと思うのですが。複数の86年が同時に存在するわけないので、赤字だって一部を除き同時に真実足りえることはないと思うのです。

そもそも赤字を超常と認識するなら、現実に適応するのは無理だと思うのです。現実に適用できる合理的な解釈などありえないのです。

個人的には「現実」ってものには、あんまり考えてないのです。
あくまで、内面世界とか創作世界とか、そういったもので一応考えたりしているのです。超常でも内面世界なら堂々と存在できますのです。

でもみんな「現実」ってものに拘っているのですね。

ボクはただうみねこを解くというより、議論を楽しみたいので、細かいことを詰めたりするのは苦手なのですが、面白い話題があれば教えてくださいなのです。
594: 名前: ケーナ:2012/10/16 06:45ID:deLVI4C9
まるさん>>589 >>592

>単にシリーズが長くなって犯人がただの殺人犯というよりは
>「(探偵の存在前提に偽の証拠を用意など行動してくる)怪盗」に
>インフレしただけでしょう。

>後期クイーン問題というのは後になって
>「偽の証拠という可能性を認めるなら~」と批評家が言い出したにすぎません

この説明で“後期クイーン問題”が理解できました
ありがとうございます

>オリジナルだけで複数エピソードにまたがる赤字は
>現実に適用できると(他人を説得できるレベルに)論理だてられた人がいるのでしょうか

僕の場合 これによって考察に影響が出たかというと
特に何も変わりませんでした

というか >>582でも指摘したように
そもそもあの説明はおかしいです

①本来的には赤字はそのEPでのみ通用するものです
(例えば“《赤:嘉音は自殺ではない》”)
②ところが中には全EPに共通する赤字もあります
(例えば“《赤:妾(ベアト)は約束は守る》”)
③さらに現実にも通用する赤字もあります
(例えば“《赤:右代宮戦人の母は、右代宮明日夢である》”)

これだけのことなのです

『最終考察考察』では
赤字を①と②③の2つに分けて
分類しています(②と③を分ける必要性を感じなかったので)
http://keena/。web。fc2。com/
(“。”はピリオドに変換)

ちなみに『ガンガンJoker』のバックナンバーを手に入れたので
(7月号はまだ持っていないので1話だけ抜けです)
“comicgazou”を更新しました

ファイルサイズが大きくなってしまったので
EP1~4を“comicgazou1”とし
EP5~8を“comicgazou2”としました
(“comicgazou2”ならURLはhttp://keena/。web。fc2。com/comicgazou2。zip)

引用する場合は“comicgazou”に同じファイル名で格納してあります
595: 名前: ケーナ:2012/10/16 06:45ID:deLVI4C9
ちびゆかさん>>591

>>584の説明を以下に変えます

これは上のほうを“赤字は探偵の理屈では証明不可能
(という欠点を内包するミステリー)に対するアンチテーゼ”
としてください

これで僕のほうも「赤字はミステリーに対するアンチテーゼ」
ということになりました

赤字の役割は“ミステリー初心者のためのノックス・ヴァンダイン”です
ところが何をとち狂ったのか
竜騎士07さんが“後期クイーン問題”などというものを持ち出したがために
話がややこしくなっているのです

赤字と後期クイーン問題は本来的には関係のない話です
596: 名前: ドロクロド:2012/10/16 15:28ID:edxDv.Dw
はいはい、また通りますです。

昨日の書き込みでは名乗っていませんでした。推敲の途中で消えてしまっていたようです。ごめんなさいなのです。

>>590 ちびゆかさん
・赤字は神託?
全然駄目なのです。もう目も当てられないぐらいの×なのです。テストだったら0点どころか職員室呼び出しなのです。怖い怖いなのです。

赤字は神託や(うみねこ作品世界での)超常などではないのです。赤字は「何の制限もなく、気まぐれや好き勝手に発することができる言葉」なのですか?ちがうのです。「真実を語る時に使える言葉」なのです。
ルールに沿った使い方をする限り、それが魔法だろうが超能力だろうが、それこそ神託だろうが、ミステリーとしてはアリなのです。
例えば、超能力者が普通にいる世界観で殺人事件が起こったとしますのです。超能力の説明をきちんとして、ボクたちの現実世界との差異を明確にした場合は、殺害方法や捜査方法に超能力を使ったとしても、それは立派なミステリーたりうるのです。
逆に、現代を舞台にした現実世界でのお話としていたのに、なんの前振りも説明もなく、終盤でいきなり神様が出てきて理屈もなにもなく強制的に事件が解決してしまう。そういうのをミステリーではタブーとしているのです。

ちびゆかさんにとって赤字とはなんなのですか?
理屈も脈絡もルールもないものなのですか?それとも、ベアトが、もしくは竜騎士さんが、解くための手掛かりとして提示してくれたものなのですか?

だいたい、あの小冊子で述べられていることは、神託や超常のことなんかではないのです。「新しい情報の出現によって推理が変わってしまう。不変である筈の真実でさえも究極的には変わってしまう」という問題、つまり真実の保障性の問題、後期クイーン問題を提示しているのです。 

でも本当はちびゆかさんもわかっているのです。でも認めたくないのです。自分が誤読をしていたことを。竜騎士さんの間違いを。
でも認めなければいけないのですよ。認める勇気なのです。
自分の間違いを認めて謝りたくないというのはめーなのです。私が小学校の先生なら、通信簿の内申欄に「もっと素直になりましょう」と書くのです。


・文脈の面から
もちろんボクは論理的帰結だけでなく、文章を読み取ることも大得意なのです。

たしかに、あの小冊子をそのまま流して読めば、ベアトがアンチミステリーの立場からミステリーを批判して、それをロノウェがたしなめたと読めます。
ですが、前述している「真実が保障できない(アンチミステリー)に対してのアンチテーゼとして赤字を出した」は揺ぎ無い絶対の解答なのです。ということは、そのまま表層をなぞるだけの読み方では駄目ということなのです。

考えてもみて下さい。ベアトの本心と言動がチグハグなのは、他の多くの場面で見かけます。それこそがベアトがベアトたる所以で、雛ベアトに欠けていたものの1つなのです。
本当にベアトはあのようにミステリーを罵倒したかったのでしょうか?解いてほしいがために謎を出し続けたベアトですよ。戦人とのミステリー談義を楽しんでいた、ミステリーに対しての想いがベアトには全く受け継がれていないのでしょうか?

愛を持ってもう一度読み直すと真実が見えてきます。
ベアトは本当は、ミステリーの立場から、ミステリーが抱えている(と竜騎士さんが勝手に思い込んでいる)後期クイーン問題を解決する手段として赤字を提示しようとしたのです。でもいつもの調子で言い過ぎてしまって、その言い過ぎた部分をロノウェにたしなめられたのです。
ロノウェがあそこで口を挟まなかったら、もしかしたら「まったくこれだから無能は困る。仕方がない。妾が一肌脱いでやろうではないか。ありがたく思え。あまりにワンサイドゲームではつまらんからなァ。赤字を手掛かりに反撃して、ちったぁ妾を楽しませてくれよォ」みたいな憎まれ口を叩きながら、でも実際はとってもとっても大きなヒントである赤字をボクたちに提供してくれていたのかもしれませんのです。
そりゃ自分のことを魔女だと名乗っているわけなのですから、口では「ようこそ、アンチミステリーの世界へ」とか言うのです。でもベアトは解けるように謎をつくっていたのです。解いてほしかったのです。自分の想いを届けたかったのです。

愛がなければ見えないのです。

・インタビューで竜騎士さん本人が「赤字はアンチミステリー」と言っていた
問題文以外のところから、解答への手掛かりをもってくるのは反則なのです。後付けの後出しなのです。それこそ後期クイーン問題なのです。

だけど安心なさい。寛容なボクはそれでほっぽり出したりせず、インタビューでの発言を含めた考察を既に完成しているのですよ。

まず第一に、他でどう言っていようが、小冊子内のあの文章だけでみれば、「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」言い換えれば「赤字はミステリーの象徴」という結論は、論理的に間違いありませんです。これはもう揺ぎ無い事実なのです。
実際そうなのです。ミステリーの象徴と聞いて、作中の中で思い当たるものは他に何がありますか?
そうです。ノックスの十戒です。でも「秘密の通路の存在を禁ず」とか、これ、本来は何の根拠もないものですよね。秘密の通路はあるかもしれないし、未知の薬物があるかもしれない。でもそれを「無いですよ。だから推理に専念してくださいね」と保障して、推理の手助けをしているわけです。
赤字で「マスターキーは5本のみ」と言うのとどこが違うのでしょう?
ノックスの十戒もアンチミステリーの象徴なのですか?
どちらも戦人やボクたちが推理しやすいように手助けをしてくれているものなのです。

と、赤字のミステリーの象徴性を再度確認したところで、インタビュー記事の話に移ります。
はい、確かに竜騎士さん自身の口から「究極のアンチミステリー的思考」とハッキリと言われています。

矛盾しています。赤字は言わばミステリーのお約束を強調、発展させたものであって、その性質にアンチミステリー的なものはありません。(アンチミステリーとは、真実は提供されない、という思考なわけですから)
完全に矛盾しています。

矛盾…矛盾……矛盾?

いいえ、これは矛盾とは呼びません。インタビュー記事での発言が一方的に間違っているのですよ。
なぜなら、これまで何度も繰り返し述べて検証してきたように、アンチテーゼの定義、ミステリー/アンチミステリーの定義、赤字の定義、これらが間違っていることはないのですから。
ならば間違っているのは竜騎士さんの発言の方なのです。作者だからとか関係ありません。
原因はわかりません。竜騎士さんの単純な言い間違い、知識の無さ、インタビュー原稿を起こした人のミス。様々なものが考えられます。
ボク個人としては1,2番目辺りだなぁとは思っているのですが。
597: 名前: ドロクロド:2012/10/16 16:06ID:edxDv.Dw
>>595 ケーナさん
595以外でもそうですが、発言のあちこちに整合性の無さを感じてしまうのです。ケーナさんの中ではどうまとめているのか、さっぱりなのです。

>“赤字は探偵の理屈では証明不可能(という欠点を内包するミステリー)に対するアンチテーゼ”
「探偵の理屈では証明不可能(という欠点を内包するミステリー)」というのは「アンチミステリー」と言っているようにしかボクには読めないのです。

納得しないまま他者の意見を取り入れる必要はないのですよ。わからないことはわからない、おかしいと思うことはおかしいと言えばいいのです。


>赤字の役割は“ミステリー初心者のためのノックス・ヴァンダイン”です
ケーナさんご自身もここで「赤字はミステリーの象徴」と仰っているのです。


>赤字と後期クイーン問題は本来的には関係のない話です
いえ、関係はあるのです。
後期クイーン問題(の1つ)とは何度も述べてきたように「未知なる情報によって推理や真相さえも変わってしまう」というものです。
例えば「マスターキーは5本しかない」と証言されたところで、本当は複製が作られているかもしれない。そうなると「マスターキーは5本」を根拠とした推理は成り立たなくなってしまう。それを避けるために赤字で「マスターキーは5本のみ」と保障したのです。

とは言え、

>>592 まるさん
>「作者は良識があると信じろ」ということを改めて宣言したに過ぎない

>>595 ケーナさん
>ところが何をとち狂ったのか竜騎士07さんが“後期クイーン問題”などというものを持ち出したがために話がややこしくなっているのです

御二人もそれぞれ仰っているように、本来、赤字システムは必要のないものですし、後期クイーン問題も特にたいした問題でもないのです。

「じつは○○が双子で入れ替わっていたんだ」とか後から新情報を出してきたら、そりゃ推理も変更せざるをえないし、そんなのミステリーに限らずSFでもドキュメンタリーでも何でも同じ問題なわけです。
「前作ではこう推理されていたけど、じつは違っていて本当は○○が犯人」なんてのを続編が出る度にやっていたら、そんなの読者からソッポ向かれますなのです。
後期クイーン問題なんて、ぶっちゃけ、本家ミステリー界でははるか昔の話で、今時そんな埃が積もったどころか、風化して形もないようなものを現代に持ち出されてもなぁ感が一杯なのです。作家と読者の信頼関係が結ばれていれば、こんなの問題でもなんでもないのですよ。

また(一般的な)ミステリーでは、地の文には嘘がない、推理のための手掛かりは全て提示されている、それ以上の隠された手掛かり(後で発覚されるような手掛かり)はない、などのお約束、言い換えれば、作家と読者の信頼関係で成り立っているのです。
ですから、わざわざ赤字で言わなくても、普通のミステリーではちゃんと読者は作家の良識を信じて推理してくれるのです。中には叙述トリックとかありますけど、それらも含めて信頼し合っているのです。赤字なんか要らないのです。

要は、竜騎士さんがひぐらしで色々とやらかしてしまって、読者との信頼関係が破綻してしまったので、そういった問題や赤字が出ているのです。

まぁ結果として、赤字での攻防など面白いものも出てきたので、その点は高く評価するのですが。

   只...スタッスタッ
598: 名前: ケーナ:2012/10/16 18:06ID:deLVI4C9
ドロクロドさん >>597

>発言のあちこちに整合性の無さを感じてしまうのです。

>「探偵の理屈では証明不可能(という欠点を内包するミステリー)」というのは
>「アンチミステリー」と言っているようにしかボクには読めないのです。

僕は竜騎士07さんが『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』で
述べようとしていることと
僕が個人的に考えていることを
同時に書いているのですが

ドロクロドさんはそれを一緒くたにしているため
そのようになってしまうのだと思います

竜騎士07さんは『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』において
「赤字はミステリーへのアンチテーゼだ」と主張しています
(と僕は解釈しています)

僕は「赤字はミステリー初心者用のノックス・ヴァンダインだ」
と考えています

>要は、竜騎士さんがひぐらしで色々とやらかしてしまって、
>読者との信頼関係が破綻してしまったので、そういった問題や赤字が出ているのです。

僕も同感です
「『ひぐらし』はミステリーとして破綻している」と指摘されて
ミステリーについて勉強してみたものの
“後期クイーン問題”という妙な理屈に引っ掛かってしまい
あんな内容になってしまったのでしょう

>赤字での攻防など面白いものも出てきたので、その点は高く評価するのですが。

これも同感です
ミステリーのルールを知らない人間に
ミステリーを楽しんでもらうための仕組みとしては
赤字は素晴らしいアイディアだと思います
599: 名前: ちびゆか:2012/10/16 18:14ID:741RTXEj
まるドロさん>>596
「ベアトリーチェさまが使われる「赤き真実」は、それに対するひとつのアンチテーゼと申せましょう。
「赤き真実」で語ったことは、まさに神の言葉。何の証拠も証明もなく、それは真実になる。」

記述通り、赤字はまさに神の言葉、それ故に「神託」といったまでです。

それにしても、魔法も超能力もルールにさえ沿っていればあなたは本格として扱うというのですか。「メタ」というだけで本格ミステリーとしては駄作扱いされがちだというのに。

そこまでして、赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼという寝ぼけた読み方をしたいのですか。あなたの読み方も読もうと思えば読めますが。

竜「赤字システムこそ、アンチミステリーを成立させるための布石なんですよ」
竜「うみねこというのは、アンチミステリー、アンチファンタジーで、赤字システムというのはその二つを支えるものでね」
竜「だからこそEP3での「赤字システム」こそが究極のアンチミステリー的思考なんですよ。ただ、こう言うとミステリーに詳しい方々からは、メタ視的なミステリーを書かれた先行の作家さんたちを例に挙げて、赤字システムが目新しいシステムではないと指摘されるんですけど」(インタビュー)

あなたが懸命に「ボクの考えるミステリー」「ボクの考える赤字システム」を語ったところで、神に等しい出題者が赤字をアンチミステリーと認識しているなら、赤字はミステリー(本格)に対するアンチテーゼ以外には読めません。
アンチミステリーである赤字がアンチミステリーに対するアンチテーゼなど、天に向かって唾を吐くような間抜けな読み方だと言わざるえません。

赤字が本格ミステリーの象徴?どう考えてもアンチミステリーの象徴いうべき存在です。赤字など本格の立場からみれば邪道、異端でしょう。

更に出題者の言葉を信用しないという姿勢ほど愚かしいことはないと認識しています。出題者の言葉を無視する者はその出題に挑む資格すらないと言えるでしょう。

一応言うまでもないと思いますが、私はミステリーとは本格、探偵が現場を検証し推理に必要な情報を集めるという王道的なスタイル、狭義な意味で言っています。たとえ算数パズルとして成立していたとしても、魔法、超能力のような類いのでてくるものは変格扱いにしています。

余談ですが、「なのです」を返して頂きたいのです。
600: 名前: 名無しさん:2012/10/16 20:05ID:63e2ntM3
ちびゆかさん

あなたこそ なのです を梨花ちゃんに返せなのですよ。

大好きなキャラの口調で人を小馬鹿にした理論を振りかざされるのは不快。
601: 名前: ちびゆか:2012/10/16 22:10ID:e0MKfdzC
ケーナさん>>595
>これは上のほうを“赤字は探偵の理屈では証明不可能
>(という欠点を内包するミステリー)に対するアンチテーゼ”
>としてください

元々「それ」が何を指すかという問題だったのですが、「それ」が「探偵の理屈では証明不可能」を指すならアンチミステリーと思わざる得ないのです。
まず「それ」を文脈から探すことが第一なのです。

>これで僕のほうも「赤字はミステリーに対するアンチテーゼ」
>ということになりました

「アンチミステリーに対するアンチテーゼとは、反対の反対は賛成の賛成なのだ。これでいいのだ。」

アンチのアンチというのはどうも間の抜けた読み方なのです。


>赤字の役割は“ミステリー初心者のためのノックス・ヴァンダイン”です
>ところが何をとち狂ったのか
>竜騎士07さんが“後期クイーン問題”などというもの
>を持ち出したがために話がややこしくなっているのです

>赤字と後期クイーン問題は本来的には関係のない話です

ケーナさんは後期クイーン問題の解決策として赤字システムを導入したっていったのです。そうだと考えてるなら関係のある話なのです。

ただ解決策というには実は不適切で、赤字が神託だったとしても、神様が嘘を吐く可能性もあり、解決できるわけでもないのですが。うみねこも所詮読み物である限り解決は不可能なのです。

後期クイーン問題の解決策があるとすれば、それはなんでしょうなのです。
602: 名前: まる:2012/10/16 22:28ID:caCi8ij0
正直赤字がアンチミステリーのアンチテーゼだろうがなんだろうが、それは意味がある議論なんですかね
現実は絶賛ルール追加中の後記クイーン状態なのにw
603: 名前: ケーナ:2012/10/17 05:01ID:ed6x1LaN
ちびゆかさん>>601

>ケーナさんは後期クイーン問題の解決策として
>赤字システムを導入したっていったのです。

ちびゆかさんも
ドロクロドさんと同じく

竜騎士07さんの主張(と僕が思っていること)
と僕自身の考えを混同しているようですね

このやり取りの始めのほうは
『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』から
赤字についての説明を抜き出す

という話でしたから
僕は“国語の読解”という手法で以って
『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』
という本文から赤字についての記述を抜き出していたわけです

ですから それは竜騎士07さんの主張であり
僕の主張ではありません

『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』で
竜騎士07さんが書いているのは(と僕が読解したのは)

「後期クイーン問題の解決策として赤字システムを導入した」
ということです

おそらく竜騎士07さんは
「全てのミステリーは普遍的・根源的に後期クイーン問題を抱えている」
という誤解を持っているのだと思います

ですからそんなミステリーへのアンチテーゼとして
「赤字を導入した」と言っているのです

で ここからがやっかいなのですが

ところが『うみねこ』という作品の中で
赤字が果たしている役割は
“ミステリーを知らない人間でもミステリーが楽しめるルール”です

つまり“ノックス・ヴァンダイン”を
その場その場で小出しにしているのです

ですから実際的な役割は“ミステリーのルール”であり
アンチミステリーではなくミステリーなのです

赤字というアイディアの根本は竜騎士07さんの勘違いなのですが
役割としては『うみねこ』という作品の中で
破綻なくきちんと機能しています

言わば“怪我の功名”というところでしょうか

>後期クイーン問題の解決策があるとすれば、それはなんでしょうなのです。

まるさんが>>589で教えてくれましたが
そもそも“後期クイーン問題”なるものは存在しないのです

言うなれば“単なる屁理屈”です
604: 名前: ケーナ:2012/10/17 05:02ID:ed6x1LaN
まるさん>>602

>現実は絶賛ルール追加中の後記クイーン状態なのに

これは誤解です

竜騎士07さんが夏海ケイさんに頼んで描いてもらったのか
もしくは夏海ケイさんが自分の解釈で勝手に描いたのか
判断しかねますが

あれは「“赤字”というものをもう少し解りやすく説明しよう」
という意図で描かれたものです

ただ 解りやすく説明しようとし過ぎたが為に
おかしな内容になってしまっているだけです
605: 名前: 名無しさん:2012/10/17 11:32ID:e6NkEzXS
それは作者の名前を入れ答えもヒントもすべて書きますとのたまうということの意味を都合よく低く評価しているといわざるを得ません

はっきり言いますがうみねこオリジナル8作ですとおよそ「現実世界」に六軒島が存在し事故にせよ事件にせよ人が死んだのかすら担保不能であったはずです

竜騎士自身の意思なのか、それとも07がうみねこ以後商業的に壊滅してしまったことを受けての外部からの強制なのか、そもそも明かされる答えが元々の予定に整合するのかすら一切関係なく、作者がこれが真相ですと続編を書けばそれが正史と思わざるを得ません。まさに後記クイーンです。

ここで未だ議論し続けているような熱心な方ですら結局は他の全員を納得させられるような一貫した答えは出せなかったのですから、いやそもそも適当に書いていただけでオリジナルでは答えなどなかった、周りにたたかれて絶賛後付中なのだ、と言われてすらもはや擁護は不可能です。
606: 名前: ドロクロド:2012/10/17 13:33ID:2eLP3hl5
>>598 ケーナさん
>僕は竜騎士07さんが『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』で述べようとしていることと
>僕が個人的に考えていることを同時に書いているのですが

なるほどなるほど。納得なのです。誤解していました。ごめんなさいなのです。
他者の価値観を認めつつ、反する自分の価値観も保つ。EP4で縁寿が至った真理なのですね。
(個人的には、縁寿はその真理を持つつつ最後まで進んだ話を読みたかったのです)
607: 名前: ドロクロド:2012/10/17 15:23ID:2eLP3hl5
>>599 ちびゆかさん

>まるドロさん

まるじゃないのです。箱なのです。胎界主面白いのです。

>「メタ」というだけで本格ミステリーとしては駄作扱いされがちだというのに。

それはどこのお馬鹿さんのお話なのですか。純粋推理空間に閉じ込めますですよ。
まぁジャンル分けなんていうものは「これ面白いかも」と手に取る最初の取っ掛かりぐらいのものでいいのです。明確に区分できるものでもないですし。
「頭脳戦艦ガル」はRPGなのです。

>あなたが懸命に「ボクの考えるミステリー」「ボクの考える赤字システム」を語ったところで

文脈から読み取る部分とかでは個人的な考察もしていますが、1番最初の「それ」とは何を指しているか?は、言葉の定義から機械的に導き出される結論なのですよ。

アンチテーゼの定義、ミステリー/アンチミステリーの定義は、万人共通のものなのです。あとは赤字の定義の問題なのです。

>私はミステリーとは本格、探偵が現場を検証し推理に必要な情報を集めるという王道的なスタイル、狭義な意味で言っています。たとえ算数パズルとして成立していたとしても、魔法、超能力のような類いのでてくるものは変格扱いにしています。

なるほどなどです。納得したのです。
そのジャンル分けが客観的に正しいかどうかは若干疑問の余地があるとは思うのですが、ちびゆかさんがそう分けているのであれば納得です。

つまり、ちびゆかさんは赤字を本当の意味では信じていないのですね。
考察の手掛かりとして参考にはしていてその点では内容を信じてはいても、赤字そのものを信じてはいないのです。
ならば当然「それ」が何を指すか、ボクとちびゆかさんでは違ってくるのは当たり前なのです。


>神に等しい出題者が赤字をアンチミステリーと認識しているなら

竜騎士さんは竜騎士さんであって、神様ではないのです。
そして竜騎士さんはいろんな所でいろんな間違いをしているのです。
殊更それを批判したりはしないのですが、人の身が起こすであろう間違いはする、ぐらいには思っていますのです。

もしかしたら、赤字の正当性(赤字は本当に真実を表しているのか?)を本編中でもやるつもりだったのかもしれないのです。小冊子の最後

>ただ、敢えて最後に一粒、山椒を残していきましょう。
>真実であると自称する「赤き真実」が、本当の本当に“真実”であるのかは、たとえお嬢様であっても証明不可能です。

>そう。この世に、真実であることが証明できる真実など、存在したりはしないのです。

この辺りにその辺のなごりが見えますのです。
そうして赤字さえもあやふやな猫箱の中に閉じ込めていたら、確かに赤字もアンチミステリーの1つになったと思うのです。

ですが、漫画版は知りませんが、本編中では赤字は疑う余地のない絶対のものとして一貫して描かれていますのです。
…赤字まで本編中で疑い出したら…それはそれでまた面白そうではあるのですが、たぶんグダポヨになったでしょうから、個人的にはそれをやらなくて正解だったかな?と思っているのです。


>>余談ですが、「なのです」を返して頂きたいのです。

え?なんのことなのですか?ボクは普通に喋っているだけなのです。
むしろ、みんなもこれで喋るのです。

  只...スタッスタッ
608: 名前: ケーナ:2012/10/17 18:22ID:ed6x1LaN
名無しさん>>605

>うみねこオリジナル8作ですと
>およそ「現実世界」に六軒島が存在し
>事故にせよ事件にせよ人が死んだのかすら
>担保不能であったはずです

>ここで未だ議論し続けているような熱心な方ですら
>結局は他の全員を納得させられるような一貫した答えは出せなかったのですから

結局 “愛がなければ視えない”
これが全てです

僕はこの作品の肝となる部分は全て理解出来ているつもりですが
同時に 説明しても理解出来ない人がいることも承知しています

ただ 1人でも多くの人に
この作品の真実が伝われば良いなと思っています
609: 名前: ケーナ:2012/10/17 18:23ID:ed6x1LaN
ドロクロドさん>>606 >>607

そもそもスタートが『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』
の読解からでしたから…

読解に“自分の考え”は関係ありませんよね
あくまで“書き手の考え”を読み解くものですから

実は僕自身 ちびゆかさんに話題を振られるまで
この問題についてはろくに考えていませんでした

それが皆さんとやり取りしているうちに
段々 理解が深まっていきました

こういうのがあるから
掲示板は楽しいです

僕1人では とてもここまで来れなかったと思います

ちなみに『頭脳戦艦ガル』はどこをどう見ても
100人が100人
「シューティングだ」と言うと思います
610: 名前: まる:2012/10/17 20:39ID:e6NkEzXS
>>608
キツイ言い方ですが本当にオリジナルだけで合理的に謎が解けたと思うなら
今ココで今後の漫画版の展開を予言して見せたらどうですか

理解できた(しかも竜騎士は周りにせっつかれて予定変更などしていない)
というならそれができるのは大前提。それに成功してさえ、結局16人しかいないんですから
まぐれでしかないと言われても反論できないでしょう。他人を論拠もって説得できる根拠が本文中にない
というのはそういうことです。

ぶっちゃけ、どうせ妙齢の女性以外商業的にあり得ないだろうからジェシカシャノン精々ローザが
ベアト候補だ、レベルでいいならそれこそEp1直後に言われてるんですよ
合理性も根拠もない犯人宛ならうみねこ読者は10万かそこらいたんですから
まぐれあたりする人がいるのは当然です
611: 名前: リュード:2012/10/17 22:08ID:36OF4V95
にぎわってきたようなので、ちょっと失礼します。

>>ケーナさん >>608
>僕はこの作品の肝となる部分は全て理解出来ているつもりですが
>同時に 説明しても理解出来ない人がいることも承知しています
「説明が説明になっていないので理解してもらえない」の間違いですよね?
ドロクロドさんも指摘していますが、ケーナさんのこれまでの推理や発言は場合場合で
都合よくフラフラ言い方や立場、考え方を変えているので理解しにくく感じていました。

ケーナさんにはケーナさんなりの「芯の通った推理」があると思うのですが、それが伝
わらないのはひとえにケーナさんのプレゼンテーション能力不足によるものではないで
しょうか。

それを、自分の推理をいくら説明しても理解できない連中しかいない、所詮自分のレベ
ルにまで達することができない連中だしな、と考えるだけなのはいかがなものでしょう。

私はこれまで見てきて、ケーナさんの推理は大口をたたくだけのものはあるんじゃない
かと思っています。正解か不正解かはともかく。しかし、自分では理解できた、他人に
は「自分が理解できている」ことを説明できないというのでは、私たちにはなにも響い
てきません。そのため、いろいろと言われているんじゃないかと思っています。
612: 名前: ちびゆか:2012/10/18 01:53ID:69uvyjDP
ドロクロさん>>607
>それはどこのお馬鹿さんのお話なのですか。
>純粋推理空間に閉じ込めますですよ。

竜「難しいですよね。赤字システムはメタ視的立場に立っているので…。メタというだけで本格ミステリーとしては駄作扱いされてしまいがちじゃないですか。」(インタビュー)

出題者本人がそう発言しているから、そう言ったまでです。


>アンチテーゼの定義、ミステリー/アンチミステリーの定義は、
>万人共通のものなのです。あとは赤字の定義の問題なのです。

赤き真実は「神託」とする。超常により推理に必要な情報が与えられる。(アンチミステリー)
赤き真実はテーゼXに対するアンチテーゼである場合、
テーゼXは「超常により推理に必要な情報が与えられない」(本格ミステリー)

したがって赤き真実はミステリー(本格)に対するアンチテーゼである。

何も問題ないでしょう。
わざわざ竜騎士先生のインタビューに逆らうような読み方をする必要はないのです。
先生のインタビューを疑うより、まず自身の誤読を疑うべきでは?

そもそも赤字の定義が問題だとあなた自身が考えているなら、赤字の定義が定まらない以上、赤字がテーゼXに対するアンチテーゼである場合、テーゼXも定まることは絶対にないのです。
素直に竜騎士先生がインタビュー仰っている通り「赤字はアンチミステリー」と受け止めるのが賢明でしょう。
出題者の言葉に反してまで「ボクの考えるミステリー」「ボクの考える赤字システム」に拘る必要はないのです。

>考察の手掛かりとして参考にはしていてその点では内容
>を信じてはいても、赤字そのものを信じてはいないのです。
>ならば当然「それ」が何を指すか、ボクとちびゆかさんでは
>違ってくるのは当たり前なのです。

私としては、赤字よりミステリーの定義の違いから異なる見解が出てしまうのだろうと考えていますが。

>竜騎士さんは竜騎士さんであって、神様ではないのです。
>そして竜騎士さんはいろんな所でいろんな間違いをしているのです。

先生も人である以上単純なヒューマンエラは起こりえます。
ただ、本質的部分での間違いというのは極めて起こり得ないと私は思います。
赤字はミステリーの象徴かアンチミステリーの象徴か。
コナン君が好きな子供でも、魔法か神託のような訳のわからない赤字で推理に必要な情報を与えるというのは、アンチミステリーであると理解すると思います。

>…赤字まで本編中で疑い出したら…それはそれでまた
>面白そうではあるのですが、たぶんグダポヨになった
>でしょうから、個人的にはそれをやらなくて正解だったかな?
>と思っているのです。

赤字を疑うなど、無知蒙昧な我ら人の子には無用かと思います。
5000ページに及ぶ算数パズルを更に複雑にする酔狂な者がいるとは思えませんが。
613: 名前: ちびゆか:2012/10/18 02:35ID:37aV0rxw
ケーナさん>>609

ふふふ。一貫性がないとかフラフラしてるとか、みんなに突っ込まれてますのですね。

まあ自業自得なのです。
特にKEIYA氏はろくでもないとか、自分が考察本を書いた方がましとか、
こういった自分は全ての考察者を越えたみたいな発言をしている内は、子供なのですよ。

リュードさんは配慮してプレゼンに問題があると言ったのですが、ボクははっきり言うのですよ。ただ「幼稚」であると。

「僕は全ての考察者を越えました」
「僕は竜騎士先生からメッセージを受け取っています。だから至っています」
「うみねこは合理的なファンタジーなんです」
「EP8漫画の新情報は夏海ケイが勝手に考えたんです」
「ライフル弾より散弾の方が貫通力があるんです」

考え方が幼いのです。

ただ「情熱」は本物であるのです。その情熱は自分が未熟であったと悟れば、必ずいい方向へ行くと思うのです。
いつまでたっても、自分は全ての考察者を越えたとか言ってたら、その情熱まで無駄になってしまうと思うのです。
614: 名前: ケーナ:2012/10/18 05:06ID:2a4h3jOr
まるさん>>610 リュードさん>>611

僕はそもそも1周目の時点では考察などしていませんでした
僕にとって『うみねこ』は“読み物”だったのです

犯人がどうとか トリックがどうとか 動機がどうとか
そんなことに僕は興味がありませんでしたし
“肝となる部分は理解できた”と思っている現時点でも
やはり 結構どうでも良いことです

『最終考察考察』をご覧頂いたら
僕がこの作品をどう読んだか
お解りいただけると思います

これを読んで文句を言われるのは構わないのですが
読まないで文句を言われても困ります
615: 名前: ケーナ:2012/10/18 05:13ID:2a4h3jOr
ちびゆかさん>>613

>一貫性がないとかフラフラしてるとか、みんなに突っ込まれてますのですね。

一貫性がないわけではなくて
はじめのうちは『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』
の読解をメインに書いていたのですが

段々 自分の考えのウェイトを増やしていったため
誤解を与えてしまったのだと思います
(しかも色々考えながら)

>>603 がそれまでの総決算みたいになっていますので
それまでの内容は一旦全て忘れてもらって
>>603だけを読んでもらったうえで

>>574 から読み直してもらえば
考え方自体は一貫していることがお解りいただけると思います

『ガンガンJoker』の7月号を手に入れましたので
“comicgazou”を更新しておきました

コミック1巻に収録されているのが6月号までですから
これで世に出ているEP8コミックは網羅しました

どうしてもファイルサイズが大きくなってしまうため
“comicgazou2”を“comicgazou2”と“comicgazou3”
に分けました(再編集しましたので以前の“comicgazou2”とは内容が違います)

今後は50メガバイトごとくらいに4・5…
と続けていこうと思います
616: 名前: ドロクロド:2012/10/18 12:53ID:4d5GSgKa
>>612 ちびゆかさん

ちびゆかさんはMなのですか?
「これで叩いて」とボクにムチをグイグイ押し付けられてきても困るのですよ。
たしかにボクはSなのですけれど、そんな風に無理やりプレイを強要されてもひくのです。

ちなみに、上のは鞭と無知を掛けているのです。
文章が読めないちびゆかさんにもわかるように説明してあげるなんて、本当にボクは優しいのです。ふふふ。

いろいろとツッコミどころ満載、と言うかツッコむところしかない上に論理の穴も大きくなりすぎてガバガバのユルユルなのですが、ちびゆかさんでもわかりやすいところから突っついてあげるのです。あぁ、いいのですよ、そんなに涙を流して感謝しなくても。


>竜「難しいですよね。赤字システムはメタ視的立場に立っているので…。メタというだけで本格ミステリーとしては駄作扱いされてしまいがちじゃないですか。」(インタビュー)
>出題者本人がそう発言しているから、そう言ったまでです。

犬がお気に入りのおもちゃを咥えてご主人様のところにもってきて「これで遊んでぇ」と尻尾をパタパタ振ってるように見えるのです。
正直ウザいだけなのですが、とってもとっても優しいご主人様のボクは遊んであげるのですよ。

竜騎士さんが出題者さんになれるのは、自分の作品に対してだけなのです。(それですら神様ではないのですが)
こんな当たり前のこと、書いてて情けなくなってくるのですよ。シクシク でも仕方ないのです。下僕さんをきちんと仕付けるのもご主人様の務めなのです。
出来の悪い下僕さんだからといってボクは見捨てたりしないのですよ。この恩を忘れずに、これからもボクに誠心誠意ご奉仕するのですよ。

もっとわかりやすく言ってあげるのです。
竜騎士さんが「うみねこの作品世界では、メタというだけで駄作視されがちです」と言ったのなら、それは正当性をもつのです。
でもそうではないのです。
ここにいるのは出題者さんではなく、ミステリーをわかっていないのに知ったかぶりをして馬脚を晒している只の中年親父、なのです。かわいそ、かわいそなのです。


ちびゆかさんも竜騎士さんと同じくミステリーを読んだことがないか、たぶんそういう羞恥プレイを楽しみたくてわざとやってるのだと思いますのですが、さすがにこれはやりすぎで興醒めなので、竜騎士さんがインタビューで語った「ボクの考えたミステリー観」に関しては、ちびゆかさんが「これで叩いてぇ」とまた持ってきても、もうツッコまないのですよ。
ちょっとでもミステリーを読んだことがある人なら、あれらのインタビューは失笑しかないのです。この人はいつの時代の話をしているんだろう?なのですよ。


全然関係ないのですが、「失笑」とか「穿った見方」とか、現役ベテランアナウンサーさんや作家さんも誤用してるなら、もうそっちが正しい使い方だと思うのです。み~。
617: 名前: リュード:2012/10/18 22:24ID:48I20/oY
>>ケーナさん
読んだから書いたのですが。

それと、私は文句を言っているのではなく、意見を言っているだけ。
ケーナさんはすごい努力をしたのだと尊敬しています。
だからこそ、説明しても納得してもらえない事実を「理解できない人もいるのはわか
っている」と逃げるのではなく、真摯に受け止めて対応して欲しいと思っているだけ
です。

私はケーナさんがちょくちょく、態度やら何やらで叩かれていたのも知っています。
そしてきっと、そういうのに対応していくうちに意固地になり、人の意見を全く受
付けなくなってしまったのだと思っています。
今回の、意見を言われたことにすぐ「文句だ」と断定してしまうことなど、顕著な
例ではないでしょうか。

>>ちびゆかさん
ちょっと行き過ぎだと思ったので意見を。
私は、ケーナさんを「幼稚」だとはとても思えません。過信はあるでしょうが、
基本的には努力の人だと思っています。人間、誰しも欠点があります。それはわかっ
てくれると思います。
ここは推理の話をするスレッドのはずです。1年以上前、私が立てたのはそういう
スレッドですから。ここを離れてずいぶん経ちますので、いわゆるスレ主的な主張を
するつもりはないですが、少し基本に立ち戻って考えてはいただけませんか?


私がケーナさんに意見をしたのは、せっかく推理をしても、ちゃんと説明が伝わって
いないのは残念だと思っていたからです。
しかし、こういう話もすぐに「文句」と切り捨てられてしまうとは思いませんでした。少なからずショックでした。
618: 名前: ケーナ:2012/10/19 04:56ID:59NuQpoD
リュードさん>>611 >>617

>自分では理解できた、他人には
>「自分が理解できている」ことを説明できないというのでは

>読んだから書いたのですが。

僕は『最終考察考察』で自分が持っているカードは
全部切ったつもりですし
新たなカードを用意することも出来ないと思います

それをご覧になって「説明できていない」というのでしたら
僕から出せるものはもう何もありません

>説明しても納得してもらえない事実を
>「理解できない人もいるのはわかっている」と逃げるのではなく
>真摯に受け止めて対応して欲しいと思っているだけです。

僕の考察に対して
「この部分のここがおかしい」
「この部分が理解できない」

と具体的に指摘していただければ

「僕にもこれは理解できていません」
「言われてみればそうですね」
「いや そこはこうなんです」

と釈明したり説明することは出来ます

僕にとって『最終考察考察』は現時点で僕が出せる
解答の全てですし
同時に“叩き台”であるとも思っています

「おいおい、あの程度の考察で“日本一の至リスト”気取りかよ。あそこはこうだろう」
僕が『最終考察考察』に期待していたのはそういう反応です
僕からはあれ以上のものは出せない以上
他者からの反応による化学変化を期待するしかないのです

ところがそういうのがまったくなくて
拍子抜けです

皆さん 降参ですか?
僕は名実共に“日本一の至リスト”決定ですか?
619: 名前: ドロクロド:2012/10/19 15:57ID:5c2G1qeR
本格ミステリーの条件としてよく挙げられるものの1つとして、一意解がきちんと求められる、というものがありますのです。
犯人は○○でトリックは△△、それ以外には論理的に考えられない、というものなのです。
だから読者はその「一なる真実」に至ろうと思考を巡らしたり、同好の士と推理談義をしたり、お互いの推理の研鑽を行ったり、作中で真相が明かされた時にカタルシスを得ることができるのです。

しかし作品「うみねこ」は一意解が出せる問題文ではありませんでしたのです。作品の方向性として竜騎士さんが意図したものではあるのですが、その結果、複数の説が並び立つことになったのです。
それは確かに「想像することを楽しむ」という面では良いのですが、同時に「どんな説も決定的に肯定も否定も出来ない」ということであり、一意解がないということは「正解だと思われる説が出たとしても、それが他の説の否定にはならない」であり、「どんなに正解に近いと思われる説も、荒唐無稽で客観的には矛盾だらけで普通なら誰からも相手にされない説も、同じ重さしか持たない」ということなのです。

そしてその結果、ほとんどの人は想像する意欲を失うのです。思考停止と言われようが、それはもう推理ではではなく只の想像でしかない上に、想像する楽しみは別に「うみねこ」じゃなくてもあるわけですから、ボクを含めたファンもそうそう長いこと「うみねこ」に拘る気にはなれませんのです。

考えてもみてくださいなのです。ジグソーパズルを渡されたので完成させようとしたら、図柄はちゃんと合わないし凸凹の接続部分も適当でしたのです。それで作った人は「どんな絵が出来てもいいし、完成の形も四角でも丸でもご自由に。ピースが余ったり足らないかもしれないけれど、そこは愛でカバーして」
そんなパズル、ボクだったら燃えないゴミの日に出すのです。
少なくともパズル(ミステリー)としては成り立ちません。
ボクの無能な下僕は「うみねこ」を算数パズルと言っていましたが、皆さんお分かりのように、あれはツッコミを期待した上でのボケなのです。もうみんな飽き飽きして誰もツッコんでくれなくなったのでお笑いとしては失敗なのです。天丼もそれ自体が飽きられたらウザイだけなのです。無能な下僕ですみませんなのです。主として代わりに謝罪しますのです。ちゃんと教育して誰からツッコまれても喜ぶ下僕に育てますのです。


ケーナさんの考察はボクも読みましたのです。


「ふ~ん」なのです。


べつにそれ以上の何の感想もありません。間違っているとも当たっているとも思いません。実際、間違っても当たってもいないのです。
OSSなのです。
「おまえがそう思うんなら(おまえの中では)そうなんだろうな」なのです。

「形にした」ということでは「すごいねぇ」とは思いますですが、中身は既存の考察の寄せ集めがほとんどで目新しいものはそんなにありませんでしたのです。

反応がないことに拍子抜けされているそうなのですが、その原因の1つはもう旬を過ぎた話題であること。もう1つは、おそらく原作で賑わっていた頃に発表したとしても上記の「うみねこ」が抱える問題のせいで、ちょっと触れられただけですぐ流されてまた別の説の話題になった筈です。実際、当時はそうやっていろんな説が乱立していましたのです。KEIYAさんの説も同じです。あれが発表・出版されたからといって、特に反応があったわけでも支持があったわけでもありませんでしたのです。あくまで「たくさんある説の中の1つ。まぁ竜騎士が関わってんだし、そこそこ正解に近いんじゃねぇの?」ぐらいの捉え方だったと思いますのです。(少なくともネットの中では。ネットから遠い人、PS3版しか知らない人は最終考察本が「絶対の真実」と思っている人もいるかもしれませんが)

そりゃケーナさんからすれば自説にどんどん意見を言ってもらって、自説を補強修正したいのでしょうが、こちらからすれば、誰かが自説発表する度に毎回そこまで反応する気力なんかないのです。ましてやそれが既存の考察と重複している物どころか、原作の発表途中ならまだしも原作が全て出終わった後、つまり正解に近いとされる想像のだいたいのアウトラインが示された後での物なら尚更なのです。

ケーナさんは1つ考慮し忘れていることがあるように思えるのです。
PS3版から入られたようですが、作品「うみねこ」は元来は4年を掛けて段階的に発表されたものであるのです。
EP7やEP8まで一気に読んで、正解に近いとされる想像のアウトラインを提示された後で、そのアウトラインを実現するための些細なトリックのつじつま合わせを考えるのと、EP1やEP2の時点で、もしくはEP4の時点で謎そのものを考察するのとでは明確に区別されるべきなのです。
EP4までの情報で謎は解けると竜騎士さんは言っているのですが、後から読み返せば解くための伏線『も』書いてあったというだけの話で、その時々に於いては伏線もミスリードもノイズもミスも只の普通の文も全部同じなわけです。さらに前述の「一意解が導き出せない問題文」の問題もあるのです。正解(に近いもの)を知った上で、後から読み返すから「あぁここに伏線として出てた」とわかるだけの話なのです。
最初から手探りで考察した人と、各EP毎に考察をせず最後まで読み終わり正解(に近いもの)を知った後で答え合わせをしている人とでは、ボクは全然別物だと思うのですよ。


っと、なんだかこのスレに存在意義が揺らいできそうなのです。アセアセ
何が言いたかったかというと

>>618 ケーナさん
>皆さん 降参ですか?
>僕は名実共に“日本一の至リスト”決定ですか?

降参するとかしないとかじゃないのですし、どの説も並び立つわけなので日本一とか順番をつけるものでもないのです。
正解がない以上「至る」という表現も違うのです。どこまで登っても頂上はないのです。
ボクの愚鈍な下僕と同じく、反応を得たいが為のボケなのでしょうが、そんな体を張ったお笑いばかりをしているとそのうち怪我してしまうのですよ。イタイイタイなのです。下僕もイタイのです。至リストではなく痛リストなのですよ。



そんな風に突き放すだけなのもなんですので、少し質問をしたいのです。
ケーナさんなりの偽書作家テストの返答を教えて頂きたいのです。
最終考察考察中に書かれているのでしょうが、全部まとめて読みたいのです。

もう1つ。紗音嘉音の1人2役説をとっているようですが、それは変装ということですか?見抜けないような変装とはどうなんでしょう?その辺りはケーナさんはどう解釈しているのでしょうか?


  只...スタッスタッ
620: 名前: まる:2012/10/19 17:29ID:6cRvqe09
>見抜けないような変装とはどうなんでしょう?
そこを責めるのは筋違いじゃないですかね?
漫画版で現世の器は一つとまで言い切ってる以上、竜騎士ワールドでは可能なのでしょう
同様に1950年の技術で隣の部屋で散弾ブッパしても聞こえないほど、強固な防音壁が作れたのです
作者の知能知識の限界はどうしようもないのです

所で
片手でカットオフした小銃を扱えるってからには(ゴルゴでもまずめったにそんな撃ち方しません)
性器に損傷がある系ではなく二次成長期に玉が体内にあったのが発覚とか
そっち系なんですかね
621: 名前: リュード:2012/10/19 20:52ID:8fQe09US
>>ケーナさん
>と釈明したり説明することは出来ます
ということですが、説明というのは相手に伝わり、納得してもらうことで成立します。
伝わらない説明は「説明をした」と主張できても客観的に「説明できた」ことにはならない
と思いますよ、と言っているんです。
それに対し、「自分の推理に反論できるものなら反論してみろ、ほらみろ具体的にはできないじゃないか」
と敵愾心を前面に出されても、私はケーナさんの推理自体を全面否定する気はないので(部分否定はしたいですが)
なにも響きません。問題のすり替えで叩き返そうとする悪い癖も、ここ数か月で進展してしまったのでしょうか。

それと、住人が実質ケーナさんとちびゆかさんしかいないwikiで、自分の説に反論できないなら
自分の説が日本一だ、と言うのはジョークを通り越して無様です。
これまで尊敬していた気持ちも一気に吹き飛んでしまいそうです。
622: 名前: ケーナ:2012/10/19 21:31ID:59NuQpoD
ドロクロドさん>>619

>本格ミステリーの条件としてよく挙げられるものの1つとして
>一意解がきちんと求められる、というものがありますのです。

僕はミステリーをほとんど読んでいないため
「ミステリーとはこういうもの」という観念がありません
そのため こういうのは気になりませんし

そもそも 竜騎士07さんが「『瓶詰めの地獄』を意識した」
と言っている以上
そういう作品なのは仕方のないことではないでしょうか?

「事前に告知しておけ!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
“夢野久作”さんだって
「こんな作品を書きますよ」と告知したわけではないでしょうから
これも仕方のないことではないでしょうか?

僕は色々考えることが出来るから
真相が明かされていないことは凄く気に入っています

>ジグソーパズルを渡されたので完成させようとしたら
>図柄はちゃんと合わないし凸凹の接続部分も適当でしたのです
>それで作った人は
>「どんな絵が出来てもいいし、完成の形も四角でも丸でもご自由に。
>ピースが余ったり足らないかもしれないけれど、そこは愛でカバーして」

確かに竜騎士07さんはそのような発言をしています
しかし それが本心だと思いますか?

「たった一つの解答は用意した。辿り付けるものなら辿り付いてみろ!」
これが竜騎士07さんの本心だと思います

>「形にした」ということでは「すごいねぇ」とは思いますですが、
>中身は既存の考察の寄せ集めがほとんどで
>目新しいものはそんなにありませんでしたのです。

「KEIYAさんが『最終考察』で書いていないことは全て取り上げる」
という姿勢で作った本ですので
既存の考察も入っているのは確かですが
オリジナリティも結構あると思いますよ

>当時はそうやっていろんな説が乱立していましたのです

“考察の先輩方”は一様にそういうことを言うのですが
僕が感心するような考察を出してくるような人は皆無です
そういうのをきちんと拾っていれば凄い考察が出てくるはずなのですが…
僕からすれば「そんなの“解けた解けた詐欺”じゃん」です

>PS3版から入られたようですが

>最初から手探りで考察した人と、各EP毎に考察をせず
>最後まで読み終わり正解(に近いもの)を知った後で
>答え合わせをしている人とでは
>ボクは全然別物だと思うのですよ。

これらで『最終考察考察』をまともに読んでいないことが解ります
少なくとも一通りはまともに読んで欲しかったです
(ゴシック体でない部分だけでも)

>至リストではなく痛リストなのですよ。

僕もこれ >>618を書いた後に
「おいおい、あの程度の考察で“日本一の痛リスト”気取りかよ。あそこはこうだろう」
にしとけばよかったと思いました

>最終考察考察中に書かれているのでしょうが、全部まとめて読みたいのです。

長いのでページを教えますから
『最終考察考察』で読んでください
62ページです

ちなみにこれ かなり手加減しています
(△も○にしています)

>紗音嘉音の1人2役説をとっているようですが、
>それは変装ということですか?
>見抜けないような変装とはどうなんでしょう?

まあ しょうがないのではないかと…
化粧すれば結構変わる人もいますからね
623: 名前: ケーナ:2012/10/19 21:32ID:59NuQpoD
まるさん>>620

>同様に1950年の技術で
>隣の部屋で散弾ブッパしても聞こえないほど、強固な防音壁が作れたのです

そんな場面ってありましたっけ?
それにそれに『我らの告白』で熊沢を撃った時に
銃声はそれほど大きくないということでしたから
たとえ散弾を使ってもそれは同じなのではないでしょうか?
(調べもしないで適当書いていますが…)

>片手でカットオフした小銃を扱えるってからには
>(ゴルゴでもまずめったにそんな撃ち方しません)
>性器に損傷がある系ではなく二次成長期に玉が体内にあったのが発覚とか
>そっち系なんですかね

僕もちょっと気になって調べてみたのですが
“カストラート”をウィキペディアで見てみてください
どうも女性化するというわけではなさそうです

それに女性だって鍛えれば男性を上回れるわけで
(オリンピック選手や女子プロの選手を見てください)
女性には無理とかそういうのでは駄目だと思います
624: 名前: ケーナ:2012/10/19 21:32ID:59NuQpoD
リュードさん>>621

>伝わらない説明は「説明をした」と主張できても
>客観的に「説明できた」ことにはならない
>と思いますよ、と言っているんです。

僕は“説明する”ということと“理解される”ということには
大きな隔たりがあると思います

説明する側 説明される側
それぞれ価値観・経験・好み・知識・能力などに違いがあるわけですから

僕は自分が「説明できた」つもりでいます
しかし「これでは説明できていない」
と思う人がいることも承知しています

だからこそ「ここが理解できない」
「ここがおかしい」という指摘が欲しいわけです
そうでなければいつまでもすれ違ったままです

>それと、住人が実質ケーナさんとちびゆかさんしかいないwikiで、自分の説に反論できないなら
>自分の説が日本一だ、と言うのはジョークを通り越して無様です。
>これまで尊敬していた気持ちも一気に吹き飛んでしまいそうです。

『最終考察考察』にも書きましたが
僕があれを書いた理由は主に2つです

1つは『うみねこ』の真実を理解できる人に
『うみねこ』の真実を理解して欲しい

ということ

もう1つは自分の考察をもっと深めたい
あるいは自分以上の考察者に出てきて欲しい

ということです

この2つのうち 僕が重視しているのは後者です

なぜなら 前者は『最終考察考察』を読めば
それで終わりだからです

僕は尊敬して欲しいわけでも感心して欲しいわけでもないので
ただただ挑戦者を求めています
それも「こいつを叩き潰してやる」というくらいの
気概を持った挑戦者を求めていますので
そういう挑戦者を募るためのアピールをしています

不愉快になる人が出てくるのは承知していますが
そういうデモンストレーションなのだと
ご理解いただけたら幸いです
625: 名前: ちびゆか:2012/10/19 21:58ID:82/4.T7A
リュードさん>>617
確かに言い過ぎてしまったのです。
ボクも未熟で幼稚なのです。

基本に返るというか、個人的にはEP8の漫画版の新情報などの話をしたいなあと思うのですが。

ただケーナさんは夏海ケイが勝手に新情報を考えたの一点張りだから、困っているのです。自分が正解だというのに囚われているのです。
ケーナさんは愛というものを全面に出すのに、出題者が「真相を明かす決意をした。夏海先生にはギリギリのニュアンスで描いてもらっている。」と発言しているのに、出題者の言葉を信じないという態度なのです。

そのあたりが推理を楽しく議論するのを難しくしているのです。

ケーナさん>>618
>皆さん 降参ですか?
>僕は名実共に“日本一の至リスト”決定ですか?

そういうのが「幼稚」な考えなのですよ。

ジョーカーがもうすぐ発売なので、前向きな議論をしましょうなのです。
夏海ケイが勝手に考えたというのはもう封印なのですよ。
626: 名前: ケーナ:2012/10/20 06:59ID:e5A6Fuwo
ちびゆかさん>>625

>ジョーカーがもうすぐ発売なので、前向きな議論をしましょうなのです。
>夏海ケイが勝手に考えたというのはもう封印なのですよ。

正直言って 僕は現時点で「EP8コミックが竜騎士07さんが発表する正解」
とは全く考えていません
今すぐにでも考察の柱を立てられるくらいです

ただ 1つの考えに固執すると
思考が硬直化してしまうため
可能性として捉えています

(1)竜騎士07さんの正解がショボい
(2)竜騎士07さんが夏海ケイさんに好きなように書いてもらっている
(3)竜騎士07さんが意図的に正解でない正解を書いてもらっている

このどれかなのは間違いないということをお忘れなく
627: 名前: ケーナ:2012/10/20 07:00ID:e5A6Fuwo
『続・最終考察考察』を書こうと思って
EP8の『真相解明読本』を読んでみたら
タイムリーな内容があったので
抜粋しておきます

(聞き手)竜騎士07さんにとってのアンチミステリーとは、どういうものでしょう?(真相8)
抽象的ですが、まず「考えると解くことが可能であるもの」がミステリーなんです。これの対義語で「挑んでも解けない、だから挑まない」というのが私の定義するアンチミステリーですね。(中略)書き手が「ここまでで答えが出ているから、答えが分かります」といっても、読み手が「情報が足りないから、解けるわけがない」と感じてしまったら、それはアンチミステリーなんです。
(聞き手)読者の在り方によって、ミステリーかアンチミステリーか変わるということですか。そういう意味では、『うみねこ』も読む人にとってミステリーかアンチミステリーか変わってくるんでしょうか?
読む人によって見方は変わるでしょうね。私の作品をミステリーとして読んでくれている人がいる一方で、「ミステリーとしては解けない」「ミステリーとして読む必要はない」と考えている人がいる。「一なる真実」を推理することが重要でないとも読み取れるでしょうから、そういう方にとってはこの作品はアンチミステリーになると思いますよ。『Ep8』の終わりは、「一なる真実」に辿り着かないのが正義であると読み取れた方もいるでしょうからね。特に縁寿に対して、ミステリーの本来の目的である推理を「するな」と言っているようにも見えますし。
(聞き手)ご自身では『うみねこ』をどちらの部類に入ると思っていますか?
エンターテイメントだと思っています(笑)。ミステリーであるとも保証できないし、保証しても答えを伏せている以上証明の方法もないし、信じない人もいるでしょうから。
(聞き手)例えば『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』はどちらだと思われますか?
あれは考察を楽しむものだから、エンターテイメントじゃないですか。『瓶詰地獄』も、その意味においてはエンターテイメントですよ。推理小説家である夢野久作氏の代表作なのでミステリーだと言われていますけど、推理で可能性が高そうな答えには行き着くけど、それが正解だとは保証されてませんから。それをいったら『うみねこ』もミステリーではありません。私は「ミステリーとして挑戦してください」とは言っていますが、それを否定する楽しみ方もありますしね。ただ、ミステリーとして勧めておきながら、作品の中で犯人と殺人のトリックに固執するのを皮肉っている部分もあって、自己矛盾しており恐縮なんですが……。僕としては動機の部分、ウィルが語っているように「心」に踏み込んで欲しいと思っています。そこでさっきの話に戻って、愛がなければ動機が見えないということになるんでしょうけど。
(聞き手)アンチミステリー作品であろうとして犯人を伏せたというわけではないんですか?
そういうことではありません。「一なる真実」を分かってもらうためのヒントは十分に込めているので、私なりのミステリーになっています。ただ、世間では答えが書いていないとミステリーとは言わないようですね。
628: 名前: ドロクロド:2012/10/20 10:48ID:6dckvHcN
>>620 まるさん
>>見抜けないような変装とはどうなんでしょう?
>そこを責めるのは筋違いじゃないですかね?

いえいえ、責めているわけではないのですよ。
たしかにボクはSなのですが無理強いはしないのです。ちゃんとパートナーの同意を得てからイジメてあげているのです。

その辺りの納得をどう付けているのか伺いたかったのですよ。ボク自身まだ釈然としない部分なので。
変装というレベルの話なら、なぜ遺体が消えるのはいつも嘉音の方なんでしょう?なのです。

散弾の音については、台風での雷雨の音に紛れたトカ、なのです?
629: 名前: ドロクロド:2012/10/20 13:36ID:6dckvHcN
>>622 ケーナさん
>僕はミステリーをほとんど読んでいないため「ミステリーとはこういうもの」という観念がありません
>そのため こういうのは気になりませんし
>そもそも 竜騎士07さんが「『瓶詰めの地獄』を意識した」と言っている以上
>そういう作品なのは仕方のないことではないでしょうか?

「作品の方向性として竜騎士さんが意図したもの」とボクも言っているのですよ。
「一意解をもたせない」の弊害の話をしているのです。


ところで話が少しそれますが、どうも誤解があるようなのです。
「真相を明かさない」のと「一意解をもたせない」は別のことなのですよ。
例えば、現在第一線で活躍されている著名な推理作家さんでも「犯人を最後まで明かさない」作品もありますのです。最後まで読み終わっても、犯人が誰かは書かれていませんのです。解答編とかもありませんのです。完全にノータッチなのです。(※) でも、きちんと話を読んで推理して真相に至った読者には犯人がわかるようになっているのです。それ以外の犯人は論理的にありえないのです。
こういうのもミステリーなのです。

(※)それなのに文庫化された時、別の人が解説の中でかなり露骨なヒントを出してしまっていて、物凄く興醒めなのです。

閑話休題。
>“考察の先輩方”は一様にそういうことを言うのですが
>僕が感心するような考察を出してくるような人は皆無です
>そういうのをきちんと拾っていれば凄い考察が出てくるはずなのですが…
>僕からすれば「そんなの“解けた解けた詐欺”じゃん」です

えぇっと、それがそのままケーヤさんの考察へのボクや皆さんの評価だと気付いて頂きたいのですよ。
べつにケーヤさんを貶めている訳ではないのですよ。そうではなくて「他のと同じ」ということなのです。(発表時期の件を別にすれば)
実際の評価としてもそうですし、それが「うみねこ」のテーマの1つであり問題点の1つなのだと思うのですよ。
ケーヤさんからすれば、書かれていること以上に頭の中に考察内容が広がっているのでしょうが、書かれたものを読むだけのボクたちからすれば「ふ~ん」なのです。

ましてや、真相に近いアウトラインが提示された後では尚更です。もしこれをEP4終了後の考察として発表していたら、その当時は前述のように埋もれたとしても後々で注目はされたかもしれないのですが。


あと、話がまたそれるかもなのですが、真相解明読本や最終考察をあまり過大に受け取らない方がいいのですよ。
考察考察でも「『最終考察』と『真相解明読本』を読んでみてビックリしました。誰もきちんと正解を出せていないのです」とか言っているのですけれど、あれらは色んな説を紹介しているだけなのです。
真相(に近いもの)を1つドンと置いただけじゃ格好がつかないので、いろんな説を並べただけなのです。その中には後から見れば全くハズれているものもトンデモ説も沢山並べてバリエーションを増やしているだけなのではないのですか?

と偉そうなことを言いましたが、じつはボクはそれらはちゃんと読んだことがないので、もし違っていたなら指摘して下さいなのです。


>>PS3版から入られたようですが
>>最初から手探りで考察した人と、各EP毎に考察をせず
>>最後まで読み終わり正解(に近いもの)を知った後で
>>答え合わせをしている人とでは
>>ボクは全然別物だと思うのですよ。
>これらで『最終考察考察』をまともに読んでいないことが解ります

誤解がありましたか?
>2周目として、PS3版のEP1をプレイし終えた時でした。(考察考察あとがき)
原作を1周目でプレイして、2周目でPS3版ということでしたか? それは失礼しましたのです。
でも1周目には考察をせず物語として楽しんでいて、2週目以降は真相(に近いもの)を知ったから楽だった、というのは

>犯人も“ベアトの心臓”も理解しているため、それぞれの事件のトリックが手に取るように理解できました。(あとがき)

と書いてありますのですよ。
もしかして「意識して考察はせず普通に読んだだけだけど、1周目で自然に真相を読み取った」とか言うのですが? それならコラムコーナー1でのロープウェイの比喩はなんなのでしょう?

ちなみに、とっても寛大なボクは全く気にしないのですが、こういうふうに
ボク「ここはこうなんじゃないのですか?」
ケーナ「違います、よく読んでください」
と相手を否定するだけで具体的には何も説明しようとしない、そういう姿勢をリュードさんに指摘されているのではないのですか?

もちろん世の中にはどんなに誠意を込めて説明しても、理解できない、本当は理解できるのに理解しようとしてくれない人もいますのです。それについては同感なのです。
でも(その理由が自分を高めるためであっても)理解されたいのであれば、説明する側ががんばらなければいけないのですよ。


>>最終考察考察中に書かれているのでしょうが、全部まとめて読みたいのです。
>長いのでページを教えますから『最終考察考察』で読んでください
>62ページです

そこに書いてあるのは知っているのですよ。もちろん読みましたのです。
「KEIYAさんと同じなので省略しました」の部分を知りたかったのです。ボクは持っていませんので。
「考察考察に書かれているのでしょうが」と言ったのは、「他の項目や他の頁で形を変えて記されているのでしょうが」という意味で言いました。そのままの形で書いてあることを読みもしないで、転載しろなんて、Sなボクでも言わないのですよ。
誤解されるような文章でごめんなさいなのです。
長くなるようなら、考察考察で追記してほしいのです。

>「KEIYAさんが『最終考察』で書いていないことは全て取り上げる」という姿勢で作った本ですので

あれ単体で完成されたものではなかったのですか…。
上の件もそうなのですが、皆がKEIYAさんの本を読んでいること前提なのはちょっと問題があると思うのですよ。タイトルが「考察考察」だとしても。
630: 名前: まる:2012/10/20 13:52ID:5ef1lSXe
KEIYAさんといえばそもそも小説後編ではクレジットに協力としてKEIYAさんの名前が載っているのですよ
ありていに言えば竜騎士サンだけの回答では成立していないから他人の目を入れろ
と要求されてKEIYAさんに白羽の矢が立っていますのですよ
KEIYAさんがあってるもへったくれも竜騎士の当初予定があまりに非物理的で
KEIYA説に上書き修正されている可能性すら無視できませんのですよ
631: 名前: ドロクロド:2012/10/20 14:23ID:6dckvHcN
>>627
はぁー、ホントに竜騎士さんはインタビューを受けない方がいいのです。
せっかく長文を転記してくださったので返信したいのですが、仔細に検証していくと膨大になってしまいますし、そこまでの気力もないので、適当につまみぐいなのです。

>「考えると解くことが可能であるもの」がミステリーなんです。これの対義語で「挑んでも解けない、だから挑まない」というのが私の定義するアンチミステリーですね。

それは対義ではないのですが、まぁその程度はこちらで脳内変換をしてあげるのです。伊達に「うみねこ」をずっと楽しんできたわけではないのです。この程度もう慣れてしまったのですよ。

EP3からコピーをそれまでの「推理は可能か不可能か」から「アンチミステリーvsアンチファンタジー」に変えて、ボクもそっちのが適切だなぁと思ったのを覚えているのですが、結局「ミステリーvsアンチミステリー」「推理は可能か不可能か」なわけなのですね。
他のインタビューにも言えることなのですが、竜騎士さんは自分が叩かれたことへの言い訳をインタビューで言いすぎなのです。


>特に縁寿に対して、ミステリーの本来の目的である推理を「するな」と言っているようにも見えますし。

そうでないなら、そうでないようにも見えるように書かなければいけないのです。

>あれ(ブレアウィッチプロジェクト)は考察を楽しむものだから

ブレアが評価された・ウケたのは考察を楽しむ余地があるからというより、モキュメンタリーとしてのメディアミックスを徹底的にやった点だと思うのですが…。

>世間では答えが書いていないとミステリーとは言わないようですね。

違います。


あぅあぅ。あまりの脱力感で「なのです」を付け忘れたのです。


作品外で作品について語ること自体褒められたことではない上に、言ってることが「ブーメランで自分に返ってくる批判」か「内容や認識自体が滅茶苦茶」ではなんとも…。
べつに竜騎士さんをケナしているわけではないのですよ。ただ、竜騎士さんは感性の人だと思うので、インタビューを受けて自分の考えを述べるよりも、好きなふうに作品作ってればいいと思うのです。
632: 名前: リュード:2012/10/20 16:23ID:7bfWE9xS
>>ケーナさん
>ただただ挑戦者を求めています
>それも「こいつを叩き潰してやる」というくらいの
>気概を持った挑戦者を求めていますので
>そういう挑戦者を募るためのアピールをしています
何度かこの趣旨の発言を見てきましたが、本気でそう思っているのですね。
ケーナさんほどの人なら、これだとマトモな判断能力のある人なら絶対に関わりたくない(相手にするだけ無駄)と思われることも理解しているでしょうし、能力のない人からは嘲笑われるだけというのも理解しているはずですから。
ケーナさんの求める挑戦者とやらが、ケーナさんの求める人材である可能性がゼロだというほうにBETさせてもらいます。

ここがオカシイと指摘をしてほしい、ということですがそれを求めるなら指摘をしたくなる人になってもらいたいものです。
繰り返しになりますが、少なくとも私は、ケーナさんの推理能力とそれをまとめた努力を尊敬しているのですから。それ以外が残念なのは心苦しいです。

>>ちびゆかさん
>ケーナさんは夏海ケイが勝手に新情報を考えたの一点張りだから、困っているのです。
これはそれぞれ意見があると思うので、私にはどちらが正しいとは言えません。
私も自分の意見を言わせてもらうなら、本編完結から2年が経過し、その間さまざまに世間で叩かれ、もうさすがに・・・と先生も観念(?)して正解を示してくれるのだと思っています。ちびゆかさんの意見に1票ということです。
ケーナさんの主張する「本来の真相は出さず、1ランク低い(?)正解を示して『本当にこれでいいのですか?』と暗に問うつもり」というのは穿ちすぎだと思っています(とはいえ、完全否定する気もないです) 先生もさすがに、ここまで引っ張っておいてまだまだ先送り(あるいは最後まで真相を明かさない)なんて愚挙を犯すとも考えにくいからです。
新情報が入らない状態で2年も推理を続ける人がどのくらいいるのかを考えれば、わかりきったことです。EP8のコミックでも、遅すぎたとしか言えませんから。

作家としては、より長く作品を楽しんでもらえるならそれに越したことは無いと考えるでしょう。
でも、それを望むばかりに冗長にしすぎて誰からも顧みられなくなったなんて、お粗末もいいところです。
竜騎士07先生がさすがにそこまでの人だとは思いたくないです。
633: 名前: ケーナ:2012/10/20 19:33ID:e5A6Fuwo
ドロクロドさん>>629

>「真相を明かさない」のと「一意解をもたせない」は別のことなのですよ。

この言葉はそのままお返しします
竜騎士07さんは『うみねこ』を
“一意解を持たない”作品として書いたわけではありません
「一意解はあるけれども、他の解も成立しうる」
という作品として世に送り出しています

>現在第一線で活躍されている著名な推理作家さんでも
>「犯人を最後まで明かさない」作品もありますのです。

『どちらかが彼女を殺した』ですよね
僕は「この作品も『うみねこ』のような作品なのかな?」と思っていましたが
むしろ犯人が確定できるのならがっかりです

>真相解明読本や最終考察をあまり過大に受け取らない方がいいのですよ。

>真相(に近いもの)を1つドンと置いただけじゃ格好がつかないので
>いろんな説を並べただけなのです。

それは承知していますが
トンデモ系が多すぎますし
僕が合格レベルを出せる考察は1つもありません

>もしかして「意識して考察はせず普通に読んだだけだけど、
>1周目で自然に真相を読み取った」とか言うのですが?

僕が不思議なのがここです
普通に読んでいればEP6で紗音と嘉音が同一人物であることがわかります
何故 同一人物なのかというと 犯人でそれをトリックに使っているから
ここまでは何も考えずに至れるレベルです

そしてEP7で如何にして紗音がベアトの心臓を手に入れたのかと
何故 あのような事件をおこさなければならなかったのかも説明されています

犯人と動機は考察とかそういうレベルではなく
普通に読んでいれば解るものです

さらにウィルという名探偵がいますから
トリックだって大体解ります
そもそも犯人とベアトの心臓
そして幻想修飾という概念が理解出来ていれば
方法自体は解らなくても「ここはこうだな」と推測出来ます

>それならコラムコーナー1でのロープウェイの比喩はなんなのでしょう?

僕は考察は全くしませんでしたが
EP7までで犯人 動機は理解出来ていました
だからこそ EP1から真剣に考察をしてきたはずの
先輩方がEP7に至っても犯人も動機も理解出来ないのか
不思議でしょうがなかったのです

何故かな? と考えた時に
「むしろ考察したから逆に解らないのでは?」
と思ったわけです

>「KEIYAさんと同じなので省略しました」の部分を知りたかったのです。

正直 間違いだらけのKEIYAさんでも正解できるレベルの話なので
説明するまでもないと思うのですが…

一応簡単に説明してみます

EP1~4はウィルの解答と大体被るので省略させてもらいます
気になるのがあったら個別にお願いします

Episode5 End of the golden witch
問01 親族会議休憩中、食堂の扉をノックして手紙を置いた人物とその方法は?
誰もノックなどしていないし、手紙を置いてもいない
問02 【いとこ部屋・4人殺し】の犯人と方法は?
目撃者による演技
問03 【使用人室・源次殺し】の犯人と方法は?
目撃者による演技
問04 【謎の場所からの脅迫電話・蔵臼殺し】の犯人と方法は?
犯人は紗音。19男の脅迫電話は戦人か譲治あたりがかけている
問05 【客室・秀吉殺し】の犯人と方法は?
秀吉と目撃者による演技
問06 突如現れた古戸ヱリカはどのような存在か?
現実世界に存在した古戸ヱリカを魔女ベルンカステルが駒にした存在
問08 作中で示されたノックス十戒の意味は?
質問が茫漠過ぎるが、この作品はミステリーのルールで解けるというメッセージ
問09 ベアトリーチェに対する戦人の心証が大きく変わった理由は?
事件の真相を知ったから
問10 EP5のゲーム盤の真相は?
ゲームマスターであるラムダデルタがベルンカステルを真相に近づけないために、夏妃を犯人に陥れるシナリオを描き、ベルンカステルもそれを理解していながら面白かったので乗った

Episode6 Dawn of the golden witch
問01 【各所で発見される死体・恋の試練の6人殺し】の犯人と方法は?
6人による演技 ただし後にヱリカが殺害
問02 ゼパルとフルフルによる恋の試練と決闘が描かれた意味は?
紗音、嘉音、ベアト、1つの肉体に宿る3つの人格による肉体の争奪戦
問03 回想シーンで戦人が女性の好みを語った相手は誰?
紗音
問06 いとこ部屋にいたはずの嘉音が脱出した方法は?
嘉音はいとこ部屋にはいなかった
問09 EP6のゲーム盤の真相は?
人を殺せるのは犯人である紗音だけであるため、戦人は紗音に人殺しをさせないシナリオを描いたが、ヱリカが実際に殺人事件にしてしまった

Episode7 Requiem of the golden witch
問01 ベアトリーチェ殺人事件の犯人(=彼女を生み出した人間)は?
紗音
問02 「戦人が1986年の六軒島に来なければ事件は起こらなかった」のはなぜ?
1985年ならば戦人を選び 1987年なら譲治を選んだあとだから
問04 ヤスが1986年の六軒島で行おうとした計画は?
誰かが碑文の謎を解く、戦人が約束を思い出してくれる。このどちらかが実現しなければ全てを黄金郷に封じるために爆死
問07 「幻は幻に。……黄金の真実が、幻の錠を閉ざす」の黄金の真実とは?
そもそも鍵など掛かっていなかった


Episode8 Twilight of the golden witch
問05 真里亞は事件にどのような影響を与えた?
紗音に魔法の知識を与え、楼座への負の感情が紗音に波及した
問06 赤字と金字(黄金の真実)について説明せよ
赤字は『うみねこ』独自のミステリーのルール。金字は赤字以外の真実
問07 八城幾子&フェザリーヌの正体と登場理由は?
フェザリーヌは八城幾子が魔女化した存在。登場理由? 戦人をかくまう人間が必要だから
問11 ボトルメールを流した人物とその理由は?
紗音。猫箱に封じられた物語の紡ぎ手を生み出すため
問16 八城十八が寿ゆかりに行った告白の真偽は?
事実
問17 福音の家の黄金郷が意味するものは?
戦人の心が蘇った
問18 魔法と手品、縁寿にとってより良い選択は?
魔法
問19 山羊が世界を食い尽くす描写の意味は?
プレイヤーの悪意による真実の侵食
問20 『うみねこのなく頃に』全体の真相は?
戦人と紗音のすれ違いが生んだ悲劇

「『最終考察』の答えと違う」と思われる人がいるかもしれませんが
△も○にしている部分があります

そもそもKEIYAさんはこの作品の肝を理解していないので
問題自体の出来があまり良くありません

>上の件もそうなのですが、
>皆がKEIYAさんの本を読んでいること前提なのは
>ちょっと問題があると思うのですよ。

何だかんだ言って
KEIYAさんは水準以上の考察者です
その考察を下敷きにしているため
『最終考察考察』はあの分量で済むわけで
本来ならばもっともっと長くなってしまいます
634: 名前: ケーナ:2012/10/20 19:34ID:e5A6Fuwo
リュードさん>>632

>ここがオカシイと指摘をしてほしい、ということですが
>それを求めるなら指摘をしたくなる人になってもらいたいものです。

僕は僕の考察の問題点を指摘できるレベルの人なら
僕の真意も理解してくれると思っています

一方で僕の真意を理解できなくても
「こいつの鼻をへし折ってやる」と思う人間はいるはずなので
(無視するよりも間違いを指摘するほうが相手に与えるダメージは大きいです)

そういう人も歓迎します

>EP8のコミックでも、遅すぎたとしか言えませんから。

僕は竜騎士07さんとしては
それこそ『瓶詰地獄』のように
何十年経っても議論されるような作品を目指したのだと思いますよ

ただ あまりに批判されるのに耐え切れなくなっただけです
だからこそ 自分の思いを汲み取れないような
レベルの低い人には“1ランク下の正解”を示して納得させると同時に
この作品の本当の真実は“解る人間だけに解る”ということで
墓場にもって行くつもりなのかもしれません
635: 名前: 名無しさん:2012/10/20 20:58ID:5bXlrPZZ
>普通に読んでいればEP6で紗音と嘉音が同一人物であることがわかりま>す
>何故 同一人物なのかというと 犯人でそれをトリックに使っているから
>ここまでは何も考えずに至れるレベルです
同じEP6で描かれた、並び立つ真実を理解していなさそう
思考停止を自慢されても醒めるだけ
636: 名前: ちびゆか:2012/10/20 21:25ID:19oyL2EM
リュードさん>>632
「真相を明かす決意をした。夏海先生にギリギリの表現で描いてもらってる」

この公の発言を嘘だと考えているなら、それはもう作家に対する愛がないとしか思えないのです。

少しでた新情報でも、自分が思っていたより、うみねこはスマートだなと思えますのです。
魔方陣は型紙とスプレーで一瞬で描けるし、
顔面破壊、頭部半壊死体もおそらく、散弾銃で一瞬で作れるのだと思うのです。

バードショットの410ゲージで顔面を撃てば、顔面破壊死体。
M1897の鹿撃ちの00ゲージなら、頭部半壊死体。

散弾は貫通力がないので、床などに銃創を作ってしまうこともないと思うのです。
工具を使って死体を加工したり、筆で魔方陣を直接描くとか、そういう時間、労力の掛かることは犯人は恐らくしていないような気がするのです。

ケーナさんはショボイと言うのですが、そのまんま手で直接描いたり、工具で死体を加工したりする方がショボイと思うのです。
637: 名前: リュード:2012/10/20 22:17ID:7bfWE9xS
>>ケーナさん
直接話してみてわかりました。ここまでの方とは・・・
どうりで先生が嘆いていたわけです。
失礼、なんでもないです。

>>ちびゆかさん
どっちがショボイかは置いておきましょう。
そんな主観的なイメージだけで正解だ不正解だというのは推理師の言うことじゃないので。

数々の証拠や条件から、どちらがより適切であるか、矛盾がでないかを成否の判断材料にすべきだと思うので、この2件は私もちびゆかさん寄りの意見です。
ただ、だからと言ってケーナさんの論理展開をこき下ろす気はないです。
私の推理の根幹は、これが正解だからほかのは不正解、とすっぱり割り切るタイプのものではないので。

どちらも「矛盾なく説明しきれる」以上、正解は並び立つことを許される。

どんな無茶苦茶な推理であっても、EP5のラストでヱリカは夏妃犯人説を組み上げ、認められました。少なくとも細部のトリックや謎については、そういうものなんだと思っています。
638: 名前: ちびゆか:2012/10/20 22:44ID:cdf.Aw3z
リュードさん>>637
>どっちがショボイかは置いておきましょう。
>そんな主観的なイメージだけで正解だ不正解だと
>いうのは推理師の言うことじゃないので。

そうなのですが、少なくとも不合理なものが出てきているという認識はない、くらいなのですが。

>ただ、だからと言ってケーナさんの論理展開を
>こき下ろす気はないです。

愛がある視点でケーナさんを見れば、自分の中の正解とEP8の漫画で明かされた真相との矛盾に苦しんでいるのだと思うのです。

>私の推理の根幹は、これが正解だからほかのは不正解、
>とすっぱり割り切るタイプのものではないので。

>どちらも「矛盾なく説明しきれる」以上、正解は並び立つことを許される。

以前はもっとうみねこは自由に考えてよいものだと信じていましたのです。
しかしここでデカルトさんから論点先取とかミステリーとは算数パズルなんだよと教えられてから、唯一解以外不正解だと、厳しくなったというか、幅は確かに狭くなってしまったのです。
1か0かみたいなものが良くないと思うのかもしれないのですが。

リュードさんは昔のボクを見ているかもしれないのですが、この1か0かのような考えは、ボクにとっては大きな成長があったのです。
ここにきた頃は、まともに議論できないレベルでしたのですが、今は多少は人の話が理解できたり、指摘できるようになったのです。
639: 名前: ケーナ:2012/10/21 04:10ID:7cehp/8D
リュードさん>>637

>直接話してみてわかりました。ここまでの方とは・・・
>どうりで先生が嘆いていたわけです。
>失礼、なんでもないです。

この手の捨て台詞を吐かれることが多いのですが
皆さん 僕に一体何を期待しているのでしょう?

実は人格者で紳士であるとか?

そんなわけないのであって
今までここで繰り返し書いてきたことそのままです
ただの“考察の鬼”です
640: 名前: ケーナ:2012/10/21 04:11ID:7cehp/8D
もしデカルトさんかウソッキーさんがご覧になっていたら
ちょっとお尋ねしたいのですが

“赤字”と“アンチミステリー”の関係はどのようにお考えですか?

最初 >>603で結論を出したつもりだったのですが

考察の柱にしようと思って書き始めたら
やっぱりおかしいことに気が付きました

そこで参考にしようと思って
前スレの>>860 >>919までを読んでみました
http://umineco/。info/?cmd=read&page=BBS&mode=admin&thread=1309437275。dat
(“。”はピリオドに変換)

『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』を本文として考えた場合
ウソッキーさんのおっしゃるように“赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ”
という読解は確かに出来ます

一方で“赤文字システムはアンチミステリーなんです。(真相2)”
という竜騎士07さんの発言もあります

それらを踏まえたうえで
書きかけた考察の柱の一部を紹介します

“世間一般で言われているアンチミステリー=竜騎士07さんが考えているアンチミステリー”ではないということです。世間一般で言われているアンチミステリーは“ミステリーへのアンチテーゼ、もしくはミステリーのルールやお約束を否定したり皮肉ったりするもの”であるようですが、竜騎士07さんの言うアンチミステリーはそれだけを指すのではないようです。読み手による「この作品はミステリーではない」「この作品はミステリーとしては解けない」という判断も、竜騎士07さんにとってはアンチミステリーとなるのです。ただ、基本的には竜騎士07さんが言うアンチミステリーは、世間一般で言われているアンチミステリーのようです。(中略)竜騎士07さんが考えるアンチファンタジーは3つあることが解ります。1つ目は““ミステリーへのアンチテーゼ、もしくはミステリーのルールやお約束を否定したり皮肉ったりするもの”。2つ目は“「ミステリーではない」あるいは「ミステリーとしては解けない」という読み手の判断”。3つ目は“後期クイーン問題を内包することによりミステリーたり得ないという、ミステリーが抱えるジレンマ”。

この2つ目と3つ目の解釈がどうにもうまくいきません

前スレの上記部分を2回通して読んで
おぼろげながら掴めた気がするのですが
もう一押し欲しいです
何かアドバイスをいただけないでしょうか?
641: 名前: ドロクロド:2012/10/21 14:51ID:0dXiajMI
>>633 ケーナさん
>「一意解はあるけれども、他の解も成立しうる」という作品として世に送り出しています。

ケーナさーーん!起きてくださーーーいなのですよーーー!!!!

ふぅ、寝ぼけていては駄目なのですよ。そんなにおねむなら仕方がないのです。こんなとこにいないで、早くお布団に入って寝てくださいなのです。添い寝ですか?ふふふ…放置プレイなのですよ。独りで孤独に寝ろ、なのですよ。

まずそもそも一意解の意味を理解されていますか?なのです。論理的に1つに確定される解のことなのですよ。唯一解とほぼ同義としてもいいでしょうなのです。
(広義では、1つではなく「○○と△△だけ」というような特定できる複数個の解の場合も含みますのです)
一意解がある=他の解は成立しえない なのですよ。
「それ」が何を指すのかの時もそうでしたが、ボクが決めているのではなく日本語の言葉の定義の話なのです。
一意解を出す過程において、他の解が存在するかどうかの検証もされた上でその存在は否定されているのです。

そして、「いやいや、そんなことは知っていますが、僕が言いたいのは」と自分が勝手に定義した言葉を使おうとするなら、ケーナさんには議論のテーブルにつく資格がありませんのです。
価値観や解釈がちがう者同士が、それでも理解し合おうと言葉を使ってコミュニケーションをとろうとする場で、自分勝手に別の定義をしてそれを自覚した上で喋るのは、馬鹿としかいいようがないのですよ。迷惑なのでそんなのは独りで自分のサイトでやってろ、なのです。
「ぼくがかんがえたあたらしいコトバ」で喋るのは竜騎士さんだけで十分なのですよ。


さてケーナさんも起きたところで、今回、全てを理解できる新しい発見がありましたのです。

>僕が不思議なのがここです
>普通に読んでいればEP6で紗音と嘉音が同一人物であることがわかります
>(中略)
>犯人と動機は考察とかそういうレベルではなく普通に読んでいれば解るものです

あ~~なるほどなるほどなのです。
ケーナさんが何を誤解していたのかわかったのですよ。

>僕は考察は全くしませんでしたがEP7までで犯人 動機は理解出来ていました
>だからこそ EP1から真剣に考察をしてきたはずの先輩方がEP7に至っても犯人も動機も理解出来ないのか不思議でしょうがなかったのです

あのぉ、EP7まで読めば真相(と想像されるもの)は誰でもわかりますですよ? そんなのケーナさんに言われるまでもなく当たり前なのです。だって「書いてある」んですからなのです。
もしかして最終考察やこのwikiの考察まとめとかを読んで「うわぁ、みんなこんなこともわかんないのかぁ」「それにくらべてイタれたぼくはすごい!」とか思っちゃったのですね?

ここだけの秘密なのですが……じつはそんなこと、みんな理解してるんですよ。しっーーー!声が大きいのです。ビックリしたのはわかるのですが、声を抑えてくださいなのです。山犬に聞かれたら大変なのですよ。

当たり前の話なんです。多少ぼかしてあるとはいえ書いてあるんですから。そして書いてある事をわざわざ大きな声で誰も言わないのも当たり前なんですよ。
ここにいる人で、例えば「犯人はヤス」「私はだあれ?」「(変装か幻想かとかは別にして)紗音=嘉音」「戦人の罪」とかが理解できていない人なんかいないですよね。納得しているかどうかは別として。
もう一度言いますのです。


     そんなの当たり前なのですよ


当たり前なので、わざわざ言わないだけです。
推理小説を最後まで読んで犯人やトリックをわかった後で「最後まで読んで僕はイタりました!犯人は○○です!」なんて普通は誰も言わないのですよ。恥ずかしくて。

だから、真相(と想像されるもの)が発表された後でも自説を発表する人は、作中で書かれた真相(と想像されるもの)とは別の自説を発表する人なのです。作中でも面による推理とか並び立つ真実とか、真相(と想像されるもの)以外の真相(と想像されるもの)を考えることが推奨されていたのも、そんな流れに拍車をかけたと思うのです。
発表された真相(と想像されるもの)やEP8自体の出来があまりよくなかった為、真剣に考察していた人たちの多くは去ってしまったのもありますのです。
また前述したような一意解をもたせないことの弊害によって、どんな説でも同等の重さになってしまいがちになり、考察する気力や考察を検証する気力も失せていく、結果、きちんと形にならないままアイデアの段階で止まってしまっている考察がほとんどになったと思うのです。


ケーナさんは発表された真相(と想像されるもの)の細部の隙間を埋めるために思考することを考察と称しているのです。
ボクにはそれを考察と呼べるかどうか、呼ぶとしても、前にも言いましたがケーナさんの「考察」と真相(と想像されるもの)が発表される前から、真相とはなんだろう?と思考していた人たちの「考察」はハッキリと別物だと思うのです。

ごめんなさいなのです。ボクはもう少しケーナさんは到れていると思っていたのです。たぶんちびゆかさんもリュードさんも。
まさかこんなに到れていなかったとは思わなかったのです。ごめんなさいなのです。過大評価してしまっていましたのです。
642: 名前: ドロクロド:2012/10/21 15:30ID:0dXiajMI
>>633
>『どちらかが彼女を殺した』ですよね

そうなのです。
ただ、紹介しておいてこう言うのもなんですが、結局最後の最後だけが肝という感じで、難易度としては甘々です。
『私が彼女を殺した』は機会がなくてまだ未読なのですよ。


>僕は「この作品も『うみねこ』のような作品なのかな?」と思っていましたが
>むしろ犯人が確定できるのならがっかりです

ミステリーに何を求めているのですかw
緻密に織り込まれた謎を紐解いていく感触。解きほぐすことで内部の精巧な結晶をうかがいしれる感動。
恋愛物が読みたければラブロマンスを、恐い物が読みたければホラーを読めばいいのです。
643: 名前: ケーナ:2012/10/21 19:47ID:7cehp/8D
ドロクロドさん>>641

>そもそも一意解の意味を理解されていますか?
>論理的に1つに確定される解のことなのですよ。

これは自己流に解釈していましたが
言いたいことは伝わっていますよね?

>あのぉ、EP7まで読めば真相(と想像されるもの)は誰でもわかりますですよ?

ドロクロドさんは『最終考察』や『真相解明読本』をお読みになっていますか?
読めば僕が言いたいことは解るはずなのですが…
644: 名前: ドロクロド:2012/10/22 13:15ID:d2aA7Vlr
>>643 ケーナさん
>これは自己流に解釈していましたが言いたいことは伝わっていますよね?

そっちからこっちはボクの負担で伝わっても、こっちからそっちへは伝わらないならコミュニケーションは成立しないと言っているのですよ。
相手の理解力に丸投げしといて、相手が言うことは相手の意図通りに読み取らないとか、そんなところまで竜騎士さんを真似しなくていいのですよ。
まぁ間違った認識をしていたとわかったのなら、この話はもうそれでいいのです。


>ドロクロドさんは『最終考察』や『真相解明読本』をお読みになっていますか?
>読めば僕が言いたいことは解るはずなのですが…

だから、そういう「相手を否定するだけで、自分からは説明しようとしない姿勢」をリュードさんに(以下略)


そういう本を過大に受け取らない方がいいと前にも言っていますのです。バイブルか何かと勘違いしていませんか?なのです。
何の確証もなく言ってしまいますが、あれらを読んだことがある人は、うみねこをプレイした人のごくわずかだと思うのですよ。

もう1度同じことを書きますが、Ep7等で語られた真相(と想像されるもの※)はみんな理解しているのです。

※はっきりと描かれたわけではないですし、「うみねこ」のテーマの1つとして複数の真実があるというのもあるので、こういった書き方をしていますが、毎回こうではさすがにめんどくさいのですし読みにくいので、今後はこの部分は省略させて頂いて、単に「真相」とだけ表記しますのです。

理解した上で、「そんな悲惨な話は嫌だなぁ。じゃあ別の解釈をしてみよう」とか「私はこのキャラが好きだから、このキャラをもっと活躍させてみよう」とか「この真相ではここの部分に矛盾がでるから、別の真相を考えてみよう」とかいろんな理由で、別の真相を皆さん考えたのですよ。
各人でそれぞれ思いはちがいますが、基本的に、「理解はしたけど納得はしていない」人が別の説を考えているのです。
うみねこのテーマとしても、作品の設定としても、それが認められ奨められているのですからなのです。

そういった他の真相の中で奇をてらったものが多いのは仕方がないのです。
作品内で提示された真相と似通う説なら、わざわざ発表するほど・取り上げるほどのことではないのですから。
詰めが甘いものが多くなるのも仕方がないのです。作品内で真相が提示される前と提示された後では、考察に取り組む人の数も熱意も全くちがうのですから。



よくうみねこへの批判として「真相を明かさなかった」というものがありますのですが、これは作品内で提示された真相を読み取れなかった人が多いわけではなく、読み取った上で「こんな曖昧な書き方ではなく、もっとハッキリと細部まで書け」という意味のことだと思うのですよ。

ちなみにボク個人としては、それは的外れな批判だなぁと思っていますのです。
僕がEp7,Ep8でガッカリしたのは物語としての部分、思考の浅さの部分、その表現方法としての部分なのです。盛大に着地失敗しちゃったもったいない作品だったのです。

   只...スタッスタッ
645: 名前: 名無しさん:2012/10/22 17:26ID:6b/9gEE2
とどのつまり非現実的で推理できるようなもんじゃない答えしか用意してなかったんだろうという疑念に尽きると思いますのですよ

山羊呼ばわり及びその後のインタビューで作者の誠実さおよびそもそもの知性に大幅に疑問符が付きましたのです
646: 名前: ケーナ:2012/10/22 19:15ID:ef6KbvM1
ドロクロドさん>>644

>もう1度同じことを書きますが、Ep7等で語られた真相
>(と想像されるもの※)はみんな理解しているのです。

EP7のウィルの推理の解釈の段階で
誰も正解出来ていないのです

“盤上のミステリー”は正解か不正解しかないですよね
みんな理解しているなら誰も正解していない
という事態はありえません
(アイスくりーむさんと藤井ねいのさんはかなり惜しいですが…。この2人の説を合わせれば正解です)
647: 名前: リュード:2012/10/22 21:33ID:b8kAB8mb
>>ちびゆかさん
>以前はもっとうみねこは自由に考えてよいものだと信じていましたのです。
>しかしここでデカルトさんから論点先取とかミステリーとは算数パズルなんだよと教えられてから、唯一解以外不正解だと、厳しくなったというか、幅は確かに狭くなってしまったのです。
>1か0かみたいなものが良くないと思うのかもしれないのですが。
ちびゆかさんの推理スタンスがそのように変わってきているのは知っていたのですが、私自身のスタンスも出しておかないといけないと思い、書いた次第です。

私自身も、「1か0か」の部分にこだわって推理をしている人はいて当然だと思っていますし、むしろ全くいないのは考えにくいと認識しています。私が問題視していたのはそういうのにこだわり過ぎてしまい、「自分の推理以外はすべてハズレ」と主張するだけならまだしも、不正解の奴には何の価値もないとか、自分の推理を理解できない奴はレベルが低いとか言って結果的に先生を貶める行為をするような人達の言動です。(ただし、その人の推理の内容自体を否定する気はないですが)

推理師に人格を求める必要はないのかもしれませんが、それでも「ネット等を通じて推理をし合う作品」として売り出した(と私は思っています)「うみねこ」で、推理合戦のフリをした叩きあい・罵り合いを先生が望んでいたとは思えません。正解者こそが正義、推理に真剣に取り組みさえすれば何をやっても、なにを言っても許されるわけじゃないのではないでしょうか。

かつて、そういう人は結構いました。記憶に新しいところでは、三角と名乗った人物が「自分は毎日10時間推理して自分なりの正解に辿りついた。これ以上取り組んだ人はいないのだから、最も先生に認められるべき。それなのに、公式でマトモに推理もできないような人格破綻者が本編中に取り上げられて優遇された。こんなことは許されるはずがない。みんなで抗議行動を起こそう!」とこのwikiで騒ぎ立てていました。(既にスレッド自体が削除されていますが)
彼の主張は「自分はとことん推理したのだから、先生の意思に沿っている。だから、自分が正しいと思っていることは何をやっても許されて当然」というものでした。全員で無視すればよかったのですがそうも行かず・・・結局は「wikiの連中は凶暴で頭がオカシイ」「竜騎士の信者はあんなのしかいない」と言われるようになってしまったのです。(そこから、ただでさえ過疎っていたここが、さらに過疎化してしまいました)

今、ここはそんな状態だと認識されていると思います。誰が、というより何が原因なのかははっきりしていますので、私は「うみねこ」の品位(?)をこれ以上貶めることのないようにして欲しい。自分の推理が正しいのだから自分の行動は間違っていない、誰も文句を言うなとの暴言は慎んでほしいのです。凄い推理師だと思うが故に、余計に。

ちびゆかさんに対する話じゃなくなってきてしまいましたが、もう何を言っても聞いてくれないと判断したのでこのような形になってしまいました。申し訳ありません。

>>ドロクロドさん
>ボクはもう少しケーナさんは到れていると思っていたのです。たぶんちびゆかさんもリュードさんも。
私は、ケーナさんは推理の中身で言えば(正解かどうかは別にして)かなり至れていると思っています。それを説明して納得させる能力に難があるだけで。
ここでいう「納得させる能力」は、単に推理の論法を並べ立ててほらどうだ、と示す能力だけを指しているのではなく、「読んでみたくなる考察の書き方」や「この人の推理なら読む価値があるな、と思わせることができる能力」を含みます。簡潔に要点をまとめて示すことは当然として、読んでもらえるように、理解してもらえるようにするにはどうすればいいかがわかっていないといけない。

「最終考察」と「最終考察考察」は読んだのか、読んだなら理解できて当然だとの主張は、すなわち「理解できないのはお前が悪い」と人のせいにしているだけ。理解できるように仕向けられなかった自分には一切非はないと言っているわけです。そういう、誰も認めていないのに最上段から見下ろすような態度自体がダメだとちびゆかさんも再三忠告していたのですが、私も直接話をしてみてはっきりと認識しました。


ドロクロドさん、ちびゆかさん。
どうでしょうか。そろそろ止めにしません? ケーナさんの相手をするのは。
価値がないとは言いませんが、無駄な労力が大きく、肝心の推理と「うみねこ」を楽しめないです。
きっと、ケーナさんも自分だけで推理をしていた方が、誰にも邪魔されずに気持ちよく世界で一番の理解者を名乗っていられると思いますので。
648: 名前: ちびゆか:2012/10/22 23:32ID:10RiXXz6
リュードさん>>647
ボクも1か0かに囚われてしまうタイプなので、慎重に発言するようにしたいと思うのです。

少し話しがそれますが、ドロクロドは自分の中では、南條、チャッコ、ユンヤーマリサ、リド、三俣のの、まる・・・自演ばっかりやっている奴だと思っているのですが。

ねいのさんにの乗組員Zという公式の危ない人のことを聞いたのですが、そいつかもしれないと思うのですが。ねいのさんに聞いたZ像に近いのです。
ドロのレスを読めばわかると思うのですが、常軌を逸しているような気がしますのですが。

もしかしたら三角というのも乗組員Zなんじゃないのですか?

ケーナさんは一応、ボクなんかよりマナーはしっかりしているのです。
あらしではなく、幼稚な煽りくらいなのです。
少し愛のある目で見ると、真っ直ぐなタイプで悪い人ではないのです。
馬が合わなければスルーすればいいだけなのですから。

ボクは自演とかで荒らす人の方が許せないのです。
649: 名前: まる:2012/10/22 23:37ID:834cZT6G
証明する手段はありませんけど私はその中の誰かと同一人物ではありませんよ
650: 名前: ちびゆか:2012/10/22 23:57ID:2ahhlDBx
ケーナさん>>646
ずっとこのBBSにいたら、コテをころころと変えて、ちくちくと愚痴ばっかり言ってる長文の粘着質がいることくらい解ると思うのです。

ある程度話して、おかしいと感じたらスルーした方がいいと思うのですが。
651: 名前: ケーナ:2012/10/23 04:03ID:0bb7w4d3
ちびゆかさん>>650

>ある程度話して、おかしいと感じたらスルーした方がいいと思うのですが。

ご忠告ありがとうございます

正直「偽書作家テストの解答を」
というので書いたのに
「スルーかよ!」という思いはあります

ただ やっぱり何だかんだいって
“この作品の真実を1人でも多くの人に伝えるため”
に僕はここにいます
(リュードさんあたりからすれば“支離滅裂”でしょうけど)

説明したいこと 説明できることがある限りは
やはり対話を続けるべきだと思います

ちなみに前スレのウソッキーさんとの
“赤字”と“アンチミステリー”に関するやり取りを
研究させてもらっています

3回読みましたが まだ理解できません

ウソッキーさんの説明が難しすぎるのか
ウソッキーさん自体も誤解をしているのか
あるいはおかしいことに気が付いてはいるけれども
ごまかしているだけなのか

その判別すら付きません

僕もリアルタイムで参加していれば
もう少し理解が進んだろうに
もったいないことをしました
652: 名前: ドロクロド:2012/10/23 11:28ID:000HLMhx
>>646 ケーナさん
>“盤上のミステリー”は正解か不正解しかないですよね

盤上のミステリーというのは、うみねこで言うゲーム盤の事件のことなのですか?

いいえ、正解も不正解もないのですよ。

作中全体のことだけではなく、作中作の謎についても、竜騎士さんは一意解があるようには書いていませんし(というか書けないのかもしれませんが)、うみねこの世界観ではそれらが同時に並び立つということも作中で言及されていますのです。
だからEp5でヱリカの考察も戦人の考察もどちらも認められたわけじゃないですか。Ep8でのベルンのゲームでさえヱリカによって別説が提示されています。
ケーヤさん、大丈夫なのですか? 「書いてあることは読める」がケーヤさんの長所なのに、それも揺らいできてしまっているのですよ?


>EP7のウィルの推理の解釈の段階で誰も正解出来ていないのです

「誰も」というのは、どこのことを言っているのですか?

>(アイスくりーむさんと藤井ねいのさんはかなり惜しいですが…。この2人の説を合わせれば正解です)

ここでの過去にいた人のことなのですか?
まさかとは思うのですが、解明読本とかで紹介された人なのでしょうか? もしそうなら……ウワァ………。
「ケーナさんは少なくとも読解力はある」はボクの中で崩れてきそうなのです。

でも優しいボクは忍耐強くもう一度だけ書きますのですよ。長文を理解できない人なのかもしれないので簡潔に書きますのです。その理由、根拠については前の書き込みを読んでくださいなのです。
答えは既に書かれているのですよ。あとはケーナさんが至れるかどうかなのです。

・副読本を神聖化しない。
・真相が発表された後で、発表された真相と似通った説を声高に主張する人は(ケーナさん以外には)あまりいない。
653: 名前: ドロクロド:2012/10/23 12:11ID:000HLMhx
>>647 リュードさん
「1か0か」の部分にこだわって推理をしている人はいて当然だと思っていますし、むしろ全くいないのは考えにくいと認識しています。私が問題視していたのはそういうのにこだわり過ぎてしまい、「自分の推理以外はすべてハズレ」と主張するだけならまだしも、不正解の奴には何の価値もないとか、自分の推理を理解できない奴はレベルが低いとか言って結果的に先生を貶める行為をするような人達の言動です。

ボクに対しての文章ではありませんが、私も同意なので引用させてもらいましたのですの。
自分の考察は主張するとしても、それイコール他者の主張の否定ではないのです。現実世界でもそうですが、うみねこを考察する上では尚更のことなのです。
(後半「結果的に先生を」云々のくだりはボクはどうでもいいのですが)

>ここでいう「納得させる能力」は、単に推理の論法を並べ立ててほらどうだ、と示す能力だけを指しているのではなく、「読んでみたくなる考察の書き方」や「この人の推理なら読む価値があるな、と思わせることができる能力」を含みます

あ、ボクはそれらはどうでもいいのです。ごめんなさいなのです。
論理的にきちんとしていてくれさえすれば、ボクは納得するのですよ。だからケーヤさん頑張ってくださいなのです。

なので、ボクはもうちょっと話を聞いてあげるのです。それが他の人の気分を害しているのならごめんなさいなのです。
そういう人がいたら、このスレッドを読まないという選択肢も御一考くださいなのです。

ただ、「誰も至れていない真相に至った」と豪語している人の説をみたら、「いや至るも何も、ほとんど作中で書いてあることそのまんまじゃん」というガッカリ感は否めませんので、それほど長くは続かないと思うのです。それまでお目汚しをしてしまいますのです。ごめんなさいなのです。
654: 名前: ドロクロド:2012/10/23 12:42ID:000HLMhx
>>648 ちびゆかさん

下僕の躾もご主人様の勤めなのです。ふふふ。

>少し話しがそれますが、ドロクロドは自分の中では、南條、チャッコ、ユンヤーマリサ、リド、三俣のの、まる・・・自演ばっかりやっている奴だと思っているのですが。

まるドロとか言われましたが。なるほど。誰かが騙ってると思ってたのですね。かわいそかわいそなのです。

あの時急に口を挟んだのは、久しぶりに覗いた掲示板で、解釈とか意見がわかれる問題・答えが並び立つ問題ではなく、言葉の定義から論理的(機械的)に導ける筈の問題を間違って解答して堂々と胸を張ってるどころか、他の人の答を0点と断じて滅茶苦茶にけなしてる人がいるぞ。しかもこの人アンチテーゼの意味理解してないっぽい……なんか楽しそうw と思ったからなのですよ。

>ドロのレスを読めばわかると思うのですが、常軌を逸しているような気がしますのですが。

いつも長文になってしまうのはごめんなさいなのです。>ALL
自然言語で論理を展開する難しさと、「伝えたい」という気持ちの表れなのですよ。

まぁ理屈が通じない人もいるのですが。

この口調も、「そういうロールプレイなんだろうけど、すごいけなし様だなぁ。非常識なぐらい煽ってるし。自分がそういうふうに演じてるってことは、他の人のプレイも認めるってことだよな。あと、こういう人って鏡で自分の姿を見たらどう思うんだろう?」と思って始めたことなんかでは全然ないのですよ。普段からこう喋っているのす。

(前述)鏡で自分の姿を見たらどう思うんだろう?
>常軌を逸しているような気がしますのですが。

ふふふ。ニヤリ


それにしてもちびゆかさん、こんな過疎って数人しかいない狭い世界なのに、そんなに大勢が自演したり同一人物だと思っているのですか?

…すこし暇を出しますので、静かな田舎にでも移って、ネットは断った生活をした方がいいのですよ。
精神(こころ)の平穏を取り戻したら、また戻ってきなさいなのです。
ボクはそれまでちゃんと待っていてあげますのですよ。



ところで、私がまるだとよくわかりましたね。どこでバレちゃいましたか?

なんてフザけるとまるさんに怒られてしまいますのです。ミー


   只...スタッスタッ
655: 名前: ちびゆか:2012/10/23 17:04ID:4cOLHbOH
ケーナさん>>651
>ご忠告ありがとうございます

>正直「偽書作家テストの解答を」
>というので書いたのに
>「スルーかよ!」という思いはあります

ドロ「ちびゆかさんはMなのですか?
「これで叩いて」とボクにムチをグイグイ押し付けられてきても困るのですよ。
たしかにボクはSなのですけれど、そんな風に無理やりプレイを強要されてもひくのです。

いろいろとツッコミどころ満載、と言うかツッコむところしかない上に論理の穴も大きくなりすぎてガバガバのユルユルなのですが、ちびゆかさんでもわかりやすいところから突っついてあげるのです。あぁ、いいのですよ、そんなに涙を流して感謝しなくても。」

常軌を逸しているとはこういうところなのです。
ケーナさんでも、これは尋常ではないと思うのですが。

こういう常軌を逸した人は、公式の乗組員Zだったり、WIKIの三角のようなブラックリストに載る人だと思った方がいいと思うのです。

あらしの可能性が高いと思ったら、スルーして欲しいのです。
ねいのさんの言うには、公式が衰退した理由のひとつに乗組員Zの存在が大きいと断言できると言っていたのです。

あらしと対話をするというのは、迷惑行為と同じなのです。

656: 名前: ちびゆか:2012/10/23 17:38ID:4cOLHbOH
追記
>ウソッキーさんの説明が難しすぎるのか
>ウソッキーさん自体も誤解をしているのか
>あるいはおかしいことに気が付いてはいるけれども
>ごまかしているだけなのか

>その判別すら付きません

出題者が何度も「赤字システムはアンチミステリー」とインタビューで答えている以上、赤字がアンチミステリーに対するアンチテーゼというのは明らかに矛盾するのです。
解らないなら、出題者を信じればいいと思うのです。
657: 名前: リュード:2012/10/23 19:55ID:3bDj4B5o
なんだか話がおかしな方向になってきたので、少し距離を置いてみたくもなっています。
しかし、急に消えるのは失礼だと思いますので必要と思うものだけ。


>>ちびゆかさん
>少し話しがそれますが、ドロクロドは自分の中では、南條、チャッコ、ユンヤーマリサ、リド、三俣のの、まる・・・自演ばっかりやっている奴だと思っているのですが。
どうでしょうか。
書いている内容と書き方などがずいぶん違うので、同一人物とは考えにくいと思っています。

私の記憶では、ユンヤーマリサさんは単発の推理投稿者、チャッコさんも単発の投稿者ですがそれに対して南條さんがよくレスをしていたはず。リドさんと三隅ののさんはいずれも長文でケーナさんの難点を指摘していましたので同一の可能性も考えられますが、私はむしろ「多くの人に同じ指摘を受けている」ケーナさんに問題があると思っています。まるさんは短文での指摘(?)だけなので、判断できず。ただ、ドロクロドさんと同日の投稿が多いので(IDが違うから)別人だと考えるべきではないでしょうか。

>ねいのさんにの乗組員Zという公式の危ない人のことを聞いたのですが、そいつかもしれないと思うのですが。ねいのさんに聞いたZ像に近いのです。
さすがにそれはないと思います。
乗組員Zさんというのは、そもそも推理はしません。書くことは誰にも理解されないポエムばかりで、マトモな会話はできません。前にチャットを覗かせてもらったことがあるのですが、元公式の方たちも彼女との会話を必死に試みましたがダメで、本当に「他人との会話ができない人」のようでした。

ドロクロドさんの書き込みは、茶化したり梨花口調だったりしますが、内容はおかしいものだとは思えないです(表現で意図的に変えているところがありますが、あれをもって「常軌を逸している」というのは言いすぎですよね)。むしろ指摘内容的には的確な部類かと。印象だけで「常軌を逸している」というのはいかがなものでしょうか。
(むしろ、主張だけ見るならケーナさんの方がよっぽど常軌を逸しています。推理がマトモなので、私は彼をそのようには判断していませんが)

>もしかしたら三角というのも乗組員Zなんじゃないのですか?
こちらのほうは完全に別人のはずです。書込み内容が違いすぎます。
三角は「自分エライ、藤井死ね」がメインの主張、乗組員Zさんは自分だけのお花畑の世界で生きている人のようですので。

>少し愛のある目で見ると、真っ直ぐなタイプで悪い人ではないのです。
>馬が合わなければスルーすればいいだけなのですから。
私も悪い人だとは思っていませんが、竜騎士07先生や「うみねこ」の評判を落とすことに繋がるので止めて欲しいと思っているだけです。
極論すると、三角と同じですから。
「自分は正しいと思ってやっているのだから、回りが勝手に嫌な思いをしようと関係ない」
私自身だけに対してならスルーもできますが、先生にまで迷惑をかけているのですから。 ←「根拠なしの妄想」とか言われそうですが
どうしても理解してもらえないようなので、お互い離れた方がいいと判断した次第です。

それと、確定もしていないのにドロクロドさんを成りすましの荒らしと断じて貶めるのはいかがなものでしょうか。どうもケーナさんにしろちびゆかさんにしろ「wikiは自分たちの場所なんだから、ぽっと出の連中は引っ込んでろ」と上段から見下している態度が気になります。ここ1~2年wikiに居ついているだけのぽっと出のお二人こそ・・・ですよ。


>>ドロクロドさん
>(後半「結果的に先生を」云々のくだりはボクはどうでもいいのですが)
この辺は、個人個人の関わり方次第なので違っていてしかるべきですよね。
私はその考えからここに書き込み始めた、というだけで。

>論理的にきちんとしていてくれさえすれば、ボクは納得するのですよ。だからケーヤさん頑張ってくださいなのです。
こちらも考え方次第なので特段問題なく、ですよね。
ただ、名前に間違いがあるようなので・・・「ケーナ」さんです。

>なので、ボクはもうちょっと話を聞いてあげるのです。それが他の人の気分を害しているのならごめんなさいなのです。
私は特段、そうは思っていないのでご安心を(?)
ケーナさんに対していろいろ言っても進まないので、お互いに不干渉の方がいいかな、と思っての発言でした。
こちらこそ、もしドロクロドさんの気分を害したのであれば申し訳ありません。

気になったので補足を。
藤井ねいのさんとは、かつて公式掲示板にいた方です。アイスくりーむさんもそのお仲間だったかと思います。藤井さんは公式掲示板のまとめ役で、先生に依頼されて準公式的な人気投票を実施したりしていた人です。
ただし、藤井さんは推理をする人のサポートをしたりはしていましたが、自身は大した推理力もないと公言していたはず。ケーナさんの考察と比べるのはさすがに論外です。なぜケーナさんが「神様ぶったイカレたヤツ」と言っておきながらここで引き合いに出したのかは理解に苦しみます(こういうところも、支離滅裂に見えます)

断っておきますが、私は藤井さんのこと推理をする者としては取るに足らないと思っているだけで、それ以外の活動や「うみねこ」に与えた影響については確かに先生に目をかけられるに足るものだったと思っています。むしろ、推理を主とすべきだと先生が主張していた「うみねこ」にあって、推理以外の部分で認められた方であることは驚異的なことだと思っています。
658: 名前: ケーナ:2012/10/23 21:26ID:0bb7w4d3
ちびゆかさん >>655 >>656

ドロクロドさんは
人格的には感心できませんが
その点は僕も同様なわけでして…

ただ 相手にしてもしようがないことがわかったため
今後はスルーします

僕がちびゆかさんとウソッキーさんのやり取りを読んで
考えていることを以下に羅列的に列挙しようと思います
(まだ うまくまとまりません)

まず ちびゆかさんがおっしゃるように
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
この両者が同時に成立することはありえないと思います

かといってウソッキーさんの読解が間違っているかというと
あっていると思います

僕が>>603で書いたこともあっていると思います

僕とウソッキーさんの読解力を比較すると
ウソッキーさんのほうが上ですが
それでも それほど差はないと思います

僕とウソッキーさんの解釈が分かれた理由は
入り口が違ったためではないかと思います
僕が“赤字の解釈”から入ったのに対し
ウソッキーさんは“アンチミステリーの解釈”
から入っています

“ミステリーVSアンチミステリー”
“ファンタジーVSアンチファンタジー”
この命題は成立しますが
“アンチミステリーVSアンチファンタジー”
この命題は成立するのでしょうか?
これは命題ではなく
ただのキャッチフレーズなのではないでしょうか?

“ミステリーVSアンチミステリー”
“ファンタジーVSアンチファンタジー”
この2つは分けて考えるべきではないでしょうか?

竜騎士07さんは“アンチミステリー”という言葉を
“アンチミステリー”“アンチアンチミステリー”
この両方の意味で使っているのではないでしょうか?
それならば
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
この両者が同時に成立することが出来ます
「赤字は(アンチ)アンチミステリーへのアンチテーゼ」

たぶん答えを出すだけの材料は揃っていると思うのですが
どうにもまとめ切れません
659: 名前: ちびゆか:2012/10/24 21:59ID:33/ZJk1N
リュードさん>>657
ドロ「ちびゆかさんはMなのですか?
「これで叩いて」とボクにムチをグイグイ押し付けられてきても困るのですよ。
たしかにボクはSなのですけれど、そんな風に無理やりプレイを強要されてもひくのです。
いろいろとツッコミどころ満載、と言うかツッコむところしかない上に論理の穴も大きくなりすぎてガバガバのユルユルなのですが、ちびゆかさんでもわかりやすいところから突っついてあげるのです。あぁ、いいのですよ、そんなに涙を流して感謝しなくても。」

リュードさんはこのような常軌を逸している発言を問題がないと思うのですか?
ケーナさんの幼稚な煽りよりもっと悪質だと思うのですが。リュードさんがこのような破廉恥を是とするなら、問題だと思うのですが。
確かにドロがZや三角のようなブラックリストかどうか証明は出来ません。
でもこの破廉恥発言から人間性は十分解ると思うのですが。

乗組員Z(旧NoNoNo)の話はねいのさんに直接(チャットですが)聞いた話なのです。
WIKIの三角と同じ類いの人間だと。公式の衰退した理由のひとつとまで言い切ったのです。
ねいのさんは少なくとも乗組員Zを三角のような類いの人だと認識していたのです。

あと南條、チャッコ、ゆんやーまりさが同一なのは妥当としています。

チャッコ「EP1/EP5とEP2/EP3とEP4/EP7を軸にした3ルートが混在進行
しているため、時系列の判断が難しいのです。
「彼女」が直接加担したのは、EP1/EP5とEP2/EP3のルートかと
思われます。故に「この物語を、2つ描き」です。」

うみねこに三つのルートがある(EP1/EP5とEP2/EP3とEP4/EP7を軸にした3ルート)
こんな不思議な話を突然、雑談スレで急に始め、定義の確認も殆どなしにもう共通見解でもできてるように三人で話を進めるのですが、自演としか言えないと思うのです。

南條、チャッコ、ゆんやーまりさは、「皆さんの推理考察などをお願いします」スレの502の人が操っていると思うのです。内容が似ていますのです。
彼が本体だと思うのです。
ボクはなんとなく、彼がZだと思ってるのですが。証明はもちろん出来ませんが。

>竜騎士07先生や「うみねこ」の評判を落とすことに繋がるので
>止めて欲しいと思っているだけです。
>極論すると、三角と同じですから。

本質は違うと思うのです。
ケーナさんは先生のことを尊敬しているし、それ故の幼稚な発言なのです。

三角は完全に先生をバカにしているでしょう。自分が正しくて、竜騎士の方が間違っているというような考えではないのですか?詳しくはよく知らないのですが。

個人的には作家に対する愛、敬意があるか否か。
これが大事だと思っているのです。
660: 名前: ちびゆか:2012/10/24 22:55ID:f16ovCZg
ケーナさん>>658
>僕とウソッキーさんの読解力を比較すると
>ウソッキーさんのほうが上ですが
>それでも それほど差はないと思います

ふふふ。怒られるのですよ。

>僕とウソッキーさんの解釈が分かれた理由は
>入り口が違ったためではないかと思います

本質的にはケーナさん、デカルトさんも同じ解釈をしていますのです。
赤字はミステリーの否定性に対するアンチテーゼという解釈なのです。
ケーナさんは
赤字は真実を保障できない(という問題を内包しているミステリー)に対するアンチテーゼとし、どっちにも読めるような解釈をしているのです。
カッコ()の使い方がおかしいと思うのですが。
ケーナさんの考え方はデカルトさんとほぼ同じなのです。

ボクは赤き真実はミステリー(本格)に対するアンチテーゼと解釈しているのです。

赤き真実がテーゼXに対するアンチテーゼである場合、
ケーナさん、デカルトさんは
①テーゼXは真実が保障できない(アンチミステリー)、アンチテーゼは真実が保障できる。

ボクは
②テーゼXは神託(超常現象)を認めない(本格ミステリー)、アンチテーゼは神託(超常現象)を認める

②の本格ミステリーの定義は人間の探偵が現場を検証し推理に必要な情報を得るという王道的なものを指しています。

①の問題点はまず、出題者のインタビュー「赤字はアンチミステリーなんです」という発言と矛盾しますのです。
そして、常識的には赤字システムは本格ミステリーの世界では邪道、異端なのです。邪道、異端ならアンチミステリーであるのが妥当であり、アンチミステリーに対するアンチテーゼというのは考えにくいのです。

更に言葉として、アンチミステリーに対するアンチテーゼというのは、反対の反対は賛成の賛成のような、ちぐはぐなのです。

>「赤字は(アンチ)アンチミステリーへのアンチテーゼ」

面倒な言葉を使うのですね。
ただそれは「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」でいいのだと思うのですが。

>たぶん答えを出すだけの材料は揃っていると思うのですが
>どうにもまとめ切れません

恐らくこの問題はうみねこの世界観、ミステリー観の違いで異なる見解を出してしまうのです。
ボクはデカルトさんとケーナさんと全く反対の世界観なので、反対になるのだと思うのです。
661: 名前: ちびゆか:2012/10/24 23:20ID:c5IN4xuE
少し追記

ただ竜騎士先生が本心を隠したいから、わざと曖昧に解りにくく書いただけかもと思うのです。

堂々と自分は本格ミステリーに対するアンチテーゼとして赤字システムを作ったと宣言してしまうと、ゲーム盤世界、登場人物は駒、ノックスヴァンダインの擬人化、クローズドサークルなのにキャラが増える、答え合わせをしない、こういった反本格ミステリー要素でうみねこを構成しているという本心みたいなものを隠したいんじゃないのかなあと思うのです。
「俺(先生)は本格に挑んでるんだ!」みたいな空気が嫌だったんじゃないかなあ。その後のトンでも展開も全てアンチミステリーの一環だと読者に思われてしまうのも、ネタバレみたいな感じなのです。
662: 名前: ケーナ:2012/10/25 06:43ID:db8Hn3sg
ちびゆかさん>>660 >>661

>本質的にはケーナさん、デカルトさんも同じ解釈をしていますのです。

いやいやウソッキーさんですから
本人が別人を名乗るからには別人なのです

>ケーナさんの考え方はデカルトさんとほぼ同じなのです。

ちびゆかさんから見ると同じに見えますか
僕は何か違うような気がするのですが…
ウソッキーさんの言う“ミステリー性の否定”
という単語がイマイチ掴みきれないのです

>②テーゼXは神託(超常現象)を認めない(本格ミステリー)
>アンチテーゼは神託(超常現象)を認める

僕はこれだと“ミステリーVSアンチミステリー”ではなく
“アンチファンタジーVSファンタジー”の話になっていると思います

超常現象を認めない=アンチファンタジー
超常現象を認める=ファンタジー

僕がちびゆかさんとウソッキーさんのやり取りを読んでいて思ったのが
「“ミステリーVSアンチミステリー”と“アンチファンタジーVSファンタジー”が混ざってしまって話がわかりにくくなっている」
ということでした

ここを分けておくと話がスムーズに進むのではないでしょうか?

>①の問題点はまず、出題者のインタビュー
>「赤字はアンチミステリーなんです」という発言と矛盾しますのです。

竜騎士07さんの認識では
ミステリーは根源的に後期クイーン問題という欠点を抱えています

赤字はそれに対するアンチテーゼであるため
赤字はアンチミステリーなのです

>常識的には赤字システムは本格ミステリーの世界では邪道、異端なのです。

赤字システムは“魔女による真実の保証”というファンタジーです
すべてを人間で説明すべきミステリーにおいて
ファンタジーを持ち込むのは邪道・異端です

ですからこの部分は“ミステリーVSファンタジー”になっています

つまり赤字は
“ミステリーVSアンチミステリー”
“ミステリーVSファンタジー”

2つの異なる命題に共通してかかってきます
ここにこの問題の難しさがあり
同時に答えがあるのではないでしょうか

>アンチミステリーに対するアンチテーゼというのは、
>反対の反対は賛成の賛成のような、ちぐはぐなのです。

そうなんですよね だから頭がこんがらがります

>>「赤字は(アンチ)アンチミステリーへのアンチテーゼ」
>面倒な言葉を使うのですね。
>ただそれは「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」でいいのだと思うのですが。

「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」

竜騎士07さんの文章を読む限り
この両者が同時に成立していることは間違いありません

ただ これが同時に成立するわけがないのも間違いありません

まだ 何かが足りないです

ちなみに1個「ヒントかなー」と思っていることがあります

“『うみねこ』は虚飾に彩られた世界なので、ファンタジーの一面もあればアンチファンタジーの一面もある。ミステリーもあれば、アンチミステリーの一面もある。赤文字システムはアンチミステリーなんです。(真相2)”

“EP5は「ミステリーVSアンチミステリー」という要素も強く出てきます。(中略)実は「アンチミステリー」要素はまだ登場させていませんでした。(中略)今度は明らかに「ミステリー」という刃があり、そしてそれに対する明白な「アンチミステリー」という刃が登場します。(最考)”

赤字システムを“アンチミステリーA”と便宜上呼ぶとします

“アンチミステリーA”はEP2から登場しています
ところが「EP5までアンチミステリーは登場していなかった」と
竜騎士07さんは言っています

つまりEP5以降から出てくる“アンチミステリー”は
“アンチミステリーA”とは違う“アンチミステリーB”であるわけです

この両者の違いを理解できたら

「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」

この2つが同時に成立する理由もわかると思います

ちなみに明日は家を空けるので一日お休みです
663: 名前: ケーナ:2012/10/26 04:46ID:67dV1BPe
ケーナ >>662

休みの日を一日勘違いしていました
明日でした

続きを書いてしまいます

EP5で出てくるものといえば
“探偵権限”です

EP5の『真相解明読本』に以下の内容があります

“(聞き手)キャラクターの話になりますが、ヱリカの探偵権限は魔法的な力として描かれていますね。
これはミステリーに対する、ちょっとした遊び心ですね(笑)。ミステリー界のお約束に対する、小さな皮肉をゲーム世界風に扱っています。”

“(聞き手)竜騎士07さんの方から音楽家の方々にはどういうイメージを伝えられましたか?
今回は最初に物語の方向性を話しましたね。ドラノールが出てきて、アンチミステリーVSミステリーVSファンタジーのような戦いになることを話して、他にも新キャラクターのテーマ曲っぽいものが欲しかったので、イメージを伝えました。”

一番手っ取り早い考え方は
「アンチミステリーBとは探偵権限のような“ミステリー界のお約束に対する皮肉”である」
だと思います

でも これでは“小林少年止まり”だと思います

何故なら 竜騎士07さんの以下の発言があるからです

(聞き手)『虚無への供物』はどうですか?(真相8)
名前は知っていましたけど、参考にはしませんでした。あの作品と『うみねこ』では、アンチミステリーという言葉の捉え方が大きく異なりますので。

僕は『虚無への供物』は読んでいませんが
これは“ミステリー界のお約束に対する皮肉”的な作品のようです
しかし 竜騎士07さんがこれを否定している以上
アンチミステリーBは
“ミステリー界のお約束に対する皮肉”ではないことが解ります

ただ ここから先が現在のところありません
ウソッキーさんの書いていることが理解できれば
ウソッキーさんは「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
と説明しているわけですから
それで解決のはずなのですが…
664: 名前: ちびゆか:2012/10/26 22:19ID:70ps77g.
ケーナさん>>633
“『うみねこ』は虚飾に彩られた世界なので、ファンタジーの一面もあればアンチファンタジーの一面もある。ミステリーもあれば、アンチミステリーの一面もある。赤文字システムはアンチミステリーなんです。(真相2)”

もうこの問題は出題者が赤字はアンチミステリーと認識している以上、それしかないと思うのですが。デカルトさんだって明白な出題者の言葉がある以上、考えが変わるかもしれませんのです。

ボクは「アンチミステリー」という言葉は非常に単純に「反ミステリー」として受け止めていますのです。
神託である赤字、ゲーム盤世界、登場人物は駒、クローズドサークルなのにキャラが増える、答え合わせをしない等、反ミステリー要素でミステリーを成立させるという竜騎士先生のポリシーのようなもの、本格ミステリーへの反骨精神のようなものも含め「アンチミステリー」だと思っているのです。

“EP5は「ミステリーVSアンチミステリー」という要素も強く出てきます。(中略)実は「アンチミステリー」要素はまだ登場させていませんでした。(中略)今度は明らかに「ミステリー」という刃があり、そしてそれに対する明白な「アンチミステリー」という刃が登場します。(最考)”

EP5といえば「正式なミステリー」という章が出てきます。
出題のベアトと戦人の戦いは「ファンタジーVSアンチファンタジー」でしかなかった、EP5のゲームから「ファンタジーVSミステリー」の戦いになるのです。

「正式なミステリー」があって、それに対する明白な「アンチミステリー」という刃が登場するという意味だと思うのです。

>一番手っ取り早い考え方は
>「アンチミステリーBとは探偵権限のような
>“ミステリー界のお約束に対する皮肉”である」
>だと思います

AとかBとかアンチミステリーの定義を分類する必要はないと思うのですが、明白なるアンチミステリーの刃というのは、ミステリーの禁忌に触れる全ての要素は初めから無視するというあたりだと思うのですが、当然探偵権限のようなものも関係していると思うのです。
665: 名前: ケーナ:2012/10/27 20:01ID:67dV1BPe
ちびゆかさん>>664

>デカルトさんだって明白な出題者の言葉がある以上
>考えが変わるかもしれませんのです。

実はあれはウソッキーさんの考えではないのです

ウソッキーさんはただ
「『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』で竜騎士07さんはこんなことを言っていますよ」
と書いているだけです

ですから「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼだ」と言っているのは
竜騎士07さんその人なのです

>反ミステリー要素でミステリーを成立させるという
>竜騎士先生のポリシーのようなもの、本格ミステリーへの反骨精神のようなもの
>も含め「アンチミステリー」だと思っているのです。

基本的にこの考え方で正解だと思います
「竜騎士07さんの言う“アンチミステリー”にはいろいろな意味がある」
ただ もう少し踏み込んで
その“いろいろな意味”を解き明かせるのではないか?
というか解き明かせるだけの材料は揃っている
というのが僕の考えです

>EP5といえば「正式なミステリー」という章が出てきます。
>出題のベアトと戦人の戦いは「ファンタジーVSアンチファンタジー」でしかなかった
>EP5のゲームから「ファンタジーVSミステリー」の戦いになるのです。

EP5は“アンチミステリーVSミステリーVSファンタジー”の戦いです

このうち ファンタジーは当然ベアトです
残りのアンチミステリーとミステリー
戦人とヱリカがどちらの立場なのか
これもヒントだと思います

>当然探偵権限のようなものも関係していると思うのです。

“探偵権限”は僕の分類にあてはめると
“ミステリー界のお約束に対する皮肉”であるため
言うなれば“アンチミステリーC”といったところではないでしょうか?
666: 名前: ちびゆか:2012/10/27 22:33ID:c5IN4xuE
ケーナさん>>665
>ですから「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼだ」
>と言っているのは竜騎士07さんその人なのです

言ってないのです。先生はインタビューも含め赤字はアンチミステリーだと言っているのです。ボクはインタビューを読む前から赤字はアンチミステリーだと一貫して言っているのです。単純に読めば赤字とはアンチミステリーであり、ミステリーに対するアンチテーゼと読めるものを、難しく考えすぎて、誤った解釈をしてしまったと思うのです。

ただ言葉通り、「反ミステリー」でいいと思うのです。
それが本質ではと思うのです。ミステリーに反する要素全てが「アンチミステリー」だと思うのです。

>“探偵権限”は僕の分類にあてはめると
>“ミステリー界のお約束に対する皮肉”であるため
>言うなれば“アンチミステリーC”といったところ
>ではないでしょうか?

AとかCとか分類すると返って解り難いと思うのですが。
個人的に面白いと思うアンチミステリー要素は、ヴァンダインを全てアンチでやっている(かもしれない)ということなのです。
インタビューで出てきたのですが、そう考えるとウィルって怪しいキャラになるのですが。
EP7初見では、見た目で絶対悪役だと思ったりもしたのです。
EP8でちょこっと、株だか為替かなんかで儲けたとか。なんだったんだろうと思うのです。
ウィルは「事件」によって利益を得たという意味なのかなあ。
667: 名前: ケーナ:2012/10/28 10:35ID:e4.eoisn
ちびゆかさん>>666

しばらく考察から離れて
改めて戻ってくると

自分が何に悩んでいたのか解らなくなっていました

■赤字はアンチミステリー?

という考察の柱を立てるために

■アンチミステリーとは?

という考察の柱を立てている最中に
自分の考察に疑問点を感じ
「そう言えばちびゆかさんはデカルトさんが赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼだと主張していたと言っていたな」
と過去ログを掘り返してみました

そこでウソッキーさんの考察を読んで
納得してしまったのですが

今 改めて集めた材料を読み返してみると
そもそも自分が感じた疑問が良く解らなくなっていましたし
ウソッキーさんの考察も「間違ってるなー」
としか思えません

よく解らなくなってしまったので
もう一度 以下の2つの考察の柱を立ててみたいと思います
■赤字はアンチミステリー?
■アンチミステリーとは?

>ウィルって怪しいキャラになるのですが。
>EP7初見では、見た目で絶対悪役だと思ったりもしたのです。
>EP8でちょこっと、株だか為替かなんかで儲けたとか。
>なんだったんだろうと思うのです。
>ウィルは「事件」によって利益を得たという意味なのかなあ。

ウィルは“善意の第三者”的探偵です
ウィルの人相が怪しいのは
敵か味方か解らなくしたかったのかもしれませんし
あるいは単純に正義の味方っぽく描けなかっただけなのかもしれません

ウィルがFXで大儲けしたというのは
単なる“意外な結末”的なもので
あまり深い意味はないと思います
668: 名前: ちびゆか:2012/10/29 21:58ID:81nXq6aO
ケーナさん>>667

>■赤字はアンチミステリー?
>■アンチミステリーとは?

まず「赤き真実」とは?
ここから始めた方がいいと思うのです。

赤字、これに随分と振り回された気がするのですが、最近やっと少し解ってきた気もするのですが。

赤き真実とは小冊子の言葉通り、神の言葉、神託であると。
この世には不思議なものはひとつもない。
このアンチファンタジーの謳う人間の常識、私たちの基本フォーマットと神託というのは一見矛盾するように思えます。

しかし、神の定義を「造物主」とし、造物主の被造物(駒)に対しての言葉、それを「神託」とするならば、赤き真実というものは決して不可思議なものではないのです。

偽書作家(造物主)が自らの内面世界の中で、物語の登場人物(被造物)に対し赤き真実を使ったとしても、何も不思議はないのです。

例えば、さくたろうは真里亞の内面世界に於ける駒(EP6)

その関係は真里亞が造物主、さくたろうは被造物の関係にあるのです。
造物主と被造物の関係にあれば、理論上赤き真実を使用できるのです。

真里亞「うー、そなたは無能だ(赤)」
さくたろ『う、うりゅ!?』

これも「神託」なのです。

赤き真実というのは、うみねこをファンタジー世界と妄信するものには、魔法であり、ファンタジーが存在するひとつの根拠とされているのですが、もうファンタジーを妄信する必要はないかと思うのです。
これでファンタジーが存在する根拠はひとつもないのです。

世界観、構造的問題は「創作説」で全て説明ができますのです。たぶん。
669: 名前: ケーナ:2012/10/30 07:29ID:2bvV9cjg
ちびゆかさん>>668

ケーナさん>>667

■赤字はアンチミステリー?
■アンチミステリーとは?

上記2つを『続・最終考察考察』として
http://keena/。web。fc2。com/zokusaikoukou。html
に上げておきました(長いのでこちらには転載しません)

元々 コミックの考察を書くつもりはあったのですが
こういう形でスタートするとは思ってもいませんでした

何か普通に書けてしまいましたが
おかしいところがあったらご指摘ください

>偽書作家(造物主)が自らの内面世界の中で、
>物語の登場人物(被造物)に対し
>赤き真実を使ったとしても、何も不思議はないのです。

これは確かにそうなのですが
http://keena/。web。fc2。com/comicgazou/ep8akaji。jpg
において
“猫箱の外にも通用する疑いようのない事実”
とあります(都合の良い時だけコミックを引用していますが…)

現実世界の出来事を赤字で宣言できる人間など
はたしているのでしょうか?
(間違いなく自分がしたことならともかく)
670: 名前: まる:2012/10/30 10:21ID:5fpO6nzo
漫画版の、特にオヤシロ様の超常現象についてはもう「信じろ」ということになってしまっている気がしますね
ここから引用されたページの記述をもう一度ひっくり返す可能性はありますが、そこまで行ったら
タダのペテンです。「最低限の常識のない作者の描いたことだから信用できない」
と全編にわたって無意味無価値と言わざるを得ません

ただ、引用されたページのルールが適用されるならベルンのゲームって原作そのままではできない
(戦人が犯人ではないという赤字を破れない)はずですがどう処理するんでしょうかね

そもそも矛盾に気づいているのか
671: 名前: ケーナ:2012/10/30 14:36ID:2bvV9cjg
まるさん>>670

>ただ、引用されたページのルールが適用されるなら
>ベルンのゲームって原作そのままではできない
>(戦人が犯人ではないという赤字を破れない)はずですが
>どう処理するんでしょうかね

まず“ベルンのゲーム”は
“テーブルトークRPG理論”で説明するならば
ルールブックそのものを変えています
つまり“ベアトのゲーム”において
ベアトが作ったのは
ルールブック及びキャラクターですが
そのうちキャラクターは残したまま
ベルンは自分で新しいルールブックを作っています
だから赤字は登場しませんし
紫字という新しいルールを付け加えることが出来ます
(D&Dのキャラクターとして作られた『ロードス島戦記』の登場キャラクターで、T&Tを遊んでいるリプレイを見たことがありますので、これはそれほどおかしなことではないと思います)

ちなみに“戦人は犯人ではない”というのは
ベアトのゲームでのみ通用する赤字で
ルールブックを変えてしまったベルンのゲームでは
関係なくなっています
(EP8コミックの説明は間違っているという前提での話ですが…)

>そもそも矛盾に気づいているのか

これはおそらく気がついていると思います
ただ 作品構造を解りやすく説明するために
あえて あのような説明にしたのではないでしょうか?

短絡的に「この説明ならスッキリ説明できるじゃん!」
と考えてしまった可能性も否定できませんが…

僕的には前者であることを信じたいです
672: 名前: まる:2012/10/30 15:36ID:feUVv0FV
>ベルンは自分で新しいルールブックを作っています

でもそれだと今度はストーリーが破綻する気がするのですよね
戦人が現実において犯人ではないと断言した以上、現実と何らつながりがない
本当にただクイズだして遊んでいるだけ、ということになってしまいます
そこから互いに発狂しあってバトルというのはちょっと無茶苦茶です


まあ漫画版でベルンゲームの犯人違ったら心配が無意味ですが
673: 名前: ケーナ:2012/10/30 16:18ID:2bvV9cjg
まるさん>>672

>>671で書いたように
あくまで“EP8コミックの説明は間違っている”という
前提で話をさせてもらいますが

ベアトのゲームにおける犯人は紗音です
これはルールブックによって規定されていることですので
ゲームマスターであっても変更することは出来ません

ところがベルンのゲームは違うルールブックであるため
誰を犯人にしても構わないのです

で“戦人が犯人ではない”というのは
あくまでベアトのゲームにおいてです
(犯人は紗音ですから)

ですから現実世界において
六軒島爆破&関係者殺害が
戦人によって為されたのだとしても
それは関係のない話です
(もちろんこれは仮定の話ですが)

>現実と何らつながりがない
>本当にただクイズをして遊んでいるだけ

これはある意味正しく
ある意味間違っています

ゲーム盤と現実世界は別物
これは間違いないことだと思います

ただ 全く関係がないというと
そうとも言い切れず
説明が難しいです

>まあ漫画版でベルンゲームの犯人違ったら心配が無意味ですが

これはおそらくないと思います
ガンガンJokerの11月号で
一通り死体が出てきていますが
原作通りの配置です

現時点であきらかに死んでいるのが
夏妃 朱志香 紗音 南條 郷田です 
674: 名前: ちびゆか:2012/10/31 00:59ID:49QU/sU1
ケーナさん>>669
>元々 コミックの考察を書くつもりはあったのですが
>こういう形でスタートするとは思ってもいませんでした

>何か普通に書けてしまいましたが
>おかしいところがあったらご指摘ください

「それ」が何を指しているか、赤字は「この世は完全証明不可能」に対するアンチテーゼ、という読み方がおかしいと思うのです。
この世に対してのアンチテーゼではなく、本格、ミステリーに対するアンチテーゼであるのです。文脈的にも、推理?本格?とベアトが品のない言い方の部分が「それ」に該当するところだと思うのです。

あとは気になるところはなかったのです。
でもアンチミステリーを分類するのは、いろいろ考えすぎなんじゃないかと思うのです。

>“猫箱の外にも通用する疑いようのない事実”
>とあります(都合の良い時だけコミックを引用していますが…)

>現実世界の出来事を赤字で宣言できる人間など
>はたしているのでしょうか?

人間の世界には赤き真実などないのですから、赤字を宣言できる人間は存在しないということになるのです。
内面世界の駒たちに対してのみ、赤き真実は使用できるのだと思いますのです。

“猫箱の外にも通用する疑いようのない事実”
赤字に二種類あるというのは、ゲーム盤、駒の設定と駒をどう動かしたかの差し手、この二種類があるというだけのことだと思うのです。

ゲーム盤、駒の設定は各EP共通、差し手はそのゲーム盤のみ。
設定が疑いようのない事実かどうかは、現時点では偽書作家またはGMを「信じる」ことが、その保障となっていると思うのです。

以前縁寿創作説を言った時、いくつか赤字の裏づけをしたのですが、なんとなく設定の赤字の根拠が用意されているのだと思うのです。

あと“EP8コミックの説明は間違っている”という言葉がよく出てくるのですが、どこが間違っているのですか?

たいていこういうケースは自分が間違っていることが多いのです。
ヘンペルのカラスと同じなのです。竜騎士先生が間違っているのではなく、自分が間違っているのです。
675: 名前: ケーナ:2012/10/31 04:24ID:e6UYYWap
ちびゆかさん>>674

ようやく ウソッキーさんの言いたかったことが解りました

「赤字はミステリーのアンチテーゼ」
「赤字はアンチミステリーのアンチテーゼ」

なぜ この両者が同じなのかといいますと

『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の以下の部分
“「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり得ないというジレンマに陥るのです。ミステリーがミステリーとして高潔であろうとした結果、自らの存在を否定するに至ったことの何と皮肉か…。これを私は皮肉な意味を込めて“アンチミステリー”と呼んでいます。”

ここに答えがありました

“後期クイーン問題によってミステリーがミステリー足りえないジレンマ”
これ そのものが“アンチミステリー”なのです

これを「赤字はアンチミステリーのアンチテーゼ」に当てはめると
「赤字は(ミステリーが内包する)アンチミステリーのアンチテーゼ」
となります

“ミステリーの内側”に存在する“アンチミステリー”は
ミステリーと不可分な構成要素であるため

ミステリーそのものへのアンチテーゼなのか
ミステリーの内側にあり
ミステリーと不可分な“アンチミステリー”
へのアンチテーゼなのか

それだけの違いだったのです

「赤字はミステリー(が内包するアンチミステリー)のアンチテーゼ」
「赤字は(ミステリーが内包する)アンチミステリーのアンチテーゼ」

ということです

>「それ」が何を指しているか、
>赤字は「この世は完全証明不可能」に対するアンチテーゼ、
>という読み方がおかしいと思うのです。

これは断言しますが
この読み方で間違いありません

>アンチミステリーを分類するのは、
>いろいろ考えすぎなんじゃないかと思うのです。

こうしないと竜騎士07さんの発言の矛盾が
説明できなくなってしまいます

>人間の世界には赤き真実などないのですから、
>赤字を宣言できる人間は存在しないということになるのです。
>内面世界の駒たちに対してのみ、赤き真実は使用できるのだと思いますのです。

“猫箱の外にも通用する疑いようのない事実”ということは
現実世界でも通用するということです

>あと“EP8コミックの説明は間違っている”
>という言葉がよく出てくるのですが、どこが間違っているのですか?

http://keena/。web。fc2。com/comicgazou/ep8akaji。jpg
における
“人物像や在島人数など どのゲーム盤にも共通し並立する赤 これは猫箱の外にも通用する疑いようのない事実”

これは>>582で説明したように
作品内の描写と矛盾します
676: 名前: maru:2012/10/31 08:23ID:49aaE79V
作品内の描写と矛盾するといっても(どの描写を指してらっしゃるのか知りませんが)
そちらが嘘か幻想描写だと思えば済むことではないですか
677: 名前: まる:2012/10/31 08:23ID:49aaE79V
作品内の描写と矛盾するといっても(どの描写を指してらっしゃるのか知りませんが)
そちらが嘘か幻想描写だと思えば済むことではないですか
678: 名前: ケーナ:2012/10/31 18:12ID:e6UYYWap
まるさん >>677

>>582をご覧頂きました?

赤字で宣言されているのに
嘘とか幻想描写はありえません
679: 名前: ちびゆか:2012/10/31 22:25ID:05dyM/pz
ケーナさん>>675
>「赤字はミステリーのアンチテーゼ」
>「赤字はアンチミステリーのアンチテーゼ」

>なぜ この両者が同じなのかといいますと

ボクはどちらの読み方でも正解ですというのが嫌で、白黒付けるのが正解だと思うので、あえてアンチミステリーのアンチテーゼというのは不正解だとしますのです。
最大の根拠は出題者がインタビューで赤字はアンチミステリーだと断言しているのです。小冊子を書いた人間がそう認識しているなら、十分納得だと思うのですが。
そしてアンチテーゼという言葉、これは一般的には痛烈な批判、皮肉といった役割があると思うのです。
赤字が本格ミステリーに対する批判、皮肉ならアンチテーゼに相応しいと思うのです。赤字がアンチミステリーに対する批判、皮肉というのは、どうも言葉として受け入れがたいのです。
ミステリーのアンチテーゼのアンチテーゼのような間抜けな響きなのです。
後期クイーン問題を批判している訳ではないのです。後期クイーン問題のような欠陥を抱えたミステリー(本格)に対する批判、皮肉なのだと思うのです。

>これは断言しますが
>この読み方で間違いありません

どう考えてもおかしいのです。
赤字は「この世は完全証明不可能」に対するアンチテーゼ
これでは、赤字はこの世に対するアンチテーゼとなってしまうのです。
批判皮肉の対象は「この世」ではなく「本格ミステリー」なのです。

>“猫箱の外にも通用する疑いようのない事実”ということは
>現実世界でも通用するということです

赤字が魔法だから現実世界に通用するというファンタジーではなく、物語の書き手、偽書作家への信頼が赤字を猫箱の外でも通用させているのです。
人間の世界には赤き真実の魔法などないのです。この世にあるとすれば、赤き真実という名の概念に過ぎないのです。そして概念ならば人の中にしか存在しないのです。

>これは>>582で説明したように
>作品内の描写と矛盾します

ただ「そなたは無能だ」のケーナさん独自の解釈と矛盾しているから
漫画版EP8が間違っているというのですか?

こういった場合はほぼ間違いなく自分自身の解釈がおかしいのです。
「そなた」の定義とは何ですか?「そなた」は物語の登場人物に過ぎないと言われていませんでしたか?「そなた」は駒じゃないのですか?

物語の登場人物だから無能、駒だから無能、
この世には不思議なものはひとつもない。
したがって「そなた」(メタバトラ)は人の中の概念(駒、登場人物)に過ぎない。故に「そなたは無能」である。

こういったアンチファンタジー的な視点で「そなたは無能だ」を見れば不思議はないのですが。
有能とか無能を個人の主観で判断できない以上、メタバトラの存在そのものが概念(駒、登場人物)に過ぎず無能とするのが、算数パズルの解釈としても唯一の解釈だと思うのですが。

これはボクの解釈ですが、自分の解釈と違うから竜騎士先生の説明が間違っているというのは非常に短絡的なのです。

680: 名前: まる:2012/11/01 00:46ID:62Yms8pc
そもそも、オヤシロパワーによる赤字が現実に存在するとしても、
要するに「決定的に嘘でなければ」いえる程度の自由度はあると思います

戦人は(性的に)無能だ
戦人は(スポーツ選手として、高校生レベルでは)有能だ
戦人は(受験生として)並だ

流石に
戦人は(別の運命をたどって軍人になれば)有能だ
だとアウトだと思いますが、まあどれでもいえるでしょう

極論1998世界で

戦人は(法律上に危難失踪が成立しており)死んでいる
戦人は(少なくともその肉体は)生きている

どちらでもいえるでしょう
681: 名前: ケーナ:2012/11/01 04:51ID:97.CFnAU
『続・最終考察考察』に
“■煉獄の七杭の不思議”を追加しておきました
http://keena/。web。fc2。com/zokusaikoukou。html
(例によって“。”はピリオドに変換)

『続・最終考察考察』はWeb版である特性を活かして
適宜 修正を加えながら書いていこうと思っています

場合によって「前と全然内容が変わってる」
なんてことになると思いますがよろしくお願いします
682: 名前: ケーナ:2012/11/01 04:53ID:97.CFnAU
ちびゆかさん>>679

>後期クイーン問題のような欠陥を抱えたミステリー(本格)
>に対する批判、皮肉なのだと思うのです。

これはウソッキーさんが書いていることに問題があるのではなく
竜騎士07さんの発言自体に問題があります
“ミステリーは後期クイーン問題を抱えている”
そのことを指して「これをアンチミステリーと呼ぶ」
と言ったのは竜騎士07さんその人なのですから

ミステリーという大枠があり
その中にアンチミステリーが入っている

言葉の定義から考えれば
そんな馬鹿なことはありえません

ウソッキーさんはその点を指摘しているだけなのです

>赤字は「この世は完全証明不可能」に対するアンチテーゼ
>これでは、赤字はこの世に対するアンチテーゼとなってしまうのです。
>批判皮肉の対象は「この世」ではなく「本格ミステリー」なのです。

ちびゆかさんがどこに引っ掛かっているのか理解できました

確かに赤字が最終的にかかってくるのは“ミステリー”です
「ミステリーは後期クイーン問題を抱えているため「この世は完全証明不可能」である限り、ミステリー足りえない。その解決策として赤字を考えた」
これが竜騎士07さんの主張です

ただ これが国語の読解で「ロノウェの発言の“それ”が指す内容を本文中から11字で抜き出しなさい」
という問題だったなら
答えは“この世は完全証明不可能”になるということです

>赤字が魔法だから現実世界に通用するというファンタジーではなく、
>物語の書き手、偽書作家への信頼が赤字を猫箱の外でも通用させているのです。

魔法だから現実世界に通用するのではなくて
現実世界のことを赤字で語れるからこそ魔法なのです

ちなみにヤスが書いたメッセージボトル及び八城十八が書いた偽書には
赤字は登場しないと思います

>物語の登場人物だから無能、駒だから無能、
>この世には不思議なものはひとつもない。
>したがって「そなた」(メタバトラ)は
>人の中の概念(駒、登場人物)に過ぎない。故に「そなたは無能」である。

“猫箱の外にも通用する”というのは
“現実世界における事実である”という意味だと思います
そして“どちらの赤も魔女の幻想を宣言することはできない”
とありますから
“物語の登場人物だから無能、駒だから無能”という論理は通用しません

>有能とか無能を個人の主観で判断できない以上

結局 ここに尽きます
“個人の主観で判断できない”ことを何故
赤字で宣言できるのか?

確かにコミックの説明は簡潔で解り易いです
しかし あれではこの矛盾を説明できません
683: 名前: ケーナ:2012/11/01 04:54ID:97.CFnAU
まるさん>>680

結構 竜騎士07さんの裁量で
適用されている面はありますよね

「戦人が明日夢の息子である」と宣言できない一方で
「戦人は死んでいる」と宣言できるわけですから
684: 名前: ケーナ:2012/11/03 22:35ID:a6vDiYbb
『続・最終考察考察』を更新しておきました
http://keena/。web。fc2。com/zokusaikoukou。html
(例によって“。”はピリオドに変換)

685: 名前: ちびゆか:2012/11/04 01:08ID:86X3c1eV
ケーナさん>>682
「全てをミステリーで説明し、ファンタジーを否定しようとする人間には、愛する資格も、愛される資格もないということかもしれませんね。

あなた様は“アンチファンタジー”ですか? “アンチミステリー”ですか?」

小冊子はこの選択で締めているのですが、赤字がアンチミステリーに対するアンチテーゼでは、この最後の問いが意味不明になるのです。

あなたはアンチファンタジー(赤字を信じない)?アンチミステリー(赤字を信じる)?という形である以上、赤字=アンチミステリーでないとおかしいのです。
小冊子の文章と矛盾し、先生のインタビューとも矛盾し、
言葉として反対の反対は賛成の賛成のような、賛成なのか反対なのか解らないおかしな表現。

竜「赤き真実はアンチミステリーなんです」
ロノウェ「赤き真実はミステリー(それ)に対するアンチテーゼ」

アンチミステリー=ミステリーに対するアンチテーゼ

もうこれで十分でしょうと思うのです。

>現実世界のことを赤字で語れるからこそ魔法なのです

もう一部の設定のような赤字以外、現実に通用しないとEP8の漫画で出た以上、そろそろファンタジーと決別した方がいいと思うのですが。
魔法なのですと言ったところで、何の説明にもならないのです。

>ちなみにヤスが書いたメッセージボトル及び八城十八が書いた偽書には
>赤字は登場しないと思います

八城「おや。赤いインク以外で書いた文字は全て読むに値しないとまで言い切る御仁も多いというのに。光栄なるかな人の子よ。黒い文字も読んでくれて。」

本人は書いてあると言っているのです。
八城の言葉を信じられないというのは、愛がないのですね。

>“物語の登場人物だから無能、駒だから無能”という論理は通用しません

「さくたろうは無能だ」という赤字があった場合、現実に於いても、真里亞の駒だから無能、ぬいぐるみだから無能、と通用するのです。
物語の登場人物も同様なのです。

>結局 ここに尽きます
>“個人の主観で判断できない”ことを何故
>赤字で宣言できるのか?

存在そのものが「無能」とする以外ありえないのです。
ベアトを「造物主」(正確には領地に於ける造物主)とするなら、生み出された存在は「被造物」であり、駒なのです。駒ゆえに無能、
アンチファンタジー的視点、現実的視点では、「そなた」は偽書作家の中の概念に過ぎない。
偽書の物語の世界では作家が「造物主」に該当しますのです。
したがって「被造物」」(物語の登場人物)に過ぎない故に無能。

個人の主観の判断は無限に存在するのです。
無限ゆえに無価値。
バトラは探偵として無能だという個人の主観的解釈は無価値な解釈なのです。

>確かにコミックの説明は簡潔で解り易いです
>しかし あれではこの矛盾を説明できません

ただ自身の解釈が間違っているということなのです。
自身が間違っているので、先生の説明と矛盾しているのです。
686: 名前: ケーナ:2012/11/04 08:21ID:f9BpEVQ7
ちびゆかさん>>685

僕は正直なところ
ミステリーとアンチファンタジー
ファンタジーとアンチミステリー

この関係性が良く解りませんし
うまく説明することも出来ません

ただ 最後のロノウェの発言は
竜騎士07さんがくり返し言っていることです
「愛がなければ視えない」
「この作品はミステリーであると同時にファンタジーであり、片方からの視点だけでは半分しか捉えられない」

ロノウェは場面によって使い分けることを評価していますが
竜騎士07さんの発言から考えると
これは皮肉ではなく
「そう読むのが正しいのですよ」という意味だと思います

>小冊子はこの選択で締めているのですが、
>赤字がアンチミステリーに対するアンチテーゼでは、
>この最後の問いが意味不明になるのです。

この場面では話はもう赤字のことではなく
アンチファンタジーとアンチミステリーのことになっています
そもそもこの文章のメインの内容は赤字ではなくアンチミステリーです
アンチミステリーの一例として赤字についての説明があるだけです

>赤字=アンチミステリーでないとおかしいのです。

本来的にはそうなります
ところが竜騎士07さんがこの文章で書いた内容からは
同時に“赤字=アンチミステリーへのアンチテーゼ”
とも読み取れます

単純な話 竜騎士07さんがおかしなことを書いているだけです

>そろそろファンタジーと決別した方がいいと思うのですが。

“全てをミステリーで説明し、ファンタジーを否定しようとする人間には、愛する資格も、愛される資格もないということかもしれませんね。”

ちびゆかさんはこの内容をどのように捉えているのですか?

僕から見る限り ちびゆかさんは竜騎士07さんを
絶対的に信じているように思えますが
それならば何故 竜騎士07さんが
もっとも強調している発言を無視してしまうのでしょう
僕が一番理解できないところです

僕は竜騎士07さんは素晴らしい作家だとは思いますが
完璧な作家だとは思っていません
そんな僕が竜騎士07さんの発言を信じているのに
何故 ちびゆかさんが信じないのですか?

>八城「おや。赤いインク以外で書いた文字は
>全て読むに値しないとまで言い切る御仁も多いというのに。
>光栄なるかな人の子よ。黒い文字も読んでくれて。」

これはごく単純な“禁則処理”です
本来はやってはいけないこと(紗音と嘉音の同席、理御とベアトの同席)
と同じことを話の面白さを優先してやってしまっているだけです
僕はこういうのを取り上げるのは「野暮なこと」だと思っています
(きっちりかっちり物語を作るのならやるべきではないと思いますが…)

>「被造物」」(物語の登場人物)に過ぎない故に無能。

「作られた存在だから無能」というのはおかしな話です
それならば“有能に作られた存在”はどうなるのでしょう?
創造者には“自分よりも有能な存在”を作ることさえ可能です
687: 名前: ちびゆか:2012/11/04 23:40ID:76lNDRcy
ケーナさん>>686
 皆様の中にも、お嬢様の「赤き真実」が、本当に信用できるのかと、未だに疑っておられる方々もおられるでしょう。

 そう。この世に、真実であることが証明できる真実など、存在したりはしないのです。
 だから、もしもその真実を信じることができるかどうかを問うならば、こういう問い掛けになるでしょう。

“貴方は、彼女のことを信じることができますか?”

 愛する人を、やがてはあなたも伴侶に迎えるでしょう。そして約束の日、神父にきっとそう問い掛けられるはずですよ。
 まさかあなたはその時にも、彼女が口にする真実が真実であると証明することはできないと仰られるつもりで……? …ぷっくくくくくく。

 魔女を否定する為には、魔女とニンゲンの戦うゲームに挑まなければならない。
 しかしそれに臨むには、魔女の「赤き真実」が、確かに真実であることを信じなければならない。
 魔女を信じないが為に挑むゲームなのに、魔女の発言を信じなければならないとは、何と滑稽な矛盾か。

 あなたが初めて「赤き真実」のルールを聞き、それが信用できるのかと聞いた時、お嬢様はこう仰られましたね。
“妾はそなたとゲームをしている。ゲームのルールは神聖!! それを軽んじる者に参加の資格はないッ!!”

 ぷっくっくっく…!
 あなたとお嬢様はつまり、神聖な信頼で結ばれた関係、ということになりますね。悪魔も妬こうというもの。ぷっくっく…!

 この世には真実など何もありません。
 この世の一なる元素であると謳われる「愛」すらも、所詮は幻想。ファンタジー。
 全てをミステリーで説明し、ファンタジーを否定しようとする人間には、愛する資格も、愛される資格もないということかもしれませんね。

 あなた様は“アンチファンタジー”ですか? “アンチミステリー”ですか?
(小冊子)

どう考えても、彼女の言葉を信じるか信じないか、彼女の言葉とはベアトの赤き真実なのです。

>この場面では話はもう赤字のことではなく
>アンチファンタジーとアンチミステリーのことになっています

赤き真実を信用できるかという問題が「彼女の言葉」を信じられるかという話になっているのです。事実上、赤き真実を信用できるかという話なのです。

>単純な話 竜騎士07さんがおかしなことを書いているだけです

おかしなことを言ってるのはケーナさんなのです。
竜「赤字はアンチミステリーなんです」
ロノウェ「赤字はそれ(ミステリー)に対するアンチテーゼ」

ケーナさん「赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼです」

>僕から見る限り ちびゆかさんは竜騎士07さんを
>絶対的に信じているように思えますが
>それならば何故 竜騎士07さんが
>もっとも強調している発言を無視してしまうのでしょう
>僕が一番理解できないところです

ボクはうみねこを「本格ミステリー」だと認識していますのです。
全て人間の理屈で証明できるものだと信じていますのです。
それが「本格」の醍醐味というか面白さのひとつだと思うのです。

魔法やファンタジーを認めてしまうことは、ボクにとってはうみねこが本格ではない、ファンタジー風ミステリーだ、変格だと認めてしまうようで、非常に悲しい気持ちになるのです。

>「作られた存在だから無能」というのはおかしな話です
>それならば“有能に作られた存在”はどうなるのでしょう?

造物主というのを単純に言ってしまうと全知全能の神様です。
神というのは全知全能であり、人の子というのは神にライティングされている無能な存在なのです。インタビューにも人間とは造物主に操られているだけの気楽な存在だという先生の話があったと思うのですが。
全知全能な造物主(神)が人間に無能と宣告することはなにもおかしいことはないのです。

神と人の子の関係は作家と物語の登場人物の関係と同じなのです。
庵野監督と綾波レイの関係なのです。
それが人と駒、造物主と被造物の関係なのです。

作家の八城が自らライティングした物語の中で自らを登場させ神(フェザリーヌ)と名乗っても不思議はないのです。物語の登場人物たちにとっては作家が造物主なのだから。

>創造者には“自分よりも有能な存在”を作ることさえ可能です

造物主とは世界を生み出した神様で、被造物である人間が神の如く世界を生み出すことは無理なのです。
ただ人間は自らの内面世界に「物語」という低次元の世界を創造することは可能なのです。
領地の定義を「人間を超えた力を持ち、それを自由に行使できる世界あるいはカケラを領地と呼ぶ」(EP4)であるならば、人間を超えた力を自由に行使できる世界とは、魔女が人間であれば、自らの内面世界のみとなるのです。
魔女が本当の造物主ならば、人間を超えた力を現実世界で普通に行使できるのです。

さっきの話に戻るのですが、ボクはもともと魔法解釈のみでうみねこに入ったのですが、魔法大系とか造物主とかよく出来ていると思っていますのです。
これらが「ファンタジー」の一言で片付けるのは考えられないのです。
688: 名前: ケーナ:2012/11/05 04:38ID:3cbihlgH
ちびゆかさん>>687

>どう考えても、彼女の言葉を信じるか信じないか、
>彼女の言葉とはベアトの赤き真実なのです。

これは確かにそうですが
今 僕とちびゆかさんの間で取り上げているのは
ロノウェの“それ”が指す言葉のはずです

>竜「赤字はアンチミステリーなんです」
>ロノウェ「赤字はそれ(ミステリー)に対するアンチテーゼ」
>ケーナさん「赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼです」

誤解をして貰っては困るのですが
「赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼです」
と言っているのは竜騎士07さんです

“「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり得ないというジレンマに陥るのです。”

“この世の全ては完全証明不能! 常に我々の想定しない未知のXが想定しうる。そしてそれは誰にも否定できない!”

上記2つは同じ内容です

これを竜騎士07さんは「“アンチミステリー”と呼んでいます。」
と発言しています

つまり ロノウェが言う“それ”はアンチミステリーを指すのです

『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』において
竜騎士07さんは2つの間違いをしています

1つは“全てのミステリーは後期クイーン問題を内包している”としてしまったこと

もう1つは“ミステリーが内包するジレンマを指してアンチミステリーと呼ぶ”としてしまったこと
本来ならばアンチミステリーはミステリーを否定する概念ですから
ミステリーの内部に存在するわけがないのです

>ボクはうみねこを「本格ミステリー」だと認識していますのです。
>魔法やファンタジーを認めてしまうことは、
>ボクにとってはうみねこが本格ではない、
>ファンタジー風ミステリーだ、変格だと認めてしまうようで、
>非常に悲しい気持ちになるのです。

作者である竜騎士07さん自身が
本格ミステリーであることを否定しているのに
何故 ちびゆかさんは本格ミステリーであると主張するのでしょう

竜騎士07さんを信じるというのなら
竜騎士07さんの言葉も信じるべきではないですか?

そもそも赤字はファンタジー存在である魔女であるがゆえに
扱えるものです
赤字を信じることは魔女を信じることです
この作品がミステリーであると信じるならば
赤字は信じられません

>造物主というのを単純に言ってしまうと全知全能の神様です。

全知全能ということは
全てを知り 何でも出来るということです

それならば有能な存在を作り出すことも
自分よりも有能な存在を作ることも可能です

>魔女が本当の造物主ならば、
>人間を超えた力を現実世界で普通に行使できるのです。

魔女は造物主ではありません
正確に言うと自分が創造した世界でのみ
造物主たることが出来ます

魔女にとって現実世界は自分が造物主ではない
力を及ぼすことの出来ない世界なのです
689: 名前: ちびゆか:2012/11/05 23:21ID:4aAHKhq.
ケーナさん>>688
>これは確かにそうですが
>今 僕とちびゆかさんの間で取り上げているのは
>ロノウェの“それ”が指す言葉のはずです

同じ小冊子の中でアンチミステリーの意味が変わるわけないのです。
“貴方は、彼女のことを信じることができますか?”
中略
 あなた様は“アンチファンタジー”ですか? “アンチミステリー”ですか?
(小冊子)

この問いはうみねこのポイントである赤字(彼女の言葉)を信用できるかという大事なところだと思うのです。

ファンタジーは認めたくないが、認めないとゲームに参加もできないというジレンマがあるのです。
赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼと解釈してしまうと、このジレンマと矛盾してしまうのです。

あなたは彼女の言葉を信じることができますか?
あなた様は“アンチファンタジー”ですか? “アンチミステリー”ですか?

ケーナさん「赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼですから、そんなの関係ありません」

まあこんな感じになってしまうのです。

>誤解をして貰っては困るのですが
>「赤字はアンチミステリーに対するアンチテーゼです」
>と言っているのは竜騎士07さんです

だからケーナさんが勝手にそう解釈しているのです。
もともと「それ」が指しているのは「本格ミステリー」なのです。

>1つは“全てのミステリーは後期クイーン問題を内包している”
>としてしまったこと

あたりまえのことだと思うのですが。

>もう1つは“ミステリーが内包するジレンマを指して
>アンチミステリーと呼ぶ”としてしまったこと

これもあたりまえだと思うのですが。

>本来ならばアンチミステリーはミステリーを否定する概念ですから
>ミステリーの内部に存在するわけがないのです

これはケーナさんの独自の考えなのです。
「否定する概念は否定する対象の内部に存在しない」
ケーナさんの中には自己否定とか自己嫌悪みたいな概念は存在しないのですか?

>作者である竜騎士07さん自身が
>本格ミステリーであることを否定しているのに
>何故 ちびゆかさんは本格ミステリーであると主張するのでしょう

まあ愛かな。ミステリーを愛する一人の人間としてそう思うのです。
そして勇気、絶対にファンタジーに屈服しないという思い。

あと先生はファンタジー世界を認めてしまう発言はしていないと思うのですが。
その辺りは曖昧だと思うのですが。

>全知全能ということは
>全てを知り 何でも出来るということです

>それならば有能な存在を作り出すことも
>自分よりも有能な存在を作ることも可能です

造物主とは宇宙を生み出し、森羅万象全てを支配する絶対者のような存在なのですが。質問の意味が良く解らないのです。
造物主っていうのは「世界」を創った存在と考えた方が解り易いと思うのです。

>魔女は造物主ではありません
>正確に言うと自分が創造した世界でのみ
>造物主たることが出来ます

どこにも書いてないのです。
「航海者より高位の魔女は、造物主と呼ばれる」(EP4TIPS)
フェザリーヌは傍観、観劇、戯曲の魔女であり、造物主なのです。

領主から航海者、そして造物主。
基本的に上位の魔女が航海者、造物主と呼ばれるのです。

造物主、本来は宇宙を生み出した神のような存在なのですが、八城がフェザリーヌ(造物主)であるならば、造物主が生み出した世界とは偽書の物語であり、そしてその世界は八城の内面世界に存在しているという話をしていますのです。

つまり、ちっともファンタジーなお話ではないのです。
690: 名前: ケーナ:2012/11/06 05:04ID:80yXgeU/
ちびゆかさん>>689

>>1つは“全てのミステリーは後期クイーン問題を内包している”
>>としてしまったこと
>あたりまえのことだと思うのですが。

それではミステリーが“筆者と読者の知恵比べ”としては
成立できなくなってしまいます

“「推理小説で探偵が、犯人がわかったと宣言するシーンがあるでしょう。……あれはつまり、そこまでの文章で、手掛かりは全て記したから、読者諸君、どうぞ推理をして下さい、という合図なのですよ。」(ドラ)”

これ以後に手掛かりを追加するのはフェアではありません

>>もう1つは“ミステリーが内包するジレンマを指して
>>アンチミステリーと呼ぶ”としてしまったこと
>これもあたりまえだと思うのですが。

ミステリーVSアンチミステリー
この命題が成り立つのは両者が相反するものだからです
ミステリーがアンチミステリーを内包するなら
もはやこの命題は成り立ちません

“ミステリーが内包するジレンマ”へのアンチテーゼが
赤字だということは納得していますよね?

そして竜騎士07さんは
その“ミステリーが内包するジレンマ”を指して
「アンチミステリーと呼ぶ」としているのです

それならば竜騎士07さんは
「アンチミステリーへのアンチテーゼが赤字だ」
と言っていることになります

>>作者である竜騎士07さん自身が
>>本格ミステリーであることを否定しているのに
>>何故 ちびゆかさんは本格ミステリーであると主張するのでしょう
>まあ愛かな。ミステリーを愛する一人の人間としてそう思うのです。
>そして勇気、絶対にファンタジーに屈服しないという思い。

僕は竜騎士07さんを信じるならば
“ミステリーへの愛”よりも
“竜騎士07さんの言葉”を優先すべきだと思います

“『うみねこ』への愛”よりも
“ミステリーへの愛”を優先するなら
おそらく ちびゆかさんはいつまで経っても
『うみねこ』という作品を理解できないでしょう

この作品はミステリーという枠をはみだしています
ミステリーはこの作品の構成要素の半分に過ぎません
それを無理やりミステリーの枠に押し込んだところで
正しく理解できるわけがないのです

>あと先生はファンタジー世界を認めてしまう
>発言はしていないと思うのですが。
>その辺りは曖昧だと思うのですが。

それはそうです
「ミステリーかファンタジーか?」という問い掛けをしておいて
どちらかだと明言できるわけがありません

ちなみに“造物主”は
作家と名探偵の関係性で考えれば理解しやすいと思います

名探偵は作家によって生み出された存在ですが
IQ100の作家が
IQ200の名探偵を生み出すことが出来ます

>八城がフェザリーヌ(造物主)であるならば、
>造物主が生み出した世界とは偽書の物語であり、
>そしてその世界は八城の内面世界に存在している
>という話をしていますのです。

正直 フェザリーヌは扱いが難しいです
こいつさえいなければ…
691: 名前: まる:2012/11/06 11:53ID:98YwOysA
>正直 フェザリーヌは扱いが難しいです
元々の構想でがどうあれ現状漫画版見る限りオヤシロ様はもう信じるしかない気がしますがね
692: 名前: ちびゆか:2012/11/07 01:49ID:96DB0/7p
ケーナさん>>690
>それではミステリーが“筆者と読者の知恵比べ”としては
>成立できなくなってしまいます

後期クイーン問題は読み物に過ぎない全てのミステリーの問題点なのです。
うみねこが赤き真実で後期クイーン問題を解決している訳ではないのです。
“筆者と読者の知恵比べ”というのは赤字とは関係ない話なのです。

>“ミステリーが内包するジレンマ”へのアンチテーゼが
>赤字だということは納得していますよね?

逆なのです。ジレンマを内包する本格ミステリーに対するアンチテーゼが赤字なのです。

>僕は竜騎士07さんを信じるならば
>“ミステリーへの愛”よりも
>“竜騎士07さんの言葉”を優先すべきだと思います

だからファンタジー世界を肯定してしまう先生の言葉などないはずなのです。
うみねこはアンチミステリーVSアンチファンタジーなのです。

>ちなみに“造物主”は
>作家と名探偵の関係性で考えれば理解しやすいと思います

「造物主」というのを検索して少し調べてほしいのです。

物語の登場人物に過ぎない名探偵は作家の駒でしかないのです。自由意志すらないのです。ドラえもんと同じなのです。ドラえもんも一見万能そうに見えても現実には存在しないのです。

神と人の子、作家と物語の登場人物
この関係が同じだと理解できれば、フェザリーヌと八城の存在が同じであることに不思議はないのですが。

造物主より優れた被造物、こんな発想ができること自体、ケーナさんは造物主という意味が解ってないと思うのですが。

神より優れた人の子、人の子が神より優れているなら、
だったら宇宙創って、物理法則も創って、世界の始まりから終わりまで全て支配してよ、という話になるのですが。

ただ人の子にも低次元の世界を内面世界に創ることはできますよということなのです。
低次元の世界の住人、物語の登場人物にとっては、その世界、物語を生み出した人の子が神(造物主)なのです。

物語の登場人物に過ぎない戦人にとって、人の子の八城が造物主(神)となるのです。
693: 名前: ケーナ:2012/11/07 04:47ID:ed6x1LaN
まるさん >>691

フェザリーヌは八城幾子との関係とか
羽入との関係とか
ベルンカステルとの関係とか
竜騎士07さんとの関係とか
“造物主”であることとか
いろいろ解らないことが多すぎます

一度 真面目に検証してみようかと思いますが
おそらく“面白さ優先のご都合主義”が
多分に含まれていると思われますので
正攻法での解釈は無理でしょう
694: 名前: ケーナ:2012/11/07 04:48ID:ed6x1LaN
ちびゆかさん >>692

>後期クイーン問題は読み物に過ぎない全てのミステリーの問題点なのです。
>うみねこが赤き真実で後期クイーン問題を解決している訳ではないのです。
>“筆者と読者の知恵比べ”というのは赤字とは関係ない話なのです。

まず 竜騎士07さんが“ミステリー”というものについて
どのように考えているのか
それを『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』から引用します

“探偵には自らの推理が正しいことを証明できないことが発覚してしまったわけです。徹底的な合理的なパズルであるべき本格ミステリーはこの時、にもかかわらず、解答を合理的に示すことができないというジレンマに陥ったのです。”

“「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり得ないというジレンマに陥るのです。”

ようは「後期クイーン問題があるため、ミステリーはミステリーたり得ない」
ということです

そして赤字については以下のように説明されています

“「赤き真実」で語ったことは、まさに神の言葉。何の証拠も証明もなく、それは真実になる。赤き真実で、“扉はマスターキー以外では開錠できない”と言ったならば、それ以外の想定は一切必要なくなります。ピッキングも釣り糸で内側から引っ張るも想定不要です。さらに重ねて赤にて“マスターキーの個数は5本でそれ以外では開錠不能。複製は不可能。”と続ければ、なお完璧となりましょう。”

つまり「赤字はミステリーをミステリーたり得るようにするもの」
ということです

そしてそれは“筆者と読者の知恵比べ”であるはずの
ミステリーをミステリーたり得るようにするもの
ということです

>>“ミステリーが内包するジレンマ”へのアンチテーゼが
>>赤字だということは納得していますよね?
>逆なのです。ジレンマを内包する本格ミステリーに対するアンチテーゼが赤字なのです。

これは単なる言葉の“倒置”です

ちびゆかさんが書いた
“ジレンマを内包する本格ミステリーに対するアンチテーゼが赤字”

これを普通の文に並び替えると
“赤字はジレンマを内包する本格ミステリーに対するアンチテーゼ”

になります

僕は主語とか述語とか目的語とか
そういうのはもう忘れてしまいましたが
(そもそも覚えてもいなかったかも…)

この文は“主語は○○である”というタイプの文です

主語は“赤字”ですから
“赤字は○○である”
ということになります

そして○○には“アンチテーゼ”が入ります
これを“主語は○○である”に当てはめると
“赤字はアンチテーゼである”になります

そして「何へのアンチテーゼなの?」ということを
この文に入れると“何”は“本格ミステリー”です

これをこれまでの文に入れると
“赤字は本格ミステリーへのアンチテーゼである”
になります

そして“本格ミステリー”を修飾する言葉として
“ジレンマを内包する”が出てきます

これら全てをあわせたのが以下の文です
“赤字はジレンマを内包する本格ミステリーに対するアンチテーゼ”

そして“倒置”によって
主語である“赤字”を最後に持ってきたのが
“ジレンマを内包する本格ミステリーに対するアンチテーゼが赤字”

つまり この2つの文は全く同じものです

>だからファンタジー世界を肯定してしまう先生の言葉などないはずなのです。

“この世には真実など何もありません。この世の一なる元素であると謳われる「愛」すらも、所詮は幻想。ファンタジー。全てをミステリーで説明し、ファンタジーを否定しようとする人間には、愛する資格も、愛される資格もないということかもしれませんね。”

“『うみねこ』は相反する2つの世界を相互に理解しないと、物語の半分しか読めないということになるのです。「ミステリーとファンタジーは同時に存在しうる要素」ということを理解しないと、受け取れる情報量は半減してしまいます。”

“ミステリーとファンタジーという一見相反するものをカオスに受け入れるということ。光は波でありまた粒子でもあり、その双方を理解しないと光は語れないように、真実もまたミステリーのような現実味と、人の心の動きといったファンタジー的側面を理解しなくてはやはり計れない。”

これで充分ではないですか?

>うみねこはアンチミステリーVSアンチファンタジーなのです。

以前にも書きましたが
これは本当に命題なのでしょうか?

ウィキペディアで“アンチ”を調べると
“「反〜」・「非〜」・「抗〜」を表す接頭語”
と出てきました

ミステリーVSファンタジー
ミステリーVS反ミステリー
ファンタジーVS反ファンタジー

これらは命題として成立します

しかし
反ミステリーVS反ファンタジー
って一体何でしょう?

>神と人の子、作家と物語の登場人物
>この関係が同じだと理解できれば、
>フェザリーヌと八城の存在が同じであることに不思議はないのですが。

フェザリーヌは言うなれば上級魔女なわけですが
八城幾子は単なる人間です
同じであるわけがないのです

>造物主より優れた被造物、
>こんな発想ができること自体、
>ケーナさんは造物主という意味が解ってないと思うのですが。

“ドラえもん”は“藤子不二雄”さんが生み出したキャラクターですが
どう考えたって その能力は“藤子不二雄”さんを越えていますよ

>物語の登場人物に過ぎない戦人にとって、
>人の子の八城が造物主(神)となるのです。

この考え方からすると
ちびゆかさんは
“右代宮戦人”なる人物は
現実には存在しないと考えているわけですか?
695: 名前: ケーナ:2012/11/08 04:36ID:b52qtOIF
>>694

読み返してみると
おかしなことを書いていることに気がつきました

>>“ミステリーが内包するジレンマ”へのアンチテーゼが
>>赤字だということは納得していますよね?
>逆なのです。ジレンマを内包する
>本格ミステリーに対するアンチテーゼが赤字なのです。

“ミステリーが内包するジレンマ”
“ジレンマを内包する本格ミステリー”

“ジレンマへのアンチテーゼ”なのか
“本格ミステリーへのアンチテーゼ”なのか

ということですね

“「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり得ないというジレンマに陥るのです。ミステリーがミステリーとして高潔であろうとした結果、自らの存在を否定するに至ったことの何と皮肉か…。これを私は皮肉な意味を込めて“アンチミステリー”と呼んでいます。”

この文章における“これ”とは
“「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり得ないというジレンマ”
のことです

“これ”に代入すると
“(「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり得ないというジレンマ)を私は皮肉な意味を込めて“アンチミステリー”と呼んでいます。”
になります

この文をシンプル化すると

“○○をアンチミステリーと呼んでいます”になります

○○に入るのはジレンマです

ですから“ジレンマをアンチミステリーと呼んでいます”
になります

つまり アンチミステリーとは
“ミステリーが抱えるジレンマ”を指すわけです

そしてこれを竜騎士07さんの発言
“赤文字システムはアンチミステリーなんです。(真相2)”
これに代入してください

すると
“赤文字システムは(ミステリーが抱えるジレンマ)なんです。”
になります

あきらかにおかしいでしょう
696: 名前: ちびゆか:2012/11/08 21:57ID:15NSRECo
ケーナさん>>694 >>695
>“ジレンマへのアンチテーゼ”なのか
>“本格ミステリーへのアンチテーゼ”なのか

>ということですね

そうなのです。

>つまり アンチミステリーとは
>“ミステリーが抱えるジレンマ”を指すわけです

アンチミステリーというのはミステリーに対するアンチテーゼ(反ミステリー)というだけのものなのです。
後期クイーン問題の欠陥だけを指すわけではないのです。
それもひとつのアンチテーゼであり、赤字もひとつのアンチテーゼなのです。

>これで充分ではないですか?

ファンタジーサイドの情報も大事ですよという言葉でしかないと思うのです。
ファンタジー世界が実在するという言葉ではないのです。

>しかし
>反ミステリーVS反ファンタジー
>って一体何でしょう?

単純に小冊子を読んだ場合、その対立軸を生み出しているのは「赤き真実」なのですが。
あなたは彼女の言葉(赤き真実)を信じることができますか?
あなた様は“アンチファンタジー”ですか? “アンチミステリー”ですか?

赤字を信じる(アンチミステリー)VS赤字を信じない(アンチファンタジー)

これだけというのでは、単純すぎるのですが。
ボクとしては、この二つが対立する必要は全くないのですが。

ミステリーの解は演繹により導くと以前言ったのです。
三段論法の場合、「原理」が人間の常識、私たちの基本フォーマットに該当し、
これはアンチファンタジー。絶対の原理。
「事実」は当然、赤き真実であり、これはアンチミステリーであり、絶対の事実

この絶対の原理と絶対の事実から絶対の結論を得るという形がボクの考察の基本なのです。
アンチミステリーとアンチファンタジーはどちらも必要不可欠なのです。
原理なき結論、事実なき結論も妄想なのです。

>フェザリーヌは言うなれば上級魔女なわけですが
>八城幾子は単なる人間です
>同じであるわけがないのです

例えば鳥山明はただの人間にして、同時にドラゴンボールの世界の神(造物主)になるのです。悟空やべジータから見れば鳥山明は神であり、ボクらが見ればただの人間なのです。

>“ドラえもん”は“藤子不二雄”さんが生み出したキャラクターですが
>どう考えたって その能力は“藤子不二雄”さんを越えていますよ

次元が違うのです。ドラえもんは低次元の世界では万能そうにみえるのですが、現実では自由意志すらないただの駒、概念でしかないのです。

>この考え方からすると
>ちびゆかさんは
>“右代宮戦人”なる人物は
>現実には存在しないと考えているわけですか?

そうは言ってないのです。
歴史小説で考えれば解り易いと思うのです。

歴史小説の登場人物は実際にいた人物を、作家が駒のようにライティングしているのです。後世の人間は歴史を傍観することしかできないのです。されど歴史を観劇し、検証、考察ができるのです。
そして新たに独自の歴史書、歴史小説を執筆することが出来るのです。これが戯曲。

「傍観」「観劇」「戯曲」とは歴史家、歴史小説家のお仕事と酷似しているのです。
偽書作家の場合も同様で86年の事件の歴史を傍観、観劇し、そして独自の物語を生み出しているだけなのです。これぞ戯曲。

物語が真実か否かは、現時点では執筆者の信用次第なのです。

前の話に戻りますが、こういった全て人間の理屈でうみねこを解き明かしていくことが、ボクのうみねこへの愛なのです。ファンタジーを妄信することは、うみねこ、ミステリーに対する冒涜のようにも感じるのです。
697: 名前: ケーナ:2012/11/09 07:29ID:72.T1333
ちびゆかさん >>696

>アンチミステリーというのは
>ミステリーに対するアンチテーゼ
>(反ミステリー)というだけのものなのです。
>後期クイーン問題の欠陥だけを指すわけではないのです。
>それもひとつのアンチテーゼであり、赤字もひとつのアンチテーゼなのです。

何故 ここまで理解出来ていて

“ミステリーが抱えるジレンマ”
“ミステリーが抱えるジレンマの解決法(赤字)”

この2つをひとまとめにして
“アンチミステリー”と呼ぶことの矛盾を理解出来ないのでしょう

>ファンタジーサイドの情報も大事ですよという言葉でしかないと思うのです。
>ファンタジー世界が実在するという言葉ではないのです。

ごまかしきれませんでしたか
確かにその通りです

ただ“ファンタジーサイドの情報も大事”とはどういう意味でしょう?
煉獄の七杭 シエスタ姉妹 ロノウェ ワルギリア ガァプ
ベルン ラムダ フェザリーヌ
ドラノール ウィル 理御

この連中はそもそも現実世界には存在しませんから
その存在自体には価値がありません

ということは連中の発言内容に意味があるということになりますが
それだけで作品の構成要素の半分も占めることが出来るでしょうか?

“現実世界と同じようにファンタジー世界も存在する”
この認識なら“作品世界の半分”という認識になると思います

>>反ミステリーVS反ファンタジーって一体何でしょう?
>単純に小冊子を読んだ場合、その対立軸を生み出しているのは「赤き真実」なのですが。
>あなたは彼女の言葉(赤き真実)を信じることができますか?
>あなた様は“アンチファンタジー”ですか? “アンチミステリー”ですか?
>赤字を信じる(アンチミステリー)VS赤字を信じない(アンチファンタジー)
>これだけというのでは、単純すぎるのですが。
>ボクとしては、この二つが対立する必要は全くないのですが。

この解釈は完璧だと思います
素晴らしい!

>鳥山明はただの人間にして
>同時にドラゴンボールの世界の神(造物主)になるのです

>ドラえもんは低次元の世界では万能そうにみえるのですが
>現実では自由意志すらないただの駒、概念でしかないのです。

八城幾子はただの人間ですが
自分の創作した作品(小説)に対しては
神(造物主)になることが出来ます

八城幾子=フェザリーヌと考えると
それではこの作品はどこまでが現実の話で
どこからが八城幾子の創作なのか?
という話になってきます

そしてフェザリーヌの一連の発言には奇妙な点があります
長くなりますが 少し抜粋します

“「そういきり立たずとも良い。私がそなたに求める役割は、駒ではない…。」(フェザ)
「じゃあ何の用で呼び出したの。まさか、あんたの書いたとか言う、新しい物語を読めとでも言う気じゃないでしょうね。」(巫女巫女縁寿)
「その通りだ。……そなたに望むのは駒ではない。元より私は傍観者。あやつらのゲームにちょっかいを出す気など、毛頭も無し…。」(フェザ)
「………意味わかんないわ。あんたは私に何を期待してるの。」(巫女巫女縁寿)
「私のために、ベアトリーチェの紡ぐカケラの観測者であれ。」(フェザ)
「観測者…? よくわかんないけど、お断りよ。」(巫女巫女縁寿)
「かつて。私は戦人を通してカケラを鑑賞していた。……しかし、彼がゲームマスターを継承した今、観測者として相応しくないのだ。私は、心より純粋な気持ちで物語を追っている。その私にとって、今の戦人を通して観測することは、さながら推理小説を逆さに読むにも等しい興醒め…。」(フェザ)
「……お兄ちゃんがゲームマスター?? 何の話をしてるのかさっぱりだわ。」(巫女巫女縁寿)
「さっぱりだろう。知りたいであろう。……私も知りたい。戦人がゲームマスターを継承し、紡ぐ物語がどのようなものか。…そして、戦人が至ったという真実がどのようなものか、私の、自らの思考の旅で追いたいのだ。………私は病の深き身。考えねば鼓動を続けることさえ叶わぬ…。」(フェザ)
「………つまり。…あんたは新しい絵本を、私に朗読してもらいたいってわけ…?」(巫女巫女縁寿)
「そういう解釈でよい。見返りに、そなたもまた自由に思考を旅することが出来る。そなたとて、未だ真相には至っていないはず。………続けたいはずだ。…真相を知る旅を。」(フェザ)”

“「また出たわ、“愛がなければ視えない”。……そのキャッチコピーが、概念的なものとしては通用するのも理解するわ。でも、密室トリックは情愛のカケラの一切混じらない、純粋かつ冷酷な算数パズルよ。………一体、この悪魔たちは、何をヒントだと語っているの…?」(巫女巫女縁寿)
「……私はすでにある答えを持っている。……この悪魔たちの発言は、それが正しいことをさらに教えてくれている…。」(フェザ)”

フェザリーヌは物語の書き手でありながら
同時に物語の読み手でもあります

“私は、心より純粋な気持ちで物語を追っている”
“私も知りたい。戦人がゲームマスターを継承し、紡ぐ物語がどのようなものか。…そして、戦人が至ったという真実がどのようなものか、私の、自らの思考の旅で追いたいのだ。”
“……私はすでにある答えを持っている。”

これらの発言からフェザリーヌ自身
「真相はこうであろう」という考えを持ちながら
真相を知らないことが解ります

これはおそらく
八城幾子が2つのメッセージボトルと
戦人(十八)から聞かされた断片的な情報で
ある程度“六軒島の真実”を推測出来てはいるものの
確証は持てていないことを現すと思われます

その立場で偽書を書いているため
書き手であると同時に読み手でもあることが出来るのです

八城幾子=フェザリーヌがこの世界の神であり造物主であるならば
これはおかしな話です

>ファンタジーを妄信することは、
>うみねこ、ミステリーに対する冒涜のようにも感じるのです。

『うみねこ』は既存のミステリーの枠を超え
本来ならばミステリーと相反する
ファンタジーの世界をも取り入れた
新時代の“超ミステリー”である
という認識では駄目でしょうか?
698: 名前: まる:2012/11/09 18:06ID:85Wftqvh
ケーナさん
八城のEp6のセリフを信ずるのはどうなんですかね
「私はそなたの義姉である」レベルの情報を隠しているわけで。

大体Ep8では書かなかったがその時点でははっきり結婚してる予定だと
作者が言ってる以上傍観者どころかトップクラスに当事者です
客観性など一ミリもなく犯人戦人をかばっていたっておかしくないのです
699: 名前: ちびゆか:2012/11/09 22:32ID:ecKnW/1e
ケーナさん>>698
>“ミステリーが抱えるジレンマ”
>“ミステリーが抱えるジレンマの解決法(赤字)”

>この2つをひとまとめにして
>“アンチミステリー”と呼ぶことの矛盾を理解出来ないのでしょう

その2つは「アンチミステリー」であり、赤字は「それ」(本格ミステリー)に対するアンチテーゼ、後期クイーン問題もアンチミステリーであり、矛盾はないと思うのですが。

>ということは連中の発言内容に意味があるということになりますが
>それだけで作品の構成要素の半分も占めることが出来るでしょうか?

>“現実世界と同じようにファンタジー世界も存在する”
>この認識なら“作品世界の半分”という認識になると思います

ケーナさんはファンタジー世界を信じているようで、実は無視しているだけなのではないのですか?まあ多くの読者がそうなのですが。
EP4のTIPSなど必要ないと以前言ってたのですが、ファンタジーを信じるということは、思考停止の面もあるのです。
ボクは人間の理屈で全て説明するというミステリー的アプローチを常に行っているつもりなのですが、ファンタジーを妄信してしまうと、ミステリー的アプローチを拒絶してしまうようなのです。
ファンタジーを否定するボクが一番ファンタジーを真面目に考えている気がするのですが。

>八城幾子=フェザリーヌと考えると
>それではこの作品はどこまでが現実の話で
>どこからが八城幾子の創作なのか?
>という話になってきます

難しく且つ面白いところなのです。
ただのファンタジーで片付けることはできないのです。

>八城幾子=フェザリーヌがこの世界の神であり造物主であるならば
>これはおかしな話です

この世界を生み出している造物主フェザリーヌが答え合わせを求めているのは、彼女が現実世界、この世に於ける神ではない証だと思うのです。
フェザリーヌは八城の内面世界を統べる存在であるということだと思うのです。

歴史家が歴史書を書いても答え合わせはできないのと同じだと思うのです。
八城は人間である以上、確証は絶対に持てませんのです。

>『うみねこ』は既存のミステリーの枠を超え
>本来ならばミステリーと相反する
>ファンタジーの世界をも取り入れた
>新時代の“超ミステリー”である
>という認識では駄目でしょうか?

ボクの中にはミステリーとは謎が人間の理屈で全て解明出来るというものだと思っているのです。
超ミステリーというより、真本格といった感じなのです。

新本格を超え、真本格というべき代物だと思うのです。
700: 名前: ちびゆか:2012/11/09 23:56ID:f2XL1acx
追記
>八城幾子=フェザリーヌと考えると
>それではこの作品はどこまでが現実の話で
>どこからが八城幾子の創作なのか?
>という話になってきます

曖昧に答えてしまったのですが、全て八城の創作としますのです。
GMが用意した話である以上、全て創作世界なのです。

一見八城創作はEP1、2のボトメの存在と矛盾すると思えるのですが、メタ世界の連続性を考えると八城創作でなければならないという考えなのですが。

701: 名前: ケーナ:2012/11/10 06:21ID:9dc1e5Nr
まるさん >>698

>八城のEp6のセリフを信ずるのはどうなんですかね
>「私はそなたの義姉である」レベルの情報を隠しているわけで。

縁寿は十八(戦人)の妹なわけですから
十八(戦人)の許可なくして
幾子が勝手に話をすることは出来ないでしょう

僕は基本的に登場人物を信じているので
情報を伏せることはあっても
嘘をつくことはないと思っています
(後に真実が明かされる一部の例外を除いて)
702: 名前: ケーナ:2012/11/10 06:25ID:9dc1e5Nr
ちびゆかさん >>699 >>700

>赤字は「それ」(本格ミステリー)に対するアンチテーゼ
>後期クイーン問題もアンチミステリーであり、矛盾はないと思うのですが。

赤字はミステリーへのアンチテーゼです
それゆえ「赤字はアンチミステリー」になります

そして「ミステリーが内包するジレンマをアンチミステリーと呼ぶ」
ということですから
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」にもなります

「赤字はアンチミステリー」
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」

この両者が並立出来るからには
竜騎士07さんの主張に矛盾があるということです

>ファンタジーを信じるということは、思考停止の面もあるのです。

これは確かにそうです
しかし『うみねこ』を合理的に説明しようとすると
逆にファンタジーを認めないと説明出来ないのです

>この世界を生み出している造物主フェザリーヌが答え合わせを求めているのは
>彼女が現実世界、この世に於ける神ではない証だと思うのです。
>フェザリーヌは八城の内面世界を統べる存在であるということだと思うのです。

この考え方の方向性は正しいと思います
フェザリーヌは『うみねこ』という作品における
現実世界の造物主ではないでしょう

>曖昧に答えてしまったのですが、全て八城の創作としますのです。
>GMが用意した話である以上、全て創作世界なのです。

こうなってくると
「では『うみねこ』という作品の現実世界には何の意味があるの?」
ということになってきます
そして「どこからどこまでが八城幾子の創作なの?」
ということにもなってきます

創作説の限界ですね

>一見八城創作はEP1、2のボトメの存在と矛盾すると思えるのですが
>メタ世界の連続性を考えると八城創作でなければならないという考えなのですが。

これは“ヤス=幾子説”を採ればクリア出来ますし
そもそも「全て幾子の創作」ということなら
メッセージボトルなど現実に存在する必要はないでしょう

創作説を採るなら
どの部分が創作で どの部分が現実なのか
きちんと切り分ける必要がありますし

説得力を持たせるためには
切り分けの根拠を示す必要があるでしょう

僕にはこれは無理なので
創作説は捨てました
703: 名前: まる:2012/11/10 12:15ID:82Vk7IkE
>十八(戦人)の許可なくして
>幾子が勝手に話をすることは出来ないでしょう

これは反論受けそうな意見ですけど

十八はどこかの時点で戦人の記憶を嫌って自殺までしており
原則として徹底的にエンジェと交渉することを拒んでいます
(それも嘘という意見もなくはないですが)

とするとどこかの時点で完全に十八のコントロールを離れて幾子のみの意見で書かれていてもおかしくありません
これは個人的意見ですがEp6以降十八のチェックは一切ないのではないかと思います

なぜならどんなに遅くともEp5段階で執筆者は真相に至っているはずであり、
その時点で自殺を試み値得るはずであり、エンジェとの一切の交渉を全てを思い出したうえで拒んでいるはずだからです。
到底作者名(小説家の十八だと書いちゃってますよね)をおおっぴらに明かしす内容に合意するとは思えません

プロットが戦人で執筆が幾子というのは八城十八コンビの一般小説について述べたのみであって
偽書も毎回必ずその分担で書いているとまではいっていません
704: 名前: ケーナ:2012/11/11 09:54ID:8e0tFjn2
まるさん >>703

>どこかの時点で完全に十八のコントロールを離れて
>幾子のみの意見で書かれていてもおかしくありません
>これは個人的意見ですがEp6以降
>十八のチェックは一切ないのではないかと思います

僕がこの件についてどのように考えているかと言いますと
(大体『最考考』で書いたことの抜粋になりますが…)

まず八城幾子は十八が右代宮戦人であったことを知ります
そこで「絵羽と縁寿の置かれている状況を、戦人は何とかしたいと思うに違いない」
と考え

“六軒島爆破事故の真実を知り、同情している者がいることを絵羽に伝える”
“縁寿やあるいは心ある世間の人に六軒島爆破事故の真実を伝える”
この2つの目的で偽書を書くことにします

しかし 幾子が歪んだ性格をしているためか
あるいは戦人の記憶に苦しむ十八を案じてか
それとも複数の偽書を書くにはそのほうが都合が良いと思ったのか

幾子は十八から事故の詳細を訊くことなく
自分の推理だけで偽書を書くことにします

その結果生まれたのが
EP3~6の元になった4つの偽書です

おそらく偽書の執筆に十八は全く関わっていないか
もしくは内容をチェックして
おかしなところを指摘したくらいだと思います

そしてEP7と8は元になる偽書自体が
存在しないと考えています

>到底作者名(小説家の十八だと書いちゃってますよね)を
>おおっぴらに明かしす内容に合意するとは思えません

偽書は“伊藤幾九郎〇五七六”のペンネームで発表されており
その正体が八城十八であることに気がついたのは
幾子曰く「縁寿だけ」です
705: 名前: まる:2012/11/11 12:22ID:0bHNYjpM
そうではありません。
Ep6が世間に公開されてるならエンジェと八城のシーンも含まれるはずです
(妹ベアトと出会ってるから最上層シーン飛ばせば話にならない)
とするとあの時点で世間に伊藤幾九郎〇五七六=八城十八と明かしているわけです

「現実の」エンジェ絵羽は大金持ちでしょうからep6よんでただ空想で書いてるのではない
とみなされたら押しかけられる可能性は十分あります
最低でも出版社には住所を教えないわけにはいかないでしょうから
エンジェ絵羽にとっては容易に調べがつくことです
(だいたい最後まで伊藤幾九郎〇五七六=八城と世間に明かして無いなら
ep8発表会が成り立たない)
706: 名前: ケーナ:2012/11/11 21:19ID:8e0tFjn2
まるさん >>705

>Ep6が世間に公開されてるならエンジェと八城のシーンも含まれるはずです

「これをこの場で説明するのは大変なので『最考考』を読んでください」
と書こうかと思いましたが 説明してみます
(本文からの引用は省きますので確認したい場合は『最考考』をご覧下さい)

まずメッセージボトルのノート片は
ワインボトルに収まる程度の内容です
(コミックを信じるならば9枚程度)

一方で『うみねこ』のEP1はアマゾン辺りで確認して欲しいのですが
上下巻で600ページ以上
到底 9枚の紙に収まる内容ではありません

そして大月教授曰く
“右代宮真里亞の署名が入った日記風手記”です

ところがEP1は右代宮戦人の一人称です

これらから判断するに
メッセージボトルのノート片と
EP1は同じものではありません

僕はEP1というのは
現実世界に実在する
メッセージボトルのノート片9枚に書かれた内容を核にして
大幅に拡張したものだと考えています

そして偽書はメッセージボトルの偽物です
ということは文章のスタイルや文章量は
メッセージボトルを模倣しているはずです

何故 楼座とベアトリーチェの出会いや
金蔵とビーチェのロマンスなど
本人以外は知りえない情報が
各EPに含まれているかといいますと

メッセージボトルや偽書には
そんなこと書いていないからです

幾子が縁寿に見せた
『Dawn of the golden witch』も
それは同じはずです
ちなみにこれ“EP6”がついていませんよね
そこがミソです

そもそもEP6には偽書を読んでいる縁寿自身が登場しているわけで
それを縁寿が読んでいるのでは話が無茶苦茶です

“縁寿と八城の物語を巡る議論は、物語を読み終えても、長く続けられていた。”
“時計は、ここで彼女と会ってから、せいぜい2~3時間を回った程度だ。……時間の感覚が、とても不思議だった…。”

600ページの原稿を読んで
(途中で脱線しながら)
さらに長い時間議論しているのに
2~3時間で済むわけがありません

>(だいたい最後まで伊藤幾九郎〇五七六=八城と世間に明かして無いなら
>ep8発表会が成り立たない)

八城幾子は単に自分が『一なる真実の書』を所持していることを公表し
そしてその発表会をすると宣言しただけです
伊藤幾九郎〇五七六が偽書を発表したこととは
全く関係ありません(世間の人にとっては)
707: 名前: ちびゆか:2012/11/11 21:37ID:4aAHKhq.
ケーナさん>>702
>赤字はミステリーへのアンチテーゼです
>それゆえ「赤字はアンチミステリー」になります



>そして「ミステリーが内包するジレンマをアンチミステリーと呼ぶ」
>ということですから
>「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」にもなります



赤字は「それ」に対するアンチテーゼ、「それ」を勝手にアンチミステリーだと解釈しているのです。「それ」とは本格ミステリーを指すのです。

アンチミステリーに対するアンチテーゼという言葉自体がばかばかしいのです。
例えば反体制に対するアンチテーゼはただの体制になるのです。

ベアトはミステリー(体制)は実にくだらなく、バカバカしいと反体制側(アンチミステリー)の立場からミステリー(体制)を批判しているのです。
当然、赤字は本格ミステリー(体制)に対するアンチテーゼとなり、
反体制に対するアンチテーゼでは何の意味もないのです。

>これは確かにそうです
>しかし『うみねこ』を合理的に説明しようとすると
>逆にファンタジーを認めないと説明出来ないのです

謎とは解らないことであり、解らないことがファンタジーの証明にはならないのです。

>こうなってくると
>「では『うみねこ』という作品の現実世界には何の意味があるの?」
>ということになってきます

事実を確定させる足場が、わずかに垣間見える現実世界なのです。そして赤き真実。十分な足場だと思うのです。

>そして「どこからどこまでが八城幾子の創作なの?」
>ということにもなってきます

GMが用意したシナリオであるなら全部創作なのです。
創作世界である以上、現実と切り分ける必要もないのです。
708: 名前: ケーナ:2012/11/12 04:06ID:32hqmjse
ちびゆかさん >>707

>アンチミステリーに対するアンチテーゼという言葉自体がばかばかしいのです。
>例えば反体制に対するアンチテーゼはただの体制になるのです。

そういう馬鹿馬鹿しいことを
竜騎士07さんが書いているということです
(竜騎士07さんがこのやり取りを読んだら傷付くだろうなー)

結局 その原因はこれ
「ミステリーが内包するジレンマをアンチミステリーと呼ぶ」
こんな馬鹿な定義をしてしまったからです

何故 赤字がミステリーへのアンチテーゼなのかというと
ミステリーが後期クイーン問題という欠点を抱えているからです
(この考え方自体 既におかしいのですが)

そして後期クイーン問題と“ミステリーが内包するジレンマ”は同義です

それ故
「赤字はアンチミステリー」
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字は後期クイーン問題へのアンチテーゼ」
「赤字はミステリーが内包するジレンマへのアンチテーゼ」
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」

これら全てが並立してしまうのです

これは理解してしまえば何でもないことですが
僕も理解するまでに無茶苦茶苦労しました
今にして思えばなんであんなに苦労したのか
逆に理解できません

>>そして「どこからどこまでが八城幾子の創作なの?」
>>ということにもなってきます
>GMが用意したシナリオであるなら全部創作なのです。
>創作世界である以上、現実と切り分ける必要もないのです。

それならば右代宮戦人なる人物は創作であり
現実世界には存在しないことになります

さらに言えば八城幾子なる人物も創作であり
現実世界には存在しないことになります

六軒島も創作 右代宮家も創作

そうなってくるとこの作品を考察する意味自体が
なくなってしまいます
709: 名前: maru:2012/11/12 13:42ID:d72Cxrrw
>(コミックを信じるならば9枚程度)
これはあくまでイメージととるべきでしょう

一体どこまでボトルメールと各EPが一致するのか、というのはいろいろ議論になっていましたが
我らの告白の内容を信ずる限り「完成品」はそれなりに物語としての装飾がなされており
上層階の推理バトルも含み、挿絵付の大作です

大体、八城チームの偽書の評価理由にはっきり「分量」がオリジナルに匹敵する
事も書かれています。これはとりもなおさずちょっと趣味で書くには長い、
程度の分量はあることを示唆します
(コミックの該当シーンより我らの~ほうが確か後であったはずだからこちらを正式とみるべき)

ワインボトルの中にはかなり大振りのものもあります
600ページなら詰め込めなくはありません
710: 名前: ケーナ:2012/11/12 20:21ID:32hqmjse
maruさん >>709

>我らの告白の内容を信ずる限り
>「完成品」はそれなりに物語としての装飾がなされており
>上層階の推理バトルも含み、挿絵付の大作です

“完成品”というのは
現実世界に存在する
メッセージボトル及び偽書の内容を
魔女であるベアトリーチェが
ゲーム盤として拡張したものです

そして実際のEPはそのゲーム盤を
プレイヤーである戦人なりヱリカなりが
プレイしたものの記録です

>大体、八城チームの偽書の評価理由に
>はっきり「分量」がオリジナルに匹敵する
>事も書かれています

“オリジナル”というのは
2つのメッセージボトルのことです
ですからEP4に以下のようにある通り
“2つのワインボトルの中には、ノート片が何枚もぎっしり詰められていた”
二桁の枚数は行かない程度の量なのです
(10枚以上なら“十数枚”20枚以上なら“数十枚”になります)

“2つのボトルの中身は、どちらも事故前日から当日までを記した日記風の手記です。しかし、その内容はまったく異なったのです。まるで、どちらかが真実で、どちらかが虚偽のように。あるいは両方とも虚偽なのかもしれない。…しかし、始まりと終わりだけは一致するのです。始まりは、親族たち18人は台風で島に閉じ込められた。そして終わりは、全員が死に、黄金の魔女が蘇り、全ては黄金郷に飲み込まれる”

EP2を思い出して欲しいのですが
最初の方に結構 過去の話が入ります
譲治と紗音の沖縄デート
譲治と紗音の馴れ初め
紗音とベアトの出会い
朱志香と嘉音のロマンス

大月教授の説明から考えると
こんなのがメッセージボトルに書かれているわけがないのです
711: 名前: ケーナ:2012/11/13 19:08ID:21YOV2bg
『続・最考考』を更新しておきました

これで手元にある情報は全て吐き出してしまいました
また何か新しい切り口が見つかるまで更新は保留です

ちなみにコミックEP8に関する解釈がかなり変わりました
712: 名前: ちびゆか:2012/11/14 00:08ID:95r0B7ch
ケーナさん>>708
「 推理ぃ? ミステリー? 本格ゥ? あっひゃははははははははははは!! ばァかばかしいぃいいぃ!! ボクちゃんはミステリー文庫で新刊を買ったら、まず先にママに読んでもらうといいさ。そして「この本はボクにも解ける?」と聞いて、ママが頷いてくれたのだけ読めばいいさ! ママに咀嚼(そしゃく)してもらった離乳食だけくってりゃあいいんだよゥ、うっひぇっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁ!!

 ──だからお嬢様、そういうのが品がないと申しています。

 ベアトリーチェさまが使われる「赤き真実」は、それに対するひとつのアンチテーゼと申せましょう。」

このベアトの「推理ぃ? ミステリー? 本格ゥ?」と本格ミステリーに対する発言が「それ」なのです。そして「それ」は「そういうのが品がない」にもしっかり該当していますのです。

「ドラクエ? FF? 本格RPG? あっひゃははははははははははは!! ばァかばかしいぃいいぃ!!」 
「ベアトリーチェさまが遊ばれている「ポケモン」は、それに対するひとつのアンチテーゼと申せましょう。」

この場合、ポケモンは本格RPGに対するアンチテーゼ、となるのです。
ポケモンはアンチ本格RPGに対するアンチテーゼと読むのはただの誤読なのです。

ケーナさんは「それ」を勝手に「この世は証明不可能」と文脈を無視した読み方をしているのです。
その勝手な読解を以って、自分が正しく竜騎士先生の説明が間違っているというのは言語道断なのです。
713: 名前: ケーナ:2012/11/14 03:54ID:91lLd7qP
ちびゆかさん >>712

>この場合、ポケモンは本格RPGに対するアンチテーゼ、となるのです。

別にこの読み方でも話は同じです

この読み方から出てくる竜騎士07さんの主張は
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」です

そしてインタビュー及び対談に書いてあるのが
「赤字はアンチミステリー」

『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』
の以下の部分

“「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり得ないというジレンマに陥るのです。ミステリーがミステリーとして高潔であろうとした結果、自らの存在を否定するに至ったことの何と皮肉か…。これを私は皮肉な意味を込めて“アンチミステリー”と呼んでいます。”

この部分から読み取れるのが
「赤字は後期クイーン問題へのアンチテーゼ」
「赤字はミステリーが内包するジレンマへのアンチテーゼ」

なぜならミステリーが“後期クイーン問題=ミステリーが内包するジレンマ”
を持つが故に
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」であり
「赤字はアンチミステリー」なのですから

そして“ミステリーが内包するジレンマ=アンチミステリー”
ですからそのまま代入すると
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」

これで以下の全部が揃いました

「赤字はアンチミステリー」
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字は後期クイーン問題へのアンチテーゼ」
「赤字はミステリーが内包するジレンマへのアンチテーゼ」
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」

ちびゆかさんがこだわっている部分は
この解釈にとってはどうでも良い部分なのです

ポイントは“ミステリーが内包するジレンマ”を
アンチミステリーと呼んでしまったことにあります

ちなみにコミックEP8の解釈が
かなりちびゆかさん寄りになりましたので
ご確認ください

そう言えば >>711ではURLを書いていませんでした
(別に今までどおりなのですが…)

http://keena/。web。fc2。com/zokusaikoukou。html
(例によって“。”はピリオドに変換)
714: 名前: ちびゆか:2012/11/14 22:28ID:60pACmAK
ケーナさん>>713
まいったなあ。ジョーカー9月号のウェンチェスターの説明は作画ミスとしか思えないのです。

00ゲージ、M1897の存在は疑う余地はないはずなのですが。
「ただし、その過剰過ぎる戦闘力は非人道的とされており、戦場で投降した際には、私刑や虐待を受けることも少なくない」(TIPS)

これは第一次世界大戦で使用されたソートオフのM1897のことを意味していると銃器に詳しい人なら確実に想起できる内容なのです。
探偵の見立てでも「マグナム弾とかショットガンとか、そういう強力なもので頭を砕かれたのではないか」とあり、火薬の量を半分にしたバードショットの410でも頭部を半壊させる威力があるとは思えないような気がするのです。
何の為に大型のケモノ用の00ゲージの説明をわざわざしたのか。意味のない説明をわざわざするとは考えられないのです。

>この部分から読み取れるのが
>「赤字は後期クイーン問題へのアンチテーゼ」
>「赤字はミステリーが内包するジレンマへのアンチテーゼ」

全くの詭弁なのです。
“「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり得ないというジレンマに陥るのです。ミステリーがミステリーとして高潔であろうとした結果、自らの存在を否定するに至ったことの何と皮肉か…。これを私は皮肉な意味を込めて“アンチミステリー”と呼んでいます。”

ここから読み取れるのは後期クイーン問題の欠陥をアンチミステリーと先生が呼んでいるというだけなのです。赤字は関係ありませんのです。

>ちびゆかさんがこだわっている部分は
>この解釈にとってはどうでも良い部分なのです

赤字がアンチミステリーに対するアンチテーゼというのはただの誤読であり、どこにも書いていないということなのです。

>ちなみにコミックEP8の解釈が
>かなりちびゆかさん寄りになりましたので
>ご確認ください

魔方陣の件で以前、探偵以外の観測者と探偵の観測とで使い分けているとボクは言ったのですが、そこは納得したのですか?
「結果を残す幻想?」とかドアノブににも魔方陣が描かれており、型紙とスプレーはありえないというのは訂正したのですか?

戦人が霧江の実子というのも漫画でもう出たのですか。
よく読めば、関係者(医者)が供述し、1998年の世界では周知の事実となったとあるのです。
そして「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」という赤字と矛盾していることには変わりはないのです。
715: 名前: ケーナ:2012/11/15 04:41ID:7cehp/8D
ちびゆかさん >>714

>ジョーカー9月号のウェンチェスターの説明は作画ミスとしか思えないのです。

ここに来てそれはないでしょう
竜騎士07さんを信じるのではなかったのですか?

コミックEP8のコメントから伺える通り
竜騎士07さんはかなり力を入れています
少なくともコミックEP8に関しては
監修ミスはありえないと思います

>何の為に大型のケモノ用の00ゲージの説明をわざわざしたのか
>意味のない説明をわざわざするとは考えられないのです

以前 ちびゆかさんが“M9410”は2001年に出た銃だった
と書いておられましたが
これだって金蔵のコレクションに加える必要はないのではないですか?
(1986年の六軒島に存在するわけがないのですから)

“00鹿撃ち散弾”はシエスタ00のモデルですから
そのための説明だと考えるのが自然だと思います

M1894で額に押し付けて撃った弾丸によって
後頭部に拳ほどの穴を開けられるわけですから
コミックEP8の説明で
あの場面との整合性を提示されただけに過ぎません
(僕の「この威力で充分」という説明は当たっていたわけです)

>ここから読み取れるのは後期クイーン問題の欠陥を
>アンチミステリーと先生が呼んでいるというだけなのです。
>赤字は関係ありませんのです。

ちびゆかさんは
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字はアンチミステリー」
この2つをどのように解釈していますか?

何故 赤字はミステリーへのアンチテーゼなのですか?
何故 赤字はアンチミステリーなのですか?

竜騎士07さんの言葉を引用してもらって結構ですし
ちびゆかさんの言葉で説明してもらっても構いませんので
教えてください

>魔方陣の件で以前、探偵以外の観測者と探偵の観測とで使い分けている
>とボクは言ったのですが、そこは納得したのですか?

僕はそういう不自然なことはありえないと思っています
ちなみに
http://keena/。web。fc2。com/comicgazou/ep3mahoujin2。jpg
(例によって“。”は“ピリオド”に変換)
これは戦人が目撃しています

>戦人が霧江の実子というのも漫画でもう出たのですか。
>よく読めば、関係者(医者)が供述し、1998年の世界では
>周知の事実となったとあるのです。

これでもう充分なのではないでしょうか?
この期に及んで嘘情報を書く意味はないと思います
まさかこれも作画ミスとか言うつもりではないでしょうね

>そして「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」
>という赤字と矛盾していることには変わりはないのです。

明日夢が死産した子どもの名前は出てきていませんから
その子どもの名前が“戦人”なら
別に矛盾はありません
716: 名前: ちびゆか:2012/11/15 23:28ID:53bACXzZ
>ここに来てそれはないでしょう
>竜騎士07さんを信じるのではなかったのですか?

前向きに考えているからこそ、おかしいのです。先生が意味のない説明をしたというのがおかしいと言っているのです。

>以前 ちびゆかさんが“M9410”は2001年に出た銃だった
>と書いておられましたが
>これだって金蔵のコレクションに加える
>必要はないのではないですか?

これはモンティホール問題と同じで、露骨に86年に存在できないものを出しているのです。86年が枝分かれして複数の86年が存在しているという机上の空論のような世界ではなく、その世界(少なくともEP8)は確実に86年より未来の世界に位置を置く者により生み出されている証拠なのです。
M9410は01か02年に出た銃だから98年よりも未来ということになるのです。

M1897はおよそ100年前の銃なので、この問題とは関係ないと思うのです。

>M1894で額に押し付けて撃った弾丸によって
>後頭部に拳ほどの穴を開けられるわけですから
>コミックEP8の説明で
>あの場面との整合性を提示されただけに過ぎません

EP7のそれはライフル弾の話なのです。バードショットの410ゲージで人間の頭部を吹き飛ばしてしまうというのは信じ難いのです。あの場面との整合性は少なくともライフル弾と散弾の違いがあり、関係はないはずなのです。

>ちびゆかさんは
>「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
>「赤字はアンチミステリー」
>この2つをどのように解釈していますか?

まずこの2つは同じなのです。
アンチミステリー=ミステリーへのアンチテーゼ。

赤字がアンチミステリーなのは、推理に必要な情報を神託、魔法のようなもので与えてしまうというのは、常識的に既存のミステリーと異なり、アンチミステリーなのです。
小冊子の文脈的には、後期クイーン問題の欠陥を抱え、更に人間にはこの世は完全証明不能、赤字とはこういった実にくだらない本格ミステリーに対するアンチテーゼである、となるのです。

先生のインタビュー、小冊子の締め、これら全体で考えれば、赤字とは本格ミステリーに対するアンチテーゼというのは疑いようはないはずなのですが。

717: 名前: ちびゆか:2012/11/15 23:54ID:35eOEPSv
追記
>僕はそういう不自然なことはありえないと思っています
>これは戦人が目撃しています

ボクが言いたいのは、探偵以外の観測者は、「粘液」とか「ネバツイタ」という主観を持っているのです。探偵の主観はただの不気味な赤い塗料というだけなのです。

>これでもう充分なのではないでしょうか?
>この期に及んで嘘情報を書く意味はないと思います
>まさかこれも作画ミスとか言うつもりではないでしょうね

入れ替えがあったことは事実だと思うのです。それはそれ。
その場合、ボクらが認識している戦人は霧江から生まれていて、「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」の赤字との矛盾、これを事実上、二人の戦人がいるという理屈で解決するのは非常に面白くないということなのです。

ところでもう1人の赤ん坊(明日夢の赤ん坊)は何処に消えたのですか?駒の証言以外で何か死産だったことは証明されているのですか?
718: 名前: ケーナ:2012/11/16 08:36ID:b1gM.tVf
ちびゆかさん >>716 >>717

>M9410は01か02年に出た銃だから98年よりも未来ということになるのです。

モンティホール問題を含め
この作品には1986年以降の情報がいくつか出てきますので
このこと自体には特に意味を感じませんが
ダメ押しでさらに未来の情報を入れ込んできたというのは
確かに考えられます

ただ正直 何故M9410なのか
良く解りません

現在入手できるレバーアクション式のライフルで
もっとも一般的なライフルなのかもしれませんし

410ゲージショットシェル用で
しかもレバーアクションとなると
その種類が非常に限られるのかもしれません
(改造したM1894とこの銃しかないのかも)

>EP7のそれはライフル弾の話なのです
>あの場面との整合性は少なくともライフル弾と散弾の違いがあり
>関係はないはずなのです。

ちなみにちびゆかさんは
EP7で留弗夫の後頭部に
拳ほどの大きさの穴を開けたのは
M1894とどっちの弾の組み合わせと考えていますか?

>小冊子の文脈的には、後期クイーン問題の欠陥を抱え
>更に人間にはこの世は完全証明不能
>赤字とはこういった実にくだらない本格ミステリーに対するアンチテーゼである
>となるのです。

ちびゆかさんの赤字の解釈に
全く問題はないと思います

上記引用文を赤字を主語にして書き直すと
以下になります

“赤字とは(後期クイーン問題という欠陥を抱え、更に人間にはこの世は完全証明不能であるにも関わらず、徹底的に算数的パズルであろうとする)本格ミステリーに対するアンチテーゼである”

つまり赤字とはミステリーを全面否定するものではなく
ミステリーが内包する欠陥へのアンチテーゼです

言うなれば「このシチューはおいしいけど、ちょっと肉の臭みが出てるよね。ハーブを加えると臭みが消えてもっとおいしくなるよ」
というものです

シチューそのものを否定しているわけではなく
僅かに抱える問題点を解決するものなのです

そして竜騎士07さんはその僅かに抱える問題点を
「アンチミステリーと呼ぶ」としてしまいました

だから「赤字は(ミステリーが抱える)アンチミステリーへのアンチテーゼ」
なのです

おそらく ちびゆかさんもしばらく前の僕と同じく
必要な情報は揃っているのに
何故か理解できない状態なのだと思います

僕だって散々考えて
それでも解らなくて
『続・最考考』を書き始めたら突然 理解できました

頭を切り替えるために
しばらくこの問題は忘れてみると良いかもしれません

>探偵以外の観測者は、「粘液」とか「ネバツイタ」という主観を持っているのです
>探偵の主観はただの不気味な赤い塗料というだけなのです。

探偵権限がどの程度の力を持つのか解りかねますが
普通の人間にはスプレーと筆の違いが見抜けず
探偵には見抜ける
という程度で良いのではないでしょうか?

>「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」の赤字との矛盾
>これを事実上、二人の戦人がいるという理屈で解決するのは
>非常に面白くないということなのです。

僕はむしろ 赤字の絶対性とその潜り抜け方を示唆する
非常に面白い話だと思います

>ところでもう1人の赤ん坊(明日夢の赤ん坊)は何処に消えたのですか?
>駒の証言以外で何か死産だったことは証明されているのですか?

この辺りは説明するまでもないことですし
断定的に書いてもつまらないだけですので
特に言及していないだけだと思います
(赤字の組み合わせで答えはひとつに確定していますから)
719: 名前: ちびゆか:2012/11/16 21:21ID:38HVME/t
ケーナさん>>718
>ただ正直 何故M9410なのか
>良く解りません

同じようなウェンチェスターライフルだからなんじゃないのかなあ?

>EP7で留弗夫の後頭部に
>拳ほどの大きさの穴を開けたのは
>M1894とどっちの弾の組み合わせと考えていますか?

頭部貫通なら45ロングコルト弾だと思うのです。散弾では人間の頭部は貫通しないと思うのですが。

>ちびゆかさんの赤字の解釈に
>全く問題はないと思います

問題ないならそれが正しい解釈となるのです。

赤字をアンチミステリーに対するアンチテーゼと読むのは矛盾点がいくつもあるのです。

①先生自身がインタビューで赤字はアンチテーゼだと何度も言っている。
②ベアトがようこそアンチミステリーの世界へとアンチミステリーを支持する立場であるのに、ベアトが使う赤き真実がアンチミステリーに対するアンチテーゼというのは矛盾している。
③あなたは彼女の言葉(赤き真実)を信じることができますか?
あなた様は“アンチファンタジー”ですか? “アンチミステリー”ですか?
この赤字を信じるか否かという問いは赤字をアンチミステリーとしなければ、意味の解らない問いになってしまう。

赤字は本格ミステリーに対するアンチテーゼという解釈は矛盾がないのです。
矛盾がない解釈の方が正しい解釈のはずなのです。

>普通の人間にはスプレーと筆の違いが見抜けず
>探偵には見抜ける
>という程度で良いのではないでしょうか?

以前言った「結果を残す幻想?」というケーナさんの考え方が問題があると思うのです。探偵の主観以外保障されていないのに、親族たちが見た魔方陣が~だから~であるという考え方、これはルールの誤認ではと思うのです。

>僕はむしろ 赤字の絶対性とその潜り抜け方を示唆する
>非常に面白い話だと思います

読者が認識している戦人が霧江から生まれている以上、「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」という赤字と矛盾しているのです。明日夢の子が死産なら名もなき赤ん坊なのです。
720: 名前: ケーナ:2012/11/16 23:23ID:b1gM.tVf
ちびゆかさん >>719

>頭部貫通なら45ロングコルト弾だと思うのです

やはりそう来ましたか
僕は45口径ロングコルト弾はありえないと思います

というのはこの弾丸を使用したと思われる描写が
EP1と『我らの告白』に出て来ます

“…夏妃伯母さんの額には、…まるで、ピジョンブラッドの煌きを一粒、あしらったかのよう。……そして、……そこから一筋の、……血の化粧が、目元を掠めて、表情を横断していく……。(EP1)”

“ベアトは絞殺道具を仕舞うと、次に傍らのライフルを取る。そして熊沢のふくらはぎの辺りに狙いを付け、引き金を引いた。銃声は軽い。……ドラマや映画で聞くような、ドギューンなどという音ではない。せいぜい、シャンパンの栓を抜いたくらいの音だった。しかし、血の塊が飛び、そこにはぶくぶくと血の溢れ出す痛々しい穴が穿たれた。今度はピンセットを手に取り、……そこを抉る。たった今、ふくらはぎを撃った銃弾を穿り出しているのだ。(『我らの告白』)”

これらの描写と以下のEP7における留弗夫の描写

“後頭部には握り拳ほどの大きさに、ぐずぐずの挽き肉状の穴が開き、……その中身を外気に晒していた。”

あまりに差がありすぎるため
どう考えても45口径ロングコルト弾ではないでしょう

ただ 再三指摘している通り
同じM1894を使いながら
ここまで差があるのは少し不思議ですが
45口径ロングコルト弾と
410ゲージショットシェルでは
火薬の量が違うのかもしれませんし
散弾の特性によるのかもしれません

そう言えば 1つ気になっていることがあるのですが
http://keena/。web。fc2。com/comicgazou/ep8gun1。jpg

これでM1894は3丁しかありませんよね
もしかすると金蔵のコレクションはM1894が4丁なのではなくて
M1894が3丁 M1897が1丁なのかもしれません

“ばたりと夏妃は仰向けに倒れる。後頭部を床に打ち付けた時、赤い飛沫がびしゃりと放射状に広がって、……彼女の死に顔を飾る一輪の花になった…。(EP7)”

これは絵羽が最初に銃を撃った時ですが
45口径ロングコルト弾っぽくない状況です

“破裂音が再び鳴り響いた。秀吉の顔に、返り血が浴びせられる。二人は、蔵臼の持つ銃を押し合うような形で取っ組み合っていたのだ。その銃口が、蔵臼の顎の下に入る形になった時、………黄金の部屋で嘲笑う、姿無き死神は、再び同じ鎌を振るった。蔵臼の口から、……血が、とろりと筋を引く。(EP7)”

これは蔵臼の銃ですが
45口径ロングコルト弾っぽい感じです

“「あなたたちの足元に落ちている、蔵臼兄さんの銃と、絵羽姉さんの銃。どちらも発砲済みだわ。でも、楼座さんの銃は引き金を引くだけで弾が撃ててしまう。……レバーアクションは慣れないとリロード、難しいのよ。素人じゃなかなか出来ないわ。」(EP7)”

“絵羽と秀吉は慌てて足元の銃を拾い上げる。(EP7)”

“撃たれた時、落とした自分の銃は、レバーハンドルが開いたままの状態で固まってしまっている。どう力を入れても、それ以上、開かないし、また、戻りもしない。……弾詰まりを起こして壊れてしまっているようだった。……霧江が言っていた。慣れていないと、弾を装填するのは難しいと。「お願い、あなた……。力を貸して……。………譲治を守るために、……力を貸して……。」秀吉の手には、あの時、拾おうとした蔵臼の銃が。(EP7)”

つまり最初に絵羽が持っていた銃がM1897で
一旦手放した時に蔵臼のM1894と入れ替わり

そして再び手にしたのがM1897だったのかもしれません

まあこれはEP7のコミックでこの場面を見れば解ることなので
それまで保留ということにしておきましょう
(下手をするとコミックEP7はコミックEP8より楽しみかも)

>赤字をアンチミステリーに対するアンチテーゼと読むのは矛盾点がいくつもあるのです。
>赤字は本格ミステリーに対するアンチテーゼという解釈は矛盾がないのです。
>矛盾がない解釈の方が正しい解釈のはずなのです。

たぶん 僕がこれをなかなか理解できなかったのは
既に“後期クイーン問題”の解釈で
ポカをやらかしている竜騎士07さんが
重ねてポカをやらかすとは考えづらかったからだと思います

ちびゆかさんの指摘する通り
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
というのはおかしいです
何せ「赤字はアンチミステリーなんです」
と本人が発言しているのですから

しかし これが並立してしまうのが
竜騎士07マジック
全ての原因はこれ

“「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり得ないというジレンマに陥るのです。ミステリーがミステリーとして高潔であろうとした結果、自らの存在を否定するに至ったことの何と皮肉か…。これを私は皮肉な意味を込めて“アンチミステリー”と呼んでいます。”

この発言が全てです

たぶん 僕が説明出来ることはこれまでのやり取りで
説明し切ってしまったと思います
あとはちびゆかさんが理解出来るかどうかです
折を見て上記発言を読み返してみれば
いつか理解出来ると思います

僕がこれを理解出来たのは >>675の時点ですので
それ以降の僕の発言を読み返してもらっても
やはり理解の助けになると思います

>親族たちが見た魔方陣が~だから~であるという考え方
>これはルールの誤認ではと思うのです。

魔法陣に関してはどうせスプレーだけでは
絶対に描きえないものですから
(線のつなぎ目の関係上)
スプレーで下書きして
筆で完成させた
この解釈で充分だと思います

>読者が認識している戦人が霧江から生まれている以上
>「右代官戦人は右代官明日夢から生まれた」という赤字と矛盾しているのです

《赤:右代官戦人は右代官明日夢から生まれた》
この赤字があり
明日夢が死産した子ども以外の子どもを生んだ情報がないことから
明日夢が死産した子どもの名前が戦人であると考えざるを得ません
このあたりは“絶対の真実”である赤字で如何に相手を誤魔化すか?
という『うみねこ』のゲーム的要素を如実にあらわす例ですので
この作品の醍醐味とも言えるでしょう
721: 名前: ちびゆか:2012/11/17 23:54ID:b8GVOk4D
ケーナさん>>720
>あまりに差がありすぎるため
>どう考えても45口径ロングコルト弾ではないでしょう

絵羽が留弗夫を接射した場合なら威力に差がでると思うのです。素人だから良く解らないのですが。

>これでM1894は3丁しかありませんよね
>もしかすると金蔵のコレクションはM1894が4丁なのではなくて
>M1894が3丁 M1897が1丁なのかもしれません

M1897はレバーアクションじゃなくスライドアクションなのです。
漫画で、金蔵の部屋の壁にライフルが飾っているのですが、レバーハンドルが付いていないのが、M1897なのです。見た目も結構違うし、EP7のライフルの中にM1897が混ざっていることはないと思うのです。

>ちびゆかさんの指摘する通り
>「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
>というのはおかしいです
>何せ「赤字はアンチミステリーなんです」
>と本人が発言しているのですから

おかしいと思っている解釈に何故拘るのですか?

>“「後期クイーン問題」を語る限り、ミステリーはパズルたり
>得ないというジレンマに陥るのです。ミステリーがミステリー
>として高潔であろうとした結果、自らの存在を否定するに至った
>ことの何と皮肉か…。これを私は皮肉な意味を込めて
>“アンチミステリー”と呼んでいます。”

>この発言が全てです

赤字が後期クイーン問題に対するアンチテーゼであると、勝手に解釈しているだけなのです。

赤字は本格ミステリーに対するアンチテーゼと矛盾のない解釈を出しているのに、幾つも矛盾を抱えた解釈を是とするのは信じ難いのです。

>魔法陣に関してはどうせスプレーだけでは
>絶対に描きえないものですから

魔方陣なんてどうでも良くて、探偵以外の観測者の主観を根拠に型紙はありえない、夏海先生が勝手に考えたと主張したことが問題だと思うのです。
ルールの誤認の可能性もあるのです。

>明日夢が死産した子ども以外の子どもを生んだ情報がないことから
>明日夢が死産した子どもの名前が戦人であると考えざるを得ません

「右代官戦人には罪がある」とか赤字が出てくるのですが、「右代官戦人」の定義が異なるのは問題だと思うのです。
722: 名前: ケーナ:2012/11/18 08:40ID:2eXT6T5Z
ちびゆかさん >>721

>絵羽が留弗夫を接射した場合なら威力に差がでると思うのです

『我らの告白』で熊沢を撃った時も
それほど距離は離れていないと思います
(せいぜい1メートルくらい?)

それであれほど差が出るでしょうか?
(僕も素人なので解りませんが)

>M1897はレバーアクションじゃなくスライドアクションなのです。

映画とかでよく見る
撃った後に銃身の下辺りを「ガチャ」とやる奴ですね

確かにこれなら霧江の

“「あなたたちの足元に落ちている、蔵臼兄さんの銃と、絵羽姉さんの銃。どちらも発砲済みだわ。でも、楼座さんの銃は引き金を引くだけで弾が撃ててしまう。……レバーアクションは慣れないとリロード、難しいのよ。素人じゃなかなか出来ないわ。」(EP7)”

この発言が不自然になりますので
“3丁1丁”説の可能性は消えそうですね

>>「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
>>というのはおかしいです
>おかしいと思っている解釈に何故拘るのですか?

別に拘っている訳ではないのですね
あの文章を正しく読み取ると
竜騎士07さんはおかしなことを書いている
ただ それだけのことです

「竜騎士07さんも案外、抜けているところがあるんだなー」
と意外に思ったこと
あと 文章の読解としてなかなか面白かったこと
この2点により 考察のターゲットにしてみた次第です

>赤字が後期クイーン問題に対するアンチテーゼであると
>勝手に解釈しているだけなのです。

>>716でちびゆかさんが書いたことから考えると
ちびゆかさんはこの問題を理解出来ているはずなのですが…

>赤字は本格ミステリーに対するアンチテーゼと矛盾のない解釈を出しているのに
>幾つも矛盾を抱えた解釈を是とするのは信じ難いのです。

結局これは 竜騎士07さんに対する“愛のないツッコミ”なんですよね
もちろん 竜騎士07さんがこの文章で言いたい事は理解出来ます
竜騎士07さんは「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼなんです」
と主張しているわけではありませんから 

そこをあえて
「しかし、この文章からは“赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ”とも読み取れますぜ、竜騎士07の旦那」
とツッコミを入れているわけです

>魔方陣なんてどうでも良くて、探偵以外の観測者の主観を根拠に
>型紙はありえない、夏海先生が勝手に考えたと主張したことが問題だと思うのです。

コミックのあのシーンから読み取れる情報は2つです
①魔法陣は型紙とスプレーで描いた”
②型紙を使うと短時間で魔法陣を描ける”

ところがどうも 意味があるのは①だけで
②は意味がないようだ
しかも①も補助的に使った可能性が高い
「夏海先生が勝手に考えた」というのは勇み足であったかな
と現時点では考えています

>「右代官戦人には罪がある」とか赤字が出てくるのですが
>「右代官戦人」の定義が異なるのは問題だと思うのです。

確かにそうなのですが
あれは「《赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。》」
という赤字をくぐる為のギミックなので
「こういうのもあり」という
竜騎士07さんからのヒントなのだと思います
723: 名前: ちびゆか:2012/11/20 01:08ID:e45uNZv1
ケーナさん>>722
>それであれほど差が出るでしょうか?
>(僕も素人なので解りませんが)

M1894である以上、45ロングコルト弾か410ゲージショットセルのどちらかなのです。貫通力のある方は45ロングコルト弾だろうと思うのです。

>別に拘っている訳ではないのですね
>あの文章を正しく読み取ると
>竜騎士07さんはおかしなことを書いている
>ただ それだけのことです

矛盾を幾つも抱えたものを「正しく読み取る」とはどういう料簡なのですか?
既に矛盾なき解釈を提示しているのです。

>「しかし、この文章からは“赤字はアンチミステリーへの
>アンチテーゼ”とも読み取れますぜ、竜騎士07の旦那」
>とツッコミを入れているわけです

だから読み取れませんぜ、ケーナの旦那!とツッコミを入れているのです。
全ては「それに対するアンチテーゼ」の「それ」を勝手にアンチミステリーだと決め付けているのが原因なのです。

>「夏海先生が勝手に考えた」というのは勇み足であったかな
>と現時点では考えています

魔方陣とか本とにどうでもよく、純粋に探偵以外の観測者の主観を保障してしまった「結果を残す幻想」というケーナさんの考えに興味があるのです。
何なのですか?「結果を残す幻想」というのは。

>確かにそうなのですが
>あれは「《赤:右代宮戦人は、右代宮明日夢から生まれた。》」
>という赤字をくぐる為のギミックなので

明日夢の死産した赤ん坊は「右代官戦人になるかもしれない赤ん坊」に過ぎないと思うのですが。生まれた時点では名もなき赤ん坊で、その赤ん坊を「右代官戦人」とする赤字解釈はいんちきだと思うのです。
724: 名前: ケーナ:2012/11/20 04:51ID:07WXJ7bM
ちびゆかさん >>723

>貫通力のある方は45ロングコルト弾だろうと思うのです。

紗音は熊沢の時にピンセットを使っていますよね
貫通するなら死体から弾を取り出すときに
ピンセットは使わないのではないでしょうか?

>矛盾を幾つも抱えたものを「正しく読み取る」とはどういう料簡なのですか?
>既に矛盾なき解釈を提示しているのです。

プロの作家だからといって
いつも正しいことを書くとは限らないということです
そして今回 竜騎士07さんは妙なことを書いている
そこに“愛のないツッコミ”を入れているだけのことなのですね

>全ては「それに対するアンチテーゼ」の「それ」を
>勝手にアンチミステリーだと決め付けているのが原因なのです。

これはちびゆかさんの誤読ですが
これを回避しても問題ありません

ようは“後期クイーン問題=ミステリーが抱えるジレンマ”
これをアンチミステリーと呼んだことに問題があるわけですから

これはどういうことかといいますと
“後期クイーン問題=ミステリーが抱えるジレンマ”
これを“アンチミステリー”と置き換えることが出来る
ということです

赤字について ちびゆかさんは>>716
以下のように解答してくれました

>後期クイーン問題の欠陥を抱え、更に人間にはこの世は完全証明不能
>赤字とはこういった実にくだらない
>本格ミステリーに対するアンチテーゼである、となるのです。

何故 赤字が本格ミステリーへのアンチテーゼなのかと言いますと
本格ミステリーが“後期クイーン問題=ミステリーが抱えるジレンマ”
という欠陥を持っているからです

そしてそれは“アンチミステリー”に置き換えることが出来ます

ですから赤字が本格ミステリーに対するアンチテーゼなのは
本格ミステリーがアンチミステリーという欠陥を抱えているからです

それ故「赤字は(本格ミステリーが抱える)アンチミステリーのアンチテーゼ」
なのです

>何なのですか?「結果を残す幻想」というのは。

これはEP3においてワルギリアの説明によって戦人が理解したことであり
EP4で縁寿が理解したことです

前者は
「今この瞬間。薔薇庭園には何もない。…さっきまでは魔法で塔が生えていたかもしれねぇさ。だが、それはブラウン管の中を知るまでだ。……魔法バトルはお前の解釈、主張に過ぎない。今この場に何もないのがその証拠だ。
 俺はさっきの魔女の戦いにこう反論する。今、この場に何もないのは、何事もなかったことの証明だとな…!」

後者は
「魔法は、信じる人には存在する、ってことよ。私が信じなくても。誰かが信じたなら、その人の世界には魔法が存在するわ。それは、私が魔法を信じたって信じなくたって、何の干渉も受けない。いいえ、受けてはいけないのよ。
その誰かは、胸を張って自らの魔法を信じればいいのよ。そして私はそれを認める。だから、あなたたちが存在しても、全然おかしくはないのよ。」
(こっちはもっと良い例があったと思うのですが…)

端的に言ってしまうと
魔法や幻覚を見せられるのは共犯者だけです
(もしくは死んでしまうことによって もう他の人に会えない人)

それ以外の者は探偵権限がなくとも
基本的に観測者であり魔法や幻覚を見せることは出来ません

EP5は一見無茶苦茶に見えますが
ヱリカと夏妃以外は共犯者ですので(戦人も含めて)
ああいうことになるわけです

>生まれた時点では名もなき赤ん坊で
>その赤ん坊を「右代官戦人」とする赤字解釈はいんちきだと思うのです。

つまり赤字とはそういうものだということです
絶対である代わりにその絶対を潜れるなら
あとは何でもありなのです
725: 名前: まる:2012/11/20 11:39ID:1eA4wOOU
>それ以外の者は探偵権限がなくとも
>基本的に観測者であり魔法や幻覚を見せることは出来ません
いや可能であると思います

*まず第一に「自主的に見ている」場合。マリアが一番わかりやすいかと思います。マリア以外の大人組でも恐らく(プルプルピコプヨでなくても)高熱など幻覚を見たなどの明白な理由があればその内容を探偵に「本当に信じ込んで告げる」ことは制限をうけないと思います。熊沢源治程度高齢であれば「ガチでぼけた」も通ると思います。まあルーリングの解釈であって例が思い当りませんが。

*第二に共犯者ではないが別口で嘘をついている場合。キンゾーがらみの夏妃夫婦ですね
726: 名前: ちびゆか:2012/11/20 19:55ID:b5dHjAzL
ケーナさん>>724
「推理ぃ? ミステリー? 本格ゥ? あっひゃははははははははははは!! ばァかばかしいぃいいぃ!! ボクちゃんはミステリー文庫で新刊を買ったら、まず先にママに読んでもらうといいさ。そして「この本はボクにも解ける?」と聞いて、ママが頷いてくれたのだけ読めばいいさ! ママに咀嚼(そしゃく)してもらった離乳食だけくってりゃあいいんだよゥ、うっひぇっひゃっひゃっひゃっひゃぁぁぁ!!

 ──だからお嬢様、そういうのが品がないと申しています。

 ベアトリーチェさまが使われる「赤き真実」は、それに対するひとつのアンチテーゼと申せましょう。」

ベアトの「推理ぃ? ミステリー? 本格ゥ?」。これは明らかに「本格ミステリー」に対しての発言。そして「それ」(本格ミステリー)に対するアンチテーゼのひとつが赤き真実であると。

原作者のインタビューでも、文脈でも全く矛盾のない解釈を提示しているのに、何故矛盾だらけの解釈を是とするのか。

赤字が後期クイーン問題に対するアンチテーゼとはどこにも書いてないのです。
赤字とは後期クイーン問題を批判するものではなく、「推理ぃ? ミステリー? 本格ゥ? あっひゃははははははははははは!! ばァかばかしいぃいぃ!!」のように「本格ミステリー」を批判するもの(アンチテーゼ)なのです。

>ですから赤字が本格ミステリーに対するアンチテーゼなのは
>本格ミステリーがアンチミステリーという欠陥を抱えているからです

>それ故「赤字は(本格ミステリーが抱える)アンチミステリーの
>アンチテーゼ」なのです

先生が後期クイーン問題の欠陥を「アンチミステリー」と呼ぶことが、「それ」(それに対するひとつのアンチテーゼと申せましょう。)を指しているわけではないのです。

もうこの問題はこれで最後にするのです。なんか疲れたのです。

>それ以外の者は探偵権限がなくとも
>基本的に観測者であり魔法や幻覚を見せることは出来ません

場面によっては探偵さえも幻想を堂々と見ますのです。
EP2の終盤で金蔵を見たり、EP4では直接ベアトを見たり。

幻想のことは実はどうでもよく、ボクの言いたいことは、探偵以外の観測結果を真とし、夏海先生がEP8の新情報を勝手に考えたとケーナさんが主張したことなのです。

>つまり赤字とはそういうものだということです
>絶対である代わりにその絶対を潜れるなら
>あとは何でもありなのです

だから赤字に抵触していると言っているのです。抵触しなければ問題はないのですが。
727: 名前: ケーナ:2012/11/20 20:13ID:07WXJ7bM
まるさん >>725

>*まず第一に「自主的に見ている」場合。マリアが一番わかりやすいかと思います。

真里亞は共犯者扱いで良いと思います
(ある意味、騙されているわけなのですが…)

>*第二に共犯者ではないが別口で嘘をついている場合。キンゾーがらみの夏妃夫婦ですね

『うみねこ』にはデフォルトで2つのグループが存在します

1つは真の右代宮家当主“紗音”がトップであるグループ
このグループが抱える秘密は
“現在の右代宮家当主は紗音であること”
みんな紗音の遊びに付き合ってくれますし
また このグループの参加者はゲーム盤において無条件で共犯者となります

もう1つは右代宮家当主“蔵臼と夏妃”がトップであるグループ
このグループが抱える秘密は“金蔵は既に死んでいること”

それぞれのグループの成員は秘密を共有しているため
その件に関しては魔法や幻想を見ることが出来ます

ただ ゲーム盤はメッセージボトル及び偽書が核になっていますので
それをEPに拡張して解釈すると“魔法や幻想を見ることが出来る”
という表現になるだけであって

メッセージボトル及び偽書だけで考えると
殺人及び死体隠匿に協力するかどうかという話ですね

ちなみに僕は自分で考察出来ることは全て
『最考考』に書いてしまいました
(自分から話題を振らないのは、そもそも振る話題がないからです)

ということはこの場で僕が書いたことにレスされても
『最考考』に書いてあることを説明するだけになってしまいます
(グループの話は『最考考』には書いていないかもしれませんが…)

ですから『最考考』の記述について
「ここが理解出来ない、ここがおかしい」
と指摘していただけたら
「それは、こういう訳なんです」と説明出来ますので
(場合によっては説明出来ないでしょうが)
出来ましたらそのスタイルでお願いします
728: 名前: ケーナ:2012/11/20 20:32ID:07WXJ7bM
ちびゆかさん >>726

>「それ」(本格ミステリー)に対するアンチテーゼのひとつが赤き真実であると。

ちびゆかさんがどういう誤解をしているのかは
大体解るのですが
どうもうまく説明できないですね

赤字は本格ミステリーという概念そのものに対するアンチテーゼではなく
本格ミステリー(が内包する後期クイーン問題)という概念へのアンチテーゼな訳です

>先生が後期クイーン問題の欠陥を「アンチミステリー」と呼ぶこと

これも多分 誤解してるのではないかと思っているのですが

後期クイーン問題の欠陥ではなく
後期クイーン問題という欠陥です
(単なる言葉の使い方の問題だったら申し訳ないのですが)

>もうこの問題はこれで最後にするのです。なんか疲れたのです。

これまでのやり取りで
僕が説明出来ることは説明し切っていますので
時間を空けて また読み直してみてください
きっと理解出来ると思います
(僕が理解出来たのも「もうわからんからいいや」と諦めてからですからね)

>場面によっては探偵さえも幻想を堂々と見ますのです。
>EP2の終盤で金蔵を見たり、EP4では直接ベアトを見たり。

EP2終盤の戦人は探偵ではないと考えられます
EP4で戦人が見たベアトは紗音の変装です
(これは何度か書いた気が…)

>夏海先生がEP8の新情報を勝手に考えたとケーナさんが主張したこと

これは確かに読みが浅かったと思いますが
しかし あの情報をそのまま受け取ると
あのように考えざるを得なかったのです

>だから赤字に抵触していると言っているのです
>抵触しなければ問題はないのですが。

《赤:死産した人間に名前を付けてはいけない》
という赤字はありませんので
あれでOKです
729: 名前: ちびゆか:2012/11/23 21:23ID:5duiqDYU
ケーナさん>>728
>ちびゆかさんがどういう誤解をしているのかは
>大体解るのですが
>どうもうまく説明できないですね

うまく説明できないのは、ボクが矛盾のない正しい解釈を言っている証なのです。「僕の考えたうみねこ」が正しく、竜騎士先生が間違っている、これが罷り通るわけはないのです。

>EP2終盤の戦人は探偵ではないと考えられます

根拠はあるのですか?探偵は魔女に屈すると主観を偽れますというルールでも存在するのですか?

>EP4で戦人が見たベアトは紗音の変装です
>(これは何度か書いた気が…)

ベアト「そなたとは確かにこの世界でも何度か会えては来たのだ。まるですれ違うかのようにな。~」(EP4)

ゲーム盤の視点を持ったベアトが探偵の目の前に堂々と現れる。
これが変装だけで説明できるのですか?

>《赤:死産した人間に名前を付けてはいけない》
>という赤字はありませんので
>あれでOKです

例えばニンゲンの定義、これが肉体を指すのか、人格のみを指しているのか。
こういった定義は赤字解釈で重要だと認識しているのですが。
「右代官戦人」の定義がバラバラであることが理不尽だと言っているのです。
言葉の定義があやふやな解釈は、当然あやふやな解釈なのです。
730: 名前: ケーナ:2012/11/23 23:14ID:31.nQsD3
ちびゆかさん >>729

>うまく説明できないのは、ボクが矛盾のない
>正しい解釈を言っている証なのです。

ちびゆかさんの解釈そのものは正しくないのですが
「“赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ”はおかしい」
という考え方自体はあっています

僕の見たところでは
ちびゆかさんは赤字がどういうものであるか
説明することは出来ます
しかし赤字を理解出来てはいないようです

>「僕の考えたうみねこ」が正しく
>竜騎士先生が間違っている、これが罷り通るわけはないのです。

何故 読者である僕が
作者である竜騎士07さんが間違っている
と指摘出来るのかと言いますと
竜騎士07さんの説明が自己矛盾しているためです

これは作者しか知りえないとか
そういう問題ではなく
単なるロジックの問題です

だから僕は『続・最考考』の説明において
竜騎士07さんの文章の引用だけで説明しています

>>EP2終盤の戦人は探偵ではないと考えられます
>根拠はあるのですか?
>探偵は魔女に屈すると主観を偽れますというルールでも存在するのですか?

この作品で最重要視される要素は“赤字”です
《赤:これまで(EP1~4)のあなた(戦人)は探偵デシタ! (探偵である)あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!》

この赤字があり 赤字が何よりも優先されるのであれば
戦人が死んでいるはずの金蔵を目撃し 会話した以上
このときの戦人は探偵ではなかったことになります

>ゲーム盤の視点を持ったベアトが探偵の目の前に堂々と現れる。
>これが変装だけで説明できるのですか?

これはなかなか鋭いツッコミです
しかし“ゲーム盤の視点”という考え方は意味がありません
メッセージボトル及び偽書がEPに拡張されている以上
会話の中身などもその際に付与されたと考えられるからです
(メッセージボトル及び偽書の分量を考えると個別の会話は含まれていないと考えるのが妥当です)

>例えばニンゲンの定義、これが肉体を指すのか、人格のみを指しているのか。
>こういった定義は赤字解釈で重要だと認識しているのですが。

赤字は確かに重要な要素ですが
「絶対の真実である」というその性質上
“言葉の定義”に使われることは稀です
(そういうことをすると猫箱が猫箱でなくなります)

コミックEP8で「人物についての赤字は猫箱の外にも通用する」
というようなことが書いてありましたが
実際に全部の赤字を調べてみても
“人物についての赤字”はほとんどありませんでした
これも上と同じ理由でしょう

ですから赤字を理解するためには
赤字以外の部分から答えを探してくるしかありません

《赤:全ての名は、本人以外には名乗れない!!》
この赤字がある一方で
「人格を人と呼んで良い」というような発言があるわけで
このような“赤字以外の内容”を組み合わせて
定義づけていかざるを得ないでしょう
731: 名前: ちびゆか:2012/11/24 01:28ID:a9Zakxr5
ケーナさん>>730

>竜騎士07さんの説明が自己矛盾しているためです

「ベアトリーチェさまが使われる「赤き真実」は、それに対するひとつのアンチテーゼと申せましょう。」

「それ」を本格ミステリーと解釈すれば矛盾は一切ありませんのです。
ケーナさんが勝手に「それ」をアンチミステリーと解釈しているから矛盾が生じているだけなのです。

今度こそ最後にするのです。

>この赤字があり 赤字が何よりも優先されるのであれば
>戦人が死んでいるはずの金蔵を目撃し 会話した以上
>このときの戦人は探偵ではなかったことになります

《赤:これまで(EP1~4)のあなた(戦人)は探偵デシタ! (探偵である)あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!》
EP2の戦人は「これまでのあなた」に該当しているのです。
赤字と矛盾していますのです。

赤字を優先させるなら「これまでのあなた」は一貫して探偵のはずなのです。

>しかし“ゲーム盤の視点”という考え方は意味がありません
>メッセージボトル及び偽書がEPに拡張されている以上
>会話の中身などもその際に付与されたと考えられるからです

ケーナさんの十八番なのですね。
ただその考え自体が意味のないものなのです。

ゲーム盤、カケラ、どう呼ぼうが、ひとつの完成された世界で、その世界を前提に推理しているはずなのです。
まさか探偵の主観が拡張されたものだから意味がないというのですか?

人の子は頭で世界を描き、キーボードで打つ二度手間。
八城は頭でで世界を描き、インクで記し、更にキーボードで打つ三度手間。

偽書の分量ばかり気にしているようなのですが、「世界」とは人の内面世界でよいのではないのですか?

>赤字は確かに重要な要素ですが
>「絶対の真実である」というその性質上

だから定義が大事だと言っているのです。
732: 名前: ケーナ:2012/11/24 08:36ID:81VtyYfb
ちびゆかさん >>731

>「それ」を本格ミステリーと解釈すれば矛盾は一切ありませんのです。

まず この時点で誤読をしていますし
また >>724で説明しましたが
この部分を回避しても「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
は成立します

>今度こそ最後にするのです。

僕もこれ以上は説明するための切り口がありませんので
あとはこれまでのやり取りをくりかえし読んでみるしかないと思います

>赤字を優先させるなら「これまでのあなた」は一貫して探偵のはずなのです。

結局これは
《赤:これまで(EP1~4)のあなた(戦人)は探偵デシタ!》
《赤:(探偵である)あなたには主観を偽る権利はありマセンッ!!》
この2つの赤字のどちらを優先させるのかという話です

僕はこの場合 後者の方が強いと思います
というのは後者の赤字は“探偵の定義”です
しかし 前者は単なる事実です

そして前者は
《赤:これまで(EP1~4)のあなた(戦人)は一貫して探偵デシタ!》
ではありませんから“探偵でない瞬間があったこと”を否定していません

また EP5において戦人は探偵ではありませんから
“戦人=探偵”という関係が固定しているわけでもありません

以上から どちらを優先させるべきかというと
“探偵の定義”である後者を優先させるのが妥当である
という結論が出ます

>ゲーム盤、カケラ、どう呼ぼうが、ひとつの完成された世界で
>その世界を前提に推理しているはずなのです。
>まさか探偵の主観が拡張されたものだから意味がないというのですか?

メッセージボトル及び偽書は9枚のノート片に収まる内容
この前提で考えた時
それを600ページにまで拡張したEPについて
探偵の主観がどうとか考えることは無意味です

僕はメッセージボトル及び偽書の内容は
EP8の“ベルンの出題”のようなものではないかと考えています
誰がいつどこで何をしたのか
そういうミステリーとして最低限の情報しか含まれていないでしょう

>偽書の分量ばかり気にしているようなのですが
>「世界」とは人の内面世界でよいのではないのですか?

“世界”が人の内面世界であるのなら
ロジックなど何の意味もなくなり
考察自体が成立しません
733: 名前: まる:2012/11/24 12:55ID:f4qornEr
メッセージボトルの枚数は9枚ということを前提にしておられるようですが

*わずか九枚で探偵主観以外は魔法というトリックを実現可能か
当然ながら本筋とは関係ない魔法シーンが大量にあるのでなければ成立しえない
(ヤスは基地だから病的に大量の文字を書き込んだと主張するなら意味がなくなる)
*わずか九枚で確実に関係者が書いたと思わせられるか?

あたりどう思ってるんです?
こんにちは、またブログ覗かせていただきました。また、遊びに来ま~す。よろしくお願いします
735: 名前: ケーナ:2012/11/25 04:50ID:b0QmWFpU
まるさん >>733

>*わずか九枚で探偵主観以外は魔法というトリックを実現可能か

メッセージボトルは“単なるミステリー”で
魔法も魔女も悪魔も出てこないと考えられます
真里亞による一人称 もしくは三人称で
10月4日と5日にかけて行われる連続殺人事件が
描写されているものと思われます

そもそも“探偵”という概念自体
EPに拡張される際に付与されたのでしょう

>*わずか九枚で確実に関係者が書いたと思わせられるか?

9枚と言っても“ノート片”ですから
実質的には18ページという事です
それに細かい字で書けば短編ミステリーくらいは充分に書けるでしょう

園芸倉庫 礼拝堂 金蔵の書斎 夏妃の部屋
これらは関係者以外は出入りすることが考えられない場所です
その間取りを正確に描写出来
18人の人物描写がきちんと出来ていたなら
関係者が書いたと考えざるを得ないでしょう
(爆発で屋敷も18人も全て吹っ飛んでいるわけですから)
736: 名前: maru:2012/11/25 14:50ID:fbNQoOC1
いやいやいやいや
流石にメッセージボトルに魔女が出てこなかったら魔女伝説成立しませんよ
そこまで都合よく解釈するなら何でもアリです
737: 名前: まる:2012/11/25 14:50ID:fbNQoOC1
いやいやいやいや
流石にメッセージボトルに魔女が出てこなかったら魔女伝説成立しませんよ
そこまで都合よく解釈するなら何でもアリです
738: 名前: まる:2012/11/25 14:51ID:fbNQoOC1
済みません重複したようです
ついでにたまに名前がmaruになってマスが単に変換ミスです
739: 名前: ケーナ:2012/11/25 19:17ID:b0QmWFpU
まるさん >>736

>メッセージボトルに魔女が出てこなかったら魔女伝説成立しませんよ

むしろ魔女が出てきてしまうとまずいです
というのはEP6で以下の内容があるためです

“伊藤幾九郎の最初の偽書、「Banquet of the golden witch」は、九羽鳥庵で右代宮絵羽が難を逃れるまでを全て描いており、これこそ六軒島の真実ではないかとさえ囁かれ、ワイドショーでまで取り上げられたことがある…。”

魔女が出てきてしまったら
それはもはや“六軒島の真実”ではなくなってしまいます
そしてEP4における以下の2つの内容

“絵羽によって金蔵の蔵書が世間に流出されるまでは、六軒島は、誰の記憶にも留まらない無名の島に過ぎず、……そこは断じて、魔女の島ではなかったのである。しかし、右代宮蔵書が世界的に知れ渡り、六軒島のイメージは一気にオカルト的になる。
「そして、そこへ起こるのが例のメッセージボトル事件です。これがあの島を、魔女の島に変えた。伊豆諸島の無名の小島が、オカルトの島へ、そして謎の魔女、ベアトリーチェの島へと変遷していったのです。右代宮蔵書とメッセージボトル、このどちらが欠けても、六軒島魔女伝説は成り立たなかったと言えます」(大月)”

“「この奇妙な日記風手記には、台風で島に釘付けにされた右代宮家の親族たちが、魔女復活の儀式に巻き込まれ、次々に不可解な方法で殺されていく様子が記されていました。そして最後に黄金の魔女ベアトリーチェが蘇り、全てを黄金郷に飲み込む。……まるで、それこそが当日の全容であるかのように記されていました。また、当時の島の状況についても非常に詳しく描写されており、右代宮家に勤務したことがある元の使用人たちは、間違いなく内部に詳しい人間が書いたに違いないと証言しました」(大月)(EP4)
「……その、おかしな幻想小説と右代宮蔵書以降のオカルトブーム、そして、結局は真相は闇の中という3つが合わさり、六軒島の魔女伝説を生み出したと…?」(縁寿)
「左様です。すでに10年以上が経過した事件ですが、未だに世界のオカルトマニアの関心を集めています。いや、むしろ時間を経て、ますますに神格化されたと言っていい。上陸禁止になっている六軒島に、密かに上陸しようというマニアも未だに多いとか。……未だ未発見のメッセージボトルがあるのではないか。そしてあの日、あの島で本当は何があったのか。未だに議論は尽きませんとも」(大月)”

これから考えるとベアトリーチェが蘇るのは
あくまでエピローグとしてであり
メッセージボトルの物語そのものは
碑文に見立てた連続殺人のミステリーであると考えられます
740: 名前: ちびゆか:2012/11/25 21:49ID:15NSRECo
ケーナさん>>732
>探偵の主観がどうとか考えることは無意味です

全ての考察者を越えた者がついに探偵の主観がどうでもよい、無意味だと宣言したのですか。
探偵に主観を偽る権利はないという、赤字、ノックスまでどうでもよいと宣言していることに等しいのですが。

あなたの解釈、EP2の戦人が金蔵を目撃したのはEP5と同様ノックス9条に基づくものとするのは、結構な解釈です。私は敢て7条に基づくとしますが。
しかし、その解釈も探偵の主観などどうでもよいと言ってしまえば、無意味な解釈となるのです。

あなたの十八番、自分が解らない事を、僕の読んでいるうみねこと実際の偽書と違うんだと言い解決する論法はそろそろ卒業した方がよいのではないのですか。
無意味としか言いようがありません。うみねこをミステリーと認識し挑む者が、探偵の主観などどうでもよいなどとミステリーを否定してしまうとは。

メタ世界のベアトと戦人は数枚のノート片を見ながら戦ったというのか。EP5の戦人は数枚のノート片を遡り至ったというのか。EP6の雛ベアトは数枚のノート片を覗き覚醒したのか。EP7のウィルは数枚のノート片を読み推理したのか。
そしてうみねこ読者も数枚のノート片を見ているというのですか。

偽書が数枚のノート片だから探偵の主観も無意味。
偽書には魔女も悪魔も出てこない、だから赤字も出てこないから赤字も無意味。
こういった解釈は無意味の極みだと理解しています。

>“世界”が人の内面世界であるのなら
>ロジックなど何の意味もなくなり
>考察自体が成立しません

ミステリーも含め全ての物語は人間の中から発信された情報です。
うみねこも竜騎士の中から発信された情報であり、彼の内面世界にうみねこの世界が存在しています。
作内現実で言えばうみねこの世界は偽書執筆者の内面世界に存在しているのです。

「第1のゲームのラストでこの物語がメッセージボトルによって後世に語り継がれていることが明記されている。
つまりこの物語は全てメッセージボトルを執筆した人物という観測者によって、私見が含まれた世界ということになる。



だがここで襲われる疑問は公正でない観測者が記した物語がそもそも推理可能なのかということだ。
これに取り憑かれると全ての推理はここまでで停滞して終わる。」EP5

もともとうみねこは「観測者の私見が含まれる世界」であり、「現実の世界」ではないのです。
偽書の分量ばかり気にして、探偵主観も魔女も悪魔も関係ないなどと言うのも、
「これに取り憑かれる」状態のひとつと言えるでしょう。
741: 名前: ケーナ:2012/11/25 23:46ID:b0QmWFpU
ちびゆかさん >>740

>全ての考察者を越えた者がついに探偵の主観がどうでもよい、無意味だと宣言したのですか。
>探偵に主観を偽る権利はないという、赤字、ノックスまでどうでもよいと宣言していることに等しいのですが。

これは説明に失敗しましたので
もう一度やり直しをさせてください
EP4の終盤 戦人へのテストの場面

“「あっははッ、安心しろよ、ここには私とお前以外の誰もいねぇぜ? 山羊の家具どももいなければ、悪魔の執事もお師匠様も、我が親友の悪魔もいない。そして、我が肉体の組成を手伝う黄金の蝶たちもいなければ、魔法陣もない、召喚者の立会いもないッ!! ……その意味が、そなたにわかるかなぁ?」(ベアト)
「さっぱりだぜ。寝言言ってろ…。」(戦人)”

このやりとりに注目して欲しいのですが
このベアトはいわゆる“メタ世界のベアト”です
ところが対する戦人は“ゲーム盤の戦人”です
ですから会話がかみ合っていません

ロノウェやワルギリアに会っているのは
“メタ世界の戦人”であり
“ゲーム盤の戦人”ではないからです

そしてこの場面で戦人が対峙しているのは
ベアトの扮装をした紗音の駒です
なぜならベアトは肉体を持たないからです

言うなればベアトがゲームマスターの権限で
駒に干渉し 駒を操作している状態です

>メタ世界のベアトと戦人は数枚のノート片を見ながら戦ったというのか。
>EP5の戦人は数枚のノート片を遡り至ったというのか。
>EP6の雛ベアトは数枚のノート片を覗き覚醒したのか。
>EP7のウィルは数枚のノート片を読み推理したのか。
>そしてうみねこ読者も数枚のノート片を見ているというのですか。

この作品の世界は
数枚のノート片に収まる程度のメッセージボトル及び偽書を核とした
多層構造になっていると考えられます

ゲームマスターであるベアトがメッセージボトル及び偽書を核として
生み出したのが“ゲーム盤”です
これはEP8の“ベルンの出題”で以下のように説明されています

“「朗読はベルンが? それとも私が引き受けようかしら…?」(ラムダ)
「………朗読者は不要よ。」(ベルン)
「え?」(ラムダ)
「……朗読の巫女は、自分の口を通して、物語を脚色することも歪めることも出来る。……たとえ私のゲームに小細工がなくとも、朗読の術で、いくらでもそれをすることが出来る。」(ベルン)
「そうであるな。……それもまた、ゲームマスターの権利の一つだ。」(ベアト)
「あんたたちとしたい決闘は、シンプルでありたいの。………だから、朗読者はいらない。あなたたちが自らの目と耳で、物語を読みなさい。」(ベルン)
「いいの…?! それじゃベルンに有利なことがなくなっちゃうじゃない…!」(ラムダ)
「…………わかった。朗読者はいらない。俺たちが自分で、物語を読む。」(戦人)
「朗読者がいないということは、………いわゆる、物語のト書きに、一切の虚偽が混じらぬということか。」(ベアト)”

つまり“朗読者”であるベアトが朗読の術で脚色した物語
それが“ゲーム盤”なわけです

そしてそのゲーム盤を見て推理合戦をしているのが
メタ世界の戦人とベアトです
これが“EP”です

つまりこの作品は
(下位世界)メッセージボトル及び偽書
(中位世界)ゲーム盤
(上位世界)EP

それぞれが上位の存在に含まれる形で成立している
3層構造になっているわけです

そして メタ世界のベアトと戦人が見ているのは“ゲーム盤”

EP5の戦人が見て至ったもの 
EP6の雛ベアトが見たもの
EP7のウィルが見たもの
うみねこ読者が見ているものは“EP”

であると考えられます

僕はちょっと長めに引用しますがEP5の以下の部分

“これが、俺とベアトのフェアな戦いのゲームなのだとしたら。……この物語は推理可能である以上、推理不可能な要素は登場しない。即ち、魔法など、存在してはならないのだ。それが登場した時点で、ミステリーの破綻を疑うのではなく、……どうしてそれが描写されてしまうのか、目撃者や観測者を疑うべきなのだ。そうさ、……それこそが、……第2のゲームの、ベアトの最大の牙だった。ミステリーにあってはならない、魔法の描写。それを見せ付けることで、この物語がミステリーではない、即ち、推理不可能であると、まんまと思い込まされて、屈服した……。しかし、もしもミステリーであることを、揺ぎ無く信じていたのなら。……それを見たと主張する目撃者を疑うのが、一番当たり前なのだ。そして、第1のゲームのラストで、この物語が、メッセージボトルによって後世に語り継がれていることが明記されている。……誰かが事件を、物語に、記した。つまりこの物語は全て、……メッセージボトルを執筆した人物という、観測者によって、私見が含まれた世界ということになる。つまり、観測者は神ではない。ニンゲンなのだ。よって、その記述の真の意味での公正は、保証されていない。ミステリーでお約束とされている、本文は神の目線でなければならないとする前提が破られていることが、第1のゲームの時点で、……もうはっきりと明記されている。だからこそ、目撃者と同時に、観測者もまた、疑うことが可能なのだ。ここまでを疑うことが出来たなら、……いくら推理不能に見える魔法演出が登場したとしても、それを鵜呑みにし、屈服する必要はなかったのだ……。しかし、ならば襲われる疑問は、………公正でない観測者が記した物語が、そもそも推理可能なのかということだ。………これに取り憑かれると、全ての推理はここまでで停滞して、終わる。だから、……俺は信じなければならなかった。ベアトが、………この物語によって、俺と戦おうとしていることを。戦うとは即ち、……俺にも勝つ余地が与えられているということ。それを与えているということは、………推理は可能という、……意味なのではないか。”

“第1のゲームのラストで、この物語が、メッセージボトルによって後世に語り継がれていることが明記されている。”

EP1が戦人の一人称で
メッセージボトルが真里亞の一人称もしくは三人称なら
辻褄が合わないわけで
ここに引っ掛かる人が多いと思うのですが

これはあくまで“この(ような流れの)物語”という意味で
EP1がそのまま後世に語り継がれているわけではないでしょう

そして何故 魔女や魔法が出てくる物語がミステリー足りえるのかと言いますと
核にあるのは純粋なミステリーであるメッセージボトル及び偽書であり
ゲームマスターの朗読によってそれが脚色された結果
魔女や魔法が出てくるためです
742: 名前: ちびゆか:2012/11/27 22:45ID:ea6CLC/C
ケーナさん>>741
>言うなればベアトがゲームマスターの権限で
>駒に干渉し 駒を操作している状態です

だから変装だけで説明できる状態ではないのです。
電話で話している時からもう上位の存在に干渉されているとしか思えない状態なのです。
そしてその状態はただの上位の干渉だけでなく、ベアトの言うには
「だから妾は、そなたが白きマスに留まれぬよう、様々な駒を送り込み~
しかァし!!今やそなたの城壁はぽっかりと穴を空け、妾はビショップではなく、クイーンを送り込むことができたッ!!~
だからこそ、妾はこうしてとうとう白きマスへ降臨した~」

という理屈があり、今までのゲームの進め方によるものだと言っているのです。

>つまり“朗読者”であるベアトが朗読の術で脚色した物語
>それが“ゲーム盤”なわけです

朗読者が朗読するのは「物語」であり、数枚の手記を朗読していることではないのです。

>つまりこの作品は
>(下位世界)メッセージボトル及び偽書
>(中位世界)ゲーム盤
>(上位世界)EP

下位世界(ゲーム盤)
上位世界(メタ世界)

この二層の世界しか解らないはずなのですが。

EP8のことなのですが、黄金郷で縁寿は戦人から真里亞の魔道書は素晴らしいので、魔道書を誰でも読めるように翻訳し、縁寿のような境遇の子供たちに伝えなさい、という感じのことを聞かされたのです。

そして寿ゆかりとして、真里亞の魔道書の翻訳である「さくたろうの大冒険」を執筆、福音の家を再建し、真里亞の幸せのカケラを見つける魔法を孤児たちに伝える活動。
縁寿は戦人の言葉をしっかり守っているのです。

さらに寿は「私は反魂の魔女」「魔女たちに戦人は死んでいると赤字で」など、メタ世界の記憶を持っているのは明らかなのです。

寿がEP8のメタ縁寿の記憶を持っているなら、全てのカケラを覗いていた記憶も持っているはずなのです。

人間である寿が全てのカケラの記憶を持っている以上、うみねこ世界とは数枚の手記ではなく、我々が読んでいるカケラと呼ばれる世界とほぼ同じと思うのです。「ある」から「ある」ということなのです。
743: 名前: ケーナ:2012/11/28 04:55ID:17iDHrJH
ちびゆかさん >>742

>だから変装だけで説明できる状態ではないのです。
>電話で話している時からもう
>上位の存在に干渉されているとしか思えない状態なのです。

ですから電話で話している時も
ゲームマスターのベアトが干渉しているわけです
ゲーム盤に存在する駒は16個
その中の1つの駒が紗音であり嘉音でありベアトである駒です

>朗読者が朗読するのは「物語」であり
>数枚の手記を朗読していることではないのです。

これは『ガンガンJoker』の最新号でタイムリーな話があったので
『続・最考考』で“■コミックEP8版“ベルンの出題””
という考察の柱にしました
(立ち読みで済ませようかと思いましたが『アラクニド』と『アカメが斬る!』が結構気に入ってしまったので買ってしまいました)
http://keena/。web。fc2。com/zokusaikoukou。html
(例によって“。”はピリオドに変換)

>下位世界(ゲーム盤)
>上位世界(メタ世界)
>この二層の世界しか解らないはずなのですが。

ウィルや雛ベアトの言動から考えると
2人が読んでいる内容には
メタ世界でのやり取りが含まれています
ということは2人が読んでいるのは
我々と同じ“EP”であると考えられます

>さらに寿は「私は反魂の魔女」「魔女たちに戦人は死んでいると赤字で」など
>メタ世界の記憶を持っているのは明らかなのです。

これは僕もそう思います
確か以前「何故、縁寿は屋上からの飛び降りを止めたのか?」
という話をしましたよね

僕は『最考考』で“理解出来ない人間には理解出来ない”
というようなことを書きましたが

これには2つの意味があります

1つは“愛がなければ視えない”
この作品を愛し「この作品を理解しよう」という想いがなければ
この作品は理解出来ません

もう1つは“ある程度の読解力がなければ理解出来ない”
という意味です

僕は後者のハードルはそれほど高くないつもりでいたのですが
どうもちびゆかさんやまるさんとのやり取りから考えると
「まだ、噛み砕きが足りなかったかな」と思いはじめています

そこで自分で1つ“偽書”を書いてみることにしました
はじめは僕が好きな蔵臼と夏妃が生き残る偽書を書こうかと思いましたが
良く考えてみれば『我らの告白』がまさにそれですので
「どうしよっかなー」と考えて 良いことを思いつきました
『Land of the golden witch』の偽書はどうでしょう?

基本 EP4~6の融合になってしまうため
それほど目新しい内容にはなりませんが
なかなか面白いのではないでしょうか

ただノートに18ページいうのはかなりの分量です
今年中には完成しないと思いますので気長にお待ちください
(あまりお待たせしても悪いので書きながら公表していこうと思います)
744: 名前: 名無しさん:2012/11/28 17:30ID:40wwkxX7
一方で竜騎士の監修は甘いから気に入らない描写は無視してよい
と書きつつ漫画版の絵だけを根拠に9枚だってすごいですね
もはや何も言えません
745: 名前: ケーナ:2012/11/28 20:14ID:17iDHrJH
名無しさん >>744

監修するにあたって
「ここは外せない」というポイントがあって当然です
そしてその最たるものが
“メッセージボトルのノート片の枚数”でしょう
原作には“何枚も”としか書かれていないわけですから
(こういうのの相手をするとちびゆかさんに怒られるかもしれませんが…)
746: 名前: 名無しさん:2012/11/29 01:35ID:9eVIjszG
漫画だって間違ってるじゃん。
ep2の夏妃の部屋の死体発見シーン、よく見直してみなよ。
これで監修してるってんだからすごいよ。
747: 名前: ケーナ:2012/11/29 07:44ID:719U4tcf
名無しさん >>746

“化粧台の後ろ”がないことでしょうか?
今 本が手元になくて確認できないのですが
(明日になれば確認できます)
748: 名前: まる:2012/11/29 11:55ID:3bEpO/UT
ケーナさん

根本的な自己矛盾に陥ってることに気づきませんか
あなたはオリジナルは9ページに過ぎず大部分の描写は信用に値しないと宣言した上で
オリジナルに含まれているはずもないボトルメールが画像として出てくるシーンの
(さらに漫画版の)描写を信じて9枚だと言っているのです

「あなたがゴミだと断言したシーンそのものを根拠に」9ページだといってるのですよ

大体ですね、最大の問題は9ページかそこらだと比較的短時間でかけてしまうことです
事件以前にかかれたのだ(二日で書ける量ではないから)と言う大前提が破綻するのですよ

いいですか?
最初のひとつのボトルメールは事件後即座に島から見付かっているのですよ?
(それすら嘘ですか?まあその可能性もありますがそんな落ちなら議論に値しない)
魔女の描写もなく比較的現実に即した被害者署名入りの短く簡潔にまとめられたメモが
大量殺人を示唆していてそれを放置する警察ってどんだけ無能ですか?
仮にそのボトルメールではエバも死んでいた、程度の現実との齟齬があろうが
その状況で事件制花買ったと思うはずがありません。
とりあえず署までつれってってどう偽装したのか聞くでしょう

「数日以内にはかけないほど膨大で」「警察が無視する程ばかげた」内容だと言うのは全ての大前提です
どちらか一方でもはずれればエバ逮捕エンドで終わりです
749: 名前: ケーナ:2012/11/29 15:02ID:719U4tcf
まるさん >>748

>あなたはオリジナルは9ページに過ぎず大部分の描写は信用に値しないと宣言した上で
>オリジナルに含まれているはずもないボトルメールが画像として出てくるシーンの
>(さらに漫画版の)描写を信じて9枚だと言っているのです

僕がこの作品で信じないのは
書かれている内容が作品内で矛盾する場合のみです
それ以外は全て信じています

現実世界にメッセージボトルは存在するわけですから
それが画で描かれている以上
信じるのは当然だと思いますが

>大体ですね、最大の問題は9ページかそこらだと比較的短時間でかけてしまうことです
>事件以前にかかれたのだ(二日で書ける量ではないから)と言う大前提が破綻するのですよ

僕は偽書を書くのに1月では書けないと言いました
何故なら きちんと計算はしていませんが
1ページあたり1000文字書けるとしたら
1万8千文字も書く必要があるからです

これを2日間 つまり48時間で書けと言われれば
あるいは書けるかもしれません
しかし これに付きっ切りになれるわけではありません
六軒島に到着したのが10時30分ですし
やるべきことはいくらでもあったでしょう
しかも事件が起こるたびにリアルタイムで書いていたのなら
とても時間が足りません

>最初のひとつのボトルメールは事件後即座に島から見付かっているのですよ?
>(それすら嘘ですか?まあその可能性もありますがそんな落ちなら議論に値しない)
>魔女の描写もなく比較的現実に即した被害者署名入りの短く簡潔にまとめられたメモが
>大量殺人を示唆していてそれを放置する警察ってどんだけ無能ですか?

まず 署名は真里亞のものでしたが
実際には真里亞が書いたものではありませんでした
この時点で 信憑性はかなり失われています
さらに分量が膨大であるため
とても事件の最中にかかれたものとは考えられない
とどめは序盤で死んでいる絵羽が実際には生き残っている

これで証拠品として扱えという方が無茶です

>とりあえず署までつれってってどう偽装したのか聞くでしょう

証拠品は全て吹き飛んでいますから
絵羽が知らぬ存ぜぬを押し通せば通ります
(実際に通りました)
750: 名前: まる:2012/11/29 15:52ID:b1kmHYLS
今ご自分で書いたのがおよそ800文字です
(勿論手書きならもっと手間がかかるでしょうが)
9ページくらい高校生程度の授業でもそれくらい写すでしょう

明白な殺人の証拠なんかなくていいのですよ
なにがしか爆発前に殺人があったとの示唆する品物さえ
(本来よいことではないですが)拘留してから追いつめて吐かせればいい
という方向に向かうはずでです

ボトルメールの中身が一見した限りトンチキファンジター小説であり
物理的に二日ではかけないと納得させるだけの量があることは必須です
751: 名前: 名無しさん:2012/11/29 19:56ID:67bmXVbn
通りすがりだけど一つ聞かせて。

>最初のひとつのボトルメールは事件後即座に島から見付かっているのですよ?

ボトルメールは数年後に漁師が拾ったはずだし、島から見つかったのは遺体の片鱗ぐらいなものだったはずだけど。
漫画じゃ設定違うの?
752: 名前: 名無しさん:2012/11/29 21:33ID:7ecXGuyp

事件直後に警察が島付近の海で見つかった方のやつのことだと思うよ。漁師が拾ったのとは別物。
あ、原作のEP4の情報ね。
753: 名前: リド:2012/11/29 21:39ID:f2bCsilw
外野から見ていて素直に感じたことを。

>ケーナが、自分の都合の悪い情報は間違い・嘘と断じている件
今に始まったことじゃない。
これまでも散々指摘されてきたことを、本人が認めていないだけ。
ぐだぐだと説明をして論破した気でいるけど、実際は呆れられただけ。

>9枚
原作で「数枚」とあるから、マンガのとおり実際に9枚ジャストではなくとも、4~10枚程度だったのではないだろうか。20枚や3枚を「数枚」と表現はしないと思われ。
だから、9枚と言っている言っていないにこだわる必要はないのではないか。(9枚くらい、と言っておけば双方話が収まるのでは?)

>9枚に小さい文字でびっしりと
考えにくいと思う。最初からボトルメールで流すために書いたのではなさそうだし。(ベアトの発言等より)
普通に罫線に沿って書いたと考える方が自然。なので小説1冊分(?)とかはあり得ないと思う。

>リアルタイムで書いていた
これはベアト発言から否定されている。警察がどう判断したかは別として。

>比較的現実に即した被害者署名入りの短く簡潔にまとめられたメモ
署名者である真里亞が見ていない部分についても記述があったりしたと思われるので、絵羽生存と併せて重要視されなかっただけではないだろうか。
むしろ、EP1のボトルメールの中身が(EP1のように加筆されて?)世に広まった経緯の方が興味深いけど。

>拘留してから追いつめて吐かせればいい
時代的にもあり得ると考える。ただ、金や権力で何とかしようとしても、ショックが大きかったと思われる絵羽にそれらを振りかざして警察の手からあっさりと逃れることができたとは考えにくい。
警察はボトルメールEP1を発見し、それを理由に絵羽を長期間拘留しなかったと思われるので、ボトルメールEP1の内容を「リアルタイムの手記」とは受け取らなかったと思う。

>ボトルメールは数年後に漁師が拾ったはずだし
それはEP2のボトルメール。
EP1のものはすぐに砂浜で見つかっていたはず。


ケーナ擁護もあるしそうでないところもあるけど、客観的に見て感じたことを書いてみた。

あとコレ。
>こういうのを相手にするとちびゆかに怒られる
そもそも>>744>>746の「名無しさん」ってちびゆかだぞ。気付け。
754: 名前: まる:2012/11/29 22:18ID:3bEpO/UT
>リドさん
私も引きずられていましたが読み返してみるとケーナさんが数枚といってる根拠は以下の文です

>“オリジナル”というのは
>2つのメッセージボトルのことです
>ですからEP4に以下のようにある通り
>“2つのワインボトルの中には、ノート片が何枚もぎっしり詰められていた”
>二桁の枚数は行かない程度の量なのです
>(10枚以上なら“十数枚”20枚以上なら“数十枚”になります)

オリジナルの表現は数枚ではなく「何枚も」です
まあニュアンスの差になりますが何枚という言葉に10以下という限定はつかないと思います

なによりよほど厚手の紙でない限り9枚ではぎっしりとはならないと思います
(これもニュアンスですが)
755: 名前: ケーナ:2012/11/30 04:34ID:fckZGizL
まるさん >>750

>今ご自分で書いたのがおよそ800文字です

1万8000字というと
400字詰め原稿用紙に
45枚です

これを事件が起きるたびに書いていくというのが
実際にありえますか?

>明白な殺人の証拠なんかなくていいのですよ
>なにがしか爆発前に殺人があったとの示唆する品物さえ
>(本来よいことではないですが)拘留してから追いつめて吐かせればいい
>という方向に向かうはずでです

絵羽のような人間が
秀吉の残した会社 縁寿 右代宮家の名誉
それら全てを背負っているのです
警察の追及程度に屈するわけがありません

>ボトルメールの中身が一見した限りトンチキファンジター小説であり
>物理的に二日ではかけないと納得させるだけの量があることは必須です

>>749に書いた内容で充分でしょう
仮にメッセージボトルの内容が
絵羽が生き残る内容であったとしても
さらに実際に真里亞の筆跡と同一であっても
それが事実だと証明する証拠にはなりませんから
絵羽が否定すればそれで終わりです

「疑わしきは罰せず」
限りなく黒に近い灰色であっても
直接的な証拠がなければ犯罪にはなりません

近年 冤罪の報道を多く目にしますが
これはあくまで冤罪があってはならないことで
だからこそ1つでも発生すれば
大騒ぎになるだけのことです

実際には1つの冤罪の陰に
本当は有罪なのに
証拠不充分で無罪になっている事件が
山のように存在することでしょう
756: 名前: ケーナ:2012/11/30 04:35ID:fckZGizL
>>753 リドさん

擁護していただいてありがたいのですが
この名を名乗る限り 僕は貴方のことを相手にしません
仕切り直したいのなら 別の名前でお願いします
757: 名前: ちびゆか:2012/11/30 22:09ID:f3vpSHSn
ケーナさん>>743
>ウィルや雛ベアトの言動から考えると
>2人が読んでいる内容には
>メタ世界でのやり取りが含まれています
>ということは2人が読んでいるのは
>我々と同じ“EP”であると考えられます

ウィルや雛ベアトだけでなく、戦人も縁寿も「カケラ」を見て至るのです。
偽書が数枚の手記という設定は無視してもよいのかもしれないのです。
実物を見たのが大月だけなのです。
戦人も縁寿もウィルも雛も実物を見ていない以上、偽書の枚数など意味がないのかもしれませんのです。
重要なのは「観測者によって私見が含まれた世界」ということだと思うのです。

>これは僕もそう思います
>確か以前「何故、縁寿は屋上からの飛び降りを止めたのか?」
>という話をしましたよね

屋上の縁寿に他の世界の記憶が流れ込んだから、飛び降りを止めたというファンタジー解釈を是とするなら、ボトルの中に世界があるという解釈も是とすればよいのです。アンチファンタジーという一貫した姿勢でなく、中途半端にアンチファンタジーなのです。

>1つは“愛がなければ視えない”
>この作品を愛し「この作品を理解しよう」という想いがなければ
>この作品は理解出来ません

これはEP5の漫画でほぼ確信したのですが、ミステリーに挑むということは、
「俺たちは“愛し合っている”と認めなければ先に進めない」
読者は竜騎士先生と恋愛関係にあるべきで、これが大事であると。
竜騎士先生への愛がなければ真実は視えない、ということなのです。

>ただノートに18ページいうのはかなりの分量です
>今年中には完成しないと思いますので気長にお待ちください
>(あまりお待たせしても悪いので書きながら公表していこうと思います)

中途半端に公表するより、完成させて公表した方がよいと思うのです。

ボクも何か書いてみようかな。
758: 名前: リド:2012/11/30 22:15ID:5bsAGl5w
>>まるさん
>オリジナルの表現は数枚ではなく「何枚も」
確認不足で申し訳ない。改めて反論(?)を。
「ワインボトルの中にぎっしりと」がどのくらい入るものなのか試したことはないが、20枚や30枚が入るとは思いにくい。当時のノートとか便せんとかがB5規格が多かったように思うのでそのサイズだとしても、そしてワインボトルが一升瓶クラスの物だったとしてもどうだろうか。
ビンの口は当然細いので、たとえ胴体部分に余裕があっても、ビンの口から入る分はだいぶ減りそう。
数枚ずつ順次入れる方法もあるが、それだと先に入れた紙がぐしゃっとなってしまったりすると思うから、やっぱり数十枚入っていたというのは難しい気がする。
これらの条件から、ボトルメールはせいぜい10枚程度しかなかったのではないかと思ってる。

>>ケーナ
>この名を名乗る限り 僕は貴方のことを相手にしません
素直にこの部分は同意できる、この部分は同意できないと書いただけだから別に。
コイツは嫌いだから1から10まで全部嫌い、何を言っても同意できないっていう狭い了見は持ってないってだけ。

そもそも名前を変えろというなら、
>・仮名で構わないから、1人1つのハンドルネームを必ずつけ、発言者が誰であるか(どの発言と同じ人物であるか)を明確にすること
というこのスレッドのルールを明記したヤツに文句を言ってくれ。誰だっけ?ん?
第一、名前を変えて書けば、ちびゆかと一緒に「なり済ましの荒らしだ」って騒ぐのは目に見えてるし。
759: 名前: 名無しさん:2012/11/30 22:47ID:94usEB0w
災害で家と家族失くした奴に、殺人の疑いがありますつって拘留できるもんならしてみろってんだよ・・・・・・。
事情聴取は任意同行だぞ日を改める事は可能だし弁護士立てる事もできるぞ。
760: 名前: ケーナ:2012/12/01 07:27ID:89TzjzOQ
ちびゆかさん >>757

>ウィルや雛ベアトだけでなく
>戦人も縁寿も「カケラ」を見て至るのです。

“カケラ”や“第○のゲーム”として語られる場合は
“EP”であると考えられます
誰がそれを記したとかそういう話ではなくて
ビデオに録画したように1つの世界として保存されたもの
それが“カケラ”であり“EP”なのでしょう

これは『ひぐらし』における“カケラ”に
似たものだと考えて良いと思います

>屋上の縁寿に他の世界の記憶が流れ込んだから
>飛び降りを止めたというファンタジー解釈を是とするなら
>ボトルの中に世界があるという解釈も是とすればよいのです

僕が認識しているこの作品のファンタジー世界は“別世界”です
現実世界の隣に“魔女の世界”という別世界があり
その世界においては魔女は絶大な力を持つ
しかし 現実世界においてはほぼ無力であり
人の心に働きかける程度の能力しか発揮し得ない

そう考えれば 縁寿の心に働きかけて
別世界の記憶を見せることは出来ても
物理的に飛び降りを防ぐことや
心を操作して飛び降りを止めさせることは出来ない
と解釈出来ます
縁寿がが飛び降りを止めたのはあくまで縁寿の意思です

メッセージボトルは現実世界に物理的に存在しますから
そこにファンタジーを持ち込むと世界設定が崩れます

EP1は戦人の一人称で
メッセージボトルは真里亞の一人称
本当は根拠はこれだけで充分なのです
(これだけでは納得出来ない人の為にいろいろ説明していますが…)

>竜騎士先生への愛がなければ真実は視えない、ということなのです。

竜騎士07さんの言う“愛がなければ視えない”は
“(この作品への)愛がなければ視えない”
“(登場人物への)愛がなければ視えない”
という意味ですが
(「私への愛がなければこの作品は理解できませんよ」というのは、いくらなんでもあんまりです)

竜騎士07さんへの愛がなければ視えないのも事実でしょう
その最たるものが紗音と嘉音の一人二役です
こんなの普通に考えればバレバレだっつーの!

>中途半端に公表するより、完成させて公表した方がよいと思うのです。

出来たら書きながらみなさんの意見を参考にしたいのです
完成してから手を加えるのと
意見を貰いながら組み上げていくのでは
違った仕上がりになると思います

>ボクも何か書いてみようかな。

不特定多数の読み手を意識する場合
特定の読み手を意識する場合
それによって書き手は同じでも出てくる文章は変わってきます
思いがけないことが書けたりもしますので
是非オススメします
761: 名前: ケーナ:2012/12/01 07:28ID:89TzjzOQ
リドさん >>758

貴方に採り得る選択肢は4つです

1つはちびゆかさんに失礼な発言を謝罪し許してもらう
2つは別の名前で別人として発言する(ちびゆかさんにバレたら以後スルー)
3つはスルーされてもただ書き続ける
4つはもう書かない

僕はちびゆかさん本意で行動していますので
ちびゆかさんの判断が全てです

>そもそも名前を変えろというなら、
>>・仮名で構わないから、1人1つのハンドルネームを必ずつけ
>>発言者が誰であるか(どの発言と同じ人物であるか)を明確にすること
>>というこのスレッドのルールを明記したヤツに文句を言ってくれ。誰だっけ?ん?

リュードさんですね
それにこれはあくまで発言者を明確にするための指針であって
成りすましがどうこうとかそういうことではないでしょう

>第一、名前を変えて書けば、ちびゆかと一緒に
>「なり済ましの荒らしだ」って騒ぐのは目に見えてるし。

何故「名前を変えなさい」と勧めている僕が
そんなことを?

貴方が>>753で書いたことは
作品の解釈の部分だけでも3つ
おかしいところがあります

このままでは貴方は永遠にこの作品を理解出来ませんよ
貴方の書いていることは正しい部分もありますから
斜に構えて相手にされず考察を高められないのは
もったいないです
762: 名前: ちびゆか:2012/12/01 22:24ID:50j.7M8S
ケーナさん>>760
書き込みについてなのですが、名無しをスルーしないとダメなのです。
ケーナさんが名無しを相手にするから、名無しが出てくるのです。
殆どの名無しのレスはケーナさんに対してなのです。名無しが増えたのはケーナさんに原因があると言えますのです。

>僕が認識しているこの作品のファンタジー世界は“別世界”です

「つまりこの物語は全てメッセージボトルを執筆した人物という観測者によって私見が含まれた世界ということになる」EP5

これが「世界」の正体ではないのですか?ファンタジー世界があるという解釈は全く根拠のないと思うのですが。ファンタジー世界では観測者(執筆者)と現実世界の接点がないのです。

>メッセージボトルは現実世界に物理的に存在しますから
>そこにファンタジーを持ち込むと世界設定が崩れます

縁寿の中に別の世界の記憶が流れ込むというファンタジーも十分におかしい設定なのです。

>EP1は戦人の一人称で
>メッセージボトルは真里亞の一人称
>本当は根拠はこれだけで充分なのです
>(これだけでは納得出来ない人の為にいろいろ説明していますが…)

「つまりこの物語は全てメッセージボトルを執筆した人物という観測者によって私見が含まれた世界ということになる」
これこそ十分な根拠なのです。
戦人もウィルも「物語」(観測者の私見が含まれた世界)を推理しているのです。偽書は数枚の手記という設定は全く無用の解釈である可能性があるのです。


>(「私への愛がなければこの作品は理解できませんよ」というのは、
>いくらなんでもあんまりです)

いや、これは戦人がベアトと愛し合っていると認めなきゃ、これより先には進めないんだ、推理は恋愛だと言っていて、戦人とベアトの関係は読者とミステリー作家の関係でもあり、ボクたちがうみねこをミステリーだと認識し挑む以上、竜騎士先生と愛し合う気持ちが必要になるのです。
当然のことだと思うのですが。竜騎士先生に対する愛がないと基本的に疑ってしまうのです。どうせ~だろうみたいな。

>出来たら書きながらみなさんの意見を参考にしたいのです

そうなのですか。でも途中で見せてしまうのは驚きがなくなり、興を削ぐのです。どちらでもよいのですが。
763: 名前: ケーナ:2012/12/02 08:13ID:ef6KbvM1
ちびゆかさん >>762

>書き込みについてなのですが、名無しをスルーしないとダメなのです。

“枯れ木も山の賑わい”という言葉がありますが
名無しが出てくるということは
読んでいる人がいるということです

読んでいるだけの人が
名前を名乗ってまで発言するのは躊躇われるけれど
何か発言したい
そう考えて“名無し”で発言しているわけです

トンチンカンな発言はもちろんスルーしていますが
芽がありそうな発言にはレスすることで
名無しから名在りにクラスチェンジすることを期待して
レスするようにしていました

ただ ちびゆかさんはそれが望ましくないとお考えのようですので
以後はスルーするようにします

>「つまりこの物語は全てメッセージボトルを執筆した人物という
>観測者によって私見が含まれた世界ということになる」EP5
>これが「世界」の正体ではないのですか?

まず この“メッセージボトルを執筆した人物という観測者”
というのは紗音のことです

そして“観測者による私見”というのはおそらくですが
「右代宮家の親族は仲が悪い」「金蔵は冷酷非道な暴君」
「朱志香は喘息」「蔵臼と夏妃の関係は冷めている」
こういった現実世界との乖離を指しているものと思われます
紗音はそう感じていたり そう考えていたかもしれませんが
実際はそうではなかったと思うのです

>ファンタジー世界では観測者(執筆者)と現実世界の接点がないのです。

そもそも“ファンタジー解釈”において
魔女の世界は実在する世界ですから
観測者はいません
ですからEPの執筆者もいません

>縁寿の中に別の世界の記憶が流れ込むというファンタジーも
>十分におかしい設定なのです。

これも一人二役と一緒で
“やむをえない”部分なのではないでしょうか
“奇跡の魔女”ベルンカステルだからこそ
現実世界の人間の精神に干渉して
平行世界の記憶を見せるという
奇跡を起こせるのかもしれません

>偽書は数枚の手記という設定は全く無用の解釈である可能性があるのです。

まず「本にして600ページものノート片がワインボトルに入るわけないやろ! 入っても沈んでまうわ!」
というツッコミを回避出来ます

あと「紗音と幾子は何でそんなこと知ってんねん!」
というツッコミも回避出来ます

さらに「EP6では縁寿が出てくんのに、何でそれを読んでいる縁寿はスルーやねん!」
というツッコミまで回避出来ます

無用ではないでしょう

>竜騎士先生に対する愛がないと基本的に疑ってしまうのです。どうせ~だろうみたいな。

これはありますね“ヘンペル”が良い例です
ですから僕は基本的に竜騎士07さんを信じています
ただ 盲信してしまうと“竜騎士07さんもただの人間であるから限界があるし、失敗や間違いもする”
という事実を認識出来なくなり
柔軟な読解が出来なくなってしまいます

>途中で見せてしまうのは驚きがなくなり、興を削ぐのです。

ある程度 形が出来てから提示するようにしますので
むしろ「これをどうやって18ページのミステリーに仕上げるのだろう?」と
思わせることが出来たらと思っています
764: 名前: ケーナ:2012/12/02 14:05ID:ef6KbvM1
『続・最考考』に“■偽書『Land of the golden witch』”を追加しました
http://keena/。web。fc2。com/zokusaikoukou。html
(例によって“。”はピリオドに変換)

とは言っても“どういう指針でどういう内容を書くか”
という概略みたいなものだけで
そのものはまだです

『Land of the golden witch』の分析の部分は長いため
気になる方は『続・最考考』をご覧下さいと言うことで
その概略の部分だけこちらに貼り付けます

次はノート片1ページあたりの文字数を決めます。引用すると長くなってしまうため、気になる人は『最考考』の“■メッセージボトルとはどのようなもの?”をご覧頂きたいのですが、かなり細かく書かれている印象です。ですから紗音が使用したノートはもっとも一般的なノートでありつつ、細かい字が書ける“B5サイズ B罫(6 mm間隔) 35行”であったと考えます。文房具屋に行って、このサイズのノートを3種類買ってきました。罫線のマーキングによると、1行あたりの文字数はそれぞれ24文字、27文字、28文字。パッと見て、罫線の幅が一番自然に思えたのが、27文字でした。ですから、これを採用します。ということは1ページあたりの文字数は27文字×35行で945文字。それが18ページですから、16000文字~17000文字くらいになりそうです(9枚目をフルに使っているとは限らないため)。その次は文章のスタイルです。“日記風手記”ということですが、手記というものがイマイチ理解出来なかったため、図書館に行って“手記”と書かれた本を片端から開いてみました。すると、全て一人称でした。ということは真里亞の一人称で良さそうです。というわけで、次は事件の流れです。第一の晩の被害者は譲治、朱志香、真里亞、紗音、嘉音、楼座で行きます。第二の晩は金蔵と源次、第三~七の晩は留弗夫、秀吉、郷田、熊沢、南條です。第一の晩はバラバラ殺人です。残虐な内容だということですので、被害者を子ども中心にし、殺し方も酷いものにします。犯行現場は貴賓室。譲治の足の代わりに紗音の足がくっついており、真里亞の腕の代わりに譲治の足がくっついており、紗音の腕の代わりに楼座の腕がくっついており、嘉音の腕の代わりに朱志香の腕がくっついています。第二の晩は火あぶりと水責めです。2人にホモ疑惑を押し付けた上で、金蔵の遺体はボイラー、源次の遺体は金蔵の書斎の風呂場です。“引き裂け”ということですから、正反対の処遇にします。第三の晩と第四の晩は留弗夫と秀吉、2人で抜け出して煙草を吸っているところを狙われます。僕は煙草が嫌いなので、この2人には早めに死んでもらうことにしました。あとは女性は殺したくないし、蔵臼と夏妃はお気に入りですから、消去法で第五の晩から第七の晩は定番の“使用人処理”です。きちんとメッセージボトルのルールに従っていますので、ミステリーとして解けるようになっています。もし解けないなら、その人は『うみねこ』が理解出来ていないということです。是非、挑戦してみてください(と言いつつ、まだ書いていませんが…)。あと、戦人のあまりに熱いツッコミにも期待してください。
765: 名前: ケーナ:2012/12/02 19:16ID:ef6KbvM1
「来年まで掛かるだろう」と書いていましたが
書きはじめたらなかなか楽しくて
偽書『Land of the golden witch』が完成してしまいました
(5時間くらい掛かったかも)

流石に長いのでメインページの一番下に置いてあります
http://keena/。web。fc2。com/zokusaikoukou。html
(例によって“。”はピリオドに変換)

ただこれ 必要な情報は全て盛り込んであると思いますが
12ページしかありません
あと6ページ分 水増しする必要があります

疲れたのであと6ページ分の水増しと
解答編は後日ということで…
何かおかしいところがあったらご指摘ください
その時に一緒に訂正します
766: 名前: リド:2012/12/03 20:17ID:58ya0eAk
ツッコミどころしか無くて無視しようかと思ったけど、一応。
これで最後にしとくわ。

>>761 >>ケーナ
>貴方に採り得る選択肢は4つです
>1つはちびゆかさんに失礼な発言を謝罪し許してもらう
「自分たち以外は全部複数なり済ましの荒らし野郎だから消えろ」と何の根拠もなく叩くやつに、何を謝罪しろと;
「どんなに態度が悪かろうが、推理をしているやつがエライ」と主張し続け、実践し続けたのはケーナだろ? 俺は書き方や話し方は悪い方だとは思ってるけど、言っている内容はケーナやちびゆかよりも常識的だぞ。

>>・仮名で構わないから、1人1つのハンドルネームを必ずつけ
>>発言者が誰であるか(どの発言と同じ人物であるか)を明確にすること
>>というこのスレッドのルールを明記したヤツに文句を言ってくれ。誰だっけ?ん?
>リュードさんですね
なに寝言言ってんの?
>名前: ケーナ:2012/03/05 20:49ID:d3SAg4C/
>・仮名で構わないから、1人1つのハンドルネームを必ずつけ、発言者が誰であるか(どの発言と同じ人物であるか)を明確にすること
ってあるぞ。「誰がその文を最初に書いたか」じゃない。このスレッド(推理処2つめ)に、このルールを採用しようと決めて明示したのはケーナだろ? リュードはもはやこの時点では関係ない。
それに
>それにこれはあくまで発言者を明確にするための指針であって
だからこそ、俺はこれまでの発言も含めて俺だとわかるように誠意(?)を示したつもりだけど。
俺の前の発言や態度を無かったことにして、別の人間に変身してまで発言するような卑劣なことはしたくないだけじゃん。それまで非難するってどんだけなんだよ。

>「なり済ましの荒らしだ」って騒ぐのは目に見えてるし。
>何故「名前を変えなさい」と勧めている僕がそんなことを?
ちびゆかが騒ぐ。すると、ちびゆか第一のケーナがそれに従わないとか誰が思う?
ま、俺はケーナも叩くとは本気じゃ思っていないけど、ちびゆかがそういう態度に出れば、俺のことを無視するのは確定だろ? 違うか? 口で直接言わないから叩いていない、とかはさすがに言わないよな。

しかし、「気に入らないから名前を変えろ」とかどんだけ? ここってお前のサイトだっけ?

>貴方が>>753で書いたことは作品の解釈の部分だけでも3つおかしいところがあります
これは別に構わんよ。俺はお前と違って、自分の推理が完璧に近いとか思ってないし。むしろ「ここがオカシイ」と突っ込まれれば検証し、正当だと思えば受け入れる。
そういう態度こそ必要だと思うがね。推理を突き詰めようとする人間には。

>このままでは貴方は永遠にこの作品を理解出来ませんよ
>貴方の書いていることは正しい部分もありますから
>斜に構えて相手にされず考察を高められないのはもったいないです
おいおい・・・これだけはお前が言っちゃダメだろ。
熨斗つけてお前に返すぞ、この発言。

これまで、ケーナはどれだけの人間に「お前、考え方とかおかしいよ」と言われてきたか覚えてる? 俺が知っている限りでも5~6人はいた。
俺は、ケーナ、そしてちびゆかの推理は結構いいところに進んでいると思っているし、俺以上だとも思っている。推理に対する真摯さや情熱だってそう。
ただ、いくらなんでも「自分に逆らう奴は全力で叩く」とか「推理をやらない奴は唾棄すべき人間だ」とか非道な発言や行動が多すぎる。だから散々指摘され、メンドクサイ目に遭っているわけだ。


これで最後にするつもりだから、俺も他の奴に倣って書いておくわ。

ケーナのこれまでの発言から伺えるのはこんなところ。
>「自分はKEIYAの幼稚な推理を1回目の読了で簡単に越えた」
 → 自分で言っているだけで認めている奴はちびゆかだけ? ここにいない有名人への中傷。
>「公式の看板を背負ってきた連中は取るに足らない」
 → 彼らが公式掲示板の看板を背負ってきたとは到底思えない。単に公式掲示板でやっていた人間がフラッと来ただけ。ケーナが勝手にレッテルを張り、勝手に勝ったと主張しているだけ。実際にはあまりの態度の悪さ等に付き合っていられなくなって帰ったと思われ。
>「文句があるなら自分を超える推理を提示してみろ。それができないなら発言する権利なんかない」
 → 推理以外のことでも、推理を出さないことにはファンとして認めない宣言。三角とかと同じ主張。
>「ちびゆかは馬鹿でこちらの説明を理解できないが、どうやれば理解させられるかが勉強になるので相手をしている」
 → 唯一の理解者(?)を中傷。ただし、当のちびゆかも「ケーナは馬鹿で幼稚な煽りしかできない。でも荒らしではないから相手にしている」と思っているフシあり。
>「推理以外でうみねこに関わりたい奴は勝手にやっていればいい」
 → 時々「それぞれにやっていればいいと思っている」発言で自己弁護しているが、だいたい数日後には「そんな奴らはファンでも何でもない、何の価値もない」的な叩き発言をしている
>「うみねこをリアルタイムで盛り上げたとか言っているヤツは、その証拠も示せないし今現在いないのだから何の価値もない」
 → リアルタイムで関われなかったことへのコンプレックス。むしろ、あとから出てきて推理の神様気取りになっていることに疑問を持てないのは憐れ。
>「理解できない人には何を言っても理解できないし、理解できる人は理解できる」
 → 理解できる人が1人もいない=自分だけが高みにいるため他の奴がついてこれないとの俺様宣言。実際、ちびゆかすら納得させたことの方が少ない。
   ちなみに、これは遅れてきた探偵見習いとかも常套句として使ってる。「自分が理解されない」を「間違っているのかもしれない」とは全く思わないところとかそっくり。
>「うみねこの素晴らしさを広く知らしめたいだけ」
 → 「うみねこの素晴らしさを声高にのたまうのはケーナみたいなヤツしかいない」と思われてる。品行方正までは求めないけど、せめて推理に対してまともにやり取りに来た人間くらいは、その人間性に関わらず相手にするくらいの器量が欲しい。一度嫌いだと思ったら公共の場からも追放することばかりして「自分に反論する奴は存在しない」とか言ってもどこの教祖様なんだよと。
>「陰でこそこそ言っている奴は許せない」
  → ここにいない奴らのことを、wikiで堂々と悪口を言い放って誹謗中傷ばかりしているお前が言うな。
>「ちびゆかのことを第一に考えているからこういうことを言う」
  → 自分の叩き行為を、相方をダシにすることで隠そうとしているけどミエミエ。

長々と書いたけど、推理の鬼を自称し、実際に推理に対して鬼なんだろうけど、他の人間や推理以外のことに対しても鬼であることを誇りにしている奴は見ていられないってこと。「wikiは自分たち真のファン(と、ケーナとちびゆかが認めた人間)だけが居ていい場所」と言われても、閉口するしかないわ。
推理の神様気取りのケーナ、そして叩き専門のちびゆか。それが正義のルールとして君臨している「公共の場」に、何の価値があるんだろうな。
もはや、マトモに推理ができる公共の場所ってのは存在しないのかねぇ・・・
767: 名前: ちびゆか:2012/12/03 22:03ID:0f8CD3RY
ケーナさん>>763
>まず この“メッセージボトルを執筆した人物という観測者”
>というのは紗音のことです

EP1、2の二本しか後世に伝わってないのです。観測者が紗音だけでは説明できないのです。

>そもそも“ファンタジー解釈”において
>魔女の世界は実在する世界ですから
>観測者はいません
>ですからEPの執筆者もいません

「第1のゲームのラストでこの物語がメッセージボトルによって後世に語り継がれていることが明記されている。
つまりこの物語は全てメッセージボトルを執筆した人物という観測者によって、私見が含まれた世界ということになる。」EP5

だから何故書いてあることを無視するのですか。
執筆者はいないとか、観測者はいないとかどこに書いてあるのですか。
全てケーナさんが勝手に考えているのです。

>現実世界の人間の精神に干渉して
>平行世界の記憶を見せるという
>奇跡を起こせるのかもしれません

そんな話は聞いたこともないのです。

>というツッコミを回避出来ます
>というツッコミも回避出来ます
>というツッコミまで回避出来ます

無視しているだけなのです。
何の説明にもなってないのです。
そんなんだから、数枚の手記なら探偵の主観などどうでもいいなどと無意味なことを言ってしまうのです。

>これはありますね“ヘンペル”が良い例です
>ですから僕は基本的に竜騎士07さんを信じています

竜「ヒントの為EP4のTIPSは多めにあります」
ケ「僕の考察には必要ありません」
竜「フェザリーヌVSラムダ、これは誰の主観によってライティングされているかが大事なんです。そこまで考えてる読者は少ないですが」
ケ「竜騎士先生がライティングしています。ていうかぶっちゃけフェザリーヌとかどうでもいいです」

基本的にケーナさんは~はどうでもいい、~には意味がない、というのが多いのです。こういった姿勢で竜騎士先生を信じているというのはナントカ正露丸なのです。

>ただ 盲信してしまうと“竜騎士07さんもただの人間
>であるから限界があるし、失敗や間違いもする”
>という事実を認識出来なくなり
>柔軟な読解が出来なくなってしまいます

無用なるかな人の子よ。
無知蒙昧、ゾウリムシ程度の知性しかない我ら人の子には杞憂なのです。
高度な算数パズルであるミステリー。
その出題にミスがあれば解けるわけもなく、出題者を疑った時点でもう解けないのです。
学生時代、テストの出題文をいちいち疑うことなどしなかったはずなのです。
ただ解くだけなのです。

>偽書『Land of the golden witch』が完成してしまいました
>(5時間くらい掛かったかも)
>流石に長いのでメインページの一番下に置いてあります

メインページってどこ?わかんなかったのです。
768: 名前: ちびゆか:2012/12/03 22:38ID:13flIbNr
追記
EP7の漫画だけど、漸く読んだのですが、面白いのです。

特に二巻の魔女マリア、ウィルの考察がかなり深いなと思うのですが。
最近「造物主」という存在について、ケーナさんにいろいろ言ったのです。以前のケーナさんなら、造物主とかどうでもいいですとか言いそうなところですが、妙に造物主や被造物について関心があるように感じたのですが。そうでもないのかな。

もう無視はできないと思うのです。聖書まで丁寧に引用し詳しく説明していたのです。
769: 名前: 名無しさん:2012/12/04 00:52ID:ca8rxCOw
>>766
もう終わったゲームで語り合う場とか言ってもねえ・・・w
770: 名前: ケーナ:2012/12/04 05:20ID:6fQB9Z9i
リドさん >>766

最後にこれだけは書いておきましょう

話しかけられたからといって
それに返事をする義務はありません

まして 自分を散々に辱めた人間が相手なら
無視だけで済まされるならむしろありがたいことです

相棒であるちびゆかさんがそのように対応し
僕に対してもそれを望むなら
僕がちびゆかさんの考えを尊重するのは
至極当たり前のことではないでしょうか?

他者の人格を否定するような発言をし
それで相手をしなければ怒る
どこまで身勝手なのでしょう

他者とのコミュニケーションを求めるなら
相応の礼儀が必要なのではないですか?

僕は“考察への姿勢”に関して問題がある相手には
相応の対応はしますが
それでも相手の人格を否定するような発言をしたことは
ないつもりです

“考察者”である以上
“考察”という刀で相手に切りつけるのであれば
どんな鋭い一撃も許される
ただし 攻撃するのは相手が持つ刀のみ
相手の肉体まで傷つけたら駄目

それが僕のスタンスです
(変な刀の持ち方をしていて刀と一緒に切られている人は気の毒ですが、そこまでは面倒見切れません)
771: 名前: ケーナ:2012/12/04 05:22ID:6fQB9Z9i
ちびゆかさん >>767

>EP1、2の二本しか後世に伝わってないのです。
>観測者が紗音だけでは説明できないのです。

“そして、第1のゲームのラストで、この物語が、メッセージボトルによって後世に語り継がれていることが明記されている。……誰かが事件を、物語に、記した。つまりこの物語は全て、……メッセージボトルを執筆した人物という、観測者によって、私見が含まれた世界ということになる。(EP5)”

この文章の解釈は難しいですね
2本のメッセージボトル限定の話で
偽書には関係ないのか?

メッセージボトルを模して書かれた偽書も
メッセージボトルのフォーマットに則っているため
そのままメッセージボトルの執筆者の私見を
引きずっているのか?

僕は後者ではないかと思いますが

>だから何故書いてあることを無視するのですか。
>執筆者はいないとか、観測者はいないとかどこに書いてあるのですか。

“現実世界にメッセージボトルが存在する”
これは作品中に書かれています

そして当然
“その現実世界に存在するメッセージボトルを書いた執筆者が存在する”

ここまでは僕とちびゆかさんで共通理解があると思います

ところが僕は“メッセージボトル及び偽書”と“EP”は
別の存在であり
“EP”は現実世界には存在しない
と考えています

ですから“EP”に関して言えば
執筆者も観測者もいないと考えていますし
作品中で述べられている
執筆者も観測者も
あくまで“メッセージボトル及び偽書”
についての話だと思っています

>全てケーナさんが勝手に考えているのです。

確かにそれはそうなのですが
少なくとも作品中に“EPの執筆者と観測者がいる”
とは書かれていません

>>というツッコミを回避出来ます
>>というツッコミも回避出来ます
>>というツッコミまで回避出来ます
>無視しているだけなのです。
>何の説明にもなってないのです。

これは逆に言うと
「それ以外の説明でこれらのツッコミをどう回避しますか?」
ということでもあります
ちびゆかさんはそれが提示できますか?

>基本的にケーナさんは~はどうでもいい、~には意味がない、というのが多いのです。
>こういった姿勢で竜騎士先生を信じているというのはナントカ正露丸なのです。

僕は竜騎士07さん本人ではありませんから
どうしたって限界がありますし
この作品を完全に理解出来ているとは言えません

そして「これは考えてもどうしようもない」という問題もあるわけで
そういうのは基本スルーしていますし
「僕の解釈からすればそこは重要な部分ではありませんよ」
ということもあります

>学生時代、テストの出題文をいちいち疑うことなどしなかったはずなのです。
>ただ解くだけなのです。

“出題ミス”というものに出くわしたことはありませんか?
僕は出題ミスに気がついたときは
「出題者は本当はどういう問題を作りたかったのか?」
を推測して答を書いていました

>メインページってどこ?わかんなかったのです。

すみません これリンクを間違えていました
http://keena/。web。fc2。com/
(例によって“。”はピリオドに変換)

ブックマークに登録してもらえるとありがたいです

>EP7の漫画だけど、漸く読んだのですが、面白いのです。

僕もEP7のコミックには注目していますが
現時点(2巻まで)では
本編と特に違うことは書いていない気がするのですが…
772: 名前: ちびゆか:2012/12/04 19:31ID:6bVUmQTo
ケーナさん>>771
>ですから“EP”に関して言えば
>執筆者も観測者もいないと考えていますし
>作品中で述べられている
>執筆者も観測者も
>あくまで“メッセージボトル及び偽書”
>についての話だと思っています

EP5で物語を遡り至った戦人が「この世界」と認識したのが「観測者の私見が含まれた世界」であり、各EPの世界なのです。
あとメタ戦人自体が物語の登場人物とされている以上、執筆者は存在するのです。

>「それ以外の説明でこれらのツッコミをどう回避しますか?」
>ということでもあります
>ちびゆかさんはそれが提示できますか?

①「本にして600ページものノート片がワインボトルに入るわけないやろ! 入っても沈んでまうわ!」
理論上は「私見の含んだ世界」というのは、メッセージボトルを執筆した人間、またはメッセージボトルを読んだ人間の中に概念として存在します。
このどちらか以外に存在できません。特に不思議なことではないのです。

②「紗音と幾子は何でそんなこと知ってんねん!」
その謎を解くのが考察者なのです。
逆説的に知りえる立場であったとも考えられますのです。

③「EP6では縁寿が出てくんのに、何でそれを読んでいる縁寿はスルーやねん!」
EP6の縁寿が駒縁寿である以上、上位に操られているという見方ができると思うのです。

不完全な解釈を提示したのですが、①、②、③いずれも、偽書が数枚だからという意味のない理屈で解決はできないのです。

>そして「これは考えてもどうしようもない」という問題もあるわけで
>そういうのは基本スルーしていますし
>「僕の解釈からすればそこは重要な部分ではありませんよ」
>ということもあります

竜騎士先生がインタビューでの発言を無視したり、更に先生の方が間違っているなどの姿勢は、竜騎士先生を信頼しているとは思えないのです。

>“出題ミス”というものに出くわしたことはありませんか?
>僕は出題ミスに気がついたときは
>「出題者は本当はどういう問題を作りたかったのか?」
>を推測して答を書いていました

「出題ミス」であるという証明が出来ないので無用なのです。

>ブックマークに登録してもらえるとありがたいです

一応読んだのですが、戦人が目を覚まし事件発覚、更に就寝してまた事件が起こるという三日間の話なのですか?
あと流石に読みはしても、謎解きまでは無理なのです。

>本編と特に違うことは書いていない気がするのですが…

もう本編忘れちゃったのですが、記述に差がないのですか?
聖書の引用だけなのですか?
773: 名前: ケーナ:2012/12/05 07:35ID:4cMG9Vf9
ちびゆかさん >>772

>戦人が「この世界」と認識したのが
>「観測者の私見が含まれた世界」であり、各EPの世界なのです。

これは竜騎士07さんがインタビュー及び対談で
以下のように同様の内容を述べています

“この世界の一番の主たる観測者は紗音なんですよね。少なくとも世界観においては。だから紗音が見て聞いて、そうだと思ったことが世界観のデフォルトになってしまう。ベアトリーチェが金蔵の書斎に入れないというのは、一方的に紗音が作った設定ですし。”

まず最初のポイントは「この世界の観測者は紗音なんですよね」ではなく
「この世界の(一番の主たる)観測者は紗音なんですよね」になっていることです

何故“主たる”なのかと言いますと
後に多くの書き手によって生み出される偽書
それはメッセージボトルの模倣であるため
メッセージボトルに紗音が書いた設定が基礎になるからです

>①「本にして600ページものノート片がワインボトルに入るわけないやろ! 入っても沈んでまうわ!」
>理論上は「私見の含んだ世界」というのは、
>メッセージボトルを執筆した人間、
>またはメッセージボトルを読んだ人間の中に概念として存在します。
>このどちらか以外に存在できません。特に不思議なことではないのです。

これについて ちびゆかさんは1つ誤解をしていることがあります
“私見を含んだ世界”というのは比喩表現
もしくは短縮表現(そんな言葉あるの?)です

現実世界にメッセージボトルが存在するなら
執筆者は自分のもっている概念(私見を含んだ世界)を
紙に出力していることになります
その出力された紙がメッセージボトルです

ですから“EPに執筆者が存在する”というのなら
メッセージボトルの中には
600ページ分のノート片が入っていなくてはなりません

>②「紗音と幾子は何でそんなこと知ってんねん!」
>その謎を解くのが考察者なのです。
>逆説的に知りえる立場であったとも考えられますのです。

もしそうであったなら
読み手に理解できる形で
竜騎士07さんは作品内に書いているはずです
しかし 僕はこの件に関して
本文から引用できる根拠を見つけることは出来ませんでしたし
見つけることが出来た人も知りません

誰にも見つけられないなら
それは書いていないということでしょう

>③「EP6では縁寿が出てくんのに、何でそれを読んでいる縁寿はスルーやねん!」
>EP6の縁寿が駒縁寿である以上、上位に操られているという見方ができると思うのです。

そもそもEPがまるまる執筆者によって書かれた
単なる小説であるのならば
駒だの上位が操るだの
そういう設定って必要でしょうか?
縁寿が自分が出てくる小説を読んでいるという
二重構造の意味も理解できなくなってしまいます

>①、②、③いずれも、偽書が数枚だからという
>意味のない理屈で解決はできないのです。

これはおかしいのではないでしょうか?
メッセージボトル及び偽書が数枚だからこそ
①②③は説明がつくことです

①は説明するまでもありませんし
②はそもそもメッセージボトル及び偽書にはそんなことは書いていない
からこそですし
③は縁寿が読んでいるのは縁寿が出てこない物語だからです

>「出題ミス」であるという証明が出来ないので無用なのです。

この考え方だと竜騎士07さんがおかしなことを書いていても
我々にはそれが一切指摘できないことになってしまいます

そもそも出題ミスに気がつけるということは
問題と答えが理解出来ているということです
逆に言えば問題と答えが理解できているなら
出題ミスに気がつけます

>一応読んだのですが、戦人が目を覚まし事件発覚
>更に就寝してまた事件が起こるという三日間の話なのですか?

言われてみればそうですね
話のスタートは10月4日の夕食前です
戦人が目を覚ましていとこが誰もいなかったのが10月5日の朝
さらにそこから1回寝てしまったわけですから
3日間になっています

これは修正しないといけません
何とか5日の23時までには全てが終わっているようにします
睡眠薬を飲まされた戦人がすぐに目を覚ますのは厳しそうなので
もうちょっと別の方法を考えてみます
ご指摘ありがとうございます

>あと流石に読みはしても、謎解きまでは無理なのです。

基本 EP4~6と同じ構造ですからそれほど難しくはありません
いずれ解答編も書きますので解けなくても大丈夫です

>>本編と特に違うことは書いていない気がするのですが…
>もう本編忘れちゃったのですが、記述に差がないのですか?
>聖書の引用だけなのですか?

少なくとも考察に関わる「おっ、これは新情報だ!」
というのには気がつきませんでした
何かありましたか?
774: 名前: ちびゆか:2012/12/05 22:29ID:4aAHKhq.
ケーナさん>>773
いつものことなのですが、無駄に喧嘩をしてるのです。
反論は三行くらいにすればいいと思うのです。
基本的に相性の悪い人とはスルーするしかないと思うのです。

>これについて ちびゆかさんは1つ誤解をしていることがあります
>“私見を含んだ世界”というのは比喩表現

どこにそんなことが書いてあるのですか?
私見を含んだ世界とは私見の含んだ世界なのです。

>現実世界にメッセージボトルが存在するなら
>執筆者は自分のもっている概念(私見を含んだ世界)を
>紙に出力していることになります
>その出力された紙がメッセージボトルです

そうなのですね。

>ですから“EPに執筆者が存在する”というのなら
>メッセージボトルの中には
>600ページ分のノート片が入っていなくてはなりません

執筆者の中にその世界があるか、ボトメを読んだ人間の中にその世界があるか、どちらかだと言っているのです。前者ではボトメの分量など些細な問題なのです。後者の場合では読んだ人間が世界を拡張していることになるのです。

>誰にも見つけられないなら
>それは書いていないということでしょう

推理に必要な手がかりに見落としがあるというだけかもしれないのです。
解らないものは解らないことであり、解らないからといって、推理に必要な手がかりがないとは言えないのです。

>そもそもEPがまるまる執筆者によって書かれた
>単なる小説であるのならば
>駒だの上位が操るだの
>そういう設定って必要でしょうか?

小説や内面世界でしかそういう設定は存在できないのです。
当たり前のことなのです。

>メッセージボトル及び偽書が数枚だからこそ
>①②③は説明がつくことです

うみねこ世界は数枚の手記でファンタジー世界ですと言ってるだけで何の説明にもなってないと思うのです。

>この考え方だと竜騎士07さんがおかしなことを書いていても
>我々にはそれが一切指摘できないことになってしまいます

高度な算数パズルの出題にミスがあるなら解けません。
杞憂なのです。

>少なくとも考察に関わる「おっ、これは新情報だ!」
>というのには気がつきませんでした
>何かありましたか?

ボクが当てにならないから、何周もプレイしているケーナさんに聞いているのです。聖書の引用以外で。
775: 名前: ちびゆか:2012/12/06 00:50ID:f7lQB/Pq
追記
EP7を確認したら殆ど同じだったのです。
ボクの勘違いというか原作忘れてただけだったのです。

でも考えてなかったことだから、何か浮かぶかもなのです。
776: 名前: ケーナ:2012/12/06 04:59ID:7ecXGuyp
ちびゆかさん >>774

>いつものことなのですが、無駄に喧嘩をしてるのです。
>反論は三行くらいにすればいいと思うのです。
>基本的に相性の悪い人とはスルーするしかないと思うのです。

僕は喧嘩をしているつもりはないのですけどね
「相手(及び読み手)に理解出来るように」
ということを意識して懇切丁寧に説明すると
どうしても長くなってしまいます
僕としては誠意のつもりなんですけど
難しいです

相手を叩き潰すために書いているのではなく
理解してもらうために書いているわけですから

>>“私見を含んだ世界”というのは比喩表現
>どこにそんなことが書いてあるのですか?
>私見を含んだ世界とは私見の含んだ世界なのです。

人が外界を認識する時
外界からの情報を脳に読み込みます
その時点で既に情報には受け手の“私見”が含まれます
これが“観念”というものだと思いますが

これを小説として紙に書くなり
話として人に伝えるなり
他者に認識できる形で外部に出力した時に初めて
“私見を含んだ世界”として
他者に認識されるのではないでしょうか?

個人で“観念”として抱え込んでいる間はまだ
“私見を含んだ世界”ではないと思います

>執筆者の中にその世界があるか、
>ボトメを読んだ人間の中にその世界があるか、
>どちらかだと言っているのです。

戦人が“私見を含んだ世界”と認識できている以上
これは何らかの形で出力されているわけです
ただ これを根拠に
ファンタジーと現実を切り分けることは出来ないと思います

というのはファンタジーには“カケラ”“朗読者”“観劇者”など
これらの現実には存在しない
“私見を含んだ世界”を入出力する仕組みがあるからです

>推理に必要な手がかりに見落としがあるというだけかもしれないのです。

これは確かにそうですが
現時点で誰も認識出来ていないのでは
ある程度割り切るしかないのではないでしょうか?

>高度な算数パズルの出題にミスがあるなら解けません。
>杞憂なのです。

高度になればなるほど
出題ミスの可能性も増えるのではないでしょうか
まして問題文が小説にして5000ぺーじにもなれば
何らかの形でミスがなければむしろ不自然です

>EP7を確認したら殆ど同じだったのです。
>ボクの勘違いというか原作忘れてただけだったのです。

実は僕もこういうの結構あります
「これは新情報だ!」と思って考察を書き始めたら
本編に同じことが書いてあったなんてしょっちゅうです

話は変わりますが
おかげさまで『偽書『Land of the golden witch』が
17ページまで水増しできました
9枚のうち8枚半まで来たわけですから
一応規定枚数はクリアです

でもどうせなら9枚目の裏側まで使い切りたいので
あと1000文字
何とか水増ししてみます

ちなみにご指摘いただいた部分は修正しておきました
最初のバージョンではおねしょの話は留弗夫がしていました
死んでるっつーの!
777: 名前: ちびゆか:2012/12/06 23:44ID:98UgmUQo
ken-writeさん
>前提はやっぱり、アンチファンタジー。
>現実に起こりうる出来事で作品の説明は付くという立場です。
>ちびゆかさんの考えとは違うところも多いと思います。

ボクもアンチファンタジーの前提なので参考になるのです。

>ここの今の考察をざっくりみたところ、このボトルメッセージの
>分量が問題になっていましたけど、
>それ以上に注目すべきは、EP1-2で、いわゆるメタ世界の出来事が、
>繋がっていることです。特に2の冒頭など注目ですね。
>このボトル漂着という伝達手段の特徴上、
>作者が、どの話が流れ着き、どの順番で人に読まれるかを
>コントロールできた訳がありませんから、

確かにそうなのです。EP1、2の順番までボトメの執筆者が解る訳はないのです。

>上位世界に付いては、朗読者側で付加した世界ということでないと、
>アンチファンタジーとしては奇妙なことになります。
>よって、EP1−4のゲーム盤は偽書の内容、上位世界は朗読者側
>の想像によるものです。

“この世界の一番の主たる観測者は紗音なんですよね。少なくとも世界観においては。だから紗音が見て聞いて、そうだと思ったことが世界観のデフォルトになってしまう。ベアトリーチェが金蔵の書斎に入れないというのは、一方的に紗音が作った設定ですし。”(インタビュー)

竜騎士先生は「この世界の一番の主たる観測者は紗音」と言っているのです。
このことから「観測者の私見の含んだ世界」の観測者とは複数いるはずなのです。

先ずボトメを投下した紗音が第一の観測者(主たる観測者)となると思うのです。そしてケンさんの言う通り、上位世界を付加するとなると、ボトメを読んだ人間が内面世界に於いて付加し、第二の観測者として私見を含めるのだと思うのです。
したがってボクは「私見の含んだ世界」というのは、ボトメを執筆した紗音とボトメを読んだ人間の二人の私見の含んだ世界だと思うのです。
EP1、2の世界はこれに当てはまると思うのですが、EP3以降は紗音のボトルはないので、紗音の私見のルール、設定を引き継ぎ、第二の観測者が単独で私見の含んだ世界を生み出したと思うのですが。


>EP5-8については、ほとんどが朗読者の頭の中の世界になって
>しまいます。
>EP1-4の上位世界の拡大バージョンです。

ボクもそんな感じだと思うのですが、1~4の世界は朗読者?(人間の観測者だと思うのですが)の中で5~8の世界と繋がっているはずだと思うのです。

>その理由として、縁寿はEP4でビルの屋上から飛び降りますが、
>EP8の魔法エンドでは再びビルの屋上に戻ります。
>アンチファンタジーでは時間が戻ったりしませんから、
>ここに合理的に判断をするなら、縁寿は飛びおりてなどいなかった、
>ということになります。
>つまり、縁寿は飛び降りていないし、この時点では、
>八城幾子(十八)に出会っても居ません。

ボクが一番解らないのが、EP4の縁寿の旅が魔法エンドではなかったことになってしまうことなのです。

>決定的な証拠のいくつかは、例えば、八城幾子(十八)が
>生身で使用した赤字。
>現実世界に赤字は存在しませんし、使える人間も存在できません。
>また、魔法エンドの最後で、八城幾子と縁寿が「初対面」だったこと。
>そもそも、八城幾子の側に、十八が居ることを知らなかったこと。
>などなど。

そうなのです。八城の赤字は世界そのものが疑わしくなるのです。
ボクは赤字を使った以上は、その世界は内面世界だと思うのです。

>つまり、縁寿がEP5-8前半で観た八城幾子という、
>エキセントリックな人物は、
>縁寿が六軒島を支配する魔女を想像し、
>作りだしてしまったキャラクターということになります。

ボクも似た解釈をしていますのです。
ボクは八城を未来の縁寿と解釈しています。
EP6の縁寿と八城は、過去の縁寿と未来の縁寿との対話だと解釈しています。
これは縁寿創作説を前提にしているのですが。
少なくとも八城がただの人間ではなく、未来の縁寿とか縁寿が生み出した存在だと思うのです。

>EP5以降は、“偽書”としては存在しないので、
>物語の形になっていません。
>EP5以降の縁寿は、偽書の内容そのものよりも、
>その世界を創造した者、作者の気持ちやその手法に意識が
>向かっているため、
>物語の主軸は事件というよりも、物語を操るGMを中心に動いています。

EP3以降からそういう感じがするのですが。
いや上位世界がボトメに付加されていないなら、最初からGMが中心のような気がするのです。

>だから、縁寿はEP1-4を通して、兄の体験を想像上で追体験し、
>EP5-6で物語を作ることとその意味について考えて、
>EP7でもっとも客観的な事実に近いドキュメントに目を通し、
>EP8では、自分の兄のイメージにすくわれた、という形になると思います。

最初に兄の体験を内面世界で追体験したのは、後世に残る二本のボトメ(EP1、2)で、EP3以降は新しい解釈を求める縁寿の思考の旅のような。
これも縁寿創作説が前提なのですが。
EP8の自分の兄のイメージに救われるというのは同感なのです。
戦人が物語の登場人物、駒である以上、世界の執筆者のイメージ、概念のような存在だと思うのです。

>こんなかんじで、世界の構造的にはひととおり触れたこと
>になるでしょうか。
>いろいろはしょったので、なかなか満足してもらえる形
>ではなかったかもしれません。

とても参考になったのです。ありがとうなのです。
なんとなくですが、アンチファンタジー視点で世界を考えていくと、縁寿が中心になっていく感じなのですね。

ケーナさん>>776
ケンさんと仲良くしてねw
ちょうど「世界」の話をしているので、何か突っ込みとかあれば。
778: 名前: ケーナ:2012/12/07 03:40ID:35lwGxv5
ちびゆかさん >>777

ken-writeさんが指摘しているのは
“どちらのメッセージボトルが先に読まれるか、メッセージボトルの書き手には予想が出来ない。それなのに実際のEPではEP1、EP2とナンバリングされており、内容もEP2はEP1の続きとなっている。ということはEP1とEP2というのはメッセージボトルそのものではありえない”
ということだと思います

そしてちびゆかさんが指摘する
“「観測者の私見の含んだ世界」の観測者とは複数いるはず”
ということに関しては
EP1~8全てが続きになっていることで
EPそのものには当てはまらないことが解ります
(リレー小説でもない限り1人の書き手によって書かれているということです)

これはメッセージボトルの書き手は紗音
偽書の書き手は八城幾子
そう考えると“複数の観測者”というのは
紗音と幾子であると考えられます

紗音が書いたメッセージボトルの設定を
その模倣である“偽書”で幾子が引き継いではいるものの
そこには幾子の私見が含まれるため
紗音は“主たる観測者”となるわけです

僕が「EPの書き手は存在しない」と指摘するのは
この書き手は普通なら考えられないほど事情を良く知っている上
未来の出来事までEPに盛り込んでいるからです
「この書き手は人間ではありえない」というのが僕の結論です

僕はken-writeさんの
“EP5-8については、ほとんどが朗読者の頭の中の世界になってしまいます。EP1-4の上位世界の拡大バージョンです”
という指摘はちょっとずれていると思います

“「……End of the golden witch。読ませてもらいました。……人の親族を、よくも好き放題に殺せるものです。」(縁寿)
「それが言いたいためだけに、わざわざここへ…? いいえ、違うでしょう、右代宮家の最後の末裔よ。」(幾子)
彼女の最新の偽書、「End」は、その作中で少なくとも親族たちを7人は殺している。いやいや、彼女のこれまでの偽書、「Alliance」や「Banquet」も含めれば、どれだけの親族を、何度、惨たらしい方法で殺しているやら…。(EP6)”

“彼女(幾子)は鍵の掛かった引き出しから、分厚い何かの入った大きな茶封筒を出していた。中にはぎっしり、印字されたプリンター用紙が詰まっているようだった。……彼女の原稿を印刷したものだろうか。そして茶封筒には万年筆の達筆な字で、……「Dawn」と記されていた。Dawnの名で始まる偽書は存在しない。……と、いうことは……。……直感する。これは、新作なのだ。彼女の未発表の最新偽書……。「Dawn of the golden witch」…。(EP6)”

これらの偽書の名前はEP3~6のサブタイトルと同じです
そしてEP7以降の偽書を書いたという話はありませんから
もし この話を区切るなら
EP1~2 3~6 7~8
という区切りになるはずです

EP1~4と5~8を区切るなら
その違いはEP1~4のゲームマスターはベアトであり
それ以降はベアトではない
ということになると思います

“縁寿がEP5-8前半で観た八城幾子という、エキセントリックな人物は、縁寿が六軒島を支配する魔女を想像し、作りだしてしまったキャラクターということになります。”

これは「そんな阿呆な!」です
縁寿がEP6で出会った八城幾子は
EP8の魔法エンドでの八城幾子と同じ姿をしていました
縁寿が“想像し、作りだしてしまった”のなら
縁寿はエスパーということになります

“EP5以降は、“偽書”としては存在しないので、物語の形になっていません。”

この考え方の不自然な点は
何を根拠に“EP3と4は偽書が存在するけれど5と6は存在しない”
と判断しているかです

絵羽の脱出が描かれているという
「Banquet of the golden witch」
これを信じるというのなら
幾子の偽書は丸ごと信じる必要がありますし
信じないなら偽書は丸ごと破棄しなければなりません

そうなってくると信じられる情報が激減してしまうため
もはやこの作品は理解不能となるでしょう
779: 名前: ken-write:2012/12/07 08:56ID:2bXMr.Qg
>>777 ちびゆかさん
やはり、同じような結論になりますね。
いろいろ同意です。

>EP3以降からそういう感じがするのですが。
>いや上位世界がボトメに付加されていないなら、最初からGMが中心のような気がするのです。
その通り。僕がいいたかったことはそういうことです。
後半に行くほど、ますます、GMの比重が高くなっていくと思いますけど、
縁寿が本当に知りたいことの本質は、戦人と六軒島の間になりがあったか、ですから・・。


>EP1、2の世界はこれに当てはまると思うのですが、EP3以降は紗音のボトルはないので、紗>音の私見のルール、設定を引き継ぎ、第二の観測者が単独で私見の含んだ世界を生み出したと思うのですが。

これも同感です。第二の観測者はだれか、ということになりますが、
まあ、縁寿ということになりますよね。
もともと彼女はマリアの日記帳を読むことで、
マリアージュソルシエールの基本設定を理解しています。

>ボクもそんな感じだと思うのですが、1~4の世界は朗読者?(人間の観測者だと思うのですが)>の中で5~8の世界と繋がっているはずだと思うのです。
これもそう。どちらも、ボトルメール自体の観測者(朗読者)は縁寿ですから、
繋がらないことがむしろ不可能だと思います。

>ボクが一番解らないのが、
>EP4の縁寿の旅が魔法エンドではなかったことになってしまうことなのです。
すっきりしない気持ちは僕にもあるのですが、
読み解きからはそうならざるを得ません。
手品エンドの場合、この部分は事実になりますから、
僕は、98年時点での「出来事」はなかったとしても、
98年世界の一般的な情報(巷間の噂など)について語られている情報、
98年時点から過去へ向けて述べられている情報については、
真実として受け取っていますが(それで矛盾は出ないようなので)、
解釈の余地を残してしまうと思います。

>そうなのです。八城の赤字は世界そのものが疑わしくなるのです。
>ボクは赤字を使った以上は、その世界は内面世界だと思うのです。


>EP6の縁寿と八城は、過去の縁寿と未来の縁寿との対話だと解釈しています。
>これは縁寿創作説を前提にしているのですが。
>少なくとも八城がただの人間ではなく、未来の縁寿とか縁寿が生み出した存在だと思うのです。
未来の縁寿、というのは僕はちょっとわかりませんが、
縁寿が生み出した存在というのは、全くその通りだと思います。
フェザリーヌの台詞にも、
「私がそなたを観測(記述しているのか、だったかな)しているのか、そなたが私を観測しているのか」という者があります。
これ以外にも、ちょこちょこ、縁寿とフェザリーヌの同一をほのめかす記述が散見されますね。

>縁寿が生み出した存在
これについては、大事なことを言い忘れていました。
縁寿が視た「八城十八(幾子)=フェザリーヌ」は、
赤字の使用や時間経過の確認から、実在しないといえますが、

「八城十八=伊藤幾九郎〇五九六」は、推理作家として実在しています。
ネット上で公開されたEP3-4の作者、伊藤幾九郎〇五九六であり、
これがEP8の最後で縁寿がであった八城幾子と十八です。

縁寿は、伊藤幾九郎〇五九六という名前から、
作者をミステリー作家の「八城十八」であると割り出しました。
この仮説は合っていた訳で、
彼女には、八城十八、という固有名詞を手に入れる機会はあった訳です。
彼女が、六軒島の真実を難度も詳しく、あり得る姿で描写できる人物、
八城十八、という名称から想像したキャラクターが、
「八城十八=フェザリーヌ」であり、同名ですが違う存在です。

うみねこでは、EP6では、シャノンとカノンが探偵の前に同時に立ち絵として出現していたり、立ち絵が一種のアイコンでしかないことは、本編でいろいろと示されていますね。
780: 名前: まる:2012/12/07 15:50ID:2dgllbj/
少なくとも今現在(公開されている第一話ですら確認可能)
Ep8漫画エンジェは今までの歴史の分岐すべて経験しましたと断言していますね
魔法エンドが現実であるとの立場に立てばこれは今までのエンジェ出演パートは
全て偽書であるとの宣言にほかならないと思いますが
781: 名前: ケーナ:2012/12/07 17:11ID:35lwGxv5
>>ちびゆかさん

もしかすると某スレの末路と
某スレ主の捨て台詞に
責任を感じておられるかもしれませんが
あれは某スレ主の自業自得&責任転嫁ですから
全く気にする必要はありません

例え話にすると

巣鴨の片隅に
この太平の世に
刀の道を究めることに命を懸ける
時代錯誤の剣客たちが集う道場
“真剣道場”がありました

真剣道場では真剣で斬り合いをするため
危険極まりない上
看板に「我は日本一の剣士なり」などと
書かれているため
道場破りが堪えませんでした

そのため 健全な一般市民からは敬遠されています

ある日 そんな真剣道場の隣に
ファンシー剣道用具を扱う店がオープンしました

その店では竹刀に付けるストラップや
ピンクやブルーなどのカラフルな竹刀
パンダのイラストがプリントされた防具などを扱っていました

しかしオープンしても来たお客さんは
女の子が1人と
店の行く末を案じる
心優しい剣士のみでした

たまに冷やかしが来ることはありましたが
結局 客は増えず
ある日 女の子は言いました
「なんだか怖い人が多くなってきたので、少し離れます。ごめんなさい。」

唯一の客に逃げられた店長は悪態をつきました
「真剣道場があるせいで客に逃げられた。もう店じまいだ」

おしまい

このお話における店長は
商売というものを全く理解できていません

「俺、自分の店を持つのが夢なんだ!」
その夢だけで突っ走った結果
陥る末路 その典型です

商売に必要なもの
それはビジョンと信念です

もし僕が店長だったら

まず そもそもファンシー剣道用具など扱いません
なぜなら剣道ブームなどとっくに過ぎ去っており
誰も剣道などしないからです

そして巣鴨になど店を構えません

ファンシー剣道用具は若い女の子しか買いません
客層が若い女の子に限られている以上
若い女の子が行く町
渋谷や原宿に店を構えれば
まだ なんとかなったかもしれませんが
場所が巣鴨では女の子が来るわけがありません

まして 横に一般市民から避けられる真剣道場があるわけです
普通の女の子はまずこんなところには近付かないでしょう

明確なビジョンがあれば
こんなことをやるはずがないのです

そして僕がこの店長で
「マーケティングの結果は最悪だが、それでもここでやる!」
と決めたのなら
信念を持って客を待ちます
客が逃げても真剣道場のせいにはせず
ひたすら待ちます

もし この場所に
元々ファンシー剣道用具店があり
多くの客で賑わっていたのに

真剣道場が出来たが為に
客に逃げられたのなら
ちびゆかさんが責任を感じても
しようがないかもしれませんが
 
もともと成功する見込みのない商売をして
さらにその失敗を責任転嫁するような店長に対して
ちびゆかさんが申し訳なく思う必要は全くありません
782: 名前: ケーナ:2012/12/07 17:12ID:35lwGxv5
>>ちびゆかさん

また 女の子の発言を振り返ってみても
我々が責任を感じる必要はありません

まず >>10に注目してください
店の前で立ち往生していた女の子に
真剣道場の剣士が話しかけています

「おぅ、姉ちゃん。何ぞ困っとるんか?」
「欲しいものがあるけど、店が閉まってるんです」
「おぅ、それなら、あっちの店に売っとるわ、行ってみい」
「はい、ありがとうございます」

このやり取りの後も
女の子はきちんと店に通っていますので
それほど真剣道場の剣士は嫌われてはいないようです

そして >>35における女の子の発言
「なんだか怖い人が多くなってきたので、少し離れます。ごめんなさい。」

その前に女の子が発言したのは >>30 >>31です
その女の子の発言に対して
>>32 >>33で名無しからツッコミが入っています

ですからもっとも考えられる“怖い人”はこの名無しです
そして「怖い人が多くなってきた」という発言から
「元々怖い人がいるのは知っていたけど、そんな人が増えてきたからイヤだ」
というニュアンスが読み取れます

その増えた怖い人候補の筆頭は名無しですが
同時期にここにやってきたのがken-writeさんです

ですから新たに増えた怖い人の候補として
ken-writeさんも想定できます

よって女の子の発言からは
「私の恐怖心の臨界を越えてしまったので、もう耐えられません」
という主張が読み取れます

たとえ恐怖の対象の一部であったとしても
我々は元からいたわけですから
我々が気に病む必要はないわけです

また 女の子は「怖いからイヤ」と言いましたが
それが本当の理由とは限りません
もっと別の理由があるかもしれません
783: 名前: ケーナ:2012/12/07 17:13ID:35lwGxv5
まるさん >>780

魔法エンドが現実であると考える場合

>少なくとも今現在(公開されている第一話ですら確認可能)
>Ep8漫画エンジェは今までの歴史の分岐すべて経験しましたと断言していますね

この縁寿は現実の縁寿ではないと考えるのが妥当ではないでしょうか
また

>今までのエンジェ出演パートは
>全て偽書であるとの宣言にほかならない

何故“宣言に他ならない”とまで言い切れるのですか?
784: 名前: まる:2012/12/07 17:23ID:2dgllbj/
ついでにくぎを刺しておきたいのですが
Ep8のエンジェが4~6を認知しているということはかなり決定的なエンジェ創造説の否定です

ここでエンジェ創造説とは
*ごく短い種本があって
*それをエンジェが脳内ブーストしたものを我々は読んでいる
という2要素を持つすべての説とします

ここで6-7は完全に、及び1-5の大部分が主として「誰か」の脳内だとしましょう
ep8エンジェが過去epの情報を知る以上ep8の記述者はこれらすべてを知る必要があります

つまり「ブーストしてる誰か」は一貫してただ一人の人物でなければいけません
なぜなら他人の脳内は除けないからです
(八城チームリレー小説はこの制約をやぶれますがここは無視します)

そしてep8 中途以降明らかに18を示唆する人物の記述が入ります
なによりもep6時点で今にして思えばフェザリーヌとバトラがともに最上位という示唆がかなり強烈にあります
これはエンジェには知り得ません
これをかけるのは八城チームだけです

ケーナさんはいつも「実際は九枚で都合が悪い部分は無視する」という論法を取りますが
ブーストしている誰かを想定するならその人物が知りうる情報だけで
ブースト部分が出来上がっている必要があります
(脳内でどんな妄想をしようが自由ですがそれが現実と一致してはエスパーです)

大部分を紙に書いていようが頭にとどめようが主たる記述者は八城チーム以外にありえません
785: 名前: まる:2012/12/07 17:30ID:2dgllbj/
784は783見る前に書いたものですが大体答えになっていると思います

繰り返しになりますが
ep7以前の多くの記述が脳内に過ぎないとすればするほど
その内容をすべて把握するエンジェをep8に記述できるのは
ep7以前の妄想者と同一人物であらねばなりません
そしてep8 の記述通りバトラが生きていて18になっているのならそれを知っているのは
八城チームだけです。エンジェであってはなりません

八城チームが記述者であるならそれが偽書と異なるとみる理由はありません
786: 名前: ちびゆか:2012/12/07 23:48ID:a0wOBSVJ
ken-writeさん>>779
>やはり、同じような結論になりますね。
>いろいろ同意です。

ケンさんはみたいにアンチファンタジーを前面に出す考察者ってほんとに希少なのです。魔術師狩りのken-writeなのです。

>その通り。僕がいいたかったことはそういうことです。
>後半に行くほど、ますます、GMの比重が高くなっていくと思いますけど、
>縁寿が本当に知りたいことの本質は、戦人と六軒島の間になに
>があったか、ですから・・。

事実上、縁寿が最上位GM、うみねこ世界の造物主という認識でいいのですか?
ボクはそう思っているのですが。

>これも同感です。第二の観測者はだれか、ということになりますが、
>まあ、縁寿ということになりますよね。
>もともと彼女はマリアの日記帳を読むことで、
>マリアージュソルシエールの基本設定を理解しています。

真里亞の日記もそうなのですが、決定的なのは魔道書だと思うのです。
ヤスと真里亞の宇宙、二人の魔法大系は86年にこの世から消滅し、縁寿の持っている魔道書なくして、マリアージュの魔法大系の世界は生み出せないのです。
我らの告白にも魔道書を捲り、ソロモンの悪魔を描いたりする場面もあったのです。

>これもそう。どちらも、ボトルメール自体の観測者
>(朗読者)は縁寿ですから、
>繋がらないことがむしろ不可能だと思います。

メタ世界の連続性を体現できるのは理論上縁寿しか想定できないのですね。

>すっきりしない気持ちは僕にもあるのですが、
>読み解きからはそうならざるを得ません。
>手品エンドの場合、この部分は事実になりますから、
>僕は、98年時点での「出来事」はなかったとしても、
>98年世界の一般的な情報(巷間の噂など)について語られている情報、
>98年時点から過去へ向けて述べられている情報については、
>真実として受け取っていますが(それで矛盾は出ないようなので)、
>解釈の余地を残してしまうと思います。

ボクがこの問題で大事だと思うのは、EP4の縁寿の旅の観測結果がゲームに反映してしまっていることなのです。
川畑寝具店で量産さくたろうを縁寿が観測する。そして本当の魔法を理解する。
その後黄金郷に侵入、さくたろうを反魂、ベアトをゲーム盤に戻す。
こういった一連の流れがある以上、EP4の旅は絶対必要なのだと思うのです。
もちろん現時点ではうまく説明は出来ませんが。

>未来の縁寿、というのは僕はちょっとわかりませんが、
>縁寿が生み出した存在というのは、全くその通りだと思います。
>フェザリーヌの台詞にも、
>「私がそなたを観測(記述しているのか、だったかな)
>しているのか、そなたが私を観測しているのか」という者があります。
>これ以外にも、ちょこちょこ、縁寿とフェザリーヌの
>同一をほのめかす記述が散見されますね。

未来の縁寿というのは、先ずEP6の八城(フェザリーヌ)と縁寿の関係は上位と下位、造物主と被造物、そういった関係にあるはずだと思うのです。
縁寿自身で自分は駒だと言っているのです。
これは単純に置き換えると、真里亞とさくたろうの関係なのです。

そして18歳の縁寿を駒のように操れる存在を考えたとき、未来の自分(未来の縁寿)なら駒のように操れるはずだと。もちろん内面世界の話になるのですが。
ケンさんだって18歳の頃の自分を内面世界で駒のように操れるはずです。
同一性をほのめかす記述があるなら、この解釈はありえると思うのです。
ケンのいう自分が想像した存在に自分という駒を操らせるというのとちょっと似ているのですが。

>これについては、大事なことを言い忘れていました。
>縁寿が視た「八城十八(幾子)=フェザリーヌ」は、
>赤字の使用や時間経過の確認から、実在しないといえますが、

観劇、戯曲、傍観という魔女のようなファンタジックな存在は当然いないと思うのです。しかし、観劇、戯曲、傍観という概念を体現している人間は現実に存在していると思うのです。
例えば歴史家、歴史を検証し(観劇)歴史を記す(戯曲)、しかし歴史に介入はできない(傍観)
縁寿が見たフェザリーヌは確かに幻想キャラなのですが、世界を執筆している人間(造物主的な人間)はいると思うのです。

>「八城十八=伊藤幾九郎〇五九六」は、推理作家として実在しています。
>ネット上で公開されたEP3-4の作者、伊藤幾九郎〇五九六であり、
>これがEP8の最後で縁寿がであった八城幾子と十八です。

疑ったらきりがないのですが、EP6はなんか世界そのものが信用できなくて、
ボクは98年に伊藤幾九郎が実在していると確信は持てません。
EP4の大月はボトメの話だけで、伊藤幾九郎については全く触れてないのです。曖昧な根拠なのですが。

>縁寿は、伊藤幾九郎〇五九六という名前から、
>作者をミステリー作家の「八城十八」であると割り出しました。
>この仮説は合っていた訳で、
>彼女には、八城十八、という固有名詞を手に入れる機会はあった訳です。
>彼女が、六軒島の真実を何度も詳しく、あり得る姿で描写できる人物、
>八城十八、という名称から想像したキャラクターが、
>「八城十八=フェザリーヌ」であり、同名ですが違う存在です。

魔法エンドではアポを取ろうとしたけど会えなかったと寿ゆかりが言う以上、魔法エンドの世界ではいることにはなっているのですね。
ボクは敢てこの辺りは保留しています。


>うみねこでは、EP6では、シャノンとカノンが探偵の前に
>同時に立ち絵として出現していたり、立ち絵が一種の
>アイコンでしかないことは、本編でいろいろと示されていますね。

個人的にはアイコンなら内面世界の存在にするべきと思いますが、さくたろうとか内面世界と現実世界の区別の付きにくい存在もいるし、魔法エンドは難しいなあと思うのです。

よろず推理処の書き込んだのは特に意味が有りませんが、あそこはあらしが立てたスレだから。別のスレでもいいのですが。

ボクの相手はいつでも良いので、暇があれば宜しくなのです。


787: 名前: ケーナ:2012/12/08 00:13ID:bb9WIXTZ
まるさん >>784 >>785

僕は“縁寿創造説”は否定する立場ですが
まるさんの説はおかしいと思います

まずEP1~6までは現実世界にその元になる
メッセージボトル及び偽書が存在するとします

そのメッセージボトル及び偽書を縁寿が脳内補完して
EPに仕上げたとします
その場合 本として仕上げたと考えた方が妥当ではないでしょうか?
(ネット小説でも構いませんが)

そう考えれば仮にEP1を縁寿が書き
それを読んだ誰かがEP2を書いた
そうして書き継がれてEP8に至った
そう考えてもおかしくないと思います

>そしてep8 の記述通りバトラが生きていて
>18になっているのなら
>それを知っているのは
>八城チームだけです。エンジェであってはなりません

これは物語のどの部分が現実でどの部分が虚構か
また この物語がいつ書かれたか
という問題だと思います

徹頭徹尾 虚構であるなら
何でもありですし

幾子に戦人を引き合わされた後に書いたのなら
全てを縁寿が書けるでしょう
788: 名前: ちびゆか:2012/12/08 00:54ID:5awO1Ank
ケーナさん>>782

>“どちらのメッセージボトルが先に読まれるか、
>メッセージボトルの書き手には予想が出来ない。
>それなのに実際のEPではEP1、EP2とナンバリングされており、
>内容もEP2はEP1の続きとなっている。ということはEP1とEP2
>というのはメッセージボトルそのものではありえない”
>ということだと思います

だから、ボトメを読んだ人間が第二の観測者として、上位世界などを付加(ケーナさんの言葉なら拡張)しているはずであるということなのです。

>そしてちびゆかさんが指摘する
>“「観測者の私見の含んだ世界」の観測者とは複数いるはず”
>ということに関しては
>EP1~8全てが続きになっていることで
>EPそのものには当てはまらないことが解ります

意味が良くわかりませんのです。
EP1~8全てが続きになっていることで、ボトメを読んだ第二の観測者が私見の含んだ世界を生み出し、EPそのものには当てはまることが解ります。

>これはメッセージボトルの書き手は紗音
>偽書の書き手は八城幾子
>そう考えると“複数の観測者”というのは
>紗音と幾子であると考えられます

なればこそ、ボトメ(EP1、2)の上位世界を付加している第二の観測者は幾子であり、全編に於けるメタ世界の連続性は幾子が物語を紡ぐことに因るとするのです。幾子の正体については保留なのです。


>僕が「EPの書き手は存在しない」と指摘するのは
>この書き手は普通なら考えられないほど事情を良く知っている上
>未来の出来事までEPに盛り込んでいるからです
>「この書き手は人間ではありえない」というのが僕の結論です

謎とは解らないことであり、謎があることがファンタジーの証明にはならないのです。

>僕はken-writeさんの
>“EP5-8については、ほとんどが朗読者の頭の中の世界に
>なってしまいます。EP1-4の上位世界の拡大バージョンです”
>という指摘はちょっとずれていると思います

GM中心に考えているのだと思うのです。


>“縁寿がEP5-8前半で観た八城幾子という、
>エキセントリックな人物は、縁寿が六軒島を支配する魔女を想像し、
>作りだしてしまったキャラクターということになります。”

>これは「そんな阿呆な!」です
>縁寿がEP6で出会った八城幾子は
>EP8の魔法エンドでの八城幾子と同じ姿をしていました
>縁寿が“想像し、作りだしてしまった”のなら
>縁寿はエスパーということになります

数十年後の幾子が歳をとらない時点で「そんな阿呆な!」なのです。
これを解決するには何らかの解釈は必要になるのです。
幾子は不老不死だからでは納得はできないのです。
ボクは結論を出すのは保留なのです。

>“EP5以降は、“偽書”としては存在しないので、
>物語の形になっていません。”

>この考え方の不自然な点は
>何を根拠に“EP3と4は偽書が存在するけれど5と6は存在しない”
>と判断しているかです

>絵羽の脱出が描かれているという
>「Banquet of the golden witch」
>これを信じるというのなら
>幾子の偽書は丸ごと信じる必要がありますし
>信じないなら偽書は丸ごと破棄しなければなりません

偽書自体に何が書いてあるか誰も解らないのです。
実物を見たのが大月だけ、EP6の縁寿は駒であり、基本的には何も読者は見ていないのです。

>そうなってくると信じられる情報が激減してしまうため
>もはやこの作品は理解不能となるでしょう

偽書ではなく「物語」として理解すればよいのです。

>もしかすると某スレの末路と
>某スレ主の捨て台詞に
>責任を感じておられるかもしれませんが

秋の杞憂なのです。
もう冬だけど。

基本的に男には厳しいのですが、女には優しいのです。
789: 名前: まる:2012/12/08 07:53ID:81zED/94
>徹頭徹尾 虚構であるなら
>何でもありですし
まあこれだけはどうあっても否定できませんが
一応漫画8を見る限りそれなりに現実にはリンクしてるとは思います

作品の性質上あのシーンは嘘、という論理は避けがたいでしょうが
無から有を生み出すのは極力避けるべきではないでしょうか
「エンジェ自身が偽書書いて発表していた」はもはや付け加え過ぎだと思います
(もし今後発表される漫画の公式見解がそんなものだったとしたら
そのレベル情報を伏せていて、作品終了後に持ち出すなら
もはやどうあってもくだらない回答としか言いようがありません)
790: 名前: ケーナ:2012/12/08 20:00ID:bb9WIXTZ
ちびゆかさん >>788

>EP1~8全てが続きになっていることで
>ボトメを読んだ第二の観測者が私見の含んだ世界を生み出し
>EPそのものには当てはまることが解ります。

この話題の元になっているのは下記内容ですが

“つまりこの物語は全て、……メッセージボトルを執筆した人物という、観測者によって、私見が含まれた世界ということになる。(EP5)”

“観測者”=“執筆者”であるため
メッセージボトルを書いた紗音
偽書を書いた幾子
この2人がそれに該当するのではないでしょうか?

誰かがこれをEPに拡張したとして
その“誰か”は果たして
“観測者”=“執筆者”に該当するのでしょうか?

>>僕はken-writeさんの
>>“EP5-8については、ほとんどが朗読者の頭の中の世界に
>>なってしまいます。EP1-4の上位世界の拡大バージョンです”
>>という指摘はちょっとずれていると思います
>GM中心に考えているのだと思うのです。

この“GM中心”という考え方が理解出来ないのですが
これはどういうものですか?

>数十年後の幾子が歳をとらない時点で「そんな阿呆な!」なのです。

これの解釈は“単に立ち絵を用意できなかった”と
いうことで良いのではないでしょうか
確かEP7で中学時代の戦人や朱志香が出てくる場面があったはずですが
現在の戦人や紗音と同じだったと思います

また“子ども縁寿”の立ち絵は
竜騎士07さんが時間がなくて描けなかった為
スタッフがいろんなキャラクターのパーツを集めて作ったそうです

EP8の重要キャラがこの有様では
幾子の立ち絵を用意できなくても不思議はありません

更に言えばEP7でヤスの側にいる紗音は
1986年の紗音と同じ姿をしています
これって変じゃないですか?
だって その当時
ヤスは自分が10年後にそんな姿になるなんて
解るわけがないのですから

立ち絵にはあまり拘る必要はないのではないでしょうか

>基本的に男には厳しいのですが、女には優しいのです。

僕が優しいのはちびゆかさんだけですよ

というのが本当かどうかは知りませんが
単に女性が喧嘩を売ってこないだけです
「売られた喧嘩は買うのが漢の礼儀&たしなみ」
これが僕のポリシーですので

どうでも良いですけど
最近“枯れ木”が増えてきましたね
あのエネルギーと時間をもっと別の方向に活かせば良いのに
と思います
791: 名前: ケーナ:2012/12/08 20:01ID:bb9WIXTZ
まるさん >>789

>「エンジェ自身が偽書書いて発表していた」はもはや付け加え過ぎだと思います
>(もし今後発表される漫画の公式見解がそんなものだったとしたら
>そのレベル情報を伏せていて、作品終了後に持ち出すなら
>もはやどうあってもくだらない回答としか言いようがありません)

これは僕も全く同感です
この作品は結構いろいろに解釈出来てしまう余地がありますが
「書いてあることを出来るだけ信じたい」というのが
僕が解釈において最重要視していることです

ですから“縁寿創作説”や“幾子&十八創作説”は
僕はかなり早い段階で切り捨ててしまいました

それゆえ これらに関する考察は不得意です
(ちびゆかさんへの説明とまるさんへの説明でまったく逆のことを書いていました)
792: 名前: 名無しさん:2012/12/08 20:57ID:81zED/94
>これの解釈は“単に立ち絵を用意できなかった”と
>いうことで良いのではないでしょうか
いや魔法エンドの地の文で不老不死であるかのように若いと書いてあるはずです
ちなみにこの時点でエンジェが老婆
793: 名前: まる:2012/12/08 20:57ID:81zED/94
792は記入もれ
794: 名前: くうなす:2012/12/08 22:36ID:25UCdn.W
横より失礼します。
まる氏の引用があるように、意図的な描写にも取れるところで
>これの解釈は“単に立ち絵を用意できなかった”と
>いうことで良いのではないでしょうか
で思考停止するのは、考えぬ豚の典型的な行動でしょう。

たとえば、EPが八城十八を福音の家に迎えた後の「寿ゆかり」によってかかれたとすれば、
1998年の八城十八を知らないから、EP6の十八の姿に未来の八城幾子のものを使っているという説明も可能ではないかと。
795: 名前: くうなす:2012/12/08 23:05ID:beGCdPK2
>“つまりこの物語は全て、……メッセージボトルを執筆した人物という、観測者によって、私見が含まれた世界ということになる。(EP5)”

「別の観測者による私見がふくまれない」旨の記述はありますか?
メッセージボトルを執筆した人物とは別に、ゲーム盤に拡張したGM=執筆者の私見が含まれていることは引用箇所からは否定できません。

ケーナさんが「ゲーム盤に拡張したGM」という概念を理解できているかは不安ですが。
796: 名前: ケーナ:2012/12/09 04:24ID:1eWrC0YP
まるさん >>792

>いや魔法エンドの地の文で
>不老不死であるかのように若いと書いてあるはずです

これは以下の部分ですね
“幾子と名乗った女性は、私よりずっと年上のはずなのに、信じられないくらいに若々しいのが印象的だった。お化粧が上手とか、若作りが上手いとか、そういう感じじゃない。こう言っては変だけど…。不老不死だから老けない、とでもいうような、……そんな不思議な神秘性を感じた。(EP8)”

あくまで縁寿という個人が“不思議な神秘性を感じた”だけです
“不老不死だから老けない”というのは比喩表現として使われています

僕はこれ ちょっと不思議に思ったのですが
何を根拠に 縁寿は幾子を“私よりずっと年上のはず”と思っているのか
よくわかりません

1986年当時
縁寿は6歳でした

そして幾子に救われた後の戦人の状況が以下の通りです

“ゆっくりと時間を掛けて、リハビリを進め、私は体の自由を少しずつ取り戻していった。”

“初めの頃は、自分の正体がわからないもどかしさに、頭が割れそうな痛みを訴えることも多かった。……しかし、自分が八城十八という新しい名を与えられた、新しい人間なのだということを少しだけ受け容れられるようになると、……頭痛の頻度は少しずつ減っていった。(EP8)”

“……無理に、過去のことを思い出そうとさえしなければ、頭痛も、連日私を苛んだりはしないのだ。 だから、……私は次第に、頭痛から解放され、八城十八としての新しい生活に馴染んでいった……。(EP8)”

ある程度 時間の経過を思わせる内容です

そして戦人が幾子を意識するようになった時
以下のような印象でした

“彼女の実際の年齢はわからない。婚期的には、まだ取り返しのつく年齢らしいが、こんなところで一人で隠居していては、出会いもあるわけがない(EP8)”

戦人より年下ということは流石にないでしょうが
戦人より数歳程度 年上でもおかしくありません

縁寿と戦人の年齢差は12歳ですから

仮に幾子が戦人よりも3歳年上だったなら
縁寿と幾子の年齢差は15歳です

これを幾子が公表していたのだとしたら
はたして“私よりずっと年上のはず”とまで
言えるかどうか…
797: 名前: ケーナ:2012/12/09 04:25ID:1eWrC0YP
くうなすさん >>794 >>795

>>これの解釈は“単に立ち絵を用意できなかった”と
>>いうことで良いのではないでしょうか
>で思考停止するのは、考えぬ豚の典型的な行動でしょう。

これは考えても仕方がないのではないかと思います
例えば1986年当時
絵羽や夏妃は50代であると推測できるのですが
とてもそうは見えませんよね

立ち絵はあくまで記号的な意味合いのもので
(>>790参照)
立ち絵と本文
どちらを優先すべきかを考えると
どう考えても本文だと思います

>EPが八城十八を福音の家に迎えた後の「寿ゆかり」によってかかれたとすれば、
>1998年の八城十八を知らないから、EP6の十八の姿に
>未来の八城幾子のものを使っているという説明も可能ではないかと。

この解釈も充分に考えられますし
少なくとも僕は
立ち絵を根拠にした考察をするつもりはありません

>ケーナさんが「ゲーム盤に拡張したGM」という概念を理解できているかは不安ですが。

僕は“ゲームマスター”という概念を
テーブルトークRPGの“ゲームマスター”と同義に捉えています

この場におられる皆さんが
そもそもテーブルトークRPGをご存知なのか良く解りませんし
“ゲームマスター”をどのように捉えているのかも解りません

ですから僕には皆さんの言う
「ゲーム盤に拡張したGM」というものが
何を指すのか良く解らないのです
798: 名前: まる:2012/12/09 16:49ID:31.YLL4n
語感の問題になりますがよしんば幾子が戦人と同年齢で12歳差でも
「(少なくとも女性にとって)ずっと年上」だと思うのですが
799: 名前: ケーナ:2012/12/09 18:49ID:1eWrC0YP
まるさん >>798

このあたりはあんまり気にしても
しょうがないのではないでしょうか?

幾子が公表されている年齢よりもはるかに若く見えるとして
それは人間じゃないから?
戦人と幾子が嘘をついているから?
実は紗音だから?

僕は幾子に神秘性を持たせるための演出
あるいはヤス=幾子説への誤誘導を狙った演出
幾子=フェザリーヌを暗示する演出

これくらいで解釈しています
800: 名前: 30代後半禿げ:2012/12/09 19:21ID:770A99lD
ヘタレ竜ちゃんのコメント
今回のシナリオは、トータル的に言って評判が悪いようですね…。期待してくださった皆さん、本当に申し訳ございませんでした。
元々、この程度の作品なんです…。
それがいつの間にか、過分なご評価を得るようになってしまっただけなんですから…。

本音から言うと、もう『ひぐらし』はやめたいなって思ってます。
出せば出すだけ批判が増えるだけで、送り手としてもはや何も楽しいことがありませんし…。

次の「皆殺し編」は轟々たる批判を受ける内容でしょうし、最後の「祭囃し編」は史上最低の出来となるでしょう。

それでも書かなくちゃならないんですか……?

竜騎士07が事故に遭って他界。
『ひぐらし』は永遠に未完で、結末をあれこれ論じながら幕。
という筋書きで、竜騎士07はペンネームを変えて、もう一度ゼロから同人活動を再開というのが、何だか全ての人に一番幸せな幕の閉じ方という気がしてきました。
案外、皆さんもそれを望まれているのではないでしょうか……。

隣のサークルの列に飲み込まれながらも、ほんの1つ2つを手渡しで頒布していた頃が懐かしい…。
あの頃の方がずっと楽しかった…。

泣き言ですみません…。
ただ、竜騎士07は作家気取りでも芸術家気取りでもなく、皆さんと同じ、同人サークルの1つのただの同人好きのヘタレなんだってお伝えしたかっただけなんです…。
801: 名前: くうなす:2012/12/10 01:39ID:7caK8Akx
×立ち絵だけ
○立ち絵と、それを意識したように見える本文
だからこそ、立ち絵だけの問題に矮小化する態度を私は「考えぬ豚」としています。
べつにどうでもいいことですが、ヤスについての証言をした使用人の中に、ひとり「紗音の立ち絵」が使われているのって、本当にどうでもいいことなのかなあ、と、そのシーンを見るたびに思います。

>僕は“ゲームマスター”という概念を
>テーブルトークRPGの“ゲームマスター”と同義に捉えています
以下の発言で、ゲームマスターと言う言葉は知っているが、概念を理解していないだろうことがわかるのでご安心ください。
802: 名前: ケーナ:2012/12/10 05:11ID:7ecXGuyp
くうなすさん >>801

>ヤスについての証言をした使用人の中に、
>ひとり「紗音の立ち絵」が使われている

この文章 意味が解らないのですが…
803: 名前: ケーナ:2012/12/10 09:50ID:7ecXGuyp
“偽書『Land of the golden witch』”が一応完成しました
http://keena/。web。fc2。com/
(“。”はピリオドに変換)

規定文字数ギリギリまで書いたため
以後は致命的な間違いでもない限り
誤字脱字の修正くらいで済みそうです

正直 書いてみるまで
どれくらいの内容を盛り込めるのか不安だったのですが
書く前に“ベルンの出題”の出題部分だけを抜き出してみたら
とんでもなく短くて
むしろ「これをどうやって18ページもの文章に仕立てよう?」
という悩みを抱えることになりました

一応 あからさまに伏線を張りつつ
ベアトの心臓を理解出来ていたら
解けるミステリーに仕上げたつもりです

以後は解答編の執筆に取り掛かります

“何度でも僕は言いたい。うみねこを追いかけて下さった皆さんに言いたいのです。今だけが、最後の答え合わせを楽しめる唯一の機会なのです、と。どうぞあなたの推理や考察が、有意義なものになりますように。ヒントも答えも、全てがここにあります。『愛がなければ視えない』。”
804: 名前: ちびゆか:2012/12/11 17:11ID:24pRtU9z
ケーナさん>>790
>“観測者”=“執筆者”であるため
>メッセージボトルを書いた紗音
>偽書を書いた幾子
>この2人がそれに該当するのではないでしょうか?

>誰かがこれをEPに拡張したとして
>その“誰か”は果たして
>“観測者”=“執筆者”に該当するのでしょうか?

私とken-writeさんのやり取りをもう一度読み返しなさい。
同じことを何度も説明するのは面倒です。
それでも解らない部分があれば説明しましょう。

>この“GM中心”という考え方が理解出来ないのですが
>これはどういうものですか?

これは多分、EP5は途中でゲームが終了していたり、EP7、8は出題のゲームと大きく異なり、偽書、メッセージボトルという枠でなく、GMという存在を中心に考えている、という感じだと思うのです。
ケンさん本人に聞かないと解らないのですが。


>どうでも良いですけど
>最近“枯れ木”が増えてきましたね
>あのエネルギーと時間をもっと別の方向に活かせば良いのに
>と思います

枯れ木に水をやったり肥やしを与えるのはやめなさいなのです。

冬は寒いのでレスが遅くなるのですが、気にしないでなのです。
805: 名前: ケーナ:2012/12/12 04:11ID:b1gM.tVf
“偽書『Land of the golden witch』”の解答編である
お疲れ様会?“偽書『Land of the golden witch』”
が完成しましたのでメインページで公開します

http://keena/。web。fc2。com/
(“。”はピリオドに変換)

単純な解答編ということだけでなく
「僕ならこうした」という
『うみねこ』の真相も盛り込んでみました

あと『最終考察 うみねこのなく頃に 考察 別冊資料』の
“■『うみねこのなく頃に』のすべて 竜騎士07インタビュー 『ファウスト 2011 SUMMER Vol.8』(抜粋)”
を更新しておきました
(目次までいじる必要があるから、あまりこっちはいじりたくないのですが…)

以前は特に重要な情報ではないと思っていたことが
考察が進むと実は重要な情報であることが解ったりするので
僕はたまにこういった資料を読み返すようにしています
(“用済み”と思って捨てなくてよかった…)
806: 名前: ケーナ:2012/12/12 04:12ID:b1gM.tVf
ちびゆかさん >>804

>私とken-writeさんのやり取りをもう一度読み返しなさい。
>同じことを何度も説明するのは面倒です。
>それでも解らない部分があれば説明しましょう。

正直 ken-writeさんが書いていることは
「何を根拠にそのように考えるのか?」
という部分に合理的な説明が抜けて落ちているため
僕にはかなり理解出来ないです

>枯れ木に水をやったり肥やしを与えるのはやめなさいなのです。

芽が生えるどころか
むしろ腐って悪臭が漂っていますね

>冬は寒いのでレスが遅くなるのですが、気にしないでなのです。

気が向いたらで結構です
いつまでも待ってます
807: 名前: ちびゆか:2012/12/18 19:29ID:85dzEwRG
ケーナさん>>806
>正直 ken-writeさんが書いていることは
>「何を根拠にそのように考えるのか?」
>という部分に合理的な説明が抜けて落ちているため
>僕にはかなり理解出来ないです

うみねこの世界を合理的に説明しようという姿勢、アンチファンタジーを貫く姿勢、ken-writeさんの考えはこの前提を理解しようとしなければ、訳の解らない解釈になってしまうのだと思うのです。
ボクも以前からうみねこはアンチファンタジーであり、ファンタジー要素など一切確認できないと言ってきたのですが、珍しいタイプの考察者だと思うのです。

最近聖書について柄にもなく調べたりしていたのですが、「三位一体」というのはキリスト教の専門用語だったのです。
父なる神、子なる神、聖霊なる神、この一なる三なる神たちを「三位一体」と表しているのですが、うみねこ世界もどういう訳か「三位一体」の魔女により生み出された世界で、EP8に「一なる三なる魔女たち」という言葉も出てきて、
聖書、キリスト教の知識がかなり反映されているかもと思うのです。

ボクらのこの世界を生み出した神は三位一体の神であり、うみねこ世界も多分三位一体の魔女によって生み出され、それは造物主でもあり、神(魔女)の正体を暴くような感じの構造がうみねこには秘められているのだと思うのです。
808: 名前: ケーナ:2012/12/19 03:18ID:ecXux.mK
『続・最終考察 うみねこのなく頃に 考察』に
(http://keena/。web。fc2。com/)
“■コラム 『うみねこ』以上の問題作?『Remember11 -the age of infinity-』”
を追加しました

何故 この作品を忘れていたのか
自分でも不思議です
809: 名前: ケーナ:2012/12/19 03:19ID:ecXux.mK
ちびゆかさん>>807

僕は一応 ken-writeさんのブログだったか
ツイッターだったかを拝見しました

それを読んで僕が思ったのは
「この人は僕とは違うゲームをしている」ということです

僕は考察者には2つのタイプがあると考えています

1つは僕やKEIYAさんのように
本文中の記述を組み合わせたり
解釈することで考察の柱を作るタイプ

もう1つは本文中に根拠を求めないで
考察の柱を作るタイプ

僕は基本 後者の考察には関わらないようにしています
何故かというとルールが違うため
どうやっても噛み合わないからです

これはトランプに例えると解り易いと思います

例えば“7並べ”と“神経衰弱”
どちらもトランプを使ってする遊びですが
全く別のものです

これと同じように『うみねこ』を共通の題材にしていても
前者と後者ではまったく違うものですから
話をしても仕方がないのです

便宜上 前者を“プルプル”
後者を“ピコプヨ”と呼ぶとしましょう

困ったことに 殆どの考察者は“ピコプヨ派”で
“プルプル派”は少数派です

その上 ピコプヨ派は往々にして
プルプルとピコプヨを混同しています

その状態で考察の柱を構築するものですから
プルプル派の僕としては
そのような考察に対して
否定することも肯定することも出来ません

再びトランプで例えるならば
「エースが5枚もあるじゃないか!」
と僕が指摘しても
その人はトランプを2組使った
エースが8枚あるゲームをしているため
全然問題ないのかもしれないのです

プルプル派の場合 否定も肯定も本文の記述によって行いますので
それから外れていてはどうしようもありません

たまにこの掲示板に自分の考察を張る人がいますが
僕はほぼスルーしています
別にそれは「くだらない」とか「ヘボい」とか
そのような理由でスルーしているわけではなく
別のルールによって行われている別のゲームですので
関わってもどうにもならないからです

むろん「本文の記述から考えるとこれはおかしい」と指摘は出来ますが
そんなことをして何の意味があるのでしょう?
そもそもルールが違うのですから
本文から外れているのは当たり前なのです

ちびゆかさんと僕が話が出来たり
たまに話が通じる人がいるのは
ちびゆかさんにせよ その人たちにせよ
僕のルールに合わせてくれているからです
(合わせるように僕が誘導している部分もありますが…)

ですから合わせる気のない人とは話が出来ませんし
仮に話をしたところで僕には理解不能です

ちなみにキリスト教の“三位一体”というのは
世界史で勉強した記憶があります
元々EP4は“ Trinity”という副題を予定していたそうですし
作品内の随所にキリスト教関連の引用が見うけられますので
影響があるのは間違いないでしょうね
810: 名前: まる:2012/12/19 12:33ID:5afDOi9U
プルプルとピコプヨの区別ができるかどうかというのが最大の論点な気がしますけどね

結局何一つ本文が神の視点から描かれていることも
それだけで正解に至れることも保証していないのですから
「私の犯人XX説に都合が悪い描写はすべて幻想なり虚偽である」
と開き直られた場合「それは違う」と言える根拠は何一つありません
811: 名前: オプス:2012/12/19 17:39ID:f3bZJ2kT
本文の記述を元にと言われても、幻想キャラに魔法がてんこ盛りなので、どうしても取捨選択は避けられないです。
その上、大多数の支持する説が存在しない点からして、真実へ至るカケラ不足であると推測できます。
つまり本文の記述に無いカケラを構築して補うのが正解への道であり、プルプル派はピコプヨ派の後塵を拝していると言えるのです。
812: 名前: ケーナ:2012/12/19 19:24ID:ecXux.mK
まるさん>>810 オプスさん>>811

>「私の犯人XX説に都合が悪い描写はすべて幻想なり虚偽である」
>と開き直られた場合「それは違う」と言える根拠は何一つありません

ですから厳密に言ってしまうと
“本文に書いてあることは相互矛盾がない限り全て信じる”
という立場の人でないと僕の考察は通用しません

でも そんな人はあまりいないでしょうから
ある程度は妥協が必要ですね

>大多数の支持する説が存在しない

僕はそもそも“大多数”はこの作品を理解出来ていないと思います
竜騎士07さんが書いていましたが
“金蔵の故郷は台湾”という説はかなり初期に出ていたそうです
ところが“大多数”の意見に飲み込まれ
そのまま消えていったのです

正解を提示されてもそれを理解出来ない“大多数”を
相手にしていてもしようがありません
竜騎士07さんが恐れた“ネットの集合知”は
“ネットの集合痴”でしかなかったのです

>本文の記述に無いカケラを構築して補うのが正解への道であり、
>プルプル派はピコプヨ派の後塵を拝していると言えるのです。

確かに本文の記述を組み合わせるだけでは
考察になりません
しかし“本文の組み合わせを根拠とした上で自分の解釈を加える”
このスタイルでなければ それは単なる“創作”です

僕は自分が立てた考察の柱は一応
本文中に矛盾する内容がないか検証しています
もちろん見落としはあるかもしれませんが
僕が誤読や誤解をしていない限り
僕の考察に対して本文中の内容を根拠に
文句を付けられる人はいないと思います
813: 名前: まる:2012/12/19 23:04ID:5afDOi9U
素朴な疑問ですが

赤字以外の真実は保証しないといってるのだから
白をまともに取り合ってる時点で罠にはまってる

と反論された場合の抗弁って考えてます?
814: 名前: ken-write:2012/12/20 02:58ID:37DHN231
>>786 ちびゆかさん

こんばんは。いろいろよく言ってくれて、ありがとう。

>事実上、縁寿が最上位GM、うみねこ世界の造物主という認識でいいのですか?
>ボクはそう思っているのですが。
同意します。ゲーム盤上ではなく、うみねこ全体の物語の観測者としては、全て
「EP8」なんかは、おいおい、と、いいたくなるほど、縁寿にとって都合がよく話がまとまりますが、
これはあの世界の造物主は縁寿ですから、縁寿が本当に信じる可能性は必ず起こる。

>>もともと彼女はマリアの日記帳を読むことで、
>>マリアージュソルシエールの基本設定を理解しています。
>真里亞の日記もそうなのですが、決定的なのは魔道書だと思うのです。
おっと、僕は「真里亞の日記」の縁寿にとっての呼び名が「魔道書」だと思っていました。
つまり、日記の中に、ヤスと真里亞の共著の部分がある。
日記と魔道書って、個別に存在してましたっけ。細かい認識違いをしていたかな。
要するに、本質的には、ヤスと真里亞が二人で作成していた設定資料集が、
縁寿には共有されていたので、
縁寿には余計に理解しやすく、想像による行間の補間もやりやすかった、と。
本質的には、ちびゆかさんの考察とそれほど差はありません。

>>これもそう。どちらも、ボトルメール自体の観測者
>>(朗読者)は縁寿ですから、
>>繋がらないことがむしろ不可能だと思います。
>メタ世界の連続性を体現できるのは理論上縁寿しか想定できないのですね。
そうなんです。

>ボクがこの問題で大事だと思うのは、EP4の縁寿の旅の観測結果がゲームに反映してしまっていることなのです。
>川畑寝具店で量産さくたろうを縁寿が観測する。そして本当の魔法を理解する。
>その後黄金郷に侵入、さくたろうを反魂、ベアトをゲーム盤に戻す。
>こういった一連の流れがある以上、EP4の旅は絶対必要なのだと思うのです。
>もちろん現時点ではうまく説明は出来ませんが。

こういうのは、難しいですね。シャーロック=ホームズの言葉で、
推理の本質で、論理学的にも非常に本質を突いていると僕が思う台詞に、
「絶対にあり得ないことを差し引いて、最後に残った者が真実」というのがあります。
縁寿が目覚めたシーンが飛び降り前であった以上、このシーンは実在しません。
量産さくたろうの存在は、彼女が本当の魔法を理解するための必須条件・・だとは断定できないので、
上記シーン自体、彼女自身の想像の範疇にとどめておくしかないような気がしますが。

ちびゆかさんは、この事象が必須である、と確信しているのだと思いますが、
それでもそれは主観であって論理ではないことに注意してもらえたらありがたいと思います。
論理的な必須条件ではないということは、このことによって、
空想でしかななかった、ということが否定されるものではありません。
竜騎士07先生の作者意図としては、空想にはそこまでの現実に近い力がある、ということを言いたかったのかもしれません。
もし、空想でなかった、として説明がつかず、空想であるとしたときに説明がつくなら、
「絶対にあり得ないことを差し引いて、最後に残った者が真実」に従ってそのシーンは空想になるのです。

>縁寿自身で自分は駒だと言っているのです。
>これは単純に置き換えると、真里亞とさくたろうの関係なのです。
>そして18歳の縁寿を駒のように操れる存在を考えたとき、
>未来の自分(未来の縁寿)なら駒のように操れるはずだと。もちろん内面世界の話になるのですが。

ちびゆかさんのいうとおり、未来の縁寿が、過去の自分(縁寿)をキャラクターとして扱っている、この可能性があることは分かります。
僕の仮説にしたって、「EP6の八城(フェザリーヌ)」は、縁寿の想像上のキャラクターな訳で、
そして、それと対面している「縁寿」とは、縁寿本人の駒としての縁寿にすぎない訳です。
だから、自分自身によって自分自身を記述していることには変わらない訳で。
815: 名前: ken-write:2012/12/20 03:00ID:37DHN231
>縁寿が見たフェザリーヌは確かに幻想キャラなのですが、世界を執筆している人間(造物主的な人間)はいると思うのです。
竜騎士07先生・・のことではないですよね。
えーと、記述物の形、もしくはそれ以外で、縁寿に確信させる情報を与えた人物はおそらく居るはずだ、と、僕も思っています。
でないと、“赤字”という名の、彼女にとっての確信の理由が付きにくくなるので。
こういうのとは違うのでしょうか。

>「八城十八=伊藤幾九郎〇五九六」は、推理作家として実在しています。
>ネット上で公開されたEP3-4の作者、伊藤幾九郎〇五九六であり、
>これがEP8の最後で縁寿がであった八城幾子と十八です。

>疑ったらきりがないのですが、EP6はなんか世界そのものが信用できなくて、
>ボクは98年に伊藤幾九郎が実在していると確信は持てません。
この気持ち、よくわかります。EP6は全話のなかでも、かなり特殊ですよね。
特殊なところはいろいろありますが、本質的なところは、その事物としての存在の保証が必要に薄いところではないか、と思います。
EP1-2の正体は、ボトルメッセージ、これは分かりやすいし、客観的な確認がされている。
出題編のEP3-4は、伊藤幾九郎によって、書かれたネット上のテキスト、これもまあ分かりやすい。、客観的な確認がされているとして記述されている。
展開編のEP5、主張されたこと自体は、フェザリーヌとしての十八の眼前ですが、ネット上のテキストだと、主張されています。
そして、問題のEP6は、十八(幾子)が書いたばかりのプリントアウトで、縁寿は直接それを受け取っています。

つまりね、EP1-5(の元テキスト)というのは、縁寿以外にも読んだ人がいる、と、考えられるのですけど、
EP6というのは、フェザリーヌ以外には縁寿しか読んだ人がいないのですよ。
縁寿の見る幻想(魔法)には、いつも、客観的な現実と矛盾する“嘘”は含まれなかった。
と、いうことは客観的に確認される者として幻想内に記述されている、3-5については、現実に存在しているのではないでしょうか。
実際、3−5については、普通のミステリーとその(縁寿の想像による)上位世界として読めるのです。
しかし、6については、ゲーム盤からGMの物語に干渉したり、上位世界を意識しながら駒が動いたりしていて、
もう普通のミステリーとは言えません。
EP6は、縁寿自身の想像した「GM戦人」が主人公のお話ではないか、というように、僕は考えています。
これ、竜騎士07先生のインタビューと合わせて読むと面白いのですけどね。
「戦人は追いつめられているとはいっても、やっぱりGMは戦人なんだから、わかりませんよ」「芝居かも」
といったやり取りがあります。手元に今引けなくて申し訳ないですが。
816: 名前: ken-write:2012/12/20 03:03ID:37DHN231
>>魔法エンドではアポを取ろうとしたけど会えなかったと寿ゆかりが言う以上、魔法エンドの世界ではいることにはなっているのですね。
>>ボクは敢てこの辺りは保留しています。

それも面白いと思います。いろいろと仮説が建てられるのも、うみねこの面白いところなんじゃないでしょうか。
根拠なく自分の主観だけで、自分の回答が客観的な真実だといいはるのは、ただの傲慢で、非論理的ですからねw

例えば、
「寿ゆかりなんていない、EP4のスタッフロールの通り縁寿は既に死んでいるから、その先は記述できた人はいない。
すなわち、後の人物(十八)によって創作された、縁寿が主人公の物語なのである」
これもれっきとした、アンチファンタジー前提でうみねこを読解したときに成立する回答の一つだと思います。

僕の場合、どうやら寿ゆかりと人間としての八城幾子は存在していても回答が成立しそうだ、と思うので検証しているだけですね。
ミステリーであれば、解答が得られることは保証されてますけど、アンチミステリーだとそういうミステリーのお約束が存在しません。

>魔法エンドは難しいなあと思うのです。
難しいですね。

>ボクの相手はいつでも良いので、暇があれば宜しくなのです。
あまりこられませんが、時間があるときには、また。おやすみなさい。
よし、寝よう。

>>魔法エンドではアポを取ろうとしたけど会えなかったと寿ゆかりが言う以上、魔法エンドの世界ではいることにはなっているのですね。
>>ボクは敢てこの辺りは保留しています。

それも面白いと思います。いろいろと仮説が建てられるのも、うみねこの面白いところなんじゃないでしょうか。
根拠なく自分の主観だけで、自分の回答が客観的な真実だといいはるのは、ただの傲慢で、非論理的ですからねw

例えば、
「寿ゆかりなんていない、EP4のスタッフロールの通り縁寿は既に死んでいるから、その先は記述できた人はいない。
すなわち、後の人物(十八)によって創作された、縁寿が主人公の物語なのである」
これもれっきとした、アンチファンタジー前提でうみねこを読解したときに成立する回答の一つだと思います。

僕の場合、どうやら寿ゆかりと人間としての八城幾子は存在していても回答が成立しそうだ、と思うので検証しているだけですね。
ミステリーであれば、解答が得られることは保証されてますけど、アンチミステリーだとそういうミステリーのお約束が存在しません。

>魔法エンドは難しいなあと思うのです。
難しいですね。

>ボクの相手はいつでも良いので、暇があれば宜しくなのです。
あまりこられませんが、時間があるときには、また。おやすみなさい。
よし、寝よう。

P.S.
>よろず推理処の書き込んだのは特に意味が有りませんが、あそこはあらしが立てたスレだから。別のスレでもいいのですが。
今日、案の定、とある人物から、自分の名前が出ていて、やっぱりなと思いましたw
817: 名前: ケーナ:2012/12/20 05:24ID:0dmUm/zI
まるさん>>813

この内容はちびゆかさん用に取って置こうと思っていたのですが…

例えば「自分は赤字を真実だとは考えない」という立場の人がいますよね
そういう人と“赤字を根拠にした考察”で話をしようとしても
向こうは赤字を信じないわけですから納得させることは出来ません

一方で 向こうの主張も赤字を無視してくるわけですから
こちらからは理解不能です

これと同じことです

僕が“創作説”を否定するのは
赤字を信じないのと同様
この考え方だと何でもありになってしまうため
考察が考察ではなくなってしまうからです

竜騎士さんの「答えはひとつであり、それは作品中に書いてある」
という言葉を信じるならば
“何でもあり”の創作説では
この作品は説明出来ないことになります

そして真実と虚実を切り分ける手段がない以上
(少なくとも僕には見つけられませんでした)
“書いてあることは全て真実”と考えなければ
やはりこの作品は説明できないでしょう

竜騎士07さんを信じ
「この作品は考察出来る」と考えるのなら
取れる立場は自ずと限られてきます

だからこそ“愛がなければ視えない”
アンチにはこの作品が理解出来ない所以です
そもそも理解出来ないからアンチになるわけで
ニワトリと卵
どちらが先なのでしょう?
818: 名前: 名無しさん:2012/12/20 11:56ID:4fz2AxYq
>そして真実と虚実を切り分ける手段がない以上
>(少なくとも僕には見つけられませんでした)
>“書いてあることは全て真実”と考えなければ
>やはりこの作品は説明できないでしょう

それぞれの可能性を同時に考えていけばいいだけなのに、何言ってんだか。
面の推理とかアンチミステリーとか並び立つ真実とか、何度も繰り返し言われてんのにな。
これだから視点固定してから推理を始める奴は評価に値しないな。
819: 名前: ケーナ:2012/12/21 04:37ID:d1LCz3Gl
『続・最考考』に
http://keena/。web。fc2。com/
(“。”はピリオドに変換)
“■コラム テーブルRPGを制するものは『うみねこ』を制す?”
を追加しました
820: 名前: ケーナ:2012/12/22 09:11ID:4biYKEsv
『続・最考考』に
http://keena/。web。fc2。com/
(“。”はピリオドに変換)
“■コラム 日本一の至リスト”
を追加しました
821: 名前: オプス:2012/12/22 20:54ID:b8580oTv
>“金蔵の故郷は台湾”という説はかなり初期に出ていたそうです
>ところが“大多数”の意見に飲み込まれ
>そのまま消えていったのです

納得のいく根拠が提示できなかったがために消えていったのです。
推理自体の筋道は通っていたのですが、“金蔵の故郷は台湾”という基盤が想像上のものであり、そこからの推察だったためいかんせん『作品本文における情報』が圧倒的に不足していました。
つまり「カケラが足りなかった」のです。

それと貴方の考察を読んでみましたけど、良く分かりませんでした。
貴方は何説を支持しており、どういう理由でこれらのトピックを抜き出して説明し、何をどう結論付けたのでしょうか?
822: 名前: ケイナ:2012/12/22 22:42ID:b9x857PT
>貴方は何説を支持しており、どういう理由でこれらのトピックを抜き出して説明し、何をどう結論付けたのでしょうか?
「自分が真のうみねこ信者」説を支持しており、
「自分だけが竜騎士07先生の理解者である」ことを理由に抜き出し、
「世界で唯一自分だけが竜騎士07先生とうみねこを理解できた」と結論付けました。
823: 名前: ケーナ:2012/12/23 05:28ID:44xd9fqB
ガンガンJoker 1月号の情報を
『続・最考考』に反映しました
http://keena/。web。fc2。com/
(“。”はピリオドに変換)

とは言っても大した内容ではなく
“■コミックEP8で明かされる真相とは?”の
一番最後の部分
“紗音と嘉音の一人二役の証拠”に画像を4枚付け足しただけです
(“その2”以降が今回付け足した画像)
824: 名前: ケーナ:2012/12/23 05:30ID:44xd9fqB
オプスさん>>821

僕は碑文の謎を解くのは非常に困難だったと思いますし
竜騎士07さんも解かせる気はなかったと思います
しかし“ネットの集合知”がきちんと機能すれば
解けない謎でもなかったとも思います

何故 正解が提示されてもそれが消えてしまったのか?
それは考察者たちが“自分の考察自慢をしたいだけ”だったからです
他者の考察を自分の考察に取り込む
あるいは自分の考察への他者の批判を自分の考察に取り込む

そういったごく当たり前のことを考えもせず
ただ 思いついた考察を垂れ流す
それだけを延々と続けていたため
現在 ネット上にはまともな考察が残っていません
また 考察者自身の考察の深まりもなく
低レベルのままです

“ネットの集合知”は単なる集団○ナニーショーである
“ネットの集合恥”でしかなかったのです

情報不足? カケラが足りない?
それならいつになったら必要な情報が提示されると?
どれだけの情報が集まれば考察が出来ると?

竜騎士07さんは「考察ゴルゴではなく、弾幕を張れ」
と言っていましたが
ただ撃ちまくるだけでも駄目です

他人の射撃技術を盗み
他人に射撃技術を教え
自らも着弾の結果から射撃精度を向上させる

これらがきちんとなされてこそ
“ネットの集合知”は機能するのです

>貴方は何説を支持しており
>どういう理由でこれらのトピックを抜き出して説明し
>何をどう結論付けたのでしょうか?

僕はファンタジー説です
どのように“考察の柱”を作ったのかは
コラムの“■考察法指南”で説明していますので
そのまま抜粋します

“まずゲームをプレイしながら“理解できなかった内容”“疑問を持った内容”“重要だと思った内容”これらを抜き出しました。そして抜き出した内容をテーマごとにまとめ“考察の柱”を建てました。例えば“■赤字とはどのようなもの?”などです。そしてもう一度ゲームをプレイし“考察の柱”を支える材料となる内容を抜き出して“考察の柱”にくっつけました。それと同時に“考察の柱”を否定する材料がないかも確認しました。それから自分の考えを“考察の柱”にくくりつけて完成です。これらの作業の過程で新たな“考察の柱”になると思われる内容に気がついたら、再びゲームに戻り“柱”を支える材料が揃えば、新たな“考察の柱”とする。これのくり返しです。”

結論は2つ
この作品の現実世界での真相は“戦人と紗音の勘違いが生んだすれ違いに依る悲劇”です
作品全体の真相は“魔女のベアトリーチェが戦人と結ばれる物語”です

これは“考察の柱”に普通に埋まっていますので
わかりづらいと思います
825: 名前: 名無しさん:2012/12/23 11:51ID:9dc1e5Nr
>“紗音と嘉音の一人二役の証拠”に画像を4枚付け足しただけです
>(“その2”以降が今回付け足した画像)

穴だらけで証拠になってねーじゃねーか。
826: 名前: オプス:2012/12/23 16:01ID:6aJap7Ud
>>824
>解けない謎でもなかったとも思います
解けても決め手を欠く謎だったと言う主張をこちらはしています。

>何故 正解が提示されてもそれが消えてしまったのか?
碑文は特に多くの説が出た謎でもありました。
そしてそれら全ての説に否定要素は見当たりませんでした。
ゆえに本物も偽物も正解も不正解も全てが等価値だったのです。

そもそも大勢に支持される説ほど良いという物でもありません。
例えば貴方はどの政党を選ぶことが「正解」か分かりますか?
少なくとも「大多数=正解」ではないでしょうね。

>現在 ネット上にはまともな考察が残っていません
公式掲示板が閉鎖されましたからね。
数多く行われた交流も全て消え去りました。

>情報不足? カケラが足りない?
>それならいつになったら必要な情報が提示されると?
>どれだけの情報が集まれば考察が出来ると?
必要な十分な情報が提示されていない状況下で、いかに当て推量で自身の考察を進めるかが重要だったんですよ。
リアルタイムで考察を突き進めていった者達にとって、これは必須技能でした。
考察者達はそれぞれ他者と違う説を有して違う道を突き進んでいったのです。その上で道が重なることがあれば対立しあう事もしばしば。
ただし相手の説を否定できたからといって自身の説が正しいとは限らない。
そして全員で同じ道を歩むならばそもそも大人数など不要。
考察者とは孤立が前提です。

最後まで考察の道を引き終えたと確信できたのなら、後は作者の一手(解答)を待つだけです。

追伸:結論は分かりやすい方が良いですよ。何せ考察の前提の段階から色々と考えさせられるのがデフォなゲームですからね。
827: 名前: 通りすがり:2012/12/23 20:38ID:7et3O9eG
ケーナとかってやつが他の考察ブログで調子に乗った上から目線でコメントしててゲロはきそうになった。他人の考察に対して「貴方は物語の核心を掴んでません。」「僕は五週半もうみねこをやりました、苦痛でしたけどやりました(ドヤ顔」みたいなコメントをね。他人の考察に対してイチャモンつけんのはいいけど、真相はうみねこを作った作者本人が解答を出さない限り何が答えかはわからねえんだよ。それを自分がさも解答を知っているかの様な立ち振る舞いをするのは驕りも甚だしい。お前の中でそれで完成していたとしても他の人間からみたら思考停止以外の何ものでもないことを弁えた方がいいよ。
828: 名前: ケイナ:2012/12/24 06:17ID:e900Q3cj
ここで妄言まき散らすだけじゃなく、余所様にも迷惑かけに行ってんのかよ。
相変わらず最低な人間だな。
人よりも「うみねこ」を愛して真剣に取り組んでいると言い張れば何をやっても許されると思っているんだろうが、実際にやっていることは自分だけが選ばれた人間だって主張して陶酔したいだけっていうんだから始末が悪い。

自分より目立つ人間の悪口を書いて相対的に自分の立場をよく見せようとか、竜騎士07先生の望むことをやっていると勝手に名前を持ち出して箔をつけようとか、底が浅いんだよ、実際。

「愛がなければ視えない」は、自己愛があればなんでもOKって意味じゃないっつーの。
829: 名前: ケーナ:2012/12/24 07:41ID:cdN/Xjss
オプスさん >>826

>そもそも大勢に支持される説ほど良いという物でもありません。

考察は人気投票ではありませんからね
テレビで“一般正解率”が一桁のクイズを見かけたりしますが
その場合 殆どの人間が間違っているわけです
『うみねこ』の考察は考察ではなく
ただの人気投票になっていたのではないでしょうか?

>>現在 ネット上にはまともな考察が残っていません
>公式掲示板が閉鎖されましたからね。
>数多く行われた交流も全て消え去りました。

僕はこれが不思議なんですよね
考察者が切磋琢磨しあっていたなら
もっと考察者のレベルが上がっているはずですし
そもそも自分の考察なり人の考察なりを
きちんとまとめて形にしようという人はいなかったのでしょうか?

ろくに検証もしない改善もしない思いつきを垂れ流し
後は野となれ花となれ
「それ、もしかして考察?」

このまとめWikiの“考察”をまとめるだけでも
そこそこの考察にはなると思うのですが…

>必要な十分な情報が提示されていない状況下で、
>いかに当て推量で自身の考察を進めるかが重要だったんですよ。

それはもちろん承知していますが
EP7あたりまでくれば
もはやかなり道はつぶされています
それなのにそのつぶされた道に固執し
自分は正しいと言い張る
さらには「竜騎士07さんがきちんと解答を出さないのが悪い」
と責任転嫁する
それが考察と言えるでしょうか?

>考察者達はそれぞれ他者と違う説を有して
>違う道を突き進んでいったのです。
>その上で道が重なることがあれば対立しあう事もしばしば。

結局「自分は間違っていない、自分は正しい」と
主張したいだけなんですよね
長く考察した分 自分の考察に対して愛着を持ち
保守化する
もはやそこに理論や計算はありません

株で失敗する人間の典型例ですよね これって

対立する必要なんてないんです
相手の意見に耳を傾け
自分の考察に非があれば修正する
逆に相手の考察に不備があれば指摘して正してあげる

他の考察者は敵ではないのです
共に切磋琢磨しあう仲間なのです
我々は竜騎士07さんという強大な敵に立ち向かう
チームでなければならなかったのです

芥川龍之介の『蜘蛛の糸』って作品がありますよね
カンダタを含めた亡者達が協力し合えば
地獄から脱出できたのではないでしょうか?

>そして全員で同じ道を歩むならばそもそも大人数など不要。
>考察者とは孤立が前提です。

これは結局「自分さえ良ければよい」「自分だけが至りたい」
そういう気持ちの表れではないでしょうか?
道に途中には何人かで協力しないと動かせない岩があったり
傷付き倒れている人には肩を貸したり
あるいは逆に自分が助けられたり

僕は『うみねこ』は誰の助けもなしに至れるほど
甘い道ではないと思います
(ここで「僕は1人で至りましたけどね」と書くと全てが台無し!)

>追伸:結論は分かりやすい方が良いですよ。
>何せ考察の前提の段階から色々と考えさせられるのがデフォなゲームですからね。

僕はどの考察の柱が一番大切だと思うかは
人それぞれだと思います
それが僕にとっては“戦人と紗音の約束”であったわけですが
人によっては“霧江と縁寿”の関係であったり
あるいは“金蔵とベアト”の関係であったりするかもしれません
ですから全てを並列に並べられるように
考察は五十音順にしました

というのはただの出任せで
“考察の重要度”をランク付けするのが面倒だっただけです
830: 名前: 名無しさん:2012/12/24 10:19ID:8633PzPP
↑を要約すると、
私は共産主義者である。
真実は皆で分け合うべき。
話せば分かり合える。そうすれば理想を共にする同志だ。
皆で同じ方向を向こう。
資本主義者の豚は氏ね。
って感じ。

『ある資本主義者』
推理が恋愛に似ているってーなら、真実に至った自説は彼女。
彼女といちゃいちゃするのは家でやるべき。
人前に連れてきて自慢することはあるかもしれないけど、
他人と自分の彼女を共有するのは嫌だ。せめてそっくりさんで。
彼女がいない時代は、彼女いない同士いろいろ相談しあうけど、
彼女ができたらあとは助言くらいしかできない。
なぜなら、それぞれが自分なりの彼女を見つけようとしているから。
831: 名前: 名無しさん:2012/12/26 20:19ID:ffPUVklP
所詮は自分以外を叩くことでしか自分の価値を知らしめることができない哀れな豚ってことだろ。
書き込んでいる時間帯なんかを見ても、到底まともな生活を送っているとも思えないし。ニートか登校拒否児なのは確定。
そんな奴は、自分は選ばれた人間だと妄信していくしか自己を保てないわけで。

しっかし、ホントに自分でいいこと言っている風な説教するけど、全部「お前が言うなよ」って返されて終わりなヤツだよな。
自分がどういう人間だか認識できていない証拠だよ。これだから引き籠りはイヤだね。
832: 名前: オプス:2012/12/26 22:21ID:e2bVvm1U
>>829
>ただの人気投票になっていたのではないでしょうか?
なっていません。

>きちんとまとめて形にしようという人はいなかったのでしょうか?
いました。それらのまとめた形も公式掲示板と共に消えました。
『公式』以外に適切な場があったとでも?

>それなのにそのつぶされた道に固執し
>自分は正しいと言い張る
正しいと言い張れるのならまだ道は塞がっていないでしょう。

>相手の意見に耳を傾け
>自分の考察に非があれば修正する
>逆に相手の考察に不備があれば指摘して正してあげる
それがつまり対立するという事ですけれど。
教師と生徒の間柄ではなく、生徒と生徒の間柄なので「指摘する」とか「正す」とかは不適切ですけれど。

>僕は『うみねこ』は誰の助けもなしに至れるほど
>甘い道ではないと思います
>“考察の重要度”をランク付けするのが面倒だっただけです
つまるところ「他人と分かり合う事は大切ですが、自分はそれを実行するつもりは毛頭ありません」というのが、ケーナさんの結論と見てよろしいですか?


あと最後に一つだけ。
ろくに検証もしない改善もしない他者の思いつきの垂れ流しが、私の進むべき考察の道を切り開いてくれた事があります。
だからどんな些細な思いつきだろう軽んじる事はありません。
『うみねこ』は誰の助けもなしに至れるほど、甘い道ではなかったというのが、私の経験から出せる結論です。
833: 名前: ケーナ:2012/12/26 23:22ID:1eWrC0YP
オプスさん >>832

>>きちんとまとめて形にしようという人はいなかったのでしょうか?
>いました。それらのまとめた形も公式掲示板と共に消えました。
>『公式』以外に適切な場があったとでも?

そもそも掲示板にまとめようというのが既に間違っています
僕の考察にせよ KEIYAさんの考察にせよ
プルプルピコプヨさんの考察にせよ
きちんとした考察をしようとしているため
それなりの分量になっています

これを掲示板で読ませるというのは無茶ですし
“借り物”の掲示板ではなく
ブログなりホームページなり同人誌なり
それなりの場を自分で作るべきだったでしょう

>>それなのにそのつぶされた道に固執し
>>自分は正しいと言い張る
>正しいと言い張れるのならまだ道は塞がっていないでしょう。

どんな状況だろうと「自分は正しい」と言い張ることは出来ます
しかし実際には自分の間違いを認めたくないだけ
見苦しいことこの上ない
失敗した“考察ゴルゴ”の成れの果てです

>>相手の意見に耳を傾け
>>自分の考察に非があれば修正する
>>逆に相手の考察に不備があれば指摘して正してあげる
>それがつまり対立するという事ですけれど。
>教師と生徒の間柄ではなく、生徒と生徒の間柄なので
>「指摘する」とか「正す」とかは不適切ですけれど。

これは“対立”ではなく“対話”です
友人同士でも間違いを指摘して正すことはあります
万引きしようとする友人がいて
その間違いを指摘して正すことは不適切ですか?
教師と生徒なら“指導”ですね

>つまるところ「他人と分かり合う事は大切ですが、自分はそれを実行するつもりは毛頭ありません」
>というのが、ケーナさんの結論と見てよろしいですか?

全然違いますが
あなたがそう思うのであればそう思ってもらって構いません
僕はあなたに理解してもらえるとは思っていませんが
筋として説明しているだけですから

>ろくに検証もしない改善もしない他者の思いつきの垂れ流しが、
>私の進むべき考察の道を切り開いてくれた事があります。
>だからどんな些細な思いつきだろう軽んじる事はありません。

僕もこれはある意味同意です
他人の考察を見て「これは思いつかなかった」と思うことがあります
例えば「真里亞の薔薇は真里亞が抜いた」という考察を見て
「これは僕的にはありえないなー」と思いつつも
何故 自分がそのように思うのか考えてみると
「真里亞がそんなひどいことをする子だとは思いたくない」という
結構 根拠のない理由であったりします

例えそれが本文から考えればどんなにおかしいことであっても
考察の触媒になることはありますから
僕も他者の考察を無条件に斬り捨てることはありませんし
参考にすることもあります

でも それは受け手の側からの話であって
思い付きを垂れ流しているだけでは本人の成長はありません

僕はあなたを受け手として>>829を書いたわけですが
書いてみてはじめて「僕はこんな風に考えていたんだ」
と気がつきました
おそらくあなたとのやり取りがなければ
これは僕の中に眠ったままだったでしょう
その点には感謝しています

>『うみねこ』は誰の助けもなしに至れるほど、
>甘い道ではなかったというのが、私の経験から出せる結論です。

>>826で“考察者とは孤立が前提です”と書いていますが?
834: 名前: 名無しさん:2012/12/27 01:11ID:020q5ZEw
>万引きしようとする友人がいて
>その間違いを指摘して正すことは不適切ですか?

片方の目で友人が万引きであると見たなら、
もう片方の目で冤罪である可能性を見てみましょう。
それからうみねこを百回見直しましょう。

                    先生より
835: 名前: オプス:2012/12/27 19:52ID:226frnrM
>>833
>>『うみねこ』は誰の助けもなしに至れるほど、
>>甘い道ではなかったというのが、私の経験から出せる結論です。
>>826で“考察者とは孤立が前提です”と書いていますが?
書いてますけどそれが何か?

とかやってると延々不毛な言い合いにしかならなそうなので、せっかくなのでそろそろ“対話”を始めませんか?
もちろん対話の内容はうみねこ以外にありえないに決まっています。
とりあえずの議題は『EP1の第一の晩に何が起こったのか?』が良いのですけれど、他に何か案があるのならそっちでもいいですよ。
836: 名前: ケイナ:2012/12/27 21:21ID:35OJBFS9
>>『うみねこ』は誰の助けもなしに至れるほど、甘い道ではなかった
過去の探偵達が苦労の末組み上げた推理を軒並み吸い取って自説としているから実感あるわー
「自分は最初からKEIYAを超えていた」と豪語しているんだから恐れ入るのです。
837: 名前: ケーナ:2012/12/28 04:04ID:6eKVEjkj
オプスさん >>835

>>826で“考察者とは孤立が前提です”と書いていますが?
>書いてますけどそれが何か?

“『うみねこ』は誰の助けもなしに至れるほど、甘い道ではなかった”
“考察者とは孤立が前提です”

これは両方ともオプスさんの“個人的な考え”ですよね
僕は前者は「考察は1人では無理」
後者は「考察は1人でするもの」という考え方に受け取りました
これは矛盾するのではないか? ということです

>とりあえずの議題は『EP1の第一の晩に何が起こったのか?』が良いのですけれど

僕はこれは『最考考』のP12で自分の考えを書いていますが
何かご意見がございましたらよろしくお願いします
838: 名前: ケーナ:2012/12/28 04:06ID:6eKVEjkj
ケイナさん>>836

確かに僕は巷で見かけた「これは良い」「これは正しい」と思った考察は
軒並み吸収しています
ただそれは 僕では手の届かなかった部分

“SYAYO”に“I”を加えると“YOSIYA”になる
各EPの最初の文字は“親愛なる戦人へ”というアナグラムになっている
など

“読解”という手法が通じない部分です
839: 名前: オプス:2012/12/28 19:29ID:6fYxEvYI
>>837
これですよね?

■EP1の第一の晩において、食堂で本当に6人も殺されたの?

※まず、原作における、EP1の第一の晩の状況についての説明をご覧下さい。

彼らは次々に食堂に飛び込むが、熊沢が真っ青になるほどの変化は見つけられなかった。…あの倉庫の凄惨さを知る者たちにとって、それは一瞬、拍子抜けだった。だが、後から来た熊沢が指差して教えてくれた。……確かに、床に血の跡が残っていたのである。…あの惨状を思えばそれは決して派手ではない。…しかし冷静に考えたなら、これは相当の出血を物語るのに間違いなかった。

「…………ここにも血溜まりがあるよ。…………これは一体……。」(譲治)

※次にコミックEP1における客間での状況をご覧下さい。この差は一体何なのでしょう? 食堂で殺されたとされているのは6人です。一方で客間は3人です。3人でさえ、これほどの惨状になるのですから、本当に食堂で6人も殺されていたら、食堂はもっと凄まじい状況になっていたはずです。もっとも、客間の状況は「ベアトリーチェがやった」ということで、偽装されている可能性がありますし、竜騎士07さんの監修が甘いためかもしれません。ちなみにコミックEP1における食堂の状況では、血溜まりは2つどころではありませんが…。それでも客間とは隔たりがあり過ぎます。

要約すると「ここで6人殺されたにしては食堂の血溜まりが少ない」って事ですよね。
私が気になってるのはどうして少ないんでしょうねって点です。
どのように考えてます?
840: 名前: ケーナ:2012/12/28 21:37ID:6eKVEjkj
オプスさん >>839

“■EP1の第一の晩において、食堂で本当に6人も殺されたの?”
は『続・最考考』の考察の柱です

僕が>>837で書いたのは
『最考考』の方です

http://keena/。web。fc2。com/
(“。”はピリオドに変換)
上記ページの

『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』(DOC版) ZIP形式(435KB)
『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』(PDF版) ZIP形式(2155KB)

どちらかをダウンロードしてご覧下さい
841: 名前: オプス:2012/12/29 19:55ID:a6xmKF/s
>>840
※TIPS の“(蔵臼のExecute)薔薇庭園の倉庫内で死体が発見された。直接の死因は不明だが、死後に側頭部を損壊されたものと思われる。まずは全ての始まり。”と、2つ
の血溜まりから、この事件がどのように行われたか推理してみます。まず親族会議を行っている最中の食堂に紗音が現れます。銃を突きつけ「抵抗すると撃つ」と脅迫しま
す。蔵臼は長男であり、ホストである責任感と、ボクシング経験者である自信から、紗音を取り押さえようとしますが、側頭部を撃たれて(突然だったのできちんと狙えなか
った)死亡。もしくは食堂に現れた紗音がいきなり蔵臼の側頭部に銃口を突きつけ、発砲したと考えられます。それを見て、狂乱状態になった楼座が暴れたため、射殺します。
銃声に驚いてやって来た郷田と、抵抗をあきらめた留弗夫に2人の死体を背負わせ、霧江に銃を突きつけて薔薇庭園の倉庫に移動します。そこで不意をついて残りの3人を
射殺。一応ドラマチックなストーリーにしてみましたが、ようは体重の重い者(蔵臼、留弗夫、郷田)と体重の軽い者(霧江、楼座)から、残りの者に運べる重さの死体を2つ
作って運ばせたということです(重い者を2人殺すと残りの者に運べない)。これには2つの目的があります。狭い園芸倉庫内で6人を同時に射殺するのは難しいため(抵抗さ
れると抑えきれない)、人数を減らしておきたかったのと、死体を背負わせることで、とっさに抵抗出来なくするためです。殺す人間を選べたなら、戦闘能力の高い蔵臼と油
断のならない霧江(怪しい古武術でも使いそう)を殺しただろうと推測できます。顔面を損壊させた理由は、銃で殺害したことが解らないようにするため、身元不明死体を発
生させることによって偽装死をミスリードさせるため、紗音の死体に譲治達を近づけないため、などが考えられます。蔵臼だけ側頭部が損壊なのは、側頭部を派手に吹き飛
ばしてしまったことから、顔面まで削ると不自然な死体になってしまうためでしょう。あるいは紗音を顔面損壊にしてしまうと偽装死を疑われるため、半壊という設定にし
たけれども紗音だけ半壊では不自然ですから、蔵臼も半壊にしたとも考えられます。ちなみに当初の計画では郷田は銃で脅して共犯にし、死体を運搬させるつもりだったの
ですが、夏妃を殺せなかったため、その身代わりになったものと思われます。

こっちですね。

一人で三人をいいように動かせるのかっていう疑問は、まあ出来るかも知れんねとしかいいようがないので、さておいて。
それじゃ質問。
紗音が本当に中で偽装死してたとしたら、誰が倉庫を閉めて鍵を元通りに戻したんでしょう?
842: 名前: ケーナ:2012/12/29 21:49ID:f5RX0Jt7
オプスさん >>841

>紗音が本当に中で偽装死してたとしたら、
>誰が倉庫を閉めて鍵を元通りに戻したんでしょう?

予想外の質問が来てしまいました

この質問の解答は『最考考』のP47を読んでもらった上で
以下とさせてもらいます

“「……実は…。薔薇庭園の倉庫の様子がおかしいのです。」(嘉音)
「……………様子がおかしい、…というのはどういう意味だ?」(源次)
「……それが、その、………何と説明すればいいのか…。」(嘉音)
嘉音は再び言いよどむ。…普段の物怖じしない彼とは到底思えない言い方だった。その様子に、絵羽と秀吉も小首を傾げ合う…。
「どういうこと? 倉庫の中に兄さんたちがいたんじゃないの?」(絵羽)
「いえ、…中はこれから調べます。その鍵を取りに戻ったところなのですが…。……その…。」(嘉音)
「よぅわからんが、とにかく中を調べればいいだけの話やないか。その倉庫の鍵はどこにあるんや?」(秀吉)
「………使用人室にあります。すぐに中を確かめましょう。」(源次)
嘉音が使用人室へ駆けていき、鍵を取ってくる。源次は、確かめてくると言い残して客間を出るが、絵羽と秀吉もそれに付いていった。”

朝 蔵臼たちの姿が見えないということで嘉音が探しに行って
園芸倉庫の異常に気がついたということになっています
ところが実際は紗音が前日の夜に5人の遺体を園芸倉庫に閉じ込めて鍵をかけ
以後は嘉音として振舞っているだけなのです
(“紗音は殺された”ということになっているため)
843: 名前: オプス:2012/12/29 23:13ID:a6xmKF/s
>>842
その(“紗音は殺された”ということになっているため)が、具体的にどういうものかが分からないのですけど。
譲治達も顔こそ確認しなかったものの、奥に6人目がいるのは認識していたようですし。

それと食堂の血溜まりが少ない事とか、真里亞は死体を目撃してないはずなのに顔が潰されてる事を知ってた点とかも、どのように解釈してるか気になります。
844: 名前: ケーナ:2012/12/30 04:58ID:58a/vuMm
オプスさん >>843

>その(“紗音は殺された”ということになっているため)が、
>具体的にどういうものかが分からないのですけど。

具体的にとはどういうことでしょうか?

>譲治達も顔こそ確認しなかったものの、奥に6人目がいるのは認識していたようですし。

“「……………お父さん…。………死、………倒れているのは、蔵臼伯父さん、留弗夫叔父さん、霧江叔母さんに、楼座叔母さん、郷田さんで、……………5人…?」(譲治)
「…………いや。……6人や。……ここに、…もう1人おる…。」(秀吉)
秀吉が今、見下ろしているその遺体は、…たまたま荷物の山奥の物陰で、入り口の譲治からは死角だった。…だから、それが誰の遺体か、…譲治にはわからない……。…だから、………譲治は我が身を呪う。いつも……、最悪の想像だけは当たってしまう我が身を呪う…!”

孤島の在島者18人のうち 目の前に5人の遺体があるわけです
そんな状況なのに その場に紗音がいない
そのことに対し 譲治は疑問を持ったのでしょう
「何故、これほどの事態なのに紗音はこの場にいないのか? もしかして…」と

>それと食堂の血溜まりが少ない事とか、

これは>>841で考察したつもりですが…

>真里亞は死体を目撃してないはずなのに
>顔が潰されてる事を知ってた点とかも、
>どのように解釈してるか気になります。

これはどの場面のことなのか解りませんが
そのような場面があったのなら
語られていない場面で顔面損壊の話を聞いたということでしょう
845: 名前: オプス:2012/12/30 08:59ID:40.GxJdZ
>>844
>具体的にとはどういうことでしょうか?
それはこっちが聞いています。
六人目の死体、あるいは死体役は誰です?

>これは>>841で考察したつもりですが…
二人しか死んでいないから、ですね。
じゃあ何故わざわざ移動したのでしょうね?
園芸倉庫へ移動しなければいけない理由が何かあったのでしょうか?

>語られていない場面で顔面損壊の話を聞いたということでしょう
それは素晴らしい解釈ですね。
母親が殺された可哀相な少女に、その死に様まで吹き込んだゲスがいるのですね。
きっとそいつが犯人に違いない。

ちなみにその場面は絵羽秀吉の遺体発見後の廊下移動の所。
戦人の発言に対し売り言葉に買い言葉って感じで真里亞が口にしているよ。
846: 名前: ケイナ:2012/12/30 12:50ID:b7b9c.oj
>>これはどの場面のことなのか解りませんが
原作を5回読み込んだことを最大の武器にしている奴の言うセリフじゃないなぁ。
EP1の最初の事件すらあやふやなの?

>>そのような場面があったのなら
>>語られていない場面で顔面損壊の話を聞いたということでしょう
>それは素晴らしい解釈ですね。
結局、ケーナの言う「愛」なんてそんなもんです。
作者への愛があるわけでも、作品への愛があるわけでも、キャラへの愛があるわけでもない。
あるのは「うみねこを最も理解できている読者としての自分への愛」だけ。
これまでずっと見てきて、それしか感じられないのです。
847: 名前: ケーナ:2012/12/30 22:10ID:58a/vuMm
オプスさん >>845

>六人目の死体、あるいは死体役は誰です?

>>842で“『最考考』のP47を読んでもらった上で”と書いたのは
P47に以下の記述があるためです

“「第1のゲーム、第一の晩。園芸倉庫に、6人の死体」
「幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る」
※園芸倉庫にあった紗音の死体はマネキンであったと考えられます。これは本物の死体とは違って腐らないため“土には帰れぬ”。それでもって本物の“骸”ではない為“幻に帰る”のです。もしくは完全な秀吉の狂言で、偽の死体すらなかったかもしれません。“土は土に”というのは“見たまま”という意味のようですので、死体も偽の死体もないのでは“土には帰れぬ骸が、幻に帰る”のは当然と言えます。”

>二人しか死んでいないから、ですね。
>じゃあ何故わざわざ移動したのでしょうね?
>園芸倉庫へ移動しなければいけない理由が何かあったのでしょうか?

誤解しないで頂きたいのですが
僕は竜騎士07さん その人ではありません
ですから“記述されていない内容”については
推測で説明するしかありません

また 竜騎士07さんが作品中において“やらかしてしまった”
内容の責任を僕に求められても困ります

そして何より 僕にだってわからないことはたくさんあります

このことを念頭に置いてもらった上で
僕の解釈は以下になります

もし死体があるのが食堂であったなら
おそらくマスターキーで開けられるため
鍵にまつわるミスリードが使えなくなります

また屋敷内であるため
共犯者ではない夏妃が何らかの事情で起きてきて
工作の最中に遭遇する可能性も考えられます

その上 一度に5人を相手にすることになるわけですから
出来れば避けたい状況です

さらに死角がないため
“偽装死”が使えなくなります

>ちなみにその場面は絵羽秀吉の遺体発見後の廊下移動の所。
>戦人の発言に対し売り言葉に買い言葉って感じで真里亞が口にしているよ。

本文を読み返してみましたが
やはり見つけられませんでした
その場面に使用されている特徴的な単語
(他ではあまり使用されていない単語)
がありましたら
それを教えてください
そうすれば“全文検索”で引っ掛かるため
すぐに見つけられます
848: 名前: ケーナ:2012/12/30 22:11ID:58a/vuMm
>>846 ケイナさん

>原作を5回読み込んだことを最大の武器にしている奴の言うセリフじゃないなぁ。
>EP1の最初の事件すらあやふやなの?

6周半しただけで5000ページの本文のどこに何が書いてあったか
全て把握できるなら僕は東大にでも行っていたでしょう

>あるのは「うみねこを最も理解できている読者としての自分への愛」だけ。
>これまでずっと見てきて、それしか感じられないのです。

これはあなたが自分を僕に投影しているだけです
あなたの物差しで僕を計ろうとしても無駄です
「あなたとは違うんです」(by 福田元総理)
849: 名前: オプス:2012/12/30 23:02ID:40.GxJdZ
>>847
>紗音の死体はマネキン
なるほど。
紗音嘉音同一説の場合、どうしても死体の数が足りなくなりますから、予め人形を用意しておくというのは、ありえそうですね。

>鍵にまつわるミスリードが使えなくなります
園芸倉庫の鍵とマスターキーで何が違うのでしょうか?

>その場面に使用されている特徴的な単語
記憶がかなり遠いのではっきりしないですね。
久々にもう一度プレイしてみます。
850: 名前: ケーナ:2012/12/31 04:52ID:4eA2EDTt
オプスさん >>849

>園芸倉庫の鍵とマスターキーで何が違うのでしょうか?

あまり大した意味はありませんが

“「源次さん。この倉庫の鍵は他にもあるんか?」
「……いいえ。この1つだけです。」
「ということは、犯人はその鍵を使用人室から持ち出し、…そして律儀に、元の場所に戻した、っちゅうことになるな……?」”

“右代宮家は使用人の人数も少なくはない。そのため、マスターキーは複数本あった。また、勤務が交代する度に、それらを使用人の間でやり取りしていたため、その辺りの管理が若干ずさんであったことを認めなければならなかった。”

以上のようにマスターキーのほうが犯人の範囲が広がります

>久々にもう一度プレイしてみます。

再プレイすると以前は気がつかなかったことに気がつきますので
凄く楽しいです
そしてその再プレイによって更なる疑問点にぶつかり
それを検証するためにさらに再プレイ…
というのをくりかえした結果
6周半というプレイ回数になってしまいました
(特に最後の1周は“ゲームマスターのベアトと駒のベアトの検証”のためだけの1周です)

■ ひぐらしのなく頃に/うみねこのなく頃に 小説/文庫化計画 ■
http://harmonicharmo/。nobody。jp/bunko/
(例によって“。”はピリオドに変換)

このサイトにあるツールを使うと
本文全文をテキスト化出来ます
(僕は全EPの本文をテキスト化していて普段はそれから引用しています)

これの便利なところは引用が楽なだけではなく
特定の特徴的な単語から読みたい場所にジャンプ出来ることです
例えばEP2でエヴァが楼座と真里亞をいたぶる場面がありますが
僕はこの場面で“ゼリー”という単語が出てくることを覚えていましたので
“ゼリー”を検索することでこの場面にジャンプできました

考察には必須だと思いますし
この場で紹介したこともありますが
僕以外に使っている人を見たことはありません

ついでに固有名詞も単語登録してあるため
“留弗夫”とか一発変換できます
851: 名前: ケーナ:2012/12/31 05:14ID:4eA2EDTt
>>850

エヴァが出てくるのはEP3でしたね
失礼しました

ちなみに僕は再プレイしていて
一番楽しかったのが2周目のEP3の“六連鎖密室”でした

何せ5人しかいないのに6人分の密室を作るわけですから
「どうやったんだろう?」と気になってしようがありませんでした
(かなり久しぶりだったため内容は全然覚えていなかった)
852: 名前: 名無しさん:2012/12/31 12:00ID:ebQhCR/e
>>850
>以上のようにマスターキーのほうが犯人の範囲が広がります
園芸倉庫の鍵も使用人室の壁に掛けられてるだけだったような?
関係者以外ではたくさん掛かってるの鍵のどれかが分からないという事情も、使用人を脅して取らせれば済む話ですし。

ツールとかは使わない主義です。完成された作品を弄るみたいで嫌なので。
それと真里亞の顔面砕かれ発言のシーン場所を勘違いしてたようです。
第一の晩後の厨房で源治、熊沢、嘉音、戦人、真里亞が揃ってるシーンで、サソリのお守りとかベアトリーチェが“い”るとかいう話をしてるとこですね。
売り言葉に買い言葉という印象だったのは、真里亞「お守りのおかげだよ」戦人「お守りなんて失くしちまったぜ」とかやり合ってたからです。
コミックの方では悪趣味なイラスト付きで描かれてすらいますね。
853: 名前: オプス:2012/12/31 12:14ID:ebQhCR/e
名前が抜けてました、すいません。

ついでなので第一の晩における問題点をもう一つ。
夏妃は「部屋の内側に掛けられたお守りをどうやって外から知覚したのか」を問題視していましたが、本当の問題はそこではありません。
扉を開けて中に入る者にとっても“扉の内側のドアノブは本来は触るはずの無い死角”だという事です。
更に言うならば「ターゲットである夏妃を起こさない事に気を使うだろうがゆえに、他に注目している余裕は無いだろう」という問題点もあります。
しかも犯人が紗音であるならば、「今お守りを持っているのは戦人と朱志香の二人だ」という思い込みがあるでしょう。この二人を贄にする際にはドアノブにも気をつけはするでしょうが、逆に言うとこの二人以外のドアノブは心理的に死角に位置するのです。
何より重要な事は魔女のルールはこれ一つでは無いという事。本筋の殺人計画を進める上において、果たしてお守りのルールがどれほど念頭に残っているのでしょうかね?
854: 名前: ケーナ:2012/12/31 20:34ID:4eA2EDTt
オプスさん >>852 >>853

>関係者以外ではたくさん掛かってる鍵のどれかが分からないという事情も、
>使用人を脅して取らせれば済む話ですし。

園芸倉庫の鍵は1本しかなく
しかも使用人室のたくさんある鍵の中に
目印もなく存在するわけです

使用人室に不審に思われることなく出入り出来
しかもたくさんある鍵の中から目当ての鍵を探せる人物

一見 犯人が絞り込まれるように思えますが
逆から見れば犯人は何故
わざわざ自分の首を絞めるような真似をするのだろう?
と考えることも出来ます

そういったミスリードを誘うためのギミックだと思います

>真里亞の顔面砕かれ発言のシーン

これですね

“「ベアトリーチェは千年を生きた偉大な、黄金の魔女。……でも、波長の合う人間にしか自分の姿を見せられないし、話しかけられない。…だからね? それがとても悲しいんだよ。…だから、戦人みたいな、生まれつき魔法のセンスもカケラもない人に、存在を否定されるのがものすごく嫌いなんだよ…!………戦人は幸運だよ。昨日、私にお守りをもらっていて良かったね? それを身につけてなかったら、今頃、ベアトリーチェのどんな呪いが身に及んでいたかわかったものじゃない。…ホントウに幸運なんだよ戦人は。きひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ…!」”

ただ 僕の答えはやはり変わりません

>母親が殺された可哀相な少女に、
>その死に様まで吹き込んだゲスがいるのですね。

戦人たちが話しているのを横で聞いていたのかもしれませんし
あるいは「ママに会いたい」という真里亞に
「顔が削られているから見るべきではない」と説明したのかもしれません
少なくとも「真里亞に聞かせるのはまずい」というような
配慮をしていた描写は見当たりません

それにみんな結構そういうことには無頓着なようで
以下のように金蔵の黒焦げ死体を真里亞に普通に見せています

“「真里亞ちゃん、それ以上しげしげと見てはなりません。さぁ戦人くんも。嘉音の容態も気になりますし、いつまでもこのようなところにはいられません。戻りましょう。」
「……うー。」
真里亞はみんなと一緒に出て行かず、ボイラー室に残っていた。しげしげと見ているのは多分、祖父さまの遺体じゃなくて、その眉間に付き立てられた“悪魔のアイスピック”の方だろう。”

>ついでなので第一の晩における問題点をもう一つ。
>夏妃は「部屋の内側に掛けられたお守りをどうやって外から知覚したのか」

これの根拠はインタビューおよび対談の中の以下の内容です

“(EP1における夏妃の部屋の“サソリのお守り”について)ぶっちゃけてしまうと、あれは一度入ったんですよ。犯人は夏妃を殺すつもりだったのですが、部屋内でドアノブにかけられたサソリのお守りを見てしまった。それで「サソリのお守りがあったら魔女は入れない」というルールを作ってあったことを思い出し、これでは殺せないと部屋を出ました。”

僕にはこれを引用する以外の説明は出来ません
もっと詳しく知るには
竜騎士07さんに尋ねるしかないのではないでしょうか?
855: 名前: ケーナ:2012/12/31 20:47ID:4eA2EDTt
>>854

引用場所を間違えました

“「きひひひひひひひ。それがなかったら今頃、戦人があの倉庫の中で顔面を砕かれて生贄にされていたんだよ。きひひひひひひひひ、幸運だったよ戦人は…! きっひひひひひひひひひひひひひ!」”

こっちですね
856: 名前: オプス:2013/01/01 13:44ID:11t2NXDr
>そういったミスリードを誘うためのギミックだと思います
マスターキーと変わらず、使用人が怪しいことに違いはないように思えます。
そして郷田が銃で脅されてる時点で、使用人でなくとも問題ない訳で、まったく意味がありませんね。

>僕にはこれを引用する以外の説明は出来ません
私に出来る説明は、少々荒く扉を開いたならば、お守りが揺れてぶつかってカツンと音がするかも知れないって事ぐらいですかね。
ところで例え作者発言だろうとインタビュー発言を持ち出すことは、作品に対するタブーだと思いませんか?

>少なくとも「真里亞に聞かせるのはまずい」というような
>配慮をしていた描写は見当たりません
真里亞のその発言は「顔面を砕かれて」と表現した所がネックなのです。
少なくとも戦人の感想は「顔面を耕す」「顔がない」「損壊」とかであって「砕く」という表現はしませんでした。
見てもいないのに見たかのように表現を変えるのは、園芸倉庫に描かれた魔方陣を聞いただけで再現している態度にも重なりますね。
そしてこの「見なくても再現できる天才ぶり」を、第一の晩の件以外で発揮された覚えがないですね。
一方で「自身が興味ある代物を見た時の記憶力」や「自分の目で見たモノ以外は信じない」といった偏屈ぶりは、鳥居や薔薇などで描写されていますけどね。
857: 名前: ケーナ:2013/01/02 04:58ID:bfuwTJia
オプスさん >>856

>マスターキーと変わらず、使用人が怪しいことに違いはないように思えます。
>そして郷田が銃で脅されてる時点で、
>使用人でなくとも問題ない訳で、まったく意味がありませんね。

これはむしろ逆でマスターキーならば管理がずさんであるため
使用人以外にも容疑が広がるということです

そもそも僕は犯行現場が園芸倉庫である理由を
羅列的に取り上げたわけですが
本命は“死角”を利用した“死亡の偽装”であって
“鍵”の問題はおまけみたいなものです

>私に出来る説明は、少々荒く扉を開いたならば、
>お守りが揺れてぶつかってカツンと音がするかも知れない

扉の隙間から室内を覗き込んだ際に
気がつくことも考えられると思います

また 扉を開けたままでは音が漏れたり
光が漏れたりで都合が悪いことがあるでしょうから
入ったらすぐに扉を閉める必要がありますが
そのさいに内側からドアノブに触れるでしょう

僕はここはこだわっても仕方がない部分だと思います
竜騎士07さん本人だって
僕が書いた理由とオプスさんの理由で
説明するしかないでしょう

>作者発言だろうとインタビュー発言を持ち出すことは、
>作品に対するタブーだと思いませんか?

この『うみねこ』という作品は“インタビューおよび対談”が
異常に多い作品です

そしてその内容には
非常に踏み込んだ発言が多いことも特徴です

これらから竜騎士07さんの意図が汲み取れると思います
竜騎士07さんが本当に「好きなように解釈してくれ」
と思っていたなら
こうはならなかったのではないでしょうか?

たった一つの真実に辿りついて欲しい
そして そのための情報が本文だけでは足りない
あるいは伝え切れていない

その思いがあるからこそ
あれだけの量と内容の
インタビューおよび対談があるのだと
僕は思っています

だから僕にとってインタビューおよび対談は
“黒い赤文字”です

>真里亞のその発言は「顔面を砕かれて」と表現した所がネックなのです。
>少なくとも戦人の感想は「顔面を耕す」「顔がない」「損壊」とかであって
>「砕く」という表現はしませんでした。

これはむしろ戦人の表現の方が特殊であって
普通の人にとって園芸倉庫の死体は
“顔面を砕かれた”死体でしょう

そもそもこれは竜騎士07さんにとっては
あまりツッコんで欲しくない部分なのではないでしょうか?

僕の印象からするとオプスさんは
「こだわる部分を間違っている」と思います

たとえば“マネキン”という説明で
結構 すんなり納得したような印象でしたが
EP1の秀吉が見た光景は以下の通りです

“…秀吉は、足元の紗音の遺体を見下ろす。………それは、他の遺体と同じような目を覆いたくなるような惨状。……頭部を側面から砕かれ、表情は半分しか残っていなかった。………血で真っ赤に染まったその半分の表情は、綺麗に拭いてあげたなら、あのお淑やかな笑顔をそこに覗かせてくれるのだろうか。………半分だけ……。秀吉は思わず自分の目を叩くように覆う。……何という惨さ…。どうせ砕くなら、全部砕いてくれたなら、これは紗音の服を着た別の誰かなどという苦しい言い訳で、一時、譲治の心をごまかすこともできただろう。なのに、半分、顔が残してある…! これほどの屈辱を遺体に与え、……しかもこの遺体が紗音以外の何者でもないという事実をはっきり残している! 何という非道、何という外道…。”

秀吉が見ているのはどう考えてもマネキンではありません
これをどう解釈しますか?
858: 名前: 名無しさん:2013/01/02 10:46ID:bf3z1PiL
>>857
>たった一つの真実に辿りついて欲しい
>そして そのための情報が本文だけでは足りない
>あるいは伝え切れていない
これはつまり作品だけでは未完成であると言ってるも同然なんですよね。
作者としてはあんまり言われたくないんじゃないでしょうかね。
インタビュー発言だからこれは真実に違いないという考え方も、なんとなく思考停止のような気もしますし。

>そもそもこれは竜騎士07さんにとっては
>あまりツッコんで欲しくない部分なのではないでしょうか?
どうしてそう思うんですか?
だとしても、もう手遅れですね。公式の方で散々突っ込みまくられたものの一つですので。
ちなみにその時の結論としては「シーン外で語ってるのを耳にした」で済ませたものから、「死体を見ていた」「事件を偶然見てしまった」「魔方陣も真里亞の仕業」と事件に絡めたものまでありましたね。

>秀吉が見ているのはどう考えてもマネキンではありません
>これをどう解釈しますか?
私は紗音嘉音同一説なんて大道芸は支持してませんから、本物の紗音の死体を見てるんだと思ってますよ。
ただ同一説パターンの場合は、死体代わりの人形を予め用意する必要があるだろうなと思っただけです。
準備が不可欠で、バレた時のリスクが大きくて、メリットのまったくないやり口だと思いますけど。

犯人とはそれそのものですでに一人二役のようなものです。
表では無害で無関係な人間を装いながらも、裏では犯人として暗躍しなければならないのですから。
だからここでさらに別の人間を装うのは余計な重荷でしかありません。
本来ならば犯人が偽装死した場合、その後は暗躍し放題ですが、もう一人の役を演じなければならないために裏に回れず、活動が制限されてしまいます。
つまりこの説は人数の赤字を回避する事のみにしか役立っていないのです。
にも関わらずEP1ではその赤字すら出ておらず、もはやボトルメールではない十八・幾子の創作である散に至って、ようやくその点に触れる訳です。
現実が創作に振り回されるというのはリアリティに欠けています。
859: 名前: オプス:2013/01/02 10:48ID:bf3z1PiL
また名前を忘れてました、すいません。
860: 名前: タチバナ:2013/01/03 00:45ID:02vK.yAr
ケーナさん、お久しぶりです
オプスさんという方は、初めまして

久々にきたんで流れを全く分かってないんですが、オプスさんの
>私は紗音嘉音同一説なんて大道芸は支持してませんから、本物の紗音の死体を見てるんだと思ってますよ。
という発言が気になりました。

僕も赤字等の整合性を判断した上で盤上では別人だという結論に達したんですが、
同一人物ではないから本物の死体だというのはどういうことでしょう?
別人であったとしても、死んだように見せかけることに意味はあると思いますが。

あと、展開編で出た情報なんで、それを根拠にするのは順序が逆なのですが、
>「幻は幻に。……土には帰れぬ骸が、幻に帰る。」
というウィルの推理及び、漫画版EP8で語られたベアトの「金蔵のこと他の親族にチクって」という台詞からも、
(同一説でも別人説でも)秀吉は共犯者であり、紗音の死体を見たと偽ったと結論付けるのが自然な気がします。
861: 名前: タチバナ:2013/01/03 01:47ID:02vK.yAr
ついでなんで一人で語りますけど、展開編以降に出てきた情報ってヒントではあっても手掛かりではないと思うんですよね。
「出題編終了という宣言=ここまでが掲示された手掛かりであるという宣言」であると考えないと、
【ノックス第8条。提示されない手掛かりでの解決を禁ず。】が後期クイーン的問題によって意味のないルールとなってしまうと思います。
もっとも、このノックスやヴァン・ダイン自体が展開編以降に宣言されたものであり、掲示されない手掛かりに含まれてしまうので、
あくまでもヒントではあっても手掛かりではないと考えていますが

だから、実はノックスやヴァン・ダインって無視して考えたとしても問題はないんですよね。
特にヴァン・ダインの【第11則。使用人が犯人であることを禁ず。】は、原典のヴァン・ダインとはかけ離れている都合よく改変されたものであるため、
むしろこれを手掛かりにしてしまうとミステリーとして破綻してしまうという矛盾を起こしています。

要するに、(ノックスやヴァン・ダインも含めて)もし展開編で出た情報を手掛かりにしてしまったなら、それはミステリーではなくファンタジーです。
自説の正しさを主張したいのであれば、出題編の中から明確な手掛かりを見つけなければならないと思ってます。
言いたいことが分かりづらくてすみません。突っ込みどころがあれば、よろしくお願いします。
862: 名前: ケーナ:2013/01/03 05:11ID:74MBBB5f
オプスさん >>858

>>たった一つの真実に辿りついて欲しい
>>そして そのための情報が本文だけでは足りない
>>あるいは伝え切れていない
>これはつまり作品だけでは未完成であると言ってるも同然なんですよね。

僕はそういうことではないと思います
単に“我々の理解力があまりに不足している”から
なのだと思います

竜騎士07さんとしては作品単体で完結しているのでしょう
しかし どうもプレイヤーにそれが伝わっていない
ですからヒントのような形で“インタビューおよび対談”で
情報を発信しているのだと捉えています

>インタビュー発言だからこれは真実に違いないという考え方も、
>なんとなく思考停止のような気もしますし。

上記理由から
これを信じないと赤字を信じないのと同じで
この作品を理解出来ないのではないでしょうか?

>>そもそもこれは竜騎士07さんにとっては
>>あまりツッコんで欲しくない部分なのではないでしょうか?
>どうしてそう思うんですか?

おそらく ごく単純なミスだからです
ご自分で小説を書いてみれば解ると思いますが
実は“整合性のある物語”を書くのは結構大変なことなのです

これは逆に考えてみれば解ると思うのですが
もし竜騎士07さんのミスではなかった場合
真里亞が誰にも知らされてもいないのに
園芸倉庫の遺体の顔面の損壊を知っている

そのことにどのような意味を見出しますか?
そして それをうっかり漏らしてしまう
それが物語上 どのような意味を持つのでしょう?

僕には何の意味も見出せません
ですからこれは 単なる“竜騎士07さんのうっかりミス”と
認識しています
5000ページもあるのですから
そういうのはあって当然ではないでしょうか?

そういう点に目くじらを立てるのは
大人げない 愛のない行為ではないでしょうか?

>私は紗音嘉音同一説なんて大道芸は支持してませんから、
>本物の紗音の死体を見てるんだと思ってますよ。

“(EP1の園芸倉庫の6人殺しについて)引田天功などの大掛かりな水中爆破脱出マジックなどでは、やたら厳重に鎖で縛って何重にも鍵をかけている最中には、本人はすでに安全な場所にいることが多いと聞きますよ(笑)。だからあのシーンでは2個ではなく100個の鍵が付けられたとしてもあまり違いはないのかもしれません。”

インタビューおよび対談に上記内容があるわけですが
もし 紗音の死体が本物であったなら
この内容が意味不明になってしまいます

また “真相”が描かれることが約束されている
コミック版EP8でくり返し説明されているのが
紗音と嘉音は同一人物である
という事実です

さらにEP6は“別人説”で突破しようと思ったら
かなりの力技になると思いますが
そのあたりはどのようにお考えですか?

>だからここでさらに別の人間を装うのは余計な重荷でしかありません。

>つまりこの説は人数の赤字を回避する事のみにしか役立っていないのです。

僕は紗音と嘉音が同一人物であるというのは
“ミステリーとしてのギミック”ではなく
“六軒島での現実”であると考えています

現実の六軒島において1人の人間が
2人の人間として認識されて(させて)いる
それをミステリーに応用しているだけなのです

>現実が創作に振り回されるというのはリアリティに欠けています。

ですからこれは逆です
863: 名前: ケーナ:2013/01/03 05:15ID:74MBBB5f
タチバナさん >>860 >>861

お久しぶりです
僕にとってタチバナさんたちとやり取りをしていた時期が
この掲示板が一番賑わっていた時期でした
それが今ではご覧の有様です
ちびゆかさんが早く復帰してくれると助かるのですが…

僕はあれから結構 考察しまして
自分の考察を下記ページでまとめています

http://keena/。web。fc2。com/
(“。”はピリオドに変換)

ご覧頂いて ご意見をいただければと思います

>同一人物ではないから本物の死体だというのはどういうことでしょう?
>別人であったとしても、死んだように見せかけることに意味はあると思いますが。

僕は別の角度から考えていたのですが
言われてみればその通りですね

園芸倉庫で紗音がマジ死にしているなら
EP1の犯人は嘉音ということになるのでしょうか?

>秀吉は共犯者であり、紗音の死体を見たと
>偽ったと結論付けるのが自然な気がします。

>>857をもう一度読み返していただきたいのですが
秀吉は「死体がある」と嘘をついているわけではなく
実際に死体を目撃しています
これをどう解釈するのかということですね

>展開編以降に出てきた情報ってヒントではあっても
>手掛かりではないと思うんですよね。

竜騎士07さんの主張では
「EP4までで犯人 動機 トリック全て理解出来る」
ということですからね

これは『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』の
(以下『最考考』)
“■EP1~4で本当に謎は解ける?……051~”で説明しています

でも実は僕はこれ 少し引っ掛かっています
というのは“動機”から犯人を導き出していますが
「こんなやり方でよいのだろうか?」という疑問がありますし
一人二役も「はたしてあの情報で充分と言えるだろうか?」
と思うのです

ところで

>特にヴァン・ダインの【第11則。使用人が犯人であることを禁ず。】は、
>原典のヴァン・ダインとはかけ離れている
>都合よく改変されたものであるため、
>むしろこれを手掛かりにしてしまうと
>ミステリーとして破綻してしまうという矛盾を起こしています。

これってどういう意味ですか?
864: 名前: オプス:2013/01/03 08:49ID:77VAP2/X
>>860
タチバナさん初めましてオプスです。

>僕も赤字等の整合性を判断した上で盤上では別人だという結論に達したんですが、
>同一人物ではないから本物の死体だというのはどういうことでしょう?
>別人であったとしても、死んだように見せかけることに意味はあると思いますが。
見せかけるのは私的に無しなだけですね。
偽死体では真里亞が碑文と結びつけできませんからね。
真里亞第一発見者及び魔方陣書き残し説なので。
死んだ振りで誤魔化すのとかでも、真里亞のせいで閉じ込められちゃいますし。

それと展開編もというか、ウィルを、幻想キャラを支持してしません。
幻想って、何かのフィルター掛かってますよ、猫箱内の情報ですよって事ですから。
そして肝心なのは推理というのは間違うこともあるって事です。その推理を披露して犯人が屈服しましたか? 正体を現しましたか? 自白しましたか?

>>861
ノックスはスルーでいいと思いますね。
一度として「この物語はノックスが適用されている(赤字)」だなんて宣言されてませんので。
まあ宣言しちゃったら「この作品はミステリーです(赤字)」と言ったも同然になって「アンチミステリー(魔女)VSアンチファンタジー(人間)」の戦いそのものが崩壊する訳ですが。
ミステリーというジャンルには「真実へ至る情報が出題編で揃う」という、現実とかけ離れたファンタジーなお約束が存在しますから、双方敗北という訳です。
865: 名前: オプス:2013/01/03 09:28ID:77VAP2/X
>>862
>単に“我々の理解力があまりに不足している”から
読者が理解していないし、作者が理解されてると感じてないし、作品外で作品を補完しようとしている。
それが未完作品でなくてなんなのか。
そもそもがアンチミステリーの条件は未完(真相不明)である事だと思いますが、それを補完しようという作者のインタビューに矛盾を感じたりはしないのですか?

>おそらく ごく単純なミスだからです
EP1発売当時に推理する点の一つとして、公式掲示板に話題として上がっていたんですよ。
にも関わらず直されないどころか、漫画やアニメにまで引き継がれてる台詞な訳です。
この真里亞の台詞を元に推理を完成させている人もいるというのに、貴方は「作者のミスだ」の一言で、自分の無理解さを作者に押し付けて済ますわけですね。
ケーナさんにはうみねこ愛が足りません。

>現実の六軒島において1人の人間が
>2人の人間として認識されて(させて)いる
一人で二人分の仕事はこなすのは難しいです。某熊沢でさえ「サボリ癖」をでっち上げて九羽鳥庵側の使用人役を成り立たせてました。
特に客間の親族組と砂浜の従兄弟組に分かれた両方の監視とかは物理的に無理です。
そも1人の人間があたかも2人に見えるっていうのは、ちょっとファンタジー過ぎて想像できませんね。
具体的にどんな感じで日々を過ごしているのでしょうね?

>さらにEP6は“別人説”で突破しようと思ったら
>かなりの力技になると思いますが
>そのあたりはどのようにお考えですか?
確か犬小屋理論とか名前が付いてましたかね。
部屋の中に部屋があって、部屋同士が重なっていると解釈するとかなんとか。
つまり赤字の縛りなんて穴だらけなんでどうとでも突破できるんですよ。

そもそもEP6の密室の件は、ゲストハウスのヱリカの封印が不完全という不自然な点をよくよく考えると、封印をし忘れたというより「破られてしまった部分を封印してなかった事に摩り替えた」のだと思いますね。
幻想におけるやり取りはこれを誤魔化しているに過ぎず、状況にある結論としてはガムテ封印を強引に破って突破した何者かが確かにいるという事実だけです。

>また “真相”が描かれることが約束されているコミック版EP8で
別に何も約束されてません。
>くり返し説明されているのが紗音と嘉音は同一人物であるという事実です
事実じゃありません。

ヤスという本名不詳正体不明人物の隠蔽工作です。
二時間サスペンスに例えるなら、1時間経った辺りで怪しかった人物が自殺して「自分が犯人でした」という遺書が見つかったようなもんです。
勿論真犯人は別にいるに決まっています。
866: 名前: 名無しさん:2013/01/03 11:41ID:22fjuE3O
名無しの独り言だがな、
何か、散で思考のステージが上がっているのが解っていない方々が多すぎる気がするなぁ。

散はミステリーvsアンチミステリー。
ここで言うアンチミステリーは、
なんでも言えるから答えは何でもあり、という方ではない。
ミステリーを追求した結果、答えが複数あったという方。

ミステリーの目的は、全てに筋が通った答えを出すこと。
アンチミステリーの目的は、
全てに筋が通った答えを2つ同時に答えること。

アンチミステリーからすると、
答えをひとつ出してこれが真相だと言われても全然足りんのよ。
ひとつの解で一先ずOKだったのは、出題編までだわ。

まぁ、ミステリーからすると、
真相はひとつだ、ってことになるんだけどな。
それについてのアンチミステリーの先のやり方は、
物語内にすでに書かれている。
真実はその2つの狭間にあるってな。
それが唯一の真相だ。

片目でこいつが犯人であると見たら、
もう片方の目で、冤罪である可能性をみなければならない。
つまり、ヤスが犯人と見たら、ヤスは冤罪も見ないとならなんのよ。
EP7じゃあ、ちゃんと他の可能性についての示唆もされているしな。
で、本当の真実はその狭間。

片側しか楽しまないってのはもったいないと思う・・・
867: 名前: タチバナ:2013/01/03 15:36ID:02vK.yAr
ケーナさん >>862 >>863
>さらにEP6は“別人説”で突破しようと思ったら
>かなりの力技になると思いますが
>そのあたりはどのようにお考えですか?
僕に聞かれたわけじゃないですが、答えます。
というか、“嘉音が嘉音じゃなくなる”という力技の名称トリックで突破しなきゃならないのはどの説でも同じだと思うのですが。

“「……酷ぇトリックだ…。
こんなので通ると思ってんのか……? こんなトリックじゃ、またニンゲンどもが、こんなのミステリーじゃねーって、騒ぎ出すぜ……。」”
というバトラの発言からも、むしろ力技のトリックで解決したと考えるのが自然な気がします。

更に言えば、真相に至っているはずのバトラが酷いトリックだと言うということは、それまでの事件においてはこのトリックは用いられてないということになるのではないでしょうか。
つまり、『嘉音は嘉音ではなく、嘉哉になった』『嘉音人格を殺して、紗音になった』などと同系列のトリックは出題編では用いられていないのではと考えられ、
むしろ同一説の否定なのではないかとすら思えます。

その前のいとこ部屋ととなり部屋のトリックについては、室内人数の確認からヱリカの封印までの間に抜け出せば問題ありません。
赤字に反しないのであれば、遡り手でトリックの書き換えをすることは許されています。

>“動機”から犯人を導き出していますが
>「こんなやり方でよいのだろうか?」という疑問がありますし
>一人二役も「はたしてあの情報で充分と言えるだろうか?」
>と思うのです
僕が人格説などの同一肉体説に納得しづらいのは、そのような疑問のせいでもありますね。

>これってどういう意味ですか?
「使用人が犯人であってはならない」とは出題編では語られていないし、原典のヴァン・ダインでもそんなことは言ってないからです。
つまり【第11則。使用人が犯人であることを禁ず。】は出題編では掲示されていない手掛かりであるため、
これを手掛かりにすると【ノックス第8条。提示されない手掛かりでの解決を禁ず。】に違反してしまうという矛盾を起こします。
バトラもヴァン・ダインには頼らず真相に至ってますし、【第11則。使用人が犯人であることを禁ず。】はファンタジー説の主張であって、
魔女犯人説に誘導したいがために出されたのではないかと思います。

オプスさん >>864 >>865
>真里亞第一発見者及び魔方陣書き残し説なので。
不可能ではないですが、真里亞は何を思ってこんな行動をしたんでしょうか?

>ノックスはスルーでいいと思いますね。
はい。展開編で出た情報なので、スルーでもいいです。
全てのミステリーでノックスが守られてるわけでもないですし。

>一人で二人分の仕事はこなすのは難しいです。某熊沢でさえ「サボリ癖」をでっち上げて九羽鳥庵側の使用人役を成り立たせてました。
僕も納得しづらいですけど、現実世界では熊沢が嘉音の分の仕事も行なっていたということになるんじゃないでしょうか。

名無しさん >>866
>名無しの独り言だがな、
>何か、散で思考のステージが上がっているのが解っていない方々が多すぎる気がするなぁ。
>(中略)
>片側しか楽しまないってのはもったいないと思う・・・
この部分については同意です。

竜騎士定義のアンチミステリーについては、EP8の真相解明読本で語られていて、
“抽象的ですが、まず「考えると解くことが可能であるもの」がミステリーなんです。
これの対義語で「挑んでも解けない、だから挑まない」というのが私の定義するアンチミステリーですね。”
となっていて、このあたりで齟齬が発生している気がしますが。
868: 名前: タチバナ:2013/01/04 03:49ID:4f.dKYEu
ケーナさんの考察まとめを読んで気になった部分。
それはEP1・第一の晩の殺害方法についてですが、
>蔵臼は長男であり、ホストである責任感と、ボクシング経験者である自信から、紗音を取り押さえようとしますが、側頭部を撃たれて(突然だったのできちんと狙えなか
った)死亡。もしくは食堂に現れた紗音がいきなり蔵臼の側頭部に銃口を突きつけ、発砲したと考えられます。
これだと、死後に側頭部を損壊されたわけではなく、側頭部の損壊自体が死因になってませんか?

気になったのはとりあえずこれだけで、続きはまたあとで読みます。
869: 名前: ケーナ:2013/01/04 05:06ID:570/k6.5
オプスさん >>864 >>865

>真里亞第一発見者及び魔方陣書き残し説なので。
>死んだ振りで誤魔化すのとかでも、真里亞のせいで閉じ込められちゃいますし。

これはつまり
何故か真里亞が突然園芸倉庫に行って
6人の死体を発見し
鍵をかけた上で魔法陣を書いたということでしょうか?

『続・最考考』の“■コミックEP8の“真相”は本当に真相?”
において魔法陣の画像を掲載していますが
園芸倉庫の魔法陣は非常に大きいものです
はたして真里亞に描けるでしょうか?

>それと展開編もというか、ウィルを、幻想キャラを支持してしません。

これはインタビューおよび対談で以下の発言があります

“(聞き手)真相が描写されていても、今までは幻想描写もあったので、ファン的には、「これは本当のことか?」と疑ってしまう部分があるのではないでしょうか。
そこで、なぜ戦人ではなくウィルに探偵役を与えたのかってことに繋がるんですよ。(中略)『うみねこ』ストーリーの答えあわせには、事件にまったく関わっていない人物が必要だってことで、急遽、ウィルって登場人物が必要になったんです。(中略)『うみねこ』には『赤き真実』がありますから、探偵役が赤文字で喋りまくれば良いじゃないかとも思われるかもしれませんが、先程申し上げました通り、赤で、すべてを言ってしまったら、考えていない人にも解答が分かってしまう。だから、赤き真実は使わずに、それでいて戦人より信用できる人物に語らせたいということで、ウィルという登場人物が出てきたんです。”

“(聞き手)ウィルと理御が物語を解明する役ということは、彼らが言っていることは真相と思っていいんでしょうか。
ウィルと理御のような信頼性の高い登場人物が口にすることが信用できないなら、もう誰の言うことも信用できないんじゃないですかねぇ(笑)。”

これは「ウィルの言うことは真実」という
竜騎士07さんのメッセージだと思います

>ノックスはスルーでいいと思いますね。

僕は登場したのがEP5~8であったとしても
ノックスとヴァン・ダインは
EP1~4にも適用されていると思います

「後付け設定だからそれまでのEPには適用されません」
ではあまりにアンフェアです

>「真実へ至る情報が出題編で揃う」

これもインタビューおよび対談で以下の発言があります

“(聞き手)事件の謎そのものは、『Ep4』までの情報を総合すると解くことが可能なんですね。
可能であると断言します。ただしそれは物語中でも言っているように、私が可能だと思っていても、受け手の皆さんが可能かどうかは別の話なんです。例えば作品の中には「誰が犯人で」「何が理由で」「どうやって」というのを隠したつもりでいる。ただ、「何が理由で」という動機は人の心の問題じゃないですか。(中略)中には理解できない人もいるだろうと思います。”

>読者が理解していないし、作者が理解されてると感じてないし、
>作品外で作品を補完しようとしている。
>それが未完作品でなくてなんなのか。

竜騎士07さんとしては「『うみねこ』は本編だけで完結している」と
考えているわけです

しかし どうもプレイヤーが付いてこれていない
ですからサービス精神旺盛な竜騎士07さんは
インタビューおよび対談でヒントを出している

それが現状なのだと思います

>そもそもがアンチミステリーの条件は
>未完(真相不明)である事だと思いますが、
>それを補完しようという作者のインタビューに矛盾を感じたりはしないのですか?

これは『続・最考考』の“■アンチミステリーとは?”をご覧頂きたいのですが
竜騎士07さんが考える“アンチミステリー”は
一般的な“アンチミステリー”とは違うものです

>>おそらく ごく単純なミスだからです
>EP1発売当時に推理する点の一つとして、
>公式掲示板に話題として上がっていたんですよ。

もし 真里亞が共犯であるがゆえに
聞かされていなかった情報を事前に知っていたことが
あの発言で判明したというのなら

真里亞の言動はおかしいです

真里亞が「魔女はいない」「犯人は人間」と主張していたのに
あの発言があったのなら
「実はこいつは魔女側の人間で、魔女を否定しているのはそれを誤魔化すためだった」
ということになりますが

真里亞は当初から一貫して「魔女はいる」「犯人はベアト」と主張しています
ならばあの発言はもとから魔女側である真里亞に
さらに魔女側の証拠を付け足すだけの
何の意味もない発言となります

>この真里亞の台詞を元に推理を完成させている人もいる

子どもの頃 国語の授業で
「大事だと思うところに線を引いて自分の考えを書きなさい」と
先生に言われたことはなかったでしょうか?

それにあてはめるなら
どうでも良いところに線を引いて
あれこれ考えているのと同じです

僕が古い考察者連中を評価しないのは
こういうどうでも良いところにばかり着目して
本質を見誤っているという点もあります

>というのに、貴方は「作者のミスだ」の一言で、
>自分の無理解さを作者に押し付けて済ますわけですね。

物語の流れや構成という点から考えれば
あの発言は意味がない発言です
そのため“単なるミス”だということが解るわけです

>にも関わらず直されないどころか、漫画やアニメにまで引き継がれてる台詞な訳です。

そういうのは他にもあります
何せEP1の蔵臼の発言

“「……条件に7を付けて貰おう。私以外の兄弟が黄金を発見した場合、速やかに私に引き渡すこと」(蔵臼)
※条件の6は?”

これすらPS3版において訂正されていないくらいですから

しかも真里亞の話は僕が説明したみたいに
いくらでも言い訳が出来る内容ですが
誤魔化しようのないものが平然と放置されています
僕は正直 この点は感心しません

>一人で二人分の仕事はこなすのは難しいです。

これに関しては『最考考』の
“■嘉音は現実の六軒島にもいたの?……061~”で考察しています

>特に客間の親族組と砂浜の従兄弟組に分かれた両方の監視とかは物理的に無理です。

別に両方を監視する必要はないのではないでしょうか?

>確か犬小屋理論とか名前が付いてましたかね。
>部屋の中に部屋があって、部屋同士が重なっていると解釈するとかなんとか。
>つまり赤字の縛りなんて穴だらけなんでどうとでも突破できるんですよ。

それを“力技”と呼びます

>状況にある結論としてはガムテ封印を強引に破って
>突破した何者かが確かにいるという事実だけです。

これは「間違っている」と指摘させてもらいます
というのは以下の赤字があるためです
《赤:戦人を救出したのは、間違いなく嘉音本人である。戦人と嘉音は別人である。》

>>また “真相”が描かれることが約束されているコミック版EP8で
>別に何も約束されてません。

これに関しては『続・最考考』の
“■コミックEP8で明かされる真相とは?”において
竜騎士07さんのコメントを引用しているのでご確認ください
870: 名前: ケーナ:2013/01/04 05:07ID:570/k6.5
タチバナさん >>867 >>868

>“嘉音が嘉音じゃなくなる”という
>力技の名称トリックで突破しなきゃならないのはどの説でも同じだと思うのですが。

だから>>867でタチバナさんが引用した戦人の台詞が出てくるわけでしょう

>更に言えば、真相に至っているはずのバトラが
>酷いトリックだと言うということは、
>それまでの事件においては
>このトリックは用いられてないということになるのではないでしょうか。

僕はこれは違うと思います
“戦人を救出した後、嘉音が紗音になって室内に潜伏している”

これは確かにこれまでのEPと同じトリックではありますが
あまりにあからさまで無茶です

その点を指して戦人の発言があるのだと思います

>>“動機”から犯人を導き出していますが
>>「こんなやり方でよいのだろうか?」という疑問がありますし
>>一人二役も「はたしてあの情報で充分と言えるだろうか?」
>>と思うのです
>僕が人格説などの同一肉体説に納得しづらいのは、そのような疑問のせいでもありますね。

これはウィルの発言に以下の内容があるため

“「1986年のベアトリーチェを殺せるのは、それを生み出したヤツだけだ。」
「ヒントは山ほどあったわ。思えば、ベアトリーチェのゲームだった頃からね。」
「そうだな。……ベアトリーチェと戦人の第4のゲームで、その因縁ははっきりとした。そしてその時点で、ベアトリーチェが誰であるか、そしてその心が、わかった。」
「心とは?」
「……動機だ。……ベアトリーチェが、1986年10月5日に、自らの運命さえ賭す、ゲームのような事件を起こさねばならなかった、動機だ。」
「さすがだわ。第4のゲームの時点で、フーダニットとホワイダニットが推理できてたなんて。……じゃあハウダニットは?」
「犯人が誰であるかわかれば、それを推理することは不可能じゃない。……第3のゲームの連鎖密室は、なかなか器用にやったもんだと拍手さえしたくならァ。」”

竜騎士07さん的にはOKということなのでしょうが
ミステリーファンがこれを受け入れられるかは僕には解りません
(僕はミステリーとは縁がない人間ですので)

>「使用人が犯人であってはならない」とは出題編では語られていないし、
>原典のヴァン・ダインでもそんなことは言ってないからです。

ウィキペディアには
“端役の使用人等を犯人にするのは安易な解決策である。その程度の人物が犯す犯罪ならわざわざ本に書くほどの事はない。”
とありますが

これを短くしたものが
“使用人が犯人であることを禁ず”と考えてよいのではないでしょうか?

>これだと、死後に側頭部を損壊されたわけではなく、側頭部の損壊自体が死因になってませんか?

これはTIPSの情報はどこまで信用できるのか?
という問題があると思います
何せ紗音の“Execute”は以下のようになっていますから
“薔薇庭園の倉庫内で死体が発見された。死後に側頭部を損壊されたものと思われる。”

何せ 南條は“嘘検死”を行いますから
それがそのままTIPSに採用されるのなら
TIPSの内容は信用出来ないことになります

>気になったのはとりあえずこれだけで、続きはまたあとで読みます。

長いので申し訳ないのですが よろしくお願いします
871: 名前: タチバナ:2013/01/04 07:56ID:4f.dKYEu
ケーナさん >>869 >>870
例によって例の如く、自分へのレスじゃなくても答えます。

>これはインタビューおよび対談で以下の発言があります
>(中略)
>「後付け設定だからそれまでのEPには適用されません」
>ではあまりにアンフェアです
いいえ、作外のインタビューや後出しされたルールによって解答が“変化”してしまうということの方がアンフェアです。
ただ、これはあくまでミステリーとして考えた場合であって、あとから出た情報はファンタジー的解答へ誘導しようとしていると考えることはできると思います。
手掛かりではなく、ヒントであると考えるのであれば、ミステリーとしても問題はないと思いますが。

少なくとも、展開編以降に出た情報を否定の根拠に用いることはできないということです。
ヒントと手掛かりの違いを分かってくれればいいと思いますが、自分も上手く説明できてないと思います。

>それを“力技”と呼びます
>(中略)
>だから>>867でタチバナさんが引用した戦人の台詞が出てくるわけでしょう
力技のトリックが用いられていることを認めてしまうなら、犬小屋説の否定もできないんじゃないですか?
犬小屋説は、ケーナさんの好みとして受け入れられないという話でいいでしょうか。
僕も好みではないですが、否定する根拠はないと思います。

>“戦人を救出した後、嘉音が紗音になって室内に潜伏している”
根本的なところが変わってない気がします。

>ウィキペディアには
>“端役の使用人等を犯人にするのは安易な解決策である。その程度の人物が犯す犯罪ならわざわざ本に書くほどの事はない。”
>とありますが
>これを短くしたものが
>“使用人が犯人であることを禁ず”と考えてよいのではないでしょうか?
端役の使用人等というのは使用人Aと呼ばれる程度の存在のことであり、
全編に渡って登場し、有力な容疑者であるベアトリーチェの秘密についても知っている風である紗音や嘉音を端役の使用人等に含めてしまうのはかなり強引だと思います。
ウィルは犯人に対して同情的であり、魔女犯人説で片付けようとしている風があります。

>何せ 南條は“嘘検死”を行いますから
もう出かける時間なんで深く考えられてませんけど、死後に損壊が行なわれたと嘘を吐く理由はない気がします。
872: 名前: オプス:2013/01/04 08:56ID:9fR8vEsP
>>867
>>真里亞第一発見者及び魔方陣書き残し説なので。
>不可能ではないですが、真里亞は何を思ってこんな行動をしたんでしょうか?
楼座との約束「明日になってから薔薇を確かめる」を守って、24時を過ぎた時点の夜中に薔薇園に行く途中で倉庫内惨劇と遭遇。(犯人はシャッターすら閉めず立ち去った)
あとは金蔵が魔術に嵌った動機と言われているものと一緒で、愛しい人を生き返らせるための奇行です。

>>869
>園芸倉庫の魔法陣は非常に大きいものです
>はたして真里亞に描けるでしょうか?
そこらへんがこの説のネックですね。第一の晩は時間に余裕があるのでどうとでもなりますが、第二の晩は魔方陣の位置が高く時間も短いです。
真里亞のバッグの中に準備短縮の道具「踏み台」「魔方陣型に繰り抜いた壁紙」「スプレー」等が入ってると考えるしか?

>これは「ウィルの言うことは真実」という
>竜騎士07さんのメッセージだと思います
私の解釈は違いますね。
『うみねこ』ストーリーの答えあわせには、事件にまったく関わっていない人物が必要だってことで、(アンチミステリであるこの作品の偽解答を用意すべく)急遽、ウィル(という幻想を被せた事件にがっつり関わっている川畑船長)って登場人物が必要になったんです。
つまり「ウィルの言うことを鵜呑みにしてはいけない」というメッセージです。

>「後付け設定だからそれまでのEPには適用されません」
>ではあまりにアンフェアです
フェアかアンフェアかで語るなら「後付け設定」のがアンフェアだと思いますが。
別にアンフェアでもいいんですけどね。

>別に両方を監視する必要はないのではないでしょうか?
EP1で唯一時間軸が重なってる部分ですので。そこから子供使用人の役割を推理したまで。

>さらに魔女側の証拠を付け足すだけの
>何の意味もない発言となります
それでいいと思いますよ?
犯人に予め死に様を教えられていた、描いておいた魔法陣も説明されていた、これでそちらの説に何ら矛盾無く組み込めると思いますよ?
なぜ執拗に作者のミスだった事にしたがるんですか?
873: 名前: タチバナ:2013/01/04 11:56ID:78VhD/OQ
一点訂正。
犬小屋密室に対しては、ロジック面での反論も可能ですね。

>【そなたと嘉音は入ったのみ】
犬小屋に“入った”んだからいいじゃないかと言われそうですが、客室外に出たことには変わりない気がします。
「名称トリックがいいなら、客室爆破でもいいじゃないか」と言われた方が反論しづらいです。
874: 名前: タチバナ:2013/01/04 12:31ID:51tSI/NE
オプスさん >>872
僕は真里亞が魔法陣を描くことができたかは問題だと思ってませんが、それでも問題点が3点あると思います。

1 犯人は何故倉庫を開けたままにしたのか
2 真里亞はどうやって施錠したのか
3 夏妃部屋の手形にも同じ塗料が使われていた(はず)
875: 名前: オプス:2013/01/04 22:22ID:9fR8vEsP
>>874
1 犯人は何故倉庫を開けたままにしたのか
園芸倉庫に用があったのは犯人じゃありません。被害者達です。
食堂で紗音が蔵臼を撃ち殺し(EP7の夏妃と絵羽の銃の奪い合いのような形で)その後に自殺したために、とりあえず二つの死体をどこかに移動させようと考えた結果が園芸倉庫だったと思っています。(食堂の血痕も片付ける予定だったかと)
だから犯人にはシャッターとかどうでも良かったんです。
自らの犯行の痕跡を消す(顔を潰す)事だけは考えたようですけど、蔵臼と紗音は自分の犯行ではないので放置しました。
その結果が半壊と全壊という二種類の死体です。

2 真里亞はどうやって施錠したのか
郷田が殺された際に落としたものを拾ったかと。
そして、たくさん並んだ鍵から目的の鍵を見つけるのは至難の業ですが、一箇所空いてる部分に鍵を戻すだけなら簡単です。

3 夏妃部屋の手形にも同じ塗料が使われていた(はず)
魔方陣は塗料でも、手形は血痕だと思います。
夏妃部屋の手形は、蔵臼の返り血が誰かについたせいで、その誰かが夏妃を起こそうと扉を叩いた時のものかと。
血まみれの手でドアノブを掴むと滑りますよね。だから爪を立てて掴んで回そうとしたけど鍵が掛かってたので、扉を叩いて中の夏妃を起こそうとしたのです。
もっとも夏妃は睡眠薬を飲んで寝るので、騒いでも起きなかったんです。
その人(多分楼座)は別の人(多分留弗夫)にとりあえず朝まで寝かせとこうとか一時説得されて引き返しました。
876: 名前: オプス:2013/01/04 22:35ID:9fR8vEsP
>>873
現実的に考えても「入れ替わっても意味があるのか?」って話なんですよね。
赤字の屁理屈を潜り抜けれるからって“戦人じゃなければ見つかってもいい”って話でもないでしょう?
つまりここでチェス盤をひっくり返すと、戦人が閉じ込められてたんじゃ出来ない脱出の一手が、嘉音なら使えるからこそ入れ替わったっていう理屈は成り立ちませんかね?
877: 名前: ケーナ:2013/01/04 22:45ID:570/k6.5
オプスさん >>872

>あとは金蔵が魔術に嵌った動機と言われているものと一緒で、
>愛しい人を生き返らせるための奇行です。

真里亞は楼座が殺されたのを知っても
全然 気にしていませんでしたよね

何故かというと“ベアトが蘇れば、みんな黄金卿で幸せになれる”と
信じているからです
そして真里亞にとって“黒い魔女”を宿している楼座は
むしろ“いらないママ”です
だから死んでも気にしないのです

そもそも第一の晩の魔法陣は以下のようなものです
“「太陽の力を借りる魔法陣だよ。……黄金で描き護符にして身につけたる者は、いかなる牢獄であろうとも束縛から逃れ、自由を得られる力を授けられる。」”

楼座を生き返らせるつもりであの魔法陣を描いたのなら
もっと別の魔法陣を描いたと思います

>急遽、ウィル(という幻想を被せた事件にがっつり関わっている川畑船長)
>って登場人物が必要になったんです。

これ 意味が解らないのですが
何故 ウィルが川畑船長なのでしょう?

>>「後付け設定だからそれまでのEPには適用されません」
>>ではあまりにアンフェアです
>フェアかアンフェアかで語るなら「後付け設定」のがアンフェアだと思いますが。
>別にアンフェアでもいいんですけどね。

これは正確には“後付け”ではないと思います
おそらく竜騎士07さんはEP1の段階で
ノックス及びヴァン・ダインを守ったミステリーを書いています
それを明らかにしたのがEP5以降
ということなのでしょう

>犯人に予め死に様を教えられていた、
>描いておいた魔法陣も説明されていた、
>これでそちらの説に何ら矛盾無く組み込めると思いますよ?

犯人は何の為に真里亞に死に様を教えておいたのでしょう?
むしろ真里亞が口を滑らせたらまずいわけで
教えるメリットがありません

>なぜ執拗に作者のミスだった事にしたがるんですか?

それが一番合理的な解釈だからです
僕は竜騎士07さんを神聖視するつもりも
貶めるつもりもありません
ただ もっとも自分が納得できる解釈をするだけです

僕は1つ気になっていることがあるのですが
オプスさんはどのようなスタンスなのでしょうか?
竜騎士07さんを信じてるのか信じていないのか
イマイチ良く解りません
878: 名前: ケーナ:2013/01/04 22:46ID:570/k6.5
タチバナさん >>871

>例によって例の如く、自分へのレスじゃなくても答えます。

全然構いません
掲示板である以上
その場に書かれた内容は読む人全てを対象にしている
と捉えています

>作外のインタビューや後出しされたルールによって
>解答が“変化”してしまうということの方がアンフェアです。

これは僕が>>877で書いたことを
解答とさせてください

>力技のトリックが用いられていることを認めてしまうなら、
>犬小屋説の否定もできないんじゃないですか?

僕は“戦人を救出した後、嘉音が紗音になって室内に潜伏している”
というのはギリギリ力技には入らないと思います
何故なら あくまでこれまで用いられてきたトリックの応用だからです
ただ「そんなにコロコロ人格を入れ替えて赤字を潜るというのはいかがなものか?」
というのはありますけど…

>全編に渡って登場し、有力な容疑者である
>ベアトリーチェの秘密についても知っている風である紗音や嘉音を
>端役の使用人等に含めてしまうのはかなり強引だと思います。

僕もこれは同感なのですが
このあたりは竜騎士07さんらしい
アバウトさではないかと思います

>死後に損壊が行なわれたと嘘を吐く理由はない気がします。

正直 銃の威力がイマイチ解らないので
“死後に損壊”というのがどういう意味を持つのか良く解りません

何故 わざわざ“死後に損壊”と強調する必要があるのでしょう?
おそらく410ゲージショットシェルを使えば
一発撃つだけで“顔面を耕された死体”は作れるはずですし
死後に砕こうが 殺す際に砕こうが
大した違いはないように思うのですが…

死後に砕かれた人と殺す際に砕かれた人がいて
それを誤魔化すために
両方とも“死後に損壊”ということにしているのでしょうか?
879: 名前: タチバナ:2013/01/05 00:50ID:03IaWAkM
オプスさん >>875 >>876
偶然が重なり過ぎな点や登場人物の行動があっさりし過ぎな点が不自然ですが、不可能ではないですね。

>現実的に考えても「入れ替わっても意味があるのか?」って話なんですよね。
そもそも現実的に考える必要があるのでしょうか。

>「こんなトリックじゃ、またニンゲンどもが、こんなのミステリーじゃねーって、騒ぎ出すぜ……。」
バトラもこう言っているので、現実的である必要性すらないんじゃないかなと思いますが。

>つまりここでチェス盤をひっくり返すと、戦人が閉じ込められてたんじゃ出来ない脱出の一手が、嘉音なら使えるからこそ入れ替わったっていう理屈は成り立ちませんかね?
それならなおさら名称トリックになるんじゃ?

ケーナさん >>877 >>878
>おそらく竜騎士07さんはEP1の段階で
>ノックス及びヴァン・ダインを守ったミステリーを書いています
僕もほとんどのノックスとヴァン・ダインは守っていると思いますが、それなら何故出題編までに登場しなかったのかという点については一考の余地があると思います。

……何気にOPムービーで、ノックスもヴァン・ダインもないって言ってるんですけどね。
このことについてもいろいろ捉え方はあるかと思いますが。

>何故なら あくまでこれまで用いられてきたトリックの応用だからです
同じことの繰り返しになりますが、応用ならばわざわざバトラが酷いトリックと言うのが不自然に感じます。

>ただ「そんなにコロコロ人格を入れ替えて赤字を潜るというのはいかがなものか?」
>というのはありますけど…
多重人格者の存在自体はありなんですけど、自分の意思で自由に人格を入れ替えられるとなると、
それは「魔法で殺人を行なった」という説とどういった差があるのかと最近よく疑問に思っています。

だから、正直なところ、人格説はファンタジーとしての解答だと思っていて、それとは別にミステリーとしての解答があるんじゃないかと考えています。

僕がミステリーの解として主張する説は別肉体説になりますが、人格説はファンタジーだと言ってるだけで否定してるつもりもないんですよね。
この感覚はなかなか伝わりにくいかなと思いますが、どの視点で見るかによって解答が左右されるだけで、
猫箱の例えから言っても、「異なる二つの真実が並び立っている状態」が正解なんだと思います。

“戦人自身は、『EP4』~『EP6』あたりで真相に至っているんですよ。”
という竜騎士先生の言からも、バトラはEP5まででは片方の解答にしか至ってなかったと考えられるでしょう。
EP4で至ったのはアンチファンタジーであり、EP5で至ったのはミステリー&アンチミステリーであり、EP6で至ったのがファンタジーであり、
EP5のバトラは(人格説などの)同一説を用いずに、出題編の事件トリックを解いてしまっているとすると一番すっきりする形かなと。

ボキャ貧な自分にはこの感覚を言葉で伝えるのが難しいのですが、ken-writeさんがブログで似たようなことを書いてくれていますね。
EP6のトリックについての解釈が違うようですが。

>僕もこれは同感なのですが
正直、川畑船長でも端役と言えるかはギリギリのラインだと思ってますw

>正直 銃の威力がイマイチ解らないので
>“死後に損壊”というのがどういう意味を持つのか良く解りません
自分の解答としては、「食堂で毒殺したあと、倉庫で銃を用い顔面を吹き飛ばした」ですね。
銃を持っていたとしても、5、6人の大人を真正面から相手にはしたくないですよ。
一人目は楽に殺せるでしょうけど、二人目以降に抵抗されれば逃げられるかもしれませんし。

使用人である紗音なら怪しまれずに毒薬(睡眠薬でも可)を飲ませることができると思いますし。
まあ、これもなかなか口につけてくれない人とかいたら困りますけど、真正面から殺しに行くだけよりは殺人の難易度は下がるかなと。

で、僕は逆に運搬方法については、あまり問題視してなくて、
「台車とか猫車とか使えばいいし、手が足りないなら源次あたりにも手伝わせたらいいんじゃない」っていう程度に考えてます。
どちらを重視するかは人それぞれなところですね。
880: 名前: ケーナ:2013/01/05 05:37ID:4eA2EDTt
タチバナさん >>879

>僕もほとんどのノックスとヴァン・ダインは守っていると思いますが、
>それなら何故出題編までに登場しなかったのかという点については
>一考の余地があると思います。

これは『うみねこ』が「ファンタジーかミステリーか?」
という作品だからだと思います

僕は極端なことを言えば
この作品がノックスとヴァン・ダインを遵守していることは
最後まで明かす必要はなかったのでは?
とも思います

何故なら“ノックスとヴァン・ダインを遵守している”=“この作品はミステリーである”
と宣言しているも同然なのですから

ここはプレイヤーに考えさせても良かったのではないでしょうか?
(もしかすると最初はそうするつもりだったけど、プレイヤーがふがいないから方針転換したのかも…)

ちなみに“赤字”というのは『続・最考考』の
“■赤字はアンチミステリー?”で考察していますが
「ミステリーである」と断言するわけにはいかない
そしてノックスとヴァン・ダインを知らないプレイヤーでも
ミステリーが楽しめるようにするための
“『うみねこ』独自のノックスとヴァン・ダイン”なのだと思います

>……何気にOPムービーで、ノックスもヴァン・ダインもないって言ってるんですけどね。

これは竜騎士07さんお得意の皮肉でしょう

>同じことの繰り返しになりますが、
>応用ならばわざわざバトラが酷いトリックと言うのが不自然に感じます。

これに関しては僕も
「コロコロ人格を入れ替えて赤字を潜るというのはいかがなものか?」
という竜騎士07さんの自虐的な言い訳という以上には考えられません

>だから、正直なところ、人格説はファンタジーとしての解答だと思っていて、
>それとは別にミステリーとしての解答があるんじゃないかと考えています。

僕はむしろ“ゲーム盤のルール”の中に
“紗音と嘉音の人格トリックを用いる”というルールがあるように思います
EP5においてラムダはそれを使いませんでしたから
“守らなければならないルール”ではなく
“ベアトが拘りたいルール”ということになるでしょうが

>ken-writeさんがブログで似たようなことを書いてくれていますね。

自慢じゃありませんが
僕にはken-writeさんが書いていることは理解不能です

>正直、川畑船長でも端役と言えるかはギリギリのラインだと思ってますw

何故 オプスさんにしてもタチバナさんにしても
川畑船長にこだわるのでしょう?
何か重要な意味を感じておられるのでしょうか?

>自分の解答としては、「食堂で毒殺したあと、倉庫で銃を用い顔面を吹き飛ばした」ですね。

これだと“2つの血だまり”の意味がなくなるのではないでしょうか?
僕は“2つの血だまり”は何があったか考察できるように
竜騎士07さんがくれたヒントなのだと考えています
881: 名前: オプス:2013/01/05 08:30ID:16YMHBLr
>>877
>“「太陽の力を借りる魔法陣だよ。……黄金で描き護符にして身につけたる者は、>いかなる牢獄であろうとも束縛から逃れ、自由を得られる力を授けられる。」”
>楼座を生き返らせるつもりであの魔法陣を描いたのなら
>もっと別の魔法陣を描いたと思います
ここでいう牢獄とはつまり肉体の事で、自由というのは生まれ変わりを意味しているのでは?

>むしろ真里亞が口を滑らせたらまずいわけで
>教えるメリットがありません
メリットはあります。囮役です。
逆に尋ねますが、だとしたらなぜ犯人は真里亞をメッセンジャー役にして手紙を預けたり読ませたりしたのでしょうかね?
犯行現場の惨状云々より、犯人の正体について口を滑らされる方がよっぽど危険ですよ?

>僕は1つ気になっていることがあるのですが
>オプスさんはどのようなスタンスなのでしょうか?
作者が親で、作品は子供、親子なら似るのは当然だけど、切り離した個別の存在として考えるべきだと思ってますね。

>>879
>偶然が重なり過ぎな点や登場人物の行動があっさりし過ぎな点が不自然ですが、不可能ではないですね。
それは私が説明をあっさりにしたせいです。
例えば、紗音がスパイ疑惑を蔵臼にかけられて、指輪で買収されてると蔵臼が勘違いして銃で脅して指輪を奪い取ったせいでとか、紗音と蔵臼の死体を運ぶ道具を思いつく際に、薔薇庭園でこけて猫車から荷物を落とした嘉音が印象に残っていたので、猫車を思いつく傍ら、猫車を収納している場所から庭園倉庫に死体を運ぶことを思いつく順番だったり。
紗音のスパイ疑惑についても色々あるんですけど、そこらは長すぎるのでとりあえず省略。
結論だけ言うとEP1の事件は全て誤解と勘違いと冤罪だけで犯人無しが成り立ちます。

>そもそも現実的に考える必要があるのでしょうか。
ベアトリーチェの体験した現実を基盤に作られた物語だと思ってます。
そして現実的でない結末による全滅だったからこそ、幻想という視点を入れざるを得なかったのだと。

>それならなおさら名称トリックになるんじゃ?
嘉音はピッキングでなんとかします。
ピッキングできないとEP2の朱志香の部屋で死ねないんですよね。なにせマスターキー持ってないから。EP4の牢獄も誰がどうやって開けたんだって話ですよね。
赤き宝剣が扉の鍵を無効化してるシーンはちらほらとあります。
なんでそんな色んな意味で犯罪な技を持ってるかって?
それは子供を道具扱いして仕込んだ父親のせいです。
父親の罪ですし、道具は家族に仕えようともせいぜい家具にしかなれない。スキャンダル持ちでは、名家への恋は諦めざるを得ないですし。福音の家って成り上がりを目指すというか「そういうギラギラした子達」ばかりのようですし。

例えピッキングがあっても鎖には通用しないよという話は、部屋を同士を繋ぐ扉があったのだという事で。移植の際にそっくり移しただけで、現在は鍵も無く使用不可能、廊下が公道と同じという認識のように右代宮の面々は壁と看做してました的な。

>多重人格者の存在自体はありなんですけど、自分の意思で自由に人格を入れ替えられるとなると、
漫画でよくある心の中での会話などは現実に有り得ないようです。

>だから、正直なところ、人格説はファンタジーとしての解答だと思っていて、それとは別にミステリーとしての解答があるんじゃないかと考えています。
物語としての適度な結末って奴ですね。
私は無印と散のベアトリーチェの動機は別だと思っています。戦人に期待していた頃と、戦人に失望した後じゃ変わって当然だと思いますし。
つまり動機が変わったがために落とし処も変わって、犯人やらトリックやらも変えまくった挙句に、動機まで手が回らずにいい加減になったのかと。
だから「異なる二つの信実が並び立ってる」ように見える訳です。

>一人目は楽に殺せるでしょうけど、二人目以降に抵抗されれば逃げられるかもしれませんし。
EP4第一の晩を思い出せば分かると思いますけど、魔術的な銃の腕前がないと確実に散って逃げられますね。

>>880
「ミス」と「アバウト」に続いて「皮肉」と「自虐的」ねえ……。
作品より作者に重きを置く貴方と私はかなり相性が悪そうです。
悪いという事はつまり「互いを補う上で最適」だと思われます。

>自慢じゃありませんが
>僕にはken-writeさんが書いていることは理解不能です
ほんと自慢になりませんねw
突っ込みどころ満載でしたという意味で言ってるんでしょうけどね。
例えばken-writeさんが書いてるような嘉音の不実在が本当ならば、ウィッチハンターも縁寿も犯人探しに躍起にならないでしょう。
ヱリカというとんでもキャラでさえ「事件当日近隣にてボートから転落したらしい」という調べが付いてるのに、福音の家が調査対象から外れる訳がないでしょうに。

>川畑船長にこだわるのでしょう?
強いて挙げるならウィルが六軒島に外から歩いて到着したからですかね。
熊沢がワルギリアになったように、煉獄の七杭が親兄弟七人と同じ数なように、ヱリカにさえ現実の本体が居るように、ウィルにも中身がいるとなるとその前提として「事件当時の六軒島にいなくて」「しかし事件当日に海を自由に歩いて尋ねられる」のが不可欠になりますからね。
どんな人間にもそれは不可能?
いえいえ、船を所持していて、六軒島に接岸できる能力持ちであれば可能です。
それは川畑船長以外には有り得ないのです。

>これだと“2つの血だまり”の意味がなくなるのではないでしょうか?
血を吐くタイプの毒殺とかだと、二つだと足りないですね。
882: 名前: ソフィー:2013/01/05 15:02ID:eaNUelRa
完全ファンジター説

*ep1-4は作中において、あくまで実体のない作中ミステリである
GM=ベアト、八城夫妻にある程度尊重する意思はあるものの
当然の限界としてGMが理解できる範囲でしか物理法則は適用されない
特にベアトが実際には無学で有る伏線(自分の名前をアルファベットで書くことすらできない)
は大量にあるので銃声、銃痕、ディテールにおけるトリックの実現可能性などは問題とされない
愛がなければ見えないとはおつむの限界を考えてやれということである

また赤字にさえ反していなければトリック≒物理的事実のすげ替えすら可能であり
やはり赤字に触れてない全ての推理のディテールは気にする必要がないし
解くことも不可能である

予想される反論:
いや実際には無矛盾なミステリ的回答があるはずである
→それがあったとしても漫画、小説など後のメディアでガンガン修正中である以上
合理的にそれにたどり着くことは不可能である
たどり着いたと思っていたとしても、その論理、推理が完璧であればあるほど
作者が現に矛盾を認め修正している以上それはすべて錯覚にすぎない
むしろ論理&推理が完璧であり、予測予断を用いていなければいないほど
インプットが間違っていた以上「間違った結論にたどり着かねばならない」

インプットが違うのに同じ結論が出てくるならそれは予測予断好みを
無意識に取り込んでいた結果に他ならない
883: 名前: タチバナ:2013/01/05 16:58ID:03IaWAkM
ケーナさん >>880
>この作品がノックスとヴァン・ダインを遵守していることは
>最後まで明かす必要はなかったのでは?
いえ、そもそも遵守していると明かされたわけではありません。
“ミステリーのルールで考えるなら”という条件付です。
しかし、その条件もノックスやヴァン・ダインが後出しされたために破綻しています。
また、ノックス第5条を欠番とするのであれば出題編で登場させていてもミステリーVSファンタジーという構図は維持できたはずです。

>僕はむしろ“ゲーム盤のルール”の中に
>“紗音と嘉音の人格トリックを用いる”というルールがあるように思います
EP2、EP3についてならば説明されずとも、なんとなく言いたいことの察しはつきます。
しかし、「実は紗音が生きていて犯行を行なった」が通ってしまうEP1、EP4については人格トリックが使われたという証拠が全くありません。(EP4は最後に自殺すればいい)
人格トリックが用いられているのであれば、何故もっと明確にそれが分かるようにしなかったのでしょうか。

>EP5においてラムダはそれを使いませんでしたから
EP5で愛がなかった部分は、「碑文が解かれているのにベアトが殺人を行なった」という部分かと思ってます。

>自慢じゃありませんが
>僕にはken-writeさんが書いていることは理解不能です
おそらくケーナさんは別肉体説が成立するかどうかの検証が不十分なんだと思います。
どちらが正しいかはともかく、同一肉体と別肉体の両方の可能性を考えないと理解できないと思います。

>何故 オプスさんにしてもタチバナさんにしても
>川畑船長にこだわるのでしょう?
自分はたまたま例に出しただけですw
眞音や恋音ならば確実に端役の使用人等に含まれますが、川畑船長だと微妙かなと。

>これだと“2つの血だまり”の意味がなくなるのではないでしょうか?
“……確かに、床に血の跡が残っていたのである。
 …あの惨状を思えばそれは決して派手ではない。
 …しかし冷静に考えたなら、これは相当の出血を物語るのに間違いなかった。”
これだけでは“相当の出血”がどの程度のものだったかは分かりかねますが、吐血時の出血でいいと思います。

オプスさん >>881
>ピッキングできないとEP2の朱志香の部屋で死ねないんですよね。なにせマスターキー持ってないから。
紗音が犯人であるならマスターキーが使えるのでは?
また、【扉の施錠は、朱志香の鍵が一本と使用人たちが一本ずつ持つマスターキーのみ】【部屋の外から鍵を使わずに施錠するようなカラクリも通用せぬぞ】により、(開錠は可能かもしれませんが、)ピッキングによる施錠は不可能です。

>EP4の牢獄も誰がどうやって開けたんだって話ですよね。
狂言の予定だったから、そもそも牢獄には閉じ込められてないとも考えられます。

>>>これだと“2つの血だまり”の意味がなくなるのではないでしょうか?
>血を吐くタイプの毒殺とかだと、二つだと足りないですね。
これは食堂には一つしか血だまりがなかったという解釈でしょうか。
そうであるとすれば、「…………ここにも血溜まりがあるよ。…………これは一体……。」という譲治の台詞を引用させてもらいます。
食堂に血があることは熊沢から聞いて分かっているのに、わざわざ“ここにも”と言うのは不自然で、食堂にはいくつもの血だまりがあったと考えるべきでしょう。

――というか、漫画版ではちゃんと4、5人分の血だまりがありますね。
とは言え、郷田が食堂で飲食物を口にするというのは不自然だから、郷田だけは脅されて共犯者にさせられたか睡眠薬を飲まされたのかな。

ソフィーさん >>882
>特にベアトが実際には無学で有る伏線(自分の名前をアルファベットで書くことすらできない)
は大量にあるので銃声、銃痕、ディテールにおけるトリックの実現可能性などは問題とされない
>愛がなければ見えないとはおつむの限界を考えてやれということである
銃声が聞こえるほどの距離で殺人が行なわれたことがあったのか、銃痕については杭で穿つなどして誤魔化す細工をしていたのではないかなどとは思いますが、
本当にこの筋書き通りで上手く行くと思っていたのかは確かに疑問です。
僕はそれについては、「現実では狂言パーティーをするつもりだっただけで実際には殺人を行なうつもりはなかったから」と結論付けましたが。

>それがあったとしても漫画、小説など後のメディアでガンガン修正中である以上
>合理的にそれにたどり着くことは不可能である
こういう意見の人も多いですが、具体的には何が修正されたのでしょうか?

個人的にはEP8後に明かされた情報についてはほぼ推理通りで、自説を修正しなければならなくなったということはなく、
むしろ自説の補強にしかなってないので、ロジックが修正されているというのがどの部分を指しているのが真剣に疑問です。
具体的な指摘をしている人を見たことがないので、よろしければ詳しくお聞かせ願いたいなと思います。
884: 名前: タチバナ:2013/01/05 17:04ID:03IaWAkM
上記で、ほぼ推理通りと言ったのは、EP1の夏妃の銃が空砲だったなど、むしろ謎を増やしているとしか思えない蛇足部分については予想外だったということです。
とは言え、そのようなどうでもいい部分によってロジックが修正されたとも思えません。
885: 名前: オプス:2013/01/05 20:36ID:16YMHBLr
>>883
>また、【扉の施錠は、朱志香の鍵が一本と使用人たちが一本ずつ持つマスターキーのみ】【部屋の外から鍵を使わずに施錠するようなカラクリも通用せぬぞ】により、(開錠は可能かもしれませんが、)ピッキングによる施錠は不可能です。
別に閉める必要はないです。
朱志香死亡時の密室内には初めから入ってなかった、最終的に朱志香の部屋の開けて中で死んだ、という考えなのです。

>食堂に血があることは熊沢から聞いて分かっているのに、わざわざ“ここにも”と言うのは不自然で、食堂にはいくつもの血だまりがあったと考えるべきでしょう。
「ここにも」の二箇所だけという意味で二つです。
しかし血だまりが二つなだけで、だまってない血は幾つも点々とあると考えるべきでしょうな。
886: 名前: ちびゆか:2013/01/05 21:19ID:6cpXiqCt
ケーナさん、タチバナさん、新年あけましておめでとうなのです。
なんか寒くて調子悪いのでおとなしくしているのですが。

ノックスの話が出たので、少し意見を言うのです。

「ワルギリアが贈ってくれた赤き真実、ドラノールの貸してくれた十戒の杖、全てが手遅れになった時間切れのない今だからこそ、無限にある時間の中で考えよう。
このミステリーかファンタジーかも保障されない物語を、それでもきっと必ず解けると信じて。もう一度考えよう。

謹啓謹んで申し挙げる。物語を遡り給え。今の汝には真実のか弱き光を見逃さぬ眼が与えられていると知りたまえ。

そして俺はこの物語の全てに至る。」EP5

EP5でバトラはノックスを理解し、物語を遡り至るのだから、ノックスは遵守するのは当然のことだと思うのです。
ノックスを無視することは物語をミステリー、算数パズルであることを認めないことでもあり、これは愛がなければ真実は見えない、推理可能とは信頼関係の先にあるというEP5の教えに反するのです。
887: 名前: タチバナ:2013/01/06 01:44ID:44aBByFW
ちびゆかさん >>886
お久しぶりです。あけましておめでとうございます。

>EP5でバトラはノックスを理解し、物語を遡り至るのだから、ノックスは遵守するのは当然のことだと思うのです。
だから、もちろん意味はありますけれど、ノックスを無視したとしても真相に至れるようになっているはずという考えですね。
ヒントにはできるけど、根拠にしてはいけないと思います。
888: 名前: ケーナ:2013/01/06 06:28ID:1azr1Jpq
オプスさん >>881 

>>楼座を生き返らせるつもりであの魔法陣を描いたのなら
>>もっと別の魔法陣を描いたと思います
>ここでいう牢獄とはつまり肉体の事で、
>自由というのは生まれ変わりを意味しているのでは?

その後のやり取りは以下の通りです

“「……しがらみや、逃れ得ぬ運命、……か。…これまた意味深だな。」(戦人)
「しかしさっぱりわからん…。それとあの6人の遺体とどんな関係があるっちゅうんや。…束縛からの解放どころか、殺された上に倉庫に閉じ込められてたんやで?!」(秀吉)
「別にその6人のために魔法陣が描かれてるわけじゃないね。魔法陣のために、6人はそこにいるんでしょ。お気の毒だよ。…きひひひひひひひひひひひひひひひひ。」(真里亞)
「どういう意味だい…? 魔法陣のために、6人がいるってのは一体?」(譲治)
真里亞は、人差し指を立てて、小馬鹿にするような仕草で振ってみせる。
「それは円周部に書いてるよ。読めないかなぁ? 詩篇、第116編、16節と17節。……読んであげるよ。“主は私の枷を解かれました。私はあなたに感謝の生贄を捧げ、主の御名を呼ぶでしょう”。……ね?」(真里亞)
「ね、って…、………何を言ってるのかさっぱりだぜ。」(朱志香)
「…………生贄だ、……ってのか?」(戦人)
今、真里亞が読み上げた部分が魔法陣の肝要な部分なのだとしたら、……この魔法陣はご利益の代償として生贄を捧げると言っている。…そして、この魔法陣が描かれた倉庫の中には生贄が捧げられていた………。”

つまり真里亞は“6人はベアト復活のための生贄である”と
認識しています
そして“魔法陣はベアト復活のためである”とも認識しています

>メリットはあります。囮役です。
>逆に尋ねますが、だとしたらなぜ犯人は真里亞をメッセンジャー役にして
>手紙を預けたり読ませたりしたのでしょうかね?
>犯行現場の惨状云々より、犯人の正体について口を滑らされる方がよっぽど危険ですよ?

そもそも真里亞は「ベアトから手紙を貰った」と主張していますし
手紙は真里亞が用意できるものではありません
つまり真里亞の単独犯はありえず
犯人グループの一員ということになります
あきらかに主犯格の存在が伺えますので
真里亞は囮にはなりえません

>作者が親で、作品は子供、親子なら似るのは当然だけど、
>切り離した個別の存在として考えるべきだと思ってますね。

この解釈はおかしいと思います
何故なら 生殖行為によって生まれた“子”は
避妊もしくは堕胎という選択以外には親からの干渉を受けませんが
(親が「自分は子どもを理解している」というのは、実際は“理解している(と思っている)”です)

物語である『うみねこ』は
親である竜騎士07さんが一から設計し
全てを理解している“子”です

竜騎士07さんが“子”である『うみねこ』について語るとき
その内容は親の身勝手な想像ではなく
まちがいなく真実です(竜騎士07さんが聞き手を欺こうとしているのでない限り)

>「ミス」と「アバウト」に続いて「皮肉」と「自虐的」ねえ……。

竜騎士07さんだって「このトリックはツッコまれまくるだろうなー」
という自覚はあると思います(これまで散々経験してきたことですから)
そのため あのような自虐的な内容を書いてしまったのでしょう

>作品より作者に重きを置く貴方と私はかなり相性が悪そうです。
>悪いという事はつまり「互いを補う上で最適」だと思われます。

違う考え方を持った人とでなければ“化学反応”は起きませんから
この点は同意します

>ウィルにも中身がいるとなると

ドラノール コーネリア ガートルード
この辺りは特に実在のモデルはないようですから(六軒島には)
同じ天界大法院所属のウィルも同様にモデルはないのではないでしょうか?
889: 名前: ケーナ:2013/01/06 06:29ID:1azr1Jpq
ソフィーさん >>882

僕もゲーム盤の核になった“メッセージボトル及び偽書”は
9枚のノート片に収まる程度の内容である
と考えていますので

その文章量を考えれば
リアリティのある内容ではないと考えています
(実際に可能かどうかは関係なく、物理的に可能であればOK)

しかし それがゲーム盤に拡張された際には
きちんとしたディテールが与えられているのではないでしょうか?

>作者が現に矛盾を認め修正している以上それはすべて錯覚にすぎない

これはないと思います
修正するならば修正すべき点が放置されたままです
ただ これまでの説明ではプレイヤーに理解されなかった部分に
補足説明をしているだけのことです
890: 名前: ケーナ:2013/01/06 06:29ID:1azr1Jpq
タチバナさん >>883

>“ミステリーのルールで考えるなら”という条件付です。
>しかし、その条件もノックスやヴァン・ダインが後出しされたために破綻しています。

これはどういう意味でしょうか?

>人格トリックが用いられているのであれば、
>何故もっと明確にそれが分かるようにしなかったのでしょうか。

後から考えてみて思ったのですが
これは僕の勘違いですね

ようは1人しかいない人間が2人ということになっているため
物語の中でそこがバレないようにしなければならない
というだけのことでした

>EP5で愛がなかった部分は、
>「碑文が解かれているのにベアトが殺人を行なった」
>という部分かと思ってます。

僕はこれは“駒を本当に駒として扱っている”点だと思います

>おそらくケーナさんは別肉体説が成立するかどうかの検証が不十分なんだと思います。

これは否定しません
僕が考察を始めたのは完全に1周してからですから
別肉体説という考えは初めから捨てています
でも 一応検証したような気もするのですが…
確かEP3あたりで破綻した気がします

>これだけでは“相当の出血”がどの程度のものだったかは分かりかねますが、
>吐血時の出血でいいと思います。

これはEP4において以下の内容があります

“7人目の遺体である真里亞は、遥かにマシな綺麗な死に方をしていた。一見したところ、外傷はなく、どうやって殺されたのかはわからない。しかし、口元から泡を吐き出したような痕跡があり、それはテレビドラマなどで見るような、典型的な毒殺の死体のように見えた。”

ベアトが持っている毒は血を吐くような毒ではなさそうです

>漫画版ではちゃんと4、5人分の血だまりがありますね。

これがネックなんですねえ
取りあえず竜騎士07さんの監修ミス
ということでお願いします
891: 名前: ケーナ:2013/01/06 06:30ID:1azr1Jpq
ちびゆかさん >>886

あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします

>なんか寒くて調子悪いのでおとなしくしているのですが。

風邪でしょうか?

僕は数年前まで毎年のように風邪をひき
しかも一度ひくと1週間は治らなかったものですが
ここ数年 風邪をひいた覚えがありません

今年に至っては(もう去年ですが)
7月からずっと水シャワーでガスの使用量はゼロ状態です

ここ数年に新しく始めた生活習慣は以下の通りですので
このどれかに効果があるのでしょう

(1)週に1~2回 筋トレをするようになった
(2)週に1~2回 カラオケに行くようになった
(3)週に1回 サウナに行くようになった
(4)やたらめったらプロテインを摂取するようになった

個人的にはサウナのお陰ではないかと思っています
サウナに通う他の人も「風邪をひかなくなった」と言っていましたから

>ノックスを無視することは物語をミステリー、
>算数パズルであることを認めないことでもあり、
>これは愛がなければ真実は見えない、
>推理可能とは信頼関係の先にあるというEP5の教えに反するのです。

これは同感ですね
戦人がノックスで真実を理解できたのなら
それはこの物語がノックスを遵守しているということです

ところで年末に『うみねこ』の単行本が大量に出ましたが
ちびゆかさんは買いましたか?
僕は元旦にブックオフを3軒ハシゴしましたが
『アカメが斬る!』と『アラクニド』しか買えませんでした

とは言ってもEP8とEP5は雑誌で補完できているはずですから
ノータッチなのはEP6とEP7だけですが
892: 名前: オプス:2013/01/06 12:11ID:10PdC4jg
>>888
>そして“魔法陣はベアト復活のためである”とも認識しています
そして黄金郷にたどり着けば全員復活する訳ですね。
手順通りにベアトリーチェを尊重しつつ母親を蘇らせようとしてますよ?

>>>むしろ真里亞が口を滑らせたらまずいわけで
>>>教えるメリットがありません
>>犯行現場の惨状云々より、犯人の正体について口を滑らされる方がよっぽど危険ですよ?
>犯人グループの一員ということになります
>あきらかに主犯格の存在が伺えますので
>真里亞は囮にはなりえません
わざわざ真里亞に手紙を読ませて怪しませる意味は、囮以外に何があるんでしょうか?
ちなみに囮というものついて簡単に説明すると、「こいつ怪しい」と思われるようなグレーな人の事です。
真里亞は犯人に通じている完全な黒であろうとも、こと殺人に関しては子供である以上関われる余地がほとんど無いので白なので、合わせ技でグレーという感じです。
もっとも殺人以外には関わりようがあるんですけどねー。

ところで正体バレの危険性についてまったく触れていないようですが、何も考えていないと受け取ってよろしいですか?

>物語である『うみねこ』は
>親である竜騎士07さんが一から設計し
>全てを理解している“子”です
正しく理解することと正しく評価することは別です。
特に自身を見つめ直すのはもっとも難しい。
だからこそ切り離した個別の存在として考えるべき、いや、心掛けるべきなのですよ。
いわゆる作者が守るべき心得のようなものであり、そうあるべきだという私の望みですね。

>まちがいなく真実です(竜騎士07さんが聞き手を欺こうとしているのでない限り)
ああ、うん、そうですね……。
ところでどこかの誰かさんがよりにもよってインタビューで「嘘を吐くならインタビューで。これで読者は必ず騙される」的な事を言ってたような……。
私は竜騎士07さんのインタビュー発言を、これまでの作者発言と作品の傾向などから、余り鵜呑みにはしたくない感じですねー、あはは。
まあケーナさんは親に噛み砕いて貰った離乳食(作者のワカリヤスイインタビュー)を思う存分貪り喰らうと良いですよ。
騙されても泣かないでね。

>ドラノール コーネリア ガートルード
>この辺りは特に実在のモデルはないようですから(六軒島には)
いやいや従兄弟組に対応した幻想キャラがいないじゃないですか。
三人だから戦人抜くとぴったり一致ですね。
それに中の人が兼任して一人二役という事も考えられますしね。



ところでもし仮に金蔵が親族会議の際に、こうした殺人事件TRPGを行っていたとすると、被害者役は暇になりますよね。
なので被害者の中の人は、幻想キャラとして犯人サイドに立って魔女として活躍する事になるだろうというのは、本編を見れば良く分かる訳ですが。
しかし殺されたのが子供達の場合は、幻想探偵キャラとして自身が殺された謎に挑むというのはありえるかと。
その結果生み出されたのが、魔女と対立する異端審問官サイドという立場なのかも知れないとか妄想してみました。
瓶詰めにされていたのは案外、金蔵の書いた真里亞主役の没シナリオだったのかも知れません。
お爺ちゃんは孫娘と仲直りがしたかったのかもね……。

>>890
>>“ミステリーのルールで考えるなら”という条件付です。
>>しかし、その条件もノックスやヴァン・ダインが後出しされたために破綻しています。
>これはどういう意味でしょうか?
出した本人は平然と破ってたって意味だと思いますよ。
私は十戒も二十則もあくまでミステリ作家初心者のための、物語を面白くするための指針として提示されたと考えています。
むしろこれが出された当初は、プロミステリ作家と言われるためには、いかにこの決まりごとを破りつつも面白いものが書けるかというのがステータスになってたんじゃないかと妄想したり。

>>漫画版ではちゃんと4、5人分の血だまりがありますね。
>これがネックなんですねえ
>取りあえず竜騎士07さんの監修ミス
いやちょっと待ってくださいよ。
あの程度の血痕なら2人分の銃殺死体から出たっておかしくないでしょう。
なんで貴方はそうやって作者に責任を押し付けようとするんですか。
893: 名前: タチバナ:2013/01/06 21:24ID:44aBByFW
ケーナさん >>890
>>“ミステリーのルールで考えるなら”という条件付です。
>>しかし、その条件もノックスやヴァン・ダインが後出しされたために破綻しています。

>これはどういう意味でしょうか?
再三繰り返しているつもりなんですが、ノックスやヴァン・ダインは出題編の時点では“掲示されていない手掛かり”であるということです。

>確かEP3あたりで破綻した気がします
多分6連鎖密室か南條殺しあたりのことだと思いますが、人格説でも別肉体説でも抜け方に大差ない気がしてます。

>“7人目の遺体である真里亞は、遥かにマシな綺麗な死に方をしていた。一見したところ、外傷はなく、どうやって殺されたのかはわからない。
>しかし、口元から泡を吐き出したような痕跡があり、それはテレビドラマなどで見るような、典型的な毒殺の死体のように見えた。”

>ベアトが持っている毒は血を吐くような毒ではなさそうです
この引用部分だけでも、真里亞は特別扱いされていると読み取れそうなものですが……。
真里亞が飲んだのは吐血しないタイプの毒だったんでしょう。

>これがネックなんですねえ
>取りあえず竜騎士07さんの監修ミス
>ということでお願いします
なんでもかんでも作者のミスで片付けようとすると、自説の主張も苦しくなると思いますよ。
894: 名前: ちびゆか:2013/01/06 22:30ID:5duiqDYU
タチバナさん>>887

「基本的に“ミステリー”と語った場合、これは“本格ミステリー”のことを指します。乱暴なまでに簡単に説明すれば、本格ミステリーとは、作中で説明された情報によって、劇中の解答を待たずに読者が正答可能なものを指します。」

これは小冊子のミステリーの定義なのですが、ミステリーとは高度な算数パズルであるべきだと。
うみねこを高度な算数パズル、作中の手がかりだけで正答可能な本格ミステリーと認識しているなら、ノックスを遵守するのは当然であると思うのです。
ノックスは高度な算数パズル、本格ミステリーの成立に必要な点を幾つか挙げており、これを無視すれば、うみねこが算数パズルとして破綻し、正答不可能となると思うのです。

既存のミステリーはいちいちノックスを遵守していますとか書いてある訳でもなく、遵守していればフェアであり、違反していればアンフェアであるというだけなのですが、竜騎士先生に対する信頼、愛があればうみねこのノックスについては何も疑うことはないと思うのです。

ケーナさん>>891

風邪じゃないんだけど、寒いと調子悪くなるのです。

>今年に至っては(もう去年ですが)
>7月からずっと水シャワーでガスの使用量はゼロ状態です

エコでケッコウなのです。

>ところで年末に『うみねこ』の単行本が大量に出ましたが
>ちびゆかさんは買いましたか?

EP7と8だけ買ったのです。
暫くは漫画の新情報が揃うまでおとなしくしているのです。

>『アカメが斬る!』と『アラクニド』しか買えませんでした

ローズガンズデイズを買ったのですか?
シーズン2を今プレイしているのですが。
アカメやアラクニもケッコウなのですが、我らが竜騎士先生の作品を忘れていては、無知蒙昧な我ら人の子に啓示の時は訪れないのですよ。
895: 名前: タチバナ:2013/01/06 22:59ID:44aBByFW
ちびゆかさん >>894

>ノックスは高度な算数パズル、本格ミステリーの成立に必要な点を幾つか挙げており、これを無視すれば、うみねこが算数パズルとして破綻し、正答不可能となると思うのです。
これは真逆で、展開編で出た情報を“作中で説明された情報”に含んでしまうと、
現段階においても情報が不十分である可能性が出てきてしまい、本格ミステリーとして破綻し、正答不可能になります。

>既存のミステリーはいちいちノックスを遵守していますとか書いてある訳でもなく、遵守していればフェアであり、違反していればアンフェアである
これも正しくないです。ノックスだけがフェアかアンフェアかの基準ではありません。

あと、なんとなく誤解を生んでる気がしますが、僕は別にうみねこがノックス破りをしているミステリーだと言ってるつもりはないです。
ノックスを無視したとしても、出題編までの情報で十分な手掛かりが出ているミステリーだと考えようと言ってるだけです。
896: 名前: タチバナ:2013/01/07 04:46ID:86ziM7eY
ケーナさんの『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』及び『最終考察 うみねこのなく頃に 考察 別冊資料』読了しました。
『続・最終考察 うみねこのなく頃に 考察』については、また今度読みますが、とりあえずの雑感としてはほぼ同意見です。

ただ、第九の晩ルールを組み込むことと、ベルン、ラムダ、フェザリーヌについての考察を深めることで、
もっと完成度の高い内容になるんじゃないかなあと思いましたが。
正直なところ、ここまで読めていてこのあたりが甘い気がするのが不思議です。
897: 名前: ケーナ:2013/01/07 05:48ID:1eWrC0YP
オプスさん >>892

>そして黄金郷にたどり着けば全員復活する訳ですね。
>手順通りにベアトリーチェを尊重しつつ母親を蘇らせようとしてますよ?

これでは順序が逆です
ベアト復活の為に6人を殺して魔法陣を描くのと
6人の死体を発見したから魔法陣を描くのでは
意味が全然違います

>わざわざ真里亞に手紙を読ませて怪しませる意味は、
>囮以外に何があるんでしょうか?

ミステリーにおける“囮”とは
犯人ではない人間を犯人と思わせるためのものではないでしょうか?
真里亞は犯人ではありえないため
“囮”にはなりえません
そして真里亞が共犯者であることが露見するメリットは
何もありません

>ところで正体バレの危険性についてまったく触れていないようですが、
>何も考えていないと受け取ってよろしいですか?

だって考えようがないでしょう
本来ならば真里亞と直接接触して手紙を渡すなんて
正体バレを考えるならありえないことです
それでも行ったということは
真里亞を絶対的に信頼しているか
大人たちは真里亞の話を信じないと確信しているか
真里亞に正体をバラされても誤魔化し切る自信があるか
いずれにせよ合理的には説明できません

“全てを運命のルーレットに任せる”ベアトが
魔女の実在を印象付けるための演出です

>特に自身を見つめ直すのはもっとも難しい。
>だからこそ切り離した個別の存在として考えるべき、いや、心掛けるべきなのですよ。
>いわゆる作者が守るべき心得のようなものであり、そうあるべきだという私の望みですね。

確かに作者が作品以外のことについて語ることを
作品と結び付けて考えるのはおかしなことでしょう
しかし 作者がその作品について語ったことを
作品と切り離して考えるというのもまた
ありえないことです

>ところでどこかの誰かさんがよりにもよってインタビューで
>「嘘を吐くならインタビューで。これで読者は必ず騙される」的な事を言ってたような……。

竜騎士07さんならそういうことを言うのはありえます
しかしそれはケースバイケース
『うみねこ』でそんなことをすれば
ただでさえ理解出来ない作品が
もはやどうしようもなくなってしまいます

少なくとも作品単体では理解出来ない部分を
自分の創作で補って考察するよりは
竜騎士07さんのインタビュー及び考察を信じて考察するほうが
より正解に近づけると思います

>いやいや従兄弟組に対応した幻想キャラがいないじゃないですか。
>三人だから戦人抜くとぴったり一致ですね。

そもそも幻想キャラクターに必ず依り代を求めるのは
誤りではないでしょうか?

インタビュー及び対談から抜粋します

“(KEIYA)ノックスといえば、ドラノールの正体には何か設定があるんですか?
正体というか、ご存知の通りロナルドのスペルを逆から読んだだけですね。
(KEIYA)七姉妹に対する悪魔の杭のような、モデルになった存在はあるのでしょうか?
ないです。ノックス十戒という思考を縛るものが擬人化されただけですね。ガァプと同じです。彼女も「物がよくなくなる」という概念のみが魔女化・擬人化された存在ですから。”

>ところでもし仮に金蔵が親族会議の際に、
>こうした殺人事件TRPGを行っていたとすると、被害者役は暇になりますよね。

僕はプレイヤーである戦人以外はNPCだと考えています
しかもベアトが演じるのではなく
AI付きで自律行動する高性能NPCです

これについては『最考考』の
“■駒とはどのようなもの?……072~”
“■テーブルトークRPG?……081”をご覧下さい
898: 名前: ケーナ:2013/01/07 05:50ID:1eWrC0YP
タチバナさん >>893 >>896

>ノックスやヴァン・ダインは出題編の時点では
>“掲示されていない手掛かり”であるということです。

出題編ではこの作品が
ノックスとヴァン・ダインを遵守していることは明かされていなかった
そして展開編でそれが明かされた

それによって“ミステリーのルールで考えるなら”
という条件が破綻するのが良く解らないのです

竜騎士07さんは「EP1~4だけでミステリーとして解答出来る」としています
その為の条件にノックスとヴァン・ダインが関わってくるなら
それはおかしなことです

しかし『うみねこ』には独自のノックス(面倒くさいのでヴァン・ダインは省きます)
である“赤字”があり
それによって「EP1~4だけでミステリーとして解答出来る」のです

ですから“『うみねこ』が実はEP1からノックスとヴァン・ダインを遵守していた”ことは
『うみねこ』のミステリーとしての解答には直接的に関係しません
これは『うみねこ』を理解するためのギミックなのです

>多分6連鎖密室か南條殺しあたりのことだと思いますが、
>人格説でも別肉体説でも抜け方に大差ない気がしてます。

“六連鎖密室”は“一人二役”でしか抜けられません
というのはEP8のベルンの出題において
“赤字による死亡認定は
その時点での死亡認定”であることが明らかになっているためです

もっとも これは展開編であるEP8で出てきた情報であるため
出題編の時点では無効です
しかしこの作品を理解するために作品トータルで考えた場合
“六連鎖密室”は“別人”では成立し得ないのです

>真里亞が飲んだのは吐血しないタイプの毒だったんでしょう。

毒を使い分ける理由がわかりません

>なんでもかんでも作者のミスで片付けようとすると、
>自説の主張も苦しくなると思いますよ。

原作で示された“血溜まり”の数は2つです
僕はこれは「竜騎士07さんが何があったかプレイヤーが知るためのヒント」
と認識しました

しかし その数がコミックでは変わっているのなら
監修ミス
もしくは特にヒントのつもりはなかった

この2つのどちらかしか考えられません

そもそもタチバナさんは“食堂で毒殺”という考えですよね
“血溜まり”の数は2つでは駄目ではないですか?

>ケーナさんの『最終考察 うみねこのなく頃に 考察』及び
>『最終考察 うみねこのなく頃に 考察 別冊資料』読了しました。

ありがとうございます
もしかするときちんと読んでくれたのは
タチバナさんが初めてかもしれません

>とりあえずの雑感としてはほぼ同意見です。

これはつまらないですね
いろいろツッコんで欲しかったのですが…

>ベルン、ラムダ、フェザリーヌについての考察を深めることで、
>もっと完成度の高い内容になるんじゃないかなあと思いましたが。

このあたりは作品中の情報が少なすぎて
考察よりも創作になってしまうため
あまり踏み込めませんでした

何せ僕は“ファンタジー説”ですから
たぶん踏み込んでも理解出来る人はまずいないでしょう
おそらくこの部分に関しては
『最考考』よりもこのBBSで書いた内容の方が
より踏み込んだ内容になっていると思います

『続・最考考』は結構フリーダムになっていますので
いずれまとめてみようと思います

ところで

>第九の晩ルールを組み込む

これってどういう意味ですか?
899: 名前: ケーナ:2013/01/07 05:52ID:1eWrC0YP
ちびゆかさん >>894

>風邪じゃないんだけど、寒いと調子悪くなるのです。

そうですか難儀ですね
ちなみに僕は寒さにも強くなりました
今だに寝る時はユニクロのシルキードライのシャツ
(ヒートテックではなく)にトランクス
布団はタオルケットと薄手の掛け布団一枚です
冷え性なので湯たんぽは欠かせませんが…

>EP7と8だけ買ったのです。
>暫くは漫画の新情報が揃うまでおとなしくしているのです。

そうですね
僕もEP7は楽しみです

>ローズガンズデイズを買ったのですか?
>シーズン2を今プレイしているのですが。

何となく『ローズガンズデイズ』は女性向けな気がするのですが…
今プレイしているゲームが無茶苦茶つまらなくて
やる気が起こらず もう二ヶ月くらい微妙にしか進んでいません
(それでも毎日数十分はプレイしているのですが…)
それが終わったらプレイしてみます
900: 名前: タチバナ:2013/01/07 06:17ID:86ziM7eY
と、また今度と言いつつ、『続・最終考察 うみねこのなく頃に 考察』まで読みました。
全てを読んだ上での反論をします。

>「第1のゲーム、第六、第七、第八の晩。歌う少女の密室に横たわる3人の骸」
>「幻は幻に。……盲目なる少女が歌うは幻。密室幻想」
>※“盲目なる少女が歌うは幻”ですので、真里亞は何らかの形で嘘をついていることになります。
細かいことですが、真里亞はベアトのことを妄信していますから、嘘をついているという言い方は違うと思います。

>・第11則。使用人が犯人であることを禁ず
>※紗音は使用人ですが、それは世を忍ぶ仮の姿で、本当は右代宮家当主です。
これも言い方が違うと思います。
【(マスターキーの本数は)各使用人が1本ずつで5本だ】という赤字がありますので、盤上の紗音は使用人として扱われています。
ここでいう犯人とは、ベアト人格or駒を操る命令権限者or真里亞の名を騙る謎の執筆者のことでしょう。
つまりベアトかクレルかヤスのことだと考えられます。

>「こ、……こら驚いたわ……。まさに肖像画の魔女に瓜二つやで……。そのドレス、特注したんかいな……」(秀吉)
>※しかし、流石に至近距離だと正体が判明するようです。この秀吉の台詞は明らかに面識のある相手へのものです。ちなみにEP7のお茶会では以下の通りです。
>「……この姉ちゃん、大した肝っ玉やで」(秀吉)(EP7)
>※秀吉はベアトが紗音であることに気がついていません。これはこの秀吉が駒である為です。
上の秀吉が駒であって、下の秀吉は現実の存在じゃないでしょうか。(上がボトルメールで、下はゲームではないので)
だとすると、確かに「この姉ちゃん」という言い方には引っかかりを覚えますが、面識のある相手に対してでも、おかしくはないと思います。

>※夏妃は数日間、赤子と過ごしています。
>その夏妃が“19年前の男”に違和感を覚えなかったことから、赤子は男であったことがわかります。
EP5では、男という設定だったというだけのことだと思います。

>「朱志香。もう少し妹らしい言葉遣いは出来ないのかい? ついでに言うと、もう少し年頃の女性らしい言葉遣いにも気を付けてみるべきだね」(理御)(EP7)
>※理御は自分は男としての言葉遣いをしていて、朱志香に女らしい言葉遣いを求めています。これが女であるとは考えられません。
理御は次期当主ですから、男のような言葉使いをしていてもおかしくありません。

>※男尊女卑の金蔵が女に肩を借りるでしょうか? そもそも女を当主にしようとするでしょうか?
ベアトの生き写しである理御に対してなら、性別に関係なく次期当主の座を与えようとするはずです。
むしろベアトにそっくりな女だったからこそ、次期当主の座を与えようとしたのかもしれません。
901: 名前: タチバナ:2013/01/07 07:39ID:86ziM7eY
ケーナさん >>898

>ですから“『うみねこ』が実はEP1からノックスとヴァン・ダインを遵守していた”ことは
>『うみねこ』のミステリーとしての解答には直接的に関係しません
>これは『うみねこ』を理解するためのギミックなのです
んん、あれ、これって“ミステリーとしての手掛かりではなくヒントとして考えよう”という僕の主張と何か違いありますかね。

>“赤字による死亡認定は
>その時点での死亡認定”であることが明らかになっているためです
これについては反論です。
第一の晩発覚後から、絵羽が碑文を解くまでの間に紗音が殺されればいいだけなのでは。
というか、人格説でも同じことですよね、これ。

>もっとも これは展開編であるEP8で出てきた情報であるため
>出題編の時点では無効です
>しかしこの作品を理解するために作品トータルで考えた場合
>“六連鎖密室”は“別人”では成立し得ないのです
このような考え方なら、“【第11則。使用人が犯人であることを禁ず。】は魔女犯人説に誘導しようとするものである”という僕の主張も分かりそうな気がしますが。
(と思ったけど、“紗音は真の当主であるから”という抜け方をしてるから噛み合わないのか)

>毒を使い分ける理由がわかりません
真里亞の死体はできるだけ綺麗なまま残したかったからです。

>原作で示された“血溜まり”の数は2つです
“食堂には2人分しか血だまりはない”と言われた訳ではないです。
(テーブルを挟んで)熊沢が指し示したのとは反対側にも血だまりがあったというだけの話だと思いますが。(2つとか2人分とかではなくて2箇所)

>このあたりは作品中の情報が少なすぎて
>考察よりも創作になってしまうため
>あまり踏み込めませんでした
“事故を知った偽書作家たちにより、六軒島漂着を仮定し、魔女幻想に加えられることも多い…。”というEP6ヱリカのTIPSから、
ヱリカを連れてきたベルンの正体は偽書作家であるという主張が成り立つと思うのですが、この点をスルーして考えている人が多いのが僕にとっては不思議なのです。

また、EP5でラムダがゲームを乗っ取ってしまったことも、偽書作家たちによって面白おかしく事件が扱われたことの幻想描写であり、
つまりラムダもベルンと同様に偽書作家であると考えられるはずです。

>>第九の晩ルールを組み込む
>これってどういう意味ですか?
“第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。”という碑文の見立てにより、(なんの比喩もなく)ベアトが魔女として蘇ったとする考え方です。
完全にファンタジー的な考え方ですが、戦人がベアトを目撃しているのは全て第九の晩以降であるという点からも、
これをスルーして考えることはできないはずです。

しかし、なんだかケーナさんの主張と僕の主張でどこが違うのかよく分からなくなってきました。
すみません、一回整理した方がいいですね。またあとで。
902: 名前: まる:2013/01/07 13:38ID:00mD9lkN
>ヱリカを連れてきたベルンの正体は偽書作家であるという主張が成り立つと思うのですが、この点をスルーして考えている人が多いのが僕にとっては不思議なのです。

ep5の作者は八城設定がある以上だとすると
ベルン=幾子の一面、名前はペットからとった
となるわけで実質なにも変化がないような

八城以外の偽書作家だとすると一気に話が難しくなりますし
903: 名前: タチバナ:2013/01/07 18:51ID:c4Mk/W7A
まるさん >>902
ベルンとラムダが、戦人とベアトのゲームで勝手に遊びだしたことと、偽書作家たちが勝手にヱリカを登場させたりとかしていたという合致を
見逃すのが不思議だなあというだけで実質たいした変化はないですね。

黒猫ベルンもベルンカステルの依り代のひとつであるというだけですね。
904: 名前: オプス:2013/01/07 20:49ID:9fR8vEsP
>>897
>これでは順序が逆です
いえ順番どおりです。
これが逆だと楼座を生き返らせるために楼座を殺すという訳の分からない事態になります。

>“全てを運命のルーレットに任せる”ベアトが
>魔女の実在を印象付けるための演出です
ならば真里亞に犯行方法を教えたのも、これと同等の演出という事で良いですね?

>しかし 作者がその作品について語ったことを
>作品と切り離して考えるというのもまた
>ありえないことです
なるほど、それは確かに不自然ですね。
作者と作品を切り離さずに考えるのも、また大切なようです。

>『うみねこ』でそんなことをすれば
>ただでさえ理解出来ない作品が
>もはやどうしようもなくなってしまいます
確かにその通りですね。
しかし「難解な作品の作者インタビューもまた難解である」のと「難解な作品の作者インタビューは親切である」のとでは、どちらが統合性の取れている行動かは、一目瞭然です。
作者と作品を切り離さずに考えるのならば、少なくともインタビュー発言についても鵜呑みにせずに一考すべきではないかと思われますよ?

>そもそも幻想キャラクターに必ず依り代を求めるのは
>誤りではないでしょうか?
0から生み出せるのは真里亞だけの特権みたいな話もあったような?
ベアトリーチェは元ネタありきの二次創作者なイメージがあるんですけどね。

>>903
偽書作家の中でも支持されてるのは幾子のだけじゃありませんでしたっけ?
905: 名前: タチバナ:2013/01/07 20:59ID:86ziM7eY
オプス >>904

>偽書作家の中でも支持されてるのは幾子のだけじゃありませんでしたっけ?
多くの偽書作家たちの中でヱリカの登場が好まれたというだけです。
特定の偽書作家というわけではないでしょう。
906: 名前: タチバナ:2013/01/07 21:07ID:86ziM7eY
あ、さん付け忘れてた。すみません。

ついでに宣言しとくけど、ノックスやヴァン・ダインについての解釈まとめようかと思ってます。
907: 名前: ちびゆか:2013/01/07 21:51ID:93sQ2p7d
タチバナさん>>895

>ノックスを無視したとしても、出題編までの情報で十分な
>手掛かりが出ているミステリーだと考えようと言ってるだけです。

出題に推理に必要な手がかりが全て揃っているという前提も、ノックス8条を遵守しているという信頼の上で成立しているのではないのですか?
ノックス8条を無視すれば手がかりが全て揃っているという当たり前の前提さえ無いのです。

そして一般的な推理の土台となる、探偵の主観は信頼できるというルールも、ノックス7条を遵守し、探偵は客観視点が義務付けられているという前提があると思っているからこそなのではないのですか?

ノックスを無視するということは算数パズルの否定、ミステリー(本格推理物)であることの否定と同義だと思うのです。ノックスを無視しどうやって算数パズルを成立させるのですか?

あとノックスは全て赤字で記されていて(展開編なのですが)、展開編の赤字は全て無視してもいいと言ってるようにも聞こえるのです。

個人的には実はノックスというものに縛られてしまうというスタイルが良いとは思ってないのです。ノックスの裏を付くような面白い解釈はありえると思うのです。ただそれはノックス無視というものとは違うのです。

ケーナさん>>899
>何となく『ローズガンズデイズ』は女性向けな気がするのですが…

女性向けじゃなのです。
キャラクタのデザインとかそういう印象はあるかもしれないのですが。
思ったより政治思想のようなものが前面に出ている感じなのです。
ネトウヨとかを刺激する要素が多いと思うのです。
908: 名前: オプス:2013/01/07 22:04ID:9fR8vEsP
>>907
>ノックスを無視するということは算数パズルの否定、ミステリー(本格推理物)であることの否定と同義だと思うのです。ノックスを無視しどうやって算数パズルを成立させるのですか?
ノックスに聞いてみたらどうでしょう?
909: 名前: タチバナ:2013/01/07 22:38ID:86ziM7eY
ちびゆかさん >>907
だから、フェアかアンフェアかの基準はノックスだけではないんですって。
ノックスは一つの基準であるだけであって、本来なら解けると信じることにルールなんかいらないんですよ。

地の文でさえも信頼できないから、赤字というものが出てきたでしょう。
信頼関係が足りないから、赤字やらノックスやらが出てくるんですって。
本当に信じてるなら、そんなの無視したって問題ないはずなんですよ。

ルールがあるから信頼できるんじゃなくて、信頼してるからルールを守ってると、
そして、仮にルールを破っていたとしてもそれがちゃんと分かるようになっていると信じられるんでしょう?
順序が逆だって言ってるだけです。
910: 名前: まる:2013/01/07 23:19ID:30tAcSso
>ノックスを無視しどうやって算数パズルを成立させるのですか?
あくまで例

*主人公の戦人君の後ろにはは羽入がいます
*なぜか縁が深くて戦人にしか見えません
*具現化するだけのオヤシロパワーは今回のこってないです
*能力的には前作と代わりません

これをしょっぱなの冒頭ではっきり宣言してあれば
別にそれでミステリが成り立たなくはなりませんよね

コナンの秘密道具と同じです
911: 名前: タチバナ:2013/01/08 00:16ID:66Ghipb9
まるさん >>910
そういう説明してくれた方が分かりやすいのかな。
超能力者が登場するミステリー=ノックス第5条を破ってるミステリーなんていくらでもありますし、
なんの前提もなしにノックスを遵守していると考えて推理することが信頼だと言うのはおかしいという話ですね。

無論、ノックスを守っているという宣言が冒頭でされていれば、それを疑うことはミステリーであることを疑うことになりますけどね。

ちなみに、僕もノックスについてはちゃんと守っているミステリーだと思ってますけど、ノックスを守っているという宣言が出たからという理由ではないです。
出題編までの手掛かりを総合的に判断した上で、ノックスを守っていると思いました。
ノックスを守っているという宣言が出たからという理由では推理の過程をすっ飛ばしてしまっているので、ミステリー的考え方ではありません。
それは虚無への供物がアンチミステリー的作品であると言われる所以の一つでもあるでしょう。

僕が言いたいのは展開編の情報を根拠にして推理することは、探偵の推理、あるいは犯人の自白が始まってからようやく推理を始めるようなもので、
そんな無茶苦茶をしてしまうのはミステリーであると信じていないからだという話なんですけどね。
信じてないから出題編のあとに、推理をひっくり返すような新しい手掛かりが出てくるんじゃないかなんて疑ってしまうのでは。
展開編の情報を信じようと信じまいと同じ結論になるというのであれば、それは別に問題ないのだけど。
912: 名前: タチバナ:2013/01/08 00:19ID:66Ghipb9
文章がごっちゃになっちゃいましたけど、冒頭で宣言されたことと展開編で宣言されたことでは別ですので、
その点について誤読のなきようお願いします。
913: 名前: タチバナ:2013/01/08 03:26ID:66Ghipb9
なんか何度やってもNGワードになっちゃうんでURL貼れないですけど、「07人目の狩人。」というブログで、
紗音と嘉音について本気出して考えてみたので、突っ込みよろしくです。
公平にしたつもりが、かなり別人説に偏った意見になっちゃった。
914: 名前: ケーナ:2013/01/08 04:40ID:ebceA/Bc
タチバナさん >>900 >>901

>『続・最終考察 うみねこのなく頃に 考察』まで読みました。

重ねがさねありがとうございます
僕的には自分の考察は全て
これらで出し切っているつもりですので
これらを読んでもらわなければ話が始まらない反面

普通に本にすれば数百ページにもなるであろう内容を
「全て読め!」と要求するのも酷な話で
ジレンマですね

>細かいことですが、真里亞はベアトのことを妄信していますから、
>嘘をついているという言い方は違うと思います。

これは視点をどちらに持ってくるかという話ではないでしょうか?
真里亞はベアトが魔女だと信じているため
ベアトが「妾が魔法で殺した」と言えば
それをそのまま信じて「ベアトが魔法で殺した」と話します

しかし 実際には魔女なんていないわけで
魔女を信じない立場からすれば「真里亞は嘘をついている」
ということになります

>盤上の紗音は使用人として扱われています。
>ここでいう犯人とは、
>ベアト人格or駒を操る命令権限者or真里亞の名を騙る謎の執筆者のことでしょう。

僕はこれはもっと単純な話だと思います
紗音は使用人でありつつ右代宮家の当主です
それを場面によって使い分けているため
両方の赤字が成立するのではないでしょうか?

《赤:戦人は蔵臼の息子である》
《赤:戦人は金蔵の孫である》

これと同じ感じで

>>※秀吉はベアトが紗音であることに気がついていません。
>>これはこの秀吉が駒である為です。
>上の秀吉が駒であって、下の秀吉は現実の存在じゃないでしょうか。

僕は「現実の戦人は紗音との約束を忘れてはいなかった」と考えています
ところがEP7のお茶会の話では以下の戦人のモノローグがあります

“今さら気付くけど、……当時の俺と紗音ちゃんのあれってやっぱ、俺の初恋だったんだろうなー。ま、再会するまで、ケロリと忘れてた俺には、妬く資格なんてありゃしねぇな。”

これが他者に対する発言なら
「戦人は本心を話していない」と解釈出来ますが
モノローグである以上 それはありえません

というわけで僕的には「EP7のお茶会は現実の出来事」
と考えるわけにはいかないのです

そこで“ゲームマスターがいない”EP7のお茶会をどう解釈するか?
となったとき
“ゲームマスターによる干渉のない、駒がAIだけで行動したゲーム”
と解釈するしかなかったわけです

>>※夏妃は数日間、赤子と過ごしています。
>>その夏妃が“19年前の男”に違和感を覚えなかったことから、赤子は男であったことがわかります。
>EP5では、男という設定だったというだけのことだと思います。

僕は何と言うか“カケラ”による平行世界には
限界があると思うのです
その限界が
“夏妃は数学的確率で見て、257万8917分の257万8916の確率で、あんたの育児を拒否するわ。”
というぐらいのものだと思うのです
人の性別が変わるのはその限界を超えているのではないでしょうか?

>>ですから“『うみねこ』が実はEP1からノックスとヴァン・ダインを遵守していた”ことは
>>『うみねこ』のミステリーとしての解答には直接的に関係しません
>>これは『うみねこ』を理解するためのギミックなのです
>んん、あれ、これって“ミステリーとしての手掛かりではなくヒントとして考えよう”という
>僕の主張と何か違いありますかね。

ノックスとヴァン・ダインが展開編で初めて出て来たことによって
出題編が書き換えられ ミステリーとして破綻するのではなく
単に元から仕込んであったギミックが(『うみねこ』のミステリー解釈とは無関係の)
表に出てきただけなのです

>>“赤字による死亡認定は
>>その時点での死亡認定”であることが明らかになっているためです
>これについては反論です。
>第一の晩発覚後から、絵羽が碑文を解くまでの間に紗音が殺されればいいだけなのでは。

誰が何のためにそれをするか?
ということです
そしてその後の犯行は誰が行うか?
ということです

>>毒を使い分ける理由がわかりません
>真里亞の死体はできるだけ綺麗なまま残したかったからです。

解らなくはないのですが
血を吐かない毒があるのなら両方そちらを使う気がします

>>原作で示された“血溜まり”の数は2つです
>“食堂には2人分しか血だまりはない”と言われた訳ではないです。

そうなんですね
ですから コミック版の監修で
竜騎士07さんが食堂の血溜まりの数に拘らなかったのなら
あの血溜まりの数は特に意味がなかったことになります

僕はEP2の礼拝堂でのベアトと親族の会話から
「EP1にも同じようなヒントがあるのでは?」と考えて
あの血溜まりに気がつきましたので
「これもヒントに違いない」と思いましたが
だとしたら残念です

>ヱリカを連れてきたベルンの正体は偽書作家であるという
>主張が成り立つと思うのですが、
>この点をスルーして考えている人が多いのが僕にとっては不思議なのです。

「この作品で語られている過去の出来事は全て真実」と考えた時
書き手は存在しえませんので
僕はファンタジー説を選択しました

そうなると魔女は“実在する存在”となりますので
“魔女の正体”は僕の解釈には存在しません

>戦人がベアトを目撃しているのは全て第九の晩以降であるという点からも、
>これをスルーして考えることはできないはずです。

これはファンタジー解釈以外で説明がつきます

EP1で戦人が目撃したベアトは紗音の変装です
EP2でベアトを目撃した戦人は駒です
EP4で戦人が目撃したベアトも紗音の変装です
915: 名前: ケーナ:2013/01/08 04:41ID:ebceA/Bc
オプスさん >>904

>>これでは順序が逆です
>いえ順番どおりです。
>これが逆だと楼座を生き返らせるために
>楼座を殺すという訳の分からない事態になります。

順序を良く考えて欲しいのですが

まず真里亞は6人の遺体を園芸倉庫で発見します
そしてベアト復活の儀式の為に魔法陣を描く
というのなら6人は生贄にはなりえません
生贄は儀式の為に捧げるのですから
これでは廃品利用です

>>“全てを運命のルーレットに任せる”ベアトが
>>魔女の実在を印象付けるための演出です
>ならば真里亞に犯行方法を教えたのも、これと同等の演出という事で良いですね?

自らの手の及ばない部分を運命に任せるのと
自らを意図的に窮地に追い込むのでは話が違うのではないでしょうか?

>「難解な作品の作者インタビューもまた難解である」のと
>「難解な作品の作者インタビューは親切である」のとでは、
>どちらが統合性の取れている行動かは、一目瞭然です。

“インタビュー及び対談”の量と内容を考えれば
難解だからこそ説明の為に“インタビュー及び対談”を発表しているわけで
この考え方は当てはまらないのではないでしょうか?

>0から生み出せるのは真里亞だけの特権みたいな話もあったような?
>ベアトリーチェは元ネタありきの二次創作者なイメージがあるんですけどね。

僕はファンタジー説ですからね
ベアトや真里亞が生み出す家具は作品中に依り代を必要とするでしょうが
魔女や天界大法院の連中は普通にファンタジー世界の住人です
916: 名前: ケーナ:2013/01/08 04:43ID:ebceA/Bc
ちびゆかさん >>907

>出題に推理に必要な手がかりが全て揃っているという前提も、
>ノックス8条を遵守しているという信頼の上で成立しているのではないのですか?
>ノックス8条を無視すれば手がかりが全て揃っているという当たり前の前提さえ無いのです。

『うみねこ』においては“独自のノックス”である“赤字”がありますから
この作品をミステリーとして捉える根拠としては
ノックスは無視しても良いと思います

もっともその赤字を信じるための根拠は何もないのですけど…
ここはベアトの言葉を信じるしかないでしょう

>>何となく『ローズガンズデイズ』は女性向けな気がするのですが…
>女性向けじゃなのです。
>キャラクタのデザインとかそういう印象はあるかもしれないのですが。
>思ったより政治思想のようなものが前面に出ている感じなのです。
>ネトウヨとかを刺激する要素が多いと思うのです。

考えてみれば『彼岸花』もプレイしていませんでしたし
こちらが先ですね
現在のところ 竜騎士07さんの作品に対するネット上の評価は
まるであてになりませんので
自分の目で確かめてみるしかなさそうです
917: 名前: タチバナ:2013/01/08 12:40ID:c3xEbrmZ
ケーナさん >>914
>これは視点をどちらに持ってくるかという話ではないでしょうか?
本人に嘘をつく意思がないなら、勘違いか騙されているのです。

>僕はこれはもっと単純な話だと思います
>紗音は使用人でありつつ右代宮家の当主です
>それを場面によって使い分けているため
>両方の赤字が成立するのではないでしょうか?
いやいや、よく考えてください。
【戦人は留弗夫の息子である】
【戦人は金蔵の孫である】
【留弗夫の息子は犯人ではない】
これで戦人が犯人であるなら、明らかな矛盾です。
この赤字を抜けるために一時的に留弗夫の息子ではなくなったというのもおかしな話です。

“紗音は使用人ではないという根拠がある。だから第11則は守られている”という思考の順序でないと、ミステリー的には正しくありません。

>ノックスとヴァン・ダインが展開編で初めて出て来たことによって
>出題編が書き換えられ
>ミステリーとして破綻するのではなく
>単に元から仕込んであったギミックが(『うみねこ』のミステリー解釈とは無関係の) 表に出てきただけなのです
なので、この発言は自己矛盾に陥っていると思います。
ファンタジーならファンタジーでいいんですけど。

>人の性別が変わるのはその限界を超えているのではないでしょうか?
根拠になってないので、どうとでも言えます。

>誰が何のためにそれをするか?
>ということです
>そしてその後の犯行は誰が行うか?
>ということです
紗音は死んだ振りという考えですよね?
それなら第一の晩で紗音が死んだ振りをしたあとに死んだという不可解さは結局残ります。
ベアト人格が犯人で最初から紗音と嘉音を殺してたとしても、
紗音を切るタイミングが早すぎるような気がします。

その後の展開についても、碑文が解かれているのに何故殺人が続いたのかを考えなければならないのは、やはりどちらでも同様です。

解釈は様々でしょうが、どちらにせよ問題は残るのです。

>解らなくはないのですが
>血を吐かない毒があるのなら両方そちらを使う気がします
吐血する方を用いたのは、悲惨さを強調するため、混乱目的、別にまあなんでもいいですが、
一タイプの毒しか持ってないという根拠もないでしょう。

>EP1で戦人が目撃したベアトは紗音の変装です
>EP2でベアトを目撃した戦人は駒です
>EP4で戦人が目撃したベアトも紗音の変装です
“ベアトと紗音は見間違えるほど似ていると示す手掛かりはあったのデスカ!”とドラちゃんがお怒りです。
918: 名前: まる:2013/01/08 12:54ID:c5xUkZis
*シャノンは使用人である
*ベアトリーチェは当主である
*この人格の使い分けは当人にとって自明である
*犯人とは殺人者である
*殺人者とは自らの手で直接悪意を持って殺人を行ったものである
*殺人そのものはベアト人格が行う
*ゆえにシャノン人格はすごく重要な共犯者であって犯人ではない

まあこんなことなんだと思いますけど
919: 名前: タチバナ:2013/01/08 13:22ID:84lg4Hm4
まるさん >>918
人格説の考え方なら、そうなるはずですよね。
紗音の肉体は凶器であると言ってもいいかも。
920: 名前: まる:2013/01/08 16:51ID:c5xUkZis
>“ベアトと紗音は見間違えるほど似ていると示す手掛かりはあったのデスカ!”とドラちゃんがお怒りです。
完全後付ですけど漫画見る限りヤスは金髪ロングヘアだったようで
まあヤスさんにしてみればどうしてこれで正体がわからないレベルなのでしょう
戦人が解けるとは言っていても読者に解けるとは言ってませんし
ヤスの顔が大体ベアトに一致するならノックスとかそういうレベルですらありません

(マジで存在自体忘れられていたし顔もろくに認識されていなかったことになるが)
921: 名前: タチバナ:2013/01/08 19:13ID:284hh6pd
うみねこを全体的に通してみれば、ヤスはベアトの生き写しであることが明かされていますね。
だからこそ、ヤスや理御はそうとは思えないような格好や振る舞いをさせられていたのでしょう。

しかし、そのことを出題編から読み取るのは極めて困難で、
まさに犯人の自白した内容から推理を組み立てている状態で、
出題編の時点では手掛かりが全て揃っていなかったことになります。

僕は、第九の晩以降はファンタジーだと思ってるので、それでいいですけど。

というか、ファンタジー説だと言っておきながら、紗音を犯人にしようとするのは不思議ですね。
それでどうやってEP3第一の晩を抜けるんですか?
922: 名前: オプス:2013/01/08 19:56ID:35H1S7Uz
>>915
>これでは廃品利用です
真里亞にとってベアトより母親のが大事だったというだけの話なのでは?

>自らの手の及ばない部分を運命に任せるのと
>自らを意図的に窮地に追い込むのでは話が違うのではないでしょうか?
姿を晒すことが自らの手の及ばない部分を運命に任せる事で、犯行方法を晒すことが自らを意図的に窮地に追い込む事という、その考え方が理解不能です。
どこまでが負うべきリスクで、どこからが負うべきでないリスクなのか、その明確な線引きが出来るというのなら説明して下さい。
そしてなぜ執拗に作者のミスにしたがるのですか?
貴方はアンチ考察者とでも言うべき存在なのですか?

>“インタビュー及び対談”の量と内容を考えれば
>難解だからこそ説明の為に“インタビュー及び対談”を発表しているわけで
>この考え方は当てはまらないのではないでしょうか?
もし本当にインタビューで説明してしまったのなら、うみねこは失敗作であると認めているも同然ですが、そのような発言はありません。
つまりインタビューの内容は矛盾しています。
“インタビュー及び対談”の内容を考えてすらいないのが今の貴方です。

>魔女や天界大法院の連中は普通にファンタジー世界の住人です
そんな作者が二人いる訳でもあるまいし……、いや偽書の作者は幾子と十八の二人でしたね。
散は幾子VS十八の物語でもあったのかも知れませんね。
923: 名前: タチバナ:2013/01/08 21:05ID:66Ghipb9
さらに言いますが、ケーナさんが大好きな竜騎士インタビューでも、
“(KEIYA)ヴァンダイン二十則「使用人が犯人であることを禁ずッ!!」という赤字がありましたけど、あれで結構悩んでしまったんです。
どのゲーム盤で適用されるのだろうと。
(竜騎士)あの赤字はプレイヤーが、本当の意味で真犯人を理解できているかどうかを試すために出しました。
理解できていなかった人は、引っかかったでしょうね。”
とあり、やはり“紗音は真の当主だから犯人であり得る”というのはおかしいです。

これでは単に回りくどい言い方をしただけであり、本当の意味で真犯人を理解できているとは言えません。
924: 名前: ケーナ:2013/01/09 05:05ID:0eqjK.zC
タチバナさん >>917 >>921 >>923

>>これは視点をどちらに持ってくるかという話ではないでしょうか?
>本人に嘘をつく意思がないなら、勘違いか騙されているのです。

“事実でないことを「事実である」と伝えられた”ことを
受け手の側から解釈すれば“嘘をつかれた”
ということにならないでしょうか?

例えば“親切は人の為ならず”という言葉がありますが
これは本来は“親切は自分の為にするものだ”という意味です
ところがこれを“親切はかえって人の為にならない”
という意味に解釈している人がいます

そんな人にこの言葉の意味を尋ねると「後者の意味だ」
と答えるでしょう
すると教えられた人にとっては「嘘をつかれた」
ことになります

渡し手の意図 無意図に関わらず
受け手の“騙された”結果は同じなのです

>【戦人は留弗夫の息子である】
>【戦人は金蔵の孫である】
>【留弗夫の息子は犯人ではない】
>これで戦人が犯人であるなら、明らかな矛盾です。

すみません これ誤魔化そうとしました
というのはこれもやっぱり竜騎士07さんのミスだと思うのです
「またこれかよ!」と言われるに決まっているので…

《赤:マスターキーは使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》

おそらく竜騎士07さんはこの赤字を失念していたのだと思われます
そもそも竜騎士07さんは《赤:紗音は使用人である》という定義として
この赤字を使ったわけではなかったため
忘れていたのでしょう

《赤:マスターキーは(お前たちが)使用人(と認識している紗音)たちがそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
と解釈してあげるのが正解ではないでしょうか?

>>人の性別が変わるのはその限界を超えているのではないでしょうか?
>根拠になってないので、どうとでも言えます。

これは逆も同じなのですが…
ちなみに『ひぐらし』においてこんな内容がありました
「魅音が放課後に部活をするのは各カケラに共通している。しかし、その内容はカケラごとにバラバラ。これは魅音にはとって大切なのは“放課後に部活をすること”であって、どの部活をするかは重要ではないから」
僕はカケラによる平行世界の発生は
“人の意思による行動の結果”だと考えています

縁寿がビルから飛び降りるか飛び降りないか
その選択によって2つのカケラが発生し
飛び降りた結果としても
助かるカケラと助からないカケラがある

夏妃とて同じことで
使用人を助けようとして誤って突き飛ばしてしまうカケラと
きちんと助けられるカケラがある

こういうことではないでしょうか?

>それなら第一の晩で紗音が死んだ振りをしたあとに死んだという不可解さは結局残ります。
>ベアト人格が犯人で最初から紗音と嘉音を殺してたとしても、
>紗音を切るタイミングが早すぎるような気がします。

これは偽書とゲーム盤を分けて考えればよいのではないでしょうか?
偽書においては紗音という1人の人間が
1人2役で嘉音としても振舞っており
2回死んだフリをして実は生きている

それをゲーム盤に当てはめて解釈すると
紗音には3つの人格があり
そのうちの2つを殺したことにして行動している

偽書においては人格も赤字も関係ありませんから

>>血を吐かない毒があるのなら両方そちらを使う気がします
>吐血する方を用いたのは、悲惨さを強調するため、混乱目的、別にまあなんでもいいですが、
>一タイプの毒しか持ってないという根拠もないでしょう。

これも逆も同じです
僕個人としては何事もシンプルに捉えたいだけのことです

>>EP1で戦人が目撃したベアトは紗音の変装です
>>EP2でベアトを目撃した戦人は駒です
>>EP4で戦人が目撃したベアトも紗音の変装です
>“ベアトと紗音は見間違えるほど似ていると示す手掛かりはあったのデスカ!”
>とドラちゃんがお怒りです。

ごく単純な話
六軒島においてベアトの扮装ができそうな人物は
“紗音”“嘉音”“朱志香”この3人だけです

>うみねこを全体的に通してみれば、
>ヤスはベアトの生き写しであることが明かされていますね。

僕はヤスはベアトには
そんなに似ていないのではないかと思っています
金髪にしてあのドレスを着れば
遠めなら結構誤魔化せる
ということではないでしょうか?

>僕は、第九の晩以降はファンタジーだと思ってるので、それでいいですけど。

僕は5日の24時まではファンタジーが介在してはまずいと思います
ゲーム盤はミステリーですから

>“紗音は真の当主だから犯人であり得る”というのはおかしいです。

これは紗音は使用人だからですよね?
竜騎士07さん的には《赤:紗音は使用人である》と
定義したつもりはないでしょうからOKなのでしょう
925: 名前: ケーナ:2013/01/09 05:06ID:0eqjK.zC
オプスさん >>922

>>これでは廃品利用です
>真里亞にとってベアトより母親のが大事だったというだけの話なのでは?

真里亞は“黒い魔女を宿したママ”よりも
黄金卿でベアトが会わせてくれる“優しいママ”のほうに
期待していたと思います

>姿を晒すことが自らの手の及ばない部分を運命に任せる事で、
>犯行方法を晒すことが自らを意図的に窮地に追い込む事という、
>その考え方が理解不能です。

この辺りは書き手である竜騎士07さんの事情も酌むべきでしょう
いつの間にか封筒が置かれているよりも
真里亞が「ベアトに渡された」と持ってきたほうが
物語的に盛り上がります
そういう“大人の事情”を
“運命にルーレットに任せる”ということにしているのだと思います

>そしてなぜ執拗に作者のミスにしたがるのですか?
>貴方はアンチ考察者とでも言うべき存在なのですか?

竜騎士07さんを信じることは大切ですが
盲信してしまうと竜騎士07さんのミスを
“重要なギミック”と誤解し
その結果 物語の正しい理解から外れてしまいかねません

まず 大前提として
“竜騎士07さんは一分の隙もない、完璧な作品を組み上げる作家ではない”
ということを認識しておく必要があります

きちんと物語を読み込んで
竜騎士07さんのミスはきちんと受け手側で補完する
そこまでしないと『うみねこ』は理解出来ない作品なのです

>もし本当にインタビューで説明してしまったのなら、
>うみねこは失敗作であると認めているも同然ですが、そのような発言はありません。

竜騎士07さんはインタビュー及び対談で
“物語を理解するためのヒント”を出してはいますが
“物語の答え”は出していません

>つまりインタビューの内容は矛盾しています。

この内容は上の内容と繋がっていませんよ?

>“インタビュー及び対談”の内容を考えてすらいないのが今の貴方です。

これは逆だと言われてもらいましょう

>>魔女や天界大法院の連中は普通にファンタジー世界の住人です
>そんな作者が二人いる訳でもあるまいし……、
>いや偽書の作者は幾子と十八の二人でしたね。
>散は幾子VS十八の物語でもあったのかも知れませんね。

これは多くの人が誤解している部分なのですが
『ハリー・ポッター』を楽しむ時に
作者が誰であるかとか考えますか?
普通の物語は作者なんて関係ないんです
作中作である“メッセージボトル及び偽書”と
物語そのものは分けて考えるべきでしょう

926: 名前: ケーナ:2013/01/09 05:12ID:0eqjK.zC
>>925

>これは逆だと言われてもらいましょう

これはギャグではなく間違えました

正しくは“これは逆だと言わせてもらいましょう”です
927: 名前: タチバナ:2013/01/09 06:50ID:37BQ7Kf9
ケーナさん >>924 >>925
>“事実でないことを「事実である」と伝えられた”ことを
>受け手の側から解釈すれば“嘘をつかれた”
>ということにならないでしょうか?
嘘というのは“故意に”事実ではないことを言うことであるので、どちらの側から解釈するかなんて関係ないですよ。
“真里亞の発言は事実ではなかった”と言った方が正確なのではと思っただけなので、こんな言葉の定義で争っても意味はないと思いますが。

>すみません これ誤魔化そうとしました
>というのはこれもやっぱり竜騎士07さんのミスだと思うのです
>「またこれかよ!」と言われるに決まっているので…
>(中略)
>>“紗音は真の当主だから犯人であり得る”というのはおかしいです。
>これは紗音は使用人だからですよね?
>竜騎士07さん的には《赤:紗音は使用人である》と
>定義したつもりはないでしょうからOKなのでしょう
いや、だとしても、“あの赤字はプレイヤーが、本当の意味で真犯人を理解できているかどうかを試すために出しました。”という言葉の意味を説明できてませんよ。
僕には、紗音以外が犯人であることを示すために第11則を出したとしか読み取れないのですが、
まさか竜ちゃんがミスを誤魔化すために適当なことを言ったとでも?

>夏妃とて同じことで
>使用人を助けようとして誤って突き飛ばしてしまうカケラと
>きちんと助けられるカケラがある
えーっと、何が言いたいのか分かりかねますが、これってEP5だけで性別が違うという考えはおかしいという指摘ですか?
19年前の男が赤子だった頃にまで時を遡れるのなら、生まれたときの性別だって違っていてもおかしくないという話になってるような。

>それをゲーム盤に当てはめて解釈すると
>紗音には3つの人格があり
>そのうちの2つを殺したことにして行動している
これが一番疑問なんですけど、なんでそうまでして紗音を犯人にしようとするんですか?
ベアト人格がふたりを殺したというならば、納得はいかないながらも、考え方としては理解はできます。

ここまで考えていて魔女人格であるベアトが犯行を行なったという可能性に思い至らないはずはないと思うのですが、
それを排除できるような考え方であるようにも見えません。

>>一タイプの毒しか持ってないという根拠もないでしょう。
>これも逆も同じです
>僕個人としては何事もシンプルに捉えたいだけのことです
シンプルに捉えた場合、わざわざ一タイプの毒にこだわる必要はなく、状況に応じて使い分けられるようにしていたという方が合理的です。
もしかしたら遅効性の毒だったり注射器タイプの毒だったりした方が都合がいい場合もあるかもしれません。

>ごく単純な話
>六軒島においてベアトの扮装ができそうな人物は
>“紗音”“嘉音”“朱志香”この3人だけです
>(中略)
>僕はヤスはベアトには
>そんなに似ていないのではないかと思っています
なんか盛大に自己矛盾しているようにしか見えないんですけど、百歩譲って“紗音”“嘉音”“朱志香”ならば変装可能だったとしても、
だったらなんで嘉音の可能性を消して紗音だと断言してるんですか。

>僕は5日の24時まではファンタジーが介在してはまずいと思います
>ゲーム盤はミステリーですから
逆に言えば、5日の24時よりあとはファンタジーが介入してもいいということですよね? その線引きが謎です。
ウィルも第八の晩までしか推理してませんし、第八の晩までがミステリーであるなら何も問題ないように思います。

>きちんと物語を読み込んで
>竜騎士07さんのミスはきちんと受け手側で補完する
>そこまでしないと『うみねこ』は理解出来ない作品なのです
そこまでしないと、ケーナさんの考えは理解出来ないという話じゃないですかね。



あと、なんとなく正直な意見を言ってみますけど、
『最考考』については無難にまとめてあって考察の土台にするにはちょうどいいと思ったけど、ケーナさんと実際やり取りすると、
発言に一貫性がなくボロボロ矛盾が出てくる印象ですね。
その『最考考』も無難な分、他の考察者はとっくに議論を終えているようなラインまでで踏み留まっているように見えました。
うみねこに対する情熱については認めざるを得ないし、確実に平均よりは上をいった考察をしてると思いますけど、
日本一の至リストを自称するだけの根拠がどこにあるのか、まだ見つけられてないです。
928: 名前: タチバナ:2013/01/09 07:17ID:37BQ7Kf9
ケーナさん >>925

>普通の物語は作者なんて関係ないんです
>作中作である“メッセージボトル及び偽書”と
>物語そのものは分けて考えるべきでしょう
というか、これもおかしくないですか?

“「あ、……愛の試練云々で巧みに誤魔化してるけど、ちゃっかりと6人が死んで、第一の晩を構成してるわ。うまいものね。」”
“「……おや。……赤インク以外で書いた文字は全て読むに値しないとまで言い切る御仁も多いというのに。
……光栄なるかな、人の子よ。黒い文字も読んでくれて。」”
など挙げ始めたらキリがないほど、ファンタジー世界も含めて作中作であると示されているのに?

僕は八城コンビがファンタジー世界を書いてるという解釈ではないですけど。
929: 名前: オプス:2013/01/09 11:42ID:0b1OCbVg
>>925
>盲信してしまうと竜騎士07さんのミスを
>“重要なギミック”と誤解し
>その結果 物語の正しい理解から外れてしまいかねません
私がこの件を“重要なギミック”として理解している事は、もはや論点からまったく関係ありません。
重要なのはいかに貴方が“これは作者の仕掛けたミスディレクション”として、物語内の統合性を取った上で処理するかです。
無自覚なミスによる矛盾と、意図的なミスによるフェイクを一緒くたにされると、おそらく世の作者が全員泣くと思います。

>きちんと物語を読み込んで
>竜騎士07さんのミスはきちんと受け手側で補完する
>そこまでしないと『うみねこ』は理解出来ない作品なのです
きちんと物語を読みもせずに、「犯人から聞かされたのだろう」と補完する事も出来ず、作者に責任を押し付けて自己完結している貴方にだけは言われたくはありません。
きっと貴方には、世の中は矛盾に満ちたものに見えてるのでしょうが、矛盾しているのは理の無い貴方そのものです。
留弗夫の「俺は今夜殺されるだろうな」発言も「戦人の出生について」も、きっと貴方はただの作者のミスとして片付けてるのでしょうね。

>この内容は上の内容と繋がっていませんよ?
そうです、同じインタビュー繋がりというだけで、内容それ自体は繋がっていませんよ?
それが答える事から逃げる理由になるとでも?
何度でも言いましょう、インタビューの内容は矛盾しています。


ところでケーナさんは園芸倉庫に移動した理由を「園芸倉庫の鍵を使って密室を作るため」と主張していたはずですが、これはやはりおかしいです。
なぜなら肝心の園芸倉庫の鍵が屋敷本館の中にあって、この本館の戸締りにはマスターキーが不可欠だからです。
ゆえに移動させた意味はまったくないと言わざるを得ません。
930: 名前: タチバナ:2013/01/09 19:13ID:4dQRWIMk
園芸倉庫については、紗音の死体が隠れられるような物陰が存在する場所だから選ばれたんだろうな。

顔面を耕したのも死体を確認しづらい状況を作るためで、
蔵臼だけ半壊だったのは、紗音だけが半壊というのも
不自然だからです。
931: 名前: 入道:2013/01/09 19:41ID:4b0EH.Q6
全員全壊で紗音も全壊だと
本人かどうかわからないといって譲治が突入する恐れがありますしね
932: 名前: 入道:2013/01/09 19:46ID:4b0EH.Q6
あれ、書き込めてる。この前は蹴られたのに…
大昔に一度書込した者です。
ミステリー説で、未だに幾子=ヤス説です
933: 名前: タチバナ:2013/01/09 20:02ID:37BQ7Kf9
入道さん
過去ログで名前見た気がしますが、初めましてですよね。よろしくお願いします。

幾子=ヤス説は十八との出会いのシーンがほぼ嘘だったことになるし、ベアトが入水した意味もなくなる気がするんで否定派ですけど、面白い考えだとは思います。
934: 名前: オプス:2013/01/09 20:27ID:0b1OCbVg
>>930
そもそも半壊と全壊に分けるという発想自体が不自然ですが。

>>932
一度蹴られても二度目に書き込めたりしますよ。
偽書はボトメの流れを一番汲んでるって言われてますし、幾子は隠遁生活のお嬢様ですから入れ替わりも楽でしょうしね。
935: 名前: オプス:2013/01/09 20:42ID:0b1OCbVg
>>933
十八のシーンは別人として考えるのだと思いますよ。
拾われたシーンはヤス。
その後に色々あってヤスは記憶を取り戻して二代目幾子となり、記憶喪失の十八を拾う。このシーンを全カット。
そして十八の介護シーンへと繋げる。
これで描写に嘘はまったくありません。ただちょっと中略して時間軸が飛んでるだけです。
肝心なのは、拾われた時点で性別を明かさない事と、その理由があたかも縁寿であるかのように見せかけるためだと思わせる事です。
なんだ縁寿じゃなくて十八だったんだという、偽の真相を与える事により、読者の思考を停止させ、更に疑おうという気を奪えるのです。
936: 名前: タチバナ:2013/01/09 20:47ID:37BQ7Kf9
オプスさん >>934
>そもそも半壊と全壊に分けるという発想自体が不自然ですが。
じゃあ、意図的ではなく偶然そうなったと?
犯人が意図的に操作できる部分を偶然で片付けるのであれば、つまりボトルメールは犯行計画書ではないということでしょうか。
937: 名前: タチバナ:2013/01/09 20:53ID:37BQ7Kf9
オプスさん >>935
“「八城家はこの辺りではちょっと知られた大地主の名家。……出来のいい兄たちと違い、私はどこかズレた変わり者。色々と悪さが過ぎまして、とうとう親たちからも愛想を尽かされて追い出され。今はここで蟄居をさせられています。……趣味は推理小説を読むことと、そして書くこと。歳は秘密の独身女。心は女子でも、そろそろそれを語るにはおこがましいかなという年頃です。ふっふふふふ。」”
つまり、これも事実だと考えてるのですか。

>なんだ縁寿じゃなくて十八だったんだという、偽の真相を与える事により、読者の思考を停止させ、更に疑おうという気を奪えるのです。
誰がなんのために? 誰の狙いだとしても、ここで嘘を混ぜる必要性が全く分かりませんが。
938: 名前: 入道:2013/01/10 01:38ID:bbvUn6Xh
>>933 タチバナさん
戦人と脱出して、ベアトも紗音も嘉音も捨てて戦人と生きることを決める→ベアト入水
ところがショックでか別の理由でか、戦人が人事不省に陥ってしまう→戦人後追い
という象徴のシーンだったと考えております<ベアト入水

>934 オプスさん
紗音は識別できないと、譲治に踏み込まれるおそれがある。
譲治を遠ざけなければならないので、綺麗な状態ではダメ
紗音だけ半壊では不自然、ということだとは思いますが、全員半壊でなかった理由には厳しいですかね<半壊と全壊

>935
幾子に本物がいる、という発想はなかったですね。
939: 名前: ケーナ:2013/01/10 06:48ID:e7ChOoQ5
タチバナさん >>927 >>928

>“真里亞の発言は事実ではなかった”と言った方が正確なのでは
>と思っただけなので、こんな言葉の定義で争っても意味はないと思いますが。

これは僕もそう思います
僕は誤読する人がいるとは考えなかったため
“真里亞はベアトを魔女と信じているため、ベアトの言うことを鵜呑みにしてしまい、その結果、真実でないことを話してしまう”
という状況を
そのままだとややこしくて長くなるので“真里亞は嘘をついている”
とまとめてしまっただけですから
「少し変だけど、これで充分伝わるだろう」という感じです

>“あの赤字はプレイヤーが、本当の意味で真犯人を理解できているかどうかを試すために出しました。”
>という言葉の意味を説明できてませんよ。

僕は基本的にまるさんが>>918で書いた考え方で
問題はないと思っています
僕自身『最考考』を書いた時点ではこの考え方でした

ただ この考え方でひっかかるのは
はたして「ヤスに宿る紗音人格とベアト人格のうち、紗音は使用人でベアトは右代宮家当主。犯人は紗音ではなくベアト」
こんなことが通用するのだろうか? ということです

一応“人格を1人の個人と認めてよい”ということになっており
実際“人格死”で赤字による死亡認定を潜っているわけですが
現実の六軒島にいるのはヤスという1人の人間です
メッセージボトル及び偽書のレベルで考えると
犯人はヤスです
紗音でもベアトでもありません

もし竜騎士07さんが
《赤:マスターキーは使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
この赤字において 本来は
《赤:マスターキーは源次、紗音、嘉音、熊沢、郷田がそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
と書くべきところを誤ったまとめかたをしてしまって
“使用人たち”としてしまっただけなら

ヤスは右代宮家当主であって使用人ではなくそして犯人
というロジックが通るようになります

そして“あの赤字はプレイヤーが、本当の意味で真犯人を理解できているかどうかを試すために出しました。”
という発言も通るようになります
真犯人はベアト人格ではなくヤスなのですから
「人格が犯人な訳ないでしょ」ということです

>えーっと、何が言いたいのか分かりかねますが、
>これってEP5だけで性別が違うという考えはおかしいという指摘ですか?

世界の分岐は誰かの選択による行動の結果
起こるのであって
性別が違うというのは人の行動の干渉外ですから
ありえないだろうということです

>これが一番疑問なんですけど、なんでそうまでして紗音を犯人にしようとするんですか?
>ベアト人格がふたりを殺したというならば、
>納得はいかないながらも、考え方としては理解はできます。

僕は基本的にヤスのことを“紗音”と表現しています
紗音がヤスと呼ばれていただけですから
ただ 人格の話になると話がややこしくなるため
ヤスと紗音を使うようにしています
そのせいで逆に解りにくくなっていると思いますが
あんまりヤスという呼び名は使いたくないのです

>シンプルに捉えた場合、わざわざ一タイプの毒にこだわる必要はなく、
>状況に応じて使い分けられるようにしていたという方が合理的です。

物語に登場した毒は“泡を吹く、吐血しない毒”だったわけで
これは確実に存在します
ところが“吐血する毒”は
タチバナさんが考察によって生み出した毒です
実在する証拠がないのです

>“紗音”“嘉音”“朱志香”ならば変装可能だったとしても、
>だったらなんで嘉音の可能性を消して紗音だと断言してるんですか。

同一人物ですから

>逆に言えば、5日の24時よりあとは
>ファンタジーが介入してもいいということですよね? その線引きが謎です。
>ウィルも第八の晩までしか推理してませんし、
>第八の晩までがミステリーであるなら何も問題ないように思います。

良く考えてみて欲しいのですが
5日の24時に爆弾が爆発します
ということは第九の晩は必ず5日の24時以前になります

>>きちんと物語を読み込んで
>>竜騎士07さんのミスはきちんと受け手側で補完する
>>そこまでしないと『うみねこ』は理解出来ない作品なのです
>そこまでしないと、ケーナさんの考えは理解出来ないという話じゃないですかね。

僕がきちんと読み込んで出した答えが『最考考』のつもりですから
『最考考』を読む人はそこまでする必要はないと思います
もっとも僕自身 完全に読み込めているわけではありませんが

>ケーナさんと実際やり取りすると、
>発言に一貫性がなくボロボロ矛盾が出てくる印象ですね。

多分 僕が伝えたいことが伝えきれていないのだと思います
僕は自分の考えを相手に理解してもらうのが下手なのです
疑問の答え自体は大概持っていると思います
ただ それがうまく伝えられないので
納得できるまで訊いていただけたらと思います

>挙げ始めたらキリがないほど、ファンタジー世界も含めて作中作であると示されているのに?

このあたりは竜騎士07さんの遊び心が入っているでしょうし
同時に世界観をカッチリ固めていない隙でもあります
ミスも含めたそういうアバウトさを寛容出来ない人には
竜騎士07さんの作品を楽しむことは出来ないでしょうね
940: 名前: ケーナ:2013/01/10 06:49ID:e7ChOoQ5
オプスさん >>929 >>934

>重要なのはいかに貴方が“これは作者の仕掛けたミスディレクション”として
>物語内の統合性を取った上で処理するかです。

物語の他の部分との整合性を考えれば
自ずと答えは出てくるのではないでしょうか?
「これが作者が意図的に仕掛けたミスディレクションならどういう意味を持つのか?」
その意味がきちんと見出せなければ
「これは竜騎士07さんのミス」と考えるのが妥当です
(残念ながら竜騎士07さんはそういう作家なので)

“ヘンペル”なんかが良い例ではないでしょうか?
きちんと読めれば 竜騎士07さんが馬鹿だから
あんなことを書いているわけではないことが解ります

>きちんと物語を読みもせずに、「犯人から聞かされたのだろう」と
>補完する事も出来ず、
>作者に責任を押し付けて自己完結している貴方にだけは言われたくはありません。

これは竜騎士07さんに尋ねてみたいところですが
まず間違いなく“単なるミス”だと思いますよ
僕的にはこれは「解って当然」レベルの話なので
むしろ説明が難しいです

>留弗夫の「俺は今夜殺されるだろうな」発言も「戦人の出生について」も、
>きっと貴方はただの作者のミスとして片付けてるのでしょうね。

この辺りもきちんと説明できるつもりですし
そもそも『最考考』に書いていますので読んでみてください

>何度でも言いましょう、インタビューの内容は矛盾しています。

僕には何が“つまりインタビューの内容は矛盾しています”
のか良く解らないのですが…

>肝心の園芸倉庫の鍵が屋敷本館の中にあって、
>この本館の戸締りにはマスターキーが不可欠だからです。
>ゆえに移動させた意味はまったくないと言わざるを得ません。

これはタチバナさんが>>930
入道さんが>>938で書いた答で良いですよね?
そもそもこれは『最考考』の
しかも以前紹介した部分に書かれている内容です
941: 名前: ケーナ:2013/01/10 06:49ID:e7ChOoQ5
入道さん >>932

是非 『最考考』の“■ヤス=幾子説……093~”
をご覧下さい

http://keena/。web。fc2。com/
(“。”はピリオドに変換)
“”
942: 名前: タチバナ:2013/01/10 08:28ID:2dEKD2uM
入道さん >>938
>戦人と脱出して、ベアトも紗音も嘉音も捨てて戦人と生きることを決める→ベアト入水
これが違います。ベアトと紗音と嘉音の3人が生きられるのは六軒島しかありませんでした。
ヤスが六軒島の外に出ることで黄金の真実が崩れ、3人は死にますから、
3人を生かすためにヤスは入水したんです。
943: 名前: タチバナ:2013/01/10 12:15ID:5aFoJPR/
出先なので、ちゃんとした返信はあとにするとして簡単にまとめさせてもらいますが、
結局ケーナさんの考えとしては、
“EP3第一の晩の犯人はヤスであり、
ヤスが紗音と嘉音の人格を捨てたことを殺したと表現している。
ここで言うヤスとは、人格とは別の概念的なものであり、人数には含めない”
ということですか?

だとすると、一応の筋は通ると思いますが、>>914で、
>>ここでいう犯人とは、
>>ベアト人格or駒を操る命令権限者or真里亞の名を騙る謎の執筆者のことでしょう。
>僕はこれはもっと単純な話だと思います
>紗音は使用人でありつつ右代宮家の当主です
>それを場面によって使い分けているため
>両方の赤字が成立するのではないでしょうか?
と否定した意味が分かりませんが……。
944: 名前: まる:2013/01/10 17:56ID:8bfuEHgn
前から割とまじめに聞いてみたかったんですがまじめにヤス=幾子って

*戦人と事前合意のある場合(どちらに主導権があるかはともかく)
Qこの場合必然的に犯人だということになる
そして死んでいない以上絵羽は二人の死体を確認していない
生きている可能性は当然思い付くはずでそれなりに捜索をとると思われる

日本国内で余裕綽々暮しているようだが?
結果として幸運にも絵羽が死んだと誤認していても、他人の頭がのぞけない以上
戦人ヤスチームが逃げなくていい理由にはならない
(本気で事前計画があって逃げるつもりで予算200億なら少なくとも国外を選ぶのが当然では?)

*戦人と事前合意がない場合(犯人だった場合↑が問題になるので
犯人ではなく絵羽の追撃は気にしなくて良いのは前提としましょう)

いやしくも経営者である絵羽ローザでさえ出所不明の黄金の換金のむずかしさを気にしていたように
金塊だけ持ち出してもまず換金できない。まったく資金がない。
事前換金分だけで一生遊んで暮らせます(通帳を持って逃げたことになるが…)
を認めたとしても少なくとも屋敷使用人、担当編集者とは合わないわけにはいかない。
全くの虚偽の経歴を10年以上貫けるか?

なんかもうハウダニットレベルで不可能な気がするんですけど
945: 名前: 入道:2013/01/10 22:04ID:bbvUn6Xh
>>942 タチバナさん
いやそれは違います。あそこで死んだのはあくまでベアトリーチェです。
なぜベアトリーチェが死ぬかはご自分でおっしゃったとおりです

>>944 まるさん
必然的に犯人というのはよくわかりません。その前に事前合意というのも何を指しているのかわかりませんが…
純粋に隠れおおせる自信があったのでしょう。人事不省の十八を国外に移せなかったのかもしれません。
そもそもまともな身分証明が無いであろうヤスが海外に出れるか疑問ですが
換金についても、事前に使用人遺族に大金を送っていたことを考えれば問題ないかと思います
(必要なのは家と、自分と十八が食べていけるだけの資金なので、家さえでっち上げれば1億もいらない)

自分はこのミステリーの骨子を「戦人が自分の親族の惨劇を繰り返し体験させられているのは、なぜ、誰に、どのように」であると捉えています
幾子=ヤスでなければ、なぜ幾子が、戦人=十八に何度も作品、あるいは偽書を読ませて、次第に真相へ導いているのかが説明できないのです
946: 名前: まる:2013/01/10 23:39ID:8bfuEHgn
事前の準備とは家屋敷購入、時間をかけての多額の軍資金用意レベルの手配です。
これを行っているとなると最初から事を起こすつもりで隠れ家として購入したとしか考えられません。
犯行を侵すつもりはなかったが足がつかないように家屋敷を購入して軍資金たっぷりというのは苦しいと思います。

一切人里離れたところや、ドヤ街に行くならともかく収入の形跡がない家族も見当たらない。
という条件下で使用人雇うほどの暮らしぶりで不振がられないほど世間は甘くありません。
およそ殺人犯のやることではありません。一日二日ごまかせばいい六軒島のトリックとは違うのです。

ごく常識に考えてそこまで気合い入れて事前準備するなら海外逃亡が普通でしょう。

第二に万一命からがら逃げだして持っていた黄金を何とか換金、にしても
幾子が積極的に真相を導いているかもはなはだ疑問です
考えてもみてください、エンジェにとっての作中現在が1998年で
win95発売がその名の通り1995年ですよ。
どう贔屓目に見ても偽書ブームは3年足らずの話です。
98年ですらまだネット代を惜しんで深夜につないでいた時代です。
2チャンネルすら開設してないですよ(99年)

つまり少なくても12年中9年間は18の記憶を放置していたのです

(この件に限りませんがいくら魔女でもインターネットの出現まで予期出来たはずがない、
ということに無自覚な動機考察があまりに多い気がします)
947: 名前: オプス:2013/01/10 23:42ID:d5Jbb1K9
>>936
犯行計画書であるのなら、幻想部分はむしろ邪魔になると思うのですけどね。
現実の体験であったがゆえに、そこをなりべく弄らずに、幻想を入れて真相を隠したのかと思います。
「体験した人にだけ分かる」って感じで。

>>937
ベアトの動機がEP4の対面によって「戦人に気付いて貰う事」から「誰にも気付かれなくなる事」に変わったのですよ。
だから紗音と同化したり幾子と同化したりしてるのです。

>>940
>僕的にはこれは「解って当然」レベルの話なので
>むしろ説明が難しいです
こんな発言していいのは作者だけだと思うのですが……貴方は竜騎士07ですか?

>これはタチバナさんが>>930
>入道さんが>>938で書いた答で良いですよね?
良いですよ。

>>944
絵羽だって生き残ったけど犯人とは言えなかったし、ヤス=幾子も犯人とは限りませんよ。
948: 名前: ちびゆか:2013/01/11 00:38ID:6a4lU9HB
タチバナさん>>943
タチバナさん妙に元気なのです。いつもはすぐいなくなちゃうのに。
ノックスのことはまた今度。基本的にはボクが妥当なことを言っているはずなのですが。EP5の戦人がノックスを理解し、過去のゲーム(出題編)をミステリーだと信じ、遡り真相に至るという明白な記述を根拠としているのです。

>>ここでいう犯人とは、
>>ベアト人格or駒を操る命令権限者or真里亞の名を騙る謎の執筆者のことでしょう。

この定義解りやすくていいのです。
なんでケーナさん否定するんだろ。
949: 名前: タチバナ:2013/01/11 01:11ID:7cp8MkgJ
ケーナさん >>939

>ただ この考え方でひっかかるのは
>はたして「ヤスに宿る紗音人格とベアト人格のうち、紗音は使用人でベアトは右代宮家当主。犯人は紗音ではなくベアト」
>こんなことが通用するのだろうか? ということです
そう思いたくなる気持ちは分かりますw でも、それはケーナさんの嗜好の問題であって、作中の手掛かりから否定することは困難ですよね。
人格説を認めてしまうのならば、ベアト人格を否定する道理がありません。

そして、さらに発展させると、「人格死とかベアト人格とかがありなら、魔法殺人でもいいんじゃね?」とか
「悪食島の怨霊とか金蔵の亡霊とかが犯行を行なったんだよ」とか、なんでもありになってしまうので、
僕は「人格説はファンタジーとしての解答として、別肉体説をミステリーとしての解答と考えよう」となった訳です。

>もし竜騎士07さんが
>《赤:マスターキーは使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
>この赤字において 本来は
>《赤:マスターキーは源次、紗音、嘉音、熊沢、郷田がそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
>と書くべきところを誤ったまとめかたをしてしまって
>“使用人たち”としてしまっただけなら

>ヤスは右代宮家当主であって使用人ではなくそして犯人
>というロジックが通るようになります
この考え方なら、盤上の紗音は普通に使用人でいい気がするんですが。作者のミスにする必要がないです。

>性別が違うというのは人の行動の干渉外ですから
>ありえないだろうということです
子作りするタイミングによって性別が変化する可能性もあるんじゃないですかね。
ふざけた回答に見えるかもしれませんけど、これも否定する道理がありません。

>物語に登場した毒は“泡を吹く、吐血しない毒”だったわけで
>これは確実に存在します
>ところが“吐血する毒”は
>タチバナさんが考察によって生み出した毒です
>実在する証拠がないのです
これは見事に引っかかってますね。せめてそれを言う前に、泡を吹く毒にも実在する証拠なんてないと気付いて欲しかったです。
それにケーナさんの論法ならば、島ごと吹き飛ばす爆弾や出所不明な銃なども存在してはいけません。

しかし、実際はそれは問題がなく、EP6では、
“「し、しかしながら、……私は今回、探偵権限を持たないので、検死を誤認する可能性がありました。で、ですので、仮死状態を生み出す薬などで私の検死を欺いたと仮定して、その…。」

「プルプルピコプヨ?」
「ち、違いますっ…! 例えばインシュリンとか、既知の薬物でも一時的に仮死状態を作ることは不可能ではありませんっ。
……戦人からは赤き真実による反論はありませんでした。つまりは私の青き真実が通ったということです…! ま、まずは勝利かとっ。」”
というやり取りがあり、死体(と思われる人物)の状況を手掛かりにして、仮死薬という薬物が存在した可能性を推理することは、一応は青き真実として通っておりミステリーのお作法としては間違ってないことがミステリーに精通するヱリカによって証明されています。
ならば、死体の状況から、毒物が使われた可能性を考えることも当然問題ありません。
(余談ですが、ここから仮死薬は未知の薬物としては扱われていないことも分かります)

>良く考えてみて欲しいのですが
>5日の24時に爆弾が爆発します
>ということは第九の晩は必ず5日の24時以前になります
じゃなくって、5日の24時以降のファンタジーの介入を認めるならば、どうして第九の晩以降のファンタジーが認められないんですか。
その線引きが謎だと言っています。

>多分 僕が伝えたいことが伝えきれていないのだと思います
>僕は自分の考えを相手に理解してもらうのが下手なのです
紗音が犯人と言ったかと思えば、ヤスが犯人だと言ったりするせいで、一貫性がないように見えます。
うみねこの考察は、ちゃんと慎重な言葉選びをしないと何が言いたいのかも伝わらないです。

>>挙げ始めたらキリがないほど、ファンタジー世界も含めて作中作であると示されているのに?
>このあたりは竜騎士07さんの遊び心が入っているでしょうし
>同時に世界観をカッチリ固めていない隙でもあります
>ミスも含めたそういうアバウトさを寛容出来ない人には
>竜騎士07さんの作品を楽しむことは出来ないでしょうね
これも意味が分からないな。
ミスも含めて楽しもうという観点ならば、「ミスかもしれないけど、意味を見出して遊ぼうぜ」という思考についても寛容になるべきではないのでしょうか。

というか、また論点をずらして誤魔化そうとしてるみたいですが、作中で何度も繰り返される「ファンタジー世界も作中作」という真実を作者のミスで片付けようとするのであれば、さすがにふざけるなって話です。
950: 名前: タチバナ:2013/01/11 01:27ID:7cp8MkgJ
ケーナさん >>940

>その意味がきちんと見出せなければ
>「これは竜騎士07さんのミス」と考えるのが妥当です
>(残念ながら竜騎士07さんはそういう作家なので)
これは実際間違ってはないですけど、「自分の読解不足のせいで意味が見出せなかったのでは?」と疑う思考も必要となります。
そして、自分が意味を見出せなかったとしても、他人が意味を見出していたのなら、ミスとは言い切れないと言うしかありません。

>“ヘンペル”なんかが良い例ではないでしょうか?
>きちんと読めれば 竜騎士07さんが馬鹿だから
>あんなことを書いているわけではないことが解ります
ヘンペルについては勢いを楽しんでおけばいいと思いますけど、未だに未だに夏妃殺しのアリバイについて作者のミスだという頓珍漢なことを言う人がいるのは不思議ですよね。
あれをミスだと言う前に、まず“紗音や嘉音やベアトは生存者に含まれるのか?”という点から議論しなければならないのに、
推理の過程をすっ飛ばした妄想を根拠にするから訳の分からないことになるんだよなあ。
951: 名前: タチバナ:2013/01/11 01:52ID:7cp8MkgJ
入道さん >>945
>いやそれは違います。あそこで死んだのはあくまでベアトリーチェです。
>なぜベアトリーチェが死ぬかはご自分でおっしゃったとおりです
あれはEP2ラストの楼座親子が山羊から逃れるシーンと同じで、誰かが幻想脚色してくれただけだと思いますが、
ヤスと言ってもベアトと言っても、僕の結論は変わりませんね。
ヤスベアトと呼ぶのが正確な表現だと思ってますし。

そういや、幾子って車の運転してましたけど、幾子=ヤス説なら無免許運転ってことになるんですかね。
八城十八の正体として世間に姿を現した幾子についても、当然ウィッチハンターやマスコミが調べるはずで、
その調査の結果が世間に公表されれば、縁寿が幾子のことを出自不明の人物として扱いそうだなとかも思ったり。
まあ、それ故にミステリアスな人物として扱われていたのかもしれないし、否定する根拠にはなりませんが。

オプスさん >>947
>犯行計画書であるのなら、幻想部分はむしろ邪魔になると思うのですけどね。
幻想部分は幻想部分で切り分けないと駄目ですよ。
というか、ボトルメールに幻想部分が描かれていたのかという点から甚だ疑問ですが。

ちびゆかさん >>948
>EP5の戦人がノックスを理解し、過去のゲーム(出題編)をミステリーだと信じ、遡り真相に至るという明白な記述を根拠としているのです。
だから、ノックスもヒントにはなったのでしょう。
しかし、必要不可欠な手掛かりであったのならば、ボトルメールの時点で登場してなければおかしいんです。
何度も言うように、手掛かりとヒントは違うというだけの話です。

>>ここでいう犯人とは、
>>ベアト人格or駒を操る命令権限者or真里亞の名を騙る謎の執筆者のことでしょう。

>この定義解りやすくていいのです。
>なんでケーナさん否定するんだろ。
ケーナさんが言ってることなら、命令権限者という考えが近いように見えるんですけどね。
952: 名前: タチバナ:2013/01/11 02:06ID:7cp8MkgJ
ケーナさん >>940

>>“紗音”“嘉音”“朱志香”ならば変装可能だったとしても、
>>だったらなんで嘉音の可能性を消して紗音だと断言してるんですか。

>同一人物ですから
突っ込み忘れてた。
だから、嘉音だって同一人物(同一肉体と言った方が正確だと思いますが)じゃないんですか?
(そもそも同一人物だと断定できる証拠がないんじゃないかなという話は、否定できる証拠もないという話になるので置いておきますが)

あと、こういう主張をしているのに、ヤスとベアトはあまり似てないと言った点についても説明して欲しいです。
953: 名前: ケーナ:2013/01/11 07:24ID:63xMaLLO
僕は>>939を書き込んだ後
ふと不思議に思いました

>>939で書いたとおり
僕は>>918の考え方で納得していたのです

つまり2012年の6月の時点では
僕はこの考え方で

それから半年後の現在
僕の考え方は変わってしまったことになります

この半年の間 僕は基本的に『うみねこ』をプレイしていません
ただ 他の考察者に説明するために
引用部分を探したくらいです

「何故、それで考え方が変わったのだろう?」
と理由を考えた時 面白いことに気がつきました

しばらく前にちびゆかさんに話題を振られ
「赤字はアンチミステリー」という
竜騎士07さんの主張について考察しました

その際に引っ掛かったことがあり
ちびゆかさんによれば「かつてデカルトさんが赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼだと主張した」
ということでしたので
過去ログにヒントがあるかと思い
漁ってみました

デカルトさんは僕が知りうる限り最高の考察者です
そのデカルトさんが
そんな馬鹿な主張をするとは信じられなかったのです

するとその主張をしたのは
デカルトさんではなくウソッキーさんでしたが
確かに
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
この両者は並立する
とウソッキーさんは書いていました

僕的にはこれはありえないことでしたが
ウソッキーさんの説明を順に読んでいくと
確かにこれは成立します

僕にはこの矛盾が何故発生するのか理解出来なくて
はっきり言って無茶苦茶悩みました
ちびゆかさんとウソッキーさんのやり取りを抽出し
文章を解りやすく噛み砕き
注釈まで入れて何度も読み返しましたが
それでも理解出来ませんでした

そして結局 理解することを諦めてしまったのですが
そうすると 突然閃くように理解出来ました

何故 僕にこれが理解出来なかったのか?
それはこれを理解するためには
いくつもの竜騎士07さんの過ちに気がつかなければならなかったからです

僕は『うみねこ』を素晴らしい作品だと思っていますし
その作者である竜騎士07さんを尊敬しています

ですから竜騎士07さんを神聖視するつもりはなくても
やはり考え方にバイアスが掛かっていたのです
そのため これが理解出来なかったのです

そしてその後
僕はちびゆかさんに説明するために
ひたすら「竜騎士07さんのミスだ」という内容をくり返しました

その結果
僕の中で竜騎士07さんへのバイアスが外れ
いつの間にかパラダイムシフトが起こっていたのです

だから>>918の考え方ではなく
>>939の考え方が出てきたわけです

これが気になる方は是非
過去ログを漁ってみてください

ちなみにオプスさんとタチバナさんは
「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
この両者が並立出来ることを理解出来ていますか?

ついでに言わせていただきますと
お2人とも僕を「言い負かそう」「やり込めてやろう」
という思いが強すぎる気がします

そしてその結果「『うみねこ』を理解したい」という思いが
疎かになってはいないでしょうか?

僕を否定するために情熱を持って考察に取り組めるなら
それはそれで結構ですが
それでもやはり視点は『うみねこ』に向けるべきだと思います
曇った目では『うみねこ』の真実は見えませんよ
あなた方が辿っている道はかつて公式考察者が陥った
誤った道です
954: 名前: ケーナ:2013/01/11 07:25ID:63xMaLLO
タチバナさん >>943 >>949 >>950 >>952

>ヤスとは、人格とは別の概念的なものであり、人数には含めない”
>ということですか?

ヤスというのはゲーム盤においては
紗音の人格 嘉音の人格 ベアトの人格
3つの人格を持つ1人の人間であり

現実の六軒島においては紗音であり
また 変装して嘉音としても働いていた人間です

そしてメッセージボトル及び偽書における犯人です

>人格説を認めてしまうのならば、ベアト人格を否定する道理がありません。

>>939でも説明しましたが
“人格の死”によって赤字を潜るのと
Aの人格は使用人でBの人格は当主
そしてAの人格は犯人ではなくBの人格が犯人
このように考えるのは また別ではないでしょうか?

そしてある一点の竜騎士07さんのミスを肯定出来れば
この問題が解決出来るのです

ちなみにこれは

>この考え方なら、盤上の紗音は普通に使用人でいい気がするんですが。
>作者のミスにする必要がないです。

という疑問への解答も兼ねさせてください

まあ これは
>>918の別解くらいに捉えてもらえば良いと思います
矢が多いに越したことはありませんから

>子作りするタイミングによって性別が変化する可能性もあるんじゃないですかね。
>ふざけた回答に見えるかもしれませんけど、これも否定する道理がありません。

僕が『ひぐらし』『うみねこ』を通して
一番妥当だと思う“カケラ”の解釈がこれなだけであって
別にこれをタチバナさんに押し付けるつもりはありません
「僕はこう思いますよ」ということです

毒の件にしてもそうですが
作品中に明確に解答が示されていない以上
読み手それぞれの解釈が出てくるのは仕方がないことと思います
それをお互いに意見交換して
自分がもっとも妥当だと思うものを
自分の考察に採用すればよいのではないでしょうか?

まあそうすると“一なる真実”は人それぞれになってしまうわけですが
それもやむなしかと…
僕はただ 僕が思う“一なる真実”を理解出来る人に伝えていくだけです

>泡を吹く毒にも実在する証拠なんてないと気付いて欲しかったです。

僕はこれ そもそも疑問に思いました
真里亞の手は犯人によって組まれていました
それならば普通に考えれば
泡もふき取って綺麗にしてあげたはずなのです

それなのに 泡は放置されていました
おかしなことなのですが
竜騎士07さんがヒントとして残したのだと考えれば
納得がいきます

>死体の状況から、毒物が使われた可能性を考えることも当然問題ありません。

作中に睡眠薬に準じる薬物の存在があることは
インタビュー及び対談で竜騎士07さんが明かしていますから
それは問題ないでしょう

ただ 作中の情報だけを根拠に考えた場合
“血を吐く毒”は勇み足ではないかというのが
僕の考えです

>5日の24時以降のファンタジーの介入を認めるならば、
>どうして第九の晩以降のファンタジーが認められないんですか。

ゲームは5日の24時に終わるという約束になっています
そしてそれはその時間に爆弾が爆発するからです
それ以降を物語で描くことに何の意味があるのでしょう?

>紗音が犯人と言ったかと思えば、ヤスが犯人だと言ったりするせいで、一貫性がないように見えます。
>うみねこの考察は、ちゃんと慎重な言葉選びをしないと何が言いたいのかも伝わらないです。

これは反省すべき点ですが
六軒島に実在するのは紗音であり
この物語は紗音の物語です
そして“ヤス”は紗音に対する先輩の蔑称です
この名前で呼ぶのは紗音がかわいそうな気がするのです

>ミスも含めて楽しもうという観点ならば、
>「ミスかもしれないけど、意味を見出して遊ぼうぜ」
>という思考についても寛容になるべきではないのでしょうか。

僕は「竜騎士07さんが用意した“一なる真実”を理解したい」という
思いを持っています
そのためには竜騎士07さんがミスをしていれば
それに気がつき 正す必要があります
“遊び”のためではなく“正しい理解”のために必要なことなのです

また「遊びたい」のであれば
それはそれで結構だと思います
“一なる真実”を求めることだけが道だとは思いませんから
ただ 僕の道は“一なる真実を求めること”なだけです

>作中で何度も繰り返される「ファンタジー世界も作中作」という真実を
>作者のミスで片付けようとするのであれば、
>さすがにふざけるなって話です。

これは内容の意味が良く解りません
“作中で何度も繰り返される「ファンタジー世界も作中作」という真実”というのは
どういうことでしょうか?

>「自分の読解不足のせいで意味が見出せなかったのでは?」と疑う思考も必要となります。

僕にとっても“竜騎士07さんのミス”というのは最後の切り札です
ポロポロ使っているような印象を与えてしまったと思いますが
単に他に説明しようのない内容が立て続けに取り上げられたため
そのようになってしまっただけです
(それだけその部分に引っ掛かりを感じる人が多いということでもありますが…)

>自分が意味を見出せなかったとしても、他人が意味を見出していたのなら、
>ミスとは言い切れないと言うしかありません。

その理解が正しければ
という前提が必要ですけどね

>推理の過程をすっ飛ばした妄想を根拠にするから訳の分からないことになるんだよなあ。

他人に納得してもらうには
納得出来るだけの根拠を示す必要があるでしょうね

>嘉音だって同一人物(同一肉体と言った方が正確だと思いますが)じゃないんですか?

紗音と嘉音
どちらがメインかというと
それは紗音である
ということです

戦人への恋心が事件の原因ならば
それは紗音の恋心ですから

>ヤスとベアトはあまり似てないと言った点についても説明して欲しいです。

作中で「ヤスとベアトが似ている」という発言があったのは1回こっきり
EP7における以下の場面です

“「……うむ。……母の声に、よく似ておる。……面影も、母や娘を思い出す……。…紛れもなく、お前にはベアトリーチェの血が流れておる……。」(金蔵)
「はい。……若き日の、九羽鳥庵のお嬢様の面影が、よく残っております。」(熊沢)”

これって結構 微妙な表現ではないですか?
僕はこれは「言われてみると、ベアトに似ている」くらいのレベルに解釈しました
熊沢の発言はある程度“おべっか”が入っているのではないでしょうか?
それにしても“そっくり”とは言っていません

そして何より
紗音の立ち絵はあまりベアトに似ていませんから
955: 名前: ケーナ:2013/01/11 07:25ID:63xMaLLO
まるさん >>944 >>946

僕はヤス=幾子説は否定する立場ですが

実際に六軒島で起こった事件が
EP7のお茶会とほぼ同じだったと考えた場合
犯人は留弗夫と霧江ということになります

魔女(紗音)は霧江に射殺されたことになっていますが
ご存知のように霧江の銃は照準がずれていました
絵羽と同じように当たらなかった可能性があります
そして血を吐いたのが事実だとしても
紗音は“赤い塗料”を持っていますから
騒動が始まった時点で
あらかじめ口に含んでいたのかもしれません

何故 そんなことをする必要があったかと言いますと
その後 霧江たちが他の親族を皆殺しにするであろうことは予測出来ますから
助けられる人がいるなら助けようと思ったのでしょう
(子ども達は脱出方法を知らない)

そして絵羽が戦人と紗音の死体を見つけられなくても
「自分が探さなかった別の場所にあるのだろう」
と考えてもおかしくはありませんし
事件後には「あの爆発では誰も助からない」
と考えてもやはり不自然ではありません
絵羽は「九羽鳥庵にいない限り助からない」と思っていたでしょうから

>戦人ヤスチームが逃げなくていい理由にはならない

絵羽が戦人たちを殺そうとする理由がありません
絵羽はあくまで被害者であり
たまたま正当防衛で助かっただけですから
(その前に夏妃とかを殺していますが、これは絵羽にとって事故です)

ですから絵羽が爆発前に戦人と紗音を探したとしても
それは殺すためではなく保護するためです
(紗音は絵羽の殺人を目撃していますから言い含める必要はあるでしょうが…)

>幾子が積極的に真相を導いているかもはなはだ疑問です

>12年中9年間は18の記憶を放置していたのです

戦人がいつ記憶を失ったのか?
それは作品中で明確に示されていません
1998年に幾子が4作目にあたる偽書を縁寿に見せていますから
この数年前に戦人が記憶を失ったのなら
特に不自然ではないでしょう
956: 名前: ケーナ:2013/01/11 07:26ID:63xMaLLO
オプスさん >>947

>>僕的にはこれは「解って当然」レベルの話なので
>>むしろ説明が難しいです
>こんな発言していいのは作者だけだと思うのですが……貴方は竜騎士07ですか?

僕としても>>862あたり以降に書いた内容で
充分に説明したつもりです
これはそんなに難しい問題ではないのです
僕はこういう“彼我の読解力の差”にいつも悩むのですが
正直 僕の読解力など“人より多少良い”程度ですよ
おそらくこれは単純な“読解力”の問題ではなく
上で説明したバイアスをそれぞれの考察者が抱えているためでしょう
957: 名前: ケーナ:2013/01/11 07:26ID:63xMaLLO
ちびゆかさん >>948

>>ベアト人格or駒を操る命令権限者or真里亞の名を騙る謎の執筆者のことでしょう。
>この定義解りやすくていいのです。
>なんでケーナさん否定するんだろ。

“盤上の犯人”は紗音という一人の人間だからです
ちなみにこの紗音はヤスと呼ばれている肉体を持つ1個人で
紗音の人格とはまた別です

そして“駒を操る命令権限者”はゲームマスターを意味するわけですが
これはEP5においてはラムダでありEP6においては戦人です
ゲームによって違うため
特定の犯人を指すには不適切です

“真里亞の名を騙る謎の執筆者”は
現実世界に存在するメッセージボトルを書いた人物であり
現実世界の六軒島にいた紗音です

つまりタチバナさんの括りでは
犯人をうまく括れていないのです
958: 名前: 名無しさん:2013/01/11 08:27ID:cd8yygDp
>>956
私がこれまで会った考察者達の中で、物語上意味を見出せない演出に対し「これは作者のミス」と表現した人は1人もいませんでした。
なぜだと思いますか?
失礼だからです。
それは例えるなら、明らかにカツラをかぶってるように見える人に対して「貴方カツラですね」と言うようなものです。

貴方が物語の謎を解くことと、物語の粗を探すことを一緒くたにしている点も問題です。
いずれ貴方は作品の全てが理解できなくなって「うみねこは作者のミスの塊」などと言い出すアンチになっているでしょう。
959: 名前: ちびゆか:2013/01/11 22:08ID:789Y/d/b
タチバナさん>>951

赤字はどうなのですか?
展開編の赤字、戦人は犯人でない、戦人は探偵だったとか。
出題編にない情報だから、こういう赤字も無視するのですか?

ケーナさん>>957

>つまりタチバナさんの括りでは
>犯人をうまく括れていないのです

タチバナさんの定義でほぼ完全に括れていると思うのです。

以前に言ったと思うのですが、ヤスと紗音の関係は真里亞とさくたろうの関係と同じなのです。
例えば
真里亞(うー、もう人間をやめる…真里亞は魔女になる!設定を変更。真里亞は魔女、そして真里亞をさくたろうに変更。)

真里亞(元さくたろ)『うりゅ、ぼく、じゃなく私、。早く宿題やってお風呂入って…』

これはイマジナリーフレンドに自分の肉の器を与えてしまい、自分は上位の存在、命令権者となり、駒のようにイマジナリーフレンドを操る立場になるのです。
EP7でヤスは実際に設定変更をやっており、紗音とはさくたろうのような存在なのです。

犯人とは「ベアト人格」or「紗音(駒)を操る命令権限者」or「真里亞の名を騙る謎の執筆者」

ヴァンダインの使用人が犯人であることを禁ず、は竜騎士先生がインタビューで読者が本当に犯人を理解しているか試す為のものとありましたのですが、これは「設定変更」という無限の魔法の境地のようなカラクリを理解できているかということだと思うのです。
ヤスは自分は使用人を辞めると言って設定変更をし魔女になったのです。
ヤスは使用人ではなく、紗音という使用人の肉の器の命令権者なのです。

前にEP2の前半のところで紗音、嘉音に犯人人格が宿っていることが推測できると言ったりしたのですが覚えていますのですか?
960: 名前: タチバナ:2013/01/11 22:14ID:7cp8MkgJ
ケーナさん >>953
なんかもう敗北宣言にしか見えないのであんまり突っ込むのも可哀想かなとも思いますが、気になったところに意見します。
そもそも勝ち負けとかじゃないし、勝ち負けじゃないってことを分かってほしいんですけどね。

>その結果
>僕の中で竜騎士07さんへのバイアスが外れ
>いつの間にかパラダイムシフトが起こっていたのです
というか、真っ先にこれに突っ込みたいんですけど、横文字使いたかっただけですよねw
バイアスはまだいいですけど、個人レベルでパラダイムシフトって言葉を使うのは違和感しかありませんよ。

>ちなみにオプスさんとタチバナさんは
>「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
>「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
>この両者が並立出来ることを理解出来ていますか?
まともな反論ができないから、別の話題で論点先取して一泡吹かせてやろうという考えが見え隠れしてますが、真面目に答えます。

まずこの命題について考えるのならば、ミステリーとアンチミステリーの定義についてから考えねばなりませんね。
竜騎士定義で言えば、ミステリーは考えれば解けるものであり、アンチミステリーは考えても解けないものであるということです。
しかし、ミステリーもアンチミステリーも明確な定義があるわけではなく、文脈によっては別の定義で使っている場合も当然考えられます。

とは言え、竜ちゃんは、小冊子「アンチミステリーとアンチファンタジーについて 」でも、
“基本的に“ミステリー”と語った場合、これは“本格ミステリー”のことを指します。
 乱暴なまでに簡単に説明すれば、本格ミステリーとは、作中で説明された情報によって、
劇中の解答を待たずに読者が正答可能なものを指します。”
と言っており、ミステリーの定義については統一して使っているようです。

ですが、それと同時に後期クイーン問題がある限り、ミステリーはミステリー足り得ないとも言っています。
それ故に、赤字やノックス十戒の登場が必要であったと考えられます。
そして、EP5でバトラが、それらをヒントにして真相に至ったことから、「ここまでで解けるんだ」と明らかにしています。

これにより、竜ちゃんは後期クイーン問題の解決としようとしたわけです。
これが「ミステリーは後期クイーン問題がある限り、ミステリー足り得ない」のアンチテーゼで、
「ミステリーは後期クイーン問題があっても、ミステリー足り得るのだ」ということです。

また、「地の文は信頼できないくせに、赤字はすんなり信じちゃうの? 大体確実に真実だと保証されてる手掛かりなんてミステリー的じゃないんじゃない?」という考えもあるかもしれません。

しかし、そもそも赤字やノックス十戒が真実であるという保証も実はないのです。
バトラがEP5で本当に至ったのかも保証がありません。至っていたとしても、それはバトラ視点での解決であって、読者にとっては手掛かりがまだ足りていないかもしれません。
この「必要な手掛かりが足りてないかもしれないから、挑んでも無駄。だから、挑まない」とするのが竜騎士定義のアンチミステリーです。

ですが、それでもやはり、バトラがEP5までで至ったのも真実なのです。
「ここまでの情報だけで解けるんだけど、お前らまだ解けてないの?」という皮肉こそが、
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」ということじゃないでしょうか。
故に、「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」についても、竜騎士定義のアンチミステリーの話をしていると見ていいでしょう。

一応、竜騎士定義ではないアンチミステリー(と言っても先述した通り、はっきりとした定義は決まってないのですが)で考えてみるとすると、
「推理をさせる気がない推理小説」と捉えるのがおそらく一般的なので、それのアンチテーゼとなると「推理をさせたがるファンタジー小説」ということでしょうか。
つまり、「赤字や幻想描写といったファンタジーを受け入れて推理しろ」という意味であっても、
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」であると言えると思います。

どういう話の流れで出た話なのか分からないので、なんとなくこんな感じかなという推測の話ですが、
別に作者のミスという風に考えなくても、普通に両立する考えであると思いました。

>ついでに言わせていただきますと
>お2人とも僕を「言い負かそう」「やり込めてやろう」
>という思いが強すぎる気がします
なら、僕もついでに言いますけど、『最考考』などで
“残念なのは『最考考』へのツッコミが皆無であることです。僕としては「他の考察者からの批判を反映して『最考考』の完成度を高めたい」という思いがあります。”
などと言ってるあなたが一体何を言ってるんですかw

僕はちゃんと論理的な思考に基づいたツッコミをしているつもりですし、そうではなくていいかげんなことばかりを言ってるだけだとしても、
あなたにとってはツッコミは大歓迎のはずではないのですか。
あなたがそう望んでいるからこそ、厳しめな視点で反論しているつもりなのですが。

>あなた方が辿っている道はかつて公式考察者が陥った
>誤った道です
あなたが辿っている「自分の考えと合わない情報は作者のミスという風に考える道」は、
>>958さんが言うように、公式考察者どころか、うみねこアンチとなった人がよく辿っている誤った道です。
961: 名前: タチバナ:2013/01/11 22:25ID:7cp8MkgJ
ケーナさんへの返信は一旦置いておいて…、

ちびゆかさん >>959
>赤字はどうなのですか?
>展開編の赤字、戦人は犯人でない、戦人は探偵だったとか。
>出題編にない情報だから、こういう赤字も無視するのですか?
だから、無視するというわけじゃないんですが……。
出題編までの情報で考えた場合と、展開編以降の情報も含めて考えた場合の両方を考えようという話なんですが、他になんて言ったらいいのかな。
納得できなければ、もちろん突っ込んでくれていいんですが、これ以上話してもお互い得るものなさそうですね。

>ヤスは使用人ではなく、紗音という使用人の肉の器の命令権者なのです。
今からケーナさんへの返信として詳しく書くつもりですが、ケーナさんの考えもこれに当てはまってるはずですよね。
962: 名前: ケイナ:2013/01/11 22:41ID:2d3yKs5R
>>オプスさん
>>タチバナさん
ケーナとまともにやり取りしようとしちゃダメですよ。
常にその時々で自分の都合のいい理由や解釈を押し付けて、受け入れられなければ「所詮はその程度」と見下すことばかりやってますから。

彼の明言した「僕の推理が理解できない人間はすべてアンチ竜騎士だ」がすべてを物語っていると思います。何の根拠もなく自分はスバラシイ人間だと思いあがり、それを認めない人間は勝手にアンチだと切り捨て誹謗中傷する。それがケーナという人間の生き方です。

「理解できない人には理解できない(自分だけが高みに辿りついている)」は、「自分以外に理解できる人間はいない」=「自分だけが正しい」という根拠なき自信からの発言でしょう。自分だけの世界にどっぷりハマり、現実を見ることができなくなった人間がよく口にするものだと理解しています。
遅れてきた探偵見習いという人とそっくり同じ決めゼリフであることからも、もはやまともに語り合う価値のあるニンゲンではないと考えるべきだと進言いたします。

963: 名前: タチバナ:2013/01/11 23:07ID:7cp8MkgJ
ケーナさん >>954

>>ヤスとは、人格とは別の概念的なものであり、人数には含めない”
>>ということですか?

>ヤスというのはゲーム盤においては
>紗音の人格 嘉音の人格 ベアトの人格
>3つの人格を持つ1人の人間であり

>現実の六軒島においては紗音であり
>また 変装して嘉音としても働いていた人間です

>そしてメッセージボトル及び偽書における犯人です
僕の解釈では盤上では別肉体ですが、それ以外はほぼ同意します。

>“人格の死”によって赤字を潜るのと
>Aの人格は使用人でBの人格は当主
>そしてAの人格は犯人ではなくBの人格が犯人
>このように考えるのは また別ではないでしょうか?
別と言えば別です。「でも、人格死がいいならベアト人格でもいいじゃん」と言われたときに返答に困るでしょう。
これに対して明確な根拠を挙げて否定するのは非常に困難で、あとは人それぞれの好みの問題と片付ける他ありません。

>僕が『ひぐらし』『うみねこ』を通して
>一番妥当だと思う“カケラ”の解釈がこれなだけであって
>別にこれをタチバナさんに押し付けるつもりはありません
>「僕はこう思いますよ」ということです
誤解を生んでたら申し訳ないですけど、僕も自分の考えを押し付けているわけではないですよ。解釈は人それぞれでいいんです。
でも、ケーナさんの考えは自己矛盾による破綻をしているように見えてしまい、解釈は人それぞれというレベルにすら達していないように思うのです。

だとしても、自分には関係ないので、別にそれはそれでもいいのですが、ケーナさんは厳しいツッコミが欲しいとの考えのようなので、おかしいと思ったところには遠慮なく突っ込ませて貰っています。

>まあそうすると“一なる真実”は人それぞれになってしまうわけですが
>それもやむなしかと…
解釈は人それぞれでいいというのが“一なる真実”であるような気もするんですけどね。

>それなのに 泡は放置されていました
>おかしなことなのですが
>竜騎士07さんがヒントとして残したのだと考えれば
>納得がいきます
つまり、EP1で食堂に血が残されていたのは、吐血する毒が使われたのだという竜ちゃんからのヒントと考えれば納得がいくということですね。

>ゲームは5日の24時に終わるという約束になっています
>そしてそれはその時間に爆弾が爆発するからです
>それ以降を物語で描くことに何の意味があるのでしょう?
じゃあ、それ以降をファンタジーで書くことになんの意味があるんですか?

>そして“ヤス”は紗音に対する先輩の蔑称です
>この名前で呼ぶのは紗音がかわいそうな気がするのです
まあ、そのために理御とかクレルとか呼ぶ人もいますね。この感情自体は納得です。

>>ミスも含めて楽しもうという観点ならば、
>>「ミスかもしれないけど、意味を見出して遊ぼうぜ」
>>という思考についても寛容になるべきではないのでしょうか。

>僕は「竜騎士07さんが用意した“一なる真実”を理解したい」という
>思いを持っています
>そのためには竜騎士07さんがミスをしていれば
>それに気がつき 正す必要があります
>“遊び”のためではなく“正しい理解”のために必要なことなのです
竜ちゃんの作品を楽しむための観点という話ですよね。ならば、必ずしも“正しい理解”をする必要はないはずです。
ケーナさんにとっての楽しさは“正しい理解”をすることだと言うのは、もちろん自由です。

でも、それ以外にも間違いだと分かってても無茶苦茶な妄想をするのだって楽しみ方の一つですし、自分の考えを押し付けて他人の楽しみ方を制限してるのはケーナさんの方ではありませんか?

>これは内容の意味が良く解りません
>“作中で何度も繰り返される「ファンタジー世界も作中作」という真実”というのは
>どういうことでしょうか?
縁寿がフェザリーヌに朗読をさせられている。ウィルも物語として読んでる。ベルンが悪役も楽しかったと言ってる。
わざわざ説明するまでもなく、ファンタジー世界も作中作と考えるしかない気がするのですが。

>>自分が意味を見出せなかったとしても、他人が意味を見出していたのなら、
>>ミスとは言い切れないと言うしかありません。

>その理解が正しければ
>という前提が必要ですけどね
その理解が正しいかどうかの判断ができないのであれば、ミスとは言い切れないという話ですね。
竜ちゃんが猫箱に閉まってしまったせいで、どれがミスでどれがミスじゃないのかなんて断言不可能だと思うのですよ。

>紗音と嘉音
>どちらがメインかというと
>それは紗音である
>ということです
まずその前提から疑っていきたいところですが、そうだとしてもベアトに変装してるのは嘉音かもしれないんじゃないですかね。
メイン人格がどっちかって関係あるのかな。

>そして何より
>紗音の立ち絵はあまりベアトに似ていませんから
ヤスがベアトに似てるのは明らかだと言った点については、正しくなかったかなとは思いましたが、
紗音とベアトが似てないのに肖像画のベアトそっくりになれるんですか?
964: 名前: ちびゆか:2013/01/11 23:20ID:d5ybb13Q
タチバナさん>>961
>出題編までの情報で考えた場合と、展開編以降の情報も含めて
>考えた場合の両方を考えようという話なんですが、
>他になんて言ったらいいのかな。

両方考えた結果どうなったのですか?
展開の赤字は無視できるのかできないのか。

展開の情報である赤字は無視できないが、展開の情報であるノックスは無視するという考えなら一貫性がないのです。

>今からケーナさんへの返信として詳しく書くつもりですが、
>ケーナさんの考えもこれに当てはまってるはずですよね。

ケーナさんは多分「設定変更」の本質のようなものが解ってないと思うのです。
ヤスと紗音の区分が曖昧だと思うのです。
「使用人が犯人であることを禁ず」をヤスは使用人だけど真の当主だから問題なしとか思っているなら、設定変更、犯人の定義が曖昧なんだろうと思うのです。
965: 名前: タチバナ:2013/01/11 23:52ID:7cp8MkgJ
ケーナさん >>957

>そして“駒を操る命令権限者”はゲームマスターを意味するわけですが
>これはEP5においてはラムダでありEP6においては戦人です
>ゲームによって違うため
>特定の犯人を指すには不適切です
これもそもそも前提が違うような。
少なくても、命令権限者(命令権者)=ゲームマスターではないですよね。

命令権者という言葉が出てきたのはEP7ですが、それは嘉音を呼んでくることはできないと言ったシーンであり、
“「私の、命令権者です。私は命令に、逆らえませン。」
「その命令権者は誰だ。そいつに交渉する。」
「交渉など、デキマセン。私たチの、命令権者デス。」”
とウィルでも交渉すらできないような存在であると言ってます。

命令権者=ゲームマスターであるならば、少なくてもウィルの立場からの交渉はできるはずですし、
EP5でのゲームマスターであるラムダでさえも「探偵視点で紗音と嘉音を同時に存在させてはいけない」というルールを厳格に守っています。
このルールを守らせている存在こそが命令権者なのではないでしょうか。また、見方によってはGMラムダよりも上位の存在であるとも言えます。

つまり、「探偵視点で紗音と嘉音を同時に存在させてはいけない」というルールを作った人物こそが紗音の肉体を操る命令権限者であり犯人であるという考えです。
EP6までのゲームでは絶対的に守らせるだけの力があったため、そういう概念として存在し得ると思います。

また、EP6でバトラが盤上ヱリカの暴走を許してしまったのも、バトラがヱリカの命令権者ではなかったからでしょう。
ヱリカの命令権者は、あくまでベルン(現実で言うなら惨劇を望むウィッチハンター)ですが、それでも惨劇の原因を作った犯人であるのは紗音の命令権限者であると言えると思います。

だから、命令権者が動かす駒はゲームマスターでさえ完全には制御できないと言えるわけで、少なくても命令権者とゲームマスターを=で括るのがそもそもおかしいです。
そして、多分この考え方なら、ケーナさんが言うところのAIに近いのではないかと思うのですが……。

ケイナさん >>962
あくまで個人的な意見ですが、冷静に見て中の上レベルの考察をしてるとは思うのですが、自分の考えが絶対に正しいと思ってしまっているせいで、思考の壁を破れず踏み止まってしまっている感が……。
自己客観視ができるようになってくれればいいんじゃないかと思ってるんですけどね。

ちびゆかさん >>964
探偵についての赤字を無視したところで、戦人視点を疑う必要性がない感じですね。
ボトルメールにおいては、戦人は真里亞とほぼ行動を共にしているので、真里亞視点の物語であると考えたときに戦人が疑わしいという記述もなさそうですし。

>ケーナさんは多分「設定変更」の本質のようなものが解ってないと思うのです。
>ヤスと紗音の区分が曖昧だと思うのです。
>「使用人が犯人であることを禁ず」をヤスは使用人だけど真の当主だから問題なしとか思っているなら、設定変更、犯人の定義が曖昧なんだろうと思うのです。
これは大いに同意します。
966: 名前: ケーナ:2013/01/12 05:07ID:7ecXGuyp
ちびゆかさん >>959

>これはイマジナリーフレンドに自分の肉の器を与えてしまい、
>自分は上位の存在、命令権者となり、
>駒のようにイマジナリーフレンドを操る立場になるのです。

僕も「この考え方は間違い」というつもりはありません
ただ もう一歩踏みこんだ解答もありえるのでは?
という話です

>ヴァンダインの使用人が犯人であることを禁ず、は
>竜騎士先生がインタビューで読者が本当に犯人を理解しているか
>試す為のものとありましたのですが、
>これは「設定変更」という無限の魔法の境地のようなカラクリを
>理解できているかということだと思うのです。

これも上に同じくです
もう一歩踏み込んだ解釈だと
これは「人格が犯人? どこのファンタジーですかそれは? これはミステリーですよ」
という意味に捉えます

>前にEP2の前半のところで紗音、嘉音に犯人人格が宿っていることが推測できる
>と言ったりしたのですが覚えていますのですか?

これはどういう話でしたっけ?
967: 名前: ケーナ:2013/01/12 05:11ID:7ecXGuyp
タチバナさん >>960 >>963

>勝ち負けじゃないってことを分かってほしいんですけどね。

この言葉 そのままお返しします
これは僕がいつも言っていることです

>個人レベルでパラダイムシフトって言葉を使うのは違和感しかありませんよ。

僕も大げさかなとは思いましたけど
それくらい僕の考えが変わったということです

>後期クイーン問題がある限り、ミステリーはミステリー足り得ないとも言っています。
>それ故に、赤字やノックス十戒の登場が必要であったと考えられます。

僕はこれは少し違うのではないかと思います
竜騎士07さんはノックスもミステリーの一要素に
含めているのではないではないでしょうか?

その上で「赤字は後期クイーン問題を抱える既存ミステリーへのアンチテーゼである」
つまり「赤字はこれまでのミステリーの問題点を覆す画期的なシステムなのですよ」
と主張しているのです

ところが実際にはノックスがミステリーのルールであるように
赤字もミステリーのルールであり
単なるノックスの変形でしかありません

>しかし、そもそも赤字やノックス十戒が真実であるという保証も実はないのです。

ご指摘のように そもそもミステリーは「挑めば解ける」という前提の下で行われる
作者と読者の推理ゲームです
ならば後期クイーン問題などはじめから存在しないのです

>「ここまでの情報だけで解けるんだけど、お前らまだ解けてないの?」という皮肉こそが、
>「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」ということじゃないでしょうか。

この解釈は面白いですね
ただ「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」の内容から考えると
「そんなことは書いていない」という話になりますが…

>どういう話の流れで出た話なのか分からないので、
>なんとなくこんな感じかなという推測の話ですが、

正直 おみそれしました

>「赤字はミステリーへのアンチテーゼ」
>「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼ」
>この両者が並立出来ることを理解出来ていますか?

この情報だけでこれほど書けるとは
でもアンチミステリーの解釈は再考の余地があると思います

>あなたにとってはツッコミは大歓迎のはずではないのですか。
>あなたがそう望んでいるからこそ、厳しめな視点で反論しているつもりなのですが。

僕の言いたいことが伝わっていないようですが
そういうことを含めた上で
「思考のベクトルが間違った方向に向いているのでは?」
という話です

>あなたが辿っている「自分の考えと合わない情報は作者のミスという風に考える道」は、
>>>958さんが言うように、公式考察者どころか、
>うみねこアンチとなった人がよく辿っている誤った道です。

その危険性はもちろん承知しています
ただ“虎穴にいらずんば虎児を得ず”
はじめから“ミスはありえない”という考え方では
思考停止と同じです

>でも、ケーナさんの考えは自己矛盾による破綻をしているように見えてしまい、
>解釈は人それぞれというレベルにすら達していないように思うのです。

どこがどうおかしいと思うのか
その点を訊ねてもらえれば
きちんと説明できると思います
僕としては「きちんと説明している」つもりなのですが
読む人にとっては別のようで…

>つまり、EP1で食堂に血が残されていたのは、
>吐血する毒が使われたのだという竜ちゃんからのヒントと考えれば
>納得がいくということですね。

僕は「血溜まりは2つ」という認識で考察していますから
あの考察になりましたが
4~6つならば「食堂で射殺された」「そもそも血溜まりは偽装」
と考えます
物語中の情報から考えると
“血を吐く毒”という発想は出てこないのではないでしょうか?

>じゃあ、それ以降をファンタジーで書くことになんの意味があるんですか?

それもやはり意味がないでしょう
そもそもタチバナさんは第九の晩に幻想描写が許されるとして
それによってどのような考察が出来るというのでしょうか?
僕にはタチバナさんがこれにこだわる理由が解りません

>自分の考えを押し付けて他人の楽しみ方を制限してるのはケーナさんの方ではありませんか?

どうも書くこと書くこと曲解されますが
僕の説明はそんなにおかしいでしょうか?
僕は自分のルールで考察しており
同じルールで考察している人に
「こんなん出ましたけど、あなたはどう思いますか?」
と提示しているだけです

別のルールで考察している人には
「あなたとは違うゲームをしています」
というだけのことです

“7並べ”と“ババ抜き”の違いのようなものです
単に違うゲームなのです

>縁寿がフェザリーヌに朗読をさせられている。ウィルも物語として読んでる。
>ベルンが悪役も楽しかったと言ってる。
>わざわざ説明するまでもなく、ファンタジー世界も作中作と考えるしかない気がするのですが。

この説明でもやはり僕には理解出来ません
何故? これらの例で「ファンタジー世界も作中作と考えるしかない」
と考えるのでしょうか?

僕は今“■『うみねこ』はファンタジー?”という考察を書いています
今日明日あたりで完成すると思いますので
それをご覧になってもらった上で意見交換できたらと思います

>竜ちゃんが猫箱に閉まってしまったせいで、
>どれがミスでどれがミスじゃないのかなんて断言不可能だと思うのですよ。

だから「ミスもありうる」という視点も持っていないと
誤読する可能性があるということです

>まずその前提から疑っていきたいところですが、
>そうだとしてもベアトに変装してるのは嘉音かもしれないんじゃないですかね。
>メイン人格がどっちかって関係あるのかな。

戸籍を持っているのは紗音ですし
そもそも嘉音は紗音が生み出した人格です
人格というレベルでは紗音と嘉音は同格かもしれませんが
人としてのメインは紗音でしょう

>紗音とベアトが似てないのに肖像画のベアトそっくりになれるんですか?

至近距離で目撃された例はありませんから
あのドレスを着て 金髪のカツラを被って
派手な化粧をすれば
もともとベアトの面影を残す紗音ですから
ベアトに見えるということでしょう

>命令権限者(命令権者)=ゲームマスターではないですよね。

これは誤解がありましたね
タチバナさんが書いたのは“駒を操る命令権限者”ですから
僕はこれを“ゲーム盤の駒を操るゲームマスター”という意味に解釈しました

>このルールを守らせている存在こそが命令権者なのではないでしょうか。
>また、見方によってはGMラムダよりも上位の存在であるとも言えます。

これはテーブルトークRPGで考えると
ゲーム盤のルールブックを作った人物ですね
ラムダはゲームマスターですからゲーム盤で遊ぶことは出来ますが
ルールを変えることは出来ません
そういう意味ではラムダよりも上位と言えるでしょう

僕はファンタジー説ですから
この人物は“魔女のベアト”を想定しています
これも“■『うみねこ』はファンタジー?”で説明するつもりです
(ただこれ 理解してくれる人がいるのかどうか…)
968: 名前: タチバナ:2013/01/12 10:13ID:0fLFT9Eu
ケーナさん >>967

>その上で「赤字は後期クイーン問題を抱える既存ミステリーへのアンチテーゼである」
>つまり「赤字はこれまでのミステリーの問題点を覆す画期的なシステムなのですよ」
>と主張しているのです
ノックス十戒も赤字として登場してるんだから、結局同じこと言ってる気がしますけど。
ノックス十戒の登場が必要だったというのはうみねこという作品についての話で。

>ご指摘のように そもそもミステリーは「挑めば解ける」という前提の下で行われる
>作者と読者の推理ゲームです
>ならば後期クイーン問題などはじめから存在しないのです
存在しないというか、存在してはいけないって感じですかね?

>この解釈は面白いですね
>ただ「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」の内容から考えると
>「そんなことは書いていない」という話になりますが…
いや、別に竜ちゃんが言いたいことを当てろという話でもないんだし、書いてある必要なんてなくないですか。

>>どういう話の流れで出た話なのか分からないので、
>>なんとなくこんな感じかなという推測の話ですが、

>正直 おみそれしました
以上のことから、なんか若干の齟齬を感じますが、基本的には同じことを言ってるようなのでまあいいです。

>この情報だけでこれほど書けるとは
>でもアンチミステリーの解釈は再考の余地があると思います
竜ちゃんが言い出した話でもないんだから、どういう意味でアンチミステリーと言ってるのか分からないと答えづらいんですが……。

>僕の言いたいことが伝わっていないようですが
>そういうことを含めた上で
>「思考のベクトルが間違った方向に向いているのでは?」
>という話です
思考のベクトルが間違った方向に向いているのであれば、それを正しくできるように僕を説得してください。
一応、論理的に正しいと思う部分については、素直に認めてるつもりですよ? 話が通じない人になってるつもりもないんですが。

>はじめから“ミスはありえない”という考え方では
>思考停止と同じです
ありえないとは言ってません。作者のミスである可能性もそうでない可能性も両方考えるべきという話ですよね。
そして、その結果、作者のミスであると思い至ったというところまでは理解できます。
ただし、それをミスであると断言することは不可能だという話です。

というか、個人的には作者の主張よりも作品の主張を読み取りたいんですけど、そこらへんでかみ合ってない気がします。

>4~6つならば「食堂で射殺された」「そもそも血溜まりは偽装」
>と考えます
これはわざわざ言わなくてもいいと思いますが、
“…あの惨状を思えばそれは決して派手ではない。”
という表現から考えれば、全員が食堂で射殺されたというのはまず考えにくいですね。
そして、考えにくいということは、例え偽装だったとしても、そう思わせる気はなかったということです。

そこで、“食堂で殺されたのは全員ではない”か、
もしくは“殺害方法は射殺ではなく、倉庫に運ばれてから銃などで顔面を耕した”となるわけですね。

>物語中の情報から考えると
>“血を吐く毒”という発想は出てこないのではないでしょうか?
出てこないのではと言われても、実際僕の発想として出てきてるわけで、
思考の発端は「大人を5、6人殺すのなら、銃だけでは逃げられる可能性がある。睡眠薬か毒が使われたのでは?」であり、
食堂の血と死後に損壊されたという情報がそれを裏付ける手掛かりであると考えた、極めて論理的な思考であると思うのですが。

>別のルールで考察している人には
>「あなたとは違うゲームをしています」
>というだけのことです
そういう考えならば、どちらが“正しい理解”かなんて分からないじゃないですか。

>この説明でもやはり僕には理解出来ません
>何故? これらの例で「ファンタジー世界も作中作と考えるしかない」
>と考えるのでしょうか?
作品として存在しないものを読むことができるんですか。
言っておきますけど、誰の創作かはこの際問題にしてませんからね?

>人格というレベルでは紗音と嘉音は同格かもしれませんが
>人としてのメインは紗音でしょう
んー、だからこれは命令権者の考え方じゃないのかな。

>至近距離で目撃された例はありませんから
遠めで見れば見間違えることもあるというレベルでは似ているということですか。
ケーナさんのEP2の解釈は、“戦人は探偵権限を失ってる”でしたっけ?

>ラムダはゲームマスターですからゲーム盤で遊ぶことは出来ますが
>ルールを変えることは出来ません
>そういう意味ではラムダよりも上位と言えるでしょう
それに「必ず惨劇を起こす」というルールもあるとも考えられますよね。
EP6のバトラは狂言殺人で乗り切ろうとしていたみたいですが、そういうルールによってヱリカが殺人を起こしたとも考えられます。
人に伝えるのであれば、ひぐらしの犯人が雛見沢という土壌そのものだったように、殺人を起こさせるルールこそが犯人であると言った方がいいでしょうかね。
ゲーム盤のルールブックを作った人物と言った方が確かに正確っぽいですけど、人に伝えたいのであれば分かりやすい表現にすることも必要ですね。
969: 名前: オプス:2013/01/12 18:15ID:93drxgP.
>>962
>遅れてきた探偵見習いという人とそっくり同じ決めゼリフであることからも、もはやまともに語り合う価値のあるニンゲンではないと考えるべきだと進言いたします。
遅れてきた探偵見習いさんとは公式で交流した事があります。

話が通じないという意味では確かに似通っていますが、しかしこの二人は実は正反対なのです。

遅れてきた探偵見習いさんはとにかく何でも推理対象にする人で、独自の理論で読み解いていく、考察者が極まったような存在です。
ゆえに会話が成り立たないのは、進んでいる道が困難であるがゆえで、ある意味止むを得ない話なのです。

一方でケーナさんは作者至上主義、作者の言う事を鵜呑みにすればそれで良しという感じで、理解出来ない部分は作者のミスとして片付ける人で、しかもいつの間にか他人の説を自分のもとしていたりします。
しかしこれらの行動に会話が成り立たない要素は何一つ存在しません。
つまり問題なのは考え方自体ではなく、人格の方に問題があるのだと思われます。
おそらくケーナさんは空っぽで何一つ中身の無い人であり、なおかつそこから目を逸らして逃げているのでしょう。
結果ケーナさんの言動には嘘も真実もなくなった矛盾の塊のようになってしまったんでしょう。
しかし空っぽゆえにそれ以外の方法が取れません。
変わりたくても変わりようがないのです。
だからそれ以上責めるのは可哀相というものです。

つまり二人の会話が成り立たない理由は丸っきり違うのです。

あとケイナさんは名前がケーナさんと似てて紛らわしいので変えた方がいいですよ。
そう例えば『コイローグ』とかどうでしょう。
970: 名前: タチバナ:2013/01/12 18:41ID:90leJ08Z
遅れてきた探偵見習いさんは変な人ではあっても、悪い人ではないですね、確かに。
971: 名前: ちびゆか:2013/01/13 00:59ID:8dSer6op
タチバナさん>>965

>探偵についての赤字を無視したところで、
>戦人視点を疑う必要性がない感じですね。

ノックスは展開編の情報だから、という理由で無視するべきと言うならば、赤字も展開編の情報は無視するべきと明言しなければ一貫性はないのです。
ノックスだって疑う必要性はないのです。
タチバナさんは出題編に於いて展開編の情報であるノックスを遵守することは算数パズルを壊すことと認識しているみたいなのですが、それが是とするなら同様に出題編に於いて展開編の赤字を遵守すれば算数パズルを壊すということになるのです。

ただ出題編の情報に拘って解くというのは実は同意で、その為に展開の情報である赤字(ノックスとヴァンダインの一部は赤字ですが)を無視してしまうというのは稚拙だと思うのです。

そもそも、うみねこはファンタジーの解とミステリーの解があり、ファンタジーの解はノックスをスルーして解くというタチバナさんの解釈自体が独自の解釈に過ぎず、雲を掴むような話ではないのですか?

まあその、バトラ犯人説とかジェシカ犯人説のような無茶をするなら、赤字、ノックス等、かなり無茶な解釈も必要なのかもしれませんのです。
こういった無茶というか挑戦すること自体は前向きで好きなのですが。

ケーナさん>>966

>僕も「この考え方は間違い」というつもりはありません
>ただ もう一歩踏みこんだ解答もありえるのでは?
>という話です

踏み込むどころか後退しているのですが。
紗音は真の当主だからただの使用人じゃないとか。
こういった言葉遊びをすることは、赤字を算数パズルのピースであるという認識がない証拠なのです。言葉遊びは無限、無限故に無価値な解釈となるのです。

「使用人が犯人であることを禁ず」とあるなら、言葉通り、源次、熊沢、紗音、嘉音、郷田が犯人であることを禁ずという意味でしかないのです。

>もう一歩踏み込んだ解釈だと
>これは「人格が犯人? どこのファンタジーですかそれは?
> これはミステリーですよ」
>という意味に捉えます

全然踏み込んでないと思うのですが。
ひとつの肉の器にAとBの人格があり、AはBの命令権者であり、Bは自由意志を持っているつもりでいるが、命令権者であるAの操り人形である。

ヤスがAで紗音がBであり、Aは使用人をやめたベアトという命令権者であり、Bはただの使用人の紗音なのです。

嘉音は面倒なので省いたのですが、AとBをきっちり区分することが、算数パズルであるミステリーを解くことに必要だと思うのです。

>これはどういう話でしたっけ?

EP2の前半、紗音はドレスベアトを視認し対話をしているのです。
紗音という肉体の中に犯人人格(ドレスベアト)が宿っている可能性。
この世に不思議なものはなく、お化けも幽霊も見た人間の中に概念として存在するものなら、魔女もまた然りという話なのですが。
972: 名前: タチバナ:2013/01/13 02:02ID:7d7bevGt
ちびゆかさん >>971

>ノックスは展開編の情報だから、という理由で無視するべきと言うならば、赤字も展開編の情報は無視するべきと明言しなければ一貫性はないのです。
何度も言うように、無視するべきだとは一言も言ってないのですが。

>タチバナさんは出題編に於いて展開編の情報であるノックスを遵守することは算数パズルを壊すことと認識しているみたいなのですが、
というのも何か誤解を生んでるようです。
ノックスを根拠にした推理をしてしまうと、順序が逆になってしまうという話をしてるだけですよ。
ミステリー的思考で考えると、そうなると思います。

というか、むしろまず逆に聞いた方がいいですかね。
ちびゆかさんは、出題編までノックスが出てこなかったのは何故だと考えていますか?

>そもそも、うみねこはファンタジーの解とミステリーの解があり、ファンタジーの解はノックスをスルーして解くというタチバナさんの解釈自体が独自の解釈に過ぎず、
“ファンタジーの解はノックスをスルーして解く”とも言ってないです。

というか、むしろノックスもファンタジー解への誘導じゃないでしょうか。
【ノックス第10条。手掛かりなき他の登場人物への変装を禁ず。】により、
ベアトの姿をした人物について、ただの変装だとは考えづらくなってるので。

>まあその、バトラ犯人説とかジェシカ犯人説のような無茶をするなら、赤字、ノックス等、かなり無茶な解釈も必要なのかもしれませんのです。
それは確かにそう思います。
戦人犯人説とかはアンチミステリー解という気がします。

>踏み込むどころか後退しているのですが。
僕は“後退”とまでは思わなかったけど、
自ら思考に制限をかけて踏み止まってしまってるようには見えますね。

ケーナさんについては、推理よりも自分の直感を大事にしてしまってる気がします。
探偵方法に偶然と第六感を使用したらノックス違反だと思うのですが。

>「使用人が犯人であることを禁ず」とあるなら、言葉通り、源次、熊沢、紗音、嘉音、郷田が犯人であることを禁ずという意味でしかないのです。
これは全く持ってその通りです。
そうじゃないと言うなら、赤字で嘘をついてると言ってるのと同じです。
嘘にならない範囲で騙そうとはしてきますが、赤字で嘘をつくことはありません。

>ヤスがAで紗音がBであり、Aは使用人をやめたベアトという命令権者であり、Bはただの使用人の紗音なのです。
うんうん。嘘も作者のミスも一切なく、説明できてます。
973: 名前: ケーナ:2013/01/13 07:53ID:78Z/0SzS
『続・最考考』に“■『うみねこ』はファンタジー?”を追加しました
が思ったよりも書くのが大変でまだ未完成です
もうちょっともっともらしく書けるはずですが
取りあえず“書きたい内容”は書けたので公開し
また後ほど書き直します
974: 名前: ケーナ:2013/01/13 07:56ID:78Z/0SzS
タチバナさん >>968

>ノックス十戒も赤字として登場してるんだから、結局同じこと言ってる気がしますけど。
>ノックス十戒の登場が必要だったというのはうみねこという作品についての話で。

本来 この作品にはノックスは必要ありません
“独自のノックス”である“赤字”があるからです
それでも竜騎士07さんがノックスを出してきたのは
「この作品はミステリーである」という裏テーマを
暗示するためだと思います

>>ならば後期クイーン問題などはじめから存在しないのです
>存在しないというか、存在してはいけないって感じですかね?

そういうことですね
これを想定する時点で
既にミステリーであることを捨てています

>いや、別に竜ちゃんが言いたいことを当てろという話でもないんだし、
>書いてある必要なんてなくないですか。

>竜ちゃんが言い出した話でもないんだから、
>どういう意味でアンチミステリーと言ってるのか分からないと答えづらいんですが……。

これは僕の説明が不味かったですね
ウソッキーさんが主張したのは
「『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の内容から“赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼである”と読み取れる」
というものでした

ですから僕は『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の内容を根拠に
「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼである」ということを
説明してもらいたかったのです

>思考のベクトルが間違った方向に向いているのであれば、
>それを正しくできるように僕を説得してください。

おそらくタチバナさんにしてもオプスさんにしても
色眼鏡で僕を見ています
ですから僕のことをまったく知らない第三者なら
普通に読める内容を歪めて受け取ってしまっています
別に僕に対して「好意的になれ」とは言いませんが
普通に読める文章を誤読しない程度に
中立的になって欲しいということです

>作者のミスである可能性もそうでない可能性も両方考えるべきという話ですよね。
>そして、その結果、作者のミスであると思い至ったというところまでは理解できます。
>ただし、それをミスであると断言することは不可能だという話です。

それはもちろんそうです
そしてそれは考察も同じです
僕はタチバナさんの“血を吐く毒”を肯定する根拠を作品中に示せませんが
同時に否定する根拠も作品中に示せません
あくまで「僕はこう思う」としか書けないのです
そのオプションの1つに“作者のミス”も加えるべきだということです

>個人的には作者の主張よりも作品の主張を読み取りたいんですけど、
>そこらへんでかみ合ってない気がします。

「考察の対象は作者ではなく作品である」ということですよね
以前オプスさんとも同じような話をしましたが
確かに作者と作品は切り離して捉えるべきものですが
(作者が変態だからといって作品中の登場人物が変態とは限らない)

作者がその作品について語ったことを作品と切り離して捉えるのは
それとはまた違った話です
作者はその作品を通して自分の考えを主張しているのですから

>“…あの惨状を思えばそれは決して派手ではない。”
>という表現から考えれば、全員が食堂で射殺されたというのはまず考えにくいですね。

“あの惨状”とは遺体の顔面が著しく損壊された状態のことです
あんなことを食堂で行えば“いくつかの血溜まり”ではとてもすまないでしょうが
射殺しただけなら『我らの告白』における射撃の場面からも
大した出血はしないと考えられます

ちなみに僕は真里亞の泡の話とこの食堂の話で
新しい考察を思いつきました
たいしたものではありませんが
「もう本文からは新たな考察のタネは見つけられない」
と考えていましたから
これはタチバナさんとのやり取りのお陰です
また 近いうちに発表します

>>物語中の情報から考えると
>>“血を吐く毒”という発想は出てこないのではないでしょうか?
>出てこないのではと言われても、実際僕の発想として出てきてるわけで、

これは“物語中の情報を根拠に考える”という話で
例えばEP2における第一の晩では全員が腹だけを割かれていますから
単純な射殺は考えられず
睡眠薬もしくは毒の存在が暗示されています
そしてEP3の蔵臼&夏妃殺しも同じくです
こちらは絞殺ですから毒はありえませんが…
そしてEP4においては“泡を吹く毒”の存在が暗示されています

『我らの告白』における金蔵の書斎での射殺シーンにおいては
食堂よりも遥かに狭く遮蔽物もある金蔵の書斎において
真っ向勝負を行っています
食堂ならば入り口を押さえてしまえば逃げ場はなく
5人を射殺するのは容易でしょう

これらの情報を根拠に考えると
“血を吐く毒”ではなく
単純な射殺 もしくは睡眠薬or泡を吹く毒
の使用を考えるのが妥当ではないでしょうか?

>>別のルールで考察している人には
>>「あなたとは違うゲームをしています」
>>というだけのことです
>そういう考えならば、どちらが“正しい理解”かなんて分からないじゃないですか。

ですから僕は“作品中に根拠を示す”
というルールで考察しているわけです
そうでなければその考察は否定も肯定も出来ず
(“血を吐く毒”と同じく)
「僕はこう思います」「私は違うと思います」
これ以上話が進まず平行線のままです

>作品として存在しないものを読むことができるんですか。
>言っておきますけど、誰の創作かはこの際問題にしてませんからね?

これは“■『うみねこ』はファンタジー?”で説明する内容ですから
そちらをご覧になってからということで…

>>人格というレベルでは紗音と嘉音は同格かもしれませんが
>>人としてのメインは紗音でしょう
>んー、だからこれは命令権者の考え方じゃないのかな。

命令権者だろうが何だろうがやはりそれは“人間”ですよね
ミステリーの犯人は人間ですから

>>至近距離で目撃された例はありませんから
>遠めで見れば見間違えることもあるというレベルでは似ているということですか。
>ケーナさんのEP2の解釈は、“戦人は探偵権限を失ってる”でしたっけ?

そういうことですね
竜騎士07さんもこの辺りは気を遣ったのではないでしょうか?
ベアトにそっくりなら「何で金蔵は気がつかないんだ!」という話になりますし
かといって全く似ていないなら「ならどうやって変装するんだ!」
という話になりますから

>「必ず惨劇を起こす」というルールもあるとも考えられますよね。

僕はこれ違うと思います
おそらくゲーム盤の犯人は紗音で固定されているため
人を殺せるのも紗音だけなのです
ですからEP6の戦人は紗音に人を殺させないために
狂言殺人で行こうと思ったのですが
この時のヱリカはプレイヤーでありつつも探偵ではない駒ですので
このルールから外れているのです

これはルールブックの盲点を突いた
ヱリカの攻撃でしょう

>ゲーム盤のルールブックを作った人物と言った方が確かに正確っぽいですけど、
>人に伝えたいのであれば分かりやすい表現にすることも必要ですね。

『最考考』は読んでくださったという話ですので
『最考考』に書いてある内容はそのまま通じるつもりで
話をしている部分はありますね
975: 名前: ケーナ:2013/01/13 07:56ID:78Z/0SzS
オプスさん >>969

僕の経験上
僕をやり込めようと意気込んで僕に挑戦してきた人は
敗色が濃厚になると考察での勝負を諦め
僕の人格攻撃をして
最後には逃げるという特徴があります

あなたのもそのクチですか?

「考察薄いぞ、何やってんの!」
976: 名前: ケーナ:2013/01/13 07:57ID:78Z/0SzS
ちびゆかさん >>971

>「使用人が犯人であることを禁ず」とあるなら、
>言葉通り、源次、熊沢、紗音、嘉音、郷田が犯人であることを禁ずという意味でしかないのです。

僕はこれを「逆から捉えられないか?」と考えたわけです
この作品に《赤:紗音は使用人である》という赤字はありません
紗音が使用人である根拠は以下の赤字
《赤:マスターキーは使用人たちがそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
これだけです しかしこれは
《赤:マスターキーは源次、紗音、嘉音、熊沢、郷田がそれぞれ持つ一本のみ。マスターキーは5本しかない。》
というマスターキーの本数と誰が持つかを定義するためのもので
紗音が使用人であると定義するためのものではないのです
ですからこの赤字によって《赤:紗音は使用人である》と定義されてしまっていることに
竜騎士07さんは気がついていない可能性があるのです

>ヤスがAで紗音がBであり、Aは使用人をやめたベアトという命令権者であり、
>Bはただの使用人の紗音なのです。

もちろんこの考え方は理解出来ていますし
これは正解でもあります

ただ「上記事情を考慮すれば別解もありえるのでは?」
という話です

>>これはどういう話でしたっけ?
>EP2の前半、紗音はドレスベアトを視認し対話をしているのです。
>紗音という肉体の中に犯人人格(ドレスベアト)が宿っている可能性。

僕はこれを1人3役説の根拠にしても良いと思います
何故 紗音はベアトを視認して対話出来るのか?
それはベアトがヤスに宿る人格の1つだから
ということですね
977: 名前: タチバナ:2013/01/13 11:29ID:7d7bevGt
ケーナさん >>973
>『続・最考考』に“■『うみねこ』はファンタジー?”を追加しました
読みました。で、やはりいくつか気になる点が。

>この作品のキャッチコピーにこんなのがあります。“挑めばミステリー。屈せばファンタジー。”
>この言葉をそのまま受け取れば、この作品をファンタジーだと認めると、降伏したことになります。
屈したとしても、別にそれは悪いことじゃないというのが僕の考えですね。

>この問題について考えたとき、僕が導き出した結論は1つです「この物語の書き手は人間ではありえない」。
>では書き手は魔女なのかと言いますと、それもまた違うと思います。
>そもそも「書き手などいない」のです。
こういうところがケーナさんの考え方がおかしいところです。
「書き手は魔女ではない」も「書き手などいない」も何一つ根拠のないケーナさんの妄想でしかないわけじゃないですか。
そんな妄想を根拠にして考えることがどうして“正しい理解”になるのかが分かりません。

「妄想として楽しんでるだけだからいいじゃないか」という考えなら、もちろんそれは楽しみ方の一つとして問題ありません。
しかし、正しく理解しようとしているのにも関わらず、作中から手掛かりを探そうとしない一貫性のなさがケーナさんという人そのものに対する不信感を生んでるのだと思います。

もしかしたら手掛かりを探した上で言ってるつもりかもしれませんが、「書き手などいない」という前提が先にあって、
それに合わせた解釈をしてしまっているようなので、思考の順序が逆になっています。

それはそれとして、僕の解釈では「うみねこの作者は作中には登場しない魔女」です。
これを竜騎士07と呼ぶか、最上位フェザリーヌと呼ぶかは場面によって使い分けるべきという考えです。
これもたいした根拠のない妄想ではありますが、僕らがこうして読めている以上、書き手は必ず存在すると思います。
だから、「うみねこの作者は竜騎士07である」という主張も大真面目にしています。

>“読む”とは表現されていますが、これは実際に本を読んでいるわけではなく、観劇者権限のように手で触れるとそのカケラの出来事が映像として観えるのでしょう。
>ちなみにこれはEP6において縁寿がフェザリーヌに見せられた“偽書”も同じ仕組みだと考えられます。
これも根拠のない妄想です。というか、作中の描写を曲解してるようにしか見えません。

>そしてEP6においてラムダは「ベルンは主によって地獄に送り込まれたが、魔女になったことによってそこから抜け出した」と言っています。
>(中略)
>しかし“賽殺し編”において肉を喰らって道を選んだ梨花は、人間として現実世界に復帰しているはずです。
これを矛盾と感じるのは、梨花=ベルンカステルとしてしまってるせいでしょう。
梨花とベルンカステルは別人であり、賽殺し編において完全に決別を果たしたとすれば矛盾はないのではないでしょうか。

梨花はあくまで自分を魔女だと思っているだけの人間です。
ベルンカステルはそんな梨花の妄想から生み出された存在であり、のちに実際に魔女になります。
また、フレデリカもベルンカステルとは別人であり、彼女は梨花の一側面にしか過ぎません。
黒梨花と同義であると言っても、さほど差し支えはないと思います。

ヤスは最後まで自分を魔女だとして生きるしかありませんでしたが、惨劇を乗り越えた梨花にとっては魔女はもう不要な存在です。
故に梨花は魔女と決別し、その決別した魔女こそがベルンカステルなのです。

>おそらく竜騎士07さんはファンタジー設定に関してはきちんと設定を詰めていません。
おそらくケーナさんはファンタジー設定に関してはきちんと考えを詰めていません。
とは言え、僕も言葉の選び方に悩むので、ここはちびゆかさんに聞いた方が上手く説明してくれそうですね。

正直、最初の頃はちびゆかさんが何を言ってるのかほとんど分からなかったのですが、ファンタジー的解釈においては僕よりちびゆかさんの方が多分上です。
最初は僕の理解が足りておらず、今はそれが分かる程度には僕の理解も向上したということだと思います。

>鷹野三四とラムダが別人になっています。
>そしてやはり鷹野三四がベルンを生み出したことになっています。
鷹野三四とラムダも元々別人だと思うのですが。
鷹野がベルンを生み出したというのは、“間接的に”という意味ですね。

>何せ『ひぐらし』は昭和58年、つまり1983年の出来事ですから、ベルンやラムダも魔女としては新米のはずなのです。
人間の常識で考えていてはファンタジー的解釈はできないと思いますよ。
ちょっと考え直した方がいいと思います。

でも、ベアトについての解釈は完全に同意です。ここはさすがだと思います。
978: 名前: タチバナ:2013/01/13 12:21ID:7d7bevGt
ケーナさん >>974

>>ノックス十戒も赤字として登場してるんだから、結局同じこと言ってる気がしますけど。
>>ノックス十戒の登場が必要だったというのはうみねこという作品についての話で。

>本来 この作品にはノックスは必要ありません
>“独自のノックス”である“赤字”があるからです
はい、ノックス十戒とノックスの十戒は別です。
そういう意味で言葉を選んだつもりです。

>「『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の内容から“赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼである”と読み取れる」
というものでした

>ですから僕は『アンチミステリーとアンチファンタジーについて』の内容を根拠に
>「赤字はアンチミステリーへのアンチテーゼである」ということを
>説明してもらいたかったのです
「アンチミステリーとアンチファンタジーについて」で説明されたアンチミステリーの定義で考えて欲しかったということですね。
だとしても、一読者の考察の内容を考察せよと言われても困ります。

>別に僕に対して「好意的になれ」とは言いませんが
>普通に読める文章を誤読しない程度に
>中立的になって欲しいということです
認めるべきところは素直に認めて読んでるつもりですよ。
僕は別にケーナさんの考えを全否定してるわけじゃないですよね?

実際、『最考考』に書かれてあるような内容であれば、ほぼ同意見です。
ただ、細かいところに突っ込んでいくと、襤褸が出てくるような印象を受けているのです。

>僕はタチバナさんの“血を吐く毒”を肯定する根拠を作品中に示せませんが
>同時に否定する根拠も作品中に示せません
>あくまで「僕はこう思う」としか書けないのです
>そのオプションの1つに“作者のミス”も加えるべきだということです
こういう言い方であれば理解できる考えですし。

>作者がその作品について語ったことを作品と切り離して捉えるのは
>それとはまた違った話です
>作者はその作品を通して自分の考えを主張しているのですから
ただ、これはちょっと違うと思います。作者の主張と作品の主張は必ずしも一致しません。
キャラが一人歩きするという話は聞いたことがあると思いますが、作品自体も一人歩きするものです。
それはどんな大作家でも逃れられない運命です。
世の中に生み出された時点で作者と作品は切り離して考えるべきなのです。

>“あの惨状”とは遺体の顔面が著しく損壊された状態のことです
なるほど、ケーナさんはそう解釈したんですね。

>『我らの告白』における金蔵の書斎での射殺シーンにおいては
>食堂よりも遥かに狭く遮蔽物もある金蔵の書斎において
>真っ向勝負を行っています
いや、“食堂よりも遥かに狭く遮蔽物もある”のだから、食堂よりも書斎の方が逃げるのは困難ですよね?

>ですから僕は“作品中に根拠を示す”
>というルールで考察しているわけです
正直、そういうルールには見えません。
最初から「こうに決まってる」と決め付け、その前提に合った解釈をしてるようにしか見えず、
ケーナさんもミステリー的思考ができていないように思います。

>>んー、だからこれは命令権者の考え方じゃないのかな。

>命令権者だろうが何だろうがやはりそれは“人間”ですよね
>ミステリーの犯人は人間ですから
人間ですけど、下位世界から見た場合はファンタジーの存在です。
上位世界の存在なんてファンタジーでしかありませんので。

ただし、ある意味では物語当初の人物でもあるので、【ノックス第1条。犯人は物語当初の登場人物以外を禁ず。】も守ってます。
ノックス第5条の欠番により、ミステリーだともファンタジーだとも言えます。

>これはルールブックの盲点を突いた
>ヱリカの攻撃でしょう
だから、狂言殺人にしようとしたけど、ルールによってヱリカという犯人が生まれてしまったという流れですよね。
違うと言いつつ、同じことを言ってるようにしか見えません。何が違うんですか?
979: 名前: タチバナ:2013/01/13 12:47ID:7d7bevGt
ケーナさん >>975

>僕の経験上
>僕をやり込めようと意気込んで僕に挑戦してきた人は
>敗色が濃厚になると考察での勝負を諦め
>僕の人格攻撃をして
>最後には逃げるという特徴があります
あの、僕の中での評価は“他の人が言うほど変な人ではないし、少しずつ過ちを認めつつある”というものだったんですが、この発言で僕の見方が甘かったんだと気付かされました。
ケーナさんが言ってることって、明らかにケーナさん自身のことになってるんですけど、それは気付いてますか?

オプスさんが>>969で言ってることは正論ですし、多分これでもかなり言葉を選んでるんですよ。
本気で“人格攻撃をして逃げる”というつもりだったら、いつまでもBBSに書き込むことなんてしないでしょう。
ケーナさんに過ちに気付いて欲しいという優しさが読み取れないのですか?

少し話は変わりますが、ケーナさんは元ある考えから別の考えに変えてしまうことは恥であると考えているようですが、そんなことはありません。
過ちに気付いて成長できればそれでいい、ひぐらしでもそういう教えがあったでしょう。

オプスさんもおそらく親切心から言ってるのだと思いますし、僕もそのつもりです。
他にも多くの人がそう言ってきたはずです。ちびゆかさんもその内の一人に見えます。

ひとりだけならともかく、自分の周り全てが間違ってるなどということがあると思いますか?
そんな考えをしてしまうのは雛見沢症候群のL5発症のようなものです。
世界が間違ってるなんてことはありません。いつだって自分が間違ってるのです。

何度も言いますが、僕は認めるべきところは認めています。全否定などしていません。
おかしいと思ったところをおかしいと言ってるだけです。
もし全否定してるように見えるのであれば、ケーナさんの考えの大部分がおかしいからです。

多少言い方がきつくなってる部分は僕も反省すべきところですが、
過ちを正して欲しいから言っているのだということは分かってもらいたいです。
過ちを認めることは間違いではありません。僕に対する返信ではありませんでしたが、一応。
980: 名前: タチバナ:2013/01/13 12:58ID:7d7bevGt
ケーナさん >>976

>僕はこれを「逆から捉えられないか?」と考えたわけです
どこらへんが逆なのかは分かりませんけど、

>ですからこの赤字によって《赤:紗音は使用人である》と定義されてしまっていることに
>竜騎士07さんは気がついていない可能性があるのです
これは確かにその通りです。

>もちろんこの考え方は理解出来ていますし
>これは正解でもあります

>ただ「上記事情を考慮すれば別解もありえるのでは?」
>という話です
ただ、これはどういうことでしょうか。
ケーナさんが言ってることなら、作者のミスと言わざるを得ない部分がどこにも存在しません。
僕やちびゆかさんとほぼ同じことを言ってるのに、どうしてミスになるのか完全に意味不明です。

人と同じ解釈になるのが嫌だからって、無理に反論しようとしてませんか?
981: 名前: タチバナ:2013/01/13 15:33ID:7d7bevGt
とりあえず思いつく限りでケーナさんが抱える問題点をまとめてみました。
自分の憶測なども混じってるので、ここは違うと言うなら指摘願います。(ケーナさん以外でも)

・過ちを素直に認めることができない
・認めたとしても、実は書かなかっただけで最初からそう思っていたと言う(本当にそうなのか疑問)
・他人の意見に対して同意見であっても、とりあえず反論する
・そのために自身の主張に矛盾が発生してしまっている
・しかも、別に反論になってないことも多い
・実際、主だった主張は他人と大差があるわけではない(にも関わらず、自分だけが気付いたかのように思ってる?)
・作中の描写を根拠にしていると言いつつ、実際の根拠はただの決め付けである
・決め付けを根拠にしているために、それを否定する根拠があっても曲解してしまう
・結果的に思考に制限がかかっており、すぐに気付くべきことにも気付けない
・さらに一歩踏み込んだ考察をすることが苦手であるとも言える
・考えを改めることを恥だと思っているためか、前提そのものを疑うということが苦手
・自分の言ってることが自分自身にも当てはまっているかもとは疑わない
・かっこつけて難しい言葉を使おうとしているが、微妙に意味が間違ってることが多い(何が言いたいのか分かりづらいのもそのためか?)
・作者の考えを理解したいと思っているのに、ろくにミステリーを読んでいない?(後期クイーン問題についても微妙に勘違いしてる?)
982: 名前: タチバナ:2013/01/13 16:25ID:7d7bevGt
しつこい連投になるけど、これも書いておきます。

正しい推理の流れ:「○○だから××だと考えられる」→「××ならば△△であるということである」→「□□もそれを裏付ける証拠である」or「しかし、□□ということは△△というのはおかしい。××というところから考え直すべきだ」

間違った推理の流れ:「明確な根拠はないが、■■ではないか?」→「■■でなければいけないから▲▲と考えなければならない」→「□□という手掛かりがあるが、これは間違った手掛かりであるから無視していい」

ケーナさんはこの間違った推理を行なっているように見えます。
そして、何故間違ってしまうのかというと、根拠を大事にしてないことが原因です。
983: 名前: オプス:2013/01/13 18:50ID:59vAuiCU
>>974
>おそらくタチバナさんにしてもオプスさんにしても
>色眼鏡で僕を見ています
ケーナさんに対する言われなき誹謗中傷が酷いな、まあしかし独自路線を貫く考察者への風当たりとしては、ある意味仕方の無い話かもという色眼鏡で見ておりました。
遅れてきた探偵見習いさん、そしてもう1人ある人を知っていましたがゆえに、好意的な認識だった訳です。
そして実際語り合ってみて、言われなき誹謗中傷ではなく事実だと思い知った訳です……。

>>975
>僕の経験上
>僕をやり込めようと意気込んで僕に挑戦してきた人は
>敗色が濃厚になると考察での勝負を諦め
>僕の人格攻撃をして
>最後には逃げるという特徴があります

>あなたのもそのクチですか?

>「考察薄いぞ、何やってんの!」
根本的に間違ってます。
私は貴方をやりこめる気などさらさらないです。
貴方の説を完成させるために、視点を提示してるにすぎません。
それが多人数で面で攻めて、弾幕を厚く張るという事に繋がるからです。
しかし自分が理解出来ない部分を最終的に「それは作者のミスですね」で結論付ける人と、どんな有意義な考察が望めるというのでしょう。
正直なところ、考察弾幕における一番弱い部分が貴方だと言わざるを得ません。
例え作者のミスであろうとも、それを決して口に出さずに、考察し回答を出す気概が重要なんです。

しかもこちらの考察内容に興味を持つ素振りさえ見せませんしね。
自分の説だけが正しいのだから、他人の間違ってる説などどうでもいいという感じですかね?
984: 名前: ケイナ:2013/01/13 20:34ID:8dtpnfz/
やはり、オプスさんもタチバナさんも同じところにたどり着いてしまいましたか。
非常に残念な話なのですが、それがケーナという自称「日本一の至リスト」の正体です。
おそらく本人は真剣なんでしょう。自分がもっとも竜騎士07先生を理解できていると心底信じ込んでしまっているのでしょう。だから、違うことを言う人間しかいないのは全員が間違っているからで、自分だけが正しいからだと言い切らなければならない。KEIYAさんの考察本を「幼稚な初級本」と評したのも、おそらくそれが原因だと思います。

彼の中の世界だけで通用する理論や推理が彼の源。

もちろん、彼の推理が現実世界(現実の「うみねこ推理」)に通用する部分は多いです。さすがに1から10までオカシイわけじゃない。しかし、根本にある考え方というか人間性というか、そういう部分で致命的なモノを持っているがゆえに・・・これ以上は、お二人も心底実感したと思うので省略します。

私は、彼が「うみねこ」や竜騎士07先生のファンであるという主張までは妨げる気はありませんが、日本一の~とか最も~といった主張だけは決して許してはいけないと思っています。竜騎士07先生のファンはみんなこんなのかよ、と思われるのは非常に不愉快ですから。

願わくば、「全員が自分を人格攻撃するのはなぜなのか」という疑問に対し「それは自分だけが優れていてやっかんでいるからだ」とか「みんなアンチ竜騎士だからだ」といった偽りの理由づけで逃げるのではなく「自分がそうされてやむを得ない発言や行動ばかりしている」と気づいてもらいたいです。
985: 名前: ケイナ:2013/01/13 20:36ID:8dtpnfz/
余計なことですが、追記します。

>>オプスさん
紛らわしいので名前を変えたほうが、とおっしゃいましたが、私はこのHNでずっとネットをやっているのでこんなことで変えたくないのです。ご容赦ください。
本名からもじったものでもありますし。
986: 名前: タチバナ:2013/01/13 22:10ID:7d7bevGt
オプスさん >>983

>根本的に間違ってます。
>私は貴方をやりこめる気などさらさらないです。
>貴方の説を完成させるために、視点を提示してるにすぎません。
>それが多人数で面で攻めて、弾幕を厚く張るという事に繋がるからです。
そもそも考察のやり方から間違ってるんですよね。
自分の考察をより良くしようという気概も感じないような……。

ケイナさん >>984
>やはり、オプスさんもタチバナさんも同じところにたどり着いてしまいましたか。
あんまり人のことを悪く言いたくもないんですけど、あまりにも話が通じなさ過ぎて。
ケーナさんの考え方はまず前提から見直さなきゃいけないはずなんですが……。

>おそらく本人は真剣なんでしょう。
>自分がもっとも竜騎士07先生を理解できていると心底信じ込んでしまっているのでしょう。
>だから、違うことを言う人間しかいないのは全員が間違っているからで、自分だけが正しいからだと言い切らなければならない。
>KEIYAさんの考察本を「幼稚な初級本」と評したのも、おそらくそれが原因だと思います。
たいした根拠もないことでも、他に可能性は考えられないかのように言うし、
その自信がどこからわいてくるのか非常に謎ですね。
筋が通っていると判断できるところは、まともに考察してる人ならわざわざ言うまでもなく分かってる部分にしか見えないし……。

>もちろん、彼の推理が現実世界(現実の「うみねこ推理」)に通用する部分は多いです。
>さすがに1から10までオカシイわけじゃない。
6週半したにしては見落としてる部分が多すぎるとは思いますが、全く筋が通ってないわけではないですね。
全然才能がないのに情熱だけで魔術師になった金蔵みたいなものですかね。

>私は、彼が「うみねこ」や竜騎士07先生のファンであるという主張までは妨げる気はありませんが、
>日本一の~とか最も~といった主張だけは決して許してはいけないと思っています。
こう言うと、僕も調子に乗ってると見られてしまいそうですが、少なくともケーナさんよりは僕の方が上だと思います。
僕より上の人もいくらでもいると思いますけどね。

>願わくば、「全員が自分を人格攻撃するのはなぜなのか」という疑問に対し
>「それは自分だけが優れていてやっかんでいるからだ」とか「みんなアンチ竜騎士だからだ」といった偽りの理由づけで逃げるのではなく
>「自分がそうされてやむを得ない発言や行動ばかりしている」と気づいてもらいたいです。
そもそも最初から色眼鏡で見るなんていうことは不可能なわけで、実際そう見られても仕方のない発言をしてるわけですよね。
僕らが何か誤解をしていると言うのであれば、もちろん指摘してもらって構わないのですが、
反論になってるとも思えないことばかり繰り返すので、どうにも判断が苦しいです。

僕も調子に乗って、言わなくてもいいことまで言ってる可能性は大いにあるのですが、
やはりまずケーナさんに考えを改めてもらわないと、お互い何も得ることがないような気がしてます。

付き合いが一番長いはずのちびゆかさんでも(僕も初期からいますが、一番会話を交わしたのはちびゆかさんでしょう)
同じようなことを言ってるみたいなので、僕らが大きく間違ったことを言ってるとも思えないのですが、何か間違ってるところがあるでしょうか。
987: 名前: ちびゆか:2013/01/13 22:36ID:07msy4cz
タチバナさん>>972

>というか、むしろまず逆に聞いた方がいいですかね。
>ちびゆかさんは、出題編までノックスが出てこなかったのは
>何故だと考えていますか?

単純な理由だけど、出題編でノックスを出してしまうと無限に存在できる様々な仮説が極端に絞られてしまうと思うのですが。
無限の世界というのもひとつの楽しみであり、出題編の頃はべアトはハプスブルグ家の末裔とかロシアのロマノフ家だとかいろいろ楽しかったと思うのです。

>というか、むしろノックスもファンタジー解への
>誘導じゃないでしょうか。
>【ノックス第10条。手掛かりなき他の登場人物への
>変装を禁ず。】により、
>ベアトの姿をした人物について、ただの変装だとは
>考えづらくなってるので。

ノックスはカオスだったうみねこに規律をもたらしたのは事実だと思うのです。
規律が無ければファンタジー解だろうがミステリー解だろうが解くことが出来ないと思うのです。
出題編に変装の明確な手がかりがあるかどうかは解らないのですが、戦人の前に二人同時に現れないという情報でも個人的には十分な手がかりだと思うのですが。

>戦人犯人説とかはアンチミステリー解という気がします。

ふふふ。主人公が実は犯人でしたっていうのは王道じゃないのですか?
展開の情報を無視していいなら最も魅力的な説だと思うのです。

>ケーナさんについては、推理よりも自分の直感を大事
>にしてしまってる気がします。
>探偵方法に偶然と第六感を使用したらノックス違反だと思うのですが。

本来直感というのも突き詰めれば何らかのロジックにより導かれているはずなのです。ケーナさんはそれを上手く説明できない場合に於いて直感や第六感という言葉を使うのです。

>うんうん。嘘も作者のミスも一切なく、説明できてます。

これはただEP7で明白に記述があるのでそうなんじゃないの?というレベルの話なのですが。ただこのしっかりと記述を認識するっていうのが凄く大事なことだと思っているのです。
AとBの話で嘉音を省いたのは、紗音に関してはヤスが設定変更をし、黄金郷に招いたり、恋の芽を受け取ったり、自在に紗音をライティングしている記述が明白なのですが、嘉音に関しては、自在にライティングしている明白な記述がなく、不確かな部分もありそうなのです。

あとどうでもいいことなのですが、タチバナさんもケーナ萌えの魅力に気付いたのですか?

ケーナさん>>976

>ですからこの赤字によって《赤:紗音は使用人である》
>と定義されてしまっていることに
>竜騎士07さんは気がついていない可能性があるのです

全くもう酷い理屈なのです。
紗音が使用人であることは常識の範疇であると思うのです。
真の当主だったとしても、使用人且つ真の当主となり、使用人であることには変わらないのです。

>もちろんこの考え方は理解出来ていますし
>これは正解でもあります

それが正解だと思うのなら、赤字に抵触する解釈に拘る必要はないと思うのですが。

>僕はこれを1人3役説の根拠にしても良いと思います
>何故 紗音はベアトを視認して対話出来るのか?
>それはベアトがヤスに宿る人格の1つだから
>ということですね

実は困ったことにドレスベアトを視認する人が他にもいるのです。
EP2のラストの戦人、EP5の夏妃

ファンタジーについて少し。
うみねこの世界が「ファンタジー」か「アンチファンタジー」か。
この分水嶺となるのが造物主であるフェザリーヌ。

造物主が人の外に存在するなら完全なるファンタジー世界。
造物主が人の内、偽書作家八城の内面世界に存在するならアンチファンタジーな世界となるのです。
世界を生み出した造物主が人の外か内かでファンタジー世界か否かが決まるのです。

あとスレが1000に近付いたので、よろず推理処の3rdシーズンをお願いしますのです。
988: 名前: ケイナ:2013/01/13 22:45ID:8dtpnfz/
こうやって彼の根本について話し合っていると、途中から見た人には集団イジメに見えるのでしょうけど・・・私も含め、タチバナさんやオプスさんはむしろ彼に最も好意的ともいえる対応をしていると気づいて欲しいです。
標準的な対応は「無視」でしょうから。私たちは少なくとも、「こう直した方がいい」と指摘・助言をしているので。
とはいえ、残念なことに彼のこの後の言動は手に取るようにわかります。

「推理で反論できなくなったから人格攻撃をしてきた。やはりその程度の人間たちだったか」
「竜騎士先生の作品はあまりにも高みにあるから本当に真剣な人間(すなわち自分)だけにしか理解できないことが証明された」
「僕にでかいことを言うなら、少しはまともな推理を出してみろ(あくまで彼の視点で「まともな推理」となるもののみ有効。すなわち彼の説を補完するもの以外は「くだらない推理」なので不可)」

私は彼の言動をかなり前から見ていましたが、推理の面でもそのほかの面でも、平気で矛盾したことを言い、それが通用しないことを言われるとすぐに相手のすべてを否定して逃げるのは一貫していて、秋口あたりからそれがさらにひどくなったと認識しています。
叩かれ続けて(実際には「事実を突きつけられ続けて」ですが)意固地になっているのかもしれません。もともと(あまりいい言い方ではないので好きではないのですが)「引き籠り思考」っぽかったのですが、さらに自分の殻に閉じこもってしまったような感じです。
本当に残念でなりません。

なぜ誰一人として彼を理解できる人がいないのか。繰り返しになりますが、その理由をもっと現実的に考えて欲しいと思います。自分のプライドを守るための偽りの理由を声高に叫んで誤魔化すのではなく。

テストにて。
間違いなく正解だと思って書いた回答に対し、クラスメイトはみんな自分とは違う同一の答えを書いたと言った。
しかし、自分の回答が間違っているとは思えない。
だから自分だけが○になる。クラスメイトはみんな×。これは覆しようのない真実だ。
クラスメイトは数々の証拠や証明をもって違う答えが正しいと主張した。
そんなものには何の価値もない。なぜなら自分が○をもらうことは間違いないからだ。
これで、テストが返ってきて自分だけが×になるようなことがあれば、そんなものは先生の採点ミスでしかない。なぜなら自分だけが正しいからだ。

このような人を相手にするのは本当に難しいです。専門のカウンセラーでもない限り無理ではないかと思います。
だから私はあえて冷たい言い方をしました。
「相手にする価値がある人間ではないです」と。
今なら、わかっていただけていると思います。本人以外は。
989: 名前: オプス:2013/01/13 22:59ID:59vAuiCU
>>984
>彼の中の世界だけで通用する理論や推理が彼の源。
考察者にはこういう面があって然るべきだと思います。
肝心なのは、他の人には他の人の世界があるのも分かっておく事ですよ。
まあケーナさんの正体云々が、自身の考察を放棄する理由にはなりますまい。
そんな訳で何か考察する事があったら参加して下さいな。

>>985
私は公式の方で使ってたHNがケーナさんと少し似通ってたので変えたのです。
もしそちらを使ってたら「ケーナ」に「ケイナ」に私と、見る人を物凄く混乱させる破目になったでしょうねw
990: 名前: オプス:2013/01/13 23:32ID:59vAuiCU
他人に促すばっかりなのもアレなので考察内容を提示します。

『EP1第一の晩において作中内にて提示されていない、屋敷本館可能性密室』

屋敷本館には二日目早朝に嘉音が鍵を使って入っています。なのでとりあえず玄関は閉まっていたはずです。
さてそれでは他の箇所はどうだったのでしょう?
そもそも玄関以外の出入り口の存在自体が良く分からないですよね。

どこかに別の扉があってそこが開いていたのだと仮定します。
しかし嘉音の夏妃への報告に戸締りへの言及はありませんでした。戸締りに拘る夏妃に対して「いつも通りに閉まっていた」なら省略しても不思議じゃないですが、「開いていた」のに報告をしないというのはやや不自然かも知れません。
それに得体の知れない何者かが、早朝に屋敷本館に浸入している可能性も出てきます。これは殺人発覚後には提言すべき点かと思われます。

開いていないと仮定した場合、屋敷本館は密室になってしまいます。
マスターキーを持つ者か屋敷本館内に残る以外、犯行後に園芸倉庫の鍵を戻せなくなってしまうからです。
つまり夏妃及び使用人達への疑いが、よりいっそう強まることは間違いありません。
しかしこの点について、誰も(特に絵羽が)言及していないのは不自然かも知れません。

さて早朝の屋敷本館はどこかが開いていたと見るのが正しいのか、密室だったと見るのが正しいのか、どちらなのでしょうね?
991: 名前: タチバナ:2013/01/14 01:57ID:160Q5Yx1
ちびゆかさん >>987

>単純な理由だけど、出題編でノックスを出してしまうと無限に存在できる様々な仮説が極端に絞られてしまうと思うのですが。
ルールに縛られてしまうとつまらないというのは分かりますね。

で、ヤスもそう考えた可能性もないわけじゃないです。
実際、僕はそれを疑ってるわけじゃないですが、出題編だけの手掛かりなら、その可能性もあり得たのではという話です。

>出題編に変装の明確な手がかりがあるかどうかは解らないのですが、
>戦人の前に二人同時に現れないという情報でも個人的には十分な手がかりだと思うのですが。
戦人の前に同時に現れないからと言って、同一人物である“証拠”にはなりません。
あくまでも容疑でしかなく、それを認めるならば他にも金蔵と源次は同一人物ではないかという暴論も通り得ます。
まあ、この主張自体はかなり無理臭いんですが、たまたま同時に現れなかっただけという可能性は残ってしまうのです。

>あとどうでもいいことなのですが、タチバナさんもケーナ萌えの魅力に気付いたのですか?
どうすればケーナさんに分かってもらえるのかとずっと考えてるので、ある意味そうですかねw

>それが正解だと思うのなら、赤字に抵触する解釈に拘る必要はないと思うのですが。
ええ、全く持ってその通りです。
992: 名前: タチバナ:2013/01/14 02:27ID:160Q5Yx1
ケイナさん >>988

>こうやって彼の根本について話し合っていると、途中から見た人には集団イジメに見えるのでしょうけど
>・・・私も含め、タチバナさんやオプスさんはむしろ彼に最も好意的ともいえる対応をしていると気づいて欲しいです。
どうでもいいと思ってるなら、いちいち相手にしませんよね。

>叩かれ続けて(実際には「事実を突きつけられ続けて」ですが)意固地になっているのかもしれません。
>もともと(あまりいい言い方ではないので好きではないのですが)「引き籠り思考」っぽかったのですが、
>さらに自分の殻に閉じこもってしまったような感じです。
一度意固地になってしまうと、そう簡単には殻を破ることは難しいというのも分かるのですけどね。

>このような人を相手にするのは本当に難しいです。
>専門のカウンセラーでもない限り無理ではないかと思います。
僕も真剣に考えてるつもりなんですけど、無理なんですかね……。

オプスさん >>989 >>990

>まあケーナさんの正体云々が、自身の考察を放棄する理由にはなりますまい。
>そんな訳で何か考察する事があったら参加して下さいな。
まあ、別にケーナさんのことを無視して進めてもいいんですけどね。
なんかさすがにスレ違いみたいな感じになってきてますし。

>さて早朝の屋敷本館はどこかが開いていたと見るのが正しいのか、
>密室だったと見るのが正しいのか、どちらなのでしょうね?
おおう、これは確かに盲点でした。
けど、もしかしたら不自然とは言い切れないかもしれません。

“「…紗音や嘉音くん、郷田さんはマスターキーを持ってましたか?」
「………はい。勤務時間中だったなら身につけていたはずです。」
「…現場をいじらない方がいいってんでそこまでは調べなかったろうが、誰かの鍵が奪われている可能性は否定できねぇな。」

「………そもそも犯人は、薔薇庭園倉庫のシャッターを開けるために、一度使用人室を訪れている可能性があります。そこでマスターキーをすでに入手していると考えて間違いないでしょう。」

 右代宮家は使用人の人数も少なくはない。
 そのため、マスターキーは複数本あった。
 また、勤務が交代する度に、それらを使用人の間でやり取りしていたため、その辺りの管理が若干ずさんであったことを認めなければならなかった。”
というやり取りと描写は確かにあったからです。EP1の時点ではマスターキーは6本以上あったのです。
これでも不自然でしょうか?
993: 名前: ケーナ:2013/01/14 05:02ID:c4OIlNsN
次スレに移ります
994: 名前: オプス:2013/01/14 22:07ID:2cqPHch0
>>992
埋めついでに返信。
EP1は鍵の扱いがアバウトですからね。鍵を五本と赤字で定義したのもEP2からですし。
しかしこれをチェス盤を引っ繰り返して考えるとこうなります。
『ベアトリーチェが鍵に拘るようになったのはEP2以降である』と。
つまり複数あったマスターキーの余りになんて手を付けてないし、勿論郷田さんのマスターキーもそのままであった可能性が高いのではないでしょうか?
995: 名前: タチバナ:2013/01/14 22:36ID:160Q5Yx1
オプスさん >>994

>『ベアトリーチェが鍵に拘るようになったのはEP2以降である』と。
>つまり複数あったマスターキーの余りになんて手を付けてないし、
>勿論郷田さんのマスターキーもそのままであった可能性が高いのではないでしょうか?
こっちのスレでいいのかな。

というか、これは逆のように思うのですが。
『ベアトリーチェが鍵に拘るようになったのはEP2以降なのだから、
EP1ではたいした意味はない』ということになるのでは。

ヤスも深く考えてなかったけど、思い直して設定変更したか、
ボトメ執筆中に、実際に、夏妃が管理が杜撰だったのを徹底して管理するようにしたというだけの話な気がします。

だとすると、やはりEP1→EP2の順番で書かれたのだと言えるところがこの考察の収穫ですね。
996: 名前: ちびゆか:2013/01/14 22:47ID:abuhmUqs
ケーナさん>>5
>これだと
>《赤:紗音は使用人である》
>《赤:使用人が犯人であることを禁ずッ!!》
>この2つが同時に成立できることになり
>いささかズルくないでしょうか?

だからズルいと言っているんです。
もちろん竜騎士先生のミスですというのもズルいと思います。
赤字に抵触ない解釈があり、自分で正解だと思っているなら、先生のミスだと言って赤字に抵触する解釈をする必要性はないと思います。

>EP2ラストでの戦人は駒
>EP5の夏妃は夏妃の空想
>ということで落ち着いた気がします

夏妃はマリアージュの構成員でもないのにどうして空想できるのでしょうか。
それが不思議なんです。
それとも私の勘違いでしょうか?

タチバナさん>>9

ノックスについて思いついたことがあるので聞いてください。
うふふふ。

EP1でモーゼの出エジプトの話を金蔵がしていると思います。申し訳ありませんが詳しい記述は省きます。
そう。モーゼといえば十戒。
私たちの世界の造物主たる唯一の神が彷徨えるユダヤの民に十戒を授けました。

そしてミステリーの世界であるうみねこ世界の造物主もまた、彷徨える人の子にきっと十戒を授けるのだと思います。

聖書、造物主、こういった出題編の情報だけでも十分想起はできると思います。

嗚呼、私は竜騎士先生の偉大さ、慈悲深さに今、心を揺さぶられています。
神が十戒を授け彷徨える人の子を導くが如く、神が如き先生もまた彷徨える私たち無知蒙昧な人の子に十戒を授けてくださるのです。

やっぱり愛ですよね。愛って偉大ですよね。

997: 名前: タチバナ:2013/01/14 23:18ID:160Q5Yx1
ちびゆかさん >>996

“神話に登場する数々の奇跡は天文学的リスクに奇跡的な低確率を得て成就した驚愕すべき魔力の結晶なのだと言える! モーゼが海を割ったのは神の奇跡ではない、虐殺の秤に載せられ軍勢によって紅海に追い詰められた絶体絶命のリスクが奇跡の魔力を生んだのだ! 同じことが同じ規模で繰り返されようとも、再び海が割れることはないだろう。
 なぜならモーゼは、力ある者たちのルーレットの、阿僧祇、那由他を掛けたよりも多く存在する目の中にひとつだけ刻まれた奇跡を見事引き寄せることができたからだ。その天文学的確率に勝利できる力!! そう、奇跡を掴み取る運気は即ち魔力なのだ!!”
というところですね。

そう、確かに出題編の情報だけでも、ノックスを守っているのではと想起できる部分はあります。

しかし、それでも、EP2でベアトが言ったのは
“「うむ。お前たちの知らない秘密の通路は存在せぬぞ。ノックスだったか、ヴァンダインだったか。何でもミステリーには秘密の通路があってはいけないらしい。そのお作法に妾も従ったということよ。」”であり、
この時点で、本来ならばひとつまでは存在してもいい隠し通路が一切存在してはいけないものとして改変されています。

この時点では、ノックスやヴァン・ダインを守っているのだと信じることはできても、
改変されているかもしれないルールを根拠にして考えるということは不可能です。

その後のEPを読むと、やはり秘密の通路以外にもルールの改変が行なわれており、ヴァン・ダインに至っては最後まで二十則の全てが登場することはありませんでした。
つまり遵守されているルールであると信じることはできても、
ノックスやヴァン・ダインを“根拠”にして考えることは誤りであると証明されてしまっているのです。
998: 名前: オプス:2013/01/15 21:42ID:67gM4wcb
>>995
>『ベアトリーチェが鍵に拘るようになったのはEP2以降なのだから、
>EP1ではたいした意味はない』ということになるのでは。
そうですね、その通りです。

>ヤスも深く考えてなかったけど、思い直して設定変更したか、
>ボトメ執筆中に、実際に、夏妃が管理が杜撰だったのを徹底して管理するようにし>たというだけの話な気がします。
>だとすると、やはりEP1→EP2の順番で書かれたのだと言えるところがこの考察の収穫ですね。
いえ他にもありますよ。
鍵に拘ってないという事は、密室にも拘ってないという事です。
しかし第一の晩は一応密室ですし、第二の晩はチェーン密室です。
この統合性の取れなさに何か謎が秘められていると思いませんか?
999: 名前: 名無しさん:2013/01/15 21:43ID:67gM4wcb
うめ
1000: 名前: 名無しさん:2013/01/15 21:43ID:67gM4wcb
うめ
1001: 名前: 名無しさん:2013/01/15 21:44ID:67gM4wcb
交流の続きはよろず推理処その3で

 

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